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  1. 仙台市議会 2010-02-12
    地球温暖化防止等調査特別委員会 本文 2010-02-12


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから地球温暖化防止等調査特別委員会を開会いたします。  午前中の市内視察、大変お疲れさまでした。委員の皆様もいろいろな御感想を持たれたのかと思いますので、ぜひ意見交換の場でお話しくださいますようお願いいたします。  本日の説明員として、環境局から局長ほか関係職員の方々に御出席いただいております。  本日の日程は、お手元に配付の日程のとおりであります。前回の委員会において、これまでの経過を踏まえた意見交換を行ったところですが、本日の委員会では前回の意見交換の内容と午前の市内視察も踏まえまして、改めて皆様の御意見を伺いたいと考えております。  それでは、意見交換に入りたいと思います。  皆様のお手元には、前回の委員会での皆様の御意見をまとめた資料をお配りしておりますので、ごらんいただきたいと思います。  前回の意見交換では、市民一人一人の環境意識の高揚や環境保全活動の意欲増進を図ることが環境に配慮した行動に結びつけることができるのではないか、そのためには環境フォーラムなど市民に環境の情報を提供する場をどんどん提供することが大切である、CO2排出量の抑制目標に対し、市民の取り組み、仙台市の施策がどのような状況にあるかといった情報を流すことで、環境問題で活動している人への意識的なリード、サポートとなるのではないか、LEDへの転換については積極的に行っていくべきではないかといった御意見や、地域で活動を実践する人たちを後押しするきっかけとなるような支援策をどのように考えていくか、市民が取り組めるということで緑のカーテンという取り組みを学校だけではなく地域に生かすことはできないか、モデル的にどこかの町内会で実施し、地域に拡大していくような取り組みを考えることが重要ではないかなどの御意見をいただきました。  これらの意見と午前の市内視察を踏まえつつ、本委員会のテーマであります市民とともに取り組む地球温暖化防止について、地域や市民活動における取り組みを推進するためにはどのような方策が考えられるか、また、その取り組みに対して行政としては何ができるのかといった視点から改めて意見交換を行いたいと考えています。  まず、地域や市民活動における取り組みを推進するためにはどのような方策が考えられるかということについてであります。  前回の委員会でも、緑のカーテンという取り組みを学校だけでなく地域でも取り組むことができるような支援策を考えることが重要であるとの御意見をいただきました。また、本日視察をしてまいりました株式会社ホテル佐勘のように、独自に環境への取り組みを行っている企業等がございます。このように地域で取り組まれている活動に対しての支援策や行政のかかわり方、また、そのような活動をどのように地域に広めていくかといった観点からも御意見をいただきたいと考えております。  そして、地域、市民活動において行政として何ができるのかということについては、CO2削減のための具体的な目標値や達成率などの情報の提供が必要である、市民利用施設や街灯の省電力化といった視点からLEDの導入を積極的に行うべきであるといった御意見が出されております。  このような行政での取り組みを市民、地域へどのように広げていくかという観点からも御意見をちょうだいしたいと考えております。  それでは、どうぞよろしくお願いいたします。 2: ◯相沢和紀委員  この間いろいろ議論させていただいてきましたけれども、今民主党政権になって住宅のエコポイントの議論が出ております。エネルギーを使うのはやはり家庭で生活をする空間、ここでどれだけエネルギーの消費を抑えられるかというところがやはり大きいのではないか。簡単に言えば、今の時期ですと灯油またはガスをたいて温度を高める、しかし、一方で気密性を上げれば温度の保持につながってエネルギーの消費は抑えられる。  そういった意味で、沖縄の県庁だったか、どこかの建物で風を取り入れて建物の中を冷やすというか、常に風が建物の中をめぐっていくような工作物があって、それは非常に冷房効果があってエネルギー消費にいいというようなことを、大分昔の建物ですけれども聞いたことがあります。ただ、一方でそのことを仙台に当てはめて冷房だけ効果を上げればいいのかといえば、逆に今度は冬場風通しがよくて寒くて住めないというふうなことにもなるわけです。  この問題を第一義的に扱っている環境局でありますけれども、やはり仙台に合った住宅という観点からすれば都市整備局とかと連携を図って、仙台に適した住宅といった部分の開発といったところに大きな力を注ぐプロジェクトといいますか、または先進的な事例に対して補助をするとか、またはそういった研究に対して補助をつけて研究をさせるといった取り組みがあってしかるべきじゃないのかなというふうに思います。  そうすることによって夏、冬、日本の場合は四季があるわけでございますけれども、一年じゅう通じて全体として省エネにつながる住宅、そのことが逆に言えば地元でそういった技術が蓄積されれば、今一番最初に申し上げたようにエコポイントがついて、より付加価値の高い住宅が建設できるんじゃないかなと。そういう意味では、早急にその点について着手してみる価値があるんじゃないかなというふうに考えた次第であります。 3: ◯佐藤わか子委員  私は二つあるんですけれども、一つは、やはりCO2削減といえば車かなと。そのことを全庁的にやはり取り組んでいく必要があるのかなと。このごろはやっているカーシェアリングなども含めてPRをどういう形でやれるか、環境局だけでできるものかどうかというのは今後の課題ですけれども、積極的にノーカーデーを取り入れるとか、積極的に自転車への切りかえをPRしていくとか。  やはり、全庁的に車の問題をCO2削減の大きな目標の一つにしていく必要があるんじゃないかと。これはやはり大きな問題ですけれども、やはり市民と協働して、地域と協働してやっていくということの一つになるんじゃないかなと思うんです。
     あともう一つが、LEDへの切りかえを促進していこうとしても、やはりきょう視察先の佐勘さんでもおっしゃっていましたように、まだまだ値段的に高いとか、いろいろLEDにかえたくてもなかなかかえられないような状況というのはあると思うんで、これは今後仙台市としてLEDへ積極的にかえていただくためにどうするかという、つまり誘導の何かが必要なんじゃないかと。例えばそれが補助金を出すのか、その辺はいろいろあると思うんですけれども、まずLEDに切りかえてもらいたいというのであれば、そのためにはどうするかという誘導策というものをやはり考えていかなければいけないんじゃないかと。  それは同じように、やはりソーラーにも言えるかなと。学校のソーラーには何かいろいろ国も積極的に、本格的に補助とかを出していくようですけれども、家庭のソーラーシステムに対して仙台市として独自に積極的に取り入れてもらうための策をやって、やはりCO2削減につなげていくという。  最後はやはり私は見える化というか、目標でも何でも見えていなければそこにいかないということがあると思うので、例えば京都議定書で出されているような目標を仙台市が実現できるかといったら、なかなかちょっと、減らすどころかふえている状況の中では厳しいかもしれませんけれども、仙台市としてここ5年間、今後10年間にCO2をどのぐらい減らしていくんだという、そういう目標の数値をきちんと市民や企業や地域の皆さんにいつでもどこでも見えるような、そういう形にして意識啓発に取り組むということも重要じゃないかなというふうに考えています。 4: ◯田村稔委員  先ほど株式会社ホテル佐勘さんにお邪魔しまして、その取り組みに対しては非常に敬意を表する次第であります。ただ、現場でもちょっと御質問したんですけれども、ああいう高級な旅館というのはやはり客が求める部分というのはそれなりの高いレベルのものを求めてくる。そういう中でエコに取り組むというのは相反する部分もあって、大変な御努力もあるなというふうなところは認識はしたんですけれども、ただ、私もちょっと質問させていただきまして、残食はというと、やはりそれは今後の課題だみたいなお話でした。その残食はすべて処分しているというお話でした。  これはやはり例えば御当局が取り組んでいるごみの減量化、ごみ袋を有料化しまして、減量には実績を上げていると。それとまた逆行するような部分だというふうに思うんですけれども、これは決して佐勘さんだけじゃなくて、やはり食料を提供するところすべて考えなければいけないし、例えばスーパーマーケットにしろ、コンビニにしろ、賞味期限が切れたものはすべて廃棄処分なんていうのは、本来はエコなどというごみの減量から全く逆のことが現状としてあるわけです。  いろいろなことがあるけれども、その基本になるものは、やはり市民レベルで考えるとモラルとか道徳心というものをもう少し高めていくような取り組みをしようじゃないかと。そんなこと本来は当たり前じゃないかといっても、当たり前のことを強調していかなければいけない時代なのかなというふうに感じます。  ただ省電力のものに変えればいいとか電力が少ないものに変えればいいというと、それだけの投資になりますから、今政府が進めているCO2排出25%減なんていえば、あれは試算では国民1人当たりで76万円ぐらいの負担になるでしょう。結局車は変えるにしたって何にしたって新しいものを購入しなければいけないといえば、これは相当な国民の痛みを伴うことであります。  そういう前に、やはりむだを出さないとか、むだを廃止する、そういうごみを出さないとか、そういう努力をするとか、基本的にやはりモラル、道徳心というものも少し高めていかなくてはいけないんじゃないかな、そういう時代になっているなということを非常にこの委員会で私は感じました。 5: ◯高見のり子委員  きょう佐勘さんの具体的な取り組みのお話を伺いまして、本当に参考になりました。事業所としてああいう取り組みをされているということをもっと広げていく必要があるんだろうと思いますし、その役割というのはやはり行政の役割じゃないかと思いました。  年間1000万円の電力料金を浮かせて、それをお客様と従業員と、もう一つ会社にということで目標をはっきりさせているということが、やはり職員の皆さんの取り組みにも大きな効果があるんだろうと思いましたし、例えば役所などでも本庁だけではなくて、区役所、また市の関係するような公的な施設などでも取り組める中身というものがあるなというふうに感じたんです。そこから始まって、一般の事業者さんへの声がけということもできるんではないかというふうに思いました。  それから、前の委員会でもお話をしたんですけれども、やはりこの環境問題は全庁的な取り組みというものがどうしても必要なのではないかと。そうすると、やはり環境局だけにとどまらない何かそういうことをいろいろ相談できるような部署というか、そういうものを持っていかないと、佐勘さんのお話を聞いても結局経済とも関係していくわけですよね。幾らいい環境の取り組みをしていても会社そのものの経営がうまくいかなければだめなわけで、そこも後押ししながら環境にも取り組んでいただくということも必要だということもきょうの視察で感じましたし、本当に全庁的なそういう取り組みをできるような体制づくりというものが私は必要なのではないか、また、この委員会からも発信していけたらいいのではないかということを重ねて感じました。 6: ◯小野寺健委員  委員会自体の総括を前回お話をさせていただいたので、今回は佐勘さんに行ってみての感想等をちょっとお話ししたいと思いますが、企業にとっての環境での取り組みというのはなかなか難しいのかなというふうに思って帰ってきました。企業での環境での取り組みが商売につながるような、また取り組むことによって得になるような仕組みづくりというか、後押しをする必要性があるのではないかなと思いました。  今思いつくのはイメージ向上による企業ブランドの構築ぐらいしか私はないんですけれども、例えば具体的に私たち議会、それから行政ができるとすれば、メディアへの橋渡しなどによって付加価値をつくるといったものしかないのかな、などと簡単に思っているところがあるんですが、そういったところしか思い浮かばないんですけれども、そういった形での付加価値のつくり方を行政としてバックアップをしていかなければいけないのかなというふうに思った次第です。  今回の佐勘さんの環境の取り組み、私も勉強不足でして、今回直接こういった機会がなければ実際にやっておられることも知り得ることができなかったものですから、今回の視察には大変感謝を申し上げたいと思います。  ただ、これを全体的に広げていく、それから仙台市としてどうやってやっていくかということを今後勉強していきたいと思います。 7: ◯委員長  午前中の視察でなくても、市民とともに取り組む地球温暖化防止についてという今回のテーマですので、そういうものに即してでもいいですから、どうぞ御発言してください。佐勘さんのことだけじゃなくていいですので。 8: ◯鈴木繁雄委員  私は別なことをしていたのでちょっと行けなかったんですけれども、先ほど田村委員から残食のことが出ました。残食のことの取り組みを地域で、あそこの秋保だったら秋保のエリア、秋保は今人口5,700人ぐらいか、あれはずっと奥まで入れてだから、あそこのあのいわゆる温泉地域を一つのエリアとして、あそこを何とかそういうモデル地区とか、そういうようなことで行政がかかわって皆さんと一緒にやって、主体はこれはホテルの人たちでやっていただければ一番いいんでしょうけれども、そうやっていろいろなことを私は考えられるんじゃないかと思うんです。  特にあそこは合併した地域だし、あそこの秋保温泉モンロー主義の意識というのはいささか私はあるんじゃないかと思うんです。そういうものを私は利用できて、いろいろなことができるんじゃないかと、佐藤委員なんかアドバイザーで行ったらすぐできると私は思います。  それで、例えば残食をあそこのホテルだけで全部集めて、それでガスをつくって、メタンガスを生産して、そのメタンガスで何かリサイクルでガスを使うとか、ああいう小さな地域だから配管とか何かもうまくやれるし、それから、メタンガスをつくるときに一番困るのは、メタンガスをつくるための原料が不足することが一番問題になるんです。  ところが、これはホテルとか何かだからいっぱい優秀なカロリーのいいたんぱく質からでん粉から何からいっぱい出るから、それが定期的に出るし、それからあと、温泉は名取川に捨てているんでしょう。名取川に捨てることでまたいろいろな問題が出るから、あの名取川に捨てている温泉の廃熱利用メタンガスの発酵をうまく順調にやるとか、そういういろいろなことを研究できると思うんです。  そういうことをやってみたらいいんじゃないかなと思うんだけれども、これは温泉だけでは逆にできないから、それで行政がいろいろな提案をしてやったらいいんじゃないかなというふうに思うんだけれども、これは予算がかかります。そういうせっかくのことだから、そういうことをやって、単独で1軒だけでやるというのはなかなか、先ほど田村委員からも言われたけれども、お客さんはお金を使いに来ているわけですよね。そうすると、お金を使うということは、イコールかなりの部分でカロリーを使いに来るわけです。結果的にCO2を排出するために来るわけです。それをお客さん方にも納得をしていただかないと、ある意味ではCO2削減ということをやるとサービスの低下になるわけです。  そのサービスの低下を1軒、佐勘だけではこれはできないから、秋保というのはこういうことでお客様にこの点はひとつ協力していただきたいと。簡単に言うとサービス低下というか、お客さんの協力というものを地域でみんなでやれば、仙台の秋保温泉というところはこういうことでみんなでやっているから、我々もそのぐらいだったら協力、我慢というんじゃなくて、我慢の手前のようなことで協力しようというようなことで理解を得られる。そういうことも私はできると思うんです。  せっかくこれを佐勘さんがやっているんなら、これはやはり水戸屋さんと岩沼屋さんと、あと佐藤屋さんと何軒か、要するに大どころをあれして、あと、あそこには県の施設の拓桃園というものがあるでしょう。ああいう県の施設にも協力をお願いをしてやるとか、そういうようないろいろなことが考えられるんじゃないかなというふうに思って皆さん方のお帰りを待っておりました。 9: ◯庄司俊充委員  大体皆さんと同じような感じは持ったんですけれども、やはりホテル佐勘でやっている省エネ運動というか、なかなか簡単にできそうでできない、あれだけの300人規模のホテルというと、やはり従業員の把握というか指導というか。あるいは先ほど言ったお客さんもちょっとホテル的にも高いようなレベルのホテルなんで、余り省エネをして廊下から何から暗くするとサービスが低下したような感じも受けるという中で取り組んでいるという。特に印象に残ったのはブルーライト運動というものが印象に残ったんですけれども、これらは先ほど鈴木委員が言ったように、やはり役所で、行政が少しコーディネート役をやって、あの辺を本当にもっとほかにふやせば1社で1000万円、全部が1000万円削減にはならないとしても、秋保地区での相当な削減につながるんだろうなと。そういうことを一つのモデル地区として、温泉の宣伝にもなるだろうし、お客さんへの宣伝にもなるだろうしということで、行政でちょっとバックアップして何か証書みたいなものをひとつ与えてモデル地区として取り組んでいくのもいいんじゃないかなというふうな感じも受けました。  また、先ほど残渣の問題が出ましたけれども、あとてんぷらとかの油。今言ったような同じような取り組みの中で、温泉街でお客さん商売だから相当な量のてんぷら油が出るんだろうなと。バイオディーゼル燃料、BDFというんですか、これらもなかなか名取だかに持っていってリサイクルして燃料にというと、スタンド的なものが少ないのでということですけれども、それらをバックして、やはり温泉のそういうバスとか何かに使ってもらうとか。何かもう少し有効な活用、利用することをうまくバックアップしてあげないとなかなかリサイクルというのはできないですよね。利用者がふえていかないと。  前の廃棄物のときにちょっと言いましたけれども、リサイクルするということは経費がかかるんで高上がりになるということも現実なんで、やはり行政が誘導してあげるというか、バックアップしてあげるということも非常に大事かなと。  何かこの間も県で、先ほど言ったLEDとか太陽光発電とかということで予算をつけているんですけれども、市はそういう姿勢が全然見えないんです。だから、もう少し何か積極的に市でもやるよとか、やっているんだよというふうな姿勢が出せるような施策というものをもっと打ち出してもいいんじゃないかなというふうに思っておりますけれども。 10: ◯鈴木繁雄委員  一つ忘れていました。  一つ提案で、あそこが合併したとき秋保で一番問題になったのは事業所税なんです。秋保は合併する前は事業所税対象地域外だったんです。それで、あそこで事業所税を納めているのは、一般市民はだれも納めていない。それで、合併することによって増税になるのはあのホテルだけだったんです。それで、合併することによってホテルの人たちがえらい課税になると。ふえると。一般の人たちはすごくいいんだけれども、旅館の人たちだけは税金がふえるのでこれは大変だということで、それを何とか御納得、合併に賛成していただくということでの対策は大変だったんです。  実は私もいろいろ、特にあそこの岩沼屋さんの会長さんというのは国税局のお偉いさんで、当時あそこの温泉組合の会長さんをやっていて、みんなのところを説得するのもなかなか大変だったし、私もいろいろお願いして歩いて、私がお願いしたのは何かというと、あのときは市長は石井さんで、それでなかなか腹の据わった方だったから、私も議会でも質問してちゃんと裏をとっておいたんだけれども、要するにあそこから出る事業所税はあそこの温泉の振興とか、そういうことに必ず使いますということで、ただ仙台市の収入だけにしないよと、そこから上がる税金というのはちゃんとあそこの振興のために使うよという答弁もちゃんととっていたはずです。それで、当初、今もそうだとは思うんだけれども、結構そういうことで秋保のいろいろな事業にそれを、それとあと入湯税事業所税はそういうことで使っているはずなんです。  だから、そういうことがあるんで、そういうことをずっときちっと忘れないようにして、そして、それをこういう環境のモデルとしていろいろな、例えばそういうメタンガスをつくるとか、そうやってみんな補助金というか、そういうものにやりましょうとか、そういうことでこの環境モデル地域として予算を特別あそこに使うということで、予算づけの根拠はできるんです。  だから、これは環境局が一生懸命頑張って、そういうことがありますよということを財源として財政局の方から、そんな230億円来年度足りなくなるんだからそんなことやっていられないなんていうことも議論もあろうかと思いますけれども、予算どりのときのあなた方の財政局を説得するときの材料としてそういうものを使えばいいんです。こういうことを皆さんは転勤になってしまうから昔のことがわからなくなってしまって、今のことだけで判断してしまったり、何か発想するから、そういうことじゃなくて、私みたいに古くなるとそういうことをわかっているから、そういうことでやるといろいろなことができるんです。そんなことを言うのを忘れました。 11: ◯花木則彰委員  では、私からも一言ですが、前回いろいろお話をさせていただいて、きょう佐勘さんの最後のあいさつのところでもお話をさせていただきましたけれども、田村委員が言われているように、やはり環境での取り組みというものに新たな投資が必要だという部分と、そうでなくてやれる部分とあると。それは両方必要なんですけれども、やはり市民とともに取り組むというときに心がけでやれることというのはまだあるはずだし、そういう気持ちを広めるということでのやはり何か大事なことがあるんじゃないかなというふうに非常に思っていて、あの緑のカーテンも非常にいい取り組みだと思いますし、あるいは、そうやって取り組んでいることがどういう効果があるのかなということをやはり知らせていくということもそういう気持ちを育てていく上では大事だなと思っています。  同時に、やはり投資が必要な部分も当然あります。ここのところについてはやはり技術はどんどん進みますから、そこに期待する部分も当然あるんですが、特にホテル佐勘さんの取り組みでも、取り組むことと実際にそこでコストがかかっていくということになるとやはり取り組めないという状況が、どこかでラインがそれぞれあるんだと思うんです。  その中で、特に製造業だとか含めて、実際にはちゃんとそこにコストをかけてもらわないとだめな部分も放置されているので、そこはコストをかけろというふうな法的な規制もやはり必要だし、佐勘さんは中小企業とはちょっと言えないとは思うんだけれども、本当に中小の事業者さんのところでも取り組めるような応援というものを、やはり本当にきめ細かにしていかないと温暖化防止の策というのは進まないなというふうに非常に感じていました。  モデル地域という話が出ておりましたが、本当にモデルになるためには秋保でやれたことが作並でやれるのかどうかとか、やはりそういうところにどんどん広がっていかなければいけないんですけれども、そういうものとしてモデルを位置づけていろいろな取り組みをしてみるというのは特に仙台市にとっては大事だと思っています。そのところの人たちにやる気がないとモデル地域にならないですから、やる気があるところの人たちに協力をいただいてモデルにしていくというのは大事だと思います。 12: ◯委員長  委員相互の意見交換ということで、私からも少しお話というか、意見を出させていただきたいと思っておりますけれども、今回は市民とともに取り組むCO2の削減ということで、本当に身近なこと、身近に本当に市民が取り組めるようなことという思いでこのテーマを決めさせていただいたところでした。その中で、先ほど佐藤わか子委員も言っていましたけれども、例えばノーマイカーデーをつくるとか、例えば毎日車を使っている人が1日通勤とかに使わなければどれくらいCO2の削減になるかとか、この間鹿児島に行くときは部長の方からどのくらいCO2が使われているかとか計算していただいたんですけれども、そういう情報を出していただくということがとても大事なのかなと思いました。  また、アイドリングストップ、今バスなども随分多くなってきたり、また乗用車でもそうですけれども、そういうふうにしたとき、1回とめてしまうとなかなかかからないという場合もあったりして非常に困るんですけれども、例えば1日10回信号でとまった場合にそういうアイドリングストップをした場合にどのくらいのCO2が削減できるかとか、非常に計算するのが難しいのかもしれないんですが、そういうことなどを目に見える形、本当にわかるような形で示していくということも大事なのかなというふうに思っております。  あと、きょうの午前中に佐勘さんに行って残食の問題、先ほど田村委員の方からも言われましたけれども、佐勘さんでもおっしゃっていました。確かに農家にそれを何とか協力してほしいと思えば、窒素だ燐だとか残食の中に何かそういうものが入っているんじゃないかということでなかなか理解してもらえないということで、そのところは進んでいないという話があったんです。  先般私は民間活動支援室の室長補佐の中島さんからの意見聴取のときに何カ所か例を出していただいて、埼玉の小川町でNPOが家庭から出る残飯とか、そういうもので液肥をつくって、それを農家の人に使ってもらっているというところがあるんで、行ってみたんです。非常にへんぴなところで、何か秋保とか坪沼とか、農家の本当の里山の方に行ったような思いだったんですけれども、そこでやはりNPOでメタン発酵させて液肥をつくって、その液肥を使って地域の農家に野菜をつくってもらっている、その野菜が非常に育ちがよかったんです。映像で見せてもらったんですけれども。  それもやはり理解してもらうまでになかなか、残食を出したり、野菜のくずを出して、それが本当に安全かということでやはりいろいろな試行錯誤をしたということでしたけれども、それが非常に今喜ばれていて、そして、その野菜とかくずを出してもらった人には地域通貨として引きかえ券を上げているそうなんです。それで、野菜ができたときにはそれを野菜と引きかえてあげるということで、1年に何日間かやるみたいですけれども、すごい活気があって、皆さん自分の家の家庭からの生ごみを渡すことによって秋には立派な野菜をもらえるということで、すごく喜んでやっている映像があったんです。  だから、これはすごいなと思って見たんです。においもそんなにきつくないし。それで、その液肥も肥料として散布すると非常に育つというので、それを売っているけれども、非常に安く売り始めてしまったんで、分け始めたんで、なかなかもうけるまでいかないんですというので、ちゃんと視察料もしっかりととられたんです。資料代もしっかりとられたんですけれども、借金してつくったからということで、でも非常に頑張って、これからああいうものがどんどんいくのかなとは思って来たんですけれども、そうしたときにきょうの佐勘さんの残滓の話があったものですから、しっかりとした形で取り組んで理解をしてもらえばああいうものも使えるのかなというふうに思っていました。  ですから、これからまだまだこれが行政的に応援するものなのか、あとNPOとか、そういういろいろな市民団体、そこは地域の農家の方にも出資してもらったと言っていました。ですから、安全を保証してもらって農家の方たちが積極的に使うんです。そういうことで、これはどういう応援の仕方、あり方がいいのかというのはこれからまた勉強しなければいけないと思っておりましたけれども、そのようなこともまた本当に先ほど鈴木委員が言われたように、あそこの地域は温泉、旅館、ホテルから出る残食というのは普通の家庭の何十倍も何百倍も多く出るわけだから、そういうものというのはやはり新しい時代に何か考えなければいけないのかなと思うこともあったりします。  それからあと、いろいろ見て、雲海酒造さんで焼酎をつくっていましたよね。あそこで今まで酒かすを6億円ぐらいかけて燃やしたりして処理していたと言うんです。だけれども、それを今やはり液肥だとか牛の飼料にして、そのことによってとんとんになったと言うんです。その6億円をかけなくてもよくなったと言うんです。だから、そうやって売ってもうけるというんじゃなくて、6億円かけていたものがとんとんになったということは物すごい会社にとってはプラスですよね。  そういうこととか、もう今企業の方ではいろいろな形で考えてきているなという思いでもいたんですけれども、何とかこれが仙台市の中で環境に対して市民の皆さんが本当に企業においてもこういうふうにやったら少しでも自分のところのコスト削減になる、そしてまた、皆さんにもそういういい発信ができるというふうに取り組んでいただくために、やはり企業にも言っていかなければいけないし、あと、市民の皆さんには例えば緑のカーテンをつくったらどのくらいのCO2削減になりますよと、また、よく冷房の調整も1度、2度上げてもいいくらいだという話もあったりしますけれども、そういうことをどんどん発信していくことが大事ではないかなというふうに思っておりました。  そしてあと、ノーマイカーデーをつくろうということで皆さんと一緒に行きました鹿児島の環境未来館、いろいろな環境館に行ってみますとなかなかああいう鹿児島のような取り組みをしているところはなくて、それで、今鹿児島では車を使うことを減らそう、ノーマイカーデーをふやそう、二酸化炭素の排出を減らそうということで、何か電動自転車に補助し始めたということが新聞に載っておりました。そして、それは車の免許を持っている人に対しては上限を決めて補助をしているようですけれども、だから電動であれば車じゃなくてもちょっとの距離は、先ほど佐勘さんでも言っていました。大滝まで行くのに14キロぐらいあるから電動自転車がいいんじゃないかとか考えているとか。  だから、何かそういう環境未来館のあった鹿児島では早速電動自転車に対する補助も考えたりしながら、去年とった予算ではもう足りなくなって、また補正を出してもらって、新年度はもっと多くの予算をとって、そして車に対する依存を少なくしていこうということで何か取り組んでいる、環境未来館の方が中心になってやっているということも聞いて、本当にCO2削減についてはずっとこれからの課題だとは思うんですけれども、本当に市民に発信する部分と自分たちが取り組む部分、せっかく仙台市はごみの有料化でかなりのごみの減量もしてきているわけですし、ぜひそのようなことを発信できたらいいのかなというふうにずっと考えながら、悩みながら委員会を過ごしてきたんですけれども、ぜひまた皆さんからもっともっと御意見あると思いますけれども、そのようなことをいろいろ言っていただく中で、仙台市が本当に環境にいい都市なんだということを発信していけたらいいのかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 13: ◯相沢和紀委員  佐勘さんの残滓の関係が出ましたけれども、一緒にしていけないのは、最初の材料から出る残滓と調理した後の残滓とでは違うんです。要するに、塩分なり調味料が入って、そういったものをまぜてしまうとどうしても塩分が高くなって、土が塩害による被害を生じるようになってしまうんです。ですから、家庭でも簡単に言えばキャベツの葉とか外側とか大根の葉っぱとかはこっちに置いておいて、そしてどんぶりに残ったものは捨てますよね。それまで野菜から発酵させてというか、それに入れないはずです。ですから、ただ営業しているところからやはり厨房で下げてきたものをAと、こっちから出てきたものをBと分けるようにはいかないと。そういうコストがあってできないんだというふうに思うんです。  ですから、自然から生まれたものが分解されて自然にかえるのはこれは理ですから、ところがそこに塩分中心に残ることを、皆さんが一番気にしているのは食べて出されたものが残ってもったいない、それが残滓になっているというふうな話からすれば、ちょっとそこは違うということだけは理解してもらわないと困るんじゃないかなというふうに思います。  それから、今山口委員長からあった佐勘さんで電動自転車の貸し出し、レンタルと、これはJTBでもう全国的にやっている一つの取り組みとしてあります。これは例えば駅だったら駅、JR、一つの小さな町なら町で観光協会とかという場合もありますし、ホテルが一括して何台か借りるというものもあります。これはJTBとパナソニックと、もう1社、ミヤタ自転車か何か、3社だか組んでそういうものを企画していって、それを一定の料金で貸し出しをするという制度が既に出ていまして、多分さっき伺ったときにもJTBとの関係があって食材を何品出さなければならないとかとありましたけれども、そういったルートでその話は来ているんだろうというふうに思います。 14: ◯佐藤わか子委員  今相沢委員が言われた中でなんですけれども、生ごみを堆肥化する場合のお話なんですけれども、さっきおっしゃったように、生ごみは堆肥化だけじゃなくてガスを発酵させたり、もういろいろなやり方があるので、それで一番いいやり方を選んでいけばいいことで、堆肥化限定にしてしまうと今のような問題が起きてくるから。  それから、塩分が多いからというようなことですけれども、いろいろなところで量の問題なんです。どのぐらい生ごみを入れるかという問題があって、例えば土に対してどのぐらい生ごみを入れるかのその量によって問題なくやれるものもありますし、豚とか鳥のふん尿とかにまぜていくやり方とか、いろいろあるんです。  だから、一概に食べた後塩分が多いからそれは堆肥化に向かないかというと、やり方によっては堆肥化できるやり方もありますのでということを一応お話しさせていただければと思いました。きょう、これは堆肥化のあれではないんですけれども。 15: ◯花木則彰委員  庄司委員に聞こうかなと思って。BDFを今岩沼の方でつくっているんだけれども、送迎のバスで使うのもそれはそうなんだけれども、例えば今循環型ということを意識すると、農業で肥料みたいに使ってもらうということがあったけれども、BDFで農業機械というのはどうなんですか。 16: ◯庄司俊充委員  それは可能です。これも十分可能です。ディーゼル車なんで、農業車も十分できます。そういう意味では、どこか農協さんにいろいろバックアップというか、協力をいただきながら、支店等にそういうスタンド的なものがあれば十分可能に使ってもらえるんだと思います。  ただ、先ほど言ったように、コスト的にどうなのかどうかちょっとわかりませんけれども、使いやすいように多少はフォローアップを行政でもしてあげてもいいのかと、そういうものは非常に大事なのかなというふうに思っていますけれども。 17: ◯花木則彰委員  農家の人というのはトラクターとかに乗っかって農協のガソリンスタンドみたいなところに行って入れるんですか。 18: ◯庄司俊充委員  はい。農協でもスタンドをやっていますので。あるいは、各区にも二つとか三つとか支店があるんです。ただ、大体中心に農家の使い勝手のいいところに支店というものはあるんで、そういうところにつくってもらってもいいのかなとは思います。もし取り組めれば。 19: ◯鈴木繁雄委員  ちょっと私は当局に聞きたいんだけれども、政府で25%のCO2削減、政府が出したんだか、だれが出したんだかわからないけれども、鳩山首相が言って、みんな大歓迎というか、賞賛をされたんだけれども、あれにかかわってそれを実行するためにこうしてほしい、ああしてほしいとか、いろいろな計画書というのは自治体にはおりてきているんですか。 20: ◯環境局長  今の鳩山政権の中でもその辺の議論が進んでいまして、基本的には25%の意味するものに関してはもう数ヶ月かかるそうです。形としては、一つは、仮称でありますが、地球温暖化対策法のようなものができるという話になりますので、その中で日本国として25%の中身等も書かれ、その中で各家計部門、運輸部門等と産業部門をどの程度具体的に削減するのかというストーリーが書かれ、そのある一定部分を地方自治体、地域でもって削減するというようなストーリーができるようです。  ただ、環境省としても今考えているのは、地域として真水分で25%やる際における一つの財政的負担含めて、そういった試算というものをここ平成22年度にやりたいという話がありまして、私どもにも新年度の事業として、仙台市域として25%削減するためのシナリオづくりというようなものに関する協力等も求められていますんで、具体的には今後国会でのいろいろな論議を通して具体的に地方自治体側として何%やるのかが決まってくると思います。  私どもとしては、そういったものを踏まえながら、現行の環境基本計画、杜の都環境プラン改定作業をやっておりますので、次年度取りまとめなり議会の議決をいただきますけれども、その中で仙台市として何%の削減をすべきなのかは、ぜひその方向性はプランの中で決めていきたいと考えています。 21: ◯鈴木繁雄委員  いろいろ策定というものがあるんですね。これは大変ですね。  都市整備局の方で耐震診断というものを一生懸命お金をかけながらやっております。特に仙台というのは民生のCO2排出が非常に多いわけです。これは私の家の事例なんか申し上げて恐縮なんですけれども、経験からしか物を言えないたちですからあれですけれども、私の家なんか毎月石油代だけでとんでもないんです。油をたきっ放しなんです。だから、CO2削減なんてやったら一番私はやられるんじゃないかと思うんだけれども、住宅の建て方によって油の消費、暖房エネルギーというのはとんでもなく違うと思うんです。  これを耐震診断とか何かと一緒にCO2削減できる、簡単に言えば断熱効果をちゃんともう少ししなさいとか、こうやるとお宅の石油代は3分の1で済みますよとかというような、いわゆるエネルギー診断というものを私は一緒に抱き合わせでやるべきじゃないかと思うんです。耐震診断であれは全部構造から何からみんな見るんだから、そういうときに一緒になってやれないかなと思うんです。これによって少なくとも私の家は江戸時代の家と、あと鶴ケ谷の家と二つあるけれども、両方ともすき間だらけです。耐震診断プラス住宅エコ診断、こういうものを一緒に抱き合わせてやったら仙台として非常にいいんじゃないかと。特に寒冷地だから、冬の暖房のあれをどうすると。こういうことをぜひやったらいいんじゃないかなと。そんなようなことも提案したらいいんじゃないかなと、私はそれが大事なことだと思うんです。 22: ◯庄司俊充委員  さっきのバイオに関連してのきょうの話ちょっと出たんですけれども、他県の農協とかはバイオというと今米わらというか、転作で盛んに何かを農業委員会でもやっているようだけれども、耕作放棄地をいかによみがえらせて何かをつくらせてみたいな形で国でも進めていると思うんです。将来の食料自給率を50%に上げようという中で、いかに耕作放棄地を生かして何かをつくらせようみたいな流れだと思うんですけれども、その中で最近そういう稲わらとか、いろいろな作物でバイオをつくろうという動きもあるんです。やはり先ほどのてんぷら油の関連等も含め、JA仙台なんかともちょっと協議しながら、その辺のバイオエネルギーに対する市の取り組みなんかもやっていってもいいんじゃないかなというふうには思います。  そうしますと、食料自給率の、土地の掘り起こしにもやや関連してくるんだろうと思いますけれども、環境にも非常に関連するので、検討には値するのかなというふうに思いますんで、ひとつ提言的な部分でやっていったらいいのかなと思います。 23: ◯田村稔委員  残食のことを言いましたけれども、私がこだわっているのは残渣じゃなくて残食です。というのは、これは仙台市内の小中学校でも毎日のように平均すると小学校で2トン、中学校で1日4トンぐらいの残食が出ていると。これはやはり子供たちにそういう教育が必要だと思うし、これは試算ですけれども、日本で残食が毎日のように出ているわけです。もちろん佐勘さんもそうだし、普通のレストランもそうだけれども、お金にすると1年間に11兆1000億円と言われて、そういう試算がもう出ているんです。それだけ食べ物をむだにしている。だから、私は最後にモラルとか道徳と言ったんだけれども、そういうところも大事なことじゃないかなというふうに思います。 24: ◯高見のり子委員  今、生ごみと、それからBDFのお話が出たんですが、私は実は名取のオイルプラント名取の方に一度見学に伺ったことがあるんです。やはり、生ごみも廃油も開発途中というか、研究途中というか、それで生ごみの勉強会が全国で毎年開かれたりしている中で、日進月歩なんだと思うんです。当局ではごみも結局のところは生ごみの問題がやはり一番大きいと思うんですけれども、当局としての生ごみと、それから廃油の、今後のごみ減量という観点からもどういうふうに今の段階でとらえていらっしゃるか、もし伺えれば、さっき鈴木委員も当局に御質問をされていたので、お聞きできればと思うんですけれども。 25: ◯環境局長  生ごみを初めとする灰も含めた問題は、非常に大切な問題だと思っています。家庭系に関しましては本当に堆肥化容器等の助成として、推定でありますが市内40万世帯の約1割以上も普及していると思いますし、出てくる堆肥の量が非常にふえてまいりました。そういった意味では一定の効果を上げつつあると思いますけれども、きょう視察していただきました佐勘さんを初めとする事業系の生ごみ対策等に関しては、今、次の一般廃棄物処理計画をつくっておりますけれども、大きな一つのポイントになると思っております。  そういったような中では、私どもとしても新年度予算の中で先ほど来お話ございましたバイオマスに関する助成制度を、若干でありますけれども新年度予算で組みましたし、今度事業用の廃棄物系に関してどのような形で対応するのかということは、実は今計画の中でいろいろ検討しておりまして、やはり今の制度は合わせれば、ごちゃまぜにすれば工場に持ってくる一般廃棄物ですけれども、分別すれば産業廃棄物で資源になるわけです。そういった民間リサイクルが進むようなシステムづくりを次のごみ減量の大きな一つの目玉にしていきたいと思っております。  その中で、今各委員からございましたように、技術も日進月歩で進んでおりますし、いろいろな形の新しい企ても広がってまいりましたので、その中で私ども、実際には事業系でありますので、経済界、産業界の方とお話し合いしながら、そういった新しいプラン、プロジェクトがあれば応援するようなことを来年度、再来年度に向けてちょっと考えていきたいと思っています。  廃油に関しては、実は市内でも仙台清掃公社含めて実験プラント的なものを運営しておるんですけれども、なかなか採算の問題等含めてどうも難しいという話もあります。いわゆる集め方を含めて。それから、もう一つは経済状況の中で、一たんルートを確立しても高い方に逃げていくとか、いろいろな話があって、今実証実験を超えるような域という中ではちょっと考えられないという形で、現状ではここ二、三年、数年のうちはまだ難しいんじゃないかというふうに思っています。部分的には学校給食分をやっておりますけれども、大口で集まる分以外の小口に関して、今はなかなか難しいというのが私どもの今の考え方です。 26: ◯委員長  よろしいですか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27: ◯委員長  なければ、以上で意見交換を終了いたします。  次に、次回の委員会についてですが、これまでの活動経過や本日の皆様からの御意見を整理したものをこちらの方で作成させていただきまして、それをもとに本委員会のまとめとしての意見交換を行いたいと考えております。  日程についてでございますが、委員会の報告を第2回定例会において行うことを考えますと、私としては4月27日火曜日に開催したいと思いますが、このようなことでいかがでしょうか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28: ◯委員長  それでは、そのように進めさせていただきます。  次の委員会に向けて皆様から資料請求等はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯委員長  そのほか何か皆様から発言等がありましたら、お願いいたします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯委員長  なければ、以上で地球温暖化防止等調査特別委員会を閉会いたします。...