11:
◯斉藤重光委員 はい。
12:
◯委員長 では、そのように
整理をさせていただきます。
当局におきましては、お配りする際に要点を御
説明しながら、ただ置いてくるだけではなくて、よろしくお願いいたします。
ほかにございませんか。
13:
◯菊地昭一委員 駅名についてですけれども、
駅名については現在まだ仮称という
考え方でよろしいですよね。確認させてください。
14:
◯東西線建設本部長 現在は仮称でございまして、
駅名の決定につきましては、
地域の
皆様方の
要望なりを集約して開業の二、三年前ぐらいに決めていくことになるのかなと考えております。
15:
◯菊地昭一委員 今、
歴史的町名の復活という流れもあるものですから、そういう意味で
駅名の変更に大きく影響する
可能性も当然出てきますよね。その辺はまだ正式にはこれから検討という形になるんでしょうけれども、開業の二、三年前に
正式決定ということですね。
16:
◯東西線建設本部長 はい。
17:
◯菊地昭一委員 わかりました。
18:
◯渡辺芳雄委員 特別委員会でも出たと思うんだけれども、
荒井地区の
区画整理事業組合の
立ち上げ状況等について一番心配しているものですから、今、どのような
状況になっているのか、聞いておきたいと
思います。
19:
◯都市開発部長 荒井東土地区画整理事業の件でございますけれども、現在、
地元調整が進んできておりまして、最近になって地元の意識も高まってきたと認識しております。具体的には、今、地元の中で
地権者の方の意志の確認とか
合意形成が図られつつあると認識しておりまして、今、目標としておりますのは5月末を目途に
準備委員会を設立しようという段階になってきております。
東西線事業そのものはタイトな
事業スケジュールにはなりますけれども、そういったところで今のところは明るい
見通しであると思っております。
20:
◯渡辺芳雄委員 明るい
見通しであるという話なんですが、聞くところによると
大分地権者の
方々が
自分たちで
区画整理を立ち上げるということについての
合意形成がなかなか難しいのではないかという話を聞くわけですが、明るい方向とは言っても、厳しいような
状況なので、
当局の指導も大切ではないかと思うんですが、どのような
話し合いが持たれているのか、あるいは
地権者に話をさせているのか、その辺をお聞きしたいと
思います。
21:
◯都市開発部長 現在の
地権者の
方々との
話し合いの
状況でございますが、
東地区におけます
地権者は現在居住されている
町内会、
荒井地区を含めまして六つほどの
地区に大きく分かれるわけでございますが、それぞれの
町内会ごとに持ち帰りいただきまして、その
地区の中で、今、
話し合いをしていただいている
状況でございます。私
ども仙台市としてもそういった中に入りまして、今後の
方向性等について
協議しておるわけでございますけれども、現在、その六つの
町内会の中では五つの
町内会で既に
準備委員会設立、
地権者総会に向けました
世話人の
選出等も行われてきております。まだ、すべてではないですけれども、今月半ばぐらいには残りの
町内会についてもそういった
状況になると伺っておりまして、改めて選出されました
世話人の
方々とも今後とも話し合っていきたいと思っております。
22:
◯菊地昭一委員 関連で、例えば
準備委員会が5月末に立ち上がると、
組合設立は基本的にいつごろになるんですか。
準備委員会から組合に移行するというのは。
23:
◯都市開発部長 組合の設立につきましては、現在、目標としておりますのは平成19年12月を目途にやっていきたいと思っております。
24:
◯菊地昭一委員 目標というのは5月末に
準備委員会が立ち上がれば19年12月に間に合うということなんですか。それとも5月が過ぎれば12月が延びることもあるという判断でいいんですか。
25:
◯都市開発部長 必要な
期間等はやはり5月をまず目標に置きまして、それを前提として12月と考えておりますけれども、
手続等その間に必要なものがございますので、ある程度その期間は必要かとは思っています。
26:
◯佐藤正昭委員 先ほど、
菊地委員の方から
駅名のことが出まして、それに対する答えは的確な答えだなと思うんですよ。私も、今、時代の流れが早く物事に柔軟に
対応していく、
臨機応変に
対応していくことがとても大切なことだと
思いますし、余り固定化せずに議論をしていかないとだめだろうと思うんで、今のような
駅名の話は開業前を目途にという時宜を得た
お話で私も大賛成ですし、さすが
方向性は間違っていないなと思っているんですけれども、それとともに駅の
出入り口の関係ですが、この
委員会の中でいろんな話があったんですが、基本的には対角線に2カ所の
出入り口ということで、今、進めているでしょうけれども、この件についても私は時代の流れが早いことで要請がいろいろと変化する要素がある。もちろん
東西線は
民間の
開発を誘導していくというものですから、
開発の
状況によっては
臨機応変に
対応していかなければいけない。そういうことがたくさんあるんだろうと私は思っております。そういう点で、現時点での
出入り口の
計画についてはどういうものなのか、そして、今後いろいろな変化というものに、どのように
対応していくつもりなのか、お聞かせいただきたいと
思います。
27:
◯東西線建設本部長 出入り口の
計画につきましては、今、
佐藤委員から
お話がありましたように、基本は1駅2カ所ということで
計画を進めてございます。現在でも
出入り口についてもう1カ所何とかという
お話もあります。駅につきまして、我々は2735億円という大きな
建設費の枠を意識しながら仕事をしているわけでございまして、
要望、要請を無制限に取り入れながら
事業を進めるのは難しいのかなと
思います。ですけれども、
佐藤委員がおっしゃったように、
地域の
要望なり、時代の変化なり、
経済状況の変化なり、いろいろ考えられます。ただ、我々にとりましては、今、
設計を進めている段階でございますので、
設計の進む中での
物理的制約などもございますし、また財源の課題となれば、どこから調達するかという問題もあろうかと
思いますので、
対応できる時点まではそういった
財源確保の問題、物理的な制約の
問題等いろいろありますけれども、
対応できる範囲内で考えてはいきたいと思っております。ただ、今、申し上げたようにいろいろな制約がございます。
駅名のように単に表示するといったものであれば、
対応は
駅名の
表示板なり印刷物なりを決めるまでに決めていけばいい話ではございますけれども、
出入り口につきましては、用地の問題、
設計の
問題等いろんな問題がございますので、
駅名ほどの時間的な余裕はないと認識しております。
28:
◯佐藤正昭委員 本部長の考えはもっともだと思うんですよ。そうであれば、今、
出入り口の場所についていろいろと当たっているでしょうから、その折衝の
状況、大まかにどのような
状況になっているのか、お聞きしたいと
思います。
29:
◯東西線建設本部管理部長 出入り口の
用地取得状況について概要を申し上げます。
基本的な内容は、以前御
説明したとおりで変わってございませんが、改めて簡単に御
説明させていただきたいと
思います。
東西線の
出入り口につきましては、前回も御
説明しましたように
南北線と違いまして
道路幅員、
歩道幅員が狭いので近隣の
土地を取得してそこに
出入り口を設けるというのが基本的な
考え方でございます。近隣の
土地の中には民地のところもございますし、
市有地あるいは大学など公的なところが持っている
土地もございまして、さまざまでございます。具体的に西の方から申し上げたいと
思いますが、
動物公園駅から青葉山駅、川内駅まではほとんど周辺が市や大学、国の
土地を利用して
出入り口をつくるということになっております。
国際センター駅についても市の
土地等を利用いたします。
西公園駅につきましては、1カ所は公園の用地、もう1カ所は
民間の
土地を使うということで考えてございまして、
西公園の1カ所の
出入り口用地についてはまだ確定しておりません。次の
一番町駅につきましては、南北2カ所を
計画しておりますけれども、南側の
土地につきましては、
土地の取得の
可能性が出てまいりましたが、北側の
土地につきましては、今、
協議をしているというところでございます。
一番町駅につきましては、1カ所は現在の
南北線の駅等を経由しまして仙台駅に出るということで新設の
出入り口は1カ所になるわけですが、そこについても現在調整をしているところでございます。次は、新寺駅でございますが、新寺駅につきましては2カ所のうち1カ所は道路の
幅員等を変えまして道路の歩道上に1カ所、もう1カ所は
民間の
土地を取得するということで、今、
協議をしているところでございます。次が、連坊駅でございますが、連坊駅は1カ所が仙台一高の
学校用地の中、もう1カ所は
民間の
土地ということで
民間の
土地のめどが立ったところでございます。次は、
薬師堂駅でございますが、
薬師堂駅は1カ所が
駅前広場の中、もう1カ所は
民間の
土地ということで、今、
協議をしているところでございます。次に卸町駅でございますが、卸町駅は2カ所とも
民間の
土地ということで1カ所はほぼ確定しておりますが、もう1カ所については現在
協議をしているところでございます。次に六丁の目駅でございますが、2カ所とも
民間の
土地ということでおおむねめどがついたところでございます。一番東側の荒井駅につきましては、
先ほどの御質問のとおり、
区画整理の中で地上駅で
出入り口ということで考えております。
30:
◯佐藤正昭委員 そういった中で、
南北線の
状況を見ると、例えば長町のモールや三越であるとか141ですね。市民の
利便性の寄与する、集客にも寄与するといいますか、そういう
民間と一緒にいろんなことをやっていくという手法が大切なんだろうなと思うんですけれども、こういうものに対する
対応といいますか、今、このような
計画があるのか、
民間と一緒にやろうという
計画が今あるのか、またこれからそういうものが出てきた場合に、どのような形で
対応していくのか、その2点についてお聞かせください。
31:
◯東西線建設本部長 今、
佐藤委員の方から御質問のありました、
民間接続ということですが、そういったものを我々は
請願出入り口と言っていますが、今のところそういった
請願出入り口の
要望は来てございません。また、将来出てきたらどうするのかということですが、
先ほども申し上げましたように、本体に着工する時期になっておりますし、
設計も相当進んでおりますので、そういった
設計面で配慮できる時期までに
お話がくれば
対応は一定程度可能かなと。ただ、それが過ぎますと、なかなか難しい
部分が出てくるのかなと
思います。特に、
南北線と比べまして駅の規模が小さいということで、そういった壁を抜くような場所も限られますことから、
南北線ほどは
自由度がないということでございます。
32:
◯佐藤正昭委員 わかりました。だとすれば
民間の
開発を誘導していくというか、
仙台市役所だけでやるんじゃないよという
東西線でありますから、そういうことを
民間にぜひ発信してほしいんですよ。いつまでだったら
対応ができるか。その時期が合わなくてできなかったということでは不幸なことでありますから、いつごろまでならきちっと
対応できますよということを
民間に対して発信してあげた方が私はより
皆様方の
努力等が相まって
建設年次20年からと言われていたのが、今年度18年からできる、本当に超
加速的推進というのが今の
状況であります。2年も
前倒しができたということでありますから、そういうことをより発信していった方がいいんじゃないのかなと。具体的にいつごろまで、そういう
計画を
お話しすれば可能なのかということも含めて、お伺いをいたします。
33:
◯東西線建設本部長 現在、
設計をほぼ全路線にわたって進めておりますけれども、御指摘のような
民間ビルとの接続ということで
相手方負担のような
出入り口、そういったものに対するお
声がけの時期、期限、こういったものを我々からどのような形でお伝えするのかということなんですけれども、これは
各駅ごとに
設計の
進捗度も違いますし、ある程度進んでいる段階で改造なり変更がきく、きかないということもございますので、一概にいつごろまでというのはちょっと難しいのかなと。個別の駅について、どれくらいの時期ということについては、今、
手持ち資料がございませんので、ここでは御
説明は難しいということでございます。
34:
◯佐藤正昭委員 わかりました。この件については、親切に
駅ごとに可能な範囲の中で
民間に対してお知らせいただければいいんだろうなと
思いますし、そういう柔軟な
対応で、ぜひ
対応していただければなと
思います。
35:
◯渡辺芳雄委員 関連して、駅は2カ所の
出入り口ということなんだけども、
南北線の例を上げて、河原町は2カ所で、その当時はそれでよかったんだけれども、あの周辺にマンションが建てられたために、
七十七銀行寄りに
出入り口があってほしかったという
地域住民からの切なる
要望が出ておるんです。したがって、将来の展望も見据えた形で駅の
出入り口が2カ所のみという
考え方ではなくて、こういうことも将来やれるんだという展望を持って
出入り口の設定もしておくべきじゃないかなと思うんだけれども、コンクリートされた形では
柔軟性に欠けるのではないかなと。今、
南北線のそういった
要望を聞くたびに思うんだけれども、そういう
柔軟性のある
設計といいますかね、そういう
考え方を持っているのかどうか、お聞きします。
36:
◯東西線建設本部長 先ほども申し上げましたように、今回の
東西線はかなり制約された中で
建設をするということで、
駅自体をかなりコンパクトな
設計にしております。そういった
部分で
改札口から外への通路、そういうところでなければ外部の建物との接続というのはなかなか難しいです。そういったことから
南北線ほど
自由度はなく
駅自体が短いものですから、そこから出せる範囲というのが非常に限られたところになるということで、我々としては2カ所ということで進めてございますけれども、現状において考えられるような場所について、どの
程度設計面で配慮しておくべきか、できるものについてはやりたいとは
思いますけれども、今、申し述べたように小さな駅の中で接続できる
部分が限られるということになりますと、現実問題としてなかなか
対応は厳しいのかなと思ってございます。
37:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
38:
◯委員長 なければ、
住民とともに進める
東西線沿線まちづくりについて、
委員の
皆様と
意見交換を行いたいと
思います。御案内いたしておりますとおり、本
委員会は他
都市の視察も含めまして、これまで計5回開催いたしたところでございますが、私の
思いとしては、きょうの
委員会が最後の
委員会かと思っておるところでもございます。したがいまして、
意見交換を活発に行っていただきたいという
思いから、副
委員長とも相談いたしまして、時系列的にまとめた
要約版を
資料として事前に
皆様に郵送させていただいたところでございます。また、本日
皆様のお手元にこれまでの
開催経過の一覧もお配りしておりますので、それらも参考にしていただきながら、御
意見をお伺いできればと
思います。そして、
報告書に織り込んでまいりたいという
思いがございますので、提言、提案あるいは
建設的にそれらを踏まえた御
意見もぜひちょうだいいたしたいと
思いますので、どうぞそのあたりをお含みいただいて、それぞれ御
意見をちょうだいいたしたいと思います。
それでは、どなたか御発言をいただきたいと
思います。
39:
◯菊地昭一委員 協議の題名にもなってます、
住民とともに進める
東西線沿線まちづくりについてということで、私も
地下鉄東西線に関しては沿線の
まちづくりを
住民との交流を踏まえた上で進めてほしいとずっと訴えてきましたし、そういう意味ではここに書いてあるとおりだと思うんですけれども、ただ
先ほど荒井東の
区画整理事業の件でいろいろ
意見が出ましたけれども、いま一つ
東西線事業と
区画整理の
まちづくりの
考え方がまだまだ
地権者の人に浸透していない
部分があって
区画整理事業の準備がなかなか立ち上げにくいという背景もあるのではないかという
思いもあるので、この辺もう少し
東西線が開通するとこういう
イメージの
まちになってこういうふうになりますよというのをやはり
地域の
住民にあるいはそういう
地権者にもっともっとPRをしていかないとなかなか
東西線が2年
前倒しで
本格着工になったといっても、実際、周辺の
まちづくりがおくれてしまったのでは、最終的に乗客の数にも当然影響してきますし、ぜひもっと市民に
地域の
住民に対してPRをしてほしいと
思います。もう一つは、既にいろいろなところで
埋設物の
移設工事も含めて始まっていますけれども、その
工事が何の
工事なのかというのが
地域住民にわかるようにすべきではないかと思っています。要は、この
工事は
地下鉄東西線のために行っている
移設工事ですよと
地域の
住民にわかるような形にしていただければいいのかなと思うんです。私の家のすぐ近くでも
工事をしているんですが、何の
工事をやっているのかよく聞かれるので私は一々
地下鉄東西線のためだと
説明しています。それでなくとも
工事によって車は渋滞するわけです。大変な
思いをして車が通っているんですよ。そのときにこれは将来の
地下鉄のための
工事なんだよとわかるような形にしてほしい。これからどんどん
工事もふえてくると思うので、それはぜひやっていただきたいなと
思います。
40:
◯委員長 表示のあり方とPRの仕方ということですね。ありがとうございます。
ほかにございませんか。
41:
◯渡辺芳雄委員 これまで進んできて、いよいよ
工事等が始まっているわけですけれども、結局、
東西線から遠い恩恵に浴されない
人たちは、私たちは関係ないという
状況もあるわけです。したがって、浴されない
地域、例えば六郷や荒浜など、そういった
地区への
交通網をどうするのか。
交通網の
整備が必要なのではないか。バスなどによりお客さんを輸送して、乗客の確保と同時に
自分たちも恩恵を受けることができるという夢というか、そういうこともしっかり持っていただくべきではないかと私は考えているところです。市全体の
東西線に対する理解、特に
東西線から離れて恩恵に浴されない
人たちに対して、
自分たちも
東西線ができることによってよくなったんだなという、そういった
交通網の
整備が望まれるのではないかなと
思います。
42:
◯花木則彰委員 私は、
東西線事業そのものの推進については今の
財政状況等の問題を含めて、このまま進めていいのかどうかということについて疑問を持ちながらいるわけなんですけれども、しかし、同時に今回の
調査特別委員会で
住民とともに
まちづくりを進める、そういう手法をやっていくということでのいろいろな探究というのは非常に大事な視点ということで調査に私としても取り組んでいました。いろいろ視察も行わせていただきましたし、いろんな
方々の
お話も
参考人の
お話も聞かせていただいて、
住民と一緒に
まちづくりを進めると、市全体でというとなかなか雑駁な
イメージになってしまいますけれども、今回のように例えば
駅周辺の
まちづくりをどうするのかということでエリアがある程度決まって、そういうときにどういう形で
住民の
方々の声を集約するのか、調整をするのか、実際に
まちづくりというのは道路をつくったとか、町並みをつくったというだけでは済まなくて、その後の運用といいますか、それに
住民の
人たちが積極的に加わるという上で、
行政側は何に気をつけなきゃいけないのかということは相当いろんな
方々の
お話で明らかになってきた
部分があると思うんです。ぜひ、そこら辺が
報告の中でも
一つポイントとして
整理をされて出されるように
要望しておきたいと
思います。
43:
◯鎌田城行委員 先ほど、
渡辺委員から
交通網の
整備が必要であるという話がありましたが、私も同感で、その際、既に
まちが
整備されているところの実情などの
お話を伺うとともに、現状のところも確認していきますと、健康な方は
自転車等を活用する、そういったことも考えると
自転車駐輪場の
整備も
駅づくりとセットで考えなければいけない
部分でありますし、その際にはこれまでの
住民の所有している
自転車をそのまま使うという
考え方もあるでしょうし、世田谷区では
登録制にして
自転車そのものを貸し出すという
システム等もあるようです。そういう
部分も
一つ考えに入れてはどうかなというところがあります。また、
コミュニティバスの
整備等も今後十分検討すべきではないかと
思います。要は、駅を基点として駅から住宅までの間をどのように結びつけるかということは、この沿線
整備という観点で進めていくことがもっとも望ましいのではないかと思っております。もう一つ、
住民とともにと言った場合、どうしても
意見の相違が生じるおそれがあります。その
地区に住んでいる居住者という観点とその
まちに用事があって訪れる人、また用事がなくともそこに楽しみを求めて集うであろう
人たち。
参考人による新開地の
お話なども非常に参考になったような気がしたんですけれども、そういうところの視点でどのように
意見を集約するのか非常に難しいところもあって、その辺は十分検討していただきたいと思うんですけれども、駅を利用する
方々の声をどのように集約するのか、それも含めた
住民の声という、
住民の期待にこたえられるような沿線
整備というところをどのあたりに持っていくのかということを十分配慮して進めるべきではないかなということを感じておりますので、よろしくお願いしたいと
思います。
44: ◯横田匡人
委員 私も柿沼
委員長のもとでことしの
委員会、
住民とともに進める
東西線の
まちづくりということを皆さんとともに調査研究をさせていただきました。特に、卸町周辺の
方々の御
意見を伺った際などは、やはりこの
東西線というのは非常に各駅の周辺の
方々ばかりではなくて、いろんな方面に大きな期待を皆さんは持っていらっしゃる、期待感がいっぱいなんだというものを感じてきました。そうしたときに個別の駅をどのようにしていこうかといったときに、
先ほど佐藤正昭
委員から御
意見もありましたけれども、私もやはり開業した駅を目指して、駅へ駅へと人の流れが一気に変わっていくんだと
思います。もちろん
地域やその周辺の
状況によってエリアは限定されたものかもしれませんが、いずれ間違いなくだれもが駅へ向かっていく、流れが一気に変わるんだと思います。そうしたときに私はやはり開業後に自然増といいますか、利用者がふえていくということはもちろんあろうかと
思いますが、実は開業してから、すべてが整ってから乗客をふやしていくというのは、なかなか全国的にいろんな他
都市の事例などを見ても難しいこともわかりました。そう考えると今まさに鉄道をつくっていくという時期が本当に大事であり、周辺の
方々との連携はもとより、
先ほどの佐藤正昭
委員の
考え方と一緒で本当に利用されやすい駅、そういったものを
民間に、より誘導策といいますか、情報その他を提供して私は進めることが
東西線の成功への一番のかぎなのではないかと思っています。例えば、スーパーや物を売るお店が近くにあるからはやるんじゃないんですね。やはり、そこには何か利用しやすい、便利だからいろんな要素がないとお店もス-パーもはやらないと考えると、
地下鉄も同じで駅が近くにできたからということだけではなくて、この駅を利用するとこういうふうに
自分たちの
地域、または自分の暮らしぶりも変わったんだというようなものをあわせて提供できるように今後
当局にも求めていきたいと思いますし、また我々も調査研究を深めていければなと
思います。
45: ◯木村勝好
委員 私、この間の議会の代表質疑の中でもやらせていただいたんですが、
東西線の
建設の方については確かに加速度的に
前倒し、
前倒しというふうなことになってきて、それはそれで非常に結構だと
思いますし、それに対する強い期待もあるということもよくわかります。ただ一方で、沿線の
まちづくりということに関して言えば、その割にはおくれをとっているのではないかという非常に強い危機感を持ってます。代表質疑の中でも申し上げましたけれども、確かに
住民とともにというのはかけ声としてはいいんですけれども、しかし、現実的になった場合にやはり行政としてやらなくてはならない、果たさなければならない責任というのは結構大きいんだろうというふうに思うんですよ。すべての駅とは言いませんが、例えば、荒井あるいは六丁の目あるいは卸町あるいは
国際センター、こういったところの駅に関しては
行政側がある程度責任を持って具体的にどこからどこのエリアについて、どういう手法でどういう
まちづくりをするかということを早急につくってリーダーシップをとってやっていかないと、だれかがやってくれるとかそのうち何とかなるという話ではないと思うんですよね。例えば、
国際センターのところは
住民とともにと言ったって、実際、その周辺には
住民がいないわけですから、それじゃ仙商の跡地はどうするのかと言ったって、
住民とともにと言ってもなかなかそうはいかない話でありまして、では仙台市としてどうするんですかということがすぐ問われる話だと思うんですよ。しかし、その割にはそういうところについての危機感なりリーダーシップなりに欠けるところがあるのではないかなというふうに思ってます。これは市長の公約でもあるわけですから、私は市長自身がリーダーシップをとって、こことこことここの駅については具体的にこういう手法でやるんだというのを決めていって、実際に
まちづくりに着手をしていかないとね、着手したって実際にその
まちができて人口が張りつくまでには10年そこらかかるわけです。電車の走る方が早くなってしまえば、初年度一体どういう収支になるかということについて非常に危機感を私は持っています。そういうところをよく考えていただきたいなという気がします。それからもう一つは、沿線の
まちづくりによって、収入増を図るということももちろん大事なんですが一方で、やはり幾らかでもコストを安くするということも大事だと思うんですよ。これは前にも申し上げたと思うんですけれども、実際に
東西線の運行に当たってあのシステムは物理的に無人運転が可能なんですよ。ただ国の方が地下でのそういう無人運転に関しては災害等があったときの安全の確保という点から、人を乗せろと言っているだけで、物理的には神戸市のポートライナーのように無人運転が可能なんですね。であれば安全の確保という点からすれば、必ずしも運転手はなくていいわけです。添乗員で足りるわけですから。添乗員に払う給料と運転手に払う給料はおのずと違います。当然、ランニングコストに変化が出てくるわけですから、やはりそういうところも今までの
計画に必ずしもとらわれずに、もう一歩踏み込んでそういうふうな意識を持ってやっていく必要があるのではないかなと
思います。
46:
◯斉藤重光委員 先日、裁判では勝ったようですが、費用対効果の問題について大変厳しい判決だったというふうに報道されております。
民間を誘導して、どういう
まちづくりをしていくのかということが、まだまだ出てきていない。特に、若林区荒井周辺の
まちをどのようにしていくのかということが出てきていないから、
先ほどから言われてきているように
土地区画整理組合のいろいろな事情があるにしても問題点などが出ているのではないのかなと思っています。それで非常に残念なことに、私はあの
地区は福祉の
まちづくりを進めるべきだと言っていましたが、市立病院が長町の方にと市長は言っておりましたが、あと10年あるんでこれからどういう市立病院を建てるのかということで論議されることになっていくだろうと思うんですが、いずれこういう
まちにするんだと、そして交通体系はこのようになるんだと、例えば若林だと六郷あたりからどのようにお客さんを連れてくるのか、バスで連れてくるのか、パーク・アンド・ライドで広い駐車場をつくってそこから
地下鉄に乗ってもらうのか、沖野あたりからは
薬師堂駅につなげるんだという構想もあるようですけれども、やはりそういうことを具体的に市民の皆さんに提供しながら、今、本当にあの周辺は道路の問題で立ち退かなければならない人がかなり多くいますし、近くに移りたいと言ってもなかなかそういうのが実現できない。もう少し、そういう市民の
要望を早急に的確に指導していかないと
加速的推進と言ってもなかなか今の問題点の解決になっていかないのではないかというふうに
思います。そういう意味で市民とともに、
民間をどのように誘導してどういう
まちづくりをするのか、特に卸町なども人が住める
まちへということにもなっていますけれども、果たしてどのくらいのスピードでそういうものが実現していくのか、さまざまな課題があると思っていますので、具体的な
まちづくりのビジョンについて早急に出していただきながら、市民と討論をしないと予定どおりに進んでいかないのではないかなというふうに思っていますので、これは我々もいろいろ1年間調査をしながらいろんな
意見を聞きながら進めてきているわけですけれども、なお一層、やはり
当局がそういうことについて具体的にもっと明確に踏み込んでいくという立場でないと、なかなか市民の理解が得られないのではないかと現時点においては私は考えております。
47: ◯屋代光一
委員 東西線の
委員会ですから
東西線の話をすることは当たり前なんだけれども、
南北線をつくったときにもいろんな
まちづくりなどを話したよね。それで私はこの
東西線をつくるとき
南北線をつくって今まで営業してきたその反省で
東西線の
まちづくりをどういうふうに生かしているのか、具体的な何かあったら言ってみてください。
48:
◯委員長 意見交換ですけれども、
意見交換の中での屋代
委員はその辺のことを少しお聞きしてからというふうに受けとめましたので、その辺について御答弁いただけますか。
49: ◯
東西線沿線まちづくり課長
南北線整備のときと比べますと、やはり大きな
状況変化があったと思っております。
南北線をつくった際は、
まちづくりの手法といいますか、その権限が実は仙台市の方になかったということもございますし、
まちづくりのためのいろんなツールがやはり不足していたこともあろうかと
思います。もう一つは、鉄道を使った
まちづくりという、それは具体的にどういう
イメージのものなのか、どういう手法でどういうやり方をすれば
まちづくりが実現するのかといったところが残念ながら私どもの方にもいろいろ欠けていたところがあるということでございます。
東西線の沿線の
まちづくりにつきましては、そうした観点から一つは仙台市が
都市計画的なツール、手法も持てるようになりましたので、それを使ってどういふうに
まちづくりを誘導していけるのか、そうした観点での検討であるとか、それから
住民主体のこの本
委員会で議論されておりますように
住民主体、
住民と一緒に
まちづくりの勉強をして目標を供用していく、それを早目に立ち上げて時間をかけてやっていくと。そのような反省に立った取り組みをしていると考えております。
50: ◯屋代光一
委員 東西線というのは
東西線沿線の
人たちだけが乗るんじゃないよね。
南北線だって乗りかえがあるんだから
南北線の
人たちだって乗るんだよね。それで、
南北線から
東西線に乗りかえて行きたくなるようなそういうことだってその議論の中には本当は必要なのではないかと私は思うんですよ。そういうことからいくと、逆に
東西線から
南北線にだって行きたくなるようなことをすることが、
東西線の乗降客をふやすことだと思うのね。この
東西線の話の中で
南北線のことを絡めた話がほとんどないというのは私はおかしな話だと思うのね。忘れているというか欠けていることではないかと私は思うんですよ。そういうことから言うと私なんかは
南北線の沿線に住んでるけれども、今ある
南北線の
まちづくりだってこれで十分にしているのかと考えると、私は不十分だと思う。そういうことを言うと、
都市整備局は
東西線のためだけにある局ではないわけだから、余りにも今、
東西線、
東西線と言って
東西線だけに着目しているけども、
都市整備局はもっと幅広く仙台の
まちづくりを考えていくことが、つまりは
東西線の採算の合うような
地下鉄ができるのではないかと私はそういうふうに思うんで、もっと広い
まちづくりを私たちの
委員会でも議論するべきものであろうと私はそういうふうに思うんですよ。そういうことから言うと
南北線はまだまだ
駅周辺の
整備が私はおくれているというか、しなければいけないことがいっぱいあると思うんだけれども、
当局はどういうふうに思っているのか。それも
東西線の大いに関係することだと思うんで、何かのときに聞かせてもらってもいいですが。
51:
◯都市整備局長 東西線と
南北線を比較した場合、
まちづくりについて一つだけ決定的に違う点がございます。
南北線は当時政令市になろうとしていた時期につくられた線でございますので、かなりの公共投資、公的な施設をたくさん
駅ごとにつくったということがございます。それを核としていろんな業種なり業態が張りつくようなことで比較的スムーズにいった
部分もあるし、そういかなかった
部分もありますけれども、そういった形で
まちづくりを誘導するということが可能であったと考えます。ただ、今般の
東西線を考えた場合には、現在のような財政
状況の中では公的投資というのが基本的に無理だと考える中で
まちづくりを考えなければいけないということで、
民間の投資をかなり期待した、またそういったものを積極的に誘導するような
まちづくりが、今、必要になっているのではないかなとそういうふうに考えます。ただ、
委員おっしゃるように
地下鉄の採算性ということを考える場合に
南北線とか
東西線とか個別にこれは最終的に経理されるものではなくて、
南北線と
東西線と合わせて経理されるものでございますから、
南北線の方に張りついたからといって全体の収支が悪くなるのではなくて、むしろ向上するということがあるわけですから、当然、
東西線だけということで一生懸命考えるということではなくて、
南北線も含めたいろいろな仕掛けと言いますか、
まちづくりを考えるということが確かにおっしゃるように正解だと私も
思います。我々としましても、その辺につきましては、今後とも幅広くとらえまして取り組んでまいりたいと考えます。
52: ◯屋代光一
委員 今の話からいうと大分
南北線の場合は公共投資をして、鉄道
建設には容易だったというけれども、しかし、結果を見ると開業当時22万5000人を乗せるんだという
計画の中でやって、今、16万か17万人だよね。それも10年以上たっててそういう現状だ。それが今どうしたんだどうしたんだと責められるのは
交通局だけだよね。その16万人きり乗らないんだという
地下鉄の結果を見てね、
都市整備局は
まちづくりで何ら責められないんだよね。ここら辺が私は
まちづくりをやっていると
都市整備局が責められないだけに知らん顔している面が随分あるのではないかと。それは、やはり今度
東西線にだって言えることではないかと。結果的に乗らなかったり、
まちづくりが進まなかったときに、責められるのは
交通局だけだと思う。予想よりも乗らない、赤字だ、どうするの。議会で責めるのは
交通局だけですよ。本来は
まちづくりをしなかったらお客さんは乗らない。そういうことが私はこの仕組みからいって組織からいってそういうふうになると、本来は
都市整備局が
まちづくりに責任を感じなければいけないというか、責められなくてはいけないところが責められないという、そういう結果に
東西線がなってくるのを私はおそれているんですよ。
交通局が何ぼ責められたってこの
方々は
まちづくりできないんだよね。
民間の鉄道会社だったら別にして、
交通局は
まちづくりができない、だから
地下鉄が開通した後も私らは
東西線なり
地下鉄全体を含めて議論するときに、やはり
都市整備というか
まちづくりも含めて結果を議論していかないと今と同じような結果になって、
まちづくりしている方は知らん顔するという。知らん顔で済むんですよ。つまり、市長部局がね。市長部局の方は知らん顔するというそういう結果になるので、議会としてはそこのところを見逃さないようにしていかないとだめなのではないかと思うんです。
53:
◯佐藤正昭委員 南北線の場合は
先ほど言ったように、市の施設がいろいろ張りついてそれを中心にということ。今、どこの
まちでも一緒、仙台だけじゃない悩みなんですよ。どうしても我々を初め、今、世の中の風潮自体がこういう国家交通軸をつくると住宅地を張りつけていくか、また名取市でもやっているようでありますけれども、ダイヤモンドシティ的なものを張りつけていくだとか発想がなかなか出にくい時代というか、ほかの発想というか、もう少し幅広のこの次の時代に合ったようなものを少し考えていかなければならないんだけれども、そのための今は過渡期のような気がして新しい発想が出ないんで、多分もう少しするとスーパーとか住宅ということではなく、今、言われているような交流人口なんていうのが今はスーパーとか住宅というのはここに書いてある
住民というものなんですね。そうじゃなく交流人口なり、そういうものにスポットが当たった言葉がちょっと難しいんですけれども、アミューズメントなのか食文化なのか、そういうまた新しい別の発想が出てくるはずだと私は思っているんですよ。そういった中で、なかなかこの時代そういうものが出しにくくて大変だなと。でも、もう少しするとそういう発想がもっといいのが出てくるんじゃないのかなという
思いもあるんですね。そういう面で、今、市全体にも言えることで、この
住民というんですけれども、そこに住んでいる
住民プラス交流人口、大きく考えれば全市民ということですから、
先ほど屋代
委員の話を聞いていて、そうだなと思ったのは、私が例えば
東西線ができたときに利用するのは、一番は多分
東西線で八木山に行くんじゃないんだなと、多分、泉に行ったり長町に行くのにこれを利用して乗りかえていって、利用するのが一番自分で利用価値があるんだろうなと思ったんですよね。余り小さな
地域ということにとらわれないで、もう少し全市民的な交流人口も含めてた話にしていかないと、このことの解決策というのは見出せないのかなと思ったりもしました。
54:
◯渡辺芳雄委員 私は、
南北線のときからいろいろと議会の中で論じてきたこともありました。
南北線のときは泉との合併であちらには総合
計画が何だかんだと随分大きな
計画があって、それにも乗った
南北線であったし、そういうことからすれば、
東西線は
先ほど木村
委員の話ではないけれども、川内に行けばセンターはがらがらだ。あとは八木山だと、お客さんの動きの面ではどうも
南北線より劣るんではないかなと。そういった意味で私はいつも言っているんだけれども、あの仙台港背後地が売れない、売れないと言うけれども、あそこの活用は
都市整備の方で考えて、あそこに
思い切ったインパクトのある何か夢のあるものを県とともに考えていくことによって、
東西線と
南北線の集客や交流も含めて影響もあるんじゃないかと。港の
考え方をどう思っているのかなと思って常々
南北線と
東西線とともに考えるんだけれども、皆さんがそういう点の
考え方をどう思っているのかなと、ぐずぐずしているとどうにもならないとこんなふうにも感じるわけなんでね。その辺、だれか議論があればやってみたいなと思うんですよね。
55:
◯花木則彰委員 先ほど私も話したんですけれども、やはり今。皆さんがそれぞれおっしゃっておられる内容というのはやはり
まちづくりをどうするのか、あるいは総合交通をどうするのか、そういうときに
住民とともにやるというこの新しい視点というのが大事だなということでは一致しているんだと思うんですね。だけど、それで
東西線の収支を成り立たせるためにそれを使おうということで考えると、どれもこれもなかなかまだまだ先が遠いということになってくると思うんです。ここの調特自体は
東西線の沿線
整備の
調査特別委員会なのでそういう議論をしてきたわけですけれども、私はこの1年を通じてやはり
まちづくりというのをもっとこの
東西線の沿線に限らず、やはりどの人が住んでいるすべての
地域でも、今、
整備しなければいけないことがいっぱいあるわけで、そのときに
住民とともにという視点でどういう方法があるのか、課題があるのかということでは、議会としてはもっと調査研究を続けていくべき課題だなというふうに受けとめていて、そういう意味では学ぶべきことが非常に多かった調特だというふうに感じています。
56: ◯庄司俊充
委員 きょう、皆さんからまとめの
お話をいただきましたけれども、時代的にも右肩上がりからなかなか経済的にも歳入面からも上向きが見えないこういう時代になって、しかも団塊の世代と言われ、少子高齢化の社会の中で
東西線が
建設を予定されるということでありますから、
先ほどから出ております
地域の皆さんの声を聞きながらという
部分はもちろんでありますけれども、やはり各駅の魅力の発信というか
地域性の発信、その魅力をいかに高めていくかという
部分が、そういうコンセプトを持って、それが歴史だったり大学や動物園だったりという各
地域が皆それぞれの違った魅力を持っていると思います。そういうものを大いに打ち出して駅それぞれの魅力というものをもっと出したような発信を高めていったらいんじゃないかと
思います。そしてまた、屋代
委員から出ましたように、私も泉区ですので東西南北の交流が図れるような、行ってみたいなということで東西交通だけの人口を考えるのではなく、東西南北という考えも取り入れた、そしてまた、東北において
地下鉄が東西南北に走るというのはまさに仙台だけで、東北全体からもお客さんを呼べるような魅力ある
まちづくりというものを大きく考えていけばいいのかなと思っております。
57: ◯屋代光一
委員 私は常に思っていることなんですけれども、例えば、
地下鉄をつくるその仕組み、私は本来はこれ道路つくるのと
地下鉄をつくるのと同じようなもので、国がすべてをつくる、運営は
交通局がやるという。そうすると
建設費用を返すことがないという。道路だって
建設費は返さないんだよね。そういう仕組みで
まちの交通というそういう
考え方からいったら、道路つくるのと同じような仕組みでこの
地下鉄というのはつくるという
考え方に国がなっていかないとこれは大
都市なら別だけども、地方の中
都市というかそういうところでは絶対採算なんか合うわけなどないと私は思っている。だとしたらやはり、そういうことで苦労している仙台の市議会というか私らとして言うことは自由ですから、国に対してというか、ほかで
地下鉄建設で苦労しているようなところの
都市と一緒になって、制度を変えろという、そういう話もしていかないと絶対採算なんか合うわけない。確かに国で全部つくれというのも大変難しい話だとそれは思う。だけども、だれかが言わないと、だれかが言い出さないとそういう話というのは進まないと私は思うので、そういうこともやはりよく考えて具体的に運動を起こすような方法も、それは遠い遠い先かもしれないけども、ヨーロッパでも何であんなに
地下鉄の料金が安いのかというのは仕組みが違うでしょ。そういうことだってやはり苦労している私ら地方議会でもそういう制度を変えろという、変えていこうじゃないかという、そういうきっかけにもしていったらどうかなとそんなふうに思うんですよ。
58:
◯委員長 ありがとうございます。いい
お話かと私も
思います。一通り御
意見をいただきましたけれども、重ねてあるいはさらに
意見がございましたらお伺いしたいと
思いますが、ございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
59:
◯委員長 なければ、以上で
協議を終了させていただきます。
次に、
委員会の
報告書についてでありますけれども、
皆様方からただいまいただきましたさまざまな御
意見を踏まえまして、さらに今日までの
委員会における
皆様方の御
意見、また他
都市視察、
参考人からの
意見聴取などを取りまとめまして、
委員会報告といたしたいと思っております。その作成につきましては、正副
委員長に御一任していただいて皆さんの御
意見を十分取り入れ、生かしながら
報告書をまとめさせていただきたいと思っております。特に私としては、
調査特別委員会の
報告書は単に
報告することではなくて、きょういただいた御
意見や提言あるいは提案あるいは議会の意向ということで、この
委員会の気持ちというものを少し全面に出すような形、
先ほど屋代
委員からも
お話がありましたけれども、仕組みということ、また議会としてもそういうことも考えなければいけないのではないでしょうかという訴えというのでしょうか、そういうことを織り込んだ
報告書にしたいなという気持ちを、今、持っております。ですから、できましたらまとめの中の最後、終わりのところあたりにそういう
思いを込めて
報告書をつくらせていただこうかなと思っておりますが、いかがでございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
60:
◯委員長 それでは、ぜひそういう形の中で副
委員長と作成させていただきたいと
思います。なお、関連して申し上げれば、御
当局におかれましては、作成される
報告書には今年度私どもが学んだことや、この
委員会の気持ちというものを込めて作成いたしますので、ぜひ、これからの
東西線の
建設あるいは周辺の
まちづくりに生かしていただきたいと思いますので、特に発言をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたしたいと
思います。
それでは、この際、
皆様から何か御発言等がございましたら、お願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
61:
◯委員長 なければ、以上で
東西線沿線整備調査特別委員会を閉会することとなりますが、
先ほど申し上げましたように、ここで一つの区切りとなると
思いますので、恐縮ですが正副
委員長から一言ご
あいさつをさせていただきたいと
思います。
6月以来、今日まで
委員の
皆様方あるいは御
当局の
皆様方の御協力に感謝申し上げたいと
思います。
建設は加速的に推進されるわけでありますけれども、
皆様方の
思いを考えますとき、ぜひ周辺
まちづくりあるいは
東西線建設が仙台市のこれからの
まちづくりに大いなる寄与となるようにという
思いで、
委員会を運営させていただきまして、
皆様方のおかげを持ちましてどうやら
委員長としての職を全うさせていただいたのかなというふうに
思います。今日まで
皆様方の御厚情に重ねて感謝申し上げさせていただいて、ご
あいさつとさせていただきます。大変お世話になりまして、ありがとうございました。
62: ◯副
委員長 委員の
皆様にはこの1年、本当にありがとうございました。2回ほど出かけての懇談会ということで
意見聴取という形をとらせていただきまして、
皆様方には大変御足労をおかけしたなと思っております。どうか、今、
委員長の
あいさつにもありましたように、この皆さんの
意見がこれからの
東西線沿線整備に有効に取り組まれながら、活用させていただければと思っております。今までの
委員の皆さんの御協力に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
63:
◯委員長 以上で、
東西線沿線整備調査特別委員会を閉会いたします。...