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  1. 仙台市議会 2015-06-24
    都市整備建設委員会 本文 2015-06-24


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、都市整備建設委員会を開会いたします。  それでは審査に入ります。  本委員会において審査を行います議案は9件であります。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。  審査順序は、お手元に配付の審査順序表のとおり順次質疑を行い、質疑終了後、決定に入ることにしたいと思いますが、そのうち第115号議案仙台市営住宅条例の一部を改正する条例及び第118号議案から第121号議案までの財産の取得に関する件、以上5件については関連がありますので、一括して質疑を願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を進めることにいたします。  なお、議案審査終了後、所管事務について当局からの報告及び質問等を行いますので、よろしくお願いいたします。              《付託議案の質疑について》 3: ◯委員長  それでは、これより付託議案の審査に入ります。まず、第108号議案平成27年度仙台市一般会計補正予算(第1号)第2条債務負担行為の補正について質疑を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 4: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第114号議案仙台仙台駅東開発住宅条例の一部を改正する条例について、質疑を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第115号議案仙台市営住宅条例の一部を改正する条例及び第118号議案から第121号議案までの財産の取得に関する件について、質疑を願います。 6: ◯安孫子雅浩委員  この案件はそれぞれ田子西、燕沢、宮城野、また中倉というふうに第118号議案から第121号議案はそうですけれども、市営住宅として本市が財産として認めるということでありますけれども、これまでの間、その3,200棟の整備について一生懸命御当局も努力をされてまいりましたし、いよいよもって本市の復興計画最終年度とともに、こういったでき上がった建物に対する入居の段取りもすくすく進んでいることには御努力に敬意を表します。  その上で、ちょっと私、今後これからということについて、あえてこの場でお尋ねをしたいんですけれども、結局4年なり、大震災の後、住宅等滅失するなり失われて住むところがなくなって、そして、みなしにしろプレハブにしろ、仮設にお住まい等されてきたと。そういったところから、晴れて市営住宅復興住宅のほうに移ることができて、それは大体そのままついの住みかという、個人のプライバシーもしっかりと確保される空間を取得できたということは大変喜ばしいことであろうと思います。
     そういったときに、今までの仮設にいらっしゃったときにも、その仮設にお住いの方々が生活をしていく上でいろいろ苦労されたり、あるいは病気になったり、あるいは孤立感を深めたりということがないようにという点については、議会のほうでも数多く意見を申し上げ、それについては対応もとってこられております。今度はそこから、ついの住みかなりに移られたときに、大変いろいろ工夫をされておりましたので、個人のプライバシーを確保する空間としても大体望ましいもの、バリアフリー的な仕様においても、そこは十分に検討されて、形としてでき上がっております。  はて、4年なりを結局仮の住まいの中にいて、いつの日にかは落ちついて住まえるところに移りたいと念願していたところの、ある種夢が果たされたんだけれども、そこから先に結構孤立感を深めてしまって、あるいは今まで、何とかついの住みかを獲得するまで結構緊張した気持ちで来たんだけれども、ところが一旦それを獲得してしまうと、気持ち的にもちょっとなえてしまうというか、ほっとしてしまって、落ち込んでしまって、ちょっとメンタル的にも下がってしまう。今までは仮設であれば、それはなかなか隣の部屋の音が聞こえたりなんだりで残念だなというような思いでいたけれども、かえって密室性が高くて明らかな部屋になってくると、かえって音も何もしなくなると、かえって人恋しさが募ってくる。だから、いわゆる家族で移られるんであればまだいいんですけれども、高齢者2人世帯とか、あるいはお1人で移られるということのケースの場合には、ちょっと私もいろいろお聞きすると、結構精神的にもある程度のものを覚悟しておかないと、あるいは支えていただかないと、がくっと来てしまう。ある程度の年齢の方々からすると、今までのそういった御苦労もあった上でのことですから、かくっとなるとそのままぐらっと精神的なことから始まって体調面、身体的なことも、ADLといいますけれども、そういった身体的な動作レベルも下がってしまったりというようなことがあると思います。  今はまだ移られて、移られた後の緊張した状況がまだ続いているのかもしれませんが、またこの時間の経過とともに、移った先でまたある程度は落ちついてというときに、がくっと落ち込んでいかないような、求めていたところに行ったんだけれども、しかしそこで実は身体的にもろくなってしまって病院に行くようになってしまうというか、入院してしまうとか、あるいは退居してしまうとか、そんなふうに陥らないでいただきたいなと思うわけですけれども、その辺についての今後入居後の配慮という点、これ所管は健康福祉局かもしれませんが、施設整備をしてきた立場からも、どのように今見て対応しているのか、お尋ねをしたいと思います。 7: ◯都市整備局長  特に高齢者1人世帯とか、そういったところについては支援体制というのが必要であろうと。それとあわせて、復興公営住宅のお住まいの方々、あるいは地域の町内会、そういった関係の団体が地域で支えていくということも必要だろうと思っております。  その中で、現在、復興公営住宅につきましては、本会議でも答弁させていただきましたけれども、生活再建支援員がまずは戸別訪問により生活状況を確認しておりまして、いわゆる見守り支援が必要であるというふうに判断した世帯につきましては、社会福祉協議会の支え合いセンターによる定期訪問につなぐなど、情報共有しながら連携をとって支援を行っているというところでございます。  ただ、委員おっしゃったように、恒常的というか、いずれは市営住宅として我々も管理をしていくという中で、従来、シルバーハウジング事業というのを行ってきました。ただ、それはLSA、いわゆるライフサポートアドバイザーを配置して、登録された高齢者に対してのみ見守りをするということでございますけれども、高齢化率が相当高まってきているという現状において、やはり限界があるということも含めて、現在鶴ヶ谷団地におきまして、NPOに見守り活動についてお願いしているというところがございます。  また、建設公社におきましても、小松島第2だったと思いますけれども、自主事業として見守り事業について今行っていると。そういったものを検証しながら、こういった公営住宅復興公営住宅も含めて、今後見守りについて、我々管理する立場としてもしっかりと対応していくべきだろうと思っておりまして、こういった地区を限ってやっておりますけれども、こういった事例も検証を踏まえて、見守り活動については検討を深めてまいりたいと思っております。 8: ◯高見のり子委員  私からは、第115号議案仙台市営住宅条例の一部を改正する条例について質問しますが、復興のための市営住宅として御霊屋下第2市営住宅角五郎住宅ですね、田子西第2市営住宅等を設置するとともに、福島復興再生特別措置法の改正に伴い、所要の規定整備を行うものであります。この議案に反対するものではありませんけれども、数点伺いたいと思います。  まず、福島復興再生特別措置法とはどんな法律なのか、改めて御説明をいただきたいと思います。そして、さらに仙台に避難している福島の被災者に何か影響があるのかどうか、あわせてお尋ねします。 9: ◯都市整備局長  ただいまの質問につきましては、条例改正の趣旨も踏まえて、市営住宅課長から御答弁申し上げます。 10: ◯市営住宅課長  福島復興再生特別措置法でございますが、原子力災害により深刻な被害を受けた福島の復興の推進を図るために、主に避難解除等区域の再生のための特例の措置について定めたものでございます。  今回の市営住宅の条例の改正ですが、この特別措置法の改正に伴いまして、住民の帰還の促進を図るための環境の整備に向けた制度の創設、このことに伴って、市営住宅条例の条ずれが生じることから、この法律を引用する条項の一部を改める条例案を提出するものであり、内容の変更ではございません。 11: ◯高見のり子委員  この法律では、避難指定解除されても、さまざまな事情で福島に戻れない被災者が引き続き避難所で暮らし続けたい場合は関係がないというか、支援にはならないということで、これは大変残念なことだと思います。仙台市においては、福島から自主避難したり、避難解除地区の皆さんの復興公営住宅への入居を認めておりませんけれども、こういったことは市が判断すれば可能なので、認めるべきとここでは申し上げておきたいと思います。  市は、4月に応急仮設住宅入居者現況調査が行われました。その結果について、御報告いただきたいと思います。 12: ◯都市整備局長  復興事業局で行っておりますけれども、そういった内容について確認しておりますので、これについて復興公営住宅室長よりお答え申し上げます。 13: ◯復興公営住宅室長  復興事業局からいろいろ伺ってまいりましたので、それをもとにお答えいたします。  仮設住宅入居世帯を対象にしまして、本年4月1日を基準日といたしまして、世帯員の状況や再建方法について調査し、回答世帯数は5月末現在で約5,500世帯、回答率は76%でございます。また、住まい再建方法の回答といたしましては、住宅の建築や購入、修繕、建てかえなどを行った方が約20%、1,100世帯、それから復興公営住宅等に決まっている方が約31%、1,700世帯、それから賃貸住宅に決まっている方が約34%、1,800世帯、その他が14%となってございます。 14: ◯高見のり子委員  その中で、再建方針が決まっていない世帯、今お話、数字は出ませんでしたけれども、667世帯というのを復興事業局からお聞きしておりますが、この中で復興公営住宅に入りたいと思っている方はどのぐらいいらっしゃると住宅政策を担当する都市整備局では捉えていらっしゃるんでしょうか、伺います。 15: ◯復興公営住宅室長  先ほどの調査の中身でございますけれども、その際にはもう既に本市の復興公営住宅一般応募ということは終了してございますので、この調査の中では復興公営住宅という希望をお聞きしてございません。したがいまして、具体的な数字ということは把握してございません。 16: ◯高見のり子委員  質問項目に入れるべきだったと思うんですね。どのぐらいの方が実際入りたいという方が入れないでいるのかということを、これまでもお聞きしても数字が出てこないんですね、なかなか市のほうは。明確にしたくないため、答弁を避けているとしか考えられませんけれども、再建方針が決まっていない667世帯のほとんどは復興公営住宅に入りたい方だと考えていいと思うんですね。この中で、伴走型で支援を行う対象はどういった方を、どのぐらいの世帯を考えているのでしょうか。これはどのように把握しているか、伺います。 17: ◯復興公営住宅室長  具体的な支援は復興事業局生活再建推進室のほうで行っているところでございますが、心身の健康面に課題を抱えている方など、一人で行動を起こすことが難しい、そういった方を対象といたしまして、その数は約100から150世帯になるものと伺っております。 18: ◯高見のり子委員  そうすると、100から150世帯だと、再建方針が決まっていない方667の大分の方の世帯にはどういった支援が行われることになるんでしょうか。それ以外の方たちにはどういうような支援を行われるんでしょうか。 19: ◯復興公営住宅室長  その中には4月以降、私どものほうで行っております特別減免世帯対象の方の、そういった戸別訪問なども含まれておりますし、それに該当しない方につきましても、生活再建加速プログラムなどによりまして具体な訪問をした後に、御自分で民間賃貸などを探すことができる方に関しては、そういった道をお示しして対応しているというところでございます。 20: ◯高見のり子委員  実際は住宅情報誌、仙台市が作製したものを不動産の紹介ですとか、そういったもので終わっているのではないかなと思うんですね。具体的に今、仮設にお住いの方から伺っているのは、年齢が若い方は、具体的に住まいについて相談すると、あなたは若いのだから自分で探しなさいとか、働いていて収入があるんだから、あなたは対象ではありませんというようなことも実際言われると言うんですね。しかし、そういった方も住宅に窮するという点では、今現在、仮設に入っているわけで、対象にすべきだと思います。市はそういった被災者を実は把握して、問題もつかんでいるはずだと思うんですね。本会議の答弁でも、市長がよく最後のお1人まで支援するということをおっしゃっています。そうなれば、具体的な支援をすべきだと思います。伴走型支援を行って住宅再建できて、決まった方はそれはそれでいいと思うんですね。しかし、なお、復興公営住宅市営住宅への入居を望んでいて、とうとうかなわない方、仮設から出られない方というのは、来年の3月で仮設を打ち切るということなので、追い出すということになるのではないかとの質問に、本会議答弁では市長が追い出さないと答弁をしました。確認しますけれども、復興公営住宅に入りたくても入れない方は方針が決まっているわけですね。公営住宅に入りたいんだという、再建方針が決まっているわけですよね。そうすると、特定延長にするなどして、追い出すべきではないと思うんです。住まいは人権の立場から住宅政策を担当する都市整備局として、こういった点についてはどのように考えるか、伺いたいと思います。 21: ◯都市整備局長  いわゆる仮設住宅にお住まいでおられる方、これはあくまでも仮住まいでございますので、当然、自力で生活再建していただくということが一番望ましいと。その中で、自力で再建できない方々については、その中で特に困窮度の高い方については復興公営住宅であるということで我々これまでも申し述べてきたところでございます。  この生活再建につきましては、さまざまな選択というものは当然あるわけでございまして、ここについては先ほどの100から150世帯といった方々については伴走型ということでございますけれども、伴走型以外の方については全て突き放すというわけではなくて、さまざまな相談機関というものも用意しておりまして、そういった紹介なり、あるいは改めて相談ということであれば、生活再建支援員の方がまたお伺いして相談に乗っていくということをしておりますので、そういったことを今後とも取り組んでまいるということにおいては、これまでの答弁と同じでございます。 22: ◯高見のり子委員  要するに今、仮設に入っている方は住宅に窮している方だという認識でいいと思うんですよ。それで、被災者住宅再建の鍵は復興公営住宅の増設と民間賃貸住宅への家賃補助とか、あとは保証人がいなくて民間住宅に入りたいんだけれども入れない方、こういった方には市長が保証人になるなどという、そういった手だてが具体的にもう必要な段階だと思うんですね。こういった具体的な手だてをとらなければ、結果として追い出すということになるということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。 23: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第122号議案指定管理者の指定に関する件について、質疑を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第124号議案市道路線の認定及び廃止に関する件について、質疑を願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26: ◯委員長  終了いたしました。  以上で、全議案に対する質疑を終了いたしました。             《付託議案の決定の審査について》 27: ◯委員長  それでは、これより付託議案の決定を行います。  決定の審査は、審査順序表のとおり、順次討論、採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を行います。  なお、要望事項等につきましては、付託議案の決定が全て終了した後に確認をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、まず第108号議案平成27年度仙台市一般会計補正予算(第1号)、第2条債務負担行為の補正について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第108号議案中、本委員会所管分は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第114号議案仙台仙台駅東開発住宅条例の一部を改正する条例について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第114号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 32: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第115号議案仙台市営住宅条例の一部を改正する条例について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 33: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第115号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第118号議案財産の取得に関する件について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 35: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第118号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第119号議案財産の取得に関する件について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第119号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 38: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第120号議案財産の取得に関する件について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 39: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第120号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 40: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第121号議案財産の取得に関する件について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第121号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第122号議案指定管理者の指定に関する件について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第122号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第124号議案市道路線の認定及び廃止に関する件について、討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第124号議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 46: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  以上で、全議案に対する決定を終了いたしました。  この際、議案に対する要望事項等がございましたらお願いいたします。
                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47: ◯委員長  なければ、以上で付託議案審査を終了いたしました。                《所管事務について》 48: ◯委員長  それでは、次に所管事務についてであります。  国に対する要望について、都市整備局より順次報告願います。 49: ◯都市整備局長  国に対する要望について、資料1により御報告申し上げます。  これは、本市の重要課題に関して、特に国に制度改正財源措置を求めるものなどにつきまして、新年度の概算要求の時期に合わせて要望行動を行うものでございます。要望項目は市議会におけるさまざまな御議論などを踏まえ取りまとめたものでございます。  要望項目といたしましては、表紙をおめくりいただき、目次にありますように、復興事業の進捗に応じた財源措置や被災された方々の生活再建支援など、復興を着実になし遂げるための支援の継続、今後の災害に備え、本市の震災の経験や教訓を踏まえた災害対応体制の強化、また、防災環境都市としての取り組みなど、未来をひらくまちづくりへの支援について3分野で6項目要望することとしております。要望行動につきましては、現在のところ6月30日実施の方向で調整しております。  本要望のうち当委員会所管の項目について御説明いたします。 50: ◯建設局長  私からは資料に基づきまして概要を御説明いたします。  1ページ目、1の(1)の部分です。復興を着実になし遂げるための支援の継続の(1)復興事業の進捗に応じた財政支援の部分です。建設局にかかわる分としては、その必要性は丸がついているうちの下から二つ目の部分でございます。被災者支援災害復旧復興交付金基幹事業などの復興の基幹的事業等については、平成28年度以降も全額国費負担継続の考えが示されたところでありますが、被災地全体の復興をなし遂げるため確実な財源措置を望むものであるということから、この箱書きなんですが、要望項目の1、震災からの復興をなし遂げるために必要な事業について今後とも財源を確実に措置するとともに、復興交付金効果促進事業について、さらなる使途の柔軟化を図ることを求めるものでございます。  ちなみに建設局にかかわった事業ですが、災害復旧では海岸公園の復旧、それから復興交付金につきましてはかさ上げ道路あるいは下水道の浸水対策が該当しております。  次に、4ページ目をめくっていただきます。  3の未来をひらく新生・仙台のまちづくりへの支援の(1)防災環境都市の構築でございます。この中で丸の3つ目が背景としてございます。大震災におきましては、耐震化等の事前の投資によりましてインフラや建物の被害を最小限にすることが本市において示されました。この教訓を生かしまして道路や学校、スポーツ施設等の計画的かつ予防的な保全・更新に取り組んでいくことが必要で、これらへの国の財政支援は新規整備に比べ十分ではなく、自治体に大きな財政負担が生じるものでございます。  このため、要望項目ですが、3番目となります。道路等の保全・更新に対しまして安定的かつ新規整備と同水準の十分な財政措置を講じることを求めるものでございますということで、2点建設局にかかわります。  あと、詳細につきましては後ほど資料を御高覧いただければというふうに思います。 51: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございますか。 52: ◯安孫子雅浩委員  大変必要な要望行動でありますし、この毎回毎回の行動が少しでも進展がなければいけないということがありまして、特に関連すれば災害救助法云々については発災直後からずっとやってきたことでありますので、こういうやりとりそのものが儀式にならないような部分が地方議会も国会も必要であるという認識のもとであります。  ちょっと1点、当局の御認識という点で、この要望に至った部分でちょっと所見を伺いたいんですけれども、今、建設局で御報告がありました4ページのところの東日本大震災、道路や学校、スポーツ施設等のインフラや公共施設の保全・更新に対し安定的かつ新規整備と同水準の十分な財政措置を講じること、これはまことにもってそういうことなんです。今問題なのは例えば医療施設とか福祉施設の復旧などにおいてもまさにそうでありますし、建設単価がべらぼうに高くなっているんです。これは建設業界の中でも常識でありますが、首都圏というようなところよりもはるかに被災地のほうが高くなっていると。これが一向に下がる傾向がない。高くなっているところに、今度は消費税が今8%だけれども、今度10%になることが決まっていると。  ですから、財源措置を講じるという意味合いが非常に逼迫をしていると思うんですけれども、この辺については当局、ただいま全くもってそういう状況の中にあるわけですけれども、今回また改めて要望という形でお出しになったんですが、その辺についての思いの部分をお尋ねしたいと思います。 53: ◯都市整備局長  この件に関しては、ほかの局もまたがりますので、代表局として私のほうから答弁させていただきます。  4ページの上のほうにも四角囲みの外側の上のほうでございますけれども、丸の3つ目にも書いてございますけれども、我々としましては、当然被災を受けた経験というものを生かして耐震化、いわゆる防災的なことについては取り組んでいく必要があるだろうということでございまして、これはいわゆる社会資本としての我々が一般的に考える道路、公園だけではなくて、当然スポーツ施設、そういった公共施設と上物、こういったものについても避難所の一部になるとか、そういうこともございますので、そういったことについての強靱化ということは当然必要であるということでございます。  それについて、委員御指摘のように財源的な面に関して見れば、昨今の復興事業に伴って、資材とか労務単価等上がってきているということは御承知のとおりでございまして、これは例えば国土交通省におきましてはタイムリーに対応するということになっておりますけれども、各省庁でそういった基準を設けていますので、そういったことを踏まえて我々としても今後引き続き強靱化対策を行っていくという背景から、当然、防災環境都市を標榜していくということから強く要望していくということで入れているということでございます。 54: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様方から何か発言等がありましたら、お願いいたします。 56: ◯高見のり子委員  私から交通局のほうに伺いたいんですが、6月12日に地下鉄南北線五橋駅で起きた人身事故がございましたが、これについて対応状況はどうだったのか、まず初めに伺いたいと思います。 57: ◯駅務サービス課長  五橋駅には2名の駅務員が勤務してございまして、1名はヘルメット等の緊急用具を準備して現場に急行し、負傷者対応を行っており、もう1名は消防局の119番であるとか警察への110番の連絡、あと、それから応援要請であるとかお客様に対する構内放送を行っております。  また、仙台駅にございますが、管区駅のほうから駅長1名と駅務助役2名が駆けつけ、現場の指揮及び負傷者の対応に当たってございます。 58: ◯高見のり子委員  駅構内にはモニターとかあると思うんですけれども、そちらのほうにはこの事故の様子というのは映っていたんでしょうか。 59: ◯駅務サービス課長  通常時はお客様が列車に乗りおりする状況を映しているカメラの画像をモニターに表示しておりますが、今回軌道内に立ち入ったお客様は五橋駅の泉中央寄りの端の柵を乗り越えたため、モニターには表示されていない状況でございました。 60: ◯高見のり子委員  モニターには。でも、後からその画像を見ることはできるんでしょうか、伺います。 61: ◯駅務サービス課長  先ほど申し上げましたのは、我々のほうでは運行カメラというふうに称してございまして、このほかに駅ホームには監視カメラがございまして、そのカメラにつきましては、当該者の録画がされてございました。 62: ◯高見のり子委員  今回幸い命を落とすような事態にはならなくて、まずはよかったと思います。しかし、もし火事ですとか、万が一ですがテロであれば、こういう2名でも対応できないだろうなというふうに思うんです。ホームにまず職員が配置されることが必要だと思うんですが、この時点ではホームには職員はいらしたんですか、伺います。 63: ◯駅務サービス課長  この時点ではホームに職員はおりませんでした。 64: ◯高見のり子委員  2名というのが適当な人数なのかなというのが1つ疑問があるんですが、7月から駅務の委託が始まります。現在は市の職員2名で対応したということなんですが、今後はどうなるんでしょうか、伺います。 65: ◯運営計画室長  今、御質問にもございましたとおり、交通局では7月1日から地下鉄南北線17駅のうち4駅につきまして、民間会社への委託を開始することとしてございます。御質問のように委託になった場合の駅の体制でございますが、直営駅と同様に駅務係員は基本的に2名の体制でということを予定してございます。  ただ、この委託駅の係員を管理監督するための責任者なり副責任者を仙台駅に常駐していただくというようなことを予定してございます。 66: ◯高見のり子委員  大分責任がちょっと手薄になるということになると思うんです。南北線の委託で経費が3億円削減できると以前伺っているんですけれども、これは中身は大方人件費ですよね。こうやって人件費を削るんだけれども安全が担保できないということでは、大変問題だなというふうに思うんですけれども、これはやはり今回の件もありましたから、職員をふやして安全を確保するということが大事なのではないかと思います。  先日、コンプライアンスの推進に係る職員意識調査がありましたけれども、この自由記述の部分において、業務量や人員配置に関する意見の中では、業務量が多過ぎて負担を感じている、業務量に対して適切な人員配置がされていないなどの率直な記述があったんです。これがそのまま交通局というふうにはもちろんなりませんけれども、しかし、今後委託の職員がふえて職員が減っていくという状況になりますと、職員の責任が重くなりますよね。今でも大変なのに、さらに過重になるのではないかと思うんですけれども、必要な人員の確保と同時に応分の処遇というものが安全を担保するということであって、そういった意味では、その駅が委託の職員だけになると、委託社員が今後仕事に当たる上で職員と同様の責任を負わせるということにはならないんではないかと思うんです。  それで、これまで開業から安全を、大きな事故もなく本当に安全な交通機関として地下鉄というのは大変皆さんに信頼されていると思うんです。そういったことが今回の駅務の委託などでそれが揺らぐようなことがあってはならないと思うんですけれども、事故がこれまでなかったのはやはり委託せずに職員で対応してきたからではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。御認識を伺います。 67: ◯運営計画室長  今回、駅業務を委託するに当たりましては、委託会社の社員に対して交通局と同じ駅業務のマニュアルというものがございまして、それを使用いたします。それを使用しながら交通局職員と同等の教育訓練をこの4月から3カ月間実施してまいりました。この中にはお客様の安全確保、あとは災害や人身事故などが発生した場合の初動訓練、あとはお客様を安全な場所に誘導する避難誘導訓練、こういった訓練も実施してまいりました。そういった意味からしますと、直営、委託駅にかかわらず今後とも安全を確保できるものと考えてございます。 68: ◯高見のり子委員  言葉の上ではそんなふうにお話しすると思うんですけれども、やはり具体的な手だて、安全を担保する手だてがなければ、やはりこれは不十分で言葉だけというふうになってしまうんではないかなと思うんです。  私ども日本共産党は、これまでも委託についてはやめるべきとずっと申し上げてまいりました。委託を進める中で減らされる職員の負担は大きくなるばかりです。そのために安全も担保できなくなれば、仮に本当に何か起こったときには、その代償は大きいと言わざるを得ません。仙台は東日本大震災も起きておりますから、事故や事件が起きれば、市としての責任が強く問われることになると思うんですけれども、局長、御認識を伺います。 69: ◯交通事業管理者  再三お答えしておりますが、駅業務の委託は安全確保は当然の前堤としつつ、民間の力をおかりして経営の効率化を図るために行うということで、全国の全ての公営地下鉄で既に実施されております。駅業務を民間に委ねることで安全が損なわれるとは考えてございませんが、最終的にその安全に対する責任は、当然交通局にあるというのは明らかですので、そうした事態を惹起しないよう、私どもとして十分に対応してまいりたいと思います。 70: ◯及川英樹委員  発言通告していなかったんですけれども、今の関連で非常に大切なことが抜け落ちていたんでちょっと確認させてもらいたいんですけれども、通常のモニターカメラであれば乗りおりのところは映っていると。柵のところについては運行カメラが映っていたということだったんですけれども、安全対策として、今後そういうことがないような形でどのように安全対策をするのか、ちょっとお伺いさせてもらえますか。また柵から乗り越えるところについて。またそのつどとまっていいのかとか、そういう問題があると思うんですけれども、その辺どのように対応されるのか、ちょっとその辺を伺います。 71: ◯交通事業管理者  ホーム柵も身長の上、ずっと3メートルくらいの柵を設置するのであれば、なかなかよじ登りにくいでしょうが、ちょっとそういうものはなかなか設置しづらいと。やはりみずからの意思を持って軌道内に入る方について、物理的に阻止するというのはなかなか現実的には難しいものと考えております。 72: ◯及川英樹委員  そうすると、その都度、例えば柵を乗り越えたと、そうした場合にはその都度、電車がとまるというような認識でよろしいんですか。 73: ◯交通事業管理者  軌道の中に人がいれば、それは当然とまります。間に合わなければもっと大変なことになるということです。 74: ◯及川英樹委員  そういうことを聞いているんじゃなくて、意思で柵を越えてしまうのはそれはやはり防ぎようがない面があると思うんですけれども、しかし、市民の大勢の方が利用されている地下鉄ですから、そういうものがその都度とまってしまっていいのかという側面もあると思うんです。管理者が言っていることも間違いないとは思います。けれども、安全対策をするについては、やはり何かしらの方策として、難しいとは思うんですけれども、今後そういうことがあった場合に、そういうこともしなければ僕はいけないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 75: ◯交通事業管理者  現実的にどのようなことが可能か、完全に閉鎖してしまえばそれはもう大丈夫なんでしょうけれども、そのような設備投資すること、現実的に物もないですし、やはりこれは自由意思での人間の行動をどこまで規制できるかといったところに結局は帰着するので、根本的な侵入阻止ということは、なかなか難しいと思います。 76: ◯及川英樹委員  難しいとは思うんですけれども、やはり市民の足になっているところということも、やはりその辺は認識していただいて、さまざまそういう苦情が出てくると思うんです。その都度その都度やはり仙台市交通局はもうとまるとかというふうな形になると、せっかく一生懸命やっている方々に対して、ちょっとその辺についてはやはりちょっと考えるところは考えていただいて、何かできるところはやっていただけるようにやはりしていただかないと、市民の足だということもしっかりとその辺は認識をしていただいて対応することを要望して、質問を終わります。 77: ◯安孫子雅浩委員  今まで柵がなかったんですよね。柵がない中で十何年。何回か飛び込みとか残念なケースがありました。その辺はやはり柵を、あれは1駅1億円ぐらいかかるんですか。でも、それだけのことをちゃんと14駅なり15駅行って、投資をして、だから、そこで駅務に当たる方々の負担感というものも大分違ってきているだろうし、私は大変スマートな利用環境になっていると思うんです。  だから、今の状態は大変いいと思うんです。その上でどうだと言われても、では今まで柵がなかった状態でそんなにしょっちゅう頻繁にとまっていたかというと、私はそうは思っておりませんが、参考までに、後ででいいんですけれども、今回そういった可動柵がないときにそんなに頻繁にあったのか、参考までに後で資料を見せてください。可動柵をさらに乗り越えるというのは、これはやはり意図的な部分もあるし、残念ながら最近社会的にいろいろな活動をする方もいるし、残念ながら長寿社会に伴って認知症という側面も出てまいりますから、そういった行動のさまざまについてはどこまで捕捉するかというのは、やはりなかなかそこも悩ましい時代に入っていると思います。基本的には柵がなかった時代に皆さん普通に利用していたわけですから、それがやはり基準かなというふうに思いますが、参考までに数字だけは出していただきたいなと、それだけです。 78: ◯大槻正俊委員  では、私から幾つかお伺いをさせていただきますが、私は20年前に議会に出させてもらいました。そのときは東西線ですが、構想の調査特別委員会がちょうど始まったばかりのときでした。私の初当選のときの公約なんですが、東西線の構想を推進をして、それを実現して、東西線を期待している市民の皆さんと一緒に乗ろうというものでした。ほぼ達成が間近だというふうに思います。  そういった意味で、開業日から想定した乗客数となってほしいというふうに私は常々思って、これまでも東西線調特、あとこの常任委員会でもいろいろ御質問、御提言をさせていただいてきました。特に東西線の乗客の増員対策、このことについて今からお伺いをしていきたいと思います。  駅舎はほぼサインも含めてでき上がってきているというのは私も確認をしております。各駅の入り口だったり、駅舎付近のサイン整備、これらについてはまだちょっとはっきりわかりづらい駅もありますし、まだの駅もあるというふうに私は認識をしております。いずれにしても開通は間近ですから、本当に東西線がスタートするんだという期待感を持つような意味でこのサインの整備をきちんとやってほしいと思いますけれども、いかがですか。 79: ◯道路計画課長  東西線各駅の出入り口には、駅周辺の公共施設や学校などを案内するサインを整備いたします。また、国際センター駅、大町西公園駅、青葉通一番町駅、薬師堂駅周辺には、史跡名勝や教育文化施設などへ案内する経路上にもサインを整備することとしてございます。御指摘のとおり、サイン整備につきましても東西線開業の期待感を高める一助となりますことから、開業に合わせて着実に整備を進めてまいります。 80: ◯大槻正俊委員  この前、事前の公開をされたうみの杜水族館、7月1日オープンですが、このうみの杜水族館と東西線との接続対策、より有効に活用してもらうという意味でどのように考えているのか伺います。 81: ◯総合交通政策部参事兼公共交通推進課長  市といたしましても、荒井駅と仙台うみの杜水族館との接続は東西線の利用促進の観点から重要なものと認識してございます。東西線開業時には荒井駅と水族館、JR多賀城駅を結ぶ新たな路線を株式会社宮交バスが1日6往復運行する旨の発表を本年4月に行っているところでございますが、さらなる利便性の向上に向けまして、現在、水族館事業者と具体の相談を行っているところでございます。 82: ◯大槻正俊委員  しっかり取り組んでほしいというふうに思います。  さらにちょっと細かいことをお伺いをしてまいりますが、後で最後に関連する3人の局長の決意を一言ずつあとお伺いをしたいと思いますので、よろしくお願いしますということを先に言っておきます。  沿線の大学、高校、数え方によっては高校が10とか大学が3とか、いろいろ数え方があると思いますが、いずれにしても沿線の大学、高校というのは、コンスタントに東西線に乗ってくれるであろう、期待できる乗客数になると思います。これらについて前々から公共交通の利用促進を働きかけるべきだと、特に東西線に乗ってもらえるように働きかけるべきだというふうに申し上げてまいりましたけれども、これについてはいかがですか。 83: ◯交通局経営企画課長  沿線の大学につきましては、都市整備局とも協力をしながら、ことしの4月の新入学生に対しまして、東西線を初めとする地下鉄、バスの利用を働きかけるパンフレットを配布いたしましたほか、沿線の高校につきましては、既に徒歩圏にある10校に直接訪問した上で学校側に協力を依頼いたしまして、地下鉄の利便性などを説明したパンフレットをそれぞれの学校に合わせてつくりまして、全校生徒のほか、今後学校のほうで開催されますオープンキャンパスなどに来場する今現在の中学3年生の入学希望者、そういった方にも配布していただくということにしてございます。 84: ◯大槻正俊委員  特にオープンキャンパスのときは徹底してお取り組みをされたほうがいいというふうに思います。要するに新しく入ってくる人は、もう東西線を最初から意識しているというふうにしたほうがいいと思いますので、ぜひこれはきちんとやってほしいなと、さらに頑張ってほしいなというふうに思います。  前に私も提言していますが、専門学校など同じような期待できるところについてはどうですか。 85: ◯交通局経営企画課長  先ほど委員のほうからもお話がございましたように、学生に対しては、やはり利用者として非常に期待をしているところでございまして、学生さんにつきましては学都仙台フリーパスをより多くの方に御利用いただくということが実際の東西線の利用促進にもつながるというふうに考えてございますことから、ことしの春、市内の専門学校も含む約200校にお送りしました定期券の購入に関する案内文書の中で、東西線開業に合わせた新たな地下鉄フリーパスを販売するということにつきましても先行してお知らせをしてまいりました。  なお、開業がさらに近づいてまいりましたら、改めてフリーパスの紹介や御購入方法などにつきまして御案内をいたしまして、一層の利用促進を図りたいというふうに考えてございます。 86: ◯大槻正俊委員  私も非常にフリーパスというのは取り組みとしてはいいなというふうに思っておりましたので、これはより頑張ってほしいなというふうに思います。  それで、いろいろなところに目配りをしてほしいというふうに思いますが、例えば東西線の西の八木山動物公園駅、これから宮城大学の羽黒台校舎もあるんですけれども、そういったところまで含めてきちんと目配りをしてほしいと思いますが、いかがですか。 87: ◯交通局経営企画課長  先ほど御説明いたしました専門学校と同様に、宮城大学に対しましても、本部のある大和キャンパスの事務部宛てにお知らせをお送りしましたが、羽黒台にある太白キャンパスの食産業学部宛てに個別にお送りをしておりませんでしたので、今後のお知らせの際には大和キャンパスだけではなく太白キャンパスに通う学生の皆様にもお知らせいただくよう、改めて大学のほうにお願いしてまいりたいというふうに考えてございます。 88: ◯大槻正俊委員  具体的に、これは私も相談など受けているんですが、大学とか高校というところでは動物公園駅のところで東北工業大学であるとか城南高校であるとか、こちらはシャトルバスを出して学生、生徒を運びたいというふうに言っております。私も高校などに提言をさせていただいて、ぜひ東西線の利用促進をしてほしいというふうに言ってきた経過もあります。  私が思うに、いまだにちょっとパーク・アンド・ライド駐車場はあれでも狭かったかなというふうに思っているんですが、バスプールなり、もう少し大きくしたり、シャトルバスとか何かの期待にも応えられるような、そういうところをもっと提言しておけばよかったなというふうな思いもありましたが、いずれにしてもこれらの受け入れ体制、乗客をふやしていくという前向きな点でどのように考えますか。 89: ◯総合交通政策部参事兼公共交通推進課長  八木山動物公園駅と東北工業大学及び仙台城南高校を結ぶシャトルバスの運行につきましては、学校側からの要請を受けまして現在調整を進めているところでございます。  バス事業者が路線再編に伴うダイヤ編成作業を現在行っているところでございまして、その内容とシャトルバスの運行内容の双方を把握し、どのような形で受け入れることが可能か、検討してまいりたいと考えてございます。 90: ◯大槻正俊委員  乗りたいということでやろうとしていることですから、ぜひこれは後押しというか、しっかりとやってほしいと思います。  あと、さらに保護者なども当然高校であるとか大学であるとか、場合によっては専門学校も行くわけですから、地下鉄駅舎内にそうした保護者なども行きやすいようにしっかりと表示をする、地図への記入をすると、こういったことも漏れなく念入りにやってほしいと思いますけれども、いかがですか。 91: ◯東西線管理課長  東西線各駅には、駅によって案内する範囲、縮尺は異なりますが、駅近隣のおおむね徒歩圏内の公共施設や学校等をわかりやすく案内する周辺案内図を改札口前に設置いたします。また、最寄りの出口には出口案内誘導標を設置し、おおむね800メートル以内の公共施設や学校等の名称を表示することとしております。 92: ◯大槻正俊委員  特に結節駅では、どこどこの大学とか高校と言いませんけれども、そうした大学、高校のアピール、広報、こういったものもしっかり加えていくべきではないかというふうに思いますけれども、いかがですか。 93: ◯交通局経営企画課長  沿線の大学や高校の紹介につきましては、先ほど管理課長より御答弁申し上げましたとおり、駅の利用者に対する案内といたしましては、交通事業者として駅舎内の周辺案内地図や出口案内誘導標などで表記してまいるつもりでございまして、そのほか広く一般に地下鉄の利用者に対する広報につきましては、現在と同様に各種広告媒体を御利用いただくものと考えてございます。南北線でも多くの学校に内照広告や車内広告などを御活用いただいてございます。  広告につきましては、学校法人として、どのような方にどのような内容をPRされたいのかによりまして、より効果的な広告媒体というものがあろうかと思います。東西線の広告につきましては、開業への期待感もあり既に媒体や場所によっては予定数の販売が終了しているものもございますが、今後も学校より御相談がございましたら、これから販売が可能な広告媒体につきまして御紹介させていただこうと考えてございます。 94: ◯大槻正俊委員  これも前に提言をさせていただいているんですが、動物公園駅では川崎町とのバスの接続は考えられないのかというふうに前に申し上げました。タケヤ交通という川崎町の地元の交通会社で、秋保温泉なども経由されて仙台市と結んでいるわけですが、こういったところを東西線の西の駅と結べば川崎町にとってもいいのかなと、有効活用ができるのかなというふうに思いますけれども、これについてはいかがですか。 95: ◯総合交通政策部参事兼公共交通推進課長  御指摘の仙台と川崎町の間を結ぶ仙台西部ライナーは、昨年の8月から路線バスとしての運行を開始しており、川崎町から仙台市中心部へのアクセス手段の確保のほか、秋保温泉や天文台、それからみちのく湖畔公園などを結ぶ観光振興等を目的として運行されているものと認識してございます。この仙台西部ライナーの八木山動物公園駅への接続につきましては、事業者の経営判断もありますことから、今後事業者と意見交換を行ってまいりたいと考えてございます。 96: ◯大槻正俊委員  動物公園駅関連で1つだけちょっと心残りがあるんですが、地下の自由通路をきちんとつくるということで取り組みをされてまいりました。エスカレーター、エレベーターというふうにいろいろな考えがあって、できるだけ早く東西線の開業に間に合わせてほしいという地域の要望もございました。そして、地下の自由通路には、これは既に御答弁もいただいておりますが、動物公園の人気のある動物たちの絵とかがその地下の自由通路の脇にずっと並ぶ。既に地上の部分でもタイルのところに八木山動物公園の人気者の動物たちの絵が表示をされることにはなっていますが、さらにそういったことが進めば、地下の自由通路がより魅力的に思えるというふうに思います。これは必ずやるんだというふうに確認をしておきますが、いかがですか。 97: ◯建設局長  過去から委員も、それから地元の方もこの横断通路については期待をしていまして、本来であればもっと早くということだと思うんですが、さまざま建設局としても発注に向けて準備をしてきたんですが、まだちょっと着手には至ってございませんけれども、とにかく年内中には工事着手できるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。 98: ◯大槻正俊委員  パーク・アンド・ライド駐車場、前回の委員会でも申し上げましたが、すっかりゴールデンウィークの渋滞の解消がされて、本当によかったなというふうに思っております。渋滞するようなときの誘導の仕方とか何かはこれからさらに御検討されて、より効率がいい駐車場の利用ができればというふうに思います。  それとあわせて、私、かつて愛称をつけたらいいんじゃないかというふうに申し上げましたのは、海の見える杜の駅というふうに、そんなイメージを持つのはパーク・アンド・ライド駐車場の屋上から見た本当にすばらしい景色です。眺望は本当にすばらしい。ちょうど動物公園の入り口の目線と同じ高さですから、きょうみたいな天気だと海まではっきりと見えてすばらしいなというふうに思います。  それで、この活用についてです。地域の皆さんからいろいろ御要望がありますが、まちおこしにも使いたいと。あと、ちょうど今ごろだったらやってもいいんですが、ビアガーデンに使いたいとか、そういったことでまちおこしをして。この新たな地域資源、これは本当に有効に活用すべきだと思います。芝生もきれいになってきましたし、あと今、壁面緑化のツタも伸びてきて、いい状況にこれからだんだんなってきます。  ことしの夏に私は実験的にそういった地域のまちおこしのイベント、本当に海の見える杜の駅の屋上でビールが飲める、ワインが飲めるなんていうふうな、それだけでないですけれども、そういった地域の取り組みがあって、より動物公園駅が魅力的になって、そして、その結果、乗客もふえるというふうなことを期待するんですけれども、これについてはいかがですか。 99: ◯都市整備局次長  ただいま委員のほうからお話がありましたように、大変眺望がいいと。このたびのゴールデンウィークのときに暫定的な利用を始めたわけでございますけれども、やはり屋上にとめられたお客様、思わず目をとめて「おお」と。そして、小さいお子さん連れの方、おじいちゃん、おばあちゃん合わせて、天気もよかったこともございましたけれども、地域資源という部分で、本当に新たなものがまた1つ仙台に生まれたなと、そんな思いでございます。  この屋上の広場でございますけれども、八木山地区のまちづくり研究会の方々からパーク・アンド・ライド駐車場、あと先ほどお話ありました駅前広場の部分もいろいろ御提案といいますか、アイデアをいただいておりまして、我々といたしましても地域の方々の思いに応えるべく、設計になるべく生かさせていただいてきたというふうに思っております。  そうした中で、この屋上広場の今後の活用でございますけれども、やはり地域の方々の駅周辺のまちづくりにかける思いといったものを、我々としてもしっかり受けとめまして、より活用が図られ、それ自体も大事なんですけれども、やはりベースになる部分といたしましては地下鉄東西線の利用促進といった部分をきちっと念頭に入れながら、地域の方々と一緒に、より使いやすい方法、そういった部分のところについてもしっかり検証し、ますます市民の方、また遠方から八木山動物公園に来られるお客様に対しましても喜んでいただけるような、施設のあり方について十分検討してまいりたいと考えております。 100: ◯大槻正俊委員  これは新たに資源ができたわけですから、それを有効に活用してほしいなと思います。その眺望を見るだけ、夜景もこれまたすばらしい夜景ですから、本当にそのためにも東西線に乗っていきたいというふうなくらいになる、だから私は自分の思いとして、海の見える杜の駅というふうに愛称をつけさせていただいたんですが、全国の地下鉄の中で、駅の関連施設で地下鉄から海が見えるというのはまさに動物公園駅ですから、これはもう絶対にこれを売らない手はないと思いますから、地下鉄東西線のパンフレット、リーフレット、いろいろな宣伝、これらにもパーク・アンド・ライドの屋上からの眺望はすばらしいというのは、いろいろな形で宣伝をしていってほしいなというふうに思います。  それで、最後に、何としても東西線が成功して、そして、そのことによって、私の思いからすれば開業日から想定の乗客数を確保して、きちんと仙台の地下鉄というだけでなく、東北の子供たちが八木山動物公園に来るときも、地下鉄に乗って、東北では仙台しか地下鉄がありませんから、そういう形で乗ってもらえる、そういった地下鉄でずっとあり続けてほしいなというふうに思います。それで、3人の局長からそれぞれ決意をお伺いをしてみたいというふうに思います。 101: ◯都市整備局長  我々としまして、この東西線整備をもって、いわゆる十文字の骨格交通軸ができ上がるということでございます。長年の課題でございました、公共交通を中心とした歩いて暮らせるまちづくり、その意味ではその出発点という言い方はちょっと失礼かもしれませんけれども、都市の装置というものができ上がったということでございます。  大槻委員もこれまでさまざまな御提案をいただきました。また、この議会あるいは調査特別委員会におきましても御指摘、御提言もいただきました。我々として、今回の東西線につきましては、従来にない全庁的な、組織横断的な対応として、関係局が1つのテーマに対して同じテーマに組織を越えて議論し、対応していくということも行ってきております。まだまだ足りない部分がございますので、特に利用促進、さらには開発の需要喚起という面においてはまだまだ足りないという御指摘もいただいておりますし、我々としてもその認識は同じでございまして、今後とも東西線が持つ魅力というものを、どんどん我々としてまちづくりに反映していきたいというふうに思っております。  ちなみに、今委員がおっしゃったように八木山動物公園駅は海が見えるだけでなく、標高でいきますと地下鉄の中では日本で一番高い駅ということもございますので、こういった、沿線にはさまざまなキーワードがあるということも含めて、市内だけではなくて市外、あるいは全国的にPRもあわせて行っていきたいというふうに思っております。 102: ◯建設局長  私のほうからは、ほとんど都市整備局長が言ったのと重なりますのでこういう話は省きますが、ただ、思いとして、東西線沿線に関しましてはここ10年来、東のほうに限りますけれども、まちづくりにかかわってきました。やっと12月6日に開業するときに、東の方々が中心部、あるいはそれを通り越して西側のほうに多数来ていただくというふうな行動がたくさん見られればいいなと思っていますし、今の所管事項からいうと動物公園にもたくさんのお客さんが地下鉄に乗って来られるような工夫をしていきたいなというふうに思います。
     あとはもう1点が、東西線の開通に向けて、建設局が担っているアクセス道路あるいは駐輪場あるいは駅前広場の整備に関しましては、若干おくれる部分もありますけれども、開業時にできるだけ機能が確保できるように、鋭意努力してまいりたいというふうに思っています。 103: ◯交通事業管理者  私といたしましては、何よりも12月6日の開業を確実にやり切ること、これに尽きるというつもりでございます。そして、それまでの間、その後も含めてですが、やはりお客様をふやすための地道な足で稼ぐような営業活動、これは徹底的に展開していくつもりでございます。そして、開業後に至りましても、やはりバス、地下鉄が連携した都市の公共交通を担う交通事業者として、バス事業の人材確保も含め、やはり事業の安定継続を図ってまいりたいと、このことに十分に努力していくということに尽きるものと思っております。 104: ◯菊地昭一委員  まず、質問通告していませんでしたが、東西線の絡みで今、大槻委員のほうからも質問がありましたが、私は若干懸念されることを、今、建設局長がちょっと軽く答弁しましたけれども、駐輪場の件なんですけれども、本会議でもちょっと取り上げさせていただいたんですが、卸町の駐輪場がたしか5月の河北の報道にもあったように、計画台数の半分以下の整備しかされていないと、3年ぐらい前にこれが判明したんですけれども、その間いろいろな用地確保とか何か努力されてきたと思うんですけれども、具体的には何が障害になって、わかりやすく言うと3つの土地を、恐らくあそこのターミナルのところを、個人名を言っていいんですか、誰が見てもわかるところなんで、何が理由で、例えば再開発の予定があって、あの広大な土地の一部だけをなかなか駐輪場に譲っていただけないとか、そういう理由なんですか。ちょっとその辺、どの辺まで教えていただけるかわかりませんけれども、お尋ねします。 105: ◯道路部参事兼道路管理課長  現在、南側の出入り口がございますけれども、今、御指摘のありました、企業から出入り口用地をお譲りいただいていたわけでございますけれども、平成24年の需要予測の見直しに伴いまして増加したということで、以前も若干足りないこともありましたので、それも含めまして用地交渉を続けてきておりまして、なかなかやはり一等地ということもありまして、よい返事はいただいておりませんけれども、話は聞いていただいておりますので、地道にもう少し通っていきたいと考えております。 106: ◯建設局次長  ただいまの参事兼道路管理課長の御答弁にちょっとつけ加えさせていただきたいと思いますが、もともとの卸町の駐輪場の需要予測台数は270台でございました。3年前に需要予測の見直しをした際に、全体としては少なくなったんですが、卸町の乗車人数はふえまして、そのときに駐輪場の計画としては480台と倍になりまして、今現在の新聞の報道にもございましたけれども、整備台数としては211台と。要はもともとの部分に見合う部分はほぼ確保できたわけでございますが、その後需要予測の見直しに伴ってさらに新たな用地が必要になるということで、事業者の方に申し出たところでございます。  はっきり今後どういうような土地利用をするのかとか、そういうお話は直接的には聞いてはいませんが、いずれにしても駐輪場の部分で、出入り口も含めて駐輪場ということでの御協力を一度いただいたところでございまして、さらにという部分のところで我々のほうとしては、その後も繰り返しお願いはしているところではございますが、なかなか現状としてはいい返事をいただけていないというのが実情でございます。 107: ◯菊地昭一委員  ちょっとさかのぼって申しわけないんですけれども、需要予測が480台の計画台数になったという、その根拠というのは、当初は200台ちょっとからふえるというか、需要予測の根拠というのは、ある意味では周辺からもっとお客に乗ってもらえるだろうというさまざまな予測があったんでしょうけれども、何がこれは需要予測の根拠になって、そういうふうに駐車計画台数がふえたんですか。 108: ◯建設局次長  計画利用の乗車人数が変わりまして、駅ごとに詳細に検討して、どこからどういうふうな形で人がアプローチしてアクセスして乗っていただけるかということを、前に行っておりますパーソントリップ調査、そういったものをベースに予測したところでございます。  そのときに、利用されるお客様が今度どういう形で駅に来られるか、徒歩もあればバスに乗って来られるという方もいらっしゃいますけれども、そのときに自転車というものも移動手段の1つでございますので、そういったものを今までの知見の中から、経験の中から求められた、その数字という部分で出したときに、そのような数字になったということでございます。 109: ◯菊地昭一委員  それなりの、これまでのいろいろな調査の根拠はあるんだと思うんですけれども、どうしてしつこく聞くかというと、要するに地元の町内会は不法駐輪あるいは迷惑駐輪がふえるだろうということで、私はたまたま地元の町内にいるものですから、この記事が出た途端に、どうなのという話になったんです。ですから、そこの部分、例えばこれから、この状況では恐らく12月6日まで間に合いません。恐らく今の確保した用地に211台の駐輪場で、それを例えば高度利用して何らかの形で上にもっととめられるようにできると、それも何か無理なようですので、それを考えると恐らく12月6日までは無理でしょうと。そのときに、それなりに地元の対応をしていかなければならないと思うんですけれども、その辺は何か考えていますか。 110: ◯建設局長  確かに開業時までさらにというのは、はっきり言って難しい状況です。ただ、自転車の利用がふえてくる来年の春先ぐらいまでには、周辺の公共用地を使ってでも少しでもとめられる用地を探して対応したいということで、まだ検討中なので、まだ具体的にはなっていませんけれども、もう少し努力させていただきたいと思います。 111: ◯菊地昭一委員  元若林区長の発言なので期待しております。 112: ◯安孫子雅浩委員  ちょっと今、菊地委員の駐輪場の関係で基本的なことをお尋ねしたいんですけれども、けさも多数の自転車の子供たちをいろいろ見送っていて、今、多いのは自転車なんだけれども、やはり電動アシストつき。あれはうちの娘なんかも使用しているんだけれども、重いんです。思ったのは、駐輪場の中の構造なんだけれども、ほかの駐輪場だと片方は下でもう1つは上に上げて、それでできるだけスペースを小さくして2台が収容できるような、そんな工夫があるんだけれども、その辺は今、やはりアシストつきが多いんです。高校生のような元気な子でも、お年寄りに限らず。ああいったバッテリーなんか積んだ自転車というのは大変重いので、その辺の配慮というのは、駐輪場の中の形状の問題だけれども、そういったアシストつきのものが簡単に上がらない。しかし、それもちゃんと駐輪場の中に置けるような、そういった考慮なり見通しというのは持って整備しているものなのでしょうか。 113: ◯道路部参事兼道路管理課長  現在、駐輪場につきましては自転車、あと原付バイク、バイクの3種類を基本的に入れておりますけれども、自転車の中でも、今おっしゃられました動力つきの自転車も最近出てきておりますけれども、そのほかに奥さん方が子供さんを乗せるような特殊自転車といいますか、そういうラックに入らない自転車もありまして、そういった自転車も対応できるように、一部そういったところを設けましてやらせていただいておりますので、その辺は今後検討していきたいと思います。 114: ◯安孫子雅浩委員  結構形状がさまざまなんです。自転車といってもなかなか今、形はさまざまで、マウンテンバイクみたいなものもあれば、車輪のやたら小さいもので一生懸命こぐことでトレーニングになると走っている人もいるし、ロードレーサーみたいなものもあるし、アシストつきはすごくふえているし、今お話しになったように子供を後ろに乗せる、あるいは前にも乗せると。3人乗せると違法かもしれませんが、さまざまな自転車を拝見していて、結局駐輪場そのもののスペースの確保ということだけれども、行った先にとめられなければいけない。まことにもって、今そういったさまざまな自転車の形状があるものがそれなりに収納できるということが、単純な台数のほかに、台数の配置という点で、私は必要じゃないかと思うんですが、その辺の見方というのはどうですか。  例えばの例で言うと、前の市長がかなり肝いりで一生懸命おつくりになった国分町交番の横の地下に収納する、あれ1,000台ですよね。あれでやはり問題だと思ったのは、納めて地下に行かなければいけないということは、形状に絶対的な限界があるんです。どの形をもって1,000台あるかというイメージがそのときできなかったんじゃないかと思うんだけれども、やはりいろいろな形状があるし、自転車にもいろいろくっつけて走ったりなんかすると、そういうものが、自動的に降下をして地下に収納するというような、ああいった機械になじまなくてという部分も、残念ながらなかなか、1,000台に対してどのぐらい登録台数だという数字のやりとりをすると御当局も辛いでしょうからこれ以上言いませんけれども、そういった過去の経緯もあったりするものだから、今回改めて東西線において駐輪場を整備をするという点においては、ただいまのそういった自転車利用のあり方に合わせた見方というのはどの程度までお考えになっていらっしゃるんでしょうか。 115: ◯道路部参事兼道路管理課長  先ほど申し上げましたように、アシストつきにつきましてはちょっと検討していませんでしたけれども、特殊自転車ということで、買い物かごつき対応にある一定のスペースを設けて対応することは検討しているところでございます。 116: ◯安孫子雅浩委員  そういった状況にあるということを御認識の上で、整備を進めていただきたいと思います。  もう1点、ちょっと全く違うことでありますけれども、先ほどの3人の局長並びに事業管理者がお答えになりましたが、水道局のほうにちょっとお尋ねをしたいんですけれども、3月の常任委員会のときには、国連防災世界会議のときに仙台の水道水のボトルをこんな形で、それで大変好評であったと、大変すばらしかったと私も申し上げたところであります。幸いにして、国連防災世界会議のようなあれだけの大きなイベントを成功裏に終えることができたと。今回の議会のやりとり等でも今後これから、サミットというものはあれだけれども、準じたさまざまなできるだけ大型の国際会議等々、コンベンションに向けて取り組んでいくという報告は確認をされておりますし、そういう環境も整っていると思います。  ですから、3月のときにも申し上げたけれども、やはり水がおいしいというのはそのまちに対するイメージがすごく伝わるんですよね。そのまちの水道局の水道水がうまいというのは、これはやはり間違いなく私は都市のアピールになると思います。  そういう意味では、従前より、できればいいものはいいんだからミネラルウォーターのように販売ということも考えていただきたいということで、今、御準備をいただいていると思いますが、そっちのほうがいろいろ段取り的に、手続的に時間がかかるでしょうけれども、お努めになっていらっしゃるようですけれども、次々と大型の会議とか大型のイベントが来たときに、できるだけ仙台市のブランドイメージ、都市イメージを高めるという意味においての水道局の持つウォーターボトルを逐次出せるようなことというのは、私は観光事業なり交流事業の拡大の中でもアピール性において非常に有効であると考えますが、その点について、対応なりというのは水道局さんのほうではいかがですか。 117: ◯水道事業管理者  ただいま委員のほうから水道水がおいしいといただきましたけれども、私も実は水道モニターの方とお話しする機会がありましたけれども、やはり全国を回って仙台にお住みになった方が、仙台の水道がおいしいと。私のようにずっと生まれてからいると、そのおいしさというものを気づかなかったということで、改めておいしいということをわかったということで。そのおいしい水を詰めて、やはり「ごくりきらりせんだい」として出しましたけれども、一方で、やはり今これを販売しようとしているわけですから、ただで配る、そこは委員が今おっしゃいましたように、やはり相当効果のある、PRのできる、仙台として売り込みができるところ、「ああ、仙台ってこんなおいしい水を飲めるんだ」という、そういう会議に、やはりその辺、販売と比べて効果のある、そういうところに出そうかなというところで、その辺はやはり販売の検討をしながらも、無償で出す場をどうするか、その辺は相反するところがございますので、やはり効果を見きわめて検討して出していきたいと考えております。 118: ◯安孫子雅浩委員  ありがとうございます。ぜひそういった方向でお進めいただいて、その上で1つ意見として申し上げますが、そのアピールをするという点において、例えば来月ミラノ万博があって東北6県、東北六魂祭の方々行くんです。仙台はすずめ踊りの方も行くし、副市長が行くんですか、市長が行くんですか。ああいったときにも幾つか持って行って、それで仙台は私たちの100万都市なんだけれども、実は水道水がうまい。経験としてヨーロッパとかあっちはもうとても飲めないです。おっかなくて。だから、ミネラルウォーターというのはああいうところから始まった、フランスだ何だ、ボルビックだ何だというのは。結局自分のところの水道水が飲めないものだから、ああいうナチュラルのペットボトルがはやっていて、国際会議でも何でも、まずはただの水が置いてあるというのは当たり前で、サミットでも何でも、ヨーロッパのほうの会議における風景なんだけれども、日本の場合は、というか仙台は、実は水道局の水自体がもうこれなんだという最高のアピールの機会だと思うので、できれば何かそういったミラノ万博に今回行く機会に、少し持って行ってアピールするのもいいのではないかという私の意見を申し上げて終わります。 119: ◯木村勝好委員  私からも、東西線に関連してお尋ねをしたいというふうに思います。  昨年の12月の本会議でも、そしてせんだっての代表質疑の中でも、東西線の開業に向けた徹底した営業活動をということを再三申し上げてまいりました。代表質疑で結構具体的に質問をしたつもりなんですけれども、いただいた御答弁は必ずしも具体的じゃなかったので、改めてその点について確認をさせていただきたいというふうに思います。  大学とか高校について、それなりの対応をされてきていることは承知をしておりますが、私はそれ以外に、沿線にさまざまな企業等が立地しているわけです。これに対する働きかけもぜひ必要ではないですかと。例えば仙台卸商団地。卸商団地に通う従業員の方々にもぜひ利用してもらう、あるいは仙台印刷工業団地に通う方々にもぜひ利用してもらう、あるいは、例えば一番町でいえば藤崎百貨店。藤崎に通う人はもちろんそうですけれども、買い物に来る方々にもぜひ藤崎さんのほうから東西線の利用を働きかけてもらえませんかとか、あるいは一番町の商店街もそうですし、あるいは仙台鉄工団地もそうだし、さまざま大きな企業なり、あるいはその企業の団体が立地をしているわけです。これに対する働きかけはどうなっているんでしょうかということについて、時期を見て個別の事業所にもお願いしてまいりたいと考えておりますと、こういう答弁なんです。時期を見ていると開業してしまいますから、改めて、今ほど交通事業管理者が足で稼ぐ営業と、なかなか上手なことをおっしゃいましたけれども、その辺も踏まえて具体的にどうされるのか、まずそこからお尋ねしたいと思います。 120: ◯交通局経営企画課長  沿線の事業者に対する利用の働きかけについての具体的な中身について、説明させていただきます。  沿線の事業者につきましては、地域によってはまたいろいろタイプが違うかなと思っておりまして、まずは中心部ではなくて、東側、先ほど委員からお話がありました卸商センターとか印刷工業団地とか、そういった事業者団体さんの集まりがあるようなところについてでございますが、それぞれの所属する個々の事業者様のほう、もしくはその事業者にお勤めいただいている従業員の方に最後はどういった働きかけをして御利用いただくかということになろうかと思うんですが、まずは卸商センターさんもしくは印刷工業団地さんのほうに、そういった事業者の方、もしくは従業員の方にどのようなアプローチをしたらいいかということで、今、具体的に相談をさせていただいているところでございます。  その際に、例えば卸商センターさんのほうからは、そういった従業員の方にという前に、まずはそこの会社、事業者、経営者の方、事業主の方の東西線に対する理解をまずは深める必要があるんじゃないかというようなアドバイスも頂戴しておりまして、まずそういった方にそういったセミナーをしたらどうかというふうな具体的な御提案をいただいているところでもございます。  また、ほかの事業者団体さんのほうからは、やはり具体的な実物、実感がまだみんな湧いていないだろうということで、可能であれば沿線、近くにある最寄り駅の駅の見学をさせてほしいというようなお話も頂戴しておりまして、7月、来月、数カ所そういった形でそういった事業者団体さん単位での最寄り駅の駅の見学会というものも予定してございます。  やはり実際に御利用にできるだけつながるような、そういった方法をとっていくのが一番いいかと思いますので、今後につきましてもそういった事業者団体さんといろいろと相談させていただきながら、事業主の方もしくは従業員の方に対して利用促進を働きかけてまいりたいというふうに考えてございます。  あと、中心部の事業者に対してでございますが、まず1つは先ほどもお話ございました商店街でございます。商店街につきましては、今、経済局のほうでもともとございます商店街に対する助成事業というものがございますが、それに今年度は東西線関連ということで新たな助成事業をつくるということで、今、最終的な調整をしている段階でございます。やはり商店街さんとしては一緒に盛り上げていこうという気持ちを持っていただいていると思いますので、そういった助成事業の話もある程度固まってから一緒の形で商店街さんのほうとお話をするのがよりよいのかなということで、今後経済局と一緒に協力しながら、商店街に対してもお話をしてまいりたいというふうに考えてございます。  また、中心部につきましては、そういった事業者団体とか、そういったくくりのほかに個々の事業所というものもかなり多くございます。そういったところにつきましては、今私のほうで個別にそういった周知をすべきだろうという、ある程度の規模の事業者のところを今リストアップする作業をしておりまして、今後順次そういった個々の事業者のほうにも周知をしていこうかなというふうに考えてございます。 121: ◯木村勝好委員  今、御答弁の中でいみじくもありましたけれども、例えば卸商団地にして印刷工業団地にしても、東西線の建設に非常に熱心に取り組んできた、そういう企業のグループですよね。でも、そこからして、従業員がまだ実感がなかなか湧かないんですよと。あともう半年切っているのに実感が湧かないんですよという話が出るというところが、私は実は非常に大きな問題かなというふうに思っています。  例えば、印刷工業団地でも卸商団地でも皆それぞれの企業が駐車場を持っていますよね。今のところほとんどもう自家用車で通っているわけです。開業してもその駐車場の車はほとんど減らないというんでは、何のために東西線をつくるんだかわからなくなってしまうわけですから、そういう意味で、全部が東西線に切りかわるというのはなかなか難しいかもしれないけれども、やはり実感を持って、確かに切りかわってきているなということがわかるような形に持っていかないと、今までやってきた意味がないわけですから、そういう意味で、ぜひ周知徹底と営業活動が必要だなというふうに思います。  それからもう1つは、この沿線には、市民利用施設がたくさん立地をしております。八木山動物公園から始まって、例えば仙台市博物館とか宮城県美術館とか、あるいは仙台国際センターとか、もうたくさんあるわけです。こういうところに関しては、例えばそれぞれの市民利用施設、利用者に対する交通アクセスをパンフレットで皆案内していますよね。これは12月6日の開業とともに、基本的には全て切りかわってもらうというふうになるような、そういう営業活動はどうなっているんでしょうか。 122: ◯交通局経営企画課長  沿線の市民利用施設に対する働きかけでございますが、ことしの4月に交通局のほうから、沿線の各施設を所管する各局に対しまして、そういった来所者向けのホームページとかパンフレットに記載していただいています施設のアクセス情報、そういった部分に東西線駅の場所とか、開業後の東西線を利用した実際のアクセス経路、そういった紹介をしていただくようにという形で依頼文書を送付してございます。  現在、やはりそれぞれの施設でまだパンフレットの在庫があるとか、そういったものもございますので、まだ記載していただいていないというところ、中にはもう記載していただいているところもございますが、全部ではないような状況でもございますので、おおむね10月ごろには改めて、また私のほうからそういった各施設のほうに依頼をしてまいりたいというふうに考えてございます。 123: ◯木村勝好委員  もちろん在庫がたくさんあるのですぐにということができないとか、費用の問題とかあるかもしれませんけれども、開業して何カ月もたっているのに、全然パンフレットに東西線のトの字もないというのも困るわけですから、そこはきちんとやはり切りかえてもらえるようにお願いをしていかなければいけないし、中には例えば宮城県美術館とか、あるいは八木山ベニーランドとか、仙台市の施設じゃないところもありますよね。そういうところに対する働きかけはちゃんとやれるんでしょうか。 124: ◯交通局経営企画課長  仙台市の所管施設ではないところにつきましても、やはり同様に同じような対応をとっていただきたいというふうに考えてございます。まだ具体的にはお話はしてございませんが、逆にそういった、例えば宮城県美術館につきましては、パンフレットが今2種類ございまして、1つは四半期ごとの催し物を書いたパンフレット、あと年間を通した年間スケジュールというパンフレットがございます。そういった年間通したパンフレットにつきましては、既に東西線のほうを記載していただいているような状況でもございます。  やはり、そういった形で我々の市施設だけじゃなく、民間、あと県のほうの施設も同様に御案内をしていただくことが、結果的に東西線の利用者を確実にふやしていくというところにつながると思いますので、同様な形でお願いをしてまいりたいというふうに考えてございます。 125: ◯木村勝好委員  あと、やはり一番最後に大事なのは、それぞれの各駅の徒歩圏内に住んでいる一般の住民の方々、この方々に対する働きかけというのは、やはり一番大事なんだと私は思います。先ほどの御答弁にありましたように、例えば卸商団地の企業などだってまだ実感が湧かないという中で、一般の住民の方々、例えば高齢者の方、やはりなかなか実感が湧かないんだろうと思うんです。そして、多分エレベーターがないんじゃないか、エスカレーターがないんじゃないか、大変なんじゃないか、こういう先入観がやはり非常に強いというふうに思うんですけれども、そういう中で駅の見学会をするというのは非常に私は意味があると思いますが、この駅の見学会というのは、最終的には全ての駅でやるんでしょうか。 126: ◯交通局経営企画課長  地域の住民の方々においでいただく駅の見学会でございますが、6月7日、六丁の目駅で実施をまずしてございます。今週末ですが、今度は八木山動物公園駅、あと大町西公園駅でやはり同じような見学会をすることにしておりまして、全ての駅で見学会をしていきたいというふうに考えてございます。 127: ◯木村勝好委員  あと同時に、やはりこういうところの例えば高齢者の方々というのは、結構義理がたく町内会の回覧板って見るんですよね。見ていると。町内会の回覧板を結構見てくれています。ですので、例えば見学会と同時に、各駅の徒歩圏内にある町内会に関しては区役所等の協力もいただきながら、そういう回覧板のようなものを、開業の間近になってからでもいいかもしれませんけれども、配付をする、回覧してもらうということも大事だと思いますけれども、そういうこともお考えですか。 128: ◯交通局経営企画課長  先ほど御説明申し上げました駅の見学会で、1つ事例をちょっと紹介させていただきますと、やはり駅の見学会に実際にいらっしゃった住民の方々、ごらんいただくとやはりエスカレーターが全部ついていて、利用しやすい感じだよねというお話がございます。  やはり、まずそういった実感をしていただくということが大事かなと思いますので、先ほど申し上げたとおり各駅で見学会をしていくと。ただ、中には日程が合わないとか、そういった関係でおいでいただけないという方もいらっしゃると思いますので、やはり沿線の住民の方には、何かの形でそういった御案内をするようなものをしていきたいなと考えてございまして、例えば各地域ごとに、その地域の方にとっての最寄り駅から各駅までの例えば運賃とか、あと最寄り駅の案内、あと所要時間、そういったものをそれぞれ各地域向けのパンフレットという形で作成をさせていただきまして、町内会の回覧でしていただくとか、あと、先日の本会議の御質問の中にもございましたか、復興公営住宅などにつきましても沿線に位置するところもございますので、それも同様な形で案内させていただくという形で、そういった周辺の住民の方々にも御案内をしてまいりたい、実感を持っていただきたいというふうに考えてございます。 129: ◯木村勝好委員  それから、私はこの間の本会議の質問で、営業活動と同時に開業後のことについてもお尋ねをしております。開業をしてからが沿線まちづくりのある意味の本番になるというふうにも捉えることができるわけですから、開業して終わりということではなくて、開業した後も引き続き、沿線あるいは駅周辺のまちづくりを担っていくような体制をきちんと続けていく必要があるんではないかという意味で、そういう質問をしたんですけれども、これまで御答弁が何か余り具体的じゃなくて、これを推進する機動的な体制の構築に向け検討を進めてまいりたいと、何かよくわからないことをお答えになっているんですが、やはり開業して終わりじゃなくて、その後も周辺のまちづくり、沿線まちづくり、やはり取り組んでいく必要があると思うんです。  私のイメージとしては、例えば都市整備局のどこかの課がそういうことを担当するとか、あるいは担当する課を設けておくとか、何かそういう具体的な形をとらないと、なかなか責任体制もはっきりしないんじゃないのかなというふうに思いますが、都市整備局長、どういうふうにお考えでしょう。 130: ◯都市整備局長  現在、開業に向けて、副市長をトップといたします、関係局長で構成する東西線連携推進会議というものを設置しまして、開業に向けて利用促進、開業のPRも含めたにぎわい推進と、今、御指摘の需要開発、この3つのテーマでそれぞれチームを組みまして、庁内横断で戦略的に取り組んでいるというところでございまして、副市長の答弁につきましては、開業後においても当然まちづくりは推進すべきと考えており、こういった全庁的な取り組む姿勢というものが非常に大事だということを踏まえて、そういった認識のもとに、体制の構築について検討すると答弁したところでございます。  委員御指摘のように、担当課、いわゆる総合調整とか、あるいは具体のまちづくりについて取り組む担当課ということについても同様の認識でございまして、前向きに検討していくものと我々としては考えているところでございます。 131: ◯委員長  ほかにございますか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 132: ◯委員長  なければ、次に閉会中継続審査事項についてお諮りいたします。「市営バスの安全・安心に向けた取り組みについて」を閉会中も継続して審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 133: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、そのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。  以上で所管事務を終了いたします。  それでは、これをもちまして委員会を閉会いたします。...