• 殉職(/)
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  1. 仙台市議会 2018-12-19
    市民教育委員会 本文 2018-12-19


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから市民教育委員会を開会いたします。  審査に入ります前に、皆様に申し上げます。  本日、ふるくぼ和子委員は、総務財政委員会に付託されております第1号請願及び第2号請願の紹介議員として説明のために一時退席いたしますので、御了承願いたいと思います。  それでは、審査に入ります。  本委員会において審査を行います議案は3件であります。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。審査の順序はお手元に配付の審査順序表のとおり、順次質疑を行い、質疑終了後決定に入ることにしたいと思いますが、そのうち第117号議案平成30年度仙台市一般会計補正予算(第3号)第1条歳入歳出予算の補正中、歳出第3款市民費及び第119号議案仙台客引き行為等の禁止に関する条例は関連がありますので、これらを一括して審議願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を進めることにいたします。  なお、議案審査終了後、所管事務について当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。              《付託議案の質疑について》 3: ◯委員長  それでは、これより付託議案の審査に入ります。  まず、第117号議案平成30年度仙台市一般会計補正予算(第3号)第1条歳入歳出予算の補正中、歳出第3款市民費及び第119号議案仙台客引き行為等の禁止に関する条例について質疑願います。 4: ◯鈴木広康委員  それでは、市民費に関連をするということですので、客引きの部分ですね、まずお聞きしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。  今回のこの客引き行為等の禁止に関する条例が提案をされておりますけれども、さまざまな形で市民の皆様方からいろいろな要望もあって、今回の条例の制定をするということに至ったんだと思うんですけれども、ちょっと詳細の部分についてきょうはお伺いをしておきたいというふうに思います。  その中で第5条ですね、第5条の中に、禁止区域を指定するということでありますけれども、今回、この禁止区域を指定するに当たっては、仙台市安全安心街づくり条例、これに関連しての部分になってまいりますので、仙台市安全安心街づくり推進会議、この皆様から意見聴取を行わなければならないということになっております。今回、提案をされて、この条例案が通った場合に、その後の形になろうかというふうに思うんですけれども、いち早く制定をして、その後禁止区域に当たっては指定をしなければならないというふうに思いますので、この推進会議の皆さんからの意見聴取、これはどの時期を考えていらっしゃるのかお伺いいたします。 5: ◯市民局参事市民生活課長  条例が可決された場合、今月26日に開催されます仙台市安全安心街づくり推進会議において御審議いただき、年内には禁止区域を指定することを想定しております。 6: ◯鈴木広康委員  早速、議会が終わって、可決をしたならば、今月26日にこの会議の中で伺うということでありますので、年内には禁止区域もしっかりと決まっていくということであります。その上で、この禁止区域が決まって、この条例が施行されるまでの間の中で、いろいろと皆さんにも周知をしなければならないというふうに思うんですけれども、この中の第17条、罰則の部分でちょっとお聞きしたいと思うんですが、罰則では、科料について罰金ということで罰則金5万円をということになっておりますけれども、この中にはある程度の事例も書いているわけでありますが、5万円以下というように今回の条例の中でうたわれております。これは5万円以下になっておりますから、4万円であったり、または3万円であったりという、いわゆる科料の区分については、今、現時点において明確になっていらっしゃるのか。この科料の5万円以下という部分の御判断についてはどのように考えていらっしゃるのか、お伺いをいたします。 7: ◯市民局参事市民生活課長  違反行為の対応に応じて科料の金額に差をつけるということも考えられますが、先行都市での事例を見ますと一律5万円を科しており、現時点では同様の対応とすることを想定しております。
    8: ◯鈴木広康委員  本市においては一律5万円を、今後、この罰則金として5万円以下としているけれども考えていくということであります。  今回の条例では、市民または事業者の皆様の責務ということで第4条の中にうたわれておりますけれども、これまでも、今の科料の部分であったり、さまざまな形でどのような行為が違反行為になるのかなど、いろいろと商店街の皆さんからも声が上がっていると聞いておりますけれども、パブリックコメントもあったわけでありますけれども、改めてどのような声が寄せられているのかお伺いをいたします。 9: ◯市民局参事市民生活課長  町内会等の皆様から、公共の場所で行われるチラシ配りや相手方を特定しないで行ういわゆる呼び込みについて、違反行為になるのかという声が寄せられております。これらの行為はこの条例で定める客引き行為等には該当しないことから、禁止されない旨はお伝えしているところでございます。 10: ◯鈴木広康委員  今のようないろいろな疑問点についてお答えをしているということでありますけれども、今ほどもお聞きしました、罰則金については5万円以下とうたっているわけでありますけれども、本市においては一律5万円ということで考えていく。そしてまた、チラシ配り等々の公共の場所での部分についてはどうなのかというような、いろいろな今回の条例制定に当たっての商店街の方々などの疑問も言われているという中におきまして、私、1点、今後、周知をするに当たってこういうものも考えてはどうかということで提案もしながらお願いをしたいなと思うんですけれども、本市におきまして、これは2014年の1月ですけれども、仙台市の避難所運営マニュアル、これを作成したときにDVDをつくって、いわゆる避難所の運営はこんなふうな形で立ち上げていくんだよというようなことで作成をして、枚数的には3,500枚、当時、消防局だったと思いますけれども、作成をしたということであります。  今回のこの客引きの関連をする条例に当たっては、今ほども罰則の部分についての科料5万円以下、5万円以下と言った場合には、この行為は3万円じゃないの、4万円じゃないのというような話になるかもしれません。この行為はいいのか、悪いのかというような、さまざまな疑問点も生まれるかもしれません。そういう意味におきましては、ぜひケーススタディーという部分になろうかと思うんですが、Q&Aの中におきましてのいわゆる動画というようなものも作成をしながら周知をしていくというものが大事ではないかなというふうに思うんですね。そうすることによって、この行為はまさに客引き行為ですよと。これは罰則に値するんですよということがわかりやすいし、まさに周知ができるということだろうと思うんですけれども、このようなことをぜひ私は今後、今回の議会を踏まえて、可決に至り、その後の周知をする間に私はつくっていくべきではないかなというふうに思うんですけれども、この提案についてはどんなお考えなのか、もしくは、もう考えていますよということなのか、お伺いをしたいというふうに思います。 11: ◯市民局参事市民生活課長  今回の条例におきまして禁止される行為というのはどういったものなのかということをお伝えするということは、非常に重要と考えてございます。現在、想定いたしておりますのは、条例の内容をわかりやすくまとめましたリーフレットを作成、配布してまいりたいというふうに考えております。条例の内容の周知に向けまして、今、御提案のありました動画の活用も含め、効果的な啓発のあり方について検討してまいりたいと存じます。 12: ◯鈴木広康委員  現時点においてはリーフレットを作成してしっかり周知をしていくということでありますけれども、先ほど具体例として仙台市の避難所運営マニュアルのDVDの提案をさせていただきました。例示として出させていただきました。私も、避難所運営の部分に参加をさせていただき、防災訓練も出させていただいておりますけれども、まさにこういったものがあると、どういう行動を起こすべきなのか、どういったものがということでわかりやすく、私はこれをつくったことによって、今、訓練も行われているんではないかなというふうに感じております。  そういう意味におきましては、今回、この客引きの部分に関する条例、新しい条例でありますし、ほかの都市でも進めているわけでありますけれども、改めてつくり上げる、そしてまた、市民の皆様にも周知をするということ、そしてまた商店街の皆様にも、そして仙台市のこのまちをしっかりと安全・安心なまちづくりをしていくという部分では、しっかりとした対応を事前にするべきだというふうに思うんですね。  そんな上で、きょうはこのDVD化をというか、動画をつくって、具体例を出してはいかがでしょうかということで提案をさせていただきましたけれども、改めて、この点につきましては新たな部分での発想なので、局長にちょっと最後お聞きをしておきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 13: ◯市民局長  ただいま、啓発のあり方として動画を活用したものなどはどうかという御提案かと思います。私ども、実際に啓発に当たりましては、現在予定しておりますのはパンフレット、リーフレット類のようなものでございますけれども、例えば動画のようなものが有効であるかどうか、それが例えばDVDという形のものがいいのか、何らかの配信サービスのようなものを活用できるのかなど、さまざまな観点から検討のほうをさせていただきたいと存じます。 14: ◯佐々木心委員  私からも、客引き行為等の禁止に関する条例にかかわる件を数点伺ってまいりたいと思います。  まず、客引き行為等の禁止に要する費用、700万円余を計上しておりますけれども、この内訳、どのようになっているのかを確認させてください。 15: ◯市民局参事市民生活課長  今回の補正で出しております700万円余でありますが、条例施行に向けまして、1点目が条例の周知啓発に要する費用、それから、現在、街頭啓発を週1回行っておりますけれども、これを拡充するもの、3点目といたしましては、禁止区域等の表示を行うためのもの、4点目につきましては、地域におけます防犯カメラ設置の補助を行うもの、最後が指導員等の制服、備品等に要する費用でございます。 16: ◯佐々木心委員  五つ示していただきましたけれども、おのおの金額がどうなっているのかを確認させてください。 17: ◯市民局参事市民生活課長  1点目の条例の周知啓発につきましては133万5000円、2点目の街頭啓発の拡充につきましては108万9000円、禁止区域の表示につきましては161万5000円、防犯カメラの補助につきましては120万円、制服、備品等につきましては177万5000円となってございます。 18: ◯佐々木心委員 今、五つ示していただきましたので、その上で、五つ、順に質問を行っていきたいと思います。  先ほど鈴木委員からもありましたけれども、周知啓発については本当に適切にやらなければいけません。本会議場でもありましたが、意図しない学生が事業者の命令によってやってしまって、名前の公表、そして科料の対象になるということは、決してあってはいけません。今、先ほど周知啓発の中でリーフレットということがありました。私も、やはりそういった若者が見やすいような対応をしなければいけないと思っております。私は、具体に、動画の中でもユーチューブを活用すべきだと思っているんですよね。しかも時間も1分、2分ぐらいに要点をまとめて、見やすい中身にしなければいけないというふうに考えております。費用対効果も非常にすばらしい内容だというふうに思っておりますけれども、その辺の御認識、御所見はいかが、お伺いいたします。 19: ◯市民局参事市民生活課長  今お話がございますように、条例の周知というのは非常に重要と考えております。その中で、若い方への周知というのをどういうふうにするかにつきましては、我々といたしましても大きな課題というふうに考えてございます。先ほど御答弁申し上げましたように、現在、チラシ、ポスターをつくる想定ではございますが、今後、御提案のありました内容も含めまして、効果的な周知をどのようにするかについて検討してまいりたいと考えております。 20: ◯佐々木心委員  金額をお示しいただきまして、今、130万円余がここの部分で計上されております。リーフレット、紙媒体、やはり効果はあるとは思うんですけれども、非常にやっぱり高くなってしまうので、それを配っても、そのいっときしか結局見ないんですよね。やはり動画とかだとずっと残るので、そこの閲覧回数がふえればふえるほど、周知されているんだなということも確実にキャッチできるというふうに思いますので、ぜひに費用対効果も含め、できるというふうに思っております。  また、広報課が管理しているせんだいチューブございます。ごみ捨てのDVDをインバウンド向けに対応しておりますけれども、あの中身、私見ましたけれども、10分と長いんですよ。そうするとやっぱり見ないんですよ。PPAPが何で爆発的に出たかというのは、動画が1分以内だったので閲覧回数もふえておりますので、そういったところも含め対応していただきたいということをお願いしますので、そういったところも含め、もう一度、御所見をいただきたいと思います。 21: ◯市民局参事市民生活課長  今、御提案のあったものは、特に若い方を想定しましたときに、リーフレットを作成する場合もそうでございますけれども、余りに長い内容となるとなかなか見てもらえない。あと、我々、過去にも大学を通じて啓発のチラシとかを送る際も、今、大学の中では電子配信という形で、もう紙を配るのではなくて、電子配信ということで各自のタブレットに送るといったような対応もされているということで、我々としても新たな手法というのが非常に大事だと考えてございます。どの程度できるかということはございますけれども、やはり若い方へ向けて効果的な周知ということについて検討を進めてまいりたいと考えております。 22: ◯佐々木心委員  周知啓発について、もう1個、確認をさせていただきます。  今、御答弁の途中でありましたけれども、やはり学生さんたちにいかに周知するということが必要だというふうに思っております。本市には学校または専門学校、その他いっぱいございます。そういった部分での、いわゆる教育局との連携も含め、しっかり対応していただきたいと思いますけれども、現時点で教育局に対して、何かこういうことをお願いしますよみたいな働きかけはしていますか、していませんか、確認をさせていただきます。 23: ◯市民局参事市民生活課長  現時点で私どもが想定をしております学校は、大学、短大、高等専門学校、あと普通の専門学校ということでございますので、本市の教育委員会には特段、今、お話をしていない段階でございます。 24: ◯佐々木心委員  今、現時点ではやっていないということでございますけれども、アルバイト従事する方は高校生でもいらっしゃるわけですから、そういったところも、いかに早く伝えるかが重要だというふうに思いますので、今、現時点でやっていないことを責めるつもりはございませんので、これから広げていただくように対応をお願いしたいと思います。  続きまして、街頭啓発業務委託について確認をさせていただきます。ここの案件が出る10月の常任委員会でも、私、確認をさせていただきましたけれども、アルバイトの方が前かけをしてメニューを持って呼びかけをしているんですよね。しかも啓発をやっている目の前、また、私が目にしたのは街頭募金活動をしている目の前で、堂々とやっている。これはもう、いささか許しがたいというか、そういった方々に対しての対応というのは今、現時点でどのようにしているのか。また、本会議場でも別の議員からありましたけれども、そのときも御答弁いただいておりますけれども、そこについてもう一度、この委員会でも御答弁をしていただきたいというふうに思います。 25: ◯市民局参事市民生活課長  現在、基本的に週1回、街頭で委託によりまして啓発活動を行っております。狙いといたしましては、主に市民の皆様に客引きというものを利用しないようにといった内容でございます。現段階で居酒屋等の客引き行為については禁止されていないということがございまして、残念ながら、委員から御指摘がありましたように、啓発を行う横で客引きが行われているということは十分承知をしております。今後、条例が可決された場合につきましては、明確に条例違反の行為となるということでございますので、啓発については強化をしてまいりたいというふうに考えてございます。 26: ◯佐々木心委員  今回のこの条例の大きな目玉というのは、前回も言っておりますけれども、やはりカラオケ店とか居酒屋店にも対象範囲が広がったということでございます。いわゆるその方たちが非常に多くなってきているから、今、現状でこういう状況になっているところでございます。その方たちを見ると、本当に客引きしているのか軟派しているのか、正直わからないんですけれども、そういったところが規制できるということは非常に大きいなというふうに思っております。  今回の第2条1項のロ、客待ち行為について確認をさせていただきますけれども、客待ち行為の定義はやっぱり非常に難しいなと思うんですよね。私自身は、前かけをしてメニュー表を持っていれば、もう十分に客待ちだというふうに外見的にわかるので、その辺の線引きを伺ったところ、いや、なかなかそこが課題なんですというところでございますので、その課題認識を含め、御答弁をいただきたいと思います。 27: ◯市民局参事市民生活課長  客待ち行為勧誘待ち行為を取り締まりますには、客引き行為や勧誘行為をする意図を持っていることを確認する必要がございます。客引きをするという意図というのは、内心、心の内の問題でございますので、見ただけでは直ちに判断することは困難でございます。そのため、例えば連日、メニューやチラシを持って街頭に立っている場合などにつきましては、街頭指導を行う中でその事実を積み上げまして取り締まっていくことになります。 28: ◯佐々木心委員  一発レッドカードは出ないという御解答なのかなというふうに解釈をさせていただきました。本当に常連というか、あちらも今度、前回の委員会でも言っていましたけれども、見回りする人が誰か、わかっているんですよね、先方が。その認識も御当局でお持ちだという話なので、そういったところがトカゲの尻尾切りじゃないですけれども、そういうふうにならないように、ある程度しっかりとした基準を持ちながら対応していただいて、この客待ち行為についてはしっかりと対応していただきたいなというふうに思います。  続いてですが、禁止区域等の表示についてお伺いをさせていただきます。この禁止区域の表示、本市でも歩行喫煙等の防止に関する条例、議員提案でつくらせていただきましたけれども、あそこの禁止区域の表示というのは歩道に表示している状況ですけれども、いささか今回のこの条例は、あの中身では弱いかなというふうに思っているんですね。今回、160万円余を計上して補正で対応するわけでございますけれども、ここもいかにわかりやすく対応するかというのが重要かと思っております。事前にちょっとお伺いしたら、新たな対応もあるということでございますので、その辺の対応も含め、御答弁をいただきたいと思います。 29: ◯市民局参事市民生活課長  禁止区域の表示につきましては、今、委員からもお話がございました歩行喫煙の禁止につきましては、路面上にシールを張るということで対応しております。まずは同様のシールを張るということを想定してございます。また、これに加えまして、歩道上にございますトランスボックス、電柱の地下化をしたところに設置されておりますけれども、これにラッピングの広告を出せるということで御案内がございましたので、この活用も一定程度していきたいというふうに考えてございます。 30: ◯佐々木心委員  そのボックスに表示するというのは、国分町を見るとあそこに落書きしている人もいるので、あそこに掲示していただくことは、そちらの部分での解消にもなるのかなと思うので、非常にいい提案だというふうに思いますので、職員の皆様が、そして地域の声を拾いながら、何が適切かということを対応していただきたいなというふうに思っております。  そこの部分は、国分町かいわいについてはいいんですけれども、アーケード内のここは禁止なんだよというパネルは、やはりもともとあそこは交通量が多いわけですから、非常にわかりにくいんですよね。アーケード内の対応というのはどのようになっているのかを確認させていただきます。 31: ◯市民局参事市民生活課長  アーケード内への対応でございますが、現在でも地元の商店街の皆様がアーケードの柱のほうに客引きノーというポスターを作成して張っていただいております。商店街の皆様とのお話し合いでは、4月以降につきましては、あの内容を禁止区域になったという内容のものにかえ、引き続き張っていただくということを今進めているところでございます。 32: ◯佐々木心委員  禁止区域等の表示につきましては、本当に、今回この160万円余の補正で組んでおりますけれども、適時適切にわかりやすい、ここが禁止なんだよというところがはっきりわかるように対応していただくことをお願い申し上げたいと思います。  続きまして、防犯カメラ設置補助120万円を組んでおります。ここについては4台つけるというふうに伺っておりますけれども、この4台を設置する場所と、この設置するに至った経緯というのは、当然、商店街だったり関係団体からお声を聞いているかと思いますけれども、その辺について確認をさせてください。 33: ◯市民局参事市民生活課長  今回の4台分の設置に対する補助でございますけれども、仙台中央地区環境浄化対策協議会が国分町内に設置をいたします防犯カメラの更新に関する費用の補助でございます。  経緯でございますが、これまでも国分町地区にはこの環境対策協議会が合計で27台近くのカメラを設置いたしまして、対応してきているところでございます。設置によりまして犯罪や迷惑行為の抑制に大きくつながっているものと、私どもで認識をいたしております。この中で、今回、客引きに関しまして国分町の皆様と話す中で、古くなりましたカメラの更新を行うという御意向がございましたので、その4台分について補助としまして、今回、補正の中に入れたところでございます。 34: ◯佐々木心委員  地元の御意向、そして団体の御意向を酌んでいただいて対応していただいたこと、感謝を申し上げたいというふうに思います。  きょうの地元紙にも載っておりましたけれども、県の迷惑行為防止条例で摘発されてしまうと、ああいうふうに名前も公表されてしまいます。本市がこれからつくる条例、また、その県の迷惑行為防止条例、また、上位には風営法がありますけれども、その辺との整合性についてどのように整理するのかということを確認させていただきたいと思います。 35: ◯市民局参事市民生活課長  今ございましたように、客引きに対する規制といたしましては、今回御提案申し上げている条例のほか、既存のものといたしましては、県の迷惑行為防止条例、それから、いわゆる風営法という法律がございます。  まず、風営法でございますが、その目的は風俗営業の適正化ということでございまして、規制の対象は風俗営業者になります。ですので、禁止されておりますのは風俗営業者が行う客引き行為が禁止されております。これに対しまして、迷惑行為防止条例は、どなたが行っても禁止される客引き行為となっておりまして、具体には、風俗営業に係る客引き行為であれば、風俗営業者でなくても取り締まれるということでございます。  そして、本条例と県の迷惑行為防止条例との違いでございますけれども、県の迷惑行為防止条例は、風俗営業も含みます、いわゆる著しい迷惑行為というものを規制する内容でございます。これに対しまして、本条例は、迷惑行為とはならないような、通常許されると思う客引き行為につきましても、中心部のように往来が多いところで行われた結果として不快であるとか通行に支障があるとかいったような問題を解決するために規制するものでございまして、その目的が違うということでございます。 36: ◯佐々木心委員  当然きょうの地元紙に載っていた部分は本当に不愉快に思う中身なので、適切に対応していただいたなというふうに思っておりますので、冒頭言ったように、事業者に命令されて意図しないところと今回のような悪質なものの線引きというのは、しっかりわかりやすく対応していただきたいなというふうに思っております。  今回の条例、当然私もこの条例が適切に実効性のあるものになることを強く願うばかりでございますので、今回の提出理由、魅力と活力のある安全で快適な街の実現に資するため、客引き行為等の禁止に関し必要な事項を定めるため、新たに条例を制定する必要がある、ということでございます。ここにつきましては、この条例をつくる段階で私も市民局長に確認をしております。非常にこの年末、飲み会が多くなり、また新年会が多くなる時期でございます。女性の方にとっては、しつこくまとわりつかれて、本当に客引きしているのか軟派されているのかわからないと、悲鳴に近い声も聞いておりますので、女性の観点でということと担当局長という思い、この条例が実用性、実効性の高いものであるためにどのように考えているのか、そして、この条例がどういうふうになるかという決意を確認させていただきます。 37: ◯市民局長  では、まず、女性としてのほうからお話し申し上げますと、風俗関係の勧誘の人たちがいるのは、それは正直申し上げて大変不愉快だなと、ふだん歩いているところをじろじろ見られるのは、一般的に女性にとっては大変不愉快な状況でございます。  今回、このような条例を提案申し上げております。仙台における一番町あるいは中心部商店街、それから国分町において、居酒屋などの客引きの方たちが大変ふえてしまった。その結果として、その中での競争というところで、なかなか執拗な客引きがふえてしまった。それが大変不愉快に思われる仙台市民の方も多くなりましたし、実際に仙台を訪れていただく観光客の方たちも、せっかく一番町でお買い物をしようと思ったのに、あるいはせっかく国分町でお食事を楽しもうと思ったのに、何だかがっかりだなというふうなお声のほうも実際に伺わせていただいたところでございます。  今般、このような条例を御提案させていただいております。これが実際に施行されました後というところが、実際に我々、力を尽くしていくべき部分かと思います。警察はもとより地元の町内会等の皆様ともしっかり連携を図りながら、また、若い方たちがうっかりとしてここの中で科料あるいは氏名公表というようなところにならないように、学校関係者のほうとも十分連携をとりながら、実効性のある条例となるように努めてまいりたいと考えております。 38: ◯佐々木心委員  パブコメも一言一句読ませていただきました。客引きができないことによって選択肢が狭まるなんていうお声がありましたけれども、私は決してそんなことはないと思っております。今、携帯電話ですぐ調べればわかる状況でございます。そして、国分町、客引きが多くなったと同時に、案内所も多くなってきております。アナログ重視の方はそこに行っていただいて、適切に案内を求めればいいというふうに考えておりますので、いかにこの客引き行為等の禁止に関する条例が、本当に仙台に住んでいる方、そして仙台に訪れる方が適切にこの条例が施行されることを期待をし、私の質問を終わります。そして、この条例が成功することを祈って終わりにいたします。 39: ◯安孫子雅浩委員  ただいまの佐々木心委員の質疑で大体完了したかと思うんですが、私、1点、私の立場から、最近、実際に歩いていて非常に気になるという観点と、4月以降のこの条例施行に当たってのイメージとして気になる点について1点お伺いします。  それは待ち行為の部分です。今、アーケード街等を歩いていて非常に気になるのは、カラオケ関係だけれども、非常に目立った長いジャンパーを着て、こうやって持っているわけですね。持っていて、言葉を発しないと。持って立っている。それが1人、2人じゃなくて、時間帯にもよりますが、結構アーケードの真ん中に何人かグループになって立っている。林立するようにして立っていて、それで、歩いてくる人たちがその間を縫って歩いていくというようなことがあって、これは知ってか知らずか、4月以降は仙台市でそういった条例というものがはっきりと出るということの、ある種、私はシミュレーションを既にしているのではないかなというふうな推測もしているわけですけれども、いわゆるこの待ち行為については、ただいまの質疑の中にもありましたが、なかなか線引きが難しいと。その形、姿をもって、これは明らかに待ち行為であるし、それは違反行為ということが言えるのかどうか、そこが難しい。  確認ですが、これは立っていて、広告物というか、その店のものをPR板のように持っていて、ボードを持っていて、そしてただ立っていると。一切発しない。ただ立っている。この姿自体は、何ら違反する、条例の枠に入るものでもないし、言葉も発しなければ、発するか発しないか、そこが、持っているものが不特定多数に対して、実はカラオケがとか実はお店がということを発しない限りにおいては、これはこの客引き行為等の禁止に関する条例の違反行為にはならないという解釈でいいのかどうか。そこをまずお伺いします。 40: ◯市民局参事市民生活課長  この条例におきまして禁止される客引き行為は、相手を特定して客引きをする側から客となる者に声をかけて誘う行為でございます。したがいまして、単に看板等を掲げて宣伝をする、あるいは声をかけられるのを待つ行為は、直ちには違反行為には当たりません。ただし、道路交通法に基づきます道路使用許可が必要となる場合もございます。 41: ◯安孫子雅浩委員  本会議の質疑の中でも、本市の場合は、結構関西のほうとか、あるいは首都圏のほうとかで既に取り組んでいるところを参考事例として準備をしてきたということを聞きました。そういった先例となる地域においては、同様に立っていて、だけれども一切言葉を発しないと。しかし、明らかにこれは何かを求めて、声がかかってくるのを求めて待っているという状態。こういうケースというのは、今現在もそういった先進地でも問題になっていると思うんですけれども、その辺についてはどのように本市においては理解をしているところですか、今のところ。 42: ◯市民局参事市民生活課長  幾つかの先行都市を拝見させていただきましたが、特に東京の23区内で見ておりますと、道路使用許可をきちんととった形でチラシ配りということや、あるいは看板を持った者が多数いると。あるいはふえたというような現状があるというふうに認識をしてございます。こういったものにつきまして、先ほどから議論にもなってございますが、客待ち行為ということで対応できるものにつきましては、きちんと対応していきたいというふうに考えております。  また、幸いと申しますか、本市におきましては、チラシまきの行為につきまして道路使用許可の運用が厳しく行われておりまして、例えば国分町地内、それからアーケード内につきましては、基本的には道路使用許可がおりないということがございます。  いずれにいたしましても、客待ち行為の対応もございますので、街頭指導に当たりましては、指導員が巡回する中で適宜見ながら、あるいは道路使用許可の確認等も行っていきたいというふうに思っております。 43: ◯安孫子雅浩委員  その上で、最後、要望として申し上げますが、やはりこの条例の趣旨というのは、やっぱり安心・安全な、そして不愉快というか不快感の排除ということが、そういったものがまちの中から取り除かれるようにと、不愉快、不快感がですね。それが趣旨でありますので、違反行為ではないけれども、しかし、多数の者たちが立っていると。いろんな看板を持ってね。その姿そのものがやっぱり不快感を持ち続けるということがあってはならないというような方向に向けて、努力して取り組んでいただくことをお願いして終わります。 44: ◯斎藤範夫委員  1点、この条例の施行に関してお尋ねをしたい。  本会議でもるる御質問がございましたので、1点に絞ってお聞きしたいんですが、前段に、去る9月19日、仙台東警察署東仙台交番で、凶刃に倒れ殉職された故清野裕彰警部補の警察葬が、本日、仙台国際センター大ホールで行われまして、私も仙台市議会を代表して参列してまいりました。この場ですと宮城野区長が参列されていたと思いますけれども、訓練された警察官であっても凶刃、凶弾に倒れることがあるということで、会場においては、宮城野区長もお感じになったと思いますけれども、戯れる幼子の手を引いた遺族並びに同僚警察官の言葉に、会場ですすり泣きの声が随所にあったということで、哀惜の念にたえなかったわけでございますけれども、そこでお尋ねしたいのは、この施行に当たって、本会議の質問あるいは委員会での質問でもございました。街頭指導、あるいは条例施行後は当然取り締まりという形で行われるんだと思います。指導と取り締まりというのは別物だと思うんですね。別物というか、レベル的にも違うという、体制的にも違うというふうに思います。この指導と取り締まりをどのような体制で行うのかと。そしてまた、職員あるいは嘱託の職員の方が、いわゆる夜の盛り場でございますので、どのような状況に遭遇するかもわからないと。この条例の実効性を上げるために万が一のことがあっては、これはいけないわけでございまして、そういう意味で安全の確保ということも十分配慮して施行していく、進めていく必要があろうと思いますが、この点について局長、御所見を伺いたいと思います。 45: ◯市民局長  まず初めに、将来のある若い警察官の方が、職務中に命を落とされましたこと、まことに痛ましく、心からお悔やみを申し上げたいと存じます。  ただいま御質問のありました、まず、街頭の指導に当たっての体制でございます。こうした恒常的なパトロールを実施するというのは、仙台市としても初めてのことでございますので、パトロールに当たる指導員の安全の確保というのは万全を期したいと考えております。  そのため、まず、複数でパトロールに当たるということを徹底してまいります。また、場所によって若干不安に思うようなところにパトロールに行くようなときもあるかと思いますので、そうしたときには、県警と連携をとりまして同行していただくなど、連携して当たってまいりたいというふうに考えております。  先ほど補正予算の中で、制服や備品等の整備ということをお答え申し上げましたけれども、ここの中には、制服と、それから刃物から身を守るための防刃プレート、こちらのほうなども準備させていただきたいと思っております。  また、県警のほうと必ず連携をとるようにということで、街頭指導に当たる際には、必ずトランシーバーのほうを身につけるということをさせていただきたいと考えております。  また、実際にこちらの指導に当たります職員は、警察官OBということを想定いたしております。日ごろから一定程度の護身術というのは身につけていらっしゃるかと思いますけれども、実際に採用となった後も、護身術のそうした訓練というところは継続して続けていくようにしたいと考えております。 46: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第117号議案平成30年度仙台市一般会計補正予算(第3号)第1条歳入歳出予算の補正中、歳出第9款教育費、第2条繰越明許費、第3条市債の補正について質疑願います。 48: ◯鈴木広康委員  それでは、第9款の教育費の補正の部分でお伺いをいたしたいと思います。  エアコンについての補正予算でありますけれども、設計の部分について、5区に分割発注をして施工の発注をしているということでありますが、まず、施工の設計の発注の進捗状況、そしてまた、ガス式、電気式ということで、代表質疑でもいろいろと質疑があったようでありますが、この割合についてはどのように今なっているのか、考えていらっしゃるのか、お伺いします。 49: ◯学校施設課長  エアコンの設計の効率性を考慮して、所在の近い学校を五つのグループに分けて発注しており、できるだけ早い時期に工事が発注できるよう準備を進めております。  機種につきましては、ガス供給区域につきましてはガス式を基本として整備する方向で検討しております。ただ、ガス供給区域外やガス管の敷設状況によっては電気式で整備することになりますが、現在の設計において個別に精査しているところでございます。 50: ◯鈴木広康委員  所在の部分を鑑みながら、また、ガス供給区域も鑑みながらということでの発注ということで、今御答弁いただきましたけれども、となると、今ほど私のほうからも5区ということでの一つの出し方をさせていただきましたけれども、ガス式であったり電気式であったりと、ガス供給区域というところでなかなか難しいというところがあろうかというふうに思うんですが、いわゆる学校単位を、また所在地域を区割りしながらということになった場合に、ガスであったり電気であったりというものが、この混在をしながらある場所もあろうかというふうに思います。  そういった場合の、いわゆるこの発注の仕方ですかね。今度は設備発注の部分になろうかと思うんですけれども、この発注の仕方。分割をしながら多分区域を分けてという形になろうかと思うんですが、この混在をした場合の発注の仕方も考えておかなければならないのかなというふうに思うんですが、その辺については明確にガスはガス、電気は電気というような形で設備的な分割的な発注になろうものなのか、先ほど御答弁いただきましたような、いわゆる所在の場所というところの区分けをしながら、この学校とこの学校とこの学校というような形で考えるような形になるのか、どのような今お考えなのか、お伺いをしたいと思います。 51: ◯学校施設課長  工事の発注につきましては、早急の工事に取りかかれますよう、2校から4校程度に分割して行うこととしております。  機器設置の設備工事においては、電気、ガスの機種ごとに分けて発注する必要はないと考えております。 52: ◯鈴木広康委員  わかりました。ということは、2校から4校ということで、ガスも電気も入り交じりながらの発注をしっかりとやっていくということであります。これは、一番発注の仕方としては、地域としての早く設置をするということの考え方においては、一番いいやり方ではないかなというふうに思います。  ぜひ、これは地元の業者さんもこの発注の部分については、どのようになるのかということで、いわゆる仕事の面につながっていくということになろうかと思いますので、分割発注をする、2校から4校、皆さんが発注をして、受注をして、仕事がしやすいような形の、ぜひとも発注の方法も今後考えていただきたいというふうに思います。  その上で、設備の部分になりますから、今回、代表質疑の中でも空調設備の、いわゆる設置の部分につきましては市内の設備業者の方々、団体等々、今後の工事等についても意見交換を行っているというような御答弁があったところでありますけれども、この点について、どのような団体と今現在、意見交換などを行っていらっしゃるのか、お伺いをしたいと思います。 53: ◯学校施設課長  意見交換につきましては、設計に関しましては宮城県の設備設計業者の団体と、工事に関しては仙台市内の設備工事業者の団体との意見交換を行っておるところでございます。 54: ◯鈴木広康委員  せっかくの意見交換を行っている状況でありますので、今ほども2校から4校の部分で発注を今後行っていくというようなことであります。そのような多分意見交換もしながら、このような発注の方式も今後考えようということで御検討されているというふうに思うんですけれども、いわゆるこの意見交換の中で皆様方から、いわゆる設備の部分、また設計の部分でいろいろな意見をいただいていると思うんですけれども、今のような2校から4校とか、具体的なそんな意見もいただいたり、意見交換の中で出されているものなのか、お伺いをしたいと思います。 55: ◯学校施設課長  今回の空調設備は、多数の学校、教室にわたることから、発注の形態については十分検討しているところでございますが、この意見交換の中で、設計業者あるいは設備業者が受注可能かどうかという意見を伺っているところで、お答えとしては、十分対応可能だということでお答えをいただいているところでございます。 56: ◯鈴木広康委員  今回、仙台市のみならず、県内のさまざまな自治体でエアコンの設置に向けて発注をするということになろうかというふうに思います。そういう部分では、業者の取り合いになるのではないかというような報道もあるわけでありますけれども、今のような形で、本市がまずはリーダーシップをとりながら、さまざまな業界団体の皆さんとお話をし、そして、受注をして、一番考えなければならないのは、子供たちが安心で安全に、そして、明年に向けていい環境で学校の中で勉強ができるということに至ることが一番大事なポイントでありますので、ぜひ、今後もそのような意見交換を繰り返す中で、しっかりとした発注に向けて取り組んでいただきたいというふうに思います。  その上でもう1点、今回のエアコンの設置に当たっては、例えば、自校調理をしている給食をされている給食調理室ですね。このエアコンについては、自校調理校は設置をされていないところが多数あろうかというふうに思うんですけれども、この給食の調理室へのエアコンの整備も今回は考えての補正予算というような形になっているのか、確認をしておきたいというふうに思います。 57: ◯学校施設課長  今回の臨時特例交付金での設置は、普通教室等への設置を行うものとなっておりますことから、給食室のエアコンの設置につきましては、大規模改修工事や校舎の建てかえ等の機会を捉えて設置してまいりたいと考えております。 58: ◯鈴木広康委員  次の議案なんですが、ちょっと関連をしているので確認をさせていただきたいと思うんですが、大野田小学校は、今回、校舎の増改築、そして、給食棟の増改築ということで、大規模な工事をやるということになっております。これはまさに給食棟の増改築も行うということなんですが、この場合には、これは自校調理校になろうかというふうに思うんですけれども、エアコンの設置はされるのか、確認をいたします。 59: ◯学校施設課長  大野田小学校につきましては、今回の増改築工事に合わせまして、給食室にもエアコンを設置することとしております。 60: ◯鈴木広康委員  今回は普通教室ということでのエアコンの設置だというふうに思うんですが、学校全体のいわゆる環境整備というところであれば、普通教室はもちろんなんですけれども、今回は職員室であったり、校長室もあります。そういった部分の中で仕事をされている中の一つに、いわゆる給食をつくっている給食の調理室というところも当然、自校調理の場合にはあるわけであります。そういう中においては、私は、補正予算が今回出されているので、追加補正なんていうことはなかなか難しいのかもしれませんけれども、こういう機会だからこそやっぱりそこまで目を配りながら、私はやることは大事ではないかなと、いわゆる自校調理をやっている給食室のエアコン整備も、今後は考えるべきではないかなと。大規模な修繕というところに至る前に、考えていくべきではないかなというふうに思うんですけれども、この点について教育長はいかがですか。 61: ◯教育長  自校給食の方式としましてウエット方式とドライ方式がございまして、乾燥した室内で調理する方式がドライ方式なんですけれども、エアコンの設置については、全体の給食調理室全体の環境もございまして、私どもとしましては従前からドライ方式での給食室にエアコンを設置すると。従前はウエット方式でございましたけれども、大規模改修や建てかえの際、給食室を順次ドライ方式にし、それに合わせてエアコンを設置してきたという経過がございます。  できるだけ早く給食調理室にもエアコン設置していきたいと思うんですけれども、効率性と環境の面から、なかなかそれがかないませんけれども、できるだけ早く建てかえ、あるいは大規模改修、この機会を捉えてエアコン設置ということを行っていきたいと考えてございます。 62: ◯鈴木広康委員  今回の補正ではなかなか難しいかもしれませんけれども、まさに今回、大野田小学校は、大規模改修をするという中で給食室へのエアコン設置ということも組み入れられているわけでありますので、今後、いわゆる学校の大規模改修等については、しっかりとこの給食室、自校調理校については、エアコン設置をしていくというメニューを取り入れていただきたいというふうに思うんですね。それをすることによって、計画的に大規模修繕をしていくという中におきましては、そこの中に必ず自校調理校はエアコンも設置をしていくということになろうかというふうに思いますので、そこのところは、今御答弁をいただきました内容でしっかりと今後取り組んでいただきたいというふうに思います。  そして、あわせて、今回のエアコンの設置につきましては、今ほども発注方式なども確認をさせていただきましたが、ぜひ、順調にこのエアコンが明年に向けて、何カ年かにわたるかもしれませんけれども、子供たちの安全で安全な学校環境の中で勉強ができる体制を整えていただきたいというふうに思います。  最後に1点だけ。今回地球温暖化の部分も代表質疑で若干取り上げられたかもしれませんけれども、このエアコン設備に当たっては、当然エアコンを動かさなくてもいいときは動かさないので、いわゆるCO2の削減につながるような行動もとっていくわけでありますけれども、このような中で、地球温暖化ということも考えた場合に、自然エネルギーも考えた空調設備というのも今現存されております。そういったものも今後の場所の設定をするかどうかは別としても、ぜひ自然エネルギーを活用した空調設備の設置、これも今後考えていただきたいなと、考えるべきではないかなというふうに思うんですけれども、この点だけ最後にお伺いをして、私の質問を終わりたいと思います。 63: ◯教育長  今回の臨時特例交付金によりますエアコンにつきましては、できるだけ早い時期に市内学校に設置したいというふうに考えてございますので、自然エネルギーを活用したエアコン整備につきましては、今後の対応、検討課題とさせていただきたいと思います。  また、環境に配慮した対応ということにつきましては、エアコン設置後も適正な温度管理でございますとか、あるいは稼働時間の設定、こういったことを各学校にお願いしまして、トータルでエアコン設置しましても地球環境に優しい、そういった取り組みを学校現場で進めていく考えでございます。 64: ◯小山勇朗委員  私のほうからは、教育費で第2条の繰越明許費になっているブロック塀の安全対策の関係について質問をさせていただきます。
     ことしは繰越明許費で平成31年度に繰り越されるわけでありますけれども、このブロック塀の関係で、来年に取り組まれるのは秋保小と鶴ケ谷東小学校というふうになっているわけであります。ここでブロックの撤去、その後、フェンスを設置というふうになるようでありますけれども、平成31年度でさらに取り扱う荒町小学校や仙台高等学校、そして、上杉山中について、ほかの学校と違って、ブロックを撤去してフェンスをつくるのではなくて、劣化損傷部分の補修というふうになっているわけでありますけれども、この違いというのは、なぜこういう違いのもとに進められるのか、お答えをいただきたいと思います。 65: ◯学校施設課長  今回、補正に上げさせていただいた2校に関しては、建築基準法上は適合している物件で、劣化が進んでいる状況になっております。その劣化に対して、部分の交換なり、補修をするということで、今回、補正のほうに上げさせていただいております。  残りの4校につきましては、建築基準法上には今のところ不適格ということになっておりますので、基本的には撤去して別なものとしてフェンスを設置するというふうに予定しております。 66: ◯小山勇朗委員  今の答弁からすると、平成31年度に組み込まれているこの法的な不適合。この四つの荒町小学校、連坊小路小学校、作並小学校、仙台高等学校、これらについては撤去してフェンスを張るということで捉えていいですね。そこのところは。 67: ◯学校施設課長  ちょっと訂正しますが、仙台高校につきましては、もともと基準法に適合しているので、これは補修のほうになるかと思いますが、ほかの3校に関しては撤去してフェンスにつけかえるということになっております。 68: ◯小山勇朗委員  ブロック塀は昔から縦横に鉄筋が入っているブロックというのは、ほとんどないんですね。何段か積んだところで、例えば鉄筋を横に入れる。ブロック何カ所かに1本ずつ縦の鉄筋を入れる。そういう形で、上にかさをかけるかどうかは別にしても、そうやってブロック塀は積んできているのがほとんどなんですね。劣化しているというのは、どこの部分が劣化して、それを補強するということになるのかが、まず一つは問題なんですよね。  そして、今回、ブロック塀の安全対策として国では、全てに鉄筋を縦横全部入れてつくり直すというのがこの基準として出してきているわけですね。こういうことからすれば、今回この劣化している部分の損傷部分だけ直して、そして終わらせようというのは、やっぱり何か事故があったら大変だし、それも相当年数がたっているブロックであって、それが倒壊する、地震によって倒壊したりする危険もはらんでいるわけですね。そういうことからすれば、やっぱりね、一回ちゃんと撤去して、そして、今回の基準でもってつくり直すということが、まさにこの安全対策としては本来やるべきことだろうというふうに思いますので、劣化損傷の部分を補修するということは、これはやっぱりやめて、全部撤去、フェンスというふうな形にすれば、3段ぐらいブロックを積んで、あとはフェンスになるかというふうに思いますけれども、あんまり高くブロックを積んでからフェンスにしてもあまり意味ないので、ブロック積みの分はなるべく低くして、そこの上をフェンスでつくるという方法を全てでやっていくべきだというふうに思いますけれども、もう一度答えていただきます。 69: ◯学校施設課長  今回補正に上げさせていただいている2校とこの仙台高校につきましては、ブロック塀の段数としては3段ないし4段のブロック塀でございまして、内部に鉄筋が入っていることも確認しております。ですから、もちろん必要な部分に関しては交換、つくりかえの部分はありますが、修繕で済む部分に関しては補修で済ませるつもりで検討しているところでございます。 70: ◯小山勇朗委員  コンクリートも大体50年で劣化していくわけですから、全体的な劣化がもう始まるのが50年ぐらいで始まるというふうに言われているわけですから、やっぱりそういう部分も踏まえて、あとは石積みの上に土どめがあって、そこにブロックが積まれているような中身もあるわけですから、そういうところを十分に検討して、やっぱりよりベターなやり方というのはあると思うので、そういうものをきちんとやっていただきたい。私は、絶対的に撤去してフェンスにかえてほしいというふうに思いますので、再度それを検討した上で対応していただきたいなというふうに思いますけれども、教育長どうですか。 71: ◯教育長  今回の補正におきましては、国において補助といいますか、財政支援が受けられる2校について計上してございます。そのほかの学校につきましては、改めて新年度、予算を確保して対応してまいりたいと考えてございます。  委員おっしゃるように、安全・安心、学校での子供たちの安全・安心は何よりも優先されることでございますので、しっかりと予算を確保して、ブロック塀の撤去、これを進め、安全な学校生活を送れるよう努めてまいりたいと存じます。 72: ◯安孫子雅浩委員  エアコンのほうに戻ってなんですけれども、これも代表質疑等でも質疑をいたしましたし、ただいま委員会でもあったところでありますが、その中で2点、確認という意味で。  一つは、本会議の御答弁の中で、このエアコンについては冷房プラス暖房もエアコンを使っていくというふうなお答え方がございました。これ、ちょっと考えてみると、家庭用にしろ何にしろ、暖房効果ってどうかなと思うんですよね。確かに冷房はエアコンですごく涼しくなったなと。同様に、寒くなってエアコンの暖房でもって部屋が暖まるかどうかというと、ちょっとこれはどうかな。結構冬は暖房を使わないで、ストーブをたいたり、ファンヒーターというケースが多いんじゃないかと思うんですね。うちのなんかはそうなんですけれども。ですので、学校にはFF式があるんですが、これは撤去してしまうものなのか。もうやっぱりエアコン一本でやりますと、夏冬とも。だから、今あるFF暖房機等は撤去撤収するということも行く行くやるのか。その辺どういうふうに今は考えていらっしゃるのでしょうか。 73: ◯学校施設課長  今回設置するエアコンについては、本議会でも答弁しましたとおり、暖房にも対応可能なものですので、ランニングコストを削減する上で、既存のFF暖房機は使用しないよう検討しております。 74: ◯安孫子雅浩委員  そのようなことで取り組まれても、実際、仙台市内も北と南で温度差がありますので、北のほうはやっぱり寒いんですよね。うちのほうも後ろに県民の森があったりしますし、単純に機材を考えても、エアコンというのは上から来るんですね。今のFFのファンヒーターとかそういった暖房機は下から来るわけで、暖かい熱というのは下から上がってきて上に行くと、ああ暖かいなと感じるんだけど、上でぐるぐる回っている限りは、同じような熱が出ても、なかなか頭の上で、おりてくるまで暖かい空気がかたまらないでおりてきませんから、そういう意味では、実際その撤去しないのであれば、撤収しないのであれば、学校によっては、暖房についてはFF暖房機を使うということも検討されてはどうかというふうに見ていますが、いかがですか。 75: ◯学校施設課長  委員のお話のとおり、学校によってはエアコンだけでは温まりにくい状況も考えられますことから、個々の状況を見ながら、FF暖房機の使用も検討してまいりたいと存じます。 76: ◯安孫子雅浩委員  もう1点お尋ねをするのですが、先ほど鈴木委員のほうで学校給食室にもというふうな提案がありました。学校施設の中に、今大方、先ほどのお話だと、ガス方式になるだろうというふうに受けとめましたけれども、ガス方式になったときに、学校というのは災害時の避難所という扱いにもなります。そうすると、全てがガス、そうすると管の亀裂等があったりすると、一切何も使えない。例えば、学校の中において、同じガスであるから、プロパンは何カ所か入れておくという観点も行く行く考えると、プロパンで稼働できると、熱にしろ何にしろ、指定避難所という学校施設が持つ側面も見たときに、プロパン式も各学校に、例えば1教室なり2教室くらいずつは入れていったほうがいいのではないかというふうに考えるものですが、この点についてはいかがですか。 77: ◯学校施設課長  プロパンガスのエアコンにつきましては、災害時に供給が滞らなければ使用できるというふうに私も認識しておりますが、プロパンガスそのものの安定供給及びプロパンガスのボンベの設置場所についても十分な検討が必要であるということがあるものですから、今回は検討からは外している状況でございます。 78: ◯安孫子雅浩委員  今回はというお答えがありました。まず今回はというのは、中学校ですよね。主にね。その後に百二十何校の小学校をどのようにやっていくかというその進め方が大変手続的にも厳しいところかなと推察をするんですが、そうすると意見としてここでは申し上げますが、中学校は一応そういう段取りでまずは早く設置をするということを目標に進めていったとしても、その次に残っている百二十何校の小学校については、今お話をしたような点、提案として受けとめていただけますようにお伝えをしておいて終わります。 79: ◯平井みどり委員  ただいま安孫子委員から質問があったことに重ねてお伺いしたいのですが、エアコンのクーラーはどの機種においても性能については大体同じであるということがわかっております。しかし、暖房については、今あったように、性能にいろいろ差があって、今、家庭のものでも寒冷地仕様ということが言われているんですね。それは、ある程度温まると暖房の場合、一回とまって、それで霜とりというのをするために一度10分ぐらい停止するということがあるようです。なので、今、寒冷地仕様と家庭の中でもそういうものが使われているのですが、その寒冷地仕様についてはどのように考えられているでしょうか。 80: ◯学校施設課長  空調設備の設計におきましては、部屋の容量ないしそこに入られるお子さんの数などを含めて、暖房の馬力の設計をしていくところでございます。もちろん委員の御指摘のとおり、冬のなかなか温まりにくい、あるいは冷え過ぎるとかそういうことのないように、適正な機種を選定して、設置してまいりたいと考えております。 81: ◯平井みどり委員  私、それを体験しているので、一度暖まったものが、ぴたっととまると本当に部屋って寒くなるんですね。あっという間に。ですので、そういうコストの面も考えて、ただ、寒冷地仕様であれば、機種は高くなるということがありますので、そういうことも考えていただきたいなと思っております。 82: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第126号議案工事請負契約の締結に関する件について質疑願います。 84: ◯小山勇朗委員  この第126号議案、大野田小学校増改築の件ということで、給食棟等々、学校でですね。この開校は、この大野田小学校の開校年月日というのをまずお答えいただきたいと思います。そして、児童数、その当時のね。 85: ◯学校施設課長  当学校の開校は、昭和49年4月1日開校となっており、当時の児童数といたしましては441名というふうに記録されております。 86: ◯小山勇朗委員  今の昭和49年の4月1日開校で、その当時の児童数は、そこの今の大野田小学校の学校長の話だと439名の児童だったという話は伺っていますけれども、ちょっと数字的に違いますが、現在まで一部建てかえ、増築というような形で何回か増築をして、これまでで44年経過しているんですよね。開校してから。その439名だったのが今では763名にまで、これまでの間で児童がふえているということで、以前に継ぎ足しで増築をして、そしてそれでも足りなくて、今度はプレハブを建てて、プレハブ教室で今現在補っているというふうな状況になっていますし、そして今回ようやく、また一部増築というふうな形で、継ぎ足し継ぎ足しできているところに、やっぱり学校経営している部分、学校長などからしてみれば、本当に困ったものだというふうに思っていると思うんです。やりにくくて、どうせ44年もたっているのであれば、そしていまだに1棟残っているというのであれば、ぼんともう建てかえしたほうが早かったのではないかというふうに思うんですよ。そして、この学校の市債の関係も補正で110億円まで今回補正をせざるを得ない、そういう状況もあるわけですね。だから、これらを含めて考えれば、建てかえすべきだったのに、増改築でつなぎつなぎできていたこの原因というのは何で、なぜ建てかえができなかったのか、お答えいただきたいと思います。 87: ◯学校施設課長  この小学校におきましては、増築につきましては現在まで2回ほど増築しております。今回3回目に当たるわけなんですが、改築に当たりましては、どうしても多額の費用を要することですから、建物の劣化状況なども国の示す基準をもとに合致しないと補助がいただけないということがありますので、その辺の基準を満たしていないような状況の中では、なかなか建てかえが難しいということになっております。 88: ◯小山勇朗委員  建てかえ、そういう基準があってなかなか交付金の関係などもあってしてこなかったということだと思いますけれども、今回の増築分でいえば2分の1交付金でちゃんと負担してもらえるわけでしょう。トータル的に1回に、そして44年たっている部分が1棟残っているんだよね。3回目の増築をして、さらにまたもう1棟、その44年間経過している建物が残っているというような状況をどう考えるのかということなんですよ、そこのところは。さらにまた6億円なり7億円なりかかるわけでしょう。こういうことを考えていけば、これはやっぱり1回にどうやったら建てかえができる、改築ができるのか、これを十分検討していかないといけないと思うんですね。3回もやらざるを得ないぐらい児童数がどんどんふえてきたわけだから、これまで44年の中で300人を超える児童がふえてきていることは確かなわけですから、それで区画整理も終わって、そしてこれからマンションが建つか、戸建てが建つかは別にしても、アパートだって建っていくと思うんですよ。そうなれば、さらにまたふえていく。そうなったとき、もう一回、また44年経過した校舎を増築するんだということで7億円も8億円もかけていくような状況が果たして費用のかけ方として正しいんだろうかと思うわけですよ。このことについて教育局としてきちんと整理して対応していかなければ、今回も一部で終わりだから、あとまだ1棟残っているから、これもまた増築をやればいいんだみたいな、そういう考え方であってはならないだろうと思うわけですよ。この大野田小学校、1棟残っている44年たっている建物と、体育館もいきなり古くて、763名も体育館に入ったら狭くて窮屈で大変だと、こういう話になっているんです。体育館も本当は建てかえてもらいたいんだと。だけども、ぶん投げられていると、そういう話になっていけば、体育館も建てかえなきゃならない、あるいは給食棟も建てかえなきゃならない、そして継ぎ足し、継ぎ足しで3回も増築をしてくるような、こういった状況というのはどのようにまず考えているのか、教育長、きちんとその辺答えていただきたいと思います。 89: ◯教育長  学校の設置に当たりまして、校舎の数につきましては、私の記憶でございますけれども、昭和49年ごろ、このころは現にいる児童生徒数に合わせて教室を設置すると。それが文部科学省、当時は文部省の補助の考え方でございました。今日では一定の余裕教室といいますか、そういった将来を見越して建築することが補助の対象としても認められているんですけれども、当時としては現にいる生徒数に合わせた教室数しか補助の対象に認められてこなかった。そのために、子供の数がふえるに従って増築ということが必要になった、そういった経緯があったものと考えております。  今後、この地区につきましては、子供の数もふえると見込んでおりますが、今回の教室数設置によりまして、将来一定の期間、まだ子供たちの教育環境には応えられるなと考えておりますが、全面的な改築につきまして、他の市内の小学校も中学校もまだ古い校舎を使っておりますので、国の補助採択、これに向けて最大限努力しまして、できるだけ早く市内の学校の改築に努めてまいりたいと存じます。 90: ◯小山勇朗委員  もう3回目の増築をやって、そしてさらに1棟古いのが残っていると。体育館も建てかえなきゃならないというようなことはやっぱり一つまず踏まえなきゃならないでしょう。そうするとやっぱり以前はそこに集まる児童数に合わせた形で学校をつくるのであれば交付金も出すよということがあって来たということで、1回に50年未満の学校建設はなかなかできなかったという話のようなんですけれども、50年まであと6年しかないわけだよ、はっきり言えば。本当から言えばだよ。44年たっているんだから。50年過ぎて、例えば四郎丸小学校がようやく今回建てかえになると。52年かな。  そういうふうな状況に今なっているんだけれども、その児童数の把握の仕方というか、長期的に大体3年なり5年なりでどのぐらいふえていくのか、あるいは10年後にどこまで増加していくのか、こういう計算というのは教育委員会としていろいろやってきているんだけれども、ほとんど狂っているんだよね、それは。その計画どおりにはほとんどいっていない、これまでの状況を見ていれば。そして、学校を建ててからすぐにプレハブになったり、今度増築しなきゃならないとか、学校を増築できるようにつくっておきながらそこにまた増築するような、そんなことをやってきているのさ、これまでだって。  柳生小学校をつくったときだってそうですよ。すぐにプレハブになっているわけですよ。あるいは東四郎丸小学校はすぐにプレハブになって、あと解消になった部分がありますけれども、今、袋原小学校がプレハブ教室でやっています。四郎丸小学校で今回建てかえになるということで、袋原小学校から200名、四郎丸小学校に移すと。そういう学区割をして、今回、建設に入るんですけれども、建設委員会で出された設計図を見たときに、全く児童数600名なら600名、700名なら700名にぴたりと合ったような普通教室しかつくっていないんだよ。設置していないの。  そして、先ほど教育長が言われたように、後でふえれば余裕教室を改装して、そして普通教室にできるような部分があるにしても、最初からぴったりのような教室をつくっているから、すぐにプレハブになったり、あるいは音楽室とかそういうものを改修して、そして普通教室にしたり、そうやって間に合わせで延び延びしてきているような状況もこれまで幾らでもあるわけでしょう。こういうことではやっぱり増加している地域は増加している地域として、何教室ぐらい余裕として、まず普通教室を用意するかというものが最初からなくてないんですよ。  建設委員会でこの前もいろいろそういう話で、教育局としてはさらに余裕教室含めて普通教室の数については検討していきたいという答弁に終わっているけれども、このように新しく建てる小学校でさえもぴったりのような教室のつくり方なんですよ。余裕教室でほかにあるから、それを改修すれば使えるんだでなくて、一旦見た限りはある程度こういう部屋もあるんだ、こういう教室もあるんだというのを、そこにいる子供たちからすれば何となく今までと違った期待感を持って通学できると思うんですよね。  そういう学校の建設についても、これまでやってきたのは間違っているところは間違っているというふうにして、これからの学校の改築のあり方というものをきちんと検討、整理してやっていくべきだろうと思いますけれども、どうですか。 91: ◯教育長  これまで将来推計を行いながら学校の増築、改築を行ってきたわけでございますが、現実との乖離があるとの御指摘でございますので、今後につきましては、なお精査に精査を重ねて正確な将来予測ができるよう努めてまいりたいと存じます。  また、増築、改築含めまして、学校のこういった工事には多額の費用がかかります。国の補助がないとなかなか単独では難しい面がございますので、国の採択につきまして、あるいは文部科学省への予算のお願い、要請につきましても今後ともしっかりと行ってまいりたいと存じます。 92: ◯小山勇朗委員  最後にもう一つきちんと確認しておきたいのは、今ある44年経過した1棟が残っているということに対する、これからの考え方。あと、そこに相当数古い体育館が存在して、763名も入ったら身動きができなくなるような体育館でいいのかと。これを建てかえるかどうかということの判断もお願いしたいと思います。 93: ◯教育長  先ほど申し上げましたように、市内の学校の築年数、軒並みといいますか、築年数が長くなっている現状がございます。私もこの現状を踏まえますと、できるだけ多くの学校を建てかえしたいと思っているところです。体育館についても同様でございます。学校の設備関係も同様に考えてございます。できるだけ一つの年度で整備が、数がふえますように、引き続き文部科学省に予算の全体の確保、あるいは仙台市への採択の優先的な採択を要請してまいりたいと存じます。 94: ◯ふるくぼ和子委員  私からも、この工事請負契約、大野田小学校の校舎増築について数点お伺いをしたいと思います。  本当に今の質疑を聞いていまして、改築を待っている小中学校、全市に本当にたくさんあるということを改めて私も感じました。私どもの代表質疑でも、市内には建築後40年を超える校舎が市内に80校あるということで紹介させていただきました。これをどんなふうに耐久年数ぎりぎりまでではなくて、子供たちの環境整備をきちんとしていくかということについては、真剣に計画的にしていかなければならない、そういうテーマだと思います。  そういう点で、今回の大野田小学校の増築と給食棟の改築の契約の案件について進められる中身について伺っていきたいと思うんですが、まず最初にこの大野田小学校の現在の児童数と学級数、そして今後の児童推計と想定される学級数、それぞれについてお伺いをしたいと思います。 95: ◯学校施設課長  今年度の児童数が748人、学級数が25学級となっており、今後の児童数が800人前後、学級数が約28学級前後で推移する見込みとなっております。 96: ◯ふるくぼ和子委員  現在の児童数でも教室数が不足をしていて、プレハブ校舎で対応しているという関係だと思います。このプレハブ教室、何教室分で、何年間このプレハブ対応となってきたのか、ここについても伺います。 97: ◯学校施設課長  仮設校舎は平成24年に6学級分を整備しており、今年度で6年間の使用となっております。 98: ◯ふるくぼ和子委員  相当長い使用年数だと思います。児童数の推移と推計についても、5月1日現在ということで数字をいただきましたけれども、ずっと徐々にふえ続けているんですね、この地域。5年前からの数字ですけれども、今後5年間についてもずっとふえ続けるという中身になっています。  先ほど教育長から建設のときの余裕教室についての補助、文科省からのお金の出方等々ありましたけれども、今後もこうして増加が見込まれている大野田小学校の推計、今回の増築分で、今後の増加分というのが対応できるのかどうか、将来推計も見込んで環境整備が図られることを求めるものなんですけれども、もう今の人数でつくって、また増築ということがないということをもう一度改めて確認をさせていただきたいと思います。 99: ◯学校施設課長  大野田小学校では、今年度使用している学級数が25学級あります。一方で、プレハブを除いた既存校舎では学級数が22学級ありますことから、今回の増築により整備される7学級を加え、最大29学級まで学級数の増加に対応する計画になっております。 100: ◯ふるくぼ和子委員  そうすると、今28学級前後にふえてもその程度だろうというお話、冒頭にいただいたので、20学級分できるから、とりあえず将来のふえる分も見越して今回は普通教室ができるということで確認をさせていただきました。  最後に伺いますけれども、子供たちの教育環境の問題なんですね。自分たちの学ぶその毎日長い時間過ごす学校という場が、どういう場になっているか。教育環境がですね、どれだけきちんと整備されているかということが、非常にやはり教育活動上も大事な、子供の成長の点からも大事なことなんだというふうに思います。プレハブ校舎をつくって、たとえ子供一人が一学年しかそのプレハブ校舎を使う学年がないんだというふうになったとしても、やっぱり学校として長期にわたってプレハブ対応というのは、これは放置はできない。直ちにやっぱり解消されるべきものでならないというふうに思います。  今回の大野田小学校については、先ほども申し上げましたが、5年前から現在まで50人以上の児童数がふえてきていたわけですし、この地区の増加要因についても、当然把握していらっしゃってきたものだというふうに思います。今後について、地域によってはまだまだ増加が見込まれるとか、新たに児童数が増加していくだろうという推計がある校区もあるというふうに思います。根本的に、先ほどの全市40年を超える学校80校ということからいえば、増築ということだけにとどまらない改築ということもきちんと視野に入れて、常に状況の変化を把握しながら、プレハブ対応が起きないような、そういう前提での計画というのが立てられていくべきだと思います。改めてそのことを求めて御所見を伺っておきたいと思います。 101: ◯教育長  仮設校舎につきましては、児童生徒数の一時的な増加、あるいは将来的にも教室不足が見込まれる学校に整備しているところでございます。しかしながら、児童生徒の教育環境面での負担を軽減するということからいたしますと、必要な予算を早期に確保して増築等の対応も行ってまいりたい。そのために予算面の確保、先ほど申し上げましたとおり、文部科学省への要請、要望、これを強めていきたいと考えております。 102: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 103: ◯委員長  終了いたしました。  以上で全議案に対する質疑を終了いたしました。             《付託議案の決定の審査について》 104: ◯委員長  それでは、これより付託議案の決定を行います。  決定の審査は審査順序表のとおり、順次、討論、採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 105: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を行います。  なお、要望事項等につきましては、付託議案の決定が全て終了した後に一括して確認をいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、第117号議案平成30年度仙台市一般会計補正予算(第3号)第1条歳入歳出予算の補正中、歳出第3款市民費、第9款教育費、第2条繰越明許費、第3条市債の補正について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 106: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。  第117号議案中、本委員会所管分は原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 107: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第119号議案仙台客引き行為等の禁止に関する条例について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 108: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。  第119号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 109: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第126号工事請負契約の締結に関する件について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 110: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。  第126号議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 111: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  以上で、全議案に対する決定を終了いたしました。  この際、議案に対する要望事項等がございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 112: ◯委員長  なければ、以上で付託議案審査を終了いたします。                《所管事務について》 113: ◯委員長  次に、所管事務についてであります。  まず、消防局より報告願います。 114: ◯消防局長  平成31年の仙台市消防出初め式の開催につきまして、口頭により御報告を申し上げます。  新春恒例の消防出初め式を1月6日日曜日午前10時から、勾当台公園市民広場及び市役所本庁舎前において開催いたします。  当日は、市内事業所の自衛消防隊を初め、婦人防火クラブ、消防職団員、総勢約1,100名の参加を予定しており、観閲行進のほか、本市の無形民俗文化財の消防はしご乗りの演技披露などもございます。  委員の皆様には、既に御案内申し上げているところではございますが、何卒御臨席を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 115: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はありませんか。
                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 116: ◯委員長  この際暫時休憩いたします。                休憩 午後2時40分                再開 午後2時55分 117: ◯委員長  再開いたします。  次に、教育局より報告願います。 118: ◯教育長  教育局から1件御報告させていただきます。  11月に実施しました史跡仙台城跡保存活用計画中間案に対するパブリックコメントにつきまして、その結果が取りまとまりましたので、資料1に基づき文化財課長より御報告申し上げます。 119: ◯文化財課長  それでは、資料1-1を用いて説明させていただきます。  まず、1の実施概要でございますが、実施期間、周知方法、意見聴取方法などは記載のとおりとなっております。  2の意見募集結果でございます。意見は、27の個人及び団体から182件寄せられております。意見の内訳は、保存活用計画の内容に即して分類させていただき、表に示したように、整備に関することが63件と最も多くなっております。  3の意見の内容及び意見に対する教育委員会の考え方につきましては、主なものを資料1-2により説明いたします。  中間案全体に関しましては、表中の番号1、2、3にありますように、具体的に何を行うのか示してほしいとの意見がございました。本計画は、国の指針により、史跡の保存と活用等に関する基本的な考え方を示すものでございますので、具体的な整備等の内容につきましては、今後整備基本計画で示してまいりたいと考えております。  計画策定の目的に関しては、表中の番号9番にありますように、平成31年4月1日に改正文化財保護法が施行されますので、それに即して策定すべきとの御意見がございましたが、この保存活用計画書には改正の趣旨を踏まえて策定していることを示しております。  計画の対象範囲、期間に関する御意見では、16番にありますように、10年程度での見直しの必要性の検討では遅いのではないかとの意見がございましたが、施策の実施状況については、定期的に自己点検を行い進行状況を把握してまいります。  史跡の価値に関する御意見では、17、19番にありますように、史跡地内にあります顕彰碑等の取り扱いについての御意見がございました。一部の表現を、修正を行うとともに、それらの価値につきましては、今後個別に検討してまいります。  現状の課題に関しましては、24番の史跡地内の、特に斜面に生えている樹木と遺構保存との関係についての御意見、25番には樹木と景観に関する御意見がございました。  仙台城跡においては、遺構保存と活用、景観と植生とをどう調整していくかが大きな課題と認識しておりますので、今後整備基本計画の中で、保存や景観と植生管理に関する方針を検討させていただきます。  28番は、市道仙台城跡線の交通量調査実施の要望、30、31番は、市道の通行制限についての御意見でございます。史跡地内を通る市道の取り扱いは大きな課題と認識しておりますことから、今後検討していく上での参考とさせていただきます。  活用に関しましては、32、33番にありますように、観光の視点の不足を指摘する御意見をいただいており、仙台城跡の活用における観光とのかかわりにつきましては、表現を検討させていただきます。そのほか、日本遺産との連動、プロジェクションマッピングなど具体的な御提案などがございますので、今後活用事業を進めていく上で参考とさせていただきます。  整備に関しましては、大手門を初めとする歴史的建造物の復元を求める御意見が多く寄せられております。  50番は、大手門を初めとするさまざまな建物を復元してほしい。51番は、本丸御殿を復元してほしい。52番は懸造を復元してほしいとの御意見で、合計18件となります。歴史的建造物の復元につきましては、遺構が発掘調査により明らかとなり、かつ建築構造等に関する図面、絵図、古写真等の存在が確認される場合には、整備の一手法として必要な範囲で復元整備が可能となります。現在のところ、復元整備を実施できるだけの資料が整っていないものにつきましては、今後もさまざまな調査が必要と考えております。  53、54番は、大手門と大手門脇櫓を復元してほしいとの御意見で、9件、ほかに55、56番に大手門復元のための交通問題に関する御意見がございます。大手門の復元につきましては、根拠となる資料が整っており、復元整備の対象と考えますが、多くの課題があることから、復元整備のあり方については今後も継続して検討する必要がございます。大手門脇櫓につきましては、大手門と一体としての再整備が必要と考えております。そのほか、登城路や中島池など整備に関する具体的な御意見がございましたが、今後整備基本計画を見直してまいりますので、その際に参考とさせていただきます。  運営、体制に関しまして、67番は文化財保護の事務を市長部局に移すべきとの御意見、68番は関係部署からなる常設の組織設置の御意見などでございます。仙台市では、文化財保護の事務については、調査、研究の成果に基づき、保存と活用を図っていくという観点から、引き続き教育委員会が担当してまいります。事業の推進に当たりましては、関係する市役所内部の部局や宮城県などとより一層連携を図ってまいります。  施策の実施計画に関しては、短期的、中、長期的に実施する施策について御意見をいただきました。72、73番の大手門復元の位置づけについては、今後とも継続して検討してまいります。  その他として、表記の誤りやパブリックコメントについての御意見などをいただいております。  85番の大手門復元要望につきましては、大手門整備のあり方や時宜について今後とも継続して検討してまいります。  以上、いただいた御意見を踏まえ、修正を加えた計画案を再度検討委員会で審議いただき、来年1月の策定とする予定でおります。  パブリックコメントの結果については、今後ホームページで公開してまいります。 120: ◯委員長  ただいまの報告に対しまして、質問等はありませんか。 121: ◯佐々木心委員  まず、質問に入る前にですが、今日まで青葉城、護国神社、そして本丸会館の御協力があって、この取り組みが進んできていると認識をさせていただきます。昨日、護国神社の宮司がお亡くなりになられ、本当に慎んで哀悼の意を捧げるとともに、慎んで御冥福を祈るばかりでございます。けさの新聞にも死亡記事が載っておりましたが、本当に今日までの御苦労に改めて感謝を申し上げる次第でございます。  質問に移らせていただきます。  このパブコメ、さきの客引き行為等の禁止に関する条例のときにも28団体だったと思いますけれども、67件の意見があり、そのときでも非常に多いなと感じました。今回は27人、また団体から182件という数字が、本当に多くの方がここについて関心を持たれているのだなと思っております。  まず、このパブコメ全体の総枠として、所見として、どう感じているのかということを、まず冒頭お伺いしたいと思います。 122: ◯文化財課長  寄せられましたパブリックコメントについて、市民の皆様方の仙台城跡に対する関心の高さを感じております。特に整備に関しての具体的な御意見が多く寄せられましたので、教育委員会の施策の中で検討させていただきたいと考えております。 123: ◯佐々木心委員  本当に整備の部分、63件と本当に非常に多くなっているなと思っております。全体的に確認しながら質疑を進めてまいりたいと思います。  まずは、文化財保護法の改定についてでございます。特段の中身ということで、課長からも御説明ありましたが、今回の法改正の目玉といったら、やはり手元に資料があるのですが、文化財保護法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の概要の中に趣旨、概要がございまして、2番の中で地方公共団体における文化財保護の事務は教育委員会の所管とされているが、条例により地方公共団体の長が担当できるようにするという記載がございます。ここの文言というのは、今回資料で提示していただいた中に、一切この文言が触れていないですが、その辺についてはどう考えているのかを確認させていただきます。 124: ◯文化財課長  本計画につきましては、史跡仙台城跡の保存と活用に関する基本的な考え方を示すものであり、文化財保護行政全体の考え方についてまとめるものではございませんので、その点については触れていないところでございます。 125: ◯佐々木心委員  ちょっと今の答弁でなかなかわかりづらいところがございまして、やはりこの法改正の一番喜んだ部分というのは、誤解をしないでいただきたいのですが、教育局の方々が一生懸命今日まで調べていただいたことについては、本当に心より感謝するところでございます。しかしながら、保存と活用があるわけですから、そこの部分を広く担当できるというのが、この条例の改正の趣旨でございまして、ここについて触れないというのは、いささか疑問を覚えるわけでございますので、もう一度御答弁をいただきたいと思います。 126: ◯文化財課長  文化財保護の事務につきましては、これまでどおり調査と研究に基づく点が事業として必要でございますので、引き続き教育委員会が所管しながら、市長部局と適切な連携を図って、文化財の保存と活用に努めていきたいと考えておりましたので、その部分に変更がございませんので、触れておりませんでした。 127: ◯佐々木心委員  積極的に関係するという御答弁でございますけれども、具体的に今積極的にかかわる部分、何か積極的にかかわっている事例はあるのですか、ないのですか。確認させてください。 128: ◯文化財課長  現在、仙台城跡を含めますVRの事業について、文化観光局と詳細な資料についての意見交換、あるいはこちらからの提案を行っております。 129: ◯佐々木心委員  VRについては、やはりこの復元には当然時間がかかるので、いち早く、やっぱり観光の目玉としてやりましょうと、我が会派の議員から提案があり、実現をした中身でございます。やはりその最終的には形で残さなければいけないわけでございまして、教育局の所管で調べていただいたものを、目に見える形でやるのは、やはり市長部局が直接かかわるべきだというふうに私は感じるので、ここの文言が消えているということは、教育局でこれからやるという強い決意なのかもしれませんが、裏を返せば、教育局でしかやらないという解釈にもなってしまうわけでございます。その認識にもし違いがあるのであれば、その辺御所見をいただきたいと思います。 130: ◯文化財課長  現在、文化財保護法の改正の際に、市長部局で担当することができるという、これは条例の制定とか、それからさまざまな文化庁からの指導等の条件、そういうものを付されておりますので、現在その部分を我々が検討する状況ではないと教育局のほうでは考えておりました。 131: ◯佐々木心委員  現時点ではということであれば、今後何かしらの形で変わるという可能性はあるのですか、ないのですか。 132: ◯文化財課長  現在、そのようなことについて予定等はございません。 133: ◯佐々木心委員  そういったところが結局関係者、かかわっている方々が、大きな疑問を持っているわけでございますので、そこについて指摘をさせていただいているわけでございます。ぜひにしっかりとなるように、この法改正が何のための法改正だったのかというのをもう一度考慮していただきながら、次に進む教育委員会、また審議会で協議をしっかりしていただくことをお願いしますが、御所見をお伺いします。 134: ◯教育長  課長から答弁いたしましたように、引き続き文化財行政の中で、教育委員会の役割というものをしっかりと担ってまいりたいと存じますが、文化財行政、法律にもございますように、整備と活用ということでございますので、この特に活用の面につきましては、市長部局とも連携をとりながら進めてまいりたいと存じます。 135: ◯佐々木心委員  ぜひに適宜進めていただくことを、教育長、お約束をさせていただければと思っております。続いて、具体な中身について確認をさせていただきます。  パブコメの8番、県との連携、また67から70番についても、県との連携に触れておりますけれども、具体的な連携とは何をされているのかなというところを確認させてください。 136: ◯文化財課長  宮城県とは日本遺産事業について、ともに広報並びにボランティアの養成とかやっているところでございます。 137: ◯佐々木心委員  保護とか、そういったことはやっているということでございますけれども、宮城県では先ほどあった大手門の復元だったり、あと懸造の復元というのは活発に議論されております。私も議員をさせていただいて、はや3年ですが、本会議場でも懸造の提案はさせていただいております。この資料の中を見させていただくと、懸造の資料というのが96ページに2枚ぐらいしか写真が載っていない状況なんですね。この中間案では、懸造についてどう考えているのか。また、懸造はやらないのか、やるのか、もう具体的に御答弁をいただきたいと思います。 138: ◯文化財課長  懸造につきましては、委員御指摘の箇所と、それから仙台城跡の歴史的変遷等についても触れさせていただいております。また、懸造について、この中間案の中に絵図等を追加するなどしてわかりやすく表示することを検討させていただきたいと思っております。また、懸造等の復元等につきましては、整備基本計画の中で引き続き検討をさせていただきます。 139: ◯佐々木心委員  懸造については、引き続き御検討、そして整備基本計画に生かすという、この整備基本計画という文言が、今回のパブコメの回答の中に数えましたら17個あるのですよ。整備基本計画がいかに重要になってくるかというところでございます。この中間案が出て、そして整備基本計画に移るわけですけれども、このクオリティーというのは非常に重要になってくると考えますけれども、この辺の御認識はいかがかを確認させていただきます。 140: ◯文化財課長  今回の保存活用計画、これは史跡の保存と活用に関する基本的な考え方をまとめるというものでございまして、具体的な事業内容は委員御指摘の整備基本計画の中で検討するということになっております。 141: ◯佐々木心委員  この整備基本計画というのが本当に多く記載されておりまして、ここの部分については、厳しい御意見の中では、問題を先送りにしているのではないのかという厳しい意見も聞いております。そういった解釈にもなってしまっております。その辺についての御認識を確認させてください。 142: ◯文化財課長  保存活用計画で基本的な考え方を提示し、それについて国の了解等も得て、一歩具体的なところに入るため、それの内容が整備基本計画でございますので、現在持っている整備基本計画をより具体的に変更していくと、改定していくということでございます。 143: ◯佐々木心委員  この保存活用計画に、ある意味、その懸造については、数点触れていますよということでございますけれども、ほとんど触れていない状況ですけど、今後この次に進む整備基本計画の中でしっかりやるという文言が入るのかどうかを、具体的に確認させていただきます。 144: ◯文化財課長  歴史的建造物の復元につきましては、図面、写真、絵図、それから実際発掘調査によって現位置が確定できることとか、さまざまな条件がありますので、それらについての継続的な検討によって、やれるかやれないかの判断が出てくるものと考えております。 145: ◯佐々木心委員  もちろん私も調べさせていただきました。大手門については3条件が整っているということも前回の委員会で確認しました。今回の説明の中でも、大手門等、前回の質疑の中で、大手門等としているのは何事だと。大手門はできるのだと。それ以外のものについては、いわゆる調査研究が必要だという解釈をしていたのですけれども、その認識で間違いないですか。 146: ◯文化財課長  現段階で資料がそろっておりますのは、大手門、それから脇櫓、あとは巽門でございます。この三つの遺構については、復元が可能であると判断しております。 147: ◯佐々木心委員  本当に前向きな御答弁いただきましてありがとうございます。この大手門、そして脇櫓の復元については、いろいろな課題があると先ほど御説明いただきました。いろいろな課題とは何なんですか。一つの課題として挙げられるのが、交通量がある。私はそこをクリアすればできるものだと思っていたのですけれども、もっともっと何かいっぱいあるんですよという解釈になっているのですけれども、いろいろな課題とは何なんですか、教えてください。 148: ◯文化財課長  委員御指摘のように、市道の問題というのは大変大きな問題でございますが、実際遺構の整備をした場合に、やはり門の周辺の状況をどう表現するかとか、そういう問題等がございますので、周辺の整備の仕方等の検討も十分に重ねないと、なかなか難しい点が多いかなと考えております。 149: ◯佐々木心委員  今の説明は道路の中身ですよね。道路以外に何かあるんですか。私聞き漏らしていたら大変恐縮です。もう一度お願いします。 150: ◯文化財課長  実際の整備の仕方を検討する際に、門の周辺のあり方についても、一定程度の範囲をどうするかということを考えていかなければいけませんので、当然それに伴う検証並びに遺跡の発掘調査の範囲、そういうものが必要になるかと思います。 151: ◯佐々木心委員  そうすると、課題の中でその交通量のほかに、大手門脇櫓というのは一体のものだったわけですから、今脇櫓先行で復元している状況でございますので、一度そこを崩して、もう1回調査しなきゃいけないという御趣旨だと思うのですけれども、その認識でよろしいですか。 152: ◯文化財課長  脇櫓につきましては、昭和40年前後につくられたものでございますので、実際の復元建造物としては該当しない。もう少し詳細なものの検討が必要ですので、当然再調査が必要であります。ただし、その門だけ、櫓だけではなくて、櫓周辺のあり方も必要かと思っております。 153: ◯佐々木心委員  そうすると、たくさん課題があるという認識は、ちょっと私はいささかまたはてなと思うわけです。そこの部分と交通量なんですよとわかりやすく提示する必要があると思うのです。その辺については、何かもう聞いていると、いっぱいあるのですよと。いまだにいっぱいあるのですよというふうにしか捉えられないので、教育長、御答弁をお願いいたします。 154: ◯教育長  今の大手門跡に市道が通っておりまして、それが大変朝晩、それから日中の観光客も含めて多い交通量であると。この大手門を復元するに当たっては、この交通量の処理問題というのは、もう欠かせないというか、最大の課題であろうと思っております。  また、課長から答弁いたしましたように、大手門、脇櫓一体のものでございますが、その周辺がどのようになっているか。それから、市中心部から大手門を復元された場合に、見たときに東北大学のキャンパスがあるわけですけれども、そういった景観的な面、大学の協力もいただかなければいけない。そういった課題、これを全てといいますか、一つずつ丁寧に解きほぐしながら、今後の検討を進めていかなければならないと考えております。 155: ◯佐々木心委員  その課題の整理というのと、復元に当たってスピード感というのは、いろいろあるかと思いますけれども、私は課題がないなんて認識はしていないのです。だからこそ一個一個解決していきましょうということで、いろんな関係者がこうやって提案しているわけですので、あたかもこんなにいっぱいあるんだよと、進んでいないんだよという認識をされてしまうんですよ。せっかくやっていただいているにもかかわらず。そこは間違いのないように対応していただきたいなと思っております。  そして、交通量の問題でございます。私も前回の委員会で質疑しておりますけれども、交通量の調査についてはいち早くやってくれと。市長は、やるという御答弁をいただいているわけなのです。それで、では、いざどうなのですかと私が聞いたところ、いや、文化観光局に聞いたら、実は建設局なんですと。建設局に聞いたら教育局なんです、いまだにたらい回しにされているのです。これはちょっと私はいかがかなと。もうそれでは進むものも全然進みませんと伺ったら、最終的にやっぱり教育局で予算要望していると。どうなのかなというところを教えていただければと思います。 156: ◯文化財課長  仙台城跡の復元整備につきましては、交通の問題がやはり大きな課題でございますので、現状の把握を行うため、都市整備局、建設局と連携して教育局として来年度、仙台城跡周辺の交通量調査を行うことを考えております。 157: ◯佐々木心委員  それこそ教育局の予算でやっていただくということは、感謝の思いでございます。それこそ本当は局を越えて、私は建設局にやってもらってもいいなと思ったのですけれども、教育局が強くやるということでございますので、ただ、この交通量調査というのは、教育局で、主導でやるのは当然いいのですけど、そのノウハウというのは、所管でやっている局の意見を聞かなければいけないと思うのです。その辺の対応はぜひしていただきたいと思いますけれども、その辺はいかがになっているのかを確認させていただきたいのが一つと、当然過去に調査してから、あそこの地域一帯は議会質問でも私やっておりますが、地下鉄も整備されております。震災で、痛ましいことに、あそこの道路が封鎖になった経緯もございます。そういったことを加味しながら調査してくださいねということを確認させてください。 158: ◯文化財課長  今年度の段階から、都市整備局と建設局のほうに調査方法のあり方とか、そういう具体的なところのアドバイスをいただきながら、現在予算要求をしているところでございます。この部分では、来年度以降も協力を要請していきたいと考えておりました。  また、周辺の住民の皆様方については十分留意するとともに、現在、仙台城跡の周辺で、4カ所で具体的に交通量調査を行って、大手門等の周辺での調査整備に影響があるものかどうか、それに対する対策等も含めての調査にしていきたいと考えております。 159: ◯佐々木心委員  本来、審議委員会とかに諮る上で、行政の立場としては、正しいデータを出してあげて審議してくださいというのが、真の姿だと思いますので、ぜひやっていただきたいと思います。  ここについては、11、22、28、29、55、56番について交通量の質問になっておりますので、補足として来年度以降やるんですということを言っていただくことで、市民の不満も解消されるかと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続きまして確認させていただくのが、質問の12、13、14番の回答で、歴史と自然環境が共生する範囲の訴えがありまして、仙台城址史跡指定地、史跡を目指す範囲、史跡周辺地区全体を示すものと考えるとあります。文化財跡では発掘保護活動のみが優位ではなく、いわゆる保存と活用の部分も重要と考えておりますけれども、その辺についてはいかがかなということを確認させていただきます。 160: ◯文化財課長  今回の計画は史跡仙台城跡の活用にかかわるものでございますので、史跡を訪れた人々が史跡の価値を正しく知るために必要なものであり、史跡を公開すること、遺構整備や解説板などを設けること、学校教育や生涯学習の場としての利用などの事業を通じて、仙台のまちづくりや交流人口の増加につながるものというふうに、活用について考えております。 161: ◯佐々木心委員  活用の考え方、いろいろあるのかなと思っております。今回の32、33番、観光についてということの活用も一つとして挙げられるのかなと思っております。ここの32、33番のパブコメの回答だけ、何かすごく一歩進んだ表現になっているように感じるわけでございます。その辺についてはいかがかということを確認させてください。 162: ◯文化財課長  文化財の活用を考える上で、観光の視点が重要であるということは認識しているところでございますが、今回不足しているという意見をいただいておりますので、それを踏まえまして、文化財を観光資源として生かすことを考えていく趣旨の内容を追加する方向で検討してまいりたいと考えております。 163: ◯佐々木心委員  観光としても対応するということで、また文化財保護の改正に移るのですが、函館市では余り歴史資料が少ない中でも、文化財保護法の改正によって、函館奉行所の復元というのを実現しております。そういったところでも、市がやる気になればできるという思いがございますので、その辺の御認識についてはいかがか確認させていただきます。 164: ◯文化財課長  やはり今後とも図面、写真関係の資料調査、そういうものについては継続して行っていきたいと考えております。 165: ◯佐々木心委員  函館市の事例も出しましたし、本当に歴史、復元に忠実な仙台市だという認識はしているので、ただ一方である程度そろったらやるんだという強い決意が、時には必要になってきます。いろんな財源確保等々ありますけれども、その辺についてはぜひ仙台市民のため、そして仙台市を訪れる方々たちのために、適所に、そしてつくっていただきたいなと思っておりますので、教育長、その辺についてはいかがか確認させてください。 166: ◯教育長  歴史的価値のある建物、この復元につきましては、観光資源という観点だけではなくて、市民のアイデンティティーという観点からも、私としては復元に向かって進みたいと考えてございますが、先ほど課長のほうから申し上げましたように、歴史的建造物の復元に当たっては、さまざま条件がございます。大きく3点の条件がございますし、また文化庁の意見をいただきながら、その歴史的価値をきちんと備えたものを復元してまいりたいと存じます。 167: ◯佐々木心委員  復元に当たり3条件があるというのは、本当に重々承知しておりますので、例えばね、一つまた提案させていただきますけれども、例えば懸造をつくるとなったときに、そこの懸造をつくるための実行委員会だったり、そういったものをつくって、いろんな課題を整理してやるべきだというふうにも思うのですけど、今後、今すぐやってくださいというつもりはございませんので、そういったことも検討してやっていただきたいという声も伺っておりますので、その辺はぜひ対応していただきたいなと考えますが、御所見はいかがか確認します。 168: ◯文化財課長  個別の意向につきましては、整備基本計画の中で順次検討させていただきたいと考えております。 169: ◯佐々木心委員  やはりずっとこの答弁のやりとりでも、皆様聞いていてわかると思いますけれども、整備基本計画がいかに重要になってくるかなのですよ。ここの部分、回答の中でさっき言ったように17個回答として、ただそれは複数の質問に対してそう回答しているわけですから、実際でいうともっとあるわけなんですよ。この整備基本計画というのは、いかに重要になってくるかということを認識していただきたいなと。そして、今回このパブコメを受けて、中間案、いろんな御意見が出ました。具体的に182件出ている中で、修正だったり加筆だったりする案件というのは、どのぐらいあるのですか。 170: ◯文化財課長  今後、第6回の検討委員会、それから教育委員会等を経ますので、そこでの御指摘もあるかとは思うのですが、現時点では約50カ所ほど修正等、あるいは修正並びに追加等が必要かと考えておりました。 171: ◯佐々木心委員  それでは、今回を受けて、50カ所ぐらいは反映していただくという認識でよろしいのですね。わかりました。  あそこの一帯を考えたときに、昨今大橋の橋の高さが、別委員会所管でありましたけれども、あそこの部分というのは教育局ではどういう御認識なのかなと。私自身もあそこの橋は、デザイン賞に選ばれて、本当に素敵な橋だなと思っているのです。  ただ一方で、国際センターでガスフェアがあったときに、私も小さい子供がいるので、ベビーカーを押してあそこを渡ったときに、やはり手すりが低くて、何となく低いねみたいな、やっぱりそういう指摘をされる橋だったのだななんていうのも、一方で思っているのですけれども、さっき言ったように、いい橋だなと思っているのですけど、その辺の御認識というのは、そしてどうその修正にかかわっていくかを確認させてください。 172: ◯文化財課長  大橋につきましては、一般的な議論として近代の歴史遺産であることは、十分言えるかと思っております。ただ、あの橋自体が文化財の登録とか指定を受けているものではございません。ですが、一般的な意味での近代化の遺産であるということから、それを損なわないような手すりの工事とか、色調とか、そういうものを検討してほしいということを、私ども関係部局に申し上げているところでございます。 173: ◯佐々木心委員  そろそろ最後にさせていただきますけれども、本当にあそこの一帯周辺、またあそこの追廻の公園整備も含め、本当に広域的に考えなければいけないと考えている一人でございます。そして、多くの方がそういう要望を受けております。懸造含め、大手門含め、活用、イコール、観光までは行かないですけど、活用の中に一部として観光の部分も入ってくるかと思っておりますので、一個一個課題をしっかりわかりやすく伝えていただき、それをクリアするために対応していただくことをお願いを申し上げる次第でございます。教育長、いろんな御要望が出ております。大手門復元の署名も、去年の今ごろですか、提出もさせていただきました。本当に多くの方が復元に希望を持っている状況でございますので、ぜひスピード感を持って対応していただくことをお願いしますが、教育長の御所見をお伺いいたします。 174: ◯教育長  今回のパブコメを行いましたところ、先ほど申し上げましたように、180件を超える市民の方々からの具体の御意見もいただきました。市民の方々、仙台城にかける思いといいますか、仙台城に関する熱い思いが私も感じられたところでございます。  課題がたくさんあるというと、質問の趣旨と、ちょっと怒られるかもしれませんが、それぞれ歴史的な重み、あるいは歴史的な事実を踏まえながら、一つずつそれを解きほぐして、仙台城跡一体とした整備がなされるよう、関係部局とも連携しながら進めてまいりたいと存じます。 175: ◯委員長  ほかに質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    176: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたしました。  次に、先月の協議会におきまして、田村稔委員から栄養士の参考人招致について要望があった件についてであります。  この件につきまして副委員長とも相談をいたし、「仙台市の学校給食における栄養摂取の状況等について」を閉会中も継続して審査することとし、これに関連して参考人を招致してはいかがかと考えておりますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 177: ◯委員長  また、参考人の人選についてでありますが、副委員長とも相談の上、実際に本市の学校給食の現場に携わっておられる方のお話をお伺いするために、仙台市立高砂小学校の栄養教諭、岡崎博子氏を参考人として招致することで考えておりますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 178: ◯委員長  それでは、そのように議長に対し申し出、参考人の委員会出席要求を行いたいと思います。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がありましたら、お願いいたします。 179: ◯小山勇朗委員  私のほうからは、今市民センターそのものは指定管理者としてひと・まち交流財団に委託しているわけでありますけれども、この市民センターの館長の人事についてお伺いしたいと思います。  ひと・まち交流財団のほうで館長の人事を行っていると思いますけれども、やっぱり教育局から、要するに校長を退職された方が最近は多くなっています。この中で、館長に新しくついた場合、前館長からの引き継ぎ、こういうものをきちんとやっていただきたいし、あるいは館長としてどういう任務に当たるのかというものを、マニュアルのようなものを作成して、教育局として指導あるいは研修というものをやる必要があるだろうと思っています。地域には、市民センターの館長を主体とした地域のつながりというものがありますし、市民センター祭りなどでもいろんな団体の協力を得なければ、それは成功しない、そういう状況にあるかと思うのですね。そういう意味で、新しく来た館長からすれば、どういった団体か。例えば連合町内会なり、社会福祉協議会なり、いろんな各種団体とどういう形で接触を持って、いろんな、これまでの流れなり、そういったものを網羅して、自分の行動につなげていくということが重要な位置づけになってくると思うのですね。  そういったことから見れば、現在の教育局としての市民センター館長の人事に対する考え方、そしてまたこれまでどういった指導なり、監督なり、そういうものをやってきているのか、研修会はどのような状況になっているのか、お答えいただきたいと思います。 180: ◯生涯学習支援センター長  市民センターの地区館長は、引き継ぎの際に引継書を作成し、新旧館長で所持することとなっております。また、指定管理者は本市が示す市民センターの施設理念と運営方針に基づき、館運営に必要な知識や技能の習得を促すため、研修を行っております。  教育委員会といたしましても、それとは別に館長を対象とした研修を行っておりまして、地域のネットワークづくりや地域人材の育成の重要性について示しており、引き続き指定管理者と連携して円滑な館運営ができるよう努めているところでございます。 181: ◯小山勇朗委員  それは、具体的な内容というのがよく理解はできませんけれども、マニュアルのようなものをつくって、それをひと・まち交流財団のほうに提示をして、それに沿った形で指定管理者として対応しているということについては、どうなんですか。 182: ◯生涯学習支援センター長  マニュアルにつきましては、こちらから先ほど申し上げましたとおり、仙台市市民センターの施設管理と運営方針ということで、それに市民センターの事業の目的、それから市民センターの基本的な役割ということが記載されておりますので、それに基づいて要求水準書、協定書を締結しておりますので、館長を含めます職員に関しましては、それに基づいて市民センター事業、それから日常業務を行っているところでございます。 183: ◯小山勇朗委員  ただ、地域のいろんな連合町内会会長に聞くと、ほとんど引き継ぎがされていないと、前館長からね。そういう意味で、新しく来た人は自分なりに何をやったらいいかわからない。そういう状況に置かれている館長もいるようです。そういう意味では、地域でいろんな連合町内会会長とか、いろんなところのつながりができないまま、もう相手にされなくなっていくわけですね、地域から。そうであっては、やっぱり地域をまとめて、中心になって、地域の活性化づくりなり、そういったものを運営するにしてもなかなか協力を得られない、そういう状況だって出てくるわけです。  そうではなくて、やっぱり前館長というのが、どういう形でどういうところ、どういう団体でどうつき合ってきたのか、どういうふうにやってきたのか、こういうものをきちんと引き継いで、新しく来た館長はそれに基づいて、それ以上のことをやろうとしたら、プラスアルファ考えて、それはまちの活性化を含めてやるようになると思うのです。引き継ぎがなければ、座って、何をしたらいいかわからない形の人もいるのです、はっきり言って。例えば挨拶、校長先生がやってきて、なかなか挨拶がひどいなと思ったのも1カ所あるんだけれども、元気ですか、で終わりなのですね。元気があれば何でもできるという挨拶をして、終わりますと帰っていく館長を見たときに、もうがっかりしたんです。だから、そういうふうな状況を踏まえて考えれば、どことは言わないけれども、そういうのを見れば見るほど、どういう指導、研修をやってきたんだろうなと思うわけですよ。やっぱり元校長先生というと、品のいい、格の高い、そういう見方をするわけですから、それに沿った研修なり、指導というのもやっていただきたいと思いますけれども、今後の考え方についてお答えいただきたいと思います。 184: ◯生涯学習支援センター長  今後も、先ほど申し上げましたとおり、施設理念と運営方針に記載されている地区館の基本的な役割を踏まえることを確認しながら、財団とともに研修を実施まいりますので、連携して円滑な館運営ができるように努めていきたいと考えております。 185: ◯小山勇朗委員  やっぱりマニュアルをつくったほうがいいですよ、これはきちんと、館長としてあるべき義務、取り組み、そういったものをやっぱり指定管理者に対して指導すると。それで足りなければ、研修会できちんとお話をしていくというふうにしたほうがいいと思います。  あと、もう一つは、中央市民センターの関係からすれば、館長とセンター長と2人配置を、昨年からかな、やってきていると思いますけれども、センター長というのは、区全体の市民センターの指導監督をやっていくという立場の形で、市民センター長についていると思うのです。そういう意味で、館長と一緒にいたにしても、館長に用のある人は、館長に出てきてもらってお話をするだろうけれども、いないときはセンター長が対応したりしていると思いますが、やっぱり区全体を網羅して指導監督するという意味であれば、いろんなセンターからこういう苦情があったとか、こういう問題があったとか、それは区役所のまちづくり推進課に連絡が行くと思うのです。まちづくり推進課に連絡が行ったものを、センター長がそれを聞いて、全体の指導監督に当たるために、そういう館を回ると、センターを回るという仕組みづくりがやっぱり必要なのかなと思っています。  そういう意味では、中央市民センターに2人いるのではなくて、中央市民センターの館長はそこにいてもらって、センター長は区役所のまちづくり推進課の中でいろんな声を聞いて対応できる、そういう体制を敷くのも一つの手かなと思いますが、局長どうですか、その辺。 186: ◯市民局長  区の組織と市民センターとの連携という御質問でございますけれども、まず平成23年5月に区役所と市民センターが連携しながら地域づくりを進めるということを目的といたしまして、区の中央市民センターを区役所の組織として位置づけております。これは、区の中央市民センターが有しております区内各市民センターに対する事業支援の役割を、区の組織としてより効果的に発揮するということを目的としたものでございます。  また、今委員のほうから御紹介がございましたとおり、平成30年、ことしでございますけれども、中央市民センター長、係長の地区館兼務を解く、専任にするということを実施いたしまして、それによりまして区拠点館としての区内の地区館支援、区役所との連携強化等の機能を強化したということになります。  今後も区役所と市民センターが一体となった地域づくりというのが、ますます重要になってくると考えておりますので、御提案いただいた内容も含めまして、より一層効果的な連携のあり方について、検討を進めさせていただきたいと存じます。 187: ◯田村稔委員  まずは、エアコン設置にかかわる補正予算が承認されて本当によかったなと思っておりました。  教育長、やっぱり教育行政は本当に数多くの課題を抱えていますから、私はその課題の一つに、授業時間の不足があると思っております。この一つの原因というのは、週5日制の導入というのが大きな要因だなと思っておりました。質問するに当たって、当局にお聞きしましたら、これ平成10年に導入されたのね。考えてみたら、私もそのとき現役のPTAの役員でしたから、校長先生初め、先生方と大丈夫なのかななんていう話をしたことがあったのですけれども、そのときやっぱり学校側もどうなるんだろうというような、雲をつかむような話だったと思うのですけれどもね。これが大きな要因かなと。あれから20年ですよね。でも、一生懸命学校の現場では工夫しながら授業時間を確保しているわけなんだけれども、それでも非常にきつい状況にあるという認識をいたしております。  それで、おかげさまでこうやってエアコン設置の補正予算が通りました。また一つの大きな課題であった、暑いときの子供たちの冷房というのが、大きく解決に向かっているわけです。話があちこちになって悪いんだけれども、長期の休み、夏休みがあるというのは、この長い日本の夏というのは、とても子供たちが学校で勉強するのにふさわしくないということで休むということなんだね。ところが、それが今度解決するわけだ、エアコンの設置でね。それで、私は一つ提案だけれども、これはぜひ授業時間不足というのを、そういう問題もあるので、夏休みを削って授業時間にすべきであるというふうに、私は考えて御提案をします。  いろんな方法があると思います。また、一つのその教育行政の課題の中で教員の多忙ということもありますね。だけど、実際に教職員の先生方ね、夏休みだからといって、家で休んでいるわけじゃないんだよね。わかっているの。だから、どうせ出るんだったら、授業をして、授業となると給食の問題だとか、いろんな問題があると思うんだけれども、そういうのも、だったら午前中授業でもいいんじゃないかとか、いろんな方法があると思う。それは皆さん方、それを、いろんな案を考えて、私ぜひともこれは保護者のアンケートとってほしいと思う。子供たちにアンケートとってもいいけど、保護者の意見は大いに聞くべきだと思う。やっぱり教育委員会は、教員の多忙化とか、いろいろ問題を解決しなきゃいけないとかあると思うけど、保護者は保護者の、やっぱり子供を育てる責任者としての考えがあると思う。子供たちは休みがあれば喜ぶかもしれないけれども、だけど保護者なんて早く学校始まらないかしらなんて思って、長い夏休み、本当に大変な御苦労されているということも私わかっていますから、ぜひ保護者に夏休みの使い方という、時間の使い方ということでアンケートをとっていただきたいと思うし、授業時間の不足を解決するためにも、夏休みを減らしてでも授業時間に充てるべきだと考えますけれども、相対的な考えとしていかがでしょうか、教育長。 188: ◯教育指導課長  現在、授業時数確保の必要性から、夏期休業中に既に一部の小学校及びほとんどの中学校においては授業日を設定しているところでございます。  夏期休業日は、児童生徒にとりまして、心身を鍛えたり、学校ではできない、そういった活動や自然に触れる経験を持ったりする機会になっております。また、日常的な業務の中では、時間の確保が難しい教職員等の研修につきましても、この夏期休業中に集中しておりまして、技量向上の大切な機会となっております。  こうしたことから、エアコンの設置により、先ほどお話しございました、夏期休業中の学習環境が整うということなどを考慮しながら、校長会と連携し、設定の仕方を含めた授業日の設定や、その日数等について研究をしてまいりたいと考えております。  それから、アンケートにつきましてですけれども、学校に児童生徒を通わせている各御家庭の状況、さまざまでございまして、夏休みに授業を行うことにつきましては、いろいろ意見があるかと存じます。夏休みは、今申し上げましたように、児童生徒が長期休業期間ならではの貴重な体験をすることができる期間でもありまして、また教師は日ごろ多忙によりじっくり取り組むことができない教材研究等に余裕を持って向き合うことができる大切な時間でもあります。子供たちの教育効果を高めることを旨とし、保護者の声にも耳を傾けることも重要と考えておりますことから、その方法を含めて検討してまいりたいと考えております。 189: ◯田村稔委員  ぜひアンケートの結果を公表していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 190: ◯平井みどり委員  私は主権者教育ということについてお伺いさせていただきたいと思います。  主権者教育というのは、その子供たち、児童生徒が、やはりみんなとかかわりながら、それから社会の中で一人で生きているのではなくて、いろんな多様な意見を聞きながら、自分の意見もしっかりと言えるという、そういうかかわりということも大切だと思っております。  ちょうど2年前の平成28年から18歳の選挙権ということができるようになったということであります。その際、平成29年の衆議院選挙で、年代別に何%ぐらいの人が投票に行ったのだろうかという集計したものがあるのですが、その投票率について、一番低い年代が20歳から24歳でありました。投票率は26.75%です。約4分の1です。逆に、では一番高い、投票に一番行った年代は何歳かというと、65歳から69歳。この方々は70.97%の方が行ったというグラフというか、そういうものがありました。  このように、年齢によって選挙の投票率に大きな差があるということがわかっているわけでありますが、子供たちにとって、大きくなってから社会にかかわりがあるというよりは、もう小さいときから、私たちは一人で生きているのではないという教育的観点も含めて、本市の取り組みはどうなっているかということをお伺いしたいと思います。  ほかの自治体では、もう既に主権者教育に取り組んでいるところもありますし、それで小学校、中学校、高等学校とそれぞれ分けて、本市ではどのような取り組みをしているかということをお示しいただきたいと思います。 191: ◯教育指導課長  各学校では、児童生徒の発達の段階に応じ、社会、公民の学習や生徒会活動、児童会活動等を通し、集団の、ひいては国家、社会の形成者として必要とされる基本的な資質を培うべく、指導を行っているところでございます。とりわけ今次の学習指導要領改訂では、例えば特別活動において、自治能力や積極的に社会参画する力の育成、これが強く求められ、合意の形成や意思決定などのプロセスを重視することとしております。各学校では多様な考えに触れ、みずからの考えを深めていくような学びや職場体験、ボランティア活動、模擬選挙等実践的な体験活動を通して、教科を横断した形で公民、主権者としての基礎的な資質を育んでいるところでございます。 192: ◯平井みどり委員  小学校、中学校、高校と全然年齢が違って、それぞれ考えている子供たち、発達段階ということもあると思うのですが、小学校では具体的にどんなこと、中学校ではどう、高校ではということをお示しいただきたいと思います。 193: ◯教育指導課長  具体的にですけれども、教科学習としては、例えば小学校6年生社会科で国民主権と関連づけて、政治が国民生活の向上を図るために大切な働きをしているのだということを学んでおります。また中学校3年生社会科公民的分野では、国や地方公共団体の政治の仕組みを理解し、政治への参加の意義やあり方について考えるなど、民主主義に関する理解を深める学習を行っております。また、特別活動におきまして、学級活動、生徒会活動等において、体験を通して集団活動への主体的参画の理解やあり方を身につけるなど、そういった学習を重ねているところでございます。 194: ◯平井みどり委員  国で定めたことをそのままなぞっていくのではなく、仙台市としてはどういうことをやっているかということは、私がお聞きしたかったことなんです。  それで、では今度高校の学習指導要領が改訂されて、2022年度から公民科に新しく、必修履修科目として公共が設置されます。この科目は、現在社会にあるさまざまな問題を自分と社会とのかかわりを持ち、そして他者と協働しながら解決に向けて、よりよい社会を目指すということを中心にしてある科目であります。  2022年からなのですが、東京都内の高校では、既に公共の内容の一部を先取りする授業をしているところもありますが、本市ではこの高校での新学習指導要領を見据え、どのように準備していくのでしょうか。 195: ◯高校教育課長  これまで教育委員会の職員が、文部科学省での説明会を受講し、それを踏まえ、学習指導要領改訂の趣旨、内容の取り扱い等について、各高等学校の教員を対象に研修を行ってきたところでございます。  現在、各高等学校では、平成34年度から実施される高校の公民科、公共の導入に向け、公共を含めた教科横断的な学習の充実のために、新しい教育課程の編成を検討、準備しているところでございます。 196: ◯平井みどり委員  私は、今教育の中で、仙台市ばかりではなくて、いろんな問題があると思うのですね。いじめ問題しかりなのですが、やはり社会に関心を持って社会に参加していくという姿勢を培っていくことこそが、教育で一番大事なことではないかと思っております。そのための一つの方法としての主権者教育だと考えておりますけれども、その中でやはり無関心ということが、一番避けなければならないことだと思っております。この小中高と取り組む中で、無関心を解消するためには、どんな工夫が必要だと思われるでしょうか。 197: ◯教育指導課長  例えば中学校社会科、公民的分野の学習で申し上げますと、課題を追究したり解決したりする活動を通して、法に基づく政治の大切さを理解できるように指導しております。  具体的には地域の開発、あるいは今回震災等もありましたが、自然災害からの復旧・復興など生活に関連した身近な題材を取り上げる。そういったことを通して、国や地方公共団体の政治の仕組みについて理解させるとともに、主権者として政治への参加の意義、あり方について考えさせる。そういったことを重ねておるところでございます。 198: ◯平井みどり委員  無関心を防ぐというのは本当に難しくて、どうやっていいのかなと、雲をつかむようないろんなことを考えていかなければいけないのだなと本当に思っております。  それで、主権者教育というと、どうしても選挙に行こうとか、そういうことになりがちなのですが、決してそうではなくて、やっぱり自分が社会の中で生きているということを実感するというか、その中でどうやっていくのだという人間の生き方に関係あるようなこともあるのだと思います。ですので、先生たちが学校でやるときに、これは暗記する科目だとか、それから選挙はこうやってやるんだよとか、そういうことではなくしていただきたいなと思います。日々の生活の至るところで主権者教育というのは、学ぶことができる、今答弁していただいたようなことなんだと思います。  その中で、仙台市の選挙管理委員会としては、選挙出前授業というのを行っております。これは、出前授業を希望した学校、仙台市内ですけれども、そこの学校に出向いて、クイズ形式も取り入れながら、なるべくわかりやすく選挙の仕組み、主権者教育の入り口として説明をしているというものであります。調べましたら、本年度は7月から出前授業を実施されて、予定も含めてですけれども、24校で行うことになっています。その中で、中学校で希望した学校は4校でした。その4校のうち、仙台市立の中学校は、東華中学校1校だけだったのですね。ほかは私立の中学校でありました。  学校の忙しさというのは本当に今お話にも出ていたように理解できるのですが、目の前のことばかりでよいのかなと思います。自分の意見を持ち、そして社会に参加し、そしてさらに自分も役立つ、それが本来の教育ではないかなと思うのですが、仙台市として主権者教育の目標はどのようなことを考えられているか、いかがなものかということでお伺いしたいと思います。 199: ◯教育指導課長  目標についてですが、主権者として公正に判断する力、それから課題解決に向けて合意を形成する力、よりよい社会の実現を視野に、国家とか社会の形成に主体的に参画しようとする力、そういったものを育んでいくことを目標としてございます。 200: ◯平井みどり委員  それで、その主権者教育を推進していくためには、教育委員会としてのビジョンというのが必要であると思います。ビジョンがないと、現場の先生はなお一層混乱するし、どのようにしていったらいいかと大変迷われると思います。例えば英語や数学のようでしたらば答えが明確なのでありますが、主権者教育については、それがなかなかわかりにくいということです。ですので、教育委員会のビジョンというのを、どのように進めていくか、どんな方法があるのかということをお示しいただきたいと思います。 201: ◯教育指導課長  教育委員会といたしましては、教育基本法を初めとする関係法令、これを遵守し、学習指導要領に基づき授業を行うことによって、指導の徹底を行うということをしておりますが、この主権者教育ということに関しましては、先ほど御指摘があったように、知識を修得させるだけではなくて、日常の1時間、1時間の授業の中で、教科あるいは特別活動ですね。そういった学習において、主体的、対話的で深い学び、こういった授業を積み重ねていくことによって、主権者として求められる資質、能力及び態度を身につけさせていく。そのような考えのもと、指導を行っているところでございます。 202: ◯鈴木広康委員  最初に、先ほど小山委員からありました市民センターの館長、具体的には柳生市民センターでよろしいですかね。柳生市民センターかもしれません。私は何となくそんな気がしました。せっかく児童館の館長も兼ねているので、元気ですかだけで終わっては、ちょっと違うかなと思いましたので、ぜひそういう部分ではなくて、校長先生だからという部分ではないのですけれども、一般の方々もそういう思いで、館長の試験などを受けながらやっている方々もたくさんいらっしゃるので、資質ということは申し上げませんけれども、ぜひ御指導もいただきながら、地域の中心の拠点であります市民センターでありますので、ぜひよろしくお願いしたいなと私は思いましたので、よろしくお願いいたします。  私のほうから、コミュニティ・センターに関してちょっとお聞きいたしますが、コミュニティ・センターのAEDの設置であります。4月から市内74カ所でコミュニティ・センターにAEDを設置する取り組みがスタートいたしました。各区のまちづくり推進課が中心となりまして、AED設置を進めてきましたが、これまでの配置状況はどのようになっているのか、まずお伺いいたします。 203: ◯地域政策課長  本年6月末までに、市内の全てのコミセン72館並びに別館が2館、大野田と連坊にございますが、この計74館全てに配置を終了しております。 204: ◯鈴木広康委員  市内の74カ所のうち、全部に配置が終わったということでありますけれども、このAEDについては、地域独自で配置されていたところもあったと思うのですけれども、そのようなところについては、一旦レンタルをされていたと思うのですけれども、そのような解除をして、仙台市が配置をするというような形になったものなのか、確認いたします。 205: ◯地域政策課長  泉区の館コミセンにつきましては、管理運営委員会が昨年度、独自に業者と長期賃貸借契約をしておりました。こちらにつきましては、管理運営委員会、それから業者と泉区のまちづくり推進課、地域政策課で協議いたしまして、同じ内容で市の契約に切りかえております。 206: ◯鈴木広康委員  仙台市がこれまで設置をしていた地域独自のものにつきましても、仙台市として契約をしたということでありますけれども、今回のこの74カ所ですか、AEDについては入札によって決定したと思っておりますけれども、どのようなところが落札して、契約内容がどのようになっているのか、お伺いいたします。 207: ◯地域政策課長  5社が参加をした指名競争入札の結果、綜合警備保障株式会社と賃貸借契約を行っております。この契約は、地方自治法第234条の3に基づく長期継続契約でございまして、契約期間は5年間となっております。 208: ◯鈴木広康委員  長期継続契約で5年ということでありますけれども、今後、設置をされた74カ所については、毎年なのか、どのような形になりますかわかりませんけれども、その辺で伺うのですが、メンテナンスをする必要があります。このメンテナンスにつきましては、どのような形で行うようになっているのかお伺いします。 209: ◯地域政策課長  今回設置いたしましたAEDは、セルフテスト機能がついた機種でございますので、毎日機器がセルフテストを行いまして、ふぐあいがあった場合については、音声でそのコミセンの方にお知らせをする仕組みとなってございます。また、バッテリー、これは大切でございますけれども、バッテリーにつきましては、交換も含めて、その契約の中に含まれております。また、パッドなどの消耗品、こちらにつきましては、磨耗いたしましたら、区のまちづくり推進課のほうで交換をするというようなメンテナンスを行ってまいります。 210: ◯鈴木広康委員  今回、全館にAEDが設置をされたということで、今後この救命率も上がっていくものと思うのですけれども、万が一のときですね。万が一使用しなければならないときに、いわゆる救命講習を受けなければ、なかなか使えないだろうと思うのですね。その上で、コミュニティ・センターで実施する必要もあると思うのですけれども、この救命講習については、どのような対応をされているのかお伺いいたします。 211: ◯地域政策課長  区ごとにコミセンの管理運営委員が集まる機会などを活用いたしまして、各区のまちづくり推進課と消防局の救急課が連携をいたしまして、本年の6月末までに全ての区で実施をいたしました救命講習の中で、心肺蘇生法とAEDの使用方法の講習を、施設を管理する管理運営委員が受講していただいております。 212: ◯鈴木広康委員  各区管理運営委員会、AEDの関係の講習を受けたということでありますけれども、それぞれの館でどれだけの方々が、大体トータルとして、この講習を受けるに至ったのか、お伺いしたいと思います。 213: ◯地域政策課長  申しわけございません。区のほうで実施していただいて、私不勉強で今手元にございませんで、大変申しわけございません。ただ、各区のコミセンのほうから、最低1人は参加していただいていると承知をしております。 214: ◯鈴木広康委員  今回、全館に設置をされて、コミセンは地域の方々のみならず、多くの方々が使用されるということになります。どこにこのAEDがあるのかということも含めて、いわゆる収納ボックスなども置きながら、表示をして、ここにAEDがありますよというようなこともしっかりとすることによって、何らかの場合にいち早くその場所から、AEDを持ち出して使用することもできるかなと思うのですけれども、この収納ボックスについては、今回配置をされたりされているのか、それとも単体で置いたりしているものなのか、確認をいたします。 215: ◯地域政策課長  設置をいたしました後に、収納ボックスを設置してほしいという要望がございました。このため、既に持っているところなど要望のなかった11館を除く63施設につきましては、まちづくり推進課を通しまして、年度内をめどに設置をする予定でございます。 216: ◯鈴木広康委員  今、るるお伺いいたしましたけれども、今回74カ所に設置をされた。そして、今回の部分で講習も行って、救命率を上がるような形もとりながら、今後この利用をする方々への安心・安全の、またスタートを切ることができたと思うのですけれども、この設置後に課題となっていることが多々あると思うのですけれども、私はどちらかというと、今ほど御答弁をいただきましたけれども、救命講習の参加をする方々、少しでもふえていくことによって、救命率を地域としても上げることができるというふうにつながろうかと思うのですね。こういったところ、さまざまな課題があろうかと思うのですが、今回全ての館にAED設置を完了した上で、今後課題であろうかというものがあれば、お伺いをして終わりたいと思います。 217: ◯地域政策課長  地域の方々が身近なコミュニティ・センターで活動されている際、また地域の方々がコミュニティ・センターにAEDがあるということを知っていただいた際に、もちろんないことが一番いいのですけれども、コミュニティ・センターにあるAEDを使われた場合に、やはり今お話しありました、AEDが確実に作動されること、また地域の方々がAEDを適切に操作していただけること、これが非常に大切なことだと思っております。そういったことから、日々のAEDの適切な点検、定期的な消耗部品の交換の実施、また引き続きの救命講習の開催など、これを進めてまいりたいと考えてございます。 218: ◯佐々木心委員  まず、消防局になのですが、実は我が学区内で火災が続いてしまいまして、その際に消防局と消防団の皆様にいち早く対応していただいたこと、感謝を申し上げたいと思います。その上で、火災が続いていることによって、本当に地域で不安の声を聞いておりますので、適宜対応をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。質問ではなく、お願いでございました。  質問に移らせていただきますが、教育行政の課題というのは、やはり非常に多くあるということで、私もこの委員会に配属する前から、学校給食についていろいろ調べさせていただきました。来月、栄養士が来ていただけるということで、非常に委員長の対応を含め、ありがたいなと思っておりますので、その上で現時点で1点だけちょっと確認をしたくて質問させていただきますが、学校給食の時間でございます。本市においては、小学校においては、文部科学省が示している適切な時間というのは50分と指定しております。中学校においては45分と指定しております。小学校では5分早い時間で、45分で対応しておりまして、中学校については35分で対応しております。それは準備、食べる、片づけまで含めの時間でございまして、これは文部科学省の指針より少なく対応している理由について確認させていただきたいと思います。 219: ◯健康教育課長  本市の市立小中学校の給食時間につきましては、各学校で定めており、小学校では45分、中学校では35分と設定している学校が多い状況でございます。これは、授業時間数の確保のほか、学校の構造や学級の児童生徒数などさまざまな事情によるものでございますが、例えば食べ終わった後の食器などを配膳室に下げる作業を、実際の給食時間の終了後に行うなどの運用によりまして、平均的に見ますと、一定程度の時間は確保できているという状況と考えております。  なお、学校訪問など現場の情報交換の際には、各学校の実情を確認しながら、適切な給食時間の設定につきまして働きかけてまいりたいと考えております。 220: ◯佐々木心委員  適切に対応するということでございますが、中学校については、35分で大丈夫なのかななんて、そういう声も聞いているのですけれども、やはり小学校の45分というのは、1年生と6年生では大きな差があると思っております。低学年の保護者の声からは、やはり時間が少なくて残してしまっているのだというお声も伺っておりますので、ぜひそういったところも含め、適宜対応をお願いしたいと思いますので、ここについて御答弁をいただきたいと思います。 221: ◯健康教育課長  各学校の実情を踏まえまして、学校訪問を我々のほうでさせていただいておりますけれども、そうした学校の実情、声を捉えながら適宜対応していただきたいと考えております。 222: ◯安孫子雅浩委員  先ほど来、小山委員と鈴木広康委員が質疑をした件で、私もはたと思ったところがありましたので、この場でそれぞれ意見を申し上げて、その上で御所見なりを伺いたいと思います。  一つは、コミセンに除細動器を設置したという件、この件、まさに今各館においてそれを受講して、そしてそれが地域で活用できるようにということの取り組みをやっております。私も地元のコミセンの管理運営協議会の会長をやっているものですから、年に1回は実際の防災訓練をコミセンとしてやらなきゃいけないので、今月もやりまして、地元の消防署の出張所にも御協力いただいて行いました。  その際、やはり今回はAEDが改めて入ったということなので、管理運営委員会を構成する町内会長の皆さんと、それからうちのほうは参考までに申し上げると、受付というのは3人体制で年間通してしっかりと回っておりますので、その3名の方と、なおその運営委員の役員の中では理事担当者が1名の、4名がしっかり受講も区役所でしているのですが、その上で今回コミセンの防災訓練の中で設置された除細動器をどういうふうに使うのか、どういったものなのか、それを町内会長等々十数名の中でやりました。いや、こういうものかと。AEDをいつも、何らかのときに体験していて思うんだけれども、どんどん機種が変わっているんですよね。どんどん新しくなっているし、今回一括して警備会社の経由で来たものについては、なお簡便に、あけた段階でもうスイッチが入って、アナウンスに基づいてやっていけば、基本的にできるということになっております。  それはそれでいいのですけれども、例えばそういった機械のときに、訓練のときにこれが入りましたと言うけれども、しかしこれは危機管理課の担当だろうし、消防署そのものの判断でできないということではあるのですけれども、結局そのものを使えないのですよ、訓練として。そのものを使わずに、消防署が持ってきたもの、結構古い、何回も年季の入っている、何年前につくったのかわかりませんが、これでやりましょうと。目の前にあるんですよ、まさに設置されて、これを使う、もし万が一本番のときに使わなければいけないものがね。だけど、これはあけて、こんな感じと見るだけであって、そこから以上触れないと。そして、消防署で手配してもらったもので、消防署の御指導のもとに受けたんだけれども、これを何とか、せっかく同じものが全部設置されたわけだから、これは直にはその消防署じゃないだろうし、またまちづくり推進課経由だから、市民局ということなのだろうけれども、防災訓練等でまさに設置されたものがこうだということの訓練を広げていくに当たって、そのときはさすがに使えるような、そういった警備会社との契約環境だか何だかわかりませんけれども、そういった環境に整えていただきたいということを、ついこの間の話として持っているものですから、この場で申し上げて、いかがでしょうか。お答えいただきたいと思います。 223: ◯救急課長  AEDに関しては医療機器でありますので、実際の訓練の場で使用することはできません。その場合には、手順については、救急隊のほうから市民の皆様に御指導しております。また、消防局のほうで持っているAEDトレーナーに関しては、現在2種類を持っていますけれども、医療機器も日々更新しておりますので、今後さまざまな機械が購入できるように検討してまいりたいと考えております。 224: ◯安孫子雅浩委員  その辺都合があるということもわかるのですが、ただ、これはこれで訓練のときは訓練でこれやったけれども、本番はこれだといったときにギャップが発生しないように、何かそこがつながるような形の、加えてのインフォメーションというか、ガイダンスというか、そういったものの御配慮をお願いしたいということをお願いします。  それからもう1点、小山委員が御指摘になった点、私もこの点は非常に感じております。それで、区役所と市民センター、あるいは児童センターもそうだと思うのですが、小学校区単位内、中学校区単位における最前線の公共施設という位置づけがありまして、その件についてはさきの第3回定例会でも私も取り上げさせていただきまして、先ほど局長がおっしゃったように、ここ数年の間で整理をされていると。教育局と市民局なんだけれども、そこが縦割の弊害にならないように整理をして進めています。先ほど局長がおっしゃったように、区役所と市民センターは一体として、一体となって地域づくりを進めたいと、そのように理解している。  であればなおのこと、やはり指摘がありましたが、どなたが市民センターの館長で、また児童センターの館長かというのは、やっぱり非常に地域は今目が鋭くなっていますよ。それは、例えばとてもすばらしい児童センターの館長だったりすると、その後が大変だというのもあるんだけど、どうしても人と人だから、とてもすばらしい市民センターでしたと。企画力が抜群にあって、地域ともなじみもあって、ネットワークづくりもうまい。それは人間と人間の関係だからしようがないのですが、しかしそれもやっぱり地域にとってみれば、何でこんなにギャップがあるのかなと。今まで協力しようと思ったけれども、最近は何か挨拶もままならない人だから、これはちょっと距離を置いたほうがいいんじゃないかというようなことも、なきにしもあらずでありますので、やはり地域の中における区役所と市民センターとなってというところでは、まずやっぱりどなたが市民センター館長、そして児童センターの館長であるか。それと、強いて言えば、小中学校の校長先生なりとか、どのような方々なのかというのは、非常に地域の一般的な目としては、濃いところでありますので、そういった状況にあるということの実情を申し上げた上で、御理解をいただいた上で、人事という点になるのでしょうが、適切な指導なり、研修なり、あるいは地域からクレームが上がってくる前に、何らかの組織内での対応をするとか、その辺を十分踏まえて、今後とも進めていただきたいと申し上げて、御所見を伺います。 225: ◯教育長  市民センターの館長に関して、さまざま御意見、実情を含めていただきましてありがとうございます。  この時期、運営する法人のほうで募集ですとか、あるいは新年度に向けての事業のあり方について検討する時期でもございます。私としましては、募集時にそもそもというところで、市民センターの館長とはどういう役割、どういう人材が求められているのかということを示しながら、そして採用が決定した後も引き続いて、その役割というのを認識していただくような手はず、それから事務の引き継ぎという点もございましたので、大体、大部分は4月1日採用かと思いますが、その以前にきちんと引き継ぎがなされること、またその確認も行うこと、こういったさまざまなチェック、取り組みを通じまして、市民センターが生涯学習の場である、あるいは地域の交流拠点、人づくり、まちづくりの拠点であるということを認識していただき、事業あるいは館の運営が円滑に進むように、運営を行っている法人とともに取り組みを進めてまいりたいと存じます。 226: ◯市民局長  市民センターは、地域の身近な施設といたしまして、市民の学びと交流、それから地域を担う人づくり、これに大きな役割を果たしてきていると認識いたしております。これまでも市民センター機能を活用して、住民主体の地域づくり支援に取り組んできたところでございます。  また、先ほど御紹介申し上げましたように、さまざまな組織体制の面でも改善を図りながら、区役所の施策と連動しながら事業に取り組めるように、各区の中央市民センターの体制強化というところを進めてきたところでございます。今後も区役所、それから市民局、教育局が一体となりまして、地域づくりの力が発揮できますように取り組んでまいりたいと考えております。 227: ◯委員長  ほかに御発言等はございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 228: ◯委員長  次に、閉会中継続審査についてお諮りいたします。  先ほどお諮りいたしました「仙台市の学校給食における栄養摂取の状況等について」に加え、「火災調査体制について」を閉会中も継続して審査することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 229: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、そのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。  以上で所管事務を終了いたしました。  これをもって委員会を閉会いたします。...