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  1. 仙台市議会 2018-03-06
    新たな本庁舎・議会棟の整備調査特別委員会 本文 2018-03-06


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、新たな本庁舎議会棟整備調査特別委員会を開会いたします。  また、本日は説明員として財政局関係職員及び議会事務局職員に御出席をいただいております。  本日の日程は、お手元に配付の日程に記載のとおりでございます。  まず、本庁舎の建てかえについて、次回の第3回有識者会議検討予定の項目につきまして、財政局から御説明を願いたいと思っております。  次に、議会棟及び議会機能あり方について、まとめに向けた総括的な意見交換を行いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  それでは、協議に入ります。  まず、本庁舎の建てかえについてでございます。第3回有識者会議が3月26日に開催する予定と伺っております。この際に検討予定とされております新庁舎の整備方針について、まず、財政局より御説明を願います。 2: ◯庁舎管理課長  それでは、3月26日開催予定の第3回有識者会議で検討することにしております新庁舎の整備方針につきまして、本日、机上配付させていただきました資料に基づき御説明をさせていただきます。  これまでの有識者会議におきましては、本庁舎の建てかえ場所について、現在の本庁舎敷地で建てかえる場合と勾当台公園市民広場付近まで敷地を広げて立地を考えた場合の二つの立地パターンについて、どのような配置案があるのか、具体的なイメージが欲しいとの御意見をいただいておりましたので、それらの御議論を踏まえまして資料を作成しております。  初めに資料1をごらんください。こちらには、どちらの立地であっても共通する基礎的な内容をお示ししております。  資料の左側、1の整備方針検討の流れでございますが、基本構想では、新庁舎の立地と整備方針の絞り込みをしていただきまして、次の基本計画の段階で、敷地の中での建物をどのように配置するかなどの配棟計画設備仕様、各機能の配置等の詳細な議論を行うなど、段階的に検討を進めてまいりたいと考えております。  また、この整備方針には、この資料1でお示しいたしますように、棟の構成等どのような立地でも共通する部分と、この後の資料2と資料3では、それぞれの立地の場合の整備方針考え方や特徴などの内容を整理したものとなっております。  次に、2の整備方針考え方でございますが、(1)では、工事中の市民の方々の利便性の維持や災害時の対応のために、現在の本庁舎高層棟部分を使いながら建てかえる必要があること。  (2)では、コンクリート耐用限界に達する前にできるだけ早く新庁舎を整備すること。  (3)では、ゆとりのある敷地利用により、緑化面積の増加や将来の建てかえスペースの確保を可能とすること。  (4)では、平常時はイベントスペースとして、非常時には災害対応スペースとして多様な利活用ができるアトリウム防災広場を設置するなどのどの立地でも考慮すべき共通の考え方、基本としている考え方をお示ししております。  なお、右側の米印の解説をしておりますが、米印1では、将来の建てかえスペースを確保する手法として、仙台市立病院整備事例を紹介しております。  また、米印2では、アトリウムイメージとして、エントランスホールと接続した屋根つき屋内広場イメージ図と防災広場の概念図をお示ししてございます。  最後に、3の整備方針でございますが、1棟で整備するパターンと2棟で整備するパターンの二つのパターンをお示ししております。さらに、2棟を整備するパターンでは、議会棟行政棟と一体にしたケース1と議会棟を単独とするケース2を記載しております。それぞれの場合の建築概要災害対応危機管理まちづくり利便性などの観点から、メリット・デメリットなどの特徴をお示ししております。
     米印4の説明となりますが、資料の中段のあたり、想定建築概要の表のところでございます。また、表の下の真ん中あたりの米印4の専有面積考え方をごらんください。  行政機能につきましては、引き続き使用することと考えている上杉分庁舎を除く現有規模職員研修所分を加えた面積。議会機能につきましては、現在御検討をいただいております市議会での議会のあり方によるものとしております。災害対策機能につきましては、現有規模程度市民利用情報発信機能につきましては、有識者会議市民意見等に基づき拡充することを想定しております。  このような考え方によりまして、現在の専有面積3万5600平方メートルから、現本庁舎高層棟の1フロアに相当する1,900平米増加の3万7500平米と想定いたしまして、具体の数値や内訳につきましては、今後の基本構想の検討や来年度に行う予定の基本計画の検討の過程で精査してまいりたいと考えております。  次に、資料2をごらんください。こちらは、市民広場に整備するパターンでございます。  資料の左側、1の整備方針とその考え方でございますが、(1)では、前回の有識者会議での御意見を踏まえ、にぎわいを維持するために市民広場は残すこと、交通への影響を考慮して、駐車場を可能な限り維持することを基本としております。新庁舎の敷地として、市民広場を含めず、現在の市役所の正面、市民広場との間にあります市道表小路線の部分までを敷地とすることで、市民広場を全て残し、新庁舎を整備するものでございます。  (2)では、新庁舎の早期整備を実現するために、市民広場を敷地に含めないことで公園に関する都市計画変更を不要とし、スケジュール上の不可実性の低減を図ります。  (3)では、市道表小路線を一部廃止して庁舎を整備することになりますが、車の通行をさせないということになるため、交通処理に関する公安委員会等の調整や市民の皆様との合意形成の上、市議会の議決をいただいて進めることが新庁舎整備の前提となります。  (4)は、下水道処理との関係でございまして、図面で青色の囲みでお示ししている地区一帯下水道処理は、水圧ではなく、適切な勾配による傾斜により下水を流す方式となっておりまして、青の矢印でお示ししている廃道する部分が、この地区の下水道の流れの末端であり、勾当台通バス通りに埋設されている下水道本管に流れていく構造となっております。そのため、道路上に庁舎を建設する場合は、道路に埋設されている下水管の切り回しや移設が必要と見込まれ、下水道網の再構築に要する工事費は、億単位を超えて十億円単位となることが予想され、コストが増加することを記載してございます。  次に、資料の右上、2の1棟整備パターンの概要でございます。  市民広場付近に1棟で整備する場合の手順やコストをお示ししておりますが、このコストには、ただいま申し上げました下水道工事費や各分庁舎の解体費用、廃道に関するものは含まれておりませんので、別途その費用がかかることになります。  その下のスケジュールにつきましては、廃道に関する調整や市民の合意形成が得られ次第、基本計画に着手することになりまして、その下のポイントにもございますが、スケジュール不可実性が高く、新庁舎の供用開始本庁舎耐用限界に間に合わない可能性が高いものと考えております。  また、資料の中ほどにイメージパースがございますが、この建て方の場合ですと、市民広場に対する圧迫感が相当感じられるものと考えられます。  1枚おめくりいただきまして、資料2の2枚目でございます。  左側が市民広場付近行政棟議会棟を一体とした2棟で整備するパターンでございます。ポイントといたしましては、先ほどの1棟の整備パターンと同様に、スケジュール不可実性があること、また、1棟案ほどではありませんが、市民広場への圧迫感があることなどをお示ししております。  資料の右側が、市民広場付近で、今度は議会棟単独棟として2棟で整備するパターンでございます。この場合のポイントといたしましては、やはりスケジュールの不確実性がございます。市民広場への圧迫感は、議会棟の高さが地上5階程度と想定されますので、ほかのパターンよりは軽減されることなどがございます。  以上が、市民広場付近に立地する場合でございます。  次に、資料3をごらんください。こちらは、現在の本庁舎敷地内に整備するパターンでございます。  資料の左側、1の整備方針とその考え方でございます。  (1)では、前回の有識者会議での御意見を踏まえ、コンクリート耐用限界という時間的な制約のある本庁舎の建てかえは、早急に、確実に実施を目指す一方で、このような制約のない市民広場等につきましては、今後、長期的な望ましいあり方について検討を進めることとしております。また、市民広場の検討の進捗に応じて、新庁舎の設計や施工の段階から十分に配慮していくことを想定しております。  (2)では、都市計画変更や廃道などの手続がないため、また、新庁舎、市民広場、定禅寺通の関係につきましては、最終的な連続性の確保を目指しながら、新庁舎とそれ以外とを段階的に整備することができるため、新庁舎の早期の整備が可能と考えております。  左側の中ほどが、2の現庁舎敷地に1棟で整備するパターンでございます。本庁舎低層部分を先に解体して仮移転し、現在の噴水がある敷地の南側付近に建てる手順となっております。イメージパースはこのような形となりまして、これまで検討報告書でお示しいたしました現地1棟案のイメージでございます。  資料右側スケジュールポイントをお示ししておりますが、ポイントといたしましては、早期の整備が可能で、庁舎の耐用限界を超過する可能性は低いこと、市民広場に対する圧迫感は、道路を挟む分、多少軽減されることなどが挙げられます。  なお、このパターンのバリエーションとしまして、参考図の上と右側にお示ししておりますが、議会棟を先行で解体し敷地の南側に整備する場合、また、参考図の下と左側でお示ししておりますが、低層棟部分議会棟の両方を先行解体し、敷地の西側、現在の議会棟付近に整備する場合のイメージパースをお示ししております。  1枚おめくりください。資料3の2枚目でございます。3の2棟整備パターンイメージでございます。  この場合の概要でございますが、現庁舎敷地議会棟を一体として2棟で整備するパターンで、これまで検討報告書でお示しいたしました現地2棟案のイメージでございます。ポイントといたしましては、新庁舎A棟供用開始することにより、最も早く現庁舎の供用を終了できること、仮移転を不要とすることが可能なこと、1棟整備パターンよりは、市民広場への圧迫感は軽減されることが挙げられます。  資料の右側が4のケース2でございますが、現庁舎敷地議会棟単独棟として2棟で整備するパターンでございます。ポイントといたしましては、先に議会棟を整備し、その後で行政棟を整備してまいりますので、現庁舎の耐用限界に間に合わない可能性が高いこと、市民広場への圧迫感は軽減されることなどが挙げられます。  どの立地においても整備費コスト面で比較いたしますと、1棟で整備するよりも2棟を整備するほうが若干高くなる傾向がございますが、いずれにいたしましても、おおむね400億円規模の事業費と試算されております。今後引き続き精査していく中で多少変動する場合もございますので、御了承のほどをよろしくお願い申し上げます。  なお、3月26日の有識者会議では、今回御説明いたしました新庁舎の整備方針に関する市議会調査特別委員会からの御意見を初め、ホームページや市民の声などに寄せられた市民の皆様からの御意見、また、現在、集計作業を行っております市民アンケートの結果や3月3日に開催いたしました本庁舎建てかえワークショップでの御意見をまとめた資料など追加資料を作成し、御議論をいただく予定でございます。資料が確定次第、本委員会の委員の皆様方にも配付いたしたいと存じます。 3: ◯委員長  ただいま庁舎管理課長から御説明をいただきましたが、委員の皆様から御質問を承りたいと思います。いかがでしょうか。 4: ◯柿沼敏万委員  確認をさせていただきたいんですが、資料1の整備方針考え方の(3)ですけれども、ゆとりのある敷地利用で、将来の建てかえという話になっていますが、これは1棟でも2棟でも、この敷地の中で建てかえるように配慮をすれば、この考え方は十分対応できるということでよろしいんでしょうか。 5: ◯庁舎管理課長  私どもの基本的な考え方としましては、どの敷地になっても、次に、80年後、100年後になろうかと思いますけど、次の建てかえ場所にもまた困らないように、今回お示しした市立病院の事例のように、次に建てかえられる場所を平面として用意しておくのが将来のためであろうと考えていますので、このような考え方で1棟でも2棟でも進めてまいりたいと思っております。 6: ◯柿沼敏万委員  ということは、今後ともこの地に、少なくとも100年という単位ではどうだかわかりませんが、次の建てかえのときはここにしますよということを、暗に計画の中で話をまとめておくと、考え方まとめておくという理解に立ってよろしいんでしょうか。 7: ◯庁舎管理課長  基本的にはそういうことになろうと思いますけれども、今我々ができることとして、一つの選択肢としてそういうことを考えておると。また、実際に今度建てかえに必要になる80年後、100年後に、また新たな発想とか、新たなまちづくりの計画が起きるかもしれませんので、そのときにまた議論はしていくこととなろうと思いますけど、現在の本庁舎を建てかえするときには、そういった考えのもとで整備をして、用意しておこうという発想でございます。 8: ◯佐藤正昭委員  実務に当たっている職員の皆さんは、どうしても確実性ということを重んじるというのはよくわかります。しかしながら、時代は変わるということ、そして、これからの市役所組織だって、どういうふうになるかわからない。IoTだとか、AIだとかでもう少し縮小されていくかもしれない。もしかすると逆に大きくなるかもしれない。それはわからないことなんですけれども、私はこの計画というもの全体が、余りにもチャレンジ精神がないなという思いが私はあるんです。  この間、ピョンチャンオリンピックで私が一番感動したシーンは、女子のカーリングで3位決定戦、日本対イギリスですよ。最後、イギリスは、あのままでいけば同点になったんですよね。同点になって、延長戦になるというそういうところだったんだけれども、チャレンジをして、失敗をしたんだけれども、イギリス国民からは何の文句もないんですよ。チャレンジをして失敗したものには、そういうものには文句を言われない。賞賛の嵐ですよ。私は、余りにも確実性ばかりを重んじているんじゃないかなと。もう少し別な、そこの枠からはみ出るような構想がないのかなと思って。私、常々提案をしていました勾当台側の話とか、確実にやるのはこの方法だということなんでしょうけれども、そこに当たるこの計画の時点で、いろんなことが確認できると思うんですね。都市計画法都市公園法、そういうものはいろいろ確認できると思うので、ぜひその辺は一つ一つ確認をして、本当にこれがベターな、ベストとは言いませんよ。ベターな方法なのかということを、確認を私はしていただきたいなと思いますし、市全体の、この間の本会議、そして予算の委員会なんかでも音楽ホールの話が出まして、これとの見合いでどうするんだという。どうしても財政局ベースでこの庁舎の話はいっている。そして、音楽ホールの話は文化観光局ベースでいっているという、このやっぱり横の連携、それをしっかり二役の中で、二役を含めた中でしっかり検討していかなきゃならないんじゃないかなという思いで、そこの根本的な部分も含めて、スピード感もなきゃだめなんでしょうけれども、それと同時に、後でああしておけばよかったなと、あっちがベストだったなという思いにならないようなことを、今ここ忙しいんだけれども、ここでしっかり検討してやっていくということは、私は必要なんじゃないかなと思っているんです。私はそういうトライをしてみる、こちらにつくるにはどういうハードルがあって、どんなことがあって、どうやったらクリアできるのかなというそういうことも考えてほしいなと思っておりました。これは意見のみにとどめます。 9: ◯木村勝好委員  一つだけお尋ねします。市道表小路線に張り出す形でつくる。つまり、表小路線を道路としてやめてしまうということについての検討もなされているように見えますけれども、今、定禅寺通から北四番丁の通りまでの間を対面通行ができる道路というのは、対面通行ができるというのはつまり、東一番丁勾当台の通りと、それから、国分町、青葉神社のあの通りとの間を対面通行ができる道路というのは、この表小路線以外にほかにありましたかね。ほかはみんな一通だったかな。どうでした。 10: ◯庁舎管理課長  ほぼ一方通行の道路のみと認識しております。 11: ◯木村勝好委員  多分私の記憶だと、ここを潰すと、あとはね、定禅寺通から北四番丁の通りまで、全部一方通行しかないと思うんですよ。ですから、いろんな案があっていいんですけれども、そういう交通関係のことも十分考慮しながら議論をしていただきたいなというふうに思います。 12: ◯委員長  ほかにいかがでしょうか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13: ◯委員長  それでは、ないようでございます。  ただいま御説明をいただきました第3回有識者会議検討項目につきましては、本日、一旦お持ち帰りをいただき、次回の委員会において御協議願いたいと思います。  また、重ねてのお話になりますけれど、委員から意見がございましたので、ぜひ、有識者会議で御披露いただきたいと、こんなふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次にまいります。議会棟及び議会機能あり方についてでございます。  まず、前回の委員会において委員より、議会事務局あり方について並びに可動式の議場について御発言がありました件につきまして、議会事務局から御報告をいただきたいと思います。 14: ◯議会事務局次長  それでは、私からは、議会事務局スペース等に関します私どもの考え方について御説明をさせていただきます。  まず、前提となります議会事務局の体制といいますか、人員といいますか、それに関してですけれども、将来的には、議会機能変化等に伴いまして事務局体制にも変化が生じるということは考えられますけれども、現時点でなかなか具体にそれを見込むことは難しいので、今の時点では、現行の体制、人数を基本に考えさせていただいております。  その上で、必要なその部屋とかスペース等につきましてですけれども、現在、日常的に執務をしているスペースについては、私ども現状でそれほど大きな支障が出ているとは感じておりません。ただ、議会中継分科会も含めて三つふえた、それで機器がふえていることとか、それから、打ち合わせをするスペース、事務的な打ち合わせをするスペースがちょっと足らないと考えておりまして、その辺については余裕があったほうがいいだろうと考えております。  それから、同じく打ち合わせの関係ですけれども、私ども各議員の皆様から個別にいろいろな御相談とか打ち合わせをさせていただく機会があると思うんですが、その時点で、なかなかほかの人とかほかの議員に聞かれたくないというか、内々で打ち合わせしたいこともあるかと思いますので、そういったことでいえば、打ち合わせ用の仕切られた小部屋というのでしょうか、そういったものがやはりさらにあるといいだろうと考えております。  それから、文書のほうの保存年限とは別に、議会はどうしても前例とか過去の例を調べたりする必要がありまして、なかなか文書、書類を、実際には捨てずにとっておくということがございまして、将来的にはそれはふえていくということが考えられますので、書庫といいますか、その倉庫といいますか、そういったスペースもかなり必要になるだろうというふうに考えております。  配置の部分ですけれども、御案内のとおり、今、庶務課調査課は一つのかぎ型のスペースに入っておりまして、議事課のほうは本庁舎のほうに物理的にかなり離れたところにあるということでございます。ここにつきましては、事務局が一つにまとまって同じフロアに入ったほうが、当然、各課の意思疎通ですとか情報共有がしやすくなって、事務効率が上がるだろうというふうに考えております。 15: ◯議会事務局庶務課長  それでは、前回の委員会でお話のありました議席等可動式となっている議場について、事務局で調査した結果につきまして口頭で御報告いたします。  調査した結果ですが、千代田区、豊島区、兵庫県三田市、新潟県新発田市といった自治体の議会におきまして可動式の議場になっておりました。都市によって若干違いがございますが、議場の机や椅子が可動式となっており、うちでいう傍聴席下のところに倉庫がございまして、そこに収納することで講演会ミニコンサート会場として利用可能な施設となっている状況でございました。 16: ◯委員長  ただいま議会事務局あり方について、可動式の議場について、事務局から御説明をいただいたわけですが、ただいまの御説明について御質問ございますか。 17: ◯柿沼敏万委員  一つ確認をさせていただきたかったんですが、この検討項目の中で、議会棟の、先ほども有識者会議の出ましたが、1棟か2棟にして機能、私からすれば、やはり議会棟立ち位置というものについて追加があればいいのかなと。行政機関との連絡連携からすると、同じ棟のほうがいいのかなというような感じがありますけれども、まだ断定しないで、議会棟立ち位置を少し織り込んで、行政との連絡あるいは意思の疎通が十分に図れるような議会棟のというような文言があればいいかなと思ったんですが、ちょっと私が聞き漏らしているかもわかりませんので。 18: ◯委員長  ごもっともな御意見、御指摘だというふうに思いますが、これから、これからそのことも協議してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。ただいまは、前回の委員会で質問のありましたことについて、事務局から調査結果を報告いただいたということで、そのことについて質問があればということで伺いたいと思います。後ほどよろしくお願いします。 19: ◯菊地昭一委員  可動式の議場は私が提案したので、今、報告ありました。書面で出すほどの、調査はしてもらったんですけど、そこまでのなかなかデータも含めてないということなので、恐らく、今、庶務課長が言われたのは、本格的な可動式と、私のイメージとちょっと違うので、逆にそういう可動式の議場とか何かをつくる業者、業者というかそういうメーカーがあるんですね。そういうところでちょっと、この委員会としてではなくて、個人的に一回そういうところで調査をしてみたいなと思っていましたので、具体になったらまた、庶務課を通じて報告してもらいたいと思いますので。ありがとうございました。 20: ◯委員長  どうぞよろしくお願いいたします。  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21: ◯委員長  ないようでございます。  それでは終了いたしまして、次、議会棟及び議会機能あり方について、協議に入りたいと思います。  まず、皆様に事前に送付しております検討項目整理表をごらんいただきたいと思います。これまでの委員会における各委員の御発言につきまして、正副委員長において改めて整理したものでございます。今回は、まとめに向けた議論のたたき台とするために、これまで委員の皆様からいただいた御意見をもとに、横浜市の答申も一部参考にしつつ、答申に当たっての骨子案を新たにつけ加えております。  それでは、答申に当たっての骨子案につきまして、資料の1ページ目の上から順に御説明をさせていただきたいと思います。  まず、1、基本的な考え方の(1)議会棟及び議会機能全体のコンセプトについてでございます。これまでの各委員の御発言をもとに、アとして、市民が来庁しやすい開かれた議会とすることや、イとして、バリアフリーを徹底した施設とすることなど6項目にまとめております。  議員数、委員会数についてでございます。変動の可能性はありますが、検討の前提として、現行数を基本とすることが確認されておりますので、議員数は55人、常任委員会は五つ、その他の委員会につきましても現行を基本としております。  次に、形態につきましては、これまでの協議の経過を踏まえ、議会と行政との区別に配慮した上で、一体棟で一応整備ということで考えました。  続きましては、諸室の考え方を順に御説明いたします。  本会議場につきましては、各委員の御発言をもとに、アとして議場規模の考え方、イとして傍聴環境の考え方を、それに加えて、横浜市の答申を参考にウとして必要と思われる附属施設を記載しております。附属施設につきましては、既存の施設のほかに、よりよい傍聴環境のため傍聴者ロビーを加えております。  2ページ目をお開きいただきたいと思います。  委員会室は、1ページ目の1基本的な考え方の(2)で触れましたように、委員会数を現行の5常任委員会とすることから、常任委員会室を5室とし、他に議会運営委員会室、特別委員会室を現行どおり設置すること。それに加え、現状では各派代表者会議を議長応接室で開催していることから、各派代表者会議用の部屋を新たに設けることとしております。  なお、委員会室は現在6室ありますが、第五委員会室につきましては、現状としては委員会以外の会議、打ち合わせ等で使用しており、実質的には会議室に近い運用でございます。後ほど会議室の項目においても触れますが、会議室のほうを1室ふやすということを想定しました。  次の会派控室につきましてでございます。これまでの各委員の御発言をもとに、アとしてフレキシブルな構造と防音機能、イとしてゆとりをもったスペースということでまとめております。  次の正副議長室につきましては、これまでの委員会では特に御意見がございませんでしたが、事務局に現状を確認しましたところ、正副議長の来客が待機する部屋がないということで、新たに待機室を設置することといたしております。  次の面談室につきましては、室数、面積が不足しているという御意見が多かったこともあり、このような表現としております。  なお、具体的にどれほどの増加が望ましいか、新たな御意見がございましたら協議を深めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次の会議室でございます。現状では議会棟2階に1室ございますが、使い方としては、会議、研修会、視察対応等多目的に利用できることを想定しておりますので、それらに対応し得る機能を備えるところとしたところでございます。共有の会議室を一定程度確保と記載しておりますが、これは先ほど委員会室の項目でも申し上げましたとおり、第五委員会室については、実質的に会議室に近い運用であることから、現在の2階会議室に加え、第五委員会室分の計2室が会議室として必要と想定いたしました。  3ページ目をお開きいただきたいと思います。  図書室につきましては、これまでの種々いただいた御発言を踏まえ、アとして十分なスペースに関して、イとして市民が気楽に利用できるような開放感のある配置とすることを記載いたしております。  次の議員待遇者室につきましてでございます。他の部屋を利用することとして、専用の部屋は設けないとしております。  続いて、その他でございます。これまで御発言のありましたトイレに関する考え方のほか、先ほど議会事務局次長からも発言がありましたとおり、議会事務局考え方を加えております。  最後に規模の考え方でございます。これまでの各委員からの御発言をもとに、さまざまな状況の変化にも対応できるよう、現状の議会機能部分の面積よりも余裕を持った面積とすることが望ましいとしております。  なお、想定面積の具体的な数字につきましては、現在、空欄としていますが、これを算出するためには諸室の面積の積み上げが必要と考えておりますことから、前回までの各委員の御発言の趣旨を踏まえつつ、議会事務局への聞き取りも行いながら、正副委員長において想定面積の算出案を作成いたしました。内容につきましては、議会事務局から説明をしていただきたいと思います。 22: ◯議会事務局庶務課長  それでは、想定面積の算出案について御説明させていただきます。ただいまの委員長の御説明と重なる部分があるかと存じますが、御了承いただきたいと存じます。  それでは、表の左側の欄には、現状の規模として各諸室名と現状の面積を記載しております。右側の欄には、想定面積として各諸室に対する考え方、そして、その考え方をもとに算出した面積を記載しております。  諸室に対する考え方につきましては、先ほど委員長より御説明がありましたとおり、答申に当たっての骨子案の1基本的な考え方、3諸室の考え方、4規模の考え方でも御説明がございましたが、余裕を持った施設等とするということから、現状の1倍から1.2倍を想定しております。  それでは、まず、1本会議場についてです。傍聴席については、親子での傍聴環境の整備ということで親子室を加えております。また、傍聴者ロビーを新設する案としております。これは、傍聴者の受付スペース及び傍聴席の定員を希望者が超過した場合に、テレビモニター等で議会の様子を視聴するためのスペースとして想定しております。広さは、議場ロビーの半分を想定しております。  次に、2委員会室についてです。現状で一番広い第一委員会室と同等の広さの委員会室を5室想定しております。  なお、先ほど委員長からも御説明がございましたが、1室分は不要とし、後ほど触れますが、会議室を1室ふやすこととしております。  また、各派代表者会議室を新設しております。こちらも先ほど委員長から御説明がございましたが、これは、現在、会議を議長応接室で開催していることから、独立した会議室が必要と考え、新設することを想定しております。  次に、3会派控室でございます。1人当たりの面積が最大となっている会派を基本として、55名で算出した面積となっております。  次に、4正副議長室についてです。来客者控室を設けることとしておりますが、これは正副議長を訪問してこられたお客様につきまして、現状では秘書係前の応接セットでお待ちいただいておりますが、そのためのスペースを控室として設けるものでございます。  次に、5応接室・面談室についてです。こちらは、現状の面談室をベースとして必要な部屋数を確保することとし、2倍から3倍で想定しております。  次に、6会議室についてです。こちらは現状として2階に会議室が1室ございますが、先ほど委員会室で御説明したとおり、もう1室確保する案としております。  次に、7図書室でございます。現状の1から1.2倍としております。  次に、8事務室についてです。現状、打ち合わせスペースが少なく、議員待遇者室を利用していることから、打ち合わせスペースとして議員待遇者室分を追加する案としております。  次に、9その他です。記載のとおり、これまでの議論を踏まえまして、議員待遇者室を不要、また、喫煙室についても不要として想定しております。  なお、倉庫につきましては現状から3倍としておりますが、こちらはまず、先ほど次長からも御説明がありましたが、議事課等が保管しております各種会議録等につきまして、年々増加しており、そのスペースを確保すること。また、現在、議場裏の廊下等に会派構成の変更により一時的に不要となった応接セットや机等を仮置きしておりますが、これらを収納するスペースも必要と考え、合わせて3倍としております。  最後に、議会機能部分合計の面積ですが、必要面積は現状の3,584.295平米から比較して約1.17倍から1.37倍となっております。  正副委員長案について、説明は以上となります。
    23: ◯委員長  ここまで御説明申し上げましたけど、御質問ございますか。 24: ◯花木則彰委員  面積なんですけど、これは廊下とか通路部分は入っているのかな。 25: ◯議会事務局庶務課長  あくまでも議会機能部分ということで、今おっしゃられた廊下とか、あとトイレとかは含まれておらない面積になります。 26: ◯相沢和紀委員  事前にいただきましたので、会派としても目を通させていただきました。  意見としてあったのは図書室、現状が76平米しかないんですけれども、これを1.2倍にするというふうに言っていますけれども、ほかの都市に比べて今の現状が非常に貧弱であって、単に1.2倍でいいのかということで、少なくとも100平米以上、倍以上にふやすべきじゃないかというふうな声があります。  それから、会派控室については、今現在のつくりが非常に細かくなっていて、それぞれの会派が控室のほかにもう一つ部屋を持っているから、実際には狭く感じるんですけれども、合わせると意外と広い。1人当たり現在でも12.12平米。8畳分にはいかないけれども、7畳間ぐらいになるのかなというふうになります。そうすると、面積的には8畳間ぐらいのスペースになるので、この辺はこの数字でもいいかなという意見がありました。  ただ、問題なのは、震災対応を含めて地震のときに、議会には文書類、書物が非常に多い。それぞれラックなり戸棚に整理しているんですけれども、くくりつけのそういう書架にするのか、一方で間仕切りが非常にしやすいようにというふうになると、くくりつけのものはつくりにくいというふうに思うんですね。そうしたときに、安全性とかという一方と、それから、間仕切り可能にするという構造上の問題で、どちらをとるのかといった場合、間仕切りよりは使い勝手、収納性の確保、こういったものも議論していただければというふうに思っております。 27: ◯委員長  委員に申し上げますが、後ほど御意見、総括的な意見を順次いただくことにしておりました。言葉足らずで申しわけありませんでした。ただいまは、いろいろ説明を資料に基づいていたしましたけれども、それについて確認をしたいという、そういう点についてお願いしたいというふうに思います。 28: ◯木村勝好委員  今ほどお話ありましたけれども、やっぱり図書室に関しては、ただ単に今の面積の1.2倍にすればいいって話ではないと思うので、どういう機能を持たせて、どういう図書室にするかという議論をもうちょっとした上で、そうすると結果的にこのぐらい必要だよねというふうになるのが本当なんじゃないかなと思うので、ちょっとそこは、若干違和感を感じます。  それから、正副議長の部屋なんですが、私も自分で経験しましたけれども、秘書係から見て、議長室はすぐ隣なんですけれども、副議長室は全く死角になっているんですね。誰が来てどうなっているか全然わからないんですよ。私もだから、鍵を預けてもらって、自分が出入りするときは自分で鍵をあけたり閉めたりしてましたけれども、誰が入ってもわからないんですね。死角になっていて。ですから、広さもそうですけれども、レイアウト、要するに秘書係が両方見られるようなレイアウトにしたほうがいいんではないかなというふうに思います。  それから、議員待遇者室。多分想像するに、待遇者の方々が、時々自分も議会に行っていろいろ見たいんだけど、そのとき自分はどこに行ったらいいんだろうねというあたりから多分出たのかなと思うんですが、そういう方がいたときに、それはどうぞ勝手にやってくださいという話にもなかなかなりにくいんでしょうが、ここはその専用のものは要らないとしても、そういう方が、そういう先輩が来たときにどう対応するかは、少し考えてあげてもいいかなと。専用のは要らないかもしれませんけどね。というふうに思います。 29: ◯委員長  後ほど、順次また御意見をいただきますので、重ねてお願いをしたいと思います。  想定面積の算出についてでございますけれども、委員長、副委員長事務局の協力も得ながら1.2倍ということで考えました。これは根拠というのはありません。あくまで議論のたたき台ということで考えたということでございます。御意見をこれからいただくわけでございますけれども、本庁舎との整合性も考えなければならないというふうに思っておるんですけれども、1.2倍を基本に我々考えましたけれども、想定面積の考え方について、どう考えていったらいいか、ちょっとお聞かせをいただきたいというふうに思います。 30: ◯財政局次長  想定面積の考え方でございますが、私どもの資料1をもう一度ごらんいただきたいと思います。  こちらの資料1の下のほうの欄外に米印の4というのがございまして、私どもの専有面積行政機能のほうの考え方ですが、全体として3万5600平米から1,900平米、これを増加させるとあります。これは単純に我々が仮定した建物の1フロアを増加させるということでここにのっけておるんですが、これは、パーセンテージにしますと大体5%ぐらいということになっております。  ただ、この増加面積につきましても、結局この後、有識者会議などによりまして、新しい機能として本庁舎にどういったものをつけ加えるかということがふえてくれば、当然、面積はふえてくるということになります。  いずれにしましても、この面積の詳細につきましては、基本構想ができた後の基本計画を策定する段階で、実際の建物の敷地面積どれくらいにするか。そうすると、全体としての建物がどれくらいで、1フロアの面積がどれくらいかというのは、徐々に詰まってまいります。そうした段階でこうしたものをではそこに実際に入れ込むときに、どの程度の面積が確保できるのかということで詳細を詰めていくことになりますので、議会のその機能が一体となるのか、議会棟として別棟になるのか、いずれにしましても、その基本計画の策定の段階で、その面積の中でまたおさめるためにはどこをどうしていったらいいのかというのを改めて協議させていただくことになろうかと思いますので、現段階では、このような1倍から1.2倍、現状の面積からすると大体1.2倍から1.4倍ぐらいの幅の中におさまっているようでございますので、こうした幅で御意見としていただくということにつきましては、本庁舎との整合性の観点からも特に問題ないものというふうに考えております。 31: ◯委員長  念のために伺った次第でございます。  それでは、それぞれ御意見を承ってまいりたいと思います。もう一度申し上げますが、答申に当たっての骨子案及び想定面積の算出案に対して、これから各委員の御意見をあわせていただくわけですけれども、総括的な御意見もいただきたいし、意見交換もしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。順次意見を伺ってまいります。 32: ◯柿沼敏万委員  想定面積の算出につきましては、やはり考え方は、こういう考え方に立ってというふうに思いまして、やはり議会は議会としてのこういうふうな機能を有したいのでということでございますので、基本的にはこういうお話をさせていただくということは、大変結構なのかなというふうに思いました。  全体的に申し上げれば、総括的に申し上げれば、先ほど申し上げたのは、ここの2形態にもございますけれども、やはり行政と議会は、分離というよりは一体感のあるといいますか、非常に意思の疎通が図れると、機能性も持っているというような事柄で議会棟というものを、議会棟というのでしょうか、議会の設置場所についてはそのように取り組んでいくべきではないのかなと。  全体的にはよくまとめていただいているのかなと、今までの意見の集約ができていると思いますので、私はこれでいいと思います。 33: ◯佐藤正昭委員  やっぱりこの調査研究、活動がしやすいというものが基本であって、我々、それの中で必要面積というのが出てこようとしている。しかし、その反面、財政改革にしっかり我々も協力をしていく。そういうバランスのところが必要だなと思っております。  そういった中で、私、今現状、議会側、面談室が三つしかないと。しかも、その一つの第三面談室なんていうのは、4人入るときちきちで、閉所恐怖症の人は怖くて入れないというようなそういう状況の中で、私も過去に台南市の議会などを見てきたんですけれども、面談室的なものが1人1部屋あったというような現状でありましたから、そこまではいかなくても、やはり我々の日常活動の中で、市民相談、陳情要望というのはたくさんあるんですよね。これにしっかり対応ができるようにしてほしいというのが我々の望みであって、それも我々のお客さんというのは、市民1人で来ることもあれば、NPO団体で来ることもある、民間の皆さんいっぱいで来ることもある。だから、1人から10人、20人までいろいろなケースがあるわけですから、そういうのに対応ができるようにしてほしいなという、そういう思いもありました。  あとは、やはりこの防音の整備という、ここをやっぱり、今ですね、我々の中で、どんどん議員提案とか、議員の会派を超えた連携というのが今密になってきているので、そういうミーティングスペースが今なかなかとれないような状況なんですよね。そういう各会派を超えた連携に対するミーティング、こういうものにしっかり対応していっていただきたいなという、そういう思いがあります。  あと防音のところは、私、過日、福島市へ行ったんですよ。ちょうど福島市は庁舎ができて、議会棟建設に取りかかろうかとしたときに大震災に遭って、それで議会棟が今凍結をされている。そして、中に入っているんで、つくり方も悪いんですけれども、各会派の部屋、上、あいてるんですよ。全部情報だだ漏れですから。みんなで共有をしているといえばかっこよく共有しているんですけれども、だだ漏れなので、ああいうことがないようにしっかり、我々そういう話、お客さん対応なんかもそうですし、ありますので、その辺については意を用いていただきたいなと思っておりました。 34: ◯委員長  内外のお客様をお迎えするときの議長応接室とか、副議長応接室とか、控室とかについては、この御説明でよろしいでしょうか。 35: ◯佐藤正昭委員  前室という考え方ですね。あれは当然でありまして、やはり説明にいろんな局が来たり、あとはお客様が来たりということになると、やはり前室の部分で収容し切れないということがたびたびありましたので、そこは前室、県議会のほうを例にとれば、あれは前室が二つあるという形ですよね。県議会の議長さんのお部屋は。だから、そういうことも含めて、いろんなものにフレキシブルに利用できるような部屋があれば、そこも議長だけが使うということじゃなく、いろいろ財政改革に協力しようということで、だからこそフレキシブルに使える部屋が欲しいということであります。 36: ◯菊地昭一委員  今、佐藤正昭委員からお話ありました、ちょうど今、私、副議長室にいて、面談室が本当に、ほぼ毎日使われていて、私の記憶では、佐藤正昭委員が一番よく使っていらっしゃるというところなので、よくそういう意味ではわかります。その防音も含めて、声が大きいので、時々副議長室まで聞こえてくる、そういうのも気にはなっていたので、そういう意味では防音は大事だなと。  あとは廊下のスペースも、もうちょっとゆとりのある廊下のスペースも必要だろうし。  あとはさっき想定面積の中で、廊下とトイレは入ってないと言ってましたけど、トイレの考え方、この前もお話ししましたけど、庁舎と一緒になったときのトイレの考え方と、議会棟、今は議会棟、別ですよね。そうすると1階なんかは、一般の市民の方も、ウオシュレットがついてるものですから、いろんな形で利用するんですね。それはいいと思うの。全くオーケーなんですけど、もう少しトイレのスペースは、ゆったりと。くどいようですけど、女性に配慮したというのを入れてほしいんですけどね、どこかに。女性に配慮したトイレのスペースで、市民に開かれたようなスペースにして、トイレだけ借りに来てもいいじゃないですか。そのぐらいの余裕を持った議会棟スペースにしてほしいなと思います。 37: ◯花木則彰委員  まず、市民が来庁しやすい開かれた議会とするということのイメージが、どういうことかなというのはいろいろ考えなきゃいけないなと思うんですけれども、例えば、一体棟で整備をする。そうすると、大体パターンとしては何か上のほうに行きますよね。で、議会に市民が訪ねてきやすくなるんだろうかっていう、まずそこら辺が難しいのかなと。だとすると、いろいろなところでやっているように、議会棟よりもさらに上のスペースが展望室になっていたり、そういうふうに市民が割といつも行きやすいような場所になっていて、そのついでに議会にも、訪ねてくるのか、あるいはのぞきに来るのか、そういうぐらいのでもいいから来やすいということを工夫しないとだめなのかなというふうに、ちょっとここは。一体棟で私もいいとは思うんだけれども、だからこそ、来庁しやすい開かれた議会ってどうすればっていうのは、考えどころだなというふうに思っていました。  あと、バリアフリーが全体の最初のところに入っているので、これでいいと思うんですけれども、本会議場の、例えば磁気ループシステムが、その傍聴席なのかというと、習志野市でしたか、結局ね、議員の席も、あと理事者側の席も、みんなあるんだって。やはり、これから市の職員の方や、あるいは議員だって、耳がなかなか聞こえづらい人だってなっていいわけですから、そういう意味でもバリアフリー、傍聴席だけというよりも、全体としてのバリアフリーを徹底するということで考えていくのが大事かなというふうに思っています。  先ほどの開かれた議会のところと関係しますけれども、見に行ったときに、いやセキュリティーがね、これが大事だと、皆さんも言われていたので、そんなに大事かなという気は私はするんだけど、このセキュリティー対策という部分と開かれた議会にするということも、ちょっと相反する部分が当然出てきますので、そんながちがちにセキュリティーしなくてもいいように私は思うんですけれども、ここで言う必要なセキュリティー対策というのが、余り過度なものにならないほうがいいなというふうに意見として出しておきます。  あと、やっぱり図書室ですね。図書室は、もう今のところからどう改善しようかという発想ではなくて、もう全く、これまで仙台の市議会ではなかったものをつくるんだというつもりでその広さだとか内容なども検討して、これだけで議会図書室をどうするかという検討委員会が必要なぐらいかなというふうに思っています。  あと廊下。廊下はね、やっぱり結構面積とるんです。建物をつくる上で廊下が占める割合というのは結構大きいんです。建物のスペースをできるだけ小さくしようとすると、どうしても廊下がどんどんどんどん狭くなる。習志野市は非常に一番新しい建物だったんですけれども、やっぱり廊下が狭いというか、これはやっぱり防災上も含めてですけれども、ちょっと狭過ぎるなと感じた部分があるので、廊下について、ある程度やはり余裕を持った広さというのが必要なので、単なる廊下なのか、あるいはロビー的なそういう機能もあわせて、例えば会派の控室が横に並んでいて、その前を廊下がずっと走っているのか、あるいはロビーみたいなところの周りに配置をされて、廊下とロビー的な機能を一緒にするのか、何かそういう工夫をしたほうがいいかなというふうに思いました。 38: ◯相沢和紀委員  先ほどはフライングしてしまいまして、申しわけございませんでした。  そのこともありますけれども、加えて言うと、ちょっと項目になかったんですけれども、守衛さんの、今は1階の守衛さんがみんなやっていますけれども、簡単にいうと1階部分の出入り口付近に守衛さんの部屋があるんですね。でも、今回、1棟建てなり、また別棟になれば、守衛さんの対応というのが当然必要になってきます。  それから、受付の関係、前は直営といいますか、職員がやっていたんですけれども、今は委託になっています。そうすると、委託業者と職員との職場の隔離というんですかね、分離というのかな、これが必要になりますので、そういった部分についても、そんな大きな面積ではないかもしれませんけれども、必要ではないかというふうに考えます。  それから、ちょっとさっきの1番、新しい庁舎の関係もあるんですけれども、議会棟を分離した場合に、今現在も1階、2階、3階でつながっていますよね。それを分離した場合に、ここの図面でいくと10メーターぐらいは離れていて、県庁と本庁舎議会棟ぐらい離れている。じゃあ、どの部分でつなぐのかと。高層ビルになればなるほど、この揺れの関係で18階建てと5階建てでは、振動の関係とか出てくるんです。違い、揺れの関係の違いが出てきますから、そういった問題なんかが出てくるので、そのコストというのも、ちょっと飛んじゃいますけれども、コストとして考えていかなきゃならないんじゃないのかなというふうに感じましたので、後でも結構ですので、教えていただければと思います。  今現在、議員の駐車スペースは南側に30台ほど確保されておりますけれども、これが新しくなった場合にどういうふうになるんだと。隣の県庁は、議会棟の下に専用のスペースが設けられている。建物の下につくるとなると、これは建築面積に当然入ってくるというふうに考えられますので、その辺の考え方もあわせて、次回で結構ですのでお示しいただきたいというふうに思います。 39: ◯田村稔委員  冒頭に財政局から、今度の第3回有識者会議の資料をもとに御説明をいただきまして、大分その本庁舎の形みたいなのが、大分イメージできるようになったなと思っていました。  先ほど佐藤正昭委員から、冒険心がないんじゃないかというような御指摘あったけど、やっぱり個人の建物じゃなくて、役所というものをつくるとなると、無難な、無難なところなんだろうなというふうに感じました。  それから、議会棟のほうは、委員長骨子案が示されまして、これもあわせて大分具体的になってきたなと。今の段階では、非常にいいんじゃないかなと、すばらしいものができるんじゃないかという非常に希望が湧いてまいりました。  どうしても行政なんかで多目的という、これは大事なことなんだけど、多目的というのはね、意外と使ってみると何にでも、専門じゃないからね、意外と使いにくかったりするなんていうのもあるので、非常にそういう部分では上手にしないと、多目的という名称はよくあるけれども、実際じゃあ何に使うかというと、何にもちょっとずつ足りないとか、ちょっと余計なものがあるとかっていうのがあるので、その辺は重々これから検討していかなくてはいけない部分かなというふうに思っていました。 40: ◯村上かずひこ委員  前段に次の検討委員会の提出資料を説明受けて、話がほんとに具体化してきたんで、イメージできるのかなとは思ったんですけれども、これは勾当台公園に建てるとか、そういう話はもうなくなったんですかね。検討委員会では。 41: ◯委員長  それでは、御意見をいただく最中ですけれども、では深める意味で、庁舎管理課長、お願いします。 42: ◯庁舎管理課長  有識者会議の中では、建てかえ場所についていろいろ御議論をいただいていまして、現在の敷地と、あと市民広場勾当台公園ということで三つの案が出ていまして、その中で、市民広場単独ではなくて、現在の敷地と市民広場も巻き込んだ中間案みたいなものもあるんじゃないかという御議論があって、現在そういった案も示しているんですけど、有識者会議の議論の中では、勾当台公園そのもの、あそこの場所に本庁舎を建てるというのは、やっぱりなかなか難しいんじゃないかという御議論になっていまして、そこの部分については、今回の資料からは外させていただいています。建物の配置を見ていただくとよくわかるんですけど、どこの場所に建っても、似たようなのを置いているだけですので、特にどこの場所だということで、建物の形を変えているわけではないというような状況の図面を今お示ししております。 43: ◯委員長  今は、議会棟の機能についての御意見を伺っていましたので。 44: ◯村上かずひこ委員  これ、必要面積が最大で4,900平米で、要するに5,000平米ぐらいで、これが単独で建てれば5階建てということになるわけですか。 45: ◯委員長  後ほど意見交換をしたいと思いますが、1棟か2棟かという意見もあろうかと思いますが、先ほど御説明の中で申し上げましたけど、1棟ということでこういう試算をしております。これは議会が決めることなので、これから、これも意見集約しなくではいけないと思っておりましたので、そのときにお願いしたいと思います。 46: ◯村上かずひこ委員  1棟にしろ2棟にしろ、このぐらいのスペースが必要になって、花木則彰委員がおっしゃったように、これ1棟にすれば、一番上のほうに普通来るのかなとは思いますけれども、そうすると、2フロアか3フロアになるのかな、このスペースだとなるんですけれども。皆さんいろいろ御意見があるんですけれども、やはり一番は面談室の数とか大きさ、図書室の話があると思うので、面談室の問題もやはり、議員総意でいろいろな方の御意見を伺ったほうがいいのかなとは思いました。 47: ◯木村勝好委員  まず、全体としては、よくまとまっているなと、よくまとめていただいたなというふうに思います。  その上で、さっきもちょっと申し上げたこととかぶるかもしれませんけれども、一つはやっぱり図書室のことについては、先ほどもお話ありましたけれども、やっぱり今あるものをどうするかという発想ではなくて、どういう図書室であるべきなのかなというところから入ったほうがいいと思います。ちょっと今のは、ベースと考えるには余りにもひど過ぎるので、ちょっとあれじゃなくて、どうあるべきかから入ったほうがいいのかなと。  それから、面談室については、やっぱり三つということでお考えでしょうけれども、実際こういう場面があるわけですよね。つまり、質問なんかするときには、要するに当局側といろいろやりとりしなくちゃいけない。それが例えば、ある程度の大きさの会派だと、同時期に複数の議員が、同じ会議室のようなところとか、同じ面談室のところで複数使ってやっているなんていう、隣でやっている声が聞こえないみたいな、あるいは聞こえ過ぎて何言ってるんだかわからないみたいなね、こういう場面って結構あるんですよ。だから、これはやっぱり幾ら何でもまずいので、そういうことが起きないようなことをぜひ考えながらやっていかなきゃいけないのかなというのが一つ。  それからもう一つは、先ほどお話あった廊下の件です。やっぱり廊下ね、ある程度のゆとりを持ったものにしないとだめだなというふうに思いまして、一つ、いつも感じることがあるのは、それこそ質問しようとすると、当局が来て、控室の前で待ってるんですよね。待ってていただくのはいいんだけど、廊下に立ってるわけですよ。何組も立ってるんだよね。それもね、ちょっとどうなのって。ほかの議会もそうやって廊下に立たせているのかなと思うけど、待ってる場所がないんだろうなと思うんですが、そうかといって、じゃあ控室の中にどうぞというわけにもいかないのでね、この辺もやっぱりちょっとね、議会事務局側、当局側ともちょっとお話ししながら、そういうケースはどうしたらいいのかもお考えいただいたほうがいいかなというふうに思いました。 48: ◯副委員長  今回、議会棟及び議会機能あり方に関しては、そろそろまとめなければならない時期に来ておるということもありまして、委員長のもとにこの骨子案、皆さんの発言をもとに、そしてまた必要なものを加えて骨子案をつくらせていただきました。  先ほどいろいろな御意見が出された中で、開かれた議会のためにはどうするかと言うことで、例えば、我々の頭の中には当然、議会は上のほうになければならないというような先入観はあるかもしれませんけれども、こういったことに関して、設置場所のあり方、そしてまた市民への開放の仕方、いわゆる開かれた議会のためにどう開放するかといったところも、これから具体的にはまた細かく議論していかなければならないのではないかなと思っております。  また、これもまた御意見として出ましたけれども、図書室等のスペースあり方についても、新たな考え方でやっぱり考えていかなければならないんだというものであったり、また、不足しているものもないかということを改めて確認しなければならないと思いますので、引き続き、今回出された骨子案について、さらに皆さんのほうから御検討いただきながら、御意見いただければなと思っている次第であります。 49: ◯委員長  それでは、意見交換をしたいと思いますけど、各委員の意見の中に、ちょっと確認しておいたほうがいいと思われることがございましたので、まず、御当局に伺いたいと思います。  まず、議会棟1棟、本庁舎と一体にするか、あるいは別にするかということでございます。委員長、副委員長案は、一体を前提にして申し上げました。御質問、過去にもありましたけど、一体にした場合と2棟にした場合と、やっぱり工期が違ってきます。きょうの御説明にもございましたけれども、もう後がないようなところで今進めておりまして、本庁舎の耐用年数を超えて建物計画を立てるのは、ちょっと無理があるというふうに考えておりまして、2棟の場合だとどうもそんな感じがあるものですから、一体でどうかなということで計画をしたということ。その辺についての御見解を、まず確認しておきたいと思います。  それから、駐車場の問題です。これは今現在、議員の皆さん方はもう、本当に365日、土日を除いて毎日、土日出ている議員もおります。そういう状況の中で、駐車場はどうしても必須になります。相沢和紀委員から御質問ありましたけれども、これをどう考えたらいいかということを御当局にまたお聞かせいただきたい。  それから、田村稔委員からありました、多目的というのは、かえって使い勝手が悪いということがある。これはそういうケースもあるということでございますけど、御当局としては、その辺どのようにお考えになっているか。この三つ、まとめて要領よくお話しいただければありがたいんですけど、いかがでしょうか。 50: ◯庁舎管理課長  まず、一体か、単独かという部分なんですけれども、初めに議会棟議会機能あり方について、議会のお考えをお願いしますという時点から、私どもとしては議会から出された意見を尊重しようと思っていましたので、我々として一体棟が必ずとかという考えは、もともと持ち合わせてはおりませんでした。  実際、スケジュールとして組み立てるときに、議会棟を先行して建てるときは、そこの部分で資料にあるように22カ月かかるんで、その分ちょっと行政棟の工事がその後になってしまうので、ちょっと耐用限界に間に合わないスケジュール感になったなという、そういったことでございます。  駐車場については、これから御議論されていくと思いますけれども、我々としては、議会事務局考え方とも調整をしながら、また引き続き検討していくものだと思っています。 51: ◯委員長  多目的ということについては、特になければ、参考にということでも結構ですが。 52: ◯花木則彰委員  例えば、資料1の延床面積のところに、地下駐車場や駐輪場等を含むということで、この6万5900平米という面積ですけど、この算定の中には地下駐車場というのはどのくらい見込んでのこの面積なのかなと思いまして。 53: ◯庁舎管理課長  今ちょっと正確には把握してないんですけれども、現在、私どもが抱えている本庁に置いている公用車と、あと今実際に議会、議員の駐車場スペースというのがありますので、そういったものが全て入る駐車場として想定はしております。 54: ◯菊地昭一委員  構造上、地下3階になっているけど、地下3階以下の、要するに地下4階とか地下5階という構造は無理なの。 55: ◯庁舎管理課長  地下を深く掘れば掘るほど、事業費がかかりますので、地下3階程度であれば、現状の駐車場スペースあるいは設備、機械室とかそういったものが入るという想定で、現在のところ地下3階までということに想定をしております。 56: ◯菊地昭一委員  お金かかるのはわかったんだけど、技術的にはどのくらいできるの。事業費別にして、技術的に、例えば地下4階、5階ということは。議会棟あり方の中で、どこの国だか忘れましたけど、地下に議会棟があるという、たしかニュージーランドだったかな、どこかあるんですよ。そういう例がね。ですから、私、技術的にどの辺まで地下は可能なのかなっていうのが聞きたかっただけです。 57: ◯庁舎管理課長  技術的には、今の建築技術であれば、どこまでも掘れるんじゃないかとは認識しています。 58: ◯佐藤正昭委員  時間ないですから2点。やはり、先ほどからの議論を聞いていれば、我々、図書室なんていう問題は、これ50万都市前の設計で、蔵書の数とか、今の状況とかに照らして、これはそこからどうするということではなく、改めて考えたほうがいいと思いますし、先ほどの木村勝好委員の意見、控室の前に役所の職員がいっぱい立っているという、待たせているのか、早く来てしまっているのか、時給高い人たちいっぱいいるんで、そういうことからすれば、このことはぜひ当局と議会との間でよくミーティングしたほうがいいと思います。 59: ◯委員長  いずれも議会でこうしたいということから始まりますので、その辺を踏まえながらお願いいたしたいと思います。  まず、さまざまな御意見をいただきました。本日いただきました御意見を踏まえて、議会棟及び議会機能あり方について、また、正副委員長で整理し、まとめて素案を作成いたします。次の委員会までにはお示しをしたいというふうに思っております。  次回は、そのお示しする素案をもとに意見交換をしたいと思っております。各会派での御検討をさらに深めていただければありがたいというふうに思います。  それでは、そのように進めたいと思いますが、何か御意見ございましたら承ります。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 60: ◯委員長  それでは、次回の委員会についてでございます。  年間開催日程の基づきましては3月15日午後1時から予定どおり考えておりますが、よろしいですか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 61: ◯委員長  それでは、そのようにいたしますのでよろしくお願いいたします。  以上で予定しておりました日程は全て終了いたしますが、重ねてお伺いいたしますが、何かございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62: ◯委員長  なければ、以上で、新たな本庁舎議会棟整備調査特別委員会を閉会いたします。...