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令和2年第439回定例会(第3号) 名簿 開催日:2020-03-04
令和2年第439回定例会(第3号) 本文 開催日:2020-03-04

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  1. 白石市議会 2020-03-04
    令和2年第439回定例会(第3号) 本文 開催日:2020-03-04


    取得元: 白石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    ↓ 最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前10時開議 ◯小川正人議長 おはようございます。  ただいまから本日会議を開きます。  現在における出席議員数は18名でありますので、定足数に達しております。  本日会議は、お配りいたしました議事日程第3号をもって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第1 会議録署名議員指名 2 ◯小川正人議長 日程第1、会議録署名議員指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条規定により、議長において、4番澁谷政義議員、15番角張一郎議員を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第2 一般質問 3 ◯小川正人議長 日程第2、市政に対する一般質問を行います。  今期定例会における一般質問通告者は15名であります。  抽せん順により順次発言を許します。  通告に沿って簡潔に質問されるようお願いいたします。  今期質問時間は、答弁を除き40分以内であります。質問時間が残り3分になったとき、ブザーを鳴らして発言者に通告します。  なお、一問一答方式で行いますので、市長等反問に関する運用を適用いたします。  これより順次質問を許します。  最初に、18番松野久郎議員。    〔18番松野久郎議員登壇
    4 ◯18番(松野久郎議員) おはようございます。  新風会松野でございます。ただいま議長から発言お許しをいただきましたので、通告書に沿って質問をいたします。  令和2年度施政方針について。  令和2年度は、教育改革をさらに推進するとともに、市民主導による持続可能な地域づくりを推進するため、地域を担う人材育成を図る取り組みを充実させ、さまざまな目標実現に向けて勇往邁進すると市長表明から、市政運営に対する市長施政方針について質問をいたします。  初めに、「しろいしSunPark」が、宮城県南地域拠点となり、市全体にさまざまな波及効果が広がるよう、積極的なPRと運営事業者へ支援を引き続き行うことを踏まえ、質問をいたします。  「こじゅうろうキッズランド」は、オープンから約1年6カ月で13万人を超える盛況でございました。指定管理者委託料では、令和2年度2,296万7,000円を計上しております。今後も毎年委託料が発生をいたします。そのほかに施設維持管理費も発生してまいります。特に、年数がたてば備品のみならず、建物修理等も発生をしてまいります。これらを考慮し、基金創設も必要と考えますが、市長所見を伺います。 5 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 6 ◯山田裕一市長 おはようございます。  松野久郎議員一般質問にお答えをいたします。  今回一般質問におきましても、これまで定例議会一般質問同様に、政策的なご質問につきましては、私や教育長から、また、事務的な内容ご質問につきましては、担当部課長より答弁をいたさせますので、よろしくお願いいたします。  それでは、ただいま質問につきましては、農林課長より答弁をいたさせます。 7 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 8 ◯山田裕一市長 大変申しわけございません。私ほうで勘違いをしておりました。ただいま質問につきましては、私から答弁をさせていただきます。  「こじゅうろうキッズランド」は、平成30年5月に完成してから、1年9カ月新しい施設でございますが、長期的には後年度改修経費が多額とならないよう、施設状況を注視し、適切なタイミングで修繕が必要になると見込まれます。  また、大型遊具を初めとする大小さまざまな遊具は、利用頻度高まりなどもあり、建物に比べて劣化が早いものが多く、安全にご利用いただくため修繕等費用や利用者ニーズ変化に対応した遊具へ更新等費用がかかってくることが想定されます。  ご提案いただきました基金を創設して維持費用に活用することは、費用負担標準化や財源確保迅速性などメリットがあるものと考えていることから、基金創設につきまして検討してまいります。 9 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 10 ◯18番(松野久郎議員) 大型遊具等、そういった修繕費も相当かかると思います。ぜひ財源確保ためにもご検討していただきたいと思います。  次に、昨年4月にオープンした農産物等販売施設「おもしろいし市場」は、オープンから約9カ月で34万人を超える方々に利用していただいておりますが、これまで収支と地元農業者や地元物産事業者等販路拡大状況についてお伺いをいたします。 11 ◯小川正人議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 12 ◯安藤信行農林課長 おはようございます。  ただいまご質問に私からお答えをさせていただきたいと思います。  運営事業者である特定非営利活動法人小十郎郷が運営していました小十郎平成30年度売り上げ金額が7,900万円でございました。「おもしろいし市場」令和元年12月末まで売り上げ金額が1億5,300万円に増加してございます。また、現在、「おもしろいし市場」会員数は、農産物生産者が106名、うち白石市会員が88名でございます。物産事業者が40名、うち白石市会員が28名でございます。  そのうち、新たに会員となられた方が、生産者で26名、うち白石市から15名です。物産事業者が17名増加しておりますが、うち白石市から9名が増加してございます。地元農業者や地元物産事業者などによっても新たな販路拡大を実感できている施設となっているものと考えてございます。 13 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 14 ◯18番(松野久郎議員) 平成30年度小十郎売り上げ約倍売り上げになっているということでございます。従業員も「おもしろいし市場」になってからふえたと思いますし、経営収支について状況は、黒字になっているか、赤字になっているか、その辺についてお伺いをしたいと思います。 15 ◯小川正人議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 16 ◯安藤信行農林課長 ただいま質問にお答えをいたします。  売り上げ金額も倍増している、人件費も含め経営上は黒字ということで、現在、運営を進めていただいております。 17 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 18 ◯18番(松野久郎議員) 黒字経営ということで、農業生産者、それから農産物生産者も市内会員数については、今、お伺いすると半分以上、60%以上というくらい参加されているということで、地域に対して貢献をしているではないかなと思っております。  次に、本年4月に予定される地元食材活用レストランみのりKichenオープンを迎えますが、さきに事業化している「みのりLabo」や6次産業化加工施設みのりFactory事業成果と経営収支状況についてお伺いをいたします。 19 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 20 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  食安全や栄養成分を調査・分析する研究施設「みのりLabo」は、昨年11月に施設整備が完了し、4月から本格稼働に向けて準備を進めている段階であり、現在は自社製品を中心とした検査などを行っております。  また、検査業務として、食品細菌検査を初め、浴槽水や井戸水、プール水など水質検査、土壌検査など受注に向けた営業活動を今後進めていくとともに、栄養成分分析や農作物残留農薬検査においても準備を行っている段階ですので、事業成果についてはお示しできるものはございません。  平成30年7月に施設が完成し、同年8月から事業を開始しました6次産業化加工施設みのりFactory」においては、令和元年度が実質的な稼働元年と言えます。事業成果といたしましては、「おもしろいし市場」や池袋にあります宮城県アンテナショップ宮城ふるさとプラザ自社開発商品販売を初め、今まで進めてきた販路開拓を取引に結びつけるとともに、より多様なニーズに応えられるような体制構築を進めていると伺っております。  また、昨年9月に日本航空国内線ファーストクラス機内食において、宮城県食材特集が行われ、1カ月間で提供する約3,000食機内食調理を「みのりFactory」で行っております。通常は機内で提供する料理を完成した形で納入することは非常に珍しく、日本航空も「みのりFactory」で一括調理に大いに関心を寄せていただいているとことでございました。  一般社団法人みのり経営収支につきましては、経常利益はマイナスとなっています。これは、事業が始まったばかりため、原材料仕入れや取引業者が安定していないこと、そして、減価償却が多いことが挙げられると伺っております。平成30年4月に提出いただいた事業計画においても、令和元年度まで経常利益はマイナス状況が続くと予想しています。  4月以降、地元食材活用レストランみのりKichenオープンにより、本市農産物や畜産物を中心に仙南地域、そして県内各地食材を使った料理を提供することで、食材調理方法や料理評判などモニタリング役目を果たし、食材仕入れ先にメニュー提案やオリジナル商品販売提案を行い、「みのりFactory」で生産拡大とあわせ、「みのりLabo」で販売商品に係る栄養成分分析や農産物残留農薬検査受注につなげていきたいと説明を受けております。  また、一般社団法人みのりでは、現在、ISO22000取得に取り組んでいます。HACCPもこの規格中に含まれています。みのりが地元食材をISO22000に基づき生産することで、食品安全性を確保し、信頼できる商品を提供することで、取引先が広がる可能性が高まり、白石産野菜や果物加工品が世界に向けて出荷される日が来るも大いに期待をしております。 21 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 22 ◯18番(松野久郎議員) 「みのりLabo」で検査業務ということで、いろいろなことを今、お話がございましたが、井戸水とか、プール水など水質検査も行っているということですので、本市水道水とか、各学校プール水など検査もぜひ委託するといいと思うんですが、いかがでしょうか。 23 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 24 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  松野委員のただいまご提案ように、今後、市としても、また、みのりほうでも検討させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 25 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 26 ◯18番(松野久郎議員) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それから、「みのりFactory東京アンテナショップとか、また日本航空機内食、いろいろやられているだなと思いまして、一定成果を上げているようでございますが、一般社団法人みのり経営収支についてはマイナスということで、ことし4月にオープン予定みのりKichen」、これがオープンすることによって黒字化を目指すようにしているか、また、事業計画等報告とかも市ほうにあったと、今おっしゃいましたので、その辺計画はどのような形で提出されているかお伺いをいたします。 27 ◯小川正人議長 村上商工観光課長。    〔村上忠則商工観光課長登壇〕 28 ◯村上忠則商工観光課長 おはようございます。  ただいま質問につきましては、私からご回答いたします。  これは、平成30年4月に提出されました計画でございますが、ただいま市長からも答弁いたしましたとおり、令和元年度まではマイナス収支ということになっております。令和2年度、「みのりKichen」がオープンした後には、経常利益としては約130万円ほど利益が上がってくるということで計画をいただいております。1年、2年と積み重なっていって、利益は徐々に上昇するという計画をいただいております。 29 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 30 ◯18番(松野久郎議員) ここ「しろいしSunPark」は、一般社団法人みのりほかは指定管理者で行うということになっているわけでございますけれども、この一般社団法人みのりが赤字になった場合、本市として対応等があるかどうか。ここはNPO法人だと思うんですが、その辺、非営利事業だと思うんですけれども、その辺はどのようなことをお考えになっているかお伺いをいたします。 31 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 32 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  みのりは、一般社団法人でございますので、NPOではございません。ですので、当然これは一企業ということになりますので、あくまでも自立してしっかりと黒字化していただくことが、企業として私は進むべき方向ではないかと考えております。 33 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 34 ◯18番(松野久郎議員) 一般社団法人ですね。「しろいしSunPark」は、3つ施設になっておりますので、どこか1つこけても「しろいしSunPark」としてやはりイメージも悪くなりますし、いろいろな意味でもちろん一般社団法人みのりには頑張っていただくようになると思うんですが、その辺も踏まえて補助金等も出しておりますので、ぜひしっかり見ていただきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、これら「しろいしSunPark」を維持していくために、今後、委託料とか、維持管理費等が毎年かかると思います。その費用をどのくらいと試算しているか、また、どこから本市として捻出していく計画なかお伺いをいたします。 35 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 36 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  現在、「しろいしSunPark」内3施設運営事業者がメーンで構成しております賑わい地域づくり推進協議会に対して、市が共有部分電気料金や冬期除雪費用として43万8,000円を交付し、維持管理を行っております。本年4月、「みのりKichenオープンが予定されており、「しろいしSunPark」がグランドオープンを迎え、「おもしろいし市場」につきましても、令和3年度から指定管理者制度へ移行する予定であります。  このことから、現在、賑わい地域づくり推進協議会事務局は市で行っておりますが、令和3年度からは、3施設において協議会自立した運営と維持管理を行っていただくよう進めてまいりたいと考えております。 37 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 38 ◯18番(松野久郎議員) 令和3年度から「おもしろいし市場」も指定管理者に移行する予定になっております。したがって、今、お話がありましたように、共通部分費用として年間43万8,000円を交付するというほかは、全て協議会で運営していくということでございます。  特に、この指定管理者になりますと、施設維持管理をきちんと行われているかというがすごく心配でございまして、そういったことも踏まえて、市としてもいろいろな意味でチェックとか、指導をしていかなくてはいけないと思うんですが、そういったことについて、どのような形で見ていくかということについてお伺いをしたいと思います。 39 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 40 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど申し上げました43万8,000円交付ということは、これ金額でございますが、これがこれからもずっと続くわけではございません。先ほど答弁をさせていただきましたとおりに、令和3年度からにおいては、3施設において協議会自立した運営と維持管理を行っていただくようになります。これは、議員ご指摘とおり、当然ではございますけれども、自立してこれをやっていただくことにはなりますが、しかしながら、市としてしっかりと監視していく体制はこれからも継続してまいりますし、しっかりと市民目線で、例えばサービス提供になっているか、そういったところを厳しくモニタリングしていきたいと考えております。 41 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 42 ◯18番(松野久郎議員) どうぞよろしくお願いをしたいと思います。新しい施設ですので、そこをしっかりやっていくことによって、長く使用することもできるではないかなと考えております。  それでは次に、「人・暮らし・環境が活きる交流拠点都市づくり」について質問をいたします。  地域経済発展や活力ある地域社会形成を図るとありますが、具体的な取り組み内容とその効果について、市長所見をお願いいたします。 43 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 44 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  平成23年度を計画期間初めとする第五次白石市総合計画では、「人・暮らし・環境が活きる交流拠点都市づくり」をテーマとして、施政方針でも申し上げました5つ柱を定め、その目標実現に向けて各種施策を実施してまいりました。  この間、企業誘致による雇用創出、インバウンドを含む観光振興、農商工連携を核とした賑わい交流拠点整備、まちづくり交付金制度を活用した地域づくり推進に取り組むなど、「人・暮らし・環境が活きる交流拠点都市づくり」を進展したものと考えております。  その一方で、人口少子化対策、子育て支援、子供学力向上、公共施設統廃合、長寿命化、地域医療体制確保など、さらなる取り組みが求められているものと認識しております。 45 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 46 ◯18番(松野久郎議員) これまで、賑わい交流拠点整備とか地域づくり推進に取り組んできたと思います。一定成果を上げられたものだと思いますが、少子化対策とか、それから人口減少対策、また、公共施設長寿命化対策、また、今お話にありました地域医療体制確保等、地域経済発展や活力ある地域社会形成を図るために、非常に重要と考えております。ぜひ令和2年度は、さらなる取り組みに期待をしておりますので、よろしくお願いしたいなと思います。  次質問です。  人口・経済・地域社会など課題解決につなげるため指針として、白石版地方創生総合戦略「白石市まち・ひと・しごと創生『人口ビジョン』及び『総合戦略』」に取り組んできました。第五次白石市総合計画最終年度として取り組み内容と第六次白石市総合計画にどのようにつないでいく構想なか、市長所見をお伺いいたします。 47 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 48 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  第五次白石市総合計画において、「市民が共に支え合いながら、生きる力を育み、ふるさと白石に誇りを持てるまちづくりを進めます」を将来像に掲げ、さきに申し上げました「人・暮らし・環境が活きる交流拠点都市づくり」をテーマとして、市民総参画まちづくりを推進し、次世代に誇りを引き継ぐことができる白石市実現に向けて、各種施策を実施してまいりました。  総合戦略においても、第五次白石市総合計画目標を達成するため有効な手段と位置づけ、各種施策を実施してまいりました。人口減少、少子高齢化社会進展、社会経済環境変化、地域社会ニーズ多様化など中で、策定する第六次白石市総合計画においても、この第五次白石市総合計画に掲げる将来像を尊重したまちへ誇りと愛着を持って暮らしていくことができるまちづくりを推進していくことが重要であると考えております。
     現在、策定を進めている第六次白石市総合計画においては、住民アンケート調査、市民ワークショップ、各地区地域づくり会議等検討結果や第五次白石市総合計画検証等を踏まえ、施策継続性なども勘案し、策定を進めてまいりたいと考えております。 49 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 50 ◯18番(松野久郎議員) 最終年度として市民総参加まちづくりをぜひ推進していただきたいと思います。  今、住民アンケートや市民ワークショップ等を行うということでございますが、これらにつきましては、ぜひ白石市を背負って立つ若い世代方々に多く参加をしていただくような取り組みをしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  次質問に入ります。  「豊かな感性と人間性を育み、伝統文化を継承するまち」について質問をいたします。  初めに、学校教育充実では、白石学び環境づくり事業を掲げております。これまで学力向上プロジェクトにおいて、授業改善等さまざまな取り組みを行い、明らかになった本市課題から新たな事業として、教員を対象とした研修を掲げられております。これまで授業において教員にどのような課題があったか、教員向上がほか市町村と比べてどうなかについてお伺いをいたします。 51 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 52 ◯半沢芳典教育長 おはようございます。  ただいま松野久郎議員一般質問にお答えをいたします。  まず、教員人事に関しましてですけれども、教員人事に関しましては、県が県全体バランス等を考えて県教育委員会が広域的に人事配置を行っていると認識しております。したがいまして、本市教員質が他市町村と比べ差があるということは考えてございません。  しかしながら、国語における読解力や算数・数学基礎・基本定着など、児童・生徒学力課題に関しましては、宮城県と同様に本市においても大きな課題となっておると認識をしております。  これまでは学力向上について、全国平均や目標値と比較するという捉え方が多く教育関係者で行われておりました。本市におきましては、それに加えまして児童・生徒一人一人学力を客観的にはかり、さらに、一人一人子供たち学力伸びを見ていくことが重要であると考えまして、今年度から新たな学力調査を導入をしております。  そこで、この学力調査結果を生かし、一人一人子供たち学力を伸ばしていくという視点に立った授業改善を行うために、教員を対象とした研修を実施したいと考えており、現在も実施しております。  さらに、学力につきましては、単にテストで高い点数をとることが学力が高いというわけではないと思っております。文部科学省がうたっております確かな学力とは、知識や技能はもちろんこと、学ぶ意欲や自主性、主体性等を含めたものとされております。  そこで、学校生活を意欲的に送り、よりよい人間関係を築いていくために、学校生活満足度をはかる調査を行い、その活用に関する研修会を実施したところであります。本市目指す児童・生徒像を実現するため研修会であるとご理解いただければと思っております。 53 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 54 ◯18番(松野久郎議員) 今年度実施したその学力調査結果を生かして、一人一人学力向上という視点から、授業改善を行うため教員を対象とした研修を行うということで承知をいたしました。  ぜひ研修を受けられる教員皆さんには、この趣旨をしっかりと認識していただいて、本市が取り組むその児童・生徒像実現ために頑張っていただきたいと思うですが、研修を受けた教員が転勤とか、そういったことにならないような配慮もぜひよろしくお願いしたいなと思います。  次質問ですが、小原小学校や小原中学校を小中一貫校カリキュラムを編成し、特色ある小規模特認校としてスタートするとあります。どのような特色を計画されているか、また、少子化中、どのような学校を目指し対応していく計画なかお伺いをいたします。 55 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 56 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  小原小中学校は、小規模校メリットを最大限に生かして、令和2年度から議員ご指摘とおり、小学校併設型中学校制度を活用いたしまして小中一貫校、通称小原学園とする予定としております。  その特色として、少人数によるきめ細やかな個別指導や地域と一体となった教育活動、さらに、地域環境、伝統文化を生かした教育活動を実施してまいりたいと考えております。  具体的には、小学校、中学校9年間系統性を重視した教育過程を編成をいたしまして、白石及び小原環境や自然、伝統文化、人材を生かした教育活動を行う小原科というものを創設をいたします。  また、タブレット1人1台環境による徹底した個別学習と専門性高い中学校教員による教科担任制を小学校にも導入をいたしまして、確実な学力向上と、今、全国的に問題になっております中1ギャップ解消を図っていきたいと思っております。  このような特色を生かして、魅力ある学校づくりを行いまして、小規模特認校制度を生かして、選ばれる学校を目指してまいりたいと考えております。 57 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 58 ◯18番(松野久郎議員) 少人数によりきめ細やかな個人指導や地域一体となった教育というは魅力があると思いますが、一方で、中学生では部活動などで制限が出てくるといいますか、やりたくても少数でできないということも発生するんだろうと思うんですけれども、その辺についてはどのようにカバーをしていくか、どのような取り組みをしていくか。何かもしそういう考えがあるであればお聞かせください。 59 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 60 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  中学校部活動が非常に生徒にとっては重要な要素だということは、教育委員会としても十分に認識しております。しかしながら、これは小原だけではなく、昨今少子化におきまして、特にチームで行う種目については、これを人数で全て子供たちニーズに応えることは、これはもう事実上、本市においても不可能になっております。  したがいまして、本市におきましては、以前より中学校部活動を理由とする学区外就学は認めておりまして、このような制度も活用しながら、部活動問題について、ニーズについて対応しているところです。  今後もこの制度を使いながら、保護者皆さん、生徒たちニーズにできるだけ部活動問題では応えていけるように努力してまいりたいと、そのように考えております。 61 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 62 ◯18番(松野久郎議員) 今、統合された南中学校もそうですけれども、まだ統合前から、やはり部活動をしたいということで白中に来たり、そういった流れがございました。せっかく小原学園ということで、このすばらしい学校で、そういったことがなくて学べるような仕組み、そういったこともやはりこういった特区を使ってやるときに、どのような形になるかはあれですが、学区外へ移動ではなくて、いながらどこか学校と一緒になってやるとか、そういった構想も今後必要になってくるではないかなと思いますので、ぜひ検討していただければなと思います。  それで、今、小原科創設ということがございましたけれども、どの年代どの授業で小原科授業を行うか、その辺についてお伺いをいたします。 63 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 64 ◯半沢芳典教育長 お答えをいたします。  現在、考えております小原科につきましては、新しい教育課程上特例を利用するということではございませんで、小学校低学年においては生活科、それから、小学校3年生から中学校3年生までについては、総合的な学習時間を中心にカリキュラム編成を行って実施を予定をしております。  なお、先ほどご指摘いただきましたその件についてだけちょっと触れさせていただきますが、どうしても少人数場合、多く意見と交わることができないというデメリット、正直言って小規模校場合はございます。  そこにつきましては、新年度ICTを活用して小原子供たちと市内学校、とりわけ規模が大きな学校子供たちと意見等を交流しながら、ICTを使った授業も令和2年度から実施をしたいと計画をしております。 65 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 66 ◯18番(松野久郎議員) 小原科については、生活科、または総合教育学習中でやっていくということです。ICTを活用した授業については、私も一般質問で前にやったことがあるんですが、これから先ほどお話にあったように、1人1台ずつ端末を持ってやる授業もございますし、ぜひそういったことを率先して取り入れてやっていただきたいなと思っております。  選ばれる学校として、児童・生徒それぞれ地域から今後、今も入っている方もおいでになると聞いていますけれども、受け入れることとなると思うんですが、その場合、例えば入りたいという児童・生徒については、交通手段等を含めてそういったところは入りたい人が自前といいますか、自分でやるような形に今後もなるか、そうではなくて、多くなれば、例えば白石市内人間と限らないかもわかりません、仙台から来るとか、福島から来るとか。そういった場合、小原地区まで例えば市内から小原までとか、そういった交通手段等々も考えておられるか。  また、小原地域でもこれから児童・生徒がふえていく状況にはないと思っているんですが、今後地元児童・生徒数、ことし4月から入学もあるんだろうと思いますけれども、その辺見込みについてちょっとお伺いをさせていただきます。 67 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 68 ◯半沢芳典教育長 お答えをいたします。  まず、交通手段についてでございますが、現状におきましても市外、それから市内小原学区以外子供さんが通学を現在もしております。その方につきましては、主にきゃっするくんを活用していただいて、市内ほうから通学で利用しておりますし、また、帰り等につきましては、七ヶ宿バス等活用も図りながら、小原から下校するという体制をとっております。  また、保護者送迎という方も中にはおりますけれども、その方につきましては、一定基準に従って通学費補助を行っているということでございます。  それから、小原地区児童・生徒数推移でございますけれども、大変厳しい状況があると認識をしておりまして、令和2年度及び令和3年度につきましては、小学1年生入学が今ところ予定がないという状況になっております。  私といたしましては、この魅力ある小原学園を創設することによって、市内だけではなく、市外からも子供たちが呼べるような形で学校を運営していければと思っておりますが、ただ、やっぱり一人でも二人でも学校へやれるかというと、なかなかそういうことは難しい。子供たちにとって果たしてその環境がいいかと言われると、なかなかそれは幾らICTを使ったとしても難しい面もありますので、そうならないように教育委員会としても努力をしてまいりたいと思っております。 69 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 70 ◯18番(松野久郎議員) 市内外から来る方については、きゃっするくんとか、また、その保護者へ補助とか、そういった手厚いことをされていると思いました。  ただ、今、お伺いしたように、令和2年度、令和3年度については、地元子供たちが入るがいないと、1年生がいないということは非常に残念だと思います。  せっかく小原学園という形で特色あるきめ細やかな学習指導ができるということをPRしながら、移住・定住を目指して、ぜひその辺も踏まえて教育委員会だけではなくて、市全体となってこれは促進していっていただかないとだめだと思いますので、ぜひ一緒になってその辺をPRしながら、観光PRも大事ですけれども、そういったこともPRしながら、ぜひ小原学園が世の中にすばらしいと言われるように頑張っていただきたいなと思います。  それでは、次質問に入ります。  「安心して子どもを産み育て、心やすらかに暮らせるまち」について質問をさせていただきます。  子育て世代包括支援センター整備事業においては、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援を目指すとあります。これまで取り組んできた地域子育て支援センターと違いについてお伺いをいたします。 71 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 72 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  現在ある地域子育て支援センターは、子育て中親子が気軽に集い、相互交流や子育て不安、悩みを相談するなど、交流を深める場であります。地域に密着している保育園等と連携し、育児不安に関する相談、子育てサークル育成支援や地域子育てに関するネットワークづくり、子育てについて情報提供などを実施し、地域における子育て家庭へ支援を行っております。  今回整備します(仮称)白石市子育て包括支援センターは、母子保健型で設置し、妊娠届段階から保健師がかかわり、妊娠、出産、子育てに関する相談に応じるとともに、必要に応じて個別支援プランを作成し、継続的に助言や保健指導など支援を行います。  保健師がかかわることで、分娩施設や医療機関とも密接に連携を取り合い、母子に必要な支援を検討し、サービス利用や就学前決定等につなげていくことができますし、妊産婦メンタルヘルスなどにも対応しています。 73 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 74 ◯18番(松野久郎議員) 子育て世代包括支援センターという名前、全国でこういったことでやられていて大変いいことだなと思います。白石市もそれを導入するに当たって、大変よかったなと思っているんですが、整備事業になっていますけれども、この健康センターどこ部分を活用してセンターとして使うか、その辺についてお伺いをいたします。 75 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 76 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいま松野議員から質問には私からお答えさせていただきます。  この子育て包括支援センターは、白石市健康センター1階、2階を改修して、相談スペースや保健指導スペースを設ける整備工事を実施いたします。  内容といたしましては、まず、1階現在ある相談室をパーティションで仕切って3ブースを設け、来庁者相談や母子健康手帳交付面接相談などに利用する予定としております。  さらに、1階事務室、現在あります健康推進課一部については、ローカウンターにして職員受付案内などをするスペースをつくりたいと考えております。  さらに、1階トイレは、おむつ交換台などを設置して多目的トイレに改修し、2階昨年3月まで休日歯科診療所を開設していた診療所が廃止となりましたので、診療所内装を改修いたしまして、クッションフロアという形で、子供たちが自由に歩き回ったり遊んだりできるような場所として、そして、個別または集団保健指導、その他多目的に利用したいと考えております。  そして、歯科診療所内にありました旧レントゲン室については、個室になっておりますので、授乳室を想定して改装したいと思っております。 77 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 78 ◯18番(松野久郎議員) 健康センターを整備して、立派なそういった包括支援センターができるということは大変いいことだと思うんですが、このセンターをつくるということは、結局、先ほど保健師話がございましたけれども、どのくらい方が常駐して、それで体制をどのような体制で行うか、保健師も含めて、その辺についてお伺いをいたします。 79 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 80 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいま質問にお答えいたします。  母子保健型このセンターについては、保健師等を1名以上配置することになっていますので、専従保健師等1名に健康推進課保健師等が兼務する形で事業を進めていくようになるかと思っております。  しかしながら、現在健康推進課に所属する保健師は7名で業務を行っていますが、業務量は増加する一方ですので、この子育て包括支援センター配置分も合わせまして保健師を増員したいところでしたが、令和2年4月採用には至らなかったため、現在職員数で通常業務とこのセンター業務をこなすことは非常に厳しいものがあります。  センターこのハード面整備とともに、令和2年度中に保健師を増員し、職員体制についても整備して、令和2年度末までスタートを目指したいと考えております。 81 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 82 ◯18番(松野久郎議員) 令和2年度についてはセンター整備事業を行って、実際、運用を開始するは令和3年度から予定だということだろうと思うんですが、妊娠、出産、子育て期母親切れ目ない支援というは大変重要だと考えております。ぜひ該当する皆さんが気軽にセンターを利用することができるようにお願いしたいと思うんですが、その前に、まず保健師をぜひ雇い入れて、体制をしっかりととっていただくようにお願いをいたします。  それでは次に、健康づくり支援において、仙台大学と連携した新規事業として、働き世代から始める健康づくり推進事業について、具体的な取り組みとスケジュール及び対象者募集方法や定員をどうするお考えなかについてお伺いをいたします。 83 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 84 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいま松野議員から質問についても私からお答えさせていただきます。  生活習慣病予防には、若い世代から正しい生活習慣病を身につけることが大切であることから、市内企業に就労する20歳から60歳いわゆる働き世代をターゲットに正しい生活習慣、運動や食習慣、休養といったものを身につけることができる健康教育、運動教室などを実施するもので、この事業は、運動や健康づくりについて専門に研究している仙台大学に委託して実施する予定となっております。  事業具体的な内容としましては、市内事業所うち、参加希望事業所を募集いたしまして、初年度は一、二カ所程度になるかとは思いますが、まずは各事業所内で健康教育を実施し、健康づくりへ意識向上を図るとともに、インボディ体組成測定、アンケート調査にて自分現状を知ってもらいます。事業所内健康教育調査を受けて、年代別や運動習慣ある人、ない人レベルにより運動強度を変えた教室を実施する予定です。  スケジュールといたしましては、令和2年度初めから、まず事業所へ周知を開始して募集し、5月中には対象事業所を決定して、事業所と打ち合わせを経て、実際に取り組みを始めたいと考えています。  第1段階事業所に出向いて健康教育は、その事業所規模により違いますが、トップ方はもちろん、できるだけ多く従業員方に参加していただきたいと考えています。  その後運動教室定員は、第1段階で把握されました健康状態や運動習慣データと本人希望により、ある程度幅はあるかと思われますので、人数をあらかじめ決めるというよりは、実施主体となります仙台大学と事業所と協議で、運動メニューや人数、回数などを決めていきたいと考えております。 85 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員
    86 ◯18番(松野久郎議員) わかりました。市内参加希望者1カ所か2カ所というお話でございましたけれども、私その出向いて行くであれば、広く事業者をお声がけをして、初年度たくさん事業者に声をかけていくことによって、その運動教育とかなんかに参加する方がどのくらいになるかわかりませんが、そういったことはいいことですので、ぜひ1カ所か2カ所などと言わずに、参加したいところはもう全部率先して行ってやっていただければなと、そのほうがいいと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。 87 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 88 ◯高橋ひろみ健康推進課長 議員ご提案はいい考えだと思いますが、何せ新しく始める事業でございますので、実際企業がどの程度時間と人を割いていただけるかわかりませんので、最初から大きくは考えずに地道にやっていきたいと思っております。もちろん参加してくださる事業所が多ければ、それは拒むものではございませんので、受け入れてやっていきたいと思っております。 89 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 90 ◯18番(松野久郎議員) 拒まないで、ぜひ受け入れて、これはすばらしいと事業主に言っていただけるような、そういった展開になることを期待をしております。  それでは次に、「市民が主役になって地域をつくり、交流を楽しむまち」について質問をさせていただきます。  外国語・国際理解教育推進事業については、新規導入する中国・上海市へ中学生派遣は、異文化に対する理解を深め、多様な価値観や国際的な広い視野を持つ生徒育成を図るとありますが、中国・上海市を選択した理由についてお伺いをいたします。 91 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 92 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  世界グローバル化は、社会にさまざまな多様性をもたらしております。このような社会を歩んでいく子供たちには、多様性を尊重する態度や互いよさを生かして協働する力を育てることが重要であると考えております。  国際理解教育に関しましては、本市はこれまでオーストラリアと交流を行ってまいりました。それに加え、今後はアジア、とりわけ教育による人材育成に力を入れ、OECDが3年ごとに実施しておりますPISA調査において、トップクラス成績をおさめる中国・上海市と交流を考えております。  本市では、昨年度から県事業によります宮城インバウンドDMOを介して、観光部門とともに教育旅行誘致を図っております。その成果もありまして、2019年1月に白石中学校が上海市華東師範大学第二附属中学校と友好協定校協定を結んでおります。  現在までに3回、上海市中学生が本市学校を訪問するなど、交流が進んでおります。今後は、その関係をさらに深めていきたいと考えておりまして、上海市へ中学生派遣を行うものでございます。 93 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 94 ◯18番(松野久郎議員) 県事業宮城インバウンドDMOで、観光部門と教育旅行誘致を図っているということで、上海市中学校と白中が友好協定を結んでいるということで、中国・上海市を選択したということは理解できました。  これからも深めてまいりたいということでございますが、今後もこの事業を継続として、中国へ中学生が行くということを継続して取り組んでいく考えなか、その辺についてお伺いをいたします。 95 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 96 ◯半沢芳典教育長 実際に、先ほど答弁いたしましたように、3回上海市中学生が本市を訪れておりますけれども、コミュニケーションツールは英語でございます。したがいまして、中国語や日本語ではなくて、生きた英語を使うということにおいては、必ずしも英語圏だけではなく、上海市中学生と交流も非常に有効だと考えておりますので、先ほど申し上げた世界グローバル化に対応する人材を育成するという観点からも、できれば今後も続けてまいりたいと考えております。  しかしながら、今般新型コロナ肺炎状況もございますので、派遣時期等については十分状況を判断をいたしまして、時期については考えてまいりたいと思っております。 97 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 98 ◯18番(松野久郎議員) 新型コロナウイルス件はまた後でなんですが、そういった意味では、ぜひ続けていくも大事だなと思います。  一方で、これまで、先ほどお話しありましたように、オーストラリアへ中学生派遣事業をしてまいりました。姉妹都市がなくなった今でも継続をしているわけでございます。  前にベラルーシ共和国等姉妹都市、友好都市はどうですかという一般質問もさせていただきましたが、やはり当初目的である国際交流を図る上で新たな国際姉妹都市ということも考えたほうがいいではないかと。今、白石市場合、国際姉妹都市はもうないわけですから、そういったところについて、今後、機会があればやっていかれればいいではないかなと思うんですけれども、市長所見お願いいたします。 99 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 100 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  松野議員ご提案とおり、国際姉妹都市は非常に私も重要であると思っております。先ほど教育長も答弁をさせていただきましたけれども、やはり中学生で青少年交流、そしてまた、市民交流、これだけグローバル化が進んでいる中にありまして、多様性尊重、そういったことを考えますと、より多く国際交流が必要になってくると思います。そういった中におきましても、拙速に判断するではなくて、よくさまざまな情報を取得しながら、見きわめて、また慎重に、今後判断していきたいと考えております。 101 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 102 ◯18番(松野久郎議員) ぜひ検討をよろしくお願いしたいと思います。  次に、福島圏域連携推進協議会へ参画は、交流人口と関係人口拡大に期待するところは大きなところがございます。これまで協議会を通して具体的な取り組み状況と今後施策等についてお伺いをいたします。 103 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 104 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  福島圏域連携推進取り組みにつきましては、平成30年11月19日に、本市を含めて11市町村で構成する福島圏域連携推進協議会を設立し、これまで圏域駅などを活用したふくしまイレブンズスタンプラリーや出会い場創出事業、縁結びツアー等、広域観光・移住促進合同職員研修などを実施して、圏域全体交流人口拡大と地域活性化に取り組んでまいりました。  また、平成29年5月19日には、連携推進協議会前身となる福島圏域首長懇話会において、災害時における相互応援協定を締結し、非常時相互応援体制を整備いたしました。  今後取り組みにつきましては、これまで連携事業を継続するとともに、オリンピック・パラリンピックに関連する関連事業連携事業実施を計画しております。  加えて、今後連携事業につきましては、全体で取り組むほか、テーマによっては構成市町村が柔軟に連携する、いわゆるパーシャル連携形も想定されていることから、広域連携に取り組んでいきたいと考えております。 105 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 106 ◯18番(松野久郎議員) 大変よい取り組みだと思います。ただいま取り組みについて、スタンプラリーとか出会い場創出とか、何点か今挙げられましたけれども、いろいろやられているんだなと、今聞いて初めてわかりました。本市市民がやはり参加していると思うんですが、その参加状況というはどうなか、お伺いしたいと思います。 107 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 108 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいま松野議員質問には私からお答えさせていただきます。  参加人数ということで、何人という具体的な数字を今手元には持ってございませんが、実際、ことしもやっておりますスタンプラリーについては、白石市ほうからもスタンプラリーに参加して、景品等も出ますので、当選者も出ているというは事務局から聞いております。  出会い場創出事業ということで、婚活ツアー等を昨年開催しておりますが、こちらには残念ながら白石市ほうからは参加がなかったということでございます。  それと、あと合同研修ということで、職員研修状況につきましては、白石市からも5名弱くらい人数で全体でやっていると。先日、研修成果発表ということで、福島市において白石市研修に参加した職員結果発表というも各首長前で行っているという状況で、各事業には白石市からも募集をかけていろいろ参加をしていると。  今後、予定しておりますオリンピック関係イベントにつきましても、今ところ開催予定ではありますが、そこにも野球関係事業ということで、市内中学生から参加ということを、今現在、予定をしている状況でございます。 109 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 110 ◯18番(松野久郎議員) 隣国見町、伊達市とか、そういったところからも結構白石市に来ていらっしゃるんですね。今度、東北中央自動車道ということで相馬福島道路と呼んでいますけれども、それが来年度末に全線開通になります。浜通り地区からもぜひそういった方々も呼んで、白石市イベント等PRもしていただいて、お城とかなんかかなり皆さん見たいというお話も聞いていますので、ぜひPRをしっかりしていただきたいなと思います。  それでは次に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会でベラルーシ新体操ナショナルチーム活動支援として、本大会へ応援ツアー具体的な要項についてお伺いをいたします。 111 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 112 ◯遠藤輝雄企画情報課長 それでは、ただいま質問につきましても、私からお答えさせていただきます。  東京オリンピック新体操競技は、8月7日から9日にかけて有明体操競技場にて実施され、個人予選・決勝、団体総合予選・決勝がとり行われます。応援ツアーは、観戦チケットと都内で宿泊、食事がセットになった1泊2日バスツアーを予定しておりまして、5コースで122名を募集する予定としております。  申し込み資格としましては、市内在住、または市内事業所、学校に通勤・通学されている方、ベラルーシ新体操SAKURAファンクラブ会員方、ベラルーシ新体操ナショナルチーム事前合宿やホストタウン事業に協力実績ある方などを対象と考えております。ツアー料金は予選・決勝及び席種類で異なるという予定としております。 113 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 114 ◯18番(松野久郎議員) 観戦チケットとか宿泊場所確保が難しいと聞いておりましたので、心配しておりましたけれども、しっかりとそのツアー企画をできているということで安心をいたしました。また、新型コロナウイルス関係で事前合宿等が中止になっているところもございます。ベラルーシ新体操ナショナルチームにつきましては、事前合宿、また事前に来日する予定というは、今ところあるかどうかについてお伺いをいたします。 115 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 116 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいま質問につきましても、私からお答えさせていただきます。  事前合宿につきましては、まだはっきり決まってはおりませんが、ベラルーシほうからは、まず、本番直前に東京ほうに入りたいという意向を今現在伝えられてはおりますが、まだはっきり確定という状況ではございません。  白石市としましては、仮に事前に入れないという場合につきましては、オリンピック終了後に、報告等も兼ねまして白石市にナショナルチームに来ていただけないかということで、現在、調整をしている段階でございます。 117 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 118 ◯18番(松野久郎議員) よくわかりました。  それでは次に、「産業に活力を生む新しい価値を創造し続けるまち」についてお伺いをいたします。  初めに、定住促進について、各種補助金事業を行っております。また、「白石市移住交流サポートセンター109-one」を基点とした各種活動を行っておりますが、本年度成果と成果を踏まえた令和2年度で取り組み計画についてお伺いをいたします。 119 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 120 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  109-oneで実施する事業は、シビックプライド醸成を主とした事業展開が重要と考えております。これにより、魅力発信は行政主導ではない、市民みずから情報発信が大いに期待でき、移住・定住PRにおいても最も効果あるものと考えております。  また、同時に、住みたい、住み続けたいまちづくり促進につながるものであり、令和2年度も109-one外部目線を活用した事業展開を図っていきたいと考えております。  また、詳細な事業につきましては、担当課長より答弁をいたさせます。 121 ◯小川正人議長 榛澤企業立地定住促進課長。    〔榛澤浩司企業立地定住促進課長登壇〕 122 ◯榛澤浩司企業立地定住促進課長 ただいま実績に係る数値につきましては、私からお答えさせていただきます。  定住促進補助金、いわゆるすまiる補助金実績につきましては、いずれも2月末現在数値となりますが、市民住宅取得補助金が89世帯、定住者補助金は32世帯を交付いたしております。また、新婚家庭家賃補助金は63世帯が交付予定となっております。  109-oneを基点といたしました活動主な成果といたしましては、移住フェアに年間8回参加しております。また、昨年度から開催した市内2つ高校生徒が実行委員会を立ち上げて企画実行した音楽フェスティバル「白石大合戦」は、約370人に参加していただきました。関係人口づくりを目的といたしました「東京真ん中DE芋煮会」では、初開催にもかかわらず、38名方に参加していただき、にぎわいを見せております。  このほか、地域おこし協力隊が独自事業として行った各種イベントを含め、いろいろな事業を実施しているところでございます。 123 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 124 ◯18番(松野久郎議員) 県内外会場で多くフェア等に参加して、本市からも多く市民が参加されているとも聞いております。大きな取り組みをされていると思っております。今後もこの活動を通して、ぜひ移住・定住、UIターンに多くつながるように、令和2年度にもさらなる実績に期待をしたいなと思います。  次質問に入ります。  平成28年度に策定した白石市空家等対策計画進捗状況と空き家バンク事業に関する協定による効果についてお伺いをいたします。 125 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 126 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  空き家バンク事業に関する協定は、昨年11月に宮城県宅地建物取引業協会及び全日本不動産協会宮城県本部と本市3者で協定を締結しております。  その概要は、1つ目として、各協会主体会員へ本空き家バンク協力事業者として登録を促すこと、2つ目としまして、空き家バンク事業へ申請物件が登録に値する物件であるかを専門的な目で確認していただくこと、そして3つ目としまして、所有者と利用者が契約交渉際に売買を希望する場合、仲介に入っていただくことで所有者と利用者双方安心・安全を確保できるものと考えております。 127 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 128 ◯18番(松野久郎議員) そこで、移住・定住者増加にこの空き家バンク活動はすごく期待するものがあるんですが、今、市長がおっしゃった専門家が確認した登録物件等をどこで見たらいいか。結構白石市内空き家、空き店舗も含めて不動産だったらどこ不動産に行けばいいんだとか、何か市内バンクに登録されているところを一括として、例えば109-oneとかなんかでぱっと見られるような、そういう仕組みになっているかもわかりませんが、その辺についてちょっとお伺いをしたいと思います。 129 ◯小川正人議長 榛澤企業立地定住促進課長。    〔榛澤浩司企業立地定住促進課長登壇〕 130 ◯榛澤浩司企業立地定住促進課長 ただいま質問につきましては、私からお答えさせていただきます。  この制度が、この空き家バンク事業に関する協定を結んだことによりまして、2つ協会会員、白石市会員方、宅地建物取引業協会ほうがたしか14件だったと思います。それから、全日本不動産協会白石会員が4件だか、5件だったと、ちょっとはっきり数字を覚えていないんですけれども、その会員皆様に、白石市この空き家バンク事業に登録していただくということを促していただきまして、そこで白石市に登録していただいた事業者、ここを協力事業者という形にさせていただいて、その空き家バンクに登録したい空き家物件を白石市とその協力事業者、一事業者という形になると思いますが、そこで立ち会いをさせていただきまして、見ていただくということで、その物件を実際に内覧までさせていただきまして、最終的にその物件が登録に値するものなか、それとももう半壊状態建物だから、ちょっと無理なかという部分をその時点で判断させていただくというシステムでございます。 131 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 132 ◯18番(松野久郎議員) この空き家バンク事業に関する協定というは、今おっしゃられたシステムだろうと思います。  そこで、その専門家が認定した物件をどこか1カ所で見るところが私はあったほうがいいではないかということを今ちょっとお話ししたんですが、そういったところはどのようなか、ちょっと。 133 ◯小川正人議長 榛澤企業立地定住促進課長。    〔榛澤浩司企業立地定住促進課長登壇〕
    134 ◯榛澤浩司企業立地定住促進課長 ただいま質問にお答えいたします。  大変申しわけありませんでした。その物件、間違いなくその物件はいいよという形になりましたならば、今度はホームページ、109-oneホームページという形になりますが、それとあと市ホームページにリンクさせる予定でございます。その形で登録して、それをホームページで見ていただいて、利用者方々に見ていただいて、いい物件であればそこに、白石市に登録していただいて、再度そこで物件所有者、それから利用者を引き合わせていただくという形でございます。失礼しました。 135 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 136 ◯18番(松野久郎議員) なかなか109-oneホームページとか、そういったところも見る方ももちろんおいでになると思うんですけれども、いろんな取引をしている不動産ホームページを見て、ばらばらにその会社で持っている物件出てくるものですから、そういったものが一括で見られるところがあれば私はいいなと思ったんですけれども、109-oneほうでやっているということで、そういったPRも大いにやっていただきたいなと思います。  次に、交流人口拡大を目指し、関係団体と連携を強化するとあります。令和元年度はどのような成果があったか。また、令和2年度取り組みに対する見込みについてお伺いをいたします。 137 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 138 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  令和元年度は、全日本こけしコンクール、白石市民春まつり、白石夏まつり、しろいし蔵王高原マラソン大会、鬼小十郎まつり、農業祭など四季折々イベントを、白石市観光協会やJR東日本白石蔵王駅ほか、公益社団法人白石青年会議所や各実行委員会を組織する市民皆さんとともに盛り上げ、交流人口拡大を図りました。  また、東北観光復興対策交付金を活用し、白石城を訪れる訪日外国人観光客を含む観光客に甲冑試着アンケート調査を実施し、体験型コンテンツである白石城で甲冑体験充実と磨き上げを行うとともに、山形県山形市と上山市、蔵王町、川崎町、七ヶ宿町2市3町蔵王連峰を囲む各市町とともに連携し、蔵王を観光コンテンツとして統一したプロモーション活動や受け入れ環境整備事業を実施し、地域が連携したインバウンド拡大を目指してまいりました。  現在、観光統計調査を実施中ため速報値はございませんが、インバウンド宿泊者数は、平成30年1,325人に対して、令和元年度は3,331人で前年比251%となっていることから、インバウンドは確実に増加しています。  また、令和2年度取り組み見込みといたしましては、例年開催しております四季折々イベントを関係団体等と連携により開催するとともに、令和2年度東北観光復興対策交付金事業を山形県山形市と上山市、蔵王町、川崎町、七ヶ宿町2市3町蔵王連峰を囲む各市町とともに国に事業申請を行っており、事業採択をいただいた後、6月議会にご提案申し上げ、実施したいと考えております。  さらに、令和元年甲冑試着体験アンケート結果をもとに、より満足度高い体験型コンテンツとして磨き上げを行い、地域おこし協力隊により有料サービスとして実施するとともに、インターネットメディアで情報発信やOTAサイトで予約管理、体験型旅行商品開発など業務も進めていこうと考えております。 139 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 140 ◯18番(松野久郎議員) インバウンド宿泊者が平成30年度1,325人だったものが、251%と交流人口が拡大したということで、大変大きな成果があったではないかなと思っております。前に私が定住1人当たりに対して、年間消費額に対応した、何人インバウンド方が宿泊されるかでどのくらい経済効果があるんだというを、経済産業省で出しているデータでちょっとお話ししたことがあるんですが、この効果をもし調べていらっしゃるんでしたら、大体どのくらい効果があったかと捉えていらっしゃるか、それについてお伺いをいたします。調べてあったらで結構です。 141 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 142 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  観光による経済波及効果は、温泉宿泊や観光施設入り込み数だけでは測定できず、土産物店や飲食店で消費、バスやタクシー運賃など、観光客多岐にわたる経済活動を対象に、専門家調査・分析が必要でございます。  観光交流人口による経済効果を示す際に、先ほど議員お話しございました定住人口1人当たり年間消費額125万円を消費するためには、インバウンドで換算すると8人で賄えると統計的には言われております。これに換算いたしますと、定住人口約250人分をインバウンドで賄ったと言えると考えております。 143 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 144 ◯18番(松野久郎議員) これからそういった取り組みが非常に結果も含めて大事になってくるんだろうと思います。  もう一点だけ、令和2年度も新たな事業を6月議会に提案していくというお話でございました。もし今わかっているであれば、簡単で結構です。その辺についてお伺いをしたいと思います。 145 ◯小川正人議長 村上商工観光課長。    〔村上忠則商工観光課長登壇〕 146 ◯村上忠則商工観光課長 ただいま質問につきましては、私からご回答をさせていただきます。  今、事業を申請しておりますは、1つ目に、6市町連携プロモーション事業ということで、台湾、タイ、中国をターゲットとした旅行泊出展ほか、ファントリップを実施しまして、OneZaoエリア周遊旅行商品造成、販売を目指すというもの、2つ目には、同じく6市町連携で温泉施設多いこの地域で温泉施設実際インバウンド受け入れ現場における困り事やその対処について共有し、お互い助け合う仕組みをつくり上げていきたいということです。  独自事業としましては、白石城で宿泊事業をさらに改善した形で、新しいコンテンツ受け入れ環境整備を行いたいということ事業でございます。  3つ目には、また6市町連携でございますが、山形市花笠まつり、白石市鬼小十郎まつり、上山市加勢鳥など、このエリア内にありますお祭り準備手伝いであったりとか、祭り踊りなど体験、当日参加がメーンとなるようなコンテンツとあわせて、四季折々美しい自然や地域文化、歴史を感じる時間をグルメと楽しめるコースをつくり上げていくというが3つ目でございます。  また、4つ目としましては、東京オリンピック・パラリンピックホストタウンとして、ベラルーシ共和国劇団招聘を行いまして、同国理解醸成やホストタウン交流推進、受け入れ体制整備を図りながら、本市体験型観光コンテンツを劇団員が体験する模様を同国メディアを招聘しましてPRを行いまして、観光客誘致を図るという事業を考えております。 147 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 148 ◯18番(松野久郎議員) 4つ事業に取り組むということで、また詳しくは6月議会で聞かせていただきたいと思いますが、各事業取り組みには大いに期待をしておりますので、よろしくお願いしたいなと思います。  次質問に移ります。  「美しい自然を受け継ぎ、安全で快適に過ごせるまち」について質問いたします。  初めに、自主防災組織へ支援では、新たなハザードマップを市内全戸へ配布するとなっております。現在、各地区に設置土砂災害避難誘導総合案内板と整合性と、自主防災組織についても地域ごとに温度差が感じられることから、市長所見をお伺いいたします。 149 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 150 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  土砂災害避難誘導総合案内板につきましては、平成21年に越河地区をモデル地区として、大河原土木事務所にて土砂災害危険箇所手づくり看板設置事業により整備を行い、現在、越河地区のみに設置したものでございます。  現在、新たなハザードマップ作成を行っており、出水期前に全戸配布を行うことで準備を進めておりますが、最新土砂災害危険箇所へ更新等が行われることから、総合案内板確認を行い、適宜更新作業を進めてまいります。  また、自主防災組織については、早期に連合会組織として活動している越河地域振興会、自主防災連合会や防災に関する情報等をSNSを活用し発信を行っている斎川自主防災連合会など、先進的な取り組みを行っている自主防災組織等が既にあることから、このような取り組み事例等について発信を行うことで、地域における防災意識を高め、地域ごと温度差が生じないよう、引き続き努めてまいります。 151 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 152 ◯18番(松野久郎議員) 総合案内板、越河地区のみに設置したというはわかりませんでした。日ごろから見ておりまして、危険箇所とか避難場所、防災には非常に大きく役立っているんだろうと思います。ぜひ台風19号で被害大きかった地域には、こういった設置板設置も必要だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  自主防災につきましても、やはりその地区一人一人が、そうやって意識を持つということが大事だと思いますので、その辺についてもちょっと質問あったんですが、次質問に入りたいと思います。  それでは、次質問です。  水道事業において、昨年より民間に委託した料金業務について、費用対効果はどうであったか。また、令和2年度にさらなる民間活力導入を図るとありますが、どの部分について導入して、その効果をどのように分析されているかお伺いをいたします。 153 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 154 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  水道料金関係包括的な業務委託は、事業継続を第1目的としています。水道事業には、生活や産業を支える水を24時間、365日安定的に供給する使命があり、これまでは水道事業知識、経験などを備えた職員が中心となり、業務継続性を保ってまいりました。  しかし、近年になり、経験年数長い職員は退職などにより急速に減少しており、事業継続そのものが困難になることが予想されました。このため、民間ができる業務については包括的に業務委託を行い、民間ノウハウ活用により水道事業を円滑に継続させることを第1目的といたしました。  昨年3月に開設しました民間事業者が運営するお客様センターでは、窓口や電話対応でサービス向上、収納率アップ、安定したメーター検針など、専門業者による質高い業務が行われているところでございます。  費用につきましては、水道事業支出総額単純比較では増加しておりますが、その分職員を中心的な業務に集中させることができるようになりました。厳しい経営環境に対処し、アセットマネジメントなど長期的な計画策定と施設更新検討、老朽化施設更新工事実施などに限られたマンパワーを充てることができるようになっております。  さらに、昨年からは浄化槽や専用道路業務についても上下水道事業所で取り扱うようにしており、窓口一本化による効率的で利便性高い業務体制としたところでございます。  さらなる民間活力導入につきましては、水道メーター関係業務委託を予定しております。水道メーターは、計量法により8年ごと交換が義務づけられており、この管理及び交換業務については、令和2年度より民間に委託しようとしております。これも事業適切な継続と中心的な業務に人的資源を集中しようとするものでございます。  水道事業を次世代につなげるためには、持続可能な業務環境整備が急務であり、今後も積極的に民間活力導入を進めていきたいと考えております。 155 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 156 ◯18番(松野久郎議員) 収納率アップができたということで、また、水道事業に対して職員を円滑に継続させることができたということで、大変よかったんではないかと思います。  一方で、費用については、もちろん単純比較はできないと思っておりますが、ある程度増加ということですから、今までよりはかかっているんだろうと思います。  その辺についてちょっとお伺いしようと思ったんですが、これはいいですけれども、いずれにしましても、水道事業を担当している職員確保をこれからも継続的に確保していかなくてはいけないと思いますので、今後も人的確保に努めていただきたいと思います。  それでは次に、市民バスは、利用しやすい公共交通網形成ため時刻やルートなど見直しを行い、利便性向上を図るとあります。特に、中学校へ通学で使用している白川地区、越河・斎川地区については、市民バスを利用していることから、学校統廃合1年を迎え、バス時刻等に支障も出ていると聞いております。改めて保護者や生徒へヒアリングや意見交換会等が必要と考えますがいかがか、お伺いいたします。 157 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 158 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  昨年4月統合以降、市民バス運行経路、運行時刻見直しを行い、中学生登下校に対応しております。これまで運行事業者を初め、関係者皆様ご協力により、大きな問題もなく中学生も安全に登下校していると報告を受けております。  議員ご指摘とおり、統合から間もなく1年を迎えることになりますが、これまで市民バス運行時刻などに関する意見などが、保護者から教育委員会に寄せられております。  このようなことから、昨年11月に市民バス運行時刻等に係る要望などをお聞きするため、保護者及び学校教職員と意見交換会を教育委員会とともに白石中学校と東中学校で開催いたしました。  意見交換会では、運行時刻見直しなど意見があったことから、現在、関係機関と調整や協議等を経て、4月から運行時刻見直しを計画しております。  今後とも保護者や各中学校とご意見をお聞きする機会を定期的に設け、意見や要望など把握に努めていきたいと考えております。 159 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 160 ◯18番(松野久郎議員) 保護者と意見交換会が行われたというは聞いております。しかしながら、なかなか意見を聞いていただけなかったという保護者話もございます。4月から運行時刻見直し計画をしているということでございますので、やはりその内容を保護者も含めて、また、生徒にもぜひ意見交換会に参加をさせて、私が言っているは、帰り時刻問題なんです。ここでお話ししてもあれなんですが、ぜひ保護者や生徒ともう一度、今、市長がおっしゃられたように、意見交換を聞く場をとっていただくようにお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 161 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 162 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいま松野議員質問には私からお答えさせていただきたいと思います。  実際、白石中学校と東中学校に通っている保護者皆さんと教職員皆さんにも出ていただいて、白石市からは市民バスを担当しています企画情報課と教育委員会から出席して懇談会を開いております。  今、議員おっしゃったように、帰り時刻、朝時刻についても意見がありましたが、朝時刻についてはちょっと早いということで、若干おくらせるということは4月に予定をしております。  ただし、帰り時刻については、学校と保護者皆さんもお話した上で、市民バス時間までに時間に余裕というか、1時間なり時間がある場合については、学校で学習するスペースを設けて、先生たちが対応して行うということで、保護者皆さんと話し合い場ではそういった形で決定をしております。  やはり市民バスということもありますので、どうしても学校においても季節によって登下校時間が変わってくるということもございます。  ただ、ちょうどいいバス時間がないというご意見も確かにありましたが、その辺については、学校と保護者皆さんと話し合いをした上で、学校中で自習をしながら対応していただくということで懇談会中では話をさせていただいて、一応了解をとっているという形であることをご報告させていただきます。 163 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 164 ◯18番(松野久郎議員) わかりましたと言いたいんですが、大体今おっしゃったように、2時間くらい時間があるんです。そうすると、学校ではきっと2時間そういう場所をとっていると言うんですけれども、実際は子供が、バスを待っていないでもう越河とか斎川方面にずっと歩いてきているんだそうです。要するにやっぱり放課後2時間というは非常に長いと思います。  今言っても解決しないので、そういったことも含めて、やっぱりただ学習ということだけではなくて、帰るという子供もいると思うので、そこをちょっとぜひ検討していただきたいと思うんですが、保護者だけではなくて、ぜひ生徒話を聞いていただいて、生徒が一番納得すれば、それでいいんだろうと私は思うので、その辺をちょっと話をもう一度学校とも聞いていただくようにお願いしたいと思います。  それでは次に、「人・暮らし・環境が活きる交流拠点都市へ」について質問いたします。  初めに、健全財政に努めながら、厳しい財政状況下においても効率的で質高い行政サービス実現を目指し、新たな自主財源としてふるさと納税寄附金やスマートインターチェンジ整備で、交流人口や関係人口拡大等を掲げております。財政面で効果をどの程度になると試算されているか、市長所見をお願いいたします。 165 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 166 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  ふるさと納税寄附金につきましては、令和2年度当初予算において、歳入額3億2,330万円を計上いたしており、返礼品等に係る歳出予算1億9,953万4,000円を差し引いた1億2,376万6,000円が実質的な収入となっております。  今後もさらなる収入増、自主財源確保を目指し、寄附者利便性確保や返礼品目充実、情報発信、強化等取り組みを継続し、多く皆様から繰り返しご寄附いただけるよう、収入増対策を強化していきたいと考えております。  また、スマートインターチェンジにつきましては、国準備段階調査に採択され、現在、早期事業化に向け関係機関と準備会を開催し、検討を行っているところであり、現時点では財政効果を試算する段階とはなっておりませんが、供用開始された他スマートインターチェンジを見ても、企業誘致、観光振興、物流及び地域医療など面からも地域経済へ波及効果は大きく、本市スマートインターチェンジ整備も地域活性化起爆剤として、新たな企業誘致実現、観光振興、中心市街地活性化など、地域経済、市財政にも大きな効果を生み出すものと期待しております。 167 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 168 ◯18番(松野久郎議員) ふるさと納税寄附金については、本年度を見ますと大きく伸びております。今後も期待するところでございます。  スマートインターチェンジ整備におきましては、企業誘致や観光振興、また、地域経済拡大には期待するところが大きいところがございます。スマートインターチェンジ整備箇所周囲施設とか環境整備というも大切だと思いますので、ぜひしっかりした用地計画を行うようにお願いしたいと思います。  それでは、最後質問になります。  新型コロナウイルス対策についてお伺いをいたします。  新型コロナウイルスは、国内においても感染者が毎日ようにふえております。本市においても広報しろいし等へ折り込みやホームページで問い合わせ先等周知を行っているところですが、次質問を行います。  まず、本市では発症者は確認されておりませんが、県内外から交流人口もあります。現在コールセンターで対応しているは、中国から帰国した方やこのような方と接触した方で、帰国または接触から2週間以内発熱や咳など呼吸器症状がある場合となっております。  それ以外患者様につきましては、症状が似ている場合、どのような行動をとるべきなか。周知されている内容から見ますと、かかりつけ病院等へ電話で相談をするとなっておりますが、それだけなか。市民皆様が安心できる方法を構築していただいて、丁寧に周知する必要があると考えておりますが、市長所見をお願いいたします。 169 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇
    170 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  国は、2月17日に、新型コロナウイルス感染症について相談、受診目安についてを作成し、相談、受診対象範囲を広げ、風邪症状や37度5分以上発熱が4日以上続く方、強いだるさや息苦しさがある方に改めました。  市では、これまで新型コロナウイルス感染症にかかった方が直接医療機関で受診してしまうと、その医療機関で感染を広げてしまう場合があることから、新型コロナウイルス感染症に関するコールセンター設置についてチラシを作成し、市施設及び各公民館に設置するとともに、市ホームページへ掲載やしろいし安心メールで情報提供を行い、まずはコールセンターに相談いただくよう、市民に対し周知を図ってきたところでございます。  今後も、国目安ような症状がある場合にはコールセンターにご相談いただくよう、続けて市民に対し周知を図ってまいります。  また、新型コロナウイルスを初めとした感染症など対応は、県知事が担うことになっています。今後も宮城県、仙南保健所と情報共有を図りながら、市民に対し感染症予防に関する情報提供を続けてまいります。 171 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 172 ◯18番(松野久郎議員) この質問につきましては、国が新型コロナウイルス感染対策基本方針を示す前に質問を出しておりますので、状況が変わってきていると思います。  市民皆様問い合わせ等について、現在は、これは感染症か普通風邪かどうかわかりませんから、かかりつけ病院へ初めに電話をするようになっておりますし、また、そのかかりつけ病院に行って診断をしてもらうということもしているようでございますけれども、かかりつけ病院ない方もおいでになります。  そういった方が、じゃあどこに電話をすればいいんだということもございますので、ぜひ市内個人病院も含めて、個人病院に行けば何でもないとか、保健所に問い合わせてみるとかという話になってくるんだろうと思いますけれども、そういった病院をぜひ市民に、こういったところがありますよというもお知らせ中でちょっと検討していただければと思うんですが、その辺について、ちょっとで構いません。よろしくお願いします。 173 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 174 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  先ほど答弁をさせていただきましたように、まずはコールセンターに、市民皆様に連絡をしていただくように市としても周知をしておりますので、そこところをぜひご理解をいただいて、ぜひ議員皆様もそれぞれ地域、また後援会皆様にもそういった方がいらっしゃったら、まずはコールセンターに連絡してくれというようなご協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 175 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 176 ◯18番(松野久郎議員) コールセンターに連絡するはいいんですが、風邪症状で、これが本当にコロナウイルスかどうかじゃなくて、一般的に風邪症状だと自分は思っているんだけれども、行っていいかというときに、必ずかかりつけ病院等に電話をして、来てもいいですよ、いや、待ってくださいという返答を受けなさいと、今、報道等でやっているんですが、そういったことを考えますと、コールセンターに電話してもなかなかつながらないとか、個人からものは余り受け付けないとか、そんな雰囲気になっていますので、ちょっとこれから動向もあると思いますが、市でもそういったものを含めて検討していただければと思います。  いずれにしても、市民方が安心して対応できるような、そういった施策をとっていただければと思います。  最後質問になります。  宮城県内で感染疑いある患者が発生した場合はと書きましたが、実際にはお一人陽性方が発生しております。県と仙台市は隔離施設ある7カ所感染症指定医療機関へ入院を勧告することになっております。仙南では、軽症者を含めて受け入れる第2種に公立刈田綜合病院4床があります。  県内でも陽性患者が、この質問を出した後なんですけれども患者が1名発生いたしましたので、状況は変わったと思いますが、通告に沿って質問したいと思います。  福島県では、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号乗船者を受け入れて市民動揺が広がっております。他県から受け入れ要請が、例えばあった場合、公立刈田綜合病院はどのような対応をするか、市長所見をお願いをいたします。 177 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 178 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど説明を申し上げましたが、新型コロナウイルスを初めとした感染症など対応は、県保健所が担うこととなっております。議員がおっしゃるとおり、公立刈田綜合病院は、感染症予防法第38条第2項規定により、知事から指定された第2種感染症指定医療機関になってございます。  もしも公立刈田綜合病院に新型コロナウイルス感染症患者を搬送すると保健所が判断した場合には、受け入れることになるかと思いますし、病院側でも適切な医療を提供し、対応するものと考えております。 179 ◯小川正人議長 18番松野久郎議員。 180 ◯18番(松野久郎議員) 答弁とおりだと思いますが、もし患者を受け入れた場合、情報公開もやはり必要ではないかなと思っています。今は他県どころか県内も大変心配されるところでございますので、感染症拡大防止として早目情報公開が私は大事だと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、新型コロナウイルス感染は、収束めどが立っておりません。今後感染状況も大変心配されます。また、児童・生徒臨時休業後対応をどうするかも心配です。地域経済へ影響も大変心配しております。  行政といたしましても、国・県としっかりと情報共有を行っていただきまして、後手後手に回らないように、ぜひ対処することを切にお願いし、一般質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 181 ◯小川正人議長 午前中一般質問はこの程度にとどめ、午後1時まで休憩いたします。      午前11時59分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後 1時00分開議 182 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  午前に引き続き一般質問を行います。  3番伊藤勝美議員。    〔3番伊藤勝美議員登壇〕 183 ◯3番(伊藤勝美議員) それでは、午後部として早速始めさせていただきます。  ただいま議長許可を得ましたので、通告に従いまして、去る2月29日、山田市長による令和2年度施政方針演説に対し一般質問を行わせていただきます。なお、質問文は通告しておりますので、読み上げは若干早口になるかと思いますが、その辺、ご容赦いただきたいと思います。  山田市長は就任以来、白石市を「住みたいまち」「住み続けたいまち」として「市民笑顔あふれる白石」実現を目指して全力を尽くしてまいりますとして就任されております。そして、市政運営においては、リーダーシップを発揮しながら、さまざまな政策実現にご奮闘なされてきたものと思います。  まず最初に、施政方針中で、(1)として市民主導による持続可能な地域づくりを推進するため、地域を担う人材育成を図る取り組みを充実させ、さまざまな目標実現に向けて「勇往邁進」する所存ですとことですが、市民にとってどのように解釈をすればいいか、お聞かせください。 184 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 185 ◯山田裕一市長 伊藤勝美議員一般質問にお答えをいたします。  「勇往邁進」とは、目標に向かって恐れることなく進むことと解釈をしております。人口減少や少子高齢化など大きな課題がある中で、それら課題に、恐れず、市民皆様と一緒に乗り越えてまいりたい、そういう思いから、この四字熟語を令和2年度施政方針テーマといたしました。  そして、第六次白石市総合計画を策定するに当たり、さまざまな市政課題を解決していくため人材育成というものが非常に重要であり、特にこれから地域を担っていただける人材育成というものが、今後白石市にとって非常に重要であると考えております。  その成果があらわれていると実感したことが、先日文部科学省主催第72回優良公民館表彰において斎川公民館が最優秀公民館として日本一栄誉を獲得したことであります。斎川地区においては、児童数減少から、平成30年3月末をもって斎川小学校が145年歴史に幕をおろしましたが、小学校が閉校になってしまったから地域が寂しくなったと言われることがないようにと、地域みんなで力を合わせて盛り上げていこうという思いを持ち、全国で地域づくりを支援されている川北秀人先生や齋藤主税先生などアドバイスをいただきながら、まちづくり協議会や公民館皆さんが中心となって、さまざまな事業を推進しております。特に、中学生から高齢者まで幅広い年代皆さんが活躍されており、まさしく今後本市が目指すべき地域づくりモデルとなる姿を見せていただいているものと実感をしております。  本市におきましても、またそれぞれ地域においても、さまざまな課題がある中で、市民皆様と一緒に「勇往邁進」四字熟語を実現すべく積極果敢にチャレンジしていきたいという思いでございます。 186 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 187 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま市長から「勇往邁進」ということで解釈といいますか、そういう形で今後取り組んでまいりたいという強いご決意をお聞かせいただきました。その言葉も、白石市民にも入ってくるかなと思っております。  そして、関連いたしまして、通告にはございませんが、市長は、もうご就任なさって4年目となるわけでございますが、これまで市政運営において、まだ実現できていないことや、今後実現させたいとお考えになっていることがありましたら、思い出すもので結構ですからお聞かせください。 188 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 189 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  今、市長職を拝命いたしまして4年目を迎えました。おかげさまで、これまで多く市民皆様、そして市民を代表する議員皆様に叱咤激励を賜りながら、この3年数カ月、何とか歩んでまいりました。  私といたしましては、市長選挙の公約に掲げた公約を一つ一つ実現していくこと、またさらに、今抱えている市政課題、さまざまなものがございます。そういったものを一つ一つ市民皆様と乗り越えていかなくてはならないと思っておりますので、まずは3年数カ月前に掲げました公約を実現するために、大きな政策といたしまして(仮称)白石中央スマートインターチェンジ整備、そしてあわせて工業団地、本市経済、観光、防災、医療、さまざま面で起爆剤となる(仮称)白石中央スマートインターチェンジ早期事業化に向けて全力で邁進してまいりたいと考えております。 190 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 191 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま市長がスマートインターチェンジを起爆剤というか、そのような形で今後白石を展開してまいりたいというご決意でございました。  そこでもう一つ、任期も残すところあと8カ月ということでございますが、2期目ご出馬について、その辺思いがあるかどうか、確認でお聞かせいただきたいと思います。 192 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 193 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私といたしましては、残る任期を何とか全力で全うしたい考えでございますので、その先ことにつきましては、まだ何も考えてはおりません。 194 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 195 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、何も考えてないということでございましたので、その辺で了解いたしました。  それでは(2)にまいります。  昨年10月台風第19号は、本市に大きな被害をもたらしましたが、被害を受けた道路、河川、橋梁、側溝、農地、用水路、ため池等災害復旧見通しについて見解をお伺いいたします。 196 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 197 ◯一條武志建設課長 ただいま伊藤議員質問につきましては、私ほうからお答えをさせていただきたいと思います。  今回、国災害復旧事業として査定を受けて復旧を計画しております。まず公共土木施設につきまして、道路23カ所、河川が8カ所、合計31カ所になります。また、農業用施設としてため池が2カ所、水路が23カ所、道路が5カ所、合計30カ所になります。その他決壊した大鷹沢ため池3カ所につきましては、県営災害復旧事業で復旧となります。  復旧見通しにつきましては、現在、詳細測量設計を行い、令和2年度工事発注に向けて手続を進めておりますが、まず測量設計に時間を要すること、被災箇所が例えば農地に隣接している場合など、作付後工事が困難なこと、仮設道路用地交渉に時間を要することなど、令和2年度中復旧が難しい箇所も出てくると思われます。  引き続き現場状況と施行時期を見きわめながら、順次工事発注手続を進め、早期復旧を目指してまいりたいと考えてございます。 198 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 199 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま課長ほうから、そういった被害等、あと今後見通しということでご回答いただきました。  実際本当に、農地、用水路等復旧がおくれますと、本当にこれから今年度作付ですか、そういったものに影響するかと思いますので、それに付随する道路等、そして河川ですね、そういうことをしっかりやっていただくことを要望としてお願いしたいと思います。  それから、(3)に関しまして、先ほど松野議員からも大体同じような、市長からご回答がございましたので、これは省略させていただきます。  次に第五次白石市総合計画に掲げた5つ目標についてということで、(4)として1つ目目標「豊かな感性と人間性を育み、伝統文化を継承するまち」についてでございます。  これも、先ほど松野議員触れておりましたが、若干ちょっと触れたいと思います。  1)といたしまして「教育改革元年」と位置づけて令和元年度からスタートした「白石市学力向上プロジェクト」における授業改善等さまざまな取り組み・施策について、どのような評価をしているか、また、その効果検証を行う中で、明らかとなった本市課題とは何なか、お聞かせいただきたいと思います。 200 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 201 ◯半沢芳典教育長 伊藤勝美議員一般質問にお答えをいたします。  本市は、今年度を教育改革元年と位置づけまして、学力向上プロジェクト事業としてさまざまな取り組みを行ってまいりました。スタートとなる本年度は、主にこれまで本市において課題であった学力向上に関するPDCAサイクル確立、小中連携充実、そして学力土台となる人間関係づくりに取り組んでまいりました。  成果といたしましては、年2回学力調査を実施いたしまして、授業改善と検証を行うという学力に関するPDCAサイクルが確立しつつあることが挙げられます。さらに、小中連携による授業交流会を市内全小中学校で行い、授業づくりに取り組んだことも成果として挙げられると考えております。  昨年12月に行った学力調査におきましては、全体としては、まだ残念ながら全国平均には及ばないものの、中学校においては、全学年で国語、数学ともに4月調査に比べて全国平均と差が大きく縮まるという結果となり、学力伸びが見られました。  特に、中学校で変化があらわれたは、小中連携における授業改善や三者面談、個人面談実施によりまして、生徒意識喚起や家庭と連携など成果が徐々にあらわれてきた結果だと考えております。  一方、検証によって明らかになった本市実態として、学力二極化があります。上位群と下位群に大きく分かれる学級では、標準的なレベル一斉指導を行っても、上位群を伸ばすこともできず、下位群はついていけないという状況を生んでしまいます。したがいまして、それぞれ群に応じた指導が不可欠となると考えております。  4月に実施する本市学力調査は、一人一人児童・生徒学力を客観的に把握し、その伸びを追うことができます。令和2年度からは、この調査開発に携わった文部科学省専門家をアドバイザーとして招聘することにしております。さらに、埼玉県教育委員会、そして本市と同じように令和元年からこの調査を全県で導入している福島県教育委員会と連携する体制ができ上がっております。この調査効果的な活用について、さらに研究し、授業改善等に生かしていきたいと、そのように考えております。 202 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 203 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、教育長から本市課題と、あと昨年度取り組みと、そういった形でいろいろな評価というか、その評価をしているというお話をいただきました。  それでは、2)といたしまして、教育へ投資は、白石市将来へ投資であり、何よりも優先すべき重要な投資であると考えます。それから、学校はさまざまな教育活動によって学力向上を図るとともに、個々人格形成が促される重要な役割を担う場であると考えております。  そこで、子供たちが安全に安心して学校生活を送り、意欲や自信を持って過ごすことできる教育環境づくり取り組みと改革に努めていただきたいと思いますが、市長はいかに白石教育環境充実を図ろうとしているか、市長率直な見解をお伺いしたいと思います。 204 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 205 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  教育へ投資は、未来へ投資であると考えております。そして、そのためには、子供たちが安全に安心して学校生活を送れる環境をつくっていくことが何よりも重要だと考えております。そのためには、学校、保護者、地域が連携し、社会が一つになってともに子供を守り育んでいくことが大切であると考えております。  また、いじめをなくし、子供たち一人一人が安心して学校生活を送ることができる人間関係づくり、さらには自己有用感や自己肯定感を育む教育活動充実が重要であると考えております。  今後とも、学校関係者、青少年健全育成にかかわる方々、関係機関等に積極的に働きかけを行うことで、本市教育環境充実を図ってまいりたいと考えております。
    206 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 207 ◯3番(伊藤勝美議員) そこで、教育長に一つお伺いしたいんですけれども、私は教育改革として学力向上も大変重要であるということは異論はありません。しかし、本市教育環境状況を散見すると、全部が全部小中学校とは言いませんが、一番にまず私が思うことは、落ちついて学習ができる学校環境、先ほど教育長も学力差が結構あるということをおっしゃっておりましたが、そこで、児童・生徒学ぶ意欲を高めることが先決ではないかと思っております。  また、子供たち教育環境改善に直結する課題として、今、これは全国的にも問題ではあるかと思うんですが、教師長時間労働がまず大きいかなと思います。  そこで、まず小中学校教師長時間労働を解消するためにも、教師業務見直しですとか、削減する必要があると考えますが、所見をお伺いしたいと思います。 208 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 209 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  まず1点目、前半部分でございますけれども、私も議員がご指摘とおり、子供たちが安心・安全に学校に通うということは、何よりも重要だと認識をしております。学力向上と子供たちが安心・安全に毎日学校に通うということは、対立概念だとは思っておりませんで、両方とも進めていかなければならないと考えております。  本市学力向上におきましても、先ほど答弁で申しましたように、単に勉強ができる、できないというだけではなくて、その基盤となる人間関係づくりも極めて重要だと思っておりますし、それから、今年度におきましても、支援が必要な学校等については、可能な限り市としても、それから県にもお願いをして人員を、年度途中であっても配置して取り組んできたと認識をしております。  今後も引き続き、来年度におきましても、子供たちが安心・安全で学べる、それが学力向上にも直結することだと考えておりますので、これからも必要があらば、今まで前例にとらわれず、子供たちことを第一に考えて教育施策を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜ればと思います。  それから、教員働き方改革については、本日、朝でしたけれども、かねて議会でも申し上げているように、現場教員代表による働き方改革委員会というものを立ち上げて審議をしてもらっておりまして、本日、答申をいただきました。大きく2つに分けて答申内容があったと理解をしております。  1点目は、行政として、もちろんこれは学校の管理職も含んでですけれども、教員が今まで以上に子供たちと向き合う時間を確保するために、どんなふうに働き方改革を進めていけばいいかと。国からも施策方針が示されておりますので、全てを一気にというわけにはなかなか現実的にはまいりませんが、一つずつその方針に沿って取り組みを進めていきたいと思っております。  2つ目は、教職員意識改革が必要であろうと。学校に長くいて仕事をすることが唯一教員価値ではないというところから、やはり優先順位、取捨選択をしながら取り組んでいくこと。そして何よりも重要なは、この教員働き方改革を市民皆様、そして保護者皆さんにご理解を得つつ進めていくことが重要だという、大きく2点に分けた答申をいただきました。  この方針を受けて、教育委員会としても、さまざまな取り組みを今後進めてまいりたいと、そのように考えております。 210 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 211 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、教師働き方改革ということでお話しいただきました。そういった形で、先生方そういった意識改革ですか、そういったものをやるということでございますので、しっかりとその辺やっていただきたいと思います。  それから、今回改訂されました学習指導要領キーワードといいますか、これは教育長もおっしゃっていましたけれども、主体的、対話的で深い学びとなっております。つまり、どのように学ぶかという学習内容学び方課題だと思います。  そうしますと、やはり主体的、そして対話的で深い学びを実現するには、児童・生徒らと接する教員増員が私は確実に必要ではないかと考えております。  ただ、これも結構予算も、当然県そして国もありますが、教員をふやして、どうにか少人数学級編制ですとか、そういったことをすればいいではないかなと私は思っています。  ですから、本市においても、今回予算を見ましても、確かに教師に対するアドバイザー的な方を招聘するですとか、あと、テスト関係ですね、あと副読書関係なんかも結構予算的には上がっておりますが、やはり、教員人数をふやして、人にとにかくお金、そういう教える人にお金をかけていただきたいと思います。  そういった意味からも、教員増員については国・県に対して強く要望していただきたいと思いますが、ご見解をお聞かせください。 212 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 213 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  議員ご指摘とおり、諸外国に比べて、日本1学級当たり子供数が多いということは、これは統計上も事実であります。したがいまして、これは本市レベルだけではなくて、日本教育全体をさらに向上させるという観点に立っては、1学級、今40人ということに法上はなっておりますけれども、それをやはり縮減していくということは、私もそれは当然必要なことだろうと思っております。  しかしながら、一自治体等でこれを行うということは、いろいろな意味で制約、それから財政上問題等も当然これはあります。引き続き全国都市教育長会でありますとか、関係団体等にも声を上げていきながら、国に対して定数法改正を、これからも粘り強く要求をしてまいりたいと思っております。  それから、本市としてできることは、あとは加配措置でございますけれども、これも引き続き県にお願いをいたしまして、一定人数、つまり細かい数字はあれですけれども、1学級36人以上学年が存在すれば加配措置を、クラス担任はできないですけれども、教科指導で加配措置をするというようなことも県は行っておりますので、県ともこの辺は協力をしながら、引き続き、私としても加配、教職員増員について粘り強く県等にも働きかけてまいりたいと考えております。 214 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 215 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、私、人に予算をかけるべきだと、そして確かに先生となると、国施策とかもありますし、当然財政的な予算的なものもありますし、あと本市財政状況もありますし、そういう問題は十分わかります。  ただやはり、教育長もおっしゃったように、諸外国では40人なんていうは本当にめったにないと私も思っておりますので、そういった形で国・県などに働きかけて少人数でやっていただけるような、そして子供に接しているような、そういった教育環境をつくっていただきたいと思います。  それから、(5)として2つ目目標「安心して子どもを産み育て、心やすらかに暮らせるまち」についてでございますが、先ほどこれも、1)については松野議員ほうからも触れられておりますので、これは省略させていただきます。  それで、2)でございます。本市では、平成30年1月から2月にかけて、子供将来が生まれ育った環境で左右されるようなことがないようにするため必要な支援をするということで、「子ども生活に関するアンケート調査」を実施し、「子供貧困に関する実態調査」について取りまとめていると思いますが、本市実情に応じた効果的な施策と今後見通しについてご見解をお聞かせください。 216 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 217 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  子供貧困は家庭環境を初めとする経済的要因や文化的要因、人間関係などが相互に関連し、また親から子へ引き継がれる貧困連鎖を生み出す傾向にあります。  子供貧困対策については、子供生活に関するアンケート調査結果から課題を整理し、幅広い視点で総合的に支援することが重要と考えることから、現在策定中第二期白石市子ども・子育て支援計画に取り入れ、教育・学習支援充実、生活支援充実、就労支援充実、経済的支援充実、子供貧困に関する支援体制や情報提供充実5つ施策を柱に据えて具体的に取り組むとともに、子供発達成長段階に応じて切れ目なく支援ができるよう、各種施策を組み合わせるなど、関係各課と情報を共有した上で連携をして支援してまいりたいと考えております。 218 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 219 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま市長ほうから今後見通しと、そして施策ということで、今ご紹介がございました。実際、本当に、これは全国的にも問題がございますので、ぜひともそういった方々に対しましては、ご支援ほどよろしくお願いしたいなと思います。  それでは、3)に関しまして、本市少子化に伴う今後子育て施設として保育所等再編計画や見通しについてご見解をお聞かせください。 220 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 221 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  現在策定中第二期白石市子ども・子育て支援事業計画においても、今後11歳以下児童人口減少が予想されているところでございます。一方、保育園待機児童数は、令和元年12月現在で46名となっている状況で、令和2年4月入所申し込みには161人応募があり、1月末現在で105人が入所見込み、その後小規模保育事業所入所決定や申し込み後取り下げもあり、令和2年4月で待機児童数はおおよそ28名程度が見込まれております。  今後、少子化が進むものの、幼児教育・保育無償化などにより、保育ニーズはより一層高まっていくことが予想されることから、令和3年4月に定員が40名ふえる新深谷保育園開園や、ひかり幼稚園認定こども園へ移行などによる待機児童数など状況とともに、公立保育園へ入園希望先へ状況や施設老朽化などをしっかりと勘案した上で、保育所等あり方を検討してまいりたいと考えております。 222 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 223 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、市長ほうで、待機児童現状と、あと今後本市における人口減少を鑑みた形で取り組んでまいるということでございました。  それでは、4)といたしまして、高齢者支援は、令和3年度から3カ年を計画期間とする「白石市高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画」策定を進め、住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生最後まで続けることができるよう、在宅医療と介護連携や認知症施策など推進を図りますとありますが、具体的な取り組みについてお聞かせください。 224 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 225 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  在宅医療と介護連携につきましては、一市二町在宅医療・介護連携推進事業連絡協議会を中心として、多職種連携によって高齢者健康寿命延伸が図られるよう、今後とも活動してまいります。  また、そのほか、多職種連携事業といたしまして、地域ケア会議がございます。高齢者ケアを多職種さまざまな視点で検討し、高齢者健康寿命延伸を図っているところでございます。  このような中、本市では、多職種連携を進める中で、口腔ケア重要性について配慮し、令和2年度から歯科衛生士1名を地域包括支援センターに配置いたします。  次に、認知症施策中心として認知症初期集中支援事業がございます。これは、仙南サナトリウム+ご協力もと、対象者を訪問し、必要な医療や介護導入、調整や家族支援を包括的に行い、自立生活サポートを行うものでございます。  また、認知症方に自分らしい生活を送っていただくことを応援していけるよう、仙南サナトリウム+建物内会議室をカフェスタイル場所にして、会計終了まで待ち時間で、滞在しているご本人やご家族方に声がけを行い、病院と地域包括支援センター専門スタッフが一緒にお茶を飲みながら話をすることとしております。  また、本市では、認知症施策ために、認知症地域支援推進委員を地域包括支援センターに1名配置しております。現在、本市介護保険料は県内35市町村中で6番目に低い料金となっております。これは、市民皆様が介護予防に懸命に取り組んでいる成果あらわれでございます。つきましては、市といたしましても、市民皆様健康寿命延伸ために、今後もさまざまな形で強力に支援してまいりたいと考えております。 226 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 227 ◯3番(伊藤勝美議員) 実際、在宅医療と介護サービスということで、これも全国的な展開と、これも当然、国ほうで推し進めている施策一つでございます。  やはり介護、在宅となると、やはり家族なんかが結構、家族に手当てするといいますか、そういう形になるものですから、意外と問題も多いかとは思うんですが、そういう方々がおられましたら、ぜひとも市ほうでもケアマネさんなんかを使って、しっかりと今言った保健事業計画もございますので、しっかりとやっていただきたいと要望しておきます。  それでは、5)に入ります。地域医療確立については、白石市医師会や仙南歯科医師会白石支部とさらなる連携を図り、安全・安心な医療提供体制強化に努めますとありますが、本年1月8日付にて「公立刈田綜合病院からお知らせ」が「広報しろいし」とともに全戸配布されました。このお知らせには、「整形外科常勤医師2名体制で診療してきたが、それぞれ医師が本年3月末と4月末で退職することから、整形外科外来診療は3月末までは現状どおり、4月以降は未定となる。また、手術及び入院診療は本年2月末で終了し、以降整形外科救急診療は対応できない」という内容でございました。  整形外科診療が中止された場合、実際に整形外科診療を待っている方々ばかりか、高齢者が増加している白石市において、けがや事故などがあったときことを考えると、その不安は大きくなるばかりです。また、他病院に行くため足が高齢者にはありません。この件で、市内には動揺が広がっております。まさに市民安全・安心に直結する憂慮すべき事態と考えますが、市長ご見解をお伺いいたします。 228 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 229 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  公立刈田綜合病院整形外科医師退職につきましては、病院を運営する白石市外二町組合から話を聞いております。整形外科に関しましては、けがや事故など際には非常に重要な役割を担う診療科であると考えております。  また現在、宮城県と東北大学、公立刈田綜合病院、みやぎ県南中核病院で進めております地域医療構想実現に向けた医療機能分化方向性においても、初期救急等に対応するため整形外科は公立刈田綜合病院に必要であります。  現在、お勤めいただいている先生方におかれましては、これまで地域医療にご尽力いただき感謝をしているところです。2名先生方におかれましては退職ということになるかとは思いますが、昨年より就任いただいております特別管理伊藤貞嘉先生が、医師確保、招聘に全力で当たっていただいており、現在、整形外科と麻酔科を兼ねることができる医師1名が刈田綜合病院で勤務を希望していると伺っております。  私自身も東北大学や宮城県を初め関係機関に要望を行うなど全力で医師確保に努め、市民皆様安全・安心につなげてまいりたいと考えております。 230 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 231 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、整形外科と、あと麻酔科を兼ねた、そういった方を招聘するという予定があるということをお聞きしましたので、幾分安心かなと思っています。そして、先ほど市長もおっしゃいました重点支援区域に指定されたということでございますので、ますます中核病院と刈田綜合病院連携といいますか、それが今後図られてくるかなと思います。  そこで関連なんですけれども、刈田綜合病院では、整形外科医だけでなくて、その他診療科医師も退職や東北大学医局撤退話が実際なされております。そこで、実際、山田市長は公立刈田綜合病院が白石市に果たすべき役割とはどのような姿を考えておられるか、その辺、白石市長としてご所見をお伺いしたいと思います。 232 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 233 ◯山田裕一市長 お答えを申し上げます。  これまでも白石市といたしまして、多額補助金、負担金等を出しまして、刈田綜合病院健全経営を力強く支援をしてまいりました。当然、命と健康を守っていただく仙南地域においても、基幹病院一つが刈田綜合病院でございますので、市としても、病院存続ということが本市市民皆様安全・安心には非常になくてはならない病院だという認識を持っているところでございます。  しかしながら、議員ご存じとおり、これまでような多額財政的な支援ができるような状況にないことは、議員皆様も十分承知だと思っております。  刈田綜合病院といたしましても、経営改革、経営改善、そういったものをしながら、持続可能な病院経営、そういったものを目指していただきたいと思いますし、市としましても、そのような方向性をこれからも支援してまいりたいと考えております。 234 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 235 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、市長がおっしゃったように、刈田綜合病院をとにかく支援してまいるということでございました。  それともう一つ、救命救急ということに関しまして、先ほど市長もおっしゃいました市民安心・安全、そういったものを刈田綜合病院は担っているということでございました。  そこで、市民が安心して生活していくために、刈田綜合病院救急という役割を、これまでも、これからも担っていただきたいと私も思っております。そして公立として刈田綜合病院存在価値でもあるというふうにも、この救命救急をやるということが存在価値でもあると私は思います。  そこで、実際数字を出すもあれなんですが、平成30年度救急外来患者総数は5,873人となっております。救急車搬送が1,492名、救急車以外方が4,381名という数字でございます。  例えが不適切かもしれませんが、蔵王国保病院でも救急指定病院となっております。ただ、蔵王国保病院は日中だけ受け入れでございます。限られた人数受け入れだけでございます。ところが、刈田綜合病院が担っている救命救急は、24時間365日受け入れております。だからこそ、白石市民が安心して、そして生活していけるではないかと私は考えております。  そういった意味からも、白石市民、そして命にかかわる救急患者行き場がなくなるという緊急事態も考えられるわけでございますが、白石市長として、今回整形外科に関してと、あとこれは市長もご存じかと思うんですが、先ほど言った仙南医療圏においてシミュレーション、これにいくというシミュレーションを見ると、日中救急救命に関してはできるが、夜間に関しては、もう受け入れないというようなシミュレートもされております。  そういったことを考えると、実際、白石市長として、これから救命救急はどのように考えておられるか、その辺お聞かせいただきたいと思います。 236 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 237 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  幾つか質問がありましたので、抜けていたらご指摘いただきたいと思います。  まず整形外科話は、先ほども答弁させていただきました。非常に重要です。刈田綜合病院にはなくてはならない診療科だと思っています。これまでお勤め先生が、医局人事だということで刈田綜合病院を退職されるということは、非常に残念ではあります。  しかしながら、そういった状況を何とか、診療科がなくなるということはあってはならないという思いを伊藤貞嘉先生、特別管理者が、何としても整形外科医師を招聘するという強い覚悟で、それこそ東北大学のみならず全国を走り回られて、先ほど申し上げましたように、整形外科と、そして麻酔科を担える医師が刈田綜合病院で勤務を希望している、そういった状況になっておりますので、非常に伊藤先生動きには心から感謝をしたいと思っております。  また、先ほど初期救急お話かと思うんですけれども、議員がお話しされたことと私が聞いていることとは、非常に乖離がございます。私、この重点区域中においても、刈田綜合病院が初期救急を行わないというようなことは一切聞いておりません。そこは議員何か、もしかすると勘違いなかと思いますが、これまでも、これからも、刈田綜合病院が救急を担っていくというは、私はこれは絶対必要だと思っているところでございます。 238 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 239 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま整形ほう救急は別として、今、市長がおっしゃいました救急話を云々ということがありましたが、これは実際、仙南医療圏における再編シミュレーション、市長ごらんになったことはないですか。これプラン2で進むということが、東北大と宮城県ほうで進められているということが、この間も刈田綜合病院菊地事務次長と戸谷事務部長が来られて、ある程度なるよと、こういうふうになるよということがありました。ただ、そのときは、仙南医療圏における再編シミュレーションということはわからなかったんですが、それを見たら、ちょうどそのとき来たお二人方が言っていることがそのまま出ておりました。  そこで、これを言うもなんですけれども、その中においては、医師数ですとか、その辺には余り触れたくはないんですが、救急においては、日中は症状によっては受け入れるが、その他ものは受け入れないと書かれておりますし、あと、夜間については、もう中核病院にお任せするというようになってございます。  これはあと、市長ほうで見てもらえばいいかなと思います。  今、市長が言ったように、とにかく白石市民生命を守っていくということには変わりないということでございましたので、ぜひともお願いします。  そしてもう一つだけ、これも、うわさを言うもはばかられるんですが、市内外から声として、山田市長は刈田綜合病院を民間に委託するとか、また民間に譲渡しようとしているという話が聞こえてまいります。私は、そんなうわさどおり考えを市長は持ってはいないと思いますが、そこで改めてお伺いしたいんですが、山田市長は、刈田綜合病院を支える白石市長として、刈田綜合病院を民間委託または民間に譲渡しようというお考えがあるか。この変なうわさを払拭していただきたいと思いますので、現時点でお考えで結構でございますから、ご明確にお答えいただければなと思います。 240 ◯小川正人議長 山田市長。
       〔山田裕一市長登壇〕 241 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私といたしましては、刈田綜合病院を民間に、例えば譲渡したり、売却をしたり、委託をしたり、そういった考えは一切持ち合わせておりません。 242 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 243 ◯3番(伊藤勝美議員) 一切持ち合わせていないということでございました。  それでは、(6)に入ります。  3つ目目標「市民が主役になって地域をつくり、交流を楽しむまち」についてでございます。  まず1)自治組織合併についてでございます。  市民と行政協働まちづくりは重要であります。市長も施政方針中で、市民主導による持続可能な地域づくりを推進するとうたっておりますが、このまちづくり基礎組織となる地域自治会組織が高齢化や少子化影響もあり、構成世帯に大きな格差を生じております。この格差を埋めなければ、市長言う住民自治組織強化を図ることは難しいではないかと思います。  自治組織合併は、現場から発案が基本であることは十二分に承知しておりますが、隣接する自治組織等わだかまりがないにもかかわらず、過剰な心配がつきまとい、前に進まないというが現実であります。また、住民地域活動に伴う最低限役職任命さえ大変苦労しているも現実であります。  そこで、小さい規模自治組織は、行政主導で合併模索をする時期に来ていると考えますが、市長ご見解をお伺いしたいと思います。 244 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 245 ◯山田裕一市長 お答えいたします。  自治会は、住民皆様にとって一番身近な組織であり、災害などにおきましては最も重要なコミュニティーであるとともに、地域課題解決や安全・安心環境づくりを築く役割を担っていただいているものと考えております。  本市では、毎年自治会連合会白石支部と懇談会や、各地区自治会長と意見交換会を開催しておりますが、これまでに自治会合併や統合に関するご意見やご要望をいただいたことはございません。また、自治会は地域住民による任意団体であり、市が合併や統合を強制する立場にはないと考えております。  しかしながら、全国的にも急速な高齢化や新規会員加入率低下、役員なり手不足など自治会が抱えるさまざまな問題や課題が挙げられております。本市といたしましても、自治会及び自治会連合会と連携しながら、これら課題を解決できるよう今後も取り組んでまいります。 246 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 247 ◯3番(伊藤勝美議員) 確かに、合併云々という話はないかもしれませんけれども、言いにくいか何かでは、私はそういうふうに捉えているんですが、なければないでいいんでしょうけれども、ただ、そういう時期に来ているということだけ言っておきたいと思います。  そしてまた、小さい規模ということでございますが、これは実際、消防団ほうにも言えるかなというふうなこともありますので、その辺は消防団話ですので、それはいいとしておきます。  そうしますと2)は、これは先ほど松野議員ほうからも似たようなお話もございましたので、これも省略させていただきます。  それで(7)4つ目目標「産業活力を生む新しい価値を創造し続けるまち」についてでございますが、この1)、2)に関しても、松野議員ほうからも触れられておりますので、この辺も省略させていただきたいと思います。  そして3)企業誘致についてでございます。産業振興や雇用確保を図るために、今後も企業立地セミナー参加や関係機関と連携など、トップセールスによる企業誘致活動を積極的に行うとともに、市内立地企業へ訪問活動を行い、よりよい関係構築を図りますとありますが、昨年企業誘致活動取り組み状況と成果・課題等について、また今後県内外企業へ誘致活動具体的な方策等についてご見解をお聞かせください。 248 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 249 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  企業誘致活動でございますが、これまで以上に関係機関と情報交換や連携を強化しながら、(仮称)白石中央スマートインターチェンジ整備を念頭に、新工業団地造成に向けた企業誘致を図ってまいります。また、現時点では、企業要望にすぐに対応できる一連物件がないことから、スマートインターチェンジ整備早期事業採択を目指しながら、新たな工業団地造成を促進してまいります。  誘致活動は、情報とコネクションが重要でございますので、知り得る情報網を駆使しながら、企業訪問を行っていきたいと思いますが、議員皆様から情報提供とご協力もあわせてお願いをいたします。 250 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 251 ◯3番(伊藤勝美議員) そういった形で、積極的に企業誘致を図っていくということでございますので、ぜひともご期待しております。よろしくお願いいたします。  それでは4)に入ります。  中心市街地活性化については、地元商店組合などが行う中心商店街活性化事業へ助成や各種観光施策と相乗効果により、にぎわい創出を図りますとありますが、中心商店街活性化事業具体的な取り組み内容と、その総括がどのようになっておられるか、また令和2年度において新たに取り組む施策としては、どのようなものを考えているか、ご見解をお聞かせください。 252 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 253 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  中心市街地活性化対策といたしましては、白石駅前駐車場収益を原資として、地元商店組合などが行う中心商店街活性化に関する事業等に対して助成金を交付しております。令和元年度では、商店街街灯組合へ街灯電気料金助成ほか、白石城下きものまつりや白石城下商いまつりと、冬エキパルイルミネーション、中町賑わい事業ほか、協同組合白石ゴールデンシール会が実施しております新ポイントカードシステム導入事業や年末ビッグ感謝セール事業に助成金を交付しております。  これら事業は、中心商店街皆さんが実施するイベントとして定着しており、毎年多く皆様に楽しんでいただけるものと評価しております。  新たに取り組む施策といたしまして、令和3年4月から9月東北DCに向けたエクスカーションが実施されますので、中心商店街皆様と連携して行える事業を見つけ出し、東北DC本番に向けた準備を行ってまいりたいと考えております。 254 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 255 ◯3番(伊藤勝美議員) 中心商店街活性化ということでございますので、ぜひとも、ただいま市長がおっしゃった施策でもって、ぜひとも活性化させていただきたいと思っております。  次に5)です。農林業振興は、「農地中山間管理事業」を活用した農地集積を推進し、生産現場強化と耕作放棄地発生防止に努めますとありますが、事業現状と成果・課題等について、また、これまでも農地集積、集約化を図ってきておりますが、本市集積、集約化目標とする数値と具体的な対策について見解をお聞かせください。 256 ◯小川正人議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 257 ◯安藤信行農林課長 ただいま伊藤議員質問に、私ほうから回答させていただきたいと思います。  平成27年度制度発足以来、平成30年度までに9件が該当しております。面積が7万3,194平米、285万6,000円を交付しておりますが、本年度に関しては該当がございません。  課題といたしましては、農地中山間管理事業は、出し手である農地所有者は10アール当たり1万5,000円補助を受けることができますが、認定農業者など受け手利点がなく、国において受け手にも利点がある制度改正を図っていただくよう強く望むところであります。  集約化目標としましては、平成30年度における担い手農地集積率が17.6%となっており、国から人・農地プランにおいて、近い将来受け手面積と近い将来出し手面積が、集落内農地面積が50%を超えることが求められていることから、今後も話し合いなどを重ね、農地集積、集約化を図ってまいりたいと考えてございます。 258 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 259 ◯3番(伊藤勝美議員) なかなか、やはり進まないかなというが、本当に大変なというか、難しい事業なかなと思っております。がしかし、そういったことをやらないと、本当にこれから農業も立ち行かなくなるかなと思ったりもしていますので、ぜひともその辺、集積、集約化ということで頑張っていただきたいと思います。  それでは(8)として、5つ目目標「美しい自然を受け継ぎ、安全で快適に過ごせるまち」についてでございます。  1)として、昨年台風第19号被害を教訓に、「白石市地域防災計画」見直しを行い……、これに関しては、失礼しました。先ほど、これも松野議員が若干触れておりますので、この1)も省略させていただきます。  それで2)でございます。防災体制強化推進に関して、タイムライン、いわゆる事前防災行動計画整備についてお伺いします。各種組織が行う避難訓練も重要でありますが、国土交通省は、災害がいつどこでおきるかわからないゆえ、世帯ごとや個人マイ・タイムライン啓蒙、啓発も促しております。これらに関して、本市はどのように取り組まれておられるか、ご見解をお伺いいたします。 260 ◯小川正人議長 畑中危機管理課長。    〔畑中祐二危機管理課長登壇〕 261 ◯畑中祐二危機管理課長 ただいま伊藤議員質問については、私からお答えしたいと思います。  第438回定例会で、佐久間議員一般質問でお答えしておりますが、現在、本市では初動における災害時初動マニュアル等を作成しており、タイムラインに近いマニュアルに基づき対応を行っております。また、世帯ごとや個人マイ・タイムラインについて、市では啓蒙、啓発等は行っておりませんが、昨年行った白石市総合防災訓練において、仙台管区気象台や宮城県河川課、七ヶ宿ダム管理所などから講演をいただくなどし、早目、早目避難行動呼びかけや関係機関等から防災に関する情報発信がどのようにされるかなど、事前に避難場所や経路、災害発生前後情報収集などに関し理解を深めていただきました。  引き続き、総合防災訓練等を通し、いざというときに慌てて行動することないよう、一人一人がとる標準的な防災行動についてご理解をいただけるように努めてまいります。 262 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 263 ◯3番(伊藤勝美議員) タイムラインについては、これからそういう防災訓練等で啓発というか、啓蒙していくということでございました。ぜひとも自主防災、各地域で行われますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、3)でございます。これは先ほど松野議員ほうからも、学童通学足ということでことだったと思うんですが、これはそのまま3)として、公共交通網確保は日常生活足なる市民バスや乗合タクシー運行を継続し、より効率的で効果的な運行に努め、引き続き便利で快適なまちを目指しますとありますが、本市においても高齢化が急速に進み、車を持たない買い物難民、病院へ通院難民が目に見えてふえております。そこで、きめ細やかな公共交通充実を望むところではございますが、ご見解をお聞かせください。 264 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 265 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  市民バス、乗合タクシー運行については、市民買い物、通院など日常生活足として非常に重要な役割を果たしているものと認識しております。  市民バス運行につきましては、本年4月に運行計画見直しを行い、利用者利便性向上を図る予定としております。高齢化進行に伴い、車を持たない高齢者買い物や通院問題、またバス停留所まで行くことができない高齢者増加など問題が懸念されます。  その一方、人手不足社会問題から、運転手確保や費用面で困難があることから、高齢者福祉部門で取り組む高齢者タクシー利用助成事業や地域ささえ愛互助活動支援事業など制度を活用することも有効であると考えております。 266 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 267 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま市長ほうからタクシーを利用するという、そういう利用、券とかそういうも配布しながらということでございました。やはり、今後ますます、これに関しては本当に大変な問題になるではないかと思っておりますので、運行時間見直しとか、運行する線路といいますか、そういうも本当にきめ細かく土地、土地に応じてやっていただきたいなと思っております。  それでは4)に入ります。水道事業について、県が「みやぎ型管理運営方式」を導入することにより、料金抑制を各種措置により図るとしております。本市料金改定に影響が出ると考えますが、ご見解をお伺いいたします。 268 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 269 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  県は「みやぎ型管理運営方式」導入により、スケールメリットを生かしてコスト縮減ができるとしております。一方、広域水道老朽化する施設更新には、今後膨大な費用が必要となりますが、その費用は利用する市町受水費により賄われることになります。今後、水需要は減少し続けると考えられ、広域水道料金値上げは避けられない見通しになっております。その上げ幅を少しでも抑制しようとするが、この「みやぎ型管理運営方式」導入であると県では説明をしております。  しかしながら、そのスタートは令和4年4月からであり、事業効果が料金に反映されるは、さらに後になると考えられます。本市水道施設老朽化は、広域水道や他市町よりはるかに厳しい状況にあり、今後、多額更新費用が必要になると見込まれますが、その財源は水道料金で賄うしかありません。令和2年度には、アセットマネジメント計画を策定し、経営戦略見直し中で、今後水道料金について検討を進める考えでございます。 270 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 271 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、市長ほうからご説明とおりだと私も思います。そうしますと、やはり本市で計画したアセットマネジメントですね、そういうも有効に使って取り組んでいただきたいと思います。  それでは5)でございます。下水道事業について、広域連携に向けて本市として主要な検討課題をどのように捉えておられるか、ご見解をお伺いいたします。 272 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 273 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  下水道は、社会を下支えするインフラとして重要なものであり、何より安定的に事業を継続することが求められます。本市下水道事業は、人口減少による収入減少、施設老朽化、技術職員確保等が課題となっており、経営環境は厳しさを増しております。  この状況に対処し、将来にわたり安定して事業を継続するためには、専門的な職員を抱えることできる事業規模が必要になります。そのため、広域連携や広域化による規模拡大は必須ものであり、積極的に推進していかなければならないと考えております。  しかし、市町だけでは進展が難しいことから、流域下水道を運営している県には、強力なリーダーシップを期待しているところでございます。 274 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 275 ◯3番(伊藤勝美議員) 広域連携ということで、あと県ほうバックアップしていただいて、そういった形で方向性でやるということでございましたので、ぜひともその辺も推進していただきたいと思います。  それでは6)でございます。都市環境整備についてですが、年々、市内建設業者仕事が減少しているようです。市民安心・安全確保を図るため、災害緊急時や除雪などに迅速に対応するには、地元建設業者協力が必要不可欠であると考えております。  そこで、市財政も厳しくなる中で公共事業あり方について、新規建設から防災、老朽化に備えた維持更新へ、また大規模事業より雇用に役立つ小規模事業、そして住民生活密着・地域循環型へと地域経済再生に役立つ公共事業政策を進めるべきだと考えますが、ご見解をお聞かせください。 276 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 277 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  市内建設業者皆様には、常日ごろから地域安全・安心を守るという使命感、責任感を持って活動していただいており、一たび災害が発生すれば、緊急対応や復旧活動を行うなど、市民生活維持に大きく貢献しているものと認識しております。  特に、昨年台風19号においても、作業が危険な状況にもかかわらず、被害拡大を防ぐため応急処置、また応急復旧を迅速に対応していただいていますことに、まずもって感謝申し上げたいと思います。  ご質問、本市における今後公共事業政策あり方について見解でございますが、本市財政が厳しく、公共事業も抑制せざるを得ない中ではございますが、将来にわたって一層成長をなし遂げていく上で社会基盤整備は、年次計画をもって着実に進めていく。その一方で、市民から新たな道路建設、道路修繕要望も多く、また最近では、橋梁老朽化対策など、適切なインフラ維持管理対応もまた重要な政策であるものと考えております。  そのような状況ではありますが、地域にとって必要な市内建設業者を維持するためには、必要な公共事業予算を安定的、継続的に確保することが不可欠であり、市民安全・安心や豊かな暮らし確保を最優先に取り組んでいく所存でございます。  今後とも、限られた財源中で、効率的な事業執行に向け、地域ニーズを踏まえつつ、投資効果や必要性高い事業を重点的に進めてまいります。 278 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 279 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、市長がおっしゃったとおりで、そういった形で進めていただければと。確かに財政が厳しいということでございますから、その辺をしっかりと優先順位といいますか、そういう形で進めていただきたい。  ただ一つ、ちょっとお尋ねしたい、お尋ねしたいというか、これは質疑でもあったんですが、中河原白石沖線街路事業でございますけれども、実際、財政的にといいますか、これも結構な予算、確かに国・県ほうからお金は来るかとは思うんですが、これを、あの質疑でもっては、結構使う方もいらっしゃるとかあったんですけれども、逆に、こういったものを一時凍結するという形でも私は構わないではないかと思うんですが、その辺に関して考え方といいますか、ご所見をお伺いしたいと思います。 280 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇
    281 ◯山田裕一市長 お答えいたします。  議員ご指摘中河原白石沖線でございますが、国防災安全交付金事業に今回採択をされた事業でございます。歩道がなく、登下校時児童・生徒が非常に危険だと。また、雨が降った場合登下校通学が非常に危険だという地元要望もございました。  そういったことから、国ほうに申請をしましたところ、今回、防災安全交付金補助事業に採択となりました。これからも子供たちが安心して通学できる、そういった環境整備を進めていく上で、私は大変重要な事業であるという認識でございます。 282 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 283 ◯3番(伊藤勝美議員) そういった形で、今、国ほうから認定を受けたということでございますが、見方はそれぞれあるかと思うんですけれども、確かに通学路ということであっても、今ところ、私が思う限りは、そんなものは、あの辺にもう子供さん余りいないなという認識でございます。  そして、なおかつ白石ほうも財政難であるであれば、そういった大きい、何億とかかるようなは別にやらなくてもいいではないかなというが、私率直な気持ちでございます。  それは当然、市長と、ある程度公約的なものもあるから、その辺は違うかなと思いますが、そういったことを、私はそう思っているということだけお伝えしておきます。  それでは9番に入ります。  人・暮らし・環境が活きる交流拠点都市へ!についてでございます。  1)「公共施設等総合管理計画」に基づく「個別施設計画」を策定し、各公共施設更新や統廃合、長寿命化などを計画的に管理するとありますが、令和2年度はどの程度まで検討を進める予定なでしょうか。  また、具体的にどのような検討を行い、そのことによって期待される効果として、どのようなものがあるか、ご見解をお聞かせください。 284 ◯小川正人議長 伊藤財政課長。    〔伊藤誠財政課長登壇〕 285 ◯伊藤誠財政課長 ただいま質問につきましては、私ほうからお答えさせていただきます。  公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画につきましては、令和2年度中に策定するよう、現在、検討を行っているところでございます。  具体的な検討内容につきましては、庁内に設置しております白石市公共施設等総合管理計画策定検討委員会及びワーキンググループであります策定検討会におきまして、それぞれ施設劣化状況、維持管理経費、今後利用見込みや民間に類似施設があるか、そういったことを評価基準に、個々施設状況や市民アンケート調査結果を考慮しながら、総合評価を行うような形で進めているところでございます。  期待される効果としましては、施設を計画的に長寿命化することによる工事費平準化、施設集約化、複合化等による施設維持管理経費抑制が図られるものと考えております。 286 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 287 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま課長ほうから、この個別計画ということでございました。できればそういったものをしっかりと立てていって、あとそういうものを、できれば市民皆様にも公表して、あとお金は幾ら幾らかかるんだよということで、これは今後取り潰すとか、あと修理するとか、そういった形でしっかりと数値的なものを市民方々にも見せていただきたいなと思います。  それでは2)でございます。今後における予算編成については、生産年齢人口を中心とする人口減少などに伴い、安定的な税収確保が維持できるか不透明な状況であり、地方交付税についても、人口減少等に伴う減収が見込まれております。  また、歳出面においては、インフラ整備に伴う公債費負担に加え、維持管理経費増加などが見込まれている状況下において、長期的な計画もと、財政運営を図っていくことが必要であると考えます。  やはり、将来にわたり持続可能性を高めるために最も確実な手法は、歳出削減であります。歳出削減へ道のりは苦渋選択連続と思いますが、着実に実行することが持続可能性を高めるために求められております。  持続可能性という大義ためとはいえ、市民サービスへ影響も懸念されることから、市民反発は避けては通れないことでもあります。  そこで、歳費削減へ向け、少しでも市民理解と協力を得るためには、市民へ十分な説明をしなければなりません。そして、今後10年を目安にした人口減少による地方交付税減少や扶助費増加、予想される歳入歳出資料をもとに、市民にもわかりやすい削減方針を早々に打ち出すことが最も大事なことだと考えておりますが、市長ご見解をお伺いいたします。 288 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 289 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  将来にわたり持続可能な白石市を進めるため、歳出削減は重要なことではありますが、市民サービスへ影響を抑えるためには、自主財源確保も大変重要だと考えております。  そのため、総合計画及び白石市まち・ひと・しごと創生総合戦略着実な実行を図り、限られた財源を重点的、効率的に配分しながら、質高い行政サービスを提供していくため、令和元年度から令和3年度までを計画期間とする「白石市行財政改革推進計画(集中改革プラン)[第四次改定版]」に基づき、自主財源確保や経費節減、合理化、改善、予算重点的配分などに取り組み、収支均衡による持続可能な財政構造構築に努めているところでございます。  集中改革プランにおける改革項目や成果等につきましては、市公式ホームページ及び「広報しろいし」にも掲載いたしておりますが、今後とも市民皆様にわかりやすい行財政改革全般について説明し、理解と協力を得ながら改革を進めてまいりたいと考えております。 290 ◯小川正人議長 伊藤勝美議員。 291 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、市長がおっしゃったように、本当にやはり市民方にいろいろなことを、こっちからもう提供するという形でやっていただければ、市民理解も得られるかなというふうに私は思っております。そういった意味からも、各種計画もありますが、例えばホームページ上で見ている方もいらっしゃいますし、そういったこともあるので、ぜひとも丁寧な市民向け、いろいろな施策場合は、そういうをやっていただきたいなと思います。  そして、最後になりますが、この3月退職されます職員皆様方には、本当にこれまで大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。今後も、先見えない社会状況が続きますが、健康第一でふるさと白石を支えていただきますよう心からお願い申し上げまして、私一般質問を終わります。 292 ◯小川正人議長 次に、11番佐久間儀郎議員。    〔11番佐久間儀郎議員登壇〕 293 ◯11番(佐久間儀郎議員) ただいま議長より発言お許しをいただきましたので、通告に従い、最初に令和2年度施政方針について幾つか質問させていただきたいと思います。  今般は、会派ほうで項目を調整した上で、そういった質問という形になっておりますので、前方々がお話しになったことも重複するところがあるかと思うんですが、通告に従いまして、そのまま質問させていただきたいと思っています。  令和2年度施政方針について申し上げます。  (1)市長は、「教育改革」をさらに推進するとともに、市民主導による持続可能な地域づくりを推進するため、地域を担う人材育成を図る取り組みを充実させ、さまざまな目標実現に向けて「勇往邁進」する所存であること、また、白石市を「住みたいまち」「住み続けたいまち」とし、「市民笑顔あふれる白石」実現とともに「選ばれるまち」となるよう全力を尽くすと表明されました。  勇往邁進は、辞書を引くと、目標や目的に向かって恐れることなく真っすぐ進むことと解説されております。実に力強く活気ある表現であると思います。  そこで、この四字熟語をお使いになられた市長心境、また「選ばれるまち」を新たに加えられた思いをお伺いしたいと思います。 294 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 295 ◯山田裕一市長 佐久間儀郎議員一般質問にお答えいたします。  先ほど伊藤議員質問でもお答えをさせていただきましたが、本市におきましては人口減少と少子高齢化が大きな課題となっており、また、人口減少に伴い、それぞれ地域においても、地域を担う人材育成という大きな課題があるという認識でおります。  さまざまな市政課題や地域課題を恐れずに、それら課題をしっかりと受けとめ、市民皆様と一緒にさまざまな課題を乗り越えてまいりたい、そういう思いから、この四字熟語を令和2年度施政方針テーマとして打ち出しました。  また、「選ばれるまち」につきましては、現在、(仮称)白石中央スマートインターチェンジが準備段階調査に格上げとなり、(仮称)白石中央スマートインターチェンジ必要性を国にも認めていただいているところでございます。  今後、(仮称)白石中央スマートインターチェンジとあわせて工業団地を造成し、新たな企業獲得に向けて全身全霊を尽くしてまいりたいという決意であり、全国市町村が企業誘致を積極的に展開している中で、本市が「選ばれるまち」にならなければならない、そういう思いで、このキーワードを新たに加えたところでございます。  この思いを実現するために、子育て環境や教育環境充実、働き世代健康増進、そして健康寿命延伸といったさまざまな特色ある政策を連動させ、選ばれるまち白石市をつくり上げてまいりたいと考えておりますので、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。 296 ◯小川正人議長 佐久間儀郎議員。 297 ◯11番(佐久間儀郎議員) 市長思い、決意をしっかりと受けとめさせていただきまして、私どもやれることは一生懸命応援してまいりたいなと、このように思っております。  (2)ほうに入りますが、令和3年度から新たな将来像となる「第六次白石市総合計画」策定において、人口減少や少子高齢化など社会情勢が大きく変化する中にあっても、未来白石市を担う人材とともに地域を牽引するリーダーを初めとする地域を担う人材を育成し、市民意見を反映するようにつくり上げる。また、第六次白石市総合計画と整合性を図るとともに、「関係人口創出と拡大」「人材育成」視点も加え、「第2期白石版創生総合戦略」を策定することを表明されました。  共通して「人材育成」ということを重視されているようでありますが、総合計画と戦略整合性をどのようにお考えになっているかをお伺いいたします。 298 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 299 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まちづくりは人づくりであると言われます。持続可能なまちづくりを推進していくためには、地域経営を支える人材育成が不可欠でございます。特に時代を担う子供健やかな成長と生きる力を育む教育は、本市及び市民未来をつくることそのものでございます。力を入れて取り組むべき課題であるという認識をしており、総合計画策定に当たっては、まちを構成する市民一人一人が個性や能力を発揮しながら、地域発展と課題解決担い手として主体的にかかわる人づくりを中心に据えたまちづくりを推進したいと考えております。  昨年12月に閣議決定された国第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」においても、若者や女性、高齢者などが仕事、社会活動、生涯学習など、生涯にわたって活躍できる場をつくり、地域担い手となる体制づくりが重要であるとされております。  総合計画は、本市最上位計画として、そして総合戦略は総合計画を着実に推進するため、相互に連携して人材育成に取り組み、持続可能な白石市をつくり上げていきたいと考えております。 300 ◯小川正人議長 佐久間儀郎議員。 301 ◯11番(佐久間儀郎議員) それでは、(3)に移らせていただきます。  昨年9月に必要性が認められ、国準備段階調査に採択された「(仮称)白石中央スマートインターチェンジ」整備について、交流人口や関係人口拡大と円滑な物流確保など、地域間相互連携により相乗効果を生み出す「地域活性化起爆剤」と考えていると表明されました。  また、地元企業からも大きな期待が寄せられており、整備によって新たな企業誘致実現や企業活動支援、中心市街地活性化や観光振興、地域医療充実、災害支援など、さまざまな効果が期待できると強調されております。  市長がおっしゃるように、本市が一層成長をなし遂げていくためには、地域間ネットワークを強化するため幹線道路を初めとする社会基盤整備が必要不可欠であります。  市議会では「スマートインターチェンジ設置推進特別委員会」を設置することで、スマートインターチェンジ早期実現を早くから標榜してまいりました。  事業化について、各方面に向けた活動と市長改めて決意を伺うとともに、新たな雇用創出を図るため、「(仮称)白石中央スマートインターチェンジ」を活用した工業団地整備に向け、具体的計画策定、企業情報収集に取り組むと明確に表明されましたことから、その具体策についてもお伺いをいたします。 302 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 303 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど松野議員一般質問にもお答えしたとおり、現在、早期事業化に向けまして準備会中で関係機関と鋭意協議を進めておりますが、インターチェンジ整備は「住みたいまち」「住み続けたいまち」「市民笑顔あふれる白石」実現ためには欠かせない大きな起爆剤になると確信しております。  同時に、スマートインターチェンジ準備段階調査へ格上げにより、新たな工業団地造成という方向に大きくかじを切らせていただきました。これにより、本市さらなる企業集積、そしてまた観光振興、経済発展に結びつけていきたいと考えておりますし、また地域経済効果だけでなく、安心・安全な地域社会をつくり上げる大きなツールになるものと期待しております。  スマートインターチェンジと両輪で整備する新たな工業団地整備につきましては、現在、インターチェンジへアクセス性を考慮した適地選定、工業団地事業規模、周辺開発可能性も含めて検討しているところでございます。  「選ばれるまち」を目指して、立地条件、優位性など早い段階から企業立地セミナーなどを活用したPR活動を実施、また情報収集を図ってまいりたいと考えております。引き続き関係機関へ要望活動、またご協力をいただきながら、一日も早い事業化に向けて全身全霊を尽くしてまいりたいと思います。 304 ◯小川正人議長 佐久間儀郎議員。 305 ◯11番(佐久間儀郎議員) それでは、「第五次白石市総合計画」に掲げた5つ目標うちから、1つ目目標「豊かな感性と人間性を育み、伝統文化を継承するまち」で、学校教育充実において、今般、さまざまな施策を明らかにされました。中でも、文部科学省による「小中学校英語教育特区」認定を目指すことや、小原小学校・小原中学校が通称「小原学園」として小中一貫カリキュラムを編成し、特色ある小規模特認校としてスタートさせると表明がありました。  この英語教育特区を目指すこと、そしてコミュニティ・スクール制度導入を決めるに至った経緯、背景についてお伺いいたします。 306 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 307 ◯半沢芳典教育長 佐久間儀郎議員一般質問にお答えをいたします。  まず、本市小中学校、これは全国津々浦々でございますけれども、カリキュラム、教育課程編成もとになるものは、国が定める学習指導要領でございます。学習指導要領をなぜ制定しているかというと、やはり日本将来を担う子供たち教育水準を一定程度国が全国津々浦々どこでも同じようにという趣旨で、法的拘束力を持った学習指導要領を示しているわけでございます。  一方、地域にはそれぞれ課題がありまして、この課題をより解決したいという自治体も、今、多くなりつつございます。  教育特区というは、正式には教育課程特例校制度という名称でございまして、これは、先ほど申し上げたように、自治体課題に沿って都道府県教育委員会に内容を申請をして、その審査が通り、国にその審査項目が上がっていって、国が認可して初めて、文部科学大臣が認可することによって初めて、この制度を活用することができます。  本年度、この特区を目指して準備を進めていきたいと教育委員会としては考えております。この特区を受けることによって、学校でありますとか地域特色を生かした特別教育課程を一部編成することが可能となる制度でございます。  背景等についてお尋ねでございますので、それについてお答えをさせていただきます。  社会国際化が急速に進展する現状にありまして、本市子供たちが将来、みずから夢や希望をかなえるためには、国際共通語として役割を果たす英語を用いた言語能力を身につけることが必要だと考えております。  そして、外国人々と相互理解を図ることができるコミュニケーション能力を育成することが、これから子供たちにとって重要だと考えております。  また、外国語を学ぶことで、異文化理解が深まり、そのことによって日本すばらしさ、白石すばらしさに気づく力も育まれていくと考えております。  しかしながら、大変残念なことではありますけれども、令和元年全国学力・学習状況調査結果から、本市中学生英語力には大きな課題があることが明らかになっております。  そこで本市では、この課題解決に向けて、小学校低学年から、現状におきましては、令和2年度から、小学校3年生から外国語活動、英語が始まるわけでございますが、本市としては小学校低学年から英語教育を行い、英語に触れる機会を数多く与え、さらに中学校においては、コミュニケーション能力育成に重点を置いた活動を学習指導要領にプラスして、そういう活動を取り入れたいと。そして使える英語を身につけさせていきたいと考えております。  次に、次年度から小原小中学校に導入するコミュニティ・スクールについてお答えをいたします。  コミュニティ・スクールは、学校が地域住民や保護者と教育目標を共有しまして、組織的・継続的な連携を可能とする地域とともにある学校づくりを目指すため有効な取り組みであると考えております。よく言われます「開かれた学校」という観点に立って非常に重要だと思っております。  国施策におきましても、法上も、これを推奨しておりますし、今後広めていくというようなことが努力目標化されていることは、議員ご案内ことだろうと思います。  小原小中学校は、小規模校メリットを生かしまして、令和2年度から小学校併設型中学校制度によりまして、小中一貫校、通称小原学園としたいと思っております。  小原学園では、少人数によるきめ細やかな個別指導や、地域と一体となった教育活動、さらに地域環境、伝統、文化を生かした教育活動を実施することによりまして、これから社会をたくましく生き抜く力を育成することを目指してまいりたいと思っております。  コミュニティ・スクール制度導入によりまして、地域とともに魅力ある学校づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 308 ◯小川正人議長 佐久間儀郎議員。 309 ◯11番(佐久間儀郎議員) 詳しく英語教育特区を目指すこと、市教育課題をしっかりととらまえて、そういったものを導入するというようなことをおっしゃっていただきました。  またコミュニティ・スクール、開かれた学校と、地域に開かれた学校とすると、そういったお話もいただきまして、非常に期待できる試みだと私は思いますので、ぜひとも推進していただきたいなと、かように思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは次に(5)に入ります。  2つ目目標「安心して子どもを産み育て、心やすらかに暮らせるまち」中で、子育て支援において「子育て世代包括支援センター」年度内設置に向けて準備し、母子保健施設として子育て支援施設一体的な提供体制構築、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援を目指すと表明されました。
     私は、平成29年9月定例会において「子育て支援「日本版ネウボラ」導入について」と題して一般質問を行ったことがあります。その際に、児童福祉法及び母子保健法法改正に応じて、妊娠・出産・子育てをワンストップで支援する拠点に、いわば「しろいし版ネウボラ」を導入、設置することが望ましいと申し上げました。  今回、その施策表明は、この実現に向けて進んでいるということで理解してよろしいでしょうか。ここに至った背景、経緯をお聞かせください。 310 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 311 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど松野議員にお答えしたとおりでございますが、子育て包括支援センターは、妊娠から出産、子供就学前まで間、母子を支援するという部分では、議員おっしゃるとおり白石版ネウボラとも言えるかと思います。ただし、フィンランドネウボラと違いもあり、例えばフィンランドでは、1人保健師が継続して1組母子にかかわるという部分でございます。我が国行政保健師は、幅広い年代住民全体健康にかかわっており、人事異動等もありますので、長年同じ母子、同じ家庭を担当し続けるということは難しいことでございます。  そのため、支援記録を整備し、引き継ぎ、情報共有をしっかりと行うことで、切れ目ない支援を継続するようにしたいと考えております。 312 ◯小川正人議長 佐久間儀郎議員。 313 ◯11番(佐久間儀郎議員) 今、市長ほうから、ネウボラとはやはりちょっと違う点があるんだと、1人がずっと専従的にはできないから、記録をずっと引き継ぎながらやっていくんだと、そういうようなお話をいただきました。よくわかりました。どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。  それでは(6)3つ目目標ですが、「市民が主役になって地域をつくり、交流を楽しむまち」中で、広域連携推進として「歴史的・文化的なつながりが深く、ひと・モノ交流が多い福島市を中心とする市町村で構成する福島圏域連携推進協議会に引き続き参画し、観光や移住・定住分野などで県境を越えた広域連携を進める。もって交流人口と関係人口拡大を図る」と表明されました。  去る1月30日、福島市こむこむわいわいホールにおいて「福島圏域連携推進協議会」主催による「福島圏域広域連携セミナー」が開催され、会派同僚議員とともに参加をいたしました。  セミナー第1部では、「人口減少時代における広域連携」というテーマで、明治大学政治経済学部牛山久仁彦教授が講演され、広域行政専門的立場から、「今後は単独自治体でフルセット行政サービスを提供することが難しくなる。自治体同士が連携して国制度等をうまく利用しながら連携を進める必要がある」と解説されました。  第2部では、「福島圏域における広域連携」について、牛島教授がコーディネーターを務め、11市町村長がパネルディスカッションを行いました。各市町村現状を踏まえ、福島圏域課題や広域連携に期待することなどについて議論がされました。特に観光や公共交通、医療等について、さまざま意見が出され、福島圏域においてより強力に連携していくことが確認されました。  協議会会長である木幡福島市長は、「公共施設相互利用ができる体制、環境整備を検討したい。より効果的な連携事業を行うため財源を確保する方法一つとして、連携中枢都市圏形成を圏域皆様と議論をしていきたい」と提言されていました。  そこでお伺いいたします。県境を越えたユニークな広域連携意義について、また福島市長提言に対し、どのようにお答えしようと考えられているかお聞かせください。 314 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 315 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  前半部分に関しましては、松野議員一般質問にお答えしたとおりでございまして、平成30年11月に設立した福島圏域連携推進協議会に参画し、これまで圏域全体交流人口拡大と地域活性化に取り組んでまいりました。今後とも、連携事業ごとに、そのメリット、デメリットを検討し、広域連携に取り組んでいきたいと考えております。  連携推進協議会を構成する各市町村には、それぞれ自治体経営考え方やまちづくり経緯があり、広域連携あり方に関しても、それぞれ考え方があることについては、連携推進協議会において認識が共有されており、連携中枢都市圏形成については、今後連携推進協議会において、各市町村間で丁寧に議論されるものと認識しております。  なお、本市と構成市町村とこれまで連携事業取り組みについては、連携中枢都市圏形成を目指したものではなく、緩やかな連携と考えで取り組んできたものであり、連携中枢都市圏形成については、今後総合的に判断していきたいと考えております。 316 ◯小川正人議長 佐久間儀郎議員。 317 ◯11番(佐久間儀郎議員) わかりました。  それでは、先ほど松野議員に対するお答え中で、いわゆる12市町村という構成ではありますけれども、パーシャル連携もあり得るんだと、そういったお答えがなされたんだと思うんですが、そのようなパーシャル連携ということ一つ構想といいますか、そういうはどういうふうに抱かれているでしょうか。 318 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 319 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど申し上げました連携中枢都市圏構想につきましては、やはり積極的にかかわっていこうという自治体もあれば、消極的な自治体もございます。そういった中で、この事業であればやれるとか、この事業はちょっとうちには難しいとか、やはりそういったそれぞれ事情等もございますので、パーシャル連携といいますは、そういった部分的に、まずやれるところからやろうとしている自治体が協力してやっていく、そういった内容で今後進められていければなと思っております。  先ほど答弁いたしましたように、緩やかな連携を図りながら、今後、強力に連携できる部分はさらに推進していければなと考えておりますので、それぞれ自治体と協議しながら、また丁寧に議論しながら進めていければと考えております。 320 ◯小川正人議長 佐久間議員、次質問ですか。それとも関連質問でいきますか。    〔11番佐久間儀郎議員「次質問に入ります」と呼ぶ〕 321 ◯小川正人議長 それでは、この際、議事整理ため、午後3時5分まで暫時休憩いたします。      午後2時49分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後3時05分開議 322 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  11番佐久間儀郎議員。 323 ◯11番(佐久間儀郎議員) それでは、2つ目質問に入ります。  緊急浚渫推進事業についてであります。  本市は、昨年台風第19号豪雨により広い範囲で河川氾濫が相次いだほか、土砂災害や浸水害が発生しました。現在は、激甚災害指定を踏まえ、道路河川、水路、ため池、農業用施設等災害査定を受けて本格復旧工事過程にあるものと理解します。  行政当局には応急措置も含め各種支援制度により市民生活再建、復旧に向け鋭意取り組まれていることに深く感謝を申し上げるものであります。  このたび河川水位異常上昇は、雨量が多かっただけではなく、適宜実施すべき河床しゅんせつがきちんと行われず、河床が上流から土砂堆積によって上昇しているということによる影響も少なからずあるように思われます。  高市総務相は、年頭挨拶で平時から河川堆積土砂撤去や河川内樹木伐採をしておく維持管理の重要性につき何度も国土交通省に伝え、対策要請をしてきたと述べています。しかし、1級河川指定区間、2級河川、河川法準用河川並びに普通河川しゅんせつ事業は、地方公共団体が単独事業として実施するしかなく、財政的な事情から進んでいないが実態であると認識を持って、通常国会に、地方自治体が河川やダムにたまった土砂やヘドロを取り除いて氾濫しにくくする作業を総務省が支援するため地方財政法改正案を提出しています。いわゆる緊急浚渫推進事業費創設であります。本来水深を取り戻せば大雨でもあふれにくくなるため、この際防災対策費用を惜しんでいる場合ではないと判断をしたものであります。  そこで、以下についてお伺いいたします。  (1)この緊急浚渫推進事業費創設については関心を持たれていると思いますので、どのように受けとめられているかをお尋ねをいたします。 324 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 325 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  緊急浚渫推進事業費創設につきましては、本年2月に国から県を通じ事前周知がございました。  令和元年台風19号による河川氾濫等大規模な浸水被害が相次ぐ中、河川堆積土砂撤去については大雨災害時防災減災対策として実施しなくてはならない重要な対策と受けとめており、維持管理のため河川等しゅんせつは大変重要であると認識しております。  これまで普通河川しゅんせつ等につきましては単独事業で実施しており、財政面においても厳しい状況もございました。今回、当該事業対象が普通河川まで拡充されたことは大いに期待をしているところでございます。  今回事業につきましては、現在ところ事前周知段階ですが、事業内容を精査し、事業実施に向け検討してまいります。 326 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 327 ◯11番(佐久間儀郎議員) 今、事業実施に向けて検討してまいりますというお答えをいただきまして、本当に前向きに捉えていただいているかなと思っていますが、(1)について、今回創設中身を無駄ではないと思うので申し上げますけれども、総務省提案では、河川、ダム、砂防、治山に係るしゅんせつについて、国土交通省より対策優先順位にかかわる基準を地方団体に対して示した上で、各地方公共団体において各分野個別計画に緊急的に実施する箇所を位置づけるとしております。  そして、地方財政措置として、土砂しゅんせつを地方債起債対象にする、充当率が100%、元利償還金に対する地方交付税措置は70%にするというものであります。令和2年度を初年度にして900億円が計上されており、令和6年度まで5カ年間事業総額を4,900億円と見込んでおります。  私も地方財政にとってこれは大変有利な制度創設と考えておりますが、改めて市長ご所見をお伺いいたします。 328 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 329 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  緊急浚渫推進事業につきましては、現時点において令和2年度を初年度に令和6年度まで5年間を事業期間とし、令和2年度事業費900億円、総事業費は4,900億円を見込んでおります。  先ほどもお答えしましたが、市管理の普通河川土砂しゅんせつ等につきましてはこれまで市単独事業で実施しておりましたので、今回地方財政措置は本市にとりましても大変有利な制度であると認識をしております。  今後、事業要綱など具体的に示されると思いますが、防災減災対策さらなる推進に向け、国や県情報収集に努め、制度活用について前向きに検討してまいります。 330 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 331 ◯11番(佐久間儀郎議員) (3)に入らせてもらいますが、制度に関する手順を見ますと、国土交通省はしゅんせつ優先順位を決めるため堆積土砂率、人家へ危険度など基準を示して、これを踏まえてそれぞれ自治体が個別計画に緊急的に実施するしゅんせつ箇所を位置づけるとしております。豪雨被害軽減ために、本市ではやはりこうした個別計画作成に入っていただきたいと考えるわけですが、その辺前向きなお答えはいただいておりますが、これについてもう一度、市長お答えをいただければありがたいと思います。 332 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 333 ◯一條武志建設課長 ただいま佐久間議員質問につきましては、計画書作成ということで、私からお答えをさせていただきたいと思います。  当該事業につきましては、土砂等除去、樹木伐採に係る費用、仮設道路設置など附帯工事費、土砂等運搬処理費も計上できるとされてございます。  事業を実施する場合には、しゅんせつ実施箇所、目標を記載した個別計画を策定することとなっておりますが、市町村におきましては個別計画にかえまして堆積土砂管理計画(仮称)、その策定でも可能となってございますので、要項等により今後作成を検討してまいりたいと思ってございます。 334 ◯小川正人議長 11番佐久間儀郎議員。 335 ◯11番(佐久間儀郎議員) これにつきましては非常に前向きなお答えを頂戴しました。できるだけ実施に入るようによろしくお願い申し上げまして、私質問をこれで終わらせていただきます。 336 ◯小川正人議長 次に、4番澁谷政義議員。    〔4番澁谷政義議員登壇〕 337 ◯4番(澁谷政義議員) それでは、通告に従い質問させていただきます。どうも二番煎じになりますけれども、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  大きく2点に分けて質問させていただきます。  1番目、災害に強い地域づくりと住民安全について、昨年、台風19号により本市も甚大な被害を受けました。ため池決壊、道路等冠水、土砂崩れ、住宅被害は全壊から一部損壊を含めて数多く被害を受けました。これら被害中から3点について質問させていただきます。  1点目、大鷹沢地区ため池復旧復興について、以下点についてお伺いいたします。  1)ため池決壊検証結果についてお尋ねいたします。 338 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 339 ◯一條武志建設課長 ただいま澁谷議員質問につきましては私からお答えさせていただきます。  昨年10月台風19号では、本市でも経験したことない雨量が短時間に集中し、特にため池が存在します大鷹沢三沢地区につきましては、丸森町と境にも位置して、本市で観測された総降水量365ミリを超えたものであったことが想定されます。  今回、同一水系となります逆川上、逆川下、長柴山3カ所ため池には甚大な被害を受けました。現在、詳細調査測量中でございまして、こちらも想定ということにはなりますが、短時間に集中した豪雨による急激な貯水位上昇及び土砂などが一気にため池に流れ込み、決壊させたものと思われます。  今後、復旧工事ため詳細設計を進めてまいりますが、県や地元水利組合、土地改良区と連携をして早期復旧に努めてまいります。 340 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 341 ◯4番(澁谷政義議員) 私も同地区に、私地区にもため池というか、ダムが存在しますので、どのような決壊をしたかなということで現地を2回ほど確認させていただきました。  今ご答弁いただいた中で、急激な貯水量上昇ということも私は感じていて、その感覚でちょっと現地を見ましたけれども、逆川上、これは確かに雨量は多かったんですが、越水、越えて決壊したとは、私は素人ですけれども、捉えてこなかったということです。ということは、現場を見た人なら大体わかるんだと思いますけれども、一番弱いところ、もともと沢をとめた、沢もと、そこに古いくいが出ておりました。そこは、多分ですよ、土質が山砂という非常に扱いやすくて、やった後形はいい材質なんですけれども、事水流れに関しては非常に弱いという欠点を持っている、それが一つ原因かなと。そして、越えた水じゃなくて、越水した水じゃなくて、やはり雨量が多いために、外のり面が何か、雨量、水関係で決壊し始まって崩れ去ったかな、崩壊したかなと私なりに見てきたところです。ただし、土砂、これは逆川下は完全にその影響で土砂で埋もれて原形も見えないような形でした。  そこで、決壊のり面、私感覚なんですが、その辺についてご検証をお願いしたいと思うんですけれども、私感覚が違うか、同じように考えられているか、その辺ちょっと一言お願いしたいと思います。 342 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 343 ◯一條武志建設課長 ただいま質問にお答えをさせていただきます。  今回、災害が発生して以降、もちろん市だけではなくて国とか県とかからも見ていただいているんですけれども、やはり今議員ご質問ように、中からなか、外なかというは正直まだ想定範囲でしかございませんで、じゃどちらからどういう形で決壊したかというところまでは、申しわけありません、今詳細調査中ということで、一気に余水吐き、洪水吐き能力を超えて破堤したではないかというところまでになってございます。 344 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 345 ◯4番(澁谷政義議員) 今なぜこういうことに捉えられたかなというは、決壊してない菖蒲沢も見てきました。ただし、やはり外のり面がかなりやられているので、あと時間たてばあそこもやられたかなという感じいたします。  そんなような形で、これを議論していてもどうしようもないことですから、次に移りたいと思います。  まず、2)災害復旧計画及び日程についてお尋ねいたします。 346 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 347 ◯一條武志建設課長 ただいま質問につきましてお答えをさせていただきたいと思います。  今回被災しました大鷹沢地区ため池3カ所につきましては、復旧規模が甚大なこと及び復旧には高度な技術を要すること、また人為的な要件も踏まえて、県営災害復旧事業で施行されるよう11月6日に市長から宮城県知事宛て要請をして、県営災害復旧事業として実施することになりました。
     本ため池復旧計画でございますけれども、災害査定及び国設計指針に基づき計画をしております。  復旧スケジュールでございますが、現在、災害査定を終えて、復旧工事ため詳細設計、工事資材運搬等ため仮設道路各種協議を進め、令和2年度から順次、復旧工事着手を目指し進めてございます。  復旧工事につきましては、仮設道路設置、仮排水路施工から始まりまして、堤体、余水吐き等本体工事となりますので、工事着手後、全てため池が完了するまでには3年程度必要であるとことでございます。 348 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 349 ◯4番(澁谷政義議員) 当然工事をして着手にかかるわけですけれども、一気に3つため池をやるということにはならないと思うんですが、計画があればどのため池から復旧にかかるか、決まっていればお知らせ願いたいと思います。 350 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 351 ◯一條武志建設課長 ただいま質問にお答えをさせていただきたいと思います。  先ほど菖蒲沢ため池お話も出ましたけれども、この地域、この地区では下流で市道災害と、あと菖蒲沢ため池災害、あと現地に行きます工事用道路仮設、一部保安林もございますので、そういった協議等も踏まえて、今後県と地元と協議しまして具体的なスケジュール等も決めてまいりたいと思ってございます。 352 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 353 ◯4番(澁谷政義議員) 管理道路都合上は逆川ほうが工事道路としてはやりやすいかなと思いますけれども、どうしても下ほうとか、また菖蒲沢が決壊はしてないですが、亀裂が入って水がためられない状態になっているという形ですので、当然あそこ工事道路、相当難所ですね。あそこは相当な岩なり何があって、あれを通すとなると相当な時間も必要だし、お金もかかるだろうと思います。  そこで、今出しました菖蒲沢、これは国か、市単独でやるか、どっちになるんですか。菖蒲沢改修というんですか、今、決壊はしてないんですけれども、相当のり面が崩れて、中に亀裂が入っているということは、これはどっち工事になるんでしょうか。 354 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 355 ◯一條武志建設課長 ただいま質問にお答えをさせていただきたいと思います。  今回、菖蒲沢ため池災害復旧につきましては、路面水も影響しまして、のり面背面がかなり大きくえぐられておりますけれども、こちらにつきましては市が災害復旧事業を行います。 356 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 357 ◯4番(澁谷政義議員) わかりました。  それでは、3)災害復旧作業工法及び対策についてお尋ねいたします。 358 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 359 ◯一條武志建設課長 ただいま質問につきましては私からお答えさせていただきたいと思います。  復旧工法でございますけれども、本ため池につきましては防災重点ため池でもございまして、原形復旧にとどまらず、国設計指針に基づき、堤体断面拡大等により安定上必要な構造として復旧を計画しております。  また、被災しました取水施設、防護柵など復旧、さらに被災原因除去と再度災害防止をするためため池災害関連特別対策事業といたしまして、余水吐き断面拡大、緊急放流口新設などを復旧事業とあわせて実施する計画となっております。 360 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 361 ◯4番(澁谷政義議員) そうですね、緊急的に吐ける、その装置が私も絶対必要だなと思っておりました。残っているところを見ると、幾らですか、150ぐらい段で水を調整、抜いていた形なんですかね、ちょっとはかってこなかったんですけれども、それではやはり情報が、台風情報とかいろいろ入っても、なかなか抜き始まっても抜けないということだと思いますので、それは本当に必要なかなという感じがします。  特に、先ほども申し上げたように、私も専門家じゃないですけれども、やはりのり面をちょっと強くしないと、幾ら内側を強くしても外から崩壊されるということは、それは専門家が見て考えるだろうと思いますが、その辺も目を光らせてもらえれば、お願いしたいと思います。  それでは、4)今回事例を教訓とした、住民安心安全確保ためにどのような対策を考えられているか所見をお伺いします。 362 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 363 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  今回決壊した逆川上ため池につきましては、平成30年度にため池ハザードマップを作成しており、地域皆様は自分住んでいる地区上流にはため池があると認識は浸透しており、日常から防災意識も高く、情報共有もされておりました。  昨年10月台風19号際にも、市でも河川水位上昇確認、地域及び消防団と状況確認、巡回強化を行いましたが、やはり初期状況把握と情報共有、災害発生時迅速かつ的確な避難行動が重要であると認識したところでございます。  今後は、逆川下ため池及び長柴山ため池を含め防災重点ため池に指定された全てため池ハザードマップ作成を進めておりますので、住民安全・安心確保ため、地元自治会や水利組合、土地改良区と連携し、ハザードマップなどを活用した啓発に努めてまいります。 364 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 365 ◯4番(澁谷政義議員) ハザードマップを活用するということで、当時、たしか時間的に10月12日決壊時間は、大体10時、何時ごろだったでしょうか、そのくらい時間だと思うんですけれども、そのとき、その前に避難された方がおるんだと思うんですが、特に落合地区、もろにかぶった落合地区で何名方が避難、全員避難なさったんでしょうか、それをお伺いしておきます。 366 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後3時32分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後3時33分開議 367 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 368 ◯一條武志建設課長 ただいま質問にお答えさせていただきたいと思います。  災害発生後に地元住民方からお話を伺ったところによりますと、決壊したと思われる時間帯なんですが、8時半から9時ぐらいに水位がかなり上昇してという話は伺ってございました。  まず垂直避難とかも含めて、全員がという話は伺っていないんですが、垂直避難とかそういった形で対応されていたという話を伺ってございます。 369 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 370 ◯4番(澁谷政義議員) 家に残っていて水害に遭ったという人話を聞きましたので、どのくらい、特に夜時間になると本来は避難していてほしかったんですけれども、家で被害を受けたということをちょっとお聞きしましたので。  それで、ちょっと聞き忘れたんですけれども、逆川上土砂、あれは今回土砂でないですよね、下に残っている土砂はね。あれを撤去というは、ちょっと戻りますけれども、撤去、かなり私背丈ぐらいが大体埋まっているような形で、下手すると、あそこは幾らですか、4万5,000立米ぐらい水をためるところが60%ぐらいしかためられないんではないかなと思ってきたので、その撤去はやはり計画に入っているかどうなかお伺いしておきます。 371 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 372 ◯一條武志建設課長 ただいま質問にお答えをさせていただきたいと思います。  現地山砂質ものが今回流れてきたではないかと想定されます。今現在、災害査定を受けまして詳細測量設計調査に入ってございまして、あと今後、貯水量確保も含めて、土砂しゅんせつ撤去とかもあわせて検討してまいるという話までは伺ってございます。 373 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 374 ◯4番(澁谷政義議員) この項目は最後になりますけれども、この地区から死亡者が出なかったということが幸いだと思います。  本市には防災重点ため池が31カ所あると聞いております。大鷹沢には18カ所あると伺っております。今回災害を教訓として、他ため池でも点検、強化、改善を図って、住民安心・安全に備えてほしいなと思います。  また、大鷹沢地区民方々には、地区民がワンチームになって、ため池が完成するまで用水を分け合って作付に励んでいただきたい、そして秋収穫を迎えていただきたいなと願っております。  次に移ります。  2点目、鷹巣地区、旭町地区内水氾濫について、検証結果に基づいた今後対策についてお伺いいたします。 375 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 376 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  市街地に降った雨が河川等に排水し切れずに滞留することにより発生する浸水が内水氾濫ですが、その被害低減には雨水管渠整備ほか排水機場や雨水貯留施設整備が考えられます。いずれも排水先となる河川管理者と協議が必要であり、施設用地問題もあると考えられます。  国では、昨年台風19号による内水氾濫を受け、対策を強化する方針です。国・県とも相談し、施設整備により内水氾濫が低減可能かも含め、ハード・ソフト両面から総合的に検討したいと考えております。 377 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 378 ◯4番(澁谷政義議員) 市長が今おっしゃったように、ハード面、これも限界があることはわかっております、当然そうなるとソフト面ということですけれども。  ただ、私はあそこもちょっといろいろ調査させていただきました。やはり新しいまちですよね、やはりね。そういうところで、1981年ですか、俗に言う8・5豪雨、それでもやはり被害を受けたところ、白石市玄関口、新幹線があるところも被害を受けたということで、やはり何らかの対策を立てないといけないかなと思って、極端に言いますと、斎川左岸から3カ所水門も調査させていただきました。やはりある程度降ると8割ぐらい斎川側が上がってくると排水不能になるような地域なかなと確認しておりました。  そのために、やはりこれはハード面で処理しないとどうしようもない地域なかな、あのくらい雨が今回続くならですね。そうすると揚水場、要するに水を吐く動力ポンプ備えも、国力とか国支援を受けてそういうも必要ではないかなと思いますけれども、市長ご見解をお伺いいたします。 379 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 380 ◯山田裕一市長 お答えを申し上げます。  恐らく専門家皆様もおっしゃっていますけれども、地球温暖化に起因する気候変動によりまして台風が大型化したり巨大化したり、それが近年我が国における雨であったり台風であったりそれら大災害につながっているだろうと私も考えております。議員ご発言とおり、ハード面、ソフト面両面から何とか災害に強いまちづくりを進めていかなくてはならないと思っています。  国動きも注視していかなくてはならないと思っておりますが、議員も先ほど斎川話をされましたけれども、どうしても斎川水位が上がってしまうことによって今度その斎川に排水ができなくなってしまいます。ですので、仮にポンプを整備しても、その排水先となる斎川に排水できなくなったり、また排水機場を別途つくるというようなことも必要になってくると思いますので、例えば用地であったりさまざまな課題が今後出てくると思います。国さまざまな補助メニューであったり、またご指導もいただきながら、何とか災害に強いまちづくりを進めてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りますようにお願いします。 381 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 382 ◯4番(澁谷政義議員) 当然、揚水場を整備すると現にある水門をとめないと意味ないんですよね、逆流させながらポンプを働かせると。  ちょっと知り合い石巻市議員から聞いたんですけれども、あっちもいろいろ揚水場、水吐け等がかなりやられて、新しい機械は今すばらしくポンプ能力があるんだってね。だから変なものがあると変なものまで吸い込まれてしまうというから、それだけ能力があるんだよということをちょっとお聞きしましたので、参考までに。  特に大鷹沢1号幹線、新幹線ところに下に出ているところなんですけれども、これ用水路をずっと見たら大町ほうまで続く用水があそこに来ているわけですね。そうするとやはり何らかの措置をとらないと常に新幹線前が水浸しという形になると思いますけれども、その辺はひとつ強力に対策を立てていただきたいなと思います。  あと地下に潜っているんですけれども、地下に潜って出る先が、やはり水が上がってくると吐けないというような形で、やはり何か必要なかなと感じます。その辺ご検討願いたいと思います。  次に、3点目に入りたいと思います。  防災啓発と安否確認について、以下点についてお伺いいたします。  1)については先ほど述べられてご答弁いただいた内容だと思いますので、2)に入りたいと思います。  昨年台風による被害を教訓に、白石市防災会議にて検証を行った結果、今後地域防災計画にどのように反映されるかお伺いいたします。 383 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 384 ◯山田裕一市長 ただいま質問につきましては、先ほど伊藤議員に答弁した内容と全く同じ内容となります。  避難所開設は、災害種類により開設する避難所は異なりますが、風水害等においては初動期において各地区に1カ所程度避難所を開設することとしており、その後被害状況に応じて市内合計31カ所避難所を開設することとしております。  今回初期初動において開設した避難所において、大雨による影響で被害おそれがあったことから、越河公民館、白石中学校及び大平公民館につきましては、それぞれ越河小学校、白石第二小学校、大平小学校へ避難所を移行し対応を行いました。  このようなことから、本年度、令和2年2月に開催しました白石市防災会議においては、令和元年東日本台風教訓から、地域要望等もあり、風水害における初動期体制を見直し、白石中学校を白石第二小学校へ、大平公民館を大平小学校へ修正を行っております。  また、6月総合防災訓練については、新たなハザードマップを活用して、風水害を想定した防災訓練を実施いたします。 385 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 386 ◯4番(澁谷政義議員) それでは3)に入ります。  本市では、災害時に安否確認ため「無事です」フラッグを全戸に配布されていますが、配布されているフラッグでは水害時おそれがあるときでは内容が異なるため、事前用フラッグも必要ではないかと思われます。市長ご見解をお願いいたします。 387 ◯小川正人議長 畑中危機管理課長。    〔畑中祐二危機管理課長登壇〕 388 ◯畑中祐二危機管理課長 ただいま質問については私からお答えさせていただきます。  本市では安否確認ためフラッグを配布しておりますが、災害種別によっては使用方法も異なるものと思っております。水害等場合は早目早目避難が大切です。例えば大雨など警報解除後とか避難所から自宅へ戻った後に掲げるなど、使用方法については地域内で検討いただき、現在フラッグを有効活用していただきたいと思っております。 389 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 390 ◯4番(澁谷政義議員) 内容は理解できましたけれども、なぜこのテーマを上げたかというと、当時10月12日、大雨さなか、私地区では1級河川天津沢があふれ始まるということで、私も川沿い方に避難呼びかけをしてまいりました。避難した方は、電気をつけて、やはり家中を暗くしないで、それで鍵をかけて、私が行ってドンドンたたいても鳴らしても出てこないということで、電話をかけました。したら電話にも出ない。おかしいなと思って、避難したかなと思って今度は避難所役所から来ている職員方に、こういう方が行ってますか、避難してますかと電話しました。「避難しています」と、やっとそこで避難が確認できたわけです。その後に今度消防団が回ってきて一生懸命やっているわけです、ここ避難したよと教えましたけどね。そういう形要するに避難を勧告したりまたは確認したりする人が二重も三重も手間かかるんだなと思いました。  だったらその後で、大郷町ですか、1981年8・5豪雨災害を教訓としていろいろ訓練しているらしいけれども、「避難しました」というフラッグをつくっているらしいんですね。これは子供たちが横断歩道を渡るときものからヒントを得たとか何かありますけれども、そういう旗なんです。それを一番見えるところに出す、そうするとわかりやすい。  「無事です」というはこの程度細いやつで、夜段階ではほとんど確認が不能です、あれを使ってくださいといっても。ですから、やはりお金はかかることなんでしょうけれども、災害が起きそうな事後と事前ではやはりちょっと違うかなということをつくづく感じたものですから、このようなご提案を申し上げたんですが、その点について、市長、一言、お考えあれば。
    391 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 392 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  ただいま澁谷議員からご提案を賜りました。確かに自助・共助が災害発生時には大きな力を発揮します。そうした場合に、地域皆さんが安心して避難されたかどうかということを地域皆さんが確認できるツール、それは非常に重要でありますし、有効であると考えますので、今後政策において参考とし検討させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 393 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 394 ◯4番(澁谷政義議員) ご理解をいただいてありがとうございます。よろしくご検討願いたいと思います。  それでは、大きな2番目に入りたいと思います。  自治会組織統合について、本市には113自治会組織があります。1つ自治会で最大で820世帯から最小で5世帯と、地域によってはさまざまです。行政から組織統合編成を要請することはできませんが、確実な人口減少、避けられない現実を踏まえれば、統合等推進を促すも行政役割と思いますが、市長ご見解をお願いします。 395 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 396 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  ただいまご質問、先ほど伊藤議員から一般質問と同様質問でございますので、答弁内容は重複でございます。  自治会は、住民皆様にとって一番身近な組織であり、災害時等においては最も重要なコミュニティーであるとともに、地域課題解決や安全・安心環境づくりを築く役割を担っていただいていると考えております。  現時点において自治会側から合併や統合に関するご意見やご要望はいただいておりませんが、自治会が抱えるさまざまな問題や課題については、自治会及び自治会連合会と連携しながらそれらを解決できるよう今後も取り組んでまいりたいと考えております。 397 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 398 ◯4番(澁谷政義議員) なかなか統合しろとか組織をいじるとなると大変な、昔からつながりがあるということで、なかなか、わかっているんですけれども。例えば昔、何と言いましたかね、隣に回す今まで回覧を「ずんたつ」と言ったかね、そういう範囲がまだ続いているんですね。  ただ、今、時代は変わって電話があり、車で移動があり、道路もほとんど舗装されているという中で、やはり私が考えるには、私ところは450世帯ありますけれども、200世帯とかそういうところ利点とか特典をなかなか知ってないんじゃないかなと。だから、そういう大きな、大きなというか、200から300ぐらい自治会実態と、こういう利点があって、こうやっているんだよということを何か学ぶ機会がないかなという感じします。そういうも、こういうことをやっているんだよ、こういう利点があるんだよ、スケールメリットってこうなんだよということも何かお示しする機会あってもいいんじゃないかと思いますけれども、どうでしょうか、市長。 399 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 400 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  議員お気持ちは私も十分わかります。ただ、自治会、任意組織でございますので、なかなか行政からこうすべきだとか、先ほどちらっと例えば消防団話も出ましたけれども、それを行政側からお話しするというは非常にやはり難しい課題があると思います。  ですので、例えば議員は、そういった苦しい、厳しい環境にある自治会を十分想定されてご発言だと思いますので、例えば議員みずからそういった地区に出向いていっていただいて、例えばこういったスケールメリットがあるよとか、こういったことを考えたら今度どうだろうかとか、より住民皆さんに寄り添っていただく形でさまざまな情報提供であったり、またご提案をいただければ、住民皆さんも非常に安心をして今後地域あり方というも考えられるではないかと思いますので、ぜひ議員皆様ご支援とご協力もよろしくお願いいたします。 401 ◯小川正人議長 4番澁谷政義議員。 402 ◯4番(澁谷政義議員) 私もこういうメリットがあるんだよとか、もうそんな時代じゃないんだから、こっちとこっちやったらいいんでないということはちょいちょい機会を見て言っております。ですから、行政も何か、強制はできないんですが、やはり時代変化に伴ってそういうが必要なんだよということを何か、平成大合併じゃなくて、やったらこういう利点があるよとかお示ししながら、強制ではなくても、一つ、一つですよ、例えばモデルがあって、それを今度紹介していくとか、そういう方向に動いてほしいなと思うんですけれども、これを願って、質問を終わらせていただきます。 403 ◯小川正人議長 次に、12番四竈英夫議員。    〔12番四竈英夫議員登壇〕 404 ◯12番(四竈英夫議員) 通告に従い2点についてお伺いいたします。  初めに、台風19号被害復旧状況と今後見通しについてお伺いいたします。先ほど伊藤議員からも同様質問がございましたので、重複する答弁につきましては割愛していただいても結構ですが、改めてご質問させていただきます。  台風襲来から4カ月余りが経過しました。台風もたらした被害は余りにも甚大で、懸命な復旧作業にもかかわらず、まだまだ完全復旧には至っていないが現状です。安心して暮らせるもと生活を取り戻せる日が一日でも早く訪れることを心から願っております。  なお、国道113号通行どめに際しましては、山田市長初め部課長ほか多く職員皆様ご尽力をいただき、年内復旧が実現いたしました。多く皆様から感謝と安堵声が寄せられています。改めて市当局を初め大河原土木事務所など関係機関皆様に感謝申し上げます。  なお、通行どめ期間は約2カ月半、76日間でした。その間、迂回路通行を余儀なくされたわけですが、通ったことある方はおわかりかと思いますけれども、その起伏激しさと急カーブ連続に心身ともに疲れ果ててしまったというが実感でございます。改めて道路大切さとありがたさを痛感させられた次第でございます。  そこで、次点についてお伺いいたします。  (1)災害復旧進捗状況についてお伺いいたします。災害程度別、区分別件数と復旧件数についてお伺いいたします。  先ほど道路とか河川あるいは水路など被害件数などもお示しをいただきましたが、改めてその件数と、また復旧が済んでいるところもあるではないかと思いますので、復旧が終わっている箇所が何件ぐらいあるか、その点についてお伺いいたします。 405 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 406 ◯一條武志建設課長 ただいま四竈議員質問につきましては私からお答えさせていただきたいと思います。  国災害復旧事業として査定を受けて復旧を計画している箇所につきましては、先ほどもお答えいたしたとおり、公共土木施設で道路が23カ所、河川8カ所計31カ所でございます。農業用施設として、ため池が2カ所、水路が23カ所、道路が5カ所計30カ所になってございます。こちらは今後詳細測量設計を行い、令和2年度工事発注に向けて手続を進めてまいります。  そのほか道路土砂状況、水路しゅんせつ、路肩復旧など、重機借り上げまたは原材料供給とかで復旧作業を行っております小災害につきましては2月18日現在で852カ所となってございます。これは平成27年9月関東・東北豪雨時約3倍となってございますが、現在も地元業者に依頼をして復旧作業を進めております。約330カ所、今終わっている状況でございます。こちらも被害件数が多く、復旧に時間を要しておりますので、令和2年度までかかる見通しとなってございます。 407 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 408 ◯12番(四竈英夫議員) 国査定を受けた以外被害箇所が852カ所ということを今お伺いしまして、その数多さに本当にびっくりしたわけでございますが、その中でも約330カ所が復旧が終わっているということで、これも大変なご努力をいただいたということで感謝を申し上げる次第でございます。  そこで、次質問(2)ですが、復旧までにはどのぐらい期間がかかると思われますか、その見通しについてということなんですけれども、なかなかこれは見通しというは難しいかと思いますが、大ざっぱで結構ですので、大体何年ぐらいとか何年度ごろまでとかというような見通しがあるであればお伺いをしたいと思います。 409 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 410 ◯一條武志建設課長 ただいま質問にお答えさせていただきます。  復旧見通しということでございますが、国災害復旧事業につきましては、測量が終わり次第、設計を行い、工事を発注する流れとなりますので、現段階におきまして工事発注は令和2年度になる見込みでございます。早い箇所では令和2年度中復旧見通しでございますが、農地に隣接する水路や河川復旧につきましては、仮設工事用道路を設けるなど、用地調整等にも時間を要することがございます。こちらにつきましては令和3年度まで見込まなければならない箇所もございます。引き続き現場条件を踏まえて、地元や地権者と相談しながら発注時期判断を行って早期復旧に努めてまいりたいと考えてございます。 411 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 412 ◯12番(四竈英夫議員) 激甚となれば被害程度も大きいわけですので、復旧にも時間がかかるかと思います。また、それ以外災害箇所につきましても非常に災害箇所が多いわけでございますので、発注はしても業者手が回らないといいますか、そういうこともあるかと思いますので、やはり相当数時間は要すると思いますが、できるだけ早く復旧を進めていただくように、改めてお願いを申し上げたいと思います。  続きまして、3番と4番は関連もございますので一括してお伺いいたします。  激甚災害に認定された区域はどのぐらいあったか、その箇所数をお伺いします。そして、それが認定された場合復旧手順について、手続についてもお伺いいたします。 413 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 414 ◯一條武志建設課長 ただいま質問につきましても私からお答えさせていただきたいと思います。  まず激甚災害に認定された地区でございますけれども、台風19号暴風雨によります災害につきましては、令和元年12月4日付で激甚指定に関する政令が公布、施行されました。今回、公共土木施設災害復旧事業及び農道や水路など農業用施設災害復旧事業として、市が国災害査定を受けて復旧する61カ所につきましては激甚災害指定が適用されることとなります。  あわせまして、今回その手続関係でございますけれども、復旧手順につきましては、発生後直ちに市内全域被害調査を行いまして、被災状況に応じて国災害復旧事業に該当する箇所を精査して被害報告、その後該当箇所測量設計を実施、査定設計書を作成し、国査定を受けて査定額が決定されるという手順になってございます。  この復旧手順でございますが、激甚災害でも手順については大きくは変わりございません。通常災害場合、査定後に工事を発注する流れとなりますが、今回は大規模災害ということもございまして、災害査定簡素化が図られております。この簡素化でございますが、航空写真とかそういった断面を1つとか、測量手間を短縮して早目に査定を受けるということになってございますので、大きく違うところはさらにその査定後に詳細測量設計に入るということになってございます。  現在、その作業を進めてございますが、詳細測量後に設計、積算、工事発注手続を経て着手、復旧という手順になってございます。 415 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 416 ◯12番(四竈英夫議員) 査定手順について詳しくご説明いただきました。  それで、(5)ですけれども、その査定を申請して、それが国ほうで認めるというか、査定をして、今、査定が終わった箇所は何カ所ぐらいあるか、それをお尋ねいたします。 417 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 418 ◯一條武志建設課長 ただいま質問にお答えをいたします。  国災害査定につきましては、公共土木施設につきましては1月30日までに終わってございます。農業用施設につきましては1月16日までに全て完了しております。先ほど件数をお答えいたしましたが、合計61カ所につきましては査定は完了しております。 419 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 420 ◯12番(四竈英夫議員) 査定が完了しているということで、安心したわけでございますが、今後は積算といいますか、土量計算とかいろいろそういったさらに詳しい測量、積算、そういうものが進んで、やっと工事発注、施工ということになるかと思いますので、それらもなるべく早く進めていただくようにお願いをしたいと思います。  それから、6番目でございますが、先ほど澁谷議員も大変心配されて質問があったわけなんですが、農業用水路損壊や畦畔崩落等、農業関連にも甚大な被害を受けていますが、令和2年度水稲作付に支障を来すことがあるではないかと思います。その場合、どのような対策をとるお考えかお伺いいたします。 421 ◯小川正人議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 422 ◯安藤信行農林課長 ただいま四竈議員質問については私からお答えをさせていただきたいと思います。  台風19号で農地に被害があった農家で令和2年作付が困難である場合農家支援策としましては、国制度である経営所得安定対策産地交付金で取り組んでいただくことが可能であります。産地交付金対象とする地力増進作物や地域振興作物を作付することで交付金を受けることができる場合がございますので、農林課にご相談いただければと思います。  なお、今月3月13日に大河原農業改良普及センターと合同で、台風19号による被害を受けた米農家に対する営農再開に向けた栽培技術説明会をJAみやぎ仙南白石支店で開催し、さらなる周知を図ってまいりたいと考えてございます。 423 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 424 ◯12番(四竈英夫議員) 国や県と連携をとった対策を講じられているということで、大変感謝申し上げる次第でございます。  ただいまお話ですと米にかわる作物を作付するというような場合救済措置というふうにも受け取ったわけなんですが、実際、先ほど澁谷議員が大変心配されていた大鷹沢地区場合に、あそこ大耕土があるわけですね、三沢耕土とかそういうところは、そこで米を栽培するには今回決壊したため池などから水で、そこ作付がされていたではないかと思うんです。そうした場合に、そのため池が決壊したということになれば、水が引けなくなるとなってしまいますと田んぼが作付できないんじゃないかなと、そういった心配もされるわけです。白石川から水が供給される地帯にあってはそれはいいかと思いますが、そうではなくて、従来ため池なり水路、そういったものを利用して米を栽培していた農家についてはどんな現状なか、その辺もお伺いしたいと思います。 425 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 426 ◯一條武志建設課長 ただいま質問につきましては私からお答えさせていただきたいと思います。  まず大鷹沢ため池関係でございますけれども、今回3つため池、同一水系で決壊をしてございますが、また残り水系と申しますか、大鷹沢三沢沖地内につきましてはもう一つ水系がございますけれども、あとあわせまして、今回災害復旧中で農水省からポンプ借用、こちらも認めておりますので、今現在ポンプ借用につきましても土地改良区と協議をして進めているということでございます。少しでも水が行き渡って稲作ができるような対策を水利組合とも連携して今進めているという状況です。  あと水路関係とか今お話しいただきましたけれども、例えば地元地権者皆様から、仮畦畔とかで復旧できる箇所につきましてはいいんですが、材料支給で水が通るとか、少し水路をしゅんせつすれば水が通るとか、そういった現場状況によって全く異なってございますので、その地区ごとに相談をいただきまして、今後対応していく、今対応しているという状況でございます。 427 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 428 ◯12番(四竈英夫議員) いろいろな対策を講じておられるということで、あの大面積水田が何とか作付ができるように、ご努力なりお力添えをお願いしたいと思っております。  それでは、次質問に移らせていただきます。  新型コロナウイルスへ対応についてでございます。午前中に松野議員も同様質問をされましたので、重複する場合ご答弁は割愛されても結構でございますが、よろしくお願いいたします。  中国湖北省で発生した新型コロナウイルス感染症は、大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号集団感染に広がり、その後瞬く間に世界各地に広がりを見せ、地球規模危機とさえ思えるような状況になりました。感染力が強く、国内でも毎日ように感染者が確認され、3月3日現在では国内感染者が297人、クルーズ船関係者を含めますと999人となり、そのうち12人方が亡くなられているという報道がなされておりました。  こうした状況に対応して、本市では2月3日にいち早く新型コロナウイルス感染症等に関する対策本部を設置されました。迅速な対応に敬意と感謝を申し上げます。  そこで、次点についてお伺いいたします。  (1)対策本部を設置するまで経過と内容、体制等についてお伺いいたします。 429 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 430 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  昨年12月に中国湖北省武漢において新型コロナウイルス感染症が確認されて以後、国内外状況を注視していたところでございますが、今年1月28日に新型コロナウイルスを指定感染症として定めるため改正政令等が公布され、1月30日には政府に新型コロナウイルス感染症対策本部が設置されました。  このことを受け、季節性インフルエンザ流行時期とも重なったことから、感染症予防を周知するため、まずは1月31日に「手洗いで感染症予防」チラシを作成し、市役所と市各施設に手指消毒液とともに設置いたしました。  続いて、2月3日部課長会議において、私を本部長とし、庁議構成員に関係する所属長を加えた白石市新型コロナウイルス感染症等に関する対策本部を設置し、2月6日に第1回本部会議開催を決定いたしました。 431 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 432 ◯12番(四竈英夫議員) いち早い対応をとられたということで、本当に大変すばらしいことだったと思います。  それで、(2)連携する医療機関はどこなかお伺いいたします。 433 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 434 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。
     先ほど松野議員ご質問にお答え申し上げましたが、新型コロナウイルスを初めとした感染症など対応は県保健所が担うことになっておりますので、保健所と情報共有を図るとともに、白石市医師会とも連携協力体制をとりながら対応していく考えでございます。 435 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 436 ◯12番(四竈英夫議員) 県、そしてまた医師会と連携をさらに深めていただきまして、対応に当たっていただきたいと思います。  (3)ですが、これまでに本市で体調不良など相談を受けたケースがあったかどうかお伺いいたします。 437 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 438 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいま質問については私からお答え申し上げます。  先ほど松野議員ご質問ときにもありましたが、まずはコールセンターに相談するように周知しておりますので、相談実績はございません。 439 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 440 ◯12番(四竈英夫議員) 直接医療機関に相談するではなくて、コールセンターにまずは相談するということ、先ほどもお伺いしましたが、わかりました。  それで、(4)ですが、万が一感染疑いがあった場合にはどのように対処するかお伺いいたします。 441 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 442 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。  市民が個人で感染を疑う場合には、まずコールセンターに相談上、その指示を受けて対応していただくことになります。  また、市として対応につきましては、2月25日に国が示した新型コロナウイルス感染症対策基本方針を中心とし、県及び仙南保健所指示もと、感染拡大防止と市民健康不安低減を図るように対処していきたいと思います。 443 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 444 ◯12番(四竈英夫議員) 二重三重対策を講じられているということで、わかりました。  それで、(5)ですが、児童・生徒感染が大変危惧されますが、どのような対処をされますか、お伺いいたします。  なお、この質問を通告した時点ではまだ具体的な対策が決定しておりませんでしたので、その後決定した対策についてお伺いいたします。 445 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 446 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  国及び県要請を受けまして、2月28日午前、臨時校長会議を招集いたしまして、本市対応を決定いたしました。内容は、3月2日月曜日から春休みまで間、市内全小中学校を臨時休業といたしております。保護者には、臨時休業中、児童・生徒に対し、人集まる場所へ外出を避け、手洗いやうがいといった感染症対策を引き続き徹底するよう強く要請するとともに、万一、児童・生徒、そのご家族に新型コロナウイルス感染が確認された場合、学校に連絡するように要請をしております。  あわせて、保護者皆さんが就労等で家庭におらず、子供を残すが不安である場合については、緊急避難的に子供居場所を確保する観点から、市内全て小中学校において児童・生徒預かりを行っております。 447 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 448 ◯12番(四竈英夫議員) 2月28日に対策会議を開かれて、そして対策を決定したというお話でございまして、3月2日から春休みまで臨時休校とされるという対応をとられたということでございますが、そうなりますとかなり長期間休校ということになって、学習面で非常におくれといいますか、本来学習しなければならないことがまだ残ってしまったとか、そういうような心配はないか、その辺対応についてお伺いいたします。 449 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 450 ◯半沢芳典教育長 議員ご心配はごもっともだと思っております。  中学3年生につきましては、事実上きょうが県立高校入試ということもありまして、中学3年生、受験生については大きな影響はないと認識しております。  しかしながら、小学校1年生から中学2年生までについては、約1カ月弱早く、事実上春休みといいますか、臨時休業措置を講じたものですから、市内小中学校に調査をしたところ、いわゆる履修がまだ未了ところがあるは事実でございます。  この対応につきましては、国・県からも通知が入っておりまして、基本的には、例えば小学6年生場合、教え漏れ等が生じた場合については、進学する学校に引き継ぎを十分に行って、新年度になってから履修をするということと、それから進学を伴わない学年につきましては、新学期になってからその内容も踏まえて新学年学習内容を履修するようにということで通知が入っておりますので、本市といたしましてもそのような対応を実態に応じて行ってまいりたいと、そのように考えております。 451 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 452 ◯12番(四竈英夫議員) 本当に大変な事態だと思います。長期間休みがふえることによって学力低下というようなことにならないように十分な配慮なり対策を講じていただきたいと思います。  それでは、続きまして、(6)卒業式や入学式は大勢人が出席する行事ですが、どのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。  この質問も通告時点ではまだその対応が決定しておりませんでしたので、その後どのように対応されることに決定されたか、改めてお伺いいたします。 453 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 454 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  大変残念なことではありますが、政府から感染拡大防止ということで臨時休業措置ということをやっておる関係上、従前ような卒業生、それから来賓皆さん、それから保護者、教職員が参加するような形で卒業式は行わないことにいたしました。  ただし、卒業式は、私としても、大変かけがえない、子供にとっては行事でありますし、小学校においても幼稚園においても中学校においても大きな節目だと、大切な行事だと考えておりますことから、学校長に要請をいたしまして、衛生面に十分に配慮しながら、短時間かつ卒業生と教職員、それから保護者皆さんが参加する、そのような卒業式を行うように要請をしております。現在、全て小中学校、幼稚園、これは市立幼稚園でございますが、全てこのような形で、卒園生、卒業生、そして保護者皆さん、それから教職員皆さんが参加して、子供が多い学校等につきましてはクラス単位で時差をつけて、校長から一人一人お子さんに卒業証書を渡すという形で、長時間滞留しないような形で今卒業式を計画しております。  あわせまして、これは出口が見えないといいますか、私もこの後どのように推移していくか全く予測がつきません。このほかにも修了式、それからすぐに始業式、入学式がやってまいります。この行事等についてどのように対応していくか、学校校長等と週明けに相談してしかるべく判断をしてまいりたいと、そのように考えております。ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 455 ◯小川正人議長 12番四竈英夫議員。 456 ◯12番(四竈英夫議員) 卒業式や入学式は生涯ただ一度かけがえない行事であり儀式であります。それがこのような事態になってしまったということは、児童・生徒ご本人はもとより、ご家族皆様にとりましてもショックであり、本当にふんまんやる方ないというような思いではないかとお察しいたします。そうした気持ちを少しでも緩和するため措置を講じられているということで、大変感謝を申し上げたいと思います。  今回、この降って湧いたような事態に世の中は大混乱しております。各種イベント、集会、講演等中止、旅館、ホテルなどキャンセル、飲食店等客足減少、さらには根拠ないうわさによるトイレットペーパー買い占めなど、かつてオイルショック時ことをほうふつとさせるような事態にまで発展しそうな状況であります。  一日も早くこの事態が終息を迎え、もと生活が取り戻せることをお祈りいたしまして、質問を終わります。 457 ◯小川正人議長 次に、16番菊地忠久議員。    〔16番菊地忠久議員登壇〕 458 ◯16番(菊地忠久議員) 菊地忠久でございます。  今回は大きく4点について簡潔に質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  1点目、第六次総合計画について、本市最上位計画である第五次総合計画は令和2年度が最終年度となることから、現在、次期総合計画である第六次白石市総合計画策定に着手しております。  ということで(1)ですが、こちらは先ほど同僚議員が聞いておりますので、こちらは省略させていただきます。(2)に移ります。  市民皆さん声を総合計画に反映させようと現在ワークショップを開催しておりますが、このワークショップにおいてどのような意見が出されているかお伺いをいたします。 459 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 460 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいま菊地議員質問には私からお答えさせていただきます。  市民ワークショップでは、公募委員18名が3つグループに分かれて、白石市課題、10年後に目指したいまち姿、その実現に向けた取り組みなどについて議論していただいております。  昨年12月第1回ワークショップではまち課題について、1月第2回ワークショップでは10年後に目指したい白石市について議論していただきました。今後予定する第3回目ワークショップでは、課題解決や目指したいまち実現に向けた取り組みについて議論していただく予定としております。  第1回目まち課題については、公立刈田綜合病院を含めた地域医療、高齢者生活確保、地域防災体制、学力向上、伝統文化、歴史保全など意見がありました。  第2回目10年後に目指したい白石市については、つながりを基本に、安心して暮らせるまち、温かいつながりあるまち、今あるものに磨きをかけるまち、自分たちで意思決定できるまち、医療、働く場、交通など、安心して暮らせるまち、地域に誇りや愛着を持てるまち、このような意見をいただいております。 461 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 462 ◯16番(菊地忠久議員) 今、実にさまざまな白石市課題とか将来展望に対する意見が出されているとご答弁いただきまして、本当に市民方々、真剣に白石市ことについてお考えいただいているなと実感するところでございます。  ちなみに、このワークショップ、今開かれている、参加している市民方々18名、3グループに分けて議論しているとおっしゃいましたけれども、年齢とか男女比とかそういった構成というはどうなっているか、わかればお伺いをいたします。 463 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 464 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいま質問にお答えいたします。  まず18名男性女性数ですが、男性が14名、女性が4名となっております。年齢構成につきましては、20代男性が1名、40代が5名で、うち男性が3名、女性が2名、50代1名、こちらは男性となります。60代が8名、男性6名、女性2名、70代が2名、男性2名です。それと80代男性方が1名、合計で18名となっております。 465 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 466 ◯16番(菊地忠久議員) 今、年齢構成比を聞いたわけなんですけれども、若干高齢ほうが割合的には多いかなという感じを受けるところでございます。  それで、以前、私、定例会一般質問、平成31年2月なんですけれども、総合計画を策定する際には、若者意見をとる、そういった機会を設けてはいかがかというところで、山田市長ご答弁では若い世代意見を取り入れた総合計画をつくり上げたいというようなことをご答弁いただきました。先ほど松野議員からも若い人たち声を聞いて取り上げてくださいというようなこともありましたが、改めまして、具体的にそういった若い方々たちを限定してというか、中心に声を聞く機会を設けるおつもりはあるか、現時点でお考えをお伺いいたします。 467 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後4時37分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後4時38分開議 468 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 469 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいま質問にお答えいたします。  市民ワークショップにつきましては、あくまでも市で公募をしまして、応募いただいた市民方々ご意見を頂戴していると。そのほかに、やはり市民方々意見を反映するのにまずはアンケート調査をしております。それほかにグループインタビューということで、若い方々意見ということで、白石高等学校、それと白石工業高等学校、こちらそれぞれ白石高等学校生徒さんグループインタビューを行っており、それと白石工業高等学校についても高校生皆さん意見をいただいていると。そのほかに子育て世代若いお母さん方グループインタビューということで、こちらもいただいております。そのほかに、移住定住関係で今白石市に来ていただいている地域おこし協力隊皆さん意見も、外からというか、白石市に越してきた方ご意見、こちらもいただいております。そのほかグループインタビューとしましては、農業振興団体ということで、今ササニシキ復活プロジェクトを中心とした農業団体方々意見、こちらもいただいております。逆に、高齢者意見ということで、老人クラブご意見や、あとは高齢者、障害者等支援をしていただいている民生委員の方々ご意見、こういったものもいただいております。  こういった状況で、市民ワークショップメンバーだけではなくて、アンケート調査も含めた広い市民方々ご意見を頂戴しているという状況でございます。 470 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 471 ◯16番(菊地忠久議員) 本当にたくさん市民方からいろいろな意見を聞いて、しっかりと総合計画策定に取り組んでいただきたいと思うわけなんですけれども、それで(3)につきまして、こちらも先ほど同僚議員が質問しておりますので、省略をさせていただきます。  (4)についても省略を、先ほど同じような質問されていますので省略したいところでありますけれども、ちなみになんですが、第2期総合戦略とともに閣議決定された国まち・ひと・しごと創生長期ビジョン2019年改訂版では、これまであった「人口減少問題克服」と文字が削除されて、新たに「人口減少を和らげる」という表現が用いられました。さらに、今後人口減少に適応した地域をつくるという目標も明記されました。このまま読み込むと国は人口減少を諦めたかというようにも受けとめられかねないんですけれども、国創生本部事務局では人口減少対策基本的な考え方や方向性は何ら変わっていないと言っております。  しかしながら、やはり現実的に人口減少は避けて通れないもので、そういった中で財政的にも公共サービス的にも将来的にやっていくというが持続可能なというようなことだと思うんですけれども、改めまして、実際に避けて通れない人口減少と持続可能な将来白石市ということで、山田市長現在お考え、思いをお伺いいたします。 472 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 473 ◯山田裕一市長 菊地忠久議員一般質問にお答えをいたします。  国も、まち・ひと・しごと第2期ということで第1期事業をローリングをかけて見直しをして、それで第2期ということになっております。やはり国が考えている以上に人口減少対策というが非常に厳しい、とてつもなく厳しい課題だというところを国もこれまで以上に認識をされて今回第2期総合戦略とまち・ひと・しごと創生長期ビジョンではないかなと思っております。  本当に我が国全体が人口減少局面に入っていて、これはあくまでも国立社会保障・人口問題研究所人口推計によりますけれども、しかしながら非常にこれがまた当たっているものでございまして、これまで100年をかけて我が国人口が3倍になって、今後100年をかけてこの人口が今度3分の1に少なくなってしまうという推計がなされているところです。  それぞれ地域が持続可能な施策を打ち出すことによって、大都市へ一極集中ではなくて、それぞれ地域でしっかりと生活ができる、そのような地域づくりが私は地方創生であると認識をしております。どうしても大都市部では合計特殊出生率が低いわけでございますので、人口が大都市に集まっても人口減少に歯どめがかからないというはそういったところから出されている状況だと思っております。  私といたしましても、これまで選ばれるまちづくり中で、子育て環境充実、また教育環境充実を中心とした、何とか若者世代、子育てしている世代皆さんが、白石市で子育てをしたい、そう思ってもらえるような環境づくりをすることが非常に重要ではないかという思いから、例えばこじゅうろうキッズランドでありましたり、令和元年度は教育改革元年といたしまして、より魅力ある教育環境、子育て環境充実を図ってまいりました。  令和2年度におきましては、これら政策をさらに進化させていきたいという思いもございますし、あわせまして(仮称)白石中央スマートインターチェンジ整備におきまして、この次菊地議員質問にもございますけれども、非常に私は本市大きな大きな起爆剤になると確信をしておりますので、何とか選ばれるまちづくりを国地方創生事業を最大限に活用しながら本市さらなる発展をつくり上げていきたいと考えております。 474 ◯小川正人議長 菊地議員、次項目に入りますか、継続で再質問ですか。    〔16番菊地忠久議員「次項目」と呼ぶ〕 475 ◯小川正人議長 それでは、皆さんにお諮りいたします。  本日会議時間についてお諮りいたします。会議時間は白石市議会会議規則第8条第1項規定により午後5時までとなっておりますことから、本日会議を議事都合により同規則第23条規定により午後8時まで延長したいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 476 ◯小川正人議長 ご異議なしと認め、午後8時まで会議時間を延長することに決定いたしました。  この際、議事整理ため午後5時5分まで暫時休憩いたします。
         午後4時47分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後5時05分開議 477 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  16番菊地忠久議員。 478 ◯16番(菊地忠久議員) それでは、大きな2番をお聞きいたします。  工業団地造成についてお伺いいたします。  本市で整備を進めている(仮称)白石中央スマートインターチェンジは、現在国による準備段階調査が行われております。  そこで(1)といたしまして、スマートインターチェンジ周辺に工業団地を整備する方針が示されておりますが、現時点でどのようなグランドデザインを描いているかお伺いいたします。 479 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 480 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど佐久間議員一般質問でもお答えをさせていただいておりますけれども、スマートインターチェンジは新たな工業団地も含めた一体整備を目指し、周辺土地利用状況も含めた調査検討を行っているところでございますが、私思うグランドデザインといたしましては、周辺開発は新たな工業団地のみに限らず、スマートインターチェンジ整備による交通利便性を最大限発揮できる新たな拠点整備がいいではないかと、いろいろ未来地図を描いているところでございます。  その新たな拠点といたしましては、まちづくりではやはり「住みたいまち」「住み続けたいまち」「市民笑顔あふれる白石」実現ために欠かせない施設であると同時に、地域ニーズ、要望に十分に応えられるものでなくてはならないと考えております。 481 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 482 ◯16番(菊地忠久議員) 工業団地のみならず、住みたいまちに欠かせない、ニーズに応えられるような施設というようなところで、まず具体的にはまだ何も決まっていないと思いますが、例えばどういったものが挙げられるか、構想としてこういうがあるよというようなものをお示しいただければと思いますが、いかがでしょうか。 483 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 484 ◯山田裕一市長 お答えを申し上げます。  やはり今後さらなる本市交流人口、関係人口増大を考えた場合に、本市さまざまな情報が発信できる、そういった施設でありましたり、また健康寿命延伸というが非常に重要だと思っておりますし、令和2年度、働き世代健康に関する新たな政策も今回打ち出しておりますので、さらに市民皆さん健康、そういったものが増進されるような施設もあれば非常に有効ではないかと考えております。 485 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 486 ◯16番(菊地忠久議員) 情報発信とか健康に利するというような施設が考えられるということで、それは市民プールですか。 487 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 488 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まだそういったプールとか構想はございません。ただ、市民皆さんが健康ではつらつと生活ができる、そういった政策に合致するような施設がいいではないかと考えております。 489 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 490 ◯16番(菊地忠久議員) それで、今、国で準備段階調査というところが行われておりますけれども、この工業団地造成について整備スケジュール、今後どのようにお考えになっているかお伺いをいたします。 491 ◯小川正人議長 藤原建設部長。    〔藤原裕建設部長登壇〕 492 ◯藤原裕建設部長 整備スケジュールについてご質問について、私からお答えさせていただきますけれども、まだ事業化になっていないわけでございまして、これは新たな工業団地も含めて一体整備ということで、明らかになるは事業化になった後でございます。現在どの程度規模インターチェンジ構造になるかを実際に詰めてございますので、工事難易度等もこれからでございます。ですから、スケジュールについて、まだ今ところはお答えできる段階ではございません。 493 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 494 ◯16番(菊地忠久議員) 現段階ではわからないということで、ただ事業化になった後にスマートインターチェンジと一体で整備するということで理解しました。  そこで、(2)に移りたいと思いますけれども、先日、山田市長ご自身後援会会合挨拶中で、本市新たな工業団地について関心を示している企業があるという旨ことを挨拶中で述べられておりましたが、現時点で企業誘致見通しについて、話せる範囲でお伺いをいたします。 495 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 496 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  本市に興味を持って検討いただいている企業、こちらは数社ございます。誘致交渉は、企業側進出タイミングや雇用環境などいろいろな条件がございますので、現時点でお伝えする状況にはございませんが、企業進出情報収集を積極的に行い、本社へ誘致交渉を図っていきたいと考えております。 497 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 498 ◯16番(菊地忠久議員) ぜひ少しでも関心を示していただいている企業があるであれば、この先もしっかりと継続して企業誘致に取り組んでいただきたいとお願いするところでございます。  そこで、(3)に移りますけれども、工業団地整備とともに、そこで働く人たちために新たな宅地も整備することが移住定住と地域活性化につながり、大変重要であると考えるんですけれども、所見をお伺いいたします。 499 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 500 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  工業団地整備で従業員宅地確保は、誘致交渉においても大変重要であると認識をしております。ただ、現時点におきましては、工業団地場所や規模など具体的計画がまだ決定しておりません。スマートインターチェンジ周辺整備計画中で、新たな工業団地整備を念頭に宅地確保可能性を検討していきたいと考えております。 501 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 502 ◯16番(菊地忠久議員) 宅地確保可能性を検討するということで理解したんですけれども、例えば大衡村、トヨタ自動車東日本が進出して非常に今人口も世帯数もふえている、若い世代が非常にふえている村でございますけれども、この大衡村では平成29年9月に村役場近くにときわ台南住宅団地というものを造成して販売したところ、全100戸を当初3年ぐらいで完売を目指したそうなんですけれども、わずか2カ月で売り切れたそうでございます。そこで現在は新たに最大100区画を分譲する宅地造成を計画しているということでございます。  やはり近くに安価で優良な宅地があれば、人は住みつくと言ったら言葉おかしいですけれども、集まる、住んでくれるということで、先ほどスマートインターチェンジと工業団地は一体化して整備ということですけれども、私としてはスマートインターチェンジ、工業団地、宅地整備、これが3点セットだと考えるんですけれども、そのあたり市長いかがでしょうか、改めてお伺いいたします。 503 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 504 ◯山田裕一市長 お答えを申し上げます。  議員まさにおっしゃるとおりだと思います。ただ、スマートインターチェンジ、そして工業団地、さらに宅地、そういったものを一気に3点セットで進めるとなれば、これはとてつもない莫大な事業費にもなってくると思いますし、私といたしましてはそれらプロジェクトも市単独財政で行っていくには非常にやはり無理があると思います。さまざまな事業におきましても、今、国やっている補助、そういったも探りながらさまざまな施策を打っている中にございますので、宅地は本当に臨むべき政策だと思っておりますけれども、ぜひ民間動き、そういったも注視をしながら、逆にこちらからも宅地造成を民間力でできないか、そういったところも積極的に企業誘致とあわせて働きかけを行っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 505 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 506 ◯16番(菊地忠久議員) 確かに白石市は財政難でございますので、お金かかることをおいそれとすぐにできるような状態でないもよくわかっておりますので、今市長おっしゃったように民間力も利用しながらさまざまな角度から宅地整備についても前向きに検討していただきたいと思っております。  次、大きな3番に質問を移ります。  浸水対策についてお伺いをいたします。  昨年10月台風19号では本市も大きな被害が出ました。地球温暖化に起因すると考えられる近年異常気象においてはまた同じような浸水被害が起きても不思議ではありません。  そこで、(1)といたしまして、河川掘削であったり、しゅんせつを強く要望すべきということでありましたけれども、こちらも先ほど同じような質問が同僚議員からされてご答弁いただいておりますので、しっかりと県管理の斎川ですので、県に強く要望していただきたいと思います。  2番に移りたいと思いますけれども、(2)鷹巣地区において斎川水位が上昇し、雨水管渠から排水ができなくなったことが浸水原因でした。浸水被害を低減するために排水機を整備するなど何らかの対策が必要と考えますが、所見を伺いますということで、こちらも先ほど同僚議員方が質問しております。  なかなか水が、川があふれそうなところに排水してもなかなか難しいとか、あと用地課題もあるというご答弁もいただいた中で、その中でもハード・ソフト両面からいろいろ検討していきたいというような浸水対策については答弁ありましたけれども、そのあふれそうな川に排水する、それは確かにうまくないというはわかるんです。  ただ、用地課題ということについては、例えば排水機場を設置するではなくて、国土交通省で持っているような大型排水ポンプ車、ああいうも導入すれば、例えば鷹巣地区に限らず市内で何か緊急浸水被害とかあったときに機動性をもって緊急に活躍できるではないかと思うんですけれども、そういった排水ポンプ車導入とかというは検討してはいかがかと思いますが、どうでしょうか。 507 ◯小川正人議長 藤原建設部長。    〔藤原裕建設部長登壇〕 508 ◯藤原裕建設部長 ただいま排水ポンプ車活用という話がございましたけれども、確かに国土交通省で行っている排水ポンプ車、あれは直轄河川氾濫した場合ものでございまして、例えば東日本大震災ですとか、あとは大規模な台風大雨被害浸水箇所、浸水したところ排水作業に使っているが実態でございます。要は自然排水では相当時間がかかる場合にそれを導入して行っていたということでございます。  かなりそれも費用というか、値段がかかりますので、頻繁に起こるものであれば、もちろん導入する価値はあると思いますけれども、国土交通省排水ポンプを活用するにしても、例えば浸水した後排水であれば、今回台風被害でも大崎市だとか丸森町だとか、ああいったところで被害が非常に甚大だったところに使われているケースでございますので、導入するよりも、うちほうとしても必要であれば被害状況に応じて要請していくということが必要なかなと思っております。 509 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 510 ◯16番(菊地忠久議員) わかりました。実際今限られた予算中で、行政もインフラ整備等早急な対応を今すぐするはソフト・ハード面、非常に難しいというも現実的なところでございます。  そして、これはある方が言っていたんですけれども、実際そんないつ来るかわからない、またことし来てもおかしくないような、そういった水害に現実的に対応するには、一番いいは保険に入ることだということをおっしゃっていました。確かに一理あるなと思いました。  一般的な住宅、例えば建坪30坪から40坪木造住宅で火災保険に水害オプションをつけると大体一般的には年間3万円から4万円ぐらい保険料がかかるそうでございますけれども、こういったものに対して例えば1割とか、1割を5年間とか10年間とか、そういった希望者にそういった補助ということで、自助努力手助けというわけではないんですが、そういった補助というはできないものかお伺いをいたします。 511 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 512 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  菊地議員ご自宅も昨年台風では床上被害等なられました。また、周辺鷹巣地区皆様も、旭町もそうですけれども、床上・床下と本当に多く市民皆様が被災をされまして、何とかこういったことが二度と起こらないように、先ほど澁谷議員からもハード面、ソフト面、何とか対策できないものかというようなご質問もいただいておりますし、私といたしましても本当に同じような被害が発生しないようにするには、じゃ白石市として今何ができるかというところを国・県にも相談をしながら、ハード面、ソフト面さまざまなものを今検討しておるところでございます。  そういった中、今、議員から例えば保険補助とか出せないかという趣旨ご質問だと思いますけれども、水害に限らず、当然地震もそうですし、火災もそうですし、なかなかそういったものに対応するために行政から保険料補助をするというは、なかなかやはり全て市民皆さんに対してというは難しいものがあるなというが率直な感想でございます。 513 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 514 ◯16番(菊地忠久議員) 保険補助という対応は難しいというは私も理解しているところでございますけれども、やはり市民皆様からすれば本当にまた次いつ来てもおかしくないという本当に不安に思っているところでございますので、そういった市民声をしっかりと受けとめて、今後浸水対策とか災害対策にしっかり臨んでいただきたいと思って、次質問に移ります。  浸水被害について、気候変動によるものが原因とされるということでございますので、それをじゃまず根本的にという観点から4つ目質問させていただきますけれども、ゼロカーボンシティ宣言について、近年では猛暑や豪雨被害など気候変動による影響は深刻さを増しております。  地球温暖化対策として、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)特別報告書では、世界平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度より十分低く保ち、1.5度に抑える努力をする、そのためにできる限り早く世界温室効果ガス排出量をピークアウトし、21世紀後半には温室効果ガス排出量と吸収量バランスをとるという2015年パリ協定目標を達成するためには2050年までにCO2実質排出量をゼロにすることが必要とされております。  環境省では、その目標達成に向け、2050年にCO2排出量を実質ゼロにすることを目指す旨を首長みずから公表した地方自治体をゼロカーボンシティとして国内外に広く発信するとともに、全国自治体へ表明検討を呼びかけております。  本市でもゼロカーボンシティを宣言し、脱炭素社会に向け、市民、市民団体、事業者と連携した地球温暖化対策や、公共施設における再生可能エネルギーや省エネ設備率先した導入など積極的に先進的な取り組み、施策を展開すべきだと考えますが、所見をお伺いいたします。 515 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 516 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  ゼロカーボンシティ宣言につきましては、2月末現在で15都府県、59市区町村自治体が表明しており、宮城県でも昨年12月10日に県議会において知事が表明しております。  CO2排出量実質ゼロとは、CO2など温室効果ガス人為的な発生減による排出量と森林等吸収源による除去量と均衡を達成することであり、例えば再生可能エネルギー推進などによるCO2排出量削減ため施策と同時に、森林整備などによる回収量増加ため施策が求められます。  本市では、地球温暖化対策推進に関する法律に基づき、市みずから事務事業に伴う温室効果ガス排出量について、2030年までに2013年比で40%削減を目標に掲げた第3次白石市地球温暖化対策実行計画を平成30年度に策定しております。  現在は、指定避難所を中心に太陽光発電設備導入や照明LED化などに活用できる補助事業等検討を行っているところでございます。  今後は、政令市や中核市以外市町村には努力義務とされている市域全体温室効果ガス削減計画である地方公共団体実行計画策定を予定しております。この区域施策編には省エネ化推進や再生可能エネルギー利用拡大、資源循環推進などに加え、CO2吸収源となる森林については今年度に創設された森林環境譲与税を最大限に活用し、植栽、保育、間伐など森林整備を適切に行うなど具体的な施策を盛り込み、市民や事業者ご理解、ご協力をいただきながら、ゼロカーボンシティ実現に向け、さらなる地球温暖化対策取り組みを推進していきたいと考えております。  よって、ご質問ありましたゼロカーボンシティ宣言については、市民や事業者と目指すべきゴールを共有し連携して地球温暖化対策に取り組む姿勢を示すことが大変重要でありますので、今後、前向きに検討してまいりたいと考えております。 517 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 518 ◯16番(菊地忠久議員) 前向きに検討していただけるということで、ぜひ行っていただきたいんですけれども、確かに2050年までにCO2実質排出量ゼロというは大変なかなか厳しい目標ではございますが、しっかりとこの目標に向かって取り組むことがそういったものにつながると思いますので、ぜひ本当に宣言していただいて、本市も積極的にゼロカーボンシティを目指していただきたいとお願いをいたしまして、質問を終わります。 519 ◯小川正人議長 次に、10番保科善一郎議員。    〔10番保科善一郎議員登壇〕 520 ◯10番(保科善一郎議員) それでは、通告に従いまして質問させていただきます。  議会に対する重要な提案についてという題でお話をしたいと思いますが、先ほど来から市長施政方針に対して勇往邁進ということで勇ましい状況なんではありますが、私がそう申し上げるは、ここ数カ月、市民からもいろいろな面でですね、「ちょっと行政は拙速ではないか」というお叱りを受けております。そういう意味で、ちょっと整理をする意味で質問をさせていただきます。  白石市議会基本条例によると「議会は、市長が提案する重要な計画、政策、事業などについて、議会審議における論点情報を整理し、その政策等水準を高めるため、市長に対し説明を行うよう求めるものとする」とあります。  議員にとって丁寧な説明というは、口頭でする短い説明もありますが、数年にわたる実績結果や経過説明など、多数議案審議前に提案説明を行い、議員から資料請求があったら積極的に資料を提供するという議会運営ほうがずっと効率的で的確な採決が期待されるではないでしょうか。  行政当局は政策を計画する中で調査研究をしていると思います。集まったよいデータ、結果悪いデータも全て共有して検討しなければ、間違った判断になる可能性が大きくなると思います。限られた財源中で効率よい政策を実現する責任は行政組織にも議会にもあるはずです。行政は持っている資料、データを議会に提供しなければならないと思います。  そこで、現在懸案となっているスパッシュランド休館問題について、改めて以下視点から質問をいたします。  まず1つは、休館を必要とする背景についてお願いをいたします。
    521 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 522 ◯山田裕一市長 保科善一郎議員一般質問にお答えいたします。  まずスパッシュランド状況につきましては、昨年8月7日に議員説明会を開催させていただき、入館者推移や維持修繕費見込みなど資料を提示した上でご説明をさせていただいております。その時点でもご説明させていただきましたように、入館者が減少していること、今後施設を維持、そして営業していく場合に必要となる維持修繕料が多額になることから、令和2年度で休館方針をお示ししたものでございます。 523 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 524 ◯10番(保科善一郎議員) それでは、続きまして、提案に至るまで経緯についてご説明をお願いします。 525 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 526 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  平成29年12月に白石市公共施設等総合管理計画に基づき個別施設計画ため劣化診断となる建物状況調査を行った結果、緊急、短期に必要となる修繕と電気、衛生、空調など耐用年数が過ぎている設備関係修繕に多額費用を要すること、また先ほど述べましたように利用者が減少していることから方針を決定したものでございます。  ただし、市政懇談会でもお話をさせていただきましたように、現在もスパッシュランド継続可能性を模索し、さまざまな方策を検討しているところでございます。 527 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 528 ◯10番(保科善一郎議員) それでは、続きまして、今どの自治体もこういう類似問題を抱えているわけですが、それらと比較検討というか、そういう考察はされたかどうかお伺いいたします。 529 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 530 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  50メートル室内プールを有する施設は、全国で70カ所以上、東北ではスパッシュランドも含め7カ所ございます。このうちバーデゾーンを含めた複合施設は少数であり、人口規模、立地場所、財政状況もそれぞれでございますので、運営に関する比較検討は行っておりません。  スパッシュランドは、市民生涯スポーツ、健康増進に寄与している施設であることは強く認識しておりますので、現在も継続可能性を探しております。また、今後も市民生涯スポーツ推進やいきいき百歳体操など普及拡大に努め、市民健康増進にも力を尽くしてまいります。 531 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 532 ◯10番(保科善一郎議員) 続きまして、市総合計画と関連性、それから先ほど午前中議論された施政方針などと整合性についてお伺いをいたします。 533 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 534 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  スパッシュランドは、第五次白石市総合計画テーマであります「人・暮らし・環境が活きる交流拠点都市づくり」を実現するため役割として、交流人口拡大や市民生涯スポーツ、健康増進に貢献してきたものと考えております。  しかし、建設から27年が経過し、利用状況、社会状況、財政状況等も当時とは大きく変わっていることから、現在状況を鑑み、総合的に判断する必要があると考えております。 535 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 536 ◯10番(保科善一郎議員) それでは、続きまして、関係する法令及び条例などということでご質問いたすんですが、要するに市あらゆる関連する健康増進にかかわるいろいろな方針とかそういうものを含めて、それ関連性についてご説明をお願いします。 537 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 538 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいま保科議員質問には私からお答えさせていただきます。  先ほど市長がおっしゃったように、スパッシュランド、市民生涯スポーツ、健康増進、こちらに貢献しているというは十分認識しております。ただ、これが法令に従って行っているというものではなくて、市健康増進事業等で活用しているということがございますが、何らかの法令に縛られてやっているということではございません。  ただ、法令という関係では、スパッシュランド建設に関して若干述べさせていただきたいと思っております。  スパッシュランドにつきまして、建設に地域総合整備事業債という起債を活用して建設しております。この起債に関しては既に償還を完了しております。また、東日本大震災による被害箇所修繕ため、社会教育施設災害復旧費補助金、これを活用しておりますが、これが今いろいろ検討しておりますけれども、スパッシュランドを仮に有償譲渡したというような場合であっても、被害を受けた施設機能をもとに戻すため修繕に要する補助金であるということですので、国庫補助金等に関する法令というものがございますが、この法令に従った返還金は生じないということを確認しております。 539 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 540 ◯10番(保科善一郎議員) それから、廃止するというか、休館でも廃館でも同じことだと思うんですが、今ご答弁にあったようなことも含めて、その日から一切費用が発生しなくなるというわけでございませんので、その財源措置、あそこに立地するだけで結構な費用が発生するわけでございますから、そういうもの財源措置をどう考えているかお伺いを申し上げます。 541 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後5時43分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後5時43分開議 542 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 543 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいま質問にお答えいたします。  保科議員おっしゃっている、仮に休館した場合維持管理財源が何かあるかというご質問だったと思うんですが、休館した場合維持管理に要する費用について財源措置、補助金等についてはないということで、それは市財源で手当てするようになると考えております。 544 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 545 ◯10番(保科善一郎議員) それでは、今と関連するわけですけれども、将来にわたる政策等効果、マイナスもプラスも含め、それとコストについて、今説明である程度お聞きしたんですが、重ねてお伺いします。 546 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 547 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  スパッシュランド利用が、利用者スポーツや健康増進、交流施設として役割を果たしていることは十分に理解をしております。  しかし、現在利用状況、今後修繕、更新、維持、運営費用を考えた場合効果とコスト比較など、本市財政状況も含め総合的に判断しなければならず、現状まま市が全てを抱えていくことは困難であると考えております。よって、何らかの支援あるいは譲渡も含めたあらゆる方策を現在も検討している最中でございます。  仮にスパッシュランドを休館した場合については、維持修繕料及び管理運営費削減による財政的効果はございます。また、民間企業で営業譲渡を受けていただけるところがあれば、財政的効果ほかに、利用者利便性、固定資産税など財源確保等が図られるものと考えております。営業譲渡等による継続が不可能となった場合は、解体を含めた施設あり方を検討しなければなりませんが、現在は何とかスパッシュランドを継続できるよう精いっぱい努力をしているところでございます。 548 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 549 ◯10番(保科善一郎議員) 7項目について非常に詳細に説明をしていただいたことに対して、ありがとうございます。  そういうことで、ここまで腹をくくるということであれば、例えば今市長がおっしゃったように新たな委託者を見つけるなり、あと管理方式を、管理方式というと単純に料金値上げとか経営システムを変えるということで乗り切る方策は考える必要があるんじゃないかということを意見として申し上げて、この件は以上にします。  続いて、しろいしSunParkについてお伺いをいたします。  地方創生核となる事業として整備を進めている農商工連携を核とした賑わい交流拠点、しろいしSunParkについて、令和2年度施政方針によると、来年4月に予定される地元食材活用レストラン「みのりKitchen」オープンにより拠点全体グランドオープンを迎え、昨年4月にオープンした農産物等販売施設「おもしろいし市場」は、市内や県内を中心とした幅広い農産物や特産物販売拠点としてオープンから約9カ月で34万人を超える方々に利用いただき、農業者や物産事業者にとって販路拡大が実感できる施設として順調な滑り出しを見せていると。  また、平成30年8月にオープンした子育て支援・多世代交流複合施設こじゅうろうキッズランドは、オープンから1年6カ月で13万人を超える方々に利用いただき、市内外子育て世代新たな人気スポットとして定着してまいりました。  さらに、昨年11月に整備が完了し4月から本格活動に向けて準備を進めている食安全や栄養成分を調査分析する研究施設「みのりLabo」と平成30年7月に操業を開始した6次産業加工施設「みのりFactory」、そして「みのりkitchen」3施設がそろうことで地元農産物加工・販売体制が整ったとしておりますが、以下について伺います。  質問1、農産物販売所取り扱い実績について伺います。1つは、令和元年度12月末取り扱い金額についてお願いいたします。 550 ◯小川正人議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 551 ◯安藤信行農林課長 ただいま保科議員一般質問について私からお答えをさせていただきたいと思います。  おもしろいし市場令和元年12月末まで売り上げ金額でございますが、1億5,300万円となっております。 552 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 553 ◯10番(保科善一郎議員) 次に、令和元年度末ですから3月末ですね、推定取り扱い金額をお知らせください。 554 ◯小川正人議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 555 ◯安藤信行農林課長 ただいま質問にも私からお答えをさせていただきます。  令和元年度末まで推定売り上げ金額でございますが、1億9,000万円を見込んでおります。 556 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 557 ◯10番(保科善一郎議員) 続いて、令和2年度、4月から3月になるかと思うんですが、これ計画金額をお知らせください。 558 ◯小川正人議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 559 ◯安藤信行農林課長 ただいま質問に私からお答えをさせていただきます。  令和2年度計画金額を運営事業者である特定非営利活動法人小十郎郷に確認をいたしましたところ、目標売り上げ金額として2億3,000万円を見込んでおるとお聞きしております。 560 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 561 ◯10番(保科善一郎議員) 通告はしてないんですが、それぞれ数量というものは把握しておられるんですか、数量、例えばイチゴとかリンゴとか、あれば教えてください。 562 ◯小川正人議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 563 ◯安藤信行農林課長 ただいま質問に私からお答えをさせていただきます。  おもしろいし市場で商品別売り上げ上位を占めるものとしては、キュウリ、ひとめぼれ玄米、惣菜類、あとは餅とかイチゴ、その辺が上位を占めてございます。 564 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 565 ◯10番(保科善一郎議員) あれだけ施設ですから、まして法人化されているわけですよね。今でなくて結構なんですが、いろいろな詳細にわたる数量をご提示願えますか。キュウリだの米だのイチゴだと言われましたけれども、それら数字ですね、数量。何もないところから金額だけ出てくるわけないので、今でなくて結構ですから、あれば後で。 566 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後5時56分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後5時56分開議 567 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 568 ◯安藤信行農林課長 ただいまご質問ですが、私はちょっと品目というか、商品名等はお答えさせていただきましたが、売り上げ等については、NPO法人が売り上げている内容なので、市からはお答えできないところでございます。 569 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 570 ◯10番(保科善一郎議員) 後でいろいろ教えていただくことにして、次、質問2番目、平成30年7月に試験操業を開始した加工施設みのりFactory、これは農業6次化目玉目玉でもあるわけなんで、これ実績についてお伺いします。  1、2、3とあるんですが、一緒でいいですから、1つは令和元年度12月末取り扱い金額、それから2番目が令和元年度末推定取り扱い、これは主な品目、何だかわかりませんけれども、その品目数量、金額、それから令和2年度計画主要な数量、金額、これらを一つ、一応通告しておりますので、わかれば教えてください。 571 ◯小川正人議長 村上商工観光課長。    〔村上忠則商工観光課長登壇〕 572 ◯村上忠則商工観光課長 ただいま質問につきましては私からお答えをいたします。  一般社団法人みのりが行っておりますみのりFactoryですが、平成30年7月に施設が完成し、同年8月から事業を開始しております。令和元年度が実質的な稼働元年と言えます。令和元年12月末取り扱い金額につきましては約820万円と伺っております。  続きまして、令和元年度末推定取り扱い上位品目についてですが、それぞれ個別金額につきましては今後営業にも影響することから数量のみ回答とさせていただきますとともに、2月26日現在で実績数量としてお答えをさせていただきますことをご了承いただきたいと思います。
     まず各種ハンバーグなどが個数で5,270個、スペアリブ2,830本、タマネギソテーが630キロ、豚角煮とへそ大根煮込みが336キロ、そしてタケノコ塩漬けが270キロと伺っております。  続きまして、令和2年度取り扱い計画上位品目ということですが、こちらにつきましても同様に数量のみご回答とさせていただきたいと思いますが、これにつきましては農作物供給が安定することが大前提となりますが、まずハンバーグやコロッケなど惣菜を約4万個、ドレッシングやトマトソースなどソース加工を約8,600キロ、タケノコ水煮やタマネギソテーなど野菜一次加工を8,500キロ、そしてジャムやフルーツソースなど果物加工品を約1,400キロ生産する計画であります。この取り扱い計画以外にも各食品メーカーや飲食店事業者から商品開発相談も受けていると伺っております。 573 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 574 ◯10番(保科善一郎議員) それで、取り扱い目標金額というは、わからない、公表できないと、令和2年度目標。 575 ◯小川正人議長 村上商工観光課長。    〔村上忠則商工観光課長登壇〕 576 ◯村上忠則商工観光課長 ただいまご質問に私からお答えをいたします。  これは、平成30年4月に売り上げ計画ということでいただいております売り上げ計画では約4,000万円ほど売り上げを目標としていると提出をいただいております。 577 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 578 ◯10番(保科善一郎議員) わかりました。  それでは、質問3、こじゅうろうキッズランドについては、施設年間維持管理5割強を利用料収入充当で賄うことを想定し、残余は連携する農商工施設から応分負担ほか、広域連携交流創出に伴う市営観光交流施設収入増による市歳出、指定管理委託料減額、白石市公共施設等総合管理計画策定に基づく公共施設統廃合、縮小による経費削減効果などで一般財源を確保することにより、平成30年度以降も安定的、自立的な運営が維持できると考えていると。これは私が言っているでなくて、市がこの事業を開始するときに県に出しています地方再生計画中で明確にこういう数値を出してうたっているわけですね。  要するに、しろいしSunPark維持管理費は、あそこに関係する各事業体がみんなで出し合って維持していきますということで、お上というか、国もこういう安定した経営姿勢があるということで事業を了解しているようです。  そういうことで、果たして令和元年度末収支見通しはいかがでしょうか。 579 ◯小川正人議長 佐藤子ども家庭課長。    〔佐藤純哉子ども家庭課長登壇〕 580 ◯佐藤純哉子ども家庭課長 ただいま質問にお答えいたします。  こじゅうろうキッズランド令和元年度収支見通しにつきましては、この2月定例会でご提案しております予算と震災復興対策費を含めまして歳出が5,126万3,000円、歳入が3,162万円となってございます。  主な項目といたしましては、歳出が運営・イベント関係委託料4,259万1,000円、設備保守等340万6,000円、光熱水費等526万6,000円、歳入ですが、使用料2,635万3,000円、国・県補助金526万7,000円となってございます。  歳入うち施設利用に伴う使用料は2,532万8,000円で、歳出約5割を占めてございます。補助金等その他歳入も合わせますと事業費6割を超える収入を見込んでございます。 581 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 582 ◯10番(保科善一郎議員) それでは、令和2年、来年度収支計画を教えてください。 583 ◯小川正人議長 佐藤子ども家庭課長。    〔佐藤純哉子ども家庭課長登壇〕 584 ◯佐藤純哉子ども家庭課長 ただいま質問にお答えいたします。  令和2年度こじゅうろうキッズランドにおける収支は、歳出が指定管理者委託料、警備委託料、保守点検委託料、地元食材を活用した食農体験業務委託料を含めまして2,272万4,000円、機械借上料20万8,000円、保険料3万5,000円計2,296万7,000円と震災復興対策費子育てイベント開催業務委託料511万7,000円を合わせまして2,808万4,000円、歳入が国庫支出金、県支出金を合わせまして526万7,000円で計画してございます。  なお、施設利用に伴う使用料は、指定管理者制度導入に伴い指定管理収入となることから、市歳入としては見込んでございません。 585 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 586 ◯10番(保科善一郎議員) 数字をいただいたので、精査してみないとわからないんですが、できるんであれば、これは定番で年度か四半期ごとか収支内容をクリアというか、明確にしても別に問題はないんでないかと思いますが、いかがですか。 587 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 588 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  特に問題はないと感じております。 589 ◯小川正人議長 10番保科善一郎議員。 590 ◯10番(保科善一郎議員) 細かいことまでお答えをいただきました。  こじゅうろうキッズランドというか、しろいしSunParkですね、全体でしろいしSunParkというんでしょうけれども、これは市施設というか、公共施設というよりも、やはり農家がああいう施設に夢を持っているわけですので、と申しますは、近隣町村を見ても道駅という形で前面に打ち出して地域振興を図っている。白石市何というか、農家皆さんは「あそこ電線下で何やってんかな」と言っているんですね。やはりもっと、せっかく施設ですから、見えるようにしたほうがいいんじゃないかということを申し上げて、質問を終わります。 591 ◯小川正人議長 次に、7番高橋鈍斎議員。    〔7番高橋鈍斎議員登壇〕 592 ◯7番(高橋鈍斎議員) それでは、早速、質問に入らせていただきます。  まず第1点目なんですが、第一幼稚園休園に関する凍結問題についてでございます。  白石第一幼稚園を残す会から議会に対して、第一幼稚園休園決定白紙撤回を求め、請願書が提出された。結果、請願が採択され、市長は第一幼稚園休園を凍結とし、地方教育行政組織及び運営に関する法律に基づく白石市総合教育会議を開催しているところでございます。  (1)第一幼稚園は、なぜ休園であり、統合でもなく廃園でもないか。幼稚園アンケート意見には「休園反対署名結果は市民声であり、市議会においても多数で可決されたにもかかわらず、いまだ凍結ままというはなぜなか。速やかに休園撤回と園児募集再開を求める」とあります。「今後一切、市行政都合で休園や統合は行わないことを求める。今回、市民意思、意見を無視した行政あり方が浮き彫りになった」と言っており、市長、教育長、このアンケートを見てどのように思われたか見解を求めます。 593 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 594 ◯山田裕一市長 まず、今発言確認をさせていただきたいんですけれども、高橋議員ご質問中で「今後一切、市行政都合で休園や統合等は行わないことを求めます」という一文があるんですけれども、これはどなた言葉でしょうか。 595 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 596 ◯7番(高橋鈍斎議員) 私もこのアンケートを見ましたよ。市長、見ましたか、アンケート、これ見ましたか。見て、書いているところわからないんですか。    〔「まず今質問に」と呼ぶ者あり〕  第一幼稚園アンケートで、じゃここ読みます。「休園反対署名結果は市民声であり、市議会においても多数で可決された」と、さっき言ったような言葉ですよね。この中で、このアンケート中に「今後一切、行政都合で休園や統合は行わないことを求める」と、そして「今回、市民意思、意見を無視した行政あり方が浮き彫りになった」と言っているんですね。これ1ページ目ですよ。1ページ目ほうですよ。目につかなかったんですか。見てください。アンケートありますか。じゃ見てください。 597 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 598 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  済みません、私理解不足で申しわけございません。アンケート保護者声というところだったんですね。大変理解不足で申しわけございませんでした。  これまでさまざまなところで私も「なぜ凍結なか」というところは説明をしてきていますので、議員も十分ご理解をいただけるものと思いますけれども、教育委員の皆さんが決められた、まず大きな方針でございます。それは非常にやはり重いものでございます。その方針を議会請願採決ということで多数で可決された、そのことを受けとめまして凍結という結論に至ったということは、これまでもさまざまなところでそのようにお答えをしておりますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。  凍結という意味でございますけれども、このプロセス、第一幼稚園休園計画を現時点で中断し、総合教育会議や教育委員会で検討を踏まえた上で適切に判断していくということでございます。そういう意味から現在総合教育会議を開催しており、少子化が進む中で、例えば延長保育充実など保護者ニーズに沿った、よりよい幼児教育あり方について検討を進めているところでございます。  アンケートを見て所見ということでございますが、本当に貴重なご意見を寄せていただきましたことに対しましては保護者皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。  アンケートにつきましては、白石市第一幼稚園及び白石市第二幼稚園に在籍をしている園児保護者を対象に、今後幼児教育あり方についてというテーマで自由に記載していただく形で実施をいたしました。  アンケート結果につきましては、内容ごとに大きく分けますと、1つ目は今回休園進め方に関すること、2つ目は幼児教育や幼稚園に関する要望やご意見、3つ目は、例えば1園で十分である、また保育園需要高まりなど、幼稚園ありように関すること、4つ目、その他といたしまして、参加や保育園に関することなど幅広いご意見や要望、提案などをいただきました。そのほかにもさまざまな生声を頂戴いたしました。今後行政、教育行政参考にさせていただきたいと考えております。 599 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 600 ◯半沢芳典教育長 お答えをいたします。  私からも、ご協力いただきました保護者皆様に、まず感謝を申し上げたいと思っております。  アンケートを読ませていただきましたが、本当に子供たちを大切に考えた前向きなご意見等が多かったと感じております。  具体的には、今回休園進め方について「もう少し時間が欲しかった」というご意見が寄せられておりました。このことについては、幼児教育を取り巻く情勢変化に対して可能な限り迅速に対応したいと考えから進めてきたところでありますが、今後とも丁寧な説明を行いながら進めてまいりたいと考えております。  また、ご要望、ご意見中で最も多かったと感じたは、長期休業中も含めた預かり保育充実に関するものでございました。保護者皆様からいただきました貴重なご意見を今後幼児教育充実に生かしてまいりたいと考えております。 601 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 602 ◯7番(高橋鈍斎議員) 市長、先ほど答弁はあなたが原稿を書いてきたんですか。私は通告してあん。これを見てどう思ったかというをあなた自身言葉を聞きたかったね。だから今教育長答弁ようなを私は期待したんですよ。  このアンケート中で、市長、いたずらに市民を混乱させて、「今回よくわからない凍結」というと「いたずらに市民に混乱をもたらせて、市長責任は重いと思う」と書いているんですよね。どう思いますか、こういう。ここは見ませんでしたか。 603 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後6時22分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後6時23分開議 604 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 605 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  もちろんこのアンケートいただいた回答は私全て目を通しております。ただ、議員もご存じとおり、これは10ページございますし、ご回答いただいた全て保護者皆様声でございますので、議員ご指摘ように、そういったアンケート結果を書かれた保護者方も中にはいらっしゃるということで、さまざまな声があったということを受けとめているところでございます。 606 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 607 ◯7番(高橋鈍斎議員) これは市民声を聞いて、当局がアンケートをせっかくとっていただいたんですから、アンケートはとったけど何こともねえなというもどうかなと思いまして、私は、アンケートというは今まで聞いていると1割も回収率よかったら成功ほうですよと聞いたことがあるんですよ。これ見て10ページとおっしゃいましたよね。それだけ皆さん熱心にアンケートを書いて出したということは、やはり訴えたいことがあったからじゃないでしょうか。そういうふうには受け取れませんでしたか。  私は、全部覚えているかどうかわかりませんけれども、印象に残ったんです、これが。それはやはり市民がどうしても市長に申し上げたい、当局に申し上げたいというがあったからだと思うんですよね。余り説明されないで、急速だから。  こんな大きな問題になっていった原因はどこにあるんだろうと思って私見たんですよ。だから、私と同様、市長も何か心に残るものがあったんじゃないかと思ってこれを質問したんですよね。答えますか。私はそうだったんだけれども、市長はそういう気持ちはなかったんですかと言っているんですけれども。 608 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 609 ◯山田裕一市長 印象に残るところというは人それぞれやはり違うと思います。高橋議員が印象に残ったところは今お話しいただいたところだと思いますし、私はまたそこだけではなくて、ほか部分も、なるほどな、そうかという部分は非常にありました。  今回アンケートをとらせていただいたは、例えば会議等説明会をもってしてもなかなかご自身思いを大勢中では言えないという方もいらっしゃるとお聞きしましたので、であれば自由に、記述式アンケートをとらせていただくことによって保護者皆様率直な思いを我々としても把握できる、そういったことからこのアンケートをとらせていただきましたので、非常によかったと思っておりますし、このアンケートにご協力いただいた保護者皆様には心から感謝をしたいと思います。 610 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 611 ◯7番(高橋鈍斎議員) 今おっしゃったように、保護者人たちはやはりいろいろな思いをぜひ知ってほしいという気持ちがあったから一生懸命、それもアンケートといったら普通1行か2行人も多いと思うんですけれども、ぎっしり書いているんだよね。だからそれだけ気持ちがあったんだなというはお互いに納得できるんじゃないかと思うんですよ。  ただ、納得できないがこの凍結なんですよね。こういう言葉が入っているから、また保護者がどう判断していいかわからないというところが大いにあったと思います。だからこういうを一生懸命書いたんだろうと私は思うんですけれども、先ほど市長答弁、教育長言っていることを重く受けとめてという、そういう表現していいんですか。それで市長、凍結でいいんですか。おかしいと思いませんか。これ全国に知れてもいいんですか。教育長が決めたからって決定ではないでしょう。最終的には、教育委員方針ね、教育委員方針が出たといってそれを重く受けとめて、白紙じゃなくて、ここが皆さん理解できてないんです、私もなんですけれども、市民は理解できてないんですよ。予算を生じるもので、決定権は市長でしょう、休園するかしないかというは。わかりますか、言ってること。 612 ◯小川正人議長 鈍斎議員。    〔7番高橋鈍斎議員「わかった、わかった、じゃ次行く」と呼ぶ〕 613 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 614 ◯7番(高橋鈍斎議員) 前回議会で「休園であり、統合でもなく廃園でもない」と言っているんですけれども、教育長、いいですか。 615 ◯小川正人議長 質問をずっとやってください、最後まで。    〔7番高橋鈍斎議員「今、だから教育長に質問するよ」と呼ぶ〕 616 ◯7番(高橋鈍斎議員) 前回議事録、もう一回見たんですけれども、教育長は廃園でも統合でもないと言っているんですよね。しかし、教育委員会議文章とか当局に出した文章に統合という言葉が結構出てきてるんですよ。どっちが本当なんですかね。教育委員会で会議記録とか、あとは保護者に対する説明文章とかに統合という言葉が入っているんですけれども。 617 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 618 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  先ほど高橋議員が最初にお話しされたとおり、今回第一幼稚園ことにつきましては休園でございます。 619 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 620 ◯7番(高橋鈍斎議員) 何か注意されんかと思いました。
     教育専門家に私が言うも変ですけれども、休園というは、一旦休んで、何か都合でね、改めてまたやるというような意味合いなかなと思うんですが、教育長は保護者人たちなんかにも、子供数が減ってきて、1園でなければというようなことを私らにも説明しましたけれども、子供数が減ってきているのに一旦休んでまたやるというようなチャンスはあるんですか。 621 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 622 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  説明会折にも申し上げたとおりでありますが、あの時点におきまして、あの時点というは夏時点でございますが、幼児教育・保育無償化が間近に迫っておりまして、確かに白石市子供数というは、出生数は減っているということは私も認識しておりますけれども、幼児教育・保育無償化に伴ってどのような形で子供さんが動くかと、保育園であったり私立幼稚園も含めてですね、これ見通しがなかなか行政上も経験がないのでということで休園と申し上げました。  それから、休園するということと統合するということについては、休園状態で統合ということは法律的にできませんので、統合する場合は必ず設置条例を改正いたしまして廃園をした上で、例えば1つなか2つなか、複数ところが1つになるということでございます。今回は設置条例改正を教育委員会議中には提案しておりませんので、休園ということが正確だと思います。  恐らく統合という形で話が伝わったは、2つあるものが事実上1つで運営されるという意味で統合という言葉を、私は使った記憶は正直言ってございませんけれども、そのように受けとめられているかもしれませんが、正確に申し上げるとそういうことだとご理解賜ればと思います。 623 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 624 ◯7番(高橋鈍斎議員) なぜ休園を聞くかといえばですけれども、これは私だけが思うかどうかわかりませんが、学校なんか分校なんかも休校にしたりとか、あとスパッシュランドなんかも休館とか、何かみんな「休」がつくんですよね。これは議会にかけなくていいからかなと思うんですね。あと時間たったら改めて条例を廃止すればというようなふうに受け取っちゃうんですよ、こっちは。違いますか。    〔「休憩」と呼ぶ者あり〕 625 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後6時35分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後6時36分開議 626 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  7番高橋鈍斎議員。 627 ◯7番(高橋鈍斎議員) 今までいろいろ言ったは、これから質問で誤解されるといけないなというもあったので、少し長過ぎたかもしれませんね。  教育委員の    がおっしゃっていることで、市長は財政問題じゃないと何かこの間総合教育会議でおっしゃっていましたけれども、でもですね、この委員は「市財政事情などから2園継続は難しいということも、誰でもそのとおりだと理解していると思う」と言っているんですよ。だから、子供もあるかもしれないんですけれども、財政的に厳しいからなかな。議員中にもそう考えている人も私以外にもいるんですよね。将来はやはり厳しいんじゃない。 628 ◯小川正人議長 高橋鈍斎議員、財政問題なら財政が問題なんですかと簡潔に質問をお願いいたします。    〔7番高橋鈍斎議員「わかりました。じゃ今は撤回してください」と呼ぶ〕 629 ◯小川正人議長 急げば回れじゃなくて、簡潔にお願いします。  半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 630 ◯半沢芳典教育長 お答え申し上げます。  まずもって、教育委員の定例会発言こと、委員の発言について私がコメントをする立場にはありませんし、委員がまさに法に触れるとか誰かを侮辱するとかという場合はこれは問題でございますが、教育委員の会議において自由に教育委員が思ったことを発言することについては何ら妨げるものではございません。  しかしながら、一方では、これは議会と同じ機関でございますので、教育委員がさまざまなご意見を持っていたとしても、ある結論を出さなくてないと理解しておりますし、私は一度たりとも、保護者皆さん、それから教育委員の皆さんに、私報告中で財政問題が理由で第一幼稚園を休園するということは一度も話したことはございません。あくまでも幼児教育充実、それから保護者ニーズ変化に伴う対応です。背景としてなかなか保育士が確保できないということで、幼児教育全体を考えて、どのようなことがいいかという観点に立って判断したことを皆さんに報告をしたということでご理解を賜ればと思います。 631 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 632 ◯7番(高橋鈍斎議員) 次(2)ですけれども、市長は第一幼稚園休園を凍結すると措置、これは休園そのものを凍結するとも受け取れます。これまで2回、総合教育会議が行われて、関係者学識経験者や保護者から意見は十分に聞いたと思うが、これからも何度かこの会議を行っていくか、また今後は新たに第三者委員会を立ち上げ、幼稚園を1園2園にするか、1園なら第一幼稚園、第二幼稚園かどちらか園舎にするかなどを慎重に議論していただく考えはないか見解を伺います。 633 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 634 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  しっかりとお聞きいただきたいと思います。  私言っている凍結というは、第一幼稚園を休園にするという結論を凍結するということでございます。正しくご理解いただきたいと思います。  総合教育会議は、今年度1月、2月に計2回開催し、既にご案内とおり3月に3回目会議を予定しております。その後については、会議進捗状況等を見て総合的に判断をしていきたいと考えております。  第三者委員設置については、教育長がこの後答弁をされます。 635 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 636 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  現在行われております総合教育会議内容等を踏まえまして、教育委員会として適切にその後判断をしてまいりたいと考えております。  なお、第三者委員会につきましては、現在開催している総合教育会議に関係者皆さん、それから学識経験者、法律家皆さんをお招きしご意見等をいただいていることから、改めて第三者委員会なるものを設置する考えはございません。 637 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 638 ◯7番(高橋鈍斎議員) 今、教育長は第三者委員会を設置するつもりはないとおっしゃったんですが、総合教育会議でこれは決められるんじゃなくて、参考意見を聞くとおっしゃってたんじゃないですか。やはり大事なは市民にもっと本質を言ってですよ、それこそ市長グランドデザインをちゃんと表明して、市民方々に理解してもらわないと、1つ園にするかしないかとか、それも第一幼稚園が休園だということをまずもって市民が問題を大きく捉えたわけでして、それを理解してもらわないとだめですよね。さっき誰が何と言ったかというんですけれども、この中で、第二幼稚園だけを有利になるような話が多かったんじゃないかとも言っているんですよね、教育委員のメンバー中では。書いてあるんですよ。だから、とにかく今後どうするか、本質を保護者とか市民にわかるようにしていただいてでないとなかなか。  それと先ほど市長凍結というは、休園を凍結すると言ったんだよね。そうすると1年先延ばし休園もとりあえずなしということでいいんですか。そこどうなるんですか。  市民が気をもんでるは、こういうふうにやってても時間が来たらそのまま行っちゃうんだろうと、それが心配なんですよ。 639 ◯小川正人議長 簡潔にお願いします。例えば、結論がいつ出るんですかとか簡潔に。    〔7番高橋鈍斎議員「それで言えるなら言うよ」と呼ぶ〕 640 ◯小川正人議長 じゃ言ってください、そのように。ルールです。他議員もそのように質問をしておりますので。市長は黙っててください。    〔7番高橋鈍斎議員「今答弁なしですか」と呼ぶ〕 641 ◯小川正人議長 答弁求めているんですか。    〔7番高橋鈍斎議員「答弁求めた。だから方向性をちゃんと示して、市民に理解を得ようとはしないんですかと。それに凍結というも」と呼ぶ〕 642 ◯小川正人議長 わかりました。    〔7番高橋鈍斎議員「わかってないですよ。だからしゃべるんですよ」と呼ぶ〕 643 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 644 ◯山田裕一市長 まず法律ことをよくご理解いただきたいと思います。行政当局と教育委員会、これは別組織ですよね。それぞれ役割が違います。その教育委員会が議論して本市幼児教育や生涯教育、そういったところを教育委員の皆さんが議論されているわけですね。その教育委員を選んでいるは議会なんです。議会で選ばれた教育委員がさまざまな教育行政について方向性を出す、それが教育委員の役割です。それに対して、法律上ですよ、私が政治的な圧力をかけて、そういった議論を無視して、ああしろ、こうしろということは言えなくなっているんです。そこところは法律でそうなっているので、当然越権行為はできませんので、そこはぜひそのようにご理解ください。 645 ◯小川正人議長 挙手を、議長許可を得てから。  7番高橋鈍斎議員。 646 ◯7番(高橋鈍斎議員) なかなか話がうまくいってないは私力不足というもあります。  次2点目に移ります。  スパッシュランド存続について、去る10月12日、市は屋内公認50メートルプールを備えた小原スポーツ施設スパッシュランドについて、開館から25年以上経過し、修繕や維持管理費に多額費用を要し、また利用者減少を踏まえて、早ければ年内に結論を出すと報道が出ました。プール施設利用者友の会は、1月1日よりプール存続ため署名活動を始め、3,000人を超える署名と嘆願書を手渡しました。なお現在も署名活動は続いております。  (1)スパッシュランド友の会を含めた署名総数9,000名以上となり、1万名を超えるではないかと思われる。また、署名地域が白石市以外市町村、県外、水泳関係者などで、プール存続を願っております。市長はこの署名数をどう受けとめているか。スパッシュランド休館についてどのように考えているか見解を伺います。 647 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 648 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  9,000名を超える署名が集まったことは、これまでスパッシュランドが果たしてきた役割が非常に大きいことを改めて認識をさせていただきました。できればこの署名をしていただいた方々が常にスパッシュランドをご利用いただき、またご自分のみならず友人や家族、そういった方々とともに来ていただければと願っています。  休館につきましては、保科議員質問にもお答えをしておりますが、令和2年度末方針をお示ししておりますが、現在も継続可能性を探っているところでございます。 649 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 650 ◯7番(高橋鈍斎議員) その継続可能性というは例えばどういうようなことを今やろうとしているんでしょうか。 651 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 652 ◯山田裕一市長 例えば、国関係機関には既に要望に行っております。官邸にも官房長官にも直接要望に行かせていただいておりますし、また今後4月になりますけれども、日本水泳連盟青木会長にもお会いしまして、何とか50メートルプール存続に向けて例えば国支援、また日本水泳連盟から支援、そういったものがないかどうか、またこういったプールを存続するためにはどういった例えばアイデアがあるか、そういったところも含めてお聞きをしたいと思っておりますし、また民間方で例えば譲渡とか指定管理とかさまざまなことがあるかと思いますけれども、教育機関、そして民間等にもさまざまな働きかけをしている状況でございます。 653 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 654 ◯7番(高橋鈍斎議員) 大分利用者が減ってきたというは私も聞いていましたんですが、友の会方々お話ですと、大分、高校プールを使っていろいろな実績もあると、そういうことを言っておりまして、それだからこんなに署名数もあったんだろうと思うんですが、市長もどうにか残したいようなことをおっしゃっていましたので、それ以外集客するため努力を何かなさったんでしょうか。 655 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 656 ◯山田裕一市長 財団もさまざまな集客努力はしていると思います。特に私が市長に就任してからは、営業活動をこれまで以上に積極的にするようにというお話をさせていただきました。その成果としまして、例えば関東以北大学、そういったチーム皆さんが合宿としてスパッシュランドを選んでいただいて合宿をされている、そういった成果にもつながっていると思っております。 657 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 658 ◯7番(高橋鈍斎議員) それでは、(2)に行きます。  市は、10月30日、スパッシュランド現状と今後運営に関する利用者向け説明会を開き、11月中に2021年3月末で休館を含めた結論を出す方針を示したとあり、市担当者は「赤字だからやめるとは決めておらず、説明会で意見も踏まえて総合的に検討し、方向を決定したい」とことでした。また、市長は「施設を閉めることありきではなく、何とか存続させるため方策はないか、皆さん思いは重く受けとめる」とことですが、その方策について伺います、若干答弁あったようですけれども。  その方策なんですが、利用料金とかそういうなんかも考えたことはございますか。私どもも随分使いましたけれども、例えばバーデゾーンだけ使いたいとかといっても全館使用でないとだめだったんです、今もそのようなんですけれども。プールで泳ぎたい人もいるんですが、以前はここを楽しむ場所も随分あったんですよね。そういう人たち集客も私は望めるんではないかと思うんですが、どうでしょうか。 659 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後6時54分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後6時56分開議 660 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 661 ◯山田裕一市長 料金設定につきましては、条例範囲内で指定管理を受けている財団で利用しやすい料金設定ということで設定をされていると聞いておりますし、当然財団内でも、27年間運営をしてきたわけでございますから、これまで間さまざまな検討はされたものと伺っております。 662 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 663 ◯7番(高橋鈍斎議員) それでは、(3)友の会は、じっくりと市民と話し合いを継続し、相互理解したいが、いまだ一度も市長と話し合いはできていないとことです。市長と市民とが一緒に利活用策を模索するため懇談会を開催するつもりはないか見解を伺います。 664 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 665 ◯山田裕一市長 お答えをします。  ただいま高橋議員「一度も話し合いをしたことない」とかというご質問あったんですけれども、それはどなた発言なか私はよくわかりませんが、これまで、まず令和元年12月1日、市政懇談会を開催しまして、その場で利用者皆様を含めた多く市民皆様からさまざまなご意見を頂戴する懇談会を開催させていただきました。また、署名も届けていただきまして、そのときも私としましてはしっかりとお話をお聞きして、そこでも意見交換をさせていただいているところでございます。さらには、これまでも書面によりご意見やご質問をいただいております。その内容につきましてはその都度回答させていただいているところでございます。 666 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 667 ◯7番(高橋鈍斎議員) ただいま市長答弁は私も重々承知しております。  多分おっしゃったは、私におっしゃったは。  何だ、何ですか、それ。 668 ◯小川正人議長 まず質問を続けてください。 669 ◯7番(高橋鈍斎議員) 例えば、今後補修費とか13億円とかというも納得してないわけですよ。そういうを含めて、もっと、ああいう形じゃなくて、きちんと時間をつくってお互いに話し合いたいということじゃないかなと私は受け取っているんですけれども、何かそういうふうに私は言われたんですね。
     それ全体、あのときは第一幼稚園件と一緒だったでしょう、公民館でやったときはね、中央公民館でやったときは。  とにかく、こういう要望しているんですから、どうですか、市長、もっと話し合うつもりはないんですか。もっと話し合いたいと言っているんですよ。それに関してどう思いますか。 670 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 671 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど答弁と重複いたしますけれども、例えば要望を届けていただいたりそういったときにちゃんとお話をお聞きしています。  また、12月1日、ああいったものでないよなというお話をされておりましたけれども、確かにテーマは2つございましたが、午前と午後、2回開催しています。  そのように、多く、一部だけ皆様ではなくて、より多く市民皆様から多様な意見を頂戴することは非常に私は重要だと思っておりますし、今後、さまざまなご意見、どんな形でもいいので、ぜひお届けいただければと思います。 672 ◯小川正人議長 7番高橋鈍斎議員。 673 ◯7番(高橋鈍斎議員) 後で友の会皆さんが納得していただけるかどうかわかりませんけれども、市長考えがそうだということを伝えて、私質問はこれで終わりにします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 674 ◯小川正人議長 本日日程はこれで終了いたしました。  なお、あす5日は、本日に引き続き市政に対する一般質問を行う予定であります。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。      午後7時01分散会  地方自治法第123条第2項規定によりここに署名する  白石市議会 議 長  小 川 正 人        議 員  澁 谷 政 義        議 員  角 張 一 郎 Copyright © Shiroishi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページ先頭へ...