それでは、平成30年11月12日に発生しました
地下鉄南北線信号システム障害の原因と
再発防止策につきまして御説明させていただきます。
まず、
信号システムの概要についてでございます。
信号システムは、各列車に対しまして
先行列車との距離やカーブなどの条件に応じた
制限速度信号を送ることによりまして、
列車同士の衝突や
速度超過による脱線を防ぐ重要な設備でございます。
次に、今回発生した
システム障害の概要についてでございます。
11月12日の早朝でございますが、
信号システムの一部に障害が発生したため、この機器が担当いたします
北行線五橋駅から台原駅間の
信号が全て停止となり、列車の走行ができなくなりました。このため、列車側で
信号システムを切り離し、停止
信号となった区間を
制限速度15キロで
徐行運転を行ったものでございます。
続きまして、
信号システムの仕組みでございます。
故障した機器でございますけれども、
メーンシステムから時速65キロの
制限速度信号をつくれという
指示データを受け取りますと、指示を受けたという
応答データを
メーンシステムに返すとともに、時速65キロ用の
制限速度信号をつくり列車側へ出力いたします。この
信号の一部が
メーンシステムにフィードバックされ、
信号が正しくつくられているかの確認に使われております。
この
信号システムは
信頼性向上のため
システムが二重になってございます。機器は
メーンシステム、
サブシステムの両方につながっていることから、
メーンシステムの故障を検知いたしますと直ちに
サブシステムに切りかわる仕組みとなっております。
続いて、機器の二重化でございます。
機器が故障した場合につきましては、やはり直ちに予備
機に切りかわる仕組みとなっております。これらの仕組みによりまして
システムの信頼性を担保していたところでございます。
それにもかかわらず今回障害に至ってしまいました。故障の原因は、機器の
動作速度をつかさどる
水晶発振器が
ふぐあいを起こし、機器の
動作速度が著しく遅くなったためと判明しております。
水晶発振器はパソコンや時計等の機器にも使われている一般的な部品でございます。
メーンシステムは機器に対して
指示データを出しますが、
応答データが返ってこないため機器が故障したと判断し、すぐに下の図のように予備
機へと切りかわりました。しかし、故障した機器は機能停止せずにおくれたタイミングで
応答データを出し続けたため、
メーンシステムからの
指示データと衝突してしまいました。これにより
メーンシステムと予備
機との通信が阻害され、
メーンシステムが停止し、
サブシステムに切りかわりました。
しかし、
サブシステムでも
応答データが原因となりまして
データ同士の衝突が発生し、このため
サブシステムでも通信異常が発生し停止してしまいました。このため列車に
信号を送ることができなくなり
システム障害に至ったものでございます。
最後に、
再発防止策でございます。
機器から
メーンシステムに対する
応答データは機器の
動作確認にも使用しておりました。しかしながら、
制限速度信号のフィードバックのみでも機器の
正常動作を確認することができることから、
通信阻害の要因となりました
データ同士の衝突を回避するため、
応答データの送信をやめることにして、
メーンシステム、
サブシステムの停止を防ぐことといたしました。
なお、これに伴いますソフトへの改修でございますけれども、1月10日に終了しております。
引き続きまして、昨年12月27日未明に発生いたしました
地下鉄南北線作業用台車の脱線につきましては、
パワーポイントと資料3に沿って御説明させていただきます。
作業用台車でございますけれども、作業に必要な資材を運ぶための台車でございます。台車には四つの車輪がついており、それぞれの車輪のそばには台車の振動が車輪に伝わらないよう、防振用といたしまして青と黒の
ゴムパッドがついております。今回、この黒い
ゴムパッドが2カ所で脱落したことにより台車が脱輪しやすい状態となり、走行ができなくなったものでございます。このため、急遽
クレーンつきの作業車を用いて台車を線路脇に退避させましたが、この作業に時間を要したことから
始発列車に18分の遅延が生じたものでございます。
ゴムパッドが脱落した原因でございますが、
ゴムパッドを固定していた接着剤が劣化して剥がれたためであることが判明しております。
再発防止策でございますが、
ゴムパッドをボルトで固定するという改修を今月中に行う予定でございます。
今回の故障や作業車の脱線に伴いまして多くの皆様に御迷惑をおかけしてしまったことを心に刻み、今後とも列車の安全と
安定輸送に努めてまいります。
5:
◯交通局経営企画課長 中学3年生卒業おめでとうきっぷの実施につきまして御説明を申し上げます。お手元の資料4をごらんください。
初めに、1、概要でございます。
市内の中学校に在籍する中学3年生、国公立、私立、
特別支援学校、
中等教育学校の約9,500名を対象に、期間中のいずれか1日に
市バス、
地下鉄が
乗り放題となる
無料乗車券、中学3年生卒業おめでとうきっぷを配付するものでございます。
次に、2、目的につきましては、
先ほど管理者が御説明申し上げたとおりでございますが、
マナーアップにつきましては特にお客様からの御意見が多いリュックサックの持ち方やエスカレーターの
利用方法について啓発してまいりたいと考えております。
続いて、3、内容でございます。
利用可能路線は、
市バスについて
はるーぷる仙台と
楽天シャトルバスを除く全線、
地下鉄については全線を利用可能とします。
利用期間は平成31年2月1日金曜日から春休みを考慮いたしまして4月7日日曜日までとし、
市バス、
地下鉄の利用日は同一日に限ることといたします。
次に、
切符形式につきましては、別紙のイメージのとおりA4用紙三つ折りの
リーフレット形式とし、
市バス、
地下鉄の簡易な路線図や
学都仙台フリーパスの御案内、
公共交通機関利用時のマナーなどを掲載する予定でございます。
以上御説明いたしました取り組みによりまして、中学3年生の皆さんに実際に
市バス、
地下鉄を体験していただき、一人でも多くの利用につなげてまいりたいと考えております。
6: ◯副
委員長 ただいまの御報告に対しまして順次
質問等を願います。
まず、
冒頭報告がございました、けさの
地下鉄遅延について
質問等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
7: ◯副
委員長 なければ、次に資料2、平成30年11月12日に発生した
地下鉄南北線信号システム障害の原因と
再発防止策について
質問等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
8: ◯副
委員長 なければ、次に資料3、平成30年12月27日に発生した
地下鉄南北線作業用台車の脱線について
質問等はございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
9: ◯副
委員長 なければ、次に資料4、中学3年生卒業おめでとうきっぷの実施について
質問等はございませんか。
10: ◯すげの
直子委員 中学3年生卒業おめでとうきっぷの実施についてということで質問をさせていただきたいと思います。
資料をいただいて大変いい事業を実施されるんだなと思って受けとめたところです。
まず初めに、ぜひお伺いをしたいと思うんですけれども、これは中学3年生を対象にして2月1日から4月7日までの期間中のいずれか1日
市バス、
地下鉄乗り放題になる
無料乗車券を配付するというものですが、2日間であるとか1週間とか、そういう検討はされたのかどうかということをまずお伺いしたいと思います。
11:
◯交通局経営企画課長 今回の中学3年生卒業おめでとうきっぷにつきましては、この卒業のお祝いということと、そしてまた
市バス、
地下鉄に親しんでいただくというふうなことを目的に考えていたところでございまして、検討におきましては今回の切符につきましては1日の御利用ということで検討していたところでございます。
12: ◯すげの
直子委員 わかりました。
でも、ぜひたくさん活用していただくようになるといいなと思うんですけれども、中学校を卒業して進学先の高校などに出かけていったりですとか、お友達と出かけたりということへの一助にもなると思いますし、この見本ということに今なっていますけれども、この見本からも非常におめでとうという、何かそういう気持ちが大変伝わって、非常にいいなと思って見させていただきました。
それから、切符の配付の仕方も各学校を通じて行うということで、対象者にそういう意味では漏れなく配付できるということも大変よい発想だと思いました。これについては教育局などとも協議をしたり協力をお願いしたりという努力をされてきたということなのかどうか、お伺いしたいと思います。
13:
◯交通局経営企画課長 切符を漏れなく対象者に配付するためには学校の協力をいただくことが不可欠でございますから、事前に教育局に対し企画の趣旨を説明し、
学校ごとの
配付対象者数のデータを提供いただいております。
また、明日22日開催の
中学校長会例会におきまして企画の説明と切符の配付のお願いを行う予定としてございます。
14: ◯すげの
直子委員 とにかく対象者の人の手に漏れなくきちんと届くというのが大事なことであって、非常にいい手法をとられたなというふうにこの点でも思います。
この事業を実施して、それで
学都仙台フリーパスの
販売増加につなげていきたいというのが目的の一つにもなっております。そういう点でいいますと、この卒業おめでとうきっぷがどのくらい利用されるのかということも非常に興味深いところであります。どれだけ活用されたか把握などもするのだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
15:
◯交通局経営企画課長 まず、バスの場合は車載器において
利用人数を記録いたしまして、
地下鉄の場合につきましては一日乗車券との引きかえ枚数を記録いたします。これによりまして
利用実績の把握と施策の効果を検証してまいる予定でございます。
16: ◯すげの
直子委員 ぜひ検証につなげていっていただきたいというふうに思うんですけれども、全ての中学3年生が活用できる状況にはなりますけれども、乗れるものは
市バスと
地下鉄であるということで、
市バス以外のバスでは利用できないということです。せっかくいい事業なだけに非常にその点では残念感が大きいものがありますけれども、そういうことに対しては何か対応されようとしなかったのかどうかというところをお聞きしたいと思います。
17:
◯交通局経営企画課長 宮城交通株式会社に
共同実施の
働きかけをいたしましたが、今回は参加を見送るとの回答でございました。次回実施の際は改めて
働きかけをしてまいりたいというふうに考えてございます。
18: ◯すげの
直子委員 宮城交通のバスしか走っていないところの
お子さんたちなどについて、
地下鉄は使えますと言われてもそこに行くまでのバスが使えないということで、
働きかけもされたということですけれども、本当に今回のおめでとうきっぷもそうですけれども、
学都仙台フリーパスそのものについても今も
市バスと
地下鉄のみということになっておりまして、この制度については非常に市民から喜ばれている制度であるだけに、やはり市民の中で住んでいる場所ですとか利用しているバスによって使える人と使えない人が生まれるということは、やはりこれは解消していかなければならないという課題だというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
19:
◯公共交通推進課長 学都仙台フリーパスにつきましては、今年度に入りましてからも改めて本市より
宮城交通へ導入を
働きかけておりますが、割り引くことが必ずしも利用者の増加につながらないとの考えから、安価な
フリーパスの導入により収支の悪化が懸念されるため導入が困難であるとの御意見をいただいております。
そのような状況ではございますが、今後とも
公共交通の
利用促進に関し意見交換する機会などを捉え、粘り強く
宮城交通へ対し導入を
働きかけてまいりたいと存じます。
20: ◯すげの
直子委員 宮城交通に
働きかけるだけではなかなかやはり打開はしていかないんじゃないかというふうに思うんです。やはり私たちも具体的に何回も求めてもまいりましたし、提案もしてまいりましたが、やはり
敬老乗車証制度のように
宮城交通と
市バスを使った
乗車料収入として市が市の施策として市でその負担をしていくということになれば、宮交さんだって考えてくださるんじゃないかというふうに思うんです。
やはり本当にいい制度で、こうやって中3、1日だけですけれども、使えるものもしようというふうに制度をよくしていく中で、そういう中で市民の中にさらに格差が生まれるというのは、やはり
公共交通の推進という点でも非常によくない、逆行するものになるわけですから、やはり市としてここをどうするかということを検討していくというのが必要になってきているんじゃないかと思います。
これは議会の会派を越えて、この市民の中の格差をなくすべきだということ、
学都仙台フリーパスについてはずっと議論がされている課題でもあります。市の制度として実施をして、そうやって学生や若い人たちの
移動支援として役割を果たすということで、
公共交通の
利用促進にもつながるし、そして、
交通局の
経営改善にもつながります。
ぜひ
公共交通に責任を持つ都市整備局含めて、市長部局としてしっかりと検討されることを強く改めて引き続き求めて終わりたいと思います。
21:
◯木村勝好委員 私からも
一つ二つお聞きします。
この制度は今回初めてやるんでしょうけれども、今後ともずっとこういうふうにするということでスタートさせるのか、それともまずは1回やってみて様子を見てから今後どうするか考えるのか、どちらでしょうか。
22:
◯交通局経営企画課長 次年度以降の
継続実施につきましては、今回の実施結果を検証した上で検討してまいりたいというふうに考えてございます。
23:
◯木村勝好委員 つまり今回一度やると、予算的にはどのぐらい必要になるんですか。
24:
◯交通局経営企画課長 この切符の印刷、それから各学校への発送といった費用といたしまして約15万円ほどの費用が必要となってまいります。
25:
◯木村勝好委員 それだけで済んで、そして、あわよくばたくさん乗ってくれる、9,500人のうちたくさん乗ってくれるというと、随分効率のいい事業かなというふうに思うんだけれども、それでもやはり先々どうするかは一度やった上で改めて考えますと。だから、もしかすると1回こっきりで終わってしまうかもしれないということもあり得るんですか。
26:
◯交通局経営企画課長 今回でございますけれども、仮に対象となられる方が9,500人のうち例えば2割の方が使ったとしますと1,900名ということになりまして、この分を
運賃相当に換算しまして計算いたしますと、新たに
フリーパスを大体33人ぐらいの方に買っていただくことによって金額的にちょうど均衡するというふうな計算をしているところがございます。
これは金額的な試算というものの一つでありまして、あとそのほかにこの事業に対する評価といいますか、御意見等々、そういったものも踏まえて、全体を総合的に判断いたしまして次年度の継続について検討していきたいというふうに考えてございます。
27:
◯木村勝好委員 要するにどういう状況になれば継続は意味があると判断するのか。逆に言うとどういう状況であればもう継続しないで1回こっきりだというのか、ちょっとそこら辺の基準がよくわからないんで、もうちょっとわかりやすく説明してくれませんか。
28:
◯交通局経営企画課長 まず、この切符のほうを導入したということによりまして、一つには
フリーパスの
利用動向というのはどれだけ変わったかというふうなところがございます。
また、これを利用された方の声につきましても検証してまいりたいというふうにも考えてございまして、今後実施いたします
アンケート調査といったものもとってみまして、非常に好評だというところでございましたらば基本的に続けていくような形にはなるのかなというふうには考えておるところでございます。
29:
◯木村勝好委員 やりとりしてもよくわからないんだけれども、これ使って不評ということは絶対ないはずだから、それは、ああ、使わなければよかった、なんていうことはあり得ないわけだから、そこら辺はもう少し積極的にスタートさせるんだから柔軟に考えて、あれ、ということにならないような対応をしたほうがいいのかなというふうに思います。
30: ◯副
委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
31: ◯副
委員長 なければ、以上で
報告事項関係を終了いたします。
この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がございましたら、お願いいたします。
32:
◯野田譲委員 まずは青葉区の
メーン道路、ことしの初めは初売りで人が集まりますけれども、
青葉まつりから12月までまさに毎月のように行事があるわけでありますけれども、直近この光のページェントのときに定禅寺通に非常に多く人が集まるんです。
そういう中で、車道も、そして
横断歩道も非常に荒れている。もう破損しているところが非常に多い。誰がパトロールしているのか、青葉区なのか本庁なのか。前にも仙台駅から青葉通、七十七銀行の本店前の車道が非常に劣化していたので指摘をして、すぐ直してもらったけれども、今も定禅寺通というのはみんな来てもらってにぎわいをつくる、これからも非常に整備していかなければならないところなんだけれども、非常に荒れている現状を誰もチェックしていないのかどうか、お聞かせください。
33:
◯道路保全課長 定禅寺通の
道路パトロールにつきましては、
道路保全課のほうで
業務委託を出して、3カ月に4回のペースで巡回をしているところでございます。
34:
◯野田譲委員 3カ月に一遍見回りしていてもあの状況というのはどういうことなのかと言いたくなるんだけれども、局長、この年末年始にかけてやはり局で議会打ち上げだとかで国分町に行ったりするでしょう。そういうとき歩道を通ってあの現状がわかりませんか。
35:
◯建設局長 確かに歩道の継ぎはぎ等で表面が荒れている状況は気がついてはございました。
36:
◯野田譲委員 まさにここから一番町まで行くあの歩道ですよ。あんなに劣化しているのを3カ月に一遍見回っていながら、すぐ補修をしない状況というのはもういかがなものかと思っているんです。
やはり年間に人が来て、5年に1回舗装するような話を聞いているけれども、やはりああいうところはもう早急に手当てをしていかないと、5月、これからまた多くの人が
青葉まつりから始まって来るわけでありますから、きちんと整備していただくようによろしくお願いいたします。
次に、第4回定例会のときにどの会派も
エアコンの設置についての質問があったと思いますけれども、この
エアコン設置、まさに仙台市は県内の中でも一番多い教室を持っているわけでありますから、市民の中にはもうことしじゅうに7月ぐらいまでには全部できるんじゃないかと思っている人もいるものでありますから、きちんと私たちも市民の方に説明をしていかなければいけない。そういう中で、ことしの
子供たちの夏休み前までにどれぐらいの学校ができるのか、まず教えてください。
37:
◯設備課長 現在、中学校二十数校について
発注準備を進めており、請負者が決定し次第、学校と調整しながら詳細のスケジュールを決定することになりますが、本市といたしましてはこれらの学校について可能な限り夏休み前までの設置ができるよう努めてまいりたいと考えております。
38:
◯野田譲委員 この中学校二十数校だけがことしの夏休み前までにやる努力をしているということでよろしいですね。
まず、この二十数校、そしてこの
エアコンの電気なのかガスでやるのか、その割合的にはどうなっているのか、お示しください。
39:
◯設備課長 都市ガスが供給されている区域の学校につきましては
ガス方式を基本とし、供給されていない区域につきましては
電気方式とするものと考えてございます。その割合といたしましては、おおむね9割を
ガス方式、1割を
電気方式と考えているところでございます。
40:
◯野田譲委員 ガスが9割、電気が1割ということでありますけれども、先ほど質問したことしの夏休みまでに二十数校。全校に全部設置するまでにはどれぐらい期間がかかると予想していますか。
41:
◯設備課長 その他の学校を含めまして、現在教育局と発注スケジュール等の調整を行っているところでございます。
42:
◯野田譲委員 スケジュールを教育局とやっている中で全くわからない状況だということでよろしいですか。
43:
◯設備課長 請負者が決まりまして工事等を始めて調整をしながらやっていかなければならない部分もありますので、その辺についてははっきりしていないところもございます。
44:
◯野田譲委員 業者等含めてはっきりしないところがあるかもしれないけれども、目標的に、要は二十数校は7月中には何とか頑張ると。残りの部分。これは来年度なのか再来年度なのか。やはりこれぐらいの規模の工事でありますから、地元の企業にやはりお願いしてやってもらうことだと思います。地元の企業と調整をしながらしていかなければいけないけれども、おおむね来年度のいつごろまでかとか、再来年度までかかるとか、その辺の業者の数と見合わせた中でどこまで考えていますか。
45: ◯都市整備局長 当初発注する二十数校以降のその後の進め方につきましては、現在教育局のほうとスケジュール関係の調整も含めて今協議を行っているところでございまして、申しわけございませんけれども、現時点でいつまで何校というところについて私どものほうからお答えするというのはなかなか難しい状況にございます。今後鋭意協議を進めて、早急に決定できるように進めてまいりたいと思っております。
46:
◯野田譲委員 現実本当に難しいんですよね。わかりますよ。しかし、やはり政府の方針の中で全国の小中学校に
エアコンを整備するという、こういう方針でありますから、担当局、今それを担当する都市整備局の部署、人数何人いますか。
47:
◯設備課長 都市整備局の設備課で担当してございますけれども、現在私を含めまして29名でございます。
48:
◯野田譲委員 29名。これ多いか少ないかは別にして、局長、この数で大丈夫ですか。
49: ◯都市整備局長 実際のところ、かなり職員の業務体制についても負担のかかる部分があることは事実でございますけれども、効率的な設計、それから工事監理の体制をつくりまして、しっかりと工事のほうを進めてまいりたいと考えております。
50:
◯野田譲委員 今も夜、土日であっても市役所の部屋の電気はついているところが多々見受けられます。これは残業しながらもちろんやっているんではないかと思いますけれども、やはり設備課などはもう残業もずっとやりっ放しではないかと思いますけれども、どうですか。
51:
◯設備課長 スケジュールを個人ごとに調整をいたしまして対応しているというところでございます。
52:
◯野田譲委員 ということは、残業はしていないということなんですね。
53:
◯設備課長 残業等もやっております。
54:
◯野田譲委員 もう少しはっきりと答弁してほしいんです。しているならしているでいいんですよ。きちんと土日も出ているとか。そういうものが土日も出てやっているのかどうなのかと聞いているんです。
55:
◯設備課長 平日の残業と、あと土曜日曜日の休日出勤等を行っております。
56:
◯野田譲委員 それぐらいこれは職員を拘束してまでやっていかなければならない事業なんだということをやはり、局長、これを認識をしてもらいながら、今度これを発注して事業者が受ける。そうすると、まず7月までに終わらせなければいかないわけです。工期というのは決まっているわけですから。
やはり今働き方改革といって、本当に土日を休ませてくれということで進めているけれども、今回のこの事業に至ってはまさに逆行したような形で事業者にお願いしていかなければいけない事業だと私は思っています。
ですから、こういう緊急的な仕事の積算、まさに皆さんも残業をしている現状。事業者にしても職員に土日祭日、多分これ休みなくやっていかなければいけないという声を聞くんだけれども、そういう民間の事業者が入札に参加するときに土日祭日、この単価、役所の残業代というのは民間の方に比べたら半端じゃない残業代というのは、ちょっと調べて後で報告するけれども、こういうものも乗せて入札に参加するのか、平時のときと同じような積算で入札するのか、その辺ちょっと教えてください。
57:
◯設備課長 工事における実際のスケジュールにつきましては、学校行事等を踏まえ、学校と調整を図りながら決定することになりますが、作業従事者の休日を確保できるよう、適正な工期設定を行うとともに、請負者と調整しながら確実に対応してまいりたいと考えてございます。
58:
◯野田譲委員 この適正な工期の設定というのは、もうまさに工期はこの日までやらなければいけないというのはもう今から決まっていると私は思っているんです。ですから、その工期の短い中だと私は思っています。そこの中で受けた会社は土日も返上してやるつもりでやる。これはやはり間に合わせなければいけないということが最重要課題ですから。ですから、やるでしょう。
そこの中で、平時のときの入札の単価と、やはり今回みたいな緊急的な入札の積算単価、これに違いがあってしかるべきだと思うけれども、局長、どうですか。
59: ◯都市整備局長 今回の
エアコン設置につきましては、市内の全小中学校を対象としておりますし、しかも、極めて短期間に設置しなければならない、整備しなければならないということで、また、この工事だけでなく通常行っております増改築ですとか、あるいは改修などの工事に加えてこの
エアコン工事という形になりますので、設備工事の全体の量として例年よりかなり増加するということが見込まれております。
そのために、本市としましては工事業者の皆様への御負担をなるべくおかけしないようにということで、まずはできるだけ早期の発注ということに努めたいと考えておりますし、また、工事を発注する上でのさまざまな工夫、近接する幾つかの学校をまとめて発注するといった、そういった工夫も行いまして、円滑に工事を進められるように取り組んでまいりたいというふうにも考えております。
また、御指摘のございました工事に従事する方の就労環境の問題につきましても、これは建設業の全体の問題としましてその改善が求められているところでございまして、本市としましても完成を急ぐ工事であるとはいえ、それぞれに適正な工期を設定することを考えております。
また、実際の工事に当たりましては、児童生徒の皆さんにある程度御不自由をおかけするということにもなりますが、学校側での空き教室、それから特別教室などを利用して、移動しながら順次工事を進められるようにというふうに学校側と調整しながら進めるようにしていく予定でございますので、そのあたりの調整についてもしっかり行うことによりまして、実際の単価の設定ということについてはなかなか困難な部分がございますけれども、スムーズに工事が進みますように取り組んでまいりたいというふうに考えております。
60:
◯野田譲委員 単価は難しいということなんですね。行政側の残業していく過程の中で、これは基本的に決まっているんですよね、行政側の残業手当というのは。これちょっと調べさせてもらって、大卒、22歳、卒業して初任給で18万5700円もらっている大卒者を例に挙げて言わせてもらいますけれども、平日1時間の職員の時給というのは1,571円。これ嘱託職員というのは1,465円なんです。そして、臨時職員というのは1,021円。
これ平日の夜になると、職員だと1,886円。嘱託職員だと1,758円。臨時職員だと1,120円。
これ休日は職員は1,697円。休日の夜というのは2,011円。これは大卒初任給の方。10年、20年働いて係長さんまでが残業手当をもらえるんですよね。やはり、この係長さんぐらいまでいくと単価が半端じゃないんですね。4,000円までいかないにしても時給3,800円以上超えてもらうんです。ですから、この事業に対して残業をされている方々はそれぐらいの単価をもらいながらやはりやられている。
しかし、民間企業の土日祭日、この職員の残業代というのは中小企業の中で、その企業の代表の方と話したりしていても「いや、もう我慢してもらっているんだ」と、「やはり中小企業、もう我々ブラック企業だと言われても仕方ない」と。みずからがそうやって自分では思いながら、でも職員にやはりやってもらっているんですと。そういうような実態なんです。
それで、人手不足。今まさに新卒を採用しようとしても、一部上場の会社からやはり埋まっていく。やはり地元中小企業が募集を出してもなかなか来ない。技術職の高校からでさえも、なかなか募集してもお願いしても来てくれない。非常に大変な状況です。
そこの中で、今回の仕事においても無理をして取る事業者だっているわけです。やはり震災から8年がもうたとうとして、そういう現状の中で民間事業者は非常に大変なわけです。やはり、いろいろな仕事を請け負って何とか自分たちの会社を発展させようと、それで、職員にもきちんとした給与でありボーナスであり、やはり出してやりたいという思いが非常に強いわけであって、震災後まさにそういう地元事業者には仙台市はバックアップしてもらって、こうやって復旧から復興、まさに前に進んできているのも事実です。
やはり、そういう積算の単価とか、土日祭日やるのがこれから見えてくるというのがわかっているこの仕事に対しての、そういう何かがあってしかるべきじゃないかなと私は思うんです。その辺何か考えられないものですか。
61: ◯都市整備局長 この
エアコン工事に関しましては、発注の前提といたしまして休日ですとか夜間の工事というところを想定しておりますので、学校側との調整ということはこれから必要になりますが、できるだけ平日の昼間の時間帯で教室を児童生徒さんに移動していただいて、空き教室等を活用して調整をしながら進められるようにというふうに考えております。
また、学校行事等があった際にも、そのあたりについてもしっかりと地域の方々とも調整しながら進めてまいりたいと考えておりますので、基本的に設定した工期内で無理なく工事ができるようにということで我々としても調整を努めてまいりたいというふうに考えております。
62:
◯野田譲委員 ぜひそういう負担にならないような発注の仕方と、再三申し上げますけれども積算ミス。人数が29人でしたか。その人数で全てによってやるわけでありますから、積算のミスなどをして再度やり直しなどないような形で、再チェックをきちんとしながら取り組んでいくことを要望して終わります。
63:
◯建設局長 先ほど野田委員のほうから
道路パトロールに関する御質問をいただきまして、
道路保全課長のほうから日中のパトロール頻度につきましては3カ月に4回というふうに説明をさせていただいたんですけれども、2カ月に3回の誤りでございましたので、おわびをして訂正をさせていただきたいと思います。
また、パトロールでもちろん見つけた場合には、先ほど御指摘いただきましたとおり関係する区役所のほうとお話をさせていただきながら速やかに対応をさせていただきたいと考えてございます。
64:
◯野田譲委員 訂正されたけれども、本庁の、要は委託しているところがパトロールしているのと、青葉区役所、この辺については青葉区役所はパトロールしていないのか。
65: ◯青葉区建設部長 青葉区でも日ごろから道路の保全、それから安全確保のためにパトロールをしているところでございまして、今回のような御指摘があったところはできるだけ早く補修していきたいと考えているところでございます。
66:
◯野田譲委員 ぜひ、やはり仙台の中の駅をおりたら、この青葉区というのはメーンの区なんです。職員の方々に、パトロールする人たちに、やはり
メーン道路は誰が見ても、バス路線はきちんと整備するように。あとは、もちろん前も言っていたけれども、雑草とか、そういうところもきちんと整備するように心がけてやってください。
67: ◯村上かずひこ委員 楽天イーグルス球団が球場内で現金が使えなくなるわけです。神戸のサッカーチームもそうなるようなんですが、キャッシュレスの手段を持たない人にとっては、クレジットカードを使えるのかどうかもわからないし、球場で何か発行する機械でお金をチャージするらしいんですけれども、いろいろ混乱は起きるとは思うんですけれども、いろいろな方法は私も考えていかなくてはならないんですが、そこで交通事業管理者にお聞きしたいんですが、昨年の定例会ではイクスカの付加価値のこととか機能強化のことについてはお尋ねして、
経営企画課長にもお聞きしたんですけれども、仙台市で発行しているイクスカを楽天球場で使えるのかどうか。
これはお金がかかるのか、どのくらいか、かかるかもしれないんですけれども、楽天球団がただでやってくれるかもしれない。何十万人も持っているんですから、仙台市民が。何十万人ですよ。持っているんですから、積極果敢に。聞いてみるのはただだし。
多額なお金がかかるのでは断念せざるを得ないんですが、少しそういったことについて管理者はどのように考えるか。もう積極的に私は営業していくべきだと思うんですけれども、ちょっとお聞かせください。
68:
◯交通事業管理者 イクスカカードでは今物を買えないというのが基本的なところでございますので、そういった機能を新たに持たせるということについては十分な検討が必要かと思います。
ただ、どういった形で楽天球団のほうでそういう
システムを入れるのかということについて、私どもも楽天のほうに問い合わせまして、どのような対応が可能なのか、可能でないのか、そういったことについて、あるいは、私どもバスや
地下鉄に乗っていただければいいわけで、例えば同じようにスイカというようなこともございますので、そういったところについてもどういったものが利用可能なのかということについては問い合わせをしてみたいというふうに思いますが、先ほども申し上げましたように基本的にマネー機能といいますか、そういったところについてはイクスカの最大の弱点でございますので、そういったところの改善についてはなかなか難しいものがあろうかというふうに思います。
69: ◯村上かずひこ委員 至るところで物を買えるんじゃなくて、あの球場内だけで使えればいいと思うんです。多分その
システムを楽天球団でつくっているはずですから、球場内で使える
システム、そこで何か付加価値、だから一応楽天球団にちょっとぜひ御相談していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
70:
◯木村勝好委員 私から
地下鉄の沿線まちづくりに関連をして、宮城県の教育研修センター、もう閉鎖をされているんですけれども、これの今後の対応、活用のことについて若干お尋ねをしたいと思います。
宮城県の教育研修センターというものが宮城教育大学に隣接をして、あの奥のほうにあったんです。あの奥のほうにあったものが平成25年に移転をして、その後閉鎖をされた形になっているわけです。結構な面積を持っているんですけれども、県のほうはこれをそのままにしておくというわけにいかないので、建物もまだ残っているんです。昭和40年代にできた耐震補強もなされていない建物が数棟残っているんだそうですけれども、何とか活用の方法がないのかなということで、検討委員会というものもつくって検討している。
そして、そこに仙台市を代表する形で教育局の総務企画部長さんが委員として参画をされている。今検討が進んでいて、そろそろそう遠くないうちに県として一定の方向を出すんだというふうに聞いていますけれども、そういう認識で間違いないですか。
71: ◯
地下鉄沿線まちづくり課長 旧宮城県教育研修センター跡地の利活用につきましては、委員おっしゃられたとおり宮城県教育委員会が設置いたしました利活用検討委員会におきまして検討を行ってきたところでございます。ちょうど先週の1月18日にその最終回となる第3回の検討委員会が開催されたというふうに聞いております。
72:
◯木村勝好委員 どういう方向性ということになったんですか。
73: ◯
地下鉄沿線まちづくり課長 その検討委員会の中では、跡地は軽度の知的障害のある生徒の受け皿となる高等学園という施設として利活用することが最適という意見が取りまとまったというふうに聞いております。
74:
◯木村勝好委員 これは私調べてみたら非常に不思議な建物といいますか、公の道路に面していないんですよね。道路が宮教大を通じてしか公道に面していないという非常に不思議な格好になっている。何でこんな格好になったかという経過は大昔のことだからわからないけれども、いずれそういう格好になっている。
そうすると、今のような利用の仕方をする。つまり何でこれを聞いているかというと、この場所というのは青葉山の駅から歩くと十二、三分ですか、歩いて歩けない距離じゃないんですよね。だから、これ上手に使ってもらえれば乗客増につながるはずなんです。
であれば、仙台市からも委員さんが出ているんだから、ぜひそういう形でそういうものにも乗客増につながるようにいろいろお願いをしてみるということは非常に大事だと思うんですけれども、問題はその建物なんです。昭和40年代の前半ぐらいにできたもので、耐震補強もしていない。今のような使い方をするときにその建物というのは使えるんですか。
75: ◯
地下鉄沿線まちづくり課長 県の教育委員会に確認したところ、まだ具体的に建物を、例えば利用するのか建て直すのかといったことにつきましては、今の検討委員会の中では利用の方向性が決まったという段階でございまして、これからそのあたりを検討していくということでございます。
したがいまして、これから今度は県の教育委員会のほうで具体的な施設の検討を進めていくというふうになるというふうに考えております。
76:
◯木村勝好委員 そういう教育機関として活用していただいて、そこに生徒さんたちが通う。そのときに
地下鉄を使ってもらうというのは大変ありがたいことだと思うんですが、私がすごく気になるのは公道に面していないところで例えば建物を全部壊す。そうすると、当然瓦れきとか何かを全部運び出さなくてはならない。当然重機やダンプも入れなければならない。
それから、ましてつくるということになれば、公道に面していないのに建築確認というのはおろせるのか。そっちの部分の方はどういうふうに思いますか。
77: ◯都市整備局長 建築基準法上、敷地は必ず基準法上の何らかの道路に接していなければいけないという定めがございますので、現在のままですと建てかえについてはなかなか難しい状況というふうに考えております。
それを解決する方法といたしましては、建築基準法上の位置指定道路といいまして、今の宮教大の敷地の一部を道路用地として確保したものを特定行政庁のほうが指定するといったようなことですとか、あるいは大学の敷地と一体で何か活用できるような、そういった活用方法を考えるとかいったやり方としては複数ある中からどれを選択するかということになるかと思っております。
78:
◯木村勝好委員 いずれにしても県のほうでそういう、やはりいわゆる有効活用を図ろうということになるんだとすれば、仙台市としても今申し上げたような乗客増ということも観点に置きながら、確認申請に対してそれをきちんとおろしてあげるとか、いろいろな今局長の答弁があるように、そこが上手にいくようにいろいろ配慮してあげるとか、そういうことはむしろ仙台市側の判断かなというふうに思うんで、有効に使って仙台市にとってもプラスになるような方向でぜひ御検討いただき対応していただきたいなというふうに思います。
79: ◯副
委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
80: ◯副
委員長 なければ、これをもって協議会を閉会いたします。...