また、2017年、
平成29年に、国からの通知に基づき、新たに
外壁等の
塗材についても追加の
調査を行い、一部の
塗材において
アスベストの
含有が確認されております。
9:
◯嵯峨サダ子委員 アスベストの
含有率の
調査結果、私も資料いただいて見ているんですけれども、やはり一番高いのが、今御説明ありましたように、
点検口パッキンですね。
クリソタイルが76.6%と、それから、
あと予熱器ですとか、主にパッ
キン類のところが高い
含有率を示しております。
クリソタイルは
白石綿と一般的に呼ばれておりまして、ほとんど全ての
石綿製品の原料として使用されてまいりました。
当該工場も
クリソタイルが多く
含有しております。また、
各種断熱材に使われる
茶石綿と呼ばれますアモサイトも
含有しておりました。
他の
公共施設と違って、
焼却工場は、
アスベストが多く使われ、しかも
含有率が高くなっております。それゆえに
除去するには相当の時間と労力を要すると思われますが、その点での御認識を伺いたいと思います。
10:
◯環境局施設課長 アスベスト除去作業に当たっては、
施工前
調査を行い、その
対象範囲と量を確定した上で、おおむね3カ月程度かけて安全かつ確実に実施していくこととしております。
なお、
アスベストの
除去作業に当たっては、
石綿作業主任者を配置し、適正な
保護具を使用させるなど
作業員の安全を確保するとともに、
施工範囲を隔離するなど周辺への影響がないよう十分な
飛散防止対策を講じた上で
施工してまいります。
11:
◯嵯峨サダ子委員 国の法律上もそういうふうな定めがございますので、その辺はしっかりとやっていただけるものと思っております。
それから、先ほどちょっと冒頭に申しましたけれども、2001年に操業停止してから17年たちますが、長期間
解体が行われなかった
理由について伺います。
12:
◯環境局施設課長 2001年、
平成13年3月の
稼働停止後、2006年、
平成18年に
管理棟とその
敷地については
民間企業に売却いたしました。
工場棟とその
敷地につきましては、定期的な巡視や保守を行うとともに、
解体工事の
財源確保に向け、国に要望を行ってまいりました。
2014年、
平成26年に
地方財政法改正により
地方債の起債が可能となったため、翌年度に
解体工事の設計を行い、2016年、
平成28年度に2度の
入札不調を経て、2017年度、
平成29年度には外壁の
塗材に含まれる
アスベスト除去を加え設計を
見直し、今年度の発注となったものでございます。
13:
◯嵯峨サダ子委員 私、そこまで答弁求めてなかったと思うのですが、要は、市としては国に対してずっと
財政措置を、
財源確保を求め続けてきたということが主な
理由かと思うのですけれども、そういうことで先ほど課長さんおっしゃられたように、2014年に
公共施設等の
除却について
地方債の充当を認める
特例措置が創設されて、
地方債充当率が75%だということで私もお聞きをしておりました。改めて、この制度の内容をお示しをいただきたいと思います。
14:
◯環境局施設課長 2014年度、
平成26年度、
地方財政法改正により、
公共施設の
除却に当たって
地方債の起債が可能となったものでございます。
なお、
地方債の
充当率は75%であり、
事業期間は2014年度、
平成26年度以降、当分の間ということになっておりました。
また、2017年度、
平成29年度に
地方債の
充当率が90%に引き上げられており、
事業期間は2021年度、
平成33年度までとなってございます。
15:
◯嵯峨サダ子委員 それで、市としては、この2014年度に
地方債充当率75%活用できるということで、2016年に
解体工事の
入札を2回行いました。いずれも
入札不調という形にはなっているんですが、中身をお聞きしますと、いずれも
入札参加者がなくて
入札を取りやめたということでございます。その
理由についてお伺いいたします。
16:
◯環境局施設課長 平成28年度に2回の
入札を行っておりますが、
入札参加者がなく、いずれも不調となってございます。
理由といたしましては、
工事予定価格が低かった、
あと、
入札参加要件を満たす
配置予定技術者を発注時期に確保することができなかったということが考えられます。
17:
◯嵯峨サダ子委員 その
予定価格が低かったという点は、実際その価格が妥当なものだったのかどうかというのの検証が必要なのかなと思うわけでありますけれども、もう1点、
配置技術者が確保できなかったというのは、今般、
ダイオキシンだとか
アスベストの関係の大変安全上厳しい
現場監督責任者が必要なわけで、そういう
意味でのいわば専門的な知識を有する
技術者がなかなか確保できなかったというのが
理由だと思うんですけれども、今回は
入札参加者が数社ございまして、落札が
決定したわけですけれども、それでは、前回と今回、何が違ったのか。
入札要件が恐らく緩和されたか何かしたと思うので、その辺の
理由について伺いたいと思います。
18:
◯環境局施設課長 まず、
予定価格でございますが、
アスベストを含む
外壁等の
塗材の
除去が必要となったことを踏まえまして、
工事内容と
施工条件を十分に再検討し、積算の
見直しを行いました。
また、
配置予定技術者につきましては、
施工実績に関しまして、40トン以上の
焼却施設の
ダイオキシン類の
除染を含む
解体ということになってございましたが、今回は、
ダイオキシン類の
除染を含む
解体ということで条件を緩和するとともに、年度当初に公告することにより、
技術者の確保が容易となるよう配慮したところでございます。
19:
◯嵯峨サダ子委員 事前にいろいろ私なりに聞き取りをしたところでは、
入札不調になった2016年の時点の
入札要件は、結構厳しい
要件が付されていたんですよね。実際、その
焼却工場で
ダイオキシン類や
アスベストの実績がある、
経験者というか、そういった
要件が付されていたと。でも、なかなか
焼却工場に限定してそういう実績のある
技術者配置というのは、なかなかそう多くはないわけなので、そういった
意味で今回その辺のところは
要件緩和にして、やっと
入札参加者が出てきたということだというふうに理解をしておるところです。
それで、実際、
解体工事に際して、
ダイオキシン類は
除染をいたします。
アスベストは手
作業で
除去しなければなりません。
ダイオキシン類の
除染方法と
水処理について、具体にお示しをいただきたいと思います。
ダイオキシンにしろ
アスベストにしろ、
作業員の
安全対策を万全にしなければなりません。具体の
対策についてもあわせてお伺いしたいと思います。
20:
◯環境局施設課長 ダイオキシン類の
除染方法につきましては、
作業場所を
ビニールシートなどにより区画し、
付着箇所を湿らせた後に
除去作業を行い、最後に水により洗浄することとしております。
また、排水につきましては、場内において
排水処理施設を設置し、
ダイオキシン類を基準以下まで処理することとしております。
さらに、
作業員の
安全対策につきましては、
作業指揮者を配置し、適切な
保護具を使用させるなど、国が定めた
廃棄物処理施設内作業における
ダイオキシンばく露防止対策要綱にのっとり適切に実施してまいります。
21:
◯嵯峨サダ子委員 それから、
作業期間中の問題なんですけれども、過去に市内で、
民間のビルの
解体工事中に
アスベスト類が飛散をした事故がございましたよね。そのときもいろいろ
大気汚染濃度の
測定問題が、私も指摘させていただいた経緯があるんですけれども、今般、この
焼却工場の
解体に際しても、
作業期間中に
敷地境界線における
大気汚染濃度の
測定を実施する
予定があるのかどうか、伺いたいと思います。
22:
◯環境局施設課長 施工期間中につきましては、
敷地境界における大気中の
ダイオキシン類と
アスベストの
測定を実施し、
作業に伴う飛散がないことを確認してまいります。
23:
◯嵯峨サダ子委員 しっかりと行っていただきたいと思います。
それから、最後ですけれども、
解体工事に伴いまして、
工事車両の搬入ですとか、いろいろ
さまざま住民の
皆さんへの影響があるやもしれませんので、そういった
意味での
関係住民への
説明会等は行う
予定があるのかどうか、これを確認したいと思います。
24:
◯環境局施設課長 近隣住民の
皆様に対しましては、
地元町内会などを通じ、
工事内容、
安全対策、
環境対策などについて事前に説明を行うなど、十分な御理解と御協力をいただきながら
工事を進めてまいりたいと考えてございます。
25:
◯嵯峨サダ子委員 質問ではないんですけれども、
解体工事に
当たりましては、どうか
作業員の
皆さんの安全第一にして、事故のないように滞りなく完了できるように、ぜひ要望したいと思いますが、最後に局長の御答弁を伺いたいと思います。
26:
◯環境局長 いろいろ御質問いただいたところでございます。
今回、やっとといいますか、13年ぶりに
解体が着手することができるようになったところでございます。
いろいろ
焼却施設特有の課題もあるところでございまして、特に
安全対策ですね。それから、
ダイオキシン、
アスベストなどの
環境への配慮、さらには騒音、振動もございます。こういったところは、国の通知とか基準とかそういったものをきちんと
施工業者に守らせるとともに、周辺の住民の方々にも十分に説明をして御理解をいただきながら
施工してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。
27:
◯委員長 ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
28:
◯委員長 終了いたしました。
以上で、
議案に対する質疑を終了いたしました。
《
付託議案の
決定の
審査について》
29:
◯委員長 それでは、これより
付託議案の
決定を行います。
決定の
審査は、討論、採決の順に行いたいと思いますが、これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
30:
◯委員長 御
異議なしと認め、ただいまお諮りした
方法により
審査を行います。
なお、
要望事項等につきましては、
付託議案の
決定が終了した後に確認をしたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、第125
号議案工事請負契約の締結に関する件について、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
31:
◯委員長 討論なしと認めます。
採決いたします。第125
号議案は原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
32:
◯委員長 御
異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり
決定いたしました。
以上で、
議案に対する
決定を終了いたしました。
この際、
議案に対する
要望事項等がありましたらお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
33:
◯委員長 なければ、以上で
付託議案審査を終了いたしました。
《
所管事務について》
34:
◯委員長 次に、
所管事務についてであります。
当局からの報告は特にないとのことでありますが、この際
皆様から何か
発言等がありましたらお願いいたします。
35:
◯佐藤正昭委員 過日、11月29日に、東京で
仙台の
夕べということで催されたわけであります。我々にも御丁寧に、これに当たっての心構え、そういうものも配られて、ことし初めてだったかなと思いますけれどもね、
はっぴを着せていただいて、我々
議員は
おもてなし側であるという、そういう中で
仙台の
夕べが催されたと思うのですよ。私は、この
仙台の
夕べに思い入れがうんと強くて、20年以上前ですかね、
平成元年からこのようなものが始まっているのですけれども、
最初は
政令市になりましたということで御挨拶。そして何だろうな、御挨拶と言おうか、顔見せと言おうか、これからよろしくという
意味での、それが
仙台の
夕べだったのかなと思います。しかしながら、年月がたってきたことによって、その
意味合い、我々がなすべき役割というのは大きく変わってきているはず。そういった中でも、
最初は
皆さん御承知のとおり、
議員が呼ばれなかったんですよ。
最初、議長だけが行ってたのかな。そして、我々が二十数年前から、この
仙台の
夕べ、
仙台プレゼンツと言ったかな、そのころ。そういうものに我々
議員も
参加させてくれと。我々、自分で自費で出るから、そこに
参加をして我々も
おもてなしもしたいし、我々の意のあるところ、そういう
企業、団体、官公庁の
皆さんと
お話もしっかりしたいということで、何度も何度も何度も申し上げて、しかしながらなかなか役所はかたくて、うんと言うまでに多分10年以上かかったんだね。
最初委員会だったかな、全員からだったかな。そういうのから
最初招待ということになったのですけれども、そういう
意味では、私としては二十数年来このことをやってきて、やっとみんなの
議員が
参加できるようになった。そういう一歩も二歩も前進で、ことしは
はっぴも着せていただいてという、そういうふうになったのですけれども、まずは
最初に、おさらいの
意味もありますから、この
仙台の
夕べの
変遷ですね。この間本会議でも28回目だということですね。
平成元年からやっているんだったら、30回目かなと思ったんですけども、
平成元年からということで、
あとは
議員全員に御案内が来るようになったのは何年ぐらい前なのかなと。その歴史的なものなり、その観点なり、
あとは
担当局も
最初は
経済局だったのかな。そういうところの
変遷のぐあいとか、今回の
工夫点であるとか、予算的な面、まずは総括的にこの辺についてお答えをいただきたいと思います。
36:
◯観光課長 仙台の
夕べの
変遷等についてお答えいたします。
委員からも
お話がありましたように、
仙台の
夕べにつきましては、
平成元年に
政令市昇格を
きっかけとして始まったものでございます。この間、あり方の
見直しなどにより
開催しない年もございましたが、ことしで28回目の
開催でございました。
この間、
平成10年からは、
企業誘致を目的といたしました
仙台プレゼンツというイベントと一本化したほか、
平成15年度からは
東北大学と
産学連携の観点から
共同開催としたこともございました。
東日本大震災直後につきましては、
復興支援への感謝をお伝えする場としても活動してまいりまして、その時々の情勢で
開催方法や規模、目的なども変わってきております。
担当局につきましては、現在は
文化観光局でございますが、さかのぼってまいりますと
経済局であったり、
企画市民局などが担当していたこともございました。今年度の予算につきましては1590万円余でございまして、
工夫した部分といたしましては、ことし
次世代放射光施設を目玉といたしまして、
セミナーにおいて
東北大学の
大野総長様に
お話をいただいたほか、
次世代放射光施設に係る
展示ブースも設置いたしました。
運営面では、
おもてなしの強化のため、今
委員からも御紹介いただきましたけれども、
主催者側の
議員の
皆様を含め、
はっぴを着用したということであったり、
招待者の方をなるべくお待たせすることないよう、スムーズに会場へ誘導できますように、
受付方法の改善も取り組んだところでございます。
あと残っている資料を確認したところなのですけれども、少なくとも
平成20年度以降は、
議員の
皆様全員に御
案内状をお送りしておりまして、特に
平成22年度の
案内状からは、
皆様ホスト側として御
参加いただきたいというような記載もさせていただいております。
37:
◯佐藤正昭委員 この
委員会で何度も何度も発言をして、10年ぐらいやって、
平成20年からですね、全員の
議員が
参加できるようになった。今回の私行ってみて残念だったことがありました。何といいますかね、
議員はもてなす側の立場であるということをしっかりと認識していただきたいと思っていますよ。当局の職員と熱心に歓談していたり、また
議員だけが固まって談笑しているというシーンが多く見受けられました。我々これに当たって、せっかく
文化観光局では、
仙台の
夕べの
開催の御案内ということで、
仙台が
ホストとして
議員に対して、
仙台が
ホストとして
参加を賜り、御来場の
皆様との歓談を通じて
仙台の魅力を紹介していただければと、これが目的なんですよ。この目的にしっかり沿った形で
議員側も対応しなければいけない。私は、その見聞きをしてきたので、ここにいる
議員はもちろん各会派に返って、しっかりと徹底していただきたいと私は思っております。
そういった中で、せっかくこういうものを配られたわけですよ。こういうものを配られただけではなく、しっかり中を見てもらえれば、
自分たちがどういう役割でどういうことをしなければいけないかというのはわかるはずであります。そういう面で、私は我々
議員側もしっかりもう一度原点に返って、しっかりと
おもてなしということをしていかなければいけないなと思っております。
この
仙台の
夕べはいろんな
変遷をたどってきました。
最初、そういうものであったでしょうけれども、その後は交流なり
シティーセールスということがあったり、
観光にそれがかかわったり、
企業誘致にあったり、
産学官の連携であったり、今はそれよりももっともっと
民間と
仙台市の
連携強化、こういうところに力を尽くしていかなければいけない。また、
交流人口の拡大、こういうことにもしっかり力を尽くしていかなければいけない。そこを我々
議員側も当局と連携しながら、しっかりとやっていかなければいけないなと思っているところなのですけれども、そういった中で
仙台の
夕べでの
ホスト役である我々
市議会議員に何を局としてお求めになるのかということを御披瀝いただきたいと思います。
38:
◯観光課長 首都圏との
ネットワーク構築や
交流人口拡大といった
仙台の
夕べの
開催の趣旨を踏まえまして、今御紹介いただきましたけれども、
招待者の
皆様に積極的にお
声がけをいただき、一体となって
招待者の
おもてなしをいただくとともに、特に
市議会議員の
皆様ならではということで、幅広い
ネットワークを生かして、より多くの交流が生まれて、新しい展開につながるということも御期待申し上げているところでございます。
39:
◯佐藤正昭委員 やっぱり我々にかけられているのは、我々当局にない
ネットワークの中でしっかりとした
仙台をPRして、
仙台に
企業に来てもらう、
仙台に感心を持ってもらう。そういうことが我々のしっかりした役割だと思います。そういった点で、よりよいこの
仙台の
夕べにしていくために、私毎年思っていることが二、三あります。
一つは、
市長の前に、パーティーが始まるとずっと並ぶのです。
名刺交換をしたいということで並びます。
名刺交換のために並びます。そうすると、ずっと
市長はその
名刺交換のお相手をしながら、そしてそのときに一言、
二言お話をして、次の人、次の人ということになっていく。もう少しこの
名刺交換、
工夫ができないかなと私は思っているのです。例えば今回もやりましたけれども、
セミナーの時間なり、
セミナーと
最初始まるまでの間に30分弱ありましたので、ああいう時間にどこか別室を設けて
名刺交換をするとか、いろんな
工夫があって私はいいものだなと。その
仙台の
夕べというのは、
きっかけ、
第一歩なのですけれども、あのときに
第一歩だけではなく、その後懇親の中でまた話すことができれば、第二歩まで進むことができると思うのですよ。そういう何か
工夫があったらいいなと思っているのですけれども、いかがお考えでしょうか。
40:
◯観光課長 まず、
市長との
名刺交換でお待ちいただく
招待者の
皆様、毎回一定程度いらっしゃいまして、これまでも
市長の
立ち位置を固定してわかりやすく表示をしたり、
あと市長周りの
対応スタッフを増員するなどして、そういったさまざまな
工夫を積み重ねてきたところでございます。
仙台の
夕べの
開催効果を高めるために、
市長と
招待者の
皆様の面談時間をどのように確保するのかということは、非常に重要であると考えておりますので、引き続き
委員の御提案の
方法も含めまして、一方で今後
セミナー等も含めた全体的な運営の面も含めまして、しっかりと検討を進めてまいりたいと考えております。
41:
◯佐藤正昭委員 あと、今回前年に比べてということなのかな。
展示ブースがちょっと薄かったというか、数が少なかったのかなと思うので、あの辺もより厳選したということなのかもしれないですけれども、あの辺も紹介できるものがあれば、もっと紹介したほうがいいし、これこそ逆に
民間に呼びかけたら、
仙台の
民間の中で、また
NPO団体の中で、あそこでいろんな
ブースを出して紹介したいという人はたくさんいるのではないかと思うのですけれども、このことについてはどうですかね。いかがお考えになりますかね。お願いします。
42:
◯文化観光局長 今
委員から御提案がありましたが、確かにさまざまですね、我々NPOなり、
企業なり、特段に支援をするという場合もございますことから、例えばそういったものに対して副賞というわけではないのですけれども、特典というような形で
仙台の
夕べでプレゼンができるとか、そういった形についても今後検討してまいりたいと考えております。
43:
◯佐藤正昭委員 より実りのあるというかね、そういうことをするためなので、ぜひ積極的にいろんなことをやっていただきたいなと私は思っているところであります。
このものは
第一歩で、
仙台の
夕べは後方支援の役割だと思うのですね。これが、この
仙台の
夕べが全てではなくて、後方支援の一つのツールだと思うのですね。最前線は違っていて、各局、各職員の人たちが全面に出て、
参加者の
皆さんとしっかり交流をしながら、いいものを
仙台市に持って行ったり、持って来たり、
仙台市とその
企業なり団体なりと一緒にいろんなものをつくり上げていったり、そういうことが狙いだと思うのですけれども、各局ですね、これは
最初経済局から始まったということで、
経済局なんかはこの場をどのような形で捉えて、どのように利用しようとしているのかなという、そういう
意味では元祖、この
仙台の
夕べの元祖でしょうから、そういう
意味ではこの
仙台の
夕べにどんなことを期待して、この場をどのように利用しているのかという観点でお聞きをいたします。
44: ◯
経済局長
経済局におきましては、
仙台の
夕べにおきまして、市内に新規立地した
企業や現在誘致活動中の
企業、それから本市事業に御協力をいただいている関係者を中心に招待させていただいております。二役のトップセールスや本市のイメージ向上を通じて、
企業の本市への新規立地や市内での事業拡大につながることなどを期待しております。
また、
仙台支社長や東北支店長など、
仙台に勤務し
首都圏にもおったとか、それから
首都圏で
仙台にゆかりのある方々、これらの方々につきましては、
首都圏において本市の応援団としての役割も担っていただいている方もおりますことから、それらの方々との
ネットワークの維持に活用しているところでございます。
また、先ほど放射光の話もありましたが、
東北大学と連携することによりまして、本市と
東北大学の距離の近さをお示しし、
産学連携の可能性の高さなども感じてもらっているところでございます。特に今年度は
次世代放射光施設の
ブースを展示したことによりまして、産学の可能性とともに、本市のポテンシャルの高さというのもPRできたかなと思っております。
このほかにも地元経済関係者と
首都圏の経済関係者のマッチングの場としての活用など、
経済局としてはこの
仙台の
夕べを大きな機会と捉えて活用させていただいているところでございます。
45:
◯佐藤正昭委員 そういった中で、ずっと民営化を意識して、ガス局もいろんなところと交渉してきたし、窓口を開いてきたのだと思いますね。そういった中で、エネルギー会社を初め、多くの大
企業、消費者を含めて、そういうところの交流が功を奏してきたのかなと思っているのです。
そういった中で、この
仙台の
夕べというのは、どのような
意味合いで、より
仙台市と密接な関係をつくるために、どのようにこの場を活用されているのか、お答えをいただきたいと思います。
46: ◯ガス事業管理者 ガス局といたしましては、今御紹介いただきましたように、全国の都市ガス利用者の
皆様、それから社団法人日本ガス協会の方々、そしてまた我々マレーシアから原料を輸入しておりますので、原料の調達の関連
企業の方々、そしてまた最大のお客様、
仙台での本市ガスの使用をなさっているお客様方の、それぞれ
仙台に日ごろいらっしゃる方ではなくて、
首都圏の責任者の方々をお招きして、直接いろいろな情報交換をさせていただく場として活用させていただいておりまして、今後とも、今民営化という
お話もございましたけれども、そういうことも含めまして、今ガスも小売も全面自由化になりましたので、全国的なエネルギー事業者の動向など、
首都圏におられる責任者の方々との意見交換の場、そして日ごろお世話になっているお礼を申し上げる場として活動させていただいているところでございます。
47:
◯佐藤正昭委員 これは
環境局についても言えることで、今
環境産業というのはたくさんあって、やっぱり省エネだったり、
環境関連の
企業であったり、エコロジーであったり、NPOであったり、そういうところといろんなかかわりを
環境局も持っていると思うのですけれども、そういう中でこの
環境局としてどのように
仙台の
夕べというのを利用しているかについてお願いいたします。
48:
◯環境局長 環境局といたしましては、これまで
環境省の幹部職員や
環境リサイクル関係団体との懇談を通じた
環境施策にかかわる情報収集等の場として、この
仙台の
夕べに
参加してきたところでございます。
私自身、今回が初めての
参加でございまして、こういった関係業界以外の方々ともさまざまな方々と
お話しすることができました。通常の会議室での打ち合わせとはまた違って、こうした雰囲気の中で忌憚のない意見交換ができたことは、大変有意義なものであったと感じているところでございます。
49:
◯佐藤正昭委員 これを利用して、これはあくまで先ほどから申し上げていますように、入り口なんですよ。意見交換をしたり、情報交換する。これは
当たり前のことで、それをいかに
仙台市民のためにしっかり産業としてつなげていくかとか、
企業誘致につなげていくか。そして、
仙台とそういうところの関連性をより強いものにして何か生み出していく。こういうことが私は目的だと思っているのですよ。
そういった中で、何といいますか、見ていると、各
企業、団体といいますか、そこで複数人数ね。私も名簿を見せてもらったんだけれども、10人近い人がだっと
企業で並んでいるところがあると、どうしてもああいうふうになると。その上の1人、2人はよく知っていて、あれだからいいんだけれども、
あとの人は、まあ
皆さんもおわかりのとおり、乾杯が始まると、まずどういうことが起こるかというと、牛タンとかそういうところにずらっと並ぶという。これが
仙台の
夕べのいいところでもある。いいところでもあるんですよ。ああいうものを食べていただいて、
仙台に興味を持っていただいて、また今度は
仙台で食べようかなと。それはいいことではあるんだけれども、ちょっと若干そっちに走り過ぎているなという、私はそういう感想を持っているんですよ。
だから、ああいうこともやっぱり各
企業で複数人数
参加するということは、余り多い複数人数だと、そういうことになってくるのかなと。より厳選したほうが、もしかしたら利があるというか、実利が上がるというか、そういうことなのかなという思いもあるんですよ。まあ、これなかなか答えにくいだろうから、答えは求めませんけれども、私はそのようにも思っているのね。もう少しあそこに来ない人たちでも、我々交流したり、これからの
仙台市として、もう1回精査していただいて、大きくウイングは広げていただいて、しかしながらその中で人数的にはもう少し各団体、いろんなことがあるのはわかっていますから、今までよりもちょっとそこは厳選しながらやっていければいいのかなと、そういう思いもあります。
そういった中で、来年以降の
仙台の
夕べ、どのような方向性で進んでいくのかですね。もう一歩進むために、交流とか情報交換はわかったんですけれども、それをしっかり目に見える形、市民にわかりやすい形で提案していかないと、当局側も議会側もだめだと思っているんです。そういう
意味で、これからの
仙台の
夕べの方向性については、どのようなことをお考えでしょうか。お願いいたします。
50:
◯文化観光局長 今、
委員からるる御提案ありましたが、我々のほうでも同じような課題認識を持っていまして、実は今年度につきましても人数を絞るということ、これは必ずしも多いという話ではなくて、
おもてなしを丁寧にするには、ちょっと多過ぎるかなということで、実は
招待者の数を絞ったところなのですが、反応率が非常によくて、出席率が高くて、実はあの会場で、ニューオータニの会場でたしか始まって以来、一番多い人数になったという次第です。
今後はやはり一概に絞るという言葉、語弊を恐れずに言えば、もう少し絞って、さらにその時々のテーマで、例えば来年、再来年であれば、2020オリパラがありますし、それから
経済局、それから
文化観光局で進めます戦略、両戦略の取り組みなどもありますので、そういったものにより合致するような形で、やはりめり張りをつけて、
仙台の
夕べのほうの運営をやっていきたいと考えております。
51:
◯佐藤正昭委員 ぜひ
皆さんも、
議員側をもっと使い倒すぐらいの気持ちでどんどん声をかけていただいて、各
議員の
ネットワークの中で、互いに協調するところがあるはずですから、そういう
意味ではいろんな人たちに、正昭さんに紹介しますという形で私のところにもいっぱい来られた人もいますけれども、いろんな
議員、いろんな立場で、いろんな団体から推薦を受けながら出てきていますから。そういうところもよく調べていただきながら、我々
議員団をしっかりその
仙台の
夕べで
おもてなしの一員であるということを、こちら側も再認識していただいて、我々を活用していただければなと。そのように思っております。
そういった中で、私はこの
仙台の
夕べに
参加している人というのは、
仙台愛にあふれた人、
仙台を好きな人がみんな
参加をしているのだろうなと思っております。あの会場でも何十人かの人に聞いたのですけれども、
仙台の
夕べを
仙台でやったら来ると言ったら、半々ぐらいでありました。東京だから
仙台の
夕べに来ているんだよと言う人もいれば、
仙台でたまにやったらおもしろいよねと、
仙台にも行けるしねと。そういう半々ぐらいの意見があったんですけれども、私はたまに、東京でばかり
仙台の
夕べということではなくて、たまに
仙台に来ていただいて、28回もやっているわけだから。言葉ちょっと乱暴かもしれないけれども、28回いろんなものを食べたり飲んだりしていただいているわけだから、時には28回だから、30回記念をしてとか、5年に一遍とか10年に一遍はこちら側に来てもらって、
仙台のよさをより感じていただくということが必要だと思っているんですよ。できれば
仙台に泊まっていただきたいし、泊まらなくても、多分これをやれば、6時、6時半からスタートであれば、最終は9時半まであるわけですから、その中で十分に
仙台を堪能できて、日帰りでも堪能ができるということでありますから、私はそういうことも一考に値するのではないかなと。そういうことも考えていきながら、
仙台に来てもらって、より
仙台を愛する人、ファンをふやしていくというのも一つの手ではないかなと常々考えているのですけれども、どんなことを局長はお感じですかね。お願いします。
52:
◯文化観光局長 現場に来ていただくということが一番いいと考えておりまして、例えば我々も東京から記者というか、雑誌編集者の方々とか、そういった方々をお呼びして1週間ぐらい
仙台に滞在してもらって、記事を書いてもらうみたいなプレスツアーなどもやっていますし、また私の記憶では
企業誘致においても
首都圏の
企業のトップの方々に来ていただいてバスツアーをやったりとか、そういったこともやってはいるところであり、東京の方々を
仙台に呼ぶという効果は非常に高いと考えておりますが、一方で今回お呼びした七、八百人の方々をどんと呼ぶということになると、なかなかお忙しい方々もいらっしゃるということで、どの程度来ていただけるかというところで、もうちょっと検討というか、慎重な検討が必要なのではないかと考えているところでございます。
53:
◯佐藤正昭委員 どの程度という話は、私から言わせれば、どの程度
仙台を愛しているのかなという、そちらにはね返ってくるのかなと思っているので、私はやらないといつまでたってもできないと思うのですよ。思い切ってやってみるということ。そして、失敗したっていいじゃないかと。私はそのぐらいの余裕を持って、こういうことは当たるべきだと思うし、やっぱり
仙台のこの空気感というか、
仙台に来てもらうということが、まず先決ではないのかなと思っていますので、ぜひそういう機会をふやしていただいて、こういう
仙台の
夕べ、東京でやっている
仙台の
夕べという形なのか、また別な形なのかわかりませんけれども、そういうものをしっかりやって、
首都圏に対してもしっかりアプローチをしていきたいと思いますし、私、この次の議会で質問しようと思っているんだけれども、やっぱり時間軸ということで考えれば、東京から1時間半で来るこの
仙台というのは、もう東京でそのぐらいで通勤している人がいっぱいいるわけですから、そういう点ではもうその県の圏域の中に入っているのだろうなという、そういう思いがあるんですよ。だから、そんなむちゃくちゃなというか、そんな難しいことではないのではないかと。我々にしても、新幹線で午前中で日帰りして帰ってくるなんてことがあるわけですから、そういう東京というのは近いところになっているという、私はそういう認識なんですよね。だから、そういうポテンシャルを生かして、この
仙台をしっかりプロモーションしていければなと思いますので、そのことはゆっくりとお考えをいただきたいと思います。
54: ◯渡辺敬信
委員 私からは手短に質問させていただきたいと思うのですけれども、先週、12月13日から16日まで、卓球のワールドツアーグランドファイナルという大会が韓国の地で
開催されました。その大会に、本市出身の張本智和選手が出場され、男子シングルスにおきまして優勝という大変すばらしい成績を出されました。卓球の中では、この大会って物すごく大きな大会だと思うのですけれども、これまで本市では、それこそオリンピックとか、世界等々で優秀な成績をおさめられた本市出身の方々に賛辞の盾などを贈呈していると思うのですけれども、今回この張本選手に対しては、何らかのそういった賞をお上げするということは考えていらっしゃるのか、まずお伺いしたいと思います。
55: ◯スポーツ振興課長 ただいま
委員から御紹介ありましたように、張本智和選手ですけれども、国際卓球連盟が主催いたしておりますワールドツアーグランプリファイルにおきまして、史上最年少優勝ということでございます。
この大会の位置づけですけれども、国際卓球連盟が毎年世界各地で
開催しておりますワールドツアーの年間成績の上位者のみを集めた大会でございます。この位置づけですけれども、この権威ですけれども、当然オリンピックが一番で、その次が2年に1回
開催される世界選手権、それに継ぐものとなっているものでございます。したがいまして、この快挙を踏まえまして、今本市といたしましても、張本選手の御功績をどのような形で顕彰するべきか、鋭意検討しているところでございます。