• 警察官(/)
ツイート シェア
  1. 仙台市議会 2018-06-20
    都市整備建設委員会 本文 2018-06-20


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから都市整備建設委員会を開会いたします。  それでは、審査に入ります。  本委員会において審査を行います議案は1件であります。  なお、議案審査終了後、所管事務について当局からの報告及び質問等を行いますので、よろしくお願いいたします。              《付託議案の質疑について》 2: ◯委員長  それでは、これより付託議案の審査に入ります。  第87号議案市道路線の認定に関する件について質疑を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 3: ◯委員長  終了いたしました。             《付託議案の決定の審査について》 4: ◯委員長  それでは、これより付託議案の決定を行います。  決定の審査は、討論、採決の順に行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を行います。  なお、要望事項等につきましては、付託議案の決定が終了した後に確認をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、第87号議案市道路線の認定に関する件について討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    6: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第87号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 7: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  以上で、議案に対する決定を終了いたしました。  この際、議案に対する要望事項等がございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8: ◯委員長  なければ、以上で付託議案審査を終了いたしました。                《所管事務について》 9: ◯委員長  次に、所管事務についてであります。  まず、「国に対する要望について」、都市整備局より順次報告願います。 10: ◯都市整備局長  それでは、国に対する要望につきまして資料1により御報告申し上げます。  これは本市の重要課題に関しまして、特に国に制度改正財源措置を求めるものなどにつきまして、新年度の概算要求の時期に合わせて要望行動を行うものでございます。要望項目は、市議会におけるさまざまな御議論などを踏まえ、取りまとめたものでございます。  要望項目といたしましては、表紙をおめくりいただきまして、目次にありますように、子育て環境教育環境の充実に向けた、人を育み、人がつながるまちづくりに向けた支援、誘客促進や魅力発信など、まちを育む、活力デザインの推進に向けた支援、今後の災害に備えた災害対応体制の強化や防災文化の発信と継承など、次代へつなぐ防災環境都市推進に向けた支援について、3分野で10項目を要望することとしております。  要望行動につきましては、7月初旬に実施する方向で現在調整を行っているところでございます。  本要望のうち、当委員会所管の項目について担当局より御説明いたします。 11: ◯建設局長  それでは、国に対する要望のうち、当委員会所管分について御説明をいたします。  まず、資料1の4ページの、まちを育む、活力デザインの推進に向けた支援の(1)仙台・東北への誘客促進をごらんください。  下のほうに箱囲みで要望項目がございますけれども、その3番目、東北の玄関口にふさわしい交通結節機能の強化のため実施している仙台駅西口駅前広場の再整備に対し、平成31年度の完成に向けた財源措置を求めるものでございます。  次に、7ページと8ページ、同じくまちを育む、活力デザインの推進に向けた支援の(4)既存資産を生かしたまちづくりをごらんください。  8ページの要望項目1でございますが、道路や橋梁などインフラ施設の老朽化につきましては、計画的かつ予防的な保全により施設の長寿命化を図りながら効率的な維持管理を行っていく必要がございます。このことから、道路等のインフラ施設の保全、更新に関する安定的かつ継続的な財政措置を求めるものでございます。  また、要望項目4でございますが、下水道事業につきましては平成29年度の財政制度等審議会で国による支援は未普及の解消及び雨水対策への重点化の方針が示されましたが、下水道は公衆衛生の確保や公共用水域水質保全など、公共的役割が極めて高い事業であり、この役割は改築時も変わるものではございません。下水道の公共的役割に対する国の責務を踏まえ、下水道施設の改築に対して財政的支援を確実に継続することを求めるものでございます。  要望の詳細につきましては後ほど資料を御高覧ください。 12: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。 13: ◯ひぐちのりこ委員  ただいまのお話の中で老朽化対策、そういうようなことに向けてのお話がありました。我が仙台市だけではなく、全国にもやはり共通する問題だというふうに思っております。この議会の中で、ちょうど大阪北部を震源とする地震に対しても、やはりこちらの老朽化というようなものも関連して、下水道関係もどういうふうになっているのかということは危惧するわけですけれども、まず初めにこの地震に対しての下水道関係の職員の派遣や各種の応援などについて、本市の状況をまずお伺いしておきます。 14: ◯下水道計画課長  6月18日に発生しました大阪北部の地震に関する下水道部局の対応について御説明いたします。  東京都や政令指定都市がメンバーとなっております下水道災害時における大都市間の連絡、連携体制に関するルールに基づきまして、情報連絡総括都市である東京都を通じて逐次情報共有を図っているところでございます。  6月18日時点で下水道施設に大きな被害が発生していないことから支援要請は受けていないところでございますが、引き続き情報収集を行い必要な対応や支援を行ってまいりたいと考えております。 15: ◯ひぐちのりこ委員  ありがとうございます。  熊本地震のときも本当に大きな力を発揮していただきまして、今後の推移を見ながらということで、仙台市の底力というものがやはり発揮できるのかなというふうに思います。  さて、この国に対する要望のところなんですけれども、今下水道の改築について御説明がありました。その国庫負担の部分なんですけれども、やはり財政制度等審議会において下水道事業については受益者負担徹底の観点から国による支援は未普及の解消及び雨水対策へ重点化するという方針があったんですけれども、しかしながら、御説明にあったとおりやはりインフラをしっかり守っていくというような部分についてあるんですけれども、まずこの国の指針というような方針というものについて、これについての概要をお示しください。 16: ◯建設局経営企画課長  下水道事業における国費による支援は、水道事業と比較いたしまして補助率が高く、対象が広くなっておりますことから、汚水に係る下水道施設改築更新事業については受益者負担の原則を徹底し、原則として使用料収入で賄うとともに、国費による支援は徹底した重点化を検討すべきとの方針が示されているものでございます。 17: ◯ひぐちのりこ委員  国からも昨年8月に、国交省では新下水道ビジョン加速戦略が出されておりまして、8つの重点項目が示されております。特に直ちに着手すべき事業、逐次着手すべき事業の中で、複数施設集中管理や日常の維持管理情報データベース化汚水処理システムの最適化など、これ国によって示されているんですけれども、もう仙台市では既に行っている事業もあります。これの具体的な内容について、また、これらの事業をこれまでやってきたんですけれども、国費負担の関係について伺います。 18: ◯下水道計画課長  新下水道ビジョン加速戦略は、人口減少などで今後ますます厳しくなると予想されている全国の下水道事業の持続を図るため、国が今後推進すべき施策を体系的に示した新下水道ビジョンをもとに、社会背景の変化を踏まえて策定されたものであり、経営の最適化や下水道産業の発展、国民理解の醸成などに資する取り組みが挙げられております。  本市では加速化戦略掲載の事例に関する施策として、委員御指摘の事例に加えまして、下水道情報の発信や学校教育との連携などを実施しているところでございますが、汚水施設集中管理システム導入などは国費を活用して実施しているところでございます。 19: ◯ひぐちのりこ委員  今まで国費もしっかりと入れてということ、それから、学校教育なども含めて、例えば下水道まつりなど、いろいろなところでの教育ということも仙台は先進的にやっているかなというふうに理解をしているところです。  さて、その国のほうの財政制度等審議会受益者負担というような関係があったということなんですが、本市下水道使用料の収入の推移、また、下水道事業の財源と損益の状況、それから今後の見通しについて伺います。 20: ◯建設局経営企画課長  下水道使用料収入につきましては、直近5カ年では約180億円前後で推移しております。長期的に見ますと、節水機器の普及や人口減少などにより使用料収入減少傾向で推移するものと見込んでいるところでございます。  下水道事業の運営は、汚水に係るものについては使用料収入で、雨水に係るものについては一般会計からの負担金で主に賄っております。また、下水道施設建設改良に係る費用の財源といたしましては、約半分が国からの補助金、残りは企業債が主なものとなってございます。  今後の損益の見通しでございますけれども、純利益を確保できる見通しではございますが、下水道施設の老朽化に伴う維持管理費の増大や下水道使用料の減少によりまして収支は徐々に悪化していくものと見込んでいるところでございます。 21: ◯ひぐちのりこ委員  今お話ありましたけれども、ちょっと長期的に見れば楽観視はできないなというような形で、その国費負担制度の見直しについて危機を感じるものです。国庫補助がなくなった場合、公益性の観点からトイレの使用停止、また、それに伴う公衆衛生上、環境の問題、道路陥没など都市インフラの問題、また農業の関係とか、経済活動を初め、さまざまな活動に大きな影響が出るおそれがあると思いますけれども、伺います。 22: ◯建設局経営企画課長  本市では高度成長期以降に敷設した管渠が今後次々と耐用年数を超過し、他の大都市と同様、その改築更新事業運営上の大きな課題となっております。  このような課題に対応するため、下水道アセットマネジメント取り組みによりまして経営の最適化を図っているところでございますが、国費による支援が縮減されれば本市独自の財源を充てなければならず、財務状況の悪化に伴い改築更新事業の進捗におくれが生じるなど、安定した事業運営に大きな支障を来すことが懸念されるところでございます。 23: ◯ひぐちのりこ委員  本市は健康都市宣言をやっていた時期もあって、大変川がきれいになったのも下水道事業などの大きな成果の1つかなとも思いますし、やはりその辺のしっかりとした財源というものを考えなければいけないと思います。  財源不足を補うために使用料の引き上げや一般会計の負担が増加するということも考えられますけれども、具体的に本市の場合についてお伺いいたします。 24: ◯建設局経営企画課長  下水道サービスを安定的に提供し続けるためには、健全な財政運営が欠かせないものでございます。したがいまして、これまで同様アセットマネジメント取り組みによる経営最適化により、経費の縮減と収入確保に最大限努めてまいりますが、仮に国費による支援がなくなった場合には使用料に影響を及ぼすことも考えられるところでございます。 25: ◯ひぐちのりこ委員  同じような危惧は本市だけではないということで、東京都議会、それから大阪市会では下水道施設に係る国庫補助の継続に関して、これ継続してほしいという旨の意見書が提出されています。  本年5月15日では指定都市市長会下水道施設への改築への国庫負担の継続に関して提言が出されています。本市としても下水道は本当に早期のほうからしっかりと整備をしてきたというようなところで、まず各自治体や関連組織と連携してしっかりと国に継続を強く求めるべきと考えますが、お伺いいたします。 26: ◯建設局長  下水道事業は、公衆衛生の確保、公共用水域水質保全といった公共的な側面が非常に強い事業でございますので、市民の皆様の安全・安心を守るために、引き続き他都市や日本下水道協会などと連携し、制度堅持に向けた働きかけをさまざまな機会を捉えて行ってまいりたいと考えてございます。 27: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28: ◯委員長  次に、建設局より報告を願います。 29: ◯建設局長  建設局からは4件の御報告をさせていただきます。  初めに、資料2、ペデストリアンデッキ道路照明施設長寿命化修繕計画の策定についてでございます。  道路施設老朽化対策につきましては、これまでも本委員会において御報告しながら、平成25年12月に橋梁、平成28年11月に舗装とトンネル等、平成29年7月にボックスカルバート、道路案内標識等長寿命化修繕計画を策定し、計画的、効率的に取り組んできているところでございます。このたびペデストリアンデッキ道路照明施設長寿命化修繕計画がまとまりましたので、御報告をいたします。詳しくは道路保全課長より御説明いたします。  続きまして、資料3、海岸公園全面再開完成式典についてでございます。  東日本大震災の津波により大きな被害を受けた海岸公園4地区は、復旧工事を進めてまいりまして、完成した地区から順次供用をしてきてございました。このたび井土地区復旧工事が完成し、芝の養生をしてまいりましたが、この7月より御利用いただけるようになります。井土地区の完成により海岸公園全地区の利用が再開されますことから、完成式典を開催いたします。詳しくは公園課長より御説明いたします。  続きまして、資料4、榴岡公園におけるPark-PFI事業の実施についてでございます。  仙台市公園マネジメント方針に基づき、民間活力により公園の魅力をより一層向上させるため、広場等の公園整備をあわせて行う収益施設設置管理者Park-PFI制度を活用して公募し、新たな公園サービスを提供することとなりましたので、御報告いたします。詳しくは公園課長より御説明いたします。  最後に、資料5、緊急避難管の対策についてでございます。  昨年4月の常任委員会で御報告いたしました下水道における緊急避難管につきまして昨年度の調査結果がまとまりましたので、御報告いたします。また、今年度予定している緊急避難管への対応方法についてあわせて御報告いたします。詳しくは下水道調整課長より御説明いたします。 30: ◯道路保全課長  ペデストリアンデッキ及び道路照明施設長寿命化修繕計画の策定につきまして、資料2により御説明いたします。  まず初めに、道路施設長寿命化修繕計画策定状況についてです。  先ほど建設局長より御説明申し上げましたとおり、施設ごとに計画を策定してきており、今回ペデストリアンデッキ及び道路照明施設の計画がまとまりましたので、その内容について御説明申し上げるものでございます。  次に、左側の緑囲み部ペデストリアンデッキ長寿命化修繕計画について御説明いたします。  計画期間は本年度から平成34年度までの5年計画といたしております。  対象施設は仙台駅西口、仙台駅東口、泉中央駅のペデストリアンデッキ3施設です。最上段の左側の写真は仙台駅西口で、22橋に区分いたしております。中央の写真が仙台駅東口、右側の写真が泉中央駅で、10橋に区分いたしております。  平成28年度から平成29年度に点検を行いましたところ、点検結果といたしましては、鋼部材の腐食や経年劣化によるひび割れなどがございましたが、3施設とも状況はおおむね良好でございました。  それぞれの施設の健全度については、箱囲みの中でございます。4段階での健全度判定といたしております。対策の優先性が高い順から、健全度IVが緊急に措置を講ずるべき状態。IIIが早期に措置を講ずるべき状態。IIが予防保全の観点から措置を講ずるべき状態。健全度Iが健全な状態でございます。仙台駅西口で対策が必要な健全度IIIが3橋、健全度IIが17橋ありました。仙台駅東口では健全度II、泉中央駅では健全度IIIが1橋、健全度IIが9橋でございました。  主な損傷状況ですが、写真中段左側から主桁の腐食、外壁の断面欠損、高欄部のコンクリートひび割れ、階段部の損傷などを確認いたしております。  これらの損傷につきましては、計画期間のことしから平成34年度までの5年間において健全度III及びIIの全ての施設について対策を実施することといたしております。その主な補修工法でございますが、最下段の写真左から塗装の塗りかえによる鋼部材の補修、ひび割れ部への補修材の注入、コンクリートの欠損部へのモルタルによる補修などがございます。  次に、右側のオレンジの囲み部の道路照明施設長寿命化修繕計画について御説明いたします。  対象といたしました道路照明施設は、倒壊等が発生した場合に第三者被害が想定されます独立した支柱を有する直線型や逆L型の照明施設というところで、図示しているようなポールでございます。約1万5000基を対象といたしております。  平成26年度から点検に着手いたしまして、昨年度までに5,565基の点検が完了いたしております。点検の結果、全体の約4割で腐食や変形を確認いたしております。その4割の内訳ですけれども、箱囲みの中ですが、対策が必要な健全度IV照明施設が66基、健全度IIIが246基、健全度IIが2,017基ありました。  なお、健全度IV道路照明施設につきましては既に対応済みでございます。  主な損傷状況ですけれども、下段の写真左側から塗装の劣化、支柱やベースプレートの腐食、衝突による変形などを確認いたしております。  今後の取り組みですが、健全度IIIの全ての施設について優先的に対策を実施するとともに、健全度IIの施設についても軽微な損傷の段階で塗装の塗りかえによる補修などを順次実施することといたしております。  次に、長寿命化修繕計画取り組みの効果について御説明いたします。  一つ目が健全性の向上でございます。道路施設を定期的に点検し現状を把握することで、適切な修繕工事を計画的に実施できるため、施設の安全性が向上し、事故の未然防止などにつながることです。  二つ目がコストの縮減と予算の平準化でございます。これまでの損傷がひどくなってから修繕を行う対症療法型の維持管理から、損傷がひどくなる前に修繕を行う予防保全型の維持管理へと転換することで、コストの縮減や予算の平準化を図りながら、計画的に修繕工事を行うことができることとなります。  右下の表でございますけれども、今後30年間の維持管理コストについて修繕時期や修繕工法をシミュレーションして比較いたしますと、ペデストリアンデッキにつきましては約10億円、約33%、道路照明施設につきましては約63億円、約67%のコスト縮減が図れるものと試算いたしております。  このたび策定いたしましたペデストリアンデッキ及び道路照明施設長寿命化修繕計画につきましては、7月に公表することといたしております。引き続きこれらの計画に基づき効率的かつ効果的な施設の機能の維持に取り組んでまいりたいと考えております。 31: ◯建設局公園課長  私からは、海岸公園全面再開完成式典についてと榴岡公園におけるPark-PFI事業の実施についての2件に関しまして御報告いたします。  まず最初に、海岸公園全面再開完成式典についてでございます。資料3をごらんください。  東日本大震災の津波により大きな被害を受けた海岸公園でございますが、復旧工事を進め、完成した地区から順次供用してまいりました。このたび井土地区の完成により海岸公園全地区の利用が再開されますことから、完成式典を開催するものでございます。  委員の皆様にはさきに御案内をさせていただいているところでございますが、7月8日日曜日午前10時、井土地区での開催となりますので、御臨席を賜りますようお願い申し上げます。  次に、榴岡公園におけるPark-PFI事業の実施について御報告いたします。資料4をごらんください。  建設局では民間活力による公園の魅力向上に向けた取り組みを進めているところでございますが、このたび榴岡公園の旧レストハウスエリアを対象区域として、カフェなど飲食サービスを提供していただく民間事業者を公募することといたしました。  事業の実施に当たりましては、Park-PFIという新しい制度を活用いたします。資料の裏面にPark-PFI制度の概要をまとめてございます。  この制度は昨年の都市公園法改正により設けられた制度で、公園施設を設置運営する民間事業者を公募により選定するものでございます。事業者は自身の提案により、店舗だけでなく、その外構部分となる広場等の公園施設の整備を行います。これにより事業者は質の高い外構等を収益向上につなげることができ、公園利用者には施設の充実というメリットがございます。また、公園管理者にとっては公園整備、管理に係る財政負担が軽減されるものでございます。  資料表にお戻りください。  事業者の選定に当たっては、外部の専門家等を委員とした委員会を設置いたします。  今後の予定といたしましては、6月25日から募集を開始し、公募説明会を経て10月には選定委員会において提出書類、プレゼンテーションにより審査を行います。12月には事業者との間で協定を締結し、施設整備を開始する予定でございます。 32: ◯下水道調整課長  それでは、私のほうから下水道における緊急避難管について、昨年度に行いました放流状況の調査結果と今後の対策について、資料5をもとに御報告いたします。  まず、昨年度に行いました調査結果をもとに改めて設置状況を御説明いたします。資料5の1とあわせまして参考資料1もごらんください。  昨年4月の常任委員会で御報告いたしました設置箇所数は104カ所でございましたが、調査による合流区域に設置されていたもの、また、緊急避難管の存在が確認できなかったものなどを整理いたしました結果、全部で97カ所であることが確認できております。  次に放流状況でございますが、昨年度の豪雨で放流が確認された箇所は86カ所あり、その中で1時間当たり10ミリ以下の降雨で放流が確認できた箇所は、参考資料1の図中で大きな丸で示しております。15カ所という結果でございました。  また、放流水質ですが、参考資料2の左上の図、緊急避難管のイメージと調査内容をあわせてごらんください。  この中の緊急避難管に汚水が放流され、雨水排水施設に接続する地点であるA地点、4カ所ございますが、A地点における緊急避難管から放流される水質の平均は、BODで1リットル当たり70ミリグラム、し尿による汚染の指標とされております大腸菌群数として1立方センチメートル当たり約9,300個ほどございました。
     次に、緊急避難管から放流された汚水が雨水排水施設を経由して河川などに放流する地点であるB地点、13カ所ございますが、B地点における雨水排水施設から放流される水質の平均は、BODで1リットル当たり35ミリグラム、また、大腸菌群数としては1立方センチメートル当たり約2,000個でした。この先は河川などに放流されてほかの雨水と混ざる結果となっております。  参考までに標準的な下水処理場でございます南蒲生浄化センターの放流水の基準でございますが、BODは1リットル当たり15ミリグラム、また、大腸菌群数に関する基準は1立方センチメートル当たり3,000個以下と定められております。  なお、調査につきまして昨年度は大雨が少なく調査が進まなかったことから、引き続き今年度も継続してまいりたいと考えております。  次に、緊急避難管への対策について御説明いたします。資料5の2とあわせて参考資料2をごらんください。  初めに、不明水を減らす対策についてでございます。  参考資料2の左下の図、不明水を減らす対策、調査と修繕に示しておりますとおり、降雨時に汚水管に雨水が浸入する状況となる理由といたしましては、汚水管の亀裂や管のずれから不明水、具体的には雨水が浸入することなどが原因と考えております。  この対策といたしまして、これまでも進めてまいりましたが、今後も不明水の量を減らすためにカメラ調査を行い、その結果をもとに、老朽管対策と同様、管の亀裂やずれなどのふぐあいを解消するための対策を行ってまいります。また、宅地内におきまして雨樋からの雨水が汚水ますに接続されているといった、いわゆる誤接続につきましても誤接続調査を進めて今後とも誤接続があった箇所について市民の皆様に改善のお願いを続けてまいります。  次に、汚水の集中を抑制する対策について御説明いたします。  昨年度の調査で判明した降雨時に早期に流出する15カ所を優先いたしまして、それぞれの箇所に適した対策を進めてまいります。  1つ目は、管内に貯留する方法です。参考資料2の右上の図、汚水の集中を抑制する対策、管内貯留をごらんください。この方法は、雨天時に浸入水により増加した汚水がストレートに流れていかないように、マンホール内に晴天日に汚水を流すために下部を少し開けて堰を設置いたしまして、緊急避難管のある地点での水位の上昇を緩やかにする方法です。  2つ目は、排水先を変更する方法でございます。参考資料2の右下の図、汚水の集中を抑制する対策の排水先変更をごらんください。赤で示す地区において不明水が多く、上部にあります赤丸で示した下流で緊急避難管を設置している地区において排水能力に余裕のある地区に排水ルートを変更することにより、緑色で示している地区でございますが、そちらのほうにルートを変更することにより、不明水の多い地区の汚水の量を減らす方法でございます。  どちらの方法も流出する量や排水を削減する対策となります。大雨時に道路に汚水をあふれさせないために緊急避難管を設置いたしましたが、今後とも放流状況の調査を進めるとともに、これまで御説明した対策を確実に実施することにより、降雨時における汚水の放流削減に努めてまいります。 33: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。 34: ◯すげの直子委員  何点かについてお伺いします。  まず初めに、ペデストリアンデッキ道路照明施設長寿命化修繕計画の策定についてということで御報告いただいた件についてです。ペデストリアンデッキについては緊急措置段階はないという状況で、早期措置段階が西口と泉中央であるということですので、こちらのほうもぜひ鋭意お進めいただきたいということで、道路照明施設長寿命化修繕計画についてです。  予防保全型でなるべく劣化しない段階で補修を行って健全な状態を保つと。それにより維持管理コストも63億円縮減できるということでございました。これまでこうしたものの補修についてはどちらかといえば危険性の緊急度といいますか、こういうものの有無などで判断されて、限られた予算の中で順番に行うという方向で進められてきたという印象があるので、今回の計画策定の考え方は大事な方向だと思っております。  まず確認をしておきたいんですけれども、これまでの補修などは年間どのくらいやられていたのでしょうか。かかった予算なども、もしわかればお示しをいただきたいと思います。 35: ◯道路保全課長  区役所におけます道路照明灯や街路灯の補修や更新等に関する予算につきましては、平成30年度の当初予算で電気料金を除きまして約1億7000万円余となっております。 36: ◯すげの直子委員  1億7000万円余の予算をかけてやってこられたということなんですけれども、今後は予防保全段階のうちに計画的に着手して健全性を保つということなので、IVの緊急措置段階はもちろん、IIIの早期措置段階のものもない状態に早くしなければならないということだと思います。  調査した部分のうち、今回1万5000基のうち5,565基調査をされて、緊急措置段階が66基あって、これらについては対応されたということなんですけれども、早期措置段階は246基あったということもわかっているということでありまして、調査していない部分のことも考えるとまだまだIII、IV部分のところがたくさんあるというふうに考えられるというふうに思うんですけれども、やはりこのIII、IV部分のところの対応を急ぐということが必要だというふうに思うんですが、どのぐらいでこれらを進めていきたいというふうにお考えなのか、お伺いをしたいと思います。 37: ◯道路保全課長  まず初めに、残りの約1万基の道路照明施設につきましては、おおむね5年間で詳細点検を完了いたしまして、長寿命化修繕計画へ反映していくことといたしております。  なお、損傷の著しい照明施設につきましては、過年度実施いたしましたLED化工事の灯の交換の際に目視による外観の調査を行い支柱の状況を把握しており、順次対応を行っておるところでございます。 38: ◯すげの直子委員  5年間で調査もするというのと、過年度のところでも順次これ以外のところでもやってきたところがあるということでした。  そういうことも含め緊急措置段階、早期措置段階を早くなくすということと、それと一緒にもうIIの予防保全段階についても計画的にIIをIに、IIをIに、ということを進めていくということなんだと思うんですけれども、そういうことを考えますとやはり当面は予算もこれまで以上にきちんと確保をして力を入れていくということが必要になるんではないかなというふうに思っております。  私は学校施設なんかの長寿命化についてもいろいろこれまで議会で議論もしてきたということもあるんですけれども、建設局におかれてはこういう長寿命化計画をどういうふうにするかということもきちんとこういうふうにお示しもいただいて、よりわかりやすく示していただいているというのは本当にいいことだし、ぜひこのとおり進めていただきたいとも思っていますし、そして、やはりこういう計画というのはやはり決めて、初動が割と非常に大事なんじゃないかなというふうに思っておりますので、IIIとIVが終わらないうちにIIがIIIになったり、IがIIになっていくのがふえたりというふうにならないようにしていくというのが大事だと思いますので、ぜひしっかりと進めていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 39: ◯建設局長  先ほど来御説明申し上げているとおり、独立した支柱を有する道路照明施設は約1万5000基と非常に多うございます。そのようなことから、必要な予算を確保しながら長寿命化修繕計画に基づきまして着実に対応を進め、市民の皆様方の安全・安心な道路通行の確保を図ってまいりたいというふうに考えてございます。 40: ◯すげの直子委員  ぜひとも期待をしていきたいというふうに思います。  続いて、緊急避難管の対策について御報告があったので、何点か確認をしたいと思います。  これは昨年の予算等審査特別委員会で私どもの会派の庄司あかり議員も取り上げた問題でございます。設置状況はもちろんのこと、排出頻度や排出量、水質調査を行うこと、その対応などについて求めました。そのことも受けての今回の御報告になっているのだというふうに思います。  初めに確認をしたいのですが、先ほども述べていただいたということもあるんですけれども、この緊急避難管というのは当初は暫定的な措置というか、そういうものとしてつくられたものなわけですから、やはりこれが恒常的に使われることというのがなるべく起こらないような状態にしていくということが望ましいということだと思うんですけれども、こういう認識で今後も対応を進めていくということでよろしいのかどうか、まず伺いたいと思います。 41: ◯下水道調整課長  緊急避難管はあくまでも大雨の際に汚水があふれる状況に対処するためにやむを得ず設置をしたものでございまして、恒常的に使用されない状態が望ましいことから、今後も対策を進めてまいりたいと考えております。 42: ◯すげの直子委員  それで、今後の対策が示されているわけでございます。  (1)に不明水を減らす対策としてカメラ調査ですとか誤接続調査を進めること、それからふぐあい箇所の修繕をしていくこと、これらを抜本的に進めていくということが必要だというふうに私も思います。  昨年度のやりとりの中でこの誤接続調査については平成27年度末時点で全体の34%が完了したという御答弁でございました。そのときは約7万5000戸の調査を行って、6,000戸で誤接続を確認して、そのうち8割が改善されているという御答弁でした。昨年度はどのぐらい実施をされたのか、それで、現時点では全体としてどのぐらい完了されているのか、お伺いいたします。 43: ◯下水道調整課長  昨年度に行いました誤接続調査を行った戸数でございますが、約2,600戸でございます。そのうち54戸に誤接続が見つかりました。  なお、昨年度に指導を行った戸数は平成8年度までに調査したものを対象にしておりまして、69戸でございます。そのうち改善された戸数は17戸でございました。  全体といたしまして平成29年度までに約8万戸、全体の36%の調査を行っております。誤接続が見つかった約6,200戸のうち約8割に当たります5,000戸の改善が確認されております。 44: ◯すげの直子委員  昨年度、議会でやりとりをしたときに、予算の審査だったわけですけれども、昨年度は調査費も大分ふやしたので調査もしていくというふうな御答弁もありましたので、もう少し進んでいるのかなというふうに思ったんですけれども、残念ながら2%ほどふえたということで、7万5000戸だったのが8万戸の調査済みということだと。その完了自体は8割だということで、これは変わらないということでございます。  なかなか誤接続調査、うんと進んでいるというふうな印象が残念ながら持てないというふうに思うんですけれども、この調査自体がなかなか進まない原因とか課題についてはどんなふうになっているのか、何なのかをお伺いしたいと思います。 45: ◯下水道調整課長  誤接続調査そのものなんですが、戸別訪問により排水設備の設置状況を一つ一つ確認する調査でございます。そのため、多くの時間と人手を必要といたします。このように調査に時間を要することが課題と考えてございます。 46: ◯すげの直子委員  戸別調査を1軒1軒して、そして時間をかけてやっていくという点で、人手が一番だということなんですけれども、そこら辺もぜひ、委託もして何か調査もされているところもあるというふうにもお伺いもして、なかなかそれができるところ自体も何か少ないというようなお話もありましたが、ぜひ調査自体が進まないと改善に結びつくまでもまだ時間がかかるということになってきますので、大変かとは思いますけれども、ぜひ調査自体を抜本的に進めていただくこと、そして、誤接続の改善を100%に近づけていく努力というものが大事だと思います。  改善できていないところ、昨年も議論し、今もお聞きしましたが、なかなか8割から進まないという点もございます。改善できていないということがあれば、そこもなぜ改善できないのか、どういう手だてがあれば進むのか、そういうこともぜひ検討しながら鋭意今後も進めていただきたいというふうに思いますけれども、最後にお願いしたいと思います。 47: ◯下水道調整課長  誤接続のありました建物につきましては、職員が戸別に訪問して原因となる雨樋など、その雨水の切りかえを丁寧に御説明申し上げてお願いいたしております。その結果、約8割の方々に改善をいただいておりますが、原因となります排水設備そのものは個人の資産でございますからなかなか進まないケースもございます。そのような方々に対しましては、引き続き御理解いただけるように説明いたしまして誤接続の改善に努めてまいりたいと思います。 48: ◯村上かずひこ委員  まずお聞きしたいのが、道路照明施設が約1万5000基あるようなんですが、これは公園内の照明というのは入っていないんですよね。 49: ◯道路保全課長  公園内の照明施設は含まれてございません。 50: ◯村上かずひこ委員  縦割りになっているのかわかりませんけれども、結構仙台市内の公園にもこういった照明が結構あると思うんですが、大体何基ぐらいがあるかは把握なさっていますか。 51: ◯建設局公園課長  現在、仙台市内の公園全部で1,700カ所以上ございます。施設については全て台帳で把握しておりますけれども、ちょっと今この場には数字を持ってきておりませんので、ここではちょっとお答えしかねます。 52: ◯村上かずひこ委員  1,700カ所なんで何千ぐらいかあるのかもしれませんけれども、公園内の照明もかなり傷んでいるところがあります。縦割りなのかもしれませんけれども、経費節減といいますか、発注するんであれば同じ建設局なんで公園内の照明も同時に調査して発注も同時に行うべきだと思うんですが、局長、いかがでしょうか。 53: ◯建設局長  一応公園の管理は各区役所のほうということになってございましたので、なかなか本庁分と一緒に発注というのは難しいかなと考えてございますけれども、御提案として受けとめさせていただきたいと思います。 54: ◯村上かずひこ委員  ぜひ提案だけで終わらないように、公園内も一緒に私は調査して直していただきたいと思います。  あと、次にちょっとお聞きしたいのが、榴岡公園におけるPark-PFI事業なんですけれども、これは民間の方にアイデアを募集するというのは大変にいいことなんですが、これには規制というものは入っているんですか。例えばアルコールを出してだめとか、いろいろな役所なりの規制とかあるんでしょうか。 55: ◯建設局公園課長  民間の事業者様から御提案をいただくわけですけれども、まずアルコールについては特に規制は設けておりません。ただ、アルコール販売については規制を設けておりませんけれども、自動販売機の設置というのは行わないようにという形で設定をしております。 56: ◯村上かずひこ委員  確かに自動販売機の設置についてはそうでしょうけれども、こういうものをせっかく募集したのに役所が過度な規制を設けますと、前と同じじゃないというものしか必ずでき上がらないことになりますので、これは提案なんですけれども、ぜひ過度な規制をかけずに自由な発想で、非常にいい感じで。ここは球場も近いですし、そういう施設ができることを期待いたします。 57: ◯木村勝好委員  私から1点お尋ねしますけれども、この写真にもありますけれども、道路の照明灯、時々車にぶつけられて倒されているとか、あるいはもうすっかり変形して使い物にならないといったような状況になっているものを見かけることがあるんですが、1年間のうち平均すると大体何件ぐらい車にぶつけられて使い物にならなくなったり倒れたりするということがあるんですか。 58: ◯道路保全課長  申しわけございません、ちょっとそちらのデータを今お持ちしておりませんので、後で区役所のほうに確認した上で御報告させていただいてよろしいでしょうか。 59: ◯木村勝好委員  結構あるんじゃないかなと思うんです。問題はその本数云々よりも、そういうふうになった場合は役所としては当然被害届を警察に出すというような対応になるんでしょうか。 60: ◯道路保全課長  原因者がはっきりして、例えば車とかぶつかられたりして破損したものにつきましては、事故の構図ということで原因者のほうで負担して直していただくことになります。 61: ◯木村勝好委員  要するに、それは被害届を出さずに直接相手方に対して、いわゆる加害者側に対して損害賠償を求めるという感じなんですか。 62: ◯道路保全課長  それは道路法の第22条によって原因者負担で直させることができますので、現実的には相手様のほうに保険などを使って直していただいているというのが区役所のほうの実態でございます。 63: ◯木村勝好委員  相手がわかる場合はいいんですが、わかる場合の比率というのはそんなに高くないんじゃないですか。つまり当て逃げされてしまうというケースは結構ありませんか。 64: ◯道路保全課長  申しわけございません、そちらについてもちょっと区役所のほうに問い合わせをして調べさせて、後日報告させていただきたいと思います。 65: ◯木村勝好委員  ほとんどわからないんだけれども。  要するに、これは私の勝手な推測ですけれども、ぶつけてしまいました、壊しましたと名乗り出るよりもそのまま逃げてしまうケースのほうが多いんじゃないかなという気がするんです。これ1本倒したらすごい値段になってしまうでしょう。これちなみに1本幾らぐらいですか。 66: ◯道路保全課長  更新いたしますと約140万円ほどかかります。そして、先ほど委員から当て逃げというお話がございましたが、道路照明灯を倒したりするような構図でありますと大概が車のほうの損傷もひどいものですから、警察のほうに問い合わせをする、あるいは警察のほうから情報をいただくということが多うございます。 67: ◯木村勝好委員  確かにあれを倒したら車も無事じゃ済まないですよね。ひょっとすると走れなくなってしまうかもしれないけれども、だけど、やはり中には当て逃げというケースもあるんだろうと思いますが、それは当て逃げされたなんて後からわかった場合は、今のお話じゃないけれども、警察のほうにそれこそ被害届を出すんですか。どういう感じで警察とやりとりするんですか。 68: ◯道路保全課長  先ほども申し上げましたとおり、道路法に基づいて相手様と直接区の職員が交渉いたして直していただいているという状況でございます。 69: ◯木村勝好委員  相手がわからない場合には。 70: ◯道路保全課長  相手がわからないときには、それは道路管理者負担で直すしかないというのが状況でございます。 71: ◯木村勝好委員  警察に捜査をお願いしないの。 72: ◯道路保全課長  私個人ですけれども、警察に通報したことはございます。 73: ◯木村勝好委員  私がちょっと心配するのは、こういうことを警察というのは真面目にちゃんと捜査しますか。 74: ◯道路保全課長  被害届と見積書は出されますけれども、その後報告は私のときはございませんでした。 75: ◯木村勝好委員  何か今のやりとりを聞いていても何となく心配になる部分が結構あるので、そこは私が見ていると決して少なくない数をやられているような気がするんで、そこら辺についての対応はきちんとやはり、区役所が担当していますじゃなくて、きちんと基本的な方針を決めてちゃんと対応されたほうが。せっかく長寿命化とか言ってもぶつけて倒されてしまったのではしようがないわけですから。局長、そういうものが必要だと思うんだけれども、どうですか。 76: ◯建設局長  済みません、私も不勉強なところがございましたので、今御提案をいただきましたので、そのようなときの対応マニュアル的な、システム的なものを検討してみたいと思います。 77: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 78: ◯委員長  なければ、次に交通局より報告を願います。 79: ◯交通事業管理者  交通局から今夏に実施するイベントの概要について御報告を申し上げます。  日ごろより御利用いただいているお客様に感謝するとともに、より一層市バス及び地下鉄に親しみや関心を持っていただき、さらなる利用促進を図るための取り組みとして、小学校の夏休みの期間等を利用し、今年度もさまざまな催しを開催することといたしました。  その概要につきましては、資料6に基づき経営企画課長から御説明申し上げます。 80: ◯交通局経営企画課長  お手元の資料6に基づき、市バス、地下鉄の夏期イベント開催につきまして御説明を申し上げます。  まず、1と2でございます。市バス・地下鉄夏休みわくわくスタンプラリーにつきましては、今年度もお子さんたちから人気の高いポケモンセンタートウホクとのタイアップにより実施することとしております。また、1ねんせいはじめてきっぷについては、1の夏休みわくわくスタンプラリーとあわせて市内の小学1年生全員を対象に、期間中1日間に限って無料で市バス、地下鉄に乗車できる1日乗車券を配付するものでございます。  なお、今回は対象のお子さんに付き添う大人1名まで無料とし、対象の範囲を拡大しております。  3の地下鉄絵画展は、市内の小学生を対象とし、地下鉄を題材にテーマに沿った絵を募集いたします。昨年度は「30年後の僕と私と地下鉄と」とのテーマのもと、市内81校より398点の御応募をいただき、お子さんたちにも大変好評いただいている絵画展となっております。  なお、入賞作品につきましては10月以降に地下鉄仙台駅内のコンコース等で展示するほか、地下鉄情報誌へ掲載を行う予定でございます。  次に、4のバス・地下鉄親子探検ツアーと5の地下鉄わくわくトレインでございますが、おのおの小学生とその保護者を対象に、ふだん見ることのできない車両基地や工場の内部を見学できる人気の高い夏休みイベントでございます。  最後に、6のバス・ちか祭りでございますが、昨年度は約6,000人の方々に御来場いただきました。今年度につきましても荒井タウンマネジメント主催のあらフェスと同時開催の形で、荒井車両基地内において車両基地の見学やバス車両へのお絵描き体験などを実施する予定としております。  以上、イベント開催に当たりましては、市バス、地下鉄のさらなる利用促進に向け広く市民の皆様の御理解を得ながら、より多くのお子様たちに楽しんでいただけるような魅力あふれる企画を御用意するなど、各般の取り組みを進めてまいりたいと考えております。 81: ◯委員長  ただいまの報告に対し質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言等がありましたらお願いをいたします。 83: ◯木村勝好委員  私からお尋ねしたいことがございます。実はせんだって、新幹線の中で乗客が無差別に刃物で切りつけられて、とめに入った男性が刺し殺されるという非常に許しがたい事件がありました。新幹線というのはある意味動く密室だったと思うんですけれども、私はこれを見てぱっと思ったのは、仙台市内でも本市の地下鉄、1日当たり22万9000人、バスは1日当たり10万3000人、両方合わせると33万人以上の乗客が毎日乗っているわけです。これもまた地下鉄にせよバスにせよ動く密室なわけです。  1日33万人ということは1カ月で約1000万人、1年間で1億2000万人も乗っているわけです。ということは、どういう人が乗っているかわからない。いろいろな人が乗る可能性がある。もちろん仙台市民だけじゃなくて、いろいろな人が乗る可能性があるわけです。  したがって、本市の地下鉄とかバスの中でもせんだって起こったような刃物で乗客を無差別に殺傷するということが起きないとは言えない。別に起きたって不思議じゃない。当節ある意味いろいろなことが起こり得る時代でもあるわけですから、こういった場合の対応についてどういうふうに対応しようと考えているのか、何かそのマニュアルのようなものがきちんとあるのかどうか。まずそこをお尋ねしたいと思います。 84: ◯交通事業管理者  地下鉄事業につきましては営業課長より、バス事業につきましては業務課長よりお答えいたします。 85: ◯営業課長  まず、マニュアルでございますけれども、地下鉄事業におきましては異常時運転等取扱要領を定め、さらに個別にテロ対応マニュアル及び駅業務マニュアルを定めておりまして、地下鉄車両内で今回の新幹線での無差別死傷事件のような緊急事案が発生した場合は、これらのマニュアルに沿って対応することとなっております。  では、実際どのような対応になるかということでございますけれども、各車両に設置している非常通報機によりお客様から運転手への事件の通報を受け、運転手は運転指令に無線で報告をし、指令所は直ちに警察へ傷害事件の発生の報告と警察官の派遣を要請することになります。  運転手は指令所への連絡後、列車を最寄り駅に停車し、扉を開け、お客様を車外に出るよう案内するとともに、駅乗務員とともに事件の発生している車両に駆けつけるということになります。  駆けつけた各職員ですけれども、みずからの身の安全を守りつつ、お客様の安全確保を最優先とするよう行動をとることとしております。
    86: ◯交通局業務課長  バス事業につきまして御説明申し上げます。  バス事業につきましては、まず乗務員のためのトラブル対応マニュアルというものがございます。これを定めまして、さらに個別にバスジャック対応マニュアルというものを定めております。バス車内での暴力行為などの緊急事案が発生した場合におきましては、そのマニュアルに沿って対応することになってございます。  具体的な対応の中身でございますが、まずバス乗務員が事件を把握した時点で車内に設置しております非常用スイッチを押します。これを押しますとバスの後部の行き先表示器がございますが、この行き先表示器に緊急事態が発生しているということを表示します。表示内容はSOS緊急事態発生という文言になりますが、これが表示されます。  非常用スイッチを押すことによりまして、営業所及び交通局のほうで自動的にそのことを把握できるようになっております。非常事態を把握いたしました営業所のほうで警察のほうに通報するというような段取りになってございます。  その後、バス乗務員におきましては車内の状況を見きわめながらバスを安全な場所に停車させる、路肩のほうに停車させまして、あとはバス車内の状況にもよりますが、可能であれば扉を開放いたしましてお客様の避難をさせるとともに、事案の状況を営業所のほうに報告するというようなことになってございます。  また、地下鉄のほうと同様に、バス乗務員もみずからの身の安全を守りながら、お客様の安全確保を最優先とするような行動をとるということになってございます。 87: ◯木村勝好委員  大体概略はわかりましたけれども、ちょっと気になるのはバスのほうでバスジャックに対する対応と、今回のような無差別の殺傷を始めたというところでは、やはり違うと思うんです。御説明いただいたときにバスジャックのことが念頭にあったのか、余り犯人を刺激しないようにということを盛んにおっしゃっていましたけれども、刺激しないのに刃物を振り回して人を傷つけているわけだから、ちょっと違いますよね。  微妙にずれた部分があるような気がするんだけれども、こういう今回のようなことも念頭にバスにせよ、あるいは地下鉄にせよ、少しマニュアルを変更するというのか、よりそういうものに対応できるものにするという必要はありませんか。 88: ◯営業課長  地下鉄、バスともにでございますけれども、多くのお客様に御利用いただいている公共交通機関でございまして、今回同様の事件が地下鉄やバスの中でも発生するおそれがありますことを常に念頭に入れながら、さまざまな事象の発生に対応できるようマニュアルを点検してまいります。  加えて地下鉄の場合になりますけれども、駅務員が駅間を移動する際には車内を巡回するなど一定の強化も努めることとしてございます。 89: ◯木村勝好委員  例えばバスの場合ですけれども、SOS緊急事態発生って後ろにしか出ないという話なんですよね。前のほうには何で出さないのと聞いたら犯人を刺激するから出さないというんだけれども、やはりそれはちょっと違うんじゃないのかなと思うんです。どこのバス会社か忘れましたが、前のほうにも表示が出るバス会社もあるんです。ですから、これ刺激しないようにする云々という状況じゃないわけだから、そこがやはり少し考えないといけないのかなという気がします。  それから、地下鉄について言うと、これはあくまで駅に着くまでは途中でとめてドアを開けて線路におろすということはしないと。あくまで駅に着くということが先だということになるんですか。 90: ◯営業課長  地下鉄の場合ですと駅間は非常に狭い状況になってございますので、その状況で列車をとめまして扉を開けますと、まず物理的におりられないという状況と、非常に危険であるということと、あと駅間は非常に短くなってございますので、通報のやりとりをしている間に駅に到着してしまうということもございますので、まずは最寄り駅に停車して、そこから対処するということになります。 91: ◯木村勝好委員  あと、地下鉄のほうなんですが、非常通報機、確かに私も東西線も南北線も中で見てみました。とっさのときこれが何だかとわからないんじゃないかなと思うんです。私もこの件があっていろいろお聞きするまでは、あれを押すと電車がとまるんだと思っていたんです。電車はとまらないんですよね。要するにあれでもって運転手とお話ができるということなんだと思うんですが、だったら、それならそれでもう少しわかりやすくちゃんと説明を書く必要があるんじゃないでしょうか。どうですか。 92: ◯営業課長  非常通報機の下に不審物を発見した場合の対応ということで掲示をしておるんですけれども、今現地に実際このお願いの文書のほかにも通報機の上にSOSと大きく書いたシールも張ってございまして、不審物に限らず車内の非常時、例えば急病人が発生した場合など、さまざまな場面で現在も非常通報機をお使いいただいているところでございますが、今後さまざまな非常時に通報機をお使いいただけるよう文章のほうも工夫してまいりたいなとは思っております。 93: ◯木村勝好委員  通報機自体に書いてある文字がすごく小さいんです。そして、不審物があったら連絡しろというほうがやたら大きいんです。逆じゃないかと思うんだけれども、そういうところも含めてやはり少し柔軟に考えて、今回のようなことも念頭に置きながら、というのは地下鉄の車内にはカメラがないんです。乗客に押してもらわないと運転手はわからないんです。何が起きているか知らせてもらわないとわからないんです。  バスの場合だったら1両しかないから当然中でわかるでしょうけれども、地下鉄の場合は知らせてもらわないとわからないんだから、なおさらそういう工夫が必要なんじゃないですか。どうですか。 94: ◯営業課長  委員おっしゃるとおり、地下鉄につきましては非常通報機よりお客様からお知らせいただくことが非常に重要となっておりますことから、やはり非常時に確実に非常通報機を使っていただけるよう、お願いの文書の工夫を図ってまいりたいと思っております。 95: ◯木村勝好委員  こんなことは起きてほしくないことですけれども、しかし何があるかわからないということもあるんで、今やりとりをお聞きいただいたと思いますけれども、管理者、やはりこういうことも念頭に置きながら対応せざるを得ないんじゃないかと思うんですけれども、その辺どうですか。 96: ◯交通事業管理者  先ほど委員から御指摘ございましたように、昨今の状況ではバス車内、地下鉄の車両内でいかなる事態が起こるかということが想像できないような状況にもなってございますので、鉄道警察隊など関係機関ともお話し合いをしながら、マニュアルの再検討をしてまいりたいと思います。 97: ◯佐藤幸雄委員  それでは、私からは宮城野区で発生いたしました、6月15日に御当局からも連絡をいただきました、宮城野通で発生をいたしました市道の陥没現場に伺ってまいりたいと思いますが、まずいつからこの危険な状況を把握されていたのか、また、御当局では把握はしてきたが問題ないと判断を今までされてきて補修を行っていなかった理由も含めて確認をしたいと思います。 98: ◯宮城野区道路課長  路面下空洞調査につきましては、発生の深さや広がりの程度により危険度の高いほうからA、B、Cの3つのランクに区分しております。宮城野通につきましては平成25年度の調査において空洞があることを把握しておりましたが、経過観察が必要なB判定となっており、また、平成27年度に追跡調査を行ったところ、状況に大きな変化がないことを確認しておりました。  対策については、これまで対応が必要なA判定の箇所について対策を進め、おおむね完了したことからB判定となっていた宮城野通の対策を今年度進める予定となっていたところでございます。 99: ◯佐藤幸雄委員  今さまざま御説明いただきました。調査はされていたけれどもランクがBというところで、今年度やられる予定だったということでございます。  今回は自動車等が走行していないということもあって事故がないということであったわけでしたけれども、もし車が走っていたらば大変なことになっておりまして、仮に事故が起きていれば本市の過失になり、また、そういったことでお亡くなりになる方がいれば生涯本市としても遺族の方に寄り添って責任を負わなければならないというふうに考えるわけでございます。  そのことを考えますと、今回同様の事故が発生する危険性のある箇所の早急な調査を求めますけれども、現状をどのようにお考えになっているのか、お伺いいたします。 100: ◯道路保全課長  路面下空洞調査につきましては、緊急輸送道路を中心とした幹線道路や地下鉄南北線が入っている路線等において調査を実施してきたところでございます。今年度も引き続き調査を実施する予定といたしておりまして、宮城野通につきましても今年度調査を行う予定といたしております。 101: ◯佐藤幸雄委員  今までさまざまお話を伺っていく中で御当局からもJRで発注工事をした道路で陥没している事案があるというふうには伺っております。具体に仙石線の埋没工事をした宮城野通で道路陥没は何件あったのか。また、現在調査している空洞調査でこの先何件あると思われるのか、お伺いいたします。 102: ◯宮城野区道路課長  宮城野通につきましては、今回の陥没事故以外に平成27年及び平成29年にそれぞれ1カ所の計2カ所において陥没事故が発生しております。空洞につきましては、平成27年度に行った調査で宮城野通においてA判定はゼロ、B判定が11カ所、C判定が1カ所ございましたが、今回の陥没の復旧にあわせてB判定の5カ所について対策を実施したところでございます。 103: ◯佐藤幸雄委員  B判定が11カ所、C判定が1カ所というような御答弁でございました。今お示しいただいたところにつきましては本市としても、これはJR側へ工事との因果関係を調査するように求めていくべきだというふうに思いますが、御所見をお伺いいたします。 104: ◯宮城野区道路課長  陥没の原因調査につきましては、関係する地下埋設物管理者の立ち会いのもと現地を掘削し確認を行うなどして実施しているところでございます。今回の箇所におきましてもJR施設が近接していたことから、JRの立ち会いを求めました。その結果、JR施設との因果関係は明確には認められませんでした。 105: ◯佐藤幸雄委員  了解いたしました。  今御答弁ありましたけれども、さまざま本市としてもこの因果関係を進めながら調査していると思いますけれども、明らかに宮城野通で11カ所、あとそういった空洞がまだあるという形の中で、本市としては当然のことながら求めていくべきだろうなというふうに考えるところでございます。  限られた予算の中で道路補修の安全対策を講じていかなければならないことについては大変御苦労されていることにつきまして敬意を表するところでございます。しかしながら、事故を未然に防ぐ対策につきましてはさらなる先進事例を取り入れ、また、市民の皆さんの声、今アプリ通報システムを使ってすぐに声が届くという形にもなっておりますけれども、そうしたところの声、また、地域全体で取り組むような、そういったシステムを講じながらしっかりと安全対策を求めますが、御所見をお伺いいたします。 106: ◯道路保全課長  路面下空洞の対策につきましては、これまで他都市との会議を通じて効果的、効率的な手法について情報共有を行うなどしてきたところです。今後も委員おっしゃいますとおり道路ふぐあい情報アプリなどを利用した市民からの通報や計画的な空洞調査あるいはパトロール等により適切に対応してまいりたいと考えております。 107: ◯すげの直子委員  私からは水道局の個人情報の取り扱いについて伺いたいと思います。  水道局の窓口には個人情報についてという張り紙がありまして、下記については個人情報となりますので水道所有者の同意書が必要ですとして、道路宅地間の引き込み管口径、宅地内の水道管状況、給水装置の所有者情報、この3つを示しております。これらの情報について所有者の同意書が必要となっている理由について、根拠となる法令も含めて御説明をいただきたいと思います。 108: ◯給水装置課長  御質問のありました給水装置の所有者情報、こちらは所有者の名義になりますが、これや、あと財産情報に当たります引き込み管口径などは個人情報になることから、仙台市個人情報保護条例第9条の規定により、第三者へ提供する場合は本人の同意が必要としております。 109: ◯すげの直子委員  個人情報保護と法令遵守が求められている昨今、当然のことと思います。本市の保護条例との関係でもそうなんだということです。  ところが、これまで水道局の窓口ではこの点が徹底し切れておらず、グレーな方法によって所有者の同意なく個人情報が漏れていたのではないかという市民からの御相談が寄せられました。そこで、これまでの窓口対応について御説明をいただきたいと思います。  また、所有者の同意なく個人情報を取得することができるというのはどういう場合が考えられるのか、あわせてお示しください。 110: ◯給水装置課長  今回の事案を受け確認しましたところ、給水装置に関する相談窓口におきまして、取得した個人情報は給水装置工事以外には使用しない旨の誓約書を提出させた上で、指定給水装置工事事業者へは所有者情報を開示しておりました。  また、相談窓口では継承届が提出されているかについては説明しておりますので、登記簿謄本と照らしまして所有者を推測される可能性はございます。 111: ◯すげの直子委員  ちょっとわかりやすく御説明をいただきたいんですけれども、指定水道業者はこれまでは所有者の同意書がなくても個人情報が取得できるというふうになっていたということ、それから、今御答弁ありましたけれども、例えば不動産業者などが水道局の窓口に来て継承の有無の確認などというような形で推測をして個人情報を取得する場合などが考えられるということでよろしいでしょうか。指定水道業者には同意書がなくても個人情報の提供をしていらっしゃったのかどうかも含めて、もう一度ちょっと御答弁。 112: ◯給水装置課長  これまで御指摘があるまで指定給水装置事業者につきましては所有者名を開示しておりました。 113: ◯すげの直子委員  私もその御相談の中身をお聞きする中でそうなのかというふうに思いまして、大変これは、とても適切な対応がされていたというふうにはとても言えないのではないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 114: ◯給水装置課長  震災後、給水装置工事を必要とするお客様に対しまして、指定給水装置工事事業者が迅速に対応するために行っていたものでありまして、誓約書も提出はさせておりましたが、より厳格な取り扱いが必要だったと考えております。 115: ◯すげの直子委員  適切ではなかったということでよろしいんでしょうか。 116: ◯給水装置課長  適切ではなかったということで考えております。 117: ◯すげの直子委員  であれば再発防止、こういうことがないようにしていくという必要があると思うんですけれども、再発防止のためにはどのように取り組むおつもりでいらっしゃるのか、お伺いいたします。 118: ◯給水装置課長  給水装置に関する相談受け付け業務を受託しております仙台市水道サービス公社へは、個人情報を提供する際の所有者本人の確認、または所有者からの委任状、同意書の確認など、個人情報の適切な取り扱いにつきまして3月には指示をしており、指定給水装置工事事業者であっても所有者からの委任状または同意書の提示がない場合は開示しないよう徹底しております。 119: ◯すげの直子委員  今回のケースの指摘もあったということもあり、もう既に3月から指定業者であっても所有者の同意書をとることを徹底しているというお話でございました。どうしてこういう適切と言えない状況がこれまで続いてしまったとお考えなんでしょうか、伺います。 120: ◯給水装置課長  先ほども申し上げましたとおり、震災後の復興需要によります給水装置工事の増加に伴いまして、給水装置の所有者に関する問い合わせについても増加する中で、緊急避難的にとった対応が続いていたと考えております。 121: ◯すげの直子委員  震災後の工事とか問い合わせがふえて緊急避難的にそういう対応をするというのは、ある意味市民サービスというか、いろいろな対応を急ぐために、いっときであればもしかしたら考えられる手だての1つとしてあり得るのかもしれませんけれども、今も御答弁ありましたけれども、緊急的にやったことがずっとその後続いてきたというところがやはり問われているんじゃないかなというふうに思うんです。  今回市民から御指摘がされたのは、自宅の水道管の名義が前の所有者のままになっていることを別の不動産業者から知らされて驚いたというケースでございました。土地や建物の所有者が変わっても確かに水道管の名義変更をしていないというケースはあると思うんですけれども、これはどのぐらいあるのかということは把握していらっしゃるでしょうか。 122: ◯給水装置課長  お客様が水道を使用するに当たっては、所有者の名義を変更しなくても使用者の変更をすれば使用する上では特段に不都合が生じませんので、不動産の売買や相続などで土地や建物の所有者が変わっても給水装置の名義を変更していただけることはほとんどない状況にございます。 123: ◯すげの直子委員  ほとんどないということなんですけれども、結局先ほど最初にお聞きした給水装置とかそういうものというのは財産でもあるので、こういうものはやはり個人情報が問われてくるものであるから同意書も必要になるという関係だとすると、やはりこういう名義というものもきちんと変更をしていただいたほうが結局そのときの所有者の方にとってもやはり大事なんじゃないかなというふうになるんだと思うんです。  なので、建物の所有者がやはり変更された際には、ぜひ水道管の名義変更などもできるだけしていただきたいということなども、やはりもうちょっともっと市民に知らせていく必要があるというふうに思います。大体市民の方はそこまでしなくていけないというのは、言われなければ、確かに使用するには困らなければそこまでしなくてはならないということに気づかない場合もありますので、そこはやはりできれば行政の側として市民にぜひ周知をしていくということが必要じゃないかというふうに思いますので、その点どんなふうに思っていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。 124: ◯給水装置課長  先ほども申し上げましたとおり、お客様が水道を使用するに当たっては特段の不都合は生じませんが、給水装置の大規模な修繕など、工事のお申し込みが必要な場合は所有者名義での申請が必要となりますので、給水装置に関する個人情報についてわかりやすい案内を作成し、水道局のホームページなどに掲載するよう検討してまいります。 125: ◯村上かずひこ委員  私のほうからちょっとブロック塀のことについてお聞きいたします。  6月18日に起きました大阪北部地震で、高槻市のニュースで見ますとあれは人災だったんだろうなと、あんな高い場所にあんなものがあって、鉄筋が15センチしか入っていないとか、早目にちゃんとすれば女の子の命は助かったのかなと思いました。  翻って仙台市なんですが、宮城県沖地震があったんでブロック塀の直しというか、ほとんどかなりの数が除去したりして建て直しとかしたんだろうと思いました。仙台市では3.11の宮城県沖地震でもブロック塀のそんな事故とか余りお聞きしなかったので、漠然と仙台市にはもうそういう危ないブロック塀はないものだと漠然と思っていました。  そうしたら、まだあるんですよね。地元紙によればまだ仙台市に24カ所あるということなんですが、まずお聞きしたいのはこのブロック塀の補助金が15万円いまだに出るんですが、街並み形成課が作成しているんですが、お問い合わせが宮城県コンクリートブロック協業組合となっているんですが、この調査は要するに担当は区役所だと思うんですけれども、こういう協会の方が危険箇所を調査しているのか、本市がやっているのか、まずそこをお聞きします。 126: ◯建築指導課長  調査につきましては仙台市のほうが委託して行っているものもあり、あと、場合によっては市のほうの職員が現地で確認するような場合もございます。 127: ◯村上かずひこ委員  いろいろあるのかもしれませんけれども、区役所が担当だとは思うんですが、お聞きしたいのはその24カ所、都市整備局として一体具体的にどういう事案なのか。例えば建築基準法は2.2メートルとなっているんですけれども、もっと高いところがあるとか、そういう具体的な事例、どういう状況にあるのか、もし把握しているんであれば二、三ちょっと御紹介していただけますか。 128: ◯建築指導課長  建築基準法に関してはブロック塀自体がいつ建てられたかというところ自体がなかなか把握できない部分もあり、現在の建築基準法の基準に合っていないものもあることはあります。 129: ◯村上かずひこ委員  この24カ所なんですけれども、要するに小学校とか避難所から半径500メートル、あと公道に面しているということなんですが、公道というのは仙台市道だけですか、それとも私道は入っていますか。 130: ◯建築指導課長  公道は市道、県道のほうのみでございます。 131: ◯村上かずひこ委員  私道は入っていないとは思うんですけれども、通学路で私道なんていうのはいっぱいあると思いますし、要するに500メートル以内なんですけれども、500メートルということを考えなければ、もっと24カ所以上あるということでいいですか。 132: ◯建築指導課長  その件に関しては想定はされるかなというふうには思います。 133: ◯村上かずひこ委員  仙台市内にはもうないと思い込んでいたんですが、結構あるんですね、多分。担当は各区役所とか、教育委員会もなんでしょうが、これは早急に本市も。次にお聞きしたいのは今まで要するに24カ所なんですが、どのくらいの量を撤去とかしていただいたのか、その数は把握されているのか、お聞きします。 134: ◯建築指導課長  昭和53年の宮城県沖地震を踏まえましてブロック塀対策に取り組んでおるところでございます。昭和54年度から補助制度を創設して所有者のほうへ除却等の働きかけ等を行ってきたところでございまして、その後で15年度にかけて市内全域での公道、通学路に面して設置されているブロック塀の調査を行っておるところです。  委員御指摘の危険なブロック塀につきましては、その後把握したものも含めて854カ所でございます。そのうちの830カ所については除却等がなされて、現在24カ所が残っているという状況でございます。 135: ◯村上かずひこ委員  小学校から500メートル以内とか公道に面しているところで24カ所なんで、きっと多分もっと私が思っている以上にあるのかなと思います。経済的な理由で撤去できないとかの理由だとは思うんですが、経年劣化でかなり多分もう年々危険度は増しているのかと思いますけれども、このブロック塀につきまして高槻市の話もありますので、建築基準法に違反している塀もあれば早急に本市は点検して対応する必要があると思うんですが、いかがでしょうか。 136: ◯建築指導課長  委員御指摘のように、いずれは危険となるように思われるような部分があるというのは承知してございます。そのようなものにつきましては、現時点では市民の方々からの相談や情報をもとに現地を確認するなど、パトロール等で対応している状況でございます。  そういった状況でございますが、耐震診断の機会などを捉えて敷地内にブロック塀がある場合、生け垣助成によりブロック塀の除却費用も助成されることもPRし、ブロック塀に対する意識向上に努めていくほか、先ほどのお話にありました通学路周辺における教育局とも連携しながら対応を進めてまいりたいと考えております。 137: ◯村上かずひこ委員  どちらの局長かわかりませんけれども、これは耐震診断とか、そういうものはなくて、これはもう私もないと思い込んでいましたけれども、結構あるということを再認識しました。通学路を含めて、なかなか撤去していただけないところもあるんでしょうけれども、早急に本市として対応する必要があると思いますが、どうでしょうか。 138: ◯都市整備局長  ただいま建築指導課長からも御説明申し上げましたように、本市におきましては昭和53年の宮城県沖地震の教訓を踏まえまして、これまで危険なブロック塀の解消に向けて鋭意取り組んできたところでございます。  その結果、先ほど申し上げましたような危険なブロック塀につきましては、全市で850件以上あったものが24件まで現在まで減少したところでございますけれども、今般の大阪でのブロック塀の倒壊による悲惨な事故があったということもありますので、そのことによって危険性というものが改めて認識されたというところでございますので、本市といたしましても今なお残っている危険なブロック塀の所有者に対しまして改めて文書や戸別訪問などによりまして、これまで以上に強く除却などを求めて指導を強化してまいりたいというふうに考えております。  それから、委員から御指摘いただきました経年劣化によりましてさらに危険な状態になってくるということも想定されますので、日常のパトロールなどにおきましてこれまで以上に注意を払って見守ることといたしまして、今後も市民の皆様の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 139: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 140: ◯委員長  ほかになければ、次に閉会中継続審査事項についてお諮りいたします。  「ビッグデータを活用した生活道路の安全対策について」及び「水道料金収納率向上に向けた取り組みについて」を閉会中も継続して審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 141: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、そのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。  以上で所管事務を終了いたします。  それでは、これをもって委員会を閉会いたします。...