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  1. 仙台市議会 2017-11-20
    新たな本庁舎・議会棟の整備調査特別委員会 本文 2017-11-20


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、新たな本庁舎議会棟整備調査特別委員会を開会いたします。  本日は、説明員として財政局関係職員及び議会事務局職員に御出席をいただいております。  本日の進め方についてでございます。  本日の日程は、お手元に配付の日程に記載のとおりでございます。本日は、本庁舎建てかえに関する事項について及び議会棟及び議会機能あり方についての2件について、持ち帰りとなっておりましたので、それぞれ各委員の御意見を伺い、協議してまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いをいたします。  それでは協議に入ります。  まず初めに、お手元に本委員会運営案を改めて配付しておりますので、ごらんいただきたいと思います。  まず、前回委員会木村勝好委員から、資料2の調査項目について、本庁舎建てかえについてと議会棟及び議会機能あり方について、調査の順位として本庁舎建てかえが1番目に来たほうがよいのではないかという御意見をいただきました。この件につきまして、副委員長とも相談をし、資料のとおりの順に変更いたしております。  次に、同様に前回委員会花木則彰委員から、3の調査方法(1)ですが、これについて、各会派としての考え方を持ち寄るということについて、各会派ではなく、委員としての考えということではないかとの御意見がありました。この部分については、委員会として特に議会としての考えをまとめていくことが求められていることを考慮しまして、会派としての考えを持ち寄るなどと、などを加えました。各会派としての意見を持ち寄るかどうかはそれぞれの委員の御判断ということにしまして、委員会としてのまとめをしていきたいと考えております。資料のとおり修正したいと思います。  以上のような運営案ということで整理しておりますので、よろしくお願いをいたします。  この件について御発言はございますか。(「なし」の声あり)  なければ、そのようなことで進めてまいりたいと思います。  次に、本庁舎建てかえについてでございます。  前回委員会で御説明いたしましたが、第1回の有識者会議において協議いただく予定の項目として、具体的には、前回委員会資料3、新庁舎コンセプト検討視点について、資料4、新庁舎の立地の考え方について、資料5、新庁舎事業手法についてでございます。この資料3から5について前回説明いただきましたが、まずはこの件について、改めて御当局への質疑があれば御発言をいただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。ございませんか。(「なし」の声あり)  なければ、この3項目については持ち帰りとなっておりましたので、それぞれ各委員の御意見を順次伺いたいというふうに思います。どうぞよろしくお願いをいたします。順次ということでまいります。 2: ◯柿沼敏委員  私の考え方を申し上げさせていただきます。  会派としては、今、いろいろ検討しているさなかでございまして、ここで今の時点でこういうふうな会派意向ですというのは差し控えさせていただきたいと思います。  私個人でございますけれども、本庁舎建てかえにつきましては、私は、この敷地内で建設すべきだなというふうに思いますし、資料の中にも一部出ておりますけれども、他の施設との併設等々については、慎重かつ慎重であって、どちらかというと併設はないほうがいいのではないのかなというふうに思っております。それぞれの議会棟を含めてどのような機能を持たすということにつきましては、有識者会議の内容もございますでしょうし、それぞれの会派意向あるいは皆さん方意向もございますので、それ以上のお話はございません。そのようなことから申し上げますと、現在のここの所在地に建てかえるべきであって、単独建てかえるべきではないのかなというのが私の考え方です。 3: ◯佐藤正昭委員  過日、会派会議を持ちまして、このことについていろいろお話をさせていただきました。その中で、我が会派としてもいろんなさまざまな意見が出たんでありますけれども、特徴的なものにしてほしいだとか、どうせつくるんだから個性のあるものをだとか、先見性に富んで、また諸外国ではこの市庁舎シティホールというと。だから、みんなが、市民が集まれるようなそういう場所にしてほしいとか、また、いろんな意見の中には、バスプールをここの中に併設をしていったらいいんじゃないか、また、シェルター機能、今防災、北朝鮮の問題等ありますから、そういうものも併設していったらいいんじゃないかという意見とか、また、今こそ木造でつくることはできないのかという話や、また、市役所職員もいるわけですから、保育所なんかも併設したほうがいいんじゃないかと。地震に強いということは、ここは防災の本部になるわけですから、当然のことだという意見とか、あとは逆な意見では、コンパクトな本庁舎が今こそ必要ではないかと。新しい時代、これからIT化とかIoTだとか、いろんな中にしっかり対応できるように、あとは新しい庁舎を何年もたせていくんだという、そういう議論も必要でないかという、そういうさまざまな意見が出たわけでありますけれども、この問題、大きな問題でありますから、我々としては、各会派とこの委員会委員とがしっかりキャッチボールをしながら、英知をここに持ち寄って、その中でいろんなことを進めていく発想だとか知恵が、我々議会側にも求められているんだろうなという、そういう感じのお話をしてまいりました。また、幅広の議論が必要でありますから、相当数回数も重ねなきゃいけないし、そのために会派での議論というものをしっかりみんなで促進をさせながら、しっかり委員会会派がキャッチボールできるような、そういう委員会にしていきたいなと思っておりましたし、また、しかしながら、幅広のものですから、絞り込んでいくということが大切だと思うんですよね。  例えば、資料3の新庁舎コンセプト検討視点の整理なども、実際、災害対応からいろいろ書いてありますけれども、この中で、果たしてどれが一番大切なんだと。並列に書いてありますけれども、どうしてもその中では重きを置く問題とそうでない問題があると思いますから、それをしっかりと重きのあるところを上にして、しっかり議論をしていかなければいけないと、そのようなことなどもあると思います。
     今まで、会派としてはそういう議論をしてきたということで、まずは御報告とさせていただきたいと思います。 4: ◯菊地昭一委員  第1回では当局説明を聞かせていただいて、これまでも新庁舎考え方については示されていたこともありますので、これまで定例会などでも、うちの会派としても質問をさせていただきながら、一つは、現地建てかえは、さまざまな検討する上でやむを得ない部分があるのかもしれないという質問もさせていただきましたし、もう一つ複合考え方というのも質問させていただきました。特に、豊島区役所の例など出させていただいて、分譲マンションとの複合というのも質問させていただきました。  この前の説明を聞きますと、なかなかその複合棟は難しいようなそういう説明でもありましたけれども、私たち、ある意味では議会側は、具体的な建設に関する詳細な知識は持ち合わせていないので、それが、例えば設計上無理なのか、お金がかかるから無理なのか、要するに、難しいという部分で、どういうような見解で難しいのかというのも含めてしっかりと検討していただきたいというのと、細かいところまで私どもが、ここをああいうふうにつくれ、こういうふうにつくれというのは、基本的な私たちの意見とするところではないと思いますので、あとは、詳細は具体的な形になっていくんでしょうけれども、その基本的な考え方だけは市民にオープンにするであるとか、そういうものだけはしっかりとやっぱり言っていかなければだめなんじゃないかなと思いますので、どちらにしても一気に10年ぐらいかかるのが5年になるわけでもないので、しっかり検討もした上で進めていけばいいのかなと思いますので、基本的には会派としては、現段階ではそういう考えです。 5: ◯花木則彰委員  会派としてまだまとまっていないということは、私どももそういうことなんですけれども、こういうことを、庁舎問題について考えていく上で大切なことを、やはりちゃんと検討できるような委員会にするべきだというふうに思っています。  一つは、コンセプトという言い方で合っているのかどうかわかりませんけれども、要は庁舎建てかえが必要だということはもう大体わかると。お金も300億なり、そういうオーダーでかかってくる話だと。でも、時間もまたかかっていくと。こういう取り組みをしていくわけですから、やっぱり市民皆さんによくわかるように、それで建てかえの意義が理解されるように、そういうふうにしていく必要があると思っているんです。特に仙台市の場合は区役所制度になっていて、いろんな市民の方々が、区役所には行くんだけれども、本庁舎にはほとんど今用事がないんですよね。そういう中で、市民から見て市役所庁舎建てかえというのが、本当に必要だと感じられるのか。こういうふうな市庁舎になるんであれば、その意義もあるよねという、市民から見て、魅力的なといいますか、今回の建てかえなら建てかえによって魅力的なものになるようにしていく必要があるということと、そういう意味では、要は区役所市役所の役割の分担のあり方や、それから、市役所ではどういうことが市民にとってやってもらえる場所になるのかということなんかの検討も必要なのじゃないかなというふうに思っています。  その中では、一つは、議会棟も含めますけれども、やはり市民に開かれた議会だとか、あるいは市役所になっていくということを体現できるような建てかえというものができないかというのは一つの発想としてあって、今、インターネットでも何でもいろんなことを市民が疑問に思ったら聞けますよとはなっているんだけれども、もっと気楽に来て、市政のいろんな分野について、聞いたり、教えてもらったりすることができる。また、市民としての意見を発表できるようなそういった場所に、市の当局の側も、議会の側もできるような、そういった方向性を持った建てかえになればいいんじゃないかなというふうには思っています。  その上で、最後、当然そのコストの問題がありますから、どんどんお金がかさんでいくということは、やっぱりこれは理解されないわけですし、どういうところでその必要なコストというのを明確にできるのかというのは、技術的な問題もかかわりますけれども、必要な検討に入るんじゃないかなというふうに思っています。 6: ◯相沢和紀委員  本庁舎建てかえに関して、以前、私、一般質問において、市立病院の跡地を利用して新設すべきだという提案をさせていただきました。しかし、ほかの分離した今の上杉分庁舎を含めてこの辺に集中している、そういったことも含めて、その案については採用がなくて、東北学院大学に売却されたという経緯がありますので、この点についてはいたし方ないのかなと。そういう点で考えますと、新たな用地を取得するということを考えた場合に、非常に時間を要する。そうすると、タイムテーブルに示されているような建設、10年以内に建設ということについては非常に危うくなるという点からすれば、この現地に建てかえということが、今現在の観点で見ると最適なのかなというふうに思います。  もう一つは、議会棟を、県もそうですね。本庁舎、それから、議会棟、そして警察棟と三つに分かれているわけですけれども、そういった分離をして建てるのがいいのか。昔から議会棟が別々にあって、ステータスというふうなものがあったかもしれません。しかし、コスト的に考えた場合には、今主流となっているのは、1棟の中に、本庁舎に中に議会棟も含めて建設をする、神戸市もそうですし、今新しくつくられつつある建物もそういう状況じゃないかなというふうに思います。そういった意味では、コストの節約という点でいえば、議会棟というのを分離しないで一体のものとして整備すべきじゃないかというふうに一つ考えます。  もう一つは、この現庁舎が約50年前に建てられたわけですけれども、そのときの要素としては、仙塩合併というものがありました。塩竈市や利府町、多賀城市を含めた仙塩地区合併をするんだと。そのために、より大きなスペースが必要だからということで建てたというふうに理解をしています。ですから、私が入庁した四十数年前のときには、6階とか7階とか、6階はほとんど使ってなかった。しかし、その後、人口の増加、また合併によって市政区域人口がふえました。ただ一方で、政令市になって区制がひかれて、各区に業務が分担をされたと。そういう意味では本庁舎機能が、スペースも含めて足りるかなと思ったんですけれども、そうではなかった。合併して各5区役所ができましたけれども、それでも庁舎スペースが足りなかったという現実があります。ですから、今後、人口減少社会に入っていくというふうにされて、これが目いっぱいだからこの程度でいいだろうというふうに考えることもできますけれども、少し余裕を持ったスペース考えるべきではないのかというふうに思います。  この間、音楽堂音楽ホールとの合築とかという話が出ていまして、これはちょっと難しいというのもありますけれども、私は少なくともワンフロアを予備にとって、その間、使うことができないのであれば、仙台に欠けている美術館なり、そういったものの市民が集える展示のスペースにしておくということも考えられるし、逆にそこを業務が多くなって使ったとしても、その後にもまた活用ができるのではないかというふうなことで、私の一つの案として提案をさせていただきたいなというふうに思っております。  細かな部分については、会派の中でこの間いろいろと他都市調査常任委員会視察等を含めて、全員で会って意見を交換する場がありませんでしたので、あくまでも今述べたのは私の個人的な見解ということで、今後の中で会派の中の意見も含めてお出ししていきたいというふうに思っております。 7: ◯田村稔委員  前回委員会でも発言をさせていただきましたけど、本庁舎建てかえというのはね、その本庁舎というのは行政事務をする場所、それをつくるということだけではなくて、私はやっぱりこの市庁舎というのはですね、市庁舎を中心として半径1キロぐらい、その程度の近隣の施設を含めたまちづくり中核施設をつくる、そういうような都市計画を私はしていかなくてはいけないというふうに思っております。それだけのやっぱり重要な施設でありますので、近隣の施設、お住まいの方々、いろいろ含めた中において、その中核となるまちづくりの中心に私は市庁舎があるべきであると。そのためには本庁舎にはどういう施設が必要か。商業施設が入るべきか否か、いろんな議論が行われていくのではないかなと。だから、半径1キロ四方のそのまちづくりということを私は考えていかなくちゃいけないというふうには考えていました。そういう中で、それではどういう本庁舎というのが必要かということがだんだん求められてくるんではないかなというふうに思っております。 8: ◯村上かずひこ委員  この庁舎建てかえについては、会派内でもいろいろ議論はありますけれども、さまざまという形で一つに集約することはなかなか難しいんですけれども、私の皆さん意見を聞いた中から考えを述べさせていただきますと、まずコンセプトとしては、やはり災害を経験した仙台市が、災害対策活動中枢拠点として十分に機能でき得る庁舎建てかえるということと、特徴的なことを出すには、やはり私はまだ複合化音楽ホールとの複合化ということにはまだ捨てていませんけれども、この事業費についてはですね、単独整備する場合よりも複合化したほうが高額化する可能性があるということなんですが、これは要するに単独で別々に建てた合算した費用よりも高くなるという意味なのか。単独建てるよりは高額化になるのは当たり前の話なので、どういう意味なのか。単独、別々に建てるよりは、私、少しでも節減できるんであれば複合化も、特徴を出すという意味でも、音楽ホールとの合築についてはまだ検討すべきと思っております。 9: ◯委員長  今の御質問的な御意見については、終わった後で御当局に改めて説明を求めたいと思います。 10: ◯木村勝好委員  うちのほうの会派でも若干議論はしましたけれども、いろんな意見がありまして、なかなかまとまるという状況ではございません。これからも引き続きいろいろ議論をしてまいりたいというふうに思っております。  私、この委員会で、具体的なその庁舎建てかえ問題について、技術的な面も含めて、議会としてどの程度のところまで踏み込んだことが言えるのかどうかということについては、いろいろ検討する必要があるのかなと。一般論としてはいいんですけれども、今ほどもちょっと何人かの委員さんから出ましたが、その具体的な建築ということに関して、なかなか専門的知見ということは難しい面もあるわけですから、その辺は十分考えながら対応しないといけないのかなというふうに思っております。  それから、そのことも踏まえながら、私個人の考え方も若干述べさせていただくと、前にも何回か本会議等質問してますけれども、決して市役所庁舎というのは職員のためのオフィススペースではないわけでありまして、やはり一番大事なのは、大震災とかそういった非常事態があったときに、十分、市民の安心・安全を守るためのいわば司令塔になれるような、そういう機能をきちんと果たせるということが一番大事なことだろうというふうに思います。  それからもう一つ大事なのは、現庁舎、引きずって使ってもおのずと限度が来るわけですから、それまでの間には、建てかえがなされ、完成して使えるような状態になっていないといけないということの一方における時間的制約というのもやはり念頭に置かざるを得ないのではないかなというふうに思っております。  その上で、それらを踏まえて考えるとすると、まず一つは、頑丈で長もちするものというのが非常に大事な命題なのではないかなと。いろんな特徴を持たせるのはいいんですが、いろいろ特徴を持たせることによって、長もちしないものであるとか、あるいは脆弱なものになってしまったのでは本末転倒なので、やはり少なくともこの現庁舎よりもさらに長もちするような建物でなければ意味がないのかなと。30年、50年でまた建てかえなきゃいけないというのではなくて、やる以上は100年はもつというようなものにやっぱりしていく必要があるのではないかなというふうに思います。  そう考えると、先ほどどなたかおっしゃっていましたが、その当時は広過ぎると思ったのが、実際にこうなってみると狭いという状態になっちゃったといったようなこともありますので、やはり私は、そういったことも考えれば、でき得れば単体で、しかもシンプルなもので、スペース余裕のあるようなものをやっぱり考えていかざるを得ないのかなというふうに思っております。  あとはもう一つは、現庁舎の、言ってみれば耐用年数との競争という面もあることを考えれば、やはり別の場所を探すというのはなかなか時間的に厳しいものがあるのかなというふうにも思っておりまして、そういう中でいろいろ議論しながら、なおその中に、じゃあ議会機能をどう入れていくのかというその議会機能の面については、我々として少し突っ込んだ話もしてもいいのかなというふうにも思っていまして、今のところそんなふうに捉えております。 11: ◯委員長  ただいま言及されました議会棟につきましては、また、きょうこの後で御意見を伺うことにしておりましたので、よろしくお願いをいたします。  各委員皆さんから御意見をいただきました。御意見の中で、村上かずひこ委員から、複合化の中で音楽堂を取り入れることに対しての御当局前回説明について、まだ疑義があるというふうなお話がありましたけれども、その件について、この際、改めて御説明いただけますでしょうか。 12: ◯庁舎管理課長  もし、前回資料をお持ちでいらっしゃれば、資料5をごらんください。  資料5の右側に、音楽ホールとの複合化ケーススタディ結果ということで資料のほうに載せてございます。その中の中段あたりに、計画・施工というところがありまして、そこの一番下のほうに事業費という欄がございます。こちらの内容を詳しくまた改めて説明をしたいと思いますけれども、まず、この資料の左側の縦型複合化という事例ですけれども、例えば、大阪市のフェスティバルタワーのように音楽ホール最初下のほうにつくって、その上に行政庁舎を載せるような建て方となってございますけれども、こういった工法の場合ですと、音楽ホールの場合は、ホールのほうが大屋根というか大空間になっています。その上に庁舎建設するということで、庁舎のほうがかなり重量が重いわけですから、それを支える工法として特殊工法、鉄橋なんかをつくるような土木工事で使うような特殊工事が必要になると思われています。そういった特殊工事のかかる費用が、まず相当かかるのではないかということです。  なお、駐車場用地はどちらにも共通するんですけれども、縦型、横型の場合でも、こちら現在の敷地のような範囲で建てるとすれば、駐車場をつくる際に音楽ホール行政庁舎のほうで結構敷地を食ってしまうので、恐らくその隣に平面駐車場あるいは立体駐車場という余裕がなくなるだろうと。そうした場合に駐車場用地を別途確保する、もしくはこちらのほうの施設の地下に駐車場を設ける必要がありますけれども、現在の想定では、庁舎のほうは公用車、来庁者用駐車場を含めると、おおよそ400台くらいの確保を目指しております。また、音楽ホールにつきましては100台規模の駐車場が必要かと認識しておりますので、合計500台分の駐車場の確保がなかなか難しいので、そういった部分でも事業費が増加するのではないかという見込みです。  また、右側の並列した横型の複合化の場合も、駐車場に関しては同じような理由で事業費がかかるわけですけれども、どちらもですけれど、敷地の中で建設するとなると、いわゆる工事ヤードといって工事車両が入るスペースあるいは現場事務所とか、そういった設置をするのにかなり狭くなりますので、そういったところでまた別な土地にそういったものを用意するなどそういった施工性の悪化により事業費がふえたり、あるいはスケジュールが少し延びていくというようなところで事業費が今よりもかかる可能性があるんじゃないかという、そういう見立てでございます。  つくり方によっては、行政庁舎音楽ホールのいわゆるロビー部分などの共用化や、そういった部分で、いわゆる安くなる部分もあろうかとは思いますけれども、全体を考えると、それよりも増して事業費が高額になるのではないかという、可能性があるという表現で書いてございます。 13: ◯柿沼敏委員  今の説明ですけれども、事業費コストは、私は本当にその目的が達せられるんなら、コストの話を余り重点的に論ずるべきではないと思うんですよ。やはり併用、複合するか、あるいは同じ敷地の中に、建物が同じなのか、横なのかは別にしてもですね、完成した後の後利用ですよ。活用をどうするか、利用をどうするか、そのときの使われ方によってですね、本庁舎音楽ホールあるいはその他のものとのつながりというのは、非常にバランスというか、異質なものがあるんですよね。そうすると、今共用化の話がありましたけれども、共用の部分一つとっても、後々問題になる。だから、努めて、さっき木村委員も話していましたが、単体でシンプルがいいと思っている一人なんですが、全国で今のような建設をした例がありますよね。そこのところを私もちょっと視察して聞いてきたんですけれども、やはりよしとする話は出なかったです。難しい、運営が非常に難しいという話は出ましたけれども、よしという話は出ない。だったら、やっぱり併設と、あるいはそういう一つ建物の中にということは、単なる事業費の問題でなくて、もう少し当局でですね、後のその利用、活用、そしてもろもろの音楽ホールならバックヤードも要るわけですよね、等々含めてどうなんだというような、後々のことを考えて、運営面を考えて、やっぱり難しいんですよというお話をぜひいただきたい。事業費だけではないと、私は強く訴えたいと思います。 14: ◯庁舎管理課長  ただいま事業費に関する御質問でございましたので、事業費に特化して説明をさせていただいたわけですけれども、こちらのほうの運用・将来というのが下のほうにも書いてございますけれども、こういった施設合築した場合は、それぞれ、行政庁舎の場合は、いわゆる開庁日というのがあるので、いわゆる平日だけを考えておけばいいんですけれども、音楽ホールの場合は、中身によっては365日運転をするということが想定されますので、それぞれの、例えば停電とかそういった点検、日常点検をやるときでも、あるいは修繕を行うときでも、それぞれの運営に支障のないように調整をしなければならないので、そういった調整もなかなか難しいだろうと。  あと実際には、もし敷地内に目いっぱい使ってしまうと、実際、災害時に避難する、屋外退避スペースというそういったものの不足とかも懸念されたり、あるいは将来、建てかえをする際に、なかなか現地でもう一回再建するというのは、それぞれ全面解体をしないとできなくなるなど、そういったところも総合的に考えると、なかなか課題が多いなという、そういうふうなことで認識しております。 15: ◯副委員長  一委員ではございますけれども、会派意見も踏まえて発言させていただきたいと思います。  この委員会、そもそも有識者会議、5回予定されておりますけれども、その有識者会議に対して、どのような形で議会として提言、基本的な考え方あり方を申し上げていくかというところが、我々に課せられた、この委員会に課せられた役割だと思っております。  今回、本日はコンセプト、立地、事業手法という三つについて、議会としてどう考えるかということで皆さんから御意見をいただいておるわけでありますけれども、例えばコンセプトについては、基本的な理念であったり、市役所に対してどういうふうに基本的なあり方考えていくのかということを申し上げていかなければなりません。1回目が12月の末に有識者会議が予定されている中で、我がこの委員会としては、次の委員会までに具体的に議会として提案を、提言をつくり上げていかなければならないということであります。  例えば、このコンセプトについて、前回委員会皆さんのほうにも配付させていただいておったはずでありますけれども、具体的には横浜市や京都市、川崎市、千葉市は、具体的にこのコンセプトを5項目から6項目つくり上げながら議会から提言をし、進めているということもあります。中身を皆さんも目を通していただいているかと思いますけれども、やはり大方の今申し上げた市では、具体的には危機管理の中枢的な役割であったり防災拠点という役割、または災害的な対策の中枢拠点と、こういった共通な認識を持っているところもありますから、これは当然、本市としても具体的には取り入れていかなければならない基本的な考え方になるのかなと思っております。  そんな中で、それ以外のところで具体的にはじゃあどういうふうな考え方を我々が提言していくのかというのは、本市としては、それ以外の独自性を持った形で何をこの市役所コンセプトとして持たせるのか、ユニバーサルデザインなのか、もしくは先ほど各委員のほうから発言がありましたけれども、この市役所市民活動の拠点となったり、にぎわいの創出となったりするような役割を持たせていくのかという、より具体的な考え方も示していく必要があるんではないかなと、私としては考えておりました。  そんな中で、例えば会派のほうからも、先ほど佐藤正昭委員発言されたところで、それ以外のところで発言があった中では、例えば、現状の市役所の利点としては、やはり市民広場と一体となった市役所の活用の仕方というのも、今後も考えていく必要があるんではないかであったり、ICTを念頭に、これからの時代にふさわしい施設を整備する必要があるんではないかであったり、あとは、これまた先ほど委員から発言ありましたけれども、やはり今後の本市のまちづくりに大きな影響力を及ぼす可能性の高いこの市役所本庁舎でありますから、まちづくりの魅力づくりにどういうふうにつなげていくのかというところもしっかり考えるべきではないかと。  また、あわせて、一体50年なのか、それとも100年なのか、どれぐらいの耐久性を持った市役所を具体的に提案して考えていくのかというような発言もありました。また、将来を見据え、人口減少時代を見据えながら、大区役所制をこれからもとっていきながら市役所を整備するのであれば、コンパクトな市本庁舎あり方があってもいいんではないか。また、より具体的にまた話がありましたが、木造等を積極的に取り入れられた先端技術を生かした市役所仙台市の独自性を持った市役所を整備すればいいのではないかと、こういった発言たくさんあったわけであります。こういったところ、本市として共通の視点として必要なもの、役割、あり方のほかには、本市として具体的にどういうふうな独自性を持ったコンセプトを取り入れていくのかというのを、より具体的に議論し、委員会としての提言をまとめていく必要があるんではないかなと考えておるところであります。 16: ◯委員長  各委員からそれぞれ、基本的なことについて、また、物によっては具体的な御提案までいただいたわけでございます。  申すまでもないことですけれども、今後、また委員会を重ねるごとに意見をいただけるわけでございますけれども、この際、各委員のお考えをさらに深めていただくためにも、あるいは会派によっては会派の中で議論を深めていただくためにも、各委員から出されたお考えについて、確かめておきたいとか重ねてお聞きしたいということがあればお聞かせをいただきたいと思いますけれども、いかがでございましょうか。 17: ◯佐藤正昭委員  ちょっと確認なんですけれども、この後、有識者会議が開かれるわけですけれども、やはり我々と有識者会議でそごがあってはいけないと思うんですよね。我々、この資料を出されたわけですけれども、有識者会議にも同じ資料を出していくということの認識でこれよろしいんでしょうか。それとも、もっと何か別な、別建ての分厚い資料有識者会議には出されるんでしょうか。その辺のところについてお聞きをしたいなと思っております。 18: ◯庁舎管理課長  有識者会議の1回目で、本日御議論いただいているコンセプト建てかえ場所事業手法について、御意見、御提言をいただくわけですけれども、今予定している資料につきましては、同じように、この間説明した検討報告書の内容、あと今お示ししています資料3、資料4、資料5については細かい資料になっていますので、あれについても御説明をします。  このほかに、仙台市としてどう考えるかというようなそういうさらにたたき台みたいなものを用意をしないと、なかなか有識者会議の中では、第1回目の中で御議論していただくためには、そういったものも用意しないといけないかなと思っていますので、そういった資料を今作成をしているところです。 19: ◯佐藤正昭委員  それであれば、そういうものを今たたき台として用意をするということであれば、ぜひこの委員会にも同じ資料を出していただいて、並列の中で議論をしていくということが、私は必要だと思いますし、今までの既存のいかにも役所的なやり方というのを踏襲している資料になっていて、こういうので方向性ということが少しずつ絞られてくるのかなとは思うんですけれども、その中でも、項目によっては大切でない項目であったり、別な項目がもっと上位で、ここが大切であったりということがあるんでしょうし、もう一つ、言い方を変えれば、例えば先ほど橋本副委員長のほうからも出たんですけれども、大区役所制と市庁舎の問題とか、この辺のことについてどの程度、この前段の中で検討してきたのか。そして当然、人口減少社会に入っていくわけでありますから、そういうこと。あとは、今ちまたでよく言われているのは、AIだとかIoTによって役所の仕事が減っていくんじゃないかと、劇的に減っていくんじゃないかなんていうことも言われているわけですから、その辺の検討なんかも当然なされて、このものに至っているんだろうなとは思うんですけれども、役所の不得意なところに、よく縦割りの中でほかとの連携ということがうまくなくて、行ったり戻ったりということがないように、ほかと横の連携、斜めの連携をうまくとっていただいてスムーズに進むようにぜひしていただきたいし、先ほどの資料は、ぜひ我々委員にも一緒の資料をいただきたいなと思いますけれども、委員長の御指導をお願いいたします。 20: ◯委員長  この件について、委員皆さん、何か御異論はございますか。(「ありません」の声あり)  なければ、それでは、委員会として、今、佐藤正昭委員の質疑にもありました、仙台市が考える専門家委員会に提出する資料、同じものを提出いただくと、こういうふうにお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 21: ◯庁舎管理課長  これから作成してまいることになるんですけれども、有識者会議という会議に出す資料なので、前回資料もそうなんですけど、我々内部で確認をしてからじゃないと、ちょっと外に出せないことになるものですので、そういった手続を経て、まだ、12月1日が次の会議でございますけど、その後にもさらに確認をする場面があるので、あくまでたたき台の案という内容でお示ししたいと思いますので、その辺を御了承いただければと思います。 22: ◯委員長  それで結構だと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 23: ◯田村稔委員  今まさに御質問ありましたけど、これは資料というのは膨大な資料で、特に建設に関しては専門的な資料が大分出てくると思うし、見たい気はするけど、見ても理解できるかどうかというのは正直あります。  それよりも私は、これから本庁舎建てかえまでに、本当に検討項目は膨大なわけですよね。間もなく有識者会議始まりますけれども、少なくとも議会の総意のような形で、その有識者会議に、少なくとも建設場所は現地建設議会としては強く望みますとかというような、まずそのぐらい一つは決めていかないと、どんどんどんどん逆に有識者会議のほうが先に行っちゃったりするのでね、少なくとも議会の総意みたいな形で、総意というかこの委員会ですけれども、委員会としてそういう意見が非常に強かったと、それが一つにまとまったぐらいは、有識者会議に伝えてもいいんじゃないかなと私は感じるんですけど、いかがでしょうか。 24: ◯委員長  御指摘のとおりでございまして、我々、今、意見をいただきましたのは、そういう方向で有識者会議議会意見を届けるということでございますので、御理解いただきたいというふうに思います。  だんだんと議論が進む中で具体的な話になってまいると思いますけれども、田村委員の御指摘のとおりのことでこの委員会は進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  後でお諮りしますけれども、12月の初めには第2回目の委員会も予定しております。そこで議会としてのまず最初の、できれば意思統一できるようなものにしたいと思いますし、統一できないものもあるいは出るかもしれませんが、そういう場合は並列で整理した上でお届けをするようにしたいと、こんなふうに考えております。よろしゅうございますか。(「はい」の声あり)  では、委員同士でお互いに確かめておきたい、さらにお聞きしたいということがありましたら伺いたいと思います。 25: ◯木村勝好委員  念のためにもう一回確認みたいな話になりますが、この間お配りいただいた資料2というのがありますよね。この資料2の中に、今ほどお二人の委員からも、また委員長からも説明ありました、私どものこの委員会有識者会議の、言ってみればお互いにこういうことをしている、こういうことを考えているというののやりとりのようなことについて、この点線の矢印で書いてありますよね。これがまさにそういうことなんでしょうか。  要するに、つまりここでこういう議論をしているということを、有識者会議のほうにもお伝えをする。あるいは有識者会議でこういう議論があったということもこちらのほうに伝えていただける、こういう意味での相互の、お互いにやっていることを承知した上で進めると、そういう意味ですね、これは。 26: ◯委員長  そういう意味前回は御説明申し上げたところですが、確認を改めて今求められましたので、重ねて申し上げます。そのようなことでございます。 27: ◯木村勝好委員  具体的にメモのようなものをお出しになることになるんですか。 28: ◯委員長  後でこれもお諮りしようと思います。次、議会棟のことについても御意見をいただきたいと思っておりますが、新庁舎について今意見をいただいております。次に議会棟についての御意見もいただきます。それを整理して、議長にお届けしたいというふうに思います。議長から市側に議会の現在の意見ですということでお届けいただくと、こんなふうに考えております。 29: ◯木村勝好委員  わかりました。 30: ◯委員長  委員同士で質疑応答がないということであれば、次に進んでまいりたいと思います。  先ほどもちょっと触れましたけれども、基本的な考え方、物によっては具体的な御提案もございました。第1回目の有識者会議議会の現在の意見ということでお届けすることを考えております。ということで、議長に一応報告するということになるわけですけれども、きょういただいた御意見を整理して、そして、次に予定される委員会委員皆さん方に報告を申し上げて御議論いただきたいと、こんなふうに考えております。ということで、きょういただいた御意見については、我々、委員長、副委員長に整理をお任せいただきたいと思いますけれども、いかがでござましょうか。 31: ◯相沢和紀委員  確認ですけれども、ということは、きょうの議事録が精査されて出てくるということでよろしいですか。 32: ◯委員長  きょうの御意見を整理するということでございます。よろしゅうございますか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33: ◯委員長  それでは、御異議ないと認めますので、次の委員会で整理したものを御報告したいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  次は、議会棟及び議会機能あり方についてでございます。  この件については、前回、横浜市会の調査内容を参考に大きく四つ、具体的には基本的な考え方、形態、諸室の考え方、規模の考え方の4項目について協議、整理をしていくことでいかがかと私のほうから御提案を申し上げました。  また、その際、前回委員会ですけれども、花木則彰委員から、議員数、委員会数について、この委員会議論してまとめるということにはならないのではないかとの御意見もございました。この部分につきましては、議会棟の規模や議会機能あり方を協議するに当たっては、議員数、委員会数についても基本的な考え方として整理をすることが必要ではないかということで私のほうで御提案させていただきました。  私といたしましては、この部分は、現行の議員定数55人、現行の委員会数で議会棟の規模や議会機能あり方について検討していくことがよろしいのではないかと考えております。  この点について、各委員の御意見を伺いたいと思います。発言をいただきます。 34: ◯柿沼敏委員  先ほど来より一言事前にお話をすれば、有識者会議ございますけれども、やはりその協議を見守る、お聞かせいただく、情報交換するということは大変大事ですけれども、有識者会議を制約するとか、あるいは縛るような話は、やはり慎重であらねばならないなというふうに、この議会意見意見ですけれども、やはり取り扱いについては十分御配慮いただくように、よろしくお願いをしたいなというふうに思いました。  議会棟のことでございますけれども、やはりもろもろありますけれども、やはり一つには、新庁舎敷地建物の関係から判断をしなければなりませんが、やはり議会機能が十分充足されるような形、そして、今の現在より少し広目のアバウト的な考え方でいかないと、定数で委員会が何ぼでというよりも、今のありさまを少し広げたような感じのアバウトでおおよそこういうものじゃないでしょうかというようなまとめ方がいいのではないのかなと、そういうふうに私は思います。ですから、当然、有識者会議の中でも議会棟との合築というのでしょうか、棟が同じなのか、別棟なのかというのは、それぞれ今申し上げたように敷地建物の関連から、新庁舎建物の大きさ等々から判断されるというふうに思いますので、要は、繰り返しになりますけど、議会機能が十分に持たれる、果たせるような、存在感が明確になるような議会棟をつくってもらいたい。そこには、やはり市民から議会棟と、あるいは議会にというつながりというものを大切にしていただければなというふうに思います。 35: ◯田村稔委員  議会棟建設に関してね、今、柿沼委員も言われましたけど、議会機能、これが発揮できなければ意味ないわけで、それの考え方として、現在の議員数、それから委員会数、それを基本にお考えになるという委員長のお考えは、賛成です。全くそれが大事だと思います。それが基本だと思います。 36: ◯花木則彰委員  まず、議会棟の規模や機能考える上で、何かを前提にしなければいけないということで言うと、減らすべきとか、ふやすべきとかという議論よりは、まずは現状のもとで考えるという委員長の提案については、賛成をしたいと思います。  その上でですけれども、議会機能の充足ということで言うと、今の機能あり方といいますか、使い方といいますか、それを前提にするかというと、やっぱりそうではないと。もっと工夫できるところはあると思いますし、拡充しなければいけない機能もあると思いますので、そういう意味で、ここについてはもう少し、今のままというイメージから離れて考えていく必要があるんじゃないかなと思います。  例えばですけれども、堺市などはそうですけれども、委員会の数と委員会室の数が違います。要は、委員会室は三つしかないんですよ。委員会は五つなり六つなり前はありましたけど、今は幾つかちょっと、五つかなと思っているんですけど、それはなぜかというと、要は一斉開催にしてないんですね。同日開催であっても、午前と午後で分けて委員会を開催するということにすると、委員会室は、五つ委員会があったとしても、五つつくらなければいけないというわけではない。ですから、要は、機能の問題を果たすということと、議会棟の数とか広さだとかそういうことは、もう少しイメージをやわらかくして検討すべきだというふうに思っています。 37: ◯委員長  もちろんこのままで、ただ新しくするだけということではなくて、根本的に議論はスタートすることになりますので、共通認識にできればというふうに思います。 38: ◯佐藤正昭委員  今の委員長の提案で、現有の中でやっていくというのが最も現実的な捉え方なんで、そこからスタートすることに御異議ありませんので、それでお進めをいただいて、その中で先ほども言いましたように、柔軟性な話がどんどん出てくればいいかなと思います。よろしくお願いをします。 39: ◯木村勝好委員  私もですね、何かを前提にしないと議論は進められませんから、今の定数、今の委員会数、これを前提に議論をするというのには賛成です。  有識者会議でいろいろ検討していただくということに当たって、やはり議会棟の問題、議会機能の問題、議会あり方の問題については、これはお任せするんではなくてね、やはり我々が、自分たちはこう考えているよということをやっぱりきちんと強く押し出して、そのことを有識者会議側に了承してもらうという、基本的には私はそういうスタンス大事だと思いますので、ぜひそういう方向で取り組むべきではないかと思います。 40: ◯相沢和紀委員  私からも2点ほどお願いをしたいと思います。  前回配られた資料の中に参考資料として、横浜市の議会がとりまとめた新庁舎整備に向けた議会棟あり方(答申)というのがあります。このようなものを本委員会として、もしくは議会全体として取りまとめをして答申をするということで考えているのかというのが第1点。  それからもう一つは、いろいろ委員長の現時点からスタートだと、面積が狭いとか、会派控室の問題があるとか、それから、委員会室もぎゅうぎゅうだとか、いろんな問題があって、その現状をそれぞれが出し合って、この程度の広さにすべきだという議論をどんどん進めていきましょうというのは結構なんです。問題なのは、やっぱりね、そこで今までの踏襲として、例えば記名投票の際もしくは採決の際に、今、各議会棟でIC化が進んでいる中で、電子投票といいますか、ボタン操作だけでできるようになっているところもあります。また、質問のときに、大きな画面に質問のことを記した図とか、または動画などを映せるようなこともありますし、また一方で、委員会の中継をリアルタイムに全ての委員会室のことが広報できる、こういったことも今まさに新しい議会においては先行事例としてもうあるわけですね。そういったことを入れていくのかいかないのかということも、一方で議論をしていかないと、もうどん詰まりになって、これ入れてくれ、これは入れたら困るということになったんではね、大変ではないのか。ただ、そうすると、議会運営の在り方、議会運営委員会なり、また代表者会議で決めなければならないことも一方では並行してやっていただかないと、ここだけの建物をどうするかという議論だけではない部分が生じるんじゃないかというふうに私は考えます。ですから、その辺も、ぜひ議長を含めて相談をして、対応をお願いをしていただきたいなというふうに思います。 41: ◯委員長  今、相沢委員からの御意見、御質問の中で、まず、議会棟につきましては、四つの項目について検討したらどうかという提案をしております。もう一度申し上げますが、基本的な考え方、形態、諸室の考え方、規模の考え方、これにまた関連して具体的な電子化の問題とか、あるいは議会運営のあり方など出てまいると思いますけれども、この委員会議論をできるものについてはしていければというふうに思っております。  また、横浜市会のように、何か一つの文書にしてまとめて出すのかという御質問ですけれども、必要なときには委員皆さんの合意を得た上でそういう形も考えたいと、こんなふうに思っているところでございます。 42: ◯相沢和紀委員  一つはですね、この横浜市の方針にもあるんですけれども、十分なセキュリティー対策を講じることというふうにあります。もちろんいろんな関係で出入りする人がいる。過去には酔っぱらった人がきたとかいろいろありました。ですから、そういった部分のことに対してのセキュリティーは大変大事なんですね。  その一方で、市民に開かれた議会という意味では、余り事細かな規制をするということはいかがなものか。例えば、傍聴に来る方については住所と名前だけで済む。しかし、庁舎に入るためには、傍聴券で発行するのに、それだけでいいのにかかわらず身分証明書を提示しろとか、そういったことになると、全然違ったものになってくるんですよね。ですから、その辺についても議論をしていただければというふうに思います。 43: ◯委員長  今の御意見も含めてですね、いろいろな意見がこれから出てまいると思いますので、そのときそのときにお伺いをいたしますので、御提案をいただきたいと思います。 44: ◯菊地昭一委員  議員数、委員会数については現状で、ベースにやっていただければと思います。  一つだけ確認です。この有識者会議、これでいうと資料2のDという、12月の下旬というのに、今の議会棟の基本的な考えも含めてここに一定のこの委員会としての考え方を出すということでよろしいんでしょうかね。 45: ◯委員長  まず1回目。 46: ◯菊地昭一委員  1回目に出すと。それで、その後、例えば議論が深まって、ということは、ここで議論してもいいのかどうかあれなんですけど、要するに1月に視察に行きますよね。視察って非常に今回大事だと思うんです。その視察を踏まえた意見というのは、有識者会議にかなりインパクトを持って伝えられると思うんですけれど、この12月下旬のDの段階で報告をするのと、Eの段階で報告するのは、当然中身も違って、一歩も二歩も踏み込んだ中身になると思うんですけど、それはそれで全然オーケーなんですかね。視察については後で触れますけど。 47: ◯委員長  資料2をお手元にお配りしてありますけれども、これをもう一度ごらんいただきたいんですが、議会あり方の骨子については、来年5月に最終的にまとめられればというふうに思っております。 48: ◯菊地昭一委員  じゃなくて、委員長ね、視察に行くということは、どこに行くかはこれから決めるんでしょうけど、それを見たことについて有識者会議に私たちが意見を言うというのは大事だと思うんです。それが5月では、進むわけです、どんどん有識者会議が。だから、そのタイムスケジュールでしっかり伝えることができるんでしょうかという確認でした。ここで聞いていいのかどうかわかりませんけど。 49: ◯委員長  私としましては、先ほど木村委員からお話がありました、議会棟のことは議会に任せてほしいと、こういう、基本的にですね、考え方として、任せてほしいというスタンスを持ちたいと思っております。そして、5月の中旬ごろに骨子として提案できればというふうに思っております。ですから、視察を踏まえた議論がさらに行われるというふうになると考えております。そのように考えております。よろしいでしょうか。(「了解」の声あり) 50: ◯村上かずひこ委員  あと当局にちょっと後で調べてほしいのでは、政令市20都市、皆全部は無理なので、この建てかえるところありますよね。横浜市、京都市、川崎市、千葉市、要するに議会棟は別々、合築のところいろいろあるんでしょうけれども、その議場、控室、委員会室等を含めて、1人当たり何平米のスペースをとっているのかをちょっと知りたいということですね。次回。 51: ◯委員長  以上ですか。 52: ◯村上かずひこ委員  それと、ここをそもそも現地で建てかえるならば、ここを最大何平米、容積率ですね、平米を確保可能なのかどうかというのも知りたいですね。敷地内で最大、容積率ですけれども。
    53: ◯委員長  承りました。  それでは、資料として提出できるかどうかということもございますので、今御質問あった点について、関係当局と打ち合わせをして、整理できて、もう一度申し上げますが、出せるものについては出させていただきたいというふうに思います。よろしいですか。(「はい」の声あり) 54: ◯木村勝好委員  ちょっと似たような話なんですけれども、私、前から非常に不思議に思っていたことがあります。というのは、この庁舎建てるときに、庁舎と別に議会棟をつくっていますよね。しかし、この委員会室も含めて、委員会室というのは、本庁舎の中に入り込んだ形で委員会室になっていますよね。これは最初からこういう構造だったんですか。つまり、議会棟で全部完結しないで、本庁舎の中に委員会室が入り込んだり、控室が入り込んだりする構造だったのか。それとも、足らなくなってきてこっちに進出してきたのか。その辺は一体どうなっているのかなと。委員会室といっても、委員の人数は同じなのに、広さは全然違う部屋を使っていますよね。普通同じ人数だったら広さも同じだと思うんだけど、そもそもどうだったんですかね、これ。これは何だったんだ、何でこういうことになっているんですか。誰かわかりますか。 55: ◯庁舎管理課長  現在、2階のほうまで委員会室が入っていると思うんですけど、昔はあそこの2階も行政のほうで、例えば健康福祉局の組織などが入っていた時代がありますので、やっぱりその時代、その時代で変わってきたと思うんですけど、想像するに、議会棟議会棟の中で完結してたのが当初ではないかとは思っています。 56: ◯木村勝好委員  そうすると、委員会だって五つぐらいあったわけでしょう。あの中だけで五つの委員会やりくりしてやっていたんですかね。 57: ◯庁舎管理課長  なお調べてみます。 58: ◯木村勝好委員  非常に不思議なんだよね。 59: ◯委員長  それで、今御当局への御質問でした。私も第1回目は議会棟の中で委員会を開いていた記憶があるんですけれども、せっかくの御質問でございますので、議会事務局で過去を調査して、御報告できるようにしたいと思います。 60: ◯木村勝好委員  何でそんなことを聞いているかというとね、つまり、もし仮にですよ、今お話しのように、最初はそう思ってやっていたんだけど、だんだん足りなくなってここまできたんですというんだとすればね、これから議会棟あり方考えるときに、同じ轍を踏んじゃいけないのかなと思ったんですよ。 61: ◯委員長  おっしゃるとおりですね。大事な御指摘だというふうに改めて思います。申し上げましたとおり、議会事務局で調べて、経緯について御報告をできる資料を用意いたします。 62: ◯花木則彰委員  議会棟あり方の中でも、いわゆる市民に開かれた議会ということを意識をした議会棟なり議会施設あり方というところで、どこか学べるような自治体なり、そういう経験はないのかなというのは探しているんですけれども、長岡市にお邪魔したときには、市役所自体が駅前というか、駅と一体化したみたいな形であそこは今つくられましたけれども、1階の部分で、もう外から見えるような形でね、議会棟が、本会議場が、外を歩く人が見えるような形でつくられていたように思うんですけれども、そういうような工夫といいますか、されているところがあれば、私も調べますが、事務局のほうでも何か例があれば教えていただければと思います。 63: ◯委員長  申すまでもない話で、市民の代表で構成される議会ですから、そもそも市民に開かれた議会というのは全国どこでも同じだというふうに思います。本市についてもそういう基本的なことは押さえてあるわけでございます。また、市民に開かれた議会というこの一言でも、それぞれの委員意見もありますでしょうし、会派意見もありますでしょうし、ということでございますので、御意見として承っておきたいというふうに思います。 64: ◯花木則彰委員  意見じゃなくて調査依頼をしているので。 65: ◯委員長  それでは、議会事務局、調査お願いいたします。では、次の委員会まで間に合えばお願いをしたいと思います。  ほかにございますか。(「なし」の声あり)  なければ、先ほど御提案申し上げました4項目、基本的な考え方、形態、諸室の考え方、規模の考え方を四つの柱にして、その中でまた具体的な御提案があれば皆様に御意見をいただくと、こういうふうにしてまいりたいと思います。このような方向で協議を進めますがよろしいですか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 66: ◯委員長  それでは、よろしくお願いをいたします。  次回はこれらの項目につきまして、指定都市の状況などについて事務局から説明をいただき、さらに協議を進めてまいりたいというふうに考えております。  次に、次回の委員会についてでございます。  年間開催日程に基づきまして12月1日金曜日、午後1時からと考えておりますが、よろしいですか。(「はい」の声あり)  では、そのようにいたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、きょう予定した日程は全て終了いたしますが、ほかに何か皆様から御意見がございましたらお願いをいたします。 67: ◯菊地昭一委員  さっき視察についてちょっと触れたんですけど、これから、恐らく1月に視察があるとすれば、これから視察のことをいろいろ正副委員長を中心に進められると思うんですけど、政令指定都市に限らず、要するに、特に議会棟を、私の意見、ある意味議会棟がある意味では重要かなと思うので、その議会棟建て方について、右に倣えじゃなくて、実はですね、ちょっと光州広域市に、15周年できのうまで行かせていただいていたんですね。それでそのときに議場を見させてもらったんです。予定には入ってなかったんですけど、ぜひ議会の仕組みも教えてくださいと。議場が非常に、コンパクトという言い方は変ですけど、議員の人数も少ないんですけど、表現がいいのか悪いのか、平等感があるんですね。非常に段差がついてなくて、バリアフリーも含めた平等感があったりして、議場ってこういう議場もあるのかなという、わかりやすくいうと、うちみたいにだんだんだんだん上のほうになると、期数も一緒に多くなるというのと全く違うそういう考え方考えている議場だったんですね。それが日本にあるかどうかというのは別です。ただ、そういう右倣えの議場じゃなくて、ちょっと変わったそういう議会もぜひ視察の項目に、もし可能であれば考えていただけないかなというのが一つ意見です。最終的には、委員長、副委員長にお任せはしますけれども、そういう右並びの政令指定都市だというのは大体決まってくると思うので、そんなに変わらないような気がするんですけどね。ぜひお願いしたいと思います。 68: ◯委員長  この際ですから、委員から何か御提案ありましたら。よろしいですか。  それでは、菊地昭一委員からもお話がありました、右倣えということはもともと考えてはおらないつもりですけれども、せっかくの御提案を大事にしながら、委員長、副委員長と相談して考えてまいりたいというふうに思います。  そのほかございませんでしたら、以上をもちまして新たな本庁舎議会棟整備調査特別委員会を閉会いたします。...