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令和4年第127回定例会(第4日) 名簿 開催日: 2022年09月16日
令和4年第127回定例会(第4日) 本文 開催日: 2022年09月16日

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  1. 気仙沼市議会 2022-09-16
    令和4年第127回定例会(第4日) 本文 開催日: 2022年09月16日


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    最終取得日: 2022-12-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2022-09-16 令和4年第127回定例会(第4日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 394 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 2 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 3 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 4 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 5 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 6 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 7 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 8 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 9 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 10 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 11 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 12 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 13 : ◎唐桑総合支所長(川村貴史君) 選択 14 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 15 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 16 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 17 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 18 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 19 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 20 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 21 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 22 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 23 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 24 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 25 : ◎産業部長(昆野賢一君) 選択 26 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 27 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 28 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 29 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 30 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 31 : ◎水産課長(齋藤英敏君) 選択 32 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 33 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 34 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 35 : ◎水産課長(齋藤英敏君) 選択 36 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 37 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 38 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 39 : ◎水産課長(齋藤英敏君) 選択 40 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 41 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 42 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 43 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 44 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 45 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 46 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 47 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 48 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 49 : ◎水産課長(齋藤英敏君) 選択 50 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 51 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 52 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 53 : ◎水産課長(齋藤英敏君) 選択 54 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 55 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 56 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 57 : ◎5番(佐藤俊章君) 選択 58 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 59 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 60 : ◎8番(村上伸子君) 選択 61 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 62 : ◎8番(村上伸子君) 選択 63 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 64 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 65 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 66 : ◎8番(村上伸子君) 選択 67 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 68 : ◎健康増進課長(小松 進君) 選択 69 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 70 : ◎8番(村上伸子君) 選択 71 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 72 : ◎健康増進課長(小松 進君) 選択 73 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 74 : ◎8番(村上伸子君) 選択 75 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 76 : ◎健康増進課長(小松 進君) 選択 77 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 78 : ◎8番(村上伸子君) 選択 79 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 80 : ◎健康増進課長(小松 進君) 選択 81 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 82 : ◎8番(村上伸子君) 選択 83 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 84 : ◎健康増進課長(小松 進君) 選択 85 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 86 : ◎8番(村上伸子君) 選択 87 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 88 : ◎健康増進課長(小松 進君) 選択 89 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 90 : ◎8番(村上伸子君) 選択 91 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 92 : ◎健康増進課長(小松 進君) 選択 93 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 94 : ◎保健福祉部長(小野寺憲一君) 選択 95 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 96 : ◎8番(村上伸子君) 選択 97 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 98 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 99 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 100 : ◎8番(村上伸子君) 選択 101 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 102 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 103 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 104 : ◎8番(村上伸子君) 選択 105 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 106 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 107 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 108 : ◎8番(村上伸子君) 選択 109 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 110 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 111 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 112 : ◎8番(村上伸子君) 選択 113 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 114 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 115 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 116 : ◎8番(村上伸子君) 選択 117 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 118 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 119 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 120 : ◎8番(村上伸子君) 選択 121 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 122 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 123 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 124 : ◎8番(村上伸子君) 選択 125 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 126 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 127 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 128 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 129 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 130 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 131 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 132 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 133 : ◎産業戦略課長(平田智幸君) 選択 134 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 135 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 136 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 137 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 138 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 139 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 140 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 141 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 142 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 143 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 144 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 145 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 146 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 147 : ◎産業戦略課長(平田智幸君) 選択 148 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 149 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 150 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 151 : ◎産業戦略課長(平田智幸君) 選択 152 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 153 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 154 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 155 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 156 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 157 : ◎産業戦略課長(平田智幸君) 選択 158 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 159 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 160 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 161 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 162 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 163 : ◎交通政策課長(村上忠大君) 選択 164 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 165 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 166 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 167 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 168 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 169 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 170 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 171 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 172 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 173 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 174 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 175 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 176 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 177 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 178 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 179 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 180 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 181 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 182 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 183 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 184 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 185 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 186 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 187 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 188 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 189 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 190 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 191 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 192 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 193 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 194 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 195 : ◎土木課応急対策室長(小松 学君) 選択 196 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 197 : ◎1番(菅原俊朗君) 選択 198 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 199 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 200 : ◎7番(今川 悟君) 選択 201 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 202 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 203 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 204 : ◎7番(今川 悟君) 選択 205 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 206 : ◎財政課長(小松憲之君) 選択 207 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 208 : ◎7番(今川 悟君) 選択 209 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 210 : ◎財政課長(小松憲之君) 選択 211 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 212 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 213 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 214 : ◎7番(今川 悟君) 選択 215 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 216 : ◎財政課長(小松憲之君) 選択 217 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 218 : ◎7番(今川 悟君) 選択 219 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 220 : ◎財政課長(小松憲之君) 選択 221 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 222 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 223 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 224 : ◎7番(今川 悟君) 選択 225 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 226 : ◎震災復興・企画課長(後藤英之君) 選択 227 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 228 : ◎7番(今川 悟君) 選択 229 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 230 : ◎財政課長(小松憲之君) 選択 231 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 232 : ◎7番(今川 悟君) 選択 233 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 234 : ◎財政課長(小松憲之君) 選択 235 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 236 : ◎7番(今川 悟君) 選択 237 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 238 : ◎財政課長(小松憲之君) 選択 239 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 240 : ◎7番(今川 悟君) 選択 241 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 242 : ◎財政課長(小松憲之君) 選択 243 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 244 : ◎7番(今川 悟君) 選択 245 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 246 : ◎財政課長(小松憲之君) 選択 247 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 248 : ◎7番(今川 悟君) 選択 249 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 250 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 251 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 252 : ◎7番(今川 悟君) 選択 253 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 254 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 255 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 256 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 257 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 258 : ◎7番(今川 悟君) 選択 259 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 260 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 261 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 262 : ◎7番(今川 悟君) 選択 263 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 264 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 265 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 266 : ◎7番(今川 悟君) 選択 267 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 268 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 269 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 270 : ◎7番(今川 悟君) 選択 271 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 272 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 273 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 274 : ◎7番(今川 悟君) 選択 275 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 276 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 277 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 278 : ◎7番(今川 悟君) 選択 279 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 280 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 281 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 282 : ◎7番(今川 悟君) 選択 283 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 284 : ◎学校教育課副参事(西條和也君) 選択 285 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 286 : ◎学校教育課副参事(西條和也君) 選択 287 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 288 : ◎7番(今川 悟君) 選択 289 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 290 : ◎教育部長(三浦永司君) 選択 291 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 292 : ◎7番(今川 悟君) 選択 293 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 294 : ◎教育部長(三浦永司君) 選択 295 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 296 : ◎7番(今川 悟君) 選択 297 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 298 : ◎教育部長(三浦永司君) 選択 299 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 300 : ◎7番(今川 悟君) 選択 301 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 302 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 303 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 304 : ◎7番(今川 悟君) 選択 305 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 306 : ◎学校教育課長(尾形浩明君) 選択 307 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 308 : ◎保健福祉部長(小野寺憲一君) 選択 309 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 310 : ◎7番(今川 悟君) 選択 311 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 312 : ◎教育部長(三浦永司君) 選択 313 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 314 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 315 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 316 : ◎7番(今川 悟君) 選択 317 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 318 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 319 : ◎10番(白川雄二君) 選択 320 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 321 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 322 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 323 : ◎10番(白川雄二君) 選択 324 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 325 : ◎土木課応急対策室長(小松 学君) 選択 326 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 327 : ◎10番(白川雄二君) 選択 328 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 329 : ◎土木課応急対策室長(小松 学君) 選択 330 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 331 : ◎10番(白川雄二君) 選択 332 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 333 : ◎土木課応急対策室長(小松 学君) 選択 334 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 335 : ◎10番(白川雄二君) 選択 336 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 337 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 338 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 339 : ◎10番(白川雄二君) 選択 340 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 341 : ◎生涯学習課長(畠山高寛君) 選択 342 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 343 : ◎10番(白川雄二君) 選択 344 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 345 : ◎生涯学習課長(畠山高寛君) 選択 346 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 347 : ◎10番(白川雄二君) 選択 348 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 349 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 350 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 351 : ◎10番(白川雄二君) 選択 352 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 353 : ◎土木課長(佐藤 靖君) 選択 354 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 355 : ◎10番(白川雄二君) 選択 356 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 357 : ◎土木課長(佐藤 靖君) 選択 358 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 359 : ◎10番(白川雄二君) 選択 360 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 361 : ◎生活環境課長(白幡賢一君) 選択 362 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 363 : ◎10番(白川雄二君) 選択 364 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 365 : ◎生活環境課長(白幡賢一君) 選択 366 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 367 : ◎生活環境課長(白幡賢一君) 選択 368 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 369 : ◎10番(白川雄二君) 選択 370 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 371 : ◎生活環境課長(白幡賢一君) 選択 372 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 373 : ◎10番(白川雄二君) 選択 374 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 375 : ◎生活環境課長(白幡賢一君) 選択 376 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 377 : ◎生活環境課長(白幡賢一君) 選択 378 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 379 : ◎生活環境課長(白幡賢一君) 選択 380 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 381 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 382 : ◎生活環境課長(白幡賢一君) 選択 383 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 384 : ◎10番(白川雄二君) 選択 385 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 386 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 387 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 388 : ◎10番(白川雄二君) 選択 389 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 390 : ◎健康増進課長(小松 進君) 選択 391 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 392 : ◎10番(白川雄二君) 選択 393 : ◎議長(鈴木高登君) 選択 394 : ◎議長(鈴木高登君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:      午前10時00分  開 議 ◎議長(鈴木高登君) ただいまの出席議員数は24名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 2: ◎議長(鈴木高登君) 本日の欠席届出議員及び遅参届出議員はございません。  以上のとおりでありますので御報告をいたします。 3: ◎議長(鈴木高登君) 次に、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、4番遠藤秀和君、5番佐藤俊章君を指名いたします。 4: ◎議長(鈴木高登君) 次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めましたところ、配付の名簿のとおりでございます。なお、本吉総合支所長村上和夫君から公務のため遅参する旨の申出がありましたので御報告いたします。 5: ◎議長(鈴木高登君) 次に、報道機関から写真撮影等の申出があり、議長はこれを許可しておりますので御報告いたします。 6: ◎議長(鈴木高登君) これより、日程に従いまして一般質問を続行いたします。  順次質問を許可いたします。  初めに、「水産業の未来を切り拓く施策について」外1か件、5番佐藤俊章君の質問を行います。5番佐藤俊章君。 7: ◎5番(佐藤俊章君) おはようございます。会派未来の風の佐藤俊章でございます。いつもどおり浜言葉出ましたら御勘弁願いたいと思います。(「マスク外して」の声あり)ありがとうございます。  それでは、議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問いたしたいと思います。  大項目1つ目でございますが、水産業の未来を切り拓く施策についてでございます。  最初に、昨年8月23日、水産新聞に掲載された内容についてお話をしたいと思います。  岩手県宮古市が事業化を目指すホシガレイの陸上養殖で、2季目の出荷が10日、市魚市場で始まったということです。平均570グラムの20尾が競りにかけられ、キロ3,300円から4,500円の値がついたということです。夏場のへい死が課題であったが、飼育環境の改善により安定供給のめどが立ったということで、主要魚種の不漁が続く中、海面養殖の宮古トラウトサーモンとともに新たな収益の柱に育てたいということであります。  ホシガレイは幻の高級魚と呼ばれ、高級すし店や料亭での人気が高く、長崎県などでも陸上養殖が行われており、市場への出荷は宮古のみということで、今季は1,000尾、1トンを目標に12月末まで週1回のペースで出荷し、市場の評価や流通状況などを調べるということでございます。  養殖は、市が調査事業、市長、ここ大事なところですね、市が調査事業として宮古漁協に委託し2019年9月に開始、昨年10月から今年1月まで424尾、335キロでございますが、これを1季目として出荷、平均単価はキロ2,784円とのことで、コロナ禍で終盤に需要が落ち込んだものの、天然物、天然のものと遜色のない味わいが高く評価されたということであります。  一方、夏場の高水温時に酸欠を起こし、へい死するケースが目立ったが、今季は酸素発生器を導入するなど飼育環境を改善したとのことであり、冬から春先にかけて水槽を加温することで成長を促し、市場閑散期である8月の出荷開始にこぎ着けたということであります。  緑色発光ダイオード、これLDE……LE……すみません、LEDですね、の光が食育増進につながるホルモンの増加を促し、餌を多く食べて成長が早まることは、水産研究・教育機構宮古庁舎の研究や1季目の飼育調査で実証済みとのことで、勝負の2季目と位置づけ、緑色LEDを照射したかけ流し式と閉鎖循環式の2種類の水槽を用いて、採算性を見極めながら養殖技術の確立を急ぐということであります。
     世界有数の漁場、三陸沖を抱える宮古も、近年はサンマやアキサケ、スルメイカ等の不漁に苦しんでおり、どこも同じですね、この日、市魚市場食堂では、ホシガレイの刺身と漬け、宮古トラウトサーモンの刺身をのせたみやこ・未来丼、いい名前ですね、未来丼が販売され、両養殖魚種とも早期の事業化移行が目標ということで、宮古市は、つくり育てる漁業への転換で、地域を支える柱である漁業、水産業の生き残りを目指すということであります。  そこで、次の3点について伺います。  (1)サケ不漁に伴うその後の取組状況について。  (2)は、本市の実施主体で陸上・海面養殖に向けた調査事業の委託について。  (3)は、アワビ稚貝購入に係る補助金についてでございます。 8: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 9: ◎市長(菅原 茂君) 佐藤俊章議員の質問にお答えいたします。  水産業の未来を切り拓く施策についてでありますが、サケ不漁に伴うその後の取組の状況については、昨年12月議会での一般質問に対し、サケの回遊に係る本格的な調査やサケ増殖事業の継続に対する緊急的な支援が行われるよう、引き続き国に働きかけていくとともに、サーモン養殖に取り組む事業者があれば市も支援すべきと答弁したところであります。  サケの河川捕獲数が激減している中、市内にあるふ化放流団体も非常に厳しい経営状況となっておりますことから、今年1月、大川と小泉川の水系におけるサケのふ化放流団体と、今後のふ化放流事業の実施体制について意見交換を行ったところであります。  宮城県においては、ここ数年におけるサケの来遊数が激減している現状等を踏まえ、平成29年度に策定した宮城県さけます増殖振興プランの見直しを行い、先月8日に開催された宮城県さけます増殖協会の令和4年度総会において了承が得られたところであります。見直しされた当プランは、県内の河川や海だけでなく、県外からの種卵及び放流稚魚を最大限に確保するとともに、ふ化場間の機能連携、集約化などを含む増殖体制の抜本的な見直しをすることも含まれており、令和13年度における県全体の放流目標数は、令和3年度実績である957万1,000尾の約6倍となる約6,000万尾としているものであります。  本市としましては、県、ふ化放流団体等と連携しながら、サケ回遊の本格的調査やサケ増殖事業の継続に対する緊急的な支援が行われるよう、引き続き国に働きかけていくとともに、宮城県さけます増殖振興プラン等に基づき、持続的な事業実施体制の構築を図り、安定的なサケ資源の造成に努めてまいります。さらには、市内の海面や陸上におけるサーモン養殖へ取り組む事業者の出現を促し、必要な調整はもとより、補助を検討するなど積極的に支援してまいります。  次に、本市の実施主体で陸上・海面養殖に向けた調査事業の委託についてでありますが、宮古市においては、令和元年度にホシガレイの陸上養殖とトラウトの海面養殖に係る養殖調査事業を地元の宮古漁協へ委託し、水産研究・教育機構宮古庁舎及び日清丸紅飼料株式会社の協力を得ながら事業化に向けて取り組み、現在は宮古漁協が主体となって進めていると伺っております。これらの取組により、宮古市は、つくり育てる漁業への転換を図り、水産業の生き残りを目指しているところであります。  本市としましては、海面養殖の実現に向け、まずは地元の漁業者や漁協の理解と事業主体となり得る団体などの積極性が大切であると認識しており、その上で、陸上養殖も含めて、実現の可能性が高い取組があれば、適地の選定や養殖施設の規模に関する検討などの必要な調査や初期段階での補助などを積極的に支援したいと考えております。  宮古のように漁協さんに委託するかどうかというのは形だけの問題なので、やると言うならこちらが頼んでいる形だって構わないと思いますし、補助する形だって構わないと思うんです。しかし、我々が養殖のノウハウがあるわけでもないというところと、あと、やる気がもし漁業者側になければ意味のないお金になってしまうというところが問題でありますので、そこを醸成することが必要だと思います。宮古に水産庁の研究・教育機構の分所があるというのは非常にラッキーだったんだと思います。しかしながら、その分所は宮古だけのものではありませんので、活用も可能だと考えております。  次に、アワビ稚貝購入に係る助成金についてでありますが、沿岸域の漁場の有効な活用とともに、栽培漁業と資源管理型漁業の推進により漁家経営の安定を図るため、市内の宮城県漁協各支所が行う放流事業に係るアワビ稚貝の購入費等の一部を支援しているところであります。  具体的には、唐桑町の合併以降である平成18年度から平成22年度及び平成30年度から令和3年度までの9年間で3,750万7,000円を補助しており、主に宮城県水産技術総合センターの種苗生産施設のアワビ稚貝の栽培に活用され、この間、稚貝約266万2,000個が放流されております。なお、平成24年度から平成29年度においては、県が国の種苗放流支援事業を活用して、宮城県漁協各支所に対しアワビ稚貝の無償配付を行っており、約65万5,000個が放流されております。  本市としましては、引き続きアワビの稚貝放流を支援するとともに、市内の宮城県漁協及び関係機関、団体と連携して実施している放流効果検証や海中林造成、水産多面的機能発揮対策事業等のアワビの餌となる藻場の造成に係る取組に対しても支援することで、磯根資源の回復につなげてまいります。 10: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君。 11: ◎5番(佐藤俊章君) それでは、(1)から再質問したいと思います。  サケ不漁に伴うその後の取組状況でございますが、昨年12月に一般質問したときに、当時、川村課長ですね、こういうサケの状況、やっぱり民間、関係団体も含めて協議会を設置してはどうかということで、県、国の働きかけは分かりました。それはそれとして、私が言おうとしたところは、市内でそういう協議会を、気仙沼市のサケの遡上関係はどうしたらいいんだという協議会持ったらいいんじゃないかということを当時のですね、課長に言ったと思うんですが、それをうまくちゃんと引き継いだのか、引き継いでいないのか。課長、当時の課長。 12: ◎議長(鈴木高登君) 唐桑総合支所長川村貴史君。 13: ◎唐桑総合支所長(川村貴史君) せっかく発言の機会をいただいたので答弁させていただきたいと思います。  市長の答弁にもあったとおり、市内のサケふ化放流団体で協議を持ちましたと答弁させていただき、私も当然そこに入って、小泉と大川なんですけれども、不漁を前提として今後どうしていくかというところまで、これから突っ込んで話をしていきましょうよというところを確認しておりますので、そのことはしっかり水産課長に引き継いでおります。  以上でございます。 14: ◎議長(鈴木高登君) 引き継いだ方からはいいんですか。(「いいです」の声あり)5番佐藤俊章君。 15: ◎5番(佐藤俊章君) ありがとうございます。ちゃんと引き継いだということで、(1)はこれでやめます。いいです。はい。  (2)の実施主体で陸上・海面の調査委託ということでございますが、これは、先月の22日、実は宮古漁港へ1人で行ってきました。組合学校の後輩がたまたま宮古漁協におりまして、半澤君というんですが、直樹ではないですけれども、半澤君が、こういうわけで気仙沼も大変なんだということでちょっと調査に行かせてくれということで行ったら、いや、宮古まで三陸道、改めて1時間半で行きましたよ。やっぱり三陸道だなと思ってね。高浜センターに行きましたら、宮古市から課長と係長、あと職員と、宮古市からは3人、漁協さんからは2人ということで、5人にレクチャーされまして、私1人で、こっちはもっけだなと思いまして、宮古の取組状況一応いろいろ聞いてきました。この資料をもらってきまして、水産業、未来を切り開く取組ということで、これ、当局にもやっているんですが、宮古の取組をちょっとお話をしたいと思います。  現状ということで、宮古市、平成21年4万5,000トンの水揚げがあったと。ところが、令和2年2万1,000トンと半分になっています。本市と同じじゃないですか。300億が一昨年は140億だったですかね、くらいということで、気仙沼と同じだなと。これでは駄目だということで、取る漁業からつくり育てる漁業ということで、海面養殖あるいは陸上養殖、これをつくり育てる漁業への推進プロジェクトが発足したということなんです。  そこでトラウトのことが載っておりまして、トラウトを選定した理由が書かれております。当初はギンザケの養殖を想定したんだが、ギンザケは宮城県の国内生産の90%を占めている。出荷も1万トン以上ということで、これ後発になる。だから、ギンザケは宮城県さんにお任せしましょうと。彼らは彼らで、志津川であったり石巻であったり女川に視察したそうです。トラウトは、あとは3月から7月の出荷であることから、宮古市の市場の水揚げが少ない時期を補完することが可能だと。ギンザケより単価が高く、刺身の商材としても人気がある。身質もギンザケより加工に向いている。ギンザケは国内流通が主であるが、トラウトは海外でも人気が高く、マーケットが大きいと。先ほどから申し上げております水産研究所の指導を受けることができる等々、やっぱりそういう環境があったんだということです。  改めて勉強させられたことは、なぜトラウトが重宝されるのかなといったら、回転ずしが主にトラウトサーモンなんです。天然のサケは、やっぱりオキアミを食べている関係でアニサキスがあるということで、回転ずし等はトラウトサーモンだということを勉強させられました。  あと、海面のこの調査の概要ですが、やっぱり実施主体は宮古市で、宮古漁協への業務委託ということで、これ、協力者が日清丸紅飼料ということで、丸紅は、これ後からも言いますが、赤字になったらば私のほうで持つんだというスタンスなんです。稚貝の、稚魚の確保から、いろいろ漁場調査からやっていただいたということで、ここでも1つ勉強になったのは、当初、サケの組合で2年間陸上で育てて、ある程度大きくなったらば放流すれば、刺し網の人であったり、小型漁船の人であったり、何だって市場に水揚げできればいいのかなと考えたんですが、ところが放流はできないということなんです。なぜかというと外来種の位置づけなんです。外来種という位置づけで放流すると駄目だということは言われてきましたけれども、あとは、漁協自体が第一種区画漁業権を取得したと。なので、これからこういうやり方しかできないんではないかなと、ちょっとそう感じました。あと生けすを2基設置して、場所、大きさ、安価、周囲への環境への影響調査、あるいは種苗投入時期、水温、気象条件、給餌量、成長過程、周囲への環境への影響調査、これも一切やっぱり丸紅が行ったと。稚魚どっから持ってきてんのといったら、雫石のひめかみだそうでございます。というところで、あとはこのネーミング、宮古トラウトサーモンのネーミングは、宮古小学校の4年生の佐藤優衣さんという方がネーミングしたそうです。  サンプル配付、アンケート、これ市内の飲食店にフィレを提供して試作、試食をしていただいて、アンケート調査も実施したということで、1季目は、令和2年ですが、水揚げで5万1,000トン、金額で4,460万、平均単価863円ということで、令和元年11月の種苗投入から順調に成長したと。目標を上回る水揚げも達成できた。市場の引き合いが強く、水揚げ金額も上回ることができた。宮古トラウトサーモンの養殖はおおむね順調に推移し、今後は増産体制の構築に向けて検討を進めるんだということでございます。昨年、令和3年度は89トンということで、約90トンですね、8万9,900キログラムということで、5,600万ほどの水揚げで平均632円。  取組を終えてということで、苦労したところは、初めての取組であったと、全てが手探り状況で行われたと、苦労も多かったと。特に、選別であったり、活締めであったり、血抜きであったり。今後の課題とすれば、作業軽減を図るため機械化等の省力化に取り組む必要があるんだ。水揚げ増産するためには、漁業権の免許取得をしなければならないということで、これ、昨年の10月に区画漁業権を取ったということです。水揚げ増産に向けては種苗の確保が課題だと。将来的には種苗生産、中間育成、海面養殖の一貫した体制の構築を目指すんだということでございます。  一方、陸上のホシガレイでございますが、この辺も基本的には同じでございまして、やはり水産研究所の協力があったんだということです。  最後のまとめということがございまして、このホシガレイだけは、養殖事業を水産業の振興、成長産業へ向けた事業につなげるためには、やはり地域全体で盛り上げていく必要があるんだと。行政、研究機関、漁協だけではなく、市魚市場、買受人、加工業者、小売業者、飲食店などが関係者全体で取組を進めなければならない、官民一体となって取組を進めていくんだということです。そして、宮古市の特性に合った海面養殖あるいは陸上養殖の確立を目指すんだというようなまとめでございました。  この取組を、正直、もう4年前にやっているんだなということを改めて感じたわけでございますが、市長も12月の答弁で、魚がないならつくるしかない時代だと答弁しておりますが、宮古から4年遅れている状況をどう捉えています。 16: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 17: ◎市長(菅原 茂君) 今日は最初から手を挙げることができたので、ありがとうございます。  ちょっとこのお話は、私は詳しいですよ。というのは、トラウトを私が最初に輸入したのは32年前です。そのときにおいては、フィンランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン。ノルウェーは少ない、サーモンが、タイセイヨウザケがありますので。あとは、例えばアイルランドだとか、北アイルランドとか、そういうところも含めてトラウト養殖が行われていました。それで、日本でそんな、さっきおっしゃったように、生で食べられるということで輸入をしようということになりまして、ただ、当時はまだアスタキサンチンを食べさせても全部きれいに赤くならなくて、クレームでも随分やられました。検品したけれども白い魚が、身が白い魚がいる。要はニジマスですから、川で飼えば白いままなのです、そこに色をつけるわけで。それで色見本表というのがあって、チャートでこうやって10番の色ありますみたいな、だから、天然とあれは全く違うものなので、というような段階からいろいろ私も見てきました。  宮城県がギンザケなのに対してトラウトを選んだのは正解だと思います。色がつきやすいし、刺身になりやすいし、輸出もできると、要は、インターナショナルマーケットなんですね、ギンザケと違って、そういう意味では全くそのとおりだなと思います。  それで、ポイントは、市にノウハウがないし、じゃあ市の水産課長がそれの専任できないから、やはり漁協さんがやるなら、漁協さんでなくてもいいんですけれども、組んでしっかりやる必要があると思います。ですから、佐藤俊章議員にはぜひ漁協さんのその気を上げてもらえば、私はもういつでもやりたい。何ぼでも出すとは言えないですけれども、日清丸紅飼料もやると思いますし、結局、日清丸紅飼料は餌を売りたい、あと、ギンザケのほうで一番よく知っていると思いますが、日清紡さんは装置を売りたい。実は私のところに、ある水産関係者の人が、日本最大の養殖産業の運送だとか、餌だとか、養殖そのものもやっている会社、名前分かると思いますけれども、その社長も来られました。その人たちはやっぱり三陸でそういう産業が起こったら、日清丸紅だけじゃなくて、俺んところのお客さんにもしたいと、そういう気持ちがあるので、つては幾らでもあるんだと思います。問題は、その漁業者の人たちとしっかりと覚悟を決めてスタートできるかということだと思います。  あわせて、私もずっと見てきて心配というか、注意しなくちゃならないのは、タイセイヨウザケになぜ成功しているかというと、ほかの養殖業って、それこそ全漁連さんがいろんな苦労をしているように、最後は餌の値段になっちゃうんです。最後はハマチだってカンパチだって全部餌の値段になってしまう。大赤字を抱えた各県漁協があったんです。それをタイセイヨウザケがなぜ打破できているかというと、マーケットがどんどん広がって、売る場所がどんどん広がったと。このサーモンとかトラウトにどこまでその力があるかというのはまだ分かりません。調整するしかない。それが駄目だからって臆病になってはいけないだろうと思っています。  あと、あわせて、値段高いです、八百何ぼってね。もう400円のときもあったから、ギンザケで、これはそれこそ御存じで。今赤身のマグロが高いんです。赤身のマグロ物すごい高いんで、100円の赤身のマグロを回転ずしで出すの物すごい苦労されている。そういうことと関連しているので、その逆は必ず来るかもしれないと思ってお話ししたいなと。  もう一つは、今の話の中で悩ましいところが1点あるんです。市場に売るのかという話。ホシガレイもそうだと思います。少量なのに市場に売るのかと。市場に売らないとすると、特別なルートで販売するというのもあると思うんですが、そのときに、市場にまた売られていろんな人が商う可能性があるものと、この数量ならどっかに特定で、民間会社でも1つの漁協でもいいですよ、ぽっと売れちゃうケースと、そのときに税金をどこまで投入できるんだというのがあって、じゃあ市場に売ったらいいのかというと、それがマーケティングとして正しいかというのは、それこそお分かりのように難しいんです。そういうことを全て調整しながらやっていかないと、注意することいっぱいあります。  しかしながら、これは始めたほうがいいと私は思っていますので、ぜひ漁協さんがやる気があるのであれば、私たちは形はどうでもいいです。委託しろという形だったら、こっちが主導して幾らかのリスクが取れるかというと、大したリスクは取れないと思います。なぜかというと、我々は、魚が取れるとか、おがるとか、値段高いとか、安いとかということに税金を使いたくないと思っています。もう少し確実な部分に使わなくちゃならないので、そこには限度があると思います。そういう意味で日清丸紅の意味もあるんだと思います。そういうようなことを頭の中では随分整理してきましたので、ぜひ一緒になる主役を啓発していただければと思います。 18: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君。 19: ◎5番(佐藤俊章君) ありがとうございます。  実は唐桑の支所からも、何年か前の民間でやろうとしたことも聞いてきました。やっぱり漁業者は民間のみの字が出るとアレルギー反応起こすんです。これ、宮古みたいに、もう危機感持っているんだと。ぜひこの事業を2年間、調査事業としてやらせてくれと。漁協さんと一緒にやるから、実施主体でやるから、ぜひともやらせてくれと組合員を一人一人説得する気持ちでやれば、私は組合員の気持ちも変わると思うんです。それぐらい組合員も危機感持っている方います。  御存じのとおり、私の近くに唐桑の定置の従業員がおりまして、いや、俊章さ、おら給料もらってっからいいけれども、定置一日水揚げしても1万だの2万だぜ、よくやってっと思うぜって、多分、水産課で分かっていると思いますけれども、こんで共倒れてしまいますよ。  一方で、志津川にもちょっと佐々木委員長のほうに遊びに行って、志津川、御存じのとおり、ギンザケ好調で35億の水揚げで、サケの代わりにギンザケ重宝されまして、佐々木委員長ちょっと顔がほころんでおりましたが、女川にしろ、石巻にしろ、そこそこギンザケの水揚げがあって、やはり宮城県漁協ちょっと一息ついているのかなという気はするんですが、一方で、この間、NHKでやっていたんですが、志津川、どっかの大学とタイアップして酸性化の調査が始まったということ。私はそこを一番心配しているんです。実は前の理事長にもちょっと電話して、状況どうなんですかと言ったら、実は石巻にもカキのホタテさ卵つくじゃないですか、あの卵が変形しているのが見られると。これまさに海の酸性化ではないかということで、物すごくその辺北上してきたんです。それこそ海藻もさることながら、貝類から魚からもう育たなくなる。これ50年後、100年後なのかも分かりませんけれども、酸性化一番心配しているわけです。そういうときに市がやっぱり前面に出て、さっきも言いましたけれども、前面に出てこういう事業取り組んで、宮古に学んで、取れなくなったら考えるではなくて、これから取れなくなることを見越して、やっぱりこういう調査事業取り組むべきと思うんですが、再度、市の事業実施主体で、漁協さんが一緒にやればやる意思はありますか、ないですか、もう一度。 20: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 21: ◎市長(菅原 茂君) 形は何でもやります。ぜひ、漁協さんがスタートのほうがいいと思います。おっしゃるように、民間企業だと、海についてはですよ、海についてはハードルが高くなってしまうということです。おかについては分かりません。おかで市外の人が、または国外の人が始めますといったときに、私は妨げる気はないです。それは別な産業なので、もう水産庁のテリトリーを離れた産業なので、そこは市場を通さないと思いますので、別の仕事だと思います。雇用も生むし、大きな産業になる可能性がありますので、そういうような対応をしていきたいと思います。海はそのほうがいいと思います。  ノルウェーサーモンのさっき成功の理由の1つをお話ししましたが、もう一つは、選抜育種ができているということ。つまり、私が三十何年前にタイセイヨウザケのことを聞いたときには、まだやっぱりハマチと同じように、6キロも7キロも1キロのために食わせたんです。今2キロ切っていると思います。そういう選抜育種ができる魚というのが競争力が強いんだろうなと思います。日本のハマチの養殖がどうなったか、マグロの養殖は本当はもうかっているのかどうかというのは御存じのとおりでありますので、そういう観点も踏まえて一緒に研究をしていきたいと思いますし、私たちとしては、この形でやってくれと言われれば、それは議会さえ認めていただければできるんだろうと思っています。 22: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君。 23: ◎5番(佐藤俊章君) ありがとうございます。  私も正直焦っているんです。なぜかというと、来年が漁業権の一斉更新なんです。今年、今もう県と各漁協支所が聞き取り調査を実施している状況なので、すぐ、部長、課長、こういうことで市も一緒にやるから区画漁業権取ってもらえないですか、試験場のために取ってもらえないですかということです。早急に動いてもらうと物すごくいいのかなと。また5年間、このまま何もなしになってしまうので、そこはどうです、部長、急いで漁協さんと話ししていくつもりございませんか。 24: ◎議長(鈴木高登君) 産業部長昆野賢一君。 25: ◎産業部長(昆野賢一君) お答えします。  市長答弁にもございましたように、サーモン養殖については、漁業者の方々のまたそのやる気といいますか、そういったものがまず大事だと思います。その辺の状況につきましては、漁協とお話をしながら、現在の立ち位置といいますか、そういったところをまずは確認していきたいと思います。その上で、その漁業権のほうまで話が及ぶようであれば、それは県に積極的に働きかけてまいりたいと思います。 26: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 27: ◎市長(菅原 茂君) 求められていないか分かりませんけれども、答弁の中で触れるべきこと、1点は酸性化。酸性化については、先般、東京海洋大学の連携セミナーの第8季のシーズンの終盤で4人の学者に来てもらいました。2人は地球物理学、2人が水産関係。その最後の方だったと思いますけれども、海洋大学の女性の准教授、川合さんといったかな、そのことを細かく。その後、NHKスペシャルですかね、それ以外の研究者も入ってきてやりました。それで、もちろん海は酸性になっているわけじゃないけれども、アルカリ性が弱くなって酸性の方向に向かっているということで、その最大の影響が出てくるのは極地方なんです。だから、さっきは北上と言いましたが、実際は南下します。影響は南下しますので、例えば、石巻よりは厚岸とか、そっちのカキのほうが最初影響出てくる可能性があると言われていますけれども、そのときは、まだ実際はという感じだったんです。東京湾の一部で別な要因も加わってというのがちらっと、カキでない貝類であったと思いますけれども、思ったより早く来てしまう可能性があって、大きくなってしまえばある程度あれですが、その前に、そこに到達しないということが怖いんだろうなと思っていますので、これ地球全体の話、地球温暖化の話の中で解決していく、CO2を削減する中で解決していかなくちゃならない話なので、本市としても、それこそ昨日も御指摘ありましたけれども、総合計画でもしっかりとうたっていますので、カーボンニュートラルに向けて、ほかの施策も積極的に行っていきたいと思います。 28: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君。 29: ◎5番(佐藤俊章君) ありがとうございます。部長、一緒に組合員のところ説得さ歩くべし。私も歩くからね。  それでは、(3)のアワビの稚貝の助成についてでございますが、先ほど平成18年から令和3年まで3,700万の補助をいただいていると。  実は、これ、宮古に行ったときつくづく感じたことは、宮古は大船渡の栽培センターから実は種苗購入していまして、それでも30万個放流していると。重茂と田老は実は自賄いで種苗センター持っているんです。この6年間で宮古は170万個放流しています。重茂は890万個です。田老が640万個。この6年間でそれくらい放流しているんです。アワビの稚貝の放流の未来を考えた場合、この助成金の在り方をちょっと見直ししたほうがいいんじゃないかなと。なぜかというと、アワビの種苗センター、市で造るから、あとはあんたたちで種苗を確立してくれと。その代わりあとは補助金ないんだよと、そういう格好は取れないものかということです。漁協さんで種苗の確立を目指して、放流数、先ほど申した1組合で、田老で120万個、重茂でも120万個、昨年も放流しているわけです、1組合でですよ。なので、重茂、田老は実は種苗が確立しているという状況。職員もそれに精通した職員がいるんです。なので、そういうふうにちょっと見方を変えて、助成の在り方を見直して、そういうことができるか、できないかです。答弁をお願いいたします。 30: ◎議長(鈴木高登君) 水産課長齋藤英敏君。 31: ◎水産課長(齋藤英敏君) お答えいたします。  アワビにつきましても漁獲量は震災前の半分以下となっておりますので、そういった対策の一つとしまして、その施設を建設しまして、県から配付されるアワビ稚貝に頼らないための体制の構築というのも考えられる一つかとも思いますが、栽培技術の導入だったりとか、やはりそこに従事する従業員の確保などといった運営面での課題も考えられます。そういった面も含めて、こちらにつきましても、地元の漁業者だったりとか、漁協の担い手の皆様の意向なども確認しながら、また、技術的な知見があります宮城県水産技術センターなどの協力を得ながら、宮古だったり、そのほかの先進事例を参考に、こちらについても協議を進めていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 32: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君。 33: ◎5番(佐藤俊章君) 残念ながら、宮城県の栽培センターの状況を言いますと、今年80万個。本当は100万個、宮城県下種苗供給があるんですが、どうもうまくいかないんです。あの、下手……いや、駄目だね、上手じゃないんですね。足りないのは大船渡の栽培センターの持ってきているんです。外部に依存しているんです。  予算、ちょっと話違うかもしれないけれども、予算のときにヤマメのことでちょっと私言いましたけれども、1万尾放流していると。正直、鮭組合でヤマメの卵から取っているのかなと思ったら、サケだけで、ほかのやつはほかから買ってきているという。技術があるのに何でやんないのかな。ヤマメ、海さ離せば御存じのとおりサクラマスです。宮古はトラウトだけれども、釜石はサクラマスです。釜石もサクラマスで昨年水揚げがあったということで、これ水産新聞に、釜石はサクラマスということの位置づけでございますが、そういうことで種苗の確立、私はしたほうが放流事業の未来に私はつながるんだろうなと。最終的には税収につながるんじゃないですかと私は思うんです。  今、課長答弁したとおり、協議会、いろいろ模索して関係団体と協議会が話し合っていくということでございますが、私は、この間の新聞に、あっちこっち飛びますけれども、商工会議所の総会でどっかの偉い先生が、外部に依存し過ぎない持続的なという表現使っていました。ああ、これだなと。やっぱり外部に依存し過ぎない持続的な稚貝放流をするために、種苗技術の確立を私は目指すべきなんじゃないかと思うんですが、答弁お願いします。 34: ◎議長(鈴木高登君) 水産課長齋藤英敏君。 35: ◎水産課長(齋藤英敏君) お答えいたします。  そういった方法もやはり一つの方法であるとは思います。ただ、こういった、先ほど申したとおり、課題等々もありますし、そういった漁業者、地元の関係者、あと先ほども言いました専門機関など、そういったところと意見交換をしながら、その可能性につきましては協議を進めてまいりたいとは思いますが、そういった取組をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 36: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君。 37: ◎5番(佐藤俊章君) ぜひ前に進んで協議していただければと思います。  それで、こういう場合、市で使える、仮にそういう種苗センター建てた場合、市で使えるお金って何があるんですか、教えてください。過疎債とか、そういうのは使えるんですか。 38: ◎議長(鈴木高登君) 水産課長齋藤英敏君。 39: ◎水産課長(齋藤英敏君) お答えいたします。  この場でどの事業とか、どの補助事業とか、どの予算がということはちょっとお答えできないんですけれども、もしそういった状況になりましたらば、いろいろな可能性を探りながら検討してまいりたいと思います。 40: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 41: ◎市長(菅原 茂君) 例えば、今、漁業者が少なくなって、水産庁の漁港漁場整備部としては漁協、漁港を減らすという話ししていないんです。しかしながら、小さい漁港も含めて、多面的な機能を持たせていろんな形で漁港を使いましょうと、そういうことにはお金が出てくるので、いろんな角度があると思います。例えば、今のことをデジタル化してやりますというとまた別に出てくるわけです。そういうその手法は幾らでもある。ポイントは、なるたけ外のお金を持ってくるということだろうと思っております。  そのことよりも、私はさっきの自前でというのはあまり関係ないんだと思います。三陸の中で、俺たち自前だ、自前だと言っている必要はないので、一緒にやるということもあれば、お金を出すというのもあるだろうし、そこはちょっとその世界がよく分からないので、県境の世界がいまいちよく分からないのもあれですが、必ずしも自分で建てなくちゃいけないという、要は、リスクを一人だけで負うということが正解かとは今は思えないんですけれども、ただ、過去の事情からいえばそうなっちゃってんだよ今というような意味合い、ちょっと、だと思うので、結局、どのぐらいお金を出したらどのぐらい何がどういう効果があるかということが、実は我々はよく計算できていないんです。そこが、なるたけ確からしい数字の積み上げという、そのとおりになりませんよ、ならないけれども、そういうものがなければ、やっぱり行政としては踏み出せないということだと思うので、そういう科学的なことが分かる団体とも組みながらということになるのかと思いますし、みんなで分かち合うのはそのほうがいいんだろうと思います。そこにお金を出すことだって十分あると思います。 42: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君。 43: ◎5番(佐藤俊章君) 時間ないので。  実は毎年アワビが、稚貝、気仙沼市内で大体20万、3つの、唐桑から大谷まで20万個なんです。なので、そういうのが1つ出て、仮に120万個が出れば40万個ずつ行くでしょうと。そういうことで技術の革新ができたらば、かえってそっちのほうに、建物にお金を出していただいては、あとは管理運営はという考えで申した次第でございます。協議会とやっていただける、前に進んでいただければということでお願いしたいと思います。  それでは、大項目2番目でございます。  防波堤や岸壁での転落防止対策ということで、コロナ禍に密を避けて楽しむことのできる釣りの人気が高まっており、釣り人が海に転落する事故が増えております。令和3年12月1日付の新聞によりますと、昨年1月から10月に東北6県管内で起きた人身事故の人数は157人で、転落した釣り人が28人ということで、6割が救命胴衣を着ていなかったということです。さらに、この28人のうち死者・行方不明者が12人と、非着用率は8割を超えたということでございます。  そこで、次の2点について伺います。  (1)は、落水者発生時の救助対策について。  (2)は、漁業者のハシゴ転落対策についてでございます。 44: ◎議長(鈴木高登君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 45: ◎市長(菅原 茂君) 防波堤や岸壁での転落防止対策についてお答えいたします。  落水者発生時の救助対策についてでありますが、海上保安庁の発表によりますと、東北ではマリンレジャーに伴う海浜事故が令和3年は過去最多となり、35人中、約7割に当たる24人が釣り中の事故とのことであります。令和元年から令和3年までの釣り中の事故は、防波堤からの海中転落事故が最も多く約4割を占め、救命胴衣非着用者の死亡が約6割、単独行動時の死亡が約7割となっているとのことであります。  釣り人の場合は、早朝や夕方、夜間など、時間や場所の限定もできないことから、周囲に転落したことを気づける人もいないことが想定されます。このことから、まず釣り人本人がライフジャケットを常時着用することや落水時においても携帯電話を使えるような対策を取ることなどが重要と考えており、関係機関と連携し、自己救命策確保の啓発チラシを釣具店等に配置するなどし、周知を図ってまいります。  次に、漁業者のハシゴ転落対策についてでありますが、東日本大震災による広域的な地盤沈下が発生したため、漁港の岸壁や物揚げ場を災害復旧事業にかさ上げを行いましたが、その後の地盤隆起により、当初の計画よりも海面との高低差が大きくなり、はしごを使用して船の乗降をされている漁業者もいると承知しております。  はしごを使用せずとも船の乗降ができるよう、当該施設のかさ下げも考えておりますが、現在も隆起が続いておりますことから、その時期については、漁協をはじめ、漁港利用者等と調整し、国の補助事業を活用しながら高低差が解消できるよう努めてまいります。 46: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君。 47: ◎5番(佐藤俊章君) それでは、再度質問したいと思います。
     (1)についてでございますが、結構、この間、蔵内で残念な事故ありました。やっぱりそういう1人で、腰にある救命はやっていたんですが、1人だということで、なかなか夜釣りに1人で行くというのも、なかなか駄目なんだなと感じた次第でございます。  これはやっぱり釣り人、お伊勢浜もそうなんですが、釣り人来ているわけです。やっぱりジャケット着ていなくて、どうしたらいいのかなということで、1つの例でございますが、こういうマリンポーチというの、これ後で差し上げますけれども、これ実は立憲の村上 進議員に頂いたやつです。詳しいことは後で進議員に聞いてください。  実はいろんな器具があるんです。私も開口で海さ落ちたことあるんですが、かっぱ着たままです。なかなか泳げないもんです。やっぱり人というのは海さ落ちると何かさたっつがりたくなるんですよ。だから釣りの人たちも落ちた場合、だれ岸壁こんな高くてね、カキも付着している。どこさもすがるところないじゃないですか。あのゴムのはしごもそれほどないしね。そういうときに、周りにいた人がそういう救命が、岸壁の片っ端に浮き輪があるとか、そういう細かいところ、あと一輪車にこう、一輪車を縦にしたやつではしごと浮き輪がセットになったそういう器具もあるんで、その辺は調べれば、どれがそこの岸壁に、防潮堤に合うのか協議してもらえば、そういう意味で今回質問しました。どうです。そういう器具設置可能でしょうか。はい、課長。ああ、失礼しました。 48: ◎議長(鈴木高登君) 勝手に進めないで。水産課長齋藤英敏君。 49: ◎水産課長(齋藤英敏君) お答えいたします。  現在、本市の管理している漁港においては、救助用具である浮き輪だったり、そういったものを設置している箇所はありませんけれども、はしごの設置だったりとか、あと立入禁止の看板などを設置しまして対応しているところでございます。  釣り人の方々に関しましては、やはりお楽しみいただくのが早朝だったり、夕方、夜間だったり、そういったことが多いともお伺いしておりまして、その時間であればちょっと漁港を利用する方も少ないというのも現状です。落水した場合、その器具を投げ入れるということができるかどうかも分からない状況になりますので、まずは単独でもそういったライフジャケットだったりとか、あと、落水時でも、今、携帯電話が使用できるようなストラップ、防水カバーがついたものも販売されているというようなことで、海上保安署などもそういったことを働きかけております。  我々としましても、まずはそういった呼びかけを関係機関と調整しながら啓発していきたいとは思いますけれども、事故防止に向けましては、海上保安署だったり、海事事務所だったり、宮城県だったりと、どういった対策が一番いいのかというようなことで、できる対策については今後も協議してまいりたいと思います。 50: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君。 51: ◎5番(佐藤俊章君) 対策をお願いいたします。  それでは、(2)の漁業者のはしご転落でございますが、これは2月のいつか御崎の漁港さ行ったときです。佐藤君さ、ワカメ刈ってきて、磯さ来て2メートルも3メートルもはしご登ってさ、途中で二、三回俺降りているんだと言われたのがあったんです。立派に岸壁してもらったのはいいんですけれども、沖で一生懸命ワカメ刈ってきて、さあ登ろうとするとそういう状況なんです。だから、場所によっては、今、簡易的な浮き桟橋も実はあるんです。ブロック、ルービックキューブでなくて、ブロック組み合わせて幅も長さも調整できるやつもあるので、そういうのを御検討してみてはいかがでしょうかということで質問でございます。回答お願いします。 52: ◎議長(鈴木高登君) 水産課長齋藤英敏君。 53: ◎水産課長(齋藤英敏君) お答えいたします。  うちで管理している漁港なんですが、外面、外洋に面している漁港が多いもので、波高だったりそういったもので、なかなか簡易的な浮き桟橋というのは危険が伴いますもので、なかなか設置というのは難しいような状況にあることも事実です。また、しっかりした浮き桟橋設置となりますと多額の費用もかかりまして、それが補助事業に該当するかも今ちょっと分からないような状況なもので、そういったこともありますもので、市長も答弁したとおり、今現在こちらとしましては、かさ下げの改良が一番現実的かというようなことを思っておりますもので、こちらにつきましても、地元漁業者だったりとか、漁協さん、あと現場の方々の意見をきちんと聞きまして、現場の状況をしっかり確認した上で対応をいろいろ今後とも協議してまいりたいと思います。 54: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 55: ◎市長(菅原 茂君) かさ下げについては補助事業もあるんです。例えば、現在、魚市場の岸壁が200メーターにわたって震災後造ったところが隆起してしまったので、去年、おととしですか、まき網船がぶつかってしまった。それは県が直すことにしました。復興事業でやれるのかと思ったら、復興事業使わなくてもちゃんと補助事業がありましたという、それと同じこと言っているんです。ですから、今それは使えないと考えないで、水産庁だって安いほうが、安かったらいいでしょうという話だし、かさ下げが適切な港と浮き桟橋が適切な港とあるんだと思うんです。また、浮き桟橋のほうがもしかすると別なことで使えるかも分からないというのもあるじゃないですか。そういうことも含めた、それはもう立派な要望項目になると思うんです。理屈が通った立派な要望項目になると思いますので、もともとその隆起起債の要綱等を確認した上で、要望項目として入れていきたいと思います。 56: ◎議長(鈴木高登君) 5番佐藤俊章君。 57: ◎5番(佐藤俊章君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  最後に、今回の一般質問、水産業の未来を切り開く施策を中心に質問いたしました。御存じのとおり、温暖化であったり、魚種の交代であったり、環境変化が起きている中で、加えて、先ほども言いました、石巻でも酸性化の影響でカキの卵の変形が見られるなどなど、私は物すごく危機感を持っている一人でございます。気仙沼市の特性に合った海面・陸上養殖の確立をし、水産業の生き残りを目指していただきたいという思いでございますので、今回の一般質問、これで終わりたいと思います。ありがとうございました。 58: ◎議長(鈴木高登君) これにて5番佐藤俊章君の質問を終わります。  議場の換気を行うため暫時休憩といたしますが、再開を、11時5分じゃ短いですか。(「短い」の声あり)短い。(「いいです」の声あり)いいですか。(「はい」の声あり)はい。午前11時5分といたします。      午前10時57分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午前11時05分  再 開 59: ◎議長(鈴木高登君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「市民に対する行政サービスのあり方について」外1か件、8番村上伸子君の質問を行います。8番村上伸子君。 60: ◎8番(村上伸子君) 8番、会派未来の風、村上伸子。議長の承諾をいただきました。通告に従いまして、これから質問させていただきます。  では、早速質問に入ります。  今日は2つの項目で質問させていただきます。  まず1項目、大項目1、市民に対する行政サービスのあり方について。  本市役所はじめ、各行政機関は、様々な部署や窓口を通して市民への行政サービスを行う役割を担います。インターネットの用語辞典によりますと、行政サービスとは、官公庁や地方自治体などが国民や住民に提供する各種サービスのこと。戸籍などの手続、年金、子育て支援、福祉、ごみ処理や公共施設の運営など、行政が提供しているサービス全般のことと記されています。 61: ◎議長(鈴木高登君) 村上議員、マスク外さなくていいですか。 62: ◎8番(村上伸子君) すみません。外させていただきます。ありがとうございます。  続けます。  もちろん、このほかにも幾多の業務があり、行政は日々の窓口対応やサービスの提供に加え、緊急時には市民生活の安全性や利便性の確保に適切な対応が求められます。また、市民にとっては、様々な問題や課題、要望に対応する機関として欠かすことのできない組織です。  今日は、本市の行政サービスの現状と課題について質問します。  1、新型コロナウイルス感染症患者、濃厚接触者等への本市の医療及び生活支援について。  今年7月以降、新型コロナウイルス感染が急拡大し、感染の第7波が到来したとされています。本市の9月2日時点での感染者数は3,561人、市民の16人に1人以上が感染したことになります。医療提供体制の逼迫や保健関係者と医療従事者の多忙が懸念されております。  本市で新型コロナウイルス感染症や濃厚接触者が判明した際、医療機関を受診する、治療を受ける、療養生活を送る、後遺症があるなどの対象者にはどのような医療処置をするのか。また、入院や療養及び自宅待機期間中、どんな生活支援を行うのか伺います。  2、市役所窓口等における外国人への対応について。  本市の外国籍市民の総数は8月末で650人です。技能実習生を含めた大多数が日本に少なくとも数年間居住し、各種行政サービスを受ける立場の方たちとなります。  日本語が母国語ではない在住外国人とのやり取りには、丁寧で分かりやすい対応が求められます。本市役所等の行政機関では、外国籍市民と円滑なコミュニケーションを取り、業務を効率的に行うために、どのような配慮と工夫を凝らしているのか伺います。 63: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 64: ◎市長(菅原 茂君) 村上伸子議員の質問にお答えいたします。  市民に対する行政のサービスのあり方についてでありますが、新型コロナウイルス感染者、濃厚接触者などへの医療及び生活支援については、県が実施主体となって対応しているところであります。  新型コロナウイルス感染者は、医師、保健所の判断の下、入院治療、宿泊療養、自宅療養を受けることとなり、宿泊・自宅療養者は県に申請することで生活支援物資を受けることができます。また、濃厚接触者となった方は、感染者との最終接触日の翌日から原則5日間の自宅待機となりますが、待機期間中に発熱等の症状が生じた際には、かかりつけ医、受診・相談センター、陽性者サポートセンターに相談し、必要な検査、治療を受けていただくことになります。なお、治療や療養が終わっても体調不良が長引く場合、県が新型コロナウイルス感染症に係る後遺症への相談可能な医療機関を紹介しており、御相談いただくことができます。  本市としては、感染予防対策の徹底や感染者への誹謗中傷防止の呼びかけ、重症化予防のためのワクチン接種事業が中心業務となりますが、市民にとっての身近な窓口でもありますので、適切な療養やサービス利用につながるよう、相談対応や周知に努めてまいります。  次に、市役所窓口等における外国人への対応についてでありますが、本市の外国人住民登録者は、本年8月末現在で23か国650人となっており、令和3年度末に一時減少したものの、年々増加傾向にあります。  窓口等においては、外国人であるか否かにかかわらず丁寧な対応を心がけておりますが、国籍が多岐にわたっていることから、使用される全ての言語にスムーズに対応することはかなり難しいのが現状であります。このことから、窓口などでの外国人への対応策として、双方向通訳機ポケトークを令和2年度から市民課に2台、地域づくり推進課に2台配備しております。  また、外国人の生活面を支援している気仙沼市小さな国際大使館では、対応困難な言語の場合、公益財団法人宮城県国際化協会が開設しておりますみやぎ外国人相談センターを案内するなど、御不便を感じることのないよう可能な限りの対応をしております。  なお、外国人に対してはやさしい日本語が有効であることから、市民や職員を対象に開催しておりますやさしい日本語研修を今後も継続して行うなど、外国人が安心して生活が送れるよう努めてまいります。 65: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 66: ◎8番(村上伸子君) ありがとうございます。  新型コロナウイルス感染症患者、濃厚接触者、これは1つ目の質問なんですが、またこれにさらに質問をさせていただきます。  この感染者と濃厚接触者への対応というのは、今聞いたように、県が主体になって行っておりまして、保健所が窓口になっていると。市はその情報は逐一いただいていると。最近は発症者の数を公表しなくなりましたけれども、そういう立場での市の対応だと理解いたしました。  今回、7月からコロナウイルス感染者が激増していると。チャートで見ても、市で出していただく資料を見ても、とんでもない数が増えていて、グラフを見ても恐ろしい感じがいたします。今年の、そうですね、令和2年、健康増進課からは常に数とか報告をいただいております。それをちょっと今回ずっと見返してみたところ、令和2年の4月に最初の発症者が出て、今年の5月ですね、5月までは約2年間の感染者は本市において818人でした。それが、この7月半ばからの第7波を経験した9月2日まで全感染者数が3,561人、これは1か月半で2年間の4倍もの陽性者が出たという計算になります。本市でも、身近なところで、親族や知り合い、友達が濃厚接触者あるいは陽性者と判明するケースが増えました。身近なところで本当に起こっています。ある日突然濃厚接触者あるいは感染者となって、自宅療養生活を余儀なくされた人たちの話は以前よりも随分耳に入ってきます。すごく切実な思いを持って聞いております。その第7波でそんな体験をした方たちの聞き取りを行って、今回の質問に至りました。  まず、体験者の方々の様々、御夫婦、年代も様々、家族構成も様々なんですけれども、まず感じるのが、戸惑いと不安という感情だと思いました。まず知らないこと、感染したこと以降の生活ががらりと変わることによって、知らないこと、体験したことがないこと、そういうものが軒並みやってくるので、そこに対するまず不安と戸惑いというものを感じているように思いました。そして、まず感染、濃厚接触、感染者となるところには、自覚があってちょっと体調おかしいなという方から、あるいは、明らかに濃厚接触者、パートナーや、あるいは、そういう会合があってそこで感染者が出た、そこにいたという現実、そういうところから自分の病気が始まったんだと皆さんおっしゃいました。  まず、一番初めにしなければいけないのが、かかりつけ医とか、感染症クリニック、県の受診センターあるいは休日の救急外来など、押しなべて皆さん電話がかかりにくかったとおっしゃっています。そして、中には、どこにかけていいか分からなかった、市立病院にかけたという方もいて、そういうところからうろたえているというか、すごく不安なところが見え隠れする気がします。  そのほかには、医療機関での検査に行ったところ半日かかった。しかも車の中で待たされて、いつ終わるか分からなかった。だから一回うちに帰ってきて、御飯食べて仕切り直したという方もおりましたけれども、すごく時間がかかるということ。そして、その後は次にどうすればいいか分からない。自宅にいてください。これから10日間いてください。5日間いてくださいと言われたと。皆さんそういうところを経ての自宅療養だと聞きました。  これに関して質問なんですけれども、いざ自分が感染あるいは感染の疑いが生じた際、その後、自分がきちんと対応したり動いたりするためにどんな情報が必要なのか、市はどこまで把握しているのか、あるいは、市としてはどのような情報を発信しているのか伺います。 67: ◎議長(鈴木高登君) 健康増進課長小松 進君。 68: ◎健康増進課長(小松 進君) お答えしたいと思います。  市としまして、市民の皆様にまずは感染の症状、そういう疑いのある、発熱のあるという部分につきましては、感染症クリニックという形で受診を開設当時から事あるごとに御案内させていただいております。その中で、どうしても徐々に、なかなかつながらないという部分が多々あったかと思います。どうしても感染症クリニックにつきましては、1日の受入れ人数がある程度のところで定まってしまう、お医者さんからの協力のいただける時間内での診療になりますので、限定されている部分がありましたので、その部分につきましては申し訳ないと思いながらも、またすぐ受診・相談センターへの御案内という形をさせていただけたかと思っております。  市民への周知につきましては、感染者の発生の都度、また、あと県での本部会議で、感染対策の方針が県内に周知しなくてはいけない状態になったとき、併せてクリニックの受診とか、あと感染症の状況という形をさせていただいておりました。  また、あとその中では、地元紙の新聞を使いまして広報という形で、感染の疑いのある方については受診・相談センター、もしくはかかりつけ医、あとは相談センターですね、そういうところへ御案内をさせていただく。また、あと不安な方につきましては、このたびというか、気仙沼市でコロナウイルスの検査所というところも開設しておりますので、こちらへの御案内ということもさせていただいております。  以上でございます。 69: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 70: ◎8番(村上伸子君) ありがとうございます。  コロナ禍が始まってもう2年と半年なんですけれども、対応の仕方というのは基本的に変わらない。そのまま2年たって、数が増える、減ったというところで推移してきたわけなんですけれども、市が作成したフローチャートというのがホームページにあります。まず、ホームページですので、気仙沼市で検索してページトップのところに、気仙沼市で検索してコロナウイルス対策と打ったときにまず出てくるページがありまして、そこのトップのところのタイトルは新型コロナウイルス感染症関連のページで、そこにあるのが、たくさんの文が説明されていて、その中にPDFがありまして、1行なんですけれども、それが発熱患者等の相談、外来受診の方法について(PDF)とあるんですけれども、そこをポチって初めてそこが開くと。そうしますとフローチャートというものが出てまいりますが、これは、すみません、おとといまでの段階の話をさせていただきます。その日付が令和2年11月5日からというフローチャートなんですけれども、そこが、こういう絵と色、カラーを駆使して、こんなふうに流れますと、こういう対応になりますと。ただ、見ると連絡先が、ライフラインと言われる連絡先が、県の受診センター、県の受診・相談センターのみになっております。市の感染症クリニックはある、ここに行ってくださいということは書いてあるんですが、そこに電話番号は書いておりません。これを、市のホームページを開いて、見やすいのでこのフローチャートを開いてみたというところで、あまりにもこれでは情報が少ないんではないかと思います。  このフローチャートに関して、有効性、作ってもう2年になりますが、この有効性とその後の手直しは行われたのかについてお伺いいたします。 71: ◎議長(鈴木高登君) 健康増進課長小松 進君。 72: ◎健康増進課長(小松 進君) お答えしたいと思います。  議員の御指摘のとおり、私のほうで市に掲載しておりましたホームページ、こちらは発熱外来ということで、感染症クリニックを設立した後の皆さんへの御案内の部分でございます。中で、電話番号のお話しいただきましたけれども、受診・相談センター、これは番号は変わらず、そのまま県でも引き続き今現在も使っている番号なんですけれども、すみません、感染症クリニックの電話番号が何度か変わったものですから、そちらは掲載しておらず、検査できる機関で検査していただきたいという部分で、かかりつけ医と感染症クリニックを併記して載せさせていただいた状態となっております。  また、このページにつきましては、どうしてもやっぱり古くなって現状と合わないというか、現状にはちょっと説明では足りない部分がありましたので、現段階では県民の皆様へということで、先日、議員全体説明会の中で示させていただきましたコロナウイルス感染症が心配なときというような部分のPDFに今は移行させていただいております。  以上でございます。 73: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 74: ◎8番(村上伸子君) ありがとうございます。  今、フローチャートの今の御説明の最後に、県のコロナウイルス感染症対策サイトに掲載のフローチャートのお話をされました。これは、私たちも議員全体説明会等において最新のものを頂いております。これもとても分かりやすくていいと思いました。まず発熱症状が出た方、あとは、もしかしてかかったかもという不安を感じる方と、このスタート部分が別々になっていると。そこからいろいろたどるようにしていって、割と詳細なもの、電話番号も書いてありますし、こういう流れですという説明があってとてもよろしいんですが、これ県の発表でして、一般の方々がこれをちゃんと見られるのかということをちょっと感じました。これを広く市民に知らせる試みというのは、まあ出たばっかりなのかもしれませんけれども、これをどうやって広く市民にお知らせしようと思っていますでしょうか。 75: ◎議長(鈴木高登君) 健康増進課長小松 進君。 76: ◎健康増進課長(小松 進君) 今お話しいただきましたこと、まさに広く市民の方々へという形であれば、先日、こちらでも8月の初めに新聞広告で、どうしても発熱症状のある方とか、あと無症状の方とか、そういう形で新聞に広報を上げさせていただきました。そのような手段で、広く皆さんに知っていただくような形で今後も続けていければと考えております。  以上でございます。 77: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 78: ◎8番(村上伸子君) 今、新聞に載ったという話がありました。実は、8月2日まで遡って地元紙全部めくってみました。時間かけてめくってみたところ、私が述べている、つまり、必要な情報としての感染症クリニック、あるいは、どこに電話したらいいのか、どこに連絡したらいいのか、あるいは、流れはどうなっているのかというものに関するお知らせといいますか、それは全部で4回、8月2日から昨日までの地元紙に4回載ったと確認しています。見落としがなければたしか4回でした。その中でも、多分、今、課長がおっしゃったのが、8月4日の広告が一番大きくて、一番、1ページ、見開いたときの1面の下3分の1ぐらいを使った大きなもので、とても詳細なものでした。こういうものを、いざというときに、載っていたねと誰かが言っていました。載っていたね、何日か前にあったねなんだけれども、いざそれが発症したとき、熱が出たとき、それが見つからないということもあったという話もあるので、こういうものが、つまり切り取ったり、今は写メ、写真でスマホで撮っておくということもできますが、それもできないような方々は切って昔だったら電話のそばに貼っておくとか、そういう手法があったんですけれども、そういう折り込み、市の広報あるいは何かに折り込んで、これが常に開いて見られるような状態にする、そういうような発信の仕方というのはないでしょうか。 79: ◎議長(鈴木高登君) 健康増進課長小松 進君。 80: ◎健康増進課長(小松 進君) お答えしたいと思います。  広報への折り込みという形のお話ということでよろしかったでしょうか。その部分につきましては、今後、広報の紙面とか、また、あとは今回も、今、サポートセンターにという形で、県でも体制がどんどん変わっていくものですから、そのタイミングというのもよく図りながら検討させていただければと思っております。  以上でございます。 81: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 82: ◎8番(村上伸子君) まず、何にせよ、刻一刻と状況が変わったりするもの相手なもんですから、どういった形での周知の方法、それも悩ましいところだと思います。ただ、やはり分かりやすい、ちょっと私は高齢者もイメージしながら話をしておりますが、高齢者の方々にとって動きやすい、一番デジタルにおいても弱者の方々なもんですから、こういう方々が熱を出したとか、そういうときに対応できるものとして、ちょっと一世代前の対応の仕方をやはり大事にしてもらいたいとか、忘れてもらいたくないと思って話をしております。今後どのような流れになるのか見ながら、また調べていきます。  この療養者に関する質問の最後なんですけれども、自宅療養の中で突然容体が急変した際の対応、御夫婦でやはり2週間近くお籠もりをした方がいたんですけれども、夜やっぱり高熱が出たと、高熱が出て39度以上の熱が出たんだけれども、おうちにいて冷やす、2日冷やしてどうにか収まったという話をしておりましたが、これが、例えばすごく神経質といいますか、とても心配症の方、あるいは高齢者の方、夜間にこういうことが起こったときに、こういう方々はどんなふうに連絡、あるいは、これをちゃんと知らしめて自分の治療に充てることができるのか、どういう体制があるのかお伺いします。 83: ◎議長(鈴木高登君) 健康増進課長小松 進君。 84: ◎健康増進課長(小松 進君) お答えしたいと思います。  自宅療養で体調が急変というか、重篤、その方が大変と感じられたときにつきましては、ちゅうちょなく24時間陽性者サポートセンターで電話受付という形はまず取っていただきたいと思います。その陽性者サポートセンターで対応できる範囲であればなんですけれども、そこは、あと向こうからの治療、療養の調整、方針とかが示されます。ただ、あとそちらに連絡したとしても、急変で重篤、大変な場合につきましては、どうしても119番かなと思っております。まずはサポートセンターへの御連絡で、まずは皆様の命が一番大事ですから、まず連絡できる状況であれば連絡していただく。それも難しい、本当に重篤ということであれば、そこよりは救急車を呼んだほうが適切かと思っております。  以上でございます。 85: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 86: ◎8番(村上伸子君) ありがとうございます。やはり電話、本人が自ら電話をする、連絡をするという体制で、行動がなければということなので、そこら辺はお年寄りの方、あるいは関係者、あるいは日頃からそういう方々のお世話をしている方々との連携で、電話ができないとか、そういうことがないように、少なくとも情報だけは手元にあるような、そういうものを期待してほしいと思います。またこれはいずれか話をする機会があるかと思います。  次に、自宅療養の期間の間の問題として、問題というか、困ったこととして、やっぱり食べ物のこと、あと医療品等の話をしておりました。多くは、食事は1日、2日は食べられても、3日、4日以降は差し入れをしてもらったりとか、親族が届けてくれたりとか、あとホヤデリ!を割と使ったとか、そういう話を聞きました。  その次は、その次に困ったのが医薬品です。急に今日からお籠もりしなさいと言われて、薬を見たら期限が切れていたと。慌ててそれを手配しなきゃいけなかったと。あと抗原検査キットを持っていなかったよと、そういうような突然の状況に陥ったという話でした。  あとは、それ以降としては、HER-SYSの登録がすごく面倒くさかったとか、なってみて初めて分かること山ほどあったよという話でした。
     この中で、ちょっと自宅療養の食料、あるいはその支援の話をいたします。  まず、支援なんですけれども、県からの生活物資支援が滞りがちだと。2週間の待機期間のうち1週間目に届いたという話とか、やっぱり数日かかったと、そういうケースが多いようです。これも地元紙、8月26日の記事なんですが、南三陸町で町独自で自宅待機者に5日分の支援物資を送るという制度が始まったと聞きました。あとは富谷市と塩竈市がやっていると。気仙沼市、今さらこの時期に、予算もできちゃってという時期なんですけれども、こういう独自の取組考えたことがあるのか、あるいは可能性があるのか、初めて聞いたのか、そこら辺をお伺いいたします。 87: ◎議長(鈴木高登君) 健康増進課長小松 進君。 88: ◎健康増進課長(小松 進君) お答えしたいと思います。  まず、自宅への食料の配付、今、保健所さんで、保健所さんというか、県で生活支援という形で食料とか日用品の支援をしているわけなんですけれども、こちら県庁から、まず、滞りについては、現段階では解消しているとは聞いているんですけれども、まず私のほうでは聞いている話でございます。  支援物資、そういう部分の話につきましては、あくまで濃厚接触者につきましては、外出については一応自粛してくださいという形なので、必要最低限の食料につきましては、マスクをするとか、そういう感染予防を取りながら、必要最低限の薬とか食料については、御自身の中でも手配というか、できるという形で捉えております。  なので、南三陸町さんでも新聞でも載っておりましたけれども、生活支援の物資という形の配給されていますけれども、市にとっては、今そういう部分については県での対応という部分と、あと皆さんで、自粛をお願いしている中でも、必要最低限の部分につきましては感染予防を取りながら調達していただくこともできますので、市では今のところ生活支援については検討にはなっていないという状況でございます。 89: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 90: ◎8番(村上伸子君) 分かりました。市ではそれはちょっとできない、やれないということで承りました。  では、ちょっとここももう2つ、3つあるんですが、最後にちょっとまとめに、これに関してまとめに入りたいんですが、この一連の流れの基本情報、経験者の方、あるいは聞き取りをして思ったのが、心構えや予想される事態の事前準備がなっていなかったというような本人たちの感想でした。もしかかるなら、かかるならって言い方変ですけれども、感染するならこういうものがあったほうがいいよというものを教えてくれた方もおりまして、この事前準備を促すことが必要だと思います。あれと同じですね、防災のときの備蓄と同じです。そういうものの、意外とこんなものを準備したほうがいいって情報もどこを探してもないというか、ヒットしない感じが私は受けました。ですから、この事前準備に関する必要性、あとは、一番大事なこと、この一連の3,500人もいる罹患者、この方々の経験の把握、振り返り検証の必要性があると思います。今後もこういうようなパンデミックが起こるというときに、今回の取組というものが大きな検証材料になりますので、ある程度の罹患者、ここまで増えた罹患者の数のときに経験の把握、こんなことが大事、こういうことを押さえておきましょうという振り返り検証、これをするのか。  ちょっとまとめますね。事前準備を促す。今でもまだできます。事前準備を促すということをするのか。あと、先々においては、似たようなパンデミックのために、何千人もいる罹患者からの聞き取りあるいは振り返り検証の必要性があるか、あるいはそれをする意思はあるかということについてお伺いします。 91: ◎議長(鈴木高登君) 健康増進課長小松 進君。 92: ◎健康増進課長(小松 進君) お答えしたいと思います。  まず、1つ目としまして、事前準備という形のお話なんですけれども、あくまでこちらにつきましては、大規模災害と同じような状況だと思っております、その方にとっては。なので、食料の備蓄につきましては、コロナで感染したからということではなく、事前に大規模災害とか、そういうところを皆さん想定していただきながら、食料のストックとか、そういう必要なところをローリングストックという形で対応を皆さんで御協力していただければ、少しでもそのときの不安が解消できるのではないかと考えております。  また、もう一点の検証なんですけれども、三千何人という形の人数は分かりますけれども、具体的に誰がという部分は市では分かりかねている状態でございます。なので、その検証についてはちょっと難しいかと。あと、また体験者からの御意見で、何か市に、こういうことにということでお話があれば伺うかとは思いますけれども、こちらからの積極的な声がけは今のところは考えておりません。  以上でございます。  あと、すみません、もう一つだけ。先ほど私のほうでクリニックとかの、すみません、フロー図の部分で、私のほうでちょっと発言を訂正させていただきたいと思います。  クリニックの受付電話は、クリニック自体の電話番号は変わっておりません。ただ、受付するほうの番号だけちょっと途中で変更があったということになります。  あともう一つは、市民の皆様へという部分につきましては、先ほど新しく更新させていただいた部分に、新しい、今、電話回線が1本ではなく2本となっておりますので、そのような改良という形で、広く皆さんの連絡が取れるようにという形で体制を取っている部分をお知らせさせていただいております。  以上です。 93: ◎議長(鈴木高登君) 保健福祉部長小野寺憲一君。 94: ◎保健福祉部長(小野寺憲一君) この項目の最後だということなんで、私からもお話をさせていただきたいと思います。  まず、生活支援物資の市での対応についてですが、この件に関しては常に保健所と話をしています。それで、そのたびそのたびの困り事の中、あるいは陽性者から話が出てきた中で、県では何とも対応できないというものについては市で対応しましょうという姿勢で保健所とは話はしています。そういったことから出てきたのが、あの無料検査所の誘致ということで、それは県の保健所からも必要性が話されながら県ではなかなか対応できないということで、市が動いたということがあります。生活支援物資についても話題は持ちかけておりますが、陽性者からまとまったそういった要望が聞こえてこないということで、私たちも考えた中で、そこへの対策はしていないということであります。  それと、今回のコロナにかかわらず、体の状況がおかしいときにはかかりつけ医だということが、まずもって大きな検証のところです。ぜひかかりつけ医を持っていただきたいということで、何かあればかかりつけ医に相談をしていただきたいということと、私がどう動くべきかというものを、新聞広告から探る、広報から探るということだけでなくて、どこに連絡をすればその情報が分かるのかといった情報の在りかをぜひ確認をしていただきたいと思います。今回のコロナに関しましては、保健所であったり、あるいは健康の関係の市の窓口は健康増進課ということでありますので、そこでは、連絡が来れば当然ながらしっかりと相談の受付はしますので、どこに連絡をすればその情報があるのかという、情報の在りかをしっかりと把握をしていただければと思っております。 95: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 96: ◎8番(村上伸子君) 市の対応としては、こうしたほうがいい、これがいいんだということは分かりました。ぜひそれを、市民の方々にどこで情報できるかちゃんと捉えてなさいよと、市民の方々に周知するのは市の仕事だと思いますので、私が今回気づいたこと、あるいは思ったことを述べてみました。これをぜひお知らせ、周知という形でやっていっていただきたいと思います。これに関してはまた継続だと思いますので、また後ほどお話しする機会があるかと思います。  続きまして、市役所窓口における外国人の対応について。  やさしい日本語を駆使する、あるいはいろんなポケトークを使う、そういうのは前回も聞いた答弁です。これに関しては、2020年の12月議会で私が質問したときのことだと思うんですけれども、外国人の方々でちょっと問題化するんですけれども、どんな市民であっても必要な行政手続、相談事、困り事の解消は進めなければいけません。そのための100%の対応はしていただかないといけない。よくあるようなたらい回しとか、追い返しとか、再訪、これは一番あってはならない形の対応だと思います。外国人の場合は言葉によるコミュニケーションは感情も伴う作業であることから、正しく対応されていないという感じで、そういう印象を受けて不平等さ、不満さを持つというケースもあります。はた目には言葉としては全く問題がないんだけれども、その人間のやり取りの中で何かが不審げだったとか、何かが違う、何かが正しく話されていないという、目線であったりとか、声音であったりとか、そういう部分なんですけれども、外国人でそういうことも言った方もおりました。そういう意味では、何を必要として、何を求めているかを察するというのも窓口の仕事だと私は思います。  先ほど外国人、23か国、言語が多岐にわたる、なので多言語での対応は難しい、本当にそのとおりだと思います。そのとおりなのでやさしい日本語という概念があるんですけれども、やさしい日本語に関して、これ研修が行われました。今回の決算でも見てきましたが、去年、そのとき調べましたが、去年とおととし、2020年の11月、あとは2021年の3月に2回行われております。そして、これに関して、2020年12月議会で、やさしい日本語を使いこなすことで外国人あるいは高齢者、子供さんにも対応ができると考える。そのときに答弁としてはこんな答弁がありました。やさしい日本語を普及させると、市職員にもやさしい日本語を普及させていく。すみません、言葉が違えばなんですけれども、同じような論調の答弁をいただいております。実際、最近の出来事で、全くもってやさしい日本語を使う場面に出会わなかった。日本語でのやり取りの中で、いわゆる追い返しとは言いませんが、目の前でシャッター下げられるような経験があったということがありました。やさしい日本語が全く普及していないという印象なんですけれども、これに関して答弁お願いいたします。 97: ◎議長(鈴木高登君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 98: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) お答えいたします。  やさしい日本語が普及していないのではないかという部分についてでございますけれども、令和2年度に市民向けに開催したやさしい日本語研修のほかに、職員向けにも講座をしまして、職員の研修扱いという形で対応させていただいております。ただ、昨年はできたかというと、計画はしましたけれども実施には至っていないという状況でございます。  なお、やさしい日本語については、これも継続しながら身につけていく分野の研修であろうと思っておりますので、人事課とも相談しながら、本課で行うやさしい日本語研修については、職員の研修という形で積極的に受講できるように対応を今後も継続していきたいと考えております。 99: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 100: ◎8番(村上伸子君) ありがとうございます。継続して実施に至るように努力するということでした。  やさしい日本語の活用というのは、本当に外国語ができないときのもう苦肉の策というか、そういう手法なんですけれども、これもまた実はスキルが大変難しくて、やさしい日本語が使いこなせるようになるためには、技術の習得と私は思っております。大事なのが、実はやさしい日本語だけに拘泥しないで、ここだけにこだわらず、実は日本語でも十分対応できると。それは察する力です。外国の方が何してほしいのか、どんなに必死なのかということを察する力。それは場数と意識でもって随分よくなります。場数を踏めば上手になる、あと意識がそちらに向けば寄り添えると、そういう意味での、ここは日本語、外国語関係ないスキルであります。これはぜひまた分かる形で研修、あるいは続けていっていただきたいと思います。あと1年後、2年後にまた同じような対応が起こったときに、これではなされていないという結果になってしまいます。そうならないように、ぜひ今日この瞬間からでもそういう意識を持って対応、あるいは研修に限らず、そういう意識を一人一人持っていただきたいと思います。  提案といいますか、私が感じたのは、各課での対応がそれぞれ1回だけになってしまっているという印象。半年前に来て何かやったなと。半年たったらまた別の人かな、同じ人かな、また来たねと。またちょっと苦労しながら対応したと。その都度その都度の対応になっている気がいたします。各課といっても、あまりどこの課にも行くわけではないんですが、外国人が来るという意識のある課です。外国人対応の報告と、あとはチェック、これを対応した職員さんが必ず課長に述べる、報告する、こういうことだったということ、そういうことを行うのはいかがでしょうか。大がかりではなく、どんな相談内容だったか、どんな対応したか、何がちょっと難しかったか、ちょっとここ失敗しちゃったというようなことを報告すると。そういう意味の課内で伝え合うということで問題意識を持つこと、そこから意識の醸成、あるいは意識の向上が図られるんではないかと思いますが、いかがでしょうか。 101: ◎議長(鈴木高登君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 102: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) お答えいたします。  外国人に限らず、何か問題があった場合、通常に業務ができた場合の報告までは必要はないのではないかと思います。ただ、外国人のみならず、例えば窓口業務で何か支障があった場合は、そちらについては、次に問題を起こさないということも含めて、皆さんで、窓口の部署みんなで共有する必要があるということでの上への報告というものは必要かもしれません。  ただ、ケース的に、村上議員が言われている外国人が窓口に来てちょっと大変だったというようなケースもございますが、職員の窓口で対応できない分野については、ポケトークとか、そういう多言語対応のシステムはあるにしても、やさしい日本語でまず話すと。敬語を使うことによって、例えば、こちらで親切丁寧に使っている敬語がやさしい日本語として通じないというケースもあったり、こういう場合はやさしい日本語を常に使っていかなければならないということを考えながら窓口でもやっていると思いますので、それも含めて今後の窓口業務を見ていていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 103: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 104: ◎8番(村上伸子君) まず気づいていただくこと、あと、そこから気づいたところで何ができるかを考えていただくことだと思います。個々の職員さんは一生懸命やっているというのは本当に分かります。丁寧な対応しようと思って敬語を使ってしまうってことも分かる。職員さんたちをどうのこうのと能力を言っているわけではありません。ただ、そういう意識を広く醸成することでよくなるということを提言しているだけで、そこら辺は心に留め置いていただきたいと思います。  簡単な日本語ということで私ちょっとメモったケースがありまして、何度か対応するときに使っている言葉があるのが、丁寧にしようとするあまり敬語を駆使すると、例えば、問い合せていただいた、これは電話してもらったで十分、この間電話で話した話で十分です。あとは、該当する、これはあなたに合っているとか、これ同じことですとか。あとは、お勤めされていた、これ簡単に仕事をしていただけで構わないんです。あとは単語としては、納付、就労、分割、金融機関、金融機関は銀行、郵便局で十分通じます。あとは期限、これはいつまでですよと。簡単な言葉にできることは何ぼでもできます。こういう言葉を抽出しまして、市役所で検討することは十分可能だと思います。今日はちょっと、どの窓口、あるいはどの課ということは言いませんが、ぜひこれを覚えておいて、2年後も同じような、通じなかったということがないようにぜひしていただきたいと思います。  最後も、これは情報で終わります。  先ほど出ました宮城県国際化協会では通訳サポーター制度というのがありまして、そこで通訳さんを派遣するというサービスがあります。県内では大崎市と名取市が予算化、年間19万だそうです。年間19万で予算化して、宮城県国際化協会の通訳さんを派遣してもらうという、そういうものを去年から始めたと。大崎市の観光交流課の方に話を伺いましたところ、まだ数件ですが、確実に増えてくると、そういう対応をしなければいけないケースが増えてくると、そういう実感を持っているという話でした。これを検討するということではない。情報として差し上げます。予算化する云々というのはまた先の話ですが、調べていただきたいと思います。  以上です。  では、次、第2項目、LGBTの啓発活動と市民の意識に浸透させる取組について話させていただきます。  8月30日に、地域づくり推進課男女共同参画推進室がLGBT+(性的マイノリティ)啓発講座を開催しました。概念としてのLGBTQ+は、男性と女性だけに限らない性自認と性的指向の種類を指し、マイノリティーは少数派という意味です。LGBTQ+の社会運動は、男女二元化にとらわれない多様な性の在り方を認め合うことで、自分がなりたい性や生き方の選択、また、恋愛や結婚を含む人間関係などが偏見や差別の対象とならず受け入れられる社会の構築を目指すものです。自分らしく生きるための選択には、教育、就労といった社会的、経済的活動から、自分の好きな趣味、食べ物、服装、音楽、何でもいいです。このような個人的な好みの面があり、多くの場合、私たちはこれが阻まれたり、禁止されたりすることがない、そういう時代を私たちは享受しています。そういうような時代、あるいはその社会において、LGBTQを正しく理解しないこと、また、当該者への不当な対応は人権に関わる問題にもなり得ることから、啓発活動は大きな意味を持つと考えます。  先日開かれた市民向けLGBTQ+(性的マイノリティ)啓発講座から得られた気づきや課題について質問します。  1、LGBTQ+(性的マイノリティ)の啓発講座を開催する意義について。  ジェンダー平等の推進を図る男女共同参画推進室がLGBTQ+の啓発活動を行うことで、どのような効果や促進力が生まれ、今後どのような社会変革が期待されるか伺います。  2、LGBTQ+(性的マイノリティ)啓発講座の検証について。  参加者の世代や顔ぶれ、発言やアンケートの内容からこの事業で達成したこと、また、内容を向上させるための課題は何か伺います。 105: ◎議長(鈴木高登君) 当局の答弁を求めます。市長、菅原 茂君。 106: ◎市長(菅原 茂君) LGBTQ+の啓発活動と市民の意識に浸透させる取組についてお答えいたします。  LGBTQ+(性的マイノリティ)の啓発講座を開催する意義についてでありますが、性の在り方は、男女という身体の性別の枠組みのみならず、自認する性別、恋愛対象となる性別、表現する性別など、一人一人異なるものであり、そのことは尊重されるべきものと認識しております。  したがって、それらによる偏見や差別は許されるべきものではありませんが、残念ながら、社会において散見される状況にあります。このことは無理解や無関心に起因するものであり、根絶に向けては、性の多様性に関する理解をより一層深めていく必要があります。  男女共同参画推進室においては、性別による役割分担の解消を図っているほか、男女という2つに分け切れない性についても、個人の人格としてその多様性を尊重する意識醸成を図る役割も担っております。今回の啓発講座をきっかけに、LGBTQ+への理解が深まり広がることにより、誰もが自分らしく生きることができる社会づくりにつながっていくことを期待しております。  次に、LGBTQ+(性的マイノリティ)の啓発講座の検証についてでありますが、先月30日に開催した講座は、LGBTQ+に関する正しい知識や、当事者が経験する問題や人権尊重と多様性などへの理解について啓発を図ることを目的に実施したものであります。  講座は、市民のほか、民生・児童委員や人権擁護委員、市職員など41名が受講しており、アンケート結果は、回答した40名のうち、男性12名、女性25名、答えたくない方などが3名となっており、女性が6割を超えております。また、世代別では、35名が40代以上であり、全体の87.5%を中高年の方が占め、社会の中核を担う年代の方が多く受講されたことで、より幅広い層へ効果的に伝播が期待できるものと考えております。なお、講座に参加した9割の方から、講座内容、関心や理解については、満足、理解が深まったとの回答を得ており、人権やLGBTQ+に関する理解を深められたものと認識しております。  これまでも、令和2年度にLGBTと多様性をテーマに講座を実施しておりますが、今後も幅広い世代を対象として定期的に講座を実施し、人権や多様な性への理解について啓発を図ってまいります。 107: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 108: ◎8番(村上伸子君) ありがとうございます。残された時間が4分ほどずつなので、すぐに質問に入りたいと思います。  気仙沼市のLGBTQ+の啓発活動が対象とする人たち、どんな人を対象にするか、段階的な取組において、働きかけが必要あるいは有効と思われる分野や、さっきも言いましたが、対象とする人たち、あるいはやり方、どこまで具体的に考えていますでしょうか。 109: ◎議長(鈴木高登君) 地域づくり推進課長兼男女共同参画推進室長千葉正幸君。 110: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) お答えいたします。  対象範囲については、こちらで極端に絞ることなく、広く市民全体に広がるように講座を行っていきたいと考えております。 111: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 112: ◎8番(村上伸子君) あと具体的な手法、あるいは、これからやっていく上でこういう工夫をしようとか、そういうことは何か具体的に考えていますか。 113: ◎議長(鈴木高登君) 地域づくり推進課長兼男女共同参画推進室長千葉正幸君。 114: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) お答えいたします。  具体的な手法等については、先月30日の講座を実施したんですけれども、講座のアンケートを実施しました。その中で、やはり講座に参加してよかったということもあるんですが、その講座に参加してよかったという内容を見ますと、分からないで参加したけれども今日聞けてよかったという方と、もっと詳しく専門的なことが聞けると思ったというような形で、理解度についても市民の方についてはばらつきがあるのではないかと思っておりますが、一旦こちらで進めてまいりますのは、広く市民の方にその理解度をどんどん上げていくというような形に考えておりますので、まずは基礎的なそういうところから始まって、場合によっては、回数を経ていく中で、より専門的な知識の講座に切り替えていく時期もあるのではないかと考えております。 115: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 116: ◎8番(村上伸子君) これからますます必要となってくる概念、あるいは考え、あるいはそういうものです。漠然と日々を過ごす間にも人は老いて、なかなか生きづらい人たちがそのまま生きているということになります。すぐにでも何かをしなければいけないという気持ちは私はあるんですけれども、これからも検証します。続けていってください。よろしくお願いいたします。  ちなみにパートナーシップですね、LGBTにも関わるパートナーシップ制度についてちょっと数値を述べます。  2015年に東京都渋谷区と世田谷区の2自治体で始まったパートナーシップ制度ですが、今、2022年7月1日時点で223自治体、府県においては9府県がこれを取り入れております。物すごい勢いで増えております。宮城県は、県としても自治体としてもまだゼロという段階です。ここら辺もどうにかならないかなと思っておりますが、またそれは後ほどの話。  では、最後の質問の再質問に行きます。  (2)性的マイノリティの検証です。  ここ、人権擁護委員と民生児童委員、行政職員、これにその選択をした意図、中高年が多かったということなんですが、必然この方々がそういう方々になります。人権擁護委員、民生児童委員、行政職員、この方から何を期待しておりますか。 117: ◎議長(鈴木高登君) 地域づくり推進課長兼男女共同参画推進室長千葉正幸君。 118: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) お答えいたします。  民生児童委員や人権擁護委員については、それぞれ業務である相談業務の中において、こういうLGBTQ+に対する知識というものは必要ではないかと思っておりますし、また、中高年の方が多く占められたという部分については、平日の日中ということもあって、その時間帯の講座であるがために、人数的には中高年のほうが多かったのではないかと考えております。  そういった意味でも、業種的、業務的に必要な方々については、自分の知識の中で必要な分野もあるでしょうし、または、お一人からお二人、2人から4人にというような形で、講座に参加しないまでも、そういう知識を市民の方々に広めていただけることも考えられるのではないかと考えております。 119: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 120: ◎8番(村上伸子君) そういう立場の方々から広めることは大いに期待したいところだと思います。中高年の方々に関しては、ちょっと違ったアプローチ、考え方が必要だと思います。これに関しては、今日はすみません、言えないで終わってしまいます。また後の機会に話させていただきます。  では、最後に、LGBTQ+の当事者が、ある方が、この方、SNSで動画配信している方なんですけれども、職場で研修を受けたと、同様の職場で研修を受けたんですが、その設定が会場以外での、つまり、ここにはいないかもしれないけれどもねという論調だったと。それがすごく不信感を抱いたという話をしておりました。  どの現場でも、人と人が関わる、交わる場での当事者の存在を意識してほしいと思っております。それに関して、まとめ、お願いする形になりますが、どこにいてもそういう当事者がいるという自分事、自分事の意識、あとは、どっかの話じゃないという、そういう意識を持っていただきたいと思います。この瞬間から何ができるか、この場から何ができるか、市長の見解を求めて終わりにしたいと思います。 121: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 122: ◎市長(菅原 茂君) 例えば、テレビも含めたマスメディア等では、極めて一般的な市民権を得ている皆さんだと思います。そういう意味で、例えば、10年前に比べれば圧倒的に理解度は進んでいると思います。そういうことと併せて、自治体の先ほど言っていたパートナーシップ制度とか、仕組みのところが追いついていったりということが併せ持って、生きづらさがもしあるとすれば、その解消に努めていきたいということだろうなと思っております。 123: ◎議長(鈴木高登君) 8番村上伸子君。 124: ◎8番(村上伸子君) そのとおりです。理解も進んでいる、市民権も得ている。ただ、そこの大きな壁、一つの壁というのがどうにもこう乗り越えられないもの、最後に皆さんが背中を向けてしまうような壁、そういうものが私は感じてなりません。それに関しては、男女共同推進室だけではなく、本当に全庁的な取組、どこに誰がいても嫌な思いをしない、そういう優しい社会づくり、そういうものを全庁的に取り組んでいただきたいと思います。  今日は、外国人の対応、コロナもですけれども、外国人の対応、そしてLGBTQの方々と、弱者に対する目を向けてほしいという思いで話をさせていただきました。LGBTQに関してはまた、課のほうではいろいろと話を伺いたいですし、こちらのアイデアなんかも聞いていただきたいと思っております。  以上で一般質問を終わります。失礼いたします。 125: ◎議長(鈴木高登君) これにて8番村上伸子君の質問を終わります。  暫時休憩いたします。  再開を午後1時といたします。      午後 0時04分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 1時00分  再 開
    126: ◎議長(鈴木高登君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「新型コロナウイルス感染症「第7波」に伴う地域経済対策について」外2か件、1番菅原俊朗君の質問を行います。1番菅原俊朗君。 127: ◎1番(菅原俊朗君) 1番、未来の風の菅原俊朗です。議長の許可を得ましたので、一問一答方式で質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  早速ではございますが、一問一答形式、大項目1、新型コロナウイルス感染症「第7波」に伴う地域経済対策について。  小項目(1)新型コロナウイルス感染症の急拡大で、市内飲食店や小売店を中心に再び客足の減少が見られ、原材料価格の高騰と併せて経営に苦慮している事業者が出ております。市長の現状認識を伺います。  小項目(2)消費喚起策として、市はホヤチケ!やホヤデリ!を行っておりますが、即効性のある施策として県内他自治体でも取り組む割増し商品券の導入を検討する考えはありませんか。市長にお伺いをいたします。  小項目(3)地域経済循環の向上策の一環として、先日、子育て世代の代表などが参加しての買物ツアーがかもめ通り商店街でありました。市内各商店街の魅力を広く知ってもらい、誘客のきっかけづくりとして、市が運行する市内循環バス等を活用し、市民を募集して定期的な買物ツアーを実施する考えはございませんか。市長の考えを伺います。 128: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 129: ◎市長(菅原 茂君) 菅原俊朗議員の質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症「第7波」に伴う地域経済対策についてでありますが、経営に苦慮する事業者の現状については、必要に応じて市内経済団体や金融機関などと意見交換を行い、情報共有を図りながらその把握に努めているところであります。  現在は、感染拡大の状況下においても国や県から行動制限を伴う要請はなされていないことから、観光業や小売業など一部の業種においては売上げ等に回復の兆しが見られるものの、一方で、飲食業等については依然として厳しい状況が続いております。また、原油・原材料価格の高騰については、幅広い業種の事業者に影響を及ぼしていることから、本市としましては、引き続き困難な状況にある業種の把握に努め、今後も適切な支援策を講じてまいります。  次に、割増し商品券の導入についてでありますが、本市では、過去に実施したプレミアム付商品券事業等の実績から、その大部分がスーパーマーケットやドラッグストアなどにおいて生鮮食料品などふだんの買物に利用されていたほか、大規模店や一部の人気店での利用に偏る傾向が顕著であったことから、消費者の生活支援としては有効であるものの、期待した消費拡大や地元商店等の活性化の面で効果は限定的であったと捉えております。  現在、本市が実施している小売店、飲食店への消費喚起促進事業、通称ホヤチケXトランスファーにおいては、地元の登録小売店及びサービス店で商品券を配付し、それを地元の登録飲食店で利用することとしており、小売店、サービス店における店舗ごとの配付枚数に上限を設けるなど、登録店全体に幅広く効果が行き渡るように努めているところであります。利用者においても、商品券を求めてふだんは利用していない店舗へ買い回ることが見受けられるなど、飲食店への誘客と相まって、消費喚起の面でより有効であると捉えております。  また、現在は紙の商品券にて運用しておりますが、今後、スマートフォンアプリで利用できるようデジタル化に向けて準備を進めているところであり、これにより事業者及び利用者の利便性向上に加え、事務の効率化を図ってまいります。  いずれにしても、単に割増し商品券を発行することだけでは一過性のものになってしまうと考えており、重要なことは、継続してお客様に利用していただけるように、店舗や商店街の魅力向上を図ることが商店街の足腰を強化することにつながるものと認識しております。また、地域経済循環に関し御指導いただいている枝廣淳子先生のお話にもございました、市民のニーズを捉え、これまで地域にない商品やサービスはつくり出していく地消地産の考え方も重要と考えております。  こうした観点から、本市においては、商品開発やサービス向上の取組に対する補助や商店街が主体的に実施するイベント事業への補助などを実施しているところであります。  次に、買物ツアーについてでありますが、去る7月26日、かもめ通り商店街の協力をいただいて、私も、また菅原議員も参加して、本市の買物ワークショップ・フィールドワークとして実施したところであります。  ワークショップの第一歩として、かねてより参加者から地元商店に対して、お店に入りにくい、そもそも何が売っているか分からないといった意見が寄せられていたことから、まずは、実際に商店街を歩いてみることを目的として実施したものであり、効果としては、参加者から、もっとSNSを活用して情報発信したほうがよい、営業中の看板やのぼりを増やしたほうがよいなど、今後の改善点に係る意見のほか、量販店にはない常連客の要望に応じた品ぞろえを行っていた、魅力的な店員に出会えたなど、実際に訪れたことによる地元商店街の魅力発見にもつながりました。  今後は、情報発信の手段と併せ、参加者から寄せられた改善点に基づき、商店街の方々と実践すべき取組について実現の可能性を検討するとともに、市内の他の商店街にも同様の取組を広げていきたいと考えております。  また、市民を募集しての買物ツアーの実施については、売手側の商品やサービスについて新たな取組があってこそではないか、単に買物を目的としたものでよいのか、町の魅力を再発見する視点を取り入れられているかといった目的の明確化や、その実現性などについて、ワークショップの参加者や実施主体となるべき商店街の方々とともに検討してまいります。  いずれにしても、商店街が自ら魅力アップに取り組むことが重要であると考えておりますので、本市としましても、新商品・サービス開発に係る補助金やイベント事業等に対する補助金などにより支援してまいります。 130: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 131: ◎1番(菅原俊朗君) ありがとうございます。るる市長から説明いただきました。これは重々承知しております。  それでは、私から(1)、改めて再質問させていただきます。  私自身は立場上、飲食店や小売店などの声を聞く機会が多いのであります。市内で感染が急拡大した8月、そして、今月に入ってからは急激に客足が減少したとの店が少なくありません。これまでも市は様々な支援策を講じてきましたが、次回、国の地方創生臨時交付金が配分された際には、ぜひとも給付型の支援策を再度検討してほしい、そう思っております。改めて当局の考えをお願いいたします。 132: ◎議長(鈴木高登君) 産業戦略課長平田智幸君。 133: ◎産業戦略課長(平田智幸君) お答えいたします。  一連のコロナであるとか、または、現在であれば原料や物価の高騰に対しましての支援につきましては、まずは、今、答弁もありました市内飲食店、小売店への支援として、小売店、飲食店への消費喚起促進事業、いわゆるホヤチケ!、それから、現在実施中であるタクシーを活用したデリバリー事業、いわゆるホヤデリ!を着実に実施していきたいと考えています。これがまず基本線として大事であると考えております。  その上で、例えば、原材料や物価の高騰に対しましては、今後、新型コロナウイルス交付金の追加配分も示されておりますので、市内の経済団体などとも相談しながら、まずは支援が必要な業種、業態、それに対しましてどの程度の支援が必要かというところを検討していきたいと考えております。 134: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 135: ◎市長(菅原 茂君) 今、最新で取り沙汰されている国からの交付金はあくまで物価対策等なので、例えば、飲食店の売上げが前年比何ぼ減ったからって、今まで10万とか20万のときもあったかと思いますが、やっていましたが、そのことには一切使えません。以前からもらったもので、執行残があるものについて可能性がないわけではありませんが、そのことがいいのかについては、今、課長が言ったとおりに幅広く検討していく必要があろうかと思っております。 136: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 137: ◎1番(菅原俊朗君) ありがとうございます。それでは、それは後ほど私また話す機会も考えておりますので、当面、私は今、今度は市長の、それはまた話させていただきます。  改めて再質問させていただきますが、市内では、県の認証店を取得し、感染防止対策をしっかり行っている飲食店も多いようです。需要の喚起として、市民が感染対策をした上でそうした店を積極的に活用するよう、市長自ら市民または職員に向けてメッセージを発信するような考えはございませんか。答弁を求めます。 138: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 139: ◎市長(菅原 茂君) 本市では、これまでも、改めて飲食店を御利用くださいという言い方はしてきておりません。行く場合においては認証店がありますよというお話もしていますし、同時に、最初に、冒頭、菅原議員おっしゃったように、感染が8月中、9月の前半までは、今この1週間もよく分からないですよね。減っているとは思いますけれども、それこそ一旦ゼロが何か月も続いたときもあるわけです。そういう状態では全くないし、また新たなちょっと発生の情報もちらっと聞こえてきていますので、市から特別なことを促すというような意味合いで、飲食だけのことを促すというようなことはこれまでもしておりませんので、必ず、絶対やらないというものではないと思いますけれども、一方では、我々は、観光客に来てくださいといっぱい言っているんです。したがって、そういう意味では市民に言っているのと同じことでもあるんじゃないかと思いますし、外から来た人はどうぞ食べてください、市民はうちにいてくださいという話ではないと思います。  ただ、本当に感染が7月、8月のように広がると、先ほど村上議員もおっしゃっていましたけれども、もう身近にいるので、そういう話を聞くので、なかなか足が遠のいたということはあると思いますけれども、私は9月は回復してくるのかなと思います。  ただ、残念ながらやはり高齢者の皆さんは非常に慎重で、19日、月曜日ですか、3連休になっているわけですけれども、市長でありますが、去年もそうですが、敬老会が一つも御招待がないし、多分地区ごとにもやっていないんだと思います。そういうことが新年会のときはないように、この状態が進んでいけば、収束に向かっていけばいいと思います。本日はオミクロン対応のワクチンの話もしました。10月、11月、12月とワクチンの接種ラッシュになって、安心してお正月が迎えられるようになればと思っております。 140: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 141: ◎1番(菅原俊朗君) ありがとうございました。いずれにしましても、引き続き市当局には、これだけ疲弊している飲食店や小売店等の関連事業者などに、現場の声にしっかり耳を傾けていただき適切な対応をお願いしたいと、そう思っております。  続きまして、(2)について再質問させていただきます。  先ほど市長も話されましたが、割増し商品券は、確かに財源の問題等があることは重々承知しております。しかし、隣町の南三陸町や多賀城市など導入しているところが多数あります。  ここで、私、6月6日付の読売新聞でございますが、各自治体の取組、これは物価高騰に対する主な支援策でございますが、これをちょっと披瀝させていただきたいと思います。プレミアム付商品券を発行する市、石巻市、塩竈市、白石市、多賀城市、東松島市、富谷市、角田市、七ヶ浜町、利府町、以上。  それから、商品券や現金給付をしたところ、白石市、七ヶ浜町、大河原町、村田町、川崎町、大衡村でございます。これは6月16日時点の読売新聞の県内版ですから、まだ気仙沼ではそこまで行っていないんですが、気仙沼市は内容を検討中ということでございました。  これによりまして、石巻、塩竈市など9市町は、多賀城市と七ヶ浜町は1万円分の商品券を5,000円で販売し、これは10割増しの商品券です。両市町の店舗で8月から9月、6か月間使えるようにしたということです。また、多賀城市は3万セット、七ヶ浜町は約7,000セットを用意し、全世帯に優先購入券を送ってあります。多賀城市の産業部の振興課の担当者は、物価高で困っている市民の生活を手助けし、消費を喚起して事業者支援にもつなげたいとお話ししております。また、大河原町は、町内の商店で使用できる1人5,000円分のおおがわら商品券を新たにつくり、町民約2万3,800人に8月から送ると。また、使用期間は9月から来年の1月まで。川崎町も7月から利用できる7,000円分の割増し商品券を配付すると。  こういうふうに各自治体では、先ほど市長も話されました、あまり意味がないんじゃないかと話されますが、なぜこういうところはこうできるんでしょうか。恐らく、そういう自治体の、市の方々、町の方々も、いろいろ考え上げた末に、やはり一応この際は市民に還元して、それを消費に回していくと、そういう考え方だと思うんですが、この辺も含めて市長の考えを改めてお伺いします。 142: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 143: ◎市長(菅原 茂君) 本市のホヤチケXトランスファーは同じことだと思います。読売新聞がそこにカテゴリーとして、我々のものをそう理解していないだけであって、だって、買ったら来るわけですから、同じことだと思うんです。それが市外資本の大手、中央資本のところで使われないように、また、先ほどまさしくいみじくも菅原議員が言ったような、飲食店を助けるようにしているわけです。割増しがもらえる。だからそこに行く。それが飲食店にまたつながるという意味で、1つの券で2つの業種を助ける。  最初、財源の問題とおっしゃいましたが、財源は同じく来ているんで、うちもやろうと思えばあることはあるわけです。規模はそれぞれです。ほかの選択もあります。ただ、ものの考え方として、やはり効率がよくない。そして、ましてや地元の商店街、地元の飲食店のためになりづらい。見かけは派手のように見えるけれども、実質的な地元の経済を強くする効果があまり見られないことがもう証明されている、そういうことを我々は学びましたので、本市の産業部としては、その考え方を今は取っていないということだと思います。 144: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 145: ◎1番(菅原俊朗君) それでは申し上げます。市長、そう話しますが、今言いましたとおり、飲食店、そして、それを買った人に対して小売店に行くと、それは確かに分かっています。ただ、これはやはり一部の方々に限られてしまうんです。市民、町民にやるというのは全員、要するに、地域住民、市民の方に対して全員ひとしく割り振りなるわけです。ということは、先ほど市長は割増し商品券の件でも話しました。それやると大型店に行くと。こういうところの割増し商品券は、大型店に行く分は幾ら、地元の商店街に行くのは幾らと割り振って、色分けして使えないようにしています。そして、少なくとも、やはり先ほど枝廣先生の話も言いました。枝廣先生は、地域のお金は地域に回して循環していく、これが一番いいんだと。どうしても大型店に行った場合、外部に流れてしまうんだと。それこそバケツの穴を塞がなければいけないと、そういうことも話しております。  そういう意味で、確かに割増し商品券はそういう可能性もありますが、100%のうちですね、20%は大型店で使える券、80%は地元商店で使える券と割増し商品券をすれば、割増した分、大型店よりは安くなる可能性もある。そうすると地域のふぞろいの店、商品が悪い、確かに品ぞろえも悪い。でも、それだけの恩典があるんなら、その割増し商品券で買ってみようと、そういう意識にもつながるんです。ぜひそのところを理解していただき、改めて申しますが、割増し商品券、後でも、また次の段階で話しますが、その辺も考えていただきたい。もう一度答弁を求めます。 146: ◎議長(鈴木高登君) 産業戦略課長平田智幸君。 147: ◎産業戦略課長(平田智幸君) お答えいたします。  まず、商品券が行き渡る広さにつきましては、例えば、その割増し商品券を発行したとしても、それを配付するわけではございませんので、いずれ買物をする方が購入して、その商品券を買っていただくということになりますので、これは先ほど市長が申し上げたように、ホヤチケXトランスファーの小売店で商品を買って、その券を渡すというのは、最初か後かというところの話でありますので、その配付の広さについては変わらないと考えております。  その上で、一方で、加盟の商店につきましては、気仙沼商品券を例にいたしますと、気仙沼商品券の参加店舗が287店舗で、ホヤチケXトランスファーは300店舗を飲食店や小売店合わせますと超えておりますので、店舗自体の規模、範囲、規模につきましても、商品券等々同様であると考えております。  それから、先ほどの大型店舗で例えば制限をかけてというところはございましたけれども、例えば、市内資本じゃない大型店舗は例えば利用を制限して、地元で使えるようにするという考え方は一つあると思いますけれども、ただ、いずれにしましても、市内で使えることにしても、市内の中でも、例えば、比較的大きい店舗や人気店舗に集中してしまって、結局、その商店の小さなお店なんかには隅々ちょっと行き渡らないんではないかと考えております。  それに対しまして、ホヤチケXトランスファーは、それぞれ小さいお店にも券を配って、そこで買物をしていただいた方に配れるような仕組みになっています。実際に利用者の方にも聞きますが、その券を、わざわざ残っている店を探し回ったりしている方もいらっしゃるくらいですので、そういった意味では、小さいお店にも利用は行き渡っているんではないかと考えております。 148: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 149: ◎1番(菅原俊朗君) それでは、もう少し厳しく話させていただきます。  実は、そのトランスファーでございますが、これはまた10月から今度は、先ほど市長が言いましたスマホでやっていくということもありますが、これは使えない方がいらっしゃるんです。  それから、今言いました飲食店のホヤチケXトランスファー、意外と前は結構成功したようにも見えますが、今回は意外と要りませんという方も出てきております。これはなぜかと、やはり必ず飲食店に行かなくちゃない。高齢者は飲食店などに行くようなことはありません。そうすると、せっかくやったものが無駄になる可能性もあるんです。ましてやひとしく皆さんに行き渡るということはありません。  そういうことですから、やはり割増し商品券ないし気仙沼商品を直接配付のほうが市民に対しては平等性があったり、皆さんに行き渡る可能性は大いにあると私は思っております。後でまた、次のことでも話します。  次に移らせていただきます。  そういうわけで、これについては、ここでもう一つ、私は話させていただきます。  改めて、3割増しの商品券云々、割増し商品券を発行しなくても、先ほど市長、課長も話しております気仙沼商品券がございます。どうぞこれを、商工会議所が発行する気仙沼商品券を、これを活用して、市の補助で各世帯に幾らかでも配付してはどうでしょうか。消費者の協力も得て、事務負担は商工会議所でやっていただき、そして、先ほど申しましたホヤチケ!の一部の方と違いまして、これを全市民、できましたら本吉、唐桑の商工会にもお話をして、商工会議所、商工会の協力を得まして同様の商品券を発行してもらう必要もあると思うんですが、この辺の実現の可能性は、財源の見通し併せて、もう一度、再度質問させていただきます。よろしくお願いします。 150: ◎議長(鈴木高登君) 産業戦略課長平田智幸君。 151: ◎産業戦略課長(平田智幸君) お答えいたします。  例えば、市がその商品券を用意して配付するというような方法につきましては、先ほどから議論はしておりますけれども、消費喚起というか、経済効果の観点からもやはりそこはちょっと限定的だと思いますので、我々といたしましては、そこは今現在考えていないところでございます。  いずれにいたしましても、気仙沼商品券は商品券の予算があって、市としても、一方では気仙沼商品券を場面場面に応じて活用していきたいというところもございます。先般出しております住宅リフォーム補助の補助金を商品券化するところであるとか、または、これまで出産祝い金も商品券等で出しているところでございます。1つ欠点のある本吉唐桑商工会、本吉、唐桑エリアで使えるかどうかということにつきましても、リフォーム補助の対応といたしましては、あそこも何とか使えるように、今現在、商工会議所と本吉唐桑商工会と詰めているところでございますので、そういった場面場面に応じながら、そういった関係団体との協議の上、進めてまいりたいと考えております。 152: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 153: ◎市長(菅原 茂君) 先ほどからの御意見の中で、公平性というものはありますが、我々は、例えば、一昨年のように10万円国民の全員に給付するんだと、そういうようなことでのケースでない限り、機会の公平というものを最低限維持していくわけです。それはホヤチケ!であろうが、割増し商品券であろうが、結果的には同じことだろうと思っています。  それともう一つは、いずれ買わなくちゃならないものに商品券使っても同じことなんです。それも先ほど私から言いました。全てが同じとは言いませんが、思ったほど効果がないということになります。  そういう意味で、本市はずっと新しいサービスや新しい商品を開発する人に補助をずっとオープンで開けているんです。ぜひ商店街の皆さん方にはそれを活用してもらいたい。そのことはほとんど活用されないけれども、私は、職員のほうでもう下ろしますかと言う、それは駄目だと、必ず掲げておく、市の姿勢というのはそういうことなんじゃないですか。新たに、今まで買わなくてよかったんだけれども、または仙台で買っていたんだけれども、東京で買っていたんだけれども、だけれども、今回は気仙沼でこれができたので、売っていたので、このサービスがあるのでというようなことに使う。  例えば、先ほどの答弁の中で、枝廣淳子先生の地消地産という、要は、気仙沼で消費しているものだけれども気仙沼で売っていないものってあるんです。それをつくり出すのに支援はしましょうという話なので、ぜひそういうことに挑戦する。みんなができるわけじゃないと思いますが、1人でも2人でもできると、商店街の中でも皆さん活気づくんじゃないかな、そう思っているところですので、枝廣先生のお教えというのはそこらにあったと思います。それは菅原議員にも直接得々とお話しされたと私も報告受けておりますので、よろしくお願いしたいと存じます。 154: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 155: ◎1番(菅原俊朗君) ありがとうございます。市長のお話は重々理解できます。  それについて、また、これももう一つのやり方についてお尋ねしたいと思います。  私たち商店会独自で発行するというやり方もあると思いますが、私の地元の駅前通り商和会では、昨年11月、独自に割増し商品券を発行しました。これは即日完売。その券を販売するのに1週間ぐらいかかるのかなと思ったんですが、半日で完売してしまいました。大変好評でした。実際、様々なこれは業種、あえて飲食店や商店ばかりでございませんでした。理容・美容、それから魚屋さん、各種の業種の、業態のお店で使われたという実績も報告されております。  このように、もしできましたら、我々商店会に、今現在ですと最大50万円の交付する市の商店街緊急支援事業補助金がありますが、これで私たちはやったんですが、できればこれをもう少し上乗せしていただきまして、各商店会で、市じゃなくて商店会でこういうこともやることはどうなのかなと思っておりますが、この辺を答弁をお願いしたいと思います。すみません、重ねてお願いします。 156: ◎議長(鈴木高登君) 産業戦略課長平田智幸君。 157: ◎産業戦略課長(平田智幸君) お答えいたします。  ただいまの商店街活動緊急支援事業補助金を活用いたしましての商品券の発行につきましては、我々としては、商店街単位で商品券を発行するというのは非常によい取組ではないかと考えております。先ほど申しましたように、市内全域で商品券を発行するとどうしても人気店に偏ってしまいますけれども、商店街単位であればその商店街の小さいお店にも行き渡るとは考えております。これにつきましては、本市の補助金を活用してそういった取組は、ぜひ市内の商店街の方々も、ほかの商店街の皆さんも検討していただければと思いますし、その金額が増額するかどうかということにつきましては、ちょっと来年度以降の話でもございますのでここではちょっと避けたいと思いますが、本年度も引き続き50万円の補助は継続しておりますので、ぜひ活用していただければと考えております。 158: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 159: ◎市長(菅原 茂君) その補助金を使えば、先ほど御提案のあった買物ツアーも商店街の皆さんでできるんです。だから、そのときに我々がやるんだったらという意味で先ほど答弁しましたけれども、単に買物の目的でいいのかとか、町の魅力発見とかいうのを付加価値を加えて、やっぱり古町いいところだみたいな、行くとこういうことあるんだというような、そういうことを加味して魅力を高めたほうがいいですよねというお話を先ほどさせていただきました。  そのほかにやっぱり、重なりますけれども、売手側の商品やサービスについて新たな取組、この店で新しくこれを売り出しますというものが広告にあって初めてツアーバスにも乗ってくれるんじゃないかという、そのことが継続的に、2か月に1回、例えば、何とか商店街でバスを出す、何とか商店街と何とか商店街が組んで、また新しい発見があります、新しい発見があります、それはちゃんと広告の紙でもいいし、ネットでもいいんですけれども、出ているというようなことは支援したいんです。 160: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 161: ◎1番(菅原俊朗君) ありがとうございました。これを私の肝に銘じまして、各商店会でもやるように頑張りますので、ぜひこの旨のことは前向きに検討していただきますよう重ねて申し上げて、大項目2の再質問は終わりにしたいと思います。  それでは、続いて、3の再質問に入ります。  先ほど話しましたが、ここでは循環バスの利活用に関してですが、先月策定された第2次市総合交通計画では、効率的な運行や運行コストの削減に向けて、循環バスを市街地における市民移動の軸とする旨の方針が明記されました。  それらを踏まえ、特に高齢者等が買物等としての足として位置づけていただきますような商店街や住宅地がある地区などへのルート延長も検討すべきではないでしょうか。地元からも要望が出ている気仙沼駅裏の住宅地、それからスーパーや商店が立ち並ぶ鹿折地区などに循環バスのルートを延長し、新たな停留所を設ける考えはございませんか。答弁を求めたいと思います。よろしくお願いします。 162: ◎議長(鈴木高登君) 交通政策課長村上忠大君。 163: ◎交通政策課長(村上忠大君) お答えいたします。  循環バスのルート延長ということでございますけれども、今回の第2次総合交通計画の中で大幅な路線再編等を今後検討していくこととなっております。その中で基軸となりますのがBRT、そして市内循環バスを基軸といたしまして、多方面に移動手段を確保してまいりたいと考えております。  今、御指摘ありました課題につきましては、この交通計画を実施に移す中で、どこにどのような形でルートを持っていけばより利用しやすく、しかも効率的に運行できるかということについて研究を深めてまいりたいと思います。  また、現在全路線が赤字路線というような状況となっております。市民の皆様の意向に沿って全てのルートを新設するということは大変難しい状況にございますけれども、交通不便者に係ります対応につきましては、この計画を進める中で様々な手法を検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 164: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 165: ◎市長(菅原 茂君) ちょっと大事なポイントをお話しします。  なぜ循環バスに力を入れるかということです。それは気仙沼のバス路線を、総合交通計画にあったと思いますけれども、要は線なんです。ただし、ここの前ばっかりいっぱい通る。それで、ここで降りたその先誰も乗っていないみたいなのも重なり合いなんですので、そういうことは無駄なので、遠くから来る人は循環バスにどっかでぶつかる。中のほうは循環バスで回しましょうというのが今回の目的です。そのことによって、今、1億7,000万も8,000万も出ているバスに係る経費を3割、1年ではないですが、何年かかけて3割減らしましょうと。そのために、取りあえずこのことができて、かつ、不便はかけないだろうなと、乗換えは1か所出てくる可能性ありますが、それは循環バスの頻度を増やすというようなことになるんだろうと思っていますが、そのときに、当然、お客さんがなるたけ乗るところを回りたいので、そこと商店街が一致すればそういうことになりやすいし、一方で、そのために時間が、1周が倍かかったんでは誰も乗らないんです。そこのところを今から設計をしていくということになりますので、循環バスに力を入れるというところの眼目はそこにありますので、御理解をしておいていただくと、後で話合いがスムーズかと思っています。
    166: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 167: ◎1番(菅原俊朗君) 今の話は分かりました。当然だと思います。  それで、最後になりますけども、どうぞ今話しましたとおり、住宅地で皆さんが困っている。循環バスは表側にも行って、裏には来ていないんだという部分もございますので、そういうところには少し気持ちを込めて考えていただければと思っていますので、これは後ほどまた何かの機会に話していきたいなと、また、担当課にも行ってみたいと思っています。分かりました。引き続き早期の実現をお願いして(3)の再質問は終わりたいと思います。  以上で大項目1についてはおしまいにしたいと思いますが、引き続き、大項目2のJR大船渡線の今後と駅前活性化策についてお伺いをしたいと思います。  小項目(1)地方鉄道の在り方を議論してきた国土交通省の有識者検討会が、先日、輸送密度1,000人未満の赤字路線について、国が主導し、鉄道事業者、自治体と在り方を協議するよう提言を出されました。JR大船渡線もこの対象要件に含まれておりますが、今後の一関市、国、JRとの協議の時期や見通しを伺いたいと思います。  また、万一、鉄路廃止となれば、気仙沼駅の規模縮小や無人化にもつながりかねないゆゆしき問題でございます。今回の提言を受けた市長の認識、大船渡線の鉄路の存廃に対する考え方を伺います。  小項目2、気仙沼観光の玄関口であるJR気仙沼駅前のにぎわいづくりを市はどのように創出しようと考えているんですか。JRと連携し、行楽期に駅前コミュニティ広場等を活用した定期的な観光イベントの開催など、利活用を検討する考えはございませんか。市長に伺います。 168: ◎議長(鈴木高登君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 169: ◎市長(菅原 茂君) JR大船渡線の今後と駅前活性化策についてお答えいたします。  国土交通省の有識者検討会の提言を踏まえたJR大船渡線の鉄路存廃に対する考え方についてでありますが、一関駅と気仙沼駅を結ぶJR大船渡線については、輸送密度が500人台であり、今回の提言の協議対象となるほか、一関気仙沼間は年間15億7,500万円の赤字であることも示されております。  今月6日のJR東日本の深澤社長の記者会見では、まず今秋にも、この秋ですね、にも沿線自治体への説明を始めると述べておりますが、現時点でJR側から説明に関する連絡はありません。また、7月の国土交通省有識者検討会では、国の主体的な関与により、都道府県を含む沿線自治体、鉄道事業者等と協議会を設置することとされておりますが、今のところ国から協議に関する情報はありません。  JR大船渡線の運行については、現行の形態が本市と首都圏等を結ぶアクセスに効果的であり、市民及び観光客等の重要な交通手段となっていることから、第一義的には鉄路での維持が望ましいと考えております。一方で、運行区間の約9割が一関市内を通っており、一関市民の通勤、通学、買物などを支える生活路線として多く利用されておりますので、一関市の意向も尊重しつつ、連携して対応してまいります。  次に、JR気仙沼駅前のにぎわいづくりについてでありますが、JR気仙沼駅は、鉄路やBRTで本市を訪れる方々の玄関口であり、旅の目的地というよりは交通の結節点として多くの往来が生まれ、そのことで駅周辺のにぎわいにつながることが望ましいと考えております。  本市では、宿泊を伴う滞在型観光の推進を観光振興の柱として取り組んでおり、訴求力の高い朝晩のコンテンツ開発と併せ、三陸道開通によって拡大したマイカー利用圏のみならず、公共交通を利用する遠方の方々へのプロモーションとして、JRや航空会社と連携し、駅や空港へのポスター掲示や情報誌への記事掲載、SNSを活用したキャンペーン等に取り組んでいるところであります。  本市としましては、気仙沼観光推進機構を中心に、引き続き遠方からの旅行需要を喚起してまいりますが、イベント等は地元商店会や民間有志等による開催が基本と考えますので、これを支援することによりにぎわい創出に寄与してまいります。 170: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 171: ◎1番(菅原俊朗君) ありがとうございます。市長のお考えを聞かせていただきました。これに対して、再質問をさせていただきたいと思います。  (1)の再質問でございますが、市長の考えは分かりました。  この問題は、極めて大船渡線の鉄路の存在、利用促進の必要性、我々に問いかけている問題でもあると思います。赤字を解消するというのは正直大きなハードルですが、大船渡線開通までの歴史を踏まえれば、地元としても、廃止になってしまうのをただ黙って見ているわけにはいきません。  先般、一関市の9月議会で一般質問が出ました。議員より、JR大船渡線の存続に向けた取組に関して質問が出されました。これをちょっと読み上げさせていただきます。  一般質問、JR大船渡線の存続に向けた取組について。JR大船渡線の一関駅・気仙沼駅間の鉄路部分は、関係自治体としては宮城県気仙沼市のみとなります。今般の収支公表を受けて、気仙沼市長は、鉄路にこだわるかは一関市の考え方次第と述べたと報道されているが、一関市としては、存続に向けてどのような取組ができるかとただしております。それに対して、一関の佐藤市長は、内陸と沿岸を結ぶ産業、観光、文化、教育にとって欠かすことのできない社会基盤であり、地域のアセットをもってJR東日本による地方路線の収支が公表されましたが、JR盛岡支社とは、今回の収支公表の以前から、大船渡線に限らず様々な課題について話し合う場を設けてきている。今後もそういった場で気仙沼市と情報を共有していきたいと、そう話しています。  これを聞いて、もう一度市長に答弁をお願いしたいと思います。どう思いますか。 172: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 173: ◎市長(菅原 茂君) 一関市長さんとはよくよく話す機会が、今のところ、ほかの県外の市長さんよりよく話す、頻度で話していますが、今の御答弁のとおりのお話をされています。住民の皆さんのことを思って今後も進められると思います。  いずれにしても、場は一緒に設けられると思うので、まずは、先ほど言いましたが、JR東日本から今回の説明があって、それで、国も入って協議の場が開かれる。例がいいかどうか分かりませんが、気仙沼線と大船渡線のBRT化の場合も国土交通省の会議室で何回もやりましたので、そういう場が地方に開かれるのかと思いますし、それで、JRもBRT化するとはまだ言ってはいないんです。そういう提案が出てくる可能性はありますが、そのことを踏まえて一関市さんの利用者の皆さんがどう判断するか。ただ、私も先ほど答弁で述べましたけれども、基本的には、私たちは鉄路で東京に行っていますので、このことを簡単に手放すというのは、今のところ市民の皆さん方も望まないのではないかと私は予想しています。 174: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 175: ◎1番(菅原俊朗君) ありがとうございました。力強い言葉で話していただきました。ぜひそのとおりにお願いしたいと思いますが、大船渡線の鉄路存続に前向きとも取れる答弁であり、非常に重い発言だと思っております。どうぞよろしくお願いしたいと思います。市長、ぜひこれは一関市とともに、存続に向けた強力な働きかけを、JR、国に対してもしていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  続いて、2について再質問をいたします。  大船渡線の利用促進策についてでございますが、JRまたは市においても様々な取組をされてきたことは承知しております。ただ、存廃問題がクローズアップされた今、改めて市民に大船渡線について関心を持っていただき、親しみを感じてもらえるような取組が必要かと思いますので、それが地元からJRに対して熱意を伝えることにもなります。どうぞ、この路線をこのまま維持していくためには、例えば、ポケモン列車のような新たなイベント列車や行楽期における気仙沼駅内での物産販売など、ぜひ検討してみてもらうのはどうでしょうか。地元の商店街も全面的に協力したいという声も出ております。ぜひこれらもJRに働きかけていただきたい、かように思います。答弁をお願いします。 176: ◎議長(鈴木高登君) 観光課長畠山 勉君。 177: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。  イベントの開催ということでございますが、イベントの主催を求められているのかもしれませんが、基本的には、先ほど市長が申しましたとおり、市民の方、それから有志の方々がイベントについては企画、そして主催されるものでありますので、市としてはそれを側面支援するという立場でございますので、御理解願いたいと思います。 178: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 179: ◎市長(菅原 茂君) ポケモン列車という話ありましたけれども、楽天の野球ツアーなんか満杯で出していたんです。それはそれで満杯になればJRだってビジネスなので考えるんだと思うんです。ただ、コロナでこの2年間そんな話もできない状態だったので、そういうことについては、私たちは楽天との関係もあって、地方に目を向けていただいていますので、JRに働きかけていきたいと思っていますし、また、細かいことまでは何も決まっていませんけれども、一関市さんでも、気仙沼と一関市の間を列車で観光の行き来をするというような、あと、特別な列車的なものについては、発想としてはあると市長さんからもお聞きしていますので、それはそうでいったらいいんだと思います。  すみません、ちょっと戻りますが、先ほど私が答弁したように、JR大船渡線の鉄路の問題については、今私はそういう考え方持っています。多分、大きく関わってくるのは一関近辺の学生だと思います。圧倒的に朝晩学生さんが乗られていて、それで一関駅の東口に行くと分かるんですけれども、次の列車待ち、夕方そこで勉強したりしているんです。その時間は彼らにとって非常に大事なことなのかも分かりませんが、結局、何が起こったかというと、気仙沼線のBRT化の場合は、そこに本数が、1時間に1本だったものが1時間に3本になったりしたんです。そういうようなことが多分、今後もしそういう話が出れば大きなポイントになってきて、我々としては鉄路と言っても、一関市さんでいつまでも鉄路と言ってくれるかどうかということは分からないなと、ちらっと私はこれまでの経験から思ったりしています。  それと、BRT化になったときに、ああいうふうに摺沢のほうを通るかというと、多分そうではなくなるんだと思うんです。2本化みたいになるんだと思うんですけれども、そんなことを言い出す人もいるのかと思っていますが、本市としては、今、仙台とか東京に列車で行くという、特に首都圏ですね、それは大きな問題なので、今は我々としてはそういうスタンスで行きたいと思います。 180: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 181: ◎1番(菅原俊朗君) 分かりました。  今度は、私は気仙沼駅が、今、市長が、いみじくも一関から気仙沼の人が行って新幹線等々利用して仙台、東京のほうにということも今ちょこっと話あったと思ったんですが、駅前の振興策の一つとしまして、気仙沼駅前に当然市営駐車場がございます。その市営駐車場に駅の方が止める場合、幾らで今、料金はなっているんでしょうか。  実は、私、一関駅前の、先ほどありました駅前の東口、西口に駐車場がございます。この駐車場は気仙沼の人が、ただいま申しましたとおり、新幹線を利用する場合、そちらにわざわざ行って、そこから乗っていくような感じかと思っていますので、もしこれが気仙沼駅前であれば、気仙沼の人は気仙沼の駅前で車を置いて東京、仙台のほうに行くのかと思っていますので。  ちなみに、ちょっと調べてきた駐車料金をお話しします。一関駅前の東口、西口では1時間100円です。2時間200円、3時間300円、6時間で400円です。また、半日置くと500円、1日置くと600円です、1日一晩置いて600円。それで1日半、それ以降は半日ごとに300円。900円、その次が1,200円、2日となっています。  ちなみに、ただいま申しましたとおり、気仙沼駅前でこれを利用して、市の駐車場では今幾らになっていますでしょうか、御答弁をお願いします。 182: ◎議長(鈴木高登君) 答弁できますか。(「はい」の声あり)観光課長畠山 勉君。 183: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。  現状の料金ですけれども、30分未満は無料でございます。1時間までは100円。1時間を超えるごとに100円ずつ加算となりまして、10時間を超え24時間までは1,000円ということになっております。 184: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 185: ◎1番(菅原俊朗君) ただいまのを聞きますと、1日で1,000円、仮に2日置くと2,000円と。東京行ってくる場合は2日かかります。一関に置くと2日置いて1,200円ということになります。そうですね、1,200円です。というふうに、やはり割高になっているということがございますので、若干敬遠してんのかなと思いますので、ここで私から1つ提案なんですが、駅前にコミュニティ広場がございます。どうぞこの広場を、JRの乗降客を増やすために、JRを利用する方に無料の駐車場として便宜を図って、列車の乗降客を増やしていくという考えなどはどうなんでしょうか、御答弁をお願いしたいと思います。 186: ◎議長(鈴木高登君) 1番議員、念のために確認しますが、通告はコミュニティ広場を活用したイベントを開催してはどうかという通告でございます。若干質問がずれてきているように感じますが。(「2番と同じじゃないですか」の声あり)  当局、答弁大丈夫ですか。観光課長畠山 勉君。 187: ◎観光課長(畠山 勉君) コミュニティ広場の開放ということでありますが、それはJRさんとの協議がありますので、この場では御意見を承るということにとどまりますので、御理解願います。 188: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 189: ◎1番(菅原俊朗君) 分かりました。JRとも私も検討させていただいて、常に行っていますので、駅長とも話をしたいと思っております。  それでは、残り時間が少なくなりましたので、大項目の3番に行きたいと思います。  3番、市道の支障木伐採についてお伺いいたします。  (1)廿一地区から一関市矢越地区に抜ける市道は、朝夕の通勤、帰宅時間帯には多くの車が往来し、倒木や支障木による交通規制が行われるなど、通行に支障を来しております。このほか、鹿折の市斎場に向かう市道や上田中から本吉町大谷に抜ける市道田中赤貝線などでも支障木が確認されております。危険箇所も見受けられますので、交通事故等にもつながりかねないため、定期的な巡回や伐採等が必要と思いますが、道路の維持管理の状況はどうなっておりますでしょうか。対策等を徹底すべきと思いますが、市長の考えを伺いたいと思います。よろしくお願いします。 190: ◎議長(鈴木高登君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 191: ◎市長(菅原 茂君) 市道の支障木伐採についてお答えいたします。  市道の維持管理の状況についてでありますが、御質問のあった路線を含む一級市道などの主要な道路の維持管理については業務委託をしており、そのほかの市道については、市直営により道路パトロールを実施し、危険箇所の確認及び補修等の対応を行っております。  市道敷内に支障木等を確認した際は、業務受託業者や市直営により枝払いや枯れ木の伐採等を行っておりますが、規模の大きい作業については、別途伐採業務を発注し対応しております。山林などの個人所有地から市道へ張り出した樹木の枝などについては、その都度、所有者と相談しながら対応しておりますが、倒木等の緊急時は市で除去作業を行っております。  今後も、道路パトロール等による支障木等危険箇所の早期確認や伐採等を行い、市道の安全確保に努めてまいります。 192: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 193: ◎1番(菅原俊朗君) ありがとうございます。それらも重々承知しているお話でございますが、実は、まだまだ私も毎日仕事柄、市内、それから津谷、唐桑のほうに車等で走っております。これを見ますと、それ以外にも、市内には道路沿いに、民有地を含めて、車道にかぶさっているような支障木があちこちで見受けられます。どうぞ当局においては、できる限り巡回などを行っていただき、早期発見、早期対応に努めていただきたく思い、この件に対して再答弁があればよろしくお願いしたいと思いますが。 194: ◎議長(鈴木高登君) 土木課応急対策室長小松 学君。 195: ◎土木課応急対策室長(小松 学君) お答えいたします。  支障木の対応につきましては、道路パトロールを行って、その際に発見したときには、市道敷内の部分につきましては、市直営であったり、業者で対応しております。答弁にもございましたとおり、民有地につきましては個人所有ということもございまして、本市としましても、所有者の方とその都度相談をしながら対応しているところでございます。  今後につきましても、早期発見と対応に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 196: ◎議長(鈴木高登君) 1番菅原俊朗君。 197: ◎1番(菅原俊朗君) ありがとうございます。どうぞ早めの注意、民有地に対しましては、そちらに監督指導、注意等々をお願い申し上げまして、なるべくこういうふうにないような形に持っていっていただければありがたいと思っております。  以上で私の一般質問を終わります。今後も地域課題、市民の皆さんの声を吸い上げ、この場で要望、提言、議論をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。本日は本当にありがとうございました。 198: ◎議長(鈴木高登君) これにて1番菅原俊朗君の質問を終わります。  議場の換気を行うため暫時休憩といたします。  再開を午後2時10分といたします。      午後 2時00分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 2時10分  再 開 199: ◎議長(鈴木高登君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「行財政改革の課題について」外1か件、7番今川 悟君の質問を行います。7番今川 悟君。 200: ◎7番(今川 悟君) 7番、会派未来の風、今川です。よろしくお願いします。新人議員が今回は一生懸命頑張っていますので、私も初心に返って一生懸命、本気度を込めまして一般質問したいと思います。よろしくお願いします。  最初に、行財政改革の課題についてお尋ねいたします。  復興期から通常期へ移行する中、遅れていた行財政改革を加速させなければなりません。来年度予算の編成作業が本格化するのを前に、次の3点について質問します。  1点目、行財政改革アクションプランにおいて、補助金の見直し基本方針を年度内に作成することにしています。基本方針作成の目的と内容、現在の検討状況、予定した昨年度から遅れた理由について伺います。また、実効性を高めるため、補助金の点数評価、その評価結果の公表、市が事務局を担う団体への補助金抑制を基本方針に盛り込む考えについても伺います。  2点目です。昨年度に策定した民間委託等推進ガイドラインを受けて、事務・事業をはじめとする新たな民間委託の検討対象、推進に当たっての課題について伺います。また、これから増えていく民間委託を適正に管理する仕組みづくりについて、令和3年12月定例会の一般質問では納得のいく答弁が得られませんでしたので、コスト面での評価をはじめ、契約方法や契約相手などをまとめた業務委託契約一覧表を公開することについて、市の考えを伺います。  最後に、公共工事の入札において、価格だけでなく企業の地域貢献度なども評価する総合評価落札方式について、年度内に導入する方針が示されています。その目的、現在の検討状況、実現に向けた課題、今後のスケジュールを伺います。 201: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 202: ◎市長(菅原 茂君) 今川 悟議員の質問にお答えいたします。  行財政改革の課題についてでありますが、補助金などの見直し基本方針について、作成の目的は、新たな事業に挑戦する市民や企業、各種団体等へ交付する補助金を効果的かつ限られた財源の中で、市民による毎年の積極的な申請を通して様々な事業に活用されるものとするため、交付に関する考え方や判断基準を明確化するものです。  これまで、他自治体の事例等の情報収集や分析をしながら、補助金の分類や公益性、有効性、公平性などの基本的な視点、終期の設定、補助効果の評価、検証などの基準の作成などについて検討しておりますが、これらの作業に時間を要し遅れているもので、令和5年度の予算編成前の完成を目指しております。  また、補助金の成果や課題は、主要な施策の成果に関する説明書に記載しておりますが、どのような方法を取っても適切に評価することには限界があり、御指摘の一見客観的に見え、公表を伴うことが当然である点数評価についても、適切な運用に結びつくかなど、評価方法についてはなお検討してまいります。  また、基本方針に、市が事務局を担う団体に対する補助金を特出しして、その抑制について盛り込む予定は現段階ではありません。  次に、新たな民間委託については、市民サービスの維持、向上が図られるとともに、委託経費が人件費を含む直営経費を下回ることを基本的条件としており、現在、指定管理者制度として公民館、市民会館、民営化として亀山アクセス、公有財産の民間利用として学校跡施設等、様々な業務や施設管理等で広く検討をしております。  推進に当たっての主な課題は、特に業務委託について、行政のデジタル化、ロボット化が進む中、まずは業務の在り方そのものを見直す必要性が生じていること、また、既に会計年度任用職員の活用を進めている中では、コスト的に明らかに業務委託が有利と言える事案が少ない状態にあること、さらに、臨機応変な対応など、高品質なサービスが安定的に確保できるかなどであります。  また、コスト面での評価、契約方法、契約相手などをまとめた業務委託契約一覧表の公開については、特にコスト面での評価を公表した場合、入札等への影響が懸念されることから、今のところ行う予定はありません。  今後とも、委託経費の積算根拠や業務実態を確実に把握し、適正な管理に努めてまいります。  次に、公共工事の入札における総合評価落札方式の検討状況についてでありますが、本市においては平成20年度に導入したものの、東日本大震災以降、復旧・復興事業を優先するため、落札までの時間を要する総合評価方式は見送っておりました。  総合評価落札方式による入札は、価格と品質が総合的に優れた契約を確保することを目的としており、価格のみならず、企業の施工能力や地域貢献度などを総合的に評価し落札者を決定することから、その評価方法などについて制度の見直しを進めているところであります。  また、現在、入札の執行に当たっては、契約の内容に適合した履行を確保するため最低制限価格を設けておりますが、総合評価落札方式の入札では、制度の性質上、最低制限価格に代わる基準価格を設け、下回る価格での入札の場合は工事履行の可否を調査し落札者を決定する低入札価格調査制度の導入が必要であることから、その調査や審査方法等についても検討を行っているところであります。  今後、庁内の関係部署とも調整を図りながら、関係例規の整備も含め、今年度中の制度導入を目指してまいります。 203: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。
    204: ◎7番(今川 悟君) ありがとうございます。  復興期から通常期へということで、復興期に関しては、いろんなところからたくさんの支援を受けてここまで来ましたけれども、これから通常期に当たっては、やはり自治体に関しても自立ということが求められると思います。そこで、今回は補助金などの部分で、ここ踏み込まなければなかなかいけないんじゃないかというところを、何回か続けてになりますけれども、今回も質問をさせてもらいました。  まず今の補助金の見直し方針ですけれども、令和5年度の予算編成前にということは、もうそろそろ編成作業に入る頃かと思って、できているのかと思って質問したんですが、そうしますと、もう間もなく完成させて、これから始まる予算編成に間に合うように、令和5年度から適用はさせていくということでよろしいでしょうか。 205: ◎議長(鈴木高登君) 財政課長小松憲之君。 206: ◎財政課長(小松憲之君) 今川議員の質問にお答えいたします。  現在、この補助金の見直しにつきましては、確かに今回の予算編成前に完成を目指しております。できれば令和5年の予算から反映させたいという気持ちはございますけれども、何せ相手があることでもあったり、あと長く補助を受けている団体などもございます。これを、とにかくできたからすぐやるとなったときに、逆に相手からの理解が得られないまま進めると、むしろ定着しないということも考えられます。それで、できるものは令和5年から。ただ、遅くとも、例えば、じっくりと相手のことも、相手に理解をいただきながら、そして制度として定着させていくということを考えると、例えば、令和6年からになってもしようがないかなというのが、今、事務局として考えているところでございます。 207: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 208: ◎7番(今川 悟君) 本当は令和4年度から、令和4年度中、令和3年度中ですか、令和3年度中というところが令和4年度まで遅れているということで、これは、前に質問したときも情報収集中というような答弁だったんですけれども、実際、この遅れている理由というのはマンパワーの問題なのか、それとも、やはり制度設計の問題なのか。どうしてこんなに1年、1年、先延ばしになってしまったんでしょうか。 209: ◎議長(鈴木高登君) 財政課長小松憲之君。 210: ◎財政課長(小松憲之君) 一概にこの理由ということはなかなか申し上げにくいことはございます。確かに、復興が令和4年で大きなところは終わったと言いましても、これから財政課の仕事としては、その精算というものが残っております。また、今回コロナがありまして、何度も出てきますが、コロナに関する臨時給付金、こういったものがどんどん来ます。こういったものを事務として処理しなくてはいけないという事情もございます。  ただ、この制度の補助金の見直しについては数年前から取り組んでいるということで、実際に中身をどんどんいろいろ確認しております。ただ、例えば、他市の例を参考にすれば、こういった項目を見直し項目に上げるというようなことはある程度できますが、私が見たところ、やはり先ほど申しましたように、どうやって定着させていくかというところのほうを大事にしないと、つくったはいいけれども運用できないとなっていくという思いがございますので、今そういった部分で、後で出るかも分かりませんが、評価の方法も含め、どうやって定着していくかということに重きを置いているために若干遅れているということでございます。よろしくお願いします。 211: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 212: ◎市長(菅原 茂君) 例えば、今検討中の基本方針ですけれども、まだ見ていないんです。よくこういうことあって、議会等で議員にいつまで出しますと言っているけれども、市長も副市長も見ていなくて、いや、こいつこうなんでないのと言って、また3か月かかったりすることもあって御迷惑かけています。そういうことないようにしたいと思います。この議会でも別件で1件ありました。それはそういう理由でした。その代わりしっかりしたものをつくろうということです。  一方で、今、財政課長が言ったとおりなんだなと私も聞きながら思いましたけれども、新年度予算に反映させない、反映させることができないのかというと、それはそうではないと思いますので、精神というものを十分酌み取って、これはこういうことだったんじゃないかというような決断をしなくちゃならないし、することができるものも見いだすような、我々も考え方が必要だと思って予算編成に臨みたいと思います。 213: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 214: ◎7番(今川 悟君) 今、課長がおっしゃったとおり、実効性を上げるためというところが多分難しくて、次の民間委託の推進ガイドラインの部分も同じことだと思うんですけれども、やっぱりこの評価の方法というところと、やはり市民の目ですか、第三者の目をいかに入れていくかということで、公表する、しっかり一覧表として公表するということは大事だと思うんですが、いろんな自治体で方針を公表して、その取組を公表しているところもあるんですが、やっぱりこの方針をつくっただけでは駄目だったというところが多くて、その先にガイドラインをつくって、さらにこの方針をどうやって実現していくかみたいなことまでつくっている自治体もありました。  その中でちょっと気になったのは、補助金と言っていましたけれども、負担金とか、交付金というのは、今回の見直し方針の対象にはなるんでしょうか。 215: ◎議長(鈴木高登君) 財政課長小松憲之君。 216: ◎財政課長(小松憲之君) お答えいたします。  まず、この方針の中でいろいろ、我々財政課なので予算科目でいいますと、いわゆる18節負担金及び交付金及び補助金、こういったことありますけれども、まず、そういったものが本当に補助金であるのか、あるいは会費的な負担金であるのか。場合によってはこれは委託が適するのか、扶助費が適するのかといったような分類をしていかないと、見直すべき補助金というものが見えてこないと考えております。そうしたことを踏まえた上で、指針に該当するような補助金について見直しを進めるというような考えでございます。よろしくお願いします。 217: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 218: ◎7番(今川 悟君) 分かりました。そこからですよね。今回の決算書を何ページか見てみると、例えばビジネスサポート協議会、気仙沼ビズの協議会は負担金になっていて、観光推進機構のほうは補助金になっていると。あと、イベント関係でも、みなとまつりの実行委員会は負担金で、徳仙丈山つつじまつり実行委員会は補助金と、これ負担金と補助金の使い分け方は、私は見てもちょっと分かりづらかったなと。一般的には、補助金というのは対価が、市にとって対価がないもの、見返りがないものは補助金で、負担金というのは、市がある程度利益を受けたり、義務や責務があるものという部分なので、何となく分かるようで分からないようなところがあって、そういうところから整理していかないと、この補助金というものをなかなか整理できなくて、負担金にしてしまえば補助金のこの方針から外れるのかということになりかねないので、ぜひ、補助金とは何かというところからぜひ整理してほしいと思います。  あと、また、市長がおっしゃったとおり、予算要求要領等で今までも終期の設定とか言っていますので、多分このガイドラインがなくても、本当は方針がなくてもやらなくちゃいけないことが、なかなかそれが徹底できなかったためにこの方針をつくらなければならないということになったわけですから、この方針がなくてもぜひ危機感を持ってやってほしいと思います。これはまた、ちょっと答弁書をゆっくり見ながら後でまた考えたいと思いますし、間もなく公表になるということですから、できましたらぜひ議会側にも、市民にも見えるような公表というのはしてもらえるんでしょうか。 219: ◎議長(鈴木高登君) 財政課長小松憲之君。 220: ◎財政課長(小松憲之君) お答えします。  まずその前に、財政課でありながら初歩的な間違いをしたので訂正させていただきます。補助金は18節でございました。  それで、今度、公表についてでございますけれども、やはりつくった場合に、主にホームページというような形になろうかと思いますけれども、見える形にしておくと。それを見える形にすることによりまして、今後補助金を申請しようとする方も、そのことを理解した上で申請いただけるようになるのかとは思っております。  以上でございます。 221: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 222: ◎市長(菅原 茂君) 初めて申請する、また申請するときはそうだと思うんですけれども、実際交付するときも、添付物としてお渡しするという習慣にしたほうが実効性があるのかなと思います。紙に我々が頼るわけじゃないんですけれども、やはりそう思って、先を考えて自立してもらうということを習慣づける必要があるのかなと思っております。 223: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 224: ◎7番(今川 悟君) 分かりました。とにかく、この補助金の見直し、市長が最初におっしゃったとおり、限られた財源の中で、より効果的なものに回すための見直しですので、結果的には気仙沼市民のためになると思いますから、ぜひ早めに公表していただきたいと思います。まず公表してもらわないとこの議論が進みませんので、公表をお待ちしております。  2点目の民間委託推進ガイドラインなんですけれども、前回、昨年12月の答弁では、ともかく十分な移行期間を設定するという話で、なかなか新年度に向けても十分な移行期間ってもう既にないなと思っていまして、そうなってくると、やっぱり令和5年度に新たに外部委託する大きな事業というのは今のところ検討は難しいんですか。まだこれからということなんですか。 225: ◎議長(鈴木高登君) 震災復興・企画課長後藤英之君。 226: ◎震災復興・企画課長(後藤英之君) お答えいたします。  先月、政策討議ということで、全部にわたりましていろんなそういう事務・事業含め、組織や人員含めて総合的な検討を行っているところでございます。その中で、市長答弁にもありました指定管理もはじめ、いろんな委託をする中で、じゃあ、その部分で人件費見合える分が確保できるかどうかというのについては、なお検討、時間を要するということで引き続きの検討としているところでございます。 227: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 228: ◎7番(今川 悟君) 多分、予算発表するときにこういう成果が見えてくるとは思うんですが、それで本当に十分な移行期間というのを設けられるのかなというのは心配していますので、その進め方についてはしっかりしてほしいと思います。  あと前回、12月の議論の中で、この補助金や委託金の件数とか金額の総額について数えたことも分類したこともないという答弁があって、ちょっとびっくりしたんですけれども、その後数えたことはあるんでしょうか。 229: ◎議長(鈴木高登君) 財政課長小松憲之君。 230: ◎財政課長(小松憲之君) お答えいたします。  まず、補助金については、今回、先ほど言いました分類をするということもございますので、抜き出しをして、件数のみならず、中身も見ているというところです。  あと、委託につきましては、件数だけですけれども、どういった分類の委託ではなく、委託そのものの件数、全体として何件あるかというあたりは一応捉えております。 231: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 232: ◎7番(今川 悟君) その補助金と委託金の件数を伺います。 233: ◎議長(鈴木高登君) 財政課長小松憲之君。 234: ◎財政課長(小松憲之君) お答えいたします。  補助金は、約ですけれども、補助金については200件ほど、委託につきましては2,000件ほどでございます。 235: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 236: ◎7番(今川 悟君) 兵庫県三田市というところで補助金の見直しガイドラインに基づく点検というのをやっていまして、見直しをつくったけれども、やっぱりガイドラインまでつくって、平成17年に見直し方針を策定したんですけれども、やっぱり個別な見直しをしてきたけれどもなかなか進まなくて、包括的に見直すためにガイドラインを新たにつくりましたと。172の事業を点検して、点数をつけてその成果を公表しているんですが、ぜひこういうことができたらいいなと本当に思いながらも、ただ、実際は難しいだろうと思って見ていたんですが、同じように200件くらいあるということで、一覧表については難しいという話がありましたが、何かこう見える化というのは、何か方法は考えているんでしょうか。 237: ◎議長(鈴木高登君) 財政課長小松憲之君。 238: ◎財政課長(小松憲之君) 委託、補助につきましては、今の決算書が事業別になりましたので、まとまってはいないんですけれども、それぞれの款項目ごとに補助金名、委託名は掲載されております。今後そういったものを、方針等が出れば、こういったものを前提に見直し対象になるとか、そういったものがあると思いますので、まとめるということについては今後検討させていただきたいと思います。 239: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 240: ◎7番(今川 悟君) 12月の答弁では、第三者がチェックする仕組みとしては議会の決算審査だという答弁もありましたので、ぜひ次回の決算審査はしっかり審査する気持ちで挑みたいと思いますので、今お願いしたやっぱり分類とか一覧表というその基礎的なデータがないと、なかなか仕分けるにしても第三者の目というのは難しいと思いますので、第三者が見ても分かるような資料づくりというのをぜひ、優先順位としては難しいかもしれませんけれども、基礎資料としてこつこつとぜひ分類していってほしいと思います。  3点目の総合評価落札方式なんですが、これまでの答弁では、市内の建設団体と意見をすり合わせるというような話もあったんですが、実際その意見をすり合わせて何かこの評価方法とか、こういったところ、例えば、気仙沼オリジナルの評価物差しというのを今検討していることになるんでしょうか。 241: ◎議長(鈴木高登君) 財政課長小松憲之君。 242: ◎財政課長(小松憲之君) お答えいたします。  この総合評価制度による入札の、今、制度見直しをしておるところでございますけれども、基本的に、この制度は主として作成するものですので、例えば、業者の方から要望があった項目を、例えば、市内の業者の方から要望があったからこれを入れましょうとか、そういった形にはならないと思います。我々として、こういった部分を考慮することによって品質の向上でありますとか、技術力の活用、あるいは地域の貢献というものを項目として表すことができるというものを選んでいくということになろうかと思います。  以上です。 243: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 244: ◎7番(今川 悟君) 制度上、内部の基準ですので、何か議決が必要とか、何か説明会をしてというものではないというのは聞いたんですけれども、ただ、急にある日この制度ができて始まりましたというのもちょっと変なのかなと思っていまして、進め方としては、その辺の説明とか、何か修正みたいな機会というのは、外の目を受ける機会はないんでしょうか。 245: ◎議長(鈴木高登君) 財政課長小松憲之君。 246: ◎財政課長(小松憲之君) お答えいたします。  制度をつくっている過程、庁内的に完成させるまではやはり庁内での作業になろうかと思います。また、この中に学識経験者の意見を聞くという部分がございますので、前回でございますと、県の土木事務所から選任いただきまして、そういった方の御意見をいただきながらということはございます。それで一通り完成したときに、このような形でできましたというのは、議会はじめ、建設業界、関係する方等々、公表をして、制度導入したということを知らせてから活用していくということになろうかと思います。 247: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 248: ◎7番(今川 悟君) そうしますと、まずは完成させて、スタートさせて、それからまたあるいは修正の可能性が出てくるのかと思うんですけれども、やっぱりこの気仙沼のオリジナル性、そこをどう持ってくるのかなというのがすごく気になっていました。一般的な方法でやると、なかなか中小企業は難しくなってしまって、かえって大企業を応援するようなことになりかねないという話もありましたので、ぜひ地元のやっぱり業者を使っていい工事をしてもらうというところに、どういうふうに気仙沼版ができるのかと思っていたんですが、その辺は何か検討材料あるんでしょうか。 249: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 250: ◎市長(菅原 茂君) 地元か地元でないかというのは工事のサイズによるので、地元以外だけが優遇されるということよりは、ちゃんと工事が地元でできるものは工事、地元の範囲で入札することが有効だと思うんです。  一方で、地元であっても同じ懸念が私はないわけではないんじゃないかというのをこの方式では思います。地域貢献だって大きくて人手があって余裕がある人ができてしまうんですよね。そういう意味で、実は、要望に来られたときに私からちょっと一言お話をしたのは、業界の総意でしょうねということだけはお話ししました。それはそうですというお話でした。その上で、今、今川議員が懸念されるようなことを何かで、何ていうんですか、調整できるようなところとか、言い回しだとかということはしないといけないと思っています。まだ私のところにその案が来ていませんけれども、今お話しすれば職員も調整考えると思いますので、お話のところは、意味は共有したいと思います。 251: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 252: ◎7番(今川 悟君) 本当、旧病院の解体工事なんかで、多分こういうものがあればすごくよかったのかなとは思ったんですけれども、これから対象の事業も決めていくことになると思いますので、これもまたよく考えたい、ゆっくりできてから議論したいと思いますけれども、ぜひ気仙沼のオリジナリティーというものを何かを盛り込めるように、ぜひ説明できるようにお願いしたいと思います。  大項目1点目は以上で終わらせて、またこれは次回以降にまた議論させてほしいと思います。  2点目の保育所と学校の再編の進め方について伺います。  少子化に歯止めがかからない中、数合わせ的に保育施設や学校の統廃合を進めてしまうと、子育て環境が悪化して少子化を加速させることが心配されます。市政やまちづくりにも影響する課題ですので、次の4点について市の考えを伺います。  保育所などを対象とした児童福祉施設等再編整備計画について、民間事業者と意見交換を重ねながら年度内に改定する方針が示されていますが、改定の規模、地域との合意形成や行政手続を含めた具体的なスケジュールを伺います。また、民営化を推進するための支援策について検討状況を伺います。  2点目として、小・中学校を再編する義務教育環境整備計画の次期計画策定について、第3段階の実現に影響することから移行する時限は決めていないと市教委の考えが示されていますが、なぜ第3段階の実現に影響すると判断したのか伺います。また、次期計画の検討に入る時期については、しかるべきときに状況を見極めると答弁していますので、第3段階の状況、そして見極めの判断材料について伺います。  3点目、児童福祉施設等再編整備計画、義務教育環境整備計画の改定に当たっては、これまでの課題を踏まえて、少子化への対応だけでなく、地域の在り方にも踏み込まなければなりません。特に地区の範囲設定については、北部・中部・南部ブロックのように、将来を見越した新たな発想が求められます。令和2年12月定例会の一般質問では、将来的な学区再編は、今後の社会教育、子育て、まちづくり等の考え方を踏まえた広い視野で検討すべきと答弁がありました。児童福祉施設と義務教育施設の次期再編計画から、この広い視野で検討すべきと思いますが、市の考えを伺います。  最後に、気仙沼・本吉地区の県立高校の小規模化が進む中、さらなる学級減や学校再編が進む可能性が高まっています。その一方で、県教委の県立高等学校将来構想審議会での地域事情を考慮して小規模校の再編を検討していく考えが示されました。小規模校であっても必要であれば残して、専門教科は遠隔授業で対応していくことなども検討しています。こうした状況の中、地域における高校の存在価値を高めるために市町村による一層の支援策が問われています。今後、県立高校の再編に市としてどのように関わっていくのかについて、改めて伺います。 253: ◎議長(鈴木高登君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 254: ◎市長(菅原 茂君) 保育所と学校の再編の進め方についてお答えいたします。  児童福祉施設等再編整備計画についてでありますが、改定の規模やスケジュールについては、現計画の公立、民間の役割の考え方は維持しつつも、より民間事業者にシフトする方向で、民営化を目指す施設の明示、公立施設の規模の適正化、小規模保育所の閉所、認可保育所から認定こども園への移行などを盛り込んだ形で、市内の民間事業者の御意見を伺いながら現在計画案を作成中であります。引き続き市内の民間事業者との意見交換を重ねながら、年内に計画案を作成し、関係者への説明、子ども・子育て会議を経て、本年度中の完了に向け作業を進めているところであります。  また、民営化を推進するための支援策については、市有地における公募による民間事業者の施設整備に対し、国補助に加え、市の独自補助金を交付することとしておりますが、再編整備計画の見直しに当たり、より民営化を加速する方向で検討しており、市内の民間事業者が再編整備計画推進のために施設整備をする場合にも、市の独自補助金を交付するよう検討を進めております。  次に、地区の範囲設定についてでありますが、児童福祉施設等については、保護者の就労状況等により既に様々な地区からの受入れとなっていることなどを踏まえ、気仙沼、唐桑、本吉の3つの地区設定とすることで検討しております。  一方、小学校では、入学時に現住所による通学区域が指定されることから、1つの小学校には複数の幼稚園や保育所から入学しております。小規模の小学校では特定の幼稚園から入学している場合もありますが、多くの小学校では複数の幼稚園等から入学しており、今年度は最大で10園、10個の保育園、幼稚園から来ている小学校もあり、平均すると1校当たり4.7園から新入生を受け入れております。  以上のような状況にあり、児童福祉施設と義務教育施設の再編計画を検討する際に、地区の範囲を合わせることは事実上困難であり、必ずしも合理的とも言えないものと考えております。  私からは以上のとおりでありますが、教育関係につきましては教育長から答弁いたします。 255: ◎議長(鈴木高登君) 教育長小山 淳君。 256: ◎教育長(小山 淳君) 今川 悟議員の質問にお答えいたします。  義務教育環境整備計画の次期計画策定についてでありますが、児童・生徒数の減少が深刻度を増す中で、主体的、対話的で深い学びによる教育改革を進めているところであり、その改革を実効性あるものにするためにも、現計画に基づく早期の学校統合が必要であると考えております。また、本市における児童・生徒数推移見通しから、現計画の先に、適正規模を主眼とした市全体に及ぶ学校統合方針を考える必要があると認識しております。  このような状況の中で、現在の懇談は、統合をめぐる課題について、保護者、地域の皆様と解決の方向性を一緒に考えながら、皆様の統合への理解を得ることを目的として実施しております。この懇談の中で目標とする統合時期を定めていくことになります。新計画に移行する時期を定めることは、懇談の終了時期を設定することとなり、現在の話合いの障害になるものと考えております。  現在、中井小と唐桑小、条南中と気仙沼中の統合について地域懇談会を開催しており、小泉小と津谷小の統合については、保護者や自治会役員との懇談を重ねた上で、再び両校の保護者との話合いを経て地域懇談会に移行する予定であります。計画内のそのほかの統合については、様々な御意見をいただいておりますので、慎重に判断をしてまいります。  次に、県立高校の再編への市としての関わりについてでありますが、現在、県教育委員会が示している基準では、本地区の県立高校4校のうち、本吉響高校、気仙沼向洋高校、志津川高校の3校が小規模校となります。小規模校は速やかに再編の検討を進めることとされる一方で、地域の実情に応じた検討を行う必要があるとも示されております。  今後の再編については、昨年6月に気仙沼市学校教育の在り方検討会議として県教育委員会に提出した本市における県立高校の将来像についての提言書において、本市の県立高校の構想や本市教育委員会との協議などを尊重するよう県へ伝えたところ、県からは、検討会議設置の場合等には市教育委員会と協議する旨のお話をいただいており、提言書の内容を踏まえ、最新の状況なども加味しながら適切に対応してまいります。 257: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 258: ◎7番(今川 悟君) 今回、保育所から高校まで4つの段階に分けて質問させてもらいました。  1点目の保育所に関しては、少子化の影響を一番最初に受けるところです。もうすぐに、今、年間200人の出生数というところがいきなり影響受けてきますので、そこが小学校、中学校、高校と順番に上がっていくわけですが、保育所の再編計画を年度内につくるということでやっぱり心配なのが、今回、今までは中学単位で保育所の再編計画をつくっていたものが、今の答弁だと、気仙沼、本吉、唐桑という3つのエリアに分けて設定する、考えていくということでよろしいんでしょうか。 259: ◎議長(鈴木高登君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 260: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  先ほどの市長の答弁にございましたとおり、今川議員もおっしゃったとおり、気仙沼、唐桑、本吉の3つの地区設定とすることで検討をしております。 261: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。
    262: ◎7番(今川 悟君) 本吉、唐桑というのは分かるんですが、気仙沼を一くくりにしてしまって保育所施設を考えていくというのはどうかなと、それはちょっとやり過ぎじゃないかと思うんですけれども、例えば、ほかの町でこういう計画をつくるときは、やっぱりセーフティーネットという考え方を持っていて、公立がやるべき役割というものを整理します。その公立がやるべき役割としてどのくらいのエリアがいいのかということを考えて保育所の整備エリアというのを決めていくようですけれども、ちょっと気仙沼1つで考えていってというのはどういう理由でなんでしょう。 263: ◎議長(鈴木高登君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 264: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  保育所、幼稚園、入所児童を見ますと、必ずしもその施設がある地域からだけじゃなく、広く、広範囲から入所、入園されておりますので、それは、やはり保護者の方の就労状況ですとか、あるいは保護者の方の御家庭の事情等があってそのようにされていると思いますので、その辺については、気仙沼というくくりでも何ら問題はないものと考えております。 265: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 266: ◎7番(今川 悟君) なるほど。確かに今の子供の数から考えていくと、200人という子供を1つのエリアで見ても本当にいいくらいだと思うんです。ただ、地形、地域性を考えると、本吉と唐桑まで見るとあまりにも距離があるということで妥当なのかと思いながら、せめて気仙沼を2つに分けてくれないかなと思ったりもするんですが、そこはこれから意見交換をしながらということなので、具体的なデータとか、内容を見ながら意見交換に入っていくと思います。  そうなってくると、地区の説明会みたいなことは、年内に計画案ができて、子ども・子育て会議、それから年度内策定ということですが、この間に地区の説明会みたいなのはもう考えていないんですか。市全体の説明会みたいことになるんですか。 267: ◎議長(鈴木高登君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 268: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  計画案につきましては現在作成中でございますので、どのような形になるかというのはまだちょっと見えておりませんけれども、やはり利用される就学前児童を持つ保護者さんが一番心配される部分じゃないのかと考えておりますので、そういった保護者さん方を中心とした説明は必要だろうと考えております。 269: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 270: ◎7番(今川 悟君) 分かりました。気仙沼1つにしたからって、気仙沼で保育所1つというわけではないと思うので、そこはやはり計画案見てからということだと思いますから、ぜひ保護者の意見、地域の意見、まあ地域の方々も、地域から保育所がなくなるということを最初に聞いていたのと後から聞くのでは全然違いますので、それも前回の反省点でありますから、ぜひ地区の方々も対象にしてしっかり説明をしてほしいと思います。  あと、この民間施設の支援については分かりました。今までは市が用意した土地で、多分面瀬のことを考えてつくってくれた制度だと思うんですが、今後は、多分介護保険と同じですよね、この計画の推進する施設に関してはしっかり補助対象にしていくと。その内容についてはこれからの検討になるんでしょうか。 271: ◎議長(鈴木高登君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 272: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  大前提として、国の補助を活用した施設整備を対象にしようというところまでは考えておりますが、具体のところについてはまだ検討中でございます。 273: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 274: ◎7番(今川 悟君) 民営化も含めてという話なので、そこもぜひ早めに、計画はどんどん年内に素案ができるみたいですから、そこをセットで示されるということでよろしいでしょうか。 275: ◎議長(鈴木高登君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 276: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  再編整備計画の見直しと今回の補助金の調整については同時で進めておりますので、同じ時期にお示しできるかと思います。 277: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 278: ◎7番(今川 悟君) 分かりました。  あともう一点、伺っておかなくちゃいけないなと思うのは、今、幼児教育・保育の無償化が始まりまして、認可外施設では5年間の経過措置というのが取られていますけれども、それが間もなく、令和6年9月までで終了するということで、そこと、いわゆる新しくできる計画の整合性ってあるんですか。要は、そういった施設が民営化の受皿になるとか、それはそちらの施設はそちらの施設でということなのか。なかなか民間の動きと国の動きと市の動きというのがばらばらにならなければいいなということを心配していますので、この辺の考え方も伺いたいと思います。 279: ◎議長(鈴木高登君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 280: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 今、今川議員からのお話で、5年間というお話でございますが、それに該当する施設、市内にはございません。県が示している基準等を満たしている施設についてはそれを超えてもということでございますので、まずはそれに該当する施設がございません。  また、先ほど市長の答弁にもございましたが、民間事業者さんとの話合い、個別にこちらから訪問しながらお話もさせていただいておりまして、今後についても、いろいろとお話を伺いながら計画は進めているところでございますので、その辺考慮しながら進めてまいりたいと考えております。 281: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 282: ◎7番(今川 悟君) 分かりました。そうすると、年内にできます計画をまず見てからここから先の議論はしたいと思います。  2点目の小・中学校の再編なんですけれども、なかなかこの議論は進まないなとずっと思っているんですが、高校はこの後議論しますけれども、高校は小規模校であろうともやはり必要があれば存続しましょうということで、インターネットを使った遠隔授業とかも含めて、何とか存続させようとかじを切りました。  でも、小・中学校の部分はそのままということで、今の教育長の答弁からすると、今、地域懇談会が始まっている。中井と小泉と条南地区は何とか統合まで持っていきたいと。その統合が終わってから次の計画に入るんだということでよろしいですか。そういうまだ地区懇談会に入っていない対象校幾つかありますけれども、そういったところは今回は諦めて、次のステップに進むということだったんでしょうか。 283: ◎議長(鈴木高登君) 学校教育課副参事西條和也君。 284: ◎学校教育課副参事(西條和也君) それでは、質問にお答えしたいと思います。 285: ◎議長(鈴木高登君) マイクを。 286: ◎学校教育課副参事(西條和也君) はい。  現在、先ほど議員のお話にありました3つの統合のところにつきましては、保護者との説明会、また地区の懇談というところで、今、統合に向けて進めているところでございます。  また、3段階で計画しております他の地区におきましては、懇談会等で様々な意見が出ておりますので、今後とも意見をいただきながら進めていくという形になるかと思います。よろしくお願いします。 287: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 288: ◎7番(今川 悟君) そうすると、対象校を全部統合するまで次の計画はつくらないというような今の答弁に聞こえましたけれども、やはり見極めという部分はすごく大事なのかなと、そういう意味で前回の答弁があったのかなと思って、その見極めって何なんですかというのを今日は議論したいと思っていたんですが、なかなかこの議論はやっぱり進まないなと思っていました。  3つの学校の中でも、中井と小泉は確かに規模が小さくなってきていますので、もしかしたら年度内に話が進んで、もしかしたら1年の猶予、準備期間を置いて令和6年度統合ということあり得るのかと私も感じています。  ただ、条南中学校に関しましては、そんな簡単にはいかないんじゃないかと。実際、懇談会に来てくれている方々の人数も少ないですし、この150人規模の学校を統合するというのはすごく難しい、今までも経験がないことですので、ここを本気で終わらせるまで次の計画がないとなると、いつまでたっても進まないんじゃないかなと。私は見極めということをもう少しちゃんと真剣に考えてほしいと思ったんですが、今、見極められる状況にないということなんでしょうか。そこもう一遍確認します。 289: ◎議長(鈴木高登君) 教育部長三浦永司君。 290: ◎教育部長(三浦永司君) お答えいたします。  第3段階につきましては、順番をつけたような形で現在説明会をしているというような認識でございます。その中で、あるところで見極める必要はあるのかなと考えておるところでございます。 291: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 292: ◎7番(今川 悟君) 多分、その順番をつけてやっているというところは、さっきの3校とそれ以外の学校というところだと思うんですが、それをはっきり言うのはできないということなんですか。そこは配慮してほしいということであればこの部分はやめますけれども。 293: ◎議長(鈴木高登君) 答えられる範囲でだと思いますが、正対した答弁お願いします。教育部長三浦永司君。 294: ◎教育部長(三浦永司君) お答えいたします。  地区によっては中学校が統合になったばかりとか、それぞれ事情がございますので、その辺を御理解をいただければと考えてございます。 295: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 296: ◎7番(今川 悟君) しかるべき時期は近づいているけれども今ではないと考えまして、また別のタイミングで伺いたいと思いますけれども。  個別の話は置いておいて、条南中学校についてなんですけれども、南小を除けばこの規模での統合初めてということで、何度か意見交換の場に伺わせてもらいましたが、実は今後、今の段階で条南中学校より生徒数が多いのは松岩中学校だけなんです。条南中学校は統合絶対進めなければならないとなると、松岩以外の中学校は全部統合対象を進めなければいけなくなります。推計では、まず教育委員会がまとめている今後の入学推計、出生者から見た入学推計では、令和14年度には松岩を抜いて条南中学校が一番生徒数が多いんです。しかも市内で唯一100人超えの中学校になるのが条南中学校だと。そういった学校を、今、第3段階、現計画で何とか統合を進めようと進めているわけですが、実はこの議論はもう既に次の第4段階の議論に入っているんじゃないかなと。今までの小規模校だから統合しましょうという話でいったら、もう全て気仙沼の学校は対象になっちゃいますので、教育環境を整えるための統合ということになってくると第4段階じゃないかと正直思っています。経緯はあったとしても、これだけの生徒数がいる学校を統合するまで、新しい計画というのは待たなければならないんでしょうか。 297: ◎議長(鈴木高登君) 教育部長三浦永司君。 298: ◎教育部長(三浦永司君) お答えいたします。  条南中と気仙沼中の統合につきましては、それが統合することによって1学年が3クラスになる、理想とする形を統合と同時につくり出すことができる先駆のモデル校になると教育委員会としては捉えております。そういった学校の成果等も、実は本当は見てみたいという気持ちもございます。そういったこともありまして第3段階を進めておるところでございますが、その見極めについては、何といいますか、慎重に、あるいは時によっては大胆に進めて、行ってまいりたいと思っております。 299: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 300: ◎7番(今川 悟君) 事務方としては、そこ一生懸命計画を進めようという気持ちは分かるんですけれども、やっぱりちゃんとこの数字とか、もう一回立ち止まって状況を見ると、私はちょっともう少し冷静に考えていかないと、確かにモデル校には、統合のモデル校になるかもしれませんが、これから小規模校の在り方を見直そうという考え方もある中で、果たしてそこに行っていいのかどうかも含めて、私はもう一回立ち止まって考えるべきという意味では、次の計画づくりの中で考えるべきだなと。その見極めというのは、この年度内にある程度統合説明会をやって、令和6年度の統合が進められないんであれば、やはりこれは一回仕切り直しをするべきだと私は思います。これは私の思いだけ伝えておきます。  ただ、一方で、市内全体を見ると、中学校10校の入学者の推計で全体で見ると、令和5年度が422人、来年度は422人の中1が入ってくると。一方でその5年後、令和10年度には312人なので100人減ります。さらにその5年後、令和15年度には100人減って215人ということで、5年ごとに100人減っていく状況にありますので、実は条南中学校どうこうと言っているレベルではもうないと。だから新しい計画づくりを急がなければならないと思うんですが、これが、実はもう15年前から5年ごとに100人ずつ減り続けているわけです。5年ごとに100人ずつずっと減り続けて200人台までなっちゃったということが今の状態ですので、私は、今の目先のこの統合と言ったら申し訳ないんですが、現計画の統合にこだわらないで、早く次の統合の議論をすることが、実は条南中学校の統合についても理解を得られる方向なんじゃないかと。今の計画のまま説明したって多分ずっと理解されないと思いますので、やっぱり新しい計画の視点の中で、気仙沼全体の統合、あるいは制度再編ということの中で考えていかなくちゃいけないと思うんですが、その辺の数字、もちろん教育委員会も御存じだと思うんですけれども、しかるべき時期というのはやっぱり近づいているんじゃないかと思いますが、改めて考えを伺います。 301: ◎議長(鈴木高登君) 教育長小山 淳君。 302: ◎教育長(小山 淳君) 今、今川議員からお話をいただいた児童・生徒数の推移見通しについては、もちろん把握をしてございます。したがいまして、しかるべき時期というのは、やはり私としても近づいているということはもちろん認識をしつつ、ただ、子供たちのためにと考えたときには、先ほど部長から話がありました現在進めている統合については全力を尽くしてまいりたいという思いでございます。 303: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 304: ◎7番(今川 悟君) 教育委員会は多分そういう考えなんだろうと思いながらも、ここはぜひ市長も含めて、しっかりこの現実の数字を見て、どういう選択をするのが先々のためなのかというのはいろいろ議論してほしいと思います。今日は時間もありませんのでこのくらいでやめておきますが、しかるべき時期は近づいているんですかということを、毎回のように多分お尋ねすると思います。それはやっぱり意識して統合の議論を進めてほしいと思います。  3点目のエリア設定なんですが、教育委員会がまだ次の計画をつくる気がないということで、あまりこの議論もちょっとできなくなっちゃったんですが、つまり、そうやっているうちに、保育所は実態に合わせてこの新しいエリア、唐桑、本吉、気仙沼というエリアでこれから計画をつくっていくんだということで、早く動かないと、どんどんそっちの一番近いところから状況が変わっていきますので、せめてこの保育所の再編計画については、教育委員会ももちろん相談、協議しながら進めていると思ってよろしいでしょうか。 305: ◎議長(鈴木高登君) どなたが答弁しますか。学校教育課長尾形浩明君。 306: ◎学校教育課長(尾形浩明君) では、お答えします。  今、議員から質問あった保育所と幼稚園とか、そういったエリアと学校の区域についてですけれども、まず、子ども家庭課で進めているそちらのエリアについては、私たちも御意見聞きながら、参考にしながら、ただ、学校については通学区域がもう住所で決まっているというところもありますので、その辺慎重に判断しながら、できるだけ幼児教育と一緒に合わせて、継続的な子供たちの支援ができるような形は構築してまいりたいと考えております。 307: ◎議長(鈴木高登君) 保健福祉部長小野寺憲一君。 308: ◎保健福祉部長(小野寺憲一君) 今回の答弁調整をする段階で、子ども家庭課、保健福祉部と教育委員会とすり合わせをした中で、この設定に関しては、そもそも見る視点が違うというところかなと思っております。幼児教育あるいは保育のところについては、大きく保育という視点がそれはありますので、今、学校教育課長が言ったとおり、学校関係については、そもそも通学区域というその視点がございますので、必ずしも合わせる必要はないと思っております。 309: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 310: ◎7番(今川 悟君) その気持ちは分かるんですが、長らくそういう運営を気仙沼市はしてきましたので、そうじゃないといっても、なかなか地域の方々には理解難しいと思いますが、そういう意味で、もっと連携した考えをお願いしていました。まずは保育所の計画ができるわけですから、それができたらまた続けて議論をしたいと思います。  最後の高校再編、すみません、時間がなくなってしまったんですが、ポイントだけ確認しますけれども、さっき言ったとおり、5年ごとに100人減っていくというのは、まさしく3年後の高校の話です。それは同じことですので、検討会議が設置されて、そこに呼ばれるのを待っているという状況で本当にいいのかなと思っています。確かに提言書ではある程度の考え方を示して、あとは県から呼ばれるのを待っている状況に今なっているんですが、一方で、例えば、本吉響高校が今、特に定員割れが激しいです。これ多分本吉町が気仙沼市と合併しなかったら、南三陸町と同じように、町を挙げて学校の存続のために動いていたんじゃないかなと思うと、気仙沼市における本吉響高校の扱いというのはちょっとひどいんじゃないかなと私は個人的に感じています。もっと各学校学校の課題について、そろそろ地方自治体も絡んでいってもいいんじゃないかなと思うんですが、今の産官学コンソーシアムは、気仙沼全体の高校生の学びを支援するということは理解したんですが、それとは別に、やはりそれぞれの学校にやっぱり入っていって意見を聞いて、何に困って、どうしたら魅力を高められるかという話合いの場を持つことは考えられないでしょうか。 311: ◎議長(鈴木高登君) 教育部長三浦永司君。 312: ◎教育部長(三浦永司君) お答えいたします。  本市における県立高校の将来像についての提言書を昨年の6月に県に提出しております。その後、県からは1回か2回説明に来ていただいております、県の検討状況について。そういう中で、今後新たな動きがある場合には、早めに市にお知らせしますということもはっきりと申し上げていただいておりますので、今はそういった状況を伺いながら、何か動きがある場合には市民の皆様と一緒に検討もしていきたいと考えてございます。 313: ◎議長(鈴木高登君) 市長菅原 茂君。 314: ◎市長(菅原 茂君) 在り方検討会で出した提言書では、学校を存続するとか、なくすとか、そういうことには触れていないんです。パターンとして全部網羅した形で出しています。一方で、将来どういう学びが必要かと、特に学科のことについてはわざわざ出しているんです。そういうことだと、教育委員会で次の会議がどうのというんじゃなくて、我々が出したこの学科とこの学科についてどう考えるんですか、どうやったら実現できるんですかと。または、我々の言っていること的外れているんですか、合っているんですかという話は、こっちから仕掛けていかないと提言出しただけになってしまうんです。そこについてはちょっと教育委員会と打合せさせていただきます。このままでは、我々の提言書も、絶対これで確実、すばらしいものというのはよく分からないですが、なので県教委のプロと話しする中で正解を見つけていく必要があると思うんです。その上で学校の形という、さっき遠隔の話もありましたけれども、また校舎が残って先生が三陸道で移動することだって10分でできる状態です。そういうことも含めて、こっちが仕掛けていく時期だと思います。そうでないと、実はこういうこと考えていましたということからでは話が、せっかく2年間の話ではもったいなくてと思いますので、教育委員会と打合せして、市も何らかの形で関わりながら進めていきたいと思います。 315: ◎議長(鈴木高登君) 7番今川 悟君。 316: ◎7番(今川 悟君) 続きは12月議会でしたいと思います。ぜひそれまで動きを期待していますので。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 317: ◎議長(鈴木高登君) これにて7番今川 悟君の質問を終わります。  議場の換気を行うため暫時休憩といたします。  再開を午後3時20分といたします。      午後 3時10分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 3時20分  再 開 318: ◎議長(鈴木高登君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「大雨による自然災害について」外3か件、10番白川雄二君の質問を行います。10番白川雄二君。 319: ◎10番(白川雄二君) 10番、公明党の白川雄二です。議長のお許しを得たので、通告に従いまして順次質問をさせていただきます。  1、大雨による自然災害について伺います。  (1)近年、大雨による災害が続いております。さきの7月15日の大雨と線状降水帯の発生に伴う記録的な豪雨により各地域で被害が発生しました。8月31日現在の本市による被害状況等の最終報告によると、人的被害の報告はないものの、家屋の一部破損、床下浸水、16日午後には舘山地内で大川の増水に伴い護岸崩壊、それにより近隣世帯7世帯が自宅を離れ自主避難、また唐桑地区においては2,353戸において断水、そして農地においては、田んぼの流出等5.01ヘクタール、畑の流出等が2.01ヘクタール、冠水が1.41ヘクタール、そして市内30か所において倒木の被害等々、多岐にわたる被害がありました。そのような状況の中、復旧作業、警戒活動、広報活動を懸命にされた方々に改めて感謝申し上げます。このような状況を鑑み、第一に考えなければならないことは命を守らなければならないことです。  そこで、以下について伺います。  1)大島の亀山磯草線において、1本は電線に引っかかり、もう一本は道路に倒れるという倒木の被害がありました。このとき歩行する人たちがいて、倒木があった場所を通り過ぎて間もなく倒れたそうです。一歩間違えれば命に関わる事故にもなりかねません。このようなことが起こらないように、倒木の危険性のある木、特に生活道路に面している木の伐採についてどのような対策を考えていますでしょうか。  2)側溝や集水ますからの排水が追いつかないために雨水が集水ますからあふれ出し、近隣の住宅まで押し寄せ、家屋の床下浸水になりかけている箇所があります。そこで、冠水している箇所について、その原因調査をされていますでしょうか、伺います。 320: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 321: ◎市長(菅原 茂君) 白川雄二議員の質問にお答えいたします。  大雨による自然災害についてでありますが、大島亀山地区及び磯草地区の倒木対応については、現在、市道磯草線の延長350メートル区間において松くい虫被害木の伐倒作業を行っております。市道磯草亀山線沿道については、昨年度も松くい虫被害木の伐倒作業を実施したところでありますが、このほかにも危険箇所があることは把握しており、一度に全ての駆除を行うことはできないものの、引き続き本年度も伐倒駆除を行ってまいります。  本市の松くい虫被害対策については、被害木調査を行うとともに、被害木の情報が寄せられた場合は現地調査を行い、予算の範囲内で、生活道路や住宅付近など緊急性の高い対象木から優先して伐倒駆除を行っているところであります。松くい虫の被害拡大を完全に食い止めることは困難でありますが、今後も可能な限り早期発見、早期駆除に努めてまいります。  次に、冠水箇所の原因調査についてでありますが、側溝や集水ますから雨水が越水し冠水が確認された箇所については、土砂などの堆積状況や側溝等排水施設の構造などの現地調査を行い、発生原因を特定した上で補修や改修等により対応しております。  大島地区で発生した冠水箇所のうち磯草線については、県道大島浪板線を含む周辺地域からの雨水が集中したことが原因となっており、現在、雨水の分散化を含め、解消に向け県と協議を行っております。なお、台風など大雨が想定される際は、道路パトロールによる排水施設の状況把握に努めるとともに、未然に堆積土砂撤去を行うなどの対応に努めてまいります。
    322: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 323: ◎10番(白川雄二君) 1)について再質問させていただきます。  被害状況、最終報告によると、倒木については30か所のうち20か所解消済みになっております。残り10か所について、現在の状況と今後の復旧作業の予定について伺いたいと思います。 324: ◎議長(鈴木高登君) 土木課応急対策室長小松 学君。 325: ◎土木課応急対策室長(小松 学君) 倒木のあった箇所につきましては、箇所として完全な解消済みとはなっておりませんけれども、現在、道路に倒れた部分については全て解消しておりまして、その撤去については、あと今後進めてまいりたいと考えております。 326: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 327: ◎10番(白川雄二君) 今回、大雨による倒木という被害があったんですけれども、倒木による直接的な被害というのは、例えば、車にぶつかる、人にぶつかるという被害はありませんでしたが、木が倒れる前に事前に点検をして、倒れる危険性のある木について早めに伐採が望まれると思います。定期的な点検が重要になってくると思います。  そこで、市で携帯電話の、スマートフォンにある道路管理アプリを使って情報を収集したり、また、点検といっても、全域を点検するというのは効率的な部分でいうと、例えば、そのアプリで情報収集、市民の方からアプリで通報があったところをピンポイントにやると効率的に点検ができるのではないかと思います。そこで、通報アプリというのは、主に道路のひび割れ等、また陥没、穴が空いたりとかというのを写真で撮って市に送信するということで、本当、私も使わせていただいたときがあったんですけれども、本当すぐ対応していただいて、本当に便利なアプリだと思うんですが、いわゆる道路のひび割れ、陥没以外にも、点検箇所の通報というのも含んでいただけると、より的確に点検、また危険のある箇所というのが分かりやすいのかとは思うんですが、その辺のお考えを伺いたいと思います。 328: ◎議長(鈴木高登君) 土木課応急対策室長小松 学君。 329: ◎土木課応急対策室長(小松 学君) お答えいたします。  道路通報アプリにつきましては、昨年の7月から運用をしております。件数としましては、3月末で120件ほどになっておりまして、道路の維持管理をする上で非常に重要な部分かと考えております。  通報の内容につきましては、陥没等の道路の破損のほかに、倒木等のそういった部分もいただいておりますので、今後もそういうアプリを活用して、また、道路のパトロール等も併せて活用して、維持管理に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 330: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 331: ◎10番(白川雄二君) ぜひ今後とも被害軽減のため、よろしくお願いしたいと思います。  続いて、2)について再質問いたします。  側溝の詰まり等に関しては、16か所の被害のうち7か所において解消済みであります。これについて、残り9か所の解消予定、また再発防止等どのようにお考えでしょうか、伺いたいと思います。 332: ◎議長(鈴木高登君) 土木課応急対策室長小松 学君。 333: ◎土木課応急対策室長(小松 学君) 側溝の詰まり等につきましては16か所ございまして、そのうち7か所解消済みとなっております。残りの9か所につきましては、今回9月の補正で、災害復旧として予算を計上させていただきますので、そこで承認をいただいた上で早急に対応をしていきたいと考えておりますし、なお、その9か所につきましては、通水断面を確保した上での応急の対応については完了しております。  以上でございます。 334: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 335: ◎10番(白川雄二君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。また来週にかけて台風が来る予報もあるとは思うんですが、また私自身もしっかり大島含め、気仙沼全域にかけて、いろいろ見て回りながら、いろいろ通報アプリを活用していったりとか、また、担当課に行ったり、私自身も危険予知アンテナ高く持ちながらしっかりやっていきたいと思います。  では、次に移りたいと思います。  2として、大島公民館について伺います。  (1)大島公民館は、昭和48年3月に建設され、今年、令和4年で49年、約50年がたちました。大島の大事な憩いの場であり、日々各種講座等が行われております。東日本大震災当時は避難所として使用されました。大島地区の皆さんにとって大事なコミュニティセンターであります。しかし、長年にわたっての使用で老朽化が進んでおり、避難所としての耐震性、そして雨漏り、高齢者の使い勝手など、様々な問題があります。4月19日には、案として、大島中学校を利活用した場合の提案の説明会がありました。今後の大島公民館の展望といたしまして、新築または中学校の利活用など様々な案がありますが、以下について伺います。  1)本市としての考え、方向性を伺います。  2)今後、どのような計画で住民との合意形成を図っていくのか伺います。 336: ◎議長(鈴木高登君) 当局の答弁を求めます。教育長小山 淳君。 337: ◎教育長(小山 淳君) 白川雄二議員の質問にお答えいたします。  大島公民館の今後の整備に係る本市の考え、方向性についてでありますが、本年2月7日に大島地区振興協議会ほか9団体から大島公民館の新築に関する要望書が提出された際に、大島公民館については、旧大島中学校の利活用も含め、地元と協議し、その方向性を早期に出したい旨をお伝えしたところであります。  現在の大島公民館については、建築から49年が経過しており、大規模な修繕や更新などを検討する時期に来ているものと認識しております。しかしながら、新築には財源の確保が課題であり、現在、地域人口に見合う公民館のない面瀬地区の整備に取りかかる予定であり、他地域の具体化までには相当の時間を要するものと考えております。  旧大島中学校については、現大島公民館に比べ十分な駐車場スペースが確保でき、社会教育活動において、体育館を備え、多機能に活用可能な空間を確保できるなど、公民館機能の拡充を図ることができます。1階エリアを公民館とし、2階、3階については、地元での活用や企業誘致なども視野に入れ、現在、大島地区振興協議会や大島地区自治会連絡協議会などの皆様と意見交換を行っているところであります。  次に、住民との合意形成についてでありますが、本年7月19日、大島地区振興協議会、大島地区自治会連絡協議会及び大島婦人会の役員等の皆様と、旧大島中学校校舎を御覧いただきながら、当該施設の利活用に係る意見交換を、昼の部と夜の部の2回に分けて開催し、34名の御参加をいただいたところであります。その際、参加した皆様から、旧校舎利用について様々な建設的な御意見をいただきましたので、その御意見を踏まえて9月21日に2回目の意見交換を行う予定としております。その際には、旧大島中学校校舎に必要な改修を施した上で、大島地区にとって、社会教育活動の拡充につながる施設として活用することに御理解をいただけるよう努めてまいります。  以上です。 338: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 339: ◎10番(白川雄二君) こういう公民館の新築、また中学校の利活用ということについては、気仙沼だけではなく、もう本当に全国的にいろんな似たようなケースというのがあるかとは思います。  そこで、1)について再質問させていただきます。  参考にされている市町村などありますでしょうか、伺いたいと思います。 340: ◎議長(鈴木高登君) どなたが答弁しますか。生涯学習課長畠山高寛君。 341: ◎生涯学習課長(畠山高寛君) 学校を利用したというか、閉校した学校を利用した利活用について、他市町村のどこを参考にしたのかどうかということでございますけれども、閉校した学校を利用した公民館の活用としましては、他市町村ではなく、本市におきましても、小原木公民館も同様な形で校舎の利活用ということで実施しております。ですので、他市町村にも同様にあるとは思うんですが、まず、現在我々、気仙沼市におきましても同様な取組をしておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 342: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 343: ◎10番(白川雄二君) 説明会、先日行われまして、今度もまた説明会行われます。そこでやっぱり新築なのか、利活用なのかといういろんな意見あると思います。また、そのほかの意見もあるかとは思います。またそこでいろんな意見交換とか、いろんな意見が出るかとは思うんですけれども、これは私も本当注意している、注意しているというか、あるんですけれども、なかなか説明会で意見、やっぱり大勢のいる前でなかなか意見、何ていうんですか、やっぱり優に緊張して言えなかったりとか、また、そういった意見というのもあるかと思います。私も大島回らせていただいているときなどに、やっぱりそういう声というのは聞かせていただいて、伝えさせていただきたいと思いますし、また、そういう声というのをぜひ逃さないで、貴重な意見をぜひ聞き逃さないでいただければと思いますので、私もできる限りその皆さんの声を届けていきたいと思いますので、ぜひ、いろんな選択肢がある、また、いろんな意見があるというのを、一つに絞らないで広い範囲で検討していくということが大事だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続いて、2について再質問をさせていただきます。  いろんな意見、新築なのか、利活用なのかというところ、また、そのほかの意見というのはあるかとは思うんですが、最終的な判断基準などありましたらお示ししていただければと思います。よろしくお願いします。 344: ◎議長(鈴木高登君) 生涯学習課長畠山高寛君。 345: ◎生涯学習課長(畠山高寛君) 現在、教育委員会といたしましては、閉校した大島中学校の利活用ということでお話を申し上げてございます。島民の中には、皆さんの中には、やはり新築という御意見もあるということは伺っておりまして、先ほど市長答弁にもありましたが、財源の……すみません、失礼いたしました。教育長答弁にもありましたが、財源の確保が大きな課題だということがございます。改めて新築ということも御意見を踏まえた形で考えた場合につきましては、建設年次をいつということはちょっとなかなかお示しすることは難しいということもございます。ですので、まずその判断というのは、我々が真摯に丁寧に皆さんに御説明を申し上げながら、納得いく形にしていきたいということでは考えてございます。誠意を尽くした形で、この大島公民館の中学校の利活用について説明を尽くしてまいりたいと思いますので、御理解いただければと思います。 346: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 347: ◎10番(白川雄二君) 今度行われる住民説明会なんですけれども、本当に今あったように、いろいろな意見を自由に思いを発信できるような場として設けていただきたいと思います。また、その意思疎通であったり、透明性、風通しよくするというところから見ても、回数を増やすということが必要なときももしかしたらあるかとは思います。本当これも大変なことだとは思いますが、そういうプロセスが大事だと思いますので、ぜひ、私もそのときは参加するんですが、ぜひ住民との意見交換、また意見を聞く、いろんな選択肢がある、そういう意味で、本当に自由闊達な説明会にできるようよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、次に移りたいと思います。  3として、観光地としての大島について伺います。  (1)平成31年4月7日に気仙沼大島大橋が完成して以来、大島に来訪する観光客は増えています。また、市内、県内外の人はアクセスしやすくなり、特に土日になると、橋のたもとには大島瀬戸や気仙沼湾が一望できる景色を見る人が集まり、大島の玄関口であるウェルカム・ターミナルには大勢の人が立ち寄り、暖かい季節にはツーリングの団体の観光客でにぎわいます。そして、そこから観光スポット巡りに島内を一周します。今後ますます大島の観光が注目を集めています。それに伴う交通量の増加から、安全性の確保はもちろんのこと、市道の整備が重要かつ迅速に工事が着工されることが望まれます。  そこで、以下について伺います。  1)大島における気仙沼市道路整備計画の進捗状況を伺います。  2)その計画の迅速な竣工について伺います。  3)海岸の清掃、草刈りを含め、自然環境美化のために地元住民が清掃活動を積極的に行っております。そのときに出るごみの回収など、市との円滑な協力体制はどうなっているか伺います。 348: ◎議長(鈴木高登君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 349: ◎市長(菅原 茂君) 観光地としての大島についてお答えいたします。  大島における気仙沼市道路整備計画の進捗状況についてでありますが、昨年12月に策定した本計画においては、客観的な指標による評価基準に基づき、整備の優先度を評価の上、整備路線を改良系事業20路線、維持系事業20路線としており、大島地区では、駒形8号線外1路線、延長171メートルの現道拡幅が改良系事業の計画路線となっております。  改良系事業の進捗状況については、今年度、上位5路線の概略設計と地元との意見交換を行っております。なお、駒形8号線外1路線の整備については、令和5年度に概略設計の着手を予定しております。  次に、道路整備計画の迅速な竣工についてでありますが、改良系事業においては、路線ごとに概略設計と地元との意見交換を行いながら整備の方向性を決定し、補助事業の採択に向けた県との調整、補助事業採択後には、詳細設計と必要に応じて用地取得などを実施した上で工事着工となるため、事業着手から竣工までには複数年を要すると見込んでおります。  本市としましては、国において重点的に予算化している国土強靱化関連予算などを視野に財源の確保に努め、迅速な竣工を目指してまいります。  次に、地元住民による清掃活動の際に出るごみについてでありますが、海岸清掃に対する支援については、ボランティアによる海岸清掃ガイドラインを作成し、実施団体の担当者とごみの分別ルールや収集場所の確認など、事前に打合せを行った上で清掃活動を実施していただき、ごみの回収及び処理費用の減免を行っております。  令和3年度の大島地区の支援実績は12団体、延べ13回となっております。  また、ごみ袋や手袋など、海岸清掃活動に要する経費の御負担を軽減するため、環境保全活動奨励金により1回当たり1万円を上限に交付しております。  なお、各自治会の清掃活動によって生じる刈り草については、各地区の集積所に出していただき、家庭ごみと一緒に回収を行っております。  今後も海岸清掃や各自治会の清掃活動によるごみの回収を確実に行い、市内の環境美化に努めてまいります。 350: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 351: ◎10番(白川雄二君) 1)について再質問いたします。  進捗状況について、誰でも観覧できるような工夫、例えばホームページとか、いろんな方法があるかどうかなんですけれども、例えば、今現状でここを工事している、その次は、次ここの工事が着工されるというようなことというのは可能なのでしょうか、伺いたいと思います。 352: ◎議長(鈴木高登君) 土木課長佐藤 靖君。 353: ◎土木課長(佐藤 靖君) 質問にお答えいたします。  道路整備計画につきましては、市のホームページなどにより進捗状況を公表していく予定と考えております。また、その内容につきましては、地元説明会等の開催状況、あと業務の委託状況、そして工事の進捗状況などについて情報を掲載する予定でおりますので、よろしくお願いいたします。 354: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 355: ◎10番(白川雄二君) 本当に風通しが、大島、また気仙沼市内の人もそうだと思うんですが、道路、ここの工事、いつから始まるんだろう、そういうのが本当に目に見えて分かるというのは本当にいいと思います。これからも、道路の工事というのは本当大変、すぐ終わるものでもないですし、天候にも左右される大変な仕事だと思います。また、これから、まだ何とも言えないんですが、コロナ収束、また大島の観光に向けて、これから交通量が増えることについて、やっぱり道路の整備というのは大事になってくると思います。  続いて、2について再質問いたします。  交通量が増加したことに伴って、その危険箇所、あるいは早急な対応が必要な道路について、どのような対策を考えていますでしょうか、伺います。 356: ◎議長(鈴木高登君) 土木課長佐藤 靖君。 357: ◎土木課長(佐藤 靖君) 質問にお答えいたします。  そのような環境変化、状況が変化していくという場合に関しましては、これは今後、次期の道路整備計画におきまして、地元と丁寧な意見交換を行いながら、あとお話合いを進めながら、その計画路線を選定してまいりたいと考えております。  以上でございます。  すみません、安全対策につきましては、通常のパトロール等ございます。その中でも見ていきますし、あと、先ほども申しました地元との意見を拾い上げながら進めてまいりたいと考えております。 358: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 359: ◎10番(白川雄二君) ぜひよろしくお願いいたします。  続いて、3)について再質問いたします。  私も月1回、大島の海の清掃というのを行っているんですが、このごみというのはやっぱりなかなか減らないものだと思っているところではあるんですが、このごみの原因、また、その調査というのをされているかとは思うんですが、最新の調査結果というのを伺いたいと思います。 360: ◎議長(鈴木高登君) 生活環境課長白幡賢一君。 361: ◎生活環境課長(白幡賢一君) お答えいたします。  海岸ごみについては、中学校などの御協力をいただき、ごみの実態調査、それから、どういったものが含まれているとか、そういう調査を行っていただいております。中身につきましては、主に漂着ごみが多いということでございまして、中にはプラスチック、ペットボトルであったり、そのキャップであったり、それから、あと漁網の切れ端、こういうものが多いと伺っております。 362: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 363: ◎10番(白川雄二君) ごみの種類、いろいろ本当にペットボトルから、今、説明あったとおりなんですけれども、減らない原因というのはどのように調査、また、どのような、結局、原因があるからごみが減らないということにつながっていると思いますし、皆さん、本当一生懸命ごみ拾いってやっているんですけれども、この原因に手を入れていかないと、なかなかやっぱり切りがないものかなとは思うんですが、そこにやっぱり対策をしていくということが大事かとは思うんですが、どのようにお考えでしょうか。 364: ◎議長(鈴木高登君) 生活環境課長白幡賢一君。 365: ◎生活環境課長(白幡賢一君) 不法投棄だけではないんでしょうけれども、どうしても陸上から飛ばされてきたごみとか、そういうものも含まれているかと思います。今後、そういったごみの流出、排出の抑制については、改めて周知してまいりたいと考えます。 366: ◎議長(鈴木高登君) 答弁以上ですか。質問者は原因等までお尋ねのようですが。どうぞ続けてください。 367: ◎生活環境課長(白幡賢一君) 失礼いたしました。  ごみの原因でございますけれども、多くは陸上から流され、川を伝って流されてきて、それが海岸に打ち上げられるといったごみが多いかと思います。今後、陸上での清掃活動なども通じて抑制に努めてまいります。 368: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 369: ◎10番(白川雄二君) ごみ拾いをしていると、本当いろんなごみ、ペットボトル、漁具であったり、網、本当発泡スチロールとか、また流木とかですかね、本当いろいろあるなとは思います。本当終わりがないことだとは思うんですが、本当に私も一市民として、このごみ拾いというのを継続してやっていきたいと思います。また、この原因というのも、本当解決に向けて突き詰めていく必要があるのかとは思います。  そこで、市で気仙沼市海洋プラスチックごみ対策アクションプランと、本当すばらしい運動だなとは思うんですが、積極的に行う個人、団体をスマイルサポーターとして認定する制度があるんですが、これの周知というのがどうなのかなとは思うんですが、もっと広めていくこと、また、ごみ拾いをしていくということはもう世界的に見ても本当にすばらしいことだと思うんですが、やっていることは本当に地味なことなんです。なので、本当にこのごみ拾いをやっているという人たち、また団体、このスマイルサポーターというのも本当に広く周知していくことが大事だとは思うんですが、どのようにお考えでしょうか。 370: ◎議長(鈴木高登君) 生活環境課長白幡賢一君。 371: ◎生活環境課長(白幡賢一君) スマイルサポータークラブにつきましては県の土木事務所が所管しておりまして、我々としてもその周知について協力していきたいと考えております。
    372: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 373: ◎10番(白川雄二君) 私個人といたしましても、まだちょっとやっていなかったりするんですが、ごみ拾いをしたときに、私でできる範囲で本当SNSで発信していったり、まだちょっとごみ拾いをして発信したことはないんですが、また、気仙沼市民の中で、正直私もこのスマイルサポーターというのがちょっと私も、勉強する前までは分からなかったんです。これを本当に気仙沼の、また海の町でもあるということも本当あるとは思うんですが、これを本当周知徹底していく。また、これをやっている人というのは本当に地味ながら本当にすばらしいとは思うんで、いろんな周知していく方法というのはあると思うんです、これをしていったほうがいいのかなと。また、それによって、ボランティアでごみ拾いをしている人たちの高齢化というのも一つあるかとは思うんです。それに若い人たちをもっともっと集めていったりしていかないと、先ほどあったように、いわゆる持続可能的な、これはもう永遠のテーマなのかもしれないんですけれども、ずっと続けていかなくてはいけない。なのに、周知がされることによってそこに人を少しでも集めていくということが大事かとは思うんですが、いかがお考えでしょうか。 374: ◎議長(鈴木高登君) 生活環境課長白幡賢一君。 375: ◎生活環境課長(白幡賢一君) お答えいたします。  うちで環境保全活動奨励金としまして海岸清掃に対する助成金を交付しております。今年度でございますけれども、例えば、リアス調理学校の学生さんだったり、本吉さんのサーフィンズクラブに所属している若い方々、こういう人たちの活動が結構増えてきておりまして、今後、市としても、いろんなそういう若手の担い手などにも声をかけていきながら、海岸活動を促してまいりたいと思います。 376: ◎議長(鈴木高登君) 課長、だからね、そのスマイルサポーターさんと、そうしたこれからの担い手も含めて、担当課はどのように考えていますかという質問だと思うので、質問者の意を酌んでいただいて答弁をお願いします。続けてください。 377: ◎生活環境課長(白幡賢一君) すみません。申し訳ありません。  スマイルサポーターズさんの活動については、周知もしているところでございますけれども、引き続き周知は徹底してまいりたいと思います。申し訳ありません。 378: ◎議長(鈴木高登君) 課長、もう少し具体的に答弁できませんか。続けてください。 379: ◎生活環境課長(白幡賢一君) すみません、答弁調整させてもらってよろしいでしょうか。 380: ◎議長(鈴木高登君) 答弁調整のため暫時休憩をいたします。      午後 4時06分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 4時08分  再 開 381: ◎議長(鈴木高登君) 再開いたします。  生活環境課長白幡賢一君。 382: ◎生活環境課長(白幡賢一君) すみません、申し訳ありません。  スマイルサポーターズクラブについては県の事業でありますけども、ボランティアの育成などについては、今後、引き続き県などとも相談しながら対応してまいりたいと思います。 383: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 384: ◎10番(白川雄二君) ぜひ市といたしましても、今までもそうかとは思うんですが、もう今まで以上にボランティア、ごみ拾いをしている個人、団体について、本当に後押ししていっていただければと思います。じゃないと、本当に今から、本当終わりのないごみ拾いなのかとは思うんですが、今から10年後、20年後どうなっていくのか、ごみ拾いをしていく人というのが本当に、いわゆるSDGsであるように、持続可能、本当に続けていくということが、続けていく人たちが誇りを持っていけるように、また、できるだけ負担ならないように支援、応援していただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に移りたいと思います。  4として、高齢者肺炎球菌ワクチンについて伺います。  (1)肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気で、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3%から5%の高齢者では、鼻やのどの奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。  この肺炎球菌感染症をワクチンにて予防するために、全国的に高齢者の定期接種が行われています。肺炎球菌には93種類の血清型があり、定期接種で使用されているワクチン、ニューモバックスNPは、23種類の型の肺炎球菌に対応するようにつくられています。この23種類の肺炎球菌は、重症化した肺炎球菌感染症の原因の64%を占めているとされています。  現在、高齢者対象の肺炎球菌ワクチンの助成は初回のみです。肺炎球菌ワクチンは5年程度で効果が薄れるために、接種から5年経過後の再接種が推奨されています。しかしながら、2回目以降の助成がなく全額自己負担となっており、高齢者からは、経済的に負担が大きいとの声とともに、ワクチン接種に踏み切れない実情があります。  そこで、以下について伺います。  1)接種回数を限定せず、2回目以降も助成をしていく考えはないか伺います。 385: ◎議長(鈴木高登君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 386: ◎市長(菅原 茂君) 高齢者肺炎球菌ワクチンについてお答えいたします。  高齢者肺炎球菌ワクチンの接種費用の助成についてでありますが、国の指針に基づき、予防接種法上の定期接種の対象となる初回のみとしており、2回目以降の接種については全額自己負担となります。2回目以降の接種については、国の厚生科学審議会において、接種の効果持続期間や2回目以降の接種の臨床的な有効性のエビデンスが明確になっていないことから、定期接種には至っていないところであります。  本市では、予防接種の費用助成は、国の指針を前提に、財政状況も踏まえて検討することとしており、引き続き国の動向を注視してまいります。  なお、先ほどの海岸の清掃等についてでありますが、昨年大島で、私も参加しましたけれども、わざわざ仙台等からツアーを募って、SDGsアドベンチャーツーリズムという名前のツアー造成がありまして、その人たちが来て、私行ったときは田中浜やりましたけれども、そういうことをやっています。したがいまして、地元の人ももちろんでありますけれども、現在、SDGsの旗の下に大島等を訪れて、観光と兼ねてそういうボランティア活動をするということも一つ成り立っていますので、そういうことを継続するとか、あとは、全国的にはスポーツごみ拾いとか、そういう会社のCSR活動でやっていることもありますので、高齢化の進む大島等では外の人の力を上手に使いながら、大島を訪れていただく、そういう仕掛けを今後とも続けていく必要があろうかと思っております。 387: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 388: ◎10番(白川雄二君) 再質問をいたします。  東京の国分寺市では、4月から2回目以降の任意接種も、回数の制限を限定せずに助成する事業を開始しました。これにより、申込みが1か月余りで95件に上るなど高齢者の関心は高いようです。人口が違うので一概には比べられませんが、5年経過後の再接種が推奨されていることを踏まえ、また、高齢者、年金で暮らしている方たちにとっては、本当に2回目以降も助成していただくと助かるというのは市民の声なのかなとは伺っております。回数制限なしというと、2回目、3回目とかというのがなかなか難しいのであれば、2回目までは、65歳で定期接種1回目やるかとは思うんですが、70歳2回目、ここまでというのはなかなか難しいものなのでしょうか、お考えを伺います。 389: ◎議長(鈴木高登君) 健康増進課長小松 進君。 390: ◎健康増進課長(小松 進君) 再接種ということについてお答えしたいと思います。  再接種につきましては、今、市長から述べたように、まだ国の小委員会で結論が出ていないというような形になります。それに合わせて気仙沼市でも検討するというような形になるかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 391: ◎議長(鈴木高登君) 10番白川雄二君。 392: ◎10番(白川雄二君) どうか前向きに検討していただければとは思います。肺の病気というのはかかる方が本当多い病気であります。大事なワクチン、また、このワクチン接種することによって肺炎の重症化を防ぐことにもなるかとは思います。まず1回目でも助成というのは本当大事なところであって、また2回目以降、この効果が薄れていくのもあるので、ぜひ前向きに検討していただければと思います。  以上、4項目にわたって一般質問させていただきました。今後とも、公明党といたしまして、一回も欠かさず一般質問を、私自身もしっかり勉強しながら頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上で一般質問を終わります。 393: ◎議長(鈴木高登君) これにて10番白川雄二君の質問を終わります。 394: ◎議長(鈴木高登君) 以上をもちまして、本日は散会いたします。  大変お疲れさまでございました。      午後 4時17分  散 会 ───────────────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  令和4年9月16日                    気仙沼市議会議長  鈴 木 高 登                    署 名 議 員   遠 藤 秀 和                    署 名 議 員   佐 藤 俊 章 発言が指定されていません。 このサイトの全ての著作権は気仙沼市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KESENNUMA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...