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令和元年第437回定例会(第4号) 名簿 開催日:2019-09-19
令和元年第437回定例会(第4号) 本文 開催日:2019-09-19

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  1. 白石市議会 2019-09-19
    令和元年第437回定例会(第4号) 本文 開催日:2019-09-19


    取得元: 白石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前10時開議 ◯小川正人議長 おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  現在における出席議員数は18名でありますので、定足数に達しております。  本日の会議は、お配りいたしました議事日程第4号をもって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯小川正人議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、議長において2番佐藤龍彦議員、17番佐藤秀行議員を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第2 一般質問 3 ◯小川正人議長 日程第2、市政に対する一般質問を行います。  今期定例会における一般質問の通告者は14名であります。  抽せん順により順次発言を許します。  通告に沿って簡潔に質問されるようお願いいたします。  今期の質問時間は答弁を除き30分以内であります。質問時間が残り3分になったとき、ブザーを鳴らして発言者に通告します。  なお、一問一答方式で行いますので、市長等の反問に関する運用を適用いたします。  これより順次質問を許します。  最初に、17番佐藤秀行議員。    〔17番佐藤秀行議員登壇
    4 ◯17番(佐藤秀行議員) おはようございます。  ただいま議長から発言のお許しをいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。  大きく3つの点についてお伺いをいたします。  まず初めに、パークゴルフ場の整備についてお伺いいたします。このことについては以前にも同僚議員が質問されていますが、改めてお伺いをいたします。  パークゴルフは、昭和58年、北海道幕別町に誕生いたしました。グラウンドゴルフを芝生で行い、ゴルフに近づけ爽快感を加えようと考えたものでした。健康維持への効果があり、生涯にわたる健康づくりの一方法とされています。クラブ1本とボール1個あれば、誰でもすぐに楽しめるスポーツであり、北海道を中心に日本各地に普及しています。「自然の中で遊ぶ」が原点のスポーツで、ルールも簡単であり子供からお年寄りまで誰でも手軽にプレーを楽しめます。  自覚的健康度の向上、社会的交流、運動による精神的な満足度の向上といった効果が確認されています。運動不足解消、生活習慣病の予防にも効果を発揮しており、高齢者はもとより、働き盛りの世代の健康維持にも、パークゴルフ場の整備は今後、その必要性をさらに増していくものと思われます。  少子高齢化が進む中、特にシニア世代には運動の強さも最適で楽しめるスポーツです。本市においても高齢化とともに医療費の増加が進み、そのことは健康意識の高揚、健康の保持増進とあわせて喫緊の課題であります。いつまでも健康で明るく活力に満ちた生活を送ることができるためにも、また、コミュニケーションづくりのためにも、スポーツ環境の充実を図ることが必要であります。そして、そのことが市民の生活の向上に資すると思います。そのような意味からも、早期のパークゴルフ場の整備を検討してみてはいかがと思います。市長の見解をお伺いいたします。 5 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 6 ◯山田裕一市長 おはようございます。  佐藤秀行議員の一般質問にお答えいたします。  本市では現在、市民の健康の増進と体力向上を図ることを目的に、市民が誰でもいつでもどこでも気軽に楽しむことができる生涯スポーツの普及・推進という観点から、グラウンドゴルフやシャッフルボード、ボッチャなど、いわゆるニュースポーツについて各小学校や地区公民館などを対象に出前講座を行い、また、中央公民館主催の講座、健康生き生きエンジョイ教室において積極的に活用、実施しております。  また、市主催の市民グラウンドゴルフ大会を毎年6月に緑地公園野球場において白石市グラウンドゴルフ協会が主管となり開催しており、ことしの大会も盛大に行われたところでございます。  なお、当協会会員数及び競技人口も年々増加し、市や県内で開催される大会にも積極的に参加しております。  グラウンドゴルフは学校の校庭や野球場、陸上競技場など身近なところで手軽にできることから、今後も現在あるさまざまな施設を利活用しながら、高齢者の健康寿命延伸への効果が期待できます。さらに、子供から高齢者まで一緒に楽しむことができるグラウンドゴルフの推進に取り組んでまいりたいと考えております。  さて、新たなパークゴルフ場の整備につきましては、用地取得の問題、必要性、要望など市民ニーズ、建設費や維持管理費、運営面などさまざまな問題がございます。  相馬市の相馬光陽パークゴルフ場では、全9コース、81ホールの規模で建設費、こちらは総事業費になりますが6億4,000万円、年間の維持管理費につきましては約4,000万円と伺っております。  また、角田市のあぶくまパークゴルフ場につきましては、こちらは河川敷のコースではありますが、3コース、27ホールの規模で同じく総事業費1億6,000万円、年間の維持管理費につきましては角田市地域振興公社へ年間約350万円で管理委託を行っていると伺っております。  このように多額の事業費が発生することから、採算性、優位性なども含め今後、総合的に調査研究してまいりたいと考えております。 7 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 8 ◯17番(佐藤秀行議員) ちなみに市長、パークゴルフをされたご経験はありますか。もしあるのであれば、そのときの感想なんかお伺いできればと思うのですが、お願いします。 9 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 10 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  過去2度、パークゴルフを実際私もプレーしたことがございます。そのときは、私はゴルフは実はやっておりません。一緒に回った方、ゴルフの経験者の方と一緒に回らせていただきました。私、非常にゴルフもパークゴルフもど素人ではありますけども、一緒に楽しむことができて非常に楽しかったなと、そういった感想を持っております。 11 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 12 ◯17番(佐藤秀行議員) 私もパークゴルフ場でプレーしたことはあるんですけれども、その感想としては、やはり楽しかったと。さらにはもう一回行ってみたいと、そんな感想を持ったわけなんです。  たまたまパークゴルフ場の担当者の方に話を伺ったんですが、多くの愛好者が同じように楽しい、あるいはまたやってみたいと、そういった感想があってリピーターが大変多いということでした。  先ほど市長が答弁されたように、パークゴルフ場の整備については確かに用地の取得であるとか、維持管理の面などさまざまな問題があることなども自覚してはおるんですが、このパークゴルフというのは年々愛好者が増加しておりまして、その特性から健康増進、世代間交流等々、スポーツ振興だけでなくて地域経済の活性化など多様な効果が期待できるものです。パークゴルフを始めた高齢の方が以前に比べて健康状態が改善されたという報告が実際あります。  パークゴルフのコースの基準について確認をさせていただければと思うんですが、18ホール、1,000メートル、およそ2,000歩で歩ける距離で設定されておりまして、プレーに要する時間は約1時間半ということのようです。さらに、身体と医療費の関係について1日1時間以上歩いている人は、1時間未満しか歩いていない人よりもその後の医療費が15%低下したということもわかっています。さらに、パークゴルフをしている人たちは、70歳以上の方が大変多いということでもありました。  このように健康寿命の延伸、医療費の減少など学ぶべきものがたくさんあると思います。そのような成功事例のあるパークゴルフを参考にしながらぜひ早期整備を検討してみてはいかがかと思います。改めて市長の見解をお伺いいたします。 13 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 14 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  パークゴルフ場などレクリエーション施設やスポーツ施設が完備されていることにより、企業立地や企業誘致関係にも優位に働いたり、議員おっしゃるとおり、健康寿命の延伸、医療費の削減などさまざまな効果が生まれると思います。また、交流人口の拡大や関係人口の増加にもつながるものと考えております。  しかしながら、現在の本市の財政状況を勘案いたしますと、今すぐパークゴルフ場の建設となりますと、これは非常に厳しい状況下にあると考えております。  また、近隣には角田市のあぶくまパークゴルフ場、七ケ宿町には七ケ宿湖パークゴルフ場、川崎町にはみちのく杜の湖畔公園内にパークゴルフ場がございます。将来に向けて総合的に調査研究していきたいと考えております。  なお、健康寿命の延伸、医療費の削減という観点から申し上げますと、パークゴルフ場の建設というものも一つの方法かと思いますが、先日、生き生き百歳体操大交流会が230名の参加のもと、ホワイトキューブにて盛大に開催されました。この生き生き百歳体操というものは主に高齢者の方が対象ではございますが、市民の健康増進や医療費削減、また介護予防にも大いに効果を発揮してございます。  このような取り組みを今後も継続し、市民の健康増進や医療費削減に努めてまいりたいと考えております。 15 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 16 ◯17番(佐藤秀行議員) 高齢化が進む中、高齢者が容易にできる軽スポーツとして、また介護予防に対する効果も期待されますし、何よりも観光拠点の一つとしても重要な施設の一つになると考えます。  本市においても、高齢化が進み、本年3月末現在、65歳以上の割合、つまり高齢化率がもう34.3%、約3人に1人が65歳を超える高齢者であるというような実態であります。健康増進、健康寿命の延伸、また医療費の減少といった観点からも、先ほど市長ご答弁されたように、早期の整備計画に向けて総合的に調査研究していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。  ベラルーシ共和国との交流についてお伺いいたします。  平成29年6月14日、ホワイトキューブにおいて、白石市、柴田町、仙台大学、東京オリ・パラ事前合宿招致推進協議会によるベラルーシ体操協会との事前キャンプに係る協定締結式がとり行われました。  白石市、柴田町、仙台大学は、平成28年3月、事前キャンプの誘致を連携して推進していくため、招致推進協議会を設立し、プロモーション活動を行ってきました。  ベラルーシ共和国とは、仙台大学が職員や学生の研修派遣、新体操の講師の受け入れなど新体操を通じた交流を行っており、また、白石市ではホワイトキューブにおいて小・中学生を対象としたキューブ新体操教室を開催していることから、世界的にもレベルの高いベラルーシ共和国新体操チームの誘致を進めてきました。  締結式には山田市長、滝口柴田町長、朴澤仙台大学理事長イリーナ・レパルスカヤベラルーシ共和国新体操ナショナルチームヘッドコーチが参加し、締結式がとり行われ、事前キャンプだけでなくスポーツ・文化等の交流を行うことについて確認をいたしました。  招致推進協議会副会長の山田市長は、最適な施設環境の提供により全力で選手の強化に協力したい。協定締結式を契機にスポーツ・文化の交流を行っていきたいと述べ、イリーナ・レパルスカヤ氏は、ホワイトキューブほどの施設は世界にもほとんどない。快適な練習環境の提供に感謝している。スポーツだけでなく文化交流を深めたいと述べられました。  東京2020オリンピック・パラリンピックのホストタウンとしてベラルーシ新体操ナショナルチーム事前合宿受け入れや公開演技会、市民交流を実施してきました。これまで市長は、ベラルーシ共和国を訪問、ベラルーシ新体操ナショナルチームの事前合宿を実施し、公開演技会をホワイトキューブで実施、またホワイトキューブ新体操教室と交流を図ってきました。  これらのことについて次の点についてお伺いをいたします。  2020東京オリンピックについて、本市としてどのような形で応援しようと考えているのか、見解をお伺いいたします。 17 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 18 ◯山田裕一市長 お答えします。  東京オリンピックが開催される2020年もベラルーシ新体操ナショナルチームは本市での事前合宿を予定しており、チームが大会前に万全の準備体制がとれるよう市民の皆さんやベラルーシ新体操SAKURAファンクラブの皆さんとともに事前合宿受け入れと応援を行っていきたいと考えております。  なお、本大会での応援につきましては、ベラルーシ新体操応援ツアーの実施を予定しており、観戦チケットについてはホストタウンを対象としたホストタウン登録自治体向けチケットについて、東京2020組織委員会に購入申し込みを行っております。  また、市民の皆さんが白石市にいながらチームを応援できるよう、大会の模様をテレビ放送を活用して上映するパブリックビューイングなどを行っていく予定でございます。 19 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 20 ◯17番(佐藤秀行議員) 応援ツアーの実施を予定していると。さらには、チケットについても申し込みをされている。さらにパブリックビューイングですか、そのようなことも行っていく予定であるというご答弁ですが、その辺について、現在わかる範囲内で構いませんので、もうちょっと詳しく説明いただければと思います。 21 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 22 ◯遠藤輝雄企画情報課長 おはようございます。  ただいまの佐藤議員の質問については私のほうからお答えさせていただきます。  2020年の新体操の予定でございますが、2020年の8月7日、8日、9日、この3日間を通して個人総合の予選、それと団体総合の予選、個人総合の決勝、団体総合の決勝と5つのセッション、セッションというか、5つの項目に分かれておりまして、それぞれチケットが必要になってくるという状況でございます。  今現在の状況としましては、ホストタウン登録自治体向けチケットということで申し込みを行っております。枚数につきましては30枚ということですので、限度の30枚を申し込んでおりますが、まだ決定のお知らせはいただいていない状況でございます。  そのほかのチケットについてはいろんな方策があろうかとは思いますが、いろんな方策を考えながらチケット確保をしてまいりたいと考えております。ただ、なかなか厳しい状況であるということでございます。新体操につきましてもなかなか人気種目ということもありましてチケットの確保がかなり厳しい状況にはなっておりますが、なるべく多くのチケットを確保しながら、そのチケットの確保した枚数によってどのようなツアーを実施できるか、枚数が確定した段階で内容を詰めてお知らせをしていきたいと考えております。  それとあと、パブリックビューイングのほうですが、オリンピック本番のときにNHKあるいは民放のほうで生ライブで放送になりますので、そちらのほうの映像配信については可能と連絡が来ております。なので、キューブのコンサートホールなど一定程度の人数が確保できるような施設においてパブリックビューイングの実施を予定していきたいと考えております。  なお、詳細についてはこれから詰めまして決定次第、市民の皆様のほうにもお知らせをして募集をしていきたいと考えております。 23 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 24 ◯17番(佐藤秀行議員) オリンピックまでにもう既に1年を切っているわけですので、早目早目の準備というか、取り組みをしていただきたいと思います。とにかく今後、本市としてぜひ多くの人たちが応援できるような体制の構築を図っていただければと思います。  次の質問に移ります。  以前、姉妹都市連携については、今後、さまざまな地域と広く交流を続けていく中で十分時間をかけ、その意義やあり方を慎重に見きわめた上で検討すべきものと考えていると。また、慎重に判断しなければならないし、総合的にさまざまな角度から検討してまいりたいとご答弁されています。現在、2020年、東京オリンピック以降のベラルーシ共和国との交流をどのようにお考えなのかお伺いいたします。 25 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 26 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  本市は、東京オリンピックでのベラルーシ共和国新体操ナショナルチーム事前合宿受け入れを行っており、ホストタウンとして登録されております。同国との交流につきましては、駐日ベラルーシ共和国ルスラン・イエシン特命全権大使から具体的な交流推進についてご意見をいただいており、本年4月にはベラルーシ共和国のアーティストによるコンサート、ベラルーシ共和国文化の日@白石市がホワイトキューブで開催されイエシン大使にも来賓としてご参加いただきました。  イエシン大使からのご提案もあり、私自身も本年6月にベラルーシ共和国の首都のミンスク市、ネスヴィジ市等を訪問しております。ミンスク市では、ヨーロッパの国々が参加し開催された第2回ヨーロッパ競技大会の視察、事前合宿に関してベラルーシ国立体育スポーツ学院への訪問、ベラルーシ新体操オリンピックトレーニングセンターにおきまして、新体操ナショナルチームとの面会を行っております。ネスヴィジ市につきましては、大使からの交流の提案があり、市長との面会や世界遺産であるネスヴィジ城の見学など同国の理解醸成に努めているところでございます。  今後、ベラルーシ大使館とも調整を図りながら、物産、観光、スポーツ、文化芸術、青少年交流など幅広い分野で具体的な交流について、また交流先の都市も含め検討してまいりたいと考えております。 27 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 28 ◯17番(佐藤秀行議員) 市長はベラルーシ共和国の首都ミンスク市、そして、ネスヴィジ市を訪問されたということで、イエシン大使のほうからもネスヴィジ市について交流の提案があったという話なんですが、ネスヴィジ市についてどのような市なのかわかる範囲内でお伺いしたいと思います。 29 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 30 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  ネスヴィジ市でございますが、首都のミンスク市から南西に車で約2時間の距離にございます。人口は約1万5,000人、市内には世界遺産であるネスヴィジ城があり、ベラルーシの人々にとって最も美しい城、宮殿として人気のある観光名所の一つとなっております。ほかに早期のバロック様式のカトリック教会などさまざまな建築遺産を有しております。  大使のほうからこのネスヴィジ市のほうの交流のご提案をいただいているところでございますが、ベラルーシ共和国の国民の皆様、非常に親切で、またとても優しい国民性でございます。大使からのお話もあってチェルノブイリの発電所事故があって日本から物心両面にわたって多大なるご支援をいただいたと。それで、2020年の東京オリンピックにはぜひ国としても日本に恩返しをしたい。また、東日本大震災で福島第一原子力発電所事故があった。同じ原子力事故を経験した地域として全力で恩返しをしたいというようなお話もいただいておりまして、特に震災後は毎年、宮城県と福島県の子供、それぞれ100人ずつを国のベラルーシ共和国のほうが子供たちを招待してくれて、キャンプとかさまざまな経験を積ませていただいている非常にありがたい国だなという印象でございます。  今後、どのような交流ができるか、さらに検討を深めてまいりたいと考えております。 31 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 32 ◯17番(佐藤秀行議員) このような機会を通して、やはり今後ともベラルーシ共和国との交流、スポーツであるとか文化、あるいは青少年交流の分野においても交流を図っていただきたいと思いますし、その交流都市も含めていろいろ前向きにご検討いただければと思います。  次の質問に移ります。  仙台大学との連携についてお伺いいたします。先ほどもお話をいたしましたが、改めて通告に従い読ませていただきますが、平成29年6月14日、ホワイトキューブにおいて白石市、柴田町、仙台大学東京オリ・パラ事前合宿招致推進協議会によるベラルーシ体操協会との事前キャンプに係る協定締結式がとり行われました。それ以降、本市と仙台大学とはいろいろな取り組みを通して良好な関係にあると思います。  また、昨年、東北生活文化大学とも市内中学校での出前授業を実施するなど今後、さらなる協力連携等について期待が持てるものだと思っております。  大学が持っている知的資源、人的資源、物的資源を積極的に開放し、地域における生涯学習やスポーツに寄与することは、大学の大切な使命の一つであるという考えのもと、仙台大学は地域に開かれた大学を目指し、積極的なさまざまな事業を行っております。  このような状況の中、仙台大学と教育の分野で何かしら連携ができないものか、若い人材の活用を通して地域の活性化、交流人口の増加につなげることができないものかと考えます。そして、その中で本市の施設等を有効に利活用することが大事であると考えます。市長の見解をお伺いいたします。 33 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 34 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  本市では、仙台大学と東京オリ・パラ事前合宿招致推進協議会を組織し、ベラルーシ共和国新体操ナショナルチーム事前合宿受け入れについて連携してまいりました。  本年6月には仙台大学が国際交流協定を締結しているベラルーシ国立体育スポーツ学院から招聘した教員のマカロワ・マリアさん、セベツ・アリーナさんに白石市東京オリンピック・パラリンピックホストタウン親善大使を委嘱し、合宿、事前合宿の折にもご協力をいただいているところであります。  仙台大学との連携につきましては、本市のスポーツ振興や青少年の育成に多大な影響を与えるもので、大変有効な取り組みであると考えております。
     また、仙台大学は、スポーツ分野だけでなく健康福祉分野でも専門的で幅広い知見を有しており、地域との連携についても多くの実績がございます。  仙台大学と各種分野で連携を図り交流を深めていくことは地域の活性化、交流人口の増加など市政運営の面からも重要であると考えております。  その際、ホワイトキューブ等の既存施設や学校跡地などの遊休施設の有効利用についてもあわせて検討しながら連携、交流を進めてまいりたいと考えております。 35 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 36 ◯17番(佐藤秀行議員) 近年、少子化による児童・生徒数の減少などの影響によって多くの休校が発生しています。その施設の有効活用が求められている状況です。  しかしながら、休校になってから活用が図られず遊休施設となってしまっているのも現状であります。例えば現在、白川中、南中学校などはみんなの廃校プロジェクトとして文部科学省に登録をしておりますが、地域の活性化、さらにはその発展に貢献できる事業であれば、この2校も有効に活用ができるのではないかなと考えます。市長の見解をお伺いいたします。 37 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 38 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  全く議員おっしゃるとおりだと思います。やはり学校施設でございますので、これからの地域活性化の起爆剤になるチャンスがあるんだと私は思っています。さまざまな分野において幅広くいろいろ検討していきたいと考えておりますが、特に教育施設、そういったものを誘致することができれば、地域の新たな活性化の一助にもなっていただけるものと期待をしているところでございます。あらゆる方面に対して、文部科学省のこの廃校プロジェクトだけでなくて、幅広くいろんな方々に利活用していただける、そのような地域活性化としての活用ができるように今後も全力で努力してまいりたいと考えております。ご理解ください。 39 ◯小川正人議長 17番佐藤秀行議員。 40 ◯17番(佐藤秀行議員) 本市として、例えば少年野球の人口なんかも大分減ってきておりまして現在活動しているチーム、わずか3チームだけになっています。少年野球の人口拡大のために、例えば仙台大学の野球部の学生さんたちに野球の楽しさを教えていただくような講習会などを開催することもできるのではないかと考えております。  今、市長お話しされたように、既存の施設、また遊休施設を有効に活用しながら仙台大学との連携、交流を深めていくことは、本市にとっていろいろな意味で大変重要なことであると考えます。ぜひ仙台大学と連携交流をさらに進めていただきたいということを切にお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 41 ◯小川正人議長 次に、1番大森貴之議員。    〔1番大森貴之議員登壇〕 42 ◯1番(大森貴之議員) おはようございます。  1番、公明党の大森貴之でございます。質問通告に合わせまして大要4項目に関しましてご質問させていただきます。  まず初めに、第435回定例会におきまして、公明党の管野恭子議員より期日前投票の宣誓書について一般質問させていただいた際にご答弁いただいた中で、今回の白石市議会一般選挙では、投票所入場券にバーコードを採用したので今回の選挙で対応し、今後を検討したいとのご答弁をいただきました。  令和元年7月21日施行の一般選挙における期日前投票を実施された人数をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 43 ◯小川正人議長 角張選挙管理委員会事務局長。    〔角張ひろみ選挙管理委員会事務局長登     壇〕 44 ◯角張ひろみ選挙管理委員会事務局長 おはようございます。  ただいまの大森議員の質問にお答えさせていただきます。  本年7月に執行された白石市議会議員一般選挙並びに参議院議員通常選挙、こちらはダブル選挙となりましたことから有権者の関心も高く、期日前投票者数は、市議会議員一般選挙では4,847人、参議院議員通常選挙では5,242人となっております。  平成23年7月に執行された前々回の市議会議員一般選挙から平成29年10月に執行されました衆議院議員選挙と宮城県知事のダブル選挙、これに移行してまいりまして大森議員の質問にありましたとおり、期日前投票者数は年々増加しているという傾向にございます。 45 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 46 ◯1番(大森貴之議員) 今回も多くの方が期日前投票されておりますけれども、バーコード導入に伴いまして受け付けまでの待ち時間などどの程度の混雑緩和がされたのか、その状況等についてお伺いしたいと思います。 47 ◯小川正人議長 角張選挙管理委員会事務局長。    〔角張ひろみ選挙管理委員会事務局長登     壇〕 48 ◯角張ひろみ選挙管理委員会事務局長 ただいまの大森議員の質問にお答えいたします。  本年7月21日執行の選挙におきまして、期日前投票期間が16日間であった参議院議員通常選挙及び期日前投票期間が6日間であった白石市議会議員一般選挙では、両選挙ともに7月17日から7月20日、この4日間に投票する方が多く見られました。この4日間での期日前投票者数は、参議院議員通常選挙では、期日前投票者数5,242人のうち3,656人と全体の69.7%。市議会議員一般選挙では、期日前投票者数4,847人のうち4,141人と全体の85.4%と非常に高い割合を占めておりました。よって、時間帯によっては廊下に準備いたしました椅子に座ってお待ちいただくことがありました。  しかしながら、今回の期日前投票の受け付けから投票所入場券にバーコードを印字しております。このことから受け付け用のバーコードリーダーで読み取る簡単な受け付け方法にいたしまして、1人当たりの受け付け時間をかなり短縮すること、それを図っております。お待ちいただいた方でも10分程度で投票されたということでございます。 49 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 50 ◯1番(大森貴之議員) 今、ご答弁いただきましたように、期日前投票される方が非常に多くなっておられる。これは毎回の選挙ごとに実質ふえていると認識しております。今後もその数はふえていくのではないか、逆に言うと、投票率を上げるためにもこれをもっともっと有効利用すべきではないかと考えております。  その中で、今回バーコード導入していただきましてかなりの実績を上げていただいたと思いますけれども、そのほかにも前回の定例会におきましてはインターネットを使ったもの、またいろいろな公民館等、市の関係機関等において事前に用紙を置いておく等の案もご提示いただきました。  今後、これらのことを踏まえまして、またこの期日前投票に関しまして入場券の事前宣誓書等につきましても、今後、どのような方向でお進めになっていくか、もしご検討が進んでいるのであればお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 51 ◯小川正人議長 角張選挙管理委員会事務局長。    〔角張ひろみ選挙管理委員会事務局長登     壇〕 52 ◯角張ひろみ選挙管理委員会事務局長 ただいまの大森議員の質問にお答えいたします。  今回の実施状況を踏まえまして今後の対応についてということですけれども、今回から実施した投票所入場券にバーコードを印字する方法、こちらはもちろん、引き続き行ってまいります。  期日前投票の宣誓書、こちらについても前回の6月議会のときに管野恭子前議員からご質問いただきまして、宣誓書のほうをどうにか、本来であれば入場券にというお話でしたけれども、細かい印字になってしまうということから、それにつきましては各公民館や市の別庁舎、そういったところに配置しまして行いますというお話をしまして、それは実施させていただきました。こちらの方法につきましても継続して今後も行ってまいりたいと考えております。  また、平成29年10月に執行されました衆議院議員と宮城県知事のダブル選挙、こちらの際ですけれども、投票日の前日の土曜日に期日前投票者がかなり集中してしまったということで私たちのほうでも受け付けに時間がかかったという経過が残っておりました。この実績も踏まえておりましたので、今回は市民の問い合わせの機会や啓発活動の場を利用しまして、どうぞ期日前投票もこの期間やっております。ただ、期日前は土曜日は大変混雑が予測されますので、期日前にお越しになるのであれば、もう少し早い日程のほうがより混雑しないで投票できますということを機会があるたびに皆様に周知させていただきました。そんなことをしましたところ、期間の後半4日間に今回は投票者が分散されたということもございました。  このことも踏まえまして今後もこういったことを私たちのほうでも継続してやってまいりたいと思っております。 53 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 54 ◯1番(大森貴之議員) 今後、先ほども申し上げましたが、ますます期日前投票の割合が増加することが予想されますので、市民の皆様にとってもよりよい対策を今後とも講じていただきますようお願いを申し上げまして、この質問は終わらせていただきます。  続きまして、乳幼児用の液体ミルクの災害時活用についてお伺いいたします。  まず、この質問をさせていただきます前に今回私の質問の中で千葉県の様相を取り上げさせていただきますので、今回、台風15号による被害に遭われました方々、そして、今なお復旧に取り組んでおられる被災者の方々に、白石市民の皆様とともに心からお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い復旧をこの白石の地よりお祈り申し上げていますことを添えさせていただきたいと思います。  新聞報道によりますと、9日から停電が続く千葉県の山武市では、ことし3月から乳幼児用液体ミルクを非常用に約450本ストックされておりました。市内では、今回の被災で市内ほぼ全域が断水した9日にはこの備蓄のほとんどがなくなったそうです。すぐに約450本を購入し、再び備蓄をされております。この市の担当者の方ですが、これは備蓄して本当によかったという話の記事が載せられておりました。  また、新潟県長岡市は、乳幼児液体ミルク、これを分散備蓄して市の13カ所の子育て支援センターに備蓄しておったそうですが、これの大半である336本を集めて千葉県南部の館山市に支援物資として送ったとの記事もございました。  第435回定例会におきましてのご答弁の中で、白石市におきましては備蓄によらず災害時における応急生活物資の供給協定協力に関する協定書のリストに加えるという形で相手方と協議を進めてまいりたいというご答弁をいただきましたが、その後の経過についてお伺いしたいと思います。 55 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 56 ◯山田裕一市長 大森貴之議員の一般質問にお答えいたします。  私も今回台風15号の被害に見舞われた多くの国民の皆様に、心よりお見舞いを申し上げるものでございます。  乳幼児用液体ミルクの災害時における供給につきましては、協定締結先へ確認しましたところ、要請があれば、優先供給することは可能であると回答をいただいておりますが、万が一、災害が発生した際、在庫状況や本市以外からの要請等も考えられ、要請に応えられない場合もあると伺っております。  災害時には、例えば断水したり、お湯を沸かすことができなかったりするということも想定されますので、液体ミルクを協定書の物資リストに加える、協定を結び対応したいと考えておりますが、必ずしも液体ミルクを全ての乳幼児が飲めるのかというと、そうでもない。そういった考えから、粉ミルクや水、カセットコンロ等も優先して供給してもらえることとなっておりますので、平常時よりさまざまな手段や対策など万が一の災害に備えてまいりたいと考えております。 57 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 58 ◯1番(大森貴之議員) 先ほどの新聞記事でご紹介しましたけれども、緊急時にはとても役立つことが現実に証明されております。応援生活物資のリストに加えていただけることは大変にありがたいことでございます。  ただ、対象者に物資が届くまでに、今回の千葉県の件でもそうですけれども、ある程度の時間を要することが今後も想定されます。  乳幼児ミルクは、より速やかな受け渡しが重要であるということを考慮すれば、最低限の備蓄も検討するに値するのではないかと考えております。  第435回の定例会におきまして、導入初年度に使い捨て哺乳瓶を含め購入にかかるのは約437万円、次年度以降、液体ミルクの補充には約200万円ずつ必要との試算を示していただきました。ただ、授乳を必要とする方々は、既に哺乳瓶はお持ちです。また、万一ない場合でも、これはご答弁でもいただいておりますけれども、紙コップの代用もできます。さらに、賞味期限については、同じ価格でお示しいただいたのは、賞味期限6カ月というもので年2回購入しなければならないというお話をいただきましたが、現在では、賞味期限が1年のものもございます。そうなりますと、この在庫にするための費用は当初の437万円、次年度以降200万円という数字は、また計算し直していただかなければならないのかと思っております。  ローリングストック方式や災害時に液体ミルクを安心して使用するための飲み方説明や試飲を乳幼児健診などで行うなどの観点からも、これは先ほど市長がおっしゃいましたように、なかなか子供が素直に飲んでくれるかわからない等も含めまして、その対策も含めて備蓄をご検討いただきたいと思うのですが、ご見解をお伺いしたいと思います。 59 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 60 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  大森議員のおっしゃっていること、まさしくそのとおりだと思います。私も4人の子育てをさせていただいて、さまざまなお母さんからお話をお聞きしました。当然、例えばなかなか母乳が出づらいお母さんがいらっしゃったり、そうした場合に粉ミルクで子供さんに授乳をされていたりという話も聞いておりますし、ただ、子供さんが同じ粉ミルクであってもメーカーが違うと味が違うということで飲まない。そういった子供さんもいらっしゃるという話も聞いていますし、例えば今、アレルギーの問題であったり、非常に難しいんだという話を聞いております。  液体ミルク、私は否定しているわけではなくて、当然、ふだんから、例えば液体ミルクを飲んでいる赤ちゃんであれば、そういった災害時でも飲めるのかなと思いますので、ふだんからお母さんがいろんなミルクを子供さんに飲ませていただく、そういった機会をつくっていただくということも重要かと思いますし、今後、さらに液体ミルクが改良されて、例えば値段がさらに安価になったりとか、また賞味期限が延びたりというような製品も出てくるかと思いますので、これは検討させていただきたいと思います。  やはり液体ミルクだけということではなくて、液体ミルクがあって、当然粉ミルクもあって、さまざまなものがあって困らない、そのような環境づくりをこれからも提携先、そういったところと協議をしながら進めてまいりたいと考えておりますので、ぜひご理解ください。よろしくお願いします。 61 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 62 ◯1番(大森貴之議員) ぜひ備蓄の方向も含めましてよりよい方向をご検討いただければと思います。  続きまして、季節性インフルエンザ予防ワクチン接種の助成対象者の拡大についてお伺いいたします。  インフルエンザは、予防接種法に基づかない任意接種に分類されておりますが、各種保険組合や各企業等によっては助成してるケースがよく見られます。  発病者が出て感染が広がった場合、企業、団体としての業務が成り立たなくなるおそれがあるため、近年は特に予防のための接種費用補助をしているケースが多いようです。  児童・生徒におきましても、出席停止や学級閉鎖等の影響は大きく、各人が家庭や学校、幼稚園等での手洗い、うがい等を進めるのは基本ではございますが、この予防接種も大きな効果があると私は認識しております。ワクチン接種もその一つで、ただし、これは13歳未満の場合、2回の接種が必要になります。大人と違いましてさまざまな抗体が余りつくられていない状態のため、2回接種することによりブースト効果で1回だけの場合と比べておよそ10倍も効果が高まると言われております。  予防接種料金は病院や医療施設によって異なりますけれども、また子供用料金というのも設定されている場合もあるようですので、一概に大人の2倍とは申し上げませんが、それでもかなりの負担になります。2度の接種を要する13歳児未満のご家庭の支出には高額な負担割合となってしまうことが考えられます。現実にそのようなお話もお聞きします。  そこで、本来は皆さん、希望する方には補助していただければありがたいのですが、今回特にお願いしたいのは、2度の接種を必要とする13歳児未満に対する助成を求めたいと思っております。市長のご見解をお伺いいたします。 63 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 64 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  季節性インフルエンザ予防ワクチン接種の助成対象者の拡大につきましては、第435回市議会定例会の一般質問で同じ内容の質問がございまして答弁をさせていただきましたとおりに、中学3年生を対象に助成する現在の制度を継続したいと考えております。  本市では、子育て支援の一環といたしまして進路選択の大変重要な時期である受験シーズンとインフルエンザの流行期が重なる中学3年生を対象に、平成26年度からインフルエンザ予防ワクチン接種費用の一部を助成をしております。  現在、県内各市の状況は、子供のインフルエンザ予防接種の助成を全く実施していない市が6市、本市と同様に中学3年生のみを実施しているのが4市、国民健康保険被保険者に限って助成しているのが2市などとなっております。  大森議員がおっしゃる13歳未満児に対し、現在の中学3年生と同じ自己負担1,000円として差額を補助した場合の試算では、約2,200万円の追加予算が必要となる見込みでございます。  今後、毎年2,200万円の負担が伴う事業ということは、その必要性と効果を慎重に検討しなければならないと考えております。  子育て支援策は確かに重要施策ではございます。厳しい財政状況の中では優先度の高い施策に重点的に予算を配分していくことも、市政運営には必要でございます。  今年度は保育料無償化への対応や深谷保育園にかわる新たな認可保育園の設置についても動き出しておりますし、南保育園における一時預かり事業、放課後児童クラブの運営等を継続するなど子育て支援の各種施策を実施しておりますので、インフルエンザ予防接種に特化した助成事業につきましては、国の制度改正や県内各市町村の動向等を注視しながら慎重に判断し、引き続き研究してまいりたいと考えておりますが、本来、子育て支援策は、市町村間で争うようなことではなく、全国どこでも同じ制度で支援が受けられるよう国の責任で統一的にやるべき施策であると考えております。ぜひ公明党の国会議員の先生にも、地方の実情をお伝えいただきますようによろしくお願いいたします。 65 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 66 ◯1番(大森貴之議員) 今、お話しいただきましたように、国会レベルでも国のほうにも働きかけていきたいと思っております。  ただ、白石市の子育て支援という立場からも、無理は承知で申し上げますが、さらなるご検討をいただきまして、可能な限りの対応を今後ともご検討いただきたいと思います。  次の質問に移らせていただきます。  太陽光発電に伴う蓄電池設備についてお伺いいたします。  太陽光発電は、分散型電源であり、災害時の非常用電源確保にも有効に活用されておりますが、その効果をさらに推進するものとして蓄電池とあわせ設置する蓄電システムがあります。  我が白石市におきまして本市の施設において太陽光発電設備を使用している施設の数をお教えください。 67 ◯小川正人議長 古山光春市民経済部長。    〔古山光春市民経済部長登壇〕 68 ◯古山光春市民経済部長 おはようございます。  ただいまの大森議員の質問につきましては、私からお答えをさせていただきます。
     本市の公共施設において太陽光発電設備を使用している施設についてのご質問でございますが、11施設ございます。市役所本庁舎、中央公民館、越河公民館、斎川公民館、大平公民館、大鷹沢公民館、福岡公民館、深谷公民館、第一小学校、大平小学校、白石中学校の11施設となっております。 69 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 70 ◯1番(大森貴之議員) 今お答えいただきました11施設、この11施設の中で蓄電設備を併設している施設はございますか。 71 ◯小川正人議長 古山光春市民経済部長。    〔古山光春市民経済部長登壇〕 72 ◯古山光春市民経済部長 ただいまのご質問にお答えをいたします。  先ほどお答えいたしました11の施設、全てに蓄電池を設置しており、指定避難所など災害時における防災拠点施設としての役割を担っております。 73 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 74 ◯1番(大森貴之議員) 全てに設けられているということで了解いたしました。  蓄電池設備は、非常用電源としての役割も非常に大きく、今後、新たに11施設以外に設置するお考えはございますか。 75 ◯小川正人議長 古山光春市民経済部長。    〔古山光春市民経済部長登壇〕 76 ◯古山光春市民経済部長 ただいまのご質問にお答えいたします。  現時点で本市公共施設への太陽光発電設備設置の具体の計画はございません。 77 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 78 ◯1番(大森貴之議員) 新たな設置予定はないというご回答でございました。今後、もし市設備等々で太陽光発電等を設置する場合は、ぜひ今現在行われています11施設と同様な蓄電池設備との併用をお考えいただいて建設に当たっていただければと思います。  最後の質問になります。この蓄電池設備、今、家庭用の蓄電池設備も、当初に比べますとかなり安価とはいいましてもかなりお高いんですけれども、私が知る限りでは3分の1から4分の1ぐらいの値段に下がってきております。でも、今申し上げましたように、現実としてはお高い状況です。これを災害時の非常用電源、防災・減災の立場からも非常用電源として住宅への蓄電池設備の増設等、これに対しまして市として補助をされるというお考えはございませんか、ご見解をお伺いいたします。 79 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 80 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  太陽光発電設備の蓄電池でございますが、災害時等で停電になったときの備えとして非常に関心が高まっており、一般家庭や各自治体でもその設置が推進されているところでございます。  近年を見ましても、昨年9月の北海道胆振東部地震による大規模停電や今月9日に関東地方を通過しました台風15号の影響による千葉県を中心とした大規模停電など住民生活に多大な影響を与えており、蓄電池の重要性はますます高まるものと認識をしております。  ご質問のありました住宅用蓄電池購入に対する助成につきましては、第433回市議会定例会の一般質問におきまして、管野恭子前議員からの同様の質問に、財政面での課題もありますが、蓄電池は低炭素社会構築の推進に寄与するほか、災害時等の電源確保にも役立つものと認識しておりますので、今後、検討してまいりたいと答弁をさせていただきました。  その後、検討を進めている中で財政面での課題のほか、家庭用蓄電池の平均的な購入費用が150万円程度と大変高額なため、ある程度、経済的に余裕のある方への助成になってしまうことが懸念されます。  また、大規模災害時の電源確保の観点から申し上げますと、先ほど、市民経済部長もこちらに触れさせていただきましたが、現在、市が管理している指定避難所29カ所のうち、17カ所で太陽光発電設備及び蓄電池を導入していないことから、指定避難所への設置が急務であるという認識であります。  家庭用蓄電池の購入費助成につきましては、宮城県がみやぎ環境税を財源として平成28年度から助成をしております。また、国におきましては、今年度、臨時特別の措置ではありますが補助事業を創設しております。  以上のことから、今後の国・県の動向を注視するとともに、他市町村の状況も踏まえ引き続き検討をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 81 ◯小川正人議長 1番大森貴之議員。 82 ◯1番(大森貴之議員) 今、市長のご答弁にありましたように、大体平均150万円程度というのが現在の相場のようです。ただ、今回の災害等も踏まえましてかなり需要が見込まれると同時に、これまでの値段の下がり傾向を見ますと、今後ともいいものが開発され値段も安くなっていくのではないかと思っています。いろんな立場の中で補助を出すのは難しいかとは思いますけれども、ある例では、極論ですが、3軒に1軒、この蓄電池設備があるとほとんど震災のとき、停電に対応できるんだというデータもございます。3軒に1軒というのはかなり厳しいところがあるかと思いますけれども、やはり1軒でも多くそういうようなものがあれば、市全体としても非常に助かるのではないかと考えます。  今後ともぜひご検討をお願いいたしまして、私の質問とさせていただきます。 83 ◯小川正人議長 次に、5番大野栄光議員。    〔5番大野栄光議員登壇〕 84 ◯5番(大野栄光議員) おはようございます。  通告に従いまして3点ほど質問させていただきます。  初めに、安心して暮らせる集落づくりに対しまして質問させていただきます。  本市は、新幹線や高速道路と交通インフラもよく、気候も穏やかで自然災害も少ないまちであります。歴史と伝統文化に支えられ交通の要衝として栄えてまいりました。一時は10万人都市もささやかれ仙南の中心都市として期待されました。  しかし、現在、少子高齢化、人口流出の影響による消滅可能性都市が危惧されておりますが、そんな中においても郊外集落はしっかり形成されております。  しかし、その反面、2世代、3世代同居家族は少なく高齢化が進む現状にあります。深谷北区地域は70戸からなる集落で病院や学校にも近く住みよい地域でありますが、集落内は狭い枝線に通行が不便で、緊急車両の進入等も難しく不安を抱いております。地元の人たちは、安全な幹線道路として市道不動沢線の整備を要望しておりますが、当局はどのような考えなのかお尋ねいたします。 85 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 86 ◯山田裕一市長 大野栄光議員の一般質問にお答えいたします。  第433回定例会において大野議員からの一般質問でお答えをいたしましたとおり、市政に掲げている「住みたいまち・住み続けたいまち」の実現に向けては、道路等のインフラ整備も市民生活の基盤として重要な要素であると認識をしております。  議員質問の深谷北区の市道不動沢線の整備につきましては、平成25年度に地元自治会より要望を受けておりますが、隣地地権者の同意が十分に整っていない状況もありましたので、昨年9月に地元自治会長と相談し、地元の総意としての要望となってから地元自治会長及び関係者と現地調査を行うとしておりました。  住民ニーズが高まり要望も多様化する中で地域の課題、一つ一つに目を向けて対応を図っていきたいところでございますが、全ての要望に対応することには限界がございます。やはり要望路線の交通量や沿線住宅等の割合、緊急性及び整備効果など、市の財政状況を勘案して優先順位をつけて対応していくしかない現状でございます。どうぞご理解ください。 87 ◯小川正人議長 5番大野栄光議員。 88 ◯5番(大野栄光議員) 毎日の生活は車社会の現在、集落内の道路整備は必要不可欠かと私も思います。北区地区内におきましては、数年前、この地区において建物火災が発生しております。消防車の車両が思うように消火活動ができない事案が発生しております。高齢化が進む本市においても、緊急車両等が進入するのに苦慮するようなところも多々ございます。  ただいま市長が答弁なされたように優先順位というものがございますが、そんな地域の住民の不安を払拭するがごとくそういった集落内の整備といったものが急務を必要とするかと思います。現在は集落内の道路も大型農業機械、いわゆるトラクター、コンバインといったものが走行しております。そんな中において、そういったものが今後、事故等に巻き込まれないためにも早急にそういった整備というものをお願いしたいと思います。  かつて農作業中の帰り道、簡易足場パイプの防護柵欄干に接触して川に転落して亡くなったということもございます。そんな中において再度、市長、そういった集落内の道路整備事情、市長のご意見、改めてお聞かせいただきたいと思います。 89 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 90 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  非常に大きな課題だという認識でおります。しかしながら、やはり道路とインフラの整備に関しましては、どうしても地元地権者の方のご協力、これなしに進めることはできません。先ほども答弁をさせていただきましたように、隣地の地権者の皆さんの同意が整っていない状況にございますので、まずは地元の皆様の同意を取りまとめていただいて、その中で再度要望いただければと思います。よろしくお願いいたします。 91 ◯小川正人議長 5番大野栄光議員。 92 ◯5番(大野栄光議員) 隣地の承諾、そういったものが必要不可欠だという市長の答弁でありますが、地域内におかれましても、かなり理解度が深まりまして随分隣地の方たちの承諾も得ているというような話でございます。今後、そういったときにおきまして、ぜひ優先的にそういった集落の整備、よろしくお願いいたしまして次の質問に移らせていただきます。  2つ目に河川の護岸についてお尋ねいたします。  清流は心の安らぎとなりますが、豪雨や台風接近となりますと、濁流となり土砂災害の恐怖となります。昨年、ことしと西日本は記録的な降水量となり、線状降水帯なる表現が使われ、同じ地域に1,000ミリという降水量が報道されました。信じられないような雨が降ります。  本市においても4年前、三住地区においてダム化した沢水が道路を壊し、鉄砲水となり下流の人家や橋までもが相まって多大な被害をこうむりました。人的被害はなかったものの、水は人家まで押し寄せあわやというところでした。  天津沢川においては、増水すると危険な住宅地が川沿いに存在します。自然護岸が崩れて増水時に土砂災害が発生したとき、住居地帯に濁流が流入する危険性があります。  また、もう一方の三本木川護岸においては、増水のたびに護岸が削られ下流に土砂が堆積してしまいます。河川の形態をなくした箇所もございます。この2河川の護岸整備を望みますが、ご所見をお伺いいたします。 93 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 94 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  天津沢川と三本木川の護岸整備についてでございますが、天津沢川における住宅地帯に濁流が流入する危険性がある区間は、洪水ハザードマップでは国道4号から下流側と想定されますが、当該区間は宮城県大河原土木事務所管理となっております。県管理河川では、堆積した土砂を計画的にしゅんせつしておりますが、やはり時間が経過しますと、現場状況も変化いたしますので、現地確認の上、地元と協力して県に要望してまいりたいと思います。  また、三本木川につきましては市管理河川になります。議員ご承知のとおり、下流側に堆積した土砂につきましては、地元の協力をいただきしゅんせつ作業を行っております。河川の維持管理は、河道流下断面の確保、堤防等の施設の機能維持に関してそれぞれ状況把握を行い、その結果に応じて適切な維持管理を実施することが基本とされております。  護岸整備などのハード対策を行うには多額の費用を要することから、整備の必要性を含め判断していかなくてはならないと考えております。  三本木川に限らず市管理の河川につきましては、現地の土砂堆積状況などを確認しながらしゅんせつの対応を行うなど、維持管理に努めてまいります。 95 ◯小川正人議長 5番大野栄光議員。 96 ◯5番(大野栄光議員) 天津沢川におきましては、下流との市長のご答弁がございましたが、私が現在思っているところは中流地帯でありまして、川のそばに7戸ほど居住地がございます。  そんな中において川のそばということで上流からのそういった堆積物が出た場合におきましての住民の不安というものが言われまして、ぜひ上流のそういった河川河床整備というものがなされないものかという提案もございましたので、改めて質問した次第でありますが、本当に我々、見る限りにおいても川のそばに住む、そういった谷という表現すればいいのか、川幅が狭いと表現すればいいのか、そんな中において4年前のああいった三住地区のような鉄砲水が発生した場合において、そういった7戸の居住地帯が本当に危険にさらされないのかと思うと、現在、このような質問をしたわけなんでありますが、そういった中流地帯の自然河川域の維持管理というものは、現在どうなっているのか再度お尋ねいたします。 97 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 98 ◯一條武志建設課長 ただいまの大野議員の質問につきましては私のほうからお答えをさせていただきます。  まず、1点目の天津沢川の先ほどの中流地帯と申しますか、7戸ほどある区間につきましても宮城県管理となっております。あとあわせて、天津沢川の県管理と市管理の境界でございますけれども、福岡長袋地内のちょうど刈田綜合病院の近く、そこまでが1級河川となってございまして、県管理河川につきましては定期的にパトロールをしている状況と、あと市管理河川につきましては地元の皆様の協力をいただきまして、通報とかあった場合は一緒に現地確認をして、あと必要に応じて対策に応じていると、今後も応じていきたいと考えてございます。 99 ◯小川正人議長 5番大野栄光議員。 100 ◯5番(大野栄光議員) 適切な管理がなされているというご答弁でありましたが、今後ともそういった心配が払拭できるような行政側の管理、よろしくお願いいたしたいと思います。  そしてまた、三本木川河川でありますが、これは増水のたびに土砂が流入して下流に堆積しております。中流地帯はほとんど手つかずの自然護岸でありまして、川幅、そういったものがほとんど見られないような、護岸が浸食されまして、それが全て増水のたびに下流に堆積され、規制以上の雨量となった大水のなったときには田んぼなどにまで水が流入するという事態が生じます。そういった中流地帯の河川の修理、維持管理というものはどうなっているのか、その辺もお尋ねいたしたいと思います。 101 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 102 ◯一條武志建設課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  先ほどもお答えさせていただいたとおり、その都度、特に土砂堆積状況、やはり水が流れる断面の確保というのは最優先でございますので、その都度、土砂堆積状況を確認しながら土砂を除去して、あと地元の協力をいただきながら対応しているのが現状でございます。  今後も引き続きそういった通報等ございましたら現地を確認させていただきまして相談しながら進めていきたいと考えてございます。 103 ◯小川正人議長 5番大野栄光議員。 104 ◯5番(大野栄光議員) 河川の適切な管理、維持、そういったことをよろしくお願いいたしまして次の質問に移らせていただきます。  3番目でありますが、これは夏まつりの件でありますが、夏の夜の市民が消えた街という題にしましたけれども、まずお伺いしたいと思います。  白石市民春まつり、そして、鬼小十郎まつり、農業祭など本市の躍進を見るようなにぎわいがあるお祭りであります。多くの人たちがまちに集い、楽しんでもらえることと思います。関係者の努力に感謝を申し上げる次第でございます。  その中でも白石夏まつりは、あの大音響とともに白石音頭に合わせ街の大通りを市民が一丸となって踊り尽くすあの一大セレモニーはすばらしいものがあると思います。  ある団体は、私たちも参加したいと一生懸命仕事の合間に練習して参加をしておりました。誰もが我を忘れて踊るさまは見物人にも感動を与え、いつも気になるシャッター街もこのときばかりは沿道に人並みが押し寄せ活気を呈しておりました。延々と続く踊り手の列は、本当に市民総参加の大イベントでありました。  しかし、ことしの夏まつりは少し事情が違い、突然白石の夏の夜から市民が消えたような気がします。にぎわいと踊り手が消えた残像だけが残る思いは私だけなのか、市長のご所見をお伺いいたします。 105 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 106 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  本年度の白石夏まつりは、一般社団法人白石市観光協会が中町親商会の皆さん、白石市中央通り商店街振興組合の皆さんのご協力をいただくとともに、市内の各金融機関などから多大なるご協賛をいただき、すまiる広場ですまiるサマーフェスティバルを開催いたしました。お祭りは白石市消防団伝統階子乗りから始まり、一昨年の夏まつりで白石音頭パレードに参加いただいた皆さんによるステージイベントのほか、ピュアホワイトの早食い大会など大いに盛り上がりました。  また、壽丸屋敷では、蔵富人の皆さんによる白石和紙あかり展示会、白石駅前では公益社団法人白石青年会議所による盆踊り大会、JR東日本の社員の皆さんによる白石駅夏まつりが開催されました。  また、お祭りの締めくくりとして白石消防団の皆さんの多大なるご協力のもと、益岡公園から打ち上げた花火は白石城のライトアップとともに、夏の夜空を彩りました。  ことしはご協力いただいた皆様のおかげで、多くの皆様がお祭りに参加いただき、令和の時代の新しい白石の夏を満喫していただけたと思っております。 107 ◯小川正人議長 5番大野栄光議員。 108 ◯5番(大野栄光議員) ことしはことしなりにお祭りがすばらしいものと私も思いますが、長年続いた白石音頭パレード、昨年は直前の雨で中止となりました。ことしはと思いつつ期待はしておりましたが行われなかったということで、沿道の見物人の方たちや家族、そしてまた、隣人、知人を見つけあのパレードに大きな声援をかける、そんな家族や若い夫婦、子供たちの姿が本当にこのまちが一丸となってにぎわいを醸し出している様子ではないかと感じております。  来年こそはと私は思いますが、市長、そういった白石音頭パレード、来年以降の計画につきまして市長の思いのほどをお聞かせいただければと再度思います。よろしくお願いいたします。 109 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇
    110 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私は、人口減少、またさまざま時代の変化とともにそれぞれお祭りに限らず、さまざまな事業を担っていただいている団体の皆さん、そのさまざまなお祭りやイベントをこれからも継続したいという考えがある一方、例えば後継者不足であったりいろんな課題があるという話をいろんな方から伺っております。  例年、白石商工会議所さんがこの夏まつりにつきましては、白石商工会議所会頭が実行委員長、また白石商工会議所が事務局を担われておりまして、白石市としては、例えば春まつり、鬼小十郎まつりと同様に補助金を出させていただいてそれぞれの祭りを支援をさせていただいている、そういった長い長い歴史がございました。ことしは残念ながら商工会議所さんが実行委員会の事務局もおりられたというお話から、私も何とか夏まつりを開催していただきたいという思いでさまざまな団体の皆様に実行委員長を引き受けていただけないでしょうかというお話をいろいろとさせていただきましたが、それぞれの団体の皆様もそれぞれの事情があって、なかなかその実行委員長を受けていただくということが難しい状況にございました。  そういった中にありまして、先ほど申し上げましたように、一般社団法人白石観光協会のほうで受けて、じゃあ我々のほうでやりましょうという非常にありがたい、そういった申し出をいただいて、その観光協会に賛同する形で、例えば中町さんであったり、中央通り商店街さんであったり、白石青年会議所さんであったり、またJR東日本さんだったり、いろんな方々が協力をしていただいてことしの夏まつりが開催されたことは、非常に私はありがたいですし、何とかそのお祭りを絶やすのではなくて、やれる形でみんなで協力してやっていこう、そういった心意気でやっていただいたお祭りで、非常に私はすばらしい夏まつりだったなと心から感謝をしているところでございます。  市内の盆踊り、いろいろ私もご案内をいただいておりますが、一例を申し上げると、郡山地区の盆踊り大会はことしが最後だというお話をお聞きしました。なかなか担ってくれる若い人たちが出てこないというようなお話も頂戴をいたしましたし、各地区の敬老会をとっても私は同じことが言えるんだろうと思います。これまでの歴史、文化、伝統、そういったものを大切にしていきながら、やはり実施する形というのが今後、さまざま変化していくことはあるんだろうと思います。そういった一生懸命に何とか頑張っていきたい、残していきたい、そういった市民の皆さんをこれからも市として全面的にバックアップをしていきたいと考えております。ご理解をください。 111 ◯小川正人議長 5番大野栄光議員。 112 ◯5番(大野栄光議員) 市長の思いのほどは十分受けとめたような気はしますが、やはり市民からどうしてどうしてという言葉が意外とことしが多かった。白石音頭パレードの実行がなされなかったということが、大変残念に思います。仙台にはすずめ踊り、白石には白石音頭パレードというすばらしい踊りが長年続いてまいりました。  そしてまた、夏まつりというと花火大会、確かにことしはございましたが、99発という花火で終わってしまいました。私も四十数年、白石川の北側の警備というものをしてまいりました。そんな中において、白石からなくしてはならないお祭りの一つとして白石音頭パレード、ぜひとも来年以降、復活させるような思いで、市長の発言もかなり重いでしょうから、そんな白石市のリーダーとしてなくしてはならないお祭りをぜひ復活させて、白石市民が本当に和気あいあいと大音響で踊る夏まつり、夜の夏まつりのパレードをぜひ復活させることをお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。    〔山田裕一市長「答弁させてもらっていい     ですか」と呼ぶ〕 113 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 114 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  復活をさせるのは私ではないと思います。春まつり、先ほども答弁させていただきましたが、鬼小十郎まつりも実行委員会組織で市民の皆さんが主役になってそれぞれ立場を引き受けていただいて、そういったものを行政として応援をしています。  ですから、パレード、あれがどうしてもいいと、議員お考えであれば、ぜひ大野栄光議員が実行委員長になっていただいて多くの皆さんと一緒にお祭りをつくっていただければ、私はそれでいいんではないかなと思うんです。どういった形であっても、やはり思いのある方がそれを先頭に引っ張っていただいて、それを行政もこれからも応援をさせていただく、そういったスタンスで私はまちづくりというのはあるんでないかなと思います。  全ての主催を白石市がやって全て白石市の予算でやると、それは私は違うと思います。やはりまちづくりは人づくりだと思いますし、常に私は市民の皆さんが主役である、そういった白石市でなければならないと思いますので、ぜひご理解をください。 115 ◯小川正人議長 5番大野栄光議員。 116 ◯5番(大野栄光議員) はい、わかりました。  ということで、まず、そういった白石からなくしてはならないお祭りということで質問いたしましたが、確かに市長の発言、私は白石市のトップリーダーとしての発言は重いと思います。そんな中においていろんな助言というものをそういった機会に今後していただければ、なお一層そういった各関係機関の方たちも努力して頑張って、すばらしい白石市の祭りを開催することに至るのではないかと思いながら、質問を終わらせていただきます。 117 ◯小川正人議長 次に、15番角張一郎議員。    〔15番角張一郎議員登壇〕 118 ◯15番(角張一郎議員) 議長より発言のお許しをいただきましたので、スマートインターチェンジの設置について質問をさせていただきます。  私は今回なぜスマートインターチェンジの設置について一般質問をさせていただくように決めたかについて、ちょっとだけお話をさせていただきたいと思います。  私はこのたび、選挙という部分を経験し、おかげさまでこのように市議会議員としての活動をさせていただく機会を与えていただきました。  選挙からこれまで約2カ月たちましたが、この間に多くの市民の方々とお話をする機会がありました。その中でスマートインターチェンジについてのお話を多くいただきました。改めて市民の皆様はスマートインターチェンジについて大きな関心があると感じております。  しかしながら、私はそんな話の輪の中で私自身、スマートインターチェンジの設置についてどのくらい知っているのか、市民の皆様も、市で今、推進しようとしているこの事業をどのくらい理解しているのか、正直疑問に思いました。  そこで、私自身、勉強する意味も含めて市民の皆様が今、知りたいという情報を提供し、スムーズな事業の推進に貢献することも私に与えられた役割であるという思いから、今回スマートインターチェンジの設置についての一般質問をさせていただくことにいたしました。  この機会に一人でも多くの市民の皆様がスマートインターチェンジの設置について市の取り組んでいる考え方を理解していただければ幸いと思います。  それでは、質問に入らせていただきます。  山田市長は、子どもの屋内遊び場整備、スマートインターチェンジの設置等を公約に掲げ見事市長に当選いたしました。そして、就任2年目にして公約の一つ、子どもの屋内遊び場「こじゅうろうキッズランド」をオープンさせ、大変好評を得てにぎわっております。多くの市民はその積極的な市政運営を高く評価し、今後の市政運営に大きな期待を寄せております。  そして、次はスマートインターチェンジの設置かなと市民はスマートインターチェンジの設置に大きな期待と関心を持っていると感じております。  山田市長は、本年度の施政方針においても設置に向けて推進する旨、表明し、現在、国土交通省、NEXCO東日本等との勉強会を開催したり、本年度の予算でもインター構造等の概略設計などの業務委託費を予算化しております。  議会としても先日、スマートインターチェンジ設置推進特別委員会を継続設置し、調査研究を継続的に行っていくことを議決いたしました。  そこで、冒頭にも申し上げましたが、市民が今、知りたいと思っているスマートインターチェンジの設置について基本的な考え方についてお伺いいたします。  まず、1つ目として、スマートインターチェンジの必要性、設置後の効果をどのように考えているのかお伺いいたします。 119 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 120 ◯山田裕一市長 角張一郎議員の一般質問にお答えいたします。  施政方針でも述べさせていただきましたが、白石市を住みたいまち・住み続けたいまちとし、市民の笑顔あふれる白石市を目指して、白石市が将来にわたり持続可能であり続けられるよう各種施策を積極的に進めておりますが、今後、さらに人口減少や高齢化が進んでいく中、若い世代が安心して働き、子育てのできる地域環境の構築が必要でございます。  そのためにも、地域間のネットワークを強化するための幹線道路整備などの社会基盤整備は必要不可欠であり、特にスマートインターチェンジの整備は交流人口の拡大と円滑な物流の確保等、地域間の相互連携により相乗効果を生み出すための、いわば地域活性化の起爆剤と考えており、地元企業からも大きな期待が寄せられております。  スマートインターチェンジが整備されれば、東北道のさらなる有効活用が図られ、新たな企業誘致の実現、さらには中心市街地の活性化、観光振興の面などさまざまな効果が発現されるものと大いに期待するところであります。 121 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 122 ◯15番(角張一郎議員) ただいまさまざまな効果が期待できるというお話をいただきました。私はこのスマートインターチェンジを設置するということは、一つのまちづくりの手段なのかと思っています。市長が先ほど申されましたとおり、市民の笑顔あふれる白石市をつくるための一つの手段であって、それをこれから活用することによって地域の活性化、そして、商店街の活性化につなげていくということだと思います。  そこで、今は期待される効果ですけれども、それを今度は本当の効果、よりよい効果につなげていく必要があるかと思います。そのためには、このスマートインターチェンジを核にしたいろんな施策をこれから考えなければならないのかなと思っています。  そこで、令和3年から始まります第六次白石市総合計画の中でこのスマートインターチェンジの設置は、私は主要な施策に位置づけ、その中でいろいろな施策をやりながら市長の目指すべき市民の笑顔あふれる白石市を推進していくべきではないかと考えておりますが、この辺について市長の所見をお伺いします。 123 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 124 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  角張議員おっしゃるとおり、私は、第六次総合計画、今年度から着手をしておりますが、非常に重要な計画になると思っております。これは本市に限ったことではありませんが、我が国の人口減少というのが非常にそれぞれの地域コミュニティを維持するにも難しい課題となっている中、現在、本市においては、年に500人ずつ人口が減少している、そういった状況にあります。何とかこの人口減少に歯どめをかけたい。そのためにはさまざまなアイデア、創意工夫が必要であると思っています。  あくまでもスマートインターチェンジはその手段の一つでございます。先ほど効果について答弁をさせていただきましたが、まず福島県で一番北の国見インターチェンジから、そして、宮城県で一番南の本市の白石インターチェンジまでのインター間の区間が23.5キロメートルございます。これは東北自動車道の中で2番目に長い区間でございます。  今、国の高速道路のインターチェンジの区間の平均が10キロメートルになっております。復興道路と言われております、例えば三陸道、そういったところはスマートインターチェンジも含めると、インター間の区間が平均5キロメートルになっております。復興道路のほうを見ておりますと、やはりスマートインターチェンジ付近に企業の集積が見られます。また、そこで当然、新たな雇用も生まれます。その雇用によって当然、新たに住まう、そういった人たちもいらっしゃいます。  そういったことから、何とかこの国見インターチェンジと白石インターチェンジの区間23.5キロメートルの間にスマートインターチェンジを整備して、またその周辺も一緒に新たな開発、そういったことによって白石市のこれからの経済の起爆剤に何とかしていきたいという思いで、今さまざまな計画、これは議会のほうでも予算を認めていただいておりますが、進めているところでございます。  第六次総合計画にどのように位置づけるのかというお話でございますが、しっかりとこれは第六次総合計画の中でスマートインターチェンジ、あわせまして新たな企業誘致に関連した雇用の確保、そういったものをしっかりと盛り込んでいきたいという決意でございます。 125 ◯小川正人議長 この際、午前の一般質問をこの程度にとどめ、午後1時まで休憩いたします。      午前11時47分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後 1時00分開議 126 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  午前の一般質問を続行いたします。  15番角張一郎議員。 127 ◯15番(角張一郎議員) それでは、引き続き質問をさせていただきますけれども、午前の中でスマートインターチェンジの必要性、設置等の効果についてお伺いしました。正直言いまして、私も恐らく初めて市長の生の声でこうしたいということを伺いました。やはり市民の中には本当にスマートインターチェンジが白石市にとって必要なものなのかという疑問を持っている方も確かだと私は思っています。  そういう意味で、その時期にもよるかと思うんですけれども、今、市のほうではこのような感じでスマートインターチェンジ設置に向けて取り組んでいるんだということを市民の方にお知らせする必要も私もあるのかなと思っています。我々もその責任はあるかと思っていますけれども、できれば市長も、もし何かの機会があったらば、今、市ではスマートインターチェンジについてこのように進めようとしているんだと、こういう私はまちづくりをしたいんだということをぜひいろんな場でお話ししていただければと思うんですが、その辺についていかがでしょうか。 128 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 129 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  角張議員からのご助言をいただきまして、今後、私自身もスマートインターチェンジの必要性、そしてまた、設置した場合のさまざまな可能性、本市がさらに飛躍するために大きな手段となるということをさまざまな場面で自分の口から強力に発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 130 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 131 ◯15番(角張一郎議員) 私個人的にもこれから市民の方に、市ではこういう考えで今、進めようとしているんだということを話しして、1人でも多くの方にスマートインターチェンジについて理解してもらうように努めていければと思っています。  次の質問に移らせていただきます。  2つ目として事業費についてお伺いします。総事業費としてどのくらいを想定しているのか。また、事業費の国、NEXCO東日本等の負担区分、負担割合はどのようになっているのか。  そして、最終的に本市の負担はどのくらいを想定してこの事業に取り組んでいるのかお伺いしたいと思います。 132 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 133 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  スマートインターチェンジの検討につきましては、まず地方自治体においてその必要性や周辺道路等の現況、整備方針の整理など広域的検討を行い、国として整備の必要性が確認された後に準備段階調査に移行するなど、何段階かのステップを踏んで進めていくことになります。  お尋ねの事業費の想定、負担区分、割合等につきましては、次のステップの国による準備段階調査におきましてインターチェンジの位置、構造を検討することとなっておりますので、現在、お示しできる段階にはございません。どうぞご理解のほど、よろしくお願いします。 134 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 135 ◯15番(角張一郎議員) 具体的な金額等については確かにそうかと思いますけれども、この事業についてスマートインターチェンジをつくる際、NEXCOについては、恐らくゲートまではNEXCOの責任でやるのかなという思いがあります。そこからの部分については自治体の負担になるのかなという思いはしています。  その中で、用地買収とか、恐らく工事費が絡んでくるかと思いますけれども、その中で恐らく全額自治体負担という形にはならないかと思いますけれども、それに対する補助とかについてどのような感じであるのか、できればお聞かせいただきたいと思います。 136 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 137 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほどの答弁と重複いたしますが、まず準備段階調査に上がってからでないと、具体的な数字、また財源等も含めて公表することはできません。しかしながら、当然、全て単費でやるというのは不可能でございますので、本市が負担しなければならない金額につきましては、例えば社会資本総合交付金等、有利な補助事業、また起債、そういったものを最大限に活用して、また認めていただいて本市の財政負担を最小限に抑えられるように努力をしていきたいと考えております。 138 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 139 ◯15番(角張一郎議員) 市民の声の中では、やはり大金がかかるんではないかという心配をされている方が多いと私は思っています。恐らく何億という金が市のお金として必要になってくるんじゃないかと、そういう感じで受けとめておりますけれども、最終的には、恐らく少しそういう補助とかあって縮小されるのかという思いがありますけれども、ぜひその辺についてもし早い段階、大体このくらいの想定なんだということが、市の負担はこのくらいになる予定なんだということがわかれば、ぜひ早目にお知らせしていただければと。そうすると、市民の方も、それではいいんじゃないかと。やはり大金かかるとなると、やっぱりつくる必要があるのかという議論も出てくるかと思うので、その辺についてはよろしくお願いしたいと思っています。  3点目ですけれども、設置場所については、恐らく今、検討されている段階かと思います。いろんな候補地があるかと思いますけれども、1つの基本方針として大体こういう条件のもとに検討しているんだということがありましたらば、お聞かせいただきたいと思います。 140 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 141 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  スマートインターチェンジは、企業活動の支援や中心市街地の活性化、観光振興など多様な効果が期待できることから、それらの整備効果が最大限発揮できる位置を選定していきたいと考えております。  具体的には観光面、物流面での利便性向上のための中心市街地あるいは新たな工業団地へのアクセス性のほか、周辺の土地利用や環境に配慮しつつ、コストを抑える、いわゆる経済性などを総合的に評価して選定していく考えでございます。 142 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 143 ◯15番(角張一郎議員) 恐らくいろんな条件があるかと思います。市長の公約の中で、白石駅、白石蔵王駅、国道113号から近い位置で、市内中心地から高速道路へのアクセスを改善しますということで載っていました。ということは、これについてどのような考えかどうかお伺いしたいと思います。 144 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 145 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  スマートインターチェンジをつくればいいというわけでは当然ございませんし、ただ単につくってほしいという要望では、当然、これは国土交通省もNEXCO東日本もよしやろうとは当然、なりません。あくまでも冒頭、答弁をさせていただきましたように、スマートインターチェンジは本市のさらなる、例えば経済の活性化、観光振興、さまざまなものを活性化するための一つの手段でございますので、そういったことを考えれば、当然、設置するにふさわしい場所というものは、私は絞られてくると思っております。  そういった中で私が公約に掲げている部分というところは、十分その中には該当してくるという認識でおります。 146 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 147 ◯15番(角張一郎議員) やはりいろんな面から場所は恐らく検討されていると思います。
     先ほども出ましたけれども、それに伴った工事費とかも恐らく絡んできて最終的には決断されるのかと思います。  次に移りまして、4点目として、現在、スマートインターチェンジの推進に向けていろいろ取り組んでおりますけれども、最終的に供用開始をいつごろを目標にして取り組んでいるのか。また、先ほどもちょっとありましたけれども、これから国土交通省、NEXCO東日本との協議、調査の中でどのような手順で行われていくのかお伺いします。 148 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 149 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  供用開始の目標ということでございますが、時期等につきましては、まだ事業化になっておりませんので未定でございます。  しかしながら、新たに工業団地を考えていく中で、それらの整備等にあわせて供用することが理想であると考えております。今後、スマートインターチェンジの必要性が認められ、国による準備段階調査に移行した場合、概略検討としてインターチェンジの社会便益及び利用交通量、位置、構造、周辺道路の整備計画、詳細検討として整備費用の負担区分、管理、運営方法などの検討を行い、調整が整ったら関係機関で構成される地区協議会で決定された実施計画書を提出して新規事業化という手順になります。 150 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 151 ◯15番(角張一郎議員) 時期については、今のところは未定だということですけれども、隣の菅生のスマートインターですね、事業化されるようになったかと思いますけれども、あの資料を見ますと、大体五、六年は必要になるのかなというイメージを持っていますけれども、そのような感じで考えておいてよろしいんでしょうか。 152 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 153 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  菅生のパーキングエリアからのスマートインターチェンジの事業でございますが、接続道が県道でございます。その接続道がどこになるのかによって当然、事業開始、供用開始というものはこれまた変わってくると思います。菅生の例がそのまま全国の平均というスピードでもございませんし、やはりその事業その事業において、接続等がどこになるのか、またどのような財源を使うのか、そういったことによって供用開始の時期はそれぞれ異なってくると、そういった認識でございます。 154 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 155 ◯15番(角張一郎議員) 聞きにくいというか、恐らく、白石市、条件、いろんなこれからの調査段階の中でスケジュールが確定されてくるかと思うんですけれども、やはり市民の中にはすぐにできるんじゃないかと思っている方も正直いるものですから、恐らく最低でも大体このくらい、五、六年、私はかかると思っているんですけれども、そのような感じで考えておけばいいのかと今、思いますけれども、よろしいですね。  次に、5点目として市民にはどの時点で調査場所等の公表及び説明を行う予定でいるのかお伺いしたいと思います。 156 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 157 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほどとの繰り返しの答弁となってしまいますが、国による準備段階調査に移行してからのインターチェンジの位置、構造の検討となりますので、公表時期等については現時点では未定でございますが、整備費用、負担区分、管理運営方法を検討して実施計画書が提出できる段階になれば、おおむね位置は公表できるものと考えております。 158 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 159 ◯15番(角張一郎議員) やはり市民への情報の開示も大事かと思うんですけれども、タイミングをちょっと見失うと、いろんな不平不満が出てくるのも現実かと思います。その辺の公表については慎重になっていただいたほうがよいのかなという思いがしていますので、よろしくお願いします。  そんな中でもできる範囲内で情報開示できるものについては、市民の方にある程度、情報開示していただければと思います。  続きまして、6点目としてスマートインターチェンジ周辺の整備について、さきの議会において工業団地の造成も含めたエリア整備を検討したいという旨、答弁しておりますが、現時点でどのようなイメージをお持ちなのかお伺いしたいと思います。 160 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 161 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  新たな工業団地の造成につきましては、位置、規模等についてスマートインターチェンジの整備と同時に検討を進めなければと考えております。  第434回定例会でもお答えいたしましたが、工業団地の整備につきましては、地域産業の発展や人口減少、少子高齢化などの抑止効果が大きいものの、以前から申し上げておりますとおり、造成の場所や経済状況などのタイミングが非常に重要であること、整備に要する費用が膨大であること。また、残地が出た場合の問題などから造成の時期や場所、規模などを含めましてトータル的に検討を進めていかなければならないと考えております。  スマートインターチェンジの設置を含めインフラ等を整備することにより、本市の新たな未来地図を描くイメージで企業立地も含め民間企業などが投資を考えるときに、本市を選びたくなるまちとなるよう、これら2つのアクセスの容易性を十分に考慮して、スマートインターチェンジの価値を最大限に活用できるように検討してまいりたいと考えております。 162 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 163 ◯15番(角張一郎議員) やはり市民の中には今回のスマートインターチェンジの設置について、私は、一番大きな期待を寄せているのは雇用の問題だと思っています。そういう中で工業団地も含めた中で検討していきたいということで、やはり並行して進めていく考えのようですので、ぜひ前向きに進めていただければと思っております。  それでは、最後に7点目として推進体制についてお伺いをしたいと思います。  この事業は、先ほどもありましたけれども、恐らくもう何年もかけて行われる本市にとっては大きな政策的な事業であるかと思います。今後、スムーズな事業推進を図ることを考えれば、今、建設課の中で行っている業務を将来的に独立した専門の部署が必要になるのではないかと思われますけれども、この辺についていかがお考えかお伺いします。 164 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 165 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  「白石市行財政改革推進計画(集中改革プラン)〔第四次改訂版〕」では、人口減少、少子高齢化の進展の中、新しい行政課題や多様な市民ニーズに迅速に対応できる機能的な組織を構築していくため、組織機構の見直しを図っていくとしております。  現段階では、事業区分が明確になっていないことから、業務内容、業務量は不明でございます。よって、これらの内容と詳細が明らかになった段階で必要に応じて集中改革プランに基づき検討してまいりたいと考えております。 166 ◯小川正人議長 15番角張一郎議員。 167 ◯15番(角張一郎議員) 集中改革プランの中で今後検討していくということで、恐らく何年か後にはそういう本当に具体的な検討が必要になってくるかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  今回、私、スマートインターチェンジの設置について質問させていただきました。山田市長のスマートインターチェンジ設置に対する熱い思いは、私は強く感じました。先ほども言いましたけれども、私自身も含めてこれから市民の中でこの話題に対する適切な回答といいますか、そういうものをしながら事業をスムーズに推進できるような貢献をしていきたいと私は思っています。  この事業は、本市にとって大きな政策的な事業でありますので、市民の協力、理解をいただくことがとても重要であると私は思っています。そのためには、先ほども情報開示の問題もありましたけれども、我々自身も機会あるたびに市民の皆様に対して市長の政策に対する思いを、そして今、市でどのような取り組みをしているのかなど情報を提供していく責任が我々にはあると思っています。間もなく第六次白石市総合計画が作成されますが、その中でもスマートインターチェンジの活用した施策が多く位置づけられると先ほどありましたけれども、そのような目的の中で本市の将来の発展のためにスマートインターチェンジの設置がつながることを期待して、質問を終わりたいと思います。 168 ◯小川正人議長 次に、3番伊藤勝美議員。    〔3番伊藤勝美議員登壇〕 169 ◯3番(伊藤勝美議員) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まず、1つ目といたしまして、山田市長の選挙公約についてということでございます。  山田市長におかれましては、平成28年11月に白石市長に就任されてからはや3年経過しようとしております。  さきの選挙戦で市長が掲げられました公約に「市民の安心」「子どもは未来の宝」「まちのにぎわい」「新しい未来地図」の大きな4項目を掲げており、日本一の教育先進都市、子育てするなら白石市を目指すとあります。  また、さまざまな施策を通じて経済を活性化させます。そして、私が愛してやまないこの白石市を「みんなが住みたくなるまち」「住み続けたいまち」につくりかえますとも掲げられております。  そこで、山田市長の選挙公約についてお尋ねいたします。  まず、(1)といたしまして、市長就任以来、いろいろ形で公約実現に向け市民の安全と安心を考え市政運営をやってこられたものと理解しておりますが、掲げた選挙公約に対しまして市長ご自身が就任約3年間の実績をどのように捉えておられるか。  また、反省することがなかったのか、その辺のことをお聞かせいただきたいと思います。 170 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 171 ◯山田裕一市長 伊藤勝美議員の一般質問にお答えいたします。  市長選挙の際に掲げました公約につきましては、実現できたもの、実現途中なもの、実現には時間のかかるものがあると感じております。  市長に就任して議員時代以上に本市の財政の厳しさを痛感し、さらにこれからの人口減少や少子高齢化、公共施設の統廃合と更新といったようなさまざまな市政課題を前に、日々全力疾走、全力投球でこれら山積する市政課題をクリアするために努力してきた約3年であったと考えております。 172 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 173 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、市長のほうから、本当に厳しい3年間であったと。特に財政の厳しさを痛感しているというお話でございました。実際私も山田市長とは2年ちょっと一緒にやってきたんですけれども、そういう財政的な面、これは本当に実際我々議会にいる者と、そちらといいますか、市長という全体のかじをとるということになると、本当に大変な職責だなと思っていますので、今後とも残された1年間もありますけれども、しっかりと今、市長がおっしゃったような形でぜひ取り組んでいただければなと思っております。  そこで、(2)番といたしまして、これは先ほど言いました選挙公約という形で出している中での一部分を聞きたいと思います。  「市民の安心」として市民の安全について市長は、市民の安全を守るのが行政の大きな役割ですと。約10年間の議員生活で築き上げた人脈とネットワークを活用し、市民の安心を全力で守りますとして刈田綜合病院を核とした地域医療の充実に取り組みます。仙南医療圏17万人に対して刈田綜合病院が果たす役割を進展させ、白石市民のみならず、仙南地域住民の安心確保と地域包括ケアの充実を図りますと。また、医療圏において刈田綜合病院とみやぎ県南中核病院は絶対に必要ですと。今後は国保病院・診療所を含めた医療連携などを視野に入れ、仙南広域行政(2市7町)へのアプローチを進めてまいりますとあります。  そこで、この3年間で取り組んできたこと、進捗状況、今後の展望についてお聞かせください。 174 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 175 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  平成28年11月に市長に主任して以来、刈田綜合病院を核とした地域医療については、最重要課題として取り組んでまいりました。  地方の医師不足が深刻になっている中、刈田綜合病院でも医師不足は常態化しております。  伊藤議員もご承知のとおり、医師の招聘の難しさというものをどこの自治体でも大きな問題として抱えております。  私は市長として、そして、刈田綜合病院の管理者としてこれまでもあらゆる機会を捉えて県知事を初め国会議員の先生方や国などの関係機関に要望、陳情等を行い、平成28年4月には常勤医師が24名だったものが、本年4月には29名までふえてきております。  また、平成30年5月に前東北大学総長の里見進先生を特別顧問としてお迎えし、さらに本年4月からは東北大学病院第二内科教授でありました伊藤貞嘉先生に特別管理者にご就任をいただき、病院の経営改善や東北大学との連携強化などに取り組んでいただいているところでございます。  仙南医療圏において刈田綜合病院とみやぎ県南中核病院の連携が必要であることは今も変わらず認識をしておりますが、同時に、刈田綜合病院本体がしっかりと自立した経営をしていく体制整備を支援することも重要であると考えております。  白石市を次の世代に引き継ぐことができる持続可能な財政運営を行っていくことが重要であるように、刈田綜合病院自体も持続可能な経営を目指していかなくてはなりません。刈田綜合病院は白石市民の医療を担うだけでなく、仙南医療圏域全体にあって必要不可欠な病院であり、病院自体が健全経営を目指し、努力するところを今後とも引き続き支援してまいりたいと考えております。 176 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 177 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、市長のほうから刈田綜合病院の医師不足に端を発しての厳しい経営だということでございました。確かにそれもあります。  もう一つは、実際白石市民にとっては本当になくてはならない病院であると私もそれは思っています。そして、なおかつみやぎ県南中核病院ということで2つの病院が同時期に開設されたわけですが、その後、途中から見ると、お互い競争していたのかなという面もありますし、ただ、現在においては、それではもたないということでの仙南医療圏における連携といいますか、それをしなければいけないということで、確かに県のほうでも仙南医療圏はそういう形にしなさいという形になっていることも存じておりますが、ただ、いかんせん、本当に医師がいない、看護師もいないということで大変なことは私も病院議会のほうに行ってその辺は重々わかっておりますので、そこで、みやぎ県南中核病院というか、そちらのほう、齋町長も刈田綜合病院との連携は必ずしなければならないと。当然、将来の再編、あとネットワーク化して、とにかくそういうのをやらなければならないということで言っているもんですから、当然、こちら1市2町の刈田綜合病院といいますか、こちらも市長が管理者でありますのでその辺も密にしていただいてしっかりと今後、今、市長もある程度、自立的な経営という形もおっしゃいましたけれども、それも踏まえてそういった連携、そういったものをしっかりやってもらいたいんですが、もう一度だけ、大河原町といいますか、みやぎ県南中核病院との兼ね合いでも結構ですけれども、その辺、ちょっとお話ししていただければと思うんですけれども。 178 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 179 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  これは本当にこの仙南の医療圏に限ったことではないと思うんですね。全国の本当に地域医療、非常に多くの課題を抱えている地域がございます。我が国全体の、もしかしたら体質的なものなのかもしれません。やはり医療というものは、当然、その地域に住まう住民の命と健康を守る大変重要な病院、医療機関でございます。  ですので、私は何としても刈田綜合病院を守り続けていかなくてはなりません。同時に、私は白石市長という立場も現在ございますので、白石市の持続可能な市政運営、そして、持続可能な刈田綜合病院、この2つを何としても両立させていかなくてはならない、それが私のスタンスでございます。  そういったところで今後の仙南の医療圏全体の中を見たときに、やはり300床の中核的な病院は2つあるわけでございますので、仮にどちらかがおかしくなってしまえば、これ1つの病院で全て完結するというのは不可能です。ですから、両病院がこれからしっかりとこれまで以上に連携を深めていく、そういったことはとても非常に重要なことだと私は思っております。  しかしながら、先ほど来、申し上げましたように、まず刈田綜合病院単体として健全経営をしてしっかりと単体としてまず病院が残るということが大前提で、それがなくしてまず連携というのはなくなるわけですから、刈田綜合病院の経営を何とか健全経営にこれからさらに伊藤先生、里見先生、そして、院長先生のお力をおかりしながら新たな病院改革に向けて今、先生方、努力しておりますので、そういったところを市としても支援していきたいと、そういった考えでございます。 180 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 181 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、みやぎ県南中核病院との連携ということ、当然だが、刈田綜合病院本体が単体でも経営健全化ということを目指していただきたいということでございました。  確かに白石市からの繰り入れも多額に上って、ほかの白石市でやろうとする事業といいますか、それもままならないくらいできないのかなと私も思っています。そういった形ですので、ぜひとも刈田綜合病院の健全経営ということに関しましては、しっかりと取り組んでいただきたいと思っております。  (3)にまいります。教育の充実についてということでございます。市長は、世界で活躍するには外国語、特に英語は必要不可欠ですと。子供のころからネイティブな英語に触れる、また直接外国人に触れ合うことで外国語の異国の文化に親しむことができることから、ALTを増員し、外国語教育の充実を図りますとあります。  そこで、今の進捗状況と今後の英語教育についてのご見解をお聞かせください。 182 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 183 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  外国語指導助手、ALTについては、平成28年8月に3名から6名に増員し、平成30年4月までの2年間、6名体制で、その後は4名体制で運用しております。  今年度の近隣市町のALTの配置状況でございますが、角田市が3名、大河原町が2名、柴田町が4名という状況になっております。  まず、ALT配置による効果でございますが、これまでもお話ししておりますとおり、生きた英語を子供たちに伝えることにより、児童・生徒の話す・聞く能力と学習意欲の向上や中学生にあっては、コミュニケーション能力の育成、国際感覚を養い異文化への理解が図られたと考えております。  特にALT増員による効果といたしましては、児童・生徒がALTと接する機会がふえたということはもちろんでありますが、この間、市内小・中学校と白石高校との交流により望ましい連携のあり方を探り実施するための白石市校長会、白石高校、市内中学校英語連携推進事業や平成29年度、30年度に国の補助事業として実施してきた小中連携英語教育推進事業にも深く参画していただき、本市の英語教育の基本となるカリキュラム作成などに深くかかわっていただいたところでございます。  白石市校長会、白石高校、市内中学校英語連携推進事業では、小中高による授業参観及び研修会の開催、グレードテストの実施などが行われております。  また、小中連携英語教育推進事業では、小中学校における年間指導計画、ホワイトスタンダードの作成など大きな成果を上げております。  さて、ALTのあり方について、私はかねてより単純に人数の多い少ないではなく、ALTの活用の方法が大切であると考えております。  まず、ALTの配置でございますが、平成28年度につきましては、3名を中学校専属とし、8月から増員した3名を小学校、幼稚園、保育所に配置しておりました。平成29年度からの配置は、中学校区を基本としたブロックごとの配置に変更しております。これは英語担当者で行っている小中連携英語教育推進事業との連携を図り、児童・生徒理解に基づいた指導と小中の系統性を重視した指導を行うこと。そして、ALTに異なる校種を経験させることにより、小中学校の英語担当教員がALTの育成を図ることを狙いとしたものでございます。  なお、令和元年度の配置につきましては、英語担当者で検討を行い、白石中学校、東中学校、福岡中学校、小原中学校の4ブロックを基本に各ブロックごとに小学校に配置しております。ALTをできるだけ無駄なく各学校へ派遣するとともに、ALTの育成を念頭に置いた活用を図ったことにより、平成30年8月からは平成28年7月以前の3名と比較して1名増の4名体制での運用をしております。また、平成31年度、市内小学校に英語専科教員2名を配置し、英語教育の充実に努めているところであります。
     平成29年3月に小中学校の新学習指導要領が告示され、小学校は令和2年度全面実施、中学校におきましては令和3年度全面実施されます。それに対応するため、中学校区内の複数の小学校が移行期をどのように進めていくかが非常に大切となるため、小中の連携が一層必要となります。  さて、ご質問の英語教育に関する進捗状況と今後についての見解でございますが、前段でお話ししましたとおり、小中連携英語教育推進事業などを通して着々と進めているところであります。今後とも教育委員会と密接な連携を図りながら、未来の宝である子供たちの育成に全力で努めてまいります。 184 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 185 ◯3番(伊藤勝美議員) 市長のただいま教育の充実ということで英語に対する取り組みといいますか、熱い思い、そういったものを聞かせていただきました。  それで、先ほども小学校と中学校も来年と再来年という形になりますが、ここは教育長に聞くべきかどうかわかりませんが、今、実質4名で回しているといったらおかしい言い方ですけど、準備、そういう体制でやっているということでございますが、来年度に関しては、やっぱりこの4名の体制でやっていくのか、その辺をちょっとお聞かせいただければと思うんですが、いかがでしょうか。 186 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 187 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど、私、答弁の中で単純に人数だけではないという趣旨の答弁をさせていただきました。非常にその思いは強うございます。単純に人数が多い少ないということではなくて、私は、やっぱりALTの活用の方法、そして、ALTの育成が非常に重要であると思っております。ALTをできるだけ無駄なく各学校へ派遣し、小中学校の英語担当教員との連携強化、さらに育成を念頭に置いた活用によりALTの資質の向上を図ることが大切であると思っておりますし、先ほど答弁しておりますように、ALTのほかに市内の小学校に英語専科教員2名を配置しております。どうぞご理解をください。 188 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 189 ◯3番(伊藤勝美議員) 先ほども言ったように、人数ではないということでございました。確かにそういった内容でやっていくということで英語教育といいますか、この市内の小学校、中学校の教育度合いといいますか、向上を図っていただければ幸いかなと思うんですが、何せ私の感覚的には少ないんではないかなと思ったものですから、ただ、他市町にとってみれば2人、3人とかそんな感じですからそれでもその体制でやっているので、それでもいいのかなと思いますが、いずれにしろ、白石市の子供たちに英語教育というものをしっかりと教えていってもらいたいと思っておりますので、その辺のところ、よろしくお願いします。  それでは、(4)番といたしまして図書館機能の充実についてということで、これも同じく市長は述べられております。学習スペースを充実させた図書館を整備し、学びの場を創出しますとして子供から高齢者まで図書館は生涯学習の拠点となる重要な施設ですと。現在の白石市図書館の建物は開設から40年以上経過し、老朽化しています。また、約14万2,000冊余りの収蔵図書もこれ以上ふやせないくらい手狭になっています。平成23年度は約10万5,000名だった入館者数も、平成27年度では約8万9,000名まで減少しています。建てかえ等も視野に入れ市民が利用しやすい、利用したくなるように図書館機能の充実を図りますとあります。  そこで、進捗状況と今後の図書館についてのご見解をお聞かせください。 190 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 191 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  本市図書館の建物は、昭和49年に建てられてから45年が経過しておりますが、白石市公共施設等総合管理計画のもと、耐震安全性が確認されており、施設設備の修繕や適切なメンテナンスを行うことで長寿命化を図っていく状況にございます。  図書館の建てかえの必要性は痛感しておりますが、多額の費用を要するため、本市の財政状況を見たとき、4年間の任期において公約の全てを実現するには限界がございます。そのため、持続可能な市政運営を考えながら優先順位をつけ、実現の可能性を模索していきたいと考えております。  また、これからの本市のまちづくりを考える上で図書館がどうあるべきか、例えば他の施設との複合形といった形がよいのかなど、より多くの市民の皆様の声を聞いてさまざまな面を考慮しながら、現在策定中の第六次白石市総合計画にも盛り込んでまいりたいと考えております。  一方で、図書館機能の充実に関しましては、これまでの本の貸し出し業務にとどまらず、幾つかの取り組みを進めております。  具体的には、先月に河北新報に掲載いただきましたが、7月27日に市内小学生を対象とした図書館体験隊を開催いたしました。この事業を通して子供たちが働くことのとうとさを実感し、自分の将来を考えるきっかけづくりとなり、子供たちのキャリア教育の一端を担っております。  また、以前からホームページ上において図書館が所蔵する本の検索を行うことができましたが、先月からスマートフォン用サイトを開設し、利用者の利便性を向上させております。  今後も環境や利用者のニーズの変化を捉え、可能な範囲内で的確な取り組みを進めてまいります。 192 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 193 ◯3番(伊藤勝美議員) 図書館ということで、公約には建てかえも視野に入れてということでございましたが、当然、そんな3年、4年で、また今の財政状況を考えると、かなり難しいというのは私自身も十分理解しております。  そこで、1点だけ確認なんですけれども、先ほど市長も触れておりました公共施設等総合管理計画の中で今の図書館をどのように検討されているのか、その辺、わかる範囲で結構ですからお教えいただければと思います。 194 ◯小川正人議長 伊藤財政課長。    〔伊藤誠財政課長登壇〕 195 ◯伊藤誠財政課長 ただいまの伊藤議員の質問に対して私からお答えさせていただきます。  公共施設等総合管理計画関係ですが、現在、公共施設等総合管理計画策定検討委員会というのを立ち上げておりまして、その中に検討会というワーキンググループみたいな形なんですが、そういったものも中に立ち上げまして、今年度、5月に1回とあと6月にワーキンググループを1回、会議を開いておりまして、その中で今後の個別施設計画、図書館を含めた施設をどう再配置していったほうがいいかとか、まずその辺について考え方とか、あと今後の進め方、スケジュール等について現在、話をしているところでございます。最終的には令和2年度までを目標に個別施設計画については検討していく予定となっております。 196 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 197 ◯3番(伊藤勝美議員) 公共施設等総合管理計画の中での図書館の位置づけということでお聞きしました。今、ワーキンググループ、その辺で策定といいますか、検討なさっているということですよね。  そうしますと、第六次総合計画もそろそろ上がってくるのかなと思いますけれども、まだですか、市長、在任中じゃないんですかね、来年は無理なんでしたか、再来年ですか、来年の9月ですか、そうすると、市長がまだ、その辺はいいです。そういう形でなるようなので、ぜひともしっかりと個別計画と今、出ましたけれども、本当に我々議員としては、今後、例えばすぐ近くの、ちょっと話がそれますけれども、いきいきプラザとか結構あるじゃないですか。そういうのを今後、どうするんだと。本当にその辺を早目にひとつ言ってもらって本当にどうするんだということを真剣になって、当然、役所の皆さん方もやるとは思いますけれども、それも議会のほうにも振っていただいてやっていれば、いろんな案が出るんじゃないかと勝手に思っていますけれども、ぜひその辺、しっかりと計画のほう、よろしくお願いします。  今、図書館ということで市長の公約についてお伺いしたんで、ぜひとも残された任期、そういう形でしっかりとやっていただきたいと思います。  それでは、大きいほうの2番に入らせていただきます。  交通安全対策についてということでございます。市内全域の傾向として道路上における外側線、停止線、横断歩道等の道路標示等が消えているところ、消えかかっているところ、もしくはわかりづらいところが多く見受けられます。調査の上、計画的に整備すべきではないかと思いますが、本市のお考えをお尋ねいたします。  ということで、(1)として、これまで道路標示などについて市内全域の調査を行ったことはあるのでしょうか、その辺、お尋ねしたいと思います。 198 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 199 ◯一條武志建設課長 ただいまの伊藤議員の質問につきましては、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。  外側線、停止線、横断歩道等の道路標示ということでございますが、横断歩道や停止線につきましては交通規制を伴いますので公安委員会が設置管理をしております。  道路標示などについて市内全域の調査を行ったことがあるかということでございますが、道路標示のみでの市内全域の調査は行っておりませんが、これまでも道路施設に関する点検といたしまして道路構造物点検、さらには橋梁点検、他の要望等の調査、そして、道路パトロールなど市内全域の道路等を巡回する際に区画線などの道路標示も点検をしているという状況でございます。  市道等の区画線含めた道路標示につきましては、道路上の安全と交通の円滑化のために設置をしておりますので、道路パトロールや自治会等からの要望を受けまして現地調査を踏まえて交通安全施設設置工事等において計画的に整備をしているという状況でございます。 200 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 201 ◯3番(伊藤勝美議員) 全域の調査はしていないということでございました。ただ、パトロールと自治会等、そういうところからのご指摘があれば直しているということでございましたけれども、なぜこんなことを言うかというと、やはり市内中心部といいますか、私個人の見解かもしれませんけれども、確かに今度はいろんなカラー塗装してみたりいろんな形で整備されていると思います。  ただ、いかんせん、郡部に行くと、どうしても県道に来る、市道がぶつかる線ですとか、何といいますか、生活道路の特に停止線のことなんですけれども、それが結構薄くなったりなかったりという部分があるもんで、自治会長等からもそれを上げてもらっているものの、なかなか予算的な面もあるかどうかわかりませんが、できないという部分があったもんですから、できればそういう形で、年度別とは言いませんが、ここ、ここ、ここという形でチェックしてもらって随時やっていただくようなものにできないのかなということで、ちょっと言葉は足りませんが、そういった思いでさせていただきました。  そして、(2)といたしまして、児童・生徒の通学路、そういった関係のものに関しても、これは逆に外側線といいますか、その辺も不確かな部分もあるから、もうちょっと待ってからやってもいいよという形もあるんですが、その辺のことをやってほしいということで年次計画と私も言っていますが、実際言われてすぐできるものではないというのは理解しているんです。ですから、もっと、何といいますか、その辺見たら、逆に薄くなった、まだ大丈夫だというのはどの辺で判断されるのか、その辺をお聞きしたいと思います。2番としてその辺お話しいただければと思うんですが。 202 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 203 ◯一條武志建設課長 ただいまの質問につきましてお答えをさせていただきます。  まず、停止線とかそういった各地域において見づらくなっている部分につきましては、もちろん、規制関係とかも含めて白石警察署、あと地域の皆さんと現地を調査しながら対策を進めているという状況がございます。見づらくなった判断と申しますか、先ほども申し上げましたように、通行に支障のないようにということもございますので、1つ、申請と申しますか、これは誰が見ても見づらくなったという状況があれば、これは交通管理者のほうの判断も仰ぎながら現地のほう、進めていっておりますけれども、やはり指摘、先ほどの2番ということもございましたが、指摘される前には、もちろん、道路パトロールのほうで調査をして、あと各地域、一括して工事のほうで進めている状況はございます。  あと、今後もそういった道路管理者、あと交通管理者のほうで現地を確認して、見づらいので対策を講じていくという判断をしながら進めてまいりたいと考えております。 204 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 205 ◯3番(伊藤勝美議員) 質問がちょっとあちこち飛んじゃったというか、わかりづらくて済みません。  そういう形でパトロールして、あと、そういうのがちょっと見づらい線だということであれば、あとその辺は確認して直すということが基本だということでございました。  (3)として、年次計画を立てて整備すべきだということでございますが、この辺も今、課長のほうからお話を聞くと、そういった形でやっていきたいということで理解しておりますので、(3)は除かせていただきます。  (4)番ですが、夜間ですね、信号機のない横断歩道は暗く危険であることから、交通安全の有識者の方々からは対応策として、横断歩道を照らす道路照明灯の設置は交通安全上必要であると指摘されております。道路照明灯の設置の整備は本市も推進いただきたいと思いますが、ご見解をお聞かせください。 206 ◯小川正人議長 一條建設課長。    〔一條武志建設課長登壇〕 207 ◯一條武志建設課長 ただいまの質問にお答えをさせていただきたいと思います。  道路照明灯につきましては、道路照明の設置基準に基づき設置をしております。国道、県道及び市道の信号機のない横断歩道、これは数多くございます。全てにその道路照明灯を設置するには多額の財源が必要となるということで、道路管理者が直ちに設置をすることは難しい状況もございます。  先ほどもお答えをさせていただきましたが、横断歩道につきましては、県公安委員会が設置をして管理をしておりますので、照明につきましても地域、学校などの要望も踏まえて管理者である白石警察署とも相談をしながら進めてまいりたいと思います。 208 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 209 ◯3番(伊藤勝美議員) 夜間の横断歩道、なぜこれを私が言ったかというと、場所的にこういう照明ない横断歩道も結構あるんですけども、皆さんご存じのとおり、中央公民館ありますよね、あの道路沿いのところの2つ3つ、これは課長のほうにも言ってあるんですが、ここでは言いませんけれども、あそこで結構かなり見づらいということを言われたもんですから、そういえば照明灯あるとまた違うんだよと。もっと手前に来るとちゃんとあるんですけど、そういった部分が欠けている部分で、実際、その辺も一度またパトロールといいますか、多分自治会のほうから上がっていくかと思うんですけれども、その辺も踏まえまして検討していただければと思います。  以上でこの質問については終わらせていただきます。  それでは、3番目の職員の名刺についてということでございます。職員の名刺は、役職や部署によって業務遂行上、必要なツールであると考えております。  そこで、(1)職員の名刺、特に外部と折衝する機会が多い職員の名刺をどのように作成しているのか、現状をお聞かせください。 210 ◯小川正人議長 山家総務部長。    〔山家英男総務部長登壇〕 211 ◯山家英男総務部長 ただいまの伊藤議員の質問につきましては、私からお答えをいたします。  職員の名刺につきましては、基本的に自費により作成をいたしております。印刷業者に依頼するもの、インターネットで注文するもの、名刺用台紙を購入し、自宅で作成しているものなど作成状況は各職員でさまざまであると認識しております。 212 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 213 ◯3番(伊藤勝美議員) 職員の方々、みずから自費でもって作成しているというご答弁でございました。  ところで、確認なんですが、逆に市長とか副市長とか教育長はどうなっているのか、その辺お聞かせください。 214 ◯小川正人議長 山家総務部長。    〔山家英男総務部長登壇〕 215 ◯山家英男総務部長 お答えをいたします。  市長、副市長、教育長の名刺につきましては、公費で賄っております。 216 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 217 ◯3番(伊藤勝美議員) はい、わかりました。  なぜ職員の方々の名刺はおのおのでつくらなきゃならないか、その辺、私も理解できないんですけれども、というのは、職員の方々、ここに証明証をぶら下げているんですけども、やはり外に出ていった方々と市民の方々、お会いしてしゃべった場合、その場では誰々さんとわかるんだけど、例えば我々が何の件で行った、誰が対応したのと言っても、あれ、誰々さんだという人もいますが、とにかく建設課の人だったぐらいの話で、だから、逆に普通だったら名刺を渡しておけば、後々、この人、来たよという形でできるんですけども、そういう不便さもあるのかなというよりもそういう形で市民の方々にも言われましたので、どうなっているのかなと。  そして、実際私も職員の方々に聞いたら自費でやっているんだということで、それはないだろうということで今回この質問をさせていただきました。  なぜかというと、当然、商工観光課の方々ですとか、企業立地定住促進課ですとか、当然、部長クラス、課長クラスもそうですけど、外に出ると相当、名刺を使うんではないかと私は思うんです。当然、市長、副市長、教育長は使いますけども、それだったらそういう方々の名刺も公費で負担するのが筋ではないかなと私は思うんですけれども、その辺に関してはいかがでしょうか。 218 ◯小川正人議長 山家総務部長。    〔山家英男総務部長登壇〕 219 ◯山家英男総務部長 お答えをいたします。  民間企業では社員の名刺を会社が支給するということもあろうかと思います。地方自治体において職員の名刺を公費で賄うか否か、財政状況の厳しい自治体にとってはとても悩ましい問題でもあると認識しております。  名刺は個人のものという考え方から本市では自費により作成することを基本としております。  なお、近隣の自治体におきましても、本市と同様に職員が自費により作成しているようでございます。 220 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 221 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、(2)のほうに行っちゃいましたけれども、近隣自治体もそう考えると、実際に職員の方々は自分のものということでやってますけど、これ公でもって仕事をしているわけでもあるんでね、やはりそれは、例えば本当に市長だとか、ほかから来客した場合だって結構、実際使われるんじゃないですか。それを財政のほうが大変だというのは、それも理解できますけども、やはり会社であれば、社長が持っていて社員が持っていないと、例え話ですけど、それは私はおかしいと思うんですよ。  ですから、その辺も、例えば当然、使わない部署もあるかと思うんです。それだったら何も白石市の職員だということで、各課のそれこそ何々までやって台紙ありますからそれでもって当然、いつまでもその部署にいるわけでないんでね、例えば工夫してゴム印ぐらい押して、みんなの共通分ですよ、何々課とかなっている分の名前の部分だけというか、役職名、そこだけ書いてやったり、そういった工夫をして余り職員の方々に負担をかけないようにしてほしいと思うんですけども、その辺に関してはいかがでしょうか。 222 ◯小川正人議長 山家総務部長。    〔山家英男総務部長登壇〕 223 ◯山家英男総務部長 お答えをいたします。  (2)の質問にも入っているのかなと思いますが、伊藤議員のご指摘のようなこともございますが、今後、やっぱり検討していきたいと、必要に応じて研究してまいりたいと考えております。 224 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 225 ◯3番(伊藤勝美議員) 検討していくということでございますが、私も調べましたが、結構自治体の方々はご自分で名刺つくっていると、ご自分の自費でもってというのが多いのが実情なのは、私も理解しております。  ただ、その中でパソコンで名刺もできますし、ただ、一番は先ほどから言っているとおり、本当に多分年間何百枚と使う方もいらっしゃると思うんです。そういう方が本当に自費でつくるのは大変かなと思ったことからそういう質問をさせていただきました。  それで、先ほど検討すると、研究するということでございますが、それでもって先ほど私、口頭で言って、言い方下手なんであれなんですけれども、こういった形でやっていますという事例があるんで、その辺のこともご紹介したいと思います。
     名刺については以上です。  最後の4番目に入ります。  小・中学校における教員の働き方改革についてということでございます。  働き方改革関連法案が成立し、長時間労働の是正や対応で柔軟な働き方の実現など、社会全体で働き方改革が推進されております。  学校の働き方改革においても、業務の役割分担、適正化を実行し、学校が作成する計画や組織運営に関する見直しを図ることとしています。  また、勤務時間に関する意識改革と時間外勤務の抑制のため必要な措置にも配慮し、学校における働き方改革の実現に向けた環境を整備することとしております。  要は部活動や事務作業等を軽減し、教員が児童・生徒と向き合う時間を確保するということだと私は理解しております。  本市においても、国の学校における働き方改革に関する緊急対策を受けて改革が進められていると思います。  そこで、本市の学校における働き方改革ではどのような取り組みをなされているのでしょうか。今後も学校現場の実情に応じた取り組むべき対策が多岐にわたると思いますが、本市の対応についてのご見解をお聞かせください。 226 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 227 ◯半沢芳典教育長 伊藤勝美議員の一般質問にお答えをさせていただきます。  小・中学校における教員の働き方改革についてのお尋ねでございますが、全国的にも先ほど議員がご指摘のとおり、教員の長時間勤務の常態化が問題となっており、国や県からもその対応が求められております。  本市でも、とりわけ中学校において長時間勤務が気になるところであり、教育委員会としてもその辺は十分に認識しているところでございます。  これからの子供たちには次の時代を切り開くために必要な力が求められており、その力を育むために教師が子供と向き合う時間を確保し、これまで以上に学校が教育活動に力を注ぐ必要があると考えております。  しかしながら、教員は授業以外にも成績処理などの教務事務、印刷や諸会計などの事務的な業務、部活動の指導等に多くの時間を割いている実態が本市においてもございます。  また、いじめや不登校などの生徒指導上の課題の複雑化、多様化、それから保護者や地域の方々からの要望への対応など、教員に求められている役割が拡大しており、こうした状況が教員の長時間勤務の要因になっていると認識をしております。  教育委員会におきましても、これまでの校長会、教頭会等を通じまして行事や会議の精選、教職員の勤務時間に係る意識改革、それから業務の見直し等について指導を行ってきておったところです。  さらに、今年度は学校業務が比較的落ちついております8月9日から8月16日までを閉庁日に指定をいたしまして、教職員に休暇取得を促したところでございます。  今後は、さらに本市の部活動ガイドラインで規定している部活動をしない日、すなわちノー部活デー、これは週に2日ございまして、土日どちらかと、それから平日に1日というのをガイドラインで決めておりますが、この日についてはノー残業デーとするとか、それから午後6時以降は緊急の場合を除いては、学校に電話等がないように保護者の方にご協力をいただいて、そのような呼びかけを行っていく。それから、今年度から導入している部活動指導員を積極的に各学校に取り入れて、例えば在仙の大学等とも連携を視野に入れてその辺を検討するといった対応を、今のところ考えております。  しかしながら、各学校ごとに置かれている状況が異なることからどのような対策が有効なのか、校長会等にも働きかけて、今後検討してまいりたいと考えております。  また、教育委員会といたしましても、来月から校長の代表、それから教頭の代表、教員の代表からなる学校の働き方改革委員会というものを設置いたしまして、そちらの現場の各教員のほうからも提言をいただきながら、実現可能なところから行ってまいりたいと思っております。  国もいろんな学校の業務見直しについて具体的な例を挙げながら示しているところではありますけれども、すぐに取り組めることと、やはり時間、人、お金等がかかる内容もありまして中長期的に検討していくものもあることも、これはご理解を賜りたいと思っております。  これまでも学校、それから教育委員会では業務の見直しなどできることについては実施をしてまいりました。しかし、この問題については、学校や基礎自治体の努力だけでは根本的な解決は難しいと私は認識しております。教員の働き方改革のためには人的配置でありますとか環境整備、俗に言う人と金にかかわることが当然、不可欠でございますので、今後とも都市教育長会等を通じまして国や県に支援を粘り強く働きかけてまいりたいと、そのように考えております。 228 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 229 ◯3番(伊藤勝美議員) 今、教育長のほうから働き方改革ということでいろいろご説明、こういうことをしているよと、取り組んでいるよということでお話しいただきました。確かに今回の文部科学省からの対策ということで出ていますと、かなりいっぱいあるようですと私は感じております。  それで、もう一つ、当然、先生方もそうなんですけれども、それを理解させる上で学校の周りというか、学校の保護者の方ですとか地域に関してもその程度の理解というか、そういうのもなければならないんではないかと思いますけれども、そういった方に関して教員の働き方改革と地域に説明する、そういうことはどう捉えているのか、その辺を1つお願いします。 230 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 231 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  まさに議員ご指摘のとおり、先ほども根本的な解決には国や県の財政的な面も含めた支援が欠かせないということは申し上げたところでございますけれども、また、ボランティアの方にという部分も国は求めております。これまでも生涯学習課、それから学校等を通して特に保護者、地域の皆さんにボランティア等についてご協力いただくようなお願いは当然してございますし、現在も市内の各学校でボランティアの方にご協力いただいている点も多々ございます。  この働き方改革、教員の働き方改革につきましても、さらに今まで以上に地域や保護者の皆さんにご協力いただけるように学校とともにPRというとあれですけども、周知のほうを、ご協力依頼のほうを今後も続けてまいりたいと考えております。 232 ◯小川正人議長 3番伊藤勝美議員。 233 ◯3番(伊藤勝美議員) ただいま教育長のほうから、先生もそういう形での働き方改革ということで変わっていくよということ、あと地域、学校関係の方々といいますか、地域住民、保護者の方々にもそういうのを周知していただくということでございますので、そういった取り組みでやっていただきたいと思います。  それから、我々のころと違って今は先生も忙しい、子供も何かと忙しいという時代でございますので、本当に先生が真に子供たちと向き合うような形でしっかりと、働き方改革の推進ということもありますが、その辺を踏まえて子供たちの教育にしっかり取り組んでいただくことを要望といいますか、していただくことをご期待申し上げて、私の質問を終わります。 234 ◯小川正人議長 次に、6番沼倉啓介議員。    〔6番沼倉啓介議員登壇〕 235 ◯6番(沼倉啓介議員) ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、通告に沿ってお尋ねをいたしたいと思いますが、皆さんお疲れのようなので簡潔に質問してまいりますので、よろしく答弁のほどお願い申し上げます。  まず、高齢者の免許返納と自治体の必要な取り組みについてであります。  過般、私が市民の皆様と会話を交わさせていただく機会がありました。その地域は、平成29年度現在で白石市の統計書によれば、人口が123人、世帯数が46世帯という川原子地区というところでございます。  当地域は、高齢化率も高い水準を示しています。市内からの距離もあり、さまざまなことを済ませるにも、高齢者の方々といえどもみずから運転し、事をなすしかない状況を示しています。  今、多発の姿を見せている高齢者ドライバーの事故に遭遇する危険を覚悟しながら、でもそれらの免許を返納したいと希望しても代替となるべきものを見出せない苦悩を多くの出席者から出されてもいました。  確かに現状を見ると、当地区には火曜日と金曜日と朝、迎えにおいでいただき、午後、送り届けていただくなどの交通手段の対応の努力はしていることは、地域の方々も非常に深い感謝を示されてもいます。しかし、高齢者にとっては病院通いが必須のため、それらの日以外、タクシーなどの手だてを利用するしかなく、多大の費用負担を余儀なくされ我慢してしまうことが多々あると切々と訴えられてもいました。  これらを踏まえて2点についてお尋ねをいたします。  当地区への対応は、先ほど申し上げた現状が精いっぱいなのかどうか、まずお示しをいただきたいと思います。 236 ◯小川正人議長 遠藤企画情報課長。    〔遠藤輝雄企画情報課長登壇〕 237 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの沼倉議員の質問には私のほうからお答えさせていただきます。  川原子地区には、議員おっしゃったように、現在、市民バス福岡線が火曜日と金曜日に午前、午後で1便ずつの2便が運行しております。午前の便で市中心部で通院や買い物などを済ませ、午後の便で川原子地区のほうに戻るというご利用をしていただいているのかなと思っております。また、近年、この便を利用しましてキツネ村を訪れる観光客の利用もふえております。  議員ご指摘のとおり、免許返納の促進や高齢ドライバーによる事故を減らすためには市民バスの運行をふやすことは有効であると考えられます。  現在、福岡線については、月曜日と木曜日を三住地区へ、火曜日と金曜日は不忘地区と川原子地区へ運行しております。  ただ、現在、全国的にバス業界では運転手の確保が非常に厳しい状況にあります。地方の業界では特に顕著な問題となっております。本市が市民バスの運行を委託しております株式会社ミヤコーバスでも同様の状況でありまして、またバスの運転者の高齢化などの課題も一緒に抱えている現状でございます。よって、今現在の状況よりも運行をふやすということは難しい状況であるということをご理解いただきたいと思います。 238 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 239 ◯6番(沼倉啓介議員) 今申し上げた世帯数46世帯とありますが、現在、自治会に加入している世帯数が28世帯になっています。ということは、これらの地域は既に限界集落の域に達しているという形なんですね。これは市としては、今、おっしゃったような形の対応しかないのかなと思うんですが、これらの地域をネットワーク化する、あるいは乗務員の不足という形もあるでしょうが、地域にまず声を1つ投げかけてみる。でもって、足を確保してやるというような動きというのは自治体としてはとれないのでしょうか。これは市長から答弁をお願いします。 240 ◯小川正人議長 暫時休憩いたします。      午後2時25分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後2時30分開議 241 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 242 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  やはり市民生活の足、これは非常に重要であるという強い認識でございます。今、本市といたしましては、社会福祉協議会のほうで地域ささえ愛事業というのも行っております。長寿課長のほうから、まずその事業の内容については説明をいたさせます。 243 ◯小川正人議長 菊地長寿課長。    〔菊地正幸長寿課長登壇〕 244 ◯菊地正幸長寿課長 市長の命によりご質問にお答えいたします。  市のほうでは、白石市高齢者等地域ささえ愛互助活動支援事業という中で高齢者の足の支援のほうをしております。現在、この現状でございますが、ドライバー2名で回しております。お客様に関して10名程度いらっしゃるということで需要がございます。これは申請があったということでやってございまして、年間1,000円の会費を納めていただいて利用に当たっては1時間当たり500円、30分オーバーしたときは250円を加算される。なお、1キロメートル当たり20円の加算という内容で支援をしております。  これは現在、需要はきちっと満たしておるんですが、実際問題となるのは、2名のドライバー、これをどう回していくのかということでございます。やはり内容としましては、ドライバーの方に支払っていけるのは、事業の内容としては利用料がそのままドライバーのほうに行くということですから、なかなか拘束時間の中でお金のほうは安価に抑えなくちゃいけないということですから、そういったことでドライバーの確保が大変だということになっております。  その中で実際、この間、ある地区のほうで高齢者の足の支援、どうしていくのかと地区の中のお話し合いがあったので私どももおじゃまいたしましてお話し合いをしました。やはりそこの地区でも高齢者の足、現在ではそこの地区はご家族の方が送迎されて間に合っているという状況はあるようなんですが、今後が大変不安だという中で、やはりそこも幹線のほうにバスが走っておるんだけれどもそこまでの足が不自由だということで、じゃ、そういったことを私たちでもやっていかなくちゃいけないんじゃないかという話し合いの中でそういう話も出ております。市だけでバスでとか、送迎とかじゃなくて、ドライバーの不足というものが非常に地区の方にもご理解いただいたものですから、じゃ地区でも何かやっていけることはないのかなと、そういった話し合いを今後とも継続していきましょうということで今、進んでいるところです。現状は以上でございます。 245 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 246 ◯6番(沼倉啓介議員) そこなんですよね。自治体全部に丸抱えするということで私はお伺いしたわけではないんです。そこを自治体が主体となって地域に対してどう声がけをして、自治体自体が自立してお互いの地域を支え合うかという形のものを、どのような形で自治体が発議してそれが助力できるかということなんですよ。つまり、川原子の場合、世帯筆頭者が全て70歳を今超えているんです。5年ほどで6割が全て70歳以上になるというような地域なんです。ということは、ほとんどが免許返納の域に達しているということがまず1つ。  それから、下手すると、ここは限界集落になって人が住まなくなるんじゃないかという形のものが大きく考えられるという声がまずあったということです。  1つ、この免許返納に関しては滋賀県竜王町でもそういう取り組みをしていまして、自治会有志でつくる「りんりんちょボラ」という地域の力で免許証を返納した高齢者を支えたい。これは一昨年12月からお出かけ支援便を試験運行して、ことし4月から本格運行させた。これは地区内で完結している事業なんですよね。それをいかにして、例えば白石市なら白石市が、川原子であったり、三住であったり、不忘であったり、そういう地域全体を一つのくくりとしてそこで完結した努力をしてみなさいよと、そういう形の問いかけというのを、そこだけに限らず、そういう遠隔地の限界集落に近いところにそういう動きを今までしたことはありますか。 247 ◯小川正人議長 菊地長寿課長。    〔菊地正幸長寿課長登壇〕 248 ◯菊地正幸長寿課長 ただいまのご質問に私のほうからお答えいたします。  限界集落、先ほどお話の中で川原子地区というお話が出てまいりましたのでそこの地区に関しても含めてのお話なんですけれども、高齢者の足の支援につきましては、昨今、そういったささえ愛であるとか、それから高齢者タクシー事業であるとか、そういったことでやってきておったんですが、やはりそういった地区の声も受けまして、なかなか使えない、使えないというか、供給する側も問題が生じているというところは、地区の方と初めて今回問題共有できました。  この間の話し合いの一番の主眼というのは、お互いに悩んでいるところ、住民の方が悩んでいるところはこうしていこう、そして、行政のほうで悩んでいるところはこうだよということでお互いの問題点をぶつけていこうというところを初めてできたところでございます。その地区と提携しまして、じゃ先ほどお話しいただいた川原子地区というお話も聞きましたので、行政としましてもその地区と同じように話し合ってお互いの問題がどこにあるのか、どういうふうにしていくのかというのは、今後、継続していきたいと考えております。  もう一つ、認知症につきましては、これもまた一つ違う観点がございまして、免許証返納については、現場に届いている声で、まず医療側のお話でございます。医療側のほうで認知症ということを通告するに当たっては免許証を返納というお話がセットになるということで、どうしてもお医者さんのほうは、患者さんとマイナスからのおつき合いになると、非常に困っているという点も行政のほうで聞いております。  それから、免許証返納に当たっては、その警察の方が認知症の方とかかわりが持てないと、認知症だから免許証を返納してくださいよということでかかわれないということがございまして、後にご質問でお答えする部分もございますけれども、この間の補正予算で出ました運転技能向上の機器をこのたび、補正予算で計上して、そういったドライバーの方々に、高齢者の方々に運転の技能を向上していただくと考えているのが現状でございます。 249 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 250 ◯6番(沼倉啓介議員) そうですね、例えばバスを足として各地区に回している。ただ、バスだといろんな決まりがありますよね。ただ、ああいう川原子地区というところでは、停留所まで出ていくという形がなかなか出にくいと。70歳、75歳、80歳の高齢者が5メートルも歩けない人が停留所まで歩けと言ったってそんなの無理な話で、だったらそれをどうするかといったら、地区内で完結させるという努力を自治体の力でもって助力をしてあげるというのが一番の解決策なのかなと私は思うので、その辺は積極的に地区に出向いていただいて地区の要望、おのおの違うでしょうから聞き取っていただければありがたいと思います。  2番目なんですが、今の質問と関連するんですが、高齢者の事故防止を考えた免許証を返納しやすい環境整備の促進を促し、事故の抑制などを考える。これは自治体としてそういう何かお考え、今、動きありますか。  これは市長に聞いているんで、施策なので一般質問なので、できれば市長から答弁をお願いします。 251 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 252 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほど長寿課長が答弁した内容と重複する部分もございますが、高齢ドライバーによる交通事故が相次ぎ、大きな大きな社会問題となっていることから、事故を起こす前に運転に不安を感じた場合には自主返納を検討していただきたいと考えております。高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いなど自動車の操作の誤りによる交通事故が多発していることから、本市では高齢ドライバーを対象に踏み間違い時サポートブレーキの体験やシミュレーターで危険を体験することで、自身の運転技術を再確認することができる研修会を開催し、高齢者の安全運転と事故防止に努めてまいりたいと考えております。  また、高齢者の方が安全に運転を行っていただける判断の目安になるよう、今回の9月補正予算に計上しております運転技能向上トレーニング機器2台を今、ご提案をさせていただいておりますが、このアプリを利用していただくことで自分の運転に関する能力が衰えていないかどうかが確認できます。このトレーニングにより運転技能を向上させることも可能となっておりますので、これらにより交通事故防止につなげていきたいと考えております。 253 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 254 ◯6番(沼倉啓介議員) 偉い人をこちらからご指名して申しわけありません。  議員になったときから一般質問で課長さん方に答弁してもらったら一般質問でないだろうと、それは質問の仕方が悪いんだというお叱りばかり受けていたもんですから、改めて山田市長の口からお聞きすれば安心するということで今、指名させていただきました。  次に、一番難しい本市の財政についてに移らせていただきたいと思いますが、先ほどの市長の答弁にもありましたように、非常に難しいというか、どれが着地点かわからないようなものが財政ではないかなと思うんですが、ちょっと一般質問でここを質問させていただきたいと思います。  今議会においても一般会計等の決算認定の議案について論議が交わされているところでございます。これら財政について、国の財政等が厳しさを増す中で、財源不足に際して自治体の貯金に当たる基金、これらがなかなか過年度で見てもどんどんどんどん減少して、その機能をなかなか果たすことができないような姿をあらわしているのではないかと私は見ております。  このような現状を鑑みるとき、例えばその財政を考えたとき、一般会計あるいは特別会計、あるいは公営企業会計、全ての会計でもって財政難に当たるという形のものが一番まず基本であると私は思いますし、結局それは守りの市政ではなくて攻めの市政でもっていくという形のものが一番必要なのかなと。よく「入るを量りて出ずるを制す」、あるいは「乾いた雑巾から水を絞るようなものである」というような表現をされる方がおりますが、このことさえもなかなか今の本市の財政状態を見ると、このこともなかなか通じなくなっている現状にあるのかなと思います。  先ほどから質疑の中で持続可能な安定的市政運営の実現にはという言葉がありますが、これらをするには、やはり当局だけの努力ではなくて、市民の理解と協力も伴いながら進む必要が私はあるのではないかと思います。時には、これは不可能かもしれませんが、個別事案も立案の段階、起案の段階からこういう形だよと、そういうストーリーを市民に示しながら市民にも責任を負っていただき、その無形の責務を負っていただきながら進む意味も考えて立案の段階から開示してみるというのも、一つのこのような財政を脱却する大きな力になるのではないかと思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。 255 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 256 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  現在、本市の新たな将来像となる第六次総合計画を策定中でありますが、本計画策定におきましても、住民アンケート、市民検討会議やグループインタビューなど策定段階から多くの市民の意見を聞き、そして、計画をつくり上げていくこととしております。
     また、最終的にはパブリックコメントにより多くの方々のご意見をいただきながら、将来にわたって持続可能なまちづくりを実現するための計画を市民の皆様とともにつくり上げてまいります。  第六次総合計画の中では、各地区の地域計画策定も大変大きな柱であり、各地区住民みずからが自分たちの住んでいる地域をどのように自分たちでつくっていくのか。また、将来に引き継いでいくのかを考えていただきたいと考えています。  限られた財源、人材の中で多様化する住民ニーズに全て行政だけで対応することは不可能であり、今後はこれまで以上に市民の皆様のご支援とご協力をいただかなければ、持続可能なまちづくりを進めることは困難であることから、第六次総合計画は市民の皆様とともに進める策定過程も大変重要であると考えております。  なお、個別的事案につきましては、事案ごとに状況も違ってまいりますので、財政負担の開示等も含めてその都度、検討し、判断をしてまいりたいと考えております。 257 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 258 ◯6番(沼倉啓介議員) こんな言葉があります。これは正しいかどうかは私はわかりません。地方財政の本来の姿は、臨財債等の特例的な地方債に依存せず、かつ巨額の債務残高により圧迫されていない状態であると。これはちょっと今の状況からいうと、ほとんどかけ離れていると思うんですが、この中に見える化というような表現があります。例えば私がさっき申し上げた基金の状況にしても、それから一般会計の中で一番苦慮している部分あるいはそうでない部分、全体的な部分も含めて、今こうなんだよという形の、ある程度、表現的には悪いんですがガラス張りにすると。見える状況に置いて何らかの形で市民の方々にもその責任の一端を負っていただくような表現をすると。これも一つの財政運営のやり方だし、安定的な財政運営を図るための共有ではなかろうかと私は思うんですよ。  それが今、逼迫している、逼迫しているという表現、厳しい厳しいと言うんですが、その厳しいというのがどこが厳しい、どういう厳しさがあるのかわからない。市民は不安ばかり募るという形もありますし、その辺、やはりお一人で背負わないで市民全体、白石市全体で、オール白石みたいな形で背負ってそこに進むという形になると、違ったエネルギーがそこに注入されてくるのではないかなと。  あとは、皆さん、プロフェッショナルな方々ですから、それの仕上げを当局の方々、当然やるという形になると、そこに大きな力が生まれてくるのではないかと。要するに見える化の実現、見える化の導入、この件に関してお聞かせください。 259 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 260 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  まず、見える化でございますが、例えば各会計の決算、議会のほうで今議会に平成30年度の決算を上程させていただいておりますが、議会終了後、認定いただければ、毎年、これは「広報しろいし」でも特集を組んで決算の状況もご報告をしているところでございますし、当然、ホームページにも当初予算も含めて市民の皆様がどなたでも本市の財政状況をご理解いただけるような資料は既に提示、開示してございますので、私は本市の状況は既に見える化は図られていると考えています。  私は、一番重要なのはやはりこの場だと思っています。私自身も議会出身でございますので、やはり市民の代表である議員の皆様と議論を尽くす、ここが私は一番重要だと思うんですね。ここがやはり私は説明責任の場でもあると考えております。  なかなか市民の皆様お一人お一人に私がお伝えをするというのは、これはどうしても無理、限界がございます。であればこそ、やはり住民から直接選挙で選ばれている議員の皆様とさまざまな事案に対して議論を深めていく。お互い本当にこれから将来の白石市に対してどのように考えていくのか、また、どのような政策が必要なのか、個別の要望等だけではなくて具体的な政策としての議論をぜひこれからも沼倉議員初め、この18人の議員の皆様と議論を深めていきたい。それが一番市民にとって現在の白石市の財政状況を明らかにする大きな大きな機会であると思っておりますので、ぜひ今後とも議論を深めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 261 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 262 ◯6番(沼倉啓介議員) わかりました。私は議員になる前に公認会計事務所に勤めていて、いろいろ数字と向き合っておりました。  決算で出てきた数字は生きた数字ではないですよね。そのために例月とか、そういう形の中で月次をやって、今現在、リアルでどういう形で進んでいてどういう数字を計上されているかという形のものが、今生きている数字です。  私たちは決算認定にしても何にしても、結果の数字を論じるのでは施策に反映することはできませんよね、終わった後ですから、成果を見てもこれは終わった後の結果です。  であれば、今、市長がおっしゃった、見える化を実現しているんだよ、議員の方々と一緒にやるんだよという形のものであれば、リアルな数字、リアルな起案状態、今からこういう形のものを始めるんだよと、そして今現在、こういう形でこのくらいのお金がかかっているんだよ、最終的には完結すればこのぐらいになるかもしれないという、その段階でもって議員に対する議論という形のものをすれば、もうちょっと深まった議論がなされるんではないかと私は思うんですが、違いますか。 263 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 264 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  今回9月議会で平成30年度の決算の認定をお願いしている状況にございますが、当然、例えば2月議会であれば当初予算、またそれぞれの議会では補正予算、それは私は生きた数字だと思います。やはり当然ですけれども、議会議員の皆様から可決いただかなければ当初予算として事務事業をそもそも執行することもできません。  ですから、先ほど私、申し上げているように、この議会、この場が一番の説明責任だと思います。予算の提案、補正も含めてでございますが、じゃどうしてこの補正予算、それぞれの議案の提案に至ったのか、その背景をご質疑いただければ、そういった背景も答弁、我々も説明ができますし、当然ですけれども、全て単費でやるわけではございません。その財源の裏づけであったり、将来の見通しであったり、そういった総合的なものを全て議論できるのは、私はこの議会だと思っていますし、議員の皆様からさまざまなご質問をいただけると、そういう、ある意味、覚悟を持って議会の準備も、我々執行部のほうは本当に多くの時間を割いて準備をしております。  それは議員の皆様、市民の代表である議員の皆様がどんな思いで市民の代弁者として白石市の今後の行政の行く末に対しての、例えば不安を持ったり、危惧を持ったり、そういった生の市民の声を聞くことができるのがこの議会だからでございます。ぜひ今後とも深い深い議論を私もぜひさせていただきたいと思いますし、そういった準備を理事者側全員しておりますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。 265 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 266 ◯6番(沼倉啓介議員) 思いはわかりました。それは理解できます。  1つだけ、例えば2月の議会に補正予算計上されます。算定基礎もある程度のところは書かれています。ただ、その裏づけとなるもの、どういう考え方でそういう構築をなされているかというのは読めません。はっきり言って読めません。ですから、そこに1つの予算を計上するときにそれを上積みして積み増しするまでのプロセス、それをお聞きして初めてその算定根拠なるものを知れば、何でこの事業がこういう形でやってこういうメリットが出てきているんだなというのが初めてわかりますよね。  ですから、その辺の中間の努力というものを私たち議員にお示しをいただいて、そこで素案の議論という形のものをつくることができないだろうかと常々から思っておりました。それは市の議員を経験している首長だからこそ、それは理解できると思うんですよ。ですから、私は山田市長に対してこういう発言をするというのは初めてなんです。それは同僚の議員からもそういう意見は出ています。当初で首長決裁してこのぐらいのガイドラインのあれが出たんですよと、こういう形のものがあるんですよと、決算認定としてはこうだよという形のものを書面で出す前のガイドラインの段階でもう少し議論欲しいよねというのが大方の同僚議員の考えです。私もそう思います。それが生きた数字であると思いますし、こういうような厳しい財政状態を迎えているからこそ、そういう形の努力がお互いが必要なんじゃないかと私は思います。いかがですか。 267 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 268 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  当然でございますが、議会に提案をするということは、全ての財源の裏づけをとって、当然でございますが、国の補助事業、また県の補助事業、そういったのも最大限裏づけをとった上で提案をしております。その前の段階で、おっしゃることはわかるんです。幾らかでも早く教えてくれというのはわかるんですけれども、ただ、例えばまだ国のほうから内示であったりそういったものが出ていない段階で、まず財源の裏づけが明確でないものをそんな私から議員の皆様に、わからない状況のものをそもそもご説明するということはできません。やはり責任を持った形になったものでなければ、市民の代表である議員の皆様に説明することは当然できませんし、私も約10年間、議員を務めさせていただきました。やはり議員の皆様の調査権限、これは市民の皆様とは格段に違います。いろんな情報をとることもできますし、その情報を分析することもできますし、さまざまな関係各所に問い合わせをすることもできます。それはやっぱり議員の皆様でなければできない活動だと思っています。  これまでも熱心に議員活動を皆様にはいただいているところでございますが、さらにこれから第六次総合計画を策定するという本当に大きなミッション、プロジェクトが待っておりますので、各担当課のほうにもこれまで以上に議員の皆様が足を運んでいただいて市民の声を届けていただいたり、また議員の調査活動として必要な資料、そういったものをご指示いただければ、当然でございますが、我々持っているものを全て議員の皆様に提出をさせていただきますので、それをもとに議会としてのさまざまな政策をさらに詰めていただいて我々にご提案をいただければ、非常にそれがよりよい白石市政をつくっていくものであると考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 269 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 270 ◯6番(沼倉啓介議員) わかりました。そのように努力いたします。  ただ、議員一人一人は調査権とともに守秘義務というのを持っています。それは責任を持ってしゃべってはいけないことはしゃべりませんし、ただ、市民から言われることは、これはあんたたち、可決したからこうなったんだと必ず言われます。それだけの責任は私たちに当然出てきます。可決した限りには責任出てきます。そのためには、私たちはなぜこういう形の中であの事業が採択がされたのか、起案されたのか、採択されたのか、これを知る権利もあります。ですから、今、市長がおっしゃったように、確定したもの以外は、それは表に出せないでしょうと。それはそのとおりだと私は思います。  ただ、起案している段階、そういう段階で今からこうだよという形でされると、私たちはそれは必要なんですか、必要あるんですかという意見は出されます。ただ、最終的に数字で出されたらそれは結果でしかありません。  しかも、決算認定で、例えばこれは反対したいんだけどこっちはだめだよね。総体では賛成しなくちゃいけないよねという形になったら総体賛成になっちゃいます。その苦しみもあります。  ですから、私が申し上げたように、そういう形の起案の段階では無理でしょうが、中間の段階でこういう形で総体的にはこのような形を今から示すためにこの事業やるんだよというくらいの議論はできるんじゃないですかと私は思うんですが、それがこのような財政状態だからこそ、皆、議員が責任共有をして、市民とともに共有をして進むと、オール白石の体制で進むという努力は私は必要だと思います。いかがですか。 271 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 272 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  私も先ほど答弁しておりますように、約10年間、市議会議員を務めさせていただきました。そのときに議員の皆様と一緒に議会基本条例もつくらせていただきました。どうぞ議会基本条例を活用して、そして、さらにそれを磨き上げていただいて、今、沼倉議員がおっしゃられたような、そういった議論ができるような、例えば会議体、そういったものをつくっていただくのは可能だと思います。議会を変えられるのは、やっぱり議員の皆さんお一人お一人の力でしかございません。今の審議する過程が非常に甘い。まだまだ手ぬるいとおっしゃられるのであれば、ぜひさらに議員の皆様が納得できるような仕組みづくりを、基本条例を最大限活用していただいておつくりいただいて、そういったものに対しましては、私も全力で応えてまいりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。 273 ◯小川正人議長 6番沼倉啓介議員。 274 ◯6番(沼倉啓介議員) わかりました。そのように皆、同僚議員聞いておりますので努力すると思います。その節はひとつよろしく。 275 ◯小川正人議長 この際、議事整理のため、暫時休憩いたします。      午後3時03分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後3時19分開議 276 ◯小川正人議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、16番菊地忠久議員。    〔16番菊地忠久議員登壇〕 277 ◯16番(菊地忠久議員) 新風会の菊地忠久でございます。一般質問をさせていただきます。  今回は大きく4点についてお伺いをいたします。  初めに、1点目、白石夏まつりについてお伺いをいたします。  ことしの夏まつりに至る経緯とか実施状況等は、先ほどの大野議員とのやりとりの中ありましたので、その辺は割愛させていただきます。  また、率直な感想を伺いますということで(1)番通告しておりましたけれども、これも先ほどの答弁の中で大いに盛り上がったとか、多くの人が参加して祭りを満喫した、すばらしい夏まつりだった等々の感想は伺いました。  その中で、私、今回の夏まつりの中でパレードが中止になったことは、確かに非常に残念ではございましたけれども、各種いろんな団体が連携して行えた、それも担い手としていろいろな人が携わったということは、これまでの夏まつりはなかったというか、連携、いろんな多くの方が担ったということは、非常にこの点についてはよかったなと思うんですけれども、そのあたりの市長のご感想をお伺いいたします。 278 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 279 ◯山田裕一市長 菊地忠久議員の一般質問にお答えをいたします。  感想でございますが、実は私も菊地議員と同様の感想を抱いておりまして、本当にパレードがなかったというのは残念だったという声は私も聞いております。市のほうにもそういったメールもいただいておりますが、その一方で、よかったというメールも実はいただいているんですね。当然ですけれども、さまざまな価値観があって、物の見方も人それぞれでございます。  そういった中、先ほど答弁させていただきましたように、今回観光協会が中心となってやるよと言っていただいたものに対して、中町さん、駅前通りさん、JRさん、また白石青年会議所さん、それぞれがうちらはこういうことをやる、こういうことならできる、こういう協力だったらできるよと本当に率先して声を上げていただいて、皆さんのやれるやれると言っているところを1つにまとめてあのような夏まつりができたということは、非常に私は多くの市民の皆様の思い、パレードだけが夏まつりじゃないんだと。やっぱり白石の夏まつりとして継続をして、また新たな形を模索していきたい。そういった多くの市民の皆様の思いが今回のあのようなサマーフェスティバルになったんだなと思っているところでございます。  市といたしましても、やっぱり主役は市民の皆様でございますので、ぜひ今後の夏まつりに関して多くの皆様の声もぜひお聞きしたいなと思いますし、積極的にいろんな形を、ああやりたい、こうやりたいというようなご提案があれば、そういったものも市として可能な限り応援していける、そのような夏まつりを今後期待をしていきたいなと思っております。以上でございます。 280 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 281 ◯16番(菊地忠久議員) はい、わかりました。  (2)まで含めて今、若干答弁いただいたようでございますけれども、改めて再度お聞きしますが、来年度以降の夏まつりをどういった形で開催したいと現時点で、先ほども市はお手伝いでやる気のあるというか、思いのある人に担い手を担ってもらって、市はそこを応援するんだという形はわかったんですけれども、もうちょっと具体的にどういった形をやっていきたいと思っているのか、その辺をお伺いをいたします。 282 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 283 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  白石夏まつりは、歴史ある伝統行事として継続していかなければならない、本市の夏には欠かすことのできない大切なお祭りであると考えております。  本年度は、残念ながら実行委員会を組織して開催することができませんでした。来年度の夏まつりは、今までの夏まつりに参加していただいた企業、また団体の皆様とともに、春まつりのような実行委員会の組織体制により、行政主導ではなく市民の皆様とともにつくり上げていくお祭りを目指していきたいと考えております。そのためには、本年度以上に多くの市民の皆様にご協力をいただかなくてはなりませんし、当然、議員の皆様にもより一層のご協力とご支援をお願いいたします。 284 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 285 ◯16番(菊地忠久議員) わかりました。それで、先ほどの答弁の中で、パレードだけが夏まつりじゃないというようなご答弁もいただきましたけれども、市のサイドとして、市長の思いとしては、パレードはやったほうがいいのか、やらなくてもいいのか、別に必ずやってもらいたいわけではないという考えでよろしいのでしょうか。 286 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 287 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  決まった形というものは、私はないと思うんですね。白石市の夏まつりは、確かにこれまであのパレードというものが非常に大きなメーンの形となっておりましたが、例えば全国各地、当然さまざまなお祭りがある中で、全てパレードだけをやっているわけではないと思います。  そういった中でことしのサマーフェスティバルは、新たな私はチャレンジの夏まつりであったと思っております。先ほど答弁をさせていただきましたように、ぜひ来年度は実行委員会体制をつくっていただいて、その中でこうしたい、ああしたい、そういったさまざまな皆さんの思いを1つの形としていただいて、そういった形を行政として可能な限り応援できる、そのような体制を築き上げていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 288 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 289 ◯16番(菊地忠久議員) 新たな夏まつりということで実行委員会を立ち上げてということだったんですけれども、ということは、ことし、いろいろ盛り上げていただいた観光協会さんとか商店会さんたちにやっていただいたんですけれども、そこは一旦ゼロベースで、来年度はもう一度見直して新たに担い手を募集するという考え方でよろしかったのでしょうか、確認です。 290 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 291 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  私は正直こだわっておりません。こうでなければならないという形はないと思いますので、例えば観光協会さんからことしのお祭りを踏まえて来年はこうしたいというご提案があれば、それはそれでいいと思いますし、今回かかわっていただいた皆様に私は非常に感謝をしておりますので、来年度の夏まつり、皆さんがことし、それぞれ担当していただいたところの、例えば反省点とか、もっとこうしたいとか、そういった意欲があればぜひご提案をいただきたいと思いますし、先ほど答弁させていただきましたように、これまでの夏まつりにかかわっていただいた多くの企業の皆さんであったり団体の皆様からもぜひ声をいただいて、その中で実行委員会を何とかつくり上げて皆さんから新しい夏まつりの形というものをご提案いただければ、よりすばらしいお祭りになるんではないかと思っていますので、そういった組織づくりを支援をさせていただくと同時に、来年の夏まつりも市としてもこれまで同様、応援をさせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 292 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 293 ◯16番(菊地忠久議員) わかりました。実行委員会をつくってということはありましたけれども、例えば、市内にもいろいろな多くの既存の団体がありまして、例えばその既存の団体の年間行事の一環として夏まつりをやるとか、そういったことでも市としては支援すると思うんですけれども、そういったことも可能なのか、それともいや、やはり実行委員会というのは周りがいろいろまとめるのが必要なのか、その辺のお考えはどうでしょうか。 294 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 295 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  今、菊地議員のご発言の中に、例えば既存の団体のほうで来年の夏まつりを自分たちの団体が主管をしてやりたいと、そういったお声があるんであれば、ぜひそういった声をお聞きしたいと思いますし、より多くの皆さんが積極的に手を挙げていただけるのであれば、私はそれにこしたことはないと思っているんですね。そういった中に多くの市民の皆さんを巻き込んでいって実行委員会がつくられれば、より多くの皆様の声を反映できるお祭りになるのではないかと思っておりますので、積極的にかかわってくださる団体、企業、そして、市民の皆さんのそういったものを期待したいと思いますし、行政としてもこれまで同様、応援をしていきたいと思います。よろしくお願いします。 296 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 297 ◯16番(菊地忠久議員) わかりました。行政からも、主体にならないまでも強力な応援というのはもちろん必要だと思います。全国的に見ても、やはり担い手不足とか財源不足でお祭りが中止になったり縮小したりということがございます。  夏まつり、例年、市としては当初予算で190万円、補助金という形で行っているんですけれども、金額は別として、もちろん、当然、来年以降も予算措置とか、あと人的な支援、そういったものをしっかりともっと強力にやっていただきたいなとは思っているんですが、そのあたり、いかがお考えでしょうか。 298 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 299 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  例えばこういったことをやりたいので何百万円必要だとか、やはりそういったご提案があっても、それを全て満額で対応できるかどうかというのは正直疑問なところはございます。当然、予算に関しましては議会の議決事項でございますので、仮に大幅な予算増とかなれば、当然、議員の皆様もなぜそうなったんだというところは出てくると思います。  やはりこれからの事業というのは、予算ありきではないと思います。こういったお祭りをつくり上げていきたい。そのために自分たちでの自助努力というのは当然、必要になってくると思いますし、そういったところを側面から支援していくのが私は行政の役割だと思いますので、例えば予算を事前に幾らってとって、これでもう予算とったからこれで誰かやってくれというのは違うんではないかなと思っておりますので、意欲のある団体の方がいらっしゃれば、積極的に話をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
    300 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 301 ◯16番(菊地忠久議員) わかりました。  それで、夏まつりを担う団体を募集するに当たっても、来年の8月にやらなくてはいけないということで、やはりやるにしても相当な準備期間というのが必要だと思いますので、もう今からでも募集かけるというか、先ほど角張議員とのスマートインターのやりとりの中で、あらゆる機会というか、スマートインターの説明を市長、していきたいとおっしゃっていましたけれども、この夏まつりの担い手についてもさまざまな場面で今こういう状況だから担い手募集しているんだ、好きな形でやってもらいたいからぜひ盛り上げてもらいたいということをもっと市長からもPRしていただきたいと思うんですが、そのあたりを最後、お伺いいたします。 302 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 303 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  議員おっしゃるとおり、私もさまざまな機会を捉えて、市民の皆様であったり地元企業の皆様と接する機会も非常に多うございますので、そういった中でも来年の夏まつりに対してぜひ皆さんのご協力をいただきたいというところを発信していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 304 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 305 ◯16番(菊地忠久議員) わかりました。ぜひ積極的に発信していただきたいと思います。  次に、大きな2番目に移りたいと思います。  全国学力テストの結果についてお伺いをいたします。  先月、本市の平成31年度全国学力・学習状況調査結果が公表されました。小・中学生ともに依然として全国平均を下回っていますが、小学校では県平均を上回り全国平均との差が縮まるなど改善の兆しが見られる結果もありました。  本市の子供の学力が低いということは非常に大きな課題であり、本年を教育改革元年と位置づけ積極的に学力向上策に取り組んでいるところでございます。  そこで、(1)といたしまして、平成31年度全国学力・学習状況調査の結果を受けて教育長の率直な感想を伺います。 306 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 307 ◯半沢芳典教育長 菊地忠久議員の一般質問にお答えさせていただきます。  新聞等でも報道されたとおり、本年4月に小学校は6年生、国語、算数、それから中学生は3年生、国語、数学、英語の全国学力・学習状況調査の本市の結果につきましては、先ほど議員からもご指摘のとおり、小学校の国語については県の平均を上回り、算数については全国平均にはまだ及ばないものの、昨年度に比べてわずかではありますけれども全国平均との差が縮まるという結果になりました。  その一方、中学校においては全ての教科において県平均、全国平均ともに及ばないという大変残念な結果となりました。昨年度からの取り組みにより、小学校においては改善の兆しが見られたものの、まだ小学校においても依然として課題は残っていると思っております。  さらに、高校受験を控える中学校において、依然として全国平均、県平均との乖離が見られるということを教育委員会としては大変重く受けとめております。  今後、教育委員会といたしましては、今回の全国学力・学習状況調査の結果、それからもちろん、分析もですけれども、そしてあと、教育委員会同様の危機感を保護者の皆さん、それから各学校の教員と共有をいたしまして学力向上を最優先課題として今後とも取り組んでいくと、そういう所存でおります。 308 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 309 ◯16番(菊地忠久議員) 今後どう取り組もうかというところまで、今お答えいただいたと思いますので、(2)今回の結果をどのように分析し、どう今後生かそうとするのかということは飛ばさせていただきますけれども、この結果状況を見ますと、やはり小学生は全国との平均は若干、差はそんなにはないんですけれども、中学校になると、国語で7ポイント、数学で9ポイント、英語に至っては10ポイントと開きがある。この中学生になると、差がちょっとついてしまうといったような要因、もちろん1つではないと思うんですけれども、そのあたりは教育長、どの辺が課題だとお感じになっておられるかお伺いいたします。 310 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 311 ◯半沢芳典教育長 ただいまの質問にお答えをいたします。  詳細な分析は今月中に市のホームページのほうに市としての分析結果については載せて公表したいと考えておりますが、私が今、現場の教員等と、それから結果を見て中学校の乖離の状況について考えると、1つは、やはり小学校時代のなかなか学習が定着しないであるとか、家庭学習の習慣が身につかないというのをそのまま中学校に引き継いでは、これは余りいいことではないので引き継ぐという言葉は正しくないかもしれませんけれども、影響があるのではないかということ。  それから、家庭学習におきましては、やっぱり量と質、これは小学校も中学校もでございますが、全国平均等と比べるとまだ大きな差があるということから考えると、家庭学習の改善にもさらに今まで以上に取り組んでいかなきゃならないということ。  ただ、明るい兆しというのも中学校ございまして、実は数学、それから国語等においては、勉強が好きかどうか、授業が楽しいかという設問に対して、肯定的に答えるお子さんも多いということから考えると、この辺のことを非常に私は重視しておりまして、学校を中心とした授業改善の取り組みでまだまだ改善できる余地はあるのだろうと私は考えております。 312 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 313 ◯16番(菊地忠久議員) わかりました。それで、細かい点で1点だけあるんですけれども、中学校の英語が全国平均より10ポイント低いと先ほども言いましたけれども、そして、同じように、児童・生徒の学習習慣に関する結果を見ますと、英語の授業内容がよくわかるというのが全体の48.6%ということで、こちらは全国平均から見ると17.4ポイント低いということで、ほかの項目に比べてずば抜けて低くなっている。この辺の英語の授業の内容がよくわかっていなくて英語の点数が低いというような相関関係が見られるんですけれども、このあたりはどのようにお考えになっているかお伺いいたします。 314 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 315 ◯半沢芳典教育長 中学校の英語につきましては、今、菊地議員ご指摘のとおり、全国平均に対して2桁差があると。  それから、生徒を対象に行ったアンケートでもよくわかるというのが、やっぱりこれは非常に私もショックな数字ではありますけれどもマイナス17.4ポイントという結果でありまして、教育委員会としてはこの辺は大変重く受けとめております。  そこで、具体的な対応でございますが、夏休み明けの初日の日ではございましたけれども、緊急に市内全中学校の英語科の教員を招集いたしまして研修会を実施いたしました。研修会では、まずこの結果をしっかりと受けとめ、これまでの授業を振り返り、何が原因かをそこで担当者自身が話し合い、それを授業改善、家庭学習の取り組ませ方、それから先ほどもちょっと出てましたけれども、私はやっぱりALTの活用の仕方についても課題を本市、持っているんだろうという認識を持っております。あくまでもALTというのは言語の助手でありますから、やっぱりメーンは英語科の教員であり、小学校においても英語科を指導する教員の資質向上、技術向上が欠かせないと思っておりますので、その中でもネイティブな発音というのはALTに頼らざるを得ない部分もございます。その部分の活用の仕方も実は課題が見えてきております。ネイティブな英語を聞きなれていないというところもございまして、やっぱりヒアリングのところも非常に課題を持っているということも今回の調査でわかったところですので、この辺の問題点も含めまして担当者に対応策を考えてもらいました。  今後とも学力向上マネジメントアドバイザー、県から来ているアドバイザーと連携をしながら対応策の進捗状況を随時確認をしながら、引き続き指導を行ってまいりたいと考えております。 316 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 317 ◯16番(菊地忠久議員) 先ほども言いましたが、いろいろ原因は1つではないでしょうし、学力向上、これすぐにあす、あさって、すぐ結果が出るようなものではないですけれども、のんびり構えてもいられない問題ですので、しっかり教育長のリーダーシップを発揮して取り組んでいただきたいと思うんですが、そこで(3)といたしまして、改めて学力向上に取り組む教育長の思い、意気込みを伺います。 318 ◯小川正人議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 319 ◯半沢芳典教育長 お答えをいたします。  本市の子供たちが将来、みずからの夢や希望を実現させるためには、私も市長同様、学力は大変重要な要素であると認識しております。  今年度から議会の皆様にご承認いただきまして、一人一人の学力の伸びを見ることができる学力調査を埼玉県と共同で実施しております。今年度は1年目ということで学力の伸びを見ることはできませんけれども、この調査結果を十分に活用いたしまして一人一人の子供たちの学力にしっかりと教育委員会、学校が目を向け必要な指導を行っていきたいと考えております。  今後ともこの学力問題につきましては、強い決意を持って本市の学力向上に取り組んでいきたいと、そのように考えております。 320 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 321 ◯16番(菊地忠久議員) ぜひ学力向上、よろしくお願いいたします。  続きまして、大きな3番目に移らせていただきます。  行政手続のオンライン化についてお伺いをいたします。  本年5月31日に、いわゆるデジタル手続法、デジタルファースト法とも呼ばれておりますけれども、こちらが公布されました。これは既存の行政手続オンライン化法やマイナンバー法、公的個人認証法、住民基本台帳法などを一括改正し、民間も含め行政手続を原則オンライン化するというものです。  行政の手続やサービスが一貫してオンラインで完結するデジタルファーストや一度提出した情報は再提出不要にするワンスオンリー、民間サービスを含め複数の手続やサービスをワンストップで実現するコネクテッド・ワンストップの3原則が柱となっています。  また、高齢者らを対象にデジタル・デバイドの是正も進めることになっております。例えば相続や死亡の申請がネットで可能になり、引っ越しには多くの手続が伴いますけれどもネットで住民票の移転手続をすれば、電気やガス、水道の契約更新も済むようになります。  この法律では自治体がオンライン手続をするかどうかは努力義務となっており、必ずしも制度を導入しなければならないというものではありません。  そこで、(1)として、行政手続のオンライン化についてさまざまな課題があることはもちろん理解していますが、どういったことが課題として考えられるのかお伺いいたします。 322 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 323 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  ICT情報通信技術は日々、進化しており、こうした技術を積極的に活用し、時代を先取りした行政を行うことは大変重要であると認識をしています。  議員ご指摘の、いわゆるデジタルファースト法は、情報通信技術を活用し、行政手続等の利便性の向上や行政運営の簡素化、効率化を推進することを目的としているものであります。  また、国においては、行政手続の100%オンライン化に向け添付書類の簡略化や撤廃など抜本的な改革を目指す動きも見受けられます。  一方で、デジタルファースト法のキーポイントであるマイナンバーカード取得率は約13%と低く、効率的な運用の基盤である基幹システムも自治体クラウドの流れはあるものの、効率的なクラウド運用に至っていないのが現実であります。  その中で10年後をめどに国において統一的な基幹システムの開発を行うことが報道発表されました。こうした状況も見据えつつ、今後もより一層の市民サービスの高度化や利便性の向上を目指し、情報化の推進に取り組んでまいる所存でございます。 324 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 325 ◯16番(菊地忠久議員) わかりました。情報化の推進というのが重要だということは、常々山田市長もおっしゃっておりましたので、その辺は理解しておりますけれども、やはり行政手続のオンライン化、やはりマイナンバーを使用するということで、こちらは一般的に使い勝手が悪いというか、余り国民にとってマイナンバーカードのよさがまだ伝わり切れていなくて、持っている方も少ないということで、その辺が普及のネックになっているというのは確かに理解しておりますが、国のほうも今度、ICチップのついたマイナンバーを普及させるために、今の紙製の通知カード廃止するとか、あと健康保険証として使えるようにすることの対応もしていくようですので、徐々にマイナンバーというのも持っていたほうが便利になるんだなという時代が近い将来必ず来ると思いますので、積極的にこちらも取り入れて本市でも取り組んでいただきたいと思う中で、それで(2)に移るわけなんですけれども、市民の行政に対するニーズも多様化、複雑化していく中で、このオンライン化は市民にとって便利になる制度でございます。これからの行政運営でAIやIoTというのは大きなテーマになってくると思います。将来的に地方行政の機能を維持していくためにもデジタル化は必須と考えており、積極的に取り組むべきと考えますが、改めて所見をお伺いいたします。 326 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 327 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  先ほども申し上げましたが、ICT情報通信技術は日々進化しており、こうした技術を積極的に活用し、時代を先取りした行政を行うことは、大変重要であると認識をしております。  政府のソサエティ5.0や通信技術の向上、5Gなど総合的に判断すると、行政手続のデジタル化は避けられない状況にあります。  本市におきましては、電子申請サービスを利用した市政への意見メールや図書の予約検索等のサービスを提供中であります。  また、AI、RPA等の先端技術について、業務効率化等の効果が十分に期待できますことから、現在、情報収集を進めているところでございます。  RPAにつきましては、ベンダーと協力して試験的に適した業務分野の摘出等のテストを行いました。AIにつきましては、職員数の減少によるノウハウの創出に対応する知恵袋的なチャットボットの情報を収集しております。  このほか、最新技術につきましても総務省主催の地域情報化フェア等を活用し、国の最新動向を調査研究してまいりたいと考えております。  最近では、LINEが行政アカウントを無料にするなどSNS等の活用も重要であり、社会への影響力も非常に大きくなってきております。  来年は東京2020オリンピック・パラリンピックの開催があることから、セキュリティー強化のための最新のテクノロジーの導入を検討しているところであります。  また、職員のセキュリティーに対するリテラシー向上を図るため、セキュリティー研修についても検討中であります。  繰り返しになりますが、こうした状況を見据えつつ、今後もより一層の市民サービスの高度化や利便性の向上を目指し、情報化の推進に全力で取り組んでまいります。 328 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 329 ◯16番(菊地忠久議員) わかりました。今、RPAのお話も出たところで、さきの6月議会でもRPAについて私、取り上げさせていただきました。例えば行政のオンライン化とRPAを組み合わせれば、今まで市民が紙を持ってきて市の職員がそれを見てパソコンに打ち込んでというのが、一切コンピューター上で人の手を使うことなく済みますのでその辺も非常に便利になりますので、積極的に取り組むという今ご答弁でしたので、ぜひ推進していただきたいと思っております。  最後、大きな4点目に移ります。  風疹感染予防についてお伺いをいたします。  現在、我が国では風疹が流行しております。国立感染症研究所感染症疫学センターの報告によると、ことし8月末までの累計患者数は2,134人で、そのうちの2,018人は成人、かつ男性は1,689人と、これ女性の患者数の3.8倍となっております。  そこで、厚生労働省は、3年間に限り、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を予防接種法に基づく定期接種の対象者数とすることにして、各自治体を通じ、ことしから抗体検査やワクチン接種が原則無料で受けられるクーポン券を順次配布しております。一度に希望者が殺到しないよう年齢に応じて段階的にクーポン券を配布しており、ことしは昭和47年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性が対象となっております。厚生労働省は、クーポンの配布によって、ことし、抗体検査はおよそ330万人、予防接種はおよそ70万人が受けると見込んでおりますが、本年4月と5月にクーポン券を利用して抗体検査を受けたのは12万5,859人、予防接種を受けたのは1万6,672人にそれぞれとどまっているそうです。これについて厚生労働省は、抗体検査や予防接種の必要性がまだ十分に浸透していない可能性もあるとしております。  そこで、(1)といたしまして、現在、我が国で風疹が流行している現状についてご所見をお伺いいたします。 330 ◯小川正人議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 331 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  風疹は、昨年から関東地方を中心に流行が続いておりまして、ことしの患者報告数は9月1日現在、全国で2,156人となり、県内では2人が報告されております。  風疹は飛沫感染で他の人にうつり、感染力が強いため不特定多数の人が集まる場所などで多くの人が感染する可能性があり、特に妊娠初期の女性が風疹にかかると、生まれてくる赤ちゃんに先天性心疾患、白内障、高度難聴などの先天性風疹症候群という障害が起こる可能性があると言われております。  自分が感染して発症するだけでなく、周りの人にも感染させ、さらには次世代を担う赤ちゃんに大きな影響を与える可能性もある大変怖い病気だと認識しています。  妊娠、出産年齢の女性を風疹から守るため、家族や職場など周囲にいる人が率先して予防接種を受けて抗体率を高めることで妊婦への感染を防ぎ、先天性風疹症候群の障害を持って生まれてくる赤ちゃんをできるだけなくしたいという今回の緊急対策は、時宜を得た施策であり、本市でも国のガイドラインに基づき対象者へクーポン券を発送し、抗体検査受診とその結果によってワクチン接種を呼びかけている現状にございます。 332 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 333 ◯16番(菊地忠久議員) わかりました。本市でももちろんクーポンを発行しておりまして、実際、私も対象に当たりますのでクーポン券、送られてきたんですけれども、私、風疹に昔かかっておるのでこちら利用することはないんですが、(2)といたしまして、本市における抗体検査、予防接種のクーポン券配布対象者数とこれまでの利用実績についてお伺いをいたします。 334 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 335 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいまの菊地議員の質問について、事務的なことですので、私からお答えさせていただきます。  今回の風疹追加的対策の対象となります昭和37年4月2日生まれから昭和54年4月1日生まれまでの本市の住民は、平成31年4月現在で3,621人、うち今年度の対象者数は1,566人です。今年度の対象者につきましては、5月20日にクーポン券などの通知を発送しております。  なお、8月末までに報告が来ている実績につきましては、抗体検査受診者が150人、受診率は9.6%、予防接種者は25人となっており、また1割に満たない状況となっております。 336 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 337 ◯16番(菊地忠久議員) 非常に利用実績、少ないということでございますけれども、もちろん、私のようにかつてかかったからもう大丈夫だと利用していない方もいらっしゃいますし、実際、私の周りの友人関係にちょっと聞いてみたんですが、送られてきたこと自体がよくわかっていないというような方も結構いましたもんで今回こういった質問をさせていただいたわけなんですけれども、それで、(3)、最後になりますが、さらなる風疹への理解、そして、クーポン券配布制度等の周知が必要と考えますが、ご所見をお伺いいたします。
    338 ◯小川正人議長 高橋健康推進課長。    〔高橋ひろみ健康推進課長登壇〕 339 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいまの質問にお答えいたします。  周知方法といたしましては、まずクーポン券発送に先立ちましてことし5月の広報に記事を掲載し、さらに市の公式ホームページにも掲載しております。さらに8月の特定健康診査受診票を発送する際にもチラシを同封するなどして周知に努めております。  なお、今回の追加的対策では、最寄りの医療機関を利用する方法と、特定健診会場や職場の事業所健診会場で健診と同時に抗体検査を受ける方法と受診機会を複数確保しておりまして、特に国保や健康保険組合など各医療保険者に義務づけられています特定健診の機会を利用して抗体検査が受けられる体制が整えられております。日本医師会と全国知事会が全国統一の集合契約を結び、各市町村が知事会に委任するという枠組みができておりますので、全国どこに行ってもクーポン券を持っていけば受けられる体制になっております。  対象者の多くが職場で働いている世代であることから、各健康保険の事業所等でも従業員に対して受診を呼びかけるなどしていただいていると思われますけれども、本市といたしましても、さらなる広報に努めてまいりたいと考えております。 340 ◯小川正人議長 16番菊地忠久議員。 341 ◯16番(菊地忠久議員) さらなる広報に努めていただきたいと思っております。  例えば、流行している実態が県内で2人ということで、実際この地域に住んでいると、流行しているという実感が余りないのが実際事実だと思いますけれども、例えばアメリカの疾病対策センターというところでは、予防接種を受けていないなど感染のおそれのある妊娠中の女性に対しては、日本への渡航を自粛するような勧告とかも出しておりますし、非常に危機感を持っているところもございます。また風疹は予防接種を受けることで防げる病気だとなっておりますので、ぜひ積極的な予防接種、風疹被害予防拡大に向けて市としても取り組んでいただきたいと思いまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 342 ◯小川正人議長 本日の日程はこれで終了いたしました。  なお、あす20日は本会議を開き、本日に引き続き市政に対する一般質問を行う予定であります。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。      午後4時05分散会  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  白石市議会 議 長  小 川 正 人        議 員  佐 藤 龍 彦        議 員  佐 藤 秀 行 Copyright © Shiroishi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...