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  1. 仙台市議会 2018-06-07
    平成30年第2回定例会(第1日目) 本文 2018-06-07


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:     〔修  礼〕     午後一時開会 ◯議長斎藤範夫)ただいまから、平成三十年第二回仙台市議会定例会を開会いたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付いたしました議事日程第一号に記載のとおりであります。          ────────○────────     日程第一 会議録署名議員の指名 2: ◯議長斎藤範夫)日程第一 会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員には、会議規則第百十七条第一項の規定により、やしろ美香さん及び佐々木真由美さんを指名いたします。          ────────○────────     日程第二 会期決定の件 3: ◯議長斎藤範夫)日程第二 会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から六月二十二日までの十六日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、会期は、十六日間と決定いたしました。          ────────○────────     日程第三 諸般の報告 5: ◯議長斎藤範夫)日程第三 諸般の報告を行います。  まず、去る五月三十日に開催されました全国市議会議長会第九十四回定期総会において、議員在職二十五年のゆえをもって、柳橋邦彦さんが特別表彰を、また、議員在職十五年のゆえをもって、橋本啓一さん、私、斎藤範夫が表彰されました。  次に、市長から、人事の紹介について申し出がありますので、発言を許します。市長。
    6: ◯市長郡和子)人事の御紹介を申し上げます。  去る第一回定例会におきまして御同意を得て、四月一日に就任いたしました副市長、教育長並びに四月一日の人事異動により異動のありました局長等を御紹介申し上げます。  高橋新悦副市長です。     〔副市長 高橋新悦挨拶〕 7: ◯市長郡和子佐々木洋教育長です。     〔教育長 佐々木洋挨拶〕 8: ◯市長郡和子板橋秀樹水道事業管理者です。     〔水道事業管理者 板橋秀樹挨拶〕 9: ◯市長郡和子加藤俊憲交通事業管理者です。     〔交通事業管理者 加藤俊憲挨拶〕 10: ◯市長郡和子佐々木淳一危機管理監です。     〔危機管理監 佐々木淳一挨拶〕 11: ◯市長郡和子芳賀洋一総務局長です。     〔総務局長 芳賀洋一挨拶〕 12: ◯市長郡和子福田洋之まちづくり政策局長です。     〔まちづくり政策局長 福田洋之挨拶〕 13: ◯市長郡和子館圭輔財政局長です。     〔財政局長 館圭輔挨拶〕 14: ◯市長郡和子斎藤恵子市民局長です。     〔市民局長 斎藤恵子挨拶〕 15: ◯市長郡和子舩山明夫健康福祉局長です。     〔健康福祉局長 舩山明夫挨拶〕 16: ◯市長郡和子岡崎宇紹子供未来局長です。     〔子供未来局長 岡崎宇紹挨拶〕 17: ◯市長郡和子遠藤守也環境局長です。     〔環境局長 遠藤守也挨拶〕 18: ◯市長郡和子遠藤和夫経済局長です。     〔経済局長 遠藤和夫挨拶〕 19: ◯市長郡和子)天野元文化観光局長です。     〔文化観光局長 天野元挨拶〕 20: ◯市長郡和子小野浩一都市整備局長です。     〔都市整備局長 小野浩一挨拶〕 21: ◯市長郡和子小高睦建設局長です。     〔建設局長 小高睦挨拶〕 22: ◯市長郡和子小林仁宮城野区長です。     〔宮城野区長 小林仁挨拶〕 23: ◯市長郡和子鈴木昭泉区長です。     〔泉区長 鈴木昭挨拶〕 24: ◯市長郡和子奥田光崇市立病院長です。     〔市立病院長 奥田光崇挨拶〕 25: ◯市長郡和子石川浩史人事委員会事務局長です。     〔人事委員会事務局長 石川浩史挨拶〕 26: ◯市長郡和子)以上でございます。 27: ◯議長斎藤範夫)次に、市長から、説明員の委任または嘱託について、教育委員会教育長人事委員会委員長及び監査委員から、説明員の委任について、お手元に配付のとおり通知がありました。  次に、さきに送付いたしましたように、市長から、  報告第 二号 平成二十九年度仙台市一般会計繰越明許費繰越しに関する件  報告第 三号 平成二十九年度仙台市一般会計事故繰越しに関する件  報告第 四号 平成二十九年度仙台市都市改造事業特別会計繰越明許費繰越しに         関する件  報告第 五号 平成二十九年度仙台市都市改造事業特別会計事故繰越しに関する         件  報告第 六号 平成二十九年度仙台市中央卸売市場事業特別会計繰越明許費繰越         しに関する件  報告第 七号 平成二十九年度仙台市新墓園事業特別会計繰越明許費繰越しに関         する件  報告第 八号 平成二十九年度仙台市下水道事業会計予算繰越しに関する件  報告第 九号 平成二十九年度仙台市高速鉄道事業会計予算繰越しに関する件  報告第 十号 平成二十九年度仙台市水道事業会計予算繰越しに関する件  報告第十一号 平成二十九年度仙台市ガス事業会計予算繰越しに関する件  報告第十二号 専決処分事項に関する件 以上十一件の報告がありました。  次に、さきに送付いたしましたように、監査委員から、定例監査出資団体等監査及び例月出納検査の結果について報告がありました。  次に、さきに送付いたしましたように、包括外部監査人から、監査の結果について報告がありました。  次に、地方自治法第百条第十三項及び会議規則第百十八条第一項ただし書きの規定により、お手元に配付のとおり、議長において議員の派遣を決定しましたので、御報告いたします。  以上で、諸般の報告を終わります。          ────────○────────     日程第四 第八十九号議案 仙台市農業委員会の委員の任命に関する件 28: ◯議長斎藤範夫)日程第四 第八十九号議案 仙台市農業委員会の委員の任命に関する件を議題といたします。  この際、地方自治法第百十七条の規定により、加藤和彦さんの退席を求めます。     〔二十一番 加藤和彦退場〕 29: ◯議長斎藤範夫)市長から説明を求めます。市長。     〔市長 郡和子登壇〕 30: ◯市長郡和子)ただいま上程になりました第八十九号議案仙台農業委員会の委員の任命に関する件でありますが、これは、農業委員会の委員として、赤間敬加藤和江菅野則義佐々木均佐藤千治佐藤昭幸品川忠夫高橋勝彦中野勲嶺岸若夫加藤和彦郷古雅春大泉権吾大里重市、佐藤とみ、鈴木通鈴木正年松原菊男結城一吉の十九氏を任命することにつきましてお諮りするものであります。  何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 31: ◯議長斎藤範夫)これより採決いたします。  加藤和彦さんの入場を許します。     〔二十一番 加藤和彦入場〕 32: ◯議長斎藤範夫)お諮りいたします。ただいま議題となっております第八十九号議案 仙台市農業委員会の委員の任命に関する件は、まず、赤間敬さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、赤間敬さんに同意することに決しました。  次に、加藤和江さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、加藤和江さんに同意することに決しました。  次に、菅野則義さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、菅野則義さんに同意することに決しました。  次に、佐々木均さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、佐々木均さんに同意することに決しました。  次に、佐藤千治さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 37: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、佐藤千治さんに同意することに決しました。  次に、佐藤昭幸さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 38: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、佐藤昭幸さんに同意することに決しました。  次に、品川忠夫さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、品川忠夫さんに同意することに決しました。  次に、高橋勝彦さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    40: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、高橋勝彦さんに同意することに決しました。  次に、中野勲さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 41: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、中野勲さんに同意することに決しました。  次に、嶺岸若夫さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、嶺岸若夫さんに同意することに決しました。  この際、加藤和彦さんの退席を求めます。     〔二十一番 加藤和彦退場〕 43: ◯議長斎藤範夫)次に、加藤和彦さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、加藤和彦さんに同意することに決しました。  加藤和彦さんの入場を許します。     〔二十一番 加藤和彦入場〕 45: ◯議長斎藤範夫)次に、郷古雅春さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 46: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、郷古雅春さんに同意することに決しました。  次に、大泉権吾さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、大泉権吾さんに同意することに決しました。  次に、大里重市さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 48: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、大里重市さんに同意することに決しました。  次に、佐藤とみさんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 49: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、佐藤とみさんに同意することに決しました。  次に、鈴木通さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 50: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、鈴木通さんに同意することに決しました。  次に、鈴木正年さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 51: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、鈴木正年さんに同意することに決しました。  次に、松原菊男さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 52: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、松原菊男さんに同意することに決しました。  次に、結城一吉さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 53: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、結城一吉さんに同意することに決しました。          ────────○────────     日程第五 第九十号議案 仙台市資産等公開審査会の委員の委嘱に関する      件 54: ◯議長斎藤範夫)日程第五 第九十号議案 仙台市資産等公開審査会の委員の委嘱に関する件を議題といたします。  市長から説明を求めます。市長。     〔市長 郡和子登壇〕 55: ◯市長郡和子)ただいま上程となりました第九十号議案仙台資産等公開審査会の委員の委嘱に関する件でありますけれども、これは、仙台市資産等公開審査会の委員の芹澤英明飯島淳子中村彰二成田由加里橋浦佳子の五氏が、平成三十年六月三十日をもって任期満了となりますので、その後任の委員として、芹澤英明成田由加里橋浦佳子の三氏を引き続き、中原茂樹丸山水穂の両氏を新たに委嘱することにつきお諮りするものであります。  何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 56: ◯議長斎藤範夫)お諮りいたします。ただいま議題となっております第九十号議案 仙台市資産等公開審査会の委員の委嘱に関する件は、まず、芹澤英明さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 57: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、芹澤英明さんに同意することに決しました。  次に、中原茂樹さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 58: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、中原茂樹さんに同意することに決しました。  次に、丸山水穂さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 59: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、丸山水穂さんに同意することに決しました。  次に、成田由加里さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、成田由加里さんに同意することに決しました。  次に、橋浦佳子さんに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 61: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、橋浦佳子さんに同意することに決しました。          ────────○────────     日程第六 第六十号議案(継続議) 62: ◯議長斎藤範夫)日程第六 第六十号議案を議題といたします。  本案について、委員長の報告を求めます。  予算等審査特別委員会委員長 小野寺利裕さん。     〔二十九番 小野寺利裕登壇〕 63: ◯二十九番(小野寺利裕)ただいま議題となりました第六十号議案仙台乗合自動車運賃条例の一部を改正する条例について、予算等審査特別委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  本議案は、本年二月二十三日の本会議において付託を受け、二月二十七日より委員会を開催し、慎重に審査を行ったものでありますが、三月十三日の決定の審査において動議があり、起立多数で継続して審査すべきものと決定され、三月十四日の本会議におきまして、閉会中の継続審査に付されました。  去る五月三十一日の委員会において改めて審査を行い、まず当局より、バス事業経営状況等の周知について報告がなされ、その後、本議案に対する質疑を行い、同日審査を終了いたしました。  これより審査の概要を申し上げますが、本委員会は、全議員五十二名による構成で審査を行っておりますので、質疑項目を集約の上、簡略化して報告いたしますことを御了承願います。  まず、質疑について申し上げます。  第六十号議案仙台乗合自動車運賃条例の一部を改正する条例に関しまして、自動車運送事業経営改善計画策定趣旨及び目標について、バス運賃値上げ及びバス減便の影響について、学生への新たな支援制度の検討及び早急な実施について、市全体でのサービス向上への取り組み姿勢について、学都仙台フリーパス運賃見直しによる経営改善効果の予想について、経営状況の市民への周知及び現時点で寄せられている声について、交通費就学支援について、学都仙台フリーパス値上げの説明について、学都仙台フリーパス値上げ経営改善との関係について、学都仙台まちづくりについて、バス車両の清掃について、広告のトップセールスについて、本市職員に対するバス・地下鉄の利用促進について、バス車両点検整備業務委託について、学都仙台フリーパス運賃見直しの検討について、その他、各般にわたる質疑がありましたことは、皆様御承知のとおりであります。  次に、決定の経過について申し上げます。  決定に際しましては、異議があり、起立採決の結果、起立多数で可決すべきものと決定いたしました。  以上の経過をもちまして、本委員会に付託を受けました第六十号議案は、お手元に差し上げました審査報告書のとおり、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  終わりに、委員各位の御協力に対し心から感謝申し上げまして、委員長報告を終わります。  御清聴まことにありがとうございました。(拍手)          ─────────────────── 64: ◯議長斎藤範夫)これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 65: ◯議長斎藤範夫)質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  庄司あかりさんから通告がありますので、発言を許します。     〔一番 庄司あかり登壇〕(拍手) 66: ◯一番(庄司あかり日本共産党仙台市議団庄司あかりです。ただいま議題となっております第六十号議案仙台乗合自動車運賃条例の一部を改正する条例について、反対の立場から討論を行います。  交通政策調査特別委員会で、福島大学の吉田樹准教授のお話を伺いました。この間の仙台市のバス衰退の理由は、サービス水準の低下がさらなる利用者の減少を招く負のスパイラルに陥っているとして、市バスのサービスを一%低下させると、一・四%の利用者が減少したという数値を示されました。経営改善の名のもとに行われた路線廃止、減便が、かえって経営状況を悪化させているということであり、重大な指摘です。  本議案は、バス事業の赤字を理由に、学都仙台フリーパスのうち、バス料金を月八百円値上げするというものです。予算等審査特別委員会の質疑では、当局は、市バスフリーパス値上げによって、利用者が五%減ることを前提にして増収額を算出していることが明らかになりました。バスの利用をふやすのではなく、減らしてしまうことになる改定は、負のスパイラルをさらに悪化させる方向にすぎません。  日本共産党仙台市議団は、学都仙台フリーパスを仙台市の施策として実施し、敬老パスで行っているように、利用実績交通局乗車料収入とすることを提案しました。  当局の試算では、乗車料収入は年間で七億一千万円の増加となり、営業収益がその分ふえることになるとのことです。そうすることで、交通局にとっては、実利用に見合うだけの運賃収入が得られるため、バスの利用をふやしていくという本業での収益増を真っすぐ目指すことができるようになります。  また、その場合の資金不足比率を試算すると、乗車料収入が約七億円ふえる分、一般会計からの補助金を減らしたとしても、資金不足比率は、二〇一六年度決算ベースで九・五%だったものが八・六%へ改善されます。一般会計から出す総額が変わらなくても、出し方を補助金から運賃収入へと変えるだけで、約一%の改善になるということです。  市は、資金不足比率が二〇%になると、経営健全化団体に転落してしまうと市民に説明していますが、市の出し分を変えずに、考え方を変えるだけで一%改善させることができるのですから、これは早急に発想の転換をすべきです。  ちなみに、一般会計からの補助金の額を減らさずに据え置いた場合には、資金不足が解消されることも申し添えておきます。  学都仙台フリーパスをめぐっては、県内十九の大学から、全国に誇れる制度だとの評価をした上で、民間バス事業者も含めた学生の通学運賃割引制度の要望が出されています。  学都仙台フリーパスのスタートは、確かに交通局独自施策ですが、郡市長学都仙台を標榜する本市として、学生の移動支援のあり方を検討する必要があるとお考えなのであれば、学都仙台フリーパスを市長部局の制度として発展させ、学生にとっても交通事業者にとっても、よりよい制度にしていくべきです。  予算等審査特別委員会では、多くの会派から、バス事業経営改善のために交通局や仙台市がやれることはまだまだあるはずと、多岐にわたる提案がありました。文化観光局とタイアップして、観光と結びつけた乗車券の販売や、市長や交通事業管理者を初めとするトップセールスによって広告料収入をふやすこと、敬老パス利用促進など、サービスを減らし市民に負担増を押しつけるよりも、やるべきことがたくさんあると、質疑をお聞きして確信を持つことができました。  公共交通は、地域経済、医療や福祉、教育など、市が行うさまざまな施策の土台となるものです。市や交通局公営企業としての強みを発揮し、市民の移動権を保障するために、最大限の努力をすることが求められているのではないでしょうか。そうした取り組みもせずに、市民から喜ばれている学都仙台フリーパス値上げをすべきではありません。よって、本議案に反対し、私の討論といたします。  御清聴まことにありがとうございました。(拍手) 67: ◯議長斎藤範夫)これにて討論を終結いたします。
     これより採決に入ります。  第六十号議案 仙台市乗合自動車運賃条例の一部を改正する条例を採決いたします。  委員長報告は可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 68: ◯議長斎藤範夫)起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。          ────────○────────     日程第七 いじめ問題等対策調査特別委員会委員長報告の件(中間報告) 69: ◯議長斎藤範夫)日程第七 いじめ問題等対策調査特別委員会委員長報告の件を議題といたします。  いじめ問題等対策調査特別委員会委員長から報告について申し出がありますので、発言を許します。佐藤正昭さん。     〔五十二番 佐藤正昭登壇〕 70: ◯五十二番(佐藤正昭)議長のお許しをいただきましたので、いじめ問題等対策調査特別委員会のこれまでの調査の概要につきまして、御報告をいたします。  本委員会は、平成二十九年第二回定例会におきまして、市立中学校で相次いで発生している生徒の自死事案等について、事実関係の把握と原因の究明を行い、速やかにいじめ及び体罰の防止対策を講じることを求め、児童生徒が安心して健全な学校生活が過ごせるようにすることを目的として設置され、事実経過を調査するとともに、いじめ問題等に関する諸課題、再発防止策等の調査を行うことについて、付託を受けたものであります。  昨年六月二十三日に委員が選任され、同日、正副委員長の互選を行った結果、私が委員長に、木村勝好さんが副委員長に選任をされました。  また、昨年七月七日の第一回委員会において、正副委員長のもと理事会を設置し、同日、理事が選任をされました。  以来、今日まで七回にわたる委員会を開催し、当局が設置する、いじめ問題に関する各委員会の調査の経過と結果について報告を求めてきました。  さらに、有識者からの意見聴取として、宮城教育大学の久保順也准教授から児童生徒間のいじめの理解と対策について、大阪大学大学院片山泰一教授からは発達障害に関する現状及び課題等について、専門的な立場からそれぞれ御意見を伺いました。  また、当時の市立五城中学校尾形孝徳校長から、いじめ問題に関する中学校の現状と課題について、NPO法人ジェントルハートプロジェクト小森美登里理事からは、御遺族という立場でのお話をいただくなど、さまざまな調査を行い、知見を深めてまいりました。  委員会におけるこれらの調査に加えて、二十回にわたる理事会を開催し、当局からの報告を受けながら、中間報告等について協議を重ねてきました。  その過程で、学校現場に伺って、いじめ問題の当事者である子供たち自身の話を聞く必要があると判断し、理事会として南小泉中学校を訪問し、いじめ対策専任教諭やスクールカウンセラーなど教職員から直接お話を伺うとともに、生徒代表六名ともいじめ問題について意見交換を行いました。  これまで、市当局におきましても、いじめ問題に関するさまざまな施策が実施されてきましたが、これらが有効に機能していたかどうかについては疑問の余地があります。  市当局は、いじめ問題の早期解決及び自死事案の原因究明と再発防止に向けた取り組みを速やかに行い、一日も早く市民の信頼回復を図っていかなければなりません。  このような現状を鑑み、本委員会では、これまでの調査や議会での議論を踏まえ、再発防止策を六つの項目に整理をいたしました。  一つ目は、学校内の情報共有や教職員間の連携と役割分担の明確化などにより、いじめ問題に適切に対応できる体制を整備することです。  いじめ問題への対応について、学校内での情報共有や教職員間の連携、役割分担の明確化といった点に不十分な面が見受けられます。  担任の相談体制の充実を図るとともに、校長がその役割を十分に発揮し、教職員とともに、学校の体制を整備していくことが必要であります。  二つ目は、いじめを認識したときは、深刻な事態につながらないよう初期対応を適切に行う体制を確立することです。  学校と児童生徒や保護者との間で、いじめを認識したときの初期対応において意識のずれや認識の違いがある場合、いじめ問題がさらに深刻化してしまうケースが見受けられます。  学校及び教育委員会には、いじめが発生した際、児童生徒及び保護者にしっかりと向き合い、意向を酌み取りながら心情に寄り添った対応を行うことが求められます。  また、学校と教育委員会が情報を共有し、さまざまな事由や要因を排除せずに、適切に対応するための体制を確立していくことが必要です。  三つ目は、発達に特性のある児童生徒に対する関係者の理解を深めるとともに、学校生活における支援の充実を図ることです。  発達に特性のある児童生徒に対する認識や理解が周囲に浸透し切っていないことに加え、当該児童生徒学校生活における支援についても十分とは言えない状況にあります。  そうしたことは、いじめを誘発する原因の一つにもなり得ることから、児童生徒や教職員、保護者に対して、発達に特性がある児童生徒に関する知識や理解を深める取り組みを進めるとともに、関係機関と連携しながら、学校生活における適切な支援の充実を図ることが必要であります。  四つ目は、教員の多忙化を解消し、児童生徒一人一人と向き合う時間を確保できるようにするとともに、児童生徒との信頼関係を構築するための環境を整備することです。  教員は、日々の業務や部活動などにより、児童生徒一人一人と向き合う時間が限られ、いじめを認識し対処することも難しい状況にあります。少人数学級の導入や人員体制の充実などの施策を進め、教員の業務の軽減を図ることで、児童生徒一人一人と向き合う機会をふやし、信頼関係を構築することができる環境整備を行うことが必要です。  五つ目は、地域が子供を見守り育てる仕組みをつくるなど、児童生徒がさまざまな世代とのかかわりを通じて、豊かな人間性を育み、自己肯定感や自己有用感を得られる環境づくりを進めることです。  子供たちは、LINEやツイッターなどSNSによって、帰宅しても学校における人間関係が途切れない状況にあります。  児童生徒が、豊かな情操と道徳心を培い、心通う豊かな人間性を育むためには、学校や家庭といった限られた人間関係だけではなく、さまざまな世代とのコミュニケーションの機会を創出することが重要です。  例えば、地域が主体となった居場所づくりや、地域行事や祭りへの参加など、地域で子供を見守り育てる仕組みをつくることで、子供たちがお互いに個性を尊重し、自己肯定感や自己有用感が得られる環境を醸成していくことが必要であります。  六つ目は、市は、いじめ問題の再発防止に向けて統括的な役割を果たし、児童生徒が安心して健全な学校生活が過ごせるよう環境づくりを進めることです。  いじめは、子供の権利にかかわる重大な問題です。いじめは、どの子供にも起こり得ることを強く認識し、発見した場合は、早期解決できるよう、保護者や地域の関係機関とも連携し、いじめを受けた子供に対する適切な支援や、いじめを行った側などに対する適切な指導、援助を行うことが求められます。  いじめ防止対策が有効に機能するためには、いじめ相談体制の充実や、学校、家庭、地域住民、関係機関などとの連携強化が必要です。  また、教育委員会の独立性、中立性を踏まえつつ、市長のリーダーシップのもと、市の総力を挙げて取り組み児童生徒が安心して健全な学校生活を過ごせるよう、学校の環境整備と社会全体の環境づくりを進めていくことも必要です。  以上、これら六項目については、再発防止策の柱となる部分として、中間報告書に記載をいたしております。  このほか、いじめ問題の課題と対策についても、各会派からさまざまな御意見があり、その主なものを記載しておりますが、詳細につきましては、お手元に差し上げております附属資料のとおりですので、あわせて御高覧賜りますようにお願いをいたします。  いじめを防止するためには、現場の教職員が真摯に児童生徒と向き合うことはもとより、さまざまな取り組みを有機的に組み合わせ、着実に前に進めていくことが重要です。  例えば、必要な条例の制定などを含め、社会全体で子供の健やかな成長を支援し、子供が安心して豊かな生活ができるような環境をつくっていくことが必要であります。  平成三十年第一回定例会において、当局からいじめ問題にかかわる新たな事業や施策が示されたところですが、議会におけるこれまでの議論を集約した本中間報告や、市当局が設置する各委員会における今後の調査結果なども踏まえ、一刻も早い再発防止に向けたさらなる取り組みが行われることを期待をいたします。  加えて、児童生徒が安心して健全な学校生活を送ることができるよう、市長を初め教育委員会及び市の組織全てが、総力を挙げていじめの防止に向けて確固たる取り組みを進めていくことを強く求めます。  また、本委員会としても、いじめ問題に係る議論を広く市民に知らせるとともに、議会のチェック機能を発揮し、児童生徒の命が二度と失われないよう、引き続き全力で取り組んでまいりたいと考えております。  以上で、本委員会中間報告といたします。  御清聴まことにありがとうございました。(拍手) 71: ◯議長斎藤範夫)ただいまの委員長報告に対して質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 72: ◯議長斎藤範夫)質疑なしと認めます。  以上で、いじめ問題等対策調査特別委員会委員長報告の件を終わります。          ────────○────────     日程第八 第七十九号議案から日程第一七 第八十八号議案まで 73: ◯議長斎藤範夫)日程第八 第七十九号議案 平成三十年度仙台市一般会計補正予算(第一号)、この際、件名の朗読を省略いたします。以下、日程第九 第八十号議案から日程第一七 第八十八号議案まで、以上十件を一括議題といたします。  市長から説明を求めます。市長。     〔市長 郡和子登壇〕 74: ◯市長郡和子)ただいま上程になりました第七十九号議案平成三十年度仙台市一般会計補正予算から、第八十八号議案専決処分事項に関する件までの各案件につきまして、概略御説明申し上げます。  初めに、第七十九号議案平成三十年度仙台市一般会計補正予算でありますが、経済費におきまして、農業担い手総合支援事業費の追加を計上いたしております。補正総額は二千八百万円余の増額となり、この歳出予算の財源につきましては、所要の措置を講じております。  次に、条例案その他の各案件につきまして概略御説明申し上げます。  初めに、第八十号議案仙台市市税条例の一部を改正する条例でありますが、これは、地方税法の改正を考慮し、一定の先端設備等に該当する機械及び装置等に対する固定資産税の課税標準の特例に係る割合を定めるものであります。  次は、第八十一号議案仙台市介護保険条例の一部を改正する条例でありますが、これは、介護保険法施行規則の改正に伴い、看護小規模多機能型居宅介護に係る指定地域密着型サービス事業者の指定の申請等に係る場合において、その指定等をすることができる者に病床を有する診療所を開設している者を加える等のものであります。  次は、第八十二号議案仙台市公害防止条例の一部を改正する条例でありますが、これは、大気汚染防止法等の改正に伴い、所要の規定整備を行うものであります。  次は、第八十三号議案仙台市市民センター条例の一部を改正する条例でありますが、これは、西多賀市民センターの改築に伴い、同センターの使用料を改定するものであります。  次は、第八十四号議案仙台市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例でありますが、これは、保険医療機関及び保険医療養担当規則の改正に伴い、医師である保険医による初診の場合に係る非紹介患者初診加算料を改定するとともに、再診患者加算料を定めるものであります。  次は、第八十五号議案あらたに生じた土地の確認に関する件でありますが、これは、仙台塩釜港仙台港区内の公有水面の埋め立てにより、新たに生じた土地について確認をするものであります。  次は、第八十六号議案住居表示を実施する市街地の区域及び住居表示の方法の決定に関する件でありますが、これは、本市の区域内に新たに生じた土地に関し、住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法を定めるものであります。  次は、第八十七号議案市道路線の認定に関する件でありますが、これは、芋沢赤坂線ほか三路線を市道として認定するものであります。  次は、第八十八号議案専決処分事項に関する件でありますが、その一は、地方税法の改正を考慮し、用途変更があった宅地等の固定資産税及び都市計画税の算定方法に関する特例を適用しないことに関する件、その二は、地方自治法施行令の改正を考慮し、介護サービス情報公表手数料及び介護サービス情報調査手数料を定めることに関する件、その三は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、五年以上放課後児童健全育成事業に従事した者のうち、市長が適当と認めた者であって、都道府県知事が行う研修を修了した者を放課後児童支援員とすることができることとするとともに、所要の規定整備を行うことに関する件、以上三件につき、それぞれ特に緊急を要したため専決処分といたしましたので、御報告申し上げ、御承認をお願いするものであります。  以上、提案の各案件につきまして概略御説明を申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。          ────────○────────     休会の件 75: ◯議長斎藤範夫)お諮りいたします。議案調査のため、六月八日、十一日及び十二日の三日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 76: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、六月八日、十一日及び十二日の三日間、休会することに決しました。          ────────○──────── 77: ◯議長斎藤範夫)お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 78: ◯議長斎藤範夫)御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  なお、本会議は、来る六月十三日定刻再開の予定であります。  本日は、これをもって延会いたします。     午後一時四十八分延会...