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09月07日-議案説明・質疑・委員会付託-02号

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  1. 石巻市議会 2018-09-07
    09月07日-議案説明・質疑・委員会付託-02号


    取得元: 石巻市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-20
    平成30年 第3回 定例会  平成30年石巻市議会第3回定例会会議録(第2号)                                           議事日程第2号  平成30年9月7日(金曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 認定第1号平成29年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算認定について 第3 認定第2号平成29年度石巻市病院事業会計決算認定について 第4 第152号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(石巻市建築基準等に           関する条例の一部を改正する条例) 第5 第153号議案石巻市学校施設整備基金条例 第6 第154号議案石巻市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一           部を改正する条例 第7 第155号議案石巻市立学校の授業料等徴収条例の一部を改正する条例 第8 第156号議案石巻市桃生スポーツ施設条例の一部を改正する条例 第9 第157号議案石巻市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を           定める条例の一部を改正する条例 第10 第158号議案石巻市かわまち交流拠点条例の一部を改正する条例 第11 第159号議案石巻市都市公園条例の一部を改正する条例 第12 第160号議案石巻市営住宅条例の一部を改正する条例 第13 第161号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第5号) 第14 第162号議案平成30年度石巻市下水道事業特別会計補正予算(第2号) 第15 第163号議案平成30年度石巻市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号) 第16 第164号議案平成30年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算(第2号) 第17 第165号議案平成30年度石巻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 第18 第166号議案平成30年度石巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第19 第167号議案平成30年度石巻市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 第20 第168号議案財産の処分について 第21 第169号議案石巻地区広域行政事務組合規約の変更について 第22 第170号議案工事請負の契約締結について((仮称)鮎川浜地区観光物産交流施設建設工           事) 第23 第171号議案工事請負の契約締結について((仮称)雄勝中心部地区観光物産交流施設建           設工事) 第24 第172号議案工事請負の契約締結について(流留真野沢田線道路改良(その2)工事) 第25 第173号議案工事請負の契約締結について(南浜雨水排水ポンプ場及び流入管築造工事) 第26 第174号議案工事請負の契約締結について(石巻工業港運河線道路新設工事) 第27 第175号議案工事請負の契約締結について(石巻南浜津波復興祈念公園整備工事) 第28 第176号議案工事請負の契約締結について(大街道小学校校舎老朽化対策工事) 第29 第177号議案工事請負の契約締結について(中里小学校校舎老朽化対策工事) 第30 第178号議案工事請負の契約締結について(二俣小学校水泳プール改築工事) 第31 第179号議案工事請負の契約締結について(河北中学校校舎老朽化対策工事) 第32 第180号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設工事) 第33 第181号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設電気設備工           事) 第34 第182号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設機械設備工           事) 第35 第183号議案工事請負の契約締結について(釣石橋橋梁災害復旧(その2)工事) 第36 第184号議案工事請負の契約締結について(湊川橋橋梁災害復旧(その2)工事) 第37 第185号議案工事請負の契約締結について(おしかホエールランド災害復旧工事) 第38 第186号議案工事請負の契約締結について(西流下単釜雨水幹線築造工事) 第39 第187号議案工事請負契約の一部を変更する契約の締結について(西流下1号中央準幹線           汚水管渠築造工事) 第40 第188号議案工事請負契約の一部変更について(23年災名振漁港海岸保全施設災害復旧           ほか整備工事 第41 第189号議案工事請負契約の一部変更について(23年災長渡漁港災害復旧(その3)工           事) 第42 第190号議案工事請負契約の一部変更について(23年災折ノ浜漁港海岸保全施設災害復           旧ほか整備工事) 第43 第191号議案工事請負契約の一部変更について(湊東地区土地区画整理事業地内雨水管渠           築造工事) 第44 第192号議案工事請負契約の一部変更について(下釜南部地区土地区画整理事業宅地造成           道路築造(その2)工事) 第45 第193号議案公有水面埋立に関する意見について 第46 第194号議案公有水面埋立に関する意見について 第47 第195号議案あらたに生じた土地の確認について 第48 第197号議案字の区域を変更することについて 第49 第196号議案あらたに生じた土地の確認について 第50 第198号議案字の区域を変更することについて 第51 第199号議案市道路線の認定について 第52 第200号議案市道路線の廃止について 第53 第201号議案市道路線の変更について 散 会                                          本日の会議に付した事件 議事日程のとおり                                          出席議員(29名)   1番  佐  藤  雄  一  議員    2番  髙  橋  憲  悦  議員   3番  楯  石  光  弘  議員    4番  阿  部  和  芳  議員   5番  阿  部  浩  章  議員    6番  黒  須  光  男  議員   7番  奥  山  浩  幸  議員    8番  遠  藤  宏  昭  議員   9番  大  森  秀  一  議員   10番  阿  部  久  一  議員  11番  櫻  田  誠  子  議員   12番  鈴  木  良  広  議員  13番  青  木  ま り え  議員   14番  千  葉  正  幸  議員  15番  星     雅  俊  議員   16番  木  村  忠  良  議員  17番  阿  部  正  敏  議員   18番  齋  藤  澄  子  議員  19番  丹  野     清  議員   20番  安  倍  太  郎  議員  21番  森  山  行  輝  議員   23番  渡  辺  拓  朗  議員  24番  千  葉  眞  良  議員   25番  山  口  荘 一 郎  議員  26番  青  山  久  栄  議員   27番  髙  橋  栄  一  議員  28番  西  條  正  昭  議員   29番  後  藤  兼  位  議員  30番  水  澤  冨 士 江  議員欠席議員(1名)  22番  阿  部  欽 一 郎  議員                                          説明のため出席した者  亀 山   紘  市     長        菅 原 秀 幸  副  市  長  佐 藤 茂 宗  副  市  長        堀 内 賢 市  代 表 監査委員  境   直 彦  教  育  長        椎 葉 健 一  病 院 局 長  久 保 智 光  復 興 政策部長        和 泉 博 章  総 務 部 長  大 内 重 義  財 務 部 長        近 江 恵 一  復 興 事業部長  木 村 茂 徳  半島復興事業部長       日 野 清 司  河北総合支所長  阿 部 徳太郎  雄勝総合支所長        村 上 浩 則  河南総合支所長  吉 田 善 隆  桃生総合支所長        鈴 木   清  北上総合支所長  勝 又   至  牡鹿総合支所長        福 田 寿 幸  生 活 環境部長  畠 山 早 苗  健 康 部 長        津 田 淳 一  福 祉 部 長  吉 本 貴 徳  産業部長職務代理       木 村 芳 夫  建 設 部 長  及 川 伸 一  会 計 管 理 者        大 窪 信 宏  病院局事務部長  草 刈 敏 雄  教 育 委 員 会           事 務 局 長                                          事務局職員出席者  近 藤 順 一  事 務 局 長        松 﨑 泰 政  事 務 局 次 長  吉 田 秀 樹  事 務 局長補佐        吉 田 直 也  主     幹  星   貴 幸  主     幹        川 田 秀一郎  主     査  今 野 真 一  主 任 主 事 △午前10時開議 ○議長(木村忠良議員) ただいまから本日の会議を開きます。欠席通告議員は22番阿部欽一郎議員であります。 本日の議事は、日程第2号をもって進めます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(木村忠良議員) 日程第1会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員に30番水澤冨士江議員、1番佐藤雄一議員、2番髙橋憲悦議員、以上3議員を指名いたします。 △日程第2 認定第1号平成29年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算認定について ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第2認定第1号平成29年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算認定についてを議題といたします。本案について財務部長から説明を求めます。財務部長。 ◎大内重義財務部長 ただいま上程されました認定第1号平成29年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算認定について御説明申し上げます。 会計管理者から提出されました平成29年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算について、去る7月5日に監査委員の審査に付しておりましたところ、先月27日に審査意見書が提出されましたので、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、監査委員の意見を付し、市議会の認定に付するものでございます。 それでは、その概要について御説明申し上げますので、表紙番号2、歳入歳出決算書の4ページと5ページ、平成29年度各種会計歳入歳出決算総覧をごらん願います。 まず、一般会計についてでありますが、予算現額2,595億9,846万2,918円に対し、歳入決算額は2,323億7,576万3,834円、歳出決算額は1,953億263万3,480円で、差し引き残額は370億7,313万354円となっております。 この差し引き残額につきましては、備考欄に記載しておりますように、37億5,997万7,985円を財政調整基金に繰り入れし、333億1,315万2,369円を翌年度へ繰り越ししておりますが、その内訳といたしましては事業の繰り越しに係る財源296億1,315万2,369円及び決算剰余金37億円でございます。 次に、予算額と決算額の比較について御説明申し上げますので、5ページの右の欄をごらん願います。歳入は、予算額に対して272億2,269万9,084円下回り、収入率は89.5%となっております。一方、歳出では642億9,582万9,438円の残額が生じ、執行率は75.2%となっております。 次に、一般会計と土地取得特別会計から介護保険事業特別会計までの11特別会計を含めた合計につきましては、予算現額3,572億1,053万1,553円に対し、歳入決算額は3,213億9,867万4,921円、歳出決算額は2,641億5,766万9,711円で、差し引き残額は572億4,100万5,210円となっております。 各種特別会計の差し引き残額の内訳につきましては、備考欄に記載しておりますが、このうち決算剰余金を除く事業の繰り越しに係る財源は全体で188億2,814万1,143円となっており、国民健康保険事業特別会計及び介護保険事業特別会計につきましては、差し引き残額を財政調整基金に繰り入れしております。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、5ページの右下欄をごらん願います。全会計の歳入は、予算額に対して358億1,185万6,632円下回り、収入率は90.0%となっております。一方、歳出では930億5,286万1,842円の残額が生じ、執行率は74.0%となっております。 以上、平成29年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算の概要について御説明申し上げましたが、詳細につきましては歳入歳出決算事項別明細書、主要な施策の成果等に関する説明書及び監査委員から提出されました審査意見書などの資料を御参照願います。 なお、継続費精算報告書及び健全化判断比率並びに資金不足比率につきましては、表紙番号9から11で報告しております。 以上でございます。よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。代表監査委員。 ◎堀内賢市代表監査委員 平成29年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算並びに平成29年度石巻市基金運用状況などに関する審査の結果につきまして、監査委員を代表し、御説明申し上げます。 表紙番号4、審査意見書の1ページをごらん願います。市長から審査に付されました平成29年度各種会計決算及び決算附属書類について、7月5日から8月20日まで関係諸帳簿、証書類、その他関係書類により、決算の正確性、予算執行の的確性、収入支出の合法性、財政運営及び財産管理の実績などに主眼を置いて審査を実施いたしましたところ、いずれも関係法令に準拠して作成され、計数は正確であり、決算内容や予算執行状況は適正であると認めました。 それでは、審査意見書に基づき、その概要を御説明申し上げます。決算規模及び収支と予算の執行状況につきましては、審査意見書の2ページと3ページに記載のとおりでございます。 次に、公営事業会計を除く特別会計と一般会計とを合算、整理し、会計間の重複を控除した普通会計による決算分析について御説明申し上げますので、4ページをごらん願います。まず、決算収支の状況でございますが、5ページの表、決算収支の状況のとおり、歳入総額2,351億2,037万4,000円、歳出総額1,902億7,037万7,000円で、歳入歳出差引額は448億4,999万7,000円となっており、このうち翌年度へ繰り越すべき財源373億4,842万8,000円を差し引いた実質収支は75億156万9,000円の黒字となっております。また、単年度収支は53億4,119万9,000円の赤字となっており、積立金取り崩し額等を控除した実質単年度収支も119億1,806万8,000円の赤字となっております。 次に、財政の構造について御説明申し上げます。まず、歳入の構成でございますが、6ページの表1、歳入決算額の財源別内訳のとおり、自主財源が59.3%、依存財源が40.7%となっております。 また、8ページの表2、歳入決算額の使途別内訳のとおり、歳入のうち一般財源が37.3%、特定財源が62.7%となっております。 次に、歳出の構成でございますが、10ページの表3、歳出決算額の性質別内訳のとおり、各経費の構成比率は義務的経費で15.8%、投資的経費で38.5%、その他の経費で45.7%となっております。 次に、財政構造の弾力性等について御説明申し上げますので、12ページの表、普通会計決算の財政状況をごらん願います。財政力指数は0.52、経常収支比率は99.7%、実質公債費比率は10.3%となっております。 次に、13ページから207ページまでの一般会計及び各種特別会計についてでございますが、前年度と同様に震災の影響が見られる歳入歳出科目につきましては、震災関係分と通常分とに区分して前年度との比較を行うことにいたしました。これらのことを一般会計歳入では16ページ、歳出では70ページの表2、款別決算状況にまとめております。また、特別会計につきましても、震災の影響が見られる会計につきましては特別会計ごとに表でまとめております。 次に、209ページをごらん願います。実質収支に関する調書を記載しておりますが、一般会計、特別会計を合わせた実質収支は87億9,971万2,000円の黒字となっております。 次に、基金の運用状況について御説明申し上げますので、215ページをごらん願います。市長から審査に付されました平成29年度石巻市基金運用状況報告書につきまして審査を実施いたしましたところ、計数は正確であり、いずれも適正に運用されていると認めました。 次に、平成29年度石巻市健全化判断比率について御説明申し上げますので、255ページをごらん願います。市長から審査に付されました平成29年度石巻市健全化判断比率につきましては、審査を実施いたしましたところ、健全化判断比率の算定及びその算定の基礎となる書類の作成はいずれも適正に行われていると認めました。なお、平成29年度決算における健全化判断比率は、早期健全化基準を下回っていることから、石巻市の財政の健全性は保たれていると認めました。 次に、平成29年度石巻市資金不足比率について御説明申し上げますので、257ページをごらん願います。市長から審査に付されました平成29年度石巻市資金不足比率につきまして審査を実施いたしましたところ、資金不足比率の算定及びその算定の基礎となる書類の作成は、いずれも適正に行われていると認めました。なお、平成29年度決算において資金の不足額が生じている事業会計はございませんでした。 以上、平成29年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算並びに平成29年度石巻市基金運用状況等の概要について御説明申し上げました。 次に、259ページのむすびをごらん願います。1の一般会計・特別会計決算の概況及び2の決算の分析につきましては、記載のとおりでございますので、説明を省略させていただきます。 262ページ、3の東日本大震災からの復興・発展期への移行についてでございます。震災復興基本計画における再生期の最終年でありました平成29年度は、新しい石巻市の姿が見える形で復興事業が進められてきたところでございます。その進捗等につきましては、記載のとおりでございます。仮設住宅入居者ゼロまでにはさらなる努力を要するものと思われます。今後も継続した取り組みに期待するものでございます。復興関連事業の進捗により決算額は減少しておりますが、全体の業務量は予算と比例する減少にはなっていないと推察しております。職員不足の中にありましても、適正な事務執行はもちろんのこと、会議のあり方や資料づくりの必要性など、あらゆる業務の見直しを行い、効率的な事務執行に努められることを望むものでございます。 次に、263ページの5、まとめ、発展期に移行した今についてでございます。初めに、1の公共施設マネジメントに向けてでございます。公共施設のあり方につきましては、これまでも多くの議論や民間への移管等の取り組みを行ってきております。公共施設のマネジメントは、国や地方にとりまして大きなテーマであり、本市では平成28年3月、公共施設等総合管理計画が策定されております。住民サービス提供の基盤の一つとなる公共施設のあり方は、議論の過程で総論賛成、各論反対が当然としてあり得る問題でもあります。公共施設のマネジメントは、所管部署と行政改革担当部署だけによる取り組みで目標が達成できる問題ではございません。施設の維持が財政運営に大きな影響を与えかねないことを全庁的に共通理解の上、老朽化対策や統廃合等を進めることを望むものでございます。 施設のあり方の議論を進めるに当たりましては、的確な情報収集や現状把握の上、市民や議会、関係機関等への情報提供や透明性を確保し、財政運営上の切り捨てではなく、何よりの目的が住民サービスの充実を図ることであることを職場風土的に共有し、取り組んでいくことを期待するものでございます。 次に、2の職員を育てる職場風土づくりについてでございます。地方創生がうたわれ、独自施策への補助メニューや、稼げるまちづくりといった用語が国の文書に見られるようになっております。持続可能なまちづくりを維持するための職員の育成が求められている中で、本市では平成26年12月に人材育成基本方針改訂版を、本年3月には人材育成基本計画後期を策定し、取り組んでおります。人材育成は、公共団体のみならず、全ての組織に共通する重要なテーマであります。人材育成のためには、職場風土が大切であるというふうなことが言われております。職場風土とは、人間関係を土台にした労働環境を指すものとされており、人事部門が唱えることで形成されるものではなく、職員がみずから感じることができて、定着するものであります。いい職場風土を実現するためには、人事評価の適切な反映と職制の検証や、若手職員が発言しやすい仕組みづくり等が必要になると思われます。 不祥事等の再発防止策としてマニュアルが作成され、その徹底が図られますが、これは効率的な行政運営のための職場文化と言えるものでございます。職場文化がすばらしいものであっても、社会情勢等により柔軟に変更して対応することが求められている昨今、人間関係を基礎として成り立っている職場風土に問題があれば、効率的な行政運営を望むことはできません。それぞれの職場には、その職場独特の雰囲気や暗黙的に共有されている価値観や規範があり、職員はそれに見合った行動をとっております。この職場風土に問題があり、改善や改革が必要であれば、その役割を担う主体は管理職であります。震災復興基本計画の発展期に移行した今、人事部門はもとより、課題解決のため創意工夫する職員の育成に全庁的に取り組み、その職員を育てる職場風土づくりの取り組みが先進事例となるよう期待するものでございます。 東日本大震災前からそれぞれの地域で脈々と受け継がれてきた風土を継承し、復興の事務事業が新たな風土の礎となるように取り組み、市民にとりましては暮らしやすいまち、本市を訪れる方にとりましては暮らしてみたいまちと感じていただけるようなまちづくりが展開されることを望むものでございます。 私からの説明は以上でございます。よろしく御理解賜りたいと存じます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。30番。 ◆30番(水澤冨士江議員) 表紙番号4番、12ページ、財政構造の弾力性につきまして、経常収支比率ですね、これが100%に近づいていると、これが平成27年度が91.3%、平成28年度が98.9%、平成29年度は99.7%というふうな数字になっています。大変厳しい状況にあると思うのですが、このことについてまず財務部長のこれに対する所感と、今後の見通しについてお考えを伺います。あと、監査委員にもこのことについてのお考えを伺いたいと思います。 ◎大内重義財務部長 水澤議員の御質疑にお答えいたします。 経常収支比率、平成29年度は99.7%ということで、前年度の98.9%から上昇しております。この経常収支比率につきましては、地方公共団体の財政構造の弾力性を示す比率としてよく使われておりますけれども、本市の場合、今回率が上昇した一つの原因といたしましては、まず歳入面では税収が伸びているものの、普通交付税などが減少しているということと、歳出面にありましては物件費、補助費、扶助費などが増額となっているというような状況でございます。 今後につきましては、人件費や物件費など経常的経費、これらについてはなお一層削減をして、この比率を下げていく必要があるかと考えております。そのためにも、これからも、来年度の予算編成などにつきましては、これらのことを踏まえまして査定して、編成作業に取り組んでまいりたいと考えております。 ◎堀内賢市代表監査委員 お答えいたします。 この経常収支比率、数字的に100%を超えたというふうなことですぐに市民生活に影響が出るというものではないといたしましても、注意書きにありますとおり、80%を超える場合は云々とございます。例えば生活保護を一つとりましても、県内でも過去においてはかなり高い率だったわけですけれども、現在は宮城県、全国平均を石巻市のほうは大きく下回っているとはいえ、増加傾向にあるというふうなのも事実でございます。そういったどうしても避けられない経費、義務的経費、経常的なものというのはございますので、それ以外のもの、これまでは経常的なものの支出で受け継がれてきたものであっても、もう既に目的が達成したものがないかどうか、そういった業務の落とせる、身を軽くできるようなものの見直しというふうなものが今後必要ではないかなというふうに考えております。 ◆30番(水澤冨士江議員) 2つ目は、監査委員の意見、まとめの一番最後、264ページ、職員を育てる職場風土づくりということが掲げられております。改めて伺いますが、震災の後職員の方も本当に御苦労されて、先日の議会でも同僚議員から時間外が大変多いというようなことで、病気休暇等も、またメンタルでの病気等もふえているということでございます。まず、総務部長にこの病休等の状況についてお示しをいただきたいということ。 石巻市人材育成基本計画というのが、これはことしの3月、後期分ですね、出されました。その前期分もあるわけですけれども。ここでも、この中で「この計画の推進により職員一人一人の意識改革や能力開発を図るとともに、職場環境、職場風土」という、職場風土の言葉が出てきます。「人事管理の改革、改善を進め、新たな時代に適切に対応できる職員を育成していきます」ということでございます。それで、議会の立場としては大変厳しいことではございますが、議会でも何回も取り上げられました、2年前ですか、大事な、本当に市民にとって思い入れのある3.11のときに、サイレンが鳴らなかったということがございました。随分ここで議論になったのですが、残念ながらことしの3月も1分近く、56秒ですか、おくれるといったことがございました。こういったことがなぜ防げなかったのかということです。担当課等にもお話を聞きましたけれども、これはあくまでも機械のシステムのミスではなくて、最終的には人的ミスだというふうなことをおっしゃっていました。こういったことが、これは象徴的なことだと思うのです。これ以外にも見えないところでそういったことが、もしかしたら非常に震災の後、職員の方々、疲労等もたまり、またそれによる緊張感のなさがこういうところにあらわれてしまったのではないかというふうに思うのです。 今言った監査委員の中に、稼ぐ力、稼げるまちづくりというのが中央省庁、これは地方創生の中に出てくるわけでございますが、私なども非常にこれはびっくりしてしまいます。こういうのを中央では言いながら、東京一極集中というのは全く改善されることなく、地方にこういうことを求めてくるといったことはどうなのかというふうなこと、きのう会派説明もありましたので申し上げましたけれども、稼ぐ力、稼げるまちづくりといったことに対して監査委員の所感と、先ほど来私がるる申し上げました職員の方々の風土づくりですね、これをどうやっていくべきなのか、これは総務部長も関係しますので、総務部長と監査委員の所感を伺いたいと思います。 ◎和泉博章総務部長 お答えいたします。 まず、病気休暇の取得状況等についてでございますが、平成29年度は病気休暇178件ございましたけれども、前年度に比較いたしまして32件ほどふえております。また、平成27年度に比較してもやはり増加しているという状況にございますので、時間外云々という話はございますが、直接的なものでないにしても、やはりそういった問題、あと心の問題、心の問題も職場の問題やら家庭の問題やらさまざまな問題があるかと思いますけれども、そういったところでもやはり日常的に部下に接している職場の管理監督者が果たす役割というのは極めて大きいですし、また人事当局においても相談窓口を設けたりですとか、あと産業医等につなぐとか、さまざまなことで対応はしているところでございますけれども、ふえている状況を踏まえ、しっかり今後も対応していきたいというふうに考えているところでございます。 また、防災行政無線の関係では、ここで改めておわびを申し上げたいと思います。平成28年には鳴らなかったと、ことしの3月には遅延したというような状況でございました。議員のほうからお話ありましたとおり、防災行政無線のシステムではなくて、やはり人的ミスといったことで我々も当然認識しております。最終的な責任については、組織内で最終的な動作確認を行っていなかったということで、組織的な責任であるというふうに考えておりますので、さまざまな形でのチェック体制、常日ごろのコミュニケーションも必要でございます。職場風土づくりといったことからも、昨年来朝礼等を含めさまざまなコミュニケーション、人事評価制度でも個々に管理職が職員とコミュニケーションをとり、いろいろな形で悩みやいろいろな事務事業の推進、そういったものについて把握するといったことを積極的に行っておりますが、なお一層そういった部分もコミュニケーション、風通しのよい職場づくりといったことも積極的に推進してまいりたいということで、改めて職場風土づくりのために頑張っていきたいというふうに考えております。 ◎堀内賢市代表監査委員 お答えいたします。 1つ目の稼げるまちづくりといった文言が盛り込まれてきた地方創生についてでございますけれども、こういった文言が具体に出たときは私も「おやっ」と思ったところでありますけれども、古くからは、よく言われているのが意識改革でしたり、民間活力導入、そういった取り組みで、その地方、地域、地域に合った取り組みをしなさいというふうなものは出されておりました。それが今回地方創生の法律と同時にこういった文言にもなってきているのだろうと。国のほうとしましても、これまでの過去の補助メニューといいますのは一定程度の枠組みを国がこしらえて、それにやった場合に補助しますよと、全体的な底上げをするというふうなことで進んできたのかなと、そういった手法というのがなかなか地域の実情に合わなくなってきていると。地域によっては、全く状況が違うというふうなことから、地域に根差した施策を独自に考えていただくような施策、政策に対して補助しますよというような形に変わってきたのかなと。そういったものがこういった文言にもあらわれているのかなというふうに感じております。 2点目の職場風土づくりということでございますけれども、これはちょっと触れた記載もしておりますけれども、いわばエンドレステーマで、これでいいという終わりのない永遠のテーマなのだろうなというふうに思います。もちろんこれは公共団体のみならずというふうなことでありますが。その際、職場風土に問題があれば、主体は管理職というふうなことも書いて記載しておりますけれども、こちらは管理職といいますのは、職員個々を指導する立場、管理監督する立場にある者というふうなことでの記載でありますが、例えば今現在庁内の管理職、課長職を見ますと、震災後、特に新たな業務、震災にかかわらない新たな業務のほかに、震災に対応しなくてはいけない業務ということで、大変業務自体がふえているのではないかというふうに感じております。いわばプレイングマネジャーにならざるを得ないと、そういったものを、本来の最大の職責であるマネジャーのことをできるだけ行えるようにするには、そのプレイングのほうを軽くする必要があるのだろうと。そうすると、先ほどの全体的な業務の見直しというふうなところにつながっていくわけですけれども、それは先ほど申しました指導監督する立場にある者ということですので、風土全体にはエンドレステーマでありながらも、職員を指導するのは課長でありますが、その課長を指導する立場の者は部長、次長、その幹部職員を指導するのは市長、副市長ということになりますので、全庁的なそういう立場の者が中心になって進める。目標は高いほうがいいのではないかなというふうなところから、先進事例となるような取り組みを期待するというふうなことでの記述になっております。 ○議長(木村忠良議員) 質問者に申し上げます。当局に対し、簡潔、明瞭に質疑するようお願いします。なお、当局におかれましても、同様に簡潔、明瞭に答弁願います。 ◆30番(水澤冨士江議員) 最後でございます。資料2番の218ページ、決算書、8款土木費の7急傾斜地崩壊対策事業費が当初予算から補正でマイナスになっています。最近全国的に本当に大きな自然災害が起こっています。きのう、きょうの報道でも県内の状況もいろいろ報道されておりますが、3つ伺います。ここに出ている急傾斜地、いわゆる土砂災害、土砂崩れと、ため池、あと河川、これについて、石巻市の状況、対策について、どのようになっているのか。 また、この今申し上げたところ、こういった大変な状況の中で、なぜこれがマイナスになっているのかについて伺います。 ◎木村芳夫建設部長 お答えいたします。 急傾斜地崩壊対策事業費ということで、当初予算から980万円ほど減額になっているということでございますが、まずこの理由でございますけれども、急傾斜地事業につきましては県営事業ということで、市で負担金を措置したこの予算でございまして、当初ベースでは当然県のほうに要求をして、やっていただきたいということで、この金額で要求してございましたが、県の最終的な査定、実施の箇所ということで、2月の補正の段階で980万円ほどということで、実質の残りの半分になりますが、残りの金額で羽黒町の急傾斜地、平成28年度から実施しておりますけれども、そこの事業費ということで1カ所のみでございましたので、こういった形で減額となってございます。 それから、急傾斜地の状況ということで、東部土木事務所管内で、正確にはあれですけれども、大体指定の箇所が500カ所ほどございます。それを逐次、段階的に整備の段階に持っていっていますけれども、当市の場合でしてもまだまだ、その中の2市1町の分で500ですので、そのうちの100カ所以上の箇所ということで、工事が必要な箇所というのがあるというふうに状況としては把握してございます。
    ◎吉本貴徳産業部長職務代理 それでは、私のほうからため池についてというようなことで答弁させていただきたいと思います。 農林水産省におきましては、西日本豪雨で決壊が相次いだため池の緊急調査というようなことで、本年7月から8月にかけまして、全国のため池調査が行われております。それで、昨日新聞報道でも公表されましたけれども、全国的には応急措置が必要とされたため池が1,540カ所、それから宮城県におきましては8市町村の9カ所というふうなところが応急措置が必要ということでございました。 石巻市におきましては、調査対象のため池が37カ所ございまして、幸いなことに応急対応が必要なため池はないというような結果になっております。ただ、堤体にたわみ等がある等の応急対応が必要ないものの、修繕が必要と見込まれるため池等が7カ所あったというような結論になっておりますので、産業部といたしましてはできるだけ早く、できれば今年度中に対応したいというようなことで、今後予算も含めて調整を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◎和泉博章総務部長 総務部といたしまして、洪水対応という河川の関係で、新北上川、旧北上川、江合川が石巻市内に流れておりまして、洪水予報河川に指定されております。それで、河川沿川の3市1町や宮城県、あと仙台管区気象台、あと国土交通省等とともに、北上川下流大規模氾濫時の減災対策協議会等を組織いたしまして、ハード対策、ソフト対策を行っております。また、江合川及びその支川ということで、鳴瀬川流域になりますので、鳴瀬川等大規模氾濫時の減災対策協議会を組織いたしまして、同様の対策をとっているといったところでございます。 洪水に関しましては、現在市のホームページに北上川下流河川事務所が作成いたしました浸水想定区域図を掲載しております。新たなハザードマップ等については、今後土砂災害警戒区域の指定が完了した後に作成を検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆2番(髙橋憲悦議員) 表紙番号4、審査意見書の中で、代表監査委員が職員を育てる職場風土づくりということで、監査委員も職員OBですので、よく存じ上げていると思いますが、職場風土とか、職場文化とか、るる説明されておりますが、私はこの職場文化というのはグループ制、そして係長制、係長制をやめてグループ制にしたと、そのことが少し影響するのではないかなと。やはり市役所に入って、一番最初の職は係長、係長になったらば課長補佐と、そういう目標、係長になるまでのプロセスとか、そういう階級制をきちっと踏まないと、グループ制というのは責任が明らかにならないという、そういう感じがします。 そこで、市長にこのグループ制、そして係長制の考え方、それから代表監査委員にも同じく考え方について問いたいと思います。 ◎堀内賢市代表監査委員 お答えいたします。 グループ制につきましては、導入して久しいわけでありますけれども、物事には全てメリット、デメリットがあると。ややもすると、そのデメリットのほうが今議員御指摘のとおり出ているのではないか、メリットのほうが生かされていないのではないかというふうな指摘もあるやに聞いております。先ほど申しました基本計画の策定の内容を見ますと、グループ制の充実というふうな文言で記載されてございますけれども、決してそういった制度というふうなものは一旦始めたものが恒久的に、いわゆる見直ししながら残していかなければならないものというふうなものはないというふうに思いますので、よく検討いただきまして、そういったものが新たな形を模索して、そちらのほうに踏み切るというふうなことが結論として出ているのであれば、そういったものに取り組むというふうなことも必要なのではないかなというふうに思っております。 ◎亀山紘市長 お答えいたします。 グループ制から階級制というお考え、そういったこともあるかと思いますけれども、私はやはり職場に必要なことは、風通しのよい職場環境だというふうに思っております。そういう意味では、グループ制をとりながら、その中で物が言える風土を育てていって、その中からリーダーがまとめ役になっていただくような、そういったグループ制というふうに考えてはいるのですけれども、なかなかそれが生かし切れていないというところもあるように聞いておりますので、今後昔のようにある程度階級制をきちっとしたものにするということも考慮しながら、検討してまいりたいと考えております。 ◆2番(髙橋憲悦議員) 意見書にも書いてあるとおり、その制度はそれでいいのだではなくて、今やっている制度が本当に1年後、2年後いいのかどうか、ぜひ検証していただきたいと思います。グループ制もそうです。そして、再任用も採っていますが、再任用制度も職場環境が活性化になるのかと。先輩の人たちには失礼なのですけれども、先輩と一緒にまた仕事すると、そして新しい新人が入ってきたら、その新人に教育する、そういう新陳代謝等も考えて、慢性化することなく、職員にとっては大事なことですので、市民にとっても職場の活性化が一番大事だと思います。常に検証、そして職員の意見を聞くと、そういうことをお願いします。市長に再度伺います。 ◎亀山紘市長 しっかり検証させていただきたいと思います。 それから、私としては一番市民から信頼される職場であるということが必要だというふうに思っておりますので、そのためにも常に検証して、それで進めていくという姿勢が必要だというふうに考えておりますので、今後しっかりと取り組んでいきたいと考えております。 ◆6番(黒須光男議員) 二、三日前だったと思うのですが、ある新聞社に石巻市の財政について大きなスペースをとって分析されておりましたけれども、それを読めば読むほど、何だか石巻市の財政が果たしてよくなるのか、悪くなるのか、皆目検討がつかないと、新聞の記事を見てもですね、ますます混迷に陥るという状況の記事だったのです。今堀内監査委員から、私も1年間留守にしておりましたので、堀内監査委員の報告というのは初めて目に触れたわけでありまして、今むすびを読んでいるところでございますけれども、強烈なインパクト、何をすべきだ、何がどこが悪くて、どこが改善すべきだという指摘が見られない。これは、柴山監査委員のときには、口悪いのですが、あっちも私と同じような性格なのでしょうか、どうかわかりませんけれども、ずばっと切り込んで、むしろ心地よいと申しましょうか、市の非をすっかりさらけ出すと申しましょうか、そういう指摘をされておったわけでございまして、そういうことからいたしましても、今回の監査委員のむすび、インパクトのないむすびの内容かなという感じをいたしたところなのですが、そういう意見に対して監査委員、どのようにお考えですか。 ◎堀内賢市代表監査委員 お答えいたします。 今回提出させていただきました決算審査意見につきましては、先ほど述べたとおり、市長に付された年度決算に対しての意見で、法に基づきまして審査する内容というふうなものは決められております。そういった権限の中で書いてございまして、今ほどのお話ですと市の何をすべきか、まずいのかというふうな政策的な分野まで踏み込んだというふうな意見をというふうにも聞こえたものですから、そういったものは範疇、権限の中にはないというようなことでございます。 まとめの意見の中で、公共施設等、それから風土づくりというふうなものを記載しております。これにつきましては、公共施設の維持管理、それから業務の見直しをするというふうなことでの職員育成、これらが市の財政運営にも大きな影響を与えるというふうな観点から、監査委員での協議、3人の協議のもと合意を得まして、こういった意見書を提出させていただいているというところでございます。 ◆6番(黒須光男議員) あなたの人柄があらわれたむすびだったと思うのですが、それはそれといたしまして、行政に対する物を申す監査委員というふうなものは、今ちょっと遠慮しているようですが、やっぱりこれはあって当然です。行政に対してもきちっと物を申す監査委員でなければ、監査委員の存在を疑われると思うのです。ですから、この辺はひとつ今後お考えいただければありがたいと。司法の中でうまくやっていただきたいということです。 特に私、262ページの3、東日本大震災からの復興についてというふうなことで、いろいろさまざま述べておりますけれども、要は無駄な経費、無駄な対応が大変多いのです。これに切り込んでいないということです。例えば具体的に申しますと復興住宅、これなんか随分あいていますから、200戸も300戸もあいているのです。そして、造成した土地も売れなくて、一般に、災害ない方々にも開放している。ですから、これが民間を圧迫しているのです。民間の不動産屋がお手上げ状態になってきている。あるいは借家を借りている方々がみんな出ていって、そういうところに入るものですから、蛇田なんか、1等地であっても借家が半分ぐらいあいていますから。これは、やっぱり当然各皆さんが税金を納められない状態になってきているのです。この間、ある婦人が私のところに来て、6棟持っているのだけれども、みんな出ていかれて、2棟しか入っていないと、私御飯も食えない、おかずも買えないと泣かれましたけれども。ですから、そういう一つの、一方でがたがた、がたがた進めていく、亀山市政というのは、顧みないで、どんどん建てればいいと。何のために建てるか、懐を考えてやっているのかどうかわからないけれども。これを切り込むのが監査委員ではないですか。こういうものが見られないというのは、大変私は残念なのですが、その辺の所見をお願いしたいと思いますが。 ◎堀内賢市代表監査委員 お答えいたします。 具体例としまして、復興公営住宅のお話もちょろっと出ましたけれども、現在ほぼ完成とは言いながらも、計画期間で空き状況等についても、どういったものかについても、今後推移を見ながら監査委員協議の中では話題に出る項目なのかなというふうに思っております。といいますのは、先ほど申しました公共施設のマネジメントという中にもかかわりますけれども、あきがあるということはそれだけの維持管理経費、歳出を持って歳入がないということでありますので、そういった視点からのものも必要、協議の中には出てくるだろうというふうに考えております。 それから、監査委員の視点といたしまして、建設的懐疑心を持てというふうな研修でのお話もございます。そういった懐疑心、果たしてこれでいいのかというふうなものは、先ほど法に基づく権限、範疇の中でとお話ししましたけれども、その中であってもそういうふうな意識でもって今後も審査、検査等に当たりたいというふうに思います。 ◆6番(黒須光男議員) 監査委員、私今端的に復興住宅、私このごろ復興住宅しか頭にないものですから復興住宅を述べましたけれども、復興住宅にとどまりませんよ。例えば門脇小学校の今約10億円近くで開放するということですとか、例えば文化センター、今回計上されましたけれども、大変大きな建物です。人口が減ってくるときどうなのだとか、建物を復興住宅のみならずどがどが建てて、これ必ず参ります、こんなことやっていたら。亀山市長はすぐやめるからいいだろうけれども。何でこんなことをやるのですか、そこに切り込んでいない。おかしな話ではないですか。これは、最も大切な監査委員の最大の責務ですよ。我々市議会議員が言ってもなかなか聞かない、亀ちゃん、別なことばかり考えて。あなたもしっかりしてくださいよ。また監査委員のそういう意見ももらいたいし、あと佐藤副市長、国から来ているのだから、もう少し厳しくこの辺も指摘すべきだと私は思っているのです。分限懲戒審査会でもこの間、きのう市長言いましたが、甘い報告ですよ。もう少しあなたも切り込んで、切り込んだ見方をもう一段していただければありがたい。頑張っているのはわかりますけれども。その辺で各種施設のどんどん新築に当たっての所見、今後の財政に与える影響、石巻市のあり方、そういうものを踏まえて大きな観点から述べていただけませんか、お願いします。 ◎佐藤茂宗副市長 御質疑いただきました。今回の分限懲戒審査会においても、もっと厳しく意見を述べて、国から来ている者として意見を闘わせるべきではなかったかということでございますけれども、これについては私なりに、私の信念に基づいて正しいと思うところについて闘ってきたつもりでございます。この中身について、今回細かく述べるつもりはございませんが、これについては不正があったのかどうかというところについて、私は正直これは取り調べに近い形でヒアリングさせていただいたと思っています。職員にとっては非常に不快な思いをされた方もいるかもしれませんけれども、それぐらいの強い気持ちで、ヒアリングに臨みましたし、ヒアリングさせてもらいました。その中で、そういったことをやっていても、なおその裏にある不正について突きとめることはできなかった、ということはなかったというふうに感じております。そういう意味では、公募買い取り方式というものについて、通常の入札工事とは違いますので、そういったところについて私ももう少し制度自体の理解を進めることにつながったと思っております。今回の財政全般については、施設を震災前と同じように、全く同じように復旧させる、もしくは人口減少を見据えてもう少し施設数なり施設の規模なり、そういったものを工夫する余地があったのではないかという御指摘については、私も後から参りまして、そういった混乱する中で市長初め職員や外部の委員を踏まえて一生懸命議論してきた中で決まってきたことでございますので、私はそれについては、あとはいかに運営するか、いかに運営費、管理コストを抑えていくかというところについて、知恵を出させていただいて、民間委託を、民間指定管理を完全に進めていくとか、そういったところをしっかりとやらせていただいた上で公共施設のマネジメント全体については、総務省から来ておりますので、その各施設のセグメントごとにもう少し計量的な、経済的なことの分析をしっかりとさせていただいた上で、助言をさせていただければと思っております。 ◎堀内賢市代表監査委員 お答えいたします。 公共施設の例で旧門脇小学校の伝承施設整備、それから複合文化施設の例が出されたのかなというふうに思います。これらにつきましては、いずれもこれから建設というふうなところでございますけれども、そういった政策決定につきましては、市当局といたしまして市民の方々との意見交換とか、関係団体、そういったものを経て、具体化して、議会等で議員の皆様にも承認を得て、議決をいただいた中で進められているというふうなことでございますので、それらが、これからやろうとするものが明らかに違法、不当な支出に当たるというふうなものが見込まれるというようなことであれば、監査委員として当然権限として意見ということは申し述べますけれども、そういったもの以外につきましては、先ほど申したとおり、監査の業務を進めたいというふうに思います。(6番黒須光男議員「そんなこと聞いているんじゃないよ」と呼ぶ) ○議長(木村忠良議員) 黒須議員、質疑はいいですか。終わりなのですけれども。(6番黒須光男議員「今の、私に答えていない、監査委員が」と呼ぶ)黒須議員、市長にも伺ったように私聞いておったのですが、よろしいですか。(6番黒須光男議員「監査委員が答えていない」と呼ぶ) ◎亀山紘市長 それでは、復興公営住宅についてお答えいたしたいと思います。 復興公営住宅については、目標戸数については本当に見直しを図りながら建設を進めてまいりました。まずは私どもは被災者の住まいの再建を最優先課題として取り組んでまいりました。その中で、目標戸数4,700戸になったときもあります。しかし、精査に精査を進めて、ぎりぎり4,456戸が目標として妥当であるという考えに至って、今建設を進めておりますので、復興公営住宅の今空き戸数については、これから一般公募も含めてしっかりと考えていきたいと思っております。 ◆4番(阿部和芳議員) 先ほど財政収支比率で99.7%というお話がありました。4番の5ページ目、実質単年度収支がマイナスになっているということですが、今回の大きな要因と今後の見通しについて、財務部長と市長に見解を伺いたいと思います。 ◎大内重義財務部長 阿部議員の御質疑にお答えいたします。 実質単年度収支がマイナスになった要因でございます。こちらにつきましては、歳入総額から歳出総額を単純に引きます実質収支では75億円という黒字になってございますが、こちらの黒字につきましては前年度からの黒字部分    繰り越し等がありますので    が含まれているということで、前年度分の実質収支をマイナスしますと、単年度収支というものになってまいります。これにさらに財政調整基金への積み立てや取り崩しなどを加えますと、119億円というふうなマイナスになったわけでございますけれども、それではこの119億円が何に使われたかということでございますけれども、こちらにつきましては繰り越し事業、復興事業が主ですけれども、繰り越し事業や継続費で、平成28年度で終了した事業が多数ございます。こちらにつきまして、不用額が出た場合には復興交付金基金などに戻してやるというような作業が必要でございます。そのため、平成29年度では復興交付金基金への戻し入れや、それに伴います震災復興特別交付税の戻し分につきましては財政調整基金へ一部を積んでいたりというようなものや、あと公共施設等整備基金のほうに10億円積み立てしてございます。それらを合計いたしますと119億円の赤字というふうになったものでございます。 今後につきましても、復興事業等で繰り越し等が発生して……繰り越し事業なので、不用額が発生した場合には同様な手続をとるということになりますので、復興期間中におきましてはこのような数字が大小いろいろになるかと思いますけれども、ある程度は出るのかなというふうには考えてございます。 ◎亀山紘市長 実質単年度収支について赤字になっておりますけれども、今の状況からすると、ある程度やむを得ないところもありますけれども、震災からの復興、特に平成32年度までの復興事業を加速していくと、そして不用額、あるいは繰越額のないように進めていく、復興を進めていくことが実質単年度収支の改善にも必要ではないかというふうに考えております。 ◆4番(阿部和芳議員) 具体に理解したとは言いがたいのですが、復興事業関連でそういったものの足したり引いたりする部分があって、多少多くなったり少なくなったりするのは、この表ではしようがないみたいな感じの話ですよね。というふうになれば、例えば今市長が言った平成32年復興事業が全て終わったときに、その後の財政というのがどのような形になっていくかというのが大変危惧されるところであります。99.7%というと、弾力性で0.3%しかないというふうな数字にもなっておりますし、今後の財政については本当に全庁一丸となって、議員も含めて取り組まなければならないというふうに思っておりますので、ぜひそのようにしていただきたいと思います。 そのためには、先ほど2番議員からもありましたとおり、一生懸命動いてくれる職員が大切であります。組織上、先ほど買い取りの話もいっぱい出ていましたが、そういったときも責任者というのがなかなか誰だかわからないというのがグループ制であります。これらも含めてしっかりと、グループ制にしてしまうと、そこの部分だけ、パーツ部分しか覚えていないので、一連の作業とかそういったものを知っている人が少なくなってきます。そういうときには、やっぱり組織体制の見直しと、これから復興事業がなくなってきたときのコンパクトに進める財政運営の仕方が非常に肝要であろうというふうに思います。その辺のところ、財務部長の見通し、どのようになっているか、職員の人数も含めてお願いしたい。 ◎大内重義財務部長 お答えいたします。 まず、組織の見直しでございますけれども、復興後に復興事業部、それから昨年度からは半島復興事業部ということで2部新たに組織してございます。これらにつきましては、今年度もでしたけれども、その進捗状況に応じて見直しをしてございます。今後復興期間中におきましても、その組織の見直しは順次していかなければならないと考えております。 また、復興後につきましては、やはりこれらの部につきましてはどこかの部に統合もしくは引き継ぎが必要になってくると思いますので、そちらにつきましても順次進捗状況に応じて検討してまいりたいと考えております。 それから、定員につきましては、総務部で担当してございますけれども、今年度に定員適正化計画、こちらを策定予定でございますので、これらとあわせまして組織についても並行して検討してまいりたいと考えております。 それから、コンパクトな財政運営でございますけれども、議員おっしゃられるとおり、経常収支比率が99.7%とかの数字が出てございます。やはり今後はもっと弾力性を持った財政運営が必要だと考えております。この経常収支比率に、大きな要因としてはやはり人件費、それから扶助費なども含まれておりますけれども、物件費、こちらの占める割合が高く、こういうふうな数字になってございますので、こちらにつきましても今後も定員適正化計画とあわせまして人件費、それから物件費等の抑制に努めてまいりたいと考えております。 ◆29番(後藤兼位議員) 資産運用あるいは預金の運用等について、ちょっと決算等見ますと基金の運用等についても定期預金とか大口預金、あるいはスーパー定期預金等で運用されておると思います。今ゼロ金利の中で、なかなかその運用についても利回り等厳しいと思うのですけれども、現在この利回りは幾らぐらいになっているのか、まず1点。 それから、市預金利子でも106万9,086円というような金額なのです。あと、諸収入見ましても、その中で貸付金の元利収入なのですけれども、これが収入未済額が9,634万6,036円あるのです。ここら辺の状況というのはどのように理解すればよろしいのか、これについてまず御説明をいただきたいと思います。 ◎及川伸一会計管理者 それでは、お答えいたします。 各基金の積み立て利率ということでございますけれども、今現在はマイナス金利政策の影響もございまして、非常に低い状態。今現在ほとんどの積み立て金利は0.01%でございます。それ以上に上がる様子というのは今のところございませんので、預金利率については非常に厳しい状況が続いているというところでございます。 ◎津田淳一福祉部長 お答えいたします。 諸収入の中の収入未済額が大きいという部分につきまして、こちら決算資料2の131ページのほうにございますけれども、大きく生活保護費の雑入の部分として収入未済額が8,651万円ほどございます。この内容といたしましては、生活保護については当然法に基づいた形で扶助費等を支給しておりますけれども、震災の影響によりまして災害の援護業務を優先してきたということで、一時期生活保護の業務が長期間中断をせざるを得なかったという状況。そういった中で、震災後の被保護者の状況確認がおくれて、本来不要となった住宅費、あるいは生活費の過支給が生じる結果というふうになったこと。それから、災害義援金等を支給して、その辺の把握が十分にできていなかったということで、その後余剰分をそれぞれ本人の自立更生計画に基づきまして返還をしていただいておりますが、なかなか生活基盤が脆弱で、生活家計簿が小さいということから、数年にわたって返還をしていただくということになっておりますので、なかなか収入未済額が、返還はしていただいておりますが、少し、8,600万円という金額になっているという現状にございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 福祉部長今御説明いただきましたが、その改善、今後の見通しはどうなるのか、これについてまずお尋ねをしたいということと、あと資産運用、全体の財産も今度ふえてまいります、いろんな区画整理事業を含めて、あるいは復興住宅含めて、いろいろな状況の中で。それと、一方においては、これまでのいわゆる塩漬けの土地という一つの負の財産といいますか、運用しないでそのまま塩漬けになっている部分がございます。この改善策も含めて、今後アセットマネジメントというのをどのようにしていくのか、この決算も含めて、これについて当局の考えを尋ねたいと思います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えいたします。 生活保護費の未収分の今後の対策ということでございますが、これまでも被保護者の対象者に対しまして、いろいろ自立計画等で相談させていただいて、分納という形で納付をしていただいている形になっておりますけれども、その辺につきましては引き続き、長期間にわたりますけれども、そういった分納を正確に、今後も適正に納付いただくように話を進めながら回収に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◎大内重義財務部長 後藤議員の御質疑にお答えいたします。 貸付金等の債権の管理についてお答えいたします。こちらにつきましては、私ども財務部といたしましても、今後きちんと管理していかなければならないと考えてございます。そのためにも、昨年度、ことしの3月ですか、債権管理基本方針を定めまして取り組んでいるところでございます。こちらにつきましては、全庁的にこの知識等がございませんので、法制企画官等を通じまして研修の機会をつくったりしてございますので、今後もこの債権管理基本方針に基づきまして、きちんと貸付金とそれ以外の債権につきましても管理してまいりたいと考えております。 ◎佐藤茂宗副市長 全体の基金の運用とアセットマネジメントにつきましては、これは公会計の一つの肝かなとは思っています。そういう意味では、公会計、発生主義で複式簿記を、財務諸表をちゃんとつくって、どれだけ現金として持っているのか、それをまた塩漬けになっている土地、だったらそれを買って、もしくは売却する、そういったところを、うまく財務を回していくという、お金を回していくという意味では、公会計をやっぱりきっちりつくっていってやることが必要かなと思ってはいるのですけれども、公会計を今つくっている、準備している中では、まだそこまで、全体として回していけるほどの財務諸表を今まさにつくっているさなかでございますので、そういったつくる中で運用をもう少し工夫していきたいというふうに思っております。 ◆29番(後藤兼位議員) 企業的会計、そして複式簿記、今バランスシート、今後例えばこういう資産管理も含めて、その科目、科目である程度現段階でやれる部分はやっていかなければならないと思うのです。そして、一気に全体のバランスシートをつくるという場合だと、なかなか厳しい部分があると思う。どう評価すればいいか、そういう部分もあると思うのですけれども、さっき言った塩漬けの土地とか一覧表あるわけですから、その一つの科目ですよね、それに新しい資産がふえていく一つの部分、そういう部分ではどう管理するのか、一つの科目として。その積み上げが今後のバランスシートになるわけですから、それをやはり段階的に、一気に全体をやるというのはなかなか難しいと思うのです。それで足踏みになっている部分もあるし。ですから、どのように運用するか、運営するかというのは、企業的な発想というか、そういう経営を今後自治体も、民間的な経営という手法をやるのには、バランスシートあるいは損益計算書というか、そういう部分を見据えた財産運営、あるいは行政運営というのが今時代から求められているのではないのかなと。そして、それが市民サービスにどのように影響するのか、あるいは豊かな市民サービスをできるのか、できないのか、厳しい財政運営の中で。さっき経常収支比率の弾力性もだんだん、いろいろ日常ありますよ。さっき財務部長説明した中で今回は99%になったと、来年は98%になるか、97%になるという部分もあると思うのです、その背景の中で。ただ、全体的なバランスシート、あるいは会計上を見据えて、今後私は、さっきのアセットマネジメントも含めて全体のそういうマネジメントをすべきではないのかなと、段階的にも含めてやるべきではないのかなと思いますが、これについて改めて当局の所見を伺っておきたいと思います。 ◎佐藤茂宗副市長 後藤議員おっしゃるとおりでございまして、そういった形で総務省も各自治体に助言を進めて、公会計を作成することを義務づけているというところで。何とか決算統計をベースに総務省の改訂モデルで何とか公会計、複式簿記をやり始めたところではあるのですけれども、まだどちらかというと小規模、中規模な団体についてはつくりっ放しと。やっと政令指定都市では監査法人に委託をして、より精緻なものをつくって、より次の予算編成、次の計画に反映できるようなものをつくり始めたところでございますので、議員の御指摘を踏まえて、よりいいものをつくれるように委託等も見据えながら検討していきたいと思います。 ◆23番(渡辺拓朗議員) 12ページの経常収支比率の弾力性についてお伺いいたします。 先日参議院議員と懇談した折、当市の経常収支比率を話しましたら、日本全国どこもこのような数字だというような話をする一方、全国このような数字なので、やはり今後同じように、これまでの社会のように国に要望するのは極力避けて、とにかく自主的な努力を最大限に望むお話をいただきました。全く私もそのとおりだと思います。その理由として、人口減少の中の少子・高齢化、この災害、立て続けに起きる災害と人口減少というのは日本社会の最大の未曽有の危機だと私は思っているのです。そういう意味で、この経常収支比率がこのままでいいとは誰もが思っていませんが、今後さまざまな支出、そして国の支援の限度も出てくることから、やはりまだまだ歳出面で努力する必要があるのかなというふうに思うのです。きのうも北海道で起きた地震、本当に災害大国日本、復興のためにどれだけ今後国も大変なのかという思いもやはり、親子で考えれば、子に値する石巻市も、そういう親のことも考えていかなければ、この日本国を維持することは本当に難しいことなのかなというふうにまで思っている次第でございまして、そういった意味でこの100%近い、弾力性のない経常収支比率を、災害の続く国の状況も踏まえて、今までとは違う決意で臨まなければならないと思うのですが、この辺市長いかがですか。 ◎亀山紘市長 お答えいたします。 経常収支比率が非常に高いということで、これはかなり厳しい状況にございます。経常収支比率を下げるためには、経常経費をいかに削減するかということになりますので、平成32年度以降を見越して職員定数適正化計画、いわゆる人件費の削減等も含めて、しっかりと取り組んでいかなければならないというふうに考えております。 今全国市長会あるいは東北市長会でも、やはり国からの財源措置というのはある程度、なぜ国の財源措置を求めるかというと、国からのさまざまな施策に対して自治体が行ってきているわけです。ですから、ある程度は国からの財源の確保ということは必要だというふうに考えておりますので、しかし我々もしっかり努力をして、経常収支比率を下げていくという努力をしていかなければならないというふうに考えております。 ◆23番(渡辺拓朗議員) 当然国が用意したメニューなので、それに関する予算は国が用意するのが一定程度必要だ、これは私も理解できます。そういう中でも弾力性がないということは、非常に今後の社会にとって、いつ何が起きるかわからないと。社会保障費も付随して伸びていきますから、これに対応するためにどう資金繰りするか。今回の一般質問でも取り上げさせていただくつもりでございますが、当市は4,000億円も2年、3年予算計上された復興事業が続いてきて、3,000億円、2,000億円と、それから急に復興計画を終えて600億円、来年あたり1,000億円台になるのですか、近い将来通常の600億円の予算に落ちていくと。そういう意味では、大きなハンドル、急ハンドルを切らなければ経営できないという状況にあるのが当市の置かれている立場なのかなと。急ハンドルを無難に切るために、それで石巻市を経営するために、やはり民間委託を思い切って、もしかしたら時には議会を初め職員の給与の削減、こういったことも考えなければ急ハンドル、経営に太刀打ちできないのかなというふうなことも私は必要だと思っているのです。そういう意味では、市民生活を守ることが、ここにいる皆様の最大の使命でございますから、やはりこれまでの発想を変えて取り組まなければならないと思います。そういった意味で、佐藤副市長に国の立場と、あと我が市の会計が急に減額されていく状況の中で必要な姿勢、ちょっとお伺いしたいと思います。 ◎佐藤茂宗副市長 今の経常収支比率の危機的な数字の状況でございますけれども、これについては今後は扶助費が高まっていくのが確実に見込まれております。唯一この経常収支を改善するには、その人件費を削減するしかないというのが私の考えでございます。ただし、民間委託を急激に進めても、直ちに職員数が減るわけではないので、直ちには改善できないのですけれども、民間委託を進める、指定管理を進めるのが大前提です。ですので、今施設の指定管理をしていないところについては確実に進めると。その上で、定員の適正計画をつくって、それを何とか人件費を削減することで経常収支比率を改善していくということは大事だと思っておりますので、まずは人の数を減らすと、一人一人の給与を減らすというのは最後の最後だと思いますので、まずは人の数を減らすということが大事だと思います。(6番黒須光男議員「副市長を減らせ」と呼ぶ) ◆23番(渡辺拓朗議員) そういった非常に難しいかじ取りをしなければならない当市にとって、やっぱり人材の育成ということが非常に大切なわけでありまして、そういった意味で堀内監査委員にお伺いします。264ページの最後のほうに、不祥事や事務的な誤りが発生した際の云々とありまして、次のページまで堀内監査委員の、ことしもいろいろ職員の不祥事がありました。それに対する思いがこの文面にあらわれているのかなというふうに思うのです。人材育成のために具体策が乏しいように思われるのですが、私も以前から話してきましたように、人を育てる一つの具体策として、朝礼の実施を何度か言ってきていました。人を育てるということは、具体的に言いますとみんなの前で自由闊達に話をさせることだと思うのです。そういう意味では、朝礼の実施。確かに実施率は高くなってきましたが、中身の問題だと思うのです。堀内監査委員書いたまとめの中にも、職場風土、そしてどんなに職場文化がすばらしいもので、マニュアルがすばらしくても、人間関係だという表記もされていることを私なりに思いますと、やはり一人一人に自信を持たせることが職場文化と、よりいい人間関係が出てくるのかな。まだまだ朝礼の充実した実施を遂行していく必要があるのではないかと思います。その点について、堀内監査委員の思いと、そしてまた執行部のトップである市長に対して、朝礼の実施の中身の向上についてお伺いしたいと思います。 ◎堀内賢市代表監査委員 お答えいたします。 若い職員等も含めた発言の場、それからいろんな形での成功体験の共有でしたり、それによってのノウハウの蓄積、実践、そういった一生懸命頑張った職員はお互い褒め合うといいますか、もちろんミスがあれば指摘し、チェックするというふうな、そういった職場というふうなのが大事なのだろうなというふうに思っております。 議員御提言ございました朝礼につきましては、今全市的に行っているというふうな方向も受けております。その内容の充実につきましては、今後の人材育成の取り組みの中で、人事部門が中心になろうかとは思いますけれども、これこそ何回も出ておりますけれども、全庁的な形で取り組みしていただければよろしいのかなというふうに考えております。 ◎亀山紘市長 今回の監査意見の中では、職場での人づくりということを提言いただきましたので、やはりこれはこれから持続的発展可能なまちとして進めていく上では、職員の資質というのは非常に重要なことだというふうに思っております。そういう意味では、一番今必要なことは人材育成だというふうに考えております。できるところからしっかりと、人材育成をする上で朝礼というのは非常に大事な取り組みではないかというふうに思っております。ただ、中身が問題ですので、その中身についてはなかなか、こうしろということはなかなか難しいとは思いますけれども、ただやはりある程度、こういった面について朝礼で話してほしいとか、ある程度マニュアル的なものも必要なのかなというふうに、もちろんそれだけないのですけれども、そういった工夫をしながら朝礼を意義のあるものにしていきたいというふうに考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本決算認定のうち平成29年度石巻市一般会計については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に分割付託することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。 次に、ただいま付託いたしました一般会計決算を除く11特別会計決算認定については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 △日程第3 認定第2号平成29年度石巻市病院事業会計決算認定について ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第3認定第2号平成29年度石巻市病院事業会計決算認定についてを議題といたします。本案について病院局事務部長から説明を求めます。病院局事務部長。 ◎大窪信宏病院局事務部長 ただいま上程されました認定第2号平成29年度石巻市病院事業会計決算認定について御説明申し上げます。 平成29年度石巻市病院事業会計決算につきまして、監査委員の審査に付したところ、先月27日に監査委員から決算審査意見書が提出されましたので、地方公営企業法第30条第4項の規定により監査委員の意見を付し、市議会の認定に付するものでございます。 それでは、決算の概要につきまして御説明申し上げますので、表紙番号2、石巻市病院事業会計決算書の452ページをごらん願います。まず、医業活動における損益取引をあらわします収益的収入及び支出から御説明申し上げます。収益的収入につきましては、予算額46億5,243万8,000円に対し、決算額は45億9,577万4,407円となっております。収益的支出につきましては、予算額50億553万7,000円に対し、決算額は47億9,987万1,376円となっております。 次に、医業活動以外の施設改良などの資本取引をあらわします資本的収入及び支出について御説明申し上げますので、454ページをごらん願います。資本的収入につきましては、予算額4億224万5,000円に対し、決算額は4億254万3,000円となっております。資本的支出につきましては、予算額4億2,641万1,000円に対し、決算額は4億2,640万9,000円となっております。なお、資本的支出に不足する額につきましては、当年度の損益勘定資金等により補填いたしております。 次に、平成29年度の経営成績について御説明申し上げますので、457ページの平成29年度石巻市病院事業損益計算書をごらん願います。石巻市立病院が平成28年9月に再建、本格稼働して以来、初めての通年運営に伴い、入院収益や外来収益など医業収益が増加する一方、給与費や材料費のほか、新病院に係る減価償却費の増加などにより医業費用も大幅に増加したことから、2億993万1,172円の当年度純損失を計上し、その結果、当年度未処理欠損金は66億3,461万2,368円となっております。 なお、平成29年度石巻市病院事業欠損金計算書等その他の財務諸表につきましては、458ページから461ページまでに示しておりますほか、決算不足書類や病院別の決算書類につきましても464ページから492ページまでに添付いたしておりますので、あわせて御参照願います。 以上でございます。よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎堀内賢市代表監査委員 平成29年度石巻市病院事業会計決算の審査結果につきまして、監査委員を代表し御説明申し上げます。 表紙番号4、審査意見書の221ページをごらん願います。平成29年度は、石巻市立病院が診療を再開して初めての通年運営となりましたことから、病院事業全体として経営状況を把握するため、経営分析等を行うことといたしました。 222ページをごらん願います。市長から審査に付されました平成29年度石巻市病院事業会計決算につきましては、5月31日から8月20日まで、関係諸帳簿、証書類、その他関係書類により審査を実施いたしましたところ、決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、それらの計数は正確であり、経営成績及び財政状況は適正に表示されていると認めました。 それでは、その概要を御説明申し上げます。初めに、業務実績は223ページの表、比較業務実績表のとおりでございます。 次に、予算の執行状況でございますが、収益的収入及び支出は224ページ、資本的収入及び支出につきましては225ページに記載のとおりございます。 次に、226ページの予算に定められた限度条項等につきましては、いずれも議決された予算内で執行されております。 次に、経営成績でございます。初めに、経営収支の状況につきましては、227ページの比較損益計算書のとおり、収益総額45億8,756万7,205円に対し、費用総額47億9,749万8,377円で、差し引き2億993万1,172円の当年度純損失となっております。この結果、前年度未処理欠損金に当年度純損失を加えた未処理欠損金は66億3,461万2,368円となったところでございます。 次に、229ページの経営分析につきましては、比較経営分析表のとおりであり、病床利用率は60.0%、外来入院患者比率は103.8%となっております。 次に、財務分析につきましては、232ページの比較財務分析表のとおりであり、経常収支比率は87.5%、医業収支比率は55.1%となっております。 次に、キャッシュフローの状況につきましては、233ページの比較キャッシュフロー計算書のとおりでございます。 病院別の経営状況につきましては、234ページから253ページに記載のとおりでございます。 以上、平成29年度石巻市病院事業会計の決算概要について御説明申し上げました。 次に、262ページのむすび、4の病院事業、通年開業を経てについてをごらん願います。平成29年度が通年開業初年度となる石巻市立病院におきましては、予防医療から専門的治療までを行う医療機関としての役割や、その機能の向上が図られたところでございます。 業務内容について、新公立病院改革プランに掲げた目標と主なものを比較いたしますと、入院1日患者数及び病床利用率はともに約80%の達成率、外来1日平均患者数は約60%の達成率でありました。診療単価では、入院が99.4%、外来は128%の達成率となっております。その結果、収支改善に係る目標達成率は、経常収支比率で97.5%、医業収支比率は95.1%となっております。収支比率につきましては、目標に近い数値となっておりますが、療養病床の利用率や外来患者数は大きく目標を下回っております。 改善策として、本年5月に眼科、耳鼻咽喉科を開設し、6月には他医療機関との連携強化のため、石巻市立病院地域医療連携の会を開催し、紹介率の向上に努めているほか、緩和ケア病棟の開設に向けての準備等が進められております。今後もプランに掲げる目標の達成に向け、さらなる効率化等を進め、石巻市立病院の持つ医療機能に応じた役割を果たしながら、経営の安定化に取り組むことを期待するものでございます。 私からの説明は以上でございます。よろしく御理解賜りたいと存じます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 ◆6番(黒須光男議員) 今ちょっと私も12時から、きのうの市長に対抗した記者会見しますので、早目に終わらせたいと思うのですが。今堀内監査委員からるるお話がありました。これは、医者の数、そして看護師の数、これをきちっと把握されておりましたら、それをまずお示しをしていただくということと、いろんな数字並べていますね、1日の平均患者数の目標とか実績とか、目標は143人、実績が115人、いろいろ並べています。これ最初から目標数値が低いのだと思うのです。医者の割合、看護師の割合、これ民間と比較してみなさい、民間の1人の医者が1日100人以上診ているのですよ、大体。こういうことが指摘をされていない。しかも、きのう、おとといかな、東北放送やっていましたら、私見なかったのですが、年間の赤字が6億円で済むのだというような内容だったようなのです、画面に。ですから、黒須さん、あなた言っている10億円を超えているというのはうそだなというようなことで電話をよこした人がいたものですから、いやいや、一般財源からいろいろ出していますから、それとプールすると本当のことが出るのだよというふうな話もさせていただいたところでありますけれども、そういうことも含めて、全体の平成29年度の持ち出し分も含めた赤字の実態、それもわかるように、表に出てくるようにしないと、病院会計が一体どうなっているのだと、10億円以上、10数億円になってきたら民間委託せざるを得ないのです。そういうことですから、もう少し、監査委員の指摘が手ぬるいと申しましょうか、市民にわからない。ましてや議会の我々も、1年間私も留守にしておったものですから、わからない。そういうことを踏まえて、もう一度その辺のもろもろの質疑にお答えいただけませんか。 ◎大窪信宏病院局事務部長 監査委員への御質疑でしたけれども、ドクターの数と、それから看護師の数については私のほうから御報告させていただきます。 現在医師は20名在籍しております。それから、看護師は133名在職しております。 ◎堀内賢市代表監査委員 お答えいたします。 手ぬるいという御指摘でございました。何点かの質疑があったかと思いますけれども、今回の決算審査に当たりましては、確かに報道等もされましたとおり、経常損益の赤字が出ておるというふうなのが報道されました。そういった中でも、まずは改革プランの中では平成32年度からの黒字というふうなことの目標で今取り組んでいるというふうなことですので、その間につきましてはそういった取り組みの推移を見るべき時期なのかなというふうに考えております。とは言いながらも、議員御指摘のとおり、テレビ報道されました経常損益だけではない一般会計からの繰出金がございます。そういったものにつきましても、審査意見書の224ページ、225ページ、収益的収支の決算比較、それから225ページは資本的収支の決算比較、こちらの表の末尾に、実はこれ今回からでございますけれども、一般会計からの繰入金額を記載しております。一般会計からいかほどの金額を出しているか、そのうち基準内繰入額は幾らかというふうなものもあわせて記載しているところでございます。そのほか、例月検査等におきましても、当監査委員の中にも公認会計士の方がおりまして、他の公立病院の経営企画外部委員にも参画しておりますので、そういったところの情報等も得ながら、病院のほうにはそういった取り組み等御紹介しながら提言もしているというふうな状況でございます。 ◆6番(黒須光男議員) 赤字の問題、あるいは一般財源から繰り入れる、二百何ページかで御説明しているというふうなことでございますので、私しっかりこれは踏まえさせていただきたいと思いますし、今事務部長がおっしゃったのですが、看護師の数133名、患者が115名です。これどこの世界でもこんなことあるわけないよ。これを指をくわえて黙っているというのはないのでないかな。(「2交代です」と呼ぶ者あり)2交代だろうが何だろうが関係ない、そんなこと。患者がこれしかいない。誰が見ても、しっかりした経営する安定した病院とは言えないのではないか。これは、もっと心してやるべきな話だ。いろいろ議員は甘いこと言っていますよ。言う人もいる。それは、勤めている人たちによく見られたいからかどうかわかりません。組合もあれば、いろんな人もいるわけだから。ですが、やっぱりこれをきちっと議論をする。正常的なものは何なのか、正しいものは何かというふうなことをやっていかないと、これはパンクだな。こんなでたらめな病院経営はないと私は思っている。ですから、私ちょっといなくなりますけれども、余りしゃべり過ぎていなくなったら失礼だから、あとこれでやめますけれども、あなたも3月までで終わりなのだから、きちんと今回頑張って、しっかり正しい道しるべを示していただいて、後進にバトンタッチをすると。このままではやっぱりいかんですよ。その辺お願いしたいと思います。答弁は要りません。お願いします。 ◆30番(水澤冨士江議員) まず、事務部長に一般会計からのルール分の繰り入れ、総務省から示されている内容がありますから、どういったものなのか、説明をしていただきたいと思います。 あと、監査委員の意見書の中で、去年の決算では大変いろいろ言われました。通年ではなくて、年度途中からということでありましたけれども、その後石巻市新公立病院改革プランというの、これ議員もみんないただきました。それで、総務省が平成32年度までに黒字を目指せということが書かれているわけです。平成29年度から数字があった。つまり去年から平成32年度まで、グラフにすれば斜めに真っすぐここまで持っていかなくてはいけないといったときに、平成29年の数字があるわけです。それに対して、まだ目標も赤字です、平成31年までは。ただ、平成29年はこの目標にかなり近づけたということは、努力をされたということで評価はしたいと思います。しかしながら、監査委員書かれているように、収支比率は目標に近い収支となっているものの、療養病床の利用率、外来患者数は大きく目標を下回っている、こういうことが言われています。 病院局長に伺います。先日地元紙にもインタビューが載っていましたけれども、現在現状をどう受けとめ、今後どのような公立病院、民間病院ではできない不採算部門もやらなければいけない、市民に愛される病院を目指すために、どのようなことを考えているのか、見解を伺いたいと思います。 ◎大窪信宏病院局事務部長 御質疑にお答えいたします。 繰入金の制度について御説明申し上げます。一般会計等からの繰り入れということで、地方公営企業法17条の2で経費負担の原則というのがございまして、その性質上、地方公営企業の経営に伴う収入をもって充てることが適当でない経費については、原則一般会計の負担をするというのがございます。これの例でございますが、救急医療の確保に要する経費、それから健診等保健衛生行政に要する経費がございます。それから、もう一点、地方公営企業法の性質上、能率的な経営を行っても、その経営に伴う収入のみをもって充てることが客観的に困難であると認められる経費という項目がございます。これは、医療水準の向上を図るために必要な高度医療に要する経費などがこれに含まれるというものでございます。 ◎椎葉健一病院局長 今石巻市立病院の現状を申しますと、開院して、去年は本当に準備期に近い状態でありましたけれども、一応その中で整備が進んで、診療体制がそれなりに整ったと。今年度は、それをより充実していく、そして強化していくという、そういう時期にも進んでいきたい。そのために病院機能評価等をとりまして、病院としてのブランドということで評価を客観的にしてもらったということになります。 目指す医療ということで言いますと、まず二次救急、急性期から、あるいは慢性期、在宅まで、幅広く一貫性のある医療を住民に提供していきたいということ、そしてアクセスの非常にしやすい病院で、質の高い医療、そして安全な医療を提供したいということで、ポリシーは変わりません。その中で、一般病床等の充足に関しては、やはり内部でもサービスが十分でない。例えば救急車を全部できるだけ断らないで入れたいとか、そういうこともありましたり、そういう職員の努力をさせまして、今現在病床の稼働率も一般病床に関しては約80%を超えるぐらいになって、全体でも70%を超えておりますので、外来患者数もふえております。耳鼻科、眼科等もふやしましたし、やはり高齢者がメーンの病院でありますので、その皆さんの持っている疾患に対して全体的に診られるようなものをつくっていきたいというふうに考えています。 将来を見据えますと、疾患的にはやはり高齢者の変性疾患とか、骨折等の疾患、あるいは肺炎、さらには循環器系というのが伸びていくだろうと思いますので、その辺をターゲットにした、充実した診療、そして在宅に関してもできるだけより充実したものにしていきたいというふうに思っています。 御指摘のありました療養病床に関しては、40床の運用が非常に足を引っ張っていて、ずっと40%台ということで、ある程度医療区分でいう重症度の高い人を入れると入院料が高いということで、そういうことで前年度やったのですけれども、そこが余りうまくいかないということで、医療区分がやや低くても入れていこうと、患者を入れていこうということで、ついこの3カ月、2カ月ですか、方針を変えたことによって、病床の利用率は若干上がって、今は50%以上になっています、療養病床。しかし、この2年見ていて、40床のうちに確かに20床程度はいわゆる慢性期療養の患者が入るということはわかったのですけれども、それ以上は今のところ入らないのではないかということで、20床分は来年度に向けて地域包括ケア病床という別機能、回復期と言ったらいいのでしょうか、整形外科等で手術した患者のリハビリとか、あるいは在宅で急にぐあい悪くなった、肺炎とかの方で、抗生剤治療とかが、多少は一般病床でやっていても、その後の在宅へ戻るリハビリを主にやるような、そういう地域包括ケア病床に転換していこうというふうに考えています。それによって利用率も上がるし、収益上も上がるのではないかというふうに考えています。 市民に提供する不採算部門とかということで、いろいろと救急をやったり、あるいは在宅までやったりとか、非常にお金がかかるという部分がありますけれども、看護師なんかも、先ほど指摘がありましたけれども、多過ぎるのではないかという話、しかし機能上いろんな機能を備えるとそれなりに看護師、スタッフの数が必要になる。そして、これからリハビリもより重要になってくるというので、そこの人員もふやしていくということで、決して機能的に十分な数がいるというふうには私は捉えてはいません。 したがって、そういうことで経営を考えつつ、一番は良質な医療、安全な医療を提供するということで、今年度は診療体制の強化ということを目指して頑張りたいというふうに思っております。ちょっと長くなりましたけれども、以上です。 ◆30番(水澤冨士江議員) まだ市民の間では、石巻市立病院は本来であれば整形外科だけが紹介状が必要だということが、全部が紹介状が必要なのだと思っている人がとても多いのです。こういうことを委員会などでも言ってきたところ、市報などにも載せていただきました。しかし、市報は本当に何を載せても小さいのです。高齢者があの小さい文字を満遍なく読んでいるかといえば、残念ながらそうではありません。私もあるのを知らなかったのですけれども、病院の中ですとか、いろんな市の施設に石巻市立病院広報紙「SUN」というのがあるのです、カラーで。これは、カラーですし、字は大きいですし、読みやすいのです。若干これ費用かかるかもしれませんけれども、一回は市報か何かで全市民に見てもらうと、そういった紹介状は整形外科だけですよとか、いろんな。そうでないとまだまだ……先日も石巻を考える女性の会と懇談をしましたら、余り評価がよろしくないというのを聞いて、私はがっかりしたのですけれども、これはどなたに聞いたらいいのでしょうか。事務部長、伺います。ぜひ実現してください。 ◎大窪信宏病院局事務部長 お答えいたします。 ただいまの御提案ありました病院でつくっております広報紙「SUN」というものがありまして、現在公共施設等にしか配付しておりません。御指摘のように、一般の市民の方々が全ての情報を市報だけでとれるという状況にはなっておりませんので、その辺は御提案のとおり、これからその周知の方法については検討してまいりたいというふうに考えてございますので、御理解をいただきたいと思います。 ◆30番(水澤冨士江議員) 最後に、牡鹿病院の今後について伺います。 病院改革プランによりますと、牡鹿病院、平成30年度中に一般病床を20床に変更するということに書いてありますけれども、今後について、部長ですか、伺います。 ◎大窪信宏病院局事務部長 お答えいたします。 プランの中では、牡鹿病院の今後のあり方を検討するというふうな項目もございます。その中には病床機能を、先ほど病院長が申し上げましたような地域包括ケア病床、それから在宅の拠点にするという目標がございます。それらにつきましては、全て医療スタッフが充足しての原則でございまして、現在のところ、例えばリハビリのスタッフが不足している、それから整形のドクターが不足しているという状況にありますので、それらを見据えて、なるべくそのプランが完結できるように努めていきたいというふうに考えております。 ◆17番(阿部正敏議員) 先ほど示されました今年度の収益的収支については、目標の数字に近い実績を上げられたということで、ある程度数値の目標が計画どおり来ているなというような感じがあります。そういった中で、当初もくろんでいた療養病棟の40床の運用について、平成30年3月に緩和病棟の開設に必要な条件ということで、病床機能の評価を受審されたということで、この辺の経緯をお話しいただいて、かなり病床の稼働率が最近上がってきているものですから、そういった中でせっかく緩和病棟という部分で、私も非常に期待しているのですけれども、その辺のニーズというものとギャップですね、今院長お話しされましたけれども、利用率が低いというような話ですね。そういった需要と供給の関係でいうと、この辺の利用率が上がってくれば病院収入もかなり改善してくるのかなという部分あるのですけれども、療養病棟についての考え方、お示しいただいて、そのニーズの状況もお示しいただければというふうに思います。 ◎椎葉健一病院局長 お答えしたいと思います。 まず、緩和ケア病棟というのが9月1日から入院料が取れるようになりました。基本的に4万幾らで、非常に高いものです。これは、病院機能評価が通ったことになります。この20床、7階の部分、全部個室になっていますけれども、これは今まで140床の一般病床として使っていた分、そのうちの20床がようやく緩和ケアとして認可されることになったというふうなことです。したがって、一般で急性期を特に診ている120床プラス20床が緩和、それと別に先ほどの療養病床というのが40床であると。 療養病床の40床というのは、要するに病院などで、本来は在宅のほうに帰したいのですけれども、そうもいかない、非常に認知症、あるいは介護力の問題等で、いわゆる老衰とか、心不全の末期に近い状態とか、あとリハビリがなかなか進まない方、そういう慢性期、非常に長い入院期間がかかると思われる方が本来入る病床が療養病床というふうに御理解いただければと思います。 一方で、緩和ケアの病床というのは、一応60日間というのをめどに、あくまで在宅に帰っていただく、復帰していただくということをメーンに、しかも在宅でぐあいが悪くなったら即引き取って、そのやりとりができる、そういう病床ということで、それを20床ぐらい入れたいというふうに考えているわけです。 療養の20床というのはそういうことで、ある程度ずっと3カ月も4カ月もかかるような方が多分今後そこに集約して入ってくるというふうに考えていますけれども、そういうことになります。そういう意味では、ちょっと機能ということでは異なる部分があります。緩和と療養と、そして地域包括ケアというふうなことで、御理解いただければと思います。 ◆17番(阿部正敏議員) 先ほど牡鹿病院のお話も出ました。特に最近受診数が平成28年に比べて減っているという現状がありまして、入院数はある程度前年よりふえてはいるのですけれども、稼働率が30%というような状況でございまして、やはり地域のニーズとしては当然地域医療という部分では非常にありがたい施設であって、しかしながら外来として受診できない方がふえてきているというのも実際で、決して人口減少が即外来の受診の減少の原因ではないと私は思うのです。病院に行きたくても行けないという方が非常に多いのかなという部分があって、地域のいろいろお話を聞くのですけれども、関係者ですね、介護、そういった方々のお話を聞くと、在宅医療に対するニーズが非常に半島部多いのです。現状を見れば、民間の中浦先生とか佐藤先生とか病院あるのですけれども、半島部まではちょっとというようなことで、なかなか半島部の在宅での医療の確保というのは非常に難しい状況でありまして、そういった中で牡鹿病院が将来的に在宅の拠点としての役割を果たしていくというようなお話もありましたので、こういったニーズというのはかなり地域では大きいので、この辺の対応を今後緊急に対応していけないものかというような思いが強くあるのですけれども、事務部長、その辺お考えいかがですか。 ◎大窪信宏病院局事務部長 お答えいたします。 まず、訪問診療、それから往診につきましては、医療補助は16キロメートルという距離の制限がございまして、どうしても市内中心部から牡鹿半島のほうまで向かうというところが難しい状況になっております。なので、プランでは牡鹿病院を在宅医療の拠点にして、そこから今おっしゃいました、来たくても来られないという患者のところに訪問診療なり往診で向かうという方法がベストなのかなというふうに思います。そのためには、先ほども申し上げましたように、まず訪問診療ができる医師を充足すること、それから看護師も当然ふやすということになります。それから、ある程度リハビリのスタッフも設けるということになりますので、ちょっとハードルは高いという現状ではありますけれども、本体と同じように各大学病院のほうに要請をして、なるべく医師の充足を図っていくということがこれからも必要だというふうには認識してございます。 ◆17番(阿部正敏議員) 最後に、市長が目指す地域包括ケアのシステム、住みたいところに住んで終末期を在宅で、みとりも含めて迎えたいという、そういった石巻市が目指す地域包括ケアの中心になるのがやはり在宅医療という部分が非常にあります。本当に喫緊の問題として、病院に行きたくない、あるいは行きたくてもなかなか通院できないというような状況の方に対する在宅医療というのは、医師不足等もあるとは思うのですけれども、やはり緊急に対応していかないと、公共性という部分での公平性というのは、非常に命にかかわる部分で不平等を強く感じるわけでございますので、今現在病に伏している方もいますので、将来的な目標は目標としてあるのですけれども、何とか医師のやりくりを確保しながら、民間では対応できない部分を公的な機関で、病院でぜひ措置をしていただきたいなというふうに思うのですが、市長のお考えをお聞かせください。 ◎亀山紘市長 議員御指摘のように、今石巻市においては地域包括ケアを進めておりますけれども、これから重要なのは在宅医療をどのように進めていくかと、医師の確保も含めて進めていくかということですので、地域包括ケアについては、包括ケアセンターが核となって、その地域で民間とも協力しながら、連携しながら、多職種連携を進めているところですけれども、これはやはり今後どこに住んでいても、医療に不安のない地域づくりを進める上では絶対必要だというふうに考えておりますので、これからも地域包括ケアシステムの構築に向けて取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、保健福祉委員会に付託いたします。ここで監査委員の退席を認めます。御苦労さまでした。暫時休憩いたします。   午後0時20分休憩                                             午後1時20分開議 ○議長(木村忠良議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第4 第152号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(石巻市建築基準等に関する条例の一部を改正する条例) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第4第152号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(石巻市建築基準等に関する条例の一部を改正する条例)を議題といたします。本案について建設部長から説明を求めます。建設部長。 ◎木村芳夫建設部長 ただいま上程されました第152号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて御説明申し上げます。 表紙番号1の1ページをごらん願います。本専決処分は、建築基準法の一部を改正する法律が本年6月27日に公布され、公布より3カ月以内に施行されることに伴い、石巻市建築基準等に関する条例の一部を改正する必要が生じたものでありますが、市議会を招集し議会の議決を得る時間的余裕がございませんでしたので、地方自治法第179条第1項の規定により、本年7月2日に専決処分を行いましたことから、同条第3項の規定により御報告申し上げ、その承認を求めようとするものでございます。 それでは、条例の改正内容について条文に従いまして御説明申し上げますので、表紙番号1の2ページ、あわせて表紙番号7、条例の一部改正新旧対照表の1ページから3ページまでをごらん願います。建築基準法の改正により、接道規定の適用を除外できる手続として、これまであった許可に加えて認定の制度を創設しましたので、第6条第1項の表中4において、認定の手続に伴う手数料2万7,000円を新たに規定したしたものです。 次に、同表中42において、これまで建築許可の期間が原則1年と定められていた仮設興行場等について、国際的な規模の会議や競技会に使用するもの等は、1年を超える期間の建築許可が可能となりましたので、その手数料を新たに規定したものです。 次に、附則でありますが、本条例は建築基準法の一部を改正する法律附則第1条第2号に掲げる規定の日から施行するものでございます。 以上でございます。よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は承認することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。 △日程第5 第153号議案石巻市学校施設整備基金条例 ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第5第153号議案石巻市学校施設整備基金条例を議題といたします。本案について教育委員会事務局長から説明を求めます。教育委員会事務局長。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 ただいま上程されました第153号議案石巻市学校施設整備基金条例について御説明申し上げます。 表紙番号1の3ページをごらん願います。本案は、国庫補助金等により整備した学校施設について、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律に定める処分制限期間内に処分を行うときは、補助金の一部を国庫へ返納することとされておりますが、学校施設整備のための基金に同額以上を積み立てすることにより返納を要さないことになるため、今回新たに基金を設置しようとするものであります。 初めに、第1条は基金の設置について規定したものであります。 第2条から第6条までは、基金の管理について規定したものであります。 第7条は、委員について規定したものであります。 次に、附則でありますが、本条例の施行期日を平成30年10月1日とするものであります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。25番。 ◆25番(山口荘一郎議員) 新たに設置される条例ですので、質疑させていただきます。 ただいまの条例の提案の内容の説明ですと、要は学校施設を売り払いする際に、残った国庫補助でもらった分の返却を避けるために、基金で、学校施設の整備の基金に積み立てますという内容だと思うのです。これは、財政的な考えからも賢明な判断だろうというふうに私は思っているのですけれども、しからばこういった基金をつくるのであれば、この使い方、これからどういうふうに見込んでいるのかというところも考えなければならないと思っています。 こちら、第1条、条文を見ますと、石巻市の学校施設の計画的な整備に必要な資金を積み立てるというふうにあります。計画的な整備をするからには、それ相応の計画というものが必要になってくるのだと思いますが、現在そういった計画があるのか、もしくはこれからそういった計画をつくっていくのかというのが1点。 もう一つは、整備というふうにありますけれども、これは新設を含んだ整備のみならず、既存の建物の修繕を含むのかというのが2点目。 3点目は、計画的な整備をしていくということは、逆説的には計画的に基金を積み立てていくというのが必要だというふうに思っておりますけれども、この基金の原資の積み立ては今後計画的になされていくのか。 以上3点をお伺いします。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 お答えいたします。 整備の計画については、公共施設等については長寿命化計画を策定するということで求められておりまして、学校施設も長寿命化計画というのを策定するために今現在検討を進めているところでございます。あとは、具体的な計画書ということではございませんけれども、計画的に実施している事業といたしましては、毎年度実施しております老朽化対策事業等につきましても、ある一定期間の部分について計画を立てて実施しているところでございます。 2点目の修繕等にも使えるのかというところでございますが、軽微な修繕等について使うということは想定しておりません。具体的には、補助金の対象になる新設とか、大規模改善については国に対して補助金の申請をしてまいりますが、今回の基金についてはそれ以外の単独費で実施しなければならない整備等については、この基金から取り崩しして充当できますので、現在のところは単独費を充てるべき事業に使いたいなというふうに考えております。 また、計画的に積み立てるのかという部分については、現在のところは積み立てをどのようにしていくかという部分については、財務部とはまだ協議はしていないところでございますが、今後長寿命化計画だったり、学校の統廃合等を進めていく中で、計画的な学校施設の整備の資金が必要になりますので、そこら辺については今後検討してまいりたいと考えております。 ◆25番(山口荘一郎議員) 計画については、長寿命化計画と学校の学区再編の計画等の話がありました。施設ということで表現ありますけれども、1点関連してお伺いしたいのが、施設と設備というのはここで具体的に分類されるのかどうかというのを1点お伺いしたいと思います。それはなぜならば、この夏、大変な猛暑で、普通教室へのエアコンの設置などがいろいろ全国でも騒がれているところであります。このエアコンの設備については、保健室のほうには何とかつけたいのだけれども、普通教室のほうは予算の関係もあって慎重に判断したいというような姿勢を石巻市側は持っていると思いますが、こういった施設ではなくて設備のほうも計画的にやっていかなければならないというふうに思っておりますが、エアコンの設置も含めて施設と設備の違い、計画的な改修について答弁をお願いします。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 お答えいたします。 施設と設備の違いということでございますが、設備につきましては当然建物と一体として効用を果たすものというふうに考えておりますので、例えば電気のキュービクルの設備等について、建物と一体不可分というようなことで現在のところは考えておるところでございます。ただ、暖房の部分で、これまで集中的に暖房してきた部分を個別のFF式の暖房機とかにもかえている部分がありますので、必ず一体ということではなくて、やはりその状況に応じて国庫補助対象になる部分についても、検討して、有効に活用してまいりたいというふうに考えております。 また、エアコンの部分についてでございますが、今議員がおっしゃられましたように、来年の夏に向けて保健室の部分については何とか設置を、教育委員会としては設置をしたいなというふうには考えておるところでございますが、ただ普通教室につきましてはやはり、電源施設の問題であったり、費用的な問題もございますので、来年度の国の予算等を十分見きわめて、検討してまいりたいというような状況でございます。 ◆25番(山口荘一郎議員) まず、エアコンの関係、設備の関係なのですけれども、各学校現場からはいろいろ設備も含めて修繕の要求等がエアコンに限らずいろいろ出ているのだと思うのです。費用がない中で、限られた中で効率的に運用するという観点から、それは優先度を見きわめながらやっていくということだと思いますし、これまでも例えば危険性があるかとか、授業の差し支えになるかどうかというようなことを判断の基準としながら、いろいろやってこられたのだと思います。今回のエアコンも、ことしの夏は本当に命にかかわるような大変な案件ですから、こういったエアコンを設置する、しないというのが大きく、いろいろ議論は分かれるところですけれども、恐らくここ数年前まではエアコンなんていうのは優先順位は低いというか、改良とか改善という、その程度という表現がいいのかわかりませんけれども、余り大きく扱われなかったのだというふうに思っています。危険度、授業への支障という判断だけではなくて、現場からの改善要望、改良要望というのにも応えていかなければならないというふうに思っていますから、この費用面の問題だけではなくて、全体としての設備の更新計画というものも今後やっていただきたいと思いますが、この計画的な整備に必要な資金を積み立てるための計画に、現場からの要望における設備改善の計画というものも検討していただきたいと思いますが、どうですかというのが1点。 もう一つは、先ほども学区再編計画、長寿命化計画、いろいろお話がありましたけれども、統廃合が定まらない中、そして公共施設等総合管理計画も現状把握程度しか進んでいなくて、個別の計画が全然進んでいない状況の中、どの施設にどれだけの投資を行うべきか、納得性を高めるためには学区再編計画と公共設備の総合管理計画というのをもっともっと具体化を進めていかなければならないと思っているのです。この2つの計画の今後の具体化のロードマップ等について、見解を最後お伺いしたいと思います。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 お答えいたします。 まず、学校の設備の修繕等の優先順位というか、そこら辺の部分については、毎年度教育委員会から各学校に対しまして、施設の修繕等の部分についての意見、要望等をお伺いしまして、その中で順次実施してきておる状況でございます。その中には当然、危険性が高いとか、優先度についても十分配慮しながら進めてきているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。 また、設備の更新についても、やはり長寿命化計画の中で、建物だけではなくて、設備も含めての長寿命化というふうに考えておりますので、そこら辺についてはあわせて検討するべきものなのかなというふうに思います。 また、いつまでつくるのかという部分でございますが、長寿命化計画については、済みません、ちょっと最終年度は今忘れてしまいましたが、目標は国から示されておりますので、それに向けて進めている状況でございますので、御理解をいただきたいと思います。 また、当然学区再編との関係は大いにかかわってくるところでございます。現在のところ、その整合性をとる、いかにとったらいいのかという部分についても苦慮している部分がございますけれども、鋭意進めてまいりたいと考えております。御理解いただきたいと思います。 ○議長(木村忠良議員) ほかにございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、環境教育委員会に付託いたします。 △日程第6 第154号議案石巻市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第6第154号議案石巻市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。本案について財務部長から説明を求めます。財務部長。 ◎大内重義財務部長 ただいま上程されました第154号議案石巻市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 表紙番号1の4ページをごらん願います。本案は、宮城県が作成した地域再生計画に基づき、地方活力向上地域内に移転または拡充された本社機能を含む事務所等の特定業務施設に係る固定資産税を軽減した場合には、国から減収補填を受けることができることとされておりますが、このたび地域再生法及び地域再生法第17条の6の地方公共団体等を定める省令の一部が改正され、東京23区内から地方活力向上地域内に本社機能を移転する企業の当該特定業務施設に係る固定資産税について、課税免除を行った場合も減収補填の対象とされたことから、本市におきましても企業立地を推進するため、本条例の一部を改正しようとするものであります。 それでは、改正内容について条文に従いまして御説明いたしますので、表紙番号1の4ページ、あわせて表紙番号7、条例の一部改正新旧対照表の4ページから6ページまでをごらん願います。初めに、題名でありますが、本社機能を移転した場合の固定資産税について、「不均一課税」を「課税免除」に改めることに伴い、本条例の題名を「石巻市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除又は不均一課税に関する条例」に改めるものであります。 次に、第1条は条文の整備を行うものであります。 次に、第2条は不均一課税の適用及び税率について規定したものでありますが、移転型事業については「不均一課税」を「課税免除」に改めるとともに、条文の整備を行うものであります。 次に、第3条及び第4条は条文の整備を行うものであります。 次に、附則ありますが、第1項は施行期日を、第2項は経過措置を規定するものであります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、総務企画委員会に付託いたします。 △日程第7 第155号議案石巻市立学校の授業料等徴収条例の一部を改正する条例 ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第7第155号議案石巻市立学校の授業料等徴収条例の一部を改正する条例を議題といたします。本案について教育委員会事務局長から説明を求めます。事務局長。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 ただいま上程されました第155号議案石巻市立学校の授業料等徴収条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 石巻市立高等学校の入学者選抜手数料等につきましては、東日本大震災により被害を受けた方について、平成30年度まで入学者選抜手数料及び入学金を免除しておりますが、引き続き被災した生徒の就学の機会を確保するため、平成31年度の入学者に係る入学者選抜手数料及び入学金につきましても免除できるよう、本条例の一部を改正しようとするものでございます。 以下、改正内容について御説明いたしますので、表紙番号1の5ページ、あわせて表紙番号7、条例の一部改正新旧対照表の7ページをごらん願います。附則第4項中、「平成29年度」を「平成30年度」に、「平成30年度分」を「平成31年度分」に改めるものでございます。 なお、入学者選抜手数料等の免除の取り扱いにつきましては、県内公立高等学校において統一を図る必要がありますことから、公立高等学校を設置している宮城県及び仙台市と同じ取り扱いとしております。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、環境教育委員会に付託いたします。 △日程第8 第156号議案石巻市桃生スポーツ施設条例の一部を改正する条例 ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第8第156号議案石巻市桃生スポーツ施設条例の一部を改正する条例を議題といたします。本案について教育委員会事務局長から説明を求めます。事務局長。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 ただいま上程されました第156号議案石巻市桃生スポーツ施設条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は、石巻市桃生太田地区児童プール廃止に伴い、本条例の一部を改正しようとするものであります。 それでは、改正内容について御説明申し上げますので、表紙番号1の6ページ、あわせて表紙番号7、条例の一部改正新旧対照表の8ページをごらん願います。第2条、桃生スポーツ施設の名称及び位置について定める改正で、表から太田地区児童プールの項を削除するものであります。 また、別表備考5から太田地区児童プールの記述を削除するものでございます。 なお、本条例は公布の日から施行するものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。2番。 ◆2番(髙橋憲悦議員) うちのほうの所管の事項ですけれども、市長に1点だけお尋ねします。 この老朽化する幼児プール等は、安全対策のためには仕方ないなと思うことですが、前に不動町に市民プール等がありまして、50メートルプール、25メートルプール、そして幼児プールと。特にことしのように猛暑のときでは、海水浴に行くのも遠いし、プールがあったらなという声がよく聞こえます。それから、現在行われている小中学校の水泳大会は、河南にあるプールを利用して水泳大会やられているようですが、水深の関係で飛び込みが禁止、そういういろんな苦労があります。ぜひとも市民プールを復活しまして、子供たちが楽しく水と親しむ、そしてスイマーを目指す、学校教育の中の水泳競技を向上する、そういう観点からも陸上競技場と匹敵するぐらい、ぜひとも将来的には市民プールを復活していただきたいと思いますが、その市民プールに関する所見をお伺いします。
    ◎亀山紘市長 不動町にありました市民プールについては、公認プールでもあったということで、多く利用されてきたわけですけれども、今回不動町プールについては代替案が今のところないというのが現状ですので、今後陸上競技場とあわせて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、環境教育委員会に付託いたします。 △日程第9 第157号議案石巻市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第9第157号議案石巻市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。本案について健康部長から説明を求めます。健康部長。 ◎畠山早苗健康部長 ただいま上程されました第157号議案石巻市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は、指定地域密着型介護老人福祉施設の居室の定員を見直し、一部多床室の整備を可能とすることにより、利用者の施設選択の多様性に対応するとともに、経済的負担の軽減を図るため、本条例の一部を改正しようとするものでございます。 以下、改正内容につきまして御説明申し上げますので、表紙番号1の7ページ、あわせて表紙番号7の条例の一部改正新旧対照表の9ページをごらん願います。第14条第1項は、条文の整理でございます。 次に、第14条の2は、指定地域密着型介護老人福祉施設の居室の定員について、これまで国に準拠し1人としていたものを、地域の実情を踏まえ、市長が必要と認めた場合は4人以下にしようとするものでございます。 次に、附則でございますが、本条例の施行期日を公布の日からとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。30番。 ◆30番(水澤冨士江議員) 部長にお伺いいたします。この29人以下は、市町村が条例を変えることによってこういうことができたということでありますが、具体的に4人型だとどのぐらいの費用、1人だと幾らか、金額を具体的にお示しをいただきたいのと、この条例を改正するに当たったきっかけについてお知らせいただければと思います。 ◎畠山早苗健康部長 多床室との負担の違いということだと思うのですけれども、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などに入所する場合、入所者は居住費と食費、それから介護のサービス費用、これを支払うことになります。介護のサービス費用は介護度に応じてということなのですけれども、居住費と食費については所得に応じて負担が異なるもので、食費は部屋が違っても食べるものは同じなので差はないのですけれども、居住費については1日当たりの負担を比較しますと、課税世帯の方だとユニット型個室で1,970円、多床室だと840円になります。非課税の方は3段階に分かれていて、例えば生活保護受給の場合だとユニット型個室は820円、多床室だと負担はないという状況になります。介護サービス費については、要介護4の場合でお話ししますと、ユニット型個室だと854円、多床室だと774円となります。 このきっかけなのですけれども、原則としてはプライバシーの問題とか、御自分が選択した方でない方とずっと暮らしていかなければならないということを考えますと個室が望ましいとは思うのですけれども、ただいま申し上げましたように、負担の差がありますので、なかなか負担が大きい場合に入れないという方も出てきているという実情もございます。一部の多床室を整備することで多くの方に御利用いただける状況が整ったなというふうに思っております。 ◆30番(水澤冨士江議員) 担当課長ともよく話しましたけれども、市長にぜひ知っておいていただきたいのは、つまりこの4月から石巻市は被災者の介護利用料、そして医療費、これの減免をしなくなりました。よって、今まで特養老人ホームに入っている方がその料金ではそのまま入っていることができないという状況が生まれたのです。こういう多床室、4人とかという部屋でもいいので移りたいと言ったらば、大きいところは国だとか県だとかが基準を定めるのですけれども、そういうところは1人と決まっているわけです。それで、さっきも申し上げたように、29人以下は市町村の条例で変えることができるということで、被災者の減免の廃止ということからこの問題は起きました。つまりこれから被災者の方が、先ほど来決算の審議の中で、これから人件費、扶助費、減らしていかなければいけないということが出されましたけれども、被災者等が生活保護に陥るという可能性は大変あるわけです。やはりそれを防ぐために、市としてはいろんなことを考えていかなければいけないということを申し上げたいのですが、市長の見解を伺います。 ◎亀山紘市長 議員御指摘のように、高齢者を取り巻く環境というのは非常に厳しい状況になっていることは理解をいたしております。できるだけそういう意味で今回の場合には、多床室で料金の格安、格安ということではないですけれども、適正なサービスを提供することによって、少しでも年金でお暮らしの方々にもそういったところでサービスが受けられるようにしてまいりたいと考えております。議員御指摘のように、医療費の一部窓口負担金の問題とか、さまざまなことがありますけれども、今の財政状況を踏まえて、できることはしっかりと進めていきたいと考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、保健福祉委員会に付託いたします。 △日程第10 第158号議案石巻市かわまち交流拠点条例の一部を改正する条例 ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第10第158号議案石巻市かわまち交流拠点条例の一部を改正する条例を議題といたします。本案について産業部長職務代理から説明を求めます。職務代理。 ◎吉本貴徳産業部長職務代理 ただいま上程されました第158号議案石巻市かわまち交流拠点条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は、石巻市かわまち交流拠点内の拠点施設の一つである石巻市かわまち交通広場が本年6月に整備完了し、石巻駅前と並ぶ交通拠点として、本拠店内の石巻市かわまち立体駐車場、石巻市かわまちバス駐車場、石巻市かわまち交流センターとともに、中心市街地の活性化に資する施設として位置づけるため、石巻市かわまち交流拠点条例に本施設を追加しようとするものであります。 それでは、改正内容について御説明申し上げますので、表紙番号1の8ページ、あわせて表紙番号7、条例の一部改正新旧対照表の10ページをごらん願います。初めに、第2条につきましては、設置に関して規定したものであり、石巻市かわまち交通広場の名称、位置、施設概要を追加するものであります。 次に、第3条につきましては、利用時間及び休業日を規定したものであり、石巻市かわまち交通広場の名称、利用時間及び休業日を追加するものであります。 次に、第6条第2項については、使用料について無料とする旨規定したものであり、条文中に石巻市かわまち交通広場を追加するものであります。 次に、附則でありますが、本条例の施行期日を平成30年10月1日とするものであります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。4番。 ◆4番(阿部和芳議員) ただいま上程されましたかわまち交流拠点、新たな施設ができて、これからのインバウンド対策等、大変有効かついいものだなというふうな思いはありますが、その前に近隣に前の条例で駐車場も整備しているわけであります。216台の整備をして、大型バスが5台ということになっておりますが、今7月から9月30日まで2時間無料になって、その告知等が市民にしっかりと渡っていなかったために、近隣の駐車場が昼間一台もとまっていない状況があるということで、市のほうに何度か申し入れをしたわけでありますが、こういったものをつくったり、条例で何時から何時までと定めたときには、やっぱり周知とか、そういう市民サービスをしっかりとやる必要があると思うのですが、職務代理の所見と、市長のこれからの市政運営で、やっぱり市民に優しいといいますか、共存する、業者を潰すような形になってしまいますので、その辺の運営の仕方をより丁寧にすべきだというふうに思いますが、その所見を伺いたいと思います。 ◎吉本貴徳産業部長職務代理 それでは、かわまち立体駐車場の現在行っている1時間無料をふやしている点についてというようなことでございます。 確かにゴールデンウイークの期間、試験的に9日間、1時間延長したと。あわせまして、さらに7月1日から9月末までの予定で今1時間無料を拡大しているわけでございますけれども、その中で丁寧な市民への説明という部分ではちょっと足りなかったところは認めざるを得ないところございますので、それについては現在は影響を受けるであろう民間の駐車場経営者の皆様のほうにも逐次情報を出しながら、丁寧に説明をしながら今試行を続けているところでございます。最初スタートする際に、市民への説明について至らなかった点については反省すべきところというふうなことで思っておりますけれども、かわまち交流拠点の今後のにぎわいの創出の中で駐車場というものは非常に大きなリソースになるというふうには考えておりますので、今後の判断につきましても近隣の市民の皆様、駐車場経営者の皆様への影響等も考慮しながら、適切に判断してまいりたいというふうに考えております。 ◎亀山紘市長 お答えいたします。 この駐車場の問題についてだけではなくて、市民サービス、あるいは条例が変わったときのサービスのあり方については、しっかりPRして、市民に周知していくことが必要だというふうに考えておりますので、今後も丁寧に周知を図っていきたいと考えております。 それから、2時間無料にするときに一番考慮したのが地元の地域の駐車場との共存なのです。そういう意味では、本当に地域の駐車場経営者に対して圧迫することになると、共存していくためにどういうふうに進めたらいいのかということで、いろいろと検討しながら、現在も試行錯誤しながら進めておりますので、今後とも駐車場経営者との意見交換を踏まえて、あるいは地域の商店の方々との意見も踏まえて、あり方というものを検討してまいりたいと考えております。 ◆4番(阿部和芳議員) そのようにしていただければというふうに思います。実は、そういうあり方の中で、そこを利用する人たちに券を出して、そうすると皆同じ条件になるから、利用された方々の利用状況も把握できるし、今後の対策等もできるのですが、そこだけ無料にしてしまうとスタートの段階で公のほうが上になってしまいます。そうすると、民間のほうに2時間置くよりも、お金がかかるよりもただのほうがいいというふうになってしまうと、勝負以前に、スタートラインでこっちのほうが上になってしまうわけです、民を圧迫するような。だから、そういう政策するときには、そのところから出していただいてサービス券なりでやると、利用した人たちがその恩恵をこうむるとかというふうになりますので、その辺のところは十分協議していただきたいというふうに思います。 一方で、そこを石巻市が、今度10月1日から、渡すまで管理している間に、市内の業者が普通はやるべきなのですが、発券の管理とか、市内の業者の人たちに聞くと、どうやら仙台の業者にお願いしていたりするということになると、それもまた石巻市の活性化、先ほど財政が大変になるようなお話をしましたが、そういったものに結びつくことになるのかなという思いもあります。ぜひそういうものをしっかり考慮していただいて、リーダーシップを発揮していただきたいというふうに思いますが、改めて市長の見解を伺います。 ◎亀山紘市長 駐車場をとっても、市内の駐車場が共通して使えるかというと、そうでもないところがありまして、そういう意味で民間の駐車場とうまく共存できる方法を今探ってはいるのですけれども、一方で市が駐車場を経営するということで、ある程度維持管理費がかからないような取り組みもしなければならないというところもありまして、今後とも地域の方々との、地域の商店あるいは駐車場経営者との共存を考えて、いい解決策を見つけていきたいと考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。 △日程第11 第159号議案石巻市都市公園条例の一部を改正する条例 ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第11第159号議案石巻市都市公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。本案について建設部長から説明を求めます。建設部長。 ◎木村芳夫建設部長 ただいま上程されました第159号議案石巻市都市公園条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は、石巻市総合運動公園内に整備したトレーニング施設の供用開始に伴い、施設名称及び使用料等を定めるため、本条例の一部を改正しようとするものであります。 それでは、改正内容について御説明申し上げますので、表紙番号1の9ページから10ページまで、あわせて表紙番号7、条例の一部改正新旧対照表の12ページから15ページまでをごらん願います。初めに、第6条第3項及び第7項、第8項は、トレーニング施設の使用許可の手続を規定したものであります。 続きまして、別表第1は、総合運動公園の有料公園施設の欄に石巻トレーニングセンターを追加するものでございます。 また、別表第2の4のキとして、石巻トレーニングセンターの使用料に関する項目を追加するものでございます。 次に、附則でございますが、本条例を平成30年12月1日から施行しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。5番。 ◆5番(阿部浩章議員) 今回立派なトレーニングセンターが完成したということで、スポーツを愛する私にとっても大変喜ばしいことでありますが、しかし1回使用するごとに500円とのことで、一般市民が使用することを考えれば、何となく高い金額かなと思います。500円に設定した根拠をお聞きしたいと思います。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 お答えいたします。 まず、使用料の設定についてでございますが、使用料の設定については財務部で示しております使用料の算定基準がございまして、それに基づいて試算をしたわけでございますが、決定に当たりましてはやはり他の類似施設等の状況というのも非常に重要な要素でございまして、それらを勘案しまして、例えば石巻市の施設としましては、あいプラザ・石巻のトレーニングルームにつきましても1回500円というような設定もしている状況もございますし、そういうことで他の施設も勘案した結果、大人1回500円ということに設定をさせていただきました。 ◆5番(阿部浩章議員) 市内の類似施設ですと、ビッグバンが今100円、遊楽館200円ですけれども、それと比べた場合、ちょっと高いかなと思いますけれども、その辺もう一度お願いします。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 少し説明が足らなくて申しわけございません。このトレーニングセンターにつきましては、やはり設置するマシンの数が他の施設とは比較にならないほど多いというようなことと、またトレーニングセンターにつきましては、使用に対して注意が必要なマシンもあるということで、専用のトレーナーが常駐をして、そのトレーナーがトレーニングの仕方とか、使い方とか、そういうのをフォローしながら運用するということもございますので、500円と設定をさせていただいたところでございます。 ちなみに、総合体育館の施設については、面積的には約110平方メートルがトレーニングルームということでございますが、今回のトレーニングセンターについては430平米ということで、4倍程度の設備がございます。 ◆15番(星雅俊議員) 私は、トレーニングセンターの利用計画関係をお聞きしたかったのですが、その前にちょっと1つだけ確認させてもらいますと、このセンターの建設目的を改めて確認させてもらいます。私の認識では、この施設は2019年のラグビーワールドカップ、それから2020年の東京オリンピック並びにパラリンピックの7人制ラグビーの公認キャンプ地の誘致事業、または市民の健康増進のための施設だというふうに考えておりまして、その後ラグビーのワールドカップのキャンプ地につきましては残念ながら不調に終わりましたので、トレーニングマシンは競技者仕様から一般仕様にチェンジしていたと思っておりますが、認識は間違いございませんか。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 お答えいたします。 まず、マシンでございますが、今議員がおっしゃったように、ラグビーワールドカップの公認キャンプの誘致が成功した場合については、今回設置したマシン以上の負荷がかけられるマシンを予定しておりました。当初は、マシンの種類としましては30種類を予定しておったところでございますが、少し低負荷にしたということで、今回設置は36種類のマシンということで、初心者から上級者まで利用ができるようなことを勘案して設置いたしました。 ◆15番(星雅俊議員) 2つ目ですが、この施設の年間利用見込み数の関係ですが、8月21日の第10回庁議の中では、年間1万8,000人の利用と予定しておりますが、その積算の根拠について伺います。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 お答えいたします。 確かに検討段階で、見込み数、年間1万8,000人を見込むということで試算をさせていただきました。その試算に当たりましては、現在の総合体育館等の利用実績等を勘案いたしました。ただ、総合体育館については、平成29年度ですが、約1万4,000人の利用があったところでございまして、今年度は月平均にしますともう少しふえておりますので、トレーニングセンターの利用者はふえているのかなというところはございますが、このトレーニングセンターにつきましては個人的な利用も当然考えておりますが、その後に単純な個人だけということではなくて、先ほど言いましたように、トレーナーを常駐させますので、各種の体験会とか講習会の実施等もしまして、広く市民の健康に役立てられればいいのかなというふうに考えております。 また、運動公園につきましては、ことしの春に第3工区にフットボールフィールド等が完成しまして、ことしの7月には高校生のラグビーの合宿等で10チームとかがおいでいただいたというようなこともございますので、やはりトレーニングセンター単体の利用ということだけではなくて、総合運動公園のフットボールフィールド、フットボール場、または野球場、総合的なスポーツ関係の合宿とか、そういう部分について利用を拡大したいなという思いもございます。1万8,000人というのは試算でございますが、教育委員会としましてはそれを上回るように何とかしていきたいなというふうに考えているところでございます。 ◆15番(星雅俊議員) 3つ目ですが、現在のトレーニングセンター機能を持つ市内の公共施設は5つほどあると思いますが、牡鹿が数字とれないものですから、牡鹿を除いて4施設の中で、平成29年度の利用実績は合計約4万人です。今回のトレーニングセンターを新たな増加と、ちょっと無理がありますけれども、増加と仮定すれば、約50%の増加を見ないと到達できない。見込みがちょっと大きいのかなという感じは思いますが、現在の利用状況から、キャンプ地誘致事業がなければ現有施設で間に合っているのでないかというふうに考えております。済んだ話ですけれども、ワールドカップという一過性のイベント誘致のための環境整備の投資としては、建設コストが2億5,000万円、それから年間ランニングコスト負担など、現在経常収支比率が悪化の折、こういった後年度負担が少し大きくなるのかなと思っております。 そこで伺います。もう済んでおりますが、誘致事業の不調になるというリスクを承知しながら建設に踏み切った理由は何か。 また、2つ目は、有効利用していく市としての思いというのを伺います。 以上2点について、市長の見解を伺います。 ◎亀山紘市長 お答えいたします。 2019年のワールドラグビーについては、残念ながら事前キャンプ地としての候補にはなれませんでした。しかし、まだまだ我々は諦めたわけではなくて、今も2019年のワールドラグビーに向けて、石巻市のスポーツ団体と連携をしながら今取り組んでいるところです。そういう意味では、そういったリスクを考えなかったのかということはありますけれども、我々としては一過性にしろ、とにかく、オリンピック・パラリンピックについても、世界のスポーツの祭典ですので、この機会に石巻市のスポーツを盛んにすることによって、若者に元気を与える、そういったまちにしていきたいということで、スポーツを生かしたまちづくり、スポーツを生かした地域づくりを積極的に進めて、インバウンドにもつなげていきたいと考えておりますので、一過性ということではなくて、長期的な視点からトレーニングセンターを私としては考えて、今回建設に至ったということになりますので、御理解をいただきたいと思います。 ◆7番(奥山浩幸議員) 料金区分のところでなのですけれども、一応この区分の中では3つに分かれていまして、高校生、大学生、一般、個人使用というふうになっております。先ほど事務局長が話したように、私も有効利用するためにはキャンプ地としてどんどん、どんどん誘致すべきというふうに考えますけれども、団体が使うそういった部分の考え方をお聞かせください。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 お答えいたします。 スポーツ合宿、キャンプ、そういうことで、交流人口をふやしていきたい、そのための一助になればいいのかなというふうに考えておりますので、そういう部分については条例では定めておりませんが、市長が特に定めるというようなことで、スポーツ交流に関する事業の場合については特別に規定等を設置したいというふうに考えております。 ◆7番(奥山浩幸議員) 3工区ができたことによって本当にすばらしい施設になっているなというふうに感じております。合宿地、キャンプ地という中で誘致していくためには、やはりこういったトレーニングセンターもうちの誘致するインセンティブになり得るのかなというふうに思いますので、その辺検討していただいて、ぜひ有効活用していただきたいと思います。再度お伺いいたします。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 先ほども答弁しましたように、ぜひ他の地域から来ていただきたいというふうにも考えておりますので、そこら辺についてはPR等も含めて、産業部とも連携を図りながら進めていけたらなというふうに考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を集結いたします。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。 △日程第12 第160号議案石巻市営住宅条例の一部を改正する条例 ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第12第160号議案石巻市営住宅条例の一部を改正する条例を議題といたします。本案について建設部長から説明を求めます。建設部長。 ◎木村芳夫建設部長 ただいま上程されました第160号議案石巻市営住宅条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本案は、新蛇田南・新蛇田南第二地区被災市街地復興土地区画整理事業の換地処分に伴う字名変更による市営住宅の位置の変更を行うため、本条例の一部を改正しようとするものでございます。 それでは、改正内容について御説明申し上げますので、表紙番号1の11ページから22ページ、あわせて表紙番号7、条例の一部改正新旧対照表の16ページから39ページまでをごらん願います。初めに、別表第1の1、市営住宅の表及び同表の2、共同施設の表でございますが、字の区域の変更に伴う位置の変更を行うほか、別表第2の第54条とあわせて、管理予定の復興住宅の位置等を追加する規定が全て終了いたしましたことから、並べかえを行うものでございます。 次に、附則でございますが、施行については公布の日からとし、改正後の本条例の規定は平成30年8月25日から適用するものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。 △日程第13 第161号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第5号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第13第161号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。本案について財務部長から説明を求めます。財務部長。 ◎大内重義財務部長 ただいま上程されました第161号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第5号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、雄勝中心部地区の伝統産業会館の災害復旧のほか、北上にっこり地区の拠点施設の整備、ホタテ養殖の生産者に対し緊急的な支援を行うための補助金のほか、市内全域を対象としたブロック塀等実態調査の経費などを主体に編成いたしました。 それでは、表紙番号5、平成30年度石巻市各種会計補正予算の1ページをごらん願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ51億1,383万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,658億7,770万4,000円とするものでございます。 第2条は、継続費の補正でありまして、4ページの第2表、継続費補正にありますように、北上地区放課後児童クラブ施設整備事業ほか7事業を追加し、漁業集落防災機能強化事業につきましては総額、期間及び年割額を、低平地整備事業につきましては総額及び年割額を変更するものでございます。 第3条は、繰越明許費の設定でありまして、8ページの第3表、繰越明許費にありますように、(仮称)大川地区地域交流センター建設事業ほか5事業につきまして、16億6,821万円を繰り越ししようとするものであり、年度内に事業が完了しないことから、翌年度に繰り越しして使用することができる経費を定めようとするものでございます。 第4条は、債務負担行為の補正でありまして、8ページの第4表、債務負担行為補正にありますように、納税通知書作成等業務(市・県民税特別徴収分)ほか1業務を追加するものでございます。 第5条は、地方債の補正でありまして、9ページの第5表、地方債補正にありますように、児童福祉施設整備事業債を追加し、放課後児童クラブ室整備事業債ほか2事業債につきまして限度額を変更するものでございます。 次に、表紙番号6、平成30年度石巻市各種会計補正予算説明書により、歳出から主なものについて御説明申し上げます。なお、東日本大震災関係費につきましては目の名称を、またあわせまして特別会計への繰出金や財源振替につきましても説明を省略させていただきますので、あらかじめ御了承賜りたいと存じます。 それでは、28ページをごらん願います。1目一般管理費に601万8,000円を計上しておりますが、これは西日本豪雨災害に係る宮城県市長会災害見舞金の負担金を措置したものでございます。 次に、7目地域振興費に1,000万円を計上しておりますが、これは復興「ありがとう」ホストタウン事業におけるチュニジア共和国との交流推進に要する経費を措置したものでございます。 次に、23目がんばる石巻応援基金費に1,810万5,000円を計上しておりますが、これはがんばる石巻応援寄附として寄せられました寄附金を同基金に積み立てするものでございます。 次に、24目震災復興基金費に1億7,604万9,000円を、25目東日本大震災復興交付金基金費に37億9,638万9,000円を計上しておりますが、これらは災害復旧費寄附金として寄せられました寄附金や当基金を財源とした繰り越し事業の決算に伴う不用額などを積み立てするものでございます。 次に、28目に1億2,300万円を計上しておりますが、これは旧門脇小学校震災遺構の整備に係る設計に要する経費を措置したものでございます。 次に、30ページ、1目戸籍住民基本台帳費に488万4,000円を計上しておりますが、これは住民票等の旧姓併記に係るコンビニ交付システムの改修費を措置したものでございます。 次に、32ページ、1目社会福祉総務費に2億831万4,000円を計上しておりますが、これは補助金等の精算に伴う国県支出金等の返還金を措置したものでございます。 次に、36ページ、1目児童福祉総務費に1,395万6,000円を計上しておりますが、これは民間保育所の増築に対する補助金を措置したものでございます。 次に、8目児童厚生施設費に390万円を計上しておりますが、これは北上地区放課後児童クラブ室の整備に要する経費を措置したものでございます。 次に、9目に2,135万円を計上しておりますが、これは(仮称)北上こども園の整備に要する経費を措置したものでございます。 次に、38ページ、4目畜産費に87万円を計上しておりますが、これは畜産の生産基盤強化に対する補助金を措置したものでございます。 次に、40ページ、2目水産業振興費に3,800万円を計上しておりますが、これは貝毒やへい死等による養殖ホタテガイの水揚げ量が激減していることから、半成貝等の購入など緊急的に支援するための補助金などを措置したものでございます。 次に、6目の1水産業復興対策費に3,830万6,000円を計上しておりますが、これは水産業者等が従業員を確保するための宿舎整備に対する補助金を措置したものでございます。 次に、2漁業集落防災機能強化事業費で10億9,879万9,000円を減額しておりますが、これは整備スケジュールの見直しによる減額でございます。 次に、42ページ、2目道路維持費に1,300万円を計上しておりますが、これは道路の維持管理に要する修繕料を措置したものでございます。 次に、8目の1田道町一・蛇田新橋線橋りょう整備事業費に400万円を計上しておりますが、これは老朽化した橋梁の整備に伴う用地購入に要する経費を措置したものでございます。 次に、2内水対策事業費に3億7,291万円を計上しておりますが、これは祝田地区における内水排除用ポンプの設置などに要する経費を措置したものでございます。 次に、44ページ、7目の1基盤整備事業関係費に2,500万円を計上しておりますが、これは市道南浜東1号線の整備に係る地下埋設物の移転補償金を措置したものでございます。 次に、2低平地整備事業では1億3,567万1,000円を計上しておりますが、これは長面地区低平地の盛り土造成に係る経費を追加し、あわせて低平地整備事業におけるスケジュールの見直しによる減額などによるものございます。 次に、4津波復興拠点整備事業費に1億7,800万円を計上しておりますが、これは石巻駅前にぎわい交流広場の整備に要する経費などを措置したものでございます。 次に、5七窪蛇田線街路整備事業費で8,716万6,000円を計上しておりますが、これは事業計画の変更等により減額するものでございます。 次に、46ページ、1目住宅管理費に5,382万1,000円を計上しておりますが、これは市内全域を対象とした危険ブロック塀等の実態調査などに要する経費を措置したものでございます。 次に、3目に3億1,809万7,000円を計上しておりますが、これは補助金等の精算に伴う国県支出金等の返還金を措置したものでございます。 次に、48ページ、1目消防総務費に89万9,000円を、2目非常備消防費に905万円を計上しておりますが、これらは本市消防団桃生地区団が10月に富山市で行われる全国消防操法大会に出場するために要する経費を措置したものでございます。 次に、50ページ、8目学校施設整備基金費に1,600万円を計上しておりますが、これは学校施設の計画的な整備を目的とした基金を造成するための積立金を措置したものでございます。 次に、52ページ、12目(仮称)市民文化ホール建設基金費427万5,000円を計上しておりますが、これは複合文化施設の建設のために寄せられました寄附金を同基金に積み立てするものでございます。 次に、54ページ、8目に450万円を計上しておりますが、これは稲井テニスコートの復旧等に要する経費を措置したものでございます。 次に、56ページ、1目公共土木施設災害復旧費に5億円を計上しておりますが、これは荒2号線などの災害復旧に要する経費を措置したものでございます。 次に、58ページ、1目公立学校施設災害復旧費に9,552万6,000円を、2目社会教育施設災害復旧費に4,525万円をそれぞれ計上しておりますが、これらは北上にっこり地区に整備する北上小学校及び北上公民館の災害復旧に要する経費を措置したものでございます。 次に、60ページ、1目その他公共施設災害復旧費に1,270万円を計上しておりますが、これは雄勝中心部地区に整備する伝統産業会館の災害復旧に要する経費を措置したものでございます。 次に、2目その他公用施設災害復旧費の1庁舎災害復旧費に3,690万円を、2消防施設等災害復旧費に1,290万円をそれぞれ計上しておりますが、これらは北上にっこり地区に整備する北上総合支所及び河北消防署北上出張所の災害復旧に要する経費を措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、4ページにお戻り願います。まず、9款地方特例交付金で1,012万4,000円を、6ページ、10款地方交付税のうち、普通交付税で8億9,964万4,000円を計上しておりますが、これらはいずれも交付額が確定したことに伴う補正でございます。また、震災復興特別交付税で6,700万円を計上しておりますが、これは復興交付金事業などの歳出予算と連動した交付見込み額を措置したものでございます。 次に、8ページから10ページ、14款国庫支出金で4億3,826万1,000円を、12ページ、15款県支出金で87万円を計上しておりますが、これらは各種事務事業及び災害復旧事業などに対する国県支出金を措置したものでございます。 次に、14ページ、1項財産運用収入で74万3,000円を計上しておりますが、これは基金の利子収入の増額分を措置したものでございます。 次に、16ページ、2項財産売払収入で3億6,628万7,000円を計上しておりますが、これは被災元地の売払収入などを措置したものでございます。 次に、18ページ、17款寄附金で2,830万5,000円を計上しておりますが、これはがんばる石巻応援寄附金などの寄附金を措置したものでございます。 次に、20ページ、7目震災復興基金繰入金で10億4,864万6,000円を計上し、8目東日本大震災復興交付金基金繰入金で1億4,968万5,000円を減額しておりますが、これらは歳出で御説明申し上げました復興事業に係る財源の一部として調整したものでございます。 次に、22ページ、2項特別会計繰入金で9億164万5,000円を計上しておりますが、これは市街地開発事業特別会計などにおける前年度の決算剰余金のうち、一般会計への繰入金を措置したものでございます。 次に、24ページ、19款繰越金に37億円を計上しておりますが、これは平成29年度決算剰余金の一部を措置したものでございます。 次に、26ページ、21款市債で2億7,380万円を減額しておりますが、これは予算第5条の地方債の補正で御説明申し上げましたとおりでございます。 次に、もう一度20ページにお戻りいただきまして、1目財政調整基金繰入金で19億2,420万1,000円を減額しておりますが、これはただいま御説明申し上げました歳入歳出予算調整の結果、財政調整基金に一部を戻し入れするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。前例に伴い、補正予算説明書について歳出から各款ごとに質疑を行います。2款総務費、あわせて予算案第3条、繰越明許費及び予算案第4条、債務負担行為補正について質疑はありませんか。2番。 ◆2番(髙橋憲悦議員) 各種会計の補正予算説明書の29ページ、秘書経費の中の負担金補助及び交付金と、ちょっとこれもう一度どのようなものなのか、どこに支払うのか、お尋ねします。 ◎和泉博章総務部長 お答えいたします。 この負担金につきましては、宮城県市長会として東日本大震災の際に各団体より寄附金をいただいております。それで、今回平成30年7月の西日本豪雨被害に対する見舞金ということで、具体的に申しますと岡山県市長会ほか市長会としては全部で6市長会、あと基礎自治体の市としては岡山県総社市ほか5市ということで6市のほうに、合わせまして市長会としては2,170万円ほどを贈呈する予定で、それを宮城県内の14市で負担するということで、石巻市の負担は601万8,000円ということになっています。 ◆2番(髙橋憲悦議員) そのとおりだと思っていましたが、ここでなぜこのように聞いたかといいますと、この各自治体に割り当てられているというか、お見舞い金、それもさることながら、私が言いたいのは災害あったときに、特に中国地方の豪雨につきましては隣の東松島市はいち早く職員を派遣すると、そういうふうにお金の面ではなくて、東日本大震災の一大被災地石巻が今度は恩返しする番だと、そういう感じで、迅速な対応をすべきだったと思います。 なお、きのうの北海道の地震においても、もう大変なことになっております。我々、苫小牧市にも先月視察に行きました。そういういろいろな御恩がありますので、ぜひ仙台港と苫小牧市はフェリーでつながっています。市長は、企業団の企業長、消防の広域の理事長と、今一番欲しいのは多分水とか人手だと思います。今回は先陣を切って石巻市からお手伝いに来ました、支援に来ましたと、その支援のありがたさは早ければ早いほどいいのです。終わってからお見舞いもらっても余りうれしくないと、そう思いますが、市長の所見を伺います。 ◎亀山紘市長 お答えいたします。 豪雨災害については、岡山県、広島県、そのほか被災自治体と連絡をとり合って、これまでも進めてきておりますが、特に今回は熊野町から物資の提供を依頼されて提供しておりますし、また人の派遣については向こうの事情もありまして、向こうの被災地にお伺いしたところ、職員の応援は現在のところ必要ないというようなことを伺っております。これまでも迅速に対応しておりますし、また今回の北海道での地震については、昨日消防本部のほうから、消防工作車両2台と聞いておりますけれども、フェリーで現地に向かっております。それから、私どもとしても大阪府での地震あるいは豪雨災害についてはお見舞いにも、九州までは行っていませんけれども、京都府、大阪府、兵庫県、それから姫路市には各自治体にお見舞いに伺っておりますので、十分に市としても対応できているというふうに思っておりますけれども、しかし一番大事なのは迅速に対応することだというふうに考えておりますので、今後ともしっかりと対応してまいりたいと考えております。 ◆2番(髙橋憲悦議員) ぜひそのとおりお願いしたいと思います。特に被災地にこちらから何か手伝うことはありませんかと電話するのは簡単です。でも、向こうはそれどころではないのです、住民の世話から、何から。ですから、知らないふりして現地に行ってしまうと、職員が。現地を見て、これしたらうちの仕事ができるな、すぐ本体に電話よこす、石巻市のほうに電話よこす、これは大変だから市長何とかこっち方面で応援できませんかと、そういう自発的な支援がなければ、何か要りませんか、欲しいですかではなくて、被災地石巻ならではのスピード感、動きを持った支援のあり方、それを今後示していただきたいと思います。そうしないと、伺っても向こうは大変面倒だし、どうのこうのとスピード感がないものですから、それよりも現場に行って職員がこっちに、これ応援しろと指示を出すような体制をとったほうがよいのかと思います。この点について、市長いかがですか。 ◎亀山紘市長 災害の場合に、支援体制も迅速にするというのは、我々もそのつもりでおりますけれども、ただ発災直後の混乱している時期に職員を派遣しても、なかなか対応するのが難しいのではないかというふうに思っております。そういったことで、ある程度向こうの意向も聞きながら、適切な職員を派遣するのがいいのではないかというふうに考えているところですが、なおその辺についても迅速に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、3款民生費、あわせて予算案第2条、継続費補正について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、6款農林産業費、あわせて予算案第2条、継続費補正について質疑はありませんか。5番。 ◆5番(阿部浩章議員) 農林水産業費、水産振興対策費についてお聞きいたします。 ホタテ養殖業緊急支援事業補助金、今回3,300万円計上されておりますが、貝毒により養殖ホタテガイの水揚げ量が激減したことから、半成貝等の購入等を支援する補助金と聞いております。まず、この補助金の金額をもって今回の事案について全て対応できる金額なのか、もしくは今後の状況次第によってはさらなる金額の増額も考えているのかお伺いいたします。 ◎吉本貴徳産業部長職務代理 今回緊急支援ということで、ホタテ養殖業者の方々への補助ということで3,300万円、今回についてはあくまでも緊急的な対応というふうなことで、今回の3,300万円だけというふうに今考えておりまして、この後の増額というふうなことについては、現在のところは考えていない状況でございます。 ◆5番(阿部浩章議員) 考えていないということですけれども、状況次第ではもっともっとかかるかもしれませんので、漁民に寄り添った対応をしていただきたいと思います。ホタテは、石巻市の地場産品であり、ホタテと言えば石巻市と思われております。このようなことから、当局におかれましてはホタテ養殖業を営んでいる方々の御意見等を十分にお聞きしていただいて、最善の方策で対応していただきたいと思いますが、その辺の対応について市長にお聞きしておきたいと思います。 ◎亀山紘市長 答弁させていただきます。 ホタテ養殖生産者に対しては、先日も雄勝、北上、それから鮎川浜に訪問させていただきましたけれども、今回の支援策についてはホタテ生産者の方々にとにかく来年に向かって半成貝あるいは中成貝、それから養殖資材の補助をするということで対応してまいりますけれども、今後も生産者に聞くのが一番だというふうに思っておりますので、また時間がありましたら、時間がありましたらというか、時間をつくって、現場に入って、そして御意見をお伺いしたいというふうに考えております。 ◆10番(阿部久一議員) 今のホタテ養殖の件に関してなのですけれども、この3,300万円の積算根拠をまず伺いたいと思います。 ◎吉本貴徳産業部長職務代理 お答えいたします。 石巻市内、現在北上、雄勝、牡鹿地区を合わせましてホタテ養殖漁業者の方が66経営体ございます。今回の補助金につきましては、1経営体当たり限度額50万円というふうなことで考えておりますので、66経営体相当というふうなことで3,300万円ということになっております。 ◆10番(阿部久一議員) 66件ということで、限度額が50万円と。66件に対する、例として買い上げた半成貝が100万円の方も50万円の方も、そういったことに対しての補助の仕方はどういうふうになっているのか、その辺も伺います。 ◎吉本貴徳産業部長職務代理 今回補助対象経費に対する補助率というふうな考え方ではなくて、1経営体限度額50万円までは補助するということでございます。経営体に応じては、今お話ありましたように100万円、あるいは60万円というようなことで、例えば稚貝購入の場合に関しては差は、程度は出てくるかとは思いますけれども、それにつきましてはうちのほうで漁業協同組合を通じて交付させていただきますけれども、漁業協同組合で確認した購入の領収書等の確認した額に応じて、50万円を超えれば限度額50万円を交付させていただくということで考えているところでございます。 ◆10番(阿部久一議員) 今回50万円ということでありますが、先ほど市長のほうの答えの中に、今後のことの対応として、多分これことしだけではなくて来年も続く可能性も十分、浜の人たち考えているようなのです、推測しているのです。ですから、この辺追加ということもあり得るということで、ひとつ何とかお願いしたいなということに対していかがでしょうか、もう一度お願いします。 ◎吉本貴徳産業部長職務代理 今回の支援につきましては、昨年度、平成29年度から続いておりますへい死の問題、それから平成30年度におきましては貝毒の問題というようなことで、ことしについてはへい死と貝毒でダブルで大きな影響を受けたと。今回の支援の考え方といたしましては、まずはへい死問題が一番大きい問題だろうと。昨年へい死問題で前年度の生産量の半分に落ち込んだということがございましたので、当然へい死に関してこれまでどおりの取り組みだけではなくて、ある程度へい死について改善を目指していただこうというのがまず大前提にございます。ということで、まずは稚貝購入の前に、今までは半成貝を育てて出荷をされておりましたけれども、その前の小型貝、中成貝等を購入する。そうしますと、新たな資材等を購入しなければいけないということで、まずはそちらの購入のほうにシフトしていただいて、へい死対策について一定の取り組みをしていただくことを前提にと。ただ、漁場の関係であったり、すぐには小型貝への切りかえが難しい方もいらっしゃるでしょうから、その方々に対しては稚貝、それについては中成貝であっても半成貝であっても購入する部分に関して50万円を限度に助成をしましょうという考え方でございます。へい死問題は、平成29年、平成30年と続いておりまして、来年度も続く可能性はゼロではございません。そういった部分のリスクを幾らでも回避していただこうというふうなことで取り組んでいただくことをまず進めていっていただければなと。 中期的な考え方としては、過去のようにもともと石巻市の海でとった地種で育てていただくというのが一番いいのかもしれませんし、そういった形への切りかえであったり、あるいは将来的には、今現在県のほうで今回のへい死問題について調査を進めているところでして、最終的なへい死の原因というものが究明されておりませんけれども、そういった部分のリスク回避という部分では、例えば複合的な経営に切りかえていくような形の検討も漁家の方については検討いただく必要があるのかなと。今回はまず水揚げ自体が例年、昨年の8%程度で、通年、平成27年、平成28年、水揚げがよかったときと比べると今水揚げ数量で3%を超えるくらいというふうなことで、1割にも満たない状況というふうなことで、非常に危機的な状況というふうなことがございましたので、今回緊急支援的というふうなことで助成金を創設させていただいたというようなことでございますけれども、基本的には来年度に向けましては、まずはリスク回避の取り組みをできれば進めていただきたいと。事前の県の調査になりますけれども、雄勝湾地区ですと31経営体、ホタテ業者の方いらっしゃいますけれども、そのうち7経営体、次回以降考えるというふうな方を入れると9経営体、3分の1程度の漁家の方については、半成貝から中成貝、小型貝への切りかえ、転換を今検討されているというふうなこともございますので、そういったことを進めながら、へい死問題については対処していく方に対する支援をまだメーンに考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、8款土木費、あわせて予算案第2条、継続費補正、予算案第3条、繰越明許費及び予算案第4条、債務負担行為補正について質疑はありませんか。8番。 ◆8番(遠藤宏昭議員) 43ページ、田道町一・蛇田新橋線橋りょう整備事業費400万円についてお伺いいたします。用地購入費ということですが、具体的にどちらのほうを購入されるのか。また、これによって、整備事業自体が前へ進むという理解でよろしいのか確認いたします。 ◎木村芳夫建設部長 お答えいたします。 田道町一・蛇田新橋線の橋梁ということで、蛇田新橋でございますが、今回補正で計上しました400万円といいますのは、具体のここの土地ということではなくて、総体の用地費を当初計上してございましたが、その中で不動産鑑定等の調査の結果、若干予算に不足が生じたということで、その分400万円を追加させていただいたというところでございます。 あと、整備のスケジュールということで、いろいろ議員にも御心配をおかけしてございましたが、再度地元のほうに何回か足を運ばせていただきまして、地区ごとに説明会を再度行って、基本的な……当初の橋梁の計画から見直しをさせていただいて、見直しというのはその用地が余りにも負担が大きかったというところもございまして、その辺を交通管理者、あと関係する河川管理者と協議をする中で、その構造の緩和等を検討しまして、極力用地の買収範囲を少ない形で、地元の意向を酌んだ形で再度御説明をさせていただきまして、今それに基づいて補償の調査、あと用地の交渉ということで進めてございます。 ◆8番(遠藤宏昭議員) 全体の整備計画自体がそれこそ何年もおくれてきているような事業なので、少しでも前に進めばいいなと思っての質疑だったのですが、先ほど説明の中で蛇田新橋は老朽化が進んでいるのだと、昭和の初期にかけられた橋ですと。昨日北海道で大きな地震が起こったと。東日本大震災のときに、あの地震に耐えたというのが本当に奇跡なぐらいで、それこそあしたにでも落ちるのではないかと、写真なんか見るとあした落ちてもおかしくないのではないかというような橋なのです。だから、ぜひとも早期のかけかえをお願いしたいと思っているのですが、確認ですけれども、耐震補強されているのかどうかということ。私の記憶ではされていないと思っていました。当然地震による落橋、橋が落ちるという危険性もあるので、そういうこともやっぱり、地域住民の方に負担をかけますけれども、説明しながら早期に事業を前へ進めていただきたいと思っていますので、それについて確認と、今の御答弁だとお尻というか、スケジュールが前に進んでいるということではないのでしょうか、もう一度そこ確認します。 ◎木村芳夫建設部長 お答えいたします。 まず、1点目の耐震補強の関係でございますけれども、議員御承知のとおり、建設年度が昭和の1桁ということで、耐震補強の対象になるような物件ではございませんので、今回の震災についても、そういったことで基礎ぐいに丸太とか使っているということで、逆にそういうフレキシブルな対応ということでもったのかなというところもございまして、現在供用されていますが、いつ落ちてもおかしくないという状況で、その辺は地元のほうにも御説明をして、どうしてもこの際橋梁のかけかえは必要だということで御理解をいただいてございます。 あと、スケジュールにつきましては、当初の計画からは若干おくれてございますけれども、現在その取り返しの挽回中ということで、何とか復興期間内の完成ということで、現在鋭意努力してございます。 ◆8番(遠藤宏昭議員) フレキシブルなというのはちょっと、果たしてそうなのかなと今思ってしまいましたけれども。市長にお伺いします。この田道町一・蛇田新橋線というのは、市役所本庁舎がある石巻駅前と蛇田の、それこそ新都心と言われる蛇田を直線で結んでいる道路で、そのまま国道108号につながっているという重要路線だと思うのです。そのあかしとして、昔からバス路線にもなっているということで、中里新橋があるとか、中埣橋があるなんていうことは別にして、重要路線なのだから、ここをやっぱり早期に、橋いつ落ちても、危ない橋があるのだから、これ早期にかけかえなければいけないというような強い思いを持って、地権者の方、地元の方に御説明いただきたいのですが、市長のこの路線に対する認識というのはどういうようなものをお持ちなのか、それ最後にお伺いします。 ◎亀山紘市長 この路線については、交通量も大きい道路ですので、その中でいつ落ちてもおかしくないというのは、これを放っておくというのは、これはやっぱり行政としても問題があるというふうに思っておりますので、早急に地権者の皆さんの理解を得て、それでかけかえを進めていきたいと考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、9款消防費について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、10款教育費、あわせて予算案第2条、継続費補正について質疑はありませんか。7番。 ◆7番(奥山浩幸議員) 54ページですか、東日本大震災関係費の体育施設震災関係費というところで質疑させていただきたいと思います。 遊楽館、私も私用でたびたび訪れているのですけれども、遊楽館、雨漏りが非常にひどい状況というふうに私は思っています。衣装ケースがいろんなところに置いてあって、初めはそれ何なのかなと思ったら、雨漏りを受けるためのものだというふうに、いろんなところに置いてあります。まず、この件、市長はこの雨漏り、認識されているのかお伺いをいたします。 ◎亀山紘市長 大雨が降った後に遊楽館に行く機会がありましたので、職員にお伺いしました、どの程度雨漏りがあったかというのを。かなりひどい雨漏りがあったということで、台風、強い風があるから、どちらから風が来るかわからないので、漏れた点もあるのですけれども、やはりこれは、これだけ市民の皆さんに愛されている施設ですので、雨漏りを何とかしたいという気持ちでおります。 ◆7番(奥山浩幸議員) あの姿を見てわかっていないというほうがまずあり得ないなと思っていましたけれども、遊楽館、今言われたようにスポーツ施設等がありますし、あと文化ホール、そういったものもあります。あすには敬老会ありますし、10月14日には食育フェスティバルということで、人が集まる行事がたくさんあります。やはりこういう現況をいつまでもほっとくというのはいかがかなというふうに思いますけれども、やはりこれはすぐに取り組んでいただきたいと思いますが、その辺担当部署と市長に再度お伺いをいたします。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 お答えいたします。 遊楽館の雨漏りです。二、三年前に結構な大規模に修繕をいたしました。遊楽館はユニークな形状ということもございまして、完全にはなかなかできないと。完全にやるためには、屋根の全面張りかえかというような状況もありますので、そこら辺については当然使用に影響ないような対応については検討してまいりたいと考えておりますので、何とか闘ってまいりたいと思います。 ◆7番(奥山浩幸議員) 実際問題笑い事ではなくて、やはりお金をかけている以上はきちっと業者に直してもらう、そういった部分はきちっと精査していかなければいけないのかなというふうに思います。 また、今教育委員会事務局長が言ったように、これからの公共施設は余り意匠にとらわれないほうが私はいいと思います。やはり見かけはすごく格好いいのだけれども、結局は機能的にそういうものが出てくるということは、将来的には維持管理費が徐々に徐々にきいてくるということもありますので、複合文化施設はそういった部分でもう決まりましたけれども、今後は一考をしていかないと、将来的な費用負担という部分がありますので、その辺再度考え方を市長にお伺いしたいと思います。 ◎亀山紘市長 お答えいたします。 まず、遊楽館についてですけれども、前回補修工事をした業者と今回の大雨による雨漏りについて、専門的な立場で話を聞いてみたいというふうに思っております。その上で、どのような解決策が、あるいはその雨漏りを防ぐ手段があるのか、その辺を検討して進めていきたいというふうに考えております。全面改修となると、これは屋根の部分を全面改修するとなると、それなりに経費のかかる問題ですので、やはりすぐにとは言えないとは思いますけれども、しかし今の状況をいつまでも放置しておくわけにはいかないというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 それから、複合文化施設についても、将来を見据えた上では維持管理費がかからないような取り組みをしていくことが必要ですし、あと今回の複合文化施設についても建物がいろいろに組み合わさった構造になっているということは私も図面を見て知っておりますので、設計業者、それから今後の建設業者に対して、本当にこれで将来的に雨漏りの危険性がないのかどうかも含めて話し合っていきたいと考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、11款災害復旧費、あわせて予算案第2条、継続費補正及び予算案第3条、繰越明許費について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入の質疑に入ります。歳入は、全款について、あわせて予算案第5条、地方債補正についても質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。本案については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に分割付託することに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。暫時休憩いたします。   午後3時13分休憩                                             午後3時30分開議 ○議長(木村忠良議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △発言の訂正 ◎亀山紘市長 先ほど髙橋憲悦議員の答弁の中で誤りがありましたので、訂正させていただきます。 このたびの西日本豪雨災害での救援物資の支援先につきまして、総社市と発言いたしましたけれども、広島県熊野町の誤りでしたので、訂正の上謝りをさせていただきます。 なお、職員の派遣についても、広島県府中市に約9人だったと思いますけれども、派遣しておりますので、そういう意味では迅速な対応をしたというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ◎大内重義財務部長 発言の訂正をお願いいたします。 先ほどの一般会計補正予算の提案理由の私の発言中、2款1項1目の一般管理費について、東日本豪雨災害と申し上げましたが、西日本豪雨災害の誤りでしたので、訂正とあわせましておわびを申し上げます。 △日程第14 第162号議案平成30年度石巻市下水道事業特別会計補正予算(第2号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第14第162号議案平成30年度石巻市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。本案について建設部長から説明を求めます。建設部長。
    ◎木村芳夫建設部長 ただいま上程されました第162号議案平成30年度石巻市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 表紙番号5、平成30年度石巻市各種会計補正予算の11ページをごらん願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億2,130万4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ485億6,594万8,000円とするものでございます。 第2条は、継続費の補正でありまして、14ページの第2表、継続費補正にありますように、蛇田排水ポンプ場整備事業(その2)につきまして、年割額と総事業費を変更するものでございます。 次に、表紙番号6、平成30年度石巻市各種会計補正予算説明書により歳出から御説明を申し上げます。それでは、92ページをごらん願います。1目一般会計繰出金に5億2,130万4,000円を計上しておりますが、これは前年度繰り越し事業の決算に伴う剰余金処分として一般会計繰出金を予算措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、戻りまして90ページをごらん願います。1目繰越金に5億2,130万4,000円を計上しておりますが、これは歳出で御説明申し上げた剰余金を措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより歳入歳出全款一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。 △日程第15 第163号議案平成30年度石巻市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第15第163号議案平成30年度石巻市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。本案について建設部長から説明を求めます。建設部長。 ◎木村芳夫建設部長 ただいま上程されました第163号議案平成30年度石巻市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 表紙番号5、平成30年度石巻市各種会計補正予算の15ページをごらん願います。第1条は、歳入予算の補正でありまして、16ページの第1表にありますように、款項の区分ごとの金額を変更するものでございます。 それでは、予算の主な内容について御説明申し上げますが、歳出につきましては財源振替のみであることから説明を省略させていただきますので、あらかじめ御了承を賜りたいと存じます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、表紙番号6、平成30年度石巻市各種会計補正予算説明書の102ページをごらん願います。1目循環型社会形成推進交付金で54万1,000円を減額しておりますが、これは前年度繰越金充当分による財源整理として措置したものでございます。 次に、104ページ、1目繰越金に54万1,000円を計上しておりますが、これは前年度循環型社会形成推進交付金の未充当額を今年度へ繰り越ししたことにより増額するものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより歳入歳出全款一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。 △日程第16 第164号議案平成30年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算(第2号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第16第164号議案平成30年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。本案について復興事業部長から説明を求めます。復興事業部長。 ◎近江恵一復興事業部長 ただいま上程されました第164号議案平成30年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 それでは、表紙番号5、平成30年度石巻市各種会計補正予算の17ページをごらん願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億8,933万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ80億850万6,000円とするものでございます。 次に、歳出から御説明申し上げますので、表紙番号6、平成30年度石巻市各種会計補正予算説明書の118ページをごらん願います。1項震災復興土地区画整理事業費は財源振替でございます。 次に、120ページ、4目湊北地区事業費に900万円を計上しておりますが、これは用地購入費を措置したものでございます。 次に、122ページ、2項繰出金に3億8,033万8,000円を計上しておりますが、これは震災復興土地区画整理事業及び被災市街地復興土地区画整理事業の前年度決算剰余金の一部を一般会計繰出金として措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、戻りまして114ページをごらん願います。2項一般会計繰入金で890万円を計上しておりますが、これは歳入歳出予算の増減に伴い、一般会計からの繰入金の増減を震災復興土地区画整理事業、被災市街地復興土地区画整理事業、それぞれ措置したものでございます。 次に、116ページ、1項繰越金で3億8,043万8,000円を計上しておりますが、これは前年度決算剰余金の一部を措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより歳入歳出全款一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。 △日程第17 第165号議案平成30年度石巻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第17第165号議案平成30年度石巻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。本案について健康部長から説明を求めます。健康部長。 ◎畠山早苗健康部長 ただいま上程されました第165号議案平成30年度石巻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 それでは、表紙番号5、石巻市各種会計補正予算の21ページをごらん願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億9,535万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ171億1,841万7,000円とするものでございます。 それでは、補正予算の主な内容について、表紙番号6、石巻市各種会計補正予算説明書により、歳出から御説明申し上げますので、136ページをごらん願います。1項総務管理費に21万6,000円を計上しておりますが、これは都道府県化による各種様式変更に伴うシステム改修費用を措置したものでございます。 次に、138ページ、1項償還金及び還付加算金に3億9,513万8,000円を計上しておりますが、これは前年度の療養給付費等負担金が超過交付であったため、国への返還金を措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、130ページにお戻り願います。1項療養給付費等交付金に2億5,984万9,000円を計上しておりますが、これは前年度の退職被保険者に係る療養給付費交付金の額の確定に伴い、社会保険診療報酬支払基金から交付を受けるものでございます。 次に、132ページ、1項県負担金に21万6,000円を計上しておりますが、これは歳出で御説明申し上げましたシステム改修に伴う交付金を措置したものでございます。 次に、134ページ、2項基金繰入金に1億3,528万9,000円を計上しておりますが、これはただいま御説明申し上げました歳入歳出予算の調整の結果、財政調整基金からの繰入金を措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより歳入歳出全款一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、保健福祉委員会に付託いたします。 △日程第18 第166号議案平成30年度石巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第18第166号議案平成30年度石巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。本案について健康部長から説明を求めます。健康部長。 ◎畠山早苗健康部長 ただいま上程されました第166号議案平成30年度石巻市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 それでは、表紙番号5、石巻市各種会計補正予算の25ページをごらん願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でありまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,741万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ18億2,892万1,000円とするものでございます。 それでは、補正予算の主な内容につきまして、表紙番号6、石巻市各種会計補正予算説明書により、歳出から御説明申し上げますので、154ページをごらん願います。1項後期高齢者医療広域連合納付金に1,740万7,000円を計上しておりますが、これは前年度繰越金に係る後期高齢者医療広域連合保険料負担金を措置したものでございます。 次に、156ページ、2項繰出金に3,000円を計上しておりますが、これは前年度繰越金に係る一般会計繰出金を措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、146ページにお戻り願います。1項一般会計繰入金で673万6,000円を減額し、150ページ、1項国庫補助金に673万6,000円を計上しておりますが、これはシステム改修について国庫補助金が交付されることとなったため、その財源を振替措置するものでございます。 次に、戻りまして148ページ、1項繰越金に1,741万円を計上しておりますが、これは平成29年度決算剰余金について、前年度繰越金として措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより歳入歳出全款一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、保健福祉委員会に付託いたします。 △日程第19 第167号議案平成30年度石巻市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第19第167号議案平成30年度石巻市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。本案について健康部長から説明を求めます。健康部長。 ◎畠山早苗健康部長 ただいま上程されました第167号議案平成30年度石巻市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 表紙番号5、平成30年度石巻市各種会計補正予算の29ページをごらん願います。今回の補正は、第1条にありますように、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,866万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ141億9,935万8,000円とするものでございます。 それでは、予算の主な内容につきまして歳出から御説明申し上げますので、表紙番号6、平成30年度石巻市各種会計補正予算説明書の168ページをごらん願います。1項償還金及び還付加算金に4,866万3,000円を計上しておりますが、これは平成29年度介護給付費負担金等につきまして、国及び県に対する超過交付分の返還金を措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、164ページにお戻り願います。1項支払基金交付金に3,240万2,000円を計上しておりますが、これは平成29年度介護給付費交付金等について、社会保険診療報酬支払基金からの追加交付金を措置したものでございます。 次に、166ページ、2項基金繰入金に1,626万1,000円を計上しておりますが、これはただいま御説明申し上げました歳入歳出予算の調整の結果、財政調整基金からの繰入金を措置したものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより歳入歳出全款一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、保健福祉委員会に付託いたします。 △日程第20 第168号議案財産の処分について ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第20第168号議案財産の処分についてを議題といたします。本案について復興事業部長から説明を求めます。復興事業部長。 ◎近江恵一復興事業部長 ただいま上程されました第168号議案財産の処分について御説明申し上げます。 表紙番号1の23ページから26ページまでをごらん願います。本案は、本市施行の防災緑地2号の整備事業に伴う用地協力者が移転先として希望した区画整理事業地内の土地を売り払いすることについて、石巻市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議決を求めようとするものであります。 処分財産の所在地は、湊西地区被災市街地復興土地区画整理事業地内の15街区の11―3画地及び16街区11―2画地であります。現況地目は宅地、面積は5,273平方メートルであります。 処分方法は売買で、処分価格は8,375万200円であります。 処分の相手方は、塩竈市新浜町2丁目2番42号、東北陸運株式会社代表取締役、玉田哲也であります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。 討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第21 第169号議案石巻地区広域行政事務組合規約の変更について ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第21第169号議案石巻地区広域行政事務組合規約の変更についてを議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま上程されました第169号議案石巻地区広域行政事務組合規約の変更について御説明申し上げます。 本案は、平成14年12月に建設した石巻広域クリーンセンターに係る公債費の償還が終了したことに伴い、石巻地区広域行政事務組合の規約を変更する必要が生じましたことから、地方自治法第290条の規定により議決を求めるものでございます。 それでは、規約の改正内容について御説明申し上げますので、表紙番号1の27ページから29ページ、あわせて表紙番号7、条例の一部改正新旧対照表の40ページから41ページまでをごらん願います。別表第1、ごみ焼却施設負担金の表中、石巻広域クリーンセンター建設に要した公債費に係る関係地方公共団体の負担割合を削るものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。 討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第22 第170号議案工事請負の契約締結について((仮称)鮎川浜地区観光物産交流施設建設工事) △日程第23 第171号議案工事請負の契約締結について((仮称)雄勝中心部地区観光物産流施設建設工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第22第170号議案工事請負の契約締結について((仮称)鮎川浜地区観光物産交流施設建設工事)及び日程第23第171号議案工事請負の契約締結について((仮称)雄勝中心部地区観光物産交流施設建設工事)、以上2議案を一括議題といたします。本2議案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま一括上程されました2議案について御説明申し上げます。 初めに、表紙番号1の30ページをごらん願います。第170号議案(仮称)鮎川浜地区観光物産交流施設建設工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、去る7月11日、参加申請のありました4者による制限付き一般競争入札を行った結果、日本製紙石巻テクノ株式会社が5億9,144万9,040円で落札いたしましたので、同社代表取締役社長、髙橋修作と工事請負契約を締結いたしたく御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、鮎川浜南地内に新築する観光物産交流施設、鉄骨造平家建て、延べ面積1,286.16平方メートルの建築工事等を施工しようとするものでございます。 次に、31ページをごらん願います。第171号議案(仮称)雄勝中心部地区観光物産交流施設建設工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました4者による制限付き一般競争入札を行った結果、株式会社櫻工房が4億1,126万4,000円で落札いたしましたので、同社代表取締役、伊藤健一と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、雄勝町伊勢畑ほか地内に新築する観光物産交流施設、木造一部鉄骨造平家建て、延べ面積1,097.93平方メートルの建築工事等を施工しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本2議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本2議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本2議案は原案のとおり可決されました。 △日程第24 第172号議案工事請負の契約締結について(流留真野沢田線道路改良(その2)工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第24第172号議案工事請負の契約締結について(流留真野沢田線道路改良(その2)工事)を議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま上程されました第172号議案流留真野沢田線道路改良(その2)工事の工事請負の契約締結について御説明申し上げます。 表紙番号1の32ページをごらん願います。本案は、流留真野沢田線道路改良(その2)工事に係る工事請負契約を締結することについて議決を求めようとするものでございます。 本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました5者による制限付き一般競争入札を行った結果、大正建設株式会社が2億3,523万7,932円で落札いたしましたので、同社代表取締役、大槻正治と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、流留字善性寺ほか2字地内において、市道流留真野沢田線一部区間の改良工事を実施するものであり、施工延長460メートル、幅員10メートルの道路土工、のり面工、側溝工等を施工しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第25 第173号議案工事請負の契約締結について(南浜雨水排水ポンプ場及び流入管築造工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第25第173号議案工事請負の契約締結について(南浜雨水排水ポンプ場及び流入管築造工事)を議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま上程されました第173号議案南浜雨水排水ポンプ場及び流入管築造工事の工事請負の契約締結について御説明申し上げます。 表紙番号1の33ページをごらん願います。本案は、南浜雨水排水ポンプ場及び流入管築造工事に係る工事請負契約を締結することについて議決を求めようとするものでございます。 本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました1者による制限付き一般競争入札を行った結果、重吉興業株式会社が2億2,464万円で落札いたしましたので、同社代表取締役、山内ひろみと工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、門脇町3丁目ほか1字地内において、排水機場本体工事、流入管工事、ポンプ場建築工事等を施工しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第26 第174号議案工事請負の契約締結について(石巻工業港運河線道路新設工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第26第174号議案工事請負の契約締結について(石巻工業港運河線道路新設工事)を議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま上程されました第174号議案石巻工業港運河線道路新設工事の工事請負の契約締結について御説明申し上げます。 表紙番号1の34ページをごらん願います。本案は、石巻工業港運河線道路新設工事に係る工事請負契約を締結することについて議決を求めようとするものでございます。 本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました1者による制限付き一般競争入札を行った結果、新東総業株式会社が2億9,789万8,560円で落札いたしましたので、同社代表取締役、新田實と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、石巻工業港運河線において、全体延長計画1,868.1メートルのうち、既に333.0メートルについては発注済みで、今回855.7メートルの道路新設工事を施工しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第27 第175号議案工事請負の契約締結について(石巻南浜津波復興祈念公園整備工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第27第175号議案工事請負の契約締結について(石巻南浜津波復興祈念公園整備工事)を議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま上程されました第175号議案石巻南浜津波復興祈念公園整備工事の工事請負の契約締結について御説明申し上げます。 表紙番号1の35ページをごらん願います。本案は、石巻南浜津波復興祈念公園整備工事に係る工事請負契約を締結することについて議決を求めようとするものでございます。 本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました4者による制限付き一般競争入札を行った結果、遠藤興業株式会社が8億9,830万2,960円で落札いたしましたので、同社代表取締役、遠藤正樹と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、南浜町4丁目ほか5字地内において、石巻南浜津波復興祈念公園の整備として、敷地造成工、園路広場整備工等を施工しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第28 第176号議案工事請負の契約締結について(大街道小学校校舎老朽化対策工事) △日程第29 第177号議案工事請負の契約締結について(中里小学校校舎老朽化対策工事) △日程第30 第178号議案工事請負の契約締結について(二俣小学校水泳プール改築工事) △日程第31 第179号議案工事請負の契約締結について(河北中学校校舎老朽化対策工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第28第176号議案工事請負の契約締結について(大街道小学校校舎老朽化対策工事)から日程第31第179号議案工事請負の契約締結について(河北中学校校舎老朽化対策工事)まで、以上4議案を一括議題といたします。本4議案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま一括上程されました4議案について御説明申し上げます。 初めに、表紙番号1の36ページをごらん願います。第176号議案大街道小学校校舎老朽化対策工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました6者による制限付き一般競争入札を行った結果、株式会社丸本組が2億574万円で落札いたしましたので、同社代表取締役、佐藤昌良と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、校舎の老朽化対策工事として、屋上防水改修工事、外壁防水改修工事、便所洋式化改修工事等を施工しようとするものでございます。 次に、37ページをごらん願います。第177号議案中里小学校校舎老朽化対策工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました3者による制限付き一般競争入札を行った結果、日本製紙石巻テクノ株式会社が2億4,753万6,000円で落札いたしましたので、同社代表取締役社長、髙橋修作と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、校舎の老朽化対策工事として、屋上防水改修工事、外壁防水改修工事、便所洋式化改修工事等を施工しようとするものでございます。 次に、38ページをごらん願います。第178号議案二俣小学校水泳プール改築工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました1者による制限付き一般競争入札を行った結果、石巻建商株式会社が1億5,768万円で落札いたしましたので、同社代表取締役、鎌田良一と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、プールの老朽化のための改築工事として、水泳プール、構造体鉄筋コンクリート造、プール本体FRP製、25メートルプール5コースと低学年用コースのほか、附属棟の新築工事、既存の水泳プール、附属棟の解体工事等を施工しようとするものでございます。 次に、39ページをごらん願います。第179号議案河北中学校校舎老朽化対策工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました2者による制限付き一般競争入札を行った結果、株式会社角張工務店が1億4,587万7,760円で落札いたしましたので、同社代表取締役、角張守と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、校舎の老朽化対策工事として、屋上防水改修工事、外壁防水改修工事、便所洋式化改修工事等を施工しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。5番。 ◆5番(阿部浩章議員) 1点だけお伺いいたします。 この工事契約、市内の小中学校等の老朽化対策のため、毎年計画的に工事を行っているようですが、あと何年、あと何カ所ぐらい小中学校の老朽化対策を行う予定であるか、お聞きしたいと思います。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 お答えいたします。 老朽化対策事業につきましては、毎年小学校2校、中学校1校、あと昨年までは幼稚園もやっておりましたけれども、幼稚園の部分については終了いたしました。今後の5年間は、小学校2校、中学校1校の全部で3校をやっていきたいというふうに考えております。 また、それ以降についても、予定の学校については仮の計画とさせていただいておりますが、現在小学校33校、中学校が19校ございまして、2校ずつやっても15年かかるというところでございますので、老朽化対策事業そのものを終了というのはここで断言できないところでございますが、学校等については長寿命化計画を新たに今検討しておりますので、それらの中で、計画でお示しをしたいというふうに考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本4議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本4議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本4議案は原案のとおり可決されました。 △日程第32 第180号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設工事) △日程第33 第181号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設電気設備工事) △日程第34 第182号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設機械設備工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第32第180号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設工事)から日程第34第182号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設機械設備工事)まで、以上3議案を一括議題といたします。本3議案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま一括上程されました3議案について御説明申し上げます。 初めに、表紙番号1の40ページをごらん願います。第180号議案(仮称)石巻市複合文化施設建設工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、先月20日、参加申請のありました3者による制限付き一般競争入札を行った結果、大成建設・丸本組特定建設工事共同企業体が66億7,634万4,000円で落札いたしましたので、同共同企業体代表者、大成建設株式会社東北支店支店長、平田尚久と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、開成1番8において、複合文化施設の建設として、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上4階建ての延べ面積1万3,315.13平方メートルの建築工事及び外構工事を施工するものでございます。 次に、41ページをごらん願います。第181号議案(仮称)石巻市複合文化施設建設電気設備工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、先月20日、参加申請のありました2者による制限付き一般競争入札を行った結果、東光電気工事株式会社・株式会社エスディ佐藤電気特定建設工事共同企業体が8億6,454万円で落札いたしましたので、同共同企業体代表者、東光電気工事株式会社東北支社支社長、香川立人と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、開成1番8において、複合文化施設の建設に係る電灯設備、動力設備等の電気設備工事一式を施工するものでございます。 次に、42ページをごらん願います。第182号議案(仮称)石巻市複合文化施設建設機械設備工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、先月20日、参加申請のありました1者による制限付き一般競争入札を行った結果、朝日工業社・山下設備工業特定建設工事共同企業体が18億36万円で落札いたしましたので、同共同企業体代表者、株式会社朝日工業社東北支店執行役員支店長、小林智と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、開成1番8において、複合文化施設の建設に係る空気調和設備、換気設備等の機械設備工事一式を施工するものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。19番。 ◆19番(丹野清議員) 今回(仮称)石巻市複合文化施設建設工事がやっと入札も終わり、着工の運びとなり、多くの市民や私も大いに期待しているところでございます。しかし、今回議案で「おやっ」と思ったことがあります。なぜなら、落札されたT社は、国策であるリニアモーターカー関連で談合が明るみになり、宮城県はもとより仙台市や、お隣の東松島市、また女川町など、ほとんどの自治体から指名停止という行政処分を受けており、当然石巻市でも宮城県や県内の自治体に合わせて指名停止になっているものと思っておりました。 そこで、指名停止に関し、3点についてお伺いをいたします。1点目、なぜ行政が指名停止という行為を行い、その指名停止という行政処分がどのような効果をもたらすのか、本市の行政処分に対する考え方についてをまず総務部長にお答え願います。 次に、2点目、本市の指名停止を行う際、石巻市としての基準はあるものの、宮城県や県内市町村の動向を注視し、歩調を合わせる、そのような考え方についてどのようになっているのか、佐藤副市長にお伺いします。 そして、3点目、本市のみ指名停止処分を行わないとするのは、各自治体で指名停止処分を受けている企業を、全国的に過ちのあった企業に対するペナルティーという包囲網のようなものを、石巻市のみ穴をあけて逃がすという、よろしくない結果になると思います。このような行政処分は、ある程度全国共通であると思いますが、これらを踏まえての所見を市長にお伺いをいたします。 ◎和泉博章総務部長 お答えいたします。 工事請負契約に係る指名停止につきましては、入札、契約に係る不正行為の排除の徹底を図る観点から、厳正に行われるべきものと考えております。公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律に基づいた指針においても、指名停止については、その恣意性を排除し客観的な実施を担保するため、各省庁の長    地方公共団体の長も含みますが    はあらかじめ指名停止基準を策定し、これを公表するものとするとされているところでございます。 それで、御質疑の1点目でございますけれども、指名停止をした場合、どのような効果があるかといったようなところでございますが、指名停止措置については停止期間に実際に入札に参加できなくなるだけではなく、マスコミなどを通じて広く一般にも周知されることから、その事業者にとっては営業上の影響も少なくないと想定されるところでございます。そのため、現在の石巻市の指名停止条項の規定内容で指名停止とした場合は、指名停止を受けた事業者側から営業上の不利益をこうむったとして損害賠償がされるリスクも考えられるというようなことが考えられるということでございます。 ◎佐藤茂宗副市長 指名停止の基準の考え方でございますけれども、宮城県についてはその公共機関が行う指名停止をされた公共機関が行う入札工事というような規定がなくて、公共機関に縛りをかけていないというふうなことで、宮城県についてはJRの工事であっても指名停止を行っているという状況です。他市の例も見てみると、これ結構まちまちな状況ではございますけれども、多くは県に倣って指名停止を行っているという状況の中で、当市としては公共機関が行うというところに限定、縛りを設けておりますので、JRについてはその公共機関が行うというふうなところの行政が発注する工事とみなさないということで、言ってみれば国と同じように、国のほうの東北農政局や整備局についても、公共機関というこの縛りを設けることによって、指名停止を行っていない現状にありますので、石巻市としては県に倣うというよりは国に倣っているという考え方をとっています。
    ◎亀山紘市長 石巻市のこれまでの指定停止基準に基づいて今回入札を行ったということで、国に準じて行ったということで、ほかの公共機関と異なった対応になっているということについては、基準に準じてやるということからすればやむを得ないというところがありますので、御理解をいただきたいと存じます。 ◆19番(丹野清議員) 思ったとおりの答弁でした。国に準ずるということでこの石巻市は指名停止を行っていないということでございますが、国の基準といいましても、いろんな組織や地域があります。例えば東北地方整備局、関東地方整備局、あるいは東北農政局、東海農政局など、さまざまな機関がございます。石巻市は、指名停止を行う際にはどの機関を対象とするのか、ただ国の機関といってもいろいろあるのです。東北農政局だとか、東北地方整備局がしなければしなくていいという考えなのか。また、この国の機関におきましても、リニア談合に関する指名停止はやったところもあります。しかし、そうでないところもあります。ただ、宮城県内では、宮城県はもちろんのこと、角田市を除く14市中12市全てが指名停止を行っております。なぜ石巻市がこの指名停止を行わなかったのか、私も疑問でなりません。 そこで、指名停止は12市で行ったのですけれども、期間の長さというのは異なっております。本年4月上旬に足並みをそろえて指名停止を行っているところもございますが、大体県内。本市は、震災復興事業関連で多くの工事発注の機会があります。どの自治体よりも積極的かつ慎重にリニア談合、この件に対する検討を行っての判断だと思います。その経緯と経過について菅原副市長にお尋ねをいたします。 ◎菅原秀幸副市長 経緯、経過というふうな形で今御質疑あったのですけれども、私も総務部長から聞いていた関係では、その辺のところは不勉強でしたので、わかりませんけれども、国の機関に石巻市は準じていると、それで宮城県の考え方ともまた違うのだというふうなことで、これは従来国の考え方に準じてやってきているというふうな内容での報告は受けていましたけれども、それ以上のことはお答えできない状況でございます。御理解いただきたいと思います。 ◎和泉博章総務部長 お答えいたします。 本市の指名停止の措置要綱の改正を平成18年に行っておりまして、そのときも国の指名停止基準ということで中央公共工事契約制度運用連絡協議会による指名停止基準をモデル、基づいて改正しておりますが、そのときに公共機関の発注した工事に限るという条件を入れたところでございます。それで、今回のリニアモーターカーの関係での審査につきましては、本年第3回競争入札審査委員会で付議いたしまして、指名停止措置要綱に基づいて指名停止を行わないということを決定いたしたというところでございます。 ◆19番(丹野清議員) だから、さっきも言いましたが、国のどこなのか、ただ国と言われると、私らも、ああ、そうなのかと。でも、国といったっていろいろありますから、そういうところ次答弁してもらいますが、こういうことであれば、これからの入札基準、やっぱり宮城県なり県内の14市全体見ていましても、ぜひ合わせてもらって、どこか県とか、やっぱりそういうところに準じてやったほうが恐らく市民の方は納得するのではないかなと思います。だから、角田市と石巻市、石巻市が大体入札する本体でこういうことというのは、ちょっとやっぱり皆さん考えても「おやっ」と思いますよ。その辺今後直して、県に準ずるとかというふうに直していただければなと思っております。 このリニア談合で他市が指名停止をしていたのがわからなかったのか、それともやれなかったのか、これは絶対に指名停止するかどうか検討は皆さん競争入札審査委員会でやったと思います。我々から見ると、変な考えを持ちますと、作為的にやらなかったのか、圧力的にやれなかったのか、職員の怠慢で失念していたのか、これからでも指名停止にする気はないのか。 また、JR東海は単なる民間団体ではないと思うが、いかがでしょうか。国でお金なんかも出していると思います。そういうことで、どうでしょうか。 また、市が出資している団体が行う発注において談合があった場合、その問題にどのように向き合うのか、知らんぷりか、同調して指名停止にするのか、まずその点含めてお伺いします。 そして、質疑は3回まででございますので、最後に市長にお伺いいたします。私は、この落札したT社をどうのこうのという質疑ではございません。最近のニュースでは、スポーツ界のガバナンスのあり方について報道されております。石巻市におきましても、この行政の良好なガバナンスを期待しておりますけれども、市長の今度の入札に関して、またそれから今後の体制についてのガバナンスということをどのように考えているのかお伺いいたします。 ◎和泉博章総務部長 まず、国の機関で行っているところ、行っていないところでございますが、例えば国土交通省の地方整備局の関係ですと、今回の案件の業務が発注されている所管する区域内ということで、関東地方整備局と中部地方整備局は指名停止を行っております。所管区域外ということで、東北地方整備局を初め、他の地方整備局は指名停止を行っておりません。それから、東北農政局についても同様に、所管区域内ということで関東農政局と東海農政局は指名停止を行っております。それ以外の農政局は指名停止を行っておりません。というような国のほうの指名停止基準になっているところでございます。 それで、あとこのJR東海が公共機関になるのかどうかという部分でございますけれども、国のほうの衆議院議員の質問、答弁というようなところにも今回のJR東海が法律に定める特殊法人等の公共機関に当たるのかどうかという質疑があったのに対しては、答弁といたしましてはそういった公共機関等には該当しないし、今回の工事についても公共工事ではないというような衆議院での答弁がございました。 それであと、本市内において談合等を行った場合については、やはり厳正な対応が必要だと思っておりますので、公共機関等に限らず、全ての業者について、発注が行われたものについては、やはり厳正に指名停止基準等に基づいて対応してまいりたいというふうに考えております。 ◎亀山紘市長 今回の指名停止基準については、今回に限らず入札に関しては競争入札審査委員会で行われております。それに対して、一切私は関与しておりませんので、そういう意味では御理解をいただきたいと思います。 ◆2番(髙橋憲悦議員) 今の総務部長の答弁でわかったようなわからないような、つまり公共機関というのを定義づけしておかないといけないと思うのです。JR東海が確かに民間だと、公共機関に属さないという考えもありますけれども、宮城県内でも阿武隈鉄道ですか、そういうふうな県が出資している会社等もございます。ですから、その地域、地域でそれを該当させるのではなくて、まずはやってしまったもの、つまり国策であるリニアモーターカー、これについてのペナルティーは県内の市町村ほとんどがだめですと言っているのです。ところが、石巻市だけはいいですというふうな認めた結果になると、そこまで突っ込んで入札審査会で議論したのかお尋ねします。 ◎和泉博章総務部長 お答えいたします。 公共機関の職員ということで、贈賄等の客体となる公務員やみなし公務員、または特別法により贈賄罪の客体として規定されている者のいずれかに該当する者とされております。それで、JR東海の職員は、このいずれにも該当しないということを確認しております。よって、JR東海は公共機関に該当しないということで判断をしたところでございます。審査会でもそのように判断したところでございます。 ◆2番(髙橋憲悦議員) この業者の指名停止について、角田市を除く全自治体が宮城県では、ということはこのT社については宮城県内では角田市と石巻市だけに参画できるというふうになりますと、やはり足並みをそろえるということは絶対必要だと思うのです。石巻市だけこのバリアを外したのか、その疑問があります。特に市民の本当に永遠に続く財産の問題ですので、先ほど丹野議員も言っているように、待望の施設ですから、ぜひとも真剣に協議したいと。 再度お聞きします。JR東海は別にして、このT社について、そのほかにも5社ほどあるのですけれども、その業者について今後問題になるよなと、そういう危機感を持って再度みんなで……。市長は審査会には関与していないと、当然です。関与されては困るのです。関与していないとは言うものの、うちに対する影響度について、本当に競争入札審査委員会で、これこれ、こういうこういう理由で指名停止しませんでしたという、はっきりとした理由をお知らせ願いたいと思います。 ◎和泉博章総務部長 先ほども御答弁させていただきましたけれども、本市の指名停止措置要綱で公共機関の発注した工事に限るという一文を入れたのが平成18年でございます。それで、宮城県に確認いたしましたところ、宮城県としては確認がとれる最も古い基準は平成13年度のものだということで、その時点から基準の改正はしていないということでありましたので、平成18年度に本市が改正したその経緯については、大変申しわけございませんが、承知していないところでございます。 なお、競争入札審査委員会でもいろいろ議論になりましたけれども、指名停止についてはやはり、先ほども申しましたけれども、一番最初に申し上げましたけれども、その恣意性を排除し客観的な実施を担保するためということで、あらかじめ指名停止基準を策定し、これを公表するというものになっておりますので、本市としてもホームページ等で公表させていただいておりますので、そういった業者の方々に迷惑をかけるというか、そういったことのないように、談合であれば当然厳正に指名停止をさせていただきますけれども、指名停止措置要綱に基づきまして審査の上、今回は決定し、指名停止を行わないといったものにしたところでございます。 ◆2番(髙橋憲悦議員) 最後の質疑になりますので、仮に大震災の経験で、例えば気仙沼市も名取市もうちと同じような被害がありました。その各市が市民ホールなり、複合文化施設をつくるのに指名停止を行ったと、そういう部分に足並みをそろえるべきだと思います。そうしないとこれからいろいろ問題が発生するのではないか。ぜひこういうものは歩調を合わせるといいますか、必ずうちのほうはこうだからこれでいいのだという、確かにこれは理屈ですけれども、常識論として、一般論として、それが通用するかどうか、その基準よりも常識が大事だと私は思います。再度この議論について市長の所感を伺います。 ◎亀山紘市長 お答えいたしますが、規定については急遽入札以前に改正して周知するというのは、非常にむしろ不自然で、平成18年からそういう基準に基づいて競争入札審査委員会を行っているということであれば、そのまま継続して行うことがむしろ自然ではないかなというふうに考えております。 ◆6番(黒須光男議員) 丹野議員、髙橋議員のやりとりを聞いておりました。市長は、競争入札審査委員会は関知していないという話でございますが、競争入札審査委員会のまずメンバー、誰が代表になっているのか、それをまずお示しいただくというふうなことをお願いしたいと思います。 次に、和泉総務部長、いろいろ答えているのですが、国の流れに、制度に準じてやっていると。しかしながら、このリニア新幹線の談合問題は東京地検が命をかけてやっているのです。メンツをかけてやっているの。いろいろ今社会的に内閣総理大臣のそんたくだ何だかんだ言われて、東京地検が全国的に沈下しているのです。ですから、威信をかけた挑戦なのです、あれ。ちょっと無理もあったと思いますけれども、でも理にかなっている。そうした中で、国はいろいろそれらも含めて考えて、大手ゼネコンがやられた場合、一律で入札に入れないというふうなことになりますと、日本の国家を挙げたプロジェクトが全部だめになってしまうのです、例えばオリンピックだ何だかんだ。ですから、その抜け道でやっているのです。抜け道をつくって国は、佐藤副市長なんかもいて国は頭いいから、東大出だから、べらっと。うまいのです。全部を指名停止しなさい方策の中で、ちゃんとずるくやっているのです。それに準ずる必要ないではないですか、たかが石巻市。角田市は、なぜやらなかったかわかりますか。大手ゼネコンに頼むものないから、指名停止しないのです。ですから、この談合問題ですとか、東京地検の動向とか、国の流れとか、そんな簡単に総務部長が言う話ではないのです。これはわながあるな。そういうことなので、この国に準ずる、準ずる、これは関東地方整備局と中部地方整備局はちゃんと指名外したのではないですか。全国やってしまうとまずいから、これはやりましょうと、制度はそうだけれども、やりましょう。そうしたら、それに準ずるのが石巻市ではないですか。そういうことで、いかがですか、まず質疑ですから、ここで私の論理ばかり言っていても困りますから。そういうふうな国の流れを体する必要がなかったのではないかということが2点目です。 これまずひとつ2点お答えいただけませんか。 ◎和泉博章総務部長 お答えいたします。 競争入札審査委員会につきましては、私が委員長で、復興政策部長が副委員長、あと他の部長がメンバーということで構成されているところでございます。 それから、国の機関で指名停止をしているところが指名停止の措置要綱に準じないでというような御発言があったかと思いますけれども、それについては例えば国土交通省の関東地方整備局、中部地方整備局では、それぞれの地方整備局の所管する区域内で行われたことなので、指名停止をしていると、それ以外の東北地方整備局等については所管区域外なので、していないということで、指名停止の措置要綱どおりの指名停止をしているという状況だと理解しているところでございます。 ◆6番(黒須光男議員) この競争入札審査委員会のメンバー、あなたが委員長でしょう、あと部長たち。私内々に入っているけれども、市長に相談したと聞いていますよ、これは。私調べたのだから、中に俺に教える人がいるのだ、やっぱり今みんな職員が。内部告発だ。市長にちゃんと報告していますと言っているのだ。あなたうそ言ったってだめだ。市長が聞いていないなんて、うそ。ましてやそういうことで市長はわかっていたということですよ。こういう堂々と市長がこの議場でうそをつくと……(何事か呼ぶ者あり)まずいいから聞いてください。内部告発ですから、内部告発でそういう話があったということです。(「誰だか言ったらいいじゃないか」と呼ぶ者あり)あなたの内部告発随分あるのだ。(「いいから言えよ」と呼ぶ者あり)そういうことなのです。(「ごまかすな」と呼ぶ者あり)内部告発。(「言え」と呼ぶ者あり)違うなら違うでいいですよ。あなたら、それはいいですよ。そういうことなのです。ですから、関東地区あるいは中部地区、これを参考にした場合、やっぱりこれは指名停止にすべきだったのではないかという持論です。不思議ですよ、これだけの重要なことをあなたたちだけ、競争入札審査委員会だけで決めるなんていうのはあり得ない。当然総務部長は、市長、副市長に相談する、耳打ちするというのは当たり前の話だ、これは。それを知らないとか知っているとか、そんな次元ではないのではないか、こんな大事なの。しかも、大成建設と丸本組のジョイントがとらないのであれば別ですよ。とっているのです、恥ずかしくもなく。当然疑われるではないですか、政治的な介入があったのでないかというのを疑うのは当たり前。ですから、私たちは質疑しているの。2人も質疑しているの。いかがですか、総務部長、市長に相談したのですか。 ○議長(木村忠良議員) 市長、先に答弁しますか。 ◎亀山紘市長 私が競争入札審査委員会から、競争入札審査委員会が行われる前にそういった相談があるということはありません。全くそれはでっち上げです。そういうことは一切ございませんので、御了解いただきたいと思います。 ◎和泉博章総務部長 お答えいたします。 今回の指名停止の関係につきましては、先ほども申しましたとおり、本年第3回の競争入札審査委員会におきまして、事務局からの提案を受け、我々審査委員会のメンバーが協議しております。一切市長等のかかわりというのはございませんので、強く否定しておきます。 ◆6番(黒須光男議員) 今2人は否定しましたけれども、そういうふうなことでございます。私の発言も注視していただきたいということでございます。 しかも、これはもう一つの問題がある。丸本組です。大成建設だけではないの、問題は。丸本組にもあるのです。この丸本組は、御案内のとおり、湊の復興住宅もとり、いろんな復興住宅をとっています。それを調べていきますと、丸本組もとった金額に、公募型買取市営住宅制度運営委員会にかけないで、また追加してとっているのです、お金を。追加してまたもらっているの。ですから、今の石巻市の入札のあり方が大変問われている。1つ、2つ、私が言っているどころではないのです、みんなですよ、もう。ですから、その辺も十分に調査したのですか、丸本組の公募型買取市営住宅制度運営委員会にかからないでプラスした、増額した分は総務部長理解していますか。そして、この間の分限懲戒審査会にそういうことも伝えていますか。その辺お尋ねします。 ◎和泉博章総務部長 お答えいたします。 ただいま議員がおっしゃいました丸本組、会社の増額等について、大変申しわけございませんが、何のことかちょっとわかりませんので、答弁を控えさせていただきたいと思います。 ○議長(木村忠良議員) ほかにございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければこれをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本3議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔6番黒須光男議員「議長、議事進行」と呼ぶ〕 ○議長(木村忠良議員) 6番。 ◆6番(黒須光男議員) 私は、この工事契約、いろんなもろもろやりとりをいたしまして、また他の議員の話も聞きまして、石巻市の複合文化施設工事につきましては委員会に付託すべきだと、そして付託して十分に審議をすると、もっと煮詰めると、不正があったのかどうかも明らかにするというふうなことでございまして、委員会に付託していただきますようによろしくお願いしたいと思います。 ○議長(木村忠良議員) ただいま6番黒須光男議員から第180号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設工事)について、委員会に付託していただきたい旨の議事進行発言がありましたことから、直ちに分離して採決いたします。初めに、第180号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設工事)の委員会付託の採決を行います。この採決は起立により行います。本案は委員会付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(木村忠良議員) 起立多数であります。よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。次に、ただいま委員会付託を省略することに決しました1議案を除く2議案について、直ちに採決いたします。本2議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。これより討論に入ります。討論はありますか。6番。   〔6番黒須光男議員登壇〕 ◆6番(黒須光男議員) やっぱり政治はドラマですから、政治家はここで、何だかんだ席からだめだとかなんとかと言うのでなく、文句があるなら、意見があるなら議場で闘うということが必要なことかな。そういうことなのです。ですから、私はここで述べさせていただきたい、反対討論をさせていただきたいということでございます。 まず、丹野議員、髙橋議員からもありましたけれども、当局の答弁はやっぱりおかしいです。一つの国の制度を見習う。国もちゃんと足かせをしているのです。ただ、国は全部やってしまうと国政が麻痺してしまうのです。国土交通省が全部指名停止したら、オリンピックだの何だの大きな事業は全部だめになりますから、その逃げの場をちゃんとつくっているということを、これを宛てがって、市でもそれを見習うなんて、とんでもない話だ。宮城県はもちろんのこと、県内の市全部この制度に倣っているのです。ちゃんとバリアフリーをつくらない、ちゃんと全部認めている、そういう形で談合を防止しているのです。ですから、そういうふうなことを踏まえても、やっぱり石巻市のとっている姿勢というのは誰も理解できないということなのではないでしょうか。 しかも、先ほど市長も言っていました、総務部長も言っていました、市長には上げていないと。こんな重要なことが市長に上がらないわけがない。しかも、丸本組、どんどんとっています。調べてみなさい、運営委員会にかけないでみんな仕事もらっていますから、追加、追加で何千万円。これは、だめなのです、制度上。そのだめな制度上をちゃんと適用してもうけているというふうなことは看過できない状態でございます。 いずれにせよ、亀山市長、あるいはきのう私は当時の復興住宅課長を告発しましたから、蛇田の復興住宅で。これも運営委員会にかけないでやっています。しかも、決裁文書がないのです、これは。誰が決裁したかわからない。それで、当時の部長とかみんな訓告している。あり得るわけでない。かわいそうですよ、誰もわからない人が訓告を受けている。市長なり、菅原副市長の責任ではないですか、これは。わかってやっているのではないですか。そうでなければ、これだけのものは動かないのです、皆さん。私はこの問題を県の行政管理室、あるいは人事委員会にも行って相談していますよ、きのう行ってきました。そうしたら、やっぱりあり得る話でない、書類がないなんて県ではあり得ないと。これは、一職員ができるわざでないと、県の意見です。ですから、私はこの問題はしっかりと闘っていかなければならないと。政治生命をかけて新蛇田地区の復興住宅の謎を解く。そしてまた、湊東地区の復興住宅、これも5億円の架空工事が見込まれていますから、5億円ですよ。だから、あらゆる手が入っているのです。その中には県議会議員も入っている、市議会議員も入っているのだ。そういうことが見えてきましたので、きょうはもう一点別な件で私も反対討論しますけれども、その辺では市議会議員が浮き彫りになってくるな。そういうことでございますので、心して皆さんにもお願いをしたいと。ぜひこれは委員会付託をして、委員会付託しなければ、これで終わってしまうのです。もう一度再考をお願いして、反対討論にかえさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(木村忠良議員) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、討論を終結いたします。これより分離して採決を行います。この採決は起立により行います。第180号議案工事請負の契約締結について((仮称)石巻市複合文化施設建設工事)は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(木村忠良議員) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。次に、ただいま議決されました1議案を除く2議案については、討論なしと認め、直ちに採決いたします。本2議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本2議案は原案のとおり可決されました。 △日程第35 第183号議案工事請負の契約締結について(釣石橋橋梁災害復旧(その2)工事) △日程第36 第184号議案工事請負の契約締結について(湊川橋橋梁災害復旧(その2)工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第35第183号議案工事請負の契約締結について(釣石橋橋梁災害復旧(その2)工事)及び日程第36第184号議案工事請負の契約締結について(湊川橋橋梁災害復旧(その2)工事)、以上2議案を一括議題といたします。本2議案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま一括上程されました2議案について御説明申し上げます。 初めに、表紙番号1の43ページをごらん願います。第183号議案釣石橋橋梁災害復旧(その2)工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました1者による制限付き一般競争入札を行った結果、石巻建設株式会社が3億7,004万400円で落札いたしましたので、同社代表取締役、中田隆子と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、北上町十三浜字菖蒲田地内において、橋台1基、場所打ちくい12本の橋梁下部工、施工延長132.8メートルの護岸工、取りつけ道路工等を施工しようとするものでございます。 次に、44ページをごらん願います。第184号議案湊川橋橋梁災害復旧(その2)工事についてでありますが、本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました4者による制限付き一般競争入札を行った結果、新東総業株式会社が5億3,176万3,812円で落札いたしましたので、同社代表取締役、新田實と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、鮎川浜湊川地内において、施工延長260.1メートルの築堤護岸工を施工しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本2議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本2議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本2議案は原案のとおり可決されました。 △日程第37 第185号議案工事請負の契約締結について(おしかホエールランド災害復旧工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第37第185号議案工事請負の契約締結について(おしかホエールランド災害復旧工事)を議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま上程されました第185号議案おしかホエールランド災害復旧工事の工事請負の契約締結について御説明申し上げます。 表紙番号1の45ページをごらん願います。本案は、おしかホエールランド災害復旧工事に係る工事請負契約を締結することについて議決を求めようとするものでございます。 本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました3者による制限付き一般競争入札を行った結果、株式会社橋本店石巻営業所が4億9,948万9,200円で落札いたしましたので、同社所長、沼倉公憲と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、鮎川浜南地内に新築するおしかホエールランド、鉄骨造平家建て、延べ面積1,127.16平方メートルの建築工事等を施工しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第38 第186号議案工事請負の契約締結について(西流下単釜雨水幹線築造工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第38第186号議案工事請負の契約締結について(西流下単釜雨水幹線築造工事)を議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま上程されました第186号議案西流下単釜雨水幹線築造工事の工事請負の契約締結について御説明申し上げます。 表紙番号1の46ページをごらん願います。本案は、西流下単釜雨水幹線築造工事に係る工事請負契約を締結することについて議決を求めようとするものでございます。 本工事に係る工事請負契約につきましては、先月3日、参加申請のありました2者による制限付き一般競争入札を行った結果、新東総業株式会社が1億4,714万7,624円で落札いたしましたので、同社代表取締役、新田實と工事請負契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 工事の概要といたしましては、三ツ股3丁目ほか地内において、施工延長397.1メートルの管渠工、特殊マンホール工等を施工しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第39 第187号議案工事請負契約の一部を変更する契約の締結について(西流下1号中央準幹線汚水管渠築造工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第39第187号議案工事請負契約の一部を変更する契約の締結について(西流下1号中央準幹線汚水管渠築造工事)を議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま上程されました第187号議案西流下1号中央準幹線汚水管渠築造工事の工事請負契約の一部を変更する契約の締結について御説明申し上げます。 表紙番号1の47ページをごらん願います。本案は、当初議決を要する金額未満であった工事請負契約を一部変更することにより、契約金額が石巻市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条で規定する1億5,000万円以上となることから、今回変更する契約の締結について議決を求めようとするものでございます。 本工事は、黒須産業株式会社が請負金額1億2,582万1,404円で施工しているところでございますが、計画路線全てにおいて玉石、巨れきが埋没していることが判明したため、ケーシング先端部及び推進工を玉石、巨れき対応の工法に変更するものであります。 以上の理由により一部設計内容の変更を行いましたところ、8,922万4,956円の増額となり、契約金額を2億1,504万6,360円に変更しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第40 第188号議案工事請負契約の一部変更について(23年災名振漁港海岸保全施設災害復旧ほか整備工事) △日程第41 第189号議案工事請負契約の一部変更について(23年災長渡漁港災害復旧(その3)工事) △日程第42 第190号議案工事請負契約の一部変更について(23年災折ノ浜漁港海岸保全施設災害復旧ほか整備工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第40第188号議案工事請負契約の一部変更について(23年災名振漁港海岸保全施設災害復旧ほか整備工事)から日程第42第190号議案工事請負契約の一部変更について(23年災折ノ浜漁港海岸保全施設災害復旧ほか整備工事)まで、以上3議案を一括議題といたします。本3議案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま一括上程されました3議案について御説明申し上げます。 本3議案につきましては、既に議決されました工事請負契約の一部を変更することについて議決を求めようとするものでございます。 初めに、表紙番号1の48ページをごらん願います。第188号議案23年災名振漁港海岸保全施設災害復旧ほか整備工事の工事請負契約の一部変更についてでありますが、本工事は若築建設・津田海運・宝栄建設特定建設工事共同企業体が請負金額35億1,786万2,400円で施工しているところでございますが、防潮堤との施工調整が必要な漁港施設災害復旧工事について調整が整ったことから、増工するものでございます。 以上の理由により一部設計内容の変更を行いましたところ、7,693万1,640円の増額となり、契約金額を35億9,479万4,040円に変更しようとするものでございます。 次に、49ページをごらん願います。第189号議案23年災長渡漁港災害復旧(その3)工事の工事請負契約の一部変更についてでありますが、本工事は株式会社ケーユーケー石巻営業所が請負金額3億5,599万7,160円で施工しているところでございますが、根組マイナス1.5メートル物揚げ場の基礎部において、岩着による基礎工を実施する予定でありましたが、現地調査の岩盤が確認されなかったことから、捨て石基礎を実施することに変更するものでございます。 以上の理由により一部設計内容の変更を行いましたところ、4,660万7,400円の増額となり、契約金額を4億260万4,560円に変更しようとするものでございます。 次に、50ページをごらん願います。第190号議案23年災折ノ浜漁港海岸保全施設災害復旧ほか整備工事の工事請負契約の一部変更についてでありますが、本工事は遠藤興業株式会社が請負金額5億2,733万2,680円で施工しているところでございますが、国庫補助における予算整理が整ったことにより、工事の進捗を図るため、防潮堤の整備延長を204.2メートルから235.1メートルに変更し、関連する基礎工、コンクリート工等を増工するものでございます。 以上の理由により一部設計内容の変更を行いましたところ、9,340万5,960円の増額となり、契約金額を6億2,073万8,640円に変更しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本3議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本3議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、3議案は原案のとおり可決されました。 △日程第43 第191号議案工事請負契約の一部変更について(湊東地区土地区画整理事業地内雨水管渠築造工事) △日程第44 第192号議案工事請負契約の一部変更について(下釜南部地区土地区画整理事業宅地造成道路築造(その2)工事) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第43第191号議案工事請負契約の一部変更について(湊東地区土地区画整理事業地内雨水管渠築造工事)及び日程第44第192号議案工事請負契約の一部変更について(下釜南部地区土地区画整理事業宅地造成道路築造(その2)工事)、以上2議案を一括議題といたします。本2議案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま一括上程されました2議案について御説明申し上げます。 本2議案につきましては、既に議決されました工事請負契約の一部を変更することについて議決を求めようとするものでございます。 初めに、表紙番号1の51ページをごらん願います。第191号議案湊東地区土地区画整理事業地内雨水管渠築造工事の工事請負契約の一部変更についてでありますが、本工事は新東総業株式会社が請負金額4億6,630万800円で施工しているところでございますが、本工事の雨水管渠部及び人孔部の土どめについて、想定よりも地下水位が高く、当初設計での建て込み簡易土どめでの施工が困難なため、鋼矢板工法での施工に変更するものであります。 以上の理由により一部設計内容の変更を行いましたところ、1億9,021万7,160円の増額となり、契約金額を6億5,651万7,960円に変更しようとするものでございます。 次に、52ページをごらん願います。第192号議案下釜南部地区土地区画整理事業宅地造成道路築造(その2)工事の工事請負契約の一部変更についてでありますが、本工事は豊和建設・仙建工業特定建設工事共同企業体が請負金額10億2,492万円で施工しているところでございますが、本工事において関連する他事業との調整、地権者の移転、再建等に時間を要している箇所があるため、施工区域を9.85ヘクタールから5.44ヘクタールに変更し、それに伴い、宅地造成工事、道路築造工事及び上下水道工事を減工するものであります。 以上の理由により一部設計内容の変更を行いましたところ、4億898万9,520円の減額となり、契約金額を6億1,593万480円に変更しようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。6番。 ◆6番(黒須光男議員) これは、湊東地区なのです。管渠の築造工事。この地区は、復興住宅も建設されまして、地盤がいいのか悪いのか、いろんな審議されて、仙台地検のほうに問題化されているわけでありまして、そこでお尋ねしますけれども、まず教育委員会の湊東地区につくった給食センター、これは2年前に完成していますので、地盤調査の結果どうだったのでしょうか、地盤調査はどういうふうに、このように悪かったのかどうか。3カ所を打っているわけです。その辺の結果をお示ししていただけませんか。 次に、湊東地区の復興住宅の建設に伴いまして、総額5億円の架空工事が疑われることになりまして、これ今背任罪で告発に至っているわけでありますが、この際の地盤調査、これも株式会社オオバがやっているのです。この雨水管渠工事はどこの業者に地質調査を実施させたのか、それが2点目でございます。 また、3点目といたしまして、この工事は当初3億4,000万円から1億2,000万円プラス、また1億9,000万円プラスで、約倍ぐらいにはね上がっているのです。誰が見てもこの調査が果たして正しかったのか、しっかり調査をしていれば、このようなプラスの倍になる、2回もプラスしてはね上がることはないのではないか、常識から見ても、そういうふうに思うのでございまして、この調査の進め方に問題があったのではないかというふうに疑わざるを得ないのですが、この辺ひとつ確認をさせていただきたいと思います。 この3点お願いします。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 お答えいたします。 東給食センターの地盤調査ということでございますが、地盤調査は確かに実施しておりまして、8月にも議員から御照会がございまして開示をしているところでございますが、地盤調査の結果について、私よくわからないところがございますが、報告書の文面をそのまま読ませていただきますが、「損傷限界検討用の200ガルでは液状化の危険度は低い結果である。液状化の対策の必要性は低いものと判断をする」という報告書が最終的には出ております。ただ、その中の検討段階の中では、終局限界検討用というので350ガルという部分がございまして、その場合は液状化危険度は高いという部分についても付記をされている状況でございます。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 2点目につきましては、管渠の地質調査はどこかということにつきましては、株式会社オオバでございます。 次に、今回の増額についてということで、前回も1億1,000万円ほど、今回が1億9,000万円ということで、そのときの調査が正しかったのかという、2回増額しているということで御質疑がありました件につきましては、まず当初のボーリングデータでは簡易土どめでできるというところで、まずそれで出発いたしました。管渠の、これについては幹線管渠というところで、床づけ、管の埋設位置が地下3メートルから4メートル50センチ程度というところで、かなり深いところであったというところで、簡易土どめで3メートル付近または4メートル付近でやったところ、なかなか難しかったと、できにくかったというところで、第1回目の上流側のところで施工……失礼しました。下流側で何とか工法を変えて、変えたときに矢板の打ち込みをもって、簡易土どめから矢板の打ち込みに変更することはできました。その上流に当たる分につきましては、今回の工法を検討しながら効率のいい工法がないかという検討ということで、全体を一気に建て込みの矢板ではなくて、その区間を今後の検討ということで置きかえたことで、今回改めて4メートルを超える部分を先行したのですが、4メートルから3メートルの区間について再度現場と相談しながらやった結果、やはり建て込みの矢板が必要であったというところで、また幹線道路であったために、港、加工場に向かう道路となっていましたので、そこに高圧電線があったと、この高圧電線をさわることができなかったということで、今回はその矢板を打つのに特殊な打ち方、継ぎ矢板という工法を選択せざるを得なかったというところで、今回の増額になったということで御理解をいただきたいと思います。 ◆6番(黒須光男議員) 草刈事務局長、今200ガルでは安定しているというふうな話です。マグニチュード7.5でも大丈夫だというふうな調査内容になっているので、その辺を確認させてください。多分200ガルというのは7.5イコールだと思いますが、そういうことで200ガル、あるいは7.5で来ても大丈夫だというお墨つきのあるお話ではないかというふうなことで、再確認をさせていただきたいと思います。 また、今近江部長、いろいろ述べた中で、やっぱりオオバだったのです。これがくせ者なのです。これが湊東地区の復興住宅、30億円のやつを2通の報告書を出してきたのだ、途中で、中間で、全部完成していないうちに。そして、1通は大丈夫だ、2通は危ないよというふうなことで、1通で募集やってしまったのです。そして、大和ハウスに決まったの。そういうなぜからくりを一設計業者がやるのかなということなのです、私は。いろいろ調べた、このオオバに誰がつながりあるか。そうすると、ある県議会議員の秘書が勤めていたのです、災害後。これは、市長は十分わかっているのだ。そういうことなのです。だから、ツーカーなのです、オオバとは政治家が、ある県議会議員も。秘書が勤めているのだから、震災後、何年も勤めていた秘書がやめて。これは、木村部長なんか一番わかっている。建設部長、わかっているのだ、最初から。そういうことなのです。だから、これそういう観点からすると、この新東総業の仕事もオオバです。だから、何か政治的なにおいがするのです、私は。誰かが、今回もまた県議会議員のように暗躍した政治家がいるのではないかと、誰だべなと私今探しているの。そういうことなのです。ですから、今度のどんどん、どんどん足してくる、そして審議も委員会もかけないでどんどん、どんどんやっていく、ここに盲点があるのです。ですから、湊の復興住宅も審議しないで、委員会にもかけないでやったわけですから、これも一つ……もう既に市長なり、近江部長と木村部長は訴えられていますから、これは勝負ですから。あとは、蛇田でも、きのう復興住宅課長を追加しましたから、背任罪で、市長のほかに。いろいろ調べていますと、こういう政治家がいないとできないのです。市長、あなた一人だけでできないのだ、やっぱり。県のほうに私も行ってきたのです、みんな調べた。そうしたら、これは一課長なり部長でできる問題ではないというのだ。トップがかかわらなければだめだと、県庁の職員みんな言っているのだ。(「誰だ」と呼ぶ者あり)教えるから、来い、この。(「言えよ」と呼ぶ者あり)おまえも入っているのだ。(「議論しろよ」と呼ぶ者あり)そういうことで政治家が絡んでいるのです。この問題は、いずれはっきりしますけれども、こういう中で設計変更、設計変更をして、一回当初決まったやつを2回も変えて倍にしているなんて、こんな人をばかにした出し方しているのだ、私は納得できないな。これ改めてもう一度このからくりを、あなたたちがやったことをお示しください。私が納得するようなお話をしていただけませんか。近江部長、よろしくお願いします。 あと、真面目にやっていると思うのだけれども、佐藤副市長にもこの問題、引き続き審査会にかけなければならないぞ。分限懲戒審査会、またかけなければならないから。そういうことで、お答えください。こういう状況ですよ。とてもとても、あなたは信頼しておると思いますけれども、信頼足りずだな。そういうことでございますので、改めて調査、この問題をえぐっていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。政治家誰かから言われたのか。それちょっと答えろ、誰か。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 繰り返しになりますが、技術的な解決の策をとったというところでございます。もう一度御説明させていただきますと、湊東地区、湊地区の重要な雨水幹線の施工です。延長が約560メートルほどございまして、幹線の600ミリから最終的にはボックスの1,800までの大きな管を入れる工事でございます。当初掘削深が3メートルから4.5メートルとかなり深いところ、地下水も上から1.5メートル、4メートルのところに、かなり高いところにあったというところで、施工しながらというところにつきましては、安価な簡易建て込みという工法で設計していましたが、実際現場では難しかった、できかねたと言ったほうがいいですか。そこで、一番深いところ、4メートルを超える4.5メートルにつきまして工法を変更して、打ち込み矢板、しかも一部接続マンホール近くにつきましては地盤改良しながらようやくできた。そのときに全線を打ち込むという工法ではなくて、そこのでき合いを見ながら、かなり浅くなって、4メートルを切る深さ、浅くなる部分については再度検討すると、今回の進め方は第1回の変更を見ながら進めるということでやったのですが、やはり水量には勝てないということで、建て込み矢板から打ち込み矢板にかえて今回提案したと。 さらに、電線が、高圧線が通っておりましたので、それを動かすことができない。漁港背後の加工団地に通じている重要な高圧線であるために、それを回避しながら打つためには、矢板を接続、一旦短くして打ち込まなければならないという特殊な工法を今回選択したことで、このような額になったというところでございます。これについては、先ほど申しましたように、技術スタッフが何とか解決しようとするところで対策を練った結果の増額でございます。(「了解しました」と呼ぶ者あり) ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 先ほどの地盤調査の結果の部分で、報告書の部分を一応読ませていただきたいと思います。「マグニチュード7.5の場合、損傷限界検討用の200ガル及び終局限界検討用の350ガルでは、深度7メートル以深で液状化安定率が1を下回る深度が存在する結果となった。ただ、危険度を示すpt値では、損傷限界検討用の200ガルではPL1.27で液状化の危険度は低い結果となり、350では液状化危険度が高い結果となった」という報告がございます。 ◆6番(黒須光男議員) だから、総体的にこの地区は安定しているのです。今200ガル、あるいはマグニチュード7.5でも大丈夫だという、3カ所掘っているのです、ここも。そして、その隣にある復興住宅、東、30億円から5億円ふやした、これも4本掘っているのです。それも1回目は安定していたのです。それがいつの間にか変えられているのです。そういう意味で、誰がこの仕事をやったのかといったら、オオバなのです。オオバがいたずらしているのです。そして、完成しない、これ重要ですよ、完成しない前にオオバは報告書を出しているのですから、全部終わらないうちに途中で出して、いいとか悪いとかと2つ出してきたの。こんなばかなことありますか。これは、捜査の対象に全くなるな。これらも含めて、さっき佐藤副市長、さっぱり答えないけれども、これやっぱりもう少し切り込んでください。こういう問題があるということで、単に部長たちとか、当時の課長を文書訓告でやるなんて、話のほかだ。疑惑が渦巻いているのだから、これ。あなたはないような話をするけれども、お粗末だ、それでは。おそ松くんだ、あなたは。でも、ここまで、報告書出させただけは評価する。大体犯人の中でやっているのだから、犯人と闘ってやっているというのわかるから。そういう意味でしっかり、この問題わかっただろうから、今度の課題として佐藤副市長には頑張っていただかなければならない。単に余り信用してはだめだ。信用しないほうがいいよというふうなことをお伝えして、御答弁を求めたいと思います。最後です。 ◎佐藤茂宗副市長 復興住宅の問題と今回の雨水管渠の築造工事の問題は、入札工事という問題と復興住宅については公募買い取り方式と、行政の手続が異なるものであるということがまずございます。そういう中で、復興住宅については今回選定委員会、運営委員会に手続をかけなければいけないとか、そういったところの手続の落ち度なりがあったのではないかということで、分限懲戒審査会の対象となり得るということで調査させていただいたと。ただ、この入札工事の内容については、適正に決裁もとって、変更理由も掲げて、上司に相談をしてやっていって、手続を適正にとっているということの中では、職員に何かどうこうというよりは、何かあるとすれば業者の中で何かあるのか、うごめくものが何かあるのであれば業者のほうであるのかというところは、こちらでは把握できかねるところだと考えておりますので、職員についてはこの入札工事については適正に進めてきたものだと考えております。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本2議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本2議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本2議案は原案のとおり可決されました。 △日程第45 第193号議案公有水面埋立に関する意見について ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第45第193号議案公有水面埋立に関する意見についてを議題といたします。本案について建設部長から説明を求めます。建設部長。 ◎木村芳夫建設部長 ただいま上程されました第193号議案公有水面埋立に関する意見について御説明申し上げます。 本件は、公有水面埋立法第3条第1項の規定に基づき、宮城県知事から意見聴取があり、これに異議がない旨の答申をするに当たり、同条第4項の規定に基づき、市議会の議決を求めるものであります。 表紙番号1の53ページから61ページまでをごらん願います。本市が道路改良事業を進めております市道屋敷浜猪落線において、石巻市渡波字屋敷浜6番2に隣接する公有水面2,909.51平方メートルの埋め立てを行い、災害時の避難路として機能も期待される道路整備をしようとするものであります。 なお、埋め立て工事期間につきましては、埋め立てに関する工事に着手した日から1年間となっております。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第46 第194号議案公有水面埋立に関する意見について ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第46第194号議案公有水面埋立に関する意見についてを議題といたします。本案について建設部長から説明を求めます。建設部長。 ◎木村芳夫建設部長 ただいま上程されました第194号議案公有水面埋立に関する意見について御説明申し上げます。 本件は、宮城県漁業協同組合が出願した案件に対し、公有水面埋立法第3条第1項の規定に基づき、宮城県知事から意見聴取があり、これに異議がない旨の答申をするに当たり、同条第4項の規定に基づき、市議会の議決を求めるものであります。 表紙番号1の62ページから69ページまでをごらん願います。本市が道路改良事業を進めております市道屋敷浜猪落線の隣接地において、石巻市渡波字屋敷浜6番2に隣接する公有水面947.26平方メートルの埋め立てをあわせて行い、漁業資材置き場用地として整備をしようとするものであります。 なお、埋め立て工事期間につきましては、埋め立てに関する工事に着手した日から1年間となっております。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第47 第195号議案あらたに生じた土地の確認について △日程第48 第197号議案字の区域を変更することについて ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第47第195号議案あらたに生じた土地の確認について及び日程第48第197号議案字の区域を変更することについて、以上2議案を一括議題といたします。本2議案について産業部長職務代理からから説明を求めます。産業部長職務代理。 ◎吉本貴徳産業部長職務代理 ただいま一括上程されました2議案について御説明申し上げます。 初めに、表紙番号1の70ページから72ページをごらん願います。第195号議案あらたに生じた土地の確認についてでありますが、本議案は公有水面を埋め立てしたことにより新たに生じた土地を本市の区域内に生じた土地として確認しようとするものでございます。 内容といたしましては、宮城県が寄磯漁港区域内に係留施設用地として利用するため、図面にありますように、石巻市寄磯浜前浜113番、116番に隣接する公有水面736.93平方メートルを埋め立てしたことによるもので、宮城県のしゅん功認可が告示されたことに基づき、地方自治法第9条の5第1項の規定により、その土地を本市の区域内に生じた土地として確認しようとするものであります。 次に、76ページをごらん願います。第197号議案字の区域を変更することについてでありますが、ただいま御説明申し上げました新たに生じた土地を石巻市寄磯浜前浜の区域に加えるため、地方自治法第260条第1項の規定により、議会の議決を得ようとするものであります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本2議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本2議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本2議案は原案のとおり可決されました。 △日程第49 第196号議案あらたに生じた土地の確認について △日程第50 第198号議案字の区域を変更することについて ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第49第196号議案あらたに生じた土地の確認について及び日程第50第198号議案字の区域を変更することについて、以上2議案を一括議題といたします。本2議案について産業部長職務代理からから説明を求めます。産業部長職務代理。 ◎吉本貴徳産業部長職務代理 ただいま一括上程されました2議案について御説明申し上げます。 初めに、表紙番号1の73ページから75ページまでをごらん願います。第196号議案あらたに生じた土地の確認についてでありますが、本議案は公有水面を埋め立てしたことにより新たに生じた土地を本市の区域内に生じた土地として確認しようとするものであります。 内容といたしましては、宮城県が寄磯漁港区域内に係留施設用地として利用するため、図面にありますように、石巻市寄磯浜前浜116番及び平成28年2月26日付宮城県(水整)指令第86号で免許を受けた埋め立て区域に隣接する公有水面103.91平方メートルを埋め立てしたことによるもので、宮城県のしゅん功認可が告示されたことに基づき、地方自治法第9条の5第1項の規定により、その土地を本市の区域内に生じた土地として確認しようとするものであります。 次に、77ページをごらん願います。第198号議案字の区域を変更することについてでありますが、ただいま御説明申し上げました新たに生じた土地を石巻市寄磯浜前浜の区域に加えるため、地方自治法第260条第1項の規定により、議会の議決を得ようとするものであります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本2議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本2議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本2議案は原案のとおり可決されました。 △日程第51 第199号議案市道路線の認定について △日程第52 第200号議案市道路線の廃止について △日程第53 第201号議案市道路線の変更について ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第51第199号議案市道路線の認定についてから日程第53第201号議案市道路線の変更についてまで、以上3議案を一括議題といたします。本3議案について建設部長から説明を求めます。建設部長。 ◎木村芳夫建設部長 ただいま一括上程されました3議案について御説明申し上げます。 表紙番号1の78ページから83ページまでと、各路線の位置等につきましては表紙番号8、市道路線の認定、廃止及び変更関係資料をごらん願います。 初めに、第199号議案市道路線の認定についてでありますが、今回認定を求める路線は50路線で、延長約1万388メートルであります。内容につきましては、被災市街地復興土地区画整理事業により整備された路線であります。 次に、第200号議案市道路線の廃止についてでありますが、今回廃止する路線は2路線で、延長約268メートルの減であります。内容につきましては、雄勝中心部拠点エリア整備事業に伴い、廃止するものが1路線、北上地域白浜地区の漁業集落防災機能強化整備事業により廃止するものが1路線となります。 次に、第201号議案市道路線の変更についてでありますが、今回変更する路線は2路線で、延長約90メートルの減であります。内容につきましては、北上地域白浜地区の漁業集落防災機能強化整備事業に伴い、既存市道の起点及び終点を変更するものであります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本3議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本3議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本3議案は原案のとおり可決されました。 △散会 ○議長(木村忠良議員) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。あすから19日までは休会とし、20日に本会議を再開いたします。なお、10日から14日までは各常任委員会を開催し、付託案件の審査をお願いいたします。本日はこれにて散会いたします。   午後5時47分散会...