石巻市議会 > 2020-03-17 >
03月17日-一般質問・委員長報告・質疑・採決-11号

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  1. 石巻市議会 2020-03-17
    03月17日-一般質問・委員長報告・質疑・採決-11号


    取得元: 石巻市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-20
    令和 2年 第1回 定例会  令和2年石巻市議会第1回定例会会議録(第11号)                                           議事日程第11号  令和2年3月17日(火曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問 第3 第3号議案石巻市行財政改革推進委員会条例 第4 第4号議案石巻市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進会議条例 第5 第5号議案石巻市総合交通戦略審議会条例 第6 第6号議案石巻市プロポーザル選定委員会条例 第7 第7号議案石巻市ささえあいセンター条例 第8 第8号議案石巻市地域福祉委員会条例 第9 第9号議案石巻市老人ホーム入所判定委員会条例 第10 第10号議案石巻市地域密着型サービス運営委員会条例 第11 第11号議案石巻市健康増進計画推進委員会条例 第12 第12号議案石巻市土地改良施設管理条例 第13 第13号議案石巻市雄勝地域拠点エリア条例 第14 第14号議案石巻市十八成浜ビーチパーク条例 第15 第15号議案石巻市旧北上川堤防利活用協議会条例 第16 第16号議案石巻市中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例 第17 第17号議案石巻市空家等の適切な管理に関する条例 第18 第18号議案石巻市立病院倫理委員会条例 第19 第19号議案石巻市交通安全指導員条例を廃止する条例 第20 第20号議案石巻市雄勝森林公園条例を廃止する条例 第21 第21号議案石巻市表彰に関する条例の一部を改正する条例 第22 第22号議案石巻市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の一部を改正する条          例 第23 第23号議案石巻市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例 第24 第24号議案石巻市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を          改正する条例 第25 第25号議案石巻市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を          改正する条例 第26 第26号議案石巻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 第27 第27号議案石巻市公共物管理条例の一部を改正する条例 第28 第28号議案石巻市立学校設置条例の一部を改正する条例 第29 第29号議案石巻市桃生スポーツ施設条例の一部を改正する条例 第30 第30号議案石巻市老人憩の家条例の一部を改正する条例 第31 第31号議案石巻市介護保険条例の一部を改正する条例 第32 第32号議案石巻市印鑑条例の一部を改正する条例 第33 第33号議案石巻市都市公園条例の一部を改正する条例 第34 第34号議案石巻市震災復興土地区画整理事業施行に関する条例及び石巻市被災市街地復興          土地区画整理事業施行に関する条例の一部を改正する条例 第35 第35号議案石巻市道路占用料条例の一部を改正する条例 第36 第36号議案石巻市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 第37 第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算 第38 第38号議案令和2年度石巻市土地取得特別会計予算 第39 第39号議案令和2年度石巻市水産物地方卸売市場事業特別会計予算 第40 第40号議案令和2年度石巻市市街地開発事業特別会計予算 第41 第41号議案令和2年度石巻市国民健康保険事業特別会計予算 第42 第42号議案令和2年度石巻市後期高齢者医療特別会計予算 第43 第43号議案令和2年度石巻市介護保険事業特別会計予算 第44 第44号議案令和2年度石巻市病院事業会計予算 第45 第45号議案令和2年度石巻市下水道事業会計予算 第46 第46号議案財産の無償譲渡について 第47 第47号議案財産の無償譲渡について 第48 第79号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第7号) 第49 第80号議案令和元年度石巻市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号) 第50 第81号議案令和元年度石巻市下水道事業特別会計補正予算(第4号) 第51 第82号議案令和元年度石巻市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第2号) 第52 第83号議案令和元年度石巻市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号) 第53 第84号議案令和元年度石巻市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第3号) 第54 第85号議案令和元年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算(第4号) 第55 第86号議案令和元年度石巻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 第56 第87号議案令和元年度石巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) 第57 第88号議案令和元年度石巻市介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 第58 第89号議案令和元年度石巻市病院事業会計補正予算(第4号) 第59 第90号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第8号) 第60 第91号議案令和2年度石巻市一般会計補正予算(第1号) 第61 第92号議案財産の減額貸付けについて 第62 第93号議案工事請負の契約締結について(旧大川小学校震災遺構整備外構工事) 第63 第94号議案市道路線の廃止について 第64 第95号議案市道路線の変更について 第65 第96号議案教育委員会委員を任命するにつき同意を求めることについて 第66 第97号議案人権擁護委員候補者を推薦するにつき意見を求めることについて 第67 第98号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第9号) 第68 第99号議案令和2年度石巻市一般会計補正予算(第2号) 閉 会                                          本日の会議に付した事件 議事日程のとおり                                          出席議員(28名)   1番  阿  部  浩  章  議員    2番  佐  藤  雄  一  議員   3番  髙  橋  憲  悦  議員    4番  阿  部  和  芳  議員   5番  木  村  忠  良  議員    7番  楯  石  光  弘  議員   9番  遠  藤  宏  昭  議員   10番  大  森  秀  一  議員  11番  櫻  田  誠  子  議員   12番  鈴  木  良  広  議員  13番  青  木  ま り え  議員   14番  千  葉  正  幸  議員  15番  星     雅  俊  議員   16番  青  山  久  栄  議員  17番  阿  部  正  敏  議員   18番  齋  藤  澄  子  議員  19番  阿  部  久  一  議員   20番  丹  野     清  議員  21番  安  倍  太  郎  議員   22番  阿  部  欽 一 郎  議員  23番  森  山  行  輝  議員   24番  渡  辺  拓  朗  議員  25番  千  葉  眞  良  議員   26番  山  口  荘 一 郎  議員  27番  髙  橋  栄  一  議員   28番  西  條  正  昭  議員  29番  後  藤  兼  位  議員   30番  水  澤  冨 士 江  議員欠席議員(1名)   8番  奥  山  浩  幸  議員出席停止議員(1名)   6番  黒  須  光  男  議員                                          説明のため出席した者  亀 山   紘  市     長        菅 原 秀 幸  副  市  長  境   直 彦  教  育  長        椎 葉 健 一  病 院 局 長  久 保 智 光  復 興 政策部長        岡   道 夫  総 務 部 長  大 塚 智 也  財 務 部 長        後 藤   寛  復 興 事業部長  村 上 秀 樹  半島復興事業部長       千 葉   巧  河北総合支所長  阿 部 徳太郎  雄勝総合支所長        村 上 浩 則  河南総合支所長  今 野 裕 之  桃生総合支所長        鈴 木   清  北上総合支所長  大 窪 茂 久  牡鹿総合支所長        福 田 寿 幸  生 活 環境部長  守 屋 克 浩  健 康 部 長        津 田 淳 一  福 祉 部 長  吉 本 貴 徳  産 業 部 長        伊勢崎 誠 一  建 設 部 長  柏   春 雄  会 計 管 理 者        大 内 重 義  病院局事務部長  及 川 伸 一  教 育 委 員 会           事 務 局 長                                          事務局職員出席者  近 藤 順 一  事 務 局 長        松 﨑 泰 政  事 務 局 次 長  吉 田 秀 樹  事 務 局長補佐        吉 田 直 也  主     幹  川 田 秀一郎  主     査        一 宮 康 広  主     査  菊 地 光 大  主 任 主 事 △午前10時開議 ○議長(木村忠良議員) ただいまから本日の会議を開きます。欠席通告議員は8番奥山浩幸議員であります。 本日の議事は、日程第11号をもって進めます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(木村忠良議員) 日程第1会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員に10番大森秀一議員、11番櫻田誠子議員、12番鈴木良広議員、以上3議員を指名いたします。 △日程第2 一般質問 ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第2一般質問であります。昨日に引き続き一般質問を行います。質問は前者と重複しないよう願います。なお、申し合わせによりあらかじめ発言時間の制限をいたします。発言時間は、昨日と同様、答弁を含めず1人30分以内といたしますが、質問回数は制限いたしません。11番櫻田誠子議員の質問を許します。11番。   〔11番櫻田誠子議員登壇〕 ◆11番(櫻田誠子議員) おはようございます。通告に従い、一般質問をいたします。 今月11日、震災から9年目を迎えました。市民の皆様が様々な思いでこの日を迎えられたと思います。特に今年は、新型コロナウイルスにより国主催の追悼式が中止となり、石巻市におきましても献花のみの慰霊となりました。しかしながら、皆あの9年前に遡り、一人一人が祈りをささげた日になったと思います。改めまして、お亡くなりになられた多くの方々に哀悼の意を表しますとともに、心からお見舞い申し上げます。 また、新型コロナウイルスによる様々な影響が日を追うごとに大きくなっています。一日も早い終息を願うとともに、不安の中頑張っている方々に心からお見舞いを申し上げます。 このたびの一般質問は、GIGAスクール構想について、2、子育て支援について、3、健康対策についての3点について伺います。 まず1点目、GIGAスクール構想について伺います。昨年12月文部科学省は、GIGAスクール構想として学校ICT環境の抜本的な改善と、ICTを効果的に多様に活用し、子供たちを誰一人取り残すことのない公正に個別最適化された学びや創造性を育む学びの実現を目指すため、小中学校の児童・生徒1人1台のコンピューター端末と学校の高速大容量の通信ネットワークについては、令和の時代における学校のスタンダードとして整備していくこととされております。そこで、石巻市の現状について伺います。 ◎及川伸一教育委員会事務局長 櫻田議員の御質問にお答えいたします。 私から、GIGAスクール構想についてお答えいたします。石巻市における現在の取組についてでありますが、文部科学省のGIGAスクール補助事業を活用しながら、児童・生徒1人1台のコンピューター端末の整備を含め、学校のICT環境の整備を検討しているところであります。新学習指導要領には、情報活用能力が言語能力と同様に学習の基盤となる資質能力として位置づけられておりますので、今後は子供たちの情報活用能力の向上のため、教員向けの活用研修等を実施するなど、ICTを活用した学習活動の充実を図る必要があると考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆11番(櫻田誠子議員) これから1人1台の設置を検討しているということでしたが、現在の整備状況について伺います。 ◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 本市では、これまでパソコン教室での授業を想定いたしまして、コンピューターや電子黒板など、ICT機器をリースにより整備してまいりました。令和2年1月現在、小学校はパソコン543台、タブレット217台、中学校はパソコン630台、タブレット212台、高等学校はパソコン86台、タブレット123台となっております。パソコン教室で1学級が授業を行う場合、小学校ではパソコンが1人から2人に1台、タブレットが約3人に1台、中学校ではパソコンが1人1台、タブレットが約3人に1台、高等学校ではパソコン及びタブレットともに1人1台が使用可能な状況でございます。 ◆11番(櫻田誠子議員) 国は、令和5年度までに小中学校の全学年で    今お聞きしたところまだ1人1台という環境ではございませんので、1人1台の環境の実現を目指しております。石巻市におきましても早急に整備を加速していく必要がありますが、どのようにして国の指針に合わせ1人1台を実現する計画なのでしょうか。そしてまた、対象となる小中学校の児童・生徒数は何人になるのか伺います。また、1人1台の整備をするための予算、補助率について伺います。 ◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 GIGAスクール構想の実現のため、国の方針としては校内ネットワーク整備には令和2年度まで、児童・生徒1人1台端末整備につきましては令和5年度まで整備するように求められております。本市といたしましても、国の方針に沿って整備ができるよう検討を進めているところでございます。 続きまして、対象となる人数でございますが、現在小学校の児童数では6,424人、中学校の生徒数は3,407人、合計で9,831人でございます。 それから、補助率につきましては、校内ネットワーク整備の補助率が事業費の2分の1でございまして、また児童・生徒1人1台端末の補助額、これにつきましては端末1台当たり4万5,000円の上限額というふうに定められております。ただし、端末整備につきましては、3人に1台につきましては、現在地方財政措置で整備するということになっておりまして、今回の当該補助金を活用して整備できるのは実質3人に2台分ということになっております。 ◆11番(櫻田誠子議員) そうしますと、大体児童・生徒合わせまして1万人ということでございました。GIGAスクール構想にもありますように、教師や子供たちがコンピューターを効果的に使うためには、十分な通信ネットワーク環境が不可欠です。通信ネットワークの整備については、国の令和元年度補正予算において、全国の全ての学校での所要額が計上されており、今回限りの補助となるということですが、一刻も早く通信ネットワーク環境の整備をすべきと考えますが、どのように環境整備をされるのか伺います。 ◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 現在本市においては、高速大容量通信ネットワークに必要な通信ケーブルについては配線済みでございます。しかし、通信ケーブルを学校の各階へ配線するために必要な通信機器は高速大容量の通信ネットワークに対応しておらず、またコンピューター端末等無線接続するために必要となる通信機器もまだ整備されていない状況でございます。今後授業で想定される端末等の活用方法を踏まえ、児童・生徒一人一人が快適にコンピューター端末を活用できる環境整備に向け、検討してまいりたいと思っております。 ◆11番(櫻田誠子議員) また一方で、これらのハードを整備することはあくまでも手段ですが、それをいかに効果的に使い、子供たちの学びを豊かにしていくかが重要になります。また、1人1台を実現し、家庭学習などでの活用もできるようになりますと、各家庭での対応など御理解をいただくことも必要かと思いますが、保護者に対しての説明など必要になってくるのではないでしょうか。いかがでしょうか、伺います。 ◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 今回の補助により整備する端末につきましては、家庭学習で活用するかを含めて活用方法を現在検討中でございます。また、そのため保護者の皆様に対する説明や通信費の考え方につきましても併せて検討しているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆11番(櫻田誠子議員) 通信費もこれから検討するということでございました。その際、先ほど申しましたように大体1万台ということですので、導入につきましては先進地、先進自治体ありますので、もう取り組んでいるところもあるかと思います。そちらを参考に、例えば先ほど1台につき4万5,000円という上限額もございましたけれども、予算面だけではなくて児童・生徒が使いやすく、そしてまた先生方も使いやすいものにするように十分に吟味すべきと思いますが、いかがでしょうか、伺います。 ◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 教職員にも配慮したICTの環境整備につきましては、先行自治体の取組を参考といたしまして、予算面だけでなく、利便性や運用面など総合的に判断した上で、一人一人が快適に活用できる整備を行ってまいりたいと考えております。 ◆11番(櫻田誠子議員) 先生方も運用面でも使いやすいというお話がございましたが、先ほどの御答弁の中にも教員向けの活用研修の実施とありましたが、教師がICTを活用して指導する力をやはり高めていかなければならないと思います。今後研修など、どのように取り組んでいくのか伺います。
    及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 コンピューター端末を使用して授業を行う場合の教員のスキルアップへの取組についてでございますが、視聴覚センターと連携いたしまして、毎年教員対象の情報教育研修会を行っております。また、宮城県教育総合センターから「GIGAスクール構想にはオール宮城で取り組んでいく」との説明を受けておりまして、宮城県教育委員会でも研修会を開催するということでございますので、連携を図りながら教員のスキルアップに取り組んでまいりたいと思います。 ◆11番(櫻田誠子議員) また、今指導力を高めていただくということでお話ございましたが、一方でその研修等で今現在も学校の教師は多忙なので、また新しくICT機器が加わることで戸惑いや不安を持つ人もいるかもしれません。また、各学校によって、先ほどオール宮城というお話がございましたが、取組に大きく差が生じないようにしなければならないと思いますが、先生方へのサポート体制の充実をしっかりと図ることが重要であると思いますが、いかがでしょうか、伺います。 ◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 各学校におきまして、授業で情報モラルを取り扱うほか、児童・生徒及び保護者向けにも研修会等を開催し、啓発に努めてまいりたいと考えております。また、教員のサポートということでございますので、今申したことも含めまして授業等、非常に多忙になってくるということがございますので、教員がこの端末を使って授業を確実にできるというふうにするためには、やはり教育委員会といたしましても研修をしっかり行いまして、働き方改革も含めまして教員の体制を構築していくことに努めてまいりたいと考えております。 ◆11番(櫻田誠子議員) ただいまの答弁の中で情報モラル教育の充実や有害情報対策にも取り組んでいくということでございましたので、間違った使い方を今子供たちは、逆に学校でのICTがまだ活用状況は低いのですけれども、うちに帰ればゲームなどいろんな分野で利用する頻度は、学校外で使うことが多くなっております。しかしながら、やっぱり一番大事なことは情報モラル教育の充実と有害情報対策をしっかり対応していただくことだと思いますので、重ねましてお願いいたします。 ICT機器は、障害のある子供にとって、一人一人に応じた最適で効果的な学びを提供するために役立つことにとどまらず、コミュニケーションツールとしても重要なものです。特に障害のある児童・生徒が使いやすいものでなければならないと思いますが、特別支援教育におけるICT活用について、どのように取り組んでいくのか伺います。 ◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 特別支援教育におけるGIGAスクール導入のメリットといたしましては、読み書きなど障害による困難さを抱えている児童・生徒に対しまして、ICTを効果的に活用することによって不便さを軽減することができることだと考えております。ICTの活用は、障害を持った児童・生徒はもちろん、全ての児童・生徒にとって効果が期待できるものと考えております。 ◆11番(櫻田誠子議員) 1人1台のコンピューター端末を持っての授業ということで、これまでに考えられないような広がりが持てるのではないのかなと思いました。 今回の新型コロナウイルスによる突然の学校の休業につきましても、女川町では学習塾との連携でオンラインを使った自宅学習を図っている新聞報道がありました。また、先日はテレビ報道で、休業中の児童・生徒の健康状態など、状況把握のためにタブレットによるホームルームなど、そのように様々な活用ができるようなものだなと思いました。今回のGIGAスクール構想についてのメリット、また展望について教育長に伺います。 ◎境直彦教育長 教育委員会の主要な事業の一つとして、子どもの未来づくり事業というところを進めているわけですが、その中には未来を生き抜く力の育成を図ると捉えて、一番最初にうたっております。その未来を生き抜く力というのは、社会の変化に主体的に対応できるということを一番最初に掲げております。それは、主要な事業の一つでもある情報化の推進に伴う形での、今回は国が整備をするということにきちっと対応した形でそれを取り組むことが子供たちの未来を生き抜く力の育成に直接的に関わっていくものだというふうに考えておりますので、それに従って今後とも整備方針をしっかり立てて取り組んでまいりたいと思っておるところでございます。 ◆11番(櫻田誠子議員) 5年までの計画ということでしたけれども、できればなるべくほかから後れを取らないように、またいいものを教材としてあてがっていただくようにお願いしたいと思います。 今グローバル化や人工知能、AIなどの技術革新が急激に進み、予測困難な時代を迎え、子供たちが自ら課題を見つけ、学び、考え、自分で判断し、行動し、よりよい社会や人生を開いていく力が求められています。ただいま教育長から未来を生き抜く力というお話がございましたが、令和2年から小学校中学年では外国語教育が導入され、プログラミング教育が必修化になるなど、社会の変化を見据えた新たな学びに進化していきます。今後の石巻市のために、日本、世界に羽ばたく大事な人材を育てるために、教育委員会のみならず、市を挙げての環境整備に取り組むことが重要と考えます。市長の見解を伺います。 ◎亀山紘市長 お答えいたします。 ついに1人1台時代が来たかというふうに感じております。石巻専修大学が平成元年に開学して、1人1台のコンピューターということでコンピューター教育を進めてきたわけですけれども、いよいよそれが小学校から導入されるということで、大きく変わっていく、時代が変わるというふうに思っております。そういった中でコンピューターの仮想空間といかに実空間をうまく調整していくかということも必要だというふうに思っておりますので、やはりコンピューター時代になっても自然に対する感覚とか、あるいは自然で学ぶというような姿勢は必要だというふうに思っております。 石巻市としても未来のこれからのAIとか、あるいはIoTというふうな時代になっていきますので、そういった人材を確保する意味でも、やっぱり教育現場での取組というのは非常に大事になってくると思います。そういった中で先生方にしっかり研修あるいはスキルアップしていただいて、そしてICTに対する子供の受け取りというのは非常に早いですので、それに負けないようにしっかりと取り組んでいただきたいと思います。石巻市の未来を担う子供たちがもっともっと世界に羽ばたくように、私としても取り組んでまいりたいと考えております。 ◆11番(櫻田誠子議員) それでは、2点目、子育て支援について伺います。 (1)、子育てハンドブックとアプリについて伺います。これまでも子育てハンドブック作成の際に、見やすいように、使いやすいようにと要望させていただいてまいりました。このたび示された第2期石巻市子ども未来プランに、いしのまき子育てハンドブック500部の作成配布数がありましたが、どのような内容で作成され、どのようにして配布されるのか伺います。また、その事業の中で母子健康手帳の記録から地域の子育て情報までをスマートフォンで見られる子育て支援アプリの導入を令和2年度から実施予定があります。私は、電子版の母子手帳の導入についても推進しておりましたので、詳細について伺います。 (2)、厚生労働省の人口動態統計によりますと、出生数に占める多胎児の割合は1980年の1.2%から、2018年は2.0%と増えています。また、多胎児の割合は出産時の母親の年齢が40歳から44歳では2.5%、45歳以上では6.2%に跳ね上がり、不妊治療の普及が背景にあると見られます。出産したカップルの100組に1組は多胎児で生まれているということです。先日伺ったお宅でも10月に生まれたかわいい双子がぐっすりと眠っておりました。厚生労働省では、成育基本法を踏まえた母子保健医療対策の推進として、地域における切れ目のない母子保健医療対策を推進するということで、2020年度から特に育児の負担が大きく孤立しやすい双子など、多胎児がいる家庭に対し支援事業を始めるということでした。多胎児の乳児期の授乳は1日に数十回にも及ぶこともあり、おむつ替えや夜泣きなども加わります。今は、核家族化や実家が遠いなど様々な状況もあり、外出などに際しても苦労している現状があります。そこで、石巻市における年間の多胎児出生数と今後の取組について伺います。   〔亀山紘市長登壇〕 ◎亀山紘市長 子育て支援についてお答えいたします。 多胎児の支援についてでありますが、多胎児の年間出生数につきましては、平成29年度におきましては8組、平成30年度は13組となっております。 次に、支援の取組につきましては、妊娠届出により把握した多胎妊婦に対し、早期に新生児訪問を行い、必要に応じて保健師が継続し訪問するなどの支援を実施しております。また、一部の子育て支援センターにおいては、ツインズデーを月2回設け、親子同士の交流や育児相談等を実施しております。今後につきましては、令和3年度から実施を予定しております育児ヘルパー事業におきまして多胎児に対する支援の在り方について検討し、母親への身体的、精神的負担の軽減に努めてまいります。 ◎津田淳一福祉部長 私から、子育てハンドブックとアプリについてでありますが、子育てハンドブックにつきましては毎年改善を図り、見やすく使いやすくなるよう工夫を重ねております。子育てハンドブックは、主に子育て支援関係者向けに配布しており、一般向けといたしましては市内の子育て関連施設などの情報を掲載したお産と子育てのリソースマップを作成し、配布しております。 また、電子版の母子手帳をイメージした子育て支援アプリにつきましては、子育て世代に普及率の高いスマートフォンやタブレット端末において、無料で利用できる子育て支援アプリを令和2年度に導入することとしております。アプリの内容といたしましては、母親の健康記録や子供の成長記録のほか、予防接種のスケジュール管理などの機能、さらには地域の子育て施設等のイベント情報の発信機能等を想定しており、子育て世代が最も活用するスマートフォンの特性を生かし、より効率的な情報発信ができるものと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆11番(櫻田誠子議員) それでは、再質問させていただきます。 今ガイドブックのお話を福祉部長から頂きました。(ハンドブックを示す)これがその子育てハンドブック、支援者向けの子育てハンドブックです。(リソースマップを示す)そしてまた、お産と子育てのリソースマップがこちらです。このように、最初はこういう大きい版がお母さんにも配られておりましたけれども、毎年改善されまして、このように若い人向けといいますか、使いやすいサイズのガイドブックになっております。 また、電子版の母子手帳をイメージした子育てアプリにつきましては、母子手帳交付の際など周知が必要だと思いますが、どのようにされるのか。また、来年度、令和2年度からということですが、いつ頃から使えるようになるのか。また、これから出産を迎える人のほかに、既に子育て中の方にも有効的と思いますので、広く周知すべきと思いますが、いかがでしょうか、伺います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 まず、来年度から実施を予定しておりますアプリの開始時期ということでございますが、4月から準備を進めてまいりますけれども、行政情報となりますので、庁内の関係課との調整のほか、子育て支援情報の収集や整理、それからデータ化ということが必要になりますので、目安としましては本年夏頃の開始というふうに予定をしております。 それから、こういったアプリを導入することについての周知を徹底すべきだというところについては、御指摘のとおりだというふうに思っております。今後につきましては、母子手帳交付時であったりとか、乳児健診であったりとか、それから保育施設とか様々な場面でそういった導入をするということの周知は図ってまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(櫻田誠子議員) では、周知方よろしくお願いいたします。 また、以前提案させていただいておりました祖父母手帳につきましても来年度配布する予定ということなのですけれども    (手帳を示す)こちらは愛知県半田市の祖父母手帳でございます。この中、ちょっと判が大きいのですが、A5判で24ページで作られております。その中に、「今の子育てを理解してもらい」と、この今の時代ということが大事なのです。ママ、パパ世代に喜んでもらえるようなサポートをしてもらうことを目的に作成し、無償配布をしております。どのような内容で、またどのように祖父母に手渡すのかお聞きいたします。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 祖父母手帳につきましては、今議員のほうからも御紹介がございましたとおり、孫育てとして祖父母が育児をサポートするときの新しい知識を習得するためのハンドブックとして活用していただきたいというふうに思っております。こういった手帳を見ることによりまして、世代の違いの子育ての部分の理解というものが進むというふうに思いますし、それから祖父母と父母のほうの関係性ということにつきましてもお互いが理解できていくものというふうに思っておりますので、こういった手帳を配布しながら家庭の中で子育てがうまくつながるような形を進めてまいりたいというふうに思っております。 それから、この手帳を今後につきましても子育て支援センターであるとか、あるいは保育所であるとか、各施設のほうに配布を予定しておりますし、それからささえあいセンターで実施予定というふうにしておりますけれども、祖父母向けの子育て講座というものを開催したいというふうに思っておりますので、こういった講座のテキストとしても活用しながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(櫻田誠子議員) また、5月にオープン予定の(仮称)ささえあいセンターにも子育ての様々な悩みなどを相談するスペースを設けてあるようですが、伺います。 また、悩みのみならず、子育て中の親子が気軽に訪れやすいように、環境整備とともに周知をすべきと考えますが、いかがでしょうか、伺います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 ささえあいセンターのほうにつきましては、子育て世代の包括支援センターを設置する予定というふうにしております。こちらのセンター内には遊具を配置しますので、子供を遊ばせながら気軽に相談できるという環境、それから読み聞かせなどができるように絵本の配置などもしますので、そういったことのついでということ、それからあと子育て支援事業というもので、いろいろ事業展開も予定しておりますので、そういった事業に参加しながら相談も受けていくということができるというふうに思います。 それから、様々子育てだけではなくて複雑な課題ということも抱えられている方もいらっしゃるというふうに思いますので、そういった方につきましては福祉まるごと相談の窓口もございますので、そういったところと連携しながら、相談にスムーズに行けるように支援をしてまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(櫻田誠子議員) いろいろと今までにない取組もいっぱい混ぜ合わせてということで、ささえあいセンターのオープンが楽しみだなと思っております。 また、子供が欲しくてもできにくい方など不妊治療の助成を行っておりますが、申請件数など石巻市の現状について伺います。 ◎守屋克浩健康部長 お答えいたします。 本市の特定不妊治療費助成事業の現状でありますが、平成29年度は46組の御夫婦に延べ80件の助成を行っております。また、平成30年度は62組の御夫婦に延べ101件の助成を実施いたしました。そのうち男性不妊治療費に対する助成については平成29年度は1件、平成30年度は3件となっております。 ◆11番(櫻田誠子議員) 不妊治療している方にお話を伺いました。特に治療は心身ともに大変な状況があります。先ほどの今年度開設される子供を育てる方へのアプリでの情報提供も始まることはいいことだと思います。これは、子供ができて、喜びの中で見るアプリでございますが、今現に子を望む世帯への妊活支援情報の提供も北九州市や東京都などでは必要と考え、サイトの開設を行っております。今お話ですと、平成30年度は62組の御夫妻で101回というお話がございました。そのような申請があるとしますと、そういった方々への情報提供と寄り添いが必要かと考えますが、いかがでしょうか、伺います。 ◎守屋克浩健康部長 先ほど子供を持った方、子育て中の方のアプリということで、今回は特定不妊治療とかで、まだ妊娠をされていない、ただ子供が欲しいという御夫婦へのアプリ活用でのいろいろな情報の周知ということだと思います。そのアプリの有効な利活用につきましても、今後子育てのアプリとコラボしてやれるかどうかとか、いろいろな手法について研究してまいりたいと思います。 ◆11番(櫻田誠子議員) 今不妊治療をされている数をお聞きいたしました。その中でも、例えば何度か妊娠はしますが、出産に至らない不育症もございます。不育症も何回か質問させていただいておりますが、まず検査をすることが重要と考えますが、今後検査費用の助成も考えていただきたいと思います。子育てしやすい石巻市にしていただくよう御検討をお願いしたいと思います。 次に、多胎児の支援について伺います。今年度13組の双子が生まれているということで、仲よくそろって寝ている姿はかわいいの一言ですが、大体同じタイミングでの授乳やおむつ替え、夜泣きなど、お母さんの寝る時間は限られ、毎日寝不足が続きます。核家族化等の問題から特に孤立しやすく、産前も早産傾向があり、予定日前の入院の必要性や、産後で育児等の負担が多い多胎児妊産婦の支援をするための産前産後サポート事業に支援をするように求められております。来年度実施予定の育児ヘルパー事業と併せてということですか、ヘルパーに対して多胎児の研修も必要になってくるかと思いますが、いかがでしょうか、伺います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 ただいま議員のほうから御紹介ございました育児ヘルパーの派遣事業につきましては、令和3年度から実施を予定して準備を進めてまいりたいというふうに考えております。このヘルパー事業につきましては、家事支援、それから育児支援という形で支援をヘルパーのほうにやっていただくということですが、議員お話しのとおり多胎児の御家庭につきましては通常より倍以上の負担がかかるということもございます。そういったことから、多胎児支援という部分につきましては、通常業務以外でもいろいろ学ぶべきことも多かろうというふうに思いますので、実施に当たりましてはそういった部分につきましても研修をしていただいて、実施に向けて努めてまいりたいというふうに思っておりますし、それからただいま御紹介のありました産前につきましてもいろいろと支援が必要だということになりますので、先ほど御答弁申し上げましたとおり、産前、妊娠期のほうから相談があれば、訪問しながらいろいろ支援に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(櫻田誠子議員) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 多胎児家庭を支援するためには、同じような多胎児の育児経験者家族との交流会の開催や、多胎児経験者による相談支援事業の実施や、多胎児ピアサポート事業について取り組む必要があるのではないかと思いますが、伺います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 先ほど多胎児の分のツインズデーということで、市内の一部の保育所で実施をしているという御紹介をさせていただきましたけれども、こういった中で、残念ながらツインズデーを実施している子育て支援センターは1か所のみで、月2回ほど実施をされているということでございます。こういった中では当然交流事業もやっておりますし、相談ということも実施をされております。ただ、今議員御提案のとおり、ピアサポート事業として多胎児を子育てした経験のある方が相談対応するということが実践により結びつくものというふうに思いますので、こういった事業につきましてもやはり進めるべきだというふうに考えておりますし、ささえあいセンターの事業の中でこういったピアサポート事業等の実施ということについても検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(櫻田誠子議員) 平成18年第3回定例会で質問させていただきました任意接種でありましたロタワクチンの接種費用についてでございます。その折、接種するのに3万円かかるというお話をさせていただき、助成について、子育て支援の面からもすべきだと要望させていただきました。その折に市長から、子供の安心、安全を図るためにも、やはりある程度助成していくことは必要だという御答弁を頂いておりました。今年10月から国においてのロタワクチン定期接種が始まりますけれども、4月から半年間は対象になりません。多胎児ですと3掛ける2で6万円の出費になります。4月から9月までの助成が必要と考えますが、市長に伺います。 ◎亀山紘市長 時期の問題については、ちょっとまだ私もどのように対応するかということが理解できておりませんので、調査研究をさせていただきたいと思います。 ◆11番(櫻田誠子議員) それでは、ぜひ検討していただきたいと思います。 産後ケア実施に向け、これまでも質問してまいりましたけれども、令和3年度実施に向け、ニーズ調査を行うとの代表質疑での答弁でした。調査はどのように行うのか、またニーズ調査を基に宿泊型、デイサービス型、アウトリーチ型と決めるのか伺います。 ◎守屋克浩健康部長 お答えいたします。 本市では、安心して産み育てることができるよう産後ケア事業を検討しておりまして、ニーズを把握するために既にアンケート調査を実施いたしました。調査の内容は、育児に関する心配や悩みについて、そして産後ケア事業の先ほど議員がおっしゃった日帰り型、それから訪問型、宿泊型と3つの型がありますので、その型のどのサービスを利用したいのか、それからまた1回につきどのくらいの自己負担額なら利用したいかというところを調査しております。 調査結果としましては、ゼロ歳から1歳1か月のお子様を育児中のお母様303名の方から回答を頂きまして、結果は日帰り型の利用の希望が最も大きいという内容でした。利用したい理由としては、育児疲れを何とかしたいとか、育児の相談をしたいとかということが多かったようです。今後は、必要な方々がサービスを有効に利用できるように、事業の内容を具体的に検討してまいりたいと考えておりますので、御理解願います。 ◆11番(櫻田誠子議員) 日帰り型が多いということでございましたので、ぜひその方向でもまた柔軟にいろいろ検討していただきたいと思います。 公明会の代表質疑において、産後ドゥーラの質疑がありました。産後鬱の予防に産後ケアが必要となっておりますが、先ほど日帰り型が多いということでございましたが、あまり家庭内に入られるのを好まない傾向があります。関わりを持ち、ヘルパー事業で家庭に入っていくには努力が必要です。また、困難な出産をするような方にとっては、本来であれば訪問型でしっかり家庭内に入っていろいろとサポートしてあげることが必要だと思いますけれども、なかなか入っていくのが難しいというお話がございます。そのために、そういう産後ケアを実施するに当たり、産後ドゥーラもぜひ参考にしていただきたいと思います。その後、産後ドゥーラについて確認されたのか伺います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 今議員から御紹介のございましたとおり、施政方針の中で育児ヘルパーだけではなくて産後ドゥーラのほうの活用ということについても公明会のほうから御提案を頂いております。産後ドゥーラの実態としましては、資格を持っている方が県内にお二人ということで、現在仙台市のほうにお住まいの方ということで、議員御紹介のとおりこの資格につきましては民間の団体がきちっとした専門知識があるということで認定をしたものでございますので、こういった産後ドゥーラという方が専門的にその支援に当たるということについては有効だというふうに考えておりますけれども、先ほど申しましたとおり県内でお二人の有資格者のみということで、実際の活用がどのようにされているかということの調査研究が必要だろうというふうに思っておりますし、まずは育児ヘルパーというところで産前産後のほうのケアというものを優先的に考えて進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆11番(櫻田誠子議員) 今県内でも2人というお話がございました。今年度、21期生でしたけれども、3人目の資格者がおります。その3人目となられた方の実母が産後鬱から自死されたそうです。そのために産後鬱で苦しんでいる人のためになりたいと決意し、21期生としてこのたび資格取得されました。先ほどの育児ヘルパーの事業にも、例えば研修にこの産後ドゥーラを招いて、いろいろ教えていただくことも必要だといいますか、そういう研修もあったほうがいいのではないかなと思いますので、今後検討していただきたいと思います。 岩沼市の担当課長は、「一人でも産後ケアのおかげで救われたと喜んでいただくことが大事だ」と言われておりました。先ほどお聞きしましたら、日帰り型で皆さん多く希望しているということでございましたので、産後ケアを実施するに当たりましては、国から産後健診の健診費用についても2回ほど補助されると聞いております。産後鬱を予防するための産後健診の健診費を2回について補助されると聞いておりますが、併せて伺います。 ◎守屋克浩健康部長 お答えいたします。 産婦健康診査につきましては、産婦の身体機能の回復、それから授乳状況や精神状態の把握によりまして、先ほど議員がおっしゃった産後鬱だとか、それから新生児への虐待を予防することを目的に、産後2週間ないしは産後1か月など、産後間もない時期の産婦さんを対象に健診費を助成するものでございます。産後ケア事業を実施することで、国のほうから補助対象となる事業でございますので、今後産科の医療機関と協議が必要ですので、その協議の上、産後ケア事業と併せて検討していきたいと思っております。御理解願います。 ◆11番(櫻田誠子議員) では、よろしくお願いしたいと思います。 3、健康対策について伺います。(1)、3月1日から3日の桃の節句を挟み、国連の国際女性デーの8日まで、厚生労働省や地方自治体、関係団体が協力し、女性の健康づくりに関する世論を喚起しております。女性は、男性よりも平均寿命が長く、平均寿命と健康寿命との差である日常生活に制限ある期間も男性に比べて長くなります。がんの原因では喫煙が最も多い男性に対し、女性は子宮がんを招くHPVなどのウイルスや細菌の感染が最多になっております。以前は、がんイコール死を意味した時代もありましたが、今はがんとともに生きる時代になっています。そのためにも早期発見、早期治療が重要であります。昨年10月には、15歳から39歳までのAYA世代と言われる若いがん患者の8割を女性が占めていることも判明しています。そのことは、妊娠や出産の時期が闘病と重なる人もいるということになります。石巻市におきましても検診受診率の向上に向け努力しているところでありますが、乳がん、子宮頸がんの検診の受診状況と傾向について伺います。 (2)、現在検診車での胃部エックス線で行われている胃がん検診状況について伺います。 ◎守屋克浩健康部長 私から、健康対策についてお答えいたします。 初めに、乳がん、子宮頸がん検診の受診状況と傾向についてでありますが、本市の平成28年度から昨年度までの乳がん検診受診率は15.6%から14.6%と減少傾向にあり、子宮頸がん検診受診率は20.1%から20.3%とほぼ横ばいとなっております。 次に、胃がん検診受診状況についてでありますが、平成28年度から昨年度までの受診率は10.5%から10.3%とほぼ横ばいとなっております。今後は、受診率向上を目指し、がん検診の重要性について、市民に分かりやすく効果的な啓発を図るとともに、受診しやすい環境整備の充実に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆11番(櫻田誠子議員) ただいまの御答弁で環境整備の充実についてということでお話がございましたが、これまでも検診率向上のために取り組んでこられたと思います。今は、来年度に向け検診申込みも行われておりますが、現状について伺います。 ◎守屋克浩健康部長 お答えいたします。 検診の申込みの状況ということでよろしいでしょうか。令和2年度の検診申込みは、1月9日に通知を発送しておりまして、提出期限を1月31日に設定して回収しております。1月31日以降も随時受付を行っておりまして、現在もはがきの返信や電話での申込みがございます。令和2年度分として、発送数は11万5,868件になります。2月20日現在になりますが、回収は6万9,094件で回収率59.6%でございます。 ◆11番(櫻田誠子議員) 約6割の方が返信をされたということで、4割の方はそのままということになってしまうわけです。でも、今健康部長のお話ですと受け付けているということでしたので、しっかり自分の健康管理のために受けていただければなと思います。 次に、乳がん治療に伴い、ウィッグ、または乳房補正具の購入助成事業の必要性を訴え、石巻市におきましても助成金事業が行われておりますが、利用実績について伺います。また、乳がん検診の内容と傾向性について伺います。 ◎守屋克浩健康部長 医療用のウィッグ、それから乳房の補正具の購入費の助成金の交付事業の件だと思いますが、この事業の現状ですが、平成30年度はウィッグのほうと合わせてになりますが、かつらのほうと乳房補正具合わせて59件の助成を行っております。令和元年度は、2月末現在で34件の助成を行っております。 それから、乳がん検診の状況ということで、乳がん検診は今超音波検査だとか、それからマンモグラフィを活用した検診になっております。 ◆11番(櫻田誠子議員) 今現状をお聞きしました。かなり数も多いのだなということで確認させていただきました。今乳がん検診におきましては、病院での触診がなくなりました。マンモグラフィ、また若い世代では超音波だったでしょうか、その検診以外でも月に1回の自己診断が必要と言われています。(グローブを示す)そこで、他の自治体でも自己啓発の意識づけのために配布している、これマンモグローブと申します。裸になった段階で、これを自分で触ってみて、滑りがいいので、胸のしこりだとかを発見できるというものになっているものでございますが、検診年齢になった35歳の方に配布するのもよろしいのではないかと思いますが、伺います。 ◎守屋克浩健康部長 お答えいたします。 マンモグローブという今議員がお示しになったものにつきましては、自己触診の補助用具として自己診断がしやすくなるものでございます。あくまでも自己診断の補助用具でございまして、超音波検査やマンモグラフィといったそういうことの検診に代わるものではございません。うちのほうでも価格、税込みで1セット当たり5枚入りで2,750円程度と使い捨て用具としてはちょっと高額だったということと、それから乳がん検診には代わるものではないということでございまして、以上のことから今のところ配布につきましては難しいものと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ◆11番(櫻田誠子議員) なかなか難しいというお話でございましたが、乳がん検診の折に、自分で触ってみるということをしっかりと意識づけるということも必要だと思いますので、なお重ねてお願いしたいと思います。 子宮頸がんの検診率も横ばい状況ですが、子宮頸がんは年間約1万人が罹患し、約2,800人が死亡しており、患者数、死亡数とも近年増加しております。特にほかの年齢層に比較して、20歳から40歳代の若い世代での罹患が増加しているのです。子宮頸がんの検診は20歳からを対象にしておりますが、若い女性ですとなかなかがん検診を受けづらいと思います。 今年度子宮頸がんワクチンを接種した人の人数を伺います。また、現在子宮頸がんワクチンについては積極的勧奨は控えている状況ではありますが、定期接種であることからも接種対象者へのリーフレット配布など、正しい情報を提供し、接種するかしないかを決めていただく努力をしなければならないと思いますが、どのようにお考えでしょうか、伺います。 ◎守屋克浩健康部長 お答えいたします。 子宮頸がんの予防接種につきましては、話題になりましたように国のほうでも副反応があるということで、積極的な勧奨はしていないところでございますけれども、パンフレットはございまして、窓口に来た際には保健師等から説明は丁寧にさせていただいております。 また、市報やホームページなどによりまして、対象者や、それから接種方法などについての情報提供もさせていただいているところでございますので、御理解願います。 ◆11番(櫻田誠子議員) 積極的な勧奨はしませんが、教える、知らせる努力はしなければならないと思いますので、ホームページ等でももう少し見やすく、皆さんが分かりやすいようにしていただければと思います。 また、血液のがんと言われる白血病の治療のための骨髄を提供するドナーへの支援助成事業も2年を迎えました。昨年第1回定例会で骨髄移植を受ける側の支援について話をしました。移植を受ける際に自己免疫をなくすので、その後一つ一つの予防接種を自費で接種しなければなりませんが、高額になるため、助成をすべきと要望させていただきました。その際、検討するとの御答弁でございましたが、その後について伺います。 ◎守屋克浩健康部長 お答えいたします。 造血幹細胞移植後、ワクチンの再接種費用の助成ということでございますが、令和2年度から実施する市町村に対して県が助成する予定ということも伺っております。本市では、県のほうで実施する方向での調査がありまして、そのときにはうちのほうでも県が実施するのであれば、市のほうでも同じように実施しますというふうに回答はしております。今、制度実施に向けて準備中の内容でございますので、御理解願います。 ◆11番(櫻田誠子議員) では、よろしくお願いいたします。 胃がん検診について伺います。先ほども受診率向上のために環境整備をして、それでいて検診率が向上せずに横ばい状況であるのであれば、もっと積極的な取組が必要ではないでしょうか。医師会との協議とかはしているのでしょうか、伺います。 ◎守屋克浩健康部長 胃がん検診、うちのほうではバリウムを飲んでのレントゲンの内容でやっておりますが、今議員がおっしゃったのは内視鏡での検診ということだと思います。国のほうでは、内視鏡胃がん検診では50歳以上が2年に1回、バリウムだったら毎年40歳以上という指針がございまして、うちのほうでも石巻市医師会のほうといろいろとお話はさせていただいているのですけれども、一般診療しながら検診を行うことはなかなか厳しいというお答えは頂いておりまして、内視鏡検査での検診ということは市内の医師会の診療所に行ってやるというのはなかなか厳しい、一般診療でいっぱいですというようなお答えは頂いているところでございます。 ◆11番(櫻田誠子議員) なかなか市内の開業医の方の受入れが難しいということでございましたけれども、以前質問した折に石巻市立病院でのそういったときの受入れも時期が来れば可能であるという御答弁を頂いておりますが、石巻市立病院での胃カメラの検診等はできるのでしょうか、伺います。 ◎椎葉健一病院局長 検診業務に関しては、今のところ人間ドック及び特定健診等に付随して申込みがあれば対応するということになっています。ただ、内視鏡医、常勤医は医師1人、そして月、火、水、木、金ありますけれども、大半が東北大学からの派遣医師による検査をやっています。したがって、集団検診ということで行うというキャパシティーとしては今のところは不足、かなり厳しいと思います。 内視鏡検診に関しては、仙台市等も特定の医師会の協力で結構大変苦労されているようだし、あと対がん協会が行うということであっても地域を限定して、今のところトライアル的にしかできていないというのが現状のようです。そういう状況になっています。 ◆11番(櫻田誠子議員) 今病院局長から地域を限定してやっているところもあるというお話でした。仙台市でも今年実施をいたしまして、その結果は内視鏡の申込者数1万6,188人、そして受診者数が7,664人、その7,664人の内訳では過去3年間で胃部エックス線検査を受けたことがない、3年間検診を受けたことのない、受診歴のない人が3,050人、これは新たな受診者です。それから、胃部エックス線からの移行者も4,614人が胃カメラのほうに動いたということでございます。皆さんバリウムを飲む胃がん検診は大変苦痛を伴うものなので、そういう移行があったのだと思います。 ちなみに、市長に伺います。市長は、胃部エックス線の胃がん検診を受診されたことはございますか、伺います。 ◎亀山紘市長 胃がん検診の場合には、人間ドックで診ていただいておりますけれども、胃の検査についてはバリウムを飲むと後が大変ですので、内視鏡で検査をしていただいております。 ◆11番(櫻田誠子議員) 今市長からバリウムを飲むのも大変ですというお話がございました。また、高齢の方でレントゲン台での方向を変えるときの大変さとか、逆さになったりしますので、そしてまたバリウムを排出するのも大変だということで、私の知り合いも胃がん検診は受けたくないということでお話がございました。 アメリカの人気女優、アンジェリーナ・ジョリー、通称アンジーが2013年、将来の乳がん予防のための乳房切除をしたことが大きく取り上げられました。日本でも来月4月から遺伝性のがんの事前切除の保険適用が始まります。先日かかりつけの病院の掲示板に、血液検査で胃がんの主原因と言われるピロリ菌の感染の有無と胃粘膜の萎縮度を組み合わせ胃がんのリスク度の判定ができますと、料金と併せて掲示してありました。先ほどの胃内視鏡検査、先ほど病院局長からあったように例えばやり方を考えるなどして、それと併せて検診の在り方を受診者が選択できるようにすべきではないでしょうか、伺います。 ◎守屋克浩健康部長 お答えいたします。 胃がん検診の在り方だとか、今遺伝性のがんの保険適用が来年度の4月からということで、いろいろな受診の手法、市民の方々のニーズに応えてということで、バリウムを飲むのもひどいし、出すのもひどいというのは私も随分経験をしております。いろいろ研究はしなくてはなりませんが、先ほども申し上げましたように、今度は医療機関の受入れということもございますので、これについては引き続き研究をさせていただきたいと思いますので、御理解願います。 ◆11番(櫻田誠子議員) 宿題ですが、胃カメラの検診は本当に何回か質問させていただいておりますが、なかなかハードルが高いのだなと実感しております。でも、市民の皆さんがやはり受けやすい環境をつくっていくのも必要ではないかなと思いますので、汗を流していただきたいと思います。 誰でも健康でいたいと思っています。その反面、自分は大丈夫という気持ちもあります。しかしながら、年齢を増すごとに様々な病気が発症しやすくなってきますことからも、ぜひ市民の皆様には検診を受けていただきたいと思います。 この3月で定年をお迎えの皆様、震災から9年、定年間際の新型コロナウイルスによる混乱など、心身ともにお疲れのことと思います。この震災から9年間、職員の皆様、大変お疲れさまでございました。どうぞお体に御留意され、これからも石巻市のために、そしてまたお住まいの地元で成り手に困っている町内会役員などに率先して手を挙げていただきたいと思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(木村忠良議員) 以上で11番櫻田誠子議員の質問を終わります。 △日程第3 第3号議案石巻市行財政改革推進委員会条例 △日程第4 第4号議案石巻市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進会議条例 △日程第5 第5号議案石巻市総合交通戦略審議会条例 △日程第6 第6号議案石巻市プロポーザル選定委員会条例 △日程第7 第7号議案石巻市ささえあいセンター条例 △日程第8 第8号議案石巻市地域福祉委員会条例 △日程第9 第9号議案石巻市老人ホーム入所判定委員会条例 △日程第10 第10号議案石巻市地域密着型サービス運営委員会条例 △日程第11 第11号議案石巻市健康増進計画推進委員会条例 △日程第12 第12号議案石巻市土地改良施設管理条例 △日程第13 第13号議案石巻市雄勝地域拠点エリア条例 △日程第14 第14号議案石巻市十八成浜ビーチパーク条例 △日程第15 第15号議案石巻市旧北上川堤防利活用協議会条例 △日程第16 第16号議案石巻市中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例 △日程第17 第17号議案石巻市空家等の適切な管理に関する条例 △日程第18 第18号議案石巻市立病院倫理委員会条例 △日程第19 第19号議案石巻市交通安全指導員条例を廃止する条例 △日程第20 第20号議案石巻市雄勝森林公園条例を廃止する条例 △日程第21 第21号議案石巻市表彰に関する条例の一部を改正する条例 △日程第22 第22号議案石巻市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の一部を改正する条例 △日程第23 第23号議案石巻市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例 △日程第24 第24号議案石巻市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例 △日程第25 第25号議案石巻市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 △日程第26 第26号議案石巻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 △日程第27 第27号議案石巻市公共物管理条例の一部を改正する条例 △日程第28 第28号議案石巻市立学校設置条例の一部を改正する条例 △日程第29 第29号議案石巻市桃生スポーツ施設条例の一部を改正する条例 △日程第30 第30号議案石巻市老人憩の家条例の一部を改正する条例 △日程第31 第31号議案石巻市介護保険条例の一部を改正する条例 △日程第32 第32号議案石巻市印鑑条例の一部を改正する条例 △日程第33 第33号議案石巻市都市公園条例の一部を改正する条例 △日程第34 第34号議案石巻市震災復興土地区画整理事業施行に関する条例及び石巻市被災市街地復興土地区画整理事業施行に関する条例の一部を改正する条例 △日程第35 第35号議案石巻市道路占用料条例の一部を改正する条例 △日程第36 第36号議案石巻市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 △日程第37 第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算 △日程第38 第38号議案令和2年度石巻市土地取得特別会計予算 △日程第39 第39号議案令和2年度石巻市水産物地方卸売市場事業特別会計予算 △日程第40 第40号議案令和2年度石巻市市街地開発事業特別会計予算 △日程第41 第41号議案令和2年度石巻市国民健康保険事業特別会計予算 △日程第42 第42号議案令和2年度石巻市後期高齢者医療特別会計予算 △日程第43 第43号議案令和2年度石巻市介護保険事業特別会計予算 △日程第44 第44号議案令和2年度石巻市病院事業会計予算 △日程第45 第45号議案令和2年度石巻市下水道事業会計予算 △日程第46 第46号議案財産の無償譲渡について
    △日程第47 第47号議案財産の無償譲渡について △日程第48 第79号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第7号) △日程第49 第80号議案令和元年度石巻市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号) △日程第50 第81号議案令和元年度石巻市下水道事業特別会計補正予算(第4号) △日程第51 第82号議案令和元年度石巻市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第2号) △日程第52 第83号議案令和元年度石巻市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号) △日程第53 第84号議案令和元年度石巻市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第3号) △日程第54 第85号議案令和元年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算(第4号) △日程第55 第86号議案令和元年度石巻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) △日程第56 第87号議案令和元年度石巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) △日程第57 第88号議案令和元年度石巻市介護保険事業特別会計補正予算(第3号) △日程第58 第89号議案令和元年度石巻市病院事業会計補正予算(第4号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第3第3号議案石巻市行財政改革推進委員会条例から日程第58第89号議案令和元年度石巻市病院事業会計補正予算(第4号)まで、以上56議案を一括議題といたします。本56議案の審査について各常任委員長から報告を求めます。初めに、総務企画委員長の報告を求めます。9番。   〔総務企画委員長遠藤宏昭議員登壇〕 ◎総務企画委員長(遠藤宏昭議員) ただいま議題となりました56議案中、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果について御報告申し上げます。 付託されました13議案は、去る3月2日、委員会を開催し、慎重審査の結果、お手元に配付の議案審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決した次第であります。以下、主な質疑の概要を申し上げます。 初めに、第19号議案石巻市交通安全指導員条例を廃止する条例では、有償ボランティアへの移行経過及び今後の名称について質疑があり、法改正に伴い、これまで非常勤特別職としていた交通安全指導員の身分を有償ボランティアと会計年度任用職員の2通りで検討したところ、交通安全指導員及び交通安全指導隊の業務には有償ボランティアが有効、かつこれまでどおりの活動ができることから有償ボランティアに移行することとした。名称については、交通安全指導隊という名前を継続する予定である旨、答弁がありました。 また、成り手不足への対応について質疑があり、地域の交通安全普及活動、街頭指導等には交通安全指導隊員による力が一番重要と考えているため、交通安全指導隊と協議しながら人員確保に努めたい旨、答弁がありました。 次に、第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算、歳出、2款総務費、1項総務管理費、6目企画費、ICT関連事業推進費では、RPA利活用業務の選定基準及び業務委託の内容について質疑があり、昨年10月に対象業務の調査を実施し、10課から69業務の回答があった。庁内業務は、手書きの書類を受け取り、データ化しての処理が大半であり、RPAはそういった業務を自動化するところで効果を発揮するため、対象業務から業務量、従事時間及び担当課のニーズを考慮し、導入が効果的に見込める5業務を選定した。業務委託については、運用状況等を踏まえ、RPAがどの部分で威力を発揮できるのかの調査も含め実証していく内容である旨、答弁がありました。 また、本格移行となった場合の業務委託の必要性について質疑があり、RPAで動くシナリオは一度作成すると運用が変わらない限り使用できるが、運用変更の場合を想定した担当課によるシナリオの維持管理の可能性も今回調査し、維持管理が難しい場合には業者委託について検討したい旨、答弁がありました。 あわせて、対象業務の拡大について質疑があり、本格導入となった場合には、他業務での活用可能性についても調査は継続していきたい旨、答弁がありました。 次に、2款1項11目国際交流費、国際交流推進費では、温州市との経済交流について質疑があり、昨年の30周年記念事業で温州市を訪問した際に、今後の経済交流の提案と協議をしている。国同士の経済交流では、整理をしていかなければならない部分がかなりあるため、情報共有をしながら、きっかけを切り開き、そこから経済交流を進めていきたい旨、答弁がありました。 次に、9款消防費、1項消防費、3目消防施設費、河北消防署建設事業費では、河北消防署の現状について質疑があり、供用開始から47年が経過し、天井からの雨漏りやカビの発生が進んでいる。また、緊急出動の際の動線に困難が生じている旨、答弁がありました。 さらに、建設に向けてのスケジュールについて質疑があり、令和2年度が地質調査、令和3年度に基本設計及び実施設計、令和4年度から令和5年度にかけて建設という計画である旨、答弁がありました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 次に、環境教育委員長の報告を求めます。3番。   〔環境教育委員長髙橋憲悦議員登壇〕 ◎環境教育委員長(髙橋憲悦議員) ただいま議題となりました56議案中、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果について御報告申し上げます。 付託されました5議案は、去る3月3日、委員会を開催し、慎重審査の結果、お手元に配付の議案審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決した次第であります。以下、主な質疑の概要を申し上げます。 初めに、第28号議案石巻市立学校設置条例の一部を改正する条例では、門脇中学校及び石巻中学校の統合スケジュールについて質疑があり、統合は令和3年4月を目標としている。昨年11月に両校の校長及び父母教師会会長などを委員とした統合準備委員会とその下部組織に教職員及び保護者を中心とした各専門部会を設置し、統合に向けた調査、検討、協議を進めている。今後は、本年12月あるいは来年1月を目標に各行事のスケジュールを決定し、来年3月の門脇中学校の閉校式、その後の引っ越し作業を終えて、4月に石巻中学校に統合する旨、答弁がありました。 あわせて、今後の石巻市立の小中学校の学区編成について質疑があり、昨年11月に計画期間10年の石巻市立小中学校学区再編計画を策定し、今後10年間において各学年1学級が見込まれる旧市の小学校、複式学級の編成が見込まれる旧町の小学校及び全学年1学級が見込まれる中学校をそれぞれ検討するため、地域との懇談を踏まえ、合意形成を図りながら進めていきたい旨、答弁がありました。 また、門脇中学校と石巻中学校との合同による部活動について質疑があり、各種大会の参加ということになると、規定上、新年度は参加できないことになっているものの、統合後の大会参加を見据えて交流活動として両中学校で準備していく旨、答弁がありました。 さらに、閉校後の門脇中学校の校舎、体育館及び校庭の利活用について質疑があり、現時点では未定であるが、校舎については隣接の石巻中学校は老朽化が進んでおり、改修工事が行われる際は仮校舎として代替活用するほか、その後の門脇中学校の利活用が決まるまでの間、体育館、校庭は部活動での使用を検討してもよいのではないかと考えている旨、答弁がありました。 次に、第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算、2款総務費、3項戸籍住民基本台帳費、1目戸籍住民基本台帳費、窓口証明関係費では、民間委託後の窓口業務の現状について質疑があり、昨年8月1日から開始している民間委託については、11月に窓口来庁者にアンケートを実施し、その結果約9割が親切丁寧な対応だったとの答弁があり、委託当初と比較して、窓口での苦情件数は減少したが、ゼロではなかったことから、今後は苦情ゼロを目指して、委託先の指導管理を徹底していきたい旨、答弁がありました。 また、苦情への対策について、窓口対応職員には接遇における傾聴力を養い、来庁者の事情に合わせて対応していくこととし、苦情があった際は、その日のうちに反省会を実施し、月に1度は事務ミスの点検を行い、その対応について委託先と協議しながら解決策を見いだしている旨、答弁がありました。 次に、4款衛生費、2項清掃費、1目清掃総務費、清掃総務関係費では、ごみ集積所設置支援事業の内容について質疑があり、ボックス型や折り畳み型のごみの飛散防止対策を講じた集積所を設置する町内会に補助金を助成する事業である旨、答弁がありました。 また、市街地における集積所設置について質疑があり、市街地では集積所設置の敷地を確保することが困難であるため、今回の補助金制度を契機に町内会においてごみ集積所の在り方について再考を願い、設置場所には民有地や公園等の公共用地が考えられるため、安全面も考慮に入れ、町内会や関係部署と連携を図りながら進めていきたい旨、答弁がありました。 次に、10款教育費、1項教育総務費、8目東日本大震災関係費、スクールカウンセラー配置事業費では、スクールカウンセラーの任用数について質疑があり、小・中・高校を合わせて36名である旨、答弁がありました。 今回の新型コロナウイルス感染防止対策により、急遽学校生活を終えることとなった児童・生徒のメンタルケアとしてのスクールカウンセラー増員の考えについて質疑があり、臨時休業により卒業式は例年どおり行えないが、子供たちが確実に修業できるように各校に指示しているところである。今年度については、毎日ではないが、全ての小・中・高校にスクールカウンセラーを配置できている状況であり、児童・生徒だけでなく、保護者や教員に対してもカウンセリングを行えている状況であることから、来年度以降も現状の人員で対応できるものと考えている旨、答弁がありました。 次に、10款2項小学校費、4目東日本大震災関係費、被災児童通学支援事業費では、当該事業の内容及び利用児童数について質疑があり、事業内容は、通学路安全対策として湊小学校のスクールバス運行及び祝田地区の万石浦小学校のタクシー運行である。また、利用児童数については、スクールバス利用者は42名であり、タクシー利用者は1名である旨、答弁がありました。 あわせて、来年度以降の事業継続について質疑があり、国からの支援を受けて実施しているところであるが、現時点での国からの通知はない状況である旨、答弁がありました。 次に、10款4項高等学校費では、桜坂高校における網戸設置の状況について質疑があり、エアコン未設置の普通教室に網戸の設置を検討していたが、特注品であり、費用が高額となるため、今後検討していきたい旨、答弁がありました。 また、費用がかさむのであれば、計画的な予算措置が必要ではないかとの質疑があり、特注品の網戸は既製品に比べて高額になるが、エアコンの設置を考えれば安価となることから、今後検討し、関係部署と協議していきたい旨、答弁がありました。 なお、本件については、委員から意見が出され、小中学校にエアコンが設置されているのであれば、高校にも設置すべきであるが、国の補助金メニュー外とされていることから、網戸対策が適当であるとの当委員会の認識であったことを踏まえ、今後その進捗状況について当委員会に報告することを当局に要請いたしました。 次に、第79号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第7号)、10款教育費、2項小学校費、2目教育振興費、小学校教育用コンピューター関係費では、当該予算の減額理由について質疑があり、入札により予算に対する請負代金に差が生じたためではあるが、入札が不調となるなど契約締結が進まなかったことによるものである旨、答弁がありました。 あわせて、入札の状況及び契約の履行状況について質疑があり、入札状況については、第1回目の入札は昨年6月20日に行い、落札した業者は株式会社SK2石巻営業所であったが、仕様に見合った物品が入荷ならないことが判明したため、落札を取り消し、中止とした。その後、第2回目の入札を当初同様の仕様内容で9月に行おうとしたが、1者のみの入札参加となったため、入札不調となった。次に、第3回目の入札を一部仕様内容を変更し10月25日に行い、落札した業者は第1回目の落札業者と同じ株式会社SK2石巻営業所であった。また、契約の履行状況については、昨年10月31日に契約を締結し、納入期限を本年2月28日としたが、期限日までに教材ソフト等の附属物品の調達が間に合わず、納入未済となったため、契約業者にそのてんまつの報告を指示したところである旨、答弁がありました。 さらに、契約不履行への対応についての質疑があり、納入未済の物品の納入見込みが本年3月の第1週との回答が契約業者からあったが、契約不履行となるか検討中で、法律等に従い手続しなければならないと考えており、入札担当課の指導を受けながら適切に対応していく旨、答弁がありました。 また、納入先である小学校への対応について質疑があり、納入先の小学校は、北上小学校及び雄勝小学校であり、夏休み中の納入見込みが立たなくなったため、総務部情報システム課に依頼し、庁内にあるパソコン機材を代替機として、昨年の夏休み明けに設置し、授業に支障がないよう対応してきた旨、答弁がありました。 なお、本件予算については委員から意見が出され、当委員会が昨年3月の平成31年度当初予算の審査において認めた経緯もあることから、てんまつ及び予算の執行状況について書面により速やかに提出するよう当局に対して要請いたしました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 次に、保健福祉委員長の報告を求めます。16番。   〔保健福祉委員長青山久栄議員登壇〕 ◎保健福祉委員長(青山久栄議員) ただいま議題となりました56議案中、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果について御報告申し上げます。 付託されました22議案は、去る3月4日、委員会を開催し、慎重審査の結果、お手元に配付の議案審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決した次第であります。以下、主な質疑の概要を申し上げます。 初めに、第7号議案石巻市ささえあいセンター条例では、さきの本会議において、駐車場の使用料について市長より精査するとの答弁があったことに関し、変更の有無について質疑があり、ささえあいセンターは地域包括ケアの推進事業を行うことを目的とした建物であることから、その性質上、本庁舎駐車場と統一的な扱いをすることは難しいこと、ただし無料とする時間については、供用開始後の状況を踏まえ検討していきたい旨、答弁がありました。 また、ささえあいセンターを指定管理するまでの間の直営の期間について質疑があり、まずは1年か2年、市で運営を行い、施設運営のノウハウの実績が整った上で指定管理に移行することを想定しているが、本庁舎からささえあいセンターに移転して継続する福祉まるごと相談窓口については、ささえあいセンターの指定管理移行後も引き続き市において直営で実施していく旨、答弁がありました。 次に、第26号議案石巻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例では、改正による子育て世帯の経済的負担軽減の内容について質疑があり、1人当たりとしては8,640円が減免され、令和2年度予算では、対象者2,300人で総額約2,000万円と見込んでいる旨、答弁がありました。 次に、第30号議案石巻市老人憩の家条例の一部を改正する条例及び第46号議案、第47号議案財産の無償譲渡についての3議案では、老人憩の家の残数及び今後の譲渡の予定について質疑があり、今回河北の2か所を譲渡することで、残るは河北3か所、河南7か所、桃生6か所の合計16か所となり、なお令和2年度には4か所譲渡に向け修繕等を行い、譲渡できないものについては、市費をもって取り壊す考えである旨、答弁がありました。 次に、第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算、歳出、3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費では、ささえあいセンターを建設することにより本市の福祉政策をどう展開していくのかとの質疑があり、包括的な相談支援機能や子育て支援のほか、支え合う地域づくりのためのボランティアリーダー担い手育成、研修及び医療、介護連携のための人材育成研修、相互交流研修などもささえあいセンターを拠点として事業展開していきたい旨、答弁がありました。 同じく3款3項児童福祉費、1目児童福祉総務費では、子ども食堂運営費補助金及び移動型プレーパーク運営費補助金について質疑があり、子ども食堂運営費補助金は今年度申請がなかったことから、令和2年度には使い勝手のいい補助金になるよう考えている。また、プレーパークについては、重要な役割を果たしている場所と認識しているが、常設型は財源的にも厳しく、民間企業の活用といった手法も検討しながら居場所づくりを進めていく旨、答弁がありました。 また、同じく3款3項8目児童厚生施設費では、放課後児童クラブ関係費について、新型コロナウイルスによる学校の休業に伴う放課後児童クラブの対応について質疑があり、通常利用している児童数2,009名に対し、3月2日は956名、3月3日は895名の利用となっており、まずは現在在籍している児童を中心に受入れを開始したが、新たに利用したいという問合せも多いため、利用状況や感染の防止を考慮した空間的余裕、臨時の補助員の確保状況を勘案しながら、一部受入れについて検討していく旨、答弁がありました。 なお、補助員の確保については、通常は放課後だけ預かるが、臨時休業に伴い8時から18時までの10時間預かるため、現在配置している指導員では長期休業期間中のローテーションを組むことが難しいことから、教育委員会を通じて学校の支援員や給食センターのパートタイム調理員などの協力を得ている旨、答弁がありました。 また、それに関連し、本市にあるマスクの在庫状況について質疑があり、石巻市立病院には1か月分程度の在庫があるほか、市の備蓄分から1万3,500枚の配付を受けており、また妊娠中の方用として4万枚、さらには保育所関係用として3,500枚を確保し、予備は約2万5,000枚となっている旨、答弁がありました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 次に、産業建設委員長の報告を求めます。17番。   〔産業建設委員長阿部正敏議員登壇〕 ◎産業建設委員長(阿部正敏議員) ただいま議題となりました56議案中、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果について御報告申し上げます。 付託されました22議案は、去る3月5日、委員会を開催し、慎重審査の結果、お手元に配付の議案審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決した次第であります。以下、主な質疑の概要を申し上げます。 初めに、第14号議案石巻市十八成浜ビーチパーク条例では、年間の入り込み数やシャワーの利用料金について質疑があり、入り込み数については、震災前と比べ開設期間が長くなることから、震災前よりも多い約1万人を見込んでおり、シャワーの利用料金については無料である旨、答弁がありました。 次に、第16号議案石巻市中高層建築物等の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例では、紛争している事案について質疑があり、これまで紛争調整委員会で調整された事案は一件もない旨、答弁がありました。 次に、第17号議案石巻市空家等の適切な管理に関する条例では、その仕組みについて質疑があり、調査により1年以上使用されていない建物を空き家等と認定し、倒壊等により周囲に影響を及ぼすことが想定される空き家等については、所有者等に連絡し、立入調査等により特定空家等に認定し、具体的な認定要件等については、空家等対策協議会に意見を伺いながら対策計画を策定していく旨、答弁がありました。 次に、第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算、歳出、6款農林水産業費、2項林業費、2目林業振興費では、松くい虫対策事業による空中散布の対象地域と時期について質疑があり、田代島及び網地島を対象としており、散布時期は6月か7月である旨、答弁がありました。 また、5目治山費では、小規模治山事業対策の実績について質疑があり、今年度は寄磯浜地区の工事であり、令和2年度も引き続き同地区の工事を行う旨、答弁がありました。 次に、6款3項水産業費、2目水産振興費では、漁船誘致及び原魚確保対策の内容について質疑があり、原魚の確保のために船主等への働きかけや優良漁船の表彰等を行い漁船誘致している旨、答弁がありました。 また、6目東日本大震災関係費では、漁港台帳電子化業務のスケジュール等について質疑があり、平成30年度から令和2年度までの3か年で全ての漁港の台帳を整備する予定であり、令和2年度については業務委託により現地確認や資料整理を行い、台帳整備していく旨、答弁がありました。 次に、7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費では、産業振興計画策定業務の概要について質疑があり、令和3年度からの10年間の計画として、令和2年度で終了する企業誘致推進計画や観光復興プランを包含した形で策定していく考えである旨、答弁がありました。 また、中心市街地活性化事業の内容について質疑があり、RPGアプリの作成経費など中心市街地活性化基本計画の目標達成に関する費用を計上している旨、答弁がありました。 さらに、3目観光費では、石巻圏DMO推進事業の内容について質疑があり、大規模イベント連動旅行商品や被災地支援ツアー等、東松島市、女川町も含めた商品を造成、販売しており、今後は3自治体が連携し、商品の開発やPRを行っていく旨、答弁がありました。 次に、8款土木費、5項都市計画費、4目公園管理費では、公園緑地整備工事の対象について質疑があり、令和2年度は大橋中央公園及び渡波北部1号公園であり、他の公園についても年次計画により施設整備していく旨、答弁がありました。 次に、第45号議案令和2年度石巻市下水道事業会計予算では、公営企業会計となる目的とメリットについて質疑があり、下水道事業の計画性や透明性の確保、経営状況や財政状況のより明確な管理及び安定的な運営等の実現を行うことを目的としており、経営状況等が一般の方にも見て分かるという部分で透明性が図られることがメリットである旨、答弁がありました。 次に、第85号議案令和元年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算(第4号)では、2月28日の本会議において、6番黒須光男議員に対する復興事業部長の答弁において訂正があり、湊西地区の支払い済み業務委託料について11億570万8,517円との答弁であったが、正しくは11億8,130万8,517円である旨、答弁がありました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 以上で各常任委員長の報告を終わります。ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔19番阿部久一議員「議長、動議」と呼ぶ〕 △動議 ○議長(木村忠良議員) 19番。 ◆19番(阿部久一議員) 修正案を提出のため、休憩を求めます。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(木村忠良議員) ただいま19番阿部久一議員から休憩の動議の発言があり、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。よって、暫時休憩いたします。   午前11時46分休憩                                             午後 1時30分開議 ○議長(木村忠良議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算に対して、19番阿部久一議員ほか2名から修正案が提出されました。                                    令和2年3月17日 石巻市議会議長 木 村 忠 良 殿                        提出者 石巻市議会議員 阿 部 久 一                        賛成者 同       鈴 木 良 広                        同   同       阿 部 和 芳   第37号議案 令和2年度石巻市一般会計予算に対する修正動議 上記の動議を、地方自治法第115条の3及び石巻市議会会議規則第17条の規定により、別紙の修正案を添えて提出いたします。   第37号議案 令和2年度石巻市一般会計予算に対する修正案 第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算の一部を次のように修正する。 第1条第1項中「195,200,000千円」を「195,178,000千円」に改める。 第1表歳入歳出予算中次のとおり改める。1 歳 入                 (単位:千円)款項金  額 18 繰入金          79,308,121          79,330,121 1 基金繰入金        79,140,898          79,162,898 2 特別会計繰入金          167,223 歳 入 合 計        195,178,000         195,200,0002 歳 出            (単位:千円)款       項       金  額 8 土木費          103,032,937         103,054,937 1 土木管理費          560,400 2 道路橋りょう費         3,019,149 3 河川費          206,320 4 港湾費          56,636 5 都市計画費          92,521,830          92,543,830 6 住宅費         6,668,602 歳 出 合 計        195,178,000         195,200,000 ○議長(木村忠良議員) この際、提出者の19番阿部久一議員から提案理由を求めます。19番。   〔19番阿部久一議員登壇〕 ◆19番(阿部久一議員) 石巻市立病院と市役所外側にエレベーター2基の設計業務委託料修正の提案理由を申し上げます。 現在エレベーターは、市役所に4基、石巻市立病院に4基、さらに防災センター、そして間もなく完成予定のささえあいセンターにも設置される。医療、介護、福祉、行政、防災の連携による拠点づくりは理解しますが、しかし歩行者デッキの市民の利用度が少ないことから、現在設置されているエレベーターで十分に対応できると思料されます。また、今後の財政見通しでは、経常的経費の増額が見込まれ、さらに市税の減収により財政がなお一層厳しくなる見通しが示されております。 今議会の一般質問において、市長はエレベーター設置について見送ることも含めて検討するとの答えがありました。最少の経費で最大の効果を生む運営こそが行政の役目であり、我々議員もやはりチェック機能を果たすことが市民から託された使命でもあります。よって、2基のエレベーター設計業務委託料2,200万円について再考していただきますよう修正を提案するものであります。 議員各位の御理解をいただき、本修正案に御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 次に、各常任委員長の報告に対する質疑及び修正案に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。17番。 ◆17番(阿部正敏議員) ただいま修正案を出されました。それで、何点かお聞きしたいのですけれども、私は当局からこの予算を提案されて、委員会での審議を経て、先ほど委員長報告もさせていただきましたけれども、委員会ではこの案件についての議論は全くありませんでした。 それで、今回修正案を出されまして、私はこういったバリアフリー社会に対応したエレベーターというのは遂行していいものと思っていましたし、ここでお示ししているのは当然市当局も存じ上げていると思うのですけれども、2006年に施行されたバリアフリー法案というのがありまして、これがバリアフリー社会を築いていくということで、さらに国土交通省が進めている案件で、平成18年にさらに改訂版が出まして、官庁施設のユニバーサルデザインに関する基準ということで国土交通省が全面的に、いわゆる官公庁にそういった施設を造って、バリアフリー社会を築いていきなさいと。さらには、2020年にオリンピックがあると、それに対応した、石巻市も含めて日本社会がどれだけバリアフリー社会になっているのかという視点で、やはりそういった海外の方からも日本社会がどういうふうな高齢化社会になっているのかという、ある意味国の政策として進めている案件なので、当局として出されて当然だと思って、それの裏返しとして本会議でいろいろ議論出ましたけれども、委員会では当然全く出ませんでしたので、当然皆さん賛成で可決しているところでございますので、そういった意味で先ほどのお話ですけれども、修正案について私は到底納得いくものではないので、皆さん、私よりはるかに先輩議員でありますので、市長をはじめ、今回の委員会を通じて議論がない案件が修正案出されるというのは、委員会として委員会の在り方そのものが議会としてどうなのだろうと。本来あれだけの長時間をかけて議案を付託いただいて、こういった形で修正案を出されるというのは本当に不本意な話でありますけれども、その辺こういった内容を出された話はどういうふうに理解されますでしょうか。 ○議長(木村忠良議員) 提案者に対する質疑が今出されましたが、提案者であります阿部久一議員、答弁できますか。19番。 ◆19番(阿部久一議員) 私は、先ほど提案理由を申し上げたとおりでありまして、今議会の一般質問の中でも多くの方々が質問して、さらに市長自らが御答弁なされていることをどのように感じているのか伺いたいところであります。 そして、確かにそれは以前にはそういうことがあったかどうかは知りませんけれども、私自身は今現在の歩行者デッキを何度も歩いております。この中で議員の方々がそれだけあそこを歩いて、どういう感じを得たか、私のほうから伺いたいところであります。特に皆さん、ここの庁舎階段の下にエレベーターが設置されましても、結局は途中から歩かなければならない状態なのです。雨が降る、風が吹く、そういった中で果たしてバリアフリーと言えるのでしょうか。もって、私はこの修正案を提案した一つの理由でもあります。 ◆17番(阿部正敏議員) 1点確認したいのですけれども、やはりそれを利用する人の数なのかと、バリアフリー社会というのはいろんな障害を持った方もいらっしゃいます。そういった方々が利用する部分も非常に多いと思うのです。それは、動線の一つとして、そういったのを利用される数だけではないと思うのです。そういった疾患を持って、あるいは障害を持った方々に対しても優しい対応をされるべきだというふうに思いまして、たまたまなのですけれども、2週間ほど前にあるタクシー会社が、ちょうど駐車場の入り口のところに乗降する場所があるのです。ちょっと膨れたところなのですけれども、あそこはインターロッキングでちょっと道路から段差があるのです。ちょうど20センチくらいの段差なのです。タクシーから降りたのですけれども、その方は70歳くらいだと思うのですけれども、つえをついていたのですけれども、そこの段差を上れないのです。あの僅かな段差をです。それで、タクシーの運転手が見かねて降りてきて、ここの腰の辺りのベルトを持って腰を浮かしてあげて、踏ん張れないのです。あの段差さえ上り切れないのです。ああいった姿を見ると、やっぱり利用する数だけでこういう修正案を出されたというのは何とも理解に苦しむ。やっぱり今の時代にマッチした形で、しかも石巻市の駅前です。石巻市の駅に降りて、どういったまちなのかといったときに、一番最初に目につくのがそういった施設が整備されているかどうかというところは石巻市の顔だと思うのです。そういった中で、今回の当局から出されたこのエレベーターについて、私はぜひ実現していただきたいというふうに思います。そういった意味で修正案に反対の立場になりますけれども、提案者の感想をちょっと聞かせていただきたいと思います。 ◆19番(阿部久一議員) 病院の段差については、今後いろいろ当然考えていくべきだと思います。 それから、バリアフリーといいましても、果たしてエレベーターから結局歩行者デッキに上がって、あそこをどのようにして、いわゆるお年寄りや、あるいは体の弱い方が一人であの風の吹くとき、そのまま放置しながら、仮に病院に通うということは到底私には考えられない。したがいまして、病院側のエレベーターについては再度またいろいろ皆さんと議論しながら考えていくにしても、この段階で役所のところから一遍2階までエレベーターを上げて、たったそれだけの効果というものは果たして現れるのでしょうか、非常に私は疑問視してならないわけであります。 ◆15番(星雅俊議員) 動議提案者にお伺いします。 このエレベーターの設置目的は、私なりの認識は石巻駅前の周辺地区、津波復興拠点整備事業の関連事業と位置づけております。この事業のコンセプトの一つとしましては、記憶によれば、災害時に浸水しやすい駅の北側から南側へ緊急避難することも想定されていました。そのために、南北自由通路というのも現在計画中でございます。ですので、南北自由通路の前に先行してやるメリットというのは3つ考えていまして、1つは今阿部議員もおっしゃいましたけれども、高齢化社会が進展して、急速な高齢化になっています。障害者も利用できるというのが1つです。それから、2つ目が庁舎とか病院の外につけますので、土日とか夜間も利用できると。それから、3つ目が一番大事なのですけれども、財源上、震災復興基金を充当しますので、100%充当可能です。設計費とか工事費が一般財源を使わなくて済むはずなのです。そういう意味では、復興期間終了後にやったのでは、この財源がなかなか見通せないと思うのです。ですので、早めに先行したほうがいいのかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◆19番(阿部久一議員) エレベーターは、震災時に確かにあのような津波が来た場合、果たして稼働するのでしょうか、非常に疑問視されてなりません。当時のことを皆さん思い出してください。あのときエレベーターは動いたでしょうか。同じような状態の中を想定して、やはり確かに私も災害に強いまちづくりが大賛成でできるならば、そういう方向で進めたい。しかしながら、あのような東日本大震災で、あの駅前付近、そして庁舎そのものが水浸しになっています。エレベーターは動くのでしょうか。もっと考えるべきではありませんか、皆さん。 ◆29番(後藤兼位議員) 提案者に伺いたいと思うのですが、たったそれだけの効果というようなお話、さっき発言がありました。また、今津波が来た云々のとき、津波が来た場合動かないというのは一つの前提であって、平時の場合のバリアフリー化だと私は思います。あるいは工夫によってはある程度の津波が来ても非常発電で稼働するような、それは今後いろんなコンサルタントに出して協議しなければならないものもあると思いますが、1つはこのバリアフリー法というのは高齢者、そして障害者の移動等の円滑化の促進に関する法律なのです。このバリアフリー化というか、必要ないというお話でございますけれども、障害者あるいは高齢者の移動等の円滑化に関するこのバリアフリー法、それがまた今新法に改正になっておりますけれども、このバリアフリーに対する提案者の見解をまず伺いたいと思います。 ◆19番(阿部久一議員) バリアフリーに対しての反対ではないのです。そもそもこの予算は、東日本大震災関係としての予算でありまして、当然バリアフリーだけのエレベーター設置とは思っていないわけであります。 ◆29番(後藤兼位議員) 提案者に失礼なのですが、今の議論ではバリアフリー法という一つの、今日本全体が障害者とか、あるいは高齢者、少子・高齢化の中で、このバリアフリーというのは急務な段階なのです、なかなか進まないと。それで、2018年に国のほうももっと地方自治体も含めて進めろという改正案がありました。ですから、今の答弁ではバリアフリーに対する一つの見解というのは示されておりません。その見解を私は求めておりますし、その見解に基づいて今回の反対という部分が出てきていると思うのですが、なぜその部分の反対なのか、そしてバリアフリー法に対する見解をまず伺わないと、どのような反対なのか、本来の反対が何なのか分からないと思うのです。これについて明確にお話を頂きたいと思います。 ◆19番(阿部久一議員) 提案理由にあるとおりでありまして、ただバリアフリーに対してのエレベーターということだけで捉えてはいないわけであります。そして、あのエレベーターから歩行者デッキを歩いてみて、果たして今の状態でバリアフリーと言えるのかどうか、その辺はどのようにお考えになっているか伺いたいところであります。 ◆29番(後藤兼位議員) 私に再質疑みたいな反問権来ましたけれども、阿部久一議員、失礼ですが、見解を示されていませんから。今の状態でもバリアフリーになっていないと、ですからもっと高度なバリアフリーをしなければならないということです。今の段階でもバリアフリーになっていないと認めているわけですから、例えばエレベーター設置によって、さらにバリアフリーを促進するという立場でなければ、少子・高齢化の中で進めることができないと思います。なおかつ、石巻市立病院、庁舎、そして今度ささえあいセンター、この動線をきちっと結んで、少子・高齢化の中でバリアフリーをきちっとする。そして、駅前です。中心市街地活性化とか、津波拠点整備の中心的な存在だと私は思います。そういう中でバリアフリーに対する一つの見解をきちっと示さない中で、ただ使われないとか、利用者がいない云々の中で反対というのは、私はちょっと看過できないのですが、改めてバリアフリーとか、そういう今の市の中心市街地活性化とか、あるいは津波拠点整備、ささえあいセンター、それの動線の中で、なぜ不必要なのか、明確に御答弁を頂きたいと思います。 ◆19番(阿部久一議員) バリアフリーについて反対しているわけではありません。しかしながら、今の状態でエレベーターがついても、バリアフリーとは言えないのです。むしろここから先が歩行者デッキに雨風が吹かないようにするとか、そういった案も必要になると思います。単に風が吹いて通れなくて、お年寄りをどうするのですか。あの状態でバリアフリーだって、私はもう少しその辺についてもやっぱり皆さんと考えてみる必要があるのではなかろうかと、このように思います。 ◆30番(水澤冨士江議員) 私もこの案件が付託された産業建設委員会ですので、その観点から1件伺いたいと思います。 今の石巻市議会は会派制を取って、そこから代表がそれぞれの委員会に所属するということであります。今この案件についておっしゃっているのは、提出者、賛同者等々、この方たちがいる、3人もいるのです、委員会に。一言も出ないのです、このことは。(何事か呼ぶ者あり)何ですか。(「ただいま発言中であります」と呼ぶ者あり) ○議長(木村忠良議員) 静粛にお願いします。 ◆30番(水澤冨士江議員) いたのでしょう。全然そこで発言をし、問題意識をみんなで起こすということもしないで、この場において動議を出すということについては、この議会の在り方そのものを今後考えていかなければいけないと。これまでずっと委員会で……(何事か呼ぶ者あり)何かあったらおっしゃってください。委員会でそれなりの態度を示し、意見を出し、そして本会議でそれを出していくということだったのですよ。それが全く今回は3人とも翻っているわけですから、提出者の意見を伺います。 ○議長(木村忠良議員) 提出者に対する質疑でありますので、よろしくお願いします。19番。 ◆19番(阿部久一議員) 私も委員会の在り方、そして本会議の在り方というものはある程度理解しております。しかし、我々も委員会の中で審議されて、ここに報告されていること自体に対して、では全員の中で協議してはよくないということなのでしょうか。 ○議長(木村忠良議員) 水澤議員、よろしいですか。4番。 ◆4番(阿部和芳議員) 何か矛盾した話ばかりで、さきの12月の議会のときは逆に総務企画委員会で大川小学校が否決になって、本会議で差戻しというか、そういうことになっていますので、今の話を聞くと、それも翻ってよく理解できないような質疑になるのですが、その部分を含めて聞かないと答弁者というか、それが困るのではないですか。 ○議長(木村忠良議員) 阿部和芳議員、ただいまの発言は答弁者としてのお答えですか。 ◆4番(阿部和芳議員) はい。 ○議長(木村忠良議員) それにつきまして、質疑はありませんか。16番。 ◆16番(青山久栄議員) 今いろいろ議論になっていますけれども、利用者が少ない云々の話なのですが、阿部久一議員、ユニバーサルデザインというのはそういうのではないと思うのです。みんな健常者と比べたら、圧倒的に身体的弱者というのは少ないですから、その人たちのためにユニバーサルデザインというのが言われているわけです。それが例えばエレベーターができて、その後が問題だというのだったら、その後の問題でまたみんなそれをリカバリーしていくことを考えなければならない。いろいろ社会的に言われていることは、国の政党でも、各党みんなそうです。社会的弱者のために何とかやろう、身体的弱者のためにそういったユニバーサルデザインというのが声高らかに言われているとき、そんなことの中で利用者が少ないから云々という話は全く理解できない。その辺教えてください。 ◆19番(阿部久一議員) 私は、その歩行者デッキとエレベーターに関係してのユニバーサル、いわゆるお年寄りでもあの状態でエレベーターがついたから、それで完全に守ってあげられるのだったらよろしいのです。それは私も賛成します。ですけれども、今の状態であの市役所の隣にエレベーターで上げて、そしてそこから歩行者デッキに体の弱い方やお年寄りの方が風や雨が降る中、あそこをむしろ通させるほうがどうかと、そういった考え方も含んでいます。ですから、私はもっと安心、安全な歩行者デッキにして、その上でエレベーターにするとかそういうことも付け加えてやるべき、ですから今回は修正案を、そういったことからも提案理由の一つにしております。 ◆16番(青山久栄議員) 今の説明、ちょっとやっぱり無理があるのです。というのは、このエレベーターから上がった先が問題だというのなら、その後考えればいいことであって、造る前からその後が問題で云々の話でなくて、取りあえずそういった身体的弱者のために、車椅子で来た人が2階に上がるのに必要だから造りましょうと。造った後に、これは雨風が当たって、この辺が問題だ、それではその議論をしましょうという話だと思うのです。何か水かけ論みたいになって悪いのですが、一応そういうことで。 ◆19番(阿部久一議員) 堂々巡りになって、まさに見解の相違というところもあるようですので、議長、その辺を理解しながら議事運営をしていただきたいと思います。 ○議長(木村忠良議員) 質疑も出尽くされたようでございますけれども、さらなる質疑はございますか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。これより原案及び修正案について討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。9番。   〔9番遠藤宏昭議員登壇〕 ◆9番(遠藤宏昭議員) 第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算に対する修正案に賛成の立場から討論いたします。 歩行者デッキ用エレベーターの設置について、ノーマライゼーション、障害者も健常者と同様の生活ができるように支援するべきとの観点から、必要性は認めながらも、昨日までの同僚議員の本会議での質疑、また一般質問でのやり取りを聞いていて、実際に障害者や高齢者などの交通弱者がエレベーターを利用する場面をイメージしてみました。月曜日から金曜日までの平日は、市役所本庁舎が開庁しているため、庁舎内エレベーターが使用できます。石巻市立病院、ささえあいセンターも同様です。土曜日、日曜日、祝日などの休日は、ささえあいセンターは開いていますが、石巻市立病院、市役所本庁舎は閉まっているので、現状では庁舎内エレベーターは使用できません。しかしながら、市役所が閉まっているのに、わざわざ市役所のそばまで来てエレベーターを利用して歩行者デッキを渡る市民が果たしているでしょうか。石巻市立病院が閉まっているのに、わざわざ石巻市立病院のそばまで来てエレベーターを利用して歩行者デッキを渡る市民がいるでしょうか。休日の石巻市立病院の出入口は、西側にある立体駐車場側からのエレベーターを利用しなければ病院内に入れません。万が一、忠実に歩行者デッキを利用する市民がいて、そのためにエレベーターを確保するのであれば、既存のエレベーター、庁舎内エレベーターを1階から2階まで稼働させれば事足りるのです。もちろん庁舎2階は1スペース、一体空間になっているので、シャッターや柵を設置しなければいけません。しかしながら、それで済むのです。ゆえにわざわざ大金をかけてまで外にエレベーターを設置する必要はないのであります。 何よりも同僚議員の一般質問における亀山市長の答弁は、エレベーター設置について迷っていることがうかがえます。市長の答弁を列挙しますと、「歩行者デッキにつきましてはどのようにすることが望ましいか、今検討を開始しているところでございます」、「エレベーターありきということではなくて、どのような形を取れば高齢者の方々に不自由を感じないで歩いてもらうかということを前提にして考えさせていただきたいと思います」と、エレベーターありきではないと答えています。 また、議員の皆さんから「既存のエレベーターを使って」との御意見もありましたし、「今これについては、エレベーターの設置は見送ることも含めて検討させていただいております」と、設置は見送ると明確に答えています。我々議員は、このように提案者が迷っている議案をそのまま議決するわけにはいかないのであります。一度予算を見直し、じっくりと協議、検討した上で、再度の上程を期待します。 市長には、市民目線に立った検討をお願いし、議員各位には提出された修正案に賛成されることを重ねてお願いし、私の賛成討論を終わります。   〔17番阿部正敏議員登壇〕 ◆17番(阿部正敏議員) 私は、この修正案に反対する立場で反対討論させていただきます。 この案件は、都市計画費、津波復興拠点整備費委託設計業務委託料として産業建設委員会に付託されました。私が先ほど冒頭委員長報告の中で読み上げましたとおり、委員会での議論は全くなされませんでした。そういった中で過日の一般質問の答弁を聞いていまして、非常に議会軽視と思われるような、委員会で全員起立されて採決されたにもかかわらず、一般質問に対して市長のどうも腰の引いた対応というのは見ていて私は非常に怒りを感じました、正直。だって、全会一致で委員会で可決すべきものとしているのです。我々に提案したのは当局ですよ、市長ですよ。市長が何で一般質問に対して、そういったぐらつくような対応されるか。本気で、この委員会の話合いの中で、当然必要なものだというふうに委員の皆さんが理解したから議論がなかったのかなと私は委員長として思っています。今でも思っています。ですから、議員の皆さんの賢明な判断を結果的に仰ぐような形になりますけれども、議員の暗黙のルールがありますよね。大先輩に釈迦に説法ですけれども、委員長経験、議長経験、副議長、皆さん歴々ですよ、提案された会派の皆さんは特に。そういった意味では、提案者の中に会派、無会派の方もいらっしゃいますけれども、やはりこういったルール、信頼関係の下にこの間懲罰特別委員会、皆さん全員一致で毅然とした対応していただいた、その信頼関係というのがこういったルールを逸脱することで失われてしまうということは非常に残念だと思うのです。やっぱりそういった暗黙の、皆さん委員会やっているのですよ、慎重審議やって全会一致で可決すべきものとしているのです。 そういった意味で、私は今回の修正案について良識ある議員の皆さんの御判断を仰ぎたいということで、反対の立場で討論させていただきました。よろしくお願いいたします。 ○議長(木村忠良議員) ほかに討論ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって討論を終結いたします。これより分離して採決いたします。この採決は起立により行います。まず、第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算に対する修正案について採決いたします。本修正案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(木村忠良議員) 起立多数であります。よって、本修正案は可決されました。 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。お諮りいたします。修正部分を除く部分については原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、修正議決した部分を除く部分は原案のとおり可決されました。 次に、ただいま修正議決されました1議案を除く55議案については討論なしと認め、直ちに採決いたします。本55議案に対する各常任委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本55議案は原案のとおり可決されました。 △日程第59 第90号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第8号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第59第90号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。本案について財務部長から説明を求めます。財務部長。 ◎大塚智也財務部長 ただいま上程されました第90号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第8号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、国の令和元年度補正予算に伴い補助内示のありました街路整備及び道路改良等事業に要する経費のほか、県の補助内示に伴い台風第19号被害を受けた農業者の営農再開支援に要する経費について措置したものでございます。 それでは、表紙番号11、令和元年度石巻市一般会計補正予算の1ページを御覧願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億1,608万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,174億2,516万1,000円とするものでございます。 第2条は、繰越明許費の補正でありまして、4ページの第2表、繰越明許費補正にありますように、中浦橋釜北橋線交差点改良事業ほか2事業、1億2,600万円を追加するとともに、七窪蛇田線街路整備事業の繰越額を変更するものでございます。 第3条は、債務負担行為の補正でありまして、4ページの第3表、債務負担行為補正にありますように、七窪蛇田線JR跨線橋整備事業の限度額を変更するものでございます。 第4条は、地方債の補正でありまして、5ページの第4表、地方債補正にありますように、道路新設改良事業債ほか1事業債につきまして限度額を変更するものでございます。 次に、表紙番号12、令和元年度石巻市各種会計補正予算説明書により、歳出から主なものについて御説明申し上げますので、12ページを御覧願います。3目農業振興費の1農業振興対策費(台風関係分)に599万5,000円を計上しておりますが、これは台風第19号の被害を受けた農業者に対する営農再開に向けた補助金を措置したものでございます。 次に、14ページ、4目道路新設改良費の1中浦橋釜北橋線交差点改良事業費に2,600万円を、2単独線道路改良事業費に5,000万円を、3三輪田線道路改良事業費に5,000万円をそれぞれ計上しておりますが、これらは国の令和元年度補正予算に伴う補助内示に基づき、それぞれ事業費を措置したものでございます。 次に、16ページ、7目東日本大震災関係費の1七窪蛇田線街路整備事業費に5億8,409万円を計上しておりますが、こちらも同様に国の補助内示に基づく事業費を措置したものでございます。 なお、中浦橋釜北橋線交差点改良事業を除く3事業につきましては、令和2年度当初予算に事業費を計上しておりましたが、今回の国の補助内示に伴う前倒しにより同額を当初予算から減額いたしますので、次に御提案申し上げます第91号議案にて改めて御説明させていただきます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、4ページにお戻り願います。14款国庫支出金に3億4,489万5,000円を、6ページ、15款県支出金に539万7,000円をそれぞれ計上しておりますが、これは歳出で御説明申し上げました各種事業に係る国・県補助金を措置したものでございます。 次に、10ページ、21款市債に3億4,470万円を計上しておりますが、これは予算第4条の地方債の補正で御説明申し上げたとおりでございます。 次に、8ページにお戻りいただきまして、1目財政調整基金繰入金に2,109万3,000円を計上しておりますが、これはただいま御説明申し上げました歳入歳出予算調整の結果、なお必要とする財源補填のため、財政調整基金繰入金を措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。前例に倣い、令和元年度石巻市一般会計補正予算説明書について、歳出から各款ごとに質疑を行います。6款農林水産業費について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、8款土木費、併せて予算案第2条、繰越明許費補正及び第3条、債務負担行為補正について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入の質疑に入ります。歳入は全款について、併せて予算案第4条、地方債補正についても質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。暫時休憩いたします。   午後2時17分休憩                                             午後2時30分開議 ○議長(木村忠良議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、市長から令和2年石巻市議会第1回定例会議案書等の訂正の申入れがあり、お手元に配付いたしますので、御訂正をお願いいたします。 △日程第60 第91号議案令和2年度石巻市一般会計補正予算(第1号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第60第91号議案令和2年度石巻市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。本案について財務部長から説明を求めます。財務部長。 ◎大塚智也財務部長 ただいま上程されました第91号議案令和2年度石巻市一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、東日本大震災及び台風第19号により二重に被災した世帯に対する見舞金を措置するほか、第90号議案で御審議いただきました国の令和元年度補正予算に伴う補助事業のうち、令和2年度当初予算に計上済みでありました事業費分を減額措置するものでございます。 それでは、表紙番号13、令和2年度石巻市一般会計補正予算の1ページを御覧願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ6億5,459万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,945億2,341万円とするものでございます。 第2条は、地方債の補正でありまして、4ページの第2表、地方債補正にありますように、道路新設改良事業債ほか1事業債につきまして限度額を変更するものでございます。 次に、表紙番号14、令和2年度石巻市一般会計補正予算説明書により歳出から主なものについて御説明申し上げます。それでは、10ページを御覧願います。2目東日本大震災関係費の1被災者生活支援事業費に2,950万円を計上しておりますが、これは東日本大震災及び台風第19号による二重被災世帯を対象とした見舞金を措置したものでございます。 次に、12ページ、4目道路新設改良費の1道路新設改良事業費で1億円を、14ページ、7目東日本大震災関係費の1七窪蛇田線街路整備事業費で5億8,409万円をそれぞれ減額しておりますが、これらは第90号議案で御説明申し上げました事業のうち、令和2年度当初予算に計上済みでありました事業費分を減額するものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、4ページにお戻り願います。14款国庫支出金で2億9,204万5,000円を、8ページ、21款市債で3億7,740万円をそれぞれ減額しておりますが、これは先ほど御説明申し上げました令和元年度予算に組替えとなる各事業に措置された財源について整理するものでございます。 次に、6ページにお戻りいただきまして、6目震災復興基金繰入金に1,485万5,000円を計上しておりますが、これは二重被災世帯見舞金の財源として措置するほか、先ほどの組替え事業に伴う整理を行うものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。前例に倣い、令和2年度石巻市一般会計補正予算説明書について歳出から各款ごとに質疑を行います。3款民生費について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、8款土木費について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入の質疑に入ります。歳入は全款について、併せて予算案第2条、地方債補正についても質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第61 第92号議案財産の減額貸付けについて ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第61第92号議案財産の減額貸付けについてを議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎岡道夫総務部長 ただいま上程されました第92号議案財産の減額貸付けについて御説明申し上げます。 表紙番号10の1ページを御覧願います。本案は、庁舎1階の商業施設をイオン東北株式会社に対し、市有財産を減額して貸し付けることについて、地方自治法第96条第1項第6号の規定により議会の議決を得ようとするものであります。 庁舎1階商業施設は、株式会社ステップの貸付期間途中での撤退後、2度にわたり公募を行ったものの応募者がなかったことから、その後企業誘致に方針を変え、出店を前向きに検討していただいたイオンリテール株式会社と交渉を重ね、昨年12月に出店合意書を取り交わしたところであります。 市役所庁舎は石巻市の玄関口である石巻駅前に立地しており、駅を利用する市民から「待合スペースが欲しい」、また周辺住民の方々からは、「買物できる場所がない」などの声が数多く寄せられ、一日も早い商業施設の再開が待ち望まれていたところであり、今回のオープンは中心市街地の活性化や駅前のにぎわいを取り戻す大きな好機になるものと考えております。 今回の貸付けする建物の所在地は、石巻市穀町56番5、貸付面積は1階部分の2,537.75平方メートルであります。貸付期間は、継続性や採算性を考慮し、令和2年4月1日から令和12年3月31日までの10年間としております。貸付料の額は、庁舎1階へ商業施設がオープンすることは、人口減少や高齢化が進む中心市街地の生活機能の確保や、本市の重点施策でありますコンパクトなまちづくりに大いに寄与するものであることから、年額564万8,940円に減額して貸付けしようとするものであります。 なお、イオンリテール株式会社とマックスバリュ東北株式会社は3月1日付で経営統合し、存続会社としてイオン東北株式会社が承継いたしました。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。24番。 ◆24番(渡辺拓朗議員) まず1点目は、減額の金額が1点目、あと2つ目、イオンさんにテナントの貸付料は権限が移るとは思うのですが、例えば市のほうで平米、最低限これ以下でという、そういう決め方をしているのかどうか。 ◎岡道夫総務部長 まず、初めに入店したエスタさんの賃貸、こちらも減額で貸付けしておりました。そちらにつきましては、坪当たり847.72円、平米にしますと256円でございました。もともとエスタさんは面積も大きいということで、本来の計算をいたしますと4,187万5,000円減額して1,440万円という形でございました。 今回イオンさんにつきましては面積が小さいということで総額は少ないのですが、平米当たり単価で185円、坪当たりで約613円という金額になります。本来の減免前では3,051万円ほどでございましたが、そちらを2,400万円ほど減額して、今回の金額で貸し付けるという形になってございます。 そして、今御質疑ございましたが、いわゆるサブテナントの件ということでよろしいでしょうか。こちらの貸付けの金額をベースにして、イオンさんとサブテナントが協議なさる内容ということで、こちらについて市のほうからこれ以下でというような交渉のほうはしてございません。あくまでメインテナントとサブテナントで協議していただいて決定していただくというふうに認識してございます。 ◆24番(渡辺拓朗議員) 来ていただくからには、こういう今までの苦労もありましたから、末永く、契約どおり以上に営業していただきたいと思うのですが、平米2割くらい安くなっているのですか。そうしますと、テナントの上限値、平米単価ですか、何店舗テナント来るか分からないですが、貸付料だけでも営業できそうな雰囲気までありますよね。10年間で年間548万円くらいですか、月々に直しますと貸付けの料金が。そういう意味で先ほど言ったのですが、テナントの料金だけでも、収益だけでも何とかなりそうな感じがしますので、やはり入居するテナントにはそれなりに上限を、テナントの経営が苦しくならないような配慮をしていただく必要があるのかなというふうに思うのです。この点ちょっと確認したいと思います。 あともう一点、契約は10年ですが、もしこれ以内でイオンが撤退するというふうになった場合はどのようなことになるのか、どういう契約にしているか、この2つお聞きします。
    ◎岡道夫総務部長 まず初めに、サブテナントとの関係という前に、今回減額させていただいたときには、本会議のほうでもちょっと御説明させていただきましたが、もともとはエスタに入っていた金額の中で交渉して一定程度の方向性を見たというところでございますが、出店計画をやっていく中で、やはり平面駐車場がない、その分の手だてもしなければならない、そのほか種々通常のイオンの出店とは違う経費がここに進出するところによってかかってくると、一定程度その辺の部分を考慮させていただいて、エスタよりちょっと減額させていただいたと。ですから、この先の部分につきましては、ちょっと繰り返しになってしまいますが、我々としてもイオンにお願いはしたいとは思いますが、基本的にはメインテナントとサブテナント、そちらの契約という形になりますので、働きかけといいますか、声がけはさせてはいただこうかなと思いますが、ちょっとそういう状態にあるということで御理解いただきたいなというふうに思います。 それから、基本的に10年間の期間、こちらは初期経営等を考慮した中で、イオンのほうから10年という形の提案でございました。基本的にその契約の中でやっていくということで、我々としては撤退するという部分については想定はしていない。10年間は必ずいていただきたいというふうに思っております。万が一その方向になれば、イオンと10年契約に満たない中でどのような形で処理するかという部分は改めて協議させていただく形になります。 ◆24番(渡辺拓朗議員) 念を押すような形になりますが、例えばイオンの入店する面積とテナントに貸し付ける面積から若干前後はしますけれども、先ほど言ったようにテナント収入だけでもこの貸付料は回収できるような内容です。ですから、やはり入居するテナントにはそれなりの配慮をしてくださいよということを市は強く言う責任あります。ぜひこれをお願いしたいと思いますし、あと同時に、やるからには末永く頑張っていただきたいということを伝えていただきたいと思います。 ◎岡道夫総務部長 ちょっと繰り返しになってしまいますが、どうしても両者同士の契約ということでございます。ただ、我々としても地元企業、地元の経営者、そういった部分がありますので、お声がけはこういう形で何とか配慮いただきたいということはちょっとお伝えはさせていただきたいと思います。当然渡辺議員御指摘のとおり、我々としても10年に限らず、そこを長く経営していただきたいというのが本旨でございますので、そういった部分も10年の期間を決めるという形でもイオンの一定の方向性の中で10年が決まったということでございますので、当然イオンも長くここで経営したいという思いはございますので、そちらについても我々も末永く営業できるように努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第62 第93号議案工事請負の契約締結について(旧大川小学校震災遺構整備外構工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第62第93号議案工事請負の契約締結について(旧大川小学校震災遺構整備外構工事)を議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎岡道夫総務部長 ただいま上程されました第93号議案旧大川小学校震災遺構整備外構工事の工事請負の契約締結について御説明申し上げます。 表紙番号10の2ページを御覧願います。本案は、旧大川小学校震災遺構整備外構工事に係る工事請負契約を締結することについて議決を求めようとするものでございます。 本工事に係る工事請負契約につきましては、先月19日、参加申請のありました7者により制限付き一般競争入札を行った結果、南光運輸株式会社が2億1,667万9,672円で落札いたしましたので、同社代表取締役社長、内田耕一郎と工事請負契約を締結いたしたく御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、釜谷字韮島ほか2字地内において、旧大川小学校を震災遺構とする外構工事を施工するものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。23番。 ◆23番(森山行輝議員) 第93号議案が上程されました。これは、制限付き一般競争入札ということでございますが、従来といいますか、執行していたこの件に関しては総合評価は使わなかったのでしょうか。それをお聞きしたいなと思います。 ◎岡道夫総務部長 こちらにつきましては、総合評価は使っておりません。 ◆23番(森山行輝議員) なぜ私がそれを言ったかといいますと、皆さんは当時の震災のときに、大川小学校の遺体捜索なんかどれだけ見ているか分からないけれども、今回この入札に参加した業者の中で、あのすさまじいときに住民の方々と遺体捜索したり、あるいはお金をもらったかもらわないか分からないけれども、一生懸命あそこに入っていた業者が数社いたのです。だから、あれだけのあれで遺体捜索しながらの捜索に加わった人たちが一般競争で、あなたたちも同じにやれという仕組みは仕組みで考えなければならないのかも分からないけれども、こういうときはやっぱり総合評価を使って、あれだけの震災の中で、見たことなかったと思うのですけれども、我々は見ていますから、遺体捜索しながら一生懸命やった業者が何社もいるのです。その連中が一般競争で価格だけで落として、負けたということなのだけれども、やっぱりそういうときはそれだけ貢献したということを踏まえての総合評価というのは、私はこういうときに使うべきではないかなというふうに思います。 これからいろいろ総合評価は地元でボランティア等々で貢献した、あるいは工事成績がいい悪い、そういうのも全部入ってくるから、これは非常にいいのだけれども、本来はこういうときにも使うべきだったなと思うのですが、終わったことで、これはこれとしてなのだけれども、その辺は踏まえていただきたいので、一言御意見を頂きたいなと思います。 ◎久保智光復興政策部長 お答えします。 案件によっては、そういう今までの経緯という部分があるかと思います。一方公共ということで、やはり正確に、適正にという部分もございます。多種多様の事業所の方が震災当時、本当に遺体捜索、道路復旧ということで御支援いただいているというのは十分ございますが、現段階としては遺構に関しては、このさなかにまず事業所を確保するという状況も正直ございますので、今の段階ではそういう形でとは思いますが、なおどういった手法があるか、今後に関してはちょっとまだ不透明でございますが、今現在の状況ではやはり事業所確保という、あと適正にという部分でやらせていただければと思っております。 ◎岡道夫総務部長 今御指摘いただきましたその部分もございます。担当課、担当部のほうで判断して対応していただいておりますが、当然さきに一般質問のほうでも答弁させていただきましたが、総合評価方式の在り方を見直ししている段階ではありますが、本格導入、その中で当然技術力も含め、地域貢献、それから社会貢献、そういった部分の評価を反映できるような形で今制度改正しているということで、本格施行に当たってはきちんとその辺対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第63 第94号議案市道路線の廃止について △日程第64 第95号議案市道路線の変更について ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第63第94号議案市道路線の廃止について及び日程第64第95号議案市道路線の変更について、以上2議案を一括議題といたします。本2議案について建設部長から説明を求めます。建設部長。 ◎伊勢崎誠一建設部長 ただいま一括上程されました2議案について御説明申し上げます。 表紙番号10の3ページから4ページまでと、各路線の位置等につきましては、表紙番号15、市道路線の廃止及び変更関係資料を御覧願います。 初めに、第94号議案市道路線の廃止についてでありますか、今回廃止する路線は1路線で、延長約165メートルであります。内容につきましては、被災低平地の利活用に伴うものであります。 次に、第95号議案市道路線の変更についてでありますが、今回変更する路線は2路線で、延長約251メートルの減であります。内容につきましては、被災低平地の利活用に伴い、起点または終点を変更するものであります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本2議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本2議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本2議案は原案のとおり可決されました。 △日程第65 第96号議案教育委員会委員を任命するにつき同意を求めることについて ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第65第96号議案教育委員会委員を任命するにつき同意を求めることについてを議題といたします。本案について市長から説明を求めます。市長。   〔亀山紘市長登壇〕 ◎亀山紘市長 ただいま上程されました第96号議案教育委員会委員を任命するにつき同意を求めることについて御説明申し上げます。 表紙番号10の5ページから6ページまでを御覧願います。石巻市教育委員会委員であります阿部邦英氏の任期が本年5月25日をもって満了となりますことから、その後任者について慎重に選考してまいりましたが、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し、識見を有する阿部邦英氏を引き続き任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。よろしく御賛同賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。9番。 ◆9番(遠藤宏昭議員) 第96号議案教育委員会委員を任命する件について、議案で上がってきて議決をしますと、次の定例会前に議会だよりというのが市民の元に届きます。こういった人事案件についても教育委員会委員に誰がなったのかというのは載るのですけれども、市民から「こういうのって誰決めてんのや」と聞かれたのです。私すぐに答えられなくて、今回のこの第96号議案のように教育委員会の委員であれば教育委員会で決めているのですと答えたのですが、ちょっとあやふやなので、そこは誰が決めているのかお伺いします。その選考過程についてお伺いします。 ◎境直彦教育長 お答えいたします。 私が答えていいかどうか分かりませんが、答えます。5ページの議案にもありますとおり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第4条第2項の規定に基づき任命するわけですが、教育委員の任命と罷免は市長が行うというふうになっております。市長が選任をするということで、その結果議会にこの法律に基づいて同意を求めるということでございますので、御理解いただきたいと思います。(9番遠藤宏昭議員「選考過程は」と呼ぶ)今回任期が来ますので、再任をするかどうかという決定権で市長が決めて、それを議会に同意を求めるという手続になります。(9番遠藤宏昭議員「だから選考過程」と呼ぶ)市長が人選をするわけですので、私がどの方をということではございませんので、今やっている教育委員の阿部委員にこの次の任期をどうするかということでまた市長が決めて、それを議会に同意を求めるということでございますので、御理解いただきたいと思います。 ◆9番(遠藤宏昭議員) 選考過程をお伺いしたのですが、そうすると今の教育長の答弁だと選考過程はブラックボックスに見えてしまうのです。私今まで分からなかったので、市民から聞かれた際に答えられなかったから教えてくださいというような質疑なので。だって、慎重に選考してまいりましたとあるということは、必ず候補者が何人かいて、その中から選んでいるわけですよね。慎重に選考しているですもの。それは、市長が決めたというのではなく、市長は役として任命するという形で議案を上げてきているわけだから。だって、教育委員会の委員、教育委員会は独立しているのですもの、だからこれはこの方を選考するに当たっての選考過程をお伺いしたかったわけなのです。 こちらも成り手不足なのですか、そうすると。今町内会の役員なんか成り手不足なのだけれども。その選考過程について、再度になってしまうけれども、これは2回目なのですけれども、そこをお聞かせいただきたいなと思いました。 ◎亀山紘市長 お答えいたします。 選考過程については、教育界の事情なり情報を持っている教育委員会に資料を頂いて、そして私がその資料を見て、それからもちろん人を見て、そして選考させていただいております。 ◆9番(遠藤宏昭議員) 同じ質疑を2回してしまったのだけれども。だから、市長が選ぶまでに、挙がってくるまでの選考過程というのを知りたかったわけなのです。だって、市長はこの並べられた中からこの方と決めるというのは最後のところだと思うのです。 何でこんな質疑をしているかというと、それこそ教育行政というのは非常に難しくて、日々変わっていくのです。これだって年度ごとに変わっていって、受験制度だって変わっているというような中で    その人がどうこうではないですよ、同じ方がずっとやっていて果たして新しい風を取り入れることができるのかということ。非常に難しいですもの、地方教育行政というのは。だから、新しい風を入れていかないといけないのではないかということ。先生たちの退職者が多分これまでも多くなられているので、毎年度、毎年度優秀な方というのは挙がってきているのではないのかなという、そういう不思議な疑問もあったわけなのです。そこに、市長に挙げるまでの選考過程というのはどうなっているのかなという、単純なことを聞いているのだけれども、何かブラックボックスに見えました、今のお話だと。だから、そこを誰が決めているのかと素直に聞いたところなのです。 教育委員会は、ただでさえ閉鎖的な組織というようなイメージがあるのです、どうしても。今の答弁だって、本当は何かあるのだけれども、取りあえずごまかしているというように私は受けましたよ。だって、2回も同じ質疑してしまったのだもの。だから、そういうところ、誰がそういう市長に挙げるまでやっているのですかということです。「慎重に選考してまいりましたが」と書いてあるから、選考されているのかなということ、そこをちょっとお聞かせください。 ◎境直彦教育長 お答えいたします。 教育委員会の任期が5月に来るということで、このたびの教育委員がまずはいらっしゃるわけですので、どのようにするのかというのを市長にお伺いを立てます。当然そこでどういうふうに決めるかという市長の意思が、任命、罷免の決定権は市長が持っているわけですので、再度阿部委員にお願いするようにというふうなお話が当然あるわけですので、それでもって今回議会に同意をお諮りしたということでございます。(9番遠藤宏昭議員「聞きたいことじゃないですよ。阿部さんがどうこうと言っているんじゃない。3回してしまったから。だって、今の答弁になっていないから。このままで終われないですよ。同じ質問2回してるんだから」と呼ぶ)任期が来ますので、新しい方を入れるかどうかというのも全て市長に権限があるわけですよね、決定権が。そこで市長が選考するわけです。どういうふうにするかというのが選考の一つですので、そこは人事案件として市長に任されているわけですので、私はそれについてどうこうということでは法的にはありませんので、そこで再任をするのかどうかというのが選考の一つだというふうに私は捉えておりますので、また別にもっとほかの方がいらっしゃるのであれば、そういう方を今度はいろんな形で情報収集するということも考えられますが、今回の任期が来た段階でそれを再任をするのかどうするのかというのは法律的には市長に権限がありますので、それをどうするかということをお伺いを立てて再任をするということで、今回皆さんに御同意をお諮りしたということでございますので、御理解をお願いしたいと思います。 ◆23番(森山行輝議員) 今の議論は、教育長、決めるのは市長でいいのだけれども、どういう選考過程でこういうふうに挙がってきたのだということなのだけれども、それについては市長は教育委員会から上げられた名簿が来て、いいか悪いかを判断すると思うのです。(9番遠藤宏昭議員「そうそうそう、そういうこと」と呼ぶ)だから、市長が決めるのはいいのです。推薦の過程はどういうふうな選び方をして挙げるのだと今遠藤議員は聞いているというふうに思ったのですが、遠藤議員は終わってしまったから、そこの中身が分からない。だから、いいのですよ、教育の仲間から聞いたとか、あるいは教育長のお友達を挙げたとか、これは何でもいいのだけれども、だからそれを知りたいと言っているわけだから、まずそれを。市長は選ぶ、それは分かるの。だけれども、選ぶのには教育委員会が人選しなければいけないでしょう。その人選をどういうふうにやっているのだという疑問を今呈したわけです。 ◎境直彦教育長 再任、続けてやるかどうかという意思、それを市長に確認をして、もし市長が別な人、ほかに人がいるのだったらば、そういう候補を挙げてというのは、今度はいろんな形で調査をしたりということの方法でもって、そのリストを作るとかということはあり得るかと思いますが、今回は阿部委員をどのようにしますかということで市長にお伺いしたときには再任という形のお話でしたので、私たちは別の方をという形ではなくて、それが再任をするかどうかというのは市長にとっては慎重に選考したという形になるかと思っております。 ◆23番(森山行輝議員) 教育長、今回は阿部委員はこのまま引き続きお願いしますと人選をしたということで、これは皆さん理解したと思うのです。そこは理解したと。だから、もう一回なのだけれども、市長が「この人でない」と言ったときに、改めてこういう人と挙げるときはどういうふうな選考過程で挙げてやるのですかというような疑問だと思うのです。(9番遠藤宏昭議員「そうそう、簡単な質疑」と呼ぶ)2回目だから。だから、それは教育長が、自分のお付き合いなり、いろんな人の御意見聞いて挙げますよというのならそれでもいいのだけれども、私が答えを言っては駄目なのだけれども、そういうことを聞いているわけだから。分かるかな。 ◎境直彦教育長 お答えいたします。 教育委員を選考するに当たって、市長が再任ではなくて、別な方をと言われた場合には様々な形で、私はリスト、御提案を申し上げる。前に石巻市PTA協議会とか、あとは青年会議所とか、様々な形で御提案いただいて、最終的にはそのリストでもって市長が決定するという、この方に依頼をして、それが了解得れば市長が決めて、そして皆さんの御同意をお諮りするという流れになるかと思います。 今回は、その段階ではなくて、阿部委員に再任をという形でお願いするということで、前に旧制度、教育委員会の教育委員長もお務めになった方なので、その見識を生かして復興期間の仕上げでもっていろんな形の部分にも見識が豊かであるので、再度お願いをしなさいということで、今回はこのような形になったということで御理解いただきたいと思います。 ◆23番(森山行輝議員) そうしますと、市長に挙げるまでは教育委員会、教育長のほうで石巻市PTA協議会に聞いたり、あるいは学校関係者に聞いたりということで、新たな人であればそういうふうに挙げるということで一応理解しました。それは今遠藤議員がなかなか分からないというので。 3回目だから。それで私が手を挙げたというのは、旧市議会からこの手の委員のことについては、議会側は再選の場合は70歳を超えないでお願いしたいということを、私は平成4年から議員やっていますから、ずっと同じことを言っています。だから、そういう面では70歳過ぎた人がまた諮問になったというのは、いわゆる議会とのいろんな暗黙の、その辺を理解している年齢について、私からいえばまた破られたと。だから、前に改選するときに70歳あるいは71歳ぐらいまではいいというようなことで、旧市議会からずっとそのルールでやってきているのです、教育委員は。それがまた70歳過ぎた人が再選というから、これは議会とのこれまでのいろんなルールからいけば、この人がすばらしいと言えばそういう理屈になるのかも分からないけれども、ただ一応議会とのルールだから、70歳、再選しても71歳ぐらいまでで新しい人選をしてくださいということはお互いの了解事項になっているのだ。今度は70歳過ぎた人を再選で挙げてよこすわけだから、人事なので、なかなかこれは我々も難しいところがあるのだけれども、一応そういうことの話合いの中でずっと来ているのだから、その辺はやっぱりある程度守っていただきたいなということがあるのですが、これについても教育長の御意見を頂きたいと思います。 ◎境直彦教育長 そのような年齢の枠組みがあるということは、私も大体何歳以上というのはよく知っていなかったわけですが、今回の阿部委員に関しましては教育委員長も歴任した方であるし、まだまだお力をお借りして教育行政を進めていきたいというふうなことでの考え方でもありまして、多分市長はそのような形で決断をしたものというふうに私は理解しているところでございます。 ただ、今後市長には任命と罷免、両方あるわけですので、私たちが幾ら再任してほしいと言っても市長がそれは交代しますと言えばそれに従わなくてはいけないわけですので、それは法的にもありますので、教育委員会が幾ら提示したものでも、そのとおり決まるというわけではございませんので、その点は御理解をいただきまして、今議員がおっしゃったことは今後その人選においては十分留意をして考えていきたいと、そしてそのように進めていきたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 ◆3番(髙橋憲悦議員) 今の質疑で、はっきりと議会と当局の信頼関係です。事務局とあるのですから、教育委員会の場合はある程度教育委員会事務局内で協議して、市長にこの人、それとも誰かおりますかと、ある程度コーディネートするのは教育委員会で、例えば監査委員であれば監査委員事務局、そして固定資産評価審査委員会であれば資産税課とか、担当部が事務局を持っているのですから、市長が一人一人選ぶのは、確かに提案するのは市長ですけれども、その事務局である程度コーディネートが必要なのです。人権擁護委員の場合は、人権擁護委員会の協議会のある事務局を持っている総務課とか、そのようにはっきり答弁してもらえば、遠藤議員だって納得すると思うのですけれども、その点について、市長、いかがですか。 ◎亀山紘市長 教育委員会の委員を任命するにつきましては、今総合教育会議がありまして、そこでも人物の発言の内容とか、あるいは考え方について十分私も知っておりますので、阿部邦英氏については続いて任命したいというふうに考えております。 それから、人選をするに当たっては、やはりこれからはもっと広く人選すると同時に、年齢配分も、年齢的な配慮もしなければならないというふうに考えておりますので、今後は教育委員会の構成委員の年齢的な調整もしていくことが必要だというふうに考えておりますので、そういったことで人選するに当たっては事務局にいろんな立場の方を推薦していただくように、履歴などを参考にしながら人選させていただきたいというふうに考えております。 ◆19番(阿部久一議員) これは確認なのですけれども、ただいまのお答えですと、教育委員としては選出規定というものはないということでよろしいのでしょうか。そして、その中に年齢とかそういったものも決まっていないということでよろしいのですか。 ◎境直彦教育長 いろんな教育行政に関しての識見を有しているとかと様々ありますが、今問題になっている年齢のところでは再任時に75歳を超えないというのは、先ほど森山議員がおっしゃっている部分がそこにあるかと思っております。 ◆19番(阿部久一議員) いわゆる選出する方法とかそういったものの規定はあるのかないのか、その辺を伺っております。 ◎境直彦教育長 教育委員は、人数はある程度決められて、その中で教育行政に識見を有するとあります。そして、さらに教育委員の中に1人は保護者代表を含めなくてはならないということの規定はございます。そういう形の中で教育委員を人選していただいているというところであります。 ◆19番(阿部久一議員) では、つまり年齢制限について規定の中には入っていないということでよろしいのでしょうか。 ◎境直彦教育長 年齢制限は、先ほど申し上げましたとおり石巻市の場合は再任時に75歳を超えないというふうなところでの年齢規定はございますので、保護者代表の方ですと30代、40代という方もあり得ることでございますので、それはそのときの選任の仕方で、ほかの他市町村の教育委員の場合はそういう方も教育委員になっている方も現にいらっしゃることはいらっしゃいます。ですから、年齢でもって何歳以上でなくてはならないとか、そういうところの部分はなくて、石巻市の場合は、上の場合で再任時には、先ほど森山議員がおっしゃったとおり75歳を超えないというふうな形があるということは聞いております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本案は人事案件でありますので、前例に倣い、委員会付託を省略し、討論を用いず決したいと存じます。これより採決いたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決しました。 △日程第66 第97号議案人権擁護委員候補者を推薦するにつき意見を求めることについて ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第66第97号議案人権擁護委員候補者を推薦するにつき意見を求めることについてを議題といたします。本案について市長から説明を求めます。市長。   〔亀山紘市長登壇〕 ◎亀山紘市長 ただいま上程されました第97号議案人権擁護委員候補者を推薦するにつき意見を求めることについて御説明申し上げます。 表紙番号10の7ページから9ページまでを御覧願います。人権擁護委員であります佐々木芳美氏が本年6月30日をもって任期満了となりますこと、また委員1名が欠員となっておりましたことから、その後任候補者の推薦について仙台法務局長から依頼がありました。このことにつきまして、慎重に後任候補者を選考してまいりましたが、人格、識見ともに高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護に関して理解のある佐々木芳美氏を引き続き、内海聡氏を新たな候補者として推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の御意見を求めるものでございます。よろしく御賛同のほどお願いを申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は人事案件ですので、前例に倣い、委員会付託を省略し、討論を用いず決したいと存じます。本案は2名でありますので、個別に採決をいたします。まず、佐々木芳美氏から採決いたします。佐々木芳美氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。次に、内海聡氏について採決いたします。内海聡氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 △日程第67 第98号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第9号) △日程第68 第99号議案令和2年度石巻市一般会計補正予算(第2号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第67第98号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第9号)及び日程第68第99号議案令和2年度石巻市一般会計補正予算(第2号)について、以上2議案を一括議題といたします。本2議案について産業部長から説明を求めます。産業部長。 ◎吉本貴徳産業部長 ただいま一括上程されました第98号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第9号)並びに第99号議案令和2年度石巻市一般会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、災害の発生や新型コロナウイルス感染症の発生に起因して売上高等が減少している中小企業者並びに大型倒産事業者に対し、債権等を有していることにより資金繰りに支障が生じている中小企業者の支援を図るため、資金融資を受けた中小企業者の利子補給を行うことにつきまして、地方自治法第214条の規定に基づく債務負担行為を設定しようとするものであります。 それでは、表紙番号17、令和2年石巻市議会第1回定例会議案(追加)の1ページを御覧願います。初めに、第98号議案令和元年度石巻市一般会計補正予算(第9号)でありますが、第1条は債務負担行為の補正でありまして、2ページの第1表、債務負担行為補正にありますように、石巻市中小企業災害等資金利子補給金交付要綱に基づく資金融資に伴う利子補給を追加するものでございます。 次に、5ページ、第99号議案令和2年度石巻市一般会計補正予算(第2号)でありますが、第1条は債務負担行為の補正でありまして、6ページの第1表、債務負担行為補正にありように、第98号議案と同一の内容を追加するものでありますが、期間を令和2年度から令和5年度までとするものでございます。 次に、表紙番号18、令和元年度石巻市一般会計補正予算説明書の2ページを御覧願います。先ほど申し上げました石巻市中小企業災害等資金利子補給金交付要綱に基づく資金融資に伴う利子補給につきまして、限度額を借入残高に対して年1%以内に相当する額とし、支出予定期間を令和元年度から令和4年度までとするものでございます。 次に、表紙番号19、令和2年度石巻市一般会計補市予算説明書の2ページを御覧願います。こちらにつきましても事項及び限度額につきましては、第98号議案と同一の内容でありますが、支出予定期間を令和2年度から令和5年度までとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。前例に倣い、令和元年度補正予算説明書について質疑を行います。予算案第1条、債務負担行為補正について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。 次に、令和2年度補正予算説明書について質疑を行います。予算案第1条、債務負担行為補正について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本2議案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本2議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本2議案は原案のとおり可決されました。 △閉会 ○議長(木村忠良議員) 以上で今期議会に付議されました事件は全て議了いたしました。 これにて令和2年石巻市議会第1回定例会を閉会いたします。   午後3時30分閉会...