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平成26年第64回定例会(第3日) 本文 開催日: 2014年09月25日
平成26年第64回定例会(第3日) 名簿 開催日: 2014年09月25日

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  1. 気仙沼市議会 2014-09-25
    平成26年第64回定例会(第3日) 本文 開催日: 2014年09月25日


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2014-09-25 平成26年第64回定例会(第3日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 355 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◎議長(守屋守武君) 選択 2 : ◎議長(守屋守武君) 選択 3 : ◎議長(守屋守武君) 選択 4 : ◎議長(守屋守武君) 選択 5 : ◎議長(守屋守武君) 選択 6 : ◎議長(守屋守武君) 選択 7 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 8 : ◎議長(守屋守武君) 選択 9 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 10 : ◎議長(守屋守武君) 選択 11 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 12 : ◎議長(守屋守武君) 選択 13 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 14 : ◎議長(守屋守武君) 選択 15 : ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 選択 16 : ◎議長(守屋守武君) 選択 17 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 18 : ◎議長(守屋守武君) 選択 19 : ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 選択 20 : ◎議長(守屋守武君) 選択 21 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 22 : ◎議長(守屋守武君) 選択 23 : ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 選択 24 : ◎議長(守屋守武君) 選択 25 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 26 : ◎議長(守屋守武君) 選択 27 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 28 : ◎議長(守屋守武君) 選択 29 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 30 : ◎議長(守屋守武君) 選択 31 : ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 選択 32 : ◎議長(守屋守武君) 選択 33 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 34 : ◎議長(守屋守武君) 選択 35 : ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 選択 36 : ◎議長(守屋守武君) 選択 37 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 38 : ◎議長(守屋守武君) 選択 39 : ◎教育長(白幡勝美君) 選択 40 : ◎議長(守屋守武君) 選択 41 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 42 : ◎議長(守屋守武君) 選択 43 : ◎教育長(白幡勝美君) 選択 44 : ◎議長(守屋守武君) 選択 45 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 46 : ◎議長(守屋守武君) 選択 47 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 48 : ◎議長(守屋守武君) 選択 49 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 50 : ◎議長(守屋守武君) 選択 51 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 52 : ◎議長(守屋守武君) 選択 53 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 54 : ◎議長(守屋守武君) 選択 55 : ◎産業部長(加藤正禎君) 選択 56 : ◎議長(守屋守武君) 選択 57 : ◎14番(熊谷伸一君) 選択 58 : ◎議長(守屋守武君) 選択 59 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 60 : ◎議長(守屋守武君) 選択 61 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 62 : ◎議長(守屋守武君) 選択 63 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 64 : ◎議長(守屋守武君) 選択 65 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 66 : ◎議長(守屋守武君) 選択 67 : ◎農林課長(小野寺俊勝君) 選択 68 : ◎議長(守屋守武君) 選択 69 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 70 : ◎議長(守屋守武君) 選択 71 : ◎農林課長(小野寺俊勝君) 選択 72 : ◎議長(守屋守武君) 選択 73 : ◎副市長(大江真弘君) 選択 74 : ◎議長(守屋守武君) 選択 75 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 76 : ◎議長(守屋守武君) 選択 77 : ◎農林課長(小野寺俊勝君) 選択 78 : ◎議長(守屋守武君) 選択 79 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 80 : ◎議長(守屋守武君) 選択 81 : ◎農林課長(小野寺俊勝君) 選択 82 : ◎議長(守屋守武君) 選択 83 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 84 : ◎議長(守屋守武君) 選択 85 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 86 : ◎議長(守屋守武君) 選択 87 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 88 : ◎議長(守屋守武君) 選択 89 : ◎下水道課長(村上久利君) 選択 90 : ◎議長(守屋守武君) 選択 91 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 92 : ◎議長(守屋守武君) 選択 93 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 94 : ◎議長(守屋守武君) 選択 95 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 96 : ◎議長(守屋守武君) 選択 97 : ◎土木課長(庄子裕明君) 選択 98 : ◎議長(守屋守武君) 選択 99 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 100 : ◎議長(守屋守武君) 選択 101 : ◎土木課長(庄子裕明君) 選択 102 : ◎議長(守屋守武君) 選択 103 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 104 : ◎議長(守屋守武君) 選択 105 : ◎土木課長(庄子裕明君) 選択 106 : ◎議長(守屋守武君) 選択 107 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 108 : ◎議長(守屋守武君) 選択 109 : ◎土木課長(庄子裕明君) 選択 110 : ◎議長(守屋守武君) 選択 111 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 112 : ◎議長(守屋守武君) 選択 113 : ◎土木課長(庄子裕明君) 選択 114 : ◎議長(守屋守武君) 選択 115 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 116 : ◎議長(守屋守武君) 選択 117 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 118 : ◎議長(守屋守武君) 選択 119 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 120 : ◎議長(守屋守武君) 選択 121 : ◎農林課長(小野寺俊勝君) 選択 122 : ◎議長(守屋守武君) 選択 123 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 124 : ◎議長(守屋守武君) 選択 125 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 126 : ◎議長(守屋守武君) 選択 127 : ◎13番(菅原清喜君) 選択 128 : ◎議長(守屋守武君) 選択 129 : ◎議長(守屋守武君) 選択 130 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 131 : ◎議長(守屋守武君) 選択 132 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 133 : ◎議長(守屋守武君) 選択 134 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 135 : ◎議長(守屋守武君) 選択 136 : ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) 選択 137 : ◎議長(守屋守武君) 選択 138 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 139 : ◎議長(守屋守武君) 選択 140 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 141 : ◎議長(守屋守武君) 選択 142 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 143 : ◎議長(守屋守武君) 選択 144 : ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) 選択 145 : ◎議長(守屋守武君) 選択 146 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 147 : ◎議長(守屋守武君) 選択 148 : ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) 選択 149 : ◎議長(守屋守武君) 選択 150 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 151 : ◎議長(守屋守武君) 選択 152 : ◎議長(守屋守武君) 選択 153 : ◎市民生活部長(菅原英哉君) 選択 154 : ◎議長(守屋守武君) 選択 155 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 156 : ◎議長(守屋守武君) 選択 157 : ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) 選択 158 : ◎議長(守屋守武君) 選択 159 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 160 : ◎議長(守屋守武君) 選択 161 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 162 : ◎議長(守屋守武君) 選択 163 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 164 : ◎議長(守屋守武君) 選択 165 : ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) 選択 166 : ◎議長(守屋守武君) 選択 167 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 168 : ◎議長(守屋守武君) 選択 169 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 170 : ◎議長(守屋守武君) 選択 171 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 172 : ◎議長(守屋守武君) 選択 173 : ◎市民生活部長(菅原英哉君) 選択 174 : ◎議長(守屋守武君) 選択 175 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 176 : ◎議長(守屋守武君) 選択 177 : ◎ガス水道部長(梶原明徳君) 選択 178 : ◎議長(守屋守武君) 選択 179 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 180 : ◎議長(守屋守武君) 選択 181 : ◎ガス水道部長(梶原明徳君) 選択 182 : ◎議長(守屋守武君) 選択 183 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 184 : ◎議長(守屋守武君) 選択 185 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 186 : ◎議長(守屋守武君) 選択 187 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 188 : ◎議長(守屋守武君) 選択 189 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 190 : ◎議長(守屋守武君) 選択 191 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 192 : ◎議長(守屋守武君) 選択 193 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 194 : ◎議長(守屋守武君) 選択 195 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 196 : ◎議長(守屋守武君) 選択 197 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 198 : ◎議長(守屋守武君) 選択 199 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 200 : ◎議長(守屋守武君) 選択 201 : ◎産業再生戦略課長(村上信光君) 選択 202 : ◎議長(守屋守武君) 選択 203 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 204 : ◎議長(守屋守武君) 選択 205 : ◎産業部長(加藤正禎君) 選択 206 : ◎議長(守屋守武君) 選択 207 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 208 : ◎議長(守屋守武君) 選択 209 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 210 : ◎議長(守屋守武君) 選択 211 : ◎産業部長(加藤正禎君) 選択 212 : ◎議長(守屋守武君) 選択 213 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 214 : ◎議長(守屋守武君) 選択 215 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 216 : ◎議長(守屋守武君) 選択 217 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 218 : ◎議長(守屋守武君) 選択 219 : ◎財政課長(佐藤大輔君) 選択 220 : ◎議長(守屋守武君) 選択 221 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 222 : ◎議長(守屋守武君) 選択 223 : ◎財政課長(佐藤大輔君) 選択 224 : ◎議長(守屋守武君) 選択 225 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 226 : ◎議長(守屋守武君) 選択 227 : ◎財政課長(佐藤大輔君) 選択 228 : ◎議長(守屋守武君) 選択 229 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 230 : ◎議長(守屋守武君) 選択 231 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 232 : ◎議長(守屋守武君) 選択 233 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 234 : ◎議長(守屋守武君) 選択 235 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 236 : ◎議長(守屋守武君) 選択 237 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 238 : ◎議長(守屋守武君) 選択 239 : ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) 選択 240 : ◎議長(守屋守武君) 選択 241 : ◎12番(三浦由喜君) 選択 242 : ◎議長(守屋守武君) 選択 243 : ◎6番(佐藤茂光君) 選択 244 : ◎議長(守屋守武君) 選択 245 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 246 : ◎議長(守屋守武君) 選択 247 : ◎6番(佐藤茂光君) 選択 248 : ◎議長(守屋守武君) 選択 249 : ◎建築住宅課長(西城行信君) 選択 250 : ◎議長(守屋守武君) 選択 251 : ◎6番(佐藤茂光君) 選択 252 : ◎議長(守屋守武君) 選択 253 : ◎建設部長(佐藤清孝君) 選択 254 : ◎議長(守屋守武君) 選択 255 : ◎6番(佐藤茂光君) 選択 256 : ◎議長(守屋守武君) 選択 257 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 258 : ◎議長(守屋守武君) 選択 259 : ◎6番(佐藤茂光君) 選択 260 : ◎議長(守屋守武君) 選択 261 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 262 : ◎議長(守屋守武君) 選択 263 : ◎6番(佐藤茂光君) 選択 264 : ◎議長(守屋守武君) 選択 265 : ◎保健福祉部長(熊谷修一君) 選択 266 : ◎議長(守屋守武君) 選択 267 : ◎6番(佐藤茂光君) 選択 268 : ◎議長(守屋守武君) 選択 269 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 270 : ◎議長(守屋守武君) 選択 271 : ◎6番(佐藤茂光君) 選択 272 : ◎議長(守屋守武君) 選択 273 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 274 : ◎議長(守屋守武君) 選択 275 : ◎6番(佐藤茂光君) 選択 276 : ◎議長(守屋守武君) 選択 277 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 278 : ◎議長(守屋守武君) 選択 279 : ◎6番(佐藤茂光君) 選択 280 : ◎議長(守屋守武君) 選択 281 : ◎議長(守屋守武君) 選択 282 : ◎16番(臼井真人君) 選択 283 : ◎議長(守屋守武君) 選択 284 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 285 : ◎議長(守屋守武君) 選択 286 : ◎16番(臼井真人君) 選択 287 : ◎議長(守屋守武君) 選択 288 : ◎産業部長(加藤正禎君) 選択 289 : ◎議長(守屋守武君) 選択 290 : ◎16番(臼井真人君) 選択 291 : ◎議長(守屋守武君) 選択 292 : ◎産業部長(加藤正禎君) 選択 293 : ◎議長(守屋守武君) 選択 294 : ◎16番(臼井真人君) 選択 295 : ◎議長(守屋守武君) 選択 296 : ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) 選択 297 : ◎議長(守屋守武君) 選択 298 : ◎16番(臼井真人君) 選択 299 : ◎議長(守屋守武君) 選択 300 : ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) 選択 301 : ◎議長(守屋守武君) 選択 302 : ◎16番(臼井真人君) 選択 303 : ◎議長(守屋守武君) 選択 304 : ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) 選択 305 : ◎議長(守屋守武君) 選択 306 : ◎16番(臼井真人君) 選択 307 : ◎議長(守屋守武君) 選択 308 : ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) 選択 309 : ◎議長(守屋守武君) 選択 310 : ◎16番(臼井真人君) 選択 311 : ◎議長(守屋守武君) 選択 312 : ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) 選択 313 : ◎議長(守屋守武君) 選択 314 : ◎16番(臼井真人君) 選択 315 : ◎議長(守屋守武君) 選択 316 : ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) 選択 317 : ◎議長(守屋守武君) 選択 318 : ◎副市長(大江真弘君) 選択 319 : ◎議長(守屋守武君) 選択 320 : ◎16番(臼井真人君) 選択 321 : ◎議長(守屋守武君) 選択 322 : ◎水産課長(鈴木 誠君) 選択 323 : ◎議長(守屋守武君) 選択 324 : ◎16番(臼井真人君) 選択 325 : ◎議長(守屋守武君) 選択 326 : ◎商工課長(吉田 司君) 選択 327 : ◎議長(守屋守武君) 選択 328 : ◎16番(臼井真人君) 選択 329 : ◎議長(守屋守武君) 選択 330 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 331 : ◎議長(守屋守武君) 選択 332 : ◎16番(臼井真人君) 選択 333 : ◎議長(守屋守武君) 選択 334 : ◎議長(守屋守武君) 選択 335 : ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 選択 336 : ◎議長(守屋守武君) 選択 337 : ◎16番(臼井真人君) 選択 338 : ◎議長(守屋守武君) 選択 339 : ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 選択 340 : ◎議長(守屋守武君) 選択 341 : ◎16番(臼井真人君) 選択 342 : ◎議長(守屋守武君) 選択 343 : ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 選択 344 : ◎議長(守屋守武君) 選択 345 : ◎16番(臼井真人君) 選択 346 : ◎議長(守屋守武君) 選択 347 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 348 : ◎議長(守屋守武君) 選択 349 : ◎16番(臼井真人君) 選択 350 : ◎議長(守屋守武君) 選択 351 : ◎都市計画課長(村上 博君) 選択 352 : ◎議長(守屋守武君) 選択 353 : ◎16番(臼井真人君) 選択 354 : ◎議長(守屋守武君) 選択 355 : ◎議長(守屋守武君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:      午前10時00分  開 議 ◎議長(守屋守武君) ただいまの出席議員数は24名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 2: ◎議長(守屋守武君) 本日の欠席届け出議員及び遅参届け出議員はございません。  以上のとおりでありますので、御報告いたします。 3: ◎議長(守屋守武君) 次に、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、6番佐藤茂光君、7番千葉慶人君を指名いたします。 4: ◎議長(守屋守武君) 次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めましたところ、お手元に配付の名簿のとおりでございますので、御報告いたします。 5: ◎議長(守屋守武君) 次に、報道機関から写真撮影等の申し出があり、議長はこれを許可しておりますので、御報告いたします。 6: ◎議長(守屋守武君) これより日程に従いまして一般質問を行います。  順次質問を許可いたします。  まず、「土砂災害対策について」外2カ件、14番熊谷伸一君の質問を行います。14番熊谷伸一君。 7: ◎14番(熊谷伸一君) おはようございます。  議長の許しをいただきましたので、一般質問を行います。  1問目の土砂災害対策につきましては、質問項目が多いことから、通告書に記載した9項目を一括で質問させていただき、答弁をいただいた後、1つずつ再質問を行ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  初めに、大項目の1点目であります。  土砂災害対策についてお伺いをいたします。  昨年8月30日に特別警報がスタートしてから1年がたちました。これは、予想される現象が特に異常で重大な災害の起こるおそれが著しく大きいことを警告するもので、東日本大震災や伊勢湾台風のような大災害が起こるおそれがあるときに、市民の皆さんに最大限の警戒を呼びかけるものであります。特別警報が発表された場合は、これまで経験したことのないような非常に危険な状況になるので、直ちに命を守るための行動をとることを主眼としているようであります。  しかしながら、特別警報は、広域な範囲で甚大な災害が同時多発的に発生する可能性があるものについて発表されるものでありまして、局地的な災害への対応は難しい枠組みになっているようであります。気象庁によると、「局地的に激しい雨がふえているのは事実で、そういう自然現象の予想は難しいのも事実です。気象庁の責務は気象状況の的確な把握と予測、そしてそれを的確にお伝えするというものであります。災害の現場で救助活動や避難誘導をする能力を持つのは、その地に根差す自治体でありますから、自治体の方々が情報をうまく活用して、行動を迅速にできるようにするための勉強や啓発、周知活動はこれからも必要であります」と話をされております。  今月に入って、北海道でも特別警報が出されましたように、全国どこでも大雨による被害が発生するような、過去の前例が当てはまらない気候状況となっております。  そこでお伺いします。
     広島市に大規模な土砂災害をもたらした集中豪雨は、気象庁の最新のシステムでも予想できず、局地的な大雨を的確に予想するのは技術的に難しい、最大の警戒を呼びかける特別警報が発令されなかったことも、結果として住民の避難のおくれにつながったと報道されておりますが、この大きな被害をもたらした広島市8.20豪雨土砂災害を本市ではどのように考え、どのような行動をとっていますか。また、防災の観点からはどのように受けとめていますか。初めにお伺いをいたします。  2点目として、土砂災害に対する市民意識について、本市ではどのように捉えているのでしょうか、お伺いします。  3点目です。気仙沼市地域防災計画の構成見直しでは、地震・津波対策が重点的で、土砂災害の対策の取り扱いについては、風水害等の項目に一くくりになって記載をされております。新しい地域防災計画は、2月にパブリックコメントを受けた後、本年3月の防災会議において成案化されているようでありますが、いまだ議会に示されておりませんので、内容がどのように決定されているかわかりませんが、土砂災害対策については、独立した対策の項目を明記すべきであると考えますが、その考えはないかお伺いをいたします。  4点目として、土砂災害警戒区域についてお伺いします。  土砂災害の危険性が高まった地域に気象庁と各都道府県が共同で発表する土砂災害警戒情報は、平成17年から運用が開始され、翌年の平成18年3月には警戒区域の指定が始まりました。現在、全国におよそ52万カ所ある警戒区域のうち、67%の35万カ所が指定されています。  宮城県内には、8,482カ所の土砂災害危険箇所がありますが、本年9月現在で、新たに登米市60カ所が加わり、1,280カ所が土砂災害警戒区域の指定を受け、そのうち気仙沼市では120カ所であります。指定に当たっては、宮城県が、区域住民を対象に基礎調査結果説明会を行い、土砂災害に対する防災意識の高揚を図っておりますが、あくまでも土砂災害から県民の生命・身体を守ることを目的としたソフト対策であり、ハード整備には費用・時間が相当かかり、対応には限界があるとしております。砂防ダムや急傾斜地崩落防止施設の整備など、防止策を講じている箇所もありますが、まだまだ対応が不足しているようであります。リアス式海岸特有の、急峻な山合いに密集した集落を持つ気仙沼市として、この土砂災害警戒区域の指定箇所について、市民の皆さんとともに再確認をしながら改めて周知を図る事業を実施すべきと考えますが、御所見をお伺いします。  5点目です。土砂災害警戒情報の避難準備情報、避難勧告、避難指示等について、気仙沼市のホームページでは、早期の避難開始と避難中の安全確保を優先にして、避難準備情報、避難勧告、避難指示が出た場合への行動指標が示されておりますが、これらの発令基準についてはどのようになっているのでしょうか。風水害災害対策編の警戒避難体制の中で、市では、「土砂災害の警戒避難体制に関するマニュアル等を整備し、あらかじめ下記事項を定めておく」として、「ア避難勧告等の発令基準」としてありますが、地域防災計画が平成19年3月に策定されて以降の発令基準についてお示しください。  同様に、早期の避難を呼びかけるための避難準備情報について、情報収集や分析、出すタイミング、市民への情報提供などその取り扱いをどのように考えておりますか、具体的にお示しください。これが6点目です。  7点目をお伺いします。気仙沼市地域防災計画の見直しで、計画の推進主体とその役割として、市、県、住民、企業の立場に言及しています。特に、住民の立場として、1点目、「自らの生命は自ら守る」という自主防災の観点、2点目、「自らの身・地域は自らで守る」という意識のもと、自主防災組織の結成や活動への積極的な参画、3番目として、防災訓練、防災に関する研修等に積極的に参加、4点目として、災害が発生した場合の行動と、4つの指針を出していますが、防災のベースを自己責任とした場合、これら防災教育の徹底、自主防災組織の結成、参画、育成についてどのように推進、展開をしていくのでしょうか、お示しください。  8点目です。本市では、平成19年10月下旬に土砂災害に対する全国統一防災訓練において、本市の一部地域で情報伝達や避難をメーンとした土砂災害訓練に参加をしていますが、その後土砂災害を想定した避難訓練等は余り見受けられません。  土砂災害防止月間の6月に、国土交通省の取り組みとして、地域住民、市町村、都道府県、国、防災関係機関によって行われる土砂災害・全国統一防災訓練は本年で9回目を終え、実施市区町村数、参加人員も増加しておりその有用性が認められております。このような全国規模の防災訓練への参加や、気仙沼市が主体となった土砂災害を想定した具体的な避難訓練を実施すべきと考えますがいかがでしょうか。御所見をお伺いします。  最後の9点目です。気象庁からさらに細やかなメッシュでの雨量情報が出されてはいるものの、山間部を抱え局地的に雨量が異なることが予想される気仙沼市としては、土砂災害防止対策や土砂災害警戒情報の発令を早期に講じられるよう、市独自で特別警戒区域、警戒区域へ雨量計を効率的に設置し、局地的豪雨、集中豪雨対策を実施すべきと考えますがいかがでしょうか。よろしくお願いします。 8: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 9: ◎市長(菅原 茂君) 熊谷伸一議員の質問にお答えいたします。  土砂災害対策についてでありますが、初めに、去る8月20日に発生した広島市における大規模な土砂災害について、犠牲になられました方々に心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。  広島市のみならず、全国各地で記録的な大雨による洪水、土砂災害が生じていることを踏まえ、的確な気象情報の収集と状況判断、早期の避難勧告などの発令と、日ごろからの市民への危険性の周知や啓発が極めて重要であるとの思いを、改めて強く認識したところであります。  本市では、夜間・休日の即応体制、気象情報の収集方法、避難勧告等の発令基準及び市民への伝達方法などを各種マニュアルに基づき確認するなど、警戒避難体制の点検を実施するとともに、土砂災害の前兆現象や早期避難の重要性について市公式ホームページにおいて周知しております。  本市では、これまでも防災マップの配布や住民説明会により土砂災害のおそれのある区域や避難場所などの情報を市民に提供してまいりましたが、今後、定期的な広報紙への掲載や各地域での防災講座の開催等を検討してまいります。  さらに、宮城県と合同で行っている土砂災害危険箇所の点検を継続するとともに、気象状況に応じ早期に警戒広報を実施するなど、事前の警戒対策についても万全を期してまいります。  次に、土砂災害に対する市民意識についてでありますが、先般の伊豆大島や広島市の土砂災害に関する報道によって、本市では、津波災害だけでなく土砂災害に対する市民意識も非常に高まっているものと認識しております。  次に、気仙沼市地域防災計画の土砂災害対策については、洪水や高潮などの災害対策とあわせ、風水害対策編として取りまとめております。その理由としましては、これらの災害がいずれも大雨に起因して発生し複合的な被害をもたらすことや、その対策についても共通事項が多く、総合的な対応が求められているからであります。  なお、今年3月の地域防災計画の見直しにおいて、避難勧告等の発令基準や、情報伝達方法等に関するマニュアル整備など、土砂災害対策に関する取り組みを新たに記載しております。  次に、土砂災害警戒区域の指定箇所についてでありますが、宮城県は本市の土砂災害危険箇所490カ所のうち、これまでに土砂災害警戒区域及び特別警戒区域として120カ所を指定しております。  本市では、既に全490カ所の土砂災害危険箇所を記載した防災マップを作成し市民に配布しており、さらに土砂災害警戒区域については、地区ごとに避難場所や避難経路を記載したハザードマップを作成し、住民説明会でお知らせするとともに、市公式ホームページにおいて公表しております。  しかしながら、震災により沿岸部から内陸部へ人口移動が生じており、さらには今年度、宮城県が新たに市内39カ所を土砂災害警戒区域に追加指定する予定であることから、本市としては、早期に住民説明会を開催するなど、改めて注意を喚起してまいります。  また、県の指定作業も加速するよう要望してまいります。  次に、土砂災害警戒情報については、土砂災害発生の危険度が高まった際、気象庁と宮城県が共同で発表する防災情報であり、本市では防災行政無線、緊急速報メール、被災者支援メール等により市民に周知しております。  また、宮城県土砂災害警戒情報システムにより、土壌雨量指数と積算雨量を約5キロメートル四方の地域単位で監視し、危険度判定のレベルに応じて避難勧告などを発令することとしております。  具体的な発令基準としては、危険度判定が注意レベルで避難準備情報、警戒レベルで避難勧告、危険レベルで避難指示を発令することを原則とし、さらに前兆現象等の情報も含めて検討した上で、迅速に避難情報を伝達することとしております。  次に、避難準備情報は、災害の発生が懸念される場合において、高齢者など避難に時間を要する方々のためにあらかじめ周知するために発令するものであり、当市でも積極的に活用したいと考えております。例えば、昨年9月の台風18号による大雨災害では、夜間の避難が予想されたため、より安全な時間帯に避難していただけるよう、早期に避難準備情報を発令しました。  特に、土砂災害については個々の災害発生箇所や時間、規模の詳細な特定が難しいことに加え、短時間での大雨により道路が冠水するなど、安全な避難が困難な状況に陥ることが想定されるため、今後も早期の避難情報提供に努めてまいります。  次に、防災教育の徹底と自主防災組織の育成については、みずからを災害から守るための自助と地域社会がお互いを守る共助を基本として、自主防災組織との連携に努めるとともに、昨年度は学校や自治会などにおいて防災知識の普及を目的とした防災講座を30回開催しております。  また、自主防災活動の活性化には地域防災の要となるリーダーの育成が重要であることから、宮城県防災指導員養成講習会を活用しリーダー養成に努めるとともに、発電機などの防災資機材整備に対する助成等を実施しております。  次に、土砂災害を想定した避難訓練の実施についてでありますが、一昨年から実施している津波総合防災訓練は、土砂災害も想定しており、滝の入地区、田中4区など内陸部の土砂災害のおそれのある自主防災組織においても積極的に訓練に参加していただいており、今後も継続して取り組んでまいります。  次に、土砂災害警戒区域への雨量計設置については、雨量のみで土砂災害を予測することが困難であることや、土砂災害警戒区域の指定箇所数が多く、区域も広範囲に及ぶことから、今後も、避難勧告等の発令基準として活用している宮城県土砂災害警戒情報システムの情報に基づき、より的確な避難情報の提供に努めてまいりますので御理解をお願いいたします。 10: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 11: ◎14番(熊谷伸一君) ありがとうございました。ちょっと長くなりましたけれども、済みませんでした。  1点目の広島の災害に関しては、わかりました。市長さんも東京の事務所のほうにお出かけになって、いろいろとお話しされたようでありますし、我々議会としても広島市の議会のほうに行きまして義援金をお渡して、いただいたさまざまなご支援に対してどれぐらいできるかなかなか難しいですけれども、市としても一生懸命やっていただきたいと思いますし、我々議会としても努力していきたいなと思っています。  2点目、市民の意識の観点なんですけれども、先ほども市長の答弁の中にありましたけれども、市民がどうやって行動をしていくかというのは、やっぱり情報がないと行動ができないというところがあると思うんですね。その情報をどうするんだというので、いろいろこれからお聞きしていくんですけれども、市民が行動の意識というのをどのようにして持っていくのか。市のほうでは、高いレベルにあるという先ほどの答弁でありましたので、その意識をどのようにさまざまな対策、あるいは情報の活用に持っていくのかというのを考えていくべきかなというふうに思っております。市が出した情報を、市民がきちんと受けとめて行動に移すという仕掛けがうまく動かないと、その市民の意識が幾ら高くてもなかなかできないんだということでありますので、その市民の意識に関しては高いというところがまず必要なんだろうなと思っていましたので、その件に関しては、市では、意識が高いんだという思いを持っているようでありますので、それはわかりました。  意識向上へ向けたその取り組みというのがあるんですけれども、意識が高いレベルにあってももっともっと高くしていかないと、その災害が発生した場合には行動が難しいということもありますので、意識向上への自治体の工夫というのもありまして、予防的避難というのを行っているところもあります。熊本県のほうでは、2012年7月に豪雨で多数の犠牲者が出たということから、予防的避難に積極的に力を入れていくという話をしております。宮城県でも、村井知事は記者会見の中で、今回の土砂災害に関して、宮城県でも起こり得ることだと、これから積極的にやっていきたいという話もしておりましたので、そういうことを考えれば、県あるいは市というところが情報をどのように早くしていくか、我々一番基礎の自治体であります市が、市民に対して情報をどういうふうにしていくか、意識向上へ自治体では工夫が必要だということを言われておりますので、ぜひいろいろなことを、先ほど答弁の中にもありましたけれども、手だてをお願いしたいと思います。  それと1点目に関係するんですけれども、対策がどうしても地震と津波に偏っているというのは、政府自民党でも、新聞によります情報ですけれども考えているということです。国土強靱化は、東日本大震災の教訓から言われてきて、住宅の耐震化や堤防整備を進めていますが、耐震が地震と津波に偏り局地的な災害への対応がおくれているというのを、やはり自民党、政府のほうでは出ているようであります。そういったこともありますので、ぜひこの市民の意識の向上にはこれからも努力をお願いしたいと思います。  3点目でありますけれども、災害対策について独立した土砂災害の項目をつくってはどうかという話に対しましては、大雨に起因してできるものであるから、これは共通した項目が多いので風水害にしているという話をされました。それもそうかなとは思うんですけれども、平成19年4月に土砂災害警戒避難ガイドラインというのを、国土交通省の砂防部というところでつくっています。これを見ていきますと、やはり土砂災害に対する危険の感覚というのは大変強くあるわけですね、国土交通省としても。平成19年にガイドラインをつくっています。そのガイドラインの中には、発令の基準であるとか、住民が主体となって行動するとか、さまざまな防災意識の向上とかいろいろ入っているんですね。ですから、3月の会議でも決定したという話が聞かれたんですけれども、そういったことであれば、やはり土砂災害に関しての項目というのが、この気仙沼市の立地状況を考えれば、そしてこの東日本大震災でどうしても山手のほうに住宅をつくらざるを得ないという状況を考えた場合には、土砂災害というのはもっと大きな扱いを受けていいんじゃないかなと思います。その辺をもう一度答弁をお願いしたいと思います。  4点目の土砂災害警戒区域であります。北海道に続いて、宮城県がワースト2位だと……。 12: ◎議長(守屋守武君) 伸一議員、今の3番目の項目を一度質問して。 13: ◎14番(熊谷伸一君) そうですか。 14: ◎議長(守屋守武君) その繰り返しで。一問一答でお願いしたいと思います。  ただいまの3番目の熊谷伸一議員の質問に対して答弁を求めます。危機管理監兼危機管理課長吉田信一君。 15: ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) ただいまの地域防災計画の風水害対策編につきまして、土砂災害対策について大きな扱いにというふうな御質問でございますが、本市といたしましては、先ほど市長がお答えしましたように、共通事項が多いということでこの中に入れております。また、県の防災計画の中でも、風水害編としてまとまっているということで、これらを県内統一した形で扱っているということでございます。中身につきましては、今回東日本大震災ということを踏まえまして、防災計画を大幅に見直しておりますけれども、風水害の面につきましても、これまでの対策に加えまして、さまざまな情報伝達であるとか、発令基準であるとかというふうなことを明確にするようにというふうな文言を盛り込んでおります。具体につきましては、それぞれのマニュアルの作成であるとか基準といったものを今作成しているという段階でございますので、今後そういった面から万全を期してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 16: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 17: ◎14番(熊谷伸一君) 済みません、1問ずつと言っていました。申しわけございませんでした。  そういうことで今お話をいただいたわけでありますけれども、土砂災害に関しては、気仙沼市の場合には、どうしてもリアス式海岸ということで急峻な山合いということがあるので危険性も高いですし、ホームページを見ればその県が示したマップに従って気仙沼市でも出しております。レッドゾーン、イエローゾーンいっぱいありまして、それぞれに危険な箇所があると。周知はしているんですけれども、改めて先ほども答弁にありましたけれども、そういう説明会を行っていくということがあったんですが、それに関してはどの時期でどのぐらいのタイミングで行っていくのかをちょっとお伺いします。 18: ◎議長(守屋守武君) 危機管理監兼危機管理課長吉田信一君。 19: ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 先ほどもお答えしておりますけれども、これまで県のほうからいろいろな危険箇所が示されまして、それを防災マップという形に整理しております。本市におきましては、気仙沼地域については平成17年に作成しまして毎戸に配付しておりますし、唐桑地域につきましては平成18年度、それから本吉地域については平成16年度に作成して配付しております。さらに、ハザードマップにつきまして、県のほうでいろいろ調査を進めて危険箇所からさらに土砂災害の警戒区域であるとか特別警戒区域を定めていくというふうな段取りで進めておりますが、その中にこれまで示されました120カ所につきましては、県の土木事務所のほうで住民に事前に説明するとともに、本市のほうから各自治会等に該当する方々のほうに説明会を実施しております。ただ、先ほども話しましたように、気仙沼市におきましては平成17年に毎戸配付しておりますが、かなりそのまま保管しているかどうかというのも曖昧になってきているかと思います。今年度、さらに39カ所が指定されるということもありますので、今後ハザードマップを作成し直すような形になろうかというふうに思っております。その39カ所につきましては、今県のほうで工事手続を行っておりますので、それが済み次第、新たに指定される39カ所の地区の皆様に御説明をしながら地図等をもとに説明してまいりたいというふうに考えております。 20: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 21: ◎14番(熊谷伸一君) 危険区域に関しては、県のほうでも特別危険区域に関しても今後進めていくと、2022年までに全て終わらせたいという話もしていましたので、それに先行するような形で気仙沼市もぜひお願いしたいと思います。この防災テキスト、昔以前もらったやつなんですけれども、これもあるんですけれども、もう一度つくって、なかなか東日本大震災の影響があって進まないというのも十分わかっているんですけれども、この防災テキストをもう一度練り直して、市民の方に配っていただいて、改めて警戒区域、特別警戒区域の説明もしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、6点目の避難準備情報について、市民への情報提供というところでお伺いをしたいんですけれども、市民への情報提供というところは、これまでもずっといろいろ言われていまして、先ほどの答弁の中にもありましたけれども、局地的な豪雨、いわゆるゲリラ豪雨と言われるものに関しては、なかなか市独自で出すことが難しい。もちろんさまざまな気象庁の情報とかそういうのを検討しながらやっていくわけですけれども、その情報を出すタイミングというのは、やっぱり先ほどお話しされたように早期に準備をして、明るいうちに夜間に影響がある場合には出すということで、これまで気仙沼市も避難に関する情報提供警戒等いろいろやってきたわけでありますけれども、これはよく市民の方からは、そんなに全戸出す必要はないんじゃないかとか、早過ぎるんじゃないかという話をされたこともあるんですけれども、これは国も早目の情報、空振りでもいいからやりなさいという情報を出していますので、それはそれで私は気仙沼市の取り組みはこれまでは良かったと思っています。ですから今後も、そういう取り組みをぜひ進めていただきたいと思います。  ただし、その情報提供に関しては、広報車で回るとか、あとは防災行政無線、そういったものの活用があるんですけれども、ただでさえ聞こえにくい中で、戸を閉め切って大雨の音がすごくて聞こえないということを考えた場合には、やはりラジオなんだろうなと思っています。ラジオについては、災害FMあるいはコミュニティFMを使ったラジオの活用というのは全国的には進んでいますね。岩手一関、あるいは登米市、そういうところでもやってきたんですが、よく見ていきますともういろいろなところでやっている。特に宇和島市なんかでは、防災ラジオの全戸配付をしているわけですよ。ほかにも、四国あるいは東海、東南海の影響のある町、市では、ラジオを活用した防災の情報提供というのをやっているようであります。これに関しては、前にも言ったんですけれども、災害FMというのが気仙沼市でありまして、本吉地区、気仙沼地区、情報が出てきています。このラジオというものの活用というのは、いかがお考えでしょうか。 22: ◎議長(守屋守武君) 危機管理監兼危機管理課長吉田信一君。 23: ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 防災ラジオの活用についてお答えしたいと思います。  今議員御提言のとおり、防災行政無線、子局の外にある分については、ふだんでもなかなか地形の関係上聞こえづらいというふうな声も聞いておりますし、またさらに雨とか大雨であるとか風の中では、なかなか正確に伝わるということが難しいというふうに考えておりまして、特に戸別に準備しております防災ラジオであるとか、ラジオの情報というのは、かなり効果が発揮されるものというふうに私どもも思っております。防災ラジオにつきましても、再三議会等でも御説明しておりますけれども、本市の場合ですと、戸別受信機のほかに、必要な方については約1万円ちょっとで電器店で販売しておりますので、それらの活用について進めているところでございますが、なかなか補助金というふうな話もございますが、財源的にもなかなか難しいということでございます。復興交付金等を活用して防災ラジオをということも検討してみましたが、これについてはなかなか該当が難しいというふうなこともございまして、今後その辺については検討してまいりたいと思います。  一方、災害FMの活用でございますけれども、これにつきましては情報コモンズという形で、K-NETであるとかNHKさん、それから東北放送さんのほうと連携して、例えばいろいろな災害が発生しましたですとか、避難所をここに開設しておりますというような情報を流して、それらと連携をとりまして字幕スーパーみたいな形で連携して、当地域のほうに見られるようにする、聞けるというふうな形になっております。今後、災害FM等で日中しか放送しておりませんけれども、そういうものの活用についても、運営当局のほうとお話し合いを進めてまいりたいと考えております。 24: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 25: ◎14番(熊谷伸一君) わかりました。こういう例えばいろいろな形の戸別受信機、緊急告知コミュニティFM戸別受信機とかいうのもありますし、あとは別に宇和島市のほうでは、単なる防災ラジオと。特定の周波数しか入らないラジオなんですね。いろいろな市の提供する情報、あるいはさまざまなJ-アラートとかそういったものは自動で入るようになっていると。先ほど今のお話の中で1万2,000円とかという話もされたんですけれども、これは例えば3,000円とかいうところで有料配付していますし、あとは貸し出しなんですね、無料配付ではなくて。市民とか町民への無料貸し出しをしているところはいっぱいあるわけですよ。それはぜひFMは24時間にならないともちろん意味がないんですけれども、災害FMの活用とこのラジオの活用、ぜひ市長さんお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 26: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 27: ◎市長(菅原 茂君) 防災ラジオにつきましては、何度か質問を受けてほかの体制との兼ね合いもあって、復興交付金でも対応ができていないというところでございますけれども、今のところ危機管理監がお話ししたように、防災行政無線の難聴地区においてのみ対応しているところでございます。そこにつきましては、一般的な配付の拡大につきましてはさらに検討を重ねていきたいと思います。  一方、災害FMのほうに関しましては、今もう4年目に入りましたが、まだ活動していただいておりまして、そこには防災情報が途中で割り込みができるようになっておりますので、大雨の危険があるとか警報が出ているときにおいてかけておいてもらえれば、各種情報が流せるのかなというふうに思っています。  災害FMの今後のことなんですけれども、この間東北総合通信局長が来られましたので、当市のほうでコミュニティFMに移行するにはややもう少しかかるかもわからないという話をさせていただきまして、もう一年許可をいただくことに関しましては、特に問題がないようであることを確認をいたしました。  一方で、緊急雇用を使って運営をしているというところがありますので、そこについて継続できるかどうかということにつきまして、詰めてまいりたいというふうに考えております。 28: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 29: ◎14番(熊谷伸一君) ありがとうございます。毎戸に貸し出しをすればそのFMも有用化が認められて、独自で市の補助あるいはその緊急雇用、そういったものに頼らない体制もできるのかなと思いますので、その辺も考えのほうをお願いいたします。  次に、7点目の件ですが、自主防災組織の関係です。まだ我々に示されていない地域防災計画の中で、この修正ポイントでしか見えないんですけれども、7ページ自主防災組織の育成を強化するというところで、自主防災組織連絡協議会の設置について積極的に取り組んでいくという項目があります。現在、この自主防災組織に関しては、実際ことしの6月に出された自主防災組織の組織率の中では、平成32年までに全ての168行政区が自主防災組織をつくるんだとしてあります。それと、自主防災組織の結成の状況は、全215自治会の中で43%、自治会数ベースですけれども、の結成率だということで、この2点を考えたときに、この自主防災組織連絡協議会も大事ですけれども、自主防災組織についてどのように考えているかというのが大事だと思うんですね。実際、防災組織が何で必要なのかというところの考え方は、多分その地域の中での自助・公助というのがあって、その自助・公助をやっていくことによって芽生えてくる、先ほどの2番目の質問でも申しましたが、その市民の意識という点なんですけれども、その辺は時間がかかるんですけれども、その地域の中での自助・公助もできるようなシステムをしっかりつくっていくことがまず必要なんだなと。今、さきに述べたパーセンテージもあるんですけれども、その自主防災組織の育成についてどのように考えてどう進めていくのか、具体的にですね。それとその連絡協議会をいつ立ち上げるのか、それをお聞きします。 30: ◎議長(守屋守武君) 危機管理監兼危機管理課長吉田信一君。 31: ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 自主防災組織の関係についてお答えいたします。  まず、自主防災組織の育成についてどう進めるかということに関しましては、今現在、沿岸部のほうの自治会に関しましては、地区の津波避難計画というものを作成しようとして、ワークショップ等を開催しております。今、階上地区を初め、進めておりますが、今後各地区のほうに行って住民と一体となって進めている計画でございます。その中で、特に自主防災組織の育成になっていない部分につきましては、今議員御提言の自助・共助という観点から必要性を訴えまして、その組織化を図ってまいりたいというふうに考えております。  また一方、内陸部のほうにつきましても、そういった避難体制であるとか津波避難の受け入れ、あるいは今お話ししている風水害等の関係もありますので、そういった意味からも、いろいろな防災講座等を開催しながら必要性について訴えて、組織化を図ってまいりたいというふうに考えております。それから、特に自主防災組織に関しましては、地域の方々の顔の見える関係がないとなかなか共助というのが難しいということがございますので、防災関係のみならず、コミュニティーの調整という観点からもいろいろと取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。  それから、連絡協議会をいつするかということでございますが、これにつきましてもいろいろ今組織化になっている自主防災組織の会長さん方から、そういった組織化していろいろ情報の共有化を図って進めていく必要があるねというふうな話を受けておりますので、これもいろいろ会長さん方と相談しながら、立ち上げてまいりたいというふうに考えております。 32: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 33: ◎14番(熊谷伸一君) 自主防災組織は、自助・公助の自覚を芽生えさせ、そして避難を迅速にすると、地域のことは地域で守るというベースであると思いますので、その自主防災組織を目標年度の前倒しをしてつくっていただけるようにお願いしますし、連絡協議会については積極的に取り組んでいくということをうたってありますので、ぜひ積極的に横のつながり、縦のつながり、しっかりしたものをつくっていただきたいと思います。  8点目の訓練の関係ですけれども、わかりました。もう少し規模を大きくしてやっていただければと、市単位でですね。よろしくお願いします。  全国統一防災訓練、これは土砂災害の関係なんですけれども、平成26年度、ことしは宮城県で内陸のほうしかやっていないんですよね。大崎市とか加美町、美里町、利府町、大衡村、そういったところがやっているんですけれども、ぜひこういったものを取り組めるんであればぜひお願いしたい。これは要望で終わります。  最後の9点目なんですけれども、この雨量計に関してはやはり、先ほどもありましたように厳しいなというのもわかるんですけれども、手づくりの雨量計というのも実は自治体でつくって配付しているところがあるんですね。多分工夫だと思うんですよ。お金をかけたものだけではなくて、兵庫県の豊岡市では、ペットボトルを利用して120ミリの部分に赤いテープを張って、そこになったら危険だから、さっき言った自主防災組織あるいは自治会の中で伝達して早く逃げましょうねというようなルールをつくっているところもあると思うんですよ。そういったものが、本式の機械ではなくてもいいですから、そういったものに取り組んでいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 34: ◎議長(守屋守武君) 危機管理監兼危機管理課長吉田信一君。 35: ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 雨量計の手づくりの関係も承知しております。自主防災組織の中では、簡易な雨量計を設置したいという地域もございますので、そういった取り組みについて支援してまいりたいというふうに考えております。 36: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 37: ◎14番(熊谷伸一君) 先ほども話があった滝の入地区であるとか、田中4区さんであるとか、そういった土砂災害に対するさまざまな取り組みをしているところもありますので、そういったところに、例えばそういった手づくりでもいいですから、大変煩わしい感じはしますけれども、そういったものをつくって、そのテストパターン的な活用というのをぜひ次回の市の訓練の中でやっていただけないかどうか、お願いしたいと思います。これも要望で終わります。  次の質問に移ります。大項目の2点目であります。  2005年4月、気仙沼高校と鼎が浦高校が再編統合され、新たに気仙沼高等学校が誕生してから、はや9年の歳月が経過をしております。それぞれに独自の文化と伝統を持った高校であって、統合の際にはさまざまな議論の後、男女共学校として生まれ変わったのでありますが、少子化の影響で生徒が減少している現状を踏まえて、活力ある学校運営のためには統合するしかないとして、4年後の2018年には気仙沼高校と気仙沼西高校が再統合し、さらに新しい時代を迎えることになりそうであります。この十数年の間に、公立高校が2つも閉校してしまうことになってしまいます。  本年7月3日、気仙沼西高校の同窓会とPTAの代表が気仙沼市役所を訪れ、西高の教育内容や文化を生かす配慮、跡地利用についての話し合いを求める要望書を市長に手渡されたようでありますが、西高の特色である福祉教育の継続や培われた伝統を重んじる、よりよい統合を目指していただければと思っております。  一方で、要望書にもある跡地利用についてお伺いをしたいと思います。旧鼎が浦高校学校跡地は、気仙沼警察署、県の合同庁舎としてその敷地は利用されておりますが、現時点での気仙沼西高校の敷地利用について、県はどのように考えているのでしょうか。もちろん、西高同窓会やPTAの皆さんの話し合いも大切であると考えますが、この圏域の長年の課題であった400メートルトラックを有する芝生のグラウンドを完備した競技場、野球場を含む総合運動場とする整備要望を宮城県に対して働きかけるべきと考えますがいかがでしょうか。市長のお考えをお伺いします。 38: ◎議長(守屋守武君) 教育委員会教育長白幡勝美君。 39: ◎教育長(白幡勝美君) 熊谷伸一議員の質問にお答えいたします。  気仙沼西高等学校の敷地利用についてでありますが、本年7月15日の宮城県定例教育委員会において、平成30年度に同校と気仙沼高等学校とを統合する方針が正式に決定されたところであり、統合後の敷地を含めた跡地利用については、今後、所管する県において統合するまでの間に検討されるものと思っております。  本市といたしましては、気仙沼西高等学校周辺には、市総合体育館やリアスアーク美術館が配置され、さらには、災害公営住宅の建設が進められていることから、運動施設等の立地条件として最もふさわしい場所の一つとして考えております。  今後は、在校生にも配慮しながら、県の意向や本格的な検討スケジュールを確認するとともに、市関係部局及び市体育協会などのスポーツ関係団体と協議しながら、県当局に対し積極的に働きかけてまいります。 40: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 41: ◎14番(熊谷伸一君) 4年後でありますから、まだまだ入学生もいますし、在校生もおりますので、こういった非常にナイーブな部分はなかなか言いづらいところでありますが、ただその跡地利用に関して言っておかないと、御提言を申し上げておかないとどのようになるのかなというところがありますもので、話をさせていただきますのでよろしくお願いしたいと思います。  宮城県内には、1種、3種。1種というのは宮城スタジアムですね、国際的なものができる。3種というのがそれの2つ下なんですけれども、大きな大会が開ける。そういったものがあります。どうしても仙台市周辺、あと栗原市、女川町、角田市、あとは東北電力、加美町、そういったところしかないんですね。もちろん沿岸部に関しては、3種というものはないんですけれども、石巻市にもそれなりの施設はあるんです。ですから、3種だとたしか年間の登録料とかお金がかかるものですから、3種はとれるんだけれども4種にしているというところもあるんですね。そういったところもありますので、できれば今教育長答弁されたように、周りに住宅もできてきて、さまざまな住居関係もふえてきている中で、そういう議論をするのはなかなか厳しいんですけれども、ぜひ総合運動場、野球場も本当はあればいいんですけれども、最低でも陸上競技場、芝生のあるやつですね。ただ、管理費が、調べたら1億円とか1億5,000万円とか、年間の維持管理費がかかるようでありますから、なかなか市でやっていくというのは大変だと思いますし、県のほうにそういうものの施設を県営でつくってもらえないかということを言えないかと。100歩譲って県のほうでつくっていただいて、あるいは広域で管理をさせていただくようなものができないか。そういったものでつくっていただきたいなと思うのですが、その辺、先ほどはぜひ必要だという教育長のお話もあったんですけれども、その辺に関しては、全体的ではなくて、総合運動場が本当は欲しいんですけれども、野球場も含めて。それが難しいと言うんであれば、せめて陸上競技場をつくっていただくと。もう一度その思いを、教育長お願いしたいと思います。 42: ◎議長(守屋守武君) 教育委員会教育長白幡勝美君。 43: ◎教育長(白幡勝美君) 本格的なスポーツ関係の施設には、維持に大変なお金がかかるということは承知しているところでありまして、教育委員会としてもそのことは気にするところではございますが、子供たちが長年にわたって、特に小中学生の競技場がこの地域にはないということの持っているハンデはずっとあったなというふうに思っているところがございます。そういう意味では、子供たちの育成、それから市民全体の競技する場として、少なくとも総合運動場は必要だなというふうに思っているところでございますが、できれば県のほうで立派なものをつくっていただけるように、運動してそしてさらにその上で、それが可能であればということもあるんですが、努めて県のほうで配慮していただきながら、つくっていただけるように働きかけたいというふうに思っているわけでございます。  なお、それがかなわないまでも、やはり総合運動場は長い目で見て必要だというふうに認識しているところでございますので、さまざまな形で市民の方々からの御協力を得たいというふうに考えているところでございます。
    44: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 45: ◎14番(熊谷伸一君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  県南の角田市では、やはり立派な陸上競技場とか野球場とかあるんですね。あそこはたしか、スポーツによるまちづくりをとても力を入れて推進しているんですね。陸上競技場の大変立派なスタジアムがあるところです。角田市さんではそのようにスポーツに力を入れているわけでありますけれども、それによって交流人口をふやそうとしている。コンベンションなんかもやりながら、交流人口をふやそうとしている、そういった動きも随分盛んであります。市長、ぜひそういったスポーツによるまちづくりという観点もぜひ必要だと思いますので、そういった交流人口、外から入ってくる人たち、あとは子供たちのスポーツの施設として、絶対に400メートルトラックとか総合運動場というものは必要だと思うんですけれども、市長はどのようにお考えでしょうか。 46: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 47: ◎市長(菅原 茂君) 当市において、いろいろないものはありますけれども、その中においても必要度と、また他市との比較からしても、この400メートルトラックというものは優先度が高いほうに位置づけられるべきというふうに認識しておるところであります。  西高等学校の統合の話を、県の教育庁の幹部の方が来られて話を最初に聞いた折に、学校の統合についての話だったので、いろいろ資料を要求したりしました。あわせて、そのことがほぼ決定されていく事項だなというふうな認識も得ましたので、口頭ではありましたが、跡地利用のことにつきましてはその場で既に言及はさせていただきました。その中には、400メートルトラックのことも出させていただいてはおりますが、先ほど議員がおっしゃるように、来年の入学生もいる中で、慎重に動かなくてはいけないかなというふうに思っております。一方で、私とか教育長が思うだけでは、県のほうもやはり動きづらいというふうに思いますので、市民にとってそれが非常に大事であるということをどのように表現をしていくかということにつきましては、各団体、また議会とも今後相談させていただいて、気仙沼市に検討してやるべき仕事の順番の中で極めて高いものなんだなというのを意識していただくという作業に入ってまいりたいというふうに考えます。 48: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 49: ◎14番(熊谷伸一君) ありがとうございました。牧沢というか、あの辺の地域の方々も大事ですし、当然一番に考えなくちゃならないのは、西高の子供たちあるいは先生方というところへの配慮が必要なんだろうなと思いますけれども、ぜひ市長さんが今答弁をされたような内容で進めていただければ大変ありがたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  3点目に入ります。  東日本大震災により、壊滅的な被害を受けた造船・漁業用燃油施設について、水産関連業の維持発展に資する施設として、復興交付金事業等を活用し整備を図る造船・漁業用燃油施設整備事業についてお伺いをいたします。  朝日町地区6ヘクタールの土地で行われる造船施設と燃油施設の建設整備のうち、特に造船施設・造船団地構想について、水産加工業団体から水産加工施設との隣接による衛生面や環境の悪化に対する懸念が示され、市議会との一般会議が行われました。その後、3月に入り、気仙沼造船団地協同組合から造船団地構想の事業概要や粉じん等に対する具体的な環境対策について説明を受ける市議会一般会議が行われました。その後の一般会計予算審議の際、関係団体、関係業界との意見交換や懇切丁寧な説明などにより、市民の懸念を払拭する努力を求める附帯決議を付したところであります。  もとより、気仙沼市は水産のまちとして栄えてきたことは紛れもない事実でありまして、水産業、水産加工業、造船関連業など多くの水産に関連した企業で成り立つまちであります。そのうちの1つでも欠ければ、がらがらと音を立てて崩れていくことは容易に考えられます。気仙沼市の復興をなし遂げるために、全ての産業、業種が1つも欠けることなく、相乗的に経済効果が生じるようにしなければならない重要な時期であります。本市では、双方の不安を払拭すべく協議会を立ち上げるとしておりましたが、現在どのようになっておりますか、造船・漁業用燃油施設整備事業全体の進捗状況、附帯意見への取り扱い、対応についてお伺いをいたします。 50: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 51: ◎市長(菅原 茂君) 造船・漁業用燃油施設整備事業についてお答えいたします。  本年3月に、調査測量設計及び用地取得に係る費用について国の復興交付金の採択を受け、順次作業に着手しております。  その内容としては、8月より朝日町において底地整備に係るボーリング調査及び海上ボーリング調査、燃油施設の概略設計などを開始しており、今後、降下ばいじんなどの大気質調査や用地測量を、年度末にかけて実施する予定としております。  また、工事等に係る復興交付金の交付対象要件である都市計画決定に向け、関係機関と協議を行っているところであります。  本年3月の市議会一般会計予算審査特別委員会において附帯意見とされた関係団体などとの意見交換や説明については、7月に開催された造船事業者による鹿折地区の養殖事業者に対する説明会での意見交換や、市と水産加工団体との話し合いなどを重ねて、懸念の払拭に努めてきたところであります。  この説明会や個別の話し合いの中で、造船事業者が行う環境対策の検証や、環境モニタリング調査などを実施することにより、関係団体・関係業界とともに環境対策の実効性を担保することを目的とした組織の設置が合意されたところであります。  その設置に関しては、9月9日に開催した関係団体との会議において、漁業・水産加工業者及び造船事業者に加え、環境や造船に関する有識者などで構成する朝日町造船施設整備に係る環境対策評価委員会を、10月をめどに開催することとして賛同をいただいているところであります。  今後も引き続き、関係団体等への事業内容の説明や話し合いを重ねるとともに、あわせて評価委員会の検証状況の報告などを行い、懸念を払拭できるよう努力してまいります。 52: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 53: ◎14番(熊谷伸一君) 大体説明で理解をいたしました。  水産加工に従事される方々は、意見の中で一番問題としているのは多分環境なんだろうなと思います。その中で、環境問題に関して、今協議会の立ち上げという話をさせていただいたときに、今の説明だとこれから評価委員会、環境ですね、つくってやっていくんだということでありますので、その辺をお互いの業者が、水産業も造船業のほうも理解をしながら、やっぱり1つでも、先ほども申し上げましたが欠けることなく、気仙沼市のためには必要な産業であると私たちは思っているわけでありますから、ぜひその辺は懇切丁寧な説明をしていくという話もありましたので、ぜひお願いしたいと思っております。  環境に関してはその実効性を担保するんだということでありますので、具体的にその環境に対して懸念を持っている方々と、その評価委員会をつくるわけですけれども、10月をめどにつくっていく中で、どのような形での評価委員会、例えば現地の環境評価、そういったものもされるのか。その辺だけお伺いしたいと思います。 54: ◎議長(守屋守武君) 産業部長加藤正禎君。 55: ◎産業部長(加藤正禎君) お答えいたします。  環境対策ということでございますけれども、これまで造船団地組合さんのほうがみずから既に大気の状況などを調べてきた結果がございまして、それらも現状認識ということではその評価対策委員会のほうにお示しすることはできると思います。また、今後その造船団地がどういう施設をつくり、どのような環境対策をするかということは、今現在造船組合さんのほうでまとめているところでございまして、その対策をお示しすることによって、有識者等も含めた関係者からそれが本当に有効なのかどうかというようなところで評価をいただくと。それが実際に建設されるものの環境対策として有効なのかどうかというところを評価していただくということになろうかと思います。  ですから、現状としてまだ具体的な姿が、新しい造船施設の具体像というところまでまだできておりませんので、10月に立ち上げるということはございますが、そこではまずその委員会の設置目的とかこれから進むべき方向性であるとか、そういうところの確認というところからスタートするということになろうかと思います。以上です。 56: ◎議長(守屋守武君) 14番熊谷伸一君。 57: ◎14番(熊谷伸一君) ありがとうございました。  やはりどちらも、私はウイン・ウインの関係になるように進めていただきたいと思いますし、いつまでも時間をかけるものなのかというところも考慮しながら、ぜひ予定どおりのスケジュールで進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  以上で終わります。 58: ◎議長(守屋守武君) これにて14番熊谷伸一君の質問を終わります。  次に、「観光振興に関して」外4カ件、13番菅原清喜君の質問を行います。13番菅原清喜君。 59: ◎13番(菅原清喜君) おはようございます。  本日から始まりました一般質問、今ニュービジョン熊谷会長が終わりました。私、2番手であります。ニュービジョンの菅原清喜でございます。  ベースボールでいうなら、2番手はバントなんて考えられるんですが、私の場合強行出打で行きますので、市長におかれましては正対な答弁よろしくお願いしたいと思います。  1カ件目、観光振興に関してであります。  山つつじ徳仙丈山の今後はということで、ことしも大勢の観光客でにぎわいました。大型バスが何台も上り、駐車場が非常に不足し、運転手の方々もかなりの苦労をしたようであります。また、普通自動車用駐車場も満杯で、しかたなく遠い第3駐車場に駐車した観光客もありました。土曜、日曜は遊歩道もいっぱいの人々でにぎわい、まさに東洋一とも言われるようになっており、山つつじの群生地がなせるわざであります。  昨年9月、まさに昨年の今です。市長は、徳仙丈山の現状を見るため、徳仙丈山を視察しました。そのとき、市長はどのように感じたのですか。遊歩道の整備だけすればよいと思ったのですか。視察し、それを踏まえどのような改善が図られたか伺います。  また、観光客がどんどん増加する中、四季折々に楽しめるような方法を考えなければならない、そんな時期に来ていると思うが、市はどのように考えているのか伺います。  また、地元の方々からは、「ことしのつつじは蔦が絡まり赤い花が少なく緑が目立ってしまい、鮮やかさが欠けたように思う。自然の鮮やかさを保つには、やはり人間の手入れも必要である。十分に手入れされていない。」という声もありました。今後どのように手入れをしていくか伺います。  次に、道路整備についてであります。  大分道路幅も広くなったように感じます。特に、路肩も自然にかたくなり大型バス同士がすれ違いできる場所も多くなりましたが、まだまだ乗用車同士ですらすれ違いが難儀している場所もあります。特に、乗用車用駐車場としているところから上羽田側に700メートルくらいが非常に狭隘であり、早急に拡幅すべきと思いますがいかがですか。伺います。  次に、駐車場についてであります。  本年度22台分の駐車場を整備したとのことですが、ピーク時にはまだまだ足りません。さらなる駐車場整備が必要と思うが、どのように考えているか伺います。 60: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 61: ◎市長(菅原 茂君) 菅原清喜議員の質問にお答えいたします。  観光振興に関して、山つつじ徳仙丈山の今後についてでありますが、私の視察後の改善点につきましては、ことしのつつじの開花前に、森林文化センター裏の林間駐車場の改良により22台分を増設したほか、遊歩道においては大雨などから路面の流出を防ぐため、丸太水切りを数カ所設置するとともに、路面にわだちができていた部分に盛り土を行うなど、路面の整備を行っております。  また、第1展望台に、その場所から望める山の名称などを記した説明板を設置したところであります。  広い山域のため、まだまだ改善点が多いことと考えますが、市民の皆様の御指摘、御提言などを踏まえ、より多くの方々に親しまれる徳仙丈山となるよう努めてまいります。  次に、四季折々に楽しめるような方法についてでありますが、徳仙丈山は、先人の方々のたゆまぬ努力により名実ともに日本屈指の山つつじの名所となり、毎年多くの観光客が来訪するなど、春の気仙沼を代表する大きな観光資源となっております。  本年4月下旬、徳仙丈山の森林文化センターにおいて、著名ミュージシャンによる野外コンサートが開催されましたが、まだ冷え込む季節の夜間のイベントにも関わらず、全国から多くの若者が集まりました。また5月には、気仙沼側登山口の駐車場付近に2棟のツリーハウスが完成し、そこへ立ち寄る東京発のバスツアーが企画・実施されるなど、新たな楽しみ方を探る動きも起こっております。  本市といたしましては、これら民間の動きに触発されることも多く、新たな徳仙丈山の魅力の創造として積極的に支援しているところであります。  今後も、徳仙丈山が、つつじの季節以外でも、軽登山やハイキングが楽しめる憩いの山であるとの情報発信に努めるとともに、関係団体と連携し、新たな企画旅行、企画イベントなどを創出し、一層の誘客を図ってまいります。  山つつじの適正な維持管理については、毎年、徳仙丈のつつじを愛する会に委託し、維持管理を行っておりますが、御指摘のとおり、山つつじに蔦が絡まっている箇所も多く見受けられたのは事実であります。ことしの作業方法については、徳仙丈のつつじを愛する会と話し合いを行い、蔦の除去についても手入れ箇所を定め実施しておりますが、東京ドーム10個分の広さに及ぶ対象地全域の蔦を取り除くことは難しい状況であることを踏まえ、引き続き剪定作業など作業委託の方法も含め維持管理手法について検討してまいります。  次に、道路整備についてお答えいたします。  徳仙丈山へのアクセス道路である、市道羽田川上線については、羽田地区の農道四十二線から川上地区の農道太田線までの区間、延長約3.5キロメートルについて、本年8月20日から調査、設計業務に着手しており、現道改良を基本に、国庫補助金などの活用を前提としたコストや道路整備基準適合の有無などを検証してまいります。  次に、徳仙丈山の駐車場についてでありますが、観光客の増加に伴い、平成20年度に大型バス7台分、平成23年度に乗用車50台分、さらに今年度、森林文化センター裏の既存の林間駐車場の改良により22台分を増設しております。しかし、ピーク時にはまだ混雑する状況が見られることから、自然環境や景観に配慮しながら、今年後、整備した林間駐車場のさらなる拡幅について検討してまいります。 62: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 63: ◎13番(菅原清喜君) ありがとうございます。  今市長は、徳仙丈山視察した後もさらに整備しているということですから、まず初めに遊歩道の部分であります。市長が昨年見に行ったときは、途中から展望台に向かっての地域が非常に荒れておりました。そのとき、水切りの丸太もないしその処置もない。トラックもわだちだけがかなり掘られていました。それでそれを見た市長は、やはり担当課の人と修理したんであります。私がことし見に行きましたら、去年荒れていた展望台から上は立派でした。水切りも役に立っていましたし、草も短く刈っていましたからね、右左の遊歩道。ですから、非常に散策する人も楽しいなという感じは得られました。  ところが、やはり整備不良なんですね。その展望台から下ですよ、ことしは。雨水によって流されまして、わだちと同じように遊歩道の真ん中が掘られておりました。ですから、去年は上が悪かった。ことしは下が悪い。何かバランス的に、もう少し下のほうも整備するべきだと思うんですよ。これは山の遊歩道ですから、整備が追いついていかなければどうしても雨に流されて、砂利砂と土と流されてしまう。そして掘られる。そんな繰り返しになっておりますので、ひとつこの部分を、駐車場に観光客の人がとめて、今登っていくときに遊歩道が悪いんじゃちょっと目立ちますよね。ちょっとがっかりします。観光客、初めて行く人は。上に行って立派でも下が悪いと、上に行って立派だなと思うけど最初にがっかりするはずですから、この遊歩道の整備というのも定期的に行わなければいかんと私はそのように思いますが、これについてもまた質問いたします。  それから、今……。 64: ◎議長(守屋守武君) 1問ずつ、質問は1問ずつ。 65: ◎13番(菅原清喜君) そうですか、はい。 66: ◎議長(守屋守武君) 農林課長小野寺俊勝君。 67: ◎農林課長(小野寺俊勝君) お答えいたします。  展望台から下の遊歩道が今度は荒れているということでございますが、どうしても大雨が降ると流されるという状況が起きてまいります。現場を確認しながら、整備に努めてまいります。 68: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 69: ◎13番(菅原清喜君) 課長、ありがとうございます。  今私が話したように、昨年荒れたところは水切り板でやっていまして非常に立派でしたよ。ですから、あの水切りも下の部分の遊歩道の、展望台から下も必要だと思うんですよ。上よりも下のほうがちょっと急なんですよね、勾配的には。ですから、流される頻度も大きいわけですよ。ですから、ぜひとも下の方にも水切りの措置をしてほしいと、そう思います。よろしくお願いします。  次に、このイベント、市長はいろいろな若者たちでイベントを催ししているんだということでありますけれども、非常にこれはいいことだと思いますよ。ただ、いかんせん山の上ですから、全国から集まる方々、来ていただくことはうれしいんですけれども、数を重ねていろいろなイベントができるというのはなかなか難しいところがありますよね。ですが、何とか情報を発信して、この多くの観光客以外にもイベントとかいろいろな方々が利用できる、また徳仙丈山に登れる、そんな機会をつくっていただきたい、そう思います。  それと、今市長が言ったイベントの中でも、若者だということで、やはり年配の方々も行って楽しめるようなそういうことも考えていかないと、若者だけでは人数に限界があるんじゃないかと私は思うんですよ。ですから、年配の方々も楽しめるようなそういう方法も考えなければいけないんじゃないかと。せっかくあんなに立派な森林文化会館ですから、まして駐車場から森林文化会館まで歩くその100メートルというのは、大きなカラマツがありましてね、その下を通ったら、私みたいな人間だったら即座に心の癒しになりますよ。本当にすばらしい遊歩道だと。これは森林文化会館から廿一川のところを言っているんですがね。そう思いますよ。誰が行ってもすばらしいと思いますよ。ですから、その心の癒しでも大いにアピールしていったほうがいいんじゃないかと思います。  それから、蔦の絡まりです。今市長も東京ドーム何個分と言いましたから、確かに山つつじの手入れは大変だと思います。ただ、遊歩道の周りのつつじの手入れはもちろんですよ。ところが、展望台から眺めるところの、一番眺めのいいところのつつじの手入れをしてほしいんですよね。見えるところ。これは今山つつじも我々人間の背丈の倍ぐらいになっていますから、そして幅も5メートルぐらいになっている大きいものもありますよ。ですから非常に手入れが大変だと思います。1日やっても何人でやってもかなりはかどらないと思います。蔦が多い年はそのような、なかなか山つつじの花がきれいに見えない、これは当たり前の話でありますから、何とかこの辺も、山つつじの開花、色ぐあい、これが命で今観光しているわけですから、山つつじ徳仙丈が売れているわけですから、この花が蔦によってさっぱりと見えにくくなりましたら、何の山つつじでもなくなっちゃうわけですよね。ですからこの辺も非常に大変ですが、お願いしたいと思います。  次に、この駐車場でありますけれども、駐車場、その時期ピークとしては本当に駐車場が幾らあっても足りないくらいと、そう思います。ですが、やはり何とか、市長はこの中で上羽田から川上、太田線の道路も今設計になった段階と言っていましたが、乗用車これは1台しか通れませんからね。すれ違いできない場所で。ところがここの第3駐車場に行くのにしても、やはりその場所を通るわけですから、第3駐車場を利用してもらうためには、やはりこれは拡幅が必要です。この辺も今設計の段階ということで、前の委員会でも話があったので私たちも聞いておりますけれども、その辺も確実にお願いしたいと思います。  それと、今徳仙丈山の駐車場、最初の駐車場、普通乗用車等を駐車しておくんだという場所ですが、これが土側溝なんですよ。あのような山の上の側溝も、コンクリートじゃなくて土側溝が当たり前なのかなとは思いますが、遊歩道から流れてきた水が、土側溝で駐車場を通るわけですよ。ですから、今の道路から駐車場に入るのも区切って、その場所だけ整備して車が入っている状態ですね。この普通乗用車の駐車場というのも、駐車場は大型バスのほうはふえましたけれども、普通自動車のほうの駐車場は全然ふえていないわけですから、このように考えてほしいと思います。ただ、大型バスの駐車場、私も何年か前に、もちろんできる前に市のほうにお願いしてやったとき、私に電話がありました。そんなに自然を壊してまで駐車場が欲しいかって。そういう電話も私、市民の方からお叱りを受けましたが、何ともそれは難しい話なんですけれども、やはり遠くから、遠方からお客さんが来る以上、市としても自然を壊す最小限度にして駐車場もふやしたい、そう思いますがいかがですか。 70: ◎議長(守屋守武君) 農林課長小野寺俊勝君。 71: ◎農林課長(小野寺俊勝君) 駐車場の整備についてお答えいたします。  先ほど市長もお答えいたしましたが、今年度22台分を既存の林間駐車場の整備によって増設したわけでありますが、その続きをまた拡幅して駐車場を増設することを今後検討してまいりたいと思います。 72: ◎議長(守屋守武君) 副市長大江真弘君。 73: ◎副市長(大江真弘君) 今つけ加えさせていただきます。議員も御指摘のとおり、自然環境等の関係もございます。最ピーク時に合わせて駐車場等をそれに完全に満足するようにつくるということが最もふさわしいことかどうかということは、いろいろな検討事項があるかと思います。そういう中で、その辺についてはまた今後も検討させていただいてまいりますが、一方で、例えばつつじバスを土日は運行しております。そういういわゆる乗り合い等で来ていただくようなこともやっております。そういったこともどういったふうにやればさらに効果があるのかとか、観光地においては必ずしもマイカーを全部受け入れることだけが施策ではない部分もあるかと思いますので、そういった観点も含めて検討していくことになるのかなと思っております。御助言参考にいただきまして、進めてまいりたいと思います。 74: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 75: ◎13番(菅原清喜君) 副市長ありがとうございます。  私も徳仙丈に行くたびにそう思いまして、きょう質問しているわけでありますが、上羽田から上がっていきまして、普通自動車が駐車場としている傾斜地のところから手前700メートルが非常に狭い。そして、今路肩の草が非常に生い茂っています。ですからさらに道路を狭くしているわけでありますけれども、あの700メートル手前の狭隘道路、これも乗用車だったらいいんですよ。大型バスのすれ違い、いや大型バス自体そのものがやっと通れる状態ですから、あそこはもう早急に拡幅しないといけない場所だと思いますよ。最初に私話したように、路肩が幾ら丈夫になってきたと言っても、やはり狭いことには変わりありませんから、その辺はよろしくお願いしたいと思います。  それから、先ほどの市長の答弁の中で、展望台に関してもお話しになりましたが、昨年見に行ったときは、展望台の4本の柱に「カツオ日本一気仙沼」って紙が張られていたのね。話聞いたら観光課長だって。観光課長も一生懸命だなって思ったんですがね。山に行ったらそれは別に、カツオ日本一よりも、東に見えるは三陸の五葉山、あれは唐桑って、そういうところあったほういいって私提言したんですがね。行きましたら、課長ありましたね、看板ね。すごいですよ、室根山から始まって、もうどんどん山。あれはすごい嬉しいですよね。それで運のいいことに、階段から上がって真っ正面に看板ですもんね。ところが、上がってそれを見たら、今度後ろ見たくなりますよね。後ろが全部松なんですよ。松の間からこうやってすき間からのぞくと、栗駒山系が見えるんですよ。本当に見晴らしのいいところです。  観光課長、あの後ろの松は何とかならないんですか。 76: ◎議長(守屋守武君) 農林課長小野寺俊勝君。 77: ◎農林課長(小野寺俊勝君) お答えいたします。  この松の伐採につきましては、以前にもお答えしたと思いますが、残念ながら保安林となっておりまして、ちょっと簡単には切れないということでございますので、御了承お願いしたいと思います。 78: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 79: ◎13番(菅原清喜君) 実は課長、そのとおりです。前に私質問していました。今のような保安林であるというお答えいただきました。私きょう言っているのは、さらに保安林を打破していく手だてはないのかということを聞いているんです。ありませんか。 80: ◎議長(守屋守武君) 農林課長小野寺俊勝君。 81: ◎農林課長(小野寺俊勝君) 保安林につきましては、法令によって定められているものでございます。管理している県のほうにも照会してみますけれども、大変ちょっと難しいのかなと感じております。 82: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 83: ◎13番(菅原清喜君) これ以上は課長の手腕にかかっているのかなと、そう思いますので、ぜひとも四方が見えるような、そしたらすごい展望台になりますから、それを期待して、この徳仙丈山に関しての質問を終わります。  次に、2カ件目であります。  南郷渋抜川に関してであります。  ことしも九州、また広島において局地的に大雨が降り、大きな土砂災害が発生し、大勢の方々が犠牲になられました。非常に悲しいことであり、大自然の驚異を改めて感じさせられることでした。犠牲になられた方々にお悔やみを申し上げる次第であります。
     当地方においては、昨年の大雨により、犠牲者が出ないものの道路の流失、農地の決壊等被害があり、担当課の皆さんは復旧に大変でした。幸いことしも大雨がなく、大災害もなくほっとしている状況にあります。しかしながら、これから台風シーズンに入り、大雨等心配され、南郷地区の方々の心配が出てきます。そこで南郷地区における冠水対策事業概要、雨水排水の現状、冠水対策事業等現在までの進捗状況はどうなっておりますか。お伺いいたします。 84: ◎議長(守屋守武君) 答弁を求めます。市長菅原 茂君。 85: ◎市長(菅原 茂君) 南郷渋抜川についてお答えいたします。  渋抜川の改良に向けた進捗状況については、現在、雨水ポンプ場及び幹線管渠について詳細設計中であり、関係機関との協議を進めております。  今後については、復興交付金事業の申請により事業費を確保するとともに、雨水ポンプ場整備用地の都市計画決定や下水道事業認可変更手続などを行い、今年度中の工事着手と平成29年度完成を目指してまいります。  現在の進め方については、自治会長さん方に説明済みでありますが、事業費の確保ができた段階で住民の皆様を対象とした説明会を開催してまいります。 86: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 87: ◎13番(菅原清喜君) ありがとうございます。  今市長は、自治会長さん方に説明、お話ししてあるということでありますが、予算的なことがつき次第、住民の方々に説明していくんだということでありますが、この予算についての大筋な見通しというのは、時期的にはまだわかりませんか。 88: ◎議長(守屋守武君) 下水道課長村上久利君。 89: ◎下水道課長(村上久利君) お答えいたします。  現在、第10回の復興交付金の申請に向けて仕事を進めているわけですけれども、この申請が採択されるのが、昨年の例でいいますと大体11月の半ばごろに通知をもらうという格好になります。通知をもらえれば、何とか12月の追加でもって予算を計上したいというふうに考えております。以上です。 90: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 91: ◎13番(菅原清喜君) この問題に関しても、南郷地区の方々にお会いするとやはり言われるんですよね。どうなっているんだなんて。当局のほうでもいろいろな催し等あった場合は、南郷地区の方に説明していくんだというお話はもらっていますけどね。やはり、今回11月半ばということでありますから、平成26年度の着工に向けてひとつ鋭意努力されていただきたい、そう思います。よろしくお願いします。  次に移ります。  3カ件目、市道整備に関してであります。  今まで何度も、一般質問において市道整備を取り上げてきました。今回は路線ごとに、その後どうなったのか、これからどうなるのか質問してまいります。  最初に、九条本線であります。1年おくれで平成26年度中の完成となっておりますが、変わりありませんか。また、気仙沼高校との話し合いはどこまで進んでおりますか。さらに、全体の進捗状況をお伺いいたします。  次に、田中百目木線であります。後九条羽黒神社前バス停付近から田柄バス停付近までの路線拡幅工事はどのように考えておりますか、お伺いいたします。  次に、田柄地内の長根線であります。この路線は、雨が降るたび土砂が流され、乗用車が車体の底を引きずって走っている状態にあります。整備が追いつきません。現道舗装できませんか、お伺いいたします。  次に、長柴高前田線であります。この路線は、地区の方々が請願した案件であります。注目すべきは、対象となっている土地の所有者の方々全員が承諾書を提出していることで、地区全員の気持ちがあらわれています。現在までの進捗状況をお伺いいたします。  次に、八瀬川線についてであります。毎日毎日八瀬の方々が通っております。採石場付近の狭隘な箇所、亡くなった先輩議員も当時非常に悩んでおられました。設計に入るとは聞いておりましたが、現在までの進捗状況、さらに権内橋についてもお伺いいたします。 92: ◎議長(守屋守武君) 答弁を求めます。市長菅原 茂君。 93: ◎市長(菅原 茂君) 市道整備についてお答えいたします。  九条本線は、防災安全社会資本整備交付金事業を活用し進めておりますが、本年度予定だった事業完了は、平成27年度にずれ込む見込みとなっております。また、気仙沼高校との調整については、プール、テニスコート、立木等の補償について、協定を平成26年2月に取り交わしており、本年12月移転完了の予定となっております。工事の進捗については、現在92メートルの排水工及び歩道設置工事を実施しており、本年9月末の完了後、2期工事として引き続き10月からJR不動の沢駅交差点より気仙沼高校間の350メートルの改良舗装工事に着手することとしております。  田中百目木線は、御指摘の後九条羽黒神社前バス停付近から田柄バス停までの区間の延長は約800メートルであり、車道幅員は最も狭い箇所で約3メートルと車両通行の隘路となっている箇所もありますことから、国庫補助事業等を活用しての整備を検討してまいります。  長根線は、全延長3,163メートルで、所沢地区防集事業に伴う道路整備事業により、延長388メートルを幅員5メートルで拡幅整備する計画となっており、完成は平成27年度の予定となっております。  残りの延長2,775メートル区間については、整備延長が長く、拡幅整備には相当の事業費を要することから難しい状況でありますが、維持管理により通行の安全に努めながら現道舗装が可能か検討してまいります。  長柴高前田線は、平成22年12月議会で長柴川にかかる橋から上水道長柴調整池間の拡幅整備の請願が採択されておりますが、現時点では、東日本大震災により復旧・復興を優先して事業を進めているところであり、本路線については、現道敷を活用した整備など事業手法を検討してまいります。  八瀬川線については、切通地内採石場前付近の延長100メートル区間を幅員7メートルで拡幅整備する計画で、本年10月から測量設計及び地質調査を実施することとしており、平成27年度の事業完了を目指しております。  なお、八瀬川にかかる権内橋については、現在、橋梁点検及び橋梁長寿命化修繕計画策定業務を実施しており、その結果を踏まえ対応してまいります。 94: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 95: ◎13番(菅原清喜君) ありがとうございます。  市長今、九条本線平成27年度まで。これ一番最初は平成25年度って言っていたんですよ。そして申しわけないが1年延びると言って、平成26年度の完成って。私今平成27年度って聞いてびっくりしたんですがね。何だ、九条田中の人たちに怒られてしまうや、これでは。平成27年度までになるという、この平成26年度完成できないで平成27年度まで延長になるという要素は何なんですか。 96: ◎議長(守屋守武君) 土木課長庄子裕明君。 97: ◎土木課長(庄子裕明君) お答えいたします。  当初の予定では、一番最初は平成25年、それが平成26年ということで延びてきた経緯がございます。高校用地を除きます民地の用地買収につきましてはもう完了しておりまして、この間、気仙沼高校の用地関係と物件補償について、ここ数年、高校側と協議してきたところでおります。特に、補償物件のプールとかテニスコート等の移転の方法といいますか、それにつきましてなかなか協議が整わなかったということで、完了年度が延びたというところでございます。ただ、これにつきましても、本年2月に県のほうと協定書を結びまして、補償の協定ですけれどもそれを結びまして、ことしの10月から11月ころにプールなどの移転を開始して年内には、協定上の決まりですけれども、年内には完了させるというふうなことになっております。その後に、今度高校用地の買収ということに入ります。現在、土地が教育財産になっておりまして、それを普通財産に所管がえしないと用地の処理ができないということになっておりまして、その普通財産に所管がえする時点が、補償物件を完了した後ということになっておりますことから、その後に用地買収をして工事ということになりますと、平成27年度まで完了が延びるということになったものでございます。よろしくお願いいたします。 98: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 99: ◎13番(菅原清喜君) 生意気なことを申し上げる次第でありますが、実は何年前ですか、私気仙沼高校の事務長さんを訪ねました。それで気仙沼市のこの道路拡幅に対してどのようなお話が進んでいますかと、副市長申しわけありませんが私行ってきたんですよ。そうしたら、気仙沼市から話がないって言われたんですよ、その時点で。その時点で市の答弁は、今交渉中でありますと言って、進んでいますと言った。なのに全然手つかずだから私行ったら、生意気に行ったら全然話がないと。一体どこでどうなっているんだろうと。で、ここに来れば平成27年であると。でも、今課長のお話を聞けばいろいろな案件、要件がありましてできないということです。  では、もう一度確かめますよ。前も確かめたんですよ。平成26年度で間違いありませんかって。きょうも公の場で確かめますよ。平成27年度で本当に完成しますか。 100: ◎議長(守屋守武君) 土木課長庄子裕明君。 101: ◎土木課長(庄子裕明君) 来年度の、実は今年度事業費もそうなんですけれども、若干ちょっと国に要望した額よりも内示の額が減ったということもございます。それにつきましては、来年度国のほうに再要求するということで今進めておりますので、今度は間違いなく平成27年度完了するということで今やっておりますので、よろしくお願いいたします。 102: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 103: ◎13番(菅原清喜君) 課長、ありがとうございます。でも私は今、平成27年度で間違いないかということを聞いているの。時間がなくなってきたからいいです、間違いないとだけ言ってもらえれば。いいですね。  それで次、田中百目木線。狭隘な箇所、これはなかなか本当に公共バスが通っている中では一番気仙沼で狭い路線だと思うんですがね。事故が起きてからでは遅い。ここの側溝のふたがなくて、小学校低学年の子供が落ちて顔に切り傷を負ったという案件も私に報告されていますが、なかなか進まない。何とか交付金等、国庫補助金等を使って、何とかお願いしたいと思います。  それから、長根線であります。この長根線というのは、一時現道舗装ということで、震災の前に側溝の整備をしたところではなかったですか。 104: ◎議長(守屋守武君) 土木課長庄子裕明君。 105: ◎土木課長(庄子裕明君) この長根線につきましては、現在所沢地区の防集団地を造成しているところの北側ですね、東西に走る路線で、最終的には下のガソリンスタンド、宇佐美さんのところにつながる道路でございます。 106: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 107: ◎13番(菅原清喜君) そうなんです。今防集で整備されているところのガソリンスタンドに来るまでの間です。これが案外急傾斜なんですよね。ですから大雨のたびに流されて、普通自動車が底を引きずるというような状態。これもやはり現道舗装ができるまで十二分に、私もしょっちゅう行ってみますから、道路整備お願いしますよ。そうじゃないと、何かあそこに行けなくなってしまう。よろしくお願いします。  それから、長柴高前田線です。ことしの大雪で、この長柴地区において孤立しました、雪で。私も午前中は渡戸のほう、午後になったらこの長柴から電話が来まして、道路が歩けないんだがどうなっているのかと言っていたんですよね。そうしたら、長柴大石倉線がもう電気の線が通っているのに道路まで垂れ下がってすごい危険な状態になっていまして、この高前田線も車が、軽トラックが四駆でも走っていけないぐらいの雪だったんです。それで孤立してしまって、長柴の方が出られない。私もこっちの端から行ってすぐのところであと歩いて行くしかない。そんな状態だったんですがね、そういった中で、道路側溝、何年前になるんですかね。部長さんの名前は知っていますが、その部長さんの当時整備したそうなんですよ。そこの傾斜がきついために、全部側溝が整備されて跡形もなく流されてしまって、今ひどい、掘られに掘られている状態でさらに掘られるなあという感じがします。やがてあれがもっと掘られますと、下の下流の田んぼに全部土砂が入りますから、またこれは甚大な被害になっちゃうから。これもひとつ請願内容で建設のほうで認定したはずですから、これも早急にすべきだと思います。  次に、八瀬川線でありますが、この八瀬川線、私素人なんでお聞きしますがね、採石場から製材所までの間カーブのところ、舗装になりました立派に。権内橋の100メートル手前まで立派になりましたよ。ところが、その採石場の左側の採石が積まれているカーブのところ、どういうわけか舗装の路面が川に傾斜しているんじゃなくて、採石場のほうに傾斜しているのね。したがって、雨水とかで川に流れないで、採石場のほうに水がたまってじゃぶじゃぶになっている。それで手前からは側溝があるんだけど、側溝が届いていない。あの設計って、川に流さない、流せない何か事情とか法律とかがあってああなったんですか。ちょっとその辺わかりませんか。 108: ◎議長(守屋守武君) 土木課長庄子裕明君。 109: ◎土木課長(庄子裕明君) 私も舗装終了後は何回か通っておりました。ただ、雨が降っていないときに通ったものですから、ちょっとその辺は確認したいと思います。当然、側溝があれば側溝側に横断勾配といいますか、それを設けまして排水ができるようにしますけれども、そこはすぐ脇は採石場の土積み場になっておりますので、現道の勾配にかぶせてつくった関係で、一部そうなったところが発生しているかもしれませんので、その辺はちょっと見たいというふうに思います。 110: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 111: ◎13番(菅原清喜君) 課長、後で見てください。あそこは側溝を延ばした場合、御存じのように大型ダンプ、10トン車が10トンの採石積んで20トンになって走っているわけですよ。だから側溝も傷みやすいんだろうな、そのために側溝がつくってないのかな、砂利そのものだけで砂利の山積みというの、それがあるのかなと思っていました。この件に関しても、課長の手腕を期待しています。  それから、権内橋です。これは昭和35年ですか、建設したのは。かなりの年数ですよね。ただ当時としては随分立派な、逆にいうと幅広い橋だったなと感心するんですがね。今権内橋の足元から少し土砂がなくなっているような気がするんですよ。これ私も八瀬の方に指摘されたんでね、なるほど年数的にもたっているから、強度はいいんだろうけれども、その辺も権内橋の根元、これ後で見ていただいて、整備しなくちゃならないときは整備してください。お願いします。その辺、どうですか。 112: ◎議長(守屋守武君) 土木課長庄子裕明君。 113: ◎土木課長(庄子裕明君) お答えいたします。  権内橋は、昭和37年3月に完成しております。私も今の議員さんのおっしゃるとおり、橋脚の部分、下のほうにおりていきまして何回か見ております。河床が下がっているなというところは確認しております。また、完成してから50年以上たっているということもございまして、やはり橋梁本体のほうの傷みというのも確認されておりますので、現在やっている橋梁長寿命化修繕計画において、どのような修繕の仕方がいいのかというのも含めまして、あるいはその費用がどのぐらいかかるかというのもこの計画の中で計画することになっておりますので、その結果を見て対応していきたいというふうに思っております。 114: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 115: ◎13番(菅原清喜君) 課長、ありがとうございます。  先ほど、舗装の傾斜が行っていないからわからないと言っていたけれども、私行ってみたんですけれども、35に見えたんだよね。泥だらけだから37との勘違い、済みませんでしたね。  そういうわけで、あの奥にも採石場があって、10トン車が10トンの採石を積んでしょっちゅう出入りしているわけですよね、業者さんが。ですから、橋そのものも非常に危ないなと思っていますから、検査というんですか、その辺をしっかりとあの橋に関してもお願いしますよ。  市道に関しては終わります。  次に、4カ件目。農作物の鳥獣被害に関してであります。  今、八瀬地区に行きますと、水田地帯に白い線が多く張られています。白い色は人間への注意を促す色でありまして、電線すなわち電気牧柵であります。電気牧柵は、本来放牧場で牛を放し、逃げないように一定の広さに電線を張りめぐらせたものです。それが今はニホンジカ等が農作地に入らないように使用しています。  市は、電気牧柵等の設置に対して補助を行っておりますが、その効果はいかがですか。また、平成25年度の農作物等の被害状況はどうであったか伺います。  また、猟友会の活動の今後であります。猟友会の活動に意見はあるかということではありません。今まで農林課指導のもと、有害鳥獣の捕獲を行ってきました。今、市からの要請と県からの要請で、宮城県猟友会気仙沼支部が10人の隊編成で活動し、毎日のようにニホンジカ捕獲を行っております。鳥獣被害対策の捕獲として猟友会が担っておりますが、今後も猟友会に捕獲の業務を委託していくのかお伺いいたします。 116: ◎議長(守屋守武君) 答弁を求めます。市長菅原 茂君。 117: ◎市長(菅原 茂君) 農作物の鳥獣被害についてお答えいたします。  電気柵の効果と被害状況についてでありますが、平成24年度から市が実施した有害鳥獣対策事業補助金により、これまでに62カ所、約9,500メートル、平成25年度から気仙沼市農業災害防除対策協議会が実施した鳥獣被害防止総合支援事業等により7カ所、約1万6,930メートルの電気柵などが設置されております。  電気柵の効果については、設置した方々に伺うと、ほとんど被害がなくなったという結果が大半であり、農作物の被害防止には非常に有効であると考えておりますので、今後とも補助事業を継続してまいります。  また、平成25年度の被害状況についてでありますが、被害面積が4,283アール、被害金額が2,717万6,000円となっており、平成24年度と比較すると、被害面積で284アール減少したものの、被害金額で184万1,000円増加する結果となっております。また、全体被害金額のうち、ニホンジカとカモシカによる被害金額が1,888万5,000円に上り、全体の約7割を占める状況となっております。  次に、猟友会の活動と今後についてお答えいたします。  猟友会は、鳥獣被害対策の重要な担い手と認識しており、近年鳥獣被害が増加する中で、その役割はますます大きくなっております。  これまでは、気仙沼市農業災害防除対策協議会と宮城県猟友会気仙沼支部が委託契約を締結し、有害鳥獣捕獲を行ってまいりましたが、一方で国では、鳥獣被害防止を効果的に実施するため、市町村が猟友会会員などを非常勤公務員として任命する鳥獣被害対策実施隊の設置を推進しており、本市としても前向きに検討しているところであります。  鳥獣被害対策においては、宮城県猟友会気仙沼支部の協力が不可欠でありますので、捕獲業務の円滑な実施と、実施隊の設置を含めたより効果的な対策について、今後とも猟友会の皆様と話し合ってまいります。 118: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 119: ◎13番(菅原清喜君) ありがとうございます。  本当に今、八瀬地区あるいは鹿折地区に行きますと、白い線がいっぱい張られています。あの白いのは丈夫な細いロープでありまして、そのロープに電線が細かく絡まっている状態だと。私まださわったことないんですがね。電気が入っている時点で人間が手でさわると、肩までしびれるそうです。心臓までは来ないでね。だからかなり強烈なものだなと。まして人間の場合靴を履いていますから、土に接地しませんから衝撃も少ないはずです。まして野生のものとなったらもっと強烈なんだなと、そう思っています。この電線を張ったことによって、非常に被害が少なくて済む。ありがたいなと。やった人はほとんど、100人が100人ともそう言っています。電気牧柵しないときは、今稲を刈り取る寸前に、道路から見ればことしも実ったなあと、機械で刈って奥に行くと、その奥は一面、この議場の半分くらいは全部なぎ倒されて泥まみれです、稲が。ニホンジカ、あるいはカモシカでしょうか。全部寝転がってそれこそ運動したような跡。全然収穫が無です。そんなになっているんです、実際のところは。今までは田植えして伸びてきたころを食害、食べるというものでした。害として。最近は違うんです。寝そべった後で、全部一面泥だらけで、そして収穫がコンバインでもかき上げられない、そんな状態になっているんですね。ですから、この電気牧柵をやるとき、大いに皆さんやっていただいたわけですよ、農家の方々。そうして非常に効果があると本当に喜んでいます。でも、難しいものですね。電気牧柵やった人が、「田んぼは良かったけどさ、畑さっぱりやられた」と。何でと言ったら、電気牧柵やった田んぼには一切入らない。やっていない畑が食害になっているわけですよ、今度は。だから非常にこれは難しくて、じゃあ今稲刈り終わったら、その電気の牧柵を畑にやってくださいと私言ったんですがね、ただこれ今予算的にはまだまだありますか、課長。 120: ◎議長(守屋守武君) 農林課長小野寺俊勝君。 121: ◎農林課長(小野寺俊勝君) お答えいたします。  市の補助に関しては、もう4月の段階で募集しておりまして、現在は予算的にはございません。国の補助事業でございますが、それにつきましては、まだ実施しておりませんが大体の実施予定が立っているということでございますので、今後来年度に向けた希望を広報等で募集をかけたいと考えております。 122: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 123: ◎13番(菅原清喜君) 今お話ししたように、設置した方々、農家の方々が非常に効果があると。稲作に被害がないということで、皆さんがそのように喜んでおりますから、来年の夏以降にもっともっと申請の方々が多くなることが懸念されるわけですよ。ですからその辺も、あっちの人はやったけれどもうちのほうは補助がなくて、予算がなくてではなくて、何とか希望に応えられるように今から考えていてほしいなと思います。これは効果が、まあ50%くらいしかないんだよと、電線やっても間から来るんだよということでは大した期待ではないけれども、今のところもう100%効果があったと、よかったと言っていますから。絶対このよいという情報は流れますから、そうした場合、私も私もって、面積的に少なくなる人もあるかもしれないけれども、今後ふえますので、そういう補助的というか農家の方たちが満足のいくように、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  次に、猟友会のことでありますが、実は先週の17日、米川において猟友会の講習会がありました。私も行ってきたんですが、そこの中で気仙沼の方々が本吉の方を含めて17人の方が新たに有害駆除の申請をし、見事合格しました。これは県から委託された猟友会の講師の先生がお話しするには、今イノシシは中新田まで来ているそうです、中新田まで。そしてその先生、気仙沼までもう1年で行くよって言っています。そのくらいイノシシもどんどんふえています。そりゃそうですよね、考えてみたって。ニホンジカの場合は、100頭いたものが1年で120頭になるそうです。捕獲しない場合の話ですよ。2年目には150頭になるそうです。そのようにふえていきます。しかし、イノシシの場合は多産系ですから、非常にふえる率が高い。そして、夜行性ですから捕獲が非常に難しい。その関係もありまして、どんどん北に来ていますね。そういうことも考えますと、今回の猟友会の方々が新しく有害駆除の資格を17名の方が合格したというのは非常にうれしいと思います。  そういうことで、今後の猟友会というのは、非常に頑張ってもらわなければならないんだけれども、実際みんな年配の方が多いんですよ。今まで猟友会の、正式な名前は宮城県猟友会気仙沼支部というんですがね、支部長がことし亡くなりました。それで空席になっていたんですが、実は私が猟友会のことを質問するのも変な話ですが、私が支部長代行になってしまったんですよ。ですから大変申しわけありませんが、猟友会の中身も知っておりますしわかりますし。  今宮城県のほうからも、課長が言うように駆除隊には申請がありますよね。その中で、はっきり新聞にも出ていますから、それで静岡の場合、1頭とっても2頭、3頭とっても4頭と水増しして、そして補助をもらっていたんです。そういうのが発覚しまして、みんな返済になりましたよね。それではいかんと思って、今ニホンジカを捕獲した場合、全部私のところに電話を入れることにしています。そして、確実に本当に捕獲したんだと。そして1人じゃない、2人3人の合同でやっているんだと。これは県の指導ですからね。そのように厳正にしておりますので、今後とも猟友会のほうをよろしくお願いしたいと思います。今市長が言うように、非常勤職員ということになりますけれども、なかなか年齢的なことを考えると難しいんですよね。資格持っていてもなかなか山へ行けない人もいるし、大変でありますので、この辺は後で課長、相談に行きますのでね。よろしくお願いしたいと思います。  次に、5カ件目。スポーツ振興であります。  今、気仙沼のスポーツというのは何か盛り上がりがないんですよね。震災前は、私も野球をやっておりました。局長もあちらにいる方もみんな敵でしたから、いろいろスポーツやって盛り上がったものですが、今何もなくなりましたね。本当に悲しい限りです。そういう中で、今一生懸命私のうちの目の前を通って、すごい通っているのが軟式テニスです。軟式テニスは、高校生が随分来ますね、男女とも。そして9時5分、あるいは9時10分ころになるとすごい乗用車がおりてきます。あれは市民の方がテニスの終了時間でおりてくるんだと思いますよ。私は、今一番気仙沼で場所的にもとれなくて、またスポーツ人口の中でこのテニスというのは、非常に軟式テニスというのは気仙沼で応援していかなければならないと思うんですよ。それで、今あるテニスコートの2面があるのに、横に対して縦に1面、何とかできないものかなとここでお伺いいたしたいと思います。 124: ◎議長(守屋守武君) 答弁を求めます。市長菅原 茂君。 125: ◎市長(菅原 茂君) スポーツ振興に関してお答えいたします。  軟式テニスコートの増設については、大曲コミュニティセンターテニスコートには、現在2面のコートがあり、平成25年度の利用者の状況は延べ6,782人、月平均は565人であり、平成24年度の延べ7,152人、月平均596人と比較し、5.2%の減となっております。  御提言のテニスコートの増設については、仮に南側敷地内に増設する場合は、子供用遊具の移設や駐車場などの一部を撤去することとなり、施設全体の利便性や安全管理面に影響が生じることとなりますので、難しいものと考えております。 126: ◎議長(守屋守武君) 13番菅原清喜君。 127: ◎13番(菅原清喜君) ありがとうございます。  そのテニスコートも、私前に質問したとき、当時部長さんは駐車場が狭くなって何か車をとめるのに大変だということで、日曜日あるいは何か催しがあるとき、私もちょくちょく上がって行って見ました。でも、そういう本当の催し物があるときだけなんですね、駐車場満杯というのは。実際、今あそこに風呂もありますから、風呂に入る人もいるんですけれども、駐車場満杯ということを考えられない限り、何とかできないのかなと。遊具もあるといいますけれども、遊具は今のコミュニティセンターの脇に持っていけば十分大丈夫だろうなと思いますし、もちろん前側にできないのは存じております、昔の土地ですからちょっとまずいですからね。だから今の駐車場を少し減らしてやるしかない。  今後の御検討をお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 128: ◎議長(守屋守武君) これにて13番菅原清喜君の質問を終わります。
     暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。      午後 0時01分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 0時59分  再 開 129: ◎議長(守屋守武君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「住まいの再建支援と人口減対策について」外5カ件、12番三浦由喜君の質問を行います。12番三浦由喜君。 130: ◎12番(三浦由喜君) 市民クラブの三浦由喜でございます。  通告に従いまして、順次質問させていただきます。  1点目、住まいの再建支援と人口減対策についてであります。  市では、震災からの住まいの再建を促進するため、昨年から市独自支援を行っておりますが、防災集団移転申し込み者のうち、ローンを利用できない方に対する市独自支援を、市長はどのように考えておられるのか伺います。  また、震災後の人口減少に歯どめをかけるために、市外からの転入者が市内で住宅を新築または購入する際に補助金を交付するなどの市独自支援の創設は考えられないか、市長の考えをお伺いいたします。 131: ◎議長(守屋守武君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 132: ◎市長(菅原 茂君) 三浦由喜議員の質問にお答えいたします。  住まいの再建支援と人口減対策について、防集でローンを組めない被災者への住宅再建支援についてでありますが、本市における住宅再建の独自支援制度は、全壊または大規模半壊世帯などが住宅を再建する際に、被災者生活再建支援金以外に公的支援がなされない方を対象としているものであります。  このことから、国のがけ近事業により補助を受ける世帯や防集事業参加者については、市独自支援の適用外としたものであります。  さまざまな事情で防災集団移転で住宅ローンを組めない世帯が発生することも想定されますが、防集事業については、市が造成した宅地を時価よりも低い価格で借り受けできるほか、移転・除却費用等の補助制度もあることから、市独自支援によりさらなる支援の枠を広げることは、他の方法での再建者や災害公営住宅入居者とのバランスに欠けるものと判断しております。  次に、人口減少対策としての取り組みについてでありますが、まず市外からの転入者が市内で住宅を新築、購入する場合の補助については、現在市外の被災者が気仙沼市内で住宅を再建する場合には、市内被災者の住宅再建と同様の支援を行っております。  被災者以外については、人口減少対策として住宅政策は必須と考えており、旧雇用促進住宅面瀬住宅や、将来的に、現在建設中の災害公営住宅の活用を考えているところですが、議員御提言の住宅建設、購入に係る支援については、住宅以外の施策も含め、広く人口減少対策を設計する上で、財源の確保や効果見込みも勘案し検討してまいります。 133: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 134: ◎12番(三浦由喜君) 住まいの再建支援でありますけれども、やはり防集により自宅を再建するにも、家庭の事情等々によって、金融機関からどうしても融資を受けられないという方々、私は少なからずいると思っております。今お話ありましたが、土地とか敷地造成費は除くとしても、市独自支援として、やはり補助金の追加支援、これを考えられないかということであります。もう一度お願いします。 135: ◎議長(守屋守武君) 震災復興・企画部長赤川郁夫君。 136: ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) お答えいたします。  市の独自支援策をつくるに当たりまして、いろいろこちらも検討したわけでございますけれども、がけ近事業があり、または防集事業があり、あとはそれに該当しない方々は、任意で家を建てる方につきましては市の独自支援ということで考えたところでございますけれども、実際うちを建てる場合は、やはりうちの建設費または取得費というようなものがまずかかりますし、さらには土地の取得費、あとは移転先におきましての土地の造成費用などがかかるわけでございます。この中で考えていった場合、防集につきましては、土地の敷地造成費というのが実はかからないわけですね。それにつきましては既に市のほうで準備するものでございますので、その辺についてはかからない。そのほかのものにつきましては、必ずその分の費用がかかってくるということになります。そうしますと、じゃあその移転先の敷地造成費が幾らぐらいかかるのかなというのを見たときに、大体昨年の例で10件ほど任意でとって見てみたんですけれども、300万円近くのお金がやはりかかっているようなんです。それに対しまして、市の独自支援とかを今まで行っておりますので、防集団地にうちを建てられる方につきましては、その分の支援は既にその防集事業の中に含まれているという観点から、全体的なバランスということを考えた場合は、防集事業でローンを組めない人への市からの独自支援というのは見合わせたほうがいいというような判断をしたところでございます。以上でございます。 137: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 138: ◎12番(三浦由喜君) ですから、その防集でかかる土地とか敷地の造成費、これを除いてといいますか、300万円ぐらいかかるということでありますが、防集で交付金を使って事業を進めるそれを除いても、100万円程度の補助金の追加支援というのは考えられませんかね。 139: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 140: ◎市長(菅原 茂君) 当市の住宅独自支援の財源でございますが、国からいただいた70億4,500万円内外を充てているところでございます。その70億4,500万円の趣旨は、浸水をしたのだけれども、防潮堤等の建設、海岸保全施設の建設によって災害危険区域から外れたことにより、がけ近の対象にも防災集団移転の参加もできなくなった人が不利益ではないかということで、国のほうで算定して出された金額でございます。その金額の中で、その趣旨に沿った範囲内で理不尽だと思われる部分を私たちは救おうという意味でメニューをつくりました。そういうもともとの財源の観点から申せば、さまざまな事情の方がいらっしゃることは重々承知ではございますが、独自支援として展開するのは非常に無理があるのかなというふうに思います。  別途な財源でということになれば、またそれは違うストーリーかもわかりませんが、現状、きのうの財政への中期見通しでもお知らせしましたように、相当な金額が、対象者がありそうなものに対してこれ以上の補助というものが、今現段階で展開できる状況にはないというふうに判断しております。 141: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 142: ◎12番(三浦由喜君) わかりました。  それでは、この被災者向けの住まいの再建支援、この中で、これは新たな独自支援というふうに思いますが、市内の中古住宅を購入する世帯に補助金を交付すると。これは空き家対策にもなると思うんですが、中古住宅であります。これは支援の中に入っていないというふうに思いますが、いかがでしょうか。 143: ◎議長(守屋守武君) 震災復興・企画部長赤川郁夫君。 144: ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) 市の独自支援の中で、これにつきましては市外において被災された方が気仙沼市に来ましてうちを建てる場合または購入する場合に、この条件に合えば基本的に、市外であっても該当することにしておりますので、これにつきましては今行っているという状況でございます。 145: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 146: ◎12番(三浦由喜君) 条件に合えばということでありますが、なかなか市民はその条件というのは細かいところはわかりませんからね、実際ね。何かこういうものにでもありますか。特に、中古住宅であれば条件に合うということで、どうぞお答えいただければいいんですが。 147: ◎議長(守屋守武君) 震災復興・企画部長赤川郁夫君。 148: ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) お答えいたします。  市の独自支援の中では、特に購入の分、あとは新築の分というのがございまして、その購入につきましては、中古とか新築という新しい建物という区分はございませんので、それは該当するということになっております。あわせてこの独自支援の部分につきましては、市のホームページ等でお知らせしているという段階でございます。なお、今議員さんおっしゃった方は、対象となる方が恐らく市外の方々でしょうから、こちらの市の広報とか何かの周知ではなくて、やはりホームページでの周知というのが大事かと思っております。以上です。 149: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 150: ◎12番(三浦由喜君) それでは、転入者でありますけれども、昨年度は何人の方が市内に転入されたのかお伺いします。 151: ◎議長(守屋守武君) 答弁調整のため、暫時休憩いたします。      午後 1時11分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 1時12分  再 開 152: ◎議長(守屋守武君) 再開いたします。  市民生活部長菅原英哉君。 153: ◎市民生活部長(菅原英哉君) 済みませんけれども、今、転入人口という部分については、ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、全体の人口でお話しさせていただきたいと思います。  震災前の人口は7万4,247人でした。2万6,601世帯でありました。平成26年3月末では6万7,951人で、世帯数につきましては2万5,846世帯ということです。人口は6,296人減少している状況でありまして、世帯数につきましては755世帯、約2.8%減少している状況でございます。  申しわけございませんが、昨年度の減少した部分について、今資料を持ち合わせておりませんので、もうちょっとお待ちください。 154: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 155: ◎12番(三浦由喜君) 意地悪な質問をしたわけではありませんが、昨年度の転入は1,584人です。それで、先ほどの答弁で支援策の確認をしますが、私はUターンとかIターンの施策とは別に、震災関連事業として市外からの転入者が市内で住宅を新築あるいは購入する際の補助金の創設のことを申し上げたんです。それはあるということでよろしいですか。 156: ◎議長(守屋守武君) 震災復興・企画部長赤川郁夫君。 157: ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) 先ほど申し上げました市の独自支援策につきましては、あくまで被災された方でございまして、そのほかの方々にはこれは該当するものではございません。 158: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 159: ◎12番(三浦由喜君) やはりそういう方々の補助金の創設を考えるべきだと思います。例えば、補助金の対象ですね、市外から市内に転入して、市内とかあるいは近隣市町で就労する人、それから市内で自由業を営む人などですね。それの居住要件を例えば10年以上にするとか、これは国の復興交付金の対象になりませんか。市長、どうですか。 160: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 161: ◎市長(菅原 茂君) それはどこかの町がよければどこかの町が悪くなる話だと思いますから、復興交付金の対象にはならないというふうに思います。100万円を100件出せば1億円です。200件出せば2億円というような金額間の中で考えていかなくてはならないサイズの政策かなというふうに感じております。 162: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 163: ◎12番(三浦由喜君) やはり他の町村では、震災後の人口対策として定住促進事業の住宅取得補助金を創設している市や町も実はあるわけなんですよ。これは、交付金がだめだということになれば、例えばふるさと納税とか、それから寄附金、そういう財源で広く市外から転入者を呼び込む、そういうことを戦略として、市長、考えませんか。どうですか。 164: ◎議長(守屋守武君) 震災復興・企画部長赤川郁夫君。 165: ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) 被災者以外の人口減少対策としての住宅政策についてでございますけれども、先ほど市長が申したとおり、人口減少問題につきましては、やはり今おっしゃるような政策はすごく重要なことだと思います。ただ、今段階におきましてすぐこれを行うかどうかというと、やはり財源のこともありますし、住宅政策だけではなくて、そのほかにもさまざまな雇用の問題とか教育の問題とかあるかと思いますので、これにつきましてはもっと広く分野を広げながら、今後気仙沼市の重要課題であります人口減問題対策ということで、考えていきたいと思っております。以上です。 166: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 167: ◎12番(三浦由喜君) どうぞ、一例を申し上げましたけれども、人口減対策に戦略を持って、ぜひ考えていただきたいというふうに思います。  2点目に移ります。緊急時に備えた井戸水の活用についてであります。  震災時、多くの地域で断水し、避難所での生活用水に苦慮していたやさき、本吉松岡タウンセンターでは、震災以前に振興会で作成した防災マップにより、記載されていた災害応急用井戸のうち5カ所を活用することといたしました。その中には飲用可能な井戸もありましたが、相談の結果、飲用以外のトイレの洗浄や洗濯などに使用することといたしまして、避難所閉鎖までの11日間にわたって、一番多いときで230人の方々に利便を図りました。  震災復興計画では、重点事業に、緊急時において飲料水を確保することができるよう、利用可能な井戸水の調査を行うとありますが、どのような調査を行ったのか、またその結果について伺います。 168: ◎議長(守屋守武君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 169: ◎市長(菅原 茂君) 緊急時に備えた井戸水の活用についてお答えいたします。  市内で利用されている井戸は、宮城県が平成22年度に調査した結果では約500カ所ありますが、震災後に使える井戸がどのぐらいあるかについては、調査が行われていない状況であります。  全市的な井戸の場所の防災マップなどへの表示については、個人が設置する飲用井戸について定期的な水質検査が義務づけされていないことや、設置者の同意を得るなどその利用について課題がありますが、震災復興市民委員会からも水源の分散化、安全な水辺づくりプロジェクトの中で、利用可能な水源のマップ化などについて提言がされていることから検討しているところであります。 170: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 171: ◎12番(三浦由喜君) 津谷地域には5つの行政区の中に3つの集会所があります。560世帯、約2,100人が住んでおりまして、津谷地域自主防災会の組織も平成16年5月に既に立ち上がっております。いずれの集会所も震災時には避難所として、約10カ所の井戸から災害応急用として井戸水を活用し、急場をしのぎました。  津谷地域には井戸が残っているうちが多くあります。今お話もありましたが、災害応急用井戸を登録している市町村もあるようでありますけれども、津谷地域では、登録に関係なく、震災前から振興会作成の防災マップに記載されていたものであります。ちなみに、津谷地域に上水道が全域で通水したのは3カ月後の6月22日であります。  今市長お話しの震災後は調査をしていないということでありますが、調査したんではないでしょうか。違いますか。実際に井戸水を活用した避難所とか行政区を調査対象にしなかったんですか。その辺をお伺いします。したのであれば、どういう調査をなさって、どういうふうな結果といいますか、今500カ所の県の登録があるというんですが。その辺、お話しください。 172: ◎議長(守屋守武君) 市民生活部長菅原英哉君。 173: ◎市民生活部長(菅原英哉君) 私のほうからお答えいたしたいと思います。  震災後につきましては、今の市民委員会のほうから言われました市民委員会の中での指示事項はありまして、井戸水のマップをつくろうということで、現在調査、水道のほうでやっている最中でございます。まだまとまってはおりません。  それから、井戸につきましては、平成22年3月24日で県のほうで調査したものですけれども、全体で、気仙沼地区市内全体で772あったそうです。そのうち、使用している井戸が503の井戸を使用しているということでありました。ただ、現在震災後につきましては、この井戸がどのくらい使用可能なのかどうかということは、まだわかっていない状況でございます。以上でございます。 174: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 175: ◎12番(三浦由喜君) 水源の分散化プロジェクトにも、想定される完了までの事業展開として、「災害時利用可能な水源の調査を行う」というふうにあります。さらに、「現地調査・水源調査等を行い、整備の可能性を検討する」、また、「利用可能な水源のマップ化・水源の整備」というふうにあります。実施期間は平成26年度までというふうにありますが、それでは今年度はどういうふうな取り組みをなさるんですか。調査はあるんでしょうか。お伺いします。 176: ◎議長(守屋守武君) ガス水道部長梶原明徳君。 177: ◎ガス水道部長(梶原明徳君) それでは私のほうからお答えを申し上げたいと思います。  今議員さん御指摘のとおり、水辺の水源の分散化、安全な水辺づくりプロジェクトの中でいろいろ御提言をいただいております。それで、平成25年度までの実施状況につきましては、今お話しされたとおりであります。ただ、平成26年度につきましては、まだ具体的な、大変申しわけないですが具体的な動きとはなっておりません。今後、関係課といろいろ協議しながら、そちらの作業を進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 178: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 179: ◎12番(三浦由喜君) 井戸は、周囲の地盤と一緒に揺れるということで、直下型地震を除けば、地震の被害を受けにくいというふうにされているんですよ。市のほうでは、教育委員会でしょうか、国際NGOから防災支援として小中学校16校に井戸を整備いたしましたね。今後、避難所となる集会所等にも井戸を整備して、そして簡易浄水装置などを配備する考えはありませんか。市長、どうですか。 180: ◎議長(守屋守武君) ガス水道部長梶原明徳君。 181: ◎ガス水道部長(梶原明徳君) それでは私のほうからお答えをしたいと思います。  まず、飲用水につきましては、上水道を基本といたしまして、仮に断水するようなところがあれば給水車を主に使用しまして、あとは給水体制、いろいろな関係機関の協力を得ながら、そちらの体制を構築してまいりたいというふうに思います。井戸を使った水源の確保につきましては、なかなかすぐ飲料水に充てるということは難しいと思います。それで、他市でも行っているような防災井戸の考え方につきましては、これはある程度考慮するところもあるのかなと思いますので、そういうところを基本としながら進めてまいりたいというふうに思います。 182: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 183: ◎12番(三浦由喜君) 井戸は、やはり地域の防災資源なんですよ、井戸は。そういうことで、しっかりした計画でぜひ進めていただきたいというふうに思います。  3点目に移ります。緊急雇用創出による事業の継続化であります。  被災により解雇や休職を余儀なくされた方々の生活の安定を目指し、平成23年度より、県が造成する基金を活用し失業者の地域雇用の創出を図っておられますが、平成26年度以降においても、緊急雇用創出事業を活用して、雇用の確保を図る必要があると思われますが、市長は事業の継続についてどのように考えておられるのか、伺います。 184: ◎議長(守屋守武君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 185: ◎市長(菅原 茂君) 緊急雇用創出による事業の継続化についてお答えいたします。  緊急雇用創出事業については、本年2月の国の実施要領の改正により、本市を含む被災地域の一部では、最長で平成27年度末まで事業を実施できるものと規定されました。  この規定により、今年度と同一事業、同一委託先、継続雇用に限り、来年度においても実施することができることとなっております。  しかしながら、この制度改正の際に、緊急雇用創出事業の財源である宮城県が造成する基金について、国から補助金の積み増しが行われないこととなり、県の基金残高にも限りがあることから、大方が来年度には実施できないおそれが出ました。  こうしたことから、県では、被災地域における復興事業の進捗への影響などに鑑み、国に対し実施期間の延長と基金への補助金の積み増しを要望しているところであり、先般公表された厚生労働省の平成27年度概算要求においては、これらの要望を踏まえた内容が一部含まれたと聞いております。  一方で、有効求人倍率が高水準で推移していることや、再開した事業所における人手不足などの状況から、緊急雇用創出事業の継続について懸念する声も伺っております。
     本市といたしましては、国の制度改正等の動向や県の予算配分方針を注視するとともに、このような意見や事業の緊急性・優先度などを総合的に勘案しながら、来年度実施する事業を検討してまいります。 186: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 187: ◎12番(三浦由喜君) 平成27年度まで継続されるという見込みであるということで、よかったなと思っております。平成27年度以降のこともあります。事業によっては、これまでなかなか手をつけられなかった部分とか、あるいは新しい試みもこの緊急雇用によって体制が整備されて、そして事業推進に大いに役立っているというふうに聞いております。しかし、平成27年度以降、事業が終了することによって、雇用の確保はもちろんでありますが、せっかく軌道に乗った事業も挫折の一途をたどる危険性もあると思います。特に、観光推進事業では、少ない人材の中で、体験旅行の受け入れ態勢の整備とか、あるいは新たな体験メニューの確立、あるいは効果的なPR活動などなど、さらなる体験型観光の推進が図られようとしている時期にありまして、平成28年度以降、平成27年度は何とか継続ということでありますが、平成27年度の事業の終了というのは、そういう危機的な状況に陥るものと思われますが、どのように考えますか、市長。 188: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 189: ◎市長(菅原 茂君) あくまで緊急雇用なので、永続的ということはないんだと思うんですね。そういう中で、もともとこれは震災のためにあった制度ではないわけですよ。リーマンショック等の労働環境の中で出された雇用の仕組みであります。それを被災地のほうで活用させてもらって予算もつけてもらったということでございますので、基本的には、被災していたゆえに必要なところに第一義的には人を配置していかなければならないんだろうなというふうに思います。先ほど言いましたように、これまでの規模で平成27年度も続けることはできないということが見えていますので、そのときの優先度等に関しましては、これから精査をしてまいりますけれども、例えば被災者、やがて自立するであろう被災者のそれまでのケアだとか、先ほど最初の質問の議員さんのときにも触れましたけれども、コミュニティFMに移行する予定の災害FMだとか、そういうようなところが重点的になってくるのかなというふうに考えます。これがなければ事業が継続できないというものに関しては、なるべく早く自立する道をこの1年半の中で、または半年の中で検討していかなくてはいけないのかなというふうに思っているところであります。 190: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 191: ◎12番(三浦由喜君) それは重々わかっております。事業終了後にあっては、今相当数の委託先があると思います。その委託先から、特に継続の要望があった場合、やはり事業の継続性を図るという観点から、市独自支援、これが必要というふうに私は思いますけれども、市長どうでしょうか。 192: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 193: ◎市長(菅原 茂君) どういう仕事を想定しているかわかりませんけれども、まずはそこによると思うんですね、一番は。というのは、ちょっと言い方が正しいかどうかわかりませんが、国のお金の緊急雇用という制度があって、実際使われていて、雇用されている方がいて、それによって助かっている被災者もいるという中で、この有効求人倍率が1.数%が連続して続いている中で、何とか整合性が保たれているのかなというふうに考えますので、それ以上のことで市の独自財源を使いながら、一方で1.数%という人手不足だということにかかわる質問もこれからもございます。本日もあると思いますけれども、そういう中でやることというのは、よほど慎重にならなくてはいけないというふうに思いますし、欠くことのできない仕事ということが判断されれば、それは何らかの対応というのは、我々なのか県なのか国なのかわかりませんが、または緊急雇用にあくまで乗せていくということなのかわかりませんけれども、検討しなくてはいけないのかなというふうに感じております。 194: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 195: ◎12番(三浦由喜君) ぜひ事業の継続性が図られるように、市の独自支援も考えていただきたいというふうに思います。  4点目であります。企業誘致の推進についてであります。  震災復興計画の重点事業に、企業誘致の推進として新たな企業の誘致が必要とあり、また工業団地の造成にも新たな工業団地の造成が必要であるとなっております。  市長は、2月の定例会において、企業誘致を念頭に置いた工業団地整備について、三陸沿岸道路へのアクセスや立地業種などを勘案しながら、複数箇所を候補地として調査を行ったと話しておりますが、その調査箇所と調査の結果についてお伺いいたします。 196: ◎議長(守屋守武君) 答弁を求めます。市長菅原 茂君。 197: ◎市長(菅原 茂君) 企業誘致の推進についてお答えいたします。  本市は、震災復興計画において、工業団地の造成を図りながら、地域に定着し持続的に発展する企業の戦略的誘致を推進し、多様性ある産業構成による創造的発展を目指すこととしており、平成23年度は企業立地用地基本構想等調査業務を、また平成24年度には企業団地立地調査業務をそれぞれ実施したところであります。  平成23年度に実施した企業立地用地基本構想等調査業務では、馬籠地区深萩地内及び下要害地内、津谷地区坊の倉地内、並びに松岩地区赤岩港地内及び水梨地内の5カ所を、また平成24年度に実施した企業団地立地調査業務では、小原木地区大沢地内、南気仙沼地区朝日町地内、松岩地区片浜地内及び面瀬地区尾崎地内並びに大谷地区寺谷地内の4カ所をそれぞれ調査いたしました。  調査結果については、それぞれの調査箇所において、財源の問題を初め支障物の問題、周囲への拡張性の問題、用地買収の問題など工業団地を整備する上での諸課題が示されたところであります。  このうち、国の津波復興拠点整備事業としての復興交付金の採択があり、財源の問題をクリアできた赤岩港地内及び朝日町地内は事業化が図られたところでありますが、将来の企業誘致を念頭に置いた工業団地整備については、競争力ある団地整備を行い得る国などの補助メニューがなく、事業化に踏み切れない状況にあります。  このことから、企業に対しましては、引き続き低地ゾーン等の有効活用や、復興特別区域法で用意された税制の優遇措置、あるいは国の津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金による本市での企業立地の優位性をアピールしながら、立地を検討する企業が必要とする土地の規模や場所、条件などに合わせて用地選定を支援するなど、企業の希望にきめ細かに応えていくことで、誘致の実現に努めてまいります。  なお、さきに触れたように国の復興事業では、立地企業が決まっていない中での団地造成メニューがないことから、国などに対しましては、機会を捉え、被災自治体による産業用地の整備に係る財政支援制度の新設要望を行ってきたところであり、今後とも継続してまいります。 198: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 199: ◎12番(三浦由喜君) 復旧・復興事業の取り組み状況の中に、課題と今後の対応として、市長今お話ししておりますけれども、震災により企業立地用地が不足していることから、立地場所に苦慮していると。そのことから水産・食品加工施設等集積地の整備のほか、三陸沿岸道路のインターチェンジ付近に企業立地用地を整備するため、適地調査を行っているというふうにあります。  伺います。仮称卯名沢インターから約6分、約5キロメートルの近距離にありますただいまお話しの調査箇所の馬籠深萩地区は、インターチェンジ付近とはならないのでしょうか。適地であると思いますが、いかがでしょうか。 200: ◎議長(守屋守武君) 産業再生戦略課長村上信光君。 201: ◎産業再生戦略課長(村上信光君) お答えいたします。  今御質問ございましたインターチェンジとの距離の関係、それから所要時間の関係ですね。確かに五、六キロメートル、それから10分以内という部分については、適地というか、インターチェンジからのアクセスとしては可能な範囲なのかなというふうには考えますが、調査いたしました深萩地区についての調査結果につきましては、今回調査をした結果につきましては、地域の敷地大半が民地であったりいたしましたことから、用地買収等に時間がかかるということや、それから周辺のアクセス道、現地への周辺の市道、耕作地等の支障物が比較的多いというようなことがございまして、概算の事業費がかかるということでございまして、なかなかその財源の手当がつかないところでは事業化が難しいという調査結果が出ているところでございますので、よろしくお願いいたします。 202: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 203: ◎12番(三浦由喜君) 2月の定例会の市長答弁でも、これまで行ったトップセールスにおいても、職員による企業訪問においても、企業誘致は一朝一夕に実現するものではないとの印象はあるが、好機を逃さず熱意を持って折衝を重ねることにより誘致は可能だと考えていると。そして、訪問活動をふやすことにより本市に関心を寄せる企業の情報もより多く入っておりますので、誘致のチャンスは広がっているものと考えております。事実、震災後本市が誘致に深くかかわった企業が2社立地し、そのほか数社の立地をサポートしてまいりましたし、現在も新たな数社と立地場所等について打ち合わせを行っております、と答弁しております。  そして、本年度平成26年度の企業誘致目標があるわけでありますが、この件数は3社というふうになっております。市長のお話しする、現在打ち合わせを行っている企業数、業種、雇用予定人数、それから立地予定箇所などについて、その進捗状況について市長にお伺いします。 204: ◎議長(守屋守武君) 産業部長加藤正禎君。 205: ◎産業部長(加藤正禎君) 現在折衝を行っている企業ということでございますが、エネルギー関係がございますし、それから電気部品関係の企業もございますし、あとは運輸関係というようなところでございます。細かいところにつきましては、まだ個別の企業の投資計画というところと大きくかかわってまいりますので、ここで詳細を述べることは控えさせていただきますけれども、用地につきましても、先ほど深萩地区というお話がありましたが、現実問題こちらで造成をしてさあどうぞというわけには今のところいかないものですから、先ほど市長が答弁で申し上げました津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金、これは用地取得費の2分の1、用地取得費も含めて造成から建設に当たって2分の1の補助が出るというような経産省の補助金でございますが、これが被災地域にとって非常にインセンティブに働いている補助金でございまして、この補助金を活用して何とか市内に立地していただけないかというようなことで交渉しております。土地の問題でございますが、北は唐桑から南は小泉まで、いろいろな土地の状況を相手先の企業にお伝えして、場合によっては現地も見ていただいて、そして御判断いただく。あるいはこちらとしてはぜひここでお願いしたいというようなところも含めて、今交渉している最中ということでございます。 206: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 207: ◎市長(菅原 茂君) 重なる部分もありますけれども、要は3つの可能性で企業誘致、また団地の準備をしているということです。  1つは、国の復興交付金ですっかり全額面倒を見てある意味土地代だけの造成をする。つまり、津波復興拠点事業、当初2カ所もう使ってしまいましたが、面積としては合計の40ではなくて、まだ26しか使っていないんですね。3カ所目が許されるかどうかわかりませんが、今ノーと言われています。しかし面積としては、まだ十何ヘクタールは使っていないということがありますので、場合によってはこの交渉をする可能性が一つあります。  もう一つは、今産業部長が言った津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金は、土地代とか造成代まで半分出してくれますよと。大手企業の場合は3分の1になります。中小企業で2分の1です。そういう可能性があります。  そのほかに、例えば将来ILCがどうのということを考えた場合に、とにかくつくっておきたいと。今国のお金で何とか。それが被災地の復興ではないかというような考え方で要望していると。  その中で最も手っ取り早いのが、今部長が説明した2分の1ないし3分の1の補助で土地の造成までやれるんだからこんないいことないんじゃないですかという意味合いで我々がお話しをしている企業には紹介をする。そのときに、先ほど言いました2回の用地の調査ありますよね。こういうものが役立ってくるわけですね。ここならこういうような土地になりますよ、ここならこういうような土地になりますよというものをお示ししながら、御社がやるのであれば2分の1は国から持ってこられますよと。また当市の補助は別にこうありますよということが紹介できるという意味で、調査そのものは全く無駄ではなかったし、深萩というものも、その中で可能性として残しているということであります。 208: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 209: ◎12番(三浦由喜君) それから、昨年岩手県北上市などに進出している企業を対象に、企業立地のアンケート調査を実施したと思いますが、私たち議員はその後のことを聞いておりません。その結果がどうなのかと。それから、その中で本市に進出の感触のある企業があったのかどうか、それをお伺いします。 210: ◎議長(守屋守武君) 産業部長加藤正禎君。 211: ◎産業部長(加藤正禎君) まず平成25年の8月から9月にかけて、一関市、奥州市と東北道沿線に立地する企業に対しまして、製造業が中心でございますがアンケート調査を実施いたしました。ちょっと何件から回答が来たかというのは、今資料がないのでお答えできませんけれども、その中で、気仙沼市に直ちに立地したいというようなところにつきましてはございませんでした。ただ、こういうアンケートを実施するということは、まずその近隣にある企業の投資意欲というか、そういうものをまず調査するということが1つと、それからこれをきっかけに市内の企業との取引の拡大が模索できないかというようなこと、そしてあとは少しでも今すぐ企業立地ではないけれども、気仙沼の状況を知りたいので説明に来てくださいとか、あるいは企業の立地ではないけれども、社員研修として被災地のほうを訪れてみたいんだけれども何か観光情報ありませんかねとか、そういうようなところで少しでも企業と結びついて市内の産業を活性化する糸口を探りたいということでもございました。それをやることによって、産業再生戦略課のほうで取り組んでおりますけれども、市職員の企業がどのように考えているかという情報収集能力を高めると、こういう企業誘致においてはそのようなことが大切でございますので、それを培うためにやったということでございます。  アンケートの実数をちょっとお答えできないのは申しわけないんですが、以上のようなとおりでございました。 212: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 213: ◎12番(三浦由喜君) わかりました。  市長におかれましては、今後も企業立地用地の整備に対する多くの支援制度の創出を、国のほうにどうぞ働きかけていただいて、精力的に企業誘致活動に取り組んでいただきたいと思います。  次に、5点目であります。遊休市有地の有効活用について。  遊休市有地いわゆる未利用市有地でありますが、平成22年度から洗い出し調査が行われ、平成23年度は未実施でありますが、実施計画では毎年度行われることとなっており、平成26年度以降も調査が継続されるという計画になっておりますが、どのような手法で調査をしているのか、またこれまでの調査の経過について、市長に伺います。  また、遊休市有地いわゆる未利用市有地の利活用についての調査、検討経過についても市長に伺います。 214: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 215: ◎市長(菅原 茂君) 遊休市有地の有効活用についてお答えいたします。  本市では行政改革の一環として、平成22年度から未利用市有地の洗い出し調査を各課に照会しながら行っており、売却可能な普通財産の土地について公売を行うなど有効活用を図ってまいりました。  本市における昨年度遊休市有地の売却実績は11件、面積にして約1.1ヘクタール、金額で1,425万円。また、有償貸し付けの実績は57件、面積にして約250ヘクタール、年額使用料は1,615万円となっております。  現在使用していない市有地は、条件的に有効活用や売却が困難なものが多くなっておりますが、今後とも活用可能な市有地の洗い出しを随時行い、処分可能なものについては積極的に公売に付し、民間の復興に役立てるなど遊休市有地の有効活用が図られるよう努めてまいります。  なお、防集事業により被災跡地として買い取った土地については、貸し出し、売却、活用方針につき総合的に検討を進めているところであります。 216: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 217: ◎12番(三浦由喜君) わかりました。  市では、未利用市有地を含めて公有地をどのように管理しておられますか。特に、ただいま市長がお話しのように普通財産ですね。山林とか、宅地とか、雑種地とか、原野などその他とありますけれども、この公有地の管理をどのようになさっているのか、これをお伺いします。 218: ◎議長(守屋守武君) 財政課長佐藤大輔君。 219: ◎財政課長(佐藤大輔君) 法に基づきまして、公有財産台帳を作成しましてリスト化しまして、普通財産、行政財産を区分けしまして管理を行っているという状況であります。 220: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 221: ◎12番(三浦由喜君) お伺いしますと、それぞれの担当課で財産を管理ということのお話もちょっと聞いておりますが、私はデータの一元管理が必要だというふうに思っております。今市長がお話しのように、今後防集などで住民から買い取る住宅跡地など、新たに管理対象となる市有地が膨大になりまして、事務事業の増大が当然見込まれます。私はそのデータの一元管理ということで、公有地の管理システムなどを導入して、その機能を使って市有財産の貸し付けとか売却、それから遊休資産の有効活用を図るべきだというふうに思うんでありますが、これはいかがでしょうか。 222: ◎議長(守屋守武君) 財政課長佐藤大輔君。 223: ◎財政課長(佐藤大輔君) 行政財産につきましては、行政目的があって取得なり管理をしている土地なり建物ということになりますので、これはやはり一元管理というよりは、担当課、担当部署のほうで管理するというのが実情というふうになっております。  市町村合併だとか震災だとかを経まして、公有財産台帳、完全に整備されている状態でもないというところもございますので、その辺のデータベース方とか整理を図りながら、御指摘のような有効活用できるところを拾い出し洗い出しをして活用方策を考えていくということになるのかなというふうに思っております。 224: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 225: ◎12番(三浦由喜君) 相当のお金がかかると思います。これは国の復興交付金活用することはできませんか。私は可能ではないかと思うんですよ。いかがですか。もし交付金、検討していないと思いますけれども、特交とかふるさと納税とか寄附金とかあるでしょう。この際、やはりそういうシステムが他市町村でもやっていますので、公有地管理システム、研究してほしいんですよ。どうですか。そして、やはりデータの一元管理をするということになれば、それ相応の、例えば財産利用推進課とか推進室とか、そういう設置が必要となってくると私思うんですよ。どうでしょうか。市長、どうですか、データの一元管理。 226: ◎議長(守屋守武君) 質問ですね。財政課長佐藤大輔君。 227: ◎財政課長(佐藤大輔君) 財源につきましては、寄附金だとかふるさと納税というのは、寄附者の心情というか寄附の趣旨からしまして、本市の復旧・復興に役立てていただきたいという趣旨が強いと思われますので、ちょっと調整というのは難しいかなというふうに思います。交付金につきましては、御指摘のとおり検討したことはございません。ちょっとこれも趣旨的に難しいのかなということで検討していないところであります。新組織立ち上げ等々につきましては、ちょっと課題とさせていただければと思います。 228: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 229: ◎12番(三浦由喜君) 時間がないので。今後、移転元地なども出てきますよね。有効活用を図っていくということであれば、やはり公有地の管理システムなどを導入して、そして適切な管理体制の構築を図ってもらいたいと思うんですが、市長どうですか。 230: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 231: ◎市長(菅原 茂君) 当市の現在の帳簿の状況についてとその議員がおっしゃるシステムと、現段階被災宅地の分を除いたときに、どれほどお金をかけて効果があるのかということに関して、事務方のほうと確認をしなくてはいけないというふうに思います。先ほどの答弁で言えば、使えるところは大体使ったんですよという答弁を私してしまっているんですけれども、そういう状況も含めて検討する必要があると思いますし、また被災宅地のほうは、これまでも何度かここでも答弁したように何千筆という数字になってきますので、そこはやはり何らかの仕組みがないと、いろいろなところから話があると思うんですね。産業部のほうに来るときもある、建設部のほうに来るときもある、いろいろなところがあると思う、保健福祉部もあり得るかもわからない。そういう中で、上手に見つけ出していくということを念頭に入れながら、我々いつまでも持っていきたいわけでもないので、考えていかなくてはならないのかなというふうに思います。 232: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 233: ◎12番(三浦由喜君) それでは、次に移ります。  6点目、国際リニアコライダーの誘致についてであります。  昨年8月23日、国内のILCに関する研究者で構成されるILC立地評価会議は、国内の建設候補地として、東北の北上山地が最適であると公表されました。  国際リニアコライダーILCは、宇宙の起源と素粒子の謎を解明する大規模な直線の加速器であり、また世界の素粒子物理学研究の最先端施設で、世界に1つだけ建設されるものであります。  今後の誘致実現に向けて、市長は活動の展開をどのように考えておられるのか伺います。  また、昨年11月中旬から本年3月まで、宮城県と岩手県では、建設候補地における環境の状況を把握するための現地調査が気仙沼市本吉町で実施されましたが、その調査内容と調査結果について市長に伺います。 234: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 235: ◎市長(菅原 茂君) 国際リニアコライダーの誘致についてお答えいたします。  今後のILC誘致の進め方としては、岩手県南及び宮城県北の自治体の強力な推進が必要であると同時に、東北全体で取り組む姿勢が国の誘致決定に向けて重要であるとの認識から、宮城県内への誘致を進めている放射光施設のほか、東北各地の加速器施設の取り組みと関連づけながら誘致活動を展開し、本市のみならず東北全体の取り組みとしてPRを進めてまいります。  その取り組みの一環として、過日、一関市の協力を得て、ワン・テン庁舎前に東北に広がる加速器施設と題した新しい看板を設置したところであります。  また、市民の理解と誘致促進のため、気仙沼市国際リニアコライダー推進協議会が主催する講演会を、今年度中に本吉地域で開催したいと考えているほか、つくば市にある高エネルギー加速器研究機構など関連施設への視察研修を積極的に実施してまいります。  あわせて、昨年度に引き続き実施した中学生最先端科学体験研修事業も継続してまいります。  なお、昨年度下半期に宮城・岩手両県が実施したILC建設候補地における環境調査については、エリア内の哺乳類、鳥類の生息種、植物の生育種などの確認を行ったものであり、調査結果の公表は未定と伺っております。 236: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 237: ◎12番(三浦由喜君) ILCの建設候補地の環境調査のことでありますけれども、調査資料では、現地調査の範囲として「建設候補地周辺の範囲を予定しています」というふうに裏面にあったわけです。裏面には、調査対象区域図とありまして、調査範囲の目安としてこの点線で囲まれていたわけです。それは奥州市から約2キロメートルの幅で、一関市大東を通って徳仙丈山を越えて本吉町の津谷のほうに向かっていたんです、法線が。これまでの法線は、私たちが見ていたのは、馬籠・山田方面だったということでありますけれども、今回法線が変わったのはなぜかという部分であります。知っていたらお聞かせください。時間ありませんが。  それから、看板が本吉総合体育館に立ちました、確かに。平成26年度で本吉で講演会をやるということはわかりました。  その部分だけ、ちょっとお願いします。法線の変更。 238: ◎議長(守屋守武君) 震災復興・企画部長赤川郁夫君。 239: ◎震災復興・企画部長(赤川郁夫君) トンネルの法線の関係でございますけれども、他の機関がいろいろな形でパンフレットの一部にトンネルの場所を記載しながらPR活動を進めてきたところでございます。その中に、議員さんがおっしゃるように馬籠地区のときもあったし、あとは川内のほうだったのもあったし、あるいは大谷地区のほうにまでいっていたのもあるんですけれども、これはあくまで作成したところでこのような位置で大きい意味で線を引いたものでございますので、そのように御理解いただきたいと思います。  また、昨年の8月に、議員さんの話でもありましたけれども、ILC立地評価会議が国内候補地として北上山地を示したわけでございますけれども、このときの場所も明らかになっておりません。以上でございます。 240: ◎議長(守屋守武君) 12番三浦由喜君。 241: ◎12番(三浦由喜君) 市長におかれましては、国際リニアコライダーの誘致実現に向かって全力で取り組んでいただきたいと思いますし、今後の市長の活動の展開に期待しまして、質問を終わります。 242: ◎議長(守屋守武君) これにて12番三浦由喜君の質問を終わります。  次に、「人口減少対策に、安価な市営住宅の提供は考えられないか」外3カ件、6番佐藤茂光君の質問を行います。6番佐藤茂光君。 243: ◎6番(佐藤茂光君) 6番、新風の会の佐藤茂光であります。
     通告に従いまして、順次一般質問をいたします。  人口減少対策に、安価な市営住宅の提供は考えられないか。  大震災以来、人口の減少は著しく気仙沼市の将来展望に大いなる心配事であります。若者定住、人口減少対策の一つとして、低価格な市営住宅の提供など気仙沼市独自の人口対策は考えられないのかお尋ねをいたします。 244: ◎議長(守屋守武君) 佐藤茂光君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 245: ◎市長(菅原 茂君) 佐藤茂光議員の質問にお答えいたします。  若者定住、人口減少への対策として、安価な市営住宅の提供などの対策は考えられないかについてでありますが、本市では、住宅に困窮する低所得者に対し低廉な家賃で賃貸することを目的とし、現在、市内に22団地530戸の市営住宅を設置し、市民生活の安定と社会福祉の増進を図っており、現在の入居率は約94%となっております。  その中で、平成22年に雇用・能力開発機構から譲渡を受けた旧雇用促進住宅の面瀬住宅80戸については、市内に就業や定住を希望する者へ低廉な家賃で住宅を供給することを目的としており、若者などの定住促進を担っておりますことから、今後施設の状況を踏まえ、残室について入居募集を行い、提供してまいりたいと考えております。  また、現在建設中の災害公営住宅約2,200戸についても、将来的に空き室が生じることが想定されますことから、その活用についても検討してまいります。 246: ◎議長(守屋守武君) 6番佐藤茂光君。 247: ◎6番(佐藤茂光君) 本市の人口の推移でありますけれども、大きな数字でありますが、旧気仙沼市の最大人口は昭和50年ころの9万2,000人を数える人口であります。また、1市2町合併時の平成17年、平成18年ころは7万8,000人。先月市の広報の一番裏面にございます人口動向でありますが、6万7,826人でありました。平成21年9月本吉町との合併後、震災の影響も大きくその数をふやしているわけですけれども、5年間で1万185人の減少であります。  先日審査しました気仙沼市過疎地域自立促進計画案にも6年後の平成32年には6万2,000人に減少との推計が示され、年齢構成はゼロ歳から14歳まで、いわゆる年少人口比率が9.1%、65歳以上の高齢者比率が39.1%になるだろうと予測してありました。今後急速に進むこの傾向に、対策は急務であると結んでございました。  今答弁の面瀬住宅でありますが、私ども当時の建設常任委員会で改築の現場を調査しておりまして、これまでの市営住宅は貧窮家庭の対策、あるいは老人世帯でありますとか低所得者とかいろいろありまして、なかなか若者世帯が結婚してすぐ住まいとする公的なアパート、市営住宅がなかなかなかったわけでありまして、個人の民間のアパートを借りざるを得ない。それは結構な高い値段であり、敷金もあり、大変車のローンを払いながら結婚した住まいには到底市営住宅には入ることはできなかった。この面瀬地区は、気仙沼市独自の雇用促進住宅の改造でそういう若者にも提供できるということで、非常に当時の常任委員会でも歓迎すべき施策だなと思っておりました。ただ、近年やはり住宅の非常に文明化といいますか、きれいな台所、きれいなお風呂ということがありまして、私も知り合いに紹介し2人ばかり紹介して見に行ってきたところ、やはり少し高くても民間のアパートを借りたいというふうな答えがあったり、今答弁もらいましたが、いかがでしょうか。そのPR。今この面瀬住宅は、満室借りられているんでしょうか。一般の若い世帯に、こういう住宅があって民間アパートより市営住宅の若者向け、あるいは結婚してすぐの住まいとする場所が提供してありますよというふうなPRが少し足りないような気がしますけれども、いかがでしょうか。現況はいかがですか。 248: ◎議長(守屋守武君) 建築住宅課長西城行信君。 249: ◎建築住宅課長(西城行信君) お答えいたします。  面瀬住宅につきましては、80戸の部屋がございまして、今の入居状況につきましては47戸が入居しております。47戸にプラスしまして、みなし仮設といたしまして19戸を提供しております。空きの戸数ですけれども、14戸が今現在あいているというふうな状況でございます。 250: ◎議長(守屋守武君) 6番佐藤茂光君。 251: ◎6番(佐藤茂光君) 空きの14戸、これの周知は市の広報のどのページかでなさっているんでしょうか。特に力を入れて今あいているよと、若い人たち、秋に結婚する人どうぞお入りくださいというふうなPRの意気込みはありませんか。 252: ◎議長(守屋守武君) 建設部長佐藤清孝君。 253: ◎建設部長(佐藤清孝君) お答えいたします。  この面瀬住宅の入居等のお知らせにつきましては、通常の公営住宅と同じようにホームページ等で定期的に載せております。あとは、具体的に御相談があった時点でこういった住宅がございますよということで御紹介をしている状況でございまして、積極的にここがあいていますのでどうぞという形のPRは正直行っておりません。これは一つ、やはり今回震災がありまして、民間のアパート状況もかなり現実的にはなくなっているということがございますが、従前この面瀬住宅を設置した段階では、やはり民間、民業を圧迫してはまずいという部分がございまして、その辺は市として民間のアパートでなかなか家賃的には難しいという方々の受け皿という部分がございまして、この面瀬住宅を取得しまして開設をしているものでございますが、今後、復興が進むに従いまして、また民間住宅等の空きといいますか活用も相当数あると思われますので、その辺を踏まえて、市として安い家賃での市営の住宅という部分についての扱いについては検討していきたいなというふうに思っているところでございます。 254: ◎議長(守屋守武君) 6番佐藤茂光君。 255: ◎6番(佐藤茂光君) きのう、きょうの三陸新報、地方新聞にも、南三陸町の人口が登米市に1,000人単位の大きな定住をされているということがあります。今部長の答弁でありますけれども、どうぞ第一に安い市営住宅で頑張ってくださいと。まず結婚して住む場所、市営住宅からスタートしてくださいと。どうぞ大いにPR、そして少し内装も整えながら、新婚さんたちが5年、10年住めるような場所の提供というのを大いにすべきと私は思いますし、市長答弁の中に、次第に災害公営住宅の空きスペースなどもそういうふうな人口対策、若者定住にも供していきたいというふうなお考えを答弁しておりますので、どうぞかかわる条例などの改正などを踏みながら、本当に若い人たち、子供を産める環境づくり、住まいづくり、そして企業に勤められ、安心してマイカーを持って、子供を3人ぐらい育てられる、そういうふうな環境づくり、今しなければこの人口減の歯どめ、前者は住宅の再建に対する支援制度というふうな質問をしておりますけれども、私は若い人たちが、気仙沼市長はよく言います、「世界一住みたいまち気仙沼」と言います。受け皿、土壌、器をつくらないで言葉だけではよくないと思います。どうぞ思い切った若者定住の政策、市長のお考え、もう一つ確かめておきたいと思いますし、意気込みをお聞かせください。 256: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 257: ◎市長(菅原 茂君) 議員さんがおっしゃるように、どこかある意味区切ってわかりやすい形で当市の姿勢をアピールしていくことが、私は同時に必要なんだというふうに思います。そういう例をおっしゃっているんだと思います。それが雇用促進住宅をまた少し新婚さん用に直してというお話であったかと思いますし、また災害公営住宅のほうも、いろいろな補助金のたががかかっているので、私が簡単に言うように簡単になるかどうかって実はクエスチョンもあるんですね。しかしながら、他市の状況を見ていると、多分当市よりうんと余らせてしまうところが出そうなんですね。そうすると、また特例が出てくるチャンスがあるのかなというふうに考えます。今までこの復興事業で、私たちがルールにのっとりなるだけ無駄をしないように無駄をしないようにやってきたやり方と違うやり方の結果として何かが余ってしまって、それを一般に開放して、それを国が後から認めたというケースは、幾つも実は出てきているのは議員も見ていると思います。そういう意味で、災害公営住宅のほうも、最初どのぐらい入るかという問題もありますが、普通の公営住宅から移転していただく人に全部最初から埋めてしまうのか、余った場合ですね、ある枠をとってアピールに使うのかということは検討しなくてはいけないというふうに思いますし、そういうふうにうたって、姿勢を明らかにするということでうたったところに来てくれる人がいますよね。来てくれる人というのを私たちがつかめることが非常に大事だなと思うんですよ。どういう人が来てどういう活動をしているんだと。またこういう活動をしている人だから入ってもらおうという人が、ある意味触媒になって気仙沼のそういう年齢層の人たちの活躍というのが促されるというふうにも考えますので、きょうのお話を聞いてさまざまな検討を加えていきたいと思います。 258: ◎議長(守屋守武君) 6番佐藤茂光君。 259: ◎6番(佐藤茂光君) これまでの市営住宅の入居条件というのは、結構厳しいものがありまして、もう足を向ける前から市営住宅は我々は入れないんだ、2人で働いているんでこれも収入の額があります、入れないんだ。いろいろありますので、やはりそういう垣根は下げましたと、下がっておりますと、非常に入りやすい状況になっておりますというふうな、今市長の区切っても何でも受け入れの工夫が必要と私も思います。  実は、総務常任委員会では7月に人口減少問題推進事例自治体、函館、札幌など、人口減少対策調査・研究してきました。それは、意図とするこういうふうな問題にやはり、大きな市でありまして、北海道は何たって人口が違います。ただ比率のパーセントは本市よりうんと低く、深刻に考えられる説明がありました。それは一時、町に3年間住んでください、要するに人口の頭数の確保がメーンでありまして、本市のきょう一般質問に取り上げたような人口減少対策は、若者定住対策にはちょっと違うかなというふうな思いもしながら視察してきましたんですが、それでも非常に真剣に人口減対策をやっている市町村が多くなっておりますし、深刻であります。  民間アパートの営業の妨害とか、いろいろ部長の答弁がありましたんですが、どうぞ市独自の若者定住にこんな政策を打っていますというふうなことで大きく制度改革なり取り組みをしてほしいと思います。  2件目に移ります。同じく、人口減少対策にいろいろな政策が考えられますけれども、私は子育て支援に幼稚園の授業料、あるいは保育所の保育料、これへの軽減、助成制度の創設を考えるべきと思うが、市長の考えをお聞きしたい。  子育て支援として、若者定住、職場の確保、若者世帯の収入の増加はもちろんのこと、同時に養育にかかる費用負担の軽減も大きな問題です。人口減少が深刻なとき、子供の誕生は本市の将来に大きくかかわります。1人でも多くの子育てがしやすいまち気仙沼市として子育て支援、助成制度を創設し、子育て支援が急務と思いますが、市長はどんな思いにありますか。お尋ねをいたします。 260: ◎議長(守屋守武君) 答弁を求めます。市長菅原 茂君。 261: ◎市長(菅原 茂君) 人口減少対策、子育て支援として、幼稚園、保育所入園家庭に授業料・保育料の助成制度の創設をすべきと思うがどうかについてお答えいたします。  幼稚園・保育所の授業料・保育料助成制度の創設につきましては、子育て世代に対する有効な支援施策の一つと考えておりますが、市として多額の財政負担も伴いますことから、国が現在検討している幼児教育無償化の動向等を注視してまいります。  なお、平成27年度から施行が予定されている子ども・子育て支援新制度における幼稚園・保育所の授業料・保育料の額については、国の基準額を踏まえて市が設定することから、現行水準を基本として検討を進めており、年内に定めることとしております。  また、本市の子育て支援施策につきましては、本年度内に策定する子ども・子育て支援事業計画において検討するほか、総合的人口減対策の取り組みの中でもなお検討してまいります。  総合的人口減対策という言葉を、きょう答弁の中で2回目使っていると思いますけれども、ほかの方も含めてですね。そういうことをまず整理する必要があるなというふうに思います。というのは、先ほどの最初の答弁、頭のところでもお話ししましたけれども、結局一般財源で補助するということを全部が競えば、要は体力勝負になってしまうということだと思うんですね。それは一定程度多分必要なんだと思うんですけれども、それだけに頼れば、体力のある強いまちがさらに強くなるということにしかならないというふうに思いますので、使える予算を勘案しながら、あとは工夫だとかつぼだとかいうことが大事なんだろうなというふうに考えております。そういう意味で、総合的な人口減対策の取り組みを可及的速やかにしていきたいなというふうに考えております。 262: ◎議長(守屋守武君) 6番佐藤茂光君。 263: ◎6番(佐藤茂光君) 国を挙げて今子育て支援の制度を文科省と厚生省といろいろ二本立て、これは50年も60年も前から幼保一元、叫ばれて長いわけでありますけれども、いまだに国政の中で一元も実行できていない。非常にはかどらない事項であります。これ認定こども園とか、今市長の答弁のように、非常に厚い手だてをしながら子供を次世代の人口増、真剣に考える時代になっております。先進自治体の中には、生まれてくる子供は一家の宝物、これはもちろんでありますが、将来のまちの宝物と考えて、ゼロ歳から3歳児までは無料の保育料、四、五歳児は一律3,000円から5,000円程度の保育料、授業料、送迎バスは無料です。などなど、少なくなる子供への手厚い制度を設けている自治体がかなりあります。  先進事例で、個々に補助をするという考え方ではなくて、施設の中で、この子供の家庭は保育に欠ける子供、これは保育所に。国の制度を利用します。これは文部省の幼稚園、教室です。書類だけは事務方2階の事務室で、書類は国に上げるのは2通りだけであります。1人の子供に国の最大限もらえる補助制度を引っ張り出して、それを授業料・保育料に平等に還元させ、一律の授業料で納めている。そこはいろいろなやり方があると思います。例えば、河に1本の橋をかけるのに国交省の補助の分、ここは文部省の通学路の分、これは農道の分、1本の橋に3つの制度利用などなど、いっぱい国の制度を工夫した使い道があると思います。  本市は、個人の幼児施設があったり、合併前の本吉町などは幼稚園制度を取り入れたり、気仙沼市は保育園制度を取り入れている。非常に気仙沼市の幼児をめぐる子育て環境は複雑なものがあります。この辺、公的施設で小学校就学まで支援すべきと私は思いますけれども、いかがでしょうか。  家庭によっては、夜まであるいは手厚い通園バスがあるので私立の認可保育所、認可幼稚園を選ぶ家庭、それはそれでも構わない。それで幼稚園経営をやっている企業さんがいっぱいあります。でも、気仙沼市の公立の園は、保育所あり幼稚園あり、まちまちであります。今認定こども園の計画を固めて進んでいると思いますけれども、認定こども園についても、旧唐桑、本吉、気仙沼、地区に学区に1施設ずつ、これは早く手をつけるべきと私は思いますけれども、認定こども園を含めた幼保一元化取り組みの状況をお尋ねいたします。 264: ◎議長(守屋守武君) 保健福祉部長熊谷修一君。 265: ◎保健福祉部長(熊谷修一君) お答えを申し上げます。  認定こども園の関係でございますけれども、これは議員御承知のとおり、そもそもがいわゆる待機児童の解消ということで始まってございますが、この認定こども園につきましては、実は家庭の保育環境にかかわらずひとしく就学前のお子さんに教育・保育の機会を与えるという大きな狙いもございます。もう一つは、地域の子育て支援のいわゆる拠点となるというふうな施設でございます。本市におきましては、これまで議員が御指摘のとおり、認可保育所、小規模保育所、それから民間の施設ということであったわけですが、この市立の施設につきましては、本年3月に策定いたしました児童福祉施設等再編整備計画の中で認定こども園を導入していきたいというふうに考えてございまして、平成28年度から順に、現在9施設あります認可保育所を、今10年間の計画でございますが、その計画期間には5施設を認定こども園化したいというふうに考えているところでございます。よろしくお願いします。 266: ◎議長(守屋守武君) 6番佐藤茂光君。 267: ◎6番(佐藤茂光君) 保育所のこれまで利用しているいいところ、あるいは文科省の幼稚園のいいところ、そして居残り、今施設を拡充しております。両親が共働きで5時の退社時間、5時半に子供を引き取らねばならない、6時に引き取らねばならない。いろいろな諸条件がますます絡んできますし、子供を育てられる、育てやすい環境づくり、これも行政の大きな仕事と私は思います。職場の、先ほど企業誘致の話がありましたけれども、現に住んでいらっしゃる、あるいはこれから気仙沼市に職場を求め、子育て支援充実してきたというふうな気仙沼市となるために、どうぞ先進事例を研究しながら、市長さん、思い切った政策で御支援をいただきたいということを申し上げておきたいと思います。  次の質問に移ります。  3件目、震災遺構の保存と、気仙沼市震災記念館(仮称)の建設を急げ。  忌まわしい出来事から3年半がたちました。時間とともに痕跡が消え、記憶も薄れ去っていく。市民の賛意をいただき、市長の英断をもって震災遺構を保存し、未曽有の自然災害の記録と展示、そして後世に伝える伝承館の建設をすべきと思うが、今どんな計画にありますか、また実行のめどがありますか。お尋ねいたします。 268: ◎議長(守屋守武君) 答弁を求めます。市長菅原 茂君。 269: ◎市長(菅原 茂君) 震災遺構の保存と、気仙沼市震災記念館(仮称)建設についてお答えいたします。  震災遺構については、昨年度に開催した市震災伝承検討会議からの報告も参考に、復興交付金を活用して整備する遺構の候補を旧気仙沼向洋高校とし、調査業務を発注したところであります。  10月には有識者や地元関係者などで構成する市震災遺構検討会議を立ち上げ、多くの分野からの意見を調査報告書へ反映させ、地域づくりとの連携を図ることとしており、あわせて震災復興記念館としての活用や併設の記念館の設置についても、その可能性について検討してまいります。  また、調査に当たっては、被災構造物の安全性や保存方法、整備費用、維持管理費用、運用手法のほか、地域の観光施設や拠点等との連携案も検討する予定であります。  なお、宮城県が設置した震災遺構有識者会議では、先日の会議で向洋高校について議論がなされ、遺構としての価値が高いとの意見も出されたところであります。 270: ◎議長(守屋守武君) 6番佐藤茂光君。 271: ◎6番(佐藤茂光君) 岩井崎を見ますと、津波でしっかりと残った秀ノ山銅像、あるいは龍の松などありますし、震災遺構という点だけではなしに、やはり復興観光、点と点を結ぶ観光ルート、あるいは震災を語り継ぐ場所の提供などなど、考えるとやはり震災遺構の保存、展示というのは非常に意味があると思います。阪神・淡路の北淡町、あるいは3年ほど前には兵庫県立の資料館、神戸にあります資料館も展示も見てきました。いかに今回の地震の規模が大きかったのか。その神戸の資料館で目の当たりに見ました。エネルギーを玉であらわしております。今回の三陸沖の震源地のエネルギーは、過去に例のない大きな玉で展示されてありました。そしてDVDの部屋には、気仙沼市の津波の状況が館長さんの計らいで特に見せていただきました。もう編集してよその資料館では写しております。これをただ時間がたつ、いろいろ工夫検討が必要でありますけれども、どうぞ御決断なさって、国県の手厚い助成をいただきながら早期に建設をすべきと思いますし、今の答弁のようにいろいろな中身を兼ね備えた記念館、併設望ましいと思います。もう一度、その辺の見通しをお示しをいただきたいと思います。 272: ◎議長(守屋守武君) 市長菅原 茂君。 273: ◎市長(菅原 茂君) 気仙沼向洋高校の今調査が四千数百万円のお金で、丹青社という会社だと思いますが、やっていただくことで打ち合わせを行ったところでございます。それにあわせて、地元関係者と有識者で構成する委員会も併設をして、地域の希望も入れながらレポートを出してもらおうということでございますが、今後、最大のネックになろうなと思っているのは、この復興交付金で震災遺構を調査するのはいいですよと、効果促進事業です。本体の整備のほうに関しては、本体でやりますと。そのときに、「解体費程度」という一言がついたんですね。これ非常にくせ者なんです。もともと解体しなくちゃならない建物なのに、国が解体することを負うべき建物だったわけですよね。言葉は悪いんですが、災害廃棄物として処理できれば。そのことがあるのに、整備のほうも、もちろん産業廃棄物となりますから値段は違うと思いますけれども、そういうようなことしかまだ言っていないというところがあります。ですから、国県の手厚い補助というお話がありましたが、どこまでそれが引っ張って来れるかということについて、まず最初の壁にぶつかっていくんだろうなというふうに思いますけれども、これは誰かが突破していかなくちゃならないと思いますので、当市としても報告に基づいてできるだけのことをしていきたいと思いますし、その折に、その向洋高校の幾つかの建物の中の一部をその資料館的な記念館にするのか、別なことが考えられるところまで行けるのか、あわせて検討してまいりたいというふうに考えております。 274: ◎議長(守屋守武君) 6番佐藤茂光君。 275: ◎6番(佐藤茂光君) 淡路島の活断層の現場保存は、ドームで囲ってありまして、大きな割れ目に2トン車が落ちた状況、これもやはりそのまま展示するとさびてしまうとかいろいろなことがありまして、ある程度表材、塗装剤を使ったりしてきれいに当時のままの保存、それに覆いをかけます。展示資料館、記念館をあわせ持つことによって、入館料、それからガイド料、ガイダンス料、いろいろ含みます。もちろん観光客の数は桁違い多いわけでありますけれども、ランニングコストといいますか、最低の経費は観覧者から、見学者からいただけるというふうなこと。やはり先進事例、過去に自然災害をこうむったまちの事例なども大いに参考にしながら、県の決定を待つのみではなしに、積極的にやはり計画、立案、そして協議会の立ち上げた検討会議の皆さんの御意見なども踏まえて、早い決断が必要と思います。どうぞよろしくお願いいたします。  4件目、3・11の慰霊碑(仮称)建立と慰霊公園の建設の考えがないか伺います。  1,200人以上の犠牲者が出た気仙沼市にあって、いまだ慰霊の場所がありません。全国から、また支援してくださった世界中から多くの方々が気仙沼市を訪れています。犠牲者を悼む碑文、記録を語り継ぐ碑文、復興を誓う碑文などを刻んだ記念碑、そして慰霊公園の整備が急がれるが、着手の計画をお聞かせ願います。 276: ◎議長(守屋守武君) 答弁を求めます。市長菅原 茂君。 277: ◎市長(菅原 茂君) 3・11慰霊碑(仮称)建立と慰霊公園の建設を考えよについてお答えいたします。  震災復興計画において、鎮魂の森及び震災復興・防災祈念公園の整備を重点事業としており、復興祈念公園とあわせて、慰霊塔、またはモニュメントを整備すべきと考えております。現在、その整備に向けた財源の確保を図るため、先月29日に開催された宮城県市長会議及び今月11日には長島復興副大臣が本市を現地視察にいらした際にも、慰霊・追悼の場の整備に関して、復興交付金事業としての位置づけや、新たな支援制度の創設を要望したところであります。  現在のところ復興庁では、被災した土地の防災公園化などにおいて各自治体が祈念公園を整備することには理解を示しつつありますが、L2津波で浸水するおそれのある場所への整備は好ましくないと考えており、高台への国費による整備の必要性を訴えております。  引き続き財源確保に向けた取り組みを実施しながら、実際の場所の選定や維持管理などのあり方について、市民の皆様から広く意見を伺いながら進めてまいりたいと考えております。  なお、それまでの間に仮設的な慰霊の場が必要であると考えますので、あわせて検討してまいります。 278: ◎議長(守屋守武君) 6番佐藤茂光君。 279: ◎6番(佐藤茂光君) どうぞ早期決断で、実現の方向へ、そして手を合わせる場所の建立を切に願うものであります。質問を終わります。 280: ◎議長(守屋守武君) これにて6番佐藤茂光君の質問を終わります。  暫時休憩いたします。再開を午後3時といたします。      午後 2時39分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 3時00分  再 開 281: ◎議長(守屋守武君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「産業復興への課題」外2カ件、16番臼井真人君の質問を行います。16番臼井真人君。 282: ◎16番(臼井真人君) 議長のお許しを得ましたので、通告に従い質問してまいります。  初めに、産業復興への課題について。  水産加工場再建を目指し南気仙沼地区と鹿折地区に漁港区域を拡大、かさ上げして水産加工施設の集積を図る事業を推進しており、両地区合わせて30ヘクタールに83事業所が立地を予定しております。  現在稼働しているのは10社にとどまっており、工事中、計画を進めている事業所にとって、下水道、道路、インフラのおくれにより、計画設計、工事が進まない、完成後の稼働に支障が出ないための対応についてお尋ねいたします。  水産加工施設の整備が進む一方、震災後の労働力の流出による求職者の減少や市内で雇用条件のよい職種への求職者の集中などにより労働力確保が難しく、施設の本格稼働に支障を来す状況となっております。かねてより経済産業省に要望しておりました、中小企業基盤整備機構による仮設施設整備事業を活用しての水産加工従業員の宿舎整備の進捗状況をお尋ねいたします。  気仙沼商工会議所が市より復興事業を受注している事業者が工事に必要となる資材や従業員の生活物資、事務用品等を地元中小企業者から購入されることにより、復興事業の恩恵が市内にくまなく行き届き産業振興に寄与するとの考えから、市から復興事業者に対して資材等の地元調達をお願いする要望が出されておりますが当局の促進策をお尋ねいたします。  初めの質問は以上でございます。 283: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 284: ◎市長(菅原 茂君) 臼井真人議員の質問にお答えいたします。  産業復興への課題について、水産加工施設等集積地内の下水道、道路整備のおくれにより工場設計や工事が進まないとの御指摘でありますが、基盤整備工事のおくれから立地企業の工場建設計画に影響が出ないよう、企業と下水道、水道、ガスなどの関係部署及び工事業者が連絡を密にし、仮配管を行うなど個別に対応させていただいてまいりました。  現在は、下水道工事が進んできたことで、道路工事などの基盤整備工事全体の進捗も改善するものと考えております。  今後も、立地企業の工場建設計画に配慮しながら基盤整備工事を進め、水産加工施設等集積地整備事業全体の年度内完成を目指してまいります。  次に、労働力確保に向けて必要となる宿舎についてお答えいたします。  本市の基幹産業である水産加工業を中心とする製造業関連の有効求人倍率は、本年7月末現在で2.31倍となっており、人手不足が深刻な現状にあります。  こうした労働力不足を解消するための方策として、市外からの人材受け入れのため、本年3月以来、中小企業基盤整備機構の仮設施設整備事業を活用して、水産加工業者の従業員宿舎の確保が可能となるよう、国との協議を行っているところであります。  現在、国が想定する事業スキームは、震災以前から不動産・賃貸業を営んでいる事業者を対象として、被災したアパートなどの不動産物件について、従前の施設規模を上回らない範囲で仮設施設として支援し、水産加工業者が利用するというものであり、また水産加工業者が宿舎を仮設施設で再建する場合は、その会社の定款に不動産・賃貸業が定められていなければならない、とされております。  加えてこの支援では、事業者単位ではなく水産加工集積地の地区ごと、あるいは所属する水産加工団体を単位とすることとされております。  こうした状況のもと、水産加工業者の実態を把握するため、市と関係団体が協力してアンケートを実施し、今後必要となる従業員数と、会社の定款で不動産・賃貸業を定めているかについて、調査いたしました。  結果は、現在分析中でありますが、定款に不動産・賃貸業がある水産加工業者が被災した宿舎を復旧するだけでは、必要な従業員数を満たさないものと見込まれます。  市といたしましては、不動産・賃貸業を定款に定める事業者が存在、所属する水産加工団体を先行して、国に仮設施設の整備を要請することや、定款に定める事業者がいない団体に対しては、被災した不動産・賃貸業者とのマッチングを行うことなどを早急に検討してまいります。  なお、以上の内容は経済産業省と協議しているものであり、今後、関係団体と詳細を詰めてまいりますが、仮設施設での事業スキームとは別に、水産加工業者ごとに宿舎を確保する必要性も認識しておりますので、別途、復興庁や水産庁に対し、宿舎を整備しようとする水産加工業者が、直接、個別に支援が受けられるよう要望しているところであります。
     次に、復興事業を進める中で工事資材、用品などの地元購入促進策についてお答えいたします。  先月18日、菅原商工会議所会頭から提出された復興事業者に対しての資材などの地元調達に関する要望の内容は、復興事業を受注している事業者が、工事資材や従業員の生活物資、事務用品などを地元の中小業者から購入することで、復興事業の恩恵が本市にくまなく行き届き、産業振興に大きく寄与するとの考えから、市に対し、復興事業者への働きかけを求めるものでありました。  本市といたしましては、早速関係各課から復旧・復興事業受注業者に対し、下請業者などの関連事業者を含め、より一層地元業者からの購入を促進されたい旨の依頼文書を、商工会議所からの要望書の写しを添付して送付したところであります。  工事資材等の地元調達については、全ての事業での実態を把握することは困難でありますが、防集事業や津波復興拠点整備事業などの工事発注に当たり、プロポーザル方式で業者を決定した事業においては、市内企業の活用等を評価項目の一つとしておりますので、その実態を聞き取りしたところ、事業者によって差異はあるものの、工事用資材で7割から9割、事務用品や宿舎用備品などの物品で約9割、燃料についてはほぼ全てを地元業者から購入している状況にあります。  今後とも、復旧・復興に係る工事資材等の地元調達について、継続的に受注事業者に要請してまいります。 285: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 286: ◎16番(臼井真人君) 答弁ありがとうございます。  一日も早い加工場の再建を目指して各部署連携して進めているというのは、私も日々の市長、副市長、そして職員の皆さん、また応援職員の皆さんの働きぶりを見ているのでわかります。そして3年、震災当時、本当にどこが海なのか陸なのかわからない、陸地なのか船がいっぱい上がっていてわからない状況から見れば、国の支援を受けてここまでやってきたなという思いは一定の評価はしておりますが、一方、再建を目指す業者にすれば、3年半もたってまだ本格的に工場が再建できないとか、まだ設計さえもできないということで、焦りというんですかね、いら立ちみたいな声もよく聞かれますし、現場の声をいろいろ紹介しながら質問していきたいと思います。  まず、異口同音に言うのは、魚を買うのはプロですけれども、役所との交渉というんですか、皆さん迷って困って市役所に来るんですが、水産課からまず行きます。そうすると、次はそれは都市計画課に行ってください。都市計画課に行っていろいろ終わったと思ったら、前の道路は市ですけれども脇の道路は県ですのでそちらに行ってください。今度は土地の場合URに行ってください。さまざまなことでなかなか戸惑っているというんですかね。市のほうも何もしゃくし定規にしているわけではないんですけれども、当然の、担当が違うんでそちらに行ってくださいと言ったと思うんですけれども、相手にすれば何だなといろいろなことを思っているようでございます。そこで、例えば水産課に行って、次道路になったら都市計画課のほうを呼んでもらうとか、そういう相談室みたいなものがあるのかちょっとわかりませんが、そのような配慮も必要なのかなと。何回も言いますけれども、相手は迷って相談に来ているわけなんですよね。そして、今まで余り市との交渉もしたことがないということで、そのような声が異口同音に訴えられますので、その辺のこと。あと県にも言っておくからと言って、県に行ったらば聞いていないと言われたとかさまざまなことがあります。もう一段、相手の身になって対応していただきたいと思いますし、相談室というんですかね、なかなかワン・テンの1階から第2庁舎まで行くのは年配の人は大変なようですし、今までは比較的大手の業者の方が、ともかく今だと六十数社あるんですが、多分だんだん小規模な会社が多くなると思いますので、その辺の対応をどのように考えているかお尋ねいたします。 287: ◎議長(守屋守武君) 産業部長加藤正禎君。 288: ◎産業部長(加藤正禎君) お答えいたします。  再建を果たそうとして頑張っていらっしゃる水産加工業者の方々につきましては、我々もその業者さん、事業者の方々の思いを受けとめて精いっぱい寄り添って対応しているつもりでございますけれども、今御指摘のとおり、さまざまな折衝の中で思いが行き違ったり、一緒に行動できなかったりというところがあったということも事実なのでありましょう。ただし、我々といたしましては、水産加工集積地ということであれば、水産課、それから水産基盤整備課、それから先ほど答弁をいたしました下水道、水道、ガスというところ、できるだけ情報を共有して一体的に対応できるように努めてまいったつもりでございますし、ワン・テンの1階にそういうコーナーが特別設けられているということではございませんけれども、水産基盤整備課のテーブルとかあるいは産業部長室のテーブルとか、それから商工課とか戦略課がいる大きなフロアの一角とかそういうところを使って、関係するところが一堂に集まって協議をするということも積み重ねてまいったところでございます。  なお、行き届かないところもいろいろと御指摘があろうかと思いますけれども、今後とも事業者の方々の再建がいち早くできますように、こちらとしても体制を整えてまいりたいと思います。 289: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 290: ◎16番(臼井真人君) わかりました。  特に春ごろまで、気仙沼の繁忙期というのはカツオの5月ごろから年内なんですけれども、春の段階では、業者のほうが市役所に来て早く早くと行っていたんです、多分。そうしたら、今になってくると工事が進んできて、市役所のほうの準備ができたというんですか、忙しいときに今度は業者のほうがいろいろ早くしてけろって言われて戸惑っていると。今特に小規模な事業者はカツオ買いながら市役所とも対応しながらということです。より寄り添って相談に乗ってほしいと思います。よろしくお願いします。  次に、土地交渉とか水産課の相談にしても、地元の職員が、応援の職員の方だけで、地元の職員の人が2人、3人来たときに誰もいないということで、何とか地元の人がいないのかというようなお話をよく承りますけれども、こちらも応援職員の方が多いんだということは言っていますが、例えば1人でも交渉のときに同行できないのか。または今の状況では手が回らないというんですかね、応援職員の人のほうが多いから、半分以上最低でもいないとそれはできないと思うんですが、そのような状況についてお尋ねいたします。 291: ◎議長(守屋守武君) 産業部長加藤正禎君。 292: ◎産業部長(加藤正禎君) 水産加工施設の集積地の整備においては、水産基盤整備課の主に基盤整備係が担当しておりますが、市職員とそれから支援というか派遣で来ていらっしゃる方の人数比でいいますと、係員20人中16人が応援で来ていただいている方でございます。特に、技術職については、かなりの比率を派遣の方々に頼っているという現状でございますので、現場に行っていろいろ相談するというときには、派遣の方々に対応していただいているということが極めて多くなってございます。そういう実態でございます。 293: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 294: ◎16番(臼井真人君) 20人中16人、本当に応援職員の方がいなければ事業が進まないという実態はわかりました。その事業者の漠然とした不安だということで、何も気仙沼の人でなければ仕事が進まないということではないと思うんですが、よりそういう特に土地交渉ということは継続性とか信頼関係がベースに立つと思うんです。その辺にもより寄り添って親身になって相談に、また交渉に入って欲しいと思いますし、事実、具体的に言うと例えば業者の人がうちだけにはそういう人が来てほかには地元の人が行っているのかみたいなことを言う人もいますので、こういう20人中16人ということで物理的に無理なんだということ、私も言いますけれども、説明会のときとかにでも個別に言ってほしいと思います。  あと具体的にさまざまな、今年度中に全て事業が完成する、肉眼で見てもそのようなことがあります。わかりました。その中で個別な事案で細かいのがあるんですが、地鎮祭をしたけれども、道路と敷地の高低差がきつ過ぎて、工事用車両が入らなくて、実際の工事に入れないでいると困っているんです。9月3日にして、もう10月近いんですけれども、その事業者によれば、6カ月も前から地鎮祭の日は言っていてよろしくお願いしますと言っていたんですけれども、そのおくれた原因というんですか、いつ車両が乗り入れられるようになるのかお尋ねいたします。 295: ◎議長(守屋守武君) 水産基盤整備課長村上雅之君。 296: ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) お答えいたします。  そういった立地企業者の対応につきましては、個別に対応させていただいておりますので、今後とも状況をお話しいただきながら対応に努めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 297: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 298: ◎16番(臼井真人君) 個別に対応ってまだ3社しかやっていないですよね、工事。工事中というのは多分鹿折地区では、もう半年前に言っていたというから対応できると思って。今工事やっているとは聞いていますよ、仮の。いつできるのか。いつ乗り入れ可能な状況になるのか。 299: ◎議長(守屋守武君) 水産基盤整備課長村上雅之君。 300: ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) 改めて現地を確認しながら対応したいと思います。以上です。 301: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 302: ◎16番(臼井真人君) あともう一点だけ、魚市場朝日町線というんですか、臨港道路というのは市ですよね。その道路も確定しないのでなかなか乗り入れ口が決まらなくて設計できないという人もいる。その道路の設計というんですか、確定はいつごろになるんでしょうかね。臨港道路。 303: ◎議長(守屋守武君) 水産基盤整備課長村上雅之君。 304: ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) お答えいたします。  今お話しの市場前の臨港道路につきましては、計画がほぼまとまり、用地のほうについてもおおむね合意ができてきておりますので、現在年内の発注を予定しております。  なお、そういう出入り口の関係につきましても、今後計画案がある程度まとまりましたので、御相談いただければ高さ表示等をしながら対応してまいりたいと思います。以上です。 305: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 306: ◎16番(臼井真人君) よろしくお願いします。  あと、現在工事のほうはまあまあ順調に進んでいる、工場の関係者の話ですけれども、多分来年4月ごろ予定どおり竣工式というんですか、落成式ができる。そのときに取引先が来る。パーティーというんですかね、そのとき心配していることがあると言っていました。今アグリフーズの問題で、かなりセキュリティーとか検査が厳しいようです。そんな中で、道路ですか、その工場は多分できるので、道路が完成しないと思われるそうでございます。そんな隣接する道路が完成しなくても土地の境界をしっかりしてフェンスというんですか、塀をつくらないと、全然取引のテーブルの乗られないということでつくるそうであります。そして監視カメラをつけたりガードマンをセットしなければ、テーブルにも乗らないという状況だと言っていました。それで万が一工事中に何かあったら、補償はすると思うんですが、そんなことも心配しておりましたし、もう一点、川の近くなんですよね。河川堤防があるんですけど、やはり環境も見られるということで、1日も早く完成はしてほしいんですが、せめて来春までに何年度に設計が終わって何年度にって明確に取引先に言えるようにはしてほしいという要望ですけれども、そういうお話をしておりましたので、この場でお願いしておきます。  また、具体的に造成が完了してきたので明確になってきたんですが、基準道路高というんですか、TP1.8ってところどころにありますが、そこから見ますとかなり道路のところが高くなるのかなと想像します。今のところに砕石敷いてアスファルトを流すとかなり上がると思うんですが、その高さ1.8以下はないと思うんですが、高いところと低いところどのぐらいあるのか。またその上に盛り土してかなり高くなっているんですよね。その盛り土、工場を建てられる造成面の高さはどのぐらいあるのか、お尋ねいたします。 307: ◎議長(守屋守武君) 水産基盤整備課長村上雅之君。 308: ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) お答えいたします。  まず、道路の高さにつきましては、復興計画の中でも明示しておりますけれども、流末の部分で1.8という部分を基本として、そこから排水勾配等を考慮した形で計画を立てていきますということで考えております。そういった中で、南気仙沼地区におきましては、1.8から奥に行きますと現在の計画でいきますと2.2から2.3というふうな、集積地においてはそういう計画で立てております。なお、宅地につきましては、道路より低い部分では今後企業者のほうの立地において大変だろうということで、若干道路を計画よりは高く盛り土をやっております。また、鹿折地区におきましても同様の計画を立てておりまして、1.8から奥のほうで約2メートル10ぐらいの排水勾配を考えて計画しているところであります。以上です。 309: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 310: ◎16番(臼井真人君) 千年に一度、誰も経験したことのないことをやっているので、なかなか大変なことはわかります。高さのイメージというのはなかなか、TP1.8だの2とか口では言っているけれども、実際できてみないとわかりませんよね。そこで今混乱というんですかね、既存の建物を活用して再建というか補修してやったところ、あと市の造成を待たずして個々で造成して今も建てているところ、あと今から建てるところは問題ないと思いますが、かなり高いですよね。その道路と思われるところから60センチぐらいあるんじゃないですかね。説明会でもTP1.8というのが頭に余りにも強くすり込んだのかわかりませんけれども、排水勾配は聞いたことありますけれども、宅地面は50センチも60センチも高くなりますよとか、相当高くなりますよと、私も地権者ですから聞いたことはないような気がするんですよ。水が流れる勾配はあるというのは聞いたことありますが、そこでかなりいろいろ不満というんですかね、あるところは1.8だから業者と相談して30センチ足して2.1にしたら、随分うち隣と段差ついたとか、あと漁港区域のすぐ隣接地でも、1.8というのがすり込まれたもので、それに見合ったところ、個別に相談しているとそういうときに言ってくれたのか、業者の側からすればほとんどその1.8しか頭にないんですよね。ただ、建設業者に言われて少し高く盛っていたほうがいいんじゃないんですかみたいなことで盛っていたところはいいんですけれども、あとその高さ、宅地面はかなり高いんですけれども、何ぼですか、道路面からどのぐらい上がるのか、私見ても60センチぐらい違うような気がしますけれども。 311: ◎議長(守屋守武君) 水産基盤整備課長村上雅之君。 312: ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) 集積地の造成におきましては、道路より約30センチ程度高くということで、造成を行っております。今の60センチぐらいというのは、まだ側溝等が入っていない場合はそのようなことに見えますけれども、側溝よりも30センチほど高くなるような造成をしております。以上です。 313: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 314: ◎16番(臼井真人君) 側溝のふた、このごろかかってきたけれども50センチぐらいあるんじゃないですか。私この前行ってちょっとはかってみたんです。少しは沈下を計算しても。このことは今大問題になっていまして、結局その時点でTP1.8ということだけすり込まれたか何かわかりませんけれども、それぐらいだったら何とかこの現地で再建しても既存の建物で何とかなったのかなと。あと冷蔵庫ですとプラットフォームありますからね。あれ1メートルくらい。そうすると20センチ、30センチ低くなる程度かなと思っていたら、それに今50センチも80センチも1メートルも違うって、あれどうなんですかね。そのときの判断にかなり影響を与えたと思うんですが、あとあるところでは、だんだん道路が高くなって、雨降ったらうちに流れ込んでくるんじゃないかという心配をして、大体道路の下の面が出てきたし、今言う側溝のふたが、側溝が上がったので大体イメージが出てきたから言っていると思うんですが、これから建てるところはあとかなり高いので、今から設計するところの広い土地のところに狭い土地のところ、スロープでも真ん中ぐらいまでいってしまう、面積が狭いとそういうところも出てくるんではないかと言われております。あと、南地区で前面がかさ上げして入れないと。脇だけがまだ道路かさ上げして入るところ、あれかさ上げしたらそこの工場に入れなくなりますよね。あれは今後どのようになるんでしょうか。具体的に言わないとわかりませんか。車とかフォークリフトは入れなくなるんではないかなと、私が見た感じでは。まだ今後の成り行きが決まってないのかお尋ねいたします。 315: ◎議長(守屋守武君) 水産基盤整備課長村上雅之君。 316: ◎水産基盤整備課長(村上雅之君) ただいま御指摘のような造成においても造成は基本的にはレベル造成をしておりますので、側溝が先ほどお話ししましたとおり、側溝はだんだんと内陸に行くにしたがって高くなっていくと。そこの部分から合わせてレベルにしていますので、30センチとはいえ、そういうふうな若干の開きが出てくる箇所があるという部分も事実でございます。なお、あわせてただいま御指摘の部分については、今後場所等をお聞きしながら対応を検討したいと思います。 317: ◎議長(守屋守武君) 副市長大江真弘君。 318: ◎副市長(大江真弘君) 今一連の御答弁を申し上げている関係で、今御説明したとおりでございますが、基本的に面的に全部やってしまえるところについては、計画どおりのものでできますので、ある程度理想的な形で進むと思うんですが、早目に再建をなさったようなところ、あるいは御自分でやられたようなところ、そういったところについて、いざ公共の事業のほうができた際に、少しすり合うところがすり合わないというようなことが問題なのではないかという一連の御質問であるというふうに認識しております。  今、当方の答弁の中で御相談いただいた際には対応いたしますというような趣旨で聞こえる発言ございましたと思いますが、御相談いただければということではなく、当方の事業の中で関係する隣接の民間の方々と調整をしながら進めていく必要があるという趣旨の発言を当方もしておると思います。御相談があれば対応するということではなく、そのようなことで進めることが肝要という趣旨の御質問なり御答弁なのかなと思いますので、当方の担当もそのような形で進めるように、なお指導してまいりたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 319: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 320: ◎16番(臼井真人君) わかりました。よろしくお願いします。  そこで、いろいろこのような件もあるので、しばらく市と水産業復興グループの会議も開催されてないようですが、最後いつやったかちょっと、改選期もあったので、なるべく早くそういう市と水産復興グループの定例会を開催してほしいと思いますが、その予定はいかがでしょうか。 321: ◎議長(守屋守武君) 水産課長鈴木 誠君。 322: ◎水産課長(鈴木 誠君) お答えします。  前回、2月だったと思いますが、水産業災害対策本部という、業界と市と一体となった会議を開いております。2月以降開いてございませんので、早急に計画をして開いて話し合いを進めてまいりたいというふうに思います。以上です。 323: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 324: ◎16番(臼井真人君) わかりました。よろしく早期に開催する方向でお願いします。  次に、宿舎の問題でございます。不動産賃貸業やっているところも多分あると思うし、グループごとという、要望した際に経産省のほうの答えでかなり実現可能なようだと期待している人がいっぱいいるので、まだ進まないのかなんていうことを言われているものですから、ぜひその辺よろしくお願いします。  また、気仙沼だけではなくて他の地区に工場がある会社もありますけれども、応援にそちらから派遣とか長期派遣ですね、そういうニーズもあるようでございます。あと、今でも塩竈が忙しいときは塩竈に行く、あっちに来たりしているけれども通ってたりする人もいるようですので、しっかりとアンケートをとるということでありますので、不動産賃貸業が定款にあるところは普及できるし、本当の不動産業者とマッチングして、そういう期待をしておりますので実現に向けて、大体感じとすれば50%ぐらいでしょうかね人員の補充率、五、六十%でいいほうではないでしょうかね、今の現状では。あと、昨日なんかもかなり夜遅くまでやっているんですけれども、工業生産のところと違って、水産業の場合は漁があるところ、魚が揚がっているとき何とか処理したいと、毎日出てくるそういう思いもあると思いますので、ぜひこの実現方についても引き続きお願いしておきます。いつごろと、もしスケジュール的なことをお答えできればお尋ねいたしておきます。 325: ◎議長(守屋守武君) 商工課長吉田 司君。 326: ◎商工課長(吉田 司君) お答えいたします。  スケジュール的な面も含めまして、東北経済産業局のほうの担当のほうと現在調整をいたしておるところでございます。 327: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 328: ◎16番(臼井真人君) よろしくお願いします。  あと、次に商工会議所からの復興事業の購買のほうでありますが、これは商工会議所のいろいろな部会の小売商業部会の会員の中からこういう声が出たので会頭が代表して要望に来たと思うんですが、震災瓦れきのときよりは、その話ですよ、比率が下がっているのかなという声も聞かれるので、折々に1年に一遍でいいのか半年に一遍でいいのか、市なり県なりに要望していかなければならないということがあって、市にお願いに来たのかなと思っております。震災以降、認知度が高まってというんですかね、気仙沼市の。復興支援ということで、結構震災前にはお願いしてもなかなか進出してこなかった企業なりホテルなり小売業なんかも来ていて、その分やはり市民の利便性は上がったということにはよいんですが、地元の企業のシェア低下というんですか、影響は出ているのかなと。そういうことがあって商工会議所の中で部会から上がってきた案件だと思うんです。そんなこともありますので、建設関連以外のなかなか波及できないところにもそういうことで、商店なりそういう復興関連事業の恩恵を少しでも受けるようにしていただきたい。文書でやったっていいんですけれども、口頭だとなかなかわからないので文書で各業者、文書でないと元請はわかりますけれどもその下請の中には従業者に行き届かないということもありますので、文書でやって適宜折々にこういうことをやっていければなとは思います。わかりました。  私このごろ内湾あたり歩いていると、ソースカツ丼もあったなとか、おいしいウナギ屋もあったなとか、カニの甲羅にカニの身いっぱい詰まってグラタンみたいなのが食べたくなるんですよ。市長さんわかると思うんですが、景観ももちろん大切ですし、やはり自分たちが育ったなじみの店とかなじみの味がそろって、一つの気仙沼らしさが復興したと感じると思うんです。私年とってきたのかどうかわかりませんけれども、ぜひそういう観点も、もちろん入れていると思いますけれども、頭に入れて復興に励んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。  じゃあ2番、個人情報の保護について。  個人情報の保護。ベネッセコーポレーションの個人情報流出事件が連日報道され、企業の責任が問われる事態となっており、当市においても大量の個人情報を保持しその管理には厳重な注意を要すると考えられます。  個人情報が一旦流出してしまうと市民に対し多大なる迷惑がかかり、また市への信頼の失墜というはかり知れない重大な結果を招くことになります。  ついては、当市で管理している個人情報の件数、電算システム、委託先、委託先での派遣職員の有無について、また流出事件報道後の当市における具体的対応をお尋ねいたします。 329: ◎議長(守屋守武君) 答弁を求めます。市長菅原 茂君。 330: ◎市長(菅原 茂君) 個人情報の保護についてお答えいたします。  個人情報保護の現状でありますが、本市の行政情報システムは、住民情報システム、内部情報システム、個別業務システムに大別し管理しております。  住民情報システムは、住民記録、税、介護保険、就学援助、福祉関係など住民記録情報を管理するものであり、市民約7万人と転出者などの移動履歴、約16万筆の土地情報などが記録されております。  内部情報システムは、財務会計、人事給与、文書管理の業務を管理するもので、債権者の情報、職員の給与に関する情報などが記録されております。  個別業務システムは、戸籍、生活保護、申告支援などを管理するもので、業務担当部署で個別に管理しております。  本市の行政情報システムの管理体制は、気仙沼市行政情報システム管理運用規則により定められており、行政情報システム最高総括管理者を副市長として、適正な管理運用とセキュリティー対策を推進しています。  住民情報システムの運用体制は、保守業務は日立製作所東北支社に委託しており、大量印刷やパンチ入力など電算処理業務は気仙沼商工会議所に委託しております。  データ保護対策は、サーバー室は常に施錠されており、不正な処理が行われないようサーバー室への入退室と記録媒体の持ち込みを震災復興・企画課において管理しております。  また、業務担当部署においては、端末機操作員を指定してユーザーIDを与え、業務に関係しない職員が操作できないようにしており、端末機操作員ごとの職務に応じて操作できる業務メニューの範囲を限定しているほか、操作履歴をサーバーに常時記録し操作ごとの操作者がわかるようにしており、不正な処理が行われないように管理、運用を行っております。  これらのシステムについては、その保守管理や法改正などに伴う改修、データの移行などは業務委託により実施していますが、委託契約書において、秘密の保持、個人情報保護に関する規定を定めており、また委託先からは従事者名簿を提出させており、その中に派遣の社員は含まれていないことを確認しております。  次に、民間会社における流出事件発生後の具体的な対応についてお答えいたします。  本年7月に発覚した大規模個人情報流出事件ですが、本市の行政情報システムにおいては、これまでそのようなことはありませんでした。  なお、委託業者に対しては、改めて事件の重大性を再認識してもらうために、注意喚起をしております。  また、職員に対しましても、個人情報の取り扱いについて研修の実施や他自治体の事件に関する事例等を示しながら、行政情報システムの運用、管理を行う上でのセキュリティーレベルの向上に取り組んでおります。 331: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 332: ◎16番(臼井真人君) ありがとうございます。  帝国データバンクの調査によれば、過去5年間で漏洩の事例があったというのが2%ぐらいあるそうですね、民間会社。あと漏洩が疑われる事例というのが、ほとんど漏洩したと思うんですが、それも8%ぐらい、9.何ぼ、10%ぐらい、1割ぐらいの企業でそういう事実があるということで、ベネッセの事件が終わってからも結構報道されますよね、別な企業で。しっかりと対応してください。  そこで、私は余り詳しくありませんけれども、その部屋に入れないということであればそれ以上ないわけでありますから、また操作できる人も限られた人だと。あと委託先の方の携わる人の名簿も提出していただいているということでありますが、特に緊張感を持って今後も対応というか、この個人情報保護に努めていただきたいと思います。  そこで、中日新聞によれば、東日本大震災で家を失った人たちを国が支援する生活再建支援金をだましとったとして、名古屋の小学校の事務職員46歳が逮捕されたと。そこまではいいんですけれども、容疑は宮城県気仙沼市で被災した男性に成り済まし、震災のとき2011年5月に気仙沼から震災で自宅が全壊したとして罹災証明を取り寄せたんですね。そして8月にはその証明書を使って支援金の交付金を申請して75万円を詐取したという容疑だそうです。これ以上はわかりませんけれども、当時はなかなか混乱していたので、書類審査のみで判断されたのではないかとなりますけれども、この人はその件で捕まったんではなくて、別の詐欺未遂容疑などで6月から3回逮捕されて、起訴されて、押収物などから判明したと。そこで、名古屋の警察からこちらに問い合わせとかあるんですかね。 333: ◎議長(守屋守武君) 答弁調整のため、暫時休憩をいたします。      午後 3時46分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 3時47分  再 開 334: ◎議長(守屋守武君) 再開いたします。  危機管理監兼危機管理課長吉田信一君。
    335: ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 被災者生活再建支援金の件で、詐欺事件を名古屋の人が起こしたということにつきましては、実に愛知県警の方が見えまして、うちのほうの課が事情聴取を受けているということでございます。  事件については承知しております。 336: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 337: ◎16番(臼井真人君) 私もこの新聞でしかわからないですけれども、ちょっと一点だけ。成り済まされたんだから、本人もダブってもらっているんですかね。本人というか成り済まされたほうは。普通は被災した人は当然もらうんだと私は思いますけれども、その辺ダブったのか、成り済ました人だけがもらったのか、支給されたのか。 338: ◎議長(守屋守武君) 危機管理監兼危機管理課長吉田信一君。 339: ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 詐欺の内容でございますけれども、気仙沼市に在住する方と同姓同名を名乗って、気仙沼市で被災したということで気仙沼市のない住所を愛知県の名古屋市のほうに転入届を出して、いわゆる住所を有していないんですけれども、当時は転入届が簡便にできるというふうな制度になっておりまして、その転入届をもって郵送で本市のほうに被災者生活再建支援金の申請をしたということでございまして、一方、名前と同姓同名の本当に市内に在住する方につきましては、別な住所地を有しておりまして、今別なところにおりますけれども、被災しておりますので生活再建支援金はいただいているという状況でございます。 340: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 341: ◎16番(臼井真人君) 人が違う、書類上は同じなんだけれども2人に支給したということなんですね、ダブって。ということでいいんですか。 342: ◎議長(守屋守武君) 危機管理監兼危機管理課長吉田信一君。 343: ◎危機管理監兼危機管理課長(吉田信一君) 本当に気仙沼市に住所を有していた人については、正規に支給をいただいているということでございまして、今回逮捕された方につきましては、詐欺といいますか同じ同姓同名を名乗って別なところに住んでいたということで、あくまでも住所はないんですけれども、転入届を信用して本当に気仙沼市にいたんだということでもって審査を通って再建支援金が支給されたということでございまして、いわゆる全体で見ればダブりではありますけれども、別な人という人格でもってそれぞれ支援金を支給したということでございます。 344: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 345: ◎16番(臼井真人君) とんでもない悪いやつがいるもんなんですね、震災を食い物にして。ちょっと想像もできないようなことなので、よく私も理解できませんけれども、個人の情報の管理というんですか、今後もあのときはちょっと被災者を早く救済するというのが優先された時期だと思いますけれども、今後これを教訓にさらなるしっかりとした管理をお願いしたいと思います。以上でございます。  次に、大川せせらぎ公園の整備について。  子供を持つ親や孫を預かる祖父母が、子供たちを伸び伸びと自然の中で遊ばせる場所として、また海水浴もままならない当地区において、水に親しむことのできる大川せせらぎ公園を安全で安心して利用できるよう整備する考えはあるのか。加えて、被災した公園、仮設住宅が建設されていて利用できない公園、現在利用可能な公園の数をお尋ねいたします。 346: ◎議長(守屋守武君) 当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 347: ◎市長(菅原 茂君) 大川せせらぎ公園管理についてお答えいたします。  大川せせらぎ公園については、水と緑を軸とした自然の調和と身近な憩いの場の創出を目的に、県が河川環境整備事業として、大川左岸側の河道を含めた面積、約2万平米を平成6年4月に整備したものであります。  この中で、本市は駐車場、トイレ、水飲み場を県事業にあわせて整備し、区域全体をせせらぎ公園として管理しております。  平成11年の水難事故後に、河道部分を公園区域から除外し、平成12年度からは大川せせらぎ公園の区域を駐車場や広場に限定した面積約9,100平米といたしました。  本市では、公園内の巡回、草刈り及び水辺のデッキの水路のぬめり除去も含めた清掃、トイレ、照明等の維持管理を行うとともに、公園監視員を委嘱し見回りなどをお願いしております。  川への立ち入りはほかの川と同様に自由使用となっておりますが、特に利用者が増加する夏休み期間中には、職員が適宜巡回し、火の取り扱いやごみの持ち帰りなどに加えて、水際で遊ぶ人には深い箇所があることや増水時などに注意するよう声掛けを行っております。  震災後、市内に4カ所ある海水浴場のうち、再開したのは小田の浜海水浴場の1カ所のみとなっており、海水浴場を十分に利用できないことの影響もあってか、大川せせらぎ公園前の川で水遊びやレジャーを楽しむ人がふえる傾向にあります。  ことしの夏には、水遊び中に流された子供を付近にいた釣り人が引き上げたとの情報もあり、注意を喚起する意味から看板を増設するなどの対策を講じてまいりました。  また、大雨などの影響で川の流れや河底の形状が変わっていることから、せせらぎ公園側に流水が集中しないよう河床の整備を県に実施していただいたところであります。  せせらぎ公園及び公園付近の大川の今後のさらなる整備に関して、市及び県において具体的な計画は現在ございませんが、今後とも現状施設において利用者の安全確保を優先するとともに、草刈りや清掃などの維持管理などに努め、利用しやすい公園としてまいります。  なお、大川せせらぎ公園以外の公園の状況でありますが、都市公園31カ所のうち、現在利用できる公園は13カ所、利用できない公園は18カ所となっております。利用できない公園の内訳は、仮設住宅の用地となった公園が5カ所、被災した公園が13カ所であります。  震災後、利用できる公園が少なくなっている現状でありますが、現在利用できる公園については、安全・安心で利用しやすいよう、適切な維持管理に努めてまいります。 348: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 349: ◎16番(臼井真人君) ありがとうございます。  先週の日曜日も、駐車場のすぐ河原のほうで3組ぐらいバーベキューをやっていたようです。水辺のデッキのほうで奥のところ、なかなか使わないんですよね、わからないのか。子供、幼児なんかは足湯みたいにしてとても喜んでいるようなところかなと思って、やはり川に入ってしまう可能性もあるということで心配するのはわかりますけれども、もう少し草を刈っていただければ。あとそれも先週の日曜日ですね、階上の最知の、その人たちは多分復興関係で気仙沼の人ではないと思うんですが、アスファルトのかんかん照りのところでブルーシートを引いて、公園がどこにあるかわからないと思うんですけれどもね、そこでバーベキューやっていましたから、それなりの需要はあるけれども、今公園が半分も使えないという状況でありますので、そこで1点だけ。  新城沖公園ですかね、あそこの噴水ではなくて上から水が流れてくるのがとまっていますけれども、あれは使えないんですかね。前は流れて下にたまっていたところは。故障ですか。お尋ねいたします。 350: ◎議長(守屋守武君) 都市計画課長村上 博君。 351: ◎都市計画課長(村上 博君) お答えいたします。  今御質問のございました噴水、水が流れ落ちる形の施設でございますけれども、設置当時から夏などに水ゴケなどが非常に発生するような施設でございました。長い間清掃を繰り返したり、あとはそういったコケが除去できるようなものも中に置いたりして工夫した経緯がございますけれども、とうとうなかなかそれが取れないという状況で、滑りやすくて階段状といったらいいんでしょうか段差もあることから、時には小さいお子さんが上に上がったりということも見られたので、そのぬめりを取る決定的な方法が見つからない状態だったことから危険であるという判断をいたしまして、それ以来水を流していないということで、その施設は使えないというかそもそも水に足をつけるぐらいで遊んでいただいたこともあったんですが、そういったこともできないような状態で今に至っている状態です。いずれ安全面が確保できないということで、今の状態になっているような状況でございます。以上でございます。 352: ◎議長(守屋守武君) 16番臼井真人君。 353: ◎16番(臼井真人君) 機械の故障、施設の故障ではなくて安全面のところで今は使っていないということですね。わかりました。  この前テレビを見ていたら、キャッチボールの壁というんですかね、ストライクゾーンになっていてキャッチボールをして、その原因というか理由というのが、公園でキャッチボールしてはだめだということのためにだったといいます。私古いのか、なかなか安全とかそういうことになると何もできなくなって、これではWBCとかオリンピックで野球勝てなくなるのかななんて心配しているんですが、わかりました。  以上で私の質問を終わります。 354: ◎議長(守屋守武君) これにて16番臼井真人君の質問を終わります。 355: ◎議長(守屋守武君) 以上をもちまして、本日は散会いたします。  大変御苦労さまでした。      午後 3時58分  散 会 ───────────────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成26年9月25日                    気仙沼市議会議長  守 屋 守 武                    署 名 議 員   佐 藤 茂 光                    署 名 議 員   千 葉 慶 人 発言が指定されていません。 このサイトの全ての著作権は気仙沼市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KESENNUMA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...