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  1. 仙台市議会 2016-12-21
    次世代育成調査特別委員会 本文 2016-12-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから次世代育成調査特別委員会を開会いたします。  本日は、沼沢しんや委員より欠席の届け出がありましたので、御報告いたします。  本日は、説明員として子供未来局及び教育局から関係職員の方々に御出席いただいておりますので、よろしくお願いいたします。  本日の日程は、お手元に配付の日程に記載のとおりであります。まず、調査項目の中の学びのための環境整備、施設・設備等及び学校外等における安全・安心な生活環境の確保等に関連して、1つは「学校の施設整備について」、2つ目、「通学路の安全確保について」、3つ目、「児童生徒安全確保対策について」、以上3点について当局から御報告をいただき、これらの報告事項に関しまして委員間で認識を共有して、その上で今後具体の取り組みについて議論していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、「学校の施設整備について」、「通学路の安全確保について」、「児童生徒安全確保対策について」、以上3件について教育局より御報告願います。 2: ◯学校施設課長  私のほうからは学校施設整備について御説明いたします。  資料1をごらんください。  教育局におきまして現在まで取り組んでまいりました耐震化工事や、災害で被災した学校の改築修繕等の災害復旧が終了したことから、今後は防犯対策教室不足への的確な対応、トイレの洋式化、施設の老朽化対策等を踏まえた改修を進め、児童生徒の安全・安心の確保や学習、生活環境の整備を進めてまいります。  それでは、詳しく御説明いたします。  1番として、これまでの取り組みでございます。平成8年度から実施してまいりました耐震化工事、これは耐震壁や耐震ブレスの設置工事でございますが、平成23年度、ちょうど地震の年に完了しております。また、東日本大震災で大きく被災した蒲町小学校、南光台小学校、七郷中学校の校舎改築につきましては、平成26年度までに完了しております。また、資料には触れておりませんが、被災した六郷小学校屋内運動場につきましても平成25年度に改築を完了しております。このほか天井材等、専門的には非構造部材または二次部材と申しますが、この落下防止工事についても、今年度において全校工事を完了しております。  次に、2番目としまして今後の主な取り組みでございます。  まず最初に、(1)といたしまして不審者等への対策でございます。従来より学校に門扉やフェンスの設置などの不審者の侵入防止対策のほか、実際の侵入に備えた防犯警報装置の設置をしていたところでございますが、今年度防犯カメラの設置を行っているところでございます。現在5校で取りつけ工事を行っております。今年度設置する5校については、運用開始後、有効性や使用状況を検証した上、今後の他校への設置を検討してまいりたいと存じます。  ちなみに写真は住吉台小学校に取りつけた防犯カメラ、玄関先のところです。それと、福室小学校教頭先生の机に設置したモニターの写真となっております。  次に、(2)といたしまして教室不足への対応でございます。大規模校の教室不足解消のため、現在(仮称)広瀬第二中学校及び(仮称)七郷第二小学校につきまして、それぞれ平成31年及び平成32年の4月の開校を目指しまして、現在設計を進めているところでございます。  なお、岩切中学校の改築、上杉山通小学校の増築につきましては、平成28年度に供用開始し、岩切小学校の増築については平成29年度の当初に供用開始を予定しております。  裏面をごらんください。  (3)といたしまして、トイレの洋式化でございます。洋式化につきましては二通りの整備を行っております。  1つ目は、平成17年度から行ってきたトイレの大規模改修でございます。これは配管や内装の老朽化、トイレの臭気対策として、校舎の縦の1系統の配管の部分を含めて内装、便器の洋式化の改修をするものでございます。今年度は3校において施工しており、今後も継続して推進してまいります。  もう1つはトイレブースの単位での改修でございます。1つ目で紹介した方法は整備に長時間を要することから、早期に洋式化を進める方策として便器のみを洋式化する工事でございます。現在、今年度は11校にて設計を行っており、来年度より整備を進めてまいります。
     写真上段は、八幡小学校における大規模改修のトイレ改修の状況でございます。左が前、右が改修後の写真です。下の段の写真は、現在まだトイレブースのそのものの整備はまだ行っておりませんが、必要に応じて洋便器を設置しなければならない学校における洋便器の設置状況の写真でございます。将監中央小学校で行っておりました。  次に、(4)といたしまして震災の経験を踏まえた施設整備でございます。学校の屋内運動場児童生徒が使うほかに災害時に避難所となるところから、今後10年間程度をかけて既存のトイレの洋式化と身障者対応のトイレ、ひろびろトイレの設置をしてまいります。この件に関しては先日の議会で補正予算を議決していただきました内容でございます。  次に、(5)といたしましてエアコンの設置でございます。保健室のエアコンの設置は、体調不良になった児童生徒を保護する目的で整備しております。今年度で小、中学校、全てにおいて設置を完了いたします。もう1つは音楽室のエアコン整備ですが、合唱や楽器の演奏において付近住民の皆様への音の対策といたしまして窓を閉め切る必要があるためにエアコンの設置を進めているところでございます。この整備は平成32年度までに全校完了する予定となっております。  写真は蒲町中学校の保健室に設置しましたエアコンでございます。ちょっとわかりにくいんですが、上部にある2基がエアコンの吹き出し口になっております。  最後に、(6)としまして施設の老朽化対策でございます。これについては仙台市公共施設総合マネジメントプランの方針に沿って、関係部局と調整を図りながら改修または改築の検討を進めてまいります。  なお、今年度は5校をモデルケースといたしまして、改修の方針や工事期間等の検討を行いながら設計を進めております。 3: ◯学事課長  私のほうからは通学路の安全確保について御説明申し上げます。  お手元の資料2をごらんください。  まず、学校の通学路の安全確保に関する取り組みについてでございます。通学路の安全確保につきましては、学校を中心にさまざまな取り組みを行っております。  最初に、通学路の安全点検による危険箇所の把握でございます。これは学校で実際に通学路を巡回し、通学上支障があるような場所を把握するものでございます。この把握を基礎としてそのほかの取り組みにつなげてまいるような形となります。  次に、登下校時の交通指導でございます。交差点や交通量の多い横断歩道など、通学路の中で特に配慮したほうがよい場所について、学校の状況にもよりますが、PTAの皆様や交通指導隊あるいは地域のボランティアの方々とも協力して、登下校時に街頭で子供たちが歩道をちゃんと歩いているか、青信号で横断歩道を渡っているかといったことを見回るなどして安全確保に努めているものでございます。  次に、危険箇所マップを作成しての注意喚起でございます。こちらも学校単独で行ったり、地域ぐるみ健全育成協議会と協力して行ったりさまざまですが、見通しが悪かったり事故が過去に発生していたりといった通学上注意を要する点や、あるいは街灯が暗い場所、あるいは崖や池があったりといった防犯上注意を要する場所などにつきまして、地図に示しまして注意喚起を行うものでございます。  次に、学校防犯巡視員による巡回指導でございます。こちらは警察官のOBからなる学校防犯巡視員、仙台・まもらいだーが学校周辺や通学路などの危険箇所を中心に巡回し、交通事故等の防止に努めるものでございます。  次に、道路管理者による対応でございます。こちらにつきましては、資料にも記載いたしました路側帯のカラー化や通学路標識以外にも、その通学路の置かれた環境にもよりますが、歩道の拡幅や歩行者注意といった路面標示の実施など、道路環境の面から通学路の改善に努めていくものでございます。  最後に、警察による対応でございます。こちらにつきましては、信号機や横断歩道の設置のほかに、状況によっては時間帯による通行規制の実施、あるいはパトロールの実施などにより安全確保に努めるものでございます。  ただいま申し上げてまいりましたような取り組みは、これまでも学校を初め、道路管理者、警察などにより行われてまいりましたが、これら各機関が連携し、より有効な取り組みとするために、本市では平成26年度に通学路の安全確保に関する取り組み方針を作成し、関係機関による情報共有や協議検討を行っているところでございます。  この取り組み方針による具体の取り組みについて説明いたします。お手元の資料では2、取り組み方針による具体の取り組みについてのところでございます。  まず、仙台市通学路安全推進会議の設置と通学路の合同点検の実施でございます。先ほど申し上げましたような道路管理者、警察機関、教育委員会などの担当者のいる連絡調整の場として仙台市通学路安全推進会議を設置し、年間の活動計画などについて認識の共有等を図っております。また、毎年度30校程度の学校において関係機関が合同で通学路安全点検を実施しております。この点検により、各機関が実際に学校とともに通学路を巡回して共通認識を持った上で話し合いながら、その場所に合った対策を実施しているところでございます。  これまでの通学路合同点検の実施状況につきましては、お手元の資料の一番下に表でお示ししたところでございますが、対策箇所によりましては1カ所の箇所につきまして学校、道路管理者、警察が多重的に対策を行ったりするような場合もございます。また、場所によっては対策に一定の時間を要するために、すぐに対策が完了しないような場合もございますが、このような場合には学校において先ほど申し上げましたような交通指導等での対応を図り、当面の安全確保に努めております。  次に、(2)合同点検以外の対応です。この合同点検により計画的に行っていく対応とは別に、例えば学校の定期点検の結果、危険な箇所が新たに判明するような場合や道路整備の結果、交通量が急増するといった場合も考えられます。このような状況を把握した場合につきましては、随時道路管理者や警察等の関係機関と連携を図った上で、必要な対策を実施していくものでございます。  通学路の安全確保につきましては、ただいま説明いたしましたような取り組みを行っておりますが、今後とも関係機関とも連携協力を密に行いながら、子供たちが安全に通学できる環境の確保に努めてまいりたいと存じます。 4: ◯教育相談課長  それでは、私のほうからは児童生徒安全確保対策について御報告させていただきます。お手元の資料3をごらんください。  最初に、1番の安全確保事業でございます。  まず、(1)の学校防犯巡視員派遣事業でございますが、通称まもらいだーというふうに称して警察官OBを27名雇いまして、市立の幼稚園、小学校、中学校、中等教育学校特別支援学校の登下校や授業時間帯に学校周辺や地域内、通学路などを中心に巡回を行っているところでございます。  次に、(2)の学校ボランティア防犯巡視員でございます。これは各小中学校においてPTAや地域の方、防犯協会、町内会等に協力を依頼しまして、学校ボランティア防犯巡視員として登録をいただき、巡視活動を行っていただいているところでございます。昨年度につきましては市内で6,049名の登録をいただいているところでございます。  次に、(3)の防犯車両の運行でございます。これは市の公用車などに学校防犯車両というマグネットシートを張ってもらい、抑止効果、そういったことを目的として学校防犯車両として運行しているというふうなところでございます。市内郵便局や、あと一般企業などにも協力もいただきながら、昨年度末現在で1,299台の協力をいただいております。  次に、裏面の(4)不審者情報等の全市立学校への一斉通知システムでございます。これは不審者情報等で子供に危害が及ぶおそれのある緊急性が高い情報が入った場合に、こちらからファクスにて全市立学校へ通知しているというふうなシステムでございます。  それから次に、(5)の小学校からの一斉配信メールでございます。これまでも保護者へのメール配信は各学校ごとに行っておりましたが、不審者情報等を近隣の幼稚園や保育施設、児童館、町内会、防犯協会等へ速やかに伝達し情報共有を行うということを目的に、今年度新たにシステム化したものでございます。  次に、2番の地域や関係機関との連携事業でございます。  (1)の地域ぐるみ生活指導連絡協議会との連携、それから(2)の校外指導連盟との連携、(3)の学校警察連絡協議会との連携につきましては、それぞれの団体や警察などとの連携協力のもと、あいさつ運動であるとか地域清掃活動、あとは学区内の危険箇所の点検、それから防犯教室など、児童生徒の健全育成のためのさまざまな取り組みを行っているところでございます。  また、地域ぐるみ生活指導連絡協議会校外指導連盟学校警察連絡協議会との連携を図りながら、(4)の防犯子どもを守ろうデーの実施であるとか、それから(5)の防犯用ののぼり旗や巡回用ビブスを全市立学校に配付し、有効に活用しているというふうな取り組みでございます。 5: ◯委員長  ただいまの報告につきまして、委員の皆様から御質問等はございませんか。 6: ◯渡辺博委員  どうもありがとうございました。ちょっと具体的な質問になりますが、よろしくお願いをいたします。  まず、資料1で御説明いただきました監視モニター設置状況福室小学校では教頭先生のデスクに置いてあるということのようでございますけれども、これ教頭先生のところに基本的には全学校、置くことになっているのかどうか。教頭先生というのは大変お忙しいお立場の方でございます。そこにじっと座っている方ではございません。職員室には誰か必ずいるようでございます。  そういうことを考えれば、設置の場所ということについては工夫をする必要があるのではないかと。常時画面を誰かが見ているということ、そういう視点でそう思うんですけれども、お考えをお聞かせいただきたいというふうに思います。  資料2の1、通学路の安全確保に関する取り組みについてでございますけれども、警察の対応で信号機、横断歩道、交通規制の見直しということがございます。やはり警察の協力というのは大変大事だし、よくしていただいているというふうに思います。  なのですが、通学路というのは、これは確認も入りますけれども、小学校が通学路が指定されている。中学校は入っていない。こういうことなわけですが、確認というのは中学校も生徒たちが通学しているということでありますが、なぜ中学校は通学路を指定していなかったのかなというのが確認でございます。重なる部分も大分ありますけれども、中学校には中学校学区内の事情もあるというふうに思っておりますので、生徒の安全な登下校の確保というのは必要だという視点から、どのようにお考えになっているのか、お聞かせをいただきたい。  警察のお話にまた戻るようですけれども、地域は大きく変わる時期がございます。例えば都市計画道路などが開通することによって地域が結果として分断されてしまって通学路の見直しが必要になってくる。新たに都市計画道路を横断する横断歩道ができ上がってくる。そういうときに通学路を変えたいんだけれども、横断歩道に信号機がない。危険なので当面は安全確保できる通学路を指定するけれども、しかし、実際は新たにできた横断歩道を渡りたい。しかし、信号機がない。同じことの繰り返しになりますけれども、卵が先か鶏が先かの話ですけれども、緊急に対応を要請しても警察の都合で対応できないということになります。  そうすると、これは仮定の話で恐縮ですけれども、それでは横断歩道に信号機ができるまで都市計画道路の供用開始はやめろなんて話も出ないとも限らないわけです。信号機がつかないために。こういうことにどう対応したらいいか。対応する体制が必要だと思います。警察に急ぎ対応してもらうという意味ですけれども。今どんなふうに取り組もうとしているのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  それと、長くなって申しわけありません。あと2問で終わりますけれども、資料3の2ページ、(4)不審者情報に対して全市立学校への一斉通知システム。これは私も関係した一人として大変ありがたいことだというふうに思っております。この現状を確認したいんですが、市立ということです。かつては隣に幼稚園があっても連絡しなかったというばかげたことがあったんです。市立の小学校だけでとどまってしまった。近隣の幼稚園には連絡しなかった。  しかし、(4)の中の御説明にあるように、幼児、児童生徒に危害が及ぶおそれがあるわけです。そのために一斉メールをするわけです。とすれば、この説明の中に漏れたのであればいいんですけれども、幼稚園とか保育園とか、そういうところにもきちんと連絡を私はすべきだというふうに思いますけれども、この説明を見る限りそこは眼中にないというふうにしか読み取れない。この辺のことを確認させてください。  それから、最後です。その次の(5)小学校からの一斉配信メール。これの有効活用はとても大事だというふうに思っておりますが、始まったばかりなのでまだこれからの展開を見なくてはならないというふうに思いますが、しかし、時間をかけることでもないというふうに思う立場から言うと、この小学校からの一斉配信メールを義務的にやるんではなくて、地域にもっと啓発活動をして積極的にお願いをしていく。  私の経験から言うと御希望の方はどうぞ御登録くださいということで希望いたしました。きのう私の地元の原町小学校、不審者が出まして、3時間後にはメールで届きました。児童の足を自転車でひいていった男がいたようでございます。大変、そういうことがあったんだということで対応しなくてはならないというふうに私自身は啓発されましたけれども、もう一度申し上げます。地域への浸透があって、また地域の反応があって初めて一斉配信メールの期待できる効果が出てくるわけでございまして、効果が期待されると言ったらいいのか、その辺について今どうお取り組みになっているのか、今後のことも含めてお聞かせをいただきたいというふうに思います。 7: ◯学校施設課長  私のほうから防犯カメラの運用についての御質問にお答えします。  現在、防犯カメラの取り扱いに関しては校長先生、教頭先生並びにもうお一方、取り扱いをできる方を決めるようにというふうに今お願いしている状況ではございますが、委員のおっしゃるとおりなかなか忙しい先生方なので、なかなか張りついていられないという状況も考えられます。  現在、今設置の完了した段階で1カ月ほど運用してみて、有効に機能するかどうかを検証してまいった上で、取りつけ方、設置の位置などを再度検討したいというふうに考えております。 8: ◯渡辺博委員  ぜひお願いしたい。ただ、これは時間をかけて検証するような話ではないですよ。すぐやれることじゃないですか。それはもうスピード感を持ってやっていただきたいんですが、お考えは。 9: ◯総務企画部長  私のほうから。実はモニターというものが、生の映像を映している限りにおいてはなるべく監視の目があるように、専門の誰か1人が張りつくわけにはいかないので、職員室の中で見えるようにというのはあると思います。  もう一方で、このモニターは再生のときにも使います。再生のときには個人情報の管理のために厳しい制限のもと、見られる人とか見られる場合というものを制限をかけなければなりません。ですので、そういった場合には特定の人だけが見られるようにということがありますので、このモニターを固定で置くのではなくて、普通のときには職員室の中のほうに向けて、それで、再生しなければならないときには教頭先生のほうに向けてとか、そういう運用の形かなと思っておりまして、あと、現場の意見をやはり聞いてからでないと、こちらからこうしなさいという形ではなくて、置いた学校での状況とかも確認しながら早急に決めていきたいと思います。 10: ◯学事課長  私のほうから通学路に関するお尋ねにお答え申し上げます。  通学路について中学校に設定されていないということについてでございますが、中学生につきましては、ある程度成長段階の中で自分の中で認知とか判断をある程度できる段階にあることがございまして、そういった小学生との成長段階の違いというところもございまして、通学路については小学校のみに設定しているというところがあるということでございます。  なお、ただし、そういった学区内での例えば通学上の危険箇所とか、そういったところがもしある場合については、場合によって、そういった中学校で把握した場合については小学校同様に、場合によっては例えば関係機関と話をしながら対応していくところは一緒でございます。  もう1つ、通学路の変更についてでございます。地域の開発状況の中で渡辺委員がお話しいただいたような、例えば都市計画道路の整備に伴って通学路の状況が変わっていくとか、そういったところはございます。そういった中で警察のほうでの信号機設置が追いつかないとか、そういったところがある場合もございます。こういったところにつきましても、そこについてはお話をお伺いしながら、必要に応じて警察にも働きかけを行いながら対応してまいりたいというふうに考えております。 11: ◯教育相談課長  一斉通知システムと一斉配信メールのお答えですけれども、この(4)と(5)はつながっている、連動しているというふうに考えていただければなと思います。緊急の場合には学校に連絡します。学校のほうから(5)の一斉配信メールによって近隣の幼稚園とか保育施設等、児童館、そういったところに流してもらうというふうなところで考えております。  それから、地域に積極的に浸透させるための方策なんですけれども、今現在、地域の中での例えば地域ぐるみ生活指導連絡協議会の会議の場であるとか、保護者会であるとか、そういったいろいろな中でこういうシステムがあるんだというふうなところでお話を出してもらっているというふうな状況でございます。 12: ◯渡辺博委員  ありがとうございました。ちょっと私は誤認をしていたところがあったようでございまして、失礼いたしました。  しかし、その上でまたお聞かせいただきますけれども、幼稚園とか保育施設、児童館、ここは希望があるから登録ということではなくて、もう既に登録を、義務化と言うと変ですけれども、登録していただくことを想定して、登録しているということでよろしいのか。 13: ◯教育相談課長  そのとおりでございます。 14: ◯渡辺博委員  わかりました。ありがとうございました。 15: ◯子供育成部長  今の小学校からの一斉配信メールで補足でございますけれども、小学校から近隣の児童館と保育所のほうに連絡が行くことになっておりまして、児童館は基本的には民間の児童クラブも含めて対応を図るような形にしております。あと保育所なんですけれども、小学校から直接各保育所に行く間に拠点保育所を絡めて、拠点保育所がそこの次のエリアを組んで、そこに二次的に連絡が行くような形になってございます。あと、この保育所と幼稚園には民間の保育所と幼稚園も入ってございます。 16: ◯佐藤わか子委員  私のほうからはそのスケジュール感をお伺いしたいと思ったんです。この資料1の防犯カメラ、今回5校に設置ということですけれども、これは将来的に小中学校合わせて200校あるんですけれども、将来的に全ての学校に取りつけたいというふうに教育局としては考えているのか、それは取りつけてみて検証してみて今後の対応を決めるのかということがまず1つ。  この裏面のところも同じなんですけれども、トイレの洋式化、(3)なんですが、このようなスケジュールでいったら40年ぐらいかかりそうなんです。ですから、それをどういうふうにしていくのか。トイレの大規模改修化はちょっと難しいとしても、トイレブースの単位改修は平成29年度から11校程度で実施してみて、その状況を見て、1年当たりにもうちょっと20校とか30校をふやしていこうとしているのか。このトイレブースの単位改修のスケジュール的なものをどのようにお考えになっているかということをお伺いします。  それから、(5)エアコン整備です。これは何回も議会の場で出ているんですけれども、保健室も全部終わりました。音楽室も平成32年度までで全校整備が終わる予定です。そうなったときに今後のエアコン設置の仙台市教育委員会としての考え方、つまり保健室が終わり、音楽室終わったから、もうではこれで全部エアコン設置は終わりというふうになっているのか、それとも今後その別なところの部分でもエアコン設置を考えていこうとしているのか、教育局の考え方をちょっとお伺いしたいと思います。  以上3点、お願いします。 17: ◯総務企画部長  今3点の御質問でございますけれども、まず1点目の防犯カメラでございますが、これにつきましては理想であれば全校設置なんですけれども、さすがに1校当たり数百万円かかりますので、その予算的な問題もございますし、また、こういう機械ものは数年で更新も必要になってくるので、そうすると全校配備をする前にまた更新ということになっていくこともございまして、私どもといたしましては必要な学校というのはどこなのか、どこまでつけるのかということを、今回5校つけまして、その設置した学校での状況とかいうものの検証をするとともに、どの程度のことをやるのかというものを検討して、つけなければならないというふうに判断したところについて計画的にやっていくということで、内部での検討、それからあと関係部局との調整ということを今後やっていく予定になっております。  それから、2点目のトイレの話ですけれども、これと同時並行といいますか、やはり一番最後の(6)にございますけれども、老朽化対応という、要は校舎そのものの改築とか延命工事というものをやっていくこともございまして、そういったスケジュールに乗っかるものについては、その工事のときにあわせて洋式化を図りますので、今のこのやり方で全校が回っていくわけではないので、もう少し短いスパンでできるかなとは思っておりますが、今なかなか家庭のトイレも全て洋式ということで和式ではトイレができないというようなお子さんもいるという状況の中でありますので、これも限られた予算ではありますけれども、その中でできるだけどういうことができていくのかということを検討しながら進めていきたいと思っております。  それから、最後のエアコンですけれども、なかなかこれも1つ当たりかなりお金がかかるものでございまして、今保健室と音楽室というのは、これは子供の安全のためにも最低限必要なところということで整備をしてまいりました。これにつきましては今の時点では国費が入っておりませんので、なかなかここから拡大していくというのは私どもとしても難しいというか、今申し上げたような老朽化による改築とか、そういうものとの比較をしながら優先順位をつけながらということになっていくので、今の時点でこの後どうするということについて申し上げられる状況にはないというところでございます。  よく、比較でほかの指定都市の状況とかというものもあるんですけれども、関東から向こうに行きますと実はこのエアコンを設置することによって冬の暖房も兼ねるんです。こちらのほうは東北のほうは今まで全て暖房については完璧につけております。ですので、今回の12月議会でもありましたけれども、エアコンとして有効活用できる期間というのが実は短いと。いろいろありましたけれども、なかなかそれで暖房がきっちりしたものがついているというもとでのことなので、なおかつ単費の整備、市費単独での整備ということになりますので、なかなか前向きなお答えができない状況だというのが現在のところでございます。 18: ◯佐藤わか子委員  私も防犯カメラについてはそのとおりだなと思いますので、それはもうやはり検証して、ここは必要だというところを。トイレの洋式化について私が言いたかったのは、トイレの大規模改修も大体3校程度じゃないですか。それから、この一番下の施設の老朽化ももうそんなに四、五校くらいでしょう。だから、そのときにはトイレはやるんですよとおっしゃっていて、だからそんなにそんなに時間はかからないでしょうと言っても、やはり年11校程度ぐらいだとかなりの年数がかかるから、それだったらこのトイレのブース単位改修だけでももう少しスピード感を持って早めていくような計画の立て方というものもあるんじゃないのということを言わせていただいたつもりだったので、この辺はぜひ検討していただければと思いますので、よろしくお願いします。 19: ◯すげの直子委員  私からも何点かお伺いをさせていただきますけれども、まずは資料2、3の通学路の安全確保児童生徒安全確保対策ということで御説明いただいたんですけれども、非常にそういう意味では行政だけじゃなくて地域の本当に皆さんですとかの御協力があってできている部分というのが非常に多いなということを改めて実感しながらお伺いもさせていただきました。  質問は、こちらについては単純なので2つまとめてお伺いします。  1つはまもらいだーさんなんですけれども、私もこの間ちょっと久しぶりにこのベストを着ていた方を発見したんですけれども、私が議員になった八、九年前に比べて少し人数なのか頻度がというか、ちょっと途中下がったような記憶もありまして、今警察官OB27名の方に御協力いただいているというお話なんですけれども、1つの学校に行く頻度みたいなものがわかれば教えていただきたいというのが1点です。  それから、通学路の安全確保のほうで取り組み方針による具体的な取り組みで、通学路の安全推進会議をつくって道路管理者、警察、教育委員会が一体で点検もして、対策が必要なところを確認して、それがどうなったかというふうにここ3年ぐらいのものが表になって示されているわけなんですけれども、これを見てちょっと気になりますのが、昨年度と一昨年度を見ますと対策箇所の中の未完了の部分で、学校が実施する箇所というのはほとんど未完了がないという状態なんですけれども、道路管理者のところと警察が実施するというふうになっているところでの未完了を毎年残しているわけなんですが、こういうところは追いかけたりして確認をされているのかどうかというところ、2点お伺いしたいと思います。 20: ◯教育相談課長  まもらいだーの頻度なんですけれども、27名おりますので小中学校、幼稚園とか、そういうものを含めまして180以上あるので、1人当たり8校前後を担当しております。そして、その中で回ってもらっていますので、週一、二回というふうな頻度でございます。 21: ◯学事課長  通学路の安全合同点検の実施状況の追跡確認についてでございます。こちらにつきましては大体年に2回ぐらい実施状況について、例えば年末とか、あるいは6月30日現在といった形で確認を行っておりまして、今年度につきましてもそういった意味で、これから年末までの実施状況について確認をしてという形になってまいります。 22: ◯すげの直子委員  こういうものというのはせっかく毎年30校程度で合同点検もして、同じ認識に立って、対策がここは必要だというものを確認してくるわけなので、やはり学校としてとか地域の方々……        〔田村稔委員「議事進行」と呼び、発言を求む〕 23: ◯田村稔委員  委員会の運営について委員長の御認識をお聞きしたいんだけれども、私の認識ではこの委員会は常任委員会ではないので、調査特別委員会というのは委員同士の意見の交換であるとか、そういうものが主になるものじゃないかと思っているんだけれども、あなたの御認識はどうですか。 24: ◯委員長  今、田村委員のほうからこの委員会の認識ということでお話がございました。私のほうとしましては、今回の内容に関しましては、ここに書いてありますとおり、学校施設の整備等または通学の安全確保と、そして児童生徒安全確保等ということで、全てにおいて子供たちの安全・安心を地域で育んでいくという内容をもとにした今回の当局の報告に対して今、質疑応答をしていただいているところでございまして、例えばそのほかの委員の皆様から御意見または御意見、御要望も含めて、あればきちんと発言の時間をとってありますので、それは御了解いただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 25: ◯すげの直子委員  当局への質問の時間ということでお伺いさせてもらっていたので、続けさせていただいてよろしいでしょうか。 26: ◯委員長  はい、よろしくお願いします。 27: ◯すげの直子委員  ということで、毎年30校程度でやっていくというふうになっているとすると、地域の皆さんですとか学校現場としても共通認識で確認したところはなるべく手を打っていただけるんであろうという期待も持っていると思うので、ぜひこういうものというのはどんどん毎年進んでいって積み上げがどんどんふえると、そうなるとまた手がつくのが遅くなるということもあるのかなと心配しますので、その辺はぜひ進めていただきたいというのが1点なんですが、あと、学校の施設整備のほうなんですけれども、確かに先ほど田村委員が常任委員会とは違うというお話もあったんですが、ちょっとやはり皆さんの質問に答える中での御発言についてもちょっと確認をさせていただくことも必要かななどと思っているので、ちょっと確認含めて質問させていただくわけなんですが、先ほど総務企画部長のほうからエアコン整備には国の補助がないというようなお話があったんですけれども、仙台市ももちろん国からの補助はもう出る状況になっているという認識を私は持っていたんですけれども、まずそこを御確認いただきたいと思うんですけれども。 28: ◯総務企画部長  訂正いたします。ここに書いてある保健室と音楽室については補助が出るようになっているということでございました。それ以外については補助メニューがないということでございます。 29: ◯すげの直子委員  いや、学校の教室につけるのも補助はつくはずではないかと思うんですけれども、ちょっと違う発言をされますと、これまでの議論の過程とちょっと食い違ったお話をされていると御当局も困られるのではないかと思うので、普通教室につける場合も国からの補助はあると思うんですけれども、いかがでしょうか。 30: ◯学校施設課長  訂正させていただきます。職員室、普通教室に関しても補助が出ます。 31: ◯すげの直子委員  そこを確認をさせていただいた上で、ちょっと私からも学校改修についてなんですけれども、まずちょっとこれまで少し疑問に思っていたのが、実はトイレの大規模改修なんです。これについては従来から年3校ということで、確かに取り組む学校自体の数も少ないので、何年も何年も「うちの学校のトイレ、本当に水も流れにくい」とか、においも大変とか扉がかびが生えたり腐ったりしているとか、そういう声も何年も届けた上でようやく何年後かに改修になるということになっているんですが、トイレというのは学校の中で、学校は普通3系統か4系統ぐらいどの学校もありますよね。そのうち大規模改修になりますというふうに、市が学校の古さであったり、トイレの余りにも大変な状況を見て、ここはトイレ改修が必要だ、大規模改修が必要だというふうになるんだけれども、残念ながら1系統だけしかやらないと、あとの3系統とか2系統はずっと手つかずのままというふうになっているんですよね。  トイレの大規模改修というのは、私はトイレブース単位改修とはちょっと違って、やはりトイレ大規模改修が、ちょっと施設とも重なるんですけれども、トイレが大変だということで大規模改修になっているんだけれども、その1系統以外の2系統、3系統については諦めなくてはいけないのかどうかをお伺いしたいと思います。 32: ◯学校施設課長  トイレの系統についての御質問ですけれども、なかなか3、4系統という数字というのが余りなくて、工事期間も夏休み中だけで完了すれば2系統、3系統まとめて工事することは可能なんですが、残念ながら夏休み前に着手しても終わるのが12月とかということで、その期間は全然使えないことになりますので、なかなか集中して全系統あるいは大半の系統というところまではちょっと至っておりません。  そういう意味でとりあえず1系統を行った上で、追って大規模改修、全校全体の改修の中で残りの系統も進めていくというふうな考えで今推進しております。 33: ◯すげの直子委員  お伺いするのはここまでにして、これまでも学校施設の改修については申し上げてもきたのでお伺いしませんけれども、本当にトイレなどをきれいにすると子供たちも本当に喜んで、すごくきれいにその後使うようになったりとか、そういう意味ではとても大事な取り組みだし、エアコン設置も私としてはもうちょっと積極的にと思う部分もありますけれども、この間保健室とか音楽室に進めていることは、現場からも非常に喜ばれているということですので、ぜひ私はこの最初のところに耐震化工事なんかは本当に全国に先駆けて仙台市はやってきた。やはりそれが東日本大震災のときに本当に子供たちの命を守る上で大変大きな役割を果たしたということを考えますと、やはりこういうものはなるべく先へ先へということでやっていただければというふうに思っておりますので、それだけ申し上げておきたいと思います。 34: ◯菊地昭一委員  せっかくの資料ですので、ちょっと確認させていただきます。通学路の安全確保の中で、先ほどすげの委員からもお話あった合同点検の実施状況。それで、毎年30校ぐらいずつ点検をしているということで、各年度でうち未完了になっているものというのは、これは例えば翌年度にやるとか、あるいはその後にやるとか、そういう体制になっているのか、それとも未完了は未完了でその年度でストップしてしまうのか、ちょっとそれをまず最初に確認させてもらっていいですか。 35: ◯学事課長  未完了の箇所についてのお尋ねでございます。こちらにつきましては対策がその段階では終わっていないというところでして、例えば道路整備とか、あと拡幅とか、あと信号機の設置とか、いろいろな対策があるんですが、その段階でまだ信号機設置が終わっていないとか、そういったものを未完了という形でお示しさせていただいておりまして、これについては毎年毎年、先ほど申し上げましたが、継続的にその経過を追っていく形になりまして、信号機設置が例えば完了した場合については完了になります。そういった形で把握をさせていただいているところでございます。 36: ◯菊地昭一委員  もう1回。例えば道路管理者が実施するところ、平成26年度73カ所で16カ所が未完了と。平成27年度は56カ所のうち35カ所が未完了と。すると、例えばその未完了の部分は年度をまたいで翌年度に実施をされていると。そうすると、わかりやすく言うと予算の関係で翌年度に繰り越しているというふうに、例えば道路だったら認識をしていいんですか。 37: ◯学事課長  そうですね、こちらにつきましては道路の整備状況などで、道路の例で言いますと、例えば歩道の設置などをやりますとなった場合に、その歩道の設置がまだ終わっていませんと。そういった場合については未完了となりまして、例えばその翌年に実際に歩道が整備されましたとなるときは完了ということに移っていくという形になります。 38: ◯菊地昭一委員  すると、もう1つ、大体30校を目安に毎年やっていて、大体4年から5年で一巡するんですかね。一巡すると思うんですけれども、そうすると5年たつとある程度交通量の問題であるとか、さまざまな状況の変化が出てくると思うんですけれども、それは5年で終わりじゃなくて、例えばずっと毎年続けていくということでいいんですか。 39: ◯学事課長  そうですね、基本的に4年をワンサイクルで考えているところがあるんですが、それ以外で例えば開発状況の進捗、若林区などを例に挙げますと例えば荒井の南側とか、そういったところで宅地開発が進捗して今まで家がなかったところに家が建って交通量が急増しましたとか、そういったケースにつきましては、信号機設置の要望などがあった場合については随時、例えば警察等の関係機関と協力しながら対応を図っていくという形になります。 40: ◯菊地昭一委員  では、最後に1つ。この道路管理者の対応というところに例えば路側帯のカラー化とかと書いてあるんですけれども、基本的には区役所の道路課で工事する場合が多いと思うんですけれども、全体的な予算の中で、例えば教育局が通学路の安全のためにこの辺はしっかりやってほしいのでと、予算の中で例えば教育局が通学路の安全について物申して少し予算を多くするとかという、そういう取り組みというのは実際やっている……どこを突っつけばいいかというのは、教育局が金がなければ財政局を突っつくとか、私たちの仕事もあるものですから、ちょっとそこを教えてもらっていいですか。 41: ◯総務企画部長  実は道路につきましては、国交省からの補助メニューの中に通学路安全対策というものがございまして、それで乗っかっていますので、基本的には道路管理者のほうで予算取りをすると。その必要な箇所はどこなんだというときに教育委員会のほうからとか学校からここをやってほしいですというような、そういうものを参考にして、あくまでも道路管理者のほうでやるということでございます。 42: ◯菊地昭一委員  カラー舗装で、ちょっと予算がないので来年度まで待ってくれという現実のそういう話があるんですけれども、実際例えば4月から新年度がスタートするのでそのときまでできればという思いがあったんですけれども、わかりやすく言うとお金がないから1年待ってちょうだいという話が区役所の道路課から来るわけです。そのときに例えば教育局のほうで何らかの要請をするようなことというのはあるんですか。 43: ◯総務企画部長  結構校長先生とか、そういう方が区役所に行ってお願いしたりとかというのはあるんですけれども、なかなかやはり相談には行ってもない袖はというところもございますので、お願いは常に校長先生とか、あとPTAの方とかでやっているところではあります。教育委員会としても、ただ余り予算的なところで他局にうちのためにというのもなかなかしんどいのはあるんですけれども、そういうことではいろいろお話はさせていただいております。
    44: ◯菊地昭一委員  頑張っているんですね。 45: ◯渡辺博委員  関連して。国交省の補助金があるという御説明がありましたけれども、その中には信号機の補助金もあるんですか。後で資料をください。お答えできる分は今いただきます。 46: ◯総務企画部長  信号機は警察のほうになりますので、市町村には参りません。あくまでも警察の予算で警察が設置します。 47: ◯渡辺博委員  私が聞きたいのは国交省の補助金にはないということですね。 48: ◯総務企画部長  国交省で警察庁に出すお金はないので、警察庁のほうの予算です。 49: ◯わたなべ拓委員  資料2の通学路の安全確保について伺います。今回一般質問でこれをやらせてもらったんですけれども、こちらの資料を私も道路課からいただいたものと一緒かなと思いました。建設局に最初にいただいた資料。その後、道路管理者、例えば太白区のほうと折衝してみますと、この対策未了となっているところ、実はこれもう対策済みですということで、直接お会いするとちょんちょんと、済み、済みとなっていくんです。これだけやっているわけではないということはよくわかっていますので、何を言いたいかというと、やはり情報の共有です。リアルタイムで進捗管理を共有しておいたほうがいいかなと思いました。  あと、議会質問でもしたところですけれども、PDCAサイクル。これは先ほども菊地委員からもありましたけれども、4年で一巡するということで、効果検証ですよね。これを4年を一期として見るということ、これも1つの視点だとは思うんですけれども、私は実際道路管理者が対策済みとしたところを幾つか実地で検分しました。  やはり一定の対策はとられています。例えばカラー舗装でありますとか歩車分離。もちろんないよりよくて、大分改善はしているんですけれども、ただ、危険性そのものはもう正直ほとんど減殺されていないなと見受けられるようなところも残念ながらあるんです。しようがないです。昔からの由緒ある道だったりするとなかなか簡単に拡幅できませんし。ただ、明らかにさらなる対策が必要だというところが幾つもありました。これはやはり漫然と4年待つのではなくて、もうちょっとPDCAのサイクルを短くしてきめ細やかに対処したほうがいいんではないかなと思いました。  ちなみに議会での答弁ですと、それは別枠で対応しますということでしたけれども、なかなかそうもいかないと思うんです。単純にサイクルを短くしてきめ細やかに対処するというアプローチが僕は正しいと思うんですが、いかがお考えでしょうか。 50: ◯学事課長  PDCAサイクルの件についてでございます。こちらにつきましては本会議の答弁でも局長から御答弁申し上げたところなんですが、通学路安全点検による危険箇所把握と先ほど申し上げましたところがございまして、これは毎年やっています。わたなべ委員のお話にあった4年のサイクルとはまた別にそういった、例えばその4年サイクルの危険箇所の中でやはりここは危ないなと、そういったところが生じた場合については、この(2)の合同点検以外の対応でもございますが、そういった形で必要に応じて関係機関と連携をとりながら対応していくといったことは当然と考えております。そういった形でやってまいりたいと思います。 51: ◯総務企画部長  補足いたします。実はこの合同点検取り組みというのはまだ一巡しておりません。ですので、まずは全校をやるということで来年が4年目になります。それでやっと一巡します。その結果、抜本的な対策ができたところも当然ありますので、二巡目以降は多分箇所数も減ってくるでしょうから、そうするともっと早いスパンで回れるようになるかもしれません。今の時点ではまず全校を洗い出ししましょうという作業をしているところということで御理解いただければと思います。 52: ◯わたなべ拓委員  それはわかるんですけれども、わかるんですが、出発点はさはさりながらという質問でございました。わかります。その4年で120校余りを一巡するというサイクルを前堤とすると。その上で徐々にサイクルを短くしていければと。わかるんですが、さはさりながら早急に対処を要するところもあると。何を言いたいかというと、リスト上、対策済みとされることでもって大丈夫ではないかと漫然と見過ごしてしまいかねないところもあると思うんです。できることはしたという意味で対策済みなんであって、本質的な問題は解決されていないというか、危険性の除去、危険性を減殺するということが本質的な目的ですよね。残念ながらそれが十分に図られていない、そのまま放置されているというところがたくさんあるわけですから、そこはもうちょっとサイクルとまた別の視点でもってきめ細やかに対処してくださいということですので、学事課長の答弁で私は満足したところでした。その趣旨は酌んでいただきたいと思います。  もう1問あるんです。これは単純な確認なんですけれども、資料3の2ページの(4)、(5)です。これ一連のものとして捉えてくれということでした。不審者の情報等々ですけれども、これ私が知っている範囲ですと、横浜市ですとこれ保護者さんに通知されているところもあるようです。これは本市ではどのような対応になっているんでしょうか、伺います。 53: ◯教育相談課長  もちろん各学校ごとに保護者のほうにメールアドレスを登録していただいて、保護者に対しては当然何かあった場合、一応連絡できるようなシステムは整っております。 54: ◯わたなべ拓委員  では、例えば私実際にその横浜市の例で見たことがあるんですけれども、自転車に乗ってお子さんの頭をたたいて回る不審者が出たなんていう場合は当該小学校区、中学校区にかかわらず、それなりに広域的な範囲で保護者さんに連絡が行くことになっているんでしょうか。 55: ◯教育相談課長  その情報がいつ、どこに入るかによってまた違ってくると思うんですけれども、例えばある小学校にそういうふうな被害に遭ったという情報が例えば保護者から入ったとして、その情報は当然自分の学校の保護者だけではなくて、近隣の学区内のほかの学校であるとか、そして、不審者の状況に応じてもっと範囲を広げて関係する地域の学校に情報提供をすると。それで、そこから保護者に流してもらうと、そういうふうなシステムはできております。 56: ◯委員長  ほかに皆様から御質問等はございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 57: ◯委員長  なければ、今御報告いただいた内容も含めて皆様から御意見を賜ればと思いますので、よろしくお願いいたします。 58: ◯渡辺博委員  報告を3件いただきまして、確認の意味を込めて質問いたしました。その後、委員の皆さんの御質問、そして御答弁を伺っていて、私はこれちょっと穴だらけだなというふうに思います。安全確保に関して。例えば最後にわたなべ拓委員から広域に移動する、そういう不審者あるいは犯罪容疑者に対する対応についてはそういうシステムはあると言いながら、それを生かしているかどうかということについては言及できていないわけです。実際の問題としてはそれは各学校に任せているんです。校長の判断です。校長の判断によって児童生徒安全確保に濃淡が出てくるのは非常に大きな問題であって、私は議会として教育委員会にきちっと網羅できるようにしてくれ、学校長の判断は結構ですけれども、安全確保については仙台市全体の問題である。ですから、これだけは押さえてくださいねということを教育委員会で決めて、必須にやってもらう、かならずやってもらうというふうなことを分けて対応していただきたい。そんなふうに思うわけでございます。  安全に関して今度交通安全です。通学路の安全ということについては御報告いただきましたけれども、もう1つは小学生、中学生、あるいは高校生も含めて移動しているんですよ。ですから、ハードの面はいいです。ハード面はもう急いでやってほしいと思うんですけれども、そのほかに児童生徒たちが動いていることに対する対応はどうなのか。  あえて聞きませんけれども、今回の報告で1つ抜けているのはそこなんです。児童生徒あるいは市立の高校生に対する安全指導というのはどういうふうにしているのか、これを報告されて初めて議論が成り立っていくんだというふうに私はお聞きしながら思っていました。  スケアード・ストレートというのは、これは教育委員会ではなくて市民局がやっているんですよね。だから教育局の報告ではないのかもしれませんけれども、これはセットじゃないですか。スケアード・ストレートというのは結局実際スタントマンの方が命がけで生徒の前でこんなことをすると死に至りますよということを示すかなり強烈なインパクトのあるものです。ごらんになった委員も中にはいらっしゃると。非常に私は有効だという立場ですけれども、これも市民局が対応してやっているものではない、教育委員会も一緒になって、できるだけそれこそ短いサイクルで各学校で実施されるようにしていくべきものだというふうに思います。  それから、交通指導、例えば自転車の安全運転に関しても小学校ではやっているのだと思います。全てやっているかどうかわかりません。数年前までは学校長の判断でこれもやったりやらなかったりというふうに私は認識を持っているんですけれども、中学校ではやっていないわけです。  それで、委員の皆さん方に申し上げたいのは、中学校でなぜやらないんですかと聞いたら、一部の中学校はやっていると。通学に必要なところは。けれども、大方はやっていない。つまり自転車通学を認めませんのでやっていませんという本当にとんちんかんな答弁が教育委員会から返ってくるわけです。それは学校の問題じゃない、家庭でやりなさいと言うんならはっきりそう言ってほしい。  しかし、そうじゃないだろう。中学校で少なくとも交差点に入るときは一時停止して入ってくださいよという、大人がまず飛び込んでくるので冷や冷やすることがしょっちゅうありますけれども、基本的に自転車は車両であって道路交通法に従ってやらなくてはならない、法を守ることが、法に従うことが必要なんですよという社会規範を教えるいい機会にもなるわけで、なぜ中学校で自転車の安全運転を教えないのか。これは教育委員会の安全に対する大きな欠陥だというふうに私は思います。これを議会としてきちんと教育委員会に強く要望すべきことではないかと思うんですが、委員の皆さんの御意見をお諮りいただきたいと思います。 59: ◯委員長  今、渡辺博委員からも御意見を賜りました。委員の皆様から。 60: ◯佐藤わか子委員  実は私も渡辺委員と同じ認識を持っていまして、子供たちの自転車の乗り方が教えていないからそうなのか、とても危ない。危険な状況なんです。ですから、私は本当は前々から自転車の安全運転に関しては条例でもつくって保険に入ることも義務化したりして、きちんと学校教育で自転車の安全運転を指導するとか、そういうようなものも盛り込んだものが必要なんじゃないかと前々からちょっと提案させていただいてはいたんですけれども、本当に子供たちの自転車に関してはちょっと危険だなというふうに思うときが何回かあったので、私も同じ認識だったんです。  学校に自転車通学を認めていないから教えなくていいんだということではなく、全ての学校で自転車の安全のマナーとかルールとか、そういうものはきっちり教えるべきだと私は前々から思っていましたので、その辺もやはりきちんとやって、私たちの中から提案として出していければいいかなというふうに思いました。 61: ◯すげの直子委員  問題意識としては同じです。それで、実は11月の市民教育委員会に市民局のほうから、ちょっと正式な名称を失念してしまって申しわけないんですが、交通安全に関する計画案が市民局の案として示されました。そのときに私、渡辺委員がおっしゃるとおりの小学生だけじゃなく中学校、高校生、発達段階に応じてやはり自転車の交通安全教室など学ぶ場が必要なのではないかという質問をさせていただきました。  そのときに市民局側の御答弁としては、教育局にも働きかけもしながら、ぜひできるようにしていきたいという、そのときは御答弁はいただいておりましたので、私たちの側からもこういう問題意識として一致しているのでぜひ提案もしていくことも含めて、せっかく市民局からもそういうお話もあったので、そのことも含めてお話しさせていただきました。 62: ◯菅原正和委員  私は実際上、交通指導隊の分隊長なので実情を言いますと、小学校は実は学校によってやっているところとやっていないところがあると。それはあります。それで、自転車教室といっても普通の授業の1単位でしかやれないんで、時間が非常に限られているんですね。そこで全部詰め込めといったって、要はちょっとしたルールだけ教えて、それをやるという形なんです。  ちょうど私の近くだと南小泉交通公園というところがありますから、そこの学校に近いところは環境がよろしくて、要は自転車を学校に持ち込まなくても体だけ行って全部教えられると。そういうところはあるんですが、全部の学校に対してはそういうことはまずできないということはよくあります。  あと、学校によってはPTAの方が積極的に交通指導隊の方を呼んで、あと警察を呼んで、校庭に引いたりとか、あと今自転車のシミュレーションがあったりとか、そういうもので教えているところもあります。  それで、経験から言うと小学校で1年生から6年生までまず教えていない。何学年しか教えなくて、そこから中学生にいくと何もなくなると。現実的にいくと、高校に行くと自転車に乗る確率が非常に上がってくるということで、その勉強が小学校のうち何度かやっても、なかなか覚えられないうちにそのまま上がっていくということがあるので、やはりこういうことはずっと関連してやっていくことでやはり自転車の安全・安心というのは図れるのかなと。  私も先ほど佐藤わか子委員がおっしゃったように、自転車の保険化とか、そういうことはやはり必要だなと思っているんで、それと同時に安心・安全のまちづくりをするんであれば、当然そういうこともここの委員会のほうから発信していくことも必要じゃないかと思っております。 63: ◯菊地昭一委員  せっかく自転車の話が出たので、実は自転車の条例をつくったところに何カ所か行ってきた中では、自転車のヘルメットの着用という、小学生は恐らく義務づけて学校でかなり厳しくやっていると思うんですけれども、基本的にはこれは小学生だけじゃなくて中学生、高校生、あるいは大人も含めて、職員の方がみずからヘルメットをかぶって自転車に乗るという、そういう奨励をしているどこかの町村がありました。あと、堺市は自転車のまちと言われて、補助金を出しながらヘルメットを実際やっている等々。  ですから、先ほど自転車の話が出ましたので、そういう意味では安全の中でヘルメットの着用というのはある意味では大きな。要するに頭を打たなければそんなに大きな事故にならない可能性が高いんです。そのかわり頭を打つと重傷になるということが大きいので、やはり頭をカバーするというのは非常に大事なことなのかなと思いますので、それもちょっと入れていただければとは思います。  それで、ちょっとこれは確認もあるんですけれども、歩車分離の信号というのは、1つだけ確認させてもらってもいいですか。 64: ◯委員長  はい。 65: ◯菊地昭一委員  警察のほうでどういう対応をするんですか。私は歩車分離の信号というのはすごい安全性が高くて、たまたまうちの大和町三丁目、数年前に歩車分離になったんです。本当に安全ですよね。通学路なんですけれども、歩行者が通っているところは車は一切通らないわけですから、歩車分離の信号というのはもっとふやすべきだと思っているんですけれども、何か警察の対応で嫌がったり難しかったりするということはあるんですか。ちょっと確認ですけれども。 66: ◯学事課長  信号に関してなんですが、直接警察から歩車分離の信号がいいとか悪いという話は聞いたことは余りないんですが、ただ、対策の中で信号機の例えば青信号のタイミングを長くしたりとか、そういったメニューの中で歩車分離を導入するという検討を行った事例もありますので、そういった意味で、ある程度状況に応じて警察としてもそういった対応をとっていくことはあろうかと思います。 67: ◯菊地昭一委員  ぜひ歩車分離の信号も進めてほしいなと思って、一部に聞くと歩車分離は確かに車の渋滞が激しくなるので嫌がるというのは聞いたことがあるんですけれども、車の渋滞よりも人の命のほうが大事なんで、その辺もしっかり取り組んでほしいなと思っています。 68: ◯菅原正和委員  今、歩車分離なんですけれども、仙台市の場合、道路に自転車の通行帯があるところとないところで、そこで歩車分離の走り方が実は違うんです。あれが非常にややこしくて、自転車と歩行者とついている場合には歩車分離で歩行者と一緒に走るんですけれども、それがないところは自転車は車と同じように走って構わないんです。その認識がなかなか難しい。それは警察サイドでもある程度取り締まりをやっているときに、正式に言うと渡ってはいいんだけれども、危ないから一緒にやれないというふうになることもあるんです。その辺では難しいなと。  ただ、今歩車分離に関しては、福岡に行くと歩車分離が非常に多いんです。あれを見ていると流れ的にそんなに渋滞しているのかなと。急に1カ所だけがふえてくるんじゃなくて、全体的にこうなってくればその流れになれてくるということもあるかと思うんですけれども、それは交通の流れはやってみなければちょっとわからないのかなと。そういうことはありますけれども。 69: ◯渡辺博委員  ちょっと関連してすげの委員にお聞きしたいのですが、今歩車分離のお話がありました。宮町、路側帯をつくってどうですか。 70: ◯すげの直子委員  実はそれも11月の常任委員会のところで少しやらせていただいたりしたんですが、地域の皆さんからは、地域の方や交通指導隊の方たち、それから行政も含めて、朝の時間帯などに何度かキャンペーンも兼ねて指導していただいているので、朝の時間帯については割と定着してきている感じがあります。  自転車に乗っている方たちもしっかり守って自転車走行レーンを走るというふうになってきているかなという感じはありますけれども、まだまだどちらかというとなかなか徹底されていないのではないかというお声のほうが多いのと、法律が変わってまだ間もなくて、自転車は車と同じなんだと、それで歩道じゃなく車道を走るのだということ自体が、車に乗る人も自転車に乗る人もまだまだちゃんと浸透していないので、車に乗る方からもおっかないんだけれどもというお声があったりとか、非常にまだちょっと過渡期な感じかなというふうに思っています。逆に働く稼働年齢の若い方のほうが守っているイメージはあります。  あとは、あのレーン、実はあそこの地域は外国人の学校もありますし、アパートもたくさんありまして、そういう方々に認識していただくのに非常に苦労があるというお話がありました。 71: ◯渡辺博委員  結局お聞きすると、やはりとにかくアクションを起こさなくてはならない。アクションを起こすと課題も見えてくると。ただし、確実に改善の方向には向かっている。そう理解してよろしいですか。(「はい」の声あり) 72: ◯高見のり子委員  今、自転車についてのお話が続いておりましたが、別な観点からでよろしいですね。 73: ◯委員長  はい。 74: ◯高見のり子委員  きょう御当局から御説明をいただいたんですが、子供たちの環境改善、安全をどう守るかという観点でのきょうの御報告だったというふうに思っております。ちょっと質疑とかを聞いていて感じたのが、実は今子供たちに何が大事なのかという観点をもうちょっと明らかにしなければならないのではないかと。例えば学校の施設整備のお話の中では、限られた予算の中で毎年何校ずつですとか幾つずつの改善。全部そうです。トイレの改修もエアコンもそうなんですけれども、でも、違うんじゃないかと思うんです。やはり、今子供たちにやはりこういった環境を整備することが必要だとなれば、やはりもう優先して財源を確保するということが今一番求められているんじゃないかということを、やはりこの間子供の貧困の問題ですとか子供を取り巻く環境の変化、そういった中でやはり子供を守ろうという機運が社会全体に今すごく盛り上がっているときだと思うんです。  それで、そういった中で、やはり社会の中心に子供たちを置くということが人類の発展のために、社会の発展のためにもやはり必要なんだという観点で、では果たしてトイレやエアコンの設置は今どういう状況で、必要なのか必要でないのかというと、必要なんだというのはもう本当に誰でもわかる状況になっているし、トイレの改修も必要でないんですかといえば必要だというふうになるんだと思うんです。  やはり、そこのところでこれは優先してしっかりと財源を獲得していただく立場に立っていただいて、私たち議員もそれをちゃんと後押しをしていくということが非常に大事なんだということをすごく感じました。それが1つ。  それから、もう1つは地域とのかかわりなんですけれども、先ほど子供の安全のところで不審者対策などもあったんですけれども、私はやはり開かれた学校、みんなが学校を見ているよ、みんなが子供たちを見ているよという、そういった地域をつくっていくということが一番子供たちにとって安全なのではないかというふうに感じているんです。  ですから、もっと学校が行きやすい、学校も開いていただくということが非常に大事なのではないかというふうに感じておりまして、そういう点では先ほど通学路の安全確保、点検をやっているという御報告があったんですけれども、毎年30校ずつだと。何でこれが30校なのかなと。もう少し一気にできないものなのかと。  そうすると、その地域の財産として、ことしはここまでよくなったけれども来年は次はここまでよくなろうとか、2年後、3年後にはここまでやろうとかというものが、地域でそういう確認をされればもっともっと全体がよくなって、何も順番にすべきようなことではないんじゃないかということと、せっかくやったことに対してきちんと何が不十分で何がやれたのかということを見えるように、みんながわかるようにやはりしていくことをやらないと、せっかく取り組みをしても何かぽつんぽつんと、やりましたよで終わってしまっているのでは、せっかく頑張ってやる継続性というか、そういった点で不十分なのではないかと。もっともっとかかわってやらなくてはならないんじゃないかということを感じました。  ちょっと総論的なんですが、そういう意見です。 75: ◯渡辺博委員  高見のり子委員の御意見を否定するわけではありませんが、異論があります。トイレの改修について促進のお立場で御意見がありましたけれども、教育委員会の議論というのは本当に多岐にわたって議会でされております。それで、やはり優先順位があるだろうというふうに思います。トイレが優先なのかということでなければいいんだけれども、もっと優先することがあって、それさえもなかなか進まない。例えば少人数学級のことについてもあるわけです。どちらが最初か。トイレが最初か少人数学級が最初か。比べるほうがおかしいわけですけれども、教育委員会は全て御認識の上で優先順位をつけている。私はそういう理解のもとに議論をしておりますので、委員会としてトイレをとにかく一気にやってしまえみたいなことはやはり少し控えていただきたいというふうに思います。必要だということは認めます。  それと、和式便器がだめで洋式便器だと。それは社会がそうなっているから、家庭がそうだからということですけれども、もう一つ大事なことは和式でもできるようなたくましい教育というものも社会は求めているわけです。災害が起きたときに洋式でなければできないんだでは生きていけないわけでして、これは1つの例です。  そういう日本は極めて恵まれた環境を子供あるいは国民に提供するグループの1つだと、私はそういう認識を持っています。十分ではないと思いながらも。一方、世界はもっともっと厳しい中で子供たちが育っているわけです。そういう子供たち、そういう育ち方をする子供たち、そういう中で培われる、本当に困難を克服する強い精神力。克服するための知恵を生み出す、そういう知力。そういうことこそ私は教育委員会で取り組んでいただきたいし、そういうことを果たして考えられているのかどうかということに私は疑念を持っているんです。  そういうふうなことなので、つまり我々も議論の優先順位とか重点というものはやはり討論の中で整理をして、きちんとした報告ができるようにしていってほしいなというふうに今思いますので、否定するわけではありませんけれども、疑問を感じたというのはそういうことでございますので、ぜひ委員の皆様方にも御意見をいただきたいし、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 76: ◯高見のり子委員  せっかく意見交換ということですので、ありがとうございました。  私は今お話を聞いていて、当局は今子供たちにとって一番課題として何をやらなければならないというふうに思っていらっしゃるのかをちょっとお尋ねしたいなと思ったんですが。 77: ◯渡辺博委員  委員長、大変大事な質問だというふうに思いますけれども、この委員会でそういう質問に答えられる説明員を呼んでいないのではないかというふうに私は思うのですけれども、委員長の御見解を伺いたい。ちょっと整理してください。 78: ◯委員長  きょうは子供の安全ということで御当局のほうから来ていただいておりますので、今の高見のり子委員の質問に対してはなかなかちょっと難しいかなと。ちょっときょうの出席の職員の方、御当局からすればなかなか難しいかと思いますけれども、どうでしょうか。 79: ◯高見のり子委員  私は何が一番大事だとか優先すべきだというのは今その前の発言でも一言も言っていないので、トイレを優先すべきだと言ったわけではないので、その点は御理解をいただければと思います。よろしくお願いします。 80: ◯佐藤わか子委員  きょうはどちらかというと道路の子供たちの安全とか、そういうものが出ましたけれども、私はいつも日ごろから子供たちの安全というふうに思うときには、そういうハード的なものだけではなくて、スマホみたいな感じの情報モラルみたいな、ああいうようなものの安全というものもとても大事なことじゃないかというふうに思っているんです。  だから、そういうようなことも、やはり子供たちを守るという意味ではとても重要な視点になっていくのではないかというふうに思っていますので、ぜひこの委員会でそういうようなことも検討していただければと思います。 81: ◯すげの直子委員  今のいろいろなやりとりをお聞きして、ちょっと感じたことも含めてなんですが、委員会としてまとめる段階になればもちろん委員会としての報告という形になるので、そこの段階ではやはり一致したところというところになっていくんだろうなというふうには思うんですけれども、それまでのところというのはそれぞれ委員の皆さんの問題意識のところで意見が活発にされるというのが非常に大事かなというふうに思っています。  先ほど高見委員からあった点なんですけれども、きょうは子供たちの安全、それから学校の施設整備というところで報告も受けたと。それで、その上でやはりこれまでも議会の中でも学校の施設整備については本当に各会派からいろいろなトイレの問題ですとか施設の改修についても意見もたくさん出されていたという点で言うと、よりスピード感を持ってやる必要があるというのは、1点それ自体はどなたも多分否定はできないところなんではないかというふうには感じております。  トイレだけにとどまらず、学校の施設整備についてはちょっと私も先ほど御当局には質問としてはしませんでしたけれども、例えば今新しい学校については全部エレベーターをつけるというのが義務化されているという中で、古い学校にはついていないと。車椅子を使っている子供たちが複数人いる学校でもエレベーターがないところが市内で二十数校あるというようなところなどについては、本来であればやはり差別解消法との関係ですとか、今バリアフリーと言っている中で、やはりそういう事態がいいのかということを考えると、やはり学校の施設改善というのは急ぐ必要はある点はあるんじゃないかということもぜひ私も意見としては申し上げておきたいと思いますので。つけ加えればそのエレベーターのない学校では子供を昇降機に乗せるために2人の介助が必要であって、特別支援学級に支援員さんがつくんです。支援員さんが子供を抱っこする場合が非常に多いんですけれども、支援員さんは女性の方が多いんです。収入自体も非常に少ないからということもあるのかなと思うんですけれども、女性の方が多いんですが、小学校3年生、4年生ぐらいまでは子供を抱きかかえるということは可能だけれども、5年生、6年生、それ以上大きくなったお子さんを抱きかかえるというのも非常に御苦労もあるというお話なんかもあったということを、現場のところからいろいろお聞きしていることも含めて申し上げて、ぜひ子供たちの安全という面では、やはりそういう点も重要ではないかということを意見として申し上げたいと思います。 82: ◯渡辺博委員  きょう御報告いただいた、それをもとにしてまた議論が次回以降もあるんだろうというふうに思いますので、確認をちょっとしておきたいことが2つあります。  1つは今トイレの件ですけれども、和式がだめで洋式にというふうな流れのやりとりだったような気がしますけれども、確認の1つは洋式の便座に座れないので、人が座ったところに座れないので我慢して自宅まで行くというお話をお聞きしたことありますけれども、そういうことに対する対策、むしろ和式のほうがいい場合もあるわけです。これが1つ。ですから、洋式是、和式悪ではない。そういうふうなことではないのかなと。その辺の確認を直接したいと思います。  それから、エレベーターの設置ですけれども、これは構造上できない学校も何かあるように聞いたような記憶があるんですけれども、今の仙台市の小学校は、あるいは中学校は構造上全ての学校でエレベーターはつけられることになっていると考えていいのですか。その辺のことを御確認ください。 83: ◯学校施設課長  まず、トイレのほうのお話です。委員の御指摘のとおり洋式トイレには座れないというお子さんもいるのも事実です。そういうことで、公共施設の中でもやはり和式便器は残っているんです。洋式便器のところに丁寧にも便座シートなどを準備しているところもありますので、やはり御指摘のとおり座れないという方がありますので、今のところ目標値は50%というふうにはしていますけれども、個数上50%ということはちょっとあり得ないので、3個のうち2個やればもう60%を超えてしまいますので、大体60、70%ぐらいまでは最終的にはいくんだろうというふうに考えております。  それともう1つ、エレベーターの件でございます。エレベーターの乗りおりの特徴、どうしても廊下に接続しないとうまく機能しない。そうしないと、どうしても教室を潰してしまうことになりますので、そういう意味では構造上どうしてもつけられないという場所がやはり数校ございます。そういうときにやはり、議会でも答弁させていただきましたけれども、増築、改築の際にその建物と一緒につける方法しかないという場合も当然ございます。 84: ◯委員長  ほかに皆様から御意見等がございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 85: ◯委員長  なければ、当局からの御説明は以上とさせていただきます。  次に、他都市視察についてでありますが、まず視察の日程についてですが、平成29年1月24日火曜日と25日水曜日の一泊二日で実施したいと考えております。  視察先につきましては、奈良市及び堺市において、これまでの本委員会における議論に関連した、子供が安全・安心で健全に育つための環境の構築に関する先進的な取り組みを視察したいと考えております。  奈良市においては学校支援地域本部事業を本市に先駆けて平成20年度より全市において実施するとともに、コーディネーターの育成や連携等の課題に対し積極的な取り組みを行っております。  また、堺市においては放課後児童クラブにおいて既に小学6年生までを受け入れ対象として実施をしており、学校を会場とした放課後児童対策事業の実施などの取り組みを行っております。  以上のような各都市の取り組みに関する視察を予定しております。  基本的にはこのようなことで進めてまいりたいと考えておりますが、詳細につきましては正副委員長に御一任いただき、後日改めて委員の皆様にお知らせをするということでいかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 86: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただき、議長に対しまして委員派遣の申し出を行いたいと思います。  また、視察への当局の御同行についてでありますが、他都市の事業、施策などを一緒に視察することは今後の委員会の運営におきましても大変意義のあることと思いますので、ぜひ御同行いただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、そのようなことで進めさせていただければというふうに思っております。  なお、視察の詳細につきましては、後日改めて委員の皆様にお知らせしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、次回の委員会についてでありますが、3月22日水曜日、午後1時から開催したいと考えております。他都市視察等を踏まえた委員相互の意見交換を行いたいと考えておりますがいかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 87: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただきます。  なお、次回の委員会につきましては、他都市視察に関する意見交換とともに、委員会報告のまとめに向けた委員相互の意見交換もあわせて行いたいと考えております。したがいまして、これまでの委員会における調査の経過概要を取りまとめたものを資料として次回の委員会までに皆様にお送りしたいと思っておりますので、それをごらんいただき、当日は活発な意見交換の場としたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で本日予定しておりました日程を終了いたしますが、そのほか皆様から何か御発言等がございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 88: ◯委員長  なければ、以上で次世代育成調査特別委員会を閉会いたします。...