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  1. 仙台市議会 1998-09-03
    平成10年第3回定例会(第1日目) 本文 1998-09-03


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:     〔修  礼〕     午後一時一分開会 2: ◯議長菅原敏秋)ただいまから、平成十年第三回仙台市議会定例会を開会いたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付いたしました議事日程第一号に記載のとおりであります。             ━━━━━━━━━━━━━━     日程第一 会議録署名議員の指名 3: ◯議長菅原敏秋日程第一 会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員には、会議規則第百十条の規定により、佐藤嘉郎君及び洞口邦子君を指名いたします。             ━━━━━━━━━━━━━━     日程第二 会期決定の件 4: ◯議長菅原敏秋日程第二 会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から十月五日までの三十三日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯議長菅原敏秋)御異議なしと認めます。よって、会期は、三十三日間と決定いたしました。             ━━━━━━━━━━━━━━     日程第三 諸般の報告 6: ◯議長菅原敏秋日程第三 諸般の報告を行います。  まず、会議規則第二条の規定により、菅野昭二君から、今期定例会の会議に、鴇田豊蔵君から、本日の会議に欠席の届け出がありました。  次に、仙台市議会永年議員表彰規程第一条の規定により、加藤榮一君及び青野登喜子君が表彰されました。
     次に、市長から、説明員の委任または嘱託について、お手元に配付のとおり通知がありました。  次に、さきに送付いたしましたように、市長から、  報告第十四号 専決処分事項に関する件の報告がありました。  次に、さきに送付いたしましたように、市長から、法人の経営状況説明書の提出がありました。  次に、さきに送付いたしましたように、監査委員から、定例監査出資団体監査財政援助団体監査、公の施設管理受託団体監査及び例月出納検査の結果について報告がありました。  次に、市長から、請願の処理経過及び結果について、お手元に配付のとおり報告がありました。  以上で、諸般の報告を終わります。             ━━━━━━━━━━━━━━     日程第四 第百二十五号議案 7: ◯議長菅原敏秋日程第四 第百二十五号議案 仙台教育委員会委員の任命に関する件を議題といたします。  市長から説明を求めます。市長。     〔市長 藤井黎登壇〕 8: ◯市長藤井黎)ただいま上程になりました第百二十五号議案仙台教育委員会委員の任命に関する件でありますが、これは、仙台教育委員会委員のうち、出村和子君が平成十年十月五日をもって任期満了となりますので、その後任の委員として引き続き同君を任命することにつき、お諮りするものであります。  何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 9: ◯議長菅原敏秋)お諮りいたします。ただいま議題となっております第百二十五号議案 仙台教育委員会委員の任命に関する件は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 10: ◯議長菅原敏秋)御異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決しました。             ━━━━━━━━━━━━━━     日程第五 第百二十六号議案 11: ◯議長菅原敏秋日程第五 第百二十六号議案 仙台人事委員会委員の選任に関する件を議題といたします。  市長から説明を求めます。市長。     〔市長 藤井黎登壇〕 12: ◯市長藤井黎)ただいま上程になりました第百二十六号議案仙台人事委員会委員の選任に関する件でありますが、これは、仙台人事委員会委員のうち、袴田弘君が平成十年九月二十七日をもって任期満了となりますので、その後任の委員として引き続き同君を選任することにつき、お諮りするものであります。  何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 13: ◯議長菅原敏秋)お諮りいたします。ただいま議題となっております第百二十六号議案 仙台人事委員会委員の選任に関する件は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 14: ◯議長菅原敏秋)御異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決しました。             ━━━━━━━━━━━━━━     日程第六 第百二十七号議案 15: ◯議長菅原敏秋日程第六 第百二十七号議案 人権擁護委員候補者の推薦に関する件を議題といたします。  市長から説明を求めます。市長。     〔市長 藤井黎登壇〕 16: ◯市長藤井黎)ただいま上程になりました第百二十七号議案人権擁護委員候補者の推薦に関する件でありますが、これは、本市の人権擁護委員のうち、谷地森涼子遠藤環の両君が、平成十年十一月三十日をもって任期満了となりますので、その後任候補者として、谷地森涼子君を引き続き、吉田滋子君を新たに推薦することにつき、お諮りするものであります。  何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。 17: ◯議長菅原敏秋)お諮りいたします。ただいま議題となっております第百二十七号議案 人権擁護委員候補者の推薦に関する件は、まず、吉田滋子君を推薦することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18: ◯議長菅原敏秋)御異議なしと認めます。よって、吉田滋子君を推薦することについては、異議ないものと決しました。  次に、谷地森涼子君を推薦することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 19: ◯議長菅原敏秋)御異議なしと認めます。よって、谷地森涼子君を推薦することについては、異議ないものと決しました。             ━━━━━━━━━━━━━━     日程第七 第百七号議案から日程第二四 第百二十四号議案まで 20: ◯議長菅原敏秋日程第七 第百七号議案 平成九年度仙台一般会計特別会計歳入歳出決算認定に関する件、この際、件名の朗読を省略いたします。以下、日程第八 第百八号議案から日程第二四 第百二十四号議案まで、以上十八件を一括議題といたします。  市長から説明を求めます。市長。     〔市長 藤井黎登壇〕 21: ◯市長藤井黎)ただいま上程になりました第百七号議案平成九年度仙台一般会計特別会計歳入歳出決算認定に関する件から第百二十四号議案市道路線認定及び廃止に関する件までの各案件につきまして、概略御説明申し上げます。  初めに、各会計補正予算案概要につきまして御説明申し上げます。  まず、第百十四号議案平成十年度仙台一般会計補正予算でありますが、総務費におきましては、過年度過誤納還付金及び返還金追加を計上いたしております。民生費におきましては、ひとにやさしいまちづくり施設改善事業に要する経費の追加及びケアハウス建設費補助金追加を計上いたしますとともに、老人福祉施設規模修繕補助金及び長町地区保育所用地取得費を計上いたしております。なお、ケアハウス建設助成事業につきまして、債務負担行為措置を講じております。衛生費におきましては、地球環境保全推進事業費追加仮称太白環境事業所整備費ダイオキシン類発生防止対策事業費追加及び車両整備費追加を計上いたしますとともに、老人保健施設整備助成事業ごみ収集運搬事業及びダイオキシン類発生防止対策事業につきまして、債務負担行為措置を講じております。土木費におきましては、道路新設改良費追加橋りょう費追加河川費追加、市街地再開発事業費追加土地区画整理事業推進費追加公園整備費追加及び住宅建設費追加を計上いたしましたほか、道路新設改良事業につきまして、繰越明許費措置を講じるとともに、市営住宅建設事業につきまして、債務負担行為補正措置を講じております。教育費におきましては、教育情報衛星通信ネットワーク整備費幼稚園就園奨励費補助金追加建設公社からの校舎取得費、大規模改造事業費追加、その他学校維持補修費追加及び体育施設整備費追加を計上いたしましたほか、教育用コンピュータ整備事業につきまして、債務負担行為措置を講じております。以上、一般会計補正予算概要について御説明申し上げましたが、補正総額は百二十二億百余万円となり、これら歳出予算の財源といたしましては、地方交付税国庫支出金県支出金、市債、その他をもって充てるべく所要の措置を講じております。なお、歳入におきましては、個人住民税に係る特別減税追加に伴う市税減額措置を講じるとともに、減税補てん債を計上しております。  次は、第百十五号議案平成十年度仙台都市改造事業特別会計補正予算でありますが、これは、駅東第二地区事業費につきまして、補助事業費追加及び起債許可額決定見込み等による財源補正措置を講じております。  次は、第百十六号議案平成十年度仙台下水道事業会計補正予算でありますが、これは、補助事業認証見込みによる建設改良費の増額につきまして、所要の予算措置を講じております。  次に、条例案その他の各案件につきまして概略御説明申し上げます。  初めに、第百十七号議案仙台火災予防条例の一部を改正する条例でありますが、これは、危険物の規則に関する政令の改正を考慮し、危険物を取り扱う配管の技術上の基準を変更するとともに、計量法の改正に伴い所要の規定の整備を行う等のため、現行条例の一部を改正しようとするものであります。  次は、第百十八号議案仙台高速鉄道事業債償還基金条例を廃止する条例でありますが、これは、高速鉄道事業債償還基金を廃止するため、現行条例を廃止しようとするものであります。  次は、第百十九号議案工事請負契約の締結に関する件でありますが、これは仮称仙台消防ヘリポート用地造成工事について、工事請負契約を締結することにつき、お諮りするものであります。  次は、第百二十号議案から第百二十二号議案までの財産の取得に関する件でありますが、第百二十号議案仮称仙台市泉の森墓園用地を、第百二十一号議案小学校教育用コンピューターを、第百二十二号議案中学校教育用コンピューターを、それぞれ取得することにつき、お諮りするものであります。  次は、第百二十三号議案損害賠償の額の決定に関する件でありますが、これは、地下鉄仙台駅において発生したエスカレーターの急停止による負傷事故に関し、損害賠償の額を定めることにつき、お諮りするものであります。  次は、第百二十四号議案市道路線認定及び廃止に関する件でありますが、これは、上愛子堀切一号線外十三路線を市道として認定し、小鶴一号線外四路線を廃止することにつき、お諮りするものであります。  続きまして、平成九年度各会計決算について御説明申し上げます。  初めに、第百八号議案平成九年度仙台下水道事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。  まず、事業運営概要についてでありますが、生活環境の改善、浸水の防除及び河川、海域等公共用水域水質保全のため、下水道整備を積極的に進めてまいりました。この結果、処理区域内人口は九十万一千四百二十一人となり、人口普及率は九二・七%となりました。  次に、予算との比較でありますが、収益的収入決算額は二百八十一億二千八百二十八万余円で、ほぼ予算同額となりました。収益的支出決算額は二百六十三億三千五百四十一万余円で、五億八千九百八十三万余円の不用額を生じました。また、資本的収入決算額は二百八十七億四千百二十九万余円で、七十三億四千二百七十万余円の減となりました。資本的支出決算額は三百四十一億七千六百三十七万余円となり、建設改良費で七十九億七千四百七十五万余円を翌年度へ繰り越しましたので、不用額は十四億三千五十四万余円となりました。  次に、損益計算でありますが、消費税抜き計算を行い、総収益が二百六十八億九千五百六十七万余円に対し、総費用は二百六十億六千八百七十二万余円で、差し引き八億二千六百九十五万余円の純利益となり、これに前年度繰越利益剰余金を加えた当年度処分利益剰余金は十三億九千四百八十四万余円となりました。  次に、貸借対照表についてでありますが、固定資産増加及び借入資本金増加等により、資産総額並びに負債・資本の総額は五千三百七十四億六千六百六十九万余円となり、前年度末と比べて二百五十一億四千九十五万余円の増となりました。  以上、下水道事業会計決算概要を御説明申し上げましたが、今後とも下水道事業公共性を認識しつつ、効率的な運営に努め、所期の目標を達成すべく取り組んでまいる所存であります。  なお、第百七号議案平成九年度一般会計特別会計歳入歳出決算認定に関する件につきましては収入役より、また第百九号議案から第百十三号議案までの自動車運送事業高速鉄道事業水道事業ガス事業及び病院事業の各企業会計決算認定に関する件につきましては、各企業管理者より説明させたいと存じます。  以上、提案の各案件につきまして概略御説明申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、御賛同、御認定賜りますようお願い申し上げます。     〔収入役 久水輝夫登壇〕 22: ◯収入役久水輝夫)第百七号議案平成九年度仙台一般会計特別会計歳入歳出決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。  一般会計歳入決算につきましては、決算額四千二十二億八百九十五万余円と、前年度比〇・八%の減少となっております。このうち、歳入の大宗を占める市税につきましては、前年度と比較し、特別土地保有税都市計画税などが減少となりましたが、市民税固定資産税市たばこ税などが増加となり、市税全体としては前年度比二・七%増加し、千九百七十九億二千六百四十四万余円となっております。また、一般会計歳入決算における不納欠損額は八億六千百四十二万余円、収入未済額は百十六億七千九百二十万余円となっております。  次に、一般会計歳出決算につきましては、決算額三千八百九十七億二千七十八万余円と、前年度比一・六%の減少となっております。歳出決算の主な費目の構成比は、土木費二七・〇%、民生費一八・三%、教育費一三・六%、総務費一二・九%となっており、これら四費目で全体の七割を超えております。また、翌年度への繰越額は二百億六千七百六十七万余円、不用額は百七十一億五千六百七十二万余円となっております。また、一般会計歳入歳出差引残額から繰越財源を差し引いた実質収支額は、十九億二千九百八十七万余円の黒字となりましたが、このうち十億円は財政調整基金に積み立てし、残額の九億二千九百八十七万余円は翌年度へ繰り越しております。  次に、特別会計決算につきましては、特別会計会計の合計で、歳入決算額は千九百八十八億四千七十九万余円、不納欠損額が八億九千四十一万余円、収入未済額が三十八億七千二百九十万余円となっております。歳出決算額は千九百八十億八千六百六十九万余円、翌年度への繰越額は十六億九千二百四万余円、不用額は七十八億三千二百一万余円となっております。また、実質収支額は二億八千五百三十六万余円の黒字となり、全額翌年度へ繰り越しております。  以上、平成九年度仙台一般会計特別会計歳入歳出決算概要について御説明申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。     〔交通事業管理者 佐藤政一登壇〕 23: ◯交通事業管理者佐藤政一)第百九号議案平成九年度仙台自動車運送事業会計決算認定に関する件並びに第百十号議案平成九年度仙台高速鉄道事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。  初めに、第百九号議案平成九年度仙台自動車運送事業会計決算認定に関する件について、御説明申し上げます。  平成九年度の自動車運送事業は、期間を平成十二年度までとする自動車事業経営健全化計画の二年度目として、乗客サービスの向上や経営健全化の推進に努めてまいりました。まず、サービス面では、前年度に引き続き環境に配慮したアイドリング・ストップバスを購入したほか、停留所上屋電照式停留所標識を新設、更新するなど、施設・設備の整備を行ったところでございます。輸送及び経営面では、市域外の三路線を廃止したほか、土曜・休日ダイヤを中心とした運行回数の見直しや嘱託運転手の採用を推進するなど経営の効率化に努めてまいりましたが、依然として厳しい走行環境交通手段多様化及び一部路線の廃止等の影響により、乗客数は五千七百五十四万余人と前年度に対し四・〇%の減となっております。  平成九年度決算概要につきまして、まず予算との対比で申し上げますと、収益的収入決算額は百六十三億九千九百三十六万余円で、五千六百二十四万余円の増収となりました。また、収益的支出決算額は百六十八億一千六百五十一万余円で、五億六千四百一万余円の不用額を生じております。  一方、資本的収入決算額は十五億六千五百八十六万余円となりました。また、資本的支出決算額は二十七億二千八百二十万余円で、三千八万余円の不用額を生じております。  この結果、まず損益計算でございますが、消費税抜き及び地方消費税抜きの総収益は百五十八億四千百二十六万余円となり、これに対して総費用は百六十二億五千四百八十五万余円で、差し引き四億一千三百五十九万余円の純損失を計上いたしました。これにより、当年度末における未処理欠損金は六十二億七千五百三十一万余円となり、これをそのまま翌年度へ繰り越しております。  また、貸借対照表でございますが、当年度末の資産総額及び負債・資本総額は九十九億五千二百三十三万余円で、前年度に対し十四億四千三百三十一万余円の減額となりました。これは、主に減価償却による固定資産の減、現金・預金の減による流動資産の減、企業債の償還による資本金の減などによるものであります。  続きまして、第百十号議案平成九年度仙台高速鉄道事業会計決算認定に関する件について、御説明申し上げます。  平成九年度の高速鉄道事業は、乗客サービスの向上を図るため、高齢者身体障害者に優しい駅施設づくりとして、引き続き誘導ブロックエレベーター音声案内装置の設置を行ったほか、改集札機についてもカード対応型に改修しております。また、安全運行の確保につきましては、大規模地震等に対する安全性の確保のため、緊急耐震補強工事を実施しております。こうした状況の中、乗客数は六千八十万余人と前年度に対して一・四%の増となっております。  平成九年度決算概要につきまして、まず予算との対比で申し上げますと、収益的収入決算額は百三十六億九千三百三万余円で、二千二百六十七万余円の増収となりました。また、収益的支出決算額は二百十九億六千七百四十万余円で、一億五千五百六十八万余円の不用額を生じております。  一方、資本的収入決算額は百十一億二百十五万余円となりました。また、資本的支出決算額は百十九億九千五百二十七万余円で、四千十七万余円の不用額を生じております。  この結果、まず損益計算でございますが、消費税及び地方消費税抜きの総収益は百三十一億三百七十六万余円となり、これに対して総費用は二百十四億一千六十七万余円で、差し引き八十三億六百九十一万余円の純損失を計上いたしました。これにより、当年度末における未処理欠損金は七百五億六千五百五十万余円となり、これをそのまま翌年度へ繰り越しております。  また、貸借対照表でございますが、当年度末の資産総額及び負債・資本総額は千六百七十四億二千三十一万余円で、前年度に対し百六十八億七千五百七十九万余円の減額となりました。これは、主に基金の取り崩しによる固定資産の減、企業債の償還による資本金の減、当期純損失の計上による剰余金の減などによるものであります。  以上をもちまして、平成九年度仙台自動車運送事業会計並びに平成九年度仙台高速鉄道事業会計決算について説明を終わらせていただきますが、交通事業を取り巻く環境は引き続き厳しいものがございます。今後とも一層の乗客サービスの向上を図るとともに、経営の健全化に努め、公共輸送機関としての責務を果たしてまいる所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。     〔水道事業管理者 蔵田博之登壇〕 24: ◯水道事業管理者蔵田博之)第百十一号議案平成九年度仙台水道事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。  平成九年度の水道事業及び簡易水道事業は、市民に安全でおいしい水を供給するために、水道施設整備拡充を図りながら安定給水の確保に努めてまいりました。  まず、給水状況でございますが、水道事業は、年間総給水量が一億三千二百七十万余立方メートルで、前年度に比較して〇・一%の減少となり、有収率は前年度より〇・七ポイント向上して八九・八%となりました。簡易水道事業は、年間総給水量が百六万余立方メートルで、前年度に比較して四・六%の増加となり、有収率は前年度より三・四ポイント低下して八六・六%となりました。  次に、建設改良事業でありますが、中央配水幹線を初めとする主な配水幹線整備を中心に百二十五億三百十四万余円を投じ、施設の新設、改良を行いました。  次に、予算との比較でありますが、水道事業収益的収入決算額が二百七十六億八百二十九万余円となり、五億四千八百八十二万余円の減収となりました。収益的支出決算額は二百九十四億六千五百四十一万余円となり、六億一千三百四十五万余円の不用額が生じました。また、資本的収入決算額は八十七億一千二百十五万余円となり、十五億三千七百九十六万余円の減収となりました。資本的支出決算額は百四十億七千九百九十八万余円となり、建設改良費で十八億八千七百九十五万余円を翌年度へ繰り越しましたので、不用額は五億一千十二万余円となりました。  簡易水道事業は、収益的収入決算額が五億一千二百五十六万余円となり、四百九十一万余円の増収となりました。収益的支出決算額は七億七千三百三十五万余円となり、二百五十六万余円の不用額が生じました。また、資本的収入決算額は十九億七千七十四万余円となり、百四十六万余円の増収となりました。資本的支出決算額は二十億二千九百七十六万余円となり、二千七百八十七万余円の不用額が生じました。  次に、損益計算についてでありますが、水道事業簡易水道事業を合わせた総収益二百六十九億四千八百八十八万余円に対して、総費用は二百九十五億四千四百七十四万余円となり、差し引き二十五億九千五百八十五万余円の純損失となりました。  次に、貸借対照表についてでありますが、総資産額並びに負債・資本の総額は、それぞれ当年度末で一千九百六十九億三千百三十万余円となり、前年度に対して四十三億一千八百十万余円の増加となりました。これは、主に固定資産増加及び借入資本金増加によるものであります。  以上をもちまして、水道事業決算概要についての説明を終わりますが、水道事業を取り巻く経営環境は一層厳しさを増す状況にございます。今後とも健全財政の維持と給水サービスの向上に努めてまいる所存でございます。何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。     〔ガス事業管理者 名川良隆登壇〕 25: ◯ガス事業管理者名川良隆)第百十二号議案平成九年度仙台ガス事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。  平成九年度のガス事業は、都市ガス普及拡大と保安の確保に努めるとともに、都市ガス長期安定供給を図るため、液化天然ガス導入事業の推進に鋭意努力してまいりました。
     まず、供給の面から見ますと、九年度末の需要家戸数は三十三万五千四百五十二戸となり、前年度に比較して八千百八十一戸増加いたしました。また、ガスの販売量は三億六千六百十九万四千立方メートルとなりまして、前年度に比較して〇・八%の増加となりました。  次に、設備投資についてでございますが、LNG受入基地の建設と港工場のガス製造プラントの改造を行ったのを初め、環境への負荷を積極的に低減するため天然ガス自動車二台と天然ガス自動車用の燃料供給設備を導入いたしますとともに、主要幹線の建設と導管網の整備確立を中心に、百八億六千六百余万円の建設改良工事を行いました。  次に、予算との比較についてでございますが、収益的収入につきましては、予算額三百億八千余万円に対して、決算額は二百九十六億九千余万円となり、差し引き三億八千九百余万円の減収となりました。収益的支出につきましては、予算額三百四十億二千三百余万円に対して、決算額は三百二十八億六千九百余万円で、差し引き十一億五千三百余万円の不用額が生じました。  また、資本的収入につきましては、予算額百四十五億五千百余万円に対して、決算額は百二十六億八千六百余万円で、差し引き十八億六千五百余万円の減収となりました。資本的支出につきましては、予算額百八十五億余万円に対して、決算額は百六十億五百余万円、翌年度繰越額は二十三億六千四百余万円となり、一億三千余万円の不用額が生じました。  次に、損益計算についてでございますが、総収益二百八十三億五千百余万円に対して、総費用は三百二十三億七千三百余万円となり、差し引き四十億二千百余万円の純損失を生じました。これによる当期未処理欠損金四十億二千百余万円は、液化天然ガス導入積立金十億二千八百余万円を取り崩して補てんをいたし、残額二十九億九千二百余万円は翌年度に繰り越すことにしております。  次に、貸借対照表についてでございますが、総資産額並びに負債・資本の総額は、それぞれ前年度末の一千百九十億一千八百余万円に対して、当年度末は一千二百二十七億四百余万円となり、差し引き三十六億八千六百余万円の増加となりました。これは、主として有形固定資産増加借入資本金増加によるものでございます。  以上をもちまして、平成九年度仙台ガス事業会計決算概要についての説明を終わりますが、経営効率化の一層の推進と営業活動の積極的な展開により経営の健全化に努め、公営ガス事業としての経営基盤の長期安定化を図ってまいります。また、昨年スタートを切ることができました熱量変更作業につきましては、年間を通して安全・確実・迅速に作業を遂行できるよう局を挙げて取り組みますとともに、ガス事業の最優先の課題であります安定供給の確保と保安の確保に努めてまいる所存でございますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようお願いを申し上げます。     〔病院事業管理者 平幸雄登壇〕 26: ◯病院事業管理者(平幸雄)第百十三号議案平成九年度仙台病院事業会計決算認定に関する件の概要について、御説明申し上げます。  市立病院は、医学、医療の急速な進歩や疾病構造の変化、医療領域の拡大など複雑多様化する医療ニーズに常に積極的に対応し、その持てる高度な医療技術と診療機能を十分に発揮し、高次救急医療に対応した救急センターの運営など仙台圏の中核病院として、市民の健康保持と福祉の増進に努めてまいりました。  平成九年度の事業状況についてでございますが、延べ入院患者数は十六万五千六十四人、延べ外来患者数は三十二万七千二百二十四人となり、合わせて延べ四十九万二千二百八十八人、一日平均千七百七十五人の方々の診療を行いました。また、施設・設備面では、院内医療情報システムの構築やナースコールの更新を図り、医療資質の向上、待ち時間の短縮などの患者サービス及び療養環境の向上に努めるとともに、エイズ患者診療に向けての個室整備や高機能放射線治療機器の導入による医療領域の拡大を図るなど、高度医療の充実に努めました。さらには、昨年度に引き続き市水受水槽の更新を行い、防災対策の充実も図っております。  平成九年度の決算概要について、まず予算との比較について申し上げます。収益的収入は、予算額百二十億六千八百二十三万余円に対しまして、決算額は百十六億一千五十万余円で、差し引き四億五千七百七十二万余円の減となりました。収益的支出は、予算額百二十二億一千五百二十七万余円に対しまして、決算額は百十六億一千四百六十八万余円で、差し引き六億五十九万余円の不用額を生じました。  また、資本的収入でありますが、予算額十億六千二百六十二万余円に対しまして、決算額は十億一千四百六十二万余円で、差し引きでは四千八百万余円の減となりました。資本的支出は、予算額十一億三千五百二十九万余円に対しまして、決算額は十億七千百二十九万余円で、差し引き六千三百九十九万余円の不用額を生じました。  次に、損益計算についてでございますが、総収益は前年度に比べ〇・六%減の百十五億九千四百三十四万余円、総費用は前年度に比べ〇・六%減の百十六億五十五万余円となり、差し引き六百二十万余円の純損失となりました。これにより、当年度末における未処理欠損金は三十七億四千七百六十二万余円となり、全額翌年度へ繰り越しております。  次に、貸借対照表についてでありますが、資産総額並びに負債・資本の総額は、それぞれ年度当初の百四億五千七百六十四万余円に対し、百十八億二千九十七万余円となり、十三億六千三百三十三万余円の増となりました。資産総額増加は、主として有形固定資産及び現金・預金の増加によるものであり、負債・資本の総額の増加は、主として借入資本金及び未払金の増加によるものであります。  なお、年度末資金剰余額は、前年度より四千五百五十九万余円増加し、十一億六千三十七万余円となりました。  以上をもちまして、平成九年度の仙台病院事業会計決算概要について説明を終わらせていただきますが、病院事業を取り巻く経営環境は、これまでの医療保険財政の悪化もあり、一層厳しさを増す状況にございます。今後とも事業の健全化に努力を傾注するとともに、新しい医療需要に的確に対応した医療サービスの提供と地域医療の確保、向上に努め、市民福祉の増進に貢献する所存でありますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。             ━━━━━━━━━━━━━━     休会の件 27: ◯議長菅原敏秋)お諮りいたします。議案調査のため、九月四日、七日及び八日の三日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28: ◯議長菅原敏秋)御異議なしと認めます。よって、九月四日、七日及び八日の三日間、休会することに決しました。             ━━━━━━━━━━━━━━ 29: ◯議長菅原敏秋)お諮りいたします。本日の会議は、この程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯議長菅原敏秋)御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  なお、本会議は、来る九月九日定刻再開の予定であります。  本日は、これをもって延会いたします。     午後一時四十九分延会...