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  1. 仙台市議会 2018-11-21
    総務財政委員会 本文 2018-11-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから総務財政委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会を開催し、委員会審査事項以外の所管事項について質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。              《閉会中継続審査について》 2: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  審査事項は、「仙台市危機管理・防災研修訓練プログラムに基づく組織及び職員の危機・災害対応能力向上について」及び「定禅寺通活性化取り組みについて」でありますが、前回の委員会で「仙台市危機管理・防災研修訓練プログラムに基づく組織及び職員の危機・災害対応能力向上について」審査を行いましたので、本日の委員会では「定禅寺通活性化取り組みについて」を審査いたしたいと思います。  それでは、定禅寺通活性化取り組みについて、まちづくり政策局より説明願います。 3: ◯まちづくり政策局長  昨年度より実施をしております定禅寺通活性化取り組みにつきまして御説明をいたします。  この取り組みは、定禅寺通を中心とするエリアにおきまして、美しいケヤキ並木や都市景観を生かしながら多くの人を引きつける魅力ある都市空間を形成することを契機として、都心部の回遊性向上や本市の都市ブランド強化を目指すものでございます。  先月29日に地元関係者を中心とした検討組織が立ち上がりまして、具体的な活性化策の検討を開始したところでございます。  本日は、取り組みの概要や現在の状況、今後の予定などにつきまして、資料に基づきまして定禅寺通活性化室長より御説明をいたします。 4: ◯定禅寺通活性化室長  それでは、私からは、定禅寺通の活性化の取り組みについて御報告いたします。  本日は取り組みの背景、目的、取り組み概要、今後の予定の順に御説明いたします。  初めに、定禅寺通の概要でございます。  定禅寺通は、御承知のとおり4列のケヤキ並木や文化施設がある幅員46メートルの広い通りでございまして、仙台の四季を彩る祭りやイベントの舞台として親しまれております。通りには、都心内の主要な公園や一番町四丁目商店街、国分町が隣接し、また、交通局東北大学病院前を起点とした路線バスやるーぷる仙台が運行されるなど、交通の利便性にもすぐれております。  これまでの定禅寺通のまちづくりの経緯でございます。地下鉄南北線の開業なども背景に、平成2年度に本市が商工会議所や定禅寺通街づくり協議会と協力し、定禅寺通街づくり総合プランを策定しました。杜の都、けやきと文化の街づくりをビジョンとして、また街並みづくり街路づくり、新しい都市文化の創造、交流の環境づくりの三つを基本プランとして掲げました。これをもとに地区計画、景観形成地区の指定やシンボルロード整備事業、利活用の検討が進められてまいりました。  シンボルロード整備事業では、中央緑道をウッドデッキ広場などがある現在の形に整備し、その後、定禅寺通街づくり協議会を中心とした地元の方々と利活用方法について検討し、オープンカフェ社会実験や、ジャズフェス開催時に一部車両規制の社会実験を行うなど、現在にも継続してつながる取り組みを行ってまいりました。  このように定禅寺通では、市民協働でまちづくりに取り組んできた経緯がございます。
     近年では、仙台駅東西自由通路の拡幅や大規模商業施設の新規出店などの動きも受け、仙台駅周辺ににぎわいが集中する傾向があるなど、都心部全体での環境変化が見られます。  一方、定禅寺通周辺におきましては市役所本庁舎の建てかえ計画が動き出し、それにあわせて市民広場や定禅寺通など周辺との一体性が求められております。  また、新しい動きとして、エリアマネジメントリノベーションまちづくりなど、民間主体によるまちづくりの機運が高まっており、全国的にも都心の回遊性向上にぎわいづくりを目指す動きも見られております。先日ご視察いただいた姫路市の大手前通りもそのような取り組みの一例でございます。  昨年度、当市で実施した基礎的調査の結果でございます。  こちらは都心部における歩行者に関するデータでございます。  こちらの図は、昨年9月1カ月間の都心部における100メートルメッシュ単位での歩行者の滞在状況を示したものでございます。全メッシュの滞在者密度の平均値より高くなると赤くなり、平均値より低いと青くなっております。仙台駅周辺部は、ほかに比べて歩行者の密集度が高く、そのエリアの広がりも大きいことがわかります。また、図に重なる数字は、同じく昨年9月の平日に実施した午前7時から午後7時の12時間の歩行者通行量でございます。通行量としても仙台駅周辺に多い傾向が見られます。  こちらは都心部への主な来訪目的地となる施設の分布状況を示したものでございます。  昨年度、インターネット上で約1,000人の方にアンケート調査を行い、都心部で最も訪れるエリアとその来訪目的を質問したところ、エリアを問わず、買い物と食事が多く挙げられました。  この図は、来訪目的施設となる小売店や飲食店の分布状況を示したものであり、店舗数が多いほど赤寄りの色に着色しております。来訪目的の対象となる小売店、飲食店自体が仙台駅周辺に集中していることがわかり、先ほどの歩行者の滞在密度や通行量と合わせまして、人の動きが仙台駅周辺に集中している傾向がうかがえます。  定禅寺通の活性化の目的は、都心部が置かれているこうした状況や課題を踏まえつつ、定禅寺通エリアが持つポテンシャルを生かした取り組みをきっかけとして都心部全体の活性化につなげることでございます。定禅寺通エリアの価値が高まり、ここを訪れ、滞在したくなる環境をつくることで、多様な地域が定禅寺通につながる相乗効果や、周辺エリアへの波及効果により都心部の回遊性向上を目指したいと考えております。  こちらは、活性化に向けてのイメージでございます。まず、人の活動が生まれる空間づくりを目指したいと考えております。例えば昨年度実施したフォーラムワークショップでは、参加者から定禅寺通に求める空間のイメージとして、子供が自由に遊べて親もゆっくりできたらいいとか、屋外テラスで音楽を楽しむことができるレストランがあるといいとか、働く人に対しても、気軽に利用しやすいベンチやお弁当を買って食べることのできるスペースがあるといいなどの意見がございました。そのような空間づくりの一環としまして、歩行者のための空間を広げる道路空間の再構成やその利活用も視野に入れて検討してまいりたいと思っております。  また、通りだけではなく、沿道施設と歩行空間がつながり、一体的に感じるまちづくりや、定禅寺通から一本入った街区も合わせたエリアの面的な活性化も意識していきたいと考えております。そのほか、公共空間の利活用のルールや仕組みづくりなどによる継続的なまちづくり活動についても考えたいと思っております。  このような取り組みなどを通して、杜の都のシンボルらしいインパクトある空間づくりを行い、活性化の目的である、都心部の面としてのにぎわい創出につなげてまいりたいと考えております。  活性化に向けた取り組みは、昨年度より開始しておりまして、先ほど御紹介しました基礎的調査のほか、イベント来訪者へのアンケート調査やメディアテーク前の公開空地と歩道の一部を利用したオープンカフェ社会実験を実施し、通りの印象や滞在について利用者の意向把握を行いました。また、地元関係者向けに、この取り組みに対する機運を高めるため、フォーラムワークショップを開催し、多くの御参加をいただきました。  今年度は、4月に幅広い市民に向けたフォーラムを開催し、先ほど御紹介いたしました昨年度のワークショップなどにおける意見を取り上げるなど、市民の方にもこれからの定禅寺通について考えていただくきっかけをつくり、取り組みを本格化いたしました。そして具体的な検討を進める組織として定禅寺通活性化検討会を先月29日に設立したところでございます。  この検討会は、定禅寺通エリアが持つポテンシャルを背景に将来像を描き、にぎわいの創出やエリア価値の向上につながるような取り組みについて、これからのまちづくりを担っていく地域の方々が中心となって検討を進める場として設立したものです。将来像やその実現に向けた具体的な取り組み、これらと関連して道路空間再構成や歩行空間の利活用、エリアマネジメントの方向性などを主な検討内容として考えております。それらを検討会のまちづくり基本構想案として取りまとめることを予定しております。  検討会の対象エリアは、図に示しております定禅寺通から2街区と、検討に当たり関連する地域としております。  検討会の構成員は、エリア内の町内会やまちづくり団体、通りに面する地権者の方としております。また、オブザーバーとして、今後検討を進める上で協力をいただくことが想定される警察や交通関係団体、定禅寺通で開催するイベント団体等に参加していただいております。このほか、具体的にプロジェクトを企画、検討し、実践するワーキンググループにおいて、地権者だけでなくテナント、まちづくり活動を行う市民の方なども幅広く参加していただきたいと考えております。  検討を進めるに当たりましては、市が委託するコーディネーターが内容の企画立案や、実践の支援、市民の合意形成を図る取り組みの支援を行います。また、本市は仙台商工会議所とともに事務局として検討会を運営し、検討会の活動をしっかりサポートしてまいります。  検討会では、おおよそ3年を目安に議論を進め、まちづくり基本構想案として取りまとめる予定でございます。今年度はまず、メンバーの思いや意見を整理し、取り組みの方向性として共有し、来年度以降は議論で上げられた取り組みのアイデアをもとに社会実験など試行を重ねながら、実現に向けた議論を深めていきたいと考えております。  具体的な議論の場として、検討会の中にワーキンググループを設置しまして、検討の切り口となる視点を変えながら、各分野の専門家よりアドバイスを受けて検討を進めていく予定でございます。  なお、今月8日にキックオフミーティングを開催し、検討会における議論を開始いたしました。  最後に、今後の予定でございます。  今後、この検討会を中心に将来像や取り組み内容について企画、検討し、実践、検証を踏まえながら、2020年度を目途にまちづくり基本構想を検討会案として取りまとめる予定でございます。検討会としての基本構想取りまとめ後は、これに基づき、エリアマネジメント組織が中心となって民間事業を進めていくことや、市側でもこれを受けた方針を決定し、必要な事業を開始していくといった流れを想定しております。こちらの過程におきましても、市民の皆様の意見を反映するよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上、定禅寺通の活性化の取り組みについての御報告でした。 5: ◯委員長  ただいまの説明を受けて、本件について質問等はありませんか。 6: ◯菅原正和委員  この定禅寺通活性化を進めるに当たり、コーディネーターとして、聞くところによりますと都市設計、あと都市デザインワークスという2者に対して業務委託をしていると思うんですけれども、このコーディネーターを入れることで何を生み出そうとしているのか、まずお聞きしたいと思います。 7: ◯定禅寺通活性化室長  まず、コーディネーターとしましては、都市設計、都市デザインワークスに加えまして、昭和株式会社の3者の共同企業体に業務委託をしております。  このコーディネーターを入れることで何を生み出そうとしているか、その狙い、効果ということでございますけれども、まちづくりに関する専門的な知見を持つコーディネーターを間に入れることによりまして、行政側と検討会側の議論を円滑に進めること、それから今後展開していく検討会のさまざまな取り組みをサポートしていただくという役割を期待しております。 8: ◯菅原正和委員  それで、このコーディネーター受託者選定について幾つかお聞きしますけれども、コーディネーター業務受託者選定、これはどのように行ったのか。また、選定に当たりまして、どのような点を評価したのかをお聞きいたします。 9: ◯定禅寺通活性化室長  コーディネーター業務の受託業者の選定に当たりましては、公募型プロポーザルにより、受託した共同企業体を含めて4者からの提案を受けまして、それぞれのプレゼンテーションの内容も踏まえて外部委員を含む審査委員会で審査を行い、業務遂行能力、業務内容の理解度、提案内容、それに比した見積額の妥当性等の観点で審査を行いまして、地元の合意形成や将来のまちづくり活動仕組みづくりに対する考え方等を特に評価いたしまして、受託した業者を選定したところでございます。 10: ◯菅原正和委員  市民がいろいろな意見を述べたいと思ったときに、窓口を広げていくことはとても大事なことだと私は感じています。受託者は、SNSを広く活用して情報発信や、いろいろな意見の受け入れを行っているかと思いますけれども、行政がSNSを開くと、建設的な意見もありますけれども、どちらかというと批判的な、ネガティブな部分の意見が出やすくなる傾向にあると思います。  そこで、今回、業務委託した3者にフェイスブックなどのSNSを活用してもらい、定禅寺通の未来像やきょうの定禅寺通の写真の投稿、私の好きな定禅寺通などのエッセイなど、気軽に定禅寺通に対して市民が発信する場所をつくることも必要ではないかと考えております。SNSを広く情報発信したり意見交換をしたりするプラットホームとして活用することも考えてみてはどうかと思いますけれども、お尋ねいたします。 11: ◯定禅寺通活性化室長  まちづくり取り組みにおきましては、広く市民に情報発信をしたり、また意見交換したりするツールとしましてSNSの活用は有効なものであるというふうに認識しております。また、先日行ったキックオフミーティングにおきましても、情報発信の重要性を強調する意見がございました。  今後、活性化検討会でも議論を行った上で、SNSの活用手法につきましても前向きに検討してまいりたいと考えております。 12: ◯菅原正和委員  先日、11月8日に定禅寺通活性化検討会、こちらのほうでキックオフミーティングを開催し、私も傍聴させていただきました。ミーティングでは、目指したい将来像や現状、課題、取り組みたいアイデアを出し合うことということで、いろいろな意見が出されておりました。このグループディスカッションは非常に大事なものと私は捉えておりますが、今後どう進めていくのか。  さらにですね、定禅寺通は中央緑道を会場にし、今までコーヒーフェスやマルシェなどの数々のイベントが行われて、大変盛況であります。先日のキックオフミーティングのようなディスカッションを会議室で開催するより、実際現地、定禅寺通で開催してみてもいいのでは。さらに、平日の昼間開催とか、アルコールを飲みながら夜開催するなど、現地で語ることでまた一段と話が盛り上がると思いますが、今後の展開も含めお聞かせ願います。 13: ◯定禅寺通活性化室長  先日行ったキックオフミーティングのようなグループディスカッションは、我々としてもさまざまな意見を拾い上げる、それからお互いのことを知っていただく、そういう意味でも非常に重要なものであったというふうに手応えを感じているところでございます。  今後、定禅寺通の意見交換をするに当たって、屋内の会場で行うだけではなくて現地で行うということは、また、会議室で行うのとは違った気づきなどをもたらすことも期待できるのではないかというふうに考えております。  今後、気候等の条件も考えながら、広く市民の方に御参加いただくということも含めまして検討してまいりたいと思っております。 14: ◯菅原正和委員  この検討会なんですけれども、参加者がほとんど男性なんですね。今後検討を進めるに当たり、女性や若者などに参加を促進することも必要と感じます。平日、自由な時間を持てるのは女性だし、昨今、消費のトレンドは女性の意向が大きく左右していると言われております。将来のまちづくりの論議をするに当たっては、女性の目線でまちづくりを考えることは非常に重要だと考えます。今回の検討会にもより多くの女性や若者の参加を促すべきと考えますが、考えをお伺いします。 15: ◯定禅寺通活性化室長  エリアの将来像や将来のまちづくり活動を考える上では、まずは女性や若者を含め多様な意見に耳を傾けるということが重要であるというふうに考えております。先日のキックオフミーティングにおきましても、女性の出席者はそれほど多くはなかったんですが、活発な意見をいただきました。  例えばそういう方々から御紹介をいただいたり、あるいは先ほど申し上げましたSNSを活用するなどして女性や若者の参加者を広げていくということに努めてまいりたいと考えております。 16: ◯菅原正和委員  この定禅寺通活性化は、沿道の地権者にとっては大きな利益をもたらすことになるというふうに私も感じるんですけれども、ここで不公平感が生じることは否めないと思います。この点はどう考えているのか。  また、先日、委員会で姫路市の視察を行ってまいりました。姫路市の事例では、公募型のイベントは行わず、沿道テナント地先道路空間の日常的な維持管理を行うことを前提としまして、常設で利活用することを基本に考えているということだったんですけれども、定禅寺ではどう考えていくのか。  さらに、道路空間利活用に必要なまちづくり会社、これはどうしていくのかということをお聞きしたいんですけれども。 17: ◯定禅寺通活性化室長  具体的には、今後、活性化検討会を中心に議論をしてまいりたいと考えておりますけれども、定禅寺通は、仙台を代表するイベントの会場としても多く利用されている経過がございます。そのことも踏まえまして、道路空間利活用につきましては沿道地権者のみならず、イベント等第三者利用も含めて幅広く検討してまいりたいと考えております。  また、利活用に必要なまちづくり会社ということですけれども、こちら、今回の検討会の中でエリアマネジメントも視野に入れたまちづくり活動の持続的な仕組みであるとか体制についても検討してまいりたいと考えています。その議論の中で、まちづくり会社等につきましても検討してまいりたいと考えております。 18: ◯菅原正和委員  定禅寺通の活性化を考えるとき、シンボルとして西公園は非常に大きな役割をすると私は思っております。西公園側にも人を呼び込めるような仕掛けをつくることは必要であります。そうすれば、勾当台から定禅寺を通って西公園までのエリアをセントラルパーク的に考えて一体整備することで、笑顔あふれる楽しい定禅寺という人の流れをつくれると私は考えております。西公園での取り組みもあわせて検討すべきだと思いますけれども、その点はどうでしょうか。 19: ◯定禅寺通活性化室長  先日開催しましたキックオフミーティングにおきましても、同様に、やはり西公園も含めて取り組みをしていくべきではないかというような意見が複数ございました。  今回の取り組みは定禅寺通とその周辺エリア取り組みで、都心部の人の流れを変えることで都心部全体の活性化を意図するものでございます。したがいまして、西公園とも連携した取り組みも必要なものであるというふうに認識しております。  具体的には今後、活性化検討会を中心とした議論とあわせて、庁内関係部署とも連携しながら検討してまいりたいと存じます。 20: ◯佐藤わか子委員  私はずっと長いこと、定禅寺をパリのシャンゼリゼのようにしてほしいと言い続けて20年なんですけれども、その一番大きい思いとしては、8ページにも書いてあるんですけれども、都心部に面としてにぎわいをつくり出すというふうにおっしゃっている。今のままの道路空間をそのままにして、あそこに新たな面としてのにぎわいをつくり出すのはなかなか難しいと思うので、道路をどうするのかというのは定禅寺活性化にとってはなくてはならない一番大きな問題だと思うんですけれども、前々から、北側だけでもいいからとめて、あそこを広場にできないかとかいろいろ提案をさせていただいてきました。とめるのが難しいんであれば、緑道を広げる、両方とも北も南も1車線にするとか、歩道を広げるとかいろいろなやり方があると思うんですけれども、もちろん今のお答えも聞いていると、検討委員会で検討していきます、検討委員会で検討していきますという答えが多いんですけれども、仙台市として道路空間をどのように、定禅寺の場合、生かしていこうとしているのか、そのお考えをお伺いしたいと思います。 21: ◯定禅寺通活性化室長  定禅寺通を中心とした魅力あるまちづくりということを考えるときに、せっかくの広い道路空間をうまく使って、もっとさまざまな人の活動が生まれるような、そのような通りにしていきたいという考えは我々としても持ってございます。先日のキックオフミーティングでも、歩道の拡張などに関する意見がさまざま出されておりました。車道と歩行者空間の配分を変える道路空間の再構成ということは、検討のテーマの一つになるというふうに考えております。その場合、定禅寺通だけではなくて、周辺の道路網の交通処理への影響であるとか、定禅寺通の使い勝手などについても検討することが必要となると考えております。  今後、関係者とも協議しながら検討してまいりたいと存じます。 22: ◯佐藤わか子委員  今後の検討なんでしょうけれども、以前にも何回も提案させていただいていたトランジットモールも含めて、そのまちがどのぐらいの強い思いでそこをやっていくかという気持ちがなければ、警察は今までのとおり、交通量がちゃんとあって、交通を保障してもらったほうがいいわけですから、ですから仙台市が定禅寺通をどのように広場として活用していくかという強い思いがなければ、私は検討委員会で検討していきますぐらいだけでは今までとすっかり同じになってしまう。イベントのときにとめればいいでしょうみたいな感じで、よさこいとかジャズフェスのときにとめていますからね。それでいいんじゃないですかというふうなことで終わってしまうんじゃないかと危惧しているわけですよ。ですから仙台市がこういうような本気で取り組もうとするんであれば、その仙台市の思いというのをしっかりと持って関係部署、一番大きいのは警察でしょうけれども、当たっていく必要があると思っているんですけれども、いかがでしょうか。 23: ◯定禅寺通活性化室長  今いただいた御意見、まさにそのとおりだというふうに思っております。ただ、道路の再構成に係るお話というのは、やはり沿道の方ももちろんですけれども、広く市民の方にも影響を及ぼすことでありますので、そういうところもきちんと考慮しながら検討を進めていきたいというふうに考えております。 24: ◯佐藤わか子委員  やっぱりどういうまちにしたいかという思い、どういう定禅寺にしたいかというのが、一番私は大事だと思いますので、ぜひ今後よろしくお願いします。  もう一つが、何回も何回も出てくる定禅寺通活性化検討委員会なんですけれども、これは、委員は、構成メンバーはコンクリートされているのか、それともイベントをやっているテナントの方とか、そういう人がどんどんこれからも入っていくような、構成委員が柔軟に変わっていくようなイメージなのか。この検討委員会の枠組みを詳しくお伺いしたいのです。 25: ◯定禅寺通活性化室長  定禅寺通活性化検討委員会は、主に沿道地権者で希望される方とか、それから地域のまちづくり団体、あるいは町内会の団体から構成される部分と、それから特にワーキンググループを構成していく部分につきましては、地権者とかの方に限らず、テナントさんであるとか、あるいは広くまちづくり活動に関心を持っている、あるいは定禅寺通で何かしたいと思っている方々、そういう方々も幅広にかかわっていただきながら検討を進めてまいりたいと考えております。ですから、今後もワーキンググループのメンバーにつきましては、広がっていくという可能性はあるというふうに考えております。 26: ◯佐藤わか子委員  検討委員会の中にワーキンググループをつくり、そこにはどんどんいっぱい入ってきていってもらうというような考え方でよろしいんですね。  その中に、この定禅寺通に、大事な大事な地権者であります宮城県があそこに宮城県民会館というのを持っているんですよ。私は宮城県が県民会館を今後どうするかというのをやっていく中において、ちょうどいいタイミングではないんですけれども、ぜひとも検討委員会の中にしっかりと入っていただいて、県民会館をつくるときに仙台市民に利活用していただくような、あるいはオープンカフェを県民会館の前で開いていただくとか、宮城県にもしっかりとかかわっていっていただく必要があると思うんですけれども、検討委員会のメンバーの中に宮城県は入っているんでしょうか、お伺いします。 27: ◯定禅寺通活性化室長  宮城県民会館につきましては、オブザーバーとして検討会にかかわっていただいております。  今後も情報共有を図りながら、まちづくりについても協議をしていきたいというふうに考えております。 28: ◯佐藤わか子委員  ぜひですね、この活性化の中には宮城県を巻き込んで、仙台市民に広く活用していただけるような県民会館になるように、仙台市のほうからも積極的に働きかけていっていただきたいと思います。県と市が協力して本当に魅力的な定禅寺をつくっていく、そういうようなことを強く宮城県にも働きかけていっていただきたいなと思っています。  最後ですけれども、まちづくり基本構想案ができるのが2020年度をめどにとなっているんですよ。そうするとあと2年半、最終的にできるとすれば2021年の3月ということなのでしょうけれども、結構時間がかかってつくって、その後に仙台市としてさらに方針化に向けた調整を行い、市として方針をさらに検討していくって、一体4年も5年もかけてやっていくのかというふうに思うわけですね。やっぱりいい試みとかいい取り組みはスピード感を持ってやってもらいたいなと思うんですけれども、まちづくり基本構想案が出た後の仙台市の動きとしてはどのぐらいのスケジュール感でやっていこうとしているのか、お伺いします。 29: ◯定禅寺通活性化室長  まちづくり基本構想の検討の取り組みの中で、やはり時間がかかるもの、あるいはすぐにでも取りかかっていけるものと、さまざま時間軸があると思っています。ですので、すぐに取りかかれるもの、早く始められるものについては順次始めていくということを考えております。  その上で、基本構想後の市としての取り組み、こちらにつきましては、その検討結果を踏まえているということになりますけれども、スピード感を持って進めてまいりたいというふうに考えております。 30: ◯佐藤わか子委員  ぜひ待っていないで、ぜひ本当に早目に事業開始に、スタートに入っていただきたいと御要望申し上げて終わります。 31: ◯佐藤和子委員  私からも数点、確認を含めて取り組みの考え方をお伺いしたいと思います。  今お二人の委員の方からお話あったので、ちょっとダブってしまいましたので、何点かになるんですけれども、先ほどこの活性化のイメージの中に歩行者のための空間を広げる、道路空間の再構成や歩行者空間の利活用、これが大変ハード面の整備ということがこれから大変重要になってくると思うんですね。今、委員の方からもお話ありましたけれども、今検討会が始まっていて、ただ、実際にやれることとやれないこと、制度上やれることとやれないことがハード整備ではあると思うんですね、道路法の特例とかも活用するとしても。ですので、やはり仙台市として幾つかのやれることの案をしっかり検討会の方々に伝えて、その中でやはり進めていただく。そうでないと、御意見を伺って、そこから少しずつ積み上げていくということには時間がかかるような、せっかく積み上げても、実際にはこれはできませんってなってしまっては何もなりませんので、その辺の進め方をちょっとお伺いしたいと思います。 32: ◯定禅寺通活性化室長  我々の仙台市定禅寺通活性化室が今回検討会の事務局という形で入っております。ですので、そういう制度上とかできるできないの話、そういった情報なども十分提供しながら、議論が進むように取り組んでまいりたいと考えております。 33: ◯佐藤和子委員  資料の中の確認ですけれども、昨年の平成29年度で取り組んだアンケート調査、この御意見と、またその御意見から来る課題、また、オープンカフェの社会実験の結果を本市はどのように分析されているのかお伺いしたいと思います。 34: ◯定禅寺通活性化室長  昨年度のアンケート調査は、昨年9月に2日間実施しまして、284名の方から御回答いただきました。交通規制を行ってのイベントをもっと実施してほしいという意見もございましたし、仙台駅から遠いため定禅寺通までわかりやすい動線誘導を行ってほしいといった意見などがございました。  また、オープンカフェの社会実験は、2日間で合計119名の御利用をいただきまして、約9割の方からはよかったというような感想をいただきましたが、中には、自動車による騒音とか排気ガスなどを気するというような意見もございました。  どちらの調査におきましても、ケヤキ並木の景観を生かしてアピールすべきとの御意見であるとか、飲食やショッピングなどの充実を望むというような意見がございました。また、歩行者と自転車との分離など、安全に関する課題も挙げられてございます。  これらの意見や課題を検討会における議論の場にも提示しまして、定禅寺通エリアの将来像や具体的な取り組みについての議論を深める材料としてまいりたいと考えております。 35: ◯佐藤和子委員  ぜひよろしくお願いします。  先ほど、このエリアの連携のところで西公園というお話もあったんですが、今、市役所の本庁舎の構想というものが進められている中で、市民広場も含めての本庁舎建てかえ、これとの連携はどういうふうにされていくのかお伺いしたいと思います。 36: ◯定禅寺通活性化室長  本庁舎、市民広場と定禅寺通との関係でございます。  御案内のとおり、本庁舎と定禅寺通は市民広場を介して一体的つながりを持っている空間でございます。本庁舎建てかえの基本構想におきましても、課題として、新庁舎と市民広場や定禅寺通周辺との一体性確保に留意が必要とされたところでございまして、現在、まちづくり政策局が中心となりまして、新庁舎と定禅寺通を含めた市民広場との一体性の確保の観点で、庁内関係部局とともに検討を実施しているところでございます。 37: ◯佐藤和子委員  最後に、市民の声を反映していくという部分で、最後の14ページにワークショップフォーラム、それから社会実験とかをやって市民の声を吸い上げていくということですが、検討会と市民の声の把握というんですか、そういう連携をどのように検討会の中で十分に反映していくためにやっていくのか、その辺の取り組みをお伺いしたいと思います。 38: ◯定禅寺通活性化室長  定禅寺通は市民にとってのシンボルロードでもございますので、市民レベルの議論の活発化も必要であると認識しております。  今後も市民向けのフォーラムワークショップ、これは検討会と市で共催ということもあるかと思います。そういったものを開催していきたいと考えておりまして、そこで出された市民の思いやアイデアを検討会の議論のほうにフィードバックして、しっかりと生かしながら定禅寺通の活性化、魅力向上の検討を深めてまいりたいと存じます。 39: ◯佐藤和子委員  検討会も代表メンバーですし、ただ本当に、私もそうですけれども、定禅寺通というのは本当に仙台市のシンボルであるし、日本の道100選にも昭和62年ですか、選ばれた本当にすばらしいところで、私もそこは県外の方々に勧める名所と思っているんですけれど、やはりこれから新しい時代に向けてのすばらしい事業になっていくと思うんですが、もっと多くの方がやはり関心を持っていただけるように情報を発信していただきたいなと思います。資料の中にも、杜の都のシンボルらしいインパクトのある空間づくり、本当にびっくりするようなインパクトのある、今までの仙台市とは違うなというくらいの、それくらいのインパクトの空間というんですかね、皆さんが楽しめる、そういうにぎわいづくりに力をいれていただきたいと、そのように思います。よろしくお願いいたします。 40: ◯相沢和紀委員  私からも数点、お伺いしたいと思います。  資料にありますように、仙台駅前と定禅寺通というふうになると4万四、五千に対して1万人ということで、大分大きな格差といいますか、流入人口の差があるように見受けられます。これは単純に言えば、人間が移動する際の交通網のアクセスと直接関連しているというふうに思います。仙台駅には東北新幹線を初め、JRの東北本線、常磐線、仙石線、仙山線が乗り入れしていますし、さらに阿武隈急行や空港アクセス鉄道、仙台市の市営地下鉄南北線そして東西線があります。また、あわせて都市間交通のバスも大変多くなってきている。それに対して定禅寺通は、乗合バスの発着は多いものの、南北線1線だけであります。こうした点からすれば仕方ないのかなというふうになるわけです。そういった意味からすれば、仙台市が今目指している回遊性ということが非常に重要になるんだろうというふうに思います。ただ、そうした点で、この件については検討委員会の中で十分議論していただくことにしたいと私は思っています。  その上で、私が望むのは、やはり定禅寺通という通りからイメージするのはケヤキ並木、これがしっかり保存され、管理されていくことがあって初めて定禅寺通というものが大きなイメージアップになっていくんじゃないかというふうに考えているわけです。まちづくり政策局は、直接管理する部門ではないわけでありますけれども、定禅寺通の維持管理、特にケヤキ並木の管理に対して、これは青葉区の道路課もしくは公園課で担当されているかと思うんですけれども、この間の検討会等のプロジェクトを進めるに当たって、青葉区との意見交換はどのように行われてきているのか、まず伺いたいと思います。 41: ◯定禅寺通活性化室長  今回の取り組みを進めるに当たりましては、青葉区の道路課、公園課との間でも定期的に打ち合わせを行う等、情報共有、意見交換を行っております。  ケヤキの取り扱いにつきましても、今回の中で検討していく必要があるのではないかという認識を共有しているところでございます。  今後とも青葉区と連携をしながら取り組みを進めてまいりたいと考えております。 42: ◯相沢和紀委員  少し具体にお聞きいたします。  ケヤキの維持管理という点では大変苦労されているというふうに伺っております。さきに視察させていただきました姫路市においても見られたわけでありますけれども、街路樹の内部が大きく腐食した事例があって、これについては伐採をしたということが確認されております。  本市においても、私も一般質問等で取り上げたことがありましたけれども、ケヤキの中に台風で倒れた事例、それから内部が腐ってやはり倒れた事例があったということを紹介しております。そういった意味では、大切なケヤキ並木をどう保存といいますか管理していくのか。基本的にこうした樹木の診断は年に1回とか年2回とか定期的に行われてきているのか、確認をしたいと思います。 43: ◯定禅寺通活性化室長  定禅寺通のケヤキの樹木診断につきましては、青葉区公園課が担当しております。年に一度、ちょうど今ごろの時期になりますけれども、全てのケヤキにつきまして目視や木づちでたたくというような調査を行いまして、樹勢とか、腐朽、そういう状況についての調査を行っております。その上で異状が疑われるものにつきましては、機器を使用した精密調査を行っているというふうに伺っております。 44: ◯相沢和紀委員  年に一度されているということでありますので、すぐすぐ強風等で倒れることはないんだろうと安心をしております。  ケヤキというのは大変長もちする木です。もう既に定禅寺通は植栽されて70年近くたっているわけですから、その前のことも考えれば樹齢80年を超えているんじゃないかというふうに考えます。200年ぐらいは普通に育つというふうに考えられます。しかしいずれのときか寿命というものは来るわけです。その際に、今回議論される中でケヤキ並木全体をどういうふうにしていくのか。ばっさり切って新しく植えたらどうか、こんな意見も出るかもしれません。でも、考えてみると、仮に15年ぐらいたった若い木を植えれば、幹の回り30センチから50センチぐらいしかならない。太さにすると15センチぐらい、高さにしてせいぜい四、五メートル。こういう状況の中では、私たち市民がイメージする定禅寺通のケヤキ並木にはならないんだろうというふうに思うんですね。やはり今の樹木をしっかり保存していくということ、維持していくということがなければならない。このことを検討会のメンバー、またはワーキンググループ全体の中でのきちんとした統一の認識事項といいますかね、そういうふうなことをまずベースにしていただかないと、議論があっちへ行ったりこっちへ行ったりするんじゃないかというふうに考えるわけであります。そうした意味で、プロジェクト推進室がやはり定禅寺通イコール、ケヤキ並木、この景観の価値そのものを全体に確認をしていくということが求められると思いますけれども、改めてケヤキ並木の意義についてお答えをいただきたいと思います。 45: ◯定禅寺通活性化室長  先日、開催しましたキックオフミーティングにおきましても、ケヤキの取り扱いや活用について活発な議論が交わされたところでございます。  ケヤキ並木は定禅寺通を特徴づける重要な個性であると思っておりまして、今回の取り組みにおきましても大前提になるものと考えております。また、広く親しまれている景観でございますので、市内外からの注目も高いものと認識しております。  ケヤキの取り扱いに関する議論につきましては、今後その進め方も含めまして、担当部局である建設局や青葉区と十分協議しながら検討してまいりたいと考えております。
    46: ◯相沢和紀委員  最後になりますけれども、先ほど佐藤委員からもありましたが、関係機関との協議というのは大変重要かというふうに思います。資料にも、オブザーバーとして県警等々の記載がございました。これから先、多様なイベントを実施していく場合に通行車両の規制、そういったことで県警なりとの、オブザーバーという出席はされているものの、実質的な協議というものも一方で裏方では必要ではないかというふうに私は考えるわけであります。そうした意味で、単にオブザーバーということではなくて、今後のイベント等のあり方について、もう少し事務局的に積極的にかかわりを持った取り組みをすべきというふうに考えるわけですけれども、いかがでしょうか、伺います。 47: ◯定禅寺通活性化室長  今回の取り組みにおきましては、イベントのみならず、さまざまな観点で車両通行規制、それから沿道アクセスなどで道路交通、道路使用についての議論が必要になります。  宮城県警につきましては、オブザーバーで入っていただいて情報共有しているというほかに、当然個別に必要な協議というのはしっかり行って理解を得ていきたいというふうに考えております。 48: ◯跡部薫委員  私からも何点か質問させていただきたいと思います。  定禅寺通活性化取り組みでございます。今、各委員のお話の中でも、想定する魅力ある街並み、通りのイメージとしては、例えばシャンゼリゼ通りというのもありましたし、セントラルパークというのもありました。その中には姫路の大手前通りもあるのかもしれませんし、インパクトの空間というのもございましたが、それぞれ市民の皆さんももとより、我々が非常に愛する街並み、そしてこの通りであります。思い描くイメージもありますし、またさまざまな今、議論あったような規制や条例、ルールの中で進めていくということで、大変御苦労も多いことかと思います。  私としては、少し提案も含めてお話しするので、これからだということは十分承知の上で、一方でスタート地点だからこそ少し提案も含めて伺っていきたいというふうに思います。  この整備を進めていくということが、ともすると行政主導、官主導、仙台はどうするのか、市はどうするのかというお話もありましたが、一方で行政が主導することによって道路整備事業のちょっと大きいものになってしまったり、また公園整備のちょっとスケールの大きなものといいますか、そういうものにとどまってしまうということではなくて、やはり新たな可能性を生み出せるような整備ということがないんだろうか。それがまさに仙台のシンボルのストリートとしての意味でもあるのかなというふうに思いますね。  その意味で、じゃスケールを少し広げて大きく捉えたときにキーとなるのは、やはりにぎわいを感じられるような空間をどうつくっていくかということになるというふうに思います。にぎわいの軸として定禅寺通を捉えるということであると今回の活性化の方向性というか、また今回のさまざま検討会でもそうですが、もう少し可能性を広げるという意味においての議論というものを期待しているのかどうか、そのあたりの認識ですね、初め入り口として伺いたいというふうに思います。 49: ◯定禅寺通活性化室長  今回の取り組みは、大きく言うと都心部全体の再構築も視野に入れながら、定禅寺通につきましては美しいケヤキ並木を有するゆとりある道路空間、それから、これまでのまちづくりの積み重ねとかさまざまな市民イベントの会場として親しまれているというような定禅寺通ならではのポテンシャルがあると思っております。これらを生かして、最近、仙台駅周辺に集中する傾向の見られる人の流れを変える一つの核となるような、そういうきっかけとなるような魅力あるまちづくりを進めていきたいと思っています。  先日のキックオフミーティングでもさまざまアイデアが出されたところでございますが、今後、活性化検討会を中心とした議論を含めて官民、公民連携で検討してまいりたいというふうに考えております。 50: ◯跡部薫委員  最後に官民、公民連携という話もありました。そういう意味ではポテンシャルのある、そして我々が愛しているこういう空間だからこそやはりスケールを広げて、いろいろな意見が多いのは重々承知の上で、どのようにつくっていくのかということは、民間もいかに巻き込んでのにぎわいをつくるか。にぎわいというのは、もちろん言うまでもなくそこに人が集まり、そこで楽しむ空間なわけでありますので、その魅力の創出ということから次に伺いたいのは、民間活力もあわせて巻き込んでいくということにおいて、不動産オーナーを中心とした皆さんもこの検討会に入っておられるということですが、エリアマネジメントを考えるときにやはり行政主導、それからこれまでの前例ではなくて新たな手法であるとかいろいろなチャレンジ、そういったものをエリアマネジメントにしっかりと生かしていく、このような視点が必要ではないかというふうに思います。  民間のさまざまなノウハウや、また、魅力を創出するという手法も含めて、エリアマネジメントを今後どのように考えていくのか、進めていくのか。あるいは本市の事例だけじゃなくて、世界各国で、全国の中でもさまざまな事例も出てきている、新しい事例が出てきていると思うのですが、それについての御所見を伺いたいと思います。 51: ◯定禅寺通活性化室長  御説明の中でも申し上げましたとおり、今回の取り組みは、将来のまちづくり活動においてエリアマネジメントの導入ということも視野に入れて検討していきたいと思っております。その取り組みを通じて、不動産オーナーの方とか地権者の方の人材発掘、育成、組織化なども行いながら進めていきたいと考えておりますが、当然検討の過程でさまざまな事例、新しい取り組みなども取り入れて、民間の力を存分に生かしながらやっていきたいというふうに考えております。 52: ◯跡部薫委員  今後進めていく中での話なので、過程が幾つかある上での事例になっていきますが、エリアマネジメントを民間ではどのように進めていくのか。その一つのキーとしては、地域内の経済循環とか利益といいますか、さまざまなお金の面、資金の面の調達方法、それをどのようにしていくのかというのも自立したエリアマネジメントとして成長していくかどうかの一つの鍵になってくるのかなというふうに思います。  そういう事例ですね、例えば世界の中でもないのかなと調べたら、一つある方から紹介されたのがビジネス・インプルーブメント・ディストリクトというんですか、BID税という税金の手法であります。まちづくりに生かす税金でありまして、自治体が地区の地権者に固定資産税の上乗せ分を徴収してまちづくりに交付するというもので、まちづくりに生かしていくというような事例があるそうであります。これはアメリカですが。こんなのは非常になかなか導入は難しいとしましても、一方で大型な資金とかそういうものをまちづくりに生かす事例といいますと、仙台でも荒井のタウンマネジメントとか、あと東京だと丸の内の再整備とかありますけれども、なかなかこういうのも現実的にはこの辺では難しいのではないかということで考えると、やはり地域内のエリアの価値を高めていくことによってさまざまな手法を考えてみるということも必要ではないか。  実際に可能なものとして、一つ事例を御紹介したいのですが、熊本市の熊本城東マネジメント会社というまちづくりの会社がありますが、ここでは不動産オーナーが集まって沿道を経営するストリートアライアンスを設立して、不動産オーナーが個別に契約していたエレベーターの保守点検とか事業ごみの収集などを、エリアマネジメント会社である城東マネジメント会社がまとめて一括契約することによって年間170万円以上圧縮していると。そういう経費を41万円ぐらい各店舗に還元して、そしてその運営費を差し引いた利益を、さらにそのエリアの価値が高まる事業などに生かしていくという事例があるそうであります。これによって歩道清掃用のポリッシャーを購入したり、沿道の環境美化活動などでさらに価値を改善するということにもつながっているようでありますし、事業ごみの散乱と歩道の汚れがきたないとしてイメージが悪かったこのまちが大分これによって改善されたという事例があるそうであります。  また、これにより、空き店舗が解消するという取り組みにもつながっているという事例があるそうであります。先ほどの検討会議の話の中にもありましたが、いかに管理ですね、道路の管理も含めてまちの美化も含めて、こういったものに取り組んでいくかということも、域内での経済の循環といいますか資金の調達といいますか、そういうことにも価値の創造、エリアマネジメントが生かされているということにつながりますので、このような非常にユニークだけれどもおもしろい事業、こういったものをやはり民間側に指し示して、そして検討いただくということも私は行政側の一つの役割ではないかなというふうに思いますが、このような手法を含めて、お考えについて何かあれば伺いたいと思います。 53: ◯定禅寺通活性化室長  ただいまエリアマネジメント活動の一環として環境美化に取り組む、その中で収益を上げつつ、それをまちの価値の向上に再投資するというような事例を御紹介いただきました。  確かにエリアマネジメントを進める上では、財源をどうするかということは常に課題になることと認識しております。我々としましても、まちづくりの活動、エリアマネジメントを進めていく中で、いかに活動の中で収益を生み出すか、そこについてはしっかり議論をしてまいりたいと思っています。  また、環境美化の事例ということがございましたけれども、エリアマネジメント取り組みとしては、非常によく取り組まれているものであると考えておりますし、定禅寺通におきましてもやはりごみの問題、環境美化の問題ということは、さまざまワークショップであるとかキックオフミーティングの中でも意見が結構出されているところであります。ですから、そういうテーマも含めて検討していくとともに、御指摘ありましたように、我々のほうからでもいろいろ情報を集めて、あるいはコーディネーターのほうの知見なども生かしながら、しっかり活動の中で収益を生み出しながら、持続的に取り組んでいくということができるように検討してまいりたいというふうに考えております。 54: ◯跡部薫委員  このように、非常に決めつけてお話するわけじゃないですが、単に道路の再整備とか公園の再整備とかそういう部分にとらわれずに、いかにも価値をつくっていくかという面においてのエリアマネジメントの活用方法、さまざまあるんだというふうに思います。そういう意味では、沿道を魅力的なエリアとするべく、民間が主導となってエリアを経営するという視点がまさに求められているというふうに思います。エリアの価値を高め、地域内で無駄にかかっている経費というものを削減しつつ地域経済を豊かにする、そういう資金をふやしていく、お金をふやしていくというような手法論について、行政と民間がぜひとも意見を闘わせて、そしてそれを取り入れるというような視点もぜひ持っていただきたいなというふうに思います。  全国の事例と同様に、民間には非常にノウハウやそういう思いもあるわけでありますので、そこのステージを行政がつくっていくことによって、このようなエリアマネジメントをさらに可能性として広げることができるのではないかと考えますが、これについての御所見を伺います。 55: ◯定禅寺通活性化室長  エリアマネジメントを生かしていく、そのためには当然、民間側の力なり知恵を集めてやっていくということが非常に大事だと思っています。我々の検討会も、地元の方々、それからまちづくりの活動に携わる方々なども含めていろいろ議論していきたいと思っていますので、まさにそのようなプラットホームというか、そういう場になるのかというふうに考えております。この検討会の議論を生かして、エリアマネジメントの活用等についても議論していきたいというふうに考えております。 56: ◯跡部薫委員  まず、行政側がやる、やらないということにかかわらず、さまざまな、先ほど申し上げたようなファシリティマネジメントに関する事業、こういったものを民間レベルで始められるところというのはどんどん始めさせるというのも一つの手法ではないか。削減した経費を原資として初めて行政と連携してオープンカフェ事業を始めるとか、定禅寺の緑道内にさまざまな地元料理を食べられるような収益施設をつくるとか、ライブラリーパークのような民間が設置、主導するような取り組みというものも、魅力創出に生かしていくような、行政は後ろ側から支援していくような姿勢も必要なのではないかというふうに感じます。  今回の御説明においては、定禅寺通を整備するということにおいて検討会、こういったものの準備が進められて、またこの協議が進められていくというふうに思いますが、官製エリアマネジメントのようなプロセスではなくて、やはり民間による、民間主導のエリアマネジメント、こういったものをどんどん育てていくことによってトータルとしての魅力も上がっていくのではないか。その意味では大きく構えて、行政側というのがその可能性についても考えていく、それを応援していく、支援していくというような姿勢も必要ではないかと考えますが、この件についてお考えを伺いたいと思います。 57: ◯政策企画部長  先月、定禅寺通の活性化のための検討会というのが立ち上がったところでございまして、まさにこれから議論を深めていくと、そしていろいろどうやっていくのかというのを地域の方、あるいは市民も巻き込んでやっていくと、そんな状況にあるというところだろうというふうに理解をしております。  今、委員からいろいろ御紹介ございましたけれども、やはり民間の力を生かしていく、これは本当に大事なことだろうと、そんなふうに思っておりまして、定禅寺通、この間、例えば説明の中にもございましたけれども、ジャズフェスであるとかあるいは光のページェントとか、地域の方々が民間の方々と主体になって今まで取り組みを進めて盛り上げてきたと、そういう経過ございます。  一方、やはり30年たったわけでありますから、この活性化の取り組みの中で新しい担い手というのを引き継ぎも含めてつくっていきたいなと、そんなことも考えておりますし、行政でできることはもちろん行政で、行政がやらなきゃならないことは行政でもちろんやりますけれども、やはり民間ならではの発想、創意工夫というのはございますでしょうから、そんなことがしっかりと生かされるような形で取り組みを進めていきたいと、そんなふうに考えております。 58: ◯跡部薫委員  今、担い手のお話に触れていただきました。私も非常にその点については同意するところでございます。やはり不動産オーナーだけではなく、将来的に定禅寺通のエリアマネジメント、これを担っていけるような、公民連携事業にも明るいような人材、どのように育てていくのか。もちろんそこには行政の補助金に頼らず、そして民間のさまざまなノウハウをしっかり踏まえて実現できるような人材、稼げるマーケットを生み出せるような人材、それは理想的かもしれませんけれども、でも、そういう流れ、プレーヤーといいますか、そういう人材に今焦点が当たっていると。全国でも各地でそういう取り組みを担う人材が出てきているというふうに思います。  この間、私もさまざまなまちに行って、公民連携事業などを学んできますと、やはり情熱を持って、不動産オーナーとともにそういうまちづくりを担って、エリアマネジメントに提案するというような人材も出てきているようでありますので、そのようなプレーヤーといいますか人材とともに、今後この定禅寺通活性化取り組みトータルとして魅力創出に資するような取り組みになるように、このお考え、最後に伺って締めたいと思います。 59: ◯まちづくり政策局長  定禅寺通に関しまして、いろいろなまちづくり取り組み方というようなお話も含めてお話をいただいたかと思います。  今後のまちづくりのいろいろな場面で行っていくに当たりましては、行政だけということではなくて、そこにお住まいになっている住民の方々ですとか、一方で、定禅寺通のようなところですと、広く市民の方々にも愛されている場所ということですので、そういった広く市民の方々も巻き込んだ形の中で、そこのまちをどういうふうにやっていくかというあたりは皆さんと一緒に検討していくことが必要かというふうに思います。  その上で、今回の検討の中でもありますように、そのエリアをどうやって具体的にどんな手法で活性化していくかということについてのマネジメントのあり方、こちらにつきましても、我々が行うべきこと、それから民間の方々のいろいろなお知恵、あるかと思いますので、そういった方々のお考えを生かせるように、我々がいろいろ条件を整理してあげるといったようなことが必要かというふうに思います。  加えて、活性化したときには、経済的な面でも地域の中できちんとお金が回るということも非常に重要かというふうに思いますので、そういった中でいろいろな効率化ですとか収益なども上がってきて、それがまた新たないろいろな取り組みに発展できるようなものになっていくといったことが必要かと思いますので、そういった視点も含めて我々としても地元の方、市民の方と一緒になってまちづくりに取り組んでいきたいというふうに思います。 60: ◯柳橋邦彦委員  皆さんの質問で、大体私のお聞きしようとしたことにほぼ重なっておりますので、余り必要ないかなと思いながら、ちょっとやっぱりこれは相当の力仕事だというふうに私は思いますので、この際、発言をお許しをいただきたいと思います。  9ページの上に写真が6枚あるんだね。これはどこの写真ですか。 61: ◯定禅寺通活性化室長  これはあくまでもイメージを示す写真として載せたもので、具体的にどこという場所を特定はしておらなかったところです。 62: ◯柳橋邦彦委員  そういうことなんですよ。これ、どこだかわからない。恐らく右の3枚は仙台市内ではないと思うね。上なんかは銀座通りなのかな。これは渋谷か池袋のどこか横町かなと思う。この真ん中の下の写真は、よく似てるのは五番丁にありますけどね。それからとったのかなと思ったけれども。こういうのも実は、イメージだからどこから持ってきたっていいんだという話じゃないと思いますよ、私は。この辺はやっぱりこういうものをつくるときに、信憑性のあるものをつくらないとだめなんだ。  それから、室長、ちょっとお立ちください。ここから見える色の黒いあのビル、どう思います。質問です。 63: ◯定禅寺通活性化室長  あくまで私個人の意見というか感想ということになりますけれども、やはりあそこがなければ多分定禅寺通、よく見えるだろうという意味で、ちょっと視界を遮っている感じというのを思うところでございます。 64: ◯柳橋邦彦委員  全くそう思うんです、私も。人様の財産を公式の市議会の委員会においてどうこう言うことはできません。できませんが、御自身の気持ちとして、そういう気持ちを持つことは正しいことです、と思います。私が正しいから正しいというんです。私は正しいと思う。これ何とかしたいなと思いますか、思いませんか。 65: ◯定禅寺通活性化室長  何とかできるものであればという思いもありますけれども、先ほどおっしゃられたとおり、人様のものだというところもありまして、そう簡単に解決できるものではないなというふうには思っております。 66: ◯柳橋邦彦委員  まさにそれでいいんですけれども、やっぱりまちづくりにおいて、まちづくり政策局の考え方と都市整備局の考え方、ある意味条例に縛られて取り進めていかなきゃならない再開発だとか、そういうものの考え方とは違うので、そこであなた方のそういう考え方が大事なんだということの一つの例において、そのビルを使って私としては申し上げたかったんですね。  本気でここの新市役所の位置取りとかまちづくりを考えたときに、私は何とかしたいなと思うんですね。それはやっぱりやってみないとわからない。できるかできないかはわからない。しかし、やりたい気持ちを持ってやるということが大事だね、仕事は。やらないほうで考えるのと、やるほうで考えるのじゃ全く考え方とか物の見方が変わってきますから、そういうのをやっぱり、色といい形といい大きさといい、ちょっと考えたいなと思うことがあります。  それから、やり方について、ここで御説明する必要はないと思うのでしませんけれども、そのことについてね、室長、福岡市の川っ端やいろいろなところに、長浜のほうにある、あの小さいのいっぱいあるのね、行ったことありますか。どうですか。屋台。 67: ◯定禅寺通活性化室長  はい、私も福岡市の屋台には何度か行ったことがあります。 68: ◯柳橋邦彦委員  それで、どう思っておられます。 69: ◯定禅寺通活性化室長  なかなかふだん飲み食いするような環境とは違って、非日常的な感じがして、また、その開放的な雰囲気からなのかわかりませんけれども、隣のお客さんとも話が弾んだりして、非常に楽しかったことを覚えています。 70: ◯柳橋邦彦委員  正直な御感想だと思いますね。  仙台にも昔、何軒かあったんですよね。私が子供のときには数十軒ありました。それが、いつの日か、どういうわけかわかりませんが、1軒もなくなってしまった。ああ、1軒あるらしいね。  つまりですね、申し上げたいことは、ああいうものは想像の中で、人が回遊するとか、それから面的なことを考えろとかね、大事ですよ、それは。基本的な考えをきちっとしないと物事はうまくいかないから。本当にうまくいかない。それは大事ですよ。  じゃなぜそういうものを、例えば今言っている屋台みたいなものを、いろいろな形の屋台があります。車でやるのもあるし、いろいろあるんだけれども、いろいろ参考にしてみると、お手本になるのはやっぱりそこだろうなと。それを定禅寺通の歩道にべたっと三、四十軒並べたら、人なんか簡単に集まりますよ、毎晩。定禅寺の活性化は何も朝と昼ばかりじゃない、夜もだから。  そうすると、そういうものを復活したいともし市長が心の中で願えば、だめだろうなと思ってやる仕事と、やってみようと思う仕事のやり方ではやり方が違ってくるね。だから、きょうの委員会の質問をお聞きしてても、結局、検討しますなんですよ、今はまだ。答えの最後は、あなたおっしゃったのは大体、御意見を伺って検討します。検討するのはいいんだけれども、実際に物をやろうと、オペレーションをしようと思ったときには、現実ですから。しかも財産が、いろいろ市の財産、あるいは私有の財産、いろいろな絡みがあるでしょう。  定禅寺と言ったって、西公園方の定禅寺ね。晩翆通までのエリアね。それからお祭り広場的なものとしての東二番丁までの間ね。それから二番丁越えて、三番、四番、五番までの錦町、花京院の突き当たりのところね。あそこまでのエリア、ワン、ツー、スリーあるよね。それぞれによって定禅寺通の活性化というのは、今は多分せいぜい国分町を中心とした東西の前後ね。それとメディアテークがあるから、あそこのちょっとした高級マンションと、一軒家もありますよ立町かいわいは。そういうことを考えますとチューブの、パイプ的なもので考える定禅寺通に対する考え方と、今言った通りで横串に全部、通りが刺さっているわけでしょう。そうすると、そこの町内をどのエリアで包括するのかということあたりも、エリアを決めないとなかなか難しいんじゃないかなということがあると思うんですね。そのエリア感と、それから歴史観とこれからの未来観と、そういうことについてはどんなような感覚を持っていますか。 71: ◯定禅寺通活性化室長  まさに今、御指摘のとおり定禅寺通、一つの通りとはいえ、それぞれ縦の通りごとに町内会があったり、それから環境においても住宅が多いエリアであったり盛り場であったりと、そういう違いがさまざまあるということは認識しております。それぞれ地元の方と意見交換していても、やはりその意見の違いというのもあるというふうには実感しているところでございます。  我々としましては、今後検討会を中心とした検討を進めていく中にあっても、そのエリアの歴史なり個性、特性というものを生かしながら、相乗効果を生み出せるような活性化策というのを検討してまいりたいというふうに考えております。 72: ◯柳橋邦彦委員  大体いいと思うんですけど、最初、私、この定禅寺通の活性という言葉を聞いたのは、前市長が突然やめる際にこの話が出て、何で今から定禅寺を活性化しなければならないのと、こう思いました。仙台市の中では大分活性化されているほうなんじゃないのかなと。しかも民間のいろいろなイベントがいわゆる行政のお金を使わずに、使わずにといっても少しは補助金か何かで出ているんだろうと思いますけど、やってきたと。純然たる民間のやつもある。やってきたのに、これ以上何するんだろうと、こう思ったんですが、実はその陰の目的というのは、仙台市全体の都心部のある意味大きな大きな活性化、再活性化を図っていこうということに実は目的があるのではないかと、このごろうっすらわかるようになったんですけれども、だとすると、もう少し取り組み方を、いろいろなところに手足を伸ばす、民間ともやる。先ほど指摘あったことはなかなかいいと思いますよ、佐藤わか子委員が言った、県民会館をどうするかなんて大きな問題ですからね。それだってやらなければいけない。  それと、我が市の中でも、さっき言いましたように都市整備局とか建設局とか、その他、区とかいろいろな組織と一緒になってやらなければならないということですから、これは相当の本気度でいかないといけない。  例えば都市整備局には、何か、ことしから都心まちづくり課というのができたらしい。そういうところとの話はどういうふうにしてきているのかとか、そこらの中身がまだなかなか出てこないので、ちょっと質問もしにくいという部分があるし、大きく捉える部分と目先の部分、自分の家の前の坪数があと幾らぐらい値段上がるんだというような全く身近な問題から、そしてそれがお客さんも含める市民の回遊というようなことになってくると、さっき言ったチューブ、それに対する横串、それからどういうふうなことでどうやって人を回遊させるかという回遊性のやり方などを考えていきますと、相当の大きな仕掛けなんだなというふうに感じざるを得ないし、私たち議会も本気になって取り組んでいかなきゃならない、まさに将来の仙台のまちづくりをつくっていく大きな大きな課題なんだなというふうに思って当たり前だと、こういうふうに思うんです。  そこでお聞きしたいのは、先ほどまでにいろいろな委員のお話もありましたけれども、あっち側に人が、あっち側というのは、駅のほうに人が偏り過ぎているぐらい多いので、こっちが寂しいからこっちに人を寄せようといったって、あっちへプラスだからこっちにマイナス、こっちをプラスすれば向こうがマイナスというようなことでは活性化なんかにならないですね、一つのエリアの中で人が行ったり来たりしただけだから。回遊性を図って人をこちらにも呼び寄せようという最初の基本の考え方なんですけれども、私が聞いたのはそうだった。そこに対して、そういう考え方で回遊性やにぎわい性をあっちへ引っ張り、こっちへ引っ張りするということではないのではないかと思うんですけれども、どうでしょうね。 73: ◯まちづくり政策局長  都市全体というようなお話も含めて御質問がありました。  本市においては、震災の前から震災後も通じてさまざまな基幹的なインフラなど整備してきたところですけれども、一方で、駅周辺の再開発の問題ですとか都心部の空室率の数字に見られますように、正直、震災の影響もあったりして、都心部の都市機能の更新というのが余り進んでいないという状況にもございます。総合計画の策定ですとか都市マスタープランの改定といったことも踏まえますと、都心部の機能強化、再構築といったところがこれからの仙台市の都市の活力増進には不可欠なのだろうというふうに認識をしているところです。  こうしたことに対応していくためには、都心部の再開発ですとか、バス、自転車、歩行者などの交通のネットワークの話ですとか、あるいは中心部の商店街の活性化、それから今度の東北放射光施設の誘致なども契機として、新たな企業の誘致ですとかそういったさまざまな取り組みをあわせて総合的に進めていくということが重要になってくるかと思いまして、そういったことにさまざま取り組んでいくことが外部からの投資ですとかインバウンドを初めとする交流人口を呼び込むことにつながって、それが仙台、ひいては東北の持続的な活力の増進というのにつながっていくのではないかというふうに思います。  今回の定禅寺通の活性化につきましては、これまでの市民の方々のさまざまな取り組み、それからケヤキ並木などのいろいろな資源といったもの、そういった個性がありますし、冒頭にもお話もありましたように、本庁舎の建てかえというような時期でもございますので、そういったものをあわせて考えながらスタートさせていくということが都心部の再生といったものにつながっていくんじゃないかというふうに考えております。  他都市でも、福岡市などでは天神と博多と港湾地区といった、その3カ所にまちの核をつくることで、都心部全体の集積の厚みを増していくといった取り組みもなされております。  定禅寺通も駅のほうからは少し距離がありますので、先ほど申し上げたいろいろな資源を生かしながら活性化を図ることができれば、都心全体としての集積の厚みというものを増すことができて、それが回遊性向上にもつながりますし、先ほど申し上げた外部からの投資なども期待できるのではないかということで、今回こういった取り組みを始めたというところだと思います。  今後、活性化の検討会の方々と一緒に検討していくということになりますけれども、庁内としても、先ほどお話のありましたように、都市整備局に都心まちづくり課というものもできております。そういった関係部局としっかりと連携をしながら取り組んでいくことが必要かというふうに思います。 74: ◯柳橋邦彦委員  それでは、局長にあと二つだけ確認しておきたいことがあるんですけれども、仙台市の土地利用のことの中で、各政令市などには多く見られるもので仙台市にはないものがあるんですけれども、それは地下街です。地下道はあるんですけれども、地下街というのはないんですね。これははっきり言えば、商工会議所が反対してきて今までならなかったんです。でも、代々会議所もかわる、会頭は出どころは変わらないから考え方は同じなんだと思うんですけれども、地下街に対してどう思うかということが一つ。  それから、仙台市にあってほかにないのは、規模が仙台のほうが大きいという意味でほかにないというんですけれども、ペデストリアンデッキ、このことについてどう思うかということなんですね。本当はペデはね、どんどん伸ばしてくればいいんですよ。一番町の通りも全部ペデにしちゃえばいいんだ、本当は。そうすると、つまり2階建てにして、そんなこと今々はできませんよというのは当然です。しかし検討してみたら、今のペデをずっと駅から伸ばして、それで一番町もペデにしたら、その上に、都市計画の法律を変えて、あそこの上に全部マンションつくっていいというふうにしたら、人はどんどん便利だから皆ここに集まってきますよ。しかし、それはやっぱり我が泉区においてはどんどん人が減っていくということにはなるわけだね。それは常にそういうふうに、さっき言ったように、人がプラスの方向とマイナスのほうとに動くというのは常にそういうふうにプラマイがあるんですよ、都市づくりにしても何にしても人間の営みというものは。しかし結果として振り返ったときにどうなっているのか。将来にわたって何百年続くまちにあって、それがやっててよかったのか、悪かったのかということは後でわかることであって、そこの考え方を今持ってやらないといけないということが考え方のもとにあるわけです。つまり多層に使える空間を、地下街と路面とそしてペデの伸ばしたような、2階、3階という、そういう考え方、そして人の居住、生活といったものをあわせて考えときに、今、仙台が置かれている地下街、必要性があるだろうと思われる地下街とペデストリアンデッキの延長、そういうことについてどのように思うか伺いたいと思います。 75: ◯まちづくり政策局長  地下街と、それからペデストリアンデッキというお話でございました。  私も生まれてこの方ずっと仙台に住んでおりまして、地下街、ペデストリアンデッキ、この形が仙台だというふうなことでずっときておりましたので、余り地下街、それから今お話しになったようなペデストリアンデッキ、深く考えたということは余りなかったんですけれども、確かに地下街については、冬場は寒いですし、雪はそんなに降りませんけれども、そういった中での例えば札幌などで言えばああいった形で地下街が発達しておりますので、そういった形のものというのはあるのかもしれません。  それから、ペデストリアンデッキにつきましても、仙台駅前にあれだけのデッキがありますので、そういったことの延長ということもあるのかと思います。  まちづくりを考えた上で、線だけではなくて、面的にいろいろな考え方をしなくちゃならないというようなお話もこれまであったかと思うんですけれども、そこをさらに進めて、恐らく上へ下へということでまたそういったことも考え合わせていくと、いろいろなまちづくりが可能になってくるのではということかとは思います。  一方で、お話にもありましたけれども、現在仙台のまちで暮らしておられる方々、それから御商売されておられる方々、そういった方々ですとか、仙台の町並みというのもあわせて恐らく考えながら、仙台のまちの構造というんですか、そういった上下への考え方というあたりもあわせて考えていかなければならないのだろうというふうに思います。  お話のあったようなこと、確かに今後のまちづくり、それから活性化といったことについて、いろいろ考えていく上でのいろいろなきっかけといいますか要素になるかとは思いますので、そういったことも含めながら今後の仙台市のまちづくり、お住まいになる方、経済活動されている方、そういったことなども頭の中に描きながら考えていくことが必要なのだろうなというふうに思います。 76: ◯柳橋邦彦委員  ではお願いですけれども、とりあえず定禅寺通活性化室の室長に、少しここにいなくてもいいから、日本国中、毎日のように出張してあちこちのまちをぜひ勉強してもらうことと、コーディネーターなどにばかり話を聞いてなくて、やっぱり自分たちは何をどう思ってこのまちを美しくすばらしいまちにしていくことができるかということを真剣に考えて、これを盛んにおっしゃっておられたキックオフにしていただきたいと思いますが、よろしくお願いして終わりたいと思います。 77: ◯渡辺博委員  柳橋委員の最後の御提案、私も大賛成です。丸投げという言い方は失礼かもしれませんけれども、仕事をお願いする側が物事を知っていないとうまく使えないんですよ。言われたとおりになってしまうということではいろいろ失敗しています、仙台は。ですから担当職員が知見を広めていくために予算は惜しんではいけないというふうに、まちづくり政策局長、財政局長、思いますけれども、考えていてください。後でお答えをいただきます。  私は1点、安全・安心の視点でお尋ねをしたいというふうに思います。  それで、まず最初に室長にお伺いいたしますけれども、仙台市側としてはどういう局が庁内、集まって定禅寺の活性化に取り組んでいますか。ちょっと御紹介ください。 78: ◯定禅寺通活性化室長  今回の取り組みを進めるに当たり、関係局と関係部長の会議なども設けたりしております。そこでかかわっているのは、都市整備局、建設局、それから青葉区、経済局、あとは市民局も自転車の部分とかそういうところにかかわっております。 79: ◯渡辺博委員  私は、市民局はとても大事な役目を果たす局だというふうに思います。  仙台駅の東側に宮城野通があります。あの通りは区画整理の第一工区のメーンの事業でした。あの通りは、私ども地元住民はイベント通りであり、イベントのできる通りというふうに説明を受けましたけれども、なかなか使えなかった。使ってましたよ。宮城野区民まつりも開いたことがありました。三沢のベースから超一流のバンドが来て、ひな壇をつくって演奏したこともありましたけれども、なかなか実現まで困難があった。  聞くところによれば、あの通りをつくるのに、当時建設省でした。建設省が力を発揮してくれたんですけれども、イベントということで使うには警察の理解が得られない、協力が得られないといけないということですが、当初、建設省が進める事業ということで、警察庁ですかね、が聞いていないということで、やっぱり警察、このラインが置いてきぼりになってしまって、結局なかなか難しいことになったと。邪魔したとかそういうことではありませんよ。  私申し上げたいのは、これは基本的にスタートラインから関係の機関が一緒に並ぶということが大事だろうというふうに思っておるわけですよ。市民局の話になりますけれども、市民局は県警、特に仙台市を見てくださる仙台市警察部と密接な連携をとる役目のところです。よく県警、県警と、今、委員の質問にも県警とか何とかってありましたけれども、漠然としたものじゃなくて、宮城県警察本部の仙台市警察部がきちっと仙台市と連携をとります、あるいは仙台市が仙台市警察部と連携をとっていきますという具体的な話にならないと、私はいけないと思います。それが日常のやりとりの中で出てくるようにならないと。  ということで、自転車のことでという話だけれども、そういう話ではないわけですよ。道路をどう使うかという話でしょう。道路というのは交通ということと同時に、イベントで使おうということがあって、そういう使い方をしていたら、仙台市で痛ましい事件がありました。中央通、暴走車が入って、安心して歩いておられた方が犠牲になってしまったということがありますね。ありましたよ。そういうことも起きる。  それからテロというと大げさかもしれませんけれども、この間、渋谷の交差点のあの大変な騒ぎ。人が集まればそういう危険要素もまたふえてくるし、危険度も高まってくると思わなくてはいけない。自転車だけじゃないんですよ、ですから、市民局が入るのは。  それと道路の使い方をどうするかというお話ですから、今、定禅寺通です。宮城野通、まだまだ使い勝手悪いですよ。それから青葉通も、一番町周辺にまちづくりの動きがあるというふうに聞いております。もちろん中央通もそうですね。道路をどう使うかというのは仙台市の行政のとても大きなテーマなんですよ。これは一室、一局、複数局だけではできない。仙台市長のマターですよ。仙台市長と宮城県警本部と、必要であったらほかの機関のトップね、そういう方たちと意思疎通を図って了解を得て、今回は定禅寺通ですけれども、宮城野通もあります。あるいは青葉通もこれから使っていきます。仙台駅の西側だってこれから大型開発が行われるわけでしょう。そうすると道路をどうするかという話が出てきますよ。仙台市は、道路を本来の使用目的である交通ということを基本に置きながら、もっと有効に使いたいという、そういう願いを持っています。それをお伝えして、その使い方についての基本的な理解を求めて合意を図っていくという、そういう手続をしておかないと、バンドエイドになっちゃう。それを恐れるわけです。  宮城野通の話に戻りますけれども、宮城野通も、とてもよく歴代の署長さん協力してくださいますけれども、その署長さんの考え方でやっぱり変わりました。道路というのは車が通るところだという署長さん、いや、道路はたまにイベントで使ってもいいよね、広場的機能があってもいいよねという署長さん、かわってしまうんですよ。申し上げているのはそういうこと。署長さんの考え方は大事です、協力いただくのは大事ですけれども、県警と仙台市とで道路に関して、特に指定をした道路に関してはこういう使い方をしたいと考えてますという仙台市の思いを伝えておいて、もう一度申し上げますけれども、基本的な合意を図っておくことを私はやっておくべきだと思うんですけれども、考え方、お聞かせください。今後でもいいですよ。 80: ◯まちづくり政策局長  警察との関係ということで、道路を使う際の交通処理に限らず、イベントであれば、イベントを開くことによってのいろいろな安全確保といった点についてのお話だったと思います。  これまでもイベントであれば、イベントそれぞれで警察のほうとさまざまな協議を行った上で開催をしているといったことがあろうかと思いますけれども、確かに仙台、非常にイベントも多いまちですし、今お話のあったような青葉通での新しい取り組みですとか、今回の定禅寺通といったことで、それから最近、仙台に限らず他都市での道路を使ったいろいろな取り組み、国のほうでも大分そのあたりは柔軟になってきておりますので、今後ともそういったふうな形で使いたいといったことはあろうかと思います。  仙台市の場合、市民局のほうに警察との窓口というものもございますので、そういったほうとも相談をしながら、今後どんな形でいったらいいのかというあたり考えてみたいというふうに思います。 81: ◯渡辺博委員  これ以上は求めませんけれども、ぜひ御検討をいただきたいというふうに思います。  安全・安心についてもぜひ計画的に取り組んでいただきたいというふうに思います。その議論がどうも説明にありませんでしたし、委員の議論の中にもありましたけれども、もっと根本的な取り組みが必要だなというふうに思っていたものですから、お尋ねをしたところでございます。  それと最後に、今さらというお話になるかもしれませんけれども、歩行者天国って昔言いました。今余り言わなくなったけれども、歩行者天国という言い方が流行しましたよね。これ意外に歴史が古いようですよね。明治時代にもう神楽坂で歩行者天国やったんですって、今の言葉で言うと。神楽坂でやった。旭川でも大通りを、これも大分早い時期です。私議員に出していただいて、先輩議員の議論をお聞きしましたけれども、屋代光一議員が皇居前の内堀通りの歩行者天国を例に挙げながら、定禅寺通をそういう使い方はできないか、しようよと提案されたんですよ。佐藤わか子委員は20年前から言っていると言うけれども、30年前から先輩たちはそういう提案をされた。でも、残念ながらなかなか反応されなかった。ここの説明に背景というのがありますけれども、確かにこのとおりなんだよね。ただ、これはこのとおりなんだけど、計画的にしてきたことじゃないのね。あっちの事業を継げ、こっちの事業を、で、時系列に並べたと。  私は平成10年度の市景観条例云々、このときに当時、屋外広告物審議会というのがあって、その委員でした、議会から出していただいた、一人でしたけれども、委員。このときの議論は、景観をよくしようという議論で、にぎわいとかという話は一切なかった。広告物条例ですから、それはそうなんだけど、今申し上げたかったのは、大先輩がそういう提案をして、これは時代を見越したすごい提案ですね、今から考えても。実際に歩行者天国という名前で行われていたわけだから、やれないはずなかったの、仙台で。それに反応する職員がいなかったということですね。残念なことです。それは議会と行政との関係もあったのかもしれませんけれども、残念なことだったというふうに私思います。  この景観だって、このときは静ひつだったんですよ。定禅寺はケヤキ並木があって、非常に美しくて静かな場所で清潔な場所だと。だからモデルとして、広告物を時間をかけても、だんだんと少なくしていこうと、こういうことだったの。にぎわいじゃなかったんです。今にぎわいになったの。  申し上げたいことはね、もう少し、我々議会もそうですけれども、ロングランで物を見ることが必要なんだなと。この30年、ロングランで見てたら、もっと早目にやれたし、やれたことがあったなと反省です。ありますよ。だから議会の議員の意見を丁寧に今取り上げて、どうしたらできるかという視点で検討してくださっていることは十二分に承知しておりますけれども、しかし今までの経緯を見れば、もっともっと我々前向きの議論をしながら、どうやったら取り上げていけるかという、もっともっと踏み込んだやりとりができればいいなというふうに思うわけでございます。  屋代光一議員が提案をされた当時にいらした方はもうここにはいらっしゃいませんけれども、今後の大事な糧にすべきだろうというふうに思いますけれども、確認するほどのこともないかもしれませんが、担当局長から今後のまちづくりに対する大所高所、あるいは個々具体的な取り組み、それぞれもう少し丁寧にあってもいいという私のこれが意見なんですけれども、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 82: ◯まちづくり政策局長  今、お話のありました歩行者天国のお話ですけれども、平成2年度に定禅寺通の総合プランというのを策定した際にも、街路づくりの具体的なプランとして、例えば車道を狭めて歩道を広げるというような案も入っていたようです。それに基づいて平成4年度に車線を削減しての社会実験も行ったようなんですけれども、当時の交通量ではなかなかそれをずっとやっていくというのは難しいのではないかという判断があったというふうに、そういった経過があるようでございます。  そうしたこともあって、その後、平成11年度からは中央緑道の再整備などによるシンボルロード整備ですとか、総合プランに基づいての地区計画、景観形成といった取り組みがなされてきたというところかと思います。
     当時から30年近くたってきておりますので、交通量がその当時と比べてどうかというのはあるかとは思いますけれども、その30年たった今の状況の中でどんなことができるのか、どんなことをやっていくとまちづくりに資するものになるのかといったあたりについては、しっかりと今の時代の中で考えていくということが必要かと思います。それは我々もそうですし、議会の方々もそうですし、地元の市民の方々といった方々と一緒に考えていくといった姿勢が大事かと思いますので、そういった形で、今のこのときに、この先また何年かの先を見据えてどんなことができるのか、そういったところについてしっかりと考えていきたいというふうに思います。 83: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 84: ◯委員長  なければ、これをもって委員会を閉会いたします。...