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仙台市議会
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2017-10-20
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都市整備建設委員会 本文 2017-10-20
都市整備建設協議会 本文 2017-10-20
都市整備建設委員会 表紙 2017-10-20
健康福祉委員会 表紙 2017-10-20
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仙台市議会 2017-10-20
健康福祉委員会 本文 2017-10-20
取得元:
仙台市議会公式サイト
最終取得日: 2021-07-24
1: ※会議の
概要
◯委員長
ただいまから
健康福祉委員会
を開会いたします。 まず、今回の会派の異動及び
委員
の
所属変更
に伴います席次の
変更
についてであります。各
委員
の席は、
議会運営委員会決定事項
により、改めてただいま御着席いただいております席に
変更
させていただきましたので、御了承願います。 本日の日程は、お
手元
に配付のプリントのとおりであります。 なお、
委員会終了
後、引き続き
協議会
を開催し、
委員会審査事項
以外の
所管事項
について、当局からの
報告
及び
質問等
を願いますのでよろしくお願いいたします。 《閉会中
継続審査
について》 2:
◯委員長
それでは、これより
審査
に入ります。
審査事項
は、「
仙台
市
障害者総合支援センター
の
業務
について」及び「
保育従事者
の
研修
について」でありますが、本日は「
仙台
市
障害者総合支援センター
の
業務
について」を
審査
し、次回の
委員会
で「
保育従事者
の
研修
について」を
審査
したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、「
仙台
市
障害者総合支援センター
の
業務
について」、
健康福祉局
より
説明
を願います。 3:
◯健康福祉局長
健康福祉局
より、
仙台
市
障害者総合支援センター
の
業務
について御
説明
申し上げます。
障害者総合支援センター
は、
身体
に
障害
のある方に対し、
身体障害者福祉法
に基づく
身体障害者更生相談所
として
自立
と
社会参加
を総合的に推進することを
目的
としております。 また、
高次脳機能障害
のある方や
難病
の方など、
支援手法
が十分に確立されていない方への
相談支援等
も行い、
障害
があっても
本人
の望む場所でその人らしく
生活
できるような
地域づくり
を推進しております。
センター
の
業務内容等
につきまして、お
手元
の
資料
1に基づき、
障害者総合支援センター所長
より御
説明
申し上げます。 4:
◯障害者総合支援センター所長
それでは、
障害者総合支援センター
の
業務
につきまして、
資料
1に基づいて御
説明
申し上げます。 1、
施設
の
概要
でございますが、(1)の
設置目的
につきましては、ただいま局長から申し上げたとおりでございます。 (2)の
施設概要
と(3)の
職員体制
につきましては、
資料
に記載のとおりでございます。 次に、2、主な
業務
について御
説明
申し上げます。 (1)の
身体障害者更生相談所
としての
業務
でございますが、まず1)の
身体障害者手帳
に関する
業務
でございます。この
手帳
は、その
障害
の
程度
に応じて1級から6級までの
手帳
が
交付
されます。 2ページをごらんください。
表1-1に、過去3年間の
障害種別ごと
の
新規交付件数
の
推移
をあらわしてございます。年間2,000件
程度
で
推移
しておりますが、
肢体不自由
が減少し、
肝臓機能障害
が増加しているのは、それぞれの
身体障害者認定基準
が
変更
になったことによるものでございます。 表1-2をごらんください。過去3年間の
身体障害者手帳
の
所持者数
の
推移
をあらわしてございます。
所持者数
は増加しており、
うち
65歳以上の
割合
も67%台で
推移
し、今後も
高齢者
の
割合
が高い
状況
は続くものと考えております。 次に、2)
自立支援医療
についてでございます。
医療
を受けることにより、その
障害
の
程度
の
軽減
が図られる場合、もしくは
障害
の
状態
の維持が図られる場合に支給されるものでございます。表2に、過去3年間の
障害ごと
の
判定状況
の
推移
を表してございます。
肢体不自由
の数が減少しているのは、先ほどの
手帳
と同様に、
身体障害者手帳認定基準
が
変更
になったことによるものでございます。 次に、3)
補装具
についてでございます。
補装具
は失った
身体機能
を補完または代替し、
身体
の一部として機能する
用具
のことで、
車椅子
や
義手
、
義足
、補聴器などが代表的なものになります。表3に、過去3年間の
障害別補装具
の
判定状況
をあらわしてございます。全体として
増加傾向
にございます。 3ページをごらんください。 (2)のその他の
業務
についてでございます。
身体障害者更生相談所
の
業務
として行っている
身体障害
がある方への
支援
のほか、
高次脳機能障害
のある方、
難病
の方、
中途視覚障害
のある方など、
地域
での
支援
が
充実
していない
障害
のある方に対して、以下の
地域リハビリテーション事業
を展開しております。その
うち
、まず1)の
高次脳機能障害者支援事業
についてでございます。
高次脳機能障害
は、
交通事故
などによる
頭部外傷
や
脳梗塞
などの
脳血管疾患
による
脳損傷
の後遺症でございます。予定が覚えられないなどの
記憶障害
や、集中することができない
注意障害
などが主な
症状
ですが、外見での
判断
が難しく、その
支援
が課題となっておりますことから、
地域
で
自立
した
生活
を送ることができるよう、
総合相談
や
研修会
などを実施しております。表4は、過去3年間の
総合相談
の
実施状況
でございます。 次に、2)の
難病患者支援事業
についてでございます。罹患の原因がわかっておらず、なおかつ
治療法
も確立していない
難病
の方の
支援
につきまして、
難病医療相談会
や
難病患者等補装具等賃借費助成事業
を実施しております。
難病医療相談会
は、
難病患者
御
本人
や御
家族
の
生活
の質の
向上
と
在宅サポート体制
の
拡充
などを
目的
として実施しております。表5は、過去3年間の
相談会
の
実施状況
でございます。
難病患者等補装具等賃借費助成事業
は、
難病
の方などが、急速に
症状
が
変化
する場合などに、進行に合わせた
福祉用具
の
利用
を可能とし、その
利用
の際に発生する
賃借費用
の一部を助成しているものでございます。表6に、昨年度の
用具別
の
助成件数
をあらわしてございます。 4ページをごらんください。3)の
中途視覚障害者支援事業
についてでございます。
中途視覚障害
のある方の
地域
での
生活支援
、
就労
を含めた
社会参加
の促進を図るため、
中途視覚障害者支援センター
を設置し、さまざまな
相談
に対応しているほか、
歩行訓練
や
パソコン訓練
などの
視覚障害者向け
の
リハビリテーション
を実施しております。表7に、過去3年間の
相談実施状況
をあらわしてございます。 4)の
重度障害者コミュニケーション支援事業
についてでございます。意思の表出に高い
困難性
を有する
筋萎縮性側索硬化症
などの
進行性
の
難病
の方や
重度障害
がある方の
生活
の質の
向上
を図るため、
重度障害者コミュニケーション支援センター
を設置し、訪問により
意思伝達装置
の
入力スイッチ
や機器の設定など迅速かつ継続的に行っております。表8に、過去3年間の
支援
の
実施状況
をあらわしてございます。 図1をごらんください。右上の
写真
の上で囲んだ箇所の人指し指の下に見えるのが
スイッチ
でございます。 図の左側をごらんください。
スイッチ
を1回押しますと、
パソコン
上の画面上であ、かの順で、右側に自動的に反転して進んでいきます。例えば、こを選択したい場合は、か行が反転したところで
スイッチ
を押します。そうしますと、今度はか、き、く、け、この順で縦に反転しますので、このところで
スイッチ
を1回押すと、
パソコン
の
画面上部
に、こと表示されます。この繰り返しにより文章を作成していくことになります。なお、本
資料
への
写真
の掲載につきましては、御
本人
の了承を得ておりますことを申し添えます。 5ページをごらんください。 5)の
包括的呼吸リハビリテーション事業
についてでございます。
呼吸器
に
障害
のある方は、息苦しさから外出などの
日常生活
を制限してしまい、さらなる
呼吸器機能
の低下を招いており、その解消のため、
呼吸器
に
障害
のある方、またはその御
家族
が病気を
理解
し、
自己管理能力
を高めるための
呼吸健康教室
を開催しております。表9に、過去3年間の
呼吸健康教室
の
実施状況
をあらわしてございます。
最後
に、3、今後の
取り組み
についてでございます。 ただいま御
説明
いたしました当
センター
の各
取り組み
を今後とも継続いたしますとともに、その中でも以下の3点について強化してまいりたいと考えております。 まず、(1)の
障害
や疾病の正しい
理解
と
普及啓発
でございます。
障害
のある方を取り巻く環境は、
障害
の
重度化
、
重複化
が進んでおります。
障害
のある方や
難病
の方には
介護保険利用者
も数多くおりますことから、
障害者支援事業所
のみならず、
介護保険事業所
へ
普及啓発
を行い、協働で連携した
支援
が行えるような
取り組み
を強化していきたいと考えております。 次に、(2)の
情報
が届きづらい方への
支援
の
仕組みづくり
についてでございます。
中途
で
視覚障害
になった方や、
高次脳機能障害
の方などは、
本人
がその
障害
を我慢したり、そもそも
障害
があるとの
認識
がなく、必要な
福祉サービス
の
情報
が届きにくく、
生活
のしづらさを感じながら
日常生活
を送っている方が少なくないと感じております。そういった方に対しまして、適切な
情報
を届け、必要な
支援
を受けることができるようにしていくため、
地域
の
相談支援機関
や
医療機関
などとの連携の強化を図るなどし、
支援
の
仕組みづくり
を行っていきたいと考えております。
最後
に、(3)の
難病支援
の
拡充
についてでございます。来年度から
難病医療費助成
の
審査事務
が宮城県から移譲されることを機に、
難病ボランティア講座
や
遷延性意識障害治療研究事業
などの
関連業務
を当
センター
に集約し、本市の
難病対策
に総合的に
取り組み
、
支援
の
充実
を図る考えでございます。 5:
◯委員長
それでは、ただいまの
説明
を含めて、本件について
質問等
はございませんか。 6:
◯高見のり子委員
数点
質問
をさせていただきます。
仙台
市
障害者総合支援センター
、
ウェルポートせんだい
は、
身体障害
がある方への専門的な
支援
と
身体障害者福祉法
に基づく
身体障害者更生相談所
として
障害
のある方の
自立
及び
社会参加
を総合的に推進するという大事な
役割
を担っております。 市の
障害者支援
で
知的発達障害
に対応するのが北部と南部のアーチルで、
精神障害
に対応するは
あと
ぽーとと並ぶ重要な機関と
理解
します。
視覚
、聴覚、
肢体不自由
、腎臓、
心臓
、
呼吸器
などの
内部疾患
ですね。また、最近ふえております
高次脳機能障害
、また
難病
というのも入りまして、大変幅広い
障害
に対応されております。この
ウェルポートせんだい
にはどういったところからつながって
相談
がされるのか、まず伺います。 7:
◯障害者総合支援センター所長
平成
25年に泉区中央に当
センター
が移転してきてからは、
難病
や
高次脳機能障害
を中心に、
一般
の方よりは
病院
のほうから
高次脳機能障害
についての
相談
とかが多くなっております。または、もちろん
病院
を経由して
一般
の方が御
相談
にも参りますし、
あと
はホームページ上で
一般
の
方々
が
情報
を得て、当方に
相談
するということもございます。 8:
◯高見のり子委員
そうしますと、
相談
の
件数
ですとか、
相談
の
内容
についてもお示しください。 9:
◯障害者総合支援センター所長
相談
の
件数
と中身につきましては、
平成
28年度の実績でございますが、トータル的な
件数
は1,488件ございました。その中で主なものは、
障害福祉サービス
に関するものが1,031件、
生活技術
に関するものが155件、
就労
に関するものが66件、
障害
や病状の
理解
に関するものが55件となっております。 10:
◯高見のり子委員
1,488件という
相談
を受けられ、具体的に対応されているということです。そして、主なこの
ウェルポート
の
業務
として、
身体障害者手帳
の
認定
、それから
更生医療
の
判定
、それから
補装具
などの
適合判定
を行っているという御
報告
です。それぞれの
認定
、
判定
にはどのぐらいの
期間
がかかるのか伺います。 11:
◯障害者総合支援センター所長
身体障害者手帳
、それから
自立支援医療
につきましては、医師の
審査
を通るものが多くございますので、約1カ月
程度
の時間をいただいているところでございます。
補装具
につきましては、例えば
義足
とか
義手
といった直接つけるものに関しましては、長い時間、何回もお試しをしないと御
本人
のものになっていかないものですから、1年とか2年という
期間
がかかるものもございますが、
車椅子
など体が比較的大丈夫な方の物につきましては、1カ月とか1カ月半で
交付
になっております。 12:
◯高見のり子委員
資料
2ページの上段には、
身体障害者手帳
の新規の
交付数
が毎年ほぼ2,000件余りになっておりますが、
身体障害者手帳
の
所持者数
、数がほとんど変わりない
数字
になっていると思うのですが、これはどうしてなのか伺います。 13:
◯障害者総合支援センター所長
身体障害者手帳
の2ページの表の1-2でございますが、
うち
65歳以上の
所持者数
が67%ほどで
推移
しておりますので、この67%の
高齢
の
方々
が、残念ながら2,000人
程度
お亡くなりになっていると考えております。 14:
◯高見のり子委員
それから、
自立支援医療
の
判定数
についてですけれども、
肢体不自由
、
ペースメーカー
などの
数字
が
低下傾向
になっていると思うのですけれども、近年の
判定基準
の
変更
と、それから
判定数
の
変化
への
関係
をお示しいただきたいと思います。 15:
◯障害者総合支援センター所長
まず、
肢体不自由
についてでございますが、従前は
人工関節
というものを股、膝のほうに入れますと、一律4級という
手帳
が
交付
されておりました。それが
平成
26年に
法改正
になっておりまして、
人工関節
を入れた後にどれぐらいの
活動能力
があるのかというところで
手帳
の
判断
をしなさいと
認定基準
が
変更
になっておりますので、したがいまして
人工関節
を入れてきれいに成功しますと、普通の方と同じように歩ける方も出てきますので、そういう方には
手帳
が出ないということもございまして、
件数
の減少につながっているものと考えております。
心臓
につきましては、従来
ペースメーカー
を入れるというだけで1級という
手帳
が
交付
されておりましたので、本来は
身体障害者手帳
がないと、
更生医療
というのが受けられないというのが法の
決まり
になっておりますが、特例的に
同時申請
であれば、
ペースメーカー
1級が出るので
更生医療
に対応していたのですが、先ほどの
関節
と一緒に、
心臓
の
ペースメーカー
を入れた方につきましては、
ペースメーカー
を入れた後の
活動能力
、メッツという言葉を使っているのですが、その
活動能力
で
手帳
の等級を決めなさいというような
決まり
になったものですから、そこで
更生医療
の
ペースメーカー
は、
同時申請
が今不可能となっておりますので、数値的には減っているというところでございます。 16:
◯高見のり子委員
法の改定によって、こういうふうに
変化
が出ているという、
判定基準
の
変更
が数値に
変化
をつくっているということですが、
障害者総合支援法
がここにかかわってくると思いますが、この
基準
の
変更
が実態に合っているのかどうかという検証が必要だと思います。必要な方が必要な
医療
を受けられるということが必要だと思います。 私、
人工関節
を入れている方、何人か知っているのですけれども、
日常生活
で確かに
痛み
がなくなったりという方もあるのですが、やはり
人工関節
なので、姿勢ですとか、それから
日常生活
ではそれを痛めないように、事故に合わないように、非常に気を使って
生活
していらっしゃいます。中には、
手術
をして入れたんだけれども、なかなかよくならない、改良されないという方も中にはいらっしゃいます。ですから、人それぞれいろいろ、ほかの疾患も含めて、複合的なそれぞれの事情がありますから、一概には言えないんだと思うのです。
支援
が必要なのに、
福祉利用
の
対象
から漏れてしまい、必要な
支援
を受けられないということは、あってはならないと思うのですけれども、
認識
を伺います。 17:
◯障害者総合支援センター所長
平成
26年の
身体障害者
の
認定基準
の
変更
は、
人工関節置換術
、
ペースメーカー
埋め込み術、いずれにいたしましても
手術
により
社会生活
に大きな支障がなく、
日常生活活動
が改善される方が多くなったことを踏まえて、
医学的見地
から見直しが行われたものでございますので、妥当なものだと考えております。 一方、
心臓
の
ペースメーカー
埋め込み術につきましては、先ほど御答弁申し上げましたとおり、
自立支援給付
の術後の
事後申請
ができないことの
関係
で、埋め込み
術費用
の
支給申請
ができなくなったものでございます。この点につきましては、
身体障害者手帳
と埋め込み術に係る
自立支援医療給付
の
申請
の
同時申請
を認めていた本市におけるかつての運用にかかわる
内容
でございますので、まずは他
都市
の
現状等
の把握から始めていきたいと考えております。 18:
◯高見のり子委員
更生医療制度
というのは、
身体障害者手帳
の保持というのが
条件
なわけです。こういう
更生医療制度
というのは、
障害
を持った方の
医療
ですよね。
リハビリテーション医療
の観点から、この
身体障害者手帳
の
所持
を
条件
から外して、
障害
の除去、
軽減
のみでなくて、
状態
を維持したり、それからこれ以上の悪化や二次
障害
を防ぐための
治療
や予防も含めた、こういったものにも適用できるよう、
対象
を拡大するように国の法律ですから、国に対して求めるべきだと思うのですが、いかがでしょうか。 19:
◯障害者総合支援センター所長
自立支援医療制度
は、心身の
障害
を除去、
軽減
するための
医療
について、
医療費
の
自己負担
を
軽減
する
公費負担制度
でございますので、予防的な観点での拡大の要望は考えておりませんが、先ほど申し上げました
ペースメーカー
埋め込み術の
ケース
のような、
障害者手帳
の
認定基準
の改正との問題での
課題等
につきましては、他
都市
とも
情報
を共有してまいりたいと考えております。 20:
◯高見のり子委員
それから、
障害
を持った方が65歳になりますと、
総合支援法
第7条の
介護保険優先原則
によって、
介護保険
に移行して大幅に
サービス
が削られます。
高次脳機能障害
を持ち、
肢体不自由
のある方、
ひとり暮らし
の方が65歳になりまして、それまで毎日来ていただいていた
ヘルパー
が週に3日になって、これではとても生きていけないと、
自立
していけないと訴えられておりました。その後、要
介護度
の
認定
の
変更
があったりしまして、
ヘルパー
をお願いできるようになって、今は何とかお一人で暮らされているという
状況
なのですが、こういった事例が起こり得るということです。
介護保険
の
対象年齢
でも、従来から受けていた
支援
を継続して受けられるようにして、
障害者福祉制度
と
介護保険制度
、御自身が選択できるようにしてほしいという声もあります。こういった事態になるということは、
合理的配慮
に欠ける
差別
に当たると思いますが、どのように対応していらっしゃるのか伺います。 21:
◯障害福祉部参事
兼
障害企画課長
障害福祉サービス
に相当する
サービス
が
介護保険
にある場合につきましては、
介護保険サービス
の
利用
が優先されることになっております。このため、65歳に達する方で、例えば
障害福祉サービス
の
居宅介護
の
サービス
を
利用
していた方は、65歳からは
介護保険
の
訪問介護
の
サービス
を御
利用
いただくというふうになります。こうした方につきましては、
区障害高齢課
から
介護保険サービス
に円滑に移行できるよう、65歳に達する前に
介護保険
への移行について御案内し、手続を
支援
しているところでございます。 また、
障害福祉サービス
とは異なりまして、
介護保険
では要
介護度ごと
に
サービス量
に上限がありますことから、
障害福祉サービス
の
居宅介護
を
利用
していた重い
障害
のある方が、移行後の
介護保険
の
サービス
では必要な量の支給を受けられないという場合、不足する部分につきまして上乗せする形で
障害福祉サービス
の
居宅介護
を支給しているという対応をしているところでございます。 22:
◯高見のり子委員
私が
相談
を受けた方の
ケース
ですと、そういったことがよくわからなかった。きょうの御
報告
の今後の
取り組み
の中にもあるのですけれども、やはりせっかく
仙台
市
障害者総合福祉支援センター
、
ウェルポート
が頑張っていらっしゃるとなりますと、やはりこういったことをしっかりと周知できるように必要な方が必要な
支援
を受けられるような
仕組み
を取り組んでいただきたいと思います。 2014年1月、世界で141番目に日本でも
障害者権利条約
がやっとということだと思うのですが、批准され、昨年
仙台
では
障害者差別禁止条例
が制定されました。2011年に改正された
障害者基本法
は、
障害
のあるなしにかかわらず、
基本的人権
が保障される、それから
共生社会
の実現などが法の
目的
に盛り込まれました。
障害者差別禁止条例
も
実効性
のある条例にしなければなりません。憲法と
障害者権利条約
の理念を
地域
の隅々に広げながら、誰もが安心できるインクルーシブ、排除しない
社会
の実現を目指して、
ウェルポートせんだい
の今後の
充実
を求めて
質問
を終わります。 23:
◯石川建治委員
私からも幾つかお伺いいたします。 この
障害者総合支援センター
の、今回は
業務
ということで
説明
いただきました。
施設
の
設置目的
に、
自立
及び
社会参加
を推進することを
目的
にしているということでございますから、いわば
障害
を持っている
方々
がどれだけ
自立
して
地域
で
暮らし
、そしてまた
社会参加
できたのかということが、設置されている
支援センター
の
目的
であって、それがどうしたら検証できるのかということなのですけれども、幾つかの疑問がありますので、そこのところをちょっと
説明
いただければと思います。 まず一つは、
障害者
の
自立
あるいは
社会参加
といったときに、その定義というのですか、
自立
とは一体何ぞやと、
障害者
の
社会参加
とは何ぞやということについて、まず伺います。 24:
◯障害者総合支援センター所長
自立
につきましては、
地域
の中で
障害
の
程度
に応じた
生活
ができるようになることを目指すものであります。可能な方は
一般就労
し、御自身で収入を得て
生活
ができるよう
支援
してまいりますし、
一般就労
が難しい
重度障害
をお持ちの方などは、
状態
に応じて、例えば
福祉的就労
や
社会参加
などにより生きがいを持っていただきながら、
地域
で
充実
した
生活
ができるよう
支援
しております。 今後とも
機能訓練
を通し、復職への訓練を行ったり、
福祉サービス
を
利用
し
余暇活動
が行えるような
支援
をしてまいります。 25:
◯石川建治委員
例えば
社会参加
が進みました、あるいは
自立
ができましたというのは、なかなか
数字
で示すのが難しいと思うのです。だとすると、この
支援センター
を
利用
している方というか、
相談
とか、さまざまな
支援
を受けている方やその
家族
がどのような
評価
をしているのかということが、この
支援センター
の
設置目的
に合致しているかどうかということが検証できるのではないかと思うのですけれども、例えば
障害者
の方や、その御
家族
の方など、そういった
方々
の
事業
に対する
評価
というのは把握されているのかどうか。もし把握されているとすれば、ちょっと御紹介いただければと思います。 26:
◯障害者総合支援センター所長
例えば
高次脳機能障害
や
難病
などは、その
症状
が多岐にわたっておりますことから、
支援
の方法がお一人お一人違っております。決まった手法というものが必ずしも定まっていない
状況
でございますので、当
センター
といたしましては、さまざまな
専門職
を最大限活用し、個々の
状況
に応じた
支援
を行っているところでございます。
高次脳機能障害
や
難病
は、その特性から
支援
につながりづらい
障害
ではありますが、私どものほうで開催している
研修会
に参加している御
家族
からは、参加してよかったなどの
評価
はいただいているところでございます。 27:
◯石川建治委員
今後、そういった声を丁寧に取り上げていかないと、この
センター
の
役割
を市民の
方々
によく
理解
してもらうためには、必要なことなんだろうと思うのです。 冒頭で
自立
や
社会参加
とお聞きしましたが、その答弁に、
地域
で暮らせる
状態
であったり、あるいはもとのように働けるとか、働けなくても自分の
暮らし
が成り立つというか、そういったことなんだろうという話をいただきましたが、
自立
ということが、
障害者本人
の視点から見た
自立
あるいは
社会参加
と、
行政側
から見た
自立
、
社会参加
というところにずれはないのかどうかということも
一つ気
になっています。 私は、
自立
というと、周りから世話にならない、自分でちゃんと
暮らし
ていくんだよというイメージなので、ある意味では
障害
を持っている方であっても、自分で何とかしなさいみたいなことの
理解
に進んでいったら大変なことになるなという気がしておりまして、本来の
障害者
の
自立
というのは、その方の人生の中において自己決定ができ、そしてまた自分の人生を選択できるということが、
障害者
の
自立
なんだと考えているのです。だとすると、そのことに合致した行政
サービス
というか、
支援
のありようというのがあるのだと思うのですけれども、今後の課題について3点ほど掲げられましたけれども、私の
障害者
の
自立
といったときのイメージと、今回の今後の
取り組み
ということについて、行政の
支援
する側とされる側というか、そこのところでの
自立
に関する、あるいは
社会参加
に関するずれがないのかどうかということと、今後の課題が
障害者
自身の自己決定権であったり、あるいは人生を選択できるという視点に立って進められていくのかどうかということについて、確認させてください。 28:
◯障害者総合支援センター所長
障害
を持った御自身と
行政側
のずれの件でございますが、いわゆる私たち福祉の
支援
をしているときには、御
本人
のニーズという言葉を使います。ニーズとは、デマンドではなく、いわゆる御
本人
の要求ではなくて、その方が
障害
を負う前の
状態
に戻すときに、どういうふうにしていけば、その前の
状態
に戻るのだろうかと。そういう御
本人
の大切なニーズというところを、ですから御
本人
が望まなくても、これは御
本人
の
支援
のために必要だというのはニーズになります。 一方、私は
障害
になったのだから、みんな何とかしてくださいよということで、要求だけが強くなっている方、これはまたちょっと違いますので、ここはやっぱり丁寧な御
説明
をしながら、違うんだよというのを御
理解
いただきながら、全体的な
支援
計画を作成して、
支援
者全体でそういうことを進めております。 こういった活動を、区役所も含めて、
仙台
市の福祉部門で全て行えるような、まずは
障害者
の
相談
支援
事業
のほうで全て行えるような努力を、私どもが微力ながら少しはやっていきたいなと今考えているところでございます。 29:
◯石川建治委員
今の答弁を伺って、ちょっと誤解されるとあれなのですけれども、ある意味では、
障害者
が求める自分の思いと、例えばわがままに見えるというか、そこのところのそごが出てきたら、それもまた困るなという気がするのです。そういう面では、
障害
を持った方と、本当にその方にとって必要な、その人の人権がきちんと守られてやっていくための方針を決めていくと、
支援
策を決めていくといったときに、十分な
理解
をお互いにしていくという努力が必要なんだと思うのですけれども、改めてそういった努力がないと、こういった
事業
というのはうまくいかないのだろうと思うのですが、その辺について
最後
に伺っておきたいと思います。 30:
◯障害者総合支援センター所長
二、三年前から、
障害福祉サービス
にも
介護保険
と同じようなケアプラン、そういうものを作成することが義務づけられまして、そこには例えば私と
障害
のある方1対1ではなくて、かかわる全ての
方々
と一緒に参集していただき、その方に何が大切なことなのであろうか、この方にどういう
サービス
を入れていけばいいのだということをみんなで話し合って、もちろん御
本人
の承諾も得て、そういう計画に基づいて今は
支援
をしているところでございます。 31:
◯委員長
ほかに御
質問等
ございますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32:
◯委員長
なければ、これをもって
委員会
を閉会いたします。...
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