2ページをごらんいただきたいと思います。
今申し上げましたように、
所有別形態の内訳です。
国有地は非常に少なくて全の9%で、
市有地が33.2%ということでございます。
民有地が合わせまして42.9%というふうになっております。
保存緑地の
取得の
資金別でございますが、
緑地保全基金、今も申し上げましたように非常に少なくて9.78ヘクタール、それで
取得をしております。その他、
土地開発公社資金、
都市開発資金、それからやはり
一般会計で
公園事業として
整備をするために
取得をしたもの、その他各種の
事業を用いてやったもの等が41.9ヘクタールということで、全体を合わせまして77.94ヘクタールということになっております。
3ページをごらんいただきたいと思います。
今度は
都市公園の
経過についてでございますけれども、
仙台市の
都市公園は、明治8年に今の
西公園の一部を桜ケ岡
公園として
市民に開放したのが始まりでございまして、その後順次
整備を行ってまいりましたのですが、都市
計画的に配置をするようになりましたのは、
戦災復興土地区画整理事業によって
公園の
計画決定等を経て行うようになったわけでございます。下表に
平成元年から6年までの
整備状況、また1人
当たりの
面積を出しております。現在1人
当たりの
公園面積としまして7.44になっております。
それから、それじゃ今後どう
整備をしていくのかということでございますが、それが(2)の
都市公園の
整備目標でございます。
仙台市
総合計画2000並びに緑の
基本計画で
平成12年に
市民1人
当たり10平米以上とすることを目的として現在
整備を行っているところでございます。
次の4ページをごらんいただきたいと思います。
今後の主な
都市公園整備の場所でございますが、まず大きいのは
青葉の
森緑地、それから
海岸公園、その他
与兵衛沼、大堤、
天沼公園というような形で
平成12年度までに、
整備をした上で
供用開始をしようとしている主なものがここの表に載っているものでございます。
最後のページでございますが、
前回阿達委員から御
質問を受けましたので、
教育局の方に問い合わせましたところ、
学校植林の
現状についてこの表をいただいております。全体で41.92ヘクタール。これはすべて
分収林でございまして、
底地を持っているところはございません。以上でございます。
6: ◯副
委員長 ただいまの
報告を含めまして、
本件について
質問等はございませんか。
7:
◯鈴木繁雄委員 行政について関連をして
質問をさせていただきます。
まず、ちょっと私もわからなかったんですけれども、えっと思ったんですけれども、
台原森林公園が
保存緑地になっておらないんですね。
保存緑地なのかなと思っていたんですけれども、これは
保存緑地に
指定されておらないのは、
特殊公園ということで何か特殊な事情でもあるのでしょうか。
また、
一般市民からすれば大変優良な
緑地ですので、
保存緑地になっているんだろうなと勝手に私なんか思い込んでいたんですけれども、今後はどういうふうな……、
保存緑地にされるのか、いや
保存緑地にしなくてもここはこういうことだからいいんですとかいうのであれば、
お話を聞かせてください。
8:
◯建設局長 台原森林公園は、
都市計画公園として
全域都市計画決定をしてございます。したがいまして、
条例で改めて規制することなく
現状の緑が保たれるということでございますので、もうこの
保存緑地を
指定する時点では
都市計画決定がなされていたということでございますので、
保存緑地に
指定をしていなかったという
状況でございます。
9:
◯鈴木繁雄委員 わかりました。
それから、ことしは
本当に暑くて
渇水対策で、ほかでは水もなくて
植木に水をやるなんていうのはとんでもないと言われるかもしれないですけれども、
街路樹とかいろんなそういうところ、
あと植え込みとか、そういうのもやっぱり
人間と同じく水がないとぐあいが悪くなるところもあるし、かといって水が少ないときに
植木に水をやっていたら、すぐ
市民からの通報で、飲み水は大丈夫なのかと批判されるおそれもなきにしもあらずですけれども、そんなことは
現状はどういうふうになっているか。
また、もしそういうことであれば、
植木に水をやるんであれば、こういう時期ですから前もって、
植木が枯れそうだ、死にそうだと、だから水をやらなくてはならないんだというような、事前に宣伝でもしておかないと変な誤解をされても困るからと、ちょっと心配したりするんですけれども、
街路樹とか
植え込みとかさまざま、そんなところの
現状をもしつかんでおられる、また
対策等をとられるようなことがありましたらちょっと
お話を聞かせてください。
10:
◯緑政課長 お答えいたします。
今
街路樹等の干ばつによる被害の
状況と
対応ということの
お尋ねでございますが、全市的にやはり
幹線道路の歩道、あるいは
分離帯にある低木、主にサツキツツジとかドウダンツツジですね、そういう
低木類が葉が変色をしておるのが見受けられる
状況にございます。
そういう中で、
対応としましては、やはり
仙台のメイン的な
青葉通、
西公園、定禅寺、表小路とか、現在毎日ではございませんけれども、
状況を見ながら
タンク車でそれぞれの区の
建設課の方でかん水しているというような
状況もございます。また、
公園の場合は、
台原森林公園とか
勾当台公園でございますが、そういう
対応をいたしております。
主に、近年植えられた、5年度とか4年度の、やはりまだ活着の未完成な
部分そのものを中心にやっているわけでございますが、各区においてその
状況を見ながら、数字的にこれだけというようにはなっておりませんが、各区独自の
かん水対策を実施しておるという
状況にございます。以上の
状況でございます。
11:
◯鈴木繁雄委員 次、
保存樹木、これは私、
報告を受けていたかちょっと失念をしておるんですけれども、前に合併をしたとき、
保存樹木の
制度というのは合併した1市2町で
仙台市だけだったわけですけれども、そこにおける
保存樹木を次々
指定すべきじゃないかと。特に自然が豊かで、屋敷の
樹木とか古いのがあるからということで、
議会で1回
お話したことがありましたけれども、答弁は早速だったんですけれども、ちょっと私もまだ伺っていない。
もう
一つは、合併した
地域、旧泉市とか旧宮城町とか、旧秋保町、そちらの方の
保存緑地の
指定というのはあったんでしょうか。これを見るとないようですけれども。
12:
◯緑政課長 前段の
保存樹木の
関係でございますが、
指定につきましては、ちょっと日時は忘れましたんですが、たしか2月下旬だと思いますが、4次
指定としまして、今おっしゃられた新しい
市域を含めまして48本、
指定しております。トータルで現在173件の178本ということになっております。
後段の
保存緑地の件でございますが、これについては、現在も
民有地がまだ相当数あるというようなこともございまして、その辺の兼ね合いから新
市域まではちょっと、今難しい
状況にございます。今後も──────りたいと思います。
13:
◯鈴木繁雄委員 次に、
青葉の
森緑地、これについてちょっとお
伺いをさせていただきます。
常任委員会では、この間6月に
概要の
説明があったわけですけれども、詳細についての御
説明までは至らなかったところもあったかと思いますけれども、私も
お尋ねしなかった件もございましたので、少々お
伺いをさせていただきたいと思います。
この間、7月27日の
河北新報にでかでかと載りまして、こういうことが問題にされているのかということで改めて深く関心を持たせていただいたんですけれども、ここで私ども、この間の
報告でも
報告はなかったと思うんですけれども、
広瀬川清流保全審議会と、あともう
一つ、これに書いてあったのは杜の都の
環境をつくる
条例、そちらの方の
審議会ですか、この
審議会でもいろいろ問題になって条件づけがされたように報道されておりますけれども、この
審議経過でどういう点が問題にされたのか、また御注意をされたのか、簡単で結構ですから御
説明をいただきたいと思います。
14:
◯公園課長 お答えいたします。
今の杜の都の
審議会、それから
広瀬川の
審議会でございますが、両
審議会の方では
道路建設については、自然に対する
影響もかなりあるだろうと。ただ、
影響の非常に少ないような工法と、それから
路線決定をしなさいと。そして
里山管理という
管理用道路としても必要な面があるのがわかるので、注意して施工するようにと。
それから、
植物関係でございますけれども、新しい植物を植えたり、花園をつくるという
計画でございましたですけれども、その際には
外来種とか、それからあの辺にない特殊なものを植えて
生態系を壊すようなことのないようにというような御指摘がございました。以上でございます。
15:
◯鈴木繁雄委員 建屋というか、いわゆる
管理棟とかのことだと思うんですけれども、その
管理棟とかはどういうのをお
つくりになるのか、この間は御
説明がなかったんじゃないかと思うんですけれども、これは風聞するところですけれども、かなり大きな
建物を建てる
計画があったと。まぼろしの
計画と言ったらいいのかどうか。だけれども、それはやめたというふうにも聞いておるし、問題にもならなかったというふうにも聞いておるんですけれども、
本当のことはわかりませんけれども、現実にそれはまず一切今はないというような話も聞くんですけれども、どういうような
建物をここに建てようとされているのか。今
計画があるのであれば
お尋ねをしたいんです。
随分これは昔からいろいろ
計画をされておったようですし、この全体
計画、やはり
議会に対してもう少し詳しく御
説明をしていただきたいなというふうにも思うわけです。きょうでなくても結構ですけれども、なるべく早くにというか、私
たちが聞けばいいんでしょうけれども、そういういろんな大きな
建物を建てる
計画というのも我々にはわからなかったわけですね。
議会には示されておらなかったわけですから。別な方からすうっと聞こえてくるわけですから、これもまたおかしいと……、聞けば教えたんだろうけれども、聞かれればそう言いましたというのが昔あったから、そういうことなんでしょうけれども、まずどういう
建物を
計画されているのか
お尋ねをいたします。
16:
◯公園課長 現在
計画されておりますものは、
管理センター、それから
インフォメーションセンターといいますか、この
公園の全体の
管理の基地となるべき
施設、それから
イベント関係の主催をするためのベースキャンプになるようなそういう
施設ということで、
面積的には大体600平方メートル、
平屋建て木造という
程度のものを今考えております。
今、おっしゃいました大きなものというのは、当初
自治省の
地域づくり推進事業の申請を行う等の
事務関係で、一番
最初にかなり大きなものを
計画されたことは事実でございますが、これはあくまでまだ仮のものでございました。
17:
◯鈴木繁雄委員 600平米の
木造と。どういうのを建てようかという、
公園の中に
建物を建てるとき、やはり
公園をつくるときの基本的な
コンセプトがあると思うんですよ。特にこの
事業は、
地域づくり推進事業、
リーディングプロジェクトの
指定ということで、「自ら考え自ら行う
地域づくり」、自主的、主体的な
地域づくりの取り組みを永続的なものに発展させていくための
事業であるから、
余り建設省で
都市計画決定をして仕事をするという形ではなくて、御自由にひとつ思う存分おやりくださいよということで、
大変好条件のもとに、いわゆる起債が認められたり、
交付税をよこされたりということで、非常にすばらしい
事業に認められたわけでございます。
そういうことですから、当然「自ら考え」ということですからみずから考えたんでしょうから、基本的な
コンセプトというのがあると思うんですね。前の2000平米だかなんか、それはなくなった話だからいいと思うんですけれども、
コンクリートで何千平米のものを建てるとかなんかというのは、
最初にぽっと出たということであれば、これは基本的な
公園づくりの緑を守る、自然を守る
コンセプトというのはどこにあるのかなというふうにちょっと心配をしたんですけれども、これは
木造の600平米の小さなものにするということで、まずは私も一安心をし、非常に自主的にお考えなさったんだなと思うんですけれども、この
公園の
設計とか
計画とか、これは
公園課とか
緑政部でどの
程度おやりになったのか。
また、
仙台市のどこかの
コンサルに出してつくってもらって、それをまた
緑政部の方で、これじゃまずいぞということで直したのか。特にこれは流動的に、自主的に変更とかなんかは幾らでもできるわけですから、その辺はどういう
経過があったんでしょうか。もし
お話しできればでいいですからね。まずいことだったら話すことはないですから。
18:
◯公園課長 私も以前のことは
余り詳しくは存じませんが、
平成2年の
地域づくり推進事業の
指定を受ける際に、
基本構想、あるいは
基本設計というものが
平成3年・4年、約二、三年の間にいろいろつくられております。その中で、
基本構想、
設計というものがございますが、基本的な
コンセプトといたしましては、あそこにある緑、特に
民有林がかなり多くございますけれども、それを公有地化して
市民の財産として残していこうと。ただし勝手に残すだけでは
地域づくり推進事業の
コンセプトに合わないということで、
市民に開放された森、
緑地として
整備してまいろうというような基本的な
コンセプトで進んでまいりました。
19:
◯鈴木繁雄委員 この
基本的コンセプトを話せと言った場合、具体的にその
コンセプトが生かされていなければ、実は何にもならないわけですけれども、今
基本計画、
基本設計となるわけですか、そういうのは
平成2年、
平成3年、
緑政部公園課の方でお
つくりになったんですか。
20:
◯公園課長 これは
専門家の方に委託をしてつくっていただきまして、その中でそれを
たたき台としながら随分話し合いをして
つくり上げたと聞いております。
21:
◯鈴木繁雄委員 今は
仙台市役所の体制ですから、こういう
計画とかなんかを
設計をする、
基本構想とか
基本計画というときには、大方という言葉は100%近いと思うんですけれども、
専門家というふうにすぐ出すんですけれども、
建設局緑政部の人は
専門家じゃないのかなと思うんですけれども。私は、杜の
都仙台の
緑政部といったら、これは世界で最高の思想と技術を持った
技術集団を目指しての
緑政部だというふうに思うわけですから、少々の
専門家じゃなくて、私は
本当の
専門家だと思うんですね。
これは終わったことですし、あれですけれども、少なくとも杜のユートリアプランですか、
自治省から頑張ってやりなさいよと言われてやって、「自ら考え自ら行う
地域づくり」ですよ。これを一番大事な
基本計画とか
基本設計を
コンサルに出して、それを
たたき台でやるというのは、これは私が市長だったらそういうことはしませんね。残念なことですよ、これは。やはりせめて
自主事業というか、こういうことであれば、ぜひ
自分たちでやりましょうということでやるのが
本当だと思うし、杜の
都仙台の大きな一番の
仙台市の冠ですから、やはりそれだけのスタッフと、それから自信を持って
自分たちでやっぱりやるべきではないかなというふうに思うわけで、これは
建設局長に言ってもいろいろな人員の問題とかなんかありますから。ただ私はそういうことを一言言わせていただきたいと思います。
それから、27日の新聞にはいろんなことが書いてありますけれども、それはそれとして、
幹線道路の問題が出ておりますが、これは
設計は大体何メートルで──6メートルという話は聞きましたけれども、6メートルでどういうような
形状の
道路をお
つくりになる
計画なのか
お尋ねをいたします。
22:
◯公園課長 お答えいたします。
幹線道路という表現が使われておりましたが、私どもは
幹線園路と呼んでおりました。失礼いたしました。
園路でございまして、幅員は6メートル、これは
緊急車両、特に
管理関係、
山火事等も予想されますが、そういう
意味での
緊急車両が最低限すれ違える幅という形で設定いたしております。
23:
◯鈴木繁雄委員 形状というのは、6メートルはいいんですけれども、例えば木をずっと敷いて木の
道路にするとか、
砂利を敷くとか、
コンクリートにするとか、タイルを敷くとか……。
24:
◯公園課長 基本的な構造になりますが、基本的には
アスファルト舗装を考えております。
アスファルトでも、ああいう自然の
地域でございますので、
透水性といいますか、水の浸透していくタイプ、そういう
舗装を採用したいなと今考えております。
25:
◯鈴木繁雄委員 前の
設計図から見ると、
側溝をつけたりとかなんかという話もちょっと聞いたんですけれども、そういう
側溝とかなんかはつけないんですか。1本道6メートルそのままで、例えば6メートルぴったりで、
あと側溝はありませんというような形ですか。細かいことで済みません。
26:
◯公園課長 今現在は
側溝は部分的に持っていこうと。完全に
側溝をつけてしまいますと水が集約しますというか、
一つのところに集中してどっと流れていくという弊害がございますので、
余り一般市道のような完全な枠をはめた形の
道路にはしないような。ただ、今は
実施設計中でございますので、細かいところまではまだできておりません。
27:
◯鈴木繁雄委員 私、今
アスファルト舗装ということを聞いてちょっとびっくりしたんですけれども、ここはやはり、
機能優先ではなく
自然地形や良好な
樹木を極力
保存をするということがこの
基本計画の中で一番
最初の大事なポイントになってきているわけです。皆さんもそうだと思ってやってきておられると思いますけれども、
道路をつくるというのは、機能をすべて無視していいというわけじゃないですから、
道路をつくるということも
必要性があるんでしょうから、それはそれで私は構わないと思うんですけれども、
アスファルト道路にするというのは、こういう
公園で、例えば
台原森林公園とか、ほかの
水の森公園、そういうさまざまなこういう自然を生かした
公園がありますけれども、そういうことろで
アスファルト舗装をしたというのは、私はないと思うんですけれども、なぜ
アスファルト舗装をしようと思ったんでしょうかね。
私は、不自然だと思うんですよ。やっぱり自然の保護をするというか、自然を生かすという場合に、一番自然の害になるのは、やはり
地表を覆うということなんですね。これは自然にとって大変なる苦痛なんですよ。
地球と言うと、
余り大きくなるとあれですけれども、
地球というものは物理的なものじゃなくて、やっぱり生き物ですから、10キロ、20キロ掘ると、もう中はどろどろしておりますし、
呼吸をしているのと同じなんですよ。
人間の肌と同じなんですよ。
地表というのは、
地球の肌と同じ。そこを
アスファルト舗装をしてしまうということは、これはほっぺたにばんそうこうをべたっと張ってしまうと
呼吸がなくなるということと同じです。
ですから、
公園の中にこういうふうに
アスファルト道路をつくるというのは、ちょっと私は考えものじゃないかなと思うんですけれども、なぜこういう
アスファルトにしようと思ったのか。
28:
◯公園課長 現在の
幹線園路の
計画ですと、自然の
地形に合わせるという
意味から
勾配がかなりきつくなっております。一番大きいところで12%ぐらいの
勾配が必要になってまいります。
そうしますと、どうしても急
勾配のところで雨が降りますと、
砂利道のままですと洗掘されてしまって溝が掘られて泥が流れてしまう。かえってその方が
影響が大きいのではないかということで反対いたしまして、基本的には
アスファルト舗装でもっていきたいなという
考え方をしたわけでございます。
それで、今
台原森林公園の
お話が出ましたが、
台原森林公園でもやはり平らなところは今
砂利道でございます。ただ急
勾配のところ、ここはやっぱり今言いましたように雨が降るたびに下の方の
砂利に泥が流れていくということでございまして、今現在
舗装がかかっております。
ですから、その辺、ああいう
地形でございますし、今後の
維持管理等も含めまして
舗装をかけさせていただきたいというような
考え方でおりました。
29:
◯鈴木繁雄委員 やはり
人間が手を加えることによって
土砂が流れてきたりするわけです。今のところは別にそう問題はないんですよね。6メートル
道路にして車を通すことによってそういうようなことが、
土砂が流れて出るからそのために
舗装道路にせざるを得ないんだと。これはやはり機能面から見ますとそういうことなんですよ。ただ、その原因をつくったのは、やはり
道路、車道をつくったと、
幹線園路と名前は言うんでしょうけれども、そういうものをつくったからなんですよ。
そうしましたら、やはりこれは一律に
アスファルトをずっと敷くとかそういうことじゃなくて、やはりそれにまさるというか、そういう原因をつくったのは
道路をつくったためだと。であれば、いかに知恵を出してそういう
アスファルト道路、
アスファルト道路は便利だからとばっと
最初から最後まで
アスファルト道路にするんじゃなくて、例えば今12%とおっしゃいましたけれども、12%の
道路が全部あるわけじゃない。等高線を見ますと、これは
本当にかなり
勾配がきつい。ですから、やはりそういう知恵というか、きめ細かな、多少予算がかかったりなんかしても、そういうことをきめ細かにやっぱり私はやるべきだと思うんですよ。そういうお考えというか、それに対して努力をもっとやっていただきたいと思うんですね。12%、わかります、それは。
1回あそこに行ってみられるといいと思うんですけれども、栗駒山のイワカガミ平から栗駒山の頂上まで1回登っていただくといいんですけれども、課長は登られたことがあるどうか、ずっと石なんですよ、石。セメントで
舗装道路みたいになっているんです。
本当に最後のところだけが土が出ているわけです。ああいうところを歩いて、果たして
本当に自然にふれあい、いいかというと決してそうじゃない。
やっぱり自然に親しむということは、土に親しむということもどこかにあったが、やっぱり
道路を歩いて、ひっころがったり、滑ったりとか、そういうようなことがあって初めて自然と親しむことができるし、やっぱり足の底に自然というものを感じさせる
公園をつくるべきだというふうに思うわけです。そういうことが、いわゆる
公園をつくるときの基本
コンセプトというものが果たしてどこにあるんだというのが、私が先ほど
お尋ねしたのはそういうことなんです。これはいかがでしょうか、今私が
お話ししたようなことで、全面を
舗装道路にするというようなこと、もう一度検討し直してやってみるとか。
この間、私、釧路に行ってきました。釧路の
公園を見ました。あそこは1.8キロだか幾らありましたけれども、全部木で散策
道路がずっとつくられているんですね。これは5億円ぐらいかかったそうですけれども、これはどういう
事業であったか、約40分の散策でしたけれども、非常に温かいですよ、歩いた感じが。
アスファルト道路を歩いても、幾ら浸透性だとかなんとか言ったって、
アスファルトは
アスファルトですよ。宮町を歩いているのと同じですよ、
アスファルトだと。やっぱりせっかくあそこの山に行って、そしてこれはかなりきつい
勾配ですから、汗をかきながら歩くと。このときにやはり足に自然を感じさせるような
公園をつくらなかったら、私はこの
事業計画に合わないと思うんです。ぜひその御努力をしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうかね。
30:
◯公園課長 今の
お話、大変私も参考にさせていただきたいと思っております。特に今の
舗装の
関係、木の
舗装というアイディアをいただきまして、今
実施設計をまだ終わっておりませんけれども、その中で今いろいろ出ましたような、足にやさしいといいますか、そういう形の
幹線園路づくりを
設計してみたいというふうには考えておりました。ぜひそのような方向で検討させていただきます。
31:
◯鈴木繁雄委員 それから、宮教大がここにあって、宮教大の方から行けば
道路をつくらなくてもよかったんじゃないかとかなんかというような話もちょっと聞くわけですけれども、それはそれでいいんですけれども、宮教大との折衝はされたんですか。その御返事はどうだっのか、それだけをちょっとお聞きしたいと思います。
それから、駐車場の台数、駐車台数は当初
計画のとおりの予定なのか、どの
程度の駐車場をお
つくりになられるつもりなのか。
32:
◯公園課長 宮城教育大学の方の件でございますが、これは大学の方に私ども
伺いまして、御協力等をいただけるかどうかの
お話をしております。その中で、やっぱり学内を工事車両が走るということは絶対だめですよという形で、これはだめなんだなということは理解しておりました。
それと、駐車台数の件ですが、当初は大体センター周り100台ぐらいの駐車場をということで考えております。若干、数等につきましては、いろんな御意見もございますし、もう一度見直してみたいと考えております。
33:
◯鈴木繁雄委員 重ねて要望になりますけれども、ぜひ
公園、自然を生かした
公園をつくる場合には、やはり人と自然というものをいかに一体にするかという点を十分お考えいただいて、今後
与兵衛沼公園の
整備とか大堤のいろいろありますから、そういうことにもぜひ、人にやさしい何とかということを市長も言っているわけですから、言葉はスローガンではなくて、実際にやるときにぜひ生かしていただきたいというふうにお願いをいたしまして終わらせていただきます。
34: ◯副
委員長 ほかにございませんか。
35: ◯阿達孝治委員 前の
委員会で、
学校植林の
現状について調査を依頼しましたら
報告が出てまいりました。大変御苦労さんでしたと、こういうふうなことを言いたいんですけれども、
内容が不十分であります。私が若いとき刈り払いに行ったりしたようなところは書いていない。これは現在の学校の先生
たちに聞いてもわからない人がいるんだそうです。ですから、これについては今後もっとやはり調査する必要があるというふうに思います。
それで私が言いたいのは、
学校植林として植えっ放しの状態でそのままにしておいたんでは、もう
本当に用材にもならないし、緑政にもならなくなってしまっている状態があるということでありますので、これは教育
委員会と相談をして、将来の
管理については、
仙台市の
緑地行政の
一つとして検討しなくてはならないんじゃないかというふうに思うんで私は聞いているんですよ。
ですから、これを再度教育
委員会に、不十分と言われましたというようなことでもう一回調査を依頼すると同時に、これは将来の方向について検討をする、積極的な前向きな検討が私は必要だと思うんですが、これは局長、どういうふうに考えていますか。
36:
◯建設局長 やはり
学校植林は
学校植林としての意義があって学校でこういった
分収林を経営しているわけでございます。したがいまして、今委員おっしゃるように、言ってみれば植えっ放しといいますか、植えた後の維持
管理がされていないということでは、私は当初の目的が果せないのではないかと思いますので、その辺についてはむしろ学校自体が、あるいはPTA、生徒ともども植えた後の維持
管理も継続してやっていただくと、その辺のお手伝いは私ども市有林を
管理している立場から、そういったノウハウもございますし、学校教育
当局と一緒になってそういう適正な
管理ができるように、教育の方とも協議をして進めてまいりたいと、このように考えております。
37: ◯阿達孝治委員 具体的な
お話を申し上げますと、
仙台市に合併してから新川分校というところが新設されました。そこで
学校植林を前に植えていたものですから、その目的が教育の
整備のためにということでこの
学校植林をやっているわけですから、それであれを切って何かにしようということで見てもらったそうです。
そうしたら、業者が、
道路をつけてもらうならばただで切ってあげますというのがお答えだったんだそうですよ。全然価値がないと、こういうのが実際のようでありまして、すっかり
管理していた立派な木でさえも現在は値段としては非常に安いような状態でありますから、手入れもよくされていないとすれば、やはりこれは将来の
管理については考えなくてはならないと。
本当にノウハウについては、今局長にお答えいただきましたように、技術があるわけですから、それらについても、やはりこれは積極的に取り上げていくようにすべきというふうに思いますので、そのような検討をしていただきたいと思います。お答えは要りません。
38: ◯横田有史委員 先ほどの鈴木委員のに関連して伺っておきますけれども、
最初に、
管理施設、それから
幹線園路については
計画中というふうになっているのが
前回出されました
資料の中身になっておりますが、この
計画中というのは、どういう段取りというんですかね、今は
設計中だという話もありましたけれども、具体的には
実施設計がいつまでで、そしてその先どうなるのか、その辺の
計画の中身を少し。
39:
◯公園課長 前回の御
説明の中では、一応6メートル幅員の
幹線園路というところまで
お話し申し上げまして、現在の作業状態でございますが、現在は
実施設計をこの秋までに終わらせて、そしてその後発注の形をとりたいというつもりで予定作業を進めております。
建物につきましては、来年
設計いたしまして
平成8年の施行になるというような予定でございます。
40: ◯横田有史委員 わかりました。
それで、私もこの間改めてわんぱく広場のわきを歩いてみたんですが、あのわんぱく広場のわきは
砂利道に
つくりましたね。私もたまたま革靴のままで行ってみたものですから、そのせいもあるのかどうかわかりませんけれども、ズックでもとても歩けないだろうと。細い
砂利のせい、つまりくず石ですよね。角石というんですか、切った石なんですね。坂道をずっと下っていったんですが、帰りはとても歩けないし、やっぱりそのあり方というんですかね、
砂利道でああいう坂道をつくるということ自身、とても私はなじまないなというふうに思ったんですが、その辺は実際にできてみてどうお感じでしょうか。
41:
◯公園課長 今
お話しの
砂利道の件でございますが、昨年までは大きな採石が敷いてありまして、最近5ミリぐらいの細かい
砂利を敷いてかなり歩きやすくはなったんでございますけれども、私
たちもああいう道の場合は、やっぱりもうちょっと歩きやすい方法はどんなふうなものがあるかなと、ちょっと今悩んでいるところでございます。
42: ◯横田有史委員 そうなんだと思うんです。つまり山道を
人間が歩くという
状況で考えていけば話は別なんですが、林道建設だとああいう方式をとりますね。ですから、林道というとやっぱり車両が相手なんですね。つまり木材の運び出し等を相手にする。ところが、ここはあくまで森林
公園ということで散策を中心に考えるということになりますと、そういう
設計、施行のあり方ということについては、やっぱり疑問視せざるを得ないなというふうに思ったわけです。
それから、先ほどの鈴木委員とのかかわりで
伺いますけれども、改めて今地元の住民の中で大きな運動が起こってきております。既に集まっている署名が
600名ということで、大体
青葉台の住民はほぼ100%近い署名という
状況だそうですから、そういう地元の人
たちが
本当にこの森をどうするんだと、守ってほしいと、そういう思いで運動を始めたという今の時点に
当たりまして、やっぱり全体を見直してみることが大事だろうなというふうに思っているんです。
一つは、
緊急車両の問題で言われましたが、そのために消防ヘリなんかも導入しているわけですから、消防車を必ず入れなければならないのかという問題についてもひとつ検討の余地があるだろうと。
それから、
道路で宮教大との折衝の問題がありますけれども、これはまた別な問題になりますけれども、宮教大のわきをいわば教育養成所、研修センターに向かう直接の
道路が突然去年できたわけでありまして、これは県でつくったわけですけれども、その接点で考えていきますと、研修センターの横からこの
公園に接近できる道は当然できるわけであります。
発想として、この森の一番奥に駐車場をつくるという発想自身をやっぱり見直す必要があるんじゃないかということが私は
一つの思いです。
管理棟についても、当然これから
青葉山ジャルダンの方とかいろんな方向に
計画を前進させていくという
状況の中で、これまた
公園全体の真ん中というか、一番奥に
管理棟をつくることの是非の問題、この問題も含めてやはり全体として思い切った見直しが今必要なんじゃないかというふうに思います。
24日に、市長と地元の人
たちが話し合いをやるという
状況にもなっている
現状のようでありますから、今改めて、先ほどお示しにありましたように、
最初いわゆる
専門家に依頼してつくったプラン、これを徐々に自然になじむようにということで少しずつは手直しなり検討なりはなさってきたんだろうと思いますけれども、今改めてこの
青葉の森のあり方について、全体的に思い切った
計画的な見直しをすることも含めて再検討する絶好のチャンスなんだろうというふうに思うんです。その点では、
計画を思い切って見直すことについては、勇気を持つことが今必要だというふうに思いますので、その辺、今しょっちゅう歩いている方々ないしは地元の山をよく知っている方々、こういう人
たちの意見にも十分に耳を傾けて
計画を練り直すことが大事なんではないかというふうに思います。
それからもう
一つは、8年ほど前に出されております、いわゆる
青葉山の学術調査ですね、
環境調査、これが出ております。これには
生態系としてかなり貴重な
生態系があります。このときに、この中心にいわゆるGとして、
幹線園路を6メートル幅で、しかも
舗装でつくるということによっての
生態系への
影響、この問題についてはかなり真剣に検討してみる必要があるだろうと。先ほど
審議会のいろんな意見もそれはそれで伺っておりますが、前の学術調査との
関係で、
生態系にどういう
影響が生ずるのか、この問題も含めて検討することが必要ではないかというふうに思います。
以上、私何点か今触れさせていただきましたが、
市民の中からこの
青葉の森をどうつくっていくのかということでいろんな意見や運動が起こっている時期でありますから、改めてそうした問題も含めて、市長の意見も含めて全体的に今後の進め方について再検討を求めたいというふうに考えております。
なお、私も指摘されて気がついたんですが、実はわんぱく広場に使っているあの木製遊具というのは、県内に何カ所か同じのがあるんですね。私、行っていないから確証としては言えませんけれども、実際に同じ構造のが輸入業者からあったんでしょうか。つまり一斉に自治体に売りつけられた、それを幾つかの自治体で導入したというのがどうも
経過だろうというふうに思います。
そういうことも考えますと、
本当に
仙台らしさという点を考えてみますと、改めてこの
青葉の森の全体
計画のあり方について、ぜひ真剣な見直しが必要だというふうに思いますが、その辺についての御見解を最後に伺っておきたいというふうに思います。
43:
◯建設局長 この
青葉の森の全体
計画の見直しということで何点か
お尋ねがございましたけれども、
公園課長からこれまで
お話し申し上げましたように、私どもは当初の
基本計画は
計画として持っておりましたけれども、こういった時代でございますので、やはりそれに沿った見直しをかけるということで、現在の
計画をまとめたわけでございます。
いろんなこういった自然に関心をお持ちの方々が、いろんな
お話、あるいは先ほど
お話のございました署名等の問題、あるいは市長にお会いして要望ということも聞いておりますけれども、その
内容を一応見させていただきますと、当初の
基本計画を見て議論がなされている部分もございます。そういったことで、市長にお会いする機会に、私どもの
考え方も十分御
説明をして納得をいただきたいというふうに思っております。
細かいことでございますけれども、先ほどのパーキングを一番奥という
お話がございました。これは委員御存じのように、今回の
計画区域は、あの宮教大の奥の約10ヘクタールを除いたすべては
保存緑地でございますから、その
保存緑地を大規模な
形状変更をして駐車場をつくるというわけにもまいりませんし、もちろん
管理施設等もつくれないだろうということで、
保存緑地でない、いわゆる市街化区域であった半造成の用地を
取得をして、そこにそういった
施設を集約して、多少利用に不便であっても、そこに来ればいろんな休憩、あるいは楽しみ、そういったものができるものにしようということで土地を購入して、意識的に奥につくるというわけではございませんで、やはりそういった自然の
形状を考えての
施設計画ということを考えておるわけでございます。
また、学術調査、こういったものも私どもは
環境影響調査もやってございますし、その辺については
審議会の方の御注文もございますから、十分配慮した
設計にしていきたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
44: ◯横田有史委員 蛇足になりますけれども、100歩譲って、その
保存緑地外のところに
管理棟と駐車場をつくるにしても、接続
道路、要するに中心部を全部流していくわけですね。しかも起伏が激しいところに6メートル
道路を
つくりますと、横の周辺の切り崩しや、あるいは切り上げの範囲というのは、これは非常に大きくなるんですよ。起伏が激しいだけにそういう、真ん中にここに何カ所か谷が入っていますから。ですから、そこに6メートル
道路をつくっていくこと自身がどれだけ全体の
形状に変更を与えることになるのかということをやっぱり考える必要があるだろうというふうに思うんです。
ですから、百歩譲ったとして、例えば先ほど言った宮教大のわきにわざわざつくった大きな
道路、あれの接続は考えられないのかとか、そういう問題を含めて全体の見直しをやっぱりぎりぎりまで努力すべきだというのが意見ですので、ひとつ踏まえておいていただきたいということを申し上げて意見としておきたいと思います。
45: ◯副
委員長 ほかにございませんか。