白石市議会 2019-12-19
令和元年第438回定例会(第5号) 本文 開催日:2019-12-19
6
◯小川正人議長 日程第2、第85号議案・令和元
年度白石市
一般会計補正予算(第5号)から第89号議案・令和元
年度白石市
水道事業会計補正予算(第3号)までの計5議案を一括議題といたします。
これら5議案については、
予算審査特別委員会に審査を付託しておりますので、その審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。
また、
予算審査特別委員長から、お手元にご配付のとおり、
議案審査報告書が提出されております。
なお、委員長の報告が終了してから報告に対する質疑に入りたいと思いますので、ご了承願います。
令和元年12月19日
白石市議会
議長 小 川 正 人 殿
予算審査特別委員会
委員長 菊 地 忠 久
議 案 審 査 報 告 書
令和元年12月10日、本委員会に付託された
議案審査の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則第108条の規定により報告します。
記
┌────┬─────────────────────────┬────┐
│議案番号│ 件 名
│審査結果│
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第85号
│令和元年度白石市
一般会計補正予算(第5号)
│原案可決│
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第86号
│令和元年度白石市
国民健康保険特別会計補正予算(第2
│原案可決│
│ │号)
│ │
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第87号
│令和元年度白石市
介護保険特別会計補正予算(第3号)
│原案可決│
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第88号
│令和元年度白石市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第
│原案可決│
│ │2号)
│ │
├────┼─────────────────────────┼────┤
│第89号
│令和元年度白石市
水道事業会計補正予算(第3号)
│原案可決│
└────┴─────────────────────────┴────┘
7
◯小川正人議長 予算審査特別委員長・
菊地忠久議員。
〔16番
菊地忠久議員登壇〕
8 ◯16番(
菊地忠久議員) おはようございます。
ただいまから、
予算審査特別委員会の
審査経過と結果について報告をいたします。
去る12月10日の本会議において、議長を除く
議員全員をもって構成する本
特別委員会が設置され、第85号議案・令和元
年度白石市
一般会計補正予算(第5号)から第89号議案・令和元
年度白石市
水道事業会計補正予算(第3号)までの計5議案について、その審査を付託されました。
当日、直ちに正副委員長の互選を行った結果、私が委員長に、
角張一郎委員が副委員長にそれぞれ選任され、12月11日に副市長、教育長ほか
関係部課長等の出席を得て委員会を開催し、慎重に審査を行いました。
審査に当たりましては、12月6日の
市長提案理由説明を踏まえ、
担当部課長から詳細な説明がなされました。
質疑終了後、第85号議案、第87号議案、第89号議案の計3議案については、
満場一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
また、第86号議案、第88号議案の2議案については、当局の説明をもって妥当と認め、
満場一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本
特別委員会に付託されました議案5件の
審査経過と結果について報告を終わります。
9
◯小川正人議長 以上で、
予算審査特別委員長の報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
10
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
採決に入ります。ただいま議題となっております第85号議案から第89号議案までの計5議案を一括して採決いたします。これら5議案に対する
委員長報告は、いずれも
原案可決であります。
委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
11
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、第85号議案から第89号議案までの計5議案は、いずれも原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第3 請願第1号
12
◯小川正人議長 日程第3、請願第1号・白石市第一
幼稚園休園の
白紙撤回並びに次
年度年少組園児募集の
即時再開に関する請願を議題といたします。
本請願については、
厚生文教常任委員会に審査を付託しておりますので、その審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
なお、
厚生文教常任委員会からお手元にご配付のとおり、
請願審査報告書が提出されております。
令和元年12月19日
白石市議会
議長 小 川 正 人 殿
厚生文教常任委員会
委員長 佐 藤 秀 行
請 願 審 査 報 告 書
令和元年12月10日、本委員会に付託された
請願審査の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則第142条の規定により報告します。
記
┌────┬────────────┬────┬───┬────────┐
│受理番号│ 件 名
│審査結果│意 見
│ 付託年月日 │
├────┼────────────┼────┼───┼────────┤
│第1
号 │白石市第一
幼稚園休園の白│採 択│妥 当
│令和元年12月10日│
│ │紙撤回並びに次
年度年少組│ │ │ │
│ │園児募集の
即時再開に関す
│ │ │ │
│ │る請願
│ │ │ │
└────┴────────────┴────┴───┴────────┘
13
◯小川正人議長 厚生文教常任委員長・
佐藤秀行議員。
〔17番
佐藤秀行議員登壇〕
14 ◯17番(
佐藤秀行議員) おはようございます。
去る12月10日の本会議で
厚生文教常任委員会に付託されました請願1件につきましては、菊地副市長、
半沢教育長ほか関係する職員等の出席を得て、12月13日に委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、ただいまからその経過の概要と結果についてご報告いたします。
委員会において、審査に入る前に、教育長より、白石市第一
幼稚園休園に関する経過等についての説明を受け、その説明に対する質疑を行いました。
その経過等の説明の内容は、初めに、1園を休園する理由については、近年の少子化の中において、幼児の集団での生活の場を確保するという
教育的効果の面がある。また、
共働き家庭がふえる中で、
保育ニーズの変化も大きな要因となっていることから、預かり保育の時間のさらなる延長や
給食の提供など、環境面、条件面について充実を図っていきたいと考えている。
幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成を培うものであることから、
市立幼稚園を1園にすることで、
幼児教育の質を向上させ、
保護者ニーズへの対応といった時代の要請にも応えようとするものである。
次に、これまでの保護者などへの説明の経過については、まず本年8月に、第一幼稚園を休園することについて役員及び全保護者を対象とした説明会をそれぞれ行った。その中で、もっと時間をかけてほしい旨のご意見も出たことから、家庭の理解なくしてはよりよい教育の効果を上げることは難しいとの判断から、休園を1年延期し、8月末に第一、第二両園の役員を対象とした合同の
説明会並びに
保護者宛ての通知をさせていただいたところである。
最後に、第一幼稚園を休園とする理由については、1つ目として、敷地面積を比較すると第二幼稚園が約1.6倍の面積を有すること。2つ目として、園児の主な就学先である
小学校在籍数を比較すると、学区として見た場合、第二
小学校学区の
在籍子供数が約1.5倍多いこと。3つ目として、第一幼稚園が2階建てであるのに対し、第二幼稚園は
平家建てであることから、障害を持ったお子さんが使いやすい
ユニバーサルデザインの視点にかなっており、防災の観点からも、緊急を要する有事の際、より安全に、より早く避難できる利点があること。これらの理由から、第一幼稚園を休園することに決定したものであるとの説明がありました。
質疑では、委員より、
教育委員会に対し、検討から休園の決定、保護者、関係者への告知まではたった10カ月のことであったが、なぜもう少し早い時期にお知らせすることができなかったのかという質疑があり、
市立幼稚園の
就園児数が両園とも定員の50%を下回ったのは昨年度からであった。50%を上回る状態での1園休園は定員超過となることから、検討は昨年10月ごろから開始したところである。また、休園という選択を行った後も、単に1園を残すのではなく、
幼児教育無償化を迎えても選んでいただける幼稚園を目指すため、
給食の提供や保育の時間延長といった付加価値をつけるための検討、調整を行った結果この時期になってしまったという経緯があるとの説明がありました。
また、
教育委員会で話し合われ、このような重大な決定がなされるときに、なぜ保護者などの意見を聴取する機会をつくらなかったのかという質疑があり、役員には一定程度ご説明させていただいており、また公式ではないが保護者にも個別に機会を設け直接ご意見をいただいた経緯はあるとの説明がありました。
次に、請願第1号・白石市第一
幼稚園休園の
白紙撤回並びに次
年度年少組園児募集の
即時再開に関する請願の審査について、まず
紹介議員から
概要説明、その後、提出者から
趣旨説明を受け、それらの説明に対する質疑を行いました。
その概要、
趣旨説明の内容は、今回の余りに唐突な報告、決定には、多くの市民が関心を示し、成り行きを見守っている。2カ月という期間で集まった
署名総数が市内、市外合わせ4,585名だったことからもそれを物語っており、今回の件に対して保護者のみならず関係者や市民が疑問を持っているということである。なぜ市や
教育委員会はすぐに結果を出そうと決定を急ぐのか、そしてなぜ私たちに対して情報提供や相談がなかったのかということに対して、これだけの署名が集まったと感じている。
今回の署名では、第一幼稚園を残したいという方のほかにも、こういう
プロセスに対する疑問から署名するという方、2園を残してほしいという方、その理由はさまざまであった。また、
幼児教育や
保育ニーズに関する思いをおっしゃる方もいた。
そういった方々の、ぜひ市民の声を取り上げていただき、よりよい
幼児教育・
保育環境を整えてほしいという思いが、4,500名以上の署名という形になって集まったと感じている。
そういう視点に立ち戻っていただき、改めて保護者、関係者、市民との
話し合いの場、意見が陳情できる場が設けられることを求めることから、今回、
白紙撤回という請願を提出した次第であるとの説明がありました。
質疑では、委員より、
紹介議員及び提出者に対して、今回の件については丁寧な説明など
プロセスが欠けていたことは否めない部分が残るが、
幼児教育の充実が今回の
教育委員会としての大きな目的だと考える。この目的に対してどのように考えているかという質疑があり、
幼児教育の重要性は非常に重く感じている。しかし、
教育委員会に対しては、説明会で保護者から反発の意見を受けた後に休園を1年延期したことや、行政と家庭は両輪であると説明しているにもかかわらず、ヒアリングや
アンケートは行わないということに矛盾や疑問が残る。そういう矛盾などが起きないよう多角的な意見を取り上げていただき、検討し直していただきたいと考えるとの説明がありました。
これらの質疑の後、教育長から、白石市第一
幼稚園休園に係る考え等の説明を受け、説明に対する質疑を行いました。
その考え等の説明の内容は、両園の構造上の違いについて、
幼児教育を行う場としては
平家建てである第二幼稚園のほうがより適していると判断している。この点においては、行政としては、石巻市
大川小学校津波事故における
最高裁判所の決定を非常に重く受けとめている。
ここで注目すべき点は、
安全確保義務と
予見可能性の2点であるが、現在、支援を要する園児は増加傾向にあること、また国の
幼稚園設置基準においても保育室、遊戯室などは基本1階に置くものとされていることから、園児の
安全確保、さらに防災の観点からも、
平家建てである第二幼稚園を残すべきと判断したものであるとの説明がありました。
質疑では、委員より、
教育委員会に対し、なぜそういった説明を事前に保護者や関係者にお話しする機会を設けることができなかったのか、決定する以前に保護者、関係者を巻き込んで
話し合いをしておけばこのような状況にはならなかったのではないかという質疑があり、
大川小学校の裁判を重く受けとめてはいるが、最高裁の判決は本年10月まで係争中だったことから8月の時点では説明を控えており、大きくは触れなかったとの説明がありました。
これらの
質疑応答を経て、討論においては、委員2名より、採決に対し、
教育委員会の計画のとおり
園児教育の充実を図るべきという立場からの採択に反対する討論、一旦白紙に戻しお互い手を取り合い最善の策を模索するべきという立場からの採択に賛成する討論が行われました。
討論後、採決をした結果、請願第1号については賛成者多数で採択とすべきものと決定をいたしました。
以上、本委員会に付託されました請願1件の
審査経過と結果について報告を終わります。
15
◯小川正人議長 以上で、
厚生文教常任委員長の報告は終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
16
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑は終わります。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、18番
松野久郎議員。
〔18番
松野久郎議員登壇〕
17 ◯18番(
松野久郎議員) おはようございます。
不採択の立場で討論を行います。
近年の少子化に伴い、本市においても出生数、幼稚園の園児数は年々減少しております。第一幼稚園と第二幼稚園の在籍数が平成31年4月1日現在、両園合わせても119名で、1園定員の85%と定数に満たない状況となっております。
幼児教育の充実を図るためには、同年代の幼児との
かかわりや異年齢との
かかわりを促進させることが重要とされておりますが、困難な状況になっております。
また、
共働き家庭がふえる中、
延長保育や預かり保育の需要が非常に高まっており、
保育ニーズの変化も大きな要因となっております。
一方で、
幼稚園教諭や保育士の確保が難しいといった状況から、本市も多くの待機児童が発生しております。
幼児教育の充実のため、そして
保護者ニーズに応えるため、2園のうち1園を休園とすることで、預かり保育の充実や
給食の提供など、
園内環境をさらに充実することができると考えます。
また、危惧されております第二幼稚園の園舎を取り巻く環境につきましては、園内における
安全確保の観点から、さらには災害時における避難という防災上の観点から、また地震や火災等の有事に際して
平家建ての園舎のほうがより安全に避難することができるという利点が挙げられます。
議員全員を対象とした両園の現地視察も行い、
担当部局からの説明や質問も行い、確認をしたところであります。
一方で、園児の送迎時の道路の状況や駐車場の確保等については、安全を最優先させるよう十分な配慮が必要と考えることから、しっかりと対策を立てて保護者の皆さんや近隣住民の皆さんからのご協力とご理解をいただけるよう対策を講じていくこと、在園中の園児の園移行については、
園児たちが戸惑うようなことのないようしっかりと対策を講じていただくこと、また第一幼稚園の休園に関しての保護者の皆様や関係者の皆様への
説明不足や
休園決定までの
プロセスに欠けていたことは否めません。特に、保護者の皆様には、今後も引き続き丁寧な説明をしていただき、ご意見やご希望の
話し合いの場を設けていただくなど、心配事や疑問点をなくすことで移行できるようお願いをいたします。その経緯や経過についても、しっかりと履行確認を行っていくことを申し添えます。
幼児教育にふさわしい
生活環境の確保や安心と喜びにつながる子育てへの支援、特に
集団確保が困難な幼稚園では主体性や社会性を身につけていくことが危惧されております。
幼稚園児の教育にふさわしい環境という観点から、
子供たちの将来を見通し、やがて白石市を担う人として生きる力を身につけられることを願い、
適正規模にすることも求められております。
幼稚園は、
学校教育法に学校として位置づけられ、幼稚園が
義務教育としてその後の教育の基礎の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えること、その心身の発達を助成することが目的であるとされております。
幼児教育要領の幼稚園の役割の項には、幼稚園が同年代の
集団生活を営む場であることとして、幼児は多数の同年代の幼児と
かかわり、気持ちを伝え合い、時には協力して活動に取り組むなどの多様な体験をするその過程で、幼児は他の幼児と支え合って生活をする楽しみを味わいながら、主体性や
社会的態度を身につけていくのであると示されております。
今回、保護者の皆様への
アンケート等におきましても、教育の充実を願う方も少なくなかったと聞いております。
生まれてから
小学校入学までの乳幼児期、このときに人間として必要なことの芽がほとんど準備されると言われております。このかけがえのない大事な幼児の皆さんのさらなる教育の充実を図るために、
適正規模の園にすることが求められております。
どうぞ
議員各位のご理解と慎重なご判断をしていただくことをお願いし、討論といたします。
18
◯小川正人議長 次に、6番沼倉啓介議員。
〔6番沼倉啓介議員登壇〕
19 ◯6番(沼倉啓介議員) 今議会に提出された請願第1号・白石市第一
幼稚園休園の
白紙撤回並びに次
年度年少組園児募集の
即時再開に関する請願について、採択すべしの立場から討論をいたします。
白石市立白石第一小学校の広大な学校敷地に抱かれるように、白石市民の心の奥深く愛され続けている白石市第一幼稚園。その園が2018年10月、
教育委員会内部より、来年の
幼児教育無償化に伴い、
市立幼稚園の今後に関する検討会が開かれ、その後わずか7カ月の経過を経て、翌2019年5月に、
教育委員会定例会において本園の
休園決定がなされ、
給食業者との内諾等、配膳に関する段取りが調ったとして、8月20日、当園の保護者、関係者を対象として説明会が開催され、2020年3月で休園する旨が説明されました。関係者にとっては寝耳に水の言葉しか浮かんでこなかったのではと思います。
さまざまに休園にしなければならない背景等が述べられ、中には理解できるものも多々あります。しかし、市内亘理町一円のこれらのエリア、特に本園を愛し続けている市民にとっては、起案から決定に至る
プロセスに市民の姿が、さきの委員会の質疑の中でも見出せず、急ぎ過ぎでは、拙速過ぎるのではの感が強く感じられる物事の進め方は理解できず、それらを署名人数4,585名という数字が示しているものと思われてなりません。
平成26年12月17日施行の
白石市議会基本条例前文一部抜粋において、議会は民意を反映する場であり、地方自治体における最高の意思決定機関であるとされています。ここは本請願の思いと本案件を一枚脱皮させ、本市のさらなる発展と将来を担う
子供たちのために前向きに採決をしていただき、起案をされた時点まで差し戻し、お互い関係する方々が手に手をとり合って最善の行方を模索すべきものと思われます。
特に、大きな物事に向き合う際の必要不可欠な事柄は、将来の
子供たちのことを考え、やはりそれらを決定する
プロセスに至ることを大事にすべし。また、家庭教育を言うのであれば、それらに関係する保護者等々の理解を踏まえた上で物事に向き合う決定に向けた
プロセスを大事にすべきだと思います。
趣旨をご快諾賜り、請願採択に向けご賛同賜りますようにお願いを申し上げ、賛成の討論といたします。
最後に一言。私たちは、どちらがいいという形のもので賛成、反対しているわけではございません。やはりこれらの事柄が最終的に結論を求めるまで、やはりお互いがお互いの感情を出して、さらけ出して、お互いの考えをぶつけ出して、それで最後の決定に至る、それこそが将来の
子供たちのために必要な事柄ではないかと思います。
議員各位のご賛同を賜りますように心よりお願いをいたします。
20
◯小川正人議長 暫時休憩いたします。
午前10時29分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時30分開議
21
◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、16番
菊地忠久議員。
〔16番
菊地忠久議員登壇〕
22 ◯16番(
菊地忠久議員) 請願第1号・白石市第一
幼稚園休園の
白紙撤回並びに次
年度年少組園児募集の
即時再開に関する請願書に、反対、不採択の立場から討論をいたします。
初めに、今回、第一幼稚園が休園になるということで、現在通園されている
子供たち、保護者の皆様、関係者の方々にとって、寂しい、残念だ、何とか残せないかと複雑な気持ちを抱くのは当然のことであり、その思いは十分に理解いたすところではありますが、以下の理由から反対討論をいたします。
近年、全国的に少子化が続いておりますが、本市も同様に、出生数や子供の数は年々減少しております。具体的な数字を示せば、現在の幼稚園年長組の
子供たちが生まれた平成26年度の本市の出生数は221名だったのに対して、昨年度、平成30年度は171名と、この5年間で50名も減少しております。出生数は、これからも下がり続けることが予測されております。
また、現在、第一幼稚園の園児数は63名と定員の45%、第二幼稚園の園児数は56名と定員の40%の在籍園児数となっておりますが、本市の出生数を鑑みれば、幼稚園の在園園児数は今後さらに減少するであろうということは容易に予測がなされます。
そして、
幼児教育の重要性は言うまでもなく、同年代や異年齢との
かかわりを通じて社会性を養うためにも、
適正規模での
幼児教育の機会の必要性は、ここにいらっしゃる全議員の共通する認識だと考えております。
次に、今回の休園に関しては、第一幼稚園、第二幼稚園だけの問題としてではなく、より広い視野で白石市全体の問題として捉えなければならないと考えております。
共働き世帯の増加などから、幼稚園においても
延長保育や預かり保育、
給食の提供などを希望する方が増加するなど、保護者のニーズは多様化しております。また、本年10月から開始された
幼児教育・保育の無償化が要因と考えられる待機児童の急激な増加が本市の新たな課題となっております。
現在、幼稚園入園対象となる3歳児から5歳児において7名の待機児童がおります。預けたくても預けられない、そのために働きたくても働けない、何とかしてほしいという、待機児童を抱える保護者にとっては非常に切実な願いであります。
待機児童問題は喫緊の課題であり、これらの課題に応えよう、解決しようとすることは、行政として当然のことであります。2園を1園にすることで、
給食の提供やさらなる
延長保育などが可能となるのであれば、幼稚園でありながら保育園に似た教育環境、条件となり、このことは
保護者ニーズに応え、待機児童の解消に大きく貢献するものだと考えます。
以上のように、園児数を
適正規模にすることや
保護者ニーズに応えること、すなわち環境や条件面で
幼児教育の充実を図ることは、待機児童解消につながり、
市立幼稚園を2園から1園にすることは妥当であると判断をいたします。
この請願において、
休園決定の
プロセスに対して問題があるといったことが理由の一つに挙げられております。時にスピード感を持って物事を進めるということも必要ではありますが、場合によっては時間をかけ、丁寧に理解を得るということも重要です。今回の場合、確かに決定に至るまで性急に過ぎたことは否めなく、保護者を初め市民の皆様に不満や不信感ができ、理解を得られない方がいるというのは事実であり、その点については苦言を呈させていただきます。
しかしながら、本年度より、急激に増加した待機児童の問題や、1園であれば
給食の提供が可能な民間業者が見つかったことから、よりよい
幼児教育環境を図るため、スピード感を持っていち早く対応しようとした結果であることも理解をしております。現状維持に努めるのではなく、常によりよい教育環境を模索し、教育の充実を図り、対応していくことは、
教育委員会、教育行政の責務であります。
また、当局としては、当初の計画どおり来年度末で休園とすることも可能だったと考えます。しかしながら、保護者の方々から、半年後では急過ぎる、もう少し時間がほしいというような声を受け、保護者の不安を解消するため、何より
子供たちが1園体制にスムーズに移行できる準備期間を設け、1年間休園を延長とする決定がなされたことは大いに評価いたします。今後の1年を通じ、保護者とよく話し合う場面を持ち、安心して1園体制に移行できるようにすることを望むものであります。
また、第一幼稚園と第二幼稚園を比較した際、災害等に対する安全面が軽視されていることも請願理由に挙げられております。確かに
子供たちの命を守る、安全を確保することは最重要視しなければなりません。けれども、さまざまな自然災害や事故などに対して、第一幼稚園、第二幼稚園を比較すれば、それぞれにすぐれている点、劣っている点があると考えます。第二幼稚園の安全性が懸念されておりますけれども、先日開催された市政懇談会の中でも、教育長は、災害時の安全性については、災害はいつ何が起こるかわからない。現在の科学ではわからないことも多く、第一幼稚園の安全がどう、第二幼稚園の安全性がどうというものではないと述べておられました。現在、第二幼稚園の
子供たちの保護者は、何かあったらどうしよう、常にそんな危機感を感じ、不安を抱えて登園させているのでしょうか。決してそんなことはないと思います。
繰り返しになりますが、
子供たちの命を守る、安全を確保することは非常に重要であり、当局に対してはこれまで以上に
子供たちの安心安全に注意を払い、今後さらなる対策を求めるものであります。
しかしながら、災害に備える、非常時の安全を確保することは重要とはいえ、余りにそれにとらわれ過ぎてもなりません。同様に、幼稚園内での日常生活において、どう安全に過ごせるか、どうよりよい教育環境の中で過ごせるか、教育環境の充実が図れるかが重要です。
そういった観点からも、第一幼稚園と第二幼稚園のどちらを休園とするかにおいて、第二幼稚園の敷地面積が第一幼稚園の1.6倍あること、第一幼稚園が2階建てなのに対し、第二幼稚園は
平家建てであること、そして少子化にもかかわらず増加傾向にある障害のあるお子さんや配慮を要するお子さんに対しては
平家建てのほうが好ましいという
教育委員会の説明は合理的で正しいと判断いたします。
そして、今回の請願は、
白紙撤回なども求めているものでございますが、では
白紙撤回の先に何があるのでしょうか。選挙で選ばれ市民の負託を受けている責任ある立場の市議会議員の皆様であるならば、
白紙撤回を求めます、あとはそれから考えましょうというのは、問題の先送りとなり、余りに無責任と言わざるを得ません。
現在の本市を取り巻く状況、そして将来を見据え、第二幼稚園への1園体制とすることとした今回の決定以上に、
幼児教育の充実をさせる対案をお示しいただけるのであれば
白紙撤回も理解できますが、そうではございません。
最後に、繰り返しになりますが、やむを得ず第一幼稚園を休園とするものの、第二幼稚園の1園体制とする最大の理由は、
保護者ニーズにも応え、本市の
子供たちにとってよりよい教育環境とするためのものであり、それが最善であるとの判断を下した
教育委員会の決定でございます。私はその決定を支持する立場として、このたびの請願に不採択、反対といたします。
議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
23
◯小川正人議長 以上で通告による討論は終わりました。よって、討論を終わります。
採決に入ります。ただいま議題となっております請願第1号に対する
委員長報告は採択であります。請願第1号を採択することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
24
◯小川正人議長 起立多数であります。よって、請願第1号は採択することに決定いたしました。
暫時休憩いたします。
午前10時42分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時43分開議
25
◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第4 第90号議案から第92号議案
26
◯小川正人議長 日程第4、第90号議案・
白石市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例から、第92号議案・白石市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例までの計3議案を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。山田市長。
〔山田裕一市長登壇〕
27 ◯山田裕一市長 おはようございます。
第90号議案・
白石市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案及び第91号議案・白石市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案の2議案は、民間給与との格差を埋めるため、人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定及び特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律に準拠し、それぞれの条例で定める期末手当の引き上げについて、条例の一部を改正いたそうとするものであります。
なお、本年12月に支給する期末手当については、台風第19号による本市の被災状況等を鑑み、支給率を据え置く特例措置を設けております。
第92号議案は、白石市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案でございます。
本案は、民間給与との格差を埋めるため、人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定のうち、民間給与との比較による給与改定等に係る部分において、同給与制度改定に準拠し、本条例で定める給料及び勤勉手当の引き上げなどについて条例の一部を改正いたそうとするものであります。
第93号議案は、令和元
年度白石市
一般会計補正予算……。
28
◯小川正人議長 暫時休憩いたします。
午前10時45分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時45分開議
29
◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
30 ◯山田裕一市長 大変失礼いたしました。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
31
◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
最初に、第90号議案・
白石市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例についての質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
32
◯小川正人議長 質疑がないようですので、次に第91号議案・白石市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についての質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
33
◯小川正人議長 質疑がないようですので、次に第92号議案・白石市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についての質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
34
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております第90号議案から第92号議案については、
会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略し、採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
35
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については、委員会付託を省略することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時47分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時47分開議
36
◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
採決に入ります。ただいま議題となっております第90号議案から第92号議案までの計3議案については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
37
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、第90号議案から第92号議案まで計3議案については、原案のとおり可決されました。
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日程第5 第93号議案
38
◯小川正人議長 日程第5、第93号議案・令和元
年度白石市
一般会計補正予算(第6号)の議案を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。山田市長。
〔山田裕一市長登壇〕
39 ◯山田裕一市長 先ほどは失礼いたしました。
第93号議案は、
令和元年度
一般会計補正予算(第6号)でございます。
第1表歳入歳出予算補正でございますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ1億8,240万7,000円を追加し、予算の総額を162億5,511万3,000円にいたそうとするものであります。
補正の主な内容は、人事院勧告に準拠した給与改定に係る人件費及びふるさと納税寄附金に対する返礼品送付等の支援業務に係る委託料等を計上いたしております。
また、台風第19号により被災した農業用機械、施設の再建、修繕等に要する経費に対して補助金を交付するほか、収穫後保管していた倉庫等が浸水し、米が出荷できなくなった被災農業者が行う土づくりなどの取り組みを行った経費に対して補助金を交付するとともに、農地復旧費に係る自己負担の軽減を図るため、市独自に復旧費の一部を助成し、被災農業者の経営再開を支援するための補助金を計上いたしております。
歳出予算に充当する財源といたしましては、寄附金及び県支出金等を増額する一方、繰入金を減額して措置いたそうとするものであります。
第2表債務負担行為補正でありますが、災害対応オールマイティー資金利子補給補助金、復旧支援資金利子補給補助金及び台風等農業災害対策資金利子補給補助金につきましては、
令和元年台風第19号により被害を受けた農業者の金利負担軽減と経営安定を図るため、金融機関に対する利子補給補助金をそれぞれ追加いたそうとするものであります。
以上で提案理由の説明を終わりますが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
40
◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
第93号議案・令和元
年度白石市
一般会計補正予算(第6号)の質疑に入ります。質疑ありませんか。18番
松野久郎議員。
41 ◯18番(
松野久郎議員) ただいまご説明ございました一般会計ですが、一般会計の説明書の8ページ、9ページ、2.歳入18款寄附金1項寄附金のふるさと納税寄附金なんですが、今回の12月補正で8,000万円の収入の補正額を提出していただきました。それで、すぐこの新たな補正ということで、2億2,339万円という大きな金額になっております。この傾向の内容につきまして、質問をさせていただきます。
42
◯小川正人議長 山田市長。
〔山田裕一市長登壇〕
43 ◯山田裕一市長
松野久郎議員の質疑にお答えいたします。
ふるさと納税寄附金につきましては、今議会冒頭に8,030万円を増額し、現計予算を2億3,093万円とする補正予算案を提案いたしました。補正予算につきましては、10月までの受納実績及び11月以降の見込み額をもとに計上し、11月以降の見込み額については、これまでの受納実績から前年度同時期の約2.5倍の受納を見込んでおりました。
しかしながら、11月中旬以降は1日当たりで500万円を超えるような受納状況となり、速報値でありますが、11月20日現在で約2億1,000万円、12月10日現在では3億円を超える見込みとなるなど、想定をはるかに上回る受納状況となったものであります。
今後も、税額控除の関係で、少なくとも12月末までは同様の状況が続くものと思われますので、改めて受納見込み額を算出し、11月以降の受納について、前年度同時期の約7.5倍の受納があると見込み、歳入予算に2億2,339万円を増額し、現計予算を4億5,432万円にいたそうとするものであります。
歳出予算につきましては、歳入予算の増額補正に伴い、ふるさと納税寄附金の受け付けや受納証明書及びお礼状の送付、返礼品発送等の支援業務に係る委託料について、増額補正をいたそうとするものであります。よろしくお願いいたします。
44
◯小川正人議長 18番
松野久郎議員。
45 ◯18番(
松野久郎議員) ただいまの説明ですが、納税時期が来て、こういった時期的に多くなったということもあろうかと思うんですけれども、一方昨年の同じ時期を見ますとそうでもなかったと思います。何かの要因があると思うんですが、これをどのように分析されているのか、その辺についてお伺いいたします。
46
◯小川正人議長 山田市長。
〔山田裕一市長登壇〕
47 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。
同じ返礼品を二度、三度と繰り返しご寄附いただく方々、いわゆるリピーターが多いこと、また台風19号被害緊急支援募金寄附として返礼品を受け取らないご寄附も寄せられておりますが、逆に返礼品を受け取りながら災害支援の意味合いも込めてご寄附いただいているケースも相当数あると思われることも、想定をはるかに上回っている要因ではないかと考えております。
48
◯小川正人議長 18番
松野久郎議員。
49 ◯18番(
松野久郎議員) 一方で、白石市民からのふるさと納税ということで、まだ確かな額は出ていないとは思うんですが、今どのくらいになっているのか、その辺についてお伺いします。
50
◯小川正人議長 日下地方創生対策室長。
〔日下忠績地方創生対策室長登壇〕
51 ◯日下忠績地方創生対策室長 ただいまの松野議員の質問につきましては、私のほうからお答えをさせていただきます。
本年度の税額控除に係ります数字につきましては、平成30年に白石市民が他市町に対して行ったふるさと納税が基準となります。平成30年に白石市民が他市町に対して行ったふるさと納税額は157名で1,173万円でございました。したがいまして、
令和元年度における市民税控除額は458万円でございました。
52
◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。15番角張一郎議員。
53 ◯15番(角張一郎議員) それでは、予算書の10、11ページについてご質問させていただきます。
6款農林水産業費1項農業費4目の農業振興費ですけれども、提案理由の説明の中で今回の台風19号によって被災した農業機械、農地等に対する補助ということで説明がありました。具体的に、どのような対象のものに対して、どのような金額でもって補助を考えているのか、その辺についてお伺いいたします。
54
◯小川正人議長 安藤農林課長。
〔安藤信行農林課長登壇〕
55 ◯安藤信行農林課長 おはようございます。
ただいまの角張議員の質疑に私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。
農業機械とかの補助ということなので、強い農業・担い手づくり総合支援補助金ということで、この補助金につきましては、これまで農林課のほうに申告があった件数は3件でございますが、農業機械のうちにトラクター、もみすり機、ライスストッカー、それから施設的に畜舎のほうの修繕費として見込んでございます。
また、負担の割合ですが、今回の台風第19号の被災農業者を対象としており、被災後も営農をやめることがなく再開しようとする者に対して、国が10分の5、県が10分の4、残り10分の1は本来農業者が負担する部分ですが、台風第19号の被害の甚大さを鑑み、市としても農業者の負担軽減を図るため、農業者が負担すべき10分の1の、その2分の1に当たる5%を市のほうがかさ上げ補助を行い、営農再開を支援してまいりたいと考えているものでございます。
56
◯小川正人議長 15番角張一郎議員。
57 ◯15番(角張一郎議員) 担い手の総合支援補助金についてはわかりましたけれども、農地等の復旧に係る自己負担について軽減を図るということで、市独自に復旧費の一部を助成するという説明がありました。
これについて、どのような制度設計になっているのか、具体的にお伺いいたします。
58
◯小川正人議長 安藤農林課長。
〔安藤信行農林課長登壇〕
59 ◯安藤信行農林課長 ただいまの質疑にお答えいたします。
今回の農地の復旧に関する市の単独での補助の部分ですが、割合的には農地1カ所当たり対象となる復旧の経費が10万円以上の農地災害復旧事業を対象と考えております。
また、補助経費は復旧費の合計額の2分の1とし、限度額を農地1カ所当たり10万円と考えてございます。
60
◯小川正人議長 15番角張一郎議員。
61 ◯15番(角張一郎議員) 今回、農地等の災害についてはかなり件数があるかと思います。ただいまの補助金の助成について、市民の方にどのような形で周知を考えているのかお伺いいたします。
62
◯小川正人議長 安藤農林課長。
〔安藤信行農林課長登壇〕
63 ◯安藤信行農林課長 ただいまの質疑にお答えをいたします。
これまでに農地の台風19号による被害を受けたという部分について、農林課のほうに被害の申告があったのは261カ所になります。ただ、今回、現地の調査等を踏まえた中で、耕作放棄地であったり、関連する施設災害で復旧できる見込みのものもございまして、そういったところを除いて大体180カ所を見込んでございます。
〔「周知」と呼ぶ者あり〕
ごめんなさい。周知の方法ですが、申告、報告をいただいている皆様には、こちらのほうで直接お伺いして、この制度の内容をお知らせするとともに、「広報しろいし」及びホームページ等でお知らせをしてまいりたいと思っております。大変失礼しました。
64
◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。4番澁谷政義議員。
65 ◯4番(澁谷政義議員) 関連した質問ですけれども、提案理由の説明の中に、収穫後、保管していた倉庫等が浸水し、米が出荷できなかった被災農業者が行う土づくり等の取り組みを行った経費に対して補助金をとありますけれども、ちょっと具体的にわかりやすく説明していただきたいと思います。
66
◯小川正人議長 安藤農林課長。
〔安藤信行農林課長登壇〕
67 ◯安藤信行農林課長 ただいまの質疑にお答えをいたします。
ぬれ米の部分ですが、やっぱり倉庫に保管していて主食用米として出荷しようとしていた米、それを農家が出荷できずにお金にできなくなってしまったという部分について、来季、営農を再開するための土づくりであったり、肥料代だったり、苗代であったりという部分について、国のほうで項目ごとに限度額を設けてその分を支援してまいりたいという内容になってございます。米の部分の費用の代替の補助ではございません。
68
◯小川正人議長 ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
69
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております第93号議案については、
会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略し、採決いたしたいと思います。ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
70
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会付託を省略することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時05分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時06分開議
71
◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
採決に入ります。ただいま議題となっております第93号議案については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
72
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、第93号議案については、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第6 議提第3号
73
◯小川正人議長 日程第6、議提第3号・「ライドシェア」に関する意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。11番佐久間儀郎議員。
〔11番佐久間儀郎議員登壇〕
74 ◯11番(佐久間儀郎議員) 議提第3号・「ライドシェア」に関する意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
詳細につきましては、省略をいたしますが、東日本大震災から8年余りが経過し、集中復興期間から復興・創生という新たなステージに入ってきている中で、タクシー事業はその担い手の一員として、地域公共交通の責務を果たそうと努めてきております。
昨今、ライドシェアと称する白タク行為が一部民間から提案されていますが、ライドシェアはその事業主体が運行管理や車両整備等の運行に関する責任を負わず、自家用車のドライバーが運行責任を負う形態を前提としており、こうした輸送サービスが認められるようなことがあれば、道路運送法、道路交通法、労働基準法等のさまざまな法令を遵守し、
安全確保のためにコストをかけているタクシー事業の根幹を揺るがすものとなります。
よって、地域住民の安全を脅かし、地域公共交通の存続を危うくする「ライドシェア」と称する白タク行為を認めることのないよう求めることについて、地方自治法第99条の規定に基づき、関係大臣及び国会に意見書を提出しようとするものであります。
議員皆様方のご賛同をお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
議提第3号
「ライドシェア」に関する意見書
上記議案を別紙のとおり地方自治法第112条及び
白石市議会会議規則第13条の規定により提出します。
令和元年12月19日
提出者
白石市議会議員 佐久間 儀 郎
賛成者
白石市議会議員 佐 藤 秀 行
〃 〃 松 野 久 郎
〃 〃 大 森 貴 之
〃 〃 平 間 知 一
〃 〃 伊 藤 勝 美
〃 〃 保 科 善一郎
白石市議会議長 小 川 正 人 殿
「ライドシェア」に関する意見書
タクシー事業は、地域公共交通として地域住民の足、交通弱者の交通手段として重要な役割を果たしているだけでなく、東日本大震災から8年余りが経過し、集中復興期間から復興・創生という新たなステージに入ってきている中、その担い手の一員として地域公共交通の責務を果たそうと努めている。
昨今、シェアリングエコノミーの成長を促すという名目のもと、インターネットを利用した「ライドシェア」と称する白タク行為を認めようとする動きが一部民間から提案されているが、「ライドシェア」には、その事業主体が運行管理や車両整備等の運行に関する責任を負わず、自家用車のドライバーが運行責任を負う形態を前提としている点に最大の問題がある。
タクシー事業では、道路運送法、道路交通法、労働基準法等のさまざまな法令を遵守し、
安全確保のためのコストをかけ、安全・安心な輸送サービスを提供しているが、こうした動きは、地域公共交通機関たるタクシー事業の根幹を揺るがすとともに、与野党共同提案の議員立法により圧倒的多数の賛成のもと、成立した改正タクシー特措法の意義を損なうものである。
よって、地域住民の安全を脅かし、地域公共交通の存続を危うくする「ライドシェア」と称する白タク行為を認めることのないよう強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和元年12月19日
宮城県
白石市議会
衆議院議長 大 島 理 森 殿
参議院議長 山 東 昭 子 殿
内閣総理大臣 安 倍 晋 三 殿
国土交通大臣 赤 羽 一 嘉 殿
内閣府特命担当大臣(規制改革) 北 村 誠 吾 殿
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
75
◯小川正人議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
76
◯小川正人議長 質疑なしと認めます。よって、議提第3号の質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議提第3号については、
会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略し、採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
77
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会付託を省略することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時10分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時10分開議
78
◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
採決に入ります。ただいま議題となっております本案については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
79
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、議提第3号は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第7 議員派遣の件
80
◯小川正人議長 日程第7、議員派遣の件を議題といたします。
宮城県市議会議長会春季定期総会が令和2年1月30日に多賀城市内で開催される旨の通知がありました。
つきましては、
会議規則第166条の規定により、お手元にお配りしたとおり議員の派遣を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
81
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、議員派遣の件は承認することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
82
◯小川正人議長 お諮りいたします。この定例会において議決されました各議案の条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を
会議規則第42条の規定に基づき議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
83
◯小川正人議長 ご異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は、議長に委任することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
84
◯小川正人議長 以上をもって、今期定例会に付議された案件の審査は全部終了いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
市長の挨拶
85
◯小川正人議長 この際、山田市長からご挨拶したい旨の申し出がありますので、発言を許します。山田市長。
〔山田裕一市長登壇〕
86 ◯山田裕一市長 本日ここに、第438回
白石市議会定例会が閉会されるに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
去る12月6日から本日までの長期間にわたり、議員の皆様には本会議及び常任委員会、
予算審査特別委員会を通じ、終始熱心に議案の審査に当たられ、ご提案いたしました19議案につきまして、全て原案どおり承認、可決をいただきましたことに対し、心より御礼を申し上げます。
さて、
令和元年も残すところあとわずかとなりました。本年を振り返りますと、台風第19号による甚大な被害がありましたが、農商工連携を核とした賑わい交流拠点「しろいしSunPark」内に、農産物等販売施設、おもしろいし市場がオープンし、売り上げが1億2,000万円を突破、隣接するこじゅうろうキッズランドは来場者が12万人を突破し、施設間の相乗効果により新たなにぎわいが創出されていることを実感しております。
また、(仮称)白石中央スマートインターチェンジが国の準備段階調査に採択されたことから、早期事業化に向けた準備を進めるとともに、新たな工業団地造成による企業誘致も加速させてまいりたいと考えております。
これからも、これまで以上に白石市の魅力を発信し、企業や子育て世代から選ばれるまちとなるよう、市政課題を先送りすることなくチャレンジしてまいりたいと考えておりますので、議員の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご協力と叱咤激励を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆様が健康で幸多き新年を迎えられますようご祈念いたしまして、御礼の挨拶といたします。
ありがとうございました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
87
◯小川正人議長 以上をもちまして、第438回
白石市議会定例会を閉会いたします。
長期間にわたり大変ご苦労さまでございました。
午前11時15分閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する
白石市議会 議 長 小 川 正 人
議 員 伊 藤 勝 美
議 員 菊 地 忠 久
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