6
◯菊地正幸長寿課長 ただいまのご質疑にお答えいたします。
アンケートは今のところまだとってはいないんですが、実は今回、高齢者の移動支援についてさまざまな問題がございまして、これにつきましても
ドライバーの確保、これが非常に問題となっております。このタクシーとはまた別なんですけれども、移動支援を推進していくに当たりましてはほかにもさまざまな制度がございまして、その中で
ドライバーの確保など問題もございまして、なかなか制度を存続するのが難しいという点もございます。
なので、このタクシーの利用助成についても、今後その使い方とかそういったことも検討していきたいなと考えてございます。
7
◯佐藤龍彦委員 この件に関しては、利用されている方から、
タクシー券が昨年度3枚から2枚に今回減ってしまったということで、外出する機会も少なくなったという声も寄せられていたので質疑させていただきました。少なくとも利用されている方が使い勝手のいいように、これからも工夫していただければなと思っています。
続いて、87ページ、
住宅管理事業、
市営住宅修繕についてお伺いをいたします。
住宅修繕工事にかけた金額なんですけれども、一番下から2番目ですね、その他の
市営住宅修繕工事589万6,000円、ここに記載されておりますけれども、どういった内容なのか、少し詳しく説明をいただきたいと思います。
8
◯一條武志建設課長 おはようございます。
ただいまの
佐藤委員の質疑にお答えをいたします。
その他の
市営住宅修繕工事ということでございますけれども、まず入居前の部屋全体の大規模な修繕を行っております。こちらのほうが11室の実績がございます。あわせまして、給水施設という形で、新館、城南、緑が丘、岩崎住宅の
ポンプ設備の修繕工事も行っておりまして、合わせて589万6,000円となってございます。
9
◯佐藤龍彦委員 このその他の
住宅修繕費というのは、平成29年度と比較しても400万円、平成28年度と比較すると800万円程度、年々少なくなっているんですけれども、その理由についてお伺いをいたします。
10
◯一條武志建設課長 ただいまの質疑にお答えをいたします。
まず、大規模な改修等につきましては、この上段に記載しています補助事業を活用しての
住戸改善工事ということで、浴室の改善とか、あわせまして屋根断熱のほうの改修工事を行っております。
先ほど、入居前の部屋全体の改修という話をしましたけれども、それ以外の小規模な改修も修繕費のほうでございまして、例えば床の張りかえ、畳交換、障子、ドア、サッシとか、そういった修繕のほうも別にしてございまして、こちらが約100件ございます。こういったのを合わせて、大規模改修のほうは工事で、小規模な緊急性があるものとか維持管理に関するものは修繕費のほうで対応しているというのも一つの要因だと思われます。
11
◯佐藤龍彦委員 今後も適正に修繕等をしていただくようにお願いいたします。
続きまして、92ページ、
ALT活用事業についてお伺いをいたします。
平成30年度はALT4名でと、
市内小・中学校、保育園・幼稚園に派遣事業や交流活動を行ったとあるんですけれども、昨年度はALT6名体制ということでした。
平均配置日数等の減も見てとれるんですけれども、こういった事業等で、このALTが減ったことで何か支障が出たというようなことはなかったのか、お伺いをいたします。
12
◯高橋大介学校管理課上席参事 おはようございます。
ただいまの
佐藤委員の質疑にお答えいたします。
確かに、昨年の6名から4名に人員は少なくなりましたけれども、各校において質の向上、活用の見直し等を行って、各校において充実した活用を図っておりますので、人数は減ったものの、その活用自体については各校で工夫して充実したものになっていると考えております。
13
◯佐藤龍彦委員 その同じページに、事業の効果として、「平成29、30年度に実施した宮城県の補助事業である『小・中
連携英語教育推進事業』においても、ALTを活用することで、市独自の
英語教育カリキュラムの作成、授業の実践等の成果をあげることができた」と書かれているんですけれども、具体的にもう少し詳しく説明をお願いいたします。
14
◯高橋大介学校管理課上席参事 ただいまの質疑にお答えいたします。
小学校におきましては、来年度から新
学習指導要領が完全実施となります。それに向けて、小学校3年生、4年生から
外国語活動が始まりまして、5年生、6年生については教科化になるというような大きな動きがございます。
その中で、市として小学校の英語科についての
カリキュラムをつくるということで、ここにALTの専門的な知識を活用して、よりよいものにしてつくり上げたという、そういったいきさつがございます。
15
◯佐藤龍彦委員 わかりました。
最後に、9ページ、
定住促進事業についてお伺いをいたします。
住宅取得補助金交付事業、
定住者補助金交付事業、定住紹介奨励金交付事業等ありますが、いずれも対象世帯、交付金額が昨年を下回っています。その理由をどのように分析をされているのか、お伺いをいたします。
16
◯榛澤浩司企業立地定住促進課長 おはようございます。
ただいまの
佐藤委員のご質疑にお答えいたします。
平成23年に
東日本大震災がありまして、現在、一定の落ちつきが出てきたというようなことで、白石市民の方に関しましては、住宅取得はある程度落ちついてきたと考えております。
また、
定住者補助金に関しましては、平成28年年度、平成29年度が28件、ことし、平成30年度が24件ということですので、若干の差はあるとは考えておりますので、こちらのほうは変わってはいないのかなと分析しております。
17
◯佐藤龍彦委員 同じページで、白石市
移住交流サポートセンター及び
移住体験住宅の利用状況のところで、移住相談21件とありますが、相談の内容、また移住に結びついたケースはあるのかどうか、お伺いをいたします。
18
◯榛澤浩司企業立地定住促進課長 ただいまのご質疑にお答えいたします。
まず、21件の相談内容というようなことでございますけれども、お試し住宅を利用された方には義務づけておるんですけれども、
アンケートにご協力いただくのと、あわせまして移住相談をしていただくというようなことにしております。その関係で、11件の方々は移住の意識、どういうようなものなのかということとか、あといつごろまで移住を検討する、しているのかとか、そういった内容の相談を受けております。
それから、残りの部分の10件程度でございますけれども、これは
電話プラス、
移住フェア、東京で実施しておるんですけれども、その際にいろいろつながった方とのお話の中で、実際に住宅状況はどうなのかとか、仕事状況、見つけられるのかとか、そういった内容の相談をして、それを今後維持というか継続して、「このごろはどうですか」というような形で相談を継続しながら移住を図っているというようなことをやっております。
それで、実際に移住者、どのくらいいるかというような形、この相談関連でいるかということになりますけれども、これは昨年もお答えさせていただいていますけれども、実際に住民票を移した方と、うちのほうの109
-one等の関連、相談業務のほうと結びつくような形というのはかなり難しいので、それはちょっとお答えはできないんですが、実際にうちのほうの相談業務の中で、移動してきましたと、転入してきましたという方はお二方、2世帯の方が現実的に移住していただいたという実績はございます。
19
◯高橋鈍斎委員 おはようございます。
成果等に関する説明書の126ページ、ここの白石市
郷土資料館建設基金運用状況なんですが、以前から積立額は1億円は超えているとは聞いていましたけれども、現在1億1,900万円ですかね、これは将来的にどういうふうに考えているのか。その目標額がまだまだあるのか、それともぼちぼち何かやらなければという計画があるのか。
埋蔵文化財の資料の置き場が仮の場所だったと思うんですが、そこで結構大変だなと思っているんですが、
大分積み立てができてきても、その辺の計画はどうなっているんでしょうか。
20 ◯四
竈英夫委員長 暫時休憩いたします。
午前10時19分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時20分開議
21 ◯四
竈英夫委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
22
◯小室徹彦生涯学習課長 おはようございます。
ただいまの高橋委員の質疑にお答えをいたします。
現在、
博物館建設委員会を開催しまして、今後、博物館のあり方等について検討をしていくと。さらに、市のほうでは
博物館建設準備室というものをつくって、そちらのほうで検討させていただいております。
文化財等の資料につきましては、旧白石高校の家庭科室なりを借りてそちらのほうに、収蔵庫として文化財を収蔵しているというような状況であります。
23
◯高橋鈍斎委員 私も、当初は
郷土資料館という目標だったと思っているんですが、後から
博物館構想みたいなふうにはなったのは存じているんですが、何かちょっと頓挫したような形で準備室になったとは聞いているんです。博物館をもし現実のものにするとすれば、1億、2億円では全く足らないというような話も聞いているんですが、その規模とか、それからそれをまだ実現に向かっているのであれば、博物館の性格的なものがありますよね。どういうふうにするか、その博物館の内容、その辺も一応考えながら進めようとしているんでしょうか。
24
◯小室徹彦生涯学習課長 ただいまの質疑についてお答えをさせていただきます。
先ほども申しましたとおり、
博物館建設委員会というものをつくっておりますので、そちらの委員の方々に審議をしていただいて、今後の進め方等についてもご指導いただきたいということでございます。
25
◯高橋鈍斎委員 これは以前にも問題になったんですが、博物館をつくるのはいいとして、その中に展示するものなんですが、そこで市民の方々からも提供できればというようなのをやったとは思っているんですが、建物が完成してから展示品をいろいろ用意するというのはなかなか困難なんですよね。だから、その辺もどうするのかなと。全部市民で、どこか寄附してくれるところをずっと待っているんですか。それともそういうのも、一時代の何にするとか、民芸にするとか、博物館というのはいろいろ性格があると思うんですが、それのどのほうに向かって、そういうのがはっきりしていないとなかなか現実的には進んでいかないのではないのかなと思うんですが、どうでしょうか。
26
◯菊地正昭副市長 博物館の関係のご質疑でございます。
高橋委員がご心配いただいているとおりの話かなとは思っております。それで、今、担当課長が申しましたように、博物館の建設の審議会をこの秋にも開くというようなことで、その内容についてはご審議をいただくのかなと思っております。
それで、やはり今、高橋委員がご心配されたように、どういうものを展示するかということもそうなんですけれども、要は白石市の中にあるものがほかの施設に行ったりするというようなことのご心配もあって、
郷土資料館にするのか、博物館にするのか、そういうものもあらかじめ決めて進んでほしいという意見は前々からいただいているところでございます。
ただ、ご案内のようになかなか、今お話のあったように1億円というお金では建たないという話はそのとおりだと思っております。多分、何十億円かというふうに、資料館にしても、博物館にしても、予算がかかってくるのかなと。それに対して、今度はそこに職員を配置するということになると、今の定数管理の面からするとどうなのかとか、そこに今度は学芸員を置かなければいけないとかという話もどんどん出てくると、話が少し大きくなってこざるを得ないのかなと思っていまして、今ちょっと少し足踏みをしているというのは確かにそのとおりでございますけれども、いずれは、こういう基金があるということなので、前には進まなくてはいけないとは考えてございます。
27
◯高橋鈍斎委員 余り進展していないなという実感なんですが、これはとりあえずこれで。
2点目なんですが、90、91ページの学校の
エアコン関係なんですが、きのう第二小学校を見せていただきまして、私も以前しょっちゅうあそこに行っていたのでいろいろ見えてくるものがありましたが、今回のエアコンの費用なんですが、第一小学校と第二小学校を比較すると、第二小学校は6台、数が多いんですね。第一小学校は3,830万円何がしで、第二小学校が5,000万円ちょっと超えていますね。
中学校とも比較してみたんですが、中学校では、
白石中学校が33台で4,000万円ちょっと超えています。
福岡中学校で22台で3,200万円。設置台数からいくと、
白石中学校は
福岡中学校より11台多いんですね。それで4,000万円と3,200万円の違いがあると。
それで、第一小学校の場合は6台違っていて、第一小学校が3,800万円で、第二小学校が5,000万円超えていると。これは台数からいって大分金額の開きがあるなと思うんですが、第二小学校が特殊な建物がゆえにということになるんでしょうか。
28
◯小室英明学校管理課長 ただいまの高橋委員の質疑にお答えいたします。
きのうのご質疑の中でも回答させていただきましたけれども、今回の設置に当たりましては、
ベストミックスということで、今後10年間の燃料代とか
維持管理費なども含めまして、最も安価な方法は何かということで各学校ごとに設計しております。
それで、ガス式のエアコンとか、それから電気式のエアコンの構成割合などもちょっと異なっていますし、第二小学校を例にとれば、1階部分にある音楽室はかなり広いスペースもあって、入っているエアコンなどの単価も全然違うものも入っておりまして、その辺もありまして単価が皆まちまちということになっております。
それから、きのうお話ししましたとおり、可能な限り
高圧受電装置の改造などはしない方向で進めてまいりましたけれども、一部にはどうしても改造しなければならないような学校もございました。それだけでも改造費が500万円以上かさむというようなこともありまして、金額が本当に学校によってまちまちの状態ということになってはおります。
29
◯高橋鈍斎委員 あの校舎は、一緒に行かれた議員の方々もお感じになったと思うんですが、ちょっとほかの建物とは、
大分特殊性があるなと思うんですね。
それで、校舎のエアコンは余りよく見られてこなかったので、教室と教室の間に、廊下と表現するのか、
フリースペースというのか、あの部分もかなり広いんですよね。あれは当初、ガラスで天井があったので暑くてどうにもならないということで、
大型ブラインドみたいなのをやって今現在ああいうふうに暗くなっているんですが、それでどれくらい暑さがしのげているのか、ちょっと私も実感としてはわからないんですが、あの部分のエアコンってどんなふうになっていたのかな。ちょっと説明なかったのもあって見過ごしたし、子供たちがいてあんまり部屋の中に入れなかったのでわからなかったんですが、その辺もちょっとお伺いします。
30
◯小室英明学校管理課長 ただいまの質疑にお答えいたします。
教室と教室の間に、真ん中に通路が入っておりますけれども、あの部分に関しては今回エアコンは導入してはおりません。ただ、天井の間、それから屋根の間に大型の換気扇、送風機は設置しておりまして、それでもって天井裏の空気は一応流すようにはしておりますけれども、エアコンの設置についてはしておりません。
31
◯高橋鈍斎委員 わかりました。それで、あそこはもう一つ特性、特色があるというのは、京都の中庭の打ち水効果を最大に、そういう自然環境を生かすような設計と聞いておりまして、教室と教室の間に中庭的なものがあるんですね。ちょっと草があるところなんですけれども、あそこから自然な風が入ってきて涼しくなるよという設計だと当初言われていたんですね。それは、今後はどういうふうにするんですか、そのまま、それとも。
あのままだと、草の刈り取りとか非常に、当初、現在もだと思うんですが、相当大変な思いをしてやっているというか。それでエアコンを設置してしまうと、あんまりそういう自然の風を利用しなくなるのであれば、管理上今度はかえって大変なものになってくるのかなと。管理費のほうが、草を刈ったりとかそういうほうが逆にかかってくるのかなと思うんですね。その辺もどういう活用の仕方をしていくんでしょうか。
32
◯小室英明学校管理課長 ただいまの質疑にお答えいたします。
高橋委員おっしゃるとおり、確かに教室の外側ですね、あそこに粒の大きい砕石を敷き詰めまして、それでそこに散水しなければならないんですね。水をまくことによって、それから、気化熱的なようなもので、地中から各教室の吹き出し口に吹き出すことによって自然の冷気を出すというようなシステムでございました。
ただ、原因ははっきりとはわかりませんけれども、目詰まりしていたのかどうか、本当にその冷気というのは出てこない状態になっておりましたので、数年前にその吹き出す部分は撤去しております。
33
◯高橋鈍斎委員 あとは質疑というよりも、きのう菊地委員からもお話しあったように、きのうはそんなに暑いとは思わなかったんですが、第二小学校の図書館でちゃんとエアコンがあって、子供たちもいいなと思ったんですが、私も保護者から言われるんですよ、「結構暑いんだけれども、どうして入れてくれないのかな、何月だからだめなのかな」と。例えば、6月でも非常に暑いと、6月だからだめなのかなと。「いや、30度を超えないとだめです」と言われて入れられないとか、寒いときも、「ことしは結構早目に寒くなっているんだから少し早く暖房入れてほしい」と言うと、「まだ何月になっていないからだめです」というような話をよく聞くんですね。
きのうの教育長のお話だと、そんなに縛りはないように聞いているんですが、その辺もう一度、冷房だけじゃなくて暖房に関してもなんですけれども、時期とか温度とかというのを物すごく厳しくしていたのか、それとも、きのうは30度超えていないのに使っているということは、もう結構それは自由なのか、その辺が各学校にきちんと連絡いっているのか、もう一度確認させてください。
34 ◯半沢芳典教育長 おはようございます。
ただいまの高橋委員の質疑に、私のほうからお答えをさせていただきます。
昨日も質疑に答弁をいたしましたとおり、もちろんこれは国等の基準、文科省等の基準に従って基準は示してはございます。そうでないと、自由にというわけには、それは燃料費、それから電気代等も考えても、やっぱり基準を示すのは、これはどこの自治体でも通常やっていることでございますので、それは示してはございます。
暖房につきましても、何月からじゃないと入れていけないとかそういうことではなくて、むしろこれはきのうも申し上げたとおり、教育委員会で「きょうは入れてください」とか「きょうは切ってください」とかと言うのは、私は白石市の実態から考えるとそれは現実的ではないと。したがって、各学校で気温等を見ながら適切に、これまでも、これからも運用を冷房も暖房もしていくということでご理解を賜りたいと思います。
35 ◯伊藤勝美委員 一般・特別会計決算審査意見書の18ページの市債、特別債としての臨時財政対策債ということで、平成30年度で借入額5億1,000万円何がしがあるんですが、この臨時財政対策債、これの一般的なこの市債との関係といいますか、この辺の考え方、その辺ちょっとお聞かせいただきたいなと思います。
36 ◯伊藤誠財政課長 おはようございます。
ただいまの伊藤委員の質疑にお答えします。
臨時財政対策債ですが、こちらにつきましては、一般財源にも充当できる借入金で、一般的な市債は、特定の歳出に充てるための借入金となります。
臨時財政対策債につきましては、普通交付税の不足分ということで、国のほうで特別に発行していいというもので、その元利償還金については、後年度に基準財政需要額へ算入し、普通交付税として国のほうから戻ってくるというような内容となっております。
37 ◯伊藤勝美委員 今、課長のほうから説明を受けたわけですけれども、そういたしますと、平成30年度でその特別債ということで臨時財政対策債を含むもので55億円が末残高で残っているということになりますと、一般のこの市債の合計が、これも同じく平成30年度末で106億円800万円何がしというふうになりますけれども、そうするとこの分は後々、今課長おっしゃったように五十何億円はちゃんと措置されると、つまり簡単に言えば、払う必要はないという解釈でよろしいのかどうか、その辺の確認でございます。
38 ◯伊藤誠財政課長 ただいまの質疑にお答えします。
伊藤委員のおっしゃった、そのとおりでございます。
39 ◯伊藤勝美委員 それから、同じくページ数、12ページ、10款の地方交付税ということで、その中の特別交付税というのがあります。これについての、ここに載っている5億6,400万円云々という形でありますが、これの使い道といいますか、この入った経緯といいますか、その辺のことをちょっとご説明していただきたいと思います。
40 ◯伊藤誠財政課長 ただいまの質疑にお答えします。
特別交付税ですが、ちなみに前年度と比較しますと大体1,090万円程度の減となっておりますが、この減額となった主な要因としましては、地方創生推進交付金事業に係る交付額が減少したことによるものでございます。
41 ◯伊藤勝美委員 私の捉え方としては、この俗に言う特別交付税、一般的にはといいますか、この算定項目ということで算定なされると思うんですけれども、そうしますと、俗に普通は災害復旧ですとかありますが、こちらでいうと除雪関係ですか、除雪費、あと当然医療関係とか、あとこちらにはないですけれども地方バス関係とか、同じく公営企業としての上下水道会計とか、そういうふうな形の部分にも入るのかなという認識でおったものですからその辺を聞いたんですけれども、その辺に関してはいかがでしょうか。
42 ◯伊藤誠財政課長 ただいまの質疑にお答えします。
伊藤委員おっしゃるとおり、基本的に特別交付税といいますのは、市民バスや医療関係、災害等、普通交付税の算定に反映することのできなかった具体的な事情を考慮して交付されるものでございます。
43 ◯伊藤勝美委員 わかりました。
それでは、同じく、ページ数、17ページ、20款の諸収入という項目がございます。その中に5項雑入ということで2億9,500万円云々とありますけれども、この内訳といいますか、どういった項目が入っているか、どういったものでもってこの金額が成り立っているのか、その辺をお聞かせください。
44 ◯伊藤誠財政課長 ただいまの質疑にお答えします。
20款の雑入の部分ですけれども、主に各種実費負担の徴収金、学校給食センターの給食費の実費徴収金、広告料収入、物品売払収入、返還金等となっております。
45 ◯伊藤勝美委員 わかりました。それで、その金額ですね。できれば、今言った2億9,500万円の内訳ですか、その金額等も、その辺お知らせしていただければ。こっちから聞けばよかったのかなと思うんですが、まあ、それは結構です。わかりました。
それから、同じく、ページ数で19ページ、歳出における不用額ということでございますが、10款の教育費のこの3,300万円余りの不用額ということであるんですが、大方に、こういうふうに至った理由といいますか、その辺ちょっとお聞かせいただければなと思います。
46
◯小室英明学校管理課長 ただいまの伊藤委員の質疑にお答えいたします。
不用額の3,300万円でございますけれども、これは今回とりたてて大きく1つの科目で何かがあったとかいうことではなくて、全体の積み上げでこのような金額ということになっております。特別な要因は特にございません。
47 ◯伊藤勝美委員 済みませんでした。特別な理由はないということでございました。
ただ、先ほど佐藤龍彦委員のほうから、ALTのことでといいますか、ちょっと今見つけられないんですけれども、報酬ということで180万円云々というの、ちょっとあったかと思うんですけれども……、ちょっとお待ちくださいね。
済みません、事項別明細書の114ページですね。その中の10款3項4目の語学指導費ということで、1節になりますかね、報酬とかその辺もちょっと残っているように見たんですけれども、というよりも、この語学指導費で132万円ほど不用額となっておりますが、この辺、この見たとおりなんですけれども、こういうふうになった理由といいますか、その辺はどういうふうに考えればいいんでしょうか。
48
◯小室英明学校管理課長 ただいまの質疑にお答えいたします。
まず、114ページ、不用額でございますけれども、報酬については、1,700万円の予算額に対しまして1,660万円ということで55万円が不用額、それから共済費についても、540万円に対して477万9,000円の支出ということで62万5,000円の不用額ということで、これにつきましては、もしあれなら2月定例会で減額補正で調整ということもございますけれども、許容範囲内ということでそのまま残させていただいた次第でございます。
49 ◯伊藤勝美委員 まあ、許容範囲ということで、一応納得しております。済みませんでした。
それから、同じ事項別明細書の110ページなんですが、その中に10款2項の小学校費、そこの1目の学校管理費ということで、ここに予備費支出及び流用増減ということで218万6,000円となっております。しかし、不用額として全体、またこっちで563万6,395円となっているんですが、予備費からこれをなぜ充当したのか、その辺ちょっとご説明いただければなと思います。わからないのでお願いします。
50 ◯四
竈英夫委員長 暫時休憩いたします。
午前10時53分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時54分開議
51 ◯四
竈英夫委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
52
◯小室英明学校管理課長 ただいまの伊藤委員の質疑にお答えいたします。
この予備費218万6,000円の内訳でございますけれども、これにつきましては工事費ということで、緊急に工事を施工する必要が生じたということで支出したものでございます。
内訳としては、小原小学校の給水管渠の塩素注入装置、それから大鷹沢小学校の修繕工事ということになっております。
53 ◯伊藤勝美委員 それから、22ページになりますが、衛生費の、これは副市長のほうにもちょっとお伺いしたいというか、感想でもいいのでちょっとお聞きしたいんですけれども、平成30年度は10億円弱の運営資金といいますか、出資金・負担金・補助金という形で……
〔「何の資料」と呼ぶ者あり〕
ごめんなさい、22ページの衛生費です。
〔「何を開けばいいの」と呼ぶ者あり〕
失礼しました、審査意見書の。失礼しました。
22ページの4款衛生費ということで、前年度と比べると当然減少にはなったということで、白石市外二町組合の運営資金として出資金・補助金・負担金が当然減ったから少なくなったということでございますが、昨年度入れて、実際それでもって今の、つまり今年度も6億円弱ということになりましたけれども、実際、去年のそのぐらいの運営資金といいますか、それを刈田綜合病院のほうに投入したわけですけれども、それでもって聞くところによると、かなり刈田綜合病院も厳しいよという話は聞いているんですが、果たしてこの10億円弱の運営資金の投入でよかったのかどうだか、その辺、副市長の、ちょっと感想でもいいですけれども、答えられる範囲で構いませんのでお聞かせくださればなと思います。
54
◯菊地正昭副市長 白石市外二町組合のお話でございます。
平成30年度に大体約10億円という資金を補助金という形で入れさせていただいたということで、今年度については約6億円という額になっているんだと思っております。一番多い平成29年度は16億円、1市2町だと18億円というような金額になってくるのかなと思っております。
それで、これは前の議会のときにも平間議員からちょっとお話があったのかなと思いますけれども、平成19年のころに大体6億7,000万円ぐらいを充てて、大体黒字だったのかなと思っております。それから年を追っていきまして、11億円、12億円、14億円ということで、うちのほうにもその余力があったと、いわゆる財政調整基金があったというようなことで、言ってみると、刈田綜合病院のほうから、白石市外二町組合のほうから、このくらいをお願いしたいという話になれば、そのくらいを出せたのかなと思っております。
ただ、ご案内のように基金がだんだん少なくなってきたということで、今回は10億円と、それで6億円というようなことでお願いをしているということでございます。その中で運営をしていただきたいということで、これは病院のほうにもお願いをして了解を得ているところでございます。
それで、今話が出ているのは、確かに病院の運営としてはやっぱり改善をしていただかなければいけないところも、例えば経常収支比率であるとか、病床利用率とか、そういうものもやっぱり改善していただくところは改善していただいて、努力をしていただくというようなこともある程度お願いをしているという状態でございます。確かに今、一時借り入れをしながらやっているという状況も理解をしているところでございます。
55 ◯高子秀明委員 成果等に関する説明書の13ページ、スパッシュランドしろいし運営状況に関してちょっと質疑をさせていただきたいと思います。
ピーク時に年間13万人を超える利用があったということでお聞きしています。昨年、平成30年度は5万434人ということなんですが、月別の利用者数、または各教室の開催、大会、イベント等の状況を見ますと、ピーク時に比べてその内容がどういうふうに違うか。ピーク時のときにはイベント、大会等もっともっとあったのかどうか、ちょっとわからなかったもので、まずお聞きしたいと思います。
56 ◯遠藤輝雄企画情報課長 おはようございます。
ただいまの高子委員の質疑にお答えいたします。
ピーク時のイベント等については、申しわけありませんが、現在手元に資料としては持っておりません。
ただ、状況を見ますと、スパッシュランドをオープンしたのが平成4年ということで、その当時はやはりこの近辺には室内の、あの当時は温泉プールということで、50メートル、あるいはウオータースライダーを兼ね備えた子供用のプール、それにバーデゾーンと岩風呂ですか、そういった設備を有している施設というのは余りなかったのかなということもありまして、オープンが平成4年でピークが平成6年ということもありまして、その当時はやはり夏場の子供会等の利用も今よりもかなりあったというのは現状としてございます。
イベント等につきましても、イベントというか、水泳教室等については現在も行っておりますが、その当時から積極的に行っていたのかなとは思っておりますが、やはり人数的に減ってきているというのは、イベント水泳教室というかそういった教室というよりは、こういった施設についても、スーパー銭湯のようなところもかなり今現在ありますし、こういった施設に子供会全体で出かけるというのも、その平成4年、平成5年、平成6年当時と今ではちょっと状況が変わってきているのかなというのもございます。
それと、やはり市民の利用率が今現在についても余りないという現状はちょっとあるのかなとは考えてはおります。
57 ◯高子秀明委員 スーパー銭湯などの、やはり子供たち、その親、保護者なんかが喜ぶような施設があるということで、そういうふうな要因もあるのではないかということで、話はわかりました。
何かイベントなど、教室などですね、いいアイデアがありましたらご提案させていただきますので、そのときはよろしくお願いします。
それと、同じくスパッシュランドの件なんですけれども、平成29年度、12月……
58 ◯四
竈英夫委員長 マイクを近づけてお話しください。
59 ◯高子秀明委員 平成29年12月に、公共施設等総合管理計画に基づく白石市スポーツ・レクリエーション施設の長寿命化計画、これは個別の施設計画に際して劣化診断をして、修繕の更新費用が多額になるというお話、きのうも現場視察で聞きました。
ただ、その平成29年12月に劣化診断をしたと聞いたんですが、平成29年3月に白石市公共施設等総合管理計画を打ち出してあると思います。それ以前なんですが、それはもちろんこの総合計画というのは国からの指針があってのことだと思うんですけれども、それ以前の維持管理、修繕ですとか改修というのはしてこられたかどうか、ちょっとお聞かせください。
60 ◯遠藤輝雄企画情報課長 ただいまの質疑にお答えいたします。
これまでスパッシュランドも、大きな修繕工事から小さい工事まで行ってきているものはもちろんございます。ただ、小さな修繕については随時行ってはおりますが、エレベーター等とかは設置当時の平成4年から大規模に改修をしているというものでもないですし、その交換をしているというものでもまずないということと、このときに診断していただきました内容につきましては、全体的な外回り、外壁、あるいは配管設備、あとは電気設備全体ということで、27年経過しているというような、その全体的な交換時期に来ているだろうと。交換しないから全てすぐ使えないというようなことではなくて、これからその維持管理をしていく上では交換が必要だろうという今回の診断結果が出ていると考えております。
随時、そのほかの設備、施設等については、これまでの間、必要な部分については修繕等、予算を認めていただきながら行ってございます。
61 ◯高子秀明委員 きのう視察させていただいた感想で、修繕、管理計画、その以前ですね、平成29年以前のことなんですが、メンテナンスを小まめにやっていたら、こんなにこんなに巨額な修繕費にならなかったのではないかなというような個人的な感想だったんですけれども、それを踏まえまして、公共施設等総合管理計画というのは2016年から2055年までの40年間で作成されていると。それで、後ろのほうに、10年ごとに見直しをかけると書いてありました。
話がちょっと飛ぶかもしれませんけれども、新しく、「おもしろいし市場」と「こじゅうろうキッズランド」、そちらのほうも、この総合管理計画の中の個別の施設計画はもう策定されているのではないかと思うんですが、おもしろいし市場とキッズランドのほうの計画がもう既にあるかどうか、ちょっとお尋ねします。
62 ◯伊藤誠財政課長 ただいまの高子委員の質疑にお答えします。
個別施設計画ですが、まず平成28年度に公共施設等総合管理計画というのを策定しまして、その中で個別施設計画というのを令和2年度までに策定する予定となっております。
その令和2年度に策定する予定となっている中で、今回のおもしろいし市場等も載せていきたいと、現在いろいろ作業中でございます。
63 ◯高子秀明委員 令和2年度にということで確認させていただきました。
今後も、新しい建物に関しても小まめなメンテナンスをしていただいて、行く行くは10年後、20年後に多額の改修費がかかるようなことがないようにしていただきたいなと思います。
64
◯菊地正昭副市長 適切なメンテナンスをしていなかったという何かお話をちょっと今いただいたものですから、お話をさせていただきますけれども、当然に、お客様相手の施設でございますので、それなりの対応を、メンテをしてきたと私どもは思っております。
ただ、エレベーターの耐用年数とかそういうものが迫ってきた。それで、エレベーターについては、例えばこういうエレベーターについての保守の機械等がもうないよとかという話を受けて今回のような話になっているのであって、別にエレベーターのメンテを怠っていたというようなことではないので、そこら辺はどうぞご理解をいただきたいと思います。
ですから、やっぱりあのころは、スパッシュランド、それからお城、そして福祉センター、キューブもそうですけれども、建ててからだんだん年数がたってきて、そういう大きな工事をやっぱりしなければいけない年回りにだんだんなってきているのかなと。その途中途中のいろいろなメンテナンスはその都度やっているつもりでございます。ですから、そういう時期が来ているのかなと。
ですから、おもしろいし市場についても、キッズランドについても、あと10年たてば、20年たてばこういうことをしなければいけない。当然に、キッズランドについても何年かたてば、ああいう同じ施設でいいのかと。当然にあそこの大型の遊具についてもある程度のメンテはやっぱりしておかないと、子供たち相手なので何か事故が起きないように、メンテナンスは常にしていかなければいけないということで、常にそういうメンテナンスは個々にさせていただいているということでご理解をいただきたいと思います。
65 ◯菊地忠久委員 成果等に関する説明書、47ページ、各種検診事業についてお伺いをいたします。
この中で、各がん検診というものがありまして、胃がんであったり、子宮頸がんであったり、この結果が載っているわけなんですけれども、第2次白石市健康プラン21というところで、やはりがん検診受診率の向上ということで各種がん検診、目標値が定められています。これが50%となっていますけれども、まず平成30年の各種がん検診の受診率というのは、この表を見る限りちょっとわからないんですけれども、そのあたりはどうなっているのか、お伺いをいたします。
66 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいまの菊地委員の質疑にお答えいたします。
がん検診の受診率につきましては、胃がん検診が19.2%、子宮頸がん検診が35.9%、乳がん検診が40.5%、肺がん検診が36.5%、大腸がん検診が34.4%、前立腺がんが37.1%となっております。
67 ◯菊地忠久委員 わかりました。そこで、がん検診の受診率向上に向けていろいろ取り組みされておると思われるんですけれども、この向上率というのは一体、その推移、年度の推移は上がっているのか下がっているのか、それともまだ横ばいなのかとか、その辺はどうなっているのかお伺いいたします。
68 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。
ほぼ横ばい、または微減という状況になっておりまして、例えば胃がん検診ですとマイナス2.1%、子宮頸がん検診ですとマイナス1.2%などとなっておりまして、ほぼ横ばいより若干下目に、減少傾向にあるという状況でございます。
69 ◯菊地忠久委員 横ばいから微減ということだったと思うんですけれども、なかなか受診率が上がってこない、特に胃がんは19.2%ということで非常に低くなっていますけれども、このなかなか受診率が向上していない要因というのはどの辺をお考えになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。
70 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。
まず一つには、若い年代の受診者が少ないというところが挙げられるかと思います。これまで受診してきた方が一定年齢重ねてきて、高齢になってきてもう受けないとなっている方もいらっしゃいまして、若い方の世代の受診者がふえるともっと受診率がふえるのではないかと思っております。
71 ◯菊地忠久委員 若い方へのいろいろ啓蒙活動等、しっかりやっていただきたいと思うんですけれども、最後に、やはりこの決算書にパーセンテージとして出していただく、健康プラン21では目標値というのもちゃんとしっかりあるんですから、こちらの決算の成果等に関する説明書のほうに対しても、その目標値であったりとか、パーセンテージでよく見える化というか、わかりやすい記載を今後お願いしたいと考えているんですけれども、そのあたりいかがお考えでしょうか。
72 ◯高橋ひろみ健康推進課長 次年度以降、記載の仕方、わかりやすいものに工夫していきたいと思っております。
73 ◯菊地忠久委員 ぜひ、来年以降、工夫していただきたいとお願いするところでございます。
続きまして、同じく成果等に関する説明書、104、105ページ、地方創生対策事業ということで、その中で3つ目、ソーシャルメディア情報収集解析事業について。こちらは昨年の決算審査特別委員会でも、私、質疑させていただきまして、そのとき収集した結果が、例えば7、8月は観光のほうが、白石市、あんまり実は伸びていないということで、夏場の誘客には今後伸び代があるというようなことがわかったということで、その後いろいろ、そういったこの解析をもとにワークショップを開いて、新たな事業の展開、または検討をしていきたいというようなご答弁をいただきました。
それでは、平成30年度、またこの解析事業でどういったことがいろいろわかってきたのか、まずその辺をお伺いをいたします。
74 ◯日下忠績地方創生対策室長 私のほうから、ただいまの質疑にお答えをいたします。
ソーシャルメディア情報収集解析事業でございますが、平成30年度につきましては、新たに解析を実施したということよりも、これまで収集したデータの利活用を図りまして、白石城などより具体的なテーマに絞り、高校生や大学生などの若い世代を中心したアイデア創出を行うワークショップを8月と12月の2回開催しまして、新たなイベントなどの提案をいただきました。
特に、白石高校においては、地域社会に貢献する人材育成のため、平成30年度より1、2年生が地方創生ゼミなど地域を強く意識した探求活動を行うこととしたこともありまして、白石高校生がワークショップの成果をもとに、教育活動の一環として「白石城謎解きイベント」などのイベントを開催していただいてもおります。
令和元年度につきましては、新たに事業を継続しておりまして、しろいしSunPark、こじゅうろうキッズランド、おもしろいし市場に関するSNS調査を行うということにしております。
75 ◯四
竈英夫委員長 ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
76 ◯四
竈英夫委員長 質疑がないようですので、次に、国民健康保険特別会計の質疑に入ります。質疑ありませんか。
77 ◯角張一郎委員 それでは、国民健康保険会計について質疑をさせていただきます。
成果等に関する説明書の110、111ページ、ここに記載がありますけれども、国民健康保険制度につきましては、平成30年度に大きな制度の改革があり、県が主体になってやるということに変わりました。そのことによって、本市にとって事務的な面とか財政的な面において、恐らくよくなった点とか悪くなった点があるかと思いますけれども、その辺についてどのように捉えているか、お伺いいたします。
78 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいまの角張委員の質疑にお答えいたします。
国保財政運営の責任主体が都道府県となった、この制度改正初年度となりました平成30年度の決算におきましては、国保事業費納付金を県に納めて、県から普通交付金として保険給付費の全額が交付されるということで、一定程度安定した運営ができたと言えるかと思っております。
また、前年度繰越金などを除いた単年度収支では、法定外繰り入れは行わずに832万円余りの赤字決算となり、平成29年度と比較しますと1,371万円ほど赤字が減少いたしました。
また、事務的な部分といいますと、ほとんど変わっておりませんで、職員の負担が減ったというようなことはございません。同様でございます。
79 ◯角張一郎委員 確かに私も、財政的な面から見ますと税収とかが減って医療費が伸びていると、その現実からいくと昨年よりも財政的にはよくなったのかなというイメージを持っています。
その辺について、先ほどもご答弁がありましたけれども、その中で今度は1人当たりの医療費が43万306円と、平成29年度よりも2万1,520円多くなっております。この辺については、県内他市町村との状況から比較するとどのような位置になっているのか、お伺いいたします。
80 ◯高橋ひろみ健康推進課長 ただいまの質疑にお答えいたします。
平成30年度の県内全体の順位といいますか、医療費の表というものはまだちょっと手元にございませんで、平成29年度の表だけでいいますと、県内では5位でした。
そして、県内で一番医療費水準が低いところが33万1,692円ということで、白石市では大分高いものとなっているという認識でおります。
81 ◯角張一郎委員 1人当たりの医療費については、県内でも上から数えて5番目という形で、低いところから比べてもかなり高いのかなという思いをしています。
先ほども別の委員からありましたけれども、やはり健診とかそういうものに力を入れていかないと、こういう医療費についてもなかなか歯どめがきかないのかなということもありますので、ぜひそういう面、健診等についてもやはり力を入れていただければと思います。
82 ◯沼倉啓介委員 この国保ですね、従来までの国保と違って、医療費を抑制するという形の大きな目的があって進んでいるような感じが、流れがあります。
今、答弁の中にもあった事業費納付金に関しても、従来までなかった科目が今回発生するということでございまして、共通の理解を図るために、事業費納付金の算定の仕方、あるいはそれらに対する自治体としての対応などをお示しをいただければありがたいと思います。
83 ◯高橋ひろみ健康推進課長 沼倉委員の質疑にお答えいたします。
国保事業費納付金の算定につきましては、まず県のほうで県全体の保険給付費を算定しまして、国・県繰入金、前期高齢者交付金など公費で賄われる分を除いた必要額を各市町村ごとの被保険者数、所得水準で按分し、それに医療費水準を反映させ、そして市町村個別に調整して決定されるものでございます。
本市の平成30年度の国保事業費納付金は、医療分について6億110万1,270円、後期支援分が2億1,305万1,312円、介護分が6,596万8,282円、合計が8億8,012万864円となっておりました。
84 ◯沼倉啓介委員 今答弁いただきました事業費納付金について、これらはいわゆる国保の収納率と連動して足りない分を、例えば市町村が一般会計法定繰り入れで埋めるとか、市町の基金で穴埋めをするとか、都道府県安定基金から借りるとか、そういうような形で対応せざるを得ないという側面があります。
今回答弁の中で、今回は法定外繰り入れはなかったという形で答弁ありましたが、今回この事業費納付金に対する収納率の差額という形のものは、いずれの科目で支出なさっているんでしょうか。
85 ◯高橋ひろみ健康推進課長 お答えいたします。
納付金の財源の充当ですが、国保税のほうは68.1%で、残りは保険基盤安定繰入金、財政安定化支援事業繰入金などで賄っているところでございます。
これらはどちらも、低所得者向けの国保税の軽減ですとか低所得者に対する支援ということで、国から交付されるものでございます。
86 ◯沼倉啓介委員 今回、制度改正によって、国保の考え方、県が一元化でやるという、これらはあくまでも国が財政が悪化しているので、それをいかに医療費を抑制するかという形の大前提の考え方に立っていると考えると、やはり医療費をいかにして当該市町村が抑制するかに、いろいろな、例えば財政が厳しいという、さらにそれらを厳しく、じわじわとボディーブローになってくるようなものがこの国保の一つのあり方かなという感じで思っておりまして、先ほど同僚議員が言った特定健診の中でも、やはり若年層に限った形ではなく、医療費がかかるいわゆる高齢者層に対するさまざまな特定健診とか、それらに振り向ける、健診に出向く努力をやはり自治体全体を挙げてやっていかないと、にっちもさっちもいかないような状況になってくるのではないかと考えてしまうんですが、その辺、中途半端な考えではなくて、全体、オール白石体制でもって向かっていくというような、そういう必要性を感じるんですが、副市長、どうでしょうか。
87
◯菊地正昭副市長 県のほうへの納付金の話が今出ておりまして、今その財源が二、三、担当課長のほうから話が出まして、国のほうからも補填されているということでございます。
それで、県内の各市町では保険料がやっぱり違うんだと思うんですね。それが何年かすると、やっぱり統一をしなければいけないというような話になってくるのかなと思います。そうすると、先ほどお話がありましたけれども、白石市の医療費の現状ですね、四十何万円とかという話がさっきありました。ほかの低いところだと三十何万円と。そういうところからおもんぱかると、結局じゃあどこに合わせるのという話が必ず出てくる。そうなると、白石市の保険料、じゃあそれよりも安くしましょうかという話には多分ならないんじゃないかなと思うんですね。
そうすると、今委員のおっしゃったように、この医療費を抑制する、どうしたら抑制できるのというような話をおのずとやっていかなければいけない。それで、先ほど委員のほうから話が出ましたけれども、いろいろな方策で健診を積極的に受けさせて、病気の早期発見で医療費を下げるとか、あとこの前テレビでもちょっと放映されましたけれども、白石市で今取り組んでいる「いきいき百歳
体操」ですね、ああいうものを積極的に活用して、なるべくお医者さんにかからないような感じのものを白石市でも推進していると。それが一番、白石市の場合はやっている成果があらわれているところかなと思いますけれども、なお、その健診のところも力を入れていかなければいけないのかなと、それこそオール白石でやっていかなければいけないのかなとは思ってございます。
88 ◯四
竈英夫委員長 ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
89 ◯四
竈英夫委員長 質疑がないようですので、次に、介護保険特別会計の質疑に入ります。質疑ありませんか。
90 ◯角張一郎委員 それでは、介護保険特別会計について質疑をさせていただきます。
監査委員の審査意見書の27ページ、ここに各会計決算の概要が記載されています。その中でちょっと私が気になっているのが、介護保険の執行率が特に歳出において91.55%と、ほかの会計、一般会計とか特別会計から比べても低い数字になっています。
決算事項別明細書なんかを見ますと、2月議会で増額の補正を行いながら、それ以上の不用額が出ているという項目が多少見受けられます。そういうことが大きな要因になっているのかと思いますけれども、この辺についてどのような分析をされているか、お伺いいたします。
91
◯菊地正幸長寿課長 ただいまの角張委員のご質疑にお答えいたします。
まず、不用額が出る理由でございますが、これは例年、2月補正予算で実績を想定するに当たりまして、11月までの給付実績しかそのときは出てございません。ですので、残り4カ月分の給付に十分対応できるよう配慮いたしている結果、決算時期にはどうしても不用額が出てまいります。
この介護保険におきましては、決算書を見ていただくとわかるんですけれども、多様なサービスに予算が細分化されてございます。それで、実際想定するに当たりまして、どのサービスがどのように使われていくのか、非常に見通しがつきにくい性質を持ち合わせてございます。
そのような中、予算編成に当たりましては、給付不能とならないよう安全に執行できる予算として配慮していく中で、むやみに予算の肥大化とならないように配慮もいたしてございます。そういうことでございますので、数字にあらわしますと予算に対する執行率は91.5%となってございます。
今後も、さらに適正な歳出の見込みを行っていきますが、その中で当然、先ほど申し上げたように給付不能とならないように、本市が力を入れている介護予防事業を地域包括支援センターで展開いたしまして、さらに保険給付事業の執行が抑制されることで予算の低減を図りながら不用額の低減に努めてまいりたいと考えております。
92 ◯角張一郎委員 確かに、介護給付費の見込み、多項目にわたってありますので、本当に的確に算定するのは難しいかもしれません。しかし、特別会計とはいえ、市民の方の税金が財源となっております。そういう意味からしても、やはり過大な予算の計上というのは、私は好ましくないのかなという思いをしています。
そういう意味で、やはり本当に、どこが適正かというのもまた問題ですけれども、本当にもう少しそういう率がほかの会計と比べても比較できるような、そういう数字にぜひ持っていくように努めていただければと思います。
93 ◯四
竈英夫委員長 ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
94 ◯四
竈英夫委員長 質疑がないようですので、次に、後期高齢者医療特別会計の質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
95 ◯四
竈英夫委員長 質疑なしと認めます。よって、一般会計及び3特別会計の質疑を終わります。
この際、午前の質疑をこの程度にとどめ、休憩したいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
96 ◯四
竈英夫委員長 ご異議なしと認めます。よって、午後1時まで休憩いたします。
午前11時40分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後 1時00分開議
97 ◯四
竈英夫委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
6番沼倉啓介委員から、午後の決算審査特別委員会を早退する旨の届け出がありました。
第57号議案、水道事業会計の質疑に入ります。質疑ありませんか。
98 ◯菊地忠久委員 有収率についてお伺いいたします。決算書の13ページ、経営指標の中で平成30年度の有収率が示されておりますけれども、平成30年度は73.13%ということで、平成29年度よりも約1ポイント回復して、その前から比べても、本当に徐々に徐々にではありますが改善はしております。
ただ、今はまだ依然として低い有収率ということで、この有収率に関して、今現在どのように考えをお持ちなのか、お伺いをいたします。
99 ◯熊谷弘一上下水道事業所長 菊地委員の質疑にお答えいたします。
本市の水道事業の有収率、平成30年度ですが、改善は見られているものの、ご指摘のとおり依然低い状況にございます。宮城県内で比較いたしましても、平成29年度で下のほうの2番目、3番目くらいに位置しているような状況でございます。
現在、有収率の向上基本計画を策定し、作業を進めております。これは、有収率の低下している原因の調査とその対策を進めておるものでございますが、具体的には、水道の配水管が全部一本につながっているわけではなくて、ある程度系統に分かれております。この系統別に配る水の量、配水量の監視と分析や、また音による漏水調査などを行っているところでございます。
この分析及び調査につきましては、継続して長い努力が必要であると認識しておりますが、今後もこれを継続することにより、有収率を上げていきたいと考えているところでございます。
100 ◯菊地忠久委員 わかりました。ただ、有収率向上基本計画を策定する際に、大体3年ぐらいをめどに、数値としては80%ぐらいを目指したいというようなお話もあったんですけれども、その辺ちょっと達成は3年では困難なのかなというような思いもあるんですが、そのあたり、具体的な数値目標については今どのようにお考えでしょうか。
101 ◯熊谷弘一上下水道事業所長 現在の有収率は、毎月有収率を出しております。当然、毎月上下がございますが、最終的と申しますか、3年後の有収率を80%を目標に目指すということは申し上げております。
この月別の有収率につきましては、徐々に上昇している状況でございまして、今年度におきましても直近では74%を超える有収率になってございます。これが予定どおり順調に伸びれば、ある程度80%も見えてくるのですが、何分、漏水につきましても、発見して修理はいたしますが、どこかで必ず新しい漏水も発生しておるような状況でございまして、要するに発生する漏水を上回る調査と修繕が有収率の向上の一つの大きな要因かなとも考えておるところでございます。
いずれにしましても、毎月の有収率を監視しながら、80%を目指して努力を続けておるような状況でございます。
102 ◯菊地忠久委員 水道事業の経営を圧迫する要因として、今後、老朽管の更新というのが常々言われておりますけれども、平成30年度もいろいろ老朽管の更新を行ってきたと思いますけれども、具体的に進捗率といたしましては、市内の全体のどのぐらいの老朽管更新が終わって、今後またどのぐらい老朽管更新が必要なのか、期間等も含めてわかる範囲でお伺いをいたします。
103 ◯熊谷弘一上下水道事業所長 お答えいたします。
本市の老朽管の現状でございますが、以前も申し上げたことがございますが、経年化率、要するに布設から40年以上経過した管の割合が非常に高く、平成29年度において約61%という状況になっております。類似団体の平均が十数%というような現状もございまして、そこから見ますと本市の水道管につきましては非常に老朽化が進んでいると。ある意味、丈夫な管を入れていただいたということもあるのかもしれませんが、いずれにいたしましても、布設から70年近くなる管がまだ中心市街地に多く残っているような現状がございます。
その老朽管の更新につきましては、ご存じのとおり、上水道の再構築計画を策定いたしまして計画的に進めておるところでございます。ただし、これは費用が多額にかかりますので、単年度で目に見えて進むような状況にはございませんが、現在、平成30年度末で老朽管の更新が完了した延長が9キロメートルとなっております。ただし、これは、白石市の口径75ミリ以上の管路につきましては約273キロメートルございますので、この75ミリ以上の管路に限っても、老朽管の更新で行いました9キロメートルにつきましては約3.3%の更新率にしかなっておりません。
今後は、更新スピードの加速が喫緊の課題となっておるわけでございますが、費用と、あとはやはり技術職員の問題もございまして、費用の手当てができても、やっぱり人員的な限界もどうしてもこれはございます。その辺の問題を一つ一つクリアしながら、今後更新を進めていかなければならないと考えておるところでございます。
104 ◯角張一郎委員 それでは、決算書の13ページ、先ほど有収率の問題が出ておりましたけれども、年間の有収水量も、昨年よりも6万3,944立方メートルほど減になっております。それに伴いまして、14ページの給水収益においても、簡易水道分を考慮しても大体約1,200万円ぐらい減額になっています。この辺についてどのように分析されているか、お伺いいたします。
105 ◯熊谷弘一上下水道事業所長 角張委員の質疑にお答えいたします。
有収水量についてのお尋ねでございますが、年々低下しておるような状況でございます。有収水量が低下するということは、それに伴いまして水道料金の収入も減少するということになるわけでございますが、その要因の分析につきましてはさまざまな要因が考えられますが、大きなものといたしましては、やはり人口減少が大きいのかなと考えております。また、年齢構成が高齢化のほうにシフトしてまいりますと、どうしてもやはり生活に必要とする水の量が減少するような傾向も見られると考えております。
また、あわせまして、節水機器の普及でありますとか、あるいは企業等による地下水への切りかえも含めました、やはり企業としての固定費用を削減する意味合いでの水道使用料の削減、減少ということも考えられると思っております。
人口減少につきましては、1.数%ほど減少しておるようでございますが、この有収水量につきましては、それよりも少し多い状況で減少しておるような数字になっております。これらにつきましては構造的な問題がございまして、水道事業といたしましてはなるべくたくさんの水を使ってはいただきたいんですけれども、いかんせんこれは家計にもかかわることでございますので、難しい問題だなと捉えております。
106 ◯四
竈英夫委員長 ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
107 ◯四
竈英夫委員長 質疑がないようですので、次に下水道事業会計の質疑に入ります。質疑ありませんか。
108 ◯平間知一委員 下水道について質疑します。
ページ数ですけれども、まず、公共下水道の他会計繰入金、補助金の合計の一般会計の繰入金ですが……
109 ◯四
竈英夫委員長 ページ数をお示しください。
110 ◯平間知一委員 まず、繰入金については3ページに書いていますけれども……
111 ◯四
竈英夫委員長 平間委員に申し上げます。3ページでいいんですか。
112 ◯平間知一委員 決算書です、決算書。
113 ◯四
竈英夫委員長 はい、決算書の。
114 ◯平間知一委員 はい、3ページ。
3ページに、他会計繰入金ということで約2億3,000万円入っています。それと、14ページの営業外収益として、他会計補助金として736万円ほど入っているわけですけれども、これによると、これを計算すると平成30年度の決算では約2億4,000万円になります。そうすると、平成30年度の決算と平成29年度の決算を引くと約1億3,000万円の繰入金の減額になりました。
そこで、質疑します。これも14ページです。下水道使用料ですけれども、10月の改正によって5,625万1,495円プラスになりました。しかし、先ほど申し上げたように、一般会計からの繰入金、他会計補助金が前年度より1億3,000万円ほどの減額になっています。これについて、なぜそうなったのかお伺いします。
115 ◯熊谷弘一上下水道事業所長 平間委員の質疑にお答えいたします。
ご質疑の内容につきましては、昨年の下水道使用料改定の額と一般会計からの繰入金の額、大きく違うのではないか、ある意味、下水道使用料が上がった分、繰入金が減るという、相関関係があるのではないかというようなご質疑かと理解いたしましたが、一般会計からの繰入金につきましては、下水道事業の運営にそもそも必要な資金について行っておるものでございます。平成30年度につきましては、平成29年度より1億1,400万円ほど減額となっておりますが、これは当然、使用料改定による、ある意味、増収効果により必要資金が減少したことにより繰入金が減少しているものでございます。
ただし、これは使用料改定とこの繰入金がイコールということではありませんので、おのおの必要な額について、ただ、相関関係は当然ございます。使用料収入がふえれば、それは繰入金が低減することにはなりますけれども、その額が同じように動くものではございませんので、ご理解いただきたいと思います。
116 ◯平間知一委員 それでは、他会計補助金の件ですけれども、平成30年度の予算案では2億8,000万円になっています。しかし、14ページに書いてある他会計補助金の決算を見ると736万円と、約2億7,000万円ほどの減額になっています。この減額した理由をお願いします。
117 ◯熊谷弘一上下水道事業所長 お答えいたします。
当初予算におきましては、当然、使用料改定を見込んだ予算としてはおりませんでした。その後、10月に使用料を改定させていただいたわけでございますが、そのことによりまして、いわゆる3条予算のほうの収益が増加したことにより、3条予算に充てる繰入金を減らすことができたということでございまして、そういった意味合いにおいて大きく動いている部分はございます。
また、あわせまして、これは毎年度のことなんですけれども、繰入金につきましてはある程度運転資金で運用している部分がどうしてもございまして、それらの変動もございます。それらをあわせ持ってこのような結果となっているわけでございます。
118 ◯平間知一委員 それでは、17ページの(ハ)他会計補助金ですけれども、他会計補助金736万円と書いていますけれども、この補助金が前回は減価償却費として予算があったわけですけれども、今回、減価償却費が外れていると。その理由についてお伺いします。
119 ◯熊谷弘一上下水道事業所長 お答えいたします。
今年度は繰入金が減価償却費に充たっていないというご質疑かと思いますが、このいわゆる3条予算の会計のうちに、一般会計から繰り入れる金額を減価償却費に充てるものの内訳でございますが、これは国の一般会計の繰り出し基準に基づきまして、白石市におきましては、高資本対策に要する経費及び分流式下水道に要する経費の2つを充てておりました。このうち、高資本対策経費につきましては、下水道の供用開始後30年未満の下水道事業が対象となっておりまして、本市の公共下水道事業につきましては既に30年以上が経過しておりまして、これは対象外となっております。
また、もう一つの分流式下水道に要する経費につきましては、汚水対象資本費のうち、こういうふうに定義されております。「適正な使用料を徴収しても、なお使用料で回収することが困難なもの」について繰り出しが認められております。しかしながら、昨年の使用料改定により、平成30年度全体といたしましてもこれは、「適正な使用料を徴収しても、なお」という部分にはちょっとなじまないと考えておりまして、このことから減価償却費には充てないようになったものでございます。
なお、農業集落排水事業におきましては、高資本対策経費につきましては、現在も発生しておるような状況でございます。
120 ◯平間知一委員 そうすると、最終的には下水道料金が5,600万円プラスになったと。それに対して一般会計からの繰入金が1億3,000万円減ったということで、全体的には7,000万円ほどのマイナスということになるんですか。その辺ご答弁をお願いします。
121 ◯熊谷弘一上下水道事業所長 お答えいたします。
その部分につきましては、繰入金と使用料をプラスとかマイナスするものではなくて、下水道事業として必要な経費がまずあると思うんです。それに対して、ある部分は使用料を充てる、ある部分は一般会計からの繰入金を充てると。その中で、毎年の下水道事業につきましては、これは必要経費が同額ではございませんので変動しております。その中で動いておりますので、あくまでもこの使用料と繰入金だけの対比の比較ということにはならないのかなと考えております。
122 ◯四
竈英夫委員長 ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
123 ◯四
竈英夫委員長 質疑なしと認めます。よって、水道事業会計及び下水道事業会計の質疑を終わります。
この際、暫時休憩いたします。
なお、討論される方は、速やかに委員長宛て通告書を提出願います。
午後1時28分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後1時32分開議
124 ◯四
竈英夫委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、3番伊藤勝美委員。
125 ◯伊藤勝美委員 それでは早速、まずは第56号議案・平成30年度白石市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場で討論いたします。
なお、詳細につきましては、本会議で述べることにいたします。
本市の厳しい財政状況において、集中改革プランによる事業計画の見直しや、無駄なものは当然排除しなければならないことは十分承知しております。
しかし、限られた財源の中で優先順位をつけるのが大切なことであり、新しい事業を展開するために住民にとって必要なサービスを低下させたり、切り捨てたりするようなことは認められることはないということで、昨年の予算委員会においても反対の内容といたしました。
特に指摘したいことは、地方自治体本来の役割であります市民生活と福祉の向上とは逆行するような施策が少なからず行われていることが、決算を見ても明らかに見てとれるからでございます。
以上、簡単ではございますが、第56号議案・平成30年度白石市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についての反対の討論を終わらせていただきます。
次に、第57号議案・平成30年度白石市水道事業会計及び下水道事業会計決算の認定についてでございます。
これも反対の立場で討論させていただきます。
なお、詳細につきましては、本会議で述べることといたします。
特にご指摘したいことは、昨年10月より、公共下水道使用料及び農業集落排水事業の使用料を平均で31.2%も大幅に引き上げたことにより、市民の皆さんの生活や暮らしが大変厳しい状況になったという声が市民から多く寄せられていることでございます。
特に、子育て中の家庭や介護をされている家庭においては、日常的に洗濯で一般の家庭よりたくさんの水を使用しており、大変だという悲鳴をたくさんいただいております。また、自営業の方々も、売り上げが減少している中での値上げだったことから、営業に大打撃となっているというお声もたくさんいただいております。