次に、
河川事業の現況については、
平家川及び斎川の
現地調査を実施し、
改修事業について
報告を受けました。
まず、
平家川の
河川改修については、国道4号から上流の区間1,170メートルについて、
地形測量を終了しており、今後、
用地買収、
整備工事を進めていく
予定であり、
平成27年度を目標に
整備する
予定であるとの
説明がありました。
また、関連する
市管理のよだれ川及びその上流に位置する
深谷農工団地予定地の
現地調査を行いました。
平家川及びよだれ川の
整備を
農工団地完成時に合わせられないのかとの
質疑については、
平家川については下流の
整備との関係も考慮しなければならないが、早目に
整備を進めてもらうよう要請していくとの
説明がありました。また、よだれ川については、今後定期的な
土砂上げ等を行っていきたいとの
説明がありました。
本
特別委員会といたしましては、これら
河川事業について、今後とも市と連携を図りながら、
白石川を含めた
平家川等の
中小河川の
管理や
改修促進のために情報の収集や
要望活動を実施していくことを確認したところであります。
以上が本
特別委員会のこれまでの
活動経過の概要であります。
ご了承賜りますようお願い申し上げ、
報告を終わります。
12
◯佐藤英雄議長 以上で
特別委員会の
中間報告は終わりました。
ただいまの
委員長報告に対して
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
13
◯佐藤英雄議長 質疑なしと認めます。よって、
質疑を終わります。
お諮りいたします。
特別委員会の
中間報告を了承することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
14
◯佐藤英雄議長 ご異議なしと認めます。よって、
特別委員会の
中間報告を了承することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第4 第60
号議案
15
◯佐藤英雄議長 日程第4、第60
号議案・
平成20年度
白石市各
会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
風間市長。
〔
風間康静市長登壇〕
16
◯風間康静市長 第60
号議案は、
平成20年度
白石市各
会計歳入歳出決算の認定についての案件でございます。
平成20年度
白石市
一般会計及び各
特別会計決算については、8月24日付で
監査委員から
決算審査意見書が提出されましたので、
地方自治法第233条第3項の規定により
監査委員の意見を付し、
議会の認定を求めるものでございます。
平成20年度の上半期につきましては、
原油高騰による
物価等への影響があったものの、
日本経済は順調に推移しておりました。しかし、ご存じのとおり、秋口に入りますと、いわゆる
リーマンショックを契機に金融不安が全世界に拡大し、100年に一度という
経済不況を誘発し、輸出を基盤とする
我が国経済は大きな打撃を受けることとなり、特に
製造業を中心として
生産量が大幅に落ち込み、経営や
雇用関係にも大きく影響し、非
正規職員を中心とした雇いどめ等の
人員整理が行われるなど、経済、
生活全般にわたり厳しい
環境の年でありました。
このようなことは当市においても例外ではなく、
企業等においての
生産調整、雇用の
見直し等が行われ、
市民生活全般にも影響を及ぼす厳しい
環境の年であったと認識しております。
このような明るい兆しの見えない厳しい
環境の中ではありましたが、市民と
行政がともに考え、汗を流し、次世代を担う
子供たちを育て、だれもが生きがいを持つことができるよう、「共汗」「共学」「共生」をキーワードに「市民総参画による
ふるさと共創」を
基本理念とした、元気と活力を取り戻すための戦略「4万人
都市復活大作戦」を前年に引き続き掲げ、「こころ豊かな
ふるさと白石」の実現に向け邁進してまいりました。
平成20年度
決算については、
刈田綜合病院、
国保財政への
財政支援及び
緊急経済対策等の
緊急財政支出があり、内外的に厳しい
環境ではありましたが、引き続きの適切な
財政運営を図ることができましたことは、市民並びに
議員各位の
行政全般にわたる深いご理解と格別なるご協力のおかげであり、心から感謝を申し上げる次第であります。
以下、本
決算の概要につきましては、
会計管理者より
説明をいたさせます。
17
◯佐藤英雄議長 加藤会計管理者。
〔
加藤善美会計管理者登壇〕
18
◯加藤善美会計管理者 市長の命によりまして、
一般会計ほか5
特別会計について総括的に申し上げます。
総
予算額は231億5,872万7,700円で編成し、これに対し
歳入決算額は224億380万8,561円で、
平成20年度に創設した
後期高齢者医療特別会計分を除いた前年度と比較すると33億3,793万697円、13.13%の減となりました。
一方、
歳出決算額は216億8,625万214円で、前年度に比べ32億3,357万9,826円、13.14%の減となりました。
歳入歳出差引残額は7億1,755万8,347円で、翌年度へ繰り越すべき財源3,075万5,595円を差し引いた6億8,680万2,752円が
剰余金となりました。
次に、
会計別に申し上げます。
初めに、
一般会計でございますが、
予算総額156億8,903万3,700円に対し、
歳入決算額は148億276万9,874円で、前年度と比較すると4.01%の増となっております。
歳出決算額は143億8,828万3,852円で、前年度と比較すると5.05%の増となり、
歳入歳出差引残額は4億1,448万6,022円で、
繰越明許費として翌年度へ繰り越すべき財源3,075万5,595円を差し引いた3億8,373万427円が
実質収支となり、
地方財政法及び
白石市
財政調整基金条例の定めにより1億9,190万円を
財政調整基金に積み立て、1億9,183万427円を
平成21年度に繰り越す措置をいたしております。
歳入については、
調定額153億6,231万6,716円に対し、
収入済額が148億276万9,874円で、
未収額は4億9,649万6,334円となっております。そのうち
歳入の29.16%を占める
自主財源である市税については、
調定額が48億3,287万5,517円、
収入済額が43億1,637万1,818円で、
収入済額比較で前年より1,628万310円の減となりました。
収納率については、
預貯金差し押さえなどの
滞納整理の強化、
仙南地域広域行政事務組合への
滞納整理移管等の取り組みにより、前年度比較で0.2%増となる89.31%の
収納率となっております。また、地方税法に基づく不納欠損額については、905件、6,282万2,608円を処分いたしております。
財政構造については、
歳入のうち市税等の
自主財源の占める割合は45.94%で、地方交付税等の依存財源は54.06%となり、
自主財源が前年より2.08ポイント増加しております。
一方、歳出については、
予算総額に対する執行率が91.71%で、10億3,558万5,595円を
繰越明許費として翌年度に繰越をしております。主な経費を性質別に見ますと、人件費19.74%、補助費等17.51%、公債費14.66%、物件費12.12%の割合となっております。
さらに、財政指標につきましては、経常収支比率は95.4%、公債費比率は12.3%、起債制限比率が9.4%となっております。
次に、
平成20年度主要施策の実施及び成果でございますが、前年度に策定した元気と活力を取り戻すための戦略「4万人
都市復活大作戦」の継続拡充を図るとともに、新たな事業として5事業を加え、計71事業の諸施策を展開いたしました。
また、大作戦以外の各種事業及び補正予算等においてご審議、ご承認をいただいたそれぞれの事業についても、事業
執行計画に基づき、おおむね
予定通り事業を推進することができました。
これらの事業推進により、市民との「共創」のまちづくりが着実に前進し、定着しつつあることを肌で感じることができ、今後も「4万人
都市復活」実現のため、市民の方々とともに各種事業の推進、充実を図っていく必要性を強く感じております。
次に、
特別会計についてご
説明申し上げます。
初めに、国民健康保険
特別会計につきましては、
予算総額41億2,743万8,000円に対し、
歳入決算額は42億2,323万1,832円で、前年度と比較すると0.43%の減となっております。
歳出決算額は40億2,780万8,266円で、前年度と比較すると2.58%の減となり、
歳入歳出差引残額1億9,542万3,566円については、
地方財政法及び
白石市国民健康保険事業
財政調整基金条例の定めにより、9,780万円を基金に積み立て、9,762万3,566円を
平成21年度に繰り越す措置をいたしております。
歳入については、国民健康保険税
調定額が13億1,569万8,992円に対し、
収入済額が8億895万4,162円で、
未収額が4億6,636万4,389円となっております。また、地方税法に基づく不納欠損額については477件、4,038万441円を処分いたしております。
歳出については、療養給付費等の保険給付費が27億5,445万5,128円で、歳出の68.39%を占め、以下、後期高齢支援金等4億4,079万8,980円、共同事業拠出金4億2,062万5,563円等となっております。
国保の被保険者は、
平成20年度から導入された後期高齢者医療費制度の創設により4,361人減少し、1万730人で、加入率は28.06%となっております。1人当たりの医療費用については23万3,861円で、昨年より7,553円の増となっております。
次に、地方卸売市場事業
特別会計については、
予算総額834万7,000円に対し、
歳入決算額は890万6,257円、
歳出決算額は209万790円で、
歳入歳出差引残額681万5,467円は、その全額を
平成21年度に繰り越す措置をいたしております。
歳入については、市場使用料264万9,784円、繰越金582万149円等となっております。
歳出については、光熱水費80万4,373円、市場
管理委託料99万5,657円等となっております。
次に、老人保健
特別会計については、
予算総額5億280万9,000円に対し、
歳入決算額は4億9,223万529円で、前年度と比較し89.04%の減となりました。
歳出決算額は4億6,837万5,508円で89.41%の減となり、
歳入歳出差引残額は2,385万5,021円で、その全額を
平成21年度に繰り越す措置をいたしております。
歳入歳出とも大幅に減少した理由は、
平成20年度から老人保健制度にかわり後期高齢者医療制度が導入されたことに伴うもので、老人保健分については、
平成19年度までの診療に係る月おくれ請求等の給付によるものでございます。
次に、介護保険
特別会計については、
予算総額25億1,201万円に対し、
歳入決算額は25億5,418万8,794円で、前年度と比較すると4.52%の増となっております。
歳出決算額は24億8,183万4,538円で、前年度と比較して5.76%の増となり、
歳入歳出差引残額は7,235万4,256円で、
平成21年度に繰り越す措置をいたしております。
歳入については、介護保険料
調定額が4億2,928万1,100円に対し、
収入済額が4億1,060万1,520円で、
未収額が1,284万9,080円となっております。また、不納欠損額については223件、583万500円を処分いたしております。
歳出については、保険給付費が22億2,405万9,638円で歳出の89.61%を占め、以下、地域支援事業費9,057万1,731円、基金積立金8,270万2,674円等となっております。
介護保険の被保険者数は2万3,490人で、昨年と比較すると58人減少し、要介護認定者数については1,827人で、46人の増となっております。介護サービスの
給付状況としては、在宅サービス費が11億3,285万8,787円、施設サービス費が9億4,296万9,576円となっております。
次に、
平成20年度新たに設置した後期高齢者医療
特別会計については、
予算総額3億1,909万円に対し、
歳入決算額は3億2,248万1,275円となっております。
歳出決算額は3億1,785万7,260円で、
歳入歳出差引残額は462万4,015円で、その全額を
平成21年度に繰り越す措置をいたしております。
歳入の内訳については、後期高齢者医療保険料が2億2,732万6,634円、
一般会計繰入金が8,894万3,977円等となっております。
歳出については、後期高齢者医療広域連合納付金が3億581万3,977円で、歳出の96.21%を占めております。
後期高齢者医療制度の被保険者は5,783人で、加入率は15.07%となっております。
以上が
一般会計及び
特別会計決算の概要でございます。なお、
歳入歳出に関する計数の詳細については「
白石市各会計
決算附表」に、各事業の実施内容及び成果等の詳細については「
平成20年度
決算にかかる主要施策の成果等に関する
説明書」に掲載しお配りしておりますので、ごらんいただきたいと存じます。
以上でございます。
19
◯佐藤英雄議長 次に、企業会計についての
説明を求めます。
風間市長。
〔
風間康静市長登壇〕
20
◯風間康静市長 水道事業会計及び下水道事業会計について申し上げます。
水道事業会計及び下水道事業会計については、8月24日付で
監査委員から
決算審査意見書が提出されましたので、地方公営企業法第30条第4項の規定により
監査委員の意見を付し、
議会の認定を求めるものでございます。
水道事業の業務状況でありますが、
平成20年度末における上水道と簡易水道を合わせました給水戸数は1万3,173戸、給水人口は3万6,185人であります。また、年間総配水量は440万6,340立方メートル、1日平均給水量は1万2,072立方メートルとなっております。
下水道事業の業務状況は、
平成20年度末における公共下水道事業と農業集落排水事業を合わせました処理区域内人口は2万7,049人、水洗化人口は2万1,606人であり、年間総処理水量は278万1,277立方メートルで、1日平均処理水量は7,620立方メートルとなっております。
水道事業、下水道事業とも、市民による節水の浸透、節水型家電製品の普及、企業の撤退等により、水需要の急激な落ち込みに伴い料金収入が減少しており、経営は非常に厳しい状況にありますが、経常経費の削減、事務の効率化を図り、歳出の抑制により経営の合理化に努めてまいりました。
以下、本
決算の概要につきましては、上下水道事業所長に
説明いたさせます。
21
◯佐藤英雄議長 高橋上下水道事業所長。
〔高橋順次上下水道事業所長登壇〕
22 ◯高橋順次上下水道事業所長
市長の命により水道事業会計及び下水道事業会計
決算の概要についてご
説明申し上げます。
初めに、水道事業会計についてご
説明申し上げます。
収益的収入及び支出については、上水道事業と簡易水道事業を合わせた収入が8億8,299万8,307円で、水道料金が95.68%を占めており、そのほか下水道負担金及び加入金が主な収入になっております。
これに対し、支出は9億4,895万5,860円で、その主なものは仙南・仙塩広域水道からの受水費が5億6,231万4,474円で、59.26%を占めているほか、減価償却費、企業債利息となっております。この結果、損益計算において7,718万8,989円の純損失が生じております。
また、資本的収入及び支出については、上水道事業と簡易水道事業を合わせた収入が1億3,350万1,250円で、内訳は、企業債、工事負担金となっております。
これに対し、支出は2億9,864万8,093円で、その内訳は、建設改良費、企業債償還金となっております。
資本的収入が支出額に対して不足する1億6,514万6,843円は、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度損益勘定留保資金及び減債積立金をもって補てんしております。
次に、下水道事業会計についてご
説明申し上げます。
収益的収入及び支出については、公共下水道事業と農業集落排水事業を合わせた収入が8億4,066万4,066円で、使用料収入が49.60%を占めており、そのほか他会計負担金及び他会計補助金となっております。
これに対し、支出は8億9,368万9,644円となっております。その主なものは企業債利息、減価償却費、流域下水道維持
管理負担金となっております。この結果、損益計算において6,493万5,710円の純損失が生じております。
また、資本的収入及び支出については、公共下水道事業と農業集落排水事業を合わせた収入が7億8,343万3,214円で、内訳は企業債、国庫補助金、受益者負担金及び分担金となっております。
これに対し、支出は11億6,600万6,925円で、その内訳は、建設改良費、企業債元金償還金となっており、翌年度繰越工事資金181万3,980円を除いた資本的収入額が支出額に対し不足する3億8,438万7,691円は、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額、前年度からの繰越工事資金、前年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金をもって補てんしております。
以上が企業会計
決算の概要でございます。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
23
◯佐藤英雄議長 以上で
提案理由の
説明は終わりました。
この際、第60
号議案について
監査委員から審査に関する意見の開陳を求めます。遠藤
監査委員。
〔遠藤輝夫
監査委員登壇〕
24 ◯遠藤輝夫
監査委員 白石市の各会計について
決算審査を行いましたので、その結果についてご
報告申し上げます。
一般会計と
特別会計の審査意見書と企業会計の審査意見書、2冊ございますけれども、まず、
一般会計についての方からご
説明申し上げます。
5ページから、審査の結果については記載しております。49ページまで、それぞれ記載しておりますけれども、50ページに「むすび」として特徴的なことを書いていますので、この中から主なものをちょっと
説明申し上げたいと思います。
まず、
一般会計でございますが、
歳入歳出差引額が4億1,448万6,000余円、実質単年度収支額は1億8,351万2,000余円の赤字計上となりました。
歳入を財源別に見ますと、
自主財源は繰入金で前年度に比べ73.37%の増加が見られ、全体で8.92%増加し、依存財源では、市債が前年度と比べ35.09%増加し、9億4,671万円になりました。
次に、
特別会計でございますが、国民健康保険
特別会計から20年度に新しく始まりました後期高齢者医療
特別会計までの五つの
特別会計で
実質収支額は3億307万2,000余円、このうち9,780万円を国民健康保険
特別会計の
財政調整基金として積み立てることになっております。
次に、
一般会計から
特別会計に対する繰入金でございますけれども、前年度より1億2,068万4,000余円減少しております。
財産につきましては、おおむね適正に表示、整理されております。
基金現在高は66億4,740万9,000余円で、前年度より2億1,370万8,000余円減少しております。
次に、普通会計の主要な財政分析指標を見てみますと、財政力の強弱を示す財政力指数は0.477で前年度より若干よくなっておりますし、
実質収支比率も4.1%と、望ましいと考えられている範囲内でございます。
しかし、経常収支比率は95.4%と、前年度より若干悪化しておりますし、起債制限比率も9.4%と前年度より上昇しており、財政構造の硬直化が懸念される状況でございます。
次に、52ページに移りまして、地方自治をめぐる情勢は、景気の減速や物価の高騰、高齢化の進行等、影響がありまして、当然、当市を取り巻く行財政
環境も厳しい局面を迎えている現状でございます。
そのような中、主要な
自主財源である市税等について、低迷する景気の雇用情勢の影響等もあって、減収傾向にありますし、最近では若干ずつ減ってきておりますが、滞納による多額の収入未済額が出るなど、市税の収入確保が一層厳しくなってくるものと思われますので、適正な債権
管理と徴収努力をお願いしたいと思います。
地域経済が低迷状態にあり、厳しい財政状況のもと
行政の果たす役割は増大し、複雑で多岐にわたる市民ニーズへの的確な対応が求められる中、今後の
行政運営に当たりましては、地方分権の理念のもとに、社会経済情勢の変化に的確に対応しながら、行財政改革を推進し、簡素で効率的な行財政システムの構築を目指すとともに、財政基盤の確立に努め、市政の発展と市民福祉の増進を切望してやみません。
続きまして、企業会計の方に移ります。
水道事業会計でございますけれども、4ページからそれぞれの
決算の概要を書いてございます。16ページに「むすび」として記載しておりますので、主な点を
説明申し上げたいと思います。
20年度の水道事業会計につきましては、7,718万8,000余円の純損失を計上することになりましたが、その要因として考えられることは給水人口の減少や節水意識の普及などの影響で給水収益が前年度に比べ3.7%減少しておりますし、営業費用においては企業債の借りかえによる削減にもかかわらず、仙南・仙塩広域水道供給事業の受水費の増加などが原因であると考えられます。
また、1立方メートル当たりの給水原価261.27円が供給単価229.09円を32.18円上回っている現状では、有収率の大幅な向上が純損失減少に大きく働くものと考えられますので、有収率向上のための効果的な対策の検討が必要ではないかと思われます。
いずれにいたしましても、今後は水需要の増加は大きく期待できないものと予想されます。老朽管の布設がえや建設改良工事、施設設備の維持
管理等に多額の費用等を要することから、経営
環境は一層厳しさを増すものと思われます。
したがいまして、今後の経営に当たりましては、中長期的な財政計画及び建設改良計画を樹立の上、常に経済性を発揮しながら良質な水の安定供給に努められるよう望むものでございます。
次に、下水道会計でございますけれども、審査の概要については、44ページからございます。53ページに「むすび」として記載しておりますので、この中から主な点を
説明申し上げたいと思います。
20年度の下水道事業会計につきましては、6,493万5,000余円の純損失を計上することになりました。
公共下水道の水洗化率83.42%、農業集落排水事業の水洗化率40.85%、公共と農集、合わせますと79.88%と非常に低率でございます。今後は水洗化率の向上に努められますとともに、昨年から全部供用開始いたしました越河地区農業集落排水事業における水洗化の推進が急がれるところであろうと思います。
なお、経営指標等につきましては、70ページ以降に載せておりますが、経営は厳しい状況でございます。
しかし、下水道事業は、汚水の排除や処理による生活
環境の改善のみでなく、雨水の排除、公共用水の水質保全等、健康で文化的な生活や活動を支えるために不可欠な基盤
整備として重要な役割を果たしております。
したがいまして、下水道事業を取り巻く
環境は非常に厳しいものがございますが、地方公営企業の経営理念である企業の経済性を発揮しながら公共の福祉の推進を図るとともに、長期的な資金計画に沿った運営が望まれるところでございます。
以上、各会計の
決算について審査意見をご
説明申し上げました。
25
◯佐藤英雄議長 以上で
監査委員の審査に関する意見の開陳は終わりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日程第5 第61
号議案から第70
号議案
26
◯佐藤英雄議長 日程第5、第61
号議案・
白石市保育園設置条例の一部を改正する条例から、第70
号議案・
平成21年度
白石市下水道事業会計補正予算(第1号)までの計10議案を一括議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
風間市長。
〔
風間康静市長登壇〕
27
◯風間康静市長 第61
号議案は、
白石市保育園設置条例の一部を改正する条例案でございます。
本案は、
平成15年度より休園しておりました
白石市小原保育園施設を地元団体による有効利用を図るために、当該施設を廃止し、財産処分をする必要があることから、所要の改正をいたそうとするものであります。
第62
号議案は、
白石市国民健康保険条例の一部を改正する条例案でございます。
本案は、健康保険法施行令等の一部を改正する政令の公布、施行により、緊急の少子化対策として、出産に係る被保険者等の経済的負担を軽減し、安心して出産できるように、出産育児一時金の支給額を本年10月1日から
平成23年3月31日までの出産について、暫定措置として4万円引き上げるものとされたことから、条例の一部を改正いたそうとするものであります。
第63
号議案は、
平成21年度
白石市
一般会計補正予算(第4号)でございます。
第1表
歳入歳出予算の補正でございますが、既定の
歳入歳出予算にそれぞれ4億8,561万円を追加し、予算の総額を138億3,332万8,000円にいたそうとするものでございます。
補正の主な内容は、別表のとおりであります。
これらに充当する財源といたしましては、地方交付税、繰越金、市債等を増額する一方、繰入金を減額して措置いたそうとするものであります。
第2表債務負担行為補正でありますが、国民投票投票人名簿システム構築委託料について、
平成21年度と22年度の2カ年度で事業を実施する
予定でありましたが、
平成21年度単年度で実施できることになったことから、限度額の変更をいたそうとするものであります。
第3表地方債補正でありますが、臨時財政対策債について発行可能額が決定したことに伴い増額変更いたそうとするものであります。
第64
号議案は、
平成21年度
白石市国民健康保険
特別会計補正予算(第2号)でございます。
第1表
歳入歳出予算の補正でございますが、既定の
歳入歳出予算にそれぞれ2億3,145万5,000円を追加し、予算の総額を42億9,255万1,000円にいたそうとするものでございます。
補正の主な内容は、退職被保険者等療養給付費及び後期高齢者支援金、国庫支出金等精算償還金を増額いたしており、これらに充当する財源といたしましては、療養給付費交付金及び前期高齢者交付金、前年度繰越金等をもって措置いたそうとするものであります。
第65
号議案は、
平成21年度
白石市地方卸売市場事業
特別会計補正予算(第1号)でございます。
第1表
歳入歳出予算の補正でございますが、既定の
歳入歳出予算にそれぞれ681万5,000円を追加し、予算の総額を912万4,000円にいたそうとするものでございます。
補正の内容は、予備費の増額を計上しておりますが、これに充当する財源といたしましては、前年度繰越金をもって措置いたそうとするものであります。
第66
号議案は、
平成21年度
白石市老人保健
特別会計補正予算(第1号)でございます。
第1表
歳入歳出予算の補正でありますが、既定の
歳入歳出予算にそれぞれ2,420万6,000円を増額し、予算の総額を3,041万6,000円にいたそうとするものでございます。
補正の内容は、
平成20年度老人医療給付費確定による社会保険診療報酬支払基金及び県への返還金、
一般会計繰出金、予備費等を計上しておりますが、これらに充当する財源といたしましては、前年度繰越金等をもって措置いたそうとするものであります。
第67
号議案は、
平成21年度
白石市介護保険
特別会計補正予算(第3号)でございます。
第1表
歳入歳出予算の補正でありますが、既定の
歳入歳出予算にそれぞれ7,457万5,000円を増額し、予算の総額を27億5,155万円にいたそうとするものでございます。
補正の主な内容は、前年度事業費確定による介護保険給付費返還金及び
一般会計繰出金、介護保険
財政調整基金積立金等を計上しておりますが、これらに充当する財源といたしましては、前年度繰越金及び
一般会計繰入金を増額して措置いたそうとするものであります。
第68
号議案は、
平成21年度
白石市後期高齢者医療
特別会計補正予算(第2号)でございます。
第1表
歳入歳出予算の補正でございますが、既定の
歳入歳出予算にそれぞれ462万3,000円を増額し、予算の総額を3億3,950万6,000円にいたそうとするものでございます。
補正の内容は、予備費を計上しておりますが、これに充当する財源といたしましては、前年度繰越金をもって措置いたそうとするものであります。
第69
号議案は、
平成21年度
白石市水道事業会計補正予算(第2号)でございます。
補正の内容について申し上げますと、資本的支出において、建設改良費に35万円増額し、支出総額2億6,047万6,000円とするものであります。
なお、資本的収支に係る不足額の補てん財源といたしましては、繰越利益
剰余金処分額により措置いたそうとするものであります。
第70
号議案は、
平成21年度
白石市下水道事業会計補正予算(第1号)でございます。
補正の内容は、公共下水道事業資本的収入においては、浸水対策事業の増加に伴う事業債、企業債特別措置分及び浸水対策国庫補助金合わせて1億9,000万円を増額する一方、公共下水道事業資本的支出においては、浸水対策事業の増加に伴う建設改良費を1億2,636万円増額いたそうとするものであります。
なお、資本的収支に係る不足額の補てん財源といたしましては、当年度分消費税及び地方消費税損益勘定留保資金380万3,000円を646万3,000円に、当年度分損益勘定留保資金4億4,825万4,000円を3億8,195万4,000円に、それぞれ改め措置いたそうとするものであります。
以上で
提案理由の
説明を終わりますが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
28
◯佐藤英雄議長 本日の
日程はこれで全部終了いたしました。
なお、あす2日は休会とし、3日に本
会議を開き、議案に対する
質疑等を行う
予定でございますので、ご了承願います。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午前10時57分散会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する
白石市議会 議 長 佐 藤 英 雄
議 員 菅 野 浩 一
議 員 平 間 知 一
Copyright © Shiroishi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...