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  1. 仙台市議会 2018-12-03
    地域経済活性化調査特別委員会 本文 2018-12-03


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから地域経済活性化調査特別委員会を開会いたします。  本日は説明員として、経済局から関係職員の方々に御出席をいただいております。  本日の進め方でありますけれども、本日の日程はお手元に配付の日程のとおりであります。  具体的な進め方といたしましては、まず初めに当局から報告をいただき、次に委員会報告のまとめに向けて、これまでの委員会における調査を踏まえた総括的な意見交換を行いたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  また、これまでの委員会における調査の経過と皆様からの御意見等を私のほうでまとめた調査経過概要案として事前に皆様に送付させていただきましたが、その資料も参考にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、前回の委員会におきまして嵯峨委員から要求のありました国・県・市における中小企業支援の取組みについて、当局より報告を願います。 2: ◯経済企画課長  お手元のA3の資料、国・県・市における中小企業支援取り組みに基づきまして御説明をさせていただきます。  この資料ですが、一番左側に記載のございます事業分野ごとに、左側から、仙台市、宮城県、そして国のそれぞれの取り組みについてまとめたものでございます。特に国の取り組みにつきましては非常に多岐にわたっておりますので、主なものということで記載をさせていただいております。  全体としまして、仙台市の実施事業につきましては、各分野ごとに国や県から情報収集を行いながら、それぞれ連携、すみ分けを行いながら進めているところでございます。  主なものについて御説明をさせていただきます。  まず、一番上に総合相談窓口がございます。仙台市では外郭団体である仙台産業振興事業団宮城県も外郭団体のみやぎ産業振興機構がそれぞれ相談窓口を設置してます。また、国におきましても、各都道府県ごとによろず支援拠点というのを設置しておりまして、宮城県のよろず支援拠点仙台市内にございます。  また、中小企業基盤整備機構というものが全国9ブロックに設置されておりまして、これも仙台市内に設置されてございます。それぞれが相談対応を行っているんですが、余り明確ではないんですが、すみ分けもなされているところでございまして、特に産業振興事業団においてはサービス、飲食、小売り、みやぎ産業振興機構においてはものづくり企業への対応が主となっております。  国の設置しておりますよろず支援拠点中小企業基盤整備機構につきましては、特段、業種の偏りはないんですが、よろず支援拠点については、主に商工会議所や商工会からの紹介に基づく小規模な事業者への対応を主にやっております。また、中小企業基盤整備機構におきましては、中規模、中堅企業への支援が多くなっているところでございます。  それぞれの機関でやはり強みとする部分も異なっておりまして、お互いに紹介し合うこともございます。例えば産業振興事業団におきましては主にデザイン、パッケージ、そういったものに強みがありまして、ほかの例えばよろず支援拠点さんのほうで相談を受けた方が、デザイン関係であれば産業振興事業団のほうに来るということもやっております。  次に、上から3個目のブロックの、販路開拓でございます。展示商談会を一例に挙げさせていただいておりますが、一番右の国においては展示商談会をみずから開催しております。東京のビックサイトとか幕張メッセとかそういった大きいところ展示商談会をみずから開催していまして、仙台市はそこへ出展機会の提供ということで、仙台市のブースを出させていただき、仙台市内事業者がそこに出展するという、そういった機会の提供をさせていただいていたり、あと宮城県においては、この展示商談会に出展するときお金もかかりますので、そこへの補助金をメニューとして用意したりということがございます。  次に、海外展開でございます。一番上の相談現地サポートというところで、右側にJETROがあります。これは日本貿易振興会のほうで窓口を世界各地に設置しております。基本的には情報提供が主な内容になっておりまして、その現地の状況を踏まえたきめ細かなサポートという部分では県や市が行っているところでございます。県と市においては、それぞれがサポート体制が整っている地域ですみ分けをしているところでございまして、仙台市ではフィンランド、あとタイ、そういったところに拠点を置いてございます。宮城県におきましては、韓国、中国、あと最近はベトナムといったところで、それぞれ地域ごとすみ分けをなされているようなところでございます。  その次の人材確保、育成でございます。ここの上から2番目の求職者とのマッチングということで、合同企業説明会をこれは国、県、市が3者が一体となって年数回開催しているところでございます。これは完全に一緒にやっているという取り組みでございます。  また、その上の情報発信企業への採用定着支援につきましては、市、県それぞれ実施しておりますが、宮城県はものづくり産業を中心にとか、あと仙台市以外を中心に行っているところでございまして、本市では特に業種は限定せず、主に市内中小企業取り組みを幅広く支援させていただいているところでございます。  それから、資金調達でございます。これは市も県も中小企業向け融資制度をそれぞれ運用しております。これは金融機関ですとか県信用保証協会と連携して行っているものでございます。制度の特徴としまして、市のほうが比較的金利が低く、また一方で限度額も低い状況です。県のほうは逆に、若干利率は高目ですが、限度額も大きい、そういった特徴がありまして、金融機関では中小企業から相談を受けた場合に、それぞれの中小企業の状況に応じて市の制度あと県制度、もしくは自分たちのそれぞれの金融機関制度、それを合った形のものを紹介しているところでございます。
     それから、企業誘致でございます。宮城県では主に製造業仙台市ではまとまった工業団地等はなかなか難しいので、IT関連研究開発拠点、そういったものをメーンターゲットとして誘致活動を行っているところでございます。基本的に市、県、それぞれ個別に企業訪問を実施しているところでございますが、例えば県の東京事務所情報入手したIT企業誘致案件とかですと県と市で一緒に訪問するという、そういった事例もございます。  最後になりますが、この資料には記載ございませんが、いずれ国、県、市、それぞれの機関がいろいろな取り組みをしていって、周知についてもそれぞれが行ってきているところでございますが、やはり事業者にとってはわかりづらい面も否めないのかなというふうに考えております。そこで今この地域内の支援機関とお話ししているのが、テーマごとに各支援機関が一堂に会して合同の説明会をしたらどうかということで考えています。例えば事業承継海外展開とか販路開拓とか、それぞれのテーマごとに各支援機関が来て説明するといったことができないかということで、今、調整を進めているところでございます。  説明については以上でございます。 3: ◯委員長  ただいまの報告を受けまして、皆さんから御質問等ございましたらよろしくお願いいたします。 4: ◯嵯峨サダ子委員  前回、資料を求めさせていただいたので、大変ありがとうございます。  一覧にするとよく市、県、国の役割分担というのが非常にわかりました。ただ、最後に課長さんがおっしゃられたように当事者が、事業者がじゃこれを自分ところで何を使えるのかという点では、おっしゃったように各支援機関が一堂に会してテーマごと相談を受ける場というのは非常に有効だと思います。  それとあわせて、何かしらこういうものを三つ、市、県、国のこの事業を一つのパンフレットみたいにしてわかりやすい、それ一冊見ればわかるというものもつくっていただければなおいいのかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 5: ◯経済企画課長  わかりやすいと思う反面、例えば今回、国のほうではこんな冊子に国だけでなっていまして、ただでさえ情報量が多いので、辞典みたいなのにしてお渡しするのが果たしていいのかどうかというのはちょっとあるのかなというふうに思ってお話を伺っておりました。 6: ◯嵯峨サダ子委員  そうですね、全部網羅しようとすると確かに分厚いものになって、かえって読まれないというか見にくいというふうになるかと思うので、何か工夫が必要かなというふうには感じておりますので、よろしくお願いいたします。 7: ◯経済局次長  それぞれの施策を当然使っていただく事業者さんにわかりやすくお伝えするというのは我々の必要な点だと思っておりまして、市議会のほうでもたびたびそういった意見を頂戴していると思っております。  そうしたこともあったんで、最後に課長から申し上げましたテーマごとにやっていくというのは、課長が中心になってほかにも呼びかけて、そういう場を設けようということで今動いておりまして、あと、どのような伝え方がいいのか。まさか先ほどの冊子のそのままというわけでは余りにも芸がないわけですので、この辺は実際に制度をお使いになる、そういう関心を持った事業者さんの御意見も伺いながら、どういう伝え方がよろしいのかということは引き続き工夫していきたいというふうに考えてございます。 8: ◯ひぐちのりこ委員  どうも御説明ありがとうございました。  それぞれ国とか県とか市でも取り組みをやっているところで、私も仙台市の仙台産業振興事業団さんのメール配信サービスを今受けていて、本当に多岐にわたったいろいろなお取り組みをやっているなということで、その中で興味のあるものは行ったりとかはしているんですけれども、例えば産業振興事業団さんのほうで起業のお取り組みをやったときに、実はその内容が健康福祉局関係で、すごく関係したらいいのにみたいに思いながら、一応言ってみたところ仙台市の担当者がそういうことがわからなかったと。産業振興事業団さんのほうでやっていることがわからず、でも実はいろいろなところから助成金を受けているので、全国的に有名な方がいらっしゃったりするんですね。ああ、この方が来るんだったら行きたかったよねとかというのがあって、そうすると、起業という切り分けの中だとちょっとそこはヒットしないけれども、でもやっている内容とすると、やはり今の市長の施策であったりとか、健康関係で妊娠から出産、子育て、それに関して発信している大変有名。えっ、あの方いらっしゃったという方。そういうようなことで、お一人お一人自体がそういうメール配信サービスやるからマッチングすればいいものではあるんですけれども、そういう部分とか、あと国の経産省なんかでも結構またいい取り組みで、仙台で講演やりますよというときに、割と横断的な切り口であるような、また、どこにマッチングするのかなという形もあるのかもしれないけれども、そういうような情報提供を、また産業振興事業団さんのほうなどにも、ほかにもちょっと言ってみたとか、そういうこともやってもいいのかなというふうに思いました。  それから、仙台で働きたいというところの、地元の情報の発信をしているというところも大変具体的なところパンフレットとか見たんですけれども、この間、兵庫県の豊岡市というところの、そこは少子化への取り組みと、あと企業に若い方が入っていただきたいという。仙台市と浜松市のちょうどこの間、対比の事例が出ていて、浜松は、学生では離れるけれども、お仕事にみんな若い方が戻ってくる。仙台はそういう感じではないということで残念だったんですが、豊岡市の取り組みで、やっぱりトップの方が女性のほうが有意差をもって帰ってこないというのがわかって、それってどうしてかなというふうに言ったら、これからお正月が来るんですけれども、同じ仕事をしてもお正月だと女の人はずっと台所に立っていて、いろいろそういうようなおうちのお仕事のすごくアンバランスがあったりとか、お盆もそうだし、自分のいわゆるせっかくの休みでも自分が休めたというような実感がないというような部分で、同じように企業の中でもやっぱり自分の居場所がないというような、そういうようなことがあるんじゃないかということで調査に、今年度は予算をとって入るということがあったんですね。だから例えば、いわゆる企業さんもそうですし、なぜ仙台が戻ってこないのかというような、そういういろいろもうちょっときめ細かな調査をするということも一つあるのかなというような。企業さんもいっぱいあるし、ウエルカムなんだけれども、もう一つ掘り下げたそういう調査というのも必要なのかなというふうに思っておりました。 9: ◯経済局次長  まず、1点目の起業と福祉関係ということでございますけれども、たまたま先週、先々週ですかね、卸町のインティラックで起業の講座をやっておりますけれども、あのときは、大阪で学生時代から福祉活動やっている方がNPOを立ち上げてもう20年来続いていると。そういったNPOの代表の方に来てもらいまして講演会といいますか、その話題を聞く機会がございまして、福祉関係者の方も何人かはいらっしゃった状況でございました。その話を私も聞かせてもらいまして、ぜひこういった話にも、業を起こす関心があるという、いわゆる経済面での話だけではなくて福祉関係者、特に若手の福祉従事者の方にも広く聞いてもらったほうがいいんじゃないかなということを担当している、所管している産業振興課のほうに伝えまして、その辺検討してねということではお話ししたことがございましたけれども、より、せっかくの機会ですので幅広く、いろいろかかわる方が聞けるような機会、それにつながるような情報提供というのはこれからも努めていきたいと思っております。  2点目の女性の就業の関係では、今年度、就業構造基本調査というのが国のほうで公表になりまして、女性の就業率も、仙台市、結構高目にはなってきている。俗にM字カーブというふうに女性の場合は言われますけれども、その窪みがなくなりつつあるという話での数値は出てきているので、一定程度は就業も進んでいるとは思いますけれども、ただ、委員お話しのような家庭での男女の役割というのにもつながるんでしょうかね。そういった部分がどこまで実際に調査してわかるかということはあるかと思いますけれども、そこら辺は男女共同分野とも連携しながら、そういったところでのどこがネックになってあったり、どういうところが進めばもっとその人らしく働くことができるのか、そういったことも研究してまいりたいというふうに考えてございます。 10: ◯ひぐちのりこ委員  ありがとうございます。インティラックさん、私も何回か行ったんですけれども、卸町にも視察に行ったことも踏まえて、本当におしゃれで、といいながら初め何と読むのかわからないとか、そういうふうないろいろいいものをやっていても、もうちょっと発信力があってもいいのかなというようなところも思いましたけれども、あそこ、行くだけでもおしゃれな雰囲気は味わえるところなので、それは仙台に本当の宝物の一つだなというふうに思っております。ありがとうございます。 11: ◯やしろ美香委員  1点だけお聞かせいただきたいんですけれども、先ほどの表で一番上の相談窓口ところで、仙台市と県と国とですみ分けをしているというようなお話がありました。確かに仙台市はサービス業とか飲食業とか小売業はとても得意な分野ですので、適切なすみ分けであるなとは思ったんですが、今回この委員会の後半のほうでは、ものづくりとか産業集積とか企業誘致とかそういう面のほうの視察等々をさせていただいたんですが、そこの部分でいくと、今まで仙台市が相談として力を入れていなかった分、宮城県や国が担っていた部分ところにかかわってくると思うんですが、今後そういったところ仙台市が力を入れていくとなった場合に、新たに仙台市としてそこに力を入れていくのか、また、もう既にすみ分けができているので、そこは例えば県とか国とのパイプをもっと強くして、そこの部分はそちらにお願いしていくのか。今後、仙台市で産業構造を少しでも変えていこうとしている中で、今後このすみ分けはどのようになっていくのか、その辺のところをお聞かせいただきたいと思います。 12: ◯経済局次長  ものづくり分野でも、例えば当委員会でもお話しさせてもらいましたが、御用聞きの事業とかで、大学教授の方が実際企業を回って課題を見つけて事業展開につなげるといったことも我々やっておりますけれども、やっぱり一番は、国なり県のほうでの産業技術総合センターを持っていますので、その辺がノウハウとかものづくり企業との連携といいますか、そことのパイプもございます。そうしてみて、同じことを我々やるのではなくて、市内の中小企業さん、こういう課題をお持ちだというニーズの拾い上げ、そういったものは引き続き力を入れて、必要だと思いますけれども、どのように解決するかというのは、みずからがそこまでの完結する体制を持つのではなくて、そういう専門機関とか国、県等に橋渡しをして、やはり企業さんもスピードが命だと思いますので、いかに早く適切な答えを提示して解決できるかという道筋をつくってあげる、これは我々の役目だと思っておりますので、そこは適切な分担も頭に置きながら、企業ニーズを広く吸い上げるような体制というか取り組みをしていくことが大事だというふうに思っております。 13: ◯わたなべ拓委員  貴重な資料、ありがとうございます。一覧表で、非常に3者の色合いについて見ることができて、わかりやすいなと思います。  これは一定の共通項でまとめていただいていますけれども、それぞれのサービスの強みでありますとか特色についてももう一歩踏み込んだところが欲しいなという気持ちもありまして、例えば海外展開にしても、仙台市が提供しているサービスの強み、ならではの強み、県と比較した場合の優位性とかそういったものについても一定程度踏み込んだものがあると、なおいいかなと思いました。  また、利用の促し、こういう各種制度あるわけですけれども、制度の利用の促しも必要だと思いまして、例えば補助金助成金を使うにしても、モデルケース幾つか、こういう形で使った、実額このぐらい使った、事業展開このようにしたとか、要するにサービス利用のプロセスを具体に紹介してもらえると、背景も含めてですね。その結果どのような実業につながったのか、実績につながったのかというところも、恐らくもう部内でつくられているとは思うんですけれども、もうちょっと利用者目線に立って、なるほど、こういうふうに使えるわけねと。現に先行者はこういうふうに使っているわけだとわかるようなものもあると思いますけれども、それをもうちょっと拡充したものをお示しいただけると大変勉強になりますので、よろしくお願いいたします。要望です。 14: ◯高橋次男委員  大変コンパクトにまとめていただいて、全体を見て感じることは、宮城県と仙台市が一緒になって中小企業支援という形でこのように取り組んでいるわけですけれども、宮城県の中に仙台市も入るわけですよね。仙台市の事業者仙台市の項目を見て、宮城県のことは仙台市からアピールはしないとすればね、同じ宮城県の仙台市ということで強制的にすみ分けて、このように大体同じような趣旨の事業をやって、中小企業に対するサービスという視点から見た場合ね。こんなすばらしい事業お互いにやっていて、宮城県に相談に行ったとき、仙台市のが見えない。仙台市の事業中小企業がね。そうでなくて一つにしながら、一つにまとめて宮城県と一緒になって、実は県ではこういうことをやっていますと、仙台市ではこれをと。これをもっと協力をしながら一本化して中小企業サービスをしたら、もっともっと充実した支援ができるのかなと。選択肢もふえますしね。こんなもったいないというふうに思って見たんですけれども、中小企業支援という視点から一本化したサービスはできないものですかね、情報だけでも。単純に考えた場合ね。 15: ◯経済局次長  事業者に対する情報提供という部分では、委員おっしゃるように一本化してやるというのは大事な視点だと思っておりますし、我々も宮城県で既にやっている事業と同じものを市として新たにつくるということではないものだと思っているんです。ですので、県でこういう事業をやっていても、事業者からこういう課題があって、じゃ足りないとか、その前段階の部分とか違う部分での支援ということで新たな事業を立ち上げている部分もございますし、そういった部分では同じものをやるんではなくて、しっかりすみ分けて、トータルとして支援を受ける事業者さんが、事業化の拡大とか海外展開も含めまして、非常にやりやすいような仕組みになるような制度設計を、これは県ともいろいろ意見交換を適宜しながらやっておりますので、その辺は今後とも意識していきたいと思います。情報を提供するとした場合に、先ほど国の話は厚い冊子がということでございましたけれども、県のほうもこれは縦割りだということで、委員の方々から怒られますけれども、なかなか事業をいつから開始するとか、募集の時期ですとか、あとは細かな制度変更がございますので、それをどこかの時点で区切ってお知らせしなければいけないとなると、いろいろすり合わせがなかなか難しい部分もございますけれども、ただ先ほどございました企業に対するメール配信なども、これは市の事情だけに限った話でなくて、こういう国、県のもありますよということでの紹介もしておりますので、例えばこのテーマに関した場合に、市としてはこういうことをやっていますよ。国と県でこういう制度もあって、例えばいつから募集される予定ですよとか、そういったものもセットで情報提供できるような仕組み。それの一つは、先ほど課長が申し上げました、分野に限って国、県、市の支援機関が集まっての説明会を一緒に開始できないかということも今検討しているところでございますけれども、その辺はやはり事業をなさる事業者経営者の方々が情報ワンストップで聞ける、わかりやすいような、そういう体制、仕組みというのは引き続き工夫して実施してまいりたいというふうに思います。 16: ◯高橋次男委員  仙台市外の、例えば岩沼とか亘理とかの中小企業者仙台市の制度は利用できないんですけれども、仙台市は県の事業も利用できるわけですよね。その辺の便宜を、あるいは情報だけでも、このような形で両方適用できるという機会というか資料というか、これは大事だなと思いますので、どうぞよろしく。 17: ◯ひぐちのりこ委員  今度は海外展開関係で、いろいろな機関との連携についてお伺いしたいんですけれども、結構ネット上なんかで、海外で売っているもので割と何ちゃって日本語で笑えるよみたいなことがあるんですけれども、反対に私どもとしても海外に展開するに向けて、やはりそこの現地の方々がしっかりとわかるような、また相手方の国の方々に本当に心をくすぐるような、そういういわゆる言語的なこと。例えば仙台市であったら国際観光交流協会であったり、宮城県でもそういうような機関を持っていますよね。そうすると、いろいろなところに展開するに当たって連携が大事だと思うんです。  実はちょっと私、聞いたことがあるのが、オーストラリアでずんだという言葉がすごく人の心をくすぐる、響きとしてはすごくいい言葉なんだよというふうに現地でバイヤーをやっている方から聞いたんですね。ずんだもことし食品成分表に載りますけれども、例えばそういうような食品の名前とか取説であったり。あと反対に言えば、こちらでは普通に使っているんだけれども、飲料、向こうで言うと飲み物なんだけれども、汗というような言葉で誰もこんなの買わないよ、このネーミングじゃ、というのも反対にあったりすることを聞いたことがあるんですね。ですから、そういうふうに海外にビジネス出すゆえに、いろいろ言葉の使い方であったりとかそういうものは、国によっては、JETROさんなども入っていると思うんですけれども、県も仙台市もいろいろな国の方々、そしてそういうような機関、連携があると思うんですけれども、そのことについてお伺いいたします。 18: ◯産業政策部長  今、委員のほうからお話しありましたような海外展開する場合のローカライズの必要性というのは、非常に重要な点だと思っています。そういったこともございまして、仙台市の助成金の中でも海外展開する場合に、限度額を決めてではあるんですけれども、ローカライズの費用とかそういったものを専門家の方に知っていただけるような、そういう仕組みも御用意をしております。  あと、市のほうでも例えばEUとかそういった欧州関係、それからあとはバンコクがございますので東南アジア方面、そういった部分については、今ある海外展開の欄の仙台フィンランド健康福祉センターのほうが連携をしておりますビジネスオウルとか、それからタイの交流サポートデスク、そういったところと連携をしながら、そういうような御要望があれば適切におつなぎをするというようなことも可能かと思っております。  また、県とかJETROさんとか、そういったところでもいろいろな海外の事務所をお持ちでございますので、市内の企業様から御相談をいただいたときには例えばそういった窓口を御紹介をさせていただくとか、そういった形で今後とも適切な御対応ができるように努めてまいりたいというふうに思います。 19: ◯柳橋邦彦委員  この表を見て思ったのは、見事に縦割り行政なんだなということなわけで、これを交差させていくということが、さっき促しという言葉が出ましたけれども、それが大事なんじゃないかと。例えば国の施策で直接我々にマッチ、あるいは実際に補助金がおりるというようなことも、調べるとその本を見ればすぐわかりますけれども、物すごく多くあるわけです。ただ、それが実際に仕事をしている人たちの側に情報として伝わっていないんですね。幾らでも例があるけれども、実は余り大したことないと言うと失礼かもしれないけれども、小さな何かを考えてやり出す。規模が小さくとも、私の感覚からいくと、何でこんなに億単位のお金がそんなに補助金としてつくんだろうかというと、国の持っている予算といいますかお金の膨大なというか、物すごく大きなお金を動かしてますから。3億、5億円なんていうのはある意味では補助金として上げても、簡単に言うと大したものじゃない。しかし地元の中小の会社から見たら、ちょっとしたアイデアを国に直接持っていけるルートをつかむと、そういった莫大な補助金を得ることができるというケースがごまんと転がってますよ。  それからやっぱり距離感という、鉄道を使って例えば仙台なら1時間半、関東近辺だったら電車で30分というような、そういう中央官庁への距離の近さという、あるいは離れているところとも関係するんだけれども、そういった意味で近県、北関東あたりのそういうさまざまな小さな工場群などに行って聞くと、今私が申し上げたようなそういうびっくりするような、国から直接そこへ入っている。もちろん1社に対して入っているんじゃなくて、団体に対して入っているケースのほうが多いんですけれども、しかしながら、そういうルートがある。じゃどうやればそれを我が市のほうで、そういったものを日ごろ苦労してやってなさる方のところへそれをつけることができるかというのは、まあ経済局の仕事としては大事な取り組み分野なんではないのかなというふうに思いますので、先ほどから皆さんがおっしゃっているように、やってなくなくて、やっているんだけれども、それがどうもフィットしていないということの点。  それから、県はちょっと置いておいても、国との直接的なそういう交渉事をもう少し、さっきから言われているように、ワンストップなり何なりでお伺いができる風通しと促しということをもう少し考えてあげると、地元の方々には随分と助かることがたくさんあるんじゃないのかなというふうに思いますよね。  あと、後の意見交換の場で述べますけれども、今いろいろなことが一つ一つというよりも、事業関係は横につながっていく傾向も出てきているように思いますので、会社として一つの団体を構成している会社というものを構成する。あるいは会社が集まって、何かの社団をとっているとか公益であったりというものがつくと。そうしたものを実は国のほうでも探していて、こうやりたい、こうしてあげたいということはあるんだけれども、それを直接仙台市に来て、うちでこんなことをやっていますよということは言わないわけですからね。国が直接出てきてはなかなか言わない。だから、そういうところを窓口を上手に応用して、いかに国のお金をこっちに引っ張るかということは、仙台市の地域の事業者にとっては実は大変ありがたいことですよ。  この縦割りは、お金の順序でね、お金が少ないからこれだけのことしかできないんだと。中くらいだからこのぐらいだと、大きいからこうだということであるならば、情報をとるということがお金かからないでしょう。物を買ってきたり何だりというんじゃない。情報をたくさんとる。そのことをSNSとかああいうのではなくて、iPadはばたばたと入っている。ありました、じゃなくてフェース・ツー・フェースでそれをやるという、顔と顔のつながるような、そういう機会を御当局のほうから何かの団体へ。あるいは影響力のある大きな地元の資本の会社にそういう情報を届けてあげるということは、これからの仙台市の経済の大事なことになってくるんじゃないかというふうに、これ見て思いますね。  紙を300万枚ぐらい重ねてももっとあるように、国のほうの施策というのは本当にありますから、そこをやっぱり上手にまちの中小企業の方々に教えてあげる、その手だてをちょっと考えてみたらいかがかなと思いますね。 20: ◯経済局次長  確かに国のお金をいかに引っ張ってくるかというのは、我々自治体にとっても地元の企業にとっても大事なことだというふうに改めて認識したところでございます。  経産局ともいろいろ意見交換しておりますが、例えば東北経産局のほうからも、全国で予算が国としてこれだけあると。そのうち例えば東北にはこれだけ企業がある、人口はこれだけある、このぐらいは助成の件数があるはずだ、助成金額が東北の企業で使われるはずだという、彼らもそういう認識をお持ちのようなんですね。であるならば、我々側としてもそれを上回るぐらいの勢いで予算をとってくるという気概でやっぱりやらなきゃないと思っておりますし、そのためにはやはり経産局とも、ペーパーだけではなくて定期的に意見交換する機会も持っておりますけれども、確かに情報を我々も足で稼いで、かつ、いろいろありますので、それを全て網羅したものを広く皆さんにというのは難しいかもしれませんけれども、そこを工夫しつつ、あとはもう一方で、やはり委員おっしゃるように、それを使っていただいて、より地域経済に効果が高いと思われる企業さん、戦略の骨子のほうでも徹底的、集中的な支援をしたいということで、プロジェクトを一つ掲げておりましたけれども、そういった企業さんにも特に届くような意識をしながら、こういった助成の制度、メニューもありますよ、市ではここの部分ないけれども、国ではこういうのがありますよ、いつまでが募集期間になっていますよ。もしかしたらこういう申請書の書き方をすれば手続も比較的スムーズに進みますよということも含めまして、我々がその辺を積極的に市側で情報提供する。それは大事だと思っておりますので、じゃ、どういう手法を使ってどういう時期にできるかということをこれから検討してまいりたいと思います。その辺に力を入れたいと思っております。 21: ◯柳橋邦彦委員  結局県はね、何といったって一番お金がかかるのは農林水産ですからね。それと治山、治水、道路、これはもう県の分野でいいと思うんですよ。ところ仙台市というのは卸売業とか流通業とか飲食業とか、そういうところが主になっていくわけですから、あと教育の分野もちろんありますけれども、そういうジャンル分けもしながら、集中的に国のお金を引っ張ってくるという実績を重ねていってほしいと。重なりますけれども、そういうふうに思いますので、ぜひ頑張っていただきたいなと思います。 22: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 23: ◯委員長  なければ、次に、委員会報告に向けた意見交換に入りたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  本委員会ではお手元の配付の運営のとおり、地域企業の活性化についてをテーマにして調査項目を地域企業への支援について、企業間及び地域との連携について、起業の支援についての3点とし、これまで他都市の先行事例の視察や有識者からの意見聴取なども行ってきたところでございます。委員会報告の方向性やまとめに対しまして御意見、また提言等を含め御意見をいただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。  それでは、各委員の皆様から順次伺ってまいりたいと思いますので、忌憚のない、これまでの経過も踏まえながら、またきょう中小企業取り組みというところで伺った部分も踏まえながら、委員会として今後このような提言または意見を入れてはどうかというようなことで御意見をいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 24: ◯高橋次男委員  この間、姫路市ですか、放射光施設のことでちょっと前回申し上げました。はっと思ったんですけれども、私、実は文化財の審議会のメンバーになっておりまして、つい先ごろ委員会がありました。その中で青葉城の史跡のエリア、当初のエリアと長期的な視点でのエリアが二つに分かれておりまして、どうも放射光施設は、仙台の夕べで東北大学の学長がプレゼンをしたんですね。それの中で放射光施設の話が出てきまして、図面というか位置図も出てきまして、どうも放射光施設の位置が、青葉城の将来も含めた大きな意味での仙台市が目指す広い意味での青葉城公園の史跡の中に入っているような位置づけに見えたんですよね、学長の説明が。放射光施設の位置が映像で出ましたので、どうもそれがもとの青葉山のゴルフ場のあそこにかかっているような映像のように見えたんで、そういう打ち合わせをもちろんしているはずなんだけれどもなという思いがしましたので、文化財課のほうともちょっと確認をしておいてもらったほうがいいのかなという思いがいたしました。この中にも放射光施設の話がちょっと出てきていますので、その点だけ申し上げておきたいなと。  ほかに関しては、皆さんの御意見を承りたいと思うところです。 25: ◯やしろ美香委員  本当に大変範囲の広い課題なので、私の中でもまだまとまり切れていない部分があるんですが、突き詰めていくと情報が全てなのかなという気がしました。もちろん人材育成というところもあるんですが、育成された人材、その方がどういう情報を持っているか、人脈も含めて、それまでの経験も含めて、そういう大きな意味でのどれだけの情報を持った人が育てられるかということなんじゃないかなと思いました。  例えばものづくり企業誘致するにしても、地元にどういったサプライ企業があるかということで来てくださる企業が決まってくるということですので、やはり地元でどういったものづくりをしていらっしゃるかも情報だし、その情報を例えば中央に発信して、新しい企業に来ていただく。やはり情報なので、これから情報をいかに集めて、情報をいかに使うかという、やはり情報というところをキーワードにしていろいろ考えていかなければいけないんじゃないかなというふうに思っております。今、具体的にちょっと思い浮かばないんですが、やはりそこがキーじゃないかなと、今回いろいろ視察等々もさせていただいて思いました。  それから、今、高橋委員から放射光施設の話がちょっと出たんですが、私は放射光施設というと、どうしてもものづくりのほうにばかり目が行っていたんですけれども、聞くところによると食品の成分分析なんかにもかなり有効だということを伺いました。おいしいものがなぜおいしいかというようなこともかなり調べられるということでしたので、仙台はおいしいものいっぱいありますし、仙台市とちょっと離れますけれども、水産にしても農業にしてもおいしいものいっぱいありますので、そこのところ、東北ならではの使い方として、おいしいものをつくるというんですか、そういう観点から放射光施設を使っていただく企業さんなんかもお探しになると、また違った形で活用できるかなと思いましたので、その辺も少し御検討いただければと思いました。 26: ◯わたなべ拓委員  多岐にわたることですので、なかなかまとめるのに時間がというところで、まず思いましたのは、話の流れなので放射光施設についてです。放射光施設についても、今回、東北大に設置するものの機能的な強み、輝度でしたっけ、これが10倍だとか、従来のものに比べて。性能的にどういう強みを持っているのか。また、それによって何が可能になるのか。特に仙台の場合、やわらかいものに強いなんていう言葉ありましたですね。とは何なのかということも一般人としてよくわからないところがある。  ちなみにあと産業振興課長が欧州視察から帰って、ちょっと私レクいただいたんですけれども、本当おもしろいですね。例えば欧州では利用のハードルが非常に高い。敷居が高いということで、例えば利用する研究者が関係論文2編でしたっけ、提出していないとなかなか。あとまたEUだから、EUは合議制でやらなきゃいかんのでなかなか使用までのリードタイムが長いんじゃないかとか。ところ仙台に関してはぱっと使えるわけですよね、要は。敷居が非常に低い。欧州と比べてどれだけ恵まれているのかということを周知することでも利用の促進につながる面もあるんじゃないのかなと感じました、話を聞いていて。  あと調査経過概要案の姫路市に行ったときのお話ですね。先輩方もいろいろお話しされましたけれども、これ私の指摘なんですけれども、盲点だったのはというところですね。要するに補助金を設けてはいるんだけれども、補助金利用申請がほとんど進んでいないと、活用されていないと。何となれば、ここにあるように、申請に当たってどういう意図で使うのかということまで開示しなくてはいけないので、この100万円程度の補助をいただくために重要な企業秘密を露見させていてはペイしないということで進んでいないと。これは単純な制度的な問題だけではなくて、そもそも仙台市でも今回5億円でしたっけ、設けて中小企業の利用を促すなんていうこと言っていますけれども、ちょっと具体に利用のイメージが、中小企業がこういう洗礼もある以上どのように使っていけるのかというところが具体的にまだイメージできないんですよね。実際それを使うだけの知的体力があるところあとは財務的にも体力があるところ。実際アクセスしてもらえるものなんだろうかとか、いうところをもうちょっとイメージしたいなと思ってます。  現場での説明でもありましたけれども、しかるがゆえに、大企業とのコラボで使うということも一つはあるんだと。どういうことなのかという具体にイメージまでできないので、大企業中小企業がコラボした上で放射光施設をつくってイノベーションにつなげるということをもうちょっと掘り下げて、深掘りして、御提示いただくと、なお説得性が増すかなと。また、それを見て参入していただける方もなおふえるだろうと。つまりこれが利用の促しにもなるということを思いました。  具体に踏み込んでしまいましたが、放射光施設以外に産学連携のお話もおもしろいなと思いましたし、堀切川先生にお越しいただいて非常におもしろいお話になりまして、私も大ファンでした。  この間、仙台の夕べで東北大の総長がレクされまして、非常におもしろかったです。そこでも思いましたけれども、量子コンピューターを使える人材があの東北大にして少ないんだと、外部からほとんど人材依存しなくてはならないなんていうことを言っていましたね。だから何を言いたいかというと、仙台市としてどういう人材が欲しいのかということを関連して打ち出してもいいんじゃないのかなと、そういう時期に来ているような気もします。  ちょっととっぴな話ですけれども、例えばという話で量子コンピューター等々、あと以降、連携をつかさどられるような人材とか、あと技術系ができる人材とか、技術と経営をちゃんと橋渡しできる人間も随分不足していますよね。こういったことももうちょっと具体に、こういう人間をこれからつくっていきたいし、そういう人間が仙台で活躍してもらうために後押しをしたいというような線も明確にしてもいいのかなというふうに思いました。  企業支援であります。あと企業支援では、この間広島に行ったとき非常に印象的だったのは、海外の一流ビジネススクールでばりばり教えていらっしゃる人の炯眼に直接接することができるプログラムがたくさんあったこと。あと、パルアルトから実務家呼んできて、何が具体に問題、課題になっているのかということのバーを知る。世界レベルのバーを知ることができるとか、こういうのはまだ仙台でもやっていないなと思います。インティラックでもまだ多分やってないですよね。じゃないかなという印象です。  あと、実業にもう踏み出している人たち、経営者層、スタートアップの、しかも見込みのある方々を集めて海外に2週間送るとか、自由にお金使わせていろいろ回らせるとか、あと額の半分を補助するとか、そういうのでもよっぽど喜ぶと思います。いろいろなところの先進地を回らせる、単なるお仕着せじゃなくて。ちゃんとプレゼンをさせる。帰ってきてからプレゼンもしてもらう。とかとか、そういう本当に役に立つものをやる余地もあるんじゃないのかなと感じました。  雑駁ですが、とりあえず以上でございます。 27: ◯沼沢しんや委員  さまざま勉強させていただいて、私も大してまとまって今まだおりません。ただ、ここまで委員会参加させていただいて、そして視察もさせていただいて強く思うのは大きく二つ。企業支援にしても起業の支援にしても大きく二つ、やっぱり人と、先ほどやしろ委員からもありましたけれども情報。この大きな二つが今後仙台の中の中小企業支援していくと、地域企業支援していくという中において本当に必要なことなんだなというふうに思います。  卸町センターに行かせていただいたときに、これまで面接に来ていたのが100人くらいは来ていたところ、ことしからでしたかね、たしか50人ぐらいを切ったとか、50人以下だと言っていたというふうに思うんですけれども、現実的にもうそういうことが起こってきていて、そういう意味ではどうやって人を確保していくのかということは、これは物すごく大きなテーマになってきています。仙台市でも人口の自然減も始まったというような中にあって、人をどうやって確保していくのか、あるいはマッチングさせていくのか。  もう一つは、事業承継の話についてもそうだと思うんですけれども、これも人なんだというふうに思います。家族だけではなくてそれ以外の選択肢がもしあるのであれば、その可能性について、もし知識がないからその可能性を追求していないのであれば、そのこともお伝えをするとか、そういったことについて大きく分けて人とそして情報、この二つをどのような形で提供することができるのかというようなことなんだというふうに思います。  それからあと、先ほどのペーパーもいただきました。つまり仙台市でなぜ、経済局もそうですけれども、経済を支えていかなければいけないのかというようなところについては、やっぱり仙台が持続的に発展していってにぎわって、そこで働いている人たちがこの仙台の経済をまた回していってもらうという、このサイクルをつくって、ある意味結果を出すために多分企業支援というものかあるんだというふうに私は思っています。特に仙台市役所の中にもさまざま局がありますけれども、経済局の果たすべき役割は、ある意味ちゃんと結果を出していかなければいけないということも求められるというふうに思います。  先ほどの報告で仙台市、宮城県、国、それぞれたくさんの情報支援メニューがあって、仙台市としてはこういうことに取り組んでいるというのがあります。でもこれ先ほど言った視点でいけば、別にこれは仙台企業宮城県の施策を使ってもらおうが、国の施策使ってもらうが関係ないわけですよね。とにかくその施策どうやって伝えて、ここの企業は利活用できるなと思ったら、そこに指していって、御用聞き型もそうだと思うんですけれども、そうやって仙台企業に元気になってもらって、雇用も生まれて給料も上がってみたいな、そういうサイクルをつくるためにはやっぱりプッシュ型の、お節介型というか、これまでもいろいろありましたけれども、そういった支援の仕方。今までは、情報があるから、これを来てももらえれば教えますよとか、機会の提供をメーンにやってきていたところの意識はもちろん変わられていることは十分認識した上ですけれども、ここから先はもう一歩踏み込んで押しかけ型で、どんどん使える企業、あるいは大きくなっていく企業、それからなくなってほしくない企業やあるいは商店、そういうようなところに踏み込んでいくべきなのかなというふうに考えておりました。  今のところは以上でございます。 28: ◯嶋中貴志委員  皆さんのおっしゃるとおりだと思います。特に、東日本大震災がありました。あれによっていろいろな地域のこととかというのをみんな考えるようになり、何でいるのかなということを思っておって、仙台市の経済局の皆さんは極めて優秀ですし、これまでの取り組み、ここにあるだけでももう長年、積み重ねてきてやってきていることですから、もう言うことはないと思います。ただ、いろいろなことをやんなくちゃいけないから、なかなか目に見えるような形でそういうものがないと。  先ほどの仙台の夕べのセミナーでもあったとおり、東北大の機関、ああいうものがあるというのも多分なかなか一般の人ってわからない。だから、そういうことをもっと目に見える形にしたほうがいいと思うし、特にもともと東日本大震災の後、やっぱりこれは起業していかなくちゃいかんなと。いわゆる既存の企業というのは、これもまた日常的にやっていくのは、持続していくのは大変なことだけれども、それプラス、特にこの仙台ということを考えたときに、ものづくりとかそういうのはなかなかあれですから、本当に身近な起業、これをやるべきだなというふうに考えていましてね。そうしてみたところ、やっぱりまた経済局さんは何と京都とタッグ組んで新規事業を起こしていって、もう間もなくこれは見えるようになってくるのかなと思っていますけれども、全国展開するようなそういうイベント。一回、前ちょっとメディアテークでやってましたけれども、そういう形にこれからやっていったらいいんじゃないかなというふうに思います。  例えばテレビコマーシャルなんかでもそうですし、ああいうレベルで。これガス局さんなんかはすごい上手にやっているなって。しょっちゅうテレビで見るので相当CM料かけているのかなと思ったら、あれは時間帯気にしなくていいという手法で、あいている時間にぽんと入れるというやり方だから極めて安いんだね。例えばそういうことも工夫しながら。ハズキルーペなんて、あれ全然知らなかったけれども、あれだけテレビでやられれば認識しますよね。そうとはいかないのかもしれないですけれども、みんながやっぱり仙台というところは起業するにはいいところだよというのをやったらいいんじゃないかなと、こんなふうに思っていました。 29: ◯嵯峨サダ子委員  委員長、副委員長の采配で他都市視察や市内視察、専門家の意見聴取等々、本当にいろいろな調査ができて、頻繁な回数という感じもありましたけれども、とてもよかったなと思います。  それで、幾つかお話したいなと思うところがあるんですけれども、先ほど御説明いただいた国、県、市における中小企業支援取り組みところで、まず仙台産業振興事業団の置いてあるところはアエルの中ですよね。この産業振興事業団の認知度がどれぐらい市内の中小企業の皆さんにあるのかというところは、正直私もよくわからないところがあるんですけれども、アエルビルの中にこの事業団があるんだよというのを、もっと認知度を高めるような表示の仕方だとかがあっていいのではないのかなというふうに率直に感じます。  それから、まずは総合相談窓口が一番大事だと思うんですね。相談に来た中小企業の皆さんが一つではない相談の中身だと思うんですよね。そういったときに、じゃこの方はどういうことで困っていて、どういう支援をすれば本当にいいのかなという、そこのところの判断が窓口の方の非常にスキルにかかっているのかなというふうに思うんですね。ですから、そういう意味で言うと、この表にあるような市、県、国の制度メニューもしっかりと頭に入っていて、じゃこの方ならこういうメニューが使えるなとか、瞬時に判断ができるような力が私は非常に求められているのではないのかなと思うんで、既にそういうお力を備えているというふうに思うんですけれども、そういった思いを持っております。  それから、視察や何かで感じたことを3点ほどお話ししたいと思うのですけれども、まず人材の確保について、皆さんもおっしゃっておられました。今般、仙台市でも地元企業に就職した場合に奨学金の返還支援をするというふうなことも発表されましたけれども、それだけではない、さらなる取り組みが必要だと思うんですけれども、今、この説明では合同企業説明会、国、県、市でやっておられますけれども、これはこれとしていいのですが、私たちが視察してきた姫路市で、姫路地域の産学官連携事業として企業、大学、学生マッチングを行っていると。兵庫県立大学姫路工学キャンパス内に地元企業、市内大学、起業相談機関などがブースを出し、いろいろ見てもらうというもので、大学の研究室見学も行っていて、例年700人程度の参加者があるという、非常にイラストも見て、楽しい企業を知る機会になっているんじゃないのかなというふうに思ったので、こういった取り組みを参考にしながら、仙台市独自の人材確保に向けてお取り組みをされたらいいのではないのかなという点が1点です。  それから、中小企業支援についてですけれども、これは堀切川教授から非常にさまざまな示唆を含んだお話を伺ったわけでありますけれども、仙台市は御用聞き型企業訪問ということで非常に実績もありますし、効果も上げているのですが、私たちは川崎モデルも視察してまいりまして、ここはここでまた非常にいろいろ刺激を受けてまいりましたので、川崎モデルのような手法も取り入れながらやっていけば、もっともっと中小企業支援ができるのではないかなというふうに感じました。  それから、もう1点ですけれども、融資は金融機関にお願いをしてやっているんですけれども、これは経済環境委員会で視察してきたところの事例ですと、産学官プラス金融機関も入れた産学官金ということでの連携をとっているという話も聞いてまいりました。本当に地元の金融機関として中小企業を育成する、発展させていくという役割を社会的使命として担っているわけですから、もっともっと地元金融機関支援のあり方なり考え方なり、中小企業に向けた温かい金融機関としての支援を市と一緒になってやっていく必要があるではないかなというふうに感じました。 30: ◯ひぐちのりこ委員  どうもありがとうございました。本当に実り多い視察もたくさん御提示いただいた委員長、副委員長に感謝申し上げます。そしてその中で、それぞれ皆さんの意見交換の中でも多くの刺激を受けました。  やはり経済ということでは、お金回りは全部経済なんですよね。今やはり大きな産業の変化があるという中で、今まで経済というふうに、お金が回るというふうに考えていたものよりも物すごく大きな幅でお金が回ってくる。第何次産業と言われるAIが出てきたりとかなんかで経済構造が大きく変わるようなところの今節目になっているところで、やはり仙台というのはすごく興味深くおもしろいまちではないかなというふうに思っています。  というのは、一つはNPOであるとか一般社団法人とか、いわゆる非営利であったけれども、そこにいる人は食べなければいけないので、そういうところというのはお金が回る話ですよね。いろいろなところでそういうような人たちが、まず自分たちはボランティアじゃなくて、少しでも自分の食いぶちぐらいは稼がなければいけないというようなところに変わってきているのとともに、NPOセンターとかいろいろ、この前行ったのがエル・ソーラ仙台での研修会の中で、持続可能ないわゆる自分たちの活動はどういうふうにしていこうか。例えば講演をするんだったら、絶対最低賃金以下で講演は引き受けないというふうに決めるであるかとか、やはりこのような内容であれば、自分は今までの教育を受けていた年限、それからのいろいろ研さんをしていたところ調査をしていたところ、それにふさわしいような情報の提供であれば、どのくらい自分たちが価値のあるもので提供されていくか。それを経済としてしっかり回せる仕組みというもの、そこまで突っ込んだお話もあったところがやはり大きく変わっていくし、やはりそういうような場所が、NPOが初めてできたこの土地にそれからの示唆があるかなというふうに思いました。  実は10月初めに仙台産業振興事業団さんも後押ししたママフェスというのが産業事業団のあそこの5階であったんですよね。毎年毎年、起業しようであるとか、自分の持っている技術をもっと大きくしようとか、そういうようなところで子供を抱えながらどういうふうにしていこうか、そしてそういう人たちの人材を欲しいという人とマッチングをする、それを立ち上げた方々も、本当に自分でほかのいろいろ業界を持ちながら立ち上げたママたちです。今までであれば、例えばエステであったりコスメであったり、感情労働であるところ。いわゆる今まではそんなにお金が回るようなところではない部分がやっぱりますます大きな経済市場としてなっていくのかなというところは感じました。エステとかコスメ関係なんかはかなりあれですけれども、あと同じようなところでいけば、仙台あたりではサブカルチャーみたいなところ部分でもかなり大きくマーケティングができるのかなというようなところ。今まで、例えばアンペイドワークと言われるようなところでも実は価値があって、それが経済が回るような、そういうところになるのかなという示唆を感じました。  例えばアンペイドワークであれば、極端な話ですけれども、ジャージ着てTシャツ着て行っても別にあれでよかったかもしれないが、一応ペイドワークになれば、ある意味ブランディングをしなければいけない。それであれば、それなりの見ばえもしなければいけないという部分で、そちらに関する経済も回っていくのかなというようなところは感じるところです。やはりそれを知るのが、自分経営者である、また労働者であるというようなところの一つの知識というのも必要だなというふうに感じました。首都圏を中心として、今、厚生労働省のほうが労働法に関しての講座をもう既に始めているんですね。だから当たり前に働くということが、自分たちの生活の中でやはり持続可能な働き方ができるような、そういうような法的な知識も深めるのも必要だし、やはり経営者もそういうふうな持続可能で、そして回っていくようなというところがやはり必要なのかなというふうにすごく思っていたところです。  そういう意味では、土地的なところもなかなか、ほかのところに比べれば地価の問題であり、大きな工場を持ってくるとかそういうところではない仙台の知的であったり情報であったり、今いろいろお話がありました人間関係であったり、そういうところ部分では、若い人なんかは、これで実はお金回るのというところで、しっかりと回る仕組みをつくっているところがあるので、やはり担う、先に年をとっている私たちもある程度やわらか頭で、これは価値のあることなんだ、そして経済が回ることなんだというように意識的な変革も必要ではないかなというふうに思っています。そういう人材は本当にいっぱいあると思いますので、そういうような感想を持ちました。 31: ◯柳橋邦彦委員  平成の10年代になって地域経済活性化調査特別委員会というものを位置づけたり、名前をこのようにつけたりした側にいて、そして今日までこの委員会が続いていて、さまざまな皆さん方の意見を具体的にどういうふうに展開していったらいいんだという提言をしてきた中で、今回の鈴木、加藤、両正副委員長のもとで開かれたこの調特は、中でも指折りおもしろい、いろいろなことがあったなというふうに思って、私としても今回もこの委員会にいて大変よかったなと、こういうふうに思っています。  何人の方からも出ましたように、当時はまだ人、物、金ぐらいのところまでだったんだけれども、そこから10年ぐらいたったら情報というのが入ってきて、人、物、金、情報という一つのくくりの中で地域経済というものも考えていかなきゃならないという。しかし、一貫して言えることは、人。さっき沼沢委員のほうからも話があったように、人間関係をどのようにつくっていくかということは、これからマスで物を見るということじゃなくて、個々の人一人の発信力、受信力で、そこから生まれてくるものをどう人々とともにつくり上げていくかという、そういう経済の側面を大事にしていかなくちゃいけないということが、言えばいつの時代でもなんだろうけれども、特にこれからの時代はそういう部分が非常に大事にされてきているんじゃないか、大事になるようになってきているんじゃないか、こんなふうに思います。  一つそれに関連して言えば、冗談ぽく聞いてていただいていいんだが、GDPという国民総生産という言葉あるけれども、経済やまちづくりや物に対して私はGNOだと言って笑うんですけれども。GNOというのは何かというと、義理と人情とお節介だと。そういうぐらい気持ちを持っていつも人と接していく、促す、お節介してやるというようなことがやや仙台の場合には少し気持ちがそこまで外に出てていかない市民性、県民性がありますので、そういうものを打破していくのにそういうことでまとめていったらいいのではないかということを思いながら、今回の私のまとめとしては、広島県の取り組み、40億円も県が出して、市とともにどうやればまちづくり、経済、ものづくり、全て商売が広がっていく、そういう株式会社をつくってまで県と市が。あのときちょっと私質問して、余り市の姿が見えないねと。こう思ったので、市との関連はどうなっているんですかと聞いたんですけれども、それはそれとして、そういったものをやっていく県と市の取り組みというのもすばらしいし、恐らくこれも人間関係でそういうふうにいったんだろうなと思っています。  話は一転して、今、この間の奥山市政の最後の分野で定禅寺通の活性化の話が出てきました。私、最初あれ全然意味わからなくて、何をどうしようとしているんだろうかということで、私は常任委員会は総務財政なもので、まちづくり政策局が入っているわけ。そこが定禅寺通の活性化をやるわけですが、そのときに大事なのが、地域経済活性がそれに非常に色濃く絡んでいるということであります。  そこから考えていくと、仙台市で具体的な形でじゃお前何か提案しろよと言われたら、私は二つ提案したいと思うんです。この委員会にも提案したいと思うんですけれども、それは地下街の新設です。仙台市はこれだけの大きな、札仙広福というけれども、仙台だけがそういったものに取り残されていっているという事実があります。地下街というものをもう少しみんなで検討をしたらどうかということと、それとペデストリアンデッキの延伸ということもそのときに私は申し上げました。これはずっと前からお話ししているんですけれども、今でも大分ではないけれども、駅前のペデストリアンデッキ、あれだけ大きなものを持っているのは全国でもここだけです。あれを例えば名掛丁に伸ばす、例えば東一番丁をここからずっと大町までペデストリアンデッキをつくる、そういうことによって人の仕事とか人の集まりができますから、例えばハワイのアラモアナセンターですか、あれもペデストリアンデッキであれだけ広大な商業地域をつくっているわけですね。そこに必ず何百万という人が集まって、ペデストリアンデッキの上にある商店街で買い物をするといった、そういう地下と2階というそういうまちのつくり方の考え方を平面から立体的に変えていくということで、同じ面積のまちでも重層、多層の経済的な発展が期待できるということを考えると、まちづくりもそういった方向に物を考えていったらどうだろうなというふうに思います。  それから、昔あって今ないもので、人の交流と、小規模ではあるけれども非常に役に立つものに屋台というのがあります。仙台市は屋台は今、新しくはつくられません。これは条例でそうしてしまった。これは私はその条例をすぐやめて、例えばいろいろ問題ありますが、定禅寺といったって、晩翆通から向こう側の西公園までと、晩翆通からここの東二番丁までのいわゆるお祭り広場みたいな感覚のところと、もう一つ、錦町までのNHKを中心とした割とマンションがたくさんある、その三つに分けられますよね、定禅寺通というのは。その中で、なぜそれを活性化させるかといったら、仙台駅の東口に人が随分集まってしまったので、ここのにぎわいがすごく少なくなったからこっちへという、そういう陳腐な考え方でやったんでは、同じエリアの中で人が行ったり来たりするだけなんだから、大して効果はないわけですよ。ここに人を集めるのは、もっと人を集めたいわけですから、そういった意味では、朝の定禅寺、昼の定禅寺、夜の定禅寺ということを考えれば、ここに例えば四、五十軒の連続した屋台を考えれば、恐らく毎晩のように役所に何千人といる人はそこに皆行きますよ。率先してお金を使いますよ、役所の人が。そういった仕掛けをこれからやっていくと、具体的に地域の経済を活性化させることに役立つし、また、義理と人情とお節介じゃないけれども、そういうことを含めたまちづくりを多層にやっていくという、そういうことがこれからの地域経済活性化に非常に役に立つのではないかなというふうに思っておりました。  大変愉快な調特だったと思って、皆さん方、委員さんの資質も含めて大変いいおもしろい委員会だったなと評価いたしております。 32: ◯副委員長  委員の皆様のいろいろな意見が出まして、私もほとんど出尽くしているかなと思ってますけれども、やはり仙台のまちを考えた上で、今後、時代の流れも速い中で、しっかりと仙台市のビジョンをつくっていかなくちゃいけない。それはやっぱり地域経済活性化にもつながっていくだろうと思っております。  その中で仙台市の役割というのは、一番は情報、そしてここ仙台で消費させるというのが一番のあれなのかなと思っております。単品で動くというよりも、もっといろいろな企業、いろいろなものが合わせてコラボさせて、それをセットでパッケージで売っていく、それが一つの中小企業の今後の役割になっていくのかなと思っております。  その中で、先ほど柳橋委員も言っているように、地下街、屋台もそうですけれども、一つの物だけではどうしようもない。ただし、まとまる。まとまってそこにあるとやっぱり人は流れる。そこでお金を落とすという仕組みが今後大事になってくるんだろうと思っております。  その中でもやはりいろいろな業種がある中で、いろいろな業種の異業種交流がこれからは必要だろうと。異業種交流をもっと盛んにさせて、それをコラボさせて、それの連携をさせていろいろなものでやっていく。それが一つの魅力になるのかなと思っております。一つだけでは魅力はないけれども、いろいろなものを組み合わせると別な形の魅力があって、そこに人が入ってくるというのがこれから大事になってくるのかなと思っております。 33: ◯委員長  皆さんから御意見を頂戴いたしまして、これからまとめに入りますけれども、次回は1月23日ということで、それまでに何とか皆さんからいただいたものを形にしてお示ししたいなというふうに思っております。  そういう意味におきましては、今いただきましたさまざまな御意見、また御提言につながるような部分、人であったり情報であったりというところ、そしてまた、これは起業支援というところも含めながら、また、まちづくりという一つの観点も入れることが我々の地域経済活性化の調査特別委員会に課せられた部分になってくるのかなと。当初の部分の中では調査項目はまさに中小企業支援だったり、起業支援に活性化というところ取り組みを推し進めてまいりましたけれども、今いただきましたいろいろな御意見もいただいた上でそういった部分、ちょっと幅広になるかもしれませんけれども、そういった方向性も見出しながら、まとめに向けて取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いをしたいというふうに思います。  あとほかに皆さんから御意見等なければ、意見交換は以上で終了したいと思いますが、ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34: ◯委員長  それでは、次に次回の委員会でありますけれども、今ほども申し上げましたように、1月23日の水曜日1時からということで行わせていただきたいというふうに思います。それを踏まえて、第2回の定例会で報告というような形になろうかと思いますが、そこでまとまるという部分ではなくて、それで一度出させていただいて、またいろいろな御意見もいただきながら、しっかりとまとめていきたいというふうに思っておりまして、5月14日が最終の第10回の委員会という形になろうかというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いをしたいというふうに思いますが、そのような形でよろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35: ◯委員長  それでは、皆様からいただいた御意見をしっかりとまとめさせていただきながら委員会の骨子案を策定して、事前にお示しができるような準備を進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  なければ、以上で地域経済活性化調査特別委員会を閉会いたします。...