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  1. 仙台市議会 2018-03-29
    新たな本庁舎・議会棟の整備調査特別委員会 本文 2018-03-29


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、新たな本庁舎議会棟整備調査特別委員会を開会いたします。  本日は、菊地昭一委員より欠席の届け出がありましたので、御報告いたします。  また、本日は、説明員として財政局関係職員及び議会事務局職員に御出席をいただいております。  本日の日程は、お手元に配付の日程に記載のとおりでございます。  まず、本庁舎の建てかえについて、去る3月26日に開催されました第3回有識者会議について財政局より御報告を願います。  次に、議会棟及び議会機能あり方について、皆様からまとめの意見をいただきたいと考えております。  なお、この議会棟及び議会機能あり方については、本日、一定の結論を得たいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  初めに、委員の皆様に御報告がございます。本庁舎の建てかえに関しまして、第3回有識者会議検討項目に関する本委員会における委員の意見につきましては、そのまとめ方については正副委員長に御一任をいただいておりましたが、お手元に配付しております資料のとおり整理し、去る3月22日に議長に御報告をいたしました。同日、議長のほうから市長宛てにこの内容で御送付いただいております。  それでは、協議に入ります。  まず、本庁舎の建てかえについてでございます。先ほど申し上げましたが、去る3月26日に第3回有識者会議が開催されたとのことでありますので、その内容について財政局より御報告を願いたいと思います。 2: ◯庁舎管理課長  それでは、第3回有識者会議で御議論いただきました内容についてでございます。  資料1のほかに、当日使用した資料一式を本日改めて机上配付させていただきましたが、まずはこの資料の内容について御説明を申し上げ、その後に資料1の検討委員会における御報告について御説明をさせていただきたいと存じます。  それでは、有識者会議の資料の1枚目の次第をおめくりいただきまして、資料1をごらんください。  資料1につきましてですけれども、去る3月3日に開催をいたしました本庁舎建て替えワークショップにつきまして、その開催概要と参加された方々から寄せられた御意見を紹介しております。ワークショップでは、15年後、市民に愛される市庁舎ではどんな情景が繰り広げられているかをイメージしていただき、こういうふうな庁舎、こういうことをすることができる庁舎になっていたらよいなというテーマや、新庁舎にはどのようなコンセプトや機能が必要かというテーマで話し合われ、参加者から多数の御意見が出されました。  この資料では、基本構想検討内容としている新庁舎の立地や整備方針に関する内容、コンセプトや機能に関する内容と、それらの視点ごとに分類しわかりやすくしたものでございまして、特に、参加者から多く賛同された御意見を中心に掲載をしております。  次に、資料2をごらんください。  本年2月に行いました無作為抽出した市民2,000名へのアンケートなど、各種アンケートの結果をお示ししております。それぞれアンケート対象ごとに、Aの無作為抽出市民は赤色、Bの市政モニターは青色、Cの各種団体は緑色と色分けしてございます。質問事項は共通で3問お願いし、問1と問2はそれぞれの選択肢から三つまで選択をする形式としております。  (2)のアンケート結果は、問1が左側のグラフ、問2が右側のグラフに示してございます。なお、アンケートには自由記述欄を設けておりましたが、多数の御意見をいただきましたので、実施したアンケートの詳細とともに、一番後ろに参考資料として配付をいたしておりますので、後ほど御高覧いただければと存じます。  また、資料の右側中段には、2として、前回までに御紹介させていただきました1月9日以降のホームページ等を通じて寄せられた市民の皆様からの御意見を掲載しております。
     最後に、3.仙台市議会調査特別委員会からの御意見についてでございます。  先ほど、委員長からも御報告のございました、去る3月22日に議長から市長宛てに御送付をいただきました内容につきまして、このような形で御紹介をさせていただきました。  続きまして、資料3をごらんください。  基本構想の全体像と市民意見等の反映についてでございます。  これまで各所からさまざまな御意見をいただいておりますが、御意見には抽象的なものから具体的なものまでさまざまなレベル、内容のものがございます。それらの御意見を今後どのように活用していくのか、また事業全体の中で現在検討を進めている基本構想がどのような位置づけとなるのか、また今後の取りまとめに向け、基本構想の内容について共通のイメージを持っていただくために、この資料を作成したものでございます。  基本構想に関する部分は赤色で、基本計画に関する部分は青色で色分けをしております。  1の基本構想位置づけでございますが、基本構想本庁舎建てかえのプロセスにおいて、今後の検討の大枠や方針となるものでございまして、その後の基本計画では、基本構想具体化や設計等に向けた条件設定を検討してまいります。  次に、2の基本構想の構成(案)でございます。  基本構想の構成は、ここに記載の表のとおり想定をしております。まずは本庁舎を建てかえることとし、基本構想を策定する経緯・目的、本庁舎等の状況、課題等につきましては、平成28年度に作成した諸課題対策検討報告書に基本的なデータがありますので、再整理した内容を掲載されることになります。  赤色の部分の新庁舎のコンセプト、機能と基本的な性能、規模、立地と整備方針につきましては、この調査特別委員会からの御意見や市民の皆様から寄せられた御意見も含め、有識者会議での御議論、検討に基づき、一定の方針を固めたものを掲載することになります。  次に、3の基本構想基本計画の違いでございます。  それぞれの項目ごと基本構想段階ではどこまで検討し、次の基本設計段階ではそれをどう検討するのかをまとめております。ここに記載しておりますように、段階的に、より具体に詳細に検討していくこととしております。  最後に、4の市民意見等の反映の仕方でございますが、基本構想には主に具体的な御意見の背景にある基本的な考え方や事業の方向性など、今後の事業の大枠に関する内容について反映を図り、諸室の新設の御要望などの詳細・具体的な御意見は、今後の基本計画の検討あるいは設計、管理・運用検討の段階において活用させていただくことを想定しております。  続きまして、資料4をごらんください。  立地検討の与件等についてでございます。  前回までの有識者会議や3月3日に開催したワークショップにおきましても、本庁舎の建てかえを契機に庁舎と市民広場と定禅寺通連続性や一体性を持たせ、にぎわいの相乗効果を生むことが重要との御意見を多数いただいております。  一方で、本庁舎にはコンクリート耐用限界による時間的な制約があることも事実でございますので、1として、庁舎、市民広場、定禅寺通それぞれの現状について御説明をしております。  資料の右側に2として立地検討の与件をお示ししておりまして、本庁舎は平常時・災害発生時を問わず機能を停止することができないため、コンクリート耐用限界による業務を継続できなくなるリスクを回避するため、できるだけ早期の建てかえが望まれますので、まちづくりへの寄与とともに、早期の建てかえを行うことを与件としてお示ししております。  3として、立地検討に影響する要素と新庁舎の着工までのプロセスにつきまして、本庁舎の検討、市道の廃道の検討、市民広場の検討の三つの要素と、それらの検討の順序について整理したものをお示ししております。  また、資料の右下には、参考といたしまして、仮に新庁舎が現庁舎敷地に立地となった場合の市民広場の側からの連続性の確保のための市民広場改修イメージにつきまして、三つのイメージを例示しております。  写真左下の事例は川崎市本庁舎建てかえ計画案の事例でございます。一般道路を自動車の往来を禁止した歩行者専用道路とし、平面的に庁舎と広場を接続するものです。この事例では、新庁舎は道路を含めずに整備することとなっており、新庁舎整備歩行者専用道路化とは関連性はあるものの、それぞれ別の事業として段階的に整備することとなります。  写真右上の事例は、JR仙台駅西口のペデストリアンデッキでございます。道路の上に広場を移して車道を維持しながら、庁舎と広場を接続するものです。  写真右下は、東京都庁前の都民広場の事例でございます。サンクンガーデンと呼ばれるもので、広場を半地下化して車道を維持しながら、地下で庁舎と広場を接続するものです。都心部などでは地下に開放的な空間を設け、市民が集う憩いの場として、近年盛んに建築設計に取り組まれております。  なお、これらのイメージにつきましては、本市として既に何らかの市民広場整備方針を決定しているというわけではございませんので、今後、長期的な望ましいあり方を議論、検討していくこととなります。  最後に、資料5をごらんください。  前回の会議のテーマの新庁舎の機能と規模につきまして、有識者会議の委員の皆様の御意見や先日のワークショップなどで寄せられた市民の皆様からの御意見などをもとに、再度考え方を整理しております。  1の市の各施設の役割や位置づけでございますが、仙台市の各施設の役割や位置づけを分類し御説明をした上で、分散している各庁舎を集約する流れをお示ししております。  2の御意見等を踏まえた新庁舎の機能の考え方でございます。  新庁舎の各機能の中に盛り込む幾つかの視点をお示ししております。(1)の行政機能では、利便性、セキュリティーの向上、業務効率知的生産性の向上などでございます。また、本市の掲げる市民協働につきましては、3)の多様な主体との協働では、富山県の氷見市役所にも設置されているフューチャーセンターを一例として挙げております。  資料の右側の(4)の市民利用情報発信機能につきましては、基本計画や設計などの段階で具体化プロセスそのもの市民協働を図ることを考えております。  仙台らしさの具体的なものとして、イベントスペースや市民が利用できる会議室等を設置し、市民が集まり立ち寄る施設やさまざまな仙台を感じる空間を目指すなどが考えられるところでございます。  最後に3の新庁舎の規模の考え方でございますが、基本構想の段階では、機能ごとの詳細な内訳を記載することは困難でございますので、議会機能を含む新庁舎全体の規模の目安を定めることとしております。  本庁舎構想等ワンフロアに相当する1,900平米を増加させた専有面積ベースで3万7500平米を目安としておりまして、後の基本計画の段階で詳細な規模の精査を行ってまいります。  特に、(4)の市民利用情報発信機能につきましては、共用部分を有効活用するなどの工夫により、極端な規模の増加とならないよう留意してまいりたいと考えております。  なお、資料6から資料8につきましては、3月6日に開催されました本調査特別委員会におきまして御説明をさせていただき、御意見を既にいただいておりますので、本日の御説明は割愛させていただきたいと存じます。  有識者会議で活用した資料の説明は以上でございます。  続きまして、本日の資料1、机上配付した1枚目のA4版の1枚ものでございます。第3回仙台市役所本庁舎建替基本構想検討委員会における御意見をごらんください。  こちらの資料は、各委員からの御意見でございますが、正式な議事録としてまとめるにはもう少し時間がかかるため、事務局の庁舎管理課において、聞き取りにより要旨をまとめた暫定版でございます。そのため、最終的には一部修正がある場合がございますので、あらかじめ御了承いただければと存じます。  初めに、1.市民及び前回会議における御意見等を踏まえた与件や論点の整理についてでございますが、新庁舎の規模につきまして、(1)のように、働き方の見直しやペーパーレス等で規模を小さくするという視点も重要であるという御意見や、新庁舎の機能につきましては、(2)や(3)のように、今後の具体的な検討では、機能の盛り込み方とコストとのバランスを考えるべきという御意見や、フューチャーセンター等に対する御意見がございました。また、(4)のように、市民意見を聴取する際は、庁舎の周辺環境市民広場あり方に関する意見も聞いてみると参考になるのではないかという御意見、(5)のように、市民広場と新庁舎の関係性については、同時並行で検討する必要があるのではないかといった御意見がございました。  続きまして、2の新庁舎の整備方針についてでございます。  (1)から(3)のように、市道表小路線まで敷地を含めた整備案に対して、市民広場に対する圧迫感はないほうがよく、広場には開放感が重要であるなどの御意見がございました。庁舎の配置等に関しましては、(4)のように、行政棟と議会棟とが分かれている現状では、議会棟に行く機会はかなり限られる。開かれた議会を目指すのであれば、行政と議会は一体の棟であるべきではないかといった御意見や、(5)や(6)のように、現在の敷地に整備する案で、新庁舎に併設する屋外広場市民広場との一体的な活用を考えた場合、庁舎を敷地の西側、今の議会棟のほうに寄せた1棟整備パターンが望ましいのではないかといった御意見がございました。  また、(8)のように、廃道や下水道のことを考えれば、現在の敷地内に建てかえるという考え方はあると思うが、庁舎の建てかえだけで完結させるのではなく、定禅寺通の活性化の検討は進めていく流れになっているが、市民広場の検討、本庁舎整備スケジュール等でどのように関係するのか。その関係性を説明していただきたいとの御意見がございました。  最後に3.その他でございますが、(1)のように、周辺の交通渋滞緩和の対策として、バス停や庁舎の駐車場への進入路についての検討の必要性に関する御意見や、(2)のように、新庁舎、市民広場、定禅寺通のそれぞれの検討がどのように関係するのかがわかる資料を示してほしいとの御意見がございました。  これらの御意見を踏まえまして、(3)に記載のとおり、委員長のほうから基本構想中間案を検討するに当たり、もう少し議論をしたいという御提案がありましたので、5月24日の会議の前に、もう一回追加で開催することとし、4月23日に第4回目の検討委員会を開催することといたしました。  説明は以上でございます。 3: ◯委員長  ただいま御説明をいただきましたが、委員の皆様から御質問があればいただきたいと思います。 4: ◯木村勝好委員  これだけだと必ずしもよくわからないんですが、いわゆる市道表小路線を潰しても、そこに張り出したほうがいいじゃないかという意見は、もうそんなに大きな意見ではなくなったのか、それともまだ根強くそういうことを主張される委員もいるのか。その辺はどういう感じですか。 5: ◯庁舎管理課長  市道表小路線を巻き込んで、そこを廃道して、建物を建てたらいいんじゃないかという積極的な御意見は特にはございませんでした。むしろ、現在の敷地の中で建てて、市民広場と庁舎を西側に寄せることで、今の噴水あたりに広場が設けられるので、既存の市民広場と新しい屋外広場が一体的に使いやすくなるんじゃないかという意見が多かったという印象です。  さらに出てきたのが、では市民広場とかそれを検討するのは庁舎を建てかえた後じゃなくて、今のうちから検討するという、そういったスケジュール感を示してくれというような御意見だったと思います。 6: ◯委員長  ほかの委員からいかがでしょうか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 7: ◯委員長  それでは、ないようでございますので、終了をいたします。  次に、議会棟及び議会機能あり方についてでございます。  前回の委員会で答申の素案をお示しいたしましたが、各委員からの御発言を踏まえ、正副委員長のもとで調整し、改めて案を作成して、皆様には事前に送付いたしておるところであります。  本日、同じものをお手元にお配りしておりますので、ごらんをいただきたいと思います。  まず、基本的な考え方において、サインを工夫するという点を追加いたしております。また、防音機能はいずれの諸室においても重要な観点であることから、基本的な考え方の中で防音の徹底を強調しております。  諸室の考え方としては、本会議場と面談室の項目について、前回の御発言をもとに、ごらんのとおり修正を加えております。  それでは、この案につきまして御意見があればお伺いしたいと思います。いかがでしょうか。 8: ◯柿沼敏万委員  1番のところの、市民が来庁しやすい開かれた議会、このとおりだと思うんですが、もう少し広げて表現すれば、親しみがあるといいますか、市民が親近感を持てる、あるいは議会が市民に開かれた議会棟に仕上がるような形。これが議会ですかというのが、両方あると思いますけれども、両方あるというのは余りにも立派過ぎるといいますか、豪華というのか、もう一つは貧弱かということがあろうかと思いますが、仙台市らしい開かれた議会棟に仕上がることを願った総称的な表現だと来庁しやすいというところを、少しそういうふうな形に変えたのかなという思いがありました。今申し上げるのは遅きに失しているところもありますので、それ以上申し上げませんけれども、そういうふうに思いました。 9: ◯委員長  大切な具体的な御提案になっていると思いますけれども。この件についていかがでしょう。 10: ◯佐藤正昭委員  今の柿沼敏万委員言われたのも大切なところなので、加筆できるところがあれば加筆をしていただきたいなと思いますし、基本的に、私はこの考え方でいいと思いますけれども、加筆していただけるのであれば、私はこの1の(2)のところですね。バリアフリーというところ、私は2020年にオリンピック・パラリンピックというものが開かれると社会モデルが変わると思っているんですよ。議会なんかでもいじめの調特やら健康福祉費の中で発達障害などという話が出ると、もう10%ぐらいがそういうふうになっている。社会の中でそういう障害がある、ないというのは普通になって、発達障害などからすれば、こだわりが強かったり、特徴であったりという、必ずしも障害でないということになる。そういう社会のパラダイムというものが変わると思うんですよね。だから、よりここの2番をもう少し強調ができないかなと私は思うんですね。そういう、人に優しい、弱い立場の人にも優しい庁舎なんだよと、みんなともに生きるんだよというような、そういうのがにじみ出るような表現があるともっとすばらしいんじゃないかなと思うので、これは意見として申し上げさせていただいて、後は委員長、副委員長にお任せをしたいと思います。 11: ◯委員長  今、また大切な御指摘だと思います。物理的なというか身体的な障害がイメージされるわけですけれども、それから広げた、目に見えない精神的な障害というんですか。広い意味でのバリアフリーという、そんなイメージでしょうか。そんな感じでございますか。 12: ◯佐藤正昭委員  そうですね。委員長、それは(1)番にもかかるところで、サインなどのわかりやすさというところにもかかるところでありますので、そこは私、そういう気持ちだということで、あとはお任せをいたします。 13: ◯委員長  いかがでしょうか。御意見を承りたいと思います。 14: ◯花木則彰委員  柿沼敏万委員の御発言にもかかわるんですが、アンケートのほうの中で議会棟について書かれている内容があると思うんですけれども、3種類のアンケートをとられて、それぞれのところで議会棟についてどういう意見が出たかというのをちょっとまず御紹介いただければありがたいなと思うんですが。 15: ◯委員長  先ほど一部ございましたけれども、それでは改めてということでお願いしたいと思います。例えば、一体棟のほうが別棟よりも市民が議会を訪れやすいのではないかみたいな御意見が御紹介されましたね。 16: ◯庁舎管理課長  別冊の参考資料のほうに載せていますけれども、ちょっと読み上げて紹介をさせていただきます。  市民の無作為抽出した2,000人アンケートの中では、議会に対する御意見としまして、議会庁舎は別棟にするか別経路にしたほうが合理的ではという御意見。あと、市民の部屋を広いロビーにし、議会の様子を大きなモニターで映してほしいという、二つの御意見がございました。  あと、各種団体のほうにアンケートをした中身では、議会に関する御意見としまして、議会についても、市民に開かれた議会となるよう訪れやすいなど身近な存在になるような配慮を希望しますといった御意見がございました。 17: ◯花木則彰委員  そういう意味では、アンケートモニターの方からの意見はなかったということなんですけれども、団体からと個人からはそれぞれ議会についても御意見が出されていたと。  先ほどの報告では、議会の可視化といいますか、見えるようにしようということでまとめられていたのが、具体的にはこの市民の部屋に大きなモニターでという話なのかなというふうに思ったんですけれども、訪れやすいという、先ほどの柿沼敏万委員からのお話もあって、どうしたらそれができるのかというのは確かにちょっと難しいというか、いろいろな受けとめやイメージがあるのかなというふうに、このアンケートを見てもちょっと感じたところなんですけれども、具体的には、やはり議会がどんなことをしているのか、どういう議論をしているのかというのを、市民の方が気軽にわかるような何か工夫ということと、あと開かれたというときに、議会に対していろいろな御意見だとか提案だとかある市民の方が出しやすいというか、そういう面等あると思うんですね。  まず、見るほうについては、確かに議会棟にこだわらなくても、モニターだとかがいろいろなところにあって気楽に見ることができれば、それはそれで一ついいのかもしれないんですけれども、もっと調べたいと、どんなことを議論されているのか調べたいということでいえば、議会図書室の議論がありましたけれども、ああいうところにただ本が並んでいる、資料が並んでいるというのではなくて、調べたいという人が訪れたときに、その人に適切な情報提供を行えるような窓口があって、それが議会棟一体棟で上のほうにあると、上まで上らないとそういうところがないということにするのか、あるいはそういうインフォメーション的な部分は一体棟の中でも下のほうにおろして、そういう窓口部分を別個にするというのも一つの手かなというふうに思うんですけれども、開かれたあるいは訪れやすいというときに、何のためにどう訪れるのかということを考えると、何て言うんでしょう。一体棟の中での位置の問題と、あと機能を別のところに分散させるというのと、工夫はもう少しあるんじゃないかなというふうに感じておりました。  障害については、これまで意見の中でも私もお話をしたんですけれども、例えば耳が遠い方について、傍聴者に対してのシステムだけにしないで、議員になった方やあるいは理事者になった方々も会議に参加をするわけですから、そういうことも配慮して、誰でも障害を持った方でも、傍聴ももちろんできるけれども、議員にもなれるし、それから市の職員として働くこともできるということを目指して、耳なら耳、目なら目あるいはそのほか身体的な障害であればそういうところについても配慮した議会棟にするということを、何かもうちょっと足していっていただいてもいいかなというふうに思います。 18: ◯委員長  今承りました意見、ごもっともだというふうに委員長としては思います。  一方、これから委員会の中で具体的に議論していく機会が出てまいりますし、その中で、また委員同士の意見交換も含めて詰めていければなというふうに思っているところでございます。  したがいまして、(2)につきましてでありますけれども、できましたら、広い意味でのバリアフリーということでお考えをいただいて、御提案申し上げておりますことを基本に進めていきたいと、こんなふうに思っているところでございます。  なお、御意見もう一度精査をして、加筆できるようなところがあれば加筆も考えたいと思いますけれども、この点については委員長、副委員長にお任せいただければ、一任いただければありがたいと、こんなふうに思います。 19: ◯花木則彰委員  了解しました。 20: ◯委員長  では、そのように進めさせていただきます。 21: ◯相沢和紀委員  1のところで、来庁しやすい開かれた議会と、これは当然だというふうに思うんですね。それに関連して、(5)の必要なセキュリティー対策がなされた施設というふうになります。  セキュリティー対策をするということは、一定の条件を付すということになるわけですよね。去年ですか、仙台地裁で事件があって、今は金属探知機が入口に置かれて、通る。これを議会を見にきた人がセキュリティー対策だといいながら、そういったところを通過させるみたいなことがあっては、私はいけないんじゃないのかなというふうに思うんです。  ですから、必要なというか、ここの中に、冒頭に、必要なセキュリティー対策というふうに書いてありますけれども、もう少し和らげた形で、市民に負担のかからないとか、何かそんなふうなことを入れてイメージしたセキュリティー対策というふうにしていただければなというふうに私は思うんですが。単にここだけだと、不審者が入らないようにICカードを必ず渡してチェックしてというふうになっちゃって、今の傍聴体制で名前と住所だけ書けばいいというのよりも、もっと手のかかったものになってしまうんじゃないかという危惧が、ちょっとここを読んでいて感じたものですから発言しました。 22: ◯委員長  大事なことだというふうに委員長としても思います。  これも、これから具体的に議論を深めていく大事なところだというふうに思います。セキュリティー対策といいましても、まだ私どもの委員会でどんなものがあって、どういう効果があるのか。あるいはそれが、今、相沢和紀委員がいみじくも御指摘されたとおり、傍聴しようという市民の皆様方に対してハードルの高いものになるのかならないのか。これは大事な議論のテーマだというふうに思っているところでございます。  ただ必要なのは、やはり、ある程度のセキュリティー対応は必要だろうと。先ほど、佐藤正昭委員がパラダイムシフト、パラダイムの変化のことをお話しされましたけれども、そういう時代の流れというのもこれから見きわめなければならないというふうに考える立場から申し上げましてもこのセキュリティーは必要であると。しかし、議論はこれから精密にしていきますと。こういう認識を共有していただくことで、できましたら具体的にはこれから書き込むと。今回、基本構想ということでございますので、認識を共有した中でこのような文章でひとまず大きくくるむと、含むと、こういうふうなことでいかがでございましょうか。 23: ◯相沢和紀委員  そういう委員長の認識であれば結構です。 24: ◯委員長  広く深くということで。何度も申し上げますけれども、これから具体的なテーマとして大いに議論をしていきたいというふうに思っております。  ほかにございますでしょうか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25: ◯委員長  それでは、ないようでございますので、先ほども申し上げましたことをもう一度改めて申し上げますけれども、いただきました御意見、加筆が必要なときにはそのように対応したいと思います。一切、委員長、副委員長に御一任をいただきたいと思います。改めてお願いいたします。よろしいですか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 26: ◯委員長  なお、本日御欠席の菊地昭一委員からは、この案の内容で了としますという旨のお話を事前に伺っておりました。  それでは、そのようにさせていただきます。  また、まとまりましたら皆様にお送りして、調整が必要な場合は、その際また改めて御相談申し上げたいというふうに思っております。基本的にはこれで参りたいというふうに思いますが、先ほど再三申し上げておりますけれども、我々に一任をいただいて、そして、必要なときにはまたそれぞれにお伺いを申し上げるようにしたいと思います。  そして、最終的に整理が終わりました時点で、議長に答申案として御報告をしたいと、こんなふうに思っているところでございます。  次に、次回の委員会についての御相談です。  年間開催日程では4月19日としておりますが、本庁舎の建てかえに関する当局からの報告等が予定されていないこと、また、議会棟及び議会機能あり方につきましても、答申案について、本日、一定の整理ができたというふうに思っておりますので、4月19日の委員会は開催しないということにしたいと思います。  次回は5月10日木曜日午後1時というふうに考えておりますが、そのような運びでよろしいでしょうか。 27: ◯木村勝好委員  進め方についてちょっと確認をさせてください。  この年間予定表だと、4月19日に各派代表者会議において報告予定という表現になっていますよね。こことの兼ね合いはどんな感じで考えればいいんですか。
    28: ◯委員長  議長に報告をいたしまして、各派代表者会議で委員長、副委員長が御説明するような形に流れとしてはなるようです。そのように考えておるところでございますが、各派代表者会議がいつ開かれるのかは、今、4月中旬で調整中ということのようでございますので、それを見きわめながら、今後の作業を進めたいというふうに思います。 29: ◯木村勝好委員  そうすると、まず議長にこういうことでほぼまとまりましたということで委員長から報告されますね。その後、4月中旬に当初ここに書いてあった各派代表者会議があれば、そこに正副委員長が出ていって、こういうことですという御説明をして、それで議会としての方向性をほぼ固めると、こういう感じで理解していていいですか。 30: ◯委員長  はい、そのように考えております。  ほかにございますでしょうか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31: ◯委員長  なければ、もう一度申し上げます。次回は、5月10日木曜日午後1時からでございます。  以上で予定しました日程を終了いたしますが、その他、皆様から何か御意見、御発言等がありましたら伺います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32: ◯委員長  ないようでございますので、以上で新たな本庁舎議会棟整備調査特別委員会を閉会いたします。...