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09月05日-議案説明・質疑・委員会付託-02号

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  1. 石巻市議会 2005-09-05
    09月05日-議案説明・質疑・委員会付託-02号


    取得元: 石巻市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-20
    平成17年 第2回 定例会 平成17年石巻市議会第2回定例会会議録(第2号)                                           議事日程第2号  平成17年9月5日(月曜日)午後1時開議 第1 会議録署名議員の指名                                第2 第59号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(公の施設の相互利用に          関する協議について)                          第3 第60号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(平成17年度石巻市一          般会計補正予算)(平成17年度石巻市一般会計補正予算)(平成17年度石巻          市一般会計補正予算)(平成17年度石巻市おしかホエールランド事業特別会          計補正予算)(平成17年度石巻市下水道事業特別会計補正予算)       第4 認定第1号平成16年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算認定について        第5 認定第2号平成16年度石巻市病院事業会計決算認定について              第6 認定第3号平成16年度河北町一般会計及び各種特別会計決算認定について        第7 認定第4号平成16年度河北町水道事業会計決算認定について              第8 認定第5号平成16年度雄勝町一般会計及び各種特別会計決算認定について        第9 認定第6号平成16年度雄勝町国民健康保険病院事業会計決算認定について        第10 認定第7号平成16年度河南町一般会計及び各種特別会計決算認定について        第11 認定第8号平成16年度河南町水道事業会計決算認定について              第12 認定第9号平成16年度桃生町一般会計及び各種特別会計決算認定について        第13 認定第10号平成16年度桃生町水道事業会計決算認定について             第14 認定第11号平成16年度北上町一般会計及び各種特別会計決算認定について       第15 認定第12号平成16年度牡鹿町一般会計及び各種特別会計決算認定について       第16 認定第13号平成16年度町立牡鹿病院事業特別会計決算認定について          第17 認定第14号平成16年度河北地区衛生処理組合一般会計決算認定について        散 会                                                                                   本日の会議に付した事件 議事日程のとおり                                                                              出席議員(34名)   1番  千  葉  眞  良  議員    2番  今  村  正  誼  議員   3番  黒  須  光  男  議員    4番  渡  辺  拓  朗  議員   5番  大  森  秀  一  議員    6番  阿  部  和  芳  議員   7番  青  山  久  栄  議員    8番  髙  橋  栄  一  議員   9番  黒  須  武  男  議員   10番  堀  川  禎  則  議員  11番  阿  部  欽 一 郎  議員   12番  松  川  惠  一  議員  13番  伊  藤  啓  二  議員   14番  櫻  田  誠  子  議員  15番  庄  司  慈  明  議員   16番  阿  部  政  昭  議員  17番  千  田  直  人  議員   18番  長  倉  利  一  議員  19番  後  藤  兼  位  議員   20番  西  條  正  昭  議員  21番  髙  橋  健  治  議員   22番  門  脇  政  喜  議員  23番  森  山  行  輝  議員   24番  木  村  忠  良  議員  25番  石  森  市  雄  議員   26番  水  澤  冨 士 江  議員  27番  三  浦  一  敏  議員   28番  丹  野     清  議員  29番  遠  藤     洋  議員   30番  髙  橋  誠  志  議員  31番  大  槻  幹  夫  議員   32番  千  葉  英  行  議員  33番  阿  部  仁  州  議員   34番  松  川     昭  議員欠席議員(なし)                                          説明のため出席した者 土  井  喜 美 夫  市  長       山  崎  武  敏  代表監査                                    委  員 阿  部  和  夫  教 育 長       伊  勢  秀  雄  病院局長                                    兼病院局                                    石巻市立                                    病 院 長 柴  山  耕  一  総務部長       佐  藤  淳  一  企画部長 日  野     智  河北総合       高  橋  重  光  雄勝総合             支 所 長                   支 所 長 齋  藤  洋  一  河南総合       熊  谷     徹  桃生総合             支 所 長                   支 所 長 鈴  木     治  北上総合       須  田  次  男  牡鹿総合             支 所 長                   支 所 長 新  田  秀  夫  生活環境       大  槻  英  夫  保健福祉             部  長                   部  長 木  村  耕  二  産業部長       阿  部  和  則  建設部長 佐 々 木  義  明  病院局事       川  元  節  子  収 入 役             務部長兼                   職  務             病院局石                   代 理 者             巻市立病             院事務部             門事務長事務局職員出席者 浅  野  清  一  事務局長       新  妻  才  子  事 務 局                                    次  長 門  間  泰  則  事務局長       吉  本  貴  徳  主  幹             補  佐 横  山  和  彦  主  査       髙  瀬  禎  幸  主  査 吉  田  直  也  主任主事 △午後1時開議 ○議長(森山行輝議員) ただいまから本日の会議を開きます。欠席通告議員はありません。 本日の議事は、日程第2号をもって進めます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(森山行輝議員) 日程第1会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員に6番阿部和芳議員、7番青山久栄議員、8番髙橋栄一議員、以上3議員を指名いたします。 △諸般の報告 ○議長(森山行輝議員) この際、諸般の報告を行います。 市長から、平成17年石巻市議会第2回定例会議案の訂正の申し出があり、お手元に配付いたしておりますので、御訂正をお願いいたします。 以上で諸般の報告を終わります。 △日程第2 第59号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(公の施設の相互利用に関する協議について) ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第2第59号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(公の施設の相互利用に関する協議について)を議題といたします。本案について保健福祉部長から説明を求めます。保健福祉部長。 ◎大槻英夫保健福祉部長 ただいま上程されました第59号議案(専決第27号)公の施設の相互利用に関する協議について御説明申し上げます。 表紙番号1の1ページをごらん願います。本案は、児童福祉法の規定により保育所における広域入所の体制を図るため、公立の保育所を他の地方自治体相互の住民に使用させることについて、地方自治法第244条の3第2項の規定に基づき、本市と近隣市町との間で協議書を締結し、相互利用を行ってきているところでございます。本年8月1日から新たに本市と南郷町との間で相互利用を行うに当たり議会を招集し、議決を求めることができませんでしたので、地方自治法第179条第1項の規定により、平成17年7月21日付で専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により御報告を申し上げ、その承認を求めようとするものでございます。 以上でございます。よろしく御承認を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は承認することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。 △日程第3 第60号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(平成17年度石巻市一般会計補正予算)(平成17年度石巻市一般会計補正予算)(平成17年度石巻市一般会計補正予算)(平成17年度石巻市おしかホエールランド事業特別会計補正予算)(平成17年度石巻市下水道事業特別会計補正予算) ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第3第60号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて(平成17年度石巻市一般会計補正予算)から(平成17年度石巻市下水道事業特別会計補正予算)を議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎柴山耕一総務部長 ただいま上程されました第60号議案専決処分の報告並びにその承認を求めることについて御説明申し上げます。 表紙番号2をごらん願います。これら一連の専決処分は、去る8月1日と8月8日に平成17年度石巻市一般会計補正予算を、8月16日に一般会計補正予算のほか平成17年度石巻市おしかホエールランド事業特別会計補正予算と平成17年度石巻市下水道事業特別会計補正予算を専決処分したものでございまして、いずれも市議会を招集し、その議決を得るいとまがありませんでしたので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分を行いましたので、同条第3項の規定により御報告申し上げ、その承認を求めようとするものでございます。 初めに、8月1日に専決処分を行いました平成17年度石巻市一般会計補正予算(専決第1号)について御説明申し上げます。石巻市一般会計補正予算専決処分書の1ページをごらん願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,188万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ703億9,188万2,000円といたすものでございます。 次に、事項別明細書により歳出から御説明申し上げますので、16ページをごらん願います。9目宮城県議会議員補欠選挙費を新設し、1,022万7,000円を計上いたしておりますが、これは10月23日執行予定の宮城県知事選挙と同時に執行されます石巻選挙区宮城県議会議員補欠選挙に係る経費でございます。 次に、18ページ、4目畜産費に170万円を計上いたしておりますが、これは河北大川堆肥センター攪拌装置について、7月下旬に老朽化によるシャフト破損事故が発生し、早急に修理する必要がありましたことから措置したものでございます。 次に、20ページ、2項小学校費の1目学校管理費に850万円、22ページ、3項中学校費の1目学校管理費に300万円、24ページ、3目学校給食費に710万円を計上いたしておりますが、これらは学校関係施設アスベスト調査の結果に基づき小学校で4校、中学校で1校、学校給食センターで4カ所のアスベスト除去費用を措置したものでございます。なお、この除去作業につきましては、夏休み期間中に終了いたしております。 次に、26ページ、2目林地災害復旧費を新設し、135万5,000円を計上いたしておりますが、これは台風7号により7月27日に発生した湊字隠里山の市有林からの岩石落下事故について、二次被害防止のための土のう設置や立木伐倒などの経費を措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、12ページをごらん願います。1目総務費委託金に1,022万7,000円を計上いたしておりますが、これは宮城県議会議員補欠選挙に係る委託金でございます。 次に、14ページ、3目雑入に2,165万5,000円を計上いたしておりますが、県議会議員補欠選挙費以外の経費に充当する一般財源として、打ち切り決算剰余金の一部を措置したものでございます。 次に、8月8日に専決処分を行いました平成17年度石巻市一般会計補正予算(専決第2号)について御説明申し上げます。石巻市一般会計補正予算専決処分書の31ページをごらん願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億274万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ704億9,463万円といたすものでございます。 次に、事項別明細書により歳出から御説明申し上げますので、44ページをごらん願います。10目衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査費を新設し、1億274万8,000円を計上いたしておりますが、これは衆議院の解散に伴い、9月11日に執行されます衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に係る経費でございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、42ページをごらん願います。1目総務費委託金に1億274万8,000円を計上いたしておりますが、これは衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に係る委託金でございます。 次に、8月16日に専決処分を行いました平成17年度石巻市一般会計補正予算(専決第3号)について御説明申し上げます。この補正予算は、8月16日に発生いたしました宮城県沖を震源とする地震による災害復旧費を中心に措置したものでございます。 それでは、石巻市一般会計補正予算専決処分書の49ページをごらん願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億2,064万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ706億1,527万3,000円といたすものでございます。 第2条は地方債の補正でございまして、52ページの第2表、地方債補正にございますように廃棄物処理施設災害復旧事業債を追加するほか、漁港施設災害復旧事業債公立学校施設災害復旧事業債の限度額を変更しようとするものでございます。 次に、事項別明細書により歳出から御説明申し上げますが、特別会計への繰出金につきましては説明を省略させていただきます。まず80ページ、1目漁港施設災害復旧費に5,680万円を計上いたしておりますが、これは地震により被災した月浦漁港を初めとする10漁港の災害復旧費を措置したものでございます。 次に、2目林地災害復旧費に189万3,000円を計上いたしておりますが、これは7月27日に発生しました隠里山市有林からの岩石崩壊によります水産加工場の冷凍冷房用室外機の破損に対する賠償金及び今回の地震による網地浜地区市有林のり肩復旧工事費を措置したものでございます。 次に、84ページ、1目公共土木施設災害復旧費に1,850万円を計上いたしておりますが、これは地震による市道の陥没等の災害復旧費や市営大原第二住宅のブロック塀撤去などの災害復旧費を措置したものでございます。 次に、86ページ、1目文教施設災害復旧費に940万円を計上いたしておりますが、これは地震による小学校8校、中学校8校の壁面亀裂などの施設被害に係る災害復旧費を措置したものでございます。 次に、2目社会教育施設災害復旧費を新設し、330万円を計上いたしておりますが、これは地震により被災した稲井公民館ほかの災害復旧費を措置したものでございます。 次に、88ページ、1目その他公用施設災害復旧費に1,050万円を計上いたしておりますが、これは地震により被災した河南学校給食センター牡鹿一般廃棄物最終処分場河南資源回収センターの災害復旧費を措置したものでございます。 次に、2目その他公共施設災害復旧費を新設し、1,310万円を計上いたしておりますが、これは地震により被災した総合運動公園や市民プール、家族旅行村などの10施設の災害復旧費を措置したものでございます。 次に、90ページ、1目民生施設災害復旧費を新設し、205万円を計上いたしておりますが、これは地震により被災した寿楽荘や雄勝デイサービスセンター河北福祉活動センターの災害復旧費を措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、68ページをごらん願います。4目災害復旧費国庫負担金に3,586万4,000円を計上いたしておりますが、これは地震被害に係る農林水産業施設災害復旧費負担金及び文教施設災害復旧費負担金を措置したものでございます。 次に、70ページ、9目災害復旧費補助金に500万円を計上いたしておりますが、これは廃棄物処理施設災害復旧費補助金を措置したものでございます。 次に、一つ飛びまして74ページ、7目災害復旧債に2,270万円を計上いたしておりますが、これは地方債の補正で御説明申し上げました各種災害復旧事業に係る地方債を措置したものでございます。 次に、72ページにお戻りいただきまして、3目雑入に5,707万9,000円を計上いたしておりますが、これは以上のような歳入歳出予算の財源調整の結果、一般財源として打ち切り決算剰余金の一部を措置したものでございます。 次に、同じく8月16日に専決処分を行いました平成17年度石巻市おしかホエールランド事業特別会計補正予算(専決第1号)について御説明申し上げます。この補正予算も8月16日に発生いたしました宮城県沖を震源とする地震による災害復旧費を措置したものでございます。 それでは、石巻市各種会計補正予算専決処分書の53ページをごらん願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ160万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7,950万4,000円といたすものでございます。また、第2項の規定は災害復旧費の款を新たに設定することに伴い、歳出の款の番号を整理しようとするものでございます。 次に、事項別明細書により歳出から御説明申し上げますので、102ページをごらん願います。1目施設災害復旧費を新設し、160万円を計上いたしておりますが、これは施設内空調ダクトや排煙装置などに係る災害復旧費を措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、100ページをごらん願います。3目災害復旧費繰入金を新設し、160万円を計上いたしておりますが、これは災害復旧に係る経費を一般会計から繰り入れするものでございます。 次に、同じく8月16日に専決処分を行いました平成17年度石巻市下水道事業特別会計補正予算(専決第1号)について御説明申し上げます。この補正予算もまた、8月16日に発生いたしました宮城県沖を震源とする地震による災害復旧費を措置したものでございます。 それでは、石巻市各種会計補正予算専決処分書の57ページをごらん願います。第1条は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ350万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ85億7,869万7,000円といたすものでございます。 次に、事項別明細書により歳出から御説明申し上げますので、112ページをごらん願います。1目下水道施設災害復旧費に350万円を計上いたしておりますが、これは門脇排水ポンプ場などに係る災害復旧費を措置したものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げますので、110ページをごらん願います。4目災害復旧費繰入金を新設し、350万円を計上いたしておりますが、これは災害復旧に係る経費を一般会計から繰り入れするものでございます。 以上でございます。よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案は委員会付託を省略するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。討論はなしと認め、直ちに採決いたします。本案は承認することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。 △日程第4 認定第1号平成16年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第4認定第1号平成16年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算認定についてを議題といたします。本案について総務部長から説明を求めます。総務部長。 ◎柴山耕一総務部長 まず初めに、決算内容の御説明に入ります前に、合併に伴う決算処理の方法について御説明申し上げます。 市町村における通常の決算は4月と5月の2カ月間認められております。いわゆる出納整理期間に処理される歳入歳出をも含めて決算されるものであるのに対しまして、合併により消滅する市町村の決算は合併期日の前日をもって打ち切られることになります。打ち切り決算時点で不足している現金につきましては、一時借入金により対処することになりますが、4月1日の合併を控え、3月31日で打ち切り決算をした場合、収入と支出の時期の兼ね合いから、収入が不足して赤字になるケースが通例でございまして、旧石巻市及び旧牡鹿町の一般会計を初め一部の特別会計におきましては、いわゆる赤字決算となっております。なお、旧1市6町の打ち切り決算において黒字決算となった会計につきましては、合併後の新市の予算に承継されます歳出予算が歳入予算を上回ったことなどによるものでございます。 また、特別会計において、歳入歳出差し引き残額が黒字の場合は、未執行予算を新市の翌年度予算に引き継ぎいたします、いわゆる承継予算の財源として充当される打ち切り決算剰余金となるのに対し、歳入歳出差し引き残額が赤字の場合は、一般会計からの歳計現金繰り替え運用により対処いたしております。旧1市6町や河北地区衛生処理組合の決算につきましては、それぞれの団体で決算し、合併後の新しい石巻市がこれを引き継ぎ、調整し、監査委員の審査に付しておりましたが、去る8月18日、監査委員から決算審査意見書が提出されましたので、地方自治法施行令第5条第3項の規定により、監査委員の意見を付し、市議会の認定に付するものでございます。 それでは、認定第1号平成16年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算認定についてその概要を御説明申し上げます。表紙番号3の1、歳入歳出決算書の4ページと5ページ、平成16年度各種会計歳入歳出決算総覧をごらん願います。まず、一般会計は予算現額409億6,936万6,600円に対し、歳入決算額は395億9,486万275円、歳出決算額は397億4,658万9,666円で、差し引き残額は1億5,172万9,391円のマイナスとなっております。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、5ページの右の欄をごらん願います。歳入は、予算額に対して13億7,450万6,325円下回り、収入比率は96.6%となっております。歳出では12億2,277万6,934円の残額が生じ、執行率は97.0%となっております。 次に、一般会計と土地取得特別会計から介護保険事業特別会計までの9特別会計を含めた合計予算現額728億1,658万7,693円に対し、歳入決算額は700億6,613万4,671円、歳出決算額は690億6,293万5,173円で、差し引き残額は10億319万9,498円となっております。 全会計における予算額と決算額との比較では、歳入については予算額に対して27億5,045万3,022円下回り、その収入比率は96.2%となっており、歳出では37億5,365万2,520円の残額が生じ、執行率は94.8%となっております。なお、今回の決算は合併に伴う打ち切り決算であり、合併後の新しい市への予算承継などの特殊なケースがあり、条件が異なりますことから、通年決算との比較はできませんので、御了承賜りたいと存じます。 以上、平成16年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算の概要について御説明申し上げましたが、詳細につきましては歳入歳出決算事項別明細書、主要な施策の成果等に関する説明書及び監査委員から提出されました決算審査意見書などの資料を御参照願います。 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 監査委員を代表いたしまして、平成16年度各会計の歳入歳出決算及び基金運用状況に関する審査について、その概要を御説明申し上げます。 まず初めに、本年4月1日をもって石巻市、河北町、雄勝町、河南町、桃生町、北上町、牡鹿町の1市6町が合併し、新石巻市が誕生いたしました。これにより、今回監査委員の審査に付されましたのは、本年3月31日に解散した河北地区衛生処理組合の決算を含め一般会計が8、特別会計が56、企業会計が6、基金の運用状況が28件となっております。一般会計、特別会計につきましては、地方自治法第235条の5に規定されている出納整理期間が適用されずに、同法施行令第5条第2項の規定により、合併の日の前日である平成17年3月31日に出納が閉鎖される、いわゆる打ち切り決算となったことから、歳入については、通常では未収入となり得ない国庫支出金や県支出金などが一部未収金となり、歳出についても一部未払い金が生じ、新市へ引き継がれており、通常の決算とは異なっております。したがいまして、本決算審査に当たりましては、前年度比較や分析については一部省略し、決算の正確性に重点を置き審査を実施し、意見書につきましては合併前の自治体ごとに様式を統一し、作成しておりますので、旧自治体でのこれまでの意見書様式とは異なっておりますことを御了承願います。 それでは、ただいま認定に付されました平成16年度石巻市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算及び基金運用状況に関する審査について、その概要を御説明申し上げます。 初めに、審査の概要及び結果について御説明申し上げますので、表紙番号11の審査意見書の1ページをごらん願います。今回審査の対象となりましたのは、石巻市の一般会計ほか9特別会計となっております。 5ページをごらん願います。市長から提出されましたこれら平成16年度各種会計決算及び基金の運用状況について、去る6月1日から8月12日まで関係諸帳簿、証書類、その他関係書類により審査を実施したところ、各会計決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、計数はすべて正確であり、また各会計の決算内容及び予算執行状況についても適正であると認めました。 それでは、審査意見書に基づきまして、その概要について御説明申し上げます。初めに、決算の総括について御説明申し上げますので、8ページをごらん願います。まず、決算規模でございますが、第1表のとおり、一般会計、特別会計の歳入総額は700億6,613万4,000円、歳出総額は690億6,293万6,000円となっており、歳入歳出差引額は10億319万8,000円の黒字となっております。前年度と比較すると、歳入では6億3,492万3,000円の増、歳出では1億5,924万9,000円の増となっております。 予算の執行状況につきましては、第2表のとおり、全会計の予算現額728億1,658万8,000円に対して、歳入は調定額776億8,977万3,000円、収入済額700億6,613万4,000円で、調定額に対する収入率は90.2%となっております。一方、歳出は支出済額690億6,293万6,000円で、予算現額に対する執行率は94.8%となっております。 次に、普通会計による決算状況について御説明申し上げますので、9ページの第3表をごらん願います。歳入総額362億9,432万8,000円、歳出総額364億4,605万8,000円で、歳入歳出差引額は1億5,173万円の赤字となっております。翌年度へ繰り越すべき財源がないため、当該年度実質収支も同額となっております。これを前年度との比較で見た単年度収支も2億433万8,000円の赤字となっております。さらに、積立金256万7,000円を加え、積立金取り崩し額12億9,388万9,000円を差し引いた実質単年度収支も14億9,566万円の赤字となっております。 次に、普通会計決算での財政の構造について御説明申し上げますので、10ページをごらん願います。歳入の構成でございますが、第4表にありますように本年度の自主財源と依存財源との割合は50.6対49.4となっております。また、第5表のとおり一般財源と特定財源の割合は78.8対21.2となっております。なお、これら構成内訳は11ページの図のとおりでございます。 次に、歳出の構成について御説明申し上げますので、12ページの第6表をごらん願います。まず、義務的経費ですが、前年度と比較し、扶助費で5.0%増加しているものの公債費で7.9%、人件費で6.6%それぞれ減少し、歳出総額に占める構成比率は50.4%となり、前年度より1.7ポイント低くなっております。また、投資的経費にあっては、前年度と比較し、普通建設事業費が6.8%増加したものの、災害復旧事業費で99.5%減少し、全体では3.3%の減少となり、歳出総額に占める構成比率は7.2%と前年度より0.1ポイント低くなっております。 次に、財政状況について御説明申し上げますので、14ページの第7表をごらん願います。財政状況を判断する各指標は、この表にありますように経常収支比率が前年度を3.9ポイント上回り、101.5%になるなど、打ち切り決算に伴う影響が大きくかかわっているとしても、財政構造が硬直化していることを示しています。 次に、一般会計の決算概要について御説明申し上げますので、16ページをごらん願います。本年度における一般会計の決算収支の状況は、第8表のとおりでありますが、先ほど当局から説明がありましたので、省略させていただきます。 また、17ページから32ページまでの歳入及び歳出の説明につきましても記載のとおりでありますので、省略をさせていただきます。 次に、特別会計の総括について御説明申し上げますので、33ページをごらん願います。特別会計の決算状況は、土地取得特別会計ほか8会計から成っており、第20表のとおり、予算現額318億4,722万1,000円に対し、歳入決算額は304億7,127万4,000円で、執行率は95.7%となっております。歳出決算額は293億1,634万6,000円で、執行率は92.1%となっております。この結果、歳入歳出差引額は11億5,492万8,000円となり、実質収支も翌年度へ繰り越すべき財源がないことから、同額となっております。 各会計の歳入歳出決算の状況は、34ページの第21表のとおりであり、歳入歳出差し引きで、歳入不足額が生じた水産物地方卸売市場事業特別会計及び下水道事業特別会計については、その不足額を一般会計歳計現金から繰り替え流用しております。また、収入未済額が総額で41億6,296万2,527円となっておりますが、これは一般会計と同様に通常の年度において出納整理期間内に収入となる国・県支出金等が収納されなかったためであります。 なお、36ページから43ページの各特別会計の説明につきましては、記載のとおりでありますので、説明を省略させていただきます。 次に、実質収支に関する調書について御説明申し上げますので、44ページをごらん願います。実質収支に関する調書について、関係書類を審査した結果、計数は各会計とも誤りのないものと認めました。なお、各種会計の実質収支の推移は、第26表のとおりとなっております。 次に、財産に関する調書について御説明申し上げますので、45ページをごらん願います。財産に関する調書につきましても関係諸帳簿等を審査した結果、いずれも正確であると認めました。 次に、基金の運用状況について御説明申し上げますので、46ページをごらん願います。土地開発基金ほか3基金について運用状況を審査したところ、いずれも適正と認めました。なお、46ページから49ページの審査の説明につきましては記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 最後に、冒頭御説明申し上げましたとおり、合併により打ち切り決算となったこと、旧自治体が消滅していることから、監査委員としては旧自治体ごとに意見を付すことはせず、372ページの結びにおきましても総括での意見としております。なお、参考資料として375ページから旧自治体ごとの決算規模等の一覧表を掲載しておりますので、御参照を願います。 以上で石巻市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算等に係る審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。15番。 ◆15番(庄司慈明議員) 経常収支比率が100を上回ったと。確かに打ち切り決算という特別な事情もあるということでございました。旧石巻市の場合は97.6から101.5ということで、3.9ポイント上がり、ほかのこういった事情について、いわば打ち切り決算でなかったらというのは、大変に質問もしづらいことではありますけれども、ただ私たちの体力がどの程度になっているのかという部分について、やっぱりこれの数値とは別な項目としてちょっと頭にも入れておきたいなという思いがございまして、把握できるとすればどの程度なものなのかということをお示ししていただきたいと思います。 ◎柴山耕一総務部長 経常収支比率につきましては、確かに御指摘のとおり、旧石巻市におきましては平成15年度に97.6で平成16年度が101.5ということでございます。今回の経常収支比率につきましては、1市6町すべて上がっているということでございまして、経常収支比率を算出する性格上、どうしてもやはり打ち切り決算の影響というのが大きく出たのではないかなと考えております。 経常収支比率と申しますのは、経常的に入ってくる歳入を分母といたしまして、経常的に支出する経費を分子といたしまして算出するものでございますが、分母の方の大宗をなす市税等が4月、5月に入ってくる割合がかなり高いわけでございますので、分母が小さくなるということから経常収支比率は高まっているということになろうかと思います。 それから、もう一つ注意しなければならないのは、これは自治体の枠を超えた日本という国のマクロ経済からもたらされるものでありまして、やはり税収全般が落ちているということは否定できないであろうというふうに判断いたしております。 そういったもろもろの状況を考えた場合、石巻市の打ち切り決算しなかった場合の経常収支というのはどの程度なのかということでございますが、厳密な数字は算定しておりませんが、100に限りなく近い数字あたりまでいっているのではないかなと、そのように考えておりますので、御理解賜りたいと思います。 ◆15番(庄司慈明議員) 100に限りなく近いとはいえ、100は超してはいないということではあると思います。例えば今の御説明で言えば、収入は極端に言えば10カ月分、したがって分母が10カ月分、支出の方は、例えば人件費の基本的な部分で言えば12カ月分が分子になったりするということで、市民の方々には御説明も可能かというようにも思います。 今の税収について、昨年のこの場での議論も思い出しながら、連結納税制度ができまして、親会社のマイナスと子会社のプラスと、いわばグループとして課税するという仕組みが2002年度でしょうか、にできました。その結果、この石巻市においても大きな影響を与えたということは昨年の決算でもございました。ことしも同じような傾向それ自身はあるのかどうか、そして推定される金額等が提示できるのかどうか、その辺をお伺いいたします。 ◎柴山耕一総務部長 平成14年7月に連結納税制度が導入されまして、それに伴いまして地方税、特に法人税割が大きい影響を受けているのは確かでございます。本市におきましても、これは各企業のそれぞれの経済活動の状況によりますけれども、1つの会社で9,100万円前後の税収が納入されなくなっているということでございます。 それから、金融業関係では、これも大小ございますが、1,250万円くらい減額しているところもありますし、また2,000万円超えて減額している金融業もあるということでございます。幸いにも平成16年度に関しましてはプラスの方の法人税になったところもございまして、差し引きとしては2,200万円程度の減に法人税割は落ちついているところでございます。 これが今後どうなるかという見込みでございますが、かなり会社の職種によっては異なりますけれども、先ほど9,100万円以上減額したという会社がございますが、それらについては今後もずっと減額のままことしも続くだろうということでございまして、石巻市への税収はゼロになるというふうに現在予測いたしております。 そのほか全般的に企業の底力が減っていると見るべきなのか、法人税割そのものが減額する見込みでございまして、今年度におきましても昨年度に比べて大体2,500万円程度総体でですけれども、減額になっているということでございます。 ◆27番(三浦一敏議員) 昨年度の決算でちょっと下水道の有収率の問題について質問いたしましたので、その関連で審査意見書の39ページに下水道の有収率の変化が出ておりまして、この間担当部局の努力も相まって、平成15年度74.1%から平成16年度は83.9%ということで10ポイント近く前進しているというふうに見られるわけでございますが、この辺の努力の要因等につきましてちょっと御紹介いただきたいと思います。 ◎阿部和則建設部長 まず、不明水対策ですが、1つ目としては下水管の補修対策、これを行いました。これは、調査の結果、松並町、それから大門町、明神町あたりの建設年度の古いところが地下水の浸入が多いということですので、松並町、それから明神町の路線につきましては補修をいたしたところでございます。なお、これにつきましては2年程度で補修費が回収できるという結果が出ております。 それから、2つ目といたしましては井戸水の使用者、これにつきましては今まで認定ということでやっておりましたけれども、平成15年から平成16年、それからことしもメーターをつけるということで、現在まで22基を設置してございます。今年度については5基を設置するという予定でございます。これらの効果が出たものというふうに理解してございます。 ◆27番(三浦一敏議員) いろいろ議会での議論なども踏まえてこの問題について委員会でもいろいろ議論になりましたし、実際下水道に多額の投資をしている、それが実際にはいろんな要因で下水道料金にカウントできないというようなことで、県内各市と比べましても極めて最下位にあったという点で、こういう対策が、老朽管の修繕等、それからそういう井戸水等に対してのメーター取りつけ、こういうことによって一定の前進を見ているのかなと。この83.9%というのは県内の中ではどの程度というか、真ん中のちょっと下あたりというようなことまでは来たのでしょうか。 ◎阿部和則建設部長 ちょっと県内の状況は調べてはおりませんけれども、ただ下水の処理場を建設する場合の不明水ですが、一般的には85という数値をもって計算してございますので、83というのはまあまあの数字が残せたのかなというふうには思っております。ただ、メーターの設置とか、これから補修をするところにつきましてはだんだん地下水の浸入が少なくなってきますので、有収率の大幅な向上というのは今からだんだん見込めなくなると、伸び率は確かに鈍化していくという傾向にあるというふうに考えております。 ◆19番(後藤兼位議員) 監査委員の審査意見書なのですが、関連して財産に関して、この中でも合計が、土地が3,628万7,871平方メートル、建物は74万183平方メートル、有価証券が4億4,710万5,000円、出資による権利、これが29億5,707万2,000円、債権が14億9,352万6,000円、基金は99億3,479万2,000円と、こういう指摘ですね、審査意見書のむすびの中にあるのですが、これを今後1市6町合併し、行財政改革、そして有効的かつ効率的な運用の仕方も含めてどのように考えていくのか、そして出資による権利29億円あるのですが、この部分も見直しというのもいろいろ当然テーマとなると思うのですが、これらについてまず見解をただしたいと思います。 ◎柴山耕一総務部長 まず、前半に話題になりましたこれら基金、土地建物等の財産の見直し等につきましては、これは現在行財政改革推進本部の方で新しい市になってからの行財政改革を行おうということで計画に着手した段階でございます。そういった中で、この各種財産の有効活用あるいは見直しについては大きなテーマになろうというふうに考えております。特に合併に際しての財政シミュレーションにおきましても合併後2年ないし3年、4年くらいまで非常に財政状況が厳しくて、毎年のように赤字決算になっていくというシミュレーションも出ておりますので、そういう状況も踏まえながら財産の見直しについては考えてまいりたいというふうに思っております。 それから、出資による権利でございますけれども、この中には、例えば各種漁業振興基金とか、あるいは産業の○○振興基金とか、そういった地域経済の活性化を図るための権利というものもございます。それから、いわゆる大きいところで、例えば電力会社とか金融機関の株を買っている、これは財政調整基金の運用の一つとして買っているのもございます。そういったように出資による、何のために出資したのかということについて、当然一つ一つチェックしていきまして、役割を終えたもの等については、やはり見直しを図っていく必要があるというふうに判断いたしております。これらについても現在新市としての行財政改革の計画書づくりに着手し始めたという段階でございますので、結論を今ここではっきりした結論を申し上げるわけにはいきませんが、今後見直しを図ってまいりたいというふうに考えております。 ◆19番(後藤兼位議員) 今部長が言うように役割を終えたものについては早急な見直しというのは重要な行財政改革のテーマだと思います。 また、決算を見ますと市税等の滞納については本庁も含めて総合支所管内約22億8,000万円ぐらい滞納額あるかと思います。この改善、先ほど法人市民税とかいろんな問題ありますけれども、これはいろんな社会の経済状況によってかなり影響も受ける、市民税も当然そういう経済の流れの中で影響も受けます。この収入減の改善策、なおかつ固定資産税の部分の滞納という部分がかなり多いのではないかなと、これらの対策をどう考えていくのか、これも確認させていただきたい。 また、国保税の問題なのですが、これも1市6町合併して約26億8,900万円ぐらいの滞納があります。これは、今年度は値上げといいますか、ここには至らなかったのですが、来年度を含めれば国保税の値上げあるいは改善策について、今の実態大変厳しい会計状況だと思うのです。これを市民にいかに実態を知っていただくか、理解していただくか、その期間が重要な期間なのかなと。そういう意味では、担当部局として来年度に向けて国保税の改善、その実態を市民にどのように把握してもらうのか、ディスクロージャーするのか、それも含めてこの2点について見解をお聞きしたいと思います。 ◎柴山耕一総務部長 それでは、私の方から納税の方についてお答えを申し上げます。 確かに非常に滞納額が多いということにつきましては、御指摘のとおりでございまして、きょう書類決裁いたしましたが、石巻税務署が主催する管内の税務関係の職員の会合でも、特に石巻税務署管内がこういった納税率が悪くて、国自体がほかの税務署から応援をいただいているという状況になっておるというところでございます。そういったことといたしまして、市として今後どうしていくかということでございます。この問題につきましては、再三議会でもいろいろ議論いたしたわけでございますが、現時点ではこれだという特効薬というのはなかなか見当たらないというのが現実でございます。石巻税務署の方の話も緻密に一軒一軒歩いて、とにかく足で稼ぐしか今のところないのではないかということが報告書に載っておりました。しかしながら、そうはいっても、やはり市自体これまでやっていてまずかったなと思って、やっぱり反省すべき点はきちっと反省する必要はあるだろうと考えております。と申しますのは、ことしになりまして合併市町村に対する支援ということで、宮城県から職員が2名、特に納税のプロが参りまして、市に指導いたしております。その中で、石巻市がこれまで手をつけなかった不動産あるいは定期預金等の財産に対する差し押さえ業務について、今指導を受けているというところでございまして、そういった姿勢をきちっととれば、納めるところはきちっと納めてきているということでございます。 それから、そういった、県の職員ですから、今までの市と違う第三者の目で市の納税の事務を見た場合に、もう少し内部事務ですね、いろいろ帳簿を書いたりする事務が省略化できるのではないかと、そういった事務を機械化できるところはもっと機械化して、あいた時間滞納している家庭の方に回ったらどうなのだということも言われておりますので、そういった点について、来年以降予算に反映できるものがありましたら、そういったアドバイスを受けながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと思います。 ◎新田秀夫生活環境部長 本年度は税率改正を見合わせることになりましたが、合併協議において平成23年度に統一税率にすることは決定されているところでございます。したがいまして、今後5年間で旧町の税率を改正する必要がありますが、その改正率及び改正年度につきましては、現行税率からの改正がベースになることから、総合支所単位に国保の収支及び及び統一税率までの試算等を行うことになっております。 御指摘の市民への税率改正に向けた周知につきましては、合併協議におきましては住民懇談会や住民説明会、また合併時におきましては全市民を対象に暮らしの便利帳を配布し、周知いたしておるところでございますが、時間も経過していることでございます。ただいま議員から御指摘いただきました国保の厳しい現状をお知らせすることも含めまして、市報等も通じましてきめ細かな周知をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆19番(後藤兼位議員) 特別会計の石巻市青果花き地方卸売市場事業特別会計に関連して伺いたいと思うのですが、さきの地元紙によれば株式会社石巻青果とJAいしのまきの間で新しい市場の新築移転という部分がいろいろ生産者の立場からという形の陳情もありました。これについては、旧石巻市の中で蛇田の西部土地区画整理組合内に新築移転ということでいろいろけんけんがくがくの議論がありまして、これも中止し、そして公設民営から民設民営といいますか、そういう経緯があります。石巻青果が株式会社としていろいろそういう活動もされていると思うのですが、石巻市も株主であります。また、生産者の立場からJAいしのまきがそういう陳情もされましたが、やはり石巻市として消費者の立場から、あるいは小売りの皆さんのいろいろな大変な経営状況を踏まえて、やはり基本的な石巻市としての産業政策の中で、基本的な考えがあると私は思います。数千万、かなり7,000万円か8,000万円ぐらい民設民営についてはその資金もやっている経緯がありますので、これについては私は大変重要な問題だと思うのですが、当局としての基本的な考え、現在の、これを確認させていただきたい。 ◎木村耕二産業部長 ただいま御質問ありました件につきましては、8月31日ですか、いしのまき農協の方から基幹流通を担う青果市場の機能充実について早期に実現されるよう要望書が出されたわけでございまして、それが翌日あるいは翌々日に新聞報道なされたものでございます。 先ほど後藤議員の方から民設に至る経緯につきまして御説明いただいているわけでございますが、確かに石巻青果市場におきましては産地市場と、それから消費者市場両面を兼ねた市場でございます。そういう意味合いから、消費者の立場で石巻の考え方というところでございますが、確かに私ども株総数につきましてはおおよそ1,890株のうち88株持ち合わせでございます。そういう意味合いで、これら市場の考え方ということでございますが、現在のところ市場の開設権につきましては株式会社石巻青果に譲渡しているものでございまして、この新設移転に関しましては同社の動向、これを見守らざるを得ないものというふうな段階での考えでございます。 ◆15番(庄司慈明議員) ただいまの国保の問題であるとか、あるいは市税の問題あるいは下水道料金の問題等いろいろ議論を聞く中で、確かに収納の問題というのは大きな問題であって、私たちが直接的に取り組まないといけないという問題であるという認識はしております。ただ、本当に市民の生活考えると、いわゆる悪質と言われる方々がどの程度その中にいるのかという思いも一方でいたします。 最初の私の2回の質疑でお伺いしたかったのは、税収が減っているという現実がございます。法人市民税の割合が1だとすると、個人市民税が3だという形ですね。3倍です。その中で、確かに3倍を占めるこの個人の収納という問題、大きな問題だなという思いで聞いておりました。しかし、1の方は先ほど部長がお話あったように、法人税割額がどんどん減っていってしまった。2社の例でお話ありました9,100万と1,250万円、合わせて1億円も減っている。これは、しかしその陰には法人税割というのは法人税額を課税標準としますから、法人税額が減税されれば当然に法人税割額は減っていくわけですよね。その最たるものがといいましょうか、本当に典型的なのが先ほどの連結納税制度であって、マイナスの部分をいわばプラスの会社に吸収して納税額を減らすという仕組みが国の場ではでき上がってしまっているという現実があります。 私がお伺いしたいのは、つまりは、そして思うのは、私たちは確かに直接手は出せないのだけれども、しかし直接影響を受けるこの部分に対して市長の今後のさまざまな全国的な立場での発言等を含めて、今後の市民に対するアピールも含めてちょっとお伺いをしたいという思いでございます。 ◎土井喜美夫市長 なかなか難しい問題でございまして、さりとて大企業はさっぱり税金払ってくれないのではないかと、一方でいえば、いやいや、私の方は固定資産税をいっぱい払っていますよと、こういうような議論にもなるので、できるだけ、えてしてどこかの企業の例でございますが、非常に収益は上がっているのだが、企業合併によってその経費が随分かかっているから、結果的には税金を払わなくてもいいような状況にもなっている。ですから、早くそういうふうな経済の動きを速めていただいて、一刻も早く税収を払ってもらえるような企業体制にしていただきたいと、このように願うだけでございます。 ○議長(森山行輝議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本案については、お手元に配付の常任委員会分割付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に分割付託することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。  認定第1号 平成16年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算認定の常任委員会分割付託表<総務企画委員会>〇 平成16年度石巻市一般会計歳入歳出決算 歳入 全款 歳出 1款 議会費    2款 総務費(3項戸籍住民基本台帳費、5項3目地籍調査費を除く)    9款 消防費(1項4目水防費を除く)    11款 災害復旧費    12款 公債費    13款 諸支出金    14款 予備費〇 平成16年度石巻市土地取得特別会計歳入歳出決算<環境福祉委員会>〇 平成16年度石巻市一般会計歳入歳出決算 歳出 2款 総務費 3項戸籍住民基本台帳費    3款 民生費    4款 衛生費〇 平成16年度石巻市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度石巻市老人保健医療特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度石巻市介護保険事業特別会計歳入歳出決算<建設委員会>〇 平成16年度石巻市一般会計歳入歳出決算 歳出 2款 総務費 5項3目地籍調査費    8款 土木費    9款 消防費 1項4目水防費〇 平成16年度石巻市下水道事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度石巻市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度石巻市駐車場事業特別会計歳入歳出決算<産経教育委員会>〇 平成16年度石巻市一般会計歳入歳出決算 歳出 5款 労働費    6款 農林水産業費    7款 商工費    10款 教育費〇 平成16年度石巻市青果花き地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度石巻市水産物地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算 △日程第5 認定第2号平成16年度石巻市病院事業会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第5認定第2号平成16年度石巻市病院事業会計決算認定についてを議題といたします。本案について病院局事務部長から説明を求めます。病院局事務部長。 ◎佐々木義明病院局事務部長 ただいま上程されました認定第2号平成16年度石巻市病院事業会計決算認定について御説明申し上げます。 旧石巻市において決算し、新市に引き継ぎを受け調製した平成16年度石巻市病院事業会計決算について、監査委員の審査に付しておりましたところ、8月18日、監査委員から決算審査意見書が提出されましたので、地方公営企業法第30条第4項の規定により監査委員の意見書を付し、市議会の認定に付するものであります。なお、公営企業会計におきましては、いわゆる出納整理期間が認められておりませんので、本決算は打ち切り決算ではなく、通年ペースでの決算となっております。以下、その概要について御説明申し上げます。 表紙番号3の1、病院事業会計決算書の318ページをごらん願います。あわせて344ページの収益的収入及び支出の予算決算比較表を参照願います。初めに、収益的収入について御説明申し上げます。第1款病院事業収益の決算額は32億8,665万872円となっており、予算額と比較し、6,396万9,872円の増となっております。第1項医業収益の決算額は27億7,430万6,933円となっており、その主なものは入院収益が19億1,438万9,980円、外来収益が5億466万9,552円であります。これら医業収益が全体の事業収益に占める割合は84.4%となっております。第2項医業外収益の決算額は5億1,234万3,939円となっております。 次に、収益的支出について御説明申し上げます。第1款病院事業費用の決算額は36億6,759万4,233円となっており、予算額に対する執行率は97.0%となっております。このうち第1項医業費用の決算額は34億3,959万7,476円で、病院事業費用に占める割合は93.8%となっております。第2項医業外費用の決算額は2億2,799万6,757円で、その主なものは企業債利息と一時借入金利息で2億298万1,023円であります。第3項予備費は執行いたしておりません。 以上が収益的収支予算に対する決算の主な内容でございます。 次に、資本的収支について御説明申し上げますので、320ページをごらん願います。あわせて346ページの資本的収入及び支出の予算決算比較表を参照願います。資本的収支は、収入、支出とも決算額は2億4,322万248円となっております。資本的支出、第1項建設改良費の決算額は1,783万4,880円で、その財源として資本的収入、第2項他会計負担金1,783万4,880円が決算されております。その内容は、超音波診断装置などの医療機器購入費となっております。また、資本的支出の第2項企業債償還金の決算額は2億2,538万5,368円で、その財源として資本的収入、第1項他会計出資金が決算されております。 以上が資本的収支予算に対する決算の主な内容でございます。 次に、経営成績並びに財政状態をあらわす財務諸表について御説明申し上げます。なお、財務諸表の数値につきましては、ただいまの決算報告書が消費税及び地方消費税を含むものであるのに対し、消費税及び地方消費税抜きの数値であることをお含みおき願います。 まず、323ページの損益計算書をごらん願います。第1医業収益27億7,053万4,352円に対しまして、第2医業費用は34億8万5,172円となり、6億2,955万820円の医業損失を生じております。また、第3医業外収益5億1,148万8,740円に対しまして、第4医業外費用は2億6,462万5,165円となり、経常損失は3億8,268万7,245円となっております。なお、当年度純損失3億8,268万7,245円から現金支出を伴わない減価償却費3億7,296万1,145円、及び資産減耗費233万6,299円を除いた額は738万9,801円となり、この額が平成16年度決算における現金収支における赤字であります。当年度未処理欠損金は、前年度繰越欠損金59億6,725万3,464円と、当年度純損失3億8,268万7,245円とあわせ63億4,994万709円となっております。 次に、324ページ、剰余金計算書をごらん願います。利益剰余金の部では、欠損金といたしまして損益計算書に計上いたしました63億4,994万709円を計上いたしております。また、資本剰余金の部では受贈財産評価額45万円のほか、その他資本剰余金に当年度発生高として1,783万4,880円を計上いたしておりますが、これは資本的支出における建設改良費に充当した一般会計負担金であります。これら一般会計負担金及び受贈財産評価額と建設時に充当した建設基金やその他の国庫補助金等の15億9,097万3,521円の合計額15億9,142万3,521円を翌年度繰り越し資本剰余金として計上いたしております。 次に、325ページ、欠損金処理計算書についてでありますが、これは当年度未処理欠損金63億4,994万709円を全額翌年度繰越欠損金とするものであります。 次に、平成16年度末日における貸借対照表について御説明申し上げますので、326ページをごらん願います。まず、資産の部から申し上げます。固定資産は土地、建物、器械備品等の有形固定資産が減価償却累計額を控除し、73億8,892万3,181円となっております。 次に、流動資産ですが、現金預金、未収金及び診療材料等の貯蔵品などから成ります合計額は4億8,039万3,432円となり、固定資産及び流動資産を合わせた資産の合計は78億6,931万6,613円となっております。 次に、負債及び資本について申し上げますので、327ページをごらん願います。まず、負債の部では、固定負債として一般会計からの長期借入金が3億円、流動負債として一時借入金が20億7,000万円、未払い金が1億2,794万1,573円など合わせて22億1,669万2,573円で、負債の合計は25億1,669万2,573円となっております。 また、資本の部では、自己資本金が33億4,248万3,154円、企業債であります借入資本金が67億6,865万8,074円の合わせて101億1,114万1,228円が資本金の合計額であります。 次に、剰余金でありますが、資本剰余金は他から贈与を受けた財産の評価額を積み立てた受贈財産評価額45万円と国・県補助金、一般会計負担金及び建設基金からの繰入金等15億9,097万3,521円の合わせて15億9,142万3,521円となり、また欠損金は63億4,994万709円で、剰余金の合計はマイナス47億5,851万7,188円となっております。このことから、資本金と剰余金の合計である資本総額は53億5,262万4,040円となり、負債及び資本の合計額は78億6,931万6,613円となっております。 以上、決算報告書及び財務諸表の概要とあわせまして本事業の経営成績及び財政状態を御説明申し上げました。平成16年度病院事業において、小児科の常勤医師3名が平成16年3月末で退職し、医師数も全体で5名減少するなど大変厳しいスタートでありました。しかしながら、院内に経営改善委員会を立ち上げ、また平成16年6月から病院経営アドバイザーの経営指導を受けるなど院内での取り組みを行い、さらには外部の有識者を交えた石巻市立病院健全経営計画策定会議を立ち上げ、平成17年3月に石巻市立病院健全経営計画を策定し、平成24年度までの計画で実施することといたしております。 また、平成16年8月から呼吸器科の常勤医師、9月から外科の常勤医師をそれぞれ1人確保し、平成16年度の下半期には入院病床利用率87.7%となりましたが、年間を通しての入院患者数は、前年度と比較して1,926人の減、外来患者数も2万3,574人の減少となり、医業収益につきましては減収という結果になりました。また、経費につきましては、賃借料、委託料を中心に徹底した見直しを実施し、前年度と比較して費用全体での減額を達成することができました。 地域医療を取り巻く環境は、国における医療制度改革や地方における医師不足など急激に変化しておりますが、本医療圏におきましても平成17年4月の合併によりまして雄勝病院と牡鹿病院が市立病院となり、公立深谷病院、女川町立病院、さらには石巻赤十字病院を含めた連携を早急に確立することが求められております。 医療の質が厳しく問われる時代となっていることもあり、平成16年8月には財団法人日本医療機能評価機構の認定を得る一方、若い医師を育成する機関である臨床研修病院としての登録も済ませ、本年4月から3人の研修医が本院において2年間の研修を開始いたしております。加えて医師の確保対策として、平成16年9月に病院長室を設置し、専任職員を配置して医師の確保に鋭意努力しているところでございます。 また、本決算書には収益費用明細書、固定資産明細書等附属書類を添付しております。監査委員から提出されました決算審査意見書もあわせて提出いたしておりますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度石巻市病院事業会計の決算審査について、その概要を御説明申し上げます。 表紙番号11、審査意見書の1ページ及び5ページをごらん願います。市長から提出されました平成16年度石巻市病院事業会計の決算について審査を実施したところ、決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、それらの計数はすべて正確で、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認めました。 それでは、審査意見書に基づきまして、その概要を御説明申し上げますので、50ページをごらん願います。初めに、予算の執行状況でございますが、50ページの収益的収入及び支出、51ページの資本的収入及び支出の状況につきましては当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、予算額に定められた限度条項等につきましては51ページに記載しておりますように、いずれも議決予算内で執行されておりました。 次に、52ページの経営成績でございますが、収益及び費用の状況につきましては、当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、経営分析について御説明申し上げますので、55ページの第35表をごらん願います。入院1日の平均患者数は167.2人と前年度より4.8人減少し、病床利用率も81.2%と前年度より2.3ポイント低下しております。外来1日平均患者数も346.9人と前年度より91.6人の大幅な減少となっております。これらは、常勤医師の退職に伴い一部診療科の閉鎖等が要因となったものであり、医業収益の減少につながっております。 次に、56ページの財政状態でございますが、資産、負債及び資本の内容につきましては、当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 財政状態の分析は59ページの第37表のとおりであり、病院の経常的な収益と費用の関連を示す経常収支比率が89.6%と前年度より3.8ポイント上昇し、医業収支比率が81.5%と前年度より2.2ポイントそれぞれ上昇しています。 以上、平成16年度の石巻市病院事業会計の決算に関する審査の概要について御説明申し上げましたが、開院以来毎年度純損失を計上し、7年が経過した本年度末の累積欠損金は63億円を超える状況となっております。これを打開すべく、これまで総務省の地方公営企業経営アドバイザーの指導を受けるなど、経営改善に向けた努力をしてきているところでありますが、地方における医師不足の問題は当病院でも例外ではなく、常勤医師の退職に伴う診療科の閉鎖など病院経営の根幹にかかわる大きな課題となっております。このことから、経営状況は引き続き厳しいものと予想されますが、合併による市立3病院の連携はもとより他病院、診療所との連携を図りながら、新たに策定した石巻市立病院健全経営計画に基づきその目標達成のため、職員が一丸となって取り組み、累積欠損金の解消に努めるとともに地域医療の中核的役割を担う病院として患者満足度の向上と経営成績の改善に向けて、なお一層努力していただくよう要望し、審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。本案は環境福祉委員会に付託をいたします。 △日程第6 認定第3号平成16年度河北町一般会計及び各種特別会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第6認定第3号平成16年度河北町一般会計及び各種特別会計決算認定についてを議題といたします。本案について河北総合支所長から説明を求めます。河北総合支所長。 ◎日野智河北総合支所長 ただいま上程されました認定第3号平成16年度河北町一般会計及び各種特別会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号4の1、歳入歳出決算書の4ページと5ページ、平成16年度各種会計歳入歳出決算総覧をごらん願います。 まず、一般会計は予算現額73億5,204万2,647円に対し、歳入決算額は72億9,483万3,199円、歳出決算額は71億9,416万1,495円で、差し引き残額は1億67万1,704円となっております。この差し引き残額につきましては、全額新生石巻市に引き継ぎいたした次第でございます。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、5ページの右の欄をごらん願います。歳入は、予算額に対して5,720万9,448円下回り、収入比率は99.2%となっております。一方、歳出では1億5,788万1,152円の残額が生じ、執行率は97.9%となっております。 次に、一般会計と歯科診療所特別会計から農業集落排水事業特別会計までの8特別会計を含めた合計予算現額122億5,514万3,647円に対し、歳入決算額は120億2,589万71円、歳出決算額は117億540万7,411円で、差し引き残額は3億2,048万2,660円となっております。各種特別会計の差し引き残額につきましても一般会計と同様新生石巻市に引き継ぎいたしております。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、もう一度5ページの右下の欄をごらん願います。全会計の歳入は予算額に対して2億2,925万3,576円下回り、収入比率は98.1%となっております。一方、歳出では5億4,973万6,236円の残額が生じ、執行率は95.5%となっております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度河北町一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算及び基金運用状況に関する審査についてその概要を御説明申し上げます。 初めに、審査の概要及び結果について御説明申し上げますので、表紙番号11の審査意見書の1ページをごらん願います。今回審査の対象となりましたのは、河北町の一般会計ほか8特別会計となっております。 5ページをごらん願います。市長から提出されましたこれら平成16年度各種会計決算及び基金の運用状況について審査を実施したところ、各会計決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、計数はすべて正確であり、また各会計の決算内容及び予算執行状況についても適正であると認めました。 それでは、審査意見書に基づきまして、その概要について御説明申し上げます。初めに、決算の総括について御説明申し上げますので、62ページをごらん願います。まず、決算規模でございますが、第1表のとおり一般会計、特別会計の歳入総額は120億2,588万6,000円、歳出総額は117億540万8,000円となっており、歳入歳出差引額は3億2,047万8,000円の黒字となっております。前年度と比較すると、歳入では11億5,547万円の増、歳出では11億8,002万円の増となっております。予算の執行状況につきましては、第2表のとおり、全会計の予算現額122億5,514万4,000円に対し、歳入は調定額124億8,892万4,000円、収入済額120億2,588万6,000円で、調定額に対する収入率は96.3%となっております。一方、歳出は支出済額117億540万8,000円で、予算現額に対する執行率は95.5%となっております。 次に、普通会計による決算状況について御説明申し上げますので、63ページの第3表をごらん願います。歳入総額70億8,091万円、歳出総額69億6,944万6,000円で、歳入歳出差引額は1億1,146万4,000円の黒字となっております。翌年度へ繰り越すべき財源がないため、当該年度実質収支も同額となっております。これを前年度との比較で見た単年度収支は3,518万7,000円の赤字となっております。さらに、積立金6万8,000円を加え、積立金取り崩し額2億3,708万7,000円を差し引いた実質単年度収支も2億7,220万6,000円の赤字となっております。 次に、普通会計決算での財政の構造について御説明申し上げますので、64ページをごらん願います。歳入の構成でございますが、第4表にありますように、本年度の自主財源と依存財源との割合は26.8対73.2となっております。また、第5表のとおり、一般財源と特定財源の割合は67.6対32.4となっております。なお、これら構成内訳は65ページの図のとおりでございます。 次に、歳出の構成について御説明申し上げますので、66ページの第6表をごらん願います。まず、義務的経費ですが、前年度と比較し、扶助費で10.5%増加しているものの、公債費で7.1%減少し、歳出総額に占める構成比率は35.1%となり、前年度より9.0ポイント低くなっております。また、投資的経費にあっては前年度と比較し、普通建設事業費が147.3%増加し、歳出総額に占める構成比率は31.0%となり、前年度より15.2ポイント高くなっております。 次に、財政状況について御説明申し上げますので、68ページの第7表をごらん願います。財政状況を判断する各指標は、この表にありますように経常収支比率が前年度を10.2ポイント上回り、98.7%になるなど打ち切り決算に伴う影響が大きくかかわっているとしても、財政構造が硬直化していることを示しております。 次に、一般会計の決算概要について御説明申し上げますので、70ページをごらん願います。本年度における一般会計の決算収支の状況は、第8表のとおりでありますが、先ほど当局から説明がありましたので、省略させていただきます。 また、71ページから84ページまでの歳入及び歳出の説明につきましても記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、特別会計の総括について御説明申し上げますので、85ページをごらん願います。特別会計の決算状況は、歯科診療所特別会計ほか7会計から成っており、第20表のとおり、予算現額49億310万1,000円に対し、歳入決算額は47億3,105万3,000円で、執行率は96.5%となっております。 歳出決算額は45億1,124万6,000円で、執行率は92.0%となっております。この結果、歳入歳出差引額は2億1,980万7,000円となり、実質収支も翌年度へ繰り越すべき財源がないことから、同額となっております。各会計の歳入歳出決算の状況は86ページの第21表のとおりであり、収入未済額が総額で2億6,330万5,498円となっておりますが、これは一般会計と同様に通常の年度において出納整理期間内に収入となる国・県支出金等が収納されなかったためであります。 なお、88ページから94ページの各特別会計の説明につきましては、記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、実質収支に関する調書について御説明申し上げますので、95ページをごらん願います。実質収支に関する調書について、関係書類を審査した結果、計数は各会計とも誤りのないものと認めました。なお、各種会計の実質収支の推移は、第26表のとおりとなっております。 次に、財産に関する諸調書について御説明申し上げますので、96ページをごらん願います。財産に関する調書につきましても関係諸帳簿等を審査した結果、いずれも正確であると認めました。 次に、基金の運用状況について御説明申し上げますので、97ページをごらん願います。土地開発基金ほか4基金について運用状況を審査したところ、いずれも適正と認めました。なお、97ページから101ページの審査の説明につきましては記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 以上、河北町一般会計及び特別会計の歳入歳出決算等に係る審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案については、お手元に配付の常任委員会分割付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に分割付託することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。  認定第3号 平成16年度河北町一般会計及び各種特別会計決算認定の常任委員会分割付託表<総務企画委員会>〇 平成16年度河北町一般会計歳入歳出決算 歳入 全款 歳出 1款 議会費    2款 総務費(3項戸籍住民基本台帳費、5項3目国土調査費を除く)    9款 消防費(1項3目水防費を除く)    11款 災害復旧費    12款 公債費    13款 予備費<環境福祉委員会>〇 平成16年度河北町一般会計歳入歳出決算 歳出 2款 総務費 3項戸籍住民基本台帳費    3款 民生費    4款 衛生費〇 平成16年度河北町歯科診療所特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度河北町老人保健特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度河北町国民健康保険特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度河北町介護保険事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度河北町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算<建設委員会>〇 平成16年度河北町一般会計歳入歳出決算 歳出 2款 総務費 5項3目国土調査費    8款 土木費    9款 消防費 1項3目水防費〇 平成16年度河北町下水道事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度河北町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算<産経教育委員会>〇 平成16年度河北町一般会計歳入歳出決算 歳出 5款 労働費    6款 農林水産業費    7款 商工費    10款 教育費〇 平成16年度桃生郡河北地区教育委員会特別会計歳入歳出決算 △日程第7 認定第4号平成16年度河北町水道事業会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第7認定第4号平成16年度河北町水道事業会計決算認定についてを議題といたします。本案について河北総合支所長から説明を求めます。河北総合支所長。 ◎日野智河北総合支所長 ただいま上程されました認定第4号平成16年度河北町水道事業会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号4の1の河北町水道事業会計決算書の220ページをごらん願います。初めに、収益的収入について御説明申し上げます。 第1款事業収益の決算額は2億7,370万8,684円となっており、予算額と比較し、66万5,684円の増となっております。第1項営業収益の決算額は2億5,860万8,263円となっており、その主なものは給水収益であります。第2項営業外収益の決算額は1,266万4,421円、第3項特別利益の決算額は243万6,000円となっております。 次に、収益的支出について御説明申し上げます。第1款事業費の決算額は2億2,056万3,010円となっており、予算額に対する執行率は80.8%となっております。このうち第1項営業費用の決算額は1億8,767万8,003円で、事業費に占める割合は85.1%となっております。第2項営業外費用の決算額は3,283万2,192円で、その主なものは企業債利息であります。第3項特別損失の決算額は5万2,815円で、未納水道料金不納欠損及び過年度収納還付金であります。第4項予備費は、営業外費用に88万200円流用いたしております。以上が収益的収支予算に対する決算の主な内容でございます。 次に、資本的収支について御説明申し上げますので、221ページをごらん願います。資本的収入は予算額1億9,050万9,000円に対し、決算額は1億6,324万9,997円となっております。第1項他会計負担金は、未普及地域解消事業工事等一般会計負担金及び三陸道関連補償工事負担金であります。第2項企業債は、未普及地域解消事業及び配水管布設がえ事業への充当、第3項国庫補助金は未普及地域解消事業の財源として収入いたしたものであります。 資本的支出は、予算額2億9,415万6,000円に対し、決算額は2億8,655万8,075円となっております。第1項建設改良費は、三陸道関連等の補償工事が主なるものであり、第2項企業債償還金は、企業債元金償還金、第3項水道施設整備事業は一般会計負担金、国庫補助金及び企業債を財源として水道未普及地域の解消事業を実施いたした次第であります。なお、資本的収支の不足額1億2,330万8,078円は損益勘定留保資金4,991万8,986円、積立金取り崩し6,867万円、消費税及び地方消費税資本的収支調整額471万9,092円で補てんいたしております。 以上が資本的収支決算の主な内容でございます。 次に、経営成績及び財政状況をあらわす財務諸表について御説明申し上げます。財務諸表の数値につきましては、ただいまの決算報告書が消費税及び地方消費税を含むものであるのに対し、消費税及び地方消費税抜きの数字であることをお含みおき願います。まず、222ページの損益計算書をごらん願います。第1から第4までの営業収支と営業外収支に係る経常利益が4,621万8,295円となっております。第5から第6までの特別損益は226万8,685円で、経常利益と合わせた当年度純利益が4,848万6,980円、前年度繰越利益剰余金115万9,162円と合わせた当年度未処分利益剰余金は4,964万6,142円となりました。 次に、223ページ、剰余金計算書をごらん願います。利益剰余金の部では、第1、減債積立金1億900万円、第2、利益積立金6,600万円、第3、建設改良積立金1億1,592万9,000円で、合計2億9,092万9,000円を計上いたしております。 また、資本剰余金の部では、第1、工事負担金5億6,639万601円、第2、国庫補助金2億6,089万5,329円、第3、県補助金510万円、第4、受贈財産評価額寄附金267万7,190円で、合計8億3,306万3,120円を翌年度繰り越し資本剰余金として計上いたしております。 次に、224ページ、剰余金処理計算書についてでありますが、これは公営企業法第32条第1項の規定による減債積立金として当年度末処分利益剰余金4,964万6,142円の20分の1を下らない金額248万3,000円を計上したものであります。 次に、平成16年度末日における貸借対照表について御説明を申し上げますので、225ページをごらん願います。まず、資産の部から申し上げます。固定資産は土地、建物、器械備品等の有形固定資産が減価償却累計額を控除し、18億6,335万4,979円となっており、投資が41万円、固定資産合計で18億6,376万4,979円となっております。 次に、流動資産ですが、現金預金、未収金及び貯蔵品から成ります合計額は4億6,430万4,399円となり、固定資産及び流動資産を合わせた資産の合計は23億2,806万9,378円となっております。 次に、負債及び資本について御説明申し上げます。まず、負債の部では固定負債としての引当金が1億594万8,000円、流動負債としての未払い金が343万9,482円、預かり金132万879円、合わせて476万361円で、負債の合計は1億1,070万8,361円となっております。 また、資本の部では自己資本金が4億8,790万61円、企業債であります借入資本金が5億5,593万2,694円の合わせて10億4,372万2,755円が資本金の合計額であります。 次に、剰余金でありますが、資本剰余金は国・県補助金、工事負担金等、合わせて8億3,306万3,120円となり、また利益剰余金は3億4,057万5,142円で、剰余金の合計は11億7,363万8,262円となっております。このことから、資本金と剰余金の合計である資本総額は22億1,736万1,017円となり、負債及び資本の合計額は23億2,806万9,378円となっております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度河北町水道事業会計の決算審査について、その概要を御説明申し上げます。 表紙番号11、審査意見書の1ページ及び5ページをごらん願います。市長から提出されました平成16年度河北町水道事業会計の決算について審査を実施したところ、決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、それらの計数はすべて正確で、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認めました。 それでは、審査意見書に基づきましてその概要を御説明申し上げますので、102ページをごらん願います。初めに、予算の執行状況でございますが、102ページの収益的収入及び支出、103ページの資本的収入及び支出の状況につきましては当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、予算額に定められた限度条項等につきましては、103ページに記載しておりますようにいずれも議決予算内で執行されておりました。 次に、104ページの経営成績でございますが、収益及び費用の状況につきましては、当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、経営分析について御説明申し上げますので、107ページの第36表をごらん願います。料金原価は有収水量1立方メートル当たりの給水収益を示す供給単価が239円40銭で、前年度と比較すると63銭減少し、有収水量1立方メートル当たりの費用を示す給水原価は205円97銭で、前年度より4円2銭増加しております。この結果、給水利益は33円43銭で、前年度と比較すると4円65銭減少しております。また、有収水量1立方メートル当たりの総収益から総費用を差し引いた純利益は47円28銭で、前年度より5円51銭減少しております。 次に、108ページの財政状態でございますが、資産、負債及び資本の内容につきましては、当局から御説明がございましたので、省略させていただきます。 財政状態の分析は111ページの第38表のとおりであり、経常的な収益と費用の関連を示す経常収支比率が121.9%と、前年度より3.1ポイント低下し、営業収支比率が133.8%と前年度より11.8ポイント低下しております。なお、水道事業につきましては、本年3月24日に関係市町において水道事業の共同処理に関する協定書を締結しており、石巻地方広域水道企業団へ引き継ぎされております。 以上、平成16年度河北町水道事業会計の決算に関する審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。本案は環境福祉委員会に付託いたします。暫時休憩いたします。   午後2時58分休憩                                             午後3時30分開議 ○議長(森山行輝議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第8 認定第5号平成16年度雄勝町一般会計及び各種特別会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第8認定第5号平成16年度雄勝町一般会計及び各種特別会計決算認定についてを議題といたします。本案について雄勝総合支所長から説明を求めます。雄勝総合支所長。 ◎高橋重光雄勝総合支所長 ただいま上程されました認定第5号平成16年度雄勝町一般会計及び各種特別会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号5の1、雄勝町分歳入歳出決算書の4ページと5ページ、平成16年度各種会計歳入歳出決算総覧をごらん願います。まず、一般会計は予算現額28億2,878万3,000円に対し、歳入決算額は28億8,535万5,665円、歳出決算額は26億7,942万3,619円で、差し引き残額は2億593万2,046円となっております。この差し引き残額につきましては、全額新市の平成17年度予算に引き継いでおります。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、5ページの右の欄をごらん願います。歳入は、予算額に対して5,657万2,665円上回り、収入比率は102.0%となっております。一方、歳出では1億4,935万9,381円の残額が生じ、執行率は94.7%となっております。 次に、一般会計と国民健康保険特別会計から介護保険サービス事業特別会計までの7特別会計を含めた合計予算現額53億9,703万8,000円に対し、歳入決算額は53億5,373万6,387円、歳出決算額は49億8,404万4,057円で、差し引き残額は3億6,969万2,330円となっております。各種特別会計の差し引き残額につきましても全額新市の平成17年度予算に引き継いでおります。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、もう一度5ページの右下欄をごらん願います。全会計の歳入は、予算額に対して4,330万1,613円下回り、収入比率は99.2%となっております。一方、歳出では4億1,299万3,943円の残額が生じ、執行率は92.3%となっております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度雄勝町一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算及び基金運用状況に関する審査について、その概要を御説明申し上げます。 初めに、審査の概要及び結果について御説明申し上げますので、表紙番号11の審査意見書の2ページをごらん願います。今回審査の対象となりましたのは雄勝町の一般会計ほか7特別会計となっております。 5ページをごらん願います。市長から提出されましたこれら平成16年度各種会計決算及び基金の運用状況について審査を実施したところ、各会計決算諸表は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、計数はすべて正確であり、また各会計の決算内容及び予算執行状況についても適正であると認めました。 それでは、審査意見書に基づきましてその概要について御説明申し上げます。初めに、決算の総括について御説明申し上げますので、114ページをごらん願います。まず、決算規模でございますが、第1表のとおり、一般会計、特別会計の歳入総額は53億5,373万7,000円、歳出総額は49億8,404万3,000円となっており、歳入歳出差引額は3億6,969万4,000円の黒字となっております。前年度と比較すると、歳入では2億8,635万6,000円の増、歳出では5,409万7,000円の増となっております。予算の執行状況につきましては、第2表のとおり全会計の予算現額53億9,703万8,000円に対して、歳入は調定額55億8,711万7,000円、収入済額53億5,373万7,000円で、調定額に対する収入率は95.8%となっております。一方、歳出は支出済額49億8,404万3,000円で、予算現額に対する執行率は92.3%となっております。 次に、普通会計による決算状況について御説明申し上げますので、115ページの第3表をごらん願います。歳入総額28億3,225万3,000円、歳出総額26億2,632万1,000円で、歳入歳出差引額は2億593万2,000円の黒字となっております。翌年度へ繰り越すべき財源がないため、当該年度実質収支も同額となっております。これを前年度との比較で見た単年度収支も1億5,076万5,000円の黒字となっております。さらに、積立金7万円を加え、積立金取り崩し額4,800万円を差し引いた実質単年度収支も1億283万5,000円の黒字となっております。 次に、普通会計決算での財政の構造について御説明申し上げますので、116ページをごらん願います。歳入の構成でございますが、第4表にありますように、本年度の自主財源と依存財源との割合は31.7対68.3となっております。また、第5表のとおり、一般財源と特定財源の割合は91.8対8.2となっております。なお、これら構成内訳は117ページの図のとおりでございます。 次に、歳出の構成について御説明申し上げますので、118ページの第6表をごらん願います。まず、義務的経費ですが、前年度と比較し、扶助費で6.9%増加しているものの、人件費で4.4%減少し、歳出総額に占める構成比率は47.9%となり、前年度より1.4ポイント低くなっております。また、投資的経費にあっては、前年度と比較し災害復旧事業費が75.0%減少したものの、普通建設事業費が17.0%増加し、歳出総額に占める構成比率は8.9%となり、前年度より0.5ポイント高くなっております。 次に、財政状況について御説明申し上げますので、120ページの第7表をごらん願います。財政状況を判断する各指標はこの表にありますように、経常収支比率が前年度を7.4ポイント上回り、99.5%になるなど打ち切り決算に伴う影響が大きくかかわっているとしても、財政構造が硬直化していることを示しています。 次に、一般会計の決算概要について御説明申し上げますので、122ページをごらん願います。本年度における一般会計の決算収支の状況は、第8表のとおりでありますが、先ほど当局から説明がありましたので、省略させていただきます。 また、123ページから137ページまでの歳入及び歳出の説明につきましても記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、特別会計の総括について御説明申し上げますので、139ページをごらん願います。特別会計の決算状況は、国民健康保険特別会計ほか6会計から成っており、第20表のとおり予算現額25億6,825万5,000円に対し、歳入決算額は24億6,838万1,000円で、執行率は96.1%となっております。歳出決算額は23億461万9,000円で、執行率は89.7%となっております。 この結果、歳入歳出差引額は1億6,376万2,000円となり、実質収支も翌年度へ繰り越すべき財源がないことから同額となっております。 各会計の歳入歳出決算の状況は、140ページの第21表のとおりであり、収入未済額が総額で1億3,331万4,716円となっておりますが、これは一般会計と同様に通常の年度において出納整理期間内に収入となる国・県支出金等が収納されなかったためであります。 なお、142ページから147ページの各特別会計の説明につきましては、記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、実質収支に関する調書について御説明申し上げますので、148ページをごらん願います。実質収支に関する調書について、関係書類を審査した結果、計数は各会計とも誤りのないものと認めました。なお、各種会計の実質収支の推移は、第26表のとおりとなっております。 次に、財産に関する調書について御説明申し上げますので、149ページをごらん願います。財産に関する調書につきましても関係諸帳簿等を審査した結果、いずれも正確であると認めました。 次に、基金の運用状況について御説明申し上げますので、150ページをごらん願います。国民健康保険高額療養費貸付基金ほか2基金について運用状況を審査したところ、いずれも適正と認めました。 なお、150ページから152ページの審査の説明につきましては、記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 以上、雄勝町一般会計及び特別会計の歳入歳出決算等に係る審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案については、お手元に配付の常任委員会分割付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に分割付託することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。  認定第5号 平成16年度雄勝町一般会計及び各種特別会計決算認定の常任委員会分割付託表<総務企画委員会>〇 平成16年度雄勝町一般会計歳入歳出決算 歳入 全款 歳出 1款 議会費    2款 総務費(3項戸籍住民基本台帳費を除く)    9款 消防費    11款 災害復旧費    12款 公債費    13款 諸支出金    14款 予備費<環境福祉委員会>〇 平成16年度雄勝町一般会計歳入歳出決算 歳出 2款 総務費 3項戸籍住民基本台帳費    3款 民生費    4款 衛生費〇 平成16年度雄勝町国民健康保険特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度雄勝町老人保健特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度雄勝町簡易水道特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度雄勝町介護保険特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度雄勝町介護保険サービス事業特別会計歳入歳出決算<建設委員会>〇 平成16年度雄勝町一般会計歳入歳出決算 歳出 8款 土木費〇 平成16年度雄勝町土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度雄勝町下水道事業特別会計歳入歳出決算<産経教育委員会>〇 平成16年度雄勝町一般会計歳入歳出決算 歳出 5款 労働費    6款 農林水産業費    7款 商工費    10款 教育費 △日程第9 認定第6号平成16年度雄勝町国民健康保険病院事業会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第9認定第6号平成16年度雄勝町国民健康保険病院事業会計決算認定についてを議題といたします。本案について雄勝総合支所長から説明を求めます。雄勝総合支所長。 ◎高橋重光雄勝総合支所長 ただいま上程されました認定第6号平成16年度雄勝町国民健康保険病院事業会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号5の1の平成16年度病院事業会計決算書に関するページ、256ページをごらん願います。初めに、(1)、収益的収入及び支出の収入について御説明申し上げます。 第1款病院事業収益の決算額は5億5,866万4,737円となっており、予算額と比較し1,077万7,737円の増となっております。第1項医業収益の決算額は4億4,898万8,066円となっており、その主なものは入院収益が2億2,002万3,748円、外来収益が1億7,042万5,272円であります。これら医業収益が全体の事業収益に占める割合は80.4%となっております。第2項医業外収益の決算額は1億488万1,688円となっております。第3項特別利益の決算額は479万4,983円であります。これは、過年度未払い金において内訳に錯誤があったため、会計処理上、特別利益と特別損失の項目により修正処理いたしました。未払い金額の変更はなく、また現金の収入、支出を伴わない伝票の振替であります。 次に、支出について御説明申し上げます。第1款病院事業費の決算額は5億7,066万7,076円となっており、予算額に対する執行率は97.1%となっております。このうち第1項医業費用の決算額は5億6,271万1,735円で、病院事業費用に占める割合は98.6%となっております。第2項医業外費用の決算額は295万869円で、その主なものは企業債利息で241万6,769円であります。第3項特別損失の決算額は500万4,472円で、さきに特別利益の項で御説明申し上げました過年度未払い金の修正に伴う伝票振替による金額が479万3,338円及び診療報酬の過年度分の減額などでございます。 以上が収益的収支予算に対する決算の主な内容でございます。 次に、資本的収支について御説明申し上げますので、257ページをごらん願います。(2)、資本的収入及び支出でございますが、資本的収支は収入支出とも決算額は861万8,775円となっております。資本的支出は、第1項企業債償還金であり、その財源として資本的収入、第1項出資金が決算されております。以上が資本的収支決算の内容でございます。 次に、経営成績並びに財政状態をあらわす財務諸表について御説明申し上げます。なお、財務諸表の数値につきましては、ただいまの決算報告書が消費税及び地方消費税を含むものであるのに対し、消費税及び地方消費税抜きの数値であることをお含みおき願います。 まず、258ページの損益計算書をごらん願います。第1、医業収益4億4,814万8,351円に対しまして、第2、医業費用は5億5,340万5,280円となり、1億525万6,929円の医業損失を生じております。また、第3、医業外収益1億470万4,288円に対しまして、第4、医業外費用は1,124万209円となり、経常損失は1,179万2,850円となっております。第5特別利益479万4,983円に対しまして、第6特別損失は500万4,472円となり、当年度純損失は1,200万2,339円となりました。なお、当年度純損失から現金支出を伴わない減価償却費1,169万4,787円及び資産減耗費17万3,883円を除いた額は13万3,669円となり、この額が平成16年度決算における現金収支の赤字額であります。当年度未処理欠損金は前年度繰越欠損金4億1,444万5,331円と当年度純損失1,200万2,339円と合わせ4億2,644万7,670円となっております。 次に、平成16年度末日における貸借対照表について御説明申し上げますので、259ページをごらん願います。まず、資産の部から申し上げます。固定資産は土地、建物、器械備品等の有形固定資産合計は減価償却累計額を控除し、3億4,668万5,663円となっております。 次に、流動資産ですが、現金預金、未収金及び薬品、材料貯蔵品を合計し1億4,257万447円となり、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は4億8,925万6,110円となっております。 次に、負債及び資本について申し上げますので、260ページをごらん願います。まず、負債の部では流動負債として未払い金が3,280万851円となっております。また、資本の部では自己資本金が6億6,893万7,815円、企業債であります借入資本金が3,029万3,914円で、合わせて6億9,923万1,729円が資本金の合計額であります。 次に、剰余金でありますが、資本剰余金は国・県補助金とその他の資本剰余金を合わせまして1億8,067万1,200円でございます。また、欠損金合計額は4億2,344万7,670円で、剰余金合計はマイナス2億4,277万6,470円となります。このことから、資本金と剰余金の合計である資本総額は4億5,645万5,259円となり、負債及び資本の合計額は4億8,925万6,110円となっております。 次に、261ページ、剰余金計算書をごらん願います。利益剰余金の部では、減債積立金が300万円、及び損益計算書に計上いたしました当年度未処理欠損金4億2,644万7,670円を計上いたしております。また、資本剰余金の部では、国・県補助金1億7,407万1,200円、及びその他の資本剰余金660万円であります。これらの合計額1億8,067万1,200円を翌年度繰り越し資本剰余金として計上いたしております。 次に、262ページ、欠損金処理計算書についてでありますが、これは当年度未処理欠損金4億2,644万7,670円を全額翌年度繰越欠損金とするものであります。 以上、決算報告書及び財務諸表の概要とあわせまして、本事業の経営成績及び財政状態を御説明申し上げました。平成16年度の概況等につきましては264ページからの事業報告書のとおりでありますが、前年度と比べ延べ入院患者数は4.2%の増となりましたが、外来患者数は6.0%の減となり、医業収益は0.4%の減収となりました。国の医療費抑制策等の影響を受け、依然厳しい経営環境が続いておりますが、今後とも経営の改善合理化を図りながら地域医療サービスの向上と地域市民に信頼されるよりよい医療を提供できるよう、石巻市病院局との連携を密に図りながら、合併によるメリットを生かした病院運営に努めてまいります。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度雄勝町国民健康保険病院事業会計の決算審査について、その概要を御説明申し上げます。 表紙番号11、審査意見書の2ページ及び5ページをごらん願います。市長から提出されました平成16年度雄勝町国民健康保険病院事業会計の決算について審査を実施したところ、決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、それらの計数はすべて正確で、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認めました。 それでは、審査意見書に基づきましてその概要を御説明申し上げますので、153ページをごらん願います。初めに、予算の執行状況でございますが、153ページの収益的収入及び支出、154ページの資本的収入及び支出の状況につきましては、当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、予算額に定められた限度条項等につきましては154ページに記載しておりますように、いずれも議決予算内で執行されておりました。 次に、155ページの経営成績でございますが、収益及び費用の状況につきましては、当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、経営分析について御説明申し上げますので、158ページの第34表をごらん願います。入院1日の平均患者数は36.1人と、前年度より1.4人増加し、病床利用率も86.0%と前年度より13.2ポイント上昇しております。外来1日平均患者数は79.8人と前年度より4.0人の減少となっております。 次に、159ページの財政状態でございますが、資産、負債及び資本の内容につきましては当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 財政状態の分析は162ページの第36表のとおりであり、病院の経常的な収益と費用の関連を示す経常収支比率が97.9%と前年度より0.7ポイント低下し、医業収支比率は81.0%と前年度より1.1ポイント上昇しております。 以上、平成16年度の雄勝町国民健康保険病院事業会計の決算に関する審査の概要について御説明申し上げましたが、本年度末の累積欠損金は4億2,600万円を超える状況となっております。 前の石巻市病院事業会計でも申し上げましたように、合併により三つの病院を経営していくこととなり、地方病院を取り巻く厳しい環境はあるものの、3病院の連携を深め、患者満足度の向上と経営成績の改善に向けて、なお一層努力していただくよう要望し、審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。本案は環境福祉委員会に付託いたします。 △日程第10 認定第7号平成16年度河南町一般会計及び各種特別会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第10認定第7号平成16年度河南町一般会計及び各種特別会計決算認定についてを議題といたします。本案について河南総合支所長から説明を求めます。河南総合支所長。 ◎齋藤洋一河南総合支所長 ただいま上程されました認定第7号平成16年度河南町一般会計及び各種特別会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号6の1、歳入歳出決算書の4ページと5ページ、平成16年度各種会計歳入歳出決算総覧をごらん願います。まず、一般会計は予算現額141億7,399万2,000円に対し、歳入決算額は135億6,827万8,501円、歳出決算額は122億3,687万7,705円で、差し引き残額は13億3,140万796円となっております。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、5ページの右の欄をごらん願います。歳入は予算額に対して6億571万3,499円下回り、収入比率は95.7%となっております。一方、歳出では19億3,711万4,295円の残額が生じ、執行率は86.3%となっております。 次に、一般会計と国民健康保険特別会計から指定居宅介護支援事業特別会計までの6特別会計を含めた合計予算現額200億586万5,000円に対し、歳入決算額は191億1,613万960円、歳出決算額は176億4,142万6,442円で、差し引き残額は14億7,470万4,518円となっております。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、もう一度5ページの右下欄をごらん願います。全会計の歳入は、予算額に対して8億8,973万4,040円下回り、収入比率は95.6%となっております。一方、歳出では23億6,443万8,558円の残額が生じ、執行率は88.2%となっております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度河南町一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算及び基金運用状況に関する審査について、その概要を御説明申し上げます。 初めに、審査の概要及び結果について御説明申し上げますので、表紙番号11の審査意見書の2ページをごらん願います。今回審査の対象となりましたのは、河南町の一般会計ほか6特別会計となっております。 5ページをごらん願います。市長から提出されましたこれら平成16年度各種会計決算及び基金の運用状況について審査を実施したところ、各会計決算諸表は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、計数はすべて正確であり、また各会計の決算内容及び予算執行状況についても適正であると認めました。 それでは、審査意見書に基づきましてその概要について御説明申し上げます。初めに、決算の総括について御説明申し上げますので、164ページをごらん願います。まず、決算規模でございますが、第1表のとおり一般会計、特別会計の歳入総額は191億1,613万円、歳出総額は176億4,142万6,000円となっており、歳入歳出差引額は14億7,470万4,000円の黒字となっております。前年度と比較すると、歳入では34億516万5,000円の増、歳出では27億3,392万5,000円の増となっております。予算の執行状況につきましては、第2表のとおり全会計の予算現額200億586万5,000円に対して、歳入は調定額205億5,120万3,000円、収入済額191億1,613万円で、調定額に対する収入率は93.0%となっております。 一方、歳出は支出済額176億4,142万6,000円で、予算現額に対する執行率は88.2%となっております。 次に、普通会計による決算状況について御説明申し上げますので、165ページの第3表をごらん願います。歳入総額133億2,973万3,000円、歳出総額119億9,833万2,000円で、歳入歳出差引額は13億3,140万1,000円の黒字となっております。翌年度へ繰り越すべき財源がないため、当該年度実質収支も同額となっております。これを前年度との比較で見た単年度収支も10億8,337万3,000円の黒字となっております。さらに、積立金3万円を加え、積立金取り崩し額4億4,592万7,000円を差し引いた実質単年度収支も6億3,747万6,000円の黒字となっております。 次に、普通会計決算での財政の構造について御説明申し上げますので、166ページをごらん願います。歳入の構成でございますが、第4表にありますように本年度の自主財源と依存財源との割合は34.8対65.2となっております。また、第5表のとおり、一般財源と特定財源の割合は50.4対49.6となっております。なお、これら構成内訳は167ページの図のとおりでございます。 次に、歳出の構成について御説明申し上げますので、168ページの第6表をごらん願います。まず、事務的経費ですが、前年度と比較し、公債費で0.5%増加しているものの、扶助費で15.4%、人件費で2.5%それぞれ減少し、歳出総額に占める構成比率は19.6%となり、前年度より7.1ポイント低くなっております。また、投資的経費にあっては、前年度と比較し、普通建設事業費で123.3%、災害復旧事業費でも23.9%それぞれ増加し、歳出総額に占める構成比率は56.8%となり、前年度より19.6ポイント高くなっております。 次に、財政状況について御説明申し上げますので、170ページの第7表をごらん願います。財政状況を判断する各指標は、この表にありますように経常収支比率が前年度を4.8ポイント上回り、91.1%になるなど打ち切り決算に伴う影響が大きくかかわっているとしても、財政構造が硬直化していることを示しております。 次に、一般会計の決算概要について御説明申し上げますので、172ページをごらん願います。本年度における一般会計の決算収支の状況は、第8表のとおりでありますが、先ほど当局から説明がありましたので、省略させていただきます。また、173ページから188ページまでの歳入及び歳出の説明につきましても記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、特別会計の総括について御説明申し上げますので、189ページをごらん願います。特別会計の決算状況は、国民健康保険特別会計ほか5会計から成っており、第20表のとおり、予算現額58億3,187万3,000円に対し、歳入決算額は55億4,785万1,000円で、執行率は95.1%となっております。歳出決算額は54億454万8,000円で、執行率は92.7%となっております。この結果、歳入歳出差引額は1億4,330万3,000円となり、実質収支も翌年度へ繰り越すべき財源がないことから同額となっております。 各会計別の歳入歳出決算の状況は190ページの第21表のとおりであり、収入未済額が総額で4億7,574万7,417円となっておりますが、これは一般会計と同様に通常の年度において出納整理期間内に収入となる国・県支出金等が収納されなかったためであります。なお、192ページから197ページの各特別会計の説明につきましては記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、実質収支に関する調書について御説明申し上げますので、198ページをごらん願います。実質収支に関する調書について、関係書類を審査した結果、計数は各会計とも誤りのないものと認めました。なお、各種会計の実質収支の推移は、第26表のとおりとなっております。 次に、財産に関する調書について御説明申し上げますので、199ページをごらん願います。財産に関する調書につきましても、関係諸帳簿等を審査した結果、いずれも正確であると認めました。 次に、基金の運用状況について御説明申し上げますので、200ページをごらん願います。土地開発基金ほか3基金について運用状況を審査したところ、いずれも適正と認めました。 なお、200ページから203ページの審査の説明につきましては記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 以上、河南町一般会計及び特別会計の歳入歳出決算等に係る審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。31番。 ◆31番(大槻幹夫議員) 1点だけお尋ねいたします。 災害復旧費、執行率55%、残額がかなり多いということですが、審査の意見書を見ますと学校の災害復旧費云々と書いてありますが、もう少し詳しくお知らせいただきたいと思います。 ◎齋藤洋一河南総合支所長 昨年度災害住宅並びに小学校費、それから道路改良費、それから消防庁舎の関係の災害の復旧工事がありました。それで、その中で3月末でもって工事が完了しておりますので、執行という形が今年度の打ち切りの方に入っていったということです。そういうわけであります。 ◆31番(大槻幹夫議員) 審査意見書の187ページ見ると、災害復旧費の中の下の方に不用額の主なものは公立学校施設災害復旧費の工事請負費4億2,600云々と書いてありますが、この辺あたりをもう少し詳しく教えてください。 ◎齋藤洋一河南総合支所長 北村小学校の校舎建築、これ2月末で工事が完了して、3月の末に工事検査を行いました。それで、4月から入ったのですけれども、その関係で支払いが今年度になってから払ったということで、工事請負費の支払いがそのような形になったということです。 ◆31番(大槻幹夫議員) そうすると、年度を越して払った分を含めると執行率は当然ぼんと上がっているのだよということですか。その場合の金額と執行率教えてください。 ◎齋藤洋一河南総合支所長 そのとおりになりますが、今金額につきましては持ち合わせておりませんので、お願いします。 ◆27番(三浦一敏議員) 今ほど監査委員の方からは説明がございましたけれども、特別問題もなかったような監査委員の報告でございましたが、この審査意見書の373ページのむすびの中で、合併前に端を発したとはいえ、公共工事に関する不祥事の発覚や落札率の問題など、不透明な入札執行事務が指摘されたことはまことに遺憾であり云々と、この公共工事に関する公共工事とは何を指しているのか、それからこの不祥事というのは何を指しているのか、落札率の問題というのはどこのことを指摘しているのか、この点お聞きしたいと思います。 ◎山崎武敏代表監査委員 むすびの中からの御質問でございますので、私の方から答えさせていただきます。 公共工事というのは、旧市町が発注した工事でございます。不祥事というのは、河南町の問題でございまして、ただいま司直の手にゆだねられている件でございます。 落札率の問題につきましては、旧1市6町の平成15年度、平成16年度の入札執行率の中から持ってきた、いわゆる高入札率ということですか、そういうことでここに表現させていただきました。 ◆27番(三浦一敏議員) それで、審査意見書では石巻ルネッサンス館事件のときもなかなかその文言が入らずにもう少しリアルに入れたらいかがでしたかというようなことも意見出させていただきましたが、このところも不祥事というのはもう明々白々のことですから、もう少しリアルに出してもらっていた方がいつの日かこれを見たときに、それを振りかえることもできるのかなというようなことを思いながら、旧河南町の町長逮捕というこの衝撃的な事件を我々はこの決算の認定においてどのようにこれを判断すればよいかということが今決算で我々議員に問われているテーマでございます。 それで、確かに端を発したのは平成15年度末の災害復旧に絡む入札談合事件というようなことでございますが、公判記録等によれば逮捕された業者からの金銭の授受というのは、いわば前山の遊楽館、今度の説明資料によりますと約40億円というものでございますが、このことを視野に置いていたと。しかし、災害が起きたためにそのことも無論すぐさまそういうことでの町長への絡んで談合事件になったと。そして、いまいまではなくて、長いそういう体質というか、そういうものであったというように私は理解しているのでございますが、だとすればこの問題について平成15年度の決算ではなく、平成16年度の決算を私どもは問われているのですが、しかし一連の流れと遊楽館の大きな大事なそういう事業、例えば有限会社ふれあいパークが指定管理者に数社のそのグループで数億円の受注をしていると。その中に残念ながら逮捕されている業者の方もいらっしゃると、そういうふうに見るのが妥当なのかなというふうに思うのですが、そういう認識でよろしいかどうか。どなたでも結構ですので。(「市長」と呼ぶ者あり)いや、市長ではだめなのだな。監査委員なり、河南総合支所長なり、総務部長なり。 ○議長(森山行輝議員) 答弁、どなたか、ただいまの質問に。答弁を求めます。河南総合支所長。 ◎齋藤洋一河南総合支所長 実際そういう事実があったということで、現在司法の手のところで進められておりますので、私としても大変残念に思いますが、それ以上のコメントはちょっとできません。 ◆27番(三浦一敏議員) まことに不幸な事件で、答えに窮するくらいの衝撃ですよ。とにかく平成16年度の予算は旧議会において提案して可決はした。しかし、その執行責任者が逮捕されて、今そういう司直の手にゆだねられている。ということは、そういう不正な事件にトップが関与したその決算を、いわば認定すべきかどうかということが問われているわけです。つまりは、予算前の執行だったとか、あるいは計数上は間違いなかったとか、そういう数字上のこれは問題ではなくて、まさに政治的な判断が問われるテーマだと思うのです。つまり、入札執行がトップの関与、職員、それから指定業者、そういったところでゆがめられたということは、予算執行の不正があったということですからね。そういうようなこと、それから落札率の異常な高どまり。そういうふうに見て   (3番黒須光男議員「電算と同じだ」と呼ぶ)電算とは関係ない。 そういうことで、この問題について、私はそういう予算の不正な、いわば支出を結果的には伴った認定に一部というか、全部とは申しませんが、そういう重要な一部が結局なってしまったというように理解せざるを得ないなということでそんなふうに私としては判断しているのでございますが、何か感想なり答弁があればいただきますが。 そういうふうに見てよろしいかどうか答弁してください、総務部長、お願いします。 ◎柴山耕一総務部長 確かに市長が年度前に予算を調製し、議会に提出するということについては市長の1年間の実質的な施政の基本的な方針案、計画案を示しているわけでありまして、議会が承認したということは、その計画案に従って、法律あるいは一般常識ですか、そういったものに従って粛々と執行しなさいという意味が入っているのではないかなと、そのように考えております。その執行の過程の中で、結果的には司法の手を煩わすような出来事が起きてしまったということでございますので、そういったことの出た結果を今度認定するという行為になるわけですが、数字的に出た結果はこれですから認定しなさいと言われて、「はい、そうですか」というのは、少なくとも大人の態度としてはいいのかなと、ちょっと私自身も疑問を感じております。(笑声) ○議長(森山行輝議員) ほかにございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本案については、お手元に配付の常任委員会分割付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に分割付託することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。  認定第7号 平成16年度河南町一般会計及び各種特別会計決算認定の常任委員会分割付託表<総務企画委員会>〇 平成16年度河南町一般会計歳入歳出決算 歳入 全款 歳出 1款 議会費    2款 総務費(3項戸籍住民基本台帳費を除く)    9款 消防費    11款 災害復旧費    12款 公債費    13款 諸支出金    14款 予備費<環境福祉委員会>〇 平成16年度河南町一般会計歳入歳出決算 歳出 2款 総務費 3項戸籍住民基本台帳費    3款 民生費    4款 衛生費〇 平成16年度河南町国民健康保険特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度河南町老人保健特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度河南町介護保険特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度河南町指定居宅介護支援事業特別会計歳入歳出決算<建設委員会>〇 平成16年度河南町一般会計歳入歳出決算 歳出 8款 土木費〇 平成16年度河南町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度河南町下水道事業特別会計歳入歳出決算<産経教育委員会>〇 平成16年度河南町一般会計歳入歳出決算 歳出 5款 労働費    6款 農林水産業費    7款 商工費    10款 教育費 △日程第11 認定第8号平成16年度河南町水道事業会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第11認定第8号平成16年度河南町水道事業会計決算認定についてを議題といたします。本案について河南総合支所長から説明を求めます。河南総合支所長。 ◎齋藤洋一河南総合支所長 ただいま上程されました認定第8号平成16年度河南町水道事業会計決算認定について御説明を申し上げます。 表紙番号6の1の水道事業会計決算書の247ページをごらん願います。初めに、収益的収入について御説明申し上げます。第1款事業収益の決算額は4億3,005万5,925円となっており、予算額と比較し532万6,925円の増となっております。第1項営業収益の決算額は4億2,742万9,784円となっており、その主なものは給水収益が3億9,641万5,513円、受託工事収益が1,231万5,637円であります。これら営業収益が全体の事業収益に占める割合は99.4%となっております。第2項営業外収益の決算額は262万6,141円となっております。 次に、収益的支出について御説明申し上げます。第1款事業費用の決算額は4億788万983円となっており、予算額に対する執行率は93.4%となっております。このうち第1項営業費用の決算額は3億3,814万6,387円で、事業費用に占める割合は82.9%となっております。第2項営業外費用の決算額は6,973万4,596円で、その主なものは企業債利息で6,256万2,271円であります。第3項予備費は執行いたしておりません。以上が収益的収支予算に対する決算の主な内容でございます。 次に、資本的収入及び支出について御説明申し上げます。248ページをごらん願います。初めに、資本的収入について御説明申し上げます。第1款資本的収入の決算額は226万8,000円となっており、予算額と比較し5万1,000円の減となっております。この収入の内容といたしましては、消防用施設の設置等に係る一般会計負担金であります。 次に、資本的支出について御説明申し上げます。第1款資本的支出の決算額は2億4,320万1,729円となっており、予算額に対する執行率は96.7%となっております。このうち第1項企業債償還金の決算額は1億2,212万8,999円となっております。第2項建設改良費の決算額は1億2,107万2,730円となっております。主な内容は、水道水の給水料確保と安定供給のため、配水管の布設と老朽化した送水ポンプの更新等を行うとともに消防用施設の設置を行ったものであります。 以上が資本的収支の決算状況でありますが、248ページ、決算書欄外に記載しておりますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額2億4,093万3,729円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額567万5,289円、減債積立金2,854万8,096円、過年度分損益勘定留保資金1億8,919万7,285円及び当年度分損益勘定留保資金1,751万3,059円で全額を補てんしたものであります。 次に、経営成績並びに財政状況をあらわす財務諸表について御説明申し上げます。なお、ただいまの決算報告書が消費税及び地方消費税を含むものであるのに対し、財務諸表の金額につきましては消費税及び地方消費税抜きの金額であることをお含みおき願います。 まず、249ページの損益計算書をごらん願います。第1、営業収益4億818万3,486円に対しまして、第2、営業費用は3億3,087万2,420円となっており、7,731万1,066円の営業利益が生じております。また、営業利益に受取利息、補助金及び企業債支払利息等の営業外収支を加減いたしました経常損益においても1,648万3,518円の経常利益が生じております。なお、特別損益が発生しなかったことから、経常利益である1,648万3,518円が当年度純利益となり、前年度繰越利益剰余金1億5,549万8,171円を加えた1億7,198万1,689円が当年度未処分利益剰余金となります。 次に、252ページの剰余金処分計算書(案)をごらん願います。ただいま御説明申し上げました当年度未処分利益剰余金のうち82万5,000円を企業債の償還財源に充てる減債積立金として積み立てるものであります。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度河南町水道事業会計の決算審査について、その概要を御説明申し上げます。 表紙番号11、審査意見書の2ページ及び5ページをごらん願います。市長から提出されました平成16年度河南町水道事業会計の決算について審査を実施したところ、決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、それらの計数はすべて正確で、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認めました。それでは、審査意見書に基づきまして、その概要を御説明申し上げますので、204ページをごらん願います。初めに、予算の執行状況でございますが、204ページの収益的収入及び支出、205ページの資本的収入及び支出の状況につきましては当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、予算額に定められた限度条項等につきましては205ページに記載しておりますように、いずれも議決予算内で執行されておりました。 次に、206ページの経営成績でございますが、収益及び費用の状況につきましては、当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、経営分析について御説明申し上げますので、209ページの第35表をごらん願います。料金原価は有収水量1立方メートル当たりの給水収益を示す供給単価が228円86銭で、前年度と比較すると69銭減少し、有収水量1立方メートル当たりの費用を示す給水原価は232円29銭で、前年度より29円99銭増加しております。この結果、給水利益はマイナス3円43銭で、前年度と比較すると30円68銭減少しております。また、有収水量1立方メートル当たりの総収益から総費用を差し引いた純利益は9円99銭で、前年度より7円42銭減少しております。 次に、210ページの財政状態でございますが、資産、負債及び資本の内容につきましては当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 財政状態の分析は213ページの第37表のとおりであり、経常的な収益と費用の関連を示す経常収支比率が104.2%と前年度より14.9ポイント低下し、営業収支比率が123.8%と、前年度より25.6ポイント低下しております。 なお、先ほど申し上げましたように水道事業につきましては、本年3月24日に関係市町において水道事業の共同処理に関する協定書を締結しており、石巻地方広域水道企業団へ引き継ぎされております。 以上、平成16年度の河南町水道事業会計の決算に関する審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。19番。 ◆19番(後藤兼位議員) 今の説明の中で、改めて旧河南町の水道事業の給水区域についてどの区域が入るのか、改めて確認をさせていただきたいと思います。 ◎齋藤洋一河南総合支所長 旧河南町全域と一部旧桃生町分が今まで入っていました。 ◆19番(後藤兼位議員) 一部旧桃生町とありますが、あと涌谷町、南郷町もこれはあったのではないでしょうか。その実態について、これは事務監査の中でですね、監査委員、こういう実態があったのではないかと、石巻地方広域水道企業団の議会に今回給水区域の議案も提出されようとしています。これはなぜ給水区域の改正といいますか、これが出てきたかといえば、実際南郷町、涌谷町の一部の区域の住民の方々、これは南郷町、涌谷町と正式な契約なり、旧河南町であったのでしょうか、ないでしょうか。そして、監査委員はこの実態を把握して平成16年度の監査をしたのでしょうか、改めて確認をさせていただきたいと思います。 ◎齋藤洋一河南総合支所長 南郷町と涌谷町とは行政的には一体となって学校とかそういうものをやっていますし、そういうことなのですが、私は今水道の中身についてはちょっと掌握しかねますので、後で報告させていただきたいと思います。 ◎山崎武敏代表監査委員 南郷町あるいは涌谷町が一部入っているということについては、私自身は把握しておりませんでした。 ◆19番(後藤兼位議員) これは正式な契約なり、その事務手続を失念しているというか、していなかったのではないですか、これを統一見解きちっと出してもらわないと答弁になりませんよ。今すぐこれはすぐわかるわけですから、なぜ今回水道企業団の方で涌谷町あるいは南郷町の一部区域云々の同意を求めようとしているのか、実態を把握していたのか、把握しないで給水していたのですか、この実態すら私は想像してしまうのです。これは、改めて合併時の、さっき監査委員が言う3月24日の事務の引き継ぎの中でその資料を点検していた段階で、実際いつの間にか涌谷町、南郷町の一部の区域の住民の方々に給水していたと、水道料はちゃんといただいていたとは思いますけれども、そういう正式な他自治体との契約がなされていないからこういう実態になっている。これちゃんと明確に答弁していただかなければだめですよ、決算議会ですから。 ◎齋藤洋一河南総合支所長 今資料を取り寄せます。
    ○議長(森山行輝議員) 暫時休憩いたします。   午後4時40分休憩                                             午後5時05分開議 ○議長(森山行輝議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。河南総合支所長。 ◎齋藤洋一河南総合支所長 先ほどのことについて答弁いたします。 旧河南町の水道で法律の手続をしないまま区域外給水をしていたのは涌谷町9件、南郷町27件でございます。これは水道法に規定する給水区域を定めていなかったもので、昭和45年ころからと聞いております。水道法等の法律違反をしておりました。石巻地方広域水道企業団では、今月開催される石巻地方広域水道企業団議会で水道事業などの設置に関する条例の一部を改正し、是正するとのことです。まことに申しわけございませんでした。 ○議長(森山行輝議員) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本案は環境福祉委員会に付託いたします。 △日程第12 認定第9号平成16年度桃生町一般会計及び各種特別会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第12認定第9号平成16年度桃生町一般会計及び各種特別会計決算認定についてを議題といたします。本案について桃生総合支所長から説明を求めます。 ◎熊谷徹桃生総合支所長 ただいま上程されました認定第9号平成16年度桃生町一般会計及び各種特別会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号7の1、歳入歳出決算書の4ページ、平成16年度各種会計歳入歳出決算総覧をごらん願います。まず、一般会計は予算現額45億8,346万円に対し、歳入決算額は44億9,405万3,212円、歳出決算額は43億6,866万7,701円で、差し引き残額は1億2,538万5,511円となっております。この差し引き残額につきましては、平成17年3月31日に打ち切り決算となったことから、新市に打ち切り決算剰余金として引き継ぎいたしました。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、4ページの右の欄をごらん願います。歳入は予算額に対して8,940万6,788円下回り、収入比率は98.0%となっております。一方、歳出では2億1,479万2,299円の残額が生じ、執行率は95.3%となっております。 次に、一般会計と下水道事業特別会計から宅地造成事業特別会計までの7特別会計を含めた合計予算現額78億9,911万7,000円に対し、歳入決算額は76億4,576万8,273円、歳出決算額は72億9,373万1,427円で、差し引き残額は3億5,203万6,846円となっております。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、4ページの右下欄をごらん願います。全会計の歳入は、予算額に対して2億5,334万8,727円下回り、収入比率は96.8%となっております。一方、歳出では6億538万5,573円の残額が生じ、執行率は92.3%となっております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度桃生町一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算及び基金運用状況に関する審査について、その概要を御説明申し上げます。 初めに、審査の概要及び結果について御説明申し上げますので、表紙番号11の審査意見書の3ページをごらん願います。今回審査の対象となりましたのは、桃生町の一般会計ほか7特別会計となっております。 5ページをごらん願います。市長から提出されましたこれら平成16年度各種会計決算及び基金の運用状況について審査を実施したところ、各会計決算諸表は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、計数はすべて正確であり、また各会計の決算内容及び予算執行状況についても適正であると認めました。 それでは、審査意見書に基づきましてその概要について御説明申し上げます。初めに、決算の総括について御説明申し上げますので、216ページをごらん願います。まず、決算規模でございますが、第1表のとおり、一般会計、特別会計の歳入総額は76億4,576万9,000円、歳出総額は72億9,373万1,000円となっており、歳入歳出差引額は3億5,203万8,000円の黒字となっております。前年度と比較すると、歳入では12億5,893万7,000円の増、歳出では12億8,640万6,000円の増となっております。予算の執行状況につきましては、第2表のとおり全会計の予算現額78億9,911万7,000円に対して、歳入は調定額79億5,517万1,000円、収入済額76億4,576万9,000円で、調定額に対する収入率は96.1%となっております。一方、歳出は支出済額72億9,373万1,000円で、予算現額に対する執行率は92.3%となっております。 次に、普通会計による決算状況について御説明申し上げますので、217ページの第3表をごらん願います。歳入総額44億1,092万5,000円、歳出総額42億8,553万9,000円で、歳入歳出差引額は1億2,538万6,000円の黒字となっております。翌年度へ繰り越すべき財源がないため、当該年度実質収支も同額となっております。これを前年度との比較で見た単年度収支も1,508万9,000円の黒字となっております。さらに、積立金2億1,564万8,000円を加え、積立金取り崩し額4億円を差し引いた実質単年度収支は1億6,926万3,000円の赤字となっております。 次に、普通会計決算での財政の構造について御説明申し上げますので、218ページをごらん願います。歳入の構成でございますが、第4表にありますように、本年度の自主財源と依存財源との割合は43.9対56.1となっております。また、第5表のとおり一般財源と特定財源の割合は72.6対27.4となっております。なお、これら構成内訳は219ページの図のとおりでございます。 次に、歳出の構成について御説明申し上げますので、220ページの第6表をごらん願います。まず、義務的経費ですが、前年度と比較し、扶助費で16.1%増加しているものの公債費で8.0%、人件費で7.3%それぞれ減少し、歳出総額に占める構成比率は31.2%となり、前年度より13.4ポイント低くなっております。 また、投資的経費にあっては、前年度と比較し、災害復旧事業で88.0%減少したものの、普通建設事業費で97.9%増加し、歳出総額に占める構成比率は21.6%となり、前年度より5.9ポイント高くなっております。 次に、財政状況について御説明申し上げますので、222ページの第7表をごらん願います。財政状況を判断する各指標は、この表にありますように経常収支比率が前年度を6.6ポイント上回り、91.1%になるなど、打ち切り決算に伴う影響が大きくかかわっているとしても、財政構造が硬直化していることを示しています。 次に、一般会計の決算概要について御説明申し上げますので、224ページをごらん願います。本年度における一般会計の決算収支の状況は、第8表のとおりでありますが、先ほど当局から説明がありましたので、省略させていただきます。 また、225ページから239ページまでの歳入及び歳出の説明につきましても記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、特別会計の総括について御説明申し上げますので、241ページをごらん願います。特別会計の決算状況は、下水道事業特別会計ほか6会計から成っており、第20表のとおり予算現額33億1,565万7,000円に対し、歳入決算額は31億5,171万6,000円で、執行率は95.1%となっております。歳出決算額は29億2,506万4,000円で、執行率は88.2%となっております。この結果、歳入歳出差引額は2億2,665万2,000円となり、実質収支も翌年度へ繰り越すべき財源がないことから同額となっております。各会計の歳入歳出決算の状況は、242ページの第21表のとおりであり、収入未済額が総額で1億8,687万4,531円となっておりますが、これは一般会計と同様に通常の年度において出納整理期間内に収入となる国・県支出金等が収納されなかったためであります。 なお、244ページから249ページの各特別会計の説明につきましては、記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、実質収支に関する調書について御説明申し上げますので、250ページをごらん願います。実質収支に関する調書について、関係書類を審査した結果、計数は各会計とも誤りのないものと認めました。なお、各種会計の実質収支の推移は、第26表のとおりとなっております。 次に、財産に関する調書について御説明申し上げますので、251ページをごらん願います。財産に関する調書につきましても関係諸帳簿等を審査した結果、いずれも正確であると認めました。 次に、基金の運用状況について御説明申し上げますので、252ページをごらん願います。土地開発基金ほか3基金について運用状況を審査したところ、いずれも適正と認めました。 なお、252ページから255ページの審査の説明につきましては記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 以上、桃生町一般会計及び特別会計の歳入歳出決算等に係る審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案については、お手元に配付の常任委員会分割付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に分割付託することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。  認定第9号 平成16年度桃生町一般会計及び各種特別会計決算認定の常任委員会分割付託表<総務企画委員会>〇 平成16年度桃生町一般会計歳入歳出決算 歳入 全款 歳出 1款 議会費    2款 総務費(3項戸籍住民基本台帳費を除く)    9款 消防費(1項4目水防費を除く)    11款 災害復旧費    12款 公債費    13款 予備費〇 平成16年度桃生町宅地造成事業特別会計歳入歳出決算<環境福祉委員会>〇 平成16年度桃生町一般会計歳入歳出決算 歳出 2款 総務費 3項戸籍住民基本台帳費    3款 民生費    4款 衛生費〇 平成16年度桃生町国民健康保険特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度桃生町老人保健特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度桃生町介護保険特別会計(保健事業勘定)歳入歳出決算〇 平成16年度桃生町介護保険特別会計(介護サービス事業勘定)歳入歳出決算<建設委員会>〇 平成16年度桃生町一般会計歳入歳出決算 歳出 8款 土木費    9款 消防費 1項4目水防費〇 平成16年度桃生町下水道事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度桃生町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算<産経教育委員会>〇 平成16年度桃生町一般会計歳入歳出決算 歳出 5款 労働費    6款 農林水産業費    7款 商工費    10款 教育費 △日程第13 認定第10号平成16年度桃生町水道事業会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第13認定第10号平成16年度桃生町水道事業会計決算認定についてを議題といたします。本案について桃生総合支所長から説明を求めます。桃生総合支所長。 ◎熊谷徹桃生総合支所長 ただいま上程されました認定第10号平成16年度桃生町水道事業会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号7の1の桃生町水道事業会計決算書の173ページをごらん願います。あわせて176ページから決算報告書の収益的収入及び支出の予算・決算比較表を参照願います。初めに、収益的収入について御説明申し上げます。第1款水道事業収益の決算額は2億3,308万2,157円となっており、予算額と比較し527万3,157円の増となっております。第1項営業収益の決算額は2億3,284万6,478円となっており、予算額と比較し546万9,478円の増となっております。第2項営業外収益の決算額は23万5,679円となっており、予算額と比較し19万6,321円の減となっております。 次に、収益的支出について御説明申し上げます。第1款水道事業費用の決算額は1億8,998万6,379円となっており、予算額に対する執行率は83.4%となっております。このうち第1項営業費用の決算額は1億5,592万9,805円で、費用総額に占める割合は82.1%となっております。第2項営業外費用の決算額は3,405万6,574円で、その主なものは企業債利息であります。第3項予備費は執行いたしておりません。 以上が収益的収支予算に対する決算の主な内容でございます。 次に、資本的収入及び支出について御説明申し上げます。178ページからの資本的収入及び支出の予算・決算比較表をごらん願います。初めに、資本的収入について御説明申し上げます。第1款資本的収入の決算額は1,254万8,992円となっており、予算額と比較し254万8,992円の増となっており、その主なものは国、県営事業に伴う配水管移設工事負担金であります。 次に、資本的支出について御説明申し上げます。第1款資本的支出の決算額は1億6,213万3,836円となっており、予算額に対する執行率は86.2%となっております。このうち第1項建設改良費の決算額は1億1,229万6,790円となっております。主な内容は、三陸縦貫自動車道、県営事業等に伴う配水管移設工事、また水道水の安定供給を図るための配水管布設がえ工事等の工事請負費となっております。第2項の企業債償還金の決算額は4,983万7,046円となっております。 以上が資本的収支の決算状況でありますが、179ページ決算書欄外に記載しておりますように、資本的収入額が資本的支出額に不足する額1億4,958万4,844円につきましては、過年度分損益勘定留保資金469万1,511円、減債積み立て基金4,900万円、建設改良積立金9,000万円、過年度及び当年度分消費税資本的収支調整額589万3,333円で、その全額を補てんしたものであります。 次に、財務諸表について御説明申し上げます。なお、財務諸表の金額につきましては、ただいまの決算報告書が消費税及び地方消費税を含むものに対し、消費税及び地方消費税抜きの金額であることをお含みおき願います。 まず、180ページから損益計算書をごらん願います。第1、営業収益2億2,219万4,703円に対しまして、第2、営業費用は1億5,221万6,340円となっており、6,997万8,363円の営業利益を生じております。また、営業利益に受取利息及び雑収益、企業債支払利息等の営業外収支を加減しました経常損益計算書におきましても3,958万8,778円の経常利益が発生しております。なお、特別損失が発生しなかったことから、経常利益である3,958万8,778円が当年度純利益となり、前年度繰越利益剰余金293万7,335円を加えた4,252万6,113円が当年度未処分利益剰余金となります。 次に、185ページの剰余金処分計算書(案)をごらん願います。ただいま御説明申し上げました当年度未処分利益剰余金のうち198万円を企業債の償還財源に充てる減債積立金として積み立てるものであります。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度桃生町水道事業会計の決算審査について、その概要を御説明申し上げます。 表紙番号11、審査意見書の3ページ及び5ページをごらん願います。市長から提出されました平成16年度桃生町水道事業会計の決算について審査を実施したところ、決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、それらの計数はすべて正確で、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認めました。 それでは、審査意見書に基づきましてその概要を御説明申し上げますので、256ページをごらん願います。初めに、予算の執行状況でございますが、256ページの収益的収入及び支出、257ページの資本的収入及び支出の状況につきましては、当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、予算額に定められた限度条項等につきましては、257ページに記載しておりますようにいずれも議決予算内で執行されておりました。 次に、258ページの経営成績でございますが、収益及び費用の状況につきましては当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、経営分析について御説明申し上げますので、261ページの第35表をごらん願います。料金原価は有収水量1立方メートル当たりの給水利益を示す供給単価が220円73銭で、前年度と比較すると67銭減少し、有収水量1立方メートル当たりの費用を示す給水原価は183円95銭で、前年度より16銭減少しております。この結果、給水利益は36円78銭で、前年度と比較すると51銭減少しております。また、有収水量1立方メートル当たりの総収益から総費用を差し引いた純利益は42円65銭で、前年度より1円95銭増加しております。 次に、262ページの財政状態でございますが、資産、負債及び資本の内容につきましては当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 財政状態の分析は、265ページの第37表のとおりであり、経常的な収益と費用の関連を示す経常収支比率が121.7%と前年度より0.2ポイント上昇し、営業収支比率も146.0%と前年度より1.7ポイント上昇しております。なお、先ほど申し上げましたように、水道事業につきましては本年3月24日に関係市町において水道事業の共同処理に関する協定書を締結しており、石巻地方広域水道企業団へ引き継ぎされております。 以上、平成16年度の桃生町水道事業会計の決算に関する審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。本案は環境福祉委員会に付託いたします。 △日程第14 認定第11号平成16年度北上町一般会計及び各種特別会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第14認定第11号平成16年度北上町一般会計及び各種特別会計決算認定についてを議題といたします。本案について北上総合支所長から説明を求めます。北上総合支所長。 ◎鈴木治北上総合支所長 ただいま上程されました認定第11号平成16年度北上町一般会計及び各種特別会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号8の1、歳入歳出決算書の4ページと5ページ、平成16年度各種会計歳入歳出決算総覧をごらん願います。まず、一般会計は予算現額31億2,446万1,000円に対し、歳入決算額は31億3,977万6,135円、歳出決算額は28億4,754万7,358円で、差し引き残額は2億9,222万8,777円となっております。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、5ページの右の欄をごらん願います。歳入は、予算額に対して1,531万5,135円上回り、収入比率は100.5%となっております。一方、歳出では2億7,691万3,642円の残額が生じ、執行率は91.1%となっております。 次に、一般会計と橋浦診療所特別会計から下水道事業特別会計までの8特別会計を含めた合計予算現額51億3,760万8,000円に対し、歳入決算額は51億509万8,037円、歳出決算額は47億1,030万4,662円で、差し引き残額は3億9,479万3,375円となっております。なお、この差し引き残額につきましては全額新生石巻市へ引き継ぎを行っております。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、もう一度5ページの右下欄をごらん願います。全会計の歳入は、予算額に対して3,250万9,963円下回り、収入比率は99.4%となっております。一方、歳出では4億2,730万3,338円の残額が生じ、執行率は91.7%となっております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度北上町一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算及び基金運用状況に関する審査についてその概要を御説明申し上げます。 初めに、審査の概要及び結果について御説明申し上げますので、表紙番号11の審査意見書の3ページをごらん願います。今回審査の対象となりましたのは、北上町の一般会計ほか8特別会計となっております。 5ページをごらん願います。市長から提出されましたこれら平成16年度各種会計決算及び基金の運用状況について審査を実施したところ、各会計決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、計数はすべて正確であり、また各会計の決算内容及び予算執行状況についても適正であると認めました。 それでは、審査意見書に基づきましてその概要について御説明申し上げます。初めに、決算の総括について御説明申し上げますので、268ページをごらん願います。まず、決算規模でございますが、第1表のとおり、一般会計、特別会計の歳入総額は51億509万8,000円、歳出総額は47億1,030万4,000円となっており、歳入歳出差引額は3億9,479万4,000円の黒字となっております。前年度と比較すると、歳入では6億6,908万8,000円の増、歳出では3億6,268万8,000円の増となっております。 予算の執行状況につきましては、第2表のとおり全会計の予算現額51億3,760万8,000円に対し、歳入は調定額53億3,446万6,000円、収入済額51億509万8,000円で、調定額に対する収入率は95.7%となっております。一方、歳出は支出済額47億1,030万4,000円で、予算現額に対する執行率は91.7%となっております。 次に、普通会計による決算状況について御説明申し上げますので、269ページの第3表をごらん願います。歳入総額32億6,755万9,000円、歳出総額29億7,988万7,000円で、歳入歳出差引額は2億8,767万2,000円の黒字となっております。翌年度へ繰り越すべき財源がないため、当該年度実質収支も同額となっております。これを前年度との比較で見た単年度収支も2億3,545万8,000円の黒字となっております。さらに、積立金11万円を加え、積立金取り崩し額1億3,347万円を差し引いた実質単年度収支は1億209万8,000円の黒字となっております。 次に、普通会計決算での財政の構造について御説明申し上げますので、270ページをごらん願います。歳入の構成でございますが、第4表にありますように、本年度の自主財源と依存財源との割合は41.0対59.0となっております。また、第5表のとおり、一般財源と特定財源の割合は83.1対16.9となっております。なお、これら構成内訳は271ページの図のとおりでございます。 次に、歳出の構成について御説明申し上げますので、272ページの第6表をごらん願います。まず、義務的経費ですが、前年度と比較し、人件費で2.1%減少しているものの、扶助費で73.3%増加しており、歳出総額に占める構成比率は41.8%となり、前年度より3.2ポイント低くなっております。 また、投資的経費にあっては、前年度と比較し、災害復旧事業費が皆減したものの、普通建設事業費で7.7%増加し、歳出総額に占める構成比率は17.1%となり、前年度より2.2ポイント低くなっております。 次に、財政状況について御説明申し上げますので、274ページの第7表をごらん願います。財政状況を判断する各指標は、この表にありますように経常収支比率が前年度を11.2ポイント上回り、99.2%になるなど打ち切り決算に伴う影響が大きくかかわっているとしても、財政構造が硬直化していることを示しております。 次に、一般会計の決算概要について御説明申し上げますので、276ページをごらん願います。本年度における一般会計の決算収支の状況は、第8表のとおりでありますが、先ほど当局から説明がありましたので、省略させていただきます。 また、277ページから290ページまでの歳入及び歳出の説明につきましても記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、特別会計の総括について御説明申し上げますので、291ページをごらん願います。特別会計の決算状況は、橋浦診療所特別会計ほか7会計から成っており、第20表のとおり予算現額20億1,314万7,000円に対し、歳入決算額は19億6,532万2,000円で、執行率は97.6%となっております。歳出決算額は18億6,275万7,000円で、執行率は92.5%となっております。この結果、歳入歳出差引額は1億256万5,000円となり、実質収支も翌年度へ繰り越すべき財源がないことから同額となっております。各会計の歳入歳出決算の状況は、292ページの第21表のとおりであり、歳入歳出差し引きで歳入不足が生じた相川診療所特別会計及び下水道事業特別会計については、その不足額を一般会計歳計現金から繰り替え流用をしております。 また、収入未済額が総額で1億437万629円となっておりますが、これは一般会計と同様に通常の年度において出納整理期間内に収入となる国・県支出金等が収納されなかったためであります。 なお、294ページから299ページの各特別会計の説明につきましては記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、実質収支に関する調書について御説明申し上げますので、300ページをごらん願います。実質収支に関する調書について、関係書類を審査した結果、計数は各会計とも誤りのないものと認めました。なお、各種会計の実質収支の推移は第26表のとおりとなっております。 次に、財産に関する調書について御説明申し上げますので、301ページをごらん願います。財産に関する調書につきましても関係諸帳簿等を審査した結果、いずれも正確であると認めました。 次に、基金の運用状況について御説明申し上げますので、302ページをごらん願います。土地開発基金ほか3基金について運用状況を審査したところ、いずれも適正と認めました。なお、302ページから305ページの審査の説明につきましては、記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 以上、北上町一般会計及び特別会計の歳入歳出決算等に係る審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。3番。 ◆3番(黒須光男議員) 旧北上町の庁舎建設費、66ページでございます。5,318万9,000円計上なさっておるわけでありますが、全体の工事契約金額、あるいはそれといつ契約をなさったのか、その時期をちょっとお示しをしていただきたいと思います。 ◎鈴木治北上総合支所長 まず、67ページにございます工事請負費でございますが、1,497万3,000円の支出済額になってございます。これは平成16年度に実施しました盛り土の工事費でございます。それから、ただいまの御質問は本体契約の方かなということで考えますが、これの契約、仮契約でございますが、平成17年の3月10日でございます。本契約につきましては、議決をいただきました平成17年の3月の15日になってございます。それから、契約額でございますが、8億4,000万円でございます。 ◆3番(黒須光男議員) そうしますと、平成15年度に予算をとって、平成15年度に契約をした、着工したという認識でよろしいわけですね。それとあわせて、この盛り土工事は、当時は工事費の中に入っていなかったのですか、その8億4,000万円ほどの計画と別個になっておったのですか、その辺をちょっと、関連性はなかったのですか。 ◎鈴木治北上総合支所長 ただいまの御質問でございますが、平成16年度と平成17年度ということで、本体工事につきましては平成16年度に債務負担行為を起こしまして契約をしております。実質の工事につきましては、平成17年度に入ってからという内容になってございます。 それから、盛り土工事ですが、その盛り土工事につきましては本体の発注前に完成できるようにということで平成16年度に発注してございます。 ◆3番(黒須光男議員) そうしますと、ちょっと私わからないのですが、平成17年の3月15日に契約をなさったわけですね。そうすると、平成16年度でいいですね。そうしますと、平成16年度の予算というのは、この決算書には出てこないですか、債務負担行為でも。 ◎鈴木治北上総合支所長 工事費の関係でございますが、平成16年度は債務負担行為で発注契約のみでございます。支出につきましては前払いから本体の工事費まででございますが、これらは平成17年度予算になってございます。 ○議長(森山行輝議員) ほかにありませんか。(3番黒須光男議員「議長」と呼ぶ)いや、3回で終わりです。 ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) なければ、これをもって質疑を終結いたします。お諮りいたします。本案についてはお手元に配付の常任委員会分割付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に分割付託することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。  認定第11号 平成16年度北上町一般会計及び各種特別会計決算認定の常任委員会分割付託表<総務企画委員会>〇 平成16年度北上町一般会計歳入歳出決算 歳入 全款 歳出 1款 議会費    2款 総務費(3項戸籍住民基本台帳費を除く)    9款 消防費(1項4目水防費を除く)    11款 災害復旧費    12款 公債費    13款 諸支出金    14款 予備費<環境福祉委員会>〇 平成16年度北上町一般会計歳入歳出決算 歳出 2款 総務費 3項戸籍住民基本台帳費    3款 民生費    4款 衛生費〇 平成16年度北上町橋浦診療所特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度北上町相川診療所特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度北上町国民健康保険特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度北上町老人保健特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度北上町介護保険事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度北上町介護サービス事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度北上町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算<建設委員会>〇 平成16年度北上町一般会計歳入歳出決算 歳出 8款 土木費    9款 消防費 1項4目水防費〇 平成16年度北上町下水道事業特別会計歳入歳出決算<産経教育委員会>〇 平成16年度北上町一般会計歳入歳出決算 歳出 5款 労働費    6款 農林水産業費    7款 商工費    10款 教育費 △日程第15 認定第12号平成16年度牡鹿町一般会計及び各種特別会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第15認定第12号平成16年度牡鹿町一般会計及び各種特別会計決算認定についてを議題といたします。本案について牡鹿総合支所長から説明を求めます。牡鹿総合支所長。 ◎須田次男牡鹿総合支所長 ただいま上程されました認定第12号平成16年度牡鹿町一般会計及び各種特別会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号9の1、歳入歳出決算書の4ページと5ページ、平成16年度牡鹿町各種会計歳入歳出決算総括表をごらん願います。まず、一般会計は予算現額52億6,010万円に対し、歳入決算額は43億6,062万75円、歳出決算額は44億9,914万7,421円で、差し引き残額はマイナス1億3,852万7,346円となっております。この差し引き赤字につきましては、本来なら出納整理期間に入るべき収入が3月の打ち切り決算となったため、収入されなかったための赤字であり、不足する現金につきましては一時借入金により対処いたしております。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、7ページの右の欄をごらん願います。歳入は、予算額に対し8億9,947万9,925円下回り、収入比率は82.9%となっております。一方、歳出では7億6,095万2,579円の残額が生じ、執行率は85.5%となっております。 次に、一般会計と僻地診療所事業特別会計から在宅介護支援センター事業特別会計までの11特別会計を含めた合計予算現額は79億9,238万1,000円に対し、歳入決算額は69億6,346万2,684円、歳出決算額は69億7,021万3,839円で、差し引き残額はマイナス675万1,155円となっております。各種特別会計の差し引き残額につきましては、僻地診療所事業特別会計の差し引き赤字額399万2,069円、在宅介護支援センター事業特別会計の差し引き赤字額38万9,836円につきましては、先ほど一般会計で申し上げましたとおり、打ち切り決算によるものであり、不足した現金につきましては一般会計歳計現金の繰り替え流用により対処いたしました。 また、国民健康保険事業特別会計及び簡易水道事業特別会計、水産物地方卸売市場事業特別会計、介護保険事業特別会計につきましては、それぞれ財政調整基金を取り崩し、繰り入れいたしております。 なお、赤字の特別会計以外の他の特別会計の差し引き残額1億3,615万8,096円につきましては、新市に打ち切り決算剰余金として引き継いでおります。 次に、予算現額と決算額との比較についてですが、全会計の歳入は予算額に対し10億2,891万8,316円下回り、収入比率は87.1%となっております。一方、歳出では10億2,216万7,161円の残額が生じ、執行率は87.2%となっております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度牡鹿町一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算及び基金運用状況に関する審査について、その概要を御説明申し上げます。 初めに、審査の概要及び結果について御説明申し上げますので、表紙番号11の審査意見書の4ページをごらん願います。今回審査の対象となりましたのは、牡鹿町の一般会計ほか11特別会計となっております。 5ページをごらん願います。市長から提出されましたこれら平成16年度各種会計決算及び基金の運用状況について審査を実施したところ、各会計決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、計数はすべて正確であり、また各会計の決算内容及び予算執行状況についても適正であると認めました。 それでは、審査意見書に基づきましてその概要について御説明申し上げます。初めに、決算の総括について御説明申し上げますので、308ページをごらん願います。まず、決算規模でございますが、第1表のとおり、一般会計、特別会計の歳入総額は69億6,345万8,000円、歳出総額は69億7,021万4,000円となっており、歳入歳出差引額は675万6,000円の赤字となっております。前年度と比較すると、歳入では3,844万5,000円の増、歳出では1億6,851万4,000円の増となっております。予算の執行状況につきましては、第2表のとおり全会計の予算現額79億9,238万1,000円に対して、歳入は調定額81億3,192万9,000円、収入済額69億6,345万8,000円で、調定額に対する収入率は85.6%となっております。一方、歳出は支出済額69億7,021万4,000円で、予算現額に対する執行率は87.2%となっております。 次に、普通会計による決算状況について御説明申し上げますので、309ページの第3表をごらん願います。歳入総額43億5,640万2,000円、歳出総額44億9,690万円で、歳入歳出差引額は1億4,049万8,000円の赤字となっております。翌年度へ繰り越すべき財源がないため、当該年度実質収支も同額となっております。これを前年度との比較で見た単年度収支も2億2,168万1,000円の赤字となっております。さらに、積立金1万4,000円を加え、積立金取り崩し額2億1,899万2,000円を差し引いた実質単年度収支も4億4,065万9,000円の赤字となっております。 次に、普通会計決算での財政の構造について御説明申し上げますので、310ページをごらん願います。歳入の構成でございますが、第4表にありますように本年度の自主財源と依存財源との割合は39.3対60.7となっております。また、第5表のとおり、一般財源と特定財源の割合は63.2対36.8となっております。なお、これら構成内訳は311ページの図のとおりでございます。 次に、歳出の構成について御説明申し上げますので、312ページの第6表をごらん願います。まず、義務的経費ですが、前年度と比較し扶助費で6.8%増加したものの、人件費及び公債費でそれぞれ3.6%減少しており、歳出総額に占める構成比率は29.9%となり、前年度より4.3ポイント低くなっております。また、投資的経費にあっては、前年度と比較し災害復旧事業費が皆減したものの、普通建設事業費で89.4%増加し、歳出総額に占める構成比率は32.9%となり、前年度より11.1ポイント高くなっております。 次に、財政状況について御説明申し上げますので、314ページの第7表をごらん願います。財政状況を判断する各指標は、この表にありますように経常収支比率が前年度を5.7ポイント上回り、93.0%になるなど打ち切り決算に伴う影響が大きくかかわっているとしても、財政構造が硬直化していることを示しております。 次に、一般会計の決算概要について御説明申し上げますので、316ページをごらん願います。本年度における一般会計の決算収支の状況は、第8表のとおりでありますが、先ほど当局から説明がありましたので、省略させていただきます。 また、317ページから331ページまでの歳入及び歳出の説明につきましても記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、特別会計の総括について御説明申し上げますので、333ページをごらん願います。特別会計の決算状況は、僻地診療所事業特別会計ほか10会計から成っており、第20表のとおり、予算現額27億3,228万1,000円に対し、歳入決算額は26億283万8,000円で、執行率は95.3%となっております。歳出決算額は24億7,106万6,000円で、執行率は90.4%となっております。この結果、歳入歳出差引額は1億3,177万2,000円となり、実質収支も翌年度へ繰り越すべき財源がないことから同額となっております。 各会計の歳入歳出決算の状況は、334ページの第21表のとおりであり、歳入歳出差し引きで、歳入不足額が生じた僻地診療所事業特別会計及び在宅介護支援センター事業特別会計については、その不足額を一般会計歳計現金から繰り替え流用しております。また、収入未済額が総額で1億5,370万4,822円となっておりますが、これは一般会計と同様に通常の年度において出納整理期間内に収入となる国・県支出金等が収納されなかったためであります。 なお、336ページから343ページの各特別会計の説明につきましては記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 次に、実質収支に関する調書について御説明申し上げますので、344ページをごらん願います。実質収支に関する調書について関係書類を審査した結果、計数は各会計とも誤りのないものと認めました。なお、各種会計の実質収支の推移は第26表のとおりとなっております。 次に、財産に関する調書について御説明申し上げますので、345ページをごらん願います。財産に関する調書につきましても関係諸帳簿等を審査した結果、いずれも正確であると認めました。 次に、基金の運用状況について御説明申し上げますので、346ページをごらん願います。土地開発基金ほか3基金について運用状況を審査したところ、いずれも適正と認めました。 なお、346ページから349ページの審査の説明につきましては、記載のとおりでありますので、省略させていただきます。 以上、牡鹿町一般会計及び特別会計の歳入歳出決算等に係る審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。お諮りいたします。本案については、お手元に配付の常任委員会分割付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に分割付託することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。  認定第12号 平成16年度牡鹿町一般会計及び各種特別会計決算認定の常任委員会分割付託表<総務企画委員会>〇 平成16年度牡鹿町一般会計歳入歳出決算 歳入 全款 歳出 1款 議会費    2款 総務費(3項戸籍住民基本台帳費を除く)    8款 消防費    10款 災害復旧費    11款 公債費    12款 諸支出金    13款 予備費〇 平成16年度牡鹿町旅客定期航路事業特別会計歳入歳出決算<環境福祉委員会>〇 平成16年度牡鹿町一般会計歳入歳出決算 歳出 2款 総務費 3項戸籍住民基本台帳費    3款 民生費    4款 衛生費〇 平成16年度牡鹿町僻地診療所事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度牡鹿町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度牡鹿町老人保健特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度牡鹿町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度牡鹿町介護保険事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度牡鹿町在宅介護支援センター事業特別会計歳入歳出決算<建設委員会>〇 平成16年度牡鹿町一般会計歳入歳出決算 歳出 7款 土木費〇 平成16年度牡鹿町下水道事業特別会計歳入歳出決算<産経教育委員会>〇 平成16年度牡鹿町一般会計歳入歳出決算 歳出 5款 農林水産業費    6款 商工費    9款 教育費〇 平成16年度牡鹿町国民宿舎事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度牡鹿町おしかホエールランド事業特別会計歳入歳出決算〇 平成16年度牡鹿町水産物地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算 △日程第16 認定第13号平成16年度町立牡鹿病院事業特別会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第16認定第13号平成16年度町立牡鹿病院事業特別会計決算認定についてを議題といたします。本案について牡鹿総合支所長から説明を求めます。牡鹿総合支所長。 ◎須田次男牡鹿総合支所長 ただいま上程されました認定第13号平成16年度町立牡鹿病院事業特別会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号9の1の病院事業特別会計決算書の258ページをごらん願います。初めに、収益的収入について御説明申し上げます。第1款病院事業収益の決算額は5億7,870万2,978円となっており、予算額と比較し2,759万7,022円の減となっております。第1項医業収益の決算額は5億930万5,067円となっており、その主なものは入院収益が1億4,886万8,614円、外来収益が3億989万3,801円であります。これら医業収益が全体の事業収益に占める割合は88%となっております。第2項医業外収益の決算額は6,939万7,911円となっております。 次に、収益的支出について御説明申し上げます。第1款病院事業費用の決算額は6億6,739万8,476円となっており、予算額に対する執行率は110.1%となっております。このうち第1項医業費用の決算額は5億9,067万3,688円で、病院事業費用に占める割合は88.5%となっております。第2項医業外費用の決算額は243万850円であります。第3項予備費は95万2,000円が充用され、医業費用に26万9,000円、医業外費用に68万3,000円となっております。特別損失の決算額は7,429万3,938円で、旧病院建物の資産減耗が7,369万8,886円で、過年度損益修正が59万5,052円であります。以上が収益的収支予算に対する決算の主な内容でございます。 次に、資本的収支について御説明申し上げますので、259ページをごらんください。資本的収入は1,000万円で、一般会計出資金であります。資本的支出第1項建設改良費の決算額は999万750円であります。その内容は、フルデジタル超音波診断装置などの医療機器購入となっております。以上が資本的収支予算に対する決算の主な内容でございます。 次に、経営成績並びに財政状態をあらわす財務諸表について御説明申し上げます。まず、260ページの損益計算書をごらん願います。第1、医業収益5億808万64円に対しまして、第2、医業費用は5億7,813万6,527円となり、7,005万6,463円の医業損失を生じております。それから、第3、医業外収益6,962万8,584円に対しまして、第4、医業外費用は1,444万9,431円となり、経常損失は1,487万7,310円となっております。また、第5、特別損失は7,429万3,938円となっております。なお、当年度純損失8,917万1,248円から現金支出を伴わない減価償却費888万6,958円、資産減耗費14万3,325円及び特別損失7,429万3,938円を除いた額は584万7,027円となり、この額が平成16年度決算の現金収支における赤字であります。当年度未処理欠損金は前年度繰越欠損金3億215万815円と当年度純損失8,917万1,248円とあわせ3億9,132万2,063円となっております。 次に、平成16年度末日における貸借対照表について御説明申し上げますので、261ページをごらん願います。まず、資産の部から申し上げます。固定資産は土地、建物、器械備品等の有形固定資産が減価償却累計額を控除し、17億6,161万8,973円となっております。 次に、流動資産ですが、現金預金、未収金及び薬品等の貯蔵品などから成ります合計額は1億4,200万4,050円となり、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は19億362万3,023円となっております。 次に、負債及び資本について申し上げますので、262ページをごらん願います。まず、負債の部では流動負債として未払い金が5,015万3,672円、未払い消費税68万2,100円で、負債の合計は5,083万5,772円となっております。また、資本の部では自己資本金が5億9,247万5,987円で、借入資本金はゼロになっております。 次に、剰余金でありますが、資本剰余金は国・県補助金及び建設費寄附金を合わせ16億5,163万3,327円となり、また欠損金は3億9,132万2,063円で、剰余金の合計額は12億6,031万1,264円となっております。 このことから、資本金と剰余金の合計である資本総額は18億5,278万7,251円となり、負債及び資本の合計は19億362万3,023円となっております。 次に、263ページ、剰余金計算書をごらん願います。欠損金の部では、欠損金といたしまして損益計算書に計上いたしました3億9,132万2,063円を計上いたしております。また、資本剰余金の部では前年度末に国・県補助金及び建設時寄附金が17億4,071万2,327円であったが、旧病院を解体したことにより除却損が生じるので、建設時に受けた補助金を8,907万9,000円取り崩して、その損失を埋めたことにより16億5,163万3,327円を翌年度繰り越し資本剰余金として計上いたしております。 次に、264ページ、欠損金処理計算書についてでありますが、これは当年度未処理欠損金3億9,132万2,063円を全額翌年度繰越欠損金とするものであります。 以上、よろしく審査賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度牡鹿町立牡鹿病院事業会計の決算審査について、その概要を御説明申し上げます。表紙番号11、審査意見書の4ページ及び5ページをごらん願います。市長から提出されました平成16年度牡鹿町立牡鹿病院事業会計の決算について審査を実施したところ、決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、それらの計数はすべて正確で、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認めました。 それでは、審査意見書に基づきましてその概要を御説明申し上げますので、350ページをごらん願います。初めに、予算の執行状況でございますが、350ページの収益的収入及び支出、351ページの資本的収入及び支出の状況につきましては、当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、予算額に定められた限度条項等につきましては、351ページに記載しておりますように、いずれも議決予算内で執行されておりました。次に、352ページの経営成績でございますが、収益及び費用の状況につきましては当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 次に、経営分析について御説明申し上げますので、355ページの第35表をごらん願います。入院1日の平均患者数は21.7人と、前年度より0.7人減少しており、病床利用率も72.4%と前年度より2.2ポイント低下しております。外来1日平均患者数は148.6人と前年度より2.2人の減少となっております。 次に、356ページの財政状態でございますが、資産、負債及び資本の内容につきましては当局から説明がございましたので、省略させていただきます。 財政状態の分析は、359ページの第37表のとおりであり、病院の経常的な収益と費用の関連を示す経常収支比率が97.5%と前年度より2.8ポイント低下し、医業収支比率は87.9%と前年度より1.9ポイント上昇しております。 以上、平成16年度の牡鹿町立牡鹿病院事業会計の決算に関する審査の概要について御説明申し上げましたが、本年度末の累積欠損金は3億9,000万円を超える状況となっております。前の2病院でも申し上げましたように、合併により3つの病院を経営していくこととなり、地方病院を取り巻く厳しい環境あるものの、3病院の連携を深め、患者満足度の向上と経営成績の改善に向けて、なお一層努力していただくよう要望し、審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。本案は環境福祉委員会に付託をいたします。 △日程第17 認定第14号平成16年度河北地区衛生処理組合一般会計決算認定について ○議長(森山行輝議員) 次に、日程第17認定第14号平成16年度河北地区衛生処理組合一般会計決算認定についてを議題といたします。本案について河北総合支所長から説明を求めます。河北総合支所長。 ◎日野智河北総合支所長 ただいま上程されました認定第14号平成16年度河北地区衛生処理組合一般会計決算認定について御説明申し上げます。 表紙番号10の1、平成16年度河北地区衛生処理組合一般会計歳入歳出決算書の4ページと5ページ、河北地区衛生処理組合平成16年度一般会計歳入歳出決算総覧をごらん願います。予算現額2億3,269万6,000円に対し、歳入決算額は2億3,269万7,645円、歳出決算額は2億694万29円で、差し引き残額は2,575万7,616円となっております。この差し引き残額につきましては、備考欄に記載しておりますように打ち切り決算剰余金として新市に引き継ぎしたものでございます。 次に、予算額と決算額との比較について御説明申し上げますので、5ページの右の欄をごらん願います。歳入は、予算額に対して1,645円上回り、収入比率は100%となっております。一方、歳出では2,575万5,971円の残額が生じ、執行率は88.9%となっております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(森山行輝議員) 次に、監査委員から決算審査意見書について説明を求めます。監査委員。 ◎山崎武敏代表監査委員 ただいま認定に付されました平成16年度河北地区衛生処理組合一般会計の歳入歳出決算の審査について、その概要を御説明申し上げます。 初めに、審査の概要及び結果について御説明申し上げますので、表紙番号11の審査意見書の4ページをごらん願います。今回審査の対象となりましたのは、河北地区衛生処理組合の一般会計でございます。 5ページをごらん願います。市長から提出されました平成16年度決算について審査を実施したところ、決算諸表はいずれも関係法令に準拠して作成されており、計数はすべて正確であり、また決算内容及び予算執行状況についても適正であると認めました。 それでは、審査意見書に基づきまして、その概要について御説明申し上げます。初めに、決算の概要について御説明申し上げますので、362ページをごらん願います。本組合は構成町である河北町、桃生町、北上町が他の1市3町との合併に伴い消滅することから、平成17年3月31日をもって解散し、同日での打ち切り決算となっており、事務事業及び所有する財産等については新石巻市に継承されております。 決算収支の状況でございますが、第1表のとおり、歳入総額は2億3,269万7,000円、歳出総額は2億694万円となっており、歳入歳出差引額は2,575万7,000円の黒字となっており、翌年度へ繰り越すべき財源もないことから、当該年度実質収支も同額となっております。これを前年度との比較で見た単年度収支も811万7,000円の黒字となっており、さらに積立金1万3,000円を加え、積立金取り崩し額4,482万2,000円を差し引いた実質単年度収支は3,669万2,000円の赤字となっております。 歳入の決算状況につきましては、363ページの第2表のとおり、予算現額2億3,269万6,000円に対して、調定額、収入済額とも2億3,269万7,645円で、収入率は100%となっております。 歳出の決算状況につきましては、366ページの第6表のとおり、予算現額2億3,269万6,000円に対して、支出済額は2億694万29円で、88.9%の執行率となっており、打ち切り決算となったことにより未払い金を含む不要額が2,575万5,971円となっております。 次に、実質収支に関する調書について御説明申し上げますので、369ページをごらん願います。実質収支に関する調書について、関係書類を審査した結果、計数は各会計とも誤りのないものと認めました。なお、実質収支の推移は、第10表のとおりとなっております。 次に、財産に関する調書について御説明申し上げますので、同ページの第11表をごらん願います。財産に関する調書につきましても関係諸帳簿等を審査した結果、いずれも正確であると認めました。 以上、河北地区衛生処理組合一般会計の歳入歳出決算等に係る審査意見書の説明を終わらせていただきます。 ○議長(森山行輝議員) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森山行輝議員) 質疑なしと認めます。本案は環境福祉委員会に付託をいたします。 △散会 ○議長(森山行輝議員) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。明日本会議を再開いたします。本日はこれにて散会いたします。   午後6時20分散会...