それから、
企業誘致でございます。
宮城県では主に
製造業、
仙台市ではまとまった
工業団地等はなかなか難しいので、
IT関連や
研究開発拠点、そういったものを
メーンターゲットとして
誘致活動を行っている
ところでございます。基本的に市、県、それぞれ個別に
企業訪問を実施している
ところでございますが、例えば県の
東京事務所で
情報入手した
IT企業の
誘致案件とかですと県と市で一緒に訪問するという、そういった事例もございます。
最後になりますが、この
資料には記載ございませんが、いずれ国、県、市、それぞれの
機関がいろいろな
取り組みをしていって、周知についてもそれぞれが行ってきている
ところでございますが、やはり
事業者にとってはわかりづらい面も否めないのかなというふうに考えております。そこで今この地域内の
支援機関とお話ししているのが、
テーマごとに各
支援機関が一堂に会して合同の
説明会をしたらどうかということで考えています。例えば
事業承継、
海外展開とか
販路開拓とか、それぞれの
テーマごとに各
支援機関が来て
説明するといったことができないかということで、今、調整を進めている
ところでございます。
説明については以上でございます。
3:
◯委員長 ただいまの報告を受けまして、皆さんから御
質問等ございましたらよろしくお願いいたします。
4:
◯嵯峨サダ子委員 前回、
資料を求めさせていただいたので、大変ありがとうございます。
一覧にするとよく市、県、国の
役割分担というのが非常にわかりました。ただ、最後に
課長さんがおっしゃられたように当事者が、
事業者がじゃこれを
自分の
ところで何を使えるのかという点では、おっしゃったように各
支援機関が一堂に会して
テーマごとに
相談を受ける場というのは非常に有効だと思います。
それとあわせて、何かしらこういうものを三つ、市、県、国のこの
事業を一つの
パンフレットみたいにしてわかりやすい、それ一冊見ればわかるというものもつくっていただければなおいいのかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
5:
◯経済企画課長 わかりやすいと思う反面、例えば今回、国のほうではこんな冊子に国だけでなっていまして、ただでさえ
情報量が多いので、辞典みたいなのにしてお渡しするのが果たしていいのかどうかというのはちょっとあるのかなというふうに思ってお話を伺っておりました。
6:
◯嵯峨サダ子委員 そうですね、全部網羅しようとすると確かに分厚いものになって、かえって読まれないというか見にくいというふうになるかと思うので、何か工夫が必要かなというふうには感じておりますので、よろしくお願いいたします。
7:
◯経済局次長 それぞれの施策を当然使っていただく
事業者さんにわかりやすくお伝えするというのは我々の必要な点だと思っておりまして、市議会のほうでもたびたびそういった意見を頂戴していると思っております。
そうしたこともあったんで、最後に
課長から申し上げました
テーマごとにやっていくというのは、
課長が中心になってほかにも呼びかけて、そういう場を設けようということで今動いておりまして、
あと、どのような
伝え方がいいのか。まさか先ほどの冊子のそのままというわけでは余りにも芸がないわけですので、この辺は実際に
制度をお使いになる、そういう関心を持った
事業者さんの御意見も伺いながら、どういう
伝え方がよろしいのかということは引き続き工夫していきたいというふうに考えてございます。
8: ◯ひぐちの
りこ委員 どうも御
説明ありがとうございました。
それぞれ国とか県とか市でも
取り組みをやっている
ところで、私も
仙台市の
仙台市
産業振興事業団さんの
メール配信サービスを今受けていて、本当に多岐にわたったいろいろなお
取り組みをやっているなということで、その中で興味のあるものは行ったりとかはしているんですけれども、例えば
産業振興事業団さんのほうで起業のお
取り組みをやったときに、実はその内容が
健康福祉局関係で、すごく
関係したらいいのにみたいに思いながら、一応言ってみた
ところ、
仙台市の
担当者がそういうことがわからなかったと。
産業振興事業団さんのほうでやっていることがわからず、でも実はいろいろな
ところから
助成金を受けているので、全国的に有名な方がいらっしゃったりするんですね。ああ、この方が来るんだったら行きたかったよねとかというのがあって、そうすると、起業という切り分けの中だとちょっとそこはヒットしないけれども、でもやっている内容とすると、やはり今の市長の施策であったりとか、
健康関係で妊娠から出産、子育て、それに関して発信している大変有名。えっ、あの方いらっしゃったという方。そういうようなことで、お一人お一人自体がそういう
メール配信サービスやるからマッチングすればいいものではあるんですけれども、そういう
部分とか、
あと国の経産省なんかでも結構またいい
取り組みで、
仙台で講演やりますよというときに、割と横断的な切り口であるような、また、どこにマッチングするのかなという形もあるのかもしれないけれども、そういうような
情報提供を、また
産業振興事業団さんのほうなどにも、ほかにもちょっと言ってみたとか、そういうこともやってもいいのかなというふうに思いました。
それから、
仙台で働きたいという
ところの、地元の
情報の発信をしているという
ところも大変具体的な
ところで
パンフレットとか見たんですけれども、この間、兵庫県の豊岡市という
ところの、そこは少子化への
取り組みと、
あと企業に若い方が入っていただきたいという。
仙台市と浜松市のちょうどこの間、対比の事例が出ていて、浜松は、学生では離れるけれども、お仕事にみんな若い方が戻ってくる。
仙台はそういう感じではないということで残念だったんですが、豊岡市の
取り組みで、やっぱりトップの方が女性のほうが
有意差をもって帰ってこないというのがわかって、それってどうしてかなというふうに言ったら、これから
お正月が来るんですけれども、同じ仕事をしても
お正月だと女の人はずっと台所に立っていて、いろいろそういうようなおうちのお仕事のすごくアンバランスがあったりとか、お盆もそうだし、自分のいわゆるせっかくの休みでも
自分が休めたというような実感がないというような
部分で、同じように
企業の中でもやっぱり
自分の居場所がないというような、そういうようなことがあるんじゃないかということで
調査に、今年度は予算をとって入るということがあったんですね。だから例えば、いわゆる
企業さんもそうですし、なぜ
仙台が戻ってこないのかというような、そういういろいろもうちょっときめ細かな
調査をするということも一つあるのかなというような。
企業さんもいっぱいあるし、ウエルカムなんだけれども、もう一つ掘り下げたそういう
調査というのも必要なのかなというふうに思っておりました。
9:
◯経済局次長 まず、1点目の起業と
福祉関係ということでございますけれども、たまたま先週、先々週ですかね、卸町の
インティラックで起業の講座をやっておりますけれども、あのときは、大阪で
学生時代から福祉活動やっている方が
NPOを立ち上げてもう20年来続いていると。そういった
NPOの代表の方に来てもらいまして
講演会といいますか、その話題を聞く
機会がございまして、
福祉関係者の方も何人かはいらっしゃった状況でございました。その話を私も聞かせてもらいまして、ぜひこういった話にも、業を起こす関心があるという、いわゆる
経済面での話だけではなくて
福祉関係者、特に若手の
福祉従事者の方にも広く聞いてもらったほうがいいんじゃないかなということを担当している、所管している
産業振興課のほうに伝えまして、その辺検討してねということではお話ししたことがございましたけれども、より、せっかくの
機会ですので幅広く、いろいろかかわる方が聞けるような
機会、それにつながるような
情報提供というのはこれからも努めていきたいと思っております。
2点目の女性の就業の
関係では、今年度、
就業構造基本調査というのが国のほうで公表になりまして、女性の
就業率も、
仙台市、結構高目にはなってきている。俗に
M字カーブというふうに女性の場合は言われますけれども、その窪みがなくなりつつあるという話での数値は出てきているので、
一定程度は就業も進んでいるとは思いますけれども、ただ、
委員お話しのような家庭での男女の役割というのにもつながるんでしょうかね。そういった
部分がどこまで実際に
調査してわかるかということはあるかと思いますけれども、そこら辺は
男女共同の
分野とも連携しながら、そういった
ところでのどこがネックになってあったり、どういう
ところが進めばもっとその人らしく働くことができるのか、そういったことも研究してまいりたいというふうに考えてございます。
10: ◯ひぐちの
りこ委員 ありがとうございます。
インティラックさん、私も何回か行ったんですけれども、卸町にも視察に行ったことも踏まえて、本当におしゃれで、といいながら初め何と読むのかわからないとか、そういうふうないろいろいいものをやっていても、もうちょっと
発信力があってもいいのかなというような
ところも思いましたけれども、あそこ、行くだけでもおしゃれな雰囲気は味わえる
ところなので、それは
仙台に本当の宝物の一つだなというふうに思っております。ありがとうございます。
11:
◯やしろ美香委員 1点だけお聞かせいただきたいんですけれども、先ほどの表で一番上の
相談窓口の
ところで、
仙台市と県と国とで
すみ分けをしているというようなお話がありました。確かに
仙台市は
サービス業とか
飲食業とか
小売業はとても得意な
分野ですので、適切な
すみ分けであるなとは思ったんですが、今回この
委員会の後半のほうでは、
ものづくりとか
産業集積とか
企業誘致とかそういう面のほうの視察等々をさせていただいたんですが、そこの
部分でいくと、今まで
仙台市が
相談として力を入れていなかった分、
宮城県や国が担っていた
部分の
ところにかかわってくると思うんですが、今後そういった
ところに
仙台市が力を入れていくとなった場合に、新たに
仙台市としてそこに力を入れていくのか、また、もう既に
すみ分けができているので、そこは例えば県とか国との
パイプをもっと強くして、そこの
部分はそちらにお願いしていくのか。今後、
仙台市で
産業構造を少しでも変えていこうとしている中で、今後この
すみ分けはどのようになっていくのか、その辺の
ところをお聞かせいただきたいと思います。
12:
◯経済局次長 ものづくりの
分野でも、例えば当
委員会でもお話しさせてもらいましたが、御用聞きの
事業とかで、
大学教授の方が実際
企業を回って課題を見つけて
事業展開につなげるといったことも我々やっておりますけれども、やっぱり一番は、国なり県のほうでの
産業技術総合センターを持っていますので、その辺がノウハウとか
ものづくり企業との連携といいますか、そことの
パイプもございます。そうしてみて、同じことを我々やるのではなくて、市内の
中小企業さん、こういう課題をお持ちだという
ニーズの拾い上げ、そういったものは引き続き力を入れて、必要だと思いますけれども、どのように解決するかというのは、みずからがそこまでの完結する体制を持つのではなくて、そういう
専門機関とか国、県等に橋渡しをして、やはり
企業さんもスピードが命だと思いますので、いかに早く適切な答えを提示して解決できるかという道筋をつくってあげる、これは我々の役目だと思っておりますので、そこは適切な分担も頭に置きながら、
企業の
ニーズを広く吸い上げるような体制というか
取り組みをしていくことが大事だというふうに思っております。
13: ◯わた
なべ拓委員 貴重な
資料、ありがとうございます。
一覧表で、非常に3者の色合いについて見ることができて、わかりやすいなと思います。
これは一定の
共通項でまとめていただいていますけれども、それぞれの
サービスの強みでありますとか特色についてももう一歩踏み込んだ
ところが欲しいなという気持ちもありまして、例えば
海外展開にしても、
仙台市が提供している
サービスの強み、ならではの強み、県と比較した場合の
優位性とかそういったものについても
一定程度踏み込んだものがあると、なおいいかなと思いました。
また、利用の促し、こういう各種
制度あるわけですけれども、
制度の利用の促しも必要だと思いまして、例えば
補助金、
助成金を使うにしても、
モデルケース幾つか、こういう形で使った、実額このぐらい使った、
事業展開このようにしたとか、要するに
サービス利用のプロセスを具体に紹介してもらえると、背景も含めてですね。その結果どのような実業につながったのか、実績につながったのかという
ところも、恐らくもう部内でつくられているとは思うんですけれども、もうちょっと
利用者目線に立って、なるほど、こういうふうに使えるわけねと。現に
先行者はこういうふうに使っているわけだとわかるようなものもあると思いますけれども、それをもうちょっと拡充したものをお示しいただけると
大変勉強になりますので、よろしくお願いいたします。要望です。
14:
◯高橋次男委員 大変コンパクトにまとめていただいて、全体を見て感じることは、
宮城県と
仙台市が一緒になって
中小企業支援という形でこのように取り組んでいるわけですけれども、
宮城県の中に
仙台市も入るわけですよね。
仙台市の
事業者が
仙台市の項目を見て、
宮城県のことは
仙台市からアピールはしないとすればね、同じ
宮城県の
仙台市ということで強制的に
すみ分けて、このように大体同じような趣旨の
事業をやって、
中小企業に対する
サービスという視点から見た場合ね。こんなすばらしい
事業を
お互いにやっていて、
宮城県に
相談に行ったとき、
仙台市のが見えない。
仙台市の
事業を
中小企業がね。そうでなくて一つにしながら、一つにまとめて
宮城県と一緒になって、実は県ではこういうことをやっていますと、
仙台市ではこれをと。これをもっと協力をしながら一本化して
中小企業に
サービスをしたら、もっともっと充実した
支援ができるのかなと。選択肢もふえますしね。こんなもったいないというふうに思って見たんですけれども、
中小企業支援という視点から一本化した
サービスはできないものですかね、
情報だけでも。単純に考えた場合ね。
15:
◯経済局次長 事業者に対する
情報提供という
部分では、
委員おっしゃるように一本化してやるというのは大事な視点だと思っておりますし、我々も
宮城県で既にやっている
事業と同じものを市として新たにつくるということではないものだと思っているんです。ですので、県でこういう
事業をやっていても、
事業者からこういう課題があって、じゃ足りないとか、その前段階の
部分とか違う
部分での
支援ということで新たな
事業を立ち上げている
部分もございますし、そういった
部分では同じものをやるんではなくて、しっかり
すみ分けて、トータルとして
支援を受ける
事業者さんが、
事業化の拡大とか
海外展開も含めまして、非常にやりやすいような
仕組みになるような
制度設計を、これは県ともいろいろ
意見交換を適宜しながらやっておりますので、その辺は今後とも意識していきたいと思います。
情報を提供するとした場合に、
先ほど国の話は厚い冊子がということでございましたけれども、県のほうもこれは
縦割りだということで、
委員の方々から怒られますけれども、なかなか
事業をいつから開始するとか、募集の時期ですとか、
あとは細かな
制度変更がございますので、それをどこかの時点で区切ってお知らせしなければいけないとなると、いろいろすり合わせがなかなか難しい
部分もございますけれども、ただ先ほどございました
企業に対する
メール配信なども、これは市の事情だけに限った話でなくて、こういう国、県のもありますよということでの紹介もしておりますので、例えばこの
テーマに関した場合に、市としてはこういうことをやっていますよ。国と県でこういう
制度もあって、例えばいつから募集される予定ですよとか、そういったものもセットで
情報提供できるような
仕組み。それの一つは、先ほど
課長が申し上げました、
分野に限って国、県、市の
支援機関が集まっての
説明会を一緒に開始できないかということも今検討している
ところでございますけれども、その辺はやはり
事業をなさる
事業者、
経営者の方々が
情報を
ワンストップで聞ける、わかりやすいような、そういう体制、
仕組みというのは引き続き工夫して実施してまいりたいというふうに思います。
16:
◯高橋次男委員 仙台市外の、例えば岩沼とか亘理とかの
中小企業者は
仙台市の
制度は利用できないんですけれども、
仙台市は県の
事業も利用できるわけですよね。その辺の便宜を、あるいは
情報だけでも、このような形で両方適用できるという
機会というか
資料というか、これは大事だなと思いますので、どうぞよろしく。
17: ◯ひぐちの
りこ委員 今度は
海外展開の
関係で、いろいろな
機関との連携についてお伺いしたいんですけれども、結構ネット上なんかで、海外で売っているもので割と何ちゃって日本語で笑えるよみたいなことがあるんですけれども、反対に私どもとしても海外に展開するに向けて、やはりそこの
現地の方々がしっかりとわかるような、また相手方の国の方々に本当に心をくすぐるような、そういういわゆる言語的なこと。例えば
仙台市であったら
国際観光交流協会であったり、
宮城県でもそういうような
機関を持っていますよね。そうすると、いろいろな
ところに展開するに当たって連携が大事だと思うんです。
実はちょっと私、聞いたことがあるのが、オーストラリアでずんだという言葉がすごく人の心をくすぐる、響きとしてはすごくいい言葉なんだよというふうに
現地でバイヤーをやっている方から聞いたんですね。ずんだもことし
食品成分表に載りますけれども、例えばそういうような食品の名前とか取説であったり。
あと反対に言えば、こちらでは普通に使っているんだけれども、飲料、向こうで言うと飲み物なんだけれども、汗というような言葉で誰もこんなの買わないよ、このネーミングじゃ、というのも反対にあったりすることを聞いたことがあるんですね。ですから、そういうふうに海外にビジネス出すゆえに、いろいろ言葉の使い方であったりとかそういうものは、国によっては、JETROさんなども入っていると思うんですけれども、県も
仙台市もいろいろな国の方々、そしてそういうような
機関、連携があると思うんですけれども、そのことについてお伺いいたします。
18: ◯産業政策部長 今、
委員のほうからお話しありましたような
海外展開する場合のローカライズの必要性というのは、非常に重要な点だと思っています。そういったこともございまして、
仙台市の
助成金の中でも
海外展開する場合に、
限度額を決めてではあるんですけれども、ローカライズの費用とかそういったものを専門家の方に知っていただけるような、そういう
仕組みも御用意をしております。
あと、市のほうでも例えばEUとかそういった欧州
関係、それから
あとはバンコクがございますので東南アジア方面、そういった
部分については、今ある
海外展開の欄の
仙台フィンランド健康福祉センターのほうが連携をしておりますビジネスオウルとか、それからタイの交流
サポートデスク、そういった
ところと連携をしながら、そういうような御要望があれば適切におつなぎをするというようなことも可能かと思っております。
また、県とかJETROさんとか、そういった
ところでもいろいろな海外の事務所をお持ちでございますので、市内の
企業様から御
相談をいただいたときには例えばそういった窓口を御紹介をさせていただくとか、そういった形で今後とも適切な御対応ができるように努めてまいりたいというふうに思います。
19: ◯柳橋邦彦
委員 この表を見て思ったのは、見事に
縦割り行政なんだなということなわけで、これを交差させていくということが、さっき促しという言葉が出ましたけれども、それが大事なんじゃないかと。例えば国の施策で直接我々にマッチ、あるいは実際に
補助金がおりるというようなことも、調べるとその本を見ればすぐわかりますけれども、物すごく多くあるわけです。ただ、それが実際に仕事をしている人たちの側に
情報として伝わっていないんですね。幾らでも例があるけれども、実は余り大したことないと言うと失礼かもしれないけれども、小さな何かを考えてやり出す。規模が小さくとも、私の感覚からいくと、何でこんなに億単位のお金がそんなに
補助金としてつくんだろうかというと、国の持っている予算といいますかお金の膨大なというか、物すごく大きなお金を動かしてますから。3億、5億円なんていうのはある意味では
補助金として上げても、簡単に言うと大したものじゃない。しかし地元の中小の会社から見たら、ちょっとしたアイデアを国に直接持っていけるルートをつかむと、そういった莫大な
補助金を得ることができるというケースがごまんと転がってますよ。
それからやっぱり距離感という、鉄道を使って例えば
仙台なら1時間半、関東近辺だったら電車で30分というような、そういう中央官庁への距離の近さという、あるいは離れている
ところとも
関係するんだけれども、そういった意味で近県、北関東あたりのそういうさまざまな小さな工場群などに行って聞くと、今私が申し上げたようなそういうびっくりするような、国から直接そこへ入っている。もちろん1社に対して入っているんじゃなくて、団体に対して入っているケースのほうが多いんですけれども、しかしながら、そういうルートがある。じゃどうやればそれを我が市のほうで、そういったものを日ごろ苦労してやってなさる方の
ところへそれをつけることができるかというのは、まあ
経済局の仕事としては大事な
取り組みの
分野なんではないのかなというふうに思いますので、先ほどから皆さんがおっしゃっているように、やってなくなくて、やっているんだけれども、それがどうもフィットしていないということの点。
それから、県はちょっと置いておいても、国との直接的なそういう交渉事をもう少し、さっきから言われているように、
ワンストップなり何なりでお伺いができる風通しと促しということをもう少し考えてあげると、地元の方々には随分と助かることがたくさんあるんじゃないのかなというふうに思いますよね。
あと、後の
意見交換の場で述べますけれども、今いろいろなことが一つ一つというよりも、
事業関係は横につながっていく傾向も出てきているように思いますので、会社として一つの団体を構成している会社というものを構成する。あるいは会社が集まって、何かの社団をとっているとか公益であったりというものがつくと。そうしたものを実は国のほうでも探していて、こうやりたい、こうしてあげたいということはあるんだけれども、それを直接
仙台市に来て、うちでこんなことをやっていますよということは言わないわけですからね。国が直接出てきてはなかなか言わない。だから、そういう
ところを窓口を上手に応用して、いかに国のお金をこっちに引っ張るかということは、
仙台市の地域の
事業者にとっては実は大変ありがたいことですよ。
この
縦割りは、お金の順序でね、お金が少ないからこれだけのことしかできないんだと。中くらいだからこのぐらいだと、大きいからこうだということであるならば、
情報をとるということがお金かからないでしょう。物を買ってきたり何だりというんじゃない。
情報をたくさんとる。そのことをSNSとかああいうのではなくて、iPadはばたばたと入っている。ありました、じゃなくてフェース・ツー・フェースでそれをやるという、顔と顔のつながるような、そういう
機会を御当局のほうから何かの団体へ。あるいは影響力のある大きな地元の資本の会社にそういう
情報を届けてあげるということは、これからの
仙台市の経済の大事なことになってくるんじゃないかというふうに、これ見て思いますね。
紙を300万枚ぐらい重ねてももっとあるように、国のほうの施策というのは本当にありますから、そこをやっぱり上手にまちの
中小企業の方々に教えてあげる、その手だてをちょっと考えてみたらいかがかなと思いますね。
20:
◯経済局次長 確かに国のお金をいかに引っ張ってくるかというのは、我々自治体にとっても地元の
企業にとっても大事なことだというふうに改めて認識した
ところでございます。
経産局ともいろいろ
意見交換しておりますが、例えば東北経産局のほうからも、全国で予算が国としてこれだけあると。そのうち例えば東北にはこれだけ
企業がある、人口はこれだけある、このぐらいは助成の件数があるはずだ、
助成金額が東北の
企業で使われるはずだという、彼らもそういう認識をお持ちのようなんですね。であるならば、我々側としてもそれを上回るぐらいの勢いで予算をとってくるという気概でやっぱりやらなきゃないと思っておりますし、そのためにはやはり経産局とも、ペーパーだけではなくて定期的に
意見交換する
機会も持っておりますけれども、確かに
情報を我々も足で稼いで、かつ、いろいろありますので、それを全て網羅したものを広く皆さんにというのは難しいかもしれませんけれども、そこを工夫しつつ、
あとはもう一方で、やはり
委員おっしゃるように、それを使っていただいて、より地域経済に効果が高いと思われる
企業さん、戦略の骨子のほうでも徹底的、集中的な
支援をしたいということで、プロジェクトを一つ掲げておりましたけれども、そういった
企業さんにも特に届くような意識をしながら、こういった助成の
制度、メニューもありますよ、市ではここの
部分ないけれども、国ではこういうのがありますよ、いつまでが募集期間になっていますよ。もしかしたらこういう申請書の書き方をすれば手続も比較的スムーズに進みますよということも含めまして、我々がその辺を積極的に市側で
情報提供する。それは大事だと思っておりますので、じゃ、どういう手法を使ってどういう時期にできるかということをこれから検討してまいりたいと思います。その辺に力を入れたいと思っております。
21: ◯柳橋邦彦
委員 結局県はね、何といったって一番お金がかかるのは農林水産ですからね。それと治山、治水、道路、これはもう県の
分野でいいと思うんですよ。
ところが
仙台市というのは卸売業とか流通業とか
飲食業とか、そういう
ところが主になっていくわけですから、
あと教育の
分野もちろんありますけれども、そういうジャンル分けもしながら、集中的に国のお金を引っ張ってくるという実績を重ねていってほしいと。重なりますけれども、そういうふうに思いますので、ぜひ頑張っていただきたいなと思います。
22:
◯委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
23:
◯委員長 なければ、次に、
委員会報告に向けた
意見交換に入りたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
本
委員会ではお手元の配付の運営のとおり、地域
企業の活性化についてを
テーマにして
調査項目を地域
企業への
支援について、
企業間及び地域との連携について、起業の
支援についての3点とし、これまで他都市の先行事例の視察や有識者からの意見聴取なども行ってきた
ところでございます。
委員会報告の方向性やまとめに対しまして御意見、また提言等を含め御意見をいただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。
それでは、各
委員の皆様から順次伺ってまいりたいと思いますので、忌憚のない、これまでの経過も踏まえながら、またきょう
中小企業の
取り組みという
ところで伺った
部分も踏まえながら、
委員会として今後このような提言または意見を入れてはどうかというようなことで御意見をいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
24:
◯高橋次男委員 この間、姫路市ですか、放射光施設のことでちょっと前回申し上げました。はっと思ったんですけれども、私、実は文化財の審議会のメンバーになっておりまして、つい先ごろ
委員会がありました。その中で青葉城の史跡のエリア、当初のエリアと長期的な視点でのエリアが二つに分かれておりまして、どうも放射光施設は、
仙台の夕べで東北大学の学長がプレゼンをしたんですね。それの中で放射光施設の話が出てきまして、図面というか位置図も出てきまして、どうも放射光施設の位置が、青葉城の将来も含めた大きな意味での
仙台市が目指す広い意味での青葉城公園の史跡の中に入っているような位置づけに見えたんですよね、学長の
説明が。放射光施設の位置が映像で出ましたので、どうもそれがもとの青葉山のゴルフ場のあそこにかかっているような映像のように見えたんで、そういう打ち合わせをもちろんしているはずなんだけれどもなという思いがしましたので、文化財課のほうともちょっと確認をしておいてもらったほうがいいのかなという思いがいたしました。この中にも放射光施設の話がちょっと出てきていますので、その点だけ申し上げておきたいなと。
ほかに関しては、皆さんの御意見を承りたいと思う
ところです。
25:
◯やしろ美香委員 本当に大変範囲の広い課題なので、私の中でもまだまとまり切れていない
部分があるんですが、突き詰めていくと
情報が全てなのかなという気がしました。もちろん人材育成という
ところもあるんですが、育成された人材、その方がどういう
情報を持っているか、人脈も含めて、それまでの経験も含めて、そういう大きな意味でのどれだけの
情報を持った人が育てられるかということなんじゃないかなと思いました。
例えば
ものづくりの
企業誘致するにしても、地元にどういったサプライ
企業があるかということで来てくださる
企業が決まってくるということですので、やはり地元でどういった
ものづくりをしていらっしゃるかも
情報だし、その
情報を例えば中央に発信して、新しい
企業に来ていただく。やはり
情報なので、これから
情報をいかに集めて、
情報をいかに使うかという、やはり
情報という
ところをキーワードにしていろいろ考えていかなければいけないんじゃないかなというふうに思っております。今、具体的にちょっと思い浮かばないんですが、やはりそこがキーじゃないかなと、今回いろいろ視察等々もさせていただいて思いました。
それから、今、高橋
委員から放射光施設の話がちょっと出たんですが、私は放射光施設というと、どうしても
ものづくりのほうにばかり目が行っていたんですけれども、聞く
ところによると食品の成分分析なんかにもかなり有効だということを伺いました。おいしいものがなぜおいしいかというようなこともかなり調べられるということでしたので、
仙台はおいしいものいっぱいありますし、
仙台市とちょっと離れますけれども、水産にしても農業にしてもおいしいものいっぱいありますので、そこの
ところ、東北ならではの使い方として、おいしいものをつくるというんですか、そういう観点から放射光施設を使っていただく
企業さんなんかもお探しになると、また違った形で活用できるかなと思いましたので、その辺も少し御検討いただければと思いました。
26: ◯わた
なべ拓委員 多岐にわたることですので、なかなかまとめるのに時間がという
ところで、まず思いましたのは、話の流れなので放射光施設についてです。放射光施設についても、今回、東北大に設置するものの機能的な強み、輝度でしたっけ、これが10倍だとか、従来のものに比べて。性能的にどういう強みを持っているのか。また、それによって何が可能になるのか。特に
仙台の場合、やわらかいものに強いなんていう言葉ありましたですね。とは何なのかということも一般人としてよくわからない
ところがある。
ちなみに
あと、
産業振興課長が欧州視察から帰って、ちょっと私レクいただいたんですけれども、本当おもしろいですね。例えば欧州では利用のハードルが非常に高い。敷居が高いということで、例えば利用する研究者が
関係論文2編でしたっけ、提出していないとなかなか。
あとまたEUだから、EUは合議制でやらなきゃいかんのでなかなか使用までのリードタイムが長いんじゃないかとか。
ところが
仙台に関してはぱっと使えるわけですよね、要は。敷居が非常に低い。欧州と比べてどれだけ恵まれているのかということを周知することでも利用の促進につながる面もあるんじゃないのかなと感じました、話を聞いていて。
あと、
調査の
経過概要案の姫路市に行ったときのお話ですね。先輩方もいろいろお話しされましたけれども、これ私の指摘なんですけれども、盲点だったのはという
ところですね。要するに
補助金を設けてはいるんだけれども、
補助金利用申請がほとんど進んでいないと、活用されていないと。何となれば、ここにあるように、申請に当たってどういう意図で使うのかということまで開示しなくてはいけないので、この100万円程度の補助をいただくために重要な
企業秘密を露見させていてはペイしないということで進んでいないと。これは単純な
制度的な問題だけではなくて、そもそも
仙台市でも今回5億円でしたっけ、設けて
中小企業の利用を促すなんていうこと言っていますけれども、ちょっと具体に利用のイメージが、
中小企業がこういう洗礼もある以上どのように使っていけるのかという
ところが具体的にまだイメージできないんですよね。実際それを使うだけの知的体力がある
ところ、
あとは財務的にも体力がある
ところ。実際アクセスしてもらえるものなんだろうかとか、いう
ところをもうちょっとイメージしたいなと思ってます。
現場での
説明でもありましたけれども、しかるがゆえに、大
企業とのコラボで使うということも一つはあるんだと。どういうことなのかという具体にイメージまでできないので、大
企業と
中小企業がコラボした上で放射光施設をつくってイノベーションにつなげるということをもうちょっと掘り下げて、深掘りして、御提示いただくと、なお説得性が増すかなと。また、それを見て参入していただける方もなおふえるだろうと。つまりこれが利用の促しにもなるということを思いました。
具体に踏み込んでしまいましたが、放射光施設以外に産学連携のお話もおもしろいなと思いましたし、堀切川先生にお越しいただいて非常におもしろいお話になりまして、私も大ファンでした。
この間、
仙台の夕べで東北大の総長がレクされまして、非常におもしろかったです。そこでも思いましたけれども、量子コンピューターを使える人材があの東北大にして少ないんだと、外部からほとんど人材依存しなくてはならないなんていうことを言っていましたね。だから何を言いたいかというと、
仙台市としてどういう人材が欲しいのかということを関連して打ち出してもいいんじゃないのかなと、そういう時期に来ているような気もします。
ちょっととっぴな話ですけれども、例えばという話で量子コンピューター等々、
あと以降、連携をつかさどられるような人材とか、
あと技術系ができる人材とか、技術と経営をちゃんと橋渡しできる人間も随分不足していますよね。こういったことももうちょっと具体に、こういう人間をこれからつくっていきたいし、そういう人間が
仙台で活躍してもらうために後押しをしたいというような線も明確にしてもいいのかなというふうに思いました。
企業支援であります。
あと企業支援では、この間広島に行ったとき非常に印象的だったのは、海外の一流ビジネススクールでばりばり教えていらっしゃる人の炯眼に直接接することができるプログラムがたくさんあったこと。
あと、パルアルトから実務家呼んできて、何が具体に問題、課題になっているのかということのバーを知る。世界レベルのバーを知ることができるとか、こういうのはまだ
仙台でもやっていないなと思います。
インティラックでもまだ多分やってないですよね。じゃないかなという印象です。
あと、実業にもう踏み出している人たち、
経営者層、スタートアップの、しかも見込みのある方々を集めて海外に2週間送るとか、自由にお金使わせていろいろ回らせるとか、
あと額の半分を補助するとか、そういうのでもよっぽど喜ぶと思います。いろいろな
ところの先進地を回らせる、単なるお仕着せじゃなくて。ちゃんとプレゼンをさせる。帰ってきてからプレゼンもしてもらう。とかとか、そういう本当に役に立つものをやる余地もあるんじゃないのかなと感じました。
雑駁ですが、とりあえず以上でございます。
27: ◯沼沢しんや
委員 さまざま勉強させていただいて、私も大してまとまって今まだおりません。ただ、ここまで
委員会参加させていただいて、そして視察もさせていただいて強く思うのは大きく二つ。
企業支援にしても起業の
支援にしても大きく二つ、やっぱり人と、先ほどやしろ
委員からもありましたけれども
情報。この大きな二つが今後
仙台の中の
中小企業を
支援していくと、地域
企業を
支援していくという中において本当に必要なことなんだなというふうに思います。
卸町センターに行かせていただいたときに、これまで面接に来ていたのが100人くらいは来ていた
ところ、ことしからでしたかね、たしか50人ぐらいを切ったとか、50人以下だと言っていたというふうに思うんですけれども、現実的にもうそういうことが起こってきていて、そういう意味ではどうやって人を確保していくのかということは、これは物すごく大きな
テーマになってきています。
仙台市でも人口の自然減も始まったというような中にあって、人をどうやって確保していくのか、あるいはマッチングさせていくのか。
もう一つは、
事業承継の話についてもそうだと思うんですけれども、これも人なんだというふうに思います。家族だけではなくてそれ以外の選択肢がもしあるのであれば、その可能性について、もし知識がないからその可能性を追求していないのであれば、そのこともお伝えをするとか、そういったことについて大きく分けて人とそして
情報、この二つをどのような形で提供することができるのかというようなことなんだというふうに思います。
それから
あと、先ほどのペーパーもいただきました。つまり
仙台市でなぜ、
経済局もそうですけれども、経済を支えていかなければいけないのかというような
ところについては、やっぱり
仙台が持続的に発展していってにぎわって、そこで働いている人たちがこの
仙台の経済をまた回していってもらうという、このサイクルをつくって、ある意味結果を出すために多分
企業支援というものかあるんだというふうに私は思っています。特に
仙台市役所の中にもさまざま局がありますけれども、
経済局の果たすべき役割は、ある意味ちゃんと結果を出していかなければいけないということも求められるというふうに思います。
先ほどの報告で
仙台市、
宮城県、国、それぞれたくさんの
情報や
支援メニューがあって、
仙台市としてはこういうことに取り組んでいるというのがあります。でもこれ先ほど言った視点でいけば、別にこれは
仙台の
企業が
宮城県の施策を使ってもらおうが、国の施策使ってもらうが
関係ないわけですよね。とにかくその施策どうやって伝えて、ここの
企業は利活用できるなと思ったら、そこに指していって、御用聞き型もそうだと思うんですけれども、そうやって
仙台の
企業に元気になってもらって、雇用も生まれて給料も上がってみたいな、そういうサイクルをつくるためにはやっぱりプッシュ型の、お節介型というか、これまでもいろいろありましたけれども、そういった
支援の仕方。今までは、
情報があるから、これを来てももらえれば教えますよとか、
機会の提供をメーンにやってきていた
ところの意識はもちろん変わられていることは十分認識した上ですけれども、ここから先はもう一歩踏み込んで押しかけ型で、どんどん使える
企業、あるいは大きくなっていく
企業、それからなくなってほしくない
企業やあるいは商店、そういうような
ところに踏み込んでいくべきなのかなというふうに考えておりました。
今の
ところは以上でございます。
28: ◯嶋中貴志
委員 皆さんのおっしゃるとおりだと思います。特に、東日本大震災がありました。あれによっていろいろな地域のこととかというのをみんな考えるようになり、何でいるのかなということを思っておって、
仙台市の
経済局の皆さんは極めて優秀ですし、これまでの
取り組み、ここにあるだけでももう長年、積み重ねてきてやってきていることですから、もう言うことはないと思います。ただ、いろいろなことをやんなくちゃいけないから、なかなか目に見えるような形でそういうものがないと。
先ほどの
仙台の夕べのセミナーでもあったとおり、東北大の
機関、ああいうものがあるというのも多分なかなか一般の人ってわからない。だから、そういうことをもっと目に見える形にしたほうがいいと思うし、特にもともと東日本大震災の後、やっぱりこれは起業していかなくちゃいかんなと。いわゆる既存の
企業というのは、これもまた日常的にやっていくのは、持続していくのは大変なことだけれども、それプラス、特にこの
仙台ということを考えたときに、
ものづくりとかそういうのはなかなかあれですから、本当に身近な起業、これをやるべきだなというふうに考えていましてね。そうしてみた
ところ、やっぱりまた
経済局さんは何と京都とタッグ組んで新規
事業を起こしていって、もう間もなくこれは見えるようになってくるのかなと思っていますけれども、全国展開するようなそういうイベント。一回、前ちょっとメディアテークでやってましたけれども、そういう形にこれからやっていったらいいんじゃないかなというふうに思います。
例えばテレビコマーシャルなんかでもそうですし、ああいうレベルで。これガス局さんなんかはすごい上手にやっているなって。しょっちゅうテレビで見るので相当CM料かけているのかなと思ったら、あれは時間帯気にしなくていいという手法で、あいている時間にぽんと入れるというやり方だから極めて安いんだね。例えばそういうことも工夫しながら。ハズキルーペなんて、あれ全然知らなかったけれども、あれだけテレビでやられれば認識しますよね。そうとはいかないのかもしれないですけれども、みんながやっぱり
仙台という
ところは起業するにはいい
ところだよというのをやったらいいんじゃないかなと、こんなふうに思っていました。
29:
◯嵯峨サダ子委員 委員長、副
委員長の采配で他都市視察や市内視察、専門家の意見聴取等々、本当にいろいろな
調査ができて、頻繁な回数という感じもありましたけれども、とてもよかったなと思います。
それで、幾つかお話したいなと思う
ところがあるんですけれども、先ほど御
説明いただいた国、県、市における
中小企業支援取り組みの
ところで、まず
仙台市
産業振興事業団の置いてある
ところはアエルの中ですよね。この
産業振興事業団の認知度がどれぐらい市内の
中小企業の皆さんにあるのかという
ところは、正直私もよくわからない
ところがあるんですけれども、アエルビルの中にこの
事業団があるんだよというのを、もっと認知度を高めるような表示の仕方だとかがあっていいのではないのかなというふうに率直に感じます。
それから、まずは
総合相談窓口が一番大事だと思うんですね。
相談に来た
中小企業の皆さんが一つではない
相談の中身だと思うんですよね。そういったときに、じゃこの方はどういうことで困っていて、どういう
支援をすれば本当にいいのかなという、そこの
ところの判断が窓口の方の非常にスキルにかかっているのかなというふうに思うんですね。ですから、そういう意味で言うと、この表にあるような市、県、国の
制度メニューもしっかりと頭に入っていて、じゃこの方ならこういうメニューが使えるなとか、瞬時に判断ができるような力が私は非常に求められているのではないのかなと思うんで、既にそういうお力を備えているというふうに思うんですけれども、そういった思いを持っております。
それから、視察や何かで感じたことを3点ほどお話ししたいと思うのですけれども、まず人材の確保について、皆さんもおっしゃっておられました。今般、
仙台市でも地元
企業に就職した場合に奨学金の返還
支援をするというふうなことも発表されましたけれども、それだけではない、さらなる
取り組みが必要だと思うんですけれども、今、この
説明では
合同企業説明会、国、県、市でやっておられますけれども、これはこれとしていいのですが、私たちが視察してきた姫路市で、姫路地域の産学官連携
事業として
企業、大学、学生マッチングを行っていると。兵庫県立大学姫路工学キャンパス内に地元
企業、市内大学、起業
相談機関などがブースを出し、いろいろ見てもらうというもので、大学の研究室見学も行っていて、例年700人程度の参加者があるという、非常にイラストも見て、楽しい
企業を知る
機会になっているんじゃないのかなというふうに思ったので、こういった
取り組みを参考にしながら、
仙台市独自の
人材確保に向けてお
取り組みをされたらいいのではないのかなという点が1点です。
それから、
中小企業支援についてですけれども、これは堀切川教授から非常にさまざまな示唆を含んだお話を伺ったわけでありますけれども、
仙台市は御用聞き型
企業訪問ということで非常に実績もありますし、効果も上げているのですが、私たちは川崎モデルも視察してまいりまして、ここはここでまた非常にいろいろ刺激を受けてまいりましたので、川崎モデルのような手法も取り入れながらやっていけば、もっともっと
中小企業の
支援ができるのではないかなというふうに感じました。
それから、もう1点ですけれども、融資は
金融機関にお願いをしてやっているんですけれども、これは経済環境
委員会で視察してきた
ところの事例ですと、産学官プラス
金融機関も入れた産学官金ということでの連携をとっているという話も聞いてまいりました。本当に地元の
金融機関として
中小企業を育成する、発展させていくという役割を社会的使命として担っているわけですから、もっともっと地元
金融機関の
支援のあり方なり考え方なり、
中小企業に向けた温かい
金融機関としての
支援を市と一緒になってやっていく必要があるではないかなというふうに感じました。
30: ◯ひぐちの
りこ委員 どうもありがとうございました。本当に実り多い視察もたくさん御提示いただいた
委員長、副
委員長に感謝申し上げます。そしてその中で、それぞれ皆さんの
意見交換の中でも多くの刺激を受けました。
やはり経済ということでは、お金回りは全部経済なんですよね。今やはり大きな産業の変化があるという中で、今まで経済というふうに、お金が回るというふうに考えていたものよりも物すごく大きな幅でお金が回ってくる。第何次産業と言われるAIが出てきたりとかなんかで経済構造が大きく変わるような
ところの今節目になっている
ところで、やはり
仙台というのはすごく興味深くおもしろいまちではないかなというふうに思っています。
というのは、一つは
NPOであるとか一般社団法人とか、いわゆる非営利であったけれども、そこにいる人は食べなければいけないので、そういう
ところというのはお金が回る話ですよね。いろいろな
ところでそういうような人たちが、まず
自分たちはボランティアじゃなくて、少しでも
自分の食いぶちぐらいは稼がなければいけないというような
ところに変わってきているのとともに、
NPOセンターとかいろいろ、この前行ったのがエル・ソーラ
仙台での研修会の中で、持続可能ないわゆる
自分たちの活動はどういうふうにしていこうか。例えば講演をするんだったら、絶対最低賃金以下で講演は引き受けないというふうに決めるであるかとか、やはりこのような内容であれば、
自分は今までの教育を受けていた年限、それからのいろいろ研さんをしていた
ところ、
調査をしていた
ところ、それにふさわしいような
情報の提供であれば、どのくらい
自分たちが価値のあるもので提供されていくか。それを経済としてしっかり回せる
仕組みというもの、そこまで突っ込んだお話もあった
ところがやはり大きく変わっていくし、やはりそういうような場所が、
NPOが初めてできたこの土地にそれからの示唆があるかなというふうに思いました。
実は10月初めに
仙台市
産業振興事業団さんも後押ししたママフェスというのが産業
事業団のあそこの5階であったんですよね。毎年毎年、起業しようであるとか、
自分の持っている技術をもっと大きくしようとか、そういうような
ところで子供を抱えながらどういうふうにしていこうか、そしてそういう人たちの人材を欲しいという人とマッチングをする、それを立ち上げた方々も、本当に
自分でほかのいろいろ業界を持ちながら立ち上げたママたちです。今までであれば、例えばエステであったりコスメであったり、感情労働である
ところ。いわゆる今まではそんなにお金が回るような
ところではない
部分がやっぱりますます大きな経済市場としてなっていくのかなという
ところは感じました。エステとかコスメ
関係なんかはかなりあれですけれども、
あと同じような
ところでいけば、
仙台あたりではサブカルチャーみたいな
ところの
部分でもかなり大きくマーケティングができるのかなというような
ところ。今まで、例えばアンペイドワークと言われるような
ところでも実は価値があって、それが経済が回るような、そういう
ところになるのかなという示唆を感じました。
例えばアンペイドワークであれば、極端な話ですけれども、ジャージ着てTシャツ着て行っても別にあれでよかったかもしれないが、一応ペイドワークになれば、ある意味ブランディングをしなければいけない。それであれば、それなりの見ばえもしなければいけないという
部分で、そちらに関する経済も回っていくのかなというような
ところは感じる
ところです。やはりそれを知るのが、
自分は
経営者である、また労働者であるというような
ところの一つの知識というのも必要だなというふうに感じました。首都圏を中心として、今、厚生労働省のほうが労働法に関しての講座をもう既に始めているんですね。だから当たり前に働くということが、
自分たちの生活の中でやはり持続可能な働き方ができるような、そういうような法的な知識も深めるのも必要だし、やはり
経営者もそういうふうな持続可能で、そして回っていくようなという
ところがやはり必要なのかなというふうにすごく思っていた
ところです。
そういう意味では、土地的な
ところもなかなか、ほかの
ところに比べれば地価の問題であり、大きな工場を持ってくるとかそういう
ところではない
仙台の知的であったり
情報であったり、今いろいろお話がありました人間
関係であったり、そういう
ところの
部分では、若い人なんかは、これで実はお金回るのという
ところで、しっかりと回る
仕組みをつくっている
ところがあるので、やはり担う、先に年をとっている私たちもある程度やわらか頭で、これは価値のあることなんだ、そして経済が回ることなんだというように意識的な変革も必要ではないかなというふうに思っています。そういう人材は本当にいっぱいあると思いますので、そういうような感想を持ちました。
31: ◯柳橋邦彦
委員 平成の10年代になって
地域経済活性化調査特別委員会というものを位置づけたり、名前をこのようにつけたりした側にいて、そして今日までこの
委員会が続いていて、さまざまな皆さん方の意見を具体的にどういうふうに展開していったらいいんだという提言をしてきた中で、今回の鈴木、加藤、両正副
委員長のもとで開かれたこの調特は、中でも指折りおもしろい、いろいろなことがあったなというふうに思って、私としても今回もこの
委員会にいて大変よかったなと、こういうふうに思っています。
何人の方からも出ましたように、当時はまだ人、物、金ぐらいの
ところまでだったんだけれども、そこから10年ぐらいたったら
情報というのが入ってきて、人、物、金、
情報という一つのくくりの中で地域経済というものも考えていかなきゃならないという。しかし、一貫して言えることは、人。さっき沼沢
委員のほうからも話があったように、人間
関係をどのようにつくっていくかということは、これからマスで物を見るということじゃなくて、個々の人一人の
発信力、受信力で、そこから生まれてくるものをどう人々とともにつくり上げていくかという、そういう経済の側面を大事にしていかなくちゃいけないということが、言えばいつの時代でもなんだろうけれども、特にこれからの時代はそういう
部分が非常に大事にされてきているんじゃないか、大事になるようになってきているんじゃないか、こんなふうに思います。
一つそれに関連して言えば、冗談ぽく聞いてていただいていいんだが、GDPという国民総生産という言葉あるけれども、経済やまちづくりや物に対して私はGNOだと言って笑うんですけれども。GNOというのは何かというと、義理と人情とお節介だと。そういうぐらい気持ちを持っていつも人と接していく、促す、お節介してやるというようなことがやや
仙台の場合には少し気持ちがそこまで外に出てていかない市民性、県民性がありますので、そういうものを打破していくのにそういうことでまとめていったらいいのではないかということを思いながら、今回の私のまとめとしては、広島県の
取り組み、40億円も県が出して、市とともにどうやればまちづくり、経済、
ものづくり、全て商売が広がっていく、そういう株式会社をつくってまで県と市が。あのときちょっと私質問して、余り市の姿が見えないねと。こう思ったので、市との関連はどうなっているんですかと聞いたんですけれども、それはそれとして、そういったものをやっていく県と市の
取り組みというのもすばらしいし、恐らくこれも人間
関係でそういうふうにいったんだろうなと思っています。
話は一転して、今、この間の奥山市政の最後の
分野で定禅寺通の活性化の話が出てきました。私、最初あれ全然意味わからなくて、何をどうしようとしているんだろうかということで、私は常任
委員会は総務財政なもので、まちづくり政策局が入っているわけ。そこが定禅寺通の活性化をやるわけですが、そのときに大事なのが、地域経済活性がそれに非常に色濃く絡んでいるということであります。
そこから考えていくと、
仙台市で具体的な形でじゃお前何か提案しろよと言われたら、私は二つ提案したいと思うんです。この
委員会にも提案したいと思うんですけれども、それは地下街の新設です。
仙台市はこれだけの大きな、札仙広福というけれども、
仙台だけがそういったものに取り残されていっているという事実があります。地下街というものをもう少しみんなで検討をしたらどうかということと、それとペデストリアンデッキの延伸ということもそのときに私は申し上げました。これはずっと前からお話ししているんですけれども、今でも大分ではないけれども、駅前のペデストリアンデッキ、あれだけ大きなものを持っているのは全国でもここだけです。あれを例えば名掛丁に伸ばす、例えば東一番丁をここからずっと大町までペデストリアンデッキをつくる、そういうことによって人の仕事とか人の集まりができますから、例えばハワイのアラモアナセンターですか、あれもペデストリアンデッキであれだけ広大な商業地域をつくっているわけですね。そこに必ず何百万という人が集まって、ペデストリアンデッキの上にある商店街で買い物をするといった、そういう地下と2階というそういうまちのつくり方の考え方を平面から立体的に変えていくということで、同じ面積のまちでも重層、多層の経済的な発展が期待できるということを考えると、まちづくりもそういった方向に物を考えていったらどうだろうなというふうに思います。
それから、昔あって今ないもので、人の交流と、小規模ではあるけれども非常に役に立つものに屋台というのがあります。
仙台市は屋台は今、新しくはつくられません。これは条例でそうしてしまった。これは私はその条例をすぐやめて、例えばいろいろ問題ありますが、定禅寺といったって、晩翆通から向こう側の西公園までと、晩翆通からここの東二番丁までのいわゆるお祭り広場みたいな感覚の
ところと、もう一つ、錦町までのNHKを中心とした割とマンションがたくさんある、その三つに分けられますよね、定禅寺通というのは。その中で、なぜそれを活性化させるかといったら、
仙台駅の東口に人が随分集まってしまったので、ここのにぎわいがすごく少なくなったからこっちへという、そういう陳腐な考え方でやったんでは、同じエリアの中で人が行ったり来たりするだけなんだから、大して効果はないわけですよ。ここに人を集めるのは、もっと人を集めたいわけですから、そういった意味では、朝の定禅寺、昼の定禅寺、夜の定禅寺ということを考えれば、ここに例えば四、五十軒の連続した屋台を考えれば、恐らく毎晩のように役所に何千人といる人はそこに皆行きますよ。率先してお金を使いますよ、役所の人が。そういった仕掛けをこれからやっていくと、具体的に地域の経済を活性化させることに役立つし、また、義理と人情とお節介じゃないけれども、そういうことを含めたまちづくりを多層にやっていくという、そういうことがこれからの地域経済活性化に非常に役に立つのではないかなというふうに思っておりました。
大変愉快な調特だったと思って、皆さん方、
委員さんの資質も含めて大変いいおもしろい
委員会だったなと評価いたしております。
32: ◯副
委員長
委員の皆様のいろいろな意見が出まして、私もほとんど出尽くしているかなと思ってますけれども、やはり
仙台のまちを考えた上で、今後、時代の流れも速い中で、しっかりと
仙台市のビジョンをつくっていかなくちゃいけない。それはやっぱり地域経済活性化にもつながっていくだろうと思っております。
その中で
仙台市の役割というのは、一番は
情報、そしてここ
仙台で消費させるというのが一番のあれなのかなと思っております。単品で動くというよりも、もっといろいろな
企業、いろいろなものが合わせてコラボさせて、それをセットでパッケージで売っていく、それが一つの
中小企業の今後の役割になっていくのかなと思っております。
その中で、先ほど柳橋
委員も言っているように、地下街、屋台もそうですけれども、一つの物だけではどうしようもない。ただし、まとまる。まとまってそこにあるとやっぱり人は流れる。そこでお金を落とすという
仕組みが今後大事になってくるんだろうと思っております。
その中でもやはりいろいろな業種がある中で、いろいろな業種の異業種交流がこれからは必要だろうと。異業種交流をもっと盛んにさせて、それをコラボさせて、それの連携をさせていろいろなものでやっていく。それが一つの魅力になるのかなと思っております。一つだけでは魅力はないけれども、いろいろなものを組み合わせると別な形の魅力があって、そこに人が入ってくるというのがこれから大事になってくるのかなと思っております。
33:
◯委員長 皆さんから御意見を頂戴いたしまして、これからまとめに入りますけれども、次回は1月23日ということで、それまでに何とか皆さんからいただいたものを形にしてお示ししたいなというふうに思っております。
そういう意味におきましては、今いただきましたさまざまな御意見、また御提言につながるような
部分、人であったり
情報であったりという
ところ、そしてまた、これは起業
支援という
ところも含めながら、また、まちづくりという一つの観点も入れることが我々の地域経済活性化の
調査特別
委員会に課せられた
部分になってくるのかなと。当初の
部分の中では
調査項目はまさに
中小企業支援だったり、起業
支援に活性化という
ところで
取り組みを推し進めてまいりましたけれども、今いただきましたいろいろな御意見もいただいた上でそういった
部分、ちょっと幅広になるかもしれませんけれども、そういった方向性も見出しながら、まとめに向けて取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いをしたいというふうに思います。
あとほかに皆さんから御
意見等なければ、
意見交換は以上で終了したいと思いますが、ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
34:
◯委員長 それでは、次に次回の
委員会でありますけれども、今ほども申し上げましたように、1月23日の水曜日1時からということで行わせていただきたいというふうに思います。それを踏まえて、第2回の定例会で報告というような形になろうかと思いますが、そこでまとまるという
部分ではなくて、それで一度出させていただいて、またいろいろな御意見もいただきながら、しっかりとまとめていきたいというふうに思っておりまして、5月14日が最終の第10回の
委員会という形になろうかというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いをしたいというふうに思いますが、そのような形でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
35:
◯委員長 それでは、皆様からいただいた御意見をしっかりとまとめさせていただきながら
委員会の骨子案を策定して、事前にお示しができるような準備を進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
なければ、以上で
地域経済活性化調査特別委員会を閉会いたします。...