保育所の
入所状況については以上でございます。
5:
◯委員長 ただいまの
報告に対し、何か
質問等はありませんか。
6:
◯正木満之委員 待機児童数がふえているわけですけれども、
定員もふえているし、
入所数そのものもふえている。にもかかわらず
待機児童がまたふえたということについて、原因というのか、
状況についての把握ですが、先ほどの
説明では
内容がわからないので、どういうふうにとらえておられるのか、お伺いします。
7:
◯保育課長 今
年度の
待機児童数は312人で、昨年と
比較いたしますと66人
増加しております。
待機児童の
解消に向けて、
入所の促進を図ってまいりまして、
入所児童数は昨年と
比較し、
定員110名増のところ
超過入所により
入所児童は418人
増加いたしましたし、さらに
せんだい保育室の
入所児童数も213人
増加させておりますが、今回
増加した
要因として、
需要予測を超える
申し込みと
年齢及び
地域の
ミスマッチにより
待機児童が
増加したものと考えております。
8:
◯正木満之委員 今の御
説明は去年も同じようなことを
説明されたような気がするんですよ。要するに
地域的な偏りだとか
ミスマッチだとかね。
保育所を建てても
待機児童はふえているわけですよね。
保育所は必要なところに建てているはずですから、そういう
状況が一方であって、
定員もふえて
入所者もふえて、なおかつ
対象者がふえているのを
最初お答えになった
需要予測を超えたという。その
需要予測のところに問題はないんですか。その辺は、どのようにとらえておられるでしょうか。
9:
◯保育課長 保育所整備の際の
需要動向につきましては、少子化の進展に伴い就学前の
児童数は年々減少しております。しかし、
保育所への
入所希望者数は年々
増加しているという
状況にございます。今後の
需要予測につきましても、
経済状況の
動向など、さまざまな
要因が影響してくるものと考えられることから、なかなか難しいものと考えております。
地域の
実情や変動する
保育ニーズを踏まえながら、できるだけ
実態に近い
需要予測となるよう、今後さらに努めてまいりたいと考えております。
10:
◯正木満之委員 市は昨
年度一挙に
保育所建設を進めて、
入所定員を大幅にふやしましたよね。そういうことを前提にゼロ
対策室を廃止した。事実上、
待機児童ゼロは目的を達成したと宣言したのだと思うんですよね。そういう
判断そのものが甘かったのではないですか。私は、この間の議論の中で
希望者の
総数と
入所の
定員が同じくらいになったからといって解決する問題ではないということを繰り返し
指摘しました。特に
年齢ごとの
定員になっているわけですから、最近はどこを見ても以上児の方は
定員割れするというか、
入所の
希望はないけども実際
定員はあると。しかし、
希望が殺到している未満児の方は大変な
状況で、とにかく人に預けられない
状況になっているから
保育所に
入所して働きたい人がたくさんいるのに、その
希望がかなえられないという
状況が続いているわけで、そういう
状況をなくして初めて
待機児童ゼロの宣言、
公約実現ということになるはずなんですね。ですから、私は
判断が甘かったのではないかというのは今
年度の
保育所建設数は1カ所ですよ。90人ふやすだけにしたと。来
年度は2カ所の
定員で考えておられるんですけれども、やはり
目標に近づいたんだから、
保育所のゼロ
対策はいいという
気持ちになって、数を引き締めたのではないかという気がしてならないんですよね。それが
需要予測の
判断の誤りによって
需要を上回るものになったとしているのではないかと。要するに、
地域の
住民の
実情が正確に反映した
需要予測ではなく、
行政側の都合で
判断し、その枠内で抑えた
需要予測による
保育所の
建設、
定員の確保ということでやっているからこういう
状況になってしまうのではないかという気がしているんです。私のこういう考え方は間違っているでしょうか。
11:
◯子供未来局長 待機児童を減らすということで、昨
年度は11カ所と大きくふやしたわけでございますけれども、ことしは市立の
保育所1カ所とほかにも
公立保育所の増築を図るなど、
受け入れ拡大の
努力を行ってきたところでございます。
先ほど保育課長から御
説明しましたように、予想を超える
申し込みと
年齢、
地域の
ミスマッチによりまして、
待機児童が
増加したと考えているところでございます。今後とも
待機児童ゼロに向かいまして
本市におきましても引き続き、
すこやか子育てプラン第3期
行動計画を着実に実施いたしまして、まず全体の
受け入れ枠の
拡大を図りながら、また
地域ごとに
ニーズの
実情をきめ細かな
対応に努めまして、今後、
年齢や
地域の
需給による
ミスマッチの
解消に努めてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
12:
◯正木満之委員 どうも
当局の
皆さんの
言葉遣いで一々言うのも失礼なのかもしれないけれども、この
ミスマッチというのがよくわからないんですよ。
皆さんの側の
ミスマッチならいいんですよ。そういう自覚を込めて自戒の
気持ちを込めて
ミスマッチだと言っておられるならいいんです。どうも言っている中身と
実態が違うんじゃないのか。
定員はあるんだよと。その空いているところに入れない
保護者の方が悪いと言わんばかりの
説明になっているんじゃないですか。最近、物すごく苦労した方の話を伺って私も大変だったろうなと思ったのですが、昨年途中から青葉区の
吉成に越されて来た方が、
保育所に
入所したいとお願いしたが近所にはありませんと。
熊ケ根ならいいと言われて1年間通ったそうです。
吉成と
熊ケ根の距離を実感されている方だったら大変なことだとなりますよね。それから出勤したり、お迎えに行って帰ってくるんですから。幸いにしてことしは近くに入れたということで天国と地獄ですとおっしゃっていました。この方は相当無理をしても通えたから
役所の方は半分安心してるんだと思うんですよ。御本人の
努力は別にしてね。しかし、そういうことを選択できない。要するに通勤や
子供の送り迎えを考えたら選択をできない方がたくさんいるんです。だからあっちこっち
定員空いているのにねと話をするというのは
役所の側の
皆さんが多少
制度を取り違えて
市民の側に物を言っているのでないかという気がするんですよ。
定員というのは間違いなく
年齢ごとにやっているんですよ。総
定員で
子供を入れられるという
条件ではないんですから。ですから、私はそういう
意味では
ミスマッチという
言葉をこの間何回も聞いてきて、
役所の方は間違いなくやっていると。入らない
住民の方に問題があるんだという
気持ちを込めておっしゃっているのかなと、気になって仕方がないんですよ、この
言葉遣いが。
役所の方が
保育所を設置する
場所あるいはそこで支援するための
場所の選定が
ミスマッチになっていたということを込めておっしゃっているなら、そのことに限定して使っていただきたいと思いますが、その辺はどうでしょうか。
13:
◯保育課長 ミスマッチにつきましては、
委員御
指摘のとおり
地域ごとの
待機児童の
状況ということがあるかと思います。
地域ごとの
待機児童の
状況を踏まえまして
保育所の
整備を行っておりますけれども、なかなかその
地域の
需要予測というのが難しいものですから、なかなか追いつかない状態にあるということではございます。そのほかに
ミスマッチという
言葉の中には1カ所のみの
保育所に
希望していらっしゃる御家族の方もいらっしゃるという
意味で
ミスマッチという両方の
意味で使っておるところでございます。
14:
◯正木満之委員 今
年度、
開所は1カ所で来
年度は2カ所を予定しておられるんだと思うんですが、新
年度の
開設は最近
補助金とか財源の
手当てなんかでいろいろ大変なこともある。4月
開所というのが
普通常識なんですが、新
年度で予算化している2カ所については来年4月
開所というのは大丈夫なんでしょうか。
15:
◯保育課長 来
年度開設の2カ所につきましては、
年度当初の
開設は難しいと考えております。
16:
◯正木満之委員 子供未来局になりましたよね。
子供の
未来を少しでも明るいものにするというのはいいんですけども、しかし、今の今の問題をきちんと解決するということができなくて
未来だけ語ってもらってもそれは困ります。ですから、名前が示すとおり、
未来を本当に明るいものにするためには今の今をきちっとやってもらいたいと。それで、ことしこれだけふえました。正直言って来年はもっとふえると私は言いたいけれども根拠はありません。どうなるかわからない。ですから、どういう
条件になるかはわからないけども皆入れますということをスタートのときから約束しなければ、
行政の
手当てにはならないと思うんですね。いろいろ
補助金も2カ年
制度だと。
開所そのものが4月
開所が危なっかしいということになれば来春また同じような心配あるいは
待機児童がふえるということになってしまうのではないかと。これは、
子供未来局が本当に
子供のすばらしい
未来をつくるということを考えているのであれば、今の今を本気になってやるということで解決し、
市民に示す以外ないんですよ。その点では
局長が先ほど今後の
対応についてしっかりとした決意を表明されたのですが、具体に来年4月の
開所のときにことしより絶対ふやさないと、もっと大幅に
待機児童を減らすんだということをお約束していただきたいのですが、いかがですか。
17:
◯子供未来局長 委員御
指摘のように、
待機児童ゼロの
目標に向かいまして、
本市としては今までも
努力してきたところでございますし、今後も引き続き
努力してまいる所存でございます。また、
需給の
ミスマッチといったこともございますし、そういったことに対してやはり
地域ごとの
ニーズの
実情を踏まえ、きめ細かな
対応により必要な
場所へ重点的に
保育所を建てていくという形で
待機児童を減らしていく
方向で
努力してまいりたいと考えてございます。
18:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
19:
◯委員長 なければ、以上で
報告事項関係を終了いたしました。
この際、
当局から
報告を受けた
事項以外で皆様から何か
発言等がありましたらお願いいたします。
20:
◯山口津世子委員 私の方から1点お伺いしたいことと確認したいことがあるんですけれども、以前から私は
妊婦バッチ、
マタニティマークの件については議員にさせていただいたときから提案をし、いろいろ
お話をさせていただいてまいりました。それに対しまして、
本市でもここ数年前から地下鉄の
定期券売り場でほかでつくっているものを持ってきまして、そこで欲しい方に販売しているという現実がありました。なかなか購入される方も少ないということは確認をしておりましたけれども、今回、本年3月に
厚生労働省で
マタニティマークのデザインを決めて、そして政府で広報を通してこの
マークを広く
国民に
周知するということが先般報道されておりました。非常にうれしく思っております。
子供を産み育てる人への励ましとか、応援ということで非常にすばらしいことだなと思っております。その
マークをつけた人の
そばでは、例えばたばこを吸わないとか、
電車や
バスに乗っているときには席を譲ってあげるとか、大きな声を
そばで出したり、大きな音を出したりして母体に害があるようなことをしないとか、そういう優しさもあって非常にいいことだと思っております。今、
本市においてはまだ独自につくってはおりませんけれども、今回の国の
制度を通じて、今後つくっていく
方向性や配付のあり方について、例えば、
母子手帳を渡すときに一緒にお上げするということも大事なことだと思いますが、今後の
計画や考えがあったら教えていただきたいと思います。
21:
◯子供企画課長 マタニティバッチにつきましては、これまでも市販の
バッチの
普及を通して
妊娠初期の
妊婦さんへの
配慮、周囲の
配慮を促してきたところでございますが、国が新たに全国的な
普及を図る
マタニティマークを定めましたことも踏まえまして、
関係部署とも協議しながら前向きに検討しているところでございます。
22:
◯山口津世子委員 私は、このようなものができたときには
国民の方に知っていただかないといけないと思います。使う人も非常に少ないわけです。ですから、この
バッチをつけている人がいても何の
バッチなのかわからないという感じになってしまうと思うんですね。今までもマスコミへ
子供さんができた方の声の
投稿が何回か掲載されていました。この
マタニティバッチをもっと
周知してほしいという声も何回か
投稿の中でも見つけましたけれども、とにかく知っていただくということが一番大事だと思います。国としても取り組んだわけですから相当強力にやってくださるのではないかと思いますが、やはり自治体がどのようにそれを
周知していくかということがとても大事なことだと思います。また、
電車や
バスの中にも、今、
優先席というものがあります。
仙台市でも
優先席には
内部障害の
マークを
拡大して張り出しているところでもありますが、この
マタニティバッチについては
優先席じゃないところでも自分の目の前にこの
バッチをつけた人が立っていたときには席を譲りましょうというようなことも、これから訴えていくべきではないかと思いますが、
最後に、今後の
周知方法や啓発について、どのように考えているのか、お伺いして終わります。
23:
◯子供企画課長 現在、
委員から
お話がありましたように、
厚生労働省のホームページを初め、
ポスター、
チラシ等で
普及を図るということで、
本市にも4月になりましてから
周知用の
ポスター、
チラシ等が国より送付されてきたところでございます。
本市としましてはこれまでの
マークとは違いますが、取り組みを行ってきた経過もございますので、その
周知の
方法も含めて前向きに、今、検討を進めているところでございます。
24:
◯委員長 ほかにありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
25:
◯委員長 なければ、これをもって
協議会を閉会いたします。...