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  1. 仙台市議会 2016-08-19
    総務財政協議会 本文 2016-08-19


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※協議会の概要                               開会 午後2時10分                               閉会 午後2時54分 ◯委員長  引き続き協議会を開会いたします。  冒頭御説明いたしましたが、机上に配付しております追加資料を含めて危機管理室より報告願います。 2: ◯危機管理監  危機管理室から3件御報告申し上げます。  初めに、追加資料として配付させていただきました台風第7号に伴う大雨・暴風への対応についてでございます。  16日から17日にかけまして接近いたしました台風第7号の影響によりまして、市内では17日未明から昼前まで強い雨が降り続きました。  本市では、災害の発生に備えまして、16日夕方から体制を強化いたしまして、17日午前8時5分には、土砂災害警戒情報の発表を受けまして災害警戒本部を設置し、対応に当たったところでございます。  次に、宮城県9.1総合防災訓練の実施についてでございます。  この訓練は、9月1日の防災の日に合わせまして宮城県と開催市町村が共催で実施しているものでございまして、本年度は本市を会場に防災関係機関が参加し、実施されるものでございます。  委員の皆様には既に御案内申し上げているところではございますが、ぜひ御参観を賜りますようよろしくお願いいたします。  続きまして、平成28年度仙台駅周辺帰宅困難者対応訓練の実施についてでございます。  東日本大震災における課題を踏まえまして、今年度もJR仙台駅周辺で、仙台駅周辺帰宅困難者対策連絡協議会関係事業者及び本市の協働によりまして9月2日に対応訓練を実施いたします。  台風7号への対応と各訓練の詳細につきまして、減災推進課長から御報告申し上げます。 3: ◯減災推進課長  お手元の資料に基づきまして、台風第7号に伴う大雨・暴風への対応、宮城県9.1総合防災訓練の実施並びに平成28年度仙台駅周辺帰宅困難者対応訓練の実施につきまして御説明いたします。  初めに、追加資料として配付させていただきました台風第7号に伴う大雨・暴風への対応についてでございます。  8月14日にマリアナ諸島で発生した台風第7号は日本の南を北上し、17日昼前には宮城県沖に達しました。本市では16日夕方から雨が降り始め、17日未明から昼前にかけて激しい雨となりました。  1の気象情報等にございますとおり、3時22分に仙台市東部及び西部に大雨洪水警報等が発表され、8時5分には、同じく東部及び西部に土砂災害警戒情報が発表されたところでございます。また、河川につきましては、七北田川と名取川の一部区間に水防警報の準備が発表されております。  この台風による被害につきましては2の被害の状況のとおりでございまして、幸いにも人的被害はございませんでしたが、床下浸水及び敷地内冠水が各1件、道路冠水が10件発生しており、ライフラインにつきましては、一部の鉄道で運転の見合わせや太白区で停電が発生しております。
     裏面の3の本市の対応状況につきましては、前日16日の16時45分に情報連絡体制の強化を発令し、17日の8時5分には土砂災害警戒情報の発表を受けて災害警戒本部を設置するとともに、避難経路上に土砂災害警戒区域等が多数あるため、より早目の避難が必要となります青葉区大倉地区に避難準備情報を発令したところでございます。  また、本年6月から運用を開始しました土砂災害警戒情報の発表に合わせた避難所担当職員施設管理者の同意による避難所の開設準備を行ったところでございます。避難情報発令対象地域の詳細と、開設した避難所の状況につきましては4及び5のとおりでございます。  続きまして、資料2の宮城県9.1総合防災訓練の実施についてでございます。  この訓練は、大規模災害時における迅速、的確な災害応急活動を目的に、9月1日の防災の日に合わせて宮城県と市町村の共催で実施されるものでございます。  訓練会場は、12ブロックに分けられた県内市町村の輪番となっておりまして、本年度は本市を会場として行われるものでございます。  日時につきましては9月1日木曜日の午前9時からで、終了時刻は、第一会場の宮城県消防学校は午前11時半、第二会場の陸上自衛隊霞目飛行場は午後0時30分を予定しております。  3の主催につきましては、宮城県と開催市町村の本市の共催となります。  4の訓練想定につきましては、長町-利府線断層帯を震源とする直下型地震により甚大な被害が発生したという想定により訓練を行うこととしております。  5の主な参加機関につきましては、宮城県と本市のほか、消防、自衛隊、警察などの公的機関を初め、医療機関災害協定締結団体などの防災関係機関が多数参加する予定でございます。  6の主な訓練等の項目につきましては、第一会場の宮城県消防学校におきましては、ヘリコプターなどによる情報収集訓練や倒壊建物からの救出訓練、救急や火災防御の訓練などのほか、防災資機材や車両、炊き出しの展示を行います。  第二会場の霞目飛行場におきましては、SCUと呼ばれる臨時の医療施設を設置し、DMATによる医療処置ヘリコプターによる患者搬送を行う広域医療搬送訓練を行います。  なお、第二会場の霞目飛行場につきましては、施設の管理上、参加ができませんので、よろしくお願いいたします。  最後に、訓練につきましては雨天決行としておりますが、大雨警報が発表されているなどの荒天時や大規模災害時には訓練を中止することとしております。  続きまして、資料3に基づき、平成28年度仙台駅周辺帰宅困難者対応訓練の実施について御説明をいたします。  この訓練は、東日本大震災の際に帰宅困難者への対応が混乱したことを受け、仙台駅周辺帰宅困難者対策連絡協議会が平成26年に策定しました仙台駅周辺帰宅困難者対応指針の検証及び協議会、関係事業者と本市の協働による対応策の確認を目的として、平成26年度より実施しているものでございます。今年度も、協議会が中心となり多くの関係事業者やボランティアなどの参加をいただいて実施をいたします。  2の訓練日時及び3の訓練場所でございますが、9月2日の午前9時30分からJR仙台駅周辺を中心に、仙台駅東西地下自由通路、宮城第一信用金庫、エスパル地下訓練場所として実施する予定としております。  次に、4の訓練想定でございますが、午前9時30分、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0、市内における最大震度6強の地震が発生し、JR各線、市営地下鉄が運行停止となり、JR仙台駅周辺に帰宅困難者が多数集まり騒然としている状況を想定しております。  訓練内容につきましては、5にございますが、地震発生直後の危険回避のための緊急退避場所への避難誘導訓練や、災害時に帰宅困難者を一時的に受け入れる一時滞在場所への避難誘導訓練緊急退避場所や一時滞在場所における帰宅困難者への情報伝達などのほか、関係機関の連携を確認する訓練を行うこととしております。  以上、3件につきまして説明をさせていただきました。  説明は以上でございます。 4: ◯委員長  ただいまの報告に対して何か質問等はありませんか。 5: ◯鎌田城行委員  2点ばかり確認なんですが、一つは、被害の状況としてここに記されておりませんけれども、青葉区中山あたりでは信号機が停止して警察官による誘導等が行われていたというふうに私のほうには報告いただいたんですが、こういったことは、その他の被害の中にもないようなささいなことというふうに捉えてよろしいんでしょうか。 6: ◯危機管理室参事  被害状況については大まかなものを入れてございまして、例えば公的な庁舎の雨漏り等もかなりあったんでございますけれども、そういったものについては割愛させていただいているというような状況でございます。 7: ◯鎌田城行委員  市民生活に少しかかわるのかなというふうな思いがありましたので、ここに示すべきではないというふうに捉えてのことなのか把握されていなかったのかは後々教えていただければと思います。  もう一つ、被害の状況の中の家屋被害道路冠水で、特に冠水、浸水等、家屋において2件、道路冠水も10件というふうにありました。今回の被害を受けたところについては過去の被害状況と重なっているのか、それとも新規なのか、教えていただけますでしょうか。 8: ◯危機管理室参事  申しわけございません。過去の履歴と重なっているかどうかの確認はまだしておりませんでした。 9: ◯鎌田城行委員  それでは、また改めて教えていただければと思います。 10: ◯野田譲委員  台風7号については、先ほど委員からそれぞれ質問があり、スムーズに取り組まれたということでありますけれども、この規模の状況の中で災害警戒本部が設置されたときに、二役とか、どの辺の部署までそういう対応をそのときしていたのか教えていただけますか。 11: ◯危機管理監  今回の台風第7号への対応でございますけれども、16日から体制強化をしまして職員を宿直させておりました。それから、午前3時22分の大雨警報発表を受けまして危機管理室職員の増強を図りました。  その後、土砂災害メッシュ情報をずっと確認しておるんですけれども、土砂災害警戒情報の発表されるおそれが増したということで一応体制強化しまして、私も朝早くに出てまいりました。それで実際には8時5分に土砂災害警戒情報の発表を受けまして、災害警戒本部を設置しました。本部長は私でございます。その際、避難情報の発令もございましたので、二役のほうに私から連絡を入れましてその状況をお伝えして、こういうふうに進めるということで了解をもらっているところでございます。 12: ◯野田譲委員  本部長には危機管理監ということで、担当の副市長はどなたでしたっけ。 13: ◯危機管理監  藤本副市長になります。 14: ◯野田譲委員  16日から台風が来て、関東から千葉、こうやってずっと来ている情報、さまざまありながらも、危機管理監が本部長になる、これは非常に当たり前のことなんだろうけれども、担当副市長なども何かあった場合にそういうところに居合わせるということはないんですか。ただ連絡をして受けて、その後の対応だけなのか。これぐらいの規模のと言ったらおかしいかもしれないけれども、これぐらい被害があるわけですから、そういう中で人的にはもちろんありませんでしたが、やはり5年前のあれぐらい大きい大災害があって、仙台市のトップがまさに皆様方に対して職員のやっている姿もきちんと自分の目で確認しながら、そして連絡をいただきながら陣頭指揮をとっていくのも私は大事ではないかなという気がするし、17日に災害警戒本部を設置したけれども、現実は16日のほうがひどかったんではないかと私は思っているんですけれども、どうだったですか。 15: ◯危機管理監  こちらのほうで情報連絡体制の許可をとる前からずっと気象台の職員もおりますので、台風の接近を受けまして絶えず気象情報はとっておりました。その時点では16日よりもやはり17日の明け方から断続的にかなり強い雨が降ったという状況でございました。 16: ◯野田譲委員  17日の明け方というのは、私もいるのでわかるんだけれども、16日の夜から関東のほうから流れてきていて、そういうときに、まさに来てからということではなくて、来る前にそういうものは設置すべきではないかと私は考えるわけですよ。やっぱり何が起こるかわからないときに災害警戒本部が設置されて、その中で起きる起きないは別にして、起きたときに何をしなければいけないという、こういうことを皆さんは市民の安全のためにするべき立場の方であると思うんですね。  そういう中で、先ほど災害時の情報発信について説明をいただきましたけれども、これについてはきちんとスムーズにとり行われたということでよろしいですか。 17: ◯危機管理監  今回の台風第7号への対応につきましては、先ほど御説明申し上げましたように、情報伝達についてはスムーズに行われたというふうに考えております。 18: ◯野田譲委員  ぜひ、災害というのはあってからでは問題が大きいわけでありますから、なる前に、責任の立場というのが後から出てくるので、やはりそのときに万全な組織体制、藤本副市長が担当副市長であるならば、このレベルまでその場所にいるべきではないかと、私はそういうふうに認識をしているんですね。そこの中できちんと市長のほうに報告をする立場であると。これが万が一、人的な被害なんかがあったときにも、そこになぜ二役がいなかったんだという問題も起きかねない。今後もこれぐらいのレベルで、これぐらいと言ったらおかしいかもしれないけれども、やはりいろいろなレベルがあると思いますが、そのときに危機管理監として担当副市長にも一緒にいてもらわないと困るとかそういうことを言える立場でなければ私はおかしいと思うんだけれども、ぜひ今後そういう部分で、危機管理監もトップでやるのはまさに望ましいことなんだけれども、責任の所在というのは担当副市長がいるんであればその方に出てくるわけですよ。その辺のやりとりが今後私は必要だと思うんだけれども、どうお考えですか。 19: ◯危機管理監  災害対応に当たりましての体制構築でございますけれども、地域防災計画に定めている体制でやっていくということがまず基本であろうというふうに考えております。  ただ、現在も、きょうのあしたのというよりは、例えば台風なんかの場合ですともう少し早目からの情報収集をかなり強化していまして、どのぐらいの雨量があるだろうかとか被害が及ぶだろうかという想定をかけております。それに基づいて、先ほどの基本的なルールに基づいて体制は構築するわけではございますけれども、ただいま御指摘のありましたように、その時点において甚大な被害が予想されるというときにはやはり臨機に対応することも必要であろうということでございますので、御提言のありました副市長にも申し上げて出てきていただくとか、体制の強化についても申し上げて、構築できるように努めてまいりたいというふうに考えております。 20: ◯野田譲委員  こういうことというのは後で、何で出ていないんだとかそう言う人が山ほどいるの。だから指摘をされないように、担当という名前がつくのであればそのトップがいるべきなんですよ。そうすれば何事が起きてもやっぱり責任の所在をきちんと明らかにし、その辺でしっかりと担当の副市長がこうやって陣頭指揮をとってやっていたんだと、これは私はこれからも大事だと思いますので、その辺は規模に応じてとしか言いようがないんでしょうけれども、そういう中で対応をぜひしていただければと思います。 21: ◯花木則彰委員  9.1の総合防災訓練について伺いたいんですか、今回の訓練は、長町-利府線断層帯を震源とする地震を想定した訓練だということで御報告がありました。  仙台市の地域防災計画の中でも、仙台市における想定される地震ということで幾つかのタイプが出されています。その中でも今回は長町-利府線のこの断層の想定だということになるわけですけれども、それぞれ地震のタイプがありますよね。長町-利府線断層帯を震源とする場合には断層が動くということで、発生確率は低いですけれども、動いたときは相当大きな被害が中心部に出るということで想定をされていると思うんです。  県の今回の訓練ですけれども、例えば広域防災拠点をどこに置くのかということで県議会では今問題になっていましたけれども、宮城野原に置いて、これで利府断層帯が動いたときには相当近い、250メートルしか離れていないという話ですから、そこの拠点自体が相当大きな被害を受けるし、また、そこにつながる道路の寸断というのも相当な規模で起こるだろうということですね。  同時に、今の時点で利府の総合運動場に置かれている、前回3.11のときに機能した拠点としての機能自体が、利府断層帯が動いたときにはどういう影響を受けるのかということも当然想定をして訓練にならなければいけないような気がするんですけれども、この場合、利府の総合運動場はどんな状況になるという想定なのか伺っておきたいと思います。 22: ◯減災推進課長  今年度の訓練に関しましては、県の防災拠点と連携した訓練は今回予定してございません。ですので、利府の総合運動場についての想定はこちらではわからない部分でございます。 23: ◯花木則彰委員  そうすると、例えば緊急物資の輸送訓練というのは、この想定ではどこからどこにどう運ぶ訓練なのか伺います。 24: ◯危機管理室参事  物資については仮想の防災拠点から運ぶということで、特定はしておらないような状況でございます。 25: ◯花木則彰委員  だから、何かわからないんだよね。訓練想定にわざわざ長町-利府線断層帯を震源とする場合を想定しますというふうにうたっている意味がわからない。これが実際起こるとなったら、相当な被害は仙台市の中心部に出ているということだし、宮城野原はもちろんだけれども、利府の総合運動場もその断層帯に、何というのかな、その間にあるんですよね。もっと言うと幸町の消防学校も大体断層の上にあると。わざわざ想定をして訓練をするとうたいながら何も考えていない感じに思えて、ちょっと何だかなという気がするんですけれども、県の訓練なんだということではなくて、やっぱり仙台市も大事な訓練ですから、こういうときにこそ長町-利府線断層帯が動いたときにはどういう状況になるのか、仙台市の被害はどんなになっているのか、そのときに必要な物資はどうやってどこから運べばいいのか、こういうことについて検討したり対応したりという訓練にぜひしてもらいたいというか、それをしないんだったら余り地震の想定を書かないほうがよっぽどいいなというふうに思います。意見です。 26: ◯委員長  そのほかございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様方から何か発言等がございましたらお願いいたします。 28: ◯渡辺博委員  確認をさせてください。選挙管理委員会関連でございます。  参議院選挙が終わって、その後の本総務財政委員会でもいろいろ議論がありました。その後8月に入って選挙管理委員会が開かれたというふうに承知しております。  一方、各区の選挙管理委員会で総括をしていたというふうにも認識をしております。それを仙台市の選挙管理委員会でどういうふうに総括をしておられる途上なのか。選挙管理委員会でどういうことが議論されて、どんな決定がされたり、あるいは議論が続いているのかお聞かせいただきたいと思います。 29: ◯選挙管理委員会事務局長  参議院選挙の総括の状況についてでございます。  選挙直後に各区選挙管理委員会事務局に対しまして、今回の選挙の振り返りについて、公示前の準備段階から公示後、期日前投票開始後、そして投開票日当日の投開票事務というフェーズごとに問題点や改善が必要な点など、そしてそれらに対する今後の対応方針について、また18歳選挙権施行を受けた今後の取り組みですとか区選管事務局体制のあり方についても含めて検証、検討していただきまして、7月下旬に市選管事務局のほうに提出をしていただいております。それを受けて、7月下旬から8月上旬にかけまして、提出された資料をもとに各区選管からヒアリングを行いまして、各区選管の状況や考え方を確認しております。  各区選管ヒアリングの概要として35項目の意見としてまとめております。概要を申し上げますと、今回の参院選での事務のミス発生に関して期日前投票システムの部分的な改善ですとか、事務の手順の変更などもございますけれども、投票開票事務では、例えば各種マニュアル類について全市共通のもののほかそれぞれの区で作成しているものもありまして、同一の内容のマニュアル、様式については、担当区を割り振って合同で作成していくということ。また当日、投票所における人員配置の強化、また長時間にわたる開票作業での人員配置の見直し、それからチェック体制など。投票環境の向上では、投票所のさらなるバリアフリー取り組みの推進など。人材の育成では、区選管事務局職員向け選挙制度等に関する研修の実施、能力の向上ですとか選挙事務を担う職員の育成など。事務局体制では、区選管事務局体制の見直し、市選管の区選管への指導、サポート体制の構築。こういったところの意見をまとめたところでございます。  検証の結果、全体としましては、例えば昨年の県議選以降実施しております投票事務従事者に対する実地研修、この取り組みによりまして、それ以降の投票事務におけるミスの発生防止につながっているという前向きな評価もございますけれども、ミスを生じさせないため、また、より的確な事務執行を図るためには、先ほど申し上げたようなところでの課題もまだ多いというふうに捉えております。  そして、今月5日には市選挙管理委員会の定例の会議がございましたので、今申し上げました各区選管ヒアリングの概要を報告し、意見交換を行ったところでございます。  市選管の委員会の中では、各区選管では問題意識を持って短期間のうちに意見をまとめていただいたと。細かいものはいろいろあるけれども、人材育成事務局体制、予算確保に尽きるというふうなお話ですとか、人員確保や人材育成など人に関することは市長部局との関係が大事であると。また、今後改善策としてまとめていく上ではタイムスケジュールも必要であると。こういった意見が出されております。  こういったことを受けまして、現在、市選管事務局のほうでは現状と課題を踏まえまして、また最近の市議会での御議論も踏まえまして、今後の取り組みの内容につきまして検討作業を進めていると、このような状況でございます。 30: ◯渡辺博委員  ぜひさらに詰めていっていただきたいというふうに思います。  選挙管理委員会が機能していなかったのではないかと、私はさきの、本当に今思っても残念な事件のときに感じた一人ですけれども、今回そんなふうに総括の中で選挙管理委員が事情をわかって、そして意見を言っていただいて方向性を示す体制になっているようなので、ひとまず安心をしているところでございます。  一つ、本当に細かな具体的な話ですけれども、今バリアフリーのお話が出ました。市民から要望があったものですから、某選挙管理委員会に申し上げたんです。バリアフリーについてこういう要望があると、調べて対応してほしいと、こういうお話をしておりましたら、すぐ調べてはいただきました。しかし、そこでちょっと気になったのは、来年度予算で対応したいみたいな雰囲気の話があったので、いやそれでは困ると。いつ、どういう選挙があるかわからない状態なので、すぐ対応する準備に入ってほしいと。つまり予算のことなんですね。予算の融通というのかな、流用というと響きが余りよくないのかもしれませんけれども、必要な予算はきちっと手当てをして、そしてすぐ対応すると。特にバリアフリー化、投票所の環境整備になるということですけれども、その辺についてどのようにお考えになっているのか。対応すべきだという立場で質問したいと思います。 31: ◯選挙管理委員会事務局長  投票所のバリアフリー化につきましては、これまでも必要な設備等の整備を進めてきたところでございますけれども、先ほど申し上げました今回取りまとめる今後の取り組みの中でも、投票環境の向上として投票所のさらなるバリアフリー取り組みについても盛り込む方向で検討しておるところでございます。  各区選管におきまして、投票所のバリアフリーの改善の必要性について点検、確認をいたしまして、改善が必要なところについてはできるだけ早期に改善が図られるように、予算等の調整を図ってまいりたいと、このように考えているところでございます。 32: ◯岡本あき子委員  済みません、ちょっと確認なんですが、今回、市役所の前に、オリンピックで高橋選手、松友選手が金メダル、それから福原愛選手の銅メダル、看板にも掲示をしていただいておりました。3名に賛辞の楯を贈られるという方針を決定されたと伺いましたが、これは所管は総務になるんでしょうか。どういう組織で決定をしているのかお聞かせください。 33: ◯秘書課長  今回、お三方への賛辞の楯でございますけれども、賛辞の楯贈呈に関する要綱に基づきまして、二役、総務局長間で決めたものでございます。 34: ◯岡本あき子委員  やはり仙台にゆかりがある選手、あるいは仙台出身の選手ということで、市民を挙げてのお祝いをするというのは全く異論ないし、賛同もいたしたいと思います。  過去にオリンピックで金メダルをとられた場合、荒川静香選手、羽生結弦選手と、パレードを市民を挙げてお祝いということでやっていらっしゃいました。個人的には、福原愛選手の仙台市に対する貢献、観光親善大使を務めてくださっているということも含めると、やはりメダリストを市民を挙げての歓迎し、お祝いをしてあげるという場をぜひ検討していただきたいと思います。担当がどこになるのか、最後は二役の判断かなと思いますし、卓球あるいはバドミントンの関係協会とか出身の学校等もございますけれども、ぜひ仙台市民を挙げてお祝いをする、歓迎をする、単に賛辞の楯を届けに行くとかそういうことではなく、ぜひそういう場を検討していただきたいと、これは要望としてお伝えさせていただきます。ぜひ御検討ください。 35: ◯総務局長  関係部局と検討してまいりたいと存じます。 36: ◯佐藤正昭委員  前からそういう話もあったんだけれども、パレードというところまではなかなか難しいんだろうなと思います。しかしながら、やっぱり市民みんながお祝いをしたい、賛辞を贈りたいということがあるので、やるときに市役所の3階のところで行うということではなくて、目の前にもありますから、市民の皆さんが来れる市民広場もありますし、いろいろなところがありますから、その辺のところをよく工夫をして、市民全体でお祝いをしているということが醸し出されるような、ぜひそういうふうなやり方をしてほしいなと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。 37: ◯総務局長  御指摘も踏まえまして、市民の皆さんとお祝いするという形で行えないかどうかというのを検討してまいりたいと思います。 38: ◯鎌田城行委員  関連してですけれども、パレードが仮に行われるとした場合ですね、ただ、行われないにしても、佐藤正昭委員からの御発言も非常にすばらしいことと思いまして、例えば庁舎管理課の御配慮等もあったかと思いますが、朝7時過ぎには新しい看板として設置をされておりました。その前の看板も実はオリンピック関連で、仙台市にゆかりのある方々の名前がしっかりと書き記されて、頑張れというふうな思いが伝わるような看板が設置されていたかと思うんですが、オリンピック競技、本当に参加することに意義があるんだということを私も幼いころから教わってきて、その姿を見たときにすばらしいなと思わず本当に感動冷めやらぬ状況を何度もつくっていただいたということについては、成績が金メダル、また銅メダル、これは本当にすばらしいことなんですけれども、メダルに達しなかったとしても健闘された方々も、仮にパレード等が行われる際には、参加されたこと自体が実はすばらしいんだということをせっかくなので共有していただいたほうがいいのかなというふうな思いがあります。これについてはさまざまな議論の種になるおそれもありますので、それぞれあるかと思いますが、わたくし的には、せっかく一度看板に参加される方々の名前を並べられたんでありますから、仙台市の側からかかわるとすれば、そういった方々、市民一人一人がお互いに思いを共有するという点ではせっかくの機会、参加された方もよく頑張りましたとことほげるような機会になればいいとは思うのですが、このあたり局長のお考えなどお示しいただければ幸いです。 39: ◯総務局長  御指摘の趣旨というのは私も同じでございますので、関係部局と調整しながら、そもそも実現できるかどうかというところには大きなハードルはあるかもしれませんが、そういったものも含めまして検討を進めてまいりたいと思います。 40: ◯渡辺博委員  それでは、私も質問というか要望したいと思います。  3階でやるのも大変格式があっていいのかもしれませんけれども、佐藤正昭委員のお話のとおり、あるいは鎌田城行委員のお話のとおり、広く市民の皆さんの公開の場でそういう式典をするのも大事だと思います。ぜひ実現してほしいと思う立場です。  と同時に、この3選手、福原さんもそうですけれども、あとバドミントンの金メダリスト、仙台市にゆかりのある方というのをどれほどの仙台市民、特に若い世代、小学校、中学校とかそういう世代が知っているかというと、まだまだ知らない方たちが多いんじゃないかと思います。ですから、青少年の健全育成にも資する、励みにもなることですから、教育委員会とも連携をとりながら、皆さん方市民のすばらしい先輩が御活躍ですと、こんなふうな周知の仕方もあっていいのではないかというふうに私は思いますけれども、局長の御意見を伺いたいと。 41: ◯総務局長  教育委員会とも協議しながら進めてまいりたいと。  私どもの持っている手段として市政だよりもございますので、そういった中で一定の対応ができるかどうかという点につきましても検討してまいりたいと思います。 42: ◯佐藤正昭委員  今、総務局長お答えになりましたけれども、これは役所の縦割りというところからすれば、文化観光局が担当になってしまうのかなと。たまたま私きのう、小学生のバレーボールの東北大会のことでお話をしたときにも教育委員会とお話をしたら、それは文化観光局なんだということで、そういうことがあったんですよね。この辺もスポーツという横のつながりの中で、なかなか仙台市の縦割りと合わないところがあるんで、その辺も含めて私もわからないわけで、市民の人たちはもっとわからなくて、市民の人たちは小学生のことだからスポーツ大会は教育委員会だと、そういう認識があるわけなので、この辺ももう少しわかりやすい組織にこれからもなっていけばいいだろうし、そのことも踏まえて、こちら側の委員はそういう形でしっかりと市民にわかるように仙台市内を盛り上げられるようなことを期待しておりますので、よろしくお願いをして終わりたいと思います。 43: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 44: ◯委員長  ほかになければ、これをもって協議会を閉会いたしますが、今後、特別の事情がなければ、今の任期の中ではきょうが最後の委員会となる予定でありますので、一つの区切りとして正副委員長から挨拶をさせていただきたいと思います。                  〔委員長挨拶〕                 〔副委員長挨拶〕 45: ◯委員長  それでは、これをもちまして協議会を閉会いたします。...