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  1. 仙台市議会 2006-04-21
    健康福祉協議会 本文 2006-04-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会概要                             開会 午後1時19分                             閉会 午後1時42分 ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。所管事項についてであります。  当局より報告願います。 2: ◯健康福祉局長  健康福祉局より、局関連施設開所状況につきまして御報告申し上げます。  資料2でございますが、これは昨年8月に平成17年度健康福祉局事業概要を刊行した後に開所いたしました施設を取りまとめたものでございまして、内容といたしましては、障害者関係が6施設高齢者関係が34施設となっております。詳細につきましては、後ほど御高覧いただきたいと存じます。  健康福祉局からは以上でございます。 3: ◯子供未来局長  子供未来局から2件につきまして、御報告申し上げます。  初めに、資料3の子供未来局関連施設開所状況についてでございますけれども、本年4月に開所いたしました児童館3館及び保育所について記載してございますので、御高覧いただきたいと存じます。  続きまして、資料4の保育所入所状況についてでございます。  本年4月に1カ所の認可保育所開設、また既設保育所定員増によりまして保育所数は115カ所となり定員は昨年度を110人上回る10,554人となっております。また、今年度につきましても、引き続き定員を超えた入所を実施いたしておりますので、4月当初における入所児童数は昨年4月に比べ418人増の11,148人となりました。しかしながら、申し込み児童年齢希望する保育所空き状況等関係から実際入所待ちをしている待機児童の数は昨年に比べ、66人増加し、312人となってございます。今後は、次世代の担い手である子供のよりよい育ちを実現するという観点から、待機児童実態地域ごとニーズに沿った多様な保育サービス拡充等により、よりきめ細かな対応を図ってまいりたいと考えてございます。詳細につきましては、保育課長より説明いたします。  以上でございます。 4: ◯保育課長  それでは、資料4に基づきまして、4月1日現在の保育所入所状況について御説明を申し上げます。  まず、1の保育所数及び施設定員についてでございますが、先ほど局長から申し上げましたとおり、保育所の数は私立保育所が1カ所ふえたことによりまして、総数といたしましては115カ所となりました。また、施設定員につきましては、保育所の新設や既存の保育所定員をふやしたことによりまして、10,554人と、昨年に比べ、110人ふえております。また、本年5月1日には私立保育所で増設による定員増により、定員数は10,584人となる予定であります。  次に、2の保育所入所児童数及び待機児童数についてでございます。  まず、入所児童数につきましては11,148人であり、先ほど申し上げた定員の10,554人を上回る児童入所しております。これは待機児童解消のために、認可定員一定割合の範囲内で超過入所を認めるという国の指導に基づいて入所を行っているためでございます。昨年との比較では、入所児童数は418人ふえており、内訳といたしましては、公立保育所が106人、私立保育所では312人の増加となっております。また、本年4月1日現在の待機児童数につきましては、他都市との比較上、国の新定義による算出は欠かせないため、今年度より記載させていただいております。括弧内に仙台定義により算出いたしました数値を併記させていただきました。この後の説明も主に国の新定義による数値をもとに説明いたしたいと存じます。待機児童数の合計は昨年よりも66人増加し、312人となっております。内訳といたしましては、公立保育所が106人、私立保育所では206人となっており、昨年との比較では、それぞれ19人、47人の増加となっております。  次に、3の待機児童保護者状況についてでございます。  待機児童数312人の保護者状況を示したものでございます。求職中が212人、就労中が85人、傷病や障害等によるその他が15人となっております。  最後に、保育所欠員数についてでございますが、24の保育所で166人の欠員が発生しております。例年、年度途中の申し込みなどによりまして、順次欠員解消していくのが通例となっておりますことから、今後の状況を見守りたいと存じております。
     保育所入所状況については以上でございます。 5: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 6: ◯正木満之委員  待機児童数がふえているわけですけれども、定員もふえているし、入所数そのものもふえている。にもかかわらず待機児童がまたふえたということについて、原因というのか、状況についての把握ですが、先ほどの説明では内容がわからないので、どういうふうにとらえておられるのか、お伺いします。 7: ◯保育課長  今年度待機児童数は312人で、昨年と比較いたしますと66人増加しております。待機児童解消に向けて、入所の促進を図ってまいりまして、入所児童数は昨年と比較し、定員110名増のところ超過入所により入所児童は418人増加いたしましたし、さらにせんだい保育室入所児童数も213人増加させておりますが、今回増加した要因として、需要予測を超える申し込み年齢及び地域ミスマッチにより待機児童増加したものと考えております。 8: ◯正木満之委員  今の御説明は去年も同じようなことを説明されたような気がするんですよ。要するに地域的な偏りだとかミスマッチだとかね。保育所を建てても待機児童はふえているわけですよね。保育所は必要なところに建てているはずですから、そういう状況が一方であって、定員もふえて入所者もふえて、なおかつ対象者がふえているのを最初お答えになった需要予測を超えたという。その需要予測のところに問題はないんですか。その辺は、どのようにとらえておられるでしょうか。 9: ◯保育課長  保育所整備の際の需要動向につきましては、少子化の進展に伴い就学前の児童数は年々減少しております。しかし、保育所への入所希望者数は年々増加しているという状況にございます。今後の需要予測につきましても、経済状況動向など、さまざまな要因が影響してくるものと考えられることから、なかなか難しいものと考えております。地域実情や変動する保育ニーズを踏まえながら、できるだけ実態に近い需要予測となるよう、今後さらに努めてまいりたいと考えております。 10: ◯正木満之委員  市は昨年度一挙に保育所建設を進めて、入所定員を大幅にふやしましたよね。そういうことを前提にゼロ対策室を廃止した。事実上、待機児童ゼロは目的を達成したと宣言したのだと思うんですよね。そういう判断そのものが甘かったのではないですか。私は、この間の議論の中で希望者総数入所定員が同じくらいになったからといって解決する問題ではないということを繰り返し指摘しました。特に年齢ごと定員になっているわけですから、最近はどこを見ても以上児の方は定員割れするというか、入所希望はないけども実際定員はあると。しかし、希望が殺到している未満児の方は大変な状況で、とにかく人に預けられない状況になっているから保育所入所して働きたい人がたくさんいるのに、その希望がかなえられないという状況が続いているわけで、そういう状況をなくして初めて待機児童ゼロの宣言、公約実現ということになるはずなんですね。ですから、私は判断が甘かったのではないかというのは今年度保育所建設数は1カ所ですよ。90人ふやすだけにしたと。来年度は2カ所の定員で考えておられるんですけれども、やはり目標に近づいたんだから、保育所のゼロ対策はいいという気持ちになって、数を引き締めたのではないかという気がしてならないんですよね。それが需要予測判断の誤りによって需要を上回るものになったとしているのではないかと。要するに、地域住民実情が正確に反映した需要予測ではなく、行政側の都合で判断し、その枠内で抑えた需要予測による保育所建設定員の確保ということでやっているからこういう状況になってしまうのではないかという気がしているんです。私のこういう考え方は間違っているでしょうか。 11: ◯子供未来局長  待機児童を減らすということで、昨年度は11カ所と大きくふやしたわけでございますけれども、ことしは市立の保育所1カ所とほかにも公立保育所の増築を図るなど、受け入れ拡大努力を行ってきたところでございます。先ほど保育課長から御説明しましたように、予想を超える申し込み年齢地域ミスマッチによりまして、待機児童増加したと考えているところでございます。今後とも待機児童ゼロに向かいまして本市におきましても引き続き、すこやか子育てプラン第3期行動計画を着実に実施いたしまして、まず全体の受け入れ枠拡大を図りながら、また地域ごとニーズ実情をきめ細かな対応に努めまして、今後、年齢地域需給によるミスマッチ解消に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 12: ◯正木満之委員  どうも当局皆さん言葉遣いで一々言うのも失礼なのかもしれないけれども、このミスマッチというのがよくわからないんですよ。皆さんの側のミスマッチならいいんですよ。そういう自覚を込めて自戒の気持ちを込めてミスマッチだと言っておられるならいいんです。どうも言っている中身と実態が違うんじゃないのか。定員はあるんだよと。その空いているところに入れない保護者の方が悪いと言わんばかりの説明になっているんじゃないですか。最近、物すごく苦労した方の話を伺って私も大変だったろうなと思ったのですが、昨年途中から青葉区の吉成に越されて来た方が、保育所入所したいとお願いしたが近所にはありませんと。熊ケ根ならいいと言われて1年間通ったそうです。吉成熊ケ根の距離を実感されている方だったら大変なことだとなりますよね。それから出勤したり、お迎えに行って帰ってくるんですから。幸いにしてことしは近くに入れたということで天国と地獄ですとおっしゃっていました。この方は相当無理をしても通えたから役所の方は半分安心してるんだと思うんですよ。御本人の努力は別にしてね。しかし、そういうことを選択できない。要するに通勤や子供の送り迎えを考えたら選択をできない方がたくさんいるんです。だからあっちこっち定員空いているのにねと話をするというのは役所の側の皆さんが多少制度を取り違えて市民の側に物を言っているのでないかという気がするんですよ。定員というのは間違いなく年齢ごとにやっているんですよ。総定員子供を入れられるという条件ではないんですから。ですから、私はそういう意味ではミスマッチという言葉をこの間何回も聞いてきて、役所の方は間違いなくやっていると。入らない住民の方に問題があるんだという気持ちを込めておっしゃっているのかなと、気になって仕方がないんですよ、この言葉遣いが。役所の方が保育所を設置する場所あるいはそこで支援するための場所の選定がミスマッチになっていたということを込めておっしゃっているなら、そのことに限定して使っていただきたいと思いますが、その辺はどうでしょうか。 13: ◯保育課長  ミスマッチにつきましては、委員指摘のとおり地域ごと待機児童状況ということがあるかと思います。地域ごと待機児童状況を踏まえまして保育所整備を行っておりますけれども、なかなかその地域需要予測というのが難しいものですから、なかなか追いつかない状態にあるということではございます。そのほかにミスマッチという言葉の中には1カ所のみの保育所希望していらっしゃる御家族の方もいらっしゃるという意味ミスマッチという両方の意味で使っておるところでございます。 14: ◯正木満之委員  今年度開所は1カ所で来年度は2カ所を予定しておられるんだと思うんですが、新年度開設は最近補助金とか財源の手当てなんかでいろいろ大変なこともある。4月開所というのが普通常識なんですが、新年度で予算化している2カ所については来年4月開所というのは大丈夫なんでしょうか。 15: ◯保育課長  来年度開設の2カ所につきましては、年度当初の開設は難しいと考えております。 16: ◯正木満之委員  子供未来局になりましたよね。子供未来を少しでも明るいものにするというのはいいんですけども、しかし、今の今の問題をきちんと解決するということができなくて未来だけ語ってもらってもそれは困ります。ですから、名前が示すとおり、未来を本当に明るいものにするためには今の今をきちっとやってもらいたいと。それで、ことしこれだけふえました。正直言って来年はもっとふえると私は言いたいけれども根拠はありません。どうなるかわからない。ですから、どういう条件になるかはわからないけども皆入れますということをスタートのときから約束しなければ、行政手当てにはならないと思うんですね。いろいろ補助金も2カ年制度だと。開所そのものが4月開所が危なっかしいということになれば来春また同じような心配あるいは待機児童がふえるということになってしまうのではないかと。これは、子供未来局が本当に子供のすばらしい未来をつくるということを考えているのであれば、今の今を本気になってやるということで解決し、市民に示す以外ないんですよ。その点では局長が先ほど今後の対応についてしっかりとした決意を表明されたのですが、具体に来年4月の開所のときにことしより絶対ふやさないと、もっと大幅に待機児童を減らすんだということをお約束していただきたいのですが、いかがですか。 17: ◯子供未来局長  委員指摘のように、待機児童ゼロの目標に向かいまして、本市としては今までも努力してきたところでございますし、今後も引き続き努力してまいる所存でございます。また、需給ミスマッチといったこともございますし、そういったことに対してやはり地域ごとニーズ実情を踏まえ、きめ細かな対応により必要な場所へ重点的に保育所を建てていくという形で待機児童を減らしていく方向努力してまいりたいと考えてございます。 18: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 19: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がありましたらお願いいたします。 20: ◯山口津世子委員  私の方から1点お伺いしたいことと確認したいことがあるんですけれども、以前から私は妊婦バッチマタニティマークの件については議員にさせていただいたときから提案をし、いろいろお話をさせていただいてまいりました。それに対しまして、本市でもここ数年前から地下鉄の定期券売り場でほかでつくっているものを持ってきまして、そこで欲しい方に販売しているという現実がありました。なかなか購入される方も少ないということは確認をしておりましたけれども、今回、本年3月に厚生労働省マタニティマークのデザインを決めて、そして政府で広報を通してこのマークを広く国民周知するということが先般報道されておりました。非常にうれしく思っております。子供を産み育てる人への励ましとか、応援ということで非常にすばらしいことだなと思っております。そのマークをつけた人のそばでは、例えばたばこを吸わないとか、電車バスに乗っているときには席を譲ってあげるとか、大きな声をそばで出したり、大きな音を出したりして母体に害があるようなことをしないとか、そういう優しさもあって非常にいいことだと思っております。今、本市においてはまだ独自につくってはおりませんけれども、今回の国の制度を通じて、今後つくっていく方向性や配付のあり方について、例えば、母子手帳を渡すときに一緒にお上げするということも大事なことだと思いますが、今後の計画や考えがあったら教えていただきたいと思います。 21: ◯子供企画課長  マタニティバッチにつきましては、これまでも市販のバッチ普及を通して妊娠初期妊婦さんへの配慮、周囲の配慮を促してきたところでございますが、国が新たに全国的な普及を図るマタニティマークを定めましたことも踏まえまして、関係部署とも協議しながら前向きに検討しているところでございます。 22: ◯山口津世子委員  私は、このようなものができたときには国民の方に知っていただかないといけないと思います。使う人も非常に少ないわけです。ですから、このバッチをつけている人がいても何のバッチなのかわからないという感じになってしまうと思うんですね。今までもマスコミへ子供さんができた方の声の投稿が何回か掲載されていました。このマタニティバッチをもっと周知してほしいという声も何回か投稿の中でも見つけましたけれども、とにかく知っていただくということが一番大事だと思います。国としても取り組んだわけですから相当強力にやってくださるのではないかと思いますが、やはり自治体がどのようにそれを周知していくかということがとても大事なことだと思います。また、電車バスの中にも、今、優先席というものがあります。仙台市でも優先席には内部障害マーク拡大して張り出しているところでもありますが、このマタニティバッチについては優先席じゃないところでも自分の目の前にこのバッチをつけた人が立っていたときには席を譲りましょうというようなことも、これから訴えていくべきではないかと思いますが、最後に、今後の周知方法や啓発について、どのように考えているのか、お伺いして終わります。 23: ◯子供企画課長  現在、委員からお話がありましたように、厚生労働省のホームページを初め、ポスターチラシ等普及を図るということで、本市にも4月になりましてから周知用ポスターチラシ等が国より送付されてきたところでございます。本市としましてはこれまでのマークとは違いますが、取り組みを行ってきた経過もございますので、その周知方法も含めて前向きに、今、検討を進めているところでございます。 24: ◯委員長  ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25: ◯委員長  なければ、これをもって協議会を閉会いたします。...