• "花木"(/)
ツイート シェア
  1. 仙台市議会 2018-10-26
    新たな本庁舎・議会棟の整備調査特別委員会 本文 2018-10-26


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、新たな本庁舎・議会棟整備調査特別委員会を開会いたします。  本日は、説明員として財政局関係職員及び議会事務局職員に出席をいただいております。よろしくお願いします。  本日の日程は、お手元に配付の日程に記載のとおりでございます。  まず、本庁舎の建てかえについて財政局から報告を受け、次に、議会棟及び議会機能のあり方についての協議を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  初めに、委員の皆様に御報告がございます。  前回8月22日の委員会において、木村勝好委員から建築物のライフサイクルコストについて及び他政令市の議会整備状況について資料要求があった件についてでございます。この件については財政局に資料を御準備いただき、委員の皆様には事前にお送りしておりましたが、この内容について財政局より御説明をいただきたいと思います。  まず、建築物のライフサイクルコストについて御説明を願います。 2: ◯本庁舎建替準備室長  では、私のほうから、資料1につきまして説明をさせていただきたいと思います。  初めに、ライフサイクルコストの定義を御説明いたします。  ライフサイクルコストは建物の生涯に要する費用のことでして、その内容は、1)建物の企画から建設までの初期費用、これをイニシャルコストと呼んでおります。次に、2)運用期間維持管理費用、こちらをランニングコストと呼んでおります。そして、3)供用終了後の解体費用の三つに分類がされております。建物の経済性を考える際には、建設費などの初期費用も重要でありますが、長期にわたり使用する建物としてライフサイクルコストの観点で見ますと、一般的には初期費用よりも維持管理費用のほうがコストとしては大きな割合を占めております。  次に、ライフサイクルコストに占める初期費用の割合について説明をいたします。  資料の中段にライフサイクルコストに占める各コストの割合を円グラフでお示ししておりますが、円グラフの右上にありますのが建設費、これに対して、周辺、赤い枠で囲んだ部分、例えばですけれども水光熱費、点検費、保守費などの合計部分維持管理費用となります。こちらの円グラフでは、建設費よりも維持管理費用がかなり大きいこと、また、建物の解体処分費用、こちらは建設費と比較しても非常に少ないということが把握できると思います。  次に、資料の一番下にお示しをしました図ですが、これはライフサイクルコストがどのぐらい増加していくのかをお示しした図です。  図の一番左側が工事の着工、時系列で右側のほうに進んでまいりまして建物の竣工、そして建物を使いながら改修工事を重ねて、最後に一番右側のところで建てかえを行うという一連の流れがございまして、どのように維持管理費用がふえていくのかをお示ししております。  こちらの図の中で紫色の建築、そして緑色の設備でお示しした費用は初期費用ですので、こちらは一定額となっております。つまりこの費用の額はあらかじめ建設された時点で判明しているというものでございます。一方、図のクリーム色でお示しした費用、こちらは建物が竣工し、使い始めてからのランニングコストをお示ししておりますが、これは将来の水光熱費などの維持管理費用の想定となりますので、長く使い続けるほどその総額が増加されていくというものでございます。  なお、建物を使い続けているうちに設備の性能が劣化してまいりますので、年を重ねることで毎年必要な維持管理費用がふえていくこととなります。一般には設備機器の寿命は建物の寿命よりも短く、10年から20年程度と考えられておりますので、設備機器の性能と新しい設備機器への更新費用などを比較しながら、必要な時期に適切な設備の改修工事を実施することとなります。この改修工事により設備機器省エネルギー性能が向上し、毎年の光熱水費が抑えられますので、ランニングコストの上昇は抑えられるということとなります。お示しした図では、2回の改修工事を行い、最終的に建てかえを行うという図になっております。  次に、資料の裏面をごらんください。  こちら、ライフサイクルコストのまとめをお示ししております。  ポイントは3点ございます。
     1点目ですが、今回、資料の作成に当たりさまざまな文献を調査いたしましたが、庁舎に関して統計的に明確な数字を提示した文献などはございませんでした。しかしながら、庁舎も含めました建築物について、一般的にはライフサイクルコストに占める初期費用は15%から30%程度と言われており、今回計画する庁舎につきましても同様の結果になると考えられております。  次に、2点目でございます。ライフサイクルコストについて参考となる文献によれば、初期の建設費用よりも維持管理費用のほうが高くなるという傾向があると考えられます。  最後に、3点目でございますが、建物のライフサイクルコストの観点から見ますと、初期費用について、例えば設計で多少無理をして建設費を削減するという取り組みよりも、初期費用で本当に必要な性能ですとか設備を確保しつつ、ランニングコストも視野に入れたコスト削減取り組みを行ったほうが、取り組みとしては容易なだけではなくライフサイクルコスト全体の削減効果も高いと考えられます。 3: ◯委員長  ただいま説明をいただきましたけれども、委員の皆さんから何か御質問等はございますか。 4: ◯花木則彰委員  この初期費用の割合というか、それぞれライフサイクルコスト円グラフのこの割合は、これは何を大体もとになされているんでしょうか。 5: ◯本庁舎建替準備室長  こちらの図の下のほうに書かせていただいておりますが、仙台市役所の諸課題対策検討報告書ということで、こちらを検討した際に設計事務所のほうから統計的な形としてこれまでのいろいろな建物の統計をもとに作成したグラフというふうになっております。 6: ◯花木則彰委員  庁舎についての文献なんかはないというお話だったので、この設計事務所で出されているこの割合というのがどのぐらい実際に合っているのかどうなのかというのがちょっとそれだけだとわからないんですけれども、この検討報告書に掲載をしてあるもので、それは設計事務所が独自に取りまとめた資料、データということですかね。 7: ◯本庁舎建替準備室長  設計事務所のほうで、これまでの実績ですとか、把握できる内容をもとに、統計的なデータをまとめたというものでして、委員御指摘のとおり、庁舎の用途に限定したというものではございませんので、こちらの円グラフはあくまでも一般的な傾向としてということで把握していただければと存じます。 8: ◯花木則彰委員  もしよければ、後でこの独自に取りまとめたというもとのデータがあったら見せてください。お願いします。 9: ◯相沢和紀委員  私からもお聞きしたいと思います。  1ページ目のこのライフサイクルコストイメージ図がありますけれども、改修工事が2回というふうな設定にされております。コンクリートの今現在の寿命といいますか耐用年数からすると50年から60年というふうにされておるわけですけれども、多分これを見ると55年から60年というふうになっているんだと思います。この間の技術の高まりも含めて、また、この場の議論も含めて、できれば100年程度もたせたらいいんじゃないの、しっかりしたものをつくったらいいんじゃないのというふうに議論がされております。そうすると当然にこの期間が長くなるというふうになれば、今回私たちがこれからつくろうとする建物について言えば、ランニングコストのほうが当然期間が長くなるから大きくなるという意味で、今出されている資料よりは建設費負担割合がさらに下がる可能性が高いというふうに考えてよろしいのか、まず伺いたいと思います。 10: ◯本庁舎建替準備室長  委員の御指摘のとおりで、長く使い続ければ使い続けますほど、ランニングコストのほうは割合としてはふえてまいりますので、ライフサイクルコスト全体から見たときには建設費の割合というのは下がっていくというふうに考えられます。 11: ◯相沢和紀委員  もう1点、設備の関係で、この間、冷暖房についてもかなり、以前のこの庁舎を見ると1カ所の集中暖房だったのが個別暖房になり、また、それぞれ今後とも新たな革新がされると。そうしたときの設備を設置するためのスペース、そういったものについての革新的というか、そういったものを見越してつくるということは可能なんでしょうか。 12: ◯本庁舎建替準備室長  将来の新しい技術がどういったものが出てくるのかというのは、なかなか予想が難しいところではございますが、委員御指摘のとおり、その設備というものは建物の寿命よりも早く老朽化して更新の時期を迎えますので、そういった更新ですとか交換、メンテナンス、そういったことも考えながら、空間としましてはちゃんとしっかりとしたものを確保していきたいとは考えております。 13: ◯相沢和紀委員  この間、簡単に言えば、小さく、より効率的にというふうになっているので、新たな性能を加えてもスペース的には何とかおさまっていくのかなと思いますが、そういった点も考慮した設計をお願いしたいなと思っています。 14: ◯菊地昭一委員  この円グラフの中で水光熱費がありますけれども、この上下水道、電気、ガスの割合というのはわからないですよね。一般的なものでもいいし、あるいは現庁舎の水光熱費の割合でもいいので、後でもいいですから、わかったらちょっと、例えば下水道は何割でガスが何割で電気が何割だという大体の割合。何で聞くかというと、電気の割合が高いんであれば、今、太陽光も含めていろんな電気のつくり方があるじゃないですか。そういうのを利用することによって、どの程度削減されるのかなというのをちょっと参考までに知りたいと思ったので、後でいいですから。 15: ◯本庁舎建替準備室長  今の時点ではデータを持ち合わせておりませんので、改めて御準備のほうはさせていただきたいと思います。 16: ◯木村勝好委員  大変わかりやすい、いい資料をありがとうございました。非常に一目瞭然でなるほどと思える資料だったんですけれども、1点だけお尋ねします。  今ちょっと質問も出ていましたが、今の技術水準で最大限よくつくったとしても、鉄筋コンクリートというのは、最大どこら辺まで鉄筋コンクリートづくりというのはもつことになっているんでしょうか。つまり、今、五、六十年、60年とか言われていますよね。それを今の技術ですごくきちんとよくつくったというと、100年まではいくんですか。それともそういうものじゃなくて、やっぱり60年ぐらいで大体だめになるものなんですか。その辺はどうなんでしょうか。 17: ◯本庁舎建替準備室長  私のほうからもはっきり100年必ずもちますというグレードがどのぐらいなのかというのはなかなか申し上げにくいんですけれども、今委員の御指摘のとおり、しっかりときちんとつくった場合、当然60年とかはもつというふうに考えておりますが、100年もたせる仕様となった場合には、例えばコンクリートの厚みをさらにもっと大きくするとか、そういった工夫などをすることで100年もたせられる、今現在の技術の中で工夫をすることは可能かとは思います。 18: ◯委員長  ほかになければ、次に、他政令市の議会整備状況について御説明をいただきたいと思います。 19: ◯本庁舎建替準備室長  では、私のほうから、資料2に基づきまして他都市の議会整備状況について説明をいたします。  資料2につきましては、本市よりも先行して建てかえの検討を進めている政令市4市の検討状況をお示ししたものでございます。初めに、私のほうから検討の状況と議会機能検討状況を御説明し、その後、議会事務局より駐車場の配置及び議会用駐車スペース確保予定について説明をいたします。  本市に先行して検討を進めているのは千葉市、川崎市、横浜市、京都市の4市でございまして、こちらの検討状況を説明させていただきますが、資料の中では、先行4市として表現をしております。  今年度、先行4市の進捗状況ですが、表にお示ししておりますが、千葉市と川崎市は設計の段階、横浜市と京都市は工事中の段階でした。よって、現時点では、本会議場の検討状況につきましては現場での確認は困難でありますことから、先行4市の計画資料をもとに資料を読み取っていただきながら、必要に応じて各市に照会などを行い、情報収集をしてまいりたいというふうに考えております。  次に、本市が次に進めようとしております基本計画に対して、先行4市がどの段階に進んでいるのかをお示ししたものでございます。基本計画の策定後に従来の公共施設の整備で用いられております基本設計実施設計に進んでいるのが川崎市及び京都市でございます。設計や工事を一括で発注する方式であるデザインビルド方式を採用しているのが千葉市と横浜市となっております。本市の基本計画の検討におきましても、今後どのような方式で設計や工事を進めていくのが適切であるか、検討を行う予定としております。  次に、先行4市の新庁舎の規模をお示ししております。各市の人口、敷地面積、必要とされる機能、周辺環境都市計画を踏まえた設計条件などがそれぞれ異なりますので、各市の計画している規模も異なっております。  なお、本市の本庁舎建替基本構想では、新庁舎の想定規模としまして、地上18階、高さは約80メートル、面積は約6万5000から6万8000平方メートルとしております。  続きまして、先行4市の議会機能配置状況をお示ししております。後ほどそれぞれの都市の状況について詳しく説明いたしますが、議場の配置されている階数はそれぞれ異なっておりますが、いずれもその建物を構成している最上階付近、簡単に申し上げますと建物を外から見たときに議場がどの場所にあるのかわかりやすく、そして建物の上のほうにあるということがわかるように配置がなされております。  また、議場の方式につきましては、図面から判断させていただく限り、現在の本市と同様の配置であると考えられます。  なお、議会機能の配置につきましては、今後、基本計画の検討におきまして、新庁舎の中のどの位置に議会機能を配置するのかという点が計画を進めていく上で非常に重要であると考えますので、早期に当局のほうから市議会に対して配置案の提案を行いまして、議会の皆様に御検討を依頼させていただく予定となっております。  では、ここから、先行4市の検討状況について説明をさせていただきます。  初めに、5ページから9ページで千葉市の検討状況を説明いたします。  千葉市の庁舎整備イメージをお示ししております。建物は、中央から左側に白い色で11階建ての行政の庁舎、中央から右側に緑色で表現されました7階建ての議会棟が配置されており、議会棟の最上階に議場が配置されております。  次に、議会機能配置状況を簡単な断面イメージで表現したものでございます。緑色で着色した部分が議会機能の部分となっております。ここから読み取れるポイントとしまして、議場のある5階には議員控室などがあり、傍聴席は一つ上の6階にございます。また、こちらの特徴としまして、議会図書室が7階にある点が挙げられます。  次に、5階の平面図の一部をお示ししております。こちら、図面上は本会議場は図面の一番右側にございます。図面の下のほうに議員の控室が一列に並んでいる構成となっております。  次に、6階の平面図の一部をお示ししております。6階には傍聴席、記者席、親子室、車椅子室が議場を囲むように配置されております。傍聴者はエレベーターなどを使用しまして直接6階に行き議会を傍聴するという動線計画になっております。また、この階に正副議長室、議会事務局委員会室が配置されております。  次に、7階の平面図の一部をお示ししております。7階には議会図書室、その隣にオレンジ色でお示ししておりますが屋上デッキが配置されております。  続きまして、10ページから16ページで川崎市の検討状況を説明いたします。  こちらは、外観のイメージ図でございます。中央の高層の建物が新庁舎で、この建物の最上階付近、少し色が金色に変わっている部分ですが、こちらが議会部分の機能となります。また、この建物の手前にある白い塔を含む低層の建物につきましては、復元棟と呼ばれ、旧庁舎の一部を保存しまして、カフェや公民共用の会議室の空間として利用するというものでございます。  次に、建物の断面イメージ図となっております。この図の最上階付近ピンク色で示された部分が議会機能の諸室となります。  次に、議会機能の簡単な断面イメージをお示ししたものでございます。緑色でお示しした部分が議会機能の部分でございます。ここから読み取れるポイントとしまして、議場のある23階には議員控室などがあり、傍聴席は一つ上の24階にあります。また、議会機能の上、最上階には展望ロビーがあるという構成になっております。  次に、22階の平面図をお示ししております。図面の右側には議会局事務室や正副議長室が配置されておりまして、左側には委員会室が配置されております。議会局事務室に受け付け窓口がありますが、こちらの右側、つまり正副議長関連の諸室と左側のほうの委員会室のセキュリティーの重要度を分けた配置計画となっております。  次に、23階の平面図をお示ししております。図面中央に議会があり、その下にある通路を通って左右にそれぞれ進んでいただくと、図面の両端に議員控室が並んでいるというものでございます。  続きまして、24階の平面図をお示ししております。24階は、傍聴席車椅子用スペース、親子室、記者席が配置されております。また、議場の吹き抜け部分の両側には、青い点線で示されている部分に見学用の窓が設置されております。また、この階に議会図書室議会会議室などが設置されております。  次に、25階の平面図をお示ししております。図面の上のほうには東西に展望ロビーが配置され、市民が景色を眺めることができるようになっております。また、こちらの特徴としまして、この25階は24階の傍聴ロビー吹き抜けで一体の空間になっておりますので、市民の方が展望ロビーから議会機能にアクセスしやすいと考えられます。  続きまして、17ページから22ページで横浜市の検討状況を説明いたします。  こちらは、外観のイメージ図となっております。高層のビルが庁舎棟となっております。そちらの手前に白い外壁で8階建ての建物が描かれております。こちらが議会機能の部分となっております。  建物の断面イメージをお示ししております。図面でオレンジ色に着色されました建物の5階から8階部分、こちらが議会機能の部分となっております。なお、先ほどごらんいただきました白い外壁の部分というのが、この図面上は右側に赤枠で囲まれた、こちらの低層部分でございまして、議会機能の諸室の一部は行政庁舎、つまり高層棟部分の5階から8階にも配置されているということが表現されております。  次に、建物の簡単な断面イメージをお示ししております。議会機能の諸室は緑色で表現しておりますが、議場と議員控室が同じ6階にございまして、7階に傍聴席や議会局、8階に正副議長室があります。特徴としましては、8階の正副議長関連の諸室に隣接する形で市長関連の諸室が配置されている点が挙げられます。  次に、3階の平面図をお示ししております。横浜市役所の新庁舎におきましては、1階及び2階に商業施設が配置されておりますので、行政部分の入り口及び議会機能への入り口は3階となっております。この平面図の上のほうにあります六角形の形のものですが、船をイメージさせる部分の中にありますオレンジ色の部分が議会機能の部分となっております。黄色の部分は市民利用施設として市民ラウンジですとか市民情報センターなどが配置されております。  次に、4階が機械設備の空間となっておりますので、こちらは省略させていただきまして、その上の5階と6階の平面図をお示ししております。  左側の5階の図面ですが、高層棟の部分も含めまして各委員会室が配置されております。なお、図面の中に赤い矢印で表現されておりますのが議会関係者の動線、青い矢印で表現されておりますのが傍聴者の動線となっております。  また、右側の6階の図面におきましては、図面の上のほうに議場が、図面の下のほうに議員控室が配置されております。議員控室のほうから赤い矢印に沿って通路を移動して議場に入るという動線になっております。  次に、7階と8階の平面図をお示ししております。  左側の図面、こちら7階の図面のほうには青い矢印で傍聴者の動線が示されておりまして、図面の上のほうには傍聴席、図面の下のほうには議会局事務室ですとか委員会室が配置されております。  こちらの右側のほうの8階の図面につきましては、具体的な部屋の表現は伏せられておりますが、こちらオレンジ色の正副議長関連のところと青色の市長、副市長関連の配置がされておりますので、こちら、同じ階で執務を行うものと推察されます。  続きまして、23ページから29ページで京都市の検討状況を説明いたします。  こちらは、外観のイメージ図となっております。手前のほうにあります文化財的な建物のほうが議会機能の部分となっております。  次に、各庁舎の配置をお示ししております。京都市は文化的価値の高い既存の庁舎を耐震改修により保存しつつ、その周辺に庁舎を増築する計画となっております。青い色で着色されました本庁舎部分議会機能が主に配置されております。  次に、簡単な断面のイメージをお示ししております。既存の庁舎の2階に議場がございまして、その上の3階には傍聴席や市長室が配置されております。また、周辺にあります庁舎の中に委員会室が配置されております。  次に、庁舎の1階の平面図をお示ししております。建物の入り口は幾つかございますが、議会機能がある本庁舎への入り口は、図面の下のほうにあります二つの赤い三角形のところから入るという形になります。1階の配置ですが、青い色で示された部分は執務室や会議室、ピンク色で示された部分は市民交流の諸室、図の左側のほうに濃い黄色で示された部分につきましては隣接する通りのにぎわい創出のための店舗が配置されております。  次に、庁舎の2階の平面図をお示ししております。緑色の部分に議会機能が配置されております。図面の中央に議場がありまして、それを囲むように諸室が配置されております。  次に、庁舎の3階の平面図をお示ししております。3階には傍聴席があり、今回の耐震改修とあわせて議場の一部拡張とバリアフリー化を図っております。  続きまして、議会の諸室の配置がわかるように2階の平面図をお示ししております。こちら、中央に議場が配置され、図面では議場のすぐ南側、図面では下のほうですけれども正副議長室、その東西に議員の控室が配置されております。また、議場の北側には、図面では上のほうですけれども協議会室委員会室が配置されております。  以上が先行4市の検討の状況となります。  次に、先行4市における議会部分市民利用部分の関係について表にまとめたものをお示ししております。千葉市につきましては、傍聴者、来庁者の利便性に配慮し、議会機能を低層棟の上層部、高層階のほうに配置をしております。川崎市につきましては、24階の傍聴ロビーと25階の展望ロビー、こちらを吹き抜けで一体化しております。24階に配置された傍聴ロビー回遊廊下に議場を見渡せる見学者用の窓を設置しております。横浜市につきましては、議会と行政の部分をつなぐ3階にロビーですとか案内所を設置しております。京都市につきましては、傍聴席を改修して眺望の確保とバリアフリー化を図っております。また、1階には店舗、そして屋上部分には庭園を整備し、市民が訪問しやすい環境整備を行っております。 20: ◯議会事務局庶務課長  それでは、引き続き私のほうから、先行4市の駐車場配置及び議会用駐車スペース確保予定について御説明いたします。  新庁舎における駐車場の配置予定についてです。  千葉市では、敷地内の地上1階部分に屋外駐車スペースを設けることとしております。川崎市と横浜市では、両市ともなんですが、資料の11ページと18ページに断面イメージ図というのがありまして、そこを見ていただくと、両市とも地下1階、2階に駐車場を設ける予定となっております。京都市につきましては、増築改修工事ですので、新たに駐車スペースを設ける予定はないようでございます。  次に、議会用駐車スペース確保予定についてです。  千葉市では、未定としていますが、米印にありますように、現状では市民と共用し、定例会及び常任委員会等の開会時には必要台数分を確保しているということでございます。川崎市では、市民と共有し、定例会及び常任委員会等の開会時には必要台数分を確保するとしています。横浜市では、常時、必要台数分の専用スペースを設けるとのことでございます。最後に、京都市でございますが、千葉市同様に未定となっておりますが、現状、敷地外にある公用車の駐車場の一部に必要台数分を確保しているという状況でございます。 21: ◯委員長  ただいま説明をいただきましたけれども、委員の皆さん、御質問等はございますか。 22: ◯柿沼敏万委員  今の駐車場スペースですけれども、これはどのぐらいの台数を持っているから必要なときだけ回すというような、この駐車台数がもしわかれば、おおよそ概数で結構ですけれども。  もう一つ、2点のうちもう1点は、それぞれ先行している4市の新庁舎の規模が出ているんですが、このうち議会棟というんでしょうかね、議会の関係スペースは面積でどのぐらいになるのか、わかればと思いますが。 23: ◯議会事務局庶務課長  まず、駐車台数につきましてですけれども、千葉市におきましては、駐車可能台数50台となっております。議員定数50人に対して50台となっております。川崎市も同じく、こちらは60人に対して60台ということでございます。必要台数を確保するということで。横浜市のほうは、議員定数86人ですので、86台分を用意するということになると思います。あと、京都市でございますけれども、京都市は67人の議員定数に対して、可変的ですけれども、マックスで平日は一応63台分を議会用に準備されているそうです。ただ、閉庁日に関しては、そこを39台分を通常の駐車場として利用しているので、議員駐車場としては減るという形になります。 24: ◯柿沼敏万委員  今のお答えの中で、千葉市で50台用意していると。全体の駐車場は何台あるんですか。 25: ◯議会事務局庶務課長  全体の駐車場については調査していないところでございます。 26: ◯柿沼敏万委員  というのは、議会中に必要な台数で、200台あるうちの50台なのか、100台しかないところの50台を使うのかということもあったものですから、市民の皆さんの来庁に十分対応できるような台数の確保になっているのかなというふうなことを思ったものですからお聞きしたところです。 27: ◯本庁舎建替準備室長  先ほど柿沼委員のほうから御質問いただきました各市の先行4市の議会機能の面積でございますけれども、本日数字を把握しておりませんので、後日、こちらのほうは御回答をさせていただきたいと考えております。 28: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯委員長  なければ、ただいまの説明の中で、本会議場を初めとする議会スペースを新庁舎のどの位置に配置するかという点については基本計画の中で決定するとのことでございました。この点については、次回の委員会の中で協議することで考えております。各会派においても御検討いただき、次回、各会派の御意見をお持ち寄りいただきますよう、よろしくお願いをいたします。  資料要求に対する報告は以上でございます。  それでは、協議に入ります。  本庁舎の建てかえについてでございます。  本日は、仙台市役所本庁舎建替基本計画検討委員会の市民委員の募集について、財政局より御報告をいただきたいと思います。 30: ◯本庁舎建替準備室長  では、私のほうから、本庁舎建替基本計画の策定に当たりまして、検討委員会の市民公募委員の募集について説明をいたします。  お手元には資料ございませんので、私のほうから口頭で御説明をさせていただきたいと思います。  8月に策定いたしました基本構想の具体化及び今後の設計等に向けた設計条件を定めるため、本庁舎建替基本計画の策定に向けて検討を進めておりますが、前回の基本構想と同様に本庁舎建替基本計画検討委員会を組織し、意見を頂戴する予定でございます。こちら、委員の構成でございますが、学識経験者、関係団体からの推薦者、市民公募委員など、合計15名以内で構成する予定としております。  今回、10月1日より市民委員の公募を開始し、10月号の市政だよりにも募集記事を掲載したところでございます。こちらの市民委員ですが、募集人数は2名、応募資格は、仙台市内にお住まいで本庁舎建てかえに関心のある18歳以上の方としております。  こちらの市民公募委員の選考方法でございますが、応募書類に含まれます小論文、テーマとしましては新しい仙台市役所本庁舎についてと題した小論文となりますが、これを本市職員で構成する選考委員会で1次選考を行い、その選抜者を対象として2次選考の面接を行い、委員を選出する予定でございます。応募の締め切りが来週10月31日までとなっておりますので、11月から委員の選考に入り、11月末には市民公募委員を選出する予定となっております。  こちらの委員の任期と活動でございますが、検討委員会を開始する予定の12月から平成31年度末までの間に6回の委員会開催を予定しておりまして、この委員会に御出席いただき、基本計画が策定された時点で任期の終了を予定しております。  なお、今回の募集の手続と並行しまして、学識経験者や関係団体などに対して、検討委員会委員就任の打診を開始する予定でございます。こちらの委員に関しましては、全ての委員就任の承諾が得られました時点で皆様に御報告をさせていただきたいと考えております。 31: ◯委員長  ただいま御説明をいただきましたけれども、質問等はございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32: ◯委員長  ないようでございます。 33: ◯本庁舎建替準備室長  続きまして、私のほうから、もう1点、基本計画の策定に当たりまして支援業務委託に係る公募型プロポーザルの実施状況について説明をさせていただきます。  先ほど申し上げました基本構想の具体化及び今後の設計条件を定めるという目的で、本庁舎建替基本計画の策定に向けて検討を進めるに当たり、大規模な庁舎に関する実績経験を持つ設計事務所などを想定した公募型のプロポーザル方式で業務委託契約を行う予定でございます。こちらは、9月12日に公募内容を公告しまして、現在、4社から参加申し出の表明及び技術提案を受けておるという状況でございます。  今後の予定でございますが、技術提案の内容を選考審査会で選考し、受注者を決定した上で、11月中旬には契約に結びつけたいと考えております。
    34: ◯委員長  ただいま御説明をいただきましたけれども、御質問はございますか。 35: ◯相沢和紀委員  今、4社という話がありましたけれども、全て大手といいますか、中央なんでしょうか。地元の企業は入っているんでしょうか。 36: ◯本庁舎建替準備室長  こちらはまだ候補者の方という状況ですので、具体的なお名前はなかなか上げにくいという状況ですので、こちら、今回の選考が全て完了したときに、選考結果なども含めまして改めて公表のほうをさせていただきたいと思いますので、どうか御了承いただければと思います。 37: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38: ◯委員長  なければ、次に、議会棟及び議会機能のあり方についてでございます。  この件につきましては、6月1日開催の本委員会において、限られた任期の中で効率的に調査を行うために、本会議場と駐車場のあり方の二つをテーマとして選定し協議していくことにしており、他都市視察も含め、これまで調査をしてまいりました。  そこで、前回の委員会における各委員からの御意見について、副委員長とも相談し、私のほうでお手元に配付の意見整理表のとおり、本会議場等のあり方、駐車場のあり方、その他に分類する形で整理をいたしました。  本日は、この意見整理表や他都市視察での調査、当局からの説明を含めたこれまでの協議の内容等も踏まえ、御意見を伺ってまいりたいと思います。  まず、本会議場のあり方について御意見がございましたらお願いをいたします。 39: ◯木村勝好委員  本会議場のことについて、可動式にして多目的に使えるようにしたらどうかという御意見があったかと思うんですけれども、私は、基本的にはその必要はないというふうに思っております。理由は、どのぐらいの費用がかかるかわかりませんけれども、可動式にしたのはいいんだけれども、実際はほとんど使っていないという事例があったやに聞いておりますし、今御説明のあった政令指定都市の中でも、本会議場を可動式にするという話は多分ないと思うんですよね。むしろ私は、そういうことをするよりも使い方をソフトの面でもっと工夫するということのほうが先決ではないかなというふうに思っております。例えば、今、子ども議会というのをやっていますけれども、子ども議会だけじゃなくて、大学生による議会とか、あるいは女性だけの議会とか、あるいは場合によっては高齢者の議会とか、いろんな形でもって本会議場の使い方を工夫することができるんだろうし、そういうことをすることのほうがむしろ先ではないのかなと。そういう努力をするべきではないのかなという気がします。  それから、非常に、ああ、こういうことにも使うんだなと思ったのは、せんだって京都の祇園祭の番組をやっていたんですが、祇園祭の山鉾巡行の順番は毎年くじ引きで決めているんですね。ところが、そのくじ引きの会場が何と意外なことに京都市会の本会議場でやっているんですよね。こういう使い方もあるのかというふうに思いましたので、むしろ私はそっちのほうの工夫をもっと積極的にというか、ある意味もっと大胆にやってもいいのかなというふうに思っております。 40: ◯委員長  確認ですけれども、今、木村委員の御意見の中にもありましたけれども、先行4都市では可動式というのはなかったですね。 41: ◯本庁舎建替準備室長  我々のほうで把握している限りでは、可動式の議場ということは確認できておりません。 42: ◯菊地昭一委員  私、可動式の言い出しっぺなもんですから、基本的には、11月も事務機のメーカーに行って、可能かどうかというのをちょっと調査してきたいなと思っていました。そういう意味では、恐らく基本構想が出て基本計画で設計の段階になる間に、決してほかの政令市でやっていないからという感覚で仙台市もやるべきでは、私はないと思っているので、ほかの政令市はどうあれ、いかに多目的な使い方で、かつ、ハード的にも多目的な使い方が可能、基本的には木村委員が言った、いろんな目的で使うというのは大賛成で、年間に一月ちょっとぐらいしか本会議場使っていないわけですから、それ以外の日数をどう有効利用するか、これは本当に重要な問題で、そういう意味ではソフト面だけじゃなくてハード面も含めて、やっぱりもう少し研究、調査をしてほしいなという思いもあるので、私もできる限り自分の目でも確認してきたいなと思っていました。 43: ◯佐藤正昭委員  今、本会議場の多目的ということもありましたけれども、現在、今でもその次の項目の委員会室の多目的利用ということでは、いろんな利用の仕方があるんだろうなと思って、今もどのくらい利用されているのかわからないけれども、1日という換算をして、この六つの委員会室ですかね、それがどのぐらい稼働しているのかということもあって、これのほうがいろんな意味で会議等では使いやすいんだろうなという思いがあって、こういうところについても、委員会室についても、そういう別の使い方をできるような形の想定というか、つくり込みの仕方をぜひしてほしいなと。そういうことによって、委員会室がそういうふうに使われるということになっていくと、またそういう発想から本会議場の使われ方というののその使命というか、その使われ方の方向性というか、そういうことも出てくるのではないかなと思うので、これは本会議場とプラスして委員会室も含めてフレキシブルに使えるような形というのは、議会としては望ましい、市民に開かれたということになるんじゃないかなと思っております。 44: ◯委員長  本会議場にしろ委員会室にしろ、多様な使い方を工夫していくと。その視点でどうしたらいいかという、そういうことを検討していくということですね。 45: ◯花木則彰委員  この問題は当初からここでも議論をされているし、どこかで結論を出さないといけないんだと思うので、そういう意味で意見としては出しておきたいなと思うんですけれども、まずは、有効に活用するために多目的にしようということ、ちょっと単純じゃないなと思っていて、多目的にするのにお金がかかるんだと、何でそういうお金をかけなきゃいけないのかと。かけたら、やっぱり多目的で使わなきゃいけないという話になってきて、鶏が先なのか卵が先なのかという議論に陥りがちな、これは問題なんだと思うんです。  基本は、やはり議会棟の必要なスペックというか、そういったものを我々がしっかりさせて、そして、基本的には議場として、あるいは委員会の部屋として、あるいはそのほか市民の皆さんと、相談室の話なんかもありましたけれども、そういったものをきちんとやると。それをできるだけ過度にお金をかけないでつくるということがまず基本なんじゃないかなと私は思っています。  多目的にといったときに、議会の部屋を何か市民利用することが求められているのか、あるいはいろいろ甲府市などの市役所でもありましたけれども、市民利用施設を本庁舎の中に取り込んで、もっと自由に使ってもらえる方法がいいのか、そこはちょっと議会棟の中の話というよりも、庁舎全体の問題として考えたほうがいいんじゃないかなという、そういう思いがまだあると。  だから、先ほど菊地委員からもありましたけれども、多目的化って、一体何をどういうふうにすれば多目的使用になるのか、それに必要な費用というのがどのぐらいなのかというのがちょっと、大枠、相場観がないと、判断しづらいなというふうに思っているということです。 46: ◯委員長  委員長としてちょっと議論を整理したいと思いますけれども、木村委員は、議会としての機能をまず決めて、それをどのように生かしていくかというのを工夫しましょうということ。もう一つの考えられる意見というのは、初めから多目的につくろうかという意見。この二つだろうと思います。その辺ちょっと踏まえながら御意見をいただきたいと思います。 47: ◯柿沼敏万委員  私は、やっぱり議会本来の役割が十分機能として果たせる部屋づくりというか、そういうふうな機能が保てるような、確保するような部屋割りがいいと思っているんですよ。それをつくった後で、いろんなところに利用していただいても結構ですよというのでなければ、最初からオープンにしますというような使い方では、議会の本来の持つ役割というのがどうなのかという議論をしっかりしない限り、私は個人的には議会の役割がしっかり果たせるような議会棟をつくって、そして、使っていただけるんでしたら多目的にどうぞというふうな形でいくのが、私は議会のあり方だし、そういう考え方に立ってつくるべきだなというふうに思います。 48: ◯田村稔委員  この議論の中で、最初は委員長は本会議場のあり方ということで皆さんの意見を求めたはずなんだけれども、だんだんだんだん議会棟全体のことになってきているの。その辺のちょっとさばき、ちょっとわからなくなってきた。議会棟全体のことなのか、本会議場に限ってのお話なのか。ちょっとその辺を明確にしていただきたいと。 49: ◯委員長  明確にしているつもりですけれども、本会議場と委員会室ということです。そういう話のつもりですけれども、どうぞ御理解いただいた上で、どうぞ議論を進めていただきたいと思います。 50: ◯菊地昭一委員  今、柿沼委員の話があったので、確認。私も基本的には議会機能を、本会議場は議会機能が最優先なので。その上であえてフレキシブルとか可動式と言ったのは、あれだけ立派な議場を年間やっぱり40日足らずしか利用されていないというのは、これからの考え方としてこんなもったいないことはないという、そこに立って、本会議場はしっかり議会機能は担保した上で、どうやって市民の人にも使ってもらえる、どんな使い方ができるかというのを考える意味でも、可動式なんかも可能であればそういうのも入れられないのかなという、もともとの最初からの私の発言の趣旨はそういうことですので。 51: ◯委員長  木村委員にお尋ねします。今、菊地委員がお話しされましたけれども、そのことなんだろうと委員長としては理解しておりました。 52: ◯木村勝好委員  可動式にすれば利用頻度が上がるという話じゃないと思うんですよね。先にそっちありきじゃないと思うんです。どういうふうに使ってもらうかを工夫するということがあって広がっていくわけですから。しかし、その根底は何かというと、先ほど柿沼委員が言われたように、まず議会としての機能を十分に発揮できるものとしてつくると。それで、つくってでき上がった後に、じゃあどういうふうにしてもっといろんな人に使ってもらおうかというのがその次に出てくる話で、可動式にしたから利用の頻度が上がるというものではないだろうと思うので、そこら辺はやっぱり整理する必要があるんじゃないかなと思います。 53: ◯委員長  私としてはそういうふうな整理の仕方をしているつもりでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 54: ◯相沢和紀委員  この前、2カ所見せてもらって、意見もありましたけれども、それぞれ議員数30人ぐらいで、仙台市から比べると3分の2ぐらいのスペース、当局側も含めてね。そうすると段差が少なくても見やすいとかありましたけれども、やっぱり50人、そして当局側も50人、100人入るスペースの中で全体を見渡せるというふうになると、やはり一段高いところからというふうにならざるを得ない。  それで、今回、資料としていただいた4市の例を見ると、非常に川崎市の例が私は使いやすいように思いました。そういった意味で、いろんな、円形の形もあるし、外から素通しの議会、長岡市でしたかね、そんなのもありましたけれども、はやり廃りあるのかもしれませんけれども、やっぱり仙台市議会、大きな長い歴史を持った議会として、やはり王道を歩むというか、そういったつくりでしっかりとしたものをつくるべきじゃないかというふうに私は考えます。今後ともこの図面を分析しながら、意見を出していきたいというふうに思います。 55: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56: ◯委員長  なければ、次に、駐車場のあり方について御意見をいただきたいと思います。  きょう御説明をいただいたわけで、これから各委員、各会派で御検討をいただくことが必要だというふうに思っております。それを踏まえながら。 57: ◯佐藤正昭委員  先ほどの説明の中で、大体のところが議員分の駐車場を用意しているということでありまして、我々、日々、政務活動、調査活動をしている中で、車で移動するということは極めて多いということで、なるたけ公共機関を使うように工夫はしているんですけれども、なかなかいろんな用事がありますから、いろんなところで、車で来ざるを得ないというところがうんと多いと思うので、そういう意味では、やはり1人1台分の確保というのは必須なんじゃないかなと私は思っております。 58: ◯相沢和紀委員  今回、地下2階も含め、地下2階だったと思いますけれども、つくりが。その中で、やはり区役所制をとっている以上、本庁舎に来られる市民というのは少ない。しかし、一方で業者さんが設計図書やいろんな図面を持ってくるというときに、やはり屋外じゃなくて地下の部分に駐車をして、エレベーターでそういった提出物等が運べるようなスペースもつくらなきゃいけないというふうに私は思うんですね。そうして考えたときに、やはり今現在、市役所前の屋外駐車場と北側の屋上駐車場がありますけれども、その必要台数、今ある中で、どの程度市民の方々または関係する業者の方が利用しやすく、不便を感じていないのかどうか、その辺もやっぱり分析をする必要があるんじゃないか。そういったものの中で、じゃあ議員の部分がどれだけ、それも入れても十分ですよ、確保できるんですよというならいいんですけれども、いやいや、やはり地下2階の部分の限られたスペースの中では例えば100台しかスペースがとれません、そうしたときに、市役所本庁舎の中に公用車もあるわけですから、そういった配置と、まず公用車のスペースがあって、それから議員があって、順番はどうでもいいんですけれども、市民の利用者がというふうな、やっぱり需要の想定をつくっていかなきゃならないんだろうというふうに思います。  一方では、今現在、地下鉄からのアクセスの地下道はないわけですよね。でも、今後つくるときに、地下鉄の結節というふうな地下道もつくれば、利便性が上がって、公共交通機関で来られる方も一部ふえるかもしれない。そういった想定も含めてつくっていただければ、議論がしやすいんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 59: ◯木村勝好委員  私は、ほかの先行4市の例も見ながら思うんですけれども、やはり少なくとも議会中に関して言えば、1人1台分の確保は必要だろうなと。というのは、今現在、議会中にどういう状態になっているかというと、並び切れずに、もう縦に縦列でどんどんどんどん入れるわけですよね。その鍵を事務局にお預けしているわけだ。そうすると、事務局が何をしているかというと、その鍵を使って事務局が一生懸命車の移動をしているんですよね。そうじゃないと車が出ていけないから。大変だろうなと思うんですよ、あれ。傷でもつけたりこすったりしたら大変だと思うんだけれども、よく上手にやるなと思って、変な意味で感心しているんですが、そういうことは負担をかけるべきではないなというふうに思います。 60: ◯花木則彰委員  現状からいうと、ほぼみんな車で来ているというのは確かだと思うので、だけれども、ここは議会用の駐車場みたいに、例えば入り口も出口も違ったりだとか、そこまで設計を今度の建てかえでする必要はないんじゃないかなと。いろいろほかの先行のところでもしているように、別に駐車場に色分けはしないで、必要と思われる、あるいはつくれる広さの駐車場をつくって、その中で、特に会期中は何とか議員の分は確保していただくという、運用のほうの問題なんじゃないかなというふうに思うんですが、横浜市は専用スペースということできちんときっと、これは議会のところですよと。県庁なんかもそんな感じでしたよね。だから、あそこまでやらなくてもいいかなという思いです。 61: ◯副委員長  1点だけ。議会中は必要台数をというのはこれは基本的にある中で、それ以外のところはやっぱり市民の方々と有効に共用していくということは、やっぱりこれは基本にあるのかなというふうに私も思っておりました。しかしながら、先ほど木村委員のほうからありましたけれども、今後の駐車場のあり方を考えたときに、今の現状が果たしてどうなのかというと、まさに先ほどおっしゃったような状況にあると。幸いに、経験を積んだ駐車場警備員の方々の判断と、あと議会事務局の方々が縦列駐車を出したり入れたり出したり入れたりという状況の中で頑張っていただいているわけですけれども、それも大変だなということに対応した駐車場のあり方というのは、やっぱり整備していかなければならないというのはすごく感じていました。  その辺で、一つだけちょっと確認ですけれども、もう何十年も今のような状況で対応してきたのか、その辺はどういうふうな形だったのか、ちょっと確認だけさせていただきたいんですけれども、いかがでしょうか、わかる範囲で。 62: ◯議会事務局庶務課長  私のほうで現時点で過去の資料等で確認できている範囲で言うと、平成15年には今のような形になって運用等をされていたと。縦列駐車をするというのが資料で確認できたのは、平成17年にはもう縦列駐車をお願いしますというお願い文があったので、そこまでは確認はできているんですけれども、それ以前についてはちょっと私のほうでは把握していない状況でございます。 63: ◯副委員長  わかる範囲でももう十数年、今のような状況で対応しているというところもありますから、やっぱりそれに対応した駐車場の整備というのは基本的に考えていかなければならないと私自身も考えているところであります。 64: ◯委員長  私の記憶は定かじゃないのですが、記憶をたどりますと、縦列駐車は最近のことだったというふうに思いますね。それまでは駐車場の問題については、議員としては余り不都合は感じなかったというか、そのような印象です。  それでは、ほかになければ、議会棟及び議会機能のあり方について、本日さまざまな御意見をいただきました。本委員会においては、議会としての考えをまとめていくことが求められております。本会議場等のあり方や駐車場のあり方については、基本計画を策定する上で重要な項目でございます。各会派におかれましてもぜひ御検討いただきまして、次回の委員会にまた各会派の御意見をお持ち寄りいただいてお聞かせいただきたいと思いますので、ここで改めてお願いを申し上げるところでございます。  次に、次回の委員会についてお諮りいたします。  年間開催日程に基づきますと、11月26日月曜日午後1時からというふうになっております。このような進め方をしたいと思いますけれども、よろしゅうございましょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 65: ◯委員長  では、そのように進めてまいります。  以上で予定しておりました日程を終了することになります。  そのほか皆様から何か御意見、御発言等がございましたらお聞かせいただきたいと思います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 66: ◯委員長  なければ、以上で新たな本庁舎・議会棟整備調査特別委員会を閉会いたします。...