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  1. 仙台市議会 2017-05-19
    経済環境委員会 本文 2017-05-19


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議概要 ◯委員長  ただいまから経済環境委員会を開会いたします。  本日は柳橋邦彦委員より欠席の届け出がありましたので、御報告いたします。  なお、開会に当たりまして皆様にお断りいたします。現在、夏季期間中につき軽装を励行しております。当局におかれましては上着ネクタイ等を着用せず、クールビズを励行しておりますので、御了承願います。委員皆様上着を脱いでいただいて構いませんので、よろしくお願いいたします。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会開催し、委員会審査事項以外の所管事項について、当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。              《閉会継続審査について》 2: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  審査事項は、「本市農業における担い手育成について」及び「せんだい環境学習館たまきさんサロン)の取り組みについて」でありますが、「本市農業における担い手育成について」は前回の委員会審査しておりますので、本日の委員会では「せんだい環境学習館たまきさんサロン)の取り組みについて」審査いたしますので、よろしくお願いいたします。  それでは、せんだい環境学習館たまきさんサロン)の取り組みについて環境局より説明願います。 3: ◯環境局長  環境局から閉会継続審査事項といたしまして、せんだい環境学習館たまきさんサロン)の取り組みについて御説明いたします。  本市では環境教育環境学習支援施設として、平成15年度より環境交流サロンを設置しておりましたが、昨年4月、東北大学大学院環境科学研究科の御協力により、東北大学青葉山キャンパス内にせんだい環境学習館たまきさんサロン)としてリニューアルオープンしました。たまきさんサロンでは、市民皆様環境学習拠点施設として、環境団体事業者方々協働し、さまざまな取り組みを進めております。  詳細につきましては、お手元資料1に基づき環境共生課長より御説明申し上げます。 4: ◯環境共生課長  せんだい環境学習館たまきさんサロン)の取り組みについて御説明させていただきます。  まず初めに、施設概要について御説明いたします。  せんだい環境学習館は、市民皆様環境に関する情報交流の場を提供し、環境学習環境活動推進するため、昨年4月5日に開館しました。愛称をたまきさんサロンとしております。たまきさんの意味は、本市運営しております環境ウエブサイト仮想キャラクターであり、環境の環の字をたまきと読むところから名づけたものでございます。  たまきさんサロンの主な事業は、環境に関するサロン講座開催子供たちへの環境学習の場の提供、セミナースペース図書などの貸し出しでございます。  たまきさんサロンは、地下鉄東西線青葉山駅に近接する東北大学大学院環境科学研究科1階にございます。平日は午前10時から午後8時半まで、土日祝日は午前10時から午後5時まで開館しておりまして、閉館日は原則月曜日としております。  施設内には入り口を入りますと手前にサロンスペース児童スペース、奥にセミナースペースを備えています。各スペースについて紹介いたします。
     セミナースペースは定員42名でございます。ここではサロン講座開催するほか、環境団体を初め、市民皆様環境学習会議などにお使いいただけるよう、無料で貸し出しを行っております。  サロンスペースは広く一般の方に開放し、約2,000冊の環境に関する図書閲覧貸し出しを行っており、少人数での打ち合わせなどにもお使いいただけます。陳列している学習教材は手にとって遊びながら学習していただくことができます。また、サロンスペースの一角には小さいお子様連れの方にも気軽に御利用いただき、親子一緒学習できるよう、児童書などを備えた児童スペースを設けております。  次に、利用者状況について御説明いたします。  こちらはたまきさんサロンの前身である環境交流サロン平成15年度末に市役所本庁舎1階に設置されてからの施設利用者数推移でございます。環境交流サロン本庁舎1階にあった平成16年度、17年度には年間5,000人前後の利用者がありましたが、平成18年度に環境局庁舎移転に伴い小田急ビルに移ってからは本庁舎のころを比較すると面積が半分程度になり、また、場所ビルの9階ということで、当初3,000人程度利用者が徐々に減少傾向となり、休館前の平成26年度には年間利用者数は1,200人程度でございました。せんだい環境学習館たまきさんサロン)として青葉山にリニューアルオープンした昨年度はさまざまな取り組みを進めた結果、4,274人の皆様に御利用いただいております。  利用者の内訳でございますが、昨年度の利用状況につきまして世代別目的別に見たものがこちらでございます。年間利用者4,274人のうち、中学生以下の子供は727人で2割弱、大人が3,547人で約8割となっております。目的別に見ますと、たまきさんサロン環境団体等が主催する講座などへの参加とそれ以外の自由来館による利用はほぼ半々の割合となっております。  続きまして、平成28年度に実施した取り組みについて御説明いたします。  たまきさんサロンでは昨年4月の開館以来、東北大学環境に関する活動を行うNPOなどの協力を得ながら、サロン講座を月2回程度年間26回開催いたしました。サロン講座には一般講座親子向け講座があり、参加者について特に条件を設けない一般講座では市民に身近な里山である青葉山を歩いて自然観察をしたり、自然災害環境問題について考察を深めたりする講座を実施し、幅広い世代の方に御参加をいただきました。  また、主に小学生以上の子供とその御家族を対象とした親子向け講座では、携帯電話を分解して金属資源リサイクルを学んだり、オジギソウやハエトリソウなど珍しい習性を持つ動く植物を観察するなど、多彩な企画を実施しました。子供はもちろん親御さんからも日ごろ体験できないことを体験学習し、環境への関心理解が深まったなどの感想をいただいております。  昨年度は小学校による環境学習での利用にも取り組んだところでございます。  具体例として、市民事業者、行政の協働により省エネ、創エネ蓄エネの3Eに取り組むせんだいE-Action実行委員会参加企業4社の御協力を得て、企業環境への取り組みについて学習を行いました。これは小学校での企業訪問環境学習へのニーズに対応するため、これらを合わせてカリキュラムとし、事業者と調整をしながら新たに学習内容を企画したものでございます。  また、環境に係る先端技術についてわかりやすく理解環境問題への関心を深めるため、東北大学との連携により水素自動車の模型を使った体験型学習を行いました。参加した小学校からは大変充実した内容だったとの感想をいただいております。  平成29年度の取り組みについて御説明いたします。  昨年度の利用者数約4,300人を踏まえ、今年度は利用者数について本庁舎1階に環境交流サロンが設置されていたころと同程度の5,000人を目標としております。取り組み方向性といたしまして、子供たち環境学習の場としての活用推進環境への理解を深める自主事業充実環境団体等との一層の連携推進の3点に留意しながら進めてまいります。  1点目の子供向け環境学習の場としての活用推進につきましては、昨年度に引き続き魅力的な親子向け講座を企画し、開催するとともに、今年度は新たに東北大学環境団体等に御協力をいただき、小学校総合学習等で御利用いただける、体験学習を交えた24の環境学習プログラム集を作成し、市内の全小学校に配付いたしました。内容地球温暖化やエネルギー問題、さまざまなリサイクルの仕組みなどを大学教員NPOなどの専門家小学生にもわかりやすく説明するものでございます。年間を通じ随時受け付けておりますが、現在までに九つの小学校から御利用の希望をいただいております。  また、小学生向け図書のほか、幼児向けの絵本も充実し、本を借りるごとにスタンプが押され、3回借りるとLEDライトなどの啓発グッズがもらえる図書ポイントカードなども新たに開始いたしました。  2点目の環境への理解を深める自主事業充実につきましては、昨年度に引き続き多様なテーマでサロン講座を実施するとともに、市民皆様環境問題に関心理解を深められるよう、新刊の本を中心に閲覧貸出図書を幅広く紹介してまいります。今年度は新たに新着図書を紹介するリーフレットを作成し、施設紹介のパンフレットとあわせ図書館や市民センターなど市民利用施設配架するほか、ワケルバスでの環境施設見学会などに御参加の方などにも配布し、幅広く広報に努めているところでございます。  3点目の環境団体等との一層の連携推進につきましては、市民環境教育環境学習推進に取り組むFEEL SendaiせんだいE-Action実行委員会を構成する市民団体事業者を初め、さまざまな環境団体との連携をさらに強化してまいりたいと考えております。今後ともたまきさんサロン市民皆様環境について学び、交流する、市民環境学習拠点として御利用いただけるよう、一層の取り組み推進を図ってまいりたいと考えております。 5: ◯委員長  ただいまの説明を含めて、本件について質問等はございませんか。 6: ◯嵯峨サダ子委員  たまきさんサロン環境学習拠点施設として非常に御利用者も徐々にふえているという御報告でございました。  それで、まず初めにお伺いをしたいのは、5ページの利用者数推移のグラフなんですけれども、本庁舎1階にあった環境交流サロンのときの利用者が一番最高の利用者数ですよね。5,557名。徐々に小田急ビルに移ってからは利用者が減って、青葉山に移ってからまた盛り返しているという、こういう利用者推移なんですけれども、この推移場所が変わったりしたという理由もあるかと思うんですけれども、そもそもの本庁舎にあったときからの活動内容、それから利用者利用状況とかも鑑みて、どんな理由でこういう利用実態になっているのか、お伺いしたいと思います。 7: ◯環境共生課長  本庁舎では人の出入りが多いことから、それに伴いまして利用者が5,000人程度でございましたが、小田急ビルにおきましてはビルの9階であること、また、交流スペースが不十分であったこと、講座開催なども難しかったというようなことが要因となりまして、利用者が減少したものと考えております。  昨年のたまきさんサロンのオープン後はスペースが十分に確保できたことですとか、さまざまな団体連携してサロン講座開催するなどの取り組みを図りまして、多くの方々利用につながったものと考えております。 8: ◯嵯峨サダ子委員  本庁舎1階にあったとき、たしか私の記憶ですと環境団体の方も結構いつも、常駐とまではいかないけれども、いらしたような記憶がありまして、そういうことも利用者数一定程度、5,000名を超える方々利用されていたということもあるかというふうに考えます。もちろん場所がよかったということもございますけれども。  それで、たまきさんサロン、そもそも環境局の環という文字からたまきと呼ばせてたまきさんサロンということなんですけれども、この名称の由来も含めて、まだまだ市民の中にはこのたまきさんサロンの存在を含めて認知度がまだまだ足りないのではないかなというふうに感じるところです。  それで、これからいろいろPR等もしていただくと思いますけれども、一番、立地的にも青葉山地下鉄東西線の駅に近いということもあるし、地下鉄の構内にたまきさんサロンを周知させるような掲示をするとか、そういうことも積極的にPRをしていくということが必要じゃないかなというふうに思うんですけれども、利用時間も今お聞きすると平日午後8時半までということなので、お勤め人の方も利用できる時間帯も開いているということでございますから、そういうあらゆるツールを使ってPRに一生懸命取り組んでいただきたいなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 9: ◯環境共生課長  たまきさんサロンにつきましては、開館して1年ということもございまして、認知度の向上はまた今後の課題であるというふうに認識してございます。今年度はウエブサイトや市政だよりによる広報に加えまして、新たにワケルバスでの環境施設見学会施設貸出図書について御紹介するとともに、小さなお子様連れの方にも御利用いただけるよう市内の幼稚園、保育所等にも施設児童書を紹介するリーフレットを送付したところでございます。  また、たまきさんサロンイベントにつきまして地下鉄東西線の駅の地域情報イベントボードにてお知らせするなど、さまざまな取り組みを行っておりまして、今後もより多くの皆様たまきさんサロンを御利用いただけるよう、効果的な方法を進めてまいりたいというふうに考えております。 10: ◯嵯峨サダ子委員  やはり、こういう仙台環境学習拠点施設があるんだよということをもっと一目でわかるような形でぜひ広報していただきたいというふうに感じます。  それから、環境団体との連携のことなんですけれども、仙台市内にはさまざまな環境について取り組んでいる団体がございます。そういう団体一覧表なり、そういったものがきちんと整備されているのか、さらには、もっともっと新しい団体ができていると思いますし、そういうことも包含するような環境団体の把握ですとか、そういったことも今後どのように取り組んでいかれるのか、お伺いしたいと思います。 11: ◯環境共生課長  環境団体につきましては、一覧表という形ではございませんが、資料で御説明いたしました市民環境教育学習に取り組むFEEL SendaiせんだいE-Actionなどにはさまざまな団体構成員となっていただいておりまして、これまでさまざまな環境団体が講師となるなど、それぞれの団体が持つ人材、専門性ですとかネットワークを生かしながら環境啓発事業を進めてきたところでございまして、今後とも市内のさまざまな環境団体連携して事業を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 12: ◯嵯峨サダ子委員  日常的に環境団体連携を強めるためにはサロン職員体制も大事だというふうに思うんです。現在の職員体制がどうなっているのか伺います。 13: ◯環境共生課長  たまきさんサロンでは3名の嘱託職員が常駐してございますが、そのほかにも環境啓発事業を担当している環境共生課職員4名の体制環境団体との連携など、サロン事業にかかわる啓発事業を実施しているところでございます。 14: ◯嵯峨サダ子委員  開館時間との関係なんですけれども、平日午後8時半までということなんですが、この3名の職員体制でこの午後8時半までの時間帯を回しているんでしょうか。 15: ◯環境共生課長  嘱託職員3名につきましては交代制で勤務しておりまして、1日につき2名を基本として勤務しているところでございます。 16: ◯嵯峨サダ子委員  そうすると、3名でローテーションを組んでいるということで、その日1日は2人はいるという形ですね。でも、これで体制が十分なのかどうかというのはもっともっとこれから市民の皆さんにたくさん来ていただいて、いろいろな交流学習講座とかする場合に、これで十分なのかどうかというのは十分やはり検証する必要があるというふうに思うんです。足りなければ増員するなど、そういったことも含めて対応すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 17: ◯環境共生課長  サロンで常駐している職員につきましては3名で交代勤務サロン運営に当たっているところではございますが、サロンで展開する事業につきましては啓発事業を担当する正職員4名も一緒に担当しているところでございます。 18: ◯環境局長  体制充実というのは私どもも基本的には目指していきたいという気持ちはありますけれども、いかんせん仙台市全体としての職員体制の中での議論というものもあるかと思います。まず5,000人の目標に向けて取り組みを進める中で、来館者の動向ですとか、あとは利用者のお声も聞きながら、その辺についてはさらに今後課題とさせていただきたいと思います。 19: ◯嵯峨サダ子委員  ぜひ体制も十分とるように求めておきます。  今、局長の話の中で利用者のお声もお聞きするということなんですけれども、これまで利用されてきた方々のお声を例えばアンケートなりなんなりでとっていらっしゃるのか、とっていなければこれからどんな形でとっていかれるのか、最後にお伺いしたいと思います。 20: ◯環境共生課長  利用者からのお声につきましては、講座等参加した方につきましては講座ごとアンケートを行い、ふだん体験することのできないことが体験できた、専門家からの丁寧でわかりやすい説明でよく理解できたなど、おおむね好評をいただいているところでございます。  また、自由来館の方からはより小さなお子様対象とした児童書配架を求める声もいただいており、今年度児童書充実を図るとともに、図書についての広報にも取り組んでいるところでございます。  今後も利用者皆様からの声を今後の施設運営講座などの事業運営に生かしてまいりたいというふうに考えております。 21: ◯委員長  本件について、ほかに御質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 22: ◯委員長  なければ、これをもって委員会閉会いたします。...