10:
◯委員長 なければ、次に、
健康福祉局より
報告を願います。
11:
◯健康福祉局長 健康福祉局から、
社会福祉法人中山福祉会に対するその後の
調査の
現状について、口頭で御
報告をさせていただきたいと思います。
この
法人の不適切な
経理処理につきましては、第3回
定例会において種々御
質疑をいただいたことも踏まえまして、先般の
新聞報道等に係る
法人の
説明内容について、
法人内部における
調査の詳細な
説明を求めながら、その
内容の
確認作業を進めている
ところでございます。
また、これまでの
指導監査において
本市が受けてきた
法人からの
説明内容とは食い違う。そういう
内容の
説明がなされていたことにつきましても、その要因の解明が必要であり、その
作業も進めております。
これらの
調査につきましては、
役員や
職員から個別に
説明を求める必要があり、そのため
日程調整でありますとか、
内容細部の
確認作業が伴いますので、なお一定の時間を要するものというふうに考えてございます。
また、残念ながら現在、
法人の
代表者が不明確な
状況にあるということも、
法人からの責任ある
説明を求めながら
調査を進めていく上で支障となっている
ところも否めない
ところでございます。
代表者が不明確となっていることにつきましては、
本市としてもその
経緯の
確認に努めておりますけれ
ども、既に
法的手続が進んでおります。現在、
法人の
代表者を変更する
登記申請が法務局になされており、それに対して先日、
仙台地方裁判所に対し、現に
登記済みの
代表者から新たな
代表者の選任は無効であるとして
変更登記がなされないようにするための
仮処分申し立てがなされたというふうに伺っております。
仮処分申し立てに対する
裁判所の
決定後は、
訴訟の
手続に進むことも想定される
ところでございます。
私
どもといたしましては、
法人運営の速やかな
適正化を図る必要があると考えておりまして、
裁判所における
法的手続の今後の
推移を注視しながらの
作業とはなりますけれ
ども、引き続き事実
確認に努め、必要な
再発防止策についての検討を可能な限り速やかに進めてまいりたいと考えております。
12:
◯委員長 ただいまの
報告に対し、何か
質問等はございますか。
13:
◯鈴木勇治委員 いろいろ前回の
定例会でも
質疑をさせていただいたので、今回もどのような
状況になっているのかということで、ちょっとお伺いをしてまいりたいと思いますけれ
ども、何かいわゆる不適切な
会計処理がなされたということで、前
理事長が
解任されて、新たな
理事長になったというふうなことなのですが、その新たな
理事長がまたさらに
解任をされたという
状況、
理事長だけではなくて
監事役の方も
解任されたというふうなことなのですが、その理由等々については明らかになっているのですか。どうですか。
14:
◯健康福祉局長 ただいま御
報告を申し上げましたように、私
どもが今把握している事実としては、現在登記されている
理事長にかわって、新たな
理事長が選任された。その
理事長の方にとどまらない
役員の
選解任も行われたと伺っておりまして、それに対して現在法的な
手続がとられているということでありますので、その
選解任をしたときの
決議の効力などが争われるということになろうと思われますので、今後の
推移を
確認しながら、私
どもとしても進めていかなければならないというふうに思っております。
15:
◯鈴木勇治委員 私の聞き及ぶ
ところでは、前
理事長が前々
理事長になって、またそのもう1人の方が前
理事長になっているということなのだろうと思いますけれ
ども、どうも
定例会でもお約束のあったとおり、早急に
法人の
体制を整えてまいりたいということで、
市長もゆゆしき事態であると。したがって、それを早急に
法人運営できるようにいろいろ
指導していくという
お話があったわけなのですが、どうなのですか。
健康福祉局としては、深く入り込んで
指導するというか、そういった
行為ということは、どこまでどうなのかということ、張りついて
指導するということが可能なのかどうなのか。そういった
行為はむしろ
一段距離を置いて、その
状況をきちんと把握していくということが必要なのかということなのですが、どうですか。
16:
◯健康福祉局長 これもまた先ほど申し上げましたように、現在はまだ事実
確認を進めているという
ところでございます。
確認された事実によっては、それをどう是正していくのかということについて、丁寧な
指導も必要になってくるものもあれば、単純に
指導すれば済むというものもあろうかと思いますけれ
ども、いずれ今後
確認される事実
内容に即して、私
どもとしては適切に
対応していかなければいけないと。それは恐らく張りついて、
四六時中つきっきりで
指導するということではなく、以前の
健康福祉委員会でも申し上げましたけれ
ども、基本的には
社会福祉法人が自主的に、その
運営の
適正化を図っていくものだと考えておりまして、私
どもが必要な
指導を行うことにより、
当該社会福祉法人においてどのようにしていったらいいのかということについて議論していただきながら、それを私
どもはいわば見守らせていただくという
対応が基本にはなろうかなと考えてございます。
17:
◯鈴木勇治委員 確かにそのとおりでしょうね。いわゆる前々
理事長は、いまだに
理事として残っている。不適切な処理を
指導した方が残っているということであれば、ずっと続いていくのであれば、その
法人の
体制は全く変わらないということになりますので、これはやはり同じことが繰り返されるということで、火を見るより明らかなことだろうと思うわけであります。
ちょっと今手元にはないのでありますけれ
ども、
市長にもいろいろ
お話ししました。ここには
市長がいらっしゃらないから事実
関係を聞くわけにもいかないのですが、何か平成30年の2月か3月ごろに、前々
理事長を含めて
NPOの
役員の
方々ですが、それと
市長が陳情を受けている、
要請を受けているという姿の写真が出回っております。
NPO法人は、この
福祉会もいろいろ立ち上げてきたという、そのいわゆる根本の
法人だと思うのでありますけれ
ども、ここまで
市長がかかわっていらっしゃるのだったら、もう少し
法人の適切な
体制が整えられるように、
議会での
言葉だけではなくて、きちんとそのような行動をなさったらいかがでしょうか。でも、あのときは、面識はありますとだけ答えているわけなのでありますけれ
ども、これからすると、それ以上の深い
関係にあったということは明らかなわけでありますから、これはもう少し
法人に対して、
指導という
言葉はおこがましいのかもわからないけれ
ども、きちんと
適正化するように話をしてくださいという
要請をしてもいいのかなと私は思っているのでありますけれ
ども、いずれにしろ、これは
仙台市の土地をお貸ししていると。それから、
運営に対する助成も行っているという、その中での
運営でありますから、保育園としてはきっちりなされているという、これは最大の安心なわけなのでありますけれ
ども、ただ、やっぱり
法人というのは大元になる
ところですから、びったり張りつけとは言いませんけれ
ども、積極的な
指導をやっていただきたいというふうに思います。
当然このような
訴訟合戦ではないですけれ
ども、こういったことが出てくるということは予想されるわけでありますけれ
ども、それはそれとしてもう別な
ところでやってくれというふうなことで、適切な人材が出てきて
法人を
運営できるように、そこの
ところは
健康福祉局としても先ほど
お話ししたとおり、
公有財産は行っているわけだ、
補助金も行くわけだという中で、これからもさらに強い
指導をやっていただけるように、ここでさらにお御表明をいただきたいと思います。
18:
◯健康福祉局長 この
法人の
運営する
保育所の安定的な
運営を確保するということはもとより、やはり
社会福祉法人でありますので、地域の期待に応えて適切な
運営を図っていくと、
公益的使命を果たしていくというふうなことが極めて大事であるということは、私もそのように考えております。そのために現在必要な事実
確認を行っておりまして、その
確認される事実に基づいて適切に
指導を行っていかなければならないと考えてございます。
ただ、今法的な
手続が進んでいるという
ところもございまして、その
状況をやはり見きわめながら、例えば
仮処分決定が出た後にできることは何なのかとか、
本案訴訟の帰趨を見なければできないことは何なのかといったことも、私
どもの中で考えていかなければならないとは思いますけれ
ども、速やかにこの
法人の
運営の
適正化を図るということが必要だということは、冒頭私申し上げたとおりでございますので、適切な時期を捉えて
法人に対し強く
指導を行ってまいりたいというふうに存じます。
19:
◯鈴木勇治委員 それで結構なのですけれ
ども、ちょっとつけ加えるのを忘れたものですから、実は9月だったですかね、
評議委員会がございました。その
議事録を読ませていただいたのでありますけれ
ども、なかなかこれは大変だなという気がしました。また、その
理事会の中でだったですかね。監事が欠席なままで
理事会か何かが開かれて、知らない間に
解任をされていたということがあるのですけれ
ども、このことは事実として把握されていますか。これだけお答えください。
20:
◯健康福祉局長 そのような
評議委員会の
決定がなされたということを言われる方がおられ、それに対してそのような
評議委員会の
決議は無効ではないかということを言う方がおられる。それが、現在の
状況を招いていることだと認識しております。
21:
◯委員長 ほかに御発言ございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
22:
◯委員長 なければ、以上で
報告事項関係を終了いたします。
なお、きょう御
報告いただきました2件につきましては、
状況が変わりましたら
随時委員会のほうへ御
報告いただきたいと思います。
この際、当局から
報告を受けた
事項以外で、
皆様から何か
発言等がございましたら、お願いいたします。
23: ◯ひ
ぐちの
りこ委員 16日付の
地元紙に、
仙台市、
市民歩数アップあの手この手と、
市役所の
階段に
標語を掲示したと
報道がなされました。ちょうど
標語を掲示して1週間ぐらいになるんですけれ
ども、この
取り組みの目的と趣旨、
経緯についてお伺いいたします。
24:
◯保健衛生部参事兼
健康政策課長 仙台市民は
メタボリックシンドローム該当者の
割合が多い傾向であり、背景に
生活習慣による
影響が考えられます。
日常生活における
歩数は、男女とも
全国平均より少なく、30歳から50歳代は
運動習慣を持つ人が少ない
現状にございます。
これまで
ウォーキングマップの作成や、
まちなか歩数表示補助事業といった、
市民の
歩数アップの
取り組みを進めてまいりましたが、
市役所の
階段への
標語の掲示もその一環であり、
職場ぐるみの
取り組みとして
市役所以外の
事業所への波及も期待しているものでございます。
25: ◯ひ
ぐちの
りこ委員 ちょうど1週間ぐらいになるのですけれ
ども、何となくエレベーターに乗ると、ちょっと乗っている人が少ないねとか、そういう声聞こえます。あと、何となく
階段を歩いているとか、大変象徴的なのが、高橋副
市長にお会いして、きょうも歩いていますねみたいな形を、副
市長自身もちゃんと
自分は歩いているとおっしゃっていたりとかして好評なのかなと思っておりました。滑り出しはいいかなと思いました。
実は、2016年2月に
宮城県において、
スマートみ
やぎ健民会議が設立されています。
宮城県も
仙台市と同様というか、改善すべき
生活習慣が多く、
メタボリックシンドロームなどさまざまな
健康課題が山積していて、その当時
メタボのワースト2位、余り歓迎されないような
行為にあるのですけれ
ども、そういう
ところで次の年の2017年2月には脱
メタボキャンペーンとして、先駆けて、
県庁の
階段に目指せ
カモシカ足というような
標語、70種類のステッカーを掲示しています。さらに、本年3月から
本市交通局の
勾当台公園駅で同様の
取り組みをやっていますけれ
ども、こういう県や
他局との
連携についてお伺いいたします。
26:
◯保健衛生部参事兼
健康政策課長 本市の
健康課題は、
歩数が少ない、肥満の方が多い、
メタボ該当者が多いなど、
宮城県と同様の
課題があります。
本市は、
スマートみ
やぎ健民会議の会員でもあり、
宮城県とともに
課題解決に向けた方策の共有を行っており、このたびの
階段表示もその
一つで、
歩数増加を目指すという
取り組みです。
また、昨年度から実施しています
まちなか歩数表示補助事業の開始に合わせて、
交通局にも
情報提供し、協力を
要請した結果、
勾当台公園駅と
仙台駅
内階段に
表示をしていただくことになりました。
今後、
交通局でも新たな
表示箇所を検討していただく予定でございまして、効果的な
表示ができるよう、今後も
連携を図ってまいります。
27: ◯ひ
ぐちの
りこ委員 交通局は今エスカレーターの工事中という
ところも相まって、
交通局の
表示を見ながら歩いているんだよというような、食欲の秋だけど
運動の秋だねということで、そういう声も
本市または県の
職員の方からも話を聞く
ところです。
県庁にも
階段ができたときに、
県庁の方に
お話を伺ったのですけれ
ども、できた当時も、やっぱりちょっとラッシュアワーになったと、行き帰り。そんなような話も聞いておりました。実は
県庁の
階段や
勾当台公園駅では、
階段を上った際の
消費カロリーの
表示を開始して、
階段10段
おきに
消費カロリーの
表示がされているほか、40段
おきにロールパンやせんべい、ご飯など身近な食品の
カロリーが、このぐらいまで歩くとどのぐらいの
カロリーですよと目安として
表示をされています。
本市の
階段の
標語には
消費カロリーの
表示がありませんけれ
ども、この根拠についてお伺いします。
28:
◯保健衛生部参事兼
健康政策課長 階段利用については、継続することで筋肉の増加による
基礎代謝の
アップといった効果が得られると考えております。まずは、継続して
階段の利用を
習慣づけることが重要であると考えまして、楽しみながら利用できるよう
イラスト入りで
階段理由を促すメッセージを
表示した
ところでございます。
29: ◯ひ
ぐちの
りこ委員 市役所の
階段、脂肪どのぐらい当たり7,000キロ
カロリーとか、どきっとするような、モチベーションが上がるような、そんな
表示もあります。どうぞごらんいただければと思います。
2016年に
本市では、
仙台市民の
健康意識等に関する
調査を行いました。この
調査に基づいていろんな計画とかできているということなのですけれ
ども、この
調査では、どのような
課題があると認識していらっしゃるのか。また、
対策についてお伺いいたします。
30:
◯保健衛生部参事兼
健康政策課長 20歳から60歳男性の
肥満者の
割合は改善していない。30歳から40歳代の1日の
平均歩数が減少し、
運動習慣者の
割合が低いなどの
状況から、働き
盛り世代の
生活習慣病予防の
取り組みを強化する必要があると考えております。
企業や
地域団体などと
連携した
歩数表示により、
運動しやすい
環境整備を行い、
運動や
食事などの
生活習慣改善の
取り組みを進めてまいります。
31: ◯ひ
ぐちの
りこ委員 先日
議会でも
健康診断がありまして、きょう結果が来て、会派の中でもいろんな反響があったのですけれ
ども、なかなか忙しい中でのちょっとした
運動ということについての契機の
一つになるのかなと思っております。
また、
仙台市民に対する
健康意識等に関する
調査で、
自分に見合った
食事の量を知っているか。これについて、8割弱の方が知っているというような結果だったのですけれ
ども、先ほど
筋肉量に対してという
基礎代謝とか、具体的な
自分の
カロリーについての
啓発についてお伺いいたします。
32:
◯保健衛生部参事兼
健康政策課長 調査では、
自分に見合った
食事の量を知っていると、大体知っているの二つを合わせると78.9%となっています。
食事量の考え方は、年齢や体格、身体の
活動量に合わせた適切な量を知ることが大事なことから、
各区保健福祉センターや
総合支所で実施する
生活習慣病予防講座や
健康づくり相談会などにおいて
啓発に取り組んでいる
ところでございます。
33: ◯ひ
ぐちの
りこ委員 この
基礎代謝量って年齢がだんだん上がってくると、
筋肉量に比例して少なくなるのですよね。この前の
国民栄養調査で一番食べている量が多いのは60歳代という
調査が出て、何かその辺はどきどきしながら見ていたんですけれ
ども、やっぱり具体的な、
運動すれば消費されるというような形が、
啓発という
ところで大事だなとつくづく
階段を見ながら思った
ところでございます。
また、体重の
コントロールを実践しているか尋ねた
ところ、これは先ほどの
健康意識等に関する
調査で、実践すべきだと思うが特に何もしていないという
割合が42.1%で、実践している38.1%で若干多かったということです。なお、その必要がないときっぱり言っている方が18.2%、そこの必要がないとする
方々へのアプローチが必要ですが、お伺いいたします。
34:
◯保健衛生部参事兼
健康政策課長 体重コントロールが必要ないときっぱり回答している
割合は、特に20歳代の若い方に多い
状況にありまして、
委員の
お話にありました60歳代の方は、わかっているけれ
ども実践できないという層に入るのかなというふうに思っております。
若い世代に向けましては、
大学祭などで学生に向けた
食育啓発や学校などと
連携して行っておりますし、それ以上の年代の方に対しては、
市民センターあるいは
企業などと
連携した
健康教育を行うなどにより
啓発を進めていきたいというふうに考えております。
35: ◯ひ
ぐちの
りこ委員 何か本当に耳の痛い、なかなか体を動かす
習慣をつけるというのは、いつも
健康診断の結果を見ながらどきどきしてしまうんですけれ
ども、実は私は食に関して条例を持っている
札幌市、
札幌市安全・安心な食の
まち推進条例、これについて
調査してまいりました。安心・安全な食のまちさっぽろの実現を目指して、
市民の責務、
事業者の責務を明記して、数々の
取り組みが組織の枠を越えて行われておりました。
札幌市のさっぽ
ろ食スタイル、これは
栄養バランスの健康的な
食事に、
北海道の豊かな食材を利用した
食事を
北海道型食生活としており、
札幌市では、さらに買い物から調理、片づけ、保存まで、今度は
環境に配慮した
食生活を、さっぽ
ろ食スタイルとして提案している
ところです。
仙台でもいろんな形での
仙台の
食生活という、東北のおいしさということもいろいろと発信しているのですけれ
ども、このさっぽ
ろ食スタイルというのは
環境に配慮した料理、それと主菜、副菜が
バランスよく加わった健康で豊かな
食生活を提案しています。実はこの
環境に配慮した料理というのは、
仙台の
環境局で出しているような、いわゆる
モッタイナイキッチンみたいに使い切りであるとか、余計なものをつくり過ぎないようにしようという、同じような提言だったんです。この中で、さっぽ
ろ食スタイルの
ところでは、リーフレットに
栄養成分の
表示がありました。
本市では、先ほど言いました
モッタイナイキッチンが
大変好評なのですけれ
ども、さらに進めて
食事の
バランスや
栄養成分表示、
地産地消などの
取り組みについて、さらなる
連携を求めるものですけれ
ども、お伺いいたします。
36:
◯保健衛生部参事兼
健康政策課長 本市の
食育推進計画第2期
後期計画に
おきましても、新たに
環境に配慮した食の
取り組みという柱を新たに加えまして、
環境局と
情報交換を行いながら、
連携した
啓発を進めていくこととしております。
モッタイナイキッチンの
ホームページをごらんになった方も、
栄養成分表示や
食事バランスに関心を持っていただけるよう、
食育の
ホームページと相互にリンクさせるなど、さらなる
連携が図れるように検討してまいります。
37: ◯ひ
ぐちの
りこ委員 いろんな形で課の枠を越えた
連携というものに大変期待する
ところでございます。
同じように、
市民の健康づくりの観点から、私も昨年度山形市の中心部を走るコミュニティバス、ベニちゃんバスについて
調査をしてまいりました。いろんな形での
調査をしたのですけれ
ども、実は公共交通に乗りましょうという視点の
一つに、健康の観点、いわゆるバスに乗車するためバス停まで歩いていくことにより、少しずつだけれ
ども歩数の
アップにつながり、健康増進に資するという、こういう面もPRしていました。そして、公共交通の乗車
アップにも、実はベニちゃんバス、大変乗車
アップにつながっているのですけれ
ども、こういう
取り組みも行っていました。
健康福祉局、健康という
ところでは、本当にいろんな専門性を持つ
ところがありますので、この専門性を生かし、組織の枠を超えた
取り組みも必要だと思いますけれ
ども、局を超えた
取り組み、これについてお伺いいたします。
38:
◯保健衛生部参事兼
健康政策課長 市民の
歩数アップを推進するには、歩きやすい
環境づくりが重要であると考えており、公共交通機関の利用とともに、楽しみながら安全に歩きやすいまちづくりについて、都市整備局とも意見
交換をしている
ところでございます。
39: ◯ひ
ぐちの
りこ委員 ぜひとも都市整備局との意見
交換が、
市民の健康
アップにつながる
ところを期待する
ところでございます。
何といっても歩くこと、そして
バランスの整った
食事をとること、そして
体重コントロールも含めて、やっぱり健康寿命が長いということ、
仙台市はなかなかここの部分に
課題が多いということも、いろんな
調査結果でも出ているように拝見したんですけれ
ども、この健康寿命延伸のためにも、局長の御決意をお伺いいたします。
40:
◯健康福祉局長 高齢化がさらに進展が見込まれるもとで、健康寿命の延伸ということは大変重要な
課題だと認識してございます。健康寿命を伸ばしていくためには、
市民の
皆様お一人お一人が、そのライフステージを通じて、主体的に健康づくりにお
取り組みをいただくということが重要であろうというふうに考えてございます。
ライフステージということで申し上げれば、
啓発や
習慣化を図るための
取り組みについても、
健康福祉局にとどまらず、
関係局はもとより、職場、地域など庁外のさまざまな主体とも
連携した
取り組みも必要となってまいるものというふうに存じます。
本市に
おきましては、この3月に第2期いきいき
市民健康プラン
後期計画を策定し、
市民の
皆様が生涯を通じて健康づくりに取り組める社会
環境の改善整備に、なお一層努めるというふうにした
ところでございまして、引き続き庁内外の相互の
連携強化を図りながら、健康的な
食生活や
運動習慣など、
市民の
皆様の健康づくり、健康寿命の延伸に努めてまいりたいと存じます。
41: ◯高見のり子
委員 私からは、子
ども食堂支援制度について伺います。
市は今年度から子
ども食堂支援制度を創設し、8月から申請受付を行いました。
大変好評で、10月からは追加募集を始めたということですが、
現状について伺います。
42: ◯子供家庭支援課長 ことし3月に策定いたしました
仙台市子
どもの貧困
対策計画、つなぐ・つながる
仙台子
ども応援プランでは、子供の育ちを支えるために、周囲の大人のかかわりが必要であることから、子供に寄り添う居場所の確保や必要な支援へつなぐ仕組みづくりを進めていくこととしてございます。そのため、市内で広がりつつあります子
ども食堂の
運営支援に取り組むものでございます。
今般、食堂の開設や
運営に係る助成金につきましては、ことし7月に募集しておりまして、23団体への助成を
決定した
ところでございます。一方、募集後も新たな子
ども食堂を始めたい、あるいは市の助成制度はあるかといった声などを踏まえまして、新たに子
ども食堂を始めるといった団体等を対象に、9月より助成金交付の2次募集を始めた
ところでございます。こうした
取り組みを通しまして、学習支援、地域住民間の交流、遊び体験など子供の居場所の確保のほか、気になる子供の見守りや、必要に応じて支援機関との
連携に取り組むなど、地域で子供の育ちを支えていく
環境づくりを進めてまいりたいと考えてございます。
43: ◯高見のり子
委員 少し具体に助成事業の
内容や、その
手続を伺いたいと思うのですが、いかがでしょうか。
44: ◯子供家庭支援課長 助成金を申請するためには、年間の事業計画や収支予算書を添えて、申請書の窓口となります
仙台市社会福祉
協議会の各区支部事務所に御提出いただくこととなります。その後、
本市も参加した上で各団体の活動
内容などを審査し、助成対象団体と金額を
決定いたします。
事業実施に際しましては、毎月の開催
状況としての参加者数や当日の様子などを御
報告いただくこととお願いしております。その上で、年度末には最終の
報告書の収支決算書を御提出いただきまして、助成金額を確定し、精算することとしてございます。
45: ◯高見のり子
委員 支援対象団体となりますと、申請の書類は統一されたもので、写真を入れて毎月
報告をしなければなりません。ネット
環境がない団体からは、毎月の
報告が大変なので、半年ごとにしてほしいという声も上がっています。子
ども食堂に取り組んでいる方たちのほとんどは、もともと手弁当から始まって、ボランティアでフードバンクや地域の商店などに支えられて取り組んできた方たちであり、今後も立ち上げていく、皆さんはそういった形だと思うのです。利益を求めるような、そもそも事業ではなくて、そしてそのやる方たちは経営のプロとか、そういった方たちではないんです。面倒な事務
手続で負担をかけないように配慮する必要があると思うのですけれ
ども、いかがでしょうか。
46: ◯子供家庭支援課長 助成金の申請に当たりましては、その窓口となります各区の社会福祉
協議会事務所等に
おきまして、記載例等を用いながら丁寧な
説明を心がけてございますほか、
報告書の作成に当たりましては、電話等での随時相談に応じてございます。
毎月の
報告書につきましては、各団体の活動が円滑になされているかを随時把握していくためにお願いしている
ところではございますが、今後各団体の意見等を踏まえまして、必要に応じて検討してまいりたいと存じます。
47: ◯高見のり子
委員 ぜひ意見をいろいろ伺いながら、本当にそういった方たちがやりやすい、そしてきちんと市が把握できればいいわけでありますから、そういった配慮をお願いしたいと思うのです。
制度は、予算から前倒しでお金が事前に支給されて、年度末で精算を行う形になっています。全ての収入、収支を
報告して、チェックされて、対象とならない支出は認められず、仮に誤差が生じれば返却するということになります。何が対象で何が対象にならないのかという点では、大変わかりづらい点もあります。団体によっては、他の自治体でやっているように、例えば子供が来て何人参加したと。そうすると、1食幾らというような形で、実績に応じて、実績に対しての補助をしてもらったほうが単純で計算しやすいという声も上がっておりますが、こういった声があるんですけれ
ども、御認識、お考えはいかがでしょうか。
48: ◯子供家庭支援課長 子
ども食堂の
運営が適正になされていくためには、
運営体制や収支
状況など各団体の
状況をしっかり把握していく必要があり、そのために決算資料など必要な範囲で書類の作成、提出を求めている
ところでございます。
子
ども食堂の
運営は、
NPO法人や地域住民からなる任意団体などさまざまな形態がございます。各団体の声などを丁寧に伺いながら、事務
手続について、なお検討してまいりたいと存じます。
なお、ただいまありました助成金の交付につきましては、概算払いと助成金確定後の精算の組み合わせと、一括精算払いと2種類用意してございます。各子
ども食堂
運営団体が実情に応じて選択できるよう、引き続き
周知してまいりたいと存じます。
49: ◯高見のり子
委員 ぜひそういった
周知はよろしくお願いしたいと思います。
子供の貧困が社会問題となって、子供のために何かしたいという地域の方たちを励まして、こういった市の制度が活用されて子
ども食堂が広がっていくということは、大変喜ばしいことだと思うのです。
一方で、本来子供の貧困
対策や居場所づくりは、行政が責任を持って行わなければならない子供施策だと私は認識しています。地域の特性もそれぞれ違う中で、取り組んでいる団体も
NPOであったり、地域の有志でつくる任意団体であったり、さまざまで、そしてまたその条件もばらばらです。会場についても、
市民センターやみやぎ生協の集会室のような無料の会場、
市民センターは有料ですけれ
ども、それから地域の集会所やホールなど多種多様です。こういった
取り組みは、市が
市民協働として取り組まなければ成功しない
取り組みだと思います。制度を使いやすいものにして頑張っている
市民を応援する、必要な支援を行うということが、市に求められていると思います。地域の皆さんの自主的な
取り組みを後押しする支援であるべきであり、支援のあり方は画一的にならないよう検討すべきと思いますけれ
ども、御認識を伺います。
50: ◯子供家庭支援課長 つなぐ・つながる
仙台子
ども応援プランでは、子供を支える、家庭を支える、そして地域で支えるということを大事な柱としてございます。今年度開始いたしました子
ども食堂への助成も含めまして、子
どもの居場所づくり支援事業につきましては、地域での各団体の
取り組みに着目し、その支援を通じまして地域の支援者による見守りから必要な支援につなぐといった重要な施策と位置づけてございます。こういった点を踏まえまして、
関係機関と地域の支援団体などが相互に
連携と理解のもと、協働した
取り組みを進めまして、今後とも身近な地域での子供の育ちを支えてまいりたいと存じます。
51: ◯高見のり子
委員 市が子
ども食堂の支援制度を創設したこと、大いに評価するものです。子
ども食堂に取り組むことは、子供だけでなく高齢者も、そして障害者も大切にされる地域をつくるということにつながります。地域に子
ども食堂があることで、地域のコミュニティーが活性化し、子供が大切にされる地域づくりにつながっていきます。さらに充実することを求めまして質問を終わります。
52:
◯委員長 ほかに御発言ございますか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
53:
◯委員長 なければ、次に他都市視察についてでございます。
前回の
委員会において、視察日程につきましては11月13日火曜日から11月15日木曜日までの2泊3日とし、詳細は正副
委員長に御一任いただいておりました。現時点での正副
委員長案について御
報告をいたしたいと思います。
視察先につきましては、わたなべ副
委員長からも御発言をいただいた上、御相談の上、閉会中継続審査
事項である障害者就労支援についてに関連して、東京都の株式会社OKIワークウェルを、子供の養育
環境について~児童相談所を中心とした
取り組み~に関連して、沖縄県中央児童相談所を、あわせて所管事務に関連して沖縄県立南部医療センター・こ
ども医療センター及び日赤安謝福祉複合施設を視察したいと考えております。以上のようなことで進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
この視察に関しましては、議長に対し
委員派遣の申し出を行いたいと思っております。よろしくお願いしたいと思います。
なお、
状況によっては、視察先の変更等が生じる場合もございますけれ
ども、その際には改めて
皆様にお知らせしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、これをもって
協議会を閉会いたします。...