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  1. 仙台市議会 2020-06-23
    都市整備建設委員会 本文 2020-06-23


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから都市整備建設委員会を開会いたします。  それでは、審査に入ります。  本委員会において審査を行います議案は6件であります。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。審査の順序は、お手元に配付の審査順序表のとおり、順次質疑を行い、全議案に対する質疑終了後、決定に入ることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を進めることにいたします。  なお、議案審査終了後、所管事務について当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。  また、マスクを着用されている場合には、着用のままで発言いただけることといたしますので、よろしくお願いいたします。              《付託議案の質疑について》 3: ◯委員長  それでは、これより付託議案の審査に入ります。  まず、第66号議案令和2年度仙台市一般会計補正予算(第2号)第1条歳入歳出予算の補正中、歳出第7款土木費、第2条市債の補正中、自転車等駐車場建設費公園整備費被災宅地復旧費について質疑を願います。 4: ◯嵯峨サダ子委員  土木費の減額補正について伺います。  土木費の減額補正の総額と、それから減額の具体の中身についてお伺いいたします。 5: ◯建設局参事兼総務課長  建設局における減額補正の内容についてお答えします。  まず、自転車対策費でございますけれども、駐輪場建屋塗装修繕工事の先送り、そして、駐輪場誘導灯更新工事の先送りとしまして1160万円の減額、街路灯といたしましては、デザイン灯LED化計画策定業務委託の先送りとしまして760万円の減額、公園管理費につきましては、七北田公園体育館床研磨塗装の先送り、そして、七北田公園緑化ホール空調設備更新の先送り、仙台スタジアム設備更新の一部先送り、太白山自然観察森木橋更新の先送り、青葉の森緑地散策路施設改修の先送りとしまして、合わせて4340万9000円、公園整備費といたしましては、海岸公園等の整備の先送りとしまして6513万6000円の減額となっておりまして、全て合わせまして1億2774万5000円の減額補正という内容になってございます。 6: ◯嵯峨サダ子委員  1億2000数百万円の減額でありますけれども、これはどういう基準で選定をして財政局に差し出したものなのか伺います。 7: ◯建設局参事兼総務課長  今回の減額補正につきましては、新型コロナウイルス感染症対応のための令和2年度予算を確保することを目的としておりまして、既に予算計上した事業のうち、年次調整可能な事業につきまして、局内各事業について洗い出しを行ったものでございます。 8: ◯嵯峨サダ子委員  当初、予算化したということは、やはりその必要性があって予算化したものでありますよね。先送りしても構わないというものを洗い出して、こういうふうなことでそろえたという話でありますけれども、それによって、やはり利用者であるとか、様々何か不具合があったりとか、そういったことがあっては決してならないということをまず申し上げておきます。
     それでなんですが、今年度減額をしたと、今御報告いただいた事業について。ではこの減額をしたものについては、次年度はちゃんとまた当初予算で予算化されるのか、その辺のところ、財政局と協議をして確認しているのかお伺いいたします。 9: ◯建設局参事兼総務課長  今回減額した予算につきましては、財政局とは来年度の予算の確保までについて協議はしてございませんけれども、今回減額した事業につきましては、改めて来年度予算要求する予定でございます。 10: ◯嵯峨サダ子委員  それはそうしていただかないと、やはり原局の皆さんとしても困るし、市民も困るというふうに考えます。  代表質疑でも述べましたけれども、本来的には、やはりこういう市民の利用施設だとか、そういったものを減額するのではなくて、やはり、基金を取り崩して新型コロナウイルス感染症対策経費に充てるということが筋ではないかと思いますので、他都市の事例でもそういったことで財源手当てをしているわけですから、もう基金だけはすっかり囲っておいて、そこから出さないという今の財政の在り方は見直しするべきではないかというふうに考えます。  これは質問してもお答えできる部署がございませんので、申し上げるということで終わりたいと思います。 11: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第67号議案令和2年度仙台市都市改造事業特別会計補正予算(第1号)について質疑を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第75号議案仙台手数料条例の一部を改正する条例について質疑を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第77号議案工事請負契約の締結に関する件について質疑を願います。 15: ◯竹中栄雄委員  では、第77号議案工事請負契約の締結に関する件で質問させていただきます。  こちらの宮沢橋の建て替えについての工事になるかと思います。  今回、新型コロナウイルスの問題が発生しまして、進捗状況にずれ、遅れとかが発生しているのかしていないのかについて、まずお伺いしたいと思います。 16: ◯南道路建設課長  今回の橋脚工事は計画のとおり発注していたものでありまして、宮沢橋工区の進捗に新型コロナウイルスの影響は生じておりません。 17: ◯竹中栄雄委員  この宮沢橋の建て替えについてなんですが、地域の皆様から旧宮沢橋、いわゆる今の宮沢橋を残して、新しい宮沢橋も建てて、両方使ったらいいのではないか、こういう要望が私の元には届いております。例えば、地域の美容室の方、また、病院の方、お客様とか患者の方がここに来るのに便利であると。今の宮沢橋を残せば近く通ってこれたところが、新宮沢橋になると遠回りをしなくてはいけない。また、この橋の形も美しくてかわいらしいとか、そういうこともあるし、残すことができないかというようなお話をいただいているんですが、そのような話があるか、御認識を伺いたいと思います。 18: ◯南道路建設課長  現在、今までに平成29年度と平成30年度に開催した説明会において、新しい宮沢橋が開通後、旧宮沢橋は撤去する旨を説明しながら進めてまいりましたが、その後、令和2年1月に地域の一部の方から、歩道橋として残してほしい旨の御要望をいただいております。 19: ◯竹中栄雄委員  橋は、やはり渋滞の緩和ですとか、今もありましたけれども、もしかしたら歩行者専用道路としたとしても、残せば残したで非常に価値があるというか、利便性が保たれると思うんですけれども、これはどうしても旧宮沢橋は撤去する必要があるのか、これを伺いたいと思います。 20: ◯南道路建設課長  新しい宮沢橋は、現在の宮沢橋の上流約30メートルの位置に計画しておりまして、河川管理者との協議において、近接する橋を残すことにより、流下阻害を引き起こすことから撤去する必要があり、旧宮沢橋を残置することは困難であると考えております。 21: ◯竹中栄雄委員  地域の方は、やはりすごく心配をされていまして。本当に我々の話を全く聞かないで進んでいってしまうのかどうか、すごく心配をされているところもありました。  実は、3月に説明会を開いていただけるという話になっておりましたが、今回の新型コロナウイルス感染症の問題で集まることができないということで中止となっております。  このまま工事がどんどん進んでいってしまうと、地域の皆様の要望とか不安をそのままで進んでいってしまう、そういう状況になってしまうと思うんですが、この説明会については行う予定があるのかどうか、伺いたいと思います。 22: ◯南道路建設課長  説明会でございますが、事業内容の説明や地域の皆様との意見交換を行う予定で、来月、7月中旬に開催する方向で調整を進めております。  地域の皆様には7月の市政だよりの配布に合わせて皆様に回覧し、お知らせする予定となっております。 23: ◯竹中栄雄委員  そこの会場では、恐らく様々な御要望があると思います。できること、できないことはあるかもしれませんが、やはり、とにかく地域の皆様のお話をよく伺って、最善の形をつくっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 24: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第78号議案損害賠償の額の決定に関する件について質疑を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第82号議案市道路線の認定及び廃止に関する件について質疑を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27: ◯委員長  終了いたしました。  以上で、全議案に対する質疑を終了いたしました。             《付託議案の決定の審査について》 28: ◯委員長  それでは、これより付託議案の決定を行います。  決定の審査は、審査順序表のとおり、順次討論、採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を行います。  なお、要望事項等につきましては、付託議案の決定が全て終了した後に一括して確認したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、第66号議案令和2年度仙台市一般会計補正予算(第2号)第1条歳入歳出予算の補正中、歳出第7款土木費、第2条市債の補正中、自転車等駐車場建設費公園整備費被災宅地復旧費について討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第66号議案中、本委員会所管分は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第67号議案令和2年度仙台市都市改造事業特別会計補正予算(第1号)について討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第67号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第75号議案仙台手数料条例の一部を改正する条例について討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第75号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第77号議案工事請負契約の締結に関する件について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 36: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第77号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 37: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第78号議案損害賠償の額の決定に関する件について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第78号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第82号議案市道路線の認定及び廃止に関する件について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第82号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 41: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  以上で議案に対する決定を終了いたしました。  この際、議案に対する要望事項等がございましたら、お願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42: ◯委員長  なければ、以上で、付託議案審査を終了いたしました。                《所管事務について》 43: ◯委員長  次に、所管事務についてであります。  まず、国に対する要望について順次報告願います。 44: ◯都市整備局長  国に対する要望につきまして、お手元の資料1により御報告申し上げます。  これは本市の重要課題に関しまして特に国に制度改正や財源措置を求めるものなどにつきまして、新年度の概算要求の時期に合わせて要望行動を行うものでございます。  要望項目は、市議会における様々な御議論などを踏まえ、取りまとめたものでございます。  要望項目といたしましては、表紙をおめくりいただき、目次にありますように、大項目の一つ目に、新型コロナウイルス感染症対策として、感染拡大防止策医療提供体制の整備、雇用の維持と事業の継続、地域の実情に応じた財政支援に関する要望を取りまとめております。  二つ目に、経済成長と交流人口の拡大として、仙台・東北の持続的な経済成長、誘客促進や魅力発信に関する要望を取りまとめております。  三つ目に、若い力が育ち、活躍するまちへの挑戦として、教育環境や子育て環境の充実に関する要望を取りまとめております。  四つ目に、自然と共存する防災環境都市づくりへの挑戦として、今後の災害に備えた防災文化の発信と継承や災害に備えての対応体制の強化、復興を支える安定的な財源確保、杜の都の豊かな環境の保全に関する要望を取りまとめております。  最後に、都市経営の推進として、公共施設の持続的な提供や地方交付税の必要額の確保などに関する要望を取りまとめており、以上5分野で14項目を要望することとしております。  要望行動につきましては、7月上旬に実施する方向で現在調整を行っているところでございます。  本要望のうち、当委員会所管の項目につきまして御説明をいたします。
     初めに、都市整備局所管についてでございます。  資料1の1ページから2ページ、1、新型コロナウイルス感染症対策の1、感染拡大防止策医療提供体制の整備等を御覧ください。  2ページの要望項目4でございますが、マスクや消毒液の確保が困難な状況にある中、公共交通事業者や施設の管理者等においては、自ら感染防止資機材を調達してできる限りの感染防止策を講じてきたところでございます。しかし、それらの価格の高騰によりその経費が大きな負担となっておりますことから、必要な感染防止資機材公共交通事業者等に対して配布することや、自ら調達した場合の経費について引き続き財政措置を講じることを求めるものでございます。  次に、3ページの2、雇用の維持と事業の継続のうち、要望項目3でございます。新型コロナウイルス感染症対策外出自粛要請により路線バスや地下鉄等の利用者が著しく減少している中におきまして、緊急事態宣言下でも事業継続が求められたことにより、各交通事業者では急激な財務状況の悪化が見込まれております。経営悪化の状況によってはバス路線の見直しなど市民生活に大きな影響を与えかねないことから、民間事業者を含む交通事業者に対し減収対策を講じることを求めるものでございます。  次に、5ページから6ページ、2、経済成長と交流人口の拡大の1、仙台・東北の持続的な経済成長を御覧ください。  6ページの要望項目2でございますが、本市都心部においては建築物の老朽化が進行しており、2019年度より民間投資を促すための仙台都心再構築プロジェクトを進めるとともに、本年4月に国に対して都市再生緊急整備地域拡大の申出を行ったところでございます。事業者の投資意欲を十分に喚起するため、都市再生緊急整備地域内で民間事業者が活用できる民間都市再生事業について、地方都市における事業規模を勘案した事業区域の規模要件の緩和を求めるものでございます。  次に、13ページ、4、自然と共存する防災環境都市づくりへの挑戦のうち、15ページから16ページの2、災害に備えての対応体制の強化を御覧ください。  16ページの要望項目2でございますが、令和元年東日本台風を含む大雨災害において個々の宅地の擁壁崩壊や崖崩れ等が生じ、個人では応急対策や復旧が困難な事案が多発しております。二次被害防止等のためには所有者自らが迅速な応急対策を行う必要がありますが、多額の費用を要することなどが障害となる一方で、個々の宅地に対する支援策がない状況でありますことから、所有者自らの行う応急対策及び早期復旧のための支援制度の構築を求めるものでございます。  最後に、17ページと18ページの3、復興を支える安定的な財源確保等を御覧ください。  18ページの要望項目3及び4でございますが、本市東部沿岸部防災集団移転跡地及び蒲生北部地区について、復興創生期間を超える事業が想定されるところでございますが、新たな魅力創出や投資雇用の促進のためには特区制度の活用が必須でありますことから、復興創生期間後における重点化の対象地域への指定、復興特区税制の適用期限の延長や地方税減収分についての補填措置の継続を求めるものでございます。  要望の詳細につきましては、後ほど資料を御高覧ください。  都市整備局所管につきましては以上でございます。 45: ◯建設局長  続きまして、建設局所管分についてでございます。  資料1の5ページから8ページ、II、経済成長と交流人口の拡大でございます。  このうち7ページの2、仙台・東北への誘客促進を御覧ください。  要望事項3でございますが、東北の交流人口の早期回復及び拡大につなげるためには、東北全体の外国人旅行者受入れ環境整備を図るとともに、東北各地への二次交通の整備など、東北のゲートウエーである仙台空港やJR仙台駅のより一層の機能強化に向け、強力な支援策を求めるものでございます。  次に、13ページから20ページ、IV、自然と共存する防災環境都市づくりへの挑戦。  このうち15ページから16ページに渡ります2、災害に備えての対応体制の強化を御覧いただきたいと思います。  16ページの要望事項の1でございますが、本市では大規模自然災害による公共インフラの損壊など、多大な社会的損失を幾度となく受けてまいりました。これに対しまして、国が示している国土強靭化理念の下、様々な対策を講じてきたところでございます。現在の防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策は2020年度末までとされておりますが、今後ますます国土強靭化を推進するため、2021年度以降についても財政支援の継続、かつさらなる拡充を求めるものでございます。  最後ですけれども、21ページから22ページ、V、都市経営の推進に向けた支援の1、公共施設の持続的な提供を御覧いただきたいと思います。  22ページの要望項目の1でございます。高度経済成長期に大量に建設された道路や橋梁などのインフラ施設の老朽化が進み、損傷事故などのリスクが増大している現状から、早急な対策が求められているところでございます。また、これまでの対症療法型の維持管理から計画的かつ予防的な保全による施設の長寿命化を図りながら、効率的な維持管理、更新を行っていく必要がありますことから、安定的かつ継続的な財政措置を求めるものでございます。  要望項目の4でございますけれども、下水道事業につきましては2017年度の財政制度等審議会で、国による支援は未普及の解消及び雨水対策への重点化の方針が提示されたところでございますが、下水道は公衆衛生の確保や公共用水域の水質保全など公共的役割が極めて高い事業でありまして、この役割は改築時も変わるものではございません。下水道の公共的役割に対する国の責務を踏まえ、下水道施設の改築に対しまして財政的支援を確実に継続することを求めるものでございます。  要望の詳細につきましては、後ほど資料を御高覧いただきたいと思います。 46: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。 47: ◯嵯峨サダ子委員  都市整備局に関わることで1点だけお尋ねをしたいと思います。  15ページの災害に備えての対応体制の強化というところで、要望項目は次のページ、16ページの2、自然災害により被害を受けた個々の宅地について、二次被害の防止等のために所有者自らが行う応急対策及び早期復旧のための新制度を構築することということであります。  昨年11月の当委員会で台風第19号に係る本市の被害状況が御報告されました。このときの資料によると崖崩れが35件、擁壁の崩壊14件、宅地内の陥没2件、宅地内の亀裂1件、合わせて52件の被害が状況報告されました。現状はこれはどの程度復旧しているのか、まずお伺いしたいと思います。 48: ◯開発調整課長  令和元年東日本台風の宅地被害の現状についてでございますが、これまで宅地被害を受けた土地所有者の中で、既存の融資制度などの適用が可能と考えられる方々に案内文書の送付や宅地防災の専門家を紹介するなどの支援を行っております。  現在、数名の方から復旧に向けた問合せに対応している状況ですが、個人の擁壁などを復旧するためには多額の費用を要することなどから、復旧が進んでいない状況であると考えております。 49: ◯嵯峨サダ子委員  個人が所有する擁壁などの復旧がなかなか個人だけでは進まないというのは東日本大震災のときもそうでありまして、国の復興事業ということで9割行政が負担して1割地元で個人負担ということで復旧したわけでありますけれども、その個人の擁壁が被害を受けただけではなくて、私が相談を受けた事例では、民間の方が所有している崖ののり面が崩れてきて、その下にお住まいのところに土砂がばんと落ちてきて被害があったと、そういう事例もあるわけですよね。  でも、その土砂の撤去費用も含めてなかなかのり面の所有者が負担できないという現実がありまして、やはりこういった面でも何らかの支援制度があればそれは非常に当事者にとってはありがたいことなのではないのかというふうに思うわけです。  それで、この11月の資料のときは今後の復旧に向けては民有地であるため、所有者による対策が原則となることから、有効な支援制度について国や県と調整を進めていくというふうに対応状況の部分で述べているんですけれども、御当局が考える有効な支援制度というのは具体的にどういうことを指すのでしょうか。 50: ◯開発調整課長  今回国へ要望する内容につきましては、委員がおっしゃるような土砂災害などの二次被害の軽減を図るために行うブルーシートの設置であったり土のうの設置、あるいは土砂の撤去工事、そういったものに適用できる支援制度を求めてまいりたいというふうに考えております。 51: ◯嵯峨サダ子委員  やはりそれは第一義的に必要な支援だと思うんですが、ただ、それだけにとどまらずに、その崩れてきたそもそもの崩壊したのり面をどうやって復旧をするのか、原形復旧にするのか、また再び崩れないようにするのかということも2段階必要ではないかと思うんです。それがなければ、またいつ大雨で崩れるか分からないという不安の下で暮らす住民がいるわけですよね。  ですから、やはりそういう点での国への要望を具体的にはっきりと出す必要があるのではないのかというふうに思うんですけれども、その辺いかがお考えでしょうか。 52: ◯開発調整課長  これまでも支援してまいりましたが、地権者の方へ技術的な支援、アドバイスができる専門家、宅地防災の専門家につきましての御紹介などもしてきたところではございますが、今後もそのような支援もできるよう国のほうに要望をしてまいりたいと考えております。 53: ◯嵯峨サダ子委員  そうですね、現行の制度では救済できないのが現実でありますから、そこのところはやはり仙台市だけの事例ではないわけでして、全国でやはりあるわけですよね。この近年の台風被害というのはやはり甚大ですから。それはやはり全国で共通の課題ですから、ぜひ仙台から積極的に国に対して発信をして支援を求めていただきたいということを述べて終わります。 54: ◯石川建治委員  1点だけ伺います。  3ページの雇用の維持と事業の継続の項目で、要望項目の3、民間事業者を含む交通事業者に対し減収対策を講じることということなんですが、どの程度のことを想定しているというか、求めようとしているのか、その具体のものが分かれば教えてほしいと思っているんです。  前段でも書いてあるように非常に急激な財務状況の悪化ということになっておりまして、それは財政的な支援だけなのか、あるいは税制とか新たな支援制度などを設けてほしいということなのか、その辺どのように考えているのか伺います。 55: ◯公共交通推進課長  今回の国の要望に当たりましては、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大によってバス事業者等につきましては緊急事態宣言下におきましても事業継続を求められているということで、おおむね減収を計上しているということで、大変経営環境も厳しくなっていると考えておりまして、そのような減収に対して国からの財政的な支援を求めるとともに、あと、感染症対策を講じている部分がございますので、そういう感染症対策についても直接的な補助を国に対して求めていきたいと考えております。 56: ◯石川建治委員  今の2点目の感染症対策の件なんですが、今回の国の第二次補正予算の中に百三十数億円のたしか新型コロナウイルス感染症の支援策があって、それは交通事業者などにも行くということなんですが、それ以外のというか、上乗せとか、そんなふうにもう少し枠を拡大してほしいとか、そういうことなんですか。 57: ◯公共交通推進課長  今回の国の第二次補正予算の中に計上されております国の感染症対策につきましては、国のほうでそのかかった費用の半分を補助するという内容になっておりまして、残りの半分につきましては基本的に事業者が負担するものを想定していると伺っております。  ただ、先ほどお話しいたしましたように、今現在事業者のほうでなかなか厳しい経営環境の中で新たに費用を負担して感染症対策を進めるのがなかなか厳しいと考えておりますので、その半分の国の負担をさらに割り増すような、そういう支援を求めていきたいと考えております。 58: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 59: ◯委員長  ほかになければ、次に建設局より報告願います。 60: ◯建設局長  道路の長寿命化の修繕計画の一環として横断歩道橋、共同溝の長寿命化修繕計画を策定いたしましたので、これについて道路保全課長より御説明いたします。 61: ◯道路部参事兼道路保全課長  横断歩道橋及び共同溝の長寿命化修繕計画の策定につきまして、資料2により御説明いたします。  1の長寿命化修繕計画の策定状況についてでございます。  先ほど建設局長より説明申し上げましたとおり施設ごとに計画を策定してきており、今回は赤線で囲っております横断歩道橋及び共同溝の計画がまとまりましたので、その内容について御説明申し上げるものでございます。  次に、資料左側の緑囲み部の横断歩道橋の長寿命化修繕計画について御説明いたします。  (1)計画期間につきましては、5年間の計画としてございます。本年度より令和6年度まででございます。  (2)対象は46橋でございます。こちらにはJR駅にある自由通路、JR駅をまたぐ自由通路7橋を含んでおります。  (3)点検結果でございますが、平成26年度から平成30年度にかけて46橋の点検を行いまして、施設の健全度につきましてはその損傷状況に応じて4段階で判定してございます。箱囲みの中でございますが、上から健全な状態の健全度Iが1橋、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態の健全度IIが13橋、早期に措置を講ずるべき状態の健全度IIIが31橋、緊急に措置を講ずるべき状態の健全度IVはございませんでした。  主な損傷状況でございますが、中段の写真を御覧ください。  写真左から床版の腐食、階段部ウェブの腐食、階段部蹴上げの腐食、橋脚柱部の腐食などを確認いたしております。  (4)今後の取組についてですが、健全度IIIの全ての施設において計画期間の5か年間で対策を実施することといたしております。  なお、昨年度末の時点で五橋歩道橋など6橋につきましては補修済みでございまして、昭和町歩道橋など4橋については現在施工中でございます。  主な補修工法でございますが、下段の写真左側から、塗装の塗り替えによる補修、橋面防水及び舗装の打ち替えなどでございます。  次に、右側のオレンジの囲み部の共同溝の長寿命化修繕計画について御説明いたします。  (1)計画期間につきましては、横断歩道橋と同様、5年間の計画としてございまして、本年度より令和6年度まででございます。  対象施設は、東二番丁通などの地下に埋設している共同溝の24地区、約11.7キロメートルといたしております。  (3)共同溝の点検につきましては、平成29年度から30年度にかけて11.7キロメートル、24地区で点検を行い、健全度を判定いたしております。  箱囲みの中でございますが、対策が必要な健全度IIIの施設が3地区、健全度IIの施設が21地区ございました。  主な損傷状況でございますが、中段の写真左からひび割れ、鉄筋露出、コンクリートの剥離、漏水などを確認いたしております。  (4)今後の取組についてでございますが、これらの損傷につきましては、健全度IIIの全ての施設について優先的に対策を実施いたしますとともに、健全度IIの施設につきましても漏水箇所の断面補修などを行うなど、順次修繕を実施することといたしております。  4、長寿命化修繕計画の取組効果についてでございます。  二つございまして、一つ目が健全性の向上でございます。道路施設の点検につきましては、道路法改正により大型の構造物などについて5年に1回の定期点検が法定化されております。点検により損傷状況を把握の上、修繕工事を行うことで施設の健全性が向上し、長寿命化が図れます。  二つ目がコストの縮減と予算の平準化でございます。これまでの壊れてから直す対症療法型の維持管理から損傷がひどくなる前に修繕を行う予防保全型の維持管理へ転換することで、修繕費のコストの縮減や予算の平準化を図りながら、計画的に修繕工事を行うことができます。  右下の表でございますが、今後30年間の維持管理コストにつきまして、修繕時期や修繕工法をシミュレーションいたしますと、横断歩道橋につきましては約25億円、約35%、共同溝につきましては約4億5000万円、約43%のコスト縮減が図れるものと試算いたしております。  このたび作成いたしました横断歩道橋及び共同溝の長寿命化修繕計画につきましては、7月に公表することといたしております。 62: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。 63: ◯赤間次彦委員  公共施設の長寿命化、これはやはり全庁挙げてのことですからこれはしっかりやっていただきたい。  その中で、横断歩道橋についてちょっと確認しながら教えてほしいんです。私の地域には二つあるんですけれども、トラックがぶつかって交通事故になって、たまたまタイミングというか、ネーミングライツをやっていたんだけれども、2年間かかって昨日の夜ついたんだって。  やはり歩道橋は、学校の前にもあるんですけれども、地域の人たち、年配の人とか子供たちの安全のために設置をしたと。ところが、建設局長、大分前ですよ、これ設置するまでは地域でいろいろやったら、仙台市は平面交差だと。障害者も、いろいろお年寄りもいるから、そういう高低差をつけないんだと。歩道橋は造らないようにしているんだというわけです。  そこからいろいろやって、できて喜ばれているんだけれども、その後にちょっとネーミングライツについても関連で聞きますけれども、最初に聞くのは維持管理コスト。私はネーミングライツをいろいろやったときに、20万円とか30万円くらいでやったほうがいいいのではないのと。  そうしたら、当時は1橋直すのに2000万円以上かかるんだと。微々たるものですと言うんだけれども、ゼロよりはいいんではないかということでいろいろやったんですね。これ後で聞きますけれども、そのとき聞いたときは1橋大体平均すると2000万円と聞いたんです。  今の説明ですとこれ46橋だけれども、自由通路が七つあるから39橋。そのうち6橋はもう終わっていると。33橋で45億円だと。1億円以上になるんですよね。これ計算の仕方が違うのか、何か考え方が違うのか、その辺ちょっとしっかり教えていただきたい。まずそこからお願いします。 64: ◯道路部参事兼道路保全課長  長寿命化修繕計画における修繕費の試算についてでございます。  まず、平成26年度に実施した清水小路多賀城線の歩道橋の塗装の塗り替えで2000万円ほどかかったという実績がございますが、今回の試算につきましては直近2年間に完了した6件の横断歩道橋の修繕工事の実績を基に試算いたしております。  補修工事の内容といたしましては、仮設としての足場を設置し、鋼材が腐食して肉厚が薄くなっている箇所については当て板の補強などを行うこと、そして、舗装を剥がした上で塗装の塗り替えを行い、剥がした舗装については適切な処分を行う。そのほかに橋面の防水加工であるとか橋面舗装の打ち替えなど、そういったものを全て含んでの試算といたしております。 65: ◯赤間次彦委員  やはり大分修理費というものは増加しているんだなと。だから、やはり大事にいろいろやっていかなければだめなんだという、これ一つ思いね。  そこでお聞きするのは、46橋。例えば普通に考えれば、皆さんが仙台駅の地下鉄東西線の東西自由通路、あれは補修するのなららやはり相当な金額がかかるだろうと思います。  では、岩切駅ではちょっとできたばかりだから未点検と書いてあるけれど、いずれは直すようになると思うんだけれど、歩道橋の考え方をちょっと聞きたいんです。さっき言ったけれども平面云々だけれども、いろいろ要望が出ている。さっき橋も延ばせというのもあったけれども、歩道橋についても延ばしてほしいとか、外してくれとか、時代とともにいろいろと変わったと思うんです。岩切駅でいくと鶴ケ谷はいつの間にかなくなったんです。  だから、陳情が来ているところもあると思うんです。安全性のために造ってくれとか。だけれども、外すほうなのか、仙台市としては歩道橋についてはどのような考えを持っているのかお聞かせください。 66: ◯道路部参事兼道路保全課長  横断歩道橋についてですけれども、まず既存の横断歩道橋については歩行者などを交通事故から守る有効な施設と捉えております。そのため、今後も引き続き市民の皆様が安心に御利用できるよう、法定化されている点検を行いながら計画的に修繕を行うことを基本といたしております。  一方、新設についてでございますが、横断歩道橋の新設については利用者、特に高齢者や障害者の方々には体力的、時間的な御負担をかける施設となっていることを踏まえ、積極的に新設するということはないものと考えておりますが、地元からの御要望があった場合、例えば小学校や中学校の新規開校に伴う児童や生徒の安全確保のため歩道橋を新設したいといった御相談などがありましたなら、個別に必要性を判断していくものと考えております。  また一方、撤去についても今後町内会、学校など地元から撤去に関する御要望があった場合については、撤去後の歩行者の安全性を確保する必要があるため、信号機付横断歩道など代替機能の設置の可能性について交通管理者と協議しながら慎重に個別に撤去の検討をしてまいりたいと考えております。 67: ◯赤間次彦委員  では地元から外してくれいう要望が出て撤去したのが全てなのか。 68: ◯道路部参事兼道路保全課長  撤去につきましては地元だけではございませんで、例えば仙台市の土地の有効利用とか、そういった形で既存の横断歩道橋の撤去要望などがございましたら、周辺町内会の方々の御意見なども伺いながら撤去するということでございます。 69: ◯赤間次彦委員  やはりケース・バイ・ケースというか、その地域の特性、地域柄、やはり何といっても交通安全というか、その地域のいろいろな特色を踏まえながら相談には乗っていただきたい。  それで、どうしてもコロナ禍含めて予算関係がもう大変厳しくなるということで、やはり額は少なくてもネーミングライツというのはある程度よかったんだと思うわけです。30万円くらいだけれども、多分大体3か年くらいですよね。もう始めてから2回目の更新の時期に来ているあたりだと思うんですけれども、去年あたり出せるもので1年間で、というか現況39の歩道橋のうちどのくらいネーミングライツをやって、どれくらいの収入が入っているのか、これちょっとお願いします。 70: ◯道路管理課長  ネーミングライツについてですけれども、平成26年度から開始しておりまして、今年3月末の時点で30橋で実施しております。収入ですけれども、昨年度、今年の3月末時点、1年間の収入としまして先ほどお話しした30橋で1500万円程度ということになっております。平成26年度からの累計では5400万円程度という収入になっております。 71: ◯橋本啓一委員  私からも何点か確認をさせていただきたいと思います。  私がお伺いしようと思っていた何点かは赤間委員からもありましたので、それを除いたところでお伺いしたいと思います。  これまで私もかつて橋梁や舗装、トンネル等についても関心がありましたので、こういった長寿命化計画についての取組を伺ってきたところであります。しかしながら、今回横断歩道橋ということが提示されましたけれども、今回の長寿命化計画によってそれぞれ健全度IからIVまでありますけれども、長寿命化によって耐用年数というのは一体どれぐらい延びるのか、また、どれぐらいを耐用年数として目標とするのかというところをちょっと確認をしておきたいと思います。  なぜならば、他都市においてはこういったことについて目標耐用年数というものを設けながら、札幌市や静岡市等においては最大100年ぐらいを目標とするというような具体的な耐用年数目標を設定しながら長寿命化計画を進めているというところがありますが、本市としてはどのような目標年数を設定しているのか伺います。 72: ◯道路部参事兼道路保全課長  横断歩道橋の長寿命化修繕計画につきましては、塗装については30年というものをおおむねの目標といたしているところでございます。 73: ◯橋本啓一委員  健全度IIIは31橋で、早期措置段階。その中でも過去の取組として6橋についてはもう既に補修済みというようなところがありますから、残り25橋を今回のこの策定される5か年計画で補修を進めていくということになるかと思いますけれども、具体的にはこういった補修についてはどういうふうな順番で補修を進めていくのか。具体的には何か優先度というものがあるのかどうか。これを伺いたいと思います。
     札幌市、これもかつて私が調べたところでは、優先順位だけではなくて重要度、それは上屋がある歩道を最重要度としながらも、例えば利用者が少ない、こういった歩道橋は重要度が低いというような形でもありますし、予防保全だけではなくて、予防保全だけだと相当お金もかかるということもありますので、定期点検によって経過観察を継続しながら、安全上問題が生じたときに対応する事後保全というような様々な対応を用いながらこういった制度をうまく進めているようでありますけれども、こういったことについて重要度、そういったものも本市としては含まないのかどうか、これも確認をしたいと思います。 74: ◯道路部参事兼道路保全課長  修繕の順番といたしましては、健全度IIIといいましてもやはり順番はございます。その中でもそのほかには今委員がおっしゃいましたように、その横断歩道橋が架設してある道路の重要性などを勘案しながら順番を決めて補修しているところでございます。 75: ◯橋本啓一委員  この残りの25橋を5か年計画の中で、また長寿命化の修繕計画を進めていくということになってくると、恐らくこの計画を様々なPDCAサイクル等によって計画を進めていく、策定を進めていくということになりますが、最近御存じのように自然災害や雨、やはりこういったいろいろな資料、写真から見ても腐食、また漏水、様々な腐食がより進んでくるような状況が起きてくるということが想定されるわけであります。  もう少しこういったところ、先ほども申し上げましたけれども、予防保全だけではなくて事後保全、こういったものも含めると同時に、もう少しスピードを上げながら対応していくことで、こういった必要不可欠な施設を安全に利用していける状況に持っていけるのではないかと思いますけれども、これについて伺います。 76: ◯道路部参事兼道路保全課長  今仙台市の道路施設については予防保全というものが基本になっておりますけれども、物によりましては対症療法的なもので管理していくというものも必要になってくるかと考えております。 77: ◯鈴木すみえ委員  この修繕ですとか長寿命化の修繕計画で、例えば業者さんに委託されると思うんですけれども、その選定の基準とか、そういったものというのはあるんでしょうか。 78: ◯道路部参事兼道路保全課長  まず、修繕に当たりましては横断歩道橋等の場合、鉄でできている鋼橋になりますので、契約課のほうに登録しております業者の名簿で、鋼製の橋などを修繕する業者や塗装で登録している業者など、そういった業者ということで選定され工事を行っていただくことになります。 79: ◯鈴木すみえ委員  今登録されている業者さんというのは何社ぐらいあるものでしょうか。 80: ◯道路部参事兼道路保全課長  申し訳ございません、その業者数についてはちょっと資料を今持ち合わせてございませんので、後で御回答申し上げます。 81: ◯鈴木すみえ委員  ちょっとそれも後で教えていただければと思いますけれども、以上です。 82: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83: ◯委員長  なければ、次に交通局より報告願います。 84: ◯交通事業管理者  市バス、地下鉄の計画運休について御報告いたします。  昨年10月の令和元年東日本台風では、当市のバス、地下鉄の運行においても大きな影響を受けました。これまで台風などの自然災害が発生した場合のバス、地下鉄の対応は、お客様の安全を最優先しながらも市民の足をできる限り確保するということを基本として運行してまいりましたが、令和元年東日本台風では地下鉄駅構内への浸水やバス路線上での土砂崩れや冠水など多くの被害が発生し、お客様の安全が確保できなくなる状況が生じました。  これを受け、今後台風などにより大規模な自然災害の発生が見込まれる場合は、お客様はもとより、作業に従事する職員の安全を確保するとともに、バスや地下鉄の車両などの被害を最小限に抑え早期の運転再開ができるよう、首都圏などで既に実施されている計画運休を当局においても実施することといたしました。  詳しくはお手元の資料3に基づき営業課長から御説明申し上げます。 85: ◯交通局営業課長  私からは資料3の2、計画運休概要から御説明いたします。  初めに、計画運休実施の判断についてです。  計画運休を実施するための条件としまして、1)台風等が仙台市を通過し、その影響が直接仙台市内に及ぶおそれがある、2)気象庁から台風等に関する警戒を促す発表が発出される、3)台風等の影響により他の地域で既に計画運休が発表されている、またはJR東日本仙台支社が仙台圏の計画運休実施について準備を開始した。この三つの条件を総合的に判断しながら、台風であれば最接近予想時刻のおおむね48時間前に計画運休の実施の可能性を判断し、その後、最接近予想時刻のおおむね24時間前に計画運休の実施の可否について決定し、それぞれのタイミングで公表いたします。  次に、具体的な計画運休の実施内容についてです。  市バス、地下鉄ともに、台風の場合はその最接近予想時刻に合わせて始発から、午後から、夜からの三つの区分で計画運休を実施いたします。最接近予想時刻が8時01分から20時までの場合、地下鉄、バスともに当日の始発からの運休となります。最接近予想時刻が20時01分から翌日2時ちょうどまでの場合は、地下鉄は始発駅を出発する時刻が13時以降の列車から、市バスは14時以降の始発バス停を出発するバスから運休いたします。最接近予想時刻が深夜2時01分から朝8時ちょうどまでの場合、地下鉄は始発駅を出発する時刻が前日19時以降の列車から、市バスは前日20時以降の始発バス停を出発するバス停から運休いたします。  次に、計画運休から運転再開を行う場合の条件についてですが、市バス、地下鉄ともに運転を再開するために車両や施設及び運転再開に従事する職員の確保に支障がないことが確認できた段階で運転を再開することとしますが、運転再開を行うためには確認作業などに一定の時間が必要となるため、おおむね8時間から11時間の運転再開を見込みこととなります。その際は運転再開の2時間前に運転再開時刻を公表いたします。  最後に公表を行う手法についてです。  計画運休を行う可能性があること、その後の計画運休の実施の可否、さらには計画運休を実施後、運転を再開する場合の運転再開時刻につきましては、記者発表を行うとともに、交通局のホームページ及び交通局公式ツイッターにおいてお知らせすることといたします。  参考といたしまして、裏面に御説明いたしました計画運休のタイムラインのイメージ図を掲載しておりますので、御覧ください。 86: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。 87: ◯猪又隆広委員  それでは、何点かお伺いさせていただきます。  今回計画運休の導入の背景のところで台風、大雨等々ございますが、この等とは恐らく豪雨、豪雪や洪水、高潮、また地震といったことが含まれているのかなと思います。この自然災害の中で特に最近は水害対策に関しては考えていかなくてはいけないと思っております。  記憶に新しいところですと、昨年の台風第19号においては北陸新幹線が河川の氾濫による浸水で多くの車両が走行不能になったということがございました。148億円ほどの損害もあったということで報道等もなされておりましたが、そこで仙台市市営地下鉄の車両基地に置いてある車両の水害対策について伺います。  東西線の荒井車両基地は少し高い位置に造っているということで大きな問題等はないと思うんですけれども、問題は南北線の富沢の車両基地でございます。本市の内水、洪水、いずれのハザードマップを見てもこれは浸水区域となっております。車両を守っていくという観点から、今回の計画運休にあわせての車両保持の対策についてお示しください。 88: ◯交通局営業課長  車両基地が水没するおそれがある場合の対応の考え方についてでございますけれども、ハザードマップ上では富沢車両基地が浸水区域の指定を受けておりますので、富沢車両基地が浸水し車両が水没することを想定し、計画運休実施後、一旦車両基地に戻った全車両を水没する危険のない軌道上に移動することを考えてございます。  先ほど委員からの御指摘で荒井車両基地は浸水区域には指定されていないという御指摘がありましたけれども、ただし、荒井駅については地下にあるということがございまして、平常時には運行終了後、始発に備えて駅の奥に車両を止めておいてございますが、当駅は地下にあるということもありますので、駅の奥に留め置かないことで水没を回避する手だても講じてまいりたいと思います。 89: ◯猪又隆広委員  実際は昨年の台風第19号では地下のほうに浸水もございまして、地下鉄の線路のところですか、路線にも水が入っていき、なかなか排水が追いつかなかったということも仙台駅等々ではあったということでも伺っておりました。ありがとうございます。  続けて、公表手法について伺わせていただきます。  今回の記者発表、交通局ホームページ、ツイッターでの発表ということでございますけれども、これその他の発信は考えているんでしょうか。例えば他局にまたがるところなんですけれども、例えば市の広報課のホームページ、フェイスブックページの活用であるとか、また、危機管理室のツイッター等での発信、そういったことは考えているんでしょうか、伺います。 90: ◯交通局営業課長  様々な手法を使いましての広報というものは当然もちろんのこと考えてございまして、まずは記者発表と交通局ホームページ及び交通局ツイッター、これを最大限活用した上で、御協力いただけるSNSであるとか、そういった発信については御協力いただきたいと思うんですが、パソコンやスマートフォンを持たない方への情報提供というものも課題と認識してございまして、報道機関に対しましてファクスによる計画運休実施と計画運休後の再開についてお知らせを行うこととしてございまして、テレビ画面へのテロップの表示やラジオ放送による情報提供をお知らせしていただけると考えておるところでございます。  また、危機管理室が事務局となっております災害時の情報提供の在り方について研究を目的に設置されております仙台ライフラインネットワークというものがございまして、これを活用して会員として参画していただいております報道機関に対して計画運休の情報提供を積極的に行っていただけるよう改めて要請してまいりたいと考えているところでございます。  なお、駅では48時間前、24時間前、それぞれの段階で計画運休についての対応が公表された時点で、計画運休が開始されれば駅は封鎖という形にはなりますけれども、それまでの間、運行情報の表示器やホワイトボードへの掲出により情報の発信、情報の提供を行うこととしております。 91: ◯猪又隆広委員  様々なツールを使っての情報発信をしていくということでございますが、この運行再開に関してやはり朝の時間ですとか帰りの時間帯にかかるといつ再開するんだろうということで問合せも交通局にも多くあるのではないかなと思われます。  しかし、なかなか見込みを示すことが困難な場合もあると思いますけれども、そういった際に被害の具体的な状況ですとか、例えばあとは点検、また復旧作業の進捗状況などを事細かに発信することでこういったまだまだかかるんだといった大体の目安が出てくると思うんですが、その辺についてはいかがですか。 92: ◯交通局営業課長  いろいろな様々な情報に関しましては、先ほど申し上げましたホームページであるとか、特にツイッターなどというのは拡散性に優れている媒体でございますので、随時今現状どのような状況なのかということの発信は行ってまいりたいと考えてございます。 93: ◯猪又隆広委員  またあと、運転再開後、計画運休が終わりまして再開した後なんですけれども、ここの情報発信についてもちょっと改めて伺いたいなと思います。  地下鉄は東西線、南北線と路線が二つしかないわけですから、一律での再開ということにはなると思うんですが、バスの場合、これに関しては路線ごとになると思うんですけれども、路線によっては冠水しているところであるとか、また、あとは倒木があって道路に木が残ったままとか、やはりバスの路線の安全管理を図る上でも、これどういった基準でちょっと運転再開の目安になっていくのかとか、その辺についてもちょっとお伺いできればと思います。 94: ◯交通局自動車部参事兼業務課長  バスの場合の運転再開につきましてでございますが、バスの場合、自動車部の職員、あと各営業所、出張所に配属されている職員、その職員たちが現場のほうに出向きます。現場の状況をつぶさに見てまいりまして、運行できるかどうかというものを判断をさせていただいております。  その中には冠水がまだ継続しているところ、倒木があるところ、土砂崩れが残っているところ、あと、各区役所の道路課さんからの情報というものも頂戴しながら運行ができるかどうかを実際に判断をしてきておりますので、そういうことでやらせていただいております。 95: ◯猪又隆広委員  この計画運休は昨年10月の台風第19号を踏まえた上での対応ということでございますが、早めの情報発信を行うことで不要不急の外出であるとか早期帰宅の促進、またイベント等を事前に自粛していただく等、早い段階から市民の皆様に自主的に判断していただくことで市民の命を守っていくとともに、職員の皆さんの安全を図っていくことにもつながってくると思います。  引き続き交通局の皆様を先頭に情報発信に努めていただければと思います。 96: ◯嵯峨サダ子委員  この市バス、地下鉄の計画運休についてなんですけれども、導入の背景にも述べられておりますように、お客様はもとより、運転、保守業務などに従事する職員の安全を確保するとともに、バス、地下鉄の車両への被害を最小限に抑えて早期の運行再開ができるようにするということであります。これ自体私も全くそのとおりだというふうに感じて受け止めております。  それで、昨年のこの10月12日の大型の台風のときの実際のバスの運行状況について幾つか確認をしたいと思います。この10月12日、市バス、地下鉄も併せてですが、最終で何時まで運行したのか伺います。 97: ◯自動車部参事兼業務課長  昨年10月、令和元年東日本台風の際のバス・地下鉄の運行でございますが、地下鉄につきましては最終便まで運行をいたしました。市バスにつきましては、始発地の時間で21時31分以降の発車予定の全便を運休しております。 98: ◯嵯峨サダ子委員  バスについては21時30分まで運行したということですね。では、当日の気象条件はどのような状況だったのでしょうか、伺います。 99: ◯交通局自動車部参事兼業務課長  当日の仙台市内の気象状況でございますが、17時過ぎに大雨警報が発令されております。18時頃に洪水警報が発令され、さらに19時過ぎに土砂災害警戒情報が発令されております。  バスが運行休止をいたしました21時31分頃は大雨洪水警報が出てからおおむね3時間経過後というふうな感じでございます。 100: ◯嵯峨サダ子委員  非常に大雨洪水警報が出たり、大変な暴風雨も吹く中での気象条件であったということは今述べていただいたとおりです。  そこで伺うのですが、ではバスの営業所から交通局に何かこの気象条件に関して御連絡とか要望があったのか伺います。 101: ◯交通局自動車部参事兼業務課長  先ほどの猪又委員のときにも御回答差し上げましたけれども、バスの営業所の内勤者、あと交通局の自動車部の職員が現場のほうに出ております。それで、営業所のほうからもバスの乗務員からの情報を得まして、どこの路線が冠水が始まったとか、どこの路線に倒木が出ているとか、そういった情報を都度都度営業所のほうと連絡を密にしながら情報を収集してございます。 102: ◯嵯峨サダ子委員  私のところにこの12日過ぎてから直接御連絡があったんですけれども、当日はとにかく道路が冠水などしてもう通行止め箇所が幾つかあって、迂回運行をしながら運行を続けて、午後9時半まで運行を続けてやっと営業所にたどり着いたというお話でした。  それで、実は具体的な営業所名を言いますと霞の目営業所としてはもう19時30分時点でバスは走れないと交通局に言ったけれども、交通局からいいから走れというふうに指示されたということでありますが、これは事実なんでしょうか、確認します。 103: ◯交通局自動車部参事兼業務課長  営業所と交通局の自動車部では連絡連携を密にして情報共有をしながら運行を継続しておりました。今委員のほうから御指摘いただきました霞の目営業所からの申出につきましては、私も承知していないところでございます。 104: ◯嵯峨サダ子委員  承知していると言えないんでしょうけれども、実際はそうだったと私も思っています。  それでなんですが、この暴風雨の吹き荒れる中、どんな思いで乗務員の方が必死でハンドルを握って営業所までバスを引っ張っていったかという、このことに私は思いをちゃんとはせてほしいと思うんです。それで、乗務員の方はバスを降りて、そこから今度自宅まで帰宅するわけですよ。その自宅まで行くまでの間だって本当に必死の思いで帰られたんだと思うんです。  ですから、こんな危険なことを二度とさせてはいけないというふうに思うんです。私は危機管理上非常に甘いというか、本当に乗務員の現場の人を大事にしないというか、そんな気持ちになるんですけれども、やはりそういう反省もあって今回このような計画運休ということでの御報告になったかと私は勝手に理解をしているんでありますけれども、ぜひこういう危険な思いをさせないと。もちろん運転手だけではなくて、乗っている乗客もですよね。そんなに乗客が乗っていたかどうかということもあるわけですけれども、ぜひこれは二度と繰り返さないということを管理者に明言していただきたいと思います。 105: ◯交通事業管理者  ただいま嵯峨委員から御指摘がございましたが、これまでの交通局の風土といたしましては、迂回運行を繰り返しながらもとにかく運行を続けるというような、あるいは折り返しでもいいから運行するということを美徳としてやってきた時代が長く続いておりましたが、ただ、私ども昨今の状況を考えますと、やはりドライバーの経験年数が非常に短くなっているということと、それから、委託事業者をはじめとしてかつてのように職住接近、営業所の周りなら目をつぶっても運転できるというような状況ではもう既になくなっておるということもございまして、やはり職員がその地域の道路事情に熟知しないという中で冠水の中で走るというのは大変危険だということを非常に反省いたしまして、今回の計画運休という制度を導入したものでございますので、この制度の中で乗務員を危険な目に遭わせないという決意でやってまいりたいと思います。 106: ◯小田島久美子委員  私からも数点お伺いをさせていただきたいと思います。  この計画運休につきましては令和元年の第4回定例会において我が会派の竹中議員が災害時に計画運休が必要ではないかと求めさせていただいてきておりましたので、今回の御報告については評価をさせていただくところでございます。  まず最初にちょっと確認をさせていただきたいんですけれども、そのときの御答弁でございますけれども、既に実施をしております事業所等を確認しながら実施の方向で検討してまいりたいというような趣旨の内容の御答弁でございました。どういったところの確認が行われ、今回このような判断に至ったのか、議論の経緯も踏まえてお示し願えればと思います。 107: ◯交通局営業課長  計画運休の実施に当たりましては、一昨年、関西地方に大きな災害をもたらした台風第24号のときの関西地区での計画運休の実施、このときには大阪メトロであったり大阪シティバス、大阪市交通局から民間に代わったバス会社でございますけれども、そういった関西地区での計画運休の実施であったり、昨年度、これはもう我々も被害を受けた台風第19号でございますけれども、このときは首都圏の鉄道事業者、バス事業者、東京メトロであったり東京都営地下鉄であったり都営バスであったり、横浜市営地下鉄、横浜市バス、こういったものも計画運休を実施しておりましたので、そういった事例も参考にしながら仙台市交通局としても計画運休の導入を取り入れたというところでございます。 108: ◯小田島久美子委員  これまでのただいまの委員の議論とちょっとかぶるかもしれないですけれども、そういった確認をしていただいて、そこに様々な課題等もあったと思うんですけれども、そういった課題をどういったところと見極めて今回本市のこの計画運休の実施という方向性になっているのか、ちょっと確認をさせていただきます。 109: ◯交通局営業課長  やはり昨年度の令和元年東日本台風での我々どもの被害といいますか、遭遇した事実でございまして、やはり我々としては市民の足を確保するということで運行に全力を注入したわけですが、やはり仙台駅での冠水、お客様が上から落ちてくる水をかき分け、かき分け改札口に向かっている状況であるとか、こういったものを私どもモニター上で確認しておりますと、やはりお客様に危険なことはさせてはいけないと改めて思いましたし、あと、職員が土のうを準備して各浸水箇所に持っていくという対策のときに、車両基地から出向くわけですが、冠水道路を危険な思いをして土のうを運んでいくという報告を受けますと、やはりそういった危険な思いをしての作業の継続というものは難しいなという判断から、計画運休というのはやはり前向きに導入するという結論に至ったというところでございます。 110: ◯小田島久美子委員  ただいま御報告いただきましたように様々な課題とか災害の想定をしながら計画を立てるということは非常に大切なところだと思いますので、今後もそういった災害の想定をいろいろ議論して深めていただきながらも、先ほど今の御答弁にもありましたけれども、市民の足を確保する時点でやはり災害には本当に万が一の想定できないような災害もあるわけでございまして、例えばこれまでおととしの12月でございますけれども、災害ではございませんけれども、事故があったときにタクシーチケットのようなものを活用して、そして市民の足の確保を行ったということがありました。  ちょっと今回の計画運休の御報告からは外れるかもしれませんけれども、その市民の足の確保ということから以前活用しておりましたそのタクシーのチケットを活用するとか、また、領収書を事後に提出していただいて、そういったものに対応するとかというのは、そのときの状況から御報告いただいてちょっと検証されているのかということを御報告お願いします。 111: ◯駅務サービス課長  タクシーチケットでございますが、現在駅にタクシーチケットを配置しております。このタクシーチケットにつきましては、事故等で運行が停止したときに現場対応に応援の駅係員が駅間を移動する際にタクシーを利用することを想定して配置しているものでございます。  委員から今問合せがございますおととしの件でございますけれども、平成30年12月27日の早朝の営業時間外に保守作業車が本線上で脱輪したという事案がございました。それで、始発列車に遅れが見込まれるために、仙台駅での新幹線の接続を図ることを目的として、駅配置のタクシーチケットをお客様にお渡ししてタクシーを利用する案内を各駅に急遽指示したという事例でございます。  この際のタクシーチケットの利用でございますけれども、タクシーチケットの利用件数が7件、領収書で立替えによる利用が30件ございました。このタクシーチケットをお客様へお渡しする対応につきましては、その年の4月の停電事故、そして11月に発生した信号トラブルを踏まえた情報発信の在り方の改善が整っていなかったことから実施したものでありました。あらかじめ決められた取扱いではありませんでしたので、お客様や駅係員に混乱が生じてしまったということがございました。  その後、現在はSNSによる情報発信や駅出入口での運行情報のお知らせなどを対応の改善を図っているということで、同様の対応はしないこととしてございます。 112: ◯小田島久美子委員  そのときの事案を受けて検証していただいて、個々の判断によるそういった公金の取扱い、タクシーチケットのような取扱いは今後しないというところでよろしかったのか、もう一度確認をさせていただきます。  あわせて、今タクシーのチケットは各駅の窓口、駅務にあるわけですよね。各窓口に。その活用方法としてはどういったものを想定しているのか、併せてお示し願います。 113: ◯駅務サービス課長  タクシーチケットでございますが、やはりそのときの取扱いにつきましてはあらかじめ決められていたものではございませんでした。そのためにやはり指示をしたんですけれども、なかなか各駅で同じような情報をしっかりお客様まで伝えることができなかったというところが反省でございました。  あと、お客様に対してもやはり均一の取扱いの情報を提供できないということは課題であるというふうに認識しましたので、その取扱いについてはやはり今後は取り扱わないというふうなことでタクシーチケットのお客様への配付というものは現在はやってございません。  タクシーチケットにつきましては現在も各駅に配置しておりまして、先ほどの当初の想定でございます運行が止まったときの駅間応援の駅係員のタクシー利用には使ってございますが、そのほかのお客様に実際にタクシーチケットを御利用いただくケースとしましては、駅のエレベーターの更新工事というものが南北線につきましては今まで実施されておりました。一定の期間エレベーターが止まるということがございましたので、車椅子を御利用いただいて駅を御利用いただくお客様の利便の確保として、工事を実施している駅と隣接駅間のタクシー移動を利用していただくために、タクシーチケットを使用して対応を実施したということがございました。  現在は更新工事のほうも終わっておりますので、現在につきましては定期点検などを行う際には事前に情報発信をしておりますので、実際にはエレベーターが緊急に故障等で止まったような場合にはタクシーチケットを利用して隣接駅間を利用していただくという対応を行っていることもございます。 114: ◯小田島久美子委員  交通事業管理者、最後にちょっとお伺いをさせていただきますけれども、例えば今もエレベーターというお話がありました。水害だけではなくて、地震が発生したときに一部の駅だけ停電をしてしまって、そういった機器が動かなくなってしまったような場合というものも想定をされます。  様々な事態を想定して、先ほども一番最初に交通事業管理者のほうから御説明がありましたとおり、お客様の安全を確保して優先しつつも、職員の対応もしっかりと行っていただきながら、応援体制も必要とするときにそういったタクシーチケットも活用するというお話がありましたけれども、そういったもろもろの事業の取決めなどはやはり広く共通認識として全ての職員で公平に認識を共有する必要があると思っております。  その上で、市民の皆様へも必要なところは情報として提供していただいて、安全・安心の足の確保を今後も提供していただきたいと思いますけれども、御所見をお伺いします。 115: ◯交通事業管理者  一般的な話では職員の一人一人というのがお客様にとって最大のサービスとなるようにという考えで、その現場現場で対応の中で考えてしまうというケースは確かにございます。ただ、交通全体の事業としてそれを統一的なルールで公平に行えるかということに立ち返ったときに、これができないということもあるかとは思います。  ただ、そういう突発的な緊急的なやむを得ないケースということであれば、その場での判断というものがあるのかもしれませんけれども、運行の停止とか各種の設備の更新工事といったこと、あらかじめそういった分かっていることについては、きちんとどういった状況があって、それにはどういう対応をすればいいのかということは、きちんと議論をして、それを決めておいて、そのルールを徹底するということが一番大事なことだというふうに思います。  ただ、マニュアル化するということはやはり限界があるということではございますので、そういったマニュアルでは今想定されていないこと、あるいはまれにしか起こらないことについては、ぜひ私どもとして職員がそれぞれの職場でこういった問題があるという問題意識を共有して、それについての答えを見いだすと。そのことを全庁的に交通局全体として共有して徹底していくという、そういう姿勢が大事かと思いますので、私どものコンプライアンスの取組の一つでもございますので、こういった姿勢を交通局全体に広げてまいりたいと考えております。 116: ◯副委員長  計画運休について私からも数点お伺いをさせていただきます。  平成30年4月に一般質問で輸送障害を急遽の場合の対応ということで、そのときには要はSNSで発信をして対応するということでお願いをさせていただきました。今回は計画運休ということで事前に計画ができるわけでありますから、こういったところの取組もしてくださいよということでお願いをさせていただいて対応していただいたことには感謝を申し上げたいというふうに思います。  その上で、そのときの答弁も含め、また今回の質疑を確認をしている中で、猪又委員の質問の中に車両の確保というか、車両の移動も含め、やはり重要だという指摘をさせていただいている中で、この今回つくったものが机上論で終わってはいけない。そして、いきなりやってはいけないと思っているんです。訓練しなければいけないと思っているんです。自然災害が来る前に。これはやったのか、やっていないのか、そして、今後やるのかやらないのか、まずその辺を御答弁をいただきたいと思います。 117: ◯交通局営業課長  今回の計画運休の策定に当たりまして、訓練といたしましては6月第1週目の金曜日に情報伝達訓練ということで、48時間前から計画運休が始まって、実際運転を再開するまで、これを2時間にちょっと圧縮しながら、対策本部の運営の在り方とか、ここでどういう指示があるのかとか、どういう報告が入ってくるのかとか、時間軸をきちっと確認しながら、指令所の運用の在り方とかも含めながら情報伝達訓練という形で実施したところでございます。 118: ◯副委員長  そういう訓練をしていただいたということであれば、そういったところもしっかり今回説明すべきだというふうに思っております。  ましてや、情報伝達の訓練ということでございますけれども、先ほど地下鉄の部分では車両を実際移動できるのか、また、車両についてもそういう冠水地域もあるということでございますので、そういったところをしっかり訓練をしてください。その上でよりよい計画運休をしていただくことをお願いを申し上げたいというふうに思います。  そして、次回訓練をするのであれば、せめて該当委員にはいついつ計画するのでという御案内をいただければなおありがたいかというふうに思いますので、ここはよろしくお願いいたします。  そして、もう1点質問させていただきますが、ここは正直言って残念なところなんですが、実際正副委員長で打合せをする中で、そのときに委員長も指摘をさせていただきましたが、この概要について最終的な決定をするのは誰なのかというところは全然お示しをいただかなかったなと。途中で説明があるのかと思って期待しておりましたけれども、全くもってありません。  先ほどの答弁の中で対策本部ということでございますけれども、そこが決定機関になるんだろうということでありますけれども、そこについては誰がその対策本部の筆頭であり、最終的に計画運休を決定するのは市長なのか交通事業管理者なのか、分かりやすくお示しをいただきたいと思いますので、このところを事前に言っているにもかかわらず提示していただかないことが残念でありましたので、その辺については交通事業管理者から答弁をお願いいたします。 119: ◯交通事業管理者  交通局の中では対策本部を設置いたしまして、その中では私と3人の次長と、それから各部長が入っております。最終的には本部長である私が決定するということでございますが、決定に当たりましてはその内容について二役にも報告するという体制で行います。 120: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    121: ◯委員長  ほかになければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、暫時休憩をいたします。                休憩 午後2時40分                再開 午後3時00分 122: ◯委員長  それでは、再開をいたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がありましたらお願いいたします。 123: ◯岡部恒司委員  まず、交通事業管理者に少しだけお伺いをいたします。  以前からバスの中は3密じゃないよと、停留所に止まるたびに扉が開くし、それからバスの中の窓も開けているから密じゃないから大丈夫だとお教えいただいて、言われればそうかなと。あと、中でしゃべっているお客さんもそんなにいないし、だから大丈夫だというお話を聞いていて、ああ、そうだと思っていました。  そして、やはり新型コロナウイルス感染症が大変なとき、いろいろと問合せありまして、バスは密でしょうとよく言われたんです。いや、違うよと、今言ったことを言って、違うらしいから大丈夫と言うと、ああ、やっぱりねなんて。管理者の代わりによく私は代弁して市民にお教えしたんです。  それはよかったんですけれども、最近自粛も解除されてきて何となく変わってきた。バスに乗っている方々、よく言われるんです。マスクをしていない人が少しずつ増えてきている。それから、窓を開けて換気、これもだんだんと閉まってくるんだそうなんです。恐らくバス出発のときはがらっと開けて出発するのだろうと思うけれども、窓の近くの乗客の方は直接風に当たるのが嫌なのか分からないのだけれども、最後のほうでは閉めてしまうんだそうです。だから、窓を開けて出発して少したつともう閉めてしまって、密のようになってしまうという話なんだそうなんです。  それで、特に高齢者、それから体調の悪い方々、やはりそういうものを見ますと不安になるんです。お客さんに直接、あなた、マスクしたほうがいいよとか、勝手に誰かが閉めたものを窓を開けたりするのもなかなかできない、やれば済むことなんだけど、やりづらいということなんです。  だから、そのこともドライバーさんに言ったことがあるんだそうなんだけれども、なかなか私は……みたいな感じでやってくれないから、それ何とかしてくださいよという声も複数ございまして、だから、せめて定期的にマスクをしましょうとか、それから窓を開けて換気しましょうとか、ドライバーさんにアナウンスしてほしいという話があるんです。  だから、一つ窓を開けて出発したのに帰ってきたら窓が閉まっていたとか、そういった確認をしているのかどうか。それから、ドライバーさんにそういった要望が乗客からあるかどうかとか、そんな話は聞いていますか。そして、それを徹底してお願いしたんだけれどもということなんですが、それいかがでしょうか。 124: ◯交通局自動車部参事兼業務課長  まず、窓の確認でございます。委員から御指摘のとおりでございまして、朝営業所を出発する際は乗務員も必ず右前の一番前と、あと左の後ろ、少なくとも最低2か所は開けるように我々のほうからも指示を出しておりますし、乗務員もそこは徹底しておりますが、御指摘のとおり途中でお客様がお閉めになる場合もございますし、あと、急に雨が降ってきたような場合もお閉めになるようなケースがあります。  乗務員のほうには、終点に着いたら必ず遺失物の確認を行いますので、その際に窓の状況を確認をして、閉まっているのであれば再度開けて運行をするようにという指示をしております。そこが徹底できていないようなことであれば改めてもう一度書面なりで徹底を図っていきたいと思っております。 125: ◯岡部恒司委員  定期的にドライバーさんからアナウンスしてもらいたい、それから、簡単なポスターみたいなものでいいから、字だけでなくてイラストとか描いているようなもの、ポスターみたいなものをバスの中の目立つところに貼っていただいたりしてもいいのではないのかと思って提案をします。  それから、その方々からも言われたのが、宮城交通さん。宮城交通さんはまだ休日運行しているんですか。終わりましたか。では、その頃までに言われたと思うんだけれども、休日運行しているから本数が少ない、だから混む。同じようなことがあったんだそうなんです。  それで、ドライバーさんに同じように言ったら、もっとつっけんどんにされたというような話になって、その方々、複数の方々がいわく宮城交通さんにもぜひ交通局から伝えてよということをお願いしようと思ったんだけれども、何かのときにこういったこともあったよということをぜひお伝えしていただきたいと思うんだけれども、管理者、いかがですか。 126: ◯交通事業管理者  私ども直接の関係ではないんですが、東仙台営業所と霞の目営業所のほうを宮城交通に委託しておりますので、定期的に業務の連絡の会議を開いております。そのときにお伝えしたいと考えております。 127: ◯岡部恒司委員  その高齢者、体調が悪い乗客の方も、たまにお母さんと娘さんと乗ってきて、うるさいぐらいしゃべっている。しかもマスクをしていないそうなんです。さすがにマスクをしたほうがいいんじゃないの、お子さんにちゃんとお勧めしたらと言ったら逆切れされて怒られたという話もあって、それもドライバーさんに言ったら、いや、そんなこと言われても困ります、とぶつぶつと言っていたらしいので、そういったことも何かぜひチャンスがあればお伝えいただきたいと思います。  それから、先ほど差し出した予算がありましたね。それから、計画変更や減額補正などがございまして、これは召し上げられた予算です。本当に。今年度はあのとおりでいいかもしれないけれども、あれが果たしてこれからどんどん来る大型の工事にも影響するのではないのかと勝手に心配しているんです。来年度以降の話だと言われればそれまでなんだけれども。そういう可能性だってありますよね。それどんな予測を立てられますか。どっちか。 128: ◯都市整備局長  新型コロナウイルス感染症の今後の収束状況といいますか、なかなか見通せない部分はあろうかと存じますけれども、そんな中にあっても最初に国から示された新型コロナウイルスに対する基本的対処方針の中でも公共工事とか、あとライフラインに係る、いわゆる市民生活に直接関わるような部分の事業については継続的に、なおかつ計画的に進めるようにというような方針も示されておりますので、次年度の予算の編成においてどのような制約がかけられるかによるわけですけれども、先ほど申し上げたような各種公共事業につきましてはしっかり進めていく必要があるものと考えてございます。 129: ◯岡部恒司委員  ないと思うんですけれども、青葉区役所さん、確認。一番町内会から、それから地域から、市民からいろいろな細かい要望がたくさんある。これの予算が減ると大変なことが起きると思うんです。それも少しずつ1割ずつとか2割ずつとか、少しずつ少しずつ減っていった部署があったって、数年後には結構な予算になると思うんです。今のところそんなことはないですよね。  それから、来年度以降もその予算はちゃんと獲得できるようにやっていただけますよね。どうですか。 130: ◯青葉区建設部長  ただいま委員から御指摘のあった予算の件でございます。青葉区におきましては地域の皆さんがこれまでいろいろな要望をしていただいたものをしっかりと予算に反映させて、それを計画的に執行させていただいているところでございます。  したがいまして、今般の新型コロナウイルス感染症の関連の中においても、やはり地域の皆さんが待ち望んでいらっしゃる事業については確実に行う必要があるというふうに考えているところでございます。  こういう中で、市として財源の確保を一方で求められているというところでございますけれども、可能な限り市民の生活に直結するような公共工事については、その影響を最小限に抑えるような形で予算は確保し、工事を計画的に発注していきたいというふうに思ってございますし、万が一予算が先送りという判断がなされようとも、その辺のところはしっかりと来年度の予算要望の中にきちんと組み込んで、その遅れによる影響を最小限に抑えられるように計らっていきたいというふうに考えてございます。 131: ◯岡部恒司委員  新型コロナウイルスと言われれば何も言えなくなるとも言えないですね。やはり計画していたものが急なこんな事情でしてはいけないんだけれども先送りされてしまった。ただ、お願いしている地域の方々は恐らく何年も待っているはずだから、頼んで次の年というのはあまりないだろうから。何年も待ってもらう工事とか、もし最悪遅れたりしたら、それは丁寧に説明していただきながら、納得していただきながらやっていくべきだと思っております。  それからもう一つ、最初に申し上げていますけれども、アフターコロナじゃないですけれども、経済を考えますと建設業、地元中小企業を守るという視点でもそう簡単に公共事業を減らしていいのかなと。建設業に携わる方々の人口といったら結構な人数になるわけです。業者数、社員数掛ける家族といったら、恐らく人口の1割ぐらいは関係者はいるかもしれません。その方々の生活にも大きく影響する。  それから、復興特需、復興予算もなくなってきて本市の分も減ってきているわけですから、そう簡単に減らすべきではないということも御承知おきいただきたいと思います。  それから、先月の常任委員会で猪又委員が恐らく質問されたと思うんだけれども、工事現場で感染者が発覚したと。それで、どういうふうにやっていくということも徹底されているのかということも再度お伺いしたいんですが。 132: ◯技術管理室長  工事現場における感染者が発生した場合の対応についてお答えいたします。  工事現場で新型コロナウイルス感染症の感染の疑いや感染者が発生した場合においては、保健所の指導に従いまして作業従事者の自宅待機の指示を行うなど適切な措置を講じ、本市にも速やかに報告をするよう、受注会社に対しまして現場での感染拡大防止対策と併せまして周知徹底を図っているところでございます。 133: ◯岡部恒司委員  どういった方法で徹底しているんですか。紙1枚か何か送って頼むような感じなんですか。というのは、やはり現場の監督、技術者、責任者というのはやはり工期もあるし、それから少しでもいいものを造ろうという、これに集中しているわけですから。まだ工事現場で発生したという例がないからこそ、少し間接的なものかもしれない。  でも、これからだって十分に可能性があるわけですので、発覚したら、次に何をやるんだと頭に入っているかどうかというのはちょっと不思議で、ああ、ちょっと待ってね、役所に聞いてみるからちょっと待って、というようなつもりでいたんでは、なかなか時間との闘いになるところもあるだろうから、うまくないと思うんです。  だから、さらに徹底するように、マニュアルか何か分かりやすいようなものをつくって現場に何らかの方法で、受注会社にやるように、徹底方するようにとか、そういったこともさらにするべきだと思いますが、いかがですか。 134: ◯技術管理室長  委員御指摘のマニュアル等の作成というお話でございますけれども、工事現場におきましては工事発注担当課を通じまして、文書ではありますけれども、緊急事態宣言解除後の5月末にもやはり対応方法について文書を発出しておりまして、今年度におきましても新年度の8物件等も契約等進んでまいりますので、その分におきましてもやはり感染者が発生した場合の対応ということで、文書ではありますけれども今現在も感染者の発生したとき、そして一時中止の段階、そして再開のそれぞれの段階においての対応というものを記載して発出させていただいておりますので、工事発注担当課にもその辺のお願いを、さらにはその発出文書におきましては受注会社のほうに直接届くような形で発出しておりますので、周知徹底をさらに図っていきたいというふうに考えております。 135: ◯岡部恒司委員  頑張ってください。  次です。この間までの本会議、答弁を拝見させていただいて、建設局長が本当に自慢気に答弁していたのが新型コロナウイルスの下水検査ですね。非常にいいことです。  ただ、あのやり取りだけではなかなか分からないんだけれども、どういうふうにやっていくのか、もう少し分かりやすく説明いただけないでしょうか。 136: ◯下水道調整課長  先日本会議でございました下水中からの新型コロナウイルスの検出に関してのお話でございます。  現在行っているところからまず御説明申し上げますと、現在南蒲生浄化センターの流入水を採取いたしまして、それを東北大学の研究チームのほうに送りまして分析をするという流れになってございます。  現在、濃度の測定とか、事前に検体を濃縮するなど前処理を行った上で分析装置にかけて濃度を測定するという運びとなってございまして、今濃縮とか行っているというような状況でございます。  こちらのシステムそのものは全体的にはノロウイルスの感染症の予防ということで、東北大学と平成28年から行っている流れの中で、新型コロナウイルスの検出にも取り組んで始めたということでございます。  濃度を測定しまして検出されていた後には、いろいろまだ情報発信のタイミングとか課題はございますが、市民の皆様に感染拡大の事前情報の発信としてお伝えできるような、そんなシステムまで発展させたいということで考えておるところでございます。 137: ◯岡部恒司委員  いろいろな市民の方々がこの検査結果を気にしてというか、待っているというか、聞きたがっているんだけれども、今のところまだその結果は出ないんですか。今のところの。 138: ◯下水道調整課長  今のところ大学のほうも3密とか避けるとか、いろいろな制約とかもございます。あと、初めての研究といいますか、新型コロナウイルスの検出そのものが初めてのところでございまして、現在準備をしながら、前処理という装置にかける前のところまで進んでございますが、近々濃度の測定に入るような予定となってございます。 139: ◯岡部恒司委員  では、その結果を楽しみにしております。  仙台市が自慢できるものはたくさん、いや少しはあると思うけれども、その中でやはり下水道は自慢できるものですよね。先輩たち、先人たちが将来を見越して傾斜をつけながら流していく、停電になっても流れるようにしていった。3.11のときも町中で汚水があふれることなくきちんとやっていった。すさまじい努力、予算、苦労しながら下水道を造っていった。その下水行政もやはり仙台市の自慢するものであります。東北大学もあります。連携を深めていい体制をつくっていただいて、危険信号を出せるように。東京アラートじゃないけれども、仙台黄色信号、この体制をやはりきちんとつくっていくべき。せっかくやるのなら日本一の体制をつくっていくべきであるし、できるはずです。局長、やるんでしょう。局長の意気込みを伺いたい。 140: ◯建設局長  南蒲生浄化センターは震災のときにも排水処理を簡易ではありましたけれども、止めることなく継続していた。また、早期に高度な処理を復旧して、そしてまた、今流れてくる水もやはりいろいろな情報を持った水であるということで、それを活用しながら市民生活の安全・安心につなげられる、そういうポテンシャルのあるものなんだろうというふうに考えております。  先ほどの新型コロナウイルスの分析に関しては、日本水環境学会という組織で行っていて、日本全国の各大学がそれぞれその学会に所属しているチームでそれぞれ研究をしているようでして、昨日富山県の大学のほうでウイルスを確認したというような記事も新聞に載っていました。  まだウイルスをどう検知するとか、分析方法も固まっていないようです。そういったものをしっかりと東北大学にいち早く検討していただいて、仙台市民の方々に新型コロナウイルスの感染拡大を予測できるような情報が流せるようになれば非常に有益なものと考えていますので、我々もちょっとその部分は応援するしかないんですけれども、しっかりと協力して進めてまいりたいと考えております。 141: ◯岡部恒司委員  下水道部の皆様方に叱咤激励して、時間かけて一生懸命仕事をしている人たちにはちゃんと残業代も払って頑張るように、目指せ日本一、検査体制を期待するものであります。  さて、エアコン。最近は本当に暑くなりました。30度なんか普通。35度もあまり驚かなくなってきた。30度を過ぎて、ああ、ちょっとすごいな、みたいな感じになった。  我々が小さい頃どうだったか。30度といったらもうすごいなと思った。気象予報で。天気予報で。30度と聞いたらもう学校に行くのが嫌になったぐらいの感じだったのが、随分変わってきて。  昔の気象データを調べてみたんです。私が小学校の中学年くらいのとき、夏の気温を見てみた。そうしたら、もう大体が夏ワンシーズンで30度以上が数日。31度になったらもうびっくりしたぐらいの。さっきも言ったけれども、こんなものだったんですね。すると、今完全に五度、六度上がっているわけです。  その中で、中学生、小学生がかわいそうだなと思いながらここまで来て、おととしだったろうか、ばたばたと予算がついてここまでやってきて、すったもんだして、不調とかなってきて大騒ぎになった。  今日報告いただいたけれども、少しは頑張っていただいているものの、仮設、給水口、扇風機。扇風機の後ろに氷でも置くんだろうか。この間局長が言っていたけれども、2度ぐらいようやく下がるみたいな。ところが、生徒がいっぱいいるから熱気でどうなのかなと。いや、本当にかわいそう。  私ついたところの教頭先生にお電話して、どうでした、つきましたか、と言ったら、つきましたと。つけようかと思いましたけれども、今寒くて必要ありません、なんて、こんな贅沢なことを言っている学校もあるけれども、ついているから安心ですよ。ついていないところは一体どうするんだ。一体何でこうなったのかというのも、この間議会の後半中で、都市整備局の絡みもあるということであった。  そこで、このエアコン発注について原局である教育局、それから発注窓口である財政局、そして都市整備局も大きな役割があると思うんだけれども、どういった役割分担で進めてきたんですか、まず伺います。 142: ◯設備課長  都市整備局と教育局との関わりについてでございますが、教育局が事業自体の意向や方向性など意思決定したものを、都市整備局が工事依頼を受け、その内容を踏まえて工事の設計、発注、管理を行っているものでございます。当然ながらその過程においても教育局に対し技術的なアドバイスを行いながら進めてきたところでございます。 143: ◯岡部恒司委員  だったら発注に大きく関わっているのは都市整備局ということだ。そうですよね。もう教育長言っていたけれども、いろいろな団体に相談したとか話を聞いたとかあったんだけれども、どういった団体に相談してみたんですか。業種は何だったんですか。  それからまとめて。不調だったんでしょう。不調の理由は何だったんですか。ここら辺をちょっと伺います。 144: ◯設備課長  エアコン整備工事をするに当たりましては、先日の答弁でもお話ししたとおりでございますが、事前に業界団体に聞き取り調査を行いながら、教育局とあわせて工事発注の調整を行ったところでございます。  業界に関しましては機械設備の業界を中心として事前に調査等、ヒアリング等を行ったところでございます。  不調の原因につきましては、これも答弁でお話ししたとおりでございますが、技術者不足というところで不調の要因になったということでございます。 145: ◯岡部恒司委員  だって、参加できる業者数は分かるでしょう。登録制なんだから。入札参加を申請しているわけだから。そこで点数やら何やら分かるわけで。技術者もいるわけで、大体の把握はできる。それに関しておととし、去年と担当部は大丈夫だと、できると何回も言っていた。その相談が無駄だったということですか。相談しながら進めてきたのが無駄だったということですか。不調だという予測は立てられなかったのですか、あなたたち。絶対大丈夫だぞと何回も言われていたけれども。本当に大丈夫だと思って進めてきたんですか。  局長だって、あの当時次長だったかな。次長のところ通っていって決裁したわけでしょう。大丈夫だって言っていたんだから大丈夫なはずなんだけれども、やはり駄目だった。これ本当の原因は何なんだろう。技術者がいないって、そこまで読めなかったのか。いかがですか、局長。 146: ◯都市整備局長  不調の原因ということで、その一つの大きな要因が業者さんの技術者不足ということが挙げられてございます。公共工事については、我々事前にこういう工事をこういう時期に発注しますということを事前にお知らせした上で計画的に発注をしているわけでございますけれども、それ以外にももちろん同じ施工業者が担う部分として民間の分の工事だったりもございます。  そういう意味で、なかなか業界のキャパシティーに対して民間の工事も含めた発注量がどのぐらいになるかというのをなかなか読み切れないところもあろうかと思いますけれども、そういうところで先ほども申し上げましたヒアリングだったり、実際の施工可能量だったりの調査がいま一つ不十分だったということが言えるのではないかと思います。 147: ◯岡部恒司委員  予定価格はどうだったんですか。もちろん規定どおりの予定価格だったんでしょう。それがそのときに安く感じたんじゃないの。だって、いろいろな台風だって復旧・復興業者さんが行っているところだってあるし、これも民間の仕事がいっぱいあれば、どっちがお得かなと。安いところに行かないですよ。適正価格だけれどもそのときは安く感じた。利益がそんなに上がらなかった。だから手を挙げないと。金額にも問題あるんではないのか。普通に出したから。 148: ◯設備課長  設計金額、積算金額につきましては、営繕工事、設備工事で今回ございますが、国交省の基準にのっとって積算しているわけでございまして、機器におきましては主たるものなんですけれども、それにつきましては見積もりも採用するなどをしておりますので、適正な価格だったと認識しております。 149: ◯岡部恒司委員  いや、利益が上がらないから手を挙げないんですよ。  それから、本会議でも2回ぐらい出ていましたけれども、金額とか点数とか、ここの配慮も変えずに当初のままでやってしまった。それも大きく影響しているんじゃないですか。 150: ◯設備課長  そのほかの条件につきましては、仙台市発注工事におきまして契約課、技術管理室等いろいろな基準が定められております。今回に関してはある一定の金額に達しておりますし、それ相応の基準なり、いずれ適正な基準で発注しているというふうに思っております。 151: ◯岡部恒司委員  そこが読み切れなかったところなんじゃないですか。だから、皆さんたちは目的は何なの。結果でしょう。エアコンを2年間でつけるという結果でしょう。だから、その過程じゃないんです。発注方法。とんでもないやばい方法だったらまずいけれども。そこでも考え直さなかったんじゃないの。  高橋副市長が言っていたけれども、知恵が少し足りなかった。知恵だけじゃないですね。勇気が足りなかった。こんな話、3.11東日本大震災のときによく話したはずです。白、黒、グレー。白に近いグレーの部分にもあなたたちは手を出さなかった。真っ白なものしかしなかった。結果、2か月も3か月もあの当時復旧・復興工事が遅れてしまった。少しの勇気があれば被災者の不安を解消してあげることはできたはずだ。その勇気がなかった。出そうともしない。なぜ。責任を取りたくないから。あらぬ誤解を受けたくないから。普通の方法で普通に発注して、結果不調だったということでしょう。  だから、この不調で本設エアコンができないのは恐らく予測していたんじゃないの。それでも過程を重んじて、発注方法を重んじて、後から何だかんだ言われたくないからと。全部エアコン設置できなくてもすみませんと謝ってしまえと。こんな感じだったんじゃないですか。3・11もそうでしたよ。局長、どうなの。結果を重視したんじゃなくて、過程、方法を重んじただけじゃないの。そう私は素人なりに思うんだけれども、局長はどうですか。 152: ◯都市整備局長  今回の学校のエアコン整備工事につきましては、確かに入札不調とかがありまして現状当初予定していた工期に遅れが生じてしまっているという状況ではございますけれども、その時点の見立てといたしましては、今回コロナ禍の影響がありまして夏休みが短縮されるとかという状況が後追いで発生していまして、そういうその時期、先ほども御指摘があった非常に暑い時期なわけですけれども、そういう時期にエアコンが設置できない状況が発生したことを踏まえて何らかの代替措置ということで仮設という話も出てきているわけでございます。  もともとの工期は標準的な工期ということで8月末とか9月末とかというふうに設定はしてございましたけれども、当初の見込みといたしましては集中的に夏休み期間に工事をやる、やれるという状況で、その中でほとんどの学校についてはその夏休み期間中に竣工ができる見込みが立てられたということを前提といたしまして一般的な発注をさせていただいたということでございまして、ただ、もちろん結果責任でございますので、こういう状況に至ってしまっていることについては非常に申し訳なく思っている次第でございます。 153: ◯岡部恒司委員  不調なんていうのはあのとき随分味わったじゃないですか。3.11復旧・復興工事で。それも結局もう勇気がなかったからかもしれませんよ。だから、そのためにも災害協定を含めながらいろいろな団体とやっていきましょうよと。多分それをやっていかなかった。結果、勇気を出せなかった。普通に発注を出した。不調じゃないと思ったけれども不調になった。みんなうまくいくと思っていませんでしたよ。そんなの。やはりそうだったんじゃないの。  だって、教育長だって建設業界のこと分からないですよ。本会議でも教育長一人で責められて。教育長が分かるわけないでしょう、業界のこと。建設業のこと。現状、それから業者の心理、業界団体の心理なんか分かるわけない。それをアドバイスするのが都市整備局のはずです。それをしなかった。適切なアドバイスをしなかったということだった。だから、都市整備局にも大きな責任があると思う。もう一度、局長、言ってください。 154: ◯都市整備局長  このたびの学校のエアコンの整備工事につきましては、当初予定しておりました工期に遅れが生じてしまったということにつきましては、入札不調が生じた時点でより柔軟なといいますか、適切な対応ができなかったのかということなど、御指摘のような知恵とか工夫、もう少し言いますといま一歩の勇気といいますか、そういうところが足りなかったものというふうに反省もしておりますし、冒頭御指摘いただきました最近の環境の変化、夏の暑さがひどくなってきたということを考えますと、児童や生徒の皆さん、あるいはPTAの皆さん方に対して大変申し訳なく思っているところでございます。  今後、今回の事業、取組につきまして検証を進めていきたいというふうに考えていまして、そのプロセスにおきましても改めて業界団体の皆様方とちょっと丁寧に意見交換などをさせていただいて、今後の同様の事業の発注に生かしてまいるように努めなければならないというふうに強く感じているところでございます。 155: ◯岡部恒司委員  最後に、このエアコン、本当に都市整備局の責任は大きなものだと思います。子供たち、それから親御さんたちの気持ちを考えると。あそこはついているのにこっちはついていないと。仮設をつけてもらったけれども2度しか下がらない。大きな差を感じている。不満を感じている。これは間違いない。そういう話が現に来ているから。  そこは十分に反省材料としてこれから進んでいただきたいし、それから、今年になって随分言っているけれども、雪が降らなかった、大雨が降る、災害。地震だって最近起きている。また来ますよ。そのときのためにも、やはり時間が必要なんですから。知恵と、勇気を持った発注をして、即着工。被災者、困っている方々には安心を与えるように。そういったことも災害協定含めてさらに見直してやるべきだと思います。どうぞ御検討方よろしくお願いします。 156: ◯石川建治委員  今回のこの新型コロナウイルス感染症というのは、あらゆる分野でこの日本の社会というか、世界の弱いところがまさに白日の下にさらされたというか、そんなことを今の岡部委員の議論も聞いて思います。  改めてこの新型コロナウイルス感染症に対するしっかりとした取組は、これまでの社会のありようを含めて一人一人の人間に総括を迫り、そしてまた、新たな一歩を踏み出す方向性を自らが考え出していくということが問われているんだなと、こんなふうに感じました。そんな感想を述べながら、新型コロナウイルス感染症に関連して路線バス等の支援策について私のほうでも質疑をさせていただきたいと思います。  今月10日に地元紙に宮城交通株式会社の青沼社長のインタビュー記事が載りました。これは皆さん御存じかというふうに思っておりますけれども、見出しが、努力限界、行政支援をということでございまして、振り返ってみれば宮城交通が仙台市内の路線バスのエリアの約7割ぐらいを実は宮城交通が担っているということなんです。最初私も見たときに宮城交通単独で路線を運行しているエリアと、それから、市営バスの営業所の委託を引き受けている部分と、そういったものを見ると約7割近いエリアを実は宮城交通が担っている、市民の足を担っているということなんです。  その宮城交通が残念ながら今回の新型コロナウイルス感染症で大きな打撃を受けた。先ほど国へ対する要望の中でもありましたけれども、あの事態が物すごく深刻になっているということなんですけれども、当局として改めて市民の足、県民の足として奮闘してもらっている、その路線バスを運営をしているバス事業者の現状というものについてどのように把握しているのか伺います。 157: ◯公共交通推進課長  宮城交通は、太白区並びに泉区の大部分、及び青葉区及び宮城野区の一部地域の直接の運行を担っているほか、市交通局の霞の目、東仙台、それぞれの営業所の管理を受託しているなど、本市の路線バスの重要な担い手であると考えています。  今回の新型コロナウイルス感染症の流行により、路線バスの利用者の減少による減収のみならず、高速バスや休校による通学バスの運休により経営環境が厳しくなってきているものと受け止めております。 158: ◯石川建治委員  実は国の第二次補正予算、非常に期待をしていました。様々な業界が大変な状況になっているというところに対して、きちんと国として責任を持って手当てするのかなというふうに思ったんですが、残念ながら新型コロナウイルス対策に特化して138億円ぐらいですか、それぐらいの予算をつけたと。それ以外はないということだったので、その政府の思慮のなさというか、そのことに非常に私はがっかりというか、憤りも感じました。  そのバス事業者、先ほど岡部委員が冒頭で市営バスと宮城交通バスのことで苦情があったということの紹介ありましたけれども、緊急事態の中でもバスは運行させなければならないと。しかし、周りには自粛しろと、テレワークだと、自宅にいなさいと、学校も休校ですと、大学にも出ないでくださいと。こんな休業状態になっていたんです。  結果として、年度初めというのはバス事業者にとって乗客が増えるということに加えて、定期券の販売が非常に期待されているわけです。大きな実入りが考えられる時期に完全にその動きがストップをしてしまった。このことがあって大変な減収になってしまったということなんです。それでもさっき言ったように走らせなければならないから、3密をつくらないように様々な努力をしてきた。  実は宮城交通も学校などが再開してからは密にならないように、朝の通勤時間帯なんかに実は1台のバスに追加してもう1台のバスを出して、2台に分散させて密にならないような工夫まで実は宮城交通はしているんです。市民のことをやはり本気になって考えて努力をしてきたんです。そのためには費用も当然かかります。  しかし、そういったことだけれども、宮城交通というのは資本金が一定金額あるので残念ながら中小企業には当たらない。したがって、事業継続とか雇用を守る手当とかというのは一切使えない。この宮城交通が置かれている現状の中で今の段階で利用できる国や県や、あるいは市ができる支援策って一体どんなものがあるんだろうというふうに思うんですが、その辺って分かりますでしょうか。 159: ◯公共交通推進課長  今現在、宮城交通が受けられる支援金といたしましては、国県市の各種税や社会保険料の納付が猶予されたり減免されたりの措置、あと、利子補給やセーフティーネットなどの金融支援策などが受けられるところでございます。また、今回の国の第二次補正予算において新型コロナウイルス感染拡大防止対策に係る費用の一部補助が予算化されておりますので、今後そのような支援策についても受けられると思っております。 160: ◯石川建治委員  どうにも足りないんですよね。そこで、宮城交通も加入している宮城県バス協会、この協会が今月12日に村井県知事に対して支援要望を出しました。その内容は把握していますでしょうか。少し内容も含めて御紹介ください。
    161: ◯公共交通推進課長  今月12日に村井宮城県知事に対し宮城県バス協会のほうから6項目になる要望書を提出していると伺っております。内容といたしましては、乗合バス事業者存続のための運行に対する補助の新設や拡充、バス利用者増に向けた利用者の料金負担や学校行事における保護者の負担軽減、感染拡大防止対策に対する支援、持続化給付金の継続的な給付の要望などとなっております。 162: ◯石川建治委員  6項目多岐にわたっています。単に路線バスの赤字分の補填をしてほしいということではなくて、今御紹介あったように、例えば学校の修学旅行とか校外学習なんかでバスを利用しますね。そのバスも先ほど紹介したように、密にならないように1台に40人乗せられるところを2台用意しなくてはならない。そうすると、その分の料金というのは保護者が負担することになってくる。  そうすると、学校ではなかなかできないので、今年は校外学習をやめましょうねとか修学旅行を自粛しましょうか、あるいは短くしましょうかとかということになりかねない状況になっているわけです。  だから、バス協会のほうはきちんと子供の学びをしっかり保障する意味でも、県に対してしっかりとそういった部分の保障もしてほしいということで、その要望書の中に1項起こしているというのがあるわけです。  そういった面では、まさに必死なわけです。宮城県バス協会の中には既に経営破綻している会社もあるというふうにも指摘をされておりまして、非常に大変な状況なので、ある意味ではそのバス協会から出された6項目の中で、ならば本市としてできることは何なのかなということをぜひとも考えていただきたい。  あわせて、通常仙台市の委員会にも宮城交通から入っていただいて協議をしているメンバーにもなっていますので、様々な機会を捉えて仙台市にも支援を求めていたというふうに考えられるわけですが、その内容について当局としてどのような内容で、市としてはどんな検討をされているのか、今後の支援の具体策というものが固まってきているのか、その辺についてもし説明できるものがあればお願いします。 163: ◯公共交通推進課長  このたびの新型コロナウイルス感染症下での支援要請ではございませんが、これまで青沼社長が市長や副市長と面談する機会などにおいて、宮城交通が持続的かつ安定的に運行していくためには行政からの財政的な支援が今後必要となってくるとのお考えをいただいております。  本市といたしましては、直接的な運行費に対する補助ではなく、転入者モビリティ・マネジメントなどの利用促進策による利用者数増加による増収効果を目指し、また、東西線結節駅周辺のバス運賃を100円にすることによる減収分の補助やバス購入費補助などにより支援をしているところでございます。  また、学校の休校に伴う利用者の減少が顕著になった3月からのバス利用者の状況につきましては、機会を捉え情報提供いただき、新型コロナウイルス感染症の拡大状況などを踏まえた今後の見通しなどについても意見交換してきたところでございます。 164: ◯石川建治委員  宮城交通が実は仙台市の政策を実施することによって収入が激減しているということもこれありです。例えば学都フリーパスでいうと宮城交通エリアは使えないわけです。定期券からフリーパスのほうに切り替えたいけれども、定期券収入のほうが大きいのでそれが減額されれば運行にも支障を来しますというのが宮城交通の理由の一つになっています。  ですから、議会なんかでは同じ市民にもかかわらず利用できるサービスが利用できない人たちが半数いるなんていうことが議論になりましたよね。だから、それは交通政策としてやったのだとすれば一般会計からしっかりと手当てをしてやるべきだという主張をやってきたんだけれども、全然このこともされなかった。  東西線が出来上がったときにも結局バスから離れていったと。そのことで宮城交通は全路線赤字になってしまったと。以前は地方の赤字を仙台市圏域での収益で賄ったり、観光バスや、あるいは高速バスなどの長距離の路線バスの収益でカバーをしていける分はしてきたんだけれども、それもまたできなくなってきてしまったということになります。  最近、新型コロナウイルス感染症を理由として、ほかの県の路線バス事業者が倒産しました。全国で初めてということでマスコミで報道がされました。その前は岡山県で県民の足を担っていた両備バスが路線から撤退するということで、岡山県は大変な騒ぎになりました。その理由は、2000年過ぎた頃に規制緩和されたんです。誰でも路線バスに参入できるようになった。そうすると、クリーム・スキミングという、いわばおいしいところだけすくい取ろうという、要は儲けられる路線だけに新規参入で入っていこうというバス会社があって、それを県も許可してしまった。運輸局も許可してしまった。そうすると、両備バスのほうは長年やっていたんだけれども、やっとの思いで黒字を確保していたのが全く赤字になってしまうので、しかも運賃も4割安いんだそうです。やっていけないからもうやめたという話になって大騒ぎになったということが起きています。  そうして見ると、もし先ほど言ったように市内の7割をカバーしている宮城交通が同じようにもうもたないと、もう路線バス事業から撤退しますという事態が起きたら一体どうするんだという思いがあるわけです。これ実際現実のものに、今全国でそういうことが起きていることからすると、一体どういう事態が起きるのかということは当局として想定ってしたことありますか。市民生活が、地域経済が、教育が、医療が、福祉が、観光がどうなってくるのか。その辺もし考えがあればお示しください。 165: ◯公共交通推進課長  宮城交通がバス事業から撤退された場合というお話でございますけれども、先ほどお話しいたしました交通局の管理の委託の分も含めて、市内の大部分の部分を宮城交通が担っていただいているという状況の中で、宮城交通の運行を直ちに代替できるバス事業者はいないというような状況にありますことから、公共交通を中心とした交通体系の構築という形の目標を定めて仙台市として交通政策を進めておりますが、多くの市民の移動が困難になるものと考えております。 166: ◯石川建治委員  青沼社長がこのインタビュー記事で、民間が安い賃金で公共交通を維持する国は珍しいと指摘しているんです。そうなんです。世界では大体が行政がしっかりとその責任を持って運行しているからそういう事態にはならない。それは交通というものが国民の移動する権利である、人権であるということを認めた上で、インフラとして位置づけているから、税金を投入しても誰もそれは当然のことだと思う。  残念ながら日本の構造は民間バス事業が誕生してからなので、ずっと民間でやるものだということでしてきたのが今の事態になってきている。国とか本市のような地方行政がその交通インフラ、市民の足に対して十分責任を果たしてこなかったことが今回のコロナ禍で大変になってきたことの背景にあるんだと私は思うんです。  そういった面では、最近マスコミにも、医療崩壊とか出ていますが、交通崩壊という言葉も聞かれるようになってきました。この間NHKでの特集か何か特番でもやっておりましたけれども、本当に大変な事態になっているということです。  改めてバス事業というのは単に移動の手段というだけの位置づけではなくて、改めてまちづくりにおける位置づけについてしっかりと交通というものを柱に据えるというか、まちづくりに必要な移動手段の交通ということではなくて、交通からまちづくりを考えていくという、その発想の転換ということも含めて考えていく必要があるんだと思うんですけれども、このまちづくりにおける位置づけについてどのようなお考えを持っているのか伺います。 167: ◯公共交通推進課長  まちづくりにおける位置づけでございますけれども、市民が健康で文化的な市民生活を送る上で、自動車などの移動手段を持たない者にとってはバスは必要不可欠なものであり、本市としても公共交通を中心とした利便性の高い総合交通体系の構築をまちづくりの目標に掲げており、その中で路線バスは地下鉄とともに重要な公共交通機関であると考えております。 168: ◯石川建治委員  ぜひそれを具現化していただきたいというふうに思っています。  交通崩壊してしまうと、先ほど答弁であったように様々な分野に大変な事態を招きかねない。そういう意味では、バス事業者に責任を一切お任せということではなくて、思い切った公的支援が必要なんだというふうに思うんです。繰り返しになると思いますけれども、改めてその辺の認識というか、所見はいかがでしょうか。 169: ◯総合交通政策部長  公的資金についてでございますけれども、先ほど御報告いたしましたが、まず国に対して交通事業者が事業継続ができるように、国による交通事業者に対する減収対策を講じることを要望することとしております。  バス路線は仙台市域で完結するものとは限らず、自治体をまたがって運行されるものも多く、今回の新型コロナウイルス禍に対するバス事業を支える方策につきましては、一自治体にとどまらず、国や県、隣接市町などと連携し、その支援の在り方について整理していく必要があるものと考えております。 170: ◯石川建治委員  交通関係の研究者の皆さんでつくっている日本モビリティ・マネジメント会議というものがあります。今年新型コロナウイルス感染症の問題でアンケート調査を行いました。結果として、交通事業者全体の減収を約3.5兆円に達すると試算をしています。  そして、8割を超える企業が賃金や損失の補償による支援を強く求めています。もしかしたら8月までうちの会社もたないというところが6割ぐらい全国でいるんですよ。そうすると、もう仙台市だけの問題ではなくて、全国的にそういう事態が起きかねないということが今まさに目前に迫ってきているということなんです。  だから、その決意をしているのであれば具体の支援が必要なのだと。先ほど紹介いただいたように税金の減免とか、そういったことも含め、それから、先ほど県知事に要請した6項目の実現を図るとか、国に対してしっかりと財政支援を求めていくということがやはり必要なのだと思うんですけれども、その実現に向けてどれだけ本気になって取り組むかということが問われているんだと思うんですが、ぜひこれ積極的に働きかけていくということが必要だと思うんですが、その辺についてはどのように考えているか伺います。 171: ◯総合交通政策部長  まずは、国に対する本市の独自要望といたしまして、国による交通事業者に対する財政的政策を講じることを要望していくとともに、国の第二次補正予算における交通事業者への支援、あるいは宮城県の動向なども踏まえまして、交通事業者が今後も持続的に経営していけるよう、本市としても関係機関と連携しながら必要な取組について実施してまいりたいと考えております。 172: ◯石川建治委員  場合によってはこの路線バスを維持するために、全国の路線バスを維持するために、国にちゃんと基金をつくれということだって求めてもいいんだと思うんです。  それから、本市でいうと市営バスに毎年30億円の一般会計からの繰り出しをしている。30億円とは言わないけれども、宮城交通が市民の足としてちゃんと維持できる財政的条件をつくるんであれば、一般会計からの支援ということだって考えてもいいんだと思うんです。  ただ、残念ながら新型コロナウイルス感染症の関係で多分来年の税収は大幅に減るんだと思うんです。厳しいと思うから簡単にはできないと思うけれども、そういう知恵出しがやはり必要なんだと思うんです。ぜひそのことも含めて検討してください。  それから、先ほど来から私は宮城交通も頑張っていると一生懸命言っていますけれども、残念ながら先日21日に地元紙で宮城交通が昨日からダイヤ改正したけれども不便だという声をいっぱい載せてしまったんです。非常に私はがっかりしました。  市民の利用が不便になるということだけが強調されて、ああ、やはり宮城交通は使えないね、というような気分が市民の中に広がったら、これもっと大変なことになるのではないかというふうに思うんです。  これはその新聞社の取上げがどうのこうのということはないけれども、先ほど岡部委員のところでも出たけれども、実は先ほど来から強調しているバス業界の実態や事情、そういったことをどれほど一般市民の人が理解しているんだろうかと。このことなんだと思うんです。  残念ながら便数が減らされた、路線がなくなった、利用しにくくなった、何で走らせないんだろうというところで止まっていて、その本質を知った上で市民が自らの行動として生活の中にしっかりと公共交通としてのバスを位置づけていくんだぞという思いをしっかりと育てていくということからすると、改めて情報提供なども含めた本質的な努力も必要なんだろうというふうに思うんです。  これただでさえコロナ禍で大変で、バスを利用していた人がマイカーや、あるいは自転車やバイクなどのほうに移動手段を移して逸走してしまって帰ってくるというのが非常に厳しい中で、改めてバス事業の現状のお知らせをして利用促進策を積極的に行っていく必要があるのではないか。  それは宮城交通だけではなくて、市バスも一緒になって、市民の足としていこう、だからぜひ協力してほしいということを強調していいんだと思うんです。市民が買い物の便利さだけを求めた結果、地元の商店街、商店がどんどん潰れていって今買い物難民になったとかということと同じように、バスがなくなって移動手段が全部個人で解決しなければならないふうになったら大変なことになりますから。  そういった面では、この現状の周知と利用促進策について伺います。 173: ◯総合交通政策部長  宮城交通からは緊急事態宣言が解除されたことにより利用者は戻りつつあるものの、テレワークの継続や、大学を中心にしばらくはオンライン授業が続く学校があり、学生の利用は例年に比べて低いまま推移すると想定されることから、今回のダイヤ改正に至ったもので、新型コロナウイルス感染症の収束あるいは今後の対面授業の再開などによっては、必要に応じて再度ダイヤ改正を行っていくと伺っているところでございます。  公共交通はいわゆる3密をつくり出す環境という誤解もあるのかもしれませんが、利用を自粛する動きがあることから、本市といたしましては日本モビリティ・マネジメント会議がウイルス専門家監修の下に作成した安全な公共交通利用を啓発するポスターを印刷し、市内の高校、大学、専門学校や市民センターなどに掲示していただくことで、安心して公共交通を利用していただけるよう努めているところでございます。  今後もバス事業者の御意見も伺いつつ、広報啓発をすることで利用促進を図ってまいりたいと考えております。 174: ◯石川建治委員  事は急を要するんです。それに加えてコロナ禍というものをこの人類がコントロールできるようになるには長い期間がかかるんだと思うんです。例えばワクチン一つ取ったって世界にこのワクチンが十分に行き渡るまでの時間というのは数年かかる。そうして初めてこれまで克服してきたウイルスと同じような扱いになっていくんだろうというふうに思うんです。長期にわたる作業になるわけです。  したがって、行政としてバス事業者の行政に対する不信を払拭して、しっかりやっていくぞということのメッセージを伝えるためには、行政としての本市の構えと決意と実行、これが必要なんだと思うんです。そのことによって事業者が安心して安定した輸送に取り組める、そのことが未来への展望を示すことになるんだろうというふうに思うんです。  市民生活や経済等をあらゆる分野で支える交通インフラを実現することにつながるんだと思うんですが、この間の議論を踏まえて改めて決意のほどを伺いたいと思います。 175: ◯交通政策担当局長  今回の新型コロナウイルス感染症による公共交通への影響については全国的な問題でありますことから、国による迅速な支援を要望するとともに、公共交通利用時の新型コロナウイルス感染リスクを正しく理解した上で、市民の皆様に安全に御利用いただくための情報発信により利用促進を図ってまいりたいと考えております。  中長期的には人口減少や少子高齢化が進行する中にあっては、バスは市民生活を送る上でこれまで以上に重要な移動手段であると認識しており、現在策定中の新交通プランにおいても質の高い公共交通を中心とした交通体系の充実を目標に掲げ、持続可能なまちの実現に向けて交通政策を推進していくことが重要と位置づける予定としてございます。  今後、鉄道にバスが結節する交通体系を一層充実させていくことに加え、鉄道を利用できない地域における路線バスの活性化や地域の実情に応じた移動手段の確保に向けた取組が必要と認識しております。  これらの取組に向けましては、もとよりバス事業者の経営が持続的かつ安定的なものとなっていることが必要でありますことから、引き続きバス事業者の声も伺いながら活力あるまちづくりに向けまして国家的な交通政策について鋭意取り組んでまいりたいと考えております。 176: ◯嵯峨サダ子委員  さきに1点だけちょっと確認をいたしたいと思います。  先ほどの学校のエアコンの発注に関してですけれども、都市整備局の設備課が工事の設計、発注に関わってきたということでありましたけれども、それでは教育局の学校施設課との関係はどうなっているのか確認したいと思います。 177: ◯設備課長  先ほど教育局との関わりということでお話ししたとおりで、繰り返しになると大変申し訳ありませんが、教育局が事業主体になっておりまして、教育局から工事依頼を受けて都市整備局で発注していることでございます。  当然ながら発注の途中に当たっては教育局学校施設課とともに情報を共有しながらどのような発注の方法、方向性などをどれが最善かということを常に情報共有、協議しながら発注に至ったわけでございます。 178: ◯嵯峨サダ子委員  私の理解では、通常は学校施設課でいろいろな発注をしてきた。今回はエアコンというかなりたくさんの事業量があるから設備課のほうに依頼をしたという関係性ということでいいんですかね。直接的には。 179: ◯設備課長  今の御質問ですが、原則というか、ちょっとなかなかケース・バイ・ケースではございますが、仙台市における市有施設におきましては都市整備局で発注するのが多いかというふうに思っております。  各局で発注するものも当然あるんですが、主に新築、改築、増築といった改修工事といったものは営繕工事ですけれども、都市整備局で発注しまして、教育局で発注するのは主に修繕、比較的小規模の修繕工事というものを発注していまして、例えば先ほどもちょっとお話ししました大規模改修工事とか、そういった様々な機器の更新工事というようなものを営繕課、設備課、都市整備局で発注しているものでございます。  繰り返しになりますが、教育の学校施設における工事につきましては、大部分が都市整備局で発注しているところでございます。 180: ◯嵯峨サダ子委員  分かりました。教育局の学校施設課でもやはり技術職の体制も厚くする必要があるかというところの認識もあったものですから、そういったことで確認させていただきました。  私は泉パークタウンの造成地の土ぼこり被害について伺いたいと思いますが、まず造成計画の概要について伺います。 181: ◯開発調整課長  泉パークタウン第6住区開発計画の概要でございますが、こちらの事業は民間事業でございまして、平成16年に開発許可を仙台市のほうでいたしまして、工事を進めているところでございます。  現在は造成工事のほうが着工いたしまして、本格的な工事がなされているところでございます。 182: ◯嵯峨サダ子委員  その造成計画の規模感ですけれども、それについてちょっと具体的にお伺いをしたいんです。仙台市はその開発許可、平成16年にこの場合は下りているんですが、その後市街化区域を拡大しないという方針に転換したと私は理解しているんですが、それ以前に開発許可が下りていたということで、今回その計画変更があったというふうに聞いているんですが、どういう計画変更だったんでしょうか。 183: ◯開発調整課長  泉パークタウンの造成計画についてでございますが、開発計画については先ほど申し上げた平成16年に許可したところでございますが、その後二度変更しておりまして、まず平成30年に開発者のほうが変更になる手続をしております。その後、令和2年3月に工区分けをいたしまして、今日は詳細な開発事業の面積等の資料を持ち合わせてございませんが、一つの開発区域だったものを三つに分割いたしまして、今現在着工しておりますのがその一つの工区で、東工区というところで造成計画が進んでいるところでございます。 184: ◯嵯峨サダ子委員  今回造成地でなぜ大量の土ぼこりの被害が出ているのか、伺います。 185: ◯開発調整課長  造成工事につきましては、先ほど平成30年12月に着工というふうに申し上げましたけれども、その後伐採工事を着工いたしまして、その後現在掘削をする工事が本格化いたしました。そのため土ぼこりの影響が出ているものというふうに認識しております。 186: ◯嵯峨サダ子委員  それで、この間住民から市当局に対しても開発調整課に対してもいろいろ相談があったと思うんですが、どういう相談内容だったのか、それに対して市の対応はどのように行ってこられたのか伺います。 187: ◯開発調整課長  住民からの相談状況についてでございますが、掘削工事の本格化した4月以降、本市に対しまして電話などによる問合せと寺岡三丁目、四丁目の町内会から相談が寄せられている状況でございます。  その内容としては、日中窓が開けられない、洗濯物や布団が干せない、車が土ぼこりで白くなるというようなお問合せをいただいているところでございます。  これまでの市の対応につきましては、近隣住民の方々からの相談を踏まえ、本市といたしましてはその状況について現地確認を行い、土ぼこりの発生が抑制されるよう事業者を指導してきたところでございます。  現在、現場では散水対応やのり面の早期緑化、強風時の工事中止などの対策を行い、近隣住民に配慮しながら造成工事を進めている状況と伺っております。 188: ◯嵯峨サダ子委員  市のほうもいろいろ御対応されているということでありますけれども、先日その造成地に隣接している寺岡三丁目、四丁目町内会が住民に対してアンケート調査を行いました。その集計を頂いたんですけれども、三丁目、四丁目の世帯が755世帯、アンケートの回収率が319世帯、だから42.3%の回収率でございました。  幾つかちょっと設問に対してお知らせしますけれども、造成地の土ぼこりは気になりますかというのに、はいと答えたのが86.8%。どこで土ぼこりを確認しましたか、車が84.3%、窓が78.7%、家の中が54.5%。土ぼこりの対策はどうしていますかというのに、窓を閉めている、掃除の回数が増えたとか、いろいろあります。  それから、土ぼこりをどのように感じますかということでは、いつまでこの工事が続くのかと、対策を徹底してほしいというのが64.3%です。それから、造成工事全般については早く終わってほしいという、こういうアンケートの集計結果だったんですが、それに加えて自由記述がたくさんありまして、本当に健康被害が非常に心配だというふうに私は見て思いました。せきが出るとか、それからぜんそくがあるとか、窓を開けていると土ぼこりが入って呼吸器も弱いほうなんでとても困っているというふうな健康被害を訴える人がたくさんあります。それから、アレルギーがひどいので本当によりひどくなるという話だとか。  それで、まずは強風が吹くと泉ヶ岳から西風が吹いて、真っすぐその住宅地に来るわけです。そうすると、土ぼこりと一緒に舞い上がって吹くわけですから、強風の日の作業は考えてほしいと、やめてほしいということが具体的に書いてあります。  それから、土曜、日曜は工事を休んでほしいと。土日も工事をやっているんですかね。それから、時間です。朝8時からやっていると。ちょっとこれは道義的にも私は許せないというふうに思うんです。  散水はしているというものの、それは工事車両が通る道路だけを散水していて、実際中のブルドーザーで工事をしているところには散水はしていないみたいなんです。全く対策が取られていないというふうに思います。  それから、やはり大型重機が動くわけだから、地震ではないかというふうに揺れを感じてすごく不安に思うということですとか、それから、健康被害については今後気温が一層上昇して窓の開放やエアコンの稼働が不可欠な季節に入れば、本当は新型コロナウイルス感染症でエアコンを稼働しながらもちょっと換気をしてというふうなこともできなくなるということでは、非常に生活自体が苦しくなると。被害が非常に多いということで、適切な対応を強く求めていくべきだというふうなことが書いてあります。たくさん書いてあります。  なので、やはり住民の皆さんの健康被害を防ぐための工事による土ぼこりをできるだけ極力出さないような対策を市としても強く業者に対して求めるべきだというふうに思うんです。  なので、これまでも御対応されてきたとは思いますが、なお一層業者に対しては、開発業者、それから実際に工事をしている業者、どちらも大手で社会的な責任がある企業でありますから、そこにきちんと指導が行き届くようなことをぜひやるべきではないかというふうに思うんですけれども、本当に毎日暮らしている皆さんは大変な思いをしていらっしゃるということですので、ぜひそのような強力な指導をしていただきたいし、実際工事をしているところにも現場にもちょくちょく足を運んでいただいて、実態をつかんだ上できちんと指導監督してほしいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 189: ◯建築宅地部長  ただいま委員のほうから地元でアンケートを行っている内容、まだ我々具体的にはお聞きしていなかったんですけれども、そういう様々な御要望があると。それにつきましては町内会のほうからは集計されたものを我々のほうにも御報告いただくというふうには伺っておりまして、今後はそのアンケートの内容をきちんとまず結果を踏まえるとともに、様々いろいろ今御指摘もありましたけれども、改めて事業者と協議を行って、近隣の住民の方々へまず今まで以上に丁寧な対応を求めたいというふうに思いますし、御指摘のように季節も大分変わってきまして暑い季節にもなりますし、あと健康的な話も今ございましたので、土ぼこりの発生によるいわゆる住環境、あるいはそういった健康等への影響が極力抑制されますように、本市といたしましても必要な指導をきちんと行ってまいりたいというふうに考えてございます。 190: ◯嵯峨サダ子委員  工事現場に対してやはり少なくとも朝早く8時から作業するとか、工事するとかは極力やめてくれということと、土日は休んでくださいと。強風が吹いたらストップしてくださいとか、最低それだけのことはきちっと指導していただきたいと思いますし、あるいは何かあったときの夜間の連絡先なんかもちゃんと住民に対しては周知をされていると思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 191: ◯建築宅地部長  その辺の内容を今委員御指摘のように、時間の問題とか工事の実施するタイミングとか、あとそういった地元からのいろいろな御要望がありますので、その辺はきちんとまず事業者に伝えて、取り得る策をきちっと対応してもらえるように改めて我々のほうからもきちっと指導してまいりたいというふうに考えてございます。 192: ◯猪又隆広委員  私からは全国都市緑化フェアの開催の誘致の現況と広瀬川における今後の取組について何点かお伺いをいたします。  まず、全国都市緑化フェアでございますが、これは私から御説明するまでもなく、1983年、これ私が生まれた年でございますけれども、大阪から始まっておりまして、1989年にはこの本市仙台市でも全国都市緑化フェアが第7回大会として行われました。愛称が「’89グリーンフェアせんだい」という愛称で行われたわけなんですが、2023年の開催誘致を目指して本市でも今開催の誘致に向けて取り組んでいるわけですが、本年2020年は広島県広島市、来年の2021年は熊本市、2022年には北海道の恵庭市がメインの会場となって、2023年に本市にバトンが引き継がれるわけでございますが、前回の本市での開催は市制施行100周年、また政令指定都市の移行記念事業として開催をされております。  今回、杜の都の環境をつくる条例の制定が50周年ということの節目に向けて開催を目指すということになりました。今回、この期間中には全国都市緑化祭ということで、皇室の方をお迎えして開催されるということで大変重要なフェアになっております。  この全国都市緑化フェアですけれども、令和5年度の開催を目指し取組を進めているということでございますけれども、現段階で予定している会場でございますとか誘致に関する現在の状況と今後のスケジュールについてまずお伺いいたします。 193: ◯全国都市緑化フェア推進担当課長  全国都市緑化フェアについては、令和5年度の春に現在整備中の青葉山公園追廻地区、西公園南側地区、そして、それらの間を流れる広瀬川をメイン会場としての開催を目指し誘致に取り組むことといたしました。  開催決定に向けては仙台開催に関する基本構想を策定した上で、国土交通大臣による同意が必要なことから、去る5月27日に第1回目の外部有識者による基本構想懇談会を、書面ではありますが、開催いたしたところです。  今後、懇談会において中間案を取りまとめ、秋頃にパブリックコメントを実施し、基本構想最終案をもって開催同意をいただけるよう、12月頃に大臣協議を行いたいと考えております。 194: ◯猪又隆広委員  今御答弁もいただきましたが、第1回懇談会が5月に書面での開催ということで行われました。この場で書面だったわけですけれども、事前に何か御意見というか、そういうようなものを聞いておるんでしょうか。どのような意見が出たのか、お伺いをいたします。 195: ◯全国都市緑化フェア推進担当課長  第1回の懇談会では、仙台での開催や開催理念を中心に御意見をいただいたところです。具体的には、震災から緑の復興を果たした仙台が将来に向けた百年の杜づくりについて緑化フェアを通して発信することが重要だといった御意見や、緑の空間を生かしながら街の中が活発に利用されると都市内外からの人の動きが伴う、仙台の緑化フェアに行ってみたくなる、参加してみたくなる、暮らしてみたくなるといった意義があると思うなどの御意見をいただいたところです。 196: ◯猪又隆広委員  この懇談会、今年中に年4回行われるわけなんですけれども、今年は広島県広島市が2020年は担当になっているんですが、今回この新型コロナウイルス感染症の影響で大変開催にも御苦労されているのかと思うんですが、もしこの2023年開催の折に新型コロナウイルス感染症のような新たな感染症、パンデミックが発生した際に、この懇談会の中でもそういったことも想定した中での開催状況とか、そういったこともぜひ議論の検討の俎上に上げていただきたいなと思いますので、これは別に答弁を求めません。  続けてなんですけれども、今回この基本構想を検討するに当たって資料の作成業務の業務委託を行われていると思いますが、今回公募型のプロポーザルで行われましたけれども、今回何社から提案があり、どういった結果だったのかお伺いをいたします。 197: ◯全国都市緑化フェア推進担当課長  今回のプロポーザルでは4社から提案があり、6月2日にプロポーザル審査会を開催し、厳正なる審査を行った結果、環研・ライフ計画事務所共同企業体を受託候補者として選定し、6月18日に契約締結に至ったものです。 198: ◯猪又隆広委員  この受託した環研・ライフ計画事務所共同企業体ですけれども、これは仙台市の会社でしょうか。 199: ◯全国都市緑化フェア推進担当課長  本社は仙台ではございませんが、仙台に東北支社がございまして、高砂中央公園や海岸公園など、仙台市の公園の設計などを手がけている会社でございます。 200: ◯猪又隆広委員  全く仙台にゆかりのない会社ではないということで、この会社は事前にお話も伺うと、この全国都市緑化フェアにも関わったことがある会社ということもありますし、本市の高砂中央公園であるとか海岸公園のほうもやったことがあるということで、まずは地元のことがよく分かっている会社の一つなのかなということで安心をいたしました。  続けてなんですけれども、今回都市緑化フェア、先ほど御答弁の中にもありましたけれども、メイン会場に広瀬川が入っております。広瀬川においては広瀬川創生プランを本市で策定しておりますけれども、それに基づいて本当に推進の協議会の皆さんであるとか、また広瀬川の市民会議の皆さん、また広瀬川1万人プロジェクトの実行委員会の皆さんを中心に様々の推進に取り組んでいただいているところでございます。  これまでこの委員会の中でもそうですし本会議場でもそうですけれども、多くの皆さんがこの広瀬川の魅力創出のためにいろいろな質疑をしてこられました。今回広瀬川におけるにぎわいづくりについてまずこれまでの取組状況をお伺いをいたします。 201: ◯河川課長  広瀬川におけるにぎわいづくりの取組状況でございますが、例年ゴールデンウイークには宮沢緑地でイベント、広瀬川で遊ぼうを開催し、夏には広瀬川上流域の新川で作並かっぱ祭りを開催しております。どちらも地元、市民団体並びに河川管理者などと連携して開催しており、多くの来場者でにぎわっております。  今年は新型コロナウイルス感染防止の観点から中止になりましたけれども、このうち作並かっぱ祭りについては子供たちが楽しめる代わりのイベントを現在検討しているところでございます。
     そのほかにも、先ほど委員からお話ありました広瀬川1万人プロジェクト実行委員会によります流域全体の清掃イベントや広瀬川に生息する生き物観察の環境学習など行われており、本市もこうした取組を支援しているところでございます。 202: ◯猪又隆広委員  広瀬川も大変広い川で、距離も長い川でございまして、今回全国都市緑化仙台フェアのメイン会場の広瀬川も西公園と青葉山公園に挟まれての川沿いということだけになるんですけれども、私の地元からもよく宮沢緑地、中河原緑地、また広瀬川の八本末緑地等々、あるわけですけれども、これまでも広瀬川での水辺のにぎわいづくりに関して地域の皆さんにも協力をしていただいていたところでございます。  欲を言えば今回全国都市緑化仙台フェアが開催されるところでございますが、その他の会場で高砂中央公園、海岸公園等々入っておりますが、ぜひこの広瀬川下流域というか、ぜひ宮沢緑地やこの緑地帯にもぜひ整備を検討してほしいところではございますが、それはなかなかちょっと議論の俎上の中でまた生まれてくることだと思いますので、ここではぜひお願いしますということは申し上げませんけれども、ぜひ今後仙台市としてこの水辺のにぎわいづくりに関してどのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。 203: ◯河川課長  先ほど委員のところで宮沢緑地あるいは中河原緑地というところの河川公園では、イベント以外にも様々な市民団体がにぎわいづくりにつながる活動を行っております。本市としてもこうした取組を今後も継続して支援していきますとともに、ほかの河川でのにぎわい創出の事例も参考にしまして、地域や事業者などと連携して創意工夫を凝らした取組などを検討してまいりたいと考えております。 204: ◯副委員長  私からも新型コロナウイルス感染症関連を含め数点確認をしていきたいというふうに思います。  まずは、応援する立場で建設局所管の八木山動物公園について確認をしていきたいというふうに思います。  先日の地元紙には再開を喜ぶ記事が載っており、私自身も二児の父でありまして、なかなか家族サービスできなかったんですけれども、実際子供を連れて行って非常に喜んでいたというふうに感じているところで、私も現地に行ってきたので、そんなところも含めながら確認をしてまいりたいんですが、この新型コロナウイルス感染症、要は休業中、動物園の動物たちの健康管理含めてその辺は大丈夫だったのかをまずは確認をしていきたいというふうに思いますので、そのところを御答弁いただければというふうに思います。 205: ◯八木山動物公園長  八木山動物公園については、休園中についても動物たちの飼育というのを毎日行っていく必要があります。その中で、動物たちに感染をさせないためにも職員の健康管理というのはもちろんですけれども、動物たちと不要に接触しないというか、必要以上の接触をしない飼育の工夫などをしながら、動物たちの健康維持についても努めてまいりました。 206: ◯副委員長  学説には動物から人とか人から動物、動物から動物とかを含め、この新型コロナウイルス感染症がどういうふうに感染するか分からないというところでございますので、引き続き注意した対応を求めたいというふうに思います。  私自身も園内を回らせていただいて、ラクダを飼っていたところがならされていたりとか、私が大好きだったゴリラのドン君のところがずっと空白のままでかわいそうだなとかというふうに思って拝見していたんですけれども、その辺の改めての、大きくは私自身も1期のときにふれあい広場とか大きく整備していただいたという認識はしているんですが、八木山動物公園が50年を経過して、またより一層魅力あるもの、そしてお亡くなりになってしまった動物たちを敬うためにも、その既存のところの計画を示していただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 207: ◯八木山動物公園長  八木山動物公園につきましては、開園から55年程度たつということで、開園以来から変わっていない部分もありますので、かなり全体的に老朽化も進んでいるところです。  これらの施設の長寿命化対策と、併せて様々な課題、現在の目線とかこれからの動物園を考えたときに、旧態依然のおり型の展示であるとか、動物福祉の観点などからも変えていかなければいけない部分がいろいろとあります。  それから、委員御指摘のあったようなゴリラのドン、非常にファンの多かった動物ですけれども、そういう亡くなった動物の後をどうやっていくかというような課題もあるところで、これまで園内の老朽化の状況についてその全体の調査をしまして、どの時期に更新をすべきかというところはもう既に調査を終えているところです。  今後の展示の在り方についても、大きく園内を三つくらいのエリアに分けて、より魅力的な展示であるとか、様々な効率的な施設管理をするという観点から、今検討をいろいろ進めているところですので、ある程度形ができた段階でお示しもしていきたいと考えております。 208: ◯副委員長  お示しする段階で適宜よろしくお願いしたいというふうに思います。  動物公園についてはもう1点だけ質問させていただきますが、は虫類館と、またあと飲食を伴う売店等はまだクローズされている状況でございますけれども、その辺の再開のめど、ちょっと私の記憶だと9月ぐらいだったのかななんていうふうに思っているんですが、また売店のベビーカーの貸出しなんかも中止しているというところで、様々対応しているのは認識しているんですが、本当の意味で要はは虫類館であったりグーグーテラスを含め、いつ頃本当の意味で全てが開放されるのかをお示しをいただければというふうに思います。 209: ◯八木山動物公園長  八木山動物公園については4月11日以降臨時休園を余儀なくされて、その間は動画等の発信などで動物たちを見ていただきました。5月19日からは平日の開園、それから6月20日からは土日も含めての開園ということになりましたけれども、その土日を含めた開園の段階でグーグーテラスについてはオープンをいたしているところです。  ただ、現在ふれあい館とかは虫類館などの屋内展示、それから餌やり体験も含めたイベントについては中止をしているところですけれども、今後感染症の状況に十分注意しながら、できるものから順次再開してまいりたいと考えております。 210: ◯副委員長  八木山動物公園については本当にエールを送る立場、学校では様々な行事が中止になって、遠足等で行けるところも行けなくなってしまっておりますので、しっかりとした衛生管理をしていただいて、子供たちがにぎわえる場所、そして大人たちも集える場所の再開を期待をしてエールを送りたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  続いて、交通局についてお伺いをさせていただきます。  昨日の一般質問でも南北線の車両の入替えについてお伺いをさせていただきまして、そのときの答弁、屋外広告物条例に抵触するおそれもあるというお話でございましたので、その辺についてもう一度御説明をいただければなというふうに思いますので、まずは御答弁をお願いいたします。 211: ◯交通局営業課長  屋外広告物条例に関しましてのお尋ねでございますので、お答えいたしますが、行政目的での広告物の掲出であれば移動広告物の上限、そもそも移動広告物の基準というものがございまして、電車とか自動車ですと40平米という基準がございます。この40平米の基準が行政目的での広告物掲出であればその上限にはとらわれないということを確認させていただいたところです。 212: ◯副委員長  ちょっと私の解釈がおかしいのであれば正さなければいけないんですが、ここで都市整備局がこの屋外広告物条例を管理しております。今交通局が御答弁をいただきました。時の資料でいうと要は掲出可能面積の制限、全くそこをおっしゃっていただいたのかなというふうに思いますので、都市整備局としてこの屋外広告物条例というところのまずそこが要は合致しているのかしていないのか、要はそこを御説明いただければというふうに思います。 213: ◯都市景観課長  屋外広告物条例では、原則広告物の掲出を禁止する禁止地域があり、地下鉄南北線沿線では黒松駅以北と七北田公園の第一種低層住居専用地域が禁止地域に指定されております。  禁止地域にも適用除外の規定があり、電車の場合は1車両当たり10平米以内としており、原則それを超えて走行することはできません。また、電車などの移動広告物の場合は表示面積が40平米以内と制限していることから、それを超えての掲出は認められません。  しかし、シティーセールスなど公共目的のために仙台市の例えば文化観光局などの部署と共同で掲出する場合は、禁止地域や移動広告物の制限の適用を除外する規定があり、制限が免除され掲出することが可能となります。 214: ◯副委員長  交通局と都市整備局のほうからお伺いをさせていただきましたが、いわゆる緩和要件はあるわけなんですよね。なので、できない理由ではないと思っているんです。  確かに課題の一つなのかなというふうには思いますけれども、もう一つ課題として私自身ももとより認識していたのが、ホームで見ようと思ったらホームドアがあるので、フルラッピングにしたときは低層部のほうは当然見えなくなってしまうんですが、南北線、富沢の終着、また北だと黒松あたりからですか、地上に上がってくるわけですから、その辺外で見たときにそういったものがあるんだと、そして、要は経済効果含めアニメコンテンツを導入した際、私自身も四国に行ってアンパンマン列車に乗ってきました。  側のラッピングもそうですし、内装で見たときに本当にこれ子供たちが見たら喜ぶなと。しかも、それを時間帯ごとにこの時間で運行しますよみたいなことを示しているわけなんです。そういったことによっての経済効果というのは、それこそ机上論以上のものが私はは現れるのではないのかなという思いから、車両入替えについてはいち早くなる車両は5年でなくなってしまう。時の答弁は一番最後に本当になくなるのは12年後なんだということでありましたけれども、逆に言うと12年もあるのかななんてちょっとがっかりしたところなんですけれども、いち早くそういったフルラッピングができるように、関係局と諸課題を乗り越えてやっていきましょうという提案でございますので、その辺について前向きな御所見をいただきたいなというふうに思いますので、これは課長というわけにはいかないのでここでやめたいと思いますので、交通事業管理者から御答弁いただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 215: ◯交通事業管理者  先ほど委員の質問の中にもございましたが、私どもとしては車両全体が見られる場所が極めて限定的だというところが、やはり逆に言うとそこに人が集まって危険を冒されるということは私どもの判断の中では一つの要素になるということは、昨日申し上げませんでしたが、ここでは申し上げておきたいと思います。  ただ、公共目的という場合には屋外広告物条例が緩和されるということでございましたので、公共目的というからには交通局が単独で行うのは乗客誘致ということであくまで商業ベースと同じ取扱いだということと捉えますので、公共目的となるよう関係部局と協議して、でき得るならば担当部局の経費負担のもとに実施できれば私どもも非常にうれしいということでございますので、積極的に協議してまいりたいと思います。 216: ◯副委員長  また新たにできない課題を説明をしていただきましたけれども、私自身も文化観光局に図りながら対応していきたいなというふうに思います。  同期議員はジョジョの奇妙な冒険の経済効果、そしてそこも含め開催について求めておりまして、JRでは非常にマニアが多く駆けつけてということで、そのきっかけは仙台市の公共の乗り物であってはいかがかなということで言っておりましたので、交通事業者がやるとその例外になるということでございますから、次の課題として私も分かりましたので、次のターゲットを絞りながらやっていきたいというふうに思います。  私からも学校のエアコン整備について伺いたいというふうに思います。  本日午前中に今まで51校だったものが、整備できないところが37校ということになりまして、そうするとまたいよいよこの残りの37校に対しての説明責任を果たさなければいけないという立場でございます。  そういう観点から質問させていただきますが、私自身の母校も残念ながらその37校の1校に入ってしまったので、私議員もさせていただいておりますが、実は町内会長もさせていただいておりまして、地元の子供たちと先週花壇の植付けを一緒にやっていただいて、直接子供に聞きました。  やはり教室は暑いと。今月の最初ですか、非常に暑い日が続いて、非常に大変ですと。「心さん、何とかしてください」と。あのきらきらとした声を聞いてしまうと、本当に一段と前倒しをしなければいけないなというふうに感じているところでございますが、発注責任者として都市整備局がこの前倒しできた理由についてまずはお示しをいただきたいというふうに思います。 217: ◯設備課長  前倒しになった理由でございますが、7月23日から4連休ということでございまして、その4連休を最大限に利用しまして、停電作業やエアコン機器の試運転調整作業を連続して集中的に実施するなど、施工業者の全面的な協力の下、当初51校というお話でありましたが、14校が前倒し可能となり、37校となったものでございます。 218: ◯委員長  時間を延長いたします。 219: ◯副委員長  ごめんなさい、ちょっと聞き漏れがあったら大変恐縮なんですが、要はできた理由が7月の4連休でやったと。4連休でできるんだったらもっとやってくださいよ。そう思うのは私だけじゃないと思いますよ。その説明を聞いて。前倒しをできた14校ですか。  また、私自身も冒頭に言わなければいけないんですが、設置をしていただいた事業者さんには本当に感謝をしなければいけないというふうな立場でございます。そして、その設置業者が必死になって取組をしていただいているというところは感謝を申し上げなければいけません。  7月の海の日の4連休ですか、できるんだったらもうちょっとできるんじゃないのと思ってしまうので、ここについてはまた納得のいかない答弁が出てきてしまったなというふうに思っております。  まずちょっと確認をしたいのが、教育局が主になって設備課が対応しているということでございますが、一つの工夫として学校を単位にしてやって発注しているというこの提案というのは、どっちからなのかなと。過去に質問していたら大変恐縮なんですが、改めて確認を含め、このエリアを分けたというのはどっちからの提案なのかを確認をさせていただきます。 220: ◯設備課長  ただいまの質問でございますが、エリア分けということでございますが、事前に発注方法ということで学校数、教室数、様々な特徴がございまして、これも繰り返しになるんですが、事前に事業者へヒアリングを行うとともに、施工の効率性や有資格者、作業員の確保を配慮して、1工事当たり近接する2校から6校のグループとして、円滑に事業が進むように発注を行ってまいりました。  このことにつきましては、やはり事業主体の教育局が主体となって最終的な決定をしたものでございますが、その決定に当たりましては都市整備局が技術的なアドバイス等を行いまして、ともにというか、主体はあくまで教育局ではございますが、一緒になって決定したものでございます。 221: ◯副委員長  いろいろ協議して、最終的な決定は教育局だと。これ全てにおいて多分最終的な決定は当然教育局なのかなとは思うんですけれども、そのプロセスを伺っているわけでございますので。  その中で、今回改めて4回に分けて発注をしているのかなというふうに思っていまして、1回目、2回目、3回目、4回目と、当然後段のほうになれば未整備設置が多くなってきているということでございます。8月に持ち込んだ分は全部ついていると。9月に持ち込んだ分はついていなかったところもあったけれども、今回の対応で1校だけ残ってしまったと。  10月、11月についてはまとめて発注している中でもできるところとできていないところがあるんです。その辺の理由って何なのかなと。  一番分かりやすいのは、9月に持ち込んだ分は木町通小学校だけが要は間に合っていないんです。うちの八本松小学校は、事前に私も校長先生といろいろな話をしていたので、できない理由というのは大体分かっているんですけれども、こういうふうにまとめてやっているにもかかわらずできない学校が残っている理由って何なのかというところをお示しをいただければというふうに思います。これは発注課としての担当としての責任があるので確認をさせていただきたいと思います。 222: ◯設備課長  できない学校というちょっと表現が私の認識とちょっとずれているのかもしれませんが、主たる不調になった要因としましては技術者不足ということでございますが、学校それぞれの規模、構造、教室の配置など、やはりそれぞれ学校によって違いがございます。そういった要因もあるのではないかというふうに思っているところでございます。 223: ◯副委員長  すみません、できない理由って私の言葉をそのまま受け止められてしまって大変恐縮なんですけれども、結局何で、もう振り返ってもしようがないので、そうなってくるとやはりこの残った37校に対してももうルームエアコンなのかというふうに思ってしまうんですけれども、そのルームエアコンを設置したときの科学的見地ですか、うちの会派の先輩議員が質問させていただいて、都市整備局長は要は窓側にルームエアコンを設置すればみたいな話だったんですけれども、ルームエアコンを設置する際にその場所につけるんですか。その辺の設置場所みたいなものは何かそういう知見をもう業者に伝えているんですか。その辺について確認をさせていただきます。 224: ◯設備課長  ルームエアコンの設置に関しまして、教育局学校施設課で発注することにはなるんですが、当然ながら同じ場所での施工になりますので、先日答弁したような知見、実績など、どこに設置したほうが、窓際のほうを冷やすというような話もございましたが、そういったことは当然ながら教育局のほうにお伝えしまして、調整を図りながら適切な場所に設置しまして、これも昨日答弁したとおりまた繰り返しになりますが、扇風機などその他あらゆるものを利用しまして、併せて効果を図れるような対応を取っていきたいというふうに教育局と一緒に考えております。 225: ◯副委員長  結局その残された37校についてはその説明をまたしなければいけないわけなんで、その中で、その発注を担当している都市整備局長として、局として、先ほど岡部委員は本会議場では教育長がそこまでやられてかわいそうだというところ、そして市長も教育長も頭を下げていると。そして、発注を請け負っている都市整備局は価格が安過ぎるのではないかというところまで指摘をして、もう一歩踏み出す勇気があればとかいうことを言っているわけでございますので、その辺についてもう一度改めて都市整備局長がどのように考えているのかお示しをいただければというふうに思います。 226: ◯都市整備局長  学校エアコン整備の遅れについての責任というところでございます。先ほども申し上げたこととの一部繰り返しになりますけれども、今回の発注に当たりましては工事の効率性とか受注のしやすさなどを総合的に考慮いたしまして、今の発注の在り方というか、仕方を教育局とのもちろん協議の下決めたという経過がございます。  ただ、その中で入札不調によりまして当初予定していた工期に遅れが生じているということについては、児童や生徒さんのみならず、PTAなど関係者の方々に対しても非常に申し訳なく思っているところでございます。  ここの部分についてはなかなか申し上げにくい部分があるんですけれども、業界団体の方からも丁寧に御意見をいただいて、さらにもう少し踏み込んだ対応、もう少し柔軟な対応を取れなかったのかというところについては、本当に少し深く反省をしなければならないところがあるのかというふうにも思ってございますので、今回のプロセスについてもしっかりと検証をして今後に生かしてまいりたいというふうに考えてございます。 227: ◯副委員長  本当に今回のプロセスというか、3.11の話まで出して、そういったところまで本当はやらなければいけなかったところであります。  業者との打合せをしている、していないなんていうことを、そこを指摘しているわけではなくて、我々、そして都市整備局、そして全庁を挙げて仙台市民のそこに学校に通う子供たちのために本当に一致団結してやっていただいて、今37校まで減らしていただいたわけですから、そして、前倒しできた理由を聞けば7月の最後の週の4連休で突貫でやるんだという話であれば、もう少し何かしら工夫をすればできてしまうのかなと思ってしまうので、その辺についてしっかりともう一度、もう一度何とか残りの学校を減らしていただいて、そして、減らせないのであれば、ここも多分当然ながらなんでしょうけれども、8月末にしていたものを8月の中旬、初旬と少しでも前倒しという話になってくると思いますので、そこについての、あまり私議会で決意とか聞くのは好きではないんですけれども、その辺の決意を伺って終わりとしたいと思いますので、都市整備局長、もう一度御答弁をお願いいたします。 228: ◯都市整備局長  未設置校を1校でも減らしたいという思いは私どもももちろん共通に思っているところでございまして、これまでも受注者の御協力を全面的にいただきまして、先ほど4日間で集中的にやれると。資材の調達とか人員の手配とかということもありますので、その4日間で集中的にやれるという状況が生まれたということだと理解しておりましたけれども、これからも例えば施工業者から技術的な現場レベルでの御提案をいただくとかということもその工夫の余地として部分的にあろうかなということも考えられますので、引き続き柔軟な対応、知恵出しも含めて、柔軟な対応を図っていくことでさらに1校でも多くエアコンの設置ができますように努めてまいりたいというふうに考えてございます。 229: ◯橋本啓一委員  せっかくですから私からもエアコンについて何点か確認をしておきたいと思います。  もちろん私だけではなくて、各委員の皆さんのところにも今回のこのエアコンが設置されないところに関する父兄の方々からの意見とかお声が相当届いているんではないかなと思っています。私のところにも電話やLINE、メールでなぜ遅れているのか、なぜこのグループにうちの学校が入っているのか、何でこの学校の中でも私たちの学校は後からなのか。  一生懸命私たちも丁寧に説明はしてあげるんですけれども、なかなか納得していただけない。これは我々自身も納得していないから納得していただけないのかな、そんな思いでもあります。  先ほどの説明の中にもありました。51校だったものが14校前倒しになって本設が設置されると。そして37校になったということでありますけれども、だからよかったですね、そうですか、了解しましたとは言えない。  やはり全ての子供たちが等しく平等に同じ環境の下で勉強もできる、学校に通えると、そういう状況をつくらなければならないということがありますので、改めてちょっと確認と何点か指摘をしておきたいと思っております。  先ほど来から御説明をいただいておりますように、原局は教育局でありますけれども、そういった発注に関する方法であったり、そしてまた、大きくコントロールをしているのが都市整備局だということがあります。そういったことから考えると、やはり都市整備局、責任の一端、相当大きいものがあると思っております。改めてその辺自覚をしていただきたいと思っております。  私もいろいろ調べてみたところ、例えば文科省が昨年の令和元年10月の段階で政令指定都市小中学校空調設備設置状況というものを一覧表として出しているんですけれども、残念ながら札幌市は3%ということで最下位ではありますが、本市は静岡市に次いで下から2番目、14%。ほとんどの政令指定都市が昨年の10月の段階で60%から80%ぐらいの設置に至っているという状況を見てみても、やはり本市としては他の政令指定都市と比較しても相当出遅れているというふうに言わざるを得ないんではないかなと思っております。  こういった状況を恐らく認識はしておったかと思いますけれども、先ほどから申し上げておりますようにコントロールしているところが都市整備局ということで相当責任があると思うんですけれども、こういったことについての感想をどういうふうに思っていますか。 230: ◯設備課長  大変申し訳ありませんが、他都市の政令市の設置状況、確かに西のほうはもうエアコンが標準でついているというのは承知の上でございましたが、先ほど出てまいりました静岡市の状況等はなかなかこちらで把握しておらないところでございまして、もしかすると教育局のほうでも静岡市の進捗、どのくらいの学校数があって何%整備しているかというのは教育局では持っているのかもしれませんが、申し訳ありませんが都市整備局のほうではその辺の状況は存じ上げておりませんでした。 231: ◯橋本啓一委員  先ほどお話しされたように、発注方法だけじゃなくて情報共有等について一緒にやっていたんだというお話もありましたから、そういったことについても確認しながらやはり進めていただかなければならないと思っています。  先ほどの答弁の中でも工期が遅れた要因の一つとしては、機材とかもいろいろあるけれども技術者不足がこの入札不調の大きな要因だというお話でありましたけれども、こういった関係する頂いた資料を見てみると、契約不調校数というのはそれぞれの各区相当あったようであります。これについては不調校数というのはどれほどあって、不調割合というのはどれぐらいあったのか、この辺お示しをいただきたいと思います。  そしてまた、その不調に対してどう対応されたのか、これも改めてお示しをください。 232: ◯設備課長  ちょっと数値につきましては今ここに手持ちで持っている数字があるのですが、なかなかちょっと皆様に御説明するのは難しいかもしれませんが、例えば申し上げますと、学校数、小中学校等、高校も含めて119校中、今回未稼働は37校でございました。  また、今回未稼働の学校が51校から37校になりましたが、そのうちの14校が主な原因である不調による学校数でございます。  またちょっと戻るんですけれども、全体の119校のうち32校が不調でございます。  なかなかちょっと複雑でございまして、不調による未稼働というものもあれば、先ほど申し上げました学校の規模、構造、教室配置等による不調以外の要因でございますが、そういったことによる未稼働になったという状況もございますし、また、3小学校、これは具体的に桜丘小学校、栗生小学校、向陽台小学校でございますが、大規模改修と併せてエアコン設置を行っていることから、なかなか工程上間に合わない要因というふうになっております。  また、先日、根白石小学校が教育としては文化財級の学校ということで、木造の古い学校なんですが、これも決して設置できないというわけではございませんが、ほかの学校に比べると難易度が高いといったような要因が様々ございまして、設置がまだ未完になっているというところが最終的に今37校になっているといったところでございます。 233: ◯橋本啓一委員  当初、設備課さんのほうにも確認をさせていただいたときに、一番大きな要因の一つはやはり不調によるものだったので、不調によってスタートしなければならない工事の時期が大幅に遅れてしまったと、そういうお話を伺っておりました。  今お話があった根白石小学校であったり、そしてまた大規模改修が行われている3校を抜かしたとしても、やはり5月末の段階で51校あったと。そしてまた、不調についてはどれほどあったんですかと私のほうで御当局に確認をさせていただいたら当初32校ということだったんで、それに比べると不調による32校だけではなくて51校もそれ以外の理由で工期が間に合わないだろうと5月末の段階で示されていたわけでありますから、そういったことを考えるとやはり不調によるものだけが大きな原因ではなくて、それ以外にも相当な原因がいろいろあった。そしてまた、先ほど申し上げましたようにスタート自体から相当出遅れていたというところもあったんではないかなと指摘をさせていただくところであります。  私の前に佐々木委員からもお話がありました。たった4日、しかしながら、この4日が大きな前進をしてくれたということも分かりましたけれども、そうであれば休まずに働けとはもちろん申し上げません。一生懸命事業者の方々がやっておられるわけでありますが、そういったこれからの時期、やはり子供たちのために時間を少し延長していただくとか、そういったお力添えもいただくような、また効率的な工事を進めるような形での協力をお願いをしたいと思っておる次第であります。  私ちょっと最後に1番言いたかったのはこういったことなんですけれども、実はもう既に東京都内では、エアコンの設置というのは相当進んでおるということであります。私の手元にあるのが国土交通省から出された平成29年度多様な入札契約方式モデル事業による支援結果であります。  国土交通省が示している多様な入札の方法を模索し、そのモデル的になっていただければ、その学校数の何割かを国土交通省から様々な形で支援するというような制度が出ておりました。その中でも、例えば板橋区の場合は78校のうち12施設をモデル事業の支援対象として支援しますと。77億円国土交通省としても協力しましょうと。こういう制度もやはりやっておられるわけです。もしかしたら御存じかもしれませんけれども。  そしてまた、これについては板橋区、もう既に更新の時期に入っているということなんです。設置してからリースによって10年たって、平成十七、八年に設置したものが約10年たってもう更新に入っていると。我々はやっと設置になりましたけれども、もちろん地域性もありますし環境も大きく違いますから相当早く設置していたのは理解しますけれども、こういった新たな制度の中でオリンピック等で相当資機材も不足するだろう、そういったものも見越しながら今まさに設置していると、新しく更新をするための取組が進められている。  そういったことも踏まえて、今回の反省をしっかりと生かしながら、この学校のエアコンに限らず、これから発注するようなそういった設備課さんを初めとする関係各局の関係部署の方々がこういった反省をしっかり今後に生かしていただけるようにお願いをしたいと思っております。期待したいということで私のほうから発言をさせていただきました。最後、局長あたりから答弁をいただいて終わりにしたいと思います。 234: ◯都市整備局長  今日初めて少し背中を押していただけるような御質問をいただいてありがとうございます。  繰り返しになりますけれども、今回のこのエアコン設置工事につきましては、本当に結果責任という意味で児童生徒の皆様やPTAなど関係者の方々に御心配と御迷惑をおかけしたことについては、本当に反省すべきところが多くあり、心から申し訳なく思っているところでございます。  ただいま他都市の事例も含めまして、様々な事業の活用あるいは多様な入札方式というような御提案もいただきました。先ほど今回の取組を検証して今後の事業に生かしていきたいということをお話し申し上げましたけれども、御例示いただきましたようにこういう事業というのはそんなに多くはないのかと思ってございますけれども、まずはこのエアコンの更新時期、10年後なのか15年後なのか見極めなければなりませんけれども、この更新工事は確実にほぼほぼ同じ時期に発生してくるということがございますので、今回の検証結果を十分に踏まえまして、そのエアコンの更新工事を初めとする類似のほかの工事にしっかりと生かしていくということに努めてまいりたいと思います。 235: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 236: ◯委員長  なければ、次に、閉会中継続審査事項についてお諮りいたします。  「仙台駅西口地区における浸水対策について」及び「水道事業におけるアセットマネジメントについて」を閉会中も継続して審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 237: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、そのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。  以上で所管事務を終了いたします。  それでは、これをもって委員会を閉会いたします。...