気仙沼市議会 2020-06-26
令和2年第111回定例会(第6日) 本文 開催日: 2020年06月26日
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発言者一覧 選択 1 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 2 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 3 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 4 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 5 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 6 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 7 : ◎
総務教育常任委員長(
三浦由喜君) 選択 8 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 9 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 10 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 11 : ◎
民生常任委員長(菊田 篤君) 選択 12 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 13 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 14 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 15 : ◎
産業建設常任委員長(村上佳市君) 選択 16 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 17 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 18 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 19 : ◎
一般会計予算審査特別委員長(
三浦由喜君) 選択 20 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 21 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 22 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 23 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 24 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 25 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 26 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 27 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 28 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 29 : ◎総務部長(畠山 修君) 選択 30 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 31 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 32 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 33 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 34 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 35 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 36 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 37 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 38 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 39 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 40 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 41 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 42 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 43 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 44 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 45 : ◎6番(及川善賢君) 選択 46 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 47 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 48 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 49 : ◎6番(及川善賢君) 選択 50 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 51 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 52 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 53 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 54 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 55 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 56 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 57 : ◎総務部長(畠山 修君) 選択 58 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 59 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 60 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 61 : ◎住宅課長(村上忠大君) 選択 62 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 63 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 64 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 65 : ◎建設部長(佐々木 守君) 選択 66 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 67 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 68 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 69 : ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 選択 70 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 71 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 72 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 73 : ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 選択 74 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 75 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 76 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 77 : ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 選択 78 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 79 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 80 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 81 : ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 選択 82 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 83 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 84 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 85 : ◎計画・調整課長(伊東秋広君) 選択 86 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 87 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 88 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 89 : ◎震災復興・企画部長(小野寺憲一君) 選択 90 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 91 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 92 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 93 : ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 選択 94 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 95 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 96 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 97 : ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 選択 98 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 99 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 100 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 101 : ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 選択 102 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 103 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 104 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 105 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 106 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 107 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 108 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 109 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 110 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 111 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 112 : ◎建設部長(佐々木 守君) 選択 113 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 114 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 115 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 116 : ◎下水道課長(佐藤 靖君) 選択 117 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 118 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 119 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 120 : ◎下水道課長(佐藤 靖君) 選択 121 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 122 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 123 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 124 : ◎
総務教育常任委員長(
三浦由喜君) 選択 125 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 126 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 127 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 128 : ◎
産業建設常任委員長(村上佳市君) 選択 129 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 130 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 131 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 132 : ◎
産業建設常任委員長(村上佳市君) 選択 133 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 134 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 135 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 136 : ◎
産業建設常任委員長(村上佳市君) 選択 137 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 138 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 139 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 140 : ◎
産業建設常任委員長(村上佳市君) 選択 141 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 142 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 143 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 144 : ◎
一般会計予算審査特別委員長(小野寺俊朗君) 選択 145 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 146 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 147 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 148 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 149 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 150 : ◎次長兼議事調査係長(佐藤 浩君) 選択 151 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 152 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 153 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 154 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 155 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 156 : ◎議長(
菅原清喜君) 選択 157 : ◎議長(
菅原清喜君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初の
ヒットへ (全 0
ヒット) 1: 午前10時01分 開 議
◎議長(
菅原清喜君) ただいまの出席議員数は24名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
2: ◎議長(
菅原清喜君) 本日の欠席届出議員及び遅参届出議員はございません。
以上のとおりでありますので御報告いたします。
3: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、5番小野寺 修君、6番及川善賢君を指名いたします。
4: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めましたところ、お手元に配付の名簿のとおりでございますので御報告いたします。
5: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、報道機関から写真撮影等の申出があり、議長はこれを許可しておりますので御報告いたします。
6: ◎議長(
菅原清喜君) これより、各常任委員会及び特別委員会に付託しておりました議案について、審査の経過及び結果の報告を求めます。
初めに、
総務教育常任委員長の報告を求めます。
総務教育常任委員長三浦由喜君。
7: ◎
総務教育常任委員長(
三浦由喜君) 本議会において、総務教育常任委員会に付託されました議案について、その審査の結果を御報告いたします。
○議案第13号 気仙沼市パークゴルフ場の指定管理者の指定について は、現地踏査の上、当局より説明を徴し、審査の結果、原案を可決すべきものと決しました。
○議案第14号 気仙沼市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定について 及び
○議案第15号 気仙沼市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定について は、当局より説明を徴し、審査の結果、いずれも原案を可決すべきものと決しました。
以上のとおりでありますので御報告いたします。
8: ◎議長(
菅原清喜君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし」の声あり)これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。(「なし」の声あり)これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。ただいまの
総務教育常任委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
9: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。
10: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、
民生常任委員長の報告を求めます。
民生常任委員長菊田 篤君。
11: ◎
民生常任委員長(菊田 篤君) 本議会において、当委員会に付託されました議案について、その審査の結果を御報告いたします。
○議案第8号 (仮称)唐桑保育所新築建築本体工事請負契約の締結について は、現地踏査の上、当局より説明を徴し、審査の結果、同意すべきものと決しました。
○議案第16号 気仙沼市手数料条例の一部を改正する条例制定について
○議案第17号 気仙沼市介護保険条例の一部を改正する条例制定について
○議案第20号 令和2年度気仙沼市国民健康保険特別会計補正予算 及び
○議案第21号 令和2年度気仙沼市介護保険特別会計補正予算 は、当局より説明を徴し、審査の結果、いずれも原案を可決すべきものと決しました。
以上のとおりでありますので御報告いたします。
12: ◎議長(
菅原清喜君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし」の声あり)これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。(「なし」の声あり)これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。ただいまの
民生常任委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
13: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。
14: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、
産業建設常任委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員長村上佳市君。
15: ◎
産業建設常任委員長(村上佳市君) 本議会において、当委員会に付託されました議案について、その審査の結果を御報告いたします。
○議案第1号 市道南町魚市場線の路線変更について
○議案第2号 市道魚市場前1号線外3路線の路線変更について
○議案第3号 市道弁天町9号線外2路線の路線変更について
○議案第4号 市道潮見町4号線外4路線の路線変更について 及び
○議案第5号 市道潮見町朝日町線の路線廃止について は、当局より説明を徴し、審査の結果、いずれも同意すべきものと決しました。
○議案第6号 市道川口町朝日町2号線の路線認定について は、当局より説明を徴し、審査の結果、認定すべきものと決しました。
○議案第7号 市道舘3号線の路線変更について
○議案第9号 道路舗装補修工事(その11)請負契約の締結について
○議案第10号 道路舗装補修工事(その12)請負契約の締結について
○議案第11号 菖蒲沢線外1路線道路改良工事(その3)請負契約の締結について 及び
○議案第12号 岩尻縦貫線道路改良工事(滝根工区その2)請負契約の締結について は、当局より説明を徴し、審査の結果、いずれも同意すべきものと決しました。
○議案第18号 気仙沼市道の駅大谷海岸条例制定について 及び
○議案第22号 令和2年度気仙沼市簡易水道事業会計補正予算 は、当局より説明を徴し、審査の結果、いずれも原案を可決すべきものと決しました。
以上のとおりでありますので御報告いたします。
16: ◎議長(
菅原清喜君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし」の声あり)これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。(「なし」の声あり)これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。ただいまの
産業建設常任委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
17: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。
18: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、
一般会計予算審査特別委員長の報告を求めます。
一般会計予算審査特別委員長三浦由喜君。
19: ◎
一般会計予算審査特別委員長(
三浦由喜君) 本議会において、一般会計予算審査特別委員会に付託されました議案について、その審査の結果を御報告いたします。
○議案第19号 令和2年度気仙沼市一般会計補正予算 は、当局より説明を徴し、審査の結果、原案を可決すべきものと決しました。
以上のとおりでありますので御報告いたします。
20: ◎議長(
菅原清喜君) お諮りいたします。ただいまの特別委員長の報告に対する質疑は、省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
21: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、質疑は省略することに決しました。
これより討論に入ります。(「なし」の声あり)これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。ただいまの特別委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
22: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、特別委員長報告のとおり決しました。
23: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、議案の上程でありますが、議案第24号から議案第28号の5か件を一括して上程いたします。
○議案第24号 道の駅「大谷海岸」災害復旧外構工事請負契約の締結について
○議案第25号 新月公民館移転新築建築本体工事請負契約の締結について
○議案第26号 財産の無償貸付けについて
○議案第27号 令和2年度気仙沼市一般会計補正予算
○議案第28号 令和2年度気仙沼市下水道事業会計補正予算
24: ◎議長(
菅原清喜君) 提案理由の説明を求めます。市長菅原 茂君。
25: ◎市長(菅原 茂君) 本議会に追加議案を提案し、御審議をお願いするに当たり、その概要について御説明申し上げます。
議案第24号の道の駅「大谷海岸」災害復旧外構工事請負契約の締結については、再建する道の駅「大谷海岸」の外構を整備することから工事請負契約を締結するもので、制限付一般競争入札により決定した株式会社ガイアート気仙沼営業事務所を相手方とし、契約金額を2億2,880万円とする仮契約を今月22日に締結しております。
議案第25号の新月公民館移転新築建築本体工事請負契約の締結については、新月公民館を移転新築することから工事請負契約を締結するもので、制限付一般競争入札により決定した茂木建設株式会社を相手方とし、契約金額を2億8,457万円とする仮契約を今月15日に締結しております。
議案第26号の財産の無償貸付けについては、南気仙沼復興市民広場整備事業区域に存する民有の建物及び付随する構造物等を震災の記憶を後世に伝える施設として保存するに当たり、当該建物等の移転先として市有地を無償貸付けするものであります。
次に、補正予算案の概要についてでありますが、議案第27号の令和2年度気仙沼市一般会計補正予算については、歳入歳出予算にそれぞれ13億7,786万5,000円を追加し、予算総額を866億7,027万4,000円とするもので、復興交付金事業に係る第27回配分による事業費などを計上するものであります。
その主な内容ですが、復興交付金事業では、道路整備事業9,743万6,000円、防災集団移転に伴う道路整備事業2,241万8,000円、街路整備事業4,520万円、南気仙沼地区外被災市街地復興土地区画整理事業2億600万円、南気仙沼雨水幹線整備事業1億5,190万5,000円、防災物資集積配送基地整備事業6億730万5,000円を計上しております。
復興交付金事業以外では、独り親世帯を対象に、新型コロナウイルス感染症の影響による子育ての負担の増加や収入の減少に対する支援を行う、ひとり親世帯臨時特別給付金支給事業として6,184万3,000円、感染症等の発生による臨時休業等の緊急時においても学習できるよう、家庭でのオンライン学習環境を整備する市立小中学校端末機器整備事業として1億1,122万5,000円、新型コロナウイルス感染症により影響を受けた市内飲食店及びタクシー事業者を引き続き支援するため継続して実施する気仙沼市タクシーデリバリーサービス補助事業として480万円、気仙沼市飲食店応援商品券事業として650万円を計上しております。
また、新型コロナウイルス感染症への対応が地域経済や市民生活等に影響を与えていることに鑑み、経済対策や感染拡大防止対策等の財源とするため、市議会の政務活動費144万円を減額計上しております。
なお、政府の第2次補正予算を活用してのさらなる追加対策については、なるべく早い機会に提案できるよう、今議会終了後、加速して準備を進めてまいります。
歳入については、地方交付税2億4,237万6,000円、国庫支出金1億3,106万1,000円、繰入金10億3,552万8,000円を追加し、市債3,110万円を減額するものであります。
議案第28号の令和2年度気仙沼市下水道事業会計補正予算については、資本的収入に479万8,000円を追加し、16億9,914万3,000円とし、資本的支出に479万8,000円を追加し、17億316万8,000円とするもので、地盤沈下対策事業費を補正するものであります。
以上、提出議案について御説明申し上げましたが、御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
26: ◎議長(
菅原清喜君) 議案精読のため、暫時休憩いたします。再開を午前10時30分といたします。
午前10時17分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午前10時30分 再 開
27: ◎議長(
菅原清喜君) 再開いたします。
休憩前に引き続き会議を開きます。
これより議案の審議に入ります。
初めに、議案第24号道の駅「大谷海岸」災害復旧外構工事請負契約の締結についてを議題といたします。
○議案第24号 道の駅「大谷海岸」災害復旧外構工事請負契約の締結について
28: ◎議長(
菅原清喜君) 本案は、産業建設常任委員会へ付託の予定であります。
補足説明を求めます。総務部長畠山 修君。
29: ◎総務部長(畠山 修君) それでは、議案書の1ページをお開き願います。
議案第24号道の駅「大谷海岸」災害復旧外構工事請負契約の締結について、補足説明を申し上げます。
2ページをお開き願います。併せまして、別紙の議案第24号参考資料(その1)工事請負仮契約書、(その2)入札調書を御参照いただきたいと思います。
議案書の2ページで説明をいたします。
1、工事名は、道の駅「大谷海岸」災害復旧外構工事であります。
2、工事場所は、気仙沼市本吉町三島地内であります。
3、請負金額は2億2,880万円であります。
4、受注者は、宮城県気仙沼市本吉町登米沢87番地2、株式会社ガイアート気仙沼営業事務所、所長阿部 進氏で、今月16日、制限付一般競争入札により決定したものであります。
5、仮契約年月日は令和2年6月22日であります。
入札参加条件といたしまして、土木一式工事のAランクで、県内に本店または支店があり、特定建設業の許可を有する業者とし、専任の主任技術者または監理技術者の配置を義務づけたところであります。
これらの条件により、入札に参加した業者は5者でありました。
3ページを御覧願います。資料(1)工事概要であります。
1、工事内容は、地域の復興拠点として再整備する道の駅「大谷海岸」の外構を整備するものであります。
主な内容といたしまして、1)敷地造成工は、掘削1,900立方メートル、路体盛土870立方メートル、のり面整形1,300平方メートル、2)植栽工は張り芝1,200平方メートル、3)雨水排水設備工は側溝619メートル、4)電気設備工は照明灯22基、5)園路広場整備工は、アスファルト舗装6,440平方メートル、インターロッキング舗装1,160平方メートル、6)サービス施設整備工がサイン施設一式、7)建築施設組立設置工はシェルター設置5か所であります。
2、竣工期限は令和3年2月26日であります。
4ページは資料(2)位置図で、丸で囲んだ箇所が施工箇所であります。
5ページは資料(3)平面図であります。
説明は以上であります。よろしくお願いいたします。
30: ◎議長(
菅原清喜君) これより質疑に入ります。9番秋山善治郎君。
31: ◎9番(秋山善治郎君) この入札調書を見ると、なかなか珍しいケースだなというものが率直な感想なんでございますが、今回の予定価格を決める上で、主な工事内容について今、部長から説明がありましたけれども、このぐらい入札で制限価格を下回ることになってしまう要素というと、何が考えられたのかについて、分かっていることについて御説明お願いしたいと思います。
32: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君の質問に対し、当局の答弁を求めます。観光課長畠山 勉君。
33: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。
各社から提出いただいた工事内訳書と市の設計書を比較確認いたしましたところ、直接工事費の各項目では大きな差はございませんでしたが、差があったところは諸経費等の部分でありました。なお、我々の積算した諸経費等については、土木工事標準積算基準というものがありまして、それに基づき算定しておりますので、適正であると考えております。
なぜそのような差が出るのかというところにつきましては、落札しようとする強い意欲が反映された結果ではないかと推察しているところでございます。以上です。
34: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君。
35: ◎9番(秋山善治郎君) 前に、議案第8号のときも質疑した経過がありますけれども、積算価格、それぞれの各業者が積算して積み上げた数字について、どのぐらいを掛け算して減額するかといいますか、そういうことで入札しているケースが結構あるんだということをお聞きしました。
そういう点で、今、課長から答弁もありましたけれども、その辺で掛け算をし過ぎたかなという点はありますが、ただ今回、最低制限価格を下回ったとしても、予定価格について言えば、86%、87%、88%ということで、本当にぎりぎりの線で最低制限価格を下回っている状態なんですよね。
そういう点でいくと、今回のそれぞれの工事概要について、直接工事については差がないと。諸経費についての差が出てきたんだという話がありましたけれども、それは諸経費そのものについての見方そのものについて少し減額したと。計算上出てきた数字よりも少し減額したという形で内訳書が提出されていると。こういうことで理解してよろしいですか。
36: ◎議長(
菅原清喜君) 観光課長畠山 勉君。
37: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。
今のおっしゃるとおりでございます。
38: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君。
39: ◎9番(秋山善治郎君) 結果とすれば、一番高い値段に対して、人が、この範囲に入って落札するという予定価格からすると、95%で落札という形になっているんでありますから、そういう意味では、それぞれの企業の中で頑張った部分が、今回はちょっと違った形で報われたのかなという思いをしておりますけれども、今後ともこの内訳書の精査についてはしっかりとしながら、そして各入札に当たっての指導についても、しっかりと指導をお願いしたいと思います。終わります。
40: ◎議長(
菅原清喜君) 2番三浦友幸君。
41: ◎2番(三浦友幸君) 照明の件についてお伺いします。近隣の方々から、ここに照明がたくさんついた場合に、夜にまぶし過ぎないようにしてもらいたいという話が出ていました。というのも、三陸道のパーキングがかなり明るくて、そういう話が結構出ていまして、今22基がつくということで、たしか前に少しお伺いしたときに、駐車場部分は少なくとも白色にしなければいけないというお話でしたけれども、建物付近は暖色にするとか、そういう細かな組合せ等はもう設定されているんでしょうか。内湾とかだと、照明のデザイン、デザイナーとかも入って、かなり夜の顔としても魅力的な場所になっているかと思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。
42: ◎議長(
菅原清喜君) 2番三浦友幸君の質問に対し、当局の答弁を求めます。観光課長畠山 勉君。
43: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。
照明につきましては、まず道の駅の存在そのものに気づいていただく必要はあるわけでして、当然、三陸道からもある程度、そこに道の駅があるということを認知していただく必要があるかと思います。
また、防犯上の観点からも、必要な明かりというものは確保しなければいけないと思っております。
一方、付近にお住まいの方々が、それがもし苦痛に感じられるようであれば、そこは可能な調整、できることがあれば検討してまいりたいと思います。
44: ◎議長(
菅原清喜君) よろしいですか。6番及川善賢君。
45: ◎6番(及川善賢君) アスファルト舗装の件ですけれども、ここは砂地の海があって、そして盛土の盛土でかなり高くなったわけです。こういうときの場合のアスファルト工事の砂利の厚さとかというものは変わるんですか。国道並みの砂利の厚さ。というのは、やっぱり震災のそっちこっち、盛土のところをアスファルト工事したんだけれども、1年後、3年後、二、三回の地震ですぐ割れてしまう状況も見ています。
こういう場合のアスファルト工事は、普通の盛土でないところという砂利の厚さぐらいのアスファルト工事になってしまうんですか。
46: ◎議長(
菅原清喜君) 6番及川善賢君の質問に対し、当局の答弁を求めます。観光課長畠山 勉君。
47: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。
道の駅ですので、相当数の駐車台数に耐えられる基準にのっとった工法といたしております。
48: ◎議長(
菅原清喜君) 6番及川善賢君。
49: ◎6番(及川善賢君) そのとおり、盛土の盛土の、かなり盛りましたよね。これを工事して、1年後またひびが寄ったとか、ずれてきたとかと、そういう補償内容はあるんですか。1年とか3年とか、地震が3回来て、またアスファルトが割れてしまったからもう一回工事するとか、そこだけちょっと心配ですね。広い面積のアスファルトが盛土の圧に負けてひびが割れるのではないかと思ったんですけれども、いかがでしょうか。
50: ◎議長(
菅原清喜君) 観光課長畠山 勉君。
51: ◎観光課長(畠山 勉君) そのようなことが生じないように、当然のことながら設計しておりますので、その点は御心配ないように進めてまいります。(「保証期間は」の声あり)
52: ◎議長(
菅原清喜君) 続けてどうぞ。
53: ◎観光課長(畠山 勉君) その保証期間という、そもそもそういうことがあるという前提でやっておりませんので、保証期間が幾らということはございません。
54: ◎議長(
菅原清喜君) よろしいですね。(「なし」の声あり)これにて質疑を終結いたします。
議案第24号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
55: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、議案第25号新月公民館移転新築建築本体工事請負契約の締結についてを議題といたします。
○議案第25号 新月公民館移転新築建築本体工事請負契約の締結について
56: ◎議長(
菅原清喜君) 本案は、総務教育常任委員会へ付託の予定であります。
補足説明を求めます。総務部長畠山 修君。
57: ◎総務部長(畠山 修君) それでは、議案書の6ページをお開きいただきたいと思います。
議案第25号新月公民館移転新築建築本体工事請負契約の締結について、補足説明を申し上げます。
7ページを御覧願います。併せまして、別紙の議案第25号参考資料(その1)工事請負仮契約書、(その2)入札調書を御参照いただきたいと思います。
議案書の7ページを説明いたします。
1、工事名は、新月公民館移転新築建築本体工事であります。
2、工事場所は、気仙沼市切通100番地であります。
3、請負金額は2億8,457万円であります。
4、受注者は、宮城県気仙沼市田谷10番地15、茂木建設株式会社、代表取締役社長金内 理氏で、今月8日、制限付一般競争入札により決定したものであります。
5、仮契約年月日は令和2年6月15日であります。
入札参加条件といたしまして、建築一式工事のAランクで、市内に本店があり、特定建設業の許可を有する業者とし、専任の主任技術者または監理技術者の配置を義務づけたところであります。
これらの条件により、入札に参加した業者は6者でありました。
8ページをお開き願います。資料(1)工事概要であります。
1、工事内容は、老朽化が著しい新月公民館について、地域コミュニティー及び生涯学習の拠点施設として新月中学校地内に移転新築するものであります。
建物の概要といたしましては、(1)構造・階数は鉄骨造平家建て、(2)面積は、建築面積1,126.09平方メートル、延べ面積998.74平方メートルで、内訳ですが、研修室1が70.69平方メートル、研修室2が70.69平方メートル、会議室が59.62平方メートル、調理実習室が54.65平方メートル、事務室が39.7平方メートル、軽運動場408.88平方メートルであります。
(3)屋根はガルバリウム鋼板立平ぶきであります。
(4)外壁は窯業系サイディング、(5)内装は、床が複合フローリング、長尺塩ビシート張り、壁がビニルクロス張りで、一部、腰壁杉羽目板張り、天井が化粧石膏ボード吸音板、(6)主な部屋等といたしまして、研修室は1と2の2室、会議室、調理実習室、ホール、事務室、印刷室、軽運動場を整備、配置するものであります。
2、竣工期限は令和3年3月31日であります。
9ページは資料(2)位置図で、丸で示したところが施工箇所であります。
10ページは資料(3)配置図であります。
11ページは資料(4)平面図で、12ページは資料(5)立面図であります。
説明は以上であります。よろしくお願いいたします。
58: ◎議長(
菅原清喜君) これより質疑に入ります。9番秋山善治郎君。
59: ◎9番(秋山善治郎君) 今回の構造の部分で、構造といいますか、外壁の分でお伺いしますけれども、窯業系サイディングで全面的に覆ってしまう設計だと思うんですけれども、要するにコンクリートのむき出しではないということですよね。全面的にこういうふうにするというものは、今コンクリートを使って建物をするときは、大体そんな形で覆ってしまう形になるんですか。
60: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君の質問に対し、当局の答弁を求めます。住宅課長村上忠大君。
61: ◎住宅課長(村上忠大君) お答えいたします。
今お話にあった形が現在の主流ということになっております。以上でございます。
62: ◎議長(
菅原清喜君) ありませんか。(「なし」の声あり)これにて質疑を終結いたします。
議案第25号は、総務教育常任委員会に付託いたします。
63: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、議案第26号財産の無償貸付けについてを議題といたします。
○議案第26号 財産の無償貸付けについて
64: ◎議長(
菅原清喜君) 本案は、産業建設常任委員会へ付託の予定であります。
補足説明を求めます。建設部長佐々木 守君。
65: ◎建設部長(佐々木 守君) それでは、議案書の13ページをお開き願います。
議案第26号財産の無償貸付けについて、補足説明を申し上げます。
14ページを御覧願います。併せて、別紙議案第26号参考資料(その1)(その2)(その3)を御参照願います。
本案は、本市が所有する土地を無償貸付けするものであり、議会の議決を求めるものであります。
1、無償貸付けの目的は、南気仙沼復興市民広場整備事業区域に存する建物及び付随する構造物等を震災の記憶を後世に伝える施設として保存するに当たり、移転先として土地を無償で貸し付けるものであります。
2、貸付け財産は土地で、(1)所在は気仙沼市内の脇二丁目97番、98番2、98番3、98番9、99番1、100番、101番、102番、103番、104番、105番、106番、107番、108番1、108番2、109番、110番1及び110番2の各一部であります。
(2)地目はいずれも宅地で、(3)地積は1,559.71平方メートルであります。
3、無償貸付け期間は、議決の日から令和22年3月31日までとするもので、ただし期間満了の日の3月前までに、市または貸付けの相手から別段の意思表示がない場合は自動的に1年更新されるものとし、以降も同様とするものであります。
4、無償貸付けの相手方は記載のとおりであります。
15ページは資料(1)位置図であります。貸付け箇所を太線で囲い表示しております。
16ページは資料(2)平面図であります。貸付け箇所を太線で囲い、グレーで着色して表示し、右下には土地の一覧を表示しております。
参考資料(その1)は、土地使用貸借仮契約書の写しであります。
参考資料(その2)は、財産(市有地)の無償貸付けについて、概要を記載したものであります。また、裏面には「「震災伝承施設」(震災伝承ネットワーク協議会による登録)について」の概略について記載しております。
参考資料(その3)は、貸付け箇所周辺における土地利用計画図であります。
説明は以上のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。
66: ◎議長(
菅原清喜君) これより質疑に入ります。9番秋山善治郎君。
67: ◎9番(秋山善治郎君) 仮契約書の11条、(1)で、乙が貸付け物件または施設を第2条に規定する目的の用に供しなくなったときと記載しています。なぜこういう形での契約書にしたのか。要するに、目的の部分がちょっと曖昧な形になっているんですけれどもね。なぜこういうことをあえて表現したのか、お伺いしたいと思います。
68: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君の質問に対し、当局の答弁を求めます。都市計画課長佐藤 勉君。
69: ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 秋山議員の御質問にお答えいたします。
まず、第2条の用途の指定におきましては、この貸付け物件としてございますけれども、震災伝承施設に登録された施設及び付随する構造物の移転先用地と指定をしております。目的がこのようなことでございますので、これをもって無償貸付けの理由ともしておりますが、それを廃止した場合は、この目的の用に供しなくなった場合、契約を解除するという明記にしております。
70: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君。
71: ◎9番(秋山善治郎君) 最初に、今この議案説明をするときに、無償貸付けの目的について、構造物等、震災の記憶を後世に伝える施設として保存するために、これは貸し付けるんだということだと説明されました。この内容を、なぜこの土地の貸借仮契約書の中に入れなかったのかということをお伺いしたいんです。その辺について、もう一度説明をお願いしたいと思います。
72: ◎議長(
菅原清喜君) 都市計画課長佐藤 勉君。
73: ◎都市計画課長(佐藤 勉君) お答えいたします。
この第2条に包含されているものと解釈しております。
74: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君。
75: ◎9番(秋山善治郎君) では、第2条に包含されているというところを説明してください。
76: ◎議長(
菅原清喜君) 都市計画課長佐藤 勉君。
77: ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 重ねての答弁になりますけれども、第2条には、伝承施設に登録された施設及び構造物の移転先用地としており、今回、議決の目的として、震災の記憶を後世に伝える施設として保存するということで、重ねての明記としております。
78: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君。
79: ◎9番(秋山善治郎君) 私は、もう少し契約書の中にその辺を明確にしたほうがよかったという思いをして、質問しています。
もう一つ、貸付け期間を令和22年3月31日で区切るとはどういう意味なのか、そこについて説明をお願いします。
80: ◎議長(
菅原清喜君) 都市計画課長佐藤 勉君。
81: ◎都市計画課長(佐藤 勉君) お答えいたします。
まず、建築物、構造物をその土地に移すという目的から、一定の期間が必要かと考えておりました。定期借地権の期間などを考慮して、その一定の期間を設定したということで、約20年間を設定しております。
82: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君。
83: ◎9番(秋山善治郎君) 20年というものは、いわゆる建築物の借地権、建築物という立場にはならないんですね。借地権つきの建物という形にはならないんですね。その辺の考え方はどういうふうに。もう一度確認しておきたいと思います。
84: ◎議長(
菅原清喜君) 計画・調整課長伊東秋広君。
85: ◎計画・調整課長(伊東秋広君) お答えいたします。
今回の契約については使用貸借となります。借地権の考え方、借地借家法の考え方につきましては、賃貸借というものがあくまでも条件となるものでございます。
したがいまして、
財務規則に、それ以外の建物については30年を上限とするという記載をしておりますので、今回は20年間ということでございます。以上でございます。(「了解しました」の声あり)
86: ◎議長(
菅原清喜君) 3番菅原雄治君。
87: ◎3番(菅原雄治君) 確認したいことが数件ありますので、参考資料の(その2)の、財産の無償貸付けについてということでの経緯から、確認したいと思います。
まず、震災伝承ネットワーク協議会、裏面にはその説明が書いてありましたが、平成30年の7月に成立した状況の中で、県の企画部長と土木部長が入った上で、構成した上でネットワーク協議会が設立され、この貴重なものについて残していこうという会と理解しておりますが、当然、市のほうに、この協議会設立において話があり、当地区ではそういう状況も可能性があるということは既に協議なさっていたということで受け取っておいてよろしいですか。
88: ◎議長(
菅原清喜君) 3番菅原雄治君の質問に対し、当局の答弁を求めます。震災復興・企画部長小野寺憲一君。
89: ◎震災復興・企画部長(小野寺憲一君) 質問の意図が、今回の施設についてということの意図かどうかちょっと分かりかねますが、震災伝承ネットワーク協議会による震災伝承施設の登録といった広い意味では、その考え方、あるいはその登録が始まる前に説明はありました。
90: ◎議長(
菅原清喜君) 3番菅原雄治君。
91: ◎3番(菅原雄治君) 説明があった上で、恐らく、後ろの表にある12施設について、登録する可能性について話合いがなされたんだろうと思いました。それについては委員会等で確認してください。
次に、令和2年1月、市から建物所有者に当該地区の無償貸付けについて、市議会の同意を得ることを条件というものは、本日でよろしいですか。
92: ◎議長(
菅原清喜君) 都市計画課長佐藤 勉君。
93: ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 議員おっしゃるとおりでございます。
94: ◎議長(
菅原清喜君) 3番菅原雄治君。
95: ◎3番(菅原雄治君) 令和2年5月、震災特別委員会、記憶を私はしておりますので、そのところで委員会でも確認してほしいんですけれども、一番下のところ、無償貸付けをし、建物を移転、保存する方針を報告したとなっていますので、この無償貸付けについても、きちっとそのときには一応報告はしていたということを、ぜひ委員会として確認してほしいんですけれども、よろしいですか。
96: ◎議長(
菅原清喜君) 都市計画課長佐藤 勉君。
97: ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 本年5月11日、特別委員会におきまして、配付資料に記載している内容、手元にありますので報告いたします。
民間の伝承施設(震災伝承ネットワーク協議会登録済み)の移転、施設保存に対する所有者の強い希望があり、限られた事業期間内で完成が必要なことから、南気仙沼復興市民広場の本来機能に影響しない範囲の土地、約1,500平方メートルを無償貸付けすることにより移転し、保存することとしている。市有地の無償貸付けについては6月
定例会にお諮りする予定と記載して報告しております。
98: ◎議長(
菅原清喜君) 3番菅原雄治君。
99: ◎3番(菅原雄治君) 分かりました。あと、委員会付託に任せますが、最後の、気仙沼市の、ある分類1から分類3までの12件の施設、分かるのでしたら、何らかの資料として、委員会等、もしくは議員全員にお渡し願いたいと思うんですけれども、できるでしょうか。議長、お願いします。
100: ◎議長(
菅原清喜君) 都市計画課長佐藤 勉君。
101: ◎都市計画課長(佐藤 勉君) 資料につきましては、震災伝承ネットワークのホームページから引用しました資料が用意できますので、後ほど配付させていただきたいと思います。
102: ◎議長(
菅原清喜君) よろしいですか。(「なし」の声あり)これにて質疑を終結いたします。
議案第26号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
103: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、議案第27号令和2年度気仙沼市一般会計補正予算を議題といたします。
○議案第27号 令和2年度気仙沼市一般会計補正予算
104: ◎議長(
菅原清喜君) お諮りいたします。本案については、議員全員をもって構成する一般会計予算審査特別委員会を設置し、これに付託の予定でありますので、質疑を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
105: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、質疑は省略することに決しました。
お諮りいたします。本案については、議員全員をもって構成する一般会計予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
106: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、本案については議員全員をもって構成する一般会計予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。
お諮りいたします。ただいま設置されました一般会計予算審査特別委員会の委員長及び副委員長の互選についてお諮りいたします。
(「議長一任」と呼ぶ者あり)
107: ◎議長(
菅原清喜君) 議長一任の声がありますので、議長において指名推選することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
108: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、委員長に20番小野寺俊朗君、副委員長に2番三浦友幸君を指名いたします。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
109: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、委員長に20番小野寺俊朗君、副委員長に2番三浦友幸君と決しました。それではよろしくお願いいたします。
110: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、議案第28号令和2年度気仙沼市下水道事業会計補正予算を議題といたします。
○議案第28号 令和2年度気仙沼市下水道事業会計補正予算
111: ◎議長(
菅原清喜君) 本案は、産業建設常任委員会に付託の予定であります。
補足説明を求めます。建設部長佐々木 守君。
112: ◎建設部長(佐々木 守君) それでは、議案第28号令和2年度気仙沼市下水道事業会計補正予算について、補足説明を申し上げます。
気仙沼市各種会計補正予算書の27ページをお開き願います。
第2条は、令和2年度気仙沼市下水道事業会計予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものであります。
資本的収入については、第1款資本的収入第3項他会計出資金に479万8,000円を追加し、資本的収入の予定額を16億9,914万3,000円とするものであります。
資本的支出については、第1款資本的支出第1項建設改良費に479万8,000円を追加し、資本的支出の予定額を17億316万8,000円とするものであります。
補正予算の内容につきましては、下水道事業会計補正予算実施計画の表により御説明させていただきますので、恐れ入りますが、28ページをお開き願います。
資本的収入及び支出の表を御覧願います。
初めに、支出から御説明申し上げます。
第1款資本的支出第1項建設改良費5目地盤沈下対策事業費479万8,000円の追加は、マンホールかさ上げ工事に係る費用でございます。
次に、収入について御説明申し上げます。
第1款資本的収入第3項1目他会計出資金の479万8,000円の追加は、地盤沈下対策事業費に係る一般会計からの繰入金でございます。
以上が下水道事業会計補正予算でございます。よろしくお願い申し上げます。
113: ◎議長(
菅原清喜君) これより質疑に入ります。9番秋山善治郎君。
114: ◎9番(秋山善治郎君) 工事内容について確認、もう少し詳しく教えていただきたいんですが、マンホールのかさ上げ、地盤沈下ということで今、説明されましたが、これは地盤沈下、地盤隆起したんでしょうか。それから、これは何基のマンホールについて、その手当てをしなければならないのか。どのぐらいの高さの上下の工事をするのか。そこについての考え方をお示しください。
115: ◎議長(
菅原清喜君) 下水道課長佐藤 靖君。
116: ◎下水道課長(佐藤 靖君) マンホールかさ上げ、地盤沈下に伴いとなっておりますけれども、東日本大震災において地盤沈下し、道路をかさ上げ工事等の災害復旧を行っております。その部分で、下水管全て入替えで、その調査の結果、既設利用が図られる分に関しましては、その道路のかさ上げ分に合わせて10センチから20センチ程度のかさ上げを行う予定としております。そのことで、箇所としては、魚町・南町の土地区画整理事業地内でまだ現在施工している区間において7基程度のマンホールをかさ上げする予定でございます。
117: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君。
118: ◎9番(秋山善治郎君) そうすると、マンホール自体のかさ上げではなくて、首の分を上げるとか、そういう意味でこれを理解してよろしいんでしょうか。確認します。
119: ◎議長(
菅原清喜君) 下水道課長佐藤 靖君。
120: ◎下水道課長(佐藤 靖君) 秋山議員の言うとおりでございまして、首の部分だけのかさ上げとなります。
121: ◎議長(
菅原清喜君) よろしいですか。(「なし」の声あり)これにて質疑を終結いたします。
議案第28号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
常任委員会及び一般会計予算審査特別委員会開催のため、暫時休憩いたします。再開を一般会計予算審査特別委員会終了後といたします。
午前11時08分 休 憩
───────────────────────────────────────────
午後 3時20分 再 開
122: ◎議長(
菅原清喜君) 再開いたします。
休憩前に引き続き会議を開きます。
123: ◎議長(
菅原清喜君) これより、各常任委員会及び特別委員会に付託いたしました議案について、審査の経過及び結果の報告を求めます。
初めに、
総務教育常任委員長の報告を求めます。
総務教育常任委員長三浦由喜君。
124: ◎
総務教育常任委員長(
三浦由喜君) 本議会において、総務教育常任委員会に付託されました議案について、その審査の結果を御報告いたします。
○議案第25号 新月公民館移転新築建築本体工事請負契約の締結について は、当局より説明を徴し、審査の結果、同意すべきものと決しました。
以上のとおりでありますので御報告いたします。
125: ◎議長(
菅原清喜君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。(「なし」の声あり)これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。(「なし」の声あり)これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。ただいまの
総務教育常任委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
126: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。
127: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、
産業建設常任委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員長村上佳市君。
128: ◎
産業建設常任委員長(村上佳市君) 本議会において、当委員会に付託されました議案について、その審査の結果を御報告いたします。
○議案第24号 道の駅「大谷海岸」災害復旧外構工事請負契約の締結について は、当局より説明を徴し、審査の結果、同意すべきものと決しました。
○議案第26号 財産の無償貸付けについて 及び
○議案第28号 令和2年度気仙沼市下水道事業会計補正予算 は、当局より説明を徴し、審査の結果、いずれも原案を可決すべきものと決しました。
以上のとおりでありますので御報告いたします。
129: ◎議長(
菅原清喜君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。3番菅原雄治君。
130: ◎3番(菅原雄治君) 議案第26号について、委員長にお伺いします。
議案第26号は、震災遺構、震災の財産の市有地の使用貸付けについてですけれども、南運動公園からの移動ということで、南運動公園に関わっていた総務教育との連合審査等の話が出てきましたが、そういうことで、連合審査の検討について委員会等で話し合われましたか。
131: ◎議長(
菅原清喜君)
産業建設常任委員長村上佳市君。
132: ◎
産業建設常任委員長(村上佳市君) 連合審査については、委員の皆さんにお諮りしまして、連合審査は申入れをしないということで決定いたしました。以上です。
133: ◎議長(
菅原清喜君) 3番菅原雄治君。
134: ◎3番(菅原雄治君) 次に、本会議場で、震災伝承ネットワーク協議会の震災伝承施設について、私からいろいろ質問したと思います。その質問の意図は、その12個の施設の名称、施設によって、このらせん階段の施設がどういう位置にあるのかということを確認しながら、常任委員会等で議論を深めていただきたいという意図で、資料等のことも話をしました。その施設等についての内容、ネットワークの状況によって、この施設の状況を踏まえて、震災伝承施設への登録により、その位置づけが明確になったという評価の観点につながっていると思うんですけれども、そのような話が資料をもってなされたかどうか確認します。
135: ◎議長(
菅原清喜君)
産業建設常任委員長村上佳市君。
136: ◎
産業建設常任委員長(村上佳市君) 委員会では資料の請求はございませんでした。以上です。
137: ◎議長(
菅原清喜君) 9番秋山善治郎君。
138: ◎9番(秋山善治郎君) 委員長に1点お伺いします。
貸借契約書の11条について、本会議でも発言しましたけれども、目的との関係です。目的の用に供しなくなったときは契約の解除ということでうたってあるんですけれども、その供しなくなったときの判断は市が行うのか、それとも震災伝承ネットワーク協議会が行うのか、それとも建物の所有者が行うのか。どういう形でこの目的に供しなくなったときの判断というものは決められることになるのか。この契約書の運用について、どのように御審議されたか、御報告お願いします。
139: ◎議長(
菅原清喜君)
産業建設常任委員長村上佳市君。
140: ◎
産業建設常任委員長(村上佳市君) 契約書の中身については議論はなかったと思います。以上です。
141: ◎議長(
菅原清喜君) これにて質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。(「なし」の声あり)これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。ただいまの
産業建設常任委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
142: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。
143: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、
一般会計予算審査特別委員長の報告を求めます。
一般会計予算審査特別委員長小野寺俊朗君。
144: ◎
一般会計予算審査特別委員長(小野寺俊朗君) 本議会において、当委員会に付託されました議案について、その審査の結果を御報告いたします。
○議案第27号 令和2年度気仙沼市一般会計補正予算 は、当局より説明を徴し、審査の結果、原案を可決すべきものと決しました。
以上のとおりでありますので御報告いたします。
145: ◎議長(
菅原清喜君) お諮りいたします。ただいまの特別委員長の報告に対する質疑は、省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
146: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、質疑は省略することに決しました。
これより討論に入ります。(「なし」の声あり)これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。ただいまの特別委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
147: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、特別委員長報告のとおり決しました。
148: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、議案の上程でありますが、議案第29号から議案第32号の4か件を一括上程いたします。
○議案第29号 地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について
○議案第30号 公共交通への支援の強化を求める意見書の提出について
○議案第31号 すべての人に安心できる住居の確保・維持を求める意見書の提出につ
いて
○議案第32号 種苗法一部改正案の見直しを求める意見書の提出について
149: ◎議長(
菅原清喜君) 職員をして議案を朗読いたさせます。
150: ◎次長兼議事調査係長(佐藤 浩君)
議案第29号
地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について
上記の議案を別紙のとおり提出する。
令和2年6月26日 提出
提出者 気仙沼市議会議員 小野寺 修
賛成者 同 熊 谷 伸 一
同 同 千 葉 慶 人
同 同 高 橋 清 男
地方財政の充実・強化を求める意見書(案)
今、地方自治体には、医療、介護など社会保障への対応、子育て支援策の充実、地域交通の維持、確保など多岐にわたり、より複雑化した行政需要への対応が求められている。しかし、公的サービスを担う人材不足は深刻化しており、近年多発している大規模災害に備えるための防災・減災事業の実施、新型コロナウイルス感染症対策など、緊急な対応を要する課題にも直面している。
こうした地方自治体の財源対応について、政府は骨太方針2018において、2021年度の地方財政計画まで、2018年度の地方財政計画の水準を下回らないよう、実質的に同水準を確保するとしている。
実際に、2020年度、地方財政計画の一般財源総額は63兆4,318億円、前年比プラス1.2%と過去最高の水準となった。
一方、人口減少、超高齢化に伴う社会保障費関連をはじめとする地方の財源需要に対応するためには、さらなる地方財政の充実・強化が求められている。
このため、2021年度の政府予算と地方財政の検討に当たっては、歳入歳出を的確に見積もり、地方財政の確立を目指すよう、政府に下記の事項について実現するよう強く求める。
記
1 社会保障、感染症対策、防災、環境対策、地域交通対策、人口減少対策など、増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合う一般財源総額の確保を図ること。
2 子育て、地域医療の確保、介護や児童虐待防止、生活困窮者自立支援など、急増する社会保障ニーズへの対応と人材を確保するための社会保障予算の確保及び地方財政措置を的確に行うこと。
3 地方交付税における「業務改革の取組等の成果を反映した算定(従来のトップランナー方式)」は地域の実情を無視し、本来、交付税に求められる財源保障機能を損なう算定方式であることから、その廃止・縮小を含めた検討を行うこと。
4 「まち・ひと・しごと創生事業費」として確保されている1兆円について、引き続き同規模の財源確保を図ること。
5 2020年度から始まった会計年度任用職員制度における当該職員の処遇改善に向けて、引き続き所要額の調査を行うなどして、その財源確保を図ること。
6 森林環境譲与税の譲与基準については、地方団体と協議を行い、林業需要の高い自治体への譲与額を増大させるよう見直すこと。
7 地域間の財源偏在性の是正に向けては、偏在性の小さい所得税・消費税を対象に、国税から地方税への税源移譲を行うなど、抜本的な改善を行うこと。また、各種税制の廃止、減税を検討する際には、自治体財政に与える影響を十分検証した上で、代替財源の確保をはじめ、財政運営に支障が生じることがないよう対応を図ること。
8 地方交付税の財源保障機能・財政調整機能の強化を図り、市町村合併の算定特例の終了への対応、小規模自治体に配慮した団体補正の強化など、対策を講じること。
9 2020年度の地方財政計画では、依然として4兆5,000億円強と前年度を超える規模の財源不足があることから、地方交付税の法定率を引き上げ、臨時財政対策債に頼らない地方財政を確立すること。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
令和2年6月26日
気仙沼市議会議長 菅 原 清 喜
内閣総理大臣
内閣官房長官
総務大臣 宛
財務大臣
内閣府特命担当大臣(地方創生、規制改革担当)
内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)
議案第30号
公共交通への支援の強化を求める意見書の提出について
上記の議案を別紙のとおり提出する。
令和2年6月26日 提出
提出者 気仙沼市議会議員 小野寺 修
賛成者 同 熊 谷 伸 一
同 同 千 葉 慶 人
同 同 高 橋 清 男
公共交通への支援の強化を求める意見書(案)
鉄道、バス、タクシーをはじめとする公共交通は、社会機能、都市機能の維持に必要不可欠な要員(エッセンシャル・ワーカー)の移動を支えると同時に、買物や通院など最低限の日常生活を送るために欠かせない重要な産業である。
緊急事態宣言の発令下でも、政府は市民生活や企業活動に支障が出ないよう、各交通機関に運行の継続を要請し、事業者も混雑の発生を防止する観点から、安易に大規模な減便、運休をせずに応えてきた。
一方、新型コロナウイルス感染症に伴う休校、外出・移動自粛、テレワークの拡大、各種スポーツイベントの中止などの要請により、輸送人員が大幅に減少し、今後の事業の存続にも関わる大きな打撃を受けている。その後、緊急事態宣言は全国で解除されたが、次なる流行に備えた新しい生活様式としてテレワークが推奨されるほか、感染防止対策費用の増加や「3密」を避けることによる定員減の影響に加え、旅行やイベントも段階的な再開にとどまっている。
交通関係の9社らでつくる「日本モビリティ・マネジメント会議」の調査によると、全国の鉄道やバス、タクシー、旅客船などの事業者に調査した結果、回答があった436社のうち、約半数が8月中旬までに倒産するおそれがあると答えている。
交通事業者全体の減収は3.5兆円に達するとの試算もある。
公共交通が置かれた状況は、新型コロナ禍で一変し、交通産業や旅行関係産業への影響は今後数年続くことが予想されるとともに、第2次感染拡大に対する備えも必要となる。
既に埼玉県では、地域の路線バス事業者が経営破綻し、Go To キャンペーンが始まる前に交通事業者の存続が危ぶまれている。
公共交通は一度、撤退、崩壊すれば、二度と元に戻ることはないか、戻るとしても非常に長い時間がかかる。
2020年度第2次補正予算では、地域公共交通における感染拡大防止対策として、国費約138億円を盛り込むとともに、地方創生臨時交付金を増額して、その活用を促しているものの、利用人口が減少し、感染防止と両立を求められる交通事業者特有の課題に対し十分とはいえない。
よって、国会及び政府においては、交通弱者をはじめとする住民の生活にとって不可欠な地域公共交通の崩壊を防ぐため、新型コロナウイルス感染症対策予備費を活用するなど必要な予算を確保し、公共交通への支援の強化を図るよう強く求める。
記
1 地域公共交通(維持改善事業)を拡充するとともに、東日本大震災の復旧・復興特例のような特例拡大適用を行うこと。また、休校・自粛期間中の損失補填や欠損補填を行うこと。
2 経営基盤の脆弱な事業者に対する特別融資や債務保証を行うこと。
3 法人税、固定資産税、都市計画税、自動車関連諸税等の猶予、減免を行うこと。
4 安全に公共交通を利用できるよう、必要となる設備や車両の改造費用に対する補助を充実するとともに、利用者が安全に公共交通を利用するためのガイドラインの策定と周知を図ること。交通従事者のマスク、消毒液等の優先供給を引き続き行うこと。
5 「エッセンシャル・ワーカー」の移動を支え、自らもまた「エッセンシャル・ワーカー」である交通従事者に危険手当を支給するとともに、タクシー運転者への生活支援を強化すること。
6 今回の新型コロナウイルス感染症が与える影響は、公共交通に対しても長期化することが予想されることから、持続可能な公共交通を目指し、事業の安定に向けた基金を創設すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
令和2年6月26日
気仙沼市議会議長 菅 原 清 喜
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣 宛
財務大臣
総務大臣
国土交通大臣
議案第31号
すべての人に安心できる住居の確保・維持を求める意見書の提出について
上記の議案を別紙のとおり提出する。
令和2年6月26日 提出
提出者 気仙沼市議会議員 小野寺 修
賛成者 同 熊 谷 伸 一
同 同 千 葉 慶 人
同 同 高 橋 清 男
すべての人に安心できる住居の確保・維持を求める意見書(案)
新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う政府の緊急事態宣言の影響により、仕事を失うなど急激に収入が減少し、多くの人が家賃の支払いが困難になる状況が生じている。緊急事態宣言は解除され、経済活動が再開されたものの、感染第2波も懸念されることから、厳しい警戒や感染対策は今なお継続しており、経済の回復にはまだまだ時間を要することから、時間の経過とともに家賃の支払いが困難となる人々が爆発的に増えることも予想される。家賃の滞納が続いた場合には、債務不履行を理由として賃貸借契約を解除され、明渡し退去を求められるおそれもある。
また、これまで定住場所を持たず、インターネットカフェや漫画喫茶などを居所として生活を維持している方々の中には、今後の感染状況によっては、それらの施設が再度、営業自粛となり、行き場をなくすことも懸念される。
住まいの確保は社会保障の基盤であり、住まいの確保がなされなければ、制度があっても支援を受けられず、福祉にもつながれなくなってしまう。生活の基盤というべき住まいを失った場合には、生活が成り立たなくなり、貧困のスパイラルに陥ってしまいかねない。一度住まいを失ってしまうと、仕事を探す上でも不利になる。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、「ステイ・ホーム」が奨励されているが、ウイルスから身を守ることも含め、生活を支えていくためにも、全ての人たちが安心できる住まいの確保・維持を最優先とする政策が求められている。
よって、国会及び政府においては、下記の事項について実現するよう強く求める。
記
1 住居確保給付金について、支給対象要件の緩和や運用の改善が図られているものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響による収入減少により家賃の支払いに困難が生じた生活困窮者を支援するため、さらなる制度改善を行い、積極的な活用を図ること。
(1) 現実に家賃の支払いが困難となっている方々が対象から外れることのないよう、支給対象者の要件である収入基準額を引き上げること。家賃の全額を賄えない世帯が多数生じないよう、支給上限額を引き上げること。
(2) 支給対象要件の緩和に伴い、相談者が窓口に殺到し、必要書類の説明や審査の負担の増大による支給事務の混乱、遅延が生じていることから、2年以内に離職、廃業または減収という要件と、誠実かつ熱心に求職活動を行うこととの支給対象要件を廃止すること。
(3) 大学生、専門学校生等が支援の対象となるよう、主たる生計維持者であるという支給対象要件を廃止すること。
(4) 失業者が職業訓練によって新たな技能を身につけた上で、よりよい再就職を果たす機会を保障するため、求職者支援法に基づく職業訓練受講給付金との併給を認めないとの要件を見直すこと。
2 全ての住居困窮者に対し、相部屋の施設に誘導するのをやめ、ホテルの借り上げなども含め、個室の安心できる場所を提供すること。加えて、空き家、空き室を活用した住宅支援を強化すること。
3 生活やなりわいの基盤を失うおそれのある国民が増え続けている現状において、テナントの賃料に対する支援策とともに、緊急事態宣言の影響により住まいの賃料の支払いが困難になった場合に、一定期間の賃料の支払いを猶予し、それらの滞納に基づく賃貸借契約解除を制限するため、特別措置法を制定すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
令和2年6月26日
気仙沼市議会議長 菅 原 清 喜
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣 宛
総務大臣
厚生労働大臣
国土交通大臣
議案第32号
種苗法一部改正案の見直しを求める意見書の提出について
上記の議案を別紙のとおり提出する。
令和2年6月26日 提出
提出者 気仙沼市議会議員 小野寺 修
賛成者 同 熊 谷 伸 一
同 同 千 葉 慶 人
同 同 高 橋 清 男
種苗法一部改正案の見直しを求める意見書(案)
日本国内で開発された品種の海外流出防止を目的として、種苗法の一部を改正する法律案が、さきの通常国会に提出された。
近年、日本の農産物の苗木が国外に持ち出され、現地では栽培が広がり、格安で流通する事例なども発生している。多額の国費を投入して開発した品種が海外で勝手に使われ、それによって日本の農家の海外販売市場が狭められ、場合によっては逆輸入により国内市場も奪われかねない現状である。
今回の改正案には、違法に海外に持ち出そうとする行為を防止するためとして、登録品種について、農家が収穫物の一部を次期作の種苗として使う自家増殖を、これまでの「原則自由」から「原則禁止」に変え、育成者権者の許諾なしに使えないようにすることが盛り込まれている。
これまで農家は、登録品種であっても、育てた作物から採種や挿し木をして「自家増殖」することが原則認められてきたが、それができなくなる。
農林水産省は、規制の対象は全体の1割未満の登録品種に限られ、それ以外の一般品種はこれまでどおり「自家増殖」でき、また登録品種の大半は公的機関が開発者で、安価な許諾料さえ払えば自家増殖の継続は可能と説明している。
しかし、既に現行の種苗法の下でも、原則自由のはずの「自家増殖」が禁じられた品種は、2016年までは82種だったのが、今では400種近くに急増している。
法改正で許諾性が盛り込まれれば、許諾に関する事務手続や費用負担の増加などが見込まれる。
高い種子を毎年購入しなければならない場合、日本の農業を支える圧倒的多数の農家にとっては、新たに大きな負担が発生し、農業経営等に影響を与えることが懸念され、ひいては地域の農業の衰退を招きかねない。
加えて、地域の中小の種苗会社が資金的に品種登録をする余裕がない場合、高額な登録料を支払うことのできる特定の民間企業による種子の独占や市場の寡占化が進み、多種の種子が失われ、農家や消費者の選択肢をより一層制限することになる。
2017年制定の農業競争力強化支援法で、都道府県など公的機関が有する「種苗の生産に関する知見」を多国籍企業も含む民間企業に提供するよう求め、2018年には都道府県に優良な米や麦の普及を義務づけた主要農産物種子法が廃止され、民間企業の種子生産参入が後押しされた。
これに続き、農家の自主増殖が原則禁止となれば、安価で優良な種子を供給する公的種苗事業が一層揺らぎ、日本の地域農業の加速度的衰退につながるおそれが強い。
農家の「自家増殖」を制限しても、種苗法は国内法のため、域外流出を止めるための有効な対策とはなり得ない。海外で育成者権者の知的財産権を行使するためには、その国の法令を遵守し、育成者の権利を担保するしかない。
よって、国会及び政府においては、地域農業や農家、消費者の権利を守り、安定した農作物、食料を確保するため、種苗法一部改正案について見直しするよう強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
令和2年6月26日
気仙沼市議会議長 菅 原 清 喜
衆議院議長
参議院議長 宛
内閣総理大臣
農林水産大臣
151: ◎議長(
菅原清喜君) これより議案の審議に入ります。
議案第29号地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について、議案第30号公共交通への支援の強化を求める意見書の提出について、議案第31号すべての人に安心できる住居の確保・維持を求める意見書の提出について及び議案第32号種苗法一部改正案の見直しを求める意見書の提出についてを一括議題といたします。
○議案第29号 地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について
○議案第30号 公共交通への支援の強化を求める意見書の提出について
○議案第31号 すべての人に安心できる住居の確保・維持を求める意見書の提出につ
いて
○議案第32号 種苗法一部改正案の見直しを求める意見書の提出について
152: ◎議長(
菅原清喜君) お諮りいたします。議案第29号から議案第32号の4か件は、各会派等を通じて協議され、その代表者をもって提出されたものであります。よって、会議規則第37条第3項の規定により提案理由の説明、質疑、委員会への付託及び討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
153: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、議案第29号から議案第32号の4か件は提案理由の説明、質疑、委員会への付託及び討論を省略することに決しました。
これより一括採決いたします。議案第29号から議案第32号の4か件は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
154: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、議案第29号から議案第32号の4か件は原案のとおり決しました。
155: ◎議長(
菅原清喜君) 次に、総務教育、民生、産業建設の各常任委員会及び議会運営委員会から、お手元に配付のとおり、閉会中の所管事務調査付託の申出があります。
お諮りいたします。申出のとおりこれを承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
156: ◎議長(
菅原清喜君) 御異議なしと認めます。よって、申出のとおりこれを承認することに決しました。
157: ◎議長(
菅原清喜君) 以上で提出されました議案の全部を議了いたしましたので、これをもちまして第111回気仙沼市議会
定例会を閉会いたします。
大変御苦労さまでした。
午後 3時54分 閉 会
───────────────────────────────────────────
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
令和2年6月26日
気仙沼市議会議長 菅 原 清 喜
署 名 議 員 小野寺 修
署 名 議 員 及 川 善 賢
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