• 化学物質過敏症(/)
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  1. 仙台市議会 1998-10-21
    市民教育協議会 本文 1998-10-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                            開 会 午後1時19分                            閉 会 午後2時53分 2: ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  ここで、関根千賀子委員長と交代いたします。             〔委員長退席、副委員長着席〕 3: ◯副委員長  委員長と交代いたします。  まず、山上清水地すべり地区土砂災害について、消防局及び青葉区より報告願います。 4: ◯消防局長  それでは、消防局より、10月8日木曜日でございますけれども、発生いたしました青葉区八幡六丁目のがけ崩れにつきまして、当局の対応状況等につきまして、資料2により御報告いたします。  この災害の発生につきましては、8日の午後5時55分に現場直近住民からの119番通報により覚知したものでございます。出動いたしました消防隊は、現場に6時ころに到着しまして現場を確認した結果、がけ崩れの現状から、付近住民の安全を確保するため避難させることが適切と判断いたしまして、18時33分、同地区内の駐車場自主避難を呼びかけまして、最終的には19時22分時点で八幡六丁目4と5番地内の住宅から在宅者全員避難を確認いたしておりました。  市側の対応態勢につきましては、夜の7時時点青葉区におきまして区の災害警戒本部を設置しまして、さらに都市整備、建設、教育、ガス、水道、消防の各局が指示に基づきまして警戒体制に入るとともに、避難所開設など所要の措置をとるべく対応を開始しております。  なお、交通局におきましても、国道が同地区付近で通行どめとなったことから、所要の対応措置をとっております。  また、現地におきましては、地すべり防止区域管理者である県、並びに本市の連絡調整の窓口であります都市整備局開発審査課によりまして、がけ崩れ状況確認と今後のさらなる崩落等可能性やその場合の規模等につきまして技術的な判定を行うべく調査活動がされまして、その後関係機関による検討の結果、当面は八幡六丁目4番と5番地に居住する方々につきまして、安全確保のため自主避難をお願いいたしたところでございます。現地には県、仙台土木工事事務所、市の開発審査課及び警察、消防関係職員がとどまりまして、24時間体制警戒、監視に当たったところであります。避難所につきましては川内コミュニティセンターとして、当避難所避難を希望する方々につきまして消防局人員輸送車で移動をしていただきました。  翌9日の早朝6時から、応急復旧とその後の処置を検討するために、県と市と関係機関合同現地調査によりまして、崩落の危険性等につきまして改めて見きわめがされまして、当日の午前中には応急復旧工事が開始されまして、また、避難区域も六丁目4番地のみ、しかも夜間に限られるものとなっておりました。その後応急復旧工事の進捗によって、当面ののり面安全性が確保されたとの判断に基づきまして、12日には自主避難も解除されております。  なお、現在恒久的な対策工事につきまして、事業者であります宮城県において、測量や地質調査設計等が完了し次第、早急に着手すべく取り組んでいると聞いております。  以上、このたびの災害対応経過等の概要でございますが、現地恒久対策工事が完了するまでの対策といたしましては、県、市が協力しまして、定期的な巡回、監視や大雨等の場合の警戒体制など、必要な安全確保対策を講ずることといたしております。 5: ◯青葉区長  山上清水地すべり地区土砂災害への青葉災害警戒本部対応につきまして、資料3により御説明申し上げます。  このたびの土砂災害発生連絡を受け、青葉区では10月8日19時──夜の7時、関係職員が参集し、警戒本部青葉区7階に自主設置いたしました。青葉警戒本部では災害及び避難の情報の収集伝達に努めるとともに、避難された方々受け入れなどを行っておりますが、その対応経過につきまして資料により御説明申し上げます。  二次災害発生のおそれがあり、自主避難の誘導が開始されたのに伴い、青葉区では消防局と協議し、避難先として川内コミュニティセンターを指定し、19時30分に避難所を開設いたしました。今回自主避難された住民のうち13世帯36名が、消防署のマイクロバス等により川内コミュニティセンター避難所に21時30分ころから順次入所いたしております。  なお、寝たきりの方1名につきましては、近くの特別養護老人ホームアルテイル青葉に一時入所を区で手配いたしております。区では避難された方への毛布と寝具の提供、夕食用の非常食や朝食の弁当の提供等を行っております。
     青葉警戒本部の当日の配備状況でございますが、災害発生後順次参集いたしまして、22時──夜の10時の時点で48名が配備についております。また、当夜は避難所警戒本部に職員が泊まり込み体制をとったところでございます。  次に、翌9日早朝の現場確認に基づき、県土木部は山側の9世帯につきましてさらに夜間避難が必要とし、その他の世帯につきましては避難を要しないものといたしましたが、これを受けまして区では9日午後に避難が必要な9世帯を戸別に訪問いたしまして、避難の意向と予定避難先を確認いたしたところでございます。その結果、1世帯1名から避難所入所の希望があり、避難所開設を継続してまいりました。区ではその後避難が解除された12日まで、警戒本部及び避難所に職員を夜間休日を含め配備対応いたしたところでございます。  9日からの災害現場復旧工事によりまして、12日までに崩壊土砂撤去等が終了し、12日午後2時には県土木部から、当面の危険が回避できることから夜間避難も不要になった旨が説明されました。これを受けまして、区では夜の5時30分をもって警戒本部を廃止し、警戒体制に切りかえるとともに、避難所を閉鎖いたしております。  以上、今回の災害に対する青葉区の対応について御報告申し上げます。 6: ◯副委員長  それでは、ただいまの報告に対し、何か御質問等はありませんか。 7: ◯三浦良委員  お尋ねをいたします。  これは漏れ承ることなので、私は現地へ行っていませんので詳しいことはわからないんでありますけれども、このデータにも出ておりますが、地すべりが起きて周辺の方々が危険を感じて任意で駐車場に退避をしたと。こういうことにこのとおり書かれているのでありますが、その後これを見ますと、19時30分に川内コミュニティセンター避難場所を開設したと。そこに任意でまた行かれたように私は話を伺っておるんですが。  それと、これも聞くところによるんですが、私は確認してませんからわかりませんが、県と市との打ち合わせがちょっと悪いというふうな感じを持っている方が非常にいるんですね。その関係で、これを見てもおわかりのように、御飯も食べないで結局空腹でいたと。それが9時30分に炊き出しをして22時──10時に非常食を配っていると。こういうことが時間単位で出ているわけです。これは何か県と仙台市とのこういうことに対応する打ち合わせが不備ではないかという声を聞いているんですが、その辺いかがですかね。ちょっとお答えいただきたいんですが。 8: ◯防災部長  経過につきましては今委員御指摘のとおりでございますけれども、私どもといたしまして、地域住民方々へまず一義的に御説明を現場でさせていただいたというようなことがございまして、そのほかまた避難ということで、現実的に対象となる方々が実際に家屋に残っているかいないかという確認等もございました。それから、避難に当たって実際に人員等を確認しながら避難先へ行っていただくというようなことなどもございました。それから、今委員から地すべりということでお話しいただきましたが、当該地区地すべり防止区域ということで指定になってございまして、当日のがけ崩れが単なるがけ崩れなのか、それとももっと広範囲な形で、本来我々が心配していた地すべりという形でもっと被害が拡大するのかというような検討など、さまざまなことがございまして、そういうことで、若干地域住民方々への説明がおくれた、あるいは実際に避難場所ということで川内コミセンということで行っていただいた方々もいるわけですけれども、そこまでの対応の部分で時間がかかったというふうに思われる部分というのがあったかと思います。  ただ、我々といたしましては、あの地域がそのような地すべりの区域だったということで、かなり慎重な判断をしなければいけないという状況がございましたし、それから夜間ということで、がけ崩れの現状を把握するということに対して大変困難な部分が現実的にございました。それから地域住民方々にしてみれば、現実的に家屋がまだ壊れてはいないと。貴重品をとりに戻る時間も必要だったと。あるいはやはりできるだけ自分のうちのそばにいたいという市民方々の感情もございます。  そういうようなことなどなどもございましたので、このぐらいの時間は仕方がなかったのかなというふうには考えておりますけれども、我々といたしまして、こういう時間をできるだけ短縮するということについて、今後なお一層努力をさせていただきたいというふうに考えております。 9: ◯三浦良委員  何か聞く由、おなかをすかせてさっぱり非常食もなくて困っていたやに聞くんですよ。これは仙台市だけでこれらの避難した人たち対応というのは、県と何か打ち合わせなり、県なのか市なのかよく私はわかりませんが、何か仙台市独自ではできないような話をちょっと耳にしたんです。そんなシステムになっているのかどうか私もわからないのだけれども、その辺がどうなのかも聞きたい。  それからもう一つ。この川内コミュニティセンター避難をしたわけですね。どこのコミュニティセンターでも運営協議会という組織があって、実質的に運営しているはずなんですよ。ですから、そこにいる皆さん方が、多分地域のことですから当日集まっていらっしゃっていろいろお世話役をやっていたのではないかなと私は思うんでありますが、現にやっているそうです。そういう方々を利用して炊き出しを急いでやって、おなかがすいているなら何とかしてあげるとか……。そういう事故の原因を調べたりするのは、それはそれでやっぱり必要なことですからいいんですが、たとえ任意であろうと強制的に避難させたのであろうと避難していることは事実ですから、時間になったらおなかをすかせているかもしれません。そういうことに対してやはり対応を、超法的にとまでは私もそんな大げさなことは言わないけれども、そのぐらいのことは行政として考えてあげてもいいのではないかなと。  今後のことがあろうかと思うので私は申し上げておきたいんですよ。マニュアルには書かれているか書かれていないかわかりません。ただ、そういうときに、やっぱりその人の立場に立って、おなかがすいているんなら何かしてあげるとか、あるいは近くに今言ったコミュニティセンター運営協議会なんかがあるんであれば、そういう方々の御協力をいただいて、とりあえず何とかするということが必要ではないのかと、こんなふうに思うのでありますけれども、その辺いかがですか。今後のことも含めてお答えください。 10: ◯消防局長  委員の御質問の中で、まず初めに避難の指示の関係につきましては、これは地すべり対策法対応する場合は県知事の権限で対応できることになっています。そのほかに市町村長ができるものとしましては、いわゆる災害対策基本法対応できることになっておりまして、どちらの対応でも十分、危険なところから住民を安全なところに避難させることはどの制度をとっても構わないと思いますけれども、できるだけ早くその辺あたり避難を指示するような形はとれると思います。今後とも住民の安全を考えながら対応をしてまいりたいと思います。  なお、二つ目の質問で、現場状況の把握とそれから住民避難対策、これは当日もこの二通りに分けまして対応をしてまいっておりますけれども、今ほど防災部長が申しましたように住民意向確認もある程度しながら進めていかなければならないと。その前に市としましては早目に受け入れ先を手配したりなんかして対応しておりましたけれども、どうしてもその間の時間がちょっとかかったのは否めない面はあると思いますけれども、今後ともその辺あたり、例えば一人一人世帯を確認しながら一緒に車に乗っていただくというような作業もございますものですから、その辺も少し考えながら、例えば戸別に搬送する体制なんかも考えながら、今後検討してまいりたいと思います。  いずれ、今回の避難関係につきましては青葉区の方が中心になって対応していただいておりますので、現場部門とは切り離して対策を講じたというふうに私自身は思っております。今後ともそのような分けた形での対応を考えてまいりたいと思っております。 11: ◯青葉区長  川内コミセン運営委員会のお手伝いをいただいたわけですけれども、当日お握り等の差し入れがございましたし、それから各方面の方々からも温かいお弁当等の御支援もございました。区といたしましては、7時半にはコミュニティセンター避難所としての開設をしたわけですけれども、現場の方で手間取りがありまして、なかなかセンターの方にいらっしゃらなかったというようなこともございますけれども、その辺の問題もあろうかとは思いますけれども、私の方といたしましてはアルファ米炊き出しの準備も行っておりましたし、地元の運営委員会方々の温かい手も差し伸べられたところでございます。 12: ◯三浦良委員  あのね、やめようと思ったが、それはわかるんだよ。確かに9時にアルファ米云々を出したというんでしょう。この間何も食べていないんだよ。その川内コミュニティセンター運営協議会方々も、お握りでも云々しようということで、皆さんボランティアでいたんだけれども、やはりどこまでどうやったらいいかわからないと言うんだね。そこなんだよ、僕が言いたいのは。  それは皆さんとすれば調査も必要でしょう。ただ、現実にその時間帯におなかをすかせて避難している人たちも何人かいるんであれば、その方々に対しても何らかの方策を講じてあげると。そのためには、とりあえず川内コミセン方々お握り云々を差し入れてくれたというそうですが、それだって、はっきり言ってやったらいいかどうか判断に困ったと言うんだ。それを受けてあなた方がやっているわけだよ。9時近く、10時ころね。そこを私は言いたかったの。だから、その辺は法律的にどうなっているか私もわからないけれども、現実に調査もしなければならないけれども、5人でも10人でも夕食時間に避難をしている方がいれば、そこにやっぱり何かしらの手を差し伸べてあげるということぐらいの配慮があってはいいのではないかというふうに私は思うんです。  余談でありますけれども、実は県の副知事と会う機会がありましたから申し上げました。そうしたら、今回の件については非常に仙台市と県は連絡がスピーディーですごくうまくいったと自画自賛しておりました。何を県は言っているんだと私も笑ってきましたけれども、何はともあれ、これは余談でありますが、県は県の考え方なり指示もあるのかもしれませんが、現実仙台市で行われているわけでありますから、それはひとつ任に当たられる方々に以上申し上げたことをよくお考えいただきながら速やかに対応していただくということを御要望として、これを今後の課題として、教訓としてやっていただくように、これはお願いとして申し上げておきましょう。 13: ◯登坂しのぶ委員  私もこれに関連して1点だけ、要望も含めた御回答をいただきたいと思います。  ただいま三浦委員がおっしゃったのはもっともなことで、特にこの記事を見まして私が思いますことは、まず午後6時数十分に避難住民の方が駐車場に集まっているんですね。それで7時半過ぎに避難所に搬送しているんですね。その間約40分から50分間。今の季節はやっぱり寒いんですよ。避難してきているわけですから着のみ着のままで来ていると思うんですけれども、そういう状態の方々──お年寄りもいらっしゃるし、また御病気の方もいらっしゃると思うんですが、そういう方々を何もない駐車場でずっと待たせている。これでいいのかどうかが一つ。  私は速やかに移動すべきではないかというのが一つと、もう1点は、やはり今お話がありました食事なんです。これは自主避難だから非常食配備はできないという考え方になっていると思うんです。これは確かに法律あるいは条例、いろんな決まりがそうなっているかもしれませんけれども、私は今三浦委員がおっしゃったように、人間という視点から考えるのならば、やっぱり直ちに提供すべきです、これは。  この二つの点で、私は今回この警戒体制経過を含めて、この報告を受けて、やっぱり仙台市に大いに反省すべき点があったと思います。やはりすべて人なんだという視点を忘れないで行動していただかないと、こういうことが次に起こったときに、またこれは自主避難だからなかなか配備できないとか、いろんな問題が起きてきますので、これから寒さも厳しくなってきますから、こういう点ではやはり速やかに住民方々の立場を第一義に考えて行動していただきたいなと、このように思うわけでございますけれども、その辺について改めて御見解を伺って、私のは終わりにしたいと思います。 14: ◯消防局長  今回の事例を見ましても、私たちとしましては、完全に万全を期したという気持ちは持っておりません。やはり個別の中でも十分今後検討しなければならない項目がたくさんございます。確かに、先ほどございましたように季節的な面も考慮しましたらば、あの時点駐車場広場に集まっているという状況を勘案しましたらば、やはり装備関係においても、例えばテント関係なんかも十分備えた形で現場に直行するとか、そういうことも今後検討していかなければならない面はあると思います。  それからもう一つ、食事の関係につきましても、立ち上げ時点受け入れが万全というのも、その辺はどうしても今後検討していかなければならない面はあると思います。翌朝に関しましては、すぐ対応して温かいものを手配したというようなことでございますけれども、どうしてもいわゆる立ち上げ時点での対応、特に食事の関係については今後十分検討していかなければならないかなというふうに思っております。 15: ◯阿達孝治委員  大分雨が降っておりまして、あの周辺では青葉山付近がけ崩れとか、奥田建設向かいあたりなんかが崩れたり、それからここも崩れておりまして、防災マップ危険箇所というふうになっているところの土砂崩れみたいな小さいものだったからいいんですけれども、このとき雨はどれぐらい降っていたのかなということですね。30ミリぐらいというふうにあのときの資料をちょっともらっていますけれども、それぐらいですかね。お聞きします。  それから今皆さんのお話をお聞きして、それから今ちょっと資料を見たんですけれども、やっぱり後方支援体制がちょっと悪いのかなというふうに思うんですね。結局消防団とか婦人防火クラブとかというような人たちに協力してもらって、炊き出しとかそういうふうな……。第一線部隊はこういうふうにきちんと出ているんだけれども、その人たち避難させたときの支援体制については、やっぱり考える必要があるのかなというふうなことを思うんです。それから、やっぱり町内会もある程度この中のどこかに入ってもらってもいいのではないかと思いますけれども、後方支援についてどういうふうにするか、その辺ちょっとお聞きしておきます。  ただ、私が今回非常によかったなと思うのは、普通だったら学校の体育館というようなことになるのを、ちゃんと畳の部屋のあるコミセンを選んだということですけれども、やっぱり後方支援についてもう少し考える必要があるのではないかというようなことを考えますので、その辺どんなふうにお考えになっているか、お聞きしておきたいと思います。 16: ◯防災部長  まず、当日の雨の状況ですが、当日は雨は降ってございません。たしかそれまで若干長雨が続いたような記憶はございますけれども、当日は雨は降ってございませんし、そんなに寒い状況ではございませんでした。  それから後方支援ということで、今回の我々の大きな反省点というのはそういうことだと思います。我々事務方あるいは現場サイドからは、もう少しいろいろ我々の考え方も御説明したい点もありますけれども、基本的に今局長が御答弁申し上げましたように、住民方々対応という意味では、我々も今後もう少し勉強させていただきたいというふうに考えております。  それからコミセンの、避難ということでございますけれども、我々は市民方々には、大規模災害時には地域の学校が一義的に避難所であるということで御理解をいただいて御協力をいただくということで広報させていただいております。ただ、我々の広報の資料の中にも入ってございますけれども、地域が極めて限定された災害──小人数での避難というような場合につきましては、例えば町内会集会所を利用させていただく場合もございますし、今回のようにコミュニティセンターあるいは市民センターというような形で市の公共施設を使うということで考えてございますし、委員御指摘のように、やはり本来は畳のある部屋というのが一番理想的だと思いますので、我々としては今回の避難先の選定に当たった考え方、これからも同じようにしていきたいというふうに考えてございます。 17: ◯阿達孝治委員  後方支援消防団とか町内会とか、その辺のことについてはどうだったんですかということ。 18: ◯防災部長  まず、現場町内会方々は、ちょうど会長さんがいらっしゃったんですけれども、エリアが御高齢の方々が多かったり、実際にお住みでなかったりというような形で、コミュニティーとしてのまとまりということではちょっと難しい面がございまして、結果として区役所それから私どもの方での対応という形になってございます。  ただ、川内町内会方々あるいは管理委員会方々には大変お世話になりまして、いずれ今回の地区の想定ではなくて別な想定でいろいろお話なんかをしたこともございますけれども、今後そういう形でそれぞれの御町内会にも御協力をいただくというような形で、区の方とも連絡をとりながら対応させていただきたいというふうに考えております。 19: ◯阿達孝治委員  大体これでよかった──反省点もありますが、さっき雨が降った状態を聞きましたら雨は降っていないと言うのだけれども、その前の状況は30ミリぐらいずつ降ったと消防局からお聞きしておりますが、よその方の地域ではもうすごく雨が降っていて、60ミリとか70ミリとか、ことしあたりははらはら程度でありますけれども、仙台の場合ですと30ミリ以上は降らないんです。だから、これがあんなに降ったりしたらこれは大変なことになるなということと、それから今も動いているのかもしれないけれども、直下型の地震などがうちの方もありますから、その辺を考えて今後十分に今回を反省しながら対応を検討しておいていただきたいということだけ申し上げておきたいと思います。 20: ◯副委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21: ◯副委員長  次に、その他の案件について、まず市民局より報告願います。 22: ◯市民局長  市民局から、4点について御報告申し上げます。  まず、行政区画審議会の設置についてでございますが、去る5月22日に議長から申し入れがございました行政区画の見直しにつきましては、11月の中旬に行政区画審議会を設置し、21世紀の本市にふさわしい行政区画のあり方及びこれを実現するための区画の変更について諮問する予定でございます。  審議会の委員の構成につきましては、学識経験者12名、市議会議員6名、関係行政機関の職員4名、市職員1名、計23名を予定しておりまして、現在委嘱に向けた準備を行っているところでございます。  なお、市議会議員の委員につきましては、市議会議長あて推薦方をお願いしているところでございます。  次に、平成11年仙台市成人式についてでございます。  本市の成人式につきましては、平成2年以降各区ごとに実施してまいりましたが、本年1月の成人式におけるアンケート調査では、市長の話を直接聞きたいといったような要望が多くございます。また、新成人に対する期待が伝わるような式典重視の成人式であるべきであるというような御意見もあったところでございます。  これらの御意見を踏まえまして、市長みずからが21世紀に向けた仙台市のビジョンや次代を担う若者への期待を新成人に直接語りかけることとするために、来年1月の成人式につきましては全市の新成人に一堂に会していただいて開催するということにいたしましたので、御報告申し上げます。今後とも、大人になったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ますという成人式の理念に沿うような式典とするよう、努力してまいりたいと考えております。  3点目は、オペラ支倉常長「遠い帆」の上演に向けた準備状況についてでございます。  このオペラは、皆様既に御案内のとおり、平成2年に制作の検討を開始し、現在、資料の4にございますとおり上演の準備に取りかかっているところでございます。スタッフ並びに出演者もほぼ固まり、現在最終的な詰めを行っておりまして、出演者等の正式発表は今月27日の市長定例記者会見で行う予定としております。また、翌28日には市長が上京いたしまして、作曲の三善晃氏、脚本の高橋睦郎氏、総監督の観世榮夫氏、音楽監督の外山雄三氏、演出の佐藤信氏らとともに中央の報道機関に向けて発信することといたしております。  上演の日程等詳細につきましては資料のとおりでございますが、委員の皆様にはプレビュー公演にお越しいただきたいというふうに考えておりまして、後ほど御案内申し上げますので、年度末の御多忙の折とは存じますが、ぜひ御観覧いただきますようお願い申し上げます。  最後に、仙台文学館の開館についてでございます。  仙台文学館は、現在敷地全体の修景工事を進めながら建物内部の展示制作、情報システム整備、映像制作などを行っているところでございます。また、開館に向けまして、友の会の組織づくりや資料の5にございますとおりプレ・オープニング事業を行うなど、逐次準備を進めているところでございます。  開館日につきましては、3月27日に開館記念式典と内覧の催しを行いまして、翌28日から一般に公開を開始する予定でございます。この時期が近づきましてから改めて御案内を差し上げますが、その節には委員の皆様にもぜひ御参加くださいますようよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 23: ◯副委員長  ただいまの4点の報告に、何か御質問等はございませんでしょうか。 24: ◯三浦良委員  ちょっと局長、教えていただきたいんですが、このオペラの支倉常長なんですが、ようやく公演に運ばれるわけで、本当におめでとうと、こう申し上げておきましょう。で、これに至るまで幾らぐらいかかったか、ちょっと教えてくれませんか。相当かかっているはず。わかればでいいです。わからなかったら後ででもいいですけれども。  それからもう一つ。入場券のお問い合わせは仙台市民文化事業団と、こう書いてあるんですが、この公演を主催するのは仙台市ですか、それとも事業団ですか、どちらなんでしょう。その辺も教えてくれませんか。  それからもう一つ。市長が記者会見で発表すると、こういうお話をされたんだけれども、新聞では市長の発表ではないんだけれども、もう既に載っているんです。ああ、いよいよでき上がってやるんだなと、私も非常にいいことだと思って喜んだんでありますけれども、市長が記者会見でまだ正式発表していないのに、それは新聞記者さんの仕事だから──きょうもいらっしゃっているけれども──一生懸命取材するのだろうと思うけれども、これがちょっと私に解せないんです。仙台市として正式にまだ発表していないのを新聞記者さんの御努力で取材したのかもしれませんが、その辺がちょっと私は理解しかねるんだけれども、どういうことなのか。もちろん新聞記者さんの努力だと、こういうふうに理解してよろしいんでしょうね。まだ仙台市として正式に発表していないんだろうから。その辺ちょっと教えてくださいよ。 25: ◯市民局長  3点のお尋ねでございますが、最後の先般の新聞記事につきましては、先ほど私が御説明申し上げましたとおり、出演者についてはまだ最後の詰めを行っている段階でございまして、正式に決まっておらない役柄もまずございます。その辺を固めまして、月末に市長から正式に発表させていただくということでございます。先般の記事につきましては、この出演者の選定につきまして、制作スタッフのいろいろな方と御相談申し上げながら詰めておりまして、そちらの方からのニュースではなかろうかというふうに想像しておるところでございます。  それから、経費、主催者の件につきましては、文化振興課長の方からお答え申し上げます。 26: ◯文化振興課長  経費につきましては、9年度までに約2500万ほどかかってございます。それから10年度ということで、今その途上にあるわけでございますけれども、10年度まで含めて約2億ほどかかっているというふうに申し上げたいと。  それから主催者でございますけれども、仙台市と仙台市民文化事業団の両者ということでございます。 27: ◯阿達孝治委員  1点は、成人式を一緒にやるというようなことにしたんですけれども、合併して、私は招待はされなかったんだけれども、仙台市の成人式というのはどのようにやっているものかなと思って行ってみたんですよ。そうしたら、私は自分の成人式と去年だけ出席してないんですが、成人式はずっと行って見てるんですが、あんなに青葉区でやる以上にごちゃごちゃと人がいっぱいいて、そして市長がごあいさつしている前を2人で肩を組んで歩ってみせたり、ああいうふうなことがあって、私もびっくりしてきましたけれども、何かそういうふうな、今まで以上にきちんとした式典らしい、決意を新たにするような──主催する方もやっぱり決意を新たにしてきちんとしないと、あんなふうにやられたんではちょっと困るなと思うんですが、何か新しい方法を考えているものなんですかね。それなどをお聞きしておきたいんです。  それからもう一つ。オペラのことについては、将来は収支がとれる予定なんですか。それとも、これは記念としてやるだけなんですか。その辺もちょっとお聞きしておきます。 28: ◯青少年課長  第1点目の、成人式を1会場でやるということでございますが、今までの式典では、アトラクションなどによって参加者を集めて、そして参加者を多くしようというような意図もあったんでございますけれども、それでは委員おっしゃるように式典を余り重視しない方もおられますので、今度からは式典を重視して直接市長が、先ほど局長から申し上げましたように、大人になったことを自覚し、みずから生き抜かんとする成年を祝い励ますということで行政側としては考えていると、こういうことでございます。 29: ◯文化振興課長  今回のオペラ制作に関しましては、仙台開府400年の記念行事といたしまして、仙台ゆかりの支倉常長を題材としたオペラ制作を委嘱したものでございまして、これによってさまざまなシティーセールスも含めて、あるいは音楽的な部分でも新しい文化的な財産だというふうな認識で、制作を開始したものでございます。したがいまして、採算ということにつきますとなかなか難しゅうございまして、今回も予定しておりますのが入場料等で、入場料金も安く設定をしているところもありますけれども、2600万ほどでございますので、採算ということにはいかないというふうなことでございます。 30: ◯阿達孝治委員  成人式についてでありますけれども、一堂に会してやるということになれば場所は限定されるというふうなことになると思いますが、私は自動車で送ってきた親たちも一緒に参加できるようなことにして──ちょっとざわざわといっていますが、旧宮城町のときは送ってきた人も全部入れておりましたから、ああいうふうに玄関で立っているなんてことは一人もおりませんでしたけれども、仙台市に合併して私はびっくりしました。何のために来ているのかなと思ったりしましたから、何かそういうふうな新しい施策をきちんとして、やっぱりああいうふうな入らないでいるんだというようなことでなくて、入れるというふうにきちんとしてやってもらえればいいなというように思います。  ただ、人がいっぱいかかると思うんですよね。案内する人や何かですね。でも、こういうふうに一堂に会するというふうに方向変換したならば、いいチャンスですから、いいアクションをとる必要があると思うんですね。全市各区からの協力を得て、きちんとした、仙台市は変わったというようになるような、決意を新たにしたことをやってもらいたいと思います。  答弁は要りません。 31: ◯佐藤正昭委員  今の、成人式について全市で一緒にやるということになると、これはまず、会場は決まっているんですよね。どこなんでしょうか。 32: ◯青少年課長  仙台市体育館を予定しております。 33: ◯佐藤正昭委員  わかりました。  いろいろな大会とかを、今までは全市でやっていた。そして区制になって各区でやるようになった。そうすると、いろんな弊害が出てきている部分があるんですよ。それによって全然参加者がいなくなったり──この間もちょうど、月曜日ですか、若林区で衛生何とか大会というのがあった。表彰される人だけ、あの700人の会場に100人以下しかいなかった。そしてもう講演になったらほとんどだれもいなかったという、そういう中で、いろんなそういう意味での弊害も出てきているんですよ。  だから、これが僕は決断としては多分いい決断になるんだろうなと思うんですよ。それが例えば何ていいますか、今まで皆さんも各区で経験のとおり、幾ら皆さん中に入ってください入ってくださいと言ってもだれも入らない。そして、会場でだれがしゃべっていてもざわざわという、そういう雰囲気の中で、何だかもうこんなものやってられない、嫌になるよと、そういう形の中で見直しがされたんではなく、より積極的に見直された結果によって、こういうことで全市でやった方がいいんじゃないかという、そういうものであれば、私は評価をするわけなんですよ。  その経過はいいですから、具体的にどんなイメージを、今までの10年の経験を踏まえてどんなイメージを持たれてこの成人式をやろうとしているのか、もうちょっと教えてください。 34: ◯市民局長  今回成人式のやり方、方式を変えるに当たりましては、各区の御意見も伺いましたし、それからことしの1月の成人式の日に参加者側へのアンケート調査もいたしました。  で、それらを踏まえていろいろ検討した結果でございますが、やはり成人式の対象というのはもう子供ではないんだというのが第1点でございます。したがいまして、既にもう大人になっている方になお自覚と、それから将来に対する責任、これを持っていただきながら、あすの仙台を構築するために頑張っていただきたいと、こういう趣旨で開催すると。そのためには、やはりこれまでも各区でいろいろ工夫と努力を重ねてまいりましたが、ここは一番市長から直接そのような市としての希望もお伝えし、そういう自覚を持っていただくんだと。そういうことで成人式の流れを見直してみたということでございます。  そこの中で、今まで式典とアトラクションが大きな二つの柱でございましたが、アトラクションについても、もう少し楽しみよりも実のあるものということで組んでみたいというふうに考えておりますし、やはり会場の近くまで来ても会場に入らないと、あるいは会場に入ってもほかの方に気をとられている、そういう方については、やはりそれなりに対応せざるを得ないのかなということもございます。無理に入っていただく必要はないというふうにも思います。  そうした中で、仙台市の成人式が実のあるものになるように、今回がまた新しいスタートでございますので、今後よりよくなるように努めていきたいということでございます。 35: ◯木村勝好委員  私からも成人式のことについて若干お尋ねをしたいんですが、今いろいろな質問がありました。今の局長の御答弁を伺っていて、目指す方向というのは何となくわかりました。私も、基本的にはその方向性はいいんじゃないかと思うんです。  つまり、今までは無理やり中に入ってもらう──とにかく中に入ってくださいといったって入らないんだから。3分の2ぐらい外にいて、中に入っているのは3分の1ぐらいですよね。でも最後の方は、もう仕方がないから場所だけ提供して式典をやめちゃおうかと、みんなで着物のファッションショーをしてくださいと、こういう感じになっていましたよね。その方向を一気に転換をして式典重視でやりたいというのは、私はそれはそれでいいと思うんです。入りたくない人は無理に入らなくていいですと。入ってくれ入ってくれとは言わないと。それもそれでいいと思うんですよ。  ただ、実際問題として考えられるのは、入ってるんだけれども中でざわざわしているというのは十分考えられるんですよね。市長が一生懸命しゃべってもほとんど聞いていない。最近の聞くところによると、大学の授業というのは後ろの方でみんなでぺちゃくちゃしゃべっていて、ほとんど授業を聞いていないんですね、私たちのときは寝ていましたけれども。寝ていれば迷惑はかからないですが、しゃべっているから聞こえないわけですよ。と似たようなことが起きるんじゃないかという懸念があるんですが、そういうときはうるさいから出てくれと言うんですか。 36: ◯市民局長  その場その場でいろいろ対応があると思うんですが、本当に式典に邪魔になるというふうに判断した場合は、今委員おっしゃったような対応も必要かと思っております。 37: ◯嵯峨サダ子委員  私からも成人式について、今の御議論を伺った上でちょっとお伺いしたいと思うんです。  そもそも成人式のあり方について、私はいろいろ考えるところがあるんですが、要するに成人式を参加してもらう場とか、新成人の方々に参加してもらうんだとか、式典には何としても出てもらうんだとか、そういうふうにあくまでも行政側がおぜん立てをしてやるというところに、内容的なものを含めてなんですけれども、問題といいますか、本当に新成人の皆さんが主人公となる成人式のあり方というのはどういうものなのかなというのをやっぱり根本から考えていく必要があるんじゃないかと思うんです。  ですから、式典にしても何も形式どおりの式典ではなくて、新成人の皆さん自身が考えた成人式のあり方といいますか、それだと本当にざわざわするとか集中しないとか、会場に入らないとか、そういったことは恐らくなくなるんじゃないかというふうに思うんですよ。ちょっと発想が全然違う成人式をしているところも、実は全国にはあるんですよね。例えば兵庫の方のある町なんかは、自分たちが成人式を一つのある会場でやるのではなくて、成人式の皆さんを乗せた列車を走らせるとか、そこの中で成人式をやるとか。それは自分たちの発想から生まれたことで、非常にそれが好評だったということも聞いているんですね。ですから、私たち大人の先輩としては、本当に新成人の皆さんの成長を後押ししていくような、そういう成人式のあり方というものを考えた方がいいのではないのかなというふうに思います。  ことし1月にアンケートを実施したという話を先ほど伺ったんですが、どういう中身のアンケートを実施されて、全員対象でのアンケートだったんでしょうか。その辺をお伺いしたいと思います。 38: ◯青少年課長  平成10年の成人式のときに行いましたアンケート調査の対象は200人ほどでございます。  質問の内容でございますが、第1問目に「あなたは本日の成人式で何に参加されましたか。当てはまるものを1つ選んでください」、「式典、アトラクションとも参加した」「式典だけ参加した」「アトラクションだけ参加した」──大きな項目で説明させていただきます。それから問2に「参加した(参加しなかった)動機についてお尋ねします。次のうちあなたの考えに近いものを選んでください」ということです。それから3問目には「式典やアトラクションに参加した方にお尋ねします。実際に参加してみて良かった点は何ですか」。それから第4番目に「みなさんに成人式実行委員についてお尋ねします。成人式実行委員会をご存じですか。また、実行委員会についてどのような印象を持たれましたか。そして、実行委員会に期待される役割は何だと思いますか。あなたの考えに近いものを選んでください」等々でございます。 39: ◯嵯峨サダ子委員  私が聞きたかったことには余りお答えされてないというふうにちょっと思ったんですが、要するに、アンケート対象者も200名ということでほんの一部の方へのアンケートでありますし、内容についても新成人の皆さんが本当に思っていることを引き出すような中身ではどうもないような感じがいたします。  ですから本来的に、アンケートを本当にとって皆さんに参加してほしいという気持ちがあるんであれば、新成人対象者の全員にアンケートをとるべきであると思うし、自分が主体的に参加するにはどういう成人式にしたいかとか、そういう中身のアンケートを実施すれば、もっと皆さんがどういうふうなことを考えているのかということがつかめると思うんで、やっぱりそういう御努力が何か足りないんじゃないのかなというふうな感じがいたしますので、その辺のところはもっと前向きに、積極的に考えていただきたいなと思います。その辺いかがでしょうか。 40: ◯市民局長  最初の御報告でも申し上げましたが、従来は仙台市は全市一本で成人式を開催しておりまして、会場の都合で午前と午後に分けて開催したというような経過もございます。その後合併し、政令市になりまして、これが小さい単位でするいい機会ではなかろうかということで、各区単位の開催を行ってまいりました。  この中で、成人式を迎えられる方々考え方を式典に取り入れていくということで、実行委員会組織の設置とか、あるいは式典の運営につきましても若い方々に御参加いただくというような工夫も凝らしてまいりました。これは全国的にもいろいろ問題がございますし、また都市規模等によっても違います。それらが各都市にふさわしい成人式ということで皆取り組んでおりまして、これはよその都市がこうやっているから仙台の場合もうまくいくといったものでもなかなかございませんで、やはり仙台市としては仙台市なりのやり方を考えざるを得ないのかなというふうにも思っております。  そうしたわけで今回新たなスタートということで切らせていただくわけでございますので、今後も若い方々の御意見、それから仙台市民の全体の考え方というものも調べさせていただきながら、中身も充実させていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 41: ◯三浦良委員  もう一つだけ、オペラでちょっとお話をさせていただきたいと思うんでありますが、きょう初めてこのチラシを見させていただきました。この合唱を見ると、仙台の少年少女合唱隊であるとか、あるいは仙台フィルも出られると。全く仙台挙げてのオペラだなと、こんな感じを私はいたしております。スタッフだとか配役は、これは専門の方でしょうから当然でありますけれども、先ほど文化振興課長が、これは仙台市の財産だというふうにおっしゃった。私も全くそのとおりだと思います。  そこで、長い年月と2億もかけてつくったものですから、これを教育委員会に申し上げておきたいと思うんですが、市民局打ち合わせをしながら、今すぐは無理かもしれません。子供たちはなかなかこういうオペラに接する機会というのは少ないのではないかと私は思いますよ。ですから、せっかく仙台市の財産だとおっしゃっている、私もそのとおりであると思いますから、これを少しでも子供たちに学校単位か何かで、できるならただで見せてあげるような方策を将来考えていただけるかなと。できたばかりですから、すぐということはちょっと難しいと思いますけれども、そういうことも考えて、仙台市でこれだけのオペラがあるんだぞという、仙台市の財産ですよということをひとつ子供たちに知らしめて誇りを持たせてあげたらどんなものかなと。ほかの都市なり世界へ行って公演して、シティーセールスも非常に結構でありますけれども、まずここにいる子供たちにもこういうすばらしいオペラなんですよということをお見せすることも教育の一環ではないのかなと、こんなふうに思いますので、今すぐというわけにはいかないだろうと思いますが、近い将来こういうことも考えていただけないかなと私は思うんですが、いかがでしょうか。 42: ◯市民局長  このオペラ、ようやく開演にこぎつけたわけでございますが、実は在仙の方々でオペラを実際に演じておる方々がいらっしゃいます。それらの方々は、今回の開演に当たりましても、今回は無理であっても将来は自分たちでもやってみたいというような御希望もございます。  その辺は今後の課題としてとらえておりますが、そういう機会もぜひつくりたいと思っておりますし、その場合には今委員御指摘の子供たちにもぜひ見ていただきたいと思います。その辺は後ほど教育長とじっくり相談させていただきたいと思います。 43: ◯副委員長  あとはよろしいでしょうか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    44: ◯副委員長  それでは、次に消防局より報告願います。 45: ◯消防局長  それでは、消防局から2点報告申し上げます。  最初に、秋季火災予防運動についてでありますが、秋季火災予防運動は、火災の多発時期を迎えるに当たりまして、市民の火災予防思想の一層の普及を図りまして、あわせまして火災の発生を防止することを目的といたしまして、毎年11月9日から15日までの7日間を運動期間といたしまして、全国的にさまざまな行事が行われております。  仙台市におきましては、お手元の資料6の別紙のとおりでございますけれども、11月8日、日曜の防火パレードを初めといたしまして、各消防署ごと期間中にさまざまな行事を組みまして、市民皆さんに火災予防をPRしてまいる予定であります。  次に、資料はございませんけれども、仙台消防50周年記念式の開催についてであります。  仙台消防が発足しましてことしで50年になりますが、これを記念いたしまして、来る11月1日、日曜日の午後1時から仙台国際センターにおきまして記念式を開催いたします。委員の皆様には既に御案内を申し上げているところでありますが、ぜひ御出席賜りますようよろしくお願い申し上げます。 46: ◯副委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんでしょうか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47: ◯副委員長  次に、太白区より報告願います。 48: ◯太白区長  現在地下鉄長町駅前に市街地再開発ビルを建設中でございますが、その一角に太白区文化センターホールを設置するということで現在作業中でございますが、その愛称についてこのたび決まりましたので、この件について小関総務部長から報告させていただきます。 49: ◯太白区総務部長  それでは、資料7により御説明申し上げます。  太白区文化センター内にできますホールは680席を持つホールになるわけでございますが、この文化センターのホール及び再開発ビルが市民方々に親しまれ、愛される施設となりますよう、愛称を募集いたしました。その結果、文化センターホールにつきましては313件、再開発ビルにつきましては344件の応募がございました。  これを区内在住の市民方々、再開発組合関係者、市役所関係者で構成された選考委員会におきまして、読みやすさ、親しみやすさ、ユニークさなどの点から総合的に審査いたしまして、文化センターのホールにつきましては、音楽の楽という字、楽しいという字を三つ並べ、らららホールと読ませる作品が最優秀作品に選ばれました。作品の意図といたしましては、楽しいことがいっぱいのホールになるようにという意味を込めたということでございます。  また、再開発ビルにつきましては、「たいはっくる」が選ばれました。作品の意図といたしましては、太白区にできるこのビルにたくさんの人が来てほしいと、そういうような願いを込めて、太白区の「たいはく」と人が来るの「くる」を合わせたものということでございます。  なお、表彰式を11月4日に太白区役所で行う予定といたしております。 50: ◯副委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51: ◯副委員長  以上で、報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言がありましたら、お願いいたします。 52: ◯嵯峨サダ子委員  私から教育局の方にお伺いしたいと思います。  八木山小学校のプレハブ校舎の件についてなんですけれども、今議会での質問も出されておりますけれども、プレハブ校舎から出るホルムアルデヒドの健康被害に対する心配ですね。それが保護者の皆さん、特にアトピーの子供さんを持っている保護者の皆さんから非常に心配されている声が聞かれております。それで、教育委員会としては検査もされているというふうにお話を伺っておりますけれども、まず最初にお伺いしたいのは、学校の方からいつごろそういう心配があるので検査をしてほしいということが出されたのか、実際にいつごろ検査をされたのか、その辺まずお伺いしたいと思います。 53: ◯保健給食課長  八木山小学校のプレハブ校舎でございますけれども、八木山小学校改築のためにプレハブ校舎を使用してございますが、校舎を使用して目がちかちかするという訴えが7月にあったと。児童生徒だけではなくて教師にも同様な訴えがあったということがわかりましたのは7月でございます。  そのような話がございましたので、それは教育委員会にということではなくて、保護者の方がそういうことを訴えまして校長先生の方にお話をしたというようなことでございます。その後学校の方でいろいろ対応して換気等をやらせるようでございますが、そういうものを受けまして、このたびホルムアルデヒドの濃度測定を実施いたしました。これは9月と10月に実施してございますが、いろいろ換気をしているせいもございますが、現在のところ測定時においてはホルムアルデヒドは検出をされていないというような実態でございます。 54: ◯嵯峨サダ子委員  実際には校舎は7月から使用されているわけで、本当は7月の時点で一番ひどかったと思うんですね。その7月の時点でそういう訴えがあって、実際には検査したのが2カ月後、9月10月ということですよね。その間経過する中で実際には濃度が確かに低くなって、検査したところによれば出ていなかったというふうなお話なんですが、なぜ7月の時点、訴えがあった時点ですぐ測定をしなかったのか。その辺はどうしてなんでしょうか。 55: ◯保健給食課長  私どもが八木山小学校の方でこういう子供の目がちかちかするとかということが実際にわかりましたのは、7月ではなくてその後でございます。ある保護者の方が本人も化学物質過敏症にかかっていると、子供さんもアトピーに罹患をしていて、来春八木山小学校に入学されるので、そういった点を心配しているということで、何か校長先生にお話をされたというようなお話を聞いてございます。その後アトピーに悩む子供の保護者の方がいろいろ勉強会といいましょうか、そういったものも組織しているようでございまして、その中で──これが8月でございます。8月に、そういう方々過敏症といいますか、そういうお話がいろいろ出てきたと。その中で八木山小学校のお話も出されまして、そのお話を後から私どもが知りまして、では測定をしてみようというふうに、初めてそこで私どもも測定する方向で動くようになったということでございます。 56: ◯嵯峨サダ子委員  どうも、対応が非常におくれがちなんじゃないかというふうに思うんですね。今このプレハブの校舎に限らず環境ホルモンの問題が非常に取りざたされているということもありますし、この八木山の場合はほかの学校の、例えば学級増に対するプレハブで1教室とか2教室でなくて、全部の教室が建てかえによってのプレハブ対応でございますから、当然この問題は当初から予測されていたことではないかというふうに思うんですよね。ですから、でき上がった時点で本来はそういうことを当然心配して、測定をするべきではなかったのかなというふうに思うんです。  それから測定の方法なんですけれども、何か窓をあけ放した状態で測定をしているというふうな話を伺いまして、それでは全然正確なデータにはならないし、なぜ窓をあけ放した状態で測定するのかなと、実際には意味をなさないのではないのかなというふうに思うんですが、あけ放した状態で測定したからホルムアルデヒドが検出できなかったというふうなことであれば、これはこれで問題ではないのかというふうに思うんです。これから特に寒くなればそうそう窓を開閉するということも考えられませんし、暖房すれば当然密閉するような状況になりますから、今の状況よりももっと、もしかしたらひどい環境になるのではないかなと、こんなこともちょっと考えられますので、そういう測定の方法が果たしてそれでいいのかという問題と、今後の対応ですね。どういうふうにされるおつもりなのか。その辺のところをお伺いしたいと思います。 57: ◯保健給食課長  まず測定の方法でございますけれども、八木山小学校で9月と10月に実施してございますが、9月の方は確かに窓をあけた状態での測定ということで、この場合は検出されなかったということでございます。それで、10月は密閉をした状態での測定をいたしましたが、密閉しているのであるいは多少出るのかなとも思ったんですが、10月の調査でも検出がされないという結果が出てございます。  それから、事前にこういうことがわかるのだからということでございましたが、確かに最近そういう化学物質のいろいろなことが問題になってきております。ただ、私どももプレハブでそういう症状が出たというのを実は今回初めてわかったわけでございまして、これまでそういったことは我々も認識しておらなかったので、測定に入れてございませんでした。学校保健法上も基準がなかったということもございますので、特に測定はいたしておりませんでしたけれども、今後はこういう問題がございますので、新しくプレハブ等ができた場合にはホルムアルデヒドの測定をいたしまして、必要な場合には換気を小まめに行うように学校の方に指導してまいりたいというふうに考えてございます。 58: ◯嵯峨サダ子委員  測定する時間帯ですとか状態のことについてなんですが、密閉した状態で測定した場合は、何かお聞きするところによりますと時間的には30分程度というふうなことなんですが、実際には子供たちはほとんど朝からずっと教室で授業を受けているわけですよね。ですから、実際に子供たちがいる状態のままで測定することで正確なデータが出てくるのではないかというふうに思いますので、その辺のところはもっと実態に合った測定の仕方をぜひしていただきたいなということですね。  それからその対処なんですが、窓を小まめにあけること以外に何かもっとほかのもので対応できないのかなと、もっと研究すれば何かあるのではないかなというふうに思うんです。何か炭をたけばそれに吸着して取れるとか、そんなことも聞くんですが、それ以外でも何かできる方法がないものかということですとか、あと、本来的にはこういうものを出させないようなプレハブの材質の研究をしていかなければならないというふうに思うんですね。日本の場合は外国に比べてそういう意味では基準が非常に甘いと思うんです。国の基準そのものが甘いと思いますので、そんな恒久的なものではないからそれで対応しているというふうに確かに言われるかもしれませんけれども、やっぱり小さな子供たちにとってはそこが毎日生活する、学習する場でありますから、本当に健康のことを考えればお金や何かのコストの問題ではないというふうに思いますので、その辺のところは国に対しても要求していくと同時に、市としてもそういう心配のあるような材質を使わないでプレハブの教室をつくるような、そういう方法をぜひ考えていくべきだと思うんです。その辺のところはいかがお考えでしょうか。 59: ◯保健給食課長  測定方法でございますけれども、確かに今回初めての測定ということで、我々も何がいいのかいろいろ勉強しながらでございましたけれども、今後より適切な時間帯とか何かも含めまして、どういう測定調査が適切であるか、これは検討していきたいと思っております。  それから対応でございますけれども、これは一義的にはやはり出てきたホルムアルデヒドを逃がしてやるということで、窓をあけるということが考えられるんですが、これから寒くなりますし、窓をあけるほかに換気扇を回すとか、ちょっと対症療法になってしまいますけれども、そういうことで考えてまいりたいというふうに思います。 60: ◯学校施設課長  それから材質面という御指摘でございますが、抜本的対応という面からすれば、化学物質を出す材料は使わないことが最善かと思われます。ただ、これにつきましては本会議でも御答弁申し上げましたが、従前より放出量の少ない材質を極力使うように努めておりまして、現時点におきましては技術面それから価格の面で抜本的というのはなかなか難しいところがございますが、今後につきましても、限られた財源の中ではございますが、極力放出量の少ない材質を使用するように努めまして、なお一層環境整備に配慮してまいりたいというふうに考えております。 61: ◯嵯峨サダ子委員  ぜひ、全国の事例なんかも研究していただきながら、そのように御努力をお願いしたいというふうに思います。  あと、このプレハブ校舎を校舎が完成するまであと2年近く使用することになると思うんですが、夏場の教室の温度が38度から40度になるそうなんですよ。私もびっくりいたしまして、人間の体温よりも高い気温の中で子供たちが授業を受けるということは、考えただけでもとても授業を受けられるような状態ではないし、そこにいて座ること自体もとても異常な状態ではないかと思うんですよ。今、来年度予算の編成作業にかかっているかと思うんですけれども、これはぜひ、せめて教室には全部クーラーを設置すべきではないかというふうに思うんです。プレハブ校舎はリースだというふうに伺っていますので、クーラーについてもリースで対応できると思うんですが、その辺のところを価格も含めてちょっとお伺いしたいと思うんです。 62: ◯学校施設課長  クーラーにつきましては、本体のリース料としまして今大体1室当たり1年間で60万程度かかります。そのほかに多量の電気を使いますので、受変電設備改修がほとんどの場合必要になってきます。これが大体数百万から多い場合で1000万を超える場合があります。  それからその対応でございますが、委員御指摘のような点は私どもも理解しておりますが、一つには一番暑い時期が夏休みに入るということで、登校する時期で暑い期間が限られていますこと、それから今申したような財源の関係で結構かかるものですから、限られた財源の中で優先順位が比較的低いことが考えられますことから、現在扇風機とか窓をあけることで対応しております。  そういうことで理解をお願いしたいと思います。 63: ◯嵯峨サダ子委員  今のお話では、ちょっとそれは納得がいかないですよ。だって、一番暑い時期が夏休み期間中だからというお話ですよね。でも、夏休み前だって結構暑いときはあるし、夏休みが終わってから暑いときだってありますから、今このような異常気象現象で、ことしの夏も冷夏で夏休みが終わってから暑かったですよね。そういう期間の問題ではないと思うんですよ。やっぱり子供たちは最善の環境のもとで教育を受ける権利があるわけですから、そんな日にちが多い少ないで判断できるような問題ではないと思うんです。  あとは財源の問題とか予算がないからと……。予算がないからということは、たしかもう言ってはだめだというふうに庁内でなっていると伺っているんですよ。そんなことを理由にして教育予算をふやせないとか削るとかというのは、もってのほかだと思います。ですから、今の御答弁ではどうも納得がいかないです。本当に子供たちがそういう状況のもとで教育を受けていていいというふうに思っていらっしゃるんですか。その辺のところはどうも納得がいかないので、これは教育長に伺います。 64: ◯教育長  プレハブ校舎が非常に暑いという点につきましては、今までの学校の例からも学校現場から声は届いております──実は一般の校舎も暑いんですけれども。その辺については、限られた期間ではあっても何時間かをその中で過ごすということで、子供たちに、うちわを持ってきてもいいよとか、タオルをたくさん持っておいでという、学校現場でそういういろいろな指導をいたしまして、暑さをなるべくしのぐということをやっているわけで、まことに申しわけない状態であるとは思っているんですけれども、先ほどもお答え申し上げましたように、学校施設の整備はいろいろまだまだ課題がございます。嵯峨委員から従来御指摘いただいております特別教室の問題であるとか、耐震の関係であるとか、どれも早目にやりたいわけでございますけれども、全体の優先順位の中から見ますと、やはりそれほど上位にないという事情がございまして、すぐにプレハブ校舎に冷房機を設置するということはできない状況でございますので、御理解いただきたいと思います。 65: ◯嵯峨サダ子委員  その教育予算の中でとり合うとか、そういうことではなくて、やっぱり市の財政の中でむだなところを省いて、必要なところは本当に頑張って財政ともけんかもしてとるというふうな、それぐらいの構えで私は頑張っていただきたいと思うんですよ。優先順位とか、確かにそれは理解しているつもりです。ですけれども、今の子供たちの状況を放置すべきではないというふうに思うわけで、その辺のところは本当に考えていただきたいと思いますし、ぜひ来年に向けては前向きに検討いただきたいと思いますので、再度お願いいたします。 66: ◯教育長  教育予算につきまして必要なものについては、市役所内部の問題でございますけれども、財政当局にはいろいろ議論を持ちかけているところでございます。やはり市の中での予算をどういうふうに配分するかという問題もございますので、私どもが幾ら頑張ってもどうしようもない面もございますし、それから私たち自身でどこまで全体の事業量をこなしていくことができるか、そういったことも考えた上で予算も組み立て、また毎年の事業も遂行しているわけでございますので、その中でやはり優先順位がそれほど高くはつけられない状況でございます。 67: ◯阿達孝治委員  教育委員会にお聞きしますけれども、学校の教職員のたばこの吸い方についてお聞きしたいんです。  といいますのは、たばこは嗜好品でありますから、学校の先生がたばこを教室の中では多分吸わないだろうと思っていましたら、吸っているなんていう話もお聞きしますが、それでは子供たちがチョコレートを先生の前で食べたら何て言うかというと、「こら、だめだ」と注意されると思うんです。ですから、今は飛行機に乗ってもたばこは吸わないでくださいというふうな時代になっておりますから、学校の先生方もたばこの吸い方については、特別の部屋でも設けて子供たちの前では吸わないというふうにきちんとしている学校も多分あると思いますけれども、そういうふうな姿勢を示すべきではないかなとも思うんですね。  二十になったら吸っていいと言っても、もう先生よりも大きな子供がいっぱいいますから、先生が吸っておれが吸ってだめなんていうのはないんではないかなんて言われると理屈にならないようなこともありますので、たばこは学校の職員室でも吸わないと、別な特別な部屋をつくってそこで吸うというような、そういう姿勢が私は必要だというふうに思うんです。  教育長はどんなふうにお考えで、どんなふうに指導しているものだか、お聞きしたいです。 68: ◯教育長  指導している状況については、ちょっと私自身は把握しておりませんので、もし必要でございましたら、後ほど教職員課長の方から御答弁申し上げます。  やはりたばこ自体は成人になるまでは吸ってはいけないということでございますので、そういった子供たちに対する指導の面でも、やはり大人も我慢すべき場面では我慢する必要があると思いますので、もし御指摘のような学校の教室の中で吸っているというような事例があれば、それはぜひ私どもの方にお知らせいただきましたら指導いたしますし、それから学校の中の文化としても、ALTなどは割とたばこが嫌いなので、職員室に入りたくないといった事例も、よその県ではございますけれどもあるようですので、たばこを吸われる方の自覚の問題もあると思いますけれども、きれいな空気の中で学校運営がなされるようにしていきたいと思います。 69: ◯教職員課長  職員の喫煙対策についてお話を申し上げます。  学校におきましては、ほとんどの学校でございますが、職員室では禁煙を原則としておりますが、余った部屋等がございますと、その部屋──資料室等を利用させて吸わせているのが実態でございます。ただ、そういうところもない学校がございますので、職員室のわきのベランダとか、それから廊下とか、そういうところにコーナーを設けている学校がほとんどでございます。  また、教室内の喫煙につきましては、当然授業中に喫煙をするということはございません。また、授業中の喫煙ということはあってはならぬことでございますので、そうした事実はございませんが、休憩時間につきましては、御指摘のとおり一部ございますかもしれませんが、ほとんどの場合は職員室の方へ戻って休憩室等を利用しまして喫煙をしているという実態でございます。  教育長の方からも御答弁申し上げましたけれども、児童生徒並びに職員の身体の影響を考えまして、分煙、節煙、そして禁煙の指導をさらに進めてまいりたいと、こう考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 70: ◯阿達孝治委員  大体教育長の方針はいいんですけれども、校長先生たちもそのような方向でやっているそうですけれども、もともとは本当は吸わないのが一番いいんですけれども、学校の先生でも中学校のときから吸ったんだなんていう先生はやっぱりいるんですから、そういうふうな先生もいる状態で全く吸うなというのも大変だろうと思います。けれども、少なくとも教育者であって、先生の行動一つ一つが子供に影響を与えているということを考えた場合、先生はやっぱり自分を律しなければならない立場ではないかなと思いますので、議会でもそんなことを言う議員もいるんだよということで、ぐっと見てもらっておいた方がよろしいというふうに思うんですね。  やっぱり今からの環境問題なんかを考えた場合、教育上の問題としては、たばこから今度はシンナーだの何だの、そういう状態にもなってきておりますから、たばこが一番最初なんですね、原点は。ですからその辺、学校においてもなお一層教育上注意をしてもらいたいということを申し上げておきます。これは答弁は要りません。 71: ◯副委員長  ほかにありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 72: ◯副委員長  ほかになければ、これをもって協議会を閉会いたします。...