白石市議会 2017-09-06
平成29年第427回定例会(第1号) 本文 開催日:2017-09-06
第427回
白石市議会定例会に当たり、「白石市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」の平成28年度末における
効果検証等について、あっせんの申立てについて、東京電力への
損害賠償請求についての3件について
行政報告いたします。
初めに、「白石市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」の平成28年度末における
効果検証等について、ご報告申し上げます。
白石市では、一昨年10月に「白石市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」を策定し、人口減少を抑制するための
地方創生施策を積極的に展開いたしております。お配りいたしました資料のとおり、
総合戦略に基づき実施した各
地方創生事業の平成28年度
取り組み実績と平成29年度の
取り組み方針を取りまとめ、去る8月31日、
市議会議員の代表を初め、市内の
産学官金労言の代表者などの22名から成る「白石市まち・ひと・し
ごと創生戦略会議」において報告し、各
地方創生事業の円滑なる推進を要請されたところでございます。
総合戦略につきましては、今後も「
子育て支援」「教育環境の整備」「移住・定住の促進」「雇用の創出」などの分野で独自性を持った事業を多面的に推進するとともに、国の
地方創生交付金等を最大限活用しながら、「
農産物ブランド化・6次
産業化推進」「伝統産業の継承」「白石市の
魅力向上事業」など、
地方創生の核となる事業を積極的に推進し、白石市が将来にわたって活気とにぎわいのあるまちであり続けるよう、市民とともに邁進してまいる所存でありますので、
議員各位のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
次に、あっせんの申立てについてご報告申し上げます。
さきの議会で議決をいただきました平成26年度、平成27年度分の
損害賠償請求に関する
原子力損害賠償紛争解決センターへのあっせんの申立てにつきましては、平成29年7月31日付で
和解仲介手続申立書を提出いたしましたので、ご報告申し上げます。
次に、東京電力への
損害賠償請求についてご報告申し上げます。
東京電力福島第一
原子力発電所事故に係る
放射能対策を実施するに当たり、本市がこうむった平成23年度から平成27年度分までの損害につきましては、支出が確認された経費3億6,557万7,492円及びこれに係る
遅延損害金を
東京電力ホールディングス株式会社に対し
損害賠償を請求しておりました。
このたび、新たに支出が確認された平成28年度分の損害額6,270万5,120円及びこれに係る
遅延損害金を平成29年8月31日付で請求し、また、あわせて平成26年度、平成27年度分につきまして精査による変更が生じたため、102万850円を増額し、請求額を4億2,930万3,462円に変更しております。
今後も平成26年度から平成28年度分の請求額2億290万3,506円のうち、
賠償額合意に至っていない1億5,072万5,650円及び
遅延損害金と合わせ、第1次
和解仲介申立てにおける和解の中で対象外とされた
放射能対策室専従職員の平成23年度分から平成25年度分までの給与8,972万3,955円、合計2億4,044万9,605円について、引き続き粘り強く請求してまいります。
今後とも、
議員各位のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
以上で
行政報告を終わります。
5
◯志村新一郎議長 以上で市長の
行政報告は終わりました。
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午前10時08分開議
6
◯志村新一郎議長 ただいまから本日の会議を開きます。
現在における
出席議員数は18名でありますので、定足数に達しております。
本日の会議は、お配りいたしました議事日程第1号をもって進めます。
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日程第1 議席の一部変更について
7
◯志村新一郎議長 日程第1、議席の一部変更についてを議題といたします。
議員の所属会派の異動及び
白石市議会会議規則第3条第3項の規定により、議席の一部を変更いたしたいと思います。
それでは、変更となる議席番号と氏名を申し上げます。10番に
山谷清議員、17番に
大町栄信議員、18番に
佐久間儀郎議員、8番に私、
志村新一郎、以上でございます。
お諮りいたします。ただいま申し上げましたとおり、議席の一部を変更することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
8
◯志村新一郎議長 ご異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたとおり議席の一部を変更することに決定いたしました。
それでは、ただいま決定いたしました議席にそれぞれお着き願います。
その間、暫時休憩いたします。
午前10時09分休憩
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午前10時10分開議
9
◯志村新一郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
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日程第2
会議録署名議員の指名
10
◯志村新一郎議長 日程第2、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、議長において、4番
澁谷政義議員、16番
松野久郎議員を指名いたします。
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日程第3 会期の決定
11
◯志村新一郎議長 日程第3、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から9月22日までの17日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
12
◯志村新一郎議長 ご異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月22日までの17日間と決定いたしました。
なお、会期中の会議は、お配りしております予定表によって進めますので、ご了承願います。
第427回
白石市議会定例会予定表
平成29年9月6日~9月22日(17日間)
┌──────┬─┬─────┬────────────────────────┬──────┐
│月 日(
時)│曜│ 区 分
│ 摘 要
│ 付 記 │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/6
│水│ 本
会議 │開 会
│ │
│(10:00
) │ │ネット中継│諸般の報告(議長)
│ │
│ │ │ │市行政報告(市長)
│ │
│ │ │ │議席の一部変更について
│ │
│ │ │ │会期の決定
│ │
│ │ │ │議会運営委員の選任
│ │
│ │ │ │常任委員の選任
│ │
│ │ │ │スマートインターチェンジ設置推進特別委員会補欠委│ │
│ │ │ │員の選任
│ │
│ │ │ │白石市外二町
組合議会補欠議員の選挙
│ │
│ │ │ │第60号議案(人事) 説明、質疑、
表決│(付託協議)│
│ │ │ │第61号議案(契約) 説明、質疑、討論、表決│各
常任委員会│
│ │ │ │第62号議案・第63号議案(決算)
│議会運営委員│
│ │ │ │ 説明、
監査意見開陳 │会 │
│ │ │ │第64
号議案~第74号議案(11件)
説明 │ │
│ │ │ │ 【議案質疑通告締め切り(午後5時)
】│ │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/7
│木│ 休 会 │ │ │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/8
│金│ 本
会議 │第62号議案・第63号議案(決算)
│ │
│ (10:00)
│ │ネット中継│ 質疑、
決算審査特別委員会設置・
付託 │ │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/9
│土│ 休 会 │ │ │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/10
│日│ 休 会 │ │ │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/11
│月│ 本
会議 │第64
号議案~第68号議案(5件)
│ │
│(10:00
) │ │ネット中継│質疑、
委員会付託省略、討論、表決
│ │
│ │ │ │又は質疑、
委員会付託 │ │
│ │ │ │第69
号議案~第74号議案(6件)
│ │
│ │ │ │質疑、
予算審査特別委員会設置・付託
│ │
│ │ │ │議会広報委員の選任
│ │
│ │ │ │ 【一般質問通告締め切り(午後3時)
】│ │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/12
│火│ 休 会 │決算審査特別委員会審査 │議会運営委員│
│ │ │ネット中継│ │会 │
│ │ │ │ │ (12:30) │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/13
│水│ 休 会 │決算審査特別委員会審査 │ │
│ │ │ネット中継│ │ │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/14
│木│ 休 会 │予算審査特別委員会審査 │ │
│ │ │ネット中継│ │ │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/15
│金│ 休 会 │予算審査特別委員会審査 │ │
│ │ │ネット中継│ │ │
│ │ │ │常任委員会審査 │ │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
│ 9/16
│土│ 休
会 │ │ │
├──────┼─┼─────┼────────────────────────┼──────┤
25
◯志村新一郎議長 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
〔投票箱点検〕
26
◯志村新一郎議長 異状なしと認めます。
念のために申し上げます。
投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
なお、私は議長席で記載し、職員が投票箱を差し出し、投票することになりますので、ご了承願います。
事務局長に点呼を命じます。
〔氏名点呼〕
〔各員投票〕
27
◯志村新一郎議長 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
28
◯志村新一郎議長 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
29
◯志村新一郎議長 開票を行います。
会議規則第30条第2項の規定により、立会人に6番平間知一議員及び12番小川
正人議員を指名いたします。よって、両議員の立ち会いをお願いいたします。
〔開 票〕
30
◯志村新一郎議長 選挙の結果を報告いたします。
投票総数 18票
これは先ほどの
出席議員数に符合いたしております。
そのうち有効投票 17票
無効投票 1票
有効投票中
保 科 善一郎 議員 9票
菊 地 忠 久 議員 8票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は5票であります。よって、
保科善一郎議員が白石市外二町
組合議会の議員に当選されました。
ただいま白石市外二町
組合議会の議員に当選されました
保科善一郎議員が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。
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日程第8 第60号議案
31
◯志村新一郎議長 日程第8、第60号議案・人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。山田市長。
〔
山田裕一市長登壇〕
32
◯山田裕一市長 第60号議案は、人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める案件でございます。
人権擁護委員は、法務大臣から委嘱を受けて、人権思想の普及、人権侵犯事件の調査及び報告等に当たる使命を有しております。
本案は現在委嘱されております9名の委員のうち、1名が平成29年12月31日をもって任期満了となることから提案いたすものであります。
このたび、推薦しようとする伊藤一徳さんは再任でありますが、人格識見が高く、広く社会の実情に通じており、人権擁護委員として最適任と存じますので、何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。
33
◯志村新一郎議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
34
◯志村新一郎議長 質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本案につきましては、会議規則第36条第3項の規定により
委員会付託を省略し、採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
35
◯志村新一郎議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については
委員会付託を省略することに決定いたしました。
採決に入ります。ただいま議題となっております本案については、これに同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
36
◯志村新一郎議長 ご異議なしと認めます。よって、第60号議案については、これに同意することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第9 第61号議案
37
◯志村新一郎議長 日程第9、第61号議案・物品購入契約の締結についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。山田市長。
〔
山田裕一市長登壇〕
38
◯山田裕一市長 第61号議案は、圧雪車購入に係る物品購入契約の締結についての案件でございます。
本案は去る8月9日、一社特命による見積もり合わせに付した結果、日本ケーブル株式会社東北支店が、予定価格の範囲内で見積もり決定し、7,797万6,000円で仮契約したものであり、
地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を得て本契約を締結いたそうとするものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
39
◯志村新一郎議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。13番菊地
忠久議員。
40 ◯13番(菊地
忠久議員) ただいま市長のほうから、一社特命による見積もり合わせに付した結果ということでご説明いただきましたけれども、今回このように一社特命による随意契約とした理由についてお伺いいたします。
41
◯志村新一郎議長 山田市長。
〔
山田裕一市長登壇〕
42
◯山田裕一市長 お答えいたします。
まず、圧雪車の仕様でございますが、現在、国内では3社の圧雪車が販売されております。そこで、3社、圧雪車を使用しているスキー場に職員が視察に伺い、それぞれの車両の特徴、また仕様状況、アフターサービス体制などを確認いたしました。
その結果、次の4つの条件を満たす車両を条件といたしました。
1番目としては、必要最少台数でゲレンデ整備を行っていることから、故障の少ない車両、アフターサービス体制が充実している車両であること。
2番目として、多くの物資の運搬ができる荷台の大きい車両であること。
3番目として、燃費やメンテナンスなどのランニングコストがかからない車両であること。
4番目として、排気ガスによる環境への影響が少ない車両であること。
また、白石スキー場からの要望によりまして、パーク造成も行える車両1台と、スタンダード車両1台の合計2台の購入とし、国内納入台数約200台の実績があるケースボーラー社製のピステンブーリーに決定をいたしました。
ただいまご質疑のございました一社特命ということでございますが、このケースボーラー社製のピステンブーリーの取り扱い業者が限られており、東北地区では日本ケーブル株式会社東北支店のみであることから、今回このような一社特命ということに決定をいたしました。
ご理解賜りますようお願い申し上げます。
43
◯志村新一郎議長 ほかに質疑ありませんか。3番伊藤
勝美議員。
44 ◯3番(伊藤
勝美議員) ただいま一社特命ということで理解をいたしました。
それで、前回、今使っている車両、これは何年ぐらいもったものなのか、その辺、ご説明していただきたいと思います。
45
◯志村新一郎議長 古山市民経済部長。
〔古山幸雄市民経済部長登壇〕
46 ◯古山幸雄市民経済部長 ただいまの質疑に対して答弁させていただきます。
現在使用している圧雪車、平成13年、14年に購入したものであり、その老朽化が進んで今回更新計画ということで提案させていただいている状態でございます。
47
◯志村新一郎議長 3番伊藤
勝美議員。
48 ◯3番(伊藤
勝美議員) ただいま部長のほうから説明あって、平成13年、14年ということでございますけれども、メンテナンスがよければ、実際、こういった車両というのはもつものなんでしょうか。先ほど市長のほうから説明あった、そういったいろんな条件でもってやったということなんですけれども、今回の購入した車両というのは、実際、どのくらいの耐用年数といいますか、その辺を見ているのか、ご説明願いたいと思います。
49
◯志村新一郎議長 古山市民経済部長。
〔古山幸雄市民経済部長登壇〕
50 ◯古山幸雄市民経済部長 耐用年数というご質疑でございますが、耐用年数は車両と同じく5年が基準とはなっております。実際10年から15年ほど一生懸命使っているというのが、ほかのスキー場での実態でもございますが、10年超えると修繕費がすごくかかるということも今回の調査のほうではわかってきておりました。それで、今回辺地計画を活用させていただいての更新計画ということで、なお、今現在使っておりますのもピステンブーリーということで、その部材、部品なんかも活用できるということでの一社特命という形で計画させていただいておりました。
51
◯志村新一郎議長 3番伊藤
勝美議員。
52 ◯3番(伊藤
勝美議員) 現在使っている車両なんですけれども、これは平成28年度において結構な値段で修繕しているかと思うんですが、それでもやっぱりもたなかったということの理解でいいんでしょうか。
53
◯志村新一郎議長 古山市民経済部長。
〔古山幸雄市民経済部長登壇〕
54 ◯古山幸雄市民経済部長 平成28年シーズンにおいて修繕した上で使用したところなんですが、実際圧雪車というのは、シーズン中毎日使うものでございます。降雪の中で使う中で、ミルという部分が大破しまして、更新計画を2月の議会で提案させていただいて更新計画の中で更新するということでご承認いただいて、今回の契約という流れになっております。ご理解いただきたいと思います。
55
◯志村新一郎議長 ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
56
◯志村新一郎議長 質疑なしと認めます。よって、第61号議案の質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております第61号議案につきましては、会議規則第36条第3項の規定により
委員会付託を省略し、採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
57
◯志村新一郎議長 ご異議なしと認めます。よって、本案については
委員会付託を省略することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時56分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時56分開議
58
◯志村新一郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
採決に入ります。ただいま議題となっております本案については、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
59
◯志村新一郎議長 ご異議なしと認めます。よって、第61号議案は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第10 第62号議案及び第63号議案
60
◯志村新一郎議長 日程第10、第62号議案・平成28年度白石市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について及び第63号議案・平成28年度白石市水道事業会計利益の処分及び決算の認定並びに白石市下水道事業会計決算の認定についてを一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。山田市長。
〔
山田裕一市長登壇〕
61
◯山田裕一市長 第62号議案は、平成28年度白石市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についての案件でございます。
本件につきましては、8月28日付で監査委員から決算審査意見書が提出されましたので、
地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付し、議会の認定を求めるものでございます。
平成28年度は、本市の目指すべき姿を描いた第5次白石市総合計画の6年目の年であり、引き続き、「人・暮らし・環境が活きる交流拠点都市づくり」を戦略テーマとして、白石市を「住みたいまち」、「住み続けたいまち」とし、「市民の笑顔あふれる白石」の実現を目指し、総合計画に掲げた施策を実施してまいりました。
また、東日本大震災から5年が経過し、白石市東日本大震災復興計画も再生期から本格的な発展期の段階を迎えました。
復旧・復興も順調に進んでおりますが、復興の加速化促進のため、市民の生活再建支援を目的とした割増商品券の発行を初め、被災した住宅を補修・修繕した場合の経費の一部を助成する「住宅災害復旧等補助金事業」継続実施し、さらなる市民生活の発展と地域経済の活性化を図りました。
放射能対策では、白石市除染実施計画に基づき越河地区の通学路3路線の除染を実施し、子供たちの健康面などの不安解消に努めました。
また、焼却灰の収集・保管については、地区ごとに放射能濃度が国の基準値以下であることを確認した上で、市内全地区の焼却灰を収集・処分するとともに、指定廃棄物として保管されている焼却灰についても安全に維持管理するなど、市民の安全・安心に努めてまいりました。
東京電力ホールディングス株式会社への
損害賠償請求については、これまで継続して協議を行い、東京電力に対し誠意ある対応を求め続けてまいりました。
しかし、基本的な主張の差が埋まる見込みが立たない状況から、東京電力がこれまで賠償に応じない平成23年度から平成25年度分の損害について、適正な賠償を求めるべく
原子力損害賠償紛争解決センターに和解仲介の申立てを行っておりましたが、その和解案が示されました。
放射能対策室の専従職員の給与分は対象外とされたものの、本市の主張がほぼ認められたことから、早期に賠償の実現を図り前進するため和解に至っております。
本市としては、
放射能対策室の専従職員の給与分が対象外とされたことは不本意であり、納得しがたいものであることから、平成26年度及び平成27年度分の東京電力がこれまで賠償に応じない損害とあわせ、今後も東京電力と協議を継続し、粘り強く補償を求めてまいります。
一方、白石版
地方創生総合戦略「白石市まち・ひと・しごと創生『人口ビジョン』及び『
総合戦略』」に基づき、市の最上位計画である第5次総合計画の着実な推進とともに、人口減少の抑制による消滅可能性都市からの脱却を目標とし、宮城県を初め、近隣自治体や東北財務局、金融機関などの関係機関と密接に連携しながら国の
地方創生交付金なども積極的に活用して、地域産業の活性化や交流人口の拡大、
子育て支援などに向けた各種施策を市民とともに積極的に推進してまいりました。
平成28年度の経済情勢は、国の経済財政政策の推進により、長く続いた景気低迷から一部に弱さが見られるものの、緩やかな回復が続いております。
ただし、世界経済が不透明感を増し、景気の腰折れを回避するため、消費税10%への引き上げを平成31年10月まで延期することとなり、予定していた社会保障の施策への影響は避けられないものとなっております。
本市においても、高齢化の進行などに伴い扶助費などが増加を続けるなど、厳しい状況下の年となりました。
こうした中においても、持続可能な効率的で質の高い行政サービスの実現を目指すため、「白石市行財政改革推進計画(集中改革プラン)」を第3次改定版として改定し、市民サービスの維持向上と
地方創生総合戦略の着実な施策の実行を基本理念に、計画的な行財政改革の実施による効率的で質の高い行政運営と健全財政の維持を図るべく、積極的に行財政改革に取り組んでまいりました。
一方、平成28年度は、NHK大河ドラマ「真田丸」の放送を契機に白石城主片倉小十郎と真田幸村との歴史的な関係から、みちのく真田ゆかりの地観光推進協議会を通じての広域連携による観光客誘客を展開するとともに、真田丸企画展の開催やミュージカル「永遠のカンパニージャ」公演など歴史関連観光資源を活用した各種事業などを行い、全国に白石市の魅力を発信いたしました。
加えて、白石市民春まつり、全日本こけしコンクール、白石夏まつり、鬼小十郎まつり、しろいし蔵王高原マラソン大会、農業祭などを開催し、交流人口の拡大に努めてまいりました。
また、友好都市である札幌市白石区との友好都市交流40周年を迎えることもでき、白石区において開催された記念祝賀会には、白石市姉妹友好都市交流協会会員による訪問団32名を初め、多くの方々が出席し、今後も交流をより一層深めていくことを誓い合いました。
さらに、市内中学生によるオーストラリア友好親善訪問事業を実施するなど、国際感覚豊かな青少年の育成を支援しております。
これらの事業遂行結果について、決算認定をお願いできるに至りましたことは、市民及び
議員各位の行政全般に対する深いご理解と格別なるご協力のたまものと心から感謝を申し上げる次第であります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
以下、本決算の概要につきましては、会計管理者より説明をいたさせます。
62
◯志村新一郎議長 阿部会計管理者。
〔阿部俊治会計管理者登壇〕
63 ◯阿部俊治会計管理者 市長の命によりまして、一般会計及び3特別会計について総括的にご説明申し上げます。
平成28年度の一般会計、3特別会計の予算現額は、266億7,666万6,480円となり、これに対し歳入決算額は259億6,072万1,181円で、前年度対比では27億1,997万3,850円、9.5%の減となっております。
一方、歳出決算額は250億8,469万376円で、前年度対比では25億7,169万1,805円、9.3%の減となっております。
歳入歳出差引残額は8億7,603万805円で、翌年度へ繰り越すべき財源7,115万8,700円を差し引いた8億487万2,105円が歳計剰余金となっております。
次に、会計別に申し上げます。
まず、一般会計でございますが、予算現額177億5,499万1,480円に対し、歳入決算額は171億9,130万3,664円で、前年度対比では13.1%の減となっております。
また、歳出決算額は167億4,768万366円で、前年度と比較すると、13.2%の減となっております。
歳入歳出差引残額は4億4,362万3,298円で、翌年度への繰り越すべき財源7,115万8,700円を差し引いた3億7,246万4,598円が歳計剰余金となり、地方財政法及び白石市財政調整基金条例の定めにより1億8,630万円を財政調整基金に積み立て、1億8,616万4,598円を平成29年度に繰り越す措置をいたしております。
一般会計の歳入でございますが、調定額176億3,743万3,754円に対し、収入済額は171億9,130万3,664円で、収入未済額は4億3,966万3,128円となり、その内訳は市税、保育料、住宅使用料などとなっております。
また、不納欠損額につきましては、地方税法及び
地方自治法に基づき処分件数244件、646万6,962円を不納欠損処分としております。
次に、歳出について申し上げます。
支出済額は167億4,768万366円で、予算現額に対する執行率は94.3%となっております。また、翌年度への繰越額は6億9,994万3,427円で、予算現額から支出済額及び翌年度繰越額を差し引いた不用額は3億736万7,687円となっております。
以上が一般会計の決算概要でございます。
次に、国民健康保険特別会計についてご説明申し上げます。
国民健康保険特別会計の歳入でございますが、調定額49億7,548万3,008円に対し、収入済額は46億8,055万9,459円で、収入未済額は2億8,258万9,248円となり、その内訳は国民健康保険税に係るものとなっております。
また、不納欠損額につきましては、地方税法に基づき処分件数193件、1,233万4,301円を不納欠損処分としております。
次に、歳出について申し上げます。
支出済額は44億9,666万2,494円で、予算現額に対する執行率は97.2%となっております。また、予算現額から支出済額を差し引いた不用額は1億2,750万6,506円となっております。収入済額から支出済額を差し引いた歳計剰余金は1億8,389万6,965円となり、地方財政法及び白石市国民健康保険事業財政調整基金条例の定めにより9,200万円を基金に積み立て、9,189万6,965円を平成29年度に繰り越す措置をいたしております。
以上が国民健康保険特別会計の決算概要でございます。
次に、介護保険特別会計についてご説明申し上げます。
介護保険特別会計の歳入でございますが、調定額37億1,691万4,138円に対し、収入済額は37億107万9,658円で、収入未済額は1,324万1,080円となり、その内訳は介護保険料に係るものとなっております。
また、不納欠損額につきましては、介護保険法に基づき処分件数83件、259万3,400円を不納欠損処分としております。
次に、歳出について申し上げます。
支出済額は34億6,424万8,087円で、予算現額に対する執行率は88.6%となっております。また、予算現額から支出済額を差し引いた不用額は4億4,469万2,913円となっております。収入済額から支出済額を差し引いた歳計剰余金は2億3,683万1,571円となり、同額を平成29年度に繰り越す措置をいたしております。
以上が介護保険特別会計の決算概要でございます。
次に、後期高齢者医療特別会計についてご説明申し上げます。
後期高齢者医療特別会計の歳入でございますが、調定額3億9,264万6,174円に対し、収入済額は3億8,777万8,400円で、収入未済額は400万6,574円となり、その内訳は後期高齢者医療保険料に係るものとなっております。
また、不納欠損額につきましては、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、処分件数28件、86万1,200円を不納欠損処分としております。
次に、歳出について申し上げます。
支出済額は3億7,609万9,429円で、予算現額に対する執行率は96.8%となっております。また、予算現額から支出済額を差し引いた不用額は1,246万5,571円となっております。収入済額から支出済額を差し引いた歳計剰余金は1,167万8,971円となり、同額を平成29年度に繰り越す措置をいたしております。
以上が後期高齢者医療特別会計の決算概要でございます。
次に、第5次白石市総合計画に掲げた5つの目標に対する平成28年度における主要な施策とその成果の概要について申し上げます。
まず、第1章「豊かな感性と人間性を育み、伝統文化を継承するまちづくり」では、市内小・中学校に任期付教員を採用し、1学級35人の少人数学級を実施することにより、きめ細やかな教育活動を推進するとともに、市独自に小学生全学年を対象とした学力調査を引き続き実施し、教育効果の向上と学力の全体的な底上げに努めました。
英語教育では、ALT(外国語指導助手)を6名に増員し、中学校に加えて新たに小学校にも配置し、コミュニケーション能力の向上と国際感覚の醸成に努めました。
さらに、保育園や幼稚園にも派遣することにより、幼児期から英語に触れ親しむ活動を推進しました。
また、文化体育施設での事業やイベント、各種スポーツ大会を通して、市民の一層の生涯学習の推進と交流人口の拡大に努めました。
第2章「安心して子どもを産み育て、心やすらかに暮らせるまちづくり」では、就労等により昼間家庭に保護者がいない小学校に通学する児童に、生活の場を提供するため、白石第二小学校隣接地及び福岡小学校敷地内に第二児童館放課後児童クラブ及び福岡放課後児童クラブの2施設の整備を行い、待機児童の解消及び児童の利便性の向上による児童の健全育成と、保護者が安心して働ける環境づくりに努めております。
また、市役所1階に
子育て支援コーディネーターを配置し、子育て家庭や妊娠している方が幼稚園、保育園及び地域の
子育て支援事業などを円滑に利用できるよう、相談内容に応じた支援施設、関係機関などの情報提供や助言等を行い、子育ての不安解消に努めております。
子ども医療費については、通院・入院とも医療助成対象者を中学3年生まで拡大していますが、昨年10月より所得制限を廃止し、子育て家庭の経済的負担の軽減を図っております。
高齢者及び障害者支援では、白石市、蔵王町及び七ヶ宿町の関係諸団体で構成する「一市二町在宅医療介護連携推進事業連絡協議会」を設置し、住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域包括ケア体制構築のための検討を行うとともに、百歳体操の普及や脳の健康教室の開催などの各種介護予防事業や、地域社会における共生の実現に向けた各種障害福祉サービスの充実を図っております。
また、市民の健康を守るため、公立刈田綜合病院の経営健全化を支援するとともに、白石市医師会、白石歯科医師会との連携した地域医療体制の構築を図っております。
第3章「市民が主役になって地域をつくり、交流を楽しむまちづくり」では、市民が主役の地域づくりを推進するために、やる気応援事業を継続実施するとともに、創設4年目となるまちづくり交付金を9地区20団体に交付し、地域の特性を生かした地域づくりへの支援を行っております。
また、白石市国際交流協会や白石市姉妹友好都市交流協会等と連携し、青少年のスポーツ・文化活動の親善交流を実施し、お互いの理解と認識を深めるとともに、国際感覚豊かな青少年の育成を支援しております。
さらに、本市と柴田町、仙台大学により設立した「白石市・柴田町・仙台大学東京オリ・パラ事前合宿招致推進協議会」などを通じて、2020東京オリンピックの事前合宿招致活動を実施した結果、ベラルーシ体操協会より新体操ナショナルチームの事前合宿について実施の意向が示されました。
第4章「産業の活力を生む新しい価値を創造し続けるまちづくり」では、定住化のための住宅関連施策を前年度に引き続き実施するとともに、UIJターン希望者へ情報提供を行う各種移住フェアに積極的に参加し、定住化の促進に努めております。
創業支援については、中心市街地をエリアとした空き店舗等対策として、白石市空き店舗等対策事業補助金を創設して、白石商工会議所や関係機関と連携して支援に努めました。
また、地場産業の育成については、第58回全日本こけしコンクールを開催し、全国のこけしや本市のすぐれた地場産品を広く紹介したほか、白石藩倶楽部事業の実施や姉妹都市物産展など各種団体主催の物産展等に参加し、地場産業の振興と観光客の誘致に努めております。
さらに、広域観光の推進による交流人口拡大を図るため、環蔵王インバウンド推進事業及びみちのくおとぎ街道インバウンド推進事業を展開して、外国人旅行者の誘客にも努めました。
農業の振興策では、中山間地域等直接払事業を活用し、8集落に対して交付金の交付を行い、農地の耕作放棄の防止と農地が有する多面的機能の維持に努めました。
また、有害鳥獣被害対策については、電気柵及び箱わななどの設置への支援やイノシシ1,595頭の捕獲を初めとした有害鳥獣の駆除により、農作物への被害の軽減を図るとともに、個体調整を推進するため建設した有害鳥獣解体場の利用を促進し、被害防止対策に取り組みました。
農作物の
放射能対策事業では、非破壊式放射能測定器による放射能測定業務を小十郎の郷に委託し、本市の農林産物に係る安全性の確保と測定業務の効率化に努めました。
第5章「美しい自然を受け継ぎ、安全で快適に過ごせるまちづくり」では、火山噴火時に対する防災対策として、被害想定や啓発情報をまとめた蔵王山火山防災ハザードマップを全戸に配布し、市民の安全確保に努めております。
また、近年、全国的に発生している局地的な大雨(ゲリラ豪雨)や台風による大雨に備え、災害時に消防団員が安全に活動を行うことができるように、全団員分の雨がっぱを配備し、地域防災力のより一層の向上を図っております。
環境対策としては、市内一斉クリーン作戦やリサイクル報奨金の交付等を行い、環境負荷の少ない循環型社会の構築に向け、各種事業を展開しました。
都市環境の整備としては、城花町しろいし事業を推進し、個人の庭のオープンガーデンの紹介、市民と行政が協働で植栽活動を実施し、花や緑を育てる環境づくりと新たな魅力づくりが図られました。
都市計画道路白石沖西堀線については、全ての用地買収及び移転補償の契約締結が完了し、平成29年度の全線供用開始を目指して改築工事に着手することができました。
都市公園施設については、老朽化に対する安全対策の強化及び効果的な維持管理・保全や改善を計画的に行うため策定した公園施設長寿命化計画に基づき、施設の破損及び老朽化の著しい益岡公園野球場の改修工事に着手しました。
道路交通網の整備については、市道明兵田通り線及び市道鎌先1号線などの道路改良事業や維持補修工事等を行い、社会基盤の整備と交通利便性の向上を図りました。
平成28年8月の台風7号及び9号の豪雨により被災した公共土木施設については、生活道路等の確保を図るため、災害復旧工事の早期着手に努めました。
また、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づき、白石市地域公共交通活性化協議会を設立し、地域公共交通のマスタープランとなる白石市地域公共交通網形成計画の策定に向け協議しております。
以上が平成28年度における主要な施策とその成果についての概要でございます。
なお、各会計の歳入歳出に係る計数の詳細については、各会計決算事項別明細書並びに各会計決算附表、また、各事業の実施内容及び成果等の詳細については、平成28年度決算に係る主要施策の成果等に関する説明書をご参照くださるようお願い申し上げます。
以上、各会計決算の概要についてご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
64
◯志村新一郎議長 次に、企業会計についての説明を求めます。山田市長。
〔
山田裕一市長登壇〕
65
◯山田裕一市長 第63号議案は、平成28年度白石市水道事業会計利益の処分及び決算の認定並びに白石市下水道事業会計決算の認定についての案件でございますが、本件につきましては、8月28日付、監査委員から決算審査意見書が提出されましたので、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見を付し、議会の認定を求めるものでございます。
水道事業の業務状況でありますが、平成28年度末における上水道と簡易水道を合わせました給水戸数は1万3,350戸、給水人口は3万3,078人であります。また、年間総配水量は447万1,465立方メートル、1日平均配水量は1万2,250立方メートルとなっております。
下水道事業の業務状況は、平成28年度末における公共下水道事業と農業集落排水事業を合わせました処理区域内人口は2万4,826人、水洗化人口は2万2,793人であり、年間総処理水量は280万4,356立方メートルで、1日平均処理水量は7,683立方メートルとなっております。
平成28年度は、水道事業おいて、老朽化した配水管の布設がえ工事を進め、昨年度からの繰越事業である湯元簡易水道の整備が完了し、通水することができました。
下水道事業においては、繰越事業に加え、マンホール蓋更新工事及び雨水幹線工事等を行ってまいりました。また、東日本大震災による公共下水道の災害復旧を進めておりましたが、事業量が大きいこともあり、約半分を平成29年度に繰り越しております。
白石市は、人口減少が続いておりますが、このことは、今後、本格的な施設の更新時期に入る水道事業及び下水道事業にとり、極めて厳しい経営環境にあると言えます。
今後とも上下水道を安定的に維持していくため、旧来の考え方やシステムにとらわれることなく、広域化・広域連携、民間活用など抜本的な経営改革に取り組む必要があると考えております。
よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。
本決算の概要につきましては、上下水道事業所長に説明をいたさせます。
66
◯志村新一郎議長 熊谷弘一上下水道事業所長。
〔熊谷弘一上下水道事業所長登壇〕
67 ◯熊谷弘一上下水道事業所長 市長の命により、水道事業会計及び下水道事業会計の概要についてご説明申し上げます。
初めに、水道事業会計についてご説明申し上げます。
収益的収入及び支出については、上水道事業と簡易水道事業を合わせた収入が10億6,810万4,771円で、水道料金が82.6%を占めており、そのほか下水道負担金、加入金及び他会計補助金が主な収入になっております。
これに対し支出は8億7,651万5,967円で、その主なものは、仙南・仙塩広域水道への受水費が4億7,324万9,840円で54.0%を占めているほか、減価償却費、企業債利息となっております。
この結果、損益計算において1億6,492万7,091円の純利益を生じております。
また、資本的収入及び支出については、上水道事業と簡易水道事業を合わせた収入が2億2,417万4,342円で、内訳は、企業債、工事負担金、国庫補助金となっております。
これに対して支出は3億4,987万7,313円で、その内訳は、建設改良費、企業債償還金となっております。
資本的収入額が支出額に対して不足する1億2,570万2,971円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに過年度分損益勘定留保資金及び当年度分損益勘定留保資金をもって補填しております。
また、利益の処分につきましては、当年度純利益のうち825万円を減債積立金へ積み立て、処分後の6億376万5,465円を繰越利益剰余金として繰り越そうとするものでございます。
次に、下水道事業会計についてご説明申し上げます。
収益的収入及び支出については、公共下水道事業と農業集落排水事業を合わせた収入が11億378万6,085円で、使用料収入が42.4%を占めており、そのほか他会計補助金となっております。
これに対し支出は14億313万760円で、その主なものは減価償却費、流域下水道維持管理負担金、特別損失となっております。
この結果、損益計算において3億1,947万4,360円の純損失が生じております。
また、資本的収入及び支出については、公共下水道事業と農業集落排水事業を合わせた収入が15億6,698万6,957円で、その内訳は、企業債、国庫補助金、他会計繰入金、受益者負担金等となっております。
これに対し支出は19億7,345万952円で、その主なものは、建設改良費、企業債償還金、返還金となっており、翌年度繰越工事資金2億5,545万2,980円を除いた資本的収入額が支出額に対し不足する6億6,191万6,975円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、前年度からの繰越工事資金、過年度分損益勘定留保資金並びに当年度分損益勘定留保資金をもって補填いたしております。
以上が企業会計決算の概要でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
68
◯志村新一郎議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
この際、第62号議案及び第63号議案について、監査委員から審査に関する意見の開陳を求めます。角張監査委員。
〔角張一郎監査委員登壇〕
69 ◯角張一郎監査委員 ただいまから平成28年度の一般会計、特別会計及び公営企業会計の歳入歳出決算に係る審査の概要とその結果及び意見の一端を申し上げます。
資料につきましては、皆様のお手元に一般会計・特別会計決算審査意見書と公営企業会計決算審査意見書の2冊を配付させていただいております。
なお、説明においては、1,000円未満について省略させていただきますので、よろしくお願いいたします。
最初に、一般会計、特別会計について申し上げます。
審査内容につきましては、白石市一般会計・特別会計決算審査意見書の3ページから41ページに記載しておりますが、42ページに「むすび」としてまとめておりますので、その中から主な点について申し上げます。
一般会計は歳入総額171億9,130万3,000円、歳出総額167億4,768円となり、歳入歳出差引額は4億4,362万3,000円となりました。積立金を加え、そして、積立金を取り崩した額を差し引いた実質単年度収支額は5億1,891万1,000円の赤字計上となっております。
歳入の状況を財源別に見ますと、自主財源の比率が40.86%と昨年度より3.72%上昇しており、特に歳計の根幹である市税が増加したことは、明るい兆しであると思われます。
また、歳出決算額を性質別に見ますと、義務的経費の占める割合が扶助費の増加により上昇していることが懸念されるところです。
次に、特別会計では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計の歳入総額は87億6,941万7,000円、歳出総額は83億3,701万円となり、歳入歳出差引額は4億3,240万7,000円となりました。
特別会計については、その設立の趣旨に即しおおむね適正に運営されていると認められますが、今後もさらなる予算執行の適正化と効率化に努められるよう望むものであります。
また、国民健康保険事業については、平成30年度より県単位の運営に移行されることから、運営面及び財政面においてスムーズに移行できるよう努めていただきたいと思います。
財産については、おおむね適正に表示、整理されておりますが、今後、新地方公会計制度の適用が求められることから、公有財産等の調査及び確認を行うとともに、さらなる適正な管理に努めていただきたいと思います。
基金は21基金で、年度末現在高は82億4,288万8,000円で、前年度より7億2,400万5,000円減少しておりますが、それぞれ設置目的に即し的確に運用、管理されていると認められます。
以上の歳入歳出決算状況に基づき一般会計の主要な財政分析指標を見ますと、財政力指数は0.469で、前年度と比べると0.008ポイント上昇しており、経常収支比率、義務的経費比率、起債制限比率もそれぞれ上昇しております。
平成28年度の一般会計の財政状況は前述のとおり、実質単年度収支額は5億1,891万1,000円の赤字計上となり、各種財政分析指標から見ても厳しい財政運営だったことがうかがえます。
そして、財政調整基金など主要3基金で7億4,742万円ほど減少していることは気にかかるところです。
市債権の未収金の問題については、これまでも指摘しているところではありますが、今般、債権管理条例を制定し、未収金対策に取り組もうとする姿勢を評価し、未収金発生の未然防止と早期回収の適切な措置を講じ、未収金の縮減に努められるよう期待するものであります。
また、平成28年度からスタートした集中改革プラン〔第3次改訂版〕を職員一丸となって取り組んでいることに敬意を表するとともに、より一層収入の確保及び予算の効率的な執行に努めていただきたいと思います。
そして、今後、大きな財政負担が予想される老朽化した施設の更新及び修繕等について、公共施設等総合管理計画を策定し、また庁舎建設のための基金条例を制定したので、それを具現化する対応方針及び実施計画を早急に検討することを望むものであります。
平成27年度から取り組んでいる
地方創生関連交付金事業については、県内トップの事業費の採択を受け事業を展開しており、その事業の一つである日本一の米復活プロジェクト事業において、ササニシキが全国的な食味コンクールにおいて特別優秀賞を受賞したこと、また東京オリンピック・パラリンピック応援サポート・人材育成事業において、柴田町などと連携し事前キャンプ地の誘致を推進した結果、ベラルーシ共和国新体操競技の事前キャンプ地に決定したことは、市民にとってもとても明るい話題であり、大きな事業の成果であると評価します。
この
地方創生関連交付金事業は、平成32年度まで継続的に計画されており、その事業展開及び成果に期待するものであります。
一般会計及び特別会計においては今後も厳しい財政運営が予想されることから、さらなる効率的な行政運営により、健全な行財政運営が図られるよう望むものであります。
次に、公営企業会計の決算審査について申し上げます。
まず、水道事業会計について申し上げます。
内容につきましては、白石市公営企業会計決算審査意見書の3ページから15ページに記載しており、16ページに「むすび」としてまとめておりますので、その中から主な点について申し上げます。
平成28年度の経営成績につきましては、総収益は9億9,936万9,000円、総費用は8億3,444万2,000円となり、差引1億6,492万7,000円の純利益を計上し、当年度未処分利益剰余金は6億1,201万5,000円となりました。
経営分析による収益率は昨年度と比較し、総収支比率が7ポイント上昇し、前年度と比較すると、経営状況がよかったことを示しております。
純利益が増加した主な要因は、事業収益において水道高料金対策における補助金1億410万7,000円の増額により、前年度と比べ8,473万2,000円増額となったことによるものであります。
年間の給水状況を見ると、給水人口は284人減少しており、有収水量は昨年より4万9,000立方メートル減少し、給水収益で1,304万8,000円減額となっております。
損益に直結する有収率が70.79%と低水準にあり、これは経営を圧迫する大きな要因の一つと考えられるので、その原因を特定し、その対応策を検討することにより、早急に改善されるよう強く望むものであります。
平成28年度単年度としては、利益剰余金の増、収益率の上昇などにより経営状況はよかったかと思われますが、その内容は一時的な補助金の増額によるものが大きく、また収益の根幹である給水収益が減額になっていることを考えると、決して良好な経営状況とは言いがたいと思います。
本市の水道事業は老朽化した施設及び管路の更新、人口減等に伴う給水収益の減少と厳しい課題に直面しており、平成27年度に策定した白石市水道ビジョンを具体的に推進する中・長期的展望に立った財政計画及び施設整備等の実施計画を策定し、確実に推進することを望むものであります。
次に、下水道事業会計について申し上げます。
内容につきましては、白石市公営企業会計決算審査意見書の41ページから51ページに記載しており、52ページに「むすび」としてまとめておりますが、その中から主なものについて申し上げます。
平成28年度の経営成績につきましては、総収益は10億6,914万9,000円、総費用は13億8,862万3,000円で、差引3億1,947万4,000円の純損失となり、当年度未処理欠損金は11億3,502万円となっております。
経営分析による収益率では、前年度との比較で総収支比率が12.34ポイント低下し76.99%、営業収支比率は65.38%と低水準になっており、大変厳しい財政状況であると思われます。
下水道の水洗化率は公共下水道で94.13%、農業集落排水事業で63.98%とそれぞれ昨年度より上昇はしておりますが、水洗化人口をふやすことが経営の健全化には必須の要件であることから、今後とも積極的な加入促進を図るよう望むものであります。
昨今の下水道事業を取り巻く環境は人口の減少、施設の維持管理など大変厳しい課題がありますが、公営企業としての使命を果たすためには、長期にわたり安定的な経営が求められます。将来にわたって市民の安全・安心を支える下水道事業の実施に向けて、料金改定をも含め中・長期的な展望に立った財政計画及び施設整備計画を策定することなどにより、経営の効率化と安定的な事業運営を図ることを望むものであります。
以上、各会計についての審査の概要及び意見の一端を申し上げましたが、最後に、第5次白石市総合計画に掲げる市民総参画によるまちづくりを推進し、市民の「笑顔あふれる白石」を多くの市民が実感できることを切に望み、終わりといたします。
70
◯志村新一郎議長 以上で監査委員の審査に関する意見の開陳は終わりました。
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日程第11 第64号議案から第74号議案
71
◯志村新一郎議長 日程第11、第64号議案・白石市農村地域工業導入促進審議会条例の一部を改正する条例についてから、第74号議案・平成29年度白石市下水道事業会計補正予算(第1号)までの計11議案を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。山田市長。
〔
山田裕一市長登壇〕
72
◯山田裕一市長 第64号議案は、白石市農村地域工業導入促進審議会条例の一部を改正する条例案でございます。
本案は、農村地域工業等導入促進法の一部を改正する法律が、本年7月24日に施行され、「農村地域工業等導入促進法」の題名が、「農村地域への産業の導入の促進等に関する法律」に改正されたことから、条例の名称及び字句等の一部を改正するとともに、白石市特別職の職員の給与に関する条例に規定している同審議会の名称を改正いたそうとするものであります。
第65号議案は、白石市スキー場条例の一部を改正する条例案でございます。
本案は、みやぎ蔵王白石スキー場の半日券の利用時間を延長することで利用者の利便性を向上し、さらなる集客を図るため、条例の一部を改正いたそうとするものであります。
第66号議案は、白石市道路線の認定についての案件でございます。
今回市道として維持管理するため、東町28号線、東町29号線、東町30号線、東町31号線、東町32号線、東町33号線及び東町34号線の計7路線について市道として認定いたしたく、道路法第8条第2項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。
第67号議案及び第68号議案は、指定管理者の指定についての案件でございます。
本案は、指定管理者制度による管理を行ってまいりましたみやぎ蔵王白石スキー場及び白石市南蔵王休憩所の指定期間が平成29年11月30日をもって終了することから、改めて施設の管理を行わせる指定管理者及びその期間について、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
第69号議案は、平成29年度白石市一般会計補正予算(第4号)でございます。
第1表歳入歳出予算の補正でありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ5億3,277万9,000円を追加し、予算の総額を168億9,649万7,000円にいたそうとするものであります。
補正の主な内容は別表のとおりであります。
歳出予算に要する財源といたしましては、地方交付税、国・県支出金、財産収入、繰入金、繰越金、市債等を増額する一方、地方特例交付金を減額して措置いたそうとするものであります。
第2表債務負担行為補正でありますが、指定管理者制度による管理を行ってまいりました白石市南蔵王休憩所の施設管理について、新たに平成34年度までの指定期間を設定することから追加いたそうとするものであります。
第3表地方債補正でありますが、発行可能額が決定したことに伴い、臨時財政対策債を増額変更いたそうとするものであります。
第70号議案は、平成29年度白石市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)でございます。
第1表歳入歳出予算の補正でございますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ1,948万3,000円を追加し、予算の総額を45億2,033万3,000円にいたそうとするものでございます。
補正の主な内容は、介護納付金等を減額する一方、前年度事業費確定による国・県支出金返還金、後期高齢者支援金、予備費等を増額しておりますが、これらに要する財源といたしましては、前期高齢者交付金、前年度繰越金等を増額する一方、財政調整基金繰入金を減額して措置いたそうとするものであります。
第71号議案は、平成29年度白石市介護保険特別会計補正予算(第1号)でございます。
第1表歳入歳出予算の補正でございますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ2億4,631万8,000円を追加し、予算の総額を41億2,268万1,000円にいたそうとするものでございます。
補正の主な内容は、前年度事業費確定による国・県支出金返還金及び一般会計繰出金、介護保険事業財政調整基金積立金、地域支援事業等の増額に係る予算を計上しておりますが、これらに要する財源といたしましては、前年度繰越金、支払基金交付金、一般会計繰入金等をもって措置いたそうとするものであります。
第72号議案は、平成29年度白石市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)でございます。
第1表歳入歳出予算の補正でございますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ1,167万7,000円を追加し、予算の総額を4億4,133万7,000円にいたそうとするものでございます。
補正の内容は、予備費を計上しておりますが、これに要する財源といたしましては、前年度繰越金をもって措置いたそうとするものであります。
第73号議案は、平成29年度白石市水道事業会計補正予算(第1号)でございます。
補正の主な内容は、収益的支出において、有収率向上基本計画策定業務に753万9,000円を増額し、支出総額を9億3,641万6,000円にいたそうとするものであります。
また、資本的支出においては、維持管理の観点から湯元水源井戸の取得費用として固定資産購入費146万4,000円を増額し、支出総額3億721万1,000円にいたそうとするものであります。
なお、財源といたしましては、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,560万円を1,570万9,000円に、当年度損益勘定留保資金1,299万4,000円を1,434万9,000円に改めまして措置いたそうとするものであります。
第74号議案は、平成29年度白石市下水道事業会計補正予算(第1号)でございます。
補正の主な内容は、収益的支出において、下水道使用料徴収業務委託料を2,207万3,000円を増額し、支出総額を10億3,585万2,000円にいたそうとするものであります。
以上で提案理由の説明を終わりますが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
73
◯志村新一郎議長 以上で提案理由の説明は終わりました。
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◯志村新一郎議長 本日の日程はこれで全部終了いたしました。
なお、あす7日は休会とし、8日に本会議を開き、議案に対する質疑等を行う予定ですので、ご了承願います。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午前11時57分散会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する
白石市議会 議 長 志 村 新一郎
議 員 澁 谷 政 義
議 員 松 野 久 郎
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