• "新港工場"(/)
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  1. 仙台市議会 2005-03-02
    公営企業委員会 本文 2005-03-02


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、公営企業委員会を開会いたします。  本日は、郷湖健一委員より欠席の届け出がありましたので、御報告いたします。  審査に入ります前に、異動に伴う人事の紹介についてガス局より申し出がありますので、紹介願います。 2: ◯ガス事業管理者              〔出席者名簿に基づき紹介〕               《所管事務について》 3: ◯委員長  それでは、審査に入ります。  今回、本委員会に付託された議案はありませんので、所管事務について当局からの報告及び質問等を願います。  まず、交通局より報告を願います。 4: ◯交通事業管理者  交通局から2件御報告申し上げます。  まず初めに、来年度の組織機構改正でございますが、資料1をごらんいただきたいと存じます。17年度におきましては、地下鉄東西線の本格的な工事着手に向けた準備を着実に推進してまいる予定でございまして、事業全体の総括機能を充実させるとともに、事業推進体制の強化を図るべく、東西線建設本部管理部新設し、管理部及び建設部の2部体制といたします。  この組織改正により、管理部管理課及び用地課の2課体制建設部建設課建築課及び技術課の3課体制となり、局全体としては、1本部4部22課45係から1本部5部22課47係に変更となります。  次に、資料2の市バス運行系統変更等につきまして、御報告申し上げます。  交通局では、例年、市民ニーズ利用実態に合わせたダイヤ改正を実施しておりますが、今年度におきましても、都市計画道路駅前広場整備に伴う運行系統変更のほか、運行時刻の調整など、サービス改善に向けたダイヤ改正を3月28日より実施することといたしましたので御報告いたします。  なお、今回の改正は、昨年度まで2カ年続けて行った路線移譲のような大きな事業量変更はなく、需給調整による若干の便数減程度となっております。内容の詳細につきましては、輸送課長から御説明申し上げます。 5: ◯輸送課長  それでは、御説明申し上げます。  資料2をごらんください。  まず初めに、1.運行系統新設についてでございます。添付の図面をあわせて御参照いただきたいと思います。なお、図中の青色の線は新設系統であり、赤色の線は、新設に伴いその関連で廃止となる系統でございます。
     まず、(1)JR仙石線小鶴新田駅から卸町方面へのアクセス強化対策として、昨年開設したトラックターミナル経由系統に加え、別図1-Aのとおり小鶴新田駅を起点に、中央卸売市場や卸町会館など卸町地区中心部を通る系統新設するものでございます。  次に、別図1-Bをごらんください。(2)いずみ墓園への墓参対策のための系統新設でございます。いずみ墓園の分譲が進み、バス運行の要望がふえたことにおこたえするため、墓参が集中するお盆、お彼岸期間に、泉中央駅から運行を行うものでございます。なお、鳥居原バス停要害バス停間は、既存の系統の取り扱いに合わせフリー乗降区間といたします。  次に、2.運行経路変更についてでございますが、これも別図をあわせて御参照いただきたいと思います。  (1)は、JR仙山線陸前落合駅前広場整備に伴い、現在、運行している系統駅前広場に乗り入れるものでございます。別図1-Cにお示しいたしましたとおり、愛子駅及び落合バス停起終点とする系統のうち、落合駅入口を通る系統について、駅前広場経由とするものでございます。  次に、(2)として、道路整備に伴う変更でございます。岩切地区内の県道泉塩釜線及び県道利府岩切停車場線整備に伴いまして、別図1-Dに示すとおり、岩切郵便局前及び鳥居前バス停にかわり、八坂神社前及び岩切東コミュニティセンター入口新設し、経路変更するものでございます。  次に、(3)として、荒井土地区画整理事業の進捗及び地元からの運行要請におこたえするもので、揚戸バス停新設いたしまして対応いたしますが、aといたしまして別図2-Eのとおり、農業園芸センター起終点とする系統揚戸経由経路変更いたします。また、bといたしまして、別図2-Fのとおり、現在、藤田バス停を起点に運行しておりますものを霞の目営業所まで経路を延長するとともに、途中経路揚戸経由変更するものでございます。  次に、(4)として、通学対策にかかわるものでございます。利用実態運行効率化を踏まえ、別図2-Gに示すとおり、二高・宮城県美術館前から川内を経由し、牛越橋回り経路運行しているものを、澱橋回り経路へと変更するものでございます。これにより、尚絅学院への速達性が図られるとともに、一女高に通学する生徒さんも利用できるようになるものと考えております。  次に、(5)として、赤坂団地内における運行方向の統一でございます。別図2-Hをごらんください。現在、赤坂団地内を運行する系統につきましては、同一方面に向かう系統でありながら、団地内での走行方向が逆向きになっているものがございます。これにつきましては、わかりやすさの観点から、緑色で示した仙台駅系統運行方向に統一を図るものでございます。  次に、(6)として運行経路の統一を行なうものでございます。桜ケ丘線共済団地内を経由する系統につきましては、利用実態を踏まえ共済団地入口バス停を通る幹線系統に統一するものでございます。  次に、資料2の1枚目に戻り、2ページをごらんください。  3.運行ダイヤ変更でございますが、ただいま御説明いたしました運行系統新設運行経路変更に伴いますことのほか、各路線利用実態を踏まえた需給調整利用者の皆様からの要望などにより、運行時刻の見直し、若干の増便又は減便を行います。各路線運行便数を集計し、現行の便数と比較しますと、資料にお示しいたしましたとおり、平日ダイヤで9便、土曜ダイヤで10便、休日ダイヤで8便の減少となります。  次に、4.その他の変更でございます。運行経路変更、施設の移転や名称変更住居表示の実施などに伴いまして、停留所新設廃止、移設及び名称変更を行います。  また、利便性向上や誤乗車防止のための乗場変更利用状況を踏まえた運行期間変更をおこないます。  最後に、実施日でございますが、平日ダイヤを3月28日月曜日、土曜ダイヤを4月2日土曜日、休日ダイヤを4月3日日曜日に予定しております。 6: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はございませんか。 7: ◯辻隆一委員  二、三点、お伺いしたいんですけれども、まず、廃止になる停留所が幾つかあるんですけれども、例えば、岩切のところが2カ所とか、あるいは七郷中学校前とか、こういった所、市民の足に影響があるんだと思うんですけれども、その辺につきましての住民説明などは行ったんでしょうか。 8: ◯輸送課長  住民説明でございますが、こちらの岩切地区につきましては、バス停新設するということで、今、御説明も申し上げましたが、八坂神社前それから岩切東コミュニティセンター入り口と、こういった新設バス停の位置であるとか名称を決めるに当たりまして地元に御相談いたしております。間接的ではございますが、その結果といたしまして、岩切郵便局前、鳥居前停留所がなくなるということは理解していただいているものと考えております。  また、七郷中学校のところですが、これにつきましては、深沼線既存系統が約50便ほど今後も走る予定でございますので、特に地元への説明はいたしておりません。 9: ◯辻隆一委員  今のように、別の路線が走っているからいいんだということであれば理解するんですけれども、これを見ると完全になくなってしまうんではないかと、誤解を招くんではないかと思います。先ほど説明があったから理解できたんですけれども、川内郵便局前なんかなくなるのかとちょっと驚いたものですから。ですから説明の仕方をもうちょっとお願いしたいと思います。  それから、大きい3で、運行ダイヤ変更ということで、需要に応じた便数設定のためというふうになっているんですけれども、それで、トータルで足したりふやしたりして、平日でいうと9便が減ということになっているんでしょうけれども、需要に応じた便数というのは主にどういう路線が、あるいは時間帯によってはどういう時間帯なのか、そういうことについての説明をいただきたいと思うんですが。 10: ◯輸送課長  需給調整という面で見ますと、例えば大和町線でございますが、こういった線は減らしてございますが、これは沿線の学校の移転とか、そういったことでお客様が減少しているということを受けて減少させておりますし、また、恵和町線などでは、逆にお客様利用状況がある時間帯ということで、これは9時台でございますが、そういった時間帯に増便を図るなど、それぞれ路線利用状況を調べた上で、今回いたしているところでございます。 11: ◯辻隆一委員  その辺、もうちょっと詳しくですね、どういうところが減るのかということを教えていただきたかったんですがいいでしょう。  それから、ここには載ってないんですけれども、先日、お伺いしたんですけれども、例えば、岩切の方から来るバス市役所前から交通局前にかわるというようなことについての説明というのはここではしなくてもいい路線だと判断されたんですか。どのような扱いになっていますか。 12: ◯輸送課長  これにつきましては、利用者の方々への影響の大きさという視点で今回の資料をまとめさせていただいております。岩切線の延長につきましては、今まで県庁市役所前起終点だったものを、交通局前まで延長しているということでございまして、お客様にとってよりよい方向に移っているということで今回資料の紙面の制約もございましたが割愛させていただいたところでございます。 13: ◯辻隆一委員  それはわかるんですけれども、割愛されたといってもほかのところのはわずか一便のものだってきちんと載せてるんだから。これはやはり、確かに岩切線でいえば、市役所前からがなくなってかえって定禅寺通を通っていくことになるんですが、これだって利用者から見て立派な路線変更なんです。そういったことも、やはりきちっと説明していただきたかったなというものがあるんですが、その辺どうですか。 14: ◯輸送課長  今回は不手際だったと思います。今後、こういった路線変更に当たりましては十分に説明してまいりたいと思います。 15: ◯辻隆一委員  そこをいつも利用されている人から見れば、きちんと利用者に対して説明を果たしていくのが大事だと思うんですけれども、今度、3月28日からこうなりますよということだけでは、理解されない方もいるかもしれない。きちんと住民に対する説明をもうちょっと徹底してやっていただきたいということを要望しておきます。 16: ◯渡辺芳雄委員  今、利用状況等調査の上、こういった路線変更等を行ったと。私は、いつもバス利用しながら感じていることを申し上げますと、中間利用といいますか、この量を高める工夫があるのかどうかと思うんですね。ただ、乗る人が少ないから減便あるいは路線変更というふうにとれるところもなきにしもあらずなんですけれども、これはタクシーが余りにもふえたためにいろいろと問題になっていますけれども、やっぱりバスだって乗せてやるという考えより乗っていただくという考え方をとっていくべきではないかなというふうに思うんです。それで、中間利用状況などはしっかり調査をしていると思うんですけれども、この辺のことについても私は本当だと資料を持ってきていただきたいなと思うんですけれども、利用状況と、それから乗っていただくための方法があるんではないかなと思うわけです。バスは朝夕のラッシュの時には大型でいいと思うんですけれども、日中少ないのに大型で走って四、五人しか乗らないということもあるわけなんで、こういったところをもう少し柔軟な方策をとって燃料を節約したり、あるいはまた、乗客をふやすための方策を考えるときに来ているんではないかなと。どちらかというと、今までは乗せてやるという感じで、乗っていただくというその姿勢に欠けるといった点があるように見受けられますので、その辺の配慮についてこのたびのダイヤ変更において考えたことがあるのかどうか、ちょっとお伺いいたします。 17: ◯輸送課長  今の御質問でございますが、まず中間時間の利用でございますが、これにつきましては、中間時間に限らず今全便にトラフィックレコーダーという装置をつけておりまして利用状況を見ているところでございます。  あと、乗っていただくという姿勢が必要だということですが、これはまさに御指摘のとおりでございます。我々といたしましても、乗務員を指導するということだけではなくて、ダイヤの編成につきましても、実は需給バランスだけを考えますと昼はもう少し減便してもいいという考えもないわけではないんですが、やはりダイヤ編成に工夫を凝らしながら一定の間隔でわかりやすい時間設定を行うだとか、そういった工夫をしているところでございます。  また、大型バス利用中間の時間帯も何かという御指摘でございますが、交通局といたしましては、今、朝の需要が非常に大きく、それに合わせて大型バス対応しておるところですが、その持っている大型バスを昼に使わないと逆にむだになると、小型、中型だけでは、逆に朝晩の対応ができないということで、バスを二重に所有することになりますので、今持っている大型で昼も対応していくというのが基本的な方針でございます。 18: ◯委員長  この際、皆様に申し上げます。所管事務の途中ではございますが、正木満之委員は、市民教育委員会に付託されました議第1号の提出者の補佐を行うため、一時退席いたしますので、御了承願います。              〔正木満之委員、退席〕 19: ◯渡辺芳雄委員  今、結局大型バスでもってずっといくと。これはタクシー関係皆さんは、逆にタクシーだけじゃなくお年寄りも取り込もうということで、いろいろと考えながら柔軟にやっているんですよね。そういったことも含めまして、とにかく市バスだからどうじゃなく、何か発想の転換も必要ではないかなと思うんです。それで、運転手さんによって相当乗降あるいは料金の支払いの際の感じが違うんです。どうも感じのよくない運転手だなと思うことがあるんです。いい運転手さんだなと思うのは人それぞれだから、それは性格だからしようがないと言ってしまえばそうかもしれないけれど、この辺のことなどもよく考えて、恐らくは研修などもやっていると思うんですけれども、私が感じることだけれども、バス運転手にも女性を取り入れたらいいのではないのかなと。というのは、うちの近所に建設関係の仕事をしている方がいるんですけれども、娘さんが運転しているんですよ。優しいソフトな運転手で非常にいいと思うんです。男性だけとなるとそれなりに違った形で、考え方も違うし、違った応対の方もいるし、もう少しソフトな面を取り入れた感じで女性のドライバーもこれから考えて、お客さんの集客も図っていく必要があるのではないかなと、私だったらそうしたいなと思うんですけれども、そういった点について検討したことがあるのかないのかお伺いしたいなと思います。 20: ◯交通事業管理者  安全とサービスというのが経営の2本の柱でございまして、私が赴任しましてからも職員の研修というのは非常に力を入れてございまして、大分私どもとしてはよくなったと思っていますけれども、なお、まだどうしてもできない人もいまして、まだまだ努力していかなければならないと思っております。  それで、女性のドライバーの件ですけれども、今るーぷる仙台で女性のドライバーがおりまして、非常に好評だということがございまして、そういう面で引き続きそういう努力はしていきたいと考えております。 21: ◯渡辺芳雄委員  るーぷるで取り組んでいるということで、この節は非常に雪が降りましてですね、乗降のときは、特にお年寄りは本当に大変なことだと思っています。これはちょっと道交法も関係ありますけどね、将来、建設あるいは国、県、市も含めてだけれども、道路の雪を真ん中に集める工夫、設計をしたらどうかなと。全部歩道に集めるもんですから、いつまでもいつまでも雪が残っていて大変だと。それよりも全体が道路真ん中に寄せて、解けても真ん中の溝で流れていくと。これは奇想天外な発想かもしれませんけれども、バスあるいは道路利用する方のためにこの辺も非常に考えるべきじゃないかという市民の方々のお話ですので、お答えは別として考えてもいいんじゃないかなと思っております。 22: ◯登坂しのぶ委員  先ほどの辻委員輸送課長とのやりとりをお聞きいたしまして、私はふと感じました。パークタウンという地域が泉にあるんですが、かつて突如ダイヤ改正で、バス停が変わってしまった。バス路線が変わってしまった。町内会長さんには話をしたと。しかし、町内会長さんから末端に言ってなかったんですね。それで、ある日突然バス停が変わってしまって、地域の方は大変困ったと。なぜこういうことをするんですかというおしかりのお電話をもらったことがあります。今、お話をお聞きしましたが、特に岩切Dの場合ですけれども、バス停路線について一部の町内会皆さんと打ち合わせしたからおおむね類推されると、説明が済んでいると類推されるとお話ありましたけれども、私はやはりちょっと違うんではないかなと。バス停変更ですら大変なのに、路線廃止となるともっと大変ですよ。そのことをどう重く受けとめて、そして路線廃止なんかを決めているのかなと思うんです。特にこの岩切なんかを見ますと、私が調査したわけではありませんけれども、郵便局前というバス停ですよ。それがなくなるということは、ある面では、お年寄りの方が不便に感じるかもしれません。その実態等を踏まえながらするんだったらわかりますけれども、説明をしないで、ただバス停のことを打ち合わせしているからなくなることは整理できますと、そういう考え方市民の足という認識が欠けていると思うし、やはりバス停自体を動かすだけでも市民の方は大変なんだという認識が欠けているんではないかと思います。ですから、この廃止ですとか、バス停の位置の変更というのは、地域に密着しているわけですから、そういう感覚をぜひ忘れないでもらいたいなと思うんですね。そういうことを私は辻委員輸送課長やりとりを聞いて、なお一層その部分を認識していただかなきゃならないなと感じました。もし感想があればぜひお願いしたいと思います。 23: ◯輸送課長  私の説明言葉足らずでございました。大変申し訳ございません。  先ほど申し上げましたように、バス停名称変更それから位置決めということでの間接的な周知と申し上げましたが、そういったことを行っていますとともに、この地区におきましては、各町内会班ごとの回覧をしていただいて各家庭に周知するようなことをやっておるところでございます。また、今委員から言われましたことを受けまして、今後留意してまいりたいと思っております。 24: ◯委員長  ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25: ◯委員長  なければ、次に、水道局から御報告願います。 26: ◯水道事業管理者  水道局からは、平成17年度からの鉛給水管解消事業について御報告を申し上げます。  鉛給水管は、腐食等により漏水の発生する割合が高く、漏水原因の大半を占めております。また、鉛の水質基準につきましても強化改正されているところでございます。このような背景を踏まえまして、鉛給水管ポリエチレン管などに布設がえを行うことによりまして、修繕経費等の削減及び耐震性の向上を図ると同時に、水質基準改正への積極的な対応を行って、より安全で安心な水道を目指してまいりたいと考えておるところでございます。鉛給水管につきましては、これまでも現行事業によりまして布設がえに努めてまいったところでございますが、平成17年度より、新たに漏水の多い地区などを対象とした解消工事を計画的に進めるとともに、早期に解消を望むお客様への対応といたしまして、助成金制度を創設することといたしました。この詳細につきまして、給水装置課長から御報告を申し上げますのでよろしくお願いいたします。 27: ◯給水装置課長  それでは、資料3に基づきまして鉛給水管解消事業につきまして御説明いたします。  鉛給水管につきましては、加工性にすぐれていることなどから、全国的に給水装置配管材料として広く使用されておりましたが、本市におきましては、耐震性に劣ることなどから昭和53年の宮城県沖地震以降において、その使用を中止しております。添付資料給水管標準図をごらんください。配水管分岐部から蛇口までを給水装置と呼び、このうち鉛給水管は主に配水管分岐部からメーターまでの一部もしくは全部の配管材料として使用されておりました。現在は、この部分の工事を行う場合、ポリエチレン管ステンレス管が使用されております。また、水道メーター以降の配管につきましては、従来から塩化ビニール管などが使用されております。  3.鉛給水管の現況をごらんください。道路部分鉛給水管状況につきましては、市街地、郊外を問わず各区に残存し、平成16年12月末現在で約5万5600件となっております。給水装置につきましては、水道メーターを除きすべて私有財産となっていることから、お客様みずからによる布設がえの働きかけを行ってまいりました。しかしながら、道路部分鉛給水管布設がえにつきましては、道路掘削に伴う各種の許可申請が伴うこと、経済的な負担が大きいことなどから、なかなか進まない状況となっております。このようなことから水道局といたしましては、漏水原因の大半を占める鉛給水管について、その布設がえを行うことにより修繕費などの削減を図るとともに、鉛の水質基準改正への積極的な対応を行い、より安全で安心な水道を目指す観点から従来から実施しておりました配水管整備事業に伴う布設がえといった現行事業に加え、平成17年度より新たな解消工事を計画的に進めることにいたしました。また、早期の解消を望むお客様への対応といたしまして助成金制度も創設することにいたしました。  4.解消事業をごらんください。新規解消事業内容についてでございますが、新規事業として実施いたします鉛給水管解消工事につきましては、道路内に鉛給水管の残存が多く、漏水事故も多発している地区から計画的に解消を進めてまいります。平成17年度から平成21年度までの5カ年間につきましては年間500件程度、その後につきましては、年間1,500件程度を予定しております。また、助成金制度につきましては、市内全域鉛給水管解消するためには長期間を要することから、早期の解消を望むお客様への対応といたしまして、取りかえ費用の一部工事費の2分の1、限度額40万円を助成するもので、年間130件程度を予定しております。これらの新規事業と現在既に実施しております配水管整備事業に伴う切りかえ、漏水修繕による布設がえ、お客様が実施する給水装置改造工事などとあわせて行うことによりまして、おおむね平成30年度までに解消が図られるものと考えておるところでございます。  なお、この新規解消事業につきましては、水道局ホームページや、水道局広報誌H2Oなどにより、お客様へのPRを行うとともに、お客様給水装置工事を行う際の給水装置改造工事や修繕を行う際の水道局との接点となります仙台市指定給水装置工事事業者への説明会を開催するなど、市民の皆様への周知に努めてまいりたいと考えております。 28: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯委員長  なければ、次にガス局より御報告願います。 30: ◯ガス事業管理者  ガス局からは、3点につきまして御報告を申し上げさせていただきます。  まず初めに、資料4をごらんいただきたいと思います。平成17年度の組織改正につきましてでございます。この資料にございますように、部相当でございます熱量変更センターを熱量変更支援センターと名称を改めますとともに、このセンター内の調整課を廃止しようとするものでございます。これは、業務が東北ブロックの熱量変更共同体事業者への指導、あるいは支援というところに移ってまいったことに伴いまして、所管事務に即した名称といたしたいということでございます。  次に、一番下の製造部でございますが、製造部内では工場が1工場体制になるということから、製造部を港工場とする組織改正を行いまして、現行の港工場というものは廃止をして、今ある新港工場を製造課というものに改めるというものでございます。  さらに、情報化体制の一層の強化を図りますために、経営企画課のシステム管理部門を独立させまして、システム管理課新設するというものでございます。この改正によりまして、現行の5部19課44係から、5部18課45係に変更となります。詳細につきましては、資料を御高覧を賜りたいと存じます。  次に、資料5をごらんをいただきたいと思います。総括原価の見直しにつきまして御報告をさせていただきます。  初めに、1にございます見直しの背景でございませけれども、現行のガス料金の認可をいただきましたのは、平成12年でございましたけれども、この際に、熱量変更が終了した時点において、総括原価を見直すことが条件として付されていたわけでございまして、昨年10月で熱量変更が終了いたしましたことから、今般、総括原価の見直しを行うということでございます。2番目の総括原価でございますけれども、熱量変更に要した経費につきましては、5年間繰り延べて償却を行うというシステムになってございまして、このことから現時点で積み上げた総括原価というものは現行の料金の水準を上回ることになろうというふうに考えてございます。しかし、料金の関係につきましては、御案内のように、前回の原価の見直しの際にも、熱量変更に係る費用を極力お客様には転嫁しないということで、局の営業努力で対応していくという方針によりましたことから、料金を据え置いたわけですけれども、今回も前回と同様に局の経営効率化などによりまして、原価を圧縮いたし、料金は据え置くことといたしたいと考えておるところでございます。しかしながら、料金は据え置くことといたしましても、原価の見直しに伴いまして原価の構成が変わってまいりますので、資料に記載いたしておりますとおり原料費調整制度に係る基礎数値の変更などが必要になりますことから仙台市ガス供給条例の改正、あるいはガス供給約款の変更認可といったことが必要になりますので、これを行ってまいりたい。このスケジュールといたしましては、4月上旬に東北経済産業局への認可申請を行いまして、条例改正案につきましては、6月の第2回定例会で提案をさせていただき、議決がいただければ8月からの施行といたしたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  次に、資料6でございますが、都市ガスにおける原料費調整制度の適用につきまして、経営企画課長より御報告をさせていただきたいと存じます。 31: ◯経営企画課長  それでは、資料6をごらんいただきたいと存じます。  都市ガスにおける原料費調整制度に基づき、平成17年4月より適用となります都市ガス料金につきまして御報告申し上げます。  過日、都市ガス原料の平成16年10月から同年12月までの貿易統計値が公表され、原料費調整制度に基づき算定いたしましたところ、平成17年4月から同年6月検針分に適用します従量料金単価が確定いたしました。今回の原料価格算定期間におきましては、平成16年7月から同年9月までの前期に比べ為替レートは円高となりましたが、引き続き原油価格の値上がりなどにより主たる原料の液化天然ガスの価格が値上がりしたことから、貿易統計値による平均原料価格は、平成16年7月から9月までの現行の平均原料価格、トン当たり2万9940円から3万1150円に上がりました。その結果、2にありますように一般契約において従量料金単価、税抜きの従量料金単価につきまして、1立方メートル当たり1円10銭の引き上げとなります。これにより、3の標準世帯、52立方メートルを1月に使う家庭における影響額は、税抜きで1カ月当たり57円の引き上げとなります。 32: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か御質問等はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 33: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がございましたらお願いいたします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34: ◯委員長  なければ、次に、閉会中継続審査事項についてお諮りいたします。  「地下鉄南北線の土木構造物耐震補強事業について」「水道における地震対策について」を閉会中も継続して審査することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35: ◯委員長  御異議なしと認めます。よってそのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。  以上で、所管事務を終了いたしました。  これをもって、委員会を閉会いたします。...