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  1. 仙台市議会 2018-05-21
    都市整備建設協議会 本文 2018-05-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                               開会 午後1時30分                               閉会 午後3時06分 ◯委員長  引き続き協議会を開会いたします。  初めに、都市整備局及び水道局より発言の申し出がございますので、お聞き取り願います。 2: ◯都市整備局長  都市整備局より今般の開発許可等に関する不適正な事務処理並びに発注工事単価算定誤りにつきまして、改めておわびを申し上げます。  先週16日に公表いたしました事案につきましては、平成24年度に端を発しました開発行為許可等に関する事務に関しまして、決裁を経ずに許可証を発行するなどの不適正な事務処理が行われていたものでございますが、これら一連のプロセスの中で組織としてのマネジメントが機能していなかったということを大変重く受けとめております。  また、単価算定誤りにつきましては、入札手続の中断を招くなど、関係者皆様に多大な御迷惑をおかけしましたこと、改めておわびを申し上げます。  これらの事案について深く反省し、再発防止取り組んでまいりたいと考えております。このたびはまことに申しわけございませんでした。 3: ◯水道事業管理者  ただいま都市整備局から御説明のありました発注工事算定単価誤りにつきましては、水道局独自算定単価でも同様の誤りが発生してございました。関係者皆様に御迷惑をおかけいたしましたことにつきまして改めておわびを申し上げます。  今後、平成29年度発注工事への影響につきまして、都市整備局と連携をし迅速にその実態確認作業を進めてまいりたいと存じます。 4: ◯委員長  ただいまの報告に対し、質問等はございませんか。 5: ◯野田譲委員  都市整備局開発調整課による不適正な事務処理についてという、水道局もそうでありますけれども、積算ミス単価ミスというのは前々からずっと御指摘をしてきた課題だと思っておりまして、この問題は平成24年から29年度にかけてということで、震災後の取り組みであったかと思いますけれども、やはり平時であっても積算ミス等々今までもあったわけでございまして、やはりこういう災害であったり、まさにそういう一番人員も整備されていないときにやはりこういう問題が起きかけないわけです。起きる可能性が多いということ。やはり二重チェック三重チェック。  やはり説明を受けましたけれども、引き継ぎがきちんとなされていないという、そういう説明を受けたときに、やはり一番大事なことがあの時期であっても欠けているということは、やはり震災だからとかではなくて、やはり日常的に行政マンとしてこういうものはきちんとすべきであったと思いますけれども、この資料をいただいた中でこういう流れがありますけれども、ちょっと今お手元にありますか。この手元にある中で、ちょっと1点だけ局長のほうからここでやはり引き継ぎや決裁を受けずに行ったというというところなんですよね。ここが。  ですから、そういう係長なり担当上司報告をしなければいけないことを報告をしていなかったという、やはりこれは単純ミスというよりもやはり日常きちんとその辺を上司に確認をしておかなければいけないわけでございまして、そういうところが今までもなされていなかったということだと思うんです。  ですから、この単価ミスというのは今までは大手2社に発注してというような報告も出ましたけれども、今回は新しい業者さんも参入して、安かったからそこにお願いしたということなんでありますけれども、今まで大手2社の方々に発注してやってきたときにはそういうミスというのは今までなかったんですか。 6: ◯都市整備局参事技術管理室長  単価の策定に関しまして、これまでも業務委託によりまして6,500品目について調査を行ってきたところでございます。こちら平成28年度の業務委託からくだんの調査会社のほうに委託を行ったところでございまして、これは入札の結果というところではございますけれども、それ以前にさかのぼって今回のような策定のミスがなかったかどうかについて調査を行った結果でございますけれども、以前のものについてはきちんと単価の策定はなされていたということを確認してございます。 7: ◯野田譲委員  今回に限ってこういうミスが起きたということで、やはり民間事業者に対していろいろな問題を起こしたわけでありますから、そして、行政側にしてもやはり混乱をして、6,500という品目をいろいろ調査をしていた中で、やはり大変な労力もかかったと思うんです。やはり今回選定された業者さんに対する損害賠償請求とか、そういうものも出てくるのではないかと思いますけれども、その辺はどういうふうに取り組んでいくつもりですか。 8: ◯都市整備局参事技術管理室長  現在、この単価の間違いによります影響の広がり、どの件数でどの程度その金額について誤りがあったのかにつきまして、調査会社もスタッフに入れまして調査を行っている状況でございます。その作業にまだちょっと時間を要するということもありまして、この調査会社への対応、法的な部分も含めた対応につきましては今後の対応ということになってしまうのかなとは思いますけれども、専門家の意見などもきちんと聞きながら厳粛に対応をさせていただきたいなというふうに考えてございます。 9: ◯野田譲委員  入札を経て行ったとはいえ、こういう誤りがあったということで多くの事業者に迷惑をかけているのは事実でありますから、ぜひその辺専門家を含めて取り組んでいただきたいと思います。
     水道局に関しては自前でのミスでありますから、やはり職員の意識、その辺をきちんと整理をしながら、今後同じようなミスをされないようにぜひしっかりと管理者から指導していければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  技術屋皆さんはやはりこういうときに力を発揮していただかなければいけないという、そういう役目だと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 10: ◯佐々木心委員  私からも確認してまいりたいと思います。私からは都市整備局開発調整課による不適切な事務処理について具体的に確認してまいりたいと思います。  本当にこの事実、あってはならないことが起きていると、非常に行政の信頼を損ねていると、ゆゆしき問題だということを冒頭お伝えをさせていただきます。  その中で、この2件、発覚した時期が平成29年9月というふうに伺っております。発表が今になった根拠をお示しください。 11: ◯都市整備局参事総務課長  この事案につきましては平成24年度に起こった事案でございまして、平成29年度に発覚ということでございます。この案件につきましては、当初9月にわかった時点でまず開発調整課内の書類の捜索、それから同種の事案がないかどうか、そういったところの調査と、それから、並行いたしまして二つの案件につきまして、これは開発がまず適正になされているという状況もございましたので、それに関します事務手続適正化を図るということをまず優先して行うということで、当時局内では確認をしたところでございます。  その後、その適正化が2月まで実施をいたしまして、その後の状況といたしましては関係職員へのヒアリング、複数回行った職員もございます。そういったところで、先々週末その聞き取りを終えたというところでもって、先週の公表という流れにつながったということでございます。 12: ◯佐々木心委員  平成24年度からということで平成29年9月に判明したということで、数名の職員からの聞き取り、当然平成24年度からでございますから退職されている方もいるというのは容易に想像できるところであります。  しかしながら、数名とはいえ所管課は課がまたぐということは非常に考えにくいのかなと。開発調整課内で起きたというふうな認識を持っておりますが、数名というのは具体的に何名からお聞き取りをしたのかをお示しください。 13: ◯都市整備局参事総務課長  当時事務を行ってございました、退職者を含めてでございますが、13名の職員から聞き取りを行ったところでございます。 14: ◯佐々木心委員  退職者を含め13名から聞き取りをしたと。私も当然委員皆さんも資料をいただいておりますが、ここの中で要は作成者不明という欄が赤字で書いてあるんですけれども、13名から聞き取りをしても誰がつくったかがわからない、そういうことでいいんですか。まず確認させてください。 15: ◯都市整備局参事総務課長  当時開発調整課内で中心となって開発関係業務を行ってございました職員の聞き取りでございますが、宮城野区、太白区、この2案件とも本人が申請書等の受け付けを行った後に課内のほかの職員に書類を引き継いだということでございますが、誰に引き継いだのかは記憶にないということでございました。  それから、その他の職員につきましても、数度聞き取りを行っているところでございますが、やはりこの2案件そのものについてそもそも記憶にないという状況でございました。 16: ◯佐々木心委員  いずれにしても調べた結果わからない、これはこういう案件、正直ここに限らず、こういうことが起きると市民の皆様からは痛くない腹まで探られてしまいます。そういったところが不透明なところがあると、やはり我々議会人としては指摘をしなければいけないというふうな認識でございます。  どうしても今の報告を受けてしまうと、行政の方、職員の方をカバーしているんじゃないかなという認識がありますが、ここは局長に御答弁をいただきたいんですが、局長、その御認識についてはいかがか、お伺いいたします。 17: ◯都市整備局長  実際その事の発端となりました事案が発生した時点が平成24年度ということで、さまざま調査、聞き取りを行った結果をもちましても、いまだ全容がはっきりしないというところがございます。その点につきましては本当に申しわけなく思っておりますけれども、この基本的な事務処理手続がそもそもできていなかったということ、それから、何より組織としてのマネジメントが十分機能していなかったということは大変重く受けとめているところでございまして、そのあたりにつきまして今後改めてその意識の徹底を図るようにということで、これから取り組んでまいりたいというふうに考えております。 18: ◯佐々木心委員  本当に局長おっしゃったとおり、マネジメントも含め、もうガバナンスもきいていないんじゃないかなというところもすごく疑問に思うところでございます。  この文章の中にも開発申請者便宜等や見返り、また、工事そのものは適正に行われていることを確認されているというところでございますが、万が一何かあったということでは当然許されないわけでございます。そういったところ、その公文書が勝手につくられたという事実でございますので、ここについては警察にも相談をしていますという文章でございます。警察に相談したのはいつですか。 19: ◯都市整備局参事総務課長  この事案職員への聞き取りも含め、あらかた状況がまとまりました4月下旬でございます。 20: ◯佐々木心委員  4月下旬に警察に報告をした、相談をしたということでございますから、今回のこの常任委員会に諮っていただいたという、そのタイムラグ的なずれはないのかなということも確認をさせていただきました。  あと、この部分の中で原因の(2)については本当に公印の管守、公印が要は担当課内であれば誰でも押せたということですよね。小さなことですが、家庭においても私自身の印鑑その他実印等々は本当に限られた人しかわからない状況でございます。そういった部分では、担当課ではこの公印は誰でも押せる状況だったのかを確認させてください。 21: ◯開発調整課長  開発調整課では許可の許可通知書並びに検査が終わりましたら検査済証というものを公印を押印して交付するという事務をしております。また、これとあわせまして開発行為登録簿というものを作成しておりまして、申請された方にはその登録簿にも公印を押して交付するという業務をしております。  当時、開発調整課ではその開発調整課用公印を日中の時間は机の上に置いてありまして、出勤と退勤のときには金庫にしまうという形でおりました。それで、公印の押印につきましては、その登録簿も含めまして押して交付するという作業のときに押せるような状態ということでは職員のほうでは押すことはできるような状態だったということになっております。 22: ◯佐々木心委員  業務をスムーズにするためにそういう形をとったということでございますが、ここでこういうことが起きているのはこの開発調整課だけなのかということを確認してまいりたいと思いますので、きょう建設局、また管理者2人いますので、各局、各事業者ではどのように公印管理しているのか、それぞれお答えをいただきたいと思います。 23: ◯建設局総務課長  公印に関しましては、施錠できるところに置いておきまして、使う場合については公印を承認させていただきまして、総務課職員公印承認をすることになりますけれども、公印承認をしまして、我々職員のいる前で公印を押していただくという取り扱いをしているところでございます。 24: ◯水道局総務課長  水道局におきましても、夜間につきましては鍵がかかるところに保管いたしまして、日中外に出してはくるんですけれども、使用するたびに総務課職員が原議を確認し、公印を押すことについて1件1件確認をしまして、その上で判こを押させております。 25: ◯交通局総務課長  交通局におきましては、担当の係のほうで公印管理を行ってございまして、必ず公印を押しにくる職員がいた場合、担当の係のところで確認をさせていただいているという状況でございます。  また、管理につきましては、日中は外には出ているんですが、当然ながら時間外につきましては鍵のかかるところで管理をしている状況でございます。 26: ◯佐々木心委員  各局御答弁をいただきました。  やはり、今確認をさせていただくと、例外をとっているのは都市整備局についてはちょっと違うのかなという認識でございますので、再度改めて局長、御答弁いただきたいと思います。 27: ◯都市整備局長  事案が発生した当時につきましては、御指摘のとおり公印管理管守体制というものが十分でなかったということであることは御指摘のとおりでございます。それについては各局でも今対応についての御答弁がございましたけれども、都市整備局におきましてもしっかりとした管理ができるようにということで、改めて今運用させていただいているところでございます。 28: ◯佐々木心委員  本当に改めてということでございますが、もう起きたことはどうしようもない事実でございますので、今後、以後決してないようにお願いをするところでございます。  再発防止策等々を見させていただいても、公印管理の徹底や職員相互チェック体制の強化などにより事務処理適正化を図りますと2)で記載になっております。本当にこのことが言葉だけではなく職員相互でしっかり管理をしていただいて、決してこのようなことが起きないようにお願いを申し上げ、私の質問を終わらせていただきます。 29: ◯すげの直子委員  私からもお伺いをしたいと思います。今の流れからなので、まず開発調整課における不適切な事務処理についてお伺いをしたいと思います。  平成24年度から始まっているということで、震災後の混乱なども大変あったということは理解はします。しかし、やはりこれまでも指摘ありましたが、だからといって引き継ぎですとか処理状況組織内共有申請図書保管管理公印の管守などは、行政としてはその基本中の基本の仕事ではないのかというふうに思うわけです。  やはり、そういう大変なときだからこそ、やはりそういうルールとかの徹底というものをきちんとしていないと、後々になって影響が出ていくということになるんだなということなんだと思うんですけれども、この辺についての認識をまずお伺いしたいと思います。 30: ◯開発調整課長  御指摘のとおり、震災後の繁忙な状況にありましても業務基本が守られていなかったということは事実でありまして、本開発行為開発者皆様並びに市民の皆様に御迷惑をおかけしたことにつきまして大変申しわけなく思っております。  こうした事務手続基本中の基本、これを再確認しまして、手続全体を通して適正な事務処理組織としてのマネジメントというものを徹底してまいりたいと考えております。 31: ◯すげの直子委員  手続をきちんと徹底していくということとともに、やはり今回大変重大だと思うのは、当初、平成24年度には所属長にも相談をしているんだけれども、それ以降は上司に相談がなく、できない状況だったのかちょっとあれですけれども、相談をすることなく、決裁もない中で許可書など公文書を交付しているということなんです。  やはり、こういうことができる状況になっていたということも問題だというふうに思うんですけれども、私ちょっと今までのやりとりの御答弁などもお聞きしていて思うんですけれども、ルールを徹底するということとともに、やはり職員一人一人の方たちがやはり公務員として自分のしている仕事に対して、誇りを持ってもらうことももちろんなんですけれども、やはりそれの意味ですとか、その重大さとか、その意味の大きさとか、やはりそういうこともしっかり常に認識をしながら一つ一つの仕事をしていただくということがすごく大事なんじゃないかなということをちょっと感じたんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 32: ◯開発調整課長  委員指摘のとおり、個人のコンプライアンスというところも非常に大切だと思っております。また、加えて当時職員個人対応が任せ切りになっていた、そして、組織的対応が希薄であったということもあわせまして、事務処理のやり方に問題を生じさせてしまったというふうに認識しております。  具体的な今後の対応策としましては、まずは個人一人一人へのアプローチというものももちろんですが、提出された図書によりまして手続が開始されたということを組織の全体でマネジメント、把握するということを徹底したいと思っております。そうすることによりまして、個人だけではなくて組織内で処理状況というものを見える化するというような形での組織全体での進捗管理ということを取り組んでまいりたいと考えております。  また、先ほど御指摘ありました公印管理につきましても、事案が発覚した後に公印保管場所押印場所、そういったものについては専用の押印机等を限定する等の取り組みをしまして、職員相互チェック体制をきっちり確立しまして、現在のところトリプルチェック開発登録簿の申請に対しては交付を行うというような対策をしているところでございます。  このような形で職員一人一人、あとはそれぞれで見える化をしながら対応をしていきたいと考えているところでございます。 33: ◯すげの直子委員  皆さんが意識を持ちながら仕事をしていて、ミスや間違いを、これは全く起きないということはない、間違いも起こり得る、ミスもあり得ることだと思うけれども、そういうこともやはりそれはそれで今度は組織的にきちんと対応していくというのは、それはそれで非常に大事なことだというふうに思います。  やはり、今回公文書の偽造、捏造とも言えるようなことが起きてしまったというふうにも言える、私は本当に大変な問題だというふうに、このお話を聞いたときに非常に残念でもあるし、こういうことがやはり積み重なるようなことがあったとすれば行政への信頼が失われてしまうことにもなりかねないということだと思います。  そういうやはり重大な問題なんだというふうに厳しく受けとめて対応していただくということが必要だと思いますけれども、この点について伺っておきたいと思います。 34: ◯都市整備局長  今回の不適正な事務処理によりまして、公文書並びに本市の許認可に係る手続信頼性を損なうということとなったものと認識しておりまして、市民の皆様に多大な御迷惑をおかけしたことについては改めて深くおわび申し上げたいと思います。  適正な事務処理に関しましては、5月16日付で副市長から事務処理の適正な運用について全庁に通知がなされたところでございまして、また、本日の局長会におきましても改めてその内容を徹底するよう二役から指示があり、また、局内においても周知徹底を図ったところでございます。  今後、二度とこのようなことが起きないよう、再発防止にしっかり取り組み信頼回復に努めてまいりたいと考えております。 35: ◯すげの直子委員  ぜひ対応を含めやっていただきたいというふうに思います。  本当にそういう点でそういうことが十分にできている体制なのかどうなのかということも大きな視点で市としてはどうなんだということも、それはそれで見ていく必要もあるのかなということも感じた次第でもございます。  次に、工事資材単価誤りに対する対応についてお伺いしたいと思います。  私どももいろいろそれぞれ事前にお伺いしているところもありますけれども、議会の場では中身についてしっかり経過を含め御説明はいただいていないので、ちょっと概略で結構ですので、改めて経過についてまず初めに御説明をいただきたいと思います。 36: ◯都市整備局参事技術管理室長  経過についてでございます。これまでの経過でございますけれども、4月26日に工事発注課職員から資材単価についての問い合わせがございました。その内容を確認しましたところ、昨年の4月分以降の本市発注工事入札予定価格に使用します資材単価、これは6,500品目ほどあるんですが、こちらのうちの99品目について算定方法誤りがあることが判明したものでございます。  同日時点で手続中でございました企業局も含めた全市の入札案件、64件の手続を中断させていただきました。この工事の64件でございますけれども、すぐさま誤りのある資材を使っていたかどうかの確認、そして、予定価格への影響というものを調査させていただきました。  その過程の中で水道局資材単価33品目についても同様の誤りが判明しましたことから、ほかの企業局で同様の間違いがないかどうかについて確認をいたしますとともに、さきの99品目とあわせて132品目影響調査を行いました結果、64件中24件で誤った資材単価を使用しておりますこと、そして、予定価格への影響の程度を確認させていただきました。最大のもので3億4000万円ほどの道路工事でございましたけれども、7万200円ほどの間違いがあったと。24件の平均で言いますと約1万1000円ほどの誤りということになってございます。  この誤った資材単価を使用しておりません40件につきましては、適宜入札手続を再開いたしましたけれども、この誤った単価を使用していた24件の工事につきましても、正しい資材単価に入れかえた上で再度設計書の持ち込みを行うなど、既に入札手続を再開しているところでございます。 37: ◯すげの直子委員  ありがとうございます。  それで、各企業局にまず、仙台市のものもなんですけれども、水道局でも誤りがあったということなんですけれども、ほかの企業局についても問い合わせをしたけれどもほかにはなくて、水道局誤りがあったということですが、どういうことだったのか少し説明いただきたいと思います。 38: ◯計画課長  水道局単価誤りについてでございますが、水道局では独自に水道工事に主に使われる材料等を独自に算定しているわけでございますが、こちらの単価の拾い出しにつきまして単価策定のもととなります市販の刊行物、これは2誌あるんですが、この2誌から掲載されているものを拾い出す際に採用地区欄というものがございます。  例えば1誌は東北、1誌は仙台というふうな、ちょっと違った採用地区なりになりますと仙台を採用するというのが我々のルールになっておったんですが、そこの錯誤によって単純に平均してしまったというふうなミスでございました。  この策定作業は複数の職員による作業で行っておるんですが、十分チェック機能が働いていなかったということに原因があるというふうに認識しているところでございます。 39: ◯すげの直子委員  今御説明いただいたんですけれども、市の要領に従って単価はこういうふうに二つある場合はこうしたりとか、この場合はこれに従ってとかというふうにして、市の要領に従って単価を出すと。それが今回、市のほうは委託業者が間違って計算していたということだけれども、水道局は独自に計算を職員の方がしていて、それが間違ったと。  今、複数でチェックもしていたんだけれども、そうなってしまったと。本当はダブルチェックなんかはちゃんとしていたのかということも含めてお伺いしようかと思ったんですけれども、複数でチェックもしていたのにそういうふうになったというのは、どうしてこういう事態になったというふうにお考えなのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 40: ◯計画課長  ダブルチェック、クロスチェックについては実際行っていたのは事実でございますが、そこでもなおミスが発覚してしまったことについては、作業手順そのものが非常に煩雑だということと、ある意味市販の刊行物から非常に細かい文字を拾い出すというふうな、ある意味原始的な作業を伴うということがございまして、恐らくそういったところに、恐らくという言い方はちょっと失礼かもしれませんが、そういったところに原因があったのかというふうに考えているところでございます。  現在、再発防止に向けて作業手順そのものをもう少し例えば簡素化するとか、あとはチェック体制、今まで先ほど複数と言いましたけれども、実際2名で行っておったんですが、それを4名体制で行うとか、さまざまな再発防止対策について現在検討を着手したところでございます。 41: ◯すげの直子委員  単価を出す作業手順が煩雑だということなんですかね。私もちょっと事前に要領というか、決まっているそれを見せていただいたりとかしたんですけれども、それさえ守ればこういう場合はこれとこれの間とか、こういう二つの場合はこっちをとるとかというふうに、その要領さえちゃんとわかっていればできる作業なのかなと思ってお伺いしていたんですが、その辺が大変煩雑だということなんですか。 42: ◯計画課長  済みません、煩雑と申しましたのは細かい文章を拾い出しをして、それからパソコンに入力してというふうなところに煩雑ということがあったんですが、先ほど委員指摘のように作業手順さえ守っていればこういったミスは本当に単純に防げるということで、私どもの作業手順といいますか、単価策定要領の確認ミス認識不足というようなことで認識しているところでございます。 43: ◯すげの直子委員  なるほど。では、そこはしっかりやっていただくというふうにすることかなというふうに思います。  それで、市のほうはこの資材単価の算定については業者に委託をしているということなんですけれども、先ほどいつからというのは御答弁あったんですけれども、その事業者がなぜ選ばれたのかというところを私からもお伺いしたいと思います。 44: ◯都市整備局参事技術管理室長  この調査を行っております業者でございますけれども、平成29年4月の単価ということになりますので、その前年度から作業そのものは行うということになりますので、平成28年度から単価策定業務を本件業者が受託しているということでございます。  こちらの経過でございますけれども、複数社による指名競争入札を行ってございます。その結果、最も低額、最低の価格で落札しましたこの当該事務所のほうと契約を結んだというものでございます。 45: ◯すげの直子委員  指名競争入札で一番料金が低くやっていただけるということのみで選ばれたということなんでしょうか。 46: ◯都市整備局参事技術管理室長  指名競争入札ということでございまして、入札された際の価格の大小でこの業者を選んだということになります。 47: ◯すげの直子委員  では、その業者の方たちがどういうふうな体制であるとか、どういう人がこの業務を担っていただいているのかというようなところは把握はしていらっしゃったのかどうか。 48: ◯都市整備局参事技術管理室長  こちら、このミスが発覚して以降さまざま聞き取り等の調査を行っているところでございますけれども、資材単価を行っている受託者の業務の体制でございますけれども、ベテランの社員、あと若手の社員の2名体制で、お互いに入力などのミスがないかどうか、先ほど水道局の答弁にもありましたように、お互いがお互いをチェックするような形で、市販の刊行物から資材を抜き出して、それを比較すると、入力するというふうな作業を行っていたということについて確認してございました。 49: ◯すげの直子委員  以前はなかったのに、その事業所になってからこういう事態になった。以前は全くなかったということですから、やはり以前のところと新しいところがどう違うのかとか、やはりその辺もしっかりつかむ必要もあるのかなというふうに思っております。  この事業者とはいつまでの契約になっているとかというのはあるのか、これからの分とかというものがあるのかどうかについても確認したいと思います。 50: ◯都市整備局参事技術管理室長  この調査会社との契約の期間でございますけれども、平成29年度につきましては使用する単価の算定業務というものがその前の年度から始まっておりまして、平成28年8月18日からスタートしまして平成29年3月31日までというのが一つの契約でございました。  平成30年度につきましてはその前の年ということになりますので、平成29年4月19日から平成30年3月31日までとなってございました。  実は今年度分につきましても同じ業者のほうと契約を結んでいるというところでございますけれども、その契約をこれからどうするのかという部分でございますが、こちら現在資材単価誤りが発覚して以降、過去の単価の再チェックをもう一度かけているところでございまして、この作業に今全力で取り組んでいるというような状況もございますものですから、契約を解除すべきかどうかにつきましても今後関係者の意見も伺いながら検討していきたいなというふうに考えておりました。 51: ◯すげの直子委員  これだけ影響があることを起こしてしまった事業者ですから、契約そのままというのもちょっとどうなのかなというのは、それはそれで思うところでもありますので、ぜひそこも含めてしっかり検討していただく必要があると思います。  そういう意味で、本当に水道局も含めてですが、やはり市としてきちんと反省すべきこと、それから、そういう委託の状況とか、そういうことも含めてなんですけれども、そういうことも含めてしっかりと把握もしたり、調査もしながら、反省すべきことはきちんと反省をして今後の検討調査に生かしていただきたいというふうに最後にお伺いしておきたいと思いますが、いかがでしょうか。 52: ◯都市整備局長  今般の工事単価設定の誤りにつきましては、本市発注工事に広く影響が及ぶということとなりまして、関係者皆様に御迷惑をおかけしたことについて深く反省をいたしております。  今後の話ですけれども、昨年度発注した工事影響につきましてただいま技術管理室長より御説明申し上げましたが、工事の進捗状況あるいは完了等に応じまして順次影響確認作業を現在進めているというところでございまして、その対応についてその影響を見ながら検討をしてまいりたいと考えております。  また、単価算定を委託しております事業者に対しましては、改めて算定方法確認というものを徹底するということはもとより、本市としましてもチェック体制をさらに強化することによりまして再発防止にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 53: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54: ◯委員長  なければ、次に建設局より御報告願います。 55: ◯建設局長  建設局からは2件御報告をいたします。  初めに、資料2をごらんいただきたいと思いますが、海岸防災林、荒浜字南官林地区における植樹会の開催についてでございます。  仙台市では、ふるさとの杜再生プロジェクトとして東部地域の緑の再生に取り組んでおります。このたび、本年3月に続き荒浜字南官林地区の海外防災林において、地域の方々や関係団体の方々などによる植樹会を開催いたします。日時は6月2日土曜日の午前10時から正午までの予定でございます。  委員皆様には既に案内状をお送りしておりますので、ぜひ御参加くださいますようお願いを申し上げます。  続きまして、資料3、青葉山公園(仮称)公園センター地区設計(案)の概要についてでございます。  青葉山公園(仮称)公園センター地区につきましては、本年1月の常任委員会で設計の進捗状況を御報告いたしました。本日は昨年12月から延べ7回にわたってデザインレビューとワークショップを重ね、あわせて471名の市民の皆様からいただいた貴重な御意見を取り入れながらまとめました設計案について御報告をさせていただきます。  詳しくは公園課長より御説明いたします。 56: ◯建設局公園課長  それでは、青葉山公園(仮称)公園センター地区設計(案)の概要について御説明いたします。  資料3をごらんください。  また、本日は参考資料としてA3判の(仮称)公園センター地区参考図を添付してございます。こちらも用いながら御説明申し上げます。
     まず、1、地区全体デザインでございます。  藩政時代から400年にわたり御裏林として守られてきた青葉山の杜、その豊かな林床空間をイメージし、自然と人間社会がより豊かな関係を育んでいく21世紀の杜をオモテ林と名づけ、公園センター基本計画において定めた憩う、集う機能を実現するための設計案をまとめました。  参考資料左下の地区全体設計平面図をごらんください。  集う機能といたしまして、エントランス広場、Aは地下鉄東西線国際センター駅や博物館からの玄関口となり、参考資料右側中段のエントランス広場イメージ図のように装飾を抑えた広場に白壁状の塀を配置し、武家屋敷のたたずまいを感じさせる広場といたします。  憩う機能といたしまして、建物北側の庭園、Cは仙台の屋敷林をイメージしたもの、建物南側の庭園、Dは青葉山の御裏林をイメージしたものを計画しております。  また、広場、Fは集う機能としてイベントなどに対応する広場を想定しておりますが、参考資料右上のイメージ図にございますように、ふだんは市民の憩いの場としても利用できるよう計画しております。  これら庭園や広場は園路やテラスで結ばれ、ゆったりと回遊性を持ち、来訪者が屋内外ともに憩いや活動など、さまざまな居場所を見つけることができる計画としております。  次に、2、建築のデザインでございます。  公園センターの建物につきましては、歴史性を考慮し、旧片倉屋敷について残された史料である柱割図から当時の御広間や大書院とそれらをつなぐ回廊などの空間構成を継承しております。重なり合う回廊と屋根は、当時の武家屋敷を初めとする日本建築によく見られる軒を大きくせり出して外部空間を室内に取り入れる作法を現代に受け継いでおります。  参考資料左上の大橋からの遠景のイメージ図をごらんください。建物は武家屋敷の素材感に近づけるため、地域材を活用した木造木質化を進めるほか、屋根材等について抑えた色調を取り入れております。  参考資料右下の建築設計平面図をごらんください。先ほど地区全体デザインでも御説明した公園センターの機能ごとに、憩う機能としてカフェ、Lを広瀬川に向かう東側に配置し、季節の風景を楽しむことができるテラス席を計画いたしました。集う機能といたしましては、体験交流スペース、Mや和室、Nなどがございます。また、建築設計では憩う、集う機能に加え、楽しむ機能として情報ラウンジ、Oやライブラリー、Pなどで仙台の歴史や文化の情報発信を行います。  資料3の裏面にお戻りいただきまして、3、概算事業費は公園センター地区全体で約23億円を見込んでおります。  4、これまでの経過でございますが、デザインレビューを4回、ワークショップを3回開催いたしまして、延べ471名の市民の皆様に御参加をいただきました。今後は5月27日日曜日に仙台国際センターにおいてファイナルデザインレビューを行いまして、市民の皆様に設計案の概要を御説明する予定でございます。その後は10月から実施設計に着手いたしまして、平成31年度の工事着手を目指しております。 57: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。 58: ◯佐藤幸雄委員  御説明ありがとうございました。  1点だけちょっと確認で質問させていただきますけれども、さまざま今説明いただきました建築計画の中身でございますけれども、これトイレの整備はどのように進めていく予定なのか、まずお伺いしたいと思います。 59: ◯建設局公園課長  トイレは公園センターの中に整備を進めておりますけれども、利用者数を想定いたしまして、それに見合った数量を設計しております。 60: ◯佐藤幸雄委員  その適量ということだと思うんですが、どれぐらいの数になるのか、概算でも構いませんので教えていただけますでしょうか。男女別で。 61: ◯建設局公園課長  恐れ入ります。今現在、数量については手元に資料がございません。 62: ◯佐藤幸雄委員  わかりました。今手持ちがないということでございますけれども、私のお話ししたいのは、こういった公的なトイレの場合は女性のトイレがよく混雑するということでございます。ですので、数の割合にしてもやはり女性のトイレをまず多目に確保することが非常に大事なのかなという視点で御質問させていただきました。  快適な施設の運営を進める中ではぜひそのことを考慮して進めていっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 63: ◯建設局公園課長  トイレの設計に関しましては、利用者数の想定とともに男女それぞれの回転率といいますか、そういったものも配慮しながら計画をしておりますが、なお委員指摘のように女性の方にも不便がないように配慮をしながら設計を進めたいと思います。 64: ◯野田譲委員  ようやくこの青葉山公園センターの形が見えてきたのかなという思いでおりますが、前々からいろいろな質問をこの場所についていろいろな方がしてきたと思いますけれども、私もその一人だと思っております。  五色沼、まさにフィギュアスケートの発祥の地がこの隣にあって、この追廻地区、あと2カ所が解決に至るまでは。将来的にはスケート場もいかがかというような質問もしたかと思いますけれども、まさにそういうものはできないんだなという思いでおりますけれども、ここに観光客を呼び寄せたいという思いがありますかねという感覚なんです。  やはりこの青葉山、やはり仙台城、あそこに上っていくのは車だけで上っていくような状況ですけれども、昔は藤井さんが市長のころ、エレベーターをつけるとかエスカレーターをつけるとか、そういうような話もあったりして、下からも上に上っていく、こういう場所もよろしいんじゃないかというようないろいろな質問もあったかと思いますけれども、そういう部分、トータル的に含めて、ここに整備をして、その先のもちろんテニスコートなんかもありますけれども、全体的に今後この23億円をこの点線のところでお金をかけるということになるんでしょうけれども、将来的にここに観光客に来てもらって、もちろん市民の方も足を運んでもらう場所にならなくてはいけないわけでございますけれども、やはり青葉山に登っていくような考え方なども将来的にあるんでしょうか。 65: ◯建設局公園課長  公園センターでございますけれども、委員指摘のように仙台にお越しいただく観光客の皆様をまずこちらで受けとめておもてなしをする、いろいろな情報を提供するという機能を考えております。  その中で、ここを起点として本丸のほうに行っていただくという形については、今途上路の整備というものも行っておりますけれども、そういったものだけではなくて、何か徒歩以外のものについてもどういった方法があるのか、今後の管理運営とあわせて検討してまいりたいと存じます。 66: ◯野田譲委員  今後検討してみたいという答弁でありますけれども、ここに観光客を、やはりもちろん仙台駅に来て東西線で来てほしいのはわかりますけれども、やはり仙台空港、インバウンドと言われている今、やはり空港を利用して観光バスに乗って移動するケースが非常に多いわけでございますから、これを見た限りではやはりこの場所に観光客が乗り入れるようなスペースがあるんでしょうか。この辺のバスの駐車スペース。若干見るとこちらのほうに障害者用の駐車場と乗降場ぐらいで、そういうスペースはおありなんですか。 67: ◯建設局公園課長  観光バスの駐車スペース、それから乗降のスペースというものも配慮してございます。駐車場については今お示ししておりますエリアの外になりますけれども、今後の設計の中で設計をしてまいります。 68: ◯野田譲委員  この公園整備、何度か質問して、さっきの南側のテニス場の問題も今後どのように解決していくつもりなのか、これから何年後にそっちの南側も青写真ができてくるのか。今そういう部分、お考えになっているのか、ちょっと御説明ください。 69: ◯建設局公園課長  青葉山のテニスコートでございますけれども、現在の青葉山公園の整備計画の中ではテニスコートのエリアは自然観察のエリアとして森を再生し、散策の園路などを整備する予定でございます。また、こういった形で追廻の皆様にも御説明をして、移転に御協力をいただいてきたところでございます。  今の時点でこの計画を変更する予定はございません。ただ一方で、テニスコートについてさまざまなところからその必要性について御意見を頂戴しておりますところから、私どもとしては文化観光局と協働して移転先について検討しているところでございます。  ただ、今の時点でなかなか適地は見つかっていないというところでございます。ですので、当面の間は暫定という形で今の施設を御利用いただくということになるのではないかというふうに考えております。 70: ◯野田譲委員  非常に珍しいテニスコートだということは全国的にも言われておりまして、我々議会側でもこのテニスコートを存続してほしいという質問は多くの方がしてきたと思いますけれども、今の御答弁ですと追廻の方々の移転に対して散策とか、そういうものにつくっていくのでという説明をしているのでそれを変えるつもりはないというような話であって、今後場所、文化観光局とテニスコートの場所をすり合わせをしながら別な場所に移動しようという話ですか。それは結論が出ているんですか。 71: ◯建設局公園課長  今申し上げた移動というのは、公園区域、青葉山公園以外のところで今の機能を満たすテニスコートの整備ができるかどうかということについて文化観光局と検討を進めているところでございます。 72: ◯野田譲委員  青葉山公園のこの御説明をいただいて、南側のほうの質問をしたくなるのは当たり前だと私は思うんです。やはり、ここは一体的に整備をして、テニスコートの部分もやはりきちんと皆様方に、いろいろな方が御指摘した中で、やはりクレーの非常に珍しいという部分はどの方々も全国を調査した中で理解しているもので、そこを残したい、そしてまた、国際センター前の東西線ができ上がってから、今までは仙台駅から徒歩で来ていた中学生、高校生のいろいろな中体連、高体連があそこで行われてきた場所でありますから、国際センター駅までやはり東西線が青葉山まで開通して、国際センター駅で下車して歩いていく距離も非常に短くなって、これは非常に利用者からは喜ばれている場所だと私も思っておりますし、存続してほしいと思う一人なんでありますけれども、この点線のところだけの考えだけじゃなくて、やはり五色沼というこの沼地の部分も設計に入れながら先のことも、やはり散策はできるようにするのは非常にいいことだと思いますけれども、このテニスコートの場所を仙台市内見渡しても、いろいろなところを見渡しても同じぐらいのスペースをとれる場所というものは今現在仙台市の中に残っていますか。  前々からこれは聞いている中で、ないはずなんです。ですから、交換用地を探すというのは非常に難しい問題があり、やはり利用者、非常に今テニスというのは多くの方にやはり人気があるスポーツなんです。やはり世界的に錦織選手があのように活躍していることによって、小さい子供たちからテニススクールに入って、本当に人口的にスポーツの人口の中ではテニスの人口が非常に多くなっていると聞いておりますから、新たに場所を見つけて整備していくというのは非常に私は困難であろうと思っているわけです。  ですから、公園課でもう簡単に考えているようですけれども、やはりもう少し現状、仙台市の全体を見てこれだけのスペースがとれる場所が本当にあるのかと、そして、利用者が、大人であったら車で来られるかもしれないけれども、小学生、中学生、高校生というのはやはり公共の乗り物であったり自転車であったり、そういうものを利用する方々が多いわけですから、やはり場所を全体的に見渡して東西南北、地下鉄が走っている、隣接したところにあることは非常に望ましいわけであって、ようやく国際センター駅ができ上がって非常に利便性がよくなったということで、ここはきちんとすばらしいテニスコートであるというのは、これは専門家に言わせれば事実なんだそうであります。  ですから、これを残すことも含めて、やはり青葉山の公園と一体的にスポーツもそこで、全国大会をやはり呼べるぐらい、やはり観光で来てもらうこととスポーツで全国から来てもらう、そういうものをあわせ持った公園整備をぜひしてほしいと思いますけれども、今後、局長、それぐらいの考え方をぜひ持っていただいて、やはりやってもらうことが必要だと私は思っているんです。  やはり、もうこうやってぽんと表に絵が出てきて、その後もうこれはだめですよなんていう話で進められたんでは、これは私は仙台の宝物だと思っておりますので、ぜひその辺、担当部署としっかりともう少し市民の声、利用者の声を聞いていただいて前に進むようにしてほしいと思うんです。もうここで結論づけをしないように、ここでぜひ局長の答弁をお願いします。 73: ◯建設局長  600軒ほどの追廻の移転を進めてきてございまして、先ほどお話にありましたとおりあと2軒残っている状況でございます。追廻の方に土地建物をお譲りいただくときには、お住まいの皆さんだけではなくて、テニスコートもなくして広い公園にするんですという説明をさせていただきながら協力をいただいてきたという経緯がございますので、当面はその2軒の方の移転が完了するまでは同じトーンでいく必要があるのかなと考えてございます。  ただ、その2軒の方の移転が済みまして、その周りの状況等も変わってきてございますことから、先ほど委員おっしゃられたように関係局と再度検討、調整は進めていくこともあるのかなと私は考えております。 74: ◯野田譲委員  追廻地区の皆さんに移転をしてもらうために公園整備を進めるという、利用をしてきているような言葉にしかもちろん聞こえないんだけれども、観光部局とこれから検討していくという話でありますけれども、ぜひやはり全体を見渡したときにまさにここの公園は一体的に整備をする必要があるんです。  ここの部分だけが表にぽんと今出てきて、23億円かけますと。そこでどう見てもこれでは物足りないと思うわけです。やはり五色沼という部分も、これ整備の中に入っていないわけでしょう。横に隣接しているわけでありますけれども、やはりここもメーン的な部分できちんと一体として整備をしていくような計画がはっきり言って望ましいと思いますし、やはり人がここに集うためにはもう少し魅力があって、そして何をここでやるのかと。  観光はもちろん大事だけれども、さっき言ったけれども、やはりテニス場というものが現実ある中で、やはり追廻の方々に移転をしてもらうためにここのテニス場も公園にするなんていう話を、前々から聞いてはいるけれども、それには私はストップをかけてきた一人だと思っているんです。  ですから、今後もやはりここの部分を人を集めたいんだったら、スポーツで人を集めるのも一つ。ここに本当にどういう意味でインバウンドで人を集めて、そして本丸のほうに上がっていくかとか、そこも全体的にやはりもっと考えていくべきだと思うんです。  ですから、ここだけの部分を市民に表に出してどうのこうのというよりも、もっと全体的に今後私はやるべきだと思いますので、ここで結論づけることなく、もう先のことも踏まえてやはりいろいろな意見を聞いていただくようにぜひお願いしたいと思います。 75: ◯木村勝好委員  私からも何点かお尋ねをします。  私も今野田委員が言ったことと全く同じように思っています。ここだけで考えているんじゃないのかなという気がしてならないんです。  まず1つは、今、文化財課を中心に仙台城の保存活用の基本構想、基本計画、整備計画、それを今検討している真っ最中ですよね。その仙台城の保存活用についての基本構想なり整備計画なりとここの整備とは無関係なんですか。無関係というわけに当然いかないと思うんだけれども、文化財課のそういうもの、そういう進行度合いをどの程度勘案しながらつくっているんですか。どういうふうにすり合わせしているんですか。 76: ◯建設局公園課長  仙台城址の保存活用計画でございますけれども、私ども公園課も委員会には事務局として参加させていただいております。特に保存活用のうちの活用という部分については、やはり公園事業として担っていく部分が非常に大きいというふうに認識しておりまして、委員会の中でもそのような形で御検討をいただいているところでございます。 77: ◯木村勝好委員  そうだとすれば、全体の中でもし本当に考えているんだとすれば、前から私は何回か質問したことありますけれども、この公園整備の地区は実は国の史跡からは外れています。ですから、ある意味自由に使える。ところが、その向こう側の博物館のあるところ、三ノ丸まではこれは国の史跡になっているわけです。  御存じのように国の史跡になっているものですから、例えば仙台市博物館が老朽化して建てかえをしなければならないということになったら、あそこで建てかえをすることができないんです。国がうんと言わない。  そうすると、例えばそういうことまで見越したら、その先のことを考えたときに、可能だとすれば例えばここのスペースということも考えられるわけですよね。そういうことも考えて全体を考えていますか。 78: ◯建設局公園課長  仙台城址の保存活用計画の中で博物館の建てかえといったところまでは具体的にはまだお話としてはないかと思っておりますけれども、委員おっしゃるようにこの公園センターのエリアは史跡指定がされていない周辺地区という形で保存活用計画にも位置づけをされるようになります。その中でさまざまな施設の整備ということに関しても委員会の中で御検討いただくのではないかと考えております。 79: ◯木村勝好委員  博物館の建てかえなんていうものは今俎上に上っていないことは十分承知しています。しかし、先々のことを、しかも先ほど来お話出ているように全体として考えたときに、当然頭のどこかにそういうことも入れておかなければならないわけです。そうじゃないと後で困ることになるのは目に見えているわけだから。  そういう意味でいうと、全体の中でぜひ、ある意味もっと時間をかけたっていいから、先ほど出たような例えばテニスコートのことや、その他もろもろも含めて、ここで縮めた空間で考えるんじゃなくて、全体の中でやはり考えるという必要があるのではないかなというふうに思いますけれども、局長、いかがですか。 80: ◯建設局長  確かに青葉山公園地区、さまざまな御意見、御要望等をいただいているところでございます。まさに委員指摘のようなことにつきましても全体的な検討をしていく必要はあるというふうに私も思ってございます。  そういうことでございますことから、まずはその2軒の移転のほうを法的手段も視野に入れながら早目に一定の協力をしていただいて、そして、先ほど私が申し上げたのは移転される方に同じような説明をしていて、まだ2軒の方は残っていらっしゃるので、その人たちには同じような説明をしなければいけないであろうと。  ただ、その方たちがいなくなってしまえばと言うと言い方が悪いんですけれども、別な考えに変えていくということも可能になってくるのかなと思ってございまして、先ほど来さまざまいただいた御意見、あと市民の皆様の御意見、議会の意見なども聞きながら検討してまいりたいというふうに思っております。 81: ◯木村勝好委員  それ以上余りこっちはそういうことは聞きません。別のことを聞きます。  これを読んでいてすごい違和感があったのは、仙台城に御裏林。本丸の後ろの森林は御裏林です。御裏林というのは仙台城の一つの大きな防御網だったんです。西からやってくる敵をあの林でもって食いとめるという。それが出てきているんだけれども、なぜか今度つくるものはオモテ林になってしまった。しかも片仮名でオモテ林と書いてある。これはどういう意味ですか。この発想はどこから出てきたんですか。  私、非常に不思議なのは、オモテ林という片仮名で書いた上で、なおかつその中に御裏林をイメージした部分があると。非常に理解できないんだけれども、これはどこから出てきた発想ですか。 82: ◯建設局公園課長  オモテ林と申しますのは、非常に具体的というよりは理念的なところがございます。御裏林というのは非常に豊かな森でございます。その自然環境としての豊かな森。それと、現在の仙台、杜の都というふうに呼ばれておりますけれども、まちの街路樹であったり公園であったり、そういった緑が杜の都の根幹になっておりますけれども、それらを合わせた形で新しい拠点をつくるということで、オモテ林と杜の都と合わせた新しい森ということでオモテ林というものを設定したところでございます。  ですので、具体的にそこで豊かな自然環境であるというよりは、人と自然が一緒になってさまざまな市民の活動であったり、そういう豊かな生活であったり、そういったものが実現されるというものを表現したものでございます。 83: ◯木村勝好委員  わかったようなわからないような話だけれども、なぜ片仮名なのかなということも非常に不思議で、この後この文章以外にこの言葉はどこか出てくるんですかね。余り出さないほうがいいんじゃないかなと思いますが、よく使い方は考えたほうがいいかと思います。片仮名のことも含めて。何を言いたいんだかわからないようなことは余り言わないほうがいいのかなというふうに思います。  それから、もうちょっと細かい話になっていきますが、この簡単な略図を見て若干気になったことがありました。カフェというコーナーがあるんです。カフェというのはこれ民間の業者さんにお願いするんですか。ここで民間に委託して民間の業者さんにそういう経営というか、要するにカフェを営業してもらうんですか。そういうイメージですか。  だとすると、私はすごく気をつけたほうがいいと思います。役所がこういうふうなところにレストランとか、それこそカフェとか食堂とか入れて、つぶれてしまったところがいっぱいありますから。観光客であふれ返るんならいいんだけれども、すっかり逆のケースになってしまって、閑古鳥が鳴いて半年で潰れるなんていうことがままありましたから、その辺はどういうイメージで思っているんですか。 84: ◯建設局公園課長  公園センターの管理運営につきましては今後検討していく予定でございますけれども、まずカフェについてはやはり委員指摘のように民間の資本を入れるというところが柱になってくるのではないかと考えております。経営につきましても委員指摘のようなことがないように、つくりですとか、あるいは誘客などについて検討してまいりたいと思います。 85: ◯木村勝好委員  一遍そういうふうにして入れてやったけれども、失敗してがらんとしているというのはすごくよくないんです。私のすぐ近くに若林区文化センターというものがあって、何回も何回もレストランが失敗して、3回ぐらい失敗したのかな。今ちょっとただの展示スペースになっています。わかぶんだか何だかという名前になって写真の展示とかやっているんです。だから、それを見ているとここもそうならないかなとすごい心配なんです。  というのは、先ほどの説明を聞いていると観光バスが並ぶわけでもないし、誰が来るわけでもないし、もう本当にカフェなんかやれるのという感じがしているんですけれども、そこはよくお考えになっておやりになったほうがいいと思います。  ついでに言うと、交流スペースというものもあります。交流スペースというのはこれ貸し出しするんですか。貸し出しするんでしょうね。これも何となく図面に描くんじゃなくて、どういうことが起きるかよく考えてみてください。こういうことが成り立つためにはどのぐらいの客が必要なのかとかとやはり考えないと、描いたけれども、あと結局がらんとしているというのでは23億円の無駄遣いという話になりかねないので、そこら辺についてはもっときちんと詰めて考えていかないといけないと思うんですが、いかがですか。 86: ◯建設局公園課長  交流スペースにつきましてでございますけれども、公園センターは先ほどの情報発信の機能のところで観光客に向けて仙台のお祭りですとか歴史、文化の情報を発信するような機能を考えております。  そういったところで、まず観光客の皆様にここにお越しいただいて、ここをハブとして、その後いろいろなところをごらんいただくというようなことを想定しております。  そういった中で、体験交流についても例えばイベントを体験していただくような、そういったイベントなど、お祭りを体験していただくようなイベントを計画するなどしてお使いいただきたいと考えております。 87: ◯木村勝好委員  この辺何回も聞くつもりじゃなかったんだけれども、答弁が何か非常に不思議な答弁をいっぱいするから。  そうすると、例えば青葉まつりに毎年使っているような、ああいう山車を並べるとか、七夕の飾りをだーっと並べるとか、ここに来ると仙台のお祭りが体験できるよと、そういうことまで考えてお話しになっているんですか。 88: ◯建設局公園課長  ただいま展示計画についても進めているところでございますけれども、委員がおっしゃいました、そういった仙台のお祭りを体験していただけるような展示などについても検討しているところでございます。 89: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 90: ◯委員長  ほかになければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から発言等がございましたらお願いいたします。 91: ◯ひぐちのりこ委員  公共交通機関、主に地下鉄におけるベビーカーの使用についてお伺いいたします。  2014年3月、国交省はベビーカー優先マークをつくるなど、安全利用や理解促進のためのルールを策定いたしました。ベビーカーを畳まずに地下鉄などに乗車してもよいなどと、ベビーカー利用の環境整備を進めていますが、これを受けて本市での取り組みについてお伺いいたします。 92: ◯交通局営業課長  ベビーカーで御乗車いただくお客様はもとより、周囲のお客様にも子供の安全、子育てしやすい環境づくりの観点から、共助の気持ちを持ち、お互いが気持ちよく御利用いただけるよう環境整備に取り組んでいるところでございます。  地下鉄では、ホームドアにベビーカーマークを張り乗車位置をわかりやすくしたり、駅構内や地下鉄車内での啓発放送を実施するほか、旅客案内表示器へのテロップ表示やポスターの掲示を行っております。  市営バスでは、お客様をベビーカーにお乗せしたまま乗車いただけるよう、平成26年8月末までにベビーカー固定ベルトを全ての車両に設置するとともに、ベビーカーをより利用しやすい環境とするため、各車両の車椅子スペースにベビーカーマークを表示し、周辺にポスターを掲示しているところでございます。 93: ◯ひぐちのりこ委員  今5月でございますけれども、国交省では2005年5月から毎年5月をベビーカー利用に関するキャンペーン期間として、仙台市交通局、日本全国の交通関係、民間も公的なところも含めて取り組んでおりますけれども、これまでの経緯と反響についてお伺いいたします。 94: ◯交通局営業課長  平成27年5月の国交省からの通達によると、ゴールデンウイークでの家族連れでの移動や各保健福祉センターでの予防接種などがあり、ベビーカー使用者が多く見込まれますことから、国では5月をキャンペーン期間と称して取り組むこととされております。  交通局でもこれを受けまして、毎年度5月の1カ月間をキャンペーン期間と位置づけ、事前に地下鉄、バス、それぞれの業務に従事する職員に期間や取り組み内容について周知を行っているところです。  なお、このことに対しましてメールなどでお客様からの御意見をいただくようなことは特にはございません。 95: ◯ひぐちのりこ委員  ベビーカー、いろいろるるお話を受けたんですけれども、実はベビーカーで地下鉄など電車、公共交通を使うことに対するバッシングはかなりホームページ、ウエブ上で目に入ってきます。妊婦やベビーカーが周りに迷惑をかけているからマナーを守れといった意見や、妊婦や赤ちゃんを連れて歩くのは社会の中では迷惑だと、世間はそう思っているんだとすり込まれてしまう、こういうことが怖いといった声も聞かれます。  2016年12月、国交省の調査では2割ほどがベビーカーを電車内で使用することに対して反対の意見がありました。実は先ほど5月のキャンペーンというものがあるんですけれども、反響がメールとかでないとあったんですが、実はいわゆるウエブ上で反対に仙台市の地下鉄に乗ったときにベビーカーを御利用のお客様はというのがあって、大変市民の方はちょっとどきっとしたんですけれども、その次には仙台市交通局でも利用のためにいろいろ促進していると、大変自分たちのベビーカーについていろいろな利用についてポジティブな、そういうようなアナウンスがあったと言って、本当にほっとしてうれしく思ったという声がありました。  また、ベビーカー利用を対象とした意識調査結果では、実に99.4%の人が常に周囲に気を使うと、こういうような状況である調査結果もありました。  本市では地下鉄でのベビーカー使用状況、また、その現状についてどのように御当局は認識を持っておられるのか、お伺いいたします。 96: ◯交通局営業課長  東西線の開業以降、東西線のバリアフリーの充実や八木山動物公園へのベビーカー利用による来場者の増加などをきっかけとして、地下鉄全体としてベビーカーを利用してのお客様は増加している傾向にあるものと認識しております。 97: ◯ひぐちのりこ委員  地下鉄も東西線ができるときにかなりバリアフリーということでいろいろ実証的なことをやったということが、こういうところに出てきているのかなというふうに思って、大変うれしく思うわけです。  次に、地下鉄駅でのエレベーターの点検の、いわゆるアナウンスについてお伺いいたします。  ベビーカーまたは車椅子の場合ですけれども、エレベーターでなければ行けないという形で使用するわけですが、点検などで利用できないときに困難がある、行ってみたら点検中で使えませんと、ちょっとどうしようかなと思ったという声があります。  仙台市交通局ではホームページでエレベーター点検のお知らせをしていますけれども、これを一歩進めて、特にベビーカーを使用する頻度が多い乳幼児の保護者が多く閲覧する育児を応援する行政サービスサイト、仙台市ママフレなどでもリンクを張ることや、例えば仙台市のメール配信サービスなどでのまたその点検のお知らせなどをすることがあるといいなという声もありますけれども、お考えをお伺いいたします。
    98: ◯交通局営業課長  エレベーターの点検情報についても仙台市ママフレでのリンクにつきましては、担当部署に対して働きかけを行ってまいりたいと存じます。  また、メール配信サービスでのエレベーターの点検情報の提供につきましては、今後検討を行ってまいりたいと思います。 99: ◯ひぐちのりこ委員  ぜひともあらかじめいろいろな情報発信で、とりわけやはりなかなかベビーカーを使う方々がいろいろな形での、スマホを見たり、あらかじめウエブ上で確認をするということが多くなっているそうですので、そこにぐいぐいと進めていただければなというふうに思います。  先ほども言いましたけれども、地下鉄車内でベビーカーは畳まずに乗せてもよいという、この制度変更などで物理的環境整備も整いつつありますけれども、さらに社会的な意識を変えていく必要があります。公共交通機関でお互いに手助けをする意識や周囲に思いやりを持っていくことが大切だと思います。  実際ベビーカーを使用した、そういう自分がベビーカーを体験するという研修を行った人は、その後ベビーカーでの交通機関の利用について大変理解が深まったという研究結果があるそうなんですけれども、御見解をお伺いいたします。 100: ◯交通局営業課長  一昨年でありますけれども、父親のグループの代表の方からベビーカーでのバスの乗車体験教室の開催のお話をいただくなど、ベビーカーを使っての公共交通機関利用に関する関心も高まっているということもありまして、交通局といたしましても現在取り組んでいる心のバリアフリー化推進事業の職員へのバリアフリー教育の中でベビーカー利用に関する研究についても検討してまいりたいと考えておりますが、まずはベビーカーを利用する方と周囲の方、それぞれが共助の気持ちを持っていただけるように普及啓発に努めてまいりたいと考えております。 101: ◯ひぐちのりこ委員  5月、キャンペーン中でまたいろいろな形での仙台市交通局は応援しているとほっとする市民の方がいらっしゃると思うので、この方向性を続けていただければなと思います。  仙台市地下鉄では例えば勾当台公園駅で階段にカロリー表示をしたりとか、あと、今広告の収入確保など、いろいろな形で乗車人員のアップでありますとか、そういうことをやっております。ベビーカーに乗っていた子供たちが本当にまた仙台市の交通局のファンになるような、そういうような取り組みを進めていくことを期待いたしまして質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございます。 102: ◯木村勝好委員  私は先月のこの委員会で元寺小路福室線の開通後の対応のことについてお尋ねをいたしました。一つは仙台駅周辺の本市が設置をした道路の案内表示、これがほとんどそのままで変わっていないよと。それから、もう一つは市役所の中での周知徹底が決して十分ではないんじゃないのと。そして、さらに言えば民間の広告会社等への周知も不十分じゃないのかといったようなことについてお尋ねをしました。そして、責任を持ってこれらの是正を行うべきではないかということも申し上げたんですが、これに対する対応はその後どういうふうになったでしょうか。 103: ◯道路計画課長  本市が道路管理者として設置いたしました歩行者系案内誘導サインのうち、御指摘のございました宮城野橋の開通が反映されていないものは85基となってございます。その修正作業といたしましては、観光客などの多くの方々がごらんになります仙台駅西口と東口の駅前広場にございます8基につきまして、シールによる部分修正などの業務の発注事務を現在行ってございまして、受注者が決定次第速やかに修正してまいりたいと考えてございます。  また、残りの77基につきましては、予算の確保が必要でございますことから、来年度の予算によりまして対応してまいりたいと考えてございます。  また、仙台駅周辺におきまして地図を掲出しております交通局、バス業界などに対しまして、宮城野橋の開通に伴う地図の修正依頼をしたところでございまして、各機関におきましては今後修正作業を進めていくと伺っているところでございます。  なお、本庁舎1階の広告付地図につきましては、今月末までに修正が完了する予定と財政局から伺っているところでございます。 104: ◯木村勝好委員  ぜひしっかり対応していただきたいと思います。今年度だけで予算の関係でなかなか全部できないんであれば来年度にまたがってもやむを得ませんけれども、きちんとやっていただきたいというふうに思います。  実は5月12日の地元紙にハーフマラソンの記事が載っていましたが、そこに使われていた地図が残念ながらこれまた元寺小路福室線が開通されていないもの、それ以前のものが掲載をされておりました。大変残念だなと思ったんですが、これに対して御当局としては何らかの対応をされましたか。 105: ◯道路計画課長  仙台ハーフマラソンの河北新報社の記事掲載につきましては、ハーフマラソン翌日の5月14日、千葉建設局次長より市政クラブ記者の御担当の方に宮城野橋の開通情報をお伝えするとともに、地図等の取り扱いにつきまして正しい表記にしていただきますように申し伝えてございます。そうしたところ、今後しっかりと対応していくということを伺ってございます。 106: ◯木村勝好委員  外の方にお願いする以上は、中の部分はしっかりやらないといけないなというふうに思います。実はそういうこともあってこの間質問をさせていただきました。道路とかは開通して終わりじゃないと思うんです。それをちゃんと認識していただいて、そして、市民に使ってもらわないと意味がないわけですから。そこはやはりこれからも、いろいろ手間も予算もかかるかもしれませんけれども、きちんと対応していただきたいと思います。 107: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 108: ◯委員長  ほかになければ、これをもって協議会を閉会いたします。...