石巻市議会 > 2018-06-29 >
06月29日-一般質問・委員長報告・質疑・採決-07号

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  1. 石巻市議会 2018-06-29
    06月29日-一般質問・委員長報告・質疑・採決-07号


    取得元: 石巻市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-20
    平成30年 第2回 定例会  平成30年石巻市議会第2回定例会会議録(第7号)                                           議事日程第7号                                       平成30年6月29日(金曜日)午前10時開議                      第1 会議録署名議員の指名                                第2 一般質問                                      第3 第112号議案石巻支所設置条例の一部を改正する条例                第4 第113号議案石巻市市税条例の一部を改正する条例                  第5 第114号議案石巻都市計画税条例等の一部を改正する条例              第6 第115号議案石巻市公民館条例の一部を改正する条例                 第7 第116号議案石巻放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の           一部を改正する条例                          第8 第117号議案石巻桃生植立山公園条例の一部を改正する条例             第9 第118号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第3号)             第10 第119号議案平成30年度石巻市下水道事業特別会計補正予算(第1号)        第11 第120号議案平成30年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算(第1号)      第12 第143号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第4号)             第13 第144号議案工事委託に関する年度協定の締結について(市道門脇町三・四丁目1号線道           路改良事業(仮称)鎮守大橋橋梁整備工事に関する平成30年度協定)   第14 第145号議案財産の取得について(消防ポンプ自動車及び小型動力ポンプ付積載車(石巻           地区分及び河南地区分))                       第15 第146号議案財産の取得について(消防ポンプ自動車及び小型動力ポンプ付積載車(牡鹿           地区分))                              第16 第147号議案財産の取得について(長面漁港海岸保全施設災害復旧事業用地)      第17 第148号議案財産の処分について                          第18 第149号議案固定資産評価員を選任するにつき同意を求めることについて        第19 第150号議案農業委員会委員を任命するにつき同意を求めることについて        第20 第151号議案人権擁護委員候補者を推薦するにつき意見を求めることについて      閉 会                                                                                   本日の会議に付した事件 議事日程のとおり                                          出席議員(30名)   1番  佐  藤  雄  一  議員    2番  髙  橋  憲  悦  議員   3番  楯  石  光  弘  議員    4番  阿  部  和  芳  議員   5番  木  村  忠  良  議員    6番  黒  須  光  男  議員   7番  奥  山  浩  幸  議員    8番  遠  藤  宏  昭  議員   9番  大  森  秀  一  議員   10番  阿  部  久  一  議員  11番  櫻  田  誠  子  議員   12番  鈴  木  良  広  議員  13番  青  木  ま り え  議員   14番  千  葉  正  幸  議員  15番  星     雅  俊  議員   16番  阿  部  浩  章  議員  17番  阿  部  正  敏  議員   18番  齋  藤  澄  子  議員  19番  丹  野     清  議員   20番  安  倍  太  郎  議員  21番  森  山  行  輝  議員   22番  阿  部  欽 一 郎  議員  23番  渡  辺  拓  朗  議員   24番  千  葉  眞  良  議員  25番  山  口  荘 一 郎  議員   26番  青  山  久  栄  議員  27番  髙  橋  栄  一  議員   28番  西  條  正  昭  議員  29番  後  藤  兼  位  議員   30番  水  澤  冨 士 江  議員欠席議員(なし)                                             説明のため出席した者  亀 山   紘  市     長        菅 原 秀 幸  副  市  長  佐 藤 茂 宗  副  市  長        阪 井 聡 至  復興担当審議監  境   直 彦  教  育  長        椎 葉 健 一  病 院 局 長  久 保 智 光  復 興 政策部長        和 泉 博 章  総 務 部 長  大 内 重 義  財 務 部 長        近 江 恵 一  復 興 事業部長  木 村 茂 徳  半島復興事業部長       日 野 清 司  河北総合支所長  阿 部 徳太郎  雄勝総合支所長        村 上 浩 則  河南総合支所長  吉 田 善 隆  桃生総合支所長        鈴 木   清  北上総合支所長  勝 又   至  牡鹿総合支所長        福 田 寿 幸  生 活 環境部長  畠 山 早 苗  健 康 部 長        津 田 淳 一  福 祉 部 長  狩 野 之 義  産 業 部 長        木 村 芳 夫  建 設 部 長  及 川 伸 一  会 計 管 理 者        大 窪 信 宏  病院局事務部長  草 刈 敏 雄  教 育 委 員 会           事 務 局 長                                          事務局職員出席者  近 藤 順 一  事 務 局 長        松 﨑 泰 政  事 務 局 次 長  吉 田 秀 樹  事 務 局長補佐        吉 田 直 也  主     幹  星   貴 幸  主     幹        川 田 秀一郎  主     査  今 野 真 一  主 任 主 事 △午前10時開議 ○議長(木村忠良議員) ただいまから本日の会議を開きます。欠席通告議員はありません。 本日の議事は、日程第7号をもって進めます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(木村忠良議員) 日程第1会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員に23番渡辺拓朗議員、24番千葉眞良議員、25番山口荘一郎議員、以上3議員を指名いたします。 △日程第2 一般質問 ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第2一般質問であります。昨日に引き続き一般質問を行います。質問は前者と重複しないよう願います。なお、申し合わせによりあらかじめ発言時間の制限をいたします。発言時間は、昨日と同様、答弁を含めず1人30分以内といたしますが、質問回数は制限いたしません。29番後藤兼位議員の質問を許します。29番。   〔29番後藤兼位議員登壇〕 ◆29番(後藤兼位議員) おはようございます。それでは、一般質問を行いたいと思います。 復旧、復興加速の課題と行財政運営について伺うものでございます。東日本大震災から7年3カ月が経過した今日、復興事業の進捗状況について伺うものであります。 1点目として、石巻市市街地復興工事調整会議のこれまでの取り組みと効果について伺います。 2点目として、蛇田排水ポンプ場の早期建設と中ノ掘下水路の整備について伺います。 3点目として、プレハブ仮設住宅の集約化の進捗状況について伺うものであります。   〔亀山紘市長登壇〕 ◎亀山紘市長 おはようございます。後藤議員の質問にお答えいたします。 復旧、復興加速の課題と行財政運営についてお答えいたします。石巻市市街地復興工事調整会議のこれまでの取り組みと効果についてでありますが、本会議は市民生活の安全、安心を確保しながら、ふくそうする市街地の復旧、復興事業を円滑に推進するため、国・県・本市で設置し、事業間調整などを行っております。その効果としては、事業者間の情報共有や進捗管理により、年々ふえている市街地での工事を円滑に推進できており、市民に対するさまざまな広報活動により、御要望や御意見は減少傾向にあります。 今後も市民の理解を得ながら復興を完遂するためには、この会議の活動が重要と認識しており、私も委員長として、さらに関係者との連携を密にしながら取り組んでまいります。 ◎木村芳夫建設部長 私から、蛇田排水ポンプ場の早期建設と中ノ掘下水路の整備についてでありますが、蛇田排水ポンプ場につきましては、平成22年度よりくい基礎工事に着工しておりましたが、東日本大震災の影響により工事中止を余儀なくされました。その後、平成25年度より工事を再開し、現在ポンプ場の土木躯体工事を進めているところであり、平成31年度末の供用開始を目指し、鋭意施工を行っているところであります。 次に、中ノ掘下水路の整備につきましては、ポンプ場の性能を十分に発揮させるには不可欠な事業であると認識しておりますので、引き続き下水路の整備を検討してまいりたいと考えております。 ◎津田淳一福祉部長 私から、プレハブ仮設住宅の集約化の進捗状況についてでありますが、これまで全134団地中、90団地を平成30年3月末までに解消、集約する計画として取り組んでまいりました。6月1日現在では、94団地を解消したところであり、若干のおくれが生じたものの、おおむね被災者自立再建促進プログラムスケジュールどおりに進捗しているものと考えております。 また、平成29年度までは集約が中心でありましたが、今後はそれぞれのプレハブ仮設住宅の供与期限をもって仮設住宅を解消する計画としております。 なお、6月1日現在、管理団地は40団地ですが、23団地につきましては今年度内に解消し、平成31年度当初には17の拠点団地とし、平成31年度上半期には全団地を解消する計画としておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆29番(後藤兼位議員) それでは、再質問を行いたいと思います。 1点目の石巻市市街地復興工事調整会議、これについてでございますが、6月17日の石巻かほくの記事にも、この石巻市市街地復興工事調整会議に関する記事が掲載されました。また、各家々に「リバイブいしのまき」というようなこの冊子も、この調整会議の内容等も配布されております。この会議を設置した経緯をまず確認しておきたいと思います。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 工事調整会議につきましては、平成27年に設置してございます。平成27年から、市街地のほうでは復旧、復興工事が本格化すると。これに伴いまして、各工事の停滞とかおくれ、また道路の渋滞が起きて市民生活への負担も大きくなるということが想定されました。そこで、発注者である国・県・市、さらには受注者も含めて一丸となって工事調整を行う必要があるということで、枠組みをつくったものでございます。そして、市民生活の安全を確保しながら、事業の推進を図っていくという目的を行っているところでございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 平成27年に設置されて、平成32年までの50事業を超える復旧、復興工事、これを調整するということなのですけれども、復興期間も終盤に差しかかり、ますます工事というものは市街地も含めてふくそうするということが今想定されておりますし、現在この50事業を超えるとなっておりますけれども、実際今年度はどのくらいの工事、実績、今件数あるのか、これについて御説明をいただきたいと思うのですが、これは国・県・市、それぞれ調整会議に加わって、市長が委員長になってやっているということなのですけれども、その内訳ですね、件数、これについて御説明をまずいただきたいと思います。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 今年度は、50を超える復旧、復興事業が見込まれておりまして、1つの事業でも工区分けとか地区別に分けておりまして、工事の件数でいいますと、今年度は130件を見込んでおります。4月末現在で申しますと、国が17件、県が47件、市が66件、以上でございます。 ◆29番(後藤兼位議員) そうしますと、工事件数としてはまず130件、国が17件、県が47件、市が66件というかなりふくそうした工事が市街地の中で今進められているということでございます。その事業の事業間調整、どのように具体的に進められているのか、これについて復興事業部長の御説明をいただきたいと思います。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 この会議で、具体的な事業調整の方法なのですが、まず体制として市街地を3つに分けてございます。中央地区、西部地区、東部地区、そこで協議会を設置してございます。さらに、中央地区につきましては、かなり工事がふくそうするということで、分科会を設けてございます。2つの分科会でございます。内海橋周辺地区分科会、それと鎮守大橋周辺地区の分科会というものを設けてございます。まず、体制としては今のような形になってございまして、先ほど申しました発注者と受注者、これにつきましては定期的に情報を共有、工程の確認、問題点の調整をした上で、さらに市民生活に配慮しながら実施しているという枠組みをつくってございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 中央地区については、この協議会の下に2つの分科会が今あるということで、こう見ましても中央地区、北上沿岸を、右岸、左岸の堤防、これは国がやっている、工事施工する、またあと中瀬に対する内海橋の工事とか、あと市のいろんな湊西とか区画整理事業、あるいは南浜地区の復興祈念公園の部分とか、防災マリーナとか、いろんな形の工事がふくそうしているのは理解します。 そこで、その中央地区での協議会の下に分科会2つつくっているという、設置しているというような御説明でございました。これはこういう複合した国・県・市の部分の工事、どのようにこの調整会議の中で分科会を設置して成果が上がっているのか、これについて復興事業部長の御説明をいただきたいと思います。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 中央地区につきましては、先ほど申したようにかなりの事業がふくそうしているということ、それに加えまして、復旧、復興のほうも徐々に進んできていることから、その地区でのイベントとか催し物が多くなってきていると。それらの情報をまず把握して、工事の調整を行っていると。工事の進め方とイベントとか行事に対応した迂回路、工事用の交通の導線の確保に努めているというところで、できる限り地元の人たち、または観光客の人たちに影響が出ないような工程の組み方をしているというところでございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 今御説明ありました。いろんな成果が上がっているということなのですが、中央、西部、東部、3つの区域に分けていろいろ調整会議を行っているということなのですが、実際実例として釜地区は分科会をつくられていないようでございますけれども、今工事が下釜南部地区区画整理事業とか、あと門脇流留線、これは県の事業で、俗に言う通称高盛り土道路の建設、そして石巻市が工業港運河線、そしてあと釜大街道線、これを石巻市、そして県、いろいろ複合して工事が進められているのですが、実際4月1日に突如として下釜地区の部分の市道が、高盛り土道路工事、県の施工なのですけれども、工事の関係で唐突に市道を通行どめしたのです。4月1日の年度がわりですよ。それで、地元の町内会にも説明がなかったということと、あと誘導員の対応も悪いというような状況の中でかなり混乱したということで、県のほうに、いろいろ東部土木事務所のほうに確認しまして、あと市のほうの建設部に確認しました。市道が急にとめられているわけですから、通行どめ。市として、道路管理者として把握しているのかしていないのかと。そうしたら、ちょっと窓口に来て説明したとか、そういう部分はあったけれども、きちっとした調整がなされていないという実例がありました。 これについては、いろいろ精査していきますと、結局工事を受注した業者が一部の町内会には説明をしたけれども、市道を2年間も通行どめにするというのはなかなか把握されていなかったのです。それで、県の土木事務所にいろいろ精査していったら、やはり説明責任として業者任せにしているというのが私把握できました。それでは、県として、県の事業として急に、石巻市と協議もしないで2年間も市道をとめてしまうというのは、やはりあり得ないと思うのです。逆に、私は県の担当者に言ったのですけれども、石巻市が県道を協議もしないで2年間も通行どめしたらどういうことになるということです。 ですから、中央区域、あるいは西部、東部、このように調整会議はいろんな、そして地元に、あるいは市民に「リバイブいしのまき」というような、こういう冊子をつくっていろんな情報も提示して、これはこれとして成果が上がると、これは評価します。ただ、やはりここで一番気をつけなければならないのは、調整会議できちっと末端までしていくということと、こういう冊子にまとめて成果としてはあるのですけれども、ただそれから見落とししているというか、業者任せにしてトラブルになっているケースがある、実際はあったわけですから、こういう部分を調整会議は把握しないとだめなのです。 こういうトラブルというのは、調整会議に報告なっていないと思うのです。成果は報告になりますけれども、国・県・市との中で。トラブルについては、この調整会議に私は上がっていないと思うのです。確認したら上がっていません。ですから、ここら辺をいかに調整をかけるか。これは、いろいろ県と市とのありましたけれども、やはりここで一番気をつけなければならないのは、発注者として業者任せにして、町内会対応とか、あと説明責任がきちっとなされていればいいのですけれども、そういうのがなされていない事例が多々見られてきております。これは、今後この調整会議の中ではやりもう一度再確認をするべきものだと思いますが、先日高盛り土道路、この市道が唐突に通行どめされた問題が発生している。こういうのをうまく調整していくのが私は必要ではないのかなと改めて思うのでございますが、復興事業部長の見解を伺っておきたいと思います。
    近江恵一復興事業部長 この件につきましては、私どものほうにも後に情報が入ってきました。まず初めに、その点について県と市の調整がなかなかうまくいかなかったことで、住民の皆さんに御迷惑をおかけしたことについて、大変申しわけなく思っております。 5月に入りまして、このことについて十分対応するということで、まず発注者を集めて会議を行いました。その後、県の調整役として定期的に工事調整を行うということで確認してございますので、よろしくお願いいたします。 ◆29番(後藤兼位議員) 今近江部長お話ししましたけれども、これは我々の区域、地域でやっぱり土木事務所に、県のほうにきちっと話をしまして、それから動き始まったと思うのです。市と調整会議、こういうのがあるし、そこをきちっと調整してほしいということで、動き始まったと思います。まず、今後そういう対応といいますか、先ほど部長も市民生活に配慮しながらという答弁もございました。そういう部分では、今後具体的にどのように市民に配慮しながらという部分を進めていっているのか、改めて御説明をいただきたいと思います。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 市民に配慮しながらということで、エリアで工事する場合、重機の運転方法とか、その辺で音を極力少なくする、振動を少なくするという工法の選択から始まって、オペレーターが気をつけて行うということがまず1つです。 そのほか、周辺の皆さんにもわかりやすくすると。この工事がどこで、このダンプがどこのダンプなのかとわかるようにするために、マスクをつけています。色別に国・県・市と、工事別にというふうな形でやっています。さらに、ダンプトラックと運転者の方にマナーを向上させるためにいろいろな地区での催し物、協議会の安全集会にも出ていただいて、うちのほうで開催するのですけれども、開催したところに出席していただいて、マナーの向上を図っているというところでございます。また、道路もこの道路を通ったら混むというところの予想、それも事務局のほうでつくりまして、各業者に配って、混雑予想図に従ってあいているところを通っていただくような形で、ダンプが集中しないようにというふうな工夫もしてございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 今いろんな工夫がされているということもわかりました。そういう意味では、市長答弁におきましては、市民に対するさまざまな広報活動によって、要望や意見が減少傾向にあるということでございますが、それはどのような、具体的に何を指して、さっき広報紙「リバイブいしのまき」ですか、こういうのを作成もされておりますけれども、どのようなことを具体的にされているのか、これも含めて御説明を改めてしていただきたいと思います。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 やはり情報というのが大事だということと、工事で何をしているかというところの広報につきまして、市のほうでもいろいろ検討して、まずは工事に入った時点で業者の人から工事のチラシ、これで工事概要をわかっていただくということで取り組んでおります。また、今議員から御紹介いただきました市のほうでつくっているリバイブというタイトルの工事情報、これを発行してございます。 次に、皆さんになるべく工事を知っていただくということで、パネル展、これを開催してございまして、これは平成28年度から取り組んでおりまして、石巻赤十字病院の健康まつりであるとか、イオンモールの会場を貸していただくとか、また市役所1階、観慶丸などでも実施してございました。また、リバイブのイベントとしまして、北上フェアと同時開催で、工事をこういうことをしているというふうなこともしてございます。また、実際現場に出ていただいて、どういう工事をしているか、どういう工法を使っているかということで、工事現場の見学会もしてございまして、工事を皆さんにわかっていただく工夫をしているというところでございます。 ◆29番(後藤兼位議員) それから、先ほども私住民の苦情といいますか、そういう一つのトラブルの事例を挙げましたけれども、具体的に市民から寄せられる要望というか、意見といいますか、苦情といいますか、こういう部分については、その内容、どのようなことが寄せられているのか、改めて具体的に御説明をいただきたいと思います。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 市民から寄せられる要望というところで、これまで相談件数として114件、内訳として道路舗装が20件、運転マナーが48件、その他騒音とか振動とかが46件となってございます。 ◆29番(後藤兼位議員) これは、市街地の調整会議の事例なのですけれども、やっぱり市民の方々から寄せられるのは、半島部分の工事車両の運転マナーとか、半島部分では狭隘道路とか、そういう部分があるので、かなり大型トラックがふくそうして、工事がふくそうしていますので、そういうことで通行量はあるのですけれども、ただ運転マナーの件で危険性を感じるという意見を多々聞きます。そういう部分では、ここら辺の目くばせをしていかなければならないのかなと。 もう一つは、これは今現在石巻市街地の調整会議なのです。きのう西條議員からも議論ありましたけれども、離半島部分の工事もふくそうしているわけです。国・県、あるいは市です。そういう部分の調整会議というのはないわけです。石巻市は、清水・奥村がCMRでやっているという部分と、あと県は県の工事が、道路とかいろんな工事もふくそうしてやっています。ですから、市街地の調整会議は現在今あるのですけれども、やはり離半島部分の調整会議といいますか、総合支所長とか、それも入れまして、今後全体的な調整会議も私はすべきではないのかなと思うのですが、これについての見解を伺っておきたいと思います。 ◎近江恵一復興事業部長 先ほど御説明したように、市街地部で工事がふくそうするという目的で、今回平成27年度からこの工事調整会議を設置したものなのですが、半島部につきましては、平成25年にCM方式ということで一元化して管理CM、施工CMRというふうな形で進めてきたというところがあったので、後発である市街地のほうについては、調整会議で対応しましょうということでこれまで進んできたところでございます。 今議員から御提案があって、しかも平成30年度であります。ことし平成30年度、平成31年度、平成32年度と、ここ2年余りの中で総仕上げに行かなければならないとすれば、議員おっしゃるとおり半島部も含めた市全体としての調整が必要かなということで、半島復興事業部長とちょっと相談してみたいなというふうに考えております。 ◆29番(後藤兼位議員) 復興事業部長半島復興事業部長とちょっと打ち合わせしてみたいではなく、これは私はつくるべきだと。例えば今要望、意見とか、いろいろ私聞いてきましたけれども、昨日もいろいろ議論あったときは、やっぱり工期の問題です。ですから、調整会議で、苦情とか、こういう成果がありましたという、表のそういう調整会議もいいのですけれども、やはり工期をきちっと守るという、それでないと市民生活といいますか、離半島部では浜の生活といいますか、なりわいの部分もかなり影響を受けているというのが実態ありますので、やはり契約して延長という、いろんな事情もあると思います。地政学的にもいろんな、あるいは自然の問題とか、いろいろあると思いますけれども、やはり工期を守るという、そして守らせるということが復興事業の完結の最大の目的だと思うのです。 そういう意味では、私はこの調整会議というのは、半島部も含めて、そして工期内にきちっと安全、安心な暮らしを守りながら復興事業をなし遂げるという部分が調整会議の一つの大きな命題だと思いますので、ここを改めて対応すべきだと思いますが、復興事業部長の見解を伺っておきます。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 先ほど言葉足らずだったと思いますので、改めてお話しさせていただくと、時間の経過とともに、その時点時点でマッチングした半島部についてはCM方式を使った、市街地のみの工事調整会議をつくって進めてきたというところで、私先ほど言いたかったのは、残り2年余りになった時点で、総仕上げにいく部分では市全体としていくべきだなというところで、その点については今後半島部は半島部の中で部長が先頭になってやっていますので、調整をしたいということでございますので、御理解いただきたいと思います。 ◆29番(後藤兼位議員) それで、先ほど要望、意見、いろんな内容が寄せられているということなのですけれども、改めてこの要望、意見の部分の処理の仕方です。国・県・市それぞれふくそうして、そういう苦情なり意見が寄せられておるわけですけれども、その対応といいますか、それについてはどのように対応されているのか、これについて御説明いただきたいと思います。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 まず、国・県・市で今回調整会議をつくって行っているということで、窓口については一本化してございます。北上川下流河川事務所内に受付を置いておりまして、そこで調整をして、市民から寄せられたそういう相談事を一旦そこで受けて、そこで寄せられた意見を各関係機関に電子メールで一斉に送信します。そこで、各窓口に来た、そこから寄せられた情報をもとに、市民への対応を図っているというところでございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 市長に伺っておきたいと思うのですが、この石巻市市街地復興工事調整会議、これは委員長が石巻市長です。副委員長が国土交通省の北上川下流河川事務所の所長という形で、あるいは東部土木事務所の所長が入っております。先ほど言ったように、これは市街地という一つの限定、確かにふくそうして、それを想定してやっているわけでございますけれども、やっぱり離半島部分の工期がおくれたり、あるいはトラックのマナーの問題とか、CMRに任せてはいるのですけれども、全体的な、一元的な工事の苦情なり相談口、あるいは工期の問題とか、これを対応していくということが必要ではないのかなと。それでないと、一日も早い復興云々というのはなし遂げられない。工期の問題とか、そこら辺がなぜおくれているのか。その請け負った単独の企業の問題なのか、あるいは地勢的な問題なのか、あるいは地域の問題なのか。これも分析しながら工事を進めないと、やっぱり工期内に工事が完結するというのは、復興が完結するというのは、大変難しい状況になると思いますけれども、私は離半島部も含めた調整会議、発展的な調整会議が必要ではないのかなと思いますが、改めて亀山市長の見解を伺っておきたいと思います。 ◎亀山紘市長 お答えいたします。 市街地の工事、今年度ピークになるのが10月ごろだと思いますけれども、130事業がふくそうして進行するという状況にあります。また、市街地部についても、半島沿岸部についても、平成31年度から平成32年度、これはかなり復興事業期間の最終年に向かって、工事がかなりふくそうするというふうに見込んでおります。 そういった中で、市街地部については国・県・市との調整会議を開催しておりますが、半島沿岸部については施工CMRということで調整を担っていただいておりますけれども、やはり工事の進捗状況、あるいは工期を守ると、そして平成32年度に工事を完遂させるということからすれば、半島沿岸部における調整会議といいますか、施工CMRも含めて事業者との調整をしっかりしていくことが必要だというふうに考えておりますので、早急に調整会議のあり方といいますか、検討してまいりたいと考えております。 ◆29番(後藤兼位議員) この調整会議の中でも、中央、西部、東部、石巻市街地を分けていろいろ協議もされている中で、やっぱり中央区域というのは北上川の右岸、左岸も含めていろんな事業が交錯しております。その中で、今防災マリーナの事業が進められておりますけれども、この進捗状況というのはどのようになっているのか、建設部長に伺いたいと思います。 ◎木村芳夫建設部長 お答えいたします。 防災マリーナにつきましては、現在用地の買収は終了してございまして、造成のほうの工事に着手するとともに、今後水道とかガスのインフラの整備の部分に今年度着手を予定してございます。その後、平成31年度につきましては、主体となる水面係留部分ですとか、陸上部分の上物整備ということで、平成32年4月の開設に向けて、現在鋭意施工中というところでございます。 ◆29番(後藤兼位議員) これも使い勝手のいいマリーナといいますか、建設促進をして、やはり使用者といいますか、そういう方々との協議も今後大いに進めていただきたいと思います。 また、この隣には石巻南浜津波復興祈念公園が建設されようとしています。構図いろいろ見ますと、池が多いということなのですけれども、その池の問題なのですけれども、通水するのか、やはり水の問題があると思うのです。よどんでいれば蚊が発生したり、祈念公園でございますので、私は清流が流れているのが一つのイメージ図なのですけれども、どのような対応をされているのか、これについて御説明をいただきたいと思います。 ◎近江恵一復興事業部長 お答えいたします。 池につきましては、約4ヘクタールの面積について、あと雨が流入、それと日和山からの伏流水というところでの水が来るというふうに想定していまして、その水がある程度たまった時点で堤防、今半島へ行く乗り場があるところに、そこに樋管とポンプを設けて排水するという仕組みになってございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 今後建設する場合、その容量でいいのか、ポンプとか、これも含めてきちんと対応していただきたいと思います。 それで、石巻市の財政が厳しいという行財政運営の中で、これまでの一般質問の中で懸念されております。市税が170億円という予想も、今回新年度予算では組み込まれておりますけれども、なかなかこれは今ある程度復興の枠の中で景気がよいということでございますが、この170億円と計上はされておるのですが、財務部長、今後予想される、これまでも議論ありましたけれども、市税収入、厳しい状況もあると思うのですが、これについて、まず見通しも含めて御説明をいただきたいと思います。 ◎大内重義財務部長 お答えいたします。 市税の状況でございますけれども、まず現在の状況につきましては、お話のありましたとおり震災前の平成22年度と比較しますと、平成29年度では震災前の平成22年度の水準には回復してございます。ただ、この中には、市民税でございますけれども、個人市民税、それから法人市民税ともに震災前の水準を回復してございます。これは、やはり議員おっしゃるとおり、復興需要による個人所得の増加などによるものと考えております。今後いずれ復興事業の進捗によりまして、こちらにつきましては減少していくものと考えております。人口につきましても、震災前と比較しますと減少しておりますので、個人市民税は特に震災前の水準を下回るということも想定しておかなければならないのかなとは考えてございます。 それから、もう一つ大きな税として、固定資産税がございます。固定資産税につきましては、被災家屋の滅失や被災元地の買い取りなどの影響によりまして、新築住宅等の建設が進んでいるものの、まだ震災前の状況には回復してございません。いずれ回復するまでには相当の期間が必要かと考えてございます。 これらのことを考えますと、やはり震災によります復興事業の進捗によりまして、徐々にこれからは減少していくのではないかというふうには考えてございます。復興期間終了後の市税全体については、なかなか予想することが難しいかと思いますけれども、いずれ震災前の水準までにはだんだん下がっていくのかなと、減少していくというふうには考えてございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 平成30年度の歳出の土木費を見ましても、全体の1,969億円の歳出の中で約770億円です。そうしますと、今後復興事業が終結してしまうと、なかなか税収にも結びつかないと。ですから、やはり税収確保の意味も含めて、地元発注、工事、これも含めて、入札の制度の見直しとか、あるいは地元発注率の問題、そして地元に発注し、それがその工事でまた地元の下請業者が潤うという、人、物が動くような経済、財政の運営が必要ではないのかなと。そして、阪神・淡路のときも、復興事業が終わってかなり企業が、建設業者とかの倒産件数が多いというような負のスパイラルもあります。その辺を見据えれば、やはり地元発注をしながら、そして人、物が動く経済体制、財政運営を私はすべきだと思います。それなくして、地元の活性化というのは達成できないと思うのですが、改めてそこら辺の見解を財務部長に伺っておきたいと思います。 ◎大内重義財務部長 お答えいたします。 今議員からありましたとおり、復興事業の進捗によりまして工事の発注件数、発注金額も減少していくものと思われます。議員おっしゃられるとおり、やはり地元発注につきましては今後も考えていかなければならないと思います。これにつきましては、総務部と一緒に検討していきたいと思います。 ◆29番(後藤兼位議員) 財務部長、前回は総務部の次長だったので、そこら辺は篤とわかっておると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それで、蛇田ポンプ場の問題について伺っておきたいと思うのですが、蛇田ポンプ場の進捗状況と今後のこの工事の進め方についてお聞きしたいと思います。 ◎木村芳夫建設部長 お答えいたします。 現在の進捗状況と今後の進め方ということでございますが、現在蛇田ポンプ場につきましては、ポンプ場の流入渠の部分と、あと北上運河に放流しますので、運河部分の放流渠は完成してございます。現在は、ポンプ場の本体の土木躯体工事を鋭意行ってございまして、それが今年度完成いたしますので、それに引き続き建築工事を今年度中に発注したいというふうに考えてございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 建設部長、平成31年度に共用開始ができるということでございますが、この全てのポンプが稼働する、これができるのかどうなのか。これまでも何回も見直しとか、震災前、震災後とあるのですけれども、予算も含めて稼働できる時期、それも含めて改めてこれについて御説明いただきたいと思います。 ◎木村芳夫建設部長 お答えいたします。 平成31年度共用開始を目指すということで、先ほども答弁させていただきました。ここで問題になるのが財源ということで、今回震災によりまして新規につくっているポンプ場は、復興交付金で措置をいただいてございますが、先ほど申し上げましたようにこれは震災前からの工事ということで、残念ながら復興交付金の採択には至らなかったということで、通常の社会資本整備総合交付金事業で行ってございます。ということで、県のほうに、国のほうへ要望して県で市町村の配分を行っていただいているわけでございますけれども、その辺の中でも本市の浸水対策の状況を勘案していただきまして、要望額につきましてはおおむね満額という形で配慮をいただいておりますので、今の予定で行きますと、その額で平成31年度の供用に、今後も県当局、補助のつき方というところもございますので、それは粘り強く、完成時期に目的が達成されるように、今後も国・県のほうにはその辺の中身をしっかりと説明をしていくということで、ただポンプ本体につきましてはそういうことですが、ポンプ場につきましては外構とか、その他ポンプの調整工事等がありますので、一部につきましては、予算的にでございますけれども、平成32年度の予算を使うということもあり得るのかなというふうなところでございます。 ◆29番(後藤兼位議員) ポンプ場を早期に建設するということと、もう一つはやっぱり中ノ掘下水路の整備なのです。これを整備しないと、このポンプ場がフル稼働しないというのが一つの問題でございます。そして、今生活雑排水もこの中ノ掘の下水路に入りまして、あるいは土堀の部分もございます。この整備をどのように考えているのか、改めて建設部長の見解を伺いたいと思います。 ◎木村芳夫建設部長 中ノ掘下水路につきましては、議員も御承知のとおり、この辺が農業用の用水路ということで使われていたものが、宅地化されまして下水道のほうに移管になって、現在完了しているというところで、現在は眼鏡筒のポンプ場のほうに行っておりますが、新設後は蛇田ポンプ場のほうに流入するという状況でございます。下水路の整備につきましては、まずポンプ場を優先に整備をいたしまして、その後引き続き国の社会資本整備総合交付金事業で幹線の管渠ということで整備を逐次行っていきたいということで考えてございます。 ◆29番(後藤兼位議員) そこで整備の問題なのですけれども、やはり上流部分と下流部分、ポンプ場ができても、下流部分から整備していくパターンが多いと思うのですけれども、上流部分もかなり狭隘道路で、土掘の部分が多いのです。これは予算の配分もあると思うのですが、道路予算でやるのか、あるいは下水道の事業でやるのか、それもすみ分けて工事の進捗を私は急ぐべきだという考えがあるのですが、これについて建設部長の見解を伺いたいと思います。 ◎木村芳夫建設部長 お答えいたします。 ただいま議員御指摘のとおり、下水道につきましては下流から原則工事をいたします。上流部につきましては、当然水量といいますか、流量が少ないので、断面が小さくなって、ほとんど側溝程度で済むということもございますので、その辺の道路幅の状況も見て、現在狭い部分もございますので、下水道整備とは別に道路整備ということで、そういう国の財源とか交付金が活用できないかということで、今後その辺両方整備を促進するためにどういった形が望ましいかということを検討してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 完成というか、そうするとボックスカルバートでやるとか、いろんな整備の仕方もあると思いますが、これはやっぱり地元の町内会とか自治会と協議しながら進めるべきだと思いますが、どのようにそれは地元の説明、あるいは理解を求めていくのか、これについて建設部長の見解を伺っておきたいと思います。 ◎木村芳夫建設部長 お答えいたします。 先ほど工事中の関係の住民への説明というふうなこともございましたが、当然今後の整備については、地元の方々に理解をしていただきながら、その整備の方針を定めるということが重要かと思いますので、計画策定時には市のほうで草案というふうな形でお示しをさせていただきまして、その中でお住まいの方々の利便性のよい形というものを模索しながら、整備の方法を考えていきたいというふうに思っております。 ◆29番(後藤兼位議員) この区域は二番谷地と、谷地いう一つの地政学的な問題もあるのですけれども、国道45号とこの中ノ掘の間の既設の水路、汚水の側溝、これもやはり問題があります。ですから、一日も早い中ノ掘の整備、下水路の整備と、ポンプ場の整備を進めることが私は必要ではないのかなと思います。 次に、プレハブ仮設住宅の集約化の進捗状況の問題でございますけれども、先ほど福祉部長は平成31年度上半期には全団地を解消する計画であるということなのですが、これは平成31年9月末までに全部これは解消できるのかどうなのか、これについて改めて御説明をいただきたいと思います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 応急仮設住宅団地の全解消が平成31年の上期までにできるかということの御質問ですが、自立再建プログラムの中では、平成31年9月末までに全団地を解消するということで計画しておりますので、それに向かって粛々と進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆29番(後藤兼位議員) 福祉部長、あと現在の応急仮設住宅の整備、あるいは入居状況なのですが、プレハブ仮設住宅、そしてみなし仮設住宅の実態、入居状況について御説明をいただきたいと思います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 まず、プレハブ仮設住宅の入居状況ですが、6月1日現在558世帯の1,196人が入居されておりまして、入居率は8.3%というふうになってございます。それから、みなし仮設住宅につきましては、県のほうで管理をしておりますが、こちらは5月1日現在で888世帯、1,975人が入居されております。そのほかに、県外の賃貸とか公営住宅のほうに入居されている方が110世帯で220人、全部合わせまして1,556世帯の3,391人が入居されているという状況にございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 福祉部長、この仮設住宅入居の世帯構成分析、これはプレハブ、みなし、それぞれあると思いますけれども、例えばその年齢構成とか、そういう構成について御説明をいただきたいと思います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 こまいところの年齢区分のほうの構成というのは、ちょっと分析をしておりませんが、大まかに分けまして高齢単身の世帯につきましては、65歳の単身というところにつきましては189世帯で、全体の約13%、それから65歳以上の高齢のみの複数世帯、御夫婦でお住まいということ等、そういった世帯が130世帯の約9%、それから母子世帯が26世帯で約2%、64歳以下の単身世帯の方が344世帯で約24%、その他複数御家族での一般世帯というものが757世帯で全体の約52%という状況になってございます。 ◆29番(後藤兼位議員) それから、この所得の部分、政令月収8万円を一つの基準とすれば、それ以下、あるいは8万円以上、この部分の構成というのは、どのようにその内訳はなっているでしょうか。 ◎津田淳一福祉部長 お答えを申し上げます。 先ほど応急仮設住宅入居者の世帯区分のほうで御説明した際に、入居数は1,556世帯ということでお答えをしておりましたが、先ほどの合計数は1,446世帯の分析ということになりまして、差の部分につきましては、県外の110世帯分についての区分構成ができておりませんでしたので、県外を除いた分の合計数というふうに御理解をいただきたいと思います。 今回御質問をいただきましたこの1,446世帯の中の収入区分ということで申し上げますと、政令月収8万円以下の世帯が724世帯の約50%、8万円を超える世帯が648世帯の約45%、詳細が確認できておりません不明世帯が74世帯ということで、約5%というふうに把握をしてございます。 ◆29番(後藤兼位議員) それから、この応急仮設住宅の入居世帯の供与期限、これはプレハブ仮設住宅です。これは、供与期限というのは7年がもう過ぎて、もうリミットなのですけれども、これについてはいつの時点で供与期限という理解でよろしいのでしょうか。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 それぞれ今議員からの御指摘もございましたが、一律の供与期限から、それぞれ事情に応じた形での特定延長の供与期限というものが設けられるようになりました。それで、プレハブ、みなし、それぞれに入居時から計算をしまして、供与期限が設けられておりますが、プレハブにつきましては最大でことし9月までが給与期限というふうになっておりますし、みなしにつきましては来年2月まで供与期限というふうに決められている世帯がございます。 ◆29番(後藤兼位議員) それから、特定延長対象外の世帯数、何件あるのか、それからその世帯の再建方法別の入居状況といいますか、これについて御説明いただきたいと思います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 特定延長の対象外の世帯ということでございます。仮設住宅全体では、1,556世帯入居されているというお話をさせていただきましたが、この中で世帯分離をして再建するという世帯が13世帯ございますので、1,569世帯の中で内訳を申し上げますと、特定延長世帯は409世帯で約26%ですが、対象外という世帯につきましては1,160世帯の約74%という状況になってございます。 それから、それぞれの対象外世帯の再建方法ということでの御質問ですので、こちらのほうの対象外の再建方法につきましては、一番多いものが民間賃貸住宅への入居を希望されている方が668世帯で全体の58%、それから自宅再建という方が232世帯の約20%、それから復興公営住宅という方が87世帯の約7%、そのほかいろいろございますが、大まかなものにつきましてはこういった形での再建方法が予定されているというふうに認識してございます。 ◆29番(後藤兼位議員) 今御説明あった中で、対象外のプレハブ、みなしの再建の中で、賃貸住宅の668世帯があると。これについて、あと伴走型の支援も今併設してやっているわけですけれども、この状況というのは順調に進められているのかどうなのか、これについて御説明いただきたいと思います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 民間賃貸住宅にお住まいの方の再建ということになりますが、ほとんどの方が引き続き、特定延長期限を過ぎました後はそのまま入居されているという方が一般的で、そういった再建方法を選ばれている方が多いという状況にございます。 それから、伴走型の状況ということですが、伴走型につきましては、昨年10月からこの支援事業というものを行っておりますけれども、これまで自立生活支援、それから自立生活支援専門員という形で、仮設住宅入居者等につきまして支援を行ってきておりましたけれども、なかなか経済的な事情とか、健康上の問題とか、家族の問題等、複合的な問題を抱える世帯も多いということになりまして、昨年10月から伴走型の被災者支援事業というものを開始しております。こういった事業を並行して行いまして、実際にはプレハブ仮設住宅、それからみなし仮設住宅の方もそうですが、いろいろこういった複合的な課題を抱えておりましたけれども、こういった支援を行うことによりまして、時間はかかりましたけれども、少しずつ解消に向かっておりまして、経済的な自立に向けた方とか、就労に結びついて生活の安定に寄与したとか、そういったことで順調に伴走型の支援事業ということも実績を上げているというふうに認識してございます。 ◆29番(後藤兼位議員) この伴走型も事業期間が3年、概算総予算も1億1,000万円、これは委託もしながらやっているということで、困っている方にきちんと寄り添いながら解決を進めていってほしいと思います。 そういう中で、不適正な利用世帯の対応というのはどのようにされているのか。不適正な状況といいますか、プレハブ仮設住宅の部分含めて、この実態について御説明をいただきたいと思います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 不適正利用という状況ですけれども、プレハブ仮設住宅の明け渡し後も倉庫利用として利用している方、あるいはそのまま居座り続けている方ということで、利用されている方もいらっしゃいます。そういった方々につきましては、供与期限前から職員が訪問していろいろお話をさせていただいておりますけれども、特別な事情がなくて返還する意思を示さないという不適正入居者に対しましては、事前に県とも情報提供や相談をしながら進めておりますけれども、その後に返還督促通知、その後また訴訟警告通知、最終的には県への法的措置要請ということで、粛々と手続を進めております。 なお、不適正入居者の法的措置をする場合には、県では県議会の議決を経て明け渡し請求訴訟を提訴するということになりますので、判決後に強制執行ということになっていくかというふうに思います。 ◆29番(後藤兼位議員) 今不適正な使用ということで、17世帯あります。そして、その中でも倉庫利用が6世帯、居座りが3世帯というような実態もあります。県の管理も含めて、市がそれを管理し、県の所有物みたいな、複雑な形で対応しなければならないということなのですけれども、一日も早く解消すると、プレハブ仮設住宅の解消をするというのは、仮に法的手続とる場合でも、今みたく時間がかかるわけです。ですから、そういう周知徹底といいますか、その対応も今の段階から進めていくということが必要ではないのかなと。それでないと、期限内の、平成31年でございますか、9月末という一つの目標を達成することが私はできないと思うのです。これについて、そういういろんな諸問題も含めて対応というのが重要だと思うのですが、改めて福祉部長の見解を伺っておきたいと思います。 ◎津田淳一福祉部長 お答えをいたします。 ただいま議員御指摘のとおり、最終的には来年の平成31年9月までのスケジュールということをきちっと示しておりますので、先ほどの訴訟もそうですけれども、訴訟には実際には5カ月くらいの時間を要するというふうにも聞いていますので、供与期限を過ぎてから、先ほどのさまざまな通知を経まして、きちっと県とも協議をしながら、法的措置を進めるべきものは粛々と進めていくということで、スケジュール感を持った形で、被災者自立再建促進プログラムに沿った形で進めてまいりたいというふうに思っております。 ◆29番(後藤兼位議員) 不適正な世帯、利用については、きちっと法的な手段も構えながら対応すると。そして、本当に困っている、あるいはその状況が、例えば生活再建ができない部分には伴走型としてきちっと対応すると。やはりこのすみ分けを、仕分けをきちっとして対応していくという必要があると思います。これも含めて、今後の対応を今の段階からしていかないと、先ほど福祉部長が説明した県、あるいは県議会の議決云々という部分も必要なのです。ですから、その前に、今の段階からやっぱり入っている方に周知徹底をしていくということが大切ですので、今後も対応をお願いしたいと思います。 それで、行政運営について改めて考えていきたいと思うのですが、なかなか予算も、先ほどもいろいろ指摘しましたけれども、今後厳しいと。そして、プレハブ仮設住宅の解消にしても、早期に対応しないと居座りがずっと続いていると。阪神・淡路の対応を見ましても、そういうことが見受けられます。今後財政運営の中で、大変厳しい税収確保の対応もいろんな形で必要性があるのかなと。 そういう意味では、行財政改革も大変必要でありますし、今抱えている産業ゾーン、例えば先ほどの湊西、そしてあと下釜南部、上釜南部、この産業ゾーン、危険区域に設定された土地が今造成されておりますけれども、前にも指摘しましたが、完成してから企業誘致というのはなかなか大変だと思うのです。やはり今の段階から対応していくと。1つの事例として、石巻市の事業者が事業の規模を拡大する、あるいは再配置するために、石巻市に、産業ゾーンの部分をちょっと産業部に聞いたと。それは復興事業部でやっているということで、なかなか明快な回答が得られなかったと。そして、その事業者は東松島の大曲地区に今造成しておりますので、東松島市役所にちょっと確認したと。そうしたら、その対応が、産業部分と、そして土地造成している部分がすぐその事業者の本社に来まして、役員にいろいろ説明されたと。そうしますと、私言われたのですが、石巻市の対応と、そして東松島市の対応が全然違うということなのです。ですから、事業者が本社を石巻市に置いて、そして新しい施設をつくるならば固定資産税が入る、いろんな展開があると。そういう部分で、対応の仕方というのは、私はやはり一体性を持って一丸となって対応しなければ、石巻市から本社が東松島市へ行って、税収確保ができないというような状況にもなると思うのです。ここら辺の対応は、私は一丸的にすべきだと思うのですが、この辺について、菅原副市長、一つの見解としてどのように思うのか、これについて見解を伺っておきたいと思います。 ◎菅原秀幸副市長 産業部と、それから復興事業部と、これはまだ完成はしていないのですけれども、現実に今現在照会を行った例もありますので、そういうお話もあったかと思いますけれども、現にそういうふうな体制でやっていますので、今後も完成しなくとも、将来に向かっての企業誘致というふうな意味では、懇切丁寧に照会があった場合については対応していきたいというふうに思っております。 ◆29番(後藤兼位議員) ひとつ対応の仕方をよろしくお願いしたいと思います。 行財政改革を進めながら行政運営をするというのは、今後大変重要な課題だと思います。復興担当審議監、阪井さんも今度財務省に帰られるということなのですけれども、財務省から地方に来るというのは珍しい事例だと思います。そして、大変御苦労もされたと思います。オリーブの委員長をやったり、会長をやったり、いろんなことも、財務省でやれないことも経験されたと思います。ただ、石巻市の復興担当審議監として来て、そして地方から、今東日本大震災で抱える大被災地の石巻市、財政運営、今後の行財政改革、そういうものを含めて、どのように復興担当審議監から思うのか、これについて御説明を、見解を伺っておきたいと思います。 ◎阪井聡至復興担当審議監 お答えさせていただきます。 税収の話であったり、歳出改革の話も今般の議会ではいろいろと質疑されているもの聞いておりました。今議員の御指摘のあった産業の誘致というか、企業誘致の件についても、私は非常に大事だと。支出を切り詰めるのか歳入をふやすのか、それとも国で言えば経済成長をして革新的なイノベーションを起こすというのは、その3つで財政というのは成り立つというか、経済は成長していくというふうに言われておりますので、財政をどういうふうに考えるかは、1つは集中と選択、必要な部分に歳出を切り分けるというか、切り込むと。不要な部分というか、不急不要な部分については、まずはしっかり考え直すという部分。歳入をふやしていくという努力は、人口増であったり、企業を誘致していくという努力が非常に大事だと思いますので、そういった部分を、やはり後者については複数の部門が同じ課題に向けて取り組むと。今お話のあったとおり、連携をしながら市に人や企業を呼び込むおもてなしの心で取り組むというのが非常に大事だと思いますので、そういうふうな気持ちよく企業や人が石巻を選んでいただくような取り組みを、企業のみならず市も一緒にやっていく必要があると思っていますので、引き続き頑張っていただきたいと思います。 ◆29番(後藤兼位議員) 頑張っていただきたいということでございますが、やっぱり財政運営というのは、お金がなければできないのでございます。阪井復興担当審議監、いろんな御苦労されて、オリーブの問題とか、これから事業規模拡大したり、本当に事業化になる、それにはやっぱり予算が必要なのです。そして、地方にはアイデアが必要だと思います。アイデアを実行する、それに予算をつけていただくと。将来主計局長になられましたら、石巻市に応分の予算をつけていただくことを御期待して、私の一般質問を終わります。 ○議長(木村忠良議員) 以上で29番後藤兼位議員の質問を終わります。次に、3番楯石光弘議員の質問を許します。3番。   〔3番楯石光弘議員登壇〕 ◆3番(楯石光弘議員) 資料の配付の許可のほうお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 許可いたします。   〔資料配付〕 ◆3番(楯石光弘議員) ありがとうございます。 ただいま木村忠良議長のお許しをいただきました議席番号3番楯石光弘でございます。第2回定例会一般質問のトリを務めさせてさせていただきます。 先日第4回いしのまき復興マラソンへ参加してまいりました。好天に恵まれ、全国からも多数の参加をただき、暑かったものの、風がとても爽やかで、沿道の皆様の熱烈な声援もあり、楽しく完走することができました。開会式で、ゲストランナーの谷川真理さんと中野陽子さん2人で、今回見納めとなる聖火台への点火、そして赤々と燃える炎はとても印象的でした。颯爽と走る中野さんは、昨年の東京マラソンで年代別世界記録を達成した笑顔がすてきな82歳の女性ランナーでした。70歳からマラソンに挑戦し、本人も驚くほどの躍進で、目標は2021年のマスターズ世界大会に参加し、楽しく走ることだそうです。そこで、今回は私のライフワークでもある健康をメーンテーマとして考えてみたいと思います。 本市も本格的超少子高齢社会に突入し、団塊の世代が75歳となる2025年問題も間近に控え、人生100年時代を住みなれたところでいかに自分らしく生きるかが個々人に問われる時代となりました。 大綱1点目、健康づくり推進策について、(1)、市民の健康の現状、健康づくりの意義と必要性をいかに考えるか。 (2)、石巻圏でメタボ深刻化報道への所感とその改善策について。 (3)、石巻市健康増進計画推進委員会とスマートみやぎ健民会議、それぞれの概要と県との連絡協力はどのようにされているのか。 (4)、子供からお年寄りまで気楽に安全に利活用できる公園、広場の遊具等の整備状況について。 (5)、生涯スポーツの実施状況とスポーツ推進委員の現状について。 (6)、生涯スポーツでにぎわう河南パークゴルフ場、今後の差別化対策について。 以上、6点についてお伺いいたします。   〔亀山紘市長登壇〕 ◎亀山紘市長 楯石議員の御質問にお答えいたします。 健康づくり推進策についてお答えいたします。市民の健康の現状、健康づくりの意義と必要性についてでありますが、本市では3大生活習慣病である悪性新生物、心疾患、脳血管疾患による死亡率が全国、県平均よりも高い現状であり、健康寿命についても男女とも県平均より短くなっております。これらは、食生活、運動、喫煙などが大きく影響することから、生活習慣を改善し、健康増進計画の基本理念である一人一人の健康づくりをみんなで支えるまちづくりを実現することが重要と考えております。 今後も生活習慣病の発症や重症化を防ぐことを重点に、生涯を通じた健康づくりを関係機関や地域と協働して推進してまいりたいと存じます。 ◎畠山早苗健康部長 私から、石巻圏でメタボ深刻化報道への所感とその改善策についてでありますが、今回の新聞報道において、県内市町村国民健康保険及び全国健康保険協会宮城県支部の40歳から69歳の平成27年度特定健康診査では、石巻圏域のメタボ及び予備軍の割合が男性ワースト1位、女性ワースト2位と厳しい結果となり、働き盛り世代の生活習慣病予防対策が喫緊の課題であると改めて感じております。 本市では、今年度から国民健康保険人間ドックの対象者に40歳を加え、保健指導を徹底するとともに、40歳から59歳を対象とした健康ポイント事業を継続しております。 また、本年3月に策定した第2期国民健康保険データヘルス計画に基づいて、健康状況や課題をわかりやすく伝え、住民とともに健康課題の解決に向けた取り組みを実施し、特定健康診査の受診率向上と健康意識の啓発に取り組んでまいります。 次に、石巻市健康増進計画推進委員会とスマートみやぎ健民会議それぞれの概要と県との連携協力についてでありますが、本市の健康増進計画推進委員会は、健康増進法に基づき策定した石巻市健康増進計画の推進と進行管理などを行うため、医師会など保健医療関係者を初めとして、県や市内の各団体により構成されております。 また、スマートみやぎ健民会議は、平成28年に設立され、健康みやぎの実現を目指し、健康づくりの支援体制を構築することを目的に、知事を会長に組織されています。現在298団体が健民会議の会員として、第2次みやぎ21健康プランに基づき、「歩こう!あと15分!」、「減塩!あと3グラム」、「めざせ!受動喫煙ゼロ」に取り組んでおります。 さらに、石巻圏域では、住民が健康づくりを実践しやすい環境を整備するため、いしのまき・スマート・プロジェクト実行委員会が本年3月に立ち上げられ、県と関係機関が連携して事業を推進することとしております。 ◎木村芳夫建設部長 私から、子供からお年寄りまで気軽に安全に利活用できる公園、広場の遊具等の整備状況についてでありますが、公園や広場は幅広い年齢層の市民の皆さんの自然との触れ合い、レクリエーション活動などの多様な活動の拠点となっており、議員御指摘のとおり昨今の公園に求められる要素として、健康づくり機能の重要性も高まってきております。 そうした状況を踏まえ、本市の公園整備におきましても、アスレチック機能が充実している子供たちのための遊具のほか、高齢者が散歩の途中に遊び感覚で気軽にストレッチをすることができ、日常生活における健康づくりを目的とした健康遊具の導入を進めております。 今後につきましても、公園整備に当たっては、地域町内会などの御意見を伺いながら、児童遊具や健康づくりに資する遊具等の整備を進めてまいりたいと考えております。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 私から、生涯スポーツの実施状況とスポーツ推進委員の現状についてでありますが、生涯スポーツとは健康の維持増進やレクリエーションを目的に、いつでも、誰でも、どこでも、生涯を通じて気軽に参加できるスポーツのことで、本市におきましては平成29年9月に策定した石巻市スポーツ推進計画で、生涯にわたるスポーツ活動の推進を基本施策に設け、生涯スポーツ推進を図っているところであります。 現在NPO法人石巻市体育協会等との協働により、さまざまなスポーツ事業や各種教室を開催し、誰もが気軽にスポーツを楽しめる場を提供しており、今後さらに関係団体と連携し、継続して取り組んでまいりたいと考えております。 また、スポーツ推進委員の現状についてでありますが、スポーツ基本法においてスポーツ推進委員はスポーツ推進に係る連絡調整並びにスポーツ実技の指導、その他スポーツに関する指導及び助言を行うこととされております。本市におきましては、50名にスポーツ推進委員を委嘱し、地域の球技大会など、各種スポーツイベントの企画、運営を初め、実技指導などを行っております。 今後市民の多様化するニーズに応えるため、さまざまなスポーツに対応できるスポーツ推進委員の育成を図るとともに、効果的に活動できる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 次に、生涯スポーツでにぎわう河南パークゴルフ場の今後の差別化対策についてでありますが、河南パークゴルフ場は地形を利用し、変化に富んだコースを有した公益社団法人日本パークゴルフ協会の公認コースとなっております。また、食堂を併設した休憩所を設けているなど、快適に過ごしていただける施設となっており、さらに各種大会の開催や初心者講習会等の開催により、利用者から好評を得ている施設となっております。 現在県内各地にパークゴルフ場の整備が計画されており、完成後は利用者の減少が懸念されますことから、指定管理者であるふれあいパークでは、通年利用が可能などの自然環境や立地条件、これまで10年以上運営してきたノウハウを生かし、コース会員などのサービス向上、飽きのこない多彩なイベントの開催、芝の管理のクオリティー向上など、利用者に満足いただける方策を検討しているところですので、御理解賜りたいと存じます。 ◆3番(楯石光弘議員) 先ほど市長の答弁をいただきましたが、何かほかのまちの健康状況を説明しているような感じで、危機感が残念ながら伝わってまいりませんでした。本市が全国、県と比べると、生活習慣病も多く、健康寿命も短いという現実は、これは大変なことで、まさしく非常事態であります。健康づくりの意義と必要性をこれまで長年にわたって重視してこなかった、裏を返せば軽視してきた結果がこのような数字としてあらわれたのではないでしょうか。 4年前の初当選6月の定例会一般質問で、私は今回と同じような質問をいたしました。そのときも、市長は行政機関のみならず家庭を取り巻く地域、学校、職場等、保健医療機関、健康づくりの関係団体が連携しながら、地域全体で一体的な推進を図り、個人の健康づくりを支援してまいりますとの答弁でございました。あれから早くも4年、まことに残念ではありますが、現況はむしろ厳しくなっていると考えざるを得ません。 少し時代を振り返ってみれば、自動車も少ない時代は、全て歩きか、よくて自転車でした。農作業は手作業で、人生70年と言われた時代は、健康づくりどころではありませんでした。それが現在では、1人1台の車を持ち、隣に行くにも車、肉体労働からは解放され、医療も発達して、人生70年から100年の時代へ大きく変わりました。 体のつくりや働きは、何百年、何千年と大きな変わりはないのですが、社会のほうが急激に変わったので、いろいろなストレスや不都合なことが出てまいりました。文明の発達とともに、健康づくりは歴史的、肉体的、精神的にも必要性が高まり、世界的にも必然的な流れとなりました。 目を転じて、本市の健康増進計画の基本理念では、一人一人の健康づくりをみんなで支えるまちづくりとあります。大変聞こえはいいのですが、市民一人一人が健康づくりは何より大切と考え、主体的行動がなければ、どのようにみんなで支えるのでしょうか。現況は、例えてみれば「赤信号みんなで渡れば怖くない」状態ではありませんか。このまま進めば、支えるどころか救いようがない共倒れが関の山ではないでしょうか。本市のような、概して健康意識、レベルの低いところへは、まことに残念ではありますが、大企業の進出も若者の移住も大変厳しいと考えざるを得ません。 私も体験上、元気で健康なときは、健康であることのありがたさはわからないもので、健康を害したとき、ようやく初めて自覚できるのですが、そのときはもう既に手おくれの場合が往々にして多いのです。改めて健康部長と市長の健康づくりへの思いをお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎畠山早苗健康部長 今回の報道で地域の実態を知っていただけたことは、啓発という意味もございますし、大変意義があるものと考えております。記事では、市町村国民健康保険と協会けんぽの方を合わせた結果ですので、石巻市の国民健康保険の状況を見ますと、平成27年度は県内で10位程度なのですが、それが決していいほうではないのですけれども、協会けんぽと合わせると一気に高くなって上がってしまうと。加入者の平均年齢を見ますと、全国的に市町村国民健康保険の平均年齢ですと50.9歳、協会けんぽの平均年齢は36.9歳ということを考えますと、若い世代が深刻な状況であるということがうかがえると思います。まずは、喫緊の課題として若い世代の健康への意識啓発が重要と考えております。 議員おっしゃいますように、基本理念のほうに掲げます一人一人の健康づくりをみんなで支えるまちづくりでございますが、なかなか1人では健康づくりというのは難しいと思います。無理なく少しずつ継続していくということが大切なのですが、継続する意味では仲間や地域、そういったつながりの中で、支え合いながら健康づくりも継続できるということも多いと思うので、みずからの健康を考える取り組みのために、きっかけづくりに頑張っていきたいと思います。 ◎亀山紘市長 お答えいたします。 健康づくりの重要性については、高齢者の方々にとってはやっぱり健康寿命を延ばすということが非常に重要なことだというふうに思っております。ところが、一方で若い人たちはなかなか健康づくり、あるいはメタボ健診に関心を持っていないという状況にありますので、この若い方々に対して健康づくりをどう進めるかということが大きな課題だというふうに思っております。 さまざま今事業展開をしておりまして、スポーツを通して健康づくりをするとか、そういったことではベガルタ仙台あるいは東北楽天ゴールデンイーグルスに御協力いただきながら、もっともっと若い方々も含めて参加できるような取り組みをしっかり進めていくことが必要だというふうに考えております。 ◆3番(楯石光弘議員) 今部長と市長からお話いただきました。ぜひ進めてもらいたいと感じております。 笑い話でありますが、健康のためなら死んでもいいというマニアの方もおられますが、健康はあくまで目的ではなく手段であります。 次に、(2)、先日6月15日付の石巻かほくの新聞報道でございます。メタボは、御承知のとおりメタボリックシンドローム、内臓脂肪、男性は腹囲85センチ以上、女性は90センチ以上で、高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つ以上当てはまるとメタボだそうです。自覚症状がほとんどありませんが、そうでない人と比べると糖尿病になるリスクは3倍から6倍、心血管疾患になる確率と死亡のリスクは、約2倍と言われます。また、脂肪肝、腎臓病、睡眠時無呼吸症候群などにもつながりやすくなります。 私は、本市がメタボ率、県内でも高いというのは知っておりましたが、これほどまでに高いとは正直驚いております。先ほど健康部長も言いわけみたいな話ありましたが、特に男性が断トツの1位ではありませんか。石巻圏の中でも1位ということは、ほぼ全国ナンバーワンでございます。それも、その傾向が長く続いているとのことで、石巻保健所からは「食材が豊富で、特別においしいからでしょうかね」などと言われました。これを改善するにはかなりの難しさがありますが、挑戦する価値は大いにあると私は考えます。 そこで再質問でありますが、まず最近隠れメタボ、痩せメタボもメタボと同じくらい多く、心臓病になるリスクもほぼ同じくらいとの発表がありましたが、この問題についての認識についてお伺いいたします。 ◎畠山早苗健康部長 新聞などで隠れメタボという言葉を目にされた方もいらっしゃると思うのですけれども、特定健康診査で高血圧や高血糖、脂質異常などが認められる方であっても、おなか回りが基準よりも細い、男性ですと85センチ、女性ですと90センチより少なければ、生活習慣を見直すための特定保健指導のほうの対象にはならないことになります。しかし、内臓脂肪が蓄積している場合があるので、放置するとやはり生活習慣病重症化の危険があるものでございます。 本市では、国が示すこういった基準のほかにも、特定保健指導の対象者として、肥満の有無にかかわらずに血圧や血糖、腎機能など、健診の結果からリスクが高い方に、重症化予防事業として医療機関への受診勧奨や生活習慣改善のための保健指導を行っております。また、東松島市や女川町とともに、医師会や医療機関とも連携して実施しております。 ◆3番(楯石光弘議員) 本市においても、既にしっかりと認識して重症化予防事業として取り組んでいるということですので、少しは安心いたしました。私のように、痩せているからメタボではないから大丈夫とも言えないということが理解できました。実は、私の父も65歳で糖尿病で亡くなっていますので、私も気をつけなければなと感じております。 先ほど重症化予防事業と出ましたが、もう少し詳しい説明がもしありましたら、医療機関との連携とか、また本市でいわゆる隠れメタボと言われる人は何人ぐらいいるのか、もしわかればお願いしたいと思います。 ◎畠山早苗健康部長 重症化予防事業でございますが、先ほどお話しいたしましたように、肥満の有無にかかわらず、細くとも太くとも生活習慣病治療のない方を優先して、健診結果の中からリスクの高い方を拾って、保健師や栄養士による指導を実施しております。 また、医療機関との連携ですが、管内2市1町でございますけれども、特定保健指導対象者以外の未治療者の方で、血圧、血糖、それから糖尿病性腎症リスクの高い方へ医療機関への受診勧奨通知を送付していて、行政の保健師や栄養士による保健指導を実施したことを主治医のほうから腎専門医の紹介など、そういったところで連携をとっているところでございます。 隠れメタボの人数なのですけれども、例えば医療機関と連携した対象者としては745人いらっしゃって、保健指導の実施の対象となっていた方は93人ほどいらっしゃいました。全体で隠れメタボがどれくらいあるのかなというところは、なかなかちょっとわからないところかなと思うのですが、もしかすると約4割程度になっているのではないかなといったような予想もあります。 ◆3番(楯石光弘議員) 隠れメタボの人数で、ちょっと私資料を今調べてみたのですが、平成29年度、隠れメタボと先ほど健康部長言われましたが、1万894人の中で4,320人、約4割ということだそうでございます。 これからは、予防の時代とよく言われております。予防医学、予防消防、病気も一種の火事と考えれば、火事になってからの消火では大変な苦労で、私は前消防団をやっていたのですけれども、本当に大変な苦労で、人とか物、金がかかり、また痛い目にも遭います。すぐの消火は、ほぼ無理でございます。できれば火災を出さないような日ごろからの心がけが一番大事ではないかと、私も消防団を経験した上で、ひしひしと感じております。 続きまして、鳴り物入りで登場いたしましたデータヘルス計画について、改めて内容とこれまでの成果があればお知らせ願いたいと思います。 ◎畠山早苗健康部長 データヘルス計画でございますが、第2期のデータヘルス計画を本年3月に策定しております。第2期につきましては、平成30年度から平成35年度までを計画期間としておりまして、このデータヘルス計画は、メタボ健診の結果や、それからレセプトの状況など、データが非常に蓄積することができるようになってきました。健診結果や、そういったデータ分析に基づいて効率的、効果的な保健事業を実施することや、それから生活習慣病の重症化予防を推進して、健康維持と医療費の適正化を図るものでございます。 本市でございますが、データを分析しますと、人工透析患者の糖尿病に占める割合が大変高い状況がございます。また、虚血性心疾患の死亡率が国に比べて高い、それから御存じのようにメタボが国や県よりも多いといったことが見られます。こういった糖尿病性腎症などによる新規の透析導入者を減らすということを中長期的な目標として、共通リスクである高血圧、それから糖尿病や脂質異常などの未治療者、それから治療を中断した方を減らして、特定健診の受診率や保健指導の実施率向上を目指している計画でございます。 成果でございますが、第1期は平成28年と平成29年の計画で、短期間の取り組みでありますので、今後も推移を見ていく必要があるのですが、1つ特徴があるかなと思ったのは、重症化予防対策で介護状態の主な原因疾患のうちの虚血性心疾患が平成25年度と平成28年度を比較すると減少傾向になっているので、これはいい傾向なのかなというふうに思っております。 ◆3番(楯石光弘議員) 現在ビッグデータの時代とよく言われていますので、やはりデータの蓄積が大切だなと感じております。 今の答弁では、受診率の向上と健康意識の啓発に取り組むとありましたが、改めてここ数年の受診率と具体的な対策について、もう少し詳しくお話し願いたいと思います。 ◎畠山早苗健康部長 受診率でございますが、平成26年度40.9%でございました。これも余り高いほうではなくて、県内29位でございまして、その後減少傾向で、平成27年度が39.3%、平成28年度39.1%と、これは県内ワースト2位でございます。平成29年度は、支払いベースでございますが、これもまた若干差があるのではないかなというふうに予想しております。これに特定保健指導に確実に結びつけたいということで、少ない実施率ではございますが、その中で保健指導が必要な方を確実に拾っていこうということで、こちらのほうは管理栄養士を配置して勧奨を強化しております。これにつきましては、平成23年度に震災の関係で4.8%まで激減した関係もございましたが、その後その配置等によりまして強化したことで、平成24年度で17.5%まで上昇してきていて、年々増加しているのですけれども、平成26年度が19.1%、平成28年度が21.9%、平成29年度は支払いベースで27.9%ほどと上がっております。 ◆3番(楯石光弘議員) 受診率がなかなか上がらない、また指導も現状がよく理解できました。 本市でも昨年より健康ポイント事業を始めましたが、その内容と実績についてお伺いしたいと思います。 ◎畠山早苗健康部長 やはり若い方がなかなか特定健診といった、がん検診もなのですけれども、健診を受けていただくことが少ないということで、40代、50代の方、こちらの国民健康保険の被保険者の方を対象に、特定健診や胃がんなどの検診ごとにポイントを付与して、点数をためていただければ健康グッズなどと交換できるというような事業を昨年度から実施いたしました。平成29年度の実績といたしましては、参加者461名でございました。 効果と課題でございますが、参加者が見込みより少なくて、市全体の受診率向上とまでは至らなかったのですけれども、全体の中で下降気味だった受診率について、40代、50代は大きな減少はなかったということを見ると、一定の効果はあったものだなというふうに考えていますが、商品が健康グッズではなかなか魅力的でないといった御意見が多かったので、平成30年度はクオカードを導入してみました。ぜひ御参加いただければと思っています。 ◆3番(楯石光弘議員) ただいま本市の健康ポイントの事業を説明していただきました。ちょっとこちらの資料を詳しく調べたところ、8,000名に対しまして322名の受診で、ポイント該当が281名から考えても、やはり国民健康保険加入者で40代と50代の方限定では、広く市民への波及効果が極めて少ないのではと私は考えます。検診の受診も、またポイント申し込みも健康意識の高い人が申し込むと思われますので、健康に対する意識と受診率の向上、そして最終的には健康寿命を延ばすという本来の目的からすれば、私は限定的と考えざるを得ません。 3年前の6月定例会一般質問で、私は広範囲の市民を対象とした健康づくりポイント事業を提案いたしました。したがって、今回はネーミングを変えまして、石巻市民限定なしのいしのまきチャレンジ元気ポイント事業を提案したいと思います。健康づくりや健康イベント、教室、また各種検診などにポイントがつき、たまったら市内保育所、また幼稚園、小中学校へ寄附もでき、図書カード、商品券、スポーツ施設利用券などと交換でできる健康づくりを積極的に応援する事業であります。 私は、本市の危機的現状を変えるには、健康づくりに関心の薄い市民に意義、必要性をしっかりと伝え、楽しみながら健康づくりの第一歩を踏み出すきっかけづくりをすることが極めて大切と考えます。本市の健康ポイント事業もまだ2年目で、このような見直しの提案をするのは無謀とは思いますが、本市の現状を見るにつけ、石巻総ぐるみで、チーム石巻挙げて改善に取り組むには、それなりのインパクト、インセンティブ、メリット、リーダーシップがなければ変えられないと私は確信いたします。市長も何度も何度も答弁で、連携しながら地域全体で一体的な推進を図り、個人の健康づくりを支援していくと述べております。健康部長の前向きな所見をお伺いできればと思います。よろしくお願いいたします。 ◎畠山早苗健康部長 健康ポイント事業でございますが、国民健康保険のほうで平成29年度、平成30年度2カ年続けまして、その後どういう形が市民全体で健康意識を向上できるような仕組みになるのかということを検討しながら、少しずつ改善しながら広げていきたいというふうには考えておりますが、一気になかなかそういった議員おっしゃるところまでは行かないと思いますが、少しずつ改善していくように努めたいと思います。 ◆3番(楯石光弘議員) すぐにはできないと、これは何でも、健康もそうですけれども、やはり着実に前進してお願いしたいなと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、(3)では、県との連携協力についてお伺いいたしました。同じ市民であり、県民の健康問題に取り組むのに、それぞればらばらに事業を行っていたのでは、これこそ税金の無駄というものです。改めていしのまき・スマート・プロジェクトのあらましと、具体的対策についてお伺いいたします。 ◎畠山早苗健康部長 石巻地域でメタボを少しでも減らそうという、そういった取り組みを教育機関や事業所、民間団体や行政など、みんなでやろうということで設立されたものでございます。石巻保健所が主体となり、設立されておりますが、石巻市としては実行委員会の参加を通しまして、市民の健康的な生活習慣定着のために取り組んでいくものとしておりますが、この実行委員会のほうには地元の新聞社などにも参加いただいていて、市としてもさまざまな形で啓発は行っているのですけれども、やはり地元の新聞などで目にしていただけるという、今回のような新聞記事で取り上げていただけるということは、大変大きな意義があると思っています。健康について、地域はどういうふうになっているのかということを住民の方が地域で広く知っていただけるようにという、そういった取り組みも含めまして、連携した事業を考えてまいりたいと思います。 ◆3番(楯石光弘議員) マスコミを上手に使うというのは、本当にこれからますます大切ではないかと感じております。 また、県ではみやぎ健康経営応援キャンペーンも行っているようでございます。これについて、内容と本市のかかわりについて伺いたいと思います。6月18日付の河北新聞の全面広告をごらんになったと思いますので、村井県知事みずから前面に出まして、企業で目指そう脱メタボ、みやぎ健康経営をアピールしておりました。私も健康経営の考え方には同感でございます。健康づくりへの予算は、費用として考えるのではなく、投資であるとする考え方でございます。 子供たちへの教育予算も、未来へのすてきな投資と私は考えております。健康も教育もすぐには効果が見えない点で共通すると思います。先日も1,500時間残業の職員の方もいたとの星雅俊議員のお話もありました。震災復興関連で大変とは思いますが、ワーク・ライフ・バランスから考えても健康的ではないと考えます。国のほうでも働き方改革を進めているようでございますが、突然でございますが、佐藤副市長の健康経営等に関する所見などありましたらお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎佐藤茂宗副市長 私も、どちらかというと行財政運営のダイエットなり、そういったところのスリム化というところについては、これまでずっと専門でやってきたつもりではありまして、余り実際の人間の健康については、私自身もメタボリックシンドロームでございますし、そういった中で健康に対する予防、もしくはスポーツを生かした心と体の健康づくり、そういったものについては、私もやはり投資的な観点で必要な経費だと考えておりますので、市民の健康づくり、特に心と体が健康でないと何事も、職員の働き方もそうですし、そういったところにおいても悪影響を与えております。ストレスをため込むということは、実質脂肪も一緒にため込むことにつながるというふうに私自身も感じているところでございますので、やはりそういったストレスをためないような心の健康づくりというものを目指して、職員の働き方についてもやっていくことで、市民全体の健康づくりに波及させていきたいと思っております。 ◆3番(楯石光弘議員) ありがとうございます。体験を通しながら、実感のこもったすばらしいコメントありがとうございました。 続きまして、(4)でございます。公園、広場の整備状況についてでありますが、我が河南地区でも急激な宅地化のため、一部では公園や広場の必要性が高まっております。地域町内会、行政委員などの意見をよく聞いて、整備等を重ねてよろしくお願いしたいと思います。 また、子供たちの遊具だけではなく、健康づくりを目的とした健康遊具の導入も進めているとのことでございまして、大変よいことだなと考えております。せっかく用意しても、使わなくては無駄になりますので、その周知のほうもよろしくお願いしたいなと感じております。 本市の健康遊具導入実績がだんだん多くなれば、健康遊具マップ、どういう健康遊具があるかなど、そういう健康マップもあればどんどん健康遊具の利活用が進むと私は考えますが、建設部長、こういう健康マップとか、将来的にどのように考えているかお伺いしたいと思います。お願いします。 ◎木村芳夫建設部長 公園の関係ということで、私のほうから答弁させていただきます。 先ほど答弁させていただきましたように、健康づくりを目的とした健康遊具の導入を進めていきたいということで、遊具の場所とか使い方ということなのですけれども、それはまさに議員御指摘のとおり、今公園担当のほうでホームページ等でその辺の場所とか遊具の内容、施設を紹介するものの作成を予定してございます。 今後そういったことで、健康のための公園、今までは公園といいますと子供というふうなイメージでございますが、時代の変化に伴いまして、当然それぞれの年代での使い方ということもございますので、広く周知を図ってまいりたいというふうに考えてございます。 ◆3番(楯石光弘議員) 建設部長、これからよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。 実は、地元にも合併前に農村広場をおかげさまでつくっていただいたのですが、以前はグラウンドゴルフなどで使用しておりましたが、高齢化で残念ながらやめてしまいました。遊ぶ子供たちもほとんどいない状態で、年3回の草刈りも大変になってまいりまして、一部はお金をかけて草刈りをしていただいております。今後の有効活用、地元でどのようにするか、今模索している状況でございます。 本当に公園は、体を動かす運動の場であって、またコミュニケーションの場であって、また心を癒す場であることが望ましいのではないかと私も考えております。 続きまして、(5)、生涯スポーツとスポーツ推進委員についてでございますが、子供たちのスポーツ少年団活動、盛んに行われておりますが、子供たちが少ないので、団員の確保に苦労しているようでございます。私は、日ごろよりスポーツの生活化、生活のスポーツ化が何より大切と考えております。スポーツ推進委員については、以前よりは少なくなった分館行事ではありますが、日常朝早くから準備とか審判など、本当に縁の下の力持ちで働いていただいております。少ない公民館職員のカバーもありまして、大切な健康づくりの推進、またスポーツ振興を担っていただいておりますので、推進委員のユニホームを見ますと、みんなばらばらなようなので、できれば隣の市町のように、そろえたほうが推進委員の意気込みも全く違うのではないかと思います。 また、宮城ヘルシーふるさとスポーツ祭石巻大会も地元で開催されるようでございますので、事務局長、またよろしくお願いしたいなと感じております。 続きまして、大綱2点目でございます。健康のためには3つの要素、運動、栄養、休養が大切と言われます。そこで、食育の推進と家庭教育支援についてお伺いいたします。 (1)、食育、家庭教育の意義と必要性をどのように考えるか。 (2)、食育推進計画で食習慣と健康、食文化の継承、地産地消のそれぞれの目標値と実績の概要について。 (3)、家庭教育支援の現状と課題についてどのように考えているのか。 以上3点についてお伺いいたします。 ◎畠山早苗健康部長 私から、食育の推進と家庭教育支援についてお答えいたします。 初めに、食育、家庭教育の意義と必要性をどのように考えるかについてでありますが、食育は健全な心と体を培い、豊かな人間性を育んでいく基礎となるものです。食の基本は家庭にあり、特に乳幼児期は食習慣や知識を家庭で学ぶ大切な時期です。地域の風土や行事などを通じ、伝統食や行事食に触れるのもこの時期が最初であり、その体験がその後の食習慣にも影響が大きいと考えられます。 次に、食育推進計画で食習慣と健康、食文化の継承、地産地消のそれぞれの目標値と実績の概要についてでありますが、食習慣と健康につきましては、乳幼児期に甘い飲み物を飲む割合は減少しており、学童期の肥満の割合も小中学生とも改善しておりますが、朝御飯を食べる割合は減少しています。 食文化の継承につきましては、郷土料理を食べている人が増加していますが、地産地消につきましては各項目とも横ばいの状態でした。 第2期計画期間では、関係機関との連携強化が図られた一方で、目標に届かない項目が多くなっています。今年度策定する第3期の計画では、社会環境や生活様式も勘案し、目標を設定するとともに、今後も関係機関との連携を強化しながら、地域の特性を生かした食育を推進することが重要だと考えております。 ◎草刈敏雄教育委員会事務局長 私から、家庭教育支援の現状と課題についてでありますが、本市での家庭教育支援事業は、幼稚園や保育所、小中学校における家庭教育学級の開設及び家庭教育支援チームによる支援活動の2つの施策を推進しており、両施策とも実施校や参加者が年々増加し、参加者より好評を得ておりますことから、家庭教育力の向上に寄与しているものと考えております。 課題といたしましては、家庭教育学級については、さらなる充実を図ることであります。特に私立幼稚園等での実施拡大が見込まれますので、今後もさまざまな機会を捉え、働きかけてまいります。また、家庭教育支援チームによる支援活動につきましては、適切な人材の確保とともに、内容充実のために担当職員を含む支援チームスタッフのスキルアップが必要であると認識しております。 本市といたしましては、家庭教育力を高めることにより、家庭や親のあり方、子供の健やかな心身の成長と基本的な生活習慣を定着させることなどにつながるものと考えております。今後も家庭教育支援について内容充実させてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ◆3番(楯石光弘議員) 食育に関してでございますが、ある小学校のお話です。「うちの子供、箸の持ち方がおかしいのですが、学校ではどのような教育をしているのですか」とのクレームの電話があったそうです。実は、恥ずかしいことですが、私も30歳まで箸の持ち方が間違っておりました。妻に指摘され、素直に直しました。間違っているという自覚が全くありませんでした。よく見たら、うちの母が間違っていました。その母は今87歳ですが、まだ元気で、持ち方はそのままです。 常日ごろ私は、教育は英語教育も時代の流れで必要とは思いますが、まずは食育、体育、徳育、知育の順番が大切と感じております。食は人をよくすると書くではありませんか。医食同源でもあります。私は、農家に生まれ育ちましたので、日本の食料自給率、カロリーで38%という現実では、万が一を考えると低過ぎて何か不安になります。 地産地消も、先ほど横ばいとのことでございますが、身土不二という言葉もあります。体と土地は切り離せない関係だと私は思います。学校給食を初め、地元産の利用を今後ともぜひよろしくお願いしたいなと感じております。 先日、石巻産のブドウを利用した石巻ワインのデビューの記事がありました。その農家の方は、地元前谷地の方で、以前私は一緒に山形のワイン工場まで見学に行ってまいりました。そのときは、個人の農家での商品化のハードルの高さを感じてまいりました。今回は、ワイン用スチューベン500キログラムを提供したそうです。今回の石巻ワイン、いただいて飲んでみたのですが、とても香りがよくて、酸味もほどほどよくて、おいしく飲みやすかったのでございます。適度のワインをたしなむことは健康にもよいとのことでございますので、限定の飲食店でございますが、ぜひ御賞味いただければと思います。 次に、家庭教育支援でありますが、先ごろ石巻市の家庭教育支援チーム、スマイルエンジェルが文部科学大臣表彰を受け、市長に受賞の報告の記事が載っておりました。東日本大震災後、親子の居場所づくりや心のケアなどに取り組み、人材育成に成果を上げた点が高く評価されたのだそうです。この中心メンバーも河南地区の皆さんで、保育士経験の方もおり、大変すばらしい活動が認められ、本当によかったな、喜ばしいなと感じております。 学校には、それぞれ「心豊かなたくましい子供の育成」のような教育目標があります。また、「至誠」とか「質実剛健」などの校訓があります。私も子供4人もいたものですから、約20年前、家を新築の機会に家の目標、家訓をつくりました。今でも掲示板に張ってあります。それは、「あせおかけ」であります。「あ」は挨拶をする、「せ」は整理整頓、「お」は女、男、お酒に気をつける、「か」は感謝の心を忘れない、「け」は健康に気をつけ、家族仲よく暮らすというものです。私自身の自戒を込めてつくりました。 家庭教育力の低下が憂慮されてから久しいのですが、幼児期からの家庭のしつけが本当に大切で、基本の基本と常々実感しております。今後AIや人工頭脳とか、ロボットとか、ブロックチェーンなど、どんな時代になろうとも、たくましく生き抜ける力を養うことは極めて大切と考えます。家庭教育のしっかりとした土台、しっかりとした根っこがあってこその学校教育、社会教育ではと考えます。家庭教育支援の一つのツールとしての家庭の目標、家訓づくりも見直されて、また進められても、おもしろくてすてきなのかなと考えるものでございます。 そこで、健康づくりや食育など、学校教育の果たすべき役割は、今後も大変大きなものがあると私は考えます。本市の教育のトップを担っていただいている教育長に、本市の現状への思いや所感についてお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎境直彦教育長 お答えいたしたいと思います。 家庭教育の支援の現状と課題ということでのこれまでの議員のお話でありました。先ほどの答弁の中にもありましたように、家庭教育学級の開設と、それから家庭教育支援チームの活動ということで、これまで家庭教育の支援事業というのは取り組んでまいりました。家庭教育学級も幼稚園、保育所、小中学校と盛んに拡大をしながら進んできているところでありますし、家庭教育の支援チームも、今紹介いただきましたスマイルエンジェルのように、国の表彰を受けるまで活動を進めているところでもあります。 この間の日曜日も、私は復興マラソンのほうに行って、このように日焼けしてしまったのですが、河南の遊楽館でスマイルエンジェルが子育ての催し物を行って、たくさんの方がお子さんと一緒にお見えになったということで、報道がされたところでもあります。こういう形で進んでいくことによって、家庭の教育力、家族や親のあり方、あるいはその中での子供の心身の成長、そして生活習慣の向上というものが家庭教育の中で育まれていくと同時に、学校生活の中では、今議員お話があったとおり、体力、知力、そして食育を含めた、さらには徳育まで広がった中での均整のとれた、バランスのとれた育成によって教育が進んでいくものというふうに考えているところでございます。 これまで健康部とのお話だった石巻市の健康増進計画や食育全体計画の中で、それぞれ学校現場とタイアップをしながら、子供たちの健全育成に今度とも取り組んでまいりたいと思っていますし、さらに家庭、地域とも連携をしながら、学校とスクラムを組んで頑張っていきたいというふうに思っているところでございますので、御理解を賜りたいと思います。 ◆3番(楯石光弘議員) ぜひ強力なリーダーシップを持って、情熱を持って推し進めてもらいたいと心から思います。よろしくお願い申し上げます。 最後に、WHO世界保健機構の憲章前文で、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」だそうでございます。しっかりとかみしめたいものでございます。 今後も市民の健康づくり、また市民の幸せづくりのために、大いに汗をかき、心の聖火台に赤々と炎を燃やし続けることをここでお誓い申し上げ、私の一般質問を閉じたいと思います。最後まで御清聴まことにありがとうございました。 ○議長(木村忠良議員) 以上で3番楯石光弘議員の質問を終わります。暫時休憩いたします。   午後0時11分休憩                                             午後1時15分開議 ○議長(木村忠良議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第3 第112号議案石巻支所設置条例の一部を改正する条例 △日程第4 第113号議案石巻市市税条例の一部を改正する条例 △日程第5 第114号議案石巻都市計画税条例等の一部を改正する条例 △日程第6 第115号議案石巻市公民館条例の一部を改正する条例 △日程第7 第116号議案石巻放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 △日程第8 第117号議案石巻桃生植立山公園条例の一部を改正する条例 △日程第9 第118号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第3号)
    △日程第10 第119号議案平成30年度石巻市下水道事業特別会計補正予算(第1号) △日程第11 第120号議案平成30年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(木村忠良議員) 日程第3第112号議案石巻支所設置条例の一部を改正する条例から日程第11第120号議案平成30年度石巻市市街地開発事業特別会計補正予算(第1号)まで、以上9議案を一括議題といたします。本9議案の審査について各常任委員長から報告を求めます。初めに、総務企画委員長の報告を求めます。8番。   〔総務企画委員長遠藤宏昭議員登壇〕 ◎総務企画委員長(遠藤宏昭議員) ただいま議題となりました9議案中、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果について御報告申し上げます。 付託されました4議案は、去る6月19日、委員会を開催し、慎重審査の結果、お手元に配付の議案審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決した次第であります。以下、主な質疑の概要を申し上げます。 初めに、第118号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第3号)、2款総務費、1項総務管理費、28目東日本大震災関係費、震災復興計画推進関係費では、復興まちづくりマネジメント支援業務の内容について質疑があり、平成32年度までの完成が求められている各種復興事業については、復興庁との協議により、民間活力を活用しつつ、今後見込まれる道路や橋梁に関する復旧工事等の事業推進を図ろうとするもので、マンパワー不足の解消のために工事監督業務等に関する業務を外部に委託するものである旨、答弁がありました。 また、今後の事業の推進について質疑があり、国・県及び本市の復興事業がますますふくそうすることから、現在本市単独事業を終わらせ、複数の機関が絡む事業については、現状を把握しながら課題を捉え、関係機関と協議を行い、あわせてコンサルタントを最大限活用しながら、平成32年度の工事完了をなし遂げていきたい旨、答弁がありました。 次に、2款1項28目地域自治システム関係費では、地域自治システムアドバイザーの派遣事業内容について質疑があり、派遣されるアドバイザーは、住民が未来へ夢と希望を持てるような地域づくりの取り組みをされた新潟県中越地震の復興支援活動で高い評価を得ている方々で、その経験を踏まえたアドバイスが期待できる旨、答弁がありました。 また、地域自治システムアドバイザーを派遣する対象地区について質疑があり、既に立ち上げられている3地区へ派遣し、これまでの事業実施状況や、その後の成果と課題を検証した上で、システムの見直しも視野に入れているほか、まだ立ち上げられていない13地区については、全体的なアドバイスをいただく考えである旨、答弁がありました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 次に、環境教育委員長の報告を求めます。2番。   〔環境教育委員長髙橋憲悦議員登壇〕 ◎環境教育委員長(髙橋憲悦議員) ただいま議題となりました9議案中、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果について御報告申し上げます。 付託されました3議案は、去る6月19日、委員会を開催し、慎重審査の結果、お手元に配付の議案審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決した次第であります。以下、主な質疑の概要を申し上げます。 初めに、第117号議案石巻桃生植立山公園条例の一部を改正する条例では、パークゴルフ場利用時間の設定基準について質疑があり、早朝や夕方には芝生の管理などがあるため、河南パークゴルフ場の利用時間を参考に午前8時30分から午後5時までの時間設定とした旨、答弁がありました。 また、今後の整備方針について質疑があり、今年度観覧席を300席増設する工事を予定している。当該公園は、パークゴルフ場もオープンすることで、スポーツ施設としての機能は十分に満たされているため、公園としての利便性を向上する休憩施設の設置やトイレの改修など、計画を立てながら進めていきたい旨、答弁がありました。 次に、第118号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第3号)、歳出、4款衛生費、2項清掃費、4目廃棄物処理施設建設費では、一般廃棄物最終処分場建設事業の現状について質疑があり、整備に必要な測量調査等については順次発注する予定である。地域住民との合意については、当該地が民有地であるため、まず地権者会と具体的な協議を行い、ある程度方向性が見えた段階で説明会等を開催し、理解を得たい旨、答弁がありました。 また、地権者数と地代の算定について質疑があり、計画予定地の筆数は55筆で、地権者は36人である。地代については不動産鑑定で算定するが、不快施設ということを加味し、検討しなければならないと認識している旨、答弁がありました。 さらに、調査の対応について質疑があり、生活環境影響調査を実施する予定であり、その中で地域住民に安全な施設であるとの理解を得たい旨、答弁がありました。 次に、10款教育費、1項教育総務費、3目教育指導奨励費では、学校安全総合支援事業の内容について質疑があり、災害安全、交通安全及び生活安全の3領域について、児童・生徒が回避する力を身につけるための事業であり、具体的な事業内容は緊急地震速報受信機の設置とその活用、防犯カメラの設置とその訓練の実施、復興防災マップの作成、セーフティープロモーションスクールの推進、交通安全の推進、そして幼稚園1園と小学校3校、中学校2校の河北地区の全学校をモデルにした学校安全教育の実施の6点である旨、答弁がありました。 次に、10款6項社会教育費、3目公民館費では、稲井公民館改修工事費の内容について質疑があり、当初予定していた施工方法ではアスベストの完全除去が難しいため、工法変更に伴う経費である旨、答弁がありました。 また、アスベストの飛散防止策について質疑があり、周辺は住宅街で近隣には保育所もあるため、外壁に足場を組み、全て規定の厚さのプラスチックシートで覆う隔離養生という方法で密閉し、内部ではグラインダーで削る際に接続するホースで吸い込むため、外部に漏れることはない旨、答弁がありました。 さらに、今後ほかの施設の対応について質疑があり、外壁塗装等のアスベストは、通常の使用や劣化では飛散の危険性はないが、修繕のため塗料を剥がす作業をする場合には飛散の危険性もあるため、老朽化対策等を実施するに当たっては事前に十分調査し、対応していきたい旨、答弁がありました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 次に、保健福祉委員長の報告を求めます。26番。   〔保健福祉委員長青山久栄議員登壇〕 ◎保健福祉委員長(青山久栄議員) ただいま議題となりました9議案中、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果について御報告申し上げます。 付託されました2議案は、去る6月20日、委員会を開催し、慎重審査の結果、お手元に配付の議案審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決した次第であります。以下、主な質疑の概要を申し上げます。 初めに、第116号議案石巻放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例では、放課後児童クラブごとで指導員の対応に開きが見受けられる現状について質疑があり、放課後児童クラブの適切な運営に向けて指導員に対する研修の必要性は感じていることから、指導員の資質向上と意識改革に特化した研修や指導員同士の良好な関係を築くための情報交換の場を設けていきたい旨、答弁がありました。 また、緊急時に備えた指導員の対応について質疑があり、指導員に対しては事故、災害、不審者等を含めた災害時の具体的な対応をまとめた防災・防犯に対する基本方針と災害時の対応をフローチャートにした緊急時対応マニュアルを交付している。 なお、事案が生じた場合には、学校及び家庭に対して連絡を行うよう現場で指導している旨、答弁がありました。 次に、第118号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第3号)、歳出、3款民生費、3項児童福祉費、8目児童厚生施設費では、今回の施設整備工事により解消される待機児童数について質疑があり、待機児童数87名のうち、整備される渡波地区で6名、広渕地区で5名の解消が見込まれている旨、答弁がありました。 また、既存施設のふぐあいや不備についても確認すべきとの質疑があり、快適に過ごすための環境整備は当然必要であることから、定期的に既存施設を巡回して現場を点検し、状況把握に努められる体制を検討していきたい旨、答弁がありました。 次に、3款4項生活保護費では、生活保護法改正に伴う保護費の減額について質疑があり、生活保護の基準は級地区分により1―1から3―2まで6段階あるうち、石巻市は下から2番目の3―1、仙台市は上から2番目の1―2である。今回の改正に伴い、いろいろな世帯構成でシミュレーションを実施した結果、級地区分が1―1や1―2の大都市における高齢単身世帯や多人数世帯で保護費減額の影響があるものの、3―1の石巻市では現行基準とほぼ変わらない試算結果が出ている旨、答弁がありました。 また、震災後の保護世帯の推移について質疑があり、震災発生時の平成23年3月では保護世帯数1,347世帯、保護人員1,863人、保護率11.53パーミルであったが、1年後の平成24年3月では保護世帯数984世帯、保護人員1,347人、保護率8.86パーミルとなっている。本年4月では、保護世帯数1,161世帯、保護人員1,500人、保護率10.32パーミルであることから、微増している旨、答弁がありました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 次に、産業建設委員長の報告を求めます。17番。   〔産業建設委員長阿部正敏議員登壇〕 ◎産業建設委員長(阿部正敏議員) ただいま議題となりました9議案中、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果について御報告申し上げます。 付託されました3議案は、去る6月20日に委員会を開催し、慎重審査の結果、お手元に配付の議案審査報告書のとおり、いずれも原案を可決すべきものと決した次第であります。以下、主な質疑の概要を申し上げます。 初めに、第118号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第3号)、歳出、6款農林水産費、1項農業費、9目東日本大震災関係費では、釜幹線用水路改修工事の内容について質疑があり、門脇三ツ股地内の約110メートルの区間の水路を暗渠化する工事である旨、答弁がありました。 また、暗渠化した場合のしゅんせつへの対応について質疑があり、全ての区間を暗渠化するのではなく、ます等を設け、しゅんせつができるように対応する旨、答弁がありました。 次に、6款3項水産費、6目東日本大震災関係費では、調査設計等業務委託における漁港等の番屋整備の箇所数及びトイレの設置数について質疑があり、番屋整備は12カ所であり、トイレはそのうち9カ所の番屋に設置する予定である旨、答弁がありました。 また、再生可能エネルギー活用可能性調査業務について質疑があり、水産加工団地内における公共施設を活用した再生可能エネルギー活用に係る潜在可能性を発掘するための業務であり、太陽光パネル設置に係る費用便益の分析、地域経済への波及効果、メンテナンス経費、耐用年数経過後の撤去費用などの調査を行う旨、答弁がありました。 次に、7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費では、商店街再生加速化支援事業補助金について質疑があり、株式会社街づくりまんぼうが行う漫画を生かした石巻の情報発信と町並みづくり事業に対する補助金であり、補助率は宮城県6分の3、石巻市6分の2、事業者負担は6分の1である旨、答弁がありました。 また、当該事業の内容について質疑があり、(仮称)マンガロードアクションプランを策定し、ウエブのアプリなどを活用した漫画を生かした情報発信、漫画モニュメントや看板を活用した町並みづくり、ライブや講演会を催す地域魅力創造事業などを行う内容である旨、答弁がありました。 次に、7款1項4目東日本大震災関係費では、雄勝地区観光施設整備事業における観光物産交流施設概要について質疑があり、実施設計が今月末に完了、平成31年度中に工事が完了し、オープンを予定している旨、答弁がありました。 また、管理運営方法、見込みの入り込み客数及びテナント出店予定業者数について質疑があり、管理運営方法は指定管理者制度の活用を予定しており、見込みの入り込み客数は年間10万人、テナント出店予定業者数は12業者である旨、答弁がありました。 あわせて、雄勝地区観光施設整備事業に関連し、恋する灯台にも認定された大須崎灯台までの道路整備の進捗状況について質疑があり、現在は実施設計を行っている最中であり、平成32年度まで3カ年計画で進めていく予定である旨、答弁がありました。 さらに、工事を前倒しして進めることも必要ではないかとの質疑があり、大須崎灯台は雄勝地区における観光の大きなコンテンツとして考えていることから、早期完成を目指して努力していきたい旨、答弁がありました。 次に、8款土木費、5項都市計画費、7目東日本大震災関係費では、優良建築物等整備事業の採択地区、進捗状況及び地権者数について質疑があり、採択地区は8地区であり、1地区目は立町2丁目4番地区で、地盤調査、実施設計中で、地権者数は3人。2地区目は、中央2丁目3番A1地区で、地盤調査、実施設計中で、地権者数は3人。3地区目は、中央2丁目3番A2地区で、基本構想の再検討中で、地権者数は8人。4地区目は、立町1丁目3番B地区で、実施設計準備中で、地権者数は15人。5地区目は、中央2丁目4番北地区で、基本計画等の見直し検討中で、地権者数は5人。6地区目が中央2丁目4番南地区で、建築工事中で、地権者数は8人。7地区目は、立町1丁目5番A1地区で、事業計画策定中で、地権者数は15人。8地区目は、今回の補正予算に計上を行っている立町1丁目5番A2地区で、地権者数は4人であり、第21回復興交付金の採択を受けた後に事業計画策定に取り組んでいく予定である旨、答弁がありました。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) 以上で各常任委員長の報告を終わります。ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本9議案に対する各常任委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本9議案は原案のとおり可決されました。 △日程第12 第143号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第4号) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第12第143号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。本案について産業部長から説明を求めます。産業部長。 ◎狩野之義産業部長 ただいま上程されました第143号議案平成30年度石巻市一般会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、石巻市トゥモロービジネスタウン分譲に係る土地売払収入を計上いたしました。 それでは、表紙番号12、平成30年度石巻市一般会計補正予算の1ページをごらん願います。第1条は、歳入予算の補正でありまして、2ページの第1表にありますように、款項の区分ごとの金額を変更するものでございます。 それでは、予算の主な内容について御説明申し上げますが、表紙番号13、平成30年度石巻市一般会計補正予算説明書により歳入について御説明申し上げますので、2ページをごらん願います。16款財産収入に9,996万2,000円を計上しておりますが、これは石巻トゥモロービジネスタウン分譲に係る土地売払収入を計上したものでございます。 次に、4ページをごらん願います。18款繰入金で9,996万2,000円を減額しておりますが、これはただいま御説明申し上げました歳入予算との調整の結果、財政調整基金に戻し入れをするものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第13 第144号議案工事委託に関する年度協定の締結について(市道門脇町三・四丁目1号線道路改良事業(仮称)鎮守大橋橋梁整備工事に関する平成30年度協定) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第13第144号議案工事委託に関する年度協定の締結について(市道門脇町三・四丁目1号線道路改良事業(仮称)鎮守大橋橋梁整備工事に関する平成30年度協定)を議題といたします。本案について建設部長から説明を求めます。建設部長。 ◎木村芳夫建設部長 ただいま上程されました第144号議案工事委託に関する年度協定の締結について御説明申し上げます。 表紙番号11の1ページをごらん願います。本案は、宮城県に工事を委託する市道門脇町三・四丁目1号線道路改良事業(仮称)鎮守大橋橋梁整備工事について、ただいま補正予算の議決をいただきましたことから、宮城県知事、村井嘉浩と平成30年度における年度協定を締結することについて議決を求めようとするものでございます。 工事の概要といたしましては、門脇地区と湊地区を結ぶ(仮称)鎮守大橋の整備促進を図るため、門脇町4丁目地先、川口町2丁目地先及び旧北上川河川内において、橋梁の橋台1基及び橋脚3基、上部工として桁製作を行うほか、門脇側道路改良部の盛り土等を施工しようとするものであり、年度協定額は21億2,000万円であります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。30番。 ◆30番(水澤冨士江議員) まず、これ年度協定ということで、今年度21億2,000万円ということなのですが、3カ年にわたる事業だと思いますので、その総額をお示しいただきたいのと、財源です。 それと、日和大橋が向こうに見えるわけですが、テレビ等でも石巻の象徴的な風景なわけですが、この鎮守大橋については内海橋でもるる言われましたけれども、石巻の市としてのデザイン、形の要望等は出せるのでしょうか、伺います。 ◎木村芳夫建設部長 お答えいたします。 まず、今年度、平成30年度協定ということで、平成27年度に基本協定を締結いたしまして、ことしで3年目ということで、最終的には平成32年度の完成を目指して行っているところでございます。 それから、財源でございますが、こちらは社会資本整備総合交付金の復興枠ということで予算措置を国のほうからいただいてございます。 それから、デザインでございますが、御承知のとおりもう工事が始まっておりまして、当然橋の景観とか意匠関係も、これも前にもちょっとお話出ておりましたが、かわまちの検討会議等、北上川の河口部、それらの一体的な整備の中での学識経験とか、各国・県からの意見もいただきまして、現在工事を施工しているというところでございますので、東内海橋につきましては、先日の一般質問の中で橋梁の舗装の部分とかというふうなお話をちょっとさせていただきましたが、これは機能的に幹線道路というふうな使い方でございますので、基本的には今実施している状況の中で進めさせていただきたいというふうに考えてございます。 ◆30番(水澤冨士江議員) 総額なのですが、一応平成27年度が約11億円、平成29年度が4億4,000万円、今度が21億2,000万円。平成32年の完成といいますと、今言った3カ年だと69億円ぐらいなのですが、さらにふえるというふうに考えてよろしいのですか。 ◎木村芳夫建設部長 全体事業費につきましては、議員ただいま御紹介のとおりでございまして、総額67億9,000万円というところで一応工事を実施するというふうな形で実施を行いたいと思います。 ◆30番(水澤冨士江議員) 関連をしてお伺いしたいと思います。 鎮守大橋が湊のほうから来ると。今門脇地区、新門脇は大変整備が進んでおります。高盛り土道路ができました。ここもほぼ完成して、そこから南が祈念公園等、まだ整備中で、一部は全く手つかずという状況でございます。 この門脇地区の一番西側、丁字路にぶつかります。そこは日本製紙のところでございますが、結局高盛り土道路は高いと、まだ既存の道路は低いところを走っていると。坂になるわけです。丁字路なのですが、ここの角のところに、毎年この時期になるとヨシですか、草が物すごい高さでおがるといいましょうか、伸びるのです。全く左の見通しがきかないということで、地域の方はできればカーブミラー等をつけていただきたいと。あそこは直線道路ですので、非常にスピードを出してくるということなのです。ただ、これはまだ暫定の道路だから、カーブミラー等はつけられないということで、担当の課長、去年もことしも素早く対応をして、草刈りを業者委託でやっていただきましたが、草刈りをしてもまたすぐ夏場は伸びるのです。また見えなくなるということなのですけれども、ここはこれから大きく道路が変わるのです。この高盛り土の道路が県道になったり、市道になったりとか、あと双葉町のほうに抜ける道路ができたりとか。 先ほど後藤議員の一般質問でも、地域の方にチラシをお配りするというのもいいのだけれども、それが配られる範囲というのは限られていると。そこを通る人というのはもっと広い範囲の人で、それがわからなくて、一体どうしてこういう状況なのだということ、質問もされます。今のこういう復興の状況だからこそなのですが、委員会でも私申し上げましたが、例えばいしのまき元気いちばの付近、一方通行ですとか、調整会議に諮られているような、もう工事だらけです。そういったときに、住民の方がここを見たらこうなるのだという完成図をぜひ置いてほしいのです。防災センターだとか、ささえあいセンターはでき上がりの看板が、立派なのが立っています。道路も、ぜひ元気いちばの周りですとか、あと今言った門脇のあたり、ぜひそういった住民にわかりやすい看板設置していただけないでしょうか、見解を伺います。 ◎近江恵一復興事業部長 議員おっしゃっているまず1つ目の草刈りにつきまして、復興事業部としては、まず地区を3つに分けまして、市街地部、あと女川町を挟んで半島部の北地区、あと南側というところで、防災集団移転促進事業で買い取った元地につきましては、幹線道路沿いの見通しを確保するために一応草刈りはしています。その一部として、市街地部のところは日本製紙と、先ほど御指摘になった湊から来る、鎮守大橋ずっと来まして日本製紙にぶつかるところも防災集団移転促進事業で買っていますので、草刈りをして見通しを確保していると。ただ、草の伸びが速いので、足りないと、追いついていないというところもありますので、その辺は工夫させていただきたいと思います。 もう一つ、門脇の一番西側の地区につきましては、区画整理で終わっているのですが、もう一つの県道の高盛り土道路が来たときに、門脇で一体化になって高盛り土道路が完成すると。県と市の高盛り土道路が合流するところで、現在市の区画整理と高盛り土道路が先行していまして、そこで完成していると。今後釜地区から高盛り土道路が整備されて日本製紙に来たときに、県のほうでそこは交差点をくっつけていただいて、整備してもらうということになっています。 今議員からお話のあった住民の方がどういうふうになるのかという看板、周知完成図、その部分につきましては、県のところになっていますので、県とちょっと調整させていただいて、住民の方にわかりやすいというふうに、ちょっと工夫したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(木村忠良議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第14 第145号議案財産の取得について(消防ポンプ自動車及び小型動力ポンプ付積載車(石巻地区分及び河南地区分)) △日程第15 第146号議案財産の取得について(消防ポンプ自動車及び小型動力ポンプ付積載車(牡鹿地区分)) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第14第145号議案財産の取得について(消防ポンプ自動車及び小型動力ポンプ付積載車(石巻地区分及び河南地区分))及び日程第15第146号議案財産の取得について(消防ポンプ自動車及び小型動力ポンプ付積載車(牡鹿地区分))、以上2議案を一括議題といたします。本2議案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎和泉博章総務部長 ただいま一括上程されました2議案について御説明申し上げます。 初めに、表紙番号11の2ページをごらん願います。第145号議案消防ポンプ自動車及び小型動力ポンプ付積載車(石巻地区分及び河南地区分)についてでありますが、本物品の購入に当たりましては、今月13日、11者による指名競争入札を行った結果、トーハツ県南サービス株式会社が3,639万6,000円で落札いたしましたので、同社代表取締役、平間順と購入契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 購入物品の概要といたしましては、経年により劣化した消防ポンプ自動車及び小型動力ポンプ付積載車について、石巻市消防団消防車両更新計画に基づき、石巻市消防団石巻地区団に消防ポンプ1台と小型動力ポンプ付積載車1台、石巻市消防団河南地区団に小型動力ポンプ付積載車1台を配備するものでございます。 次に、3ページをごらん願います。第146号議案消防ポンプ自動車及び小型動力ポンプ付積載車(牡鹿地区分)についてでありますが、本物品の購入に当たりましては、今月13日、11者による指名競争入札を行った結果、ジーエムいちはら工業株式会社仙台営業所が2,721万6,000円で落札いたしましたので、同社所長、小峯諭と購入契約を締結いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 購入物品の概要といたしましては、東日本大震災の津波被害で流失した消防ポンプ自動車1台と、経年により劣化した小型動力ポンプ付積載車1台を石巻市消防団消防車両更新計画に基づき、石巻市消防団牡鹿地区団に配備するものでございます。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本2議案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本2議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本2議案は原案のとおり可決されました。 △日程第16 第147号議案財産の取得について(長面漁港海岸保全施設災害復旧事業用地) ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第16第147号議案財産の取得について(長面漁港海岸保全施設災害復旧事業用地)を議題といたします。本案について産業部長から説明を求めます。産業部長。 ◎狩野之義産業部長 ただいま上程されました第147号議案財産の取得について御説明申し上げます。 本案は、長面漁港海岸保全施設の災害復旧事業を実施するに当たり、事業に必要な土地を市が買い取りすることについて、石巻市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、市議会の議決を得たく御提案申し上げるものであります。 それでは、表紙番号11の4ページから6ページまでをごらん願います。取得財産の位置につきましては、議案の6ページに添付しております図面のとおりであります。現況地目は畑、宅地及び雑種地等であり、面積は2万5,211.26平方メートルであります。取得方法は売買であり、取得価格は3,178万2,434円であります。取得の相手方は、市内在住7名及び市外在住1名であります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △発言の訂正 ◎木村芳夫建設部長 発言の訂正をお願いいたします。 先ほど水澤議員に関する私の答弁中、鎮守大橋の全体の協定額につきまして、69億円と申し上げましたが、正確には67億9,000万円の誤りでありましたので、訂正のお願いと、あわせましておわび申し上げます。 △日程第17 第148号議案財産の処分について ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第17第148号議案財産の処分についてを議題といたします。本案について産業部長から説明を求めます。 ◎狩野之義産業部長 ただいま上程されました第148号議案財産の処分について御説明申し上げます。 表紙番号11の7ページから8ページまでをごらん願います。本案は、震災の復興事業に伴い、移転を余儀なくされる事業者に石巻トゥモロービジネスタウンの土地を売り払いすることについて、石巻市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議決を求めようとするものであります。 処分財産は、分譲を一部再開した石巻トゥモロービジネスタウン内で、所在地は石巻市開成1番63であり、現況地目は宅地、面積は5,546.40平方メートルであります。処分方法は売買であり、処分価格は6,211万9,680円であります。処分の相手方は、市内在住の男性であります。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 △日程第18 第149号議案固定資産評価員を選任するにつき同意を求めることについて ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第18第149号議案固定資産評価員を選任するにつき同意を求めることについてを議題といたします。本案について市長から説明を求めます。市長。   〔亀山紘市長登壇〕 ◎亀山紘市長 ただいま上程されました第149号議案固定資産評価員を選任するにつき同意を求めることについて御説明申し上げます。 表紙番号11の9ページから11ページをごらん願います。石巻市固定資産評価員に選任しておりました資産税課長、保理裕宣が去る3月31日付定年退職となったことに伴い、その後任について慎重に選考してまいりましたが、資産税課長、片倉昭彦を適任者と認め、新たに選任いたしたく、地方税法第404条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。よろしく御賛同のほどお願い申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は人事案件でありますので、前例に倣い委員会付託を省略し、討論を用いず決したいと存じます。これより採決いたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決しました。 △日程第19 第150号議案農業委員会委員を任命するにつき同意を求めることについて ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第19第150号議案農業委員会委員を任命するにつき同意を求めることについてを議題といたします。本案について市長から説明を求めます。市長。   〔亀山紘市長登壇〕 ◎亀山紘市長 ただいま上程されました第150号議案農業委員会委員を任命するにつき同意を求めることについて御説明申し上げます。 表紙番号11の12ページから31ページまでをごらん願います。農業委員会委員36名の任期が本年7月7日をもって満了となりますが、平成28年4月1日に改正された農業委員会等に関する法律の規定により、公選制と選任制による任命が廃止され、市長が市議会の同意を得て任命することになりました。 これに伴い、新制度により農業委員会委員を任命するため、委員候補者を本年3月1日から30日まで募集したところ、定数19名に対して21名の応募があったことから、慎重に選考するため、農業関係者など7名で構成する農業委員会委員候補者選考委員会において選考し、21名の応募者から19名の委員候補者を選考いたしました。 選考された農業委員会委員候補者は、色川恭子氏、後藤久一氏、伏見晃也氏、高城邦秀氏、狩野利一郎氏、髙橋良一氏、今野勝夫氏、遠藤和祥氏、安部秀逸氏、遠藤章一氏、佐々木洋氏、後藤嘉伸氏、三浦孝一氏、大橋邦雄氏、髙橋千代恵氏、大森香織氏、三浦豊志氏、佐藤克美氏、佐藤健悦氏となっており、以上の19名を農業委員会委員として任命いたしたく、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。よろしく御賛同のほどお願いを申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は人事案件でありますので、前例に倣い委員会付託を省略し、討論を用いず決したいと存じます。本案は19名でありますので、個別に採決をいたします。まず、色川恭子氏から採決いたします。色川恭子氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、後藤久一氏について採決いたします。後藤久一氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、伏見晃也氏について採決いたします。伏見晃也氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、高城邦秀氏について採決いたします。高城邦秀氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、狩野利一郎氏について採決いたします。狩野利一郎氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、髙橋良一氏について採決いたします。髙橋良一氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、今野勝夫氏について採決いたします。今野勝夫氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、遠藤和祥氏について採決いたします。遠藤和祥氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、安部秀逸氏について採決いたします。安部秀逸氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、遠藤章一氏について採決いたします。遠藤章一氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、佐々木洋氏について採決いたします。佐々木洋氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、後藤嘉伸氏について採決いたします。後藤嘉伸氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、三浦孝一氏について採決いたします。三浦孝一氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、大橋邦雄氏について採決いたします。大橋邦雄氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、髙橋千代恵氏について採決いたします。髙橋千代恵氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、大森香織氏について採決いたします。大森香織氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、三浦豊志氏について採決いたします。三浦豊志氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、佐藤克美氏について採決いたします。佐藤克美氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、佐藤健悦氏について採決いたします。佐藤健悦氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 △日程第20 第151号議案人権擁護委員候補者を推薦するにつき意見を求めることについて ○議長(木村忠良議員) 次に、日程第20第151号議案人権擁護委員候補者を推薦するにつき意見を求めることについてを議題といたします。本案について市長から説明を求めます。市長。   〔亀山紘市長登壇〕 ◎亀山紘市長 ただいま上程されました第151号議案人権擁護委員候補者を推薦するにつき意見を求めることについて御説明申し上げます。 表紙番号11の32ページから36ページまでをごらん願います。人権擁護委員であります浮津由巳氏、田中憲夫氏、阿部悟氏、那須野六男氏が平成30年9月30日をもって任期満了となりますことから、その後任候補者の推薦について仙台法務局長から依頼がありました。 このことにつきまして、慎重に後任候補者を選考してまいりましたが、人格、識見ともに高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護に関して理解のある浮津由巳氏、田中憲夫氏、阿部悟氏を引き続き、加藤ひろ子氏を新たな候補者として推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の御意見を求めるものでございます。よろしく御賛同のほどお願いを申し上げます。 ○議長(木村忠良議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 質疑なしと認めます。本案は人事案件でありますので、前例に倣い委員会付託を省略し、討論を用いず決したいと存じます。本案は4名でありますので、個別に採決をいたします。まず、浮津由巳氏から採決いたします。浮津由巳氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、田中憲夫氏について採決いたします。田中憲夫氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、阿部悟氏について採決いたします。阿部悟氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 次に、加藤ひろ子氏について採決いたします。加藤ひろ子氏に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木村忠良議員) 御異議なしと認めます。よって、同意することに決しました。 △閉会 ○議長(木村忠良議員) 以上で今期議会に付議されました事件は全て議了いたしました。 これにて平成30年石巻市議会第2回定例会を閉会いたします。   午後2時16分閉会...