まず、供給の面から見ますと、九年度末の
需要家戸数は三十三万五千四百五十二戸となり、前年度に比較して八千百八十一戸
増加いたしました。また、ガスの販売量は三億六千六百十九万四千立方メートルとなりまして、前年度に比較して〇・八%の
増加となりました。
次に、設備投資についてでございますが、LNG受入基地の建設と港工場のガス製造プラントの改造を行ったのを初め、
環境への負荷を積極的に低減するため天然ガス自動車二台と天然ガス自動車用の燃料供給設備を導入いたしますとともに、主要幹線の建設と導管網の
整備確立を中心に、百八億六千六百余万円の建設改良工事を行いました。
次に、
予算との比較についてでございますが、
収益的収入につきましては、
予算額三百億八千余万円に対して、
決算額は二百九十六億九千余万円となり、
差し引き三億八千九百余万円の減収となりました。
収益的支出につきましては、
予算額三百四十億二千三百余万円に対して、
決算額は三百二十八億六千九百余万円で、
差し引き十一億五千三百余万円の
不用額が生じました。
また、
資本的収入につきましては、
予算額百四十五億五千百余万円に対して、
決算額は百二十六億八千六百余万円で、
差し引き十八億六千五百余万円の減収となりました。
資本的支出につきましては、
予算額百八十五億余万円に対して、
決算額は百六十億五百余万円、翌年度
繰越額は二十三億六千四百余万円となり、一億三千余万円の
不用額が生じました。
次に、
損益計算についてでございますが、総
収益二百八十三億五千百余万円に対して、総費用は三百二十三億七千三百余万円となり、
差し引き四十億二千百余万円の純損失を生じました。これによる当期未
処理欠損金四十億二千百余万円は、液化天然ガス導入積立金十億二千八百余万円を取り崩して補てんをいたし、残額二十九億九千二百余万円は翌年度に繰り越すことにしております。
次に、
貸借対照表についてでございますが、総
資産額並びに負債・
資本の総額は、それぞれ前年度末の一千百九十億一千八百余万円に対して、
当年度末は一千二百二十七億四百余万円となり、
差し引き三十六億八千六百余万円の
増加となりました。これは、主として有形
固定資産の
増加と
借入資本金の
増加によるものでございます。
以上をもちまして、
平成九年度
仙台市
ガス事業会計決算の
概要についての
説明を終わりますが、経営
効率化の一層の推進と営業活動の積極的な展開により経営の
健全化に努め、公営
ガス事業としての経営基盤の長期安定化を図ってまいります。また、昨年スタートを切ることができました熱量変更作業につきましては、年間を通して安全・確実・迅速に作業を遂行できるよう局を挙げて取り組みますとともに、
ガス事業の最優先の課題であります安定供給の確保と保安の確保に努めてまいる所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御
認定賜りますようお願いを申し上げます。
〔
病院事業管理者 平幸雄登壇〕
26: ◯
病院事業管理者(平幸雄)第百十三
号議案平成九年度
仙台市
病院事業会計決算認定に関する件の
概要について、御
説明申し上げます。
市立病院は、医学、医療の急速な進歩や疾病構造の変化、医療領域の拡大など複雑
多様化する医療ニーズに常に積極的に対応し、その持てる高度な医療技術と診療機能を十分に発揮し、高次救急医療に対応した救急センターの運営など
仙台圏の中核病院として、市民の健康保持と福祉の増進に努めてまいりました。
平成九年度の事業状況についてでございますが、延べ入院患者数は十六万五千六十四人、延べ外来患者数は三十二万七千二百二十四人となり、合わせて延べ四十九万二千二百八十八人、一日平均千七百七十五人の方々の診療を行いました。また、
施設・設備面では、院内医療情報システムの構築やナースコールの更新を図り、医療資質の向上、待ち時間の短縮などの患者サービス及び療養
環境の向上に努めるとともに、エイズ患者診療に向けての個室
整備や高機能放射線治療機器の導入による医療領域の拡大を図るなど、高度医療の充実に努めました。さらには、昨年度に引き続き市水受水槽の更新を行い、防災対策の充実も図っております。
平成九年度の
決算の
概要について、まず
予算との比較について申し上げます。
収益的収入は、
予算額百二十億六千八百二十三万余円に対しまして、
決算額は百十六億一千五十万余円で、
差し引き四億五千七百七十二万余円の減となりました。
収益的支出は、
予算額百二十二億一千五百二十七万余円に対しまして、
決算額は百十六億一千四百六十八万余円で、
差し引き六億五十九万余円の
不用額を生じました。
また、
資本的収入でありますが、
予算額十億六千二百六十二万余円に対しまして、
決算額は十億一千四百六十二万余円で、
差し引きでは四千八百万余円の減となりました。
資本的支出は、
予算額十一億三千五百二十九万余円に対しまして、
決算額は十億七千百二十九万余円で、
差し引き六千三百九十九万余円の
不用額を生じました。
次に、
損益計算についてでございますが、総
収益は前年度に比べ〇・六%減の百十五億九千四百三十四万余円、総費用は前年度に比べ〇・六%減の百十六億五十五万余円となり、
差し引き六百二十万余円の純損失となりました。これにより、
当年度末における未
処理欠損金は三十七億四千七百六十二万余円となり、全額翌年度へ繰り越しております。
次に、
貸借対照表についてでありますが、
資産総額並びに負債・
資本の総額は、それぞれ年度当初の百四億五千七百六十四万余円に対し、百十八億二千九十七万余円となり、十三億六千三百三十三万余円の増となりました。
資産総額の
増加は、主として有形
固定資産及び現金・預金の
増加によるものであり、負債・
資本の総額の
増加は、主として
借入資本金及び未払金の
増加によるものであります。
なお、年度末資金剰余額は、前年度より四千五百五十九万余円
増加し、十一億六千三十七万余円となりました。
以上をもちまして、
平成九年度の
仙台市
病院事業会計決算の
概要について
説明を終わらせていただきますが、
病院事業を取り巻く
経営環境は、これまでの医療保険財政の悪化もあり、一層厳しさを増す状況にございます。今後とも事業の
健全化に努力を傾注するとともに、新しい医療需要に的確に対応した医療サービスの提供と地域医療の確保、向上に努め、市民福祉の増進に貢献する所存でありますので、何とぞ慎重御審議の上、御
認定を賜りますようお願い申し上げます。
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休会の件
27:
◯議長(
菅原敏秋)お諮りいたします。議案調査のため、九月四日、七日及び八日の三日間、休会いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
28:
◯議長(
菅原敏秋)御
異議なしと認めます。よって、九月四日、七日及び八日の三日間、休会することに決しました。
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29:
◯議長(
菅原敏秋)お諮りいたします。本日の会議は、この程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
30:
◯議長(
菅原敏秋)御
異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
なお、本会議は、来る九月九日定刻再開の予定であります。
本日は、これをもって延会いたします。
午後一時四十九分延会...