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仙台市議会
>
2012-10-05
>
平成24年第3回定例会〔 議員派遣の件 〕 2012-10-05
平成24年 意見書第06号 2012-10-05
平成24年第3回定例会(第10日目) 名簿 2012-10-05
平成24年第3回定例会(第10日目) 本文 2012-10-05
平成24年第3回定例会〔 委員会審査報告書 〕 2012-10-05
平成24年第3回定例会〔 ライフライン・新エネルギー創出調査特別委員会報告書 〕 2012-10-05
平成24年第3回定例会〔 権限と財源のあり方調査特別委員会報告書 〕 2012-10-05
平成24年第3回定例会〔 次世代育成調査特別委員会報告書 〕 2012-10-05
平成24年第3回定例会〔 地域経済活性化調査特別委員会報告書 〕 2012-10-05
平成24年第3回定例会〔 東西線整備・まちづくり促進調査特別委員会報告書 〕 2012-10-05
平成24年第3回定例会〔 閉会中継続審査申出書 〕 2012-10-05
平成24年 意見書第05号 2012-10-05
←
健康福祉委員会 審査日程 2012-10-19
平成4年第2回定例会〔 委員会審査報告書 〕 1992-06-23
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仙台市議会 2012-10-05
平成24年第3回定例会〔 地域経済活性化調査特別委員会報告書 〕 2012-10-05
取得元:
仙台市議会公式サイト
最終取得日: 2021-07-24
1:
地域経済活性化調査特別委員会
中間報告書
地域経済活性化調査特別委員会
における、現在までの
調査活動状況等
について御
報告
いたします。 本
委員会
は、
農業
の
再生
、
地域経済
の
活性化
を図るとともに、
地域資源
を活用した
観光交流
の促進を目的に設置されました。 まず初めに、本
委員会
における
運営方針
について協議したところ、
津波
で甚大な
被害
を受けた
仙台
市
東部地域
の
復興
に焦点をあて、「
東部地域
の
経済活性化
について」という
テーマ
を設定いたしました。
調査項目
といたしましては、「
農業
の
再生
について」及び「海辺の
交流再生
について」と設定いたしましたが、まずは、「
農業
の
再生
について」
調査
することとし、
現地農業従事者
との
意見交換会
、当局の
報告聴取
、他
都市視察
などの
調査活動
を行ってまいりました。なお、これまでの
調査活動
の概要は、後述の「
調査
の
経過概要
」のとおりであります。 以下、これまでの
調査
の中で
委員
から示された
意見等
、及び中間のまとめ、今後の
調査方向等
について御
報告
いたします。 1
委員
の
意見等
について (1)
農業
の
再生
のための
施策
について 1)
ほ場整備
に関連して ○
ほ場整備
が具体的に進むにしたがい、個々の問題が見えてくると思われ、 そうした問題に対応する
窓口
を強化し、きめの細かい対応が必要。そうい う
部分
で、
民間
の活力をどう生かすかなど、きちんとした体制をとってい く必要がある。 ○
ほ場整備
と、
農業再生
のテンポは合わせていく必要があり、そのために は、これまで以上に他部局間の
連携
を深める必要があると感じた。 ○
瓦れき除去
のために作土まで削ってしまった
農地
を、客土を用いてもと のような
農地
に
復旧
させた上での
ほ場整備
が必要。 ○
集団化
が馴染まないという声もある。
ほ場整備
の中で、大
規模集団化
と
小規模営農
の
区別化
を図れるのかということも調整していく必要がある。 2)六次
産業化
に関連して ○ 六次
産業化
を応援することはよいのだが、六次化をすれば収益も上がり、
効率化
も進み、何もかもうまくいくような期待を持たせるような
ミスリー
ドを、市としてするべきではない。 ○
札幌
市の六次
産業活性化
の
補助金事業
は、
随時募集
や、
申請対象者
を幅 広くするなど、使いやすい
制度
としているようだ。
仙台
市の
支援策
は現在 どうなっているのかを検証し、気軽に使える
制度
とする必要がある。 ○ にぎわいを町にもたらしたマルシェ・ジャポンのような事例は、広く農 業を捉えた場合に、
一つ
の
方向性
を示しており、六次
産業化
は、全国的に 考えていくべきものと思う。 ○ 六次
産業化
により雇用が生まれるのはよいが、例えば
農家
の
後継者
が雇 用されるのと、自ら
事業
展開するのでは、
気持ち
の面で違う
部分
もある。 そのように考えると、六次
産業化
、あるいは
集団営農
と
小規模営農
とで、 きちんとした協議をしながら進めていく必要がある。 ○ 六次
産業化支援
の国の
補助金制度
は、
使い勝手
の悪い面もある。効果的 な
支援
というものが、本当にどの程度なのか、どういうものなのかという ことを検証する必要がある。 ○ 六次化で生み出される
商品
が、
マーケット
の競争の中で勝ち抜いていく には難しい面もある。その中でもチャレンジしていける背景をつくるため に、
市場
の
確保
・開拓についての
支援策
は必要で、それには、幅広いニー ズを拾いながら反映できる、
民間
の力を結びつけていく必要がある。 ○ 他
都市視察
では、六次
産業化
に関して、
農家
の方が自分の
事業
をして、 そのプラスアルファの
部分
で六次
産業
へのアプローチを進めており、なか なか難しいことも多いのだと実感した。 ○ 六次
産業化
を考えたときに、コーディネートや
プロモーション
、
商品化
も含め、役所の果たす役割の大きさを再認識した。
札幌
市では、
農業
とは 別な組織が
プロモーション等
の
施策
を行っており、
有効性
について
仙台
市 でも考えられるのであれば、そういった展開もあるのではと認識を深めた。 ○
規模
が拡大した
農業生産
の中で、六次化をやるということ自体、リスク も大きくて難しく、
農業者
の主体がなかなか生かせないということが、北
海道レベル
でもあるのだから、
仙台
ではなおさらと感じた。一方、
仙台
で は、さほど面積が広くない中で、
ニーズ
を捉えた作物を作って頑張ってい る
野菜生産者
もおり、そういう
方々
の延長としての六次化というのが一番 発想しやすいのではないかと思った。 ○
多様性
をもった六次化というものを、どう応援するのか、そのときに行 政として何が出来るのかということを考えて進めていければと思う。 3)
産学官
の
連携
に関連して ○
民間
の力をどう活用していくかも含め、
産学官
の
連携強化
が必要。 ○ 東北大、
宮城大
など、学と
連携
し、今後どのような
実効性
のある
制度
や、 さまざまな
支援
の場をつくっていけるのか、考えていく必要がある。 ○
農業
の分野での
産学官連携
の
重要性
を感じた。東
北大学
には
農業
を真剣 に研究している教授もたくさんおり、新しい
製品等
を
仙台
市と共同で
開発
していくということも夢では無いのではないかと思った。 4)
農業園芸センター
の
利活用
について ○
農業園芸センター
の
利活用
については、
民間
の
ノウハウ
を生かしてもよ いのではないか。 ○
農業園芸センター
の
利活用
のため、運営する
外郭団体
への
支援
をどうし たらよいかということも考えていく必要がある。 5)
後継者
問題について ○
後継者対策
をどのように具体的に講じていくかということを、きちんと 示していかなければならないのではないか。 ○
後継者
の
確保
が喫緊の
課題
と感じた。 6)特区に関連して ○ 特区から外れて
負担金
を求められる
部分
と、
負担金
を必要としない
部分
との
整合性
をいかに図って
農業
に具体的に参加させていくかが重要。 ○
企業
も
補助制度
があるうちはどんどん
事業
もやるが、売れなくなると逃 げるというようなこともきちんと捉えた上で、特区を生かしていかないと、 後々困るような
状況
になると思う。 (2)総括的な
意見等
○ 余り大きい
規模
ではなく進めていきたいという、
農業従事者
の
気持ち
も 一部あると思うし、
農業者
を応援していく中で、
後継者
の問題もあり、ま た、
農業機械
などでの
費用負担
も非常に多く、
経営規模
が小さいと赤字が ふえていくような現実などもあり、
農業者
を支えていくにはどうしたらい いかというのは難しい問題と感じた。 ○ 国の
補助事業
だけに頼らず、
民間企業
にも手伝っていただき、働ける環 境をつくってもらう。また、そういう
民間企業
を、行政とともに、いろい ろな人脈を使いながら
仙台
市へ誘致するということも大事ではないかと思 った。 ○
地元農家
の主体性、
多様性
を
確保
することが大事。 ○
ほ場整備
後の
仙台
の
農業
の、どの
部分
をどのようにしていけばいいのか、 また、
農業園芸センター
の
利活用方法
を検討するために、例えば、当
委員
会内にそれぞれの
専門部会
をつくってはどうか。 ○
法人化
をして今日的な体制をとっていく
人たち
から、残された
方々
もた くさんいる。その辺を見据えながら進めていく必要がある。 ○
大型ほ場整備
が終わったときに、どういう
生産体制
でいくのか、何をつ くるのか、どこへ売るのか、そういうようなことをさらに
調査
する必要を 感じたし、またそれを考えていくときに、
民間
の
アイデア等
を取り入れて いくことも方法の
一つ
と思う。 (3)その他 ○
意見交換会
の時に伺った要望のうち、
ほ場整備
の
費用負担
の免除や除塩 対策について、実現、あるいは一定の対策がとられていることは、よかっ たと思う。 ○
意見交換会
では、私たちが今まで感じていた
農業
に対する感覚と、現場 で仕事をされている
方々
との感覚に開きがあることを実感した。一件一件 の事情がそれぞれ違うので、ものをマスで捉えて
意見
することが、ミスマ ッチにならないかという不安もあった。 ○
意見交換会
では、特に
野菜生産者
に活力を感じた。 2 中間のまとめ
仙台
市
東部地域
の
農地
は、
津波
で流入した
瓦れき
や、海水による塩害などで 大きな
被害
を受け、
現地
の
方々
の
生活再建
や、
営農再開
に向けた
取り組み
が必 要となりました。
仙台
市では、震災からの
復旧
・
復興
に向けた
取り組み
を「100万人の
復興
プロジェクト
」としてまとめ、その中でも
農業
の
復旧
・
復興
に対する
取り組み
については「『力強く
農業
を
再生
する』農と食の
フロンティアプロジェクト
」 として、
農業基盤再生事業
や、
被災農業者
の
経営支援
、
農商工連携
の推進、農 と食の
フロンティア創造推進事業
などの
施策
を掲げています。 本
委員会
においても、
東部地域
の
活性化
のためには、
地域
の特色でもある農 業の
復旧
・
復興
が重要と考え、取り組む
調査項目
を、まずは「
農業
の
再生
につ
いて」としました。具体的な
活動
としては、
実態把握
のために
現地
の
農業従事
者の
方々
と
意見交換
を行ったほか、他
都市視察
などを行ってまいりましたが、
活動
を通して、
農業支援
の難しさを実感するとともに、
農業再生
のための具体 的な
施策
を進める上での
課題等
も見えてまいりました。
瓦れき
や塩害で荒れた
農地
や
農業施設
など、
農業基盤
の
復旧
については、当然、今後も着実に解決し ていくべき
課題
ですが、以下では、そのほかの
課題
や取り組むべき点について、 数点上げたいと思います。 まず1点目としては、
相談窓口機能
の充実です。 例えば、現在、区画を大型化する
方向
で
ほ場整備事業
が進められていますが、 一方では、小
規模
な区画での
個別営農
を望む方もおられます。
現地
の
方々
の意 見が多様であることは、
意見交換会等
を通して認識しておりますが、
ほ場整備
事業
を円滑に進めるためには、多様な
意見
を、
関連団体
や組織を横断して、ト ータル的に調整できる
窓口
の
必要性
を感じました。また、
ほ場整備完了
後の営
農形態
を考えた場合、効率的な
経営
を行うためには、
法人設立
などによる
集団
化も有効ですが、
法人化
を進めるに当たっては、
農業者同士
の
意思統一
の難し さなど、解決すべき
課題
も様々あることから、
法人設立
のための助言やアドバ イスを行える組織や
窓口
も必要と考えました。 2点目としては、
農業
が
収益性
の高い
産業
へと
再生
するための、六次
産業化
や、
産学官連携
の
取り組み
についてです。 六次
産業化
については、
経営規模
の問題や、
生産
、
加工
、販売を一手に担う ことの難しさなど、
事業
として成り立たせるのは、必ずしも簡単ではないこと を他
都市視察
では伺ってきました。慎重に推進しなければならない面もあると 実感したところですが、あわせて、
農業分野
での
産学官連携
の
必要性
も感じま した。六次
産業化
を成功させるためには、
付加価値
の高い
農産物
の
生産
や、そ れを利用した
商品等
の
開発
、またその
商品
を売るための
市場確保
、
市場開拓
な どの
課題
が存在します。例えば、
商品等
の
開発
には、優れた
研究機関
である東
北大学
や
宮城大学
など、学との
連携
が有効と考えます。
市場
の
確保
や開拓に関 する
支援
には、
ニーズ把握
の得意な
民間
の力を活用することも手段の
一つ
と考 えました。また、行政としては、
利用者
が必要としている
部分
を、効果的に支 援できるような
事業
を検証検討していくことが必要です。各分野をまとめる、 コーディネーター的な役割も必要と考えますが、
産学官
が
得意分野
を生かして、
農業者
を
支援
し、一致して六次
産業化
を推進することが出来れば、
農業者
の所 得の向上という目標を達成することが出来るのではないかと考えました。 3点目として、
後継者
問題についてであります。
農業
の
担い手育成
、
確保
については、喫緊の
課題
であり、
具体的対策
をきち んと示していく必要があります。
農業
が憧れの
産業
となるよう、
市民農園
や産 直
市場
など、
農業
や
農業者
と交流する場をふやしたり、そうした中から
農業
を 目指す方が出てくれば、その
方々
を受け入れ、育成していくような
農場等
を整 備することなども必要と考えました。 以上、
農業
の
再生
のために既に行っている
事業
や、これから進める
事業等
に 関連した
課題等
について、現時点での考えを述べました。 3 今後の
調査
について 冒頭でも触れましたとおり、本
委員会
では「
農業
の
再生
について」と「海辺 の
交流再生
について」を
調査事項
としておりましたが、今後の
調査事項
につい て、あらためて
委員会
にて協議したところ、
農業再生
に関わる
調査
が、いまだ 途中の
状況
で、もう
一つ
の
調査事項
の
調査
を始めるよりは、これまでの
調査事
項について、より具体的に焦点を絞って
調査
を継続するべきではないか、とい う
方向
にまとまり、今後も「
農業
の
再生
について」を
調査
することと決定いた しました。 今後とも、
東部地域
の
農業従事者
の
方々
の実情、
農業
を取り巻く環境の現状 をしっかりと把握しながら、焦点を絞り、
調査
を進めてまいりたいと思います。 なお、具体的な
調査内容
及び
調査方法
につきましては、今後の
委員会
の中で、 各
委員
の皆様と協議の上決定し、進めてまいりたいと考えております。
平成
24年10月5日
仙台市議会
議 長 佐 藤 正 昭 様
地域経済活性化調査特別委員会
委員長
佐 藤 わか子
調査
の
経過概要
1 第1回
委員会
平成
23年11月16日(水) (1)
テーマ
の決定
東部地域
の
経済活性化
について 2 第2回
委員会
平成
23年12月16日(金) (1)
調査項目
の決定
農業
の
再生
について 海辺の
交流再生
について 3 第3回
委員会
平成
24年2月1日(水) (1)
現地農業従事者
との
意見交換会
「
農業
の
再生
について」を
テーマ
に、若林区
六郷地区
の各
実行組合長
ほか 19名と
意見交換
を行った。 <
出席者
からの主な
意見
> 1)地震・
津波被害
に関して ・
津波
により
農機具
の
被害
が甚大。
機具入手
の援助を望む。 ・ 冠水した土地の
土質改善
のための重機も
補助対象
として欲しい。 ・
瓦れき
の処理が不完全。 ・ 収穫後の
作業場
、
収穫物置き場
の
整備
も必要。 ・ まず
自分たち
の住む場所が決まらないと、落ち着いて
農地
の方まで考 えられない。 ・ 地区には
農業継続希望者
、
移転希望者
、どうしていいか分からない方 など悩んでいる方が多い。 ・
排水機場
の
早期復旧
を望む。 ・
集団移転対象者
もしくは
移転希望者
には、
農地
に近い場所に、
作業場
も含めた面積での区画を
整備
提供して欲しい。 2)
ほ場整備
について ・ 実施にあたり
地権者負担
のある
地域
については
負担
の軽減を望む。 ・
ほ場整備
はぜひ行い、水田の
小規模経営
はやめ、
集団化
するべき。 3)今後について ・
市場
的には恵まれた立地であり、
地域
の人がそれにどう応えていける かが
課題
。 ・
行政等
の進める
集落営農
について、
一つ
の
やり方
に縛ると、逆にやる 気のある若者の足かせになる。様々な
やり方
があってもよい。 ・ 地区によっては気質・風土的に
集団化
はなじまない。大
規模集団化
と
小規模営農
の共存を望む。 ・ 魅力ある
農業
となるような
施策
を早急に提示して欲しい。
4 第4回
委員会
平成
24年5月25日(金) (1)当局からの
報告
東部地域
の
農地
の
復旧
・
復興状況
についての
報告
5 他
都市視察
平成
24年7月12日(
木)~
13日(金)
視察地
北海道当別
町、
札幌
市
調査項目
六次
産業化等
への
取り組み
について
農商工連携
について
農業者
の
サポート事業
について (1)六次
産業化等
への
取り組み
について(
有限会社大塚農場
) <
説明概要
> ・
農場
の総面積57ヘクタール。米、
亜麻等
10種の
農産物
を
生産
。 ・ 六次
産業化
は
規格外農産物
、
不良在庫
の
有効利用
を目的とし、
トマト
ジュース
の
製造委託
や
規格外キュウリ
で
漬物製造
など行っている。また、 亜麻を利用したパンの製造にも取り組んでいる。 ・
農場
の運営は、長男が
農場管理
、長女が
加工
や営業、次女が
事務管理
など、家族で分業している。そのほか、
現場作業
などのため、外部から 10名ほど手伝いに来てもらっている。 ・ 原料の
農産物
を知ってもらうために
加工品
は重要。また、
加工
をする と、
季節外
でも味わってもらえる。ただ、
加工品
にのめり込むと
経営
の 足をひっぱる。
加工部門
を
経営
の重要な
部分
とするには、時間がかかる し難しい。 ・
生産者
として、
生産
から
加工販売
まで一貫して携わりたいという思い はあるが、一手に手がけるのは難しいと思っており、信頼できる業者と 組む必要がある。本
農場
の
トマトジュース
も
加工
は委託している。 ・ 本
農場
の
加工場
には、
真空包装機
や
急速冷凍機
を備えている。さしあ たって、無理な
商品開発
をするよりも、原材料を無駄にしないことを考 えた。利益をあげるような
加工場
ではない。 ・ 国の六次
産業化補助金
は、
全額補助
ではなく、
整備資金
の2分の1の
補助
なので、高額な
初期投資
だと
自己負担
が大きくなることから、大規 模な
事業
は始めづらい。 ・
加工販売
との
ネットワークづくり
が
課題
。 <主な
質疑応答等
> ・ 六次
産業化
を考えるとき、大
規模
な
経営
は参考にならない。本
農場
は
大変参考
になった。 ・
農地面積
が広いと、
農機具
を買う費用などもかかるのでは。
仙台
では 広大な
規模
の
農場
は難しいので、もう少し知恵を出さなければならない。 → 中途半端な
規模
の
農地
では難しい。50ヘクタールほどの
規模
がちょ うど良いと思う。30ヘクタールほどが一番
経営
的に苦しかった。農機 具は
中古販売
などがある。一定の
規模
になると
農機具
の
負担
も軽くなる。 (2)
農商工連携
について(
札幌
市
ものづくり産業課
) <
説明概要
> ・
札幌型ものづくり振興戦略
札幌
市の、
ものづくり産業
全体の振興を図るため、
食料品製造業
、印 刷業、金属・
機械製造業
、
IT産業
、
バイオ産業
の六
産業
を
主要産業
と位 置づけ、重点的に進めていく。 ・
産学官
の
連携
振興戦略
の
基本方針
の
一つ
に、多様な
連携体制
の構築を掲げている。 具体的には、
北海道
大学を中心に
北海道
や
札幌
市、
経済連合会等
の団体 が集まり、
北大リサーチ
&
ビジネスパーク
を設置した。
大通公園
にマッ チングに関する
相談窓口
を設け、
相談者
に
大学等研究機関
、
企業
、
制度
の
紹介等
を行っている。 ・
振興戦略
中、一次
産業
に関する
取り組み
農商工連携
については、
産業部
が担当している。六次
産業
については 幅広い意味で捉えており、
農業者
が二次、三次
産業
を担うというよりは、 一次、二次、三次
産業者
が、対等の関係で主体的にかかわっていけるよ う
支援
をする。具体的な
支援事業
は「6次
産業活性化推進事業補助金
」 や「道内一次
生産者
と
札幌ものづくり企業
の展示・
相談会
」の開催ほか、
マーケティング調査
への
支援等
を行っている。
補助金事業
は、
生産者
の ことを考えて
随時募集
とするなど、なるべく制限を設けず、
使い勝手
の いい
事業
を目指した。 <主な
質疑応答等
> ・
補助金事業
の評価や今後の見通しについて。 → 枠は5件あり、
平成
23年度は19件の応募で5件採択。
平成
24年 度は、これまでで9件の応募があり、3件採択し、残り2件となってい る。
件数
が少ないので、まだ評価には至っていないが、成功する感触は ある。倍率は高いが、その分優良な
事業
を採択できていると思っている。
補助金
の拡大は財政から認められていない。 ・ 全国へ向けた発信について。 →
テストマーケット
は、
事業者
の希望する場所で行うようにしている。 なお、9月には、
地元銀行主催
の
展示商談会
が
東京池袋
で
開催予定
。出
品予定業者
には
ブース代免除
の
支援
を行う。 ・ 一次
産業関連
にも
産業部
が深く関わり努力していることが分かった。 こうした
支援
に対する
農業者
の受け止めはいかがか、また意欲に結びつ いているのか。 →
生産者
の反応は、2つにわかれるように思う。興味を示す方は、積極 的に取り組んでおり、色々な
支援事業
を比べて活用しているようだ。た だそれは一部の人で、
北海道
の場合、圧倒的に
規模
の大きい
農家
が多い ので、
一定量
を
農協等
に買い取ってもらえば、それで利益が出て済んで いる
状況
もあるようだ。 ・
丘珠空港
は物流に利用しているのか。 → 道内の物流は
トラック輸送
が中心である。 ・
補助金
の
対象
は
法人
に限られるのか。また
経営ノウハウ
についても市 が直接
支援
しているのか。 →
対象
は
法人
に限定していない。
経営ノウハウ
については、市が直接と いうよりは、適切な
窓口
を紹介している。 ・
農業関係
で、ロシアや中国など、海外と
交流等
を行っている事例など はあるか。 →
札幌市内
ではない。海外に展開しているということでは、市内の菓子 業者がアジアに展開しているようだ。
農業
でいえば、
十勝地方
で作った 山芋が、海外で売れていると聞いている。 ・
大通公園
に設置した
相談窓口
の
相談件数等
について。 →
相談件数
は、年間300件ほど。
相談企業等
に
研究機関
や
制度等
を紹 介した後、その後の成果を確認出来ないことが
課題
と考えている。 ・
展示相談会
への
参加者
はどれくらいか。 →
生産者
と
企業
をあわせ、200名ほど参加した。 (3)
農業者
の
サポート事業
について(
HAL財団札幌事務所
) <
説明概要
> ・ 財団について
従業員
は
札幌事務所
が4名、恵庭市の
本部職員
をあわせ36名。予算
規模
は4億円ほどで、
事業
は全て
自主事業
。 ・ 主な業務
札幌事務所
では、
農業
に関する
相談窓口
として、
農業者
と
企業等
との
マッチングサポート
、
経営相談
などを行っている。 ・
マッチング事例
について 道内の銀行から、新千歳空港に
農産物
を専門に扱う店を出店したいと いう
相談
があり、
生産者
との
マッチングサポート
や、
出店場所
の
交渉援
助、新
商品開発等
の
相談等
を行った。また、
職業訓練
の
カリキュラム
に
農業関係
も取り入れたいと、
教育機関
から
相談
があり、
実習受け入れ農
家を探したり、
カリキュラム
の
提案等
を行った。
農産物
を取り扱って欲 しいという
相談
には、
取り扱い先
を探すなどの業務も行っている。 ・
経営相談
について
加工品
を作ったけれど売れない、という
相談
が多い。
販売先
を見つ けてから
加工品
を作るよう指導している。 <主な
質疑応答等
> ・ 財団として国の六次
産業化補助事業
は活かしているのか。 → 個々の
農家
に国の六次
産業化
の
補助事業
は、あまりお勧めしていない。
農家
はすぐにでも始めたいと思うが、
補助金
の申請には、まず
事業
を認 定してもらう必要があるなど、
支援
を得られるまでに時間がかかるとい うこともある。基本的には、
補助事業
で
事業
を成功させようという考え は持たないで欲しいと
相談者
には説明している。 ・
マッチング
の
件数
について。 → 現在フォローアップも含め、5件の案件を取り扱っている。 ・
ヒット商品
を生む方法はあるのか。 → 具体の方法は難しい。そもそも六次化でもうけることは難しい。小規 模だとどうしても
商品
の値段が高くなる。ただ、本物を作るということ が、最終的には効果があるとは思っている。 ・ 最近の
ヒット商品
があれば教えて欲しい。 → 最近では
トマトジュース
、年末になると蕎麦が売れる。 ・ 人気のある瓶詰
トマトジュース
は品薄。もっと
生産
をふやしてもよい のでは。多く売って価格を下げることも考えられる。 →
トマト
は1戸の
農家
で
生産
しているので
生産
量は少ない。ただ、希少 性があるからいいのだという話もある。
生産
規模
の拡大は、いろいろ難 しいところもあるようだ。 ・
後継者
問題について。 →
農家
の子供たちを集めて勉強会などを開いている。セミナーも開催し ているが、
経営
の「社長」を増やすだけではなく「労働者」をふやして いかなくてはならないと考えている。 6 第5回
委員会
平成
24年8月10日(金) (1)
意見交換
委員会
中間
報告
を見据え、これまでの
委員会
活動
を踏まえた
委員
相互の意 見交換、及び今後の
委員会
運営についての協議を行った。 7 第6回
委員会
平成
24年9月26日(水) (1)
意見交換
中間報告書
案の最終的な確認と、今後の
調査事項
について協議を行い、調 査事項については、「
農業
の
再生
について」を継続
調査
することと決定した。...
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