各
政令市の
市立病院は、
自治体病院として
救急医療や
専門医療、
高度医療などの不
採算性の強い、いわゆる
行政医療の分野に積極的に取り組んでおりますが、
診療報酬制度上の手当や
運営費、
施設整備費の財源に苦慮している現状でございますので、国におかれましても、ぜひ
財政援助を
充実していただきたいという
要望事項でございます。
5:
◯委員長 ただいまの
報告に対して
質問等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
6:
◯委員長 なければ、次に
所管事項についてお伺いします。
最初に、
健康福祉局より
報告願います。
7:
◯健康福祉局長 まず、24時間
対応巡回ホームヘルプサービス事業の
本格実施についてでございますが、
資料2をごらんいただきたいと存じます。
この事業は、
平成8年7月から
モデル事業として3地区で実施しておりましたが、今年7月14日から
実施地区を拡大し、
本格実施をいたすこととしました。これによりまして、この
サービスが受けられる地域の
高齢者は、今までの4万5000人程度から8万人程度に大幅に増加をいたすことになります。なお、この
サービスが早期に全市域で実施できるよう準備を進めてまいります。
次に、
社会福祉法人の
指導監督に関する
地方監察の結果の
報告についてでありますが、
資料3をごらんいただきたいと存じます。これは、
東北管区行政監察局が
平成8年12月から
平成9年3月に行いました
監察の結果について、去る7月7日に
市長あてに通知があったものでございます。詳細につきましては、後ほど
担当課長より説明させますが、今回の
監査結果を厳しく受けとめまして、
指摘のあった
施設のみでなく、本市の所管する
施設全体について
行政監察局の
指摘事項も含めて、
一般監査の場などで
指導の徹底を図ってまいりたいと考えておるところでございます。
次に、
子育て何でも
相談事業についてでありますが、
資料4をごらんいただきたいと存じます。
仙台市
すこやか子育てプランの
具体化の一つといたしまして、
子育てが安心してできる
まちづくりを目指し、7月7日より開始したものでございます。広報につきましては、とかく暗い相談のイメージを払拭した形でのポスター、チラシ、カードを作成し、各公所に配布、普及に努めておるところでございます。
次に、
食中毒・
腸管出血性大腸菌についてでありますが、
資料5として、今年度の
発生状況をお示しいたしております。
前回報告以降の発生は、6月29日に泉区にある
飲食店の
仕出し料理によりまして21名が
食中毒症状を呈し、うち12名が通院し、5名が入院いたしましたが、現在は
全員退院をいたしております。
また、7月3日と7月15日に
腸管出血性大腸菌感染症の
発生届が、
宮城野区の
医療機関から出されております。
届け出があったのは、どちらも1歳の女の子でありますが、1人は現在回復をして、もう1人は病状が消失し快方に向かっておる
状況でございます。
最後に、
宮城野病院結核集団感染のその後についてでありますが、
資料6の
仙台市
結核感染症対策専門委員会設置要綱に基づきまして、6月23日に第1回目の
委員会を開催し、
結核集団感染の概要や今後の対応について協議を進めていただいております。また、7月1日に第2回目の
委員会を開催し、具体的な調査の進め方について広範な協議を行ったわけでございます。現在は、
委員の
先生方による調査を慎重に実施している段階でございますが、結果がまとまれば、必要に応じて御
報告をさせていただきたいと思います。
以上、簡単ではありますが、まとめて
報告を終えさせていただきます。
8:
◯社会課長 それでは、私から
資料3に基づきまして、
社会福祉法人の
指導監督に関する
地方監察の結果について御
報告いたします。
東北管区行政監察局では、
社会福祉法人の
指導監督に関する
地方監察を
平成8年12月から
平成9年3月まで実施いたしました。実地に
監査の対象となりましたのは、
宮城県内で9カ所の
老人福祉施設でございまして、このうち5
施設につきましては本市内の
特別養護老人ホームでございます。
本市内の
施設の
監察結果につきまして、
先ほど局長からお話がありましたように、
平成9年7月7日に
東北管区行政監察局長から
市長あて通知がありまして、
資料3としてその写しをお手元にお配りしてございます。この中で、幾つかの事例が挙げられております。
入所者処遇等の
改善に関し、次の4項目について
指導を求められております。
一つは、
入院患者用日用品費が未支給になっているものについては適正に支給すること。
二つ目として、
入居者の
処遇については
措置費の趣旨に沿って、今後より一層給食の
改善、褥瘡の予防、
入所者の
プライバシーの確保を図ること。
三つ目として、非常口が確保されていないものなどについては適切な
安全対策を講じること。
四つ目として、
職員の
給与水準が低いものについては
職員給与の
改善を図ること。
また、二枚目に、
施設に対する
指導監督の
適正化につきましては、
指導監査の結果に基づく
指摘によっても
改善措置が講じられない状態が継続している
施設に対しては、
老人福祉法に基づく
改善命令等の処分を行うなど、厳正に対処する必要があるとの
指摘がなされました。
これら
指摘を受けた事例に係る
改善状況についてでございますが、まず
入所者処遇につきましては、給食の単価が低いものを除き、
改善済みもしくは
改善のめどが立っております。
給食単価の件につきましては、
措置費の趣旨に沿った
改善がなされるよう、引き続き
指導してまいります。
次に、
入所者の
安全対策についてですが、
スプリンクラーの設置を除き
改善済み、もしくは7月中に
改善の予定でございます。
スプリンクラーの設置につきましては、早急に設置するよう
指導していきます。
次に、
職員処遇についてでございますが、確かに他の
施設に比べまして
給与水準が低い
状況にありますので、
改善方について継続的に
指導してまいります。これまで、継続的に
指導しているにもかかわらず
改善が進んでいない事項につきましては、
厚生省の
指導も仰ぎながら実行可能な対策をとってまいりたいと考えております。
さらに、今回の
監査結果を厳しく受けとめまして、
指摘のあった
施設のみではなく本市の所管する
施設全体について、
行政監察局の
指摘事項も主眼に据えまして、
一般監査の場などで
指導の徹底を図ってまいりたいと考えております。
9:
◯委員長 ただいまの
報告に対しまして、
質問等はありませんか。
10:
◯鈴木繁雄委員 私どもも
新聞報道等で見て愕然としたのでございますけれども、中身がわからなくて、今回このように御説明いただいたのですけれども、宮城県の9ヵ所が対象になってそのうち五つを
仙台市が
監督しなければならないと。
仙台市の
特養ホームでは、以前にも大変不名誉な事件が起きた
特別養護老人ホームがございましたね。
仙台市の
監督、
指導に行った係長さんがひっぱたかれたとかなんとかいう、とんでもないところがあったのですけれども、そういうようなことで御
指導に当たる方もなかなか大変だとは思いますけれども、この
東北管区行政監察局にこのような御
指導をいただくということは、当局としてはまずどのように受けとめられておるのか。それは、総括的なことですけれども。
例えば1ページの2の3、
スプリンクラーを設置していないもの、これは本来は開所のときに設置しておかなければならないものだったのか。それとも、後から
スプリンクラーをつけなければならないような
施設の
仕様形態に変わっているのに、
スプリンクラーをつけなかったのか、そういうことがあると思うのですけれども、こういうのはよく聞かないとわかりませんけれども、例えば
スプリンクラーといえば、当然オープンするときに検査をするわけですからわかることだと思うのですけれども、開所してしばらくしてからこういうものが出てくるというのはどういうことなのか、御説明をいただきたい。
11:
◯健康福祉局長 御
報告申し上げましたように、
行政監察局の方から数点にわたる御
指摘をいただいたわけであります。私ども、
委員が言われたような大きな問題については、引き続き今までも
指導してきたつもりでありますが、今回はそれに加えて、細かい問題というとおかしいのですけれども、大変広範な視点からの
監察が行われ、
指摘をいただいたと考えております。
私どもとして、今年度から新たに
大都市特例で、従来の
施設監査に加えて
法人監査も
仙台市がみずからできるようになったという関係もございますので、そのことも含めまして、
監察結果、
指摘事項について、今後幅広く早期の
改善に向けて
指導をしてまいりたいと思っておるところでございます。
スプリンクラーの件につきましては、
高齢保健福祉課長よりお答えを申し上げます。
12:
◯高齢保健福祉課長 スプリンクラーの件でございますが、この場所は当初は浴室ということで設置をいたしたわけでございますが、1階と2階と両方に浴室を設けておりまして、結果的に使いづらいということでございまして、一方の浴室を実質的に倉庫にしてしまったということでございまして、倉庫として使用する場合には
スプリンクラーの設置が必要だということで、行監の
指摘を受けたという
状況でございます。
13:
◯鈴木繁雄委員 ちょっと私、わからないのですけれども、おふろ場を二つつくっていたが、それは使いにくいから一つにしたとなると、今度当初の建設の
予算組みとか、またいろいろ変わってくるのではないかと思うのですね。浴室というのは結構お金がかかると思いますし、また
収容人員に対しての浴室の面積とかなんとか、私は詳しくないからわかりませんけれども、そういうことで当然、100人に対して二つあった浴室を一つにしてしまったらどうなるか、そういうことにも影響してくるのではないかと思うのですけれども、改造とか、仕様を変えるときは、
仙台市に対して申請とか、
報告とかしなければいけない義務はないのですか。
14:
◯高齢保健福祉課長 基本的には、
仙台市を通じて国の方に
届け出をいたしまして了解をもらうという手続が必要になってまいります。
15:
◯鈴木繁雄委員 そうしたら、当然この
申請報告があったときに、
スプリンクラー等の設置をきちんとするようにということで、
指導をしなくてはいけないのではないのでしょうか。それを怠ったというか、欠落しておったということにならざるを得ないのではないですか。
16:
◯高齢保健福祉課長 基本的には、今
委員のおっしゃるとおりでございます。
17:
◯鈴木繁雄委員 それから、この
報告書を見ますと、1
施設、1
施設という書き方になっておりますけれども、
仙台市が対象となった5
施設、この
施設のうち
指摘を全然受けなかったいわゆる良とされたところと、全部
指摘を受けたところ、これがわからないわけですね。5
施設全部が
指摘を受けたのか、それとも5
施設のうちの幾つかだったということなんでしょうか。
18:
◯高齢保健福祉課長 五つの
施設のうち、御
指摘をいただいたのは3
施設であるというふうに認識しております。
19:
◯鈴木繁雄委員 確率では60%といううことでの
指摘になりますね。いろいろな問題というか、
制度的なものとか、また今
局長から
法人の
監査、いわゆる
監督、
指導の権限も
仙台市の方にということで、
厚生省の不祥事とかいろいろなことがありますし、またいろいろな民活の問題とか、大変難しいことだと思います。
余り官の介入でがつがつやるということも、これまたいかがなものかという点もあろうかと思います。当然、最低
監督指導しなければいけない部分について、今後大変だとは思いますけれども、きちんと
監督、
指導をしていただきたいと
要望いたしまして終わります。
20:
◯青野登喜子委員 何点かお伺いしたいと思いますが、最初は今もお話が出ておりました
社会福祉法人の
指導監督に関する
地方監査の件です。
最初にお伺いしたいのですが、
社会福祉法人が経営する
特養ホーム等の
施設に対する
指導監督については、
老人福祉法第18条で
政令指定都市の市長が行うというふうになっているということですが、権限がきちんと移譲になったのはいつからなのか、まず時期、年度を教えていただきたい。
21:
◯社会課長 まず、
施設につきましては、
指定都市になった
平成元年度から、
法人につきましては
平成9年、ことしの4月からということでございます。
22:
◯青野登喜子委員 いずれにしても、
施設等も含めて
平成元年からそういう
法人の
監査は、
政令市として
指導監督を実施してきたということだと思うのです。
先ほど局長は、この点の問題では
指摘されたことについては厳しく受けとめているということですけれども、実際、
福祉に関する
東北管区行政監察局からの
指摘は、前回は
保育所がかなり厳しい
指摘があって、今回はそれに次ぐものだと、このように思います。
福祉の分野でこのような相次いだ
指摘がされるということについて、本当にもっと厳密に受けとめていただきたいと、このように思いますけれども、いずれにしても
指導、
監督を実施してきているにもかかわらず、今回このような
指摘を受ける事態になったというのはなぜなのか、どのように考えていらっしゃるのか、その点も私からも最初にお伺いしたいと思うのです。
23:
◯健康福祉局長 先ほども申し上げましたとおり、継続していた問題ももちろんあるわけですが、今回は相当細かいところまでも含めた
監察がなされて
指摘をいただいた。しかしながら、私どもは、これも
先ほど申し上げましたけれども、こういう把握できなかった細かいことも幾つかあったということについては、真摯にこれを受けとめまして今後の
改善に努めてまいりたいと、このように考えております。
24:
◯青野登喜子委員 相当細かいところまでというふうに受け取っていらっしゃるようですけれども、私は今回の
指摘を見ますと、細かいという問題ではなくて
基本的事項ではないかと、いわば
基本的人権にかかわるところでの
指摘だと受けとめるべきではないかと思うのです。
例えば、
入所者の
処遇のことで見ますと、
給食単価が低いというのは
措置費の関連があるのかもしれません。次の、給食の
栄養価の管理が行われていないとか、特定の
栄養素が継続的に不足していたということについて、ここまできますと生存に係わる、健康が保たれない事態になっているということの
指摘だろうと思うのですね。これは決して細かいことではないというふうに私は思います。この点で
指摘を受けたところでは、
栄養士等の配置がなかったのかどうか、そこをまずお伺いしておきたいと思うのです。
それから、
トイレの
男女共用、それから一部
トイレは
目隠しがないということが
指摘されました。これは本当に私は人権問題が見過ごされてきていたのではないかと思うのです。
幾ら年を重ねても、障害を持っておられても、人間としての羞恥心というのはなくならない、あるものです、人間であれば。ですから、そういう意味で人権問題としてのとらえ方がそこには欠如していたのではないかと思うわけですが、この点はどんなふうに認識を持っておられるのか。
それと
職員の
処遇の問題について、これもやはり基本的な
職員の
人件費ですから、
給与水準が低いということでの
指摘です。市内の
施設の
人件費の平均というのは、全国的というか、
政令市の比較というか、非常に
仙台市の
福祉施設の
人件費は総じて低いというふうに以前から伺っていたので、実際そこは今どういうふうになっているのか。それに対して、今回
指摘を受けた
施設の
給与水準は実際どういう
水準であったのか、そこのところをリアルなところでお示しいただきたい、このように思います。
25:
◯高齢保健福祉課長 今、
委員から御
指摘いただきましたように、
栄養素とか、
トイレにかかわる問題というのは基本的な問題であるという認識では、私どももおります。したがいまして、
栄養素の問題につきましては、これまでも
指導いたしまして
改善をしておりますし、
トイレの
目隠しとか
男女共用につきましても
改善済みでございます。
あと栄養士でございますが、
基準どおり施設には配置されております。
26:
◯健康福祉局長 私からは、
職員の
給与水準の問題を御答弁申し上げたいと思いますが、これは
先ほども
社会福祉法人の事業の主体性ということで、
給与の
水準については
措置費水準に照らしてどうかということで、極度に差があるものについては
指導していかなければならないという立場にあるものと考えております。
おっしゃる趣旨はわかりますけれども、
福祉施設の
職員の
給与が、
仙台市が
大都市と比べて必ずしも全体の中で低いとは私は考えておりません。
27:
◯青野登喜子委員 入所者の
処遇等については、人権問題だととらえていらっしゃるということですので、そういう視点から今後も
指導監督というか、そういう立場で見ていただきたいと思います。一応、
改善したということですので、それは今後またどういうふうになっていくか見守りたいと思います。
それから、
職員の
処遇ですけれど、
局長は、必ずしも
政令市間で低いとは思っていないと思っていらっしゃることは構いませんけれども、事実としてどうかと、この点を数値的にお示しいただきたいと思うのです。以前、
委員会で、私は
福祉施設で働く
職員の
人件費等について数値で出していただいた経過があるのです。そのとき、確かに
仙台市内の
福祉施設は一、二割ダウンしていたような御
報告を受けたことがあるのですが、事実はどうなのか、そこを再度お示しいただきたい。それに対して、今回
指摘を受けたところはどういう
水準であったのか、そこもお示しいただきたいと思います。
28:
◯社会課長 まことに申しわけありませんが、他
政令市についてはきちんとした数字は必ずしも把握しておりません。ただ、基本的な
給与につきましては、
措置費ということで措置されておりまして、これは
国家公務員の
給与に基づいた形での
人件費の
水準ということになっております。それに比べて
仙台市が相対的に、例えば
初任給で申し上げますと2万円ぐらい低いという
状況がありまして、なおかつここで
指摘を受けた
施設につきましては、
仙台市内のそのような他の
施設に比べてさらに2万円程度低いという
状況にございます。
29:
◯青野登喜子委員 次は、
結核感染症のことについてお伺いしたいと思います。
専門委員会を設置されて、第2回目の会合も持たれたという御
報告です。広範な協議をされたということですので、少し特徴的にそこの経過を、検討の方向の中身、その辺のことを少しお知らせをいただけないかと思うのですが、いかがでしょうか。
30:
◯健康福祉局長 検討方法と申しましても、さきに本会議の答弁でも申し上げたわけでありますけれども、具体的な内容はそのほとんどが
プライバシー保護範囲に入るものでございますので、これについては御容赦をいただきたいのでありますけれども、基本的には感染の原因と経路、これをまず客観的に推定をする必要があると。しかし、いろいろな条件、いろいろな情報が重なるものですから、なかなか難しい側面も持っているというふうな
状況でございます。
31:
◯青野登喜子委員 ここに、
平成2年3月に
仙台市がみずから作成しました
結核患者管理の手引、というものがございます。これに照らして、若干、どういう対応だったのかということを具体的にお聞きしたいと思うのです。
この
手引作成の中には、本来
医療機関と患者の間で行われる医療行為に、保健所などが管理するという、管理する側から保健所が介入していかざるを得ないのはということで、接触者の管理が必要なんだということと、病識不足にともなう不確実な治療や中断が起こりがちなために、保健所が管理する側として介入していかざるを得ないのだいうふうな位置づけをされております。
特に、保健所長が結核登録患者の管理責任者ということで、管理の円滑な運営に留意して、登録患者の
指導に関して適正な指示を行い、患者管理に万全を期すると、このような立場を明確にしております。
それに照らして具体的にどういう対応であったのか、保健所としてどうだったのかという、このあたりは当時のいろいろな
報告等でおわかりになっていらっしゃると思うのでお尋ねしたいんです。特に、患者に対しての個別の
指導がかなり細かく
指導されておりますので、この辺については新登録者への対応を含めて、具体的にどんなふうに対応されてきたのか、最初にお伺いしたいと思うのです。
32:
◯健康福祉局長 実際には、今回の
専門委員会の機能とはちょっと異なるわけでありますけれども、今問題になっているのは、ある病院における集団感染事故の原因解明の話でございます。私としては、従来保健所が一般の登録患者に対する必要な対応はしてきたと聞いておりますが、具体的、詳細な点については
地域保健課長よりお答えを申し上げます。
33: ◯
地域保健課長 登録がありますと保健婦が患者さん及び主治医にお会いしまして、感染経路とか、以前にどういうふうな症状があったかとか、ツベルクリン反応がいつ陽性になったかとか、あとどういうふうな仕事に従事していたかとか、家族内での健康
状況がどうだったかとか、そういった細かいことについてお話を伺った上で、治療を十分するようにというふうな中身の
指導をします。
それとあわせて、治療を中断することによって、
先ほどからいろいろ問題になっている耐性菌がつきやすい
状況になるということで、短期集中的に治療をし、職場内社会復帰を促すというふうな意味で、そういったことは患者さんの方にも
指導をいたします。
その上で、主に接触している方々の検診をいたしまして、その方たちへの感染がなかったかどうかということと、その方たちから感染を受けていなかっかたどうかの検査をします。その検査というのは、ほとんどが胸部エックス線検査とツベルクリン検査ということになります。
それから、主治医の先生からは今病状がどういう
状況であるか、どういう点を注意していったらいいかということとあわせて、患者さんの方にもその旨を伝えながら、残された家族の方への
指導を、その後訪問するなどして実施していくというふうになっております。
34:
◯青野登喜子委員 それは、手引に沿って行われる中身だろうと思うんです。今回の集団感染の患者さんの場合も、個別の対応としてはそういう対応の対象者になるだろうと思うのですが、いかがでしょうか。
先ほど、
局長は今回の事例は集団感染の対策だということなんですが、それはそれで対策
委員会で十分な検討をしていくべきだろうと思うのですが、要するに保健所のかかわりで見たときに、今回の個々の患者さんは、個別の対応としてこのガイドライン、手引に沿った対応の対象者であるかどうかということです。
35: ◯
地域保健課長 集団であっても個別であっても同じように対応しております。集団の場合はなお一層保健所内に対策
委員会を設けながら、集団としてのとらえ方で対策を講じております。
36:
◯青野登喜子委員 そうしますと、今回の場合も当然手引に沿って患者さんに適正な指示が下されたり、管理に万全を期すということで行われてきたということなのかどうかですね、そこのところはどうなのでしょうか。
37: ◯
地域保健課長 そのとおりです。ただ、その管理という言葉なんですが、適正な治療は主治医がいたしますので、治療を中断していないかとか、そういったところでの管理、それから治療終了後の経過観察をきちんと受けているかどうか、それからその後の発生がないかどうかというふうなところでの管理になります。
38:
◯青野登喜子委員 今回11名の方が集団感染、保健所の個別の患者さんとしても登録患者だと思うんですが、それぞれの主治医というのは市内にはそう専門病院があるわけではありません。数は限られておりますが、主治医はそれぞれ11人の方々はどの
医療機関だったんでしょうか。主治医になった方というのは。
39:
◯委員長 質問の途中ですが、青野
委員にちょっとお伺いしたいのですが、
先ほど健康福祉局長から、前にも論議した経過がありまして、今具体的な調査を進めているということで、必要に応じてその都度
委員会に
報告するということでございますから、ただいま質問を聞いておりますと、この調査項目と関連する部分がありますので、調査項目が出てきてからの質問でもよろしいかと
委員長は判断するのですが、青野
委員はいかがでしょうか。
40:
◯青野登喜子委員 では、質問の角度をちょっと変えます。
適正な指示を行って患者の管理に万全を期すということで、例えば療養を阻害することがないようにということで、阻害する要因という中に幾つかあるのですが、本人の認識に問題があるとか、家族の協力体制とか、経済上の問題とか、就労に関する問題、治療方針への不信とか、いろいろ療養を阻害する因子があるということをとらまえていらっしゃるのですけれども、実は個別
指導の中で、例えば排菌状態にあるにもかかわらず夜勤についたことがあったということですが、この点に関して就労に関する問題等も、個別の
指導の中に当然加えられる中身だろうと思うんですね。その辺は万全だったのかどうか、そこのあたりもお聞きしたいと思うんです。
41:
◯健康福祉局長 非常に細部にわたる推定の伴う、あるいは予見の伴う御質問でございますので、現段階ではお答えを留保させていただきたいと存じます。
42:
◯青野登喜子委員 推定ということは、保健所として患者さんの中に排菌状態の患者さんがいたということと、実際に働いて夜勤についていらっしゃるということについては把握されていないということなんでしょうか。私は推測で言っているのではないのです。
43:
◯健康福祉局長 保健所は保健所としてやるべきことはやってきたと理解をしております。ただ、青野
委員も言われたように、
仙台市内における結核病棟を持っている専門家のいる病院で起きた集団感染事故でありまして、最初から排菌状態を市が把握しておりながら就労を見逃していただとか、そういうことではございません。その辺も含めて、詳細にいつ、どのように排菌状態があったのかも含めて、現在
専門委員会による調査を行っておるわけでございます。
44:
◯委員長 先ほども私はお話ししたのですが、この問題は私も含めて大変重要な問題だというふうに受けとめております。決して質問の中身をどうのこうのではなく、
先ほど健康福祉局長から、第1回6月23日、第2回7月1日、調査を進めていますと、それで必要に応じて
委員会に
報告しますということですから、
委員長としましてはその調査
報告を待ってからでも質問ができるのではなかろうか。その方が
先ほど推定とか、そういう話もありますので、やはりきちんとした格好で質問をした方がいいのではなかろうかというふうに判断をしますので、もしこの部分については、私とすれば調査
報告を見てから各
委員にお願いしたいのですが、してもいいという判断を持っているのですが、青野
委員いかがでしょうか。
45:
◯青野登喜子委員 今言った方向については、
専門委員会の方で、そういう方向でぜひ検討、対策、調査を、そういうものも含めて調査をしていくという必要性について、今当局の方がそういう御認識であればそれは結果を待ちたいと思います。
それともう一つは、手引に基づいたときの保健所の役割の中に、保健所長さんの責任者としての範囲の中に、管理の円滑な運営に留意するということもございます。そういう立場から見たときに、この発生した年度は
平成7年度から
平成8年度にかけての、この年度の時期というのはどういう時期だったのかということが一つ背景にあるのではないかと思うのです。
というのは、
平成7年度という時期は、10月ですか、市の行革大綱が出されました。その前に発生してはいるのですけれども、行革大綱が出されて
平成8年4月から
健康福祉局ということで、従来の衛生局と民生局の機構の再編が行われたわけですね。こういう背景を持っていたという時期だったということで、このときどのような体制にあったのかということについては、御答弁いただけると思うのです。この点についてはいかがでしょうか。
46:
◯委員長 当局側に確認したいのですが、今青野
委員から
平成7年から
平成8年の行革大綱に基づいて保健所の役割が不適正ではなかろうかという質問だと思うのですが、その辺なら答えられると私は思うのですが、その辺でよろしいですか。
47:
◯健康福祉局長 私どもは、保健所も含めた組織機能の拡充に向けた見直しをしてきたわけでありまして、そういう行革大綱等を検討していたゆえの保健所機能の低下というものはなかったものと理解をいたしております。
48:
◯委員長 ですから、青野
委員にちょっとくどいようですが、
先ほども私がお話ししたように、調査というのはそれも含めて調査をしているはずですから、今青野
委員が言っている
平成8年、
平成9年はこういう時期ではないかと、それに対してどうなんだというのは、調査
報告が出てからでも私は質問に値するのではなかろうかと。ですから、一般的な保健所の役割とか、
先ほど質問がありましたが、個人で感染した場合、集団で感染した場合という一般的な質問であったら私はやぶさかではないと思うのですが、
宮城野病院に発生した結核の部分については、
専門委員会で
先ほど御
報告があって、
報告書、調査結果をまとめてから質問をしてもやぶさかではないと思うのですが、再度、再々度、青野
委員にお尋ねしたいのですが。
49:
◯青野登喜子委員 私が質問している観点が、検討
委員会の方にそういう意向も含めて調査がされていくということにも反映できればという意味合いも含めてお伺いしているのです。というのは、調査結果が出てきても、全然それに触れていないとなれば、再調査をまたお願いしなければならないことになりますので、そういう意味合いも含めて伺っているということも御了解いただきたいと思うのです。そういう意味では、
平成7年度、8年度の保健所の機構が大きく変えられたということが、これが今回の集団感染の原因だったのかどうかということについては、これは検討
委員会等でその体制がどうであったのか、そこは大いに見ていただきたいと思うわけですが、ただ言えることは、この時点で保健所長が兼務の時期があったと思うのですね、それはどうだったのでしょうか。
50:
◯健康福祉局長 保健所長が兼務だったという経過も、その期間の中にございます。
51:
◯青野登喜子委員 そうなりますと、この手引に沿って保健所長に与えられた権限というか、そういうものが十分発揮できる体制になかったのではないかと、このようにも思うわけですが、その点はどんなふうに見ておられるんでしょうか。
52:
◯健康福祉局長 私はずっとあの事件以来の経過を、いろいろな
資料を取り寄せて目を通しておりますけれども、当時
宮城野保健所にはちゃんとした保健所長もおりましたし、今までの間にそういう兼務の時期もありましたけれども、私はきちんとした対応をしてきたというふうに認識しております。
前回の常任
委員会でも申し上げましたとおり、保健所側の対応に問題がなかったかどうかも含めて、
専門委員会で御意見を整理していただくということにしておりますので、御理解をいただきたい。
53:
◯青野登喜子委員 大体私が持っている問題意識というのがそういうところにありますので、保健婦の訪問管理上も保健婦の体制が万全だったのかどうか。人の配置、人員も含めて、本当に専門的にそれにかかれる体制にあったのかどうかということも含めて、検討
委員会の調査結果を待ちたいと、このように思います。
54: ◯岩崎武宏
委員 社会福祉法人というか、社会
福祉施設、
特養ホームについて
指導監査が行われたというその結果の
報告を受けて、若干お尋ねをしたいと思います。
仙台市の方は専ら
入所者の
処遇の
改善というようなことに絞られているようで、
社会福祉法人の運営といいますか、そのものの方は、多分当時はまだ県から市に権限が移管されていない。したがって、県の方に対しては
法人に関する今回の
監査の結果は
報告になっていると思うのですけれども、私が聞きたいのは、ことしの4月から
法人も含めて
政令市仙台が責任を負うことになったと。このこととの関連で言うと、今回
法人の方の運営についてかなり厳しい
指摘、その中には非常に重大な内容のものが含まれていますよね。これは報じられているところからしかわかりませんけれども。そうすると、そのあたりに対する今後の
改善指導といいますか、これは県と市とどちらがフォローするのですか。
55:
◯健康福祉局長 総務庁の行政
監察の結果の取り扱いについては、ここで若干時間をおかりして御答弁させていただきますが、まず総務庁として
厚生省に対して再度の勧告をしたというのがあるわけですね。そこの中にも重要な内容が含まれていると承知をいたしております。
それと、この行政
監察の対象になった機関、
法人に対する
指導は、宮城県が行っていた。したがいまして、今回
仙台市と同時に宮城県に対しても
改善の
報告がなされたと。そして
仙台市は当時持っていた
施設運営の
指導に対する
改善の視点が示されたということであります。今後私どもは、
法人に対する
指導、
監査の機能が
仙台市に現に移っているということを考えたときに、今まで懸案となっている問題、あるいは新たに今回県が
指摘された問題も含めて、
仙台市が対応すべきものと考えております。
しかしながら、宮城県に対する
報告が直接
仙台市にされたわけではございませんので、正式に宮城県からその内容を文書で通知をしてもらいまして、
改善に取り組みたいと考えておるわけでございます。
56: ◯岩崎武宏
委員 今の
局長の明快な立て分けで私もよく理解をしたのですが、そうしますと
法人に対する、
法人の運営についての、今回いろいろ
指摘を受けたことは、直接的には宮城県が受けているので宮城県からの
報告を待って、権限を譲り受けた、移管を受けた
仙台市としては今後の対応を考えていきたいと、
法人の部分についてはと、こういうことですね。
57:
◯健康福祉局長 原則はそのとおりでございますけれども、私どもは
改善はなるべく早い方がいいということでありまして、いろいろ内々把握しておりました問題も含めて、既に幾つかの
法人に対して特別
指導、
監査も実施をいたしておるところでございます。
58: ◯岩崎武宏
委員 実はこちらから直接的にこういう聞き方をすればよかったのですが、今回、既に早い方がいいということで、そのあたりについて市が手を打っていらっしゃるということですが、今ここに出てきたものは専ら
施設の
処遇の
改善というか、そういう部分について
指摘を受けたものにとどまっているものですから、できれば、例えば参考
資料とかというような形で、それでは市が正式にそのあたりについて把握している
法人に関して、どのような
指摘、
指導が今回なされたのかと、こういうこともあわせ御
報告をいただいておれば、そのあたりについて伺うまでもなかったのですが、これも報道等によれば、例えば理事長が専断をして理事会等が適正に開かれているのかどうなのか。工事請負契約の発注等に絡んでもいろいろ
指摘がありましたし、また理事長個人に対する、あるいは他の
施設に対する見舞金等が、そういうものの中から支弁されているとかということも報じられていて、これは本当に大きな問題なのですよね。
ですからそのあたりも、今
局長の答弁で一応わかりましたけれども、できればそういうことを4月1日以降市の権限になったのですから、どんな内容のことが具体的に
指摘され、
仙台市としてはこういう部分についてはこのような
改善指導を求めているということもこの所管の
委員会に
報告いただければなと、こんなふうに思います。
2問目なんですけれども、
厚生省の方から
社会福祉法人に対して、あるいは
施設に対して出ている各種通達の中には、何といいますか、
施設なり、
法人の効率的な運営に意を用いるようにというような通達が過去に出ていると思います。これを
仙台市当局としてはどんなふうに理解しているかということが、実はこういった問題が起こったときに
改善指導を求めることの姿勢に関連してくるのではないかと、私は思うのです。
例えば、これも報道によりますと
措置費の6割とか7割とかと言われていたでしょうか、そういうようなものを使って十分に
施設が運営できるんだと、自分のところはそういうふうに
厚生省から言われているように、極めて効率的な運営をやっているんだと。むしろ他の
施設が、他の
法人が
措置費の上にあぐらをかいてといいますか安住して、結局効率的経営を怠っているのではないかというような言い分を、
改善指導に行った市の
職員は、
監査指導に行った市の
職員は聞かされているのではないですか。
したがって、それとの関連で市の方としては非常につらいといいますか、板挟みというか、そういう部分があって、例えば長年にわたって何遍
指摘しても同じことが改まっていないということについては、そのあたりについて
仙台市は
改善指導をやってきたと言うけれども、その
指導は本当に腰が座っているのかどうか。御自分がなさっている
改善指導の正当性といいますか、その根拠というか、そのことに自信を持って
指導をなさっているのかどうかということを伺いたいわけなんです。そうしませんと、ここに書いてあるように、これから
改善命令等の処分を行うなど厳正に対処すると言いましても、なかなかそのあたりは現実には難しくなってくる。
私が承知しているところでは、効率的経営も必要だけれども、今おつりがくるくらいに潤沢な
措置費が国から出ているというふうには思いません。したがって、通達の中でも全予算の5%を超えて、繰り越しを含む内部留保をしてはいけないと、明確にそういう基準が出ているわけですね。それは、どんなにうまくやっても、本当にそこに入っている、預かっているお年寄り等の
処遇に万全を期していくならば、そんなにお金が余るはずがないんだと、こういう理解が国にも
地方自治体にもあるから、そういう
改善命令というか
改善指導をやっているのではないかと思うんですよね。これは根幹にかかわる部分でもありますので、このあたりの
厚生省から来る
法人施設に対する効率的経営を心がけようということと、実際に
措置費を入所しているお年寄りのために十二分に使いなさいということとの関連を、どのように考えていらっしゃるのか、これはちょっと
局長の方から答弁していただきたいと思います。
59:
◯健康福祉局長 委員のおっしゃる極端な
措置費の累積剰余金を持った、繰越金と申しますか、これを持った
施設が一つあるわけであります。しかしながら、私どももその後特別
指導監査に入りましたけれども、
入所者からも
監査に入った
職員からも、そう言われるほど
処遇の面で低いとは思われないという感じになっているわけであります。したがって、一番大きいのはこの
法人自体が、あるいはこの
施設自体が
先ほども言われましたような別な問題と絡む、
給与水準が低いと
指摘されているところでもございますので、それが積もり積もってきているというところもあるわけです。
ただ、従来は
厚生省とも何回か意見を交換した経過がありますけれども、
厚生省として
改善命令まで出すという、そこまではまだ踏み切っておらなかったわけであります。行監が今回
厚生省あるいは
仙台市に対して、
改善命令を出すことも含めて検討しろと言っているわけであります。その後も
厚生省といろいろと意見の交換をしておりますが、やはり今後の老人
福祉施策というものを総合的に考えてみた場合に、ある程度弾力的な
法人独自の運営というものも保障しながら組織を適正に使うという、この2つの面をなかなか同時に満足させるような具体的な
指導内容がまだ固まっていない。したがって、むしろ剰余金は少し残るぐらいがいいという意見も
厚生省の中にありますし、あるいは全部使わせるべきだという意見もあると。その辺、根幹になる考え方がまだ整理されていないということでありますので、私どもとしても
処遇が下がっていないということであれば、あえて
改善命令を出すかどうか、あるいは
改善命令自体もこういうケースで出せるのかどうか、非常に微妙な問題もありますから、やはり国の全国的な
施設を対象にした
指導の判断基準というものをまず求めて、適切に対処をしてまいりたいと、現段階ではこのように考えておるわけでございます。
60: ◯岩崎武宏
委員 国の方自体がそのあたりについての基本的な方針というか、考え方がまだはっきりしていないというふうな
局長の今の御答弁ですが……。
そういうことになってみれば、
地方自治体しっかりしろと、
仙台市
健康福祉局しっかりしてくださいと言っても、市の方としてはどんなものを掘り上げていいかわからないですしね、ただここのところに
改善命令等の処分を行うと、そのことに関連して今後は実行可能な措置を鋭意検討していくというような、
先ほどの御説明があったものですから、私も
改善命令としてはいろいろな種類があるということも承知しておりますが、
仙台市は今実行可能な措置としてどんなものを想定しているのかというようなこと、そこのあたりがちょっと念頭にあったので、実はこういう質問に及んだわけなのです。
今の
局長の御答弁で、基本的には
仙台市も国と今後さらに密接な連携をとりながら、そのあたりについての国の基本的な考え方もしっかり踏まえた上で必要な措置をとっていきたいということなので、きょうはこの質問はこれでやめます。
61:
◯委員長 そのほかございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
62:
◯委員長 なければ、次に
市立病院より
報告願います。
63:
◯病院事業管理者 市立病院から、院内の改修工事など2点について口頭で御
報告させていただきます。
1点目は、エイズ診療のための病棟改修についてであります。内科病棟である8階東病棟の1室を、エイズ診療に対応するための個室2室及び処置室に改造するための改修工事を8月中旬から約3カ月間実施する予定であります。
また、8階の工事に伴い直下の7階東病棟の騒音、振動などの影響が懸念されますので、3カ月の工事期間中は7階東病棟全体を暫定的に救急センター4階に一時移転させ、できるだけ入院患者さんにも御迷惑をおかけしないような処置をあわせ講ずることにしております。
なお、こうした
施設面の整備とあわせまして、医師や看護婦の国内外へのエイズ診療研修への参加も計画しておりまして、本院におけるエイズ診療体制の整備を鋭意推進してまいりたいと考えております。
2点目は、工事に伴う駐車場入り口の変更についてであります。本院地下に設置しているリニアック、すなわち治療用放射線照射装置の更新のための改修工事に伴い、既存の駐車場入り口、通路が使用できなくなりましたので、去る7月7日月曜日より、従来の入り口から北側に約50メートルほど移動した場所に臨時の駐車場入り口を設置いたしたところであります。また、駐車場出口やタクシー送迎車の乗降場所は従来と同様で変化はございません。
なお、今回の入り口変更につきましては、院内でポスター掲示やチラシ配布を行うとともに、市政だよりやラジオなどの広報媒体を利用して、事前に周知徹底を図ったところでございます。
以上、2点につきまして御
報告させていただきました。
64:
◯委員長 ただいまの
報告に対して
質問等ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
65:
◯委員長 それでは、そのほかなければ以上で
報告事項関係を終了いたしました。
この際、当局から
報告を受けた事項以外で何か発言等がありましたらお願いいたします。
66:
◯青野登喜子委員 一つだけお伺いしたいと思うのですが、来年度の予算編成作業にこれから入っていくだろうと思うのですが、局としてはどのような考え方を持っているのかをお伺いしておきたいと思うのです。
それは、市長はこの間、当初議会もだし6月議会もでしたけど、事務事業の総見直しということを打ち出しております。このことが、市民的にも大変心配の種になってきておりまして、これまで市独自の施策として行われてきた敬老祝金とか、敬老パスとか、老人医療費の無料
制度とか、介護手当とかの諸
制度、独自の施策があって今後も存続させながら、さらに
充実していかなければいけないという
制度がたくさんあるわけですが、そうしたことについても、現時点ではどういうふうに局としてはお考えになっていらっしゃるのか、そこだけお聞きしておきたいと思います。
67:
◯健康福祉局長 保健・
福祉・医療の各種施策の
充実強化には全力を挙げてまいりたいと思っておりますが、具体的な考え方を今この場で申し上げるのは、極めて不適切であると理解をしてございます。
68:
◯委員長 そのほかございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
69:
◯委員長 なければ、これをもって
協議会を閉会いたします。
大変御苦労さまでございました。...