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  1. 仙台市議会 2011-07-21
    経済環境協議会 本文 2011-07-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要               開会 午後1時57分               閉会 午後3時22分 ◯委員長  引き続き協議会を開会いたします。  あらかじめ資料をお配りしておりました報告事項、国の施策及び予算に関する提案について及び仙台七夕まつりについてに加え、経済局から牛肉の流通及び畜産農家の状況等についての報告の申し出がありますので、続けて報告願います。 2: ◯経済局長  経済局より、追加で御報告いたします案件を含め3件につきまして御報告申し上げます。  初めに、平成24年度国の施策及び予算に関する提案についてでございます。  お手元に別袋で冊子を2冊お配りしております。この提案書は、指定都市19市共通の提案項目を選定し、毎年、国の概算要求の時期に合わせまして指定都市市長会事務局が取りまとめて作成しているものでございます。要請行動につきましては、各指定都市が分担して各省庁及び政党へ行う予定でございます。  まず、お手元の冊子の中の「平成24年度国の施策及び予算に関する提案」をごらんいただきたいと思います。表紙がありまして、めくっていただきますと目次、その次のページが国の施策及び予算に関する提案となっておりますが、それをさらにめくっていただきますと、下の方に1ページと書いてあるところでございますが、この1ページから7ページまで提案項目がございます。今年度の提案項目につきましては、東日本大震災への対応及び震災対策に係る要請、提案を合わせまして全部で24項目となっております。これらの提案のうち当委員会の所管分はすべて経済局関連でございまして、まためくっていただきまして3ページの2段目に6というのがございます。東日本大震災への対応に係る項目の6、各種経済活動の早期回復・雇用確保につながる新たな制度創設や産業の復興・振興に関する全面的な支援を継続的に実施すること。同じページの次の7、訪日旅行の需要回復やコンベンションの誘致、円滑な輸出の環境整備への取組の強化を図ること、さらには、ずっとめくっていただきまして7ページ一番最後になりますが、個別行政分野関係項目の14、緊急雇用創出事業等の拡充の3項目となってございます。具体の中身については御高覧いただきたいと存じます。  また、本委員会に関連いたします昨年度の提案の結果につきましては、お手元の冊子、「平成23年度国の施策及び予算に関する提案結果」の21ページ、24ページ、40 ページに記載してございます。こちらにつきましても後ほど御高覧いただければと存じます。  国への要望については以上でございます。  次に、仙台七夕まつりにつきまして御報告を申し上げます。  お手元に資料3としましてカラーのパンフレットをお配りいたしております。そちらをごらんいただきたいと思います。  ことしも例年どおり8月6日から8日までの3日間にわたり仙台七夕まつりが、また、8月5日には前夜祭として七夕花火祭が開催されます。ことしの七夕まつりにつきましては、復興と鎮魂をテーマに震災からの復興を祈念した祭りとして開催することとなっております。本市では、この七夕まつりに合わせまして「100万人の七夕飾り」と題しました取り組みを実施いたします。これは、市民センターなど地域のさまざまな場所に笹竹を設置いたしまして、市民の皆様に書いていただいた短冊に願いを込めながら竹につるしていただき、市民全員で伝統の七夕を盛り上げようというものでございます。ことしは節電への配慮としまして、多くの夜間照明を必要とします「伊達な七夕宵まつり」の開催を見送ることとなりましたけれども、例年参加いただいております徳島の阿波踊りに加えまして、市民広場のステージにおきましては、震災復興支援のために京都祇園祭のお囃子あるいは博多どんたくにも参加いただくことになっておりまして、新たな魅力が加わっております。委員の皆様におかれましてもぜひごらんいただきたいと存じます。  なお、関連しまして、去る7月16、17日に開催されました東北六魂祭でございますが、2日間で約36万6000人の方々に御来場いただきましたが、私どもの来場者数の見込みが甘かったことなどから、警備要員の不足によりまして16日のパレードを一部中止いたしました。その後、至急対応策を検討し、翌17日におきましては観覧スペースの拡大、警備要員の増大などにより実施することができたという状況でございます。遠くからおいでいただいた方もたくさんいらっしゃいまして、運営の不備につきましては大変申しわけなく思っているところでございます。今回の反省を教訓としまして、来月開催される七夕まつりの運営に万全を期し臨んでまいる所存でございます。  最後に、追加資料としてお渡ししてございますが、福島第一原発の事故による放射性セシウムに関連する牛肉の流通及び畜産農家の状況について御報告をいたします。  追加資料をごらんいただきたいと思います。  まず、本市食肉市場の状況でございます。  放射性セシウムに汚染されている可能性があるまま本市食肉市場に出荷されて、と畜解体された後に売買参加者に販売されたケースは2件ございまして、現在、健康福祉局において調査をいたしておりますが、その状況につきまして、1)、2)に記載しているとおりでございます。  その対応状況でございますけれども、7月19日に国は福島県に対しまして県全域の牛肉の出荷状況を停止しており、宮城県も出荷前の県産牛を対象とした放射性物質検査の実施について関係団体等と調整しているところでございます。本日、村井県知事が県の議会におきまして、全頭検査をぜひやるべきで、検査体制等を調整しできるだけ早く方針を示したいと発言をしているということが報道されてございます。また、JAグループ宮城では、安全性が確認できる体制が整うまで肉牛の出荷を自粛することを決定しているところでございます。本市の食肉市場におきましては、7月20日、昨日以降、より確実に汚染牛の受け入れを回避できるよう、生産者から肉牛を受託する際に、原発事故発生後に収集された稲わらを給与していない、与えていない旨を文書にて報告を求めているところでございます。
     なお、本市食肉市場の対応だけでは安全性の確保に限界がありますことから、本市では、飼料や牛の検査、流通状況の調査につきまして自治体の役割分担を含む対応計画を早急に策定するよう、19日に国に対し要請をしているところでございます。  次に、2の牛の飼養状況でございます。  平成23年2月1日現在、市内の肉用牛は988頭、乳用牛は1,016頭となっているところでございます。  次のページになりますが、3の稲わら等利用状況についてでございます。  宮城県産の稲わらが福島県等の肉用牛に与えられた問題を受けまして、宮城県では19日、村井県知事を本部長とする東京電力福島第一原発事故対策本部を設置いたしまして、畜産農家の状況や県内の稲わらの実態などに関しまして関係団体、市町村の協力のもと調査を進めるとともに、必要な対策をまとめて早急に関係省庁へ要望するとしているところでございます。  また、本市における稲わら等利用状況でございますが、大部分の稲わらは秋のうちに水田にすき込まれておりまして、稲わらとして収集され畜産農家等に向け流通しているのは、約300ヘクタール分、作付面積の8.5%程度となっております。市内には稲わらの収集、販売を行う稲わら収集組合が7組織ございますが、この7組織の団体につきましては、秋から冬に収集を行い、原発事故後の収集は行っていないということを確認している状況でございます。  経済局からの報告は以上でございます。 3: ◯委員長  ただいまの報告に対し、質問等はありませんか。 4: ◯佐藤正昭委員  今、2番目に報告があった仙台七夕まつり、そして六魂祭についてお聞きをいたします。  7月16、17日ということで六魂祭が行われ、大変盛り上がったなと。テレビ、ラジオ等でも相当数生中継もあって全国にこれは発信されたという点では、東北は元気だよと、東北の夏祭りをやっていますから8月に見に来てくださいというところは一つのいいところだったのかなと思うんですけれども、そういった中で36万6000人が押し寄せたんですけれども、まずは七夕まつりについて、このパンフレット、なかなかよくできておりますよ。私はこれはいい作品だなと思います。そういった中で、ことし仙台七夕に何人ぐらい来ると予想をしているのか、そのことについてまずお聞かせをください。 5: ◯観光交流課長  ことしの七夕まつりでございますけれども、曜日で申し上げますと土、日、月でございます。これまでの七夕まつりの過去の土、日、月のパターンの数字の平均など、あと震災の影響、それらの過去の平均から、20%ぐらい減るだろうという見込みのもと175万人と発表しているところでございます。 6: ◯佐藤正昭委員  これは結果が出てからの議論になるかと思うんですけれども、20%程度減るだろうという予測値に基づいていますけれども、この間の六魂祭は10万人と予想したところに36万6000人ということでありました。七夕まつりも意外に来るん じゃないかなと、私はそう思っているんですよ。なぜかというと、一つには、被災者が高速道路を無料で利用ができるということがあります。特にこういうものは近くからいかに集客するか。なかなか東京、大阪からといっても、新幹線だ、飛行機だと交通機関は数が限られますから。そういう点、地上を走ってくる車という点からすればもう少しふえるんじゃないかなと私は思っていますので、このことについては、警備等も万端、支障がないようにぜひ御努力をしていただきたいと思っておりますのでお願いをいたします。  そういった中で、この六魂祭について、短時間での用意でありましたから皆さん大変だったということはわかるんですけれども、我々自身も六魂祭というのを震災以降に初めて聞いて、気づかなかったけれども実にいいよなと思っていましたけれども、そもそもこの六魂祭はどういうところからこれをやることになったのか、この経緯、いきさつ、ねらい、そして事務局体制についてお聞かせ願いたい。  そしてもう一つ追加で、実行委員会というのがあって、仙台市としては250万円負担をしていると思うんですね。そういった中で、ほかの市、六つあったから五つの市がどのぐらい負担しているのか。また、もらいました資料によれば、事業見込みの中で実行委員会への予算の繰り入れというものがありますよね。これが2100万円ということになっています。この辺の予算のことについてもお知らせを願いたいと思います。 7: ◯観光交流課長  まず、東北六魂祭の開催の経緯についてでございます。本年4月だったと思いますけれども、青森市長から、被災地支援という意味も込めましてねぶたを仙台で披露したいというお申し出がございました。当時、東北の夏祭りについて開催されないのではないかという危ぶまれるような声もあった中でそういうお話をちょうだいいたしました。そのところから、東北の夏祭りを一堂に集めて全国に東北の元気を伝えながら8月の本祭りに誘客を図ろうという機運が高まりまして、開催されるに至った次第でございます。  それから、事務局体制についてでございます。本市と仙台商工会議所、加えまして、開催資金あるいは全国への発信力を確保するという観点から大手広告代理店にも加わっていただきまして、3者で事務局体制をつくったところでございます。また、委員御指摘のように、仙台市のほか5市と商工会議所によりまして実行委員会を組織いたしまして、この中では主に六つの祭りの招聘事業などを行ってきたところでございます。  実行委員会の予算についてでございますけれども、こちらも委員御指摘のとおり仙台市から250万円を出しているところでございますけれども、他の自治体からは、費用負担といいますか、予算の負担は実行委員会ベースとしてはないところではございますけれども、例えば青森のねぶたなどにつきましては、6月議会で補正の上、仙台の方に持ってこられたということもございます。実行委員会の予算には必ずしもあらわれない部分で各自治体に御負担いただいているというところもございます。  それから、繰り入れの2100万円でございますけれども、こちらにつきましては、先ほど申し上げました加わっていただきました広告代理店でございますけれども、資金の確保あるいは全国への情報発信ということで御説明させていただきましたけれども、今回の祭り自体が急遽決まったということもございまして、各自治体とも予算措置を基本的にしていなかったというところもございます。そのような意味合いもございまして、民間企業からの協賛金を集めていただくという役割を広告代理店側の方には担っていただきました。集まった協賛金の中から、一部になりますけれども2100万円を実行委員会の方に繰り入れていただきまして、各自治体といいますか各祭りの招聘、あるいは被災者支援のための事業、あるいは会場内への装飾等を担うための資金として繰り入れていただいたところでございます。 8: ◯佐藤正昭委員  この実行委員会の中で、各仮設住宅にバスを出してそこから仮設住宅にお住まいの方に来てもらって見てもらうとか、とてもいいやり方をした部分があります。そういった中で、私は、今後以降、これは実行委員会の会長は奥山市長でありまして、実行委員長鎌田商工会議所会頭ということでありますから、やはりそういうのから少しずつ脱皮をしていかなければいけないのかなと。大手広告代理店とやっていますけれども、そこからやはり市民の祭りの方にウエートが置かれるような形になっていければいいのかなと。最初ですからこういう形だったんだろうなと思いますけれども、そういう中で、まだ会計が出そろっていないでしょうから、この会計についてもしっかりと明確に市民にお示しをしていただければなと思っております。  そういった中で、7月16日当日、開会でごあいさつしたのが青森市長でした。奥山市長、会長の顔が見えなかったんですけれども、当日は奥山市長はどこにおられたんでしょうか、お願いします。 9: ◯観光交流課長  7月16日の奥山市長でございますけれども、16日土曜日は、本市の歴史姉妹都市であります北海道白老町との姉妹都市提携30周年記念訪問団に参加しておりました。これは昨年より計画されていたものでございまして、震災前には日程等も固まっていたものでございます。震災以降、多くの都市から支援や応援をいただいているところでございますけれども、白老町からも多大なる御支援をちょうだいしておりまして、また、5月には白老町長みずからお見舞いに来ていただいたということもございまして、市長からは改めてお礼も兼ねて白老町を訪問することをお約束した経過がございました。 10: ◯佐藤正昭委員  今、課長の説明はわかります。しかしながら、前々から決まっていたということですけれども、この日程は姉妹都市の30周年ということ。しかしながら、この六魂祭、初めてやるお祭りでありますけれども、東北の魂を復興して、全国に、世界に発信しようというお祭りでありますから、そこにやはり会長がいないというのは私はいささかどうかと思っております。そういう点で、これはこの場で言っても、経済局に聞いてもだめなことですからあれですけれども、私だったら、副市長を白老の方に行かせて、市長は仙台でこの六魂祭をしっかり取り仕切る。市長がいなかったからこういうトラブルが起きたのかなというふうにも思うんですけれども、そういうことはないんだろうとは思いますけれども、そういう意味で私はそう思いますということをここでお話をしておきます。  そういった中で、六魂祭について報告がございましたけれども、私も土曜日行こうとしてまずは断念をいたしました。車でなかなかそこまで到達できないということで断念をした。日曜日は、12時を目指して来たんだけれども一番町から定禅寺通になかなか入れないという中で、最終的には141の前のところで竿燈とねぶたと見せていただきました。しかし、すごい混みようで、私は怖いなと思ったんですね。私何を感じたかというと、やっぱり兵庫の明石の花火大会の将棋倒し。今回はこういうことが起きなかったから  いいんですけれども、しかし熱中症等で大変な状況だったので、六魂祭、これからどういうふうになるかですね、後ほど質問をしますけれども、そういった中で、今回、パレードを土曜日は一部中止をした。結局日曜日も、短縮してというか、定禅寺通を両側使う予定だったのを片側にして、片側にお客さんを入れて見てもらってということだったんですけれども、こういうことについていろいろ反省点があったと思うんですけれども、どのような反省点があったでしょうかお伺いをいたします。 11: ◯経済局長  私どもの予想を大きく超える皆様においでいただきまして、特に土曜日につきましては立錐の余地もないと。定禅寺通の近くのお客様方が、立ってすぐ隣や前に人がいて身動きができないといった状況もございました。そういう中で、今御指摘のように大きな事故が起こらなかったということについては、本当に結果としてですが、お客様も含めていろいろな方々に適切な行動をとっていただいたことに感謝を申し上げているところでございます。  その反省点でございますけれども、まず十分な観客数の予測ができなかったということでございます。これは、PR期間も短いとか、あるいは初めての試みということもありまして、ちょっと私どもの観客の予測ができなかったということ、あとは、そのような結果、会場を狭くつくらざるを得なかったということがございます。その結果、誘導、警備体制が十分にいかず、16日のパレードの一部を御指摘のように中止したということが大きな反省点でございます。また、私どもの見方としまして、固定したああいう場でいろいろと演技を見せるというそのノウハウですね、その部分についてまだ十分でなかったという反省があるのかなと思っております。また、定禅寺通のパレード以外にも、市民広場あるいは市役所前のところでいろいろな演技をしたりステージをやったわけでございますが、そちらについては例えば物産の展示販売などのブースも少し少ないといったようなことで、お客様に時間を使って楽しんでいただくといった部分が少なかったということも反省点と考えているところでございます。 12: ◯佐藤正昭委員  今、反省点についてお伺いをいたしましたけれども、やっぱり予想を上回る人が押し寄せた。逆に言えば滞留時間は長かったんですよね、なかなか進めなかったから。会場の狭さ、そして固定した場所での祭りのノウハウと、それはよくわからない表現だったんですけれども、これから来年以降どうなるのかわかりませんけれども、今回は市民広場勾当台公園、そして定禅寺通でやったわけですけれども、やはりここだけではこの次やるときには集約をし切れないんだろうなという感じがします。これを毎年やれば、今回がこのぐらいですから、どんどんどんどんふえてくるのかなと思いますので、場所的なものも再考しないとだめなんだろうなと。うまく回遊性を持たせた形の展開になればいいけれども、竿燈はあれだけの高さがありますから一番町アーケードを通れるわけでもないですし、確かに難しいことを要求しているのかもしれませんけれども、いろんなことをこれから考えていかなければならないんじゃないかなと思います。  そういった意味で、六魂祭の実施について局長としてはどのように総括をされていますでしょうか、お伺いをいたします。 13: ◯経済局長  今、委員から御指摘ございましたように、例えば青葉まつりであれば東二番丁通から定禅寺通までを交通規制をしまして流しているということで、相当の観客が見ることができる場所を確保するとか、そういうことをやっていたわけでございますので、今回いろいろな事情により定禅寺通の一部しか使えないという状況がございましたが、そういう部分は、今後同規模のイベントをやる場合には事前にしっかりそういうことも含めて考えなければならないと、パレードの部分についてはそう思っております。  全体としましては、遠方から御来場いただくなど多くの皆様に御来場いただいたわけですけれども、1日目のパレードが中止に至ったことにつきましては、最初に申し上げましたように、おいでいただいた方も含めまして市民の皆様におわびを申し上げなければならないとまず思っております。2日目につきましては、その晩、早急に体制を見直しまして、お話しいただきましたように、北側の1列だけということで安全確保のためパレードの変更をいたしましたが、何とか、一部、竿燈が一番西側でやるのを中止した部分がございましたが、おおむね実施いたしまして、2日目はパレードも含めまして、まだちょっと危険な部分は若干残ってはおりましたけれども、おおむね当初の目的につきましては達成できた部分はあるかと思っております。  そのようなさまざまな課題はございましたけれども、東北の元気を夏祭りを通して発信するという目的につきましては、さまざまな御批判はある中ではありますが、その目的については一定程度達成できたと総括しているところでございます。 14: ◯佐藤正昭委員  やっぱり課題は浮き彫りになったけれども総括すればよかった、それは私も同じです。私も、やってよかったし、やるべきだったし、このことによって、来月8月に各地のお祭りをやるわけですから、その集客増につながったというとことになればとってもいいことですから、ぜひこれは来年以降も私は続けていただきたいと思っております。これは、6市のそういうところでやるわけですから皆さんの話し合いになるんで しょうけれども、私はやるべきだなと思っておりますし、もう少し言えば、やはり仙台は東北のリーダー、母都市でありますから、そういう意味では仙台はゲートウエーという機能はありますけれども、その中でもやっぱり持ち回りという形がいいのかなと。ことし仙台でやって、来年から持ち回りかどうかはわからないけれども、将来的には持ち回りという形の中でこの六魂祭が7月のこの時期なりの名物になってくれればいいなと思ってい るんですけれども、来年はどのようにするんですか、お伺いをいたします。 15: ◯経済局長  今、委員から来年も持ち回りといった御提案もちょうだいしたわけでございますけれども、当日、各市長が集まりまして共同で会見をしたり、その後、皆さんで少し懇談をしていただく場を設けたわけでございますが、市長によりましては、やはり来年もやるべきだという方もいらっしゃいますが、実は逆にこの時期にこの六つを見せてしまうと本祭りの方に来ないのではないかと御心配をしている市長もございました。今そういう状況でございますので、まず私どもとしましては、今回の本祭りがどのような状況になるかを、まず一つ一つ、六つについて見る必要があるかと思っております。各市長もそれらを見ながら、この取り組み自体についての意義は皆さん感じていらっしゃいますので、ただ、例えば時期が今の時期でいいのかとか、あとは場所をやはり持ち回りでやるべきでないかといろんな御意見もございますので、そういう部分につきまして、今御提案いただいたものも含めまして各市と協議をしてまいりたいと考えてございます。 16: ◯佐藤正昭委員  6市ありますから、いろんな意見は当然です。しかしながら、夏祭りが終わった時点でと言いますけれども、実際は夏祭りが終わった時点でも結論は今と同じだと思います。なぜかといえば、ことしは特別なんですよ、6県の祭りとも。だから、ことしふえたとか、ことし減ったとか、これによってなかなか判断ができるものではないと思うんです。今局長の言ったことはわかりますけれども、私はそうではないと思うんです。だから、大切なのは、今回やる意義があったかなかったかといえば、やることに意義があったということでありますから、私はこういう震災を契機として来年以降も続けていくという基本方針はやはりあってしかるべきなんじゃないかなと思います。そのやり方とか時期とかそういうものは今後考えていけばいいことですけれども、今結論出せないけれども、8月、祭りが終わってから出せるかといったら、それは私は同じだと思うので、ぜひそういうときこそ仙台市がリーダーシップをとって皆さんに呼びかけながら、このお祭りが続けられるように頑張っていただければなと思います。終わります。 17: ◯大槻正俊委員  私も仙台七夕のことについてお伺いをしたいと思います。私は前の佐藤委員と重ならないようにお話をしますが、ことしの七夕の人出ですね。全国から私のところに今声が寄せられているんですが、「ことしは仙台に行ってみたい。来てお金を落としたい」そういうふうに結構言われます。それで応援になるかもしれないですね。いろんな支援の仕方がありますから、例えば今まで衣類を送ってくれたり、あしたは私のところに自転車も届くんですが、そういうふうに本当に全国からありがたい支援がありますが、そういう形でことしは支援をあらわしたいと言っている方もいますから、私は20%減でなくて20%増ぐらい考えた方がいいのではないかなという思いがあります。それはこの前の経験からそう言います。  それと、私、この資料、七夕のリーフレットというかパンフというか見させていただいて、中身は非常にいいんです。この中身自体は文句がないんですが、これを見ただけでは仙台の再生、復興というテーマが全然どこにも出てこないと、それは一言も書いていないという印象なんですね。それはどうなっているのかなと思うんですが、これについてはいかがですか。 18: ◯観光交流課長  ことしの仙台七夕まつりでございますけれども、復興と鎮魂をテーマとして開催されます。ポスターやパンフレットには、テーマが余り重く受け取られないよう、復興と鎮魂という言葉ではなく、パンフレットの表の方に、済みません、小さい字になるんですけれども、「深い祈りと未来への願いを」ということで復興と鎮魂ということをあらわした次第でございます。  仙台七夕まつり協賛会といたしましては、例えば市民広場を会場に、震災から復興へ向けた願いを発信するために短冊書きでありますとか七つ飾り制作を中心とした企画、あるいは、こちらはウェブサイトになりますけれども、世界各国から願い事を募集するような企画の実施など、具体に復興と鎮魂ということしのテーマを具現化するための取り組みを展開しているところでございます。  また、本市といたしましても、100万市民に気軽にこの仙台七夕まつりに参加いただけるよう、市民センターや児童館あるいは区役所、勾当台公園の七夕会場に笹竹を用意いたしまして、訪れる市民の方々に願いを書いていただけるように準備を進めているところでございます。ちなみに、笹竹につきましては、まだ数字としては固まっておりませんけれども、おおむね250から260カ所程度置いていただけるということで今準備を進めているところでございます。 19: ◯大槻正俊委員  全体のイメージとしては理解をしました。たまたま今の資料にはそういうふうに余り出てこないと。でも、ことしは来たいという人の思いからすれば、やはりそういうのもちらちらと見せないと、何だ、せっかく来たのになという思いもあると思うので、そういういろんな声に幅広くこたえられるというのも大事なのかなと思います。  どうしてもこれだけは、今度の七夕のこともあるし、これからの仙台の五大祭りとかということからすれば聞いておかなければならないんですが、人出の想定は、今回の六魂祭の場合、どういうふうに考えたのかということだけ聞かせてください。 20: ◯観光交流課長  人出の予想についてでございますけれども、六つのお祭りが一堂に会して披露するというイベントをこれまでも開催したことがなかった、初めて開催したということもございまして、なかなか判断材料を持ち合わせていなかったということもあり、実際にどの程度の来場者があるのか、なかなかつかむことができない状況でございましたけれども、例えば定禅寺通を使用いたします仙台七夕まつりの星の宵まつり、ことしは中止になりましたけれども、そのパレードが平成21年の開催のときは3日間合計で6万3000人という人出でございました。また、仙台青葉まつり、本祭りの際の山鉾巡行などの時代行例でございますけれども、昨年、平成22年は定禅寺通の中の数字といたしまして約3万5000人という数字がございました。これらの定禅寺通を利用した祭り、イベントの数字を参考にしながら、1日当たり5万人程度、期間を通しまして10万人と見込んだところでございます。 21: ◯大槻正俊委員  それはわかりました。あえてこのことだけは厳しく言っておきますが、地下鉄については死者が出てもおかしくない状況。落ちた人までいたんですが、柵があったので助かったりもしました。あと、全体的に押されていても柵があったりしたので助かりましたが、階段では本当に今にも将棋倒しになってもおかしくない、小さい子はもうつぶされそうだったというのを実際に聞いていますし、そのように何人からも私のところにもじゃんじゃん言われました。ですから、地下鉄での対策はよく見えないだけに、定禅寺通など地上は結構見えますけれども、このことだけはくれぐれも対策をすべきだと。これからのいろんなお祭りも含めて死者が出てからでは遅いわけですから、これだけはやってほしいと思うんです。例えばその日のそういう状況の中で、私もこういう状況になっているということを含めて観光交流課に2回ほど電話を入れました。きちんと留守役も配置をしていたということも含めて、何もしていなかったわけではない。これについては私も知っています、皆さんが取り組んできたというのは。ただ、そういうところにもっと目配りをしないといけないのではないかなと思うんですが、いかがですか。 22: ◯観光交流課長  まず地下鉄の件につきましては、交通局とも事前の協議的なものは 行っておりましたけれども、やはり結果といたしますれば、来場者の予測が非常に甘かったということに尽きるのかなと思っておりますけれども、混雑対策も含め誘導や警備が十分でなかったということは我々として深く反省をしなければならないと考えております。こうした面におきましても、教訓といたしまして今後の取り組みに生かしてまいりたいと考えているところでございます。 23: ◯大槻正俊委員  先ほど教訓なり総括なりは佐藤委員がお聞きになりましたから、私としてはちょっとまとめていきたいと思いますが、一方で、これは皮肉でないですよ、見られなかったり混雑したのであきらめて早く帰った人たちもいるんですね。具体例を挙げないとわからないと思いますから挙げますと、例えば西多賀商店街では、もうあきらめて中心部で飲食しようと思ったけれどもしなかった、じゃあそこで食べていこう、飲んでいこうということで結構にぎわいもあったんです。だから、やっぱり祭りをやるということはそういうにぎわいも出てきますから、いろんな効果、中心部だけの効果でなくて周りの効果も出てくるんだなと思っています。  いろんな声を聞きますと、今の地下鉄のようなことは反省しなければならないんですが、おわびするくらいなら来年以降ぜひ頑張れというふうにもかなり聞いています。ですから、いい面もですね、六魂祭の趣旨自体は物すごく尊いことですから、ぜひそれを前面に出して来年以降もやるべきだと私は思います。  特に、今回6県が出たわけですが、今まで全然メジャーでなかった福島のわらじまつりも少しメジャーになったりしましたけれども、それはそちらからすれば非常に喜ばしいことですからいいんですが、例えばもっとほかの、参加してみたいという東北のあちこちの隠れているようないいお祭りなども、紹介してあげるのでなくて参加すると。あと、地域の産物を育てるということで言えば、物産の市みたいなものもきちんとつくってやると。私はぜひ仙台で観光特区を目指せと言っているくらいですから、しっかり頑張ってほしいと。今回、七夕パレードのように、定禅寺通ちょっとだけでなくて市民会館の方までやれば、もう少し人も分散してよかったのかもしれないし、二番丁通であれば結構歩道のキャパもあるので全然違ったと思います。そして、どうせやるならねぶたもミニサイズじゃなくて、回せるところでねぶたというのは生きてくるわけですから、そういうこともぜひやってほしいなと思いますけれどもいかがですか。 24: ◯経済局長  まず最初に、今回大変な数のお客様がいらっしゃるということで、地下鉄のお話がございましたけれども、実際私も現場にいたところ、どんどんいらっしゃる方と、あとは、定禅寺通や市民広場がいっぱいになったために、あきらめて例えば一番町商店街とかいろいろまちに分散されていった方、あるいは今西多賀の方に戻られたということなんですが、つまり地下鉄を通って帰られた方といろんな人込みが交錯しまして、いらっしゃる方と帰る方で地下鉄の構内でちょっと危なくなったとか、その後、入場制限も帰りはしたわけでございますが、そういういろんなことが起こったわけでございます。これらのことについては私どももちょっと想定していない部分がたくさんありまして、今回の運営における課題というのはきちっと経験として残しまして、それに対応できるノウハウをきちっと積んで、今後の七夕なりこのようなイベントに生かしていくということが一つあると思っております。  また、今御指摘のように、経済効果というのは相当程度、仙台地域にもあったと思っておりますし、ごらんになった方々の感想としては、今回例えば竿燈を見た、ねぶたを見た、今度は本物を見てみたいといった声もございました。また、ほかのお祭りも自分はよく知らなかったけれども、結構すごいいいものだということを感じたという御意見もございました。そういうことがありますので、今回のイベントは元気を発信するという意味でも一定程度目的は達成できたのかなとは思っているところでございます。  今後でございますけれども、今後の開催につきましては、ぜひこれからも継続すべきという御意見もございますので、そういうことも含めまして市長などとも相談をしながらこれから考えていくことになるわけでございますが、そういう部分におきましては、ほかの都市の御理解と御協力は当然必要なことではございますが、さらに魅力のあるものにしていくといった意味では、今お話しいただいたほかの祭り。これは、パレードパレードの間では例えば南三陸町の踊りをやったり、そういうことも一部組み合わせておりますので、さらにそういうのを例えば拡大をしていくとか、最初に申し上げましたように、まだ物産ブースなども非常に少ないといったこともありますので、各県の魅力をそういう意味でも発信できるようなものを足すとか、そういうことも含めまして、今後の実施に当たりましては今の御提案なども含めまして検討してまいりたいと考えてございます。 25: ◯大槻正俊委員  ぜひ頑張ってください。  もう一つの追加資料の中で牛肉の話が出ています。牛肉に限らずですが、今回の原発の事故で、原発というのは本当にリスクを伴うものであるということがもう全国民共通の理解になったと思います。そういう中で、国と自治体の役割分担をきちんとして取り組んでいく。これは物すごく大事なことだと思いますから、もうここに出ていますから余り言いませんが、ぜひ頑張って取り組んでほしいと思います。  一つだけ申し上げておきたいのは、今後のいろんな変化にも対応できるようにしてほしいということなんですね。例えば福島の私の実家があるところでいえば、シイタケを例にとりますと、月ごとに出荷していいですよ、今月は出荷してだめですよ、こんなふうになってしまっているんですね。これはもう農業にかかわる人からすれば大変だし、あと農政にかかわる人からすれば本当に大変な話だと思うんです。ですから、言いたいことは、これから先、もちろん被害が拡大しないように国もしっかりやってほしいんですけれども、不幸にして数値が仙台でも上がってきたとかこの周辺でも上がってきたという場合に、農産物の流通の対策とかいろんなことについてすぐに対策をとれるように、本当に残念なことではありますけれども、備えておいていただきたい。そういう覚悟もしておいていただきたいと思うんです。このことをやっていかないと、農業をやる方、畜産をやられる方、仙台の中でも少ないですけれども水産業の方もいらっしゃいますが、そういういろんな一次産業の方にとって大変な問題になる。そして、風評被害対策もきちんとやらないと、例えば、横浜市に文句を言っているわけでないんですが、横浜市は福島県の農産物は一切学校給食に使わないということになっているんですよね。そうなると、例えば私からすれば檜枝岐村とかあんなところは食べられるんじゃないかと思うんです、会津のとか。でも、そうなってしまっている。ですから、くれぐれも一次産業の人たちが大変にならないような、そして結局消費者もめぐりめぐって大変になってくるわけですから、この対策だけはきちんとしてほしいなと思いますがいかがですか。 26: ◯経済局長  まず、農産物の安全基準がまだきちっと出ていない部分がございます。こういう部分につきましては、国ですべての品目等について明確にする必要があると考えておりまして、これらにつきましては県などとともにきちっと国に対して働きかけてまいりたいと思っております。  例えば検査ということになりますと、基本的な枠組みとしては、県全体で安全が確保される検査体制が重要であると考えてございます。例えば市場につきましても、食肉では仙台の市場もございますが県の米山の市場もございますので、仙台だけきちっとやっても全体といったようなことがございます。そういう部分については、宮城県と連携を図りながら、体制の構築につきましては私どももできる範囲できちっと協力してまいりたいと思っております。  なお、仙台地域におけるさまざまな農産物の風評被害もあると懸念されておりますので、私どもとしましては、現在、野菜等につきましてまず市独自で検査をするということも含めましてJAと協議しているところでございます。そのような情報収集、あるいは安心情報としてきちっと市民の方々に伝えられるような体制をまずとっていきたいと思っております。  また、今御指摘のように、さまざまな今後の展開によりまして被害を受ける農業者の方々が、それぞれの分野でございます。そういう部分につきましては、将来、東電あるいは国からの補償を受けられる部分もございますので、現在、売買などの記録につきまして個々の農家におきましてきちっと保管をするようにといった指導もさせていただいているところでございます。今後とも国、県、あるいは今もうJA仙台や全農などと随時意見交換をしながら進めておりますが、今後ともそのような密接な関係を構築しながら適切に対応してまいりたいと考えてございます。 27: ◯池田友信委員  それでは、六魂祭に絞りましてお伺いします。  これだけの大きなイベントですね、私の記憶ですと50年くらい前ですかね、1回、私の若きころに実は県庁前で東北6県のお祭りがあったんです。ですから、前にも経済局の中でこういうお祭りがあったのをぜひ復活したらどうかという意見を出させていただきましたけれども、こういう機会にこうなったということは私は大変意義があるし大変大きな成果があったと思いますが、反省点と問題点もあったと。それは、こういう常任委員会のときは、できるだけ共通の理解をする意味でも、総括をしたものをちゃんと表現して、そして共通の認識にすべきだと思います。したがって、成果はどういう成果があったのかということとか、あるいは問題、課題は何なのかと。先ほど課題の件とか総括の話などがあったんですけれども、はっきり問題としてこれが問題だったということを示しておかないと、次開催したりこれからつなげるに当たって、その問題というのはじゃあ十分対応できたのか、あるいは解決できたのかということがやはり進んでいかないといけないですから、私は問題の方の位置づけとか整理が大事だと思うんです。  成果としては、6県が大変なこの震災の中で一堂に会し、そして震災に対する復興のこういった気概ができたということは私は大変大きな成果だったと思いますし、36万6000人という人が集まったということも、これも大変な成果です。これは問題じゃないんですね。余りにも予想外の人が来て問題だというのではなくて、問題は、そういう人が集まるかどうか、先ほども予想の話があったと思うんですが、私は予想は当て外れがあると思うんです。しかし、予想を超えても大丈夫なような警備をしたのかどうかという問題が問題なので、だから予想が外れたからいいか悪いかじゃなくて、問題は、そういった予想外のことかあっても大丈夫なような体制があったのかということ、あるいはその問題に対してどういうふうに位置づけをしているんだと。私、先ほどの論議も含めてあれなんですが、会場の部分だけが視点になってはいやしないかと思うんです。当然36万6000人が集まれば、先ほど言った地下鉄の状況、それから駅の問題、そういう中で市民からいろんな意見を聞きました。警備が全然なってないと。駅の警備だけに任せているのかと。こういう状況を私は非常に問題だと思うんです。  したがって、成果はあるけれどもその問題の中に、私は明石の問題は一番何だったのかといったら警察の方の警備体制ですよ。ほとんど警備がちゃんと対応していなかったということの問題ですからね。ですから、今回の中でも私は、人数が多くて、こういうふうな形で開催されたということはいいんですが、一つは中止をせざるを得なかったところが問題だと思うんですね。せっかく集まって見られなかった、出演もできなかった、中止せざるを得ない状況があったと。こういうところについて、じゃあその問題はどう反省するんですかと。それはもう計算の会場の体制状況を含めてまずかった、予想外だったということでしょうし、私はぎゅっと絞れば警備だと思うんです。警備関係が本当にどうだったんですか。この辺の警備関係はどこが中心になってやったんですか。 28: ◯経済局長  今回は私どもの全体のコンセプトにつきましては、仙台市や商工会議所、そして各都市が調整をしながら基本的なコンセプトをまずまとめたという経緯がございます。  経緯をちょっと御説明させていただきますと、まず当初、市民広場及び仙台市役所の前庭でやるといったようなことから発想としてスタートいたしました。ただ、いろいろなお話を各都市とまとめていく中で、どうしても踊りの関係はやっぱり流しということをせざるを得ないということで、そうしますとやはり通りを使うのがよいだろうということで、通りを使うということを次の会場に加えたということで検討いたしました。ただ、一番大きな通りを使うというのは、先ほど申し上げましたように青葉まつりでございますけれども、二番丁通と定禅寺通を全部封鎖するとなりますと相当の警察の警備体制が必要になります。あるいは交通の封鎖ということもございます。ただ、現在、県警におきましてはまだ被災地の方の業務も非常に残っておりまして、警視庁も含めまして他の県警からの応援もいただいている中で、相当の警備を割くわけにはいかないといった御事情がございまして、私どもとしては、逆に言うと、それほどたくさんの警察の御協力をいただけない前提で、一定の限られたスペースで効率的にやることを基本コンセプトにしたという状況がございます。それに沿った警備員の配置を考えたわけでございますが、具体的には、私どもは役割分担の中で今回は民間資金を活用せざるを得ないといったところがありましたので、広告代理店等で運営の具体の詳細の部分についてはお願いをするといった対応をした部分がございました。警備につきましては、確かに会場周辺の警備だけでなく、結果を考えれば、駅、駅も勾当台公園だけではなく例えば地下鉄の仙台駅とか、そういうもう少し幅広い警備についても我々としては考えなければならなかっただろうと思っております。  もう一つは、私ども、会場を三つ用意したために人が一定程度動いていただけるものという、ちょっとこれは甘い予想がございました。ところが、その動いていた方も結果的にはパレード会場に戻ってくるという人の流れが起こってしまいまして、その結果、パレードの会場である定禅寺通周辺に大変な人が集まった結果、先ほども御指摘があった相当怖い思いをされたといったようなことがあると思っております。こういうことを予想していれば、その周辺も含めてもう少し幅広いところに警備員を配置するなど、もっとすべきことがあったのではないかと反省しているところでございます。 29: ◯池田友信委員  各都市でやっているほとんどのお祭りは観客を動かさないんですね。だから、観客に動いて見てもらうというやり方は警備上非常に難しいです。お祭り側が動いて観客の方に見せていくと、観客は動かないという警備体制をしないと混乱します。大混乱します。したがって、そういう意味での観客の動線というのはやっぱりつくるべきではないと私は思いますね。ですから、お祭り側がどのように動いていって満遍なく見てもらえるかという流れをするための警備体制をするということで考えていかないと混乱しますし、ましてや、今回、警備は震災の関係でほかの県からも警察関係は応援をもらって、震災のための警備体制というのが重要であって、そういうことは初めからわかっているんですから、そういう意味では、民間のいろんな警備体制の方とかいろんなボランティアを含めて、どういうふうに動員をして警備に当たらせるかという計画がもう少ししっかりしなければならなかったんじゃないかなと思います。ぜひこれは、次やるところ、あるいはもう1回ここでやるのかあれですけれども、願わくばやってPRしていただきたいし、またそれなりに楽しんでもらえるような、そういうことでするためにも、ぜひこれは率直な反省をしましてやっていくことが必要だと思います。  その中で、やっぱり先ほど佐藤委員からも話があったように、市長がいないということは私も残念ですね。6県が集まってこれだけやることがわかっているんですから、ぜひそういう意味では、確かに30周年のあれで行くということもあるんでしょうけれども、ぜひ市長もいて采配を揮わないと、こういった中止になったり、あるいはこういった形で問題が起きた場合に対して、そこの責任者、長がいないということは、これはやっぱり私は非常にまずいのではないかと思います。  それから、今後、問題を整理して課題をつくって、これからの課題の中でいいものをつくっていただきたいし、いい行事としてやっていただきたいと思うんですが、警備関係も含めて企画が業者関係に任せっきりになっていたような嫌いはどうなんですかね。やっぱり仙台市が主催としてもう少し企画を練っていかないと、企画会社だけに任せるということは、どうも聞くところによると、そういう企画関係が、こういうお祭り関係が得意な方なのかどうなのか、私がいろいろ聞き及ぶところによると余り得意じゃないんじゃないかと、専門的な業者さんの話から聞くと。ですから、そういう意味ではその辺も含めて反省すべきでないかなと私は思います。  特に大きな明石のような事故が起きずに、ある意味ではほかから来た人たちが非常に冷静沈着にあの駅の混乱の状況の中でも対応している市民性、県民性、地方性というか、そういう人たちの性格が非常に幸いして大きな事故にならなかったということは私もほっとしているところですが、とにもかくにも大きな六魂祭がこういう形でできたということは大変大きな成果でありますから、率直に問題点を受けとめてぜひ次につなげていただきたいと思います。 30: ◯委員長  ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がありましたらお願いいたします。 32: ◯西澤啓文委員  経済局の方にお伺いしたいと思うんですが、3月11日の発災以降、特に若林区、宮城野区の沿岸部で、当然、住居地域もそうだし工業地域もそうだし、それから商業もそうだし準工もそうだし、さまざまな面積が今回津波でやられて使えなくなっているところ、あるいは、当然、市域内でもあの震災の被害によって使えなくなっている事業所とかが結構あると思うんですが、その辺については今現在どのぐらいあると経済局の方で把握しておられますか。 33: ◯経済局長  工場全体としては把握しているわけではございませんが、732事業所につきまして、例えば建物被害があった事業所としては、ヒアリングの中では732社中439事業所と回答いただいております。また、設備被害があった事業所は366事業所という回答をいただいておりますが、そのさらに具体的な被災の部分というところまでは、恐れ入ります……、という状況でございます。 34: ◯西澤啓文委員  済みません、通告していなかったので申しわけありません。  なぜお聞きしたかというと、これは経済局だけの課題ではなくて都市整備局も絡むんですけれども、実はこの4カ月がたってくる中で何人かの経営者の方等からの御相談もありまして、そういう問題があるんだなと改めて自分なりにも今勉強させていただいているところだったんですけれども、要は、本市、昨年にちょうど都市計画の見直しがあって、5カ年の計画を昨年度まとめて、ことしの3月までにということでやられてきたと。その考え方の基本にコンパクトシティという考え方があって、新しいものを抑えよう抑えようという前提での都市計画であったということであります。  ところが、今お聞きしたように、実は沿岸部において相当工場なども立地されていたり、あるいは事業所、倉庫、そういうものをやっておられる方がたくさんおられたんですが、今回被災されたことで、例えば従業員の車も流されてしまったりして物すごい被害を受けて、従業員の皆さんもそこではやりたくないというようなお話も一方で多分聞こえておられると思うんですけれども、そういった皆さんが例えばじゃあ新しい土地に移ろうとしたときに、その用途に見合う土地の面積がないんですよ、仙台市域内に。ないんです。それは、もう二重債務とかさまざまなことで自力では無理だという方々はこれからでしょうけれども、しかし、社員を食べさせていき、自分たちも頑張ろうと思っている経営者の方にしてみると、そういう用地を早目に自分で求めたり、あるいは、そういうところに立地をして、早くいま一度事業を始めたいという方も実は一方でたくさんいらっしゃるんです。ところが、現時点で工場を立地できる場所と考えたときに、例えば松原団地の本当に一部あるいはパークタウンの一部、極論ですけれどもそういったところしかないわけです。そうするとどういうことが起きるかというと、そういう工場の方々は仙台市域内でだめだから市域外に出ていこうと、当然そういう動きになっていくわけで、そうなると産業の空洞化がさらに進む。  仙台市は御案内のとおり、製造業等の2次産業が多分政令市の中では最低レベルに近いぐらいパーセンテージの低い都市になっています。ということは、固定資産税などの収入の面、これからのことを考えてもそういうものが一番見込める部分が弱い都市構造になっている状況にあるにもかかわらず、今、そういうものが流出する可能性、危険性があるという現状にあるわけです。そうしたときに、本市もそうですし、復興ビジョンを考えておられる、あるいは県、あるいは国もいろいろと考えていただいていますけれども、もう10月、11月以降、さらには来年みたいな話をしておられる。全体の中ではそれでよろしいかと思いますけれども、そしてさらに今の話をしていく場合に、宅地もそうなんですけれども、国の方の予算が、裏づけがないので国の方の返事待ちでというお話ばかり聞くんですけれども、この今お話ししている話は、実は本市と部分的には県と、金をかけずにその間での調整で変更というのは可能な話なんです。ですから、これは市の方で進めることができる話ですけれども、しかし、先ほど一番最初に触れましたけれども、都市計画の今までのありようというもののコンセプトから考えると、都市整備局の方でイニシアチブをとってこの話を進めるということはちょっと難しいというか、ちょっと考えるのができないんだろうなという思いがあります。  そうすると、先ほどお話しされた、経済的な施策の中で本市の力というものを維持する、今後に向かって発展性を持たせる、経済の活性化を図る、そのことによって都市経営をよりよくしていくという立場に立った経済局のようなところがイニシアチブをとってそういった施策を進めていくのが僕は必要だと思うし、そこがイニシアチブをとりながら関係局と調整をしながらそういうものにこたえていく。僕は、早目にそういう体制をつくられて、それで一つの基準が必要だと思うんです。例えば乱開発につながるようなことではだめなので、例えばどこかの工業専用地域があったら、その隣地があって近所に住宅等がなければそこならば認めますよとか、あるいは、倉庫などでも荷おろしでそういうのがありますけれども、例えばインターから2キロ以内ならいいというような基準がある。そういった基準内においてそういったものの緩和という措置を講じながら、本市内にそういった企業の移転を、誘導とまでは言わないまでも、できますよというお話ができる環境を整備することは僕は早急に必要だと思っているんですけれども、この考え方についての御見解をお伺いしたいと思います。 35: ◯経済局長  御指摘のように、東部地域におきまして工場等が被災したという状況は相当の事業所においてあると私どもは把握しております。とりあえずは現地復旧に対する補助制度を創設しましたが、そこにはいたくないといったようなお話があった場合にはこの制度も使っていただけませんので、そうした場合に市外移転を防止するためには、御指摘のように市内のどちらかに土地を用意するということは非常に有効であるとは思っておりますが、その土地をどの程度にするかとかどのあたりにするか、今、既存の工業専用地域あるいは準工業専用地域を少し拡大するとかそういう御提案もいただきましたけれども、その部分につきましては、同時にどの程度の要望があるのかという把握も必要かと思っておりまして、私ども、工場関係にかかわらず、企業の方々にアンケート調査をする予定でもございますので、そういう中でニーズも把握しながら、ある一定程度必要になるということも想定しておいて、主体的に都市整備局や復興本部などとの調整もしてまいりたいとは思っているところでございます。 36: ◯西澤啓文委員  私が申し上げているのはその逆で、皆さんの方からこういう考えがありますけれどもいかがですかと聞く方が、アンケート調査で行って来いやっていたら時間ばかりかかって、結局10月、11月になっていくと思うんです。そうじゃなくて、今検討に入っています、そういう御要望のある方はというようなことで聞く方が私は早いと 思っているんです。そうすると、隣地でどのぐらいの土地が必要だということがあると──今すぐ必要な方もいるし来年必要な方もいるので、それをアンケートしても多分物すごい長い話になってしまうので、やはり今再生しよう、自分で努力してやろうとしている人たちに対して手を差し伸べる施策として、私は非常に経済局が取り組むべき課題の大きな課題の一つだという思いがあるもので質問しているものですから、ここはぜひ考えていただきたいと思います。  よく僕も担当の方とお話しするんですが、例えば10何年前にも質問したんですけれども、本山製作所が移転されるときにも仙台市域内に誘導すべきだと。将来の固定資産税の収入やさまざまなことを考えたときに、再開発で駅をつくられるときにこの製造業をあそこでどうしても移転ということなのであれば、それは市域内に移すべきだと。そのことによって将来の税収につながるんだから、そういう都市経営の感覚を持つべきだというお話をしたときに、仙塩広域圏という考え方がありますと。答弁書に残っていますからね。仙塩広域圏という考え方の中で、仙台市域内であってもその広域圏内に移転する場合には、それにどうこうということはという考え方をお示しをされたんです。今、そういうことを言っている状態じゃないと思うんです。外からの企業の立地に対して、あるいは、さっきお話しになったようにそこでの再生については手を差し伸べておられるんですけれども、その中での移転に対してとか、あるいは、今のところで一部の被災だけれどもさらに事業を拡大したいというときには、事業拡大ですから雇用にもつながりますし、またさまざまな設備投資にもつながるので、そういう場合も対象にするとか、もう少し大きい、仙台市にもっと企業が来てみたい、あるいは市域内にいたいと思うような目に見える施策を僕は打ち出すべきだと思うんです。それは、副市長をトップにしてでも都市経営委員会のようなものをお考えになって、その中で議論していって、そういうものについては、一つの基準と申し上げましたけれども、隣地であれば考えることは可能ですので、まずは最初から出して見てくださいと、ここに行ってみたいんだけれどもというようなことを。そういう形での早く対応できるような考え方というのは持てないものでしょうか、お伺いします。 37: ◯経済局長  私どもの経済という観点だけを考えれば、確かに一定の工場用地を多くすることによって市内の移転──市内の移転については、私ども助成制度を持っているくらいでございますので、土地をある程度確保するといったことは経済的施策という観点からは望ましいものだとは思ってございます。ただ、それに向けては、仙台市全体のまちづくりの関係とかいろいろな環境の関係とか、そういうところと調整をする必要が当然出てまいるわけでございまして、その段階で一定の妥当性なり必要性といった部分をきちっと積み上げるといった要素も必要でございますので、そういう調整は今後必要になるかとは思いますが、経済の施策という観点からは、関係部局に対して私どもからそういう観点を 持って主体的に動くということは庁内的にはやってまいりたいと考えてございます。 38: ◯西澤啓文委員  ありがとうございます。それで、土地は自分たちで購入するという前提ですから、自力でやるというお話で。そういう場合、ですから市の方に土地も出してくれとか云々という話は全くないので、そこはぜひお考えいただきたいのと、未曾有の災害であったということで、ほかのものもすべてそうなんですけれども、申しわけありませんが、これまでに積み上げてこられたさまざまな基準というのは、平時の際の基準をすべて皆さんが適用されざるを得ない環境にいらっしゃるということは、実はあらゆるものを一歩早く進める上の阻害要因になっていることは、多分運用している皆さんの方も感じておられると思います。ですから、やはり未曾有の災害だったんだ、だからこのときは、このときだけでもいいので、そういうことを考えるという姿勢を早く示していただくことが僕は大事だと思うので、ぜひその辺御検討を進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。終わります。 39: ◯大槻正俊委員  1点だけにしますが、この間、市民の皆さん、いわゆる電力が不足するということで、例えばゴーヤを植えたりアサガオを植えたりという身近なことから節電をするとか、そういういろいろなことを取り組まれています。ただ、当然これらは新しくエネルギーをつくるという話ではありませんので、何としてもこれから再生可能エネルギーをきちんとつくっていかないと、私たちの生活は展望が出てこないわけです。今、再生可能エネルギーにしても新エネルギーにしてもそうですが、国で全然法律もつくってよこさない、お金もよこさない。私はさっきも言いましたけれども、本当に被災地というのを忘れているような国会の状況ですけれども、それでもやっぱり自治体は市民がいますから頑張っていかなければならないわけです。  そういうことからすれば、二つ申し上げますが、一つ、前にも言いましたけれども、例えば再生可能エネルギーの中で太陽光ということで言えば、児童館だ、学校だ、これから新しくつくったりしなければなりません。あと、全面的に復旧しなければならない。そういうときにきちんと導入をしていく。これをもう何としてもやるという構えでやっていかないと、つくってからやっぱりやればよかったという話にはならないので、これを徹底をしていただきたい。これは市全体でもそうなんですけれども、きょうは常任委員会ですから、ぜひ環境局の方から全庁的にこれはしっかりやろうということでさらにやってほしいと。  あともう一つは、この再生可能エネルギーについてどういうふうに市民協働でつくっていくのか。あと、大学、企業の協力も得てつくっていくのか。これらについてもうさまざま努力を始めないといけないわけです。国もそういう方向に、これだけは少しいい方向だと思いますが、そういう方向にかじを切っているわけですから、ぜひ仙台市の将来のエコタウンづくりに向けても今どのぐらいの取り組みを始めているのか、どのようなことをやろうとしているのか、準備しようとしているのか、まずきょうはこの辺のところについてだけお聞きをしていきますので、お答えをいただきたいと思います。 40: ◯環境局長  実際のところ震災の復興ビジョンの中で議論されていることでございまして、現実的には環境局それ自体がこのビジョンについて直接的にかかわっている状況ではないのでございますが、環境局なりの立場で小林環境局次長の方から御答弁を申し上げさせていただきたいと思います。 41: ◯小林環境局次長兼環境部長  ただいま局長の方からお話し申し上げたとおりでございますが、御承知のとおり、3月11日の地震と津波によりまして多くの原子力発電所、それから火力発電所が稼働停止していることに加えまして、福島原発の事故の問題も重なりまして、安全性や持続可能性の観点から太陽光あるいは風力などの再生可能エネルギーの大量普及の動きというのが加速化しております。本市におきましても、震災復興ビジョンにおきまして新次元の防災環境都市というのを掲げまして、災害復旧、復興、そしてこれからの発展に向けましての電力の確保というのが重要であるという認識をしておりまして、大学や地元企業との連携によります再生可能エネルギー関連産業の振興でありますとか、地域経済の活性化あるいは省エネルギー環境先進都市の構築を目指しましょうということで、自然エネルギーの利用促進を図っていくこととしております。  どういうことに着手しているかという御質問でございますが、これまでこの震災以降、各局に企業の方からメガソーラーなどの提案がなされていると聞いておりますが、そのレベルは非常にまちまちでございます。しかも、ほとんどがその実現には電気の全量固定価格買取制度の法案が成立しないとだめだとか、関係法の規制緩和がないとだめだとか、それから資金調達、事業が成り立つかどうかなど整理検討すべき課題もございまして、現在、その辺のところを情報収集、それからワーキンググループとか各局におきまして議論をし始めているという状況でございます。  今後、規制緩和や必要な助成など国への働きかけを行う必要があると考えております。また、民間資金の活用とか地元企業との連携なども念頭に置きまして、現在策定を進めている震災復興計画の中で方向づけがなされるよう、私どもとしては経済局の方とも連携を図りつつ提言をしてまいりたいと考えております。  また、先ほどの学校等の太陽光発電システムでございますが、57施設中、震災とか老朽化もありまして現在17カ所が停止をしております。そのうち中野小とか東六郷小とかはほとんど全損の状況でございますが、教育局や財政局等とも調整をいたしておりまして、まずは、自立防災型ではないものですから、それでもまず直せるものについては直して、そして電力供給が当然晴れていればできますので、学校等施設の補修が済み次第、費用対効果も考慮しまして故障している太陽光発電システムの修繕に順次着手してまいりたいと考えております。  それから、現在学校等に設置しているものにつきましては先ほど申し上げましたとおり自立防災型ではございませんので、先ほど委員も御指摘ございました学校等の新設に当たりましてということもありますが、新設、既設を含めまして、停電時にも一定程度電気が使えるような自立防災型への導入につきましても、震災復興計画の議論の中あるいは各局での取り組みの中で一緒に検討を進めて、その方向で考えてまいりたいと考えているところでございます。 42: ◯委員長  ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43: ◯委員長  なければ、これをもって協議会を閉会いたします。...