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  1. 仙台市議会 2006-04-13
    東西線沿線整備調査特別委員会 本文 2006-04-13


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、東西線沿線整備調査特別委員会を開会いたします。  本日は、大泉鉄之助委員より欠席の届け出がありましたので、御報告いたします。  本日の説明員の出席についてでありますが、都市整備局建設局それぞれの局長ほか、関係職員方々交通局からは事業管理者ほか、関係職員方々に御出席をいただいております。  本日の進め方についてでありますが、本日の日程は、お手元に配付の日程のとおりで、本委員会調査対象であります、「住民とともに進める東西線沿線まちづくり」について、委員相互意見交換を行いたいと考えております。なお、意見交換の中では委員会報告に関連しての御意見等もいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、協議に入ります前に今回の人事異動に伴います職員の紹介並びに新年度の組織改正説明について当局から申し出がありますので、まず都市整備局より説明をお願いいたします。 2: ◯都市整備局長      〔あいさつ組織改正概要説明及び出席者名簿に基づき職員紹介〕 3: ◯建設局長            〔あいさつ出席者名簿に基づき職員紹介〕 4: ◯交通事業管理者      〔あいさつ組織改正概要説明及び出席者名簿に基づき職員紹介〕 5: ◯委員長  それでは、協議に入りたいと思います。  先ほどお話しいたしましたとおり、本日の委員会委員相互意見交換を中心に考えておりますので、よろしくお願いいたします。  まず初めに、これまで当局より地下鉄東西線建設に関連する多くの報告説明等を受けてまいりましたが、この際、活発な意見交換をしていただくということから、特に当局へ事前に確認しておきたいこと、あるいは重ねてお聞きしたいことなどがありましたら、御発言願いたいと思いますが、何かございますでしょうか。 6: ◯斉藤重光委員  パーソントリップ調査報告が出たと新聞等に書いてあるんですが、我々に資料とか説明とかないんでしょうか。 7: ◯都市整備局長  パーソントリップ調査の結果につきましてはこのほどまとまりまして、概要版等の作成しております。その成果につきまして配付しておりませんでしたが、後日、お届けしたいと思います。 8: ◯斉藤重光委員  この委員会の場での説明はないんですか。ただ資料だけ渡すということですか。 9: ◯都市整備局長  パーソントリップ調査の結果につきましては、都市圏総合交通体系ということで報告書がまとまっておりまして、個別の東西線云々という形では余り取り上げておらなかったものですから、この委員会報告するという判断はしなかった次第でございます。きょう改めて説明となりますと時間が必要かなと思いますので、後日、時間をいただきまして、御説明させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 10: ◯委員長  委員長の見解を述べさせていただきますが、この委員会は、本日を最後の委員会かという意識を持って開かせていただいております。今の資料につきましては、後日、お届けするということでございますので、その折に要点をお聞きする、説明をいただくという形で整理させていただければと思いますが、いかがでしょうか。
    11: ◯斉藤重光委員  はい。 12: ◯委員長  では、そのように整理をさせていただきます。当局におきましては、お配りする際に要点を御説明しながら、ただ置いてくるだけではなくて、よろしくお願いいたします。  ほかにございませんか。 13: ◯菊地昭一委員  駅名についてですけれども、駅名については現在まだ仮称という考え方でよろしいですよね。確認させてください。 14: ◯東西線建設本部長  現在は仮称でございまして、駅名の決定につきましては、地域皆様方要望なりを集約して開業の二、三年前ぐらいに決めていくことになるのかなと考えております。 15: ◯菊地昭一委員  今、歴史的町名の復活という流れもあるものですから、そういう意味で駅名の変更に大きく影響する可能性も当然出てきますよね。その辺はまだ正式にはこれから検討という形になるんでしょうけれども、開業の二、三年前に正式決定ということですね。 16: ◯東西線建設本部長  はい。 17: ◯菊地昭一委員  わかりました。 18: ◯渡辺芳雄委員  特別委員会でも出たと思うんだけれども、荒井地区区画整理事業組合立ち上げ状況等について一番心配しているものですから、今、どのような状況になっているのか、聞いておきたいと思います。 19: ◯都市開発部長  荒井東土地区画整理事業の件でございますけれども、現在、地元調整が進んできておりまして、最近になって地元の意識も高まってきたと認識しております。具体的には、今、地元の中で地権者の方の意志の確認とか合意形成が図られつつあると認識しておりまして、今、目標としておりますのは5月末を目途に準備委員会を設立しようという段階になってきております。東西線事業そのものはタイトな事業スケジュールにはなりますけれども、そういったところで今のところは明るい見通しであると思っております。 20: ◯渡辺芳雄委員  明るい見通しであるという話なんですが、聞くところによると大分地権者方々自分たち区画整理を立ち上げるということについての合意形成がなかなか難しいのではないかという話を聞くわけですが、明るい方向とは言っても、厳しいような状況なので、当局の指導も大切ではないかと思うんですが、どのような話し合いが持たれているのか、あるいは地権者に話をさせているのか、その辺をお聞きしたいと思います。 21: ◯都市開発部長  現在の地権者方々との話し合い状況でございますが、東地区におけます地権者は現在居住されている町内会荒井地区を含めまして六つほどの地区に大きく分かれるわけでございますが、それぞれの町内会ごとに持ち帰りいただきまして、その地区の中で、今、話し合いをしていただいている状況でございます。私ども仙台市としてもそういった中に入りまして、今後の方向性等について協議しておるわけでございますけれども、現在、その六つの町内会の中では五つの町内会で既に準備委員会設立地権者総会に向けました世話人選出等も行われてきております。まだ、すべてではないですけれども、今月半ばぐらいには残りの町内会についてもそういった状況になると伺っておりまして、改めて選出されました世話人方々とも今後とも話し合っていきたいと思っております。 22: ◯菊地昭一委員  関連で、例えば準備委員会が5月末に立ち上がると、組合設立は基本的にいつごろになるんですか。準備委員会から組合に移行するというのは。 23: ◯都市開発部長  組合の設立につきましては、現在、目標としておりますのは平成19年12月を目途にやっていきたいと思っております。 24: ◯菊地昭一委員  目標というのは5月末に準備委員会が立ち上がれば19年12月に間に合うということなんですか。それとも5月が過ぎれば12月が延びることもあるという判断でいいんですか。 25: ◯都市開発部長  必要な期間等はやはり5月をまず目標に置きまして、それを前提として12月と考えておりますけれども、手続等その間に必要なものがございますので、ある程度その期間は必要かとは思っています。 26: ◯佐藤正昭委員  先ほど菊地委員の方から駅名のことが出まして、それに対する答えは的確な答えだなと思うんですよ。私も、今、時代の流れが早く物事に柔軟に対応していく、臨機応変対応していくことがとても大切なことだと思いますし、余り固定化せずに議論をしていかないとだめだろうと思うんで、今のような駅名の話は開業前を目途にという時宜を得たお話で私も大賛成ですし、さすが方向性は間違っていないなと思っているんですけれども、それとともに駅の出入り口の関係ですが、この委員会の中でいろんな話があったんですが、基本的には対角線に2カ所の出入り口ということで、今、進めているでしょうけれども、この件についても私は時代の流れが早いことで要請がいろいろと変化する要素がある。もちろん東西線民間開発を誘導していくというものですから、開発状況によっては臨機応変対応していかなければいけない。そういうことがたくさんあるんだろうと私は思っております。そういう点で、現時点での出入り口計画についてはどういうものなのか、そして、今後いろいろな変化というものに、どのように対応していくつもりなのか、お聞かせいただきたいと思います。 27: ◯東西線建設本部長  出入り口計画につきましては、今、佐藤委員からお話がありましたように、基本は1駅2カ所ということで計画を進めてございます。現在でも出入り口についてもう1カ所何とかというお話もあります。駅につきまして、我々は2735億円という大きな建設費の枠を意識しながら仕事をしているわけでございまして、要望、要請を無制限に取り入れながら事業を進めるのは難しいのかなと思います。ですけれども、佐藤委員がおっしゃったように、地域要望なり、時代の変化なり、経済状況の変化なり、いろいろ考えられます。ただ、我々にとりましては、今、設計を進めている段階でございますので、設計の進む中での物理的制約などもございますし、また財源の課題となれば、どこから調達するかという問題もあろうかと思いますので、対応できる時点まではそういった財源確保の問題、物理的な制約の問題等いろいろありますけれども、対応できる範囲内で考えてはいきたいと思っております。ただ、今、申し上げたようにいろいろな制約がございます。駅名のように単に表示するといったものであれば、対応駅名表示板なり印刷物なりを決めるまでに決めていけばいい話ではございますけれども、出入り口につきましては、用地の問題、設計問題等いろんな問題がございますので、駅名ほどの時間的な余裕はないと認識しております。 28: ◯佐藤正昭委員  本部長の考えはもっともだと思うんですよ。そうであれば、今、出入り口の場所についていろいろと当たっているでしょうから、その折衝の状況、大まかにどのような状況になっているのか、お聞きしたいと思います。 29: ◯東西線建設本部管理部長  出入り口用地取得状況について概要を申し上げます。  基本的な内容は、以前御説明したとおりで変わってございませんが、改めて簡単に御説明させていただきたいと思います。東西線出入り口につきましては、前回も御説明しましたように南北線と違いまして道路幅員歩道幅員が狭いので近隣の土地を取得してそこに出入り口を設けるというのが基本的な考え方でございます。近隣の土地の中には民地のところもございますし、市有地あるいは大学など公的なところが持っている土地もございまして、さまざまでございます。具体的に西の方から申し上げたいと思いますが、動物公園駅から青葉山駅、川内駅まではほとんど周辺が市や大学、国の土地を利用して出入り口をつくるということになっております。国際センター駅についても市の土地等を利用いたします。西公園駅につきましては、1カ所は公園の用地、もう1カ所は民間土地を使うということで考えてございまして、西公園の1カ所の出入り口用地についてはまだ確定しておりません。次の一番町駅につきましては、南北2カ所を計画しておりますけれども、南側の土地につきましては、土地の取得の可能性が出てまいりましたが、北側の土地につきましては、今、協議をしているというところでございます。一番町駅につきましては、1カ所は現在の南北線の駅等を経由しまして仙台駅に出るということで新設の出入り口は1カ所になるわけですが、そこについても現在調整をしているところでございます。次は、新寺駅でございますが、新寺駅につきましては2カ所のうち1カ所は道路の幅員等を変えまして道路の歩道上に1カ所、もう1カ所は民間土地を取得するということで、今、協議をしているところでございます。次が、連坊駅でございますが、連坊駅は1カ所が仙台一高の学校用地の中、もう1カ所は民間土地ということで民間土地のめどが立ったところでございます。次は、薬師堂駅でございますが、薬師堂駅は1カ所が駅前広場の中、もう1カ所は民間土地ということで、今、協議をしているところでございます。次に卸町駅でございますが、卸町駅は2カ所とも民間土地ということで1カ所はほぼ確定しておりますが、もう1カ所については現在協議をしているところでございます。次に六丁の目駅でございますが、2カ所とも民間土地ということでおおむねめどがついたところでございます。一番東側の荒井駅につきましては、先ほどの御質問のとおり、区画整理の中で地上駅で出入り口ということで考えております。 30: ◯佐藤正昭委員  そういった中で、南北線状況を見ると、例えば長町のモールや三越であるとか141ですね。市民の利便性の寄与する、集客にも寄与するといいますか、そういう民間と一緒にいろんなことをやっていくという手法が大切なんだろうなと思うんですけれども、こういうものに対する対応といいますか、今、このような計画があるのか、民間と一緒にやろうという計画が今あるのか、またこれからそういうものが出てきた場合に、どのような形で対応していくのか、その2点についてお聞かせください。 31: ◯東西線建設本部長  今、佐藤委員の方から御質問のありました、民間接続ということですが、そういったものを我々は請願出入り口と言っていますが、今のところそういった請願出入り口要望は来てございません。また、将来出てきたらどうするのかということですが、先ほども申し上げましたように、本体に着工する時期になっておりますし、設計も相当進んでおりますので、そういった設計面で配慮できる時期までにお話がくれば対応は一定程度可能かなと。ただ、それが過ぎますと、なかなか難しい部分が出てくるのかなと思います。特に、南北線と比べまして駅の規模が小さいということで、そういった壁を抜くような場所も限られますことから、南北線ほどは自由度がないということでございます。 32: ◯佐藤正昭委員  わかりました。だとすれば民間開発を誘導していくというか、仙台市役所だけでやるんじゃないよという東西線でありますから、そういうことを民間にぜひ発信してほしいんですよ。いつまでだったら対応ができるか。その時期が合わなくてできなかったということでは不幸なことでありますから、いつごろまでならきちっと対応できますよということを民間に対して発信してあげた方が私はより皆様方努力等が相まって建設年次20年からと言われていたのが、今年度18年からできる、本当に超加速的推進というのが今の状況であります。2年も前倒しができたということでありますから、そういうことをより発信していった方がいいんじゃないのかなと。具体的にいつごろまで、そういう計画お話しすれば可能なのかということも含めて、お伺いをいたします。 33: ◯東西線建設本部長  現在、設計をほぼ全路線にわたって進めておりますけれども、御指摘のような民間ビルとの接続ということで相手方負担のような出入り口、そういったものに対するお声がけの時期、期限、こういったものを我々からどのような形でお伝えするのかということなんですけれども、これは各駅ごと設計進捗度も違いますし、ある程度進んでいる段階で改造なり変更がきく、きかないということもございますので、一概にいつごろまでというのはちょっと難しいのかなと。個別の駅について、どれくらいの時期ということについては、今、手持ち資料がございませんので、ここでは御説明は難しいということでございます。 34: ◯佐藤正昭委員  わかりました。この件については、親切に駅ごとに可能な範囲の中で民間に対してお知らせいただければいいんだろうなと思いますし、そういう柔軟な対応で、ぜひ対応していただければなと思います。 35: ◯渡辺芳雄委員  関連して、駅は2カ所の出入り口ということなんだけども、南北線の例を上げて、河原町は2カ所で、その当時はそれでよかったんだけれども、あの周辺にマンションが建てられたために、七十七銀行寄り出入り口があってほしかったという地域住民からの切なる要望が出ておるんです。したがって、将来の展望も見据えた形で駅の出入り口が2カ所のみという考え方ではなくて、こういうことも将来やれるんだという展望を持って出入り口の設定もしておくべきじゃないかなと思うんだけれども、コンクリートされた形では柔軟性に欠けるのではないかなと。今、南北線のそういった要望を聞くたびに思うんだけれども、そういう柔軟性のある設計といいますかね、そういう考え方を持っているのかどうか、お聞きします。 36: ◯東西線建設本部長  先ほども申し上げましたように、今回の東西線はかなり制約された中で建設をするということで、駅自体をかなりコンパクトな設計にしております。そういった部分改札口から外への通路、そういうところでなければ外部の建物との接続というのはなかなか難しいです。そういったことから南北線ほど自由度はなく駅自体が短いものですから、そこから出せる範囲というのが非常に限られたところになるということで、我々としては2カ所ということで進めてございますけれども、現状において考えられるような場所について、どの程度設計面で配慮しておくべきか、できるものについてはやりたいとは思いますけれども、今、申し述べたように小さな駅の中で接続できる部分が限られるということになりますと、現実問題としてなかなか対応は厳しいのかなと思ってございます。 37: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38: ◯委員長  なければ、住民とともに進める東西線沿線まちづくりについて、委員皆様意見交換を行いたいと思います。御案内いたしておりますとおり、本委員会は他都市の視察も含めまして、これまで計5回開催いたしたところでございますが、私の思いとしては、きょうの委員会が最後の委員会かと思っておるところでもございます。したがいまして、意見交換を活発に行っていただきたいという思いから、副委員長とも相談いたしまして、時系列的にまとめた要約版資料として事前に皆様に郵送させていただいたところでございます。また、本日皆様のお手元にこれまでの開催経過の一覧もお配りしておりますので、それらも参考にしていただきながら、御意見をお伺いできればと思います。そして、報告書に織り込んでまいりたいという思いがございますので、提言、提案あるいは建設的にそれらを踏まえた御意見もぜひちょうだいいたしたいと思いますので、どうぞそのあたりをお含みいただいて、それぞれ御意見をちょうだいいたしたいと思います。  それでは、どなたか御発言をいただきたいと思います。 39: ◯菊地昭一委員  協議の題名にもなってます、住民とともに進める東西線沿線まちづくりについてということで、私も地下鉄東西線に関しては沿線のまちづくり住民との交流を踏まえた上で進めてほしいとずっと訴えてきましたし、そういう意味ではここに書いてあるとおりだと思うんですけれども、ただ先ほど荒井東区画整理事業の件でいろいろ意見が出ましたけれども、いま一つ東西線事業区画整理まちづくり考え方がまだまだ地権者の人に浸透していない部分があって区画整理事業の準備がなかなか立ち上げにくいという背景もあるのではないかという思いもあるので、この辺もう少し東西線が開通するとこういうイメージまちになってこういうふうになりますよというのをやはり地域住民にあるいはそういう地権者にもっともっとPRをしていかないとなかなか東西線が2年前倒し本格着工になったといっても、実際、周辺のまちづくりがおくれてしまったのでは、最終的に乗客の数にも当然影響してきますし、ぜひもっと市民に地域住民に対してPRをしてほしいと思います。もう一つは、既にいろいろなところで埋設物移設工事も含めて始まっていますけれども、その工事が何の工事なのかというのが地域住民にわかるようにすべきではないかと思っています。要は、この工事地下鉄東西線のために行っている移設工事ですよと地域住民にわかるような形にしていただければいいのかなと思うんです。私の家のすぐ近くでも工事をしているんですが、何の工事をやっているのかよく聞かれるので私は一々地下鉄東西線のためだと説明しています。それでなくとも工事によって車は渋滞するわけです。大変な思いをして車が通っているんですよ。そのときにこれは将来の地下鉄のための工事なんだよとわかるような形にしてほしい。これからどんどん工事もふえてくると思うので、それはぜひやっていただきたいなと思います。 40: ◯委員長  表示のあり方とPRの仕方ということですね。ありがとうございます。  ほかにございませんか。 41: ◯渡辺芳雄委員  これまで進んできて、いよいよ工事等が始まっているわけですけれども、結局、東西線から遠い恩恵に浴されない人たちは、私たちは関係ないという状況もあるわけです。したがって、浴されない地域、例えば六郷や荒浜など、そういった地区への交通網をどうするのか。交通網整備が必要なのではないか。バスなどによりお客さんを輸送して、乗客の確保と同時に自分たちも恩恵を受けることができるという夢というか、そういうこともしっかり持っていただくべきではないかと私は考えているところです。市全体の東西線に対する理解、特に東西線から離れて恩恵に浴されない人たちに対して、自分たち東西線ができることによってよくなったんだなという、そういった交通網整備が望まれるのではないかなと思います。 42: ◯花木則彰委員  私は、東西線事業そのものの推進については今の財政状況等の問題を含めて、このまま進めていいのかどうかということについて疑問を持ちながらいるわけなんですけれども、しかし、同時に今回の調査特別委員会住民とともにまちづくりを進める、そういう手法をやっていくということでのいろいろな探究というのは非常に大事な視点ということで調査に私としても取り組んでいました。いろいろ視察も行わせていただきましたし、いろんな方々お話参考人お話も聞かせていただいて、住民と一緒にまちづくりを進めると、市全体でというとなかなか雑駁なイメージになってしまいますけれども、今回のように例えば駅周辺まちづくりをどうするのかということでエリアがある程度決まって、そういうときにどういう形で住民方々の声を集約するのか、調整をするのか、実際にまちづくりというのは道路をつくったとか、町並みをつくったというだけでは済まなくて、その後の運用といいますか、それに住民人たちが積極的に加わるという上で、行政側は何に気をつけなきゃいけないのかということは相当いろんな方々お話で明らかになってきた部分があると思うんです。ぜひ、そこら辺が報告の中でも一つポイントとして整理をされて出されるように要望しておきたいと思います。 43: ◯鎌田城行委員  先ほど渡辺委員から交通網整備が必要であるという話がありましたが、私も同感で、その際、既にまち整備されているところの実情などのお話を伺うとともに、現状のところも確認していきますと、健康な方は自転車等を活用する、そういったことも考えると自転車駐輪場整備駅づくりとセットで考えなければいけない部分でありますし、その際にはこれまでの住民の所有している自転車をそのまま使うという考え方もあるでしょうし、世田谷区では登録制にして自転車そのものを貸し出すというシステム等もあるようです。そういう部分一つ考えに入れてはどうかなというところがあります。また、コミュニティバス整備等も今後十分検討すべきではないかと思います。要は、駅を基点として駅から住宅までの間をどのように結びつけるかということは、この沿線整備という観点で進めていくことがもっとも望ましいのではないかと思っております。もう一つ、住民とともにと言った場合、どうしても意見の相違が生じるおそれがあります。その地区に住んでいる居住者という観点とそのまちに用事があって訪れる人、また用事がなくともそこに楽しみを求めて集うであろう人たち参考人による新開地のお話なども非常に参考になったような気がしたんですけれども、そういうところの視点でどのように意見を集約するのか非常に難しいところもあって、その辺は十分検討していただきたいと思うんですけれども、駅を利用する方々の声をどのように集約するのか、それも含めた住民の声という、住民の期待にこたえられるような沿線整備というところをどのあたりに持っていくのかということを十分配慮して進めるべきではないかなということを感じておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 44: ◯横田匡人委員  私も柿沼委員長のもとでことしの委員会住民とともに進める東西線まちづくりということを皆さんとともに調査研究をさせていただきました。特に、卸町周辺の方々の御意見を伺った際などは、やはりこの東西線というのは非常に各駅の周辺の方々ばかりではなくて、いろんな方面に大きな期待を皆さんは持っていらっしゃる、期待感がいっぱいなんだというものを感じてきました。そうしたときに個別の駅をどのようにしていこうかといったときに、先ほど佐藤正昭委員から御意見もありましたけれども、私もやはり開業した駅を目指して、駅へ駅へと人の流れが一気に変わっていくんだと思います。もちろん地域やその周辺の状況によってエリアは限定されたものかもしれませんが、いずれ間違いなくだれもが駅へ向かっていく、流れが一気に変わるんだと思います。そうしたときに私はやはり開業後に自然増といいますか、利用者がふえていくということはもちろんあろうかと思いますが、実は開業してから、すべてが整ってから乗客をふやしていくというのは、なかなか全国的にいろんな他都市の事例などを見ても難しいこともわかりました。そう考えると今まさに鉄道をつくっていくという時期が本当に大事であり、周辺の方々との連携はもとより、先ほどの佐藤正昭委員考え方と一緒で本当に利用されやすい駅、そういったものを民間に、より誘導策といいますか、情報その他を提供して私は進めることが東西線の成功への一番のかぎなのではないかと思っています。例えば、スーパーや物を売るお店が近くにあるからはやるんじゃないんですね。やはり、そこには何か利用しやすい、便利だからいろんな要素がないとお店もス-パーもはやらないと考えると、地下鉄も同じで駅が近くにできたからということだけではなくて、この駅を利用するとこういうふうに自分たち地域、または自分の暮らしぶりも変わったんだというようなものをあわせて提供できるように今後当局にも求めていきたいと思いますし、また我々も調査研究を深めていければなと思います。 45: ◯木村勝好委員  私、この間の議会の代表質疑の中でもやらせていただいたんですが、東西線建設の方については確かに加速度的に前倒し前倒しというふうなことになってきて、それはそれで非常に結構だと思いますし、それに対する強い期待もあるということもよくわかります。ただ一方で、沿線のまちづくりということに関して言えば、その割にはおくれをとっているのではないかという非常に強い危機感を持ってます。代表質疑の中でも申し上げましたけれども、確かに住民とともにというのはかけ声としてはいいんですけれども、しかし、現実的になった場合にやはり行政としてやらなくてはならない、果たさなければならない責任というのは結構大きいんだろうというふうに思うんですよ。すべての駅とは言いませんが、例えば、荒井あるいは六丁の目あるいは卸町あるいは国際センター、こういったところの駅に関しては行政側がある程度責任を持って具体的にどこからどこのエリアについて、どういう手法でどういうまちづくりをするかということを早急につくってリーダーシップをとってやっていかないと、だれかがやってくれるとかそのうち何とかなるという話ではないと思うんですよね。例えば、国際センターのところは住民とともにと言ったって、実際、その周辺には住民がいないわけですから、それじゃ仙商の跡地はどうするのかと言ったって、住民とともにと言ってもなかなかそうはいかない話でありまして、では仙台市としてどうするんですかということがすぐ問われる話だと思うんですよ。しかし、その割にはそういうところについての危機感なりリーダーシップなりに欠けるところがあるのではないかなというふうに思ってます。これは市長の公約でもあるわけですから、私は市長自身がリーダーシップをとって、こことこことここの駅については具体的にこういう手法でやるんだというのを決めていって、実際にまちづくりに着手をしていかないとね、着手したって実際にそのまちができて人口が張りつくまでには10年そこらかかるわけです。電車の走る方が早くなってしまえば、初年度一体どういう収支になるかということについて非常に危機感を私は持っています。そういうところをよく考えていただきたいなという気がします。それからもう一つは、沿線のまちづくりによって、収入増を図るということももちろん大事なんですが一方で、やはり幾らかでもコストを安くするということも大事だと思うんですよ。これは前にも申し上げたと思うんですけれども、実際に東西線の運行に当たってあのシステムは物理的に無人運転が可能なんですよ。ただ国の方が地下でのそういう無人運転に関しては災害等があったときの安全の確保という点から、人を乗せろと言っているだけで、物理的には神戸市のポートライナーのように無人運転が可能なんですね。であれば安全の確保という点からすれば、必ずしも運転手はなくていいわけです。添乗員で足りるわけですから。添乗員に払う給料と運転手に払う給料はおのずと違います。当然、ランニングコストに変化が出てくるわけですから、やはりそういうところも今までの計画に必ずしもとらわれずに、もう一歩踏み込んでそういうふうな意識を持ってやっていく必要があるのではないかなと思います。 46: ◯斉藤重光委員  先日、裁判では勝ったようですが、費用対効果の問題について大変厳しい判決だったというふうに報道されております。民間を誘導して、どういうまちづくりをしていくのかということが、まだまだ出てきていない。特に、若林区荒井周辺のまちをどのようにしていくのかということが出てきていないから、先ほどから言われてきているように土地区画整理組合のいろいろな事情があるにしても問題点などが出ているのではないのかなと思っています。それで非常に残念なことに、私はあの地区は福祉のまちづくりを進めるべきだと言っていましたが、市立病院が長町の方にと市長は言っておりましたが、あと10年あるんでこれからどういう市立病院を建てるのかということで論議されることになっていくだろうと思うんですが、いずれこういうまちにするんだと、そして交通体系はこのようになるんだと、例えば若林だと六郷あたりからどのようにお客さんを連れてくるのか、バスで連れてくるのか、パーク・アンド・ライドで広い駐車場をつくってそこから地下鉄に乗ってもらうのか、沖野あたりからは薬師堂駅につなげるんだという構想もあるようですけれども、やはりそういうことを具体的に市民の皆さんに提供しながら、今、本当にあの周辺は道路の問題で立ち退かなければならない人がかなり多くいますし、近くに移りたいと言ってもなかなかそういうのが実現できない。もう少し、そういう市民の要望を早急に的確に指導していかないと加速的推進と言ってもなかなか今の問題点の解決になっていかないのではないかというふうに思います。そういう意味で市民とともに、民間をどのように誘導してどういうまちづくりをするのか、特に卸町なども人が住めるまちへということにもなっていますけれども、果たしてどのくらいのスピードでそういうものが実現していくのか、さまざまな課題があると思っていますので、具体的なまちづくりのビジョンについて早急に出していただきながら、市民と討論をしないと予定どおりに進んでいかないのではないかなというふうに思っていますので、これは我々もいろいろ1年間調査をしながらいろんな意見を聞きながら進めてきているわけですけれども、なお一層、やはり当局がそういうことについて具体的にもっと明確に踏み込んでいくという立場でないと、なかなか市民の理解が得られないのではないかと現時点においては私は考えております。 47: ◯屋代光一委員  東西線委員会ですから東西線の話をすることは当たり前なんだけれども、南北線をつくったときにもいろんなまちづくりなどを話したよね。それで私はこの東西線をつくるとき南北線をつくって今まで営業してきたその反省で東西線まちづくりをどういうふうに生かしているのか、具体的な何かあったら言ってみてください。 48: ◯委員長  意見交換ですけれども、意見交換の中での屋代委員はその辺のことを少しお聞きしてからというふうに受けとめましたので、その辺について御答弁いただけますか。 49: ◯東西線沿線まちづくり課長  南北線整備のときと比べますと、やはり大きな状況変化があったと思っております。南北線をつくった際は、まちづくりの手法といいますか、その権限が実は仙台市の方になかったということもございますし、まちづくりのためのいろんなツールがやはり不足していたこともあろうかと思います。もう一つは、鉄道を使ったまちづくりという、それは具体的にどういうイメージのものなのか、どういう手法でどういうやり方をすればまちづくりが実現するのかといったところが残念ながら私どもの方にもいろいろ欠けていたところがあるということでございます。東西線の沿線のまちづくりにつきましては、そうした観点から一つは仙台市が都市計画的なツール、手法も持てるようになりましたので、それを使ってどういふうにまちづくりを誘導していけるのか、そうした観点での検討であるとか、それから住民主体のこの本委員会で議論されておりますように住民主体、住民と一緒にまちづくりの勉強をして目標を供用していく、それを早目に立ち上げて時間をかけてやっていくと。そのような反省に立った取り組みをしていると考えております。 50: ◯屋代光一委員  東西線というのは東西線沿線人たちだけが乗るんじゃないよね。南北線だって乗りかえがあるんだから南北線人たちだって乗るんだよね。それで、南北線から東西線に乗りかえて行きたくなるようなそういうことだってその議論の中には本当は必要なのではないかと私は思うんですよ。そういうことからいくと、逆に東西線から南北線にだって行きたくなるようなことをすることが、東西線の乗降客をふやすことだと思うのね。この東西線の話の中で南北線のことを絡めた話がほとんどないというのは私はおかしな話だと思うのね。忘れているというか欠けていることではないかと私は思うんですよ。そういうことから言うと私なんかは南北線の沿線に住んでるけれども、今ある南北線まちづくりだってこれで十分にしているのかと考えると、私は不十分だと思う。そういうことを言うと、都市整備局東西線のためだけにある局ではないわけだから、余りにも今、東西線東西線と言って東西線だけに着目しているけども、都市整備局はもっと幅広く仙台のまちづくりを考えていくことが、つまりは東西線の採算の合うような地下鉄ができるのではないかと私はそういうふうに思うんで、もっと広いまちづくりを私たちの委員会でも議論するべきものであろうと私はそういうふうに思うんですよ。そういうことから言うと南北線はまだまだ駅周辺整備が私はおくれているというか、しなければいけないことがいっぱいあると思うんだけれども、当局はどういうふうに思っているのか。それも東西線の大いに関係することだと思うんで、何かのときに聞かせてもらってもいいですが。 51: ◯都市整備局長  東西線南北線を比較した場合、まちづくりについて一つだけ決定的に違う点がございます。南北線は当時政令市になろうとしていた時期につくられた線でございますので、かなりの公共投資、公的な施設をたくさん駅ごとにつくったということがございます。それを核としていろんな業種なり業態が張りつくようなことで比較的スムーズにいった部分もあるし、そういかなかった部分もありますけれども、そういった形でまちづくりを誘導するということが可能であったと考えます。ただ、今般の東西線を考えた場合には、現在のような財政状況の中では公的投資というのが基本的に無理だと考える中でまちづくりを考えなければいけないということで、民間の投資をかなり期待した、またそういったものを積極的に誘導するようなまちづくりが、今、必要になっているのではないかなとそういうふうに考えます。ただ、委員おっしゃるように地下鉄の採算性ということを考える場合に南北線とか東西線とか個別にこれは最終的に経理されるものではなくて、南北線東西線と合わせて経理されるものでございますから、南北線の方に張りついたからといって全体の収支が悪くなるのではなくて、むしろ向上するということがあるわけですから、当然、東西線だけということで一生懸命考えるということではなくて、南北線も含めたいろいろな仕掛けと言いますか、まちづくりを考えるということが確かにおっしゃるように正解だと私も思います。我々としましても、その辺につきましては、今後とも幅広くとらえまして取り組んでまいりたいと考えます。 52: ◯屋代光一委員  今の話からいうと大分南北線の場合は公共投資をして、鉄道建設には容易だったというけれども、しかし、結果を見ると開業当時22万5000人を乗せるんだという計画の中でやって、今、16万か17万人だよね。それも10年以上たっててそういう現状だ。それが今どうしたんだどうしたんだと責められるのは交通局だけだよね。その16万人きり乗らないんだという地下鉄の結果を見てね、都市整備局まちづくりで何ら責められないんだよね。ここら辺が私はまちづくりをやっていると都市整備局が責められないだけに知らん顔している面が随分あるのではないかと。それは、やはり今度東西線にだって言えることではないかと。結果的に乗らなかったり、まちづくりが進まなかったときに、責められるのは交通局だけだと思う。予想よりも乗らない、赤字だ、どうするの。議会で責めるのは交通局だけですよ。本来はまちづくりをしなかったらお客さんは乗らない。そういうことが私はこの仕組みからいって組織からいってそういうふうになると、本来は都市整備局まちづくりに責任を感じなければいけないというか、責められなくてはいけないところが責められないという、そういう結果に東西線がなってくるのを私はおそれているんですよ。交通局が何ぼ責められたってこの方々まちづくりできないんだよね。民間の鉄道会社だったら別にして、交通局まちづくりができない、だから地下鉄が開通した後も私らは東西線なり地下鉄全体を含めて議論するときに、やはり都市整備というかまちづくりも含めて結果を議論していかないと今と同じような結果になって、まちづくりしている方は知らん顔するという。知らん顔で済むんですよ。つまり、市長部局がね。市長部局の方は知らん顔するというそういう結果になるので、議会としてはそこのところを見逃さないようにしていかないとだめなのではないかと思うんです。 53: ◯佐藤正昭委員  南北線の場合は先ほど言ったように、市の施設がいろいろ張りついてそれを中心にということ。今、どこのまちでも一緒、仙台だけじゃない悩みなんですよ。どうしても我々を初め、今、世の中の風潮自体がこういう国家交通軸をつくると住宅地を張りつけていくか、また名取市でもやっているようでありますけれども、ダイヤモンドシティ的なものを張りつけていくだとか発想がなかなか出にくい時代というか、ほかの発想というか、もう少し幅広のこの次の時代に合ったようなものを少し考えていかなければならないんだけれども、そのための今は過渡期のような気がして新しい発想が出ないんで、多分もう少しするとスーパーとか住宅ということではなく、今、言われているような交流人口なんていうのが今はスーパーとか住宅というのはここに書いてある住民というものなんですね。そうじゃなく交流人口なり、そういうものにスポットが当たった言葉がちょっと難しいんですけれども、アミューズメントなのか食文化なのか、そういうまた新しい別の発想が出てくるはずだと私は思っているんですよ。そういった中で、なかなかこの時代そういうものが出しにくくて大変だなと。でも、もう少しするとそういう発想がもっといいのが出てくるんじゃないのかなという思いもあるんですね。そういう面で、今、市全体にも言えることで、この住民というんですけれども、そこに住んでいる住民プラス交流人口、大きく考えれば全市民ということですから、先ほど屋代委員の話を聞いていて、そうだなと思ったのは、私が例えば東西線ができたときに利用するのは、一番は多分東西線で八木山に行くんじゃないんだなと、多分、泉に行ったり長町に行くのにこれを利用して乗りかえていって、利用するのが一番自分で利用価値があるんだろうなと思ったんですよね。余り小さな地域ということにとらわれないで、もう少し全市民的な交流人口も含めてた話にしていかないと、このことの解決策というのは見出せないのかなと思ったりもしました。 54: ◯渡辺芳雄委員  私は、南北線のときからいろいろと議会の中で論じてきたこともありました。南北線のときは泉との合併であちらには総合計画が何だかんだと随分大きな計画があって、それにも乗った南北線であったし、そういうことからすれば、東西線先ほど木村委員の話ではないけれども、川内に行けばセンターはがらがらだ。あとは八木山だと、お客さんの動きの面ではどうも南北線より劣るんではないかなと。そういった意味で私はいつも言っているんだけれども、あの仙台港背後地が売れない、売れないと言うけれども、あそこの活用は都市整備の方で考えて、あそこに思い切ったインパクトのある何か夢のあるものを県とともに考えていくことによって、東西線南北線の集客や交流も含めて影響もあるんじゃないかと。港の考え方をどう思っているのかなと思って常々南北線東西線とともに考えるんだけれども、皆さんがそういう点の考え方をどう思っているのかなと、ぐずぐずしているとどうにもならないとこんなふうにも感じるわけなんでね。その辺、だれか議論があればやってみたいなと思うんですよね。 55: ◯花木則彰委員  先ほど私も話したんですけれども、やはり今。皆さんがそれぞれおっしゃっておられる内容というのはやはりまちづくりをどうするのか、あるいは総合交通をどうするのか、そういうときに住民とともにやるというこの新しい視点というのが大事だなということでは一致しているんだと思うんですね。だけど、それで東西線の収支を成り立たせるためにそれを使おうということで考えると、どれもこれもなかなかまだまだ先が遠いということになってくると思うんです。ここの調特自体は東西線の沿線整備調査特別委員会なのでそういう議論をしてきたわけですけれども、私はこの1年を通じてやはりまちづくりというのをもっとこの東西線の沿線に限らず、やはりどの人が住んでいるすべての地域でも、今、整備しなければいけないことがいっぱいあるわけで、そのときに住民とともにという視点でどういう方法があるのか、課題があるのかということでは、議会としてはもっと調査研究を続けていくべき課題だなというふうに受けとめていて、そういう意味では学ぶべきことが非常に多かった調特だというふうに感じています。 56: ◯庄司俊充委員  きょう、皆さんからまとめのお話をいただきましたけれども、時代的にも右肩上がりからなかなか経済的にも歳入面からも上向きが見えないこういう時代になって、しかも団塊の世代と言われ、少子高齢化の社会の中で東西線建設を予定されるということでありますから、先ほどから出ております地域の皆さんの声を聞きながらという部分はもちろんでありますけれども、やはり各駅の魅力の発信というか地域性の発信、その魅力をいかに高めていくかという部分が、そういうコンセプトを持って、それが歴史だったり大学や動物園だったりという各地域が皆それぞれの違った魅力を持っていると思います。そういうものを大いに打ち出して駅それぞれの魅力というものをもっと出したような発信を高めていったらいんじゃないかと思います。そしてまた、屋代委員から出ましたように、私も泉区ですので東西南北の交流が図れるような、行ってみたいなということで東西交通だけの人口を考えるのではなく、東西南北という考えも取り入れた、そしてまた、東北において地下鉄が東西南北に走るというのはまさに仙台だけで、東北全体からもお客さんを呼べるような魅力あるまちづくりというものを大きく考えていけばいいのかなと思っております。 57: ◯屋代光一委員  私は常に思っていることなんですけれども、例えば、地下鉄をつくるその仕組み、私は本来はこれ道路つくるのと地下鉄をつくるのと同じようなもので、国がすべてをつくる、運営は交通局がやるという。そうすると建設費用を返すことがないという。道路だって建設費は返さないんだよね。そういう仕組みでまちの交通というそういう考え方からいったら、道路つくるのと同じような仕組みでこの地下鉄というのはつくるという考え方に国がなっていかないとこれは大都市なら別だけども、地方の中都市というかそういうところでは絶対採算なんか合うわけなどないと私は思っている。だとしたらやはり、そういうことで苦労している仙台の市議会というか私らとして言うことは自由ですから、国に対してというか、ほかで地下鉄建設で苦労しているようなところの都市と一緒になって、制度を変えろという、そういう話もしていかないと絶対採算なんか合うわけない。確かに国で全部つくれというのも大変難しい話だとそれは思う。だけども、だれかが言わないと、だれかが言い出さないとそういう話というのは進まないと私は思うので、そういうこともやはりよく考えて具体的に運動を起こすような方法も、それは遠い遠い先かもしれないけども、ヨーロッパでも何であんなに地下鉄の料金が安いのかというのは仕組みが違うでしょ。そういうことだってやはり苦労している私ら地方議会でもそういう制度を変えろという、変えていこうじゃないかという、そういうきっかけにもしていったらどうかなとそんなふうに思うんですよ。 58: ◯委員長  ありがとうございます。いいお話かと私も思います。一通り御意見をいただきましたけれども、重ねてあるいはさらに意見がございましたらお伺いしたいと思いますが、ございませんでしょうか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 59: ◯委員長  なければ、以上で協議を終了させていただきます。  次に、委員会報告書についてでありますけれども、皆様方からただいまいただきましたさまざまな御意見を踏まえまして、さらに今日までの委員会における皆様方の御意見、また他都市視察、参考人からの意見聴取などを取りまとめまして、委員会報告といたしたいと思っております。その作成につきましては、正副委員長に御一任していただいて皆さんの御意見を十分取り入れ、生かしながら報告書をまとめさせていただきたいと思っております。特に私としては、調査特別委員会報告書は単に報告することではなくて、きょういただいた御意見や提言あるいは提案あるいは議会の意向ということで、この委員会の気持ちというものを少し全面に出すような形、先ほど屋代委員からもお話がありましたけれども、仕組みということ、また議会としてもそういうことも考えなければいけないのではないでしょうかという訴えというのでしょうか、そういうことを織り込んだ報告書にしたいなという気持ちを、今、持っております。ですから、できましたらまとめの中の最後、終わりのところあたりにそういう思いを込めて報告書をつくらせていただこうかなと思っておりますが、いかがでございましょうか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60: ◯委員長  それでは、ぜひそういう形の中で副委員長と作成させていただきたいと思います。なお、関連して申し上げれば、御当局におかれましては、作成される報告書には今年度私どもが学んだことや、この委員会の気持ちというものを込めて作成いたしますので、ぜひ、これからの東西線建設あるいは周辺のまちづくりに生かしていただきたいと思いますので、特に発言をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。  それでは、この際、皆様から何か御発言等がございましたら、お願いをいたします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 61: ◯委員長  なければ、以上で東西線沿線整備調査特別委員会を閉会することとなりますが、先ほど申し上げましたように、ここで一つの区切りとなると思いますので、恐縮ですが正副委員長から一言ごあいさつをさせていただきたいと思います。  6月以来、今日まで委員皆様方あるいは御当局皆様方の御協力に感謝申し上げたいと思います。建設は加速的に推進されるわけでありますけれども、皆様方思いを考えますとき、ぜひ周辺まちづくりあるいは東西線建設が仙台市のこれからのまちづくりに大いなる寄与となるようにという思いで、委員会を運営させていただきまして、皆様方のおかげを持ちましてどうやら委員長としての職を全うさせていただいたのかなというふうに思います。今日まで皆様方の御厚情に重ねて感謝申し上げさせていただいて、ごあいさつとさせていただきます。大変お世話になりまして、ありがとうございました。 62: ◯副委員長  委員皆様にはこの1年、本当にありがとうございました。2回ほど出かけての懇談会ということで意見聴取という形をとらせていただきまして、皆様方には大変御足労をおかけしたなと思っております。どうか、今、委員長あいさつにもありましたように、この皆さんの意見がこれからの東西線沿線整備に有効に取り組まれながら、活用させていただければと思っております。今までの委員の皆さんの御協力に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 63: ◯委員長  以上で、東西線沿線整備調査特別委員会を閉会いたします。...