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  1. 仙台市議会 2011-07-21
    総務財政協議会 本文 2011-07-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要               開会 午後3時36分               閉会 午後5時00分 ◯委員長  引き続き協議会を開会いたします。  まず、国の施策及び予算に関する提案について順次報告願います。 2: ◯総務企画局長  別袋で配付をいたしております指定都市が共同で取りまとめました国の施策及び予算に関する提案についてでございます。  これは各省庁の概算要求の時期に合わせまして、指定都市共通の国に対する提案事項につきまして例年作成をいたしているものでございます。要請行動につきましては、各都市がそれぞれ分担をいたしまして、各省庁、各政党に実施することといたしておりますが、本年度本市の担当はございません。今年度の提案項目はお手元の提案書の表紙の裏にございます目次のとおり、税財政大都市制度関係を初めとする14項目に加え、東日本大震災への対応等に関する項目が追加されております。なお、昨年の提案の結果につきましては、もう1冊、2番目の資料、平成23年度国の施策及び予算に関する提案結果に記載いたしているとおりでございますので、後ほど御高覧いただければと存じます。  それでは、今年度の提案項目に戻らせていただきます。当委員会所管分は10項目となっておりまして、私からは総務企画局所管項目につきまして御説明をいたします。  それでは、平成24年度国の施策及び予算に関する提案の3ページをごらんください。3ページの下の方の丸、震災対策についての1、指定都市が臨機応変に被災者被災地支援を行える仕組みの構築についての提案でございます。  このたびの地震発生直後から本市は多くの自治体から職員の派遣をいただき、復旧復興に当たっているところでございます。この派遣職員受け入れにつきましては、大都市災害相互応援協定はもとより、国におきまして3月22日に構築いたしました市町村職員派遣スキームによりまして、短期、長期にわたる各種の御支援をいただいておりますが、国の派遣スキームにつきましては、いわゆるマッチングに時間を要し、被災地の刻々と変わる行政ニーズには対応し切れない面がやはりございました。一方で、指定都市が持つ総合力機動力を生かし、1対1といいますか、カウンターパート方式と呼ばれる特定の被災自治体を支援する手法で、柔軟な対応がなされているという事例もございます。  今後の災害発生に備えまして、被災地復興スピードを上げるため、こうした個別の取り組みを全国的に導入するなど、被災地への職員派遣被災者受け入れに関する仕組みの構築を提案するものでございます。  次に、5ページをごらんください。税財政大都市制度に関する提案のうち、5、新たな大都市制度特別自治市」の創設についての提案でございます。本市を初めとしました指定都市は、高度な行政能力を備え、多種多様な行政課題対応いたしておりますが、我が国の地方自治制度におきましては、その能力を十分に発揮できる制度的な位置づけがなされていないため、住民によりよい行政サービスの提供がなかなかできない状況にもございます。こうしたことから、現行の指定都市制度を抜本的に見直し基礎自治体としての住民に直接接する立場で自由に行政運営ができ、道府県と同等の権限を有する新たな大都市制度特別自治市」の創設を提案いたしているものでございます。 3: ◯震災復興本部長  私からは、震災復興本部関連項目につきまして御説明させていただきます。ページをお戻りいただきまして2ページをごらんください。2ページ、東日本大震災への対応について、その項目の中で、上の方から三つの項目震災復興本部関連項目でございます。  最初の1番、被災者の安全を確保し、生活の安定を図るための支援措置の拡充を早急に図ることでございます。被災者に対する医療の長期的、安定的な確保、防疫対策廃棄物の処理や瓦れき処分障害者、要介護高齢者、要保護児童生徒など特に配慮を必要とする者に対する支援など、被災者の安全と生活の安定を図るための措置について、一層の拡充を要望するものでございます。  二つ目復旧復興に必要となる財源を確保することでございます。広域かつ多方面にわたる甚大な被害が発生しておりまして、その被害額は現行の災害対策法制の想定をはるかに超えるものでございます。災害復旧補助金補助率かさ上げにとどまらず、被災地復旧復興事業に必要となる財源を早急に確保するとともに、その使途を限定することなく自由度の高いものとすることで、被災地が実情に応じて柔軟な対応をとれるように要望するものでございます。  三つ目といたしまして、災害復旧補助金に関する手続簡素化を初め、復旧復興事業における各種事務手続等について、柔軟かつ迅速な対応を図ることでございます。現行の災害対策法制の想定をはるかに超える規模の被害が生じていること、また生活の本拠を失った住民等から一日も早い復旧が求められていることにかんがみ、災害復旧補助金に関する手続簡素化を初め、復旧復興事業における各種手続等について、柔軟かつ迅速な対応について要望するものでございます。 4: ◯財政局長  私からは財政局関連項目について御説明をさせていただきます。5ページをごらんいただきたいと思います。  税財政大都市制度関連の1から4の項目でございます。これらの項目は、大都市の実態に即応した税財政制度の確立を提案しているものであり、継続して要望しているものでございます。まず、1の真の分権型社会実現のための国、地方間の税源配分の是正でございます。これは、税源の移譲により国と地方間の税配分を現在の6対4からまずは5対5とした上で、国と地方の新たな役割分担に応じた税の配分となるよう、地方税配分割合を高めていくことなどを提案しているものでございます。  2の大都市税財源充実強化でございますが、大都市の行っている事務に対応した税財源充実強化などを提案しているものでございます。  3の国庫補助負担金の改革でございますが、当市補助金一括交付金化について税源移譲までの経過措置として、それまでの間、地方が必要とする総額を確保することなどについて提案しているものでございます。
     4の地方交付税改革等でございますが、地方交付税総額について必要額を確保することや、地方財源不足額の解消を地方交付税法定率引き上げによって対応することなどを提案するものでございます。 5: ◯消防局長  私から、消防局関連項目につきまして御説明を申し上げます。4ページをごらんください。  震災対策についてのうち3、東日本大震災を踏まえ、防災基本計画見直しを速やかに行うことについてでございます。このたびの東日本大震災を踏まえ、さらなる震災対策を早急に講じる必要がございますが、本市の地域防災計画見直しができるよう国において大規模地震被害想定を早期に策定した上で、地域防災計画の根本となります防災基本計画見直しを速やかに行うことを要請するものでございます。 6: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 7: ◯委員長  なければ、次に消防局より報告願います。 8: ◯消防局長  お手元の追加資料の件についてでございますが、消防ヘリコプターの売り払いにつきまして管理課長より御報告を申し上げます。 9: ◯消防局管理課長  それでは、消防局から資料に基づき御説明させていただきます。このたび平成4年10月に導入いたしました消防ヘリコプター川崎式BK117B-2型を売り払うことといたしましたので、御報告を申し上げます。  売り払いに至る経過といたしましては、飛行時間が4,800時間を迎えることとなりましたことから、本年2月に公有財産利用調整委員会にて用途廃止により売り払いを決定したところでございます。その後、売り払い機体の価格鑑定評価等を実施いたしまして、最低売り払い価格を設定いたしまして、売り払いの一般競争入札を行うことといたしました。今後のスケジュールといたしましては、8月5日まで入札参加申請期間を設けまして、8月17日に入札及び開札を実施いたします。詳細につきましては、後ほどお手元の資料を御高覧いただきたいと存じます。 10: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か御質問等はありませんか。 11: ◯花木則彰委員  これは地震というか津波のときはどこにあったんですか。 12: ◯警防課長  ただいまの花木委員からの御質問の、震災当日の今回売り払う1号機の位置でございます。3月11日につきましては、津波で被災しました仙台荒浜ヘリポートの方にございました。津波が来たときには、離陸しておりました。 13: ◯委員長  ほかにございますか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言等がありましたらお願いいたします。 15: ◯鈴木繁雄委員  実は、7月16、17日と東北魂祭がとり行われましたけれども、これは直接的には経済環境委員会の所管だとは思いますけれども、しかしこれは初めてこのような災害があって、そして何とかみんなで頑張ろうということでやったのかどうかわかりませんけれども、結果的に大変な仙台イメージダウンにつながったと。イメージダウンどころか、もう本当に、仙台って何なんだということで、あれ以来怒られっ放しなんですよ。  それで、私経済局の方にお尋ねをいたしましたけれども、何で六魂祭って始まったんですかというお話を聞きましたらば、うちの方の市長が青森の市長から、ねぶたでも持っていって皆さんのところを励ましましょうかと、こういうことをお声がけがあったと。これが出発点で動き出したというようなお話を聞きました。大変これは結構なことだと思って、私もうまくいけばいいなということで見守っておったし、応援もしていたんです。  ところが、どうもお祭りの2週間ほど前、いろいろこのお祭りの、どこが大体主催者なのか、そしてだれがこれの責任者なのか、そういうことがどうもわからない、はっきりしていないんですね。私、経済局観光交流課長を呼んで、中身を聞いたんですよ。そして、あることを聞きましたら、それは全然私どもわかりませんと、こういうお話だったんですね。それでは、あなた方、一体これの大会会長というのは、うちの方の市長じゃないのかと。それで実行委員長は、商工会議所の会頭じゃないかと。いわゆる仙台市の政界、財界、これがワンツースリーでそろってやっておるということにしては、何だ、一番重要なところをつかんでおらないんですよ。それはなぜかといいますと、実はこの予算を見ました、どういうふうな予算になっているんだと。そうしましたら、その中でこの東北魂祭というロゴマーク、これの商標権ですね、これがだれがコントロールしているんだと、そうしたらわからないと言うんですよ。普通は大会会長仙台市がコントロールするんじゃないでしょうかね。実質仕事をするのは、これは電通ですよ。電通にやらせておるわけですから、それはそれで結構ですけれども、その大事なポイントは、仙台市がやらなければいけないんじゃないか。こういうふうに私は情報、報告を受けているのかといったら、受けていないというんですよ。  そうしまして、一体どういうふうな打ち合わせをして、ここに至ったんだと。すると、5月2日にイベント開催に向けた電通との初顔合わせを行ったと。このときは仙台市が国際経済観光部長、それから商工会議所担当部長、それから電通東日本ソリューション推進部長。そして、同じ2日にイベント開催に向けた青森市、秋田市との打ち合わせ、これで観光交流課長主幹、青森の課長、秋田の課長。今度6月7日に14日、21日、28日、7月5日、7月13日、打ち合わせ、これは観光交流課主幹、係長、主事。5月26日、これは主幹、主事。6月15、16日、これは主幹、主事。7月5日、担当課長。こういうふうになっているわけですよ。これだけの東北6県が全部集まってお祭りをやろうというにしては、仙台市の課長が出ればいいんですけれども、部長が一番最初に1回出ただけなんですね。それであとは課長主幹、圧倒的に主幹が出てやっておられる。これは主幹だろうが課長だろうが、それはちゃんと権限ありますからそれで結構なんですけれども、実はこの東北魂祭ロゴマーク使用権、これはどこが持つべきだと思いますか。私は仙台市がちゃんと持っていなくちゃいけないんじゃないかと。というのは、仙台市が権限とか何かじゃなくて、それをどういう売り方をしているか、どうしたかということぐらいはわかっておかなくちゃいけないんじゃないかと。ところが、これは全然わからなかったというんです。  東北魂祭というネーミングを使っていいのは、協賛金600万円以上、これを知ってるかと言ったんですよ。仙台市の企業が東北魂祭というネーミングを使って商売をしたいと、商品を売り出したいといったら600万円以上出しなさいと。仙台震災復興のお祭りをするのに、仙台の業者が600万円以上出さなかったら、東北魂祭の名前を使っちゃだめだというんですよ。こういうことを、これが600万であろうと1000万でも結構ですよ、それは。お祭りをするために協賛をいただくのは。それは段階があっていいでしょう。しかし、それを仙台市が全くわからなかったと。知らなかったと。これで私はこのお祭りの2週間ぐらい前に課長を呼んで、あなた知ってるかと言ったの。これは私は知りませんと。ですから、仙台市の方の予算としては単なる実行委員会の2000万円の予算と、こういうことしかわからなかったと。600万円の商標権を売り出して、そして協賛を集めると。それが600万だろうが1億だろうが、それは結構だと思うんです。しかし、それを仙台市がわからなかったと。それで私が仙台市の企業の方から、ちょっと来いと言われて、何なんだと、仙台のみんなのお祭り復興でやろうというのに、おれたちから600万円出せというのかと。冗談じゃないぞということで。  それで、このお祭りを実行するにはお金が大変かかったですよね。それに協賛をしていただいたという、これは本当にありがたかったと思いますよ。そういう点ではね。1200万、そして次に600万と、2種類です。ロゴマーク使用料。1200万円出したのは、朝日グループ、NTTドコモ、キリンホールディングスセブンイレブン、日本生命、ネクスコ東日本、ファミリーマート、7社だけですよ。それから、600万円協賛社、これは20社ぐらいありますけれども、全部東京、中央の一部上場会社です。味の素とかイオンとか出光興産、ケーズデンキ、セキスイハウス、ヤクルト本社、ライオン、ローソン、三井住友銀行、トヨタ自動車、こういう方々が600万ですよ。これと仙台市の被災をした企業、肩を並べなかったらばロゴマークを使わせないと、こういうようなこと、これがいいか悪いかはわかりません。しかし、それを仙台市が知らなかったと、これが私は問題だと思う。  そういうもとでこのお祭りが行われて、そして大体の収支見込みの、本当のアバウトでいいから出してくれと。協賛金で約3億円集まった。これは大変立派だと思いますよ。やはりこれは民間の企業でなければ、ここまでできません。さすがだと思いますね。それから、新聞、テレビ、ラジオ、この広報費が何と1億2800万円かかっているんです。これ仙台のお祭りで、広報費に1億2800万円かけている祭りというのは、私は初めてですね。こういうことを仙台市は掌握していないんですよ。そのもとに祭りが催行されたんです。そして、この時節はどういう時節であったかというと、JR東日本が1万円でフリー切符JR東日本管内乗り放題1万円という、指定が2回とれるというこの切符の販売時期に合わせているんですよ。それで1億2800万円の広告宣伝費を使ったお祭りですよ。それで仙台市がこういう計画をちゃんと掌握しておらないままになされたお祭りでしたので、要するにお客さんがどのくらい来るか、そういうことも全く予想がつかないままにやってしまった。  私は大変すばらしい企画であるし、電通の仕込みであるし、大変皆さん来ていただいたことは結構でございましたけれども、最後のポイント仙台市がきちんと握っておくべきだと思うんです。そして、やはり責任者として、名目責任者じゃないですよ、結局最後は、こういういろいろな、私はあの明石の花火大会のようなけが人とか何かが出なくて本当によかったと思うんですよ。死者が出たり何かしたら大変ですよ。まあ、本当に仙台のお祭り何やってるんだと。とんでもないと。こんなにお金かけて来たのに、祭りは見られないし、もうめちゃくちゃになっちゃったと。こういう不満で仙台のイメージがうんと悪くなった。とにかくそれでもけが人とか死者が出なかっただけ、私は本当に幸せだったと思うんですよ。こういうお祭りをやるときは、やはり仙台市がきちんとした最後のポイントだけは握っておくべきだ。  それから、こういう協賛金の存在というものを仙台市がちゃんと掌握をしないままに、大会会長責任者になっておられるということは、こういう現状がございましたので、あえてこの委員会で私はこの問題を大きな立場からとらえて、皆さん方の御所見を伺わなくちゃいけないということで、今申し上げておるわけですけれども、今の私の話をお聞きになって、どのような御感想、御所見をお持ちなのか、そしてどうあるべきなのか、お祭りはどうあるべきだったのか。その点をまずお伺いをしたいと思います。 16: ◯総務企画局長  このたびの東北魂祭でございますけれども、確かに予測の問題とかございましたために、16日の夕刻に予定をしておりましたパレードなどは中止、ある種相当混乱があったという中での中止をしたわけです。しかしながら、日程としましては翌日日中でありますけれども、翌日も予定をされているということで、急遽検討をし直し、警備担当を80名程度ふやすなど態勢ももう1回見直した上で、17日の開催を行えたと。そういう意味では、どうとらえていただくかという部分はありますけれども、総体としましては、初日の混乱はございましたけれども、東北エリアが6県まとまった形で全国に、全国版でも相当取り上げられましたし、一つの東北の現時点での目指すべき方向性なり姿は、正直にお出しできたものという意味では、私は決して東北に対する応援というものがさらに強まるというふうな思いで見てはおりました。  ただ、実際の運営ということになりますと、4月6日に青森の市長の方から提案をいただいて、7月16日の開催ということになったわけでありまして、通常青葉まつりでありますとか、毎年開催しているお祭りでありましても、その準備につきましては相当月をかけて準備をしております。その中でも協賛金をどうやって集めるかというのが、毎年大きい課題でもございます。そういう中で、4月6日に一つの案が出て、5月2日から実質の検討をさせていただいたわけで、二月余りでそこまでたどり着くというのは、恐らく仙台市がいろいろな企画をしてきた中でも、例がない内容だろうというふうに思っております。  ただ、その際、御指摘がありましたいわゆる協賛金によって運営される部分と、実行委員会予算を持って動かす部分に結果的に分かれておるわけでして、協賛金の方は3億円の収入に対して、その中から実行委員会への予算の繰り入れが2100万円されたと。実行委員会としましては、協賛金のこの2100万と、仙台市が負担をしました250万と、この2300万余で実行委員会部分を運営をしたと。実行委員会が担いました部分というのは、まさに出演者派遣費、それぞれ6市に対しての1400万という部分、あとは被災者送迎シャトルバスの借り上げ、やはり被災者の方にぜひ御参加をいただきたいという思いを予算化したものが200万というような形で、ある意味でソフト面といいますか、そういう部分が中心でありまして、確かに御指摘ございました広報費1億2800万というのは、その協賛金の別予算の中での対応、会場の設営費とか運営、ハード面といいますか、ノウハウの面でも短期間にこなせるということになりますと、なかなか在仙の対応だけでは難しいというふうな中での、何とか復興への姿を立ち上げるというのが最大のねらいでもあったと思うんです。  そういう中で、御指摘のありました実際のお祭りがどう運営されたかというところでの課題、あとは再三御指摘のありました仙台市が全体の姿を把握していなかったという部分については、御指摘のとおりというふうに私も思いまして、この点については非常に大きな課題の一つであろうというふうに思っております。  今後ということになりますと、やはりどういう形で仙台市がこれからさまざまな大きいイベントも担っていかなければいけない場面が想定はあり得ると思いますので、今回のこういった事態、結果を御指摘部分も含めまして真摯に受けとめて、反省すべきところを課題を整理しながら、今後に臨んでまいりたいと存じます。 17: ◯鈴木繁雄委員  私の質問いたしました、また御所見を求めた点についてお答えになっておられない部分もございますけれども、大方の受けとめ方、評価の仕方というのは、これは本当に共通に思っておりますし、私はこういうお祭りは、本当にみんなに勇気を与えてくれたし、本当に東北アピール仙台アピールにもなったということでは非常に私は貢献をしていると思うんですよ。しかし、一番問題だったのは、要するに仙台市がきちんと責任を持ってこれに参画をしておる姿がなかったと、見えなかったと、その確認ができてなかったということ、これは祭りの前に先ほど言いましたとおり、2週間ほど前にその確認を私はしておりますから、それできょうここで御所見を伺っておるのです。特に、初めてこういうみんなでこれだけのことをやろうというときに、何でこれ16日に市長さんがいらっしゃらなかったのか。大会会長市長がお出ましにならなかったのか。これも摩訶不思議だったんですけれどもね。  それから、ロゴマーク使用権について仙台市がノータッチだったということも、やはりこれはいささか気を遣うところは意見を言ってないんじゃないですか。特に、1回部長が出て、あとは部長が出てないんですよ。局長も全然出てないんですよ。実は、30年ぐらい前かな、青葉まつりというのをやったんですね。第1回目の青葉まつり。それもやはり同じようなことをやってるんですよ、あなた方は。第1回目の青葉まつり、それにも私は商工会議所青年部に位置づけられていた仙青連というのがあったんです。それの私、会長をしておりました。それで私は参画をしております。それでよくわかっているんですけれども、そのときは守屋さんが経済局長でした。そのもとで第1回の青葉まつりがなされた。これも大変な不評でした。なぜそれが不評だったか。今回も不評の部分があったのは、評価としての不評じゃなくて運営のある一部の問題でしたからあれですけれども、これはなぜかと。仙台市がやるときに、どうしてもこういうのを簡単に、言葉はちょっと俗っぽくて申しわけないですけれども、丸投げなんですよ。電通への丸投げ。第1回の青葉まつり電通への丸投げ。そのとき市の職員でいらっしゃった方は本当に少ないかもしれないですけれども、これは今の国際センター、あそこに電通が何か時代村みたいなのをつくって、そこでラーメン1杯1,000円で売ったんですよ。それは1,000円で売らないと採算とれないから、ラーメン1杯1,000円で売ったんですよ。何でそこに行って、ラーメン1杯1,000円しなくちゃないのか。そのときラーメン400円ぐらいの時代ですよ。300円か400円の時代。それで非常に不評だった。それは仙台市が当時で数千万円の予算をつけて、青葉まつりというのをやりましょうといって、電通に丸投げしたんですよ。  今回も同じようなことに、結果が最後のポイントのところで出ちゃっているから、私は非常に残念だったんですよ。やはり実行して実際仕事をやる、お金を集めてくる、これはやはり電通とか博報堂とか、そういうところのプロの人たち、そしてまた中央の企業の皆さん方に応援してもらわなかったらできないことです。これは彼らは本当のプロです。だから、これだけの3億の協賛金というものが一瞬にして集まるわけですよ。ですから、このうまさと、このネットワークというのは大切にお願いをしなければならない。しかし、最後のポイントだけはやはり握ってほしい。  例えば、仙台の企業が東京の一部上場会社と肩を並べて600万、1200万円出せますか。この被災しているときに。やはり仙台の企業だったら100万にしましょう、50万にしましょうということを、市から言って、これを仙台の地元本社の企業には100万でやってください、50万でやってくださいと、そうしてやるのが本当じゃないでしょうか。そういうところに皆さん方のやはりかかわりをきちんと持っていただきたい。このことを今ちょっとお答えなかったもんですから、その点もう一度お答えをいただきたい。今後の方向性として、やはりそういうことが私は必要だと思うんですよ。具体な数字とか何かは結構ですから。ただ、局長として、やはり私が今申し上げたようなこと、いやそんなこと鈴木委員言うのは関係ありませんと、お金の問題ですからというんだったら、それはそれで一つの考え方ですからあれですけれども、その御意見を承りたい。  それから、市長が何でいなかったのか。 18: ◯総務企画局長  全体としての御指摘は、鈴木委員のおっしゃるとおりというふうに理解をまずもっていたしております。ただ、そういう中で協賛金全体3億円の実際の使われ方といいますか、そういう部分との関係で申し上げれば、そちらの方に仙台市が協賛金で出したということはまずないわけですよね。仙台市はあくまでもお祭りの実行の部分での負担をしているという部分があるわけです。そういう意味では、祭り全体をどの程度仙台市がかかわって総括をするかという部分は、なかなか評価が難しいところだと思うんです。かかわり方も含めて。ただ、総体として仙台市が市長が会長という立場である中で、どの程度この祭り全体の運営にかかわれるかというところは、なかなかこの場で直ちに御回答申し上げるというのは、なかなか難しい面もあろうかというふうな気もいたします。  ただ、一方で、東北魂祭というのはまさに被災をした青森とか岩手、福島というような6県の広域的な中での、被災からの復興の姿をアピールしたいと。それはこれからまさに夏の祭りが始まるこの時期に、目指して行いたいという中での、ある意味での厳しい御指摘はございますが、限られた時間の中での何とか6県をアピールしたいという思いの中という部分では、私としましては褒められたことではないかもしれませんが、ある種やむを得ないと言ったら変ですけれども、そういう一つの選択の結果でもあったというふうに理解をいたしております。  ただ、今後の問題につきましては、どの程度実際市が予算を負担しながら臨むかという部分もありますので、それぞれの企画なりイベントの中で、20年前の青葉まつりの御指摘もありましたけれども、少なくともお祭り自体を丸投げということではなくてしたという部分もありますので、なおそれぞれの企画に応じた形で仙台市としてのかかわり方については、今後ともあるべき姿も含め検討してまいりたいと存じます。  2点目の市長がおらなかった部分につきましては、若干時間的な前後がありまして、非常に私どもも悩ましいところではありましたけれども、実際白老町とは姉妹都市を提携して30年という中で、非常に早い段階から市長にぜひ白老の方に来てほしいというお話があった中で、日程をある程度予定をしておったわけです。その間、3月の地震の後、まさに白老からは町民挙げて多額の義援金なり物資、あと人について応援をいただいておりまして、5月11日には町長みずからお見えになって、あわせて今回の30周年の記念といいますか、ぜひ来ていただきたいというお話に対して、市長がお礼も含めてぜひお伺いしたいと、そういう思いがあった中で日程がまさに重なったものですから、そういう意味では体二つあればよかったんでしょうが、そうもまいりませんので、日程の変更が思うに任せなかったという中で、実際の実行委員長である鎌田会頭にお願いしつつ、あとは5市から市長みずからお見えになっておられましたので、ある程度申しわけないですが、お願いをしながら白老に訪問したという経過でございます。 19: ◯鈴木繁雄委員  市長はそういう公務があったんですから行けなかった、それは私も存じ上げなかったもんですから、何でいなかったのかわからなかったもんでお伺いしたわけで、まさに体は一つしかありませんから、それは市長の御判断ですからそれはそれで構わないと思います。  ただ、ロゴマークの使用については、やはりもう少し一考があってしかるべきだと思うんですよ。協賛会社の一覧を見たときに、到底仙台の、申しわけないけれども、御批判はありますよ、仙台商工会議所など金出さないんでないかなんだのかんだとありますけれども、しようがないじゃないですか。年商が違うんですよ。そういう中央の企業、トヨタと肩並べて協賛金出せと言われたって出せないでしょう。やはり地元の企業のロゴマーク使っていいのは、地元の本社だったらこのぐらいでいいですよと。そのぐらいの心遣いというか何かは、仙台市として発言していただきたいですね。やはりこれは企画会社の力ですから、そこにおぶさる以外ない部分はこれは現実あります。そのあんばいも私はわかっておるつもりですよ。しかし、いささかの配慮は仙台市としてアドバイスぐらいあったっていいんじゃないですか。それを知らなかったというのでは、担当局がそれを知りませんでしたというのでは、たまったものじゃないですよ。ある意味からいうと、そんな言い方はすべきじゃないかもしれませんけれども、ああというような感じですよ。正直言って。  これ以上は申し上げませんけれども、やはり仙台市としてもそういう地元の企業に対して、売り上げ利益のボリュームとして、配慮があってしかるべきだと思いますよ。仙台で一番利益を上げていた銀行も300億円の赤字なんですから。そんなようなこともぜひ御配慮をいただきながら、今後、今回のさまざまな点をもう一度精査していただいて、次にまたやられるのであれば、またしっかりとやっていただきたいということをお願いを申し上げまして終わります。 20: ◯岡征男委員  後ほどちょっと後に資料というか、これを見ながらあれした方がいいでしょうから、委員長の許可を得てそうしたいと思いますけれども、私は選挙、この来るべき仙台市議選の選挙に関する動きについて、ちょっと選管の見解を細かく聞きますから、答えていただきたいと思います。  それはなぜかといいますと、やはりその見解をきちんと出していただかないと間違ってしまう。そういった意味において非常に大事だと思っているんです。今、いわゆるこの大震災がありました。そういった中でやはり鎮魂の夏と、ちょうど選挙はお盆過ぎですから、そういった意味も含めて、あるいはまたこれは私はちょっとクエスチョンなんですが、復興支援と。2番目にそういったタイトルもありますけれども、私はそういう意味ではなくして、やはり鎮魂の夏で、そういった意味で選挙カーを使用しないと、いわゆる自粛をするという、そういった動きが一部にあります。これは皆さんおわかりのとおり、選挙は法律で選挙戦というのは認められておるわけでありまして、自粛でありますから、どのような自粛をしようと、それは候補者たる者の考えでありますからそれはそれで結構なんですね。そういった中でのいわゆる見解をやはり明らかにしておかないと間違ってしまうということで、ちょっとこれを委員長、もう議員の人はみんな持ってるんですけれども、局長クラスぐらいまで、あと委員も改めて見た方がいいでしょうから、これをちょっと。                 〔資料配付〕 21: ◯岡征男委員  今、委員長の許可を得て、資料としてこれをお渡しいたしました。いわゆるこれをステッカーとして使用すると、こういう意味のようでありますけれども、まずはこれについて一つずつ聞いていきます。私個人は、個人として自粛をしたいというふうに思っております。趣旨の面で若干の考え方の違いもありますので、私は個人的に自粛をすると。自粛ですから個人的だと私は思っているんですけれども、それはそれでそういう立場でお話をしますが、このステッカーですね、ノー選挙カー、いわゆる二つ私はちょっと問題というより、どうなんだろうということがあるんですね。いわゆるノーというのは、一つの強烈な拒否の言葉ですよ。これはバツ印の言葉ですね。ノー選挙カー。それから二つ目は、復興支援にという、いわゆる復興支援のためにノー選挙カーだと、これを強調しているわけです。復興支援になるかもしれませんけれども、それはわかりません。恐らく実施する公費負担の部分がありますけれども、恐らく2000万、満額で3000万ぐらいですけれども、2000万ぐらいと見れば間違いがないんですけれども、これが復興支援に使われるかどうかは、この選挙の公費負担に使われなくてもそれはわかりませんよ。それは執行権者が何に使うか何に回すかは、それはそういったことですから、そういった意味においても、いわゆる私はこの有権者の皆さんに、何というんでしょうか、ちょっと間違ったとは言いませんけれども、その印象の与え方、いわゆる選挙というそのものに対しての公平性とか中立性といったところでの印象の与え方に、若干ちょっとどうなんだろうかという個人的な見解を持っています。  それはあくまでも個人的な見解で、これから聞いていくのは、これは公選法等に基づいた法律としてどうなのかということを聞いていきますから、一つずつお答えをください。  まず第1番目に、このステッカーを掲示板に掲げるポスターに張った場合はどうですか。根拠もね。例えばいいという根拠、だめだという根拠、根拠も一緒に答えてください。 22: ◯選挙管理委員会事務局長  ただいまこのステッカーの使用の仕方に関するお尋ねでございますが、まずこれをポスターに張ることがどうかという点でございますけれども、これは選挙運動期間中にこのステッカーが使われるということになりますと、当然選挙運動用文書図画という位置づけになりまして、公職選挙法の規制を受ける文書になります。そうしますと、公職選挙法上、頒布または掲示が許されている文書図画というのは特定されておりますので、特定された文書図画の範囲でしか使用できないと。その特定されている文書図画の中にはポスターがございます。そのポスターに貼付するという限りにおいては適法であるというふうに考えております。 23: ◯岡征男委員  それでは、ポスターに、ポスターというのは大きいですからね、これ1枚を張るとは限らない。黄色と赤でちょうどバランスいいですからね。あるいは紙四方、下四方に張るという場合もあり得ますよ。四つ張った、5枚張ってもこれは構わない。いわゆるポスターの絵図等の変更にはならないと、だからいいと、こういうふうに解釈していいんですか。はっきりとしてください。使う際に困りますから。 24: ◯選挙管理委員会事務局長  ただいま申し上げました理由は、まず何枚という部分を置きまして、まず許されておる文書図画と一体のものとして、その一部として使用されることになるので、それは適法であるという意味で申し上げました。その場合に、ではそれが何枚までならいいのかという点については、それはちょっと数量的な基準をお示しすることは非常に難しいと考えておりまして、ただ趣旨的な基準で申し上げれば、そのもともとの文書図画、ポスターならポスター掲示板、そういうものの主たる目的を損ねない範囲内においての貼付であれば許されるというふうに考えておりまして、ポスターにつきましては、これは掲示の前に選挙管理委員会において審査をさせていただきますので、その時点で個別のチェックをさせていただきたいと考えております。 25: ◯岡征男委員  事前審査はありますよ、わかりますよ、それは。私も選挙をたくさんしているから。私が言ってるのは、その後ですよ。掲示板に張る場合、これをステッカーとして張るということですよ。事前にそこにこれをあれして事前審査を受けてオーケーとなれば、それはいいんでしょう。ですから、そういった場合ですよ。言ってる意味わかってるでしょう。後から張るんだから。だから、これはあいまいにされると困るの。これ1枚ならいいけれども、何枚か張られたらこれはわからないと。そういうあいまいなことでは使いようがないわけ。使おうと思っても。それで後から注意を受けたりするのでは、これはばかばかしい話ですから、だから私は聞いているんですよ。  それで一緒に聞きますから。許された図画となると、法定はがきもこれは許されているんですよ。それにこれを張ってもいいということになりますか。それもあわせて。 26: ◯選挙管理委員会事務局長  先ほど申しましたポスターの扱いにつきましては、掲示前に貼付した場合について申し上げたものでございますが、掲示後に貼付したいという場合には、それについてのお届けをいただきまして、その時点での審査をさせていただきたいと思っております。  また、2点目のはがきにつきましては、これも先ほど申し上げましたと同じ理由で許されている文書図画に貼付するものですので、できると考えています。 27: ◯岡征男委員  今もう1回、ポスターの方を確認しますけれども、いわゆる掲示板に張るポスター、事前審査はこれを張ってませんよ。その際には、届け出をしてと、これは選管に届け出をしてですか、許可を得て張ってくださいと、こういう意味ですか。はっきりしてね、そこのところ。 28: ◯選挙管理委員会事務局長  さようでございます。 29: ◯岡征男委員  今のそれ、わかりましたよ。法定はがきもわかりましたよ。それじゃ、今度、これ聞くのはなぜか、後でまた聞くけれども、何か知らないけれども、選挙カーで音を出さなければいいんだとか、私は音を出そうが出すまいが、いわゆる選車というのをつくればそれは選挙カーだと思ってるんですけれども、そういういわゆるそういう車に張るということは選挙カーでもだめでしょう。いわば図画には入らないから。どうですか、これも聞いておきます。 30: ◯選挙管理委員会事務局長  いわゆる選挙カーに張ることもできると考えております。その理由でございますが、この場合、いわゆるステッカーの主張内容と、ちょっと矛盾するような事態になりますので、そういうことが起きるかはどうかわかりませんが、物理的な意味では張れると考えております。と申しますのは、掲示が可能な文書図画の中に、選挙運動のために使用する自動車または船舶に張りつけて使用するポスター、立て札、ちょうちん及び看板のたぐいというものがございまして、いわゆるステッカーについては短冊形のポスターという解釈で、ポスターのたぐいに含まれるという解釈が出ておりますので、自動車に貼付することは可能と考えております。 31: ◯岡征男委員  後でこれは選挙カーのやつはノーと言ったのにそれは言いますけれども、何か選挙カーを音声を出さなければ選挙カーを出してもいいんだという、そういう一部の考え方で持っている人たちもいるみたいなので、今私は聞いたんですよ。いわゆる選挙カーも10枚でも5枚でも枚数制限ないんだから、幾ら張ってもいいということですか。いかがですか、これ。 32: ◯選挙管理委員会事務局長  自動車への貼付は特に制限がないものと考えております。 33: ◯岡征男委員  なるほど、わかりましたよ。あなたの言葉が根拠になりますからね。それでは、選挙事務所の選挙用看板あるいは個人演説会の看板とか、それから個人演説会の会場内とか、もちろん選挙事務所の中はいいと思うんだけれども、それもあわせて聞いておきましょう。 34: ◯選挙管理委員会事務局長  それらのものにつきましても、掲示が許されている文書図画に該当しますので、それの貼付は可能と考えておりますが、ただそれが何枚までなら許されるかという問題につきましては、最初にポスターに関して申し上げたのと同じように、数量的な基準をお示しすることは非常に難しい性質のものでございますので、これは個別具体な事例に即して判断させていただきたいと思います。 35: ◯岡征男委員  それじゃ、今度ハンドマイクは。音の出る選車を使わないとなれば、ハンドマイクも使いますから、ハンドマイクにこういうのを張っておくと。張るでしょう。いや、本当に。現実にあることだから聞いておくのさ。これはいいんですか。ハンドマイクは。 36: ◯選挙管理委員会事務局長  ハンドマイクへの貼付につきましては、先ほどから申しております許されている文書図画への貼付ではなく、ステッカー自体を独立した文書図画として使用することになりますので、これはできないと考えております。 37: ◯岡征男委員  私が今一つずつこういうふうに聞いていくのは、現実に今度の選挙にこういったものが使われる可能性があるんですよ。あるから聞いている。そして、それを使って何らかの問題が生じたり、私はそれは法的な今のことを聞きましたけれども、もう一つの問題は冒頭言いましたとおり、いわゆるノー選挙カーということをばんと出していきますと、こういうものに図柄と絵柄にして出していきますと、選挙カーを使うと何か、法律的には何も問題ないんでしょうが、何か使った方が負い目に感じるとか、あるいは有権者から見てどうなんだと、そういった要らぬあれを与えるのではないかと、予見とか示唆とか。そういったことがあるんですけれども、これは選管に聞いてもわからないし答えようがないと思うんだけれども、私は、でももう一つはさっき言った復興支援もそうですよ。復興支援と、何で選挙カー使わないのが復興支援、これだけですから、それを候補者たる者、うんと強調するでしょう、何かの集会や何やらで。きっと強調すると思うんだ、私は。すると思うよ。私だって、ハンドマイクで強調したり、何でハンドマイクを使うかということを強調しますよ、これは、人間の心理だから。当然の話ですよ。恐らく結構受けると思うんだな。受けると思いますよ、私は。これは公平に見て。  でもね、それではやっぱりちょっと、今言ったようにもっと大きな意味で選挙の公平性、中立性とか、そういったものから見たら、私は決してもろ手を挙げて賛成をすべきあれではないと。自粛をするのは、それはもう全然構わないと思っているんです。ですから、あえて、でもきょうはこの正式な委員会で、ちゃんと議事録に残しておきたいんですよ。後でいろいろ問題が起きたときに、選管の事務局長にも責任をとってもらわなくちゃないのかなと、私思っているので。いや、本当ですよ、これ。非常に、やはりあいまいな答えしかできない部分があるんですよ。これはどうしたって。ですから、申しわけないけれども、そういうふうにここで、一応でもきちんと出しておいて、きちんと答えを引き出しておきたいと。これはそういうことになったときに、結構な人が使うと思うんですよ。結構な人がこれをこういうふうにいくと思う。でも、私は自粛してやりますけれども、これは使いませんよ。ステッカーは使いませんけれども、結構な人が使うということになるだろうと思います。  そして、ましてや、ここに来てまた出てるのが、さっき言ったように、選車の音を出さない、だから選挙カーではない。これも私も古いんですかね。選挙カーとして名前書いてこうしてやれば、それは選挙カーだと思うんだけれども、それはそうだと私は思っているんですよ。でも、いわゆる復興支援だから、いわゆる公費負担の部分は請求をしないと。だから、選車ではないんだと。いわゆる選車のリース代も請求しない。そういう論理も出てくるので、変だなとは思っているんだけれども、そういう人はまさかノー選挙カーというステッカーは張れないと思うけどね。今は私の意見も交えての質問というより、ちょっと確認をしたということでありまして、35分の予定でしたけれども、もう15分で、これでやめることにいたします。 38: ◯大泉鉄之助委員  また最後でありますけれども、私から二つほど確認をさせていただきたいと思います。  その一つは、先ほども話題になっておりました六魂祭の開会に市長がいなかったという、このことを私はどうこう言うつもりはありません。しかしながら、本市の行政のトップ、政治のトップである市長の行動といいますか、日程管理、ここについては一体最終的にどなたが判断をされ、決断されて、市長が行動に移されるのかということを、この際確認をしておきたいと思います。どうも私は、優先順位をちょっと取り違えていることがよくあるなというふうに、私は思って見ております。今回の白老が大事だと、6県集まるよりも白老が大事だというのは、それはそれでいいです。ですから、そのことはもう聞きません。しかしながら、この全体として、市長の日程管理の優先順位というものはどこで押さえて、どこで最終的な決定をするのか。私は常々この議会と市長との間でも、この問題はやはり市長が答弁すべきだなと思うところを、本会議で局長たちの答弁があったり、ここは局長でいいよなという細かい枝葉末節の話を、長々と市長が答弁をすることになったりとか、こういったことがよくあることを感じておりました。  今回の震災後も、例えばあの南蒲生の下水の処理場に現職の副大臣と政務官が来られるという、こういう日程の中で、市長も副市長もその場に出てお願いをしということがなかった。局長対応だったというような話を聞きました。これ、今何かいまだに今の政府は、党を通し、幹事長室を通さないと、出かけていってもなかなか閣僚や副大臣に会えないそうでありますけれども、向こうからせっかく来てくださったんですから、これは市長なり副市長が行って、どうぞ下水道こんな調子だし、ついでに山の方も見てくださいと。今回の震災の中で、山が滑ってこんなになっているのは仙台が一番ひどいんですよというようなことをお訴えをするなんていう、絶好のチャンスだったと私は思っております。こちらから行ってもなかなか、今副大臣にさっと会うなんていうことはできないと思いますよ。それをせっかく向こうから来られたんですから、これはいろいろな形での対応ができたと思うんです。それも随分早い時期ですよ。4月の段階ですよね。私はこういったときに、やはり本来ならば市長だろうと思うんですけれども、なぜ3人もいる二役の中で、どなたか1人ぐらいは対応できないのかと思っておりましたときに、その後もいろいろなこういった現象面に私は接しております。  今回、六魂祭なんかもこういうことになりました。鈴木委員からくどくどとそのことについては追及がありましたので、私は申し上げませんけれども、私はこの市長の日程管理、市長の行動の最終決断はどこで管理しているのか。そのことを今任期の最後のところで押さえておきたいというふうに思っておるんですが、いかがでしょうか。 39: ◯総務企画局長  市長の日程管理につきましては、さまざまな日程が入ってくる中では、通常的には秘書課長のところで事務的な整理をいたしております。その際、直接市長の意向でありますとか、副市長でありますとか、私の方にも相談があったりというような中では、通常動いてはおります。ただ、今御指摘がございましたようなある意味行政のトップとしての一定の判断なり行動、意見表明等々しなければいけないという部分の、ある意味で高度な部分につきましては、秘書課長というわけではなくて、事務的には私のところが基本になろうかと思いますが、市長、副市長ともそういう場合には確認をした上で、日程を確定させるというのが基本であると思っております。  ただいま御指摘がありました蒲生の件につきましては、私どもの方からもせっかくの機会でありますということでお話はいたしました。それはただ、国土交通省の方が仕切っておられたということなどもありまして、ある程度先方のお考えに即した結局判断をしてしまったわけですけれども、やはり今御指摘のありました極めて千数百億かかろうとする蒲生の浄化センターの復旧が非常に大きい事業なわけですから、ある意味で市長の意向なり、市の意向をきちんと、逆に押しかけてでもそういう機会をつくるべきであったというふうに反省をいたしております。 40: ◯大泉鉄之助委員  この件についてはそれ以上申し上げませんので、今後やはり市長の日程管理、優先順位の考え方は、ひとつしっかりと後で禍根を残さないように、しっかりとやってほしいなというふうに思いますので、これは今任期最後のところでお願いをしておきたいと。  それからもう一つ、私は先般仙台市が主催をいたしまして、その日をもって市役所前の半旗ももとに戻ったという、こういうことでありましたあの去る11日の市主催の慰霊祭、私は出席をさせていただきました。まさに慰霊、鎮魂の場であったというふうに思います。しかしながら、大変私は残念であったことが幾つかありました。本当にこれが鎮魂なのか、これが本当に慰霊なのか、私は心配して帰りがけに何人かの、あの暑いさなかをバスを待ち切れずに大橋に向かって歩いている方々と一緒に語り合いながら歩きました。そのときに私と同じ感懐を持たれた罹災された方々がおられたものですから、私は本当に残念に思いました。どこがどうということは申し上げません。これはにこにこしてやる場所じゃないんですね。そういう中で、幾つかの現象面として残念な面がありました。こういったときのいわゆる企画、それから実施の仕切りというのは、どこでおやりになるのか。最終的に鎮魂の場、慰霊の場だから、全体としての流れ、全体としての雰囲気は、こういう雰囲気、こういう気持ちのあらわれでもっていこうとかという、最終的ないうなれば意思の決定、その裏には哲学とか思想とかとも絡むかもしれませんけれども、いずれにしてもそういった意思の決定というのは、最終的にどこでおやりになるのか。そのことも確認しておきたいというふうに思います。 41: ◯総務企画局長  今回、7月11日の慰霊祭につきましては、総務企画局で企画をして実施をいたしました。そういう意味では、趣旨としましてはまさに御指摘のように、鎮魂の場であるということを大きなテーマとして企画をいたしたわけでありますけれども、実際の実施面も含めまして見ましたときに、御指摘もいただいておりますが、その慰霊祭の真のねらい、趣旨の部分の徹底の仕方ですか、そういつもまさにある企画ではありませんし、そういう中でもっとその趣旨について、ある種1コマ1コマも含めて徹底すべきところがやはりあったというふうに私としましては反省をいたしておりまして、申しわけなくも思っておりますが、この御指摘部分につきましては次にこのようなことがないよう、改めてその企画企画ごとの真の趣旨を踏まえた対応をしてまいりたいと存じます。 42: ◯大泉鉄之助委員  これは電通に丸投げの企画じゃなかったというふうには思うんでありますけれども、いずれにしましてもせっかくの、市がこれをやろうとしたその意思というものは、これはまさに崇高なものだと思うんですよ。それがストレートで全体として市民に伝わる、罹災された遺族の方々などに伝わるという形であってほしかったというふうに思うんです。こういった場が今後も何回も行われるということはあってはならないことで、こういう慰霊祭なんていうのは、二度と仙台市で主催しなくていいという未来を私は信じたいというふうに思っているんでありますけれども、しかしながらこういった一つ一つをしっかりと受けとめて、学ぶべきことは学んで、今後に当たっていただきたいということを、何回も言っていますけれども、今任期最後の委員会で申し上げて終わります。         〔岡征男委員「議事進行」と呼び、発言を求む〕 43: ◯岡征男委員  ただいまの質疑で、私はあの慰霊祭は大変実はよかったと感動したと、私の周りの人たちもそうでありました。こういったものは、人の受ける印象、感想でありますから、そういう一つだけが一人の考えが正しいとは限らないんですね。ですから、理由を言ってもらわないとわからない。ですから、総務企画局長はもう同感のようなことを言いましたから、どこがそうなのか、総務企画局長に紹介をしていただきたいとそういうふうに思います。そういう議事進行です。 44: ◯委員長  それでは、わからないというお話もありましたので、総務企画局長の方によろしければその辺御説明いただければと思います。 45: ◯総務企画局長  大変申しわけございませんでした。慰霊祭の場でそれぞれ次第に沿った形で進行させていただいて、私どももお話をいただいたときに、非常に何といいますか、苦慮したといいますか、非常に悩ましくも思った部分になるわけですけれども、それは最後に祈りも含め、あと、あしたに向かって頑張ろうという二つの意味合いで、今回八軒中学校の生徒さんに歌を2曲歌っていただいた。趣旨は両面がありますから、微妙なところがあろうかと思いますが、基本が鎮魂の趣旨でないかという部分が一つあろうかと思います。慰霊の部分と。それがある中で、私としましては、ああいう、例えば私そういう方面は疎いものですから不得意なんですけれども、いろいろな全国的な合唱大会とかがあれば当然歌い方の訓練とか、どう表現するかということはそれぞれ指導者のもとで生徒さんたちが持てる力を精いっぱい発揮しながらするということで対応していただくわけなので、それはある意味そのときの避難所の方でも披露というか、歌を歌われたとき非常に避難をされている方からも好評だったといいますか、そういうことありましたものですから、今回ぜひお願いをしたいということで実現になったんですけれども、そういう意味ではもちろん慰霊祭の趣旨については生徒さんたちにもきちんと指導者の方から徹底はされているかとは思いますが、歌い方の表現の部分になりますと、やはりどう表現するかというところのある種難しいテーマでもあったかと思うんです。そういう中で、私、ある専門といいますか、どうなんだろうと、実際どうなのと聞いたら、プロならばそのように歌いますと。まさに慰霊の趣旨で。そこはプロではないという部分が一つあるわけですけれども、そういう中でなかなか評価、見方の問題もあろうかとは思いますが、一つやはり私にとって余り今まで感じたことがない御指摘でもありましたので、そこは真摯に受けとめたいということで、先ほどの御答弁を申し上げたところです。 46: ◯委員長  今、総務企画局長の方からの詳細な御説明がありましたので、以上にさせていただきたいと思います。  ほかにございますでしょうか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47: ◯委員長  なければ、これをもって協議会を閉会いたします。...