令和 2年 第2回 定例会 令和2年石巻市議会第2回
定例会会議録(第1号) 議事日程第1号 令和2年6月4日(木曜日)午後1時開会 第1
会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3
総合防災対策特別委員会中間報告 第4
東日本大震災地域コミュニティ再生特別委員会中間報告 第5
人口減少対策特別委員会中間報告 第6 提案理由説明 散 会 本日の会議に付した事件 日程第1から日程第5 日程追加 議長の辞職 日程追加 議長の選挙 日程追加 副議長の辞職 日程追加 副議長の選挙 日程第6 日程追加 議席の一部変更 散 会 出席議員(29名) 1番 阿 部 浩 章 議員 2番 佐 藤 雄 一 議員 3番 髙 橋 憲 悦 議員 4番 阿 部 和 芳 議員 5番 大 森 秀 一 議員 6番 黒 須 光 男 議員 7番 楯 石 光 弘 議員 8番 奥 山 浩 幸 議員 9番 遠 藤 宏 昭 議員 10番 木 村 忠 良 議員 11番 櫻 田 誠 子 議員 12番 鈴 木 良 広 議員 13番 青 木 ま り え 議員 14番 千 葉 正 幸 議員 15番 星 雅 俊 議員 16番 青 山 久 栄 議員 17番 阿 部 正 敏 議員 18番 齋 藤 澄 子 議員 19番 阿 部 久 一 議員 20番 丹 野 清 議員 21番 安 倍 太 郎 議員 22番 阿 部 欽 一 郎 議員 23番 森 山 行 輝 議員 24番 渡 辺 拓 朗 議員 25番 千 葉 眞 良 議員 26番 山 口 荘 一 郎 議員 27番 髙 橋 栄 一 議員 28番 西 條 正 昭 議員 29番 後 藤 兼 位
議員欠席議員(1名) 30番 水 澤 冨 士 江 議員 説明のため出席した者 亀 山 紘 市 長 菅 原 秀 幸 副 市 長 境 直 彦 教 育 長 椎 葉 健 一 病 院 局 長 岡 道 夫 復 興 政策部長 渡 邉 伸 彦 総 務 部 長 大 塚 智 也 財 務 部 長 後 藤 寛 復 興 事業部長 村 上 秀 樹
半島復興事業部長 千 葉 巧
河北総合支所長 万城目 昭 博
雄勝総合支所長 水 沼 俊 宏
河南総合支所長 今 野 裕 之
桃生総合支所長 佐々木 貞 義
北上総合支所長 及 川 伸 悦
牡鹿総合支所長 沼 田 裕 光 生 活 環境部長 守 屋 克 浩 健 康 部 長 津 田 淳 一 福 祉 部 長 吉 本 貴 徳 産 業 部 長 伊勢崎 誠 一 建 設 部 長 阿 部 仁 会 計 管 理 者 大 内 重 義
病院局事務部長 及 川 伸 一 教 育 委 員 会 事 務 局 長
事務局職員出席者 今 野 善 浩 事 務 局 長 松 﨑 泰 政 事 務 局 次 長 吉 田 直 也 事 務 局長補佐 川 田 秀一郎 主 査 熱 海 照 郎 主 幹 菊 地 光 大 主 任 主 事 鍵 治 彦 主 任 主 事 午後1時開会
○議長(
木村忠良議員) ただいまから令和2年石巻市議会第2回定例会を開会いたします。 午後1時開議
○議長(
木村忠良議員) 直ちに本日の会議を開きます。
欠席通告議員は30番
水澤冨士江議員であります。 本日の議事は、日程第1号をもって進めます。
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
木村忠良議員) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。本日の
会議録署名議員に16番
青山久栄議員、17番
阿部正敏議員、18番
齋藤澄子議員、以上3議員を指名いたします。
△日程第2 会期の決定
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第2会期の決定を行います。 お諮りいたします。今期議会の会期は、本日から6月19日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、会期は16日間と決定いたしました。なお、会期中の会議予定につきましては、配付いたしました案のとおりでありますので、御了承願います。
△諸般の報告
○議長(
木村忠良議員) この際、諸般の報告を行います。 市長に請求しておりました本市議会において採択された請願の処理経過及び結果の報告について、並びに報告第41
号各種会計繰越計算書から報告第49号専決処分の報告についてまで9件の報告、また監査委員から
例月現金出納検査及び定期監査等の結果についてそれぞれ報告があり、お手元に配付いたしておりますので、御了承願います。 次に、市長から行政報告について発言の申出があります。よって、これを許します。市長。 〔
亀山紘市長登壇〕
◎亀山紘市長 行政報告を申し上げます。 職員の逮捕について御報告いたします。本年5月24日、福祉部に在籍する女性職員で30歳の主事が窃盗の疑いで石巻警察署に逮捕されました。この職員は、同日正午過ぎ、市内のスーパーにおいて野菜やドレッシングなど9品目、計2,556円相当の商品を自身のバッグに入れたまま会計をせずに店外に出たところで通報を受けた警察官に窃盗の容疑で逮捕されました。市民の方々をはじめ、復興に向けて全国からたくさんの御支援をいただいている中、多くの方々の信頼を裏切る不祥事を起こしましたことは誠に遺憾であり、関係者の方々に対し、心よりおわびを申し上げます。 本人は、逮捕容疑を認めており、検察からは本年5月29日付で不起訴とした旨、伝えられております。本市といたしましては、本人に対する厳正な処分を検討してまいります。 以上で行政報告を終わります。
○議長(
木村忠良議員) 以上で諸般の報告を終わります。
△日程第3
総合防災対策特別委員会中間報告
△日程第4
東日本大震災地域コミュニティ再生特別委員会中間報告
△日程第5
人口減少対策特別委員会中間報告
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第3
総合防災対策特別委員会中間報告から日程第5
人口減少対策特別委員会中間報告まで、以上3件を一括議題といたします。 各特別委員会から
石巻市議会会議規則第43条第2項の規定により中間報告を行いたいとの申出がありますので、この際これを許します。 初めに、
総合防災対策特別委員会からの報告を求めます。28番。 〔
総合防災対策特別委員長西條正昭議員登壇〕
◎
総合防災対策特別委員長(
西條正昭議員) それでは、
総合防災対策特別委員会のこれまでの活動経過について中間報告を申し上げます。 当委員会は、
東日本大震災の教訓から、今後の大規模災害等の危機に備え、減災、防災対策の推進を図るとともに、
東北電力女川原子力発電所の安全対策のほか、これまでになかった新たな災害に対しても安全、安心な市民生活の確保を目的に鋭意努めてきたところであります。 平成30年6月7日の本会議において当委員会が設置されて以来、今日までの活動経過につきましては、お手元に配付しております資料のとおりでありますが、主なものを御報告いたします。 まず、10月30日から10月31日まで開催された第11回
全国原子力発電所立地議会サミットに参加いたしました。当サミットは、議員同士が
原子力発電等の課題について議論し、また各立地地域における固有の問題等について情報交換を行うことにより、住民の安全、安心の確保と地域の振興に資することを目的に開催されているものであります。1日目は、
経済産業省資源エネルギー庁資源エネルギー政策統括調整官、小澤典明氏の基調講演の後、テーマごとに5つの分科会で議員相互による意見交換が行われました。2日目の全体会では、分科会で協議された内容を各代表者から報告がなされましたが、全ての分科会において議員間による活発な議論が展開されていたことが報告内容から感じられました。当サミットへの参加により、各地域の
原子力発電所や関連施設に関する諸問題について、
立地市町村議会で立場も考え方も異なる議員同士が意見交換できたことは大変有意義なものでありました。 次に、11月14日の委員会では、
東北電力女川原子力発電所1号機の廃炉決定に伴う経緯及び
廃炉スケジュールについて当局から説明をいただきました。廃炉に伴う
放射性廃棄物の処分方法について質疑があり、低
レベル放射性廃棄物については埋設処分を行い、その他の
放射性廃棄物については国で処分方法を検討中である旨、答弁がありました。 次に、11月20日から11月22日まで
委員会活動方針に基づき、京都府舞鶴市では
原子力防災対策への取組について及び愛知県西尾市では大規模災害に備えた防災対策の取組と
業務継続計画についてをテーマとして行政視察をいたしました。 舞鶴市においては、
原子力発電所の立地市ではないが、ほぼ市内全域が
関西電力高浜原発や大飯原発のUPZ圏内に入っており、両原発における原子力災害に係る住民等の防護措置を行うため、国の
防災基本計画及び
原子力災害対策指針等と整合性を図りながら舞鶴市
原子力災害住民避難計画を定め、原子力防災に取り組んでおりました。 西尾市においては、今後
発生する可能性のある
南海トラフ地震等の大規模災害に備え、市民の生命、財産を守るため様々な予測調査を基に、細部にわたり避難計画やシミュレーションを行い、地震・
津波ハザードマップを作成し全戸配布を行っておりました。また、行政機能の継続性の確保と
業務継続力向上及び早期の災害復旧、復興を実現することを目的として、
業務継続計画を策定するなど、大規模災害等に備え、取り組んでおりました。 次に、平成31年1月22日の委員会では、当局とともに
東北電力女川電子力発電所にて防潮堤及び
淡水貯水槽並びに緊急時対策建屋等の安全対策の実施状況について視察をいたしました。 次に、令和元年5月20日の委員会では、
防災センターの利用状況及び課題について、
ブロック塀等の
実態調査報告及び今後の取組について、急傾斜地の安全対策について当局から説明をいただきました。通学路にある危険な
ブロック塀等の安全対策について質疑があり、貼り紙等による注意喚起は行っており、バリケードやコーンの設置等については検討する旨、答弁がありました。 次に、7月17日から19日まで
委員会活動方針に基づき、佐賀県伊万里市では玄海原発から30キロ圏内立地における市民の安全確保について、わがまち・わが家の防災マップについて及び
九州電力玄海原子力発電所の行政視察をいたしました。伊万里市は、原子力災害に備え、広域避難のための避難場所、避難方法及び避難先の情報が記載された原子力防災のてびきや、自然災害に備え、地域状況を熟知している自治会が危険箇所や避難経路など、自分たちが分かりやすいわがまち・わが家の防災マップを作成し、それぞれ全戸に配布するなど、取り組んでおりました。
玄海原子力発電所は、再稼働に対して地震や津波などの自然現象やテロ対策等の重大事故を防止するため、何重もの安全対策を講じており、安全確保に取り組んでおりました。 なお、活動経過に記載はありませんが、令和2年4月17日に
経済産業省資源エネルギー庁から我が国の
エネルギー政策について説明をいただく予定としておりましたが、
新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となっているため、今後説明を聞く機会を設けていきたいです。 以上、これまでの活動概要について報告いたしましたが、昨年の台風第19号による浸水等の被害があったように、大規模な自然災害が日本各地で
発生しております。 また、
東北電力女川原子力発電所の2号機が再稼働に向けた安全審査で合格しており、平成29年3月に原子力災害時における広域避難計画が作成されています。いつどこで何が起こるか分からない災害に対して、市民一人一人が自らの命を守るために防災意識の向上につながるよう防災知識の普及に関する施策をなお一層展開していくことを望むものであります。 石巻市民の生命と財産を守り、市民が安心して暮らす
地域社会実現のために当局のより一層の研さんと御努力を御期待申し上げ、当委員会の中間報告といたします。
総合防災対策特別委員会活動経過┌──┬──────┬────────┬────────────────────────┐│回次│ 年 月 日│ 場 所
│ 活 動 内 容 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────
┤│ │ │議会第1・第2 │1 委員長の互選 ││ 1 │平成30.6.7
│ │2 副委員長の互選
││ │ │委 員 会 室 │3 次回委員会の開催について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 2 │平成30.6.28│議会第1・第2 │1 今後の委員会活動について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│
│ │委員会室 │1 第11回
全国原子力発電所立地議会サミットにつ ││ 3
│ │ │いて
││ │平成30.9.6│議会第1
委員会室│ ││ │ │ │2 その他 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 4 │平成30.10.29│議会第1・第2 │1 行政視察について ││
│ │委員会室 │2 その他 ││
│ │ │第11回
全国原子力発電所立地議会サミット参加 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│
│ │ │1 「これからの日本の
エネルギー政策と原子力の ││
│ │ │ あり方~原子力発電と立地自治体の
方向性~」 ││ │ │ │・第1分科会「原子力政策と地域振興」 ││ │平成30.10.30│東京都港区 │・第2分科会「低炭素社会と原子力のあり方」 ││ 5 │~10.31
│品川プリンスホテル│・第3分科会「
原子力発電所の再稼動と
原子力防災││ │ │ │ 体制」 ││
│ │ │・第4分科会「
核燃料サイクルと
放射性廃棄物の中 ││
│ │ │ 間貯蔵・最終処分」 ││
│ │ │・第5分科会「
福島原発事故被災地域の再生と各立 ││
│ │ │ 地地域の廃炉計画に対する地域振興」 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 6 │平成30.11.14│議会第1・第2 │1
東北電力女川原子力発電所1号機の廃炉決定に ││
│ │委員会室 │伴う経緯及び
廃炉スケジュールについて ││
│ │ │行政視察 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│
│ │ │1 京都府舞鶴市 ││ 7 │平成30.11.20│京都府舞鶴市 │・
原子力防災対策への取組について ││ │~11.22 │愛知県西尾市 │2 愛知県西尾市 ││
│ │ │・大規模災害に備えた防災対策の取組と
業務継続 ││ │ │ │計画について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 8 │平成30.12.20│議会第1・第2 │1 行政視察結果の検証について ││
│ │委員会室 │2 今後の委員会運営について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 9 │平成31.1.22│東北電力 │1
東北電力株式会社女川原子力発電所 現地視察 ││ │ │女川原子力発電所│ │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│
│ │ │1
防災センターの利用状況及び課題について ││
│ │議会第1・第2 │2
ブロック塀等の
実態調査報告及び今後の取り組 ││ 10 │令和元.5.20│委員会室 │みについて ││
│ │ │3 急傾斜地の安全対策について ││
│ │ │4 今後の委員会活動について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 11 │令和元.6.6│議会第1・第2 │1 行政視察について ││
│ │委員会室 │2 その他 ││
│ │ │行政視察 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│
│ │佐賀県伊万里市 │1 佐賀県伊万里市 ││ 12 │令和元.7.17│九州電力 │・玄海原発から30km圏内立地における市民の安 ││ │~7.19
│玄海原子力発電所│全確保について ││
│ │ │・わがまち・わが家の防災マップ ││
│ │ │2
九州電力玄海原子力発電所 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 13 │令和元.9.24│議会第1・第2 │1 行政視察の結果検証について ││
│ │委員会室 │2 今後の委員会運営について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 14 │令和2.1.14│議会第1・第2 │1 令和元年台風第19号における被災状況及び今後 ││
│ │委員会室 │の対策等について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 15 │令和2.5.1│議会第1委員会室│1 委員会運営について ││
│ │ │2 調査報告について │└──┴──────┴────────┴────────────────────────┘
○議長(
木村忠良議員) 次に、
東日本大震災地域コミュニティ再生特別委員会からの報告を求めます。19番。 〔
東日本大震災地域コミュニティ再生特別委員長阿部久一議員登壇〕
◎
東日本大震災地域コミュニティ再生特別委員長(
阿部久一議員) それでは、
東日本大震災地域コミュニティ再生特別委員会のこれまでの活動経過について中間報告いたします。 本委員会は、石巻市
震災復興基本計画の発展期を迎えた本市における
地域コミュニティーの再生や、定住促進に係る各種施策が着実に実施されるよう事業を促進するための総合的な対策について、必要な調査、検討を行うことを目的に活動してきたところであります。 平成30年6月7日の本会議において本委員会が設置されて以来、今日までの活動経過につきましては、お手元に配付しております資料のとおりでありますが、主なものにつきまして御報告いたします。 初めに、平成30年6月28日の委員会では、
議会基本条例に基づいて本委員会の活動方針等を検討し、震災後新たに造られた復興住宅団地の
コミュニティーの形成や、既存町内会との総合活動を通して
コミュニティー内の協働意識を高めるとともに、
人口減少社会を見据え、移住、定住施策の展開により移住された方々でつくられる
コミュニティーとも連携を深め、
地域コミュニティー活動の活性化について調査研究すべく、活動方針を作成いたしました。 次に、10月15日の委員会では、新市街地の自治組織の形成、被災地域の自治組織の再生支援、
コミュニティー再生維持に必要不可欠な定住を促進するための空き家の利活用政策を取り上げ、
地域コミュニティーの取組及び定住策の取組について市当局から説明をいただきました。 新市街地は、戸建て住宅のほかに、復興公営住宅で形成されるあけぼの北、新蛇田、新蛇田南、新蛇田南第2、新渡波、新渡波西、二子の地区があります。これらの地区に居住する方々は、主に市内全域からの移転者であり、従来の自治会の運営の仕方、役員の役割、
コミュニティーに対する考え方などに違いがあったため、住民の集まる機会を市がサポートし、話合いを進めておりました。
コミュニティ再生支援補助金等については、3種類の本市事業と1種類の宮城県事業を用意し、本市事業の1つ目の
コミュニティー形成支援補助事業は復興住宅や
防災集団移転事業の完成前に自立再建された方も多く、被災していない地域での被災者の受入れ支援策として、
自治会組織等に対して
コミュニケーションづくりを目的とした夏祭りや運動会等の交流イベント事業の実施を対象に補助金を交付しておりました。 本市事業の2つ目の復興公営住宅
コミュニティー促進事業は、復興住宅の入居者の方々を受け入れた
自治会組織等に対し、復興住宅入居者と周辺住民との交流会との事業の実施を対象に補助金を交付しておりました。 本市事業の3つ目の地域づくりコーディネート事業は、住民主体による地域づくりを推進するため、新市街地や復興住宅に居住する方々の
コミュニティーづくりを図る事業を行うNPO等の団体に対し補助金を交付しておりました。また、県事業の宮城県地域コミュニティ再生支援事業は、県が復興公営住宅や
防災集団移転事業における住民を受け入れた自治組織等に対し、
コミュニティー形成のための実践活動に要する経費の補助金を交付しておりました。 次に、定住策の取組については、空き家相談会を開催し、空き家所有者が抱える様々な課題の解決や、不安の解消を図るため、司法書士をはじめとした有識者の協力を得ながら平成30年1月から実施していました。本委員会開催日であった平成30年10月25日までの相談者数は37人、相談件数は56件、相談地区の最多は石巻地区、次が牡鹿地区で、また最も多い相談内容は売却であり、次に解体でした。また、相談会とは別に電話、来庁による空き家に対する苦情では近隣の危険家屋や環境不衛生に関する内容が多く、空き家所有者からは解体、相続、活用、管理に関する相談内容である旨、説明がありました。 次に、11月20日から11月22日まで大阪府東大阪市及び京都府宇治市の行政視察を実施いたしました。 東大阪市においては、
地域コミュニティーへの取組についてをテーマとして視察を行い、協働の名を冠する部局を新設することにより、市として地域の
コミュニティーと協働でまちづくりを推進していくという強い姿勢を示すことができ、45校区のエリアで組織された東大阪市自治協議会を立ち上げ、人的支援や運営支援等を積極的に行っている旨、説明がありました。 宇治市においては、定住促進への取組についてをテーマとして視察を行い、大都市近郊のベッドタウンとして人口が急増し、平成12年頃には一時19万人を超えたが、平成22年頃から減少し、1,000人単位での人口減少が続いてきたが、平成27年頃から減少が止まり、平成30年には微増に転じていた。この要因としては、世界遺産にも登録されている宇治上神社や平等院など風光明媚な場所として老若男女を問わず人気があり、外国人観光客も非常に多く、周囲の店ではインバウンド対策に力を入れていることが考えられ、人口減少の要因となっている社会的現象を解消する視点から交流人口の増加と定住者を増加させる宇治ブランドの確立、宇治への愛着の醸成、若い世代向けの定住施策などを掲げた創生総合戦略に取り組んでいる旨、説明がありました。 また、12月20日の行政視察の内容を検証する委員会では、
地域コミュニティーの取組には行政の縦割りを超え、地域と一緒に取り組み、地域自治システムの現状の課題整理と軌道修正の必要性を確認し、定住促進への取組には地域の資源を最大限活用し、住民の地元への愛着の醸成と若い世代の就労、結婚、子育ての希望をかなえる環境づくりの必要性を確認いたしました。 次に、令和元年5月8日の委員会では、
議会基本条例に基づき、令和元年度の活動方針等を検討し、引き続き前年度と同様のテーマで調査研究を行う活動方針を策定いたしました。 次に、7月17日から7月19日には、岩手県釜石市及び青森県弘前市の2市について行政視察を実施いたしました。
東日本大震災の被災地として、本市と同様の境遇である釜石市においては、
地域コミュニティーの再生についてをテーマとして、視察を行い、復興計画当初から災害復興公営住宅における
コミュニティー形成の重要性を認識し、復興支援員制度を利用した市事業から釜援隊が発足し、まちづくりに関わる人や組織のつなぎ役として官民一体の復興まちづくりを推進し、復興住宅の自治会設立の成果を上げておりました。また、市役所の各部署が連携し、全庁体制で立ち上げた生活応援センターが被災者の人的支援や
コミュニティー運営支援等を積極的に行ってきた旨、説明がありました。 弘前市においては、空き家の利活用についてをテーマとして視察を行い、当市は危険家屋の問題から取り組まれた緊急安全装置としての空き家対策であったが、平成28年の実態調査に基づき、平成30年に空き家対策計画を策定し、空き家対策講座、個別相談会、空き家・空き地利活用事業費補助金など、各種制度を用意し、地道な取組から過去4年間の空き家利活用実績は物件登録217件中157件である旨、説明がありました。 次に、9月24日の行政視察の内容を検証する委員会においては、
地域コミュニティーの再生については本市の政策の具体性と支援体制の欠如、縦割り行政の弊害、活動拠点施設の不足などが課題である。また、空き家の利活用については、空き家の実態調査からその結果の分析に基づいた対策を早急に実施する必要性を確認いたしました。 以上、これまでの活動概要について報告いたしました。
東日本大震災から9年が経過し、本年度は
震災復興基本計画10年間の最終年度となり、復興事業の総仕上げとして未完了事業の完了に取り組むと同時に、復興後を見据えた重要な年であります。震災直後は、住まいの確保が最優先となり、まず仮設住宅が整備され、その後4,456戸の復興公営住宅が平成30年3月に完成し、住まいの問題は一段落しました。 しかし、仮設住宅から復興公営住宅へと相次ぐ移転を余儀なくされた住民にとっては、新しい居住地での住民同士のつながりが希薄であるため、震災前のような自治会活動が困難になった地域や、復興公営住宅が整備された既成市街地では、既存住民と新住民との間の融和をどのように図っていくかといった問題も
発生しました。 一方で、転出超過による人口の社会減や、少子高齢化による自然減の抑制が課題となっております。市当局におかれましては、空き家を活用した住まいの確保や、定住者のための雇用の確保につなげるように本市の魅力を積極的に発信することで人口減少を抑制し、増加に向けた施策に取り組んでいただきたいと思います。視察で伺った自治体では、
地域コミュニティーの基礎となる自治会づくりには膨大な労力を必要とするが、設立後は住民や行政との連携が取りやすくなるため、自治会設立は地元への丸投げをすることなく、自治会に対しては自立を促し、行政がサポートすることを掲げており、本市においてもこの取組を参考に、今後の事業に取り組まれることを期待するものであります。 最後に、
地域コミュニティーの再生は、市民の日常生活はもちろんのこと、近年頻発する豪雨災害においてもまずは住民同士の相互の助け合いが非常に重要であることから、市当局におかれましては今後も
コミュニティーの再生及び活性化へ向けて、
コミュニティー活動への支援を続けていただき、より一層の御尽力を願うものであります。 以上で中間報告といたします。
東日本大震災地域コミュニティ再生特別委員会活動経過 ┌──┬──────┬────────┬────────────────────────┐│回次│ 年 月 日│ 場 所
│ 活 動 内 容 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 1 │平成30.6.7│議会第3委員会室│1 委員長、副委員長の互選等 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 2 │平成30.6.28│議会第3委員会室│1 今後の委員会活動について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│
│ │議会第1・第2 │1 地域コミュニティの取り組みについて ││ 3 │平成30.10.15│委員会室 │2 定住策の取り組みについて ││
│ │ │3 今後の委員会運営について ││
│ │ │行政視察 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ │平成30.11.20│大阪府東大阪市 │1 大阪府東大阪市 ││ 4 │~11.22 │京都府宇治市 │ ・地域コミュニティへの取り組みについて ││
│ │ │2 京都府宇治市 ││
│ │ │ ・定住促進への取り組みについて │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 5 │平成30.12.20│議会第3委員会室│1 行政視察の結果検証について ││
│ │ │2 今後の委員会運営について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 6 │令和元.5.8│議会第1・第2 │1 今後の委員会活動について ││
│ │委員会室
│ │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 7 │令和元.6.6│議会第4委員会室│1 今後の委員会活動について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 8 │令和元.6.19│議会第2委員会室│1 今後の委員会活動について ││
│ │ │行政視察 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ │令和元.7.17│岩手県釜石市 │1 岩手県釜石市 ││ 9 │~7.19 │青森県弘前市 │ ・地域コミュニティの再生について ││
│ │ │2 青森県弘前市 ││
│ │ │ ・空き家の利活用について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 10 │令和元.9.24│議会第3委員会室│1 行政視察の結果検証について ││
│ │ │2 今後の委員会運営について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 11 │令和2.5.1│議会第2委員会室│1 委員会運営について ││
│ │ │2 調査報告について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│
│ │議会第1・第2 │1 調査報告について ││ 12 │令和2.6.1│委員会室 │2 特別委員会の名称等の変更について(東日本大 ││
│ │ │震災地域コミュニティ活性化特別委員会) │└──┴──────┴────────┴────────────────────────┘
○議長(
木村忠良議員) 次に、人口減少対策特別委員会からの報告を求めます。24番。 〔人口減少対策特別委員長渡辺拓朗議員登壇〕
◎人口減少対策特別委員長(渡辺拓朗議員) それでは、人口減少対策特別委員会のこれまでの活動経過について調査中間報告を申し上げます。 本委員会は、本市の急速な人口減少に対し、人口減少による影響の整理を行い、必要な調査検討を行うことを目的に鋭意努めてきたところであります。 平成30年6月7日の臨時議会において本委員会が設置されて以来、今日までの活動経過につきましては、お手元に配付しております資料のとおりでありますが、主なものについて御報告いたします。 初めに、平成30年11月20日から22日、新潟県糸魚川市と石川県加賀市の人口減少対策の取組について行政視察を実施しました。 糸魚川市では、地形的特性により企業誘致も難しく、大学進学等により人口流出しているが、移住、定住、子育て支援、婚活支援、若者支援等、あらゆる人口増加につながる事業を展開しており、豊かな自然を地域固有の資源とし、交流人口拡大の起爆剤として取り組んでおりました。 また、加賀市では、年間1,000人ずつ、合併後人口が約1万人減少したことに危機感を持っており、人口減少対策室を設置し、移住、定住、交流人口増加のほか、未婚、晩婚化も影響していることから、子育て支援に力を入れており、転入者の増加は加賀市の取組の成果であると感じました。 両市に共通していることとして、転出者を減らし転入者を増やすといった当たり前の取組でありますが、人口減少に危機感を持って施策を展開しているところであります。 次に、同年11月29日には、当局から本市の人口減少に対する問題の抽出と整理のため、本市の人口減少の現状の全体像と財政の推移について説明を受けました。その中では、人口推移から特殊出生率、市内産業や医療、学校教育への影響、地域公共交通の状況、公共施設や財政状況の推移といった人口減少に関するデータ的な影響と、まち・ひと・しごと創生総合戦略による本市の取組について説明がありました。委員からは、国の目標値による施策だけでなく、地域間競争に生き残るための石巻市としての政策が必要であること、また復興事業の収束とともに、人口減少対策のための専門部署が必要ではないかとの意見が出されました。 次に、平成31年1月31日には、人口減少に対する問題の抽出と整理として委員間で協議を行い、今後の議論の抽出を行いました。委員からは、それぞれ人口減少に対する考えを伺い、課題を絞り込み、今後の委員会活動として公共交通体系の充実及びそれに絡む分野について深く掘り下げることとしました。 そのため、まず同年5月21日に本市の公共交通体系の現状として当局の説明を受けた後、委員間での議論を行いました。当局からは、平成28年3月に策定した石巻市総合交通戦略について説明があり、それに対して委員から路線が廃止となり、知らないうちに接続が切れていたという市民の声や、交通の接続の待ち時間が問題ではないかといった意見、社会問題化している高齢者の交通事故抑制のための免許の返納を促進し、各種公共交通体系の経済的な安定維持も重要な課題ではないかという意見がありました。委員間での議論の中では、計画が高齢者も若者も公共交通を利用するといった内容になっているが、少子高齢化の進展が早く、高齢者の対応に遅れているという実感があるため、対策が必要であること、また合併した各町から乗り継ぐ時間がかかり過ぎるので、もっと別な方法がないか検討が必要であるという意見がありました。 次に、公共交通体系の事例研究として、同年7月17日から19日、福井県永平寺町の自動走行推進事業と長野県松本市の地域公共交通の取組について行政視察を実施いたしました。 永平寺町は、福井県の北部に位置する大部分が中山間地の町であり、近隣自治体と第三セクターえちぜん鉄道を運営してきたが、高齢化社会を迎え、自宅から鉄道までの移動が深刻な課題となっておりました。そのため、国の自動走行実証プロジェクトとして無人自動走行技術の長期連続実証を行い、実証結果として電気自動車による自動走行は速度が遅いもののおおむね好評で、利用者の85%が観光客であるなど、副次的な効果もあるとのことでした。 松本市は、長野県における県内外の交通の結節地であり、松本駅を中心とした鉄道やバスといった交通網があるが、自動車の依存率は68.5%であり、鉄道とバスの合計が4.3%をはるかに上回っている状況でした。そのため、平成19年度から交通課題地域を設定し、交通空白解消、交通不便者のための新交通システムを導入するなど、重点施策としての次世代交通政策を推進する松本市地域公共交通網形成計画を策定してきました。その中では、市内公共交通の路線図、時刻表を掲載したものを毎年発行し、また地域による停留所環境整備、小学生への公共交通機関の乗り方教室、40の企業、団体で構成する松本市ノーマイカーデー推進市民会議の開催、シェアサイクル事業、公共交通システムの研究を行っておりました。 次に、同年12月25日、総務省が本市で行ったIoTを活用した新たな交通サービスの実証実験である総務省IoTサービス創出支援事業について当局から説明をいただきました。事業内容としましては、北上地区と雄勝地区の2地区で住民バスと地域住民で営まれるコミュニティ・カーシェアリングを組み合わせた乗り継ぎ支援と住民バスの移動情報を基に、配送事業者と住民バスを組み合わせて荷物を運ぶという荷物の輸送効率化と住民バスの運賃収入の向上による持続的な運行を目指す客貨混載運行を行うというものでした。どちらも運行状況という情報を共有し、関係者間で事業に生かしていくといった取組でした。実証における課題としては、高齢者によるスマートフォンなどの機械操作の問題や、住民やタクシー業界などによるシェアリングへの理解、複数の交通体系を利用した際の運賃収受の規制緩和など、6つの課題が報告されておりました。委員からは、過疎になればなるほど拠点のバス停まで行けない高齢者や運転手の高齢化が問題であるため、全国の先進地も見て参考として、石巻市らしい新たな手法をつくってほしいとの意見がありました。 2年間の総括といたしましては、人口減少対策特別委員会の活動は、公共交通をテーマに絞り、検証、検討を行い、その中で2つの課題が浮き彫りになりました。1つ目は、急速な高齢化によりバス停などの拠点まで行けない高齢者の課題、2つ目は中心部から遠い地区から病院や大型商業施設のある中心部への移動に時間がかかるという課題であります。その対策として、予約型でドア・ツー・ドアのデマンド交通の検討や、ICTを活用したカーシェアリングと、定時定路線型バスや、民間輸送業者との連携の検討、民間の交通会社の路線の見直し、高校生の通学のための市単独補助制度など、多様な方法が考えられます。また、その実施のためには、国庫補助を含めた具体的な事業費用の検討をする必要があります。 以上のことから、令和2年度の石巻総合交通戦略の改正に向け、①、少子高齢化に対応した交通政策、②、市民生活の足としての公共交通の利便性確保を提言するものであります。人口減少対策の調査としては、まだ入り口の段階であり、人口減少による影響については将来の行財政運営に支障が生じるおそれがあることから、本市の財政面からも精査した上で、行政改革等施策に盛り込むよう、石巻総合計画への提言が必要であると考えます。 超高齢化社会における利便性の高い石巻市独自の公共交通の提供と、石巻市の人口減少の進行を食い止めるための施策として、当局のより一層の研さんと御尽力を期待し、当委員会の調査中間報告といたします。 人口減少対策特別委員会活動経過┌──┬──────┬────────┬────────────────────────┐│回次│ 年 月 日 │場 所 │活 動 内 容 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 1 │平成30.6.7│議会第4委員会室│委員長、副委員長の互選等 │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 2 │平成30.6.28│議会第4委員会室│今後の委員会運営(活動)について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 3 │平成30.11.12│議会第1委員会室│行政視察について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│
│ │ │行政視察 ││ │平成30.11.20│新潟県糸魚川市 │1 新潟県糸魚川市 ││ 4 │~11.22 │石川県加賀市 │ ・人口減少の取組について ││
│ │ │2 石川県加賀市 ││
│ │ │ ・人口減少の取組について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 5 │平成30.11.29│議会第1・第2 │本市の人口減少対策の現状と影響について ││
│ │委員会室
│ │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 6 │平成30.12.20│議会第4委員会室│行政視察の結果検証について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 7 │平成31.1.31│議会第1・第2 │本市の人口減少に対する問題の抽出と整理について ││
│ │委員会室
│ │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 8 │平成31.4.25│議会第1・第2 │今後の委員会活動について ││
│ │委員会室
│ │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│
│ │議会第1・第2 │本市の公共交通体系の現状について ││ 9 │令和1.5.21│委員会室 │本市の公共交通体系の問題の抽出と整理について(委││
│ │ │員間議論) │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 10 │令和1.6.6│議会第3委員会室│行政視察について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│
│ │ │行政視察 ││ │令和1.7.18│福井県永平寺町 │1 福井県永平寺町 ││ 11 │~7.19 │長野県松本市 │ ・自動走行促進事業について ││
│ │ │2 長野県松本市 ││
│ │ │ ・地域公共交通の取り組みについて │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 12 │令和1.9.24│議会第4委員会室│行政視察の結果検証について │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 13 │令和1.12.25│議会第1・第2 │総務省IoTサービス創出支援事業について ││
│ │委員会室
│ │├──┼──────┼────────┼────────────────────────┤│ 14 │令和2.5.1│議会第3・第4 │委員会活動について ││
│ │委員会室 │調査報告について │└──┴──────┴────────┴────────────────────────┘
○議長(
木村忠良議員) 以上で各特別委員会の報告を終わります。ただいまの中間報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) 質疑なしと認めます。以上で各特別委員会の中間報告を終わります。 暫時休憩いたします。 午後1時47分休憩 午後2時00分開議
○副議長(髙橋栄一議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程追加 議長の辞職
○副議長(髙橋栄一議員) ただいま木村忠良議長から議長の辞職願が提出されました。 お諮りいたします。この際、議長の辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(髙橋栄一議員) 御異議なしと認め、よってこの際議長の辞職の件を日程に追加し、議題といたします。 まず、その辞職願を朗読いたさせます。 〔職員朗読〕 令和2年6月4日 石巻市議会副議長 髙 橋 栄 一 殿 石巻市議会議長 木 村 忠 良 辞 職 願 このたび一身上の都合により、議長を辞職したいから許可されるよう願い出ます。
○副議長(髙橋栄一議員) 本件は、
石巻市議会会議規則第134条第2項の規定により、討論を用いずその許否を決定することになっております。 お諮りいたします。
木村忠良議員の議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(髙橋栄一議員) 御異議なしと認めます。よって、
木村忠良議員の議長の辞職を許可することに決定いたしました。5番
木村忠良議員の入場を求めます。 〔5番
木村忠良議員入場〕
○副議長(髙橋栄一議員) 5番
木村忠良議員に申し上げます。ただいま議長の辞職は許可されました。 この際、
木村忠良議員から御挨拶申し上げたいとの申出があります。よって、これを許可します。5番。 〔5番
木村忠良議員登壇〕
◆5番(
木村忠良議員) 思い起こせば、さきの改選時の議会構成の中で、議員皆様の御支持を頂戴し、石巻市議会第10代目の議長の職に就かせていただきました。円滑な議会運営を心がけ、私自身務めてまいりました。議員皆様から思えば至らぬ点も多々あっただろうと、このような思いを今思い返しております。議会は、生き物、水物とよく言われます。大変緊迫した議会もございました。しかしながら、議員皆様の御協力、そして御指導、議会事務局の局長をはじめ、職員の皆さんの御協力をもちまして円滑な議事運営ができたものと思っております。 これからは、新しい議長、新しい副議長の中で、円滑な議会運営ができますことを心から御祈念を申し上げるところでございます。 大変皆さんにお世話になりました。改めて御礼を申し上げまして、退任に当たり、御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
△日程追加 議長の選挙
○副議長(髙橋栄一議員) お諮りいたします。議長が欠員となりましたので、この際日程に追加して議長の選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(髙橋栄一議員) 御異議なしと認めます。よって、この際議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行うことに決しました。 議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○副議長(髙橋栄一議員) ただいまの出席議員数は29名であります。投票用紙を配付いたさせます。 〔投票用紙配付〕
○副議長(髙橋栄一議員) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(髙橋栄一議員) 配付漏れなしと認めます。投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕
○副議長(髙橋栄一議員) 異状なしと認めます。念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。点呼に応じて1番から順次投票記載所で投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、投票願います。 なお、議長は投票管理者及び選挙長としての職務を行うものであり、議長席で記載し、職員が投票箱を差し出し、投票することになりますので、御了承願います。点呼を命じます。 〔職員点呼、投票〕
○副議長(髙橋栄一議員) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(髙橋栄一議員) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕
○副議長(髙橋栄一議員) これより開票を行います。
石巻市議会会議規則第30条第2項の規定により、立会人に9番遠藤宏昭議員、11番櫻田誠子議員、26番山口荘一郎議員を指名いたします。よって、3議員の立会いをお願いいたします。 〔開 票〕
○副議長(髙橋栄一議員) 選挙の結果を事務局長から報告いたさせます。
◎今野善浩議会事務局長 選挙の結果を御報告いたします。投票総数29票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち 有効投票 18票 無効投票 11票 有効投票中 大森 秀一議員 18票であります。
○副議長(髙橋栄一議員) ただいま御報告のとおりであります。この選挙の法定得票数は4.5票であります。よって、大森秀一議員が議長に当選されました。 ただいま当選されました大森秀一議員が議場におられますので、本席から
石巻市議会会議規則第31条第2項の規定により告知いたします。議長大森秀一議員を御紹介いたします。 〔議長大森秀一議員登壇〕
○議長(大森秀一議員) ただいま、議員諸氏の御推挙をいただき、合併後第11代目議長を拝命することになりました。誠に光栄に思っておりますと同時に、事の重要性に大変身の引き締まる思いであります。 さて、
東日本大震災から9年と3か月が過ぎ、復興期間残すところ9か月となり、来年度からは通常予算での市政運営を余儀なくされるところであります。大変厳しい市政運営となります。さらには、新型コロナウイルスによる経済活動の停滞は、震災から復帰しかけた経済にさらに追い打ちをかけ、厳しさは底知れない状況であります。 この国難から一日も早い生活再建を図るためにも、当局と議会が一体となって本市の再生に取り組まなければならないものと認識しております。議会に寄せる市民の期待は大変大きなものと感じております。丹野議長を支えた経験を生かしながら、市民の負託に応えるためにも議会が一致団結し、議会運営をしてまいるところでございます。 今後とも議会の皆様、市民の皆様の御指導と御協力を賜りますよう心からお願いを申し上げ、議長就任の挨拶といたします。(拍手)
○副議長(髙橋栄一議員) それでは、新議長、議長席にお着き願います。 〔議長大森秀一議員、議長席に着く〕
○議長(大森秀一議員) この際、暫時休憩いたします。 午後2時27分休憩 午後2時45分開議
○議長(大森秀一議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程追加 副議長の辞職
○議長(大森秀一議員) 御報告いたします。ただいま髙橋栄一副議長から副議長の辞職願が提出されました。 お諮りいたします。この際、副議長の辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大森秀一議員) 御異議なしと認めます。よって、この際副議長の辞職の件を日程に追加し、議題といたします。 まず、その辞職願を朗読いたさせます。 〔職員朗読〕 令和2年6月4日 石巻市議会議長 大 森 秀 一 殿 石巻市議会副議長 髙 橋 栄 一 辞 職 願 このたび一身上の都合により、副議長を辞職したいから許可されるよう願い出ます。
○議長(大森秀一議員) 本件は、
石巻市議会会議規則第134条第2項の規定により、討論を用いずその許否を決定することになっております。 お諮りいたします。髙橋栄一議員の副議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大森秀一議員) 御異議なしと認めます。よって、髙橋栄一議員の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。27番髙橋栄一議員の入場を求めます。 〔27番髙橋栄一議員入場〕
○議長(大森秀一議員) 27番髙橋栄一議員に申し上げます。ただいま副議長の辞職は許可されました。 この際、髙橋栄一議員から御挨拶申し上げたいとの申し出があります。よって、これを許可します。27番。 〔27番髙橋栄一議員登壇〕
◆27番(髙橋栄一議員) 副議長の職を辞するに当たりまして、一言お礼の挨拶を申し上げさせていただきます。 2年前、木村議長の補佐役として、議員各位の御推挙を賜りましたが、今振り返ってみまして、その役割を十二分に果たせなかったのではないかと、自分の力不足を反省しているところでございます。 任期中は、
東日本大震災からの復興の総仕上げという大変重要な時期でありました。さらには、新型コロナウイルスが任期終了間際になって世界的に大流行するなど、今石巻市民は復興からの傷癒えない中で、また大変な苦境に立たされております。 私も今日から一議員として初心に返り、苦しんでいる市民のために少しでも役立てるようにまた頑張っていきたいというふうに思っております。 終わりに、この2年間大変な御協力をいただきました議員の皆様、そして市長をはじめ、市当局の皆様、さらには議会事務局の皆様に精いっぱいの感謝を申し上げまして、私からのお礼の挨拶とさせていただきます。皆さん、大変ありがとうございました。(拍手)
△日程追加 副議長の選挙
○議長(大森秀一議員) お諮りいたします。副議長が欠員となりましたので、この際日程に追加して副議長の選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大森秀一議員) 御異議なしと認めます。よって、この際副議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行うことに決しました。 副議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○議長(大森秀一議員) ただいまの出席議員数は29名であります。投票用紙を配付いたさせます。 〔投票用紙配付〕
○議長(大森秀一議員) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大森秀一議員) 配付漏れなしと認めます。投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕
○議長(大森秀一議員) 異状なしと認めます。念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。点呼に応じて1番から順次投票記載所で投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、投票を願います。 なお、議長は投票管理者及び選挙長としての職務を行うものであり、議長席で記載し、職員が投票箱を差し出し、投票することになりますので、御了承願います。点呼を命じます。 〔職員点呼、投票〕
○議長(大森秀一議員) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大森秀一議員) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕
○議長(大森秀一議員) これより開票を行います。
石巻市議会会議規則第30条第2項の規定により、立会人に8番奥山浩幸議員、14番千葉正幸議員、18番
齋藤澄子議員を指名いたします。よって、3議員の立会いをお願いします。 〔開 票〕
○議長(大森秀一議員) 選挙の結果を事務局長から報告いたさせます。
◎今野善浩議会事務局長 選挙の結果を御報告いたします。投票総数29票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち 有効投票 27票 無効投票 2票 有効投票中 遠藤 宏昭議員 26票 黒須 光男議員 1票であります。
○議長(大森秀一議員) ただいま御報告のとおりであります。この選挙の法定得票数は6.75票であります。よって、遠藤宏昭議員が副議長に当選されました。 ただいま当選されました遠藤宏昭議員が議場におられますので、本席から
石巻市議会会議規則第31条第2項の規定により告知いたします。副議長遠藤宏昭議員を紹介いたします。 〔副議長遠藤宏昭議員登壇〕
◎副議長(遠藤宏昭議員) ただいま副議長に推挙、指名され、その職を謹んでお受けいたします。遠藤でございます。 副議長という職責の重さに対し、喜びとともに身の引き締まる思いです。議長をサポートし、議会運営を円滑に進めることはもちろんですが、議員各位とともに市民目線に立った政策提言を市当局に対して積極的に行っていきたいと思います。新型コロナウイルスへの対応、復興期間の終了、大雨による災害対応など、難題が山積している現状ではありますが、市当局、市議会、力を合わせて乗り越えていく所存であります。一生懸命頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
△日程第6 提案理由説明
○議長(大森秀一議員) 次に、日程第6提案理由説明であります。市長から提案理由の説明を求めます。亀山市長。 〔
亀山紘市長登壇〕
◎亀山紘市長 提案理由の説明を申し上げます。 令和2年度一般会計並びに下水道事業会計に係る補正予算案など、諸案件を提出するに当たりまして、その概要を申し上げ、議員各位の御賛同を賜りたいと存じます。 今般提案しております補正予算案は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の交付対象事業として実施する感染拡大防止対策や、中小企業等の支援事業のほか、第27回目の
東日本大震災復興交付金の基金への積立金、半島沿岸部における市有地の利活用を推進するための移転元地整備事業に要する経費などを主体に編成いたしました。 以下、その主な内容について御説明申し上げます。まず、一般会計補正予算案について御説明申し上げます。総務費では、マイナンバーカードの活用促進に要する経費や、集会所の整備、改修等に要する経費などを措置しております。 次に、民生費では、新型コロナウイルスの影響による学校等の休校に伴い、開設時間を延長した放課後児童クラブの人員体制確保に要する経費などを措置しております。 次に、衛生費では、感染症の拡大防止対策を広く市民に周知するための経費を措置しております。 次に、労働費では、国の雇用調整助成金の利用促進に要する経費を措置しております。 次に、農林水産業費では、外国人労働者に代わり日本人を雇用する場合の賃金のかさ上げ補助や、後川さけ人工ふ化場の増水、越水対策に要する経費などを措置しております。 次に、商工費では、市内中小事業者に対する家賃助成費や、販売促進支援補助、また観光関連事業者や協力金の対象とならない飲食事業者への助成金など、新型コロナウイルスの影響によって苦しい経営を強いられている事業者に対する本市独自支援策に要する経費を措置しております。 次に、土木費では、道路ストック長寿命化事業や、大瓜水沼真野線道路改良事業など、社会資本整備総合交付金等の配分に基づく経費のほか、半島沿岸部における移転元地の土地利用を推進するための移転元地整備事業や、市街地の優良建築物等整備事業などの各種事業費を措置しております。 次に、消防費では、地域防災組織の備品整備や、防災行政無線通信施設の誘導路改修に要する経費などを措置しております。 次に、教育費では、宮城県からの委託に基づく埋蔵文化財発掘調査に要する経費や、植立山公園の多目的広場設置に要する経費などを措置しております。 次に、災害復旧費では、道路橋りょう災害復旧事業に要する経費を措置しております。 以上、歳出の対応について御説明申し上げましたが、補正の規模は120億626万3,000円で、その結果本年度の一般会計予算総額は2,225億377万2,000円となります。 次に、歳入でありますが、歳出で御説明申し上げました各種事務事業に係る国県支出金、
東日本大震災復興交付金基金繰入金、市債などを計上しております。 次に、下水道事業会計について御説明申し上げます。管渠等復興
建設費では、雨水排水ポンプ場整備に係る汚染
土の処分費や、昨年の台風被害に伴う出戻り工事費などを措置しております。 このほか条例議案では、石巻市南浜マリーナ条例の制定や、石巻市市税条例及び石巻市都市計画税条例の一部改正など、その他の条例外議案では財産の無償譲渡及び財産の無償貸付けについて、工事請負の契約締結についてなどの諸案件を御提案を申し上げております。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御審議賜りますよう、お願いを申し上げます。
○議長(大森秀一議員) ただいまの提案理由に対する質疑は、議案審議の際に行いたいと存じます。 この際、暫時休憩いたします。 午後3時15分休憩 午後4時30分開議
○議長(大森秀一議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△日程追加 議席の一部変更
○議長(大森秀一議員) お諮りいたします。この際、議席の一部変更を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大森秀一議員) 御異議なしと認めます。よって、この際議席の一部変更を日程に追加し、議題とすることに決しました。 議席の一部変更を議題といたします。議長、副議長の交代に伴い議席の一部を変更いたしたいと思います。 5番
木村忠良議員を10番へ、10番小職を5番へ変更いたしたいと思います。 お諮りいたします。ただいま申し上げましたとおり議席の一部を変更することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大森秀一議員) 御異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたとおり議席の一部を変更することに決しました。 それでは、ただいま変更になりました方々は直ちに新議席にお着き願います。
△散会
○議長(大森秀一議員) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。明日本会議を再開いたします。本日はこれにて散会いたします。 午後4時33分散会...