石巻市議会 2020-02-27
02月27日-議案説明・質疑・委員会付託-05号
令和 2年 第1回 定例会 令和2年石巻市議会第1回定例会会議録(第5号) 議事日程第5号 令和2年2月27日(木曜日)午前10時開議 第1
会議録署名議員の指名 第2 第1
号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(令和元年度石巻市一般会 計補正予算(専決第3号)) 第3 第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算 第4 第38号議案令和2年度石巻市
土地取得特別会計予算 第5 第39号議案令和2年度石巻市
水産物地方卸売市場事業特別会計予算 第6 第40号議案令和2年度石巻市
市街地開発事業特別会計予算 第7 第41号議案令和2年度石巻市
国民健康保険事業特別会計予算 第8 第42号議案令和2年度石巻市
後期高齢者医療特別会計予算 第9 第43号議案令和2年度石巻市
介護保険事業特別会計予算 第10 第44号議案令和2年度石巻市
病院事業会計予算 第11 第45号議案令和2年度石巻市
下水道事業会計予算 散 会 本日の会議に付した事件 議事日程のとおり 出席議員(30名) 1番 阿 部 浩 章 議員 2番 佐 藤 雄 一 議員 3番 髙 橋 憲 悦 議員 4番 阿 部 和 芳 議員 5番 木 村 忠 良 議員 6番 黒 須 光 男 議員 7番 楯 石 光 弘 議員 8番 奥 山 浩 幸 議員 9番 遠 藤 宏 昭 議員 10番 大 森 秀 一 議員 11番 櫻 田 誠 子 議員 12番 鈴 木 良 広 議員 13番 青 木 ま り え 議員 14番 千 葉 正 幸 議員 15番 星 雅 俊 議員 16番 青 山 久 栄 議員 17番 阿 部 正 敏 議員 18番 齋 藤 澄 子 議員 19番 阿 部 久 一 議員 20番 丹 野 清 議員 21番 安 倍 太 郎 議員 22番 阿 部 欽 一 郎 議員 23番 森 山 行 輝 議員 24番 渡 辺 拓 朗 議員 25番 千 葉 眞 良 議員 26番 山 口 荘 一 郎 議員 27番 髙 橋 栄 一 議員 28番 西 條 正 昭 議員 29番 後 藤 兼 位 議員 30番 水 澤 冨 士 江 議員欠席議員(なし) 説明のため出席した者 亀 山 紘 市 長 菅 原 秀 幸 副 市 長 境 直 彦 教 育 長 椎 葉 健 一 病 院 局 長 久 保 智 光 復 興 政策部長 岡 道 夫 総 務 部 長 大 塚 智 也 財 務 部 長 後 藤 寛 復 興 事業部長 村 上 秀 樹
半島復興事業部長 千 葉 巧
河北総合支所長 阿 部 徳太郎
雄勝総合支所長 村 上 浩 則
河南総合支所長 今 野 裕 之
桃生総合支所長 鈴 木 清
北上総合支所長 大 窪 茂 久
牡鹿総合支所長 福 田 寿 幸 生 活 環境部長 守 屋 克 浩 健 康 部 長 津 田 淳 一 福 祉 部 長 吉 本 貴 徳 産 業 部 長 伊勢崎 誠 一 建 設 部 長 柏 春 雄 会 計 管 理 者 大 内 重 義
病院局事務部長 及 川 伸 一 教 育 委 員 会 事 務 局 長
事務局職員出席者 近 藤 順 一 事 務 局 長 松 﨑 泰 政 事 務 局 次 長 吉 田 秀 樹 事 務 局長補佐 吉 田 直 也 主 幹 川 田 秀一郎 主 査 一 宮 康 広 主 査 菊 地 光 大 主 任 主 事
△午前10時開議
○議長(
木村忠良議員) ただいまから本日の会議を開きます。欠席通告議員はありません。 本日の議事は、日程第5号をもって進めます。
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
木村忠良議員) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。本日の
会議録署名議員に18番齋藤澄子議員、19番阿部久一議員、20番丹野清議員、以上3議員を指名いたします。
△日程第2 第1
号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(令和元年度石巻市
一般会計補正予算(専決第3号))
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第2第1
号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(令和元年度石巻市
一般会計補正予算(専決第3号))を議題といたします。本案について財務部長から説明を求めます。財務部長。
◎
大塚智也財務部長 ただいま上程されました第1
号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて御説明申し上げます。 表紙番号の2、令和元年度石巻市
一般会計補正予算専決を御覧願います。今回の専決処分は、昨年10月の台風第19号被害に伴う
災害廃棄物運搬処理に要する経費のほか、
排水ポンプユニット等購入に要する経費を措置したものでありますが、市議会を招集し、その議決を得る時間的余裕がございませんでしたので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分を行ったものであり、同条第3項の規定により御報告申し上げ、その承認を求めようとするものでございます。 それでは、5ページを御覧願います。第1条は、
歳入歳出予算の補正でありまして、
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億2,000万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,167億6,266万9,000円とするものであります。 第2条は、繰越明許費の補正でありまして、8ページの第2表、
繰越明許費補正にありますように、
内水排除対策事業(台風関係分)につきましては、1億円を繰越ししようとするものであり、年度内に事業が完了しないことから、翌年度に繰り越して使用することができる経費を定めるものでございます。 次に、
補正予算説明書により歳出から御説明申し上げます。なお、説明の欄、事業名称に台風関係分と表示しておりますが、説明に当たりましては省略させていただきますので、あらかじめ御了承願います。 それでは、18ページを御覧願います。2目ごみ処理費に7億2,000万円を計上しておりますが、これは台風被害に伴い災害廃棄物となった稲わらを県外に運搬し、処理を行うための経費を措置したものでございます。 次に、20ページ、7目
東日本大震災関係費に1億円を計上しておりますが、これは今後の浸水被害に迅速に対応するため、
排水ポンプユニット等購入費を措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、14ページにお戻り願います。2項国庫補助金に7億2,000万円を、16ページ、1項基金繰入金に1億円をそれぞれ計上しておりますが、これらは先ほど御説明いたしました歳出予算の財源として措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御承認を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。3番。
◆3番(
髙橋憲悦議員) 19ページの稲わらの件なのですけれども、この件につきましては、この制度ができる前に農家の方が近所に迷惑かけるということで、自発的に処理をした、それらについても、補助制度が後から出たものですから、それらも十分勘案してくださいよというふうなお願いをしておりましたが、それらも網羅されたのかどうか、まず1点お聞きします。 それから、県外といいますが、石巻市ではどれくらいの期間で、トン数にしてどれくらいを運んだのかお尋ねします。
◎
福田寿幸生活環境部長 稲わらにつきましては、制度ができる前に先に1か所に集めた部分についても処理を進めるような方向で現在進めております。 稲わらの量につきましては、現在私の手元にございませんので、後ほど報告させていただきたいと思います。
◎
吉本貴徳産業部長 お答えいたします。 今回の補正予算に計上しております処理費につきましては、稲わらの運搬経費というようなことで、田んぼから稲わらを運んだ部分につきましては、農林水産省の補助ということで、別枠で処理をするようなことで今手続を進めております。実施主体といたしまして、農林水産省からの補助金の受入団体につきましては、JA等が加盟いたします石巻市
農業再生協議会というところが事業主体になりまして、田んぼから搬出する稲わら1立米当たり5,000円という部分に関しての補助については、そちらで進めることになっておりますけれども、どうしてもそちらのほうの国の補助の制度が稲わら搬出を確認する写真等の証拠書類の添付という部分が義務づけられております関係から、そういった手続をきちんとこちらから周知した後に、証拠書類のあるものに関しましては、今言った全て基準の1立米当たり5,000円の交付金という部分については対応していくことができるものというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
◆3番(
髙橋憲悦議員) 運搬は十分存じ上げていますが、台風後のすぐ次の日あたりからある農家、生産組合なのですけれども、その頃まだ稲わらの保管場所というのは決めていなかったものですから、自分なりに人の土地を借りまして、そして稲わらをそこに運搬したと、そしてその後に、例えば稲井であれば
真野小学校跡地が稲わらの保管場所と決まったと。そうした場合、一旦畑に運んでいたものを保管場所に運搬して処理したと聞いているのです。ですから、一時保管した畑から、例えば真野小学校まで運んだ、それも当然対象になると思いますが、それらも網羅されるかどうかお尋ねします。
◎
吉本貴徳産業部長 お答えいたします。 そうしますと、真野小学校の市で指定した保管場所への移動というようなことでございますので、その際に恐らく例えばトラックで運ぶ際の計量であったりとか、真野小学校での受入れの際の証拠写真とか、十分こちらのほうでも職員を配置して確認しておりますので、そういった確認手続が取られたものについては、今回の農林水産省からの補助金の対象になるというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
◆3番(
髙橋憲悦議員) 後で確認しますが、今産業部長が言ったとおりそれであれば、ぜひともうちのほうはそのとおりだなと思うのですけれども、いかんせん雨の日の次の日に運んだ稲わらですので、ほとんど堆肥化になっているのです。ですから、トン数も大分違ってきますが、もしそれが対象外で生産組合のほうにお支払いしていないときには、この場で対象になるということをお尋ねしましたので、対応方よろしくお願いしたいと思います。いかがですか。
◎
吉本貴徳産業部長 個別の事案については、私も手元に資料がございませんので、確かなことというか、確実なことという答弁はなかなかできないところがございますけれども、今申し上げましたとおり、農林水産省の交付基準でありますそういった証拠を確認できる写真であったりとかという部分に関して、きちんと確認できているものについては交付の対象になるというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
◆14番(
千葉正幸議員) 今の処理費の7億2,000万円につきましては、それぞれ各地域ごとに集積された稲わらの最終処理費での支出というふうなことでよろしいのでしょうか。
◎
福田寿幸生活環境部長 全て稲わらの運搬費用の金額でございます。
◆14番(
千葉正幸議員) そうすると、この稲わらは、どのような方法で処理されるのでしょうか。
◎
吉本貴徳産業部長 お答えいたします。 基本的には、焼却処分というようなことが原則になるわけですけれども、焼却に当たりましては、石巻市にございます
クリーンセンターだけでの焼却は厳しいというようなことで、環境省の災害査定を受けた段階では、処分先については県内、県外の施設等をお願いしながら焼却処理に当たるということでございますけれども、そうしますとどうしても一番遠いところで青森県まで運搬しなければいけないというようなところも出てまいりますので、産業部といたしましては、その辺の処理経費をいかに安くできるかというようなことで、焼却以外の利用についても何とかできないかということを検討しているところでございますが、ただ稲わら自体が何度も雨に当たりまして、堆肥化しているところもございますので、そういった部分も勘案しながら、できるだけ処理経費のかからない方法について今検討しているところでございますので、御理解いただきたいと思います。
◆14番(
千葉正幸議員) 私は、これまでの経験から、このまま堆積された稲わら、いわゆる今年いっぱい切り返しして、むしろ堆肥にしてしまって、今年の秋に秋作業の刈り取りが終わってから農地にすき込むというふうなのが一番ベターな、余計な税金を使わないで済むというふうなことになるかと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
◎
吉本貴徳産業部長 お答えいたします。 田んぼに残っている状況であれば、そういった部分も可能だったかと思いますけれども、今回の台風被害におきましては、最終的に下流側にある田んぼに多くの稲わらが堆積をしたというふうなことで、まずは農地の保全の関係上、稲わらを撤去しなければいけないというようなことがございましたので、今は市内5か所の一時待避所に保管している状況でございますので、改めてそれを田んぼに持ってくるとなると、またその待避所から稲わらを田んぼに運ばなければいけないというふうな作業もございますので、通常田んぼで処理できる稲わら量であれば、そういった手法も当然に検討することも可能だったと思いますけれども、そういかないくらいの量が各田んぼにたまったということでございましたので、現在は焼却またはそれ以外の方法でというようなことで、今検討を進めている状況でございますので、御理解いただきたいと思います。
△答弁の保留
◎
福田寿幸生活環境部長 先ほど髙橋議員からの質問で、私が答弁の保留をしておりました稲わら発生の全体量、約1万9,196トンでございます。あくまでも推定値でございますので、御理解を申し上げます。
◆6番(
黒須光男議員) 2人の議員とのやり取りを聞きました。当初この7億2,000万円、財務部長はこれをやるときに稲わらの処理費というふうなことで、私も理解をしておったわけでございますが、
生活環境部長のるる話の中で聞いていますと、稲わらだけではなく、これはこの間の大雨の残材と申しましょうか、処理費も含まれるのだという御答弁です。だから、その整合性が取られていない、そういうものを財務部長が最初から説明しなくてはならないでしょう、我々に。片手落ちの説明なのです。産業部長は産業部長で、稲わらのことばかり語っている。
生活環境部長は、稲わらのトン数さえ分からない。勉強不足です、これ。 改めて財務部長、7億2,000万円の詳細な内訳、稲わらが何ぼで、あとほかのところの雨で解体とかされた、災害で出たのが何ぼで、そういうものを説明しなくてはならないのではないですか、最初から。それを専決処分する、ふざけないでください。ちゃんと説明しなさい。お願いします。
◎
大塚智也財務部長 今回専決処分をいたしましたのは、議会を招集するいとまがないということで、すぐにお金が必要だということで、不足する分、特に一番必要な部分は稲わらというところがありましたので、稲わらという表現をさせていただきました。特に県外に運搬をするということで、処理がかなり膨大になるという部分で、ほとんどが稲わらの金額が占めているところでございます。(6番
黒須光男議員「内容を示しなさい。残材の処理も。財務部長、把握していないのか」と呼ぶ)
◎
福田寿幸生活環境部長 今財務部長が説明したとおり、今回の場合については全てが稲わらということでございますが、詳細については、量的には今私の手元にはございますが、処理単価等が違いますので、ちょっとここでは答弁を控えさせていただいて、保留させていただきます。よろしくお願いいたします。
◆6番(
黒須光男議員) 即決で決めるやつを答弁できないということないでしょう、これ。小学生も今日来ているのですよ。そんなだらしない、
生活環境部長として恥ずかしいのではないですか、あんた。あなたが答弁しているのですよ。稲わらだけではなく、これは別なのも運びましたと言っているの。では、その運んだのは幾らなのですかと私は聞いているだけだから。それを分からないということないでしょう、あんた。何を語っているの。議長、休憩して御答弁を求めたいと思います。暫時休憩してください。
○議長(
木村忠良議員) すぐ用意できますか。(6番
黒須光男議員「暫時休憩」と呼ぶ) それでは、資料をそろえますので、暫時休憩します。 午前10時19分休憩 午前10時24分開議
○議長(
木村忠良議員) 休憩前に引き続き再開いたします。
△発言の訂正
◎
福田寿幸生活環境部長 先ほどの私の答弁の訂正をお願いいたします。 先ほど私、今回の費用につきまして、災害廃棄物、稲わらだけではなくて、全ての処理費用まで含んでいるというような答弁でございましたが、今回予算計上されておりますのは、全て稲わらの運搬費用ということですので、訂正のお願いとおわびをさせていただきます。よろしくどうぞお願いいたします。
◆6番(
黒須光男議員) 私たちは、当局の答弁に本当に神経をとがらせて聞いているのです。
生活環境部長がそうやって稲わらだけでないという答弁をして、おかしいと、そうしたら今度また訂正して、私の発言が間違いましたと。国会の答弁と同じだ、森法務大臣と。だから、たるんでいるの、あなたは。だから、この間の市長選挙のときに、市長選挙のポスター、あなたの壁に貼っていたりしているのだ。そこまで遡るのだ。
公職選挙法違反だ、あなたは。仙台地検から、あなたをやりますから、告発してくださいと私言われているのです。(「言葉に気をつけろよ」と呼ぶ者あり)そうなのですよ。ですから、そういう答弁をしないように気をつけて、改めて謝罪して、今後遺漏のないようにやってください。お願いしたいと思います。
◆29番(後藤兼位議員) 今回稲わらの部分ということなのですけれども、台風被害というのは気候変動の環境問題も含めて、今後続く可能性があるわけです。今回はこういう処理をしましたけれども、今後どのような対応をするのか。これは、一自治体でなく全体も含めて、農水の問題も含めて、あと環境問題も含めて対応せざるを得ない。これは石巻市から、あるいは石巻市だけで改善するものではないけれども、農業団体も含めて、そして国のほうも、いろいろな環境問題も含めて対応されるのか。今回この予算だけ処理して、また来年こういう形で多額の税金を使うという部分は、我々もかなり考えていかなければならないと思うのです。そういう意味では、改善策を石巻市から県なり国に、対応策も含めて発信していかなければならないと思うのです。それについては、当局でどのような考えを持っているのか、これについて御説明いただきたいと思います。
○議長(
木村忠良議員) 携帯電話の持込みは禁止されておりますので、御注意願います。
◎
吉本貴徳産業部長 お答えいたします。 環境問題というようなことがございますので、非常に大きな問題でございます。台風シーズンによりましては、稲わらという問題ではなくて、ほかの農作物に対する大きな被害も出るということも今後考えられます。今後の農業の在り方というふうなところにも関係してくる話ではございますけれども、大きく環境が変わる中で、いわゆる農業ということで申し上げれば、農業の今後の取組、在り方も含めて、これは国策として大きく検討していかなければならないテーマであろうなというふうに考えておりますので、今回の状況も踏まえまして、農家の実情、こういった部分に関しましては、県、国を通じまして、石巻市の状況も含めて訴えてまいりたいというふうに考えております。
◆29番(後藤兼位議員) これは農業の今の置かれている状況とか機械化の問題とか、いろいろあると思います。 さっき千葉議員もお話ししましたけれども、ただ運んで焼却するのでなく、リサイクルといいますか、循環型の社会を含めて、これを農業にどう生かすかという方法も考えていかなければならないし、石巻市はSDGsを今掲げて、それを国のほうに申請もしています。こういうSDGsの立場からも、この問題についてはやっぱり掘り下げて考えていく一つの命題だと思うのです。これについて、市長の考えを伺っておきたいと思います。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 今回台風第19号の被害状況ということで議論させていただいておりますけれども、やはり議員御指摘のように地球温暖化が進んでいることによって、農業、水産業に与える影響というのは、これだけではありませんけれども、特に産業部門を考えた場合に農業、水産業に与える影響は非常に大きいというふうに思っております。 そういった中で、環境問題を見据えた上で、今後災害時にはどのような課題があるかということも今からしっかり想定して、災害に対応していくことが必要だというふうに思っておりますので、今後とも農業関係者、水産業関係者の皆さんと連携をしながら、将来に対する対策を取っていきたいと考えております。
◆13番(
青木まりえ議員) 先ほど
千葉正幸議員がおっしゃいました堆肥の件なのですけれども、堆肥になっているということは、農業にとってすごく大事なものだと私は思うのです。ただ焼却してしまうのはとてももったいないと、隣でもおっしゃっていましたけれども、私もそう思います。ただ焼却するのではなく、それを何か活用できるように、例えば青森県まで運んだり、青森県に焼却の費用をお支払いするのであれば、それを石巻市の農家に、例えば自力で運んでもらったりなんかして、その方に補助金を、逆にお金を払うようなことをすれば、もしかしたら皆さん運んでくださるかもしれないですよね。 私、前に東松島市の農家に言われていたのです。「まりえさん、畑にだったら稲わらなんか何ぼでも入れられるのだよ。田んぼに今すぐに戻すと春、夏に発酵して田んぼが駄目になるから、秋口とか、そういうときに入れればいいのだよ」と。だから、堆肥を入れるタイミングとかもあるみたいなので、単純には言えないかもしれないですけれども、畑だったらいつでもいいとおっしゃっていましたし、田んぼに秋口にまた戻すとか、それまでの保管のこととか、いろいろ要件があって早く処理したいのかもしれないですけれども、逆にそれは石巻市の農業の活性化にもなると思うので、堆肥にしないのはすごくもったいないと、隣でおっしゃっているのを聞いても、私も本当にそう思いますので、そういう活用の仕方というのもぜひ考えてほしいなと思います。よろしくお願いします。
◎
吉本貴徳産業部長 千葉議員、それから青木議員の御提案につきましては、当初は堆肥化の部分も考えまして、市内にございます堆肥センターへの打診等も行いました。なかなか通常の稲わらではなくて、どうしても雨水、あるいは排水路等につかってしまった稲わらということがあって、なかなか受入れは難しいというような回答がございました。 ただ、先ほども申し上げましたけれども、その処分について青森県まで運搬するという部分に関しましては、経費の部分でもかなり高額になるということで、私どももそこは見直しを図らなければいけないというようなことで考えておりますので、今まだ具体にはお話しできないですけれども、可能であれば堆肥で、石巻市で持っている堆肥センターでは無理でしたけれども、ほかの県内自治体のほうもいろいろ当たっているところでございますので、いわゆる焼却処分しないで使える利活用の道に関して、いろいろ業者等当たっている状況でございますので、当然経費の縮減も含めまして、稲わらのそういった有効利用も実は今検討しているというようなところで御理解いただきたいと思います。
○議長(
木村忠良議員) ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。
△日程第3 第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第3第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算を議題といたします。本案について財務部長から説明を求めます。財務部長。
◎
大塚智也財務部長 ただいま上程されました第37号議案令和2年度石巻市一般会計予算について御説明申し上げます。 表紙番号の3、令和2年度石巻市各種会計予算の1ページを御覧願います。第1条は、
歳入歳出予算でありまして、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,952億円に定めようとするほか、2ページの第1表にありますように、
歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額を定めようとするものでございます。 第2条は、債務負担行為についての規定でありまして、6ページの第2表にありますように、公有財産台帳管理システム借上料ほか35件の業務委託料等について、その期間及び限度額を定めようとするものでございます。 第3条は、地方債についての規定でありまして、9ページの第3表にありますように、歳出予算に計上しております各種事業に充当するための地方債のほか、地方交付税を代替する一般財源としての臨時財政対策債を予定したもので、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めようとするものでございます。 第4条は、一時借入金の最高限度額を定めようとするものでありまして、これを300億円とするものでございます。 第5条は、歳出予算の流用についての規定でありまして、各款の各項に計上しました給料、職員手当等及び共済費に係る予算額に過不足が生じた場合における同一款内での各項の間の流用ができる旨を定めようとするものでございます。 次に、予算の概要について御説明申し上げますので、表紙番号4の2、令和2年度石巻市各種会計予算説明書の874ページ、資料編の令和2年度各種会計当初予算総括比較表を御覧願います。まず、一般会計の予算規模でありますが、予算総額は1,952億円であり、復興期間の最終年度ということで、事業の完成を見据えた予算計上を行ったことなどにより、前年度を上回る予算規模となっております。 次に、876ページ、令和2年度一般会計歳入予算款別比較表により、主な内容を御説明申し上げます。まず、1款市税につきましては190億9,156万4,000円で、前年度当初予算と比較しますと5億8,046万8,000円、3.1%の増となっております。これは、復興特需の収束などにより、個人市民税や法人市民税が減少する一方で、新築家屋の増加などによる固定資産税の増収が見込まれるためでございます。詳細につきましては、後ほど事項別明細書により御説明申し上げます。 次に、2款地方譲与税から9款地方特例交付金につきましては、景気動向や税制改正などを反映した地方財政計画の推計値及び宮城県からの情報等を基に計上したものでございます。 なお、6款法人事業税交付金につきましては、税制改正により新たに創設され、計上したものでございます。 次に、10款地方交付税につきましては484億5,790万円で、前年度当初予算と比較しますと13億1,890万円の増となっております。普通交付税は、地方財政計画で示された対前年度比2.5%増を基準に市税の増収や合併算定替の段階的削減、公債費の地方交付税算入分を考慮し、一定程度の増額を見込んでおります。また、復旧、復興事業等の財源となる震災復興特別交付税については、歳出事業に連動し、増額となっているものでございます。 次に、18款繰入金につきましては793億3,012万1,000円で、このうち復興事業に充当する東日本大震災復興交付金基金繰入金として690億9,265万円を、震災復興基金繰入金として43億9,733万1,000円をそれぞれ計上したほか、(仮称)市民文化ホール建設基金繰入金として10億6,063万2,000円を計上しております。また、財政調整基金繰入金では26億7,475万5,000円を計上しており、前年度当初予算と比較いたしますと、19億193万1,000円の減となっております。 次に、21款市債につきましては90億3,420万円で、前年度当初予算と比較いたしますと34億9,250万円の減となっております。 なお、その他の款につきましては、後ほど事項別明細書により御説明申し上げます。 次に、歳出予算の性質別について、その主な内容を御説明申し上げますので、880ページ、令和2年度一般会計歳出予算性質別比較表(その1)を御覧願います。 まず、1、人件費につきましては、前年度当初予算と比較いたしますと6億6,416万6,000円、5.0%の増となっておりますが、これは臨時職員等の会計年度任用職員制度への移行などによるものでございます。 次に、4、扶助費につきましては、前年度当初予算と比較いたしますと17億9,380万円、17.2%の増となっておりますが、これは私立認可保育所運営業務委託料を物件費から扶助費へ組替えしたことなどによるものでございます。 次に、5、補助費等につきましては、前年度当初予算と比較いたしますと658億4,449万円の大幅な増となっておりますが、これは下水道事業会計の新設に伴う繰出金から補助費等への組替えによるものでございます。 次に、6、投資的経費につきましては、前年度当初予算と比較いたしますと29億703万1,000円、4.9%の減となっておりますが、これは(仮称)ささえあいセンター建設事業をはじめとする事業の完了によるものでございます。 次に、7、公債費につきましては、前年度当初予算と比較いたしますと5億1,139万4,000円、7.8%の減となっておりますが、これは近年借換債を発行せず、元金償還を行ったことなどによるものでございます。 次に、11、繰出金につきましては、前年度当初予算と比較いたしますと450億1,023万3,000円の大幅な減となっておりますが、これは市街地開発事業における事業の進捗のほか、先ほど補助費等で御説明しましたとおり下水道事業特別会計新設に伴う歳出科目の組替えによるものでございます。 次に、表紙番号4の1、令和2年度石巻市各種会計予算説明書の事項別明細書により、歳出から主な項目についてその概要を御説明申し上げます。なお、
東日本大震災関係費につきましては、目の名称を省略させていただきますので、あらかじめ御了承賜りたいと存じます。 それでは、110ページを御覧願います。1款議会費には3億9,627万9,000円を計上しておりますが、これは議会運営費でありますので、説明を省略させていただきます。 次に、2款総務費の主な内容について御説明申し上げます。126ページ、6目企画費の5総合計画等関係費では、次期石巻市総合計画及び国土強靱化地域計画の策定に要する経費などとして2,007万1,000円を措置しております。 次に、128ページ、6ICT関連事業推進費では、RPAの業務導入に向けた試行調査を行う委託料など927万9,000円を措置しております。 次に、134ページ、7目地域振興費の10東京オリンピック・パラリンピック機運醸成事業費では、チュニジア共和国の選手等を対象としたホストタウン事業委託料など4,481万6,000円を措置しております。 次に、152ページ、25目諸費の7防犯関係費では、町内会等が管理する防犯灯の整備や維持管理に対する補助金などとして2,700万円を措置しております。 次に、156ページ、26目の11震災遺構整備事業関係費では、旧門脇小学校に係る震災遺構の整備に要する経費のほか、震災の記憶や教訓などの伝承に要する経費などとして8億8,692万5,000円を措置しております。 次に、168ページ、1目戸籍住民基本台帳費の2窓口証明関係費では、市民課窓口業務の民間委託に要する経費などとして2億4,806万4,000円を措置しております。 次に、3款民生費の主な内容について御説明申し上げます。182ページ、1目社会福祉総務費の9包括的支援体制構築事業費では、多機関の協働による包括的支援のネットワーク構築に要する経費のほか、高齢者の送迎や買物支援などを行う自治体等に対する助成金など1,777万4,000円を、184ページ、12ささえあいセンター管理費では、総合案内窓口業務委託料や福祉避難所としての機能を確保するための災害用備品購入費などとして6,629万3,000円を措置しております。 次に、190ページ、8目子ども医療対策費では、ゼロ歳児から中学3年生までの通院及び入院分の子ども医療扶助費などとして、5億901万円を措置しております。 次に、196ページ、13目生活困窮者自立支援費の1自立相談支援事業費では、生活困窮者の就労準備支援や家計改善支援、子供の学習、生活支援に要する経費などとして5,379万7,000円を措置しております。 次に、202ページ、3目老人福祉施設費の7地域医療介護総合確保事業費では、介護保険事業計画に基づいた施設整備を行う事業者に対する補助金として4,870万2,000円を措置しております。 次に、208ページ、1目児童福祉総務費の12子ども・子育て支援事業費では、各種子育て支援や子供の居場所づくりなど、子育て環境の向上に要する経費として5,701万4,000円を措置しております。 次に、214ページ、5目保育所費の4(仮称)河北統合保育所施設整備事業費では、河北地区の大谷地、二俣、大川の3施設を廃止し、公立保育所1施設を統合整備するための測量及び基本設計等に要する経費として2,557万2,000円を措置しております。 次に、222ページ、2目の3被災者生活支援事業費では、被災者の見守りや生活相談支援に要する経費などとして、2億9,004万8,000円を措置しております。 次に、4款衛生費の主な内容について御説明申し上げます。228ページ、1目保健衛生総務費の5母子保健事業費では、父親の育児参加を啓発するための父子手帳作成に要する経費や特定不妊治療費助成金など1億5,464万4,000円を措置しております。 次に、236ページ、4目環境政策費の1環境政策推進費では、多様な自然の恵みと共生する社会の実現などを目的とした生物多様性地域戦略の策定に要する経費などとして1,371万8,000円を措置しております。 次に、246ページ、1目清掃総務費の5清掃総務関係費では、町内会等がごみの飛散防止対策を講じた集積所を設置する場合に費用の一部を助成するごみ集積所設置支援事業補助金など1,388万4,000円を措置しております。 次に、250ページ、4目廃棄物処理施設建設費の1一般廃棄物最終処分場建設事業費では、次期最終処分場の整備に要する経費として20億5,329万2,000円を措置しております。 次に、5款労働費の主な内容について御説明申し上げます。254ページ、1目労働福祉費の3労働者対策費では、高齢者の就業機会確保及び勤労者の福祉向上等に要する経費として4,879万6,000円を措置しております。 次に、6款農林水産業費の主な内容について御説明申し上げます。258ページ、3目農業振興費の1農業振興費では、担い手の育成や独立就農に向けた支援に要する経費などとして1億5,147万円を措置しております。 次に、260ページ、5ニホンジカ農作物被害防止対策費では、鹿の生息範囲拡大を抑止するため、駆除のほか生息数や動態調査に要する経費などとして4,805万円を措置しております。 次に、264ページ、9目の1農業復興推進費では、被災した農地の生産基盤整備のため、宮城県が実施する圃場整備等に係る負担金などとして26億601万9,000円を措置しております。 次に、274ページ、2目水産業振興費の1水産振興事業費では、担い手センターの運営や磯焼けなど海洋環境の維持対策に要する経費のほか、全国豊かな海づくり大会実行委員会負担金など1億6万9,000円を措置しております。 次に、280ページ、6目の4漁港海岸整備事業費では、災害復旧事業の対象とならない防潮堤等の海岸保全施設の整備に要する経費として2億3,653万円を措置しております。 次に、7款商工費の主な内容について御説明申し上げます。284ページ、2目商工業振興費の4産業振興事業費では、産業振興計画策定費や創業支援に要する経費など4,004万9,000円を措置しております。 次に、288ページ、3目観光費の2観光施設管理費では、道の駅上品の郷の温泉施設改修に要する経費など1億3,419万3,000円を、290ページ、8雄勝地域拠点エリア管理運営費では、観光物産交流施設の維持管理経費など5,900万円を、292ページ、11牡鹿地域拠点エリア管理運営費では、指定管理料など5,122万円をそれぞれ措置しております。 次に、294ページ、4目の3企業育成支援事業費では、民間団体等が行う再生可能エネルギー、省エネルギーに関する技術開発事業に対する補助金などとして2億7,117万5,000円を措置しております。 次に、8款土木費の主な内容について御説明申し上げます。304ページ、2目道路維持費の3総合支所道路等安全対策関係費では、総合支所管内の道路の補修等に要する経費として1億6,858万円を措置しております。 次に、304ページから306ページ、4目道路新設改良費では、2山崎馬鞍線道路改良事業費(中島工区)など3事業で4億3,754万9,000円を計上しております。 次に、306ページから308ページ、6目では、4田道町一・蛇田新橋線橋りょう整備事業費など9事業で15億9,291万1,000円を計上しております。 次に、310ページ、3目の1市街地防災施設堤防活用整備事業費では、旧北上川の水辺と堤防、市街地を一体化したかわまちづくりに要する経費として1億6,046万5,000円を措置しております。 次に、320ページ、7目の4地域再生拠点エリア整備事業費では、雄勝中心部地区の基盤整備に要する経費などとして2億4,501万1,000円を措置しております。 次に、322ページ、7目の10渡波稲井線街路整備事業費では20億7,978万1,000円を、324ページ、11(仮称)鎮守大橋整備事業費では31億4,900万円を計上しているほか、継続して実施している街路整備事業についてもそれぞれ所要の経費を計上しております。 次に、326ページ、7目の16南浜津波復興祈念公園整備事業費では、震災復興の象徴となる復興祈念公園の整備に要する経費として3億380万円を、19コミュニティ広場整備事業費では、パークゴルフ場として利用できる緑地広場の整備に要する経費として3億4,397万1,000円を、20北上地区多目的広場整備事業費では、にっこり地区の広場整備に要する経費として3億2,000万円をそれぞれ措置しております。 次に、9款消防費の主な内容について御説明申し上げます。338ページ、3目消防施設費の1消防施設関係費では、消防ポンプ置場の新築工事や防火水槽のしゅんせつ清掃等に要する経費など1億4,145万9,000円を、3河北消防署建設事業費では、老朽化した施設の建て替えに向けた地質調査に要する経費として1,000万円を措置しております。 次に、344ページ、6目の2震災対策機能強化費では、避難誘導のための防災サイン設置に要する経費として1億8,627万8,000円を措置しております。 次に、10款教育費の主な内容について御説明申し上げます。348ページ、2目事務局費の3学校施設整備保全計画策定事業費では、学校施設の長寿命化と更新コストの平準化、縮減を図ることを目的とした学校施設整備保全計画策定に要する経費として950万7,000円を措置しております。 次に、3目教育奨励費の1コミュニティ・スクール推進事業費では、地域の力を学校運営や子供たちの健やかな成長に生かすことを目的としたコミュニティ・スクール推進に要する経費として338万3,000円を措置しております。 次に、360ページ、1目学校管理費の4小学校管理費(学校安全推進課)では、大川小学校事故訴訟の損害賠償金に係る宮城県への償還金として2億5,648万4,000円を措置しております。 次に、364ページ、3目学校建設費の1小学校施設老朽化対策事業費では、釜小学校の老朽化対策工事費など4億5,515万円を措置しております。 次に、370ページ、3目学校建設費の1中学校施設老朽化対策事業費では、山下中学校の老朽化対策工事費など3億3,395万円を措置しております。 次に、396ページ、14目の6複合文化施設整備事業費では、複合文化施設整備に要する経費として37億499万円を措置しております。 なお、複合文化施設につきましては、11款災害復旧費においても25億6,896万3,000円を措置しております。 次に、408ページ、1項農林水産業施設災害復旧費から414ページ、4項その他公共施設・公用施設災害復旧費までの11款災害復旧費に、合わせて149億2,305万5,000円を計上しておりますが、これは漁港や道路、複合文化施設等の災害復旧に要する経費について措置したものであります。 次に、416ページ、12款公債費では、地方債の元利償還金及び一時借入金の利子として60億3,414万5,000円を措置しております。 次に、420ページ、14款予備費では、前年度と同額の1億円を措置しております。 歳出の説明は以上となります。 次に、歳入の主な項目について御説明申し上げますので、4ページにお戻り願います。1項市民税の1目個人では、復興特需の収束に伴う給与所得の減少や税制改正による配偶者特別控除の適用範囲の拡充により、前年度当初予算と比較いたしまして2億6,809万3,000円減の62億3,261万1,000円を、2目法人につきましては、建設業や製造業を中心に震災前の水準に段階的に減少するものと見込まれることから、3,653万6,000円減の14億8,411万円を計上しております。 次に、6ページ、1目固定資産税の土地については、震災後の価格変動に伴う負担調整措置などによる増収が見込まれることから、前年度当初予算と比較いたしまして3,977万5,000円の増、家屋については新築棟数の増及び新築軽減特例措置の期限満了による増収が見込まれることから5億3,209万5,000円の増、償却資産についても企業の設備投資の増加により1億4,117万3,000円の増と見込み、全体といたしましては7億2,064万1,000円増の86億2,082万5,000円を計上しております。 次に、8ページ、3項軽自動車税では、2目環境性能割も含め4億4,028万2,000円を、10ページ、4項市たばこ税では11億4,653万9,000円を、12ページ、5項入湯税では1,756万5,000円を、14ページ、6項都市計画税では11億140万7,000円をそれぞれ計上しております。 次に、16ページ、1項地方揮発油譲与税に1億8,500万円を、18ページ、2項自動車重量譲与税に4億5,460万円を、20ページ、3項地方道路譲与税には滞納繰越分等に対応するための科目設定を、22ページ、4項森林環境譲与税に5,172万9,000円を、24ページ、5項特別とん譲与税に3,280万円を計上しておりますが、これらは国が示した地方財政計画などを基に措置したものであります。 次に、26ページ、3款利子割交付金に690万円を、28ページ、4款配当割交付金に4,320万円を、30ページ、5款株式等譲渡所得割交付金に2,950万円を、32ページ、6款法人事業税交付金に1億3,190万円を、34ページ、7款地方消費税交付金に31億6,800万円を、36ページ、8款自動車環境性能割交付金に6,600万円を、38ページ、9款地方特例交付金に1億6,560万円をそれぞれ計上しておりますが、これらにつきましても税制改正や地方財政計画などに基づいて措置したものであります。 次に、40ページ、10款地方交付税では、地方財政計画において地方交付税総額が前年度と比較いたしまして2.5%の増と示されたところであります。これを踏まえ、普通交付税につきましては、市税の増収に連動した減少や合併算定替及び人口減少による段階的縮減も見込むとともに、合併特例債など公債費の交付税算入分を考慮し、前年度当初予算と比較いたしまして3億円増の151億円を、特別交付税につきましては前年度の交付見込みなどを踏まえ15億1,790万円を、復興事業等に連動して交付される震災復興特別交付税につきましては、前年度当初予算と比較いたしまして9億7,000万円増の318億4,000万円をそれぞれ計上しております。 次に、42ページ、11款交通安全対策特別交付金につきましては、前年度交付見込みなどを踏まえ、2,140万円を計上しております。 次に、44ページ、12款分担金及び負担金に4億7,440万1,000円を、46ページから50ページ、1項使用料に15億3,124万8,000円を、52ページから54ページ、2項手数料に1億2,358万6,000円を各施設の使用料等の改定分及びこれまでの実績を勘案し、計上しております。 次に、56ページ、1項国庫負担金に156億6,203万8,000円を、58ページから62ページ、2項国庫補助金に90億2,826万9,000円を、64ページ、3項国庫委託金に4,008万5,000円を、66ページ、1項県負担金に23億1,706万円を、68ページから72ページ、2項県補助金に30億5,388万2,000円を、74ページから76ページ、3項県委託金に7億1,607万7,000円をそれぞれ計上しておりますが、これらはいずれも歳出に計上しました各種事務事業に対応して措置したものであります。 次に、78ページから80ページ、1項財産運用収入に1億2,488万7,000円を計上しておりますが、これは普通財産等の貸付収入、各種基金の利子収入などを措置したものであります。 次に、82ページ、2項財産売払収入に2億2,589万円を計上しておりますが、これは既成市街地における換地調整用地などの土地売払収入などを措置したものであります。 次に、86ページ、1項基金繰入金では、財源対策として財政調整基金繰入金に26億7,475万5,000円を、減債基金繰入金に10億円をそれぞれ計上したほか、各事業に充当する基金繰入金を措置したものであります。 次に、92ページ、1項延滞金加算金及び過料から104ページ、4項雑入までの20款諸収入に合わせて16億4,115万8,000円を計上しておりますが、これは中小企業融資預託金元金収入や小中学校等の給食費徴収金などを措置したものであります。 次に、106ページ、21款市債に90億3,420万円を計上しておりますが、これは歳出予算で計上しました各種事業のための建設事業債のほか、臨時財政対策債などを計上したものであります。 令和2年度石巻市一般会計予算の説明につきましては以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑の方法については、各種会計予算説明書について歳出から各款ごとに質疑を行います。1款議会費について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、2款総務費、併せて予算案第2条、債務負担行為について質疑はありませんか。15番。
◆15番(星雅俊議員) 2款総務費の135ページ、地域交流定着支援等事業費の中の12委託料、スマートな地域資源活用創造事業委託料3,316万7,000円、それと地域活躍支援推進業務委託料、これについてお聞きしますが、これはいろいろお聞きしますと、平成28年度から継続でやっていて、令和元年度で4年間やっております。おおむね1億円を超えた金額で委託料を出していると思いますが、受託者はNPO関係のコンソーシアムでやっていると。特財的には地域創生推進事業ということで、主に事業を起こす、起業を中心にやっているということでお聞きしています。 これにつきまして、施政方針の質疑では成果としまして移住者は37名、うち企業を起こした方々は8名という回答でした。これにつきましてお聞きしたいのですが、1億数千万円かけてこの数字というのを、まず担当部としてはどのように評価していらっしゃいますか。
◎久保智光復興政策部長 お答えします。 議員御紹介のように平成28年度からの5か年事業ということで、地域再生計画ということで国に認証を受けまして、地方創生推進交付金等を頂いて実施している事業でございます。 施政方針でも市長が答弁申し上げましたように、37名の移住がございました。当方とすれば、若い世代の起業という切り口で移住、定住をしているという部分に関しては、やはり場所づくり、そういった若い世代に対しては一定の効果があったのではないかと。 あと、これまでも議会の議論の中で、いわゆるこの金額でこの移住者の数はどうなのだという御議論をいただいていた部分がございます。そういったものも含めて、新年度が5年目の事業でございます。総括も含めて課題整理をしながら、今後の事業の中身を検討していく流れというふうに考えてございます。
◆15番(星雅俊議員) 特定財源の性質上、こういった起業というものに特化してやるというのはもちろん構わなくて、若い方々を増やすということは非常に大事な件だと思っておりますが、人口減少はかなり厳しくて、これは石巻市の将来にとって非常に課題となっているわけですが、ここを起業だけに特化するのではなくて、もう少し幅広くやる施策が必要ではないかと思っております。 そういった点では、施政方針で聞いた人口減少の分析に関しましても、20代の方々、若い方々の分析結果はおっしゃいましたが、その他はないのです。そこが私はちょっと不足しているのかなと思っておりまして、今年も新しい総合計画策定になりますし、将来を見据えた石巻市を展開するためには、幅広く意見を聞くというベースがないと、都市のマネジメントもなかなかできないわけです。通常であれば、市民意識調査とかやるのですが、転出に関しましては市民意識調査はなかなか難しくて、実際出て行った方々に聞かないと分からないのです。今の情報は20代しかないということであれば、昨年もちょっと提案しておりましたが、市民課で委託して、アンケート結果でもかなり違うと思うのです。そういった生の声を聞くという視点、まず1つと、それから市民意識調査、そういったものについてはいかがお考えでしょうか。
◎久保智光復興政策部長 議員おっしゃるとおり人口減少ということで、当市の大きな課題というふうに認識してございます。 先ほど事業検証の部分を申し上げましたが、民間委員を含めた推進会議ということで今年一年延長させていただいて、その事業も含めた検証を行う予定としてございます。 あと、実際の生の声という部分でございます。昨年議員から提案あったという部分で、この時期からは移動時期の繁忙時期に入ります。市民課と協議し、限定的に、強制的にやるわけにはいかないので、希望者のアンケート等に関しては、やはり検討したいと思います。 あと、現在若い世代の部分、あと年齢関係なくワークショップをやりながら、そういった御意見も頂きながら、あといろんな分析を今ちょうどやっている最中でございます、市民意識調査に関しても。その部分に関して、また足りる、足りないとか、こういう検討部分に関しては、御意見を頂きながら検討してまいりたいというふうに考えております。
◆15番(星雅俊議員) それで、少し提案と、それから質問があるのですけれども、さっきの起業をすると、もちろん非常にすばらしいことでよろしいのですが、石巻市の魅力をどうつかまえて、それを発信していくかといったことで、簡単に言えば石巻市は14万都市で、地方都市の田舎町ですから、ほかの町とも競合するところもあるわけですが、そういった新しい魅力をどうつくり上げるかと。普通に考えれば、移住するわけですから仕事と家が必要になるのです。そういった基本に立ち返った検討というのは、庁内的にも非常に重要でして、去年からいろいろ質問させてもらっていますが、仕事と住まい、その2つは産業部なり建設部なりやるのですが、庁内の中でどういった議論をするかが一番大事でございまして、そういった突っ込んだ組織体制というのが、突っ込んだ議論ができる体制が必要かと思うのですが、いかがでしょうか。
◎久保智光復興政策部長 お答えします。 議員おっしゃるとおり様々な形で幅広く、当市とすれば多様な移住、定住の支援をそれぞれの部門ごとにやっております。そういった部分で、今後どう総合的にやるのか、また石巻市の強みとかよさとかをもうちょっとPRするとか、そういう広報戦略なんかもまだまだ足りていないのかなという反省は現在ございます。そういった部分に関しても、組織立ってどういうふうにするかは今ここで具体的な話はできませんが、そういった部分も課題というふうには御提言として承りたいと思います。
◆22番(阿部欽一郎議員) 6目の6、ページ数でいくと129ページ、RPAAIの業務への導入について、いよいよ石巻市も試行調査等に入るということで、今回927万9,000円ほど計上されております。RPA導入の目的について、まずお伺いしたいと思います。
◎久保智光復興政策部長 お答えします。 人口減少という大きな社会の中にあって、行政コストの削減、あと効率化という部分も当然求められております。国においてもSociety5.0ということで、要は新しい技術で仕事とかの当たり方も見直していくという大きな流れがございます。その中、RPA、いわゆる新しい仕組みの部分で、簡単に言いますとRPAは今手作業でやっている仕事をいわゆる新しい技術、コンピューター等を使って、AIとか、そういうものを使いまして、どう省力化、効率化していくかというふうな事業でございます。 事業の中身として、今般5事業ほど試験的に事業を予定しておりますが、どこも今まで手作業でやっていました部分、あと今般OCRといいまして、人間が書いた紙を機械に読み込ませてデータ化する時代が以前あったのですが、それを人間がわざわざ新しい用紙に書き換える作業ではなくて、申請書をそのまま機械が判定して、自動判別して読み込むという、いわゆるAIOCRという新しい言葉があるのですが、そういった技術がございます。そういったものを使いながら、今現在入力処理とかも手でやっておりますが、こういったものの省力化をどこまで図れるかということで、庁内調査いたしまして、50事業以上ほど対象があったのですが、試験的に5事業選びまして、ノウハウをためながら、そういった部分の事業を検証しようということで今考えている次第でございます。
◆22番(阿部欽一郎議員) 復興政策部長の言うことはよく分かりました。 まず、やはりそういうことを導入することによって、例えば人員の削減とか、あるいは規模とか組織、そういったものの縮小、ダウンサイジングというのですか、それなんかに結びつけるようでは、RPAの効果には限度があるというふうに言われてもいるわけです。やはり最大の効果というのは、大量の定型作業とか、それから潜在する大量の処理作業、そういったことに活用することによって効果が一段と大きくなるというふうなことで、各自治体も実験を経て導入に結びつけているというふうな現状が今現在ありますよね。 それで、今回の試行調査の時期、いつからいつ頃までやって、そしてその結果の公表、これはいつ頃になる見通しなのか、その辺のところをお聞きしたいと思います。
◎久保智光復興政策部長 お答えします。 先ほど申しましたように、現在庁内を調査いたしまして、50を超える業務が対象であるということでございます。その中、5事業を抽出しております。一応今現在では、新年度内で一定の成果を出しながら、次の方策をというふうなことを検討してございます。スケジュール的には、まだ詰めている段階でございますが、発注をしながらデータ化する作業を各段階で進めながら、新年度内では一定の成果が出るものと今のところ考えております。
◆22番(阿部欽一郎議員) 他の自治体を見ていますと、やはり最低でも半年間ぐらい実験を経て、そして二、三か月ぐらいかけて結果を公表しているということなので、ぜひそういった経緯でもってやっていただきたいと思います。
◆4番(阿部和芳議員) ただいまの阿部議員の続きなのですけれども、ようやっとロボティックが入ってくるなという感じで、5事業はどの部門なのかまず教えていただきたいのと、一方でこういうふうなものがされるとなると、昨年度末までに職員定員適正化計画というのを作成するはずだったのですが、まだできていないようなので、それと併せて職員をどのようにしていくかというのをいつまでに公表できるのか、一方でオートメーション化をすることが進んでいくと、職員定員適正化計画というのを去年までで終わらせておかなければならないのがそのままになっているというと、一方で楽になって職員が減っていないし、財政が大変だと思うのです。その辺の整合性も含めて御答弁いただきたいと思います。
◎久保智光復興政策部長 お答えします。 5事業の取り組む部門でございます。アンケート調査の集計処理、あと一番大きいのは保育所の入所調査、希望等を手作業で今手書き入力処理をやっています部分、あと国民健康保険の還付作業、介護保険の認定申請受付、あと伴いましてオープンデータ化を今ある部分に関してやる予定にしております。 議員おっしゃるとおり、ある意味待ったなしの事業を急げという趣旨だと思います。そういう意味では、人員削減に効果を図る意味でも、この事業をやはり急がなければいけないのかなという部分は認識してございます。そういった結果をもって、人員削減効果にどこまで結びつくかという部分は、これ軽々に現場サイドの部分もございますので言えませんが、そういったものをしっかり判定しながら急がなければいけないという部分で、具体的な時期に関しては、ちょっといつまでとは今申し上げられませんが、成果を出して、現場サイドが実感としてこれを効果としてやりながら、具体的な人員削減につなげるようにしていかなければいけない、そういう意味では急がなければいけない事業だというふうに認識してございます。
◎岡道夫総務部長 職員定員適正化計画ということで、議員御指摘のとおり本来であれば作成していなければならないということでございました。その策定に向けて、いろいろ調査、それから検証をしていた中で、やはり今震災復興で組織全体が大きくなっている。その組織の在り方を復興後を見据えた中でどのようにしていくのか。 それからもう一つ、震災復興業務自体が終わったとしても、かなり多岐にわたる事務を処理しなければならないと、そういった中でどういった効率化を図るのか。今御質問いただいているRPAの導入であると、そういった部分が私としては三位一体だなと。その辺全体が連携しながら次の方向性を見据える中で、適正化計画を定めていかなければならないというふうに考えております。 組織の在り方、RPAの実態、そういった部分を見据えながら、いつまでという部分を、今現在ちょっとまだ見えていない部分がありますが、後ろを決めながら進んでいきたいなというふうに考えております。
◆4番(阿部和芳議員) これまで、昨年度末までで職員定員適正化計画を策定するということで答弁されていて、ではどういうふうにするのかなと。昨年の夏の民間委託の市民課、職員の仕事は軽減されているのです。その分やっぱり三位一体といえども、しっかりと方向性を決めないと、人件費はかさむは、委託料は増えるは、指定管理料は増えるはということになると、湯水のごとく財政があるわけではなくて、先ほど財務部長が説明したように、厳しく決算ベースで計画を立てているということと整合性、一致していないような感じがします。 さらに、組織が一本化して、きちっとオールワンでやらなければならないのに、先ほどの答弁が食い違っていたりする。やっぱり巨大化する組織の中の弊害だというふうに思うのです。やっぱり共通認識を持ちながら、議会に提出するのですから、そういうような議論がきちっとあるべきだと思いますが、市長、その辺を含めて、RPAを入れながら職員定員適正化計画の組織の在り方の決意というか、そういうものをお示しいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 人口減少が非常に厳しい中で、私としてはやはり石巻市も将来には10万人の人口規模にダウンサイジングしていく必要があるというふうに考えております。そういったときに、やはり職員定員適正化計画というのは非常に大事で、それを推進するためには、人が減った分職員の能力を高めていくということが必要だというふうに思っております。ですから、通常の業務については、やはりRPAとか、そういったロボティックな部分で補うということが必要になってまいりますので、そのためにも今RPA導入についての基礎的な技術を学ぶことが必要だというふうに思っております。そういったことで、将来にわたって職員が能力を十分に発揮できるような職場環境にしていくというためにも、RPAの導入を進めていきたいと考えております。
◆4番(阿部和芳議員) RPAの導入の要件を聞いていたのではなくて、これからの組織の在り方と、さらに先ほど来あったように、やっぱり共通認識を持ちながら職員の人たちがやっていかなければならない。ましてや専決処分で提出された議案を勘違いするというようなことは、あってはならないことだというふうに思うのです。そういう部分で、これからコンパクトに組織をしながら、職員定員適正化計画を昨年つくるはずだったのをどのくらいの目標において、どういう組織にしていくか、こういったようなものを入れながらどう進めていくかというその決意というか、市長の考え方をお聞きしたわけで、RPAを入れるというのは前々から山口議員なり私も、これは必要なことだということで言っておりますので、それらも含めて御答弁いただきたいと思います。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 今RPAの導入について申し上げましたけれども、やはり汎用的な仕事については、新しい技術を導入していくということと同時に、やはり職員を削減していったときに職員のいわゆる能力をどのように高めていくかということも必要だというふうに思っておりますので、そういう意味では議会に対する対応も、職員の能力をしっかりと生かしていく職場環境にしていくことによって、議会にも市民の皆さんにもしっかりと市の財政、あるいは市の政策について理解を求めていく時間的な余裕も出てくるというふうに考えておりますので、やはり職員の能力のレベルアップにつなげていきたいと考えております。
◆6番(
黒須光男議員) 市長は、職員のレベルアップ、レベルアップということですけれども、レベルアップが図られていないからこんなになっているの。157ページをちょっと見てください。8、これは復興広報推進事業の委託料500万円、あとマネジメントづくりに1億5,000万円です。これはどうなのですか、丸投げの嫌いが拭えないな。私はこう思うのです。広報の事業委託、これは民間の新聞社、この間も新聞社に大きく広告が載っているのです、復興の完成度と。それを調べてみたら、約100万円払っているのです、業者に広告代として。こういう予算の組み方の中で、こういう予算が今年もまた計上されている。 また、マネジメントづくり1億5,000万円です。なぜこいつを市役所職員でやらないのですか。全部丸投げではないですか、これ。職員がいろいろ議員とも切磋琢磨して、どうのこうのと議論して、ここにいる星議員とか千葉議員とか、部長経験者もいるわけですから、そういう人たちと議論を交わして、どういうマネジメントにしたほうがいいのか、自らがつくってください、1億5,000万円払うのなら。そういうことでの予算計上を私は望みたいと思うのですが、この1億5,000万円の内訳をお示しください。 また、スマートコミュニティー推進事業……これは間違いました。これでない。11の中の14の工事請負費、これは旧門脇小学校の震災遺構整備工事。これは、継続費として取っているやつにさらに上積みするという認識でよろしいですか。こういう説明では分かりませんので、この工事費は一体何に使うのか。7億9,500万円ですか、これは継続費の中でやっているやつですか。継続費の中でやった今年の分という理解でよろしいですか。この辺ちょっとお尋ねしたいと思っています。 また、12の地域自治システム、これ……
○議長(
木村忠良議員) 黒須議員、項目につきましては総務企画委員会に付託する予定でございますので、そちらのほうで深く審議していただければと思いますので、大きいくくりの中で質問してください。
◆6番(
黒須光男議員) 自治システムとか、コミュニティーの予算も取られています、これ。私もこの間委員会で調査に行ってきました、岐阜県のほうに行きました。そうしたら、やっぱりこういう予算というのは市が自ら補助金を出してやるものかどうかという、こういう岐路に立っているようなのです、それぞれの地域では。実績で何をやったかといっても、なかなか答えられないのです。これらも含めて、この予算の組み方に対して、委員会でもやりますけれども、ぜひひとつ大枠の中でお答えを頂きたいということです。
◎久保智光復興政策部長 お答えします。 詳細については、議員も委員でございますので、しっかりその中で答弁させていただきたいと思います。 震災復興計画推進関係費に関しては、例年広報関係、復興に関するPRという事業費で計上させていただいております。 あと、復興まちづくりマネジメント支援業務委託料でございます。今般予定しておりますのは、半島部まちづくり計画策定業務その7ということで、主に低地整備事業に係る資料作成、あとは現場の調整、そういったもろもろ残っている膨大なエリアに関しての計画策定の部分も含めて予定しておりますので、御理解賜りたいと思います。 あと、震災遺構整備事業関係費に関しては、昨年御承認いただいた予算を継続して今年度分を計上している分でございます。 あと、地域自治システム関係費に関しては、視察関係のお代が出ましたので、委員会の報告を承りながら、また御議論申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆6番(
黒須光男議員) もう一点だけ。例えばコミュニティーの再生ですとか、あるいは地域自治システム、今年度も予算化していますよね。ところが、今年はそれは使えなかったのです、残っている。だから、それらを来年また同じように計上してやろうとしているのか、その辺お答えください。
◎久保智光復興政策部長 地域自治システム、視察の中でもあった提案、事前に読ませていただきましたが、非常にすばらしいものだなというふうな認識でございます。 震災の中ということもございますが、ここまで鋭意進めておりましたが、組織化している部分がなかなかもう一歩という部分がございます。施政方針でもございました、今後はやはり具体的な手法とか組織化の提案をもっと積極的にしていかなければいけないのかなという思いで今回予算計上していますので、よろしくお願いいたします。
◆3番(
髙橋憲悦議員) 115ページ、総務管理費、職員人件費の特別職の給料なのですけれども、うちのほうでは条例でたしか副市長2名ということになっているのですけれども、佐藤茂宗副市長が辞めてから大分なるのですけれども、今後この1年間が勝負だと思いますので、市長は今2人目の副市長を人選されているのか、それともこのまま1人体制で令和2年度をやろうとしているのか、そのことについてお尋ねします。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 令和2年度は、本当に震災からの復興事業を積極的に進めていかなければならない時期だということで、国に派遣を要望しておりましたけれども、国も人材の派遣についてはなかなか難しいということです。今私が考えているのは、もちろん国から派遣が得られれば別ですけれども、今の状況ですとなかなか難しいということで、この体制で何とか乗り切ろうという考えでおります。
◆3番(
髙橋憲悦議員) 分かりました。 それから、159ページ、この中でいつも私は、一般質問でテレビアンテナ共同組合のことを申し上げまして、その回答は市の単費では難しいと、国・県に働きかけるということで、その後働きかけになって、今回の予算を見ますと、ちょっと遠くの施設は必ずテレビアンテナ共同組合に、例えば消防署でも何でも計上するのです。つまり、石巻市ではテレビがちゃんと見えない共同組合アンテナがたくさんあるということなのです。ですから、それをいち早く解決する意味でも、新しくできるテレビアンテナ共同組合は補助しますけれども、その組合が経年劣化で改修費用については全部自前となっています。それを何とかしてくださいと一般質問してきたのですけれども、その後の働きかけと、今回この予算を見ますと、市の一般財源からも350万円ほど出しているのです。ですから、九州の天草市のほうでは、国・県も待たずに独自で補助金要綱をつくっていまして、せめてテレビはちゃんと見られるようにしましょうということもしています。その件について、ちょっと担当部長の所見を伺います。
◎岡道夫総務部長 これまでもこの議会で髙橋議員からも御指摘いただいておりました。そういった中で、働きかけをということでございますが、実態の確認もしながら、要は交換の期限が来るアンテナが年度別にどれだけあるのか、そういった部分は指示して調べさせたところではありますが、ちょっとまだまとまり切れておりませんが、そういった部分を踏まえながら、全国市議会議長会のほうでは要望事項で上げられているということでございます。今回市長会に上げる要望にするに当たって、他市、そちらのほう等の状況も確認しながらというつもりでおりました。 なお、独自補助金の在り方について、これまでも難しいということで答弁させていただいております。ただ、髙橋議員のほうから天草市の事例も御紹介いただいたところでございます。そういった部分を再度調査しながら、ちょっと検討させていただきたいというふうに考えております。
◆3番(
髙橋憲悦議員) ぜひよろしくお願いしておきたいと思います。550平方キロメートルある市域にテレビが見えない、そして共同アンテナを張らざるを得ないというふうなところがたくさんあるということをまず認識していただきたいと思います。 そしてあと、町内会によっては集会所が老朽化して建てようと、3分の1は必ず地元負担になりますので、それを何とかして積立てしたと。ところが、アンテナのほうが台風で壊れてしまった。ですから、アンテナを取るか集会所を取るかと、苦渋の選択でアンテナを取らざるを得ないということで、集会所はちょっと待ってくれということで、また積立てをやっていると、そういう苦情というか、苦渋に迫っている団体もありますので、よろしくお願いしたいと思います。 それで、同じページに東日本大震災の追悼式関係、これ今コロナウイルスでいろいろ論議を醸し出しておりますが、この予算は来年度というか、令和3年の3月11日に節目でやるということもですけれども、それに関連して今年3月11日に予定している追悼式は、予定どおりなのかどうかをお尋ねします。
◎岡道夫総務部長 これまでも報道関係の取材に対しまして、今現状では予定どおりの実施ということで、そういった記事も載っております。 ただ、新型コロナウイルスの状況が日々変化しているという部分もございまして、現状は県内でもまだ発生がないという部分も踏まえまして、予定どおりに行うことを予定しつつも、状況の変化に耐えられるように、縮小するとした場合はどういった縮小の在り方をするのか、中止の判断をする場合には、どういったときに中止の判断をするのか、そういった部分を今現在担当課に指示しておりまして、その縮小案については複数案を検討して考えているということでございますので、その状況に合わせて対応していく必要があるというふうに考えております。
◆2番(佐藤雄一議員) うちもテレビは共同アンテナなのですけれども、それとは関係なく、153ページの非核平和都市推進費についてお伺いいたします。 これまで大体210万円ぐらいの予算で、8校から10校の中学校の生徒が毎年8月6日の広島市の式典にという予算であったそうでありますけれども、今度からこれが全19校から1名ずつと伺っております。210万円から382万円、どうしてそうなったのかをお伺いします。 あと、各1校からどういう人が選ばれるのか、選定の基準もお伺いいたします。
◎岡道夫総務部長 今の非核平和都市の事業は、これまで震災の年を除いてずっと継続してまいったと。その中で、学校をこれまで東西2つのエリアに分けて、隔年で実施してきておりました。行った場合に、どれだけ子供たちにそういった蓄積があるかという部分では、帰ってからの報告会でも非常に反応がいいと。学校の先生方からも、これをぜひという部分のお声も頂いております。 そういった中で、やはり東西というふうに隔年でやってしまいますと、1年生で入ったときに3年生であるとか、2年生対象になったら1回しかできないというような部分もありますので、これは市内全域の学校を代表して、全て参加してもらいたいと。そのことによって、被爆体験者、特に今は平和記念資料館の元館長が非常に協力的に生徒たちに体験実話であるとか、そういった部分をしてくれておりますので、この機会をきちんと捉えて、全中学校を対象に実施した。その1名の選出という部分につきましては、これは各学校の校長先生の御推薦を頂いてという形にさせていただいております。
○議長(
木村忠良議員) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、3款民生費、併せて予算案第2条、債務負担行為について質疑はありませんか。17番。
◆17番(阿部正敏議員) 221ページ、各種扶助費なのですけれども、かなり大きい金額なのですが、特に医療扶助費、これが12億5,500万円。全体的な扶助費の増減について、震災後どういうふうな推移を示されているのか、その辺まずお聞かせいただきたいと思いますし、また全体的な割合から医療扶助費というのはどういうふうな割合に変化しているのか、その辺お示しいただきたいと思います。
◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 医療扶助費の震災以降の動向ということでございますが、震災時の平成23年度の医療扶助費につきましては、約13億円ほど。平成24年度に一旦下がりましたけれども、その後同じように12億5,000万円から、その辺の金額で推移をしてきておりますので、特に大きな変化というのは見られておりません。平成30年度につきましても、12億1,600万円というような状況でございます。 それから、扶助費全体の中で医療費が占める割合ということでございますが、保護費の平成30年度の扶助費全体が22億5,000万円ほどとなってございます。その中で、医療扶助費については12億1,600万円ということになりますので、約半分程度を医療扶助費が占めるような状況になっているということでございます。
◆17番(阿部正敏議員) 全体的な民生費の中でも、突出してここの部分が大きくて、例えば子ども医療助成についても大体5億円くらいですから、桁数が圧倒的に違うような状況でございまして、なかなかこれを切れ込んで削減するという形は難しいのかなというような思いはありますけれども、やはり限られた財源の中で突出して大きい扶助費の部分を今後どう減らしていくかという部分については、いろいろ課題はあろうかと思いますけれども、やはり限られた財源を何とか、子供たち含めて、投資的な財源にできるだけ振り分けていただきたいというふうな思いもあります。 そういった中で、その辺の今後の考え方をお聞きするとともに、181ページ、民生委員関係費なのですけれども、平成30年の決算では、大体民生委員の数が340人から350人くらいで推移しているのですけれども、現在そういった民生委員の数、十分充当した形での民生委員の活動がなされているのか。そしてまた、民生委員の報酬についての変化、その辺どうなっているのか、その2点についてお伺いさせていただきたいと思います。
◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 まず、医療扶助費のほうの削減に向けての対応ということでございますが、議員御指摘のとおり医療扶助につきましては、生活保護世帯の方の疾病状況もございまして、なかなか扶助費が減らないという現状にございます。こういった医療の適正化というところにつきましては、国のほうからも保健師の配置等で保健指導を重点的に行うようにというような指導もございまして、新年度からは保健師のほうが、兼務にはなりますけれども、2名ほど、そういった生活保護世帯の健康状態の把握とか、あるいは医療相談だとか指導をしていくということで、そういった専門的な助言によりまして医療費の削減に努めてまいりたいと、そういった削減した金額を子供のためのお金のほうに充当していくということも当然必要だろうというふうに思いますけれども、医療扶助費に関しましては、そういった形でちょっと指導というところで力を入れていきたいというふうに思っております。 それから、民生委員の状況ということでございますが、昨年の12月に一斉改選がございました。その中で、本市の民生委員の定数というのは370名、復興枠を含めて370名でございますが、そのうち委嘱をさせていただきましたのは329名ということで、41名の不足が生じているという状況にございます。復興枠を除きますと、定数が362名ということで不足が33名ほどということになっておりますけれども、地区によりましては釜・大街道地区、それから牡鹿地区というところで欠員が大きくなっている現状にございます。 それから、民生委員の報酬の推移ということでございますが、民生委員の報酬につきましては、現在年額3万8,700円ということで支弁をさせていただいておりますが、この金額につきましては、この間民生委員協議会のほうからも要望等がございまして、県の報酬額が5万9,000円ということで、差があまりにもあるということで、増額要望ということもされておりましたので、令和2年度の予算から段階的に引上げをさせていただきまして、3年間で県水準の5万9,000円まで増額をしたいということで、令和2年度につきましては4万9,000円を年額報酬として増額をさせていただきたいというふうに考えております。
◆17番(阿部正敏議員) 最後に、市長にお尋ねいたします。 日頃民生委員の活動というのは、震災後実はいろんな支援活動に携わっている部分もあって、うちの地域でもいろんな形で活躍していただいて、かなり業務が煩雑の状況があります。そしてまた、もう一人補充したいところなのですけれども、やはり民生委員の活動状況を見ると、私では荷が重いとか、あるいはまねできないというようなお話もありまして、なり手がなかなか見つからないという部分があって、その辺市として活動というものをもう少し重要視していただいて、やはりいろんな支援で一番地域の情報を持っているのは民生委員なのです。そういった意味で、こういった報酬も含めて、早急に見直しをしていただいて、活動というものをさらに拡充できるような補助ができるような体制に、ぜひ早急にやっていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 民生委員の皆さんには、本当に地域の中で様々な活動を通して支援に関わっていただいているということで、私どもとしても民生委員の活動については、大変感謝を申し上げております。 そういった中で、民生委員の方々の待遇をという御意見、もっともなことなのですが、今の財政状況から見て、早急に待遇改善をするというのは非常に厳しい状況がありますけれども、なお内部で民生委員に対する処遇については検討していきたいと考えております。
◆6番(
黒須光男議員) 放課後児童クラブ、いろいろ私たちに情報が入ってくるのですが、そこで働く方々から大変苦情が寄せられています。それはそれといたしまして、この制度、放課後児童クラブに携わる方々の待遇ですとか、その他の採用の問題について、今回改めて制度改正があったというふうにお伺いしているのですが、これらはどういうふうになっているのですか。
◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 まず、今年度まで指導員として勤務いただいた皆さんにつきましては、令和2年度から会計年度任用職員ということで変更になるということで、採用試験のほうを実施させていただいたということでございます。 報酬につきましても、これまで保育士等の有資格者の場合とそれ以外ということで、単価の区分けがございましたが、今後につきましては県の研修を受けた者については、支援員として報酬が決められておりまして、その県の研修を受けていない者につきましては、補助員という形で、支援員と補助員という職名になることになります。 単価につきましては、支援員につきましては925円から951円、それから補助員につきましては904円ということで予算をしておりますし、この単価以外に時間外あるいは通勤手当相当額等につきましても支給されるということ、それから期末手当についても支給されるというような内容になってございます。
◆6番(
黒須光男議員) 今お答えいただきましたけれども、これは待遇改善が今回の改正でなったという認識でよろしいでしょうか。また、その際1,358万3,000円の中で、その枠の中で全部措置ができるということなのでしょうか、その辺お尋ねします。
◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 今回会計年度任用職員に変更になることによりまして、議員御指摘のとおり処遇改善が図られるものというふうに思っております。 それから、関係する予算につきましては、こちらのほうに計上させていただいている予算内で、放課後児童クラブの指導員報酬等に充てられるということで御理解いただければと思います。
○議長(
木村忠良議員) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、民生費の質疑は終了いたします。暫時休憩いたします。 午後0時05分休憩 午後1時10分開議
○議長(
木村忠良議員) 休憩前に引き続き再開いたします。 次に、4款衛生費、併せて予算案第2条、債務負担行為について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、5款労働費について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、6款農林水産業費について質疑はありませんか。19番。
◆19番(阿部久一議員) 275ページの廃棄物の収集運搬処理業務委託料の運搬処理業務についての実施計画では、令和2年度から5か所となっているわけなのですけれども、どの箇所か伺うことと、それから水産多面的機能発揮対策事業交付金511万2,000円、磯焼け対策等に要する費用を支援するとしておりますが、具体的な内容等について伺いたいと思います。 あともう一点、279ページ、水産業の復興対策費の地先漁業資源回復事業の補助金等について、アワビの稚貝放流事業の水揚げ高の推移を伺いたいと、その3点お願いします。
◎
吉本貴徳産業部長 お答えいたします。 まず、廃棄物収集運搬処理業務委託料のほうでございます。こちらにつきましては、市内の県漁協の各支所のほうにいろいろとヒアリングをいたしまして、今回につきましては石巻地区支所、それから網地島支所、石巻湾支所ということで、3つの支所で行う予定で今考えております。 設置箇所につきましては、3か所それぞれの支所が管轄する漁港の中で1か所を選定して、そちらのほうに集積所を用意すると。予算上は、あと2か所考えておりまして、これにつきましては今後各支所と協議を進めながら、追加をしていきたいというふうに考えているところでございます。 それから、水産多面的機能発揮対策事業でございますけれども、こちらにつきましても各支所と協議をした中で、今回につきましてはただいま申し上げました3つの支所、石巻地区支所、網地島支所、石巻湾支所ということで、3か所で行う予定でございます。 具体的には、石巻地区支所につきましては、食害生物であるウニの除去、それから海の環境の回復というふうなことで、海藻の種苗投入等の事業を行う予定でございます。それから、網地島支所につきましてはウニの除去、それから石巻湾支所につきましては、万石浦のほうで食害生物となっておりますサキグロツメタガイ等の除去作業を行うということでございます。さらに、石巻地区支所におきましては、夏場使わないカキ処理場のスペースを利用して、駆除しましたウニを畜養して、さらにそれを出荷するというようなことで、駆除したウニの加工も考えているということでございます。 それから、地先漁業につきまして、アワビの水揚げ状況の推移でございますが、近年水揚げにつきましては、震災以降落ち込んでおりまして、震災前の平成22年度でありますと、アワビの水揚げ数量につきましては、約4万9,000トン、水揚げ金額で3億3,000万円ほどございましたけれども、今手元にある資料では、平成30年度の収穫量でいきますと、水揚げ量が約1万8,000トン、水揚げ金額では1億5,200万円というふうなことで、半分以下に落ちているというような状況になっております。
◆19番(阿部久一議員) まず、初めの廃棄物の処理についてなのですけれども、5か所考えているということのようですが、やはり各地区回ってみますと、例えば雄勝地区で言えば船越のようですけれども、1か所だけではどうも各浜、全部とは言いませんけれども、やっぱりもう少し増やすべきではなかろうかと。と申しますのは、結局網にかかったごみとか何かを処理するのに、一々次の次の地区、そういったところまで運ばなければならないと、非常に漁民の方々が苦労してやっているようなのです。そしてまた、その間どうも置き場所もないから自分たちで処理したりしている場合もあるのです、実際。だから、その辺もう少し検討を加えて、ぜひ箇所を増やしていただきたいなということであります。 それから、アワビの稚貝放流事業についてですが、これは私のほうで実際調べましたら、まず水揚げ数量、平成29年が約42トンで、平成30年が約28トン、それから令和元年が約20トンと、そういったデータが出ているようなのですけれども、今産業部長がおっしゃるとおり非常に水揚げ数量が減少していると。これらについて、やっぱり要因、対策、それらをどのようにしていこうとしているのか。実施計画を見ますと、毎年同じように500万円ということでアワビの稚貝放流事業をさせているようなのですけれども、それでは不足しているのではないかなと、そのように思うところでございますが、その辺いかがでしょうか。
◎
吉本貴徳産業部長 初めに、ごみの回収の部分、もうちょっと場所を増やしてほしいというふうな御要望でございますけれども、まずは令和2年度、5か所でスタートをしたいと思います。気仙沼市でも、若干形は違いますけれども、やっぱり同じような取組をしている中で、浜にごみの回収場があったときに、その浜に逆に不法投棄の方が来て、本来の海洋ごみを集めたものと違うごみまでもそこに投げられるといった問題とか、いわゆる回収ごみ以外のごみの不法投棄の対策とか、恐らく課題が今回、令和2年度実施してくる中で見えてくると思いますので、そういった部分も勘案しながら、当然石巻市は市の管理漁港だけで34の港があるわけですので、そういった部分も含めて回収ステーションの増設については、令和2年度の実施状況を見ながら検討してまいりたいというふうに考えております。 それから、アワビの水揚げにつきましては、先ほど申し上げたとおりかなり減っている状況でございます。これには、今回実施します新規事業であります水産多面的機能発揮対策事業も関連してまいります。どうしても磯焼けによりましてアワビの数が減っているというようなこともあろうかと思います。それらについては、先ほど言いました藻場の再生を含めながら、アワビの生育環境を整えていくというようなこともまず1つにあろうかと思いますし、あと震災後にやはりアワビの稚貝、宮城県で生産していた栽培漁業センターが被災をして、アワビの稚貝の確保が難しかったというふうなことで、北海道からのアワビ稚貝を移入して放流していたという経過の中で、放流数もかなり少なかったと、震災後は6万弱であったり、6万台、いわゆる10万の台にいかなかったというふうなことで、放流数自体も少なかったというようなことも今の水揚げ減にもつながっている可能性もあるのかなというふうに考えております。令和元年度につきましては、石巻市の場合ですと約20万の数の稚貝を放流しているわけでございますけれども、これら放流数を増やしていくというふうなことも取組として必要になるのかなと考えております。 今500万円というふうな予算でございますけれども、現在は県のほうで生産している部分の購入稚貝の半分は、実は県のほうに負担していただいて、その残分を石巻市として500万円負担をしているという状況でございます。県の経費が今無償配布の部分がございますので、それらが有償配布に切り替わるというようなことも今考えているところでございますので、ただ資源を増やしていくという部分に関しましては、アワビ稚貝の放流数を増やさないことには、やっぱり数は増えないというふうに考えておりますので、その辺も含めて今後検討してまいりたいというふうに考えております。
◆19番(阿部久一議員) ちょっと市長に伺いたいのですけれども、海洋汚染というものは、非常に重視されてきているわけなのですけれども、そういった中で漁民がごみとか何かを自分たちで処理もしているのですけれども、やはり行政側にはもう少しそういった環境汚染に対する対策というものを強化するべきではなかろうかということが第1点であります。 そして、全体的な地先漁業の水産業そのものが衰退しているということでありますので、やっぱり水産都市石巻と名を売っている以上は、もう少し目に見えたような対策を講じていただきたいと思いますが、そういった考え方について市長の見解を伺います。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 最近の海洋汚染については、やはり石巻市としては海の恵みを受けて、石巻市が基幹産業として発展してきているわけですので、何としても海の、特にプラスチック汚染については、漁業者の皆さんと連携しながら、汚染に対するプラスチックの除去の対策を取っていきたいというふうに考えております。 ただ、それだけではなかなかこれは進まないということで、まずは最近のストローの問題としては、今紙のストローが本当に大変な勢いで需要が増えているという状況にございます。本市には、日本製紙がありますので、そういった意味ではいろんな部材を紙由来に替えていくということも必要ではないかというふうに考えております。特に水産業で使う発泡プラスチックをセルロースナノファイバーで代替できないかというようなことも今、日本製紙の方々に相談しているところですので、そういった先駆的な取組をすることで、水産都市石巻のPRをしていくということが必要ではないかというふうに考えております。 それから、これからの漁業については、やはり陸上養殖の方向に向かって取り組んでいかなければならないというふうに考えておりますが、陸上養殖というのはなかなか難しいところがありまして、それと同時にイニシャルコストが非常にかかるということで、これは何とか国の支援を頂きながら、1つでも陸上養殖の事例を出していきたいというふうに考えております。
◆23番(森山行輝議員) 277ページの鯨食普及事業費について関連してお伺いしたいなと思います。 鮎川の捕鯨も商業捕鯨となりました。一応無尽蔵に捕るということではなくて、年間の頭数を決めながら捕獲するというようなことになっているようでございますが、私はやはりこれが商業捕鯨になっても、鮎川の伝統として、やっぱり営々と支えていかなければならないし、やはり栄えていって、そして鮎川のいろんな経済の発展の一助になるようなことをしていかなければならないのではないかなと思っています。 私は、小さいときから鯨が大好きで、今でも結構食べています。今商業捕鯨になって、鮎川の捕鯨会社が数社あるわけですが、捕った鯨がきちんと消費といいますか、営業的に売れて商売になるような形で、いわゆる残らないで営業という形になっているのかどうか、まずお伺いしたいなと思います。
◎
吉本貴徳産業部長 令和元年度から商業捕鯨が再開されたわけでございますけれども、実質的な、今年はこれまでやっています調査捕鯨の中で、共同操業というふうな形の中でスタートしております。 鯨肉の流通につきましては、以前のような商業ベースの軌道に乗っているかという部分に関しては、まだ見えないところがございます。本年4月から本格的な商業捕鯨というようなことになりますので、当然産地であります石巻市、寄港地であります鮎川がございます石巻市におきましては、当然牡鹿売場、あるいは石巻売場も含めまして、復興付加価値、非常に栄養価も高い鯨肉の普及に関しましては、業界それから卸売業者、流通業者含めて商業として成り立つような体制については、今後きちんと検討していく必要があるだろうと、あるいは連携していく必要があるだろうというふうに考えているところでございます。 鯨食普及に関しましては、鯨食普及事業も含めまして、関連自治体、和歌山県太地町であったり、そういったところと連携しながら進めていきたいと。さらには今関係する自治体として下関市が提案市になりまして、石巻市も共同提案いたしますけれども、鯨食文化につきまして、それを日本遺産に認定していただこうというようなことで、今取組を進めておりますので、そういった取組の中で鯨食普及に関しましては、積極的に発信をしていきたいというふうに考えております。
◆23番(森山行輝議員) 私は、鯨といえばミンククジラでも、今マッコウクジラはなくなったのだけれども、ニタリクジラでも、ツチクジラでも大変おいしくいただいております。昔のようにマッコウクジラが捕れていないので、マッコウクジラの場合は歯とか、いろんな工芸品が鮎川では伝統的な鯨の工芸品として売られていた時代もある。これからヒゲクジラが多くなるので、肉ということになると思うのだけれども、やっぱりこういうことで商業捕鯨が再開して、鮎川が以前のようなにぎわいを取り戻すことは、これは鮎川にとっても石巻市にとっても非常にいいことだなと思います。 それで、前にも何回か質問させていただいたのだけれども、教育委員会、一応伝統のある捕鯨を当市でやっているわけなのだけれども、今でも給食にお使いになっているという話は聞きます。しかし、単価が高いとかいろんなことがあって、なかなか量的に増えていない。その辺は、これからの鯨の事業を支える、それから鯨文化を伝えるという意味においては、やっぱり給食で鯨を使う割合を増やすとか、いろんな形の料理を子供たちに提供して、消費量を増やしてやるということは、自治体としては大変大事な事業ではないかなと私は思うのですが、その辺のお考えはいかがでしょうか。
◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 地元の伝統漁法に基づきます鯨漁での鯨肉の給食への提供ということは、これは非常に大事なことだというふうには考えます。ただ、給食費への反映ということになりますと、恐らく高い金額になることもありますので、もちろん回数については非常に限られた回数になるかと思いますけれども、栄養面でありますとか予算面、そういったものを考慮しながら、栄養士とも相談しながら献立については工夫をしたいというふうに考えます。
◎
吉本貴徳産業部長 産業部のほうから鯨食普及事業費の中で、12節で委託料というふうなことで225万円ほど計上させていただいておりますけれども、鯨食普及事業の中で鯨肉の給食への提供というふうなことで、今回の予算の中には各市内の小中学校の給食2回分の経費を見させていただいておりますので、その中で各学校への給食食材の提供については、産業部としては鯨食普及事業の中で取り組ませていただいておりますので、申し添えさせていただきたいと思います。
◆23番(森山行輝議員) 鯨食普及の中で、産業部がそういう配慮をされて教育委員会のほうに予算措置をされている、大変いいことと思います。できることなら2回と言わず3回、4回という形がよろしいかなと思います。 最後に、市長にお伺いしたいのだけれども、市長も我々と同じ年代を過ごされて、鯨については思いはあると思います。それで、多分鮎川の当時のにぎわいも市長は御存じだと思います。私は、やはりああいうにぎわいのときに何回か鮎川にお邪魔をして鯨の解体を見たり、鯨に関するいろんなことを小さいときに見せてもらって、今でもそのことが非常にいい思い出になってございます。ですから、あれまでのことが再現できなくとも、やはりこれから鯨を商業捕鯨でやっていく、そしてそれをどうまちのために、鮎川のために、あるいは石巻市の鯨事業ということに関して、商業もそうなのだけれども、鯨を捕っていろいろ解体する、あるいはそれからもっと鯨の関係のいろんなことに発展させていって、これを一つの石巻市の、あるいは鮎川の売りにしていくということも私は大事なことだなというふうに思うのですが、市長、お考えがあればお伺いしたいなと思います。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 鮎川については、私も随分思い出がありまして、石巻市には臭いを出す地域が2か所ありまして、1つは魚市場の魚腸骨飼料工場、そして鮎川の解体所の鯨の臭い、動物臭と、それから魚臭の臭いが特徴的で、あそこへ行くとその臭いをかぐことによって、ああ、鮎川に来たなというふうな、そういった時代でしたけれども、やはり鯨の文化を伝えていくということは最も必要なことだと思いますし、また鯨文化を発信することによって、鮎川が再びにぎわいを取り戻すという取組をしていくことが必要だというふうに思っております。やはり鯨文化を前面に出して、そして鮎川を全国的にPRしていくことが必要だというふうに考えておりますので、それはやはり市としてもしっかりとした取組をさせていただきたいと考えております。
○議長(
木村忠良議員) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、7款商工費、併せて予算案第2条、債務負担行為について質疑はありませんか。9番。
◆9番(遠藤宏昭議員) 7款商工費、289ページ、観光施設管理費のうち工事請負費、道の駅施設改修工事1億2,000万円について伺います。 道の駅上品の郷の改修工事とのことですが、大きい金額なので、その概要と工事スケジュールについて伺います。
◎千葉巧
河北総合支所長 お答えします。 工事の概要でございますけれども、道の駅にございます温泉施設の修繕工事、それと衛生設備の修繕工事となってございます。スケジュールにつきましては、令和2年度中の完成を目指して、道の駅のほうとも協議し、進めてまいりたいというふうに考えております。
◆9番(遠藤宏昭議員) 道の駅上品の郷は、温泉施設があるというのが一つの優位性なのだと思います。設備の経年劣化もあるのでしょうが、大きい金額の予算をかけて改修工事をするわけですから、改修後新規のお客さんはもちろんのこと、リピーターの獲得に向けて本腰を入れた取組をしていかなければいけません。 そこで、直近3か年の施設への入り込み数の推移を把握していればお聞かせください。また、上品の郷の独自色を出すための工夫、また取組はどのようなことをされているのか、併せて伺います。
◎千葉巧
河北総合支所長 入り込み数についてお答えいたします。 直近3か年ということで、平成28年度は98万8,000人ほど、それから平成29年度につきましては96万1,000人ほど、平成30年度は94万1,000人ほど、令和元年度につきましては1月末現在で79万6,000人ほどとなってございます。 取組についてでございますけれども、過去2か年赤字経営が続いておるということで、道の駅のほうでも様々な改革を考えておるようでございます。市の施設ということもございまして、これまで修繕に関しましては協定があったのですけれども、道の駅のほうで修繕を行っているというケースもございまして、その辺の支出を市のほうでも負担していかなくてはいけないのではないかということで考えておるところでございます。 赤字ということで、いろいろな取組はされておるようでございます。1つ組織の改編といいますか、そういうところも考えておるようですし、赤字の大きいレストランなのですけれども、そちらのほうもメニュー等いろいろ検討して、経営努力をされておるということでございます。
◆9番(遠藤宏昭議員) 直近3か年の数字をお聞かせいただくと、微減というのですか、ちょっとずつ年々減っていっていると、2万人ぐらいずつ減っていっているというようなこと。 今の数字を捉えて、市長にお伺いします。近年道の駅も各地に新規オープンしたり、施設改修によるリニューアルオープンをしたりと、道の駅と道の駅、施設間の競争が激しくなっています。市民からは、上品の郷はよい花束が豊富に置いてあるから買いに行くという声がある一方で、野菜の品ぞろえがよくないときがあるとか、商品棚がすかすかのときがあるとか、これは商品が売れて完売御礼でうれしい悲鳴なのかもしれませんが、そういう声も実際にはあります。また、地場の品物を求めているのに他の地域の品物が多いとか、これも品ぞろえがよいということの裏返しの意見ではあるのですが、様々な声が聞こえてきます。 私も昨夜本会議終了後に道の駅に立ち寄って、金華サバのお寿司とずんだ餅を買って帰りました。競争が激しさを増す中で、今後道の駅の生き残りをかけた方策を考えるために、本市から株式会社かほく・上品の郷に対して、助言、アドバイスや苦言を呈する場面も出てくると思いますが、市長の上品の郷に対する現状認識と今後のビジョンについてお伺いします。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 道の駅上品の郷については、これは私も開設する時期から関わったこともありまして、やはり私としては道の駅にしっかりと経営努力をしていただいて、また100万人を超える入り込み数を確保していただければというふうに考えております。 議員御指摘のように新しい道の駅がどんどん出てきまして、やはり道の駅との競争の時代に入ったなというふうに考えております。今後株式会社かほく・上品の郷の道の駅の特色をいかにアピールするか、そして入り込み数を増やしていくかということは、大きな課題であるというふうに思っております。その一つが今回出ておりますけれども、道の駅上品の郷にはふたごの湯があるという一つの特色がございますので、やはりそういった道の駅上品の郷の売りをしっかりとPRしていくと同時に、ほかの自治体との競争に負けないような内容の充実を図っていくことが必要だというふうに考えております。まだまだ入り込み数は低下しているというものの、もう少し努力をすれば100万人にまた戻ることも可能だというふうに考えておりますので、市としてもしっかりと対応していきたいというふうに考えております。 いろんな助言については、副市長に対応していただいておりますので、そういった中に私どもも経営努力をしていただくためのアドバイスも必要ではないかと考えておりますので、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。
◆4番(阿部和芳議員) 市長の道の駅に対する思いというのは分かったのですが、市長の公約として、桃生地区にも造るということで2つ、そういうお話をさせていただいているほかに、今度名目だけになりますが、先般お話があった雄勝地区の道の駅ということで3つ、それぞれ地域間競争をすればいいみたいな話があったのですが、どういう位置づけで、上品の郷であればお湯というのが今市長からもありましたけれども、そういうのがインセンティブになると思いますが、ほかの2つをどのような形で推し進めていって、どういう体系を考えているのか伺いたいと思います。
◎亀山紘市長 地域間での競争になるというところですけれども、しかしそれぞれに特色を持たすことによって、競合しないような取組ができるというふうに考えております。雄勝地区については、やはり硯あるいは雄勝地区の食をテーマにした取組を進めていくことが必要だというふうに思っていますし、またこれはまだいろいろと検討している段階ですけれども、桃生地区の道の駅については、防災の道の駅というふうな観点から道の駅を整備できないかということで、今可能性の検討を進めている段階でございます。この3つのそれぞれの特色をいかに生かしていくかということがこれから競合を避けて、そしておのおのが独立できるような体制を取っていくことがこれからの重要な点ではないかと考えております。
◆4番(阿部和芳議員) そうなのです。他の地区との競争、3地区間で競争をするのは構わないのですが、事石巻市内で3つになるときにどういう連携をして、どういう位置づけというのは後から考えるのではなくて、最初に位置づけて連携しながら、雄勝地区にも行っていただくし、河北地区で温泉に入ってもらって、そして桃生地区のほうで防災も体験していただくとか、そういったような連携というのは、最初に目的があってつくるべきだというふうに思うのですが、それを連携しながら研究していると、研究段階から大分時間もたっていて、どういう位置づけで構築していくのかというのが大事だというふうに思うのです。その辺はどのようにお考えでしょうか。
◎亀山紘市長 議員の御指摘のとおりだと思います。やはり競合するということで、お互いに足を引っ張るということは、これは絶対避けなければならないと思います。そして、仮に桃生地区の道の駅の整備が認められた場合には、お互いに連携をして、そして競合ではなくて相乗効果をもたらすような取組をしていくことが必要だというふうに考えております。
◆4番(阿部和芳議員) そういうことで、3つの駅を含めて、例えば昨年オープンした牡鹿地区のほうで海を体験していただいて、雄勝地区の恋する灯台を見ていただいてというストーリー性をきちっとつくらないと駄目なので、その3つに特化するだけではなくて、これから牡鹿地区、北上地区もあるので、その辺の連携をきちっとした位置づけでネットワーク化をしていって、取り組んでいただきたいと思いますが、改めて決意を伺いたいと思います。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 今回東日本大震災で半島沿岸部が壊滅的な被害を受けました。そういった中で、コンパクトなまちづくりということで各拠点エリアを整備しておりますけれども、拠点エリアのコンパクトプラスネットワークというのが大変重要になってくると思います。いかにネットワークをつくることによって1プラス1が2ではなくて、3とか4になるような相乗効果をもたらす、そういった取組をしていくことがこれから求められることではないかと考えております。
◆6番(
黒須光男議員) お風呂の改修1億2,000万円。市長、教育長、病院局長、3人にお聞きしますけれども、令和元年度にお風呂に何回入ったか、ひとつお尋ねしたいと思います。上品の郷のお風呂に何回入ったのかと聞いている。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 上品の郷は、私は何回もお風呂は見てはおるのですけれども、自ら入ったということはまだありません。
◎境直彦教育長 令和元年度中は入っておりません。
◎椎葉健一病院局長 一度も入ったことはございません。
◆6番(
黒須光男議員) やっぱり建物を建てると維持管理がかかるということを改めて認識してもらいたいのですが、そこに市の三役と申しましょうか、市長なり教育長、病院局長が入っていないというのです。やっぱりこれぐらいの、1億2,000万円の予算つくのなら、現地に足を運んでどうなっているのだと、目玉にするのだから、先ほど阿部和芳議員も言いましたけれども、やっぱり桃生地区に造るとか、雄勝地区に造るというのなら、そういうものを含めて調査をして、頭に焼き付けながら今度の予算に対応しなければならないのではないかと私は思う。本当に残念ながらそういう裏づけというかな、取っていないのだ。私はしょっちゅう行っていますから、もう数え切れないくらい行っていますから……(23番森山行輝議員「毎日のように」と呼ぶ)毎日ではない。森山議員は元気の湯ですから、私は上品の郷。そういうことで、やっぱりもう少し行政に対する優しさと申しましょうか、対応というのがあるのではないかと。 教育長と病院局長にお尋ねしたいのですが、せっかくのこういう予算が計上されたら、そこに行って、足を運んで、そしてやっぱり対応するという姿勢が欠けているのではないかなと私は思うのですが、そうであれば、行っていないということになれば。いかがですか。
◎境直彦教育長 お答えいたします。 お風呂に入らないからといって、上品の郷を応援していないということにはならないと思っております。買物には私もたくさん行きますし、あそこの前を通っていって、どれくらいの車が駐車しているのか、今混んでいるのか、そういうことも見ることはできますし、きちんと応援する立場で今は行動しているつもりでございますので、御理解をいただきたいと思います。 なお、上品の郷のお風呂は、私の肌にちょっと合わないものですから、遠慮しているというところで御理解をいただきたいと思います。
◎椎葉健一病院局長 上品の郷には、物産というか、買物には行っています。できるだけ地元の物産を妻と一緒に買いに行ったりしていますし、お風呂をやっているのも知っています。たくさんの方が利用されているなというのは見ております。決して応援していないわけでなくて、心から応援しております。
◆6番(
黒須光男議員) 教育長なり病院局長からは応援しているという話。教育長、肌に合わなかったと、大変失礼いたしました。ただ、基本は、大川小学校もですが、やっぱり山に登らなければならないのです。登ってみて、そして勝負なのです。ですから、風呂に入らなくてもシャワーだけでもいいから、教育長、1回見てください。だから、そういう現地に足を運ぶと、これが何よりも本当の誠意であり、行政のあるべき姿なのだなと私は思っていますので、今後ひとつ御努力をいただきますように忠告をしておきたいと思います。
◆11番(櫻田誠子議員) 293ページ、12の御番所公園管理費なのですが、この中で実施設計業務委託料330万円とありますが、この事業について伺います。
◎大窪茂久
牡鹿総合支所長 お答えいたします。 御番所公園管理費の実施設計の業務委託料ということですが、御番所公園内に駐車場がありまして、そちらに公衆トイレがあるのですが、ちょっと老朽化しているということで、あとはバリアフリーにも対応していなくて段差があったり、あと和式になっていたりするので、その辺を改善したいということで、まずは設計から来年度入りまして、次年度にはトイレの建て替えを計画してございます。
◆11番(櫻田誠子議員) トイレ等の改修ということで、なおあちらに行かれた方が公園に訪れて利用するということで、大変いいことかとは思うのですけれども、御番所公園なのですが、ここに施設維持管理業務委託料もございますが、今回牡鹿地区の拠点エリアもできまして、今後ホエールランドも開設になるわけですけれども、また少しずつ皆さんそちらのほうに観光客を呼ぶにいたしましても、何分に牡鹿地区なものですから、鹿の被害といいますか、大変鹿が多くいるということで、御番所公園内も鹿のふんがいっぱいあって、公園内に子供を連れて入れないくらいの鹿のふんがあるということで、訪れた方から改善してほしいというような要望もございました。これについて、見解を伺いたいと思います。
◎大窪茂久
牡鹿総合支所長 お答えいたします。 確かに御番所公園の周りは全て山でして、なかなか鹿を侵入させないという方法は、具体的には取れない場所です。ただ、日当たりのいい場所ですとか、草をきちっと刈っている場所については、鹿も少ないように見えますので、できるだけ管理に手をかけて、できる限り草がぼうぼうなっているような状態をなくしていこうということで管理はしているのですが、それでもどこからともなく鹿は入ってきますので、特に駐車場付近はいいのですけれども、そこから離れた、例えば歩く場所とか、そういう部分ではまだまだ夏場ですとヒルが発生したりしている現状は確かに確認しておりますので、これリボーンアートフェスティバルのときもそうだったのですけれども、結構山の中というか、公園内に入ってヒルの被害に遭ったということもありましたので、その辺は管理の面で、予算の関係はありますけれども、先ほど言った草の管理をできるだけ頑張ってやっていきたいというのが今やっている対策でございます。
◆11番(櫻田誠子議員) いろいろ対策も行っているということですが、やっと拠点エリアの完成も見て、少しずつリボーンアートフェスティバルも含めて、牡鹿地区のほうに観光客もなお呼び込む、そしてまた眺めといいますか、すばらしいところで、子供を連れて家族でいろいろな方々が訪れる場所ですので、できる限り、今鹿を防ぐことは難しいと、共存しなければならないという場所なのかもしれませんが、ある程度訪れる方が安心して足を踏み入れられるといいますか、せっかくトイレも直すのですから、それに併せて環境整備のほうも重ねてお願いしたいと思います。
○議長(
木村忠良議員) 答弁求めますか。(11番櫻田誠子議員「はい」と呼ぶ)
◎大窪茂久
牡鹿総合支所長 お答えします。 トイレ整備後には、年次計画で先ほど言った園路等も、山の中に入らないで園路を歩けば散策できるとか、そういう部分も今後改良していこうという計画でおりますので、その辺は総合計画のほうに計上させていただきながら、環境整備に努めてまいりたいと思っております。
◆13番(
青木まりえ議員) 今の牡鹿地区の御番所公園のことで私も思い出しまして、御番所公園の遊具とかありますよね、子供たちの。古くなったまま放置されているように思ったのですけれども、あれもちょっと改修して遊べるようにしていただくには、大変なことなのでしょうか。やっぱり子供たちを連れて行ったときに、あそこで遊ばせたいなとちょっと思ったのですが、いかがなものでしょうか。いろいろ設備、あとバーベキューとか、出ているところとか、あそこはただの見晴台なのでしょうか。バーベキューとか何かするような施設とかもちょっとあってもいいのかなとか、勝手に思ったりしていたのですけれども、そういうのは何か考えはございませんでしょうか。そういうことも伺っておきたいと思います。
◎大窪茂久
牡鹿総合支所長 お答えいたします。 先ほど言った出っ張っている部分、あそこはもともとログハウスがあった場所でして、天体観測等もできる場所でしたが、老朽化しまして、それを撤去した後に見晴台のように今は利用している場所です。ちょうど金華山向きだということもあるので、そこはまず見晴台として利用していただく場所、あるいはお弁当を持って、そこにいながら、景色を見ながらお弁当を食べるとか、そういう場所にしております。 それから、遊具ですけれども、使える遊具については毎年点検をさせていただいて、安全性を確認しながら使っていただいているのですが、確かに使えない遊具も、特に一番大きなローラースライダーというのはローラーが回らない部分とかありまして、それについても先ほどの園路等の環境整備と同じなのですが、使える遊具、あるいは更新する遊具、あるいは新たに入れる遊具等も総合計画のほうに計上させていただきながら、順次手をつけて整備していこうという計画ではおりますので、御番所公園をぜひ利用していただきたいなと思っています。
◆13番(
青木まりえ議員) 本当に御番所公園、すばらしく景観もいいところですし、私は何度も行って、本当にいつもいいところだなと思っているので、ぜひそういう整備をしていただければ、もっと皆さん来てくれるのではないかな、皆さんに利用していただけるような施設になったらいいなとすごく思っております。よろしくお願いいたします。
○議長(
木村忠良議員) 青木議員、質疑ですので、答弁を求めるような質疑の仕方でお願いします。
◆13番(
青木まりえ議員) では、計画のほう何点か、もうちょっと具体的に教えていただけますか。
◎大窪茂久
牡鹿総合支所長 先ほど言いましたように、まずトイレの設計から始まりまして、令和2年度は設計、令和3年度にトイレの建設、その後に順次、まだ総合計画には具体的には載っていないのですが、全体の中でこういうことも考えているということを計画の中ではお話ししていますので、具体的には来年度のローリングという中身で順次その辺も出てくるかと思いますので、現在のところはそういう計画でおります。
○議長(
木村忠良議員) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、8款土木費について質疑ありませんか。3番。
◆3番(
髙橋憲悦議員) 325ページの津波復興拠点整備事業費の設計業務委託料2,200万円、これは歩行者デッキへのエレベーターの設計だと思うのですけれども、これについてはやはり今あまり利用者も芳しくなく、あえて設計して造る方向なのですけれども、少し見合わせて、これをやめて、大川小学校のほうに払う2億円の10分の1にこれを充てるとか、本当に必要なものかどうか私は疑問ですし、造るべきでないと思いますが、そしてこれを大川小学校の2億円の10分の1に充てると、そうすると市民も納得するのではないかなと思いますが、そういう方向は考えられないのかどうか、市長にお尋ねします。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 このエレベーターについては、ささえあいセンターは高齢者から若い方々を含めて、そういった包括支援センターでありますから、そういう意味で高齢者の方々がささえあいセンターにアクセスするためのものとして、エレベーターの設置を考えております。やはり今後ささえあいセンターを活用して地域包括ケアを進めていく上で、必要な施設ということでありますので、御理解をいただきたいと考えております。
◆3番(
髙橋憲悦議員) これからオープンする、そしてどれくらいの人がささえあいセンターに入って、どれくらいという、今造ってしまってからまた撤去するなりやめるというのは大変な労力が要りますので、その前に様子を見て、来年度もう一度この予算を出すなり、そういうふうにしないと、失敗したら大変な無駄遣いになりますし、市長も施政方針の中で新しい事業の伴う維持管理が大変だと、そういうふうなことも言っていますので、ですから全然予測もつかないものについて、行け行けどんどんでやる時代ではないと市長は気づかれたのかなと思って質疑させていただいています。 はっきり言って、1年様子見て、どれくらいささえあいセンターに来て、その歩行者デッキを利用する、そういう様子を見るという、観察するという考えはないのかどうかお尋ねします。
◎伊勢崎誠一建設部長 お答えいたします。 まず、デッキの利用状況についてでございますが、去年の5月上旬にデッキが供用開始されまして、その後に去年の5月末に利用者の調査をいたしました。それによりますと、市役所から石巻市立病院、また国道398号から石巻市立病院、もしくは市役所方面、そういった利用者が12時間で、朝の7時から夜の7時で約260人の利用者がございました。その中で、石巻市立病院に入られる利用者については、約170人ほどというふうなデータがございます。 お尋ねのささえあいセンターは、これからではございますけれども、試算によれば、ささえあいセンターの貸す部分、そういった定員からすれば、1日当たり90人ほどが使うのではないかというような試算は持っております。 エレベーターに関しては、先ほど市長が申しましたように、駅周辺には防災、行政、医療、福祉ということで、拠点施設が集約されまして、多くの市民が訪れるということでございます。ですので、交通弱者でありますとか、障害をお持ちの方が社会活動をする際に安全な移動空間である歩行者デッキを利用して、この周辺にある必要な施設で、地域社会で共生を目指し、本市が進める障害のある人もない人も共に安心して暮らせる福祉のまちづくりというものに寄与するだろうということで、デッキの計画を立てたものでございます。これまでにエレベーターの基本設計をいたしまして、来年度詳細設計をしていこうというような計画で進めているといったところでございます。
◆3番(
髙橋憲悦議員) この歩行者デッキそのものは、紆余曲折ありまして、実際は車で病院に入れるとか、そういうふうな変わりに変わって今の状況です。そして、議会からも話題になったように、それならば百歩譲って石巻駅から直通で歩行者デッキで来られるようにすべきではないかとか、十分見直しを叫びつつあります。 確かに崇高な目的の、体の不自由な方、高齢者どうのこうのというのはあります。というならば、例えば河北総合支所が3階建てで、3階で税の申告を行っています。お年寄りの人が3階までちょこちょこ、ちょこちょこ上っていきます。中央公民館しかりです。そういうところから弱者救済といいますか、目をかけるべきであって、今誰しも市民は、あの歩行者デッキは鈴なりになって、上り下りが大変だなんて苦情を言っている方はいません。うがった見方をしますと、復興予算で国のほうからお金が来るから、今のうちに駆け込んで造ってしまえと、それはそれで方法だと思いますが、それに伴うエレベーターの維持管理、来年からは維持管理はずっと市の負担となります。そういうプラス・マイナスも十分に検討されて、判断すべきだと思います。どうしても強行するのかどうか、最後に市長の考え方をお尋ねします。
◎亀山紘市長 議員御指摘のように維持管理費については、これから十分に考慮しながら事業を進めていかなければならないということは、そのとおりでございます。 ささえあいセンターについては、やはり次世代型地域包括ケアの拠点としての施設ということで、様々な世代の方々に利用していただくように取組をしていくわけですけれども、その中で車椅子の方、あるいは高齢者の方の利便性を上げるということは、これからのささえあいセンターの基本的な考え方であるユニバーサルデザインの施設というものを考えていく上で、大変必要な機能であるというふうに考えております。 今後多くの方々に利用していただくためにも、必要な機能であるというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
◆24番(渡辺拓朗議員) 今のに続いての質問になりますが、確かに時間当たり4、5名しか使っていない歩道でも、まず高齢者とか障害者のためには、やっぱり必要とは思います。 そこで、一つのアイデアなのですが、ささえあいセンター、石巻市立病院、石巻市役所にはエレベーターがついています。この歩行者デッキとつながっています。例えばさくら野百貨店だった時に、市役所にする前、マイカルの映画館が深夜でも入れるように動線をつくって営業していました。ですから、今あるエレベーターを3つの建物のエレベーターと、よくでかいまちの駅前に行くとそういうふうになっています。建物のエレベーターからデッキに入るという動線はつくれませんか、建設部長。
◎伊勢崎誠一建設部長 お答えいたします。 今回のエレベーターの設置を計画する上で、現在ある施設のエレベーター、市役所と病院のエレベーター、こういったことも視野に入れて検討をしてまいりました。結果としてなのですが、外にエレベーターをつけたほうが時間とか距離が短くなると、最短になるというような結果も出ております。少々時間がかかるとか、距離が長くなるということであれば、ちょっと既存のエレベーターの運用を変えるということは必要なのかもしれませんが、そういったことは可能かもしれません。ただ、外に造ったほうが効率的だというような結果が出ております。
◆24番(渡辺拓朗議員) 効率的だという話ですが、大した長い歩行者デッキでもないですし、その動線というのはそんな距離でもないと思うのです。ですから、今回施政方針の中で、財政の問題、今後非常に厳しいというお話になっておりますので、例えば復興交付金、基金等で予算措置されるからいいという問題ではないです。石巻市の腹が痛まないからいいという話にはなりませんよね、国民の血税ですから。どうしても、ちょっと話それるかもしれませんが、石巻市の市税の一般財源でやる事業でないものは、制度疲労を起こしているような事業の組立てが非常に多いような気がするのです。ですから、こういった事業も国民一人一人のこういう時代の血税ですから、その使い方は慎重に考えていただきたいと思いますので、市長、ちょっと御答弁お願いします。
◎亀山紘市長 議員御指摘のとおり、やはりこれは復興交付金といっても、国民の税金による整備ということになりますので、その辺はしっかり考えて取り組ませていただきたいと思っております。
◆4番(阿部和芳議員) 今の件なのですが、しっかり取り組むというのは、やっぱり近くに市役所のエレベーターがありますし、石巻市立病院にもあります。ちょっと足を延ばしてもらえば、建設部長から最短というのがありましたけれども、交付金でただで造っても、これからメンテナンスで、聞くところによれば2台分で269万円ずつ毎年メンテナンス料がかかるのです。10年もすれば、ただより高いものなくなりますよ。それよりも、昨日来いろいろな話が出ているときに、給食の栄養価の問題とか値上げとか、さらには高齢者の負担とか、そういったものにも使えるわけです。ですから、市長、ここはユニバーサルデザインといいつつも、既存のものを使って、それでメンテナンスしてもらう。毎年かかる269万円のメンテナンス料は、ほかの財源に回せる……(6番
黒須光男議員「そのとおり」と呼ぶ)そういうことが大事なのではないでしょうか。改めて伺いたいと思います。あったらいいなというのは、なくてもいい話ですから。
◎亀山紘市長 このエレベーターについては、もう一度考えてみますけれども、なぜエレベーターが必要だったかということは、確かに既存のエレベーターがあります。しかし、石巻市立病院のエレベーターは午後5時と、時間帯が早い段階で止まります。それから、市役所のエレベーターについてもそうだと思います。ささえあいセンターは、今考えているのは夜間での利用も可能なような施設にするということで、そういってしまうと利用されている高齢者あるいは車椅子の方々、障害をお持ちの方々が階段を下りざるを得ないというようなこともあって、やはりエレベーターの施設の整備は必要だというふうに考えておりましたけれども、もう一度検討させていただきたいと思います。
◆6番(
黒須光男議員) 建設部長、あなた間違っていると思います。私も調べたのです。デッキを利用する人数、260人とか170人とか数字出していますけれども、私も何日か通って、あそこの守衛の人に聞いてみた、今日何人ですかと。平均40人だって。だから、大きな差がそこに生じてくる。私が言っているのは本当だと思います。あなた、設計屋が数えた数字にのっとって言っているのでしょうけれども、そういうことです。 しかも、この予算が、建設部長も各会派歩いて、私も無会派で来ていただいた、これは感謝しますけれども、このエレベーターに3億円かかるというのです。だから、1台1億5,000万円かかるというのだ。かかるわけないです、これ。最高かかって1台2,000万円。どうして法外なこういう数字になっているのか。基本設計が間違っていたのではないかな。オオバでしょう、株式会社オオバ。これが3億円かかると出してきたのですか、基本設計で。その辺の数字の合わせ方と基本設計の数字を出してください。
◎伊勢崎誠一建設部長 お答えいたします。 まず、利用者でございますが、この利用者数は去年の5月30日に我々職員が調査した数字でございます。 事業費の3億円でございますが、今は基本設計の段階で3億円という試算になっておりますけれども、そのうちの約4割ほどになりますが、エレベーターの基礎の部分にかかると、地盤が硬いところまでの深さが深いというようなことで、現時点では3億円のうち基礎にかかるものについては1億3,000万円ほどというような数字でございます。
◆6番(
黒須光男議員) 私も全部調べたの、株式会社オオバ。ある県議会議員、S県議会議員の秘書が勤めていますから。そして、これが湊東地区の復興公営住宅の建設を請け負ったの。4億8,000万円、基礎工事にかかると計上して払っているの、お金。よく調べたら、うそだな、これ、架空だな。そういう実態です。これは、裁判で明らかにしますから。そういうことで言われているさなかに、反省もなく、傲岸不遜です。反省もなく、また出してきた、こうやって3億円だなんて。基礎がかかるわけないでしょう。そんなにかかるのなら石巻市立病院だの、あそこの地層調べてください。何を言っているの、あんた。寝ぼけないでください。ですから、その辺のことを分かっているのですか。県議会議員の秘書が勤めて、そして水増しして架空工事をやって、4億8,000万円ですよ。これは裁判で争われているの、今。それ出ますからね、答えは。監査委員にも調べていただいた。監査委員も現地を見れば分かるの、みんなうそだということ。そうなのですよ。だから、あんたももう少し、最初から請われて来た部長ではないのだから、腹くくって正しいことに邁進してください。いかがですか。その辺もう一度確かめて、そういうふうにかからないのだと、地盤、地層なんてあり得ないのだと、岩盤はいいのですから、ここ。後藤さんの隣だからって、すぐ右へ倣えしなくたっていいの。歴代の復興事業部長を見てみなさい。堀内、近江、後藤、みんなうそついているではないですか。だから、ぜひあなたはしっかりやってください。その辺の検討をしていただけませんか。
◎伊勢崎誠一建設部長 お答えいたします。 今は基本設計の段階でというお話をさせていただきました。ただ、その中で基礎としては約1億3,000万円ほどと、これは歩行者デッキもしくは石巻市立病院、それからささえあいセンター、この周辺で幾つもの基礎工事をやっているものでございますから、そういったことも勘案しての深さということでございます。 ただ、今後詳細設計をやる段階においては、もっと精査された、先般エレベーターの位置については会派説明させていただきましたが、まさにそのポイントで地盤調査をするなどして、しっかりとした数字を出していきたいというふうに思います。また、併せて上の部分の箱のところについても、今後詳細設計の中でしっかりとした数字を出していきたいというふうに考えます。
◆6番(
黒須光男議員) オオバのやった実績の設計、全部調べましたから、裏取ったから。そうしたら、石巻市で発注した湊東地区の工事、3本掘っているのです。そうしたら、3本も掘っていて、その3本とも液状化の心配はないと報告しているのです。ところが、いつの間にか勝手に4本目が掘られている、誰にも相談なく。その4本目で液状化があると出してきたのです。
○議長(
木村忠良議員) 黒須議員、議案に沿った形で質疑してください。
◆6番(
黒須光男議員) 関連しますから、これ、議長。(「関連してねえべじゃ」と呼ぶ者あり)関連する。 そういう悪質な業者ですから、しっかりとその辺を精査してください、遺漏のないように。あなたもまだまだあるのですから。これは失敗しないで、オオバというものの実態をしっかり把握してください、そういう実態ですから。改めてお尋ねしたいと思います。
◎伊勢崎誠一建設部長 お答えいたします。 基本設計につきましては、議員のおっしゃるように株式会社オオバがやっております。詳細設計については、これから業者が決まるということでございますので、詳細設計の中できちっと精査して出していきたいというふうに考えます。
◆24番(渡辺拓朗議員) 先ほどの黒須議員の質疑ですが、企業名、そしてまた部長の名誉に値するようなことを平気で、裏も取らないで発言しております。(6番
黒須光男議員「本当だから言ってんだよ」と呼ぶ)うそ、架空工事、断言していますよね。裏も取らない、証拠も取らないで、こういう公の場で断言するような表現はやめていただきたい。議長、しっかり注意していただきたい。よろしくお願いします。(何事か呼ぶ者あり)
○議長(
木村忠良議員) ただいま24番渡辺拓朗議員から6番
黒須光男議員の発言に注意がございました。議長において、質疑及び発言内容を確認の上、後刻報告いたしますので、御了承願います。 このまま質疑を続行いたします。ほかにございませんか。9番。
◆9番(遠藤宏昭議員) 8款土木費、327ページ、中瀬公園整備事業費2億2,313万9,000円について伺います。 令和7年度完成予定の中瀬公園ですが、今年度の整備工事の概要について伺います。また、用地購入費も約1億2,000万円となっていますが、これでほとんどの用地契約が完了するのか、併せて伺います。
◎後藤寛復興事業部長 お答えいたします。 まず、中瀬公園の令和2年度の予定ということでございますが、ただいま中瀬公園につきましては、社会資本整備総合交付金の採択を受けておりまして、用地取得と工事というふうな形で進めさせていただいておりまして、来年度の予定といたしましては、ハリストス教会周辺、その他の障害者の方の駐車場も若干整備の予定をしておるところでございます。それから、転落防止柵とか照明灯の整備ということで、主に予定しておりますのは内海橋周辺の、中瀬でいう北側の整備のほうを予定したいなというふうに考えております。 それから、公有財産の購入費でございますが、これにつきましては用地の協力を得られるところから先行して基金のほうを運用させていただきまして、取得済みのところの買い戻しであるとか、それから公園に関連して八幡町側に国道と県道のループの土地が出てきまして、今県の所有になっているのですけれども、今後中瀬等の駐車場を整備する予定としておりますので、そこの県からの買い戻し、この辺も予定させていただいております。 工事に関しましては、あくまでも内海橋との関連になりますので、現段階ではそのような形で予定させていただいております。
◆9番(遠藤宏昭議員) 今整備内容は中瀬の北側を整備するのだということで、多分アクセス道の部分なのですか。国道398号の新しい内海橋が完成すれば、現在使用している橋は撤去されます。市民からは、新しい中瀬ができて橋を撤去したら、中瀬にはどうやって渡るのと、本当に素朴な疑問が問われますが、歩行者は新西内海橋と、仮称なのですが、新西内海橋がかかるから大丈夫だというような答えを私はしています。新西内海橋は、車は通れるのかと、車椅子の人はどうやって渡るのかというようなことを様々市民が関心を示しています。折を見て市民に対してそのようなお知らせをすべきと思いますが、まず新西内海橋の概要について伺います。併せて今後の市民への周知、広報の仕方について伺います。
◎後藤寛復興事業部長 新西内海橋につきましては、後ほど建設部長のほうから答弁させていただくことにいたしまして、公園の市民への周知ということでございます。 まず、基本計画あるいは公園の都市計画決定によりまして、中瀬地区全体を公園化するということは御案内のとおりでございます。ただし、例えば管理車両であるとか、あるいはイベント等でどうしても必要な車であるとか、あとは体の不自由な方々のための駐車場というのは用意することにしておりますので、将来的に公園が出来上がったときには、基本的には歩いて渡っていただきますが、そういったイベントなんかのときの管理車両であるとか、石ノ森萬画館に行くための障害者の方の駐車場とか、そういうことは用意させていただいておりますので、そういう使い方をしていくものだというふうなことで御理解いただきたいと思います。 御案内の、ではいつ市民に御説明するのだということでございます。確かに公園全体の用地取得がまだ進んでおりませんので、中瀬にはまだ民有地も残ってございます。その民有地が残っているうちは、まだ私道としての機能も担保しなければなりませんので、その辺は公園の整備に併せて市民の方に御説明する機会を検討していきたいなというふうに考えております。
◎伊勢崎誠一建設部長 お答えいたします。 新西内海橋につきましては、県が災害復旧で架け替えを行っているというところでございます。現在は、上部工及び下部工の工事を行っておりまして、令和2年度中の完成を目指しているということで聞いております。構造につきましては、車道部分と歩道部分ということで、車道部分については、行く行くは管理用車両の通行ということでございまして、主には歩行者等が渡るような橋になるということでございます。 また、併せまして対岸になりますが、新東内海橋につきましては、石巻市のほうで架け替えを行っておりまして、現在の新西内海橋が架かりましたら、古いといいますか、現在の内海橋を撤去して架け替えるというような工程の内容になっております。
◆9番(遠藤宏昭議員) 当初から我々への説明はそのような形だったと思うのです。新西内海橋は、基本的には歩道橋だと、歩行者が渡るものだと。だけれども、中瀬は当然島だから、緊急車両だとか管理車両だとか、あと障害者の方のための車両が通るなんていうこと、そういったものをしっかり説明してくださいということです、後々。車も通れるのだってよと、基本は歩道橋なのだけれども、その後の附則がすごく大きくて、この車両は通れる、あれは通れる、何でも通れるみたいになってしまうと、市民が理解しなくなってしまうので、そこのところだけ、基本的には歩道橋なのですよということ。括弧書きのほうは小さくわあっと書いてもらっていいと思うのですが、基本的には歩道橋ですというような説明をおいおいしていってくださいということです。 市長にお聞きします。昨年の一般質問の中で、中瀬公園の整備について私お話しいたしました。そこで、桜をある程度の本数植えて、日和山公園に次ぐ第2の桜の名所にすることも検討してくださいとお話ししましたが、その後いかがでしょうか、伺います。また、令和7年度完成予定とのことですが、どのようなことが理由でそれほどまでに時間がかかるのか、完成までに時間があるのだから、グランドデザインは決定していたとしても、細部の整備については市民などからの要望に柔軟に対応してもよいのではないかと思いますが、市長の所見をお聞きします。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 中瀬公園については、これは石巻市の原風景が残る地域として公園化を進めていくということにしております。北上川の河口部に堤防を整備するということで、中瀬公園は唯一堤防のない、堤防というか、今ある程度の低い堤防は安全のために整備することにしておりますけれども、やはり昔ながらの石巻市の中港として発展した原風景を表す公園ということで、整備していこうという考えでございます。 令和7年度までという今のスケジュールですけれども、これはある程度財源の確保をしながら、時間をかけて進めていくということで、御理解をいただきたいと思います。まだ民間の地権者の方々との交渉もございますので、時間がかかるというふうに思っております。 それから、桜を植えて桜の名所にということは前回も伺いましたけれども、これは今後市民の皆さんともワークショップなどを通して、どんな公園にしたいかということは話し合うといいますか、そういった取組をする必要はあるというふうに考えておりますので、今後この公園についてはじっくりと、ゆっくりと整備してまいりたいと考えております。
○議長(
木村忠良議員) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、9款消防費について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、10款教育費、併せて予算案第2条、債務負担行為について質疑はありませんか。1番。
◆1番(阿部浩章議員) 361ページ、4小学校管理費についてお伺いいたします。 この予算は、大川小学校の損害賠償を県に償還する予算だと説明がありましたが、当該事案が議会で議決された際、議会からその負担割合を県とも相談すべきとの意見がありました。県が主張するのは、郡山市の事例であり、大川小学校の事例は自然災害が起因するものです。この点を明確に県や国に伝えて、本市の負担割合を少しでも軽減するよう努力することについて、市長の取組についてお伺いいたします。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 大川小学校訴訟、事故訴訟で控訴審が敗訴したということで、これは責任は市と県にあるということでございましたけれども、私どもとしては県に大分の負担をということで求めてまいりましたけれども、最高裁判決があるということで、市が負担をするということになりましたけれども、その間県があらかじめ負担して、それで石巻市が10年間で支払っていくということになりました。私としては、やはり今後も交付金のような形で、県、国に求めていくことが必要ではないかと考えております。可能性としては、なかなか難しいものがあるかとは思いますけれども、しかしこれは財政が逼迫する中で、しっかりとした支援をしていただくような取組をしてまいりたいと考えております。
◆1番(阿部浩章議員) ぜひ負担を少しでも軽減できるように、粘り強く県や国に対して伝えていっていただきたいと思います。これについて、文部科学省や県の教育委員会へ、教育長、これまでの取組についてお伺いいたします。
◎境直彦教育長 石巻市教育委員会としては、これに関して県教育委員会とというふうなことでの話合いはしておりませんで、事務的なレベルでの調整ということで関わっているだけでございますので、御理解をいただきたいと思います。
◆1番(阿部浩章議員) 市長のほうがこれからも粘り強くと言っていますので、機会があれば文部科学省、県の教育委員会等に教育委員会からもこの案件を伝えていっていただきたいと思いますけれども、再度教育長にお伺いします。
◎境直彦教育長 石巻市の教育委員会が関わるということは、大変難しいことだと思います。都道府県と設置者の石巻市の立場ですので、そこに私が割って入るということはないと思いますが、いかがでしょうか。それをあえて私の立場でそれに踏み込んで国と交渉とか、そういう話はないかと思っておりますが、そのような形で進めるということは、私の職務を逸脱していることになるのではないかと思っておりますので、いろんな形でお話を聞いたりとか、今こういう状況にありますという説明はできるかもしれませんが、そのことに関して立場を越えてまでやらなくてはいけないのかというところがあるかと思っております。 設置者としての石巻市の立場は、今市長が申し上げたとおりですので、それに対して私たちは粛々と仕事を進めていくということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
◆19番(阿部久一議員) ページ数が363ページと369ページにまたがっておりまして、学校管理費の小中学校の部分で、間もなく卒業式が来るわけですが、幸い本市あるいは宮城県、東北地方においては新型コロナウイルスはまだ感染者が出ていないということでございますが、それらに対しまして、学校側としての教育委員会の児童・生徒への予防、そういった対策というものをどのように考えておりますか、伺います。
◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 新型コロナウイルスに関しましては、これは文部科学省からも都道府県を通じて様々な通知が発出されております。それに基づきまして、予防方策につきましては各学校に通知しているところでございますし、また石巻市教育委員会といたしましても、マスクの在庫の確認でありますとか、それから消毒液の在庫を確認いたしまして、不足している学校に対しましては、補足するというような形で予防策に努めているところでございます。
◆19番(阿部久一議員) 今の御答弁で大変安心しましたが、1人感染者が出るとなると非常に、特に学校管内ですから、あっという間に広域に広がってしまうということで、ぜひその辺は徹底して、今後とも予防対策に力を入れていただきたいと、このように思います。 そしてまた、関連いたしまして、市長に伺いたいと思いますが、やはり新型コロナウイルスの万一の場合の本市の対応策というのはお考えになっているかどうか伺います。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 新型コロナウイルスによる感染については、これは非常に今厳しい状況にあると、国も総力を挙げて感染について防止を進めておりますけれども、もし石巻市に罹患者が発生した場合、あるいは市役所の職員で発生した場合などを想定した対策、あるいは事業継続計画、BCPなどについては、今健康部を中心として取り組んでおりますので、できるだけ早い時期に対応を進めていきたいと考えております。
◆15番(星雅俊議員) 349ページ、教育総務費の委託料で社会教育体育施設適正配置及び長寿命化計画策定業務委託料962万円が載っておりますが、これのプランの計画期間、それから計画の性格、基本計画レベルなのか、実施計画まで落とし込むのか、それから市民の意向把握はどのようにするのか、3点伺います。
◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 ただいま質問のありました社会教育体育施設の適正配置、長寿命化の計画策定についてでございますが、これは平成28年の3月に策定をされました石巻市公共施設等総合管理計画、これの個別計画として位置づけているものでございます。計画期間といたしましては、この総合管理計画につきましては平成28年、策定時から40年間という長期の計画でございますが、今回私どもが策定する予定の長寿命化の計画につきましては、令和3年から令和12年までの10年間の計画をまずつくりまして、見直しをかけていくということの計画でございます。 さらに、住民利用者のということでございますけれども、この部分に関しましては、策定の案ができましたならば、パブリックコメント等の意見を頂く予定ではございます。それにつきましては、今年の12月頃の予定ということになっております。 中身でございますけれども、この計画の題名にもございますとおり、まず再配置というのがございます。石巻市合併後、類似施設が各旧町レベルでございますので、そういう施設の耐用期間がどれくらいなのかと、建設年数がどういうのかということの個別の施設のデータ、カルテを作りながら、どの施設を残していくのかということについての計画になります。その上で、それらの施設をどのように長寿命化していくのかということがこの計画の基本の流れでございます。
◆15番(星雅俊議員) 今お聞きしますと、計画の性格はいつどのようにするかという、統廃合を含めた、年度まで決めていないような感じがしますが、ですから基本計画レベルですか。基本計画レベルで考えますと、大本は公共施設の行政改革プランがありまして、それの個別計画だといいますと、いずれ施設の規模につきましては、14万都市、もしくは将来どのくらい見込むか分かりませんが、人口規模に見合った施設にしなければならないというのが大前提だと思います。 そうしますと、計画を立てるのは簡単なのですけれども、それを下ろしてこうですからというのは簡単だけれども、市民の理解が非常に難しいと思うのです。例えば社会教育施設、体育施設で、近くにあったそういった施設が、ではこれからは少し人口が減ったので統合しますよといったときには、財政的にはもちろん構わないのですけれども、地域のコミュニティー形成にとっては非常に問題が出てくると。そういうふうな両面を見ますと、私は計画案をつくる前に、そういった利用者の団体とか地域の団体を入れながら計画をつくらないと、後で困ると思うのです。ですから、いずれ実施計画、この施設はいつ頃壊すとか合併するとかつくらなければならないでしょうか、その段階の手前で市民の方々を計画策定に参画させてはいかがでしょうか。
◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 確かに市民の方々の御意見を伺うというのは、非常に大事なことだろうというふうに思います。ただ、今現在ある施設をいろいろ統合しながら、あるいは耐用年数などを見ながら廃止をしていくということになりますと、皆様の意見をお伺いすれば、やはり廃止しないでくれというような意見は非常に多くなるのではないかなというふうに思います。廃止する必要があるというふうなことになれば、もちろん地域住民の方々には御説明いたしますし、こういうことで廃止をしなければならないのだということも説明いたします。そして、その場合には代替案といいますか、こういった場合にはこういう施設を御利用いただくことが可能であるとか、学校開放の利用を促進するとか、そういった代替案というものを申し上げる必要があるかなというふうには思っておりますので、今のところはそういう考えでおります。
◆15番(星雅俊議員) 最後ですけれども、教育委員会のほうでプランをつくっても、そういう説明をしたときには住民は教育行政に対してのサービスというよりは、コミュニティーとか市長部局のほうの問題が出てくると思うのです。ですから、教育委員会だけでつくるのではなくて、もちろん当局レベルからも入れてもむのだと思いますけれども、初めが肝腎ですから、後で困ってしまうのです、こういうのは。ですので、私はぜひ早めに地域の方々を入れながら、あと市当局のほうの行政レベルの方々を入れながらもんでほしいなと思います。これは希望です。 ついては、財務部長にお聞きしますが、私はこのプランはどっちみち市民に行って説明しなければならないのです。それなので、行財政改革の責任者としては、財務部長はどのように考えておりますか。私の希望は、一緒にこの行財政改革を進めていかないと、教育委員会だけでは対応できないと思いますので、ぜひ一緒に進めてほしいなと思いますが、いかがでしょうか。
◎
大塚智也財務部長 お答えします。 まず、公共施設等総合管理計画という計画は、40年という長いスパンで20%の削減をするという大きな目標。この段階で、総務省のほうで大枠の計画を市町村でつくりなさいよといったところで、今度その後の中で各個別単位の省庁単位でそれぞれの個別計画をつくりなさい、要はつくらないと補助金あげませんよ的な流れにどんどん変わっていったというような流れがございます。 問題は、では利用状況が、例えば10年後に3割落ちますとなると、では10個ある施設の3つ潰すのですかというところには最終的には行くと思いますけれども、ただ今後財政状況が厳しくなるという状況が、今現在ですごく逼迫している状況でない中で、すぐ利用状況が落ちない中で住民の方にお話ししても、多分現状のままで全部いってくれという状況にしか結論はならないとは思います。 ただ、現実的に10年後このぐらい減りますよというような状況の中で、今の10ある施設は3つぐらい潰さなくてはなりませんよというような計画は、これは教育委員会の中でもお示しをした中で、では現実的に今後落ちていく中で、どことどこが今の利用状況が一番悪いのだといったところも、その辺は今後具体的な市民との個別の実際のお話合いの中で、例えば今後これだけ減っていったらば、これとこれを相互利用してやりましょうとか、そういったふうにだんだん変えていく必要があるのかなと。恐らく一遍ですぐ潰しますという話には、基本的にはならないかとは思いますけれども、ただ現実的な今後の将来を見据えますと、かなり厳しくなるというところも踏まえて、そういった統廃合案もどうしてもつくらざるを得ないのかなというふうに考えております。
◆7番(楯石光弘議員) 355ページでございます。不登校児童生徒対策費13万2,000円についてでございます。 まず、不登校児童生徒対策費の具体的な内容と、あと本市の不登校の現状、人数とかここ数年の経過とかについて伺いたいと思います。
◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 不登校児童生徒対策費でございますが、これにつきましては石巻市立小中学校不登校児童生徒対応協議会設置要綱というふうなものもございまして、その中で進めているものでございますが、不登校児童・生徒に対します専門的な見地からの不登校対策に向けた対応を図るというものでございまして、協議会を設置しているというものでございます。これは、けやき教室の室長でありますとか、少年センターの専門員、こどものサポートハウスのスーパーバイザー、その他児童・生徒に関わりのある専門家の方々が委員となって進めているものでございます。 不登校児童・生徒の数でございますが、平成29年のデータを申し上げますと、小学校48人、中学校199人、計247人、平成30年で申しますと、小学校70人、中学校207人、合計277人、令和元年度の状況、9月30日現在の状況ですが、小学校25人、中学校119人、計144人という状況でございます。
◆7番(楯石光弘議員) 平成29年から平成30年で増えているという、約300人近くいるという現状を、本当に初めて分かりました。約300人不登校ということは、本当にこれは大変なことではないかと、現状伺いまして、そういうふうに私は感じております。 まず、その原因をどのように考えて、またどのような対策を今後考えているかお伺いしたいと思います。
◎境直彦教育長 お答えいたします。 楯石議員から質問がありました355ページの不登校児童生徒対策費ですが、それに関わる予算は前のページの適応指導教室運営費でもあったり、あるいはその後の359ページにもありますスクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、学び支援コーディネーター、様々な活動のほうでいろいろと事業費を取られて取り組んでいるところでありまして、子供一人一人にとって原因あるいはその対応というのは違っておりますので、関われる人がいればいるほど、その子を理解する形にもなりますので、そういう意味では多くの人々と関わっていく中で、子供の成長に資するように取り組んでいきたいと思っているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
◆7番(楯石光弘議員) やはり何でも初期対応が一番大事なことで、新型インフルエンザ、新型コロナウイルスも初期対応が間違ったからこのようにだんだん今増えている、世界的に見る現状ではないかと感じております。 そういう感じもいたしまして、やはり先生方が、確かに学力とかいろんなものが多くて、対応が物すごく大変ではないかと、生活指導まで入っているということで、現状なんか見ますと、そう感じております。やはり子供たちの可能性というか、未来をつくるために、今少子化ということで貴重な人材でございます。ぜひ一人一人に寄り添いながら、その子供たちが大きくなれば何億円とか、仕事に就けば生産性が上がりますので、今芽をできるだけ摘まないようにお願いしたい。 今後とも子供に対する、世界的に見ても我が国は教育に対する支出が少ないという統計がございますので、不登校、これがひきこもりとか問題につながる可能性も私はあるのではないかと考えていますので、本市にとっても物すごく損失ではないかと考えておりますので、この点の市長の心意気をお伺いして終わりたいと思います。よろしくお願いします。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 不登校児童・生徒が東日本大震災後本当に多くなりました。様々な原因があるかと思いますけれども、やはりそういったひきこもり、あるいは不登校の児童に対して寄り添う形で、理解しながら教育を進めていくということが必要ではないかと思います。今現在多くの教育関係者の皆さんに御尽力をいただいていて、不登校児童・生徒の削減に向けて取り組んでいただいておりますので、そういう意味ではこれからはもっともっと教育現場と、それから地域と、そしてPTAと一体となって解決していくことが必要ではないかと考えております。
◆9番(遠藤宏昭議員) 10款教育費、395ページ、齋藤氏庭園修復整備事業費1億2,905万8,000円について伺います。 議会運営委員会資料によれば、東日本大震災で被災した建造物などの保存、修理、整備を行うとのこと。1億円を超える大変大きな金額になっていますが、その修復工事の概要について伺います。また、国指定名勝の齋藤氏庭園ということは理解した上で、文化財ということは理解した上で、震災後これまでに修復工事費用としてどれだけの金額が投入されたのか、総額について併せて伺います。
◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 震災によりまして、大きな被害を受けた齋藤氏庭園の修復工事でございますが、実際にはそれ以前の平成15年の宮城県北部連続地震の際にも被害を受けている施設でございます。この施設につきましては、災害からの復旧を図るとともに、その時点で復元をするということが事業の目的でございました。 それで、まずどのようなことをしたかと申しますと、平成23年度末からは建物調査、緊急修理等を行って、その部分に関しては平成25年度に一旦終了をいたしております。平成24年9月に保存整備計画の策定委員会を設置して、その保存計画を策定していったということでございます。また、平成26年度には具体的な修復箇所といたしまして、前土蔵と後土蔵の解体、修復を実施いたしまして、それ以降も継続しているわけでございますが、また平成27年度には住宅部分の建造物の現況調査を行ったというふうになっております。また、その後もずっと修復作業が続いておりまして、住宅、前土蔵、後土蔵や、それから味噌蔵、そういったところの修理を実施いたしておりますし、平成30年度には平成29年度に引き続いて前土蔵、後土蔵、住宅の半壊修理、味噌蔵の修理といったことを行いまして、令和元年度の部分につきましては、引き続き土蔵の部分をやった上で、土壁の塗りでありますとか、しっくい仕上げ等を実施するというような工程を経ております。 また、令和2年度の事業につきましては、保存、整備の最終年度でございますので、前土蔵や後土蔵の仕上げ工事と、それから広間、木小屋、中門の部分の修復を行うという計画でございます。 あともう一つ、これまでにかかったトータルの経費ということでございますが、現在ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、後ほど御報告させていただきます。
◆9番(遠藤宏昭議員) 文化財ということで、国庫支出金で賄われるのだと、だからいいのだというのではないです、金額が大きいわけですから、それを審議しているわけなので。385ページになると、齋藤氏庭園の管理費ということで1,077万円2,000円と、これはまるっと一般財源から出ているということ。それこそ維持管理経費が、全然まだできていないのに、これだけかかっているということが問題なので、質疑をしているわけなのです。震災から10年目の予算ですから、今年度で修復工事は一区切りがつく、完了するという理解でよろしいのか伺います。 また、整備が完了した後は、市民はもちろんのこと観光客の誘致を本格化しなければいけません。そのためには、観光バスの駐車場であったり、案内板など附帯する設備も必要になります。ということは、今後も齋藤氏庭園関連の整備費用が毎年度かかり、市民の負担が継続するのではないかと不安になります。これらを踏まえて、齋藤氏庭園の整備についての今後のビジョンについても併せてお聞きします。
◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 修復工事につきましては、令和2年度に一応の区切りがつくということにはなります。もちろん古い施設でございますし、またかなり広い建物も多い施設でございますので、修復が終わっても、何かの災害があればまた破損したり、修理が必要な状況になるということは十分考えられるわけですけれども、大規模な震災によります被害に伴う修復は、令和2年度で一応のめどをつけるということでございます。 それから、その後でございますけれども、やはり建物等の修復が終われば、今度は景観をきちっとよくいたしまして、多くの方に見学をしていただくということが必要でございますので、植栽でありますとか、そういった周辺の整備の計画を策定するということに今後はなっていくというふうな、そういった予算の措置もしているところでございます。
◆9番(遠藤宏昭議員) 市長にお伺いするのですけれども、今教育委員会事務局長のほうの答弁では、10年目で一応修復工事には一区切りがつくというお話でしたけれども、10年間も収入がなくて支出だけしている施設だから、無駄なのではないかというのを暗に言っているわけなのです。だから、それにもかかわらず今後は景観がきれいになったから周辺整備をするなんていうのは、とても信じられない答弁だったのです。だから、どれだけ総額かかったかというのをまずお示ししていただきたかったのです。だって、単年度で1億2,000万円の修復工事費用をかけて、これ3年、4年、5年たったら、それこそ陸上競技場できてしまうのではないですか。(6番
黒須光男議員「そうだ」と呼ぶ)というような思いなのです、同じ教育委員会で所管しているということですから。 だから、市民はどっちを求めているのやということなのです。陸上競技場、本当にこれできてしまうのではないですか、周辺整備している間に。(6番
黒須光男議員「そのとおり」と呼ぶ)ということなのです。だから、それは国庫支出金からほとんど出ているから大丈夫なのだみたいな考え方はすごく嫌で、だって実際管理費がまだできていないにもかかわらず1,077万円かかって、全部完成したらもっと管理費かかってしまうというようなこと、これはもう信じられないわけなのです。 そこで、市長に伺います。長期間にわたり大金を投入した齋藤氏庭園ですが、果たして元は取れるのでしょうか。文化財ですから、お金がどうのこうのではないのかもしれません、これは再三言っています。しかし、石巻市の将来は、お金の面でそんなに余裕があるとは思えません。この事業を無駄遣いとは言いませんが、これまで投資してきたお金が生きたお金の使い方になるように、観光名所の一つとしてどのように活用していくか、真剣に考えなければいけません。知恵を出して、工夫をしていかなければいけません。市長の考える今後の齋藤氏庭園のビジョンについてお伺いします。
◎亀山紘市長 お答えいたします。 齋藤氏庭園については、国指定の名勝ということで、今は文化財として国が修繕に向けて取り組んでいただいております。これは、令和2年度で完了するということで、問題はその文化財をいかに利用できるか、活用するかということだと考えております。そういう意味では、387ページに齋藤氏庭園保存活用計画策定業務委託料がありますけれども、これからどうやって活用していくかということをしっかり取り組んでいく必要があるというふうに考えております。文化財というのは、保存すればいいということではないと思っております。それをいかに活用するかということが、むしろ地域にとって活用できるようなしっかりとした取組が必要になってまいりますので、これからも河南地区の皆さんと連携をしながら、在り方について検討してまいりたいと考えております。
△答弁の保留
◎及川伸一教育委員会事務局長 遠藤議員の先ほどのトータルの経費でございますが、8億9,300万円ほどかかっております。国から経費を頂いて、修復工事をしているという状況でございます。失礼いたしました。
◆13番(
青木まりえ議員) 353ページの13番の定住外国人就学支援事業費についてお伺いしたいと思います。 在籍している外国人の子供たちの就学支援ではないかと思うのですけれども、この内容について、児童何人がどういうふうに、どこの国の子供たちがどんなふうな支援を受けているのかとか……
○議長(
木村忠良議員) 青木議員は、環境教育委員会に属していますので、委員会のほうで深く審議をしていただきます。
◆14番(
千葉正幸議員) 388ページ、複合文化施設費でちょっとお尋ねします。 ロケーションを気にしたすばらしいデザインでございまして、雨漏りも大変気になりますが、せっかくロケーションがいい設計というふうなことで、あそこにいわゆるイルミネーションというふうなことで、夜の若い人たちの憩いの場といいますか、そういうふうな考えはないか、ちょっとお伺いしたいと思います。
◎及川伸一教育委員会事務局長 千葉議員の御提案でございますが、非常にいい御提案かと思いますけれども、イルミネーションで飾って若い方に来ていただくというような考えは、今のところ持っておりませんでした。
◆14番(
千葉正幸議員) 今年の施政方針では、複合文化施設のネーミングライツというふうなことが書かれてございました。来年度、オープンの前に、当然のことながらネーミングライツを募集するかと思います。早めに募集しまして、ネーミングライツの経費を運用した中での、いわゆるイルミネーションというものもありかなというふうなことでお伺いしたいと思います。
◎及川伸一教育委員会事務局長 ネーミングライツにつきましては、新年度に入りまして早々にそういった準備をさせていただきたいと思います。複合文化施設に対して、ネーミングライツを頂くわけですので、それについて皆さんに親しんでいただける名前を選定していきたいというふうに考えております。 それについて、ネーミングライツをしていただいた事業者がどうかというふうなことにつきましては、まだそういったことについては一切協議もしておりませんし、そういうことが可能なのかどうかもちょっとまだ分かりませんので、検討はさせていただきたいと思います。
◆6番(
黒須光男議員) 忘れた頃に遠藤議員が火をつけてくれたものですから、齋藤氏庭園、これ私もずっと言ってきたのです、8億9,000万円かかって、やっぱり驚いたな。全く無駄だ。これは、観慶丸にも言えることなのです。閑古鳥鳴いて誰も来ていないもの。ですから、こういう老朽化しますと、人間だって老朽化したら何ぼサプリメント飲んだって、なかなか回復しないのです、我々は年を取ってくると。ですから、この辺をもう一度原点に立って考えなければならないのではないかと、改めて。復興政策部長、これあなたが政策するのだから。ぜひひとつその辺の在り方、基本的なありようというのをやっぱりしっかり示していくことが必要ではないかというふうに思いますので、その辺の御回答をお願いしたいと思います。 また一方、阿部浩章議員から大川小学校の20億5,649万4,000円払ったことに対して、教育長がもっとちゃんとしっかりしなさいというお話で、私は知りませんと、教育長。私、教育長の立場で今後やりませんと、これは言語道断です。やっぱり教育長といえども、市長にちゃんと直言をして、一緒になってもう一回あるべき姿というのを追求しなければならないと思うのです。 それで、この問題は市議会議員も15対14でした。1票差で負けたの、市長の考えを取ったの。でも、これはやっぱり大問題です。それで、私は有力な弁護士を訪ねたのです。そして、調査していただいたの。何人も抱えている弁護士、10人ぐらいいるのだ、弁護士。そこで調べてもらった。そうしたら、返事が来たの。やっぱり基本的には県も支払う義務がありそうだと、あると言うと弁護士も金にならないから、ありそうだと、調べましょうかという話です。ですから、総体的に見ると、戦ったら負けますよ、県は。県は払わなければならないのだ。そういう認識を持って取り組まなければならないのではないかなと私は思う。そういうような点で、教育長、もう一回原点に立って、市長はなかなか人の言うこと聞かないから、あんたもう一回粘り強く、阿部浩章議員に断ったようだけれども、断らないで粘り強く市長を説得する、市の幹部も説得する。あるいはあなたがいろんな弁護士を歩いて、私も弁護士教えますから、見せますから、その答え。そういう弁護士なんかも歩いて、教育委員会としても金を用意して歩いて、そして方向づけを示す。 そして、特に私が看過できないのは、顧問弁護士に払っているのだ、金。顧問弁護士に毎月何ぼ払っている、あるいは顧問弁護士にも何千万円と金払っているのです、負けても。負けた場合、弁護士に払う必要あるのでしょうか。それらも含めて御答弁をいただけませんか。
◎久保智光復興政策部長 文化財保護費の議論の中で、当部として申し上げることは、やはり市の計画というのは大本の総合計画の中でそれぞれ位置づけされた計画で、その実施計画の中で財源を求めて、それぞれ実施計画のローリングをしながら進めている状況でございます。種々文化、スポーツ、様々市全体から見れば、やはりどれも必要な事業でございます。それを具体的な実施計画の中で策定し、進めさせている状況でございますので、御理解を賜りたいと存じます。
◎及川伸一教育委員会事務局長 まず、齋藤氏庭園の今後ということについて、ちょっと触れさせていただきます。 やはり齋藤氏庭園は文化財ということでございまして、齋藤氏庭園がどれだけ文化財として大切なものなのか、重要なものであるのかということにつきまして、きちんと市民の皆様にお示しいたしまして、そして御理解をいただくと。その上で、皆さんに来ていただいて、見学をしていただくということが今後大事なのではないかなというふうに考えております。 続きまして、大川小学校の件でございます。県への賠償額、支払額を予算計上させていただいておりますけれども、今後ともこれについては覚書に基づきまして、支払いをしていくということになります。これにつきましては、県が負担するかどうかということに関しましては、私どももお二人の弁護士に相談をいたしまして、平成21年の最高裁の判決については、これは今回の大川小学校の件でも妥当するものだというふうな御意見を頂いた上で、進めているものでございます。 また、弁護士費用につきましても、正統な弁護士報酬として第一審、控訴審、上告審に当たりまして、お支払いをしているというところでございます。
◆6番(
黒須光男議員) 教育委員会事務局長は今、ちゃんと弁護士使ってやっていると。弁護士負けたではないですか、最高裁で。あの文書しっかり読みなさい。ちゃんと県も支払わなければならないのです。判例が妥当でないと言っているのだから。だから、いつまでもチェンジできなければ駄目だよ、頭の切替えが。切替えできないのだ、あんたたち。チェンジする能力だな、やっぱり。私はそれが必要ではないかと思っているのです。その辺で明確にお答えください。チェンジする一つの思考力を持つべきだと私は思っている。お願いしたい。 それで、先ほど私もいろいろ復興公営住宅の予算とかいろいろやって、議事進行ではないけれども、異論があったのですが、市議会は言えるのです、議場で。ちゃんと法律でなっているのだから、認められているのだから。認められているの、みんな。そういうふうになっているの。だから、そういう基本的なものを学びながら、やっぱり議事を進める、議会でも答弁する。今裁判で争っているのだ、私の言っていることが。私の言っていることを裁判長は引き受けて、やると言っているのだから。だから、そういう意味では……(「誰さ質疑してんだ」と呼ぶ者あり)そいつは関連するのだ。だから、裁判に勝てるような答えをちゃんと出さないと駄目ではないかと私は言いたいの。裁判になった場合、また裁判になる可能性があるのです、この問題も。また裁判になって負けたらどうするのですかと。だから、裁判に勝てるような体制をつくって、ちゃんと弁護士もつくってやるべきだなということを言っているのです。その辺の考え方をひとつお願いしたいと思います。
◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 裁判につきましては、こちらの主張をきちっといたしまして、裁判を行ってきたというものでございます。また、先ほど申しました弁護士からの意見を聞いたという部分に関しましても、市の顧問弁護士に確認したということではございません。市の直接の事業とか、他の裁判とか、そういったものに関わりのなかった弁護士の先生からお話を聞いたということで、その上でそのような決定をしたということでございますので、よろしく御了承いただきたいというふうに思います。
◆6番(
黒須光男議員) 裁判で争う場合、やっぱり弁護士次第なのだ。頼む弁護士によって100%違うから、勝つか負けるかも。私は、つくづく何回もやったから分かってきたのだ。だから、今度切り替えたのだ、私も、今まで使っていた弁護士を皆。そういうことであって、そういう荒療治もやって、そして対応していただきたいのです、私は。一方的な判断でなく、広く裁判弁護士を求めてやっていただければ、新しい展開ができるのではないかというふうなことを、しつこいようですが、お伝えをして、御答弁をいただきたいと思います。
◎及川伸一教育委員会事務局長 お答えいたします。 何遍も繰り返しになって申し訳ございませんけれども、弁護士の方々に御意見を伺ったというところに関しましては、平成21年の最高裁の前例となる判決の内容につきましては、これは客観的に見て、法を適用して市町村の責任があるということの判断については、これは紛れもない事実であって、間違いのないことだという御判断をいただいたものでございます。これにつきまして、正式にそのような御判断をいただいた上で、我々もそれに従ったということでございまして、これについては一切きちっとした法的な理論と理由でもって取り扱っているということでございますので、こちらとしてはそれ以外のことはないだろうというふうに考えているところでございます。
○議長(
木村忠良議員) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、10款教育費、併せて予算案第2条、債務負担行為の質疑は終了いたします。暫時休憩いたします。 午後3時38分休憩 午後4時30分開議
○議長(
木村忠良議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど、24番渡辺拓朗議員から議事進行発言がありましたことについて、議長において確認し、6番
黒須光男議員に対しまして指摘をいたしました。6番
黒須光男議員におかれましては、格調の高い質疑をするようお願いいたします。
△発言の訂正
◎及川伸一教育委員会事務局長 発言の訂正をお願いいたします。先ほど黒須議員の大川小判決に関する質問に対する私の答弁中、最高裁判例の判決年について、平成23年と申し上げましたが、平成21年の誤りでありましたので、訂正のお願いと併せましておわびを申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) 次に、11款災害復旧費について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、12款公債費について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、13款諸支出金について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、14款予備費について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入の質疑に入ります。歳入は全款について、併せて予算案第3条、地方債及び第4条、一時借入金についても質疑を行います。質疑はありませんか。24番。
◆24番(渡辺拓朗議員) 6ページの固定資産税について、先ほど財務部長から、この大きな変化はマイホーム取得者が大きく増えたことによるということでした。この後の地域経済の指標ということでお聞きをするのですが、今の伸びの世帯数は震災前と比べてどのような増減なのか、そして固定資産税額も震災前と比べて、増減、どのような位置まで来ているのか、まず1点目お聞きします。分かる範囲で結構です。
◎
大塚智也財務部長 お答えします。 納税義務者数というところでよろしいでしょうか。人口減少になっておりまして、実際の納税義務者数でいきますと、例えば土地であれば、震災前、平成22年ですが、5万5,203人だったものが、令和元年では5万3,091人ということで、実際に減少しています。家屋につきましても、震災前、平成22年度につきましては5万366人であったものが、令和元年度につきましては4万5,315人ということで、人口減少というような問題もありまして、そういったところもありまして、棟数についても実際は減っているという状況にあります。ただ、新しい新築というものがいっぱい建っておりますので、そういった部分で税収が復活しているという状況にございます。
◆24番(渡辺拓朗議員) そうすると、固定資産税の額は今回がピークで、今後の多少の景気の左右はされたとしても、固定した収入として、歳入として、このような数値で今後いくようになると考えていいのか、この辺をお聞きします。
◎
大塚智也財務部長 固定資産税の中で、土地、家屋、償却と3つございます。まず、土地につきましては、震災後の地価の上昇といったところがありまして、地価が上昇しましても、負担調整措置ということで、一遍には上げないと。下がった場合には下げるのですが、上げた場合に一遍に上げないというところで、これは数年ぐらいは多少上がる部分があるのかなと。ただ、今後の地価動向が下がれば、ちょっと落ちていく可能性もあるといったところです。 家屋につきましては、皆さん御存じだと思いますけれども、新築しますと3年間は半分という、そういった特例等もあります。それと、代替特例といいまして、被災した建物を新しく建て替えた場合の特例と、これもございます。そういった特例が今後どんどん切れていくという状況もありまして、ちょうど切れていくのと新築がなくなっていくのとという部分で、ほぼほぼ横ばい傾向に、どうしても家屋についてはなるのかなと。 ただ、償却資産につきましては、これはもう景気動向が今後どうなるか次第だと思います。今がマックスとすれば、償却資産はどんどん下がっていくという傾向にあるかと思います。
◆6番(
黒須光男議員) 私の近くに市の土地がありまして、ある方が売却を市のほうでしていただけないだろうかという話がありましたので、管財課のほうに話ししていましたら、手続を早速やっていまして、売却、市のほうで何百万円か懐に入れたようでございまして、うちも建って、今そのうちが売れたと、今年になってから。そういうことで、市の土地の活用が大変必要なのだなというふうに思っております。今回の税収の中で、どれぐらい今年の市の土地の売却、見積もられているのか、どこの項目なのかちょっと教えてください。
◎
大塚智也財務部長 お答えします。 ページでいきますと83ページ、16款財産収入の中の2項財産売払収入という中の不動産売払収入というところになりますが、これは区画整理地の分を最初予定をしているということで入れておりますが、それ以外につきましては現実的にいつ売れるか分からないというところもありますので、現実的に売れた場合にその部分を補正等で実際に計上していくということになります。
◆6番(
黒須光男議員) これはとても大切なことではないかと私は思っているのね。やっぱり市が持っている土地というのは、いいところがあるのですよね。例えばの話、蛇田公民館なんか残っていますけれども、あれを売却すれば何千万円と入ってきますよね。そして、活用していくと。例えばの話ですが、極端な話なのですが。そういうことで、自分たちの金が入るのだという意識が財務部には必要なのではないかと私は思っているのね。これ財務部でやるのか、それとも総務部長なのか、管財課でやるのか、両部長にお答えいただきたいのですが、そういう前向きの収入を図っていく、シビアにやっていくというふうなことが大変私は必要だと思うのです。 もう一つ、例えば私のうちの近くにも1メートルぐらいの市道があるのです。市道というのは、土地の残地、ああいうのをやっぱりその土地の方に、隣の方に買っていただけないだろうかという話であっせんして、買っていただくことも手ではないかなと思うのですが、それも含めて、市の収入を図るための手段、それをひとつ、そういうふうにお願いしたいのですが、前向きにお答えいただけませんか。
◎岡道夫総務部長 今御指摘のありました例えば既存施設の跡地利用、そういった部分につきましては、まずは庁内で利活用の在り方があるのか、それがないときには、議員御指摘のとおり、それを有効活用という形で希望者に売却するというようなこともこれまでもやっておりますし、今後もそういった視点は必要だというふうに認識しております。
◎
大塚智也財務部長 お答えします。 現在の行財政運営プランの中に未利用市有財産の処分という項目がございます。実際に今後、震災で市の土地というのはかなり現実的に増えているという状況がありまして、売れるものと売れないものがありますが、では売れないものをいかに利活用していくかと、プラスアルファ維持管理のかからないようにしていくかと、現実的に売れるものはいかに活用して、売るなり貸すなりということで、その収入を上げていくかというのが大きな課題ということで考えておりますので、こちらのほうは各部の部分もございますが、できる限りそういった活用をしていきたいということで考えております。
○議長(
木村忠良議員) 歳入のほうも総務企画委員会に付託する予定でございますので、よろしくお願いします。
◆6番(
黒須光男議員) 要するに……議長がそう言うならいいです。ただ、今後やっぱりそういう計画をした場合、例えば人事が関わってくると思うのです。財務部の中にとか、あとは総務部の中にそういう人事担当というか、管財課なりに、やっぱりそういう未利用地の利用係とか、そういうものを配置することによって歳入を図れるのではないかなと。シビアに検討することも必要なのではないかと思いますけれども、これはいずれ委員会のほうで御指摘させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
◆3番(
髙橋憲悦議員) 79ページの庁舎貸付収入(商業スペース分)、これは1階のキーテナントから頂く部分だと思うのですけれども、ある程度うちのほうもいろいろ1億何がしの出資して、整備して、お貸しすると。これは妥当なのか、それとも両方相談してそうなったのか。一番気がかりは、前のエスタがとても経営が大変だと、お金をお支払いできないというふうな感じで撤退されたものですから、エスタとの比較をしながら、料金設定した根拠についてお尋ねします。
◎岡道夫総務部長 これまでも度々本会議の中で御質問いただいて、今回のキーテナントは誘致企業であるということで、誘致の条件ということでいろいろ交渉してまいりました。基本的には、エスタが進出したときの単価、それをベースに交渉させていただきまして、それで一応妥結という方向性はいただきました。ただ、イオンがほかに進出する場合に比べて、1階に入る部分で、多少ほかの進出事例よりもかかる経費もあるということで、その部分を交渉させていただいてこの金額になったということでございます。
◆3番(
髙橋憲悦議員) 基本的に数字的には比較できますか。
◎岡道夫総務部長 まず、金額ベースでいいますと、年間の貸付料ということでございますが、エスタの場合、面積が大きかったという部分もありますが、年間で1,440万円であった。面積的には4,679平米、約でございますが、その面積でございました。今回イオンにつきましては、年間貸付料、今予算で提出させていただいております金額ですが、面積としては2,537平米ということでございます。坪当たりの単価で比べれば、エスタの場合には坪当たりが約930円くらいになっているかと思いますが、イオンの場合は950円での最初の交渉、そこから先ほどの経費分もあるということで交渉させていただいて、坪当たりでいいますと610円から20円くらいの間、ちょっと詳細の数字ではなくて申し訳ありませんが、それくらいの坪当たり単価ということでございます。
○議長(
木村忠良議員) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本案については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に分割付託することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。
△日程第4 第38号議案令和2年度石巻市
土地取得特別会計予算
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第4第38号議案令和2年度石巻市
土地取得特別会計予算を議題といたします。本案について財務部長から説明を求めます。財務部長。
◎
大塚智也財務部長 ただいま上程されました第38号議案令和2年度石巻市
土地取得特別会計予算について御説明申し上げます。 表紙番号3、令和2年度石巻市各種会計予算の13ページを御覧願います。第1条は、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億1,802万円に定めようとするものでございます。 次に、歳出から御説明申し上げますので、表紙番号4の2、令和2年度石巻市各種会計予算説明書の494ページを御覧願います。1款公債費に2億1,790万6,000円を計上しておりますが、これは総合運動公園の用地取得に際し発行いたしました第三セクター等改革推進債の元利償還金を措置したものでございます。 次に、496ページ、1目震災復興土地基金費では、利子積立金として11万4,000円を措置しております。 続いて、歳入について御説明申し上げますので、戻りまして490ページを御覧願います。1項財産運用収入に11万4,000円を計上しておりますが、これは震災復興土地基金の運用に伴う利子収入を措置したものであります。 次に、492ページ、1目公債費繰入金に2億1,790万6,000円を計上しておりますが、これは公債費の償還財源として、一般会計から繰入れするものであります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) これより質疑に入ります。なお、各種特別会計予算につきましては、
歳入歳出予算一括して質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、総務企画委員会に付託いたします。
△日程第5 第39号議案令和2年度石巻市
水産物地方卸売市場事業特別会計予算
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第5第39号議案令和2年度石巻市
水産物地方卸売市場事業特別会計予算を議題といたします。本案について産業部長から説明を求めます。産業部長。
◎
吉本貴徳産業部長 ただいま上程されました第39号議案令和2年度石巻市
水産物地方卸売市場事業特別会計予算について御説明申し上げます。 それでは、表紙番号3、石巻市各種会計予算の19ページを御覧願います。第1条は、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億9,602万9,000円に定めようとするものでございます。 次に、内容について歳出から御説明申し上げますので、表紙番号4の2、石巻市各種会計予算説明書の512ページを御覧願います。1目水産物地方卸売市場管理費に3億524万2,000円を計上しておりますが、これは水産物地方卸売市場管理職員人件費のほか、超低温冷蔵施設を含む石巻売場、牡鹿売場の市場施設の維持管理に要する経費を措置したものでございます。 次に、516ページ、1目市場施設災害復旧費につきましては、科目設定でございます。 次に、518ページ、1目元金に8,412万8,000円、2目利子に665万8,000円を計上しておりますが、これは過年度における超低温冷蔵施設及び海水処理施設の建設費と市場整備事業や災害復旧事業に係る地方債の元金及び利子の償還金でございます。 次に、歳入について御説明いたしますので、504ページにお戻り願います。1目地方卸売市場使用料に1億4,232万5,000円を計上しておりますが、これは一般魚、輸入魚の水揚げ金額に所定の使用料率をもって算定した水産物売上使用料9,100万円と超低温冷蔵施設使用料5,132万5,000円を措置したものでございます。 次に、2目行政財産目的外使用料に14万8,000円を計上しておりますが、これは市場施設内の自動販売機の占用料でございます。 次に、506ページ、1目市場施設管理費委託金に255万4,000円を計上しておりますが、これは県から受託する石巻漁港及び鮎川漁港の岸壁利用料徴収業務並びに石巻漁港関連道路の照明施設管理業務に係る委託金でございます。 次に、508ページ、1目管理費繰入金に1億623万6,000円、2目災害復旧費繰入金に1,000円、3目公債費繰入金に5,895万円を計上いたしておりますが、これらは各種事務事業における歳出総額に対する歳入の不足額等を一般会計から繰り入れるためのものでございます。 次に、510ページ、1目雑入に8,581万5,000円を計上しておりますが、これは市場施設使用者の共用部分に係る固定管理費分などを措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。
△日程第6 第40号議案令和2年度石巻市
市街地開発事業特別会計予算
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第6第40号議案令和2年度石巻市
市街地開発事業特別会計予算を議題といたします。本案について復興事業部長から説明を求めます。復興事業部長。
◎後藤寛復興事業部長 ただいま上程されました第40号議案令和2年度石巻市
市街地開発事業特別会計予算について御説明申し上げます。 表紙番号3、石巻市各種会計予算の25ページを御覧願います。第1条は、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ23億1,982万5,000円に定めようとするものでございます。 次に、歳出から主な点について御説明申し上げますので、表紙番号4の2、石巻市各種会計予算説明書の542ページを御覧願います。1目事務費に1億9,306万9,000円を計上しておりますが、これは職員の人件費等を措置したものでございます。 次に、2目湊東地区事業費に2億4,500万円、3目湊北地区事業費に1億36万2,000円、4目湊西地区事業費に7億763万2,000円、次に544ページ、5目上釜南部地区事業費に2億3,500万円、6目下釜南部地区事業費に4億6,273万2,000円、7目中央二丁目地区事業費に2億877万円4,000円をそれぞれ計上しておりますが、これらは既成市街地の土地区画整理事業を施工する経費として、換地設計等業務委託料、宅地造成等工事費、電柱等移転補償金などを措置したものでございます。 次に、546ページ、1項基金積立金に3万4,000円を計上しておりますが、これは被災市街地復興土地区画整理事業清算金基金の利子収入等を積み立てるものでございます。 次に、548ページ、2項繰出金に1億6,722万2,000円を計上しておりますが、これは換地調整用地売払収入等を一般会計繰出金として措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、戻りまして530ページを御覧願います。1項財産運用収入に3万3,000円を計上しておりますが、これは被災市街地復興土地区画整理事業清算金基金の利子収入でございます。 次に、532ページ、2項財産売払収入に1億6,722万1,000円を計上しておりますが、これは換地調整用地の売払収入を措置したものでございます。 次に、534ページ、1項一般会計繰入金に21億5,256万9,000円を計上しておりますが、これは歳出予算に対する歳入不足を補うための一般会計繰入金を措置したものでございます。 次に、538ページ、3款繰越金及び540ページ、4款清算金は科目設定でございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。6番。
◆6番(
黒須光男議員) 543ページの湊東地区事業費、この委託料費、12番ですが、換地設計等業務委託料2億3,000万円というふうなことでよろしいのかどうか。そして、この事業は誰が設計を行ったのか、これをちょっとお尋ねします。 あともう一つ、12番の湊北地区も同じように950万円、18万6,000円、あと湊西地区も2億2,027万1,000円と出しているのですが、この業者をお示しいただけませんか。
◎後藤寛復興事業部長 業務委託料の委託先ということでよろしいと思います。まずは、湊東地区に関しましての業務委託料でございますが、予算に計上させていただいておりますのは令和2年度分の予算ということになりまして、現在継続費で事業を進めておりまして、委託先につきましては株式会社オオバ東北支店です。 それから、湊北地区につきましても同様でございまして、予算に計上させていただいております委託先につきましては継続費で委託しておりますところで、株式会社オオバ東北支店と。 それから、湊西地区でございますが、湊西地区に関しましての換地設計その他業務につきましての委託先につきましては、国際航業株式会社仙台支店でございます。
◆6番(
黒須光男議員) 私も素人なのですが、市役所でも私は用地課にいたもので、土木の用地にいたものですから。換地設計、2億円とか、9,000万円とか、2億2,000万円ですよ、換地するだけで。これはとてつもない金額なのです。だから、私はどうも腑に落ちないということを言っているのです。こういうふうなことはあり得るのですか、換地だけで。ですから、私は精査すべきだというふうなことで御指摘をさせていただき、監査にも監査請求を出して、監査は時効だということで却下されたものですから、今裁判になったということです。これも含めて、併せて、こういうものが浮き彫りになってくると思うのですが、これは自信を持って、復興事業部長、こういうものを出すとき、もう少し、2億円ですよ、はっきり言って、換地だけで。だから、建設部長にも言っている、改めてこういうのをチェックしなさいよと。出てきますから、これは、どこかにひずみが。こういうことなのです。 改めてお尋ねして、そういう答えでございますが、そういう指摘に対してどうですか、復興事業部長。高過ぎるのではないかということです。
◎後藤寛復興事業部長 黒須議員の御指摘に対してお答えいたします。 区画整理の委託業務のほうなのですけれども、換地設計だけではなく、土地の調査、測量、それから補償調査、実施設計等、一括して委託しなければ、震災復興、特に湊西地区は40ヘクタール、湊北も数10ヘクタールといった広範囲な既成市街地を土地区画整理事業によって整備するということになりますと、それ相当のマンパワーが必要となってくると認識しております。そういったマンパワーの部分をアウトソーシング、コンサル委託することによって早期の復興を図るという観点からすれば、業務量もさることながら、相当のそういった業務といいますか、区画整理事業をなし得るための仕事というのは大きなものがあると思いますので、その金額いかんに問わず、復興から10年目で何とか完遂させようということで業務をしておりますので、その点で御理解いただきたいなと思います。
◆6番(
黒須光男議員) これは換地業務ですよね。森山行輝議員なんかだと詳しいのですが、区画整理なんかやった理事でもありましたので。当初これは、換地だけでなく、皆別な予算も組んでいるのですよね、設計なんかで。それらも含めますと、オオバにこの2つ、湊南地区と湊東地区、湊北地区、膨大な資金が流れている。想像を絶する金が行っているのではないですか、設計屋に。私は素人だから分かりませんけれども、素人でもちょっと腑に落ちないね、これは。ですから、指摘をさせていただいているのですよ。そして、監査請求も出しているのですよ。この事業に関連して、湊東地区に。ここでは明らかにならないと思いますけれども、こういう予算がまたぞろ出てくる。前の総額と、湊東地区に置いていた地盤改良ですとか、その他の区画整理やった事業、湊東地区だけで幾らオオバに払っているのですか。お示しください。
◎後藤寛復興事業部長 業務が6つか7つぐらいに分かれますので、それぞれ契約額のほうをお知らせしたいと思いますので、それでよろしいでしょうか。(6番
黒須光男議員「湊東地区だけでいいから、取りあえず」と呼ぶ)はい。湊東地区の土地区画整理事業測量調査設計業務、当初の部分ですけれども、これにつきましては支払い状況としましては4億3,184万6,640円、これは完了しております。それから、換地調整用地売払い支援業務というのがございまして、これにつきましてはこれも完了しておりまして870万1,560円、それから3つ目が換地調整用地売払い支援業務土地台帳作成という業務がございまして、これにつきましては2万1,924円と。それから、ちょっと細かい分も含めて御報告しますが、4つ目が換地調整用地売払い支援業務土地台帳作成ということで、これも同じく2万1,924円と、先ほどと同額でございます。それから、株式会社オオバに発注した分だけということです。次に、汚水雨水環境施工管理業務という業務がございまして、これにつきましては1,026万円ということになります。現在進めておりますところの土地区画整理事業換地計画業務、これはまだ完成しておりませんが、これの支払い済みでいいますと717万円というふうなことでございます。トータルしますと、ちょっと計算しなければ……すみません、これをトータルしますと、ちょっと電卓置かなければならないので。
○議長(
木村忠良議員) 終わりです。ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。
△日程第7 第41号議案令和2年度石巻市
国民健康保険事業特別会計予算
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第7第41号議案令和2年度石巻市
国民健康保険事業特別会計予算を議題といたします。本案について健康部長から説明を求めます。健康部長。
◎守屋克浩健康部長 ただいま上程されました第41号議案令和2年度石巻市
国民健康保険事業特別会計予算について御説明申し上げます。 表紙番号3、令和2年度石巻市各種会計予算の31ページを御覧願います。第1条は、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ155億5,025万7,000円に定めようとするものでございます。 第2条は、債務負担行為の設定でありまして、34ページの第2表、債務負担行為にありますように、納税通知書作成等業務等について、その期間と限度額を定めようとするものでございます。 次に、予算の主な内容につきまして、歳出から御説明申し上げますので、表紙番号4の2、令和2年度石巻市各種会計予算説明書の594ページを御覧願います。1項総務管理費に1億1,934万3,000円を計上しておりますが、これは一般事務経費及び宮城県国民健康保険団体連合会に対する負担金等を措置したものでございます。 次に、596ページ、2項徴税費に4,476万5,000円を計上しておりますが、これは保険税の賦課徴収、滞納処分等に係る経費を措置したものでございます。 次に、598ページ、3項運営協議会費に89万円を計上しておりますが、これは国民健康保険事業の運営に関する協議会の経費を措置したものでございます。 次に、600ページ、1項療養諸費に97億2,614万5,000円を、602ページ、2項高額療養費に14億3,426万6,000円を、604ページ、3項移送費に50万円を、606ページ、4項出産育児諸費に5,042万6,000円を、608ページ、5項葬祭諸費に1,250万円をそれぞれ計上しておりますが、これらは給付実績等に基づき所要見込み額を措置したものでございます。 次に、610ページ、1項医療給付費分に27億42万8,000円を、612ページ、2項後期高齢者支援金等分に9億1,409万1,000円を、614ページ、3項介護納付金分に3億1,111万円をそれぞれ計上しておりますが、これらは国保の財政運営を担う県に納付する事業費納付金を措置したものでございます。 次に、616ページ、1項特定健康診査等事業費に1億4,473万円を計上しておりますが、これは特定健診、特定保健指導等に要する経費を措置したものでございます。 次に、618ページ、2項保健事業費に2,675万3,000円を計上しておりますが、これは人間ドック、脳ドック事業等に係る経費を措置したものでございます。 次に、620ページ、1項基金積立金に27万9,000円を計上しておりますが、これは財政調整基金の運用に係る利子収入の基金への積立額を措置したものであり、622ページ、1項償還金及び還付加算金に3,403万1,000円を計上しておりますが、これは保険税の過年度還付金、還付加算金等を措置したものでございます。 次に、624ページ、1項予備費に3,000万円を計上しております。 次に、歳入について御説明申し上げますので、572ページにお戻り願います。1項国民健康保険税に25億6,486万3,000円を計上しておりますが、これは医療給付費分、後期高齢者支援金分及び介護納付金分の現年課税分並びに滞納繰越分について収入見込み額を措置したものでございます。 次に、574ページ、1項手数料に28万4,000円を計上しておりますが、これは証明手数料及び国民健康保険税に係る督促手数料を措置したものでございます。 次に、576ページ、1項国庫補助金に1,896万9,000円を計上しておりますが、これは社会保障・税番号制度改正に伴う国民健康保険システムの改修に対する補助金を措置したものでございます。 次に、578ページ、1項県負担金に115億7,167万1,000円を計上しておりますが、これは歳出の保険給付費のうち、療養諸費、高額療養費及び移送費に係る負担金並びに特定健康診査等に係る負担金を措置したものでございます。 次に、582ページ、1項財産運用収入に27万9,000円を計上しておりますが、これは財政調整基金の運用に係る利子収入を措置したものでございます。 次に、584ページ、1項一般会計繰入金に11億4,008万7,000円を計上しておりますが、これは保険基盤安定費等について、一般会計からの繰入金を措置したものでございます。 次に、590ページ、1項延滞金加算金及び過料に2,000万1,000円を、592ページ、2項雑入に800万4,000円をそれぞれ計上しておりますが、これらは延滞金、第三者納付金等を措置したものでございます。 586ページにお戻りください。2項基金繰入金に2億2,609万7,000円を計上しておりますが、これは
歳入歳出予算の調整の結果、財政調整基金から繰入金を措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、保健福祉委員会に付託いたします。
△日程第8 第42号議案令和2年度石巻市
後期高齢者医療特別会計予算
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第8第42号議案令和2年度石巻市
後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。本案について健康部長から説明を求めます。健康部長。
◎守屋克浩健康部長 ただいま上程されました第42号議案令和2年度石巻市
後期高齢者医療特別会計予算について御説明申し上げます。 表紙番号3、令和2年度石巻市各種会計予算の37ページを御覧願います。第1条は、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ18億122万5,000円に定めようとするものでございます。 第2条は、債務負担行為の設定でありまして、40ページの第2表、債務負担行為にありますように、納入通知書作成等業務等について、その期間と限度額を定めようとするものでございます。 次に、予算の主な内容につきまして、歳出から御説明申し上げますので、表紙番号4の2、令和2年度石巻市各種会計予算説明書の648ページを御覧願います。1項総務管理費に2,776万4,000円を計上しておりますが、これは一般事務経費や後期高齢者医療システム運用経費を措置したものでございます。 次に、650ページ、2項徴収費に801万1,000円を計上しておりますが、これは保険料の徴収に要する経費を措置したものでございます。 次に、652ページ、1項健康診査事業費に8,033万3,000円を計上しておりますが、これは後期高齢者医療広域連合から委託を受けて実施する、健康診査の経費を措置したものでございます。 次に、654ページ、1項後期高齢者医療広域連合納付金に16億7,991万6,000円を計上しておりますが、これは広域連合へ納付する、被保険者から徴収した保険料及び保険料軽減措置に伴う、保険基盤安定負担金を措置したものでございます。 次に、656ページ、1項償還金及び還付加算金に520万円を計上しておりますが、これは過年度還付金等を措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、634ページにお戻り願います。1項後期高齢者医療保険料に12億6,857万4,000円を計上しておりますが、これは広域連合が算出した賦課見込み額を基に、収納率を乗じて措置したものでございます。 次に、638ページ、1項一般会計繰入金に4億6,893万2,000円を計上しておりますが、これは保険基盤安定費、事務経費及び健康診査に係る繰入金を措置したものでございます。 次に、642ページ、1項延滞金及び過料に15万1,000円を措置しておりますが、これは普通徴収者に係る延滞金等の見込み額を措置したものでございます。 次に、644ページ、2項受託事業収入に5,836万4,000円を計上しておりますが、これは歳出で御説明申し上げました健康診査に要する費用のうち、広域連合からの受託事業収入を措置したものでございます。 次に、646ページ、3項雑入に520万1,000円を計上しておりますが、これは広域連合からの過年度保険料還付金収入等を措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、保健福祉委員会に付託いたします。
△日程第9 第43号議案令和2年度石巻市
介護保険事業特別会計予算
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第9第43号議案令和2年度石巻市
介護保険事業特別会計予算を議題といたします。本案について健康部長から説明を求めます。健康部長。
◎守屋克浩健康部長 ただいま上程されました第43号議案令和2年度石巻市
介護保険事業特別会計予算について御説明申し上げます。 表紙番号3、令和2年度石巻市各種会計予算の43ページを御覧願います。第1条は、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ144億808万円に定めようとするものでございます。 第2条は、債務負担行為の設定でありまして、46ページの第2表、債務負担行為にありますように、督促状作成等業務等について、その期間及び限度額を定めようとするものでございます。 それでは、予算の主な内容について、歳出から御説明申し上げますので、表紙番号4の2、令和2年度石巻市各種会計予算説明書の696ページを御覧願います。1項総務管理費に8,136万7,000円を計上しておりますが、これは介護認定調査事務に係る人件費、一般事務経費、介護保険運営審議会の委員報酬等を措置したものでございます。 次に、698ページ、2項徴収費に1,179万8,000円を計上しておりますが、これは第1号被保険者に係る介護保険料の賦課徴収に要する経費を措置したものでございます。 次に、700ページ、3項介護認定審査会費に9,438万9,000円を計上しておりますが、これは認定調査事務経費及び石巻地区広域行政事務組合に対する介護認定審査会の負担金を措置したものでございます。 次に、702ページから
704ページ、1項介護サービス等諸費に117億1,177万2,000円を、706ページ、2項介護予防サービス等諸費に4億7,008万円を、708ページ、3項その他諸費に1,387万4,000円を、710ページ、4項高額介護サービス等費に3億5,756万1,000円を、712ページ、5項高額医療合算介護サービス等費に2,475万3,000円を、714ページ、6項特定入所者介護サービス等費に6億4,343万3,000円をそれぞれ計上しておりますが、これらは要介護及び要支援認定者に係る保険給付費の所要見込み額を措置したものでございます。 次に、718ページ、1項介護予防・生活支援サービス事業費に6億7,088万1,000円を、720ページ、2項一般介護予防事業費に5,659万4,000円をそれぞれ計上しておりますが、これらは介護予防・日常生活支援総合事業に係る経費を措置したものでございます。 次に、722ページから726ページ、3項包括的支援事業・任意事業費に2億3,951万円を計上しておりますが、これは地域包括支援センター運営費、地域づくり支援事業、認知症総合支援事業等に係る経費を措置したものでございます。 次に、728ページ、4項その他諸費に255万6,000円を計上しておりますが、これは介護予防・日常生活支援総合事業に係る審査支払手数料の所要見込み額を措置したものでございます。 次に、730ページ、1項保健福祉事業費に437万7,000円を計上しておりますが、これは高齢者の生きがいと創造の事業等に係る経費を措置したものでございます。 次に、732ページ、1項基金積立金に13万2,000円を計上しておりますが、これは財政調整基金の運用に係る利子収入の基金への積立額を措置したものでございます。 次に、734ページ、1項償還金及び還付加算金に500万2,000円を計上しておりますが、これは過年度の保険料に係る還付金等を措置したものでございます。 次に、736ページ、1項予備費に2,000万円を措置しております。 次に、歳入について御説明申し上げますので、668ページにお戻り願います。1項介護保険料に29億1,209万6,000円を計上しておりますが、これは第1号被保険者に係る保険料収入見込み額を措置したものでございます。 次に、672ページ、1項国庫負担金に23億7,227万1,000円、674ページ、2項国庫補助金に10億8,198万7,000円、676ページ、1項支払基金交付金に37億6,690万5,000円、678ページ、1項県負担金に19億2,470万7,000円、680ページ、2項県補助金に1億3,734万4,000円をそれぞれ計上しておりますが、これらは保険給付費や地域支援事業費に対する国・県及び社会保険診療報酬支払基金からの交付金を措置したものでございます。 次に、682ページ、1項財産運用収入に13万2,000円を計上しておりますが、これは財政調整基金の運用に係る利子収入を措置したものでございます。 次に、684ページ、1項一般会計繰入金に21億6,518万9,000円を計上しておりますが、これは保険給付費、地域支援事業費及び各種事務費に対する一般会計からの繰入金を措置したものでございます。 次に、686ページ、2項基金繰入金に4,700万円を計上しておりますが、これは
歳入歳出予算の調整の結果、財政調整基金からの繰入金を措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、保健福祉委員会に付託いたします。 日程第10 第44号議案令和2年度石巻市
病院事業会計予算
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第10第44号議案令和2年度石巻市
病院事業会計予算を議題といたします。本案について
病院局事務部長から説明を求めます。
病院局事務部長。
◎大内重義
病院局事務部長 ただいま上程されました第44号議案令和2年度石巻市
病院事業会計予算について御説明申し上げます。 表紙番号3、令和2年度石巻市各種会計予算の49ページを御覧願います。第1条は、総則でございます。 第2条は、業務の予定量を定めるものでありますが、年間入院外来患者数では、入院患者数を5万9,932人、外来患者数を6万3,253人、1日平均入院外来患者数につきましては、入院患者数で164.2人、外来患者数で260.3人と見込むものでございます。 また、主要な建設改良事業では、建設改良費として836万円を、また機械装置購入費として5,546万7,000円を予定しております。 第3条は、収益的収入及び支出でありますが、病院事業収益を58億2,049万4,000円、病院事業費用を57億7,240万9,000円と定めるものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出でありますが、建設改良費のほか、医療用機械装置等の購入費及び企業債償還金並びにそれらに充てる企業債や他会計出資金等を措置したもので、収入を4億4,203万7,000円に、支出を4億8,820万3,000円と定めるものでございます。 なお、支出額に対し収入額が4,616万6,000円不足しておりますが、収益的収入に計上している特別利益をもって補填することとしております。 次に、50ページを御覧願います。第5条は、債務負担行為でありますが、業務委託及び賃貸借等について、その期間及び限度額を定めるものであります。 第6条は、企業債でありますが、医療機器等購入費及び設備改良事業費に充当するための企業債について、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めるものでございます。 第7条は、一時借入金の限度額を10億円と定めるものでございます。 第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費でありますが、職員給与費を21億5,942万円、交際費を40万円と定めるものでございます。 第9条は、他会計からの補助金でありますが、病院事業会計の経営基盤安定化対策等のために一般会計から補助を受ける金額を9億8,087万1,000円とするものでございます。 第10条は、棚卸資産購入限度額を5億8,881万円と定めるものでございます。 次に、第3条収益的収入及び支出並びに第4条資本的収入及び支出の主な内容について御説明申し上げますので、表紙番号4の2、令和2年度石巻市各種会計予算説明書の768ページを御覧願います。初めに、収益的収入及び支出について、収入から御説明申し上げます。1項医業収益に34億4,775万円を計上しておりますが、これは入院及び外来患者に係る診療報酬や、救急医療及び保健衛生行政事務に要する経費に対する一般会計負担金のほか、室料差額収益等を措置したものでございます。 次に、2項医業外収益に23億2,657万8,000円を計上しておりますが、これは高度医療及び企業債利息等に係る一般会計負担金や、医師の勤務環境改善経費をはじめ、経営健全化推進に対する一般会計補助金、減価償却費に係る補填財源としての長期前受金戻入のほか、病院群輪番制病院運営費補助金等を措置したものでございます。 次に、770ページ、3項特別利益に4,616万6,000円を計上しておりますが、これは震災減収対策企業債元金の償還に係る一般会計補助金を措置したものでございます。 次に、支出について御説明申し上げますので、772ページを御覧願います。1項医業費用に56億548万7,000円を計上しておりますが、これは職員人件費、薬品費及び診療材料費のほか、病院運営に要する経費や償却資産に係る減価償却費等を措置したものでございます。 次に、774ページ、2項医業外費用に1億4,692万2,000円を計上しておりますが、これは企業債及び一時借入金の利息をはじめ、消費税関係の雑損失や納税見込み額を措置したものでございます。 次に、776ページ、3項特別損失に900万円を計上しておりますが、これは前年度診療報酬の一部査定減に伴う損金見込み額を措置したものでございます。 次に、4項予備費に1,100万円を計上しております。 次に、778ページを御覧願います。資本的収入及び支出について、支出から御説明申し上げます。1項建設改良費に6,382万7,000円を計上しておりますが、これは設備改良事業及び医療機器等購入に要する経費を措置したものでございます。 次に、2項企業債償還金に4億2,437万6,000円を計上しておりますが、これは建設改良費等企業債及び震災減収対策企業債に係る元金償還金を措置したものでございます。 次に、収入について御説明申し上げます。1項企業債に建設改良費に充てる企業債6,370万円を、2項他会計出資金に建設改良費等企業債に係る元利償還金に充てる一般会計出資金3億7,821万円を、3項他会計負担金に建設改良費に充てる一般会計負担金12万7,000円をそれぞれ措置したものでございます。 なお、財務諸表等につきましては、748ページから765ページまでに、また病院別の予算事項別明細書を782ページから801ページまでに御提示いたしております。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。6番。
◆6番(
黒須光男議員) 病院会計でございますが、全体の支出を見ると1億4,290万円多くなっているのです、支出の中で、昨年度より。本年度57億7,240万9,000円ということでございます。このやつの状況ですね、支出が増えたことの訳をお話しください。 あともう一つ、これはそれでいて、収入が増えたことになっているわけですね。つじつま合わせではないですか。医業収益として1億5,800万円、これは計画ですから何ぼでも増やすことができますから、これがどうなっているのか。裏づけがあって、こういうふうにやったのかどうか。 あと医業外収益、これは昨年度よりも590万円ほど高くなっていますけれども、これがやっぱり私は問題があるのではないかと思っているのです。これがすなわち、これと特別利益、これを合わせたのが一般財源からの繰入れということで見ているのです。ですから、昨年度より増えていると、これも。だから、厳しいですよ。石巻市立病院の運営はますます厳しさを増してきたというこの予算を見ると、そういう理解を示しているのです、私は。大内
病院局事務部長、あなた財務部長もやったわけでございますから、どういうふうに、今年の予算をくくってみて、ますます厳しさを私は指摘せざるを得ないのですが、この件についての御所見をお願いしたいと思います。
◎大内重義
病院局事務部長 お答えいたします。 支出額がまず初めに多くなっているという理由でございますけれども、当然に医業を行う上で、収入もございますけれども、それに伴って支出がございますので、収入に伴って支出が増えているという部分もございますし、また消費税の2%の部分もございますし、それから会計年度任用職員で新たに賃金から報酬等に替わるといったような部分もございます。いずれにいたしましても、収入を上げるためには支出も必要だというものでございます。 それから、収益につきましてでございますけれども、来年度の収入に当たりましては、まずはやはり議員からも御指摘のとおり、本業であります医業収益の増加を図るというのが最も重要なことと考えてございます。また、来年度につきましては、病院局長が議会でも何回か答弁差し上げておりますけれども、来年6月から新たに東北大学病院からの応援医師によります眼科の手術、これを開始する予定としております。我々といたしましても、この眼科の手術等につきましても収益増に期待しているというところでございます。 また、医師の状況でございますけれども、7月に内科医師が1人退職の予定でございますけれども、秋口にはこれまで東北大学や自治医科大学、それから宮城県に対しても医師の配置を要望してございましたけれども、若干それらについて秋口から医師の配置がされるのではないかという見込みになっておりますので、今現在の16人よりは若干増えるのかなというような予想もしてございますので、これらにつきまして収入の増につながるということを考えております。 また、今年度におきましては、コンサルタントに委託しまして、経営の分析と、石巻市立病院の方向性の提案を頂いております。また、その中では一般急性期のニーズが多いですけれども、患者の受入れがよくないといったような指摘を受けておりますし、人件費などの高コスト体質が相まって大きな赤字となっているというような厳しい指摘を受けてございます。早急にこれらを改善するためには、病院、職員、全体の意識改革や石巻赤十字病院との連携や協力関係を築きまして、体制の整備に努めまして、議員おっしゃるとおり一般会計からの繰り出し、繰入金の基準外の部分をまずなくしていきたいというふうに考えてございます。
◆6番(
黒須光男議員) 御説明いただきました。
病院局事務部長、医者を増やしていくのだと、増やして収益を上げていくのだという御答弁でございますが、全体給料が9,600万円ほど減らしているのですよね、それでいて。だから、整合性が取れないのではないかということです、まず。誰がこの給料を下げたのか。私は、医者を減らしたのだなと思ったのです。ところが、増やすと。増やしてどうして予算が減るのですか。その辺をひとつ明確にお答えください。 あともう一つ、やっぱり一番単純なところなのです。前の代表監査委員は、これはやっぱり監査のたびにきつくこの辺は指摘してきたのです。なるべく医業外収益を減らすと、これは医師の持ち出しを減らすということですね。ところが、また増えているのです。一体何をやっているのやということです。議会にはいいことを言っているけれども、現実はこういうふうに増えているのですよ、もう。全く看過できない現実が予算書でもかいま見ることができるのです。あまり強く言うと、何だかんだと言われるからだけれども、言わざるを得ないのです。どうしてこういうことが起きているのですか、大内
病院局事務部長がやっている割には。あなたがやっているのを私は期待しているのだ。今度財政課長が行くから、もっと期待しているのですけれども。ぜひひとつ思い切った、いろいろ聞いているとかなんとかとやっていますけれども、それは聞き飽きたから。何をやったら赤字がなくなるのやと、そしていかに市の財政を食わないで、一般財源から受けないで、自立自存でやるかという明確なアイデンティティーというか、示してもらいたいのですよ。そうしたら、あんたのところ銅像建ててあげるから、大内
病院局事務部長のところ。それぐらいの強い不退転の決意で石巻市立病院は臨まないと、今予算を見る限り、やっぱりまた木阿弥だな。この辺の指摘に対してお答えいただけませんか。
◎大内重義
病院局事務部長 お答えいたします。 初めに、人件費の状況でございますけれども、昨年度の当初予算の人事、職員数でございますけれども、255名、今年度につきましては257名ということで計上させていただいておりますけれども、医師に係る分につきましては、昨年度4月1日のスタート時点では、医師は19人でございました。今現在16人ということで、3名の医師が減少しておりますので、その辺の人件費の差がある要因にはなるのかなというふうには考えております。 また、医業収益につきましては、やはり議員御指摘のとおり一般会計の繰り出し、これらを減らすためには医業収益を上げるというのは我々も認識しているところでございます。先ほども申し上げましたけれども、今後職員の意識改革や経常経費の削減などを図りながら、できるだけ一般会計からの繰出金を減らす努力をしてまいりたいと考えております。
◆6番(
黒須光男議員) ちょっとだけ指摘させていただきますけれども、やっぱり質疑、答弁、あなたの説明を聞くと、医者も増えるのだというような。ところが、今聞くと、詳細にわたると医者が増えると。だから、整合性が取れる答弁ではないのだな。その辺はひとつ改めていただきたいということと、やっぱり23億円ですよ、これ。23億円と、あと5,000万円……大体24億円ぐらいが市の持ち出しになるわけです。17億円だ、17億円だ、赤字だ、赤字だと言っていますけれども、最終的にはこういうふうに埋めると出てくるのだもの。だから、もっと正直に市民の皆さんに、赤字はこうなのだと、23億円以上の赤字なのですよと。だから、もっと石巻市立病院を使ってくださいとか、逆に頭下げてやれば俺たちも使うから。森消化器内科外科に行かないで、こっちに来るから。そういうことなのではないですか。だから、もう少しまず議会にもっと丁寧に、やっぱり議員のところにもちゃんと示していただいて、実態を赤裸々にやって、監査の指摘も受けて、この頃監査が甘いから。だから、あなた怠けているのではないの、そういうようなこと。そういうことのないように、しっかり身を引き締めてやっていただきたいと。改めて病院局長にお尋ねしたいと思います。
◎大内重義
病院局事務部長 初めに、私から一般会計からの繰出金について御説明させていただきます。今年度の一般会計につきましては、総額で病院事業会計、石巻市立病院と牡鹿病院総額で20億3,000万円ほどとなってございます。昨年度よりは、3,900万円ほどの減少はしてございます。ただ、このうち総務省が定めております、基準内で頂いている部分が12億2,000万円ほどございます。ただ、基準外として8億円ほどございますので、議員おっしゃるとおり、この8億円をまずは減らしたいというふうに考えてございますので、今後この努力をしてまいりたいと考えております。
◎椎葉健一病院局長 今御意見を頂きましたけれども、基準外の繰入金の額をいかに自分たちで補正していくか、ここがやっぱりポイントになっています。やはり基本的には患者数がやはり少ないということ、そして高コスト体質ということで、人件費とかも少し高いという部分、そして委託料が高いと、その辺の分析はもうできているのです。まず、必要なことは市民の皆さんにより多く来ていただく、そしてそのためにはクリニックあるいは介護施設等との連携をもっと強めるということが必要であり、例えば救急搬送一つにしてもいろいろな事情があって、もちろん100%受け入れるのは難しいのですが、受入れ率が思ったほど高くないという反省があります。その辺を改めていくことによって、かなりの額が改善できるという試算をしておりますので、当面8億円でしたか、ということのうちの7億円程度が内部の頑張りでカバーできそうだというふうに思っておりますので、そのほかにプラスアルファで眼科の手術をしたり、あと人員、少し補充するドクターも今後出てきますので、それによる収益の増加が見込めますし、かなりいい方向に持っていけるかなというふうに私は思って、職員が何よりも意識改革を進めて、いつでも患者を受け入れるということを徹底していきたいと思います。市民の皆さんにもぜひよろしくお願いしたいと、こちらからも出向いていきたいと思います。
○議長(
木村忠良議員) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、保健福祉委員会に付託いたします。 日程第11 第45号議案令和2年度石巻市
下水道事業会計予算
○議長(
木村忠良議員) 次に、日程第11第45号議案令和2年度石巻市
下水道事業会計予算を議題といたします。本案について建設部長から説明を求めます。建設部長。
◎伊勢崎誠一建設部長 ただいま上程されました第45号議案令和2年度石巻市
下水道事業会計予算について御説明申し上げます。 表紙番号3、令和2年度石巻市各種会計予算の55ページを御覧願います。下水道事業会計につきましては、令和2年度より公営企業会計を適用し、これまでの漁業集落排水事業、農業集落排水事業、浄化槽整備事業の各特別会計を含めた会計となるものでございます。 初めに、第1条は、総則でございます。 第2条は、業務の予定量を定めるものでありますが、年度末における累計接続戸数、年間処理水量を見込み、主要な建設改良事業費は、合計674億3,323万円を予定しております。 第3条は、収益的収入及び支出でありますが、下水道事業収益を69億5,031万円、下水道事業費用を62億8,541万3,000円と定めるものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出でありますが、建設改良費のほか、企業債償還金及び予備費を措置したもので、収入を700億6,745万6,000円に、支出を718億1,000万7,000円と定めるものでございます。 なお、支出額に対し不足する収入額17億4,255万1,000円につきましては、当年度損益勘定留保資金等により補填するものでございます。 次に、56ページを御覧願います。第4条の2は、特例的収入及び支出でありますが、地方公営企業法適用前の打切り決算によって生じる未収金を3億2,699万8,000円、未払金を1億8,038万円とするものでございます。 第5条は、債務負担行為でありますが、石巻市水洗便所等改造資金融資あっせん要綱に基づき、資金の融資を受けた方に対する利子補給及び借入先金融機関に対する損失補償について、その期間及び限度額を定めようとするものでございます。 第6条は、企業債でありますが、建設改良事業等に充当するための企業債について、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めるものでございます。 次に、57ページを御覧願います。第7条は、一時借入金の限度額を20億円と定めるものでございます。 第8条は、予定支出の各項の経費の金額の流用でありますが、第1款下水道事業費用のうち第1項営業費用、第2項営業外費用、第3項特別損失に係る予算額に過不足を生じた場合において、執行できることを定めるものでございます。 第9条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費でありますが、職員給与費の2億9,460万4,000円と定めるものでございます。 第10条は、他会計からの補助金でありますが、一般会計から補助を受ける金額を26億8,243万6,000円とするものでございます。 第11条は、利益剰余金の処分でありますが、当年度利益剰余金の4億7,346万5,000円を、資本的収入が支出に対して不足する額に補填することを定めるものでございます。 次に、第3条収益的収入及び支出並びに第4条資本的収入及び支出の主な内容について御説明申し上げますので、表紙番号4の2、令和2年度石巻市各種会計予算説明書の848ページを御覧願います。初めに、収益的収入及び支出について、収入から御説明申し上げます。1項営業収益に22億5,399万2,000円を計上しておりますが、これは下水道使用料のほか、雨水処理に係る一般会計負担金等を措置したものでございます。 次に、2項営業外収益に46億9,631万7,000円を計上しておりますが、これは他会計補助金のほか、長期前受金戻入等を措置したものでございます。 次に、850ページ、3項特別利益に1,000円を計上しておりますが、これは過年度損益修正益等に対応するため、科目設定したものでございます。 次に、支出について御説明申し上げますので、852ページを御覧願います。1項営業費用に55億2,505万8,000円を計上しておりますが、これは管渠、ポンプ場及び処理場に要する維持管理経費のほか、減価償却費等を措置したものでございます。 次に、860ページ、2項営業外費用に7億3,811万1,000円を計上しておりますが、これは企業債の利息のほか、消費税の納税見込み額等を措置したものでございます。 次に、3項特別損失に1,924万4,000円を計上しておりますが、これは地方公営企業法適用以前の会計年度に係る、賞与引当金繰入額のほか、過年度還付金などを措置したものでございます。 次に、4項予備費に300万円を計上しております。 次に、866ページを御覧願います。資本的収入及び支出について、支出から御説明申し上げます。1項建設改良費に676億1,492万5,000円を計上しておりますが、これは雨水排水ポンプ場整備事業委託料のほか、管渠等の整備に要する経費を措置したものでございます。 次に、868ページを御覧願います。2項企業債償還金に41億9,208万2,000円を計上しておりますが、これは建設改良費等企業債に係る元金償還金を措置したものでございます。 次に、870ページを御覧願います。3項予備費に300万円を計上しております。 次に、収入について御説明申し上げますので、864ページを御覧願います。1項企業債に建設改良費に充てる30億7,470万円を、2項分担金及び負担金に復興事業に係る一般会計負担金のほか、受益者負担金など630億3,276万円を、3項補助金に国庫補助金のほか、企業債償還金などに充てる一般会計補助金39億5,999万6,000円をそれぞれ措置したものでございます。 なお、財務諸表等につきましては、814ページから845ページまでに御提示しておりますので、御覧願いたいと思います。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。6番。
◆6番(
黒須光男議員) 下水道事業は、下水道事業団にも委託したりしていまして、なかなか不透明で見えないのですよね。それで、御質問したいと思うのですが、まず復興事業の事業費の今度の総額、幾らなのだと、今まで支払った分も含めて。復興事業の総額をお示しください。 また、そのうち下水道事業団に頼んだ工事の総額は幾らなのかということです。これをひとつお示しください。 その中で、清水建設、当初請け負った工事が随分変わっておりますね、増えている、異常に。この清水建設と遠藤興業のジョイントでやった工事が、当初幾らで入札して、幾ら増えたのか。 この3点をお示しください。
◎伊勢崎誠一建設部長 お答えいたします。 まず、下水道に係る復興事業の金額についてお答えいたします。全体の復興交付金事業は1,470億円になります。(6番
黒須光男議員「待って、もう一回」と呼ぶ)1,470億円。そのうち下水道事業団へ委託しておりますのは1,460億円ということになります。 すみません。清水と遠藤興業の請負額については、ちょっと調べてから御返答させていただきたいと思います。 失礼いたしました。清水建設と遠藤興業のJVでやっている事業でございますが、正式には清水建設と大豊建設と遠藤興業のJVということで、石巻中央排水ポンプ場等に係る工事を2本やっておりまして、1本が189億2,500万円、もう一本が39億4,900万円、約になりますが、その2本でございます。(6番
黒須光男議員「どういう変遷、当初から増えた部分」と呼ぶ)ただいま申し上げましたのは、当初の契約金額でございまして、増えた部分については手持ちの資料では持っておりませんので、後で……(6番
黒須光男議員「メモ入れらいすぐ」と呼ぶ)これは下水道事業団での契約ということになりますので、少々お時間頂きたいと思います。
◆6番(
黒須光男議員) 1,470億円ですよ、総額。当初たしか300億円か400億円ぐらいだったんではないかな。五、六百億円か。最初に下水道事業団と幾らで委託しましたか。それを1つお答えください。だんだん増えていったのだ。 議長、あしたでもいいのではないかな。議長、あした、お取り計らい。
◎伊勢崎誠一建設部長 下水道事業団とのこれまでの協定でございます。平成26年度の工事協定におきましては、70億円ということになっております。(何事か呼ぶ者あり)年度協定でよろしいでしょうか。(6番
黒須光男議員「総額で当初何ぼだったのかと。あした1回か2回やらせてください」と呼ぶ)失礼しました。総額では1,460億円というふうになります。(6番
黒須光男議員「それは分かったの。当初から何ぼ増えたか」と呼ぶ)
○議長(
木村忠良議員) 建設部長、あしたまで整理して答弁してください。よろしいですか、黒須議員、それで。(6番
黒須光男議員「あしたまた聞くから」と呼ぶ)明日は質疑できないそうです。後で、回答を担当部のほうから渡すようにします。(6番
黒須光男議員「議会で答弁していただきます、建設部長から。何ぼから何ぼ」と呼ぶ)分かりました。そのように取り計らいたいと思います。ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。
△発言の訂正
○議長(
木村忠良議員) 次に、復興事業部長から答弁の訂正の申入れがありますので、これを許します。
◎後藤寛復興事業部長 すみません。答弁の訂正をお願いいたします。先ほどの第40号議案令和2年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算の審議中、黒須議員のほうから湊東地区の株式会社オオバに委託し支払った金額の御質問の中で、2か所ほどちょっと金額の訂正をお願いいたします。 まず、1つ目は、換地調整用地売払い支援業務807万6,560円と答弁いたしましたが、正しくは870万1,560円の間違いでございました。 あともう一つ、汚水雨水環境施工管理業務、こちら支払額を110万2,680円と答弁いたしましたが、正しくは1,026万円の間違いでございました。訂正のお願いとおわびを申し上げます。すみませんでした。
△散会
○議長(
木村忠良議員) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。明日本会議を再開いたします。本日はこれにて散会いたします。 午後6時15分散会...