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  1. 仙台市議会 2017-09-25
    経済環境委員会 本文 2017-09-25


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから経済環境委員会を開会いたします。  まず、席次についてでありますけれども、各委員の席は、議会運営委員会決定事項により、また各会派の代表者にお聞きした上で私のほうで調整をさせていただき、ただいま御着席いただいている席となりますので、御了承願います。  それでは、審査に入ります。  本委員会において審査を行う議案は4件であります。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。審査の順序は、お手元に配付の審査順序表のとおり順次質疑を行い、質疑終了後、決定に入ることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を進めることにいたします。  なお、議案審査終了後、所管事務について当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。              《付託議案の質疑について》 3: ◯委員長  それでは、これより付託議案の審査に入ります。  まず、第104号議案平成29年度仙台市一般会計補正予算(第2号)第2条債務負担行為の補正について質疑願います。 4: ◯小山勇朗委員  第104号議案、債務負担行為の補正ということで提案されておりますけれども、私のほうからそれに関連してお伺いしていきたいと思います。  ごみの指定袋、プラと一般ごみというふうな形で袋をつくっているわけでありますけれども、どこに発注して、前は中国ということも聞いていたんですけれども、その辺の発注先など含めてお答えいただきたいと思います。 5: ◯家庭ごみ減量課長  ごみの指定袋の製造業者ですが、家庭ごみ指定袋については北村化学産業株式会社及びプラテック株式会社に、プラスチック製容器包装指定袋につきましては、北村化学産業株式会社に発注しているところでございます。製造国は業者によって異なりますが、昨年度の製造業者につきましては、中国、またはベトナムの工場で製造をしたい旨の申請がありまして、原材料や製造ライン管理体制や、他自治体でのごみ袋の製造実績の有無など、当市指定袋を製造する能力を有しているかを確認した上で、承認をして、製造しているところでございます。 6: ◯小山勇朗委員  以前は中国1カ所でしたよね。業者によって変えてきた部分があるのかなと思いますけれども、中国もいろいろ単価が上がってきているのでベトナムに移っているのかというふうに思いますけれども、その辺まず1点お答えいただきたいと思います。  そしてあと、環境局のどの部署で発注しているのか。1年に何回程度発注をしているのか。その1回の製造数というか、1回に発注する数はどの程度になっているのか、お答えいただきたいと思います。 7: ◯家庭ごみ減量課長  まず、製造業者がどこの国の工場でつくられるかという部分でございますが、これは契約をした製造業者によりまして製造工場については異なってまいります。委員から今御質問ありましたとおり、人件費などの関係で、中国あるいはベトナムといったところはそこの製造業者によって変わってくるものと考えております。  それから、どの部署で発注しているかでございますが、製造業者への発注は廃棄物事業部家庭ごみ減量課で行っておりまして、家庭ごみ指定袋については年に3回、プラスチック製容器包装指定袋については年2回に分けまして、指名競争入札により製造業者を決定、発注しているところでございます。
     1回当たり何袋製造しているのかということでございますが、昨年度発注した各回の発注枚数を平均いたしますと、1回の発注につきまして、家庭ごみ指定袋については約1800万枚、プラスチック製容器包装指定袋については約900万枚を製造しているところでございます。 8: ◯小山勇朗委員  年3回ということでありますけれども、指定袋そのものベトナムと中国という形で製造されて、日本に運んでくるようになると思うんですけれども、それは空輸なのか、あるいは船で運んでくるのか。そして以前は、ベトナムからだと横浜港に来て、そこから例えばいろいろな自治体のほうに来ていたという部分はありますけれども、今はどういう流れなのか。ベトナムから直接仙台港に来て、そこに仙台市でとりに行くのか、あるいは日本にある倉庫まできちんと製造業者が責任を持ってやってきているのか。中国も船積みなのかどうかね。その辺をお答えいただきたいと思います。 9: ◯家庭ごみ減量課長  製造されましたごみ袋につきましては、船便にて仙台港のほうから陸揚げをされまして、現在は宮城野区苦竹の保管配送業者が用意した倉庫のほうにトラックなどで輸送されているところでございます。 10: ◯小山勇朗委員  保管場所は苦竹ということでありますから、その保管場所までの、要するに製造費、そして運賃、そして倉庫に入れるまでが製造業者の負担でやっているということで捉えていいのかどうかお答え願います。 11: ◯家庭ごみ減量課長  委員御指摘のとおり、苦竹の配送業者の倉庫に入れるところまでが製造業者の業務となっているところでございます。 12: ◯小山勇朗委員  あと、保管場所から要するに販売店ですよね。県内で何カ所になっているのか、その数と。配送体制というのは大体運送屋何社ぐらいでもって配送しているのか、お答えをいただきたいと思います。 13: ◯家庭ごみ減量課長  製造した袋でございますが、この袋の取扱販売店は約1,000カ所ございます。  直接、取扱販売店へ配送する場合と、複数店舗を経営し、各店舗への独自の配送ルートがある企業については、これが管理する物流センターへ配送する場合がございます。実際の配送先といたしましては約550カ所となっております。 14: ◯小山勇朗委員  今回の補正そのものは、配送料の関係でもって結果的に債務負担行為というものの増額というふうな形になっていますけれども、4590万円の増額補正ですね。そういう部分からすれば、まず毎月どうやって具体的にこの棚卸しをして、その不足分については、集約して発注するものは発注していく。そして製造して倉庫に入ったところから、取扱販売店が1,000カ所あるんだけれども、その半分の約500店舗に直接配送するというふうな形でさっきお話があったわけでありますけれども、配送する場合、あとの残りの500カ所というのは、倉庫にとりに来るというふうな形なのが、500カ所だけの配送業務として債務負担行為を考えているのか、お答えをいただきたいと思います。 15: ◯家庭ごみ減量課長  まず、毎月の棚卸しの部分ですが、毎月の配送数及び在庫数の確認は保管配送業者のほうが行っております。その結果につきましては、家庭ごみ減量課に報告をいただいております。  保管されている場所から販売店までの配送体制については、スーパー等取扱販売店が直接、保管配送業者に発注しまして、当該業者が配送する体制となっておりまして、午前中の注文については翌日、午後の注文については翌々日に配送を行っております。  なお、先ほど申し上げた複数の店舗を所管しているところが独自の配送ルートで配送している件につきましては、物流センターへ配送するところまでが当該業務の予算となっているところでございます。 16: ◯小山勇朗委員  今回、補正が必要となった具体的な理由、ここのところについて説明をいただきたいと思います。 17: ◯家庭ごみ減量課長  今回、補正が必要になった具体的な理由でございますが、この事業は、製造された指定ごみ袋保管配送業者が確保した倉庫に保管をしまして、取扱販売店からの発注に応じて各店舗などに配送を行うものです。  当初の予算につきましては、財政負担が厳しさを増す中、歳出額の抑制といった観点が重要であると考えまして、前回契約と同じ配送単価をもとに積算をしておりましたが、昨今の配送業界における人材難の影響を受けまして、1箱当たりの配送単価が大幅に上昇し、今年度5月に実施した入札が不調となったことから、平成30年度からの複数年契約に向けて再度入札を行うため、今回、債務負担行為限度額の増額をお諮りするものでございます。 18: ◯小山勇朗委員  1回入札をやって不調に終わったということで、人件費なり燃費の関係などもあるかというふうに思いますけれども、これから再度入札をするのは大体いつごろに考えながら、具体的に内容を詰めていくんですか。 19: ◯家庭ごみ減量課長  今のところ、平成30年の1月に入札の実施を予定しているところでございます。 20: ◯嵯峨サダ子委員  本議案は、家庭ごみ等指定袋保管、配送に係る債務負担行為の限度額を当初の5390万円から9980万円に引き上げるものです。  まず初めに、指定ごみ袋保管配送業務の概要及び委託料積算の内訳について伺います。 21: ◯家庭ごみ減量課長  まず、この業務の概要につきましては、先ほど御答弁申し上げましたとおり、製造された市の指定袋を業者が確保した倉庫で保管をして、販売店の求めに応じて配送する業務でございます。  業務の委託料の中身でございますが、大きく二つの経費から積算をしておりまして、一つは固定費で、これは袋の入った箱の積み下ろしの荷役料や倉庫での保管料、事務費、システム運用経費などでございます。もう一つは配送料でございまして、これは1箱当たりの配送単価に輸送する箱の配送見込み数を乗じて算出したものでございます。 22: ◯嵯峨サダ子委員  今回、配送単価が大幅に上がったというのがこの限度額引き上げの主な理由とされておりますけれども、あわせて固定費も上げる考えなんですけれども、固定費の上がる根拠というのはどういうところなんでしょうか、伺います。 23: ◯家庭ごみ減量課長  これにつきましては、倉庫での保管料、あるいはシステム運用経費、あるいは昨今の最低賃金の上昇などによる事務経費の増、そういったものが影響しているものと考えております。 24: ◯嵯峨サダ子委員  それでは、固定費と配送費、当初に比べてそれぞれ幾ら増額になるのか、総額とあわせて伺います。 25: ◯家庭ごみ減量課長  固定費につきましては約120万円、配送費につきましては4470万円、総額で4590万円の増額の見込みとなっております。 26: ◯嵯峨サダ子委員  決算年度保管配送費が2230万8000円となっております。債務負担行為限度額引き上げによって来年度は幾らになる見込みなのか、金額をお示しください。 27: ◯家庭ごみ減量課長  平成30年度は、今回の補正予算により約4292万円を見込んでいるところでございます。 28: ◯嵯峨サダ子委員  決算年度家庭ごみ等指定袋有料化による手数料収入は15億141万5000円です。有料化以降ずっと、これぐらいの手数料収入が毎年入っているわけでありますけれども、手数料収入は何に使われているのか具体に伺います。 29: ◯家庭ごみ減量課長  平成28年度決算のごみ処理手数料中、家庭ごみ等指定袋ごみ処理手数料収入は15億141万4634円になっておりまして、この充当先につきましては、指定袋製造保管配送、3R推進、缶瓶ペットボトル及びプラスチック製容器包装選別の大きく三つの内容に充当いたしました。指定袋製造保管配送には決算額約5億6200万円中、その全額を、3R推進には決算額約5億8400万円中、約5億1300万円を、缶瓶ペットボトル及びプラスチック製容器包装選別には決算額約9億5000万円中、4億2500万円をそれぞれ充当したところでございます。 30: ◯嵯峨サダ子委員  手数料収入から実際充当された金額、今お示しいただいたんですけれども、そもそもごみの有料化はごみを減量化すると、さらなる減量化を目的に導入されました。有料化以降、新規に実施した事業及び拡充した事業はどういうものがあるのかお示しください。 31: ◯家庭ごみ減量課長  平成20年10月1日からの有料化以降に新規で開始した主な施策といたしましては、紙類定期回収事業や布類の拠点回収事業小型家電リサイクル事業などがあります。拡充した主な施策としましては、集団資源回収事業奨励金単価引き上げや、家庭用電気式生ごみ処理機購入補助制度補助率アップ並びに補助上限額引き上げなどがございます。 32: ◯嵯峨サダ子委員  施策として新規に立ち上げたものと、いろいろ御説明いただきましたけれども、それではこれらの事業が実際にどれぐらいのごみ減量に役立っているのか具体にお伺いをしたいと思います。 33: ◯家庭ごみ減量課長  平成20年10月1日からの有料化以降に新規拡充した事業は、家庭ごみとして排出される資源物をリサイクルするための施策が主なものでございます。一例を挙げれば、紙類定期回収事業では平成28年度約1万3000トン、集団資源回収事業では約2万1000トン、合計約3万4000トンの紙類が家庭ごみではなく資源物として回収されたところです。このように、家庭ごみの中から資源化できるものを分別することはごみの減量を図る上で有効な手法であり、この取り組みごみ減量リサイクルに役立っていると考えているところでございます。 34: ◯嵯峨サダ子委員  そういう御努力をされているということは私も承知をしているところでありますけれども、しかし家庭ごみ有料化をされたのが2008年10月ですね。ことしで丸9年になりますけれども、家庭ごみ量は18.5万トン前後でずっと推移をして、ほぼ横ばいの状態です。家庭ごみ量が目に見えて減らないのはなぜなのか伺います。 35: ◯廃棄物企画課長  家庭ごみにつきましては、有料化する前は22万トン前後で推移をしておりましたが、震災前の平成21年度と有料化直前の平成19年度を比較いたしますと3万5000トン減少するなど、順調に減量が進んでいたところでございます。  しかしながら、震災の影響により、この間、ごみ量が高どまりしている状況であることから、平成28年度はクリーン仙台推進員とともに、市役所職員も参加し、全市を挙げてごみ減量キャラバンに取り組んだところであり、家庭ごみは前年度と比較して約4,000トン減少したところでございます。  今後とも、市民協働によるごみ減量リサイクルの推進の取り組みを進めてまいりたいと存じます。 36: ◯嵯峨サダ子委員  当初の施策としてのごみ有料化、これの目標からして本当に大幅にごみが減っているのかという視点で見ると、必ずしもそうではないというふうに考えます。今、私が示したようにほぼ横ばいだと、若干減ってはいるけれども、という状態です。  このまま有料化を続ければ、これからも配送の人件費等の経費が恐らく上がっていくだろうと思います。手数料収入を当て込んでのごみ減量という枠内の考え方ではなくて、やっぱり市民協働型でごみを減らすことにもっと力を入れるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 37: ◯家庭ごみ減量課長  ごみの有料化につきましては、ごみの減量と受益者負担の二つの観点から導入したものでございます。有料化直前と有料化後の家庭ごみの量を比較しますと、さきに述べたとおり、ごみ減量には効果が見られたところでございます。  市民協働によるごみ減量については重要な視点と考えておりまして、昨年度よりごみ減量キャラバンを実施し、市民、事業者、行政が一体となり取り組みを進めているところであり、本年度も10月から同様のキャラバンを実施する予定としております。これらの事業を含め、今後とも市民協働によるPDCAサイクルに基づくごみ減量リサイクル推進を進めていくこととしております。 38: ◯嵯峨サダ子委員  今のような御努力を続けることはもちろんなんですけれども、そのレベルでいいのかという問題提起をこれまで私どもはさまざま提案してまいりました。政令市でごみ排出量が最も少ないのが広島市です。人口は仙台市とほぼ同じですけれども、家庭ごみの有料化を見送って、食品ロスの削減に焦点を当て、市民と事業者と行政が力を合わせて減量の目標に向けて取り組んでおります。  仙台市においても、市民に向かってなぜごみ減量が必要なのかをもっと明らかにして、市民と協働して、呼びかけて取り組むべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 39: ◯家庭ごみ減量課長  ごみの減量、リサイクルは、資源循環可能な社会を構築していくための重要な取り組みでございます。その必要性については、これまでもさまざまな広報ツールを用いて市民の方々への啓発を進めてまいりましたが、今後、一般廃棄物処理基本計画に掲げた各般の目標達成に向けて、改めてその意義などをしっかりとお伝えしながら取り組みを進めてまいります。 40: ◯嵯峨サダ子委員  市の取り組み姿勢が問われているということもこれまで何度も指摘させていただいてまいりました。例えば市のごみ処理基本計画の改定におけるごみ総量の目標値についてですけれども、震災ということがあったにせよ、当初目標33万トンを36万トンに、燃やすごみの量は26万7000トンを30万5000トンに引き上げました。リサイクル率は40%から35%に引き下げるなど目標を後退させました。これでは市の本気度が市民には伝わらないというふうに考えます。  2016年12月議会で我が会派のふるくぼ和子議員が一般質問に立ちまして、ごみ減量のための具体的な提案をいたしました。紙類の定期回収、現在月2回ですけれども、毎週回収にすること、生ごみの回収をもっとふやすこと、食品ロスの削減、プラスチック製品の全量を回収して分別回収をすると、それから紙おむつの回収などです。  これらの提案について、これまで環境局サイドとしてどのように検討されてきたのでしょうか、伺います。 41: ◯廃棄物企画課長  一般廃棄物処理基本計画に掲げた目標値達成に向けまして、ごみ減量の具体的な取り組みについて、先月開催した仙台市廃棄物対策審議会において御議論いただくとともに、地域や市民団体、事業者の方々との意見交換の場を設置し、企画段階からごみ減量リサイクルについてともに考え、検討を進めてきているところでございます。  一つ具体例を申し上げますと、生ごみにつきましては、今年度、環境省のスキームを利用した生ごみ排出状況の調査を実施するほか、地域ぐるみでの堆肥化の取り組みについて検討を行っているところでございます。 42: ◯嵯峨サダ子委員  家庭ごみの約4割が混入されている紙類ということで、先ほど紙類定期回収とかいろいろお話をいただきましたけれども、紙類の定期回収ですね、月2回だとやっぱり習慣化にならないといいますか、毎週定期回収することで市民の皆さんにも定着するというか、そういう提案もさせていただいたんですが、これについては何ら、それでは検討されなかったということなんでしょうか。 43: ◯廃棄物企画課長  家庭から出る紙類につきましては、委員から今御紹介いただきましたように集積所における月2回の定期回収のほか、地域の子供会などによる集団資源回収、そして市民センター市内スーパーなど143カ所に持ち込みができる資源回収庫などを設置しまして、市民の皆様の利便性を高める形でさまざまな排出機会を設けてまいったところでございます。 44: ◯嵯峨サダ子委員  子供会などの集団資源回収、それはそれとしてやっていただくことは別に問題ないわけでありまして、毎週定期回収するということで、紙類をきちんとリサイクルするという意識の醸成にもかかわってくると思うんです。  それから、市民センターなどでも回収しているとおっしゃいますけれども、それは車のある方とか、そういう方しか利用できないわけで、車を持たない方や高齢世帯はとてもそこまでは持っていけません。ですから本当に近くの集積所にきちんと排出できるということが肝心なところであります。  ごみを減らすには、やはり徹底した分別が必要ですから、今の市の分別の種類でいいのかどうかという、そこのところもぜひ再検討する必要があると思います。  また、高齢世帯ですね、ごみ出しのお手伝いだとか。それから、私、先日、実際に御相談を受けた事例なんですが、ペットボトル外装フィルムですね、あれすごくぴたっと張りついて、なかなか手で剥がすのに苦労が要るんですよね。私なんかも手をけがしちゃったりしてあれなので、はさみで切り込みを入れないと剥がれないとか、そういうことだと高齢者の方々は、これ、どうしようかと非常に悩んでいるというお話も実際いただきましたね。お水のペットボトルは割と簡易な包装だからすぐ剥がれるんだけれども、そうじゃないものは本当にぴたっとくっついて、あれもやっぱり企業に、簡単に剥がせるようなものにするとか、そういう要請を行政側からもしていく必要があるんじゃないかなというふうに感じました。そういう高齢世帯へのごみ出しのお手伝いだとか、やれることはいっぱいあると思うんですよ。そういうことを洗い出しをして、それはもうやれるものはすぐやるという立場で取り組んでいただきたいと思います。  やはりそのための分別をふやせば人手が必要ですし、当然予算もふやす必要があります。仙台市のこれまでの環境費の人件費、人件費の中に職員給与も入っていますけれども、それから職員数を過去にさかのぼって調べてみました。一番のピークは1998年度で、職員数は617人、人件費は53億3120万円でした。決算年度の2016年度の職員数は286人、人件費は27億3924万円です。職員数は半分以下、人件費は約半分となっております。  人件費が減ったのは、ごみ収集を民間委託に出したと、それが主な理由ですけれども、それだけではないのではないかと考えています。環境局の課別職員数を見ますと、総務課や廃棄物管理課等で18人減っております。清掃工場で66人減っていますけれども、これは同じように民間に運転や何か任せてからそのぐらい減るというのは当然の数字かなというふうに思うんですけれども、各環境事業所でも委託に出したので大幅に減っておりますけれども、ここでも人員減があるというふうに思われます。正確な数字は把握できておりません。  ごみ減量のための施策が不十分な点が職員数にもあらわれているのではないでしょうか。基準財政需要額との関係から見ても、仙台市の職員数、職員給与の割合が他都市に比べて低い水準となっております。ですから、大事なのは、市民と一緒にごみ減量のための施策を考えて実行に移す、そういうことにもっともっと力を入れる必要がありますし、財政投入をすることも当然重要です。有料化はやめる方向で考えるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか、伺います。 45: ◯環境局長  家庭ごみの有料化に際しては、本市議会においてさまざまな視点から活発な御議論をいただき、6項目から成る附帯決議をいただいた上で導入に至るという大変重要な経過がございます。先ほど課長からお答えいたしましたように、震災前までの状況に鑑みれば、導入効果は明らかと考えてございまして、私どもとしては、議会でお決めいただいた有料化の枠組みを前提に今後とも取り組みに当たってまいりたいと考えております。  予算の確保に向けたお話も頂戴いたしましたが、そのこととともに、やはり私たち環境局の職員一人一人が市長の掲げる現場主義を実践し、市民の皆様との協働による取り組みをさらに推し進めてまいる所存でございますので、御理解賜りますようお願いいたします。 46: ◯嵯峨サダ子委員  私は、やっぱり広島市のように、どういうふうにして実際に有料化せずともごみの減量に成功しているのか、その事例をぜひ皆さんにも実際現場に行っていただいて、学び取っていただきたいというふうに思いますし、この問題については今後とも取り上げさせていただきたいということを申し上げて終わりにいたします。 47: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 48: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第113号議案工事請負契約の締結に関する件について質疑願います。質疑はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 49: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第114号議案工事請負契約の締結に関する件について質疑願います。質疑はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 50: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第118号議案工事請負契約の締結に関する件について質疑願います。質疑はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51: ◯委員長  終了いたしました。  以上で全議案に対する質疑を終了いたしました。             《付託議案の決定の審査について》 52: ◯委員長  それでは、これより付託議案の決定を行います。  決定の審査は、審査順序表のとおり順次、討論、採決を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 53: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を行います。  なお、要望事項等につきましては、付託議案の決定が全て終了した後に一括して確認したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、第104号議案平成29年度仙台市一般会計補正予算(第2号)第2条債務負担行為の補正について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第104号議案中、本委員会所管分は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 55: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第113号議案工事請負契約の締結に関する件について討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第113号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 57: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第114号議案工事請負契約の締結に関する件について討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 58: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第114号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 59: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第118号議案工事請負契約の締結に関する件について討論はありませんか。
                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 60: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第118号議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 61: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  以上で全議案に対する決定を終了いたしました。  この際、議案に対する要望事項等がございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62: ◯委員長  なければ、以上で付託議案審査を終了いたします。                《所管事務について》 63: ◯委員長  次に、所管事務についてであります。  まず、経済局より報告願います。 64: ◯経済局長  経済局からは、平成29年度経済局の組織・主要事業について御報告申し上げます。  こちらにつきましては、お手元の資料1に内容を記載してございますので、後ほど御高覧いただきたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。 65: ◯委員長  ただいまの報告に対しまして、何か質問等はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 66: ◯委員長  なければ、次に文化観光局より報告願います。 67: ◯文化観光局長  続きまして、平成29年度文化観光局の組織・主要事業についてでございます。  こちらにつきましては、お手元の資料2に内容を記載いたしておりますので、後ほど御高覧ください。  文化観光局からは以上でございます。 68: ◯委員長  ただいまの御報告に対し、何か質問等はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 69: ◯委員長  なければ、次に環境局より報告願います。 70: ◯環境局長  環境局から1点御報告申し上げます。  平成29年度環境局の組織・主要事業についてでございます。こちらにつきましては、お手元の資料3に内容を記載しておりますので、後ほど御高覧ください。  御報告は以上でございます。 71: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 72: ◯委員長  なければ、次に農業委員会事務局より報告願います。 73: ◯農業委員会事務局長  農業委員会事務局から、平成29年度農業委員会事務局の組織・主要事業について御報告申し上げます。  こちらにつきましては、お手元の資料4に内容を記載しておりますので、後ほど御高覧いただければと思います。よろしくお願いいたします。 74: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 75: ◯委員長  なければ、次にガス局より報告願います。 76: ◯ガス事業管理者  ガス局からは2点御報告申し上げます。  初めに、平成29年度ガス局の組織・主要事業についてでございます。こちらにつきましては、お手元の資料5に内容を記載しておりますので、後ほど御高覧ください。  続きまして、「第50回記念 ガス展」の開催について御報告申し上げます。  お手元の資料6をごらんください。  ガス局では、10月13日から10月15日までの3日間、「第50回記念 ガス展」を開催いたします。今回のガス展は、昭和43年の第1回から数えて50回の記念回を迎えますことから、仙台国際センター展示棟に会場を移し実施いたすところでございます。  日ごろより都市ガスを御使用いただいているお客様への感謝をあらわすとともに、体験も交えたガス局の事業紹介を行い、都市ガスの利便性、快適性、環境性などの魅力を幅広くお伝えすることといたしております。  また、現在、都市ガスを御利用でない方にも御来場いただけますよう、隣接するせんだい青葉山交流広場では、文化観光局などの協力のもと、仙台すずめ踊りを初め盛岡さんさ踊り、秋田竿燈まつりの演舞などを行いますほか、食のイベントも開催いたします。  委員の皆様にはぜひ御来場賜りますよう、お願い申し上げます。  ガス局からは以上でございます。 77: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 78: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から発言等がありましたらお願いいたします。 79: ◯嵯峨サダ子委員  代表質疑でも取り上げました石炭火力発電所、仙台パワーステーションについて伺いたいと思います。代表質疑でも申し上げましたことの繰り返しになりますけれども、述べさせていただきます。  そもそも仙台パワーステーションの立地の経緯についてなんですけれども、震災後丸1年ですね、2012年4月20日に宮城県の東京事務所で村井知事が、伊藤忠エネクス株式会社の100%出資会社でありますJENホールディングス株式会社と面談し、相手方から、石炭火力発電のできる広い土地を探しているので好適地を紹介してほしいと、また、大きな船が入るので港が近いほうがいいと、そういう相談を受けておりました。それに対し村井知事は、広さや要件等があるだろうから、県の産業立地推進課の課長からワンストップで調整させますというふうに応えております。相手方が帰った後に知事は、東京事務所から産業立地推進課長に、すぐ復命してほしいと、こういうふうなコメントもしております。このことから、村井知事が石炭火力発電所誘致に直接関与したことは明らかだと思いますけれども、いかがでしょうか。 80: ◯環境局長  その件につきましては、本会議でもお答え申し上げましたが、私どもが本件の情報に初めて接しましたのは2012年、平成24年11月に宮城県が設定した打ち合わせということで、それ以前の状況については存じ上げないところでございます。  ただいま委員からの御指摘もございましたけれども、これについて私どもが承知していない以上、コメントすることはかなわないところでございます。 81: ◯嵯峨サダ子委員  これは、仙台港の石炭火力発電所建設問題を考える会が宮城県に情報開示した文書でこういうふうに書いてあるわけです。ですから、これは事実であります。この事実について、何もコメントできないという立場なんでしょうか。市としてどんなふうに考えているんでしょうか。 82: ◯環境局長  お尋ねは、知事の関与が直接的にあったかないかということでございまして、それについての説明責任は、一義的には宮城県にあるものと考えてございます。第三者の立場にある私どもがコメントする性質のものではないということでの答えでございます。 83: ◯嵯峨サダ子委員  でも、そうでしょうかね。私は、やはりこの場所で即決をして県の担当者に直接指示を出すというのは、明らかに知事が立地に関与したと、むしろ協力をしたと言っても差し支えないんだと思いますよ。  問題は、知事の環境に対する認識のなさ、企業誘致しか頭にない、そして仙台市の意見も聞かずにトップダウンで進めたと、これは重大な問題だというふうに思います。もし私が環境局長だったら、知事に対して強く抗議すると、それぐらいの問題だというふうに思うんですよ。どうでしょうか。 84: ◯環境局長  基本的に知事との関係につきましては、私どもの市長がこれにのって当たるべきものと思いますが、本件につきましては、私どもが関与を認めるとか認めないという性質のものではないと考えてございます。 85: ◯嵯峨サダ子委員  でも、実際に建設されているのは仙台市域の中ですよ。そのことはやっぱり強く私は申し上げたいと思うんです。  この2012年4月20日以降、県主導で立地の検討が進められました。翌月の5月17日以降、JEN石炭火力発電所の立地検討に係る関係者打ち合わせが行われ、そして7月の電話のやりとりによれば、石巻港とあわせて仙台港も第2候補地として挙がっております。そしてその後、石巻港はなかなか難しいということで、本格的に10月18日、仙台市での石炭火力発電事業に関して計画の概要、候補地などの資料が伊藤忠エネクス株式会社から出されておりました。  先ほどおっしゃった11月14日、県が設定した関係者打ち合わせに、初めて仙台市の環境都市推進課と環境対策課が出席をして説明を受けておりました。代表質疑での答弁は、説明内容は立地検討を行っている概要にとどまるものであり、具体のスケジュール等は定まっていないというものでございました。しかし、開示された文書を見ますと、5月17日の県との関係者打ち合わせでは事業スケジュールについて書いておりまして、2017年の操業開始を想定していると、このように報告されているんです。市は、関係者打ち合わせに出席した段階で、計画が進んでいるという認識はなかったのか。仙台港への立地がなぜ検討されたのか、その経緯について県に情報の公開を求めるべきではなかったのかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 86: ◯環境共生課長  本件については、平成24年、2012年11月の打ち合わせにおいて、事業者より石炭火力発電所の建設を検討している旨の説明を受けたところですが、立地検討を行っている概要にとどまるものであり、具体に計画が進んでいるとの認識は持ち合わせておらず、情報公開を求める必要性を認めなかったところでございます。 87: ◯嵯峨サダ子委員  やはりその辺の認識が私、甘いというか、低過ぎるんだと思いますよ。そういう認識だから仙台パワーステーションのアセス逃れを実際的に許してしまっているのではないでしょうか、伺います。 88: ◯環境共生課長  平成28年4月からの電力小売の全面自由化等を背景として、本市域においても大規模な土地造成等を伴う太陽光発電所や石炭火力発電所等の計画が出現した状況を踏まえ、平成27年12月に火力発電を含む各種発電施設を環境アセスメントの対象とする制度改正を行ったところでございます。  仙台パワーステーションにつきましては、制度改正前の着工となり、適用はかなわなかったところでございます。 89: ◯嵯峨サダ子委員  この事業者は、そういう市の状況を見透かしてこういうことを進めてきたんだということを私は言いたいわけですね。本来であれば、市が初めて関係者打ち合わせに出席した11月14日、この時点でアセスの規則を改正して仙台パワーステーションを対象にできたはずです。国の環境影響評価法改正を受けての事業実施前の計画段階配慮手続を私は代表質疑で求めました。これからのことですけれども、環境局長はこれに対して、本市域への石炭火力発電所の立地抑制に向けては、これにかわる本市独自の方策を講ずることが有効と考えておりますと答弁されました。本市独自の方策とはどういうことなんでしょうか、具体にお伺いします。 90: ◯環境共生課長  法に定める計画段階でのアセスメントの趣旨は、代替的な複数の計画案を作成し、より環境への影響が小さい計画へと促すものであり、事業計画を中止させる調整機能は有しておりません。  本市といたしましては、今後、専門家の方々の御意見をいただきながら、実質的に立地抑制につながる効果的な方策を検討してまいりたいと考えております。 91: ◯嵯峨サダ子委員  このアセスの方法自体が、課長おっしゃるように事業を中止させる機能は有していない、それはもっともです。それは当たり前の話であって、だけれども、やはり計画前段階で住民が参画できると、そういう仕組みづくりは非常に大事なことなんですよ。  仙台市は、その後の事業実施前の段階のものは割と早く着手しているから、それはそれで評価いたしますよ。ですけれども、そうではなくて、私が京都市の事例で申し上げたように、京都市は、もう実は国の法改正以前に計画前段階の評価要綱を策定しているんですね。平成16年10月に京都市が独自に京都市計画段階環境影響評価要綱を策定して、計画の立案の段階において環境の保全のために配慮すべき事項についての検討を行ってきていたんですね。その後、法の改正があって、この計画段階配慮手続に関する手続が新たに設けられたほか、事業者が作成する文書のインターネットによる公表、環境影響評価を行う方法等について記載した文書の内容を周知させるための説明会の開催等が事業者に義務づけられることとなりましたと。これが国の法改正の中身です。こうしたことから、京都市は条例と法の手続との整合を図るとともに、本市の健全で恵み豊かな環境の保全についてより一層適正な配慮がなされ、環境への影響をできる限り少なくするために、法の対象事業より規模が小さい事業についても本市独自に計画段階環境配慮に関する手続を義務づけるなど、環境影響評価制度の充実強化を図るための手続等を定めることとしました。条例の一部改正を行っているんです。  ですから、京都市のようなきちんとした条例でもって住民が直接、計画前段階から参画できるという、そういうものに仙台市の条例も改正すべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 92: ◯環境局長  本市域への石炭火力発電所の立地抑制に向けては、条例による計画段階のアセスメントにかわる本市独自の方策を講ずることが有効と考えております。具体的なところは、これからの知恵の出しようというふうになりますが、他都市の前例を頼みとしつつも、一方においては前例に頼ることなく私どもがみずから道を切り開いていくと、そのような考えのもとに、計画段階において市民の方が関与できる仕組み、なおかつ実効的に立地の抑制につながるような方策ということを念頭に置き、鋭意検討を進めさせていただければと、このように思っております。 93: ◯嵯峨サダ子委員  何か、前例にとらわれることというのは、郡市長の創例主義のことをおっしゃっているのかなというふうな印象を受けたんですけれども、条例よりも上のものってあるんですか、仙台市で。そうじゃないんですか。やはりそれは本市独自の立地規制に抑制する、そういうものはそれでもって、もちろんあっていいと思いますよ。ですけれども、やっぱり条例に義務づけるということは、それとともに非常に重要なことでありますので、そのことを私が申し上げているんですけれども、いかがでしょうか。 94: ◯環境局長  今、私がぼんやりと頭に描いておりますのは、実質的に義務づけるという形でございます。今は形式的には任意なんですけれども、これに事業者が応ずるか応じないか、そのことをもって企業の姿勢が問われる、厳しく問われる、そのような仕組みをぼんやりと頭に描いてございまして、みそは逆に条例による義務づけは行わないと、ここにあるのではないかと思っております。 95: ◯嵯峨サダ子委員  ちょっとはっきり私は理解ができないんですけれども、これはやっぱり市民的な議論が当然必要な事柄だと思いますから、引き続き議論させていただきたいと思います。終わります。 96: ◯赤間次彦委員  7月23日に市長選、仙台市民の判断が下されました。新しい市長は立場上いろいろありますけれども、108万市民の代表として仙台市長の席にお座りになり、皆様方に訓辞をされたと思います。今いろいろお話を聞いていますと、答弁の中には現場主義というお話もありましたし、質問者の中には創例主義という話もありました。マスコミでは聞きますけれども、8月22日からですか、新市長がこちらにおられて、そうしますと市長訓辞があったと思うんですね。そのときにはどこまでの方、多分課長以上、きょうここに来ている方は皆さんが直接お聞きになっているかもわかりません。  そこでちょっと確認だけさせていただきたいのは、今定例会は決算でありますから、前の市長我々のほうに上程されまして、審議をして、それがずっと108万市民の生活にいろいろな部分が行くと。そのときに言葉の部分で、ガス局の事業管理者は答弁しました。3局長のほうに、市長からそう言われた創例主義をどのように自分たちで胸に秘めているのか。  そして大事なのは、これはよく言われるのは、5400億円、一般会計で。いろいろな部分で義務的経費もあり、投資的なのはもう数少ないと。108万人の人口でいくと、1人50万の予算部分があると。公債費含め人件費含め、それから扶助費を引くともう半分はなくなると。それから補助金とか、あるいはいろいろな中小企業の補助とかね。そうしますと投資できるのは1人7万円ぐらいになるんだと。実質約700億円ちょっとなんですけれども。  例えば自分たちで、市長がそう思われたらゼロベースで、財政局と話し合いするときにいろいろ、これはもう制限がありますよ。しかし逆に言うと、市長がかわられて、創例主義でいろいろやってくれという部分になると、ゼロであれば、例えば環境局ならこういうことをやってみたいな、経済局ならこう、あると思うんですよ。ただ、そのときには実際財政といろいろやって優先順位、では裏づけはどこにあるのということでどんどん削られていくと。だから、逆に言うとどのように受け取るか。皆さんは市民に対する奉仕をする奉職の部分ですからね。やっぱりどのように受けたかというのは大事な部分なんです。  今回は初めての議会でありますので、3局長におかれましては新市長の訓辞をどのように受けとめられたのか、その部分だけお聞かせください。 97: ◯経済局長  今、委員のほうからお話のございました訓辞につきましては、当然、私以下、経済局の幹部職員も8階ホールのほうで聞きまして、統一の対応といたしましては、早速翌日だったと思いますが、局内部長会がございましたので、その場で私のほうから、当然皆さんお聞きだと思うけれども、市長からこのような訓辞があって、その中で創例主義を初め主要なポイントが市長の新しい方針として示されたので、これについては各課の課長のほうにもきちんと伝達した上で、その言葉の趣旨に従って、今後の事業の進め方については意を用いてもらいたいという旨を伝えたところではございます。  その後、我々の局の仕事の話ではございますけれども、例えば早速、現場主義という部分につきましては、市長のほうからも農業視察、天候不順が夏場長かったものですから、そちらのほうにまず行きたいというような話も出ましたので、こちらのほうで8月中にすぐ手配をしまして、泉区根白石のほうに行っていただきました。また、その後、東部地区の視察の際には、新しく設置されました排水ポンプ場の視察ですとか、あわせて、車中からだったと思いますけれども、東部の水田の視察もしていただきまして、このような部分で、市長の現場へ出かけていってみずからの目で見て、今後の対応等を具体に検討したいというような姿勢については、同行した職員等についても十分伝わったものというふうに考えておりまして、今後の事業推進に当たりましても、私のほうからもそのような市長の基本的な考え、姿勢についてはその都度注意喚起しながら事業のほうは進めてまいりたいと考えているところでございます。 98: ◯文化観光局長  私のほうも、訓辞があった後、局内できちんと共有をさせていただいております。局内課長以上の職員の会議ですとかさまざまな場で共有させていただいておりまして、私自身の受けとめということで申し上げますと、現場主義も創例主義も、言葉が適切かどうかということはさておきまして、その考え方としましては非常に共感を覚えると申しますか、大切なことではないかというふうに感じております。  私自身も外から来ている人間ということもございまして、昨年の4月にこちらに参りましてから、市内さまざまな現場を見せていただいております。観光関係、スポーツ関係、文化関係、さまざまございますけれども、うちの所有する施設を初めさまざま現場を見せていただいているところでありまして、今後ともその取り組みが必要ではないかということで、一層その部分、心がけてやっていきたいと思っております。  そしてまた、創例主義ということでございますけれども、我々取り組んでいる仕事といいますのも、なかなか前例のないものというのも多いというふうに今感じております。組織自体が昨年の4月に新たにつくられたということで、もちろん市民局、経済局の中から持ってきたという部分もあるわけでありますけれども、ただ、新しく東北連携推進室という組織をつくったりですとか、あるいは新しい組織でこれまでになかった視点で、例えば文化スポーツというコンテンツを交流人口の拡大に生かしていく、こういった考え方も含めて仕事を進めていかなくてはいけない。そういった中で、前例のないものも非常に多いというふうに昨年から私自身感じていたところであります。そういった中で、市長のほうからも創例主義、前例にとらわれることなく進めていくと。  今、委員のほうからありましたとおり、義務的経費、人件費、公債費、扶助費、こういうものの割合というのは非常に高いわけでありまして、経常収支比率も非常に高どまりを続けているというわけでありますけれども、ただ、そういう中で700億円程度かもしれませんが、政策的経費、いわゆる施策的経費の中でもなるべく効果的な施策が講じられるようにということで、一例を挙げますと、インバウンドなんかでもこれまでやってきたのとはまた違う形で新たにターゲットを明確にして、そのためにどういうプロモーションをしたらいいか、どういうコンテンツが有効なのか、そういうことを考えていくですとか、そういったような取り組みをこれまでも進めてきたところでありまして、市長の訓辞を受けて、さらにこれまでの取り組みを拡充、強化してまいりたいというふうに考えているところでございます。 99: ◯環境局長  市長訓辞でいただいた三つのお言葉につきましては、まず、創例という言葉自体はさておき、考え方としては私どもとしてわかりやすく、すとんと腹に落ちるお言葉であったなと思います。これから自信を持って市長と一緒に市政を推進してまいりたいなと、このように感じました。  これからに向けてということですけれども、この間の本会議の議論などを私も拝聴しておりますと、やはり二元代表制の一翼である市議会とともに御議論を交わさせていただきながら市政を進めてまいりたいという市長の思いと私は強く感じたところであるので、私、先ほどの答弁で、あえて創例という言葉は言わないで前例にとらわれずという言い方をしたんですが、これは今までの取り組みを全く御破算にしてゼロからスタートするという意味ではないと受けとめてございまして、これまでの市政を継承しつつ、郡市長としての色合いを出しながらこれから議会と御一緒にやっていくんだと、このように受けとめたところでございまして、新年度以降に向けて、それを具体の形にできるよう職員とともに知恵を絞りたいと思います。 100: ◯赤間次彦委員  3局長の答弁いただきまして、ありがとうございます。そして、あえて今、環境局長のことに触れようと思ったんですけれども、今お話しいただいたので。  いろいろな考え方を持つ人いると思いますが、私自身は創例という言葉はいいと思っているんです。逆に言うとイメージがすぐ湧くものですから、それを今まで使ったことないとか、しかし、一般的に使われている言葉が現代語としていろいろな辞典に載っていくわけですから、言葉というのはいろいろ変わっていく部分があると。ただ、それをいかに形にするかが問題なんですね。ですから、逆に言うと市長だけじゃないんですよ。市職員の皆さんもそうですが、我々議会のほうも市民が見ていますから、見ているというか読んでいますからね。そうすると、例えば経費の面、皆さんと同じ答えを我々するんです。相談受けると、これはもう言ったって無理ですよと。例えば優先順位もありますしと、こういうのはねと。ただ、道路関係、ここは建設でありませんけれども、アプリを使っていろいろ直るのもあるし、我々行けば年間どれくらいで通るかどうかもわかってきますからと。今度の市長、何と言っているのと。多分我々もこれは言われる側なんです。そうしますと、皆さんも同じですけれども、どのように変わっていくのかも含めて精神的、気持ちの問題が大きいと思うんで、大変申しわけありませんが、通告なしであえてお聞きしました。  今年度までは、市長はかわりましても、これは奥山市政8年間の部分の総括になるわけであります。そして、これからは郡市長の部分がなるものですからね、やっぱり108万のために前に進む分であれば、我々よく言うのに是々非々でこれは臨ませていただきますし、そういう意味で創例という言葉は、ぜひ前に進む部分が多く含まれているんじゃないかと思いますので、今後ともひとつどうぞよろしくお願いします。 101: ◯委員長  ほかに発言等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 102: ◯委員長  なければ、次に閉会中継続審査についてお諮りいたします。  「アシ☆スタを中心とした創業支援の取り組みについて」及び「PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の適正処理について」を閉会中も継続して審査することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 103: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、そのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。  次に、ただいま決定いたしました閉会中継続審査事項等に関連して、他都市視察を実施したいと考えております。  まず、視察日程でありますが、11月13日月曜日から11月15日水曜日までの2泊3日を予定しております。  次に、視察先ですが、副委員長とも相談の上、先ほど御決定いただきました「アシ☆スタを中心とした創業支援の取り組みについて」及び「PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の適正処理について」の調査を中心とし、現在候補地を考えております。  基本的にはこのようなことで進めてまいりたいと考えておりますが、視察先の都合等もありますので、その詳細や今後の変更につきましては正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 104: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただきます。  なお、先進都市の施設等の視察に当たりましては、今後の委員会運営上、当局にも御同行願いたいと考えておりますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 105: ◯委員長  御当局もよろしいでしょうか。                  〔当局同意〕 106: ◯委員長  それでは、そのようなことで進めたいと思います。  なお、同行者の選任については、正副委員長に御一任いただければと思いますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 107: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただきます。  以上で所管事務を終了いたします。  これをもって委員会を閉会いたします。...