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平成27年第418回定例会(第4号) 名簿 開催日:2015-12-16
平成27年第418回定例会(第4号) 本文 開催日:2015-12-16

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  1. 白石市議会 2015-12-16
    平成27年第418回定例会(第4号) 本文 開催日:2015-12-16


    取得元: 白石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前10時開議 ◯佐久間儀郎議長 おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  現在における出席議員数は18名でありますので、定足数に達しております。  本日の会議は、お配りいたしました議事日程第4号をもって進めます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯佐久間儀郎議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、3番伊藤勝美議員、16番松野久郎議員を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  日程第2 一般質問 3 ◯佐久間儀郎議長 日程第2、市政に対する一般質問を行います。  抽せん順により順次発言を許します。  通告に沿って簡潔に質問されるようお願いをいたします。  今期の質問時間は答弁を除き30分以内であります。質問時間が残り3分になったとき、ブザーを鳴らして発言者に通告をいたします。  なお、一問一答方式で行いますので、市長等の反問に関する運用を適用いたします。  これより順次質問を許します。  最初に、7番管野恭子議員。    〔7番管野恭子議員登壇〕 4 ◯7番(管野恭子議員) おはようございます。公明党の管野恭子でございます。早速質問をさせていただきます。
     ことし10月に策定された白石市まち・ひと・しごと創生総合戦略についてお伺いいたします。  この総合戦略は、周知のとおり、まち・ひと・しごと創生法に基づき、市の実情や将来展望を客観的分析しつつ、豊かな自然や農林畜産物歴史資源等に恵まれた本市ならでは地域特性を踏まえ、人口・経済・地域・社会などの課題解決につなげるための指針として策定され、地域経済の発展や活力ある地域社会の形成を図り、人口減少を克服しようとするものであります。  当総合戦略は4つの基本目標で構成されておりますが、最初に基本目標1「産業の活力を生む新しい価値を創造し続けるまちづくり」について伺います。  まず、通告書1)、地方創生先行事業として既にスタートしている伝統工芸品白石和紙」の後継者の育成についての進捗状況を伺います。 5 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 6 ◯風間康静市長 おはようございます。管野議員の質問にお答え申し上げます。  議員のご指摘のとおり、歴史ある貴重な白石和紙文化を後世に引き継ぐことを目的として、白石和紙に関する伝統工芸品後継者育成事業を創設いたしました。その実施に向けて準備を進めておりましたが、ご指導いただく予定の遠藤さんが高齢なこともあって現場での対応がなかなか難しいということになりました。  現在その中、本市には、白石和紙を残したいという強い思いから、原料の栽培から和紙すきまでの工程をみずからで行って自力生産に取り組んでいる市民グループがあります。それらの方々と白石和紙の技術の継承という観点から、このグループと今後連携を図ってまいりたいと考えているところであります。 7 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 8 ◯7番(管野恭子議員) そうしますと、そのグループの方々とは正式に後継者みたいな形で行っていく方向には現在なっているんでしょうか。そのあたりを伺います。 9 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 10 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  現時点でその方々は自分の仕事をお持ちです。仕事を持ちながら、白石和紙を残したいということで活動なさっている方々です。ですから、後継というよりは、何とかみずからで白石和紙を残したいという努力をしている方々だということをご理解いただきたい。その方々に対して一緒に連携を図ることによって白石和紙がどのくらいまでもつか、それをしっかりとサポートできればというふうに考えているところであります。 11 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 12 ◯7番(管野恭子議員) そうしますと、今回の地方創生先行事業としての財源とかはきちっと利用できるような対象として認識してよろしいんでしょうか。 13 ◯佐久間儀郎議長 吉田産業部長。    〔吉田清幸産業部長登壇〕 14 ◯吉田清幸産業部長 ただいまの質問にお答えをいたします。  地方創生先行型事業として育成事業に予算をとっておりましたけれども、人件費等を想定して確保しておりましたが、その人件費等については残る見込みでございますので、12月補正に提案しております地方創生先行型事業定住者奨励金転入促進事業者奨励金の財源として利用等を検討しているところでございます。 15 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 16 ◯7番(管野恭子議員) 私、この質問するに当たり関係者、さまざまな方とお会いしてまいりました。もう一度そのあたりの意向を確認する必要があるのではなかろうかという認識を持っております。まだ後継者となる方が決まっていないのであれば、もう一度募集をかけていただきたいと思います。  本当に白石和紙、作業は難しいんですけれども、全国的に名前の知れている和紙でございますので、ただ、若い方々だけを募集しても難しいものがあるんだろうなと。仕事が1年中はないということもありますから、紙をすくこと以外については農業と同じような作業工程なんだなということもいろいろな活動を実際見ながら認識したところでございます。したがいまして、和紙づくりを伝承させるのみならず、そのほかにも、現段階において和紙づくりを専業にするのは今の白石では難しいところはございますので、和紙づくりのほかに「これもやってくださいね」みたいな別の仕事も用意できると人の集まりも違ってくるのかなと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。市長、お願いします。 17 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 18 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  もともと白石和紙に関しましては農家における農閑期の副業として成り立ってきたという歴史がございます。今、募集をかければ集まるだろうと。募集をかければ多分集まると思いますよ。ただ、現時点でその方々がすぐに食べることができるだけのことができるかといったら、正直私は難しいと思います。ですから、先ほど言った、現時点で職業をお持ちの方にサポートすることによって何とか受け継ぐことができないか今模索をしているところであります。まして、募集をかけて仕事も一緒にとなると、じゃその仕事って何だということになると思います。  農家の仕事 ── つまり和紙の原料からつくらなければならない、これが白石和紙の特徴なんです。議員が考えているほどそんなに甘くはないんだと思うんです。 〔7番管野恭子議員「甘くは思っておりませんよ」と呼ぶ〕 19 ◯風間康静市長 だから、その部分をしっかりとするために、今現在は白石和紙が持っている今までの記録を何とか集めておこうと。将来的に復活ができるかどうか、それを含めた上で今検討しているということであります。そう簡単に和紙が産業になるというのは、議員ご存じのとおり難しいのが現実です。その点をご理解いただきたいというふうに思っています。 20 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 21 ◯7番(管野恭子議員) 今、じゃその方々はどのようなことを行っているんでしょうか、お伺いいたします。 22 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 23 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  話を聞いているところによりますと、現在、来年の中学生の卒業証書の作成を行っているというふうにお伺いしております。 24 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 25 ◯7番(管野恭子議員) 私もそのあたりは伺っておりました。  この和紙をつくるのに、技術を伝授する方々、実際できる人のほかにもさまざまな人が必要だと思うんですね。和紙をすいて完成させるまで少なくとも8名は必要だというふうに聞いておりますが、今いるグループでその人数とかは足りるんでしょうか。そのあたりを伺います。 26 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 27 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  その方々も自分たちで考えながらやっているということです。ある部分は人にお願いをしたり、例えばシルバー人材センターとかそういうふうにやって、何とかまず自分たちが請け負っている白石和紙で中学生に賞状を与えたいということ、それに向けて自分の仕事をしながら和紙づくりをやっていると、そういう方々と連携をすることによってやっていけないかというふうに今模索しているということであります。 28 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 29 ◯7番(管野恭子議員) 私もその辺の中のことをしっかり聞いてしまったものですから心配しているわけなんです。なおお願いがあります。その方々ともう一度連携を図りながら、本当に白石の和紙を継承していただけるような大きなポイントになるようにぜひ推進していただければと思いますので、この質問についてはこれで終わりにします。  次に、今ほど市長からもちょっとさわられましたが、2)伝統ある上質な白石和紙を維持、継承していくには産業化をしていく必要があります。経済産業省の調査では、和紙製品海外輸出増加傾向にあることがわかっております。年々ふえております。量がふえているということですね。全国的にも知名度のある白石和紙産業化を目指し、発展させていくべきであり、後継者人材育成と並行してその方途を検討していくことが重要と考えますが、市長の見解を伺います。 30 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 31 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  もう本当に、議員ご存じのとおり白石和紙、片倉家の奨励と保護のもとに発展して、先ほど言った農業の方々の部分で発展してきたと。ところが明治以降、安価な洋紙に押されて減少してしまったという経緯があるというふうに思っています。  産業として発展させていく、私らもほかのところ、テレビとかで見ていますが、それはまず、ある程度工房が存在すること、加工技術を持ちながらニーズに合わせられるかどうか。  現在、白石和紙の場合は産業として発展というより、まず白石和紙が復活できるような技術を継承していくことが先決ではないかなというふうに思っています。 32 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 33 ◯7番(管野恭子議員) 市長がおっしゃるのはごもっともだと私も思っておりました。  しかしながら、この和紙の需要がなければ行う人もいなくなるわけで、また同じように、一回復活したとしても消滅してしまうような可能性もあるわけで、どうしても消費をしていただかないと事業というのは続かないわけですね。  確かに伝統工芸品、正式な認定は受けていませんけれども、白石和紙づくりをずっと何百年と続けてきましたが、洋紙に押されたりとおっしゃっていましたが、そういうところでもうちょっと工夫して、本当に白石のブランドだと思うんですね。この地域の産品をどうこの時代に生かしていくか、これをやっぱり白石市としては発信していく必要があるんじゃないかと思うんですね。  どこでも和紙づくりというのは大変です。人も少ないし高齢化になっていくわけだし、でも和紙づくりというのは若くなければできないものでもないし、今までやっていた遠藤さんも90歳を超えていますが、そこから見たら60代なんて若者ですよね。そういう方々だってやれるわけだし、もっともっと広げていける工夫というのはあるんだと思うんですね。でも、そこに、何とかこういう形をつくっていこうという夢がなければ事業というのは続かないと思うんです。ですから私は、この白石和紙を本当に全世界に広めるぐらいの、買っていただくんだというぐらいの気概でもって取り組んでいかないと、やっぱり白石和紙を後継してみようかなという若い人だって心配で出てこないと思うんです。そこに行政がいっときリーダーシップをとって、どんどんと進めていくぐらいの気概が私は欲しいと思うんですが、いかがでしょうか。 34 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 35 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  議員おっしゃっているのはまことにそうだと思いますよ。逆に言うと、皆さん、洋紙やめて和紙をずっと使い続けられますかということなんだと思います、ご自分らが。それを、ほかの人には買ってくれ、私たちは使いませんよでは、まず産業として成り立つためにはつくった和紙、それを多く消費できるかどうかじゃないですか。先ほど言ったように安価な洋紙に押されて、和紙の値段の部分 ── それで商売になっていないというのが現状じゃないですか。その中でどんどん衰退していったのもこの産業だと思います。  ただ、ほかのところでいろいろな工房がある。例えば越前和紙とか鳥取にも和紙があります。その方々は若い人たちが何かうまく工夫をして発信をしているということなんです。そこら辺が大切なことなんだと思うんです。  さて、今からメモ用紙、みんなで和紙を使いますか、高価なすいた和紙を使いますかと言ったら、私らはなかなか難しいのかなというふうに思います。気持ちはわかります。私たちも何とか残したいという気持ちはあるんです。ところが、やはり産業というよりもまず継承、これを何とかしたいというのが今の白石の行政上の課題だと思います。ですから、先ほど言った白石でそれを継承している方々、自分たちでやっている方々と連携をして、そこに今度入ってもらったり何かで参加していただく。申しわけないですけれども、今この白石和紙をやったってすぐには売れませんし、食べれませんよ。そこだと思いますよ。現時点をしっかり見ていただきたいというふうに思っています。 36 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 37 ◯7番(管野恭子議員) 通常的にメモ用紙を和紙にする、そんなもったいないことをするよりも、もっと付加価値をつける研究をすべきだと思うんです。今、海外ではメモ用紙に使うために輸入しているわけじゃありませんので、ホテルの照明のかさとか、和紙で畳もできている時代です。かなり丈夫で今ある畳よりもいいという、そういう評価も出ております。  さまざまな研究開発をしていく必要があるのであって、経済産業省のところにこういう事業があります。伝統的工芸品産業支援補助金という事業があるんですが、これを使うか使わないかは別にしまして、これを使うと研究とかできるんですけれども、まず伝統的工芸品、国の経済産業大臣の指定を受けたものはこれを使えるんですね。全国で今219品目が認定されています。宮城県ではこけし、それからすずりだったか、もう一つあるんですが、ちょっとあれなんですが、和紙は全国で9市だけです。  該当する伝統的工芸品の定義として、主として日常活動の用に供されるものであること。2つ目が、その製造過程主要部分が手工業的であること。3つ目が、伝統的な技術または技法により製造されるものであること。4つ目は、伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ製造されるものであること。5つ目が、一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているものであること。日本人の生活に密着し、日常生活で使用されるもの。具体的には100年以上の歴史があることと書いてあるんですが、大方、白石が当てはまると思うんですね。  数が少ない、今、一番5番目のところが該当しないんだなと思って見ていたんですが、努力をされて、まずは経済産業大臣伝統的工芸品として、国の伝統的工芸品として認定を受けられる努力をされてはいかがかなと思いますが、いかがでしょうか。 38 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 39 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  済みませんが、どうやってその認定を受けるんですか。つくっていないんですよ、もう。今、普通の方がつくりました、それが伝統になりますか。その辺を考えていただかないと、だから先ほどから言っているように継承を何とか続けるような方策をつくっていかなければならない、それを先ほど来から説明しているんです。白石にはこういう歴史があった、和紙があったというのを本、アーカイブ、何とか残しながら、将来これに向けて動くためには、先ほど言ったように幾つか組めるような。現時点でつくっていないものをどうやって認定してくれということが言えるかどうか、それをお考えいただきたいと思います。 40 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 41 ◯7番(管野恭子議員) 私は今すぐとは言っておりません。もちろんそのとおりだと思います。ですから、つくれるようになったら、このことも頭に入れて。きょうのあしたできる話ではございません、消えようとしているわけですから。それをこういうような事業もあるんだということを踏まえながら段階的にやっていくことが大事ではないかと申し上げているんです。そうしていきますと、いろいろな開発も可能になってきます。そういうこともやはり総合的に考えていく必要があると思うんですね。  それを考えるには、やはり目的がないといろいろな知恵が出てこないんです。今は衰退しているかもしれないけれども、世界遺産に登録するぐらいの意気込みでもあればやってもいいという若い人にこの間お会いしました。「今の状況ではね」というお話も伺いました。  一つの事業の現状がどうであろうか、いろいろあると思います。しかし、こうしていくんだという大きな気概を持っていくことが大事なんではないかなと思いますが、市長、いかがでしょうか。 42 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 43 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  というよりも、気概を持つのはやる方なんだと思いますよ。我々何とかバックアップはしたいんですが、今すぐすいて、つくって、売り物になりますかということ。何年も続けてきたから白石和紙のよさがあるんじゃないですか。もしかすると、わかりません、ここ10年、20年かかるかもしれない。来年来ました。すいたやつを「白石和紙です」とすぐ出せるかどうか。これだってわからないわけです。そのぐらいの気持ちを持っている人がいればご紹介いただきたいと思いますよ、違う意味。そういう人が出てきて初めて継承となるんだと思うんです。すいている部分しかテレビには出ませんから、一連の工程、あの大変さをやっぱり知ってもらった上で継承していかなかったら難しいと思いますよ。そして将来的にそれこそお金になる、それがなければ、それを素人がすいて来年からお金になるんだったら、私は多分、和紙自体なくなっていないと思います。それが現状じゃないかなと思っています。その辺をご理解いただきたいと思います。 44 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 45 ◯7番(管野恭子議員) 今、市長は気概はやるほうが持つんだと言うけれども、やるほうはもちろん持ってほしいけれども、このような白石の状態になったのは、行政が先にその思いを持っていくというのが大事じゃないかと思うんですね。  越前和紙も今回、世界遺産に登録しようということで、和紙の課までできてやっておりますけれども、行政の気概は民を揺さぶるんですよ。市長が「俺は和紙を世界遺産にするまでやめないんだ」ぐらいの気概でもってやられましたら、やっぱり皆さん、聞いている方々も「そうだ、私も和紙づくりやってみよう」「本当に一生懸命頑張って早く一人前になろう」とか、そんな気持ちにもなるものだと。心が大事なんだと思うんですね。ですから、今の段階でどこが気概を一番持つかといったら、やっぱり我々じゃないかと思うんですね。市長いかがですか。  もういいですね。これやめましょう。堂々めぐりになっても時間がもったいないですね、それぞれの考えがございますから。ただ、私はそういうふうに思いますので、次に行きたいと思います。ともかく続くように前向きにお願いしたいと思います。  次に、3)進学応援奨学金制度の創設について伺います。  2の基本目標3「安心して子どもを産み育て、心やすらかに暮らせるまちづくり」について伺います。  ちょっと違った、ごめんなさい。前に戻らせていただきます。議長、済みません。失礼しました。  次に、3)進学応援奨学金制度の創設についての具体的な内容を伺います。 46 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 47 ◯武田政春教育長 おはようございます。今の質問にお答えさせていただきます。  向学心のある優秀な者で、経済的事由によってなかなか学資支弁が困難な学生に対して奨学金を貸し付けるということによって、有能な人材の育成ということを目的とした奨学金の貸し付け、現在も行っております。  この現在行っているものをさらに発展させようということで、進学応援奨学金制度ということを考えておりますけれども、この詳細な制度設計等についてはまだ決めてはおりません。平成28年度中に検討してまいるということにしています。  内容的には、今の白石市奨学資金の貸し付け、高校生は月に1万5,000円、大学生は2万5,000円です。年に18万、30万とそれぞれなりますけれども、これを借り受けた方々が市内に居住していて、市内または市外企業に就労した場合、その就労状況に応じて奨学金の一部について返済の免除または減免を行い、若年層が安心して働けるような環境づくりを進めて定住の促進に努めていくということで考えています。この具体的なところは28年度に検討するということでございます。 48 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 49 ◯7番(管野恭子議員) 現在の奨学資金の利用数というのはかなりあるんでしょうか、お伺いいたします。 50 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 51 ◯武田政春教育長 利用者は、27年度については1名、26年度はゼロ、25年度は高校生が1名、大学生1名の2名であります。ほかにも、育英奨学金等があって、額的にも年額が高いものですから、そちらを希望する者が多いということで、なかなか数はふえていないのが現状であります。
    52 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 53 ◯7番(管野恭子議員) そうしますと、ほかの奨学資金制度も最近かなり額も広がってまいりましたし、借りやすくもなっているということもあるだろうし、いろいろな支援策が充実したせいもあるんだと思います。それはそれでよろしいんですが、ただ、地方創生の新しい ── 条例を改正して行うということでしょうけれども、進学応援奨学金制度の創設ということで、新しいものをその中に取り入れていくんだと思いますが、そうしたいなという気持ちが湧くような奨学資金制度にならないと厳しいのかなというふうに思っているんですね。例えば大学に入学するときはお金が大変かかります。50万ぐらいまで出してくれる制度もございますが、それで間に合うわけはございませんので、半分以上足りないというのが私立ですと出てきますので、そういうところにお貸しする、多額にはなるんですが、入学金みたいなものをお貸しする制度のお考えはあるんでしょうか、伺います。 54 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 55 ◯武田政春教育長 具体的なところについては28年度、さらに検討を進めるということになりますけれども、今の段階では、今貸し付けているものについての、先ほど申し上げましたように、市内に在住している者については免除あるいは減免等を考えられるような制度設計を考えていきたい。余り巨額にすることによって、今度返還、一般の ── 例えば万が一、市内に住まない場合の返還のことを考えたとき、やっぱり償還の部分で逆に本人にとって苦しいことになるということになりますので、その辺についても今回減免・免除という今までにないようなシステムをとって、少しでも奨学金を借りる者が多くなればいいのかなというふうに思っているところであります。 56 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 57 ◯7番(管野恭子議員) お金がかかりますから、そう簡単に、どかんとはできないのは重々わかりますが、また借りる側にも返済というのが出てきますので、ただ、地方創生の事業としてはいかがなものかなと考え、地方創生の制度として考えていくんだとすれば、もうちょっと心がときめくような内容にしていただきたいなと思いますので、重ねていろいろご検討いただきたいと思います。  次に、(2)の基本目標3「安心して子どもを産み育て、心やすらかに暮らせるまちづくり」について伺います。  通告の1)産科医療機関の支援の中で、市民が安心して子供を産み育てることができる環境づくりの一環として、安心して妊娠、出産ができる産婦人科医師の招聘に努めるとあります。  全国的に産婦人科医師が不足の状況の中、どのように取り組みを考えているのかを伺います。 58 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 59 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  今、議員からお話があったとおり、産婦人科医師の不足というのは全国的な問題であります。そして医師不足の原因としてお聞きしているのが、産婦人科を選択する医学部の学生、研修医が少なくなったと。また、新しく産婦人科医になる方の7割が女性ということだそうです。女性医師の比率が高まりますと、その結果、結婚、育児等で現場を離れる医師が多いと聞いております。また、分娩を担当する医師は当直や拘束の回数が多くて激務であるとも伺っております。  その中で、平成26年4月に民間の産婦人科医療機関が閉院してから、本市では公立刈田綜合病院の産婦人科のみとなっております。  今後、産科医療機関の市内確保、つまり開業をしてもらう先生がいるかどうかも含めて、いるという場合の優遇ができるかどうか、また今の刈田病院のほうに入る医師、入っていただくような医師に対して白石として何かできるかどうかを検討しているところであります。 60 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 61 ◯7番(管野恭子議員) 大変だと思います。本当に刈田病院の先生、産婦人科の先生は3人体制ですけれども、2人はもう週2回お泊まりでというお話も伺っております。厳しい状況でありますので、市長も大変でしょうが、ぜひ全力で取り組んでいただければなと思います。  そこで、開業するお医者さんがいればという話だったんですが、出産するときは妊婦健診なんかで子供さんのいろいろな、もし病気を持っている子であればそれなりの対処はしてくると思うんですね。ただ、出産するときに大変な状況になることもあるんで、逆に総合病院のほうがありがたいのかなという気持ちもあるんですが、産婦人科医の開業をという市長のお考えは、そのあたり、安心して診てもらえる方がもちろん来るんだと思いますが、それのみの科でいいのかどうかという心配もちょっとあるんですが、いかがでしょうか。  開業医ですと総合病院と違う、例えば刈田病院ですと出産したときとかさまざまな症状が出たときに対応が早いと思うんですね。しかし個人病院の産婦人科医であると、そのあたりがちょっとどうなのかなという心配も出てくるんですが、そのあたりについてはどうお考えなのかなと思いましてお伺いします。 62 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 63 ◯風間康静市長 お答えを申し上げますといいますか、総合病院というのがちょっと今、この産婦人科医の少ない中でそれほど産科の先生が集められるとは正直難しいというのが現状かなと。産婦人科の先生方に聞くと、まず安心して母体が出産をするために必要な人数は7人から10人だと言われています。ですから、できれば開業していただいて、妊婦健診を充実させて、あとは別なところで産んでいただくという、そういうシステム化が必要になってくるんではないかなというふうに感じております。 64 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 65 ◯7番(管野恭子議員) 理解いたしました。ありがとうございました。  では、次の質問に行きます。2)の質問に入ります。  子供の健康は、本人・家族の幸福であり、そして本市の発展に直結するものであります。  WHOでは、季節性インフルエンザについて、世界的に見ると毎年成人で5%から10%、子供は20%から30%が罹患し、毎年約300万人から500万人の重症例が生じ、約25万人から50万人が死亡していると報じております。我が国においても毎年1,000万人以上が罹患しております。  WHOでは、毎年の予防ワクチン接種を推奨する対象の中に生後6カ月から5歳までの小児を挙げております。予防ワクチン接種は、13歳未満の子供は毎年2回の接種が必要であり、また平成27年度からワクチンが改良され、これまでの3ウイルスから4ウイルス対応になったことから価格が上昇しております。  刈田綜合病院では、これまでの1回接種3,000円が3,500円になっており、子供が多い家庭ほど経済的負担が大きくなっております。地方創生のかなめでもある「安心して子どもを産み育てられるまちづくり」をより市民の心に沿った方向へ推進できるよう、季節性インフルエンザ予防ワクチン接種の助成対象を生後6カ月から中学3年までに拡大すべきと強く主張するものであります。  よって、基本的方向(2)乳幼児及びその保護者の健康維持増進にこの件を加え、実施に向けた検討をすべきと提案いたしますが、市長のご見解を伺います。 66 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 67 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  現在、少子化が進展している中で、若い世代が安心して子供を育てるには子育ての環境の整備、また支援の充実及び子育てを地域全体で支える環境づくりなど、総合的に取り組むことが必要だと思っております。  経済的な支援関係では、子ども医療費助成事業を平成26年10月から中学3年卒業時まで拡大をいたしました。また、赤ちゃん誕生時には、誕生祝い金とあわせて紙おむつや粉ミルクなど、育児に関する用品が購入できるすくすくベビー券を贈呈させていただいております。第3子以降、幼稚園・保育園無料化事業など、子育て家庭の経済的負担の軽減を現在図っておるところであります。  ご指摘の子供のインフルエンザ予防接種の助成対象拡大につきましては、平成26年12月の第413回定例会にも管野議員からご質問がありました。そのときには、「助成対象者拡大については現在のところは考えておりません」という答弁をさせていただきました。その気持ちは今も変わっておりません。ただ、育てやすい環境づくりという観点から、今後いろいろな面で、インフルエンザの予防だけじゃなくてそういう点を踏まえた上で、この事業、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で考えていきたいというふうに思っているところであります。 68 ◯佐久間儀郎議長 7番管野恭子議員。 69 ◯7番(管野恭子議員) 本当に医療費を中学3年生まで無料にして、育てやすい環境を白石はつくっておられますね。  現在、インフルエンザの接種にかなりお金を出している市もふえてきております。まず、多賀城市は国保関係者の方々だけ2,000円で受けられるように去年の10月からスタートしております。それから栗原市では、1歳から13歳未満までは2回接種なので、これは1回につき4,200円を市が助成しております。2回だと8,400円になりますかね。あと、13歳から中学生までは4,900円を市で負担しているという、そういうふうに市と名のつくところも次第に子育て環境をよくしようということで、特に現実的に毎年来るインフルエンザの予防接種というのは非常に目に見えてお金が出ていくものですから、父兄の方々も何とかしてほしいという要望はどこの市でも強くあるようです。いろいろなさまざまな要素から実現に至っていない。  その中でも仙南地域は、中学3年生、本当にいろいろな意味で助成がされてきているというのは本当にすばらしいことだと思っております。他は余りこういうことをやっていないんですね。せっかくここまでやっているわけですからぜひ、私にさまざまな答えを今までいただきましたが、それはそれでいいですから、前を向いてともかく実現に向けて検討していただければ市民の皆様方が大変喜ばれると思いますので、検討をお願いしたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 70 ◯佐久間儀郎議長 次に、4番澁谷政義議員。    〔4番澁谷政義議員登壇〕 71 ◯4番(澁谷政義議員) 議長のお許しを得て、通告に従い2点について質問させていただきます。  質問者が後にいっぱいおりますので、手短にやりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  まず1点目、人口減少抑制についてお伺いいたします。  本市の人口は、1955年、昭和30年をピークに60年間で1万人が減少しています。また、ここ10年では約3,800人と減少率が著しくなっております。  本年10月に出された最終案、白石市まち・ひと・しごと創生総合戦略「人口ビジョン」の将来展望の中で、将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響の分析から、出生率を向上させる施策に取り組み、人口の社会増をもたらす施策をあわせて実施することが人口減少傾向を抑制する上でより効果的であると分析されております。  そこで、次の2項目についてお伺いいたします。  (1)年少人口の減少を抑制し向上させるには、出生率の向上が不可欠であると考えます。出生に対しては結婚が大前提であることから、結婚の支援策についてお伺いしたいと思います。  1)行政などがリーダーシップをとり、仲人等のプロジェクトチームを立ち上げ、出会いの場を広く推進してはいかがでしょうか、お伺いいたします。 72 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 73 ◯風間康静市長 澁谷議員のご質問にお答えを申し上げます。  本当に出会いの場の創出については、今、民間主導による婚活イベント等に対して市は後援や広報などによる支援を積極的に行っております。例えば今年度は4月に民間会社による白石「郷コン」が開催されました。また、平成26年1月には、民間会社による「歴コンin白石」、5月には第2回「白石コン」が開催され、婚活イベントが行われております。また、来年1月31日には民間会社による「婚活列車2016」というイベントが開催されますが、白石城など、市内観光地をめぐる企画であることから、民間会社からの相談やポスター掲示などに対しても積極的に支援を行っております。例えば白石市役所内ですと階段のところに張ってありますので、見ていただければというふうに思っています。  市では、白石市まち・ひと・しごと創生総合戦略において、定住・移住支援策として民間団体と連携をしながら各種イベントや行事などの開催支援を行い、仲間づくりを通じた交際、結婚を応援していくこととしております。  以上のような方向で進めておりますので、現在のところ仲人等のプロジェクトチームを立ち上げる考えはございません。  どうぞ議員も仲人の一人になっていただくことを切にお願い申し上げます。 74 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 75 ◯4番(澁谷政義議員) ぜひ私も何とかカップルの組み合わせの一助になりたいと思っております。  しかし、ある統計によりますと、適齢年齢の約70%強が恋愛関係になっていないというような寂しいデータも出されております。現実的に我々も日々これを感じるところでありますので、白石、また、白石に問わず各地区や職場を中心にしても高いアンテナを持っている方がおると思うんですよ、いまだかつてね。その方々に、例えばまとめ役としてまとまったら報奨金などを視野に入れて、人力の活用ということですかね。いろいろなイベントをつくってもなかなか成功事例というのは全国的に見ても少ないんじゃないかなと思いますので、やっぱり人力、人の力、結びつける力を何とか発揮するのが仲人制度だと思うんですが、いかがでしょうか。 76 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 77 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  金銭面はちょっと置いておいて、例えば親の立場の場合は息子や娘が、結婚適齢期というのがいつか、年齢はわかりませんが、そのときに結婚してくれたら、それをつないでくれた方々への感謝は私はあると思います。  あとは、難しいなといつも私も思っているのは、本人同士が結婚する気があるかどうかというのが一番大切になるのかなと。我々もいろいろな人を介してやってみましたが、議員おっしゃるとおりなかなか結びつかないというのも現実であります。ですから、今後も民間の中で気楽に集まって、その上で恋愛ができるような雰囲気づくりのところに支援をしていければというふうに思っています。 78 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 79 ◯4番(澁谷政義議員) 自然にお会いして集まってカップルができるというのは、今まで長い間期待してきたわけですけれども、現状に至っているわけでございます。  仲人制度というのは、日本の長い歴史の中で伝統的に効果があって、現在我々が皆さんと一緒にこうやっているのもその一つじゃないかなと思います。例えば1970年代以前はほとんど8割方、時代をさかのぼれば100%ぐらいがそんなような形で結ばれているというのが現状ではないかと思います。それを現代版にアレンジして何とか工夫して、やっぱり汗をかく人がいないとだめなんですよね。そう思います。イベントとかいろいろなものを企画してもなかなかまとまらない。その中で、汗かき代はしようがないですけれども、汗をかく人を募ってチームをつくってやったほうがより効果が高まるんじゃないかと思います。いかがでしょうか。 80 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 81 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  なかなか難しいですね。チームをつくればそれで仲人がうまくいくかどうか。仲人さんが汗をかかなければならないというのもわかっていますし、それと同時に、こうやって仲人というか、言葉が悪いかもしれませんが、昔はよくお節介じいさんとかお節介ばあさんがいて、「お前のところの娘」とか「お前のところの息子」と言う人がいたんですよね。それぞれで家で嫌われたのかなんかわかりませんが、地域にとってそういう人は必要だとは思うんですが、それを笑顔で受け入れてくれる環境づくりも大切なのかなと。  ですから、チームで動くよりも、ぜひとも澁谷議員のようにいろいろなところに顔がきく人同士がご紹介賜って、一人でも多くのめでたいカップルをつくっていただけたらというふうに思っています。 82 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 83 ◯4番(澁谷政義議員) 常に頭にはおるんですけれども、忙しい中だと「ああ、あの人とあの人いいな」と思っても、家に帰ったり別なところで会談をするとすぐ忘れてしまうと。  ある先輩と二、三日前話したんですけれども、これ質問するということで、「そうだよな、あるんだけれども、やっぱりメモしておかなくてないな」なんて、忘れてしまう。一瞬は、その場で「ああ、いいな」なんて言うんですけれども、ちょっと時間を置くと忘れる。なぜ忘れるのかというと、お金のことはさておいてといいますか、やっぱりここに何かがあるとなれば忘れなくて考えるのがやっぱり人間であって、例えば先行型で定住の紹介奨励金みたいな形で必ず成果を上げていますよね。やっぱり今の時代に気持ちだけではいかなくて、そこに動くものが足代とかいろいろあると思うんです。これは人間社会で誰もが理解していることで、昔、私の先輩のときは、農家が嫁さん不足のころは「200万けっから誰か世話してけねか」なんていうお話もあった時代もありますので、そういう多額のお金でなくて、汗代としての計上することによって何かしら動きが活発化するんではないかと思いますけれども、最後にこの質問に対してのご答弁お願いします。 84 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 85 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  お気持ちはよくわかります。ただ、やはりお金のことは置いておきたいというふうに考えています。 86 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 87 ◯4番(澁谷政義議員) 次に入ります。  仲人制度的なお話が終われば、今度固まれば、次は結婚です。結婚後の福祉施策についてということで、経済的負担の軽減を図るために、地方創生継続事業として白石市新婚家庭家賃補助金制度がありますが、思い切って住宅費の無料化を図り、また子ども医療費助成を拡充し、安心して子育てができる環境の整備が必要ではないかと思いますけれども、お伺いいたします。 88 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 89 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  今、本当に現在、議員がお話ししたとおり、新婚家庭に対しての家賃補助、また定住促進事業の拡充を実施しております。さらに子育て応援住宅の準備を進めているところでありますが、一定程度の受益者負担は私は必要であると考えております。住宅費の無料化までは考えておりません。  また、医療費の助成等、子供や母親の安心・安全のための施策については、本当は市町村間の競争になることではないと思っています。ですから、国や県の助成拡大による市町村一律の制度になることを今も要望をかけているところであります。 90 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 91 ◯4番(澁谷政義議員) 地方創生版のほうでも子ども医療費の拡充については検討すると。年齢とか所得に応じるとかは検討材料になっていますので、その辺は期待申し上げまして、まず無料化、確かに財政を圧迫させることは承知で言っているわけですよ。しかし、このくらいの思い切った策をとらなければなかなか定住というのは難しいのかなということと、長い目で見れば、人がふえれば個人市民税も増になるし、交付金だって下げられることはないと思いますので、そのためにはもうそれで無料化の人がふえればふえるほど出産した人がふえたということなんですから、それが動かなければ全然だめだと、経費がかからないわけですので、やっぱりその辺の思い切った策を、近隣とか全国いろいろのちょこっとプラスのまねごとをするんじゃなくて、白石はこうだよと思い切ったことをやってもらえばちょっといいのかなと思いますけれども、市長、その点、再度。 92 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 93 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  議員の言うのも本当にわかります。ただ、やはり自分のところの財布の部分、これをしっかり見ておきませんとなかなか踏み切れない部分もあります。  あと、国の施策が未来永劫続くんであれば何とでもできるんですが、もしもですよ、何かをそれに乗ってやって2年後に切られた場合、やめますよと言われた場合、その後は全て単費ということになります。単独事業ということになりますと、その出し方というのはやはり結構な金額になるのかな。仮にやって、2年後にやめます。じゃ白石も、本当はやめていいんだと思うんですが、今までもしもやってきた場合は「何で」というふうになると思うんですよ。だからそういう点も考えた上でやっていって、自分らで持ちこたえられる部分をしっかり。ただ、議員がおっしゃるとおり、そのぐらいやれば本当に定住、定住から経済が回るというのも事実でありますので、そういうところをしっかりと見据えていきたいというふうには思っています。 94 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 95 ◯4番(澁谷政義議員) 新しい施策をとれば前とのギャップというのは、どの社会でも、どの時点でも出るわけですよね。そこは承知の上でやらないと、前任者のことばかり考えたのでは何も新しいことができない、思い切ったこともできないということがあると思うんですよ。ですから、まず、ことわざにもあるように「損して得をとれ」ということで私はこの支援策については締めたいと思いますので、今後ともひとつご検討のほどは余地がまだあると思いますので、お願い申し上げたいと思います。  次に移ります。
     (2)人口の社会増をもたらす施策、定住の促進と移住の推進についてお伺いします。  まず、1)定住策として、抽象的ではございますが、安全で安心して生活ができ、さらに利便性のよい地にまちづくり総合戦略案をもとに新たなプランを描いてみてはいかがでしょうか。市長の見解をお伺いします。 96 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 97 ◯風間康静市長 お答え申します。  現在、民間事業者との連携によって定住促進事業の推進を図って、さらに空き家等の対策計画を策定して空き家の利活用等を検討しているところであります。 98 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 99 ◯4番(澁谷政義議員) 私の通告書もちょっと理解できなかったのかということで申しわけありませんけれども、私の考えるところによりますと、まずお伝えしたいのは、白石にこんな利便性のいい場所があったのかと、そしてこういうところで子育てをしてみたい、しながら職場とか仕事に通ってみたいという場所なんですね、私の言うところは。当然、保育園、公園、学校、きのう同僚議員が質問しました室内の遊び場、そういうところとか、あとは各種お医者さん、体育館とかイベント会場、道路や駅のインフラ整備が整った場所といえば白石駅東側周辺から新幹線駅周辺の地だと私は想定しておるんでございます。だから、そこに何とか、今から何年間かでやっていかなくてはならないわけですが、そこに市民がわかるように絵を描いてもらえないか、描けないか、プランを立ててこういうまちを。だからいろいろなところにぽつぽつとするんじゃなくて、こういう新しいまちに構想しますよというような絵は描けないでしょうかという質問なんです。なかなか理解してもらえないでしょうか。してもらえなければ次に移りますけれども……。  要するに、東町だのあっちのほうを中心に、若者が口コミでもっとそこに集まってくるようなまちを形成したほうがいいんじゃないですかという単純なことなんですよ。ただ、つくりやすい場所ですよね、今現在にね。言っちゃ悪いんですけれども、旧町を中心にというと土地の問題から何からあってなかなかつくりにくいと思いますが、そういうところがマッチした場所になるんじゃないかなということなんですが、白石全体に広がればいいんですけれども、やっぱり全体というのは無理なことで、どこか一極集中的なまちづくりをして、新幹線もある、在来線もある、道路のインフラ整備もされている、ある意味はですね、100%じゃありませんけれども、そういうところというとやっぱり限られた場所になるのかなということで、そこにこういうまちをつくろうというプランとか絵を描いて市民に示すべきだと思うので、そういうような質問だったんです。  それでは、首を振ってもらったものですから理解はされたと思いまして、次に移りたいと思います。  これもちょっと関連してくると思うんですけれども、2)移り住みたい人、転入ですね、そういう情報を発信できる企画は整っているのでしょうか。また、整ったらパンフレットやリーフレットにしてはいかがでしょうか、お伺いいたします。 100 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 101 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  ことしの地方創生の部分の先行事業として、今「白石ぐらし、始めませんか?すまiる白石」と銘打って、事業概要を白石市のホームページで紹介を始めました。また、紹介チラシ1万部を印刷いたしまして、仙台市、福島市の住宅展示場等で配布をさせていただきます。また、11月から1月までは東北本線、常磐線、仙山線、仙石線の全車両に車内広告を出しております。また、市が独自に実施している医療や教育等の子育て支援事業を紹介したポスターを市内の企業等に掲示をしており、定住促進に向けた市内事業者との意見交換会などもしておるところであります。 102 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 103 ◯4番(澁谷政義議員) いろいろな企画の中でも当市の持っている新幹線、これも地方創生の新規事業の中にも入っていますけれども、新幹線の通勤補助等ということも検討なされるみたいですので、そういうものを含めた、白石というのはこうなんだよというパンフレットなり何かあれば、例えばホームページと言いましたけれども、ホームページは相手方が開かないとわからないわけです、結果的にね。そういうことも一つの手法だと思うので、当然今の時代は当たり前の形だと思っているんですけれども、例えば今、3万五、六千人の市民なんですけれども、その中でも情報発信できるといえば3万人ぐらい、要するに投票権のある人を計算すればですよ。そういう人がある程度市の発信役となって、当然に一つの家庭、一つの人間には例えば関東方面や関西方面と必ず親戚とかいるわけですよね。そういうものはうちの市ではこうやっているよと、もう企画さえつくってもらえば出してもらうのはどんどん、何万部が日本全国に広がると思うんですよね、いい企画があれば。そういうのも一つの手法かなということを考えているんですけれども、市長、この辺どうですかね。市民のネットワークを使うということです。 104 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 105 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  本当に市民の方々が発信元になっていただくのは物すごくありがたい。先ほど言ったように、我々は今ホームページだけじゃなくて紹介チラシをつくって配った、あと電車に載せていますと。市民に対して、これも広報ではお知らせをしているつもりなんですが、やっぱりつもりだったのか、そう言われると何か入れなければだめなのかなと今ちょっと考えたところです。  それから今後、我々今やりたいのは、国の全国移住ナビというのがあります。また、宮城県のみやぎ移住サポートセンター、これらと情報連携を図って、今後も移住・定住の情報掲載を強化していきたいなというふうに考えているところであります。 106 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 107 ◯4番(澁谷政義議員) 市長の答弁はどうも県内版にすぎなかったのかなと思いますので、北海道の先から九州まで、市民の皆さんは親戚や兄弟やいろいろな方があります。そんなところに、白石ってこういうまちなんだよ、ぜひ戻ってきて住んでくださいというようにネットワークを使って発信をしてもらうと、余り価格をかけないで、通信費は市が持つだけですから、そういうパンフレットとか、あと住所はその人に書いてもらえばいいわけですから、より広く、ひいてはアメリカのほうまでいる人もいますので、発信できるのかなという発想のものでご質問したわけですので、その辺をひとつ検討の材料にしていただきたいと思います。  それでは、2点目に入ります。  危機管理についてお伺いいたします。  全世界で不測の事件が多発傾向にあります。また、国内においても、この節になると金融機関を狙った強盗事件等が多発する時期でもあります。  危機についてはいろいろな分野ごとにありますが、次のことについてお伺いいたします。  本庁舎内にもいろいろな考えや思想を持った来客などもあると思いますが、これに対して、幹部職員はもとより、職員、警備員を含めた全関係者があらゆる不測の事態を予測した危機管理体制がとられているのかを市長にお伺いいたします。 108 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 109 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  市では現在、庁舎管理規則に基づきまして管理責任者及び室管理者を指定しております。銃器、凶器、爆発物、その他の危険物を庁舎に持ち込み、又は持ち込もうとする者の退去命令や立ち入り制限等を行うことによって庁舎における秩序の維持及び災害の防止を図っているところでありますが、最近見られるいわゆるテロ行為に対しては十分な対応ができているとは考えておりません。  現状、庁舎の1階の市民課、また税務課、その周辺の廊下やロビーにおいて、放火や危険物の散布など庁舎の秩序の維持を図る上で危機と想定される事態が発した場合は、それぞれの所属長が財政課へ連絡をし、連絡を受けた財政課が速やかに警察など関係機関への通報を行って支援を要請するというふうになっております。  現状の体制では、本当に発生した危機に対して、警察や関係機関に支援を要請するまでに不測の時間を要することから、危機に直面した所属から直接警察など、また関係機関に支援要請できるよう、あらかじめ支援を要請する関係機関と情報連絡体制を構築して、緊急事態に備えるように変更を今現在検討しているところであります。 110 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 111 ◯4番(澁谷政義議員) テロ行為というお話が出ましたけれども、テロ行為までは ── それはあり得ないことではないから、考える余地はあると思うんですけれども、市民が、または市民と限らず、我々が生活している中で一番手に入る危険物ってガソリンなんですよね。そういうことの持ち込み。ここは金融機関でないから、「金を出せ」と言って銃器を持ってきて暴れるやつはいないと思うんですけれども、別な意味の不満とか、そういうもののうっぷんを晴らす場所として的にされる可能性があるんではないかということで、当然市長もその辺は頭の中で重々わかっていると思います。  私がこの質問に至った経緯として、駐車場なり玄関口、東西いろいろありますけれども、そこに、私がここにずっと4年、5年ぐらいになりますけれども、警備員の姿は一つも見たことないし、例えば職員の中でも担当で腕章してぐるっと監視というか警戒というか、そういうものをしている姿も見たことないし、市長が言ったのは起きてからの連絡体制ですけれども、私は、その前に抑止するためには、駐車場をたまに警備員の方に回ってもらうとか玄関等に少し立ってもらうとか、やっぱりそういう姿がある程度の抑止効果になるのではないかと。職員も忙しいと思いますけれども、節、節において防犯とかなんかという腕章をはめて庁舎内を見回る、見回ることによって今まで気づかなかったことに気づいたりすることもありますので、そういう体制が目に見えないなということで質問に至ったわけなんですけれども、そのことについては市長、いかがでしょうか。 112 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 113 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  私もずっとここに一応通っていますが、そんな危険性があるとはまだ感じてはいないんです。ただ、この間のテレビなんかを見ていると、今言ったガソリンをまかれるというのは事実あった市もあるわけですから、それに対しての対応策はまず構築していかなければならない。  それと同時に、この質問を受けて気づいたことが一つあるのが、市民課含めて1階に防犯カメラがないとわかった。ですから、これをまずはつけて、抑止的な役割を持たせていこうかなというふうに今検討しているところであります。 114 ◯佐久間儀郎議長 4番澁谷政義議員。 115 ◯4番(澁谷政義議員) 私の再々質問の中には防犯カメラも入っていたものですけれども、先に市長のほうからご答弁いただいて大変結構なことだと思いますし、1週間前ぐらいに警察の方とお話ししたら、同僚議員もきのう質問しましたけれども、今はかなりのウエートで防犯カメラというのが抑止力または検挙率を上げているんだと。ということで、供述だけではもうだめで、その裏づけというのを必ずとらないと今はだめなんだということでカメラが重要になるということで、市民の安全・安心のためにもぜひ人が集まる場所、そういうところを中心に、あとは学校の施設とかということを中心に、白石は連れ込み事件が非常に多いところらしいですよね。そんなようなことで、安心をかち取るためにはそういう設備も必要ではないかと思います。市長がそういう考えを持っていますので、ご答弁はわかりました。  まず、市長がいつでも言っているように、「北緯38度線、平和な城下町白石」であるように私も願ってこの質問は終わりたいと思います。 116 ◯佐久間儀郎議長 次に、16番松野久郎議員。    〔16番松野久郎議員登壇〕 117 ◯16番(松野久郎議員) ただいま議長から発言のお許しをいただきましたので、通告書に沿って質問をさせていただきます。  初めに、個人番号について質問をいたします。  現在、各家庭に通知カードが郵送されていると思いますが、各家庭への配達状況と現状のセキュリティー対策についての2点についてまずは質問いたします。  初めに、白石市民への配達状況及び何らかの都合等で配達ができなく、市役所に戻ってきた等の通知カードもあるのか、現在の状況についてお伺いをいたします。 118 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 119 ◯風間康静市長 白石市の配達状況につきましては、市民課長より答弁をいたさせます。 120 ◯佐久間儀郎議長 佐野市民課長。    〔佐野りつ子市民課長登壇〕 121 ◯佐野りつ子市民課長 市長の命によりお答えいたします。  通知カードの配達状況におきましては、新聞でも報道されましたが、12月7日現在のデータといたしまして配達総数が1万4,106通でしたが、うち、宛てどころなしが284通、それから受け取り拒否が124通、配達期間経過、これは手渡しが原則ですので、不在の場合、局のほうで1週間保管をいたしまして、再配達あるいは局においての受け取りということができるわけなんですが、その期間の経過で戻ってきたものが858通、総数といたしましては1,266通となっております。 122 ◯佐久間儀郎議長 16番松野久郎議員。 123 ◯16番(松野久郎議員) どうもありがとうございます。124通もの拒否があるということを今初めてお伺いいたしまして、1月からの施行に伴うものでございますので、ぜひトラブルのないよう、そして市民が安心して利用できるよう、なおよろしくお願いしたいというふうに思います。  次、2番目に、安全処置を踏まえた取り扱い、条例や規定が整備されておりますが、実務としてパソコンでの管理や個人番号が記載された紙ベースでの各種書類の扱い等について、具体的にセキュリティー対策がどのように行われているかお伺いをいたします。 124 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 125 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  特定個人情報も含む個人情報等における本市の情報セキュリティーにつきましては、白石市情報セキュリティーポリシーを策定しております。この情報セキュリティーポリシーに沿って副市長を最高責任者とする情報セキュリティー委員会を組織して、適正に管理、運用を行っております。  まず、基幹業務システムについては、各所属で扱う個人情報につきましては静脈等による生体認証、またはICカードによる端末へのアクセス制限を行っております。さらに、システムを使用するに当たり担当する職員にIDとパスワードを付与し、その他の権限のない職員は個人情報の収集・閲覧等はできず、その情報にアクセスした職員の履歴を確認できるシステムとなっております。  また、本市の情報ネットワークは、職員がそれぞれ使用するパソコンが接続している内部ネットワークと、インターネット等に接続し個人情報の取り扱いを禁止している外部ネットワークとを物理的に現在分離しております。パソコンに接続する記録媒体等も厳しく制限をかけているところであります。  そのほか情報セキュリティーポリシーでは、人的・物理的・技術的セキュリティー方針を定めるとともに、職員研修などによってセキュリティーポリシーの周知徹底を図ることで適正な個人情報の管理を行っております。  次に、各種書類等紙ベースによる特定個人情報の管理でありますが、個人番号が記載されている書類については各所属において管理責任者を定め、鍵のかかるロッカー等に保管し、これら書類等を閲覧する場合には管理責任者の許可を得ることなどにより適切に管理してまいります。  また、今後、早急に特定個人情報の安全管理に関する基本方針及び取扱規程を策定し、職員研修等を継続実施しながら安全管理の確保を図ってまいりたいと考えております。 126 ◯佐久間儀郎議長 16番松野久郎議員。 127 ◯16番(松野久郎議員) ありがとうございます。大変安心いたしました。  なお、紙ベースにつきましては、がっちりこちらもやられているということでございますが、どうぞ閲覧のログ等もしっかりとっていただくようにお願いしたいというふうに思います。  次に、白石市まち・ひと・しごと創生総合戦略について質問をいたします。  10月下旬に、地域活性化・地域住民生活等環境支援交付金(地方創生先行型)先駆的事業分野(タイプI)及び10月末まで策定した団体への交付金(タイプII)の交付額が決定し、発表となりました。これを踏まえてご質問をいたします。  まず、タイプIの宮城県の交付対象市町村は24件、予定総額3億3,775万7,000円と発表になっております。白石市への交付額は広域連携事業分として226万1,000円、これは「みちのく真田ゆかりの地事業」として今補正予算にも計上しておりますが、このほか通常事業分という部分がありましたが、この交付対象事業があったのかどうかについてお伺いをいたします。 128 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 129 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  これらのことにつきましては、地方創生対策室長より答弁をいたさせます。 130 ◯佐久間儀郎議長 日下地方創生対策室長。    〔日下忠績地方創生対策室長登壇〕 131 ◯日下忠績地方創生対策室長 市長の命によりましてお答えをいたします。  地方創生先行型上乗せ交付金の通常事業分につきましては、申請をいたしておりません。  他の地方公共団体の参考となる先駆性を有する事業が対象となるタイプI事業につきましては、当市におきましては白石城本丸AR作成事業、事業費につきましては1,421万4,000円、あるいはフィルムコミッション推進事業749万1,000円、ラジオ放送を活用した観光情報等発信事業2,952万6,000円等を、地方創生に資する先駆性のある事業を宮城県市町村振興総合補助金制度、あるいは雇用創出基金事業、いわゆる震災等緊急雇用対応事業等の有利な財源を活用いたしまして既に年度当初から実施をしているため、さらにはタイプI事業の新規事業につきましては国の予算年度の関係で繰り越しができないという事情もありまして、実質的に実施期間が3カ月余りであるということもありまして、タイプI事業の通常事業分につきましては申請を見送ったものでございます。 132 ◯佐久間儀郎議長 16番松野久郎議員。 133 ◯16番(松野久郎議員) ご丁寧な説明ありがとうございます。  次に、タイプIIの宮城県の交付対象市町村は8団体、予定総額は7,800万円というふうに出ておりました。白石市への交付額は幾らになったのかについてお伺いをいたします。 134 ◯佐久間儀郎議長 日下地方創生対策室長。    〔日下忠績地方創生対策室長登壇〕 135 ◯日下忠績地方創生対策室長 お答えをいたします。  9月の補正予算のほうに歳出入とも計上いたしておりましたが、白石市のタイプIIの交付額につきましては1,000万円でございました。そして、全額、市の公式ホームページリニューアル事業に充当いたしております。 136 ◯佐久間儀郎議長 16番松野久郎議員。 137 ◯16番(松野久郎議員) タイプIIのほうは8団体に予定総額7,800万円ということで、白石市が1,000万円ということですので、これは単に7,800万円を8で割ると975万ですから、1,000万ついたということですので、これはホームページの作成といいますか、リニューアルということだと思いますので、了解をいたしました。  こういった今の流れを私が質問させていただいたのは、それぞれのタイプI、タイプIIについていろいろな市町村で交付金をいただいております。全国の交付額を見てみますと、取り組みを具体的に申請した自治体に対して多くの交付金がついているように思います。  白石市としても創生総合戦略の中から特に強調して取り組んだ内容といいますか、取り組みをした申請することも必要でなかったかなというふうに思いますが、特に強調した部分があったのか、または強調しなかったのか、またはできなかったのか、それについてお伺いいたします。 138 ◯佐久間儀郎議長 日下地方創生対策室長。    〔日下忠績地方創生対策室長登壇〕 139 ◯日下忠績地方創生対策室長 お答えをいたします。
     当市の総合戦略におきましては、地方創生に資する事業を時系列的に継続事業、あるいは先行事業、新規事業というふうに整理をして掲載いたしております。  先ほどの議員のご質問でお答えいたしましたとおり、当市では既に継続事業として多数の事業を行っていたため、特に強調してというような形でタイプIの通常事業分の申請はいたさなかったということでございますが、今後も継続事業、先行事業、新規事業、いずれの事業に対しましても円滑な地方創生事業推進のため、新年度の地方創生新型交付金を初めまして補正予算等、国の動向も注視しまして、あらゆる関連補助金・交付金を活用して事業を推進していきたいというふうに考えております。 140 ◯佐久間儀郎議長 16番松野久郎議員。 141 ◯16番(松野久郎議員) ありがとうございます。  28年度に創設される地方創生のさらなる推進に向けての新型交付金のお話が今ございました。この交付金も利用いただいて、ぜひ強調といいますか、いい施策をとって地方創生に臨んでいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に4番目ですが、総合戦略基本目標2の基本的方向1、地域資源をフル活用した着地型観光による交流人口増の実現に向けた取り組みの継続事業として、先ほども予算のお話がございましたが、映画等のロケ現場誘致を通じ市の知名度向上、経済波及効果の上昇と観光客の増加を図る事業としてFC、フィルムコミッション推進事業を掲げておりますが、この現状の取り組み状況についてお伺いをいたします。 142 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 143 ◯風間康静市長 現在の取り組み状況でございますが、緊急雇用創出事業を活用していると先ほど室長のほうから申したとおりであります。それで、平成24年にみやぎ・しろいしフィルムコミッション事務局を立ち上げました。  以降、ホームページを制作したり、各フィルムコミッションや地元関係機関とネットワークの構築、エキストラの募集など、ロケ地誘致のための取り組みを行ってまいりました。その結果、現在まで映画が5件、テレビドラマが4件など、撮影地として数多く市内の観光施設等が採用されるとともに、その活動がマスコミにも取り上げられているところであります。着実に成果を上げているんではないかなと思っておるところであります。 144 ◯佐久間儀郎議長 16番松野久郎議員。 145 ◯16番(松野久郎議員) ありがとうございます。  2015年6月24日の河北新報朝刊で、直接的な経済効果が4,500万円超というふうに評価をされておりました。  なお、本年10月末まででは4,900万円ほどの経済効果があったというふうに提示されておりますが、今、市長がおっしゃったように、2012年の4月に設立し、市の委託を受けた非営利団体として専任スタッフ3名で始まって成果を出しているというふうに出ておりましたが、財政事情で現在は1人となっているというふうに聞いております。地方創生戦略に掲げていることから、今後も力を入れていくというふうに思いますが、いかがでしょうか。 146 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 147 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  本当にこれは重要な事業だというふうに認識をしております。その中で、地方創生の部分でうまく財源確保、または含めた上で継続できるように今鋭意努力をしているところであります。 148 ◯佐久間儀郎議長 16番松野久郎議員。 149 ◯16番(松野久郎議員) 3年間の実績を見ても、これまでの活動を無駄にしないように継続をしていただくということですので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  なお、スタッフの増員というのも、今やられている方は1名ということでございますので、できる限り、誰でもできるという仕事でもございませんから、スタッフ増員も考えていただきながら、もう一つは、現在、宮城県では仙台市と白石市がこのFCに取り組んでいるというふうに聞いております。他の市町村でも取り組みたいということで、スタッフが流出しないような雇用条件等の改善も行っていただいて、ぜひ地方創生の戦略的事業として取り組むべきだというふうに考えておりますが、今、取り組むということでございましたけれども、そういった考えでぜひ取り組んでいただくということでよろしいでしょうか。 150 ◯佐久間儀郎議長 答弁求めるの。 151 ◯16番(松野久郎議員) 申しわけありません。もう一度お願いします。 152 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 153 ◯風間康静市長 お答え申し上げますというよりも、先ほど答弁をしたとおりで、これは人数等もしっかりと精査しながら検討してまいりたいというふうに考えております。 154 ◯佐久間儀郎議長 16番松野久郎議員。 155 ◯16番(松野久郎議員) どうもありがとうございます。ぜひよろしくお願いしたいなというふうに思います。  次に、白石市創生総合戦略の人口ビジョンについて質問をいたします。  将来展望人口の目標達成のための施策として、若者のUIJターンの推進や子育ての定住促進が掲げられておりますが、子育て支援は人口減少の歯どめに大きな効果があると考えております。  今、人口増加を図ろうとして保育の充実に力を入れる自治体がふえていることを踏まえ質問をいたします。  現在の待機児童状況についてまずお伺いをいたします。 156 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 157 ◯風間康静市長 現在の待機児童の状況でございますので、子ども家庭課長より答弁をいたさせます。 158 ◯佐久間儀郎議長 古山子ども家庭課長。    〔古山光春子ども家庭課長登壇〕 159 ◯古山光春子ども家庭課長 市長の命によりお答えいたします。  今年度の保育園の待機児童の状況についてでございますが、4月から7月までは待機児童はおりませんでした。8月にゼロ歳児3人の待機が発生しておりまして、12月1日現在では、ゼロ歳児10人、4歳児1人の計11人となっております。このうち4歳児につきましては、下のお子さんと同じ保育園を希望されていることから待機となっているものでありまして、国が定める本来の待機児童はゼロ歳児10人となっております。  なお、現在、待機となっているお子さんにつきましては、全員が来年の4月1日には保育園の入所が可能となっている状況でございます。 160 ◯佐久間儀郎議長 16番松野久郎議員。 161 ◯16番(松野久郎議員) ありがとうございます。待機児童、白石は本当に少ないというふうに思っております。  今、来年の4月から10人の待機児童については入れるということでございますが、特にゼロ歳児等々は、やはり共働きとかそういった点で4月まで待っていられないとか、すぐ入りたいという要望ももちろんあるんだろうというふうに思います。そういった中で、そう大きな待機児童数ではありませんので、ぜひ待機児童ゼロ、すぐにでも入れる、もちろん保育園の面積とかそれから保育士さんの数等々制限がございますが、もしそれをゼロにしていくというふうにしたときに、どのようなことをすればそれが可能なのか、そういったところを伺いたいと思います。 162 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 163 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  待機児童のほとんどが今課長から話があったゼロ歳児になっている。ゼロ歳児の待機児童解消を図ることが待機児童ゼロにつながるというふうに思っております。しかし、ワークライフバランスの推進のためにも、可能な限りできれば満1歳までは親元で保育することが理想ではないかなと考えているところでありますが、待機児童ゼロとするために必要な施策についてのご質問でございますので、現在考えられる4点についてお答えをしたいというふうに思っています。  1点目が、ゼロ歳児受け入れ枠の拡充についてであります。本市では、これまでも多様化する保育需要に対応するため、ゼロ歳児受け入れ枠の拡充を図ってまいりました。本年度は4園で39名のゼロ歳児を受け入れております。  今後の拡充についてですが、ゼロ歳児は国で定める児童福祉施設の設備及び運営に関する基準によりまして、保育室の面積や保育士の数など、ほかのクラスと比較してハード・ソフトの両面で厳しい要件があることから、早急に拡充することは困難ではないかなと考えております。それで、当面は現状のままでいこうというふうに思っています。  2点目としては、育児休業取得の奨励ではないかなと思っています。国の制度として、雇用保険の被保険者が1歳未満の子供を養育するために育児休業を取得した場合、一定の要件を満たすと育児休業給付金の支給を受けることができることになっております。さらに、保育園の入所申し込みを行っている被保険者のうち、1歳の誕生日時点で入所ができない場合は6カ月間、給付金の支給期間が延長されます。  多様な人材は企業の宝でありますので、企業の使命の一つとして復職支援を含めた育児休業を取得しやすい職場環境づくりに努めていただくよう、商工会議所等を通じて働きかけを行って、ゼロ歳児の待機の解消を加速させたいと現在考えております。  次に、3点目としては、私立の認可外の保育園への継続支援ではないかなと思っています。一定の要件を満たした私立の認可外保育園については、4歳未満児の保育に係る経費の一部を低年齢児保育施設助成事業補助金として助成をしておるところであります。今後も当該認可外保育園の安定的な運営のため継続支援していくことが大切であり、また新規事業者への起業支援を行って待機児童の解消を図ってまいりたいと考えております。  4点目が白石市子ども・子育て支援事業計画に基づく事業の実施ではないかなと考えております。子ども・子育て支援制度のスタートに合わせて保育園の待機児童の問題など子育て支援の質と量の不足を解消するために、本年3月に白石市子ども・子育て支援事業計画を策定しておりますが、この支援事業計画ではゼロ歳児を含め、平成31年度で保育園の待機児童はゼロとなっております。その要因としては、私立幼稚園や認可外保育施設の新制度への移行、これによって低年齢児の受け入れ枠の拡大を図ろうとするものであります。  なお、新制度への移行についてはあくまでも事業者の意向を尊重しなければなりませんので、申し出があれば、当該施設と連携を図りながら新制度への移行を支援し、待機児童の解消につなげていきたいと考えているところであります。 164 ◯佐久間儀郎議長 16番松野久郎議員。 165 ◯16番(松野久郎議員) ありがとうございます。  3番目の質問なんですが、今、内容的にお話をいただきましたので、これは割愛したいと思いますけれども、待機児童ゼロを図ることによって子育てのまち白石としてアピールすることで、若い人たちへの定住促進やまた他の市町村からの転入促進を促すということができるのではないかなというふうに考えております。  そしてまた、今、各種の施策のお話がございましたが、そういったこととの連携による相乗効果というのも生み出して、人口増加に大きな効果が考えられるというふうに思いますので、ぜひ新制度への移行も含めて取り組んでいただきたいというふうに思います。  少子化に伴う小中学校の統廃合など、明るい情報がない中で「子どもを産み育てやすい環境づくり」を掲げておりますが、余りにも取り組みとのギャップがあり過ぎるとどうしても前向きに考えることのできない方もといいますか、若い人たちに考えていただけるような、そんな取り組みをぜひ今後もしていっていただきたいというふうに思います。  以上で質問を終わりますが、白石市まち・ひと・しごと創生総合戦略「人口ビジョン」及び「総合戦略」がしっかりと実のなるように、KPIをきちんと策定していただきまして、PDCAをよく回しながらローリングを実施していただき、確実に目標達成することをお願いいたしまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 166 ◯佐久間儀郎議長 この際、午前の一般質問をこの程度にとどめ、午後1時まで休憩をいたします。      午前11時47分休憩 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後 1時00分開議 167 ◯佐久間儀郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  午前に引き続き一般質問を行います。  9番大野栄光議員。    〔9番大野栄光議員登壇〕 168 ◯9番(大野栄光議員) 通告に従いまして質問いたします。  幼稚園・保育園事情についてお尋ねいたします。  2017年4月からの消費税10%導入をにらみ、低所得者層への家計負担を和らげる策の軽減税率制度が、自公合意のもと正式導入が決定されました。  安倍総理は、アベノミクス2として新3本の矢を発表し、1億総活躍社会を提唱いたしました。GDP600兆円、雇用の創出、生活の豊かさの実感、1.4人から1.8人への少子化策、充実した子育て支援を行うと方針を示されました。子育て中の保護者は大変期待するところであります。  しかし、パートやアルバイトの非正規の仕事で生計を支えておられる子育て中の方は、ゆとりや豊かさを実感するには至らないと語ります。安い時間給と物価の高騰でいつもぎりぎりの生活と語ります。とりわけ我が国は、ひとり親家庭の貧困率は先進国で最悪と言われております。行政の温かい支援が待たれます。  当市の幼稚園・保育園事情について以下の点についてお尋ねいたします。  働く保護者の方たちが、朝の幼稚園児引き受け時間を30分から1時間ほど早くできないものかという希望がございますが、この点について、市長、お尋ね申し上げます。 169 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 170 ◯武田政春教育長 幼稚園教育については教育委員会所管でありますので、私のほうからお答えさせていただきます。  幼稚園は、保育園と異なって学校教育法のもとで行われている、議員ご承知のとおりであります。先ほど午前中の質疑にありましたように、保育園についてはゼロ歳児からということで働く親御さんたちを支援する、そういったのが中心になっております。ただ、幼稚園については学校教育法に基づいて行われているまさに教育の場であります。教育に基づいて年間の指導計画等を行ってやっているわけであります。現在、幼稚園の登園時間は午前8時30分から8時50分の間と定めております。これも指導計画の中で定めているものであります。  保育の時間と言われる幼稚園の授業時数といいますか、1日は4時間をめどにするということになっているわけであります。そのため基本的には午前8時30分から午後1時30分まで、ここでの設定の中で幼稚園児の遊びの姿、あるいは発達段階に応じた狙い等に即応した計画立案を行って保育を行っているというところであります。  また、幼稚園は保育時間に合わせて送り迎えができる家庭の幼児を入園させる施設であるというような位置づけがありますので、現在のところ8時30分以前に園児を預かる予定はないということであります。 171 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 172 ◯9番(大野栄光議員) 今、格差社会、そしてまた低所得者層、子供の貧困と言われる時代の中において、幼稚園に通わせておられる保護者の中には家計の本当に負担にならないような状態で子供たちを園に預けることができるという、そういう利点のもとに幼稚園を利用なさっておられるわけでありますが、ただいま教育長が答弁なされましたように、教育というものを重点的に置くのが幼稚園であって、保育園のような趣旨とは違う、そういうことが述べられましたが、入園した当時の家庭事情と、また途中でいろいろなことでパートや仕事に働きに出なくてはならないといった人たちを支援するためにも、もう少し朝の引き受け時間というものが今後考えられないかということを再度、教育長、お願いいたします。 173 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 174 ◯武田政春教育長 登園の時間をなぜ区切っているかというと、8時30分から50分とさっき言いましたけれども、実はこれも既に教育の一環なんです。登園する様子を見て、そしてその子の1日の状態を判断して園の保育に入っていくという状態でいます。  一番端的なのは、白石の場合、幼稚園が2園ありますけれども、市の幼稚園は指導主事訪問を受けています。大河原教育事務所の指導主事が訪問します。私も訪問したことがありますけれども、登園の前から来て、登園の様子から実際に指導主事は様子を見ているという状況であります。教育の一環として登園を考えていただければというふうに思っています。 175 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 176 ◯9番(大野栄光議員) 登園が授業の一環としての幼稚園の方針ということは納得できました。  こういったことについて、幼稚園の運営状態というのは他の市町村におかれましても同じような方針で行われておられるのか、教育長、再度お尋ね申し上げます。 177 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 178 ◯武田政春教育長 他の幼稚園の状態というのは、私が知る限りは公立幼稚園しかわかりませんけれども、公立幼稚園においては私が指導主事で回っていた当時は同じような形態でやっていたということであります。ほかの管内の自治体では、公立幼稚園に関しては同じことであったということであります。 179 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 180 ◯9番(大野栄光議員) ほかの管内の公立幼稚園においても、同様の8時半から1時までの4時間という枠内で進められているということは理解できます。  今後、そういった中においても、当市において子育て環境改善するという意味においても、早朝30分延長も少子化に向けて今後改善されないかということを再度、教育長、お尋ねいたします。 181 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 182 ◯武田政春教育長 やっぱり幼稚園と保育園の違いだと思うんですね。そこのところをご理解いただかないとこの部分はなかなかお互い理解ができないのかなというふうに思っています。やはり保育園は子供たちの保育、もっと言えば養護、プラス保護者の支援が大きいと思うんで、そのための保育園だと思うんですね。ところが、幼稚園はやっぱり学校教育上の教育の一環として行うべきものだというふうに思っています。この辺についてはご理解いただければというふうに思っています。 183 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。
    184 ◯9番(大野栄光議員) 教育長のかたい幼稚園運営事情というものを理解したようにも思いますが、なかなか保護者に説明するときにはどう説明していいものか、私もちょっと迷うところがありますが、次の質問に移らせていただきます。  お産や病気等の諸事情により長期欠席の場合の入園料を日割り計算などで支払うことはできないものかお尋ね申し上げます。 185 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 186 ◯武田政春教育長 幼稚園の保育料の徴収は、白石市の幼稚園規則第12条に基づいて、中途における入園及び退園の場合でも月額6,000円を在園の月数に乗ずるということになっているところであります。したがって、諸事情によっての長期欠席の場合、月額6,000円を納入していただくようになるということであり、日割り計算ということでやることは考えていないということであります。  ただし、例えば出産に関して1カ月とかというフルでの全日数を欠席する、そのような場合は、あらかじめ文書で休園届を提出して、それが承認された場合は保育料をその月に関して徴収しない、日割りでなく月でということはございます。 187 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 188 ◯9番(大野栄光議員) 子育てのいわゆるひとり親家庭の方の話を聞きまして、その生活状態というのは本当に倹約し、無駄をなくして外食も控え切り詰めても1カ月の生活がやっとだと言っております。小学生2人を抱え、そしてまた、子育てに頑張ってこられたお母さんたちが、そういった幼稚園事情をもう少し支援していただきたいなという意見でもございました。  そしてまた、ただいま教育長がおっしゃいましたように、お産等による1カ月丸々欠席した場合はそういったものが保育料の免除になるというご説明でありましたが、例えば子供が風邪を引いて、よくなって、1週間ぐらい登園したい、そういったことにおいて1週間幼稚園に通った場合は、やっぱり1カ月全額を支払うような形になるという意見もございました。そういう点についての日割り計算というのは、教育長、なされないんでしょうか、再度お伺いいたします。 189 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 190 ◯武田政春教育長 今お話ししたとおりなんですけれども、月額6,000円なんです、幼稚園については。民間の幼稚園とかと比較しても非常に安い額でやっているわけであります。それを日割りでということは、例えば小中学校で言えば風邪を引いたからといって給食費を日割り計算で落とすということは全く考えられない状況であります。逆に物すごく煩雑さが出てきて大変なことになる。そういったことで、多分出産とかそういったことを考えて一月の月数でもって休園届を出すということで承認しているということであります。それについてはご理解いただければというふうに思っています。 191 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 192 ◯9番(大野栄光議員) 確かに事務上の煩雑さもかかわって、なかなかそういうことに日割り計算というのは難しいというご答弁でございますが、何せ今、国挙げての子育て支援ということもございますから、教育長、今後そういったことに対しても家計の負担を和らげる意味においても日割り計算というものを課題として考えていただきたいと思います。  次に、幼稚園の午後1時で終わる保育時間を、延長保育により働く保護者の負担を軽くすることはできないものかお尋ねいたします。 193 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 194 ◯武田政春教育長 これについても先ほど一番最初にお話ししたように、学校教育法の施行規則の中に幼稚園についての内容が盛り込まれております。その中で教育4時間を目安にということで編成をするようになっているところであります。これは幼児の心身の発達、あるいは子供たちの教育内容を考えたときに、それが妥当であろうというところからできたということであります。  なお、指導計画については、園児一人一人に具体的にその計画を作成するようにということがあって、当然のことですけれども、保育時間が終わってから教師が暇だということはなく、その日の日録といいますけれども、子供一人一人の記録を書きとめて翌日の計画を練ると、そういった時間にやってるということであります。  よって、そういったことから、時間の延長については現在のところ考えておりません。 195 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 196 ◯9番(大野栄光議員) 保育の延長をしてもらえれば、子育て中のお母さん方、大変いい仕事につけて、家計の負担を和らげることができるということもありますが、あえてそういうことはできないというただいまの教育長のご答弁でありましたが、隣町の蔵王町幼稚園条例というものがありますが、参考までに、蔵王町幼稚園の状態を言いたいと思いますが、朝7時半より幼稚園で引き受けをなさっているそうです。そしてまた、午後は4時間保育というものを設けまして、1カ月1時間3,000円ということで、やや保護者から負担をしてもらっておるわけです。1時間3,000円、1カ月。4時間保育をお願いした方は1万2,000円で、いわゆる保育料月額5,000円プラス午後の4時間を保育時間としてお願いした場合は、1万2,000円プラス5,000円で1万7,000円を負担する、そういった方法で幼稚園が運営なされておられるそうです。町内の方は月額5,000円、そしてまた町外の方は6,000円で幼稚園をやられておる。  当市の場合は、8時半から9時の間に引き受けて1時で終わり、それが現在6,000円ですか、そういった方法でやられておる。管内には、よそには、教育長、先ほどありませんということを聞きましたが、お隣の蔵王町さんではそういった幼稚園運営をなされておられます。この点について、教育長、ご意見があればお願いいたします。 197 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 198 ◯武田政春教育長 先ほど申しましたように、私が指導主事をやっているときには管内には全くありませんでした。  蔵王町でやっていることは承知しております。しかし、それは私はもう保育の世界だというふうに思っています。つまり幼稚園教育云々の部分ではない、あるいは幼稚園教育プラス、学校で言えば児童クラブを設置するようなものだというふうに思っています。  ただ、白石の場合、本来そういった形で例えば4時間預かり保育をするならば、やっぱり本来の保育園に行ってやるべきものだろうというふうに思っています。幼稚園が6,000円で預かっている意味は、やはりそこには教育を行うために幼稚園教育というんですね。そこで預かるためのものだというふうに思っているところであります。幼稚園に入園する保護者の方々は当然のことですけれども、幼稚園の時間帯を理解して入園届を出しているものだというふうに思っているところであります。 199 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 200 ◯9番(大野栄光議員) 当市には当市の幼稚園方針があると思います。しかし、子育て中の父兄、親御さんたちは、今、国こぞって支援なさろうとしているこの時代に、もう少し改善の方向に向かってほしいと思われます。  次に、今後の小中学校の生徒数の減少が考えられるところでありますが、幼稚園児の給食も考えてみてはどうかと思いますが、よろしくお願いいたします。 201 ◯佐久間儀郎議長 武田教育長。    〔武田政春教育長登壇〕 202 ◯武田政春教育長 多分、小中学校の児童生徒数の減少からということですから、新しい学校給食センターとの絡みで将来的な部分も含めてなのかなというふうには思っています。  幼稚園については、降園前の時間にお弁当を食べて帰るということで、お弁当を持ってくるということであります。私は給食が本当にいいのかというと、本来は給食でなくて、もしも全部全て持ってこれるならお弁当を持ってくれば一番いいとは思うんですけれども、いろいろな面、例えば経済格差の面、あるいは栄養の面、あるいは今の状況、給食が始まったころはもっともっとそういったものが別な面で、栄養的な部分でもアンバランスだった、そういったことを解消するために学校給食というものがつくられたというふうには思っていますけれども、幼稚園の時期に、できればやっぱり親御さん、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんかもしれませんけれども、送ってこられる、送り迎えをする、そういった状況であれば、お弁当を食べさせていただくのがやっぱり愛情のあらわれなのかなというふうに思っているところであります。 203 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 204 ◯9番(大野栄光議員) 確かに愛情のこもったお弁当を持たせて明るく幼稚園生活を送ってもらうのが理想だと思います。しかし、今、多様化された子育ての中において、本当に時間に追われ、大変な子育てをやっている方もおるということを教育長、心の隅にお含みおきいただきたいと思います。  次に、保育園の最高限度額、現在、当市におきましては保育園は6万円でしたか。その限度額を引き下げることはできないものかお尋ね申し上げます。 205 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 206 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  保育園の保育料の最高限度額についてでございますが、本市においては3歳未満児の保育料は国基準額の6割の額になります。3歳以上児の保育料は国基準の約3割の額で設定しております。こういうことがありますので、現在の保育料の最高限度額を変更する考えはございません。 207 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 208 ◯9番(大野栄光議員) 先ほども申しました蔵王町の条例でありますが、昭和54年3月28日に策定された条例の中に保育料限度額が3万6,000円となっておられます。そういったことを親御さんたちが知っておりまして、白石は高いんじゃないのと、そんな意見がございました。  そういった中で、決して肩を並べるわけではありませんが、本当に子育て支援、市長が言われておられます当市にだけできるような子育て支援、ほかのまちにはないような子育て支援で子供たちの生活環境を支援していきたい、そういった前の答弁もございましたが、これまでの一連の幼稚園の運営のあり方、そしてまた本当に大変困っている親御さん、確かに幼稚園に7時半から5時、6時までの保育延長を望むなら保育園があるでしょう。しかし、やっぱり家庭の事情により、また家計の負担も鑑みていろいろ考えたあげく幼稚園に行き、また保育園に行く、そして子育てをやっておられると思います。  今後、そういった子育ての環境の改善をお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。  過日、庁舎内で若い親御さんが子育て支援アパートのポスターを見ておりました。手ごろな家賃に「入居できればいいね」と言っておりました。当市の子育て支援アパートや施設は空きがなく、募集をかけるとすぐ応募者多数で締め切られるそうです。そんな担当者の説明にがっかりして帰られました。このごろ県外から移り住んだそうです。当市に長く定住していただきたく、このようなケースの家族に応えることができる施策はないものかと思います。  市内には、少し手を加えればすぐ利用できる空き家が存在しております。行政と民間との連携で移住した人の家族に迅速に対応できないものかお伺いいたします。 209 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 210 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  ご質問の行政と民間の連携による空き家の活用についてでございますが、空き家対策につきましては、平成27年6月第415回市議会定例会一般質問の伊藤議員、佐久間議員、管野議員にお答えをしておりますが、市では市民や関係団体等を交えた協議会を組織して、空き家対策等の計画の策定、空き家等に関するデータベースの整備、情報の一元化による空き家の有効活用などを図ってまいりたいと今考えておるところであります。  また、空き家等の活用を図るために民間不動産会社等との連携、また空き家バンクについても現在、庁内に設置したプロジェクトチームの中で検討しているところであります。 211 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 212 ◯9番(大野栄光議員) 空き家等の利用については、今、市長がおっしゃったように今後ともいろいろ考えておられる、それは十分承知しております。ただ、例えば緊急に市内に来てそうやって行政に相談を持ちかけてきて、「今住む場所がないのですかね」と言ったときに応えられるような対応の速さというものが必要ではないかと思います。  まず、このまちに移ってきて、住むところが一番だと思います。確かに住む前に「どうして住むところを決めてこなかったの」と言えばそうなってしまいますけれども、そんなところに何か事情があるみたいで、そういったものに対して当市のいろいろな住宅事情に詳しい方に連絡を網羅して、すぐにでもそういった方たちに入ってもらって白石に住んでもらうという方策というものを我々これから考えなくてはいけないのかなと思います。  しばらく前に「すぐやる課」という、行政が困った人に対しての手を差し伸べてすぐやる行動的な課をマスコミで報道していましたが、緊急に親御さん、ひとり親御さんがそうやって訪ねてこられたことに対して、情報豊富な行政の方たちがすぐにでも住める場所を提供できるようなシステムづくりというのを、市長、今後早急に考えてもらうことはどうでしょうか、お尋ねします。 213 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 214 ◯風間康静市長 お答え申し上げますというよりも、事前に私、答弁したじゃないですか。空き家バンクをつくったりとか今後やっていきますということです。  ただ、すぐ住めるかどうかは、議員がお話ししているその人がどういう状況かも私らには見えませんので、そういうときがあればどうぞ建設課、もしくは企画情報課のほうにご相談いただいて、そこから白石の市営住宅等があいていない場合は民間のほうをご紹介いただくということが一番まずは早いと思います。  今後、さっき言ったように空き家バンクを踏まえた上で ── ただ、空き家バンクをしたいと思っても貸してくれる人がいるかどうかがまずあるということです。それも十分検討しながらやっていかなければならないというのはご理解いただきたいと思います。 215 ◯佐久間儀郎議長 9番大野栄光議員。 216 ◯9番(大野栄光議員) 白石を頼って白石で住んでみよう、そういった若いシングルマザーと言われる方たちが役所を訪れてご相談に上がったときに、やはり「こういった場所がありますよ」「こういった場所は少し高いけれども、補助制度があって、二、三カ月の間は行政のほうで半額ぐらいは負担しますよ」と早急に対応できるような施策を、市長、今後考えていただきたいと思い、質問を終わらせていただきます。 217 ◯佐久間儀郎議長 次に、1番佐藤龍彦議員。    〔1番佐藤龍彦議員登壇〕 218 ◯1番(佐藤龍彦議員) 通告に従いまして、質問をさせていただきます。  では、まず雇用促進住宅について質問をさせていただきます。  当市の人口減少の流れに歯どめのかからない中、白石市まち・ひと・しごと創生総合戦略でも移住・定住に力を入れていくということが示されております。当市の少子高齢化というものも今後進み、さらに人口減少が予想されております。  市長も子育て支援と定住促進は重要であるとの認識を持たれておることは今議会においても答弁をされております。しかし、市内で働く若者や子育て中の方からは「家賃が高くて大変」「生活が苦しい」との声や、非正規で働く方々からも「家賃を軽減してほしい」との声が多く寄せられております。  その中、子育て中の世帯に特化をした子育て応援住宅として整備するとした市内大畑地区にある雇用促進住宅についてお伺いをいたします。  以前にも質問で出されておりましたが、雇用促進住宅の取得というのはいつごろになるのかお伺いをいたします。 219 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 220 ◯風間康静市長 佐藤議員の質問にお答え申し上げます。  現在、所有者であります独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構から、空室修繕の工事を12月5日から着手し、来年2月末に完了で進めているという連絡が入っております。  取得につきましては、その修繕工事の完了後に売買仮契約を行って、市議会の議決をいただいた後に本契約を締結し、引き渡しを受ける予定になっております。 221 ◯佐久間儀郎議長 1番佐藤龍彦議員。 222 ◯1番(佐藤龍彦議員) 取得をされた際の家賃の問題なんですけれども、現在、住んでおられる方が4万円という話が以前されておりました。そして案としては、階ごとに料金を変えるということも検討されているということでしたが、具体的な料金設定などは現時点でされているのでしょうか、お伺いをいたします。 223 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 224 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  家賃、またその他について現在検討しているところであります。  その中において、あくまでも案ですが、5階建てになっておりますので、3階以上の部屋については、1・2階より家賃を低くしようかなというようなことも検討をしているところであります。 225 ◯佐久間儀郎議長 1番佐藤龍彦議員。 226 ◯1番(佐藤龍彦議員) ちょっと前後するかもしれないんですけれども、具体的なスケジュールということの説明をお願いいたしたいんですけれども、お伺いいたします。取得後のスケジュールなど、現時点でわかることのスケジュールをお伺いいたします。 227 ◯佐久間儀郎議長 それは……。  佐藤龍彦議員。 228 ◯1番(佐藤龍彦議員) 今のちょっと取り消します。  次の質問に行きます。  現在、修復されているということですが、空き室に関してなんですが、多分60ほどになるとお聞きしましたけれども、部屋の畳がえであったり水回りのクリーニングなどをするというお話をお聞きしました。そのことはいいんですけれども、クリーニングをされて実際に譲渡された後に市独自に改修などを計画されているのかお伺いをいたします。 229 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 230 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  改修をまずは見たいというのも一つありますが、市といたしまして今度子育てに特化する部分になりますので、浴槽とかトイレの便座については新しいものと交換する必要性が出てくるんじゃないかなと、現在そういうようなところを考えております。 231 ◯佐久間儀郎議長 1番佐藤龍彦議員。 232 ◯1番(佐藤龍彦議員) 以前も答弁をされておりましたが、エレベーターの問題であったり、元住民の方からお話を聞いたんですけれども、階段や廊下が狭いということであったり、室内では結露やかびなどが生えやすいという話もお聞きしています。そして駐車場の問題、1世帯に1台では少ないのではないかというようなことも言われておりました。防音対策が欲しいという声も多く寄せられております。市長は、子供が泣いたときに周りを気にしなくても済むような環境をつくりたいということを答弁されておりました。しかし、今、子育てしている方からお話を聞くと、自分の子供が寝ているときに上の階や隣の子供が騒いだりして目を覚ますことがあったり、その逆で、自分の子が騒がしくして周りの迷惑になってしまうのではないかということを考えるということで不安になるということもおっしゃっておりました。このあたり、防音対策等をされないのかお伺いをいたします。 233 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 234 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。
     現時点で防音対策のことは考えておりません。そのために子育てに特化したものをつくるということをご理解いただきたい。  やはり子供が泣く、泣かないはその時間によって多分違うだろうと。それは子育てしていれば誰もがわかることであって、お互いそれをどのようにみんなでルール化なりなんかしていくことを私は願っている。そこにいる子育てをしている人たちがお互い協力し合って、それが多分一種の地域で子育てをするということにもつながるんじゃないかと私は思っているところであります。 235 ◯佐久間儀郎議長 1番佐藤龍彦議員。 236 ◯1番(佐藤龍彦議員) 子育てをするのは大変だというようなことを今市長がおっしゃっておりましたが、建物のことに関してはなかなか難しいということもあるようですけれども、子育てに特化ということを今おっしゃられましたが、子育て中の方というのは何かとストレスを抱えるということも聞いております。大きなストレスを感じる方々がいるということも考えられる中で、市が精神的にも含めてサポートするというようなことは考えていらっしゃらないのかどうかお伺いをいたします。 237 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 238 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  もう既に、例えば本町のふれあいプラザでそういう関係の方々がグループをつくってやっていただいたり、そういうところでご相談いただけるとありがたいな。だから今回つくることによってみんなが同じ子育ての人たちがいれば、またそこでいろいろな意味の話ができるというふうに私は思っているところであります。 239 ◯佐久間儀郎議長 1番佐藤龍彦議員。 240 ◯1番(佐藤龍彦議員) 市長の答弁等を聞いていますと、今までの市営住宅と余り変わらないようにも感じるんですけれども、子育て中の方に優先的に入居していただくということに関してはすばらしいことだと思います。  今後とも市が子育て支援のために力を入れて入居された方々の声に耳を傾ける、そして少しずつでも改善されることをお願いいたしまして、次の質問に移ります。  次に、寡婦(夫)控除のみなし適用についてお伺いをいたします。婚姻歴のないひとり親家庭にも寡婦(夫)控除のみなし適用をということです。  夫や妻と死別をしたり離婚をしたりした後に結婚せずに子供を育てている場合に、所得税や住民税を軽減する所得税法上の寡婦(夫)控除という制度があります。しかし、諸事情により結婚せずに子供を育てているのに、婚姻歴のないひとり親家庭は寡婦(夫)控除を受けられていない状況にあります。その結果、収入や子供の年齢も同じであっても保育料などに違いが出ています。  寡婦(夫)控除を受けられないひとり親家庭に対して、寡婦(夫)控除を適用したとみなして、経済的負担の軽減を図る措置をとることが全国各地に広がりを見せています。県内でも仙台市や美里町、そして今年度から大河原町でも実施されております。  次の点について伺います。  本市でもこうしたひとり親家庭を支援し、負担を軽減していくことはできないのかお伺いをいたします。 241 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 242 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  家族の形態、これも本当に今、いろいろな形があるのも現実だと。実際の生活環境というのは、婚姻歴があってもなくても同じであると思っています。婚姻歴の有無でサービスの利用者負担額や給付額に格差が生じることは時代にそぐわない面があるのは事実であると思っております。  しかしながら、利用者負担額などの算定に当たりまして、税法上の寡婦(夫)控除がかかわる事務・事業の中には寡婦(夫)控除相当分の所得を控除する取り扱い、いわゆる寡婦(夫)控除みなし適用については、例えば保育園の保育料のように本市の判断において適用が可能なものがありますが、例えば児童手当給付のように国の法律に基づいて施行しているものについては不可能だというふうに思っております。  よって、ひとり親家庭への支援推進のために寡婦(夫)控除のみなし適用についてはどのような事業が対象となるのか、対象とすべきかを今後調査検討していきたいと考えているところでございます。 243 ◯佐久間儀郎議長 1番佐藤龍彦議員。 244 ◯1番(佐藤龍彦議員) 検討されるということでしたが、いつごろまでというめどがついているのかどうかお伺いをいたします。 245 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 246 ◯風間康静市長 検討でございます。いつまでということは、今現状は言いかねます。 247 ◯佐久間儀郎議長 1番佐藤龍彦議員。 248 ◯1番(佐藤龍彦議員) それでは、本市に対象になる方がどのぐらいおられるのかをお知らせいただきたいと思います。 249 ◯佐久間儀郎議長 佐藤議員、もう一度。対象はどういった方々。 250 ◯1番(佐藤龍彦議員) みなし適用に該当される方なんですけれども。 251 ◯佐久間儀郎議長 佐藤龍彦議員、その対象となる項目をもっと具体的にお出しいただけますか。 252 ◯1番(佐藤龍彦議員) 保育料のほうでお願いいたしたいんですけれども。 253 ◯佐久間儀郎議長 古山子ども家庭課長。    〔古山光春子ども家庭課長登壇〕 254 ◯古山光春子ども家庭課長 質問にお答えいたします。  保育料の関係でございますが、現在、521名のお子さんが入園しております。そのうち、ひとり親世帯については72世帯ございます。  それで、税法上の寡婦(夫)控除を受けない世帯については30世帯ほどになっておりますが、議員のおっしゃる寡婦(夫)控除みなしの適用をした際に保育料が軽減されるかということについては、あくまでも見込みでございますが、2世帯が軽減されるのではないかということで試算をしております。 255 ◯佐久間儀郎議長 1番佐藤龍彦議員。 256 ◯1番(佐藤龍彦議員) 2世帯ということですので、こういった方、婚姻がないということで差ができているということでもありますので、経済的負担の軽減を図っていただきたいと思いまして、次の質問に入らせていただきます。  次に、有害鳥獣対策についてお伺いをいたします。  先日、本市にも有害鳥獣解体場が完成し、今後、施設が活用されて捕獲後の負担軽減につながり、個体数の減少、農業被害軽減につながると期待をしております。  しかし、ことしも鳥獣被害、特にイノシシによる農業被害が多く発生をしております。ある農家の方からは、今は農業を取り巻く状況は厳しい。その上、TPPの問題もある。それにイノシシに畑や田んぼを荒らされる。このままでは白石で農業を続けられないという声でした。最近では、イノシシ防除用の電気柵の盗難被害に遭ったというような声も聞きました。畑に近い側溝もイノシシによって埋められるなどの被害も出ています。  そこでお伺いをいたします。  イノシシなどの被害防止のための電気柵の補助の割合を引き上げることはできないのでしょうか、お伺いをいたします。 257 ◯佐久間儀郎議長 風間市長。    〔風間康静市長登壇〕 258 ◯風間康静市長 お答え申し上げます。  有害鳥獣対策として、まず電気柵等設置などの防除対策、また、箱わな等による駆除対策、この2種類があると思います。  有害鳥獣の個体数を減らさなければならない白石として、被害が減少しないことから、市では鳥獣被害対策実施隊にご協力をいただきまして特に駆除に力を入れておりますことをまずはご理解いただきたい。  ご質問の電気柵の設置につきましては、平成21年度より行っております。平成24年度までは上限が20万円で2分の1の補助率で補助を行ってまいりましたが、被害地域の拡大に伴い補助申請者が増加してきたこと、また被害面積が大きくなることに比例し、電気柵設置に要する費用が上限20万円を超えて申請する方も多くなったことから、平成25年度より補助金の上限を30万円に拡大したところであります。ただし、多くの農家の方に本事業をご活用いただくよう、補助の限度額は従来どおりの10万円とし、補助率は3分の1にいたしております。  申請及び補助額の状況でございますが、平成25年度は71件、平成26年度は119件、本年度においても11月まで79件、年々増加しております。被害地域が拡大しておりますから、今後におきましてもより多くの農家の方々にこの事業を活用していただけるよう、現行の上限額及び補助率で継続していきたいと考えているところであります。 259 ◯佐久間儀郎議長 1番佐藤龍彦議員。 260 ◯1番(佐藤龍彦議員) 現行のままというようなことを答弁していただきましたが、イノシシによる被害、農地への被害というものがどんどん広がっているという現状があります。白石の農業を守るために、積極的にこうした農家の方々の声に耳を傾けていただき、積極的に支援策を検討していただきたいと思います。  質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 261 ◯佐久間儀郎議長 本日の日程はこれで終了いたしました。  なお、あす17日に本会議を開き、予算審査特別委員長報告等を行う予定であります。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。      午後1時50分散会  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  白石市議会 議 長  佐久間 儀 郎        議 員  伊 藤 勝 美        議 員  松 野 久 郎 Copyright © Shiroishi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...