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  1. 仙台市議会 2015-04-24
    エネルギー政策調査特別委員会 本文 2015-04-24


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまからエネルギー政策調査特別委員会を開会いたします。  本日の説明員出席についてでありますが、本年4月の組織改正により、まちづくり政策局防災環境都市推進室が新設され、エネルギー関係業務を所管することになっております。  本日は、お手元に配付の名簿のとおり、まちづくり政策局より防災環境都市推進室長ほか関係職員の方々に、また、引き続き環境局より御出席をいただいております。  新設された防災環境都市推進室菊田室長加藤エネルギー政策担当課長より自己紹介をお願いいたします。 2: ◯防災環境都市推進室長                   〔挨拶〕 3: ◯エネルギー政策担当課長                   〔挨拶〕 4: ◯委員長  よろしくお願いいたします。  次に、本日の委員会の進め方についてでございます。  さきの第8回委員会では、これまでの委員会における皆様からの御意見活動経過まとめ委員会報告の素案をお配りし、本委員会としての最終的な報告書を念頭に総括的な御意見等をいただきました。今回は、前回委員会での皆様の御意見等も踏まえ、副委員長とも相談しながら作成いたしました委員会報告案を事前にお渡ししておりましたが、本日、同じものを皆様のお手元にお配りしておりますので、御意見等をお伺いしたいと考えてございます。  それでは、改めてお手元報告書案をごらんいただきたいと思いますが、特に、本市独自の取り組むべき点等をさらに強調してはどうかなど御意見をいただきましたので、5ページから6ページにかけて、まとめ部分を中心にごらんのような形で作成いたしました。  それでは、本報告書案につきまして、御意見等がございましたらお願いいたします。 5: ◯加藤けんいち委員  まず、まとめということで、委員長、副委員長、これまでの議論経過を趣旨を捉えてまとめていただいたことに、まずは感謝申し上げます。ありがとうございます。  前回のときもう少し詳しくお話しさせていただけばよかったんですが、1点だけ、まとめのほうではなくて、提言3の中で、3ページ目の上段であるんですけれども再生可能エネルギーはさまざまな利点がある一方でということで、採算性の問題という、これはいいんですが、もう一点、昨今の事情の中で、いわゆる系統連係に与える影響と、これまでも委員会の中で話をさせてもらっているんですが、いわゆる接続可能量の問題で、他の自治体においても、具体的に目標は掲げたものの、実際に系統に連係するのが難しいということで前に進んでいかないという事例も出てきているんですが、利点の一方で、採算性の問題のほか、いわゆる系統連係課題というものも少なくないんだというのを、できれば、今の現状を捉まえたときに、そういった課題もきちんとあるんだというのをちょっと表現として入れていただくと非常にありがたいなと。本市においては、そういった電気の特性を踏まえた上で、利活用を進めていくというような表現を入れていただくと、昨今の事情をある程度網羅した形になるのではないかなというふうに思ったものですから、発言をさせていただきたいと思います。全体的にはこのまとめでよろしいかと思いますので、その点について、よろしくお願いしたいと思います。 6: ◯渡辺公一委員  この文言は委員会が終わるまでの間に加藤委員に考えてもらって、書き終わったらみんなに諮ればいい。 7: ◯赤間次彦委員  まとめはいいんです。私、ちょっと当局のほうに確認したいんですけれども、4ページの、前に言った水素ステーション展開で、3月の予算等のときちょっと聞くのを忘れたんだけれども、何か宮城県と一緒仙台市で組織をつくって、いろいろ動きがあると聞いたんだけれども、その組織もでき上がっているのか。国のほうにここに書いてあるとおり設置を要望していくんだけれども宮城県と何かいろいろ協力するというのを聞いていたんだけれども、その辺ちょっと現状を教えてほしい。 8: ◯エネルギー政策担当課長  水素ステーション等設置など燃料電池普及に向けて、宮城県のほうで協議会、FCV協議会なるものを、ことしの4月に設置しておりまして、仙台市のほうのメンバーといたしましては、交通局がそのメンバーに入っております。我々まちづくり政策局のほうはオブザーバー参加ということで参加しておりまして、今度5月にもその会が開かれるというふうに把握しております。 9: ◯渡辺公一委員  私、まとめのほうの6ページになるんですけれども、3)。3)に入る前に、私、ウエブ全部調べてみたわけ。そうしたらこのぐらい出てきたんだ、資料が。これ自体が多いか少ないかは別だ。ただ、多いか少ないか別だけれどもまちづくり政策局省エネ・新エネプロジェクト推進とか、あと、悪いけれども、この中に余り環境局のはないんだ。バイオマスも入っているけれども有機薄膜太陽電池とかいろいろあるんです。ただ、その程度なんだよ。うんと詳しくウエブのほうで紹介されているかといえばうんと詳しくもないけれども経過とか、筑波大、東北大がどうの、仙台市がどうの、そういうのは紹介されている。ただ、これだけ見ていたのでは、一般の住民というか、業者じゃなくて一般の人がどれだけ太陽光でも載せてやるかなとか、何かするかなという気持ちにはならないね、正直。
     ですから、これはこれでいいんだけれども、3)のプロジェクト思い切った助成制度、ここからスタートするわけだ。私見ていたんだけれど、既にあるわけですよ、制度自体は。限度50万とか限度30万とかあるんです、この中に。ですから、思い切った助成制度を頭から持ってくるんじゃなくて、私は、既に制度自体はあるんだから、既にある助成制度を生かし、さらに推進すべくというようなことで枕言葉にして、それで思い切った助成制度をプラスすればいいんじゃないのかなと。最後、どこかに広報にも努めると。新規事業支援を行うために広報をもっとするとかしてまとめればいいんじゃないのかなと私は思ったんですけれども。 10: ◯鎌田城行委員  最後まとめということで、全体目を通して、余りこれまでの議論を蒸し返すことのないように努めたほうがいいかなというふうに個人的に思っておりまして、確認なんですけれども最後の今の6ページの一番最後部分で、今年度は、から始まるところのくだりに、最後の、当局におかれましては、以上の提言等を踏まえというふうに記載があるんですが、こちら側からの提言として、等の字は必要なのかどうか。提言のほかに何かあわせて気にしてもらいたいものがこの委員会としても考えているのか、確認だけさせていただければと思います。  意見を少し続けますと、こちらから出す提言なので、この提言を踏まえてというふうに、あとは考えるべきは当局なのかなという思いを私としては感じました。提言する段階で、私たちの提言のほかにも考慮して対応せよというふうに意味合いとして感じたものですから、当委員会としてはベストなものを提言した形になるのであろうというふうに考えれば、委員会提言として、等の字をつける必要はないのではないかというふうに感じたんですが、さまざまなことを御配慮されて、等の字を加えたのであろうかなという思いもありましたので、確認をさせていただきたいということでございます。 11: ◯委員長  大変厳しい御意見をいただきまして、総括的に全てを網羅した形でのという意味ですから、今、御指摘をいただいたように、等があればかなり曖昧模糊になりますから、今回の提言内容は、等をとって、提言を踏まえという形に訂正をしたいというふうに思いますが、皆さんの御意見も承りたいと思います。どうぞ。よろしいですか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 12: ◯委員長  では、そのようにさせていただきます。提言等の等は省くという形にさせていただきます。 13: ◯ふるくぼ和子委員  委員長には副委員長とあわせ、まとめていただいてありがとうございます。  中身、これまでのところについては特に到達ということで、意見をするものではなくて、まとめのところ、最後ですね、加筆いただいて成文していただいたこのまとめのところに、1)2)3)と三つ、当面、以下の取り組みに重点を置くべきということでまとめてくださっているんですが、ちょっと私、この三つだけでは足りないのではないかなということを感じたので、発言をさせていただきたいと思うんです。  というのも、やはり議論の中で、この間ずっとこの委員会の中の議論の中でも、やはり市民が主体にというか、実際エネルギーを消費する市民取り組みとか、市民が主体になってという部分も多く議論の中にあったと思うんですが、この3点の中には少しその視点がないなという問題意識を持って、例えば低炭素社会必要性だとか省エネの暮らしへの転換だとか、再生可能エネルギーそのものの理解と普及などについて、市民との共通理解を構築していくということも、市としても大事な取り組みに位置づけられるのではないかというふうに思いました。ですから、できればそういう市民との共通理解を構築していくということを位置づけて入れ込んでいくということが、この議会調査特別委員会としては必要な視点ではないかなというふうに思ったので、意見をさせていただきたいと思います。  あと、全然関係ないおまけですが、5ページの、前のページの提言5のところの主な意見というのが太字で印刷になるかと思うので訂正を。〈主な意見〉というのが、ここだけ細い字になっているので、太字にというおまけをつけ加えて、以上です。 14: ◯委員長  ただいま、ふるくぼ委員のほうから、市民視点がこの中に入ればいいという意見をいただきましたけれども皆様の御意見も承れればということでございます。意見があればどうぞ。 15: ◯渡辺公一委員  あっていいんじゃないか。やはり市民の意識がないと。 16: ◯委員長  それでよろしいですか。その視点も入れると。 17: ◯庄司俊充委員  私も確認で、先ほど鎌田委員から、以上の提言を踏まえという部分でありましたけれども仙台市で地球温暖化対策推進計画改定作業を再開しているということですけれども、今の段階でどのような内容というか、どこら辺まで進んでいるのか、ちょっとお聞かせいただければと思います。 18: ◯環境企画課長  温暖化対策推進計画でございますけれども、今年度の予算に御承認いただいたところでございましたので、年度初めに、現在の温室効果ガス排出量の分析でありますとか、今後の排出状況がどのように推移していくか、この辺のところを専門の業者に推計を出していただくということで委託をしたというところで、その作業に現在入っているところでございます。  その中で出てまいります、要因でありますとか今後の動向も踏まえながら、どのような対策を進められるか、これを庁内の中で取りまとめていくという作業がこれから入ってまいりますけれども、その辺のところについて随時、こちらのほうで持っております環境審議会でありますとか、議会皆さんのほうにも御報告をしながら進めてまいりたいというふうに現在考えているところでございます。そうしたことから、今、緒についたといったところでございます。 19: ◯庄司俊充委員  やはりそういう計画ができていけば、ある程度この提言を踏まえという部分にも絡んでくるというふうに思うんですけれども仙台市の、今盛んに太陽光発電、荒浜のほうとかあるいは泉の埋立地とかということで結構、それらは全て電力料金にはね返ってくる部分があるので、どこまでそういうのを進めればいいのかわかりませんけれども。いろんなエネルギー、先ほど水素の話もありましたけれどもエネルギー開発、今盛んに、国の指針でもいろんな流れで進んでおりますけれども地域に合ったという部分がこちらにも出ていると思うんですけれども、そういうのを積極的に、九州でやっているのをこっちでやればいいという話でもないと思いますので、地域に合ったエネルギー対策というものが本当に大事になってくるんだろうというふうに思いますので、特に私は、バイオマスですか、あるいは何か地熱での水素をつくるという話も出ていますけれども、この地域に何が合った形になるのか模索しながら、しっかりとした計画になればなというふうなことを思っております。以上です。 20: ◯加藤けんいち委員  私もその他で今、庄司委員のお話を確認したいと思っていたんですけれども当局側にお聞きしたいんですけれども、そもそも本市としてエネルギーの基本計画的なものを持っていなくて、ただ、これまでのこの調特委員会の中では、大綱的には地球温暖化対策が大きなところにあって、その傘にどちらかというと入ってくるようなイメージでもって話を進めてきたんですけれども、今回新しく防災環境都市推進室という部署をつくったということで、いわゆるエネルギーの切り口が今度そちらの防災環境というところに軸足を置いていく格好になると思うんですが、防災環境都市をつくってエネルギー政策をどう進めていくかというときに、それ自体計画のようなものは、今後策定していくような方向にあるのか、もしくは、先ほど来話のあった地球温暖化対策推進計画の中に、別立てではなくて網羅をして計画をつくっていくのか、その辺の方向性というのを今お考え持ち合わせがあればお伺いしたいと思います。 21: ◯防災環境都市推進室長  今お尋ねの件でございますけれども、正直申し上げまして、現段階においてエネルギー政策に特化したという形での計画なりといったものを予定しているものではございません。しかしながら、今、委員御指摘いただいたように、地球温暖化のほうの対策推進計画の中では当然議論すべき課題であろうかと思っておりますので、私どもといたしましても、環境局一緒になって議論をしながら、どういった形がよいのかは、さらに検討を深めてまいりたいというふうに考えております。 22: ◯加藤けんいち委員  ということは、今回の調特での提言、今回の大きくまとめ提言と出てきているんですけれども、この部分を、網羅するかどうかは当局の判断になると思うんですが、網羅していくとなれば、今回、環境局のほうで進めていく地球温暖化対策推進計画の中に盛り込めるものがあれば、議会提言を受けて盛り込んでいくというような流れになっていくという受けとめでよろしいんですか。 23: ◯環境局次長環境部長  今、加藤委員から御指摘あったとおり、生の形でエネルギーを、生の形でといいますか、という形でこの計画の中で扱っていくかということについては、これはCO2の排出の計画なので、若干ストレートな扱いにはならないかもしれませんが、私どもとしては、今回のこの報告書の御提言を踏まえて、必要な、私ども環境局で申し上げると、3Eの取り組みにかかわるものとして、エネルギー政策もここに取り込んでいくという考えでございます。 24: ◯渡辺公一委員  今の当局の話もそうなんだけれども、結局、見ていても全部プロジェクトということになっている。全部プロジェクトなんですよ、これ。例えば震災計画で100万市民一丸となって復旧・復興とあっても、その中に持続的なエネルギー供給を可能にする省エネ・新エネプロジェクトなんですよ、全部。ですから、これも一つの政策的な計画だと言われれば一部だな。全体的なものの中の一部になるわけだけれどもバイオマスもそのとおり。それから、有機薄膜太陽電池、これも全部プロジェクトなんですよ。ですから、卵とかニワトリとかあるけれども、どっちが先か、それはそれとしても、やはり早く仙台市としてのマスター的なエネルギー政策というのはこれなんだというものをつくって示したほうが、議論もしやすいし、何か各論から全部今入っちゃっているから、だから早くそういうもの、トータル的なもので仙台市の考え方を政策としてまとめる必要があるんじゃないのかなと私は思いますけれども。そうすると、こういう議論もますます白熱してくるような感じがする。全体像が見えなくて、部分的に見えてしまうから、その関連性というのは、これからも引き続きやはりこういう委員会をつくって継続的にみんなで議論していく必要があると思いますよ。 25: ◯委員長  意見でよろしいですか。 26: ◯渡辺公一委員  意見。 27: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28: ◯委員長  それでは、本委員会報告書案につきまして、本日皆様方からいただきました御意見等も踏まえまして再度調整させていただいた上、取りまとめたいと考えております。  なお、報告書案がまとまりましたら、皆様にもう一度お配りいたしますので、御意見等がありましたらその際お寄せいただき、正副委員長で調整させていただきながら最終的な形にしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯委員長  以上で予定しておりました日程を終了いたしますが、そのほか皆様方から何か御発言等がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯委員長  なければ、以上でエネルギー政策調査特別委員会を閉会することになりますが、ここで一つの区切りといたしまして、この場で正副委員長から一言挨拶をさせていただきたいと思います。                   〔挨拶〕 31: ◯副委員長                   〔挨拶〕 32: ◯委員長  これをもちましてエネルギー政策調査特別委員会を閉会いたします。...