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平成30年第432回定例会(第5号) 名簿 開催日:2018-09-19
平成30年第432回定例会(第5号) 本文 開催日:2018-09-19

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  1. 白石市議会 2018-09-19
    平成30年第432回定例会(第5号) 本文 開催日:2018-09-19


    取得元: 白石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前10時開議 ◯志村新一郎議長 おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  現在における出席議員数は18名でありますので、定足数に達しております。  本日の会議は、お配りしました議事日程第5号をもって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯志村新一郎議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、議長において10番山谷清議員、11番四竈英夫議員を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第2 一般質問 3 ◯志村新一郎議長 日程第2、市政に対する一般質問を行います。  抽せん順により順次発言を許します。  通告に沿って簡潔に質問されるようお願いいたします。  今期の質問時間は、答弁を除き30分以内であります。質問時間が残り3分になったとき、ブザーを鳴らして発言者に通告します。  なお、一問一答方式で行いますので、市長等の反問に関する運用を適用いたします。  これより順次質問を許します。  最初に、15番佐藤秀行議員。    〔15番佐藤秀行議員登壇〕 4 ◯15番(佐藤秀行議員) おはようございます。
     通告に従い、質問をさせていただきます  大きく3つの点についてお伺いをいたします。  初めに、「小中学校エアコン設置」についてお伺いをいたします。  このことについては、昨日お二人の同僚議員からも質問がありましたし、市長のほうから行政報告もありましたが、もう少しお伺いしたい点もあります。通告をしておりますので、通告に従い質問をさせていただきたいと思います。  文部科学省が実施した公立小中学校冷房設備設置状況調査によると、2017年4月時点で普通教室にクーラーが設置されている全国の小中学校は、20年前の3.7%から大幅にふえたものの49.6%にとどまっております。猛暑が続くようになった数年前から、エアコンの設置を要望する保護者がふえていたということで、学校側もそうした声を教育委員会に伝えていますが、多くの自治体が予算がない、そういうことを理由に設置を先送りしています。都道府県の設置率格差について、文科省は「設置するかどうかは、自治体がそれぞれの事情を考慮して判断すること」との見解を示しています。  ことしは記録的な暑さが続き、全国で熱中症と見られる被害が相次ぎました。気象庁が「災害級」の危険な暑さと表現したほどです。子供の暑さ対策、熱中症対策として、エアコンの積極的な活用が必要ですが、実際教室にエアコンが設置されている学校は多くはありません。  文部科学省は猛暑で教室にエアコン設置を求める声が高まったのを受け、2019年度の概算要求にエアコン設置など公立学校の施設整備費として2,414億円を盛り込む方針を決めました。小中学校エアコン整備については、国の学校施設環境改善交付金で設置費用の3分の1が補助されます。文部科学省は、エアコン設置は推進するとしております。  県内の多くの自治体も、来年夏の稼働を目指し、エアコンを整備する方針を明らかにしています。子供たちの命と学習環境を守るためにも、そして安全に学校生活を送るためにも、市としても早急な対応が必要であると考えます。本市の設置状況を踏まえて、小中学校エアコン設置について市長の所見をお伺いいたします。 5 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 6 ◯山田裕一市長 おはようございます。  佐藤秀行議員一般質問にお答えをいたします。  昨日の本会議におきましても答弁をさせていただきましたが、児童・生徒の健康を守り、そして学びの環境整備のため、平成31年度市内全小中学校普通教室エアコンの設置ができるよう、宮城県に対し補助要望申請をいたしたところでございます。 7 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 8 ◯15番(佐藤秀行議員) わかりました。  その補助金制度について、3分の1が補助されるということなんですけれども、その概要についてもう少し詳しくお伺いしたいと思います。 9 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 10 ◯半沢芳典教育長 おはようございます。  ただいまの佐藤秀行議員一般質問にお答えさせていただきます。  この件につきましては、担当課長のほうから答弁させていただきます。 11 ◯志村新一郎議長 小室学校管理課長。    〔小室英明学校管理課長登壇〕 12 ◯小室英明学校管理課長 おはようございます。  ただいまの質問にお答えさせていただきます。  補助金制度の概要についてでございますけれども、まず昨日教育長より答弁させていただいたとおり、小中学校全13校の普通教室116室にエアコンを設置した場合、約2億円と見込んでおります。その場合の財政措置につきましては、国庫補助金が3分の1、残額の75%について起債が認められ、元利償還の30%につきまして後年度において交付税措置が講じられる制度となっております。 13 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 14 ◯15番(佐藤秀行議員) 昨日の質問の中でも、市の事業費、2億円かかるということだったんですが、そうすると年間のランニングコストといいますか、維持管理費等については幾らを見込んでいるのか、あわせてお伺いをいたします。 15 ◯志村新一郎議長 小室学校管理課長。    〔小室英明学校管理課長登壇〕 16 ◯小室英明学校管理課長 ただいまのランニングコストについてのご質問でございますけれども、光熱費について試算を行っております。夏場のエアコンに要する電気料につきましては、6月から9月、8月を除いた3カ月間で合計で540万円、現状より増額になると試算しております。現在の小中学校の電気料は年間で3,300万円ほどになっておりますけれども、これが加わることによりまして、年間で3,900万円程度になると試算しております。 17 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 18 ◯15番(佐藤秀行議員) ということは、学校側としても節約、節電、そういったことにやはり努めていかなければならないということも一つあるのかなと感じておりました。  そんな中で、東松島市ではちょっと夏休みを短縮して授業日数をふやしていると、そして学力向上に努めているというようなことがあるんですが、東松島市が夏季休業を短縮しているんですけれども、エアコン設置学力向上との兼ね合いについてどのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。 19 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 20 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  東松島市では、平成30年度から夏季休業を5日間短縮しております。これは、エアコンを設置するから短縮するというものではなくて、あくまで学力向上対策が目的で、授業時数の確保と家庭での教育の重要性を市民の皆さんに対してアピールすることが目的であるということを確認いたしました。5日間で約30時間の授業時数が確保できることから、その時間を、主に子供たちの学力の向上のための補充や教師の研修の時間等に充てているということでございました。  本市といたしましては、2020年の小学校の新学習指導要領の全面実施により増加する授業時数確保に向けて、校長会等で他市町村の状況を見ながら、今現在検討を進めているところです。 21 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 22 ◯15番(佐藤秀行議員) 学校施設というのは、児童・生徒の学習の場、生活の場であるわけで、その安全性を確保するということは極めて重要だというふうに認識をしております。エアコン設置につきましても、一つ資料を見るとあるんですが、全国学力学習状況調査で常にトップクラスの秋田県、福井県、石川県の現在の設置状況を見ると、秋田県についてはわずか1.8%の設置。かと思うと、同じトップクラスの福井県が86.5%、大変高い設置率であるわけなんですが、同様に石川県、ちょうど半分ぐらい、44.6%なんですね。ですので、エアコンと学力の相関関係はそんなにあるようには見られないんですが、今お話ししたとおり児童・生徒の学習生活の場であるわけですので、その安全性を確保することはやはり極めて重要ではないかなと思います。  それで、最後にもう一つお伺いしたいんですけれども、市の財政が大変厳しい状況にあります。そういった中で、大きな予算を計上することになり、負担もさらに大きくなると考えますし、きのうの市長のお話ですと今後とも国、県の動向を注視しながら進めていくということですけれども、改めてこの事業にかける市長の思いをお伺いいたします。 23 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 24 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  エアコンの設置につきましては、大変大きな財政負担が伴いますが、子供は未来の宝であるという基本理念のもと、児童・生徒の健康を守り、さらに教育環境の整備向上を図る観点から進めてまいる、そういった決意でございます。  しかし、その一方、本市の財政が今後ますます厳しくなる中で、政策の優先順位とぜひ議員の皆様からも積極的なご助言等も賜りたいと存じますし、先ほど事務方のほうから補助金の制度の概要を答弁させていただきましたが、国においてはこの補助制度の概要をしっかりと最低守っていただきたいと思いますし、私としましては県の市長会等を通しまして、これは安倍総理、国の強い思いで日本全国の小中学校普通教室エアコンを設置すると、もうこれは国策ではないかというふうにも思っておりますので、この補助率を何とか3分の1ではなくて2分の1、3分の2等、しっかりと国が責任を持って、我が国の子供たちの健康を守っていく、教育の環境をさらに充実していくんだという決意だと私も受けとめておりますので、関係機関等を通して強く国には働きかけてまいりたいと思います。  白石市、そして日本をこれから将来担ってくれる子供たちのために、これからも全力で市政運営に取り組んでまいります。 25 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 26 ◯15番(佐藤秀行議員) わかりました。児童・生徒の健康、そして学習環境の整備のためにも、エアコンの設置について、さらなる国への働きかけ等をよろしくお願いをしたいと思います。  では、次の質問に移ります。  「白石川サッカー公園」についてお伺いをいたします。  白石川サッカー公園は、平成16年11月に完成し、ことしで14年目を迎えます。年間利用者数も大変多く、平成28年度、申請295件、2万1,000人、平成29年度、申請245件、1万7,000人と、有効に利用・活用されていると認識しております。  そんな中、ことしの夏は例年にない猛暑で、サッカーに限らず、子供たちが、そして大人がスポーツをする環境としては大変厳しいものがありました。サッカー場利用者の声を聞くと、選手が休むために日よけが欲しい、日陰になるものが欲しいという切実な声が多く聞かれました。現在サッカー場は、座るベンチはあるものの数は少なく、雨風をしのぐもの、あるいは熱中症対策にもなる日陰はほとんどなく、突然の自然現象に十分に対応ができない状況にあります。このような状況に鑑み、今後、固定式のものではなく、移動が可能な、また可動できるものを設置すべきではないかと考えます。命を守るためにも、望ましいスポーツ環境のためにも、早急に対応することが望まれます。市長の所見をお伺いいたします。 27 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 28 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  白石川緑地公園内の野球場におきましては、日よけとベンチをあわせて設置している状況にございますが、白石川サッカー公園は、ピッチ上にそれぞれのチーム用のベンチのみを設置している状況にございます。ことしの夏は特に例年になく夏日や猛暑日が続き、サッカー公園利用者から、プレーの休息中、直射日光を遮る施設がないか、そういった苦慮しているという声を聞いているところでございます。そのため、多くの皆さんに気持ちよく利用していただくための対応が必要であると考えております。また、屋外スポーツは天候に大きく影響を受けるものですが、そのような中でも試合がスムーズに運営できるように、施設整備は必要と感じておりますので、白石市サッカー協会の意見や要望を伺いながら、日よけになるシェルターの設置に向け、検討を進めてまいりたいと考えております。 29 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 30 ◯15番(佐藤秀行議員) 設置に向けて検討を進めていただけるということですので、利用者の要望に応えるために、また望ましいスポーツ環境のためにも、ぜひ今の件、よろしくお願いしたいと思います。  次の質問に移ります。  3つ目、「全国学力学習状況調査の結果」についてお伺いをいたします。  文部科学省がこのテストを始めたのは2007年度からで、その目的は子供たちの学力や学習状況を分析し、授業の改善に役立てるというものでした。  文部科学省が7月31日に公表した本年度の全国学力テストの結果について、各自治体の結果を独自に公表する県内の市町村は全体の約3割に当たる10市町村にとどまることがわかりました。公表するか否かは、政令市を除く各市町村教育委員会に判断が委ねられており、対応が分かれています。  公表する10市町のうち、白石市は今回が初めてで、半沢教育長は「結果は年によってばらつきがあり、教育の質の安定が課題。課題を広く共有したい」と説明している記事が新聞に掲載されました。本年度の全国学力テストは、仙台市を除く県の平均正答率が小学校5科目で全国最下位、中学校5科目で30位から40位台と低迷をしております。このことに関連して、次の点についてお伺いをいたします。  1つ目として、本市の結果をどのように分析・考察されたのか、所見をお伺いいたします。 31 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 32 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  議員のご指摘のとおり、本年4月17日に実施されました全国学力学習状況調査の結果につきましては、7月31日に文部科学省から公表されまして、本市の結果については佐藤議員のご指摘のとおりであります。この調査結果から、小中学校ともに基礎となる力が十分に身についていないことが要因だと捉えることができます。また、活用問題にも子供たちは十分なれていないことに起因するものだと考えております。  また、小中学校それぞれの教科につきましては、今月5日に平成30年度全国学力学習状況調査結果概要として市のホームページで公表しているとおりでございます。  学校の役割は、子供たちに力をつけることであり、学力もその一つであると考えますと、今回の調査結果は非常に重く受けとめております。このため、本市の将来を担う子供たちに対しまして、教育委員会、学校、保護者、市民の皆様が本市の子供たちの学力の状況、課題を共有していただいて、今できること、そして今やらなければならないことに取り組んでいかなければならないと強く感じているところでございます。 33 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 34 ◯15番(佐藤秀行議員) 次の質問も関連がありますので、続けてお伺いをいたします。  調査結果の公表によって、過度な競争や序列化が進む事態を懸念する、点数の高低ではなく子供の生きる力を重視しているという考えもある中で、本市としてあえて公表するに至ったことについて、見解をお伺いいたします。 35 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 36 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  先ほども議員ご指摘のとおり、全国学力学習状況調査の目的は、児童・生徒の学力や学習状況を把握するとともに、調査結果を分析し、授業の成果と課題などを検証し、授業及び教育施策の改善に結びつける義務教育における検証改善サイクルの確立にあると認識をしております。  これまで本市においても調査結果を受けた各学校において本市児童・生徒の学力向上に向けた取り組みを行ってきているところですが、残念ながら思うようにその結果があらわれていないという状況にございます。このため、今後どうすべきか検討した結果、児童・生徒の学力向上には、学校における授業改善はもとより家庭における家庭学習の充実も不可欠なことから、オール白石での取り組みを進める上で、学校、保護者、市民の皆さんと課題の共有を図る必要があると判断いたしまして、平成30年度全国学力学習状況調査の結果を公表するに至ったものでございます。 37 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 38 ◯15番(佐藤秀行議員) 基礎となる力が十分に身についていない、そこから考えれば、いわば最終的には自分の考えを自分の言葉で表現することができないのかなと、そういうことにもつながっていくのかなと認識をいたしました。  このような状況を踏まえて、児童・生徒の課題を共有する、そして学力向上に向けて、学校だけではなく家庭、そして地域と連携して取り組んでいきたいということで公表するに至ったと理解をいたしました。  そこで、次の質問に移ります。  市として、学力向上に向けての今後の具体的な取り組みについてお伺いをいたします。 39 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 40 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  調査結果を踏まえまして、今後の取り組みについてはホームページで公表している平成30年度全国学力学習状況調査結果概要に記載しているとおりでありまして、大きく3点ございます。  まず1点目は、今年度調査対象であった小学6年生、中学3年生への補習指導等を各学校に働きかけ、児童・生徒の習熟を図ってまいります。また、教育委員会としては、児童・生徒がみずから学ぶ機会として、中学3年生向けの土曜学習や小中学校での放課後学習等を開設し、支援することとしております。  2点目は、10月中旬をめどに各小中学校でも教育委員会での公表基準を準用いたして、本調査の分析を行い、具体的な取り組みについて公表することとしております。  最後、3点目ですが、中学校区ごとに小中学校教員合同による研修を行い、授業改善や、より望ましい家庭学習のあり方の提案に取り組みたいと考えております。また、授業改善という点におきましては、県の教育委員会の全面的な支援を受けながら、各学校に働きかけるとともに、特に系統的な指導がより必要な算数・数学の授業改善に取り組みを働きかけているところでございます。 41 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 42 ◯15番(佐藤秀行議員) 具体的な取り組み、必要だとは思うんですが、今の話の中で小学6年生、中学3年生の放課後等を活用し、各学校に働きかけて、児童・生徒の習熟を図る、また中学校区ごとにですか、小中学校の先生方の研修を行う、そして授業改善、あるいはより望ましい家庭学習のあり方などの提案に取り組むなど、大きく3点についてお話をされたんですが、このような新たな取り組みを行うことによって、さらなる先生方の負担、そして多忙化が進むのではないかと危惧する部分もあるんですが、その点についてはどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。 43 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 44 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  調査結果を受けて、各学校においてそれぞれの学校における課題に対する改善策として新たな取り組みを行うことは当然あり得るだろうと考えております。  一方、教師の多忙化や長時間勤務に対する改善は、教職員の働き方改革の中で議論されているとおり、総勤務時間の縮減に取り組まなければならないという課題でもございます。そのため、各学校の業務の見直しを今指示をしているところでございます。 45 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員
    46 ◯15番(佐藤秀行議員) 小学校は、今年度から道徳が教科化されました。2020年度、プログラミング教育なるものが始まります。多くの先生方が未経験の分野でもあるということから、不安を募らせているということも耳にしますし、英語に関しても外国語活動、2020年度、今も移行期間でやられているような状況ではあるんですが、正式に小学校3年生から、そして小学校5年生からは外国語科という教科が正式に設けられることになります。そうすると、その外国語の授業のあり方にも不安を抱く先生方も多いのではないかなと。そのようなことを考えれば、やはり先生方の負担が少しでも少なくなるような、そして先生方が生徒と向き合う時間を確保できるような、そういったことがやはり重要になってくるのではないかなと思われますので、それらのことを踏まえて、今後の取り組みを進めていただければなと思います。よろしくお願いいたします。  もう1点だけ、関連してお伺いしたいのですが、仙台市の中学校5科目、実は全国トップクラスにあります。仙台市教委としては、中学生の高い学力を支える要因として、市内の小学校3年生から中学校3年生を対象に毎年実施している標準学力検査を挙げています。市独自の学力検査で判明した弱点を学年ごとに指導し、課題を積み残さないようにしていると。小学校段階から丁寧に改善を重ねた結果、中学校での高い成績につながったと分析をされているようです。このようなことからも、本市が昨年度まで実施してきた小学校学力調査の有効活用も必要であると考えるわけです。教育長も、子供たち学力向上の一つの手だてとして活用できるということは認識していると前回ご答弁されております。改めてその取り組みについて、学校現場の声を聞きながら前向きに検討・活用していただきたいと思いますが、その点について所見をお伺いいたします。 47 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 48 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  仙台市の分析については、私も全く同感でありまして、低学年のうちからきちんとやっぱり学力をつけていくということが大切だという認識を私もしております。  さきの第431回白石市議会定例会一般質問において、佐藤議員からの一般質問でお答えしたとおり、今後どのような形でこのテストをやっていくのか、調査をやるのかということも含めて、現場の声に十分に耳を傾けつつ、前向きに検討してまいりたいということはお答えいたしたとおりです。  教育を行う上で大切にしなければならないことの一つは、一人一人の子供たちがどれだけ高い結果を出したかだけではなくて、子供たちの力がどれだけ伸びたか、そしてどれだけ伸ばせたのかということも重要であると私は認識をしております。前回の白石市議会定例会終了後、市校長会、教頭会等の中で独自の学力テストに関する意見をお聞きしながら検討してまいりましたが、全国学力学習状況調査とは別に年1回、子供たち一人一人の伸びを把握することに着眼した調査で、あくまで調査をすることが目的ではなくて、結果を分析し、授業等の改善に役立てることが大切で、なおかつ同じ子供を継続的に把握する学力検査を調査できればと考えているところです。 49 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 50 ◯15番(佐藤秀行議員) 学校現場の声も聞きながら、ぜひ前向きに検討・活用していただければと思います。  最後の質問に移ります。  (4)児童生徒質問紙調査結果、これは生活習慣、学習習慣に関する調査になりますが、その中で小学生のふだんの読書時間は全国、県と比べ大幅に下回っています。これは大きな問題であると捉えます。市内小中学校においては、全校一斉読書の取り組みがほぼ定着しており、毎朝10分ほどの読書時間を設けることで、落ちついた雰囲気で1時間目の授業に入っていけるなどの効果も出ているようです。  そこで、小中学生の発達段階それぞれにおいて読書意欲をさらに高めていくために、朝の読書活動など現在行われている取り組みの充実を図りながら、また、小学校での読書活動がさらに活発になるよう、読み聞かせの方法や図書分類などを学ばせ、各学校で活躍する読書リーダー、読書の楽しさを伝える読書リーダーのような人材を育てていくことも重要であると考えます。身近なところから読書の重要性を発信していくことも大切であると考えます。  このような取り組みについてどのようにお考えになるか、また何かほかに具体的な取り組みとしてお考えがあるのか、所見をお伺いいたします。 51 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 52 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  他の自治体において、各学校での読書活動を推進することを目的に、小学生を対象に、周りの友達に本のすばらしさや図書館を使って調べる方法を伝えられ本と人との結びつきを手助けするリーダーとして読書リーダーを養成しているということは承知しておりまして、読書活動力の向上に効果があると認識をしております。  平成30年度全国学力学習状況調査において、児童・生徒の生活習慣や学習環境に関する調査も同時に行われております。読書に関して、本市小学生においては1日当たり「10分以下」「全く読まない」という児童の割合が全国、県の値を大きく上回っているという結果も出ております。このことからも、特に小学生の読書活動への取り組みは重要な課題と認識をしております。  このため、児童自身の読書意欲の高揚のため、朝読書を推進していくことはもちろんのこと、多読賞の設定や年間目標冊数を掲げるなど、それぞれの学校での取り組みを学校間で共有し、自分の学校に取り入れたり、家庭での読書を推進するため、PTAと連携をし、家庭での食後の読書タイム習慣の定着でありますとか毎月○○日は親子読書の日に設定するなどの取り組みを考えているところです。  また、議員がお話しされた読書リーダーに関しては、他の自治体の例では図書館が、これは公立の図書館という意味ですが、図書リーダー養成講座を開催し養成しており、本市の図書館の利用者も減少傾向にあることから、将来の図書館リピーターを確保する観点から、他の自治体の参考となる例を積極的に取り入れることも一つの方法だと考えております。 53 ◯志村新一郎議長 15番佐藤秀行議員。 54 ◯15番(佐藤秀行議員) 先ほどもお話ししましたけれども、身近なところから読書の重要性を発信していくというのは大切ではないかなと考えます。  読書が育む力としてよく言われるのが、考える力、想像力、判断力、表現力、さらには感性を養って豊かな心の形成と生きるためのさまざまな力を育むというようなことが言われております。ですので、できる限り早い段階で、小学生までの間に読書好きの子供をふやすような取り組みが重要であると考えますので、教育長が先ほどお話しされましたけれども、ほかの自治体も参考にしながら、ぜひ今後前向きにご検討いただければなと思います。よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 55 ◯志村新一郎議長 次に、16番松野久郎議員。    〔16番松野久郎議員登壇〕 56 ◯16番(松野久郎議員) おはようございます。  ただいま議長から発言のお許しをいただきましたので、通告書に沿って質問をいたします。  初めに、姉妹都市・友好都市について質問をいたします。  現在本市は、国内姉妹都市として登別市、海老名市、そして友好都市として札幌市白石区とスポーツ交流や中学生の主張発表会への派遣、親善水泳大会など青少年による交流を中心に、観光・物産、教育・文化など多方面で活発な交流を続けております。  また、国際姉妹都市ではオーストラリア国ハーストビル市(現在のジョージズ・リバー市)と、使節団の受け入れや友好親善使節団の派遣で青少年の相互交流を中心に親善を深めておりますが、今後の国際姉妹都市について質問をいたします。  まず初めに、ハーストビル市は平成28年5月に隣接市と合併し、新たに「ジョージズ・リバー市」になりましたが、今後どのような対応をしていくのかお伺いをいたします。 57 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 58 ◯山田裕一市長 松野久郎議員の一般質問にお答えをいたします。  現在の状況でございますが、平成30年1月に市長名で姉妹都市継続の意向確認について手紙を出したところ、ジョージズ・リバー市のケビン・グリーン市長から、ことしの2月にその返信がございました。その内容は、「白石市と旧ハーストビル市とのこれまでの交流は認識しているが、姉妹都市政策を含む全ての新しい関係については、地域からの意見を求め、協議したい」とのことであり、白石市との交流は新たに検討する事柄であると記されておりました。シドニー在住の国際交流コーディネーター、戸倉氏には情報収集を依頼しておりますが、ジョージズ・リバー市との協議は進んでおらず、現時点では保留状態にございます。  白石市としましては、引き続きジョージズ・リバー市との交流を望んでおりますが、先方から前向きの返事がいただけず、協議が進んでいないことから、現状では姉妹都市交流の再開は難しいと判断をしております。このような状況で姉妹都市交流が中断してことしで3年目となることから、今年度中には再度ジョージズ・リバー市に意向を確認した上で、今後の姉妹都市締結実施の可否について結論を出したいと考えております。 59 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 60 ◯16番(松野久郎議員) ただいまご答弁いただきましたように、これまで先方から前向きな返事をいただけないということでございます。大変難しい状況だと思います。しかしながら、3年たっているわけでございますので、私も早く結論を出したほうがいいのではないかと考えます。  そこで、次の質問ですが、ハーストビル市の合併後は友好親善訪問団として日本と縁の深いカウラ市に訪問しております。今後もカウラ市との交流を続けていくのか、続けていくのであればカウラ市と国際姉妹都市として新たに提携する考えはあるのかお伺いをいたします。 61 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 62 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  カウラ市への訪問につきましては、平成28年度の友好親善訪問団交流事業が旧ハーストビル市の合併により中止となったことから、カウラ市の桜祭りの発起人として長年カウラ市と交流のある国際交流コーディネーター、戸倉さんの提案でカウラ市の学校を紹介いただき、以来、今年度まで引き続き友好親善訪問団の受け入れをしていただいております。訪問先がカウラ市へ変更になりましたが、ホームステイや体験入学、ホストファミリーとの交流会等により、国際的視野の拡大、異文化に対する理解など、親善交流が図られており、事業の目的は十分達成されていると認識をしております。また、交流を重ねることで、受け入れいただいているカウラ市の学校とも友好な関係を築いているところでもございます。  現在、ジョージズ・リバー市との姉妹都市交流の再開が難しい状況であることから、当面はカウラ市の学校との交流を続けてまいりたいと考えているところでございます。  次に、カウラ市との国際姉妹都市提携についてでございますが、現在カウラ市は新潟県上越市と平成15年に平和友好交流意向書に調印し、交流を続けております。この交流は、第二次世界大戦時にカウラ市に捕虜収容所が置かれ、大勢の日本人兵士が亡くなったこと、また上越市にもかつて捕虜収容所があり、オーストラリア人を初めとする大勢の兵士が亡くなった歴史があることから、平和を願う両市民の交流をきっかけに交流が続いているようでございます。カウラ市は、日本人戦没者を手厚く葬り、慰霊していることから、「日豪友好礎のまち」と言われており、戦争の歴史的つながりから日本全体と交流するまちとして特定の都市との姉妹都市締結は行わないとの方針であることから、カウラ市との姉妹都市提携は難しいと考えているところでございます。 63 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 64 ◯16番(松野久郎議員) カウラ市内の学校との交流を始めて、ことしで3年となると思います。現地の学校体験、それからホームステイを通して、確かに今お話のように事業の目的は達成されていると思いますし、今後も続けていくことが望ましいと私も思います。しかし、今お話ありましたようにカウラ市との姉妹都市の提携というのは難しいということでございますが、カウラ市は新潟県との交流はありますけれども、今日本のいずれかの市町村の姉妹都市締結というのはもうしていないということでよろしいでしょうか。  そういうことですので、カウラ市は特定の都市との姉妹都市締結はできないことがわかりました。  本市の友好親善訪問団としてカウラ市の各学校に訪問しているわけですから、本市の学校間と例えば国際姉妹校とかそういった提携等、学校間交流も考えられると思うんですが、その点いかがかお伺いをしたいと思います。 65 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 66 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  3年間、セントーラファイルカトリックスクールに白石市の子供たちがお世話になりまして、本当にすばらしい体験をさせていただいております。今、松野議員からご提案いただきました姉妹校の件につきましては、今後いろいろとまた情報をとりながら、研究をさせていただきたいと思います。 67 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 68 ◯16番(松野久郎議員) 3年間、今まで行っていまして、子供たちも大変喜んでおります。何かしらそういったことができれば、安定した親善ができるのかなというふうにも考えますので、ぜひご検討していただければと思います。  それでは、次に、2020年東京オリンピック大会でのベラルーシ共和国新体操チームの事前合宿招致が決定し、「SAKURA CAMP」を開催するなど、ベラルーシとの交流を図っておりますが、東京オリンピック終了後のベラルーシとの交流をどのようにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 69 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 70 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  本市は、2020東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして、昨年からベラルーシ共和国新体操ナショナルチームの事前合宿の受け入れを行っており、公開演技会には多くの市民が観覧に訪れ、華麗な演技を堪能するとともに、これまで余りなじみのなかったベラルーシ共和国に関心を持っていただけたものと考えております。特にホワイトキューブで新体操を学ぶ子供たちにとっては、世界トップレベルのチームの練習や演技を見学でき、貴重な経験になったと考えております。  また、本年の事前合宿を契機に、「ベラルーシ新体操SAKURAファンクラブ」が結成され、既に100名を超える方に入会いただきました。今後、ファンクラブの活動を通じ、ベラルーシ新体操ナショナルチームが東京オリンピックでメダルをとれるよう応援してまいりたいと考えております。  ホストタウンとしての同国との交流につきましては、昨年開催したホワイトキューブ開館20周年記念新体操演技発表会に、ルスラン・イエシン特命全権大使に来賓としてご参加いただいており、来白の折、白石城、公立刈田綜合病院など市内各公共施設の見学、白石第二小学校の児童との面会・交流、鬼小十郎まつりの観覧など、本市の歴史文化にも触れていただき、大使からも今後の交流促進についてご意見をいただいております。  本年6月には、大使からの要請もあり、松野議員、佐藤秀行議員とともにベラルーシ共和国を訪れ、オリンピック委員会やベラルーシ国立体育スポーツ学院への訪問、ベラルーシ新体操オリンピックトレーニングセンターの見学や新体操ナショナルチームとの面会を行っております。  また、大使から経済交流の提案があり、モギリョフ市で開催された国際投資フォーラムに参加するとともに、現地経済自由区域に進出する企業の視察を行ってまいりました。  同国との交流につきましては、物産、観光、スポーツ、文化芸術、青少年交流など幅広い分野でどのような交流が可能かを検討しながら、具体的に進めてまいりたいと考えております。  また、今後の交流に当たり、ベラルーシ共和国の理解醸成が重要であると考えており、「ベラルーシ新体操SAKURAファンクラブ」の会員向けに発行する情報誌での紹介や、市民向けに同国を紹介する講演会の開催、主要言語であるロシア語教室の開催などを通じて、理解醸成を図ってまいりたいと考えております。 71 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 72 ◯16番(松野久郎議員) 新体操を通して、ベラルーシとの友好関係が結ばれたことを踏まえれば、オリンピック終了後も何らかの交流をすることが望ましいと私も思います。  今お話ありましたように、私と佐藤秀行議員が同行してベラルーシ共和国に参りました。訪問してみて、確かに物産とか観光、スポーツ、そして青少年交流等について検討する価値はあるなと私も考えております。  また、新体操でベラルーシ共和国の名前はきっと市民の皆さんにかなり浸透してきたと思います。今ご提案いただきましたように、ベラルーシの紹介をいろいろな手段を使ってぜひやっていただくことは大変よいことだと思いますので、ぜひお願いしたいなと思います。  そこで、次に4番目の質問に入りますが、ベラルーシ共和国とは今、宮城・ベラルーシ協会、それから仙台市ではミンスク市と姉妹都市を提携しております。6月にベラルーシに訪問した際、本市との交流を希望していたシクロウ市、これはベラルーシ語ではシクロウ市と言うらしいんですが、見ましたらシクロフというのが世界的な呼び名みたいです。そのシクロフ市との交流を検討すべきと考えますけれどもいかがか、市長の所見をお伺いいたします。 73 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 74 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  シクロフ市につきましては、首都ミンスク市から東に約220キロメートルの位置にあり、シクロフ地区の中心都市でございます。シクロフ地区の人口は約2万8,300人で、そのうち約1万6,300人がシクロフ市に住んでいます。農業が盛んであり、木材加工工場などの企業も進出しております。ベラルーシ共和国訪問の折、シクロフ市についても訪問させていただきましたが、国民性もあり、住民の方も礼儀正しく、現地で小学生から日本語で挨拶されるなど、大変よい印象を受けました。  今後、ベラルーシ共和国との交流につきましては、どの分野でどのような交流が可能かを検討してまいりたいと考えておりますが、シクロフ市を含め、交流先の都市につきましてもベラルーシ大使館とも調整を図りながら検討してまいりたいと考えております。 75 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 76 ◯16番(松野久郎議員) ただいまのご答弁のとおり、現地のイメージとしては私も大変いい印象を受けております。小学生のお話が今出ましたが、我々が行くということも全然わからない中で、日本語で「こんにちは」と言われたときは本当にびっくりしました。  今後、姉妹都市とか友好都市とまではいかなくとも、いかに交流ができるか、可能かをぜひ研究をしていただいて、ベラルーシ大使とも調整をしていただくことが大切だと思いますので、ぜひ前向きにご検討していただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。  有害鳥獣被害防止対策についてということで、本市におきましては平成24年8月に白石市鳥獣被害対策実施隊設置要綱を策定し施行しておりますが、現在はイノシシが主体となっております。イノシシの被害も、農作物のみならず土手や道路への被害も甚大でありますが、昨今、猿による被害も市内の広域にわたって発生していることから、お伺いをいたします。  初めに、これまで小原地区に7つの群れが確認され、うち3つの群れに発信器を取りつけて、行動パターンを調査していると思いますが、現在の分布状況と被害の状況についてお伺いをいたします。 77 ◯志村新一郎議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 78 ◯安藤信行農林課長 おはようございます。  ただいまの松野議員の質問にお答えをいたします。  現在把握されている小原地区の猿の分布につきましてお答えをいたします。  昨年の生息状況調査において発信器がつけられている群れは、松野議員は3つとおっしゃっていましたが5つございます。重複している地区があるんですが、東は福岡蔵本から白石川沿いの小原の苗振までの間で行動している新町の群れ、苗振から西へ、七ヶ宿ダム間で行動する猿鼻の群れ、あと江志前の2つの群れ、そして江志前から七ヶ宿ダム南側を広範囲に行動する戸沢の群れとなっております。  なお、猿による農作物被害につきましては、白石市の全域となりますが、被害面積は329アールとなっております。 79 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 80 ◯16番(松野久郎議員) 5つの群れに発信器を取りつけているということでございます。  被害地区については、ただいまご答弁があったとおりだと思いますが、私の地元の越河地区でも出没しておりまして、特に旧国道から西側ですね、これは斎川、大平、福岡八宮周辺でもかなり出没していると聞いております。  農作物被害のほかにも、民家の納屋に侵入して、収穫したものの被害や、あと網戸等を壊すなどの被害も発生しているようでございます。  これらを防止するために、次の質問ですが、(2)になります、有害鳥獣追い払い用花火のあっせんを今まで行ってきたと思います。予定数量に達した段階で受け付けを終了するとのことでしたが、この花火の効果及び現在のあっせん状況についてお伺いをいたします。 81 ◯志村新一郎議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 82 ◯安藤信行農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  有害鳥獣の追い払い用花火の在庫は、8月末現在で約1,200本となっております。今後、花火の需要がふえ、不足するとなれば、追加購入をする予定でございます。
     また、花火の使用は、大きな音で追い払い、花火1本当たり5発の破裂音により、明らかに人為的に威嚇していると知らしめる効果があります。  なお、今年度の花火のあっせんは8月末現在約2,000本となっております。 83 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 84 ◯16番(松野久郎議員) 一定の効果と、それから8月末現在で1,200本ほどの在庫ということでございます。  次に(3)になりますが、農林水産省の野外鳥獣被害防止マニュアル等にも掲載されておりますけれども、電気柵やしなる支柱とネットの組み合わせによる防護柵等を用いても、侵入をおくらせる効果はあっても、侵入を防ぐことはできないとあります。本市であっせんしているロケット花火等の効果については、戸々の、それぞれの家の活用では効果は少ないとありますが、猿が発見されたときに戸々の家だけではなくてその地域の方々が一斉に花火を打つことができれば、効果が大きかったという実践例もございます。  しかし、それぞれの戸々の家の方が一斉に活用するのは、相互の連絡等も含めて大変難しいと思います。一斉に花火をぜひ上げてくださいという話をしましたが、なかなか難しいよねと、農家をしていない方もいますよねということで、こういったことから、行政指導のもとに鳥獣被害対策実施隊の協力をいただきながら、地域の方への実践の指導をぜひ提案したいと思いますがいかがかお伺いすると同時に、この花火1本当たりの価格を教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 85 ◯志村新一郎議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 86 ◯安藤信行農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  花火による一斉威嚇は有効な実践と思われますが、何度も同じ花火音を発していると、鳥獣のほうもなれてしまう傾向があるようです。そこで、現在は鳥獣被害対策実施隊より春、秋2回ずつ、合計4回の銃による追い払いや捕獲を行っております。また、毎年9月に鳥獣被害対策研修会を行っており、ことしも9月20日、21日に斎川地区、白川地区、白石地区ということで開催する予定であります。有害鳥獣の住みにくい環境づくりを地域ぐるみで考えていく内容となっております。地域の皆さん、自治会の皆さん、多くの方に参加していただければと考えております。  なお、済みません、花火1本の単価ですが、資料を持ち合わせていませんので、後ほど回答させていただきたいと思います。 87 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 88 ◯16番(松野久郎議員) 鳥獣被害対策実施隊により春と秋の2回ずつ、合計4回の追い払いとか捕獲をしているということでございますが、これまで実施した地域はどの場所か、どのような効果があったかというのを捉えているのであれば、お伺いしたいと思います。 89 ◯志村新一郎議長 暫時休憩します。      午前11時05分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前11時11分開議 90 ◯志村新一郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 91 ◯安藤信行農林課長 大変失礼しました。  先ほど保留していました花火の1本当たりの単価ですが、259円となっております。  猿の捕獲状況ですが、平成28年度は大鷹沢隊で5頭、福岡隊で1頭、小原隊で9頭、合計15頭、平成29年度は大鷹沢隊で3頭、弥治郎隊で3頭、小原隊が多くて13頭で、合計で19頭となっております。 92 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 93 ◯16番(松野久郎議員) 花火につきましては、1本単価ということで、これはまとめているんですね。6連発で1,000円で、ロケット花火は150本入って750円とホームページに出ておりました。  実施隊で春、秋の2回、合計4回ずつ銃での捕獲、追い払いを行っているということですが、大鷹沢とか小原とか福岡とかそういった場所以外に最近出没しているということで、春、秋に2回ずつやっていただくのももちろんありがたいと思うんですが、先ほど言いましたように各公民館で鳥獣被害対策研修会を9月に行うということも大変重要だと思います。しかし、実際被害を受けている方、受けている地区、その方が集まって話し合いをしないと、なかなか追い払うというのは難しいんだろうと思うんです。先ほどお話ししましたいろんなマニュアルには出ているんですけれども、恐らく銃で追い払いとか捕獲をしようとしてもなかなか難しい点もあると思いますので、花火の価格をお伺いしたのは、値段的にそんなに高いものじゃないんですね。したがって、農家でなくても、五、六軒つながっているところの集落で一斉に、猿が出たときに上げることによって、実際効果が出ていると農林水産省のマニュアルにも出ていますので、一度どこかでやってみてもらって、その効果が出て、きっといなくなるんじゃなくて違う地区に行くんだろうと思うんですけれども、それが山のほうに行ってもらえればありがたいなと思いますので、そういったこともぜひやっていただけるような研修会もお声がけをしていただきたいと思うんですが、その辺についていかがかお伺いをしたいと思います。 94 ◯志村新一郎議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 95 ◯安藤信行農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  一斉にまとまっての花火というところで、確かに効果はあると思うんですが、これからの季節は乾燥します。人家などに向けてというわけにはいかないので、どうしても山側に向けて発射するとなると、大量の花火が一斉にとなると、やっぱり火災とかそういう危険性も懸念される部分が大きいと思います。今回実施しています鳥獣被害対策研修会などにおいても、花火の効果なりそういう部分も専門家を講師に招くので、ぜひ地元の方にも参加いただいた中で、地元で、自治会も含めて検討いただければなというところでございます。 96 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 97 ◯16番(松野久郎議員) 済みません、火災の件については私もそこまで考えませんでしたが、恐らく火災が出るような花火になっていないと思うんですね。一般的な花火なんだろうとは思うんですけれども。  いずれにしましても、どこかでリーダーシップをとってやらないと、きっと個々にお願いしても、それぞれ対応していても、なかなか被害を防ぐのは難しいんだろうと思います。鳥獣被害対策研修会をこれから開くということでございますので、ぜひ広く地域の方にお声がけをしていただいて、被害に遭っている方が参加していただければいいんですけれども、意外とそうでない方が多いんだろうというふうにも思いますので、その辺のお声がけも含めてぜひよろしくお願いしたいと思いますし、これは被害を受けている方の切実な声ですので、ぜひよろしくお願いしたいなと思います。  それでは、次の質問に移ります。  白石市役所における障害者雇用の状況について質問いたします。  中央省庁障害者雇用の水増しの問題が浮き彫りとなり、水増しは自治体にも拡大しており、全国調査を実施するよう指示したとの報道がございました。現在の白石市の雇用状況についてお伺いをいたします。 98 ◯志村新一郎議長 大槻総務部長。    〔大槻洋一総務部長登壇〕 99 ◯大槻洋一総務部長 ただいまのご質問につきまして、私のほうからお答えさせていただきます。  本市の障害者雇用の状況につきましては、障害者の雇用の促進等に関する法律第40条に基づき、障害者である職員の任免に関する状況の報告を国、厚生労働省に行っております。  本年度は、基準日となる6月1日現在、報告の対象となる職員355名中、障害者雇用者数は9名で、雇用率2.54%となっており、法定雇用率2.5%を上回っております。なお、9名全員につきまして障害者手帳の確認を行っております。  障害者雇用につきましては、これまでも白石公共職業安定所、ハローワークと連携をとりつつ、採用する際は障害者手帳等の確認を行うなど、適正な障害者の雇用に努めております。 100 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 101 ◯16番(松野久郎議員) 障害者雇用促進法では、法定雇用率がことしの4月1日に改正されて、民間企業では2%から2.2%へ、そして国、地方公共団体等は2.3%から2.5%、都道府県の教育委員会では2.2%から2.4%となったわけでございます。本市については、障害者雇用者数9名、雇用率2.54%で適正だということで、きちんと雇用していただいていると思います。  差し支えなければ、この9名の方の雇用の部署についてお伺いをしたいと思いますが。 102 ◯志村新一郎議長 大槻総務部長。    〔大槻洋一総務部長登壇〕 103 ◯大槻洋一総務部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  部署でございますが、総務部1名、保健福祉部2名、その他の部署が6名で、うち重度障害者ということでカウントが2になります職員が2名となっております。 104 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 105 ◯16番(松野久郎議員) たしか等級が1級、2級の重度障害の方については、1名を2名として計算できるとなっていますので、そういったことでの今ご回答だったんだろうと思います。  雇用について、本年度の対象となる職員は355名ということでございますが、そこで9名ですから2.54%と。この対象とした職員なんですが、これには臨時職員も含まれているのか、その辺についてお伺いいたします。 106 ◯志村新一郎議長 大槻総務部長。    〔大槻洋一総務部長登壇〕 107 ◯大槻洋一総務部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  雇用率を算定する際、障害者の雇用の促進等に関する法律第38条1項では、報告の対象となる職員は常時勤務する職員とされております。今般、中央省庁の障害者雇用の水増し問題を受けて、平成30年9月3日付で宮城労働局職業安定部長から障害者任免状況通報書の再点検に係る依頼について通知がございまして、常時勤務する職員については臨時職員等も一定の基準を満たせば算入することとされております。しかし、臨時職員等の算入については現在のところしておりませんが、不明確な部分も多いことから、今後算入の可否については白石公共職業安定所と連携を図りながら、引き続き障害者の雇用の促進に努めてまいりたいと思います。 108 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 109 ◯16番(松野久郎議員) ありがとうございます。  原則として週30時間以上の常用労働者、1年を超えて雇用が見込まれる者となっていますので、今ご回答があったとおりでいいんだろうと思います。  また、あと2年後でしたか、法が変わるみたいですので、民間企業におきましては雇用率未達成企業から納付金を求める障害者納付金制度というのもあります。これは企業によっては雇うことができない、雇うことができないというのは合う仕事がないということで、そういったこともあって調整金とか報奨金ということでやっているわけですが、ぜひ地方公共団体につきましては障害者の生活の自立化促進のために今後とも雇用の拡大にぜひ努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。  小学校の統合後の状況及び中学校統廃合の準備状況についてお伺いをいたします。  今議会開催中にも厚生文教常任委員会を開催し、白石市小中学校の統廃合に伴う準備委員会等の進捗状況について説明をいただきました。今回も幅広く市民の皆様に情報が届くよう、改めて質問をさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  斎川小学校統合後の児童の状況と南中学校及び白川中学校の統廃合準備状況について質問をいたします。  初めに、斎川小学校が統合され、初めての夏休みが終わりましたが、夏休み中の児童の様子も含め、児童の全体の状況についてお伺いをいたします。 110 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 111 ◯半沢芳典教育長 松野久郎議員の一般質問にお答えをいたします。  斎川地区から白石第二小学校に通学している児童は現在14名でございまして、夏休み中の学校のプール開放への参加であるとか、斎川地区の子供会で実施した交流会などに参加するなど、元気に夏休みを過ごしたという報告を受けております。  また、夏休み明けもスムーズに学校生活を送っておりまして、授業終了後、スクールバスの時刻まで宿題をしながら待機するなど、スクールバスでの通学も定着しております。  今後とも保護者の皆さんと情報共有を図りながら、心のケア対策につきましては市の心のケアハウスやスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーを有効に活用しながら、対応してまいりたいと考えております。 112 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 113 ◯16番(松野久郎議員) 白石第二小学校にもなれて、スクールバスの通学も定着しているということは、大変安心しているところでございます。  また、夏休み中のプール開放への参加については、スクールバスの運行というのはなされたのかどうかお伺いをしたいと思います。プールに行くに当たってスクールバスの運行というのはあったのかどうか、お伺いをしたいと思います。 114 ◯志村新一郎議長 小室学校管理課長。    〔小室英明学校管理課長登壇〕 115 ◯小室英明学校管理課長 プールの際のスクールバスの運行ですけれども、保護者のご理解をいただいて、スクールバスの運行は特にしておりません。ただ、上級生につきましては「きゃっするくん」を利用してプールに通うなどしておりました。 116 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 117 ◯16番(松野久郎議員) 土日を含む、学校が休みのときの児童の生活の場、遊びの場なんですが、地元斎川から白石市街のほうに移ったということで、子供の声が全然聞こえませんという地元の方の声がありました。そこで、きっとお友達も白石市街のほうにおるわけですから、こちらに来ている子供のほうが多いと思うわけですけれども、その辺の現状をどのように認識、把握されているか、お伺いをしたいと思います。 118 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 119 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  詳細については、報告を受けておりませんのでお答えしようがない部分もございますが、ただ学校が統合になりまして、新しい友達がふえたことによって、明らかに行動範囲というものは広がっているだろうなと理解はしております。先ほどのプールにつきましても、事前に夏休み前に斎川地区の保護者の皆さんと学校側でいろいろ話し合っていただいて、先ほど課長が答弁したような結論になったということでございます。引き続き、白石第二小学校の生活の決まりもございますので、それに基づいて適正に今後も子供たちの生活が送られるように、またあわせて斎川地区にも恐らく旧二小学区の子供たちも遊びに来ていると思いますので、その辺、適正に生活指導ができるように、今後とも学校と連携をしてまいりたいと考えております。 120 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 121 ◯16番(松野久郎議員) 生活の場といいますか遊びの場がふえるのは仕方がないことだと思うわけですが、ぜひ今教育長がおっしゃったようにきちんと見ていただいて、事故などもないように通して見ていただければ大変ありがたいなと思いますし、何よりも子供の声が聞こえないという地域の方の寂しさもあるようですが、これは子供の数が少ないのもあるかもわかりませんけれども、子供会育成会なども通して、地元での活動もできるように、いろんな声がけを私たちもしていきたいと思いますし、ぜひ教育委員会からもよろしくお願いしたいなと思います。  それでは、次に南中学校、白川中学校について、各専門部会からの報告や提言等の内容、それを踏まえた準備委員会での決定事項や課題等についてお伺いいたします。 122 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 123 ◯半沢芳典教育長 ただいまの質問にお答えいたします。  両地区とも統合準備委員会及び合同専門部会を開催いたしまして、協議を行ってまいりました。課題であった通学用バスにつきましても、市民バスの運行時刻や経路等に関して、おおむね保護者の皆様の理解を得ていると考えております。  また、夏休み中に宮城教育大学の支援を受け実施いたしました花山少年自然の家での合宿を通しまして、生徒間の交流が深まるなど、交流活動が順調に進んでいると報告を受けております。  両地区とも、今後閉校関連行事の詳細について詰めていく状況となっております。  今後とも生徒、保護者の皆さんが不安なく新しい学校への通学ができるよう、対応してまいりたいと考えております。 124 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 125 ◯16番(松野久郎議員) バスの運行については、1年間運行しながら、不都合な点については次年度に向け見直しを検討するということを厚生文教常任委員会でも確認をいたしました。  また、統合準備委員会だよりということで、各地区の皆さんに毎回出していただいておりますので、地区の皆さんにはこれを見ていただいて、ここまで準備をしていただいているんだなということを安心して見ていただいているのかなと思っております。  統合まで半年を切っております。3年生は受験も控えておりますので、ぜひ引き続き生徒、保護者が不安なく移行できるよう、対応をよろしくお願いしたいと思います。  次に、斎川小学校の跡地利用について、具体的な今後のスケジュールはどこまでできたのかについて、毎回お伺いをしておりますが、今回もお伺いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。 126 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇
    127 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  旧斎川小学校の跡地利用につきましては、現在庁内において活用計画の検討を進めているところでございます。その中で、一部を公民館として活用してはどうかという案が示されているところであり、今後、地区と相談してまいりたいと考えております。  公民館に利用する部分以外の部分につきましては、現在のところ市としての利用を考えておりまして、少し時間をかけて検討していく考えであります。 128 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 129 ◯16番(松野久郎議員) 公民館に一部利用するということは、前々からそういったこともあるのかなというふうにお伺いをしておりましたが、市としての利用というのは、まだ具体的にいっていないのかもわかりませんが、どのように検討されているのか、もし検討自体があるのであればお伺いしたいと思います。 130 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 131 ◯半沢芳典教育長 お答え申し上げます。  さまざまな案が出ていることは確かですけれども、この場で残りの部分についてこうだということは現在のところなかなかまだ申し上げる段階ではございません。そのようにご理解いただければと思っております。 132 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 133 ◯16番(松野久郎議員) 前回もお願いをいたしましたが、ぜひ斎川地区ににぎわいが創出できるような、そういった活用をしていただきたいと思いますので、ご検討のほどよろしくお願いしたいと思います。  最後の質問になります。  南中学校、白川中学校の跡地利用について、今後の検討の進め方について、これも前回の定例会でも行いましたが、その辺の内容についてお伺いいたします。 134 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 135 ◯半沢芳典教育長 両校につきましては、現在子供たちが学んでいるという状況もございますので、具体的に平成31年4月以降どうするかということは現在のところ具体的に検討はしておりません。そのようにご理解いただきたいと思います。 136 ◯志村新一郎議長 16番松野久郎議員。 137 ◯16番(松野久郎議員) 活用計画、スケジュールというのを立ててやるということでございましたので、ぜひきちんとした計画を立ててやっていただきたいと思いますけれども、最後にご紹介しますと、今日本各地で小中学校の統廃合が行われております。9月2日の日本経済新聞に大きく広告が掲載されていました。その見出しが、「子供たちがいなくなった学校に大人たちが帰ってきた。廃校は、日本各地で元気です」と、そういう見出しでございました。その内容を簡単に紹介いたしますと、「少子化などによる就学人口の減少で、本来の使命を終える学校がふえています。その数、全国で約6,800校。しかし、その一方で多くの廃校が宿泊施設やレストランのような地域振興の場として、オフィスや工場のような起業の拠点として、ビジネス館や水族館に姿を変えて、地域の新しい中心となって、第二の歴史を刻んでいます。そういう人たちを自治体職員がサポートし、地元の人たちが応援をしています。かつて子供たちの声が響いていた学校で、大人たちの新しい時間割が始まっています」と、そういう内容でございました。ぜひそういうふうになるような、みんなで知恵を出し合いながら、地域の新しい中心となるような計画を立てていただくよう、しっかりとした対応をお願いいたしまして、質問を終わります。 138 ◯志村新一郎議長 次に、13番菊地忠久議員。    〔13番菊地忠久議員登壇〕 139 ◯13番(菊地忠久議員) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  今回、大きく4点についてお伺いをいたします。  初めに、1点目として「農商工連携を核とした賑わい交流拠点」愛称(しろいしSun Park)についてお伺いをいたします。  まず、(1)として、こじゅうろうキッズランドについてお伺いをいたします。この施設は、先月21日にオープンして以来、非常に多くの方にご来場いただいているようで、一昨日は入場者数が1万人を超えたということで新聞報道もなされておりました。それで、オープンして以来の利用状況をお伺いいたします。 140 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 141 ◯山田裕一市長 菊地忠久議員の一般質問にお答えをいたします。  この内容につきましては、担当課長より答弁をいたさせます。 142 ◯志村新一郎議長 川口子ども家庭課長。    〔川口秀記子ども家庭課長登壇〕 143 ◯川口秀記子ども家庭課長 市長の命により、菊地議員の質問にお答えいたします。  こじゅうろうキッズランドの利用状況につきましては、プレオープンを8月10日、11日及び18日、午前・午後それぞれ50組の募集を行い、3日間で約960人の来場者がありました。また、21日午後にオープンに伴う無料開館を行い、約470人の来場者があったところです。  当初、市内利用者が40%、市外利用者が60%と見込んでおりましたが、現在、個人利用において市内利用者の割合は約23%、市外利用者が約77%となっております。利用者の総数が当初の想定からふえた分、市内利用者の割合が減少したと考えているところです。  22日からは通常営業となりましたが、土曜・日曜は約750人の方が来場し、9月17日までの25日間で延べ1万400人の来場者があり、そのうち2,400人は白石市民の方となっております。  プレオープンを含めた入場者は、延べ約1万1,600人となっている状況です。 144 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 145 ◯13番(菊地忠久議員) 延べ人数で1万1,600人を超えたということで、想定よりも非常に多い、しかも市外の方が77%ということで、私も非常にうれしく思っていますし、先日1万人を達成されたお子さんも仙台市の方で、しかももう二度目の来場だということで、早速もうリピーターになっていただいて、これも本当にうれしい限りではございます。  そこで、市長就任以前より子供の屋内遊び場を白石市につくりたいとおっしゃっており、その実現に取り組んでこられました。市長就任後、スピード感を持ってその思いを形に変え、このたびこじゅうろうキッズランドが実際にオープンしたわけでございますけれども、ここまでの利用状況等を踏まえて、市長の率直な感想をお伺いいたします。 146 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 147 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  国道4号線沿いに、農商工連携を核とした賑わい交流拠点施設として「しろいしSun Park」の整備を進めておりますが、6次産業化加工施設「みのりFactory」に続き、子育て支援として選挙公約に掲げた大型遊具や五感を刺激する遊具などを配置した、親子で楽しめ、何度も来たくなる屋内遊び場を、地元国会議員、国、県のご支援のもと、短期間で完成することができました。また、施設内で子供たちが利用する遊具や絵本につきましては、白石市アンバサダー森川智之さん、株式会社キクチ、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社仙台支店、白石市民吹奏楽団、マツダ音楽事務所などの皆さんからのご寄附をいただき、大変ありがたいと思っております。このようなこじゅうろうキッズランドにご支援くださる皆さんの思いを、遊具などの整備を通じて子供たちに伝えてまいりたいと考えております。  利用状況は、さきに子ども家庭課長が答弁したとおりですが、平日、土日は全般にわたり当初の予想をはるかに上回る皆さんにご利用いただいております。利用した皆さんからは、「屋内で天候を気にせず子供が楽しく遊ぶことができる」「年齢に応じた遊び場があり、安心して遊ぶことができる」「あきらちゃん&ジャンプくんコンサートがおもしろかった。また来たい」「土曜・日曜など入場制限があるときは2時間待つようになるが、それでも子供たちが2時間思い切り遊べるので満足している」「大好きな絵本作家のあべ弘士さんが、白石市で絵を描いてくれてとても感激した」などの感想をいただいており、子供たちの笑顔あふれる屋内遊び場ができたと実感しております。  17日には、8月21日のオープン以来25日目で来場者1万人達成の記念セレモニーを行いましたが、今後も利用する皆さんの声を反映しながら、よりよい施設となるように努めてまいります。 148 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 149 ◯13番(菊地忠久議員) わかりました。  今、さまざまな利用者が使っていて、非常によいという声が聞かれているということでございましたけれども、実際オープン以降さまざまな利用者の声が聞かれていることと思います。実際私にも多くのご意見やご感想などが寄せられました。先ほどのご答弁で、非常によかったと好意的なご意見をご紹介いただきました。しかしながら、その中でも「ここはこうしたほうがいい」とか「ちょっとここは使いにくい」とかさまざまな課題も出てきたとお聞きしております。その全てに対処する必要はありませんし、対処するのが難しい問題も実際あると思いますが、改善すべき点は当然改善しなければなりません。実際に運営をした中で、どういった課題があり、それをどのように対処したのか、あるいは今後どのように対処しようとしているのか、お伺いをいたします。 150 ◯志村新一郎議長 川口子ども家庭課長。    〔川口秀記子ども家庭課長登壇〕 151 ◯川口秀記子ども家庭課長 菊地議員の質問にお答えいたします。  こじゅうろうキッズランドは、白石市で初めての施設となっております。このため、運営につきましては3回のプレオープンにおいて委託事業者と打ち合わせを行い、利用する皆さんの状況を見て、利用方法の改善点を見つけることも目的としておりました。  この中で、遊び場を年齢ごとに3つのエリアに分けておりましたが、保育園、幼稚園の年長児などが大型遊具の利用が可能であるとの声や、小学生でもエアートランポリンなどを利用したいなどの声がありました。このため、保護者が大型遊具に一緒に入るなど、保護者の見守りが可能であれば、大型遊具やエアートランポリンの利用ができるよう、柔軟に対応しているところです。  また、オープン後の入場券発行と受付の混雑につきましては、自動販売機での発券を市内、仙南1市7町、仙台市、その他に分類して、多世代交流施設として利用者のデータを集計するようにしておりましたが、発券に手間取ることから、レジでも販売することや、受付でお住まいの聞き取りを行うことで混雑が緩和するよう、対応の見直しを図っております。  今後も皆さんが利用しやすい施設となるよう工夫していきたいと考えております。 152 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 153 ◯13番(菊地忠久議員) わかりました。  実際に私も先日利用したときに、発券機のところが混んでいて、カウンターで手でも販売されておりましたので、そういったいろいろ利用者の声を聞きながら、どんどん改善していけるものは改善して、利用しやすい、よりよい施設につくり変えていっていただきたいと思っております。  それで、関連いたしまして、以前私は厚生文教常任委員会の中の質疑で、白石市の施設ではあるんですけれども、利用するに当たって白石市民と市外の方との差がない、白石市民であるメリット、お得感は何かないのかとお聞きした際に、「今後、白石市民の利用促進を図るため、市民であることのメリットが感じられ、楽しめる企画を運営事業者と協議しながら検討していきたい」とご答弁をいただきましたが、その後、何か白石市民であるメリット、お得感というものを検討されたのか、お伺いをいたします。 154 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 155 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  市民のお得感でございますが、まず本年、オープンしました初年度でございます。市民の利用促進を図るために、10月に利用できる無料招待券を子供たちに配付することを検討しており、まず一度はこじゅうろうキッズランドを利用していただくことで、施設のよさを体感いただき、リピーターとなることを期待しているところでございます。  また、こじゅうろうキッズランドは子供が楽しく遊ぶ施設であることから、子供の健康状態を調べる3歳6カ月児健康診査、小学校入学前に行う就学児健康診断などにおいても、子供たちに無料招待券を配付するなどの検討をしているところでございます。 156 ◯志村新一郎議長 菊地議員に申し上げます。午前中の質問をこの程度にとどめ、午後に続けたいと思いますので、よろしくお願いします。  この際、午前の一般質問をこの程度にとどめ、午後1時まで休憩いたします。      午前11時51分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後 1時00分開議 157 ◯志村新一郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  午前の一般質問を続行いたします。  13番菊地忠久議員。    〔13番菊地忠久議員登壇〕 158 ◯13番(菊地忠久議員) 先ほど市民のメリットということでお聞きした際、無料招待券を配って、まずは体験していただいて、リピーターになるようつなげたいというようなことをご答弁いただきました。  しかしながら、それ1回で終わってしまう可能性というのも捨て切れない、無料券の配付では。継続して来てもらうために、例えば回数券を市民の方は11回ではなくて12回とか13回つづりの券にするとか、パスポートは3,000円のところを2,500円に割り引くとかいう、そういった方法があってもいいのかなと考えますが、ご所見を伺います。 159 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 160 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  確かに議員おっしゃるとおり、市民の皆さんに対するお得感というところは、今後検討してまいりたいと思います。ただ、以前もいろんな議論をさせていただいたときに、正直想定以上の方が今来ていただいていて、午前中に議員からもご質問ございましたが、一番は事務手続が煩雑になってしまうと、結果としてまた並んでいる市民の皆さんとか市外の方々にも迷惑をかけてしまったりするなということも実は考えまして、今回まずは無料の券を配付、それから市内の子供さんたちの健診等だと間違いなくダイレクトにお渡しできると。なかなかキッズランドの受付のところで割引券とかとなってくると、事務のほうが煩雑になってしまうということもございますので、今後また種々検討を重ねさせていただきたいと思います。 161 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 162 ◯13番(菊地忠久議員) 料金体系をさまざまにすると事務手続が煩雑になるということは以前の議論の中でもご答弁いただいて、そこは理解しております。確かに今非常に混んでいて、そういう中でいろいろな料金体系を設けると、ますますあそこが混むというのも非常に理解できます。落ちついたら……、落ちつかないほうがいいんですけれども、落ちついたらそういったことも考えに入れていただいたりとか、あと例えば利用券を市役所とか公民館とかそういうところで販売するというような方法もできるのかなとは思いますが、その辺はいかがお考えでしょうか。 163 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 164 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  確かにいろんな方法はあるんだろうと思います。まず今委託業者でありますNPO法人みやぎ・せんだい子どもの丘のほうともいろいろと検討しながら、今後種々、今本当にいろいろ貴重なご意見を賜りましたので、実現できるかどうかも含めて検討させていただきたいと思います。 165 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 166 ◯13番(菊地忠久議員) ぜひご検討をお願いしたいと思います。  そこで、繰り返しになりますけれども、非常に多くの来場者でにぎわっており、大変喜ばしいことですが、その反面、土日は混雑し過ぎて、約750名の方が来られているということですけれども、入場制限がかかって、おおむね2時間の利用をお願いしている状況ということでございます。それはうれしい悲鳴ではあるんですけれども、先日遠方から来た方が、入場制限がかかっており、ちょっと時間がなくて、そのまま入れずに帰ってしまったという事例があったことを耳にしております。そういったことを防ぐためにも、ホームページやSNS等で混雑状況を随時情報提供すべきだと考えますが、いかがお考えでしょうか。 167 ◯志村新一郎議長 川口子ども家庭課長。    〔川口秀記子ども家庭課長登壇〕 168 ◯川口秀記子ども家庭課長 ただいまの菊地議員の質問にお答えいたします。  ホームページにつきましては、現在のところSun Park全体のホームページの中にこじゅうろうキッズランドのホームページをつくるという方向性で行っておりまして、その中でできるだけリアルタイムに混雑状況なんかを発信できるような方法をとっていきたいと考えております。 169 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 170 ◯13番(菊地忠久議員) 今、ホームページをつくるということで、その中で混雑状況を発信していくというご答弁でしたので、ぜひ早急につくっていただいて、リアルタイムな混雑状況を情報提供して、利用者に迷惑にならないように、サービス向上につなげていただきたいと思っております。  それで、Sun Parkの入り口の交差点についてお伺いをしたいんですけれども、国道4号線の仙台方面から来る上り線、Sun Parkに入ろうとする右折の交差点、あそこが上り、下り、時差式になっておりまして、上り線が先に赤になっても下り線はまだ青のままなので、それを知らずに急に右折してしまう車両が結構あって、見ていて危ないという声を聞いております。実際、先日ワゴン車が横転するほどのちょっと大きな事故があったということも聞いておりますので、こちらをぜひ早急に右折の矢印つきの信号機を設置するか、もしくはせめて最低限時差式をやめるように、警察など関係機関に強く働きかけるべきだと考えますが、いかがお考えでしょうか。 171 ◯志村新一郎議長 藤原建設部長。    〔藤原裕建設部長登壇〕 172 ◯藤原裕建設部長 ただいまの菊地議員のご質問にお答えいたします。  ご指摘のとおり、国道4号と県道白石上山線、こじゅうろうキッズランドの入り口の交差点でございますが、現在の信号処理は時差式となってございまして、下り線、仙台方面への青時間が長くなっていることから、仙台方面からは直進車両の影響で右折しづらい状況になってございます。  このことから、かねてから警察署等に対して新たな信号処理につきまして要望してまいりましたが、先日、9月の上旬でございましたが、連絡をいただきまして、10月の上旬ごろには両方向に青矢印の新たな信号を設置できると伺ってございます。これによりまして、仙台方面から施設へ入る際も十分余裕を持って右折できるものと考えてございます。 173 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。
    174 ◯13番(菊地忠久議員) 市のほうも迅速に要求していただいて、警察のほうもすぐに対応していただけたということで、非常にありがたいことで、これからあそこの事故は大分減るというか、なくなると思うので、非常によかったなと思います。  では、こじゅうろうキッズランドについては最後の質問になりますけれども、現在はオープンして間もないということで、先ほども申しましたけれども想定以上にたくさんの人に来ていただいておりますが、何もせずにこれが続くとはちょっと考えにくいと実際問題として思っております。今の来場者数を大幅に減少させないことや、できればこのまま維持をしていく、そういった方法が必要と考えますが、どのように取り組まれるか、何かお考えがあるのか、お伺いをいたします。 175 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 176 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  やはり今後はソフト面の充実が非常に大切になってくると思っております。午前中も答弁をさせていただきましたが、土日のイベント時にはより多くの皆様にご来場いただいております。例えば絵本作家のあべ弘士さんにお越しいただきまして、ライブペインティングを実施させていただきましたが、当日は朝5時から、東京から家族で車で来られた方もいらっしゃいます。そのように、ソフト面の充実を今後とも、委託業者でありますNPO法人みやぎ・せんだい子どもの丘の方々に、こちらのほうからもさらに強く働きかけを行っていくとともに、来春にはおもしろいし市場、また翌年には地元食材活用レストラン等ができ上がりますので、しろいしSun Park全体が有機的なつながりを持つことによって、さらに魅力のある、リピーターを多く見込める施設となるように、しっかりとそれぞれの事業者同士がさらに連携をとれるように、そういったこともスムーズにいくように、行政としても働きかけてまいりたいと思います。 177 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 178 ◯13番(菊地忠久議員) 確かにソフト面の充実というところが非常に評価されてあの運営事業者に決まったということで、その効果が早速発揮されているということで、今後もそういったところを伸ばしていただいて、集客につなげていただきたいと思っております。  それでは、(2)おもしろいし市場についてお伺いをいたします。  1)として、しろいしSun Park内の施設では、こじゅうろうキッズランドの次は産直市場、愛称は「おもしろいし市場」となっておりますが、こちらがオープン予定です。この施設は、キッズランドと違い、市が委託料など管理運営に対して補助金等は出さない方針となっております。だからこそしっかりと経営感覚を持った、利益を出せる運営事業者が求められます。  今回、運営事業者がNPO法人小十郎まちづくりネットワークに決定いたしましたが、その決定に至る経緯をお伺いいたします。 179 ◯志村新一郎議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 180 ◯安藤信行農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  運営事業者の決定に至る経緯ということでございましたが、公募により運営事業者を選考いたしました。選考に当たっては、識見を有する方などで構成いたします運営事業者選考委員会が応募事業者の理念や方針などを厳正に審査し、特定非営利法人小十郎まちづくりネットワークが選考されました。この結果を受けて、市がさらに検討を重ね、委託事業者は同法人に決定をいたしました。 181 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 182 ◯13番(菊地忠久議員) 決定に至るおおよその経過は今理解いたしました。  そこで、繰り返しになるんですけれども、この施設はどのような事業者がどのように運営するのかが重要で、そこが問われているのだと思います。そこで、選考過程でどのような意見が出され、どういった点が評価され、この事業者に決定いたしたのか、詳細をお伺いいたします。 183 ◯志村新一郎議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 184 ◯安藤信行農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  運営事業者選考委員会の中では、主な意見といたしまして、「市民の関心は高く、その管理運営の成果が期待されることから、強い目的意識と理念を持って魅力ある販売施設を目指すとともに、管理運営に必要な体制を整備し、安定した経営を目指すこと」「農産物出荷者の募集は、チラシなどに加え、農家や団体に個別訪問するなど、出荷者の確保に努めること」「農産物出荷者から毎年品目別に出荷時期、数量など生産出荷計画書を提出させ、その計画書をもとに時期をずらしての栽培、売れ筋の品目の栽培を促すなど、品目を調整し、品不足や余剰が起きないように努めること」などの意見がございました。応募事業者は、小十郎まちづくりネットワーク1者でございました。選考の過程の中では、今のような意見も踏まえて、今後の経営的な部分も踏まえて検討した上で選考されております。 185 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 186 ◯13番(菊地忠久議員) 公募によって選ばれた、でも応募は1者だったのですが、しっかりとした選考過程を経て、きちんと収益が上げられる事業者であると判断されたと。そういうことで、この事業者が決定したというふうには理解しましたが、実際、市民の方の声が寄せられておりまして、「NPO法人小十郎まちづくりネットワークさんからは、産直市場建設のためにこれまで多額の寄附金をいただいている。これまでも三白野菜やササニシキプロジェクトで強い結びつきがあり、優遇しているのではないか」「小十郎まちづくりネットワークありきの選考ではなかったのか」「極端なところ、現在のJAさんの施設が使用できなくなるから、産直施設をつくってあげたのではないか」といった、ちょっと厳しい声も聞かれます。そういった市民の声に対しては、どのようにお考えなのか、またどう説明していくのか、お尋ねをいたします。 187 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 188 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  さまざまな市民の方の声があることは私も承知をしております。しかしながら、先ほど担当課長が答弁をさせていただきましたように、まず公募という形をとらせていただいて、そして厳正なる審査の結果、合格点に到達したということで決定をさせていただきました。ここにいらっしゃる議員の皆様はご存じだと思いますけれども、決して小十郎まちづくりネットワークありきではございません。そもそも、当然ですけれども今回のこの「しろいしSun Park」の構想は、子供の屋内遊び場、そして産直施設、レストランというのを一体的に、あの福岡の地内で新たな白石市のにぎわいの施設として整備するということでこの事業はスタートしておりますので、決して小十郎まちづくりネットワークの産直施設をつくるためにこの事業が動いているわけではございませんので、そこのところは誤解がないように、皆様のほうからもご周知いただきますようによろしくお願いいたします。 189 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 190 ◯13番(菊地忠久議員) わかりました。実際私もそういった声をいただいたときには、大体同じようなご説明をさせていただいたんですけれども、市民に広く理解していただいて、この施設が全体的に今後もうまくいくように、市民のみんなで盛り上げていければなと思っております。  次に、2)の質問に移らせていただきます。おもしろいし市場、当初は本年12月のオープンを予定しておりましたけれども、来年4月オープンに変更となりましたけれども、その理由をお伺いいたします。 191 ◯志村新一郎議長 安藤農林課長。    〔安藤信行農林課長登壇〕 192 ◯安藤信行農林課長 ただいまの質問にお答えをいたします。  農産物等販売施設の整備工事については、平成30年6月15日、条件つき一般競争入札に付し、入札参加業者4者にて入札を行った結果、予定価格に達せず、不調となったところです。東日本大震災以降、労務費や資材価格の高騰、材料手配の期間などによる不調が他の自治体においても起きている現状でございます。これは設計単価に基づく予定価格と入札価格との間に乖離があるのが主な理由でございます。  早急に発注内容の見直しを行い、新たに8月22日から公告を行い、9月13日に入札を行ったところでございます。  工期については、平成31年3月15日を予定しており、4月オープンを目指して進めていきたいと考えております。 193 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 194 ◯13番(菊地忠久議員) 延期になった理由はわかりました。価格の高騰だとかさまざまな要因で入札不調になったということで、そこは理解しておりました。  とはいえ、12月オープンに向けて関係者の皆さんはいろいろ準備を進めてきたと思います。それによって、ちょっといろいろ困っているというようなお話も聞きますので、今後はしっかりと精査をして、精度の高い見積もり作成をお願いするところでございます。  次に、(3)の質問に移ります。Sun Park内の連携についてお伺いをいたします。  今後、各施設が開設していく中で、「しろいしSun Park」内での緊密な連携をとり、相乗効果を発揮して、より集客につなげる、売り上げにつなげるということが非常に重要だと考えておりますが、今後どのように連携をしていくお考えがあるのか、お伺いをいたします。 195 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 196 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  賑わい交流拠点「しろいしSun Park」につきまして、各施設相互の密接な連携と相乗効果により、一層のにぎわいと雇用の創出、子育て支援の充実を図り、宮城県南地域の核となる一大交流拠点としていかなくてはならないと考えております。そのためには、各施設運営事業者間の情報の共有、意思の統一を図ることが不可欠であり、各施設のまとめ役となる組織が必要であることから、現在、関係者の皆様と本市各担当部署等によるにぎわい地域づくり推進協議会を今年度中に組織すべく、同協議会準備会として各施設間の連携、協力方策や、推進協議会のあり方などについて検討を進めております。既にこじゅうろうキッズランドがオープンしたことに伴い、施設の一つでありますみのりキッチンがこじゅうろうキッズランド内でのお弁当販売を行っており、来館者の皆様に好評を得ているところでございます。  協議会の具体的事業等につきましては、今後の検討状況にもよりますが、現時点では定例会議の開催、共通で利用する施設、設備等の管理運営、共同イベント等の企画実施、広報・宣伝活動等の企画実施、その他施設全体の連絡調整等などを想定しております。  いずれにいたしましても、具体的な事業などにつきましては今後関係者の皆様と検討してまいります。 197 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 198 ◯13番(菊地忠久議員) 協議会を立ち上げて準備を進めていって、具体的な事業については今後詳しく検討するということで理解いたしましたし、先日、私がキッズランドに行ったときには確かにみのりキッチンさんのお弁当を売っていて、非常にいいなと感じましたので、より密な連携を今後期待するところでございます。  そんな中、1点ほど、ただいま具体的な連携の一つとして共同でのイベントの実施とか、広報・宣伝を行うとありました。ぜひ行っていただきたいと思うんですけれども、その際は外注とかをせずに、自分たちの手で、もしくは地元の業者の手をかりて行っていただきたいと思います。これは以前にも述べたことでしたが、こういったイベントごとを東京や仙台の広告代理店や実績あるイベント会社にお願いすれば、非常に洗練された、見ばえのいい、それなりに立派な大きなイベント等を行うことができますし、例えば地元業者では10しかできないものを20なり30なりのものがそういった大手の会社ではできます。しかしながら、それではお金もノウハウも地元には残らない。10の仕事しかできない地元業者だとしても、それに11、12、13ぐらいのことを発注すれば、そこは何とか皆さん頑張ってくれるはず。それを積み重ねていくことで、地元にお金もノウハウも落ちて、いずれ20、30というものができるようになると考えます。このことは、もちろんSun Park内の連携に限らず、市政全般に言えることだと考えますが、この点について市長はいかがお考えでしょうか。 199 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 200 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  菊地議員のご指摘のとおりだと思っております。やはりそれぞれの施設の皆さんが、先ほどの答弁と重複してしまいますが、有機的な連携を図っていくことが非常に重要であると思っております。やはり施設ができ上がって、おのおのが独立した形でやっていては相乗効果も発揮されませんし、施設ができ上がった、ああよかったということではないと思います。先ほどこじゅうろうキッズランド、ソフト事業の展開というお話をさせていただきましたが、私の思いもあって、産直施設の屋根をせり出して、多少の雨天時でも外で何か企画というかイベントができるような施設のつくりを今計画をしているところでございます。そうすることによって、例えば地元の市民吹奏楽団であったり、またよさこい走乱白石城であったり、ヒップホップのグループであったり、本市は非常に市民団体やサークルの活動が活発でございますので、いろんな発表ができる、団体の皆様にイベントをやっていただいたりとか、そういうことによってさらなる地元の来場者もふえると考えますので、やはり地元優先、そしてさらに市民の皆様をソフト事業等でも巻き込んでいけるような、そういった運営ができるように、さまざまな部署に私のほうからも思いを伝えさせていただきたいと思います。 201 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 202 ◯13番(菊地忠久議員) 地元優先で、地元中心にこれからやっていきたいということで、非常にそこは評価していきたいと思っておりますし、そのようにぜひやっていただきたいと思います。つくるまでよりも、むしろつくってからどう運営していくか、どう回していくか、そして地域にどうお金を落としていくかというのが非常に大事ですので、今後我々議員としてもしっかりと運営を見詰めていきながら、市民全体でこのSun Parkを盛り上げていけるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  それでは、次に大きな2番目、将来的な小中学校の統廃合について質問をいたします。  全国的な少子化の流れがとめられない中、本市もその流れに逆らうことはできず、残念ながら少子高齢化が進んでおります。主に現在の中学2年生が生まれた平成16年の本市の出生数は303名でしたが、昨年、平成29年は201名まで減少しております。そして、今後出生数はさらに減少することが、すなわち子供の数、そして小中学生の人数は減少することが推計されています。  より具体的な総務省の人口推計では、今から12年後の2030年、本市のゼロ歳から14歳の人口は2,062人、本年8月末で3,610人おりましたので、1,600人ほど今後12年間で減ると推計されています。これを1年齢当たりに換算しますと、平均で137名という数字であります。平成16年には303名、昨年は201名、そして2030年、12年後には約137名まで数字が減るということで、まず小中学校の統廃合の議論の前に、大前提となる子供の数が減少するということに対して、教育長はどのように認識をお持ちなのか、お伺いをいたします。 203 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 204 ◯半沢芳典教育長 菊地忠久議員の一般質問にお答えをいたします。  出生数が減っていくということにつきましては、私も大変憂慮しておりまして、そのような認識もあわせて持ってございます。先ほど佐藤秀行議員にもご答弁申し上げたとおり、魅力ある学校をつくっていくということも少子化の対策の一つになるのではないかということも考えておりまして、現実的に減っていく政府等の数字も非常に重要視しておりますが、あわせて現在の人口減少に少しでも歯どめがかかるように努力していきたいと、そのような認識でおります。 205 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 206 ◯13番(菊地忠久議員) 人口減少、子供が減っているのを憂慮しているということでございました。  そこで、児童・生徒の教育環境をまず第一に考えるのは言うまでもありませんけれども、持続可能な自治体運営等々、さまざまな角度から検討すれば、将来的な小中学校のさらなる統廃合も視野に入れていかなければならないと考えております。将来的に学校統廃合を「する」「しない」というのは、もちろんそれはこれからの議論の結果によるところですけれども、小中学生の人数が減少していくのは明らかであり、将来を見据え、今から議論を開始すべきだと考えますが、ご所見をお伺いいたします。 207 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 208 ◯半沢芳典教育長 お答えいたします。  現在、教育委員会では平成31年4月の南中学校と白石中学校、白川中学校と東中学校の円滑な統合に向けて、全力で準備を進めているところです。  平成26年度に出されました小中学校の在り方検討委員会からの答申において、全市で1学年250人くらいで推移することを前提にしておりますが、実際には年間出生数が200人程度の状況になっておるのも、これもまた事実でございます。このことから、議員がおっしゃるとおり、教育委員会において小中学校の今後のあり方について検討を開始していきたいと考えております。  なお、検討の方向性につきましては、統廃合だけではなく、学校再編、例えば義務教育学校であったり、小中一貫校であったり、そういうことも含めて、柔軟な考え方のもと、検討していくという方針でおります。 209 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 210 ◯13番(菊地忠久議員) わかりました。統廃合だけでなく、いろいろ柔軟な考えを持って検討を開始していきたいということですけれども、ではいつ開始するのか。統廃合であったり学校再編という非常に難しい問題、もちろん手間も時間もかかります。そのために、その議論には多くの市民の方を巻き込んで、時間をかけて幅広く深い議論を行っていただきたい、そして多くの市民の方が十分納得する結論を出していただきたいと考えております。物事が決まってからはスピード感が非常に大切ですけれども、決定以前は時間をかけ、ゆっくりと深い議論をなすべきだと考えております。そのためにも、できるだけ早く、今から議論を開始することで、例えば今は不可能だと思われるようなことも、5年、10年と議論を深めていけば実現できるということもありますので、ぜひなるべく早く、今すぐというわけにもいかないんでしょうけれども、せめてその話し合いの場は来年度ぐらいから始めていただきたいなと考えているんですが、その辺はいかがでしょうか。 211 ◯志村新一郎議長 半沢教育長。    〔半沢芳典教育長登壇〕 212 ◯半沢芳典教育長 先ほどもご答弁申し上げたとおり、現在、中学校2校の統合について全力で教育委員会が当たっているところでございます。まず初めに、小中学校の在り方検討委員会から出された後にも国から、先ほど申し上げたように義務教育学校であったり小中一貫校であったり、新たな方策、それから効果、メリット等とあわせて課題等も示されているところですので、まずもって今年度教育委員会の中で少し検討していきながら、来年度、はっきり時期は明示できませんけれども、議論を広く市民の皆様と行っていければと考えているところです。 213 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 214 ◯13番(菊地忠久議員) まず教育委員会の中で話し合って、市民の皆様を巻き込んで開始していきたいという、前向きな答弁ということで理解させていただきます。  それでは、例えば統廃合については、教育行政については当然最終的には教育委員会が判断するものでございますけれども、予算であったりさまざまな要因が一般の行政にも密接に絡んできます。特に今後、公共施設等管理計画に基づき、公共施設の規模の適正化、長寿命化等を図ることとなり、学校施設も例外なく適切な管理・更新をしていかなければなりません。  現在の本市の学校は、耐震化はなされておりますが、古い建物も多く、例えばきのう以来議論が交わされておりますエアコンの設置一つをとってみても、当然にランニングコストがかかるわけで、古い建物は気密性や断熱性も悪く、その分電気代も多くかかってしまいます。そういったもろもろのことを踏まえ、持続可能な自治体経営、そして教育環境のあり方というさまざまな観点から見て、この問題について山田市長はどのようにお考えか、お伺いをいたします。 215 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 216 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  今、菊地議員と教育長のそれぞれ質問、答弁のやりとりをお聞きしながら、本当に子供の数が減って、これから先さらに子供の数が減っていくことが想定されるわけでございます。これはもう市としても非常に大きな課題だなと思って、お二人のやりとりを聞いておりました。今は年間約200人の子供が生まれております。単純計算でいくと、今生まれた子供は6年後は小学校1年生になるわけです。今200人の子供であれば、当然6年後、その200人が小学校1年生に入学するわけです。それを考えると今後は、極論になってしまうんですけれども、統廃合というよりも小学校と中学校が1校ずつでも足りるんじゃないかという数にまでなってくることが間違いなく想定されていくんだろうと思います。もし仮に200人と考えれば、40人学級であれば1学年5クラスで終わりますし、仮に35人学級をやるとしても1学年6クラスだけで結果としてできてしまうことになってしまいます。やはり子供たちのこれからの教育環境を考えて、今回教育委員会としましても非常に重い決断をされて、全国学力テストの結果を公表ということになっております。さまざまな角度から検討し、議論をしなくてはならないと思いますが、子供たちの例えば教育の環境のために、子供たちを集中させて、そこにお金も集中させる、そして人も集中させるということも一つの考え方だと思いますし、先ほど議員おっしゃられたように多くの市民の皆様を巻き込みながら、やはり子供たちが将来それぞれ夢に向かって頑張っていくためには、学力というのは絶対必要不可欠なものだと思いますし、よりたくましい、そして健やかな子供たちを育成するためにはどういった方策が一番いいのかということを、市民の皆様と一緒になって今後議論をさせていただきたいと思いますし、当然行政当局もそういった議論の中にもいろいろ入っていきながら、多くの市民の皆様の声をお聞きしたいと考えております。 217 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 218 ◯13番(菊地忠久議員) 本当に非常に将来起こり得る厳しい問題として受けとめているということで、本当に極論ではありますが、実際もう人数的なことだけを考えれば学校1つで間に合う、何なら小中学校一緒にして1つでも間に合うぐらいの人数まで将来的には減ってしまいますので、しかも先ほども申しましたけれども12年後には1年で生まれるのが大体140名弱ぐらいまで減るという推計も出ていますので、もう本当に早急に市長当局側も真剣に考えていって、市民全体の議論を行っていただきたいなとお願いいたしまして、次の質問に移りたいと思います。  3番は、市長によるトップセールスについてお伺いいたします。  山田市長は、みずからが白石市のセールスマンとして積極的にPRや陳情等を行うことを日ごろ述べておられます。首長みずからがトップセールスを行うことの重要性や、実際に山田市長が県内外に赴いて積極的に行動なされていることは理解をしております。  そこで1)として、本年度、県外への出張は月平均何回ほどあるのか、お伺いをいたします。 219 ◯志村新一郎議長 大槻総務部長。    〔大槻洋一総務部長登壇〕 220 ◯大槻洋一総務部長 ただいまのご質問にお答え申し上げます。  平成30年度の市長の県外への出張は、4月から8月の5カ月間の合計で18回、月平均3.6回となっております。 221 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 222 ◯13番(菊地忠久議員) わかりました。月平均3.6回ということで、大体週に1回ぐらいは県外に出張されているということで、そのほかにももちろん当然に県内にも数多く出張されていると思います。  そこで、2)トップセールスを行うに当たって、山田市長が特に心がけていることは何か、お伺いをいたします。 223 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇
    224 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  平成28年11月に市長職を拝命した際、私みずからが白石市のトップセールスマン、広告塔として国内外に積極的に白石市をPRしていくことをお誓いをいたしました。  現在、どんな事業を行うにも白石市単独で事業を行うことが大変難しい状況でございます。これまで同様、国や県の補助金などを積極的に活用しながら事業を行うとともに、行政や民間の垣根を超えた連携を進めていくことが重要と考えております。そして、さまざまな事業を行う際には、市民の皆様の協力はもちろん、白石市を応援していただける外部の方々の力が必要とも考えております。  これまで市長就任から、人との出会いや人とのつながりを大切に、全力で市政運営に邁進してまいりました。また、チャンスをつかむためにも、さまざまな機会とタイミングを逃してはならないとの思いで走り続けてまいりました。おかげさまで、これまで以上に国会議員や経済界の方々とのつながりや協力関係を築き上げることができていると実感しております。引き続き人との出会いを大切にしながら、一人でも多くの方に白石市の応援団となっていただけるよう、誠心誠意積極的に白石市をPRしてまいりたいと考えております。 225 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 226 ◯13番(菊地忠久議員) 今、山田市長ご答弁されたとおり、本市独自で単独の事業を行うことは本当に厳しくなっている、そのためにはさまざまな協力が必要で、突き詰めれば人とのつながりが非常に大事だと私も理解しております。そのために、山田市長も人とのつながりを大切にしながら邁進してきたと今ご答弁されました。  実は先日、山田市長と私の共通の友人とお話しした際、その方は「山田市長の得意わざは仲間をつくることだ」とおっしゃっておりました。私も非常に同感です。仲間をつくるその特技というか、そういったものを生かして、これまでも成果を上げてきたことと思いますが、具体的にはどのような成果があったとご自分ではお考えになっているのか、お伺いをいたします。 227 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 228 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  具体的な成果でございますが、いろいろと思い出に残っているというか、非常に心に残っていることがたくさんございますが、まず全国青年市長会というところに加入したのが非常に大きいと思っております。49歳までに当選しました市長で構成されているこの会でございますが、現在、全国で81市が加入し、全国の市の約1割強の市長が加入をしております。意見交換会へ参加することによって、さまざまな先進事例を学ぶことができております。一例を申し上げますと、キャッシュレス時代及びインバウンドへの対応といたしまして、白石城へのクレジットカード決済の導入の実現、これも私がみずから参加したものだと思っておりますし、大阪府泉佐野市との特産品の相互取り扱い協定、白石市での全国青年市長会の総会の開催など、白石市のPRができた大きな成果だと思っております。特に泉佐野市は、関西空港立地の市でございます。今、インバウンドで多くの外国人の方々が関西空港におりております。その方々が白石市の物産を買い求められたり、また白石市の情報をそこで入手されたり、それでぜひ白石市のほうにも足を運んでいただきたいとも思っております。  また、平成29年度の台湾のトップセールスによりまして、桜の時期に合わせた新たな旅行商品、そして教育旅行として白石市を訪問していただく企画も実現することができたと思っております。  また、市内の誘致企業訪問も積極的にさせていただきました。その結果といたしまして、新たに新卒での雇用の拡大、また数十億円単位での設備投資、そういったお話もいただいておりますし、新たに白石市へ立地を検討している企業等も出てきております。  また、白石市ではございませんが、公立刈田綜合病院におきましては、3月まで東北大学の総長を務められました里見先生に現在特別顧問としてご就任をいただいているところでございます。おかげさまをもちまして、公立刈田綜合病院の常勤医の先生の数もふえてきておりますし、さまざまなチャンスを捉えて、さまざまなところに出向いて行って、頭を下げたり、またいろんなお願いをしたり、そういった行動が着実に実を結んでいるものと考えております。 229 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 230 ◯13番(菊地忠久議員) わかりました。  そのように、首長みずからが何度も足を運ぶ、訪問するということで、相当の成果を上げてきた、そういうふうに私も感じております。例えば今そこに座っている藤原部長も、ことし初めて国土交通省から来ていただきました。これも山田市長が関係各位にいろいろお願いした成果だと思っております。そうやって、行動力があって、いろいろなところに出向いている。ただ、先ほど聞くと平均で3.6回ということで、これが3)につながるんですけれども、山田市長のバイタリティーからすれば、今以上にもっと市内外へPR等、発信できると考えておりますが、そのあたりはいかがお考えでしょうか。 231 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 232 ◯山田裕一市長 お答えをさせていただきます。  市長就任から11月で丸2年を迎えますが、おかげさまであらゆる方面におきまして市内外を問わず、出会いの機会を頂戴しております。白石市の発展につながると思うものについては、あらゆるチャンスに挑戦していく所存ですが、当然出張には予算が伴いますので、費用対効果を一つ一つ見きわめながら対応してまいりたいと考えております。 233 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 234 ◯13番(菊地忠久議員) ただいま予算があるし、費用対効果ということもおっしゃいました。当然に出張すれば交通費や宿泊費はかかります。しかし、山田市長は別に遊びに行っているわけでもないし、移動に例えばファーストクラスとかスイートルームを利用しているという、そういったのであれば非常に問題なんですが、そういうことではなく、新幹線は自由席だし、飛行機もエコノミークラス、あとLCCがあればそちらを利用されているということも存じ上げております。個人的にはせめて指定席ぐらい利用してもいいのかなと思っておりますけれども、先ほど具体的な成果についてもご答弁いただきましたが、一般的に民間企業でも何でも営業というのは当然1回でうまくいくものではありませんし、何回も何回も足を運んで、ある意味無駄足を積み重ねて良好な関係を築いて、そして大きな成果を得られるものです。ですので、余り出張費とか予算というのを、無駄遣いするのはだめなんですけれども、そういったところを意識せずに、もっともっと積極的にトップセールスを行っていただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。 235 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 236 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  非常にありがたいというか、もっと積極的に頑張れというエールかなというふうに受けとめさせていただきますが、私自身も非常に旅費に関しては気をつけているところでございます。実は私費で対応しているところも数多くございます。先ほど菊地議員は無駄足というお話もございましたが、確かに相手がありますので、相手との信頼関係を築く上で非常に大事だと思っています。そういう中で、私費で対応しているところも当然あるわけでございますが、今後とも積極的に、やっぱり必要なところには出向いていきたいと思っております。正直、体がきついなと思うこともたくさんあります。それでも、市民の皆様から大きな負託をいただいて、今白石市長という立場をお預かりしております。私の任期、精いっぱい白石市発展のために、これからもチャンスを逃さず、積極的にさまざまなアクションを起こしてまいりたいと思いますので、どうぞ今後ともご指導賜りますようにお願いいたします。 237 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 238 ◯13番(菊地忠久議員) 私費で対応されているのもあると今おっしゃいましたけれども、そういうのは私費で行く必要はなく、予算をつけられるものはぜひつけて、繰り返しますが遊びに行っているわけではないですので、それが直接的な成果に結びつかなくても、そういうのは公費でしっかり対応していただいて、やっていただきたいと思っておりますし、体がきついなと感じるかもしれませんけれども、そこは我慢していただいて、やっていただきたいと。極端な話、市長は毎日市役所内や市長室にいなくてもいいと私は思っております。市長の仕事は、まず大きな方向性を示すとともに、最終的な決断を行う。日常の実務や決裁等は副市長がいらっしゃるので、そのためにというわけではないでしょうけれども、副市長がきちんといらっしゃいますので、今以上に白石市のトップセールスマンとして市内外に出ていって、市のPRを行っていただきたいと強くお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。  最後、白石市民バスをグーグルマップで検索可能にしてはいかがということで、質問いたします。  グーグルマップを使用している人は多く、ある企業が行った調査では2017年に日本では月平均約3,300万人がグーグルマップのアプリを利用したという結果が出ています。これは、グーグルマップに情報を掲載すれば、それだけの人に情報をリーチできる可能性があることを示しています。  グーグルマップには、バスや電車など公共交通機関について出発地と目的地を指定して、最適なルートを調べるという経路検索機能があり、地方のバス会社ではグーグルマップ上でバス停位置や時刻表を検索可能にすることで利用者をふやそうという取り組みが始まっております。  バス路線がグーグルマップに反映されていない本市の場合、例えば東京駅から鎌先温泉まで公共交通機関での経路を検索すると、「経路が見つかりません」と表示されてしまいます。  グーグルマップでバス路線を検索可能にするには、グーグル社と契約し、指定されたURLにGTFSと呼ばれる形式のファイルを置くことが必要になります。すると、自動的にグーグルマップに情報が掲載され、ダイヤ改正などでファイルを更新すれば、反映されるようになります。リアルタイムの情報を提供するファイル形式を整備すれば、バスのおくれまで反映した経路検索が可能になるというものです。  また、このGTFS形式のデータ作成用のソフトは無償提供されており、例えば青森市営バスはこの無償ソフトを使って本年4月よりグーグルマップでの経路検索ができるようになりました。  本市でも、白石市民バスをグーグルマップに掲載可能にすることで、新たな観光客の誘致と利便性の向上を図るべきと考えますが、所見をお伺いいたします。 239 ◯志村新一郎議長 山田市長。    〔山田裕一市長登壇〕 240 ◯山田裕一市長 お答えをいたします。  グーグルマップ等の経路検索の充実に向けた取り組みといたしまして、国土交通省ではインターネット等の経路検索におけるバス情報拡充のため、平成29年3月にバス事業者と経路検索事業者との間でデータの受け渡しをするための標準的なバス情報フォーマットを定めました。標準的なバス情報フォーマットは、GTFSを基本として、CSVファイルで構成されており、停留所の位置や通過時刻等の情報を入力・設定し、そのデータを一つにまとめます。そのデータを経路検索事業者へ提供することで、経路検索に利用可能となります。この標準的なバス情報フォーマット整備により、バス事業者と経路検索事業者の情報の受け渡しが効率化され、経路検索におけるバス情報の充実が期待されているところでございます。  しかし、国土交通省の標準的なバス情報フォーマット解説書におきましては、各ファイルの整合性を保つ必要があることから、それぞれのファイルに停留所の緯度・経度情報や停留所ごとの通過時刻などの多数のデータを入力し、フォーマットを作成することは困難であり、フォーマット作成支援ツールの整備やフォーマット作成の外注等の必要性も指摘されているところでございます。このような事情から、経路検索の現状として鉄道や大手バス事業者に比べ、中小バス事業者等への普及は余り進んでおりません。  しかしながら、議員ご指摘のとおり、市民バスのデータを作成し、経路検索事業者へ提供することで、経路検索における市民バスの情報の充実が期待され、観光客等にとっても有益と考えます。今後、青森市営バスの現状や、国土交通省で昨年実施された実証実験の成果等を研究の上、検討してまいりたいと思います。 241 ◯志村新一郎議長 13番菊地忠久議員。 242 ◯13番(菊地忠久議員) いろいろ研究して検討していきたいということで、理解いたしました。  私も提案していて言うのも何なんですが、実際のところ現在においてグーグルマップで経路検索ができるようになったからといって、その明確な効果測定はまだ行われていないということでございます。しかしながら、その効果に期待して、先ほど述べた青森市営バスや本年4月から検索可能になった群馬県前橋市の民間バス事業者は、担当者がほぼ1人でこの無償ソフトを使用してグーグルマップに掲載を実現させたということでございます。確かにさまざまな課題があり、またデータ作成には手間もかかるということで、今すぐ取り組むのは難しいのは理解しておりますけれども、私は検索できるようになることで利用者増につながる、特にインバウンドの観光客に効果が期待できると考えておりますので、今後さまざまな事例を研究しながら、積極的かつ早期の取り組みをお願いいたしまして、私の今回の質問を終わらせていただきます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 243 ◯志村新一郎議長 本日の日程はこれで終了いたしました。  なお、あす20日は本会議を開き、各委員長報告等を行う予定であります。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。      午後2時02分散会  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  白石市議会 議 長  志 村 新一郎        議 員  山 谷   清        議 員  四 竈 英 夫 Copyright © Shiroishi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...