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  1. 仙台市議会 2010-10-21
    総務財政協議会 本文 2010-10-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                              開会 午後1時37分                              閉会 午後2時07分 ◯委員長  それでは、引き続き協議会を開会いたします。  消防局より報告願います。 2: ◯消防局長  消防局から、資料2に基づき救急活動支援医療チーム運用開始について御報告させていただきます。  救急活動支援医療チームは、災害時医療の知識、技術を有する医療機関の医師、看護師等で構成され、複数の重傷者または多数の負傷者が発生した事故等消防局救急車で出場いたします。救急現場では、救急隊と連携し、医療救護活動重症度判断するトリアージ医学的助言などの活動を行い、救急隊消防隊救急救助活動を支援していただくものでございます。  運用開始は、11月1日、月曜日を予定しております。  協力をいただく医療機関は、東北大学病院仙台医療センター、東北厚生年金病院の3病院でございます。また、市立病院からはドクターカーとして出場していただくこととしております。  なお、支援医療チーム消防連携等を確認するため、来週、10月27日、水曜日に研修及び連携訓練を予定しているところでございます。  詳細につきましては、お手元資料を御高覧いただきたいと存じます。  以上でございます。 3: ◯委員長  ただいまの報告に対し何か質問等はありませんか。 4: ◯花木則彰委員  これは、仙台ではありませんけれども、例えば鉄道事故とか脱線で多数の負傷者が出た事故などが起こったときの対応が想定されていると思います。医者現場に運ぶのは当然だと思うんですが、そうすると、そういう医者たち活動するスペースというか場所なり、あるいはそれに必要な機材等も同時に用意をされているということでしょうか。 5: ◯救急課長  まず、安全の確保かと思いますが、救急現場においての活動ですけれども消防局現場指揮本部長指揮下活動していただきますので、消防局が安全を確保できる範囲活動することになります。救急現場の中でも危険が排除された活動スペースにおいて救護活動を行っていただきます。がれきの下での医療とか閉鎖空間での医療は原則として行わない予定としております。  それから、資機材につきましては、消防局の方からヘルメットあるいは共通のベストを用意させていただきまして、あと救急バッグというものを用意しております。そのバッグにつきましては、それぞれの医療機関で準備する薬剤を入れていただき、使用した都度、消防局の方で補てんするという形をとっております。 6: ◯花木則彰委員  時々私も救命救急学会などに出させていただいて、大きな事故が起こったときの対応をどうしたかという経験お話や、あと、そういうための装備等について見せてもらったりしたこともあるんですけれども防災訓練のときに、空気を入れて治療あるいは対処ができるようなテントを立てたりしますね。要は、事故が起こるときに、夜なのかあるいは冬なのか、雨が降っているのか雪が降っているのか、いろんな場合が想定されるわけで、ほかの病院ドクター方々を運んだだけでは実際には救急処置ができないというか、活動をするためのスペースを確保してあげないと、バッグだけ持って薬剤だけ持っていけといってもちょっと難しいんじゃないかという気がするものですから、やはり協力をしていただきながらチームをつくって派遣をしようということであれば、それに必要な、そういう意味での資機材といったものの充実も必要なのかなと思うんですが、いかがでしょうか。 7: ◯救急課長  医者の任務の中にトリアージを予定しておりますが、当然トリアージを行う上でそういったテントが必要になります。このテントについてはエアーテントと称して各消防署の方に既に配置しておりまして、ドクターカーが先行して出場し、現場指揮隊も出ますので、医療チーム先生方が到着するころには、応急救護所というか、一時トリアージテントが完成しているという状況になろうかと思います。 8: ◯花木則彰委員  せっかくつくるわけですから、事故が何回か積み重ねられてやっとよくなったというのではなくて、11月1日から運用開始をしたと、その後に出動が必要な事態が起こったときにやはりちゃんと準備されているように、ぜひそこら辺についても必要なものはちゃんとそろえることも含めてやっていただいた方がいいかなと思います。これは要望です。 9: ◯委員長  ほかに質問等はありませんか。
                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 10: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がございましたらお願いいたします。 11: ◯鈴木繁雄委員  実は、昨日の新聞報道で改めてこの問題の大きさというものを感じたわけでございますけれども、これは議会の件でございますけれども地方議員年金廃止ということが新聞報道されました。全国議長会の方からも議会の方には連絡というか回覧が回りまして、その動向を私どもも知ったわけでございます。議会のことは議会でやっていただきたいと、そのようなお顔をして総務局長もお座りのようでございますけれども、実はこれはいろいろな問題があって、ただ単に議会のことはどうぞ議会でやってくださいというわけにはどうもいかないような部分がございます。この新聞によりますと、廃止に伴って自治体負担する保障費用は大幅に膨らむ見通しであるという報道がなされております。それぞれに我々議会の方も解決しなくてはいけない問題もありますけれども、実はこれは議会の方で解決する問題というのは単に判断をすることだけなんです。それと、いわゆる議会側として要望するだけということなので、これを受けとめる側は行政側なんですね。そういうことで、この辺でどのような御対応、御認識を持ち、またどのようにこの議会というものをとらえておられるか、さまざまなことがあると思います。  我が会派でも日ごろからこういう問題をいろいろお話ししているわけですけれども報道の方でも、これは国民負担が大変であるから廃止をするということだけで、いわゆる国民負担の分だけが報道されるんですね。それで、私ども議員年金というものはそれぞれにいろんな問題があったと思います。私は議員になった瞬間に、議員年金とはさまざまな問題があるぞと。大体、重複年金というのは議員年金だけなんですね。あと重複年金というのは日本の年金制度の中でありませんから。しかし、その重複年金という問題も感じながらも、議員になったらこれは法的に掛けざるを得ない、強制的に。現実報道の方でもこういう報道がちっともなされない。国民負担はよく書かれるんですけれども、私ども議員掛金が幾らだと。毎月9万8000円負担しているんですよ。9万8000円毎月掛けていると年間で約120万弱のようですけれども、それだけの多額の負担を強制的にさせられているわけです。議員立場をここで言うべきではございませんから、そういうことは申し上げません。ただ、事実としてそういうことがなかなか報道されないんです。ですからこの問題は、一方的に国民負担だけの問題を報道される報道にも私は問題があると思うんです。  莫大な1兆3000億円の負担が出てくるという報道、これも事実です。しかし、議員現実の問題、それから給付あり方も問題だったんです。一番問題だったのは給付あり方だったんですね。これは実際ここで給付を受けている方はいませんからなかなかわかりませんけれども、いわゆる瞬間風速で計算されるものですから給付金額が大きくなって、支給金額掛金額の差異が出てくるという、非常に不合理なことをずっとやっていたんです。これも確かに問題があったと思います。  しかしもう一つ、私きょう非常に感じていることは、きょう職員採用のいろいろな御報告がございまして、いかにして立派な職員を採用して仙台市民に貢献をしていただくと。議会も同じなんです。立派な議員市民皆さん方に選んでいただいて、そして活動していただくと。ところが、ほかの自治体はわかりませんけれども現状としてですよ、政令指定都市、少なくとも仙台市の議員は、兼業ではありますけれども、圧倒的に専業化せざるを得ないような多忙な、そして多量な事務、そしてまた多忙な案件を抱えて仕事をしていかなくてはいけないと。こういう立場にありながら、しかし、議員をやめまして一般に戻ったときに、国民年金5万7000円支給でそれで終わりなんですよ。こういう状況が発生するわけです。これはすべての議員ではございません。しかし、そういう議員が我が会派にもおられます。国民年金だけの対象であったと。いわゆる共済年金とか厚生年金とかの経験がない方でございます。そういう方も当然いらっしゃるわけです。長年の間議員をなさって、そして議員をおやめになって年金生活に入るときに、5万7000円の国民年金支給という状況になるわけです。果たしてそういうことで議員活動に支障がないかとなりますと、現実、やはり御自分の将来のことを考えた場合、議員には非常に不安な部分が発生してくるんじゃないかと私は思うんですよ。いやいや、それはそれだと。それはその人が選んだ道だからそれでいいんじゃないですかという割り切り方もあるかもしれませんけれども、やはりそういうものではないと思うんですね。  そうした場合に現実にどうしたらいいかということで、ここでお尋ねをしたいんですけれども、将来に対して非常に不安な状況の中で議員生活考えなくてはいけないような状況になってきたわけです。今までは年金がございましたから、国民年金プラス議員年金アバウト年間200数十万円ですか。私の場合ですと、6回生で、ちょっと計算すると200万円いきません。190万円ぐらいの状況でございます。それに国民年金を月額5万、6万、アバウトで70万円もらっても270万円。300万円に満たない年金生活に入るわけです。300万円の年金生活、それはそれで結構だと思います。ところが、年間で70万円の収入の年金生活に入らざるを得ない議員が発生してくるわけです。そういうことで果たしてですね、議員現職中は結構でございますけれども、将来にわたってやはり互助の精神があってもよろしいのではないかと。  そうした場合、どうしたらいいんだろうかとちょっと考えてみたんですけれども、例えば仙台市の職員の方は市職員共済年金というんですか、そういう公務員の方にシフトしたりすることは独自に考えられるのかどうか。また、そういう資格を得ることが議員はできるのかできないのか。できるとは私は考えられない、今の段階ではですよ。しかし、そういう可能性とかそういう対応はどういうことで考えられるのか。もしくは、政府というか国家としてですよ、これは国家としてそういう対応考えてもよろしいんじゃないか。  もしくは、私は考えたのは、これは議会でのお話ですけれども、例えば厚生年金の方にシフトしていくことは上乗せをしてそれで終わる。国民年金上乗せをしていただくとかいろんな方法があると思うんですけれども、そういうことをやはりこれは議会だけで考えてくださいというものではなくなってきたんじゃないかとちょっと私は感じたものでございますので、そんなこと言われたってそれは議会のことですよと言いたいようなお顔をされておりますけれども現実、世の中の方々がこういう現状をなかなかわからないんですよね。そしてまた報道人たちもそういうことを書いてくれないし、実態がなかなかわからないんですよ。これは正直言って不安な問題じゃないかと思うんです。不安だったら何も議員になんかなることないと言ってしまえばそれまでですよ。しかし、そういうことで果たしてよろしいのかと。やはりフラットな論議があってもいいんじゃないかと思うんです。市政にかかわる一方の職員皆さん方もきちっとした生活に対する問題を確立していかなくてはならない。そしてまた、一方の議会もきちっとしたものを確立していかなければいけないんじゃないかと。じゃなかったら、私は社会の安定というものはないんじゃないかと思うんですよ。それはいろいろな御意見があると思いますけれども、私はそう思うんですね。  二元代表制、そしてまたしっかりした民主主義運営をするには、やはり双方の安定があって初めてそこで確実な論議がなされ、そして市民に対して奉仕をすることができるんじゃないかと私は思うのでありますけれども、その辺の事務的な点でのお尋ねをさせていただく点と、あとトータルでの御当局の御所見等もお伺いしたいところでございます。大変答えにくいのかもしれませんけれども、ひとつお答えをいただきたいと思います。 12: ◯総務局長  大変難しい御質問でございまして、私の所管であるかないかも含めましてどこまで御答弁を申し上げられるかという点がございますけれども、御質問の最後の方にございました、あらゆるという意味での国民皆さんが安定をして初めてさまざまな活動なり力を発揮されるというお考えに対しては、全く私も同じところでございます。  そういう中で、特に議員年金について私がどの程度お話しできるかはございますけれども平成10年度末当時の市町村議員数平成21年度末の議員数を、要するに市町村大合併を経てきたこの10年間の中で見ますと、市町村も半分ぐらいになりましたけれども議員数につきましてもほぼ半分ぐらいになったと。3万人程度と。一方、受給される方が当然ふえるわけですから、その結果として、概数的に申し上げて約9万人程度。そうしますと、現職議員の方お一人が3人の方を背負っておられるというところが最大の問題の所在の発端であろうかとは認識をしております。  そういう中で、それぞれ国民年金初め私ども共済年金厚生年金、さまざまな年金は、これまでも私の知る範囲では統合自体がなかなか難しいという状況はございますけれども、そういう中で現時点で伺っているのは、国の方で、主に総務省の方でお考えを示しながら、まず議員年金の中での部分をどうするかということについて現在中間案が出たりとか、ただ、そう言いましても、後ろの方がある程度決まっている厳しい日程の中で一つ判断をいただかなければいけないという状況だと伺っております。  その部分が出た後に、やはり年金を全体として冒頭の安定という意味で見ましたときに、年金の統合という一つの大きな議論の中で改めて論議をされるものだろうとは思っております。そういう中で、保障金が1.3兆円というお話もある中で、どういう形で市民国民皆さん理解をいただきながら対応していくかにつきましては、地方自治体の側としましても、市側としましても、どのような対応があり得るのかということも含めまして、一つの課題として、問題意識として今後とも注視もしながら、その都度、検討といいますか考えさせていただきたいと存じます。 13: ◯鈴木繁雄委員  さすが総務局長でなかなか御答弁は立派でございます。ただ、やはり議会というのは議会だけ独自で機能できるものではないんですね。仙台市役所という一つの大きな機構の中での役割としての機能でございます。この部分がしっかりとしなかったならば、市政運営市民に寄与することはできなくなってくると私は思うんです。  私ども年を重ねた人間がとやかくということ、これは大方もう終わりに近い人間ですからあれですけれども、これからの議会を担う方々が、こういう状況の中で果たして志を持ってきちっと貢献できて、そして議員をやめた後、年収70数万円の、言ってみれば大変な生活に陥ってしまうような状況が想定されると。こういう中で若い方が志を持って果たして市政にしっかりと貢献できる制度になっているかとなったら、これは制度として全体で考えていかなくてはいけないことだと思うんです。ですから、ただただ議会自身でお考えをいただきたいということではなくて、やはり議会、行政、すべての機構の中で考え、そして対応していかなくてはいけないと思うんです。  それで、廃止に伴って自治体負担する保障費用は大幅に膨らむ見通しであるという報道、これが私は非常に気になったんですね。1兆3000億円などという数字が出てきた場合に、これはよほどの理解がない限りというか、実態を掌握しての御判断というのは一般市民方々はなかなかできないんです。報道方々には議会議員負担とかそれこそすべての中身はなかなか報道していただけませんから、合併でこういうふうに減ってきたとか、それから我々は強制的に掛金を掛けているとか逆の立場のことはわかりませんから、議員年金国会議員もやめたんじゃないかと。地方議員のために1兆3000億円、財政が厳しいとき、こんな金、何であんな議員どもにやるんだというのが直球的な即金でポンと出てくる反応。当然状況からするとそのような反応にならざるを得ない状況は、さまざまの状況から私も予想できるんです。  しからば、ここで報道されていることはどういうことが想定されるのか。私は、民主党政権がこれを決断されたと。そして、この財源を求めるときに、これは地方議員の問題であるから地方がこれだけ持ちなさいということでボンと預けられたら、それこそ大変なことだと思うんです。ですから、このようなことでこれは単に議会だけの問題ではないということで、私は大きな問題としてとらえています。ですから、財源の処理の問題ばかりではなくて、それに伴ってどのようにしていくかということを、積極的に執行部皆さん方、市長も市役所機構と機能という部分でのお取り扱いというか、感覚としてお取り上げいただいて、意見を発信せざるを得ない、またすべきであると私は感じましたので、何だそんなの、議会の勝手だからそんなことは関係ないという方もいらっしゃるかもしれませんけれども、私はそう感じました。ですから、やはりこの点を重大にとらえていただくべきではないかということで意見を述べているわけでございますので、くどくなって恐縮ですが、廃止に伴って自治体負担するというこのくだりですね。これはどういうことが予想されるとお感じになっておられるのか、とらえておられるのか、お聞きをさせていただきたいんですが。 14: ◯総務局長  実際、現行の議員年金会計は直接市の会計を通されてはいないと理解しておりますので、ここは多分1.3兆円という総額に着目をして、それが総体として国民負担、要するに新たな負担というふうに理解をいたしているところでありまして、そこに市の会計の中で直接的な、例えば財源を確保するとかというところまでの意味ではないのではないかとまず理解をいたしております。  それで、その前の部分でございますが、年金制度を通じて、そもそも議会全体のあり方制度にかかわる御指摘という理解の上に立ちますと、私、市側といいますか当局側としましても、その部分ではひとり議会のみの部分ではなく、議会でも市長も申し上げておりますように、二元代表制という位置づけの中での地方市政運営という部分問題意識を持ち続けなければいけないという点については、おっしゃるとおりだと理解をいたしております。 15: ◯鈴木繁雄委員  新聞辞令で恐縮ですけれども新聞では、自治体負担する保障費用が大幅に膨らむ見通し報道されているんです。それで、繰り返しになって恐縮ですけれども、この文言、くだりからしますと、当然自治体にそれがかかってくるということにかなりの何かがあるからこのように報道されているんだろうと私は受けとめたんですけれども、その辺どうですか。この新聞はお手元にありますか。 16: ◯総務局長  大変申しわけございません。少し事実関係も確認をして、改めて御説明をさせていただければと存じます。 17: ◯委員長  ほかに発言等はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18: ◯委員長  なければ、これをもって協議会を閉会いたします。...